行橋市議会 > 2019-12-03 >
12月03日-01号

  • 辞職勧告決議(/)
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  1. 行橋市議会 2019-12-03
    12月03日-01号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    令和元年12月 定例会(第16回)         令和元年12月第16回行橋市議会           定例会会議録(第1日)1 日 時 令和元年12月3日(火)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 坪 根 義 光             次 長 川 中 昌 哉            議事係長 今 川   奨             書 記 奥 畑 悠紀子             書 記 笠 岡   豊             書 記 柴 田 優 作 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり     令和元年12月第16回行橋市議会定例会議員出席表[第1日]                      令和元年12月3日(火)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │小 堤 千 寿│ ○ │ │ 12 │西 岡 淳 輔│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │西 本 国 治│ × │ │ 13 │大 池 啓 勝│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │田 中 次 子│ ○ │ │ 14 │澤 田 保 夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │瓦 川 由 美│ ○ │ │ 15 │藤 本 廣 美│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │井 上 倫太郎│ ○ │ │ 16 │鳥井田 幸 生│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │小 坪 慎 也│ ○ │ │ 17 │田 中 建 一│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │工 藤 政 宏│ ○ │ │ 18 │城 戸 好 光│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │       │   │ │ 19 │二 保 茂 則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │村 岡 賢 保│ ○ │ │ 20 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │諫 山  直 │ ○ │ │ 21 │德 永 克 子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │小 原 義 和│ ○ │ │   │       │   │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘             令和元年12月第16回行橋市議会定例会[第1日] 地方自治法第121条により出席した者                                 令和元年12月3日(火)┌──────────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│      職 名     │  氏  名  │出席│    職 名    │  氏  名  │出席│├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長            │田 中   純│○ │障がい者支援室長   │津 坂 咲 江│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長           │橋 本   晃│○ │子ども支援課長    │吉 本 康 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長職務代理者      │末 次 龍 一│○ │生活支援課長     │津 村 忠 幸│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長公室長         │鶴   裕 之│○ │介護保険課長     │田 邊 正 典│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長          │小 森 孝 義│○ │土木課長       │岩 間 薫 朋│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長          │穴 繁 利 雄│○ │都市政策課長     │林   善 弘│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長          │木 野 雅 博│○ │PA事業推進室長    │土 肥 正 典│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長        │和 田 雄 二│○ │建築政策課長     │黒 田 純 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│産業振興部長        │鹿 島 英 樹│○ │農林水産課長     │西 村 佳 明│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境水道部長        │松 本 正 弘│○ │商業観光課長     │西 川 雅 隆│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長          │米 谷 友 宏│○ │企業立地課長     │上 田   純│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長           │髙 橋 一 文│○ │上水道課長      │有 松 正 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部参事財政課長    │池 永 正 行│○ │下水道課長      │加 来 和 喜│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│秘書課長          │松 尾 一 樹│  │環境課長       │宮 下 義 幸│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監         │辛 嶋 智恵子│  │環境課参事      │上 原 圭 三│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監         │池 上 国 浩│  │環境課事業所長    │井 上 淳 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長          │山 門 裕 史│○ │会計管理者会計課長 │岡 田 公美子│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│防災危機管理室長      │岩 本 秀 夫│  │選挙管理委員会事務局長│中 村 愛 晴│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長        │松 本   隆│○ │農業委員会事務局長  │岡 野 雅 幸│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長        │末 松 久 典│  │監査事務局長     │渡 辺 浄 美│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長        │末 次 真 樹│  │教育総務課長     │土 肥 麻 紀│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長        │上 村 幸 司│  │教育総務課指導室長  │山 本 有 一│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権政策課長        │岡 田 正 二│  │学校管理課長     │橋 本   明│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│税務課長          │山 本 修 司│  │防災食育センター長  │木 村 君 彦│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合窓口課長        │中 村 浩 行│  │生涯学習課長     │上 田 直 美│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民相談室長        │井 上 栄 輔│  │文化課長       │小 川 秀 樹│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収納課長          │野 本   誠│  │スポーツ振興課長   │増 田 昇 吾│  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│債権管理課長        │吉 田   実│  │消防本部総務課長   │五反田 幸 治│○ │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│国保年金課長        │鹿 島 美智子│  │           │       │  │├──────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│地域福祉課長        │真 田 幸 典│  │           │       │  │└──────────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘            令和元年12月第16回行橋市議会定例会              議  事  日  程[第1日]                             (令和元年12月3日)日程第1 会期並びに議事日程の決定日程第2 諸般の報告日程第3 行政報告日程第4 提出議案の上程、提案理由の説明 1.報告第26号 契約内容の変更に係る専決処分の報告について 2.