行橋市議会 > 2019-12-20 >
12月20日-05号

  • 辞職勧告決議(/)
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  1. 行橋市議会 2019-12-20
    12月20日-05号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    令和元年12月 定例会(第16回)         令和元年12月第16回行橋市議会           定例会会議録(第5日)1 日 時 令和元年12月20日(金)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 坪 根 義 光             次 長 川 中 昌 哉            議事係長 今 川   奨             書 記 奥 畑 悠紀子             書 記 笠 岡   豊             書 記 柴 田 優 作 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり     令和元年12月第16回行橋市議会定例会議員出席表[第5日]                      令和元年12月20日(金)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │小 堤 千 寿│ ○ │ │ 12 │西 岡 淳 輔│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │西 本 国 治│ × │ │ 13 │大 池 啓 勝│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │田 中 次 子│ ○ │ │ 14 │澤 田 保 夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │瓦 川 由 美│ ○ │ │ 15 │藤 本 廣 美│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │井 上 倫太郎│ ○ │ │ 16 │鳥井田 幸 生│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │小 坪 慎 也│ ○ │ │ 17 │田 中 建 一│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │工 藤 政 宏│ ○ │ │ 18 │城 戸 好 光│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │       │   │ │ 19 │二 保 茂 則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │村 岡 賢 保│ ○ │ │ 20 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │諫 山  直 │ ○ │ │ 21 │德 永 克 子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │小 原 義 和│ ○ │ │   │       │   │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘             令和元年12月第16回行橋市議会定例会[第5日] 地方自治法第121条により出席した者                                  令和元年12月20日(金)┌──────────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│      職 名     │  氏  名  │出席│    職 名    │  氏  名  │出席│├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長            │田 中   純│○ │障がい者支援室長   │津 坂 咲 江│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長           │橋 本   晃│○ │子ども支援課長    │吉 本 康 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長職務代理者      │末 次 龍 一│○ │生活支援課長     │津 村 忠 幸│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長公室長         │鶴   裕 之│○ │介護保険課長     │田 邊 正 典│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長          │小 森 孝 義│○ │土木課長       │岩 間 薫 朋│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長          │穴 繁 利 雄│○ │都市政策課長     │林   善 弘│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長          │木 野 雅 博│○ │PA事業推進室長    │土 肥 正 典│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長        │和 田 雄 二│○ │建築政策課長     │黒 田 純 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│産業振興部長        │鹿 島 英 樹│○ │農林水産課長     │西 村 佳 明│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境水道部長        │松 本 正 弘│○ │商業観光課長     │西 川 雅 隆│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長          │米 谷 友 宏│○ │企業立地課長     │上 田   純│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長           │髙 橋 一 文│○ │上水道課長      │有 松 正 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部参事財政課長    │池 永 正 行│○ │下水道課長      │加 来 和 喜│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│秘書課長          │松 尾 一 樹│  │環境課長       │宮 下 義 幸│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監         │辛 嶋 智恵子│  │環境課参事      │上 原 圭 三│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監         │池 上 国 浩│  │環境課事業所長    │井 上 淳 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長          │山 門 裕 史│○ │会計管理者会計課長 │岡 田 公美子│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│防災危機管理室長      │岩 本 秀 夫│  │選挙管理委員会事務局長│中 村 愛 晴│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長        │松 本   隆│○ │農業委員会事務局長  │岡 野 雅 幸│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長        │末 松 久 典│  │監査事務局長     │渡 辺 浄 美│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長        │末 次 真 樹│  │教育総務課長     │土 肥 麻 紀│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長        │上 村 幸 司│  │教育総務課指導室長  │山 本 有 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権政策課長        │岡 田 正 二│  │学校管理課長     │橋 本   明│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│税務課長          │山 本 修 司│  │防災食育センター長  │木 村 君 彦│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合窓口課長        │中 村 浩 行│  │生涯学習課長     │上 田 直 美│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民相談室長        │井 上 栄 輔│  │文化課       │小 川 秀 樹│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収納課長          │野 本   誠│  │スポーツ振興課長   │増 田 昇 吾│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│債権管理課長        │吉 田   実│  │消防本部総務課長   │五反田 幸 治│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│国保年金課長        │鹿 島 美智子│  │           │       │  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│地域福祉課長        │真 田 幸 典│  │           │       │  │└──────────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘           令和元年12月第16回行橋市議会定例会              議  事  日  程[第5日]                             (令和元年12月20日)日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決(総務委員長) 1.報告第26号 契約内容の変更に係る専決処分の報告について(建設経済委員長・総務委員長) 2.報告第27号 令和元年度行橋市一般会計補正予算の専決処分の報告について(総務委員長) 3.議案第81号 市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例         の制定について 4.議案第82号 行橋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改         正する条例の制定について 5.議案第83号 行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につ         いて 6.議案第84号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例         の一部を改正する条例の制定について 7.議案第85号 行橋市税条例の一部を改正する条例の制定について 8.議案第90号 行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止する条例の制定         について(建設経済委員長) 9.議案第87号 行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類及び基準に関す         る条例の一部を改正する条例の制定について 10.議案第88号 行橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について 11.議案第89号 行橋市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 12.議案第93号 行橋市都市公園の指定管理者の指定について 13.議案第95号 行橋市西部ポンプ場電気設備更新工事請負契約の締結について(文教厚生委員長) 14.議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定に         ついて 15.議案第91号 苅田町及びみやこ町との行橋市成年後見センターの利用に関する         協議について 16.議案第92号 行橋市図書館等複合施設の指定管理者の指定について 17.議案第96号 行橋市図書館等複合施設整備事業に係る事業変更契約の締結につ         いて(各常任委員長) 18.議案第97号 令和元年度行橋市一般会計補正予算について(総務委員長) 19.議案第98号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について 20.議案第101号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について(文教厚生委員長) 21.議案第99号 令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算         について 22.議案第100号 令和元年度行橋市介護保険特別会計補正予算について(建設経済委員長) 23.議案第102号 令和元年度行橋市水道事業会計補正予算について 24.議案第103号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について(基地対策特別委員長) 25.1請願第2号 築城基地の「拡張反対」の意思を表明することを求める請願日程第2 新たな提出に係る事案の上程、提案理由の説明、     議案に対する質疑、採決 1.議案第105号 行橋市教育委員会委員の任命について日程第3 行橋市選挙管理委員会委員・同補充員の選挙について 1.選挙第1号 行橋市選挙管理委員会委員・同補充員の選挙について日程第4 決議の上程、質疑、討論、採決 1.決議第3号西本国治議員に対する議員辞職勧告決議日程第5 委員会の調査報告 1.議会改革調査特別委員会日程第6 議会閉会中の継続審査要求(建設経済委員会) 1.議案第94号 市道路線の認定について日程第7 議会閉会中の所管事項調査要求   (別紙所管事項調査表のとおり)日程第8 会議録署名議員の指名            令和元年12月第16回行橋市議会定例会             議 事 日 程  変 更[第5日]                             (令和元年12月20日)日程第3 行橋市選挙管理委員会委員・同補充員の選挙について 1.選挙第1号 行橋市選挙管理委員会委員・同補充員の選挙について日程第4 議員辞職について日程第5 決議の上程、質疑、討論、採決 1.決議第3号 西本国治議員に対する議員辞職勧告決議日程第6 委員会の調査報告 1.議会改革調査特別委員会日程第7 議会閉会中の継続審査要求(建設経済委員会) 1.議案第94号 市道路線の認定について日程第8 議会閉会中の所管事項調査要求   (別紙所管事項調査表のとおり)日程第9 会議録署名議員の指名            令和元年12月第16回行橋市議会定例会              議 事 日 程 変 更[第5日]                             (令和元年12月20日)日程第5 議会改革調査特別委員会委員の選任日程第6 行橋市・みやこ町清掃施設組合議会議員の選挙日程第7 委員会の調査報告 1.議会改革調査特別委員会日程第8 議会閉会中の継続審査要求(建設経済委員会) 1.議案第94号 市道路線の認定について日程第9 議会閉会中の所管事項調査要求   (別紙所管事項調査表のとおり)日程第10 会議録署名議員の指名               令和元年12月20日(5)               開議 10時46分 ○議長(田中建一君)  おはようございます。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきまして、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告を願います。 議会運営委員会委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  おはようございます。先刻、議会運営委員会を開き、本日の議事日程について協議を行いましたので、その結果を御報告いたします。 日程第1として、審査終了事案の上程を行い、各委員長の報告を受けた後、質疑、討論、採決を行います。 今回、審査が終了した旨、報告されているものは、議案24件、請願1件であります。 日程第2として、市長から新たな事案として人事案件1件が提出されていますので、これを上程し、提案理由の説明を受けた後、議案に対する質疑を行い、直ちに採決することといたします。なお、この人事案件の採決方法は、議会運営委員会の申し合わせにより、無記名投票で行うことといたします。 日程第3として、行橋市選挙管理委員会委員、同補充員の選挙について、を議題といたします。なお、選挙の方法につきましては、議長による指名推選で行うことといたします。 日程第4として、決議1件が提出されておりますので、これを上程し、議題といたします。 日程第5として、委員会の調査報告を議題とし、議会改革調査特別委員会の報告を受けることといたします。 