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09月25日-05号

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  1. 行橋市議会 2020-09-25
    09月25日-05号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    令和 2年 9月 定例会(第4回)         令和2年9月第4回行橋市議会           定例会会議録(第5日)1 日 時 令和2年9月25日(金)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 松 尾 一 樹             次 長 今 川   奨            議事係長 笠 岡   豊            庶務係長 吉 兼 三 佳             書 記 中 野 博 一             書 記 今 井 陽 介 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり     令和2年9月第4回行橋市議会定例会議員出席表[第5日]                      令和2年9月25日(金)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │小 見 祐 治│ ○ │ │ 11 │小 原 義 和│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │矢 野 潤 一│ ○ │ │ 12 │西 岡 淳 輔│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │西 田 憲 司│ ○ │ │ 13 │大 池 啓 勝│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │小 堤 千 寿│ ○ │ │ 14 │澤 田 保 夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │田 中 次 子│ ○ │ │ 15 │藤 本 廣 美│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │瓦 川 由 美│ ○ │ │ 16 │鳥井田 幸 生│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │藤 木 巧 一│ ○ │ │ 17 │田 中 建 一│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │井 上 倫太郎│ ○ │ │ 18 │二 保 茂 則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │小 坪 慎 也│ ○ │ │ 19 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │工 藤 政 宏│ ○ │ │ 20 │德 永 克 子│ ○ │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘             令和2年9月第4回行橋市議会定例会[第5日] 地方自治法第121条により出席した者                                 令和2年9月25日(金)┌───────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│    職 名    │  氏  名  │出席│    職 名    │  氏  名  │出席│├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長         │田 中   純│○ │国保年金課長     │鹿 島 美智子│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │橋 本   晃│○ │地域福祉課長     │上 田 直 美│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長        │長 尾 明 美│○ │障がい者支援室長   │土 井 誠 之│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長公室長      │鶴   裕 之│○ │子ども支援課長    │廣 津 好 春│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長       │鹿 島 英 樹│○ │生活支援課長     │岡 田 公美子│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長       │穴 繁 利 雄│○ │介護保険課長     │黒 田 純 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長       │木 野 雅 博│○ │土木課長       │岩 間 薫 朋│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長     │和 田 雄 二│○ │都市政策課長     │林   善 弘│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│産業振興部長     │山 門 裕 史│○ │PA事業推進室長    │土 肥 正 典│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境水道部長     │有 松 正 一│○ │建築政策課長     │岩 本 秀 夫│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│会計管理者会計課長 │池 永 正 行│○ │農林水産課長     │西 村 佳 明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長       │米 谷 友 宏│○ │商業観光課長     │田 邊 正 典│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長        │髙 橋 一 文│○ │企業立地課長     │上 田   純│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│秘書課長       │土 肥 麻 紀│  │上水道課長      │井 藤 岳 彦│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │池 上 国 浩│  │下水道課長      │加 来 和 喜│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │中木原 崇 久│  │環境課長       │宮 下 義 幸│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長       │西 川 雅 隆│  │環境課事業所長    │井 上 淳 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│防災危機管理室長   │末 松 久 典│  │選挙管理委員会事務局長│中 村 愛 晴│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長     │松 本   隆│  │農業委員会事務局長  │岡 野 雅 幸│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長     │増 田 昇 吾│  │監査事務局長     │渡 辺 浄 美│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│財政課長       │真 田 幸 典│  │教育総務課長     │吉 本 康 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長     │末 次 真 樹│  │教育総務課指導室長  │山 本 有 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長     │上 村 幸 司│  │学校管理課長     │橋 本   明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権政策課長     │岡 田 正 二│  │防災食育センター長  │木 村 君 彦│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│税務課長       │山 本 修 司│  │生涯学習課長     │川 中 昌 哉│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合窓口課長     │中 村 浩 行│  │文化課長       │辛 嶋 智恵子│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民相談室長     │井 上 栄 輔│  │スポーツ振興課長   │門 司 康 宏│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収納課長       │野 本   誠│  │消防本部総務課長   │五反田 幸 治│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│債権管理課長     │吉 田   実│  │           │       │  │└───────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘            令和2年9月第4回行橋市議会定例会              議  事  日  程[第5日]                             (令和2年9月25日)日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決(文教厚生委員長) 1 議案第62号 行橋市通学路の安全確保に関する条例の制定について 2 議案第64号 行橋市複合文化施設条例の一部を改正する条例の制定について 3 議案第90号 行橋市立小中学校タブレット等機器の取得について(総務委員長) 4 議案第63号 行橋市男女共同参画センター設置条例の一部を改正する条例の         制定について(建設経済委員長) 5 議案第65号 行橋市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一         部を改正する条例の制定について 6 議案第89号 行橋市自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正         する条例の制定について(各常任委員長) 7 議案第66号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について(文教厚生委員長、総務委員長) 8 議案第91号 令和2年度行橋市一般会計補正予算(第6次)について(建設経済委員長) 9 議案第67号 令和2年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計補正予算につい         て 10 議案第70号 令和2年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正予算について 11 議案第72号 令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について 12 議案第73号 令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について(文教厚生委員長) 13 議案第68号 令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予         算について 14 議案第69号 令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算について(総務委員長) 15 議案第71号 令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について(各常任委員長) 16 議案第74号 令和元年度行橋市一般会計歳入歳出決算の認定について(総務委員長) 17 議案第75号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に         ついて 18 議案第80号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定         について(建設経済委員長) 19 議案第76号 令和元年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計歳入歳出決算の         認定について 20 議案第79号 令和元年度行橋市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認         定について 21 議案第81号 令和元年度行橋市水道事業会計決算の認定について 22 議案第82号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計決算の認定について 23 議案第83号 令和元年度行橋市水道事業会計未処分利益剰余金の処分につい         て 24 議案第84号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計処分利益剰余金の処分         について(文教厚生委員長) 25 議案第77号 令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計歳入歳         出決算の認定について 26 議案第78号 令和元年度行橋市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につい         て(総務委員長) 27 議案第92号 行橋市安全安心のまちづくり条例の一部を改正する条例の制定         について日程第2 議案に対する質疑、採決 1 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について 2 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について 3 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦について日程第3 議会閉会中の所管事項調査要求   (別紙所管事項調査表のとおり)日程第4 会議録署名議員の指名               令和2年9月25日(5)               開議 10時00分 ◎議会事務局長(松尾一樹君)  おはようございます。開会前に御報告いたします。 去る9月11日に文教厚生委員会が開催され、西岡淳輔議員より文教厚生委員会委員長の辞任の申し出があり、行橋市議会委員会条例第10条の規定に基づき、文教厚生委員会において許可をいたしております。これに伴い、文教厚生委員会委員長に、田中建一議員が互選されています。 以上でございます。 ○議長(澤田保夫君)  おはようございます。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきまして、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告を願います。 議会運営委員会委員長。 ◆7番(藤木巧一君)  おはようございます。先刻、議会運営委員会を開き、本日の議事日程について協議を行いましたので、その結果を御報告申し上げます。 日程第1として、審査終了事案の上程を行い、各委員長の報告を受けた後、質疑、討論、採決を行います。今回、審査が終了した旨、報告されているものは、議案27件であります。 日程第2として、本会議4日目に上程されております人事案件3件に対する質疑、採決を行います。なお、この人事案件の採決方法は、議会運営委員会の申し合わせにより、無記名投票で行うことといたします。 日程第3として、議会閉会中の所管事項調査要求を議題といたします。 日程第4として会議録署名議員の指名を行って閉会といたします。 なお、次回定例会の招集告知日は、令和2年11月24日火曜日、招集日は、令和2年12月1日火曜日の予定で執行部との調整を行いましたので、議員並びに関係各位の御承知のほど、よろしくお願いいたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。 日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。各委員長から審査が終了した旨、報告がなされているものは、お手元配付のとおり議案27件であります。これを一括上程し、議題といたします。 はじめに、議案第62号、議案第64号、及び議案第90号の計3件について、一括して、文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  おはようございます。報告に入る前に、この度、文教厚生委員会委員長に、私、田中建一が互選されましたので、議員各位の御協力をお願い申し上げます。それでは、文教厚生委員会に付託されました、議案第62号、議案第64号及び議案第90号の計3件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。はじめに、議案第62号 行橋市通学路の安全確保に関する条例の制定について、本案は、通学路等において、工事を実施しようとする際、あらかじめ工事の期間、及び内容を学校等に通知することを努力義務として課すことにより、学校、及び教育委員会と地域の関係機関等が円滑に連携を図るとともに、必要に応じて通学路の変更等の措置を講じるなど、通学路における児童生徒の安全を確保するため、今回新たに条例を制定しようとするものであります。 