行橋市議会 > 2008-03-10 >
03月10日-04号

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  1. 行橋市議会 2008-03-10
    03月10日-04号


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    平成20年 3月 定例会(第24回)             平成20年3月第24回行橋市議会                定例会会議録(第4日)1 日 時 平成20年3月10日(月)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 奥   敏 行             次 長 菅 本   孝            議事係長 坪 根 義 光         議事係主任主査 丸 山   剛            庶務係長 岡 田 公美子 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり平成20年3月第24回行橋市議会定例会議員出席表[第4日]                      平成20年3月10日(月)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出│ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1  │藤 本 廣 美│ ○ │ │ 13 │大 川 義 彦│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2  │鳥井田 幸 生│ ○ │ │ 14 │梶 原 豊 樹│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3  │田 中 建 一│ ○ │ │ 15 │瓦 川 正 純│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4  │瀧   友 行│ ○ │ │ 16 │田 渕   哲│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5  │横 溝 千賀子│ ○ │ │ 17 │宇 戸 健 次│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6  │藤 塚 清 子│ × │ │ 18 │岡 田 武 得│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7  │       │   │ │ 19 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8  │丸 塚 芳 彦│ ○ │ │ 20 │二 保 茂 則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9  │林   利 門│ ○ │ │ 21 │亀 田 國 夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │城 戸 好 光│ ○ │ │ 22 │池 田 弘 干│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │西 本   徹│ ○ │ │ 23 │德 永 克 子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 12 │吉 永    直│ ○ │ │ 24 │川 庄 廣 隆│ ○ │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘         平成20年3月第24回行橋市議会定例会[第4日] 地方自治法第121条により出席した者                                   平成20年3月10日(月)┌─────────────┬───────┬──┬──────────┬───────┬──┐│     職 名     │  氏  名  │出欠│   職 名    │  氏  名  │出欠│├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│市長           │八 並 康 一│○ │納税対策課長    │森 下 定 信│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│副市長          │上 田 秀 治│○ │環境課長      │光 畑 真哲士│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│収入役          │今 宮 美知夫│○ │環境課事業所長   │相 原   久│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│教育長          │徳 永 文 晤│○ │健康対策課長    │北 山 明 博│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│総務部長         │佐 村 輝 男│○ │生活支援課長    │西 頭   亨│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│市民部長         │沼 口 宣 寛│○ │介護保険課長    │三 角 正 純│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│福祉部長         │山 崎 好 範│○ │土木課長      │山 田 友 夫│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│都市整備部長上下水道部長│井 上 義 孝│○ │都市政策課長    │西 本 孝 一│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│経済部長         │村 岡 賢 保│○ │高速道国県対策室長│黒 瀬 泰 秀│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│総務部参事        │末 松   守│○ │区画整理課長    │杉 野 敏 美│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│消防長          │松 尾 民 生│○ │農政課長      │原 口 直 光│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│教育部長         │尾 畑 和 敏│○ │商工水産課長    │光 沖 和 朗│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│総務部次長財政課長   │柿 野 正 高│  │企業立地課長    │鹿 島 英 樹│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│福祉部次長地域福祉課長 │梶 山 啓 治│○ │下水道課長     │和 田   博│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│消防次長         │中 村   直│○ │上水道課長     │中 野 悦 年│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│総務課長         │池 上 正 二│○ │収入役室長     │久 冨 保 則│○ │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│総合政策課長       │松 本 英 樹│○ │選管事務局長    │定 村 国 男│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│基地対策室長       │齊 藤 伸 一│  │農委事務局長    │山 路 善 満│○ │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│情報政策課長       │酒 井 和 宣│  │監査事務局長    │竹 中 友 幸│○ │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│契約検査課長       │田 村 英 峰│  │学校教育課長    │永 岡 正 治│○ │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│人権男女共同参画課長   │藤 川   勇│  │指導室長      │山 田 英 俊│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│市民課長         │入 口 廣 文│  │生涯学習課長    │福 井 佳 徳│  │├─────────────┼───────┼──┼──────────┼───────┼──┤│税務課長         │高 辻 光 廣│  │文化課長      │奥   広 俊│  │└─────────────┴───────┴──┴──────────┴───────┴──┘           平成20年3月第24回行橋市議会定例会              議  事  日  程[第4日]                              (平成20年 3月10日)日程第1 議案に対する質疑、議案の委員会付託 1.