田川市議会 2011-06-24
平成23年第3回定例会(第1日 6月24日)
平成23年第3回
定例会(第1日 6月24日) 平成23年6月24日(金)
(第 1 日)
平成23年
田川市議会定例会会議録
第3回
平成23年6月24日 午前10時03分開会
出席議員
議席番号 氏 名
議席番号 氏 名
1番 髙 瀬 春 美 11番 植 木 康 太
2番 金 子 和 智 12番 星 野 一 広
3番 柿 田 孝 子 13番 加 藤 秀 彦
4番 佐 藤 俊 一 14番 吉 岡 恭 利
5番 尾 﨑 行 人 15番 陸 田 孝 則
│ 7日
│木 │ │ │ │
├────┼──
┤ │ │ │
│ 8日
│金 │ │ │ │
├────┼──
┤ │ │ │
│ 9日
│〇土│ │ │ │
├────┼──
┤ │ │ │
│ 10日
│〇日│ │ │ │
├────┼──
┤ │ │ │
│ 11日
│月 │ │ │ │
├────┼──
┤ │ │ │
│ 12日
│火 │ │ │ │
├────┼──┼─────┼────┼───────────────────┤
│ 13日
│水 │開 議 │ │1.平成23年度
一般会計補正予算及び
関連│
│ │ │午前10時
│ │ 議案採決 │
│ │ │ │ │2.請願、陳情の件 │
└────┴──┴─────┴────┴───────────────────┘
(開議10時03分)
○議長(髙瀬 春美 君)
どなたもおはようございます。
議員定数20名のうち、ただいま
出席議員は20名であります。よって、本会議は成立いたしました。
これより平成23年第3回
田川市議会6月
定例会を開会いたします。
会議に入ります前に、議員に対する表彰の件につきまして御報告いたします。
去る6月15日に東京において開催されました第87回
全国市議会議長会総会におきまして、議長として在職4年の
髙瀬春美議員が、また議員として在職20年の
北山隆之議員がそれぞれ表彰を受けられました。
それでは、ただいまから
表彰状並びに
記念品の伝達を行います。
また、市長からも
感謝状を贈り、感謝の意を表したいとの申し出があっておりますので、引き続いてお受け願いたいと思います。
なお、
表彰状並びに
記念品の伝達を加藤副議長のもとで行います。
それでは、ただいま御紹介を申し上げました議員は、演壇の前にお進みください。
(
表彰状の伝達並びに
感謝状の贈呈)
以上で、
表彰状の伝達並びに
感謝状の贈呈を終わります。
これより会議に入ります。
本日の
議事日程は、お
手元配付のとおりであります。御了承願います。
日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。会期は本日から7月13日までの20日間といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から7月13日までの20日間と決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なお、会期中の
会議予定につきましては、お
手元配付の
会期表(案)のとおりでありますので御了承願います。
次に移ります。
日程第2「議席の一部変更について」を議題といたします。
今回、
議員席の一部を
一般質問席とした関係から、議席の一部を変更いたしたいと思います。
お諮りいたします。
お手元に配付いたしております
議席配置図のとおり議席を一部変更することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、お
手元配付の
議席配置図のとおり議席を一部変更することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それでは、ただいま決定いたしました議席へお手元の氏名標を持ってお着き願いたいと思います。
次に移ります。
日程第3「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第79条の規定により、議長において、
柿田孝子議員、
北山隆之議員を指名いたします。
次に、ここで「諸般の報告」をいたします。
まず、市長から、「
山本作兵衛氏の
炭坑記録画と
記録文書の
世界記憶遺産登録について」の
行政報告の申し出があっておりますので、これをお受けしたいと思います。
(「議長」と呼ぶ声あり) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
皆さん、おはようございます。会議に入ります前に、
行政報告をさせていただきます。
行政報告の今回の機会をいただいたこと、心から厚く御礼を申し上げます。
このたび、
山本作兵衛氏の炭坑の
記録画並びに
記録文書が
国際連合教育科学文化機関、いわゆる
ユネスコの
世界記憶遺産に登録されることが決定しましたので、本件に係る本市の今後の対応につきまして、ここに報告させていただきます。
今回、
山本作兵衛氏の
炭坑記録画等が登録されることになりました
世界記憶遺産は、
ユネスコが実施する三大
遺産事業の一つであり、そのほかに
世界遺産と
無形文化遺産がございます。当初、本市は、九州・山口の
近代化産業遺産群の
構成資産として二本煙突と
伊田竪坑櫓の
世界遺産への登録を目指し、
産学官民が一体となって
取り組みを行ってまいりました。その
取り組みの中、平成21年2月には、本市において
世界遺産田川国際シンポジウムが開催され、
当該世界遺産の
専門家委員らの本市への来訪、視察を行っていただくなど、
世界遺産の登録に向けた機運が高まりを見せておりました。しかし、平成21年10月、二本煙突と
伊田竪坑櫓につきましては、
関連設備が十分に残っていないとの理由により、
当該世界遺産の
暫定リストから惜しくも漏れるに至り、残念至極な結果となりました。
その一方で、これらの
取り組みを通して、
山本作兵衛氏の
炭坑記録画等が
専門家委員の目にとまり、その資料としての
希少性や
正確性、
充足性等の観点、特に明治・大正・
昭和前半にかけての炭坑と、そこで働く労働者の生活の変化が忠実に記録されていることから、極めて高い評価をいただき、
世界記憶遺産の申請についての御助言を賜りました。当時、我々は
世界記憶遺産という言葉さえ十分に認識できておらず、また、国もこの事業に対する
取り組みをとり行っておりませんでしたので、文字どおり、手探りの状態の中、
専門家委員のお一人、オーストラリアの
マイケル・ピアソン博士と九州・山口の
近代化産業遺産群のコーディネーターであります
加藤康子氏の御支援を賜りながら、昨年3月末に福岡県立大学と共同にて
登録申請を行った次第であり、本年5月25日に晴れて
世界記憶遺産への登録の内定をいただいたものであります。このことは国内初の快挙であり、また本市がこれまではぐくんでまいりました
炭鉱文化、あるいは
炭鉱遺産が世界に認められたともいえ、本市の歴史上最も誇らしく、また輝かしい出来事でもあります。
しかし、このような栄誉に浴することができましたのも、ひとえに炭坑にまつわる御自身の記憶を子々孫々に伝えたいといちずに筆を握り続けられた
山本作兵衛氏はもとより、
山本作兵衛氏の
炭坑記録画の価値をいち早く見出した
長尾達生氏、
山本作兵衛氏に
水彩画を勧めた元田川市
図書館長の永末十四雄氏、
山本作兵衛氏の業績を世に広めることに尽力した
上野英信氏といった
先人たち、また、
山本作兵衛氏の
炭坑記録画等を惜しむことなく御提供いただきました
山本照雄氏を初めとする
山本家御一族の
皆様方、
世界遺産の
登録活動を通して、本市の
炭鉱文化を世界に発信しようと日夜奔走いただきました市民の皆様、先ほども申し上げました
マイケル・ピアソン博士に
