次に、5つの
特別会計の決算状況を説明いたします。
まず、国民健康保険
特別会計につきましては、
歳入総額55億570万円、
歳出総額52億3,080万5千円、
形式収支は2億7,489万5千円の黒字となっております。
老人保健
特別会計につきましては、
歳入総額91億3,284万7千円、
歳出総額91億3,802万6千円、
形式収支は517万9千円の赤字となっております。なお、この赤字額につきましては、翌年度歳入の繰上充用を行うことによって補てんいたしております。
休日救急医療
特別会計につきましては、
歳入総額9,249万6千円、
歳出総額8,209万2千円、
形式収支1,040万4千円の黒字となっております。
住宅新築資金等貸付
特別会計につきましては、
歳入総額7億332万1千円、
歳出総額6億8,914万9千円、
形式収支は1,417万2千円の黒字となっております。なお、本会計においても、
一般会計と同様に政府資金等で4億2,758万円を繰上償還しております。
田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会計につきましては、歳入歳出とも530万7千円となっております。
次に、地方公共団体の財政状況に関する主な指標の推移を説明いたします。
まず、地方公共団体の財政力を示す財政力指数は0.385で、前年度の0.388から微減の状況を示しています。また、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は87.5%で、前年度と比較し5ポイント改善しております。さらに、健全財政の指標である
公債費比率は16.0%で、前年度と比較して2.6ポイント改善しております。このように財政力指数が低下し、その反面、経常収支比率などが改善しているのは、普通交付税の増加が影響しており、依存財源の動向に左右される本市の財政構造の特色を顕著にあらわしていると言えます。
いずれにいたしましても、厳しい財政状況が続いていることから、今後におきましても、健全財政を基本とした節度ある
財政運営に努めてまいる所存でございますので、議員各位の変わらぬ御指導と御教導をお願いいたします。
以上、各会計の決算の概要を申し上げましたが、本件につきましては、よろしく御審議の上、御協賛くださいますようお願い申し上げまして、
提案理由にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(二場 武 君)
ただいま
提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、
監査委員に監査意見を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
監査委員。
○
監査委員(佐々木 道雄 君)
おはようございます。
監査委員の佐々木道雄でございます。
ただいま認定に付されました「平成11年度田川市
一般会計歳入歳出決算」及び「各
特別会計歳入歳出決算」につきまして、その審査の概要を一括して御説明いたします。
平成12年8月14日、市長から決算書の送付を受け、10月25日までの間、これを審査いたしました。審査の方法は、各会計の歳入歳出決算書及び附属書類が関係法令に準拠して作成されているか、決算の計数は正確か、また、予算の執行、
財政運営の状況は適正であるかを主眼に置き、収入役保管の会計諸帳票との照合点検を行うとともに、関係職員の説明を聴取して審査を行ったところであります。
その結果、各会計の歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書は、法令で定められた様式で作成されており、その計数は平成11年度の決算を適正に表示しているものと認められました。また、予算の執行状況につきましては、おおむね適正に執行されていることが認められました。
まず、決算の概要でありますが、決算額等につきましては、既に市長から御説明がありましたので詳細は省略いたしますが、各会計の
歳入歳出差し引き、これは
形式収支でありますけれども、老人保健
特別会計を除く各会計は、収支の均衡は保持されており、
一般会計で2億7,402万4千円、全会計では老人保健
特別会計の赤字額517万9千円があるものの、5億6,832万円の黒字決算となっております。この
形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支額につきましては、
一般会計では1億8,013万2千円の黒字、全会計では4億7,442万8千円の黒字となっております。また、単年度収支額に積立金及び
財政調整基金の取り崩し額を加味した実質単年度収支額については、
一般会計で1億4,146万円の黒字、全会計では1億2,808万1千円の黒字となっております。
なお、11年度決算の特徴といたしましては、地方税の減収補てんの一環として地方特例交付金が新設され、本市に1億1,925万円が措置されていること、また、11年度限りの特例措置として、一定条件を満たした団体は政府資金等の記載の繰上償還が許され、本市がこれに該当し、
一般会計で25億2,997万円、住宅新築資金等貸付
特別会計で4億2,758万円、合わせて29億5,755万円の繰上償還が行われており、この財源として減債基金の取り崩し、借りかえ債の発行等の措置がなされております。このことにより将来的に約8億円の利子負担が軽減されるとの説明を受けておりますので、補足しておきます。
次に、主な財政指標の状況についてでありますが、さきに述べましたように、11年度は特例的に政府資金等の繰上償還が行われ、財政構造の弾力性を判断する経常収支比率や
公債費比率は前年度よりやや改善されていますが、その団体の財政力を示す財政力指数は依然として低率で推移しており、本市の財政構造は弾力性に乏しく、硬直化が持続していると言えます。こうした厳しい財政環境のもとにあっても、地方の時代にふさわしい活力ある地域づくり、少子・
高齢社会への対応等、ますます行政の役割と責任は増大していくものと思慮いたします。
したがって、今後の