なお、施行日は、公布の日となっております。 審査の中で委員より、条例中、概ね1,000メートルの範囲内にある通学路とした根拠について質したところ、担当課より、交通安全施設等整備事業の推進に関する法律施行令第4条にある通学路の規定によると、小学校等の敷地の出入り口から1キロメートル以内の区域と定義されている。一方で、学校や教育委員会が通学路における所有権や使用権等の権限を有するものではないことから、前述の法令等の規定も鑑みて、通学路の全てを対象とするのではなく、比較的多くの児童生徒が通る1,000メートルという距離を基準として設定したものである、との答弁を得ております。 続けて、委員より、今回新たに条例を制定しようとする特段の理由について、質したところ、担当課からは、既存の行橋市安全安心のまちづくり条例については、犯罪、事故、災害から市民の安全を確保するもので、あくまでも総論となる基本理念をうたった条例となっており、その中のひとつとして、子どもたちや高齢者に配慮する施策を実施する旨が規定されていると理解している。条例の制定に至った経緯としては、先般、6月定例会において提出された請願が、通学路の安全確保を求めるものであったためである。また、あくまでも、努力義務としているが、事前に周知してもらうことによって、学校あるいは教育委員会が地域と連携して安全対策を講じることができる点を踏まえても、事故を未然に防ぐことを中心としているところは、今回上程した一番肝心となる部分である、との回答を受けております。 審査終了後、取りまとめの前に、教育長に入室を求め、本条例に対する教育長としての所見を確認いたしました。第1に、子どもたちの安全を最優先するという考えが大前提であること。 第2に、先般、6月定例会において、通学路の安全確保を求める請願が提出され、本会議において、全会一致で採択されたことを非常に重く受け止めていること。提出された請願の中には、地元に対し、工事内容等の周知が事前になされておらず、また、必要な安全対策が講じられていなかった、という実態があった。今後においては、対応の遅れを生じさせないためにも、また、子どもたちの安全は地域で守る、というところも考慮したうえで提案するに至ったものである、との答弁を得ております。以上のことを踏まえたうえで、取りまとめの際、委員からは、次のとおり意見が出されております。まず、請願について、本来、安全であるはずの通学路において、児童等が登下校中に事故に遭うことは、絶対にあってはならないこと、と捉えるならば、今回の該当する道路に限ったものではなく、全校区、どこの通学路においても、共通して言えるものと考えられるとの思いから、文教厚生委員会としては、委員全員一致で採択したものであると認識しており、今回、学校の敷地境界線から概ね1, 000メートルの範囲内と基準を設けることに対しては疑義が生じる。 また、努力義務とはいえ、本条例で義務を課すことによって、各関係機関に大変な負担を強いることになり、さらに言えば、交通安全に関しては、子どもたちだけの問題に限らないのではないか、との意見が出されております。 一方で、委員の中には、子どもたちの通学路に関する条例を今定例会において採決を行うことは尚早であり、継続して慎重に審査すべきではないか、との意見も出されておりましたが、既存の行橋市安全安心のまちづくり条例では、基本理念として、市、市民及び事業者が、それぞれの役割を自覚し、相互理解のもとに協働して推進しなければならず、またその中には、市の責務、市民の責務、事業者の責務がうたわれており、当該まちづくり条例で包含できると考えられるため、個別に条例を作る必要はないのではないか。一度、白紙に戻し、子どもたちに限らず、行橋市民にとって、より良いものを作っていくべきである、との結論に至っております。次に、議案第64号 行橋市複合文化施設条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、図書館の移転に伴い、コスメイト行橋にあった旧図書館の空きスペースを活用するため、市民等が利用できる講座室、及びギャラリーを新設するにあたり、施設を使用する方に一定の施設使用料を負担していただくため、当該条例中に料金表を追加しようとするものであります。なお施行日は、令和3年4月1日となっております。最後に、議案第90号 行橋市立小中学校タブレット等機器の取得について、本案は、市内の全小中学校17校に配付するタブレット機器3,012台、及び周辺機器の取得について、去る8月27日に指名競争入札が執行され、その結果、株式会社ウエムラが、1億4559万5076円で落札いたしましたので、行橋市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例、第3条の規定に基づき、財産の取得について議会の議決を求めようとするものであります。 審査の中で委員からは、今回のタブレットの導入にあたり、1人1台端末が実現されるため、児童生徒が普段、自分の筆記用具を使う感覚と同じように、配付されるタブレットについても大切に活用していただくとともに、インターネットなど快適に学習できる環境整備を行っていただく必要があるのではないか、との意見が出されております。 また一方で、教員に対しては、効果的あるいは効率的にICT機器を活用して授業や校務が遂行できるよう、ICT支援員の全面協力のもと、偏りなく、技術面、及び運用面のサポートを行っていただきたい、との要望が出されております。審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第62号につきましては、委員、賛成なしで、否決すべきであると決しました。また、議案第64号、及び議案第90号の計2件につきましては、いずれも委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第62号 行橋市通学路の安全確保に関する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、否決であります。これより、原案についての可否を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立少数であります。よって議案第62号は、否決されました。 次に、議案第64号 行橋市複合文化施設条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、田中次子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。田中次子議員。 ◆5番(田中次子君)  議案第64号 行橋市複合文化施設条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党を代表し、反対討論を行います。 これは、複合文化施設、コスメイト行橋の旧図書館部分の空きスペースを、市民の利用できる講座室やギャラリーとして活用するにあたり、条例中に料金表を追加するもの、と説明がありました。条例の別表1、第9条関係、改正後の施設料金表では、講座室の使用料、9時から13時までが2, 320円、13時から18時が3, 090円、17時から22時までが5, 030円となっています。ギャラリーについては、同じ時間区分で、午前2 , 490円、午後3, 320円、夜間5, 400円です。冷暖房使用料は別途1時間あたりそれぞれ必要になります。それでは、例えて行橋市中央公民館と比較を行ってみます。行橋市中央公民館の大会議室は、床面積が297平方メートル、220名の定員となっていますが、夜間の利用は3, 740円です。これに対して190平方メートルの広さしかないギャラリーは5, 400円と、非常に高くなっています。なお、市外の方の使用料については、中央公民館大会議室5, 610円に対して、ギャラリーは8, 100円となっています。さらにその金額差が広がっています。これでは利用したくてもできないのではないでしょうか。今回、旧図書館部分の空きスペースに設ける、講座室・ギャラリーの使用料は、中央公民館等などと比較して、大変高い金額設定となっています。市内に、こうした市民が活用できるスペースができることには賛成の立場ですが、その使用料の設定については、市民の皆さんが気軽に利用できることを十分に考慮し、慎重に行うべきです。特にコロナ禍の今、公共施設の利用についても制限が多く、市民活動に大きな影響が出ています。文化の振興、文化芸術の推進、様々な市民活動での利用促進を図ることを目的とするならば、この使用料は見直すべきと考え、料金表の追加に反対をするものです。以上、反対討論とします。 ○議長(澤田保夫君) 討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第64号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号 行橋市立小中学校タブレット等機器の取得について、委員長報告に対して、御質疑はありませんか。 德永議員。 ◆20番(德永克子君)  委員長にお尋ねいたします。まず、このタブレットについて、保守点検、そして不具合の場合の対応が、どのような契約になっているんでしょうか。 それから、これまでも学校で使用しておりますけれども、これのものと同一機種なのか、使い方は同じようになっているのでしょうか。 それから3点目ですが、これは何年間使用する予定になっているのか、以上3点、お尋ねいたします。 ○議長(澤田保夫君)  文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  いま德永議員から質問がありました、具体的な機器の使用期間等の内容についての議論は、出ておりません。 ○議長(澤田保夫君)  德永議員。 ◆20番(德永克子君)  それでは、委員長、執行部のほうから説明をしていただけるようにお願いできませんでしょうか。 ○議長(澤田保夫君)  文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  どうしてもその内容については、德永議員、ここで執行部から説明が必要ですか。              (德永君「はい」の声あり)では、執行部のほうから、申し訳ありませんが簡単に説明をお願いいたします。 ○議長(澤田保夫君)  米谷教育部長。 ◎教育部長(米谷友宏君)  お答えさせていただきます。今回の契約、財産の取得につきましては、あくまでタブレットを基本といたします附属の接続機器等もございますが、買取りということで購入させていただこうと存じます。 この理由といたしましては、今回はGIGAスクール構想のもとで、国の補助事業を活用いたします関係上、現在、購入しておりますタブレット機器等につきましては、5年間のリース契約で購入させていただきました。今回につきましては、買取りでの契約ということでございまして、また保守点検等々につきましては、開始以降、また別途経費が生じてまいります。以上でございます。 ○議長(澤田保夫君)  いいですか。        (德永君「今までのものと同じものですか」の声あり)米谷教育部長。
    ◎教育部長(米谷友宏君)  基本的には機種自体は変わっておりませんけれども、購入年度に応じまして、現在、国の基準に準拠したかたちで販売されているものということで承知をいたしております。また一部、今回購入するものにつきましては、キーボード機能を持ったカバーを付けておりますので、現在、小中学校に配付しているものとは、全て同じということではございません。以上でございます。 ○議長(澤田保夫君)  德永議員。 ◆20番(德永克子君)  すみません。議会なので、委員会じゃないんですけれども、非常にちょっと問題のある説明だったものですから。 タブレットそのものは、私は反対するわけではないんですけれども、現場のなかで不具合が生じたときに、すぐ対応できるかどうかとかいうのが非常に困っている、という話を私は聞いておりますので、別途お金が後でかかるということですけれども、そういうものの万全な体制を取るということができますか。 ○議長(澤田保夫君)  米谷教育部長。 ◎教育部長(米谷友宏君)  お答えさせていただきます。現在、購入しているタブレット端末、また今回、購入しようとする機種に伴いましても、全て、一部予備機を若干数の準備をしておりますので、緊急事態には対応できるようにしておりますし、併せまして通常時のメンテナンスと申しますか、保守体制につきましても、現場での使用、子どもたち、また教師の使用に対しまして支障がないような体制は講じております。以上でございます。 ○議長(澤田保夫君) 質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第90号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第63号について、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君)  それでは、総務委員会に付託されました、議案第63号につきまして、審査の経過と結果を御報告いたします。 議案第63号 行橋市男女共同参画センター設置条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、本案は、現在、旧休日夜間急患センターにある男女共同参画センターをコスメイト行橋内へ移設するため、当該条例中に記載している住所所在地を変更しようとするものです。なお、施行日は、令和3年4月1日となっております。 審査の中で、委員より、移設後の旧休日夜間急患センターの使用用途について質したところ、旧休日夜間急患センターについては、昭和30年代に建てられており老朽化しているため、解体も視野に入れ、財政課と協議中である、との回答を受けています。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第63号につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第63号 行橋市男女共同参画センター設置条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第63号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第65号、及び議案第89号の計2件について、一括して建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第65号及び議案第89号の計2件につきまして、一括して審査の経過と結果を御報告いたします。はじめに、議案第65号 行橋市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは、水道事業認可変更に伴い、給水人口を6万人から6万4千人に増やし、給水区域を拡大するものであります。なお、この条例は、公布の日から施行し、令和2年4月1日から適用する、との説明を受けております。審査の中で、委員より、条例を改正する経緯、理由について質したところ、担当課より、井戸水を利用していた地域において、水質悪化により、上水道を通してほしい、との要望があった。現在の条例では、給水区域に入っていない地域に上水道を通すことができないため、給水区域を行橋全域に設定するものである、との答弁を受けております。答弁を受けて、委員より、地元からの要望に応じることは重要であるが、水道管の布設工事には莫大な費用が発生するため、工事を施工する際には、採算性についても、考慮していただきたい、との意見が出されております。意見に対して、担当課より、水道事業の運営には地元の協力が必須のため、より多くの方から水道管の引き込みに協力していただける地域から布設工事を施工していく、との答弁を受けております。次に、議案第89号 行橋市自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは新たに設置された平成筑豊鉄道、令和コスタ行橋駅自転車駐車場の追加及び新型コロナウイルス感染症の影響により、行橋市自転車駐車場における駐車料収入が不安定になり、指定管理者において、指定管理料を得ることなく管理運営を行うことが極めて困難になったことから、駐車料の取り扱いの変更に伴い改正するものであります。なお、この条例の施行日は、公布の日となっております。審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第65号及び議案第89号の計2件につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第65号 行橋市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第65号は、原案のとおり可決されました。次に、議案第89号 行橋市自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第89号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第66号について、各委員長から所管部分についての審査の経過並びに結果の報告を願います。 はじめに、文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  それでは、議案第66号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、文教厚生委員会所管部分の審査の経過と結果を報告いたします。今回の当委員会所管部分の補正は、9074万5千円の増額を行おうとするものであります。補正の主な内容について、まず、新型コロナウイルス関連の補正予算といたしまして、市内の小・中学校に配付するアルコール消毒液や、市内の体育施設等に配備する大型送風機のほか、行橋・京都成年後見センター内の相談室に設置する空気清浄機の購入等、感染症拡大防止のさらなる徹底を図るための経費として、合わせて509万3千円が増額補正されております。 また、生活支援対策として、感染症拡大の状況を踏まえ、休業等に伴う収入の減少により、住居を失う恐れが生じている方に対して支給する住居確保給付金405万円のほか、市内の医療機関等に対し支給する感染症対応支援給付金3717万円、さらに、市内の児童クラブや保育施設等における保育従事者などに対し支給する慰労金3475万3千円が、今回の補正により、それぞれ増額されております。 なお、これらの事業については、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主な財源として実施しようとするものであります。 