行橋市議会 > 2016-03-08 >
03月08日-03号

  • "│出欠│   職"(/)
ツイート シェア
  1. 行橋市議会 2016-03-08
    03月08日-03号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    平成28年 3月 定例会(第19回)            平成28年3月第19回行橋市議会              定例会会議録(第3日)1 日 時 平成28年3月8日(火)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 米 谷 友 宏             次 長 松 尾 一 樹            議事係長 篠 田 浩 平            庶務係長 吉 兼 三 佳             書 記 田 中 雅 俊 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり   平成28年3月第19回行橋市議会定例会議員出席表[第3日]                       平成28月3月8日(火)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │井 上 倫太郎│ ○ │ │ 12 │藤 本 廣 美│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │小 坪 慎 也│ ○ │ │ 13 │鳥井田 幸 生│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │工 藤 政 宏│ ○ │ │ 14 │田 中 建 一│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │村 岡 賢 保│ ○ │ │ 15 │横 溝 千賀子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │藤 木 巧 一│ ○ │ │ 16 │城 戸 好 光│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │諫 山   直│ ○ │ │ 17 │       │   │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │小 原 義 和│ ○ │ │ 18 │吉 永   直│ × │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │大 野 慶 裕│ ○ │ │ 19 │宇 戸 健 次│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │西 岡 淳 輔│ ○ │ │ 20 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │大 池 啓 勝│ ○ │ │ 21 │德 永 克 子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │澤 田 保 夫│ ○ │ │   │       │   │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘           平成28年3月第19回行橋市議会定例会[第3日] 地方自治法第121条により出席した者                                   平成28年 3月 8日(火)┌───────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│     職 名   │  氏  名  │出欠│    職 名    │  氏  名  │出欠│├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長         │田 中   純│○ │地域福祉課長     │橋 本   明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │松 本 英 樹│○ │障がい者支援室長   │津 坂 咲 江│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │山 本 英 二│○ │子ども支援課長    │上 原 圭 三│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長        │笹 山 忠 則│○ │生活支援課長     │田 原 康 行│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長       │灰 田 利 明│○ │介護保険課長     │中 村 浩 行│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長       │進 谷   稔│○ │土木課長       │新 家 敏 克│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長       │山 口 眞一郎│○ │都市政策課長     │和 田 雄 二│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長     │平 井 祐 二│○ │建築政策課長     │西   義 孝│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│産業振興部長     │鹿 島 英 樹│○ │農林水産課長     │林   善 弘│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境水道部長     │小 森 孝 義│○ │商業観光課長     │唐 﨑 欽 五│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長       │坪 根 義 光│○ │企業立地課長     │宮 下 義 幸│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長        │白 川 達 也│○ │上水道課長      │杉 本 吉 満│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部参事      │寺 尾 一 紀│  │下水道課長      │中 原 和 美│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防次長消防署長  │髙 橋 一 文│○ │環境課長       │井 上 淳 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長       │梅 林 豊 実│○ │環境課参事      │菊 池 慎 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│防災危機管理室長   │岡 野 雅 幸│  │環境課事業所長    │岩 本 文 秀│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長     │穴 繁 利 雄│○ │会計管理者会計課長 │吉 田   実│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長     │丸 山   剛│  │選挙管理委員会事務局長│野 本   誠│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│財政課長       │黒 田 純 一│○ │農業委員会事務局長  │辻   英 樹│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長     │石 井 健 治│  │監査委員事務局長   │渡 辺 浄 美│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長     │龍 王 憲 和│  │教育政策課長     │山 門 裕 史│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権政策課長     │岡 田 正 二│  │学校教育課長     │中 村 愛 晴│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│税務課長       │池 永 正 行│  │指導室長       │神 原 修 一│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合窓口課長     │岡 田 公美子│  │指導室次長      │山 本 有 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民相談室長     │置 鮎 保 之│  │生涯学習課長     │有 松 正 一│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│国保年金課長     │木 野 雅 博│  │文化課長       │亀 田 秀 雄│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収納課長       │岩 本 秀 夫│  │文化課参事      │小 川 秀 樹│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│権管理課長      │松 本 正 弘│  │           │       │  │└───────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘           平成28年3月第19回行橋市議会定例会             議  事  日  程 [第3日]                            (平成28年 3月 8日)日程第1 一般事務に関する質問               平成28年3月8日(3)               開議 10時00分 ○議長(宇戸健次君)  おはようございます。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告を願います。議会運営委員会委員長。 ◆9番(西岡淳輔君)  おはようございます。本日の議事日程について、議会運営委員会で協議を行いましたので、その結果を御報告申し上げます。 本日の議事日程は、日程第1として、昨日に引き続きまして、一般事務に関する質問を行います。質問通告のあった12名のうち、昨日までに4名の質問を終了しておりますので、本日は4名の議員の質問を行うことといたします。 また、議会運営委員会の申し合わせにより、議案に対する質疑の発言通告については、本日午後4時までといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第1 一般事務に関する質問 ○議長(宇戸健次君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。 なお、笹山教育長においては、昨日に引き続き、着席したまま答弁をすることを、議長において許可をいたします。皆様の御理解をお願いいたします。 日程第1 昨日に引き続き、一般事務に関する質問を行います。 この際、申し上げます。井上倫太郎議員より、資料配付の申し出があっておりますので、これを許可しております。 順次、発言を許します。井上倫太郎議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  すべては行橋のために、朱白の会、井上倫太郎でございます。今議会は、主に子育てについて集中して質問させていただきます。 今回の内容は、大きく分けて2点、1点目は、以前、議会のほうで提案させていただきました、小学生のKYT活動危険予知トレーニングについての進捗状況を確認させていただきたいと思っております。2点目については、放課後児童クラブについて、進めさせていただきます。 まず、初めにお手元の資料を確認していただきたいんですけども、議場外の方については、ない方は、6階の事務局に取りに来ていただけると幸いでございます。それでは、進めさせていただきます。 まず、初めに小学生のKYT活動ということで、前回も提案させていただきましたけども、私たち行政に携わる者、あるいは保護者の方たち、全ての大人が、やはり子どもたちの安心安全を守るべく、日々努力しているわけであります。 資料の一番上を見ていただくと分かるように、例えるならば、交差点で横断歩道を渡ろうとするとき、信号待ちの際に、車道ギリギリに立っている子どもたちがいる。こうしたときに、私たちは、これは危ないということで、子どもたちが見て分かるルールを設定するために、道路の歩道に停止の位置を表示したりする。こうしたかたちで、私たちは本当に子どもたちの安全を守るために頑張っているわけであります。 しかし、私、前回も言いましたけども、毎朝、延永小学校の吉国の交差点で交通指導をさせていただいております。その子どもたちと接する中で、やはり子どもたちが危険だと感じるようなことを、あまりにも思ってなさ過ぎるのではないかという行動をよく目にします。 前回の質問以降も、この間大雪があったと思いますけれども、大雪の日なんかは、やはり子どもたちは、もう非常にテンションが上がっているわけでありまして、例えるならば、学校に行きながら雪合戦をしているわけです。こうした雪合戦をしながら、これは嘘でも何でもなく、本当に車道に飛び出すわけであります。それ以外にも、例えば数十トンのトラックが通る車道と歩道の間にあります縁石、雪が積もっているにもかかわらず、やはりそこにのぼってバランスをとりながら歩いていたりする。こうした状況を、やはり私はまだ目にするわけであります。 また、それ以外でも、たまに地元の自治会、あるいはPTAの皆様方が私と同じような場所に立って交通指導をしているときに、お母さん、見てくださいと、歩道いっぱいに広がって、後ろから自転車が来てもよけない子どもたちがいるんですよ、車道の縁石に、ああやってバランスをしながら歩いているんですよ、というふうに話をすると、ああ、こんなことをしているんですねと、これはもう帰って怒らないといけない、と言うんですけれど、子どもたちにやはり単純に駄目だ駄目だと言っても、なぜ駄目なんだ、ということが分からないと思うんです。 だからこそ、先般提案させていただきました、このKYT活動というのは、子どもたちがもともと持つ感受性、こうしたら危険なんだ、こうすれば危ないんだという部分をシミュレーション、グループシミュレーションしていきながら、実際に自分たちが、本当に危ないなと、じゃあこういった危険に対して、どういう対応をしていくのか、こういったことを話し合いながら自分たちでルールを作っていく。 例えるならば、学校の先生が廊下を走るな、なんていうのは、もう当たり前のことなんですが、ただ単に走るな、守りなさいというよりは、なぜ走ったらいけないのか、後ろを振り返りながら走ると、前から人が飛び出てくるかもしれない。床が濡れているかもしれない、そうしたことを、危険を想像する、そして自分たちで、あっ、こうしたら危険なんだと考えさせる。これが私は大切だというふうに思っているわけであります。 そして、前回こうした提案をさせていただきましたけども、まず1点目、この進捗状況について、どのようになっているかを教えていただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  執行部に答弁を求めます。 笹山教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  井上議員の御質問にお答え申し上げます。各小学校におきましては、児童の発達段階に応じまして、年間指導計画というものをこしらえております。この年間指導計画に沿って、学校の中の教科の授業、あるいは学級活動、あるいは学校行事等の時間を設けております。 このような授業、学活、行事等の時間を使いまして、学校内外の事故防止、安全指導というものを行っておりまして、その中には、当然、危険予知の要素も含まれておるわけでございます。 それから、議員御指摘のとおり、平成26年12月議会で、議員より安全教育の一環として、危険予知トレーニングの必要性を御提案いただいております。また御紹介いただきました書籍、子どもたちの安全と安心のために、指導者用というのがございますが、この書籍を各小学校に配布し、活用の働きかけを行っておるところでございます。以上であります。 ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  今、御答弁いただきましたように、そうした教材を買っていただきまして、前向きに進めていただいているということで、非常にありがたく感じています。 しかしながら、先ほど申し上げたように、私たち行政の立場からしてみれば、子どもたち、学校内の施設、設備等もそうなんですけれども、やはり安全を守ろうとするとハード事業的なものがメインになってしまいまして、非常にお金が掛かってきます。 これから先、やはり確実に人口が減っていく、税収が減っていく中で、金を掛けるより知恵つかえという言葉がありますけども、やはり子どもたちの知覚を鍛えるようなトレーニングが最も大事だと思います。 先日、どこかでお話を聞いたんですが、ダーウィンの言葉の中に、この世に生き残るのは強い者でもない、賢い者でもない、変化に対応できる者だ、という言葉がありますが、危険もやはり変化していきます。大雪が降ったり、大雨が降ったり、あるいは劣化した柵など、そうしたことに対しても、危険が変化している中で、そうした変化した危険に対しても気づく力を養って、しっかり子どもたち自ら危険を回避するということを、今後もぜひ進めていただきたいと思います。 あるいは、私はよく通学路の途中に親御さんたちから危険な場所があるんだというようなお話をいただくんですが、やはり先ほど言ったように、そうした対応をするのはタダではなく、お金が掛かるわけでありますから、例えるならば、保護者会とかを通じて、年に1度くらい、実際に自分たちの子どもと一緒に通学路を歩いてみようじゃないかと、その中で、あっ、ここは危険だねと思ったら、あした、そこで事故が起こるかもしれないわけですから、そうしたKYマップというか、通学路の安全マップ等を、保護者の皆さんたちと協働して学校が取り組んでいくことが非常に素晴らしい活動にもつながっていくし、やはり問題の見える化にもなってくるかなというふうに思っておりますので、今後も引き続き、小学生のKYT活動については、行っていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  少し補足させていただきます。