加藤康子氏、その他本当にたくさんの方々の熱い思いと御努力のたまものであると考える次第であります。
そして、行政としましては、
先人たちが残してくださったこの貴重な
当該記憶遺産に対し、ただただ、これまでにも増して厳格な保存に努めるとともに、この
山本作兵衛氏の描く記憶が未来永劫、世界じゅうの記憶として生き続けることができるよう、係る環境の
整備等に努める責任の重大さを痛感しているところであります。
このような
状況等を踏まえ、
世界記憶遺産の
正式登録の
認定証を受領後速やかに
当該記憶遺産の保存・
活用等について検討すべく、
学識経験者や国、県、
田川市議会、
関連団体等で構成する
検討組織を立ち上げたいと考えています。
これにあわせ、早急に対応すべき課題もございます。と申しますのも、5月25日、
山本作兵衛氏の炭坑の
記録画並びに
記録文書が
ユネスコの
世界記憶遺産に登録されることが内定したことを受け、新聞やテレビにおいて連日予想をはるかに上回る報道がなされ、石炭・
歴史博物館には多い日で1日千人近く、とりわけ
福岡都市圏や
北九州都市圏はもとより、関東や関西、あるいは
九州南部といった遠方からも来館をいただいているところであります。しかしながら、その一方で、石炭・
歴史博物館は、当初、
石炭資料館として建設されている点、建設後30年近くが経過している点、今日に至るまで、このような形で多数の来館者の
受け入れを経験したことがない点などから、さまざまな面で
受け入れ環境が十分に整っているとは言えず、例えば館内のトイレや
敷地内駐車場においてトラブルが生じる、あるいは土産物の販売や
休息スペースを求める声が多く寄せられているといった、極めて早急に対応すべき課題が山積しているところであります。また、当然ながら、外国語で記された
世界記憶遺産の
制度概要等につきまして、今後早急に正しく理解する必要もございます。
以上の状況を踏まえ、6月1日付にて庁内に設置しました本件に係る
準備組織、さらには6月7日に開催しました
関係部課長会議におきまして、当面、早急に対応すべき
取り組み、とりわけ
受け入れ環境の整備や
世界記憶遺産の
正式登録の
認定証を受領後速やかに行うべき市内外への周知・PRの
具体策について検討を行った次第であり、これらの
具体策をより効果的に実施するに際しましては、これまでのように、我々行政の目線だけで実施するわけにはまいりません。例えば、遠方から石炭・
歴史博物館の来館のみを目的においでいただいた方々にも十分御満足いただけるよう、
専門コンサルタント等の意見も取り入れながら、
受け入れ環境の整備に努める必要があります。
正式登録の
認定証の受領まで、最短であと1週間程度とも言われております。
当該認定証の受領後は、これまでにもさらに増して多数の来館をいただくことが予測されます。この待ったなしの状況の中、さまざまな観点から課題を想定しつつ、先ほどの
コンサルタントを初めとする業者の選定、
契約事務、その後の
当該業者等との打ち合わせといった事務を経て、適切な整備を行い、また確実に成果物を得なければなりません。それらの事務の大前提となりますのが、
当該事務に係る予算の確保であり、本来であれば
予算編成後、議会に上程し、審議・議決を経て、
当該事務にかかる必要がありますが、何分にも残された期間を考えますと、そのいとまは十分になく、今回苦渋の選択ではありましたが、
専決処分の決断に至った次第であります。
なお、予算の執行に当たりましては、適宜、
市議会に御報告申し上げ、御意見を賜るとともに、
当該予算について精査を行った上で、9月議会にて御審議を賜りたいと存じます。
以上、簡単ではございますが、
世界記憶遺産の登録に伴う本市の今後の
取り組みに関する
行政報告とさせていただき、今回の
専決処分による
補正予算につきましては、本市が現在置かれている状況や当面の課題に対する
緊急性等にかんがみ、
市議会の皆様の御高配を賜り、何とぞ御承認いただきますよう深くお願い申し上げる次第であります。
○議長(髙瀬 春美 君)
ただいま市長の
行政報告が終わりました。
本件につきまして、
質疑等ございませんか。
(「議長」と呼ぶ声あり)
佐藤議員。
○議員(佐藤 俊一 君)
今回、急遽、
山本作兵衛さんの
記録画等が、こうした
世界記憶遺産に登録される予定であるというふうな今説明で、さまざまな予算を専決をしたということで、市長のほうから報告がありました。その中で、私自身もちょっと予算の中身を精査させていただきましたけど、急いでやるべき問題と、もう少し時間をかけてもいいのではないかというのもありますが、それはもうきょう一々言いませんけど、ここで市長も述べられたように、今後は議会の意見も聞きながら進めていきたいということで、今表明がありましたので、その中身については一々言いませんけど、専決に対する
考え方ですね。私たちはこの間、税の条例を変更するに当たっても、毎年のように3月31日で国から通達が来るからすぐやりましたというふうなことで
専決処分が行われてきています。それに対して、
そのもの条例の中身についても、意見がある場合は、中身について、変更についても認められないものは認められない。そして、いうことも主張してきましたし、
専決自体もなるべくしないほうがいいという
考え方です。基本的にはしないほうがいい。
それで、今後、その
税条例も含めてですが、どうしたら専決をしないでいいのかということを基本的に据えて考えて進めていっていただきたいんですが、今後の
取り組み、例えば
税条例にしても
臨時議会を開くとかいうことも可能でありますし、これから起こってくることもさまざまあると思いますが、専決をしないでいいような
仕組みづくりというのも検討されるのか、考えていただけるのか、それだけちょっとお尋ねいたします。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
もともと
専決自体は、これは
特例措置であります。したがって、この
特例措置はやはり議会を開くいとまがないと、そういう時間的余裕がないときにのみ
専決処分がされるわけであります。行政の中には
緊急的要素がたくさんあります。そういったものをもろもろと判断をしながら、専決はやっていくべきであると、私はこのように基本的に思っています。
したがって、先ほどの
条例改正におきましても、これは税の執行にかかわる問題であります。そういった中での期限が切られて、年度末ぎりぎりに通知をいただくわけですので、どうしても年度内の議会を開くいとまがないと、ひまがないという中で、時間的余裕がないがために、専決をしなければなりません。
行政の執行の中には、いろいろな専決があると思います。例えば、災害時における人命にかかわること、こういったものも我々議会を開くいとまがないわけでございます。今回の場合にも、直ちにというのが非常に我々としては危機感を感じております。というのは、一気にこれは人命にはかかわるわけではございませんが、今回の問題につきましては、本当にそういう我々の
行政判断として、執行に支障のないような判断をやはりやっていく。円滑な行政を執行するためには、万やむなしということで考えていきたいと思います。 (「今後」の声あり)
今後はまた議員の
皆様方の御意見も聞かせていただいて決めていきたいと思っております。しかし、
専決処分はですね、私は (「検討されるのか」の声あり)
検討はやります。
(「
専決処分をしない方向、しないような
取り組み、
考え方を持っておられるのかと聞いている」の声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
やらないというのではなくて、そういったことも踏まえて、専決は十二分に検討しなければならないと思っております。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君)