続いて、その他の事業における補正の主な内容といたしまして、小学校のプログラミング教材等の追加購入にかかる経費として501万9千円、防災食育センター内に設置されているAEDの更新にかかる経費として64万3千円が、また、リブリオ行橋駐車場の環境整備にかかる経費210万4千円などが、それぞれ増額補正されております。 それでは引き続き、審査における質疑の主な内容、及び委員から出された意見や要望等について、報告いたします。 最初に、地域福祉課では、担当課より、医療機関等感染症対応支援給付金事業の概要について、新型コロナウイルス感染症対策により、地域医療体制の確保、及び維持に取り組む医療機関等に給付金を支給するもので、市内に106箇所ある病院、及び診療所に対しては、1事業所につき30万円を、また、50箇所ある薬局に対しては、1事業所につき10万円をそれぞれ給付しようとするものである、との説明を受けております。 これに対し、委員からは、対象となる医療機関等には、全て行きわたるよう、医師会ならびに関係機関との連携を図り、周知を行うとともに、今後も引き続き、地域医療の提供を維持していただくためにも、医療従事者等の感染防止対策や、発熱等の疾病対策など、給付金を有効に活用していただきたい、との意見が出されております。 次に、子ども支援課では、担当課より、保育関係従事者慰労金の概要について、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、感染リスクと不安を常に抱え、心身ともに負担がかかる中、強い使命感を持って業務に従事する保育従事者等に対し慰労金を支給するもので、保育従事者1人につき5万円を、また、その他職員1人につき3万円をそれぞれ支給しようとするものである、との説明を受けております。 これを受け、委員より、支給対象者の定義について質したところ、担当課からは、保育従事者については、主に保育士やサポートスタッフなど、保育に直接関わっている方としており、一方、その他職員については、保育に直接関わっていない、いわゆる事務職員等として定義をしている、との答弁を得ております。 次に、学校管理課では、放課後児童クラブ従事者慰労金の概要について、先ほど申し上げました保育関係従事者への慰労金と同様に、放課後児童クラブ従事者に対しても慰労金を支給するもので、保育従事者1人につき5万円を支給しようとするものである、との説明を受けております。最後に、生涯学習課において、担当課より、以前からリブリオ行橋の駐車場については進入経路が分かりにくいという意見を多く受けており、今回、案内看板や道路との境界線にフェンス等を設置しようとするものである、との説明を受け、審査終了後、現地調査に行き、状況の確認を行っております。 取りまとめの中で、委員より複数の要望が出されておりますので、次のとおり報告いたします。 まず、駐車場と道路の境界に設置しようとする工作物については、フェンスを設置するのではなく、例えば低木を植えたり、車止めを設置したりするなど、景観を損なわないような配慮を行うこと。 次に、リブリオ行橋玄関前に整備されたインターロッキングの破損を防ぐため、車の乗り上げに対する防止策を講じる必要があることは理解できるが、駐車場側にも車寄せのスペースを確保し、図書返却用のボックスを設置すること。 また、歩行者が駐車場と施設との往来を安全に行うため、市道に横断歩道を設置すること。さらには、中町の交差点からアクセスする車が、リブリオ行橋前の道路からも駐車場に進入できるよう、駐車場の入り口を増設することなど、利用者目線でのさらなる利便性の向上も考慮していただき、各関係機関との協議を行うこと。 以上のとおり、改善に向けた検討をお願いするものであります。採決の結果、議案第66号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、議案第66号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、建設経済委員会における所管部分の審査の経過と結果を御報告いたします。当委員会所管部分における補正は、4512万9千円の増額を行おうとするものであります。今回の補正の主な内容は、まず、農林水産課において、ふくおかの畜産競争力強化対策事業として、バルククーラー、搾乳ユニット 自動輸送装置購入費用、522万円が増額補正されております。次に、環境課において、みやこ町のし尿処理に係る負担金の確定に伴い、返還金が生じたことによる精算金として、1016万円が増額補正されております。最後に、都市政策課において、地域公共交通新型コロナウイルス感染症拡大防止対策支援事業等にかかる経費として、2974万9千円が増額補正されております。それでは、審査における質疑の主な内容、及び意見等について、御報告いたします。はじめに、農林水産課において、委員より、対象となる機械導入後の効果について、検証するのか質したところ、担当課より、県事業のため、主に県普及指導センターが検証を行うが、市も協議に参加し、検証を行う、との答弁を受けております。引き続き、委員より、市内にある畜産農家の現状・課題等について所管課として、今後もしっかりと把握していただきたい、との意見が出されております。次に、都市政策課において、委員より、平成筑豊鉄道への支援金額が決まった経緯について質したところ、担当課より、沿線市町村9自治体等で組織する平成筑豊鉄道推進協議会において協議した結果、沿線市町村支援分及び各自治体の負担金額を決定した、との答弁を受けております。答弁を受けて、委員より、今回の補正が新型コロナウイルス感染症の影響による減収分について支援するものであるならば、現在までの減収分を沿線市町村支援分として支出すべきではないか、と質したところ、担当課より、新型コロナウイルス感染症の影響により、財政状況が悪化したため、令和3年3月末までを見込んで沿線市町村支援金額を決定した、との答弁を受けております。引き続き、委員より、向こう10年で改善すると宣言したにも関わらず、新たに令和元年には負担金の増額をし、今回さらに沿線市町村支援金を要求してくる平成筑豊鉄道に対して、取締役会などにおいては代理ではなく、市長自ら出席し、財政問題には厳しく意見を述べ、経営向上に最大限の努力をしていただきたいと意見を述べていただきたい、との要望が出されております。審査終了後、取りまとめの中で、平成筑豊鉄道に対する支援については、当委員会として、事業の説明を受けた結果、4月、5月のたった2カ月の減収分をもとに令和3年3月までの減収分を算出する予算の組み方は根拠に欠けているのではないか。今回計上されている2000万円のうち、4月から現在までの支援金として1000万円は支給するべきであるが、残りの1000万円については、筆頭株主である福岡県の対応、コロナウイルス感染症の影響等を注視すると共に、減額見込額以上の利益が出た場合における返還の有無等を勘案し、現在のような不明確な状態で公費を支出することはいかがなものか、との意見が出されており、委員会総意として、以下のとおり附帯意見を付すことで意見がまとまっております。1つ、平成筑豊鉄道に対して、審査の中で指摘された事項及び附帯意見について書面にて通知すること。1つ、平成筑豊鉄道の抜本的な経営改善に向けた取り組みについて、行橋市として強く要望すること。1つ、残りの支援金1000万円については、十分な資料を提出すると共に精査、検討を十分に行い、その結果を委員会へ報告し、了承を得たうえで、予算執行にあたること。以上、3項目でございます。採決の結果、議案第66号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君) それでは、議案第66号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、総務委員会 所管部分における審査の経過と結果を御報告いたします。今回の補正予算は、国及び県の補助金の内示・決定に基づくもの、各会計における令和元年度決算によるもの、制度改正に伴うもの、その他緊急を要するものを踏まえて予算措置されています。歳入補正全体の概要についてですが、はじめに、国庫負担金では、住居確保給付金負担金が増額補正されています。次に、国庫補助金では、主に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が増額補正されており、そのほか、社会保障・税番号制度補助金や、社会資本整備総合交付金などが、それぞれ増額補正されています。次に、県補助金では、ふくおかの畜産競争力強化対策事業費補助金が増額補正されています。また、前年度分の精算による特別会計からの繰入金や、前年度一般会計の決算に伴う繰越金などが、それぞれ増額補正されています。続きまして、当委員会所管部分の主な歳出補正についてですが、はじめに、議会費では、議場施設整備事業にかかる経費が増額補正されています。次に、総務費では、市庁舎感染予防対策事業にかかる経費や、避難所等における感染拡大防止対策を図るための経費、また、情報システムコンサルタント事業、及び戸籍電算システム改修事業にかかる委託料のほか、財政調整基金積立金などが、それぞれ増額補正されています。次に、消防費では、新型コロナウイルス感染防止対策にかかる常備消防一般管理費や、消防庁舎等整備事業にかかる消防庁舎適正配置調査費が、それぞれ増額補正されています。なお、消防庁舎適正配置調査費につきましては、業務の工程上、年度内での完了が困難なため、繰越明許費として計上されています。また、諸支出金では、令和元年度決算に伴う繰越金の確定により、農業集落排水事業特別会計や地方卸売市場特別会計への繰出金が、それぞれ減額補正されています。これらの結果、補正額4億2126万1千円を増額し、歳入歳出予算総額を、それぞれ379億2844万6千円としようとするものです。 引き続き、審査における質疑の主な内容及び意見等について、御報告いたします。 はじめに、防災危機管理室では、委員より、災害にかかる避難所の定員の公表や避難所の空き状況のお知らせなどについて、市民に分かりやすく広報を行っていただきたい、との意見が出されています。また、避難に際しての持参品リストについては、誰が見てもすぐに確認ができるよう、例えば、防災マップにイラスト付きで掲載するなどの工夫をして、広く周知を図っていただきたい、との意見が出されています。次に、情報政策課では、はじめに、担当課より、情報システムコンサルタント事業についての説明を受けております。事業の概要につきましては、市民生活の利便性の向上や行政運営の効率化を目的とし、各課における課題の抽出を行ったうえで、システムのスリム化や統一、また、システム化されていない業務等のICT化などについて、専門的見地から調査検討を行う、との説明を受けています。それを受け、委員より、システムのスリム化や統一を行う上では、各課の業務把握や、各課との連携等多くのハードルがあり、全庁的に取り組む必要があると考えるため、情報政策課のみで事業を進めるのではなく、行政改革という大きな観点から事業に取り組んでいただきたい、との意見が出されています。 次に、総合窓口課では、システム改修委託料について、今回の補正は、マイナンバー制度に関連した国の法改正に基づくシステム改修であるが、マイナンバーの普及に関して一部に問題があることなど、制度自体に問題があるのではないか、との意見が出されています。次に、消防本部では、消防庁舎適正配置調査委託料について、委員より、消防庁舎の移転を検討する際は、防災の観点からも候補地の検討を行っていただきたい。また、苅田町・みやこ町との広域化の可能性も見据えたうえで調査検討を行っていただきたい、との意見が出されています。審査終了後、取りまとめの中で、委員より、防災危機管理室における防災用備品や消耗品等については、緊急時にすぐに使用できるよう準備をお願いしたい、との意見が出されました。採決の結果、議案第66号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、質疑、討論、採決を行います。議案第66号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、各委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より賛成討論の通告があっておりますので、これを許します。 德永克子議員。 ◆20番(德永克子君)  議案第66号 一般会計補正予算について、日本共産党を代表し、賛成討論をいたします。 本予算の大部分は、コロナウイルス感染症拡大防止のための支援事業などや、その関連事業です。これらは、市民が強く求めているものであり、さらなる拡大、増額が必要となっており、今後の国・県及び市の予算化を求めたいと思います。 なお、平成筑豊鉄道関係については、建設経済の委員長報告に100%賛同をするものです。 しかし、コロナ関連以外で問題点を指摘したいと思います。 ICTを活用した行政事務のデジタル化を進めるためのコンサルタント委託事業の予算、また国外転出者のためのマイナンバーカード利用促進のための住民基本台帳システム改修の予算が計上されています。国はICTの徹底的な活用を進めていますが、マイナンバーカードなど、経済界からの旗振りで進められております。情報は集積されるほど利用価値が高まり、攻撃されやすく、情報漏洩を100%防ぐ完全なシステム構築は不可能です。 個人本人が知らないまま民間企業が活用できるような官民データ活用推進基本法が2016年に成立をしています。ICTを100%否定するものではありませんが、慎重に取り扱うべきです。またマイナンバーカードについては、障がいを持つ方たちへの配慮や個人情報の保護の観点を重視すべきです。 以上、討論といたします。 ○議長(澤田保夫君) 討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する各委員長の報告は、可決であります。本案は、各委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第66号は、原案のとおり可決されました。会議運営上、ここで10分間休憩いたします。                休憩 10時59分                再開 11時10分 ○議長(澤田保夫君)  定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 先ほど、議案第90号 行橋市立小中学校タブレット等機器の取得について、取り扱いと申しましたが、取得について、でございました。訂正させていただきます。次に、議案第91号について、文教厚生委員長、並びに総務委員長から所管部分についての審査の経過並びに結果の報告を願います。 はじめに、文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  それでは、議案第91号 令和2年度行橋市一般会計補正予算第6次について、文教厚生委員会所管部分の審査の経過と結果を報告いたします。今回の当委員会所管部分の補正は、5211万9千円の増額を行おうとするものであります。補正の主な内容については、子ども支援課において、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した、インフルエンザ予防接種事業の実施にかかる経費5211万9千円が増額補正されております。これは、教育や保育現場などにおける新型コロナウイルス・季節性インフルエンザの同時流行を防ぐため、妊婦及び18歳以下の子どもを対象としたインフルエンザの予防接種について、費用の一部または全部を助成しようとするものであります。 その内容について、担当課より、1回の予防接種につき4,000円程度かかる費用を1,000円の自己負担、または生活保護世帯の方については無料で受けられるようにするもので、今回の予算計上にあたっては、積算根拠となる接種率を、妊婦は50%、子どもは80%が接種することを想定している、との説明を受けております。審査の中で、対象となる方への周知方法について質したところ、担当課より、ホームページや市報等での周知に加え、利用促進のパンフレットを作成し、保育施設等を通じて保護者に対する周知を図っていきたい、との答弁を得ております。これを受け、委員からは、新型コロナウイルス感染症がいまだ終息していない状況下において、発熱や倦怠感等、類似する症状の多いインフルエンザの予防に関心が高まっている。担当課の想定する接種率に近づくよう、また、医療現場の負担軽減のためにも、医師会等、関係機関との連携を緊密に行うとともに、周知徹底に努めていただきたい、との意見が出されております。審査終了後、取りまとめの中で、子どもたちに対するインフルエンザの予防接種助成事業の必要性については、複数の議員より、今定例会の一般質問も含め、以前から継続して提案がなされている経緯がある。このような状況も踏まえ、来年度以降においても事業の継続を検討していただきたい、との要望が出されております。採決の結果、議案第91号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君)  それでは、議案第91号 令和2年度行橋市一般会計補正予算第6次について、当委員会所管部分における審査の経過と結果を御報告いたします。今回の補正は、インフルエンザ予防接種事業として、新型コロナウイルス感染症が再び拡大する第2波が懸念される中、インフルエンザの流行を抑えることにより、医療機関の負担軽減を図るとともに、休校や学級閉鎖を未然に防ぐため、妊婦及び18歳以下の子どもを対象とした、インフルエンザの予防接種を1,000円の自己負担で受けることができるよう予算措置がなされています。歳入補正の概要につきましては、国庫補助金において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金として、5211万9千円が増額補正されています。 この結果、既定額に5211万9千円を増額し、歳入歳出予算額を、それぞれ379億8056万5千円としようとするものです。 審査の中で、委員より、本議案を議会当初での上程ではなく、追加提案となった経緯について質したところ、インフルエンザの予防接種に対する補助の必要性は感じていたが、他市の動向や内部協議に時間を要したため、今回、追加提案することとなった、との回答を受けています。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第91号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第91号 令和2年度行橋市一般会計補正予算第6次について、質疑を行います。