先ほど議員のほうで御指摘いただきました危険な行為、歩道の敷石を歩くとかいったような事柄でありますが、子どもたちは、発達段階が進むに従いまして、いわゆる冒険心とか、あるいは探求心というものが強くなってまいります。同時に必要な、子どもたちの危険に対する意識というものは、我々大人が考えているよりも、ずっと低いというぐあいに考えられます。 したがいまして、子どもたちに対しまして、いつも大人が注意できるわけではございませんので、一人で行動できるような、一人で判断し行動できるような能力を形成したいと考えております。 したがって、危険予知トレーニングにつきましては、私自身も教育委員会も、子どもたちの感性を磨く上で、非常に効果的な方法の1つだというぐあいに認識しております。 したがいまして、今後は議員御指摘のとおり、既存の研修会の中とか、あるいは危険予知トレーニングの内容を、いろんな場面で盛り込むといったようなことで、危険予知トレーニングの実施に向けた働きかけを強化し、学校の安全教育のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  非常に前向きな御答弁、ありがとうございます。今おっしゃったように、やはり感受性を鍛える中で、今回は危険という分野で提案させていただいておりますが、例えるならば、いじめという問題等もありますけども、いじめは駄目だ駄目だという話の中で、当事者意識と言いますか、こういうふうなことをされたら、どういう気持ちになるのかというような教育の中でも、こうしたイメージトレーニングというのは非常に有効になってくると思いますので、今後、推進のほう、よろしくお願いいたします。 議長、引き続き、2点目に入らせていただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  はい。井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  次に、放課後児童クラブについて、進めさせていただきます。まず、初めに、いま話題のお話を少しさせていただきます。これは、保育園に入園希望を出したが、断られて待機児童になってしまった方のお話しで、保育園落ちた、日本○、ここはちょっと過激なので○とさせていただきますが、そういったブログがいま話題になっております。 内容を少し紹介させていただきます。そのブログの内容は、少し言葉は悪いんですけども、何だよ日本。1億総活躍じゃねえのかよ。きのう見事に保育園落ちたわ。どうするんだよ、私、活躍できねえじゃないか。子どもを産んで子育てして社会に出て働いて税金払ってやるって言ってるのに、日本は何が不満なんだ。子どもを産んだはいいけど、希望どおり保育園に預けるのは、ほぼ無理だからって言ってて、子どもを生むやつなんかいねえよ、というような内容でございまして、先日の国会でも話題になっておりました。このブログの表現は別としても、子育て環境に不満のある現場の声だと私は感じています。 現在、行橋市でも人口減少問題を最重点課題と認識し、人口増に向け、行橋市に住んで子どもを産み育てていただきたい、そのためにも子育て支援を充実させる、ということを、よく田中市長もおっしゃられています。そうした視点で、今回は放課後児童クラブについて、質問させていただきます。 私が議員になってすぐの平成24年4月10日の毎日新聞、こちらの記事になりますけども(資料提示あり)非常に大きく報道されました。 内容は、学童保育定員超過17名、初の待機児童発生、と大きく報道されております。この件については、3月の時点で、実際に待機になる行橋小児童クラブ3年生の親の方から私に連絡があり、私は現場主義ですので、すぐに行橋小学校に伺わせていただきました。そのときのことを今でも鮮明に覚えています。 初めて児童クラブという所に行ったんですが、狭い部屋に多くの子どもたちが密集している。発達障害の子どもたちがワーッと走り回っている。クールダウンする部屋もない。つきっきりで先生が対応している。壮絶だなと思った記憶がございます。 またその際に、4月から待機になる子どもたちから、おいちゃん、私、鍵っ子になりたくないよ。4月からも学童に行きたい、一人は嫌だ、と私は言われました。私は学童は楽しい、と聞くと、楽しいよ、と答えてくれました。このときに私は決意しました。 大人の事情で自分たちの努力不足で子どもたちにこんな思いをさせては駄目だ。エンドユーザーである、この子たちの笑顔のためにも、何とか待機問題を解消しなければならないと思い、当時の担当者の方たちと奮闘した記憶がございます。そして何とか1カ月は待機させてしまいましたが、5月より空き教室を利用しまして、待機解消になったことを覚えております。 平成27年度から本格施行された子ども・子育て支援新制度、放課後児童クラブについては、保護者が働いている間など、子どもたちが安全で安心して過ごせる生活の場として、子どもを預かり健全な育成を図る事業であり、就学前の保育と並んで、小学校就学時の両立支援系のサービスとして不可欠なものであり、地域格差を生じさせることなく、全国的に実施していくべきものである。都市部に限らず、地方も含め、就学前の保育から切れ目のないサービス利用が可能となるよう、質の確保を図りながら、低学年を中心としつつも小学校前期を対象として量的拡大を図っていくことが重要であり、このような観点から新たな制度体系において位置づけていく必要がある、というふうになされております。 行橋市としても、子育て支援事業計画を策定し、本年度より放課後児童クラブについては、対象が6年生まで拡張されております。 このように変化点が多い中、まず1点目、平成28年度について、行橋市の放課後児童クラブでは待機児童は発生するのでしょうか。また、それ以外にも各施設の許容人数を大幅に超過している入所予定の児童クラブがありましたら、具体的に場所と人数を教えていただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  放課後児童クラブに関しましては、来年度は、待機児童は極力出さないように努めているというところでございます。出さない、というぐあいに言っておりますが、その結果に関しましては、ちょっと変動がございますので、確実には申し上げることはできません。現状に関しましては、部長のほうから答えさせます。 ○議長(宇戸健次君)  教育部長。 ◎教育部長(坪根義光君)  来年度、28年4月からの受け入れ状況について、答弁させていただきます。まず、市内13箇所、児童クラブがございまして、その内、仲津小、今元小、稗田小、蓑島小につきましては、現在のところ許容の人数を超えてはおりません。 超過している部分につきまして、御報告させていただきます。行橋小につきましては、放課後児童クラブの運営指針の中で、1名当たり1.65㎡という基準が求められているんですけれども、その全体の専用面積を、その1.65で割り戻したときの許容児童数を申し上げます。 まず行橋小につきましては、94名で、現在の申し込みが125名です。行橋北小につきましては、60名の許容児童数に対して79名、行橋南小につきましては、48名の許容児童数に対して61名、延永小につきましては、65名に対して83名が申請しています。泉小につきましては、60名の許容児童数に対して81名、第2泉小につきましては、67名の許容児童数に対しまして74名の申請があっております。 また委託をしておりますコスモスクラブにつきましては、許容児童数40名に対して50名の申請があっております。あと今川小につきましては、64名の許容児童数に対して80名の申請があっております。最後に椿市小につきましては、30名の許容児童数に対しまして、46名の申請があっているという状況であります。以上です。
    ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  御答弁ありがとうございます。平成28年度については、極力、今のところ変動はあるものの待機は出さないというような方針で進めていただいていると、いま御答弁をいただきました。 私は、この児童クラブは大きく分けて、3つの問題を抱えていると考えております。 1つ目は、場所の広さの問題、そして2つ目は指導員の問題、そして3つ目は発達障害、この3つについての質問を続けさせていただきます。 まず1つ目、場所についてですが、先ほど、待機は出さないという話でありましたが、回答の中で、施設許容人数を大幅に超過する児童クラブがありました。行橋小で言いましたら30名以上、泉小で言いましたら、全体で約30名、他にも今川、延永、北小等、許容人数を大きく上回る状況でございます。 子ども・子育て支援法では、経過措置期間を5年を設定していますので、平成32年までには国の指針に従い、1ユニット35名以下、児童1人当たりの面積、1.65㎡、児童静養室、指導員事務所を設けなければなりません。現状は、移行期間中でありますけども、慢性的な定員超過をしている施設については、早急な対応が必要でございます。 国は、学校施設の目的外利用についても弾力化を行い、空き教室の積極的な利用を推進するとともに、放課後児童クラブ運営支援事業については、学校周辺の民家やアパート等の活用も補助対象となっています。その他にも保育園や公民館等、様々な施設での運営も可能とあります。 私も現場によく伺うんですけども、確かにいま待機は出ていません。しかし本当に狭い中に子どもたちがうずめきあっているという現状は事実であります。 そうした視点で考えたときに、まずこの場所についての問題をどう考えるのか、併せまして、先ほど言いました行橋小については、前回の待機が出たときに、体育館2階の空き教室を臨時的な措置として児童クラブと設定したんですが、実は、この場所というのが、今はあまり使われていないという現状を聞いております。じゃあ、なぜこの場所が使われていないのかという部分につて、把握していたら御回答をいただきたいと思います。お願いします。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  まず、一般的に場所の問題でありますが、現在、移行期間ということなので、少し窮屈な所も、申し訳ないですけれども、そのように使わせてもらっておりますが、場所はやはり近隣の保育所、あるいは空き教室等を利用したいと考えておりますが、どの程度利用できるかというのは、また関係機関と協議しながら進めたいと思っております。 何よりも、空き教室以前の問題といたしまして、人員、つまり必要な人員を、指導員のことですが、これをどのように確保するかということが、ものすごく大事であります。議員も御指摘のとおり、例えば発達障害の子どももおります。したがいまして、療育専門知識のある人材というものを雇用することが望ましいわけでありますけれども、中々そういう指導員に関しましては、募集しても応募が少ないし、また人材自身も少ないということで、その面において、残念ながら人材を確保することが十分ではないという状態がございます。 我々としても、例えば発達障害の子どもに対しては、クールダウンさせる場所が必要であるという認識は、当然、強く持っておるわけでありますので、今後とも引き続いてそのような場所を確保したいと思っております。 先ほど具体的な場所等に関しての御質問につきましては、部長より説明させます。 ○議長(宇戸健次君)  教育部長。 ◎教育部長(坪根義光君)  行小の空き教室の件でございます。実際に空き教室とは言いながらも、体育館2階を一部改造して、ということで利用させていただいております。 状況としては、実際の児童クラブの施設整備と多少の違いもあってということもあって、あと環境状況も、もともとが児童クラブ用ではなかったということで、ちょっと不便さも感じて、利用者が少ないという状況でございます。 ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  基本的には、今回は場所ということで、いま場所はあまりないというような話があったんですが、私は一番大事なのは、今回、放課後児童クラブは、これは厚生労働省所管なんですが、福祉課から教育課のほうに移った。これはおおよそ空き教室の活用というところがひとつの中でメインになってくるという思いもあるわけでございます。 その中で、私が何を一番言いたいかと言いますと、1年前にそうした空き教室を確保してつくった。しかしそこが使われていないという現状を、やはり改善しなければならない。これから先、どんどん空き教室ができた、けれど利用できない最たる理由が、そこにはあるはずなんです。例えば窓がないとか、場所が不便だとか、ちょっと格差が生まれてしまっている。そうした要因というのをしっかり把握して、ここで改善していかなければ、次にじゃあ延永小学校で空き教室を使った、場所は確保した。でも使われていない、こうしたことが起きてくるのではないかと心配しているわけであります。 ぜひですね、こうした問題をいち早く察知して、なぜ使われていないのか、なぜ空き教室が使いにくいのか。こうした真因を追求して、やはり対策をしていかないと、空き教室が今からどんどん出てきたとしても、結局は使われない、使いにくいという現状があると思いますので、この場所については、先ほど言ったように、今後1.65の規制がかかってくるわけでありますから、しっかりと考えていく必要があるというふうに思います。 ぜひ今後も行橋小がなぜ使われないのかというのを、本当にしっかりと現場に行って把握していただいて、他の空き教室に対しても展開していただくように、よろしくお願いいたします。 続いて、先ほど言ったように、人と発達障害を分けて少し質問させていただいておりますが、指導員の確保については、行橋市でも条例改正による応募要件の緩和や子育てマイスターなどの指導員の確保については、これまでも様々な施策を行ってきましたが、人員不足や、あるいは定着率の悪さは、依然として改善されてはおりません。国としては、資格面では全国共通の研修制度を創設し、支援の担い手となる子育て支援員の養成を行い、人員確保に努めると共に、放課後児童クラブ支援指導員処遇改善事業等で指導員の賃金改善に必要な経費の補助を行うメニューも出しています。まず、この処遇改善も含めたところで人員確保については、どう考えているのか。 また、これは、私の思いなんですけれども、人員が集まらない一番の理由は、勤務体系にあると私は考えております。 例えば、主任先生は嘱託職員さんですので、17日稼働の賃金が大体16万円程度になると思いますが、その他の先生は時給839円で、15時から19時、延長がなければ18時で、1日3時間から4時間程度の勤務で、月に6万円から7万円くらいと聞いております。 しかし、この勤務時間は、夕食時で、主婦にとっては一番忙しいゴールデンタイムです。普通に考えても、この時間、この金額で働く人は、中々いないんじゃないかと私は考えるわけであります。この仕組みを変えなければなりません。 これは1つの本当に私の案ですが、国が示しているところで、子育て地域支援拠点事業では、放課後児童クラブと一体的な運用を進めています。市内の子育て支援センターの機能拡張で、放課後児童クラブを一体的に運営するというものであります。 子育て支援センターは、ウィズ行橋を除き、保育園が運営しており、開所時間が10時から15時となっています。一方、放課後児童クラブは、15時から19時ですので、この時間を合わせると勤務時間が確保され、それなりの報酬となります。またそれ以外にも、保育園を併設することにより、バスでの移動や保育所職員の協力も期待できます。 特に職員の突発、あるいは病欠の休暇などでは、臨機応変に対応することもできます。施設を複合化させることにより、事業所内での協力体制が構築できるとも私は考えております。 以上、2点について。まず処遇改善メニュー等も出ている中での職員確保、あるいは処遇改善について、また子育て支援センター等、児童クラブの併設について、所見をいただけたらと思っております。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  先ほど御指摘のとおり、確かに1日3、4時間、しかも一番忙しいときに当たっているというかたちでございます。したがいまして、確かに応募が少ないというのはございます。 処遇の改善に関しましては、この分野だけで変えるというわけにはいかない場合がございまして、他の嘱託職員、あるいは他の分野の職員の給与等も勘案して決定しなければならないというぐあいに聞いておりますので、早急に他の部局と打ち合わせて、それが可能かどうかに関して検討させていただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  教育部長。 ◎教育部長(坪根義光君)  子育て支援センターの保育園での併設をして、その職員を活用すればどうかという話なんですが、実際に市内で支援センターをやっている保育所さんがございます。そこでの先生方を支援センターが終わった後に児童クラブで先生として雇用するということにつきましては、関係機関との調整もございますので、今後ちょっと検討させていただきたいと思っています。以上です ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  御答弁をありがとうございます。まず処遇についてですが、当然いま主任先生あたりは保育士等の免許を有している方ですので、1日フルタイムの中で、月に16万円程度稼いでいますけども、それ以外でも、確かにそれだけを上げるわけにはいかないんですが、しかしながら非常にきつい職場の中で、ノウハウも必要な職場の中で、やはり勤務体系が、1日分、ゴールデンタイムの3時間程度という中で、この仕組みを抜本的に変えてあげないと、やはり人は集まらないんじゃないか。 そのために、先ほど言ったような子育て指導員、あるいは子育てマイスターといったように、国は緩和しているけれども、今後これから先、発達障害の話になりますけども、じゃあ何でもかんでも人を集めるという方法もいいのかというところにも、ひとつ疑問があるわけであります。だからこそ、先ほど言ったような子育て支援センター、あるいは保育園等と連携していく。 これは補助金が違いますので、流用というかたちはできないんですけども、県のほうに確認すると、しっかりお金の部分を分けてやれば、そういったことは実施可能だというような御相談もさせていただいて、回答もいただいておりますので、ぜひですね、そうした子育て支援センターと併設することが全てではありませんけども、要はいま仕組み思考と言われておりますが、とにかくその仕組みを変えてあげない限り、この人員不足というのは変わらないんじゃないかと。 例えば時給を極端に、2000円にしたからといって、周りから批判をくらうわけでありますし、給料が高ければいいというだけではなくて、この仕組みというのをしっかり変えてあげるということが大事かなと思っております。 続きまして、発達障害について進めさせていただきます。この問題は、放課後児童クラブだけの問題ではありません。文科省の発表によりますと、知的発達に遅れがないものの学習面または行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合が6.5%という結果であり、1クラス当たり2人から3人程度の割合であるとされています。 