報告第27号 令和元年度行橋市一般会計補正予算の専決処分の報告について 3.議案第81号 市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例         の制定について 4.議案第82号 行橋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を         改正する条例の制定について 5.議案第83号 行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につ         いて 6.議案第84号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例         の一部を改正する条例の制定について 7.議案第85号 行橋市税条例の一部を改正する条例の制定について 8.議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定に         ついて 9.議案第87号 行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類及び基準に関す         る条例の一部を改正する条例の制定について 10.議案第88号 行橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について 11.議案第89号 行橋市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 12.議案第90号 行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止する条例の制定         について 13.議案第91号 苅田町及びみやこ町との行橋市成年後見センターの利用に関する         協議について 14.議案第92号 行橋市図書館等複合施設の指定管理者の指定について 15.議案第93号 行橋市都市公園の指定管理者の指定について 16.議案第94号 市道路線の認定について 17.議案第95号 行橋市西部ポンプ場電気設備更新工事請負契約の締結について 18.議案第96号 行橋市図書館等複合施設整備事業に係る事業変更契約の締結につ         いて 19.議案第97号 令和元年度行橋市一般会計補正予算について 20.議案第98号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について 21.議案第99号 令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算に         ついて 22.議案第100号 令和元年度行橋市介護保険特別会計補正予算について 23.議案第101号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について 24.議案第102号 令和元年度行橋市水道事業会計補正予算について 25.議案第103号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について 26.議案第104号 行橋市教育委員会教育長の任命について日程第5 議案に対する質疑、討論、採決1.議案第104号 行橋市教育委員会教育長の任命について            令和元年12月第16回行橋市議会定例会              議 事 日 程 変 更[第1日]                             (令和元年12月3日)日程第2 議員提出に係る事案の上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決1.決議第2号 田中建一君の議長不信任決議日程第3 諸般の報告日程第4 行政報告日程第5 提出議案の上程、提案理由の説明 1.報告第26号 契約内容の変更に係る専決処分の報告について 2.報告第27号 令和元年度行橋市一般会計補正予算の専決処分の報告について 3.議案第81号 市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例         の制定について 4.議案第82号 行橋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を         改正する条例の制定について 5.議案第83号 行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につ         いて 6.議案第84号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例         の一部を改正する条例の制定について 7.議案第85号 行橋市税条例の一部を改正する条例の制定について 8.議案第86号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定に         ついて 9.議案第87号 行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類及び基準に関す         る条例の一部を改正する条例の制定について 10.議案第88号 行橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について 11.議案第89号 行橋市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 12.議案第90号 行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止する条例の制定         について 13.議案第91号 苅田町及びみやこ町との行橋市成年後見センターの利用に関する         協議について 14.議案第92号 行橋市図書館等複合施設の指定管理者の指定について 15.議案第93号 行橋市都市公園の指定管理者の指定について 16.議案第94号 市道路線の認定について 17.議案第95号 行橋市西部ポンプ場電気設備更新工事請負契約の締結について 18.議案第96号 行橋市図書館等複合施設整備事業に係る事業変更契約の締結につ         いて 19.議案第97号 令和元年度行橋市一般会計補正予算について 20.議案第98号 令和元年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について 21.議案第99号 令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算に         ついて 22.議案第100号 令和元年度行橋市介護保険特別会計補正予算について 23.議案第101号 令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について 24.議案第102号 令和元年度行橋市水道事業会計補正予算について 25.議案第103号 令和元年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について 26.議案第104号 行橋市教育委員会教育長の任命について日程第6 議案に対する質疑、討論、採決 1.議案第104号 行橋市教育委員会教育長の任命について               令和元年12月3日(1)               開議 13時31分 ○議長(田中建一君)  開会前に、議員各位及び執行部の皆様に申し上げます。ことし10月に発生をいたしました台風19号により、犠牲になられた方々の御冥福をお祈りし、黙とうを捧げたいと思いますので、皆様方の御協力をお願いします。それでは、御起立をお願いいたします。                  (黙とう)お直りください。御協力、ありがとうございました。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  開会前に、御報告いたします。去る10月9日に市民の会から会派の異動届が提出されております。この異動届により、市民の会の会派構成員は、二保茂則議員、鳥井田幸生議員大池啓勝議員工藤政宏議員、瓦川由美議員、西本国治議員の6名となっております。 なお、市民の会は、会派構成員数が6名以上となったため、代表者会議の申し合わせにより、会派選出による議会運営委員会委員数、及び基地対策特別委員会委員数は、それぞれ、1名から2名となっております。これに伴い、同日付で、市民の会より、議会運営委員会委員大池啓勝議員を、基地対策特別委員会委員に瓦川由美議員を選出する旨の届け出が提出されております。 委員の選任につきましては、行橋市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議会閉会中においては、議長が指名することができることとなっておりますので、議長において指名いたしております。 続けて、御報告いたします。本日、議会運営委員会が開催され、工藤政宏議員より、議会運営委員会副委員長の辞任の申し出があり、行橋市議会委員会条例第10条の規定に基づき、議会運営委員会において許可をいたしております。これに伴い、議会運営委員会副委員長に諫山直議員が互選されております。 以上でございます。 △日程第1 会期並びに議事日程の決定 ○議長(田中建一君)  定足数に達していますので、ただいまから令和元年12月第16回行橋市議会定例会を開会いたします。 これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりといたしますので、御了承を願います。 日程第1 会期並びに会期中の議事日程について、議題といたします。 本件については、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告を願います。 議会運営委員会委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  先刻、議会運営委員会を開き、会期並びに議事日程について、協議を行いましたので、その結果を御報告いたます。 本定例会の会期は、本日から12月20日までの18日間といたします。 次に、本会議日は、12月3日、9日から11日まで、及び20日の5日間、委員会日は、12月11日から13日まで、16日から19日までの7日間とし、委員会ごとに付託事案の審査を願うことといたします。また、12月4日から8日まで、14日から15日までの7日間は休会といたします。なお、会期中における会議の予定は、お手元に配付いたしております議事日程表のとおりであります。 次に、本日の議事日程につきましては、日程第1といたしまして、会期並びに議事日程の決定を行います。 日程第2として、諸般の報告を行います。 日程第3として、市長より行政報告を受けることといたします。 日程第4として、提出議案の上程、提案理由の説明を受けることといたします。 日程第5として、市長提出にかかる人事案件1件につきまして、議案に対する質疑、討論、採決を行います。