日程第6として、議会閉会中の継続審査要求を議題といたします。 日程第7として、議会閉会中の所管事項調査要求を議題といたします。 日程第8として、会議録署名議員の指名を行って閉会といたします。 なお、次回定例会の招集告知日は、令和2年2月17日月曜日、招集日は、令和2年2月25日火曜日の予定で執行部との調整を行いましたので、議員並びに関係各位の御協力を、よろしくお願いいたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。 日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。各委員長から審査が終了した旨の報告がなされているものは、お手元配付のとおり、議案24件、及び請願1件であります。これを一括上程し、議題といたします。 はじめに、報告第26号について、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。総務委員長。 ◆13番(大池啓勝君)  おはようございます。それでは、総務委員会に付託されました、報告第26号契約内容の変更に係る専決処分の報告につきまして、審査の経過と結果を御報告いたします。 本案は、高規格救急自動車を更新するために9月議会において議決した、物品売買契約について、10月からの消費税の引き上げに伴い、契約額の変更が必要となりました。 本案の契約内容の変更については議会の議決に付すべき案件でありますが、議会を招集する時間的な余裕がなく、緊急を要するものとして、専決処分が10月1日に行われましたので、議会の承認を求めるものであります。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、報告第26号につきましては、出席委員、全員一致で、承認すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 これより、報告第26号 契約内容の変更に係る専決処分の報告について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、承認であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、報告第26号は、原案のとおり承認されました。 次に、報告第27号について、建設経済委員長、並びに総務委員長から、所管部分についての審査の経過並びに結果の報告を願います。 はじめに、建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  それでは、当委員会に付託されました、報告第27号 令和元年度行橋市一般会計補正予算の専決処分の報告について、審査の経過と結果を御報告いたします。 この報告案件は、プレミアム付商品券事業の参加店舗での使用分に対して、その代金支払いのため、11月1日付けで補正予算の専決処分を行ったため、今回、議会の承認を求めようとするものであります。 補正の主な内容としましては、プレミアム付商品券の対象者である1万6500人の販売分の経費であります3億3千万円を増額するものである、との説明を受けております。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、報告第27号につきましては、委員、全員一致で、承認すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  次に、総務委員長。 ◆13番(大池啓勝君)  総務委員会に付託されました、報告第27号について、審査の経過と結果を御報告いたします。 報告第27号 令和元年度行橋市一般会計補正予算の専決処分の報告についてございますが、今回の補正は、プレミアム付商品券事業において、現金の正確性、及び透明性を確保する観点から、事業者に対する支払口座を一般会計口座へと変更することなど、支払い事務に関する手続きに変更が生じたため、議会を招集する時間的な余裕がなく、緊急を要するものとして、専決処分が11月1日に行われましたので、議会の承認を求めるものであります。 歳入においては、21款5項の雑入において、プレミアム付商品券販売料を増額しようとするものであります。 この結果、既定予算に対し、今回の補正額3億3千万円を増額し、歳入歳出予算総額を、それぞれ333億4036万2千円とするものであります。 審査の中で、委員より、プレミアム付商品券購入者数は何名いるのか、と質したところ、担当課からは、住民税非課税世帯向けの対象者は1万7500人ですが、その購入者は、11月末時点で約4千人である。また、子育て世代の方の対象者は約2500人であるが、その購入者は2200人である、との答弁がなされました。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、報告第27号のうち、当委員会所管部分につきましては、出席委員、全員一致で、承認すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 これより、報告第27号 令和元年度行橋市一般会計補正予算の専決処分の報告について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する各委員長の報告は、承認であります。本案は、各委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、報告第27号は、原案のとおり承認されました。 次に、議案第81号から議案第85号まで、及び議案第90号の計6件について、一括して、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 総務委員長。 ◆13番(大池啓勝君)  総務委員会に付託されました、議案第81号から議案第85号まで、及び議案第90号までの計6件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第81号 市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び議案第82号 行橋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、両案は、人事院勧告に基づく一般職の国家公務員の給与改定に準じ、市長、副市長及び教育長、並びに市議会議員の期末手当の水準を是正しようとするものであります。 改正の内容でございますが、市長、副市長及び教育長、並びに市議会議員の期末手当支給率を、0.05月分引き上げるもので、令和元年度に改正されるものは、12月期を1.675月から1.725月へと引き上げるものとし、合計で現行の3.35カ月分から3.40カ月分へ改め、令和2年度以降に改正されるものは、6月期、及び12月期をそれぞれ1.7月へと引き上げを行い、改正しようとするものであります。 なお、施行日は、令和元年度に期末手当支給率の引き上げを行う改正は、令和元年12月1日から、翌年度以降に期末手当支給率の引き上げを行う改正は、令和2年4月1日からと、それぞれなっております。 審査終了後、取りまとめの中で、委員より、新聞報道などによると、国民の90%の人たちにおいて、所得が減少している。また、消費税の増税などに伴い売り上げが伸びていないことなど、景気後退に対する報道が多くなされている。この状況を鑑みると、今、この時に市長、副市長及び教育長、並びに市議会議員の期末手当は引き上げるべきではない、との意見が出されました。 次に、議案第83号 行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、本案は、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じ所要の改正を行い、また、成年後見人等の権利の制限に係る地方公務員法の一部が改正されたことに伴い、関連する条例の改正を行うものであります。 改正の内容でございますが、1点目として、職員の給料月額を平均0.1%引き上げるものであります。 次に、2点目として、一般職職員の勤勉手当支給率の引き上げを行うもので、令和元年度に改正されるものは、12月期を0.925月から0.975月へと引き上げるものとし、令和2年度以降に改正されるものは、6月期、及び12月期をそれぞれ0.95月へ引き上げるものとし、改正しようとするものであります。 次に、3点目として、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の制定に伴い、所要の改正を行うもので、職員が成年後見人制度における成年被後見人、及び被保佐人に該当する場合、その職を失うとする規定を削除するものであります。なお、施行日は、職員給与の引き上げに伴う改正は平成31年4月1日から、令和元年度に行う勤勉手当支給率の引き上げに伴う改正は令和元年12月1日から、令和2年度以降に行う勤勉手当支給率の引き上げに伴う改正は、令和2年4月1日から、成年後見人又は保佐人に関する規定の削除に対する改正は、令和元年12月14日からと、それぞれなっております。 次に、議案第84号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、本案は、成年後見人等の権利の制限に係る地方公務員法の一部が改正されたことに伴い、関連する条例の改正を行うもので、職員が成年後見人制度における成年被後見人、及び被保佐人に該当する場合、その職を失うとする規定を削除するものであります。なお、施行日は、令和元年12月14日からとなっております。 次に、議案第85号 行橋市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、本案は、地方税法第701条の規定により、鉱泉浴場所在市町村は、目的税として入湯税を課することとされており、本市におきましても入湯税の対象となる施設が確認できましたので、所要の改正を行おうとするものであります。根拠法令としましては、地方税法によるものとなっております。 主な内容として、1点目、課税対象は入湯客とする。2点目、入湯税の税率について、入湯客1人につき、1日150円とする。ただし、日帰りの入湯客にあっては100円とする。3点目、専ら日帰りの客が利用する施設において、1千円未満の利用料金で入湯する者は入湯税の課税免除を行おうとするものであります。なお、施行日は令和2年4月1日からとなっております。 審査の中で、担当課からは、入湯税の対象となる基準について、次のように報告されました。 地方税法上では、鉱泉浴場、いわゆる地中からの湧き水を使用した入湯に対し、入湯税を課税しなければならない、と規定され、さらには国の通達により温泉法の基準に基づくものとされている。この温泉法による温泉の定義として、具体的には、水温が25度以上、または水温が25度以下の場合でその内容物18種類の成分のうち、1種類でも数値に達していること。このいずれかが該当する場合、入湯税の対象となっている、との説明を受けております。 説明を受けて、委員より、療養を目的とする場合などの課税について質したところ、担当課からは、入湯税は、温泉である基準を満たしているか否かの判断に基づき課税を行う、との答弁がなされております。 次に、議案第90号 行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止する条例の制定について、でございますが、本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が、令和2年4月1日より施行されることに併せて、特別職非常勤職員の任用要件が、専門的な知識経験等に基づき、助言、調査及び診断等の事務を行う者に限定されたことに伴い、本市行政事務嘱託員が特別職非常勤職員に該当しなくなるため、その設置について定めた行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止しようとするものです。なお、施行日は令和2年4月1日からとなっております。 審査の中で、委員より、今後の行政事務嘱託員として行う業務について質したところ、担当課より、本条例の廃止後、現在業務に従事している行政事務嘱託員に対し、引き続き私人として委嘱を行い、これまでと同様の業務をお願いする方向である、との報告を受けております。また、今後も地域の混乱を招かないよう法令等の整備を進めていく、との答弁がなされました。 審査終了後、取りまとめの中で、委員より、引き続き、行政事務嘱託職員制度について理解を深めつつ、調査、研究をしてもらいたい、との意見が出されております。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第81号から議案第82号までの計2件につきましては、出席委員、賛成多数で、いずれも原案のとおり、可決すべきであると決し、議案第83号から議案第85号まで、及び議案第90号の計4件につきましては、出席委員、全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 これより、議案第81号 市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第81号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第82号 行橋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第83号 行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第84号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第85号 行橋市税条例等の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号 行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第90号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第87号から議案第89号まで、及び議案第93号、議案第95号の計5件について、一括して、総建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第87号から議案第89号まで、議案第93号及び議案第95号の計5件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第87号 行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び議案第89号 行橋市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これらは、新たな法律の施行による成年被後見人等に係る欠格条項の見直しに伴い、所要の改正を行おうとするものであります。 主な改正内容としては、成年被後見人及び被保佐人について、心身の故障等の状況を個別的、実質的に審査し、業務を行う上での必要な能力の有無を判断する規定にするものである、との説明を受けております。なお、施行日は、公布の日となっております。 次に、議案第88号 行橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、本案は、水道法の改正に伴い、給水装置工事事業者の指定の基準が定められたことにより、給水装置工事事業者指定手数料に更新手数料を新たに追加するものである、との説明を受けております。なお、施行日は、公布の日となっております。 次に、議案第93号 行橋市都市公園の指定管理者の指定について、でございますが、本案は、長井浜公園の管理について、令和2年7月1日から令和12年3月31日までの9年9カ月間を指定期間として、指定管理者となる団体を指定するものであります。 候補者の選定については、公募したところ、4団体から応募があり、選定委員会で審査した結果、行橋にぎわいづくりパートナーズが候補者として適切であると選定された、との説明を受けております。なお、この共同企業体は、株式会社オリエンタルコンサルタンツ九州支社を代表者とする3社で構成されております。 審査の中で、委員より、仕様書の内容について、樹木の管理を適宜行う、との記載に対して、適宜との表現では管理者の裁量になりかねないので、誰が見てもわかるよう詳細を決めていただきたい、との要望が出されております。また、指定管理者を選定する過程が不透明であることや、市役所内部で委員会が構成されていることから、会議をよりオープンにしていただき、選定委員会に外部の方を入れることなどを検討していただきたい、との強い要望が出されております。 最後に、議案第95号 行橋市西部ポンプ場電気設備更新工事請負契約の締結について、でございますが、本案は、行橋市西部ポンプ場の電気設備更新工事について、一般競争入札を行った結果、東芝プラントシステム株式会社九州支店が2億5863万2千円で落札いたしましたので、請負契約を締結するものであります。 工事の概要につきましては、施設内の多くの機器が標準的耐用年数を超過しており、機能劣化が進んでいるため、今回、中央監視制御設備、受変電設備等、電気設備の更新工事を実施することにより、施設の機能保全を図ろうとするものであります。なお、単年度での更新が不可能であるため、本年度から令和2年度の2カ年で行う、との説明を受けております 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第87号から議案第89号まで、及び議案第95号の計4件につきましては、委員、全員一致で、また、議案第93号につきましては、委員、賛成多数で、いずれも、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 これより、議案第87号 行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第87号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第88号 行橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 田中次子議員。 ◆3番(田中次子君)  議案第88号に対して、委員長にお尋ねします。ことし10月からの水道法の改正に伴い、指定給水装置工事事業者が5年ごとの更新が必要になるということは理解できます。 