学校教育については、2006年度の学校教育法改正後、特別支援学級や通級指導教室など、個別の教育的ニーズに応じた特別支援教育の充実が図られてきました。 一方、放課後児童クラブの現状は、15時半までは通常学級と特別支援学級が分かれていますけども、児童クラブでは一緒になります。一緒になることが一概に悪いというわけではありません。しかし、先ほど述べたように、クールダウンする静養室もない、先生方も専門的な療育の知識があるわけでもない、子育てマイスターの方など、発達障害を持つ子どもたちと接したことがない方も、指導員も多いわけであります。 放課後児童クラブでは、宿題もするし遊びもするわけです。例えば、宿題の時間にLDやADHDの子どもに、宿題が終わらないと遊べないよ、じっとしないと駄目でしょ、または遊びの時間に、自閉症スペクトラムの子どもたちに、みんなの輪に入りなさい、一緒に遊びなさい等、強要することは、その子にとって非常につらいことになっております。 グレーゾーンの子どもたちも含め、今後ますます増加する発達障害を持つ子どもたちの対応について、どのようにお考えでしょうか、御所見をお願いいたします。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  発達障害の子どもの問題でございますが、確かに発達障害、6.5%というぐあいに御指摘をいただきました。実際はグレーゾーンも含めまして、市の市立の学校によります発達障害というよりも、特別な支援を必要とする子どもたちは、8%を超えて在籍しております。したがいまして、学校教育で、もう対処することが手一杯というところであります。 今、御指摘のとおり、療育が必要な子どもたちに対して、そういう専門知識を持った人材が必ず必要なんですけれども、残念ながらそういう人材を、限られた予算の中で確保するということが非常に困難です。まずは人材自身が少ないということがあります。 したがいまして、できる限り対処したいとは考えておりますし、またそのように今後とも努力させていただきますけれども、現状におきまして早急にこのパーセントが改善するというぐあいには、ちょっと見込めない部分があります。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  教育長、御答弁ありがとうございます。いま言われたようにグレーゾーンの子も含めば、今後ますます、2007年度以降、このグレーゾーンを含んだところでの発達障害の子どもというのは、非常にすごい勢いで増えてきているところであります。 今、放課後児童クラブの話でありますから、放課後児童クラブについては、放課後等デイサービス事業と言いまして、そうした肢体不自由も含めたところの障がいを持つ子どもたち放課後児童クラブの専門的なものがあったりしますけども、やはり今後は障害者差別解消法というのが今度できまして、その中では、やはり先ほど言ったように、個別の教育的ニーズに対応した特別支援教育の充実が、これからは学校教育の中でも図られていかなければならない。 その中で、私が例えば放課後等デイサービス事業所にたまに遊びに行ったら、築城の特別支援学級から遊びに来た子どもたち、あるいは市内の特別支援学級から来た子どもたち、沢山の子どもたちが一緒に遊んでいるわけですが、例えば宿題をする時間が、やっぱりあるんです。しかし通常の特別支援学級の子どもたちの場合は、宿題があるんだけど、築城の特別支援学級の子どもたちは、宿題を持って帰ってなかったりするわけなんです。そこで、やはり本人的には、ちょっとショックみたいなんです。だからこの子たちにもできる、達成感を味わえる、もう本当にパズルみたいな、ゲームみたいなものかもしれないけれども、これはあなたの課題だよということで、一緒になって宿題をやっている。 こうした子どもたちを指導している先生たちというのは、昔から専門的な勉強をしてきた人たちばかりじゃないんですよね。やはり最近になって、どうにかしないといけないという思いを持って勉強会に参加して、専門的な療育実習を少しでも勉強していくというような方たちも沢山いるわけでありますから、先ほど言ったように3時からのところ、例えば2時間前に、皆さん、どこか研修室に集めて、やはり療育的な、今は放課後児童クラブ指導員みたいな研修をしたり、今後確実に児童クラブに一人置きなさいというような話もありますけども、その中でも発達障害の子どもたちに対する対応をどうするのかというような話もありますけども、やっぱりその発達障害を持つ子どもたちというのは、もう教え方があるわけでありますから、駄目だとか頭ごなしに言っても絶対に駄目だし、なので、そういった勉強を、しっかり知識を養っていくような人材育成を、エンドユーザーである子どもたちに触れ合っているのは、私たちじゃなく、指導員の皆様方でありますから、ぜひ少しでも研修等を増やしていただいて、発達障害に対する理解を深めていただきたいなと。 特に、これは年配の方が悪いというわけじゃないんですよ。先ほど言ったように子育てマイスターは60歳以上なので、発達障害ということを知らないんですよ。その中で輪に入ってなかったら、思いやりとして、おいお前、輪に入らんか入らんかと言うんだけど、本人にとっては非常に辛いという思いもあるわけですから、そういった人たちにもしっかりとやっぱり発達障害とは何ぞやというところを教育していただく、人材育成していただくことが、まず第一歩かなと思っております。 あるいは、いま市内に放課後等デイサービス事業所は4箇所ありますけども、こうした事業所があるんだよというような広報等も、何カ月か前の市報には載せていただきましたけども、定期的に学校のお母さんたち、お父さんたちに情報を入れていっていただけたら、本当に素晴らしい療育をしていただいている場所もありますので、お願いしたいと思っております。 最後になりますけども、この学童問題については、毎年、この時期になったら待機が出るんだ、どうするんだというようなかたちで騒いでいるわけでありますが、最後に、やはり恒久対応について進めていく必要があると思っています。 先ほど述べたように、学童には、場所・人・発達障害の対応を踏まえて恒久的な対応を行う必要があると私は思っています。なぜならば、冒頭申し上げたように、現在、国では1億総活躍社会が女性の活躍を進める中で、この放課後児童クラブの需要が、今後ますます増えていくと私は思っております。 しかし今の行橋市の児童クラブの現状は、決して子育て支援が充実しているとは言えません。少しちょっと変な言い方になるかもわかりませんが、皆さん、知っているでしょうか、実際の現場の声を。私は主任会議というのを、この行橋市ではやられておりますけれども、要は放課後児童クラブの主任先生たちが2カ月3カ月に一度集まって話す主任会議に出させていただきました。 その中で、主任先生たちが、今どんな話をしているのか。例えば、放課後児童クラブというのは、働いている共働きの方が対象なんですけれども、同居している親がいないとか、いろんなルールがあります。例えば同じ敷地内に壁がなかったら、これは同居だから、あるいは私たちの児童クラブでは、このお母さんたちは、仕事が終わって児童クラブに子どもを迎えに来る前に買い物に行っているのよと、この買い物に行くのはおかしいじゃないかと、買い物に行く前に迎えに来させようよと。要は利用者にとって枠をどんどん狭めていくような議論をしているんです。 これは、この児童クラブの主任先生たちが悪いわけじゃないんです。要は箱も小さい、人もいない、どうしようもないから、安心安全を守る中で、どうしようもない決断として、その裾野を狭くするというような議論をしているんです。 しかし、先ほど冒頭言いましたように、これから先は、やはり子どもを産んで育てていただきたい、その中で、やはりいま女性も働く社会です。その中で児童クラブというのは非常に大切なんです。 例えるならば、福祉の観点から言えば、買い物も就労でありますよ。だから例えば働いて疲れて、子どもをやっぱり迎えに行って、その子どもを連れて買い物に行くというのは、非常に大変だと思います。しかしそれをさせないような議論をしているというのが現実なんです。 要は例えるならば、ある方は、勤務時間が17時と提出した。そして19時ごろ迎えに行ったら、お母さん、何で17時に会社が終わるのに19時に迎えに来るんですか、と注意されたと言うんです。そうした状況の中、本当にこれが市民満足と言えるんだろうかと私は感じているわけであります。これは学童の先生が悪いんじゃないんですよ。そうせざるを得ない状況に、悲惨な状況にあるというのが現実というのを皆様方に分かっていただきたいと思っております。だからこそ、この学童問題については、しっかりビジョンを描き、放課後児童クラブにイノベーション、変革を起こす時期に私は来ているというふうに思っています。 例えば、先ほど提案させていただきましたが、子育て支援センター、認定こども園、これは保育園だったり幼稚園だったりするんですけども、認定こども園、放課後児童クラブを複合施設として運用することができれば、出産初期から小学校卒業するまでの最大13年間の見守りができるし、発育の状況などの情報が共有化されやすい、これは1つの案ですけれども、こうした案だってあるわけであります。 またそれ以外にも、今回、6年生まで拡充されたことによって、男子・女子といったことも出てきているわけでありまして、例えるならば、トイレが1箇所しかない。しかし通常やはりそこは2箇所に分けるべきではないかというような施設整備等も必要じゃないかという部分もあります。 また、放課後子ども教室と放課後児童クラブを連携させ、地域住民や企業OBなど、様々な人材の協力を得て放課後等に全ての子どもを対象とした学習支援や多様なプログラムを実施していく放課後子どもプラン、こうしたものも国は出しているわけであります。 まさにいま文科省や厚労省、あるいは行橋市で言いますと、教育部や福祉部、あるいは行政と民間と市民の壁を超えた議論が必要だと思っています。ぜひですね、先ほど言ったように、この学童に変革を起こすために、発達障害を含めた放課後児童クラブの方向性について議論していく官民協同のワーキンググループ、あるいは目的があるんであればプロジェクトチーム等をつくっていただいて、今どうにかしていかなければならないと思っておりますので、ぜひですね、官だけじゃなく、民間の方も含めて、こうしたチームをつくっていただけないでしょうか。これは要望になります。御答弁いただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  ただいま御指摘及び御提案いただきました事柄に関しまして、教育委員会の内部で検討させていただいて、研修等の機会等も含めて、前向きに検討させていただこうと思います。ありがとうございました。 ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  教育については、していただきたいんですけども、今後の児童クラブについて、協議会というかPJ、あるいはワーキンググループ等を、ぜひつくっていただきたいんですけども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  どのような形態の、例えばワーキンググループをつくることがより良いかどうかということに関しましても専門的な組織がございますので、そこで検討して、そして必要であるというぐあいに判断できれば、そういう個別のワーキンググループはつくることができると思います。 ただ恐らく議員御指摘のようなことを協議する委員会というか、それに類似した委員会等もあると考えておりますので、そこで、まず検討させていただきたいし、新しいものをつくるというのは、そこでまたつくるかどうかということに関して、検討させていただきます。必要だったら、必ずつくらせていただきます。 ○議長(宇戸健次君)  井上議員。 ◆1番(井上倫太郎君)  ありがとうございます。先ほど言いましたように、当初、冒頭申し上げましたブログの話でありますけども、あれは本当に子どもを抱える、そして働くお母さんたちの生の声だなと思っておりますし、先ほど言ったように、現場では、本当にそうしたかたちの議論がされておりまして、いま現在、実際に市民の方もそういう対応をされて、不安を持っている方も沢山いるということが現状であります。 私、任期1期2年でありましたけども、任期中、これが最後の議会になりますので、最後にこのテーマに通ずるところで、皆様方にお話しさせていただきたいんですけども、私、行政にかかわるものの給料、あるいはこのボールペン1つ、あるいは道路、この施設、福祉施設、学校施設、全てやはり市民の皆様方から頂戴した税金をもとに運営しているわけであります。 市長がいつも言われておりますように、今から確実に人口は減ってきます。人口が減るということの一番の問題は、税収が減るということなんです。だからこそ、私たち地方自治体は、地方創生という名のもとに、今、人口というパイの奪い合い、みやこ町に負けたらいかんぞ、苅田町に負けたらいかんぞというようなかたちで努力しているわけであります。こうした視点も確かに大事なんです。しかし、一歩外から見てみれば、1億2800万人という、このパイは変わらないわけでありますから、やはりパイを奪い合う政策も必要だけど、そもそものパイを増やす。要は出生率、1.4を2.0以上に上げていく。子どもを産んで安心して育ててもらうということが本当に大事だと私は思っています。 以前の議会でも、これからは他の市町村と比べられるという話もしましたけども、実際に今年の1月、福岡県のほうが福岡移住読本ということで、県下60市町村でしたか、各自治体の良い所ばかりを書いて比較する本も出しました。これからは、もっと過激な部分、例えば待機は出ているのか、ライフサイクルなどに必要なお金がいかに違うのか、そうした基準でも比較されてくるんです。 だからこそ、教育長をはじめ市長にも、必ず子育てでマイナスのイメージは出さないということを強く思っていただいて、本当に現場サイドの声も聞きながら対応していただくことを、最後に皆様方にお願いさせていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 本日はありがとうございました。 ○議長(宇戸健次君)  会議運営上、ここで5分間休憩いたします。               休憩 10時51分               再開 11時02分 ○議長(宇戸健次君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 次の質問者、藤木巧一議員。 ◆5番(藤木巧一君)  藤木巧一でございます。1期4年16回の議会の中で、14回か15回、一般質問ができました。無遅刻、無欠席、各委員会の全てを出られたこと、健康に過ごせたことを感謝しております。今回がこの期の最後の質問になろうかと思いますが、次の2点について質問したいと思っております。 まず1点は、ビエンナーレ彫刻展の実施内容について、2点目は市民会館を壊して警察署を建設することについてでございます。既に予算は通過しておりまして、これは執行部が進めていく中で、多少私が疑問に思ったことについて、若干、説明をいただきたいと思っております。 まず1点目、ビエンナーレ彫刻展の実施内容についてでございますが、私は関係委員会で、いろんな話はしますが、実際に公募展の内容といたしましては、このチラシ(資料提示あり)それから先日ありましたアートフォーラムのプレイベント、これの裏にはビエンナーレの概要というふうに書いてあります。それと、若干の新聞紙上で行橋市ビエンナーレということで、内容がある程度細やかに書かれております。 これを読みますと、まず目的ですが、教育、文化環境の向上、潤いのある魅力的な都市空間の創生、アートによるまちの活性化などを目的に、というふうに新聞には書かれております。 それとは別に、田中市長のコメントで、市の人口規模で箱ものは持てない。建物よりも良い美術品を収集するために、この方法を選んだ。もう1つは、作家から目を向けてもらうためにインパクトのある額にした、というふうに書かれておりますが、私のほうで、まだきちっと、どういう目的でやるのかというのが、はっきり気持ちの上で整理がついていない部分がありますので、多額の賞金を懸けて、何が最終目的で開催するのかを御答弁いただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  執行部に答弁を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  お答えいたします。何が最終目的かという御質問でありますけども、最終目的は何かと言われても、若干戸惑うわけでありまして、目的は、当然のことながら、これだけが目的ということで行うわけではございません。種々多々あるわけでございまして、それを1つずつ、考え得る余地のある目的に関して、1点ずつ御説明することにいたします。 まず、誰もが気が付くことだと思いますが、シティプロモーションとして、行橋プロジェクトというかたちで銘打って設定をしているわけでございますので、行橋という地名を日本のみならず世界中に向けて発信をする。日本という小さな国の、九州という小さな島の福岡県の小さな片隅に、海岸線を持った行橋というまちがあるんだということを、まず日本中、あるいは世界中に知っていただくということで、インパクトのあるイベントをやった。 そういった意味で、少なくとも芸術を、作家として活動されている方は、少なくともこの媒体を通じて、この企画には関心を持つはずでありまして、そういった意味でのシティプロモーションという面が、まず第一に我々の目標でございます。 現実に、問い合わせも海外からたくさん今、既に入っておりまして、ホームページ上には、日本語のほかに中国語、韓国語、それから英語はもちろん、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語というような言語で募集の内容、あるいは募集の目的等をホームページ上にあげて、世界中に呼びかけているというかたちでございます。 仄聞するところによりますと、海外の彫刻をやっておられるプロの方々の集まるURA付近では、この件が既にかなり話題になっているという具合に仄聞をしております。そういった意味では、シティプロモーション的な要素は少しずつではありますけれども、達成されつつあるのかなという感じを持っております。 2番目に考えられますのは、文化面であります。私は、よく申し上げますのは、地方に住んでいることのハンディキャップは、やっぱり医療と文化だろうと常々思っているわけであります。そういう意味で、先ほどの繰り返しになりますが、小さなまちが文化的な世界に発信できるような文化的な事業を行うということによって、行橋というまちは文化に力を入れたまちなんだ、文化的なまちなんだという認識を得ることができれば、それはそれで大きな目的の1つになるだろうという認識をしております。 それから、3番目に考えられる目的は教育面でございます。よく骨董品の世界も、それから土器、あるいは磁器等の世界でもそうでありますように、ありとあらゆる芸術の面で目利きというのがいまして、どうしてあなたは目利きになれたのかと、どの世界でも聞かれると、判で押したように皆さんおっしゃるのは、良い物を見続けてきたからだと、本物を見続けてきたから、俺はこういう鑑識眼が身に付いたんだということを、お答えをするようでございますけども、まず行橋の子どもたちに本物を見せたい。