各委員長報告に対して、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、これより採決を行います。本案に対する各委員長の報告は、可決であります。本案は、各委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第91号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第67号、議案第70号及び議案第72号から議案第73号までの計4件について、一括して、建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第67号、議案第70号、議案第72号及び議案73号の計4件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。はじめに、議案第67号 令和2年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、歳入の財源更正を行おうとするものであります。補正の内容といたしましては、前年度決算による繰越金の確定に伴い、27万3千円を増額補正するとともに、一般会計からの繰入金として、同額の減額を行おうとするものです。次に、議案第70号 令和2年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、歳入の財源更正を行おうとするものであります。補正の内容といたしましては、前年度決算による繰越金の確定に伴い、322万4千円を増額補正するとともに、一般会計からの繰入金として、同額の減額を行おうとするものです。次に、議案第72号 令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、資本的収入について9630万円を増額し、総額3億4141万1千円とし、資本的支出について財源更生を行おうとするものです。補正の主な内容としては、資本的収入では、企業債及び国庫補助金の増額補正、また、資本的支出では、配水設備費の工事請負費を1億1000万円減額補正し、同額を重要給水施設配水管事業費の工事請負費として増額補正を行おうとするものであります。 最後に、議案第73号 令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、福岡県との協議により企業債の限度額が増額になったことに伴い、公共下水道事業会計予算第5条に定めた企業債の限度額を増額補正するものです。補正の主な内容としては、資本費平準化債を、5830万円増額補正を行おうとするものです。審査終了後、取りまとめの中で、農業集落排水事業及び公共下水道事業については、経営状態が悪く、市の財政にも大きな影響が出ているため、今後の経営のあり方について検討していただきたい、との意見が出されております。採決の結果、議案第67号及び議案第72号につきましては、委員、全員一致で、また、議案第70号及び議案第73号につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第67号 令和2年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第67号は、原案のとおり可決されました。次に、議案第70号 令和2年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第70号は、原案のとおり可決されました。次に、議案第72号 令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第72号は、原案のとおり可決されました。次に、議案第73号 令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第73号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第68号から議案第69号までの計2件について、一括して文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君) それでは、当委員会に付託されました、議案第68号から議案第69号までの計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。まず、議案第68号 令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算について、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ170万7千円を増額し、予算総額を3799万4千円としようとするものであります。補正の主な内容は、歳入では、令和元年度の精算に伴う繰越金を、また、歳出では、令和元年度の精算に伴う一般会計繰出金、及び苅田町・みやこ町への負担金返納金を、それぞれ増額しようとするものであります。次に、議案第69号 令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算について、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ1億8261万4千円を増額し、予算総額を61億5414万1千円としようとするものであります。補正の主な内容は、歳入では、令和元年度の精算に伴う繰越金を、また、歳出では、令和元年度介護給付費等の精算に伴う基金積立金、一般会計繰出金及び国県支出金返納金を、それぞれ増額しようとするものであります。審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第68号から議案第69号までの計2件につきましては、いずれも、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第68号 令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第68号は、原案のとおり可決されました。次に、議案第69号 令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第69号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第71号について、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君) それでは、総務委員会に付託されました、議案第71号につきまして、審査の経過と結果を御報告いたします。議案第71号 令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算についてですが、今回の補正は、主に令和元年度決算に伴うものであり、歳入歳出、それぞれ1210万円を増額し、予算総額を11億4460万1千円としようとするものです。補正の内容としましては、まず、歳入においては繰越金を、歳出においては後期高齢者医療広域連合納付金、及び一般会計への繰出金を、それぞれ増額補正しようとするものです。審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第71号につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第71号 令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第71号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第74号について、各委員長から所管部分についての審査の経過並びに結果の報告を願います。 はじめに、文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君) それでは、議案第74号 令和元年度行橋市一般会計歳入歳出決算の認定について、文教厚生委員会所管部分における審査の経過と結果を報告いたします。今回の決算における所管部分の内訳は、予算現額147億9808万6千円に対し、執行済額142億2935万7374円、また、令和2年度への繰越額は1億577万6610円であります。ここで、繰越事業の内容について、報告いたします。まず、繰越明許費としては、小・中学校におけるICT環境整備事業などに伴う経費や、図書館及び視聴覚センター跡地活用事業に伴う経費について、いずれも年度内の完了が見込めなかったことから、令和2年度に繰り越されたものであります。また、事故繰越しとしては、保育施設等に配布するマスクや消毒液などの購入経費や、ウィズゆくはしの環境整備事業に伴う経費について、いずれも新型コロナウイルス感染症拡大の影響により年度内の執行が困難となったことから、同じく令和2年度に繰り越されたものであります。次に、令和元年度の当委員会所管部分における主な事業、または新規で行った事業について、報告いたします。はじめに、民生費では、社会福祉対策として、行橋・京都成年後見センターの開設に伴うウィズゆくはし内の改修事業や、生活困窮者への家計改善支援事業など、また児童福祉対策として、令和元年10月から実施された幼児教育無償化事業の実施に伴う経費のほか、老人福祉対策として、地域ケア複合センターの運営にかかる経費や、敬老行事への助成金などが執行されております。次に、衛生費では、健康づくり対策として、がん検診総合支援事業、特に昨年度は、40歳以上を対象とした大腸がん検診の無料化や、健診ウェブ予約事業などが実施されております。次に、教育費では、学校関係について、空調整備事業のほか、一昨年、平成30年6月に発生した大阪府北部地震によるブロック塀倒壊事故を受け、本市においても改修工事が実施されております。なお、これらについては、昨年度、全ての小・中学校において整備が完了している、との報告を受けております。次に、社会教育費では、図書館等複合施設の開館準備に要する経費のほか、福原長者原官衙遺跡保存事業の実施に伴う用地購入費などが、さらに保健体育費では、スポーツイベントの開催に伴う補助金や総合公園の環境整備にかかる経費などが執行されております。それでは引き続き、審査における質疑の主な内容、及び委員から出された 意見や要望等について、報告いたします。まず、はじめに教育総務課において、教育みらい検討事業、いわゆる学校規模適正化事業については、今後の行橋市の子どもたちを取り巻く教育環境を見据えた非常に重要な計画であると同時に、一方で繊細な問題であると認識している。基本計画の策定にあたっては、本市における将来の教育のあるべき姿を明確にしたうえで、その実現に向け綿密に計画を立てて実施するとともに、併せて進捗状況等については逐次報告するよう、 要望が出されております。次に、指導室において、コロナ禍での学校再開により、表面化しにくい心身の状態を把握するためにも、児童生徒に対するQU調査や教員などに対するストレスチェックを着実に実施するとともに、情報の共有化を図り、学校現場等におけるストレス軽減への打開策を検討していくべきではないか、との意見が出されております。 次に、学校管理課において、就学時健診の未実施項目については、医師会等、関係機関との協議を行い、優先度の高い項目から実施するなど、早期是正に努め、引き続き検討を行っていただきたい、との要望が出されております。次に、防災食育センターにおいて、担当課より、例年、猛暑による影響でセンター内通路の温度が連日40度を超えている、との報告を受け、現地調査で状況を確認しております。適切な温度管理を行うためにも、廊下の窓に断熱フィルムを設置するなど、早期に職場環境の改善を図っていただきたい、との要望が出されております。 次に、スポーツ振興課において、シーサイドハーフマラソン等の開催にあたっては、交通規制を行うことにより、住民の方の行動が制限されることになる。より満足度の高いイベントにするためにも、地域住民に対する一層の配慮など、市民目線でさらなる改善を図っていくべきではないか、との意見が出されております。次に、地域福祉課において、本市における、がん検診の受診率向上の推進は最重要課題と捉える一方で、若年世代は特に自覚症状がなく、受診に対する意識が薄いのではないか。がんの早期発見のためにも、検診の重要性を身近に感じてもらえるような周知方法について研究を重ね、さらなる啓発や広報に注力していただきたい、との要望が出されております。次に、生活支援課において、生活保護費全般では概ね減少傾向にあるが、このうち介護扶助費については増加傾向にあることを踏まえ、委員より、今後の生活支援の在り方について質したところ、担当課より、介護扶助費については高齢化によりさらに増大する可能性があると考えている。そのような状況の中で、本年度より、生活保護者に対し、保健師等と連携して個別で支援を行う健康管理支援事業を実施することとしており、将来にわたって、少しでも医療費や介護保険料の抑制につながるように多角的な視点を持って施策を検討していきたい、との答弁を得ております。これを受け、委員からは、ある程度の数字を努力目標として設定し、委託事業者と連携して目標達成に努めていただきたい、との意見が出されております。 最後に、介護保険課において、別棟で管理運営を行っている地域ケア複合センターの防火管理者の配置状況について質したところ、担当課より、原則、所属長が防火管理者を務めているため、センターに有資格者は常駐していない、との回答を受けております。これに対し、委員より、仮にセンターで火災が発生した際に、防火管理者が不在であることで対応の遅れが懸念される。施設の安全管理のためにも、当該センターにおいて、防火管理者を配置する必要があるのではないか、との意見が出されております。審査終了後、取りまとめの際に、委員より、教育委員会が指定管理を行っている施設について、一部団体に対し利用の制限をかけている事例が見受けられる、との報告がなされました。教育委員会には、指定管理者側から文書による通知や報告がなされておらず、把握できていなかったことが確認されております。これを受け、委員からは、本来であれば、指定管理者からの文書による通知等は当然になされているはずのものである。例月で行っているミーティングや仕様書を厳密に確認することなどで、指定管理者に対し適切な指導ができていたのではないか。今後は、詳細な事務のフローや要綱といった、相互に事務の確認ができるマニュアルを作成するなど、来年度以降の指定管理の更新に向けても早急に改善すべきではないか、との意見が出されております。採決の結果、議案第74号につきましては、委員、全員一致で、認定すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、議案第74号 令和元年度行橋市一般会計歳入歳出決算の認定について、建設経済委員会における所管部分の審査の経過と結果を御報告いたします。 当委員会、所管部分における決算の概要は、予算現額82億7458万5千円に対し、支出済額74億6685万403円であり、また、翌年度への繰越額は、3億1145万500円となっております。 繰越事業の主なものといたしましては、農林水産課における農村地域防災減災事業、沓尾漁港施設機能強化事業、下水道課における都市下水路ストックマネジメント支援事業、都市政策課における平成筑豊鉄道新駅建設事業、長井浜公園整備事業、長浜公園整備事業に要する経費となっています。次に、令和元年度の当委員会所管部分における主な事業または新規事業としましては、ハード事業として、道路維持、舗装工事や行橋停車場線の拡幅、図書館等複合施設整備事業における設計及び建設工事、長井浜公園の整備、市営住宅の改修整備、農道や水路等の補修整備、漁港の整備、災害復旧工事、西泉調整池築造工事などを実施しております。また、ソフト事業として、行橋夏祭りや産業祭の実施経費、プレミアム付商品券事業、企業立地交付金事業、し尿収集運搬委託などにかかる経費が執行されております。それでは、審査における、質疑の主な内容及び意見等について、御報告いたします。はじめに、農林水産課では、老朽化の進んでいる残りの農業倉庫33箇所の今後の計画について質したところ、担当課より、計画の策定にまでは至っていないが、解体若しくは払い下げをする方針である、との答弁がありました。答弁を受けて、委員より、時間が経つほど老朽化がさらに進み、災害等により部材の飛散、倒壊の危険性も高まるため、早急に処分計画を策定し、実行していただきたい、との意見が出ております。また、委員より、各種補助金については、一旦創設されると、その効果等が十分に評価・検証されないまま継続される傾向にあるため、費用対効果の検証を十分に行い、来年度の予算を作成する際には、補助金の見直し等、本当に補助金が必要なのかどうか、検証していただきたい、との意見が出されております。次に、商業観光課では、観光協会が任意団体から社団法人になってから市の負担金が倍増している原因について質したところ、担当課より、人件費が総支出の6割を占めていることが大きな原因だと考えられる、との答弁がなされました。答弁を受けて、委員より、人件費が高すぎる。市が補助金を交付している以上、今後の運営のあり方について、観光協会と協議するべきである、と意見が出されました。意見を受けて、担当課より、自主運営は難しいかもしれないが、それに近いかたちを目ざして、人件費の削減、事業収入の増加に向けた取り組みについて観光協会と協議していきたい、との答弁がなされました。次に、企業立地課では、調整池の浚渫をしても、また時間が経つと草が生えてくる。池の底にコンクリートを打ったほうが、何度も浚渫をするよりも工事費を抑えられるのではないか、との意見が出されました。意見を受けて、担当課より、コンクリートを打つと、工事費が割高になってしまうため、浚渫後は、調整池に水を張り、草が生えないように対策を講じている、との答弁を受けております。また、委員より、市が所有する工業団地がない中で、今後どのように企業誘致を行うのか、質したところ、担当課より、地元の不動産業者と協力し、誘致対象企業の要望に合う民有地を提案している。業種に関しては、現在、自動車関連の製造業が主流ではあるが、IT関連等も含めて企業誘致活動に取り組んでいる、との答弁がなされました。これに対して、委員より、企業立地課は2年前に職員が1人減らされ、現在、会計年度任用職員も含めて人員が3名しかいない。このような職員体制で企業誘致活動に力を入れているとは到底思えない。今後、積極的に企業誘致を推進するのであれば、職員体制を整えていただきたい、との意見が出されております。次に、環境課では、委員より、合併浄化槽の管理に必要な資格等を職員が取得することができる。