佐藤議員。
○議員(佐藤 俊一 君)
中身については、私は先ほども言いましたように、今すぐ急がなくてもいいようなものもあるように見えますが、一応専決をされたわけで、今後は意見を聞いていくということですから、この件については市長の報告の中で理解はできていますが、専決について今後極力しないでいいようなことを考えていく。それは災害時とか、私は同じ意見ですけど、避けれるものは避けれるように検討していくのかということなんですが、それだけでいいんですよ。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
この件につきましては、専決せずに済むように検討してまいりたいと思います。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに質疑はございませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 佐々木議員。
○議員(佐々木 允 君)
ぜひ2点お願いがあります。1点目は、まだ報告第3号が入ってない段階で、報告第3号にかかわるような
行政報告がされている。当然、
行政報告でそのような報告をされると、
専決処分にかかわることの質疑に入ってしまうので、ぜひ今後は、今後の審議にかかわるような
行政報告を行って、議会運営が混乱を招くようなことはやめていただきたい。実際に、もう報告第3号の
専決処分に係ることを実際
行政報告で市長は言ってしまっているんですね。今はまだ、議案の中で今から審議をする対象は、これから先ですよね。その点はやっぱり十分考えていただかないと混乱を招くと思うので、ぜひそこは議長にお願いをしたいし、また今後
専決処分のことで私はここは聞きたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
○議長(髙瀬 春美 君)
そのことの答弁はいいですか。いいです。
ほかに質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、
行政報告を終わります。
次に、市長から、お
手元配付のとおり、報告事項第4号「平成22年度田川市一般会計繰越明許費繰越計算書」、報告事項第5号「平成22年度
田川市立病院事業関係予算繰越計算書」、報告事項第6号「
市長専決処分の報告について」、報告事項第7号「財団法人田川市住宅管理公社の経営状況の報告について」、報告事項第8号「田川市土地開発公社の経営状況の報告について」の報告があっております。
次に、監査委員からお
手元配付のとおり、平成22年度定期監査結果報告並びに一般会計、特別会計及び企業会計につきましては、それぞれ各月分の例月出納検査結果報告があっておりますので、御了承願います。
以上で「諸般の報告」を終わります。
次に移ります。
日程第4報告第3号「
市長専決処分の報告並びに承認を求めることについて」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 副市長。
○副市長(松岡 博文 君)
提案理由説明を申し上げます。
日程第4報告第3号「
市長専決処分の報告並びに承認を求めることについて」御説明申し上げます。
本案は、先ほど市長からの
行政報告で触れましたが、
山本作兵衛氏の炭坑の
記録画並びに
記録文書が
ユネスコの
世界記憶遺産登録に内定したことに伴い、急増する来場者への対処など緊急に対応する必要があるものについて、早急に予算計上する必要が生じましたが、
市議会を招集する時間的余裕がなかったため、6月17日付をもって
地方自治法第179条第1項の規定に基づき
専決処分をしましたので、これを報告し、その承認を求めるものであります。
当該
世界記憶遺産につきましては、昨年3月31日に本市と福岡県立大学が共同で
ユネスコに推薦書を提出し、世界各地から推薦された80件のうち、登録が内定した45件の一つに選ばれたものであります。このことは連日報道等で取り上げられ、
世界記憶遺産登録の認定書を受領していない現時点でも、多い日には千人もの来場者が石炭・
歴史博物館を訪れている状況にあります。
しかしながら、現状の石炭・
歴史博物館は、この
世界記憶遺産を守るためのセキュリティー体制が整っておらず、また多くの来場者に対応できる施設たり得ない状況にもあり、これらの不備な点に対し早急に対処する必要が生じております。また、今回の
世界記憶遺産登録は、本市を全国または世界に発信する、またとない機会であり、この機を逃すことのないよう早急に行動を起こす必要があります。
今回の
市長専決処分による
補正予算は、本市がこの機会を生かすため、緊急に実施しなければならない事業で編成いたしております。
補正の主な内容といたしましては、10款教育費において、第1に、
世界記憶遺産の適正かつ安全な保存のための施設改修に要する経費。
第2に、急増する来場者への対応として、施設の管理運営及び改修に要する経費、図録等の作成・販売に係る経費。
第3に、
世界記憶遺産を早急にPR、活用していくため、検討委員会の設置、横断幕等の作成、認定資料の翻訳、
コンサルタント業務の委託等々に要する経費となっております。
いずれも緊急に対応し、または着手する必要がありますが、予算がなければ事務の適正かつ迅速な執行に支障を来すおそれがあるものであります。このため、今回は
市長専決処分とさせていただきましたが、執行に当たっては
市議会に対し、必要の都度、御報告し、また意見をお伺いしながら、市民と
市議会の御協力とともに、この
世界記憶遺産を守り、本市の発展につなげていかなければならないと考えております。
本件につきましては、よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。
○議長(髙瀬 春美 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 梅林議員。
○議員(梅林 史 君)
一、二点、質問させていただきます。まず、この
世界記憶遺産に登録が認定の内定があったと。関係者の並々ならぬ長年の御努力に敬意を表するものでございます。そこで、この田川の産炭地の本当に疲弊した
山本作兵衛氏の働いておった時代のことから、今どれほど田川が振興・発展したのであろうかということに思いをはせるわけでございます。こういった日本で初めての記憶遺産、すばらしいことだと私は思うわけです。
そこで、こういったチャンスをとらえて、田川の過疎地の脱却、過疎からの脱却、田川の振興・発展につなげる大きなインパクトのあるこの記憶遺産認定だと、そういうふうに思うわけでございます。
そこで、この6,100万円もの予算が緊急性を要するということから、市長は議会の審査を経なくて
専決処分をされた。当然、この内定があった瞬間から、多くの波紋があって、そういった効果があって、市を来訪していただく各地域の全国からの皆さん、本当にありがとうと言いたいわけです。しかし、田川市に来てみたら、田川市のインフラ整備が全くなされてないと言っても過言ではないと思います。石炭・
歴史博物館の周辺の環境整備、そういったものも含めて、田川の発展につなげるこの施策にしなければならないと、そういうふうに思うわけですね。
そこで、この応急的な措置として、緊急措置としてやらなければならないことは十分認識をいたしております。そのことと
専決処分の今まさに未執行で、これから政策的に田川の発展・振興にどのようにこれを生かしていくかというビジョン、そういったものが全くまだ議論の余地もない。委員会も今からつくると。その委員会も約900万円もかけてつくると。中身はどうだと、当然議会に諮って、議会に諮るということは、すなわち市民に諮るということなんです。ですから、私はこの件については、早急にやらなければならない部分と、今から政策的に市の発展につなげていく政策とは区別をして、そして、市民にわかりやすく、市民といつも市長は協働で田川の発展を図っていくんだと。まさにこれは役所だけではできる話ではありません。ですから、そういったことも、今やろうとしておるんでしょうけれども、その中身は一切審議に付されない。議会の議決権を奪ってしまった。