ただ、その際に、必要となる更新手数料の金額についてですが、この金額が初回指定手数料の8千円と同額である理由については、何か説明があったのでしょうか。更新手続きの際には、その手数料を抑えることはできなかったのでしょうか。 また、この手数料の金額ですが、それぞれ各自治体によって決められるものですが、近隣自治体と比較をしてみて、行橋市の8千円という金額は妥当なのかどうか。実際には一人親方のような事業者の方々も多くおられると思います。この更新手続きに必要な書類を揃えるために費用もかかってきます。更新手数料が初回指定手数料と同額であるという、その根拠について、説明があったのか、お尋ねします。 ○議長(田中建一君)  建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  その金額等は、審査の中に出ていませんでした。説明を聞くあれはありませんでした。 ○議長(田中建一君)  他に御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第88号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第89号 行橋市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第89号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第93号 行橋市都市公園の指定管理者の指定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  議案第93号 行橋市都市公園の指定管理者の指定について、これは長井浜公園に約10年間の指定管理を、行橋にぎわいづくりパートナーズが行うことについての可否を問うものですが、日本共産党を代表し、反対討論をいたします。 私たちは、この団体が悪いという判断をしているものではありません。指定管理者を決める在り方、また、指定管理で約10年間をするということがどうなのかについて疑問を持つものです。 指定管理料金は、9年9カ月、行橋市が定めた上限金額と同額ですが、3億2631万4千円、このような莫大な金額をかけて行う事業を市民は求めていません。事業そのものを容認できるものではありません。 また、指定管理候補者の選定の在り方ですが、私の一般質問で分かりましたが、一つは市が示した上限金額をオーバーした企業、二つは企業名の黒塗りの不十分により、一旦は失格としたものの失格を取り消すということを行っています。企業から不服申請があったことによるものだということです。行政としての信用を失う行為ではないでしょうか。しかも10月4日、松本副市長、当時ですが、市長により、市長の補助機関としての役割を果たしていない、新聞報道で、こう報道されておりますけれども、この理由で解職をされました。その当日か、次の日に選考委員会の新たな委員長のもとで決められたようです。 このことが何を意味するのかは分かりませんが、PFI方式やプロポーザル方式というのは、行政主体ではなく、業者のことを斟酌することが生ずる、要するに談合と似たようなことが生まれることが指摘をされています。今回もまさにそのようなことです。 以上の理由から、議案第93号は反対といたします。
    ○議長(田中建一君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第93号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第95号 行橋市西部ポンプ場電気設備更新工事請負契約の締結について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第95号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第86号、議案第91号から議案第92号まで、及び議案第96号の計4件について、一括して、文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆11番(小原義和君)  おはようございます。それでは、文教厚生委員会に付託されました、議案第86号、議案第91号から議案第92号まで、及び議案第96号の計4件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。 はじめに、議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、放課後児童クラブの利用者増に伴う事業費の拡大により、入所料の見直しを行おうとするものであります。 具体的には、現在、受け入れ児童の増に伴うクラブ箇所数の増加により、指導員の増員等による固定費が拡大する一方で、入所料は事業開始以来、見直しがなされていないため、今回、入所料の改定を行おうとするものであります。なお、施行日は、再来年の令和3年4月1日からとなっております。 審査の中で、委員より、入所料の月額を1人あたり3千円から5千円にしようとする根拠について質したところ、担当課からは、放課後児童クラブにかかる、国の子ども・子育て支援交付金の基準額は、年間事業費の2分の1で算出しており、残りの2分の1については、本来、利用者が負担すべきものとして考えられている。 この考え方に基づくと、本市の場合においては、年間事業費に対する 児童一人にかかる費用はおよそ1万5千円であることから、これを国の基準に当てはめると、利用者の負担額は、その2分の1の7500円程度となる。ところが、現行3千円の入所料は年間事業費の5分の1にとどまっており、本事業費に対する負担金の割合は年々低下している状況である。 これらのことを踏まえ、また京築地域をはじめとする県内市町村の負担額を調査した結果、平均が5千円程度であること等も考慮したうえで、今回、5千円に設定した。併せて、利用者に対して十分な周知期間を設けるため、この時期の提案とするものである、との答弁を得ております。 取りまとめの中で、委員より、共働き世帯等においても所得がなかなか増えない社会情勢の中で、急激な料金の値上げは保護者にとって大変な費用負担となる。今後の児童クラブの整備計画や事業計画を綿密に考えたうえで、利用者が納得できるような制度設計を行っていただきたい、との要望が出されております。 次に、議案第91号 苅田町及びみやこ町との行橋市成年後見センターの利用に関する協議について、本案は、先般9月定例会において可決されました、行橋市総合福祉センター設置条例の一部を改正する条例に基づき、来年7月1日よりウィズゆくはし内に設置されることとなる行橋市成年後見センターを、苅田町及びみやこ町の住民にも利用を可能とするよう協議を行うため、地方自治法第244条の3第3項の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。なお、本協議に関する案件については、苅田町及びみやこ町においても、12月定例会で上程されている旨の報告を受けております。 さらに、それぞれの議案が可決されれば、当該センターの名称を、行橋・京都成年後見センターとすること、また、国が求める中核機関において、広域での取り組みは県内初となることも併せて報告を受けております。 次に、議案第92号 行橋市図書館等複合施設の指定管理者の指定ですが、本案は、行橋市図書館等複合施設リブリオ行橋について、行橋イノベーション株式会社を候補者として選定し、指定管理者に指定しようとするものであります。なお、指定期間は、令和2年4月1日から令和17年3月31日までの15年間となっております。 事業者の選定理由について、担当課より、本年9月に制定された行橋市図書館等複合施設条例では、附則第3項に規定する指定管理者に指定する場合の特例に基づき、リブリオ行橋の最初の指定手続きについては、いわゆるPFI法第8条第1項の規定により選定した民間事業者を指定することとなっているため、公募によらず選定するものである、との説明を受けております。 審査の中で、委員より、指定管理者として選定された行橋イノベーション株式会社の概要について質したところ、担当課からは、当該事業者は、5つの企業から構成されている。契約上の住所は、議案書に記載のとおりであるが、実際の事務打合せや連絡等については、代表企業である鹿島建設株式会社が窓口となり行っている、との答弁を得ております。 これを受け、委員からは、これから指定管理を行う上で、当該事業者は、リブリオ行橋のために設立された特別目的会社であり、複数の企業から構成されていることから、責任の所在等、会社の組織体系を所管としてしっかり把握し、また、委員会にも説明ができるようにしていただきたい、との要望が出されております。 また、取りまとめの際に、指定管理者として認める以上、当委員会においても今後のチェック機能を果たしていきたい考えである。指定管理者の収支決算等を、委員会にも報告するようお願いしたい、との要望も出されております。 最後に、議案第96号 行橋市図書館等複合施設整備事業に係る事業変更契約の締結について、本案は、平成29年12月定例会において可決された、当該事業の変更契約を締結しようとするものであります。これは主に、読書通帳機器等の導入にかかる経費並びに平成29年12月に締結された、本事業契約第67条の規定に基づき算出された額、及び税制度の変化に伴う増額分を変更しようとするものであります。 取りわけ読書通帳の導入については、担当課より、以前、一般質問等においても提案がなされていたことに加え、本市では現在、第3次行橋市子ども読書活動推進計画に基づき、子どもたちの読書習慣の向上に取り組んでいるところである。読書通帳を導入することにより、図書館のさらなる活用を推進するとともに、読書記録や目標冊数等を可視化することができ、子どもたちに、より多くの本を読んでもらうきっかけづくりとなることを期待している、との説明を受けております。 取りまとめの中で、委員より、読書通帳機器は決して安価なものではないうえ、子どもたちの教育の目的を考えると、読書通帳の記録作業を機械で行うことに疑問が残る、との意見が出されております。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第86号、議案第92号、及び議案第96号の計3件につきましては、出席委員、賛成多数で、また、議案第91号につきましては、出席委員、全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 これより、議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、田中次子議員より反対討論、井上倫太郎議員、工藤政宏議員より賛成討論の通告があっておりますので、これを許します。 田中次子議員。 ◆3番(田中次子君)  議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定について日本共産党を代表し反対討論を行います。 まず、本議案の目的では、受け入れ児童増加に伴い、施設の拡大、及び法人への事業委託や指導員の増員等により、事業費が増加する一方、入所料の見直しは事業開始よりなされていないままであるため、事業費にあわせ入所料を値上げするもの、とあります。 これまで入所料の見直しを行っていなかったから、そもそもそのことが値上げの理由となるんでしょうか。今回の改正では、第1子の入所料、月額現行の3千円が5千円に、児童二人以上入所する場合、第2子以降1500円が2500円となります。これに加え、別途おやつ代2千円が加わります。 しかし実際には、現在、共働きやひとり親世帯、介護や病気などの理由で児童クラブを利用せざるを得ない保護者の所得が、この間、上がったわけでは決してありません。むしろ行橋市では、就学援助制度の高い利用率を見ても分かるように、子育て世帯の経済状況の厳しさは深刻です。消費税の増税もあり、保護者の負担は膨らむばかりです。 さらに現在の市内の児童クラブの状況を見ると、直営・民間委託合わせて、現時点で23の児童クラブがありますが、子どもたちの保育の内容やサービス、設備環境の実態には、大きな差があります。児童一人当たりにかかる事業費は、社会福祉法人等の民間委託では、直営に比べ約1.6倍にもなっています。そして平成27年度からこの5年間、事業費は倍以上に膨れ上がっています。利用者の人数も増えてはいますが、これまで直営でやっていた部分を大きく民間に委託してきたことによるものです。 市は児童クラブの運営事業を民間委託したことによって増大した事業費を、利用者である保護者も負担すべきだとの認識です。 また市内23の児童クラブにおいて、どこも同じ入所料なのに対して、そのサービスの差は大きく、その改善をせずに、一律入所料の値上げをすることは大きな問題があります。今回入所料の値上げを行うことにより、市は今後も増加する利用人数を抑制したいとの考えなのではないでしょうか。 実際に児童クラブは、現在の社会状況では、ますますその必要性が高くなっています。行橋市の子育て支援は、他の自治体に比べ、まだまだ不十分です。放課後や土曜日、長期休暇の間、家で保護者が留守の状態の子どもたちにとって、児童クラブは第2の家庭とも言えます。本来の目的、児童福祉の視点からみても、今回のような入所料の値上げは行うべきではありません。 また、この条例改正の施行は、再来年、令和3年4月となっていますが、市はこの値上げの広報を来春、令和2年4月からの利用者に向けて行う、と説明がありました。例年、翌年度の児童クラブの入所募集期間は、11月中旬から12月中旬までです。令和3年4月からの施行を考えているのであれば、今議会で早急に条例の改正を行う必要はありません。 利用者の声も聞かずに、現段階での数々の課題も先送りをしながら、全ての児童クラブにおいて、一律入所料の値上げを行うことは認められません。 以上、反対討論といたします。 ○議長(田中建一君)  井上倫太郎議員。 ◆5番(井上倫太郎君)  議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定について、討論させていただきます。 まず、総論賛成ではあるが、実施日まで一定の期間があるので、今後考慮、または是正すべき点について指摘をさせていただきます。 まず、初めにこの条例は令和3年度より適用されるにもかかわらず、一体なぜこの時期に提案してきたのか、という部分でございます。執行部の回答としては、金額を上げることなので早めに周知したかったとの旨、説明がありましたが、消費税が増税し、その目的がこれまでの医療や介護といった高齢者に偏った使い方から、子育て世代にも拡充し、全世代型の社会保障制度へ転換するものであり、実際に10月より幼児教育・保育の無償化がスタートしたばかりであります。 幼児を抱える子育て世代としては、消費税は上がったがこの無償化は非常に助かっている、というふうに聞いておりますが、しかし一方で、小学生以上の子どもたちを抱える世帯は、この増税の恩恵をまだ直接受けていないわけであり、子育て支援を主として増税されたのに、さらに行橋市は児童クラブの料金まで上げるのか、という気持ちになるのではないでしょうか。このような、どのような理由があっても、料金を上げるといことは、必ず不満が出ると思いますので、伝えるタイミングを間違えれば、その反動は何倍にも膨れ上がるということを、まず指摘をしておきます。 また、今回の増税では、地方税部分は、1.7%から2.2%となり、若干ではありますが、消費税全体に占める地方消費税の割合が増加してきており、行橋市としても地方消費税交付金は、3億円程度増えると予測しております。幼保無償化による市の負担は、4分の1でありますが、まだ始まったばかりで実際の数字を掴めていないと思います。今回の児童クラブ利用料の改正で増える額は、2500万円程度と聞いておりますので、地方消費税交付金や幼保無償化にかかるコストのバランスを分析してからでも遅くはないのではないかと感じています。 続きまして、急激に増額する意味につきまして、執行部の答弁では平成11年から上がっていない。または平成27年からランニングコストが急増し、受益者負担比率が国の指針の50%負担に対し、20%弱の負担比率という旨の説明がありました。この受益者負担比率の考え方は理解しますが、ランニングコストの急増は、平成26年に施行された子ども・子育て支援新制度により、量の拡充と質の担保が示されて、子ども一人当たり1.65平米の確保をすることや、今まで1ユニット80名、90名といった状況から1ユニット40名程度が望ましいとされ、市内の児童クラブのユニット数は、倍以上増やしたわけであります。 今回の増額は、月額3千円を5千円とするものであり、突然1.7倍もの利用額になるわけでありまして、先ほど申し上げましたように、制度が示され、量や質の確保を担保するため経費がかかると分かっていたのであれば、急激な増加ではなく、もっと早い時期から段階的に増額すべきであったと考えております。 また、この部分に関連してではありますが、児童クラブの運営について計画が全く見えないという部分でございます。私はこれまで一般質問の中で、何度も児童クラブを取り上げており、待機児童対策として拠点型の提案や夏休みの取り組み、民間委託の提案など、放課後の余暇の過ごし方の総合的な提案を行ってきました。執行部におかれましては、その後、御対応いただいていることには、一定の理解を示すところでありますが、現状、市内の児童クラブに関して、施設整備についても格差が非常にあると感じています。 また、児童クラブについて、民間委託や施設整備を行っていくのか、または児童クラブに通わない子どもたちの遊び場をどうするのかなど、いわゆる放課後子どもプランについて、子どもたちの放課後のあるべき過ごし方を早急に、計画として示していただきたいと思っております。そしてその計画の中には、今後の社会情勢をしっかりと見据えていただきたいと思っております。 女性活躍社会など社会情勢を考慮すれば、子どもとの触れあう時間や家庭教育という時間さえもままならない状況にあると感じています。児童クラブの始まりは、安心安全な見守りということでありましたが、そうした視点で考えれば、安心安全はもとより、異年齢の集団の中で豊かな情操、あるいは他人に対する思いやりなどを育み、様々な取り組みを行い、生きていく上で必要なライフスキルを身に付ける場所として、今後は整備していく必要があると感じています。 