こうした資格を取得し、業務に生かせば、市所有施設の合併浄化槽点検等も委託に出す必要がなくなり、大きな費用削減効果が見込めるため、ぜひ検討していただきたい、との強い要望が出されております。次に、建築政策課では、委員より、大橋団地において公共住宅管理人を雇用し、管理させているが、他の市営住宅にも管理人が必要なのではないか、と質したところ、担当課より、他の市営住宅に関しては、区や自治会に入っているため、その代表者が管理し、必要であれば行政に連絡していただける体制は整えている、との答弁を受けております。答弁を受けて、委員より、管理体制ができているのであれば、公共住宅管理人が行っている業務との違いについて改めて確認していただきたい、との要望が出されております。また、委員より、年数の経過した市営住宅には、風呂やエレベーターなどの設備がなく、入居者が入りにくい状況にあるため、入居者を増やすための取り組みを検討していただきたい、との意見が出されております。この他に、新たな市営住宅は建設せず、耐用年数を超えた市営住宅は退去後、順次解体していく方針を立てているが、今なお災害時に家屋が倒壊する危険性のある住宅に住んでいる市民の方もいるため、対応を十分に検討していただきたい、との意見が出されております。次に、土木課では、委託及び工事に出している事業について、仕上がりの悪い箇所がいくつか見受けらえる。業者選定時には、業務内容を適切に行える能力・技術・組織体制かどうかを確認し、業務完了後には入念に完了検査を行い、地元企業の技術力向上に努めていただきたい、との要望が出されました。また、委員より、道路の見回り中に危険箇所を発見した場合は、最優先で工事をしていただきたい。加えて、ごみの不法投棄等を見つけた場合は、担当部署に連絡し、情報を共有していただきたい、との要望が出されております。その他、緊急車両の通れない幅員2m以下の道路については、調査し、改善に向けた取り組みを早急に行っていただきたい、との要望が出されております。最後に、都市政策課では、長井浜公園整備事業用地購入費の算定方法について質したところ、担当課より、不動産鑑定を行い、それに基づいて単価を決定した、との答弁を受けております。答弁を受けて、委員より、用地単価及び物件移転補償費を算出する場合には、算出根拠を十分に照査し、説明責任の果たせる適正な金額を支出していただきたい、との意見が出されております。審査終了後、令和コスタ行橋駅の現地調査を行い、現状を確認する中で、隣地との境界について確認したところ、工事の際に撤去したままである、との説明があった。市発注の工事であるので、完了検査時にしっかりと検査し、業者に対して厳しく注意・指導していただきたい、また、本工事について、1つの契約でできるものを、意図的に2つの契約に分けており不自然だ、との意見が出されております。また、取りまとめの中で、大型事業が多数あるが、市の財政状況を、きちんと見極めたうえで、事業をどうするべきか、考えていただきたい、との意見が出されております。議案第74号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、可否同数となり、委員長の決するところにより、認定すべきではないと決しました。 以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君) それでは、議案第74号 令和元年度行橋市一般会計歳入歳出決算の認定について、総務委員会所管部分における審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、財政課より、令和元年度の一般会計における、歳入歳出それぞれの決算の概要について説明を受けています。 まず、令和元年度の歳入決算の総額は332億780万1618円で、前年度対比1.4ポイントの増、続いて、歳出決算の総額は326億4585万9964円となっており、前年度対比1.9ポイントの増となっております。 この結果、歳入歳出を差引した形式収支額は、5億6194万1654円の黒字となり、これから翌年度へ繰り越すべき財源であります5812万9千円を差し引いた実質収支額は、5億381万2654円の黒字決算となっています。 次に、歳入決算額の財源別の状況でありますが、まず、自主財源は約141億7642万円、構成比率は42.7%であり、前年度より7.5ポイント下回っております。この主な要因としましては、寄附金の減等によるものとなっています。 また、依存財源は、約190億3139万円、構成比率は57.3%であり、前年度より7.5ポイント上回っております。この主な要因としましては、国庫支出金の増等によるものとなっています。 一方、歳出決算額の性質別の状況でありますが、まず、義務的経費は、約147億2446万円となっており、構成比率は45.1%であり、前年度より約5億9900万円、率にして4.2ポイントの増となっています。 次に、投資的経費は約60億4346万円となっており、構成比率は18.5%であり、前年度より約28億8417万円、率にして91.3ポイントの増となっております。 以上の決算数値をもとに算出しました、令和元年度の財政指数では、実質公債費比率が5.4%から5.5%に増加し、経常収支比率が89.3%から91.9%に増加しております。それでは、審査における質疑の主な内容及び意見等について、御報告いたします。はじめに、市長公室秘書課では、委員より、スターコーンFMの広告の内容や放送時間について質したところ、担当課より、毎週月曜日から金曜日の朝8時10分から5分間、本市のシティインフォメーションを放送している、との説明を受けています。それを受け、委員より、市民がより聴きたくなるような工夫をし、放送内容のさらなる充実を図っていただきたい、との意見が出されています。次に、総務課では、委員より、職員の派遣に関して、その効果について質したところ、担当課より、経済産業省、及び財務省への派遣に関しては、本市の施策などに直接的な効果はないが、個人のスキルアップや国の施策などの情報収集に役立っている。また、東京事務所への派遣に関しては、企業誘致や移住・定住の促進など本市の情報発信という観点から見たときに一定の効果はあると考える、との回答を得ています。そのほか、京都大学への派遣に関しては、隔年で教育分野と農業振興分野に派遣しているところであるが、教育分野へ派遣した職員については、派遣終了後、教育委員会への配置を行い、一定の効果があると考えるが、農業振興分野へ派遣した職員については、派遣終了後、農業関係の職場に配置できていないため、今後、職員の力を最大限に発揮できるような職員配置を行うことが課題である、との回答を得ています。それを受け、委員より、派遣を行うにあたっては、本市にとって有益となるよう、明確な目的のある派遣をお願いしたい、との意見が出されています。また、職員の病気休暇について、担当課より、現在の病気休暇中の職員11名のうち大半は心の病である、との説明を受け、委員より、心の病などの病気休暇中の職員に対するフォローをしっかりと行っていただきたい、との意見が出されました。次に、防災危機管理室では、委員より、災害で避難所へ避難してきた方々や、災害に対応した職員に対して、事後の聞き取り調査等を行い、ニーズの把握に努め、今後の防災業務に活用していただきたい。また、大規模災害が発生した際は、市職員のみでの対応ができなくなることが想定されるため、普段から市民に対する自助の教育を行っていただきたい、との意見が出されています。次に、総合政策課では、委員より、ふるさと応援寄附金が、制度改正により大幅に減額となり、今後の収益は見込めないため、地域の特産品のPR等を含めた今後のふるさと応援寄附金のあり方を考えていただきたい、との意見が出されています。 次に、情報政策課では、委員より、システムの保守点検委託料について、更新を行う際は、十分な調査検討を行い、適正な料金設定に努めていただきたい、との意見が出されています。 次に、人権政策課では、委員より、他自治体における、高校生を対象としたデートDVの予防に関する出前講座が行われていることを受け、本市においても高校生等を対象とした人権研修を積極的に行っていただきたい、との意見が出されました。また、委員より、各団体、協議会に対する助成金について、大会や研修会が行われない場合、助成金は支出されないのかを質したところ、担当課より、助成金は、同和問題をはじめとする人権問題を解決するための大会や研修会等に参加するための旅費の一部に対しての助成であるため、大会等が開催されなければ助成金の支出はない、との回答を受けています。次に、消防本部では、委員より、現在の消防団員数が適正であるのかを質したところ、担当課より、現在の消防団員の定数が564名に対して、現員は525名であり、定数には達していないが、ここ数年530名前後で推移しており、消防団業務に支障が出るような不足は生じていない。しかしながら、団員の高齢化が進んでおり、若年層が少ないことが今後の課題である、との説明を受けております。審査終了後、取りまとめの中で、本市の経常収支比率が年々増加していることを受けて、今後の財政運営について、健全財政に努めていただきたい、との意見が出されています。採決の結果、議案第74号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、賛成多数で、認定すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、質疑、討論、採決を行います。議案第74号 令和元年度行橋市一般会計歳入歳出決算の認定について、各委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 小堤議員。 ◆4番(小堤千寿君)  建設経済委員長にお尋ねいたします。議案第74号の環境課の審査の中で、委員より、社会福祉法人の名前を出し、不適切な内容であるため、来年度以降の仕事を委託しないように、という発言があったと聞いておりますが、その事実はあったのでしょうか。 ○議長(澤田保夫君)  建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  小堤議員の質問にお答えさせていただきます。環境課の審査の中で、恐らく優先調達法の兼ね合いだと思うんですけども、いわゆる就労支援事業者に対して、草刈りの役務を随意契約しているというような中で、福祉的観点は分かりますが、いわゆる下請けに投げているんではないか、というような発言は確かにございました。 しかしながら法人名等については、そのような発言をしたという記憶は、私のなかにはございません。 ○議長(澤田保夫君)  小堤議員。 ◆4番(小堤千寿君)  ちょっとですね私のほうにも事業者の方から連絡がありました。担当課の方より事実確認があり、内容として議事録を拝見させていただいたんですけども、やはり発言のなかで個人名は出しませんけれども、この契約はやめてください、実態は全て下請けに出している、というような一部発言がありました。 委員長、具体的に根拠が示されないなかで法人名を出して、この法人が不適切なことをしているような発言を認められたのか。そこの所見をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(澤田保夫君)  建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  先ほど、私、記憶にはございませんでしたけども、いま小堤議員のほうから議事を起こしたなかで法人名を具体的に出したというようなことが確認できるのであれば、やはりそうした根拠が示されないようななかで、委員会の中で、そうした法人名を出すというのは、私としてもいかがなものかなというふうに思います。 私、委員長として、その場で、ちょっと記憶にはありませんでしたけども、訂正、あるいは発言の停止というのを求めなかったことに関しては、委員長として非常に申し訳なかったなと思っております。この場で陳謝させていただきます。申し訳ございませんでした。 ○議長(澤田保夫君)  小堤議員。 ◆4番(小堤千寿君)  委員長のほうからお話がありましたけども、各委員会でも決算には名前が載っておりますし、様々な今までも議論がされていると思いますけれども、やはり我々議員もしっかりと事実に基づいた責任ある発言の取扱いというのを各委員長にもお願いさせていただいて、こういった発言で法人の名誉であったり、業者、関係者の方々の名誉というものを著しく損なう可能性もありますので、我々しっかりと責任を持った発言と、また委員会での対応をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(澤田保夫君)  他にありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 德永克子議員。 ◆20番(德永克子君)  議案第74号 令和元年度一般会計決算の認定について、日本共産党を代表して反対討論をいたします。まず、財政規模ですが、歳入332億780万1千円、歳出326億4585万9千円ですが、これは過去10年間で最高額となります。市民の所得状況ですが、市民税の非課税の人は3万7990人です。4月7日の県知事選挙の有権者数が6万265人であり、有権者の63%は非課税です。総所得300万円以下のいわゆる低所得者は2万3504人で課税者の67.45%にあたります。1千万円を超す人たちは443人ですが、圧倒的に貧困層が多いと言えます。これらの市民の状況に見合った市政になっているのかどうか、それが問われています。 次に、若干の分析を行いながら意見を述べます。まず、歳入です。前年度に比較し、合計では4億6376万円ほど増額になっていますが、自主財源は落ち込み、依存財源が増えています。自主財源では、増額している主なものは繰入金、減額している主なものは寄附金です。繰入金の主なものは財政調整基金、約24億円、ふるさと納税基金、約8億4700万円、公共施設等整備保全基金、約1億5千万円です。寄附金の減額は、ふるさと応援寄附金です。依存財源では、国庫支出金は前年度より約16億円の増、市債は約9億円の増となっています。おおまかに言えば前年度までに蓄えていた財政調整基金とふるさと納税基金を取り崩し、国庫支出金と借金である市債によるものが本年度歳入の特徴と言えます。 基本である市税ですが、市民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税の合計収入は81億2436万7千円で、前年度より約6319万円の増額となっています。そのうち現年個人市民税は、前年度より増額となっていますが、一人あたりの金額は243円下がっておりまして8万4648円です。平均では所得が減っているということを表わしています。前年度多額であったふるさと納税です。18款寄附金として6250件、1億3669万3440円の収入ですが、前年度より約43億円の大幅な減額となっています。地場産の記念品・返礼品割合が3割以下となっていたものを、かつてこの点を指摘されると、市長は、国の的確な基準が曖昧なので行橋は行橋方式で行う、と述べました。 さて、収入の寄附金に対し経費8815万5271円です。その内訳は、記念品代、ふるナビ・ヤフー・ふるさとチョイスなどの手数料、及びふるさと応援寄附コールセンターなどへの委託料、通信運搬費などです。また、行橋市税の減収分は1275件、4829万8899円であり、差し引き実質収益額は23万9230円しかありません。職員の人件費などを勘案すると利益が上がっているとは言えない。そもそもふるさと納税の制度は、市税を多く持っている人が対象であり、非課税や低所得者には何の恩恵もない制度なのです。 次に、歳出についてです。款別では前年度比較をし、構成比で増額したもの、多い順から8款の土木費、3款の民生費、10款教育費、7款商工費、12款公債費ですが、土木費は断トツに増額幅が大きくなっております。前年度より減額になったものは、減額の多い順に2款の総務費、6款の農林水産業費です。 さて、8款の土木費ですが、前年度より約25億円増となっていますが、最大の理由は図書館等複合施設整備事業として約24億円、長井浜公園整備事業で約2億円、また平成筑豊鉄道の令和コスタ行橋駅の新設に伴う関連事業の590万円の支出があります。 行橋停車場線拡幅事業は、前年度より約1億円の増、また今川PA活用事業は約3500万円の増である5400万円の支出ですが、建設関係は本年度ストップとなっています。市民の大きな反対運動が起きた図書館等複合施設建設を巡っては、市民の声を全く無視した市長の強行的なワンマンぶりが批判を呼びました。また、契約相手先の行橋イノベーション株式会社は、記載された住所は架空のものであり、契約上も大きな問題点を持っていました。 長井浜整備事業は、公園としては多額のものであり、物件移転補償費など適正な価格であるのか疑問を持つものでもあります。平筑鉄道の新駅建設による市民のための事業効果は疑問であり、行橋市が執行した関連事業は随意契約ですが、事実上の計上が不自然なものと思われます。このような大型事業を行った一方、市民生活に直接関係をする道路維持費、都市下水路は前年度より引き下げとなっています。また、市民の要望のある市営住宅は、引き続き新規の建設はなし、耐用年数を大きく超え、災害時には危険となるような状態が続いています。 3款の民生費ですが、多額になったのは老人福祉費の地域介護福祉空間整備等施設整備事業補助金と児童福祉費です。児童福祉費総務費では、コロナ感染拡大防止事業、各保育園への補助金です。児童措置費は2019年10月よりスタートした幼児教育保育無償化に伴うもので、子育てのための施設等利用給付金、約1億4700万円です。いずれも国事業によるもので、行橋独自の施策ではありません。 10款の教育費は新図書館開館準備の業務委託として行橋イノベーションに3億3533万1700円を支払っています。約7300万円の減額となっている6款の農林水産業費ですが、1項の農業費は1億円の減額、2項の林業費は270万円の減、3項の水産業費は2900万円の増額となっています。この水産業費は漁業管理費と漁港建設費は増額でありますが、水産業振興費は減額となっています。 行橋の基幹産業である農業や自然を生かしての第1次産業は、行橋にとって重要な産業として位置付けるべきであり、そのための行政の支援は必至です。しかし現行橋市政は、残念ながらこの分野を軽視している状態です。 前年度より大幅な減となりました総務費ですが、前年度は上水道第5次拡張事業の出資金7230万円があり、財政調整基金の積立金やふるさと納税関係の役務費と委託料、京築水道企業団への出資金が多額であったためです。 以上は款別に見てのものですが、何点かについて指摘をしたいと思います。まず、入札の問題です。御承知のように、行橋では最低制限価格は事後公表です。