議案第 1号 行橋市職員倫理条例の制定について 2.議案第 2号 行橋市後期高齢者医療に関する条例の制定について 3.議案第 3号 行橋市景観まちづくり条例の制定について 4.議案第 4号 行橋市区域外流入に係る下水道事業分担金条例の制定について 5.議案第 5号 行橋市行政事務嘱託員の設置及び報酬の支給に関する条例の          一部を改正する条例の制定について 6.議案第 6号 行橋市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定          について 7.議案第 7号 行橋市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 8.議案第 8号 行橋市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 9.議案第 9号 行橋市母子家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する          条例の制定について 10.議案第10号 行橋市重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正          する条例の制定について 11.議案第11号 行橋市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改正          する条例の制定について 12.議案第12号 行橋市立小学校及び中学校設置条例の一部を改正する条例の          制定について 13.議案第13号 行橋市都市計画下水道事業受益者負担金に関する条例の一部を          改正する条例の制定について 14.議案第14号 沓尾漁港地域水産物供給基盤整備工事(特定)請負変更契約の          締結について 15.議案第15号 平成19年度行橋市一般会計補正予算について 16.議案第16号 平成19年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について 17.議案第17号 平成19年度行橋市老人保健特別会計補正予算について 18.議案第18号 平成19年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算          について 19.議案第19号 平成19年度行橋市公共下水道事業特別会計補正予算について 20.議案第20号 平成19年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計補正予算に          ついて 21.議案第21号 平成19年度行橋市介護保険特別会計補正予算について 22.議案第22号 平成19年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正予算について 23.議案第23号 平成19年度行橋市水道事業会計補正予算について 24.議案第24号 平成20年度行橋市一般会計予算について 25.議案第25号 平成20年度行橋市国民健康保険特別会計予算について 26.議案第26号 平成20年度行橋市老人保健特別会計予算について 27.議案第27号 平成20年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算に          ついて 28.議案第28号 平成20年度行橋市公共下水道事業特別会計予算について 29.議案第29号 平成20年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計予算について 30.議案第30号 平成20年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計予算          について 31.議案第31号 平成20年度行橋市介護保険特別会計予算について 32.議案第32号 平成20年度行橋市農業集落排水事業特別会計予算について 33.議案第33号 平成20年度行橋市後期高齢者医療特別会計予算について 34.議案第34号 平成20年度行橋市水道事業会計予算について日程第2 請願の上程、請願の委員会付託 1.20請願第1号 子育て支援の充実を求める請願 2.20請願第2号 後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める請願書 3.20請願第3号 子育て支援の充実を求める請願 4.20請願第4号 国保税引き下げ等を求める請願               平成20年3月10日(4)               開議 10時01分 ○議長(亀田國夫君)  おはようございます。定足数に達していますから、これより本日の会議を開きます。本日の議事日程につきまして、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告願います。議会運営委員会委員長。 ◆14番(梶原豊樹君)  おはようございます。議会運営委員会を開き、本日の議事日程について協議を行いましたので、その結果をご報告申し上げます。 本日の議事日程は、日程第1として、議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。 日程第2として、今定例会に請願4件が提出されていますので、これを一括上程し、委員会付託を行って、散会といたします。なお、議案並びに請願の委員会付託につきましては、別紙、お手元に配付いたしております、付託事案一覧表のとおり、各常任委員会に審査付託することといたします。 また、決議、意見書の提出は、明日、午後5時までといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第1 議案に対する質疑、議案の委員会付託 ○議長(亀田國夫君)  報告は終わりました。報告のとおりご了承願います。 日程第1 議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。今定例会に上程された、市長提出に係る議案第1号から議案第34号までの計34件を一括上程し、議題といたします。 これより議案に対する質疑を行います。 はじめに、議案第1号について、德永克子議員、及び横溝千賀子議員より、発言通告があっていますので、順次、発言を許します。はじめに、德永克子議員。 ◆23番(德永克子君)  それでは議案第1号についての質問を行いますが、まず、第6条、管理監督者の責務というのがあります。管理監督者というのは、第2条に規定をされているように、いわゆる職員の中から決められたものですね。これまでの中で、管理監督者としての責務をきちんとすべきだということは勿論なんですが、では、この管理監督者自身がどうなのかという問題、これまでの例を見ても、そういうことが問われるんではないかと思います。それで、管理監督者が、この責務をきちんと全うするために、どのようなことをしようとしているのか。その担保は何なのかということが1点です。 次に、第7条ですけれども、任命権者の責務の中で、行橋市職員倫理審査会に報告をするということになっていますけれども、禁止されている行為を行った疑いがあると思料する場合なんですね。この疑いがあると思料するという中身がどういうものなのか。また、これをどういうふうにして情報収集をするのか。それから職員の報告義務があると思うんですが、職員の報告義務は、完全実施、どうしたらこれができるのか。 実は、政治倫理条例もいろいろなものがあった場合は、報告しなければならないということになっていますけれども、実際にできてこなかったわけです。それで、完全実施をする担保をどのようにするのかということを含めて、2点目です。 それから、次に、第13条のところにありますが、不当行為者への警告ということですが、まず、警告を行って、第2項として、厳正な措置を講ずる必要があると認めるときは、公表、その他必要な措置を講ずるとなっていますけれども、では、その警告の段階のところでは、どのように公表をするのかどうか、どういうふうにするのか。それから、また、その次の第2項に出てくる公表の仕方、それはどのようにするのか、それを明らかにして頂きたいと思います。 全般に、この議案そのものについてなんですが、勿論、この条例が悪いというわけじゃないし、必要だと思うんですが、大原則は、やはり市民への公開というのが原則だと。そういう中で、これを完全実施するということだと思いますので、市民への公開の原則をどのように実施していくのか、明らかにして頂きたいと思います。 なお、規則の案も作られているでしょうから、具体的な形のものを見ないと、この条例が本当に実施されるかどうかというものについて、ちょっと疑問というか困難さがあると思いますので、規則案は、1日も早く提示をして頂きたいと思います。以上の質問です。 ○議長(亀田國夫君)  総務部長。 ◎総務部長(佐村輝男君)  それでは、德永議員の質疑にお答えいたします。第1点目の管理監督者への指導・教育と言いますか、第6条の部分では、管理監督者というのは、課長補佐以上職員を指しておりまして、第7条にも規定しておりますが、管理監督者を含む全職員に対して研修を実施する。平成20年度の研修計画の中にも、公務員倫理研修というカリキュラムを入れておりますので、こういう研修で徹底していきたいと考えております。 