本物を見ていくことによって、2年間で1体ですから、これは年を重ねていくごとに、数体、数十体というぐあいに重なっていくわけですから、それが本当に世界に誇れるような名品が集まってくれることを我々は期待しているわけです。そういった意味で、良い物を子どもたちに見せるという意味での教育効果を狙っているということも、もちろん目標の1つでございます。 それから、4番目として考えられますのは、池田満寿夫がベネチアの版画コンクールでグランプリをとって、そしてこれ一発で世界的な作家になったという事例もありますように、ある種のインパクトのある世界的なコンクールでグランプリをとれば、それなりに一挙に世界的に有名な作家になれるといった意味で、口幅ったい言い方をさせていただければ、作家を育てるという側面もあろうかと思っております。 御承知のように、いま世界中で具象の世界というのは、極めて沈滞をしておりまして、このままでは具象彫刻というカテゴリが無くなるんじゃないかと言われるくらい沈滞しているわけでありまして、そこにこういったかたちで具象の作家に対して、インパクトのあるコンクールをやることによって、具象の作家というカテゴリに新しい光を当て、彼らの育成を促すという、口幅ったい言い方をすれば、そういう面もあろうかと思っております。 それから、あと1点考えられるところは、今回、募集に際しまして、1次審査の際ですが、写真、あるいは動画で送っていただいて、それをこちらで3D加工して、それをモニター上で立体に仕上げて、それで審査を行おうというシステムを考えているわけでありまして、これは取りも直さず、今現在の最先端のIT技術を使わなければできない作業でありまして、こういったかたちで行橋市に新たな先端企業を、やれる、またやる企業が育ってくれることも期待をしているわけであります。 そういった今、私が思いつく限りのことを、ちょっと5、6点申し上げましたけれども、もちろん目的は、それだけにとどまらず、キザな言い方をすれば、将来の行橋市の人たちに遺産を残す、きちんとした本物の遺産を残すということが本当の最終の目的と、抽象的な言い方で申し上げますれば、そういうかたちで将来に遺産を残すという心づもりでやっているつもりでございます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  何となく思いとしては分かりましたが、それにしても、そうなるとテーマの文化施設に設置するに相応しい知識、知性を具現化した歴史上の人物。 私は、実は、こういうのに出したこともあるんで、出そうかと思って考えるんですけど、このテーマは全く分からないんですよね。歴史上の人物というのは分かるんですけど、知識・知性を具現化したと。それはどういうことなんですか。ちょっと詳しく教えていただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  お答え申し上げます。歴史上の人物ということが分かって、知識・知性を具現化したということが分からないというのは、逆に私には理解ができませんが、知識・知性を具体化したというのは、それは様々なかたちがあるんじゃないでしょうか。 俗にいう偉人と言われる方々は、いずれのかたちにしろ知識・知性を具現化をしているわけであるからこそ、歴史上の人物として名が残ったわけで、石川五右衛門を彫像して知識を具現化したと、それはちょっと厳しいかもしれませんけども、一般的に偉人と言われる人たちを対象にすれば、理解ができないということのほうが私には理解ができないんですが。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  そういうことで分かればいいんですけれど、たぶんこれに関しては問い合わせがいっぱい来るんじゃないかと思っております。歴史上の人物というと、評価は歴史上で、今は良い評価を受けている人も、将来悪い評価を受けるかも分からないし、これを世界に発信したとなると、中国の人が見て、中国の人が応募したときに、歴史上の人物というと、中国での歴史上の人物というのは、ある程度限定される人がおるわけですね。そういう人達の作品を行橋の文化施設に本当に展示するつもりなんですか。 例えばの話でいいですが、例えば、中国で歴史上の人物、誰か挙げていただけますか。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  当然のことながら、数千年の歴史を持つ中国のことですから、偉人・知識人は沢山おられるわけで、日本文化の源流は、そもそもが中国にあるわけですから、具体的な例を挙げろと言えば、孔子でも孟子でも、そういった方々、もう枚挙にいとまがないほどおられるというぐあいに思っております。 そりゃ、これはごめんなさいだけど、毛沢東と言えば、それは歴史的な評価は定まっていないということになるかもしれませんけれど、そういった、やや疑問を持たれる、歴史的に評価が定まっていないという方は、逆に言えば審査員のほうで、そういう判断を下すんじゃないでしょうか。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  文化施設に設置するにふさわしいと書いていますので、これもある程度ファジーな面があって、文化施設にふさわしくない、仮に毛沢東が来たとか、チェ・ゲバラが来たとかいうのは、もうアウトというような可能性はあるわけですが、作家としては、それもそこの国の英雄である以上は歴史上の人物となるわけで、その辺の判断が、本当にこの審査員でできるのかなと。 それならそういうふうに要綱で、行橋の文化施設に設置するので、行橋に由来がある。それとか一番初めにこの話が出たときに話が出ていました。私の描く卑弥呼像とかいったら、なんぼでもイメージが沸くわけですね。その歴史上の人物であるかどうかというのは、まだ検証も済んでいない。卑弥呼がいたかどうかも含めて、ないわけですが、行橋には多少由来もあるし、行橋の関係で言えば、末松謙澄さんとか、そういう人たちのことまで皆は理解していないと思うんですよ。 その辺も含めて、行橋の名前だけを世界に知らせて、さあ出してよといったときに、作品が集まって、最終的には大恥をかくということだけはしたくないもんですから、今回これを、ちょっと詰めて担当者に、とにかく全世界に発信するんなら、全世界に分かる言語で、今度もうちょっと細かく書いた内容を書かないと、たぶん誤解して、どんどん出すのがいっぱいあって、半分くらいアウトと、初めから良い作品なのに、その描かれている歴史上の人物が評価されないがためにアウトになる可能性があるので、その辺がちょっと私のほうで危惧があります。 ですから、もう少しきめ細やかにやっていないと、多少なりと、出したほうも、俺の作品がいいのに、何ではねたんかと、いやそれは描いた人が悪いから、というふうになると、もう作品じゃなくて、思想の世界に入ってくるので、その辺をよっぽど気合いを入れてやらないと駄目だと思います。 それと、一番初めに市長がおっしゃられたように、世界に行橋の名を広める。それは立派なものだと思いますけれど、そこには何か、来てもらうとか観光の資源があってとか、物産があって、そのために行橋を知ってもらうというのがあればいいんですけど、ただ知ってもらって、というんであれば、あと何をやったのかというふうになります。 日本国中でも彫刻をテーマにした市町村はいっぱいあります。それはもう本当に金を掛けて凄いことをやっていますが、それはそれで由来があって、瀬戸内海瀬戸田町というのも何回か行きましたけれども、あそこは平山郁夫さんが育った所で、平山美術館も建てていて、そういう所だから皆が行って美術を楽しむということなんです。 行橋は、そういう意味では、彫刻をとにかく何十点でも揃えたら皆が来るかといったら、それは、もう30年くらい先の話になるんでしょうが、世界に名を知らしめるためには、ちょっとまだテーマがしっかりしていないなというふうに思っています。 兵庫県の朝来市というのを知っていますか。知っている人は、ちょっと答弁してください。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  兵庫県のどこでしょうか。(藤木議員「朝来市です」の声あり) はい。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  では、兵庫県朝来市で彫刻展をやっています。その辺の内容を、ちょっと教えてください。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  詳細については存じ上げませんけれども、議員おっしゃるように、あちこちで公募展はやっています。兵庫県の朝来市もそのうちの一つでしょうし、瀬戸内海もやっていますし、最近では、枕崎もやっていますし、それから上はずっとモダンですけども、モダンをやっていますし、旭川もずっとやっていますし、それは我々が今ここにデータを持っておりませんけれど、公募展をやっている所につきましては、主だった所は全てチェック済みでございます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  兵庫県朝来市は、これも新聞によりますとですが、1000万円の賞金を付けて公募展をやっています。現在彫刻ですが、これもやっているのに、たぶんここにおられる方で兵庫県朝来市というのは、知らないんじゃないかと。知ったところで行ったことがなければ何も分からないんで、そういう現象に行橋も陥るんじゃないか。行橋でいつも彫刻をやっているね、かなり大きな金を掛けてと。ただそれだけで行橋に行ってみようとか、そういうふうに思う人が、さあ何人いるのかなと。 知ってもらうことが目的なら、テレビのコマーシャルでもいいわけで、今回はビエンナーレを、とにかくいろんな面でそつのないように、徹底して良いものに仕上げていただきたいと思っています。 それと、それに関連して、プレイベント、アートフォーラム、私も聞きに行きましたけれど、最終的に、このビエンナーレを1回するために、総費用はどれくらい掛けておられるか、その辺も回答を願います。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  予算面につきましては、27年度が600万余、それから28年度は各種イベントごとを含めて2000万円余を計上していると思います。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  既に2600万円を使っているわけで、これを採用して台座を作ったりすると、結局は3000万円くらいのオーダーになろうかと思います。その3000万円というのは、先ほど井上議員が言ったように、子育てのほうも金が必要です。そういうのも振り分けて、文化だけで3000万円使うなら、文化も含めて、いろんな所に目を配っていただいて、3000万円を有効に使っていただきたいと思っております。 これで1問目の質問を終わります。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  それでは、市民会館を壊して警察署を建設することについて。これも新聞で見る限りでは、殆ど決められて、県も1億数千万円の設計費を計上しているようにあります。 前議会で德永議員が経過について資料を出せということで、資料が昨日、届いたようにありますので、それで私も確認はしましたけれども、市民会館に関して、私が選挙でいろんな所を回りますと、どうしてもこの議論が出てくるんですね。それで、ああ、市民の方の考えは、かなり強硬で、市民会館を壊すことに関しては、相当抵抗があるなというふうに感じたものですから、今回、再度内容について、市民にもっと分かりやすくするために質問した次第です。 御承知のように、市民会館は、昭和39年ですか、昭和29年が行橋市制の誕生の年でしたから、10周年を記念して市民会館を建てようということで、かなりの経費が掛かるので、市民に寄附をお願いした経緯を、私も子どもながらに覚えております。緞帳については、安川電機さんが当時500万円くらい出してつくったという、緞帳をわざわざ小学生のときに見に行きましたから、その辺は、よく覚えております。 そういう過去の市民会館が建設された、市民の寄附である程度やったというのは、ある程度古い方なら、皆よく知っているんですよね。その市民会館を今度警察署の候補地として市のほうから誘致したとなっていますから、市が県に行って、市民会館を壊すから、あそこに来たらどうか、という話をしたんだと思いますけれど、その市長の市民会館に対する思いと言いますか、存在価値をどのようにみておるのか、答弁願いたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  様々な建物、あるいは様々な事物には歴史があるわけでして、そこにはいろんな人が関わっておられるわけで、それに対して様々な思いを持っておられる方がおられるということは、それはもう百も承知の上でございます。当然、愛着があるという議論というのは、私はそのとおりだろうと思います。 ただ、それとこれとは別の話で、今、行政としてやるべきことは、老朽化した施設、あるいはインフラをいかにコストを下げて更新をしていくかということが、まず重要な視点でありまして、そういった意味で、誘致をしたというようなことは、必ずしも正確ではないかもしれませんけれど、市民会館が老朽化をして、要するに使用頻度が極めて低いというところで、コストも掛かるし改修も大変だというようなことで、まさにスクラップアンドビルドの典型みたいな事例ですので、まずそういった意味で、たまたまそのときに警察署の話があったので、じゃあ一緒に、というようなかたちになったというようなことかと思いますので、市民感情を無視して、というわけでは決してございません。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  市民感情は無視はしていないと思うんですけれど、市の市民に対するいろんな動きの説明不足と、私は感じております。 平成27年11月1日号の市報ゆくはしで、行橋市民会館の廃止を検討していますという記事が載っております。その後は、もう新聞で見るしかないんですが、11月28日に市民会館の廃止案というのが、新聞の全部4紙に載っているんですが、全て跡地は駐車場と書いているんですね。そして12月3日、もう1週間も経たないうちに、行橋市民会館跡地に警察署というのが出ているわけです。この間、市民に全く説明がない。 議会としては廃止条例が出ましたので、私は反対しましたが、それが反対というよりも市民に対して、やはり市民が寄附した事実があるので、そういうことをやはり市民に一遍問う。できれば市報なんかで特集を組んで、市民会館が老朽化が進んで、これくらい経費が掛かるので壊しますよ、というのを投げかけて、そこで反対運動でも出たら、それはそれで説得していくのが行政の役割だと思っております。 いきなりこういうふうに新聞に出ると、もう反対するにしても、今からでしかないわけですね。ですから、反対・賛成よりも、説明不足を私は感じております。 テレビの公開番組、ふるさとのど自慢も、私は2回ほどやりました。そういう会場として行橋市民会館でする予定を、行橋は行橋市の顔として、苅田中央公民館というわけにいかいんのですね。それから私が高校時代にブラスバンドにいまして、小中高合同音楽祭というのが、先生たちの御尽力で始まりました。昨年、50周年を迎えまして、今年は51周年です。これももうする場所がないのでやめようとか、そういう過去に蓄積してきた文化活動の拠点としての市民会館。これを行橋市の半分くらいしか人口のいない所で肩代わりしてもらうというのは、どう考えても行橋のメンツとしては、寂しいものがあります。 そういう開催については、再度、どういう考えであるか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。説明不足等々の問題、それから市民感情的な問題の御指摘がございました。私も小学校のときから、いろいろ音楽祭でも使わせてもらいましたし、いろんな場面で市民会館を使ってきていますので、個人的に言えばいろんな思いはあります。ただ、先ほど市長が言われましたような、行政的な判断としてどうするのかというところに立ち返ると、解体という話になってきたわけです。 ただ、新聞等々で駐車場だとかいろいろな話が出ているということなんですが、既にその段階で、警察は別として、解体をするという方向性の報道は、もうされているわけであります。そういったことから考えると、解体について、解体と警察署というのを一緒に考えるんじゃなくて、解体の方向でありますよ、26年度の予算の段階から、維持改修費何千万円を保留しますよという話は、少しずつ出てきているわけです。たぶん、市民には知られていないかもしれませんが、そういった取り組みをやってきたわけですので、若干、指摘の部分はあるかもしれませんが、私たちとしては、できる限りの説明はやってきたという判断でございます。 これからについては、実際、市民会館の廃止条例、12月議会で可決してもらいました。今議会で解体の経費を予算に計上させてもらっています。それに向けて、どういったかたちで解体にしていくのかという部分については、またこれから委員会等々でも御説明申し上げないといけないなというふうに思っています。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  市民に分かりやすく説明しないと、私たちも選挙等でいろんな人に会いますので、その人たちに、私たちも市民会館に関しては知らされていないと、何でね、文教厚生委員会やろと、いや文教厚生委員会で、これは審議していないもんですから、と言わざるを得ない状況があります。 市民会館は、先ほどスクラップアンドビルドという観点からいくと、当然その世界に入ってくると思いますが、スクラップされたものが他に候補地として、何箇所か挙がっていますよね、プールだとか魚市場だとか、あちらのほうは、全然解体しないで、市民会館だけするというのは、やっぱり警察署は別問題じゃないで、警察署があるから解体すると私は思っております。 あの市民会館も今、使えないわけじゃないんですよね。私の考えから言いますと、スクラップじゃないんです。市民会館は今の状態で維持管理すると、あと何年使用可能か教えていただきます。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  あと何年かというのは、これは技術的な問題もありますでしょうし、いわゆるホールとして市民の皆さんに積極的に利用してもらう、安全に利用していただく、そういうものを踏まえた場合に、何年になるかと、いろいろ判断がありますので、一概には言えませんけども、既に平成9年くらいには、本体の一部分についての耐震をやっているところであります。 ただし、機械設備等の更新、それから防水対策等々で多額な経費を要するということを鑑みると、そんなに、もちろん数億円というお金を掛ければ分かりませんけども、そういうお金を掛けるという話じゃなくて、公共施設をいかに合理化にしていこうという流れの中でも、こういう今の判断で、今回解体をしていこうという結論に至ったということであります。