先ほど言いましたように、議会の審議を通して、今回は委員会でもインターネット中継がなされるというように報道もされておりますし、議会でもそういうふうに決めております。そういった中身がつぶさに市民に知られることこそ、最終的にこの発展につなげる
山本作兵衛氏の意がそこにあるのではないかと。
ただ単に急ぐから、急ぐからということで、手戻りや後戻りがないように、やはり市民の協力、あるいは全国的ないろいろな意味の協力も要るでしょう。財源的にも過疎債を大いに活用して、財源措置も可能だというふうに私は考える次第です。でも、そういったことが議論の場に出てこない。
先ほど市長の
行政報告の中には、9月議会で御審議賜りたいと。9月で諮らんでいいんですよ、今、6月
定例会、きょうから始まったんですから。急ぐんですから、今からやりましょうよという私は考えを持っておりますが、市長の御見解をお尋ねいたします。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
何度も申しますように、まだ始まったばかりで、その手前の段階で今やらなければならない緊急かつ避難的な仕事がここに挙げさせていただいております。当然これは今後百年の大計で振興・発展を考えていかなければならない。市民の協力、
産学官民の協力体制をつくっていく。さらには、国や県の支援をいただく、そういった長期的な展望を持ってこれに当たっていかなければならない。そのはしりとして、今、専門の委員会を立ち上げ、意見を聞きながら、総合的な視点に立った、そして長期的な視点に立った計画を進めていかなければならないと、このように思っております。当然、議会の
皆様方の御意見等を踏まえ、そして、さらなる本市の場合には財源的に非常に厳しい状況に置かれております。そういった財源の確保も踏まえて議論をしていただく、当然、議会の
皆様方の理解と協力を得なければならないと、このように思っているところであります。
したがって、いかにも議会を軽視したような御質問ではございましたけれども、私は決して議会を軽視した流れではなく、今一番やむを得ない緊急な措置としての予算措置を今度の専決をさせていただいたつもりであります。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに質疑はございませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 佐々木議員。
○議員(佐々木 允 君)
1点だけ最後の言葉でぜひ私は申し上げたい。議会を軽視していないと言うんですけども、議会の審議権をまさに奪ったのが、議会軽視そのものではないですか。そういった政策的な予算を審議するのが我々議会なんですよ。やろうと思えば、
臨時議会だって開くことはできたし、また今後の執行に当たっては議員の皆さんに話をすると、執行はあなたたちの責任ではないですか。最終的にこういう予算を議事をかけて、そして議決をしていくというのが、我々議会なんです。そのことをきちんとわきまえていただかないと、明らかにおかしいでしょう、その発言は。市長、いかがですか。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
先ほどから何回も同じことを言います。執行には本当に時間的な余裕がない、ぎりぎりの線で今追われているわけです。審議をして、これを2カ月、いや3カ月おくれた場合には、現場はパンクをします。そういう中で、私は命がけで今守ろうとしているのは、市政の発展であります。議会を軽視するわけではございません。したがって、執行権としてこれはとり行わさせていただきます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 佐々木議員。
○議員(佐々木 允 君)
私は何も、2カ月、3カ月おくらせてくださいと言いましたか。やろうと思えば、今からでもやろうではないかと言ってるではないですか。やろうと思えば、24日に話をすることは幾らでもできるんですから。さも私が2カ月、3カ月おくらせようと言っているような発言をするのは極めて遺憾です。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
それはとらえ方であります。今、直ちにやらなければならないということですから、もう時間的な余裕がないというのは、きょうでもやらなければならないことを、今もう既に発注をしなければならないわけです。だから、ここに審議の時間がないから、執行権として決断をしなければならない時間で私は処分をさせていただきました。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 香月議員。
○議員(香月 隆一 君)
私たちの会派では、今回の
専決処分を承認すべきかどうか、そのことについて2回、きょうも含めたら3回審議をしてまいりました。結論としては、分かれました。やはり、
地方自治法第179条に照らして、問題があるのではないか、認められないという意見、そしてまた、注文をつけさせていただきながらも、甚だ問題点があると理解をしながらも、やはり今回の問題、急がなければいけないということで承認するという意見と分かれてまいりました。
今回の
山本作兵衛氏の
記録画等が
世界記憶遺産に登録されるということは、本当に田川市にとって、市民にとって喜ばしいことだと思います。そして、そのことを契機に、田川市の振興・活性化に絶対に今回いいチャンスとして結びつけていかなければいけない。そのためにも、
認定証が来ると同時に、直ちに事業を展開していかなければいけない、市長の言っていることはよく理解できます。ただ、6,100万円という予算の内容が、本当に直ちに執行すべき予算の内容だけなのか、そのことも疑問がありますし、第179条に照らして、やはり本当に専決しか方法がなかったのか、先ほどから言われてますように、
臨時議会等の方法もあったのではないか。大切な田川市の今後を決定していく予算だからこそ、議会で十分な審議が必要だったのではないか、いろいろ私たちの会派で議論いたしました。そして、今も問題になっていますけど、何よりも議会の審議権というのは、私は大変重要なものだと思っています。そういった意味では、今後はぜひこの
専決処分のあり方というのは、細心の注意を持って臨んでいただきたい、そのことはぜひ注文をつけさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(髙瀬 春美 君)
答弁はいいですか。
ほかに質疑はございませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 二場議員。
○議員(二場 公人 君)
1点だけお伺いいたします。市長はこのMOWに登録されるということがありましてから、これが正式に認定書が来るまでは、市長としての動きはとらないということを何回もお聞きしましたが、その言葉とは裏腹ではないんですが、考えの違いかもしれませんけど、専決をしたということで、市長が認定をされるまでは動かないと。今回、
専決処分をしたというところの市長の見解があれば、お願いいたします。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
行政をつかさどる者は、文書で始まり文書で終わるということで、現在まだ私は