財政運営に当たっては、市税を初め各種財源の確保に一段と努力されるとともに、簡素で効率的な行財政システムの確立、健全財政の確保による住民福祉の増進に努められ、地方自治行政に求められる最少の経費で最大の効果を上げられるよう要望するものであります。
なお、決算審査の詳細につきましては、お手元意見書のとおりでありますので、ここでの説明は省略させていただき、これをもちまして決算審査意見を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(二場 武 君)
ただいま
監査委員の監査意見が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 日高議員。
○議員(日高 信子 君)
お尋ねいたします。本市の予算の自主財源と申しますのは、50億、7分の1ぐらいの実質財源の中で、いわゆる固定資産税と、また軽自動車税等、かなりの未収入と申しましょうか、それはどのようにお考えでしょうか。2割弱のようになっておりますが。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君)
監査委員。
○
監査委員(佐々木 道雄 君)
未収額に対する
監査委員の意見でございましょうか。
確かに市税を初め各種
負担金等の未収金がございます。その額は
一般会計、
特別会計合わせて約18億円ぐらいが未収があったと思いますが、特に市税につきましては、滞納繰越分等もだんだん未収額がふえております。したがいまして、滞納処分の執行状況あるいは徴収の強化について、税務当局のやり方、考え方をお聞きしております。確かに徴収率がやや下がっておりますけれども、これは不況によるリストラ等で非常に納税者自身の負担の能力といいますか、負担力が減少しておると。今後につきましても、この滞納の一掃については最大限の努力を払っていきたいと、このような説明を受けておりますので、やむを得ないかなと、このように考えておるところでございます。なお、滞納の一掃につきましては、極力頑張っていただくようにお願いしておるところでございます。以上でございます。
○議長(二場 武 君)
ほかに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、次に移ります。
日程第9「
決算審査特別委員会の設置について」を議題といたします。
お諮りいたします。ただいま提案されました認定第3号から認定第8号までの平成11年度各
会計決算については、7人の委員をもって構成する
決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、休会中、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、認定第3号から認定第8号までの平成11年度各
会計決算については、7人の委員をもって構成する
決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、休会中に審査することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次に移ります。
日程第10「
決算審査特別委員会委員の選任について」を議題といたします。
お諮りいたします。ただいま設置されました
決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において加藤秀彦議員、小林義憲議員、古木英憲議員、香月隆一議員、岡田啓助議員、
辻村国利議員、星野一広議員の以上7名を指名いたします。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました7名の議員を
決算審査特別委員会の委員に選任することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それでは、
決算審査特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩をいたします。再開を午前11時といたします。
(休憩10時36分)
(再開11時05分)
○議長(二場 武 君)
再開いたします。
休憩前に引き続き会議を行います。
休憩中、
決算審査特別委員会を開き、委員長に古木英憲議員、副委員長に香月隆一議員が互選されましたので報告いたします。
次に移ります。
日程第11請願第20号「
田川市民プール施設に関する請願の
取り下げについて」を議題といたします。
本請願につきましては、提出者から
取り下げの申し出がありましたので、
会議規則第18条の規定により、これを承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、請願第20号「
田川市民プール施設に関する請願の
取り下げについて」は、これを承認することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次に移ります。
日程第12請願第22号「
野上公民館移転建替えに関する請願の
取り下げについて」を議題といたします。
本請願につきましては、提出者から
取り下げの申し出がありましたので、
会議規則第18条の規定により、これを承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、請願第22号「
野上公民館移転建替えに関する請願の
取り下げについて」は、これを承認することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次に移ります。
日程13第「請願・陳情の件」を議題といたします。
閉会中における請願・陳情の審査結果につきましては、各委員長の報告を省略し、別表結果表のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、閉会中における請願・陳情の審査結果につきましては、別表結果表のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次に、本日までに受理した請願1件につきましては、お
手元配付の「請願文書表」のとおり、所管の厚生委員会に付託いたしますので、休会中に十分審査をお願いいたします。御了承願います。