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  もう私も新聞でしか見れませんけれど、いま補修するとすれば、1億8000万円ですか、そうすれば15年はもつと新聞に書いているんですよね。誰かが言ったわけでしょうから。言わないのを新聞が書くわけないですから。ということは、ある程度お金を掛ければ、そのままスクラップにならなくても使えるわけですね。それをあえて壊す。 そうなると、やっぱり今まで使用されていた12%ですか、その人たちに来年からは壊して使えなくなりますよと、その手当はどうしますかというくらいの接触があっていいんじゃないかと思っておりますが、その点は、もう一度お願いします。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  15年という話が出ましたけども、これも鉄筋コンクリートの建物そのものの耐用としては、確かに先ほど技術的なものを言いましたけども、60年だとか65年だと言われております。これはあくまでもコンクリートの劣化と言いますか、そういったものを勘案しなくて、建物として考えたらどうなのかという話だと認識しています。 それは、中の鉄筋が腐食する期間だとか、そういうものを踏まえた中では、60年、65年ということからすると、51年を差し引くと15年という数字が出てきたんだと思います。 ただ、そういうふうに、じゃあ果たして15年間使うためには、どういう問題があるかということになると、コンクリートの劣化に対する補強もこれから必要になってくるでしょう、天井落下等の不安についても補強していかなければいけない。そういった部分を勘案して、今回の判断です。 ただ15年というのは、そういった技術的な問題から15年という数字が出たわけでありまして、この間、じゃあ安全に利用していただくためには、何をするか、それはまた別問題だと思っています。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  あまりよく分からない説明ですが、現在使われていて、10月まで使うわけですから、10月まで支障がないわけで、どうしても壁が落ちるとか、そういう状況があるかと言えば、私は、ずっと市民会館にも勤務しましたので、状況は分かっています。そのときは最悪で、補修をしました。前のフロントガラスを全部やり変えた。ただ横の枝の部分、あそこはいろんな電気設備などは全面的にやりかえないといけない。あそこに会議室を3階建てで建てたらどうかというのを、この庁舎を建てるときに、大成建設に診断したことがあります。大体2億円から3億円くらいで枝分部は出来上がる。本体はもつという話は聞いております。 ただ、そういう検討をした上で1億8000万円の維持経費が掛かるのかなと。しかし今度新しい1000人規模のああいうホールを造るとなると、60億円、70億円掛かるわけですから、そのコストを考えれば、多少、2億、3億円使って補修して、あと15年使うというのが、ある意味では行橋に1000人規模のホールが無くなるよりもいいんじゃないかと。警察署は後の話と言いますけれども、警察署が来るから壊すというのが本音じゃないかと思っております。 時間の関係もありますので、市民会館の分館にある、男女共同参画センターの移設だとか文化課の移設、それにSLの移設、そういうものは、計画されているのかどうか、お伺いします。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。その前に、今、藤木議員から指摘いただきいた1000人規模で60億円、70億円という話がございましたけども、私たちの試算では、大体平米単価で50万円強と考えています。1000人規模のホールをどういったかたちで造るかは別ですけども、例えば今の市民会館のホール部分は、2500平米ですので、単純に計算すれば、もうあと計算の問題ですから、それほど掛からないというふうには理解しています。 それからいわゆる別館にある施設につきましては、旧急患センターの中を改造しまして、そこに入ってもらうということにしております。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  それほど価格は掛からないと言いますが、そりゃ用地があっての話で、用地をこれから求めたりすると、膨大な金が掛かるんじゃないか。またそれの取り付け道路までを含めるということで、今の相場を60億円、70億円と言ったわけです。 それから、今の行橋市役所の来庁者の駐車場。これは私がこの庁舎を建設するときに、いかにその敷地を確保するか。何台車を置くか、公用車も当時の公用車の台数とは若干違いますが、最大限隣の土地も買う交渉まで含めて、最終的には買いませんでしたが、駐車場のエリアが、今たぶん足りてないんじゃないか。その上に警察署がくると、今の市の来庁者の駐車場のことは、どういうふうに考えていますか。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。今、新聞報道されている警察の話、警察に対して土地を候補地としてあげている部分については、別館を含めたあの一角の約4000平米ちょっとでございます。警察の関係者との話の中では、その中で警察の来庁者の駐車場を確保すべく設計をやるというふうには聞いております。それは警察の話です。 残ったところでの用地としては、市来庁者の駐車場としての活用は、これからも継続していける。いわゆる市民会館前と言いますか、ありますけども、あそこは来庁者のための用地として確保できるんじゃないかというふうには思っています。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  副市長から新聞によれば、というふうに聞くとは思いませんでした。当事者であったら、新聞に喋ったのは自分のほうで、新聞を見て答弁をするというのは、ちょっとと思いますけれど、要は、その警察署の4400平米ですか、それは市民会館の前は、今、市の来庁者用に残すと言っていますが、じゃあ横の枝分部の裏の駐車場は、警察のほうに、この4400平米の対象になるんですか。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  少し誤解があったかも分かりませんが、新聞によればというのは、県がいま予算をあげている段階ですので、県議会は通っておりませんので、そういった意味で発言したところであります。 それから4400平米の部分については、いま公用車が何台かとまっていますけども、あそこ部分を含めて、現在のところ警察の案の中には入っているというところでございます。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  ということになりますと、行橋でも公用車駐車場、すぐ裏の従前からある駐車場は、50台から60台とめられると思いますが、市民会館の裏には40台とめていますよね。その40台は、今度はどこにとめるんですか。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。今の予定では、市役所の今川沿いの、いわゆる第2駐車場がございますが、その土地をいかに活用できないか。それから現在の公用車を置いている駐車場をもう少し有効活用でないか等々の検討はやっているところでございます。 それ以外にも、検討はやっていますけども、庁舎の中を考えると、その中で、いかに調整していくかというところが、これから進めていくべきところかなと思っています。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  警察署に話を聞いてきました。職員120名、150人くらいが入れかわりでおる。職員の駐車場は近隣を借りているけれど、もう借りるのに苦慮している。それと来客用には50台を見込む。まず来客用の50台は、今の公用車で大体賄えるんですが、署員がとめる場所が殆どないと思っているんですね。いま市の職員でももう飽和状態で、近隣の所は殆ど借りておりますので、そういう混乱が生じるということも頭の中に描いて、これから計画に当たっていただきたいと思っております。 たぶんに警察署のそのエリアで囲むとなると、警察署の中に市民がとめるということはできないことになるわけで、そういう区分けをきちっとできるのかどうか、その辺をもう一度立ち返って考えていただきたいと思っております。 それからもう1つは、1市2町の警察署である以上、1市2町のほうで協議した上で、そういう結論を出したのかどうかも含めて、お願いします。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。最終的には県との土地の交換でありますので、県施設として県が管理をする。当然、市は市の部分の管理をするということでございます。 それから署員の駐車場、これはもう県が考えることですので、私どもが何ら言うところではないと思っています。 それから警察署、1市2町の管轄からという話でございますけども、これも県警から候補地を挙げてくれと言われて、私たちは提供しているだけであって、警察署そのものに来てくださいという話ではありませんので、これは、県警が行橋のこの場所に建設すると、いま現在決めているわけですから、1市2町との協議というものは必要ないんじゃないかなと。これは県警が考えることだというふうには理解しております。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  時間の関係もありますので、次に、警察署跡地との等価交換というのは、最近の新聞によく出ておりますけれど、等価交換をする以上、等価ですから、あくまでも価格が一緒という評価になろうかと思いますが、それには市民会館の解体、る~ぷるの移設、SLの移設までを含めて、当然、等価になるわけですが、警察署の解体も含めて、そういうことでいいのかどうか、御回答願います。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。等価交換という話で現在進んでおりますけども、実際、土地の更地としての土地の評価そのものについては、行事の今ある警察署敷地の所の方が単価が高くて面積も広いということもございますので、後は行橋の現在提供している敷地の評価にあわせて県が等価になるべく面積を割り出した、その部分を等価交換でやる。 その中には、今SL等の話がありましたけども、もちろん庁舎の解体は、それぞれが持ってやりますが、SLの問題は、その中には含まれないと理解しています。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  両方とも更地で評価してのことだと思いますけれど、やはりそれに掛かる費用を当然、等価の中に入れるのが当たり前で、大きな建物を建てて、それを壊すのに300万円掛かる。土地を、同じ土地だからといって、交換するばかはいないんで、その辺のことは頭の中に入れて、私は行事と市役所の横の価格は、行事のほうが高いとは、今初めて知りましたが、後の利用頻度によって、どうしてもそこの土地が必要だというんであれば、それはそういう価値になるかと思いますけれど、最終的には市民会館を壊して警察署が来て、市民会館がなくなって、貰ったのは警察署の跡地だけ。あれも利用は、今のところ目的がないと言えば、やっぱり市民は納得しないでしょう。 私がいろんな所に行ったら、いや等価交換だから、県が市民会館を建ててくれるんやろうと。ああ、そういう考えもあるのかと。市民会館そのものは、いま使えるのに、それを使わんで、どこか警察署がどうしてもあそこがほしいんなら、県が市民会館を建ててくれないとねと、それが等価やろ、と言われたのもありました。 やはり等価という以上は、実際には平米数によって、価格によって議会の承認も必要になってくると思いますので、その辺はきちっとした鑑定評価を入れて、それに掛かる費用も全て積算の上で等価というのを出していただかないと、最終的にその解体費用はどこが負担するのか。解体するのはいいけど、他の所にもっていって、他のところをある程度、文化課でも、どこかに行ったら、文化課も今度きちっと業務できるようにしないといけない。それが全部市が負担するんじゃ、ちょっと問題があるんじゃないかと思っております。 それと、最初に戻りますが、常に市民は新聞発表で知らされる。こういうのは市報で特集を組んでやるとか、思いがある市民会館であれば、1年間、市民会館を自由に無料で使わせる、開放するというようなこともイベントとしては考えてもいいんじゃないかと思っておりましたが、もう即刻10月過ぎたら解体するとなっておりますが、これからは、その市報なんかでそういうテーマについて、どんどん内容を知らせていただきたい。その件に関して、もう一度答弁をお願いします。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。まず等価の部分で、先ほど藤木議員が言いましたように、鑑定でありますので、私は不動産の専門家ではありませんので、その鑑定の中に、いろんな解体費が入るものかどうか分かりません。その不動産鑑定に基づいてやります。 当然、等価にしないと、ある程度、一定程度の差が出ますと、それこそ議会の議決案件になります。そういった意味で等価というのは適正な鑑定結果を持ったうえでの判断をするということになります。 それから、実は年明けくらいに市民会館の問題について特集を組む予定もしておりましたが、予算をあげる関係から、予算を計上している、審議もしていない段階で、解体までにどうするかというアナウンスができなかったものですから、若干、ちょっと、少し市報での掲載を遅らせたという状況にはございます。 ただ議会の議決後、速やかに、いろんな特集と言いますか、市民会館についての記事は載せていこうというふうには考えています。 ○議長(宇戸健次君)  藤木議員。 ◆5番(藤木巧一君)  昨年の3月議会で、私が市長に市政懇談会をやったらどうですかと質問しましたら、夏までにはやりますと。いろんなプロジェクター等を使って、そのデータで見せるというのは間に合わないかもしれないけれど、夏までにはやりますということでした。 実は、こういう話が出ていたから、私はやっぱり市民の声を聞く場を設けるべきだと思って、そういう質問をしたんですけれど、とうとうそれが実行されませんでした。今になって、いろんな方面から、何で市民会館を壊すのかという問い合わせがいっぱい来ている状況になりました。 やり方はいろいろあるかと思いますが、やはり市民が主役ですから、市民に投げかけて議論をして、その議論の期間を1年くらいとって、そして丁寧に説得し、説明して事業を進めるというのが、やっぱり行政の在り方だと私は思っております。 ですから、今回の件に関しても、私がいろんな人に会うたびに、そのことを弁解しなくちゃいけない、いま状況になっております。ましてやそれが、皆、図書館にしても市民会館にしても、文教厚生の私のほうのエリアだと本当に思っていますので、私の知っていること、委員会で審議されたことは言いますけれど、委員会に係らないものは、新聞で知るしかないものですから、その辺をやはり議員全員に丁寧に説明していくというのがこれから求められていくんじゃないかと思っております。 実際にもう反対運動を起こそうという動きも本当にあるんです。ですから、そうなって県との関係もぎくしゃくするとかいうことにならないようなかたちでやってもらいたい。 いま苅田町で議会があっています。質疑の中で、ある議員が、警察署が行橋市民会館の跡地に建つのを町長に問い合わせました。すると、町長は、全く私のほうには話がなかったという答弁をしたと聞いております。1市2町を管轄する警察署ですので、みやこ町・苅田町のやはりトップと市長が話をして、こういう話がある、打診がある、こういうことでいいかなというのは、やっぱりこの地域をまとめるリーダーシップの在り方だと思います。 それも県のほうから打診が来て、県のほうに候補地として、1週間で回答をしているわけですね。候補地も見ると、魚市場、それと給食センター跡地、どこも警察署にふさわしくない所の中に行橋市民会館がありますので、どう考えても市民会館に飛びつきますよね。ましてや更地で等価交換となると、向こうはもう殆ど土地の買収もしなくて、市が壊してくれて更地をくれるわけですから、こんな良い所はない。そりゃ飛びつくのは当たり前だと思いますけれど、そのことは、市民にやっぱり納得させて、20何団体かが毎年、市民会館を利用しているわけですから、その人たちの代表者にも会って、今度市民会館をこうするけど、こういうふうな手当てをしているから、苅田を使ってくれとか、苅田を使うと、全くやめてしまうというのもだいぶありました。そういうことが行政を進める上で大切なことだと私は思っております。 もう予算は淡々として進んでいくとは思いますけれど、市民の感情を抜きにしていくと、また次の選挙のときに大変なしっぺ返しを受けるんじゃないかと思っておりますので、その辺を憂慮して、今回質問させていただきました。 今回の選挙で、私もここの壇上に上がれるかどうか分かりませんので、最後の質問のつもりで、市民の声を市政に届けるというのが私の役目だと思っておりますので、予算も真剣に考えて、市民会館の場所を壊してまで警察署を本当に誘致するのが将来の市民のためなのか。私はこの庁舎を建てた経緯がありますので、60年経って、この庁舎を潰さないけんときには、前の市民会館がちょうど壊れている状態で、あそこに庁舎を建てれば何とか確保できるかなと思っておりました。今度この庁舎を建て替えるときには、また別の場所で考えなくちゃならないようなことになるかと思います。 それと、前回の工藤議員の一般質問にありましたように、市役所と警察署が横にあるのは、どうかなと私は思っております。こういう公共施設は、やはり防災上の観点から分散させて、分散させた上での機能というのが大事じゃないかと思っております。 時間が来ましたので、これで質問は終わりますけれど、やはり市民が主役ですから、市民といろんな喧々諤々の意見を闘わせるのが行政だと思っております。反対意見は多分にあります。何をしても反対はいます。ですけど、それを説得するのが行政の、時間を掛けて合意形成を図るというのが民主主義の基本だと思いますので、反対意見が少数だからいいということじゃないわけです。 金子みすゞの詩の中に、みんなちがってみんないい、ということがあります。私もそう思っています。ですから、手厚い、いろんな施策の中で、全方位に目を向けて、何を優先順位にするかというふうに考えると、私には、ビエンナーレも含めて、ビエンナーレに3000万円も使うなら、なぜ市はバスを買わないのかね、というのが市民の素朴な疑問としてあがります。それにはそれに説得すればいいわけで、そういう説得力が今の行政には、ちょっと欠けているかなということで、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(宇戸健次君)  以上で、午前中の一般質問を終わり、午後引き続き行うことといたします。 これより、暫時休憩いたします。               休憩 12時00分               再開 13時01分
