行橋市議会 > 2016-12-22 >
12月22日-05号

  • 辞職勧告決議(/)
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  1. 行橋市議会 2016-12-22
    12月22日-05号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    平成28年12月 定例会(第4回)            平成28年12月第4回行橋市議会              定例会会議録(第5日)1 日 時 平成28年12月22日(木)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 坪 根 義 光             次 長 川 中 昌 哉            議事係長 篠 田 浩 平             書 記 田 中 雅 俊 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり      平成28年12月第4回行橋市議会定例会議員出席表[第5日]                      平成28年12月22日(木)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │西 本 国 治│ ○ │ │ 12 │西 岡 淳 輔│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │田 中 次 子│ ○ │ │ 13 │大 池 啓 勝│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │瓦 川 由 美│ ○ │ │ 14 │澤 田 保 夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │井 上 倫太郎│ ○ │ │ 15 │藤 本 廣 美│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │小 坪 慎 也│ ○ │ │ 16 │鳥井田 幸 生│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │工 藤 政 宏│ ○ │ │ 17 │田 中 建 一│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │村 岡 賢 保│ ○ │ │ 18 │城 戸 好 光│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │藤 木 巧 一│ ○ │ │ 19 │二 保 茂 則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │諫 山   直│ ○ │ │ 20 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │小 原 義 和│ ○ │ │ 21 │德 永 克 子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │大 野 慶 裕│ ○ │ │   │       │   │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘         平成28年12月第4回行橋市議会定例会[第5日] 地方自治法第121条により出席した者                                 平成28年12月22日(木)┌───────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│    職 名    │  氏  名  │出欠│    職 名    │  氏  名  │出欠│├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長         │田 中   純│○ │債権管理課長     │松 本 正 弘│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │松 本 英 樹│○ │地域福祉課長     │橋 本   明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │山 本 英 二│○ │障がい者支援室長   │津 坂 咲 江│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長        │笹 山 忠 則│○ │子ども支援課長    │上 原 圭 三│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長秘書室長  │灰 田 利 明│○ │生活支援課長     │有 松 正 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長       │白 川 達 也│○ │介護保険課長     │中 村 浩 行│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長       │寺 尾 一 紀│○ │土 木 課 長      │中 原 和 美│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長     │龍 王 憲 和│○ │都市政策課長     │和 田 雄 二│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│産業振興部長     │鹿 島 英 樹│○ │建築政策課長     │黒 田 純 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境水道部長     │小 森 孝 義│○ │農林水産課長     │林  善  弘│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長       │米 谷 友 宏│○ │農林水産課参事    │西 村 佳 明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長        │進 谷   稔│○ │商業観光課長     │松 本   隆│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防次長消防署長  │髙 橋 一 文│○ │企業立地課長     │穴 繁 利 雄│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長       │梅 林 豊 実│○ │上水道課長      │杉 本 吉 満│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課参事      │松 尾 一 樹│  │下水道課長      │加 来 和 喜│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│防災危機管理室長   │岡 野 雅 幸│  │環境課長       │井 上 淳 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │上 田 直 美│  │環境課参事      │菊 池 慎 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │岡 本 恭 典│  │環境課事業所長    │松 下 須賀男│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │鶴   裕 之│  │会計管理者会計課長 │中 村 愛 晴│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │真 田 幸 典│  │選挙管理委員会事務局長│野 本   誠│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長     │土 肥 麻 紀│○ │農業委員会事務局長  │辻  英  樹│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長     │吉 田   実│  │監査事務局長     │渡 辺 浄 美│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│財政課長       │田 原 康 行│○ │教育政策課長     │山 門 裕 史│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長     │石 井 健 治│  │学校教育課長     │丸 山   剛│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長     │新 家 敏 克│  │指導室長       │神 原 修 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権政策課長     │岡 田 正 二│  │防災食育センター長    │岩 本 秀 夫│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│税務課長       │池 永 正 行│  │生涯学習課長     │唐 﨑 欽 五│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合窓口課長     │岡 田 公美子│  │文化課長       │森   雅 代│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民相談室長     │置 鮎 保 之│  │文化課参事      │小 川 秀 樹│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│国保年金課長     │木 野 雅 博│  │スポーツイベント課長    │西 川 雅 隆│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収納課長       │宮 下 義 幸│  │           │       │  │└───────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘            平成28年12月第4回行橋市議会定例会               議  事  日  程[第5日]                            (平成28年12月22日) 日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決(総務委員長) 1.議案第77号 行橋市総合計画基本構想に基づく基本計画の策定について 2.議案第81号 行橋市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定につ         いて 3.議案第82号 行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定に         ついて 4.議案第83号 行橋市税条例の一部を改正する条例の制定について 5.議案第84号 行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につい         て 6.議案第95号 行橋市名誉市民の決定について(建設経済委員長) 7.議案第78号 行橋市空き家等の適正管理に関する条例の制定について 8.議案第79号 行橋市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に         関する条例の制定について 9.議案第80号 行橋市農業委員会委員に関する選考委員会設置及び運営条例の         制定について 10.議案第86号 行橋都市計画事業行橋西口地区土地区画整理事業施行規程の         一部を改正する条例の制定について 11.議案第87号 市道路線の認定及び変更について(文教厚生委員長) 12.議案第85号 行橋市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について(各常任委員長) 13.議案第88号 平成28年度行橋市一般会計補正予算について(総務委員長) 14.議案第89号 平成28年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について 15.議案第92号 平成28年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について(文教厚生委員長) 16.議案第90号 平成28年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正         予算について 17.議案第91号 平成28年度行橋市介護保険特別会計補正予算について(建設経済委員長) 18.議案第93号 平成28年度行橋市水道事業会計補正予算について 19.議案第94号 平成28年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について 日程第2 決議・意見書の上程、質疑、討論、採決 1.