最後になりますが、今回の議案につきましては、現状かかっているコストや受益者負担比率の考えからすれば賛成するところでありますが、今後は有償ボランティア制度など、地域共生の視点で政策を考え、かかるコストを削減し、子育て世代に決して負担を強いることのない政策を早急に実現していただくことを切に願い、賛成討論といたします。 ○議長(田中建一君)  工藤政宏議員。 ◆7番(工藤政宏君)  議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場を取る方々の御意見にも十分に共感、納得をしたうえで、賛成の討論を行いたいと思います。 本議案の目的を簡単に申し上げます。本議案の目的は、年々事業費が膨らむ一方で、受益者負担金である入所料、これは保護者が負担する保育料のことですが、この入所料が、少なくとも平成14年度時点から据え置かれたままであるため、今回入所料を値上げするというものです。 具体的には、第1子にかかる月額入所料3千円を、令和3年度から5千円に、児童二人以上入所する場合の第2子以降の月額入所料の1500円を、同じく令和3年度から2500円にそれぞれ値上げするものであります。 子育て世帯にとっては、第1子の場合でみると2千円値上がりをすることになります。年間で2万円以上の値上がりになります。これは非常に大きなインパクトであり、保護者にとっては経済的な負担となります。しかし全国的に見ても、月額入所料3千円という額は、低料金であると言えます。京築地区でみても、行橋市・みやこ町が3千円である以外は、苅田5千円、苅田町の場合は8月のみ1万円です。上毛6千円、吉富5500円、豊前・築上は4千円であり、3千円である行橋は、やはり低料金です。 児童クラブ受入れ総延べ人数は、平成27年度8856人でしたが、令和元年度では1万2852人であり、4年間で3996人増加しています。事業費は、平成27年度8706万9850円が、令和元年度には2億円となり、4年間で1億1293万150円増加しています。 一方、事業費に占める保護者負担金の割合は、26.41%から16.33%と急落しています。受益者負担の観点からいくと、既に見直す時期に来ているというのが客観的な見解です。 しかしこれまでの入所料を当たり前のものとして受け入れてきた保護者、市民の皆様の立場に立つと、行政サイドにも指摘しておきたいことがあります。それは条例が少なくとも平成14年に制定されて以降、入所料の設定金額を17年間という長きにわたり見直してこなかったことです。事業費に占める保護者負担金の割合が急落することは、かなり以前から想定できたはずであり、もっと早くからこの現状や起こり得る問題を保護者、市民の皆様に丁寧に説明すべきであったにもかかわらず、それをしてこなかったことは反省すべきことであると言わざるを得ません。 今後は、移行期間である令和3年度までの1年と数カ月を最大限に活用し、様々なツールや機会を通じて、現状の課題、他自治体との比較等を丁寧に説明し、金額を変更することへの理解を求めていくよう強く求めます。 併せて、放課後子ども広場の活用を提案します。児童クラブの利用者は、圧倒的に低学年です。行橋市の小学校全児童数が本年5月1日時点で3903人、児童クラブ利用者が本年12月1日時点で967人で、割合にして約24.7%です。そのうち低学年は748人、約77.3%。高学年は219人、約22.6%です。 放課後子ども広場は、児童クラブに比べ保育的視点ではなく、見守りの視点に重きを置いているため、低学年よりも自立している高学年に適している点。保護者負担金を大幅に抑えられる点など、導入を検討するに値します。保護者、児童にとっては、選択肢が増えるだけではなく、6年間を通して見たときの保護者の経済的な負担軽減にもつながるため、ぜひとも再検討をしていただくことを強く求めます。 以上、保護者、市民の皆様への頻回かつ丁寧な説明と、児童クラブだけに捉われない総合的な支援、具体的には、放課後子ども広場などの再検討等による保護者の経済的な負担軽減を検討していただくことを強く要望いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(田中建一君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第91号 苅田町及びみやこ町との行橋市成年後見センターの利用に関する協議について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第91号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第92号 行橋市図書館等複合施設の指定管理者の指定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 德永議員。 ◆21番(德永克子君)  委員長に2点、お尋ねいたします。先ほど委員長の説明がありましたけれども、ちょっと分からないところがありましたので。 まず1点ですけれども、行橋イノベーション株式会社、ここには住所として吉国367番地1とあるんですが、ここにあるのかどうかをお聞きします。 二つ目ですけれども、行橋市として様々な打ち合わせなどをやっているんだろうというふうに思うんですけれども、それはどこでやっているのか、2点目はその点ですが、お答えいただきたいと思います。 ○議長(田中建一君)  文教厚生委員長。 ◆11番(小原義和君)  德永議員の質問にお答えいたします。住所のことでございますけども、答弁は、あるという答弁を受けております。 そして2点目のやり取りでございますけども、先ほど委員長報告にもありましたように、鹿島建設株式会社が窓口となって、場所とかは説明を受けておりません、というか、鹿島建設内と言ったか、ちょっと記憶にありませんけども、そういう感じでございました。 ○議長(田中建一君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  鹿島建設と打ち合わせをされているというか、鹿島建設内というような話を私は聞いたんですが、実際は、それでは吉国に行って話はしていないんですね。 ○議長(田中建一君)  文教厚生委員長。 ◆11番(小原義和君)  お答えします。鹿島建設が窓口になっているということで、窓口になって、イノベーションと打ち合わせをしている、と私は認識しております。 ○議長(田中建一君)  他に御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  議案第92号 行橋市図書館等複合施設指定管理者の指定について、日本共産党を代表し反対討論をいたします。 まず、第1の問題です。指定管理者は、行橋イノベーション株式会社、所在地は、行橋市大字吉国367番地の1とのことです。 まず、住所ですけれども、この吉国367番地1には、行橋イノベーションの看板はかかっておりません。二つの会社、株式会社Aと株式会社Bというふうに言いますけれども、この二つの看板があり、ある議員の看板もかかっております。実際は、この吉国の所にないのではないだろうかな、というふうに考えております。実態は、宮市町2の8、鹿島の事務所にあるのではないかというふうに思いますが、宮市町のこの事務所には、行橋イノベーションの看板等はありません。公式には、行橋イノベーションの所在地は、吉国367番地の1、こういうふうにされております。 しかし実態は、そこに存在をしていないというふうに私は判断をしておりますが、文書的にはあるというふうになっているわけです。公文書偽造と言えるかどうかは分かませんけれども、虚偽であることは事実だというふうに思います。 また、この行橋イノベーションは、当初、行橋市南泉2丁目13の12に事務所を置いておりましたが、当時この南泉の住所は、先ほど言いました株式会社Aの所在地となっていました。 管理業務の範囲は、図書館等複合施設条例にあるように、学校との関係等も含めた図書館の全般的な業務、文化交流施設、託児施設、利用料金の収受業務などですけれども、今後15年間の管理をする企業の事務所も定かではないなどは、責任を持つことができるのか危惧を持つものです。なお、ある議員は、この株式会社Aと密接な関係があります。この点からも行橋イノベーションが中立であるべき図書館運営に、適切、適任なのかどうか疑問を持つところです。 2番目の問題です。文教厚生委員会では、行橋イノベーション全体というより、各分野での連絡をしている、との説明があったということですけれども、契約はあくまでも行橋イノベーションとの間で行うことです、何か事があった場合、行橋イノベーションが対応をするべきです。関連企業などの、それぞれと話しをするのであれば、そのように分割で契約をすべきですが、非常に曖昧となっています。行橋イノベーションが統括して責任を取るように、市としても対応をすべきです。 3つ目の問題です。そもそもの観点から指定管理を行うことの問題です。日本図書館協会は、公立図書館の在り方として、地方公共団体の責任において直接管理運営し、住民の権利である資料要求を保障することが求められているとして、図書館への指定管理者制度の導入は馴染まない、と打ち出しております。 総務省が平成27年11月に、歳出の効率化を推進する目的で図書館にかかる地方交付税の算定方式に関し、指定管理者制度導入の推進を狙ったトップランナー方式を検討対象とするとされましたが、平成28年の11月には図書館への適用を見送ることが発表されました。教育機関としての重要性から決められたことです。 4つ目です。過去この事業は、都市整備部が担当をして進めてきました。図書館や文化交流施設は教育委員会、託児は福祉事務所の所管であり、議会では文教厚生委員会所管のものです。例えば学校の建設は教育委員会が担当をしており、何の意図があったのか、いびつなかたちで進められてきました。何回か指摘をしましたけれども、聞き入れられずに終わっております。 建物はどのように使用するのか、その担当の意見が反映されるものですが、それがないままに建設が終わり、オープンされることになりました。果たして教育的観点、福祉的観点が十分に機能されるのか心配をするところです。15年間という長期にわたっての指定管理です。行橋市民の声が反映されることを今後も見守りたいと思います。 以上、反対討論といたします。 ○議長(田中建一君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第92号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第96号 行橋市図書館等複合施設整備事業に係る事業変更契約の締結について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第96号は、原案のとおり可決されました。 会議運営上、ここで暫時休憩をいたします。                休憩 12時10分                再開 13時18分 ○議長(田中建一君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  すみません。先ほど、私、議案第92号での討論をいたしましたけれども、訂正をお願いいたします。吉国の住所を367番地1と言うところを、361番地1と言いましたので、訂正をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中建一君)  ただいま德永克子議員より発言の訂正の申し出がありました。発言の訂正につきましては、会議規則第64条により、その会期中に限り、議長の許可を得て行うことができる旨、規定をされていますので、発言の訂正の申し出を許可することといたします。 次に、議案第97号について、各委員長から所管部分についての審査の経過、並びに結果の報告を願います。 はじめに、文教厚生委員長。 ◆11番(小原義和君)  それでは、議案第97号 令和元年度行橋市一般会計補正予算について、文教厚生委員会所管部分の、審査の経過と結果を報告いたします。 今回の当委員会所管部分の補正は、1億8469万1千円の増額を行おうとするものであります。 補正の主な内容といたしましては、まず、職員の人事異動、及び給与改定に伴う所管 各課における人件費の調整、また、国県支出金については、前年度補助金等の精算に伴う返納金が計上されております。 続きまして、事業費補正の主な内容について、報告いたします。 はじめに、地域福祉課では、行橋・京都休日夜間急患センターにおいて、来年1月2日から13日までの間の4日間に限り、在宅当番医を臨時で開設することとなったため、その運営にかかる経費等が計上されております。また、来年7月に開設される成年後見センターの運営業務にかかる経費として、令和2年度までを期間とする債務負担行為が新たに設定されております。 次に、子ども支援課、並びに生活支援課では、いずれもシステム改修にかかる経費が計上されております。 次に、学校管理課では、来年度当初における、児童数の増加に伴う学級数の増が見込まれることから、行橋小学校においては、多目的室を普通教室に改修するための経費を、併せて、行橋小学校、及び延永小学校に増設される普通教室の環境を整備するための備品購入費が計上されております。そのほか、泉小学校においては、手狭となっている職員室の改修等にかかる経費が計上されております。 次に、指導室では、学習指導要領の改定により、来年度から小学校で必修科目となるプログラミング教育について、授業で必要となる教材を購入するための経費、また、行橋小学校、及び延永小学校において、来年度から増設される普通教室に、プロジェクター等、ICT環境を整備するための経費が計上されております。 次に、スポーツ振興課では、野球場整備について、専門的な調査を行うための前段となる基本計画の作成に伴う経費が計上されております。これは、既存の多目的グラウンド、及び周辺の広場や施設を分析し、野球場について、基本方針、並びに導入施設の内容や概略規模を明確にすることで、今後の整備計画についての妥当性を検証しようとするものであります。 次に、生涯学習課では、行橋市図書館等複合施設リブリオ行橋の開館準備に必要となる経費等が計上されております。具体的には、指定管理者による開館準備業務が要求水準に適合しているかを確認するためのモニタリング業務や、市内の小中学校を対象とした、施設見学会にかかる経費等が計上されております。 また、令和2年度を期間とするリブリオ行橋の維持管理、及び運営に関するモニタリング業務等にかかる経費、令和2年度から4年度までを期間とするリブリオ行橋の駐車場管理業務にかかる経費、及び令和2年度を期間とする行橋まちなか文化・芸術week事業の実施にあたり、当該実行委員会に対して支出する補助金、以上の3点が債務負担行為として新たに設定されております。 最後に、文化課では、行橋市長井浜公園の進入路建設予定地において、既に実施されている埋蔵文化財の発掘調査に緊急を要したことから、本年度中に不足が生じる事業費を補てんするための経費等が計上されております。また、行橋まちなか文化・芸術week事業の実施にあたり、当該実行委員会に対して支出する補助金として、令和2年度を期間とする債務負担行為が新たに設定されております。 引き続き、審査における質疑の主な内容、及び意見等について報告いたします。 まず、地域福祉課では、成年後見センターの業務委託について、債務負担行為を設定する必要性を質したところ、担当課より、当該センターは来年の7月から開設する予定であるが、本年度中に委託業者との契約を締結することにより、来年4月の早い段階から円滑に準備作業を進めることが可能となるためである、との回答を受けております。 また、委員からは、この準備期間も含め、成年後見制度の利用者に対し、正確な情報の周知徹底を図るとともに、1市2町のネットワークを強固にして、委託先との連携を図っていただきたい、との意見が出されております。 次に、指導室では、プログラミング教育の必修化に伴い、先生方の力量に格差が生じる可能性が危惧されるものの、働き方改革が推進される昨今、授業の準備や研究等で勤務時間の負担とならないよう教員に対するフォロー体制も十分に配慮していくべきではないか、との意見が出されております。 次に、学校管理課では、現地調査で学校現場の状況を確認しているが、今回改修予定である行橋小学校の教室や泉小学校の職員室は、いずれも応急処置のための増改築であり、抜本的な解決には至らないと考える。今後においては、整備計画を立てるなど、学校環境における改善の見直しを早期に図っていただきたい、との要望が出されております。 最後に、生涯学習課では、リブリオ行橋におけるモニタリング業務について、指定管理期間15年間のうち、業務委託は開館後1年のみとし、それ以降は市がモニタリングを行っていくとの説明を受けたが、本来は行政が行うべき内容である。委託する1年間でしっかりノウハウを身につけ、2年目以降も管理・運営の質やサービスを低下させることのないように努めていただきたい、との要望が出されております。 審査終了後、現地調査を行い、取りまとめの中で、行橋まちなか文化・芸術weekについては、多額の予算を投じて大型のイベントを計画する一方で、その期間の保険料が計上されていないなど、予算の詳細が不十分であるように感じる。また、目的が、まちなかの賑わいづくりの一環として多くの人に利用していただけるように、リブリオ行橋を中心に事業を展開するのであれば、費用対効果の面からも、事業期間については、今回のような短期間ではなく、長期にわたる計画を立てて、事業を展開していくべきではないか、との意見が出されております。 最後に、委員より、今後もひとつの事業を複数の部署で実施するような事業のやり方を行うのであれば、議会としても、委員会審査を行ううえで、予算決算委員会等の設置の必要性を改めて感じている、との意見が出されたところであります。 採決の結果、議案第97号のうち、当委員会所管部分につきましては、出席委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、報告いたします。 ○議長(田中建一君)  次に、建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  それでは、議案第97号 令和元年度行橋市一般会計補正予算第3次について、建設経済委員会所管部分の審査の経過と結果を御報告いたします。 当委員会、所管部分における補正は、3240万円の増額補正を行おうとするものであります。 今回の補正の主な内容につきましては、本市職員の給与改定、人事異動、共済費率の変更等に伴う所管各課の人件費補正が計上されております。 