行橋市議会 > 2004-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 行橋市議会 2004-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    平成16年 3月 定例会(第23回)          平成16年3月第23回行橋市議会             定例会会議録(第1日)1 日 時 平成16年 3月 2日(火)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員      議会事務局  局  長 浜 島 孝 則             次  長 光 畑 真哲士             庶務係長 松 本 英 樹             議事係長 米 谷 友 宏             書  記 丸 山   剛 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員        別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果        別紙のとおり1 議事の経過        別紙速記録のとおり      平成16年3月第23回行橋市議会定例会議員出席表                            平成16年 3月 2日(火)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │  氏  名  │出 欠 │ │席 順 │  氏  名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1  │鳥井田 幸 生│ ○  │ │ 13  │大 川 義 彦│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2  │田 中 建 一│ ○  │ │ 14  │梶 原 豊 樹│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3  │       │   │ │ 15  │瓦 川 正 純│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4  │瀧   友 行│ ○  │ │ 16  │稲 葉 和 弘│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5  │横 溝 千賀子│ ○  │ │ 17  │田 渕  哲 │ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6  │藤 塚 清 子│ ○  │ │ 18  │宇 戸 健 次│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7  │進   弘旨郎│ ○  │ │ 19  │岡 田 武 得│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8  │丸 塚 芳 彦│ ○  │ │ 20  │二 保 茂 則│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9  │林   利 門│ ○  │ │ 21  │亀 田 國 夫│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10  │城 戸 好 光│ ○  │ │ 22  │池 田 弘 干│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11  │西 本   徹│ ○  │ │ 23  │德 永 克 子│ ○  │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 12  │吉 永   直│ ○  │ │ 24  │川 庄 廣 隆│ ○  │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘           平成16年3月第23回行橋市議会定例会  地方自治法第121条により出席した者                          平成16年 3月 2日(火)┌────────┬───────┬───┬─────────┬───────┬───┐│   職 名   │  氏  名  │出欠 │   職 名    │  氏  名  │出欠 │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│市長      │八 並 康 一│ ○  │生活環境課長   │沼 口 宣 寛│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│助役      │上 田 秀 治│ ○  │事業所長     │池 上 雪 美│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│収入役     │今 宮 美知夫│ ○  │健康づくり推進課長│田 原   浩│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│教育長     │徳 永 文 晤│ ○  │介護保険課長   │永 岡 正 治│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│総務部長    │武 内   清│ ○  │福祉課長     │梶 山 啓 治│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│市民部長    │川 野 英 生│ ○  │保護課長     │和 田   博│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│福祉部長    │古 隈   忠│ ○  │土木課長     │原 口 直 光│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│建設部長    │沢 田 保 夫│ ○  │建築管理課長   │大 星 嘉 文│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│経済部長    │藪 内 朝 光│ ○  │都市計画課長   │坪 根 孝 司│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│駅周辺整備部長 │岸 本 照 夫│ ○  │下水道課長    │末 松   守│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│消防長     │田 中 俊 市│ ○  │農政課長     │山 田 友 夫│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│教育部長    │光 畑 浩 治│ ○  │商工水産課長   │山 崎 好 範│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│水道局長    │田 中 武 生│ ○  │企業立地課長   │下 山 孝 