それから、2点目、3点目の第7条、倫理審査会の報告、情報収集というところであります。議員ご指摘のように、職員が禁止されている行為を行った疑いがある思料する場合の、思料する場合という部分の指摘でございます。これにつきましては、まず、当事者である職員から事情聴取を行います。次に、必要に応じて関係者等から事情聴取を行う。これによって、確かな情報収集に努めたいと考えております。 それで、倫理審査会への報告でございますが、規則の中に様式2号というのがございまして、任命権者審査会会長に報告するようにしております。内容につきましては、禁止行為があったのかどうなのかという有無、それから日時がどうだったのか。利害関係者についてはどうなのかというようなことの報告をするようになっております。 それから、職員の報告義務第8条の関係でございますが、この完全実施の担保はという部分であります。これにつきましては、報告しないことに伴う処分等の担保というのは、設けてございませんけども、この条例の中に、相談若しくは報告しやすいように、倫理監督者を置くように定めております。 それからまた、規則第8条の中で、管理監督者への相談を定めておりまして、報告しやすいような状況をつくっておると考えております。これにつきましても、今後、研修・指導の中で徹底して、実効性のあるものにしていきたいと考えております。 4点目の第13条の警告に関する公表という部分ですが、市民への公開が原則で、どう実施するのかということであります。条例の規定どおり不法行為者に対しては、警告を行うこととしております。その中でも、厳正な措置を講ずる必要があると認めるとき、特に悪質な要求等を想定しておりますが、そういうときは、市民への公表、その他必要な措置を講じることができるとしております。従いまして、公表するにあたりましては、市報等を通じて行うことを、今、考えておるところでございます。 最後の規則の提出につきましては、早急に提出させて頂きます。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  德永議員。 ◆23番(德永克子君)  中身そのものについては、たぶん、そういうふうになるだろうとは私も思うんですね。ただ、本当にこれが実行されるかどうかというのが、一番の問題なんです。それを実行させるためには、やはり市民に本当に公開をする。公開というのは、いちいち全てを全部言いなさいということではなくて、市民の意見を聴きながら、市民の中に全てが明らかになれるような状況をいつでもつくっておくということと、それから一番の最大は、私は市長の姿勢にかかってきているのではないかと思います。これを本当に実行するため、これはこれだけではなくて、政治倫理条例と両方噛み合って活きてくるものだと思いますので、政治倫理条例についても、実際やらなければならないことができていない部分、結構あると思いますので、それと併せて、本当に実効あるものにするようにすることを、市長の口から、どういうふうなものを持っているのか、それを明らかにして頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員の職員の倫理条例に関する、幾つかのご質問を頂きました。おっしゃるとおりだと思います。今回の事件も含めまして、まずは公務員として市民のために働くという、そして常に公平公正で、しっかりとしたことをやっていく、あるいは自らを律していくというのは、一番の基本ですから、そのことをもう1回、職員全員が自覚をして、市民の皆さんのためにしっかり働いてもらうという、そういう体制をつくっていきたいと思います。その中で、まずは、私、あるいは4役等々、一番の責任ある者が自らの身を律して、そしてそれを範として、職員に対してきちっと指導していくというのが大事だと思っています。職員倫理条例の議決を頂いた後、懸命に職員全体に対して、そういう指導を強化していきたいと思います。市民に本当に信頼される行橋市の職員としてのあるべき姿を、しっかり全員が持てるように、努力をしていきたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  德永議員。 ◆23番(德永克子君)  政治倫理条例と、私は対のものだと思うんですよ、職員の倫理をするというのは。市民への責任であるし、その他の責務を決めている政治倫理条例。両方ができなかったら、これは成り立たないと思うんです。その点については、どうなんですか。 ○議長(亀田國夫君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  政治倫理条例については、本会議でもご答弁申し上げましたけども、私たちがしっかりその倫理を持って努力をすべきだということを規定されております。関係者の方々も沢山居られますけども、やはり特に市の行政をお預かりする者としては、まずは政治倫理条例に規定されたものをしっかり守って、市民の皆さんの負託に応える、その気持ちをしっかり踏まえながら、もう1歩、今度は職員全体に対する倫理をしっかり徹底をするように努力する。おっしゃるとおりだと思いますから、その政治倫理条例を私たちが守るということを大原則として、この条例の徹底に努めていきたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  次に、横溝千賀子議員。 ◆5番(横溝千賀子君)  私、ちょっと急いで来て、肝心の資料を忘れて来てしまったものですから、誠に失礼でございますが、条例の1つひとつについて、何条のことだったかというのは、ちょっと定かでないところもありますが、含めてお尋ねしたいと思います。 まず、私は条例だとか規則だとか、どんなに作っても抜け穴があってはならないと思います。そして、その条例や規則が出来上がった段階で、安心して、これでよしということには、まずならないし、それがスタートだろうと思います。如何なる場合があっても、市民の側から供与、贈与を受けるということはあってはならないというのが、行政を預かる公務員の市民全体への奉仕者としての立場だろうと思います。 そういう点でお尋ねしたいんですが、贈与5000円という額の上限がございますね。この部分について、この5000円という金額の、まず妥当性をお尋ねしたいと思います。 それから、領収書の関係ですが、それは5年間ということの条文がありますね。そのことについても妥当性をお伺いしたい。まずその点をお尋ねいたします。 ○議長(亀田國夫君)  総務部長。 ◎総務部長(佐村輝男君)  横溝議員のご質疑に、お答えさせて頂きますが、条例10条に、贈与等の報告というものが書いております。ただ、この条例10条につきましては、利害関係者以外の事業者というのが前提でありまして、それにつきましては5000円という報告のことをうたっていることの説明でありますが、この条例策定にあたりまして、既に制定済の団体を参考にいたしました。この贈与等の報告について規定している団体は少のうございまして、規定を設けている団体につきましては、参考団体全て5000円としていたことから、本市も同様な金額としたところでございます。また、本市における研修講師等の謝礼基準というのがありますが、それは、1時間の謝礼ということで、下限が5000円としていることからも、この5000円が妥当な金額であるという判断で、5000円という規定にさせて頂きました。 それから、11条の保存年限5年という部分でありますが、贈与等報告書の保存年限5年につきましては、市の文書保存年限基準というのがございます。申請や届出、通知、進達、副申等に関する文書は、5年間が保存期限となっていますので、それに準じて5年とさせて頂いたところでございます。以上です。
    ○議長(亀田國夫君)  横溝議員。 ◆5番(横溝千賀子君)  それぞれ5000円、5年の根拠、ご説明頂いたところですが、基本的には、一切貰ってはならないということを、私はきちっとした方が良いのではないかと思います。と申しますのは、5000円という金額ですが、今日、よその市町村、自治体が5000円であったとしても、その5000円そのものが本当に良い数字なのかどうなのかということだと思うんです。例えば、基本は全体の奉仕者である限りは、まず頂かないということ。しかしそれをもっても、なお且つ、やむを得ないというときには、交通費ぐらいという規定、そういった基準を私は持ってほしい、それが公務員としての立場だろうと思います。 利害関係があるとかないとかに関わらず、公務員は一切駄目なんだという行橋市のスタンス、私は、これを持ってほしいと思います。そうしない限り、こういう表現は非常に失礼だと思いますが、連綿と続く職員に対する市民の不信感、こういった贈与関係に関する不信感は払拭できる段階にはないと思います。ですから、行橋市としては、どの自治体にも先駆けて、厳しい、もっと金額を下げた形のものをお願いしたいということを検討してもらえないだろうかとお願い申し上げるわけです。それはまた委員会等もございますので、そこでご議論をお願いしたいと思います。 それからもう1つ、謝礼基準が5000円ですね、従って、この5000円の謝礼基準についても、今申したことを基準に、私は再考をお願い申し上げたいと思います。 それからもう1つ、報告書の5年ということですが、基本が厳しくあれば、報告のことだとか、あるいはいろいろ倫理規定に係るか係らないか、抵触するかしないかということについての議論も必要のないことでございますので、私はそういうふうにして、まず5000円、5年という数字にこだわるようでありますが、もっと厳しい形を取ってもらう。そして行橋市の姿勢を示してもらいたい。そして、今日、行橋市民が負っている不名誉な立場を払拭できる、そういう姿勢を、私は市長に強くお願い申し上げたい。