決議第3号 議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員活動の自由を         確認する決議 2.意見書第8号 「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書 3.意見書第9号 民生委員の活動費に関する意見書 4.意見書第10号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書 日程第3 議会閉会中の所管事項調査要求      (別紙所管事項調査表のとおり) 日程第4 会議録署名議員の指名               平成28年12月22日(5)               開議  10時00分 ○議長(諫山直君)  おはようございます。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきまして、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告願います。 議会運営委員会委員長。 ◆17番(田中建一君)  おはようございます。先刻、議会運営委員会を開き、本日の議事日程について協議を行いましたので、その結果を御報告申し上げます。 本日の議事日程は、日程第1として審査終了事案の上程を行い、各委員長の報告を受けた後、質疑、討論、採決を行います。今回、審査が終了した旨、報告がなされているものは、議案19件であります。 日程第2として、決議1件、意見書3件が提出されておりますので、これを上程し、質疑、討論、採決を行います。 日程第3として、議会閉会中の所管事項調査要求を議題といたします。 日程第4として、会議録署名議員の指名を行って閉会といたします。なお、次回定例会の招集告知日は、平成29年2月20日月曜日、招集日は、平成29年2月28日火曜日の予定で執行部との調整を行いましたので、議員並びに関係各位の御了承のほど、よろしくお願いいたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。 日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。 各委員長から審査が終了した旨の報告がなされているものは、お手元配付のとおり議案19件であります。これを一括上程し、議題といたします。 はじめに、議案第77号、議案第81号から議案第84号まで、及び議案第95号の計6件について、一括して、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 総務委員長。 ◆13番(西岡淳輔君)  おはようございます。それでは、総務委員会に付託されました、議案第77号、議案第81号から議案第84号、及び議案第95号までの計6件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第77号行橋市総合計画基本構想に基づく基本計画の策定についてでございますが、本案は、平成24年度から平成33年度までの10年間を計画期間とする第5次行橋市総合計画の基本構想に基づき、平成29年度から平成33年度までの5年間を後期基本計画期間として、前期基本計画で抽出した課題や社会情勢の変化等を踏まえ、各分野において取り組むべき施策の内容を定めようとするものであります。 審査の中で、担当課から、策定体制としては、庁内組織として、副市長、教育長、部長及び部次長相当職で構成する総合計画策定委員会、及び、課長相当職で構成する総合計画策定委員会部会を設置した。部会は、基本構想で掲げた3つの基本目標ごとに設置し、庁内一丸となって計画を策定するため、全ての課が、いずれか1つの部会に所属することとした。また、基本構想、前期基本計画策定時と同様に、外部組織として、学識経験者、公共的団体の役員及び公募市民等で構成する行橋市総合計画審議会を設置した。策定の経過については、市民アンケート調査の結果や前期基本計画の検証等を十分に踏まえたうえで、各施策担当課が素案を作成し、策定委員会及び各部会で協議を行い、総合計画審議会に意見をいただいてきた。また、市民の意見等が反映された計画とするため、パブリックコメント、全員協議会での意見・指摘事項を踏まえて、計画案を策定している、との説明がありました。 説明を受け、委員から、現在策定中の立地適正化計画の考え方など、土地利用についての市民への理解が進まないうちに基本計画が策定されている。市民目線で考える、市民の声に耳を傾けるなどの意識が薄いのではないか、との意見が出されました。 また、市民参加の視点、の項目の内容が、市民への責務の押し付けになっているのではないか、と質したところ、担当課より、行政として市民にこのように参加していただきたい、関心を持ってもらいたいとの意味で記載している、との答弁がありました。 また、担当課から、基本構想とは別に、各施策の具体的な実施方法を定めた3年間の実施計画を策定し、この計画を毎年見直していく、との説明を受け、委員から、見直しを行う際には、最初に現状の問題点を把握・チェックする、キャップドゥの手法を適用し、改善を進めていくことが必要、との意見が出されました。 次に、議案第81号行橋市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本案は、雇用保険法の改正により失業等給付の給付内容等が変更されることに伴い、所要の改正を行おうとするものです。 改正の主な内容として、65歳以上の新規雇用者への雇用保険の適用、及び求職活動支援費の新設に伴うものとなっております。なお、施行日は、平成29年1月1日となっております。 次に、議案第82号行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本案は、人事院給与勧告の趣旨を踏まえ、職員の給料、勤勉手当の引き上げ、及び扶養手当の改定を行おうとするもので、施行日は、公布の日からとなっております。 今回の改正の概要でありますが、1点目として、給料月額を平均0.2%、月額で400円から1700円の引き上げ。2点目として、勤勉手当の支給月数を0.1月引き上げ、年間の支給月数を現行の1.6月から1.7月に引き上げ。3点目として、平成29年4月1日より、扶養親族である子に係る扶養手当の支給額を、現行の月額6500円から月額1万円に、平成30年4月1日より扶養親族である配偶者に係る扶養手当の支給額を、現行の月額1万3千円から月額6500円に改定しようとするものです。 なお、取りまとめの中で、委員から、職員給与の改正には賛成であるが、正規職員と非正規職員との格差が問題となっている。ぜひ、非正規職員についても考えていただきたい、との要望が出されました。 次に、議案第83号行橋市税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第84号行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、この2件につきましては、所得税法等の一部を改正する法律等が、平成28年3月31日に公布され、平成29年1月1日から施行されることに伴い、所要の改正を行おうとするものです。 次に、議案第95号行橋市名誉市民の決定についてでございますが、本案は、長年にわたり、本市の文化行政及び教育行政の振興・発展に寄与してきた功績が卓絶であるため、増田博氏を名誉市民に決定しようとするものです。 審査の中で、担当課から、平成29年3月末までに名誉市民章号の贈呈式を行いたい、との説明を受け、委員から、補正予算可決後は、出来るだけ早く名誉市民の称号を増田氏に贈呈できるよう努力していただきたい、との意見が出されました。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第77号につきましては、委員、賛成多数で、議案第81号から議案第84号までの計4件につきましては、いずれも委員、全員一致で、原案のとおり、可決すべきであると決し、議案第95号につきましては、委員、全員一致で、同意すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。 これより、議案第77号行橋市総合計画基本構想に基づく基本計画の策定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  議案第77号行橋市総合計画基本構想に基づく基本計画の策定について、日本共産党市議団を代表し、反対討論をいたします。 平成29年度から33年度までの第5次総合計画後期基本計画案ですが、基本計画ですから、全てが悪いというものではありません。しかし、基本的な部分で賛成できないものがあります。その主な点を指摘し、討論をいたします。 1、第1章についてです。都市計画マスタープラン立地適正化計画に基づき、効率的で秩序あるコンパクトなまちづくりを進めるとしています。しかし、効率的でコンパクトなまちが、市民が生活しやすいものになるのでしょうか。 行橋市の地理的な状態や住民の具合を考えると、効率性とコンパクトを優先することがよいとは思われません。地方の大幅な人口減少、地域経済の縮小が見込まれる中で、安倍政権が打ち出したのが地方創生です。その基本は、地方の自己責任で計画を作成しなければなりません。しかし実際は、国が示した枠内での計画を立案しなければ、予算が獲得できません。 安倍政権が行っているTPPや特に地方での雇用の不安定化の政治は、地方財政のさらなる低迷と子育ての負担増の実態から、地方創生とは大きな矛盾を持ったものになっています。国の言いなりではなく、真に地方自治体にしっかり目を向けた政策が非常に重要になっています。この観点から、立地適正化事業への無批判な受け入れと市民への押しつけである、この計画案は、不安要素を抱えたものになっております。 2、また、コンパクトなまちづくりには、その成否はネットワークができるかどうかにかかっています。ところが、6.公共交通の充実を見ると、目標指標にはバス停500mカバー圏人口を掲げていますが、一般的な人が歩くのに抵抗を感じない距離は、300mと言われています。500mでは、高齢者などは到底歩いていける距離ではありません。市民の生活の実態に基づいていないものとなっています。不完全なネットワークの計画だと思います。 3、第1章の1.適正な土地利用の推進では、主要事業の無駄は図書館等複合施設整備です。図書館は、街中の活性化に効果的ではありません。また市民から多くの批判の声が出ているのに、それに耳を貸さずに進めようとすることは、ワンマンであって、本来の行政の進め方から逸脱しています。まず、図書館建設ありきの計画はやめるべきです。 4、現状と課題を見ると、少子高齢化と実態をとらえています。それは現実で正しいのですが、いくらかでも少子高齢化の克服とか少子化の改善などの視点を持つべきではないでしょうか。人口減少に歯止めをかけるための子育て支援や若者へのサポート、新婚家庭への応援などの施策の観点がありません。 5、市民参加の視点についてです。市民の部分の記述は、市民にこうあってほしいとの考えでのものだとの説明がありました。しかし、市政の主人公は市民であり、あまりにも上から目線ではないでしょうか。市民と共に行橋市をつくっていこうとの立場であれば、もっと市民の声に寄り添ったものになるはずです。 6、第6章の1.情報公開と情報発信の充実です。情報公開の基本は、市政の企画段階からの開示と市からの積極的な公開が求められています。市民会館のあとに警察署を誘致したことを秘密裏に行ったことは、市民と議会からの信用を大きく失いました。その反省に立ってこそ、2.市民参加の推進、を図ることができるのです。今の市政運営のスタンスからの変換が必要です。計画は残念ながら市民からの信頼を得るものにはなっていないと言わざるを得ません。 具体的なものについては、まだ指摘をしたいものもありますし、大いに賛成するものもありますが、以上、何点かについて問題点を述べ、反対討論といたします。 ○議長(諫山直君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、議案第77号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第81号行橋市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第81号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第82号行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第83号行橋市税条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第84号行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第95号行橋市名誉市民の決定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、同意するものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第95号は、原案のとおり同意されました。 次に、議案第78号から議案第80号まで、議案第86号及び議案第87号の計5件について、一括して、建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  おはようございます。