ユネスコからの証書たるもの、内容をいただいておりません。これを受け取って初めてここに効力が発揮できるわけであります。しかしながら、一方では情報というのは、世界じゅうを飛び回っております。これが25日の未明、私は東京にいました。そこで、いろいろな情報が私のもとに入ってまいりました。しかしながら、この情報というのは、一つの自由な私は公表すべきものであろうと思います。現に、
ユネスコの事務局のほうで、これはこういった45点が登録されたと、インターネット上で流されているという情報もいただいております。したがって、それはそれであるけれども、行政を執行する者としてのものは、先ほど申しましたように、文書で始まり文書で終わるというのが、基本スタンスであります。
さらに一方ではこういった情報が流れてしまうと、今回のようなパニック状況が今、石炭・
歴史博物館、いや、田川のまち、いや、この筑豊管内に本当に非常なことに人から注目を浴びていると。その中でも、田川の対応が非常におくれているという批判をいただいております。ここで判断をしなければならないのが、確かに証書をいただいてから、認定書をいただいてからのことでは、これが公的なものであるけれども、下準備としては、早くしなければ、間に合わないと。もう現にパニック状態で苦情がたくさん寄せられております。その苦情が悪い情報が外部に散った場合には、3倍、4倍と、次に申請ができないような悪い情報になった場合には、私の行政責任としては非常にとれなくなると。したがって、今、回避をするために、やむなく緊急的な措置として、これをやらさせていただきたいと、これは次へのステップへの対応でありますという二つの
考え方があるわけです。
したがって、今、下準備をさせていただき、認定書が着き次第、すぐに事業効果が発揮できるような、そういう体制をつくっていかなければならないということで、今回の
専決処分をお願いしたわけであります。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに質疑はございませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 柿田議員。
○議員(柿田 孝子 君)
先ほどの市長の報告の中に、
市議会に御報告申し上げ、意見を賜るとともに、
当該予算については精査を行った上で、9月議会にて御審議を賜りたいと思いますという報告がありました。この6月議会も20日間日にちがあります。そして、また委員会も開かれるわけでございますが、委員会の中では報告は全くないということでしょうか。委員会の皆さんも御意見をそのときにいろいろと出されると思いますが、6月議会の委員会の中ではどのような報告をされる予定でしょうか。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 副市長。
○副市長(松岡 博文 君)
柿田議員の事務的な議会報告、それにつきまして、まだ組織的に決定はいたしておりませんが、きょう朝、私の段階で所管、関係する課長等々と協議しまして、当然、7月4日、5日、6日、始まります、各常任委員会がですね。したがって、その中で、関係する課が、この
世界遺産に関係する課が、総合政策課がすべての総合的な事務局に位置づけてますが、現場関係では、これに文化課、そして都市計画課、そして商工労政課等々がありますんで、この昼から関係職員を集めまして、今議会での対応を最終的に決定するようにいたしております。
それで、私の考えとしましては、その関係する課合同で、今回のこの専決のその前日ぐらいまでの間の
取り組み状況だとか、積算の根拠だとかいうものを、皆さん方には当然御報告しながら、そして、御意見も賜っていきたいと、こう考えて、まだ市長には朝ちょっと報告しましたけど、組織決定は午後にする予定にいたしておりますが、方向としましては、今言ったような方向で、対議会の関係をとり行っていきたいと、こう考えております。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、これより討論に入ります。
討論の通告があっておりますので、発言を許します。
北山隆之議員の発言を許します。
○議員(北山 隆之 君)
おはようございます。先ほどは20年の表彰をいただきました。初心に返りまして頑張ることをお誓い申し上げます。
それでは、日程第4報告第3号についての賛成討論をいたします。
過日5月26日の新聞各社1面に、田川市と福岡県立大学の共同で申請していた
山本作兵衛氏の炭坑の
記録画並びに
記録文書が
ユネスコの
世界記憶遺産への登録が内定したと大きな記事がマスコミ各社の紙面に大々的に記載されました。日本では初めての
世界記憶遺産であり、田川市にとっても、あるいは筑豊にとって、さらに日本にとっての大きな吉事であると思いますが、この点につきましては、だれも異論を挟むことはないと確信をいたしております。
私たち田川の庶民の宝は、世界の宝として人類の記憶遺産として称賛され認められ、歴史の教科書で習ってきたフランスの人権宣言やベートーベンの第九の楽譜、アンネの日記と同じ人類の遺産として
ユネスコに登録されることは確実であります。余りのことに実感はわいてきませんが、この快挙は言葉では言いあらわすことのできないほど大変な出来事であり慶事であります。まず、このことを深く自覚するとともに、共有すべきであると思います。このことが今後将来に向け文化的側面においても、地域の活性化の起爆剤として一大観光都市田川を目指す上でも大きなエネルギーであり、電源地になっていくことは間違いないと思っております。
そこで、今回の執行部における対応については、多少の疑義があります。ありますが、
世界記憶遺産登録の主役である本家本元の田川市がその最初の
取り組み、さらには最初の準備段階におけるスタートで、対外的に見られ、よくないイメージや風評を来すような印象は極力回避しなければならないと強く思っております。連日、新聞、テレビに
山本作兵衛氏が報道されております。今、日本国内はもとより世界が注視している田川市であります。このことを重く受けとめようではありませんか。
こうした中、飯塚市では
山本作兵衛氏の炭坑の記録画の展示企画をという活発な議論がされていることも聞き及んでおります。本家本元の田川市として、市民の皆様から何をやっているんだと叱責されないためにも、執行部と議会が一致団結して、我がふるさと田川の浮揚に取り組むことだと思います。
先ほど市長の冒頭での
行政報告がありましたように、今回の事案は市長を初めとし、執行部の皆様の御苦労に対し、心から敬意を表します。また、先ほど百年の大計と言っておりましたが、私はまさに千載一遇、千年に1回のチャンスだと、こういう認識をいたしております。 (「そうだ」の声あり)
ありがとうございます。最後に一言、今から30年前、私は関西での組合の大会で行きました。そのときに関西の組合の委員長から、北山さん、どこですか。いや、私、九州です。九州のどこかね。福岡です。福岡のどこですかと聞かれました。そのときに、恥ずかしい話ですが、田川市と、筑豊と言えなかった。北九州の隣ですと、こういう返事をしました。今思いますと、今、私はこれ本当にひきょうな表現だったと思って深く反省をいたしております。ちょっとそれましたので、済みません。きょうからは、私は
山本作兵衛氏
世界記憶遺産の田川市ですと大きな声で言いたいと思っております。それは明治、大正、昭和時代の炭鉱で栄えたまちが、閉山後、一瞬にして暗いイメージになりましたが、国の制度事業でハード面のインフラ整備は、100%とは言いませんが、できたと思っております。ただし、ソフトの面において、心のケアの必要性が少し残っていたのではないかと私は感じております。しかし、今回の
世界記憶遺産のおかげで、すがすがしい気持ちで、子供や孫たちに誇りを持って言い続けたいと思っております。
よって、市長の