    ○議長(宇戸健次君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 午前中に引き続き、一般質問を行います。 次の質問者、大池啓勝議員。 ◆10番(大池啓勝君)  こんにちは。大池でございます。市長並びに執行部の皆さんに、簡潔に御答弁をお願いいたします。また、今年3月末をもって退職される方に、心よりお礼を申し上げます。 では平成28年度一般会計予算の特色について、質問いたします。平成28年度の一般会計予算ですが、総額273億を超えているとのことで、この額は、過去最高ということです。今年度の当初予算は、約260億円でしたので、13億円増しになったということです。 私も議案書を確認させていただきました。また議案の説明の中で、今回の予算は、経費の節減や合理化を図ることを基本としながら、必要な事業に財源を投入し、地域間競争を勝ち抜く自治体づくりに向けた予算編成を行ったということでありましたが、どういったものが新規事業なのか、どの部分の予算を増額したのかが見えにくいものであります。その点をお聞きいたします。 ○議長(宇戸健次君)  執行部に答弁を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  お答え申し上げます。私のほうから28年度の予算の特徴といったことを申し述べさせていただきます。 まず、特徴としてあげられますのは、積極的な予算、積極予算だということを、まず御理解をいただきたいと思っております。当初予算比ですけども、4.9%増ということであります。国と県、システムが違いますので、直接の比較は意味がないという向きもございますけども、とりあえず国県の比較でいきますと、国が0.4%、福岡県が1.4%増ですから、4.9%増というのは、かなりの積極予算ではないかというぐあいに考えております。 中でも普通建設事業、いわゆる前日の小坪議員の質問でもございましたけども、未来に向かって、どういうかたちでやるのかということで、投資的経費と言っても差し支えないかと思いますけども、この部分が前年比で26.3%と極めて大幅な増加を予定をしております。 どういう分野かと申し上げますと、これも前年、27年度の当初予算と、思想、哲学、考え方は同じでございまして、教育関係のハード・ソフト、その両面の充実に最も力を注いでいるところでございます。具体的には、後で総務部長に案件につきましては、あげてお話しする予定になっておりますので、私のほうからは、教育に極めてハードでありソフトであり、両面において重点的に配分をしたということを申し上げておきたいと思っています。 それから、2番目の特徴といたしましては、繰り返しになりますけども、教育・文化、それを総合戦略にもあげられる予定になっておりますが、やはり教育と文化はあらゆる局面の中に、そういう要素を取り込んだかたちで総合戦略を立てるということでやっておりますので、その面での配慮は極めて強く、色濃く出しているというかたちで、教育・文化に非常な配慮をしたという意味合いは、強く出ているのではないかと思っております。 それから財政健全という意味からしましても、これはもう極めて健全財政、この面は、全く懸念がないくらい財政規律をキープをしております。ちなみに、よく使われます実質公債費比率、あるいは将来負担比率等々の数字で見比べましても、両方ともに極めて安全なと申しますか、極めて健全な数値になっております。ちなみに、実質公債費比率は6%、将来負担比率は4.6%と、いずれも一桁台でございますので、そういう意味では全く懸念はないという状況になっております。 あえて言えば、経常収支比率が90ちょっと超えたかと思いますけども、経常収支比率が少し高いかなと、その程度でございますので、財政健全化の財政規律は、きちんとキープしている、このように考えております。 以上、3点の特徴を申し上げておきたいと思います。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  総務部長。 ◎総務部長(灰田利明君)  それでは市長答弁の補足をさせていただきます。特色につきましては、市長が答弁されたとおりでございます。主な事業について、答弁をさせていただきます。 ハード面におきましては、ミラモーレ跡地の活用事業、行橋停車場線の拡幅事業、JR行橋駅高架橋耐震補強事業等、ハード面がございます。このハード面におきましては、国の公共施設最適化事業等の創設によりまして、時限的に借り入れが行える地方債を利用し、老朽施設の解体を行う経費を計上してございます。 ソフト面につきましては、立地適正化計画策定事業、行橋ビエンナーレ2017やビーチバレー大会、マラソン大会に要する経費でございまして、昨年に引き続き、スポーツ・文化・芸術の振興、教育ICTに力を入れた予算を編成しているところでございます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  今回の28年度の予算、小中学校の施設整備や障がい者支援などの教育、社会保障関連に重点を置いているということでございます。 その中で、これからは教育部門の中で、教育長にお尋ねしたいんですが、ものは出来上がった、設備をする。トイレとか、いろいろな事業費が入っているようでございます。そういう中で、教育理念、教育上、必要性をどういうかたちでやっていくかという方針をお尋ねしたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  教育に関するハード及びソフト面における基本方針でございますが、まずは現在ありますところのハード面を、空調及びトイレ等で、少なくとも子どもたちが学校生活を送るための必要最低限度の快適さを、これで確保できたと思っております。 そしてそれらを踏まえまして、行橋市では、3つの方針を立てております。3つの方針というのは、1つは基礎学力の定着と向上でございます。2つ目が学校・地域・家庭、3者の連携強化。そして3つ目が世界と結ぶ文化・情報の発信ということで考えております。 これらは相互に連携しておりまして、まずは基礎学力の定着、向上というものに力を入れたいと思っておりますが、そのためには、0歳から6歳までの学校に行くまでの間の子どもたちのための施策というものを、福祉課と協同で考えていきたいと考えております。 それからさらに、その福祉課、教育、この2つだけでは、できないというか、足らないようなことに対しまして、地域社会からの支援を得たいと思っておりますので、それで学校、地域、そして家庭、3者の連携の強化を図りたい、そのように考えております。 また、さらに世界と結ぶ文化・情報の発信というのは、先ほど、ビエンナーレ等の大きい文化に対しましては、市長のほうから答弁がありました。教育委員会といたしましても、できる限り、この行橋の土地に育って、なおかつ世界と結べる、そして世界に対して対応していける、そういう子どもたちをつくりたいと考えております。 例えば、アメリカに昨年15名の中学生を送り出しました。たった10日間、実質1週間くらいですが、それでも行く時と帰って来る時とで、子どもたちが全く様相が変わってまいりました。大変自信をつけて帰ってきたというぐあいに私は考えております。そのように行橋においても、世界と結ぶことによって、子どもたちに自信と誇りを持たせられる。 そのためには、ICT教育と、それから英語教育、この2つを中心にして、子どもたちが、ここにいても他府県の子どもたち、東京の子どもたちと全く五分にやっていけるような、そういう教育体制をつくりたい。そのように考えております。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  教育というのは、引くことはできなくて、プラス思考でいかなければいけないと思うんです。 その中で、28年度当初予算ですけれども、きょう新聞を拝見したところ、詰襟、学校の制服の価格がいろいろと違うと。標準的な、行橋市は、どのようなかたちで詰襟、セーラー服あたりは、例えば同じものを買っていただきよるのか。それとも保護者のほうである程度選択して買っていただきよるのか、その点の御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  お答えいたします。というか、分かる範囲でお答えさせていただきます。まずは、制服という言葉がございましたけれども、小学校では制服というかたちではなくて、恐らく標準服という感じだと思うんですが、それで強制的に買わすということはございません。しかし、その学校学校で、相談の結果、これをこの学校の子どもたちの、他との識別のための標準的な服にしようというかたちになっていると思っております。 各学校において、それぞれある程度特色のある服装をしていると思いますが、それに関しましても、お金に関しましては、恐らくそんなに各学校において大差があるというわけではないので、同じような範囲内でそれぞれ工夫をして、標準服を定めているというぐあいに聞いております。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  どうも答弁が中々難しいようでありますので、そういうところの格差をなくしていただきまして、今年度、そういう予算がなされていないなら、そういうところの調査をしていただいて、お願いをしたいということでございます。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  議員の御指摘の線に沿いまして、調査させていただきます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  では、中々質問しづらいんですけれども、市民会館の解体費用として、市民会館の解体につきまして、二度にわたって、私は賛成討論をさせていただきました。老朽化に伴い、将来的負担、維持費が掛かるということで、解体はやむを得ないと賛成をしたところでございます。 次年度、市民会館の解体工事請負費として、約7200万円が計上されています。この額については、適切に積算されたものと思っております。 今回、警察署が移転という話もありますが、それはそれとして、要はどの範囲まで解体工事という、この部分については、先ほど御答弁されているようでありますので、それは省いていただいても結構でございます。 それと、この中で、公用車の駐車場も御答弁されたと思うんですよ。ではですね、蒸気機関車については、撤去ですね。工事費が計上されていますよね。これが600万円くらいだったでしょうか。この部分については、関連役員と申しますか、これには報告をしたということでございます。 この中で、市民会館の警察署の部分は、当初12月議会だったですか、あくまでも選択肢の1つだということでございました。その部分について、解体する範囲の面積あたりはきちっと出ているのか、その点をお答えしていただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。面積としては、今のところ、正確に測量したわけではありませんけども、概ね4400平米程度になろうかと思っております。 範囲で言えば、市民会館別館の裏手の20から30台の公用車がとまっていますけども、あそこくらいまでですね。そことこちらのほうと言いますか、公用車置き場がありますが、その間に確か側溝があったと思うんですが、そこら辺りまでが今回の解体、更地にする範囲だというふうに考えております。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  跡地、等価交換という話も新聞に出ておったようでありますが、等価交換は基本的に更地ということであると思います。そうすると、基本は建物が無く、借地権が付いていない、使用収益を制限する権利が付いていない宅地のことを言うことだと思うんですよ。 しかし行橋市民会館を解体して更地になりましたよと。では、行橋警察署は、こちらに建てるという前提であれば、建てるまでは、今の行橋警察署は壊さないと思うんですよ。それでは、等価交換というものは、当てはまるのかということがあるんですよ。その点の部分は、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。等価交換の、まずそれが交換する日になると思うんですけども、新しく警察署が建ちまして、今の現警察署を県が更地にして、その段階で等価としての評価をしてもらう。ですから、等価交換をする契約日は、警察署が移転する日と言いますか、そのあたりということになります。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  それはですね、きちっと法的な根拠の中で、やっぱり議会にしっかりと説明責任を果たしていただきたい。 それと申し訳ないんですけれども、警察署前の単価、行橋の単価が行橋警察署の所が単価が高いということで、私が調べた結果、警察署の前で平米当たり2万9100円なんですよ。市役所前で、3万900円なんですよ。それを等価交換すると、平米当たりの部分の等価交換にこれは支障をきたすんではなかろうと。ある意味、公共施設、公共の部分ですね、等価交換をする場合には、土地評価士に1者じゃないんですよね、2者なり3者なり、たぶん評価をしていただくと思います。これがクリーンだと思います。 だから行橋市も土地評価、お互いに交換する場合は、1者で評価するわけではなく、やっぱり2者、3者という部分の保険を、しっかりした部分を整理しておく。これが一番市民に対する理解を得ることじゃないかと。 それと私は12月に賛成討論をしたのは、警察署は選択肢の1つだと。しかし私がお願いしたのは、当時1億5000万くらいだったですか、3000万円は市民のいろんな企業の寄附だと。しかし我々の上には市民がおるわけですから、その部分の理解を得るためには、老朽化とか将来的負担とかいう部分で説明をされていたようにありますけども、その部分をしっかりと根拠性をもってしていただきたい。 それともう1つは、警察署の跡地、等価交換をするんであれば、やっぱり目的を持って等価交換をする、ある意味では、市役所の公用車あたりは第2駐車場に持っていくんだろうと。やっぱり市民サービスで、警察署の部分と公という行橋市役所というのは、別の問題なんですね。だからその点をやはり市民にしっかりと伝達できるように、周知できるような方法をとっていただきたいなと。 せめて12月に一般質問したときに、やっぱり皆さんの理解を得る、これが結果的には市民会館を残してくれという結果であっても、その反対される方々の理解を求めるのが我々、公的なところだと思うんです。議会であり、執行部は提案権をもっている、執行権の責務だと思っています。そこをやっぱり私はお願いをしたいなと。その辺、どのように思っていますか。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。この経過については、昨年来からいろんな御指摘をいただいております。 先ほども答弁いたしましたけども、今回の28年度予算が可決次第、市民会館の在り方についての記事を市報なりでお知らせする。その中では、当初、御寄附をいただいた、そういった意味も踏まえた上での記事にして、市民の皆様の御理解をいただこうかなという段取りは考えております。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  では、市民に対する丁寧さを欠けないように、お願いをいたしたいと思います。 次に、交通網の整備について、お尋ねいたします。私は、12月定例会でコンパクトシティ・プラス・ネットワーク構想において、交通網の整備は事業を成功させる上で重要ではないかと質問をさせていただきました。 その中で、新年度は補助金、助成金についての検討をお願いしたところでございますが、その中身は、中々見えにくいところでございます。 行橋市地域公共交通計画や生活交通ネットワーク計画で、交通網について協議をしてきたことと思います。今年度からは担当所管も代わり、立地適正化計画と連携した行橋市地域公共交通計画を策定するとのことで、何らかのかたちで計上されているものと思っております。 もう1つは、太陽交通に委託している路線バスについて、毎年約350万円の補助金を出していますが、12月定例会でも言ったように、何らかの施策の必要性があるのではないか。次年度も同額を計上しています。それは、それ以外で新たな計画、取り組みを考えておられるのか、その点を。また交通網の整備に関連して、市が所有、委託運行している研修バス、2台のうち1台が昨年夏に故障したため、現在は1台で運行しているとお聞きしております。その後、1台を購入するという話も聞きませんので、1台のみで運行していると考えますが、台数が減ったことにより、それまでは対応できたことが、減ってからは対応できないといった市民サービスが考えられます。実績はどのようになっているのか。 また、全国で民間バスの事故が多発し、国土交通省も指導に入っています。原因はいろいろあると思いますけれども、例えば運行依頼会社から下請け、孫請けといった低料金、運転手の経験不足といったものがあると考えられます。 本市として、瑕疵ですね、仕事を出す上で備えるべきものが備わっていない、について、どのように考えているのか。また予算については、どのように配慮されているのか、お尋ねいたします。 ○議長(宇戸健次君)  総務部長。 ◎総務部長(灰田利明君)  お答えいたします。2点ございました。まず1点目の交通網の整備ということでございます。この交通網につきましては、コンパクトシティの実現に向けたまちづくりとの連携、それともう1点、地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築、この2点の概念を追加いたしまして、行橋市地域公共交通網形成計画の策定には着手しているところでございます。今年2月8日から2月29日まで、パブリックコメントを行っております。今後、市の意見を取りまとめまして、今年度中の計画策定に向けて取り組んでまいっているところでございます。 この交通網の整備に関して、予算的なことにつきましては、バス路線関連、それともう1点、平筑関連、予算計上には、この2点の予算でございまして、この交通網については、直接予算計上としては、いたしてございません。平成28年度、来年度におきましては、現行の地域公共交通計画の中にございます公共交通の基本方針の実現に向けた取り組みが3点ございます。 1点目として、人で賑わうまちづくりを支える公共交通の機能の強化。2点目として、利用しやすい公共交通の実現、3点目といたしまして、持続可能な公共交通へ向けた取組みの充実。この3点に基づきまして、バス路線について太陽交通と協議・検討を行いまして、市民ニーズにあった運営を推進していきたいと考えております。 もう1点、研修バスについてでございます。議員御指摘いただきましたように、研修バスにつきましては、昨年の7月に故障いたしております。故障した時点で9月までの予約が15件入っておりました。この15件につきましては、代車での運行を行っております。