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  横溝議員の職員の倫理条例に関するご意見、しっかりと承りました。今回、職員倫理条例として提案申し上げていますので、委員会等でも、いろんなご審議があると思いますが、今、頂きましたものについて、即、ここで私たちが変えることはできませんが、今の職員に対する市民の皆さんの信頼を回復するためには、どうすれば良いか、あるいは現在の社会状勢の中で、どうあるべきかということについては、再度、議論はしていきたいと思います。今回の議会に提案させて頂いていますので、議員の皆さんからも、いろんなご意見を頂いた中で、最終的には、この方針を出していくべきだと思っておりますけど、当面は、先程言いましたように、他の自治体を参考にさせて頂いたという状況で提案申し上げていますので、それでご議論頂いて、しかし、今おっしゃった職員に対する市民の皆さんの不信感を含めて、どういうふうにして、その不信感を払拭できるかということについては、いろんなところから提案頂いていますし、意見も頂いています。それを踏まえながら、努力をしていきたいと思っています。一応、今回については、こういう提案をさせて頂いていますが、そのお気持ちは、しっかり頂いておきます。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  次に、議案第3号について、德永克子議員より、発言通告があっていますので、発言を許します。德永克子議員。 ◆23番(德永克子君)  景観まちづくり条例なんですが、この景観まちづくりの計画というものは、この中にどういう人たちが該当するか、いろいろ読みますと、第6条のところで、この景観計画の提案を行うことができる者ということで、幾つかのものを提示しておりますけれども、まず業者の人たち、それから関係する土地の所有者の人たち、それからその他の団体になっているんですね。例えば景観をどのようにするかという、施設を建てる場合の公的なものもあるわけですけれども、景観というのは、私は全ての市民が持っている権利だと思うんですよ。今、想定できるもの以上に、将来にわたっては、どのような環境を守っていくかとか、景観をどのようにしていくかというのが、非常に重要な問題になってくると思いますが、そのときに、直接関係している者だけが計画を述べることができるというふうに規定して良いんだろうかなということを強く思います。 例えば、土地を所有していない、それから少し離れている、しかしその人にとっては、例えば建物が建てられたときに、景観が非常に、その人にとっての権利を阻害されるという問題も出てくると思います。それで、余りにこの計画を作るものを規定し過ぎるのはどうなのかなという考えから質問をするんですが、やはり全ての市民にとって、どういう計画がされていくかというのが非常に重要ですので、市民への公開をどのようにしようとしているのか。それから、計画について、一般の市民の人たちが、どのような意見を述べる場を保障していくということが非常に重要だと思いますので、それをどうするのか。また、第5条の5項に土地所有者等と出てくる、この等を、やはり広げていく必要があるだろうと思いますが、それをどのように考えているのか、その点について、お答え下さい。 ○議長(亀田國夫君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(井上義孝君)  德永議員の質問にお答えいたします。まず、市民への公開は、どのように実施するのかということですが、この条例につきましては、施行日を10月1日としております。その間に、市のホームページや市報において、掲載しようと考えています。また、パンフレットを作成する予定ですので、各公民館や市役所の窓口に置いて、市民への周知を図っていきたいと考えております。 また2点目の景観計画の提案ですが、一般市民の方からの分はどうなるのかということですが、確かに6条の5項において、提案できる者については、団体という形になっております。しかし、この景観の変更については、一応、審議会を設置するようにしておりますが、その中で、また再度、検討することもできると考えています。 また、第6条の第5項の法第11条の第1項とありますが、第11条につきましては、住民からの提案という形になっておりまして、第1項については、ある程度の面積があれば、1人でも、また数人でも提案できるという条例になっております。個人1人から隣接者、付近の方からの提案があるとすれば、今後、審議会を設置いたしますので、その中で審議した中で、条例改正とか、そういう形が可能ではないかと考えております。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  次に、議案第24号について、德永克子議員、大川義彦議員、城戸好光議員、及び林利門議員より、発言通告があっていますので、順次発言を許します。はじめに德永克子議員。 ◆23番(德永克子君)  最初に、これは施政方針で市長が述べた中に、特別会計への繰出し、一部事務組合負担金の増が市財政の圧迫をしていると書かれておりますので、この圧迫の状況がどういうものかという点について、お答え頂きたいと思います。 それから、それ以外については、資料要求をいたします。同和事業の一覧、次に事業の中止、大きく減額となった事業の一覧、また新規事業の一覧、それから市民税個人について、過去5年間、様々な点で増税になっていると思いますので、その増と減と、その理由を述べて頂きたいということ。それから、団体補助金・負担金一覧、これは減らすと言われておりますので、前年と本年度との比較をはっきりさせて頂きたいと思います。 それから、市民の様々な負担について、いわゆる市民負担調べを出して頂きたいと思います。前年との比較でどうなっているのか、お願いします。 ○議長(亀田國夫君)  総務部長。 ◎総務部長(佐村輝男君)  それでは、特別会計や一部事務組合の負担金、いわゆる繰出すお金が一般会計にどういう影響をしているかという部分の問題でありますが、まず、特別会計の繰出金ですが、9会計ございまして、平成19年度が21億9300万円強で、20年度は22億7900万円ということで、8553万9000円の増額となっています。 続きまして、一部事務組合の負担金ですが、2組合の負担金でございます。19年度が9億7000万円、20年度が9億4300万円ということで、この負担金につきましては、2728万2000円の減額となっております。従いまして、この繰出金・負担金等で、約6000万円の財政負担が一般会計に入りますということでございます。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  德永議員。 ◆23番(德永克子君)  それも資料で、後、数字的にはお願いします。 ○議長(亀田國夫君)  次に、大川義彦議員。 ◆13番(大川義彦君)  2点について、歳出の関係で、4款2項清掃費の関係でお尋ねしたいと思います。3目に、し尿処理費で、前年度比較で667万9000円が計上されております。この中身を見ると、前年度に比べて増えているのが、し尿収集運搬委託料だと思います。一般的に考えましたら、公共下水道、それから椿市の農業集落排水事業等で減るということではあると思うんですが、それがどうして増額になるのか教えて頂きたい。 それから、同じく4目の中で、委託料で音無苑包括的管理委託料ということで、今年度、初めて名前が計上されております。前年度は運転管理委託ということで、3800万円くらいの計上だったと思うんですが、今回は、包括的管理委託料ということで6100万円計上されております。この内容について、教えて頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  市民部長。 ◎市民部長(沼口宣寛君)  大川議員の質問にお答えいたします。まず、音無苑の関係ですが、これは行政改革の一環として、当課においては、いろんな委託料、それから事業の見直し等を非常に強く行っております。その中で施設整備費の音無苑でありますが、現在、運転管理一部委託を九州重環オペレーションというところにしておりますが、その中で、職員が4名、それと嘱託職員含めて3名の職員、計7名の職員が居りますが、それを一応全て引き上げるという形の中で、運転管理業務を全て九州重環オペレーションに委託するということであります。包括的と申し上げますと、それは運転管理のほかに施設管理を含めます。それと苑内の草刈等々、全て管理を業者に委託するということで、行革の中の一環として、業者に対する負担が、職員に見合う分の人数が多少増えております。その関係で委託料が増えたということであります。 それから、収集運搬が増えていることですが、収集運搬の委託料の算定が12月議会でも補正で多少上乗せになりましたが、前年度の収集量によって算定いたします。だから、19年度の場合は18年度で見ているわけですが、19年度はなぜ増えたかと申しますと、12月議会でも申し上げましたが、例えば、椿市の集落排水事業が4月当初予定だったのが9月ということで、それだけの見込み違いがあったということで増えておる。いろんな背景がございますが、前年度の収集量によって当初予算を組むものですから、そこで確実な数字というのは出てきません。そういう状況の中で、20年度については、19年度の分が上がってきますので、そういった関係です。 20年度につきましては、多少、制度が1月から変わっております。1月が減りまして、2月、3月と、ちょっと推移を見ないと、どういう状況か分かりませんが、それは3月中には、業者とまた詰めるようになっています。一応、当初予算で、前年度実績という形で出させて頂いておるという状況であります。