専決処分に緑政会を代表いたしまして、賛成討論といたします。以上です。
○議長(髙瀬 春美 君)
以上で通告による討論を終結いたします。
ほかに討論はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 佐々木議員。
○議員(佐々木 允 君)
報告第3号に対する反対の討論をただいまから行いたいと思います。
まず、今回の
専決処分に関して、
山本作兵衛氏の
世界記憶遺産の登録内定に伴うものですが、そういう慶事だからこそ、
山本作兵衛氏の業績を市民や議会で顕彰することが必要だからこそ、このような
専決処分をやってはならないと、まず述べたいと思います。もし、この
専決処分に反対などしたら、また議会がいちゃもんをつけていると危惧をされる方もいらっしゃるかもしれません。 (「思っとるぞ」の声あり)
しかし、そもそも執行部はそのことを見越して
専決処分をしているというのは、私から見ればとられるかもしれないと思っています。そうだとしたら、極めて悪質だと言うしかありません。
では、実際にこの予算が
山本作兵衛氏の顕彰と慶事にこたえ得るものになっているのかといえば、私は十分ではないと思っています。事実、トイレの改修も1千万円と言っていますが、先日の議運の説明では今から設計をしていくということを言っています。議運説明では、予算支出行為はゼロ円だということでした。予算がないと動けないと言いますが、予算がないでも、その準備はこれまでも行政運営で行ってきたはずです。今回のみそういう理屈は通用しません。
副市長は14日の議運説明で、今般19日の日曜日に向けて、早急にそこら辺の対応をしないといけないというものが案件に上げられていますと述べています。では、19日に一体どのような措置が予算的にされたのでしょうか。予算も全く執行されていない、警備員もテントも何ら契約や買ってもいません。事実上、だまし討ちのようなやり方は、到底看過できません。
今回の
専決処分は、予算に関する
専決処分です。それを
地方自治法第179条に照らし合わせれば、予算の執行が特に緊急を要するため、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認められるということになります。しかし、予算執行もない中で、このことは明らかに理由としての正当性を担保しません。また、執行部が予算があったから動けたというのは、行政運営上の問題であり、それは当該
専決処分の正当性を担保し得る理由にならないのは明らかです。法律の用語を勝手に解釈をしていいわけではありません。そもそも鹿児島県や阿久根市も政策予算を
専決処分したことによって、総務省や鹿児島県庁から勧告を出されています。今回も明らかに政策予算です。政策予算を専決するというのは、どう考えても法律の趣旨から外れています。幾ら慶事だからといって、明らかにこのことは
地方自治法第179条に違反する
専決処分だと言えます。事実、2010年9月に総務大臣が行った見解でも、
専決処分は災害のみ許されると述べています。明らかに違憲・違法な
専決処分であり、先ほど述べたとおり、慶事だから違法行為をチャラにせよなんて、どう考えても無理だと思います。具体的事情のもとに、客観的根拠に基づいて認定されるべきものであると
専決処分に関する行政実例では書かれています。しかし、客観的根拠は本当に示されたのでしょうか。先ほど述べた1千万円のトイレの改修は、設計もままならず、ホームページやコンサル委託がどのような形で行われるのか、盗難防止や保存の方法がどういう形態になるのか、そして、それが19日でなくてはならないのか、客観的根拠を示すことを執行部は何ら行っていません。
要はそもそも
予算編成に間に合わないから
専決処分をしたとも考えられます。事実、財政課が聞いたのも19日とこの前の議運では述べていました。全く中身のない予算をいかに財政は査定したのでしょうか。また、他の部によっては事後に聞いたという情報もあります。内部統制自体の問題も浮き彫りになっている事案だと思います。
そもそも私も含め議員は、
山本作兵衛氏の偉業を顕彰し、そして市民一丸となって慶事を祝いたいと思っているはずです。私自身も一日も早い対応を強く求めます。そして、多くの議員もコンサルが一千数百万円本当に何に使うのか、ホームページも400万円など本当に要るのかといった今回の
専決処分の中身についても、疑問が思いがあるほか、もっとこうすべきだという意見もたくさんあるはずです。市長は今後執行に当たって議会の意見を聞くと議運等でも述べてきましたが、だとしたらなおのこと、
専決処分の前に議会を開いて、意見を聞き、議論することがなぜできなかったのか、それを非常に強く考えます。そういう議論を全く封殺するのが
専決処分です。執行権の我々議会の議決権に対する介入にほかならないんです。今回のことを許してしまうのは、私の政治家としての良心が許しません。よって、この件は反対をしたいと思います。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
ないようでありますので、これより採決いたします。
採決の方法につきましては、起立により行います。
報告第3号はこれを承認することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。よって、報告第3号「
市長専決処分の報告並びに承認を求めることについて」は、これを承認することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次に移ります。
日程第5議案第34号「田川市
事務分掌条例等の一部改正について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 副市長。
○副市長(松岡 博文 君)
日程第5議案第34号「田川市
事務分掌条例等の一部改正について」御説明申し上げます。
本案は、第5次総合計画を体系的かつ総合的に推進するとともに、発想の転換による行財政構造の抜本的な改革を推し進め、簡素で効率的な組織へと再編を行うため、組織機構を見直すに当たり、関係条例の一部を改正しようとするものであります。
改正の内容といたしましては、第1に、本市の将来像の実現を目指すため、第5次総合計画基本構想に掲げるまちづくりの基本目標に呼応した五つの政策分野別に各部制を設置するため、各部の事務分掌について見直しを行うこと。
第2に、田川市行政改革推進委員会設置条例ほか八つの条例の庶務担当規定について見直しを行うことであります。
よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(髙瀬 春美 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 梅林議員。
○議員(梅林 史 君)
市長に1点だけ質問をいたします。今回の条例の一部改正、特に私は3年前だったと思いますが、企業誘致育成推進室、これは市長の政治生命をかけて企業誘致育成に当たると、こういう思いで3年前起こしたというふうに記憶をいたしております。今回の改正では、その推進室がなくなって、要するに産業振興部の中の係制といいますか、そういったことになっているのではないかと思うわけで、その大きな理由は何なのか、市長にお尋ねをいたします。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
それは、それぞれの委員会で説明したときに、3委員会からいろいろな御意見いただきました。したがって、今ここで田川の雇用の場の確保というのは最重要課題であるということは私も認識をいたしております。したがって、この組織の見直しの中には、今回、一部