なお、この人事案件の採決方法は、議会運営委員会の申し合わせにより、無記名投票で行うことといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。                (德永君、挙手あり) 德永議員、なんでしょうか。        (德永君「議運の委員長に質問があります」の声あり) ◆21番(德永克子君)  議運の委員長に質問させていただきます。日程第5として、議案に対する質疑、討論、採決。人事案件についての問題ですけれども、本日、私は、市役所に来てからですね、この議案の中身を手にいたしました。初めて見る人の名前が提案されているわけですね。それを本日のうちに採決をするということの問題ですけれども、議運の方に聞きますと、1月1日から施行するそうですけれども、市長は、そうでなくてもいい、というようなことを言われたというふうに伺っております。 またですね、これまで議運というのは、全会一致を原則としておりまして、本日提案をして、本日採決することについて、意見が割れて2対2で委員長が決した、というふうに聞いておりますけれども、なぜ、全会一致にするようなことをしなかったのか。またそのために市長に話をすることとか、したんでしょうか。この点について、委員長からお答えをいただきたいと思います。 ○議長(田中建一君)  議会運営委員会委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  德永議員の質問でございますけど、議運は、合意のもとということでありますけど、これは議会運営上、半々ということで、私が強行採決したわけでございます。議会運営上に差支えない、という判断でいたしました。 ○議長(田中建一君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  これを本日に採決しなくてもね、特段問題がなければ、そのようにするのが議運の在り方ではないかというふうに私は思います。 それで、議長にお尋ねしたいんですけれども、この議会の代表者として、十分な審議をすることが任務だというふうに思います。議長として、このような状態のときに、市長と話をしてですね、ぜひ、本日、即採決をするということがないようなことを、そういうふうな点で議長として市長と話をするなり、何かされたんでしょうか。 ○議長(田中建一君)  本日の議会運営委員会の開会中に、暫時休憩を挟みましたので、市長とお会いをして、この提出議案を本日上程して採決をするということの緊急性についてはですね、私のほうから市長にはお伺いをいたしました。 そして、その内容については、議会運営委員長も同席でしたので、お話をお聞きし、議会運営委員会には、市長の入室を求めて、その説明をいただいたという経緯でございます。以上です。 德永議員。 ◆21番(德永克子君)  それではですね、議会の場で十分審議をするという態度、議長としての職責を、私は果たしていないと思うんですよ。そういうふうなことではね、やはり行橋の議会としていけないんじゃないかと思いますので、議長の不信任案を提出します。動議です。 ○議長(田中建一君)  ただいま德永議員から、議長不信任決議が提出されました。動議の成立には、他に1名以上の賛成者が必要であります。本動議について、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。                (小坪君、挙手あり)小坪議員、先にこれでいきます。       (小坪君「議長の信任動議です。前例はあります」の声あり)小坪議員、いま私に対する議長不信任動議が成立いたしましたので、これについて先行して諮りたいと思います。御了承願います。 動議が成立いたしました。 会議運営上、ここで暫時休憩をいたします。                休憩 13時44分                再開 14時46分 ○議長(田中建一君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 本動議の取扱いについて、休憩中に議会運営委員会で協議願っておりますので、委員長に報告を求めます。 議会運営委員会委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  休憩中に議会運営委員会を開き、動議の取扱いについて協議を行いましたので、その結果を御報告いたします。 先ほど德永克子議員ほか1名より、決議1件が提出されました。これは、行橋市議会会議規則第13条の規定に基づく所定の要件を満たしております。よって、日程第1として、議員提出による事案の上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決を追加し、以後の日程を順次繰り下げることといたします。なお、議案の採決方法は、無記名投票により行いたいと思います。 また、変更後の議事日程につきましては、お手元に配付しております議事日程表のとおりでございます。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 お諮りいたします。委員長の報告のとおり、御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。 この件につきましては、私自身の問題でございますので、副議長と交代をさせていただきます。 これより、暫時休憩をいたします。                休憩 14時49分                再開 14時51分 △日程第2 議員提出に係る事案の上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決 ○副議長(西岡淳輔君)  定足数に達していますので、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 これから私が議長に代わりまして、議事を進行いたしますので、どうぞよろしく御協力をお願いいたします。 日程第2 議員提出に係る事案の上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決を行います。 それでは、提出者に提案理由の説明を求めます。 德永議員。
    ◆21番(德永克子君)  決議案の案文に書いてありますので、特段の説明は省略させていただきます。これをお読みいただきたいと思います。 ○副議長(西岡淳輔君)  説明は終わりました。説明に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を行います。反対の方。                (「なし」の声あり)賛成の方。                (「なし」の声あり)討論を終わり、これより採決を行います。採決の方法は、無記名投票により行いたいと思います。投票の順序、方法等について、局長に説明をさせます。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  御説明申し上げます。無記名投票でございますので、本案について賛成の方は賛成と、反対の方は反対と書いていただきます。なお、会議規則により、賛否が明らかでない投票、及び白票は反対とみなします。 議席番号1番の方から順次点呼いたしますので、予め配付いたしました投票用紙に記載台または自席にて記載していただき、投票を願います。 以上で説明を終わります。 ○副議長(西岡淳輔君)  説明は終わりました。議場の閉鎖を命じます。ただいまの議長を除く出席議員は、17人であります。投票用紙を配付させます。投票用紙の配付もれはありませんか。                (「なし」の声あり)配付もれなしと認めます。投票箱を改めます。異常なしと認めます。それでは、これより点呼に応じ、順次投票を願います。点呼を命じます。                   (投票)投票もれはありませんか。                (「なし」の声あり)投票もれなしと認めます。投票を終了いたしました。議場の閉鎖をときます。これより、開票を行います。開票立会人を指名いたします。6番 小坪慎也議員、5番 井上倫太郎議員を指名いたします。                   (開票)開票の結果を局長に報告させます。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  開票の結果を御報告申し上げます。投票総数17票で、これは議長を除く在籍議員数と符合しております。 その内、賛成7票、反対10票、したがって賛成少数であります。 ○副議長(西岡淳輔君)  報告は終わりました。以上のとおりでありますから、決議第2号は否決されました。 会議運営上、暫時休憩をいたします。                休憩 15時00分                再開 15時04分 △日程第3 諸般の報告 △日程第4 行政報告 ○議長(田中建一君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 会議の途中でありますが、この際、お諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、午後8時まで時間を延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、本日の会議は午後8時まで時間を延長することに決定いたしました。 会期並びに会期中の議事日程については、報告のとおり御了承願います。 日程第3 諸般の報告を行います。報告事項につきましては、お手元に配付のとおりといたしますので、御了承願います。 日程第4 行政報告について、市長から報告を受けることにいたします。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  本日、令和元年12月行橋市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には師走に入り、大変お忙しい中にもかかわりませず、御出席を賜りまして、誠にありがとうございます。12月議会開会にあたりまして、令和元年度、今日までの市政運営における報告と、重点施策の進捗状況について、御報告申し上げます。 まず、はじめに諸般の報告として、2点報告させていただきます。 1点目でございます。 今年も日本各地で台風や大雨などの災害が多く発生いたしました。8月の長崎県から佐賀県、福岡県に被害をもたらした前線に伴う大雨、9月の台風15号や10月の台風19また21号、中でも台風19号において気象庁は1都12県に大雨特別警報を発表するなど、想定を超える雨量となり、長野県の千曲川の堤防決壊などにより大災害が発生し、改めて自然の脅威を感じさせられました。これらの災害におきましては、尊い人命が失われており、現在も不自由な生活を強いられている地域もございます。お亡くなりになられた方の御冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方の一日も早い復興をお祈り申し上げます。 本市におきましては、幸いにも大雨特別警報が発令され大災害が発生するような事態とはならず、人的被害等はありませんでしたが、決して本市にとって他人事ではないと気持ちを引き締めているところでございます。 次に2点目でございます。