9月以降につきましては、1台での運行を行っておりますが、この1年の中で最も研修の多い月が10月、11月でありまして、昨年まで2台で運行を行っておりましたが、今年は各月とも10回程度実施が低くなっておりまして、1台の運行で賄うことができております。 実績といたしましては、平成26年度が224回に対しまして、平成27年度、今年度まだ終わってはございませんが、209回程度と見込んでいるところであります。 来年度以降につきましては、国土交通省の指針がございまして、研修バス1台体制といたしまして、将来的には、この研修バスを廃止いたしまして、その際は、併せまして財政措置も検討してまいりたいと考えております。 また民間バス、全国におきます民間バスの事故ということでございます。これは、本市としても適正料金での運行を行うことが重要であると考えております。この研修バスの運行管理につきましては、民間企業への業務委託を行っております。この契約書の中に、労務管理という事項がございまして、具体的には労働基準法、それから労働安全衛生法などの関連法令を遵守することとしてございます。運行事業者との最低賃金をはじめ、運転手の健康管理、こういった労働条件を遵守することとなってございます。これらを満たした上での1時間の単価契約を行っておりますので、バスの運行に支障のない金額での業務委託が行えていると考えております。 また運転手の経験という観点からは、委託をする際に、乗車経験の豊富な運転手で利用者の安全を確保するようにと依頼しているところでございます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  研修バスのほうから、ちょっと質問いたしますが、普通、営業するバスというのは、営業の青ナンバーというのを付けますよね。行橋市役所が委託を出しているものは白なんですよ。そういう公的な機関であれば、研修目的で出してもOKなのか。それに予算を付けている、研修費を付けているわけですよ。 そういう中で、将来的に、2台を1台にしたということですから、その研修される方が満足いく研修ができれば、バスを1台を2台にするとか、2台を3台にするということではないと思うんですよ。だからそこをやっぱり研究して、やっていかないと、例えば先ほどから言う事故があった場合に、どちらの責任になるか。予算措置している行政のほうに責任があると思うんですよ。運転手の健康診断とか、そういうところの手続きをやったよということだとしても、公的な予算を付けている以上は、行政に最終的には責任があると思うんです。出した所が。 だからその部分については、予算がバスの委託料とか、そういう部分がありますけども、1年間の224回ですか、その部分が300回。例えば224回が今までの実績ですよということであれば、250回のバスをチャーターできるような予算を組むとか、そういう部分が必要じゃないかと思うんですよ。 だから私が言うのは、今のバスは、白ですか、黒ですか、違法ですか、それとも違法じゃないですか。どちらですか。 ○議長(宇戸健次君)  総務部長。 ◎総務部長(灰田利明君)  現在は、白ナンバーで運行しています。目的といたしましては、研修、市が主催する行事、または研修目的でバスを運行してございますので、現在の運行の仕方については、違法ではない。今後、先ほども申し上げましたように、研修バスについては、しっかりと将来的には考えていく必要があると考えております。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  大池議員の懸念は最もだと思います。私も全くそのように考えております。したがいまして、1台残っている部分につきましては、耐用年数というようなこととは別個に新しいシステムを考えるべきだろうと。 白か青かという問題は当然ありますけれども、それプラス、やはり問題は事故が起きたときの責任をどうするかという大きな行政問題がかかわってまいりますので、考え方としては大池議員に全く賛成でございます。少し時間を頂戴して、そのような方向で検討させていただきます。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  白か黒かというのは、中々いま予算を付けている以上、答弁も苦しいところだと思うんですけれども、グレーであれば黒なんですよね、黒なんですよ。行政がやる予算の場合については白でなければならない、グレーじゃ駄目なんです。だろうじゃ駄目なんです。こうだということをきっちり言わなければ。 だから今言う行橋のそういう研修、プラスになることであれば、しっかりとその部分には予算を付けていただきまして、そしてバスを使っていただく。皆さんの不安をもとに研修させるわけにいかないと思うんですよ。そこを十分検討をして、研究していただきたいということでございます。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  では空き家対策について。私の住んでいる今元、蓑島校区でも空き家が増えています。コンパクトシティ・プラス・ネットワーク構想でも、空き家対策も必要事項と考えております。 平成24年度・25年度と2年にわたり、市内の空き家630戸を調査したとお聞きしております。今年度には空き家対策連絡協議会を開催し、担当部署を明確にしたともお聞きしております。調査から2年が経過し、今回、担当部署も明確にしたということで、調査した結果を踏まえ、具体的にどのような事業を行うのか。また新年度に何らかの予算化はしているのか。その部分について、お答えをしていただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  総務部長。 ◎総務部長(灰田利明君)  空き家対策についてでございます。空き家対策については、平成24年度及び平成25年度におきまして、空き家に関する調査を実施いたしております。 先ほど御質問の中にもございましたが、市内に630戸の空き家があることを把握しております。また昨年11月には、空き家対策に関する担当部署を決定いたしておりまして、空き家の適正管理に関することは環境課、利活用に関することは都市整備部が担当することとなっております。 一方、福岡県におきましては、平成26年3月に組織されてございます福岡県空き家対策連絡協議会の中では、今年度中に空き家対策に関する統一した考え方が示される予定となっております。その内容に伴いまして、空き家対策計画の策定等、適正管理及び利活用に関する方策を進める予定としております。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  行橋市では昨年度からですか、ビーチバレーやハーフマラソンといったイベントを開催しております。その事業効果をお聞きしますと、1700何十万円、経費が掛かったということでございます。お店を出したのが、売り上げが100万円くらいでしたか、行橋市内に泊まっていただいた方がホテルを使用したり、アバウトで170万円くらい、半分ちょっと儲けても100万円ちょっとくらいだと思っています。 しかしその空き家対策、やっぱり行橋は環境都市、景観条例とか、いろんなことをやっておられるわけですから、やっぱりビーチバレー、ハーフマラソン、いろんな遠くから来ていただいて、自然に恵まれた所を見ていただく。その環境整備をしながら、居住または定住していただこうということではなかろうかと私は思っているんです。 そういう考えについての空き家対策も一部あるわけですか、その点をお尋ねします。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  当然、移住もしくはして来ていただく方に、ある程度の空き家を使っていただく、それに際して、何らかの補助を差し上げるということは、可能性の高い政策だと思われます。 ただ、午前中の答弁でも御質問の中でも出ていましたように、今のところ、まだ我々そこの制度設計をやっておりません。できるだけ早く、できれば6月議会までにそこら辺の移住・定住あるいは空き家対策を含めたところで制度設計をした上で、皆さんにお示しをして、御議論を頂戴できればと思っています。 ○議長(宇戸健次君)  環境水道部長。 ◎環境水道部長(小森孝義君)  市長答弁に補足をいたします。先ほど、総務部長が申しましたように、現在、県のほうで空き家対策の制度設計の基本となるマニュアルを作っておりますので、私どももそれに基づきまして、先ほど市長が申しました制度設計をしていきたいと思っております。 それともう1点、28年度当初予算には載せておりませんけれども、その制度設計の段階で、予算的なものが必要となった場合は、それなりの所要の措置を講じたいと考えております。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  630戸の中の1割が危険家屋ということでお聞きしておるんですよ。それは、1割63戸が危険ということであれば、やっぱりその対策というのは、早めにやっていただきたい。 まとめに、市民プールの予算には、市民プールという部分の7千なんぼくらい入っていたんですね。その部分を、やっぱり地域の皆さんに周知していただくようにしなければ、校区の区長さんに、自治会の区長さんにお願いした。じゃあ区長さんにお願いしたなら、地元の会議あたりで出していただいたのかという経緯が分からないんですよ。そういうところもしっかりと市民に周知していただくようにしなければ、やっぱり予算の裏付けがあると思うんですよ。 先ほど言ったSLの解体、運搬、それもSLのタンクの中にアスベストという部分があるらしいんですよ。じゃあ見積書は2箇所取ったらしんですが、JRともう1社、産廃業者の名前は申し上げませんが、御存知と思います。安いからそちらに予算を組むんじゃなくて、その根拠性の見積もりをしなければ、アスベストというのは、1つの部屋で、飛散したらいけないんですね。解体するわけですから。 しかしその前に、D51ですから、インターネットで海外的な発信をしたのかということと、1、2箇所、自治体にアプローチしたというお話は聞いております。しかし、600万円が安いとか高いとかいうことではなくて、ああいう品物が全国的な自治体に発信したかというのは、ないということなんですよ。だから今言う警察署の等価交換とか、跡地はどれくらい平米数かかるのかとか。じゃあSLの所もかかるんだろうという、こちらで勝手に判断するわけですけれども、やっぱりそういうところを市民に対して説明責任を、やっぱり発信しないと、行政の裏付けの予算組というのは、私はできないと思うんです。それを私はお願いをしたい。その点について、御答弁していただきたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  松本副市長。 ◎副市長(松本英樹君)  お答えいたします。プールの問題もありますけども、プールの解体に際しては、特にいま溜まっている大量の水の排水の問題等もございますので、いろんな意味で地元の方との調整も必要ではないか、そういった意味での説明は必要だと思っています。 また、SLにつきましても、当然いま御指摘があったような状況であれば、適切な解体が必要ですので、それなりの見積もりの中で対応していく。それと利活用の発信という御提案がありましたけども、これは長年管理していただきましたOB会の方にもお話しさせていただいていますし、一般の方にも周知をして、利用があればそちらの方向で考えていくということで対応していきたいと考えています。 ○議長(宇戸健次君)  大池議員。 ◆10番(大池啓勝君)  まちづくりに、どうしても交通機関とか絶対必要条件ですので、やはりそこをしないと、この前、沓尾橋の手前の横をですね、たまたま下りることがありまして、見たところ、1日に3本なんですよね。 都心の交通機関を見ますと、歩くのは、東京あたりは市長も御存じのように5分10分以上歩くのは、もう当たり前なんです。けれども路線自体の計画が杜撰なばっかりに、使用しなくても、長井線、蓑島線がある中で、沓尾橋の手前、3本なんですよね。こういう無駄な路線をどういうかたちで計画したのかなと。改めて公共交通網の形成計画については、御検討をしていただくようにお願い申し上げまして、質問を終わります。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  会議運営上、ここで5分間休憩いたします。               休憩 13時49分               再開 13時57分 ○議長(宇戸健次君)  定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。 次の質問者、西岡淳輔議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  こんにちは。桜乃会、公明党の西岡淳輔です。一般質問の前に、一言申し上げます。年度末を迎え、本年も10余名の職員の方々が退職を迎えられます。市民のため、本市発展のため、御尽力され、長年労苦を惜しまず、一生懸命に働いてこられた退職される皆様に、心より感謝を申し上げます。大変にお疲れでした。ありがとうございました。そしてさらに、その皆様を支えてこられた御家族に対しましても、感謝をいたします。 平成23年に発生しました東日本大震災と大津波から、本年3月11日で丸5年を迎えます。私たちは、あの悲惨な状況や風化と風評という2つの風の闘いが続いていることを忘れてはならないでしょう。そして、心の復興、人間の復興を遂げるその日まで、政府は徹して寄り添い、戦い抜いていただきたいと念願いたしております。 それでは、通告書に従いまして一般質問を行います。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、ヘルプカードの導入についてであります。昨年の6月定例会の一般質問で、私はヘルプカードの導入について、御提案をいたしました。ここで確認の意味を含め、再度説明をさせていただきます。 障がいや難病を抱えた人、手助けが必要な支援を予め記しておき、緊急時や災害時などの困った際に提示して、スムーズな支援が可能となり、周囲の配慮や手助けをお願いしやすくするヘルプカード、これを作成、配布する動きが、全国の自治体に広がりつつあります。 東京都では、平成24年10月末、標準様式を定めたガイドラインを市区町村向けに作成、そのガイドラインには、ヘルプカードの意義として、1つ、本人にとっての安心。2つ目、家族、支援者にとっての安心。3つ、情報とコミュニケーションを支援。4つ目、障がいに対する理解の促進。この4つが定められております。 このように、何かがあったとき、必要とされる方々に、すぐに支援の手を差し伸べられるということが重要ではないでしょうか。障がいを持たれている方や支援の手が必要とされている方々の理解を深め、つながりのある地域づくりを目指すためにも、広域的な観点に立ち、周知することが極めて重要と考えております。 もちろんプライバシーや個人情報、本人・家族等の御意思は大事であり、大切にすることは、言うまでもありません。 昨年6月の定例会におきまして、私の質問に対し、田中市長の御答弁は、課題の検討と福岡県と周辺自治体の動向、関係者団体の御意見等も聞きながら、今後、調査検討していきたい、というふうに言われました。 それではお尋ねいたします。関係団体等の御意見は、いかがでしたでしょうか。さらに調査・検討は、どのように実施されましたか。この2点を先にお尋ねいたします。 ○議長(宇戸健次君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山口眞一郎君)  西岡議員の御質問にお答えいたします。昨年6月に、このヘルプカードにつきましては、御質問をいただいたことは、よく覚えております。その際に、先ほど市長のほうから広域的な観点から、ということで、一自治体で取り組むのではなくて、広域的な観点から取り組む必要があるということで、その時点では、県内では中間市辺りがしていたんですが、それを県のほうで、そういった取り組みをやろうという動きがございました。それで、本年1月に福岡県におきましては、このヘルプカードの導入を決定し、県内全域を対象に運用が現在スタートしております。 本市におきましても、1月以降、窓口に来られた方や障害者団体の方、相談支援事業所等に配布をさせていただいているところでございます。心臓病や精神に疾患を抱えた方も活用したいと、好評をいただいているところでございます。 今後は、多くの市民の皆さんに知っていただき、支援の輪も広がるように市報やホームページにも掲載し、啓発していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  ありがとうございます。今の部長の答弁の中に、配布しているということでお聞きしました。非常にありがたいと思います。 私も実は福岡県が実施しているということは、今年2月9日の新聞記事で知りました。この中に、福岡県は1月13日に2万枚を作製した旨の記事が、この2月9日に載っておりました。この記事では、ヘルプカードについて非常に分かりやすく書いてあり、小川福岡県知事の談話が載っておりました。 困っている人、助けたい気持ちはあっても、外見では分からず、ためらう人も多い。カードが普及して手伝うのが当たり前、と意識が変わることを期待したい、このように話されたという記事が載っておりました。 この導入についてなんですが、いま部長のほうから導入しているということだったんですが、新潟県の上越市は、このヘルプカード(資料提示あり)これは、私はインターネットで引っ張って出したんですけれども、上越市は、ケースを対象者に郵送したそうでございます。このヘルプカードと同時に、本市におきましては、カードケースの無料配布のお考えはございませんでしょうか。 ○議長(宇戸健次君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山口眞一郎君)  ただいまの議員の御質問でございますが、恐らくこういった名札のようなかたちで下げるという認識でよろしいでしょうか。とは違うんでしょうか。         (西岡議員「それで言ってください」の声あり) すみません。ヘルプカードというのは、やはりカードを身に着けていただくという観点から、私も必要と考えますので、こういったケース等を、早速対応させていただきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  ぜひ、その対応をしていただきたいと思います。この新聞の記事は、いま部長がおっしゃったとおり、首にかけるタイプのものが写真として載っております。私も実はそれを期待していたわけでございます。私がすぐに言うよりも、先に執行部からこんなかたちをとりたいという答弁をいただき、感謝しております。 また、このヘルプカードについても、インターネットから引っ張り出すということを考えてみると、中々高齢者は難しい部分がございます。