文│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│総務部参事   │佐 村 輝 男│ ○  │区画整理事務所長 │杉 野 敏 美│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│消防次長    │奥 屋 松 良│ ○  │収入役室長    │木 下 弘 徳│ ○  │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│総務課長    │岡   義 憲│ ○  │選管事務局長   │西 頭   亨│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│秘書企画課長  │村 岡 賢 保│ ○  │農委事務局長   │青 木 戦 男│ ○  │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│財政課長    │柿 野 正 高│ ○  │監査事務局長   │奥 畑 泰 生│ ○  │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│情報技術推進室長│酒 井 和 宣│   │学務課長     │尾 畑 和 敏│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│人権政策課   │野 本 俊 一│   │指導課長     │藤 田 信 治│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│市民課長    │藤 木 巧 一│   │生涯学習課長   │武 末 謙 治│ ○  │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│税務課長    │藤 原 正 憲│   │文化課長     │奥   広 俊│   │├────────┼───────┼───┼─────────┼───────┼───┤│納税対策室長  │田 村 英 峰│   │水道局次長    │春 本 新 五│   │└────────┴───────┴───┴─────────┴───────┴───┘            平成16年3月第23回行橋市議会定例会             議  事  日  程 [第1日]                               (平成16年 3月 2日)日程第1 会期並びに議事日程の決定日程第2 諸般の報告日程第3 市政に対する説明日程第4 提出議案の上程、提案理由の説明 1.報告第 1号 議会の議決により指定された市長の専決処分事項について          の専決処分の報告について 2.報告第 2号 議会の議決により指定された市長の専決処分事項について          の専決処分の報告について 3.議案第 1号 行橋市地域ケア複合センター設置条例の制定について 4.議案第 2号 行橋市勤労者総合福祉センター条例の制定について 5.議案第 3号 行橋市墓地等の経営の許可等に関する条例の制定について 6.議案第 4号 行橋市職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制          定について 7.議案第 5号 行橋市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の          制定について 8.議案第 6号 行橋市高齢者保健福祉基金条例の一部を改正する条例の制          定について 9.議案第 7号 行橋市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改          正する条例の制定について 10.議案第 8号 行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部を改正する条例の          制定について 11.議案第 9号 行橋市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 12.議案第10号 行橋市県営住宅豊団地汚水処理施設維持管理基金条例の一          部を改正する条例の制定について 13.議案第11号 土地改良事業の施行について 14.議案第12号 平成15年度行橋市一般会計補正予算について 15.議案第13号 平成15年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算につ          いて 16.議案第14号 平成15年度行橋市老人保健特別会計補正予算について 17.議案第15号 平成15年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計補          正予算について 18.議案第16号 平成15年度行橋市公共下水道事業特別会計補正予          算について 19.議案第17号 平成15年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計補正予          算について 20.議案第18号 平成15年度行橋市介護保険特別会計補正予算について 21.議案第19号 平成15年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正予算          について 22.議案第20号 平成16年度行橋市一般会計予算について 23.議案第21号 平成16年度行橋市国民健康保険特別会計予算について 24.議案第22号 平成16年度行橋市老人保健特別会計予算について 25.議案第23号 平成16年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計予          算について 26.議案第24号 平成16年度行橋市公共下水道事業特別会計予算につい          て 27.議案第25号 平成16年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計予算に          ついて 28.議案第26号 平成16年度行橋市・苅田町・豊津町介護認定特別会計          予算について 29.議案第27号 平成16年度行橋市介護保険特別会計予算について 30.議案第28号 平成16年度行橋市農業集落排水事業特別会計予算につ          いて 31.議案第29号 平成16年度行橋市水道事業会計予算について                平成16年3月2日(1)                 開議 10時01分 △日程第1 会期並びに議事日程の決定 ○議長(二保茂則君)  おはようございます。定足数に達していますから、只今から、平成16年3月第23回行橋市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手元配布のとおりといたしますので、ご了承願います。 日程第1 会期並びに会期中の議事日程について、議題といたします。本件については、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告を願います。議会運営委員会委員長。 ◆12番(吉永直君)  おはようございます。会期並びに議事日程について、2月27日に議会運営委員会を開き、協議を行いましたので、その結果を報告いたします。 本定例会の会期は、本日から3月17日までの16日間といたします。 次に、本会議は、3月2日、8日、9日及び17日の4日間、委員会日は、3月9日から12日まで及び15、16の6日間とし、委員会ごとに付託事案の審査を願うことといたします。なお、3月3日から7日及び13日、14日は休会といたします。 また、一般事務に関する質問の通告は、3月3日の午後4時までといたします。なお、会期中における会議の予定は、お手元に配布いたしております議事日程表のとおりであります。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第2 諸般の報告 △日程第3 市政に対する説明 ○議長(二保茂則君)  報告は終わりました。報告のとおりご了承願います。 日程第2、諸般の報告を行います。今回、特に報告すべき内容はありませんので、お手元に配布いたしております議会報告事項の通り、ご了承願います。 日程第3 市政に対する説明を、市長から受けることにいたします。八並市長。 ◎市長(八並康一君)  おはようございます。行橋市制が施行され、本年で50年という節目を迎えました。これまでの歴史の重さに加えまして、激動の渦中にある現在の地方行政を授かる身といたしまして、今まで以上に、その重責を感じているところでございます。議員の皆様におかれましては、就任以来、本市の将来に向けまして、多大なるご尽力を頂きまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。今後とも力強いご指導、ご支援を賜りますように、お願い申し上げます。 さて、皆様既にご存知のとおり、本年は国庫補助負担金地方交付税、税源配分の各制度改革、いわゆる三位一体改革の初年度にあたります。しかし、本市をはじめ、日本全国の各自治体は、大幅な地方交付税削減などの影響を受けまして、平成16年度の当初予算につきましては、極めて厳しい歳出削減を余儀なくされているところでございます。 ところで、論語の中で、孔子は、国を有ち、家を有つものは、寡きを患えずして均しからずを患う、と説いております。つまり、国や地方をあずかる立場にある者が心がけなければならないことは、国を富ますより、富の不平等をなくすこと、民生の安定こそが国を安泰にする礎であると断言しておられます。 私は、確かに厳しい行財政環境ではありますが、市民や議員の皆様とともに、英知を結集しながら、市政の方向性を明確にし、市民の皆様がいきいきと暮らせる環境づくりに配慮しながら、予算編成をいたしてまいりました。 一方で、本地域の基幹的な事業は、確実に進捗をいたしておりまして、国道10号の4車線化は、事業は、既に着工いたしております。また、新北九州空港につきましても、旅客ターミナルビルの基本設計をもとに、現在、実施設計を策定しておりまして、17年の開港に向けて、着々と準備が進められているところでございます。 東九州自動車道につきましては、昨年来の国土開発幹線自動車道建設会議で、苅田~豊津間は、道路公団施行の決定が出され、苅田~行橋間につきましては、一部用地買収に着手し、今年末までには行橋市内におきましても、用地買収が始まる予定であるとの報告を受けているところでございます。今後とも、議員の皆様をはじめとする多くの方々と力を合わせながら、早期完成に向けまして、努力してまいる所存でございます。 国道201号バイパスにつきましては、平成12年度より事業に着手をいたしまして、用地調査が終了しております。行橋インター建設に伴う、既存の国道201号の拡幅につきましては、幅杭設置及び用地測量も終わりまして、平成16年度に用地協議及び用地買収へと進んでいく予定でございます。 冒頭でも申し上げましたとおり、国の地方への補助金や、地方交付税の削減は、さらに続くことが予想されます。一方で、遅々として進まない税源移譲とのアンバランスは、地方財政を圧迫いたしており、市民の暮らしにも、様々な分野で影響を及ぼしかねない状況であります。このような状況のなかで、行財政改革を一層推進し、本市行財政の健全化を図りながら、市総合計画に基づく、まちづくりに向かいまして、全力で取り組んでまいる所存でございます。 それでは、第4次総合計画に基づく施策大綱の5つの基本目標に沿いまして、私の考えをご説明申し上げます。 基本目標の第1のまちづくりについてでございます。最初に、環境の保全につきましては、恵み豊かな地球環境を確実に次の世代に引き継いでいくためには、それぞれの地域や私たち1人ひとりが連携と協働のもとに、日常生活における責任と役割を果たさなければなりません。本年も、環境美化やごみの減量化、不法投棄対策につきましては、積極的に取り組んでまいります。 また、ごみの中継施設は、地元区や北九州市のご同意によりまして、平成15年度と平成16年度の2ヵ年において建設してまいりまして、来年4月に供用開始を予定しているところでございます。 次に、都市基盤づくりの一環として、行橋駅西口地区土地区画整理事業は、平成4年度より取り組んでまいりました。現在は、78%の進捗率でございますが、本年度におきまして、西宮市~延永線の整備、2号公園、駅東通り線の国道201号への結節、そして東大橋~西宮市線につきましては、平成18年に開通させる予定でございます。 また、良好な市街地形成を図るため、本年度、用途地域の見直しを行います。さらに、本年度8月に予定されております行橋みやこ大橋の開通など、国道496号の整備も着々と推進しておりまして、国道・県道等の幹線道路と生活道路整備ネットワーク化に努めてまいります。 これまで赤字バス路線対策として、乗り合いタクシーコミュニティーバスの運行導入に取り組んでまいりましたが、西鉄バス中津~行橋線の、本年3月廃止によりまして、その役割は、さらに重要となってまいりました。今後とも、利用者の利便性と継続性等を十分に勘案しながら、公共交通手段の確保に努めてまいります。 次に、基本目標第2のひとづくりについてでございます。地域が発展し続けていく原点は人でありまして、わが国の近代国家の礎をつくったのも、高い志のもと、勤勉に努力した有為な人材に他なりません。現下の厳しい財政状況ではありますが、教育や人材育成には、十分に配意しなければならないと考える次第であります。 まず、義務教育につきましては、子どもの確かな学力と豊かな人間性、逞しく生きるための健康や体力など、子どもの生きる力を育てる取り組みが全国で始まっております。 そのなかで、本市につきましても、検討を重ねた結果、16年度より小・中学校の2学期制について、試行いたしたいと考えている次第でございます。また、子どもたちを取り巻く様々な問題点や課題を解決するための地域支援システムプロジェクトAの充実や、不登校の子どもや、その保護者に臨床心理士のカウンセリングを行う、スクールアドバイザー事業に取り組んでまいります。国際交流につきましても、継続してホームステイ事業に取り組んでまいります。また、スポーツを通じての青少年の健全育成を図るため、スポーツ団体等の育成に努めてまいります。また、情報化や国際化時代に対応できるよう、各小学校のパソコン教室における、一人一台のパソコン導入や、外国語指導員の充実を図ってまいります。さらには、本年度より、新たに児童の安全性を確保するため、全児童に防犯ブザーを携帯させるべく、取り組んでまいります。 