環境・福祉施策として本年度から、自力で家庭ごみを集積場所へ排出することが困難な高齢者や障がい者の方を対象に、職員が直接玄関先で家庭ごみを回収する、いわゆるふれあい収集の事業を開始し、9月から申請の受付を始め、訪問調査を経て利用者の決定、という手続きを進めてまいりましたが、今月からいよいよ収集が始まります。この事業につきましては、指定日にごみが出されていない場合は、声かけや登録された緊急連絡先へ安否確認を行うことから、安心して暮らせるまちづくりへ寄与するものと考えております。現在は、仲津校区をモデル校区とした試験運用としておりますが、今後市内全域に拡大していく予定でございます。 続きまして、本年度の重点施策につきまして、現在までの経過報告を申し上げます。 はじめに、防災・減災対策について、でございます。本市における災害に対する備えの一つとして、災害時における災害及び防災に関する情報の放送、並びに平常時における災害予防対策について、防災パートナーシップ協定を九州朝日放送株式会社と9月に締結しており、災害発生時また発生する恐れがある場合においては迅速に情報を周知し、市民の皆様の安全の確保に努める所存でございます。 また、近年の集中豪雨等による浸水対策に関しましては、みやこ雨水幹線のコスタ周辺において、平成28年度より調整池築造工事に着手し、鋭意工事を進めておりましたが、本年度に完成となります。 次に、福祉行政について、でございます。 権利擁護事業につきましては、昨年度策定いたしました行橋市成年後見制度利用促進計画に基づきまして、令和2年7月に、地域連携ネットワークの核となる中核機関である権利擁護センターを開設いたします。この権利擁護センターを活用し、後見が必要な方の権利が守られるように努めてまいります。 健康づくりにつきましては、本年度から40歳以上の大腸がん検診の無償化や特定健診・がん検診のウェブによる検診の予約を開始しております。生活習慣病予防やがんの早期発見に向け、利用者が利用しやすい取り組みを今後とも検討し、実施してまいります。 障がい者支援につきましては、本年度からスタートした障がい者福祉長期計画の施策の柱の一つである、地域における社会参加の促進の取り組みとして、就労啓発パンフレットを本年度中に作成し、仕事をしたいと思っている障がい者の方や、仕事をしているが悩みや困りごとがある障がい者の方が、社会参加しやすくなるように啓発を行ってまいります。 子育て支援につきましては、平成27年3月に策定いたしました第1期行橋市子ども・子育て支援事業計画が、本年度、計画期間の最終年度となることから、現在、第2期事業計画の策定作業を進めており、来年度以降も引き続き、本計画に基づき、教育・保育の質・量の確保、地域の子ども・子育て支援の充実に努めてまいります。 幼児教育・保育の無償化につきましては、国からの情報の遅れなどによって、各自治体とも混乱を来たす中、保育園、幼稚園などの対象施設と情報共有や事務連携を図りながら、本年10月からスタートできました。今後は、円滑な制度運営となるよう取り組んでまいります。 また、社会問題化している待機児童の対策を加速させるため、3歳未満児の受け皿となる小規模保育事業所を、今年度から来年度にかけて整備する予定でございます。引き続き、待機児童の発生状況を注視しながら、保育士確保の取組みとともに、施設整備を検討してまいります。 高齢者福祉に関しましては、地域包括ケアシステムの推進に向けて、昨年度より第7期老人保健福祉計画及び介護保険事業計画がスタートしているところですが、その中で4つの重点施策として介護予防の強化、認知症施策と権利擁護の充実、在宅医療・介護連携の推進、生活支援体制の確立を設定しております。特に認知症施策におきまして、認知症の方と家族を支える地域づくりの一環として、ゆめタウン行橋店に御協力いただき、本年で2回目となる普及啓発イベント、行橋市オレンジフェスタを開催しました。 今後さらなる増加が見込まれる認知症について、子どもから高齢者まで、幅広い世代の皆さんに知っていただくため、行橋記念病院や認知症地域支援推進員、各高齢者相談支援センター及びゆめタウン内の協力店と共同で、様々なステージイベントや体験・展示コーナーを実施し、昨年度よりも多くの皆さんに御参加いただきました。今後も、地域の方々や各関係機関と連携しながら、高齢者の皆様がいつまでも住み慣れた地域で自立した生活を営めるよう、高齢者福祉を推進してまいります。 次に、農林水産の振興について、でございます。 辻垣・道場寺・高瀬地区のほ場整備事業につきましては、本格的に工事着手して2年が経過し、徐々にほ場整備が終了した農地が増え、生産性の高いほ場が広がってきております。高齢化が進む中、今後も農地の生産性向上や農村環境整備を進め、魅力ある農業に向けて事業を進めてまいります。また、今年、福岡京築農業協同組合今井直売所が大きくリニューアルされ、魅力ある行橋の農水産物の情報発信拠点として大いに期待しているところでございます。 水産業につきましては、つくり育てる漁業を推進し、クルマエビやヨシエビ、ガザミの放流事業や、アサリの資源回復に向け、福岡県京築農水産業振興協議会を通じ、国・県に対し要望活動を行うなど、生育環境の改善や水産資源の回復を図ってまいりました。また、行橋魚市場を行橋市の水産振興・流通の重要な拠点と位置付け、夏のハモ、冬のカキを前面に押し出し、豊かな豊前海の水産物を全国に流通させる取り組みを行っております。 次に、観光振興について、でございます。 観光振興につきましては、観光事業が地方創生につながる重要な産業と位置づけ、一般社団法人行橋市観光協会等と連携し、食や自然、歴史遺産などの地域資源を活用した特産品の開発に取り組んでおります。さらに、駅前マルシェや、はしご酒、かきフェスタなどのイベント開催に積極的に取り組みました。また10月に株式会社 博多大丸と九州探検隊アンバサダー認定を締結し、本市の持つ魅力を積極的に市内外に発信していき、今後も行橋市のプロモーションを推進してまいります。 次に、商業振興について、でございます。 商店街振興といたしましては、平成29年度より北九州市立大学と連携したワークショップ未来構想会議を立ち上げ、今後の将来を担う学生の視点から、商店街や地域住民と協働し、地域全体の活性化に向けたコンセプトづくりに取り組んでおり、今後も継続して商店街の活性化に向けた取り組みを実施してまいる所存でございます。 次に、消費者行政について、でございます。 消費者行政では、平成24年度から、行橋市・みやこ町・築上町の1市2町で広域による消費生活相談業務を行っております。悪質化・巧妙化する、悪質商法の被害防止のための取組みといたしまして、出前講座や、消費啓発フェア等の啓発活動を積極的に取り組んでおります。また、近年増加傾向にある高齢者等の消費者被害の未然防止・救済のため行橋市消費者安全確保地域協議会を立ち上げ、地域全体で見守るような体制を整えました。今後も持続的に市民の皆様の安全・安心な消費者行政の維持に取り組んでまいります。 次に、都市政策について、でございます。 最初に下水道事業の整備状況について、でございますが、昨年度に行事7・8丁目エリアの33haを新たに事業認可区域に追加し、事業認可区域は計421haとなりました。現在、316haの面整備が完了しており、約75%の整備率となっております。本年度からは昨年度事業認可区域に追加した、行事7・8丁目エリアの整備を重点的に進め、5年から7年で完了させる予定であります。 公共交通に関しましては、平成28年3月に策定いたしました行橋市地域公共交通網形成計画に基づき、今後の少子高齢化、人口減少社会を見据えながら、公共交通の維持・確保に向けた取り組みを進めております。具体的には平成筑豊鉄道株式会社の経営改善の一助となることはもとより、沿線住民をはじめとする市民の生活利便性の向上や地域の活性化を図るため、新駅を設置する事業に取り組み、本年8月に令和コスタ行橋を開業いたしたところでございます。 中心市街地の活性化対策につきましては、子どもからお年寄りまでの多世代による交流の拠点、そして文化・情報の発信拠点としての機能を有する行橋市図書館等複合施設整備事業においては、昨年の10月より施設の建設に着手し、令和2年4月のオープンに向け、着実に事業を推進しております。 都市計画道路行橋停車場線拡幅事業につきましては、平成27年8月に福岡県が事業主体として事業認可をいただき、本市も全面的に協力をしながら事業を着実に進めており、現在、用地補償業務を引き続き行っているところでございます。 行橋市今川PA交流拠点整備事業につきまして、今年度は、基本構想で定めた拠点像の実現に向け、具体的な機能や事業手法などの検討を行い、基本計画を基本構想と併せたグランドデザインとして策定しております。 最後に、教育行政について、でございます。 市内の小中学校で取り組んでまいりました空調整備につきましては、今年度、蓑島小学校、今元中学校、行橋中学校及び泉中学校で空調機器の設置が完了し、市内の全小中学校に空調設備を整備いたしました。 また、昨年6月に発生した大阪府北部地震によるブロック塀倒壊事故を受け、本市の小中学校におけるブロック塀改修工事につきましては、昨年度の内部点検で改修の必要が確認されたブロック塀9校10件について、ほぼ工事が完了したところでございます。 ICT教育につきましては、今年9月末をもちまして、市内全小中学校のハード面の環境整備が完了いたしました。平成30年3月現在、普通教室の無線LAN整備率は全国平均が36.6%、普通教室の電子黒板整備率は全国平均が29.5%、統合型校務支援システム整備率は全国平均が50.8%でありますが、本市では全て100%となり、ICT環境の整備率は全国的にも先進的であると言えると思っております。また、先進導入校におきましては、ICTが有効的に活用されており、分かりやすい授業の推進や教員の負担軽減にかなり効果があると聞いております。今後も引き続き、ICTの活用を充実させてまいる所存であります。 生涯学習につきましては、先ほどの都市政策でも報告いたしましたが、令和2年4月開館予定の行橋市図書館等複合施設において、公募により施設名をリブリオ行橋に決定し、9月定例会において、行橋市図書館等複合施設条例を可決していただきました。来年1月より現図書館を休館して、図書資料等を移転するとともに、新たに3万冊の資料を加え、27万冊の資料で開館する予定でございます。また、館内には、図書館のほかに、文化交流施設や託児施設を整備し、子どもから大人までが学び憩える交流の場として、多くの方々に利用していただきますよう、行橋イノベーション株式会社と協議を行っているところでございます。 文化・歴史施策につきましては、第3回目となる、ゆくはし国際公募彫刻展において、令和2年が郷土の生んだ偉人、末松謙澄の没後百年にあたることから、これを記念し、末松謙澄をテーマとした彫刻作品の公募を開始いたしました。来年度に審査を行い大賞作品が決まる予定でございます。 これに関連して、11月9日には作家の林望氏を招いて末松謙澄に関する講演会を開催しました。また12月10日にはバルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂の芸術工房監督である外尾悦郎氏を招いたフォーラムも開催いたします。来年2月には、国内外で活躍する芸術家を本市に招き、彫刻を公開制作する、いわゆるまちなかオブジェプロジェクトも実施する予定でございます。 