それでは、当委員会に付託されました、議案第78号から議案第80号まで、議案第86号、及び議案第87号の計5件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第78号行橋市空き家等の適正管理に関する条例の制定についてでございますが、本案は、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、市内に所在する空き家の適正管理による、住環境の保全や安全で安心な暮らしの実現に向け、必要な事項を定めようとするものです。また、空き家等について、利活用ができるものと危険老朽家屋とに分類し、危険老朽家屋については除却の促進を目的に、平成29年度から除却費用の一部助成を予定している、との説明を受けております。なお、条例の施行日は、平成29年4月1日となっております。 審査の中で、委員より、危険老朽家屋の除却後、更地となった場合に固定資産税の問題が考えられるため、今後、関係課との調整をしっかり行ってほしい、との意見が出されております。その意見に対し、担当課より、更地になると固定資産税の軽減措置がなくなるため、代替措置等について関係課との調整を行いたい、との答弁を受けております。この他に、空き家の適正管理を行うにあたっては、住環境の保全や安全で安心な暮らしの実現に向け、担当課のみならず、関係各課での横断的な研究を行ってもらいたい、との意見が出されております。 次に、議案第79号行橋市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定についてでございますが、本案は、関係法令の改正に基づき、新たな農業委員、及び新設された農地利用最適化推進委員の定数を定めようとするものです。 また、それぞれの定数につきましては、共に13名との説明を受けております。なお、条例の施行日は、平成29年1月1日となっております。 次に、議案第80号行橋市農業委員会委員に関する選考委員会設置及び運営条例の制定についてでございますが、本案は、関係法令の改正に基づき、農業委員会委員の選出方法等が変更されたことに伴い、農業委員候補者の選考委員会について必要な事項を定めようとするものです。 また、選考委員の定数は10名以内とし、任期は3年で、その任務としては、市長の求めに応じて農業委員候補者の選考を行い、その結果を市長に報告する、との説明を受けております。なお、条例の施行日は、公布の日となっております。 審査の中で、委員より、農業委員候補者13名の選考方法について、担当課としての考え方を質したところ、担当課より、国における制度改革の趣旨である機動的な農業委員会運営のため、現行の地区割り制度を考慮しない方向で考えている、との答弁を受けております。これを受け、委員より、原則として農業委員は、その定数の過半数を認定農業者とすることとされているため、市内各地区における農業委員の偏りを懸念している。農業委員会と協議を重ねてきたとの説明を受けたが、実務的な部分について十分な協議を尽くしてほしい、との意見が出されております。 次に、議案第86号行橋都市計画事業行橋西口地区土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本案は、行橋都市計画区域と周辺4つの都市計画区域とを区域統合し、また、その名称を京築広域都市計画区域と名称変更を行うことに伴い、本規程内の行橋都市計画を京築広域都市計画へ文言修正しようとするものである、との説明を受けております。なお、条例の施行日は、平成29年1月24日となっております。 最後に、議案第87号市道路線の認定及び変更についてでございますが、今回、認定する路線は、開発行為に伴うもの合計5路線、総延長840mとなっております。 また、変更する路線は、開発行為に伴う終点の変更2路線、農道の格上げに伴う終点の変更1路線の合計3路線、総延長364.25mとなっております。 審査終了後、取りまとめの際に、議案第80号について、選考委員は農業委員候補者の選考にあたり、公平公正で分かりやすい選考に努めてほしい、との要望が出されております。この他に、議案第87号について、現行の市道路線 認定基準に適合していない市道について、今後、見直しを行ってもらいたい、との要望が出されております。 採決の結果、議案第78号から議案第80号まで、議案第86号、及び議案第87号の計5件につきましては、いずれも、出席委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。 これより、議案第78号行橋市空き家等適正管理に関する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第78号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号行橋市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、議案第79号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号行橋市農業委員会委員に関する選考委員会設置及び運営条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、議案第80号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第86号行橋市都市計画事業行橋駅西口地区土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第87号市道路線の認定及び変更について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第87号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第85号について、文教厚生委員長から、審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆10番(小原義和君)  おはようございます。それでは、文教厚生委員会に付託されました、議案第85号行橋市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、審査の経過と結果の御報告をいたします。 本案は、中山グラウンドの照明施設撤去に伴い、所要の改正を行おうとするものであります。改正の主な内容といたしまして、グラウンドの使用時間の変更及び夜間使用料の項目を条例の別表から削除しようとするものであります。また、照明施設の撤去時期に関しては、来年1月の消防の出初式以降に行う、との説明を受けております。 審査の中で、委員より、他のグラウンドに新たな照明施設の設置を検討してほしい、との意見が出されております。また、中山グラウンドの照明施設がなくなり、ナイター使用ができないことを利用者に十分に周知するとともに、グラウンド周辺が暗くなるので、防犯管理をしっかりとしてほしい、との要望が出されております。 審査終了後、取りまとめの中で、委員より、中山グラウンドの夜間利用状況を確認すると、年々減少はしているが、利用者はいるので、今後、市民からの照明施設の設置要求があれば検討してほしい、との意見が出されております。また、中山報恩会の方には、照明施設の撤去の件を伝えていただきたい、との意見が出されております。 採決の結果、議案第85号につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。これより、議案第85号行橋市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。 鳥井田議員。 ◆16番(鳥井田幸生君)  いま委員長の報告の中で、中山報恩会から土地の寄付を受けたというふうに伺ったんですけど、私の記憶では、そうじゃないんじゃないかなと思うんですけど、そのあたりは、どうなんでしょうか。 委員会のほうで分からなかったら、執行部側でもようございますので、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(諫山直君)  文教厚生委員長。 ◆10番(小原義和君)  鳥井田議員の質疑にお答えします。委員会で、そういう意見は出されておりましたけども、回答までは至っておりません。以上です。 ○議長(諫山直君)  鳥井田議員。 ◆16番(鳥井田幸生君)  今のではちょっと分かりにくいんですね。ということは、この本会議場で委員長報告として残る以上は、きちっとされたほうがいいんじゃないかと思います。 執行部側で、もし分かれば御答弁を願いたいと思います。 ○議長(諫山直君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。これはまだ寄付は受けておりません。利用は行橋市に自由に行ってほしいということで、寄付は受けておりません。
    ○議長(諫山直君)  よろしいですか。            (鳥井田議員「はい」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第88号について、各委員長から所管部分についての審査の経過並びに結果の報告を願います。 はじめに、文教厚生委員長。 ◆10番(小原義和君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第88号平成28年度行橋市一般会計補正予算について、文教厚生委員会所管部分の審査の経過と結果を御報告いたします。 当委員会所管部分における補正は、5億7339万2千円の増額補正であります。今回の補正の主な内容につきましては、職員給与の改定及び人事異動等に伴う、所管各課の人件費補正となっております。また、国県支出金返納金においては、平成27年度補助金等の精算に伴う補正となっております。 次に、事業費における補正の主な内容ですが、地域福祉課では、経済対策分の臨時福祉給付金給付事業にかかる経費として、2億3497万4千円が増額補正されております。なお、年度内の完了が困難であるため、平成29年度への繰り越し事業となっております。 次に、子ども支援課では、認定こども園移行による施設型給付費算定変更及び入所園児の増により、施設型・地域型保育給付措置委託料にかかる経費として、3410万2千円、対象園児の増及び所得区分見直しによる幼稚園就園奨励費補助金の増により、142万7千円が、それぞれ増額補正されております。また、みのり保育園建替に伴う委託料等にかかる経費として、3201万1千円が増額補正されております。なお、みのり保育園の移転地は、椿市地区の地域交流センター建設との一体事業として整備するため、この補正予算の年度内の支出完了が困難であり、平成29年度への繰り越し事業となっております。 次に、生涯学習課では、行橋市研修センターのトイレ改修工事にかかる経費として566万1千円、行橋市武道館における合併浄化槽の改修工事にかかる経費として77万7千円が、それぞれ増額補正されております。また、行橋市民プール解体工事にかかる経費につきましては、解体工事を行う上で地元調整に時間を要し、年度内完了が見込めないため、7365万8千円が減額補正されております。また、椿市地区の地域交流センター建設事業にかかる経費として、2億757万2千円が増額補正されております。なお、当該事業が平成28年度地方創生推進交付金の交付対象となることから、本年度の補正予算として計上しておりますが、年度内に事業が完了しないため、平成29年度への繰り越し事業となっております。 次に、文化課では、コスメイト行橋のトイレ改修工事にかかる経費として468万6千円、長尾流レ遺跡発掘調査にかかる経費として655万8千円が、それぞれ増額補正されております。 次に、スポーツイベント課では、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、海外代表選手団の事前キャンプ地の誘致を行う経費として、243万1千円が増額補正されております。 続きまして、審査における質疑の主な内容及び意見等について、御報告いたします。 地域福祉課では、臨時福祉給付金の申請に関して、対象者からの申請主義であるため、高齢者に対し、分かりやすく、きめ細やかな広報を行っていただきたい、との意見が出されております。 次に、子ども支援課では、椿市地区小さな拠点づくり整備事業において、みのり保育園の移転建替えに決定した経緯について質したところ、担当課より、国の政策で中心市街地から離れた地域の小さな拠点づくりを進めており、公民館機能をもった地域交流センター建設予定地の隣に保育園を建てることで、子どもからお年寄りまでの多世代の交流ができるようになる。また、みのり保育園は、老朽化により建替えの計画があったため、椿市地区小さな拠点地域のほうへの移転建替えについて、保育園側に打診したところ、承諾にいたった、との答弁を受けております。 委員からは、市が用地買収した土地に民間の特定の保育園が建つことにおいて、公平・公正の観点から、もう少しこの事業の進め方を考えてほしい、との意見が出されております。 次に、生涯学習課では、行橋市民プール解体工事を一度白紙に戻すにあたり、プールに溜まった水の管理について質したところ、担当課より、プールの栓を抜けば水が流れるということではなく、ポンプアップしないと水を抜くことができない状況である。また、プールの水を水路に流すにしても、時期や期間等において、農業関係者との協議が必要になるなど、今後、地元との調整をしっかりと行っていく、との答弁を受けております。 また、人がプールへ侵入して落下する事故も考えられるので、プール管理の安全対策について質したところ、担当課より、プールの周囲はフェンスで囲っており、併せて警備委託をして安全管理を行っている、との答弁を受けております。 次に、椿市地区の地域交流センターにおいて、利用者が利用しやすいように設計してほしい、との要望が出されております。 