次に、事業費における補正の主な内容ですが、都市政策課では、図書館等複合施設整備事業における物価変動、及び税制改正に伴う経費として2772万4千円、また、行橋停車場線拡幅事業における国からの交付金配分変更に伴う負担金額の変更分の経費として504万5千円、長井浜公園整備事業における工事請負費として2222万4千円がそれぞれ増額補正されております。 そのほか、地域公共交通網形成計画関連事業において、再編実施計画を策定するにあたり、仲津校区をモデルとした交通空白地解消事業を行い、デマンドタクシーの試験運行した結果、実態調査を行う必要が生じ、その調整に時間を要したため翌年度へ繰り越す、との説明を受けております。 それでは、審査における質疑の主な内容、及び意見等について、御報告いたします。 まず、都市政策課では、長井浜公園整備事業における工事請負費の詳細について質したところ、はじめに、フェンス工事につきましては、官民の境界を明確にするためにフェンスの設置を予定している、との説明を受けております。 次に、舗装復旧工事につきましては、工事車両の進入により舗装が痛んだため復旧工事を予定している、との説明を受けております。 次に、にぎわい広場舗装工事につきましては、指定管理者の指定により対象地の使途が明確になったため、にぎわい広場の舗装工事を行いたい、との説明を受けております。 最後に、長井浜公園への進入路につきましては、道路工法の変更があったため補正するものである、との説明を受けております。 そのほか、地域公共交通網形成計画関連事業における仲津校区のデマンドタクシーについて、試験運行の路線の選定方法について質したところ、地元の実行委員会において決定した、との答弁を受けております。それを受け、委員より、路線の選定については、担当課においても調査・検討を行い、実行委員会に対して提案等を行っていただきたい、との意見が出されております。 次に、PA事業推進室より、今川パーキングエリア交流拠点グランドデザインの素案について、次のとおり報告を受けております。 ハイウェイオアシスの規模は4万㎡を想定しており、その中に、芝生広場、駐車場、レストラン、物販施設や多目的スペースなどを設置する予定である。また、今後の事業スケジュールについて、来年度は場所を選定した上で都市計画決定の手続きに取りかかる予定である、との報告を受けております。 それを受け、委員より、場所の選定については、高速道路の上下線の交通量や、現在のパーキングエリア内の施設の利用者数など調査を行った上で検討していただきたい、との意見が出されております。また、パーキングエリアを交流拠点とし、交流人口を増やしても、定住人口が増えるとは思えない、本計画の必要性も含めて検討していただきたい、との意見も出されております。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第97号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  次に、総務委員長。 ◆13番(大池啓勝君)  議案第97号につきまして、総務委員会所管部分における、審査の経過と結果を報告いたします。 議案第97号 令和元年度行橋市一般会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、国・県の補助金の内示、及び決定に基づくもの、給与などの人件費に関するもの、緊急を要するものを踏まえて、予算措置されております。 まず、歳入補正全体の、主な概要について、でございますが、増額補正をされているものは、交付決定によるものとして、地方特例交付金、及び普通交付税、国庫支出金では、マイナンバーカード交付数の増加に伴う社会保障・税番号制度補助金、生活保護システム改修のための増額に伴う生活保護適正化事業補助金、健康管理システム情報連携開始に伴うシステム改修補助金に伴う母子保健情報連携システム改修事業費補助金となっております。 次に、基金繰入金では、退職手当の増額補正に伴う職員の退職手当基金、及びふるさと応援事業の増額補正に伴うふるさと応援基金となっております。 次に、雑入では、前年度精算に係る国県精算金となっております。 最後に、市債では、一般会計出資債、県営道路整備事業債、公共土木施設災害復旧事業債、及び 発行可能額決定に伴う臨時財政対策債となっております。 一方、当委員会所管部分の主な歳出補正予算の内容でございますが、文化芸術week事業市民企画イベント補助金、ふるさと応援事業、個人番号カード関連事業、広域化出資金がそれぞれ増額補正されております。 また、行橋市職員の給与に関する条例などの改正、人事異動、及び共済費率の変更に伴う所管各課の人件費の補正、及び人件費の補正に伴う特別会計への繰出金が計上されております。 これらの結果、今回の補正額3億3860万1千円を増額し、歳入歳出予算総額を、それぞれ336億7896万3千円としようとするものであります。 続きまして、審査における質疑の主な内容及び意見などについて、御報告いたします。 はじめに、財政課では、委員より、臨時財政対策債の発行される額について、質したところ、担当課からは、発行上限額である、との答弁がなされました。 そのことに関連して、委員より、財政運営にあたり、真に財源不足のため、臨時財政対策債を発行するのは致し方ないものの、今の行橋市の財政状況はその状況にないと思われる。このまま、臨時財政対策債を目一杯に発行し続ければ、市債を残すことになるであろうし、後年の負担が増すのではないか、と質したところ、担当課からは、臨時財政対策債は、国が全額補てんするものと考えており、利率も低く設定されているため、上限額まで借入れを行っている。臨時財政対策債以外の起債を抑制し、将来の財政負担を減らすように取り組んでいる、との答弁がなされております。 引き続き、委員より、財政調整基金が平成30年度末と令和元年度見込額を比較すると、約24億円が取り崩されている。令和元年度末時点で約37億円の残高が見込まれているが、財政調整基金の考え方を尋ねたところ、担当課からは、令和元年度の見込み額が24億円減っている主な要因として、財政調整基金からふるさと納税基金へ積み替えを行い、その金額は約18億円となる。したがって、本来の財源不足は、6億円ぐらいの状況である。予算編成にあたっては、取り崩しはなるべく少ない額で行うことはもちろんのこと、今後も基金残高を注視しながら財政運営を行いたい、との答弁がなされております。 これに関連して、委員より、行橋市における財政調整基金などの残高は、まだ不足しているものと感じる。今後は、財政調整基金や特定目的基金に対し、それぞれの基金の性質などを検証しながら、基金の残高が増加するような取り組みを検討してもらいたい、との意見が出されました。 次に、総合政策課では、ふるさと応援寄附金記念品費用などに関する補正予算の計上ついて、次のように説明がありました。 1点目として、寄附を頂いた翌月から毎月返礼品を寄付者の元へ届ける、頒布会方式の運用により、年度をまたぐ費用が生じたこと。また、2点目として、昨年の返礼品として家庭用カセットボンベを用いた発電機を揃えていたが、全国的に災害が多発し、大幅な需要増となり、深刻な品薄状態となったため、半年遅れの発送となり、今年度の予算執行となったためである、との説明がなされました。 次に、情報政策課では、マイナンバーカードを用いたマイナポイントと呼ばれるポイント制度について説明があり、マイナンバーカードを取得された方でマイキーIDの設定を行えば、一定額を前払いした方に対してマイナポイントを国から付与される、との説明がなされました。 説明を受けて、委員より、マイナポイントを活用した消費活性化策について説明を受けたが、まだ不明な点が多い。市民の方に対しては、より丁寧な説明をお願いしたい、との意見が出されました。 次に、総合窓口課では、委員より、3年先には、ほとんどの人がマイナンバーカードを取得するというのが国の目標とのことであるが、現在、何人ぐらいの方が取得しているのか、質したところ、担当課からは、直近の11月1日現在において、発行枚数は全国で約1823万枚、取得率は14.3%である。なお、行橋市におけるマイナンバーカードの取得率は12.5%である、との答弁がなされました。 また、委員より、例えば、銀行の窓口に行った際、身分確認のため運転免許証はお持ちですかと聞かれてもマイナンバーカードはお持ちですかとは聞かれない。日常生活のなかで、身分証明書と言えば、まず運転免許証であるという感覚が一般的であると思うが、マイナンバーカードの普及を考慮すると、今後は、市民の方に対し啓発活動を続けていきながら、市役所が率先してマイナンバーカードの提示を求めていく機会を増やしていくべきではないだろうか、との意見が出されました。 次に、市長公室秘書課では、文化・芸術week事業における市民企画イベントへの補助金事業について、次のように説明がありました。先日、市民の方に参加していただいてワークショップを開催した。その中で様々なイベント案が提案された。引き続き、調整を行いながら、イベント案の決定を行っていくが、今後、事業を進めていく過程において、今年度必要な経費が見込まれるため補正を行い、来年度4月以降においても切れ目なく市民企画イベントの準備を進めていくため、併せて債務負担行為についても設定を行う、との説明がなされました。 説明を受けて、委員より、文化・芸術week事業について、例えば事故が起きた場合の対応など、さまざまな視点で取り組まなければならないことがあると思うが、その対応の在り方について、と質したところ、実行委員長である副市長の入室を求め、副市長からは、今回は教育委員会がメインと考えているが、他の部にまたがるような問題については、担当部長や課長と逐一報告を受け、協議を行いながら問題箇所を洗い出しつつ、課題について取り組んでいる、また、事故については、想定している中で事故が起こらないような取り組みを検討していきたい、との答弁がなされました。 また、委員より、文化・芸術week事業の進め方について、進行状況の整理がよくなされていないように感じる。また、提出された資料の不足などが、見受けられた。何か急いでいるように感じるし、じっくりと検討する時間が必要ではないのかと思う。もっと丁寧に、かつ慎重に取り組んでいただきたい、との意見が出されました。 続いて、委員より、教育長が本定例会で可決され来年1月から就任されるが、年明けから、成人式、シーサイドハーフマラソンなどのイベントが目白押しである。その教育長も文化・芸術week事業において何らかの役職に就任されると思うが、その開催まで、日程的に余裕は感じられない。計画と準備を怠らないよう、ぜひ成功してもらいたい、との意見が出されました。 また、委員より、行橋市が行うイベントなど、議会への報告が少ないように感じる。今後は議会に対し、意思疎通を図りながら、随時報告してもらうようにお願いしたい、との要望が出されました。 続いて、委員より、文化・芸術week事業の決算について、実行委員会方式でチケットの売上、会場及び音響システムの設営などの費用に対し決算を行うと思うが、後日、委員会審査時などにおいて、この決算書は適切ではない、と指摘がされないように、資料の整理など細心の注意を払いながら取り組んでもらいたい、との意見が出されております。 審査終了後、取りまとめの中で、委員より、安定した財政運営を維持するため、引き続き、慎重に財政運営を行っていただきたい、との意見が出されました。また、委員より、職員の人員配置について、行政需要が増大しているなか、業務量に見合った人員配置が確保されておらず、市民サービスが行き届いていない状況が見受けられる。増やすべき部署には増員を図るなど、メリハリの効いた職員配置を行うように、調査、研究してもらいたい、との意見が出されました。 続いて、委員より、文化・芸術week事業における市民企画イベントに対する補助金事業の使途について、1回目における総務委員会の審査時において、担当課からは明確な説明がなかった。今後、委員会に提出する資料は細心の注意を払いながら作成しつつ、委員会の出席にあたっては緊張感をもって臨んでもらいたい、との意見が出されております。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第97号のうち、当委員会所管部分につきましては、出席委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。これより、質疑、討論、採決を行います。 議案第97号 令和元年度行橋市一般会計補正予算について、各委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子君議員より、反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  議案第97号 令和元年度一般会計補正予算について、日本共産党を代表し、反対討論をいたします。何点かの問題点を指摘し討論をいたします。 まず、行橋まちなか文化・芸術week事業です。本12月議会では、市民企画イベント補助金として40万円が計上されています。また、債務負担行為として、市民企画イベント補助金が60万円、第九を歌おう事業補助金が3264万円、行橋まちなか文化・芸術week事業補助金として、745万7千円、計4069万7千円が計上されています。 この事業計画は、1、献花、2、奇跡のコンサート、3、光のデジタルアート、4、シンポジウム、5、市民企画イベントを、4月29日から5月9日まで、図書館等複合施設リブリオを中心に開催する一大イベント事業です。総事業費は、4284万7千円、市長をトップとする実行委員会形式で開催をいたします。奇跡のコンサートとシンポジウムでは、チケット販売をいたします。通常、図書館の落成式的な事業を、これほど大掛かりにすることはありません。これほどまでに、多額な市補助金をかけて行う必要性があるとは思えません。 文化事業を行うことが目標であるならば、200名しか参加できないリブリオのホールで行うより、コスメイトで参加者を増やして行うべきです。市内まちなかの活性化のためであるならば、約10日間でこれほどのお金をかけてすることが効果的なのか、疑問を感じます。まちなか活性化は、長期的な考え、もっと別のやり方のほうが、効果があると思われます。 事業計画を見ますと、保険料を掛けているのは奇跡のコンサートだけであり、全体に掛けるべきです。事務局は、教育委員会文化課だけになっていますが、全庁を挙げて行う、との説明であり、そうであれば市長部局のどこかが文化課とともに事務局を持つべきです。たぶん短期間で計画されたのではないかと思いますが、債務負担行為の説明も的確性に欠けており、熟慮された計画になっていないことを露呈しています。 次に、マイナンバーカードの問題です。政府は、令和3年3月からマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにする計画を進め、本補正予算には、そのための職員の時間外勤務手当、及び臨時職員の増額として、2款3項1目戸籍住民基本台帳費が計上されています。 また、一般会計ではありませんが、国民健康保険特別会計にも計上されています。マイナンバーカードを保険証にすれば、マイナンバーカードが書かれたカードを多くの人が日常的に持ち歩くことになり、カードの紛失や盗難によるマイナンバーの流出の可能性が増え、危険性が増大します。プライバシー侵害や医療給付の制限も心配され、民間企業等が保有する個人情報と結び付けられる可能性、危険性も生じます。 また国は、10月の消費税増税による景気の低迷対策としてキャッシュレス消費者還元事業が、2020年6月まで行われますが、その後にマイナポイントの制度を検討しています。マイナポイントにより、消費の活性化を図りながらマイナンバーカードの普及を促進する狙いもあるとされています。マイナポイントによって、官民共同利用型キャッシュレス決済基盤の構築を目ざすと言われています。キャッシュレス決済は、国民に平等に恩恵が生じるのではなく、一部の人たちにのみに利用されるなど矛盾を持っています。また一部の企業にのみ利益が生じる制度でもあります。 国民が求めていないマイナンバーカードを押し付けるために、増税対策の名目で国費を使うことに全く道理はありません。マイナンバーカードの普及のために、なりふり構わず国費を使い、地方自治体にも強制的にしわ寄せさせる問題だらけのマイナンバーカードの普及を無理やり押し進めることは、新たな混乱を引き起こし、危険を広げるだけです。認めるわけにはいきません。 次に、財政状況の問題です。財政調整基金は年度途中であり、通常は年度末にかなりの増額がされるので評価を避けますが、特定目的基金としての災害対策基金と防災基金は、昨今の災害時代と言われる今、積立をすべきです。 また、地方債は、29年度末が201億6368万3千円、30年度末が204億7514万8千円、本年度末見込みが217億836万1千円となっており、年々増額になっております。今後予定している今川PA事業が、10年間の指定管理を含め約45億円の計画とするようですが、いま市民の所得が増えているわけではなく、人口は確実に減少するときに、健全財政を強く求めるものです。 補正の予算ですが、一般会計全て反対するものではありませんが、余りにも大きな問題を抱えておりますので、討論といたします。 ○議長(田中建一君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する各委員長の報告は、可決であります。本案は、各委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第97号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第98号、及び議案第101号の計2件について、一括して、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 総務委員長。 ◆13番(大池啓勝君)  それでは、総務委員会に付託されました、議案第98号、及び議案第101号の計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。 はじめに、議案第98号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、人事異動及び共済費率の変更に伴う人件費の補正、国保資格管理のさらなる効率化等に係るシステム改修、及び国保オンライン資格確認対応に伴うシステム改修であります。 歳入補正の主な内容でございますが、まず、国庫支出金において、国民健康保険制度関係業務準備事業費補助金、及び社会保障・税番号制度システム整備費補助金がそれぞれ増額されており、一方、一般会計繰入金において、職員給与費等繰入金が減額補正されております。 