国の史跡である御所ヶ谷神籠石につきましては、平成30年7月の豪雨で被災した東石塁の災害復旧事業に取り組んでいます。もう一つの国史跡である福原長者原官衙遺跡につきましても、史跡の保存と活用に向けて史跡の用地の購入に着手いたしました。 スポーツ振興につきましては、行橋市海岸地域観光振興基本構想に沿った事業として、7月には長井浜海水浴場でビーチバレーボールフェスティバル、また、8月には蓑島海水浴場でオープンウォータースイムレースを実施し、海岸地域を十分に生かしたスポーツ交流拠点の形成を図り、地域経済の活性化や本市のPRに取り組んだところでございます。 また、来年1月26日に開催予定のシーサイドハーフマラソンにつきましては、例年より1カ月早い9月に申し込みを開始したところ、多くの方々から申し込みをいただき、10月下旬で定員に達しましたので、申し込みを締め切らせていただいたところでございます。引き続き、海岸地域を活用したスポーツ大会の開催や交流人口の増加を目ざした施策に取り組み、スポーツを通じたまちづくりを行ってまいります。 以上、本年度の今日までの市政運営における報告と、重点施策の進捗状況につきまして御報告いたしましたが、議員の皆様方におかれましては、引き続き市政の推進に御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げ、行政報告とさせていただきます。 △日程第5 提出議案の上程、提案理由の説明 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。 日程第5 提出議案の上程を行い、提案理由の説明を受けることにいたします。 市長から付議案件として議案26件の提出があっております。これを一括上程し、議題といたします。 市長に、提案理由の説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  本定例会に提案いたします案件につきまして、御説明申し上げます。 本定例会に提案いたします案件は、報告2件、条例10件、協議1件、指定管理者の指定2件、市道路線の認定1件、契約案件2件、補正予算7件、計25件につきまして、御審議をお願いするものでございます。 まず、報告第26号の専決処分の報告でございます。これは、先の9月定例会におきまして議決をいただきました高規格救急自動車の取得について、でございますが、消費税率及び地方消費税率の引き上げに伴い、変更契約締結を10月1日付けで専決処分させていただいたものでございます。 次に、報告第27号の専決処分の報告でございますが、これは、消費税率及び地方消費税率の引き上げに伴い、消費対策等を目的としたプレミアム商品券事業を行うためのもので、歳入歳出予算をそれぞれ3億3千万円追加し、総額333億4036万2千円とするものでございます。今回の補正予算について、議会を招集する日程的余裕がなかったため、令和元年度一般会計予算を11月1日付けで専決処分させていただいたものでございます。 続きまして、議案第81号から議案第83号までの条例について、でございますが、これらは、人事院の給与勧告に準じ、特別職、議員及び職員の給与を改正しようとするものでございます。 次に、議案第84号の単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るため、地方公務員法の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第85号の行橋市税条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは、入湯税の導入のため、所要の改正をするものでございます。 次に、議案第86号の行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは、放課後児童クラブの利用者増加等に伴う事業費の拡大により、入所料の見直しを行うものでございます。 次に、議案第87号の行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るため、地方公務員法の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第88号の行橋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは、水道法の改正により、指定給水装置工事事業者の登録更新が必要になったため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第89号の行橋市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、これは、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第90号の行橋市行政事務嘱託員の設置に関する条例を廃止する条例の制定について、でございますが、これは、地方公務員法の改正により、市報配布等の業務を行う者について、特別職非常勤職員としての任用が認められなくなったため、当該条例を廃止しようとするものでございます。 続きまして、議案第91号の苅田町及びみやこ町との行橋市成年後見センターの利用に関する協議について、でございますが、これは、令和2年7月1日に、ウィズゆくはし内に設置することとなる行橋市成年後見センターについて、苅田町及びみやこ町の住民が利用できるように協議するものでございます。 続きまして、議案第92号の行橋市図書館等複合施設の指定管理者の指定について、でございますが、これは、リブリオ行橋の指定管理者に行橋イノベーション株式会社を指定しようとするものでございます。 次に、議案第93号の行橋市都市公園の指定管理者の指定について、でございますが、これは、長井浜公園の指定管理者に行橋にぎわいづくりパートナーズを指定しようとするものでございます。 続きまして、議案第94号の市道路線の認定について、でございますが、これは、開発行為、農道の格上げ等に伴い、新たに市道を認定するものでございます。 続きまして、議案第95号の行橋市西部ポンプ場電気設備更新工事請負契約の締結について、でございますが、これは、西部ポンプ場電気設備更新のための工事請負契約を締結しようとするものでございます。 次に、議案第96号の行橋市図書館等複合施設整備事業に係る事業変更契約の締結について、でございますが、これは、平成29年12月定例会におきまして議決をいただきました行橋市図書館等複合施設整備事業についてですが、読書通帳機器及びシステム導入に係る経費等の増額のため、変更契約を締結しようとするものでございます。 続きまして、議案第97号の令和元年度行橋市一般会計補正予算でございますが、今回の補正は、3億3860万1千円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ336億7896万3千円とするものでございます。 歳出予算の主な内容としては、総務費では退職者の増加に伴う退職手当金及び広域化出資金、ふるさと応援寄附金記念品にかかる経費を、民生費では、母子保健事業、生活保護適正化事業、後期高齢者医療療養給付費負担金にかかる経費を、衛生費では、在宅当番医制運営事業にかかる経費を、土木費では、図書館等複合施設整備事業、行橋停車場線拡幅事業、長井浜公園整備事業にかかる経費を、教育費では、小学校ICT整備事業、小学校補修工事費、新図書館関連事業、市内遺跡発掘調査事業、野球場整備検討事業にかかる経費を、諸支出金では、国県補助金の前年度精算に伴う返納金等の経費を計上しているところでございます。さらに、今回の補正予算には、行橋市職員の給与に関する条例の一部改正に伴う人件費につきましても、併せて計上いたしております。 これらの補正に伴う主な歳入予算としましては、地方交付税、基金繰入金、市債等を調製し、計上しております。 繰越明許費につきましては、地域公共交通網形成計画関連事業、漁港機能増進事業において年度内の事業完了が困難なため、翌年度に繰り越すものであります。 債務負担行為につきましては、文化・芸術week事業補助金、成年後見センター業務委託料、リブリオ行橋駐車場管理業務委託料、アドバイザリー業務委託料について新規に設定を行うものであります。 次に、議案第98号の令和元年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、主に人事異動及びシステム改修に伴うもので、歳入歳出ともに288万9千円を追加するものでございます。 次に、議案第99号の令和元年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、人事異動及び人事院勧告に伴うもので、歳入歳出ともに64万4千円を減額するものでございます。 次に、議案第100号の令和元年度行橋市介護保険特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、人事院勧告に伴うもので、歳入歳出とも5万8千円を追加するものでございます。 次に、議案第101号の令和元年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、人事異動及び人事院勧告に伴うもので、歳入歳出ともに751万円を減額するものでございます。 次に、議案第102号の令和元年度行橋市水道事業会計補正予算でございますが、今回の補正は、主に人事異動及び老朽管更新事業等の見直しに伴うもので、収益的収入で46万円を、収益的支出で82万3千円をそれぞれ追加し、資本的収入で3963万9千円を、資本的支出で8361万2千円をそれぞれ追加するものでございます。 次に、議案第103号の令和元年度行橋市公共下水道事業会計補正予算でございますが、今回の補正は、人事異動及び人事院勧告に伴うもので、収益的収入で37万7千円を追加し、収益的支出で90万2千円を減額し、資本的支出で197万6千円を追加するものでございます。 以上、今回提案いたしました案件の概要につきまして御説明申し上げましたが、いずれも市政運営上、重要な案件でございますので、よろしく御審議をいただきまして、御賛同賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(田中建一君)  市長、104号の説明を。 ◎市長(田中純君)  大変失礼いたしました。原稿漏れがありましたので、今かわりの原稿を部長より拝借して、読み上げさせていただきます。 今回、あらたに追加提案し、御審議をお願いいたします案件は、議案第104号の行橋市教育委員会教育長の任命について、でございます。 ○議長(田中建一君)  内容が違います。 ◎市長(田中純君)  ちょっと要領を得ませんので、一度、退席をさせていただきます。          (執行部、提案理由原稿の不備により一時中断) ○議長(田中建一君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  大変要領を得ませんで、大変申し訳ございません。追加提案として別立てでしておりましたことは、議長との連携不足で大変失礼申し上げました。 改めて、追加提案いたしました議案第104号につきまして、説明をさせていただきます。 議員の皆様には、誠に恐縮でございますが、本定例会に追加提案させていただきます案件につきまして、御説明申し上げます。 