皆様方に説明したものを修正して出させていただいております。それはそれぞれの委員会において説明をさせていただきます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 梅林議員。
○議員(梅林 史 君)
それは委員会の対応の話ですよ。私が聞いているのは、あなたの市長としての
考え方を今お尋ねをしているわけです、本会議場で。なぜ政治生命をかけるとまで言ったものが、わずか3年で係に落ちたのかと、これの理由は何なのかと聞いているんです。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
企業誘致・育成、これは私の政治生命をかけている精神は変わっておりません。基本方針は同じであります。したがって、室から今度は課のほうに格上げするということも考えております。今まさに田川はこれを図っていかなくして、将来の振興・発展はないと、若者定住の意見も出ました。そういう中では、同じ意思でずっと続けさせていただいております。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 梅林議員。
○議員(梅林 史 君)
市長、提案をされるんですから、市長なりの
考え方がきちっとなってないと、どうも審議しにくいですよ、これは。というのは、係制になっておる。じゃあ、今度は課に上げるつもりもあると、今ひょっと言い出した。そういうのは議論をされた上で、市長の本当のやりたいこと、進めたいこと、それが目に見えてこないんですよ、そういう発言をぽろっとするから。前段では、企業誘致、企業育成には政治生命をかけている、これは今も変わらない。そこを落とした。落としたのなぜかといったら、今度は課に上げるつもりになっとる。それこそ行き当たりばったりの答弁ではないですか。ですから、あなたの思いをそのまま、きちっとした思いがあるはずですから、それを披瀝してくださいよと、こう言っているんですよ。どうですか。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
企業誘致・育成は本当に限りなく進めていかなければならないと、その意思は全く変わっておりません。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 梅林議員。
○議員(梅林 史 君)
ですから、そういった中身も含めて、積極的に推進していくけれども、今回は係に落としたと。しかし、中身はもっと積極的に鋭意努力していくと、こういうことを言っていただきたいと思って言っているわけですよ。実際そういうつもりでしょう。どうですか。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 市長。
○市長(伊藤 信勝 君)
今、係制を指して言っておりますけれども、我々は今回
皆様方から意見を聞いて、内部検討をやり直させました。そして、今言ったような係制では市民の皆さんが気がつかないと、目に見えないと。したがって、課として昇格をし、積極的にこれを運営していくべきではないかという形で、修正をかけさせていただきました。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに質疑はございませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、次に移ります。
日程第6議案第35号「田川市
市税条例の一部改正について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 副市長。
○副市長(松岡 博文 君)
日程第6議案第35号「田川市
市税条例の一部改正について」御説明申し上げます。
本案は、東日本大震災の発生に伴い、地方税法の一部改正が行われ、雑損控除、住宅ローン控除の拡充、固定資産税の特別措置等が実施されることとなったため、本市
市税条例においても同様の改正をしようとするものであります。
改正の主な内容は、第1に、住宅や家財等に係る損失の雑損控除について、平成23年度市民税での適用を可能とし、その繰り越し期間を3年から5年へ延長すること。
第2に、市民税における住宅ローン控除の適用住宅が大震災により滅失等をしても、平成25年度分以降の住宅ローン控除の残存期間について継続適用を可能とすること。
第3に、津波により甚大な被害を受けた区域内の土地及び家屋の代替取得に対する固定資産税を軽減すること等であります。
よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(髙瀬 春美 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに質疑はありませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり)
佐藤議員。
○議員(佐藤 俊一 君)
今回、
市税条例の一部を改正するということで提案の説明がありましたが、大きくは、東日本の震災におけるものだというふうに理解をいたしております。ただ、中身は総務文教委員会で審議がされるのだろうと思いますが、ちょっと聞いておきたいのが、震災関連で、さまざま仕事が減ったとか休業とか、そういうのも我が田川市でもそういった方に会われた方々もおられますけど、そういうものに対する市民税の軽減措置とかいうのがとられるようなものとかは、今回はどのようになっているのかですね、それをちょっとお尋ねしたいんですけど。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(髙瀬 春美 君) 副市長。
○副市長(松岡 博文 君)
震災につきまして、もうすごい量の国からの通知・通達・法の一部改正等々が来ています。それで、その件につきましては、当然、私どもそういうことは想定しながらやっていかないかんと思ってますが、今回のこの改正の中では、先ほど言いました3点につきまして、国からの通知のそのものは中身的に織り込むということで、今御指摘の分につきましては、間接的に、例えば本社なりが東北にあって、そして、ここに九州の支社があるとか、田川に子会社があるとかいうて、間接的に仕事が減ったとかいうことも当然想定されるわけなんで、それらは実態的に十分現状を把握しながら、今後、組織的に検討し、対応していく必要があると、こう思っています。
○議長(髙瀬 春美 君)
ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、次に移ります。
日程第7議案第36号「
田川市立病院事業の
設置等に関する
条例等の一部改正について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 副市長。
○副市長(松岡 博文 君)
日程第7議案第36号「
田川市立病院事業の
設置等に関する
条例等の一部改正について」御説明申し上げます。
本案は、本年8月1日から病院事業の組織を地方公営企業法の全部適用に対応したものに改めるため、所要の改正をしようとするものであります。
改正の主な内容は、
病院事業管理者の権限に属する事務を処理させるための組織として、経営企画部門の機能強化を図るため、市立病院を病院局に改めること等であります。
よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(髙瀬 春美 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、次に移ります。
日程第8議案第33号「平成23年度田川市
一般会計補正予算」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 副市長。
○副市長(松岡 博文 君)
日程第8議案第33号「平成23年度田川市