工事関係で今年度一般競争入札は56件ですが、そのうち最低制限価格で落札しているのは45件です。実に80.36%にあたります。しかもこの56件のうち、くじ引きで決定しているのは30件あります。指名競争入札は111件ありましたが、そのうち最低制限価格で落札したのは43件、38.7%になります。その内くじ引きは39件です。最低制限価格で落札した内の90.7%がくじ引きということは、多くの企業が最低制限額を知っていたということになるのではないでしょうか。これらの結果を見ると、到底公平な入札制度とは言えないと思います。調査をすべきです。 次に、前代未聞の支出についてです。議会費の中で弁護士報酬33万円の支出です。これは小坪慎也議員が行橋市と、私、德永克子を裁判に訴えたことにより発生したものです。2016年熊本地震が起こったときに、小坪議員が、朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマが飛び交うことに対しては仕方がないという立場である、などと、産経デジタルのオピニオンサイト、iRONNAに投稿しました。このことで多くの人から批判が寄せられ、議長への公開質問状や陳情などが寄せられ、行橋市議会では公人として問題ある態度であるとして、後に反対に回った議員なども入れて、小坪慎也議員に対する決議文を作り、賛成12、反対6で可決をいたしました。 その後2019年9月、決議に賛成した11名の議員、また1名は死亡されております、と、当時の議長と議会事務局長に対し損害賠償請求の封書が送られてきましたが、議員たちは話し合い、これに応じることはしない、としました。その後、同年12月、決議の提出者は4名、1名が死亡ですが、そのうち私一人と行橋市を相手に小坪議員から訴状が送られてきました。このことで行橋市として弁護士費用の着手金が支出されたものです。小坪議員自身が批判されて決議が通ったものに、こともあろうに同じ議会の一人の議員と市を相手に裁判するという前代未聞の民主主義に反する事件です。私はヘイトを許さず民主主義を守るために断固戦いますが、弁護士費用の支出は、取りあえずは仕方ないと思いますが、必ず戻すように願うものです。 次に、財政状況について述べます。まず、基金についてです。本年度末の基金合計額は138億2618万8千円、前年度と比較し4億3458万5千円の減額となっています。基金総額は、田中市長が誕生した平成26年度末は約89億円、27年度が約97億円、28年度は107億円、29年度は116億円、30年度は143億円と毎年増額をしてきましたが、本年度は減額になっています。財政調整基金は、本年度末が37億3351万2千円ですが、前年度は58億6640万3千円でしたから、21億3289万1千円の減額。実に前年度の63.6%に下がりました。 借金である市債です。本年度末の地方債合計額は215億7255万2千円です。前年度と比較し、10億9740万4千円の増となっています。平成26年度末は176億6766万4千円、それから毎年増えてきていますが、27年度は約184億、28年度は193億円、29年度は201億円、30年度は204億円、そして本令和元年度は215億円余となっています。借金返済のための公債費です。本年度は17億3611万2千円です。前年度より1億404万2千円増えています。毎年ほぼ16億7千万円から16億9千万円程度でした。しかし本年度の地方債が多くなっていますから、今後はこの公債費は増えていくのではないかと思います。以上、借金である地方債が増額となり、貯金である基金、特に財政調整基金が減っているのが、本令和元年の財政状況です。今後、ふるさと納税寄附金は多くは見込めず、コロナ禍による市民の収入減と、企業からの市税も減ることは必至です。借金返済の公債費も数年は増えることでしょう。またリブリオや長井浜公園、その他の指定管理料はかなりの額に上ります。今後の財政運営は慎重に行うことが求められます。以上、本令和元年度は、大型事業、土木費に突出したものとなっており、市民にやさしい市政とはほど遠く、今後の財政事情が危惧される内容であると思います。以上、反対討論といたします。 ○議長(澤田保夫君)  討論を終わり、これより採決を行います。田中建一議員。 ◆17番(田中建一君)  今の反対討論のなかで、御二人の個人名を出して詳細な話が、事実か事実じゃないか分かりませんけども、ありました。本会議ですので、ここに当事者が仮にいらっしゃった場合も考えられますので、氏名については本人に言って、議事録からは、それは抹消するように、議長から御指導されたらどうでしょうか。そのうえで採決するようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(澤田保夫君)  会議運営上、ここで暫時休憩いたします。                休憩 12時22分                再開 13時20分 ○議長(澤田保夫君) 定足数に達していますので、休憩前に引き続き会議を再開いたします。先ほどの德永議員の発言について、申し上げます。議場内において特定の個人名を発言する場合には、個人の人権やプライバシー等を十分配慮したうえで発言を行うこととする、ということが議会運営委員会の申し合わせ事項に規定されていますので、注意をいたします。 本案に対する文教厚生委員長、並びに総務委員長の報告は、認定するもの、建設経済委員長の報告は、認定しないものであります。これより、原案に対しての可否を採決いたします。本案を、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第74号は、認定されました。 次に、議案第75号、及び議案第80号の計2件について、一括して、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君) それでは、総務委員会に付託されました、議案第75号、及び議案第80号の計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。はじめに、議案第75号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、でございますが、決算額は、歳入総額73億4886万3692円に対し、歳出総額78億3995万9413円で、差引き額4億9109万5721円の歳入不足を生じています。なお、この歳入不足につきましては、前年度までの累積赤字総額5億8049万3870円から、令和元年度の単年度収支額8939万8149円の黒字額を差し引いたものであり、令和2年度予算より繰上充用されています。 次に、歳入歳出の状況を前年度決算と比較をいたしますと、歳入では、約1億7846万円の減額となっております。減額の主な要因といたしましては、国保加入者の減少に伴う、国民健康保険税の減、及び保険給付費に対応した普通交付金の減額に伴う県支出金の減によるものとなっています。また、歳出では、国保加入者の減少に伴う医療費の減少等により、約2億6764万円の減額となっています。審査の中で、担当課より、行橋市の被保険者一人あたりの医療費は、前年度に比べ増加しているが、被保険者全体での医療費の総額は、減少している。これは、後期高齢者医療への加入等による国保被保険者数の減少によるものである、との説明を受けています。次に、議案第80号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、でございますが、決算額は、歳入総額11億770万9528円に対し、歳出総額10億9560万9434円で、差引き額 1210万94円につきましては、翌年度への繰越金となっており、令和2年度予算において、所要の措置がなされております。 次に、歳入歳出の状況を前年度決算と比較をいたしますと、歳入では、約3113万円の増額となっており、また、歳出では、約2734万円の増額となっております。増額の主な要因としましては、後期高齢者医療保険への加入者の増加による保険料の増加となっています。審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第75号、及び議案第80号につきましては、委員、賛成多数で、いずれも認定すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第75号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、田中次子議員より討論の通告があっておりますので、これを許します。 田中次子議員。 ◆5番(田中次子君) 議案第75号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日本共産党を代表し、反対討論をいたします。 全国知事会、全国市長会、全国町村会などは、地方自治体の今の国保制度は被保険者の所得水準が低く、保険料・税の負担率が高いという構造問題があることを強調し、その解決のために抜本的な公費投入増による保険料・税の引き下げを国に対して求めています。平成30年度から、国は、国民健康保険税の大幅値上げにつながる国保の都道府県化を導入しました。福岡県が一時的に行った激変緩和措置として、令和元年度は、前年度同様の保険税率でしたが、依然として高すぎる国保税は加入者の大きな負担となっています。その実態について述べます。令和元年度、国保加入者の平均的な所得は131万3912円です。昨年、平成30年度の132万2640円に比べ、世帯当たり8728円の減収となっています。所得階層別世帯数では、全体のうち、年間所得金額200万円未満が86.6%、そして、94.8%の世帯が300万円未満という実態です。国保加入者は、非正規雇用の労働者や退職後の高齢者が大半となっています。また、特に、これまでも、所得のない子どもにも発生する均等割については、少子化対策に逆行する旨も含め、その軽減を繰り返し求めてきました。しかし、その対策はなされておらず、また、生活のため、国保税を払いたくても払えない、やむなく保険税を滞納した世帯に対しては、厳しい差し押さえが行われているという状況です。今、国保行政には、都道府県化に伴い、今後も想定される保険税の値上げを抑制することに最大限の努力を求めるものです。低所得者に負担が増えないよう考慮が必要です。国保制度は皆保険制度の最後のとりでと言われるものです。当初、制度ができたときと異なり、現在は低所得者が多く加入しているもので、社会保障の理念からも国が責任を持つべきものと言えますが、同時に市として、国や県にさらに積極的な働きかけを行っていくことを強く求めます。 以上、制度上の問題の理由から、本決算に反対いたします。 ○議長(澤田保夫君) 討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、認定するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第75号は、認定されました。次に、議案第80号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する各委員長の報告は、認定するものであります。本案は、各委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第80号は、認定されました。 次に、議案第76号、議案第79号、及び議案第81号から議案第84号までの計6件について、一括して、建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第76号、議案第79号、及び議案第81号から議案第84号までの計6件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。はじめに、議案第76号 令和元年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計歳入歳出決算の認定について、でございますが、決算額は、歳入総額3377万5750円に対し、歳出総額3350万951円で、差し引き額27万4799円につきましては、翌年度への繰越となっております。 主な歳入は、魚市場使用料、一般会計繰入金となっております。これに対し、主な歳出は、魚市場維持管理のための委託料、補修工事等の経費、魚市場建設債の元金及び利子の償還に要する経費となっております。審査の中で、委員より、来年度、魚市場建設債の償還が終わるため、部長自ら率先して現場を見て、職員・生産者等、魚市場に関わる人たちと協議を行い、あらゆる問題点を洗い出し、生産者支援等、魚市場の発展に必要な支援について検討していただきたい、との強い要望が出されました。次に、議案第79号 令和元年度行橋市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、でございますが、決算額は、歳入総額8657万979円に対し、歳出総額8334万5946円で、差し引き額322万5033円につきましては、翌年度への繰越となっております。 主な歳入は、受益者分担金、排水施設使用料、一般会計繰入金となっております。これに対し、主な歳出は、処理場の電気代や維持管理委託料、汚泥搬送委託料などの、椿市汚水処理場の維持管理にかかる経費、農業集落排水施設建設事業にかかる公債元金、及び利子の償還に要する経費となっております。審査の中で、委員より、令和元年度決算においては、一般会計からの繰入金により、黒字となっているが、今後、人口がますます減少していくため、農業集落排水のあり方について、再度検討していただきたい。また、検討する際には、農業集落排水施設の供用開始時にモニターとして、一般家庭と公共施設にメーターを設置しているため、それらの使用量データを収集・分析し、活用していただきたい、との要望が出されております。次に、議案第81号 令和元年度行橋市水道事業会計決算の認定について、でございますが、まず、収益的収支では、いずれも税込みで、収入が15億368万1548円、支出が11億656万6348円であり、差引き3億9711万5200円の黒字を生じております。収益的収支の主なものといたしましては、収益的収入では、水道使用料、口径別納付金、下水道料金徴収負担金等の他会計繰入金が主な収入となっております。次に、収益的支出では、浄水場運転管理費、京築地区水道企業団受水費、給配水管の維持管理及び修繕にかかる経費、検針業務委託費、企業債の償還利子などに支出しております。続きまして、資本的収支では、収入が2億7465万6200円、支出が6億6224万6285円であり、差引き、3億8759万85円の資金不足が生じております。この不足額につきましては、当年度と過年度分の損益勘定留保資金、及び当年度分の消費税・地方消費税資本的収支調整額で補てんされております。次に、資本的収支の主なものといたしましては、資本的収入では、第5次拡張事業、老朽管更新事業、重要給水施設配水管事業に伴う企業債借入金、また、これらの事業にかかる国庫補助金及び施設分担金等が主な収入となっております。次に、資本的支出では、上水道の普及及び漏水防止を図るため、西泉4丁目ほか17地区では、4,002.9メートルの配水管布設替工事への支出や、重要給水施設配水管事業として、残存する重要給水施設配水管の更新を図るため、南大橋3丁目地区、南泉1丁目で715メートルの配水管布設替工事や3650平方メートルの舗装工事などに支出されております。そのほか、事業実施の際に借り入れた、企業債の償還元金などに支出されております。次に、議案第82号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計決算の認定について、でございますが、まず、収益的収支では、いずれも税込みで、収入が8億7814万2617円、支出が8億4404万3970円であり、差引き、3409万8647円の黒字が生じております。収益的収支の主な内容ですが、収益的収入では、下水道使用料、他会計補助金、他会計負担金などが主な収入となっております。次に、収益的支出では、汚水管渠の維持管理費、汚水中継ポンプ場の維持管理経費、浄化センター維持管理経費、減価償却費、そのほか企業債の償還利子などに支出しております。続きまして、資本的収支では、収入が5億9564万3300円、支出が7億2023万3612円であり、差引き、1億2459万312円の赤字が生じております。次に、資本的収支の主な内容ですが、資本的収入では、下水道整備事業の補助及び単独事業などに対しての企業債、また、これらの事業にかかる国庫補助金、他会計負担金、受益者負担金などが主な収入となっております。次に、資本的支出では、市民の衛生的かつ快適な生活環境を確保するための汚水管渠の建設に要する経費、また、安定かつ適切な汚水処理を実施するための行橋市浄化センターの施設整備や施設更新に要する経費、そのほかに、事業実施の際に借り入れた企業債の償還元金などに支出しております。審査の中で、委員より、下水道使用料は上水道使用料にあわせて収納しているため、滞納が発生した場合、下水道課は独自に徴収できない。そのため、停水措置をとるまでの期間を短縮するなど、できるだけ滞納が発生しないような取り組みについて、上水道課と協議して検討する必要があるのではないか、との意見が出ております。意見を受けて、担当課より、上下水道料金の公平性を確保するため、また、滞納者の負担が過大にならないようにするためにも、対策を検討したい、との答弁を受けております。次に、議案第83号 令和元年度行橋市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、でございますが、本案は、議会の議決を経て、未処分利益剰余金を処分しようとするもので、令和元年度水道事業会計の未処分利益剰余金23億4159万9677円のうち、2000万円を減債積立金に、3億円を建設改良積立金に、それぞれ積立て、残りを繰り越そうとするものとなっております。 最後に、議案第84号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計処分利益剰余金の処分について、でございますが、本案は、議会の議決を経て、未処分利益剰余金を処分するもので、令和元年度公共下水道事業会計の未処分利益剰余金1億1984万1651円のうち、7984万1651円を減債積立金に積立て、残りを繰り越すものとなっております。 審査終了後、取りまとめの中で、マニュアルの作成や条例等の整備を行い、安易に私債券の放棄をしない組織体制をつくっていただきたい、との意見が出されております。また、水道事業は全ての市民を対象にするべきであるため、世帯数の少ない地域の人でも水道管を引けるような事業のあり方について検討していただきたい、との意見が出されました。