今回、あらたに追加提案し、御審議をお願いいたします案件は、議案第104号の行橋市教育委員会教育長の任命について、でございます。 これは、今年5月から不在となっております教育長について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、今定例会において議会の同意を得て、長尾明美氏を任命しようとするものでございます。 長尾氏は、京都高等学校商業科卒業後、日産自動車株式会社に入社し、現在、日産自動車九州株式会社にて総務課長として勤務しておられます。この間、約30年にわたり人事に携わってこられたと聞いております。このような民間での経験を教育行政に取り入れ、新しい視点から意見をいただきたいと考えているところでございます。 教育長につきましては、長期にわたり不在となっており、関係機関には御迷惑をおかけしておりますので、一日でも早く任命すべきと考え、追加提案させていただいたものでございます。 以上、追加案件の概要につきまして御説明申し上げました。 よろしく御審議をいただきまして、御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 △日程第6 議案に対する質疑、討論、採決 ○議長(田中建一君)  説明は終わりました。 日程第6 議案に対する質疑、討論、採決を行います。議案第104号について、議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております人事案件1件につきましては、直ちに本会議において審議することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、そのとおり決しました。 それでは、議案第104号について、質疑を行います。御質疑はありませんか。 田中次子議員。 ◆3番(田中次子君)  市長に3点、お聞きします。 まず、一つ目は、笹山教育長の辞職後、行橋市は、教育長が不在となったままでしたが、この7カ月間という期間がかかってしまった理由、その必要性について、お尋ねします。 二つ目は、今回この長尾氏が30年間人事に携わってこられた、とありますが、具体的に民間企業の経験の、どういったところが行橋市の教育行政に生かせると思うのか、お答えください。 三つ目です。長尾氏は、現在、日産自動車九州株式会社の総務課長ということですが、もし教育長となられましたら、退職をされるのか、もしくはそのまま会社に籍を残される御予定なのか、分かればお答えください。以上です。 ○議長(田中建一君)  執行部に答弁を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  まず、第1点目でございますが、7カ月間という期間を田中議員から御指摘をいただきました。確かに少々長過ぎたかなという感じは個人的にもいたしております。 ただし、これは前笹山教育長が全く予定外の、予見せざる状況によって退任をされたわけでございまして、つまり病気治療のためということでございますので、やむを得ず途中で降板をいたしたということでございますので、慌てて、いわば予定していない候補者を探したということでございますので、御理解をいただければというぐあいに思っております。 それから、民間の教育長を任命した理由ということでございますが、当然のことながら、それぞれの公と民と、それぞれの分野において、考え方や物事の決め事、決め方、あるいはいわゆるディシジョンメイキングにおいて、様々なやり方がある中で、やはり民の考え方、民の力、民の情報力、民のネットワーク、そういったものを私どもは積極的に取り入れていくべきだというぐあいに考えておりますので、今回の機会を逃さずに長尾氏を招へいしようとするものでございます。 それから、3点目でございますが、これは、私は詳細に承知しておりませんが、一応、会社を離脱されるというぐあいに聞いております。これは正確ではないかもしれません。もし間違っていましたら御容赦願います。 ○議長(田中建一君)  総務部長。 ◎総務部長(小森孝義君)  3点目の市長答弁を補足説明いたします。日産との協議の中で、転籍という手法を取るということでお伺いしております。この転籍という手法につきましては、現行の日産自動車株式会社を退職されて、こちらのほうに来るというふうに聞いております。 詳細につきましては、日産自動車株式会社九州内で内部協議されるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(田中建一君)  田中議員。 ◆3番(田中次子君)  ちょっと先に1点、部長の答弁の中で、日産自動車株式会社九州じゃなくて、日産自動車九州株式会社でございます。全く別の会社ですので。 そして、市長、私が二つ目にお聞きしたことが、長尾氏が30年間人事に携わって来られた、というところが提案理由にありまして、具体的に民間企業の長尾氏の経験のどういったところが、という意味合いでお聞きしたんですけれども、市長が民の考え方、情報力、ネットワークというふうにおっしゃいました。これは民間企業を称してのことだと思うんですが、長尾氏に対しては、長尾氏の30年間人事に携わってこられた、この経験のどの部分を教育行政に生かしていこうと思われるのか、お願いします。 ○議長(田中建一君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  お答え申し上げます。先ほど申し上げましたように、具体的に人事行政に当たっていたからここがどうだとか、あれがどうだとか、そういうことを申し上げているつもりは全くないんで、要するに教育長というポジションは、基本的に鳥瞰図とでも申しましょうが、俯瞰をしながら教育というものを子どもたちの学校教育だけのみならず、市民の生涯教育という面もございますし、そういった俯瞰的な立場で見る立場でございますので、前の前職業が営業マンであったとか、あるいは起業家であったとか、あるいは人事の担当者であったとか、そういったものは決定的な要素だというぐあいに考えていないところであります。 民間で日産九州ですか、九州日産ですか、におかれて30年間、女性で、あの地位をキープされているということだけでも非常に有能な方だということが、推測、類推ができるわけである、というぐあいに考えております。以上です。 ○議長(田中建一君)  他に御質疑はありませんか。 德永議員。 ◆21番(德永克子君)  先ほどの田中次子議員に対する答弁で、ちょっと分からないので、もう一度お尋ねしますけれども、転職をされると言われましたよね、部長。転職と言われたように思いますが、要するに今、副市長が県の職員から行橋の副市長に来られて、辞めたらまた県の職員に戻るというのが、今の副市長だと思うんですけれども、じゃあこの方については、全く日産と手を切るのか。日産から来ても、また戻るのか。そういうことはどうなんでしょうか。 ○議長(田中建一君)  小森総務部長。 ◎総務部長(小森孝義君)  お答えいたします。転職ではなく、転籍でございます。私が先ほど説明したように、1回退職するということで、本人と会社の雇用契約に基づくものでございまして、詳細につきましては、御本人さんと日産自動車九州株式会社さんの契約に基づきますので、私どもがそれについていろいろ答えるというのは、ちょっと差し控えさせていただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(田中建一君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  一旦退職はされても、私は教育長という役柄がですね、本当に教育というのは、公平・中立でなければならないわけですね。日産がいいとか悪いとかいうんじゃないんですけれども、企業に影響のある方というのは、いくら企業の問題であろうとも、教育の場には中立であるべきであると思いますので、一旦退職をするけれども後は分からないでは、議会としてどういうふうな判断をすべきなのかという点については、非常に微妙な問題を持っていると思いますので、きちんとお答えいただきたいと思うんです。 もう全く日産とこれで手を切るというならば、それはそれでいいですし、あと戻るというなら、それはそれでまた考えなければいけないんじゃないかなと思いますので、正確にお答えください。 ○議長(田中建一君)  小森総務部長。 ◎総務部長(小森孝義君)  お答えいたします。通常、転籍と言いますと、ここを一旦教育長としてお辞めになった際に、その再就職先を予め決めておくという手法もあるやに聞いております。私どもは先ほど申し上げましたように、どういった手法を取るのかというのは、日産内部の協議になりますから、この手法にも二通りあるようでございまして、どちらを取るかというのは、日産内部の協議で決定されるものというふうに判断しております。以上でございます。 ○議長(田中建一君)  德永議員、いいですか。           (德永君「はい、分かりました」の声あり)他に御質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を行います。反対の方。 大池議員。 ◆13番(大池啓勝君)  議案第104号 教育長選任についての反対討論をいたします。 まず、最初に言っておきますが、私は、今回、市長が提案した人が教育長に適任ではないとして反対するわけではありません。それは教育長として適任かどうかという判断もさることながら、教育行政の経験のない、あるいは学校という教育現場の経験がない民間出身者を教育長に選任する市長の考えと、それによる教育行政に与える影響や、どのような効果が期待できるか、それを確認するための十分な説明とその説明を受けた私が適切な判断を行う時間がないことから、無責任に賛成という判断ができないからであります。 さらに10年後の行橋市の子どもたちをいかにして育てるのか、その中長期的な課題に対し、市長は教育長に何を期待し、どのような役割を担わせようとしているのか。昨日の代表者会議での説明や先ほどの提案理由では不十分で、行橋市の教育行政のトップを託す採決に当たり、議員として責任ある判断ができません。 慣例では、人事案件は提出日の1週間程度前に代表者会議で説明することになっていたはずです。代表者会議での説明の翌日に提案し、その日の本会議で採決をする。また聞くところによると、可決されても任命日は来年1月1日とのことのようですが、議会のルールは無視し、取りあえず数の力で可決されればいいということでしょうか。 ところで、前任の笹山教育長は、初めての現場である行橋市の小中学校において、長年の高等教育の研究者として豊富な経験と知識を持って教育長職の任に就き、行橋市の未来を託す子どもたちの教育に取り組まれました。初めての現場、初めての環境ということもあり、校長先生や保護者たち、子どもたちと親しく接するなど、かなりな努力をされたと思います。しかし、教育の考え方について、学校現場や保護者たちが求めるものとの溝が必ずしも埋まっていなかった、との声も聞きます。 今回、提案されます長尾氏については、私はどのような人物なのかは存じ上げませんが、行橋市出身ということですので、行橋市の教育現場がどのような状況なのかは、少なからず理解していると思います。しかし、教育行政のトップとして、民間経験者を生かした取り組みをされるなら、笹山教育長以上に相当な努力が必要だと思います。 