ハード面では、行橋小学校講堂実施設計をはじめ、学校施設につきましては、計画的に整備してまいります。 次に、地域の歴史に根ざした文化や伝統の再生や保全も、まちづくりには欠かせない要素であります。そのなかで、御所ヶ谷史跡自然公園の整備につきましては、引き続き、用地買収を進めるとともに、稲童掩体壕は、平和遺産として整備をしてまいります。また、本年度は、第19回国民文化祭連歌大会を本市において開催をいたします。さらに、平成7年から地道に取り組んでまいりました神楽の里づくり構想につきましても、着実に普及をいたしております。京築地域は、全国的にみましても、多くの神楽を伝承している珍しい地域でございまして、連歌や神楽など、郷土の貴重な文化として、次世代に引き継いでいけるような支援をしてまいります。 次に、全ての市民の基本的人権が尊重され、いきいきと暮らせるまちづくりを目指しまして、人権教育や相談体制の充実に加えまして、人権啓発に力を注いでまいります。 本市は、昨年12月に、男女共同参画を推進する条例を制定いたしたところでございますが、特に、女性がもてる能力を、さらに発揮できるような環境づくりは、活力に満ち溢れる社会の構築に、欠くことのできないものでございます。本年は、この条例に基づく男女共同参画基本計画の策定及び各種の施策を展開してまいります。 続きまして、基本目標第3のくらしづくりでございます。今日的な課題として、連日、テレビや新聞等で、年金や介護、医療の問題が取り上げられておりますが、少子・高齢化や低成長期時代にあって、将来の展望が描ききれない社会システムを、どう変革をしていくのか、極めて難しい選択を迫られているのが現状でございます。 このようななかで、暮らしを支える福祉の制度は、社会福祉基礎構造改革や、高齢者の介護保険制度、障害者の支援費制度児童福祉子育て支援制度等、平成9年度から大幅な変更が行われてきたところであります。 また、昨今の国の審議会等におきまして、介護保険障害者制度の統一等が議論をされておりまして、少子・高齢化対策に向け、さらに大きな変革が報じられているところでありますが、行橋市における各制度に対する対応は、次のとおりでございます。 高齢者制度につきましては、平成12年度から開始された介護保険制度も5年目を迎えまして、安定した運営が図られているところであります。そして、今後の高齢化の進行に備え、介護予防事業に力を入れまして、良質のサービス提供に努めるために、本年度より配食事業の見直しを行うとともに、毎日型の配食実施に向けた取り組みを行い、ケアマネージャーの育成、在宅介護支援センター等、質の向上のための研修などの人材育成の拠点として、地域ケア複合センターの開設・運営を行ってまいります。 障害者制度につきましては、平成15年度から支援費制度が開始されまして、利用者及び需要が伸びているところでございます。今後、利用者の自己選択・自己決定を重視したサービス提供が可能となる仕組みづくりを進めるとともに、サービスの質の向上に努めてまいります。 児童福祉につきましては、子育て支援事業、児童クラブ事業の充実のために努力をしてまいります。本年度は、次世代育成支援計画策定の年にあたっておりまして、児童館設置や今後の子育て支援のあり方につきましても、策定委員会において協議を行うこととなっており、こうした協議の結果に基づいた計画書の策定を行ってまいります。 また、生活保護につきましては、長引く景気低迷によりまして、全国的に保護率が伸びる厳しい状況のなかで、引き続き、実施体制の整備や世帯の自立助長に努めまして、適正保護を推進してまいります。 次に、本市は、健康な街ゆくはしづくり計画に向けて、市民集会及び、「なんやかんや健康(幸)語り隊」など、ユニークな名称の懇談会や、各種研修会を開催するなど、懸命に努力をしているところでございます。今後とも、生涯現役といえるような市民の健康づくりを、さらに推進してまいります。 次に、公営住宅ストック総合活用計画に基づきまして、昨年度に引き続き、高齢者や障害者に配慮したバリアフリー化などを取り入れ、桜町団地建替事業を行ってまいります。 また、快適な市民生活や、都市活動の維持に、水資源の確保や水の安定供給は重要でございます。一時的に中断をいたしておりました県営伊良原ダムも、当初の計画どおり、建設に向けて動きはじめました。早期完成に向けて、努力をしてまいります。 一方、水は限りある資源でございますので、これまで本市水道事業は経営診断を行いながら、効率的・合理的な経営に努めてまいりました。それにもかかわらず、累積の赤字は年々増加している現状のなかで、水道企業会計の健全化を図るため、客観性・公平性の原則に基づきまして、水道料金の見直しについて、検討してまいりたいと考えております。 公共下水道事業につきましては、平成5年度より事業着手しておりまして、現認可区域258haのうち、約124haで、約50%は整備済みでございます。今後とも、計画的な事業実施にあわせまして、供用開始区域につきましては、加入促進に向けまして、さらに努力をしてまいります。また、農業用排水の水質保全や、農村の環境改善を図るため、椿市地区農業集落排水事業につきましても、推進をしてまいります。 次に、安心に暮らせるまちづくりのために、高規格救急自動車等の消防施設の整備に加えまして、今日のより高度な救急や防災ニーズに応えるため、消防職員の研修充実など、消防の総合力アップに努めてまいります。 次に、基本目標第4のしごとづくりについてでございますが、最近のBSE問題や鳥インフルエンザ報道に端を発しまして、食の安全性や食料自給率に、かつてない関心が高まっております。そのなかで、農業振興につきましては、農業生産基盤の向上を図るため、ほ場整備や園芸産地育成事業等に加えまして、地産地消の観点のもとに、産地力の強化や、ブランド化に努めてまいります。また、荒廃農地発生に対応するため、農業振興対策や、営農組織の確立、さらには、後継者対策として、就農サポートシステム総合整備事業に取り組んでまいります。 水産業につきましては、沓尾漁港整備や、海岸保全等の事業に加えまして、豊前海一粒カキに代表される浅海増殖事業や、クルマエビやワタリガニなどの栽培漁業を支援いたしまして、つくり育てる漁業を、さらに推進をしてまいります。 次に、内閣府は、昨年10月から12月の実質経済成長率GDPが、バブル期以前の前年比、年率7%に達したとの発表をいたしました。確かに新3種の神器を中心とした個人消費や、電機業界に付随する設備投資に後押しされているものの、デフレ脱却は、引き続き重要な課題でございまして、地方にとって、景気回復への夜明けは、まだ遠しの感であります。 そのなかで、商業につきましては、最近、若手商業者の活性化への新しい芽が育っておりまして、空き店舗対策やチャレンジショップ、魅力的な個店づくりに加えまして、アーケード改修事業等、商業活性化の取り組みを支援してまいります。 工業につきましては、九州のリーディング産業として、自動車産業を中心として、設備投資が回復基調にございます。県の北部九州地域自動車100万台生産拠点推進会議の推進にあわせまして、稲童工業団地の拡充による雇用創出を図るとともに、雇用対策の一環として、現在の高校新卒者の厳しい就職状況を踏まえまして、市の臨時職員の採用にも積極的に取り組んでまいります。 また、地場企業の技術力アップやコストダウンなどの指導を行うため、地場企業に実績と経験豊富な技術専門家を派遣する、テクニカルサポート事業を推進するとともに、産学官の連携をさらに強めまして、新産業の創出、ベンチャー企業の創出、育成に努めてまいります。 