また、
市内の現状においては、
直方東小学校と
直方第二
中学校の2校に
通級指導教室が
設置、自
校通級、
東小学校の
子たちですね、
東小学校に
設置されていますので。その自
校通級は11名、
他校、
東小学校以外の子が
東小学校に通う
他校通級が5人で、合計16名の
児童が在籍、これは昨年の
情報です。
直方第二
中学校では自
校通級、第二
中学校にいる子が7人、
他校通級が1人、第二
中学校以外の子が1人通っているということで、合計8人の
生徒が在籍ということでした。
今後の
目標として、
小学校でもう1校、
感田小学校に
通級指導教室を
設置するよう福岡県へ、これ、県費でありますので、福岡県へ
申請を上げ続けている。
委員会としては、
児童数がほかの
学校に比べ、
入学希望者も多い
感田小学校の
設置を第一の
目標として、その他の
学校現場の
状況を踏まえて、計画的に増やしていきたいということもおっしゃられておりました。確かに、
感田小学校は
東小学校よりも
児童数が多いと思いますので、本当はもっといるはずだと私も思います。
そこで、
質問いたします。今年度、
市内の
小学校における
通級指導に関わる
教員の数は何人いらっしゃいますでしょうか。また、
通級による
指導を受けている
児童・
生徒は何人かを教えてください。
○
学校教育課長(
石松敏幸)
市内で
通級による
指導を行っております
学校は、
先ほど議員御案内のとおり、
直方東小学校、
直方第二
中学校の2校でございます。その2校で1名ずつの
教員が現在
指導に当たっているところでございます。
また、本
年度通級による
指導を受けております
児童・
生徒は、
直方東小学校で16名、
直方第二
中学校で8名、計24名となっております。以上でございます。
○1番(
宮園祐美子)
今年度も
東小学校で16人、
直方第二
中学校で8人ということでしたので、去年と同様の数ということですね。
通級指導教室を
東小学校と第二
中学校以外の
児童・
生徒が利用するには、
保護者の
送迎が必要であります。
送迎が困難な家庭も多いのではないかと思います。
送迎が困難なゆえに、
通級指導教室に通うことを諦めている
児童・
生徒がどれぐらいいるのかは把握していらっしゃいますか。
○
学校教育課長(
石松敏幸)
通級の
設置につきましては、市の
申請を受けて、県が
設置の可否について
判断を行うものでございます。これまで新規の
設置を
申請しておりましたけれども、いまだ
設置には至っておらず、結果として、現在、
設置が
小学校1校、
中学校1校のままであるという現状を考えますと、
議員御案内のとおり、
通級による
指導を希望したいけれども、定員の問題や
送迎の問題で入級できない
児童・
生徒がいて、御不便をおかけしている
状況であろうということについては推察しているところでございますが、その正確な人数につきましては把握をしてございません。以上でございます。
○1番(
宮園祐美子)
直方市では、いわゆる自
校通級、
東小学校と第二
中学校ということですけれども、
他校通級を行っているということであるかと思います。もう一つの方法として
巡回指導がありますけれども、この
巡回指導については、
検討はされたのかを教えてください。
○
学校教育課長(
石松敏幸)
通級による
指導に
巡回指導があることは承知をしております。
巡回指導につきましては、
検討はしてみたものの、現在、
通級による
指導を受けている24人につきまして、
児童・
生徒1人
当たり週1時間から3時間の
指導を2名の
教員で行っている現状を勘案したときに、これ以上、
他校に出向いて行う
巡回指導につきましては物理的に難しい
状況にあると考えております。以上でございます。
○1番(
宮園祐美子)
先ほども申し上げましたとおり、
送迎が困難なゆえに
通級指導教室に通うことを諦めている
児童・
生徒を鑑みたら、
巡回指導が必要なのではないかと思います。
子供たちの学びの保障は未来への投資であります。今後の取組の在り方について、どのようにお考えなのか、また、この事業は福岡県からの、
先ほども申し上げましたけどいわゆる県費で実施されておりますが、例えば古賀市は、
令和4年度に古賀市で独自で
予算を計上し、
巡回指導に踏み切ったということでありました。
直方市独自で
予算を立てて
教員を追加するお考えはあるかどうかをお聞かせください。
○
学校教育課長(
石松敏幸)
通級に対するニーズに対して、
市教委としましては、ここ数年、まずは
児童数が他の
学校に比べて多く、
入学希望者数も多い
感田小学校における
通級の
設置を第一の
目標とし、
申請をし続けております。しかし、
先ほども
答弁いたしましたけれども、