教育長が自分の信念に基づき、任を果たすためには、市長からしっかりとした教育方針を示され、市長が教育長に何を求め、どんな効果を期待しているのかが示されなければならないと思っています。 今回の提案に際して、この大事な部分が不明確であります。このことから、私は責任を持って長尾氏を教育長に押す判断ができません。 以上のことから反対とし、討論といたします。 ○議長(田中建一君)  賛成の方。 小坪議員。 ◆6番(小坪慎也君)  賛成の立場から討論をさせていただきます。私は、賛成と書きます。これは、私にとって、ようこそいらっしゃいました、という思いを議場で一言言っておきたいと思ったからです。 私は、長尾さん個人をよく存じ上げません。ただ、お顔くらいは存じております。そして、尊敬もしております。今そこに皆さんの手元にも略歴が書かれているかと思いますが、地元の高校を出て、女性の立場でここまで来られました。昨今、女性進出という言葉がございますが、私は、本賛成討論においては、少し異なった意味で捉えたいと思います。現在、どんどんどんどん女性活躍と、無理にでも活躍しろ、どんどん働けという中ではなくて、当時、長尾氏が現場に出たときに、どういう社会情勢であったか、それは、まさに本当にどんどんどんどん政治や行政の力を投じなければいけないくらいの逆風の中で、この立場に上ってきた方です。楽ではなかったと思います。 勤続30年です。捨てるというわけではありませんが、自らが愛し、ここまで頑張ってきた組織を離れて、行橋市の教育長に、よし飛び込んでみようと、こちらに来てくれたことを、ただただ深く感謝するものであります。 昨今、行橋市はニュースにもなります。中にはよろしくないニュースもあります。議会、行政が騒がせたこともあります。例えば飲酒や逮捕等々。その中で、自社から離れてここに来ようと、来てくれたときに、あれが悪い、これが悪いと、私は言うことがそもそもできません。しかしながら、いざ、教育長として、こちら側の陣営に座られた際には、教育行政については、私もまだ、未知数な部分がございますから、正々堂々、二元代表制のもと、厳しい質問を長尾氏にぶつけていきたいと思っております。 その上で、私個人として考える長尾さんが教育長になった場合の市民に対するメリットについて、一言のみ述べさせてください。 人事とは組織づくりであります。そして教育行政とは極めて大きな公務員組織を統制していくことであります。これだけ大きな組織を動かしていくという部分は、単に政策のみならず、組織運営の能力が極めて高く求められるのは、皆様の御存知のとおりかと思います。その上で、6千人を要する極めて大きな大企業の人事をトップとして、幹部として回してきた人間が行橋の教育行政を回せるかどうか。私は行政機関の運営に関してはかなり長けたものがあるのではないかと思います。 その教育方針につきましては、議場をもって、皆様、市議とともに、こんなふうな教育をやってくれ、あんなふうな教育をやってくれと、これから様々な政策討論を重ねていければいいのではないかと思います。 よって、私は賛成票を投じるとともに、この議場において二元代表制の対峙する側として、長尾さんを教育長に迎え入れたいと思います。皆様、賛成票を投じていただきますよう、お願いいたします。以上です。 ○議長(田中建一君)  反対の方。 瓦川由美議員。 ◆4番(瓦川由美君)  議案第104号 行橋市教育委員会教育長の任命について、反対の立場から討論をいたします。 まず、はじめにこの人事案件につきまして、女性の立場からは、このように重要な教育長というポストにも女性を提案していただくことに、異論はございません。しかしながら、学校現場では、5月から教育長が不在ということで、現場では大変な不安が多くあったのではないかと思いますし、また議会に対しては、本日の追加案件であるにもかかわらず、同日中の採決というのは、議会としても議論を尽くすにはあまりにも時間が足りないということで、議会への丁寧さに欠けていると思わざるを得ません。 また、昨今でのいじめや自殺、引きこもりや不登校の問題、本市においては学校規模適正化基本計画の策定など、学校、教育現場における課題がたくさんあります。候補の方については、民間の力を活用して、と、市長からの説明が、いま質疑が行われることによって説明がなされました。しかしながら教育経験についての記載は、説明の文にもございません。このような特殊な問題に対応していくためには、教育現場、または教育や関係機関における経験が大変重要であると考えます。 家庭、学校、行政、また地域がワンチームとなって、行橋の未来を担う子どもたちが安心して学ぶことのできる教育の環境を整えていただくためにも、ぜひ学校、教育現場の声を反映していただくように要望いたしまして、反対討論といたします。 ○議長(田中建一君)  賛成の方。                (「なし」の声あり) 反対の方。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  議案第104号 行橋市教育委員会教育長の任命について、日本共産党を代表し、反対討論を行います。 通常、私たちは、人事案件については、討論をすることを避けてきました。しかし、今回の人事案件は、余りにも常軌を逸しておりますので、反対討論をいたします。 まず、議案の提案の問題です。本日、私のところに教育長の任命の議案があることが通知されました。教育長という重要な職務に対し、余りにも議会軽視、甚だしいものです。かつて、市長は議会開会日の1日前に議員に通知が届いた場合でも、陳謝をいたしました。今回は、そのときよりも酷い当日の提出です。議会での審議の在り方についても、本日中に採決をするという十分な調査検討をする時間を持たないものです。忖度議会と言われるような議会の責務を放棄したものと言わざるを得ません。 さて、教育長として長尾明美氏が適正なのかどうかの問題です。私は、この方のことを知りませんから、提出された資料の範囲で判断をいたします。 いま学校現場では、教師の不足や過重労働、子どもたち一人一人に十分に行き届いた内容となっておりません。行橋の次代を担う子どもたちに行き届いた教育を求める声は、市民の間に満ち満ちています。 長尾明美氏は、現在、日産自動車九州株式会社人事渉外部総務課長ですが、提出された資料には、教育分野については何も記載がありません。長い間企業人として活躍されたことと思いますが、企業はあくまでも利益最優先であり、そのための企業人の育成などの人事を担当した方が、それぞれの個性を生かしながら全人格の育成をすすめる教育とは、全く相いれないものと思われます。 生きる力を育む教育、特に子どもたちへの教育をいま市民は強く求めていますが、企業が求めている人間像とは相反するものです。また、先ほどの質疑の中で明らかになりましたが、今後も日産との関連があることが分かりました。これは、教育の中立、公平性から大きな問題があるものです。本議案の教育長提案について、教育の理念、市民の求める教育には合致しないことから、反対といたします。 ○議長(田中建一君)  賛成の方。                (「なし」の声あり) 反対の方。 鳥井田幸生議員。 ◆16番(鳥井田幸生君)  議案第104号 行橋市教育委員会教育長の任命について、反対の立場から討論をします。 この人事案件につきましては、昨日行われた代表者会議において、初めて執行部より説明を受けたところです。候補者について、経歴の説明はありましたが、教育長を任命するに当たり、最も重要となる教育行政に対する考え方も示されることなく、教育行政に関して全くの未経験者を登用することに、強い懸念を持つものです。 今、学校現場では、いじめ、不登校の問題や学校と保護者との関係性等、多岐にわたる課題が山積しております。状況も日々変化しております。 教育長は、これらの課題に対し、学校、保護者、あるいは地域と連携し、協力しながら対応していかなければなりません。だからこそ、教育行政の責任者である教育長の登用には、教育行政に関して、経験に基づいた幅広い知識や地域とのかかわりを持つことができる人材が不可欠となります。 市内には、経験を積まれた即戦力になり得る人材が、必ずいるはずです。行橋の将来を担う大切な子どもたちの教育環境の充実、発展することを期待して、反対討論とします。 ○議長(田中建一君)  賛成の方。                (「なし」の声あり) 反対の方。                (「なし」の声あり) 賛成の方。                (「なし」の声あり)討論を終わり、これより採決を行います。 お諮りいたします。議案第104号の採決方法につきましては、無記名投票により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、そのとおり決しました。投票の順序、方法等について、局長より説明させます。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  御説明申し上げます。無記名投票でございますので、本案について賛成の方は賛成と、反対の方は反対と書いていただきます。なお、会議規則により、賛否が明らかでない投票、及び白票は反対とみなします。 議席番号1番の方から順次点呼いたしますので、後ほど配付いたします投票用紙に記載台または自席にて記載していただきまして、投票を願います。 以上で説明を終わります。 ○議長(田中建一君)  説明は終わりました。議場の閉鎖を命じます。ただいまの議長を除く出席議員は、18人であります。投票用紙を配付させます。投票用紙の配付もれはありませんか。                (「なし」の声あり)配付もれなしと認めます。投票箱を改めます。異常なしと認めます。それでは、これより点呼に応じ、順次投票を願います。点呼を命じます。                   (投票)投票もれはありませんか。                (「なし」の声あり)投票もれなしと認めます。投票を終了いたしました。議場の閉鎖をときます。これより、開票を行います。開票立会人を指名いたします。4番 瓦川由美議員、3番 田中次子議員にお願いいたします。                   (開票)開票の結果を局長に報告させます。 ◎議会事務局長(坪根義光君)  開票の結果を御報告申し上げます。投票総数18票で、これは議長を除く在籍議員数と符合しております。 その内、賛成11票、反対3票、白票4票、したがって賛成多数であります。 ○議長(田中建一君)  報告は終わりました。以上のとおりでありますから、議案第104号は原案のとおり同意することに決しました。              (執行部一同、起立、礼あり) それでは、先ほど行橋市教育委員会教育長に同意をいただきました長尾明美氏より挨拶をいたしたいとの申し出があっておりますので、これを受けることにいたします。 長尾明美君。 ◎(長尾明美君)  長尾でございます。この度、教育長に御承認をいただきまして、誠にありがとうございます。 これまで一企業の中で業務に遂行してまいりましたので、新たなチャレンジとして教育というステージに私自身がかかわること、大変嬉しく思っておりますし、とても光栄でございます。 今後は、議員の皆様や諸先輩等、多くの方々に御指導やアドバイス等をいただきながら、私の出身地、地元でもあります行橋市の教育発展のために精いっぱい務めてまいりたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。                  (拍手あり) ○議長(田中建一君)  以上で本日の日程は、全て終了いたしました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。              (執行部一同、起立、礼あり)                散会 16時23分            令和元年12月第16回行橋市議会定例会              会 期 並 び に 議 事 日 程 表┌────────┬──┬──────┬──────────────────────────┐│  月 日   │曜 │会 議   │議  事  日  程                │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │開 会                       ││        │  │      │会期並びに議事日程の決定              ││        │  │      │諸般の報告                     ││        │  │本会議   │行政報告                      ││  12月 3日│火 │      │提出議案の上程、提案理由の説明           ││        │  │      │議案に対する質疑、討論、採決            ││        │  │      │散 会                       ││        │  ├──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │※請願・陳情・要望の提出(午後5時まで)      │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月 4日│水 │休 会   │                          │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月 5日│木 │休 会   │                          │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月 6日│金 │休 会   │                          │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月 7日│土 │休 会   │                          │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月 8日│日 │休 会   │                          │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │開 議                       ││  12月 9日│月 │本会議   │一般事務に関する質問                ││        │  │      │散 会                       │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │開 議                       ││        │  │本会議   │一般事務に関する質問                ││  12月10日│火 │      │散 会                       ││        │  ├──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │※議案に対する質疑通告(午後4時まで)       │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │開 議                       ││        │  │本会議   │一般事務に関する質問                ││        │  │      │議案に対する質疑、議案の委員会付託         ││  12月11日│水 │      │散 会                       ││        │  ├──────┼──────────────────────────┤│        │  │委員会   │(付託事案審査)                  ││        │  ├──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │※決議・意見書の提出(午後5時まで)        │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月12日│木 │委員会   │(付託事案審査)                  │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月13日│金 │委員会   │(付託事案審査)                  │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月14日│土 │休 会   │                          │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月15日│日 │休 会   │                          │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│  12月16日│月 │委員会   │(付託事案審査)                  │└────────┴──┴──────┴──────────────────────────┘┌────────┬──┬──────┬──────────────────────────┐│  月 日   │曜 │会 議   │議  事  日  程                │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │委員会   │(付託事案審査)                  ││  12月17日│火 ├──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │※決議・意見書に対する質疑の通告(午後5時まで)  │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │委員会   │(付託事案審査)                  ││  12月18日│水 ├──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │※決議・意見書の字句修正(午後5時まで)      │├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │委員会   │(付託事案審査)                  ││  12月19日│木 ├──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │※議案・決議・意見書に対する討論の通告(午後5時まで)│├────────┼──┼──────┼──────────────────────────┤│        │  │      │開 議                       ││        │  │      │審査終了事案の上程、                ││  12月20日│金 │本会議   │委員長報告、質疑、討論、採決            ││        │  │      │会議録署名議員の指名                ││        │  │      │閉 会                       │└────────┴──┴──────┴──────────────────────────┘            令和元年12月第16回行橋市議会定例会            議   会   報   告   事   項                               (令和元年12月3日)令和元年 9月 2日(月) 基地対策特別委員会 9月 3日(火) 議会改革調査特別委員会 9月 7日(土) 行橋市PTA連合会研修大会 9月 7日(土) ゆくはし第2ふれあいの家夏祭り 9月 9日(月) 代表者会議 9月14日(土) ゆくはし男女共同参画フェスティバル 9月21日(土) 敬老祝賀会 9月26日(木) 議会改革調査特別委員会 9月29日(日) スポーツフェスタinゆくはし10月 2日(水) 基地対策特別委員会視察研修10月 3日(木) (沖縄県那覇市・宜野湾市)10月 4日(金)10月 6日(日) 天皇陛下御即位奉祝福岡県民の集い(福岡市)10月 7日(月) 田川市議会行政視察10月 9日(水) 築城基地追悼式(築上町)10月10日(木) 福岡県北部市議会議長・副議長会(北九州市)10月11日(金) 行橋市老人クラブ連合会「体育レクリエーション大会」10月11日(金) 秋季戦没者慰霊祭10月11日(金) 議会改革調査特別委員会10月12日(土) 行橋市民文化祭10月15日(火) 「平和」作文表彰式10月16日(水) 福岡県市議会議長会(直方市)10月17日(木) 総務委員会視察研修10月18日(金) (兵庫県神戸市・姫路市)10月19日(土) 行橋市増田美術館特別展「江戸のなぞなぞ判じ絵展」10月20日(日) 行橋市子どもまつり10月23日(水) 東京都昭島市議会行政視察10月25日(金) 株式会社九州イノアック開所式並びに祝賀式10月25日(金) 全国広域連携市議会協議会正副会長・幹事・相談役会議          並びに理事会(東京都千代田区)10月25日(金) 議会改革調査特別委員会10月25日(金) 基地対策特別委員会10月27日(日) ゆくはしふくしまつり10月28日(月) 市議会だより編集委員会10月28日(月) 全国市議会議長会基地協議会九州・沖縄部会総会          (大分県別府市)10月30日(水) 筑豊横断道路建設促進期成会要望活動(東京都千代田区)10月30日(水) 全国市議会議長会研究フォーラムin高知10月31日(木) (高知県高知市)10月31日(木) 沖縄県沖縄市議会行政視察11月 3日(日) 地域・家族ふれあい会11月 6日(水) 在日米軍再編に係る訓練移転先6基地関係市町村議会連絡          協議会に係る要望活動(東京都新宿区・千代田区)11月 7日(木) 市議会だより編集委員会11月 7日(木) 新潟県糸魚川市議会行政視察11月 9日(土) 行橋産業祭「愛らんどフェア」11月 9日(土) 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