次に、基本目標第5のしくみづくりについてでございますが、地方分権一括法の施行は、新しい地方の時代を予感させました。しかし、地方分権の扉は重く、様々な高いハードルが待ち受けているのが実情でございます。地方自治体は、大きな岐路に差し掛かっておりまして、まさに自助努力や市民との協働など、強い意志をもって、地方自立に向けた、まちづくりへ取り組まなければなりません。 本市は、これまで3次にわたりまして、行政改革に取り組んでまいりました。しかし、激変する地方行政環境に対応するためには、事務事業の見直し等の行政改革にとどまらず、事務事業評価や施策の進行管理の強化などの行政評価システムに加えまして、電子入札制度の導入検討など、行政改革を、さらに一歩進めてまいる所存でございます。 さらに、自己決定、自己責任に基づく行政運営が求められる今日、職員のさらなる能力開発が不可欠でございます。そのため、職員の経営的感覚の要請や、政策能力の向上などの、職員研修の充実を図りながら、意識改革を進めてまいります。 また、前述のとおり、地方財政はさらに厳しさを増すことが予想され、今後の財政需要に対応できる財政体質を実現するため、節約と重点主義に徹しまして、経費の効率的配分に努めてまいる所存であります。 さて、昭和29年8月27日、行橋小学校講堂におきまして、行橋町と8村の合併協議会で、激論の末に、行橋市という市名が誕生いたしました。以来、本市は、歴代の市長や議員各位をはじめとし、数多くの方々の並々ならぬ努力の結晶として、京築地区の中核都市として、大きく発展をしてまいりました。本年は、これまでの先人たちの業績に対しまして、市民の皆様とともに感謝の念を表しながら、記念式典をはじめとして、NHKのど自慢大会や能舞台、市史発刊記念事業などの市制50周年の記念事業を実施してまいります。そのなかの1つとして、全日本花いっぱい行橋大会は、10月に開催いたしますが、この事業は、多くの市民の皆様や、ボランティアの方々のご協力を賜りながら、これを契機に花あふれる美しいまちゆくはしづくりを、市民の皆様とともに、つくりあげていきたいと考える次第でございます。 最後に、分権型社会に向けて、市町村合併や三位一体の改革が急速に始まっております。こういうなかで、地方自治の原点を堅持いたしまして、まちづくりを進めるためには、地方の自立と自己責任が求められております。市町村合併につきましては、長期的な視点に立ちまして、議員の皆様や市民、多くの関係者と十分に協議・熟慮のうえ、行橋市の進むべき道を明らかにしてまいりたいと考えております。 以上、平成16年度の市政運営に臨む基本姿勢を述べさせて頂きました。なお、只今、ご説明いたしましたこと以外にも、市民生活に直結いたしました重要な業務は、数多くございます。これらの業務を推進するため、今回、総額239億円余りの予算を、一般会計に計上いたしております。 さて、名君といわれました唐の太宗は、流水の清濁はその源に在りと述べておられます。源とは、組織のトップであります。つまり、流水が澄んでいるか、濁っているかは、源の良し悪しにかかっていると説いておられます。 政治や行政は、先行きが不透明な、未来への挑戦でもございます。私は、今まさに分水嶺にある本市の現状を踏ませまして、使命感と情熱を燃やして、鋭意努力してまいる所存でございます。 本市の目指す都市像、環境と共生した躍動都市ゆくはしづくりに向けまして、議員各位並びに市民の皆様方のなお一層のご理解とご協力をお願いいたしまして、私の施政方針とさせて頂きます。ありがとうございました。 △日程第4 提出議案の上程、提案理由の説明 ○議長(二保茂則君)  以上で説明を終わります。 日程第4 提出議案の上程を行い、提案理由の説明を受けることにいたします。市長から付議案件として、議案31件の提出があっております。これを一括上程し、議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。八並市長。 ◎市長(八並康一君)  本定例会に提案いたしております案件につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。本定例会に提案いたします案件は、報告2件、条例10件、土地改良事業の施行1件、補正予算8件、当初予算10件でございます。合計31件の案件につきまして、ご審議をお願いするものでございます。 それでは、案件の内容につきまして、ご説明申し上げます。まず、報告第1号及び報告第2号の専決処分の報告でございますが、これは、議会の議決によりまして、指定された市長の専決処分事項のうち、市営住宅の管理上必要な和解に関すること、につきまして、専決処分させて頂いたところでございます。 主な内容といたしましては、報告第1号では、平成15年10月29日、市営住宅使用料滞納者との即決和解2件の成立に伴う専決処分を、報告第2号では、平成15年11月12日、市営住宅使用料滞納者との即決和解1件の成立に伴う専決処分を、それぞれ、させて頂きましたので、ご報告をいたします。 今後も、引き続き、悪質な滞納者に対しましては、法的措置を中心とした対応を行いながら、市営住宅の適正な管理に努めてまいります。 次に、議案第1号の行橋市地域ケア複合センター設置条例でございますが、これは、地域福祉推進の基幹となる、行橋市地域ケア複合センターの開設に伴いまして、管理運営につき、関係条例を整備するものでございます。 次に、議案第2号の行橋市勤労者総合福祉センター条例でございますが、これは、雇用・能力開発機構法に基づきまして、通称サンワークゆくはしを、雇用・能力開発機構より譲渡されたことに伴いまして、管理運営につき、関係条例を整備するものでございます。 次に、議案第3号の行橋市墓地等の経営の許可等に関する条例でございますが、これは、墓地、納骨堂及び火葬場の経営許可をめぐる紛争防止のため、事前協議の義務、経営許可基準などを明文化した関係条例を整備するものでございます。 次に、議案第4号の行橋市職員退職手当支給条例等の一部改正でございますが、これは、国家公務員退職手当法が改正をされまして、国家公務員の退職手当について、支給水準の見直しが行われたことに伴いまして、これを参考にして、本市の職員退職手当につき、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第5号の行橋市職員の給与に関する条例等の一部改正でございますが、これは、福岡県と近隣市町村に準じまして、職員の調整手当と住居手当につき、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第6号の行橋市高齢者保健福祉基金条例の一部改正でございますが、これは、高齢者保健福祉増進事業の推進を図るために、基金の額、運用益金の処理につき、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第7号の行橋市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部改正でございますが、これは、日本育英会法が廃止をされまして、旧日本育英会の学資金に係る業務を、独立行政法人・日本学生支援機構が行うことになったことに伴いまして、関係条例を整備するものでございます。 次に、議案第8号の行橋市放課後児童クラブ設置条例の一部改正でございますが、これは、平成16年4月1日より、仲津小学校、今元小学校の2箇所に、新たに児童クラブを設置することに伴いまして、関係条例を整備するものでございます。 