次に、文化課では、椿市地区小さな拠点づくり整備事業において、対象地域を試掘して遺跡が出てきた場合、整備事業を進めることができるのか質したところ、担当課より、通常は出てきた遺跡を記録し、出土した遺物を回収して調査報告書を作成することで、事業実施が可能である、との答弁を受けております。 次に、スポーツイベント課では、オリンピック選手団のキャンプ地誘致については、子どもたちにとって世界とつながる良い機会になる。また、インバウンドを視野に、観光部署と連携して行橋のPRを行い、行橋の価値を高め、最終的には、行橋に住みたいという人を増やせるように、費用対効果を考えながら、そのような波及効果を生み出してほしい、との意見が出されております。 審査終了後、現地調査を行い、取りまとめの前に、松本副市長に入室を求め、椿市地区小さな拠点づくり整備事業における土地の取得について質したところ、まず土地を購入する段階では、公有財産として購入する。取得後に、地域交流センター部分については行政財産とし、保育園部分については普通財産とし、それぞれの財産を活用する、との答弁を受けております。 また、みのり保育園が、この保育園部分の土地に移転建替えをしてもらうことが決まっているが、公平に一般公募するべきではないのか、と質したところ、今回の計画している保育園部分の土地から、現在のみのり保育園までの距離はおよそ400mに位置しており、みのり保育園は、既に市が認定子ども園にするための改修を行うことが決定している。この状況で、今回の計画予定地に保育園や幼稚園を一般公募して、みのり保育園以外の園が決定されれば、わずか400mの範囲内に2つの保育園等ができてしまう。そこで、市としては、今回は、公募はなじまないと判断している、との答弁を受けております。 取りまとめの中で、委員より、事業を行う際には、全て決定した結果を報告するのではなく、事業予定の段階においても、可能な限り随時情報を提供してほしい、との意見が出されております。 採決の結果、議案第88号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  次に、建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  それでは、議案第88号平成28年度行橋市一般会計補正予算について、建設経済委員会所管部分の審査の経過と結果を御報告いたします。 当委員会、所管部分における補正は、4000万7千円の増額を行おうとするもので、所管する一般会計9課のうち、下水道課を除く各課で補正予算が計上されております。 今回の補正の主な内容につきましては、まず、職員の給与改定、及び人事異動等に伴う所管各課の人件費補正が計上されております。 次に、事業費における補正の主な内容ですが、まず、土木課では、平成28年7月の梅雨前線豪雨に伴う災害復旧工事にかかる経費として、1786万8千円の増額補正が計上されております。併せて、当該工事については、年度内の完成が困難なため、翌年度へ繰り越す、との説明を受けております。 次に、都市政策課では、旧ミラモーレ跡地活用事業にかかる経費として、1649万8千円の増額補正が計上され、また、新規事業である長井浜公園整備事業にかかる経費として6580万7千円の増額補正が計上されております。併せて、旧ミラモーレ跡地活用事業にかかる経費については、年度内の完了が困難なため、翌年度へ繰り越す、との説明を受けております。 次に、農林水産課では、沓尾漁港整備事業にかかる経費として、5583万6千円の減額補正が計上されております。併せて、沓尾漁港整備事業において、国より、早期供用開始を図るよう、本年度交付決定があった工事費分については、年度内の完成が困難なため、翌年度へ繰り越す、との説明を受けております。 最後に、環境課では、平成30年度から、みやこ町のし尿受け入れに伴う、し尿処理施設音無苑処理能力増強工事にかかる経費について、平成29年度に債務負担行為が新たに設定されております。 それでは、審査における質疑の主な内容、及び意見等について、御報告いたします。 まず、土木課において、工事を発注する際に、地場産業育成という観点をもって取り組んでほしい。また、今回の災害復旧工事では、箱型ブロック工法を採用しているが、今後の工法選択においては十分に検討を行っていただきたい、といった意見が出されております。 次に、都市政策課において、長井浜公園について、都市公園として整備するとの説明を受けているが、都市公園とするための手続きについて質したところ、担当課より、条例において都市公園の名称や位置について規定を整備する必要がある。なお、条例整備の時期については、供用開始前までに行い、その際、併せて長井浜公園の条例上での位置づけについても整理を行う、との答弁を受けております。この他に、長井浜公園整備事業について、具体的なグランドデザインが必要ではないか、また、事業実施にあたっての需要や将来的な事業効果を、具体的な数字で示す必要があるのではないか、といった意見が出されております。 次に、農林水産課において、沓尾漁港竣工に伴う接続道路の開通時期について、質したところ、担当課より、接続道路については沓尾漁港の供用開始前に可能な限り早く開通させたいと考えている。併せて、沓尾地区の周辺道路についても関係課と連携し整理していきたい、との答弁を受けております。 最後に、環境課において、行橋市とみやこ町においてし尿の共同処理を行うにあたっての地元協力金について質したところ、担当課より、地元自治区との協議の中で地元協力金についての増額要望が出された。これについては、みやこ町との協議で、みやこ町のし尿を受け入れることに伴う増額分であることから、みやこ町の負担とすることで協議が整っている。なお、地元協力金の今後の支払方法は、平成30年度に一括支払を予定している、との答弁を受けております。 この他に、し尿処理施設音無苑の処理能力増強工事により汚泥乾燥焼却設備が増強されることを受け、現在の浄化センターで発生する汚泥についても、市全体の経費節減の観点から、当該施設での処理の可否について関係課と連携し検討してほしい、との要望が出されております。 審査終了後、取りまとめの際、委員からの質問に対する担当課の答弁や提出資料について、委員会に対し十分な説明責任を果たすべきであるため、今後改善してもらいたい、との要望が出されております。 採決の結果、議案第88号のうち、当委員会所管部分につきましては、出席委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  次に、総務委員長。 ◆13番(西岡淳輔君)  それでは、議案第88号平成28年度行橋市一般会計補正予算について、総務委員会所管部分における審査の経過と結果を御報告いたします。 今回の補正は、国・県の補助金の内示及び決定に基づくもの、給与等の人件費に関するもの、緊急を要するものを踏まえて予算措置されております。 まず、歳入補正全体の主な概要についてですが、はじめに、国庫補助金では、コミュニティセンター建設事業に係る地方創生拠点整備交付金、臨時福祉給付金に係る補助金、旧ミラモーレ跡地活用事業に係る社会資本整備総合交付金、7月の梅雨前線豪雨による災害復旧に係る補助金等がそれぞれ増額補正され、沓尾漁港整備事業に係る水産生産基盤整備事業補助金が減額補正されております。 次に、県補助金では、2020年夏季オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致のための福岡県キャンプ地誘致推進事業費補助金が増額補正され、沓尾漁港整備事業に係る水産生産基盤整備事業補助金が減額補正されております。 次に、基金繰入金におきまして、職員の退職手当基金、災害対策基金が増額補正され、地域振興基金では、旧ミラモーレ跡地活用事業充当に伴う財源更正により減額補正が行われております。 次に、雑入におきまして、前年度の国県補助金の確定に伴う精算金等が増額補正されております。 次に市債におきまして、コミュニティセンター建設事業、災害復旧事業に伴う事業債がそれぞれ増額補正されております。また、伊良原ダム整備に係る第5次拡張事業の延期に伴い一般会計出資債が減額補正され、沓尾漁港整備事業、旧ミラモーレ跡地活用事業、市民プール解体事業に伴う事業債、臨時財政対策債がそれぞれ減額補正されております。 次に、当委員会所管部分の主な歳出補正予算の内容でございますが、職員の給与改定、及び人事異動等に伴う所管各課の人件費の補正、また、伊良原ダム整備に係る第5次拡張事業の延期に伴う広域化出資金の減額、公共施設等整備保全基金積立金、社会福祉基金積立金、名誉市民に贈呈する名誉市民章の作成にかかる費用及び防災マップ見直し業務にかかる費用がそれぞれ増額され、人件費の補正予算に伴う、特別会計への繰出金を調整して計上されております。 これらの結果、今回の補正額6億2853万5千円を増額し、歳入歳出予算総額を、それぞれ288億1081万円としようとするものであります。 審査の中で、委員から、地方創生拠点整備交付金の対象となる事業について質したところ、担当課から、椿市地区のコミュニティセンター建設に係る交付金であり、土地の購入、及び認定こども園や放課後児童クラブの建設は対象ではない、との答弁がありました。 また、防災マップ見直し業務について、福岡県において津波の被害想定が見直され、行橋市で人的被害が発生すると公表されており、津波発生時の避難場所の見直しなどを徹底して行う必要がある。また、作成した防災マップをどのように市民に活用していただくかが重要であり、周知方法や活用方法を検討していただきたい。さらに、防災マップの見直しは、消防に関係のある部分も多い。消防本部と防災危機管理室が連携し、より良い物となるように取り組んでいただきたい、との意見が出されました。 審査終了後、取りまとめの前に、松本副市長に入室を求め、地方創生拠点整備交付金に係るコミュニティセンター建設事業について説明を求めました。説明を受け、委員から事業に関連して、市が事業用地を購入し、事業者に賃貸する新しい手法であり、詳細なルールを設定する必要があるのではないか。土地を貸す相手方は公募すべきで、最初から特定の団体に貸すという結論ありきでは、公平性が保たれないのではないか、との意見が出されました。 それらの意見に対し、松本副市長からは、公共施設と民間施設を併せて整備するなど、施設整備には今までにない多様性が出てきており、今後、同じようなケースがあれば地域の多様性に合わせた対応をしていく、との答弁がありました。また、委員から、新しい事業や市全体に係る事業などについては、早めの情報公開と丁寧な説明をしていただきたい、との要望が出されました。 採決の結果、議案第88号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。 これより、質疑、討論、採決を行います。議案第88号平成28年度行橋市一般会計補正予算について、各委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より反対討論、大池啓勝議員、小坪慎也議員より賛成討論の通告があっておりますので、これを許します。 はじめに、德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  議案第88号行橋市一般会計補正予算について、日本共産党市議団を代表し、反対討論をいたします。2点について、問題点を述べます。 まず1点目は、8款土木費の4項4目都市公園費です。長井に1万2千平米余りの都市公園を造るための委託料、553万6千円と公有財産購入費6011万7千円が計上されています。 行橋市民にとって都市公園を長井のあの場所に造ることの必要性はありません。ビーチバレーなどの際の駐車場として考えているのではないかと思われますが、今回の6500万円余と今後の建設費を含めると、1億円を大きく超すことになるのではないかと思いますが、それだけの多額な財政を使って市民にとっての必要性は感じられず、事業効果は見込めません。市民からは、もっと市民のための市政をしてほしい、との声が満ちています。土地の価格も問題があります。 建設経済委員会に提出をされた資料では、事業計画の内容は想定となっています。事業計画を確定もしないままに予算計上するなどは言語道断、イベント事業のためならば、これまで許されないような予算計上が認められるのでしょうか。あまりにもひど過ぎると思います。 2点目は椿市の小さな拠点づくり事業の問題です。この事業のコミュニティセンターと、みのり保育園を建設することが悪いと言っているのではありません。コミュニティセンターは、これまでの椿市公民館の建て替えによる公民館機能だけでなく、カフェや物産等を販売することができる交流スペースを中に含む計画です。いわゆる複合施設です。この複合施設を10款4項2目の公民館費で予算計上されていますが、社会教育法に基づく施設ではないとしているのに、このような予算計上は矛盾しており、不適当です。複合施設についての条例等による位置づけや管理運営の在り方や検討をしないままに事業を進めることは、行政の正しい進め方ではないと言わざるを得ません。 また、みのり保育園にこの場所にきてもらうために、土地を市が買い、普通財産として貸し付ける、将来は買っていただくそうですが、民間の施設を誘致するために、このようなことをすることは、行政の公平性に欠けるものです。通常、普通財産については、公表して貸付先を募集するなり、入札等を行うのが当然のやり方です。小さな拠点事業を公表し、何の施設などを入れるのか、公にした中で決定をすべきです。 学童保育もこの中に入れ、みのり保育園に委託するとの計画もあるようです。全く独断、非民主的な進め方です。学童保育を現在の場所から移すことも、さらに民間に委託することも議会は何の相談もされておりませんし、決定もされていません。