一般会計補正予算」の概要について御説明申し上げます。
今回の補正は、当初
予算編成後、新たに生じた事務事業で早急に対応する必要がある事項等について措置いたしております。
この結果、一般会計の
補正予算額は2,675万8千円の増額補正となり、既決予算額と合わせますと252億7,143万3千円となっております。
それでは、補正の主な内容について御説明申し上げます。
まず歳出の概要を御説明いたします。
2款総務費では、行政評価における外部評価制度の一環として、構想日本の支援を得ながら、市民を初めとした仕分け人による事業仕分けを実施することとし、その所要経費を計上いたしております。
また、船尾小学校を活用し、文書書庫とするための改修に必要な経費を計上いたしております。
3款民生費では、既存小規模福祉施設におけるスプリンクラーの整備に要する経費を計上いたしております。なお、当該経費については、昨年度予算に計上しておりましたが、県の補助決定の遅延により実施することができず、再度本年度の予算に計上して実施するものであります。
4款衛生費では、本年度から大腸がん検診及び肝炎ウイルス検診についても、5歳刻みの節目年齢到達者を対象に、自己負担額を無料化することに伴う所要の経費を計上いたしております。なお、大腸がん検診の対象年齢は40歳から60歳まで、肝炎ウイルス検査は40歳以上とされており、本市では70歳までを対象とすることといたしております。
5款労働費では、田川地区シルバー人材センターが行うエコファーマー田川推進事業に対する補助金を計上いたしております。
6款農林業費では、新規就農者や認定農業者等の経営安定化のため、農業用機械設備の導入等に対し助成する国庫補助事業が不採択となり、県の補助事業へと移行することとしましたが、採択基準の差異により、事業者による事業見直し等による減額をすることといたしております。
7款商工費では、川渡り神幸祭の発展のためにと使途が指定されたふるさと寄附金の
受け入れが本年3月にあったことから、山笠保存伝承のための補助金を計上いたしております。
以上、歳出の主な内容の御説明をいたしましたが、これら各事業に対する歳入財源につきましては、事業に伴う国・県支出金等を計上し、不足する額につきまして、基金繰入金及び特別交付税で財源調整いたしております。
以上、
補正予算の概要を申し述べましたが、本件につきましては、よろしく御審議の上御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(髙瀬 春美 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
質疑がないようでありますので、ここで議案の
委員会付託を行います。
ただいま提案されました各議案につきましては、お
手元配付の議員
委員会付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。休会中、十分審査を願います。
次に移ります。
日程第9「請願・陳情の件」を議題といたします。
本日までに受理した請願1件、陳情1件につきましては、お
手元配付の請願・陳情文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたしますので、休会中に十分審査をお願いいたします。御了承願います。
以上で本日の
議事日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。大変御苦労さまでした。
(散会11時26分)
議案委員会付託表
平成23年6月24日
6月(第3回)
定例会
┌──────┬────────────────────────┬──────┐
│ 議案番号
│ 件 名 │付託委員会 │
├──────┼────────────────────────┼──────┤
│議案第33号│平成23年度田川市
一般会計補正予算 │別表1 │
├──────┼────────────────────────┼──────┤
│議案第34号│田川市
事務分掌条例等の一部改正について │総務文教 │
├──────┼────────────────────────┤ │
│議案第35号│田川市
市税条例の一部改正について
│ │
├──────┼────────────────────────┼──────┤
│議案第36号│
田川市立病院事業の
設置等に関する
条例等の一部改正│厚 生 │
│ │について
│ │
└──────┴────────────────────────┴──────┘
別 表 1
平成23年度田川市
一般会計補正予算
┌─────────┬────────────────────┬───────┐
│ 条
│ 付 託 事 項 │付託委員会 │
├─────────┼────────────────────┼───────┤
│ 第 1 条 │第1表 歳入歳出予算補正 │別表2 │
├─────────┼────────────────────┼───────┤
│ 第 2 条 │第2表 債務負担行為補正(追加) │総務文教 │
└─────────┴────────────────────┴───────┘
別 表 2
第1表 歳入歳出予算補正
(歳 入)
┌───────────┬───────────────────┬──────┐
│ 款 別 │ 付 託 事 項 │付託委員会 │
├───────────┼───────────────────┼──────┤
│9,13,14,16,17,19 │全 款 │総務文教 │
│ ├───────────────────┼──────┤
│ │各所管に係わるもの │各常任委員会│
└───────────┴───────────────────┴──────┘
(歳 出)
┌───────────┬───────────────────┬──────┐
│ 款 別 │ 付 託 事 項 │付託委員会 │
├───────────┼───────────────────┼──────┤
│2,3,4,5,6,7 │各所管に係わるもの │各常任委員会│
└───────────┴───────────────────┴──────┘
請願・陳情文書表
平成23年6月24日
6月(第3回)
定例会
(請 願)
┌─┬───────────┬──────────┬────┬────┬───┐
│番
│ 件 名 │ 請願者住所氏名 │紹介議員│受 理 │付 託│
│号
│ │ │ │年月日 │委員会│
├─┼───────────┼──────────┼────┼────┼───┤
│1│公共交通機関の存続へ向│北九州市小倉北区室町│香月隆一│H23.6.29│建 経│
│ │け、JR九州に係る経営│3-137-1
│ │ │ │
│ │支援策等の継続を求める│九州旅客鉄道労働組合
│ │ │ │
│ │意見書の提出に関する請│福岡地方本部
│ │ │ │
│ │願 │執行委員長 岩永康志
│ │ │ │
└─┴───────────┴──────────┴────┴────┴───┘
(陳 情)
┌─┬─────────────┬─────────────┬────┬───┐
│番
│ 件 名
│ 陳情者住所氏名 │受 理 │付 託│
│号
│ │ │年月日 │委員会│
├─┼─────────────┼─────────────┼────┼───┤
│1│少人数学級推進、義務教育費│田川市大字川宮1549 │H23.5.25│総 文│
│ │国庫負担制度拡充を求める意│福岡県教職員組合田川支部
│ │ │
│ │見書の提出に関する陳情
│ 支部長 中島尚利
│ │ │
└─┴─────────────┴─────────────┴────┴───┘...