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  大川議員。 ◆13番(大川義彦君)  4目の包括的管理費委託で、修理費関係が、これは前年度より上がっているような気がしたんですが、これはこういうのも含まれるんですか。 ○議長(亀田國夫君)  市民部長。 ◎市民部長(沼口宣寛君)  修繕料も750万円ぐらい組んでおります。その中に含まれております。包括的管理の中に含まれているという考え方です。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  次に、城戸好光議員。 ◆10番(城戸好光君)  それでは、議案第24号平成20年度一般会計予算の中で、先の施政方針で、市長は一般競争入札の導入において、一元化という言葉を使いました。この一元化について、予算書をめくりましたが、いわゆる今までは指名委員会、部長を中心とした副市長がトップの指名委員会、その中で、部長等々が素案を作りながら、指名委員会にかけてきて、素案を基に決定してきたという流れできたわけであります。今、その中で、契約検査室という課がございますが、この一元化にすることによって、私は、この課に大きな負荷がかかるんじゃないかと思っています。これは、また総務委員会等々で、職員の配置等々、たぶん説明があろうかと思いますが、その点、大まかでよございますので、その負荷がかかることを、どういうふうにしようとしているのかを、まず1点お聞きしたいと思います。 2点目は、残念ながら一連の不祥事のもと、こういう競争入札の導入ということで、県との比較、県は現在5000万円ですね。県も4月から1000万円ということでありますが、私は、県と福岡県全体の工事の発注、その一自治体である行橋市が、県が1000万円にするから市も1000万円という、ただ県がするから行橋市もやろうというのは、少し甘い。と言いますのは、金額的にも規模が全く違うわけです。1000万円以上と言えども、県の場合は8000万円、1億円の工事が数え切れないほど出る。行橋市の場合、1000万円以上と言いますが、では5000万円以上、3000万円以上の仕事が年間何件あるのかということになりますと、私は、1000万円は如何なものかという考えでありますが、この1000万円に至った経過をお聞かせ願いたい。 3点目は、私も八並市長が、平成10年、この行橋市の助役として就任してまいりました。その当時から、この入札制度については、再三、質問をしてまいりました。しかし、残念ながら、この事件が起こるまで、いわゆるペーペーカンパニー、また施工能力のない業者等々の排除を強く求めてきましたが、そういうペーパーカンパニー、いわゆる施工能力のない業者を排除した形跡は、私には残念ながら見えません。そういう議論をなされたのかどうか、お聞きいたします。 最後に、同じようなことですけども、今、議会の議決を求める工事は1億5000万円ですね。もう皆さん、同僚の議員、この議会の議決を求める議案、あっても年に1度か2度です。やはり、この1000万円という数字を決める中で、議会の議決を求める、いわゆる議会制民主主義の中で、格差、いわゆる議会の議決は1億5000万円、これは条例ですから、条例改正すれば済むと言えば、それで終わるんですが、現行が、1億5000万円以上が議決が要るという中での議論もなされたのかも重ねてお尋ねしたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  城戸議員のご質問に、お答え申し上げます。まず、一元管理の中で、契約検査課に大きく負担がかかるのではないかというご指摘でございます。議員ご承知のとおり、当市におきます現在の建設工事の発注の流れは、指名競争入札におきましては、まず、事業の予算を持っている担当課が設計積算を行い、予算執行事前伺いの決裁の後、担当課が業者選考委員会に指名業者の選考依頼を行っております。それに基づきまして、契約検査課事務局であります業者選考委員会、いわゆる指名委員会が開かれます。指名業者の選考を実施いたしております。選考結果は、担当課に報告されまして、担当課が指名業者に指名通知を行います。ご承知のとおりであります。その後の入札、契約、あるいは着工確認、工事の監督、竣工確認、竣工検査、支出命令書の作成まで、全て担当課が行っております。このように、現在では、指名競争入札が大部分を占めるために、建設工事の発注事務は、指名競争入札の選定を別にして、それぞれの事業の担当課が行ってきております。 このような体制の中で、それぞれの事業担当課において、独立して入札・契約事務ができるために、市全体としては、1度に多数の入札・契約を執行することができます。しかしその反面、入札契約事務に関する法令の順守とか、市全体としての統一性が保たれにくい、また発注時期が一時期に集中することなどの問題点もございまして、手続きの複雑な一般競争入札の本格導入には適していないと判断しております。また、入札・契約事務従事者が事業担当課ごとに必要なため、人件費が嵩んでるという問題点もございます。 先程ご指摘がありました、当市では、平成20年度から、設計金額1000万円以上の建設工事において、一般競争入札を実施するにあたりまして、それに対応するための入札・契約事務の検討を、いろんな面で行いました。その中で、入札・契約事務の一元管理、つまり入札の実施から契約の締結までを、1つの課において実施する体制にすることが望ましいという結果になったところであります。また、一般競争入札の件数増加に対処するために、建設工事の検査事務につきましても一元管理をすることとなりました。 この件につきましては、福岡県下におきましては、福岡県は勿論ですが、福岡市、北九州市、そして各地域の地方自治体が一元管理体制で、現在、入札・契約事務を行っておりますし、また、行っていない所でも、その方向でいろんな検討を進めていくと聞いています。現在、4月からの新体制に向けまして、急ピッチで準備を進めているところであります。最初にご指摘ございました、確かに1つの課に負荷がかかることは、事実だと思いますが、それをどういうふうにきちんと整理をして、契約検査課として機能を充実するか、そして担当課と連携を密にして、入札がしっかりできるような、そういう体制を敷いていくか、いろんな面で検討を進めておりますけども、今後も、しっかり詰めさせてスタートさせて頂きたいと思います。 次に、1000万円の金額について、県との比較についてのお話もございました。この件につきましては、全国で議論になっておりまして、全国知事会でも相次ぐ公共工事を巡る入札談合事件、あるいは知事が関与したとされる官製談合事件の摘発を受けて、全国知事会公共調達に関するプロジェクトチームを編成いたしました。平成18年12月18日に都道府県の公共調達に関する指針を、これは緊急報告で策定したところでございます。その中で、談合防止する入札制度の改革として、一般競争入札の拡大と指名競争入札の原則廃止、総合評価方式の拡充等を定めまして、一般競争入札につきましては、当面1000万円以上を原則として実施することにいたしております。 それを受けまして、福岡県では、公共調達システム改革推進本部を立ち上げまして、平成19年2月に、福岡県公共調達改革工程表を作成いたしまして、全国知事会の指針に対する福岡県の方針を決定いたしております。全国知事会の会長を福岡県の知事が、今、任務を受けておりますので、その面では、県の中でも非常に厳しく、この作業について指導がいっているようであります。 その中で、談合を防止する入札制度の改革として、一般競争入札は、先程ご指摘ありましたとおり、平成19年度上半期では、5000万円以上で試行実施をいたしました。平成19年度下半期以降では、5000万円以上で全件を実施し、全て総合評価方式で行うものとしてきております。1000万円以上への拡大の時期につきましては、平成19年度の実施状況を見ながら、時期を決定することとしているようであります。 現在、福岡県では、この上半期の5000万円以上の件数は、約100件の一般競争入札を総合評価方式にて実施をいたしております。下半期では、工程表どおり5000万円以上において実施しているとのことであります。また1000万円以上への拡大につきましては、福岡県全体で1000万円以上が2000件を超えますために、体制の整備を含め、平成19年度の実施結果を見ながら、時期を検討していくと聞いています。 また、全国知事会の指針では、市町村に対しましても、同様の入札制度の改革を訴えるとありまして、福岡県も県下の市町村に対しまして、一般競争入札の拡大、総合評価方式の導入を積極的に勧めてきております。そういう状況の中で、当市では、実施件数等を検討いたしました結果、平成20年度より、全国知事会の指針、勧告どおりに1000万円以上の建設工事に対しまして、一般競争入札を実施することにいたしました。また、この一般競争入札の拡大に伴いまして、入札・契約事務を契約検査課におきまして、先程言いましたとおり、一元管理をいたしまして、法令順守の徹底とか、事務の効率化を図ることといたしております。なお、総合評価方式につきましては、一般競争入札拡大の実施状況を見ながら、導入を検討してまいりたいと考えております。 次に、地方自治法に基づきまして、現在、議会に提案申し上げ、議会で審議をして決定を頂いています契約の件でございます。地方自治法96条の1の5、その種類及び金額について政令で定める基準に伴いまして、条例で定める内容につきましては、これは議員がご指摘になったとおりであります。この中で、施行令121条の2に基づきまして、工事又は製造の請負、指定都市を除く市につきましては、1億5000万円、条例で1億5000万円とうたっているところでございます。