設置につきましては、県が
設置の可否を
判断するものでございまして、いまだ
設置には至っておりません。
今後におきましても、まずは
感田小学校への
通級の
新規設置を第一の
目標として
申請をし続けていきたいと考えております。
また、市独自の雇用につきましては、
平成29年3月31日に公布されました
義務教育諸
学校等の体制の充実及び運営の改善を図るための
公立義務教育諸
学校の
学級編制及び
教職員定数の標準に関する
法律等の一部を改正する法律におきまして、
平成29年度から
平成8年度にかけて、これまで
通級指導に係る
教員は
加配定数であったものが、
通級指導を受ける
児童・
生徒13人に1人、基礎定数化されることとなっておりまして、今後、この動きの中で、
直方市への配置が進められていく
可能性も十分考えられ、現在はそのような諸般の
状況を注視しているところでございます。以上でございます。
○1番(
宮園祐美子)
第一の
目標で、
感田小学校の
新規設置の
申請を続けていかれる。そして、
送迎があるので諦めている世帯の把握をまずしていただきたいと思います。また、各
学校から
個別指導計画が提出されているかと思います。この
計画書をもって、市として何ができるのかということをしっかり
検討していただきたいと思います。
大事なことなのでもう一度言いますけれども、
子供たちの学びの保障は未来への投資であります。
通級指導を行うことは、その
子供たちの未来に大きく影響をします。学ぶことで、本当は傷つかなくて済んだり、
学習能力も向上する、そういった面もあります。ぜひ
直方市独自で
予算を立てて、
プラス感田小学校新規設置、そして、
プラス巡回指導ができるように前向きに
検討をしていただきたい。どうすれば今よりももっと寄り添えることができるのか、どういった工夫をすればいいのかということをしっかり
検討していただきたいとお願い申し上げまして、私の
質問は終了いたします。ありがとうございました。
○議長(
田代文也)
16番
渡辺克也議員の発言を許可します。
(16番
渡辺克也議員 登壇)
○16番(
渡辺克也)
おはようございます。16番
渡辺克也です。今回は、
直方市
観光基本計画についての
質問を行います。
昨年、2022年3月に
直方市
観光基本計画が我々に示されました。しかし、この
計画書を読んでも、何を言いたいのか理解できません。ワークショップやアンケート調査は数多くされ、その結果、
直方市の観光資源の各施設、
直方市民からの認知度が低いと記されていますが、その原因、改善方法は明記されていません。
私は、このような
計画書は、原因を究明して改善することが重要だと思います。そのことはこれから聞いていくとして、まず最初の
質問です。
直方市
観光基本計画の策定に至った経緯についてお願いします。
○商工観光課長(細川貴文)
直方市
観光基本計画策定の経緯につきまして
答弁申し上げます。
令和2年1月以降、新型コロナ
ウイルスの感染拡大によりまして、観光需要が著しく低下している
状況にありました。こうした中、来るべき旅行市場の復活に備え、観光資源の掘り起こしをはじめ、
市内の観光業の体質強化、観光拠点の再生が不可欠であるという考えの下、コロナ禍がもたらした観光トレンドや消費動向に対応した観光施策を展開するため、この
機会を
直方市の新たな観光行政のスタートと位置付けまして、その指針となる
直方市
観光基本計画を策定することとなりました。以上です。
○16番(
渡辺克也)
今の
答弁で、観光トレンドや消費動向に対応した観光施策を展開すべく、この
機会を
直方市の新たな観光行政のスタートと言われましたが、このように横文字が出てくると、私にはなかなか理解できないところがあります。つまりは、
直方市の観光行政を充実させるということだというように考えてますので、それでよろしいですね。
では、次の
質問ですけど、
直方市
観光基本計画を策定された業者の選定方法、業者名、契約金額を教えてください。お願いします。
○商工観光課長(細川貴文)
計画の策定業務につきましては、公募型プロポーザルにて事業者を選定しております。3社の応募の中から、玉野総合コンサルタント株式会社九州支店に決定し、計画策定業務を委託いたしました。契約金額は495万4,400円でございます。以上です。
○16番(
渡辺克也)
契約金額は約500万円ですね。業者を選定するに当たって、入札であれば金額重視ですよね。しかし、プロポーザル方式では提案を重視すると思いますが、じゃあ、玉野総合コンサルタントですか、どのような提案をされたのか、このコンサルタントは、ほかの業者とどこが違っていたのか、その辺をお願いします。
○商工観光課長(細川貴文)