採決の結果、議案第76号につきましては、委員、全員一致で、また議案第79号、議案第81号及び議案第82号につきましては、委員、賛成多数で、認定するべきであると決し、議案第83号及び議案第84号につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第76号 令和元年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、認定するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第76号は、認定されました。次に、議案第79号 令和元年度行橋市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、認定するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第79号は、認定されました。次に、議案第81号 令和元年度行橋市水道事業会計決算の認定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、認定するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第81号は、認定されました。次に、議案第82号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計決算の認定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、認定するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第82号は、認定されました。次に、議案第83号 令和元年度行橋市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、委員長報告に対して、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第83号は、原案のとおり可決されました。次に、議案第84号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計処分利益剰余金の処分について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第84号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第77号から議案第78号までの計2件について、一括して、文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第77号から議案第78号までの計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。まず、議案第77号 令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計歳入歳出決算の認定について、歳入総額3736万9098円に対し、歳出総額は3566万1032円で、差し引き170万8066円の残額が生じております。この残額は、令和2年度予算に繰り越し、一般会計への繰出金、及び苅田町・みやこ町への負担金返納金として措置されることとなっております。決算の内容について、歳入の主なものは、介護認定審査会の共同設置に伴う苅田町・みやこ町からの負担金、及び一般会計からの繰入金であります。また、歳出の主なものは、介護認定審査会に関する介護認定費であり、歳出全体のおよそ93%を占めております。そのほか、平成30年度の精算に伴う一般会計への繰出金、及び苅田町への負担金返納金が執行されております。なお、担当課より、令和元年度については、審査会を302回開催しており、行橋市においては3,292人に対し認定審査を実施している、との説明を受けております。次に、議案第78号 令和元年度行橋市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、歳入総額62億9748万5667円に対し、歳出総額は61億1487万1716円で、差し引き、1億8261万3951円の残額が生じております。この残額は、令和2年度予算に繰り越し、基金への積立金や一般会計への繰出金のほか、国県への支出金返納金として措置されることとなっております。決算の内容について、歳入の主なものは、65歳以上の第一号被保険者による保険料収入、及び40歳から64歳までの第二号被保険者による保険料相当額となる支払 基金交付金であり、合わせて28億8366万5546円、前年度と比較すると3013万1254円の増額となっております。また、歳出の主なものは、要支援・要介護認定を受けた方が、在宅または施設で受けるサービスを利用するための保険給付費であり、歳出全体のおよそ88%を占めております。なお、令和2年3月末現在のサービス利用件数は、居宅介護サービス4万1427件、施設介護サービス5,926件、地域密着型介護サービス5,128件となっております。審査の中で、担当課より、今後の介護保険の展望について、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題や、団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となる2040年問題を見据えたうえで、まずは直近の課題として、本市においても、高齢化率が現状の29.3%から5年後には30%を超える予測となっており、介護保険給付費を抑制する方策を検討していくことが急務である。この状況を踏まえ、また、来年度策定する第8期計画に向けても、今後はより一層、介護予防に注力し、事業展開を図っていきたい、との考えが示されております。 これを受け、委員からは、感染症等の影響により、事業の実施も阻害されていることと推察するが、人生100年時代を自分らしく歩んでいくためにも、若年世代からの介護予防やフレイル予防等、健康寿命の延伸に向け、関係機関との連携を図りながら施策を推進していただきたい、との意見が出されております。審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第77号から議案第78号までの計2件につきましては、いずれも、委員、全員一致で、認定すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第77号 令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、認定するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立全員であります。よって議案第77号は、認定されました。次に、議案第78号 令和元年度行橋市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、認定するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立多数であります。よって議案第78号は、認定されました。 次に、議案第92号について、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君) それでは、議案第92号 行橋市安全安心のまちづくり条例の一部を改正する条例の制定について、総務委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。本案は、議案第62号 行橋市通学路の安全確保に関する条例の制定について、が提出されたことに伴い、議員提案として提出されたものであります。はじめに、本案を審議するにあたり、所管課であります市民相談室へ意見を求めております。所管課より、本条例の趣旨としては、行橋市民がこの行橋市において安全で安心な生活を送るための根本的な考え方を示した理念条例であり、行政や地域の基本的な考え方、姿勢や枠組みを提示したものである、との説明を受けております。また、本案に対する所管の意見として、理念条例という観点から見たときに、本案第8条にあるような具体的なルールを設けることに対しては疑義がある、との意見が出されました。質疑の中で、委員より、今回提案されている議案第62号の第1条において、まちづくり条例の第7条及び8条の定めるところに従い、と記載されていることから、議案第62号はまちづくり条例に基づくものであると考えるが、まちづくり条例の所管である市民部と議案第62号の所管である教育委員会との間で打ち合わせがなされたのか、を質したところ、担当課より、教育委員会との事前打ち合わせは行われていない、との回答を受けています。次に、提案者である、鳥井田議員、大池議員に入室を求め、説明を受けております。提案者に、議員提案として提出するに至った経緯について質したところ、本条例と議案第62号には内容が重複する部分があるため、新たに条例を制定するのではなく、今ある条例の一部改正を行うべきだと考えたこと。また、議案第62号では、学校の敷地境界線から概ね1, 000メートルの範囲内にある通学路と範囲を限定しているが、市民全体の安全を考えたときに、範囲を限定するのではなく、全ての児童等への安全確保が必要であると考えたため、範囲を広げた改正案の提出に至った、との説明を受けております。 質疑の中で、委員より、本条例が制定された背景には、平成19年に福岡県の安全安心まちづくり条例が制定されたことに伴い本条例が制定されているが、県のまちづくり条例の主たる目的は防犯であるため、本案の通学路等における工事関係の規定を設けると条例の背景や目的にそぐわないのではないか。また、今回の改正案は通学路部分のみが具体化されているため、改正後の条例全体のバランスが取れないのではないか、との意見が出されております。それを受け、提出者より、今回、議案第62号が新規条例として提出されたことを受け、その対案として提出した。本来ならば、本条例の通学路以外の内容についても具体化すること、もしくは規則の作成等の必要があったかもしれないが、時間的な制約もあり、今回の内容で提出するに至った、との回答を得ています。このことを受け、委員より、議案として提出する以上、加除修正の必要がないよう整えて議案を提出すべきではなかったか、との意見が出されています。審査終了後、取りまとめの中で、委員より、議員提案として改正案が提出されたことは意義があることである。また、市民全体のことを考えてより充実した内容で条例改正を行いたい、という提出者の趣旨には賛同するが、改正内容が本来の条例の趣旨からずれているのではないか。また、通学路に関する部分のみを具体化するのではなく、改正が必要であれば条例全体を見直すべきではないか、との意見が出されています。そのほか、通学路など、条例の詳細を作成するのであれば、規則で対応できるのではないか、との意見が出されています。 採決の結果、議案第92号につきましては、委員、賛成少数で、否決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 △日程第2 議案に対する質疑、採決 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第92号 行橋市安全安心のまちづくり条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長報告は、否決であります。これより、原案についての可否を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立少数であります。よって議案第92号は、否決されました。 日程第2 議案に対する質疑、採決を行います。今定例会に上程された市長提出に係る、諮問第1号から諮問第3号までの人事案件3件を議題といたします。 これより、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。この採決は、無記名投票で行います。 投票の方法等を局長より説明させます。 ◎議会事務局長(松尾一樹君)  御説明申し上げます。無記名投票でございますので、本案について賛成の方は賛成と、反対の方は反対と書いていただきます。なお、会議規則により、賛否が明らかでない投票、及び白票は反対とみなします。 議席1番の方から順次点呼いたしますので、記載台または自席にて投票用紙に記入していただき、投票を願います。 以上で説明を終わります。 ○議長(澤田保夫君)  説明は終わりました。議場を閉鎖します。ただいまの議長を除く出席議員は、19人です。投票用紙を配付します。投票用紙の配付もれはありませんか。                (「なし」の声あり)配付もれなしと認めます。投票箱を改めます。異常なしと認めます。この際、お諮りいたします。二保茂則議員より、登壇が困難なため自席にて投票を行いたい、との申し出があっております。この申し出を許可することに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、この申し出を許可することに決定し、各議員の投票終了後、自席にて投票することといたします。これより、点呼に応じ、投票を願います。                   (投票)投票もれはありませんか。                (「なし」の声あり)投票もれなしと認め、投票を終わります。議場の閉鎖を解きます。これより、開票を行います。開票立会人を指名いたします。16番 鳥井田幸生議員、15番 藤本廣美議員を指名します。                   (開票)開票の結果を報告します。 ◎議会事務局長(松尾一樹君)  開票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票で、これは議長を除く在籍議員数と符合しております。その内、賛成18票、白票1票。したがって、賛成多数であります。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。以上のとおりでありますから、諮問第1号は、原案のとおり同意することに決しました。 次に、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。この採決は、無記名投票で行います。投票の方法等は、先ほど局長が説明したとおりであります。議場を閉鎖します。ただいまの議長を除く出席議員は、19人です。投票用紙を配付します。投票用紙の配付もれはありませんか。                (「なし」の声あり)配付もれなしと認めます。投票箱を改めます。異常なしと認めます。これより、点呼に応じ、投票を願います。                   (投票)投票もれはありませんか。                (「なし」の声あり)投票もれなしと認め、投票を終わります。議場の閉鎖を解きます。これより、開票を行います。開票立会人を指名いたします。13番 大池啓勝議員、12番 西岡淳輔議員を指名します。                   (開票)開票の結果を報告します。 ◎議会事務局長(松尾一樹君)  開票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票で、これは議長を除く在籍議員数と符合しております。その内、賛成19票。したがって、賛成全員であります。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。以上のとおりでありますから、諮問第2号は、原案のとおり同意することに決しました。 次に、諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。この採決は無記名投票で行います。投票の方法等は、先ほど局長が説明したとおりであります。議場を閉鎖します。ただいまの議長を除く出席議員は、19人です。投票用紙を配付します。投票用紙の配付もれはありませんか。                (「なし」の声あり)配付もれなしと認めます。投票箱を改めます。異常なしと認めます。これより、点呼に応じ、投票を願います。                   (投票)投票もれはありませんか。                (「なし」の声あり)投票もれなしと認め、投票を終わります。議場の閉鎖を解きます。これより、開票を行います。開票立会人を指名いたします。11番 小原義和議員、10番 工藤政宏議員を指名します。                   (開票)開票の結果を報告します。 ◎議会事務局長(松尾一樹君)  開票の結果を御報告申し上げます。投票総数19票で、これは議長を除く在籍議員数と符合しております。その内、賛成19票。したがって、賛成全員であります。 △日程第3 議会閉会中の所管事項調査要求 △日程第4 会議録署名議員の指名 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。以上のとおりでありますから、諮問第3号は、原案のとおり同意することに決しました。 日程第3 議会閉会中の所管事項の調査要求について、議題といたします。各委員長から、所管事項につき、閉会中の調査の申し出があっております。調査事項につきましては、お手元に配付しました所管事項調査表のとおりであります。 以上、報告いたします。 日程第4 会議録署名議員の指名を行います。令和2年9月第4回行橋市議会定例会会議録署名議員に、8番 井上倫太郎議員、7番藤木巧一議員を指名いたします。 以上で本日の日程は、全て終了しました。 市長から発言を求められておりますので、発言を許します。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  令和2年9月第4回行橋市議会定例会の閉会にあたりまして、一言御礼を申し上げます。議員の皆様には、去る9月1日の開会以来、市政運営上、重要な案件につきまして、精力的に御審議をいただき、誠にありがとうございました。審議を通じまして、皆様からいただきました御意見、御指摘につきましては、十分にこれを尊重いたしまして、今後の市政運営に取り組んでまいる所存でございます。さて、福岡県では、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数がピーク時の1割以下で推移しているところでありますが、本市におきましては、今月初めに1名の感染者が確認されましたが、新たな生活様式を取り入れた日常生活のなかで、市民の皆様の御協力により、その後、新たな感染者の報告は受けておりません。 これからの季節は、例年インフルエンザの流行が懸念されるところであり、本市も新型コロナウイルス感染症との同時流行を強く警戒しているところでございます。