これにつきましては、今回は、これを変更する予定といたしておりません。議会の議決に付すべき契約及び財産の取得及び処分に関する条例に基づきまして、現在、1億5000万円ということで、これについては、いろんな検討も重ねたようですけど、私にも話がございましたが、今までどおりいくべきだと決定しているところでございます。 次に、今日まで、議員からいろんな面でご指摘頂きました。ペーパー業者も含めまして、全体の業界の見直しをして、厳しく対応すべきではないかというお話を頂いています。何度か、いろんな業者の調査等を行わせてまいりましたが、今日まで、その件について、1人ひとりの業者に対して対応ができていないことは、ご指摘のとおりであります。今回のこの契約の流れ、入札の状況、それから条例にうたいました、いろんなものを含めまして、ご指摘頂いたことにつきましては、もっともっと厳しく、しっかり中身を煮詰め直して対応していきたいと思っています。今日まで、そのことができていないことについては、お許しを頂きたいと存じますが、一般的に言われているペーパー業者、そういう方々については、担当部ともいろんな相談等をいたし、意見交換をいたしていますけど、今日まで実施ができておりません。そのことについては、これからも厳しく煮詰め直しをしていきたいと思っています。 ちなみに、この地域で、先程言いました一般競争入札の関係で、1000万円以下の自治体は2つございます。お隣の豊前市と、それから遠くですが大川市、ここについては、1000万円以下、500万円以上について一般競争入札ということをしている所もございます。しかし、行橋市としては、一般競争入札につきましては、県知事会の要請あるいは勧告どおりに1000万円とさせて頂いています。そういう状況で、今回、提案をしているところでございます。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  城戸議員。 ◆10番(城戸好光君)  まさに執行権者の答弁で、私は、もうちょっと中身の濃い答弁が欲しかったと思います。と申しますのは、何度も繰り返すのはいやなんですが、昨年9月、談合が発覚いたしまして、残念ながら市の係長までが懲戒免職という、この時期において、執行権者、いわゆる市長をトップとする指名委員会、指名委員会のトップは副市長でございますが、最高責任者は市長なんですね。同僚の議員からも一般質問で、入札のことについて、市長あなたは、最高責任者なんですというような質問があっておりました。 私が危惧するのは、いわゆる1000万円以上、例を言いますと、談合事件のあった下水道の開削、上から掘っていく分ですね。やはり地盤の良い所、悪い所、場所によって状況が変わってはくるんですが、開削工事にしても下水道工事、また行事に走りますが、1000万円以上はかなり出てくると思います。その中で、皆さん、この行橋市に事業所を構えて住まいを構えて、事業税等々の税金を払った業者が、この地で一生懸命頑張って家族を養っていこう、よし、この地から大きくなって県のA級を目指そう、Aを目指そうという方も居るわけですね。その中で、新聞報道によりますと、公告して20社から30社ということでありますが、30社という数字になれば、私は行橋市制限付と言いますけども、これは行橋市内に限定したときに、A・Bの業者が交代で、また常に参加できる仕組みが出来上がるんじゃないか。ということは、一般質問でも出ておりましたが、いわゆる競争、市が工事の単価を公表して、それを競い合って、工事をどうしても受注したいということになると、業界言葉で言う、叩き合いがますます激化するんではないか。 私は、こういう事件があった行橋市だからこそ、今、市長がおっしゃいましたように、都道府県、各市町村の流れがこうであるというのも理解はしていますが、行橋市が主体性をもって、皆さんからお預かりした税金を執行する上において、責任を持って指名を組む方が、この業界のためにもなるし、そういう叩き合いをして会社が倒産するというような状況を見るよりも、しっかりとしたマニュアルを作って、談合した業者が、今後、一切指名に入れないんだというような手厳しい手法を取る。 ここに記事を持っていますが、3億円から1000万円以上拡大、行橋市1000万円以上は一般競争入札、これは市民には確かに受けますよね。しかし、私も建設業をやっていますが、皆さんの税金を使う公共工事において、事件があって行橋市民から不信感を買っている中で、執行権者、トップの市長をはじめ、私はこれからは変わってくるなと思った。ところが、施政方針で1000万円以上は一般競争入札だということは、悪い言い方をすれば、執行権の放棄に近い。もし私であれば、市民の信頼を得るために、責任を持って指名を組む。その中で先程来、質問が出ていましたが、職員の倫理条例を作るよりも、私はここに力を入れてほしかった。職員は、私はモラルを持っていると思いますよ。しかし、世の流れとして、世間に認めて貰うためには、一部の職員が起こしたことにより、職員全体が、こういう職員倫理条例を作らなければいけないということを踏まえて、私は一般競争入札にパッと逃げたという言い方は、大変失礼な言い方かと思いますが、非常に残念に思っています。 また、先程言いましたように、助役時代、現実として、市長は指名委員会のトップとして活躍したんでございますから、いわゆる入札という制度がどういうことだということは、私よりもはるかに詳しい方だと思っています。残念ながら、先程も言いましたが、先の談合事件において、建設法違反等々で、いわゆる廃業せざるを得ない業者が、多数、行橋市内に出ました。本当に残念だと思っています。全国的な流れ、福岡県下の流れとしては致し方ない。しかし、こういう時期だからこそ、私はせめて2000万円ぐらいまでは、執行権者、裁量権を持ったあなたたちが、きちっとした指名を組んで、厳しいマニュアルを作っていった方が、あっ、行橋は違うなと、私は認められると思うんですが、その点、市長のご見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  城戸議員のご指摘、幾つかございました。今回、いろんな検討を重ねて一般競争入札に踏み切った、その背景は、ご存知のとおりであります。いろんな捜査も入りましたけども、まさに議員もご指摘にあった指名競争入札のあり方そのものが、談合という事件を生んだのではないかという厳しいご指摘もあっております。そういう中で、しかし、この地域で懸命に頑張っておられる業者に対して、どういう発注の仕方をしていくかということも含めて、相当な議論を重ねてきました。議員からご指摘頂いた2000万円について、3000万円から2000万円に落とすか、あるいはどこまで持っていくかという議論もございましたが、やはりまさに行政がらみで談合事件を発生させたんではないかという、そういう厳しいご指摘も頂いた中で、行政としてのあり方、あるいは発注の仕方について、懸命な議論を重ねてまいりました。その中で、最終的に1000万円に踏み切らざるを得ないということで、今回の入札制度になったところであります。 議会の皆さん方からも、この地域のいろんな状況を踏まえた上で、しかし透明性・公正性をするためには一般競争入札に踏み切れという、いろんなご意見も頂きました。そういうものもしっかり踏まえまして、今回の制度の改正に踏み切ったところでございます。 まずは、これをしっかり実施をしていく中で、しかし、一方で、この地域の業界の方々がしっかり位置付いてしていけるような、そういう対応もするのが私たちの任務ですから、それらお互いに、いろんなものをやっていきながら、どういうふうに将来していけば良いのかというものについては、これから、またいろんな状況を踏まえて検討いたしたいと思いますが、当面は、これまでのいろんな経過を踏まえて、様々な事件等も踏まえながら、あるいは全国知事会、全県の状況等を踏まえて、1000万円まで指名競争入札については、落としまして、一般競争入札にするという状況に踏み切りました。 議員から頂きました、いろんなご意見については、これからも十分私たちも肝の中に入れながら、制度の改革については、これからもいろんな面で議論を深めていきたいと思っています。今回については、この制度で行っていかせて頂きたいと思っております。 ○議長(亀田國夫君)  城戸議員。 ◆10番(城戸好光君)  市長の力強い言葉がありましたので、是非、もう不正が2度と起こらないように、頑張ってやっていってほしいと思います。 もう1点だけ、制限付と言われますが、その制限は、あくまでもパーセントで言えば、行橋市内の業者が高いということであると、私は、この制限という言葉を、行橋市内の方を優先ですよというふうに私は取っているんですが、行橋市内でできない仕事もあろうかと思いますし、結構技術の要る仕事もあろうかと思いますが、また委員会等々で、制限付とは如何なものかという質問がございましょうが、この制限付について、できたら今日はもうよございますので、また立話でもして、きちっと考え方を教えてほしいと思います。是非、今、市長が強い決意を述べられましたので、二度と不祥事の起きないことを願って、私の質疑を終わります。 ○議長(亀田國夫君)  次に、林利門議員。 ◆9番(林利門君)  議案第24号の、まず4款1項2目の保健指導費の中で、前年度に比較すると3400万円の減額がされています。この減額は、どういった理由でしょうか。金額が大きいだけに教えてほしいのですが。 ○議長(亀田國夫君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山崎好範君)  林議員の質疑にお答えいます。4款1項2目の約3400万円でございますが、議会に提案しております国民健康保険条例改正に伴いまして、4款1項2目から国民健康保険特別会計の8款2項1目へ変更のための減でございます。