しかるべき手段をとって行うべきです。 そもそもこの小さな拠点事業は、9月議会において、ある議員の一般質問に答えるかたちで市長が構想を述べたのが最初です。これらの事業の経過について、資料の提出を求めましたが、総務委員会には提出がされませんでした。しぶしぶ出したものでも非常に不十分なものでした。何を隠したいのか、何かあるのか疑わざるを得ません。 担当する教育委員会と福祉がこの事業に着手する前に、政策調整監が仕事に当たっています。7月の中旬からです。土地の購入のための仕事は政策調整監が行った、と副市長が答えました。いつか不明ですが。9月議会の前からこの構想があり、事業に着手していたのであれば、構想段階から公表をすべきです。全てが決定し、議会はただ承認するだけの機関にされてしまっているような感じです。 地方自治は長と議会の二元代表制をとっています。両者は権限を分配しているだけで対等です。一つの施策を実施するには、執行機関におけるプロ集団が上下左右から論議し、最も適切と思われる内容を議案のかたちで議会に提案する。これについて議員が住民代表として素人の感覚で一から点検し、疑問を出し、より良い改正意見を提言し、最終的に採決するのです。 しかし、そのためには前提条件があります。施策の後戻りや改正の余地を残さないほどに固めてしまってから提出をする、あるいは嘘をついていないかもしれませんが、判断するために必要な情報を公開しないことなどは、執行部としては行ってはいけません。 また議会側としても、十分なチェック機能を果たさないことは、許されるものではありません。そのためには、構想段階から情報公開をすべきです。当然のことではないでしょうか。今回のこの小さな拠点の事業に対する市執行部の進め方は、この本来の進め方に反していると思われます。 以上、2点について問題点を指摘し、反対討論といたします。 ○議長(諫山直君)  次に、大池啓勝議員。 ◆13番(大池啓勝君)  おはようございます。議案第88号平成28年度行橋市一般会計補正予算について、賛成討論をいたします。 今回の補正は、国県補助金の内示あるいは決定に基づくもの、その他制度改正、緊急を要するものを中心に編成しているとのことです。この中から2点について、問題点の指摘あるいは期待を込めて賛成討論をいたします。 まず、長井浜公園整備事業であります。建設経済委員会の所管であります都市政策課の説明では、長井浜地域の観光振興を目的にし、ビーチバレー等のビーチスポーツ振興のため、早期に完成させたいとのことです。 併せて事業計画について説明があり、想定としながら、駐車場、トイレ、シャワー室等を整備するとともに、民間施設の誘致も視野に入れているとのことです。この事業については議案に対する質疑において、都市公園として整備したいとの答弁があり、また所管委員会においても、行橋市の都市公園の整備率は福岡県平均の半分にも満たないとの説明がありました。 しかしながら、一方で、用地取得には都市公園関係補助金ではなく防衛補助金を充てる、との説明で、都市公園整備と用地取得についての考えに一貫性が感じられないこと。また今後の事業展開、あるいは公共事業用地として譲渡して地権者に対する課税特例への対応が不十分など、業務執行上における、これらの点が明確にされていません。 これは、それぞれの所管委員会以外の件については、踏み込み審査できないこと、といった議会としてのルールがある以上、それはそれとして守ることも各委員の責務であると思っています。 したがって、所管委員会では賛成し得る状況になかったことから、所管委員会においては一委員として判断させていただきました。 しかし、この長井浜公園整備事業について、公園の位置づけはどうあれ、人工ビーチと一体とした地域活性化に資するものと考えています。今後、この事業により長井浜地域の活性化がどのように展開、あるいは発展するかは不透明であります。民間施設を誘致するのであれば、しっかりとした事業者にきていただきたい、ビーチイベントの際の駐車場として利用するのであれば、公園としての機能をしっかりと保ちつつ、駐車も可能なレイアウトを考えていただきたい。これらのことにしっかりと対応し、海岸地域観光振興を果たしていただきたいと思っております。 次に、地方創生拠点整備交付金事業であります椿市地域交流センター事業であります。 この事業は、椿市公民館の建て替えに併せて、もともと行橋市として決定していた地元保育園の認定子ども園化と施設整備、さらに定員をオーバーし、緩和措置として対応している現椿市学童保育の整備を一体としてできないか、つまりこれらの施設を集約することで椿市地区における小さな拠点として整備できないか、というものだと認識しております。 この事業については、土地の取得に問題があるのではないか、地元保育園ありきで公平公正ではないのではないか。事業の決定過程で不透明、といった問題点が指摘されているとお聞きしております。 土地の取得の件については、財産の分類上の問題点であり、どこが所管するのか等の問題は、行政内部の手続き上の問題、案件を審査する際には、問題視する必要はないと思います。また市民のために市民から負託された権限に基づき、公平公正の点についても、地域の保育施設の充足状況と事業効果を考えると、今回の事業の進め方に問題があるとは言えません。さらに言うなら、この事業を事業化するに当たっては、国の動向、あるいは施策内容をいち早くキャッチし、国の予算決定する前に具体的検討に入ることは当然のことであります。しかしながら、事業の構想段階から情報公開、あるいは情報提供は難しいとしても、可能な限り議会に対しても、また市民に対しても分かりやすい説明を強く求めるものであります。 以上、二つの事業については、問題点はあるものの、それぞれの地域の活性化に資する中核施設となり得るものと考えています。 現在、立地適正化計画の作業中ではありますが、各地区には各地区特有の魅力があります。これらの魅力を引き出すためには何をするか、各々地区における課題は何なのか。その課題解決策は何かなど、人口減少において人口を増やす、人口減少スピードを遅らせる中で、立地適正化計画等の説明不足は拭えないものの、これらの2つの事業は、今後の立地適正化計画における区域決定、区域決めの考えを象徴するものだろうと思っております。各地域の特色を生かす施策を、積極的に考えていただきたいと思っています。 今回の補正予算は、予算編成手続きにおいて指摘すべき点は多々あるものの、市長が政策の中心に据えている人口問題を踏まえた内容になっていると判断しております。 現在、新年度予算の編成作業を行っているところとは思いますが、主要事業においては一定程度の説明時間を確保し、市民への説明責任をしっかりと行うことを強く指摘しつつ、賛成討論といたします。 ○議長(諫山直君)  次に、小坪慎也議員。 ◆5番(小坪慎也君)  議案第88号一般会計補正予算について、賛成の立場から討論をいたします。 私が組む予算ではございませんので、完全に一致というわけではありませんが、賛成か反対かと問われれば、その多くが市民の公益に合致しており、市政発展の観点からも必要であろうと考え、本議案に賛成いたします。 例えば、トイレの改修工事、地域交流センター、子育て、そして緊急性を要するもの、多々ございます。全てにおいてかと問われれば、異なる立場の方もおられると思います。私もその一人であります。ただし、全体を通して考えた際、是か非かを考えることが二元代表制における議会の議決なのだと考えております。 その中で、委員会審査は重要です。納得しがたい部分、これが議員個人の政策であったり信条である場合もあるでしょうし、市民から理解を得られないんじゃないかと、そういう点を執行部に対して個別に指摘・質問する場です。議会の公式機関であり、議会基本条例の施行後は、特に公開の場でもあります。 本議案88号において、文化課の議案審査終了後、私は少し酷い現場を目にしました。平成28年12月定例会に委員会会期期間中における女性幹部職員に対しての発言・振舞いについて、議案の審査方法の観点から是正の必要性を感じております。 具体的には、所管委員会の委員という立場の強い者が、抗しがたい立場である女性幹部職員に対し、ドアは解放されていたものの、明りの点灯していない会議室に入室するように求め、かつ上司である部長の入室を制止し、罵声、怒号を伴って対外的にも恐怖を感じさせる状況において、自らの意見を強要する現場を見ました。 私はまずいと思い、即座に入室しました。廊下には委員会に入室していた所管の担当職員らが複数おりました。 委員会内についての議論でありましたが、それが委員会の外、委員会外においても活発に意見交換がされるというのは歓迎されるべき点だと思います。感情的になる場面もあるかと思料しますが、叱責・指導・意見表明を超えれば暴言であり人権侵害ともなります。物事には限度があり、パワーハラスメントと疑念を持たざるを得ないと感じました。これは委員会においても指摘させていただきました。 私が見た、というだけではなく、実態確認をするべきだ、という内容です。委員会として執行部に事実確認を行い、その回答を委員長報告に盛り込んだらどうか、と提案しました。結果でありますが、議案には直接の関連性はない、ということで委員長報告には盛り込まれませんでした。 私が述べたいことはシンプルです。大切な議案を審査するに当たって、声が大きな者が怒鳴るような声でもって審査することは、二元代表制を考える場合に適切ではない、という点です。 88号という議案については賛成でありますが、その議案の審査過程、手段については改善の余地があるのではないかと提案させていただきますとともに、執行部におかれましては、そのような事実があったか否か、実態の調査と確認をぜひとも行っていただきたい、と述べさせていただきまして、議案88号に対する私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(諫山直君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する各委員長の報告は、可決であります。本案は、各委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、議案第88号は、原案のとおり可決されました。 会議運営上、ここで10分間休憩いたします。               休憩 11時25分               再開 11時39分 ○議長(諫山直君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 小原議員。 ◆10番(小原義和君)  先ほど議案第85号の委員長報告の際、寄付という言葉を使いましたけども、そういう認識はございませんので、その旨、訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(諫山直君)  ただいま小原義和議員より、先ほどの委員長報告における発言について、訂正の申し入れがありました。 発言の訂正につきましては、会議規則第64条により、その会期中に限り、議長の許可を得て行うことができる旨規定されていますので、発言訂正の申し入れを許可することといたします。 工藤議員。 ◆6番(工藤政宏君)  すみません。先ほどの討論についてなんですが、賛成討論・反対討論、それぞれ自分の主義主張、そういったものがあるからこそ賛成をしたり反対をしたりするわけであると思います。 また、その賛成討論・反対討論をするということは、議員に認められた権利でもありますので、これは尊重されるべきだとは思うんですけれども、やはり今後、賛成討論・反対討論の中で、行き過ぎの発言があった場合だとか、そういった方向にいくようなことがあるような場合、やはりこういったときというのは、大変難しいとは思うんですが、ぜひ、議長におかれましても、その時々で厳正な御判断と言いますか、本当に難しいとは思うんですが、ぜひ努めていただければ幸いでありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(諫山直君)  ただいま、工藤議員から発言がございました。その件につきましては、本会議場以外で皆さんと相談しながら、きちんと手続きを踏み、議会全体で取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、議案第89号及び議案第92号の計2件について、一括して、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。総務委員長。 ◆13番(西岡淳輔君)  それでは、総務委員会に付託されました、議案第89号、及び議案第92号の計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第89号平成28年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算についてでございますが、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ752万円を減額し、予算総額を108億2972万2千円としようとするものであります。 補正の内容といたしましては、職員の人事異動等による人件費の調整、年度末決算の支出見込の増減、及び社会保険診療報酬支払基金取扱分の交付金、納付金の確定に伴うものとなっております。 次に、議案第92号平成28年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算についてでございますが、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ143万4千円を増額し、予算総額を9億7188万4千円としようとするものであります。 