次に、歳出補正の主な内容でございますが、一般管理費において、国保オンライン資格確認対応に伴うシステム改修等に伴う増額がされており、一方、人事異動等による人件費見込み額が減額補正されております。また、徴税管理費において、人事異動等による人件費見込み額が減額補正されております。 この結果、既定予算に対し、今回の補正額は、歳入歳出、それぞれ288万9千円を増額し、予算総額を79億5169万8千円としようとするものであります。 審査の中で、担当課からは、令和3年3月から運用開始される国保オンライン資格確認等システムの導入について、次のように報告されました。 今後、国保オンライン資格確認等システムが導入されることに伴い、市民の方が医療機関に保険証を提示した場合、加入している保険証について、即座にオンラインでの確認が可能となるため、例えば、社会保険を取得し、国民健康保険を喪失している場合など、診療報酬の請求を行う際の過誤請求が大幅に軽減されるのではないか、との説明を受けております。 説明を受けて、委員より、今後、マイナンバーカードを持っていない人はどうなるのか、と質したところ、担当課からは、医療機関を受診する場合、マイナンバーカードを持っていない方も今までどおり保険証の提示で受診できる。今後、国保オンライン資格確認等システムが導入された後、国民健康保険証の番号に二桁の枝番号を追加することにより、個人の国民健康保険番号となり、オンラインで資格確認が可能となる。また、マイナンバーカードをお持ちの方は、各自でマイナポータルでの手続きを行えば、市民の方が病院で受診する際、保険証の代わりにマイナンバーカードの提示でよくなる、との答弁がなされました。 審査終了後、取りまとめの中で、委員より、国民健康保険とマイナンバーカードの連携について、オンライン資格確認等システムの導入に伴い、どのような疾病で通院し、どのような薬剤を処方されているかなどの個人情報は、慎重な取り扱いをお願いしたい、との意見が出されております。 次に、議案第101号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について、でございますが、今回の補正額は、歳入歳出、それぞれ751万円を減額し、予算総額を11億1815万6千円としようとするものであります。 主な補正内容ですが、歳入事務費繰入金において職員給与費繰入金が、歳出一般管理費において人事異動等に伴う人件費が、それぞれ減額補正されていることについて、担当課より説明を受けております。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第98号につきましては、出席委員、賛成多数で、議案第101号につきましては、出席委員、全員一致で、いずれも原案のとおり、可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。これより、議案第98号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって、議案第98号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第101号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第101号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第99号から議案第100号までの計2件について、一括して、文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆11番(小原義和君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第99号から議案第100号までの計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。 はじめに、議案第99号 令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算についてですが、今回の補正は、歳入歳出それぞれ64万4千円を減額し、予算総額を3741万7千円としようとするものであります。 補正の主な内容は、職員の人事異動や人事院勧告に伴う給与改定により、人件費の調整を行おうとするものであります。 次に、議案第100号 令和元年度行橋市介護保険特別会計補正予算についてですが、今回の補正は、歳入歳出それぞれ5万8千円を増額し、予算総額を60億6682万6千円としようとするものであります。 補正の主な内容は、人事院勧告に伴う給与改定により、人件費の調整を行おうとするものであります。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第99号から議案第100号までの計2件につきましては、いずれも出席委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。これより、議案第99号 令和元年度 行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第99号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第100号 令和元年度行橋市介護保険特別会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第100号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第102号から議案第103号までの計2件について、一括して、建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第102号、及び議案第103号の計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第102号 令和元年度行橋市水道事業会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、収益的収入について46万円を増額し、総額14億4982万7千円とし、収益的支出について82万3千円を増額し、総額11億4597万8千円としようとするものです。また、資本的収入について3963万9千円を増額し、総額2億5872万9千円とし、資本的支出について8361万2千円を増額し、総額7億8423万円としようとするものです。 補正の主な内容としては、本市職員の給与改定、人事異動、共済費率の変更によるもの、及び老朽管更新事業等工事請負費の増額によるもので、収益的収入では、他会計繰入金の増額補正、収益的支出では、人件費の増額補正を行い、また、資本的収入では、企業債、出資金及び国庫補助金の増額補正、資本的支出では、第5次拡張事業費や老朽管更新事業費等の増額補正を行おうとするものです。 次に、議案第103号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、収益的収入について、37万7千円を増額し、総額8億9214万4千円とし、収益的支出について、90万2千円を減額し、総額8億6938万円としようとするものです。また、資本的支出について、197万6千円を増額し、総額8億1254万7千円としようとするものです。 補正の主な内容としては、本市職員の給与改定、人事異動、共済費率の変更等によるもので、収益的収入では、その他雑収益の増額補正、収益的支出では、人件費の減額補正を行い、また、資本的支出では、人件費の増額補正を行おうとするものです。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第102号、及び議案第103号の計2件につきましては、いずれも、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 これより、議案第102号 令和元年度行橋市水道事業会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第102号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第103号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって、議案第103号は、原案のとおり可決されました。              (執行部一同、起立、礼あり) 次に、1請願第2号について、基地対策特別委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。基地対策特別委員長。 ◆15番(藤本廣美君)  それでは、当委員会に付託されました、1請願第2号 築城基地の拡張反対の意思を表明することを求める請願について、審査の経過と結果を御報告いたします。 本請願は、去る11月25日、築城基地周辺1市2町の住民から構成されている、築城基地の米軍基地化を許さない!京築住民会議、より行橋市議会議長宛てに提出されたものであります。 内容といたしましては、航空自衛隊築城基地は、米軍普天間飛行場の機能の一つである緊急時使用を行うものとして、現在、滑走路の300m延長、米軍のための弾薬庫、駐機場、燃料タンク、庁舎、宿舎、倉庫の建設など様々な事業が進められています。また、新たな部隊の増強として、航空戦術教導団の配備、さらには、築上町西八田地区における約14ヘクタールの用地取得計画が明らかとなっております。 このような状況を踏まえ、本請願は、本市議会に対し、これら築城基地の拡張計画に反対の意思の表明することを求める、というものであります。 審査にあたっては、担当である本市基地対策室より、現在 築城基地において進められている事業の進捗状況等について説明を受け、提出された請願内容を確認しながら進めてまいりました。 はじめに、緊急時使用のための施設整備に関して、現在の進捗状況の説明を求めたところ、駐機場、燃料タンク、弾薬庫、宿舎の設計が終了し、令和3年度までに工事終了の予定となっている。また、庁舎の工事と誘導路改修については、令和4年度までに工事終了の予定である。さらに、滑走路の延長工事については、各種基礎調査の結果を踏まえ、今後約10年をめどに工事を進める計画となっている。新たな部隊として増強される航空戦術教導団に関しては、主にF-2戦闘機と連携して任務を行う予定であり、令和2年度から配備される計画である、との説明がありました。 さらに、築上町西八田地区の約14ヘクタールの用地取得については、本市としては、地元自治区が反対の決定を行った旨の報道を確認しているが、拡張した用地の使用については、基地本来の機能にとどまらず、自然災害発生時において応援部隊が使用することが想定されるなど、その活用内容が盛り込まれていることについて、市民の生命・財産を守るという観点から、評価できるものである、との説明を受けております。 また、築城基地における、これら一連の事業計画については、緊急時使用のための施設整備はあくまでも緊急時の使用のみを想定しており、新たな部隊の移動を含め、基地能力及び役割の増加にはつながらない、とのことでありました。 その上で、今後の取り組みに対する執行部の考えを質したところ、なし崩し的に基地機能及び自衛隊の強化が行われることを容認するつもりはなく、防衛省・九州防衛局・築城基地と情報を共有しつつ、その情報を市民に対してしっかりと提供したうえで、言うべきことは言う、協力すべきところは協力する、といったスタンスで今後の基地問題に取り組んでいく、との考えを確認いたしました。 以上のとおり、執行部から説明を受けたうえで、審査を進める中、委員より、本請願は、築城基地の米軍基地化に反対しているが、事業の進捗については、九州防衛局や築城基地によって決定されているものである。また、事業の全体的な計画に関しても、その都度、担当課を通して、数回にわたり報告を受けており、しっかりと把握している。さらに、約14ヘクタールの用地取得については、築上町の土地であるので、築上町議会との兼ね合いを考える意味でも、行橋市議会として一概に賛成・反対を表明することはできないのではないか、との意見が出されました。 一方、築城基地は行橋市に隣接することに触れ、緊急時に米軍が使用する期間には、宿舎に滞在する米軍兵が市街地に出歩くことも想定されるため、市民の方々が大変心配している。関連する情報については今以上にしっかりと開示されるよう、求めていくべきである、との意見が出されております。 さらに審査を進める中で、委員より、先般、築城基地所属のF-2戦闘機に関連した重大事故が連続して発生した際には、本委員会より、防衛省および築城基地に対し、徹底した原因究明と抜本的な再発防止策を求める申し入れを行うなど、しかるべき対応をとっている。本市議会として、築城基地の全てに対し反対するものではなく、互いに情報交換を密にし、そのような重大な事案が発生した際にはしっかりと対処していくことが重要である、との意見が出されました。 審査終了後、取りまとめの中で、委員より、自然災害時における自衛隊の救援活動は大変重要である。基地のある地域においては、救援活動が特に迅速に行われていることも考慮し、拡張した用地が災害発生時に活用されることは評価すべきではないか、との意見が出されました。 採決の結果、1請願第2号につきましては、委員、賛成少数で、採択すべきでないと決しました。以上、報告いたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。これより、1請願第2号 築城基地の拡張反対の意思を表明することを求める請願について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  委員長に質問をいたします。先ほどの報告の中で、ちょっとよく分からない部分もあったんですが、市の担当者が、この14haの拡張をすることについて、市民の、それから財産を守るということで評価をすると言った、というのを私は聞いたんですが、それは本当なんですか。 それからもう一つ、新たな役割を持つものではない、というふうに言ったというふうに、何かちょっとそこがよく分からないんですけれども、その点を執行部のほう、基地対策室だと思いますが、そのような説明をされたんですか、お尋ねします。 ○議長(田中建一君)  基地対策特別委員長。 ◆15番(藤本廣美君)  いま私が読み上げましたように、それ以上でも以下でもございません。 ○議長(田中建一君)  德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  14haの拡張というのは、災害にも使う、というふうには書いていますけれども、それのみではない、というふうに書いておりますので、市民の財産を守るためという一面的なことはあっても、それだけではないということを、たぶん私は、執行部は分かっていて言っているはずだと思いますので、先ほどの説明はどうなのかなと。 それから、新たな役割を持つものではない、というふうに言われたということについては、確実に築城基地は緊急時使用をやるわけですから、そのための訓練をするべきですので、そういうふうな説明をするわけはないというふうに私は思うんです。 それから、委員長が最後に、しっかりと対処する、と言われましたけれども、しっかりと対処するというのは、どういう意味なのか、もう一度お答えください。 ○議長(田中建一君)  基地対策特別委員長。 ◆15番(藤本廣美君)  今、しっかりと対処していくというのは、基地対策特別委員会として、いろんな情報を、執行部といろいろと情報を集め、またそれに対して基地対策特別委員会として、それに対処していくという意味でございます。 ○議長(田中建一君)  德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  情報を得て、それが市民のために非常に危険だとか、何か注意をしなければいけないというときは、そういうことについて対処する、というふうに考えてよろしいんですね。 ○議長(田中建一君)  基地対策特別委員長。 ◆15番(藤本廣美君)  德永議員も御存知のように、我々が情報を収集してやっていくというけれども、はっきり言って情報は、はっきり言ってうやむやでございます。それと同時に、あなたも知っているように、事故の後、何日も後に情報が入って来たりしますから、でも一生懸命、基地対策特別委員会としては、それに対して対処していくということでございます。 △日程第2 新たな提出に係る事案の上程 ○議長(田中建一君)  他に御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本請願に対する委員長の報告は、採択すべきでないものでありますが、採決は本請願を採択することに賛成の方の起立を求める方法により行います。もう一度申し上げます。採決は、本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、少数であります。よって、1請願第2号は、採択されませんでした。 日程第2 新たな提出に係る事案の上程を行います。市長より、新たな議案1件が提出されております。これを上程し、議題といたします。市長に提案理由の説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  議員の皆様には、お疲れのところ誠に恐縮でございますが、本定例会に追加提案させていただきます案件につきまして、御説明申し上げます。 今回、あらたに追加提案し、御審議をお願いいたします案件は、議案第105号の行橋市教育委員会委員の任命について、でございます。 これは、現委員であります大宮克弘氏が令和元年12月24日で任期満了となることから、後任として村上信哉氏を任命しようとするものでございます。 以上、追加案件の概要につきまして御説明申し上げました。よろしく御審議をいただきまして、御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(田中建一君)  説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております人事案件1件につきましては、直ちに本会議において審議することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、そのとおり決しました。 それでは、議案第105号 行橋市教育委員会委員の任命について、質疑を行います。