次に、議案第9号の行橋市火災予防条例の一部改正でございますが、これは、国の条例準則が改正されまして、防火対象物の喫煙にかかる制限強化などに伴い、関係条例を整備するものでございます。 次に、議案第10号の行橋市県営住宅豊団地汚水処理施設維持管理基金条例の一部改正でございますが、これは、施設の維持管理の継続を図るために、基金の額につき、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第11号の土地改良事業の施行でございますが、これは、農業基盤整備の充実を図るため、農地等高度利用促進事業として、長井第二地区の土地改良事業を行おうとするものでございます。 続きまして、平成15年度各会計の補正予算につきまして、ご説明を申し上げます。まず、議案第12号の一般会計補正予算でございますが、今回の補正は、3億5663万5000円を減額をいたしまして、歳入歳出予算の総額を、それぞれ239億2019万5000円とするものでございます。 歳出予算の主な内容といたしましては、軽費老人ホーム建設に伴う防音工事補助金や、ごみ中継施設建設に伴う行橋市外3箇町清掃施設組合負担金の増額経費を、また、財政調整基金積立金、職員の退職手当基金積立金及び清掃施設建設費基金積立金や、老人保健特別会計繰出金などの増額経費を計上するとともに、事務事業決算見込みに伴う予算の調整を、併せて行ったところでございます。 歳入歳出予算の主な内容といたしましては、市税、地方税、国・県支出金などを計上しているところでございます。 継続費の補正につきましては、平成15年度を当初とする2ヵ年事業でございます、桜町団地建替事業を、事業規模の見直しなどにより、事業費を減額するものでございます。 繰越明許費につきましては、家屋移転補償交渉等の難航などの理由によりまして、年度内に事業の完了が困難である都市計画道路事業ほか4件を、それぞれ翌年度に繰り越すものでございます。 また、債務負担行為の補正につきましては、住民基本台帳ネットワークシステムの不正操作等を防止するために設定しておりましたが、機器の設置が不要となりましたので、住基ネットワークシステムアクセスログ強化機器の賃貸借契約を廃止するものでございます。 次に、議案第13号の国民健康保険特別会計の補正でございますが、今回の補正は、主に歳出では、医療費の増加に伴う保険給付費の補正、歳入では、国庫支出金、療養給付費交付金、及び歳入欠陥補てん収入などの補正で、2億6969万6000円を増額いたしまして、歳入歳出予算の総額を、それぞれ65億4242万2000円とするものでございます。 次に、議案第14号の老人保健特別会計の補正でございますが、今回の補正は、国庫支出金、県支出金及び一般会計繰入金の決算見込みに伴う、財源の更正を行うものでございます。 次に、議案第15号の住宅新築資金等貸付事業特別会計の補正でございますが、今回の補正は、貸付金元利収入及び一般会計繰入金などの決算見込みに伴いまして、財源の更正を行うものでございます。 次に、議案第16号の公共下水道事業特別会計の補正でございますが、今回の補正は、主に歳入額の確定に伴うもので、208万9000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を、それぞれ11億70万6000円とするものでございます。また、繰越明許費として、管渠建設事業5456万円を計上しているところでございます。 次に、議案第17号の地方卸売市場行橋市魚市場特別会計の補正でございますが、今回の補正は、主に魚市場使用料の決算見込み及び平成14年度繰越金の確定などに伴いまして、財源の更正を行うものでございます。 次に、議案第18号の介護保険特別会計の補正でございますが、今回の補正は、介護給付費財政調整交付金交付不足額等の財源確保のため、介護給付費準備基金の積立て及び取り崩しに伴うもので、1803万円を増額いたしまして、歳入歳出予算の総額を、それぞれ33億2325万8000円とするものでございます。 最後に、議案第19号の農業集落排水事業特別会計の補正でございますが、今回の補正は、主に歳入額の確定に伴うもので、8174万9000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を、それぞれ4億3419万円とするものでございます。また、繰越明許費として管路施設建設事業1億2440万円を計上しているところでございます。 以上が、平成15年度各会計の補正予算についての説明でございます。 続きまして、平成16年度各会計の当初予算につきまして、ご説明申し上げます。まず、議案第20号の平成16年度一般会計予算の編成につきましては、国と地方の税財源を見直す、いわゆる三位一体改革に伴いまして、地方交付税と臨時財政対策債が大幅に削減されるなど、厳しい財政状況ではございますが、極力財源の確保に努めるとともに、行財政経費の節減を図り、計画的に事業を推進し、本市の目指す都市像である環境と共生した躍動都市ゆくはしの実現に向けまして、少子高齢化社会に対応した、福祉と教育の充実、市民に身近な生活基盤の整備を中心に、第4次総合計画に沿った、重点施策を実施していく所存でございます。 このことを踏まえまして、平成16年度一般会計予算の総額につきましては、239億4260万5000円とし、前年度当初予算に比べ、0.3%のプラス予算となっておりますが、そのなかには、平成7年度と平成8年度に借り入れました減税補てん債の満期一括償還金8億8000万円が計上されていることから、これを除きますと、前年度当初予算に比べ、マイナス3.4%、金額にして8億1064万円のマイナスとなるなど、厳しい予算となっております。 歳出の主なものといたしましては、総務費では、市制施行50周年記念事業、新北九州空港エアーターミナルビル出資金、男女共同参画基本計画策定事業などの経費を計上いたしております。 民生費では、障害者福祉対策として、障害者療育事業、障害者生活支援事業、障害者社会参加促進事業と障害者支援費を、また、児童福祉対策として、延長保育事業や児童クラブ事業、次世代育成計画策定事業や、中京保育所の民間委託に伴う経費、今川小学校・稗田小学校の児童クラブ建設事業を、老人福祉対策として、移送サービス事業、在宅介護支援センター事業や、土・日配食を開始する訪問給食サービス事業、地域ケア複合センターの管理運営経費などを計上いたしております。 衛生費では、環境保全対策として、環境美化運動、ごみ減量分別啓発事業、ごみ不法投棄対策事業や容器包装リサイクル事業を、健康づくり対策として、老人保健事業、母子保健事業や食生活改善事業などを、また、地域住民の急病患者に対する、休日夜間急患センター負担金などの経費を計上いたしております。 労働費では、雇用推進対策事業と、サンワークゆくはしの管理運営費を、農林水産業費では、農業経営の安定化を図るための、活力ある高収益型園芸産地育成事業、水田農業構造改善事業や、小規模零細地域農業振興対策事業、農村環境整備事業、長井地区ほ場整備事業、また、漁港施設整備事業や、栽培漁業などの経費を計上いたしております。 商工費では、全日本花いっぱい行橋大会事業、地域活性化のための産業祭、及びなつまつりこすもっぺの経費、商店街活性化のための地域活性化推進事業補助金や、えびす通りアーケード改築補助金、また中小企業を支援するための中小企業育成補助金や、行橋テクニカルサポート事業などを計上いたしております。 