それから広く、我が市にも周知していきたいということがございましたので、これも市報等を通じて、もっと多くの方に知っていただきたいという思いがございますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(宇戸健次君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山口眞一郎君)  もちろん議員がおっしゃるように、広域的な観点に立ち、周知徹底を図ってはどうかという御提案に対しましては、私もそのように考えておりますので、今後、市報等で周知をさせていただきたい。そしてまた周りの市民の皆様にも、こういった障がいを持った方の御理解も深めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  お願いいたします。今のお話しも、昼間だったら、このヘルプカードを下げているのが分かるんですけれども、夜になって暗くなってくると見づらい部分がございます。 さらに夜間、災害時のために、長時間発光する蓄光材、これをカードに使用してはどうでしょうか。これは御提案ですけども、その辺のお考えはどうでしょうか。障がいを持たれた方や手助けを必要とされる方々の、まず目線に立ったカードを、改善と言いますか対策を提案したいと思います。御見解をお願いします。 ○議長(宇戸健次君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山口眞一郎君)  夜間でもヘルプカードを身に着けているというのが分かるように、ということの御提案でございます。それにつきましては、やはり予算的なものもございますので、前向きに検討させていただきたいというふうに考えます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  しっかり検討をいただいて、取り組んでいただきたいと思います。ちなみに、市内には、このヘルプカードを配布されたとおっしゃいますけど、いま現在、何件、また何名くらいの配布があったんでしょうか、それをお尋ねします。 ○議長(宇戸健次君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山口眞一郎君)  1月以降、窓口での配布、及び障害者団体、身障者協会のほうに配布をさせていただいておりまして、また相談支援事業所、そういった所にも配布をさせていただいております。 現在のところ、60枚程度、配布をしておりますけれども、今後はそういった障がいを持った方々に周知を徹底しながら、今後もっと広い範囲で配布できるのではないかと考えております。前向きに考えたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  幅広く、多くの市民の方々に知っていただきたい、この思いでいっぱいでございます。どうぞよろしくお願いします。このまま2件目に移りたいと思います。 ○議長(宇戸健次君)  はい。西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  2件目、市民に開かれたまちづくり行政について、3点お聞きいたします。平成22年3月の定例会におきまして、私は、サッカー場建設について一般質問してから6年、先月、2月27日にオープンはいたしました。私も感慨深く、新サッカー場こけら落とし記念式典に出席をさせていただきました。 この新サッカー場を多くの子どもたちや市民、また市内外の関係者、諸団体が活用、また利用していただけると思っております。 この新サッカー場は、これからかもしれませんが、体育館やスポーツ施設、グラウンドの利用状況が分かりづらいという声があります。改善するために、市のホームページやスマートフォンなどのアプリを利用して、利用者や曜日、時間等々の環境を整え、誰が見ても利用状況が一目で分かるようにできないものでしょうか。利用予定者や団体が急きょキャンセル等をしても、リアルタイムに状況が把握でき、次の予約が即座にできる可能性があるのではないでしょうか。 今定例会冒頭の施政方針の中にも、田中市長は、新しく供用開始する人工芝サッカー場を含め、施設の稼働率や利用者、利便性の向上を図ってまいります、というふうに述べられておりました。こういった点を踏まえ、御答弁をお願いします。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  行橋市総合公園内の体育施設及び宿泊型研修施設に関しましては、本年4月より行橋市健康スポーツ広域ネットワークを指定管理者として運営管理する予定となっております。 議員がおっしゃいましたように、インターネットによる利用申請、あるいは予約を受け付けるといったようなこと、あるいはリアルタイムに予約状況を把握する、公開することで、確かにさらなる市民サービスの向上と施設管理の業務の効率化を図ることができるというのは、御指摘のとおりでございます。 そこで、まず予約システムに関しましては、既に運用を行っております他の自治体の調査及び指定管理者との協議を行いながら検討いたします。協議が整い次第、導入したいと考えております。それまでの間は、施設の予約状況に関しましては、例えば今週の予約状況の項目というものをホームページ等に掲載いたしまして、1週間ごとに更新していくといったようなかたちでもって、市民の皆さんにお知らせしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  予約の状況のシステムを構築するということでありますが、まだちょっと先になるのか、私も分かりませんが、早い時期に取り組んでいただいて、幅広く市民の方々に利便性の向上を図っていただきたいと考えております。 続いて、2点目に移ります。子ども議会の内容と今後について、お尋ねいたします。これも、私は平成23年3月、24年の9月、平成27年3月と、3回、この定例会で一般質問させていただき、先月21日に実現いたしました。 私の提案が実現したことも大変に嬉しいことですが、それ以上に子どもたちが市長や教育長、執行部に対して、この議場で堂々と一般質問をしたことが、本当に素晴らしい、そのように思っております。また、一人一人の子ども議員に対し、陰で支えていただいた職員の方々や真摯に答弁された市長や教育長に共感を覚えたのは、傍聴席で子ども議会の全てを見せていただいた私だけではないと思います。 初めて開催した今回の子ども議会は、どのように思われましたか。まずは率直な感想やお気持ちをお聞かせください。これは答弁をされた市長と教育長に、お伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(宇戸健次君)  田中市長。 ◎市長(田中純君)  お答えいたします。ありがとうございました。本当に議長をはじめとして、議員の皆様の御協力があっての賜物だというぐあいに思っております。 恐らくあの子どもたちにとってみれば、オーバーな言い方をすれば、一生の思い出になったというぐあいに考えております。議場というものを一生見ないで一生を終える方がたくさんおられる中に、議場に座り、なおかつ質問したという体験は、彼ら、彼女らにとって、貴重な体験になったというぐあいに思って、大変喜んでおります。ありがとうございました。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  教育委員会を代表いたしまして、お答えさせていただきます。まずは2月11日の行橋市子ども議会の開催に関しまして、教育委員会といたしましては、本会議場の使用を含め、宇戸議長をはじめ、議員の皆様方におかれましては、御理解と御協力をいただきまして、誠にありがとうございます。お陰様で大変好評のうちに閉会することができました。改めて御礼申し上げる次第でございます。 はじめに、子ども議会に関して、総評を申し上げます。まず子ども議員たちは、確かに緊張した面持ちではございましたが、その中でも様々な視点から、執行部に対しまして提案型の質問をしてくれました。そういうような質問を受けまして、また学校で話し合ったことを学校の問題として提示するような質問、あるいは行橋のまちづくりへの意気込みが伝わるような質問、そういったような質問内容に対しても、非常に私をはじめ教育委員会といたしましては、感銘を受けました。教育委員会といたしましても、委員が傍聴席で拝聴し、様相をつぶさに観察させていただきました。 今回は、初めての経験でございまして、大半の子ども議員が再質問をするまでには至りませんでしたが、子ども議員は、それぞれが全中学校、全中学生の代表である、場合によっては、自分たちが市民の代表であるといったような、そういう立場を認識して、あらゆる視点から市全体にかかわる問題点等を積極的に発信していくこと、このような事柄を心掛けてくれていると思います。さらに、このような観点を強めまして、子ども議会が活発化するように努めたいと考えております。 また蛇足ながら、これは、3月1日号の市報でございますが、市報の第1面、第2面、第3面、第4面、第5面まで使いまして、子どもたちの提案に対し、あるいは質問に対し、市のほうから全く本議会と同じような心づもりでもって回答させていただきました。その結果、例えば、議長を務めました中学生が2人、前半の議長と後半の議長がございましたが、これは大変得難い経験であったというぐあいに子どもたち自身の言葉で語っております。 1つだけ、読み上げさせていただきますと、議長の役目は難しかったけど、生徒会に入っていることもあり、思ったより緊張しなかったです。今まで知らなかった多くのことを学べました。18歳になったら、積極的に投票に行きたいと思います、というようなことを述べてくれております。後半の議長も同じように述べてくれております。 なお、当日、傍聴席におられた市民の方々からも感想をいただいております。その感想を1つ2つ紹介させていただきます。 子どもたちの身近な疑問などが聞けて良かったです。ただプールについては、近隣市町村のプールは、お年寄りや子どもにとっては遠く、学校のプールは夏休みのみなので、年中使用できるプールの検討をお願いします。このように正直なところで書いていただいております。 質問に対し、男子議員が少ないので、できる限りバランスをとってほしいとか、あるいは1人の持ち時間が10分で短く、議員の複数の再質問がほしい。非常に新鮮で子どもたちの政治参画意欲向上にもつながり、非常に良いので定期的に開催してほしい等々、大変好評でございました。 そのようなかたちでありますので、教育委員会としても、このような試みは定期的に行いたいと思っております。どのような定期的に行うか、いつ行うか、そして子ども議員が現在行いましたのでは、中学生の段階でありましたが、その対象をどこまで広げるかということに対しましては、別途検討中でございます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  市長並びに教育長から具体的に、本当に率直な感想をいただき、ありがとうございました。 今、再質問で、今後の実施計画並びに時期的、また対象者をお聞きしようと思ったんですけれども、先に教育長のほうから答弁がございましたので、これだけ大きな子ども議会の反響があったと私自身も感じております。 ぜひ、これは定期的に行っていただきたいという再提案と、並びに対象者、中学校1年・2年だけなのか、ひょっとすれば小学校高学年、5年・6年生の児童まで広げるのか、それもしっかり考えていただいて、次の開催を期待したいと思っております。 その辺は、教育長、どの辺まで考えているのか、分かる範囲で結構ですので、おっしゃっていただけますでしょうか。 ○議長(宇戸健次君)  教育長。 ◎教育長(笹山忠則君)  対象に関しましては、小学校の高学年も一応対象に入れております。ただ今回は、時期の関係で中学3年生は受験の関係で、中々参加できませんでした。それから高校生に関しましては、この市の出身の高校生に限るのか、それとも学校を指定するのか、ここの市には2つ学校がございます。そういったような事柄がございますので、まだ具体的に今後詰めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  よろしくお願いいたします。 3件目に移ります。市民会館についてです。これは私の前のお二人の議員が市民会館について質問しておりますけども、ちょっとくどいようで申し訳ないと思いますが、くじ引きですので、その辺は御容赦願いたいと思います。 私は多くの市民の方々とお会いする機会があります。その中でも市民会館が無くなるということは非常に残念だ、という声が多数あっております。私も築年数や稼働率等々を説明するのですが、やはり市民会館はほしいね、と言われることが多くあります。市長や執行部の皆さんもそんな声を聞いたことがあると思います。 私の高校時代からの友達に、永井龍雲というフォーク歌手がいます。現在も彼は全国を回り、年間約120回のコンサートをしております。その彼が歌手になったきっかけの1つが、行橋市民会館で初めて生の歌手を見て、歌声を聴いた。それが橋幸夫さんだったと聞きました。そして次に見たのが、なごり雪で有名なフォーク歌手のイルカさんだったそうです。ちなみにイルカさんの当時のマネージャーは、行橋市出身の方だったと伺いました。 これは彼の市民会館への思いがあり、この市民会館が無くなるという話を聞いたときに、自分自身の原点がなくなるようで、かなりのショックを受けていた、と別の友人から聞きました。これは、個人の問題かもしれませんけれども、紹介だけをさせていただいております。 そしていま紹介した子ども議会においても、一人の中学生議員の一般質問で、具体的に事例を挙げて、市民会館が無くなってほしくない。市民会館は、市民をひとつにさせてくれています、との心からの訴えがございました。私は、この子ども議員の市民会館は市民をひとつにさせてくれています、との言葉に、非常に感銘を受けました。私たちの想像以上に多くの市民の方々が行橋市民会館に対して、数々の思い出があるかもしれません。 現在の市民会館が無くなることは非常に残念ではございますが、築年数や安全面、様々な事情等で仕方がないことかもしれません。そして市内大型事業もあり、今すぐにとはいかないかもしれませんが、子どもたちを含め、市民が直接、歌手や芸能人等に会ったり、聴いたりできる会場、市民が愛する会場、文化の会場を念頭に、多くの市民が利用しやすい場所に、同規模クラスの新行橋市民会館ができないでしょうか。 先ほど市長は、先の議員の答弁の中に、地方のハンディキャップとして、医療と文化的事業。文化的なまちをつくりたい、本物を見せてあげたい、というふうに答弁されておりました。私も全くそのとおりだなと聞いておりました。この文化的なことも含めて、新行橋市民会館の建設ができないかという思いで、もう一度、この話をさせていただきました。御見解をお伺いいたします。 ○議長(宇戸健次君)  総務部長。 ◎総務部長(灰田利明君)  議員の御質問にお答えいたします。市民会館と同規模の施設ができないかということでございます。現在のところ、この同規模のホールの建設については、考えてはございません。しかしながら、市民会館のような施設のみならず、公共施設全般につきましては、現在、策定しております公共施設等の総合管理計画、これを基に策定後は個々の施設の改廃、新設など、具体的に検討してまいるようにしております。この中で、再度、いろんな施設について、考えていきたいと思っています。 また、1市2町を含めまして、近隣市町との間で、公共施設の相互利用について、検討していく必要があると考えております。このことにつきましては、現在、担当者レベルでの事務的な協議を行っているところでございます。以上です。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。
    ◆9番(西岡淳輔君)  これについては、再質問はありません。様々な角度から検討していただきたいというお願いをするしかございませんので、よろしくお願いしたいと思います。このまま3件目に移ります。 庁舎管理についてでございます。平成24年6月に初めて取り上げまして、幾度となく一般質問をさせていただきました。今回、平成28年度予算に計上され、大きく改修されると思われる庁舎の玄関と言いましょうか、正面になりますが、そこでこの改修ですね、大きく改修される、この玄関先ですけれども、具体的にこの改修内容等を教えていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(宇戸健次君)  総務部長。 ◎総務部長(灰田利明君)  御質問にお答えいたします。玄関それから駐車場につきましては、西岡議員のほうから平成24年から平成27年まで、3回に分けて御指摘をいただいております。この御指摘をいただいているとおり、市庁舎東棟玄関前のまごころ駐車場とスロープの位置関係につきましては、改善すべきであると考えております。 現状におきましては、東棟玄関前のまごころ駐車場から玄関前を横断しなければスロープが利用できない状況となってございます。そのため、駐車をしましてから、玄関に至るまでの経路や雨天時の安全を確保し、誰もが利用しやすい玄関とするために、平成28年度、今回の議会の中で改修工事を計上させていただいております。 内容といたしましては、自動車が東棟玄関前に直接に横づけができるように、東棟玄関前全体を緩やかなスロープ状にいたしまして、既存の階段と段差をなくすと共に雨天時に濡れずに玄関に移動ができますよう、既存のまごころ駐車場を東棟玄関前の軒部分と西棟との間に移設をするように考えております。また併せまして、雨天時の安全対策としまして、東棟・西棟両方の玄関のタイル部分に滑り止め加工を施すこととしております。 以上のとおり、庁舎玄関前の改修を行うことによりまして、誰もが利用しやすい玄関となりますよう、努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(宇戸健次君)  西岡議員。 ◆9番(西岡淳輔君)  今の部長の答弁を聞き、非常に嬉しく、楽しみにしております。立派なものができるという期待をしておりますので、よろしくお願いします。 それでは、結びに、私も2期8年の全ての本会議におきまして、一般質問できましたことは、市民の皆様や御支援・御支持をいただいた方々、友人や家族、議員各位並びに執行部、議会事務局長や事務局、担当部局のお陰でございます。今は感謝の思いでいっぱいです。 さらに我が会派、桜乃会の4人で、市民のため、市政のため、幾度となく本気で真剣に真面目に激論、議論を交わし、大変なときはお互いに支え合い、学び合えたことは、議員として私の大切な財産のひとつとなりました。 最後に、皆様に感謝を込めて、32回目の一般質問を次の言葉にて締めくくります。 4年前、1期目が終わる最後の定例会でも申し上げましたが、私の座右の銘、それは飲水思源。内容は、水を飲むとき、井戸を掘った人のことを忘れてはならない、との意味です。 以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宇戸健次君)  以上で本日の日程を終了し、明日引き続き一般事務に関する質問を行うことといたします。 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。             (執行部一同、起立、礼あり)               散会 14時33分...