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  林議員。 ◆9番(林利門君)  この中で、13節に4680万円減額になっていますね。委託料、これとは全く関係ないんでしょうか。 ○議長(亀田國夫君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山崎好範君)  お答えいたします。これは、基本検診のみ、国民健康保険特別会計に移行しまして、後のインフルエンザとか予防接種等はそのまま残っております。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  林議員。 ◆9番(林利門君)  基本検診がこれだけ減額された理由には、いろいろあると思いますが、中身を教えて下さい。 ○議長(亀田國夫君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山崎好範君)  減額じゃなくて、私の説明がちょっとおかしかったかと思いますが、国民健康保険特別会計の方に、税改正により移行したということです。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  次に、議案第27号について、大川義彦議員より、発言通告があっていますので、発言を許します。大川義彦議員。 ◆13番(大川義彦君)  1つ、お尋ねいたします。実は、18年度決算で、この新築資金の滞納金額が3億9000万円ぐらいあったと私は記憶しているんですが、こういう中で、1つは、公職にある人たちが滞納しておるのではないかという噂を耳にしたということで、問い掛けがあったんですが、そういうことはないと思うんですが、その辺について、どうなのか、明らかにして頂きたいと思います。 併せて、資料なんですが、滞納の要因別と金額、人数も含めて、それは資料で結構ですので、出して頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(井上義孝君)  大川議員の質問にお答えします。まず、1点目の公職者の滞納があるのではないかという質問でありますが、数名居ます。それと滞納の調書については、後ほど、資料として提出したいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  大川議員。 ◆13番(大川義彦君)  公職の人は一般的な個人情報の関係では当てはまらないと思うんですが、何人なんですか、具体的に教えて頂きたいと思います。どういう公職に就いているのか明らかになれば、教えて下さい。 ○議長(亀田國夫君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(井上義孝君)  お答えします。人数につきましては4名であります。また、職業と名前等につきましては、プライバシーの問題があるかと思いますので、回答は控えさせて頂きますので、ご理解をお願いします。 ○議長(亀田國夫君)  大川議員。 ◆13番(大川義彦君)  先程も言いましたけども、公職にある人たちについては、プライバシーは当てはまらないと思うんですよ。となれば、名前はいいですけれど、どういう公職に就いておられるのかぐらいは、明らかにすべきだと思います。公職というのは、政治倫理条例含めてなっていますから、私たちも、資産報告含めて、その対象になっていますし、そういう点では、どういう内容の公職なのか。名前は、今日は聞きませんが、教えて頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(井上義孝君)  お答えいたします。名前は言われませんけども、職業に対していいのではないかということですが、大きく言えば公務員ということであります。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  次に、議案第34号について、鳥井田幸生議員より発言通告があっていますので、発言を許します。鳥井田幸生議員。 ◆2番(鳥井田幸生君)  それでは、議案第34号について、質問したいと思います。水道事業の健全化ということで、3年前に一般会計から7200万円を繰り入れ、そして料金改定増を、およそ13%という形でやったわけですね。そして、翌年から7500万円、さらに7500万円、そして20年度の当初予算を見ますと、これが5000万円に減額されています。この5000万円の中身については、事前に私も説明は聞いていますが、都合5年間で、後2年間、7500万円、7500万円を5000万円ずつ3年に分けて、今の財政が厳しいから、どうかそのようにという説明は聞いております。 それを踏まえまして、後、当然、今年度組みまして、3年間、5000万円ずつを入れていくと思いますが、それを入れた後、どうしていくのか。一般会計からの繰り入れ、それを踏まえまして、一応、今の収益的収支に対しては、一定の改善ができて、黒字化が今、できております。しかし、資本的収支の分が、これがかなり危機的状況になっております。だから、その分を併せて市長の考え方、資本的収支の改善の方法をお聞きします。 ○議長(亀田國夫君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  鳥井田議員から水道事業に関係いたしまして、資本的収支の改善策、あるいは現状についてのご質問がございました。ご承知のとおり、平成20年度予算では、収益的収支は、約2億2000万円の黒字を予定いたしています。しかし、一方で、資本的収支は、第4次拡張事業時に借り入れました起債の償還額が極めて大きく、約4億5000万円不足をいたしております。この不足分を、過年度及び現年度損益勘定留保資金、収益的収支の黒字で補填をする予定でございます。 ご指摘になられました、水道事業の赤字体質から、どうやって脱却するかということで、数年間、いろんな検討を重ねてくる中で、平成17年6月に料金改定をご承認頂きました。そして、市民の皆さんに負担をお願いしてきたところでございます。また、平成17年度から22年度までの期限付きでありますが、先程のご質問にありましたとおり、一般会計からの繰り入れを行なっております。そして、20年度から浄水場の運転管理や検針、収納、窓口業務の民間委託を実施いたします。効率的な運営に取り組んでまいりたいと考えています。さらに、平成19年度、本年度から第4次拡張事業時に高利率で借り入れました起債の繰上げ償還を実施いたしまして、収支の改善を図ってまいりたいと考えています。 今後、整備が予定されております活性炭設備、配水池の築造、あるいは老朽施設の更新については、補助事業を活用するなどして、起債償還計画を含めた長期収支計画を策定してまいりたいと思います。また、水道事業のあり方を、主眼的に定期的に経営診断を導入いたしまして、先程のご指摘にございました、一般会計からの繰り入れにつきましては、まずは、これから5000万円お願いいたしておりますが、それを終わった後、どういうふうにするのか、あるいは水道料金が適正かどうかというのは、今後、十分中身を詰めて検討していきたいと思います。今のところは、まずは、この後の3年間で対応させて頂きたいと思っています。 私たちが一番頭を抱えておりますのは、これは議員ご指摘のとおりであります。第4次拡張計画時、昭和60年からずっとございますが、このときに相当に多額な企業債を発行いたしております。これが現在、償還に入っています。この償還が、この数年間、今年、平成19年度で、平成24年ぐらいまでがピークであります。例年、毎年5億円程度償還しなければならないという状況になっています。その後は26年から2億6000万円、あるいは27年度から1億8000万円程度に落ちてまいります。現在の状況では、この第4次拡張計画について、当時7%とか6%で借り入れをいたしました。これは財務省の融資資金とか、あるいは公営企業の金融公庫ですけど、そういうところも当時は7%台の利率でございました。その後、平成に入りましてからは、利率が随分下がってまいりまして、現在では2%程度に下がっていますが、そういう状況の中で、国からの方針もありまして、借り換えをして、低利率のものにしなさいという指導も受けていますので、そこはちゃんと企業債の借り換えを行っていきたいと思いますが、この数年間が非常に厳しい状況でございます。 現在は、いろんな事業を行っておりますけども、一般的には企業債の発行は、1000万円前後でございます。しかし、当時は、14億円を借りたり、あるいは9億円、5億円近い借り入れをした、それが今日の状況になっています。そのことを踏まえまして、しかし水道事業については、資本的収支を黒字にしていくというのが私たちの任務ですので、議員がおっしゃいましたとおり、中身の改善については、しっかり将来を見据えながら、少しでも良い状況になるように努力してまいりたいと思います。繰り返しになりますが、一般会計からの繰り入れについては、今後、数年間お願いいたしますが、その後についても、どういう状況になるかについては、前向きに検討させて頂きたいと思います。現状は、一般会計、非常に厳しいですから、そのことで繰り入れをしていくのは、なかなか難しいかもしれませんが、その状況を見据えながら、水道事業、まさに命の水ですので、この事業については、少しでも改善できるように努力していきたいと思っています。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  鳥井田議員。 ◆2番(鳥井田幸生君)  市長、今の市長の答弁は、全く事務屋の答弁で、私は資本的収支の改善策は、どのように考えているのかと問うたわけです。中身が全くない。