福岡県議会では、9月定例会において、県内の高齢者約142万人に対するインフルエンザワクチンの接種無償化に向けまして、一般会計補正予算案を追加提案しておりますが、本市では、さらに感染防止対策に万全を期すため、妊婦及び18歳以下の子どもを対象としたインフルエンザワクチンの接種助成を内容とする第6次補正予算案を本定例会におきまして提案させていただいたところ、皆様方のお力添えを賜り、予定通り10月からインフルエンザワクチンの接種助成を開始してまいる所存でございます。              (執行部一同、起立あり)最後に、9月も後半となり日中の暑さが和らいできた反面、寒暖差により何かと体調を崩しやすい季節となってまいります。議員の皆様におかれましては、体調に十分御留意いただき、市政発展のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。               (執行部一同、礼あり) ○議長(澤田保夫君)  議員の皆様には、議会運営に対して御協力いただきまして、厚く御礼申し上げます。 これをもちまして、令和2年9月第4回行橋市議会定例会を閉会いたします。 お疲れ様でした。                閉会 14時29分地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。      議 長  澤 田 保 夫      議 員  井 上 倫太郎      議 員  藤 木 巧 一              所 管 事 項 調 査 表                               (令和2年9月25日)┌─────────┬─────────────────────────────┐│   委 員 会   │調   査   事   項                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 地方創生について                   ││         │○ 行政運営について                   ││         │○ 防災・減災について                  ││   総 務    │○ 財政問題について                   ││         │○ 財産管理について                   ││  委 員 会   │○ 入札及び契約について                 ││         │○ 消防行政について                   ││         │○ 国保行政について                   ││         │○ 後期高齢者医療について                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 学校教育について                   ││         │○ 生涯教育について                   ││  文教厚生   │○ 文化行政について                   ││         │○ 介護保険について                   ││  委 員 会   │○ 福祉行政について                   ││         │○ 健康づくり行政について                ││         │○ スポーツ振興について                 │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 上下水道事業について                 ││         │○ 住宅建設事業について                 ││         │○ 都市計画事業について                 ││  建設経済   │○ 土木行政について                   ││         │○ 農林水産業振興について                ││  委 員 会   │○ 企業誘致について                   ││         │○ 商工振興について                   ││         │○ 環境及び清掃行政について               ││         │○ 観光行政について                   │├─────────┼─────────────────────────────┤│  議会運営   │○ 定例会及び臨時会の会期日程について          ││         │○ 議会の運営について                  ││  委 員 会   │○ 議会の会議規則、委員会に関する条例等について     ││         │○ 議長の諮問について                  │└─────────┴─────────────────────────────┘          令和2年9月第4回行橋市議会定例会議決結果表┌───────┬──────────────────────┬───┬─────┐│  議案番号  │      件        名      │議 決│賛否の状況││       │                      │結 果│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第10号 │議会の議決により指定された市長の専決処分事項│報 告│     ││       │についての専決処分の報告について      │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第11号 │私債権の放棄の報告について         │報 告│     ││       │                      │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第12号 │私債権の放棄の報告について         │報 告│     ││       │                      │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第13号 │令和元年度行橋市財政健全化判断比率の報告につ│報 告│     ││       │いて                    │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第14号 │令和元年度地方卸売市場行橋市魚市場特別会計資│報 告│     ││       │金不足比率の報告について          │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第15号 │令和元年度行橋市農業集落排水事業特別会計資金│報 告│     ││       │不足比率の報告について           │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第16号 │令和元年度行橋市水道事業会計資金不足比率の報│報 告│     ││       │告について                 │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第17号 │令和元年度行橋市公共下水道事業会計資金不足比│報 告│     ││       │率の報告について              │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第18号 │行橋市文化振興公社の経営状況について    │報 告│     ││       │                      │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第62号 │行橋市通学路の安全確保に関する条例の制定につ│原 案│ 賛成少数 ││       │いて                    │否 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第63号 │行橋市男女共同参画センター設置条例の一部を改│原 案│ 全員一致 ││       │正する条例の制定について          │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第64号 │行橋市複合文化施設条例の一部を改正する条例の│原 案│ 賛成多数 ││       │制定について                │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第65号 │行橋市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関│原 案│ 全員一致 ││       │する条例の一部を改正する条例の制定について │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第66号 │令和2年度行橋市一般会計補正予算について  │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第67号 │令和2年度地方卸売市場行橋市魚市場特別会計補│原 案│ 全員一致 ││       │正予算について               │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第68号 │令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特│原 案│ 全員一致 ││       │別会計補正予算について           │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第69号 │令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算につ│原 案│ 賛成多数 ││       │いて                    │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第70号 │令和2年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正│原 案│ 賛成多数 ││       │予算について                │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第71号 │令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予│原 案│ 賛成多数 ││       │算について                 │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第72号 │令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について│原 案│ 全員一致 ││       │                      │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第73号 │令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算に│原 案│ 全員一致 ││       │ついて                   │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第74号 │令和元年度行橋市一般会計歳入歳出決算の認定に│認 定│ 賛成多数 ││       │ついて                   │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第75号 │令和元年度行橋市国民健康保険特別会計歳入歳出│認 定│ 賛成多数 ││       │決算の認定について             │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第76号 │令和元年度地方卸売市場行橋市魚市場特別会計歳│認 定│ 全員一致 ││       │入歳出決算の認定について          │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第77号 │令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特│認 定│ 全員一致 ││       │別会計歳入歳出決算の認定について      │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第78号 │令和元年度行橋市介護保険特別会計歳入歳出決算│認 定│ 賛成多数 ││       │の認定について               │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第79号 │令和元年度行橋市農業集落排水事業特別会計歳入│認 定│ 賛成多数 ││       │歳出決算の認定について           │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第80号 │令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計歳入歳│認 定│ 賛成多数 ││       │出決算の認定について            │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第81号 │令和元年度行橋市水道事業会計決算の認定につい│認 定│ 賛成多数 ││       │て                     │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第82号 │令和元年度行橋市公共下水道事業会計決算の認定│認 定│ 賛成多数 ││       │について                  │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第83号 │令和元年度行橋市水道事業会計未処分利益剰余金│原 案│ 全員一致 ││       │の処分について               │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第84号 │令和元年度行橋市公共下水道事業会計未処分利益│原 案│ 全員一致 ││       │剰余金の処分について            │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第85号 │行橋市農業委員会委員の選任について     │原 案│ 全員一致 ││       │                      │同 意│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第86号 │行橋市農業委員会委員の選任について     │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │同 意│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第87号 │行橋市農業委員会委員の選任について     │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │同 意│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第88号 │行橋市副市長の選任について         │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │同 意│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第89号 │行橋市自転車駐車場の設置及び管理に関する条例│原 案│ 全員一致 ││       │の一部を改正する条例の制定について     │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第90号 │行橋市立小中学校タブレット等機器の取得につい│原 案│ 全員一致 ││       │て                     │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第91号 │令和2年度行橋市一般会計補正予算(第6次)に│原 案│ 全員一致 ││       │ついて                   │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第92号 │行橋市安全安心のまちづくり条例の一部を改正す│原 案│ 賛成少数 ││       │る条例の制定について            │否 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 諮問第1号 │人権擁護委員候補者の推薦について      │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │同 意│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 諮問第2号 │人権擁護委員候補者の推薦について      │原 案│ 全員一致 ││       │                      │同 意│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 諮問第3号 │人権擁護委員候補者の推薦について      │原 案│ 全員一致 ││       │                      │同 意│     │└───────┴──────────────────────┴───┴─────┘...