御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。     (德永君挙手あり「議長、すみません、退席しますので」の声あり)              (德永君、田中次子君、退席)これに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よってそのとおり決しました。これより、採決を行います。この採決は、無記名投票で行います。投票の方法等を局長より説明させます。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  御説明申し上げます。無記名投票でございますので、本案について賛成の方は賛成と、反対の方は反対と書いていただきます。なお、会議規則により、賛否が明らかでない投票、及び白票は反対とみなします。 議席番号1番の方から順次点呼いたしますので、記載台または自席にて投票用紙に記入していただき、投票を願います。以上で説明を終わります。 ○議長(田中建一君)  説明は終わりました。議場を閉鎖いたします。ただいまの議長を除く出席議員は、15名です。投票用紙を配付いたします。投票用紙の配付もれはありませんか。                (「なし」の声あり)配付もれなしと認めます。投票箱を改めます。異常なしと認めます。これより、点呼に応じ、順次投票を願います。点呼を命じます。                   (投票)投票もれはありませんか。                (「なし」の声あり)投票もれなしと認め、投票を終わります。議場の閉鎖を解きます。これより、開票を行います。開票立会人を指名いたします。1番 小堤千寿議員、4番 瓦川由美議員を指名します。                   (開票)開票の結果を報告します。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  開票の結果を御報告申し上げます。投票総数15票で、これは議長を除く在籍議員数と符合しております。その内、賛成11票、白票4票、したがって賛成多数であります。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。以上のとおりでありますから、議案第105号は、原案のとおり同意することに決しました。 それでは、先ほど行橋市教育委員会委員に同意をいただきました村上信哉氏より挨拶をいたしたいとの申し出があっておりますので、これを受けることにいたします。 村上信哉君。 ◎(村上信哉君)  村上信哉でございます。ただいまは、教育委員に御選任いただきまして、誠にありがとうございます。 教育委員という仕事に対しましては、全くの素人でございます。議員の皆様をはじめ諸先輩方の御指導をいただきながら、教育の発展に少しでもお役に立てますよう、努力してまいりたいと思います。御指導のほど、よろしくお願い申し上げます。                  (拍手あり) ○議長(田中建一君)  会議運営上、ここで暫時休憩をいたします。                休憩 14時40分                再開 15時45分 ○議長(田中建一君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 会議の途中でありますが、この際、お諮りをいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、午後9時まで時間を延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)異議ないものと認めます。よって、本日の会議は、午後9時まで、時間を延長することと決定いたしました。 会議運営上、ここで暫時休憩いたします。                休憩 15時46分                再開 16時50分 ○議長(田中建一君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 休憩中に本日の議事日程について、議会運営委員会で協議を願っていますので、委員長から報告を願います。 議会運営委員会委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  休憩中に議会運営委員会を開き、議事日程の変更について協議を行いましたので、その結果を御報告いたします。 休憩中に西本国治議員より辞職願の提出があっております。よって日程第4として、議員辞職について、を追加し、以後の日程を順次繰り下げることといたします。なお、変更後の議事日程につきましては、お手元に配付しております議事日程表のとおりといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第3 選挙第1号 行橋市選挙管理委員会委員、同補充員の選挙について △日程第4 議員辞職について ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。 日程第3 選挙第1号 行橋市選挙管理委員会委員、同補充員の選挙について、議題といたします。 現在の委員及び補充員の任期が、本年12月24日に満了いたしますので、地方自治法第182条第1項及び第2項の規定により、選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、指名推選にしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、選出の方法は、指名推選で行うことに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。 それでは、お手元配付の資料に基づき、指名をいたします。選挙管理委員として、奥直美氏、佐藤絹子氏、寺﨑素晴氏、進谷孝子氏、以上4名を指名いたします。 次に、選挙管理委員補充員として、古野昌治氏、尾崎千代子氏、中原悦子氏、福島友江氏、以上の4名を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名をいたした方を選挙管理委員、及び補充員の当選人と定めることに、御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました方が選挙管理委員、及び補充員に当選されました。 次に、補充員の補充順序について、お諮りいたします。補充順序は、ただいま指名いたしました順序にしたいと思います。これに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、そのとおり決しました。 日程第4 議員辞職について、議題といたします。辞職願について、事務局長より朗読をさせます。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  朗読をいたします。辞職届 私、西本国治は、この度、刑事訴追を受けたことに関し、行橋市民の信頼を著しく損ねたこと、及び行橋市議会に対し、多大な迷惑をお掛けしたことを深く反省し、その責任をとって行橋市議会議員辞職いたします。令和元年12月19日 西本国治 以上でございます。 ○議長(田中建一君)  お諮りいたします。ただいま議題となっております、西本国治議員の議員辞職願を許可することに、御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。 会議運営上、暫時休憩いたします。                休憩 16時56分                再開 17時44分 ◎議会事務局長(坪根義光君)  再開前に御報告いたします。市民の会は、会派構成員数が6名未満となったため、代表者会議の申し合わせにより、会派選出による議会運営委員会委員数、及び基地対策特別委員会委員数は、それぞれ2名から1名となります。 これに伴い、休憩中に、大池啓勝議員から議会運営委員会委員の辞任届が、また、瓦川由美議員から基地対策特別委員会委員の辞任届が提出され、委員会条例第10条の2の規定に基づき、議長において許可いたしております。 ○議長(田中建一君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 休憩中に、本日の議事日程について、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告願います。 議会運営委員会委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  休憩中に議会運営委員会を開き、議事日程の変更について協議を行いましたので、その結果を御報告いたします。 議員辞職の許可に伴い、議会改革調査特別委員会委員、及び行橋市・みやこ町清掃施設組合議会議員において、それぞれ1名の欠員が生じております。よって、日程第5として、議会改革調査特別委員会委員の選任を、日程第6として、行橋市・みやこ町清掃施設組合議員の選挙を追加し、以後の日程を順次繰り下げることといたします。 また、決議第2号につきましては、休憩中に提出者より取り下げの申し出があっております。なお、変更後の議事日程につきましては、お手元に配付しております議事日程表のとおりといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第5 議会改革調査特別委員会委員の選任 △日程第6 行橋市・みやこ町清掃施設組合議会議員の選挙 △日程第7 委員会の調査報告 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。 日程第5 議会改革調査特別委員会委員の選任を議題といたします。特別委員会の委員の選任につきましては、行橋市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっております。ただいま欠員となっているのは、1名であります。 お諮りいたします。瓦川由美議員を指名することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、瓦川由美議員を議会改革調査特別委員会委員に指名いたします。 日程第6 選挙第2号 行橋市・みやこ町清掃施設組合議会議員の選挙を議題といたします。 行橋市・みやこ町清掃施設組合規約第5条第2項の規定により、本市議会から7名の議員を選出することになっておりますが、現在、1名の欠員が生じております。このため、本市議会から1名の議員を選挙する必要があります。 お諮りいたします。選挙の方法は、指名推選にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選で行うことに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法は、議長が指名することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、議長が指名することに決定しました。それでは、大池啓勝議員を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました議員を当選人と定めることに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員が、行橋市・みやこ町清掃施設組合議会議員に当選をされました。 当選をされました議員が議場におられますので、会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。 日程第7 委員会の調査報告について、議題といたします。議会改革調査特別委員長より、調査報告の申し出があっておりますので、これを許します。 議会改革調査特別委員長。 ◆18番(城戸好光君)  議会改革調査特別委員会委員長の城戸でございます。本委員会は、平成30年9月定例会において、議員定数および議会改革について調査・研究を行うこと、を目的として設置されました。 当該調査事項のうち、議員定数部分につきましては、概ね8カ月にわたり計17回の委員会を開催し、議論を重ねてまいりました。その間、2回の定例会において委員長報告を行っており、また最終的な結論については、先般6月定例会において報告を申し上げております。その中で、行橋市議会議員定数21名を1名削減して、定数20名とすることを提言いたしましたところ、同6月定例会の最終日において、議員14名により議員定数条例の改正案が上程され、本会議採決の結果、賛成多数で可決されたところでございます。 これにより、令和2年4月に執り行われる市議会議員の一般選挙から、議員定数が20名となりますことを、ここに改めて御報告申し上げますとともに、既に令和元年8月15日号として発行されております市議会だよりにおいて、市民の皆様に対し、お知らせをいたしておりますことは、皆様御承知のとおりであります。 それでは、本委員会のもう一つの調査事項であります議会改革部分につきまして、本日までに計26回の委員会を開催し、議論を重ねてまいりましたので、これまでの調査の経過概要と結論について報告をいたします。 まず、議会改革に関する調査・研究を進めるにあたり、委員会の中で協議事項の集約を行なっております。 委員からは様々な項目が挙げられる中、主なものとして次の3点について協議を行いましたので、報告いたします。 はじめに、委員から一番多くの要望が挙がった項目が、委員会の見える化についてであります。現在、本会議については、会議の様子を撮影するとともに録画の配信を行っておりますが、委員会については行っておりません。委員からは、今まで以上に、開かれた議会を目ざすという趣旨のもと、委員会についても同様の取り組みが必要ではないか、との意見が多数ありました。このことから、来年執り行われる市議会議員改選後より、常任委員会並びに特別委員会等、全ての会議において、録画、録音することとしております。なお、本取り組みをさらに発展させるため、委員会の録画配信など、詳細なルールの作成については、改選後の新体制において速やかに協議を進めていくことで意見がまとまっております。 次に、委員から多く挙がった項目は、政務活動費についてであります。従来は、調査研究に使途が限られておりましたが、平成24年度の法改正により、その使途は各自治体によって決定されることとなりました。これを受け、当市議会においては、政務活動費にかかる使途基準を明確化しており、透明性を図ってきたところです。しかし、導入から7年が経過しようとしておりますが、その間、見直しが行われていないのが現状であります。 委員からは、議員自身の資質向上や研鑚のため、また、政務活動の枠を広げるためにも、増額することを視野に入れ、現在の社会情勢等にあった交付額や使途基準の見直しを検討することが必要ではないか、との意見が出されました。一方では、議員個々によってその活動には差異があり、一概に議論することは困難であるため、現行のまま継続すべき、との意見も出されております。他にも、研修旅費やそれに伴う宿泊費等の見直しも含め、使途基準の内容を精査したうえで検討する必要があるなど、様々な意見が出され、委員会として意見の一致を見るには至りませんでした。 最終的には、県内における他の市議会と比較したところ、交付額や使途基準に関して何ら遜色はなく、現状維持が妥当である、との結論に至った次第であります。 次に、議会基本条例第13条に規定する予算及び決算に関する特別委員会の設置について検討を進めたいという意見が挙がっており、これについても慎重に議論を重ねてまいりました。 委員より、現行では、予算及び決算については各常任委員会に分割付託されていることから、事業全体を把握することが困難である。さらに、財政面全体を議会として的確に捉えることは重要であると考えるため、予算・決算特別委員会の設置は必要ではないか、との意見が出されております。そのほか、特別委員会の設置については賛成ではあるが、メリットやデメリットの調査研究、また検討事項の洗い出し、さらには執行部との調整など、様々な側面を総合的に考慮したうえで検討する必要があるのではないか、との意見も出されました。また、複数の委員からは、来年の改選まで残り限られている中、早計に設置すべきものではない。しかし、当該特別委員会設置の必要性は残しつつ、改選後の早い段階で検討に取りかかるべき、との強い要望が出されております。 最終的には、当委員会として、今任期中に結論を出すことは困難であると判断し、改選後に改めて協議を行うことといたしております。 以上、本委員会における議会改革部分の調査・検討事項について、経過概要ならびに結論を報告いたしましたが、それ以外に、協議は行ったものの結論を得ることができなかった事案、あるいは時間の制約で議論ができなかった事案など、積み残した課題は数多くあります。これらを含め、本委員会において協議を行った内容につきましては、議長へ報告を行うとともに議会運営委員会または代表者会議への申し入れを行い、協議していただくこととしております。 本日は、議会改革調査特別委員会として、私、委員長より、これまでの経過概要と調査報告を申し述べてまいりましたが、私たちは行橋市議会の議会改革に終わりはないと考えております。次の世代、またその次の世代へと、私たち行橋市議会は必要な改革を断行するとともに、市民に開かれ、また信頼される議会の実現に向け、鋭意努力してまいりますことをここにお誓い申し上げます。 終わりに、昨年9月、議会改革調査特別委員会が設置されて以来、1年2カ月以上にわたり議員定数および議会改革に関する調査・検討を行い、委員の皆様より忌憚のない多くの御意見を頂戴いたしました。この場をお借りし、厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。また、議会改革調査特別委員会の活動に対し、御理解と御協力をいただきました、区長連合会をはじめ、市民の皆様に深く感謝を申し上げます。 今後も、行橋市議会のあるべき姿に向かって、さらに議会改革を推し進めてまいりますことを申し述べまして、委員長の報告といたします。 △日程第8 議会閉会中の継続審査要求 △日程第9 議会閉会中の所管事項調査要求 △日程第10 会議録署名議員の指名 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 日程第8 議会閉会中の継続審査要求について、議題といたします。建設経済委員会で審査中の議案第94号 市道路線の認定について、閉会中の継続審査の申し出があっております。