補正の内容といたしましては、職員の人事異動等による人件費の調整、及び通信運搬費の増額に伴うものであり、歳入では事務費繰入金を、また歳出では一般管理費を、いずれも143万4千円増額補正をしようとするものであります。 審査終了後、取りまとめの中で、委員から、高額療養費の高騰は新薬等も含め薬価の問題によるところが大きい。医療費の抑制のためにも、薬価の見直し等を国に申し入れていただきたい、との要望が出されました。 採決の結果、議案第89号、及び議案第92号の計2件につきましては、いずれも、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。 これより、議案第89号平成28年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第89号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第92号平成28年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第92号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号及び議案第91号の計2件について、一括して、文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆10番(小原義和君)  それでは、議案第90号及び議案第91号の計2件につきまして、一括して、文教厚生委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第90号平成28年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算についてでございますが、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ53万4千円を減額し、歳入歳出の予算総額を3435万1千円としようとするものであります。 補正の内容としましては、人事異動等に伴う人件費の補正であります。 次に、議案第91号平成28年度行橋市介護保険特別会計補正予算についてでございますが、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ443万8千円を増額し、歳入歳出の予算総額を57億2718万円としようとするものであります。 補正の主な内容としましては、歳入では、介護給付費負担金と介護給付費交付金の増であります。 次に、歳出では、介護予防サービス等諸費として3676万7千円の増額、介護予防・日常生活支援総合事業費として3256万6千円の減額と、職員給与の改定及び共済率の変更に伴う人件費の補正であります。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第90号及び議案第91号の計2件につきましては、いずれも、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。 これより、議案第90号平成28年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第90号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第91号平成28年度行橋市介護保険特別会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第91号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第93号及び議案第94号の計2件について、一括して、建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆14番(澤田保夫君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第93号、及び議案第94号の計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第93号平成28年度行橋市水道事業会計補正予算についてでございますが、今回の補正は、収益的収入について58万円を減額し、総額13億9728万1千円とし、収益的支出について502万7千円を減額し、総額11億2109万3千円とし、また、資本的収入について8130万円を減額し、総額1億7619万7千円とし、資本的支出について2億447万2千円を減額し、総額5億2041万8千円としようとするものです。 補正の主な内容としては、職員の給与改定、人事異動等によるもの、及び伊良原ダム完成後の京築地区水道企業団からの送水開始時期の遅れに伴う、第5次拡張事業計画の見直しによるもので、収益的収入では他会計繰入金の減額補正、収益的支出では人件費の減額補正を行い、また、資本的収入では、企業債、出資金、国庫補助金の減額補正、資本的支出では、第5次拡張事業費の減額補正を行うものです。 次に、議案第94号平成28年度行橋市公共下水道事業会計補正予算についてでございますが、今回の補正は、収益的収入について5万1千円を減額し、総額8億9893万4千円とし、収益的支出について125万2千円を減額し、総額8億8608万9千円とし、また、資本的支出について160万3千円を増額し、総額9億3099万1千円としようとするものです。 補正の主な内容としては、職員の給与改定、及び人事異動等によるもので、収益的収入では他会計負担金の減額補正、収益的支出では人件費の減額補正を行い、また、資本的支出では人件費の増額補正を行うものです。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第93号、及び議案第94号の計2件につきましては、いずれも、出席委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(諫山直君)  報告は終わりました。 これより、議案第93号平成28年度行橋市水道事業会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第93号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第94号平成28年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について、委員長報告に対し、御質疑はありませんか。               (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立全員であります。よって、議案第94号は、原案のとおり可決されました。 会議運営上、ここで暫時休憩いたします。               休憩 11時55分               再開 13時05分 ○議長(諫山直君)  定足数に達していますので、ただいま会議を再開いたします。 議会運営委員会をただいまより開会いたしますので、会議運営上、ここで暫時休憩いたします。               休憩 13時06分               再開 13時21分 △日程第2 決議・意見書の上程、質疑、討論、採決 ○議長(諫山直君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 日程第2 決議、意見書の上程を行います。今定例会に決議1件、意見書3件が提出されております。これを一括して上程し、議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております、決議1件、意見書3件につきましては、委員会審査を省略し、直ちに本会議において審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、その通り決しました。 はじめに、決議第3号議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員活動の自由を確認する決議について、審議いたします。 本件につきましては、德永克子議員より質疑の発言通告があっておりますので、発言を許します。德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  この決議案の文章の最後のところに脅迫事件の被害者である議員に対しての一方的かつ不当・不法な圧力に断固として抗議する、と書かれてあるんですが、これは具体的に何をさしているんですか、端的にお答えください。 ○議長(諫山直君)  提出者に答弁を求めます。 城戸議員。 ◆18番(城戸好光君)  德永議員の御質疑に答弁をさせていただきます。今この記載されております、脅迫事件の被害者である議員に対しての一方的かつ不当・不法な圧力に断固として抗議する、という文言でございますが、もう皆さん御承知のとおり、警察からのファクス等々で議員及び市長が被害者ということで、本当にびっくりしたんですが、逮捕された人が少年Aだということで、懸命に我が会派で文章を練りながら、しかし未成年とはいえ、言うべきことは言っておこうということで、こういう文章になりました。 よろしくお願いいたします。 ○議長(諫山直君)  よろしいでしょうか。         (「あと討論をさせていただきます」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員活動の自由を確認する決議案について、討論をいたします。 表現の自由は憲法に規定されているとおり、民主主義国家の政治的基盤をなすものであり、国民の基本的人権のうちでもとりわけ重要なものです。また憲法21条において、政治活動の自由も保障されています。 去る9月、電話とメールによる脅迫事件が発生しましたが、いかなる理由をもってしても脅迫行為が許されるものでないことは当然のことです。9月議会において12日及び28日に可決された2つの決議も、脅迫行為に対し厳しく批判しています。 ところで、本決議案には、脅迫事件の被害者である議員に対しての一方的かつ不当・不法な圧力に断固として抗議する、とあります。この被害を受けた議員とは、小坪議員をさすのではないかと思いますが、小坪議員は、熊本地震が発生した際に、ヘイトスピーチを助長するような文章をデジタルサイトに投稿しています。そのことで、人権を侵害され、大変嫌な思いをされた方々などから、9月議会には陳情書が4つ提出をされました。 今年、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みの推進に関する法律が施行されました。国会での付帯決議には、インターネットを通じて行われる本邦外出身者等に対する不当な差別的言動を助長し、または誘発する行為の解消に向けた取り組みに関する施策を実施すること、この一文も入っています。 マジョリティ、物言わぬ静かな多数派、の中に同化して暮らさざるを得ないマイノリティ、社会的に弱い立場の集団は、沈黙せざるを得ない現在の日本の状況の中で、被害を受けたとの陳情や請願を提出するということは、かなりの勇気を出されたことと思います。 また民団の福岡県の方たちが法務局に人権救済の申し立てをした。熊本ではその準備をしているとの話を聞いております。この方たちの思いに寄り添うことは、日本の未来にとって重要ではないでしょうか。そのために真摯な反省を求めたのです。本文にあるような一方的かつ不当・不法な圧力では、断じてありません。全ての人の人間としての尊厳と平等を確保するために、いわゆるヘイトスピーチを許さない法律ができたと思います。この法律の趣旨を尊重したいと思います。 本決議案には、題名もまた全体的にも反対するものではありませんが、この部分については同意できません。 かつて、日本共産党に対し、事実に反する内容をSNSで述べたことに対し、私が訂正を求めたところ、大変な攻撃をされたことなど、多くの政治的自由を侵害された経験があります。今年の9月議会後には、私を含め、多数の議員が妨害を受けたと思います。このようなことがないように、議員活動の自由が確保されることを求めます。 また、議員の議会活動に対し、妨害や嫌がらせを先導することもやるべきではないことも、付け加えておきます。 以上の意見を述べまして、日本共産党市議団としては、棄権いたします。              (共産党議員、退席あり) △日程第3 議会閉会中の所管事項調査要求 △日程第4 会議録署名議員の指名 ○議長(諫山直君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案は、起立により採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、決議第3号は可決されました。 次に、意見書第8号同一労働同一賃金の実現を求める意見書について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。本案は、起立により採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、意見書第8号は可決されました。 次に、意見書第9号民生委員の活動費に関する意見書について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。本案は、起立により採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、意見書第9号は可決されました。 次に、意見書第10号地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。