土木費では、京築地域の中核都市にふさわしい都市づくりを目指している土地区画整理事業、都市街路事業などの都市基盤整備事業や、道路新設改良事業、公園整備事業、桜町団地建替事業などの生活基盤整備事業などの経費を計上いたしております。 消防費では、高規格救急自動車の購入費、また、緊急時に備えるための小型動力ポンプ付積載者の購入などの経費を、教育費では、小学校パソコン教室の1人1台パソコン導入に伴う経費や、行橋小学校講堂の実施設計費、小学校児童の登下校時の安全対策として、全児童への安全防犯ブザーの購入費を、また、児童生徒相談事業や、小学校への英語活動導入に伴う経費、学校教育の充実を図るための児童生徒用教材備品費や図書費を、また、社会教育費では、各種教育講座、文化公演事業、国指定文化財の御所ヶ谷神籠石史跡公園整備事業、コスメイト駐車場整備事業や、国民文化祭の経費を、また保健体育費では、種目別に競技を行うスポーツフェスティバル事業を計上いたしております。 諸支出金では、特別会計への繰り出し金などを計上いたしております。また、債務負担行為といたしまして、住民税申告支援システム賃貸借契約と、小学校パソコン教室の1人1台パソコン導入のための小学校教育用コンピュータ機器賃貸借契約を計上いたしております。 これらの事業の遂行に要する財源としては、市税約58億3876万円、地方交付税約50億7468万円、国県支出金約54億5492万円、繰入金約18億7930万円、市債約26億5670万円、その他約30億3825万円を計上しているところでございます。 次に、議案第21号の国民健康保険特別会計予算につきましては、予算総額を、63億5254万円といたしまして、地域医療保険として、若人及び退職分の医療費、老人保健拠出金及び介護給付金を計上し、前年度対比で、11.7%増の予算編成を行ったところでございます。これにあてる財源として、国民健康保険税、国県支出金、療養給付費交付金などを計上しているところでございます。 次に、議案第22号の老人保健特別会計予算につきましては、予算総額を、72億2104万4000円といたしまして、対象人員は、前年度対比で3.49%マイナスを想定した老人医療費を計上し、前年度対比で3.6%減の予算編成を行っているところでございます。これにあてる財源として、支払基金交付金、国県支出金、一般会計繰入金などを計上しているところでございます。 次に、議案第23号の住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、予算総額を、4325万3000円といたしまして、貸付事業債の元利償還金などを計上し、前年度対比で0.1%増の予算編成を行ったところでございます。これにあてる財源として、県支出金、一般会計繰入金、貸付金元利収入などを計上しているところでございます。 次に、議案第24号の公共下水道事業特別会計予算につきましては、予算総額を、10億6449万1000円といたしまして、下水道使用料徴収事務にかかる負担金、処理場の維持管理費、受益者負担金の徴収にかかる事務経費、面整備管の布設工事費及び政府資金等の借入れに対する元利償還費などを計上し、前年度対比で0.4%増の予算編成を行ったところでございます。これにあてる財源として、下水道使用料、国庫支出金、一般会計繰入金などを計上しているところでございます。 次に、議案第25号の地方卸売市場行橋魚市場特別会計予算につきましては、予算総額を、3196万2000円といたしまして、施設維持費、建設事業債の元利償還金などを計上し、前年度対比で0.5%減の予算編成を行ったところでございます。これにあてる財源として、魚市場使用料、一般会計繰入金などを計上しているところでございます。 次に、議案第26号の行橋市・苅田町・豊津町介護認定特別会計予算につきましては、予算総額を、3001万8000円とし、介護認定審査会委員の報酬、費用弁償及び事務経費などを計上し、前年度対比で2.2%減の予算編成を行ったところでございます。これにあてる財源として、苅田町及び豊津町からの負担金、一般会計繰入金などを計上しているところでございます。 次に、議案第27号の介護保険特別会計予算につきましては、予算総額を、33億9089万9000円とし、居宅介護・居宅支援サービス給付費、施設介護サービス給付費及び事務経費などを計上いたしまして、前年度対比で3.8%増の予算編成を行ったところでございます。これにあたる財源として、介護保険料、国県支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金などを計上しているところでございます。 次に、議案第28号の農業集落排水事業特別会計予算につきましては、予算総額を、6億3849万1000円とし、処理場施設工事費、管路施設工事費などを計上し、前年度対比で23.8%増の予算編成を行ったところでございます。これにあてる財源として、国県支出金、市債などを計上しているところでございます。 最後に、議案第29号の水道事業会計予算につきましては、給水戸数1万9358戸、年間総給水量540万1944立方メートルと見込み、収益的収支では、収入10億5592万5000円、支出10億6633万3000円とし、主な収入では、水道使用料、水道納付金及び水道管切りまわしに伴う負担金などを、主な支出では、浄水場や配水管等の維持管理費、施設等の減価償却費及び借入金に対する支払利息などを計上しているところでございます。 次に、資本的収支では、収入9327万1000円、支出4億1712万7000円とし、主な収入では、他事業関連の水道工事負担金や施設分担金など、主な支出では、区画整理事業、下水道事業に伴う配水管布設工事費、第5次拡張事業の管布設工事費及び借入金に対する支払元金などを計上しているところでございます。 昨年に引き続きまして、大変厳しい予算内容となっておりますが、現在、水道事業会計の再建計画を策定中でございまして、経営の健全化を早期に図るとともに、下水道使用に伴う水量増加など、水の販売促進に努め、停水業務の強化など、効率的な事業運営と経費の節減を、より一層推進してまいる所存でございます。 以上、今回提案いたしました案件の概要につきましてご説明申し上げましたが、いずれも市政運営上重要な案件でございますので、よろしくご審議を頂きまして、ご賛同賜りますよう、お願いを申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(二保茂則君)  説明は終わりました。以上で、本日の日程は、全て終了いたしました。本日の会議は、これをもって散会いたします。                