申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 日程第9 議会閉会中の所管事項の調査要求について、議題といたします。各委員長から所管事項につき、閉会中の調査の申し出があっております。調査事項につきましては、お手元に配付いたしました所管事項調査表のとおりであります。 以上、報告いたします。 日程第10 会議録署名議員の指名を行います。令和元年12月第16回行橋市議会定例会会議録署名議員に、14番 澤田保夫議員、13番 大池啓勝議員を指名いたします。 以上で本日の日程は、全て終了いたしました。 市長から発言を求められておりますので、発言を許します。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  令和元年12月第16回行橋市議会定例会の閉会にあたりまして、一言御礼を申し上げます。 議員の皆様には、去る12月3日の開会以来、市政運営上、重要な案件につきまして、精力的に御審議をいただき、誠にありがとうございました。 審議を通じまして、皆様方からいただきました御意見、御指摘につきましては、十分にこれを尊重いたしまして、今後の市政運営に取り組んでまいる所存でございます。 議員の皆様におかれましては、この1年、市民の代表としてその重責を全うされ、本市の発展と市民福祉の向上のために御尽力を賜りましたことに対しまして、深く敬意を表しますとともに、心から厚く御礼を申し上げます。 気象庁の予報によりますと、今冬は暖冬傾向にあるようでございますが、皆様には、どうぞ健康に一層御留意なされまして、輝かしい新春をお迎えくださいますよう、お祈り申し上げまして、本定例会の閉会の御挨拶とさせていただきます。 誠に、ありがとうございました。             (執行部一同、起立、礼あり) ○議長(田中建一君)  議員の皆様には、議会運営に対し、御協力をいただきまして、この場から厚く御礼を申し上げます。 これをもちまして、令和元年12月第16回行橋市議会定例会を閉会いたします。              (執行部一同、起立、礼あり)                閉会 18時04分地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。      議 長  田 中 建 一      議 員  澤 田 保 夫      議 員  大 池 啓 勝               令和元年12月定例会提出                  決議一覧表(決議)                           令和元年12月3日┌────────────────────────────┬───────────┐│           件    名           │  提出者・賛成者  │├────────────────────────────┼───────────┤│(決議第2号)                     │提出者 德 永 克 子││田中建一君の議長不信任決議               │提出者 田 中 次 子│└────────────────────────────┴───────────┘決議第2号              田中建一君の議長不信任決議 地方自治法第99条の規定による別紙決議(案)を会議規則第13条により提出します。 令和元年12月3日              提出者 市議会議員 德 永 克 子              提出者 市議会議員 田 中 次 子行橋市議会議長 田 中 建 一 様              田中建一君の議長不信任決議 議会は、市民に責任を負う二元代表制の一翼として、徹底した論議を行うことが大きな責務の一つであります。 しかし、今回、教育長の選任の議案について、提案の提示は本日であり、議員が調査をする余裕もなしに採決を行う議会運営を行うことを決定しました。 これは、議会の重要な責務を放棄するものであり、議会を代表する議長として、到底容認できるものではありません。 よって、行橋市議会は、田中建一議長を信任しないことを決議します。 令和元年12月3日                              行 橋 市 議 会継 続 審 査 表                                (令和元年12月20日)┌─────────┬───────────────────────────────┐│  委 員 会  │          継 続 審 査 事 項          │├─────────┼───────────────────────────────┤│   建 設   │                               ││   経 済   │議案第94号 市道路線の認定について             ││   委員会   │                               │└─────────┴───────────────────────────────┘              所 管 事 項 調 査 表                             (令和元年12月20日)┌─────────┬─────────────────────────────┐│   委 員 会   │調   査   事   項                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 地方創生について                   ││         │○ 行政運営について                   ││         │○ 防災・減災について                  ││   総  務   │○ 財政問題について                   ││         │○ 財産管理について                   ││   委 員 会   │○ 入札及び契約について                 ││         │○ 消防行政について                   ││         │○ 国保行政について                   ││         │○ 後期高齢者医療について                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 学校教育について                   ││         │○ 生涯教育について                   ││  文教厚生   │○ 文化行政について                   ││         │○ 介護保険について                   ││  委 員 会   │○ 福祉行政について                   ││         │○ 健康づくり行政について                ││         │○ スポーツ振興について                 │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 上下水道事業について                 ││         │○ 住宅建設事業について                 ││         │○ 都市計画事業について                 ││  建設経済   │○ 土木行政について                   ││         │○ 農林水産業振興について                ││  委 員 会   │○ 企業誘致について                   ││         │○ 商工振興について                   ││         │○ 環境及び清掃行政について               ││         │○ 観光行政について                   │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 定例会及び臨時会の会期日程について          ││  議会運営   │○ 議会の運営について                  ││  委 員 会   │○ 議会の会議規則、委員会に関する条例等について     ││         │○ 議長の諮問について                  │└─────────┴─────────────────────────────┘┌───────┬──────────────────────┬───┬────┐│  議案番号  │      件        名      │議 決│議  決││       │                      │結 果│年 月 日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 報告第26号 │契約内容の変更に係る専決処分の報告について │原 案│令和元年││       │                      │承 認│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 報告第27号 │令和元年度行橋市一般会計補正予算の専決処分の│原 案│令和元年││       │報告について                │承 認│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第81号 │市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一│原 案│令和元年││       │部を改正する条例の制定について       │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第82号 │行橋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関す│原 案│令和元年││       │る条例の一部を改正する条例の制定について  │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第83号 │行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する│原 案│令和元年││       │条例の制定について             │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│       │単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基│原 案│令和元年││ 議案第84号 │準に関する条例の一部を改正する条例の制定につ│   │    ││       │いて                    │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第85号 │行橋市税条例の一部を改正する条例の制定につい│原 案│令和元年││       │て                     │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第86号 │行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正す│原 案│令和元年││       │る条例の制定について            │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│       │行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類│原 案│令和元年││ 議案第87号 │及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制│   │    ││       │定について                 │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第88号 │行橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の│原 案│令和元年││       │制定について                │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第89号 │行橋市下水道条例の一部を改正する条例の制定に│原 案│令和元年││       │ついて                   │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第90号 │行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止│原 案│令和元年││       │する条例の制定について           │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第91号 │苅田町及びみやこ町との行橋市成年後見センター│原 案│令和元年││       │の利用に関する協議について         │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第92号 │行橋市図書館等複合施設の指定管理者の指定につ│原 案│令和元年││       │いて                    │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第93号 │行橋市都市公園の指定管理者の指定について  │原 案│令和元年││       │                      │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第95号 │行橋市西部ポンプ場電気設備更新工事請負契約の│原 案│令和元年││       │締結について                │可 決│12月20日│└───────┴──────────────────────┴───┴────┘┌───────┬──────────────────────┬───┬────┐│  議案番号  │      件        名      │議 決│議  決││       │                      │結 果│年 月 日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第96号 │行橋市図書館等複合施設整備事業に係る事業変更│原 案│令和元年││       │契約の締結について             │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第97号 │令和元年度行橋市一般会計補正予算について  │原 案│令和元年││       │                      │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第98号 │令和元年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算│原 案│令和元年││       │について                  │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第99号 │令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特│原 案│令和元年││       │別会計補正予算について           │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第100号 │令和元年度行橋市介護保険特別会計補正予算につ│原 案│令和元年││       │いて                    │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第101号 │令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予│原 案│令和元年││       │算について                 │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第102号 │令和元年度行橋市水道事業会計補正予算について│原 案│令和元年││       │                      │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第103号 │令和元年度行橋市公共下水道事業会計補正予算に│原 案│令和元年││       │ついて                   │可 決│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第104号 │行橋市教育委員会教育長の任命について    │原 案│令和元年││       │                      │同 意│12月3日 │├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第105号 │行橋市教育委員会委員の任命について     │原 案│令和元年││       │                      │同 意│12月20日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 決議第2号 │田中建一君の議長不信任決議         │原 案│令和元年││       │                      │否 決│12月3日 │├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 1請願第2号 │築城基地の「拡張反対」の意思を表明することを│不採択│令和元年││       │求める請願                 │   │12月20日│└───────┴──────────────────────┴───┴────┘...