以上で本日の
議事日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。どなたも御苦労さまでございました。
(散会11時08分)
請願・陳情審査結果表
平成12年11月17日
12月(第4回)
定例会
(請 願)
┌───┬───────────────────┬────┬──────────┬──────┬─────┐
│番号 │件 名 │付 託 │審査結果 │上 程 │備 考 │
│ │ │ ├───┬──────┤
│ │
│ │ │委員会 │採否 │措 置 │年月日
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│ 4 │日曜日及び夜間の議会開催の実現方を求 │議 運 │継続 │ │H11.6.17 │ │
│ │める請願 │ │審査 │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│ 8 │田川市誘致企業に対する固定資産税の減 │総 文 │〃 │ │H11.6.21 │ │
│ │免に関する請願 │ │ │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│11 │日の出町市道改修に関する請願 │建 労 │〃 │ │H11.9.24 │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│13 │子どもの人権侵害、差別を固定化する文 │総 文 │〃 │ │H11.12.7 │ │
│ │部省調査の廃止を求める意見書提出に関 │ │ │ │
│ │
│ │する請願 │ │ │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│14 │永住外国人に対する地方公務員国籍条項 │〃 │〃 │ │〃
│ │
│ │撤廃に関する請願 │ │ │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│15 │国道201号バイパス西大橋付近の交通 │建 労 │〃 │ │H12.3.1
│ │
│ │対策に関する請願 │ │ │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│17 │糸飛地区道路新設に関する請願 │〃 │〃 │ │H12.3.23 │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│19 │NTT飯塚支店の「お客様窓口」廃止計 │産 経 │〃 │ │H12.6.16 │ │
│ │画を中止し、公共性を守り、国民へのサ │ │ │ │
│ │
│ │ービス向上を求める意見書提出に関する │ │ │ │
│ │
│ │請願 │ │ │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│20 │
田川市民プール施設に関する請願 │総 文 │ │ │H12.6.29 │
取り下げ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│22 │
野上公民館移転建替えに関する請願 │〃 │ │ │H12.9.8 │
取り下げ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│23 │白鳥工業団地排水処理施設設置に関する │産 経 │継続 │ │〃
│ │
│ │請願 │ │審査 │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│24 │白鳥工業団地内への一般廃棄物処理セン │〃 │〃 │ │〃
│ │
│ │ター建設反対に関する請願 │ │ │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│25 │住民参加型の松葉によるダイオキシン汚 │産 経 │継続 │ │H12.9.8
│ │
│ │染調査の継続的取り組みを求める請願 │ │審査 │ │
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│27 │白鳥工業団地内への一般廃棄物処理セン │〃 │〃 │ │H12.9.22 │ │
│ │ター建設反対に関する請願 │ │ │ │
│ │
└───┴───────────────────┴────┴───┴──────┴──────┴─────┘
(陳 情)
┌───┬───────────────────┬────┬──────────┬──────┬─────┐
│番号 │件 名 │付 託 │審査結果 │上 程 │備 考 │
│ │ │ ├───┬──────┤
│ │
│ │ │委員会 │採否 │措 置 │年月日
│ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│ 2 │道路新設工事と農道及び水路の整備に関 │産 経 │継続 │ │H11.12.7 │ │
│ │する陳情 │ │審査 │ │
│ │
└───┴───────────────────┴────┴───┴──────┴──────┴─────┘
請願文書表
平成12年11月17日
12月(第4回)
定例会
(請 願)
┌───┬─────────────┬─────────────┬──────┬──────┬────┐
│番号 │件 名 │請願者住所氏名 │紹介議員 │受 理 │付 託 │
│ │ │ │ │年月日 │委員会 │
├───┼─────────────┼─────────────┼──────┼──────┼────┤
│28 │田川湯山荘を県立直営の児童│田川市大字伊田3292番地の2│香月隆一 │H12.11.10 │厚 生 │
│ │養護施設として存続させ、そ│福岡県職員労働組合 │ │ │ │
│ │の機能強化を求める意見書提│田川支部 │ │ │ │
│ │出に関する請願 │支部長 森田文久 │ │ │ │
└───┴─────────────┴─────────────┴──────┴──────┴────┘...