散会 10時58分            平成16年3月第23回行橋市議会定例会              会 期 並 び に 議 事 日 程 表┌────────┬──┬──────┬────────────────────────┐│  月 日   │曜 │会 議   │議  事  日  程              │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│3月 2日   │火 │本会議   │開 会                     ││        │  │      │会期並びに議事日程の決定            ││        │  │      │諸般の報告                   ││        │  │      │市政に対する説明                ││        │  │      │提出議案の上程、提案理由の説明         ││        │  │      │散 会                     ││        │  ├──────┼────────────────────────┤│        │  │      │※請願・陳情・要望の提出(午後5時まで)    │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月 3日  │水 │休 会   │※一般事務に関する質問通告(午後4時まで)   │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月 4日  │木 │休 会   │                        │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月 5日  │金 │休 会   │                        │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月 6日  │土 │休 会   │                        │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月 7日  │日 │休 会   │                        │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月 8日  │月 │本会議   │開 議                     ││        │  │      │一般事務に関する質問              ││        │  │      │散 会                     ││        │  ├──────┼────────────────────────┤│        │  │      │※議案に対する質疑通告(午後4時まで)     │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月 9日  │火 │本会議   │開 議                     ││        │  │      │一般事務に関する質問              ││        │  │      │議案に対する質疑、議案の委員会付託       ││        │  │      │散 会                     ││        │  ├──────┼────────────────────────┤│        │  │委員会   │(付託事案審査)                ││        │  ├──────┼────────────────────────┤│        │  │      │※決議・意見書の提出(午後5時まで)      │└────────┴──┴──────┴────────────────────────┘┌────────┬──┬──────┬────────────────────────┐│  月 日   │曜 │会 議   │議  事  日  程              │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月10日  │水 │委員会   │(付託事案審査)                │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│3月11日   │木 │委員会   │(付託事案審査)                │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│3月12日   │金 │委員会   │(付託事案審査)                │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│3月13日   │土 │休 会   │                        │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│3月14日   │日 │休 会   │                        │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│3月15日   │月 │委員会   │(付託事案審査)                ││        │  ├──────┼────────────────────────┤│        │  │      │※意見書の字句修正(午後5時まで)       │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│3月16日   │火 │委員会   │(付託事案審査)                │├────────┼──┼──────┼────────────────────────┤│ 3月17日  │水 │本会議   │開 議                     ││        │  │      │審査終了事案の上程、              ││        │  │      │委員長報告、質疑、討論、採決          ││        │  │      │会議録署名議員の指名              ││        │  │      │閉 会                     │└────────┴──┴──────┴────────────────────────┘            平成16年3月第23回行橋市議会定例会                  議会報告事項                               (平成16年 3月 2日)平成16年12月2日(火)         平成15年12月第22回行橋市議会定例会12月19日(金) 1月7日(水) 商工会議所賀詞交歓会1月9日(金) 築城基地賀詞交歓会1月11日(日) 消防出初式1月11日(日) 成人の日記念行事1月21日(水) 愛知県知立市議会行政視察来市1月26日(月) 青森県五所川原市議会行政視察来市1月27日(火) 愛媛県今治市議会行政視察来市1月29日(木) 滋賀県守山市議会行政視察来市2月2日(月) 岩手県水沢市議会行政視察来市2月5日(木) 全国市議会議長会基地協議会総会(東京都)2月5日(木) 行橋市外3箇町清掃施設組合議会定例会2月6日(金) 北海道滝川市議会行政視察来市2月9日(月) 議会だより編集委員会2月9日(月) 京築広域市町村圏事務組合議会定例会2月12日(木) 第3回行橋市ニチレクボール大会2月19日(木) 行橋市小学校教育研修会総合発表会2月21日(金) 世代間交流ふれあいレクリエーション大会2月22日(日) 京都行橋開放学級体験交流会2月25日(水) 文教厚生委員会2月25日(水) 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