本案は、起立により採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 (起立あり)起立多数であります。よって、意見書第10号は可決されました。 日程第3 議会閉会中の所管事項の調査要求について、議題といたします。各委員長から所管事項につき、閉会中の調査の申し出があっております。調査事項につきましては、お手元に配付いたしました所管事項調査表のとおりであります。 以上、報告いたします。 日程第4 会議録署名議員の指名を行います。平成28年12月第4回行橋市議会定例会会議録署名議員に、8番 藤木巧一議員、7番 村岡賢保議員を指名いたします。 以上で本日の日程は、全て終了いたしました。 市長から発言を求められておりますので、発言を許します。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  平成28年12月第4回行橋市議会定例会の閉会にあたりまして、一言お礼を申し上げます。 議員の皆様には、去る12月6日の開会以来、市政運営上、重要な案件につきまして、精力的に御審議をいただき、いずれも原案どおり、御賛同を賜りまして誠にありがとうございました。審議を通じまして、皆様方からいただきました御意見・御指摘につきましては、十分にこれを尊重いたしまして、今後の市政運営に取り組んでまいる所存でございます。 さて、先の行政報告でも申し上げましたように、人口の減少が問題とされる中、当市におきましては、平成27年国勢調査において人口が増加した数少ない自治体の一つでございます。今後も福岡・北九州都市圏への通勤通学のしやすさ、豊かな自然環境という地の利を生かし、企業誘致をはじめとした地域産業の活性化、雇用の確保に尽力し、ゆくはしに住みたい、住んでよかったと思えるまちづくりを継続して進めてまいります。              (執行部一同、起立あり) 議員の皆様におかれましては、この1年、市民の代表としてその重責を全うされ、本市の発展と市民福祉の向上のために御尽力を賜りましたことに対しまして、深く敬意を表しますとともに、心から厚く御礼を申し上げます。 今冬は、例年に比べ気温が低くなることが見込まれております。皆様には、どうぞ健康に一層御留意なされまして、御家族ともども輝かしい新春をお迎えくださいますよう、お祈り申し上げまして、本定例会の閉会の御挨拶とさせていただきます。 誠に、ありがとうございました。              (執行部一同、礼あり) ○議長(諫山直君)  議員の皆様には、議会運営に対し御協力をいただきまして、厚くお礼を申し上げます。また、田中市長をはじめ執行部におかれましても、この1年間、お疲れ様でございました。 皆様におかれましては、お忙しい時期とは思いますが、日々の体調管理を怠らず、よい年末年始をお過ごしください。 これをもちまして、平成28年12月第4回行橋市議会定例会を閉会いたします。             (執行部一同、起立、礼あり)               閉会 13時35分地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。      議 長 諫 山  直      議 員 藤 木 巧 一      議 員 村 岡 賢 保            平成28年12月定例会提出             決議・意見書一覧表(決議)                     平成28年12月22日┌───────────────────────┬───────────┐│        件    名         │  提出者・賛成者  │├───────────────────────┼───────────┤│(決議第3号)                │提出者 城 戸 好 光││議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員 │提出者 澤 田 保 夫││活動の自由を確認する決議           │提出者 井 上 倫太郎│└───────────────────────┴───────────┘(意見書)                    平成28年12月22日┌───────────────────────┬───────────┐│        件    名         │  提出者・賛成者  │├───────────────────────┼───────────┤│(意見書第8号)               │提出者 德 永 克 子││「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書   │賛成者 藤 木 巧 一││                       │賛成者 田 中 次 子││                       │賛成者 西 本 国 治│├───────────────────────┼───────────┤│(意見書第9号)               │提出者 田 中 次 子││ 民生委員の活動費に関する意見書       │賛成者 德 永 克 子││                       │賛成者 二 保 茂 則││                       │賛成者 瓦 川 由 美│├───────────────────────┼───────────┤│(意見書第10号)              │提出者 豊 瀬   尉││ 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見 │提出者 城 戸 好 光││ 書                     │提出者 大 野 慶 裕││                       │提出者 藤 木 巧 一│└───────────────────────┴───────────┘決議第3号   議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員活動の自由を確認する決議会議規則第13条により、別紙決議を提出します。  平成28年12月22日      提出者 市議会議員  城 戸 好 光      提出者 市議会議員  澤 田 保 夫      提出者 市議会議員  井 上 倫太郎 行橋市議会議長 諫 山 直 様   議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員活動の自由を確認する決議 議員それぞれは住民の直接選挙により選任されており、言論の自由・表現の自由は憲法で保障されている。それは、すべての議員がもつ当然の権利である。議員は、住民の代表者として自律的に判断し、その責任を住民に対してとる公選職であり、自治体の政策形成にかかわる調査・企画・立案を行い、それを政策運営に反映させ、自治体の事業執行が適法・適正、かつ公平・効率的・民主的に行われているかを監視し、必要に応じて是正処置を促す活動が求められる。議会外の活動であっても良識ある言動が求められるのは当然であるが、議員それぞれが個人としての身体の安全及び精神の自由を脅かされずに、自由な意思と判断に基づいて活動する事ができることは、議会制民主主義が健全に機能するために重要である。9月8日に無差別テロを予告し、当市議会議員に対し「議員を辞職せよ、さもなくば市役所を爆破する」という不法かつ不当な圧力が加えられた。12月8日に警察は、同市議会議員及び当市長を被害者とし、職務強要、威力業務妨害として容疑者を検挙している。脅迫事件の被害者である議員に対しての、一方的かつ不当・不法な圧力に断固として抗議するとともに、議員それぞれの議会外での政治活動・議員活動の自由を尊重することを確認する。 以上、決議する。平成28年12月22日                                行 橋 市 議 会意見書第8号          「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書 地方自治法第99条の規定による別紙意見書を会議規則第13条により提出します。  平成28年12月22日      提出者 市議会議員  德 永 克 子      賛成者 市議会議員  藤 木 巧 一      賛成者 市議会議員  田 中 次 子      賛成者 市議会議員  西 本 国 治 行橋市議会議長 諫 山 直 様提出先 内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、働き方改革担当大臣           「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書 女性や若者などの多様で柔軟な働き方を尊重しつつ一人一人の活躍の可能性を大きく広げるためには、我が国の労働者の約4割を占める非正規労働者の待遇改善は待った無しの課題である。現在この非正規労働者の賃金やキャリア形成などの処遇において、例えば非正規労働者(パートタイム労働者)の時間当たりの賃金は正社員の6割程度と、正規と非正規の間で大きな開きがあるのが現状である。 今後急激に生産年齢人口が減少していく我が国において、多様な労働力の確保とともに個々の労働生産性の向上は喫緊の課題であり、賃金だけでなく正規、非正規を問わず社員のキャリアアップに資する教育訓練プログラムの開発及び実施も含めた、雇用の形態にかかわらない均等・均衡待遇の確保が益々重要になっている。 今この時、非正規労働者の賃金の見直しやキャリアアップ、さらに正社員転換を視野に入れたワークライフバランスに資する多様な正社員のモデルケースなどの普及も含め、「同一労働同一賃金」の考えに基づく非正規労働者の待遇改善のための総合的な施策を迅速に実施出来るかどうかが、私たちの地域そして我が国の将来を左右すると言っても過言ではない。 以上のことより、政府においては日本の雇用制度にすでにビルトインされている独自の雇用慣行や中小企業への適切な支援にも充分に留意し、非正規労働者に対する公正な処遇を確保し、その活躍の可能性を大きく広げる「同一労働同一賃金」の一日も早い実現のために下記の事項について躊躇なく取り組むことを求める。                   記1.不合理な待遇差を是正するためのガイドラインを早急に策定するとともに、不合理な待遇 差に関する司法判断の根拠規程を整備すること。2.非正規労働者と正規労働者との不合理な待遇差の是正並びに両者の待遇差に関する事業者 の説明の義務化などについて関連法案の改正等を進めること。3.とりわけ経営の厳しい環境にある中小企業に対して、例えば非正規労働者の昇給制度の導 入等の賃金アップや処遇改善に取り組みやすくするための様々な支援のあり方についても 充分に検討すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。平成28年12月22日                                 行 橋 市 議 会意見書第9号            民生委員の活動費に関する意見書地方自治法第99条の規定による別紙意見書を会議規則第13条により提出します。 平成28年12月22日      提出者 市議会議員  田 中 次 子      賛成者 市議会議員  德 永 克 子      賛成者 市議会議員  二 保 茂 則      賛成者 市議会議員  瓦 川 由 美 行橋市議会議長 諫 山 直 様提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣             民生委員の活動費に関する意見書 民生委員は児童委員を兼ねていますが、貧困家庭や高齢者世帯の見守り、生活困窮者自立支援制度との連携、児童虐待防止に向けた育児相談といった多岐にわたる課題に取り組むなど、地域福祉におけるその役割はますます重要になっています。 ところが、民生委員は、地方公務員法が定める非常勤特別職の地方公務員ですが、民生委員法第10条で「給与を支給しない」と定められていることから、無償のボランティアとされています。このため、電話代や交通費など活動に係る費用の一部が自治体から支給されているのが現状です。 平成26年4月の厚生労働省による「民生委員・児童委員の活動環境の整備に関する検討会」の報告書では、「民生委員・児童委員の経済的な負担も増えていることから、厚生労働省は、活動費の増額を関係省庁に対して要求していく」べきであるとされております。 このような経済的負担が民生委員の担い手不足の原因の一つと指摘される中、活動費に対して一定の配慮をすることは民生委員制度を持続させる上で重要な課題です。 よって、行橋市議会は、国会及び政府が、民生委員の活動費に係る地方交付税算定基礎を更に引き上げるとともに、民生委員が受け取る活動費を実際に引き上げるための措置を講ぜられるよう強く要請します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。平成28年12月22日                                 行 橋 市 議 会意見書第10号         地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書 地方自治法第99条の規定による別紙意見書を会議規則第13条により提出します。  