いいですか、今年度も2億2100万円あがっていますよ。ところが資本的収支の中で、減価償却費、全くそれで償却されているわけでしょ。本来、そこはないはずなんですよ。これは意味するのは何ですか。適正な価格で水道の供給を行わなかった。要するに13年間値上げもしないで、その付けがそこに回っているわけでしょということです。数十億円あった基金を全部食いつぶして今現在、4億数千万円しか残ってないですよ、資本的収支の分は。だからどうするんですかと、僕は聞いているんです。 水の安定供給、その議論は大事でしょ。ここの基本的な資本的収支の分ができてないと、市民負担増はさらに増えていくんですよ。いいですか。先程言いました活性炭、浄水場に2箇所するだけで5億円弱のお金が要るでしょう。沈殿槽も要るでしょう。さらに言えば29年度からの伊良原ダム、これが完成することによって、さらに負担金の1億3700万円、持ち出しが要りますよ。水は今日・明日、止まるわけではない。行橋市が行橋市としてある以上は、未来永劫に水は必要なんです。そのためにも、今、どういうふうな対策を考えていますかという質問をしたら、全くその答えが出てこない。誰かがするんじゃないんですよ。だから10数年間も、ずっと適正な料金改定も行わないでやった付けが来たわけでしょ。今年度2億2100万円あがっているけど、5000万円の一般会計からの繰り入れを除けたら、実質は1億7000万円しかないんですよ。これで資本的収支の分が、どう改善できるんですか。 さらに、今、市長が言われたように、3年間は5000万円ずつ入れていきましょうと。しかし、その後は考えていない、そういう答弁ですよ。そうであるならば、どうしてこの資本的収支の改善ができるんですか、どこから増えるんですか。あなたが今言ったのは、全部、事務屋の答弁ですよ。市政を担う者の答弁ではない。私はどういう方策を持っているかとういう質問をしているんだから、その質問にきちっと答えて頂きたい。再度お願いします。 ○議長(亀田國夫君) 八並市長。 ◎市長(八並康一君)  鳥井田議員のご指摘、厳しいご指摘も賜りました。まさに私どもも、この資本的収支をどういうふうにするか、本当に頭の痛い問題であります。ただ、一方で、料金改定も平成17年度に、先程ご指摘ありましたとおり、13年振りに、何とか市民の皆さんに負担頂きたいという改定をしたばかりであります。また、一般会計からの繰り入れも、少しでもしていこうということで、ご承認を頂いてきたところであります。これらともう1つ、先程言いました、いろんな借り換えをしながら、今回、借り換えを行いますと、7000万円程度、大体出てくるのではないかという予測をいたしておりますが、そういうものを、いろいろトータルをしながら、少しでも経営改善をしていこうという、そういう思いで、今、行っているところであります。事務屋の答えだと、お話を頂きましたが、やはり中身をきちんと踏まえた上で、私たちは対応すべきだというのは、議員ご承知のとおりであります。 今後、その改善策の1つとして、一般会計から導入するかどうかという、非常に大事なことだと思っていますし、それらについて、どういうふうにするかというのは、もう少し時間を頂きたいと思いますが、最初にお答え申しましたとおり、前向きに、これについては、少しでも入れ込む努力はしていきたいと思っています。 おっしゃったとおり、減価償却あたりは、本当はしっかり積立をしてやるべきだと思いますが、今、それができなくて、頭を抱えているのも、議員もご承知のとおりであります。しかし、それを乗り切るために、1歩1歩、今、中身を精査しながら、努力をしている真っ最中ですので、是非、ご理解頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君) 鳥井田議員。 ◆2番(鳥井田幸生君)  確かに、どこも厳しんでしょう。だけど、そこをやはり市長が後2年の任期があるわけです。誰かがすると、例えば、2年後に代わったとしましょうか。そこまで先送りという考えは持たないで、きちっと、例えば、後3年間は5000万円ずつ入れていきますよと、だけどその後は分かりませんというのじゃなくて、今、あなたができること、私が今言うように、先を見ても分かるわけですよ。そうであるならば、きちっと今の時点で方針を出しておかないと、これ、今、手を付けておかないと、先々どうなるかと。前回の料金改定は13%で終わりましたよと。ところが今しとかないと、更なる負担になってくる。5000万円入れないということになると、また厳しくなる。抜本的に解決するためには、例えば5000万円入れなくて済むような方向、今年度の売り上げとしては11億円弱ありますね、そこに3%及び5%の転換をして、例えばそこの減価償却費の分を償却していくための目的でやるとか、具体的な方策を、市長、あなたが出して貰いたい。そしてそれに対する説明責任を、あなたは果たすべきなんです。後は、ここで議論をすればいいことなんです、市民と。それを早く出してくれと。今、前向きに今後、検討していくという言葉ですので、答弁は要りませんが、肝に銘じて、是非、市民のために頑張って貰いたいと思います。 △日程第2 請願の上程、請願の委員会付託 ○議長(亀田國夫君)  以上で議案に対する質疑を終わります これより、議案の委員会付託を行います。只今、議題となっております、議案第1号から議案第34号までの計34件の委員会付託につきましては、お手元に配付いたしましております、別紙、付託事案一覧表のとおり、各常任委員会に審査付託いたしたいと思います。これにご了承願います。 日程第2 請願の上程並びに委員会付託を行います。今定例会に請願4件が提出されております。只今、議題となっております20請願第1号から20請願第4号までの計4件の委員会付託につきましては、お手元に配付いたしております、別紙、付託事案一覧表のとおり、文教厚生委員会に審査付託いたしたいと思います。これにご了承願います。 岡田議員。 ◆18番(岡田武得君)  ちょっと散会の前に、私の方から、どうも納得がいかない点がございますので、是非、議員の皆さんに聞いて頂きながら、議長にご意見を申し上げたいと思います。 請願の1から4号までございますが、これ1号と3号はどう違うんでしょうか。まず、私の会派に議会運営委員会委員長が居りますので 活発な論議をさせて頂きながら、やったものと私も理解しておりますが、同じ内容の請願が、同じように事前調整が不可能だということで出てくるというのは、やはり私は委員会の中で、活発な論議があったんではないかと思うんです。私は、議長、条件が揃えば、請願として認めるべきだ、これはやぶさかではない、問題ないんですが、同じような、団体が違って出てくるというのは、会議の調整の意味がないんではないか。皆さん、どう思いますか。それが第1点です。 それから、ここは大事なんですが、是非、議員の皆さん、私はこれが最後に勇退いたしますので、是非、皆さんにお訴えしたいんですが、請願の紹介議員ですが、近頃、むやみやたらと数が多くなってきている。地方自治法の請願に関する取り扱いの説明資料その他、勉強してみますと、請願される人の気持ちは、非常に良く分かりますし、そうしたいんですが、請願に対する紹介議員が余りにも数が多過ぎて、提出する際に、過半数以上確保しているために、審議をする前から議案が通るという状況がつくられてくるということは、議会制民主主義に対する、闊達な自由な意見交換を阻害するものであるという認識もあるんですね。私はそれがどうだこうだということじゃないんですが、少なくとも、それぞれの議員にプレッシャーを与えるような請願であってはならないと思います。特に、改選時その他について、市民から要求されることについて、議員が非常に苦しい立場になると私は理解いたします。 そういう意味で、私は議会の運営上の話ですので、細かい話はいたしませんが、少なくとも、紹介議員は、成立する条件の議員さんの紹介の範囲内でいいのではないか。いわゆる代表者が、会派の1人の代表がサインをするとか、残りの人たちは自由な意見交換ができる、そして、それぞれの立場をしっかり意見交換しながら、採決に持っていくというのが、市民に対する礼儀ではないかと私は思うんですが、この2点について、どうなのか、意見を述べたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  請願の趣旨が同じものにつきましては、調整が付かなかったものですから、その請願については、2つ挙がってきたものですから、2つ受け付けたということになります。後、請願につきましては、受けざるを得ませんので、そのように理解を賜りたいと思います。岡田議員。 ◆18番(岡田武得君)  分かりました。たぶん、そういう話になるんだろうなと思いますが、是非、議員の皆さん、議会運営上、市民の負託に応えられる議会が、あまり市民から、何だこんな議会は、というふうにならないように。ちょっと言い過ぎでございますが、大変恐縮です。 以上で終わります。 ○議長(亀田國夫君)  豊瀬議員。 ◆19番(豊瀬尉君)  今の岡田議員は、私も一理あると思います。当然、請願ですから、請願者の意思は尊重されるべきだと思いますので、それはよしとしてあがってくるべきだと思います。我々議員ですから、紹介議員として、その間を取り持つ議員として、同じ名前が挙がってくるというのは、これはやはり如何なものかと思いますし、やはり、ここは真摯に、今の意見は、私は受け止めて、今後の糧にすれば良いと思いますし、各議員のその辺の判断をよろしくお願いします。 ○議長(亀田國夫君)  以上で、本日の日程は、全て終了いたしました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。                 散会 11時35分...