平成28年12月22日      提出者 市議会議員  豊 瀬   尉      提出者 市議会議員  城 戸 好 光      提出者 市議会議員  大 野 慶 裕      提出者 市議会議員  藤 木 巧 一 行橋市議会議長 諫 山 直 様提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、    厚生労働大臣          地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書 地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみとり、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。 また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等様々な議員活動を行っており、近年においては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にある。 一方で、統一地方選挙の結果をみると、投票率が低下傾向にあるとともに無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや地方議会議員のなり手不足が深刻な問題となっている。 よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。平成28年12月22日                                行 橋 市 議 会            所 管 事 項 調 査 表                                               (平成28年12月22日)┌─────────┬─────────────────────────────┐│   委 員 会   │調   査   事   項                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 地方創生について                   ││         │○ 行政運営について                   ││         │○ 財政問題について                   ││   総  務   │○ 財産管理について                   ││         │○ 入札及び契約について                 ││   委 員 会   │○ 消防行政について                   ││         │○ 国保行政について                   ││         │○ 後期高齢者医療について                ││         │○ 住宅新築資金等貸付事業について            │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 学校教育について                   ││   文教厚生   │○ 生涯教育について                   ││         │○ 文化行政について                   ││   委 員 会   │○ 介護保険について                   ││         │○ 福祉行政について                   ││         │○ 健康づくり行政について                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 上下水道事業について                 ││         │○ 住宅建設事業について                 ││         │○ 都市計画事業について                 ││   建設経済   │○ 土木行政について                   ││         │○ 農林水産業振興について                ││   委 員 会   │○ 企業誘致について                   ││         │○ 商工振興について                   ││         │○ 環境及び清掃行政について               ││         │○ 観光行政について                   │├─────────┼─────────────────────────────┤│   議会運営   │○ 定例会及び臨時会の会期日程について          ││         │○ 議会の運営について                  ││   委 員 会   │○ 議会の会議規則、委員会に関する条例等について     ││         │○ 議長の諮問について                  │└─────────┴─────────────────────────────┘        平成28年12月第4回行橋市議会定例会議決結果表┌───────┬──────────────────────┬───┬─────┐│  議案番号  │      件        名      │議 決│賛否の状況││       │                      │結 果│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第17号 │議会の議決により指定された市長の専決処分事項│報 告│     ││       │についての専決処分の報告について      │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 報告第18号 │議会の議決により指定された市長の専決処分事項│報 告│     ││       │についての専決処分の報告について      │の み│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第77号 │行橋市総合計画基本構想に基づく基本計画の策 │原 案│ 賛成多数 ││       │定について                 │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第78号 │行橋市空き家等の適正管理に関する条例の制定に│原 案│ 全員一致 ││       │ついて                   │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第79号 │行橋市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進│原 案│ 賛成多数 ││       │委員の定数に関する条例の制定について    │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第80号 │行橋市農業委員会委員に関する選考委員会設置及│原 案│ 賛成多数 ││       │び運営条例の制定について          │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第81号 │行橋市職員退職手当支給条例の一部を改正する │原 案│ 全員一致 ││       │条例の制定について             │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第82号 │行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する│原 案│ 全員一致 ││       │条例の制定について             │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第83号 │行橋市税条例の一部を改正する条例の制定につい│原 案│ 全員一致 ││       │て                     │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第84号 │行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例│原 案│ 全員一致 ││       │の制定について               │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第85号 │行橋市体育施設条例の一部を改正する条例の制定│原 案│ 全員一致 ││       │について                  │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第86号 │行橋都市計画事業行橋駅西口地区土地区画整理事│原 案│ 全員一致 ││       │業施行規程の一部を改正する条例の制定について│可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第87号 │市道路線の認定及び変更について       │原 案│ 全員一致 ││       │                      │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第88号 │平成28年度行橋市一般会計補正予算について │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第89号 │平成28年度行橋市国民健康保険特別会計補正予│原 案│ 全員一致 ││       │算について                 │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第90号 │平成28年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定│原 案│ 全員一致 ││       │特別会計補正予算について          │可 決│     │└───────┴──────────────────────┴───┴─────┘┌───────┬──────────────────────┬───┬─────┐│  議案番号  │      件        名      │議 決│賛否の状況││       │                      │結 果│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第91号 │平成28年度行橋市介護保険特別会計補正予算に│原 案│ 全員一致 ││       │ついて                   │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第92号 │平成28年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正│原 案│ 全員一致 ││       │予算について                │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第93号 │平成28年度行橋市水道事業会計補正予算につい│原 案│ 全員一致 ││       │て                     │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第94号 │平成28年度行橋市公共下水道事業会計補正予算│原 案│ 全員一致 ││       │について                  │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 議案第95号 │行橋市名誉市民の決定について        │原 案│ 全員一致 ││       │                      │同 意│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 28請願第2号 │「小坪慎也市議のヘイトスピーチ助長記事の撤回│不採択│ 賛成少数 ││       │と厳正な処分を求める」請願         │   │     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 決議第 3号 │議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員│原 案│ 賛成多数 ││       │活動の自由を確認する決議          │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 意見書第 8号 │「同一労働同一賃金」の実現を求める意見書  │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 意見書第 9号 │民生委員の活動費に関する意見書       │原 案│ 賛成多数 ││       │                      │可 決│     │├───────┼──────────────────────┼───┼─────┤│ 意見書第10号 │地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書│原 案│ 賛成多数 ││       │                      │可 決│     │└───────┴──────────────────────┴───┴─────┘...