提案内容につきましては、見積金額と併せ、その妥当性を総合評価方式で審査いたしました。計画策定に係る業務内容として、本市を取り巻く諸条件や観光資源について基礎
データを収集し、分析、課題整理するための基礎調査・市民意識調査や市民ワークショップの開催支援、必要となる戦略施策の整理や本市が目指す観光行政の方向性についての提案、その原案の作成などを業務内容としております。こういったものの策定に係る技術項目のほか、会社概要や受託実績などの一般項目、提案見積額の三つの項目で総合的な審査を行った結果、玉野総合コンサルタント株式会社九州支店に決定したところでございます。以上です。
○16番(
渡辺克也)
ただいまの
答弁も何だか抽象的でよく私には理解できません。
本来、プロポーザル方式は提案重視ですから、
直方市のことを熟知して、そして、こういう計画を立てて提案されたとか、ほかの町でまちおこしをして、こういう実績を評価されて契約したのではないようですね。今言われたのは、こういった策定に係る技術項目のほか、会社概要や受託実績などの一般項目、提案見積額の三つの項目で総合的な審査を行った結果と言われましたが、これでは本来のプロポーザルの意味が薄れてくるんじゃないかと思うんですよ。やっぱりプロポーザルですから、ちゃんと
直方市さんはこうしたほうがいいですよというのを出すべきだと思うんですけどね。
それはそれとして、次の
質問ですけど、
直方市
観光基本計画書には、
直方市のいろんな観光資源が取り上げられますけど、観光のポイントは何なのか。これを見ると、自然景観、花、食、いろいろあるけど、じゃあ、どれにスポットを当ててされるのか。あまり広いと中途半端になってしまうのではないかと思いますけど、その辺はどういうふうにお考えでしょうか。
○商工観光課長(細川貴文)
観光基本計画では、基本理念として、「愛し愛され、誇れるまちへ 市民から広がる、のおがたの魅力」を掲げ、またテーマコンセプトとしましては、「すぐそこにあるお手軽な非日常の提供」を掲げております。ちょっと特別な場所として、福岡市や北九州市といった近隣の都市から何度も訪れていただけるような場所となるよう、観光振興事業を展開しております。
直方市の観光資源としては、チューリップフェアや花火大会といったイベントも開催でき、オートキャンプ場や自転車道といったアウトドアも日常的に楽しめる遠賀川河川敷や福智山ろく花公園、竜王峡キャンプ村、銘菓成金饅頭、焼きスパ、それから石炭記念館や谷尾美術館といった文化施設など、自然景観、花、食、文化と多種多様な資源がございます。6月に公開しました花文化観光ビジョンムービーにつきましても、こういった
直方の多種多様な資源を紹介するため、
直方愛あふれる市民の方々の意見を踏まえながら制作をしております。その全てを取り上げることができておりませんが、
直方の強みであり、映像としての魅力のある花という切り口で動画制作を行ったところでございます。
観光の目玉として、現時点で何か一つに絞るものでもなく、この多種多様な
直方の魅力を市民が拾い上げ、育み、愛すること、そして、そのことが来訪者にも伝わり、
直方が愛されること。これら一連の流れが市民から
市内外へ広がっていく、このことが
直方市の観光振興として目指す姿であり、そこを
目標に施策を展開していきたいと考えております。以上です。
○16番(
渡辺克也)
ただいまの
答弁で、
直方市の魅力を市民が拾い上げ、育み、愛すること、そして、そのことが来訪者にも伝わり、
直方市が愛されること。これら一連の流れが市民から
市内外へ広がっていくことと非常に抽象的な
答弁ですけど、この
観光基本計画書には、最近できたばかりの自転車道が観光資源として挙げられています。しかし、河川敷にある自転車道が本当に観光資源になるのかと疑問になります。河川敷だと、コースは平坦で、アップダウンは全くないんでですね、マラソンだと、アップダウンを利用して走るし、景観で自分の位置を知る。よほど大きなイベントを企画しないと、さほど観光には役立たないんじゃないかと私は思うんですよ。
昔、チューリップフェアは約1キロやっていましたよね。そのうちのメインだった550メートルのチューリップ花壇を崩してしまって、カヌー乗り場を国交省のほうは作られましたけど、じゃあ、このカヌー乗り場を利用しているのを私はほとんど見たことありません。たまに見るぐらいのものです。だから、自転車道も同じようなものになるんじゃないかなというような気がするんですよ。
この自転車道、どのくらいの距離、どこまであるのか、その辺もお願いします。
○商工観光課長(細川貴文)
直方市役所前の河川敷を通る
直方北九州自転車道線について御説明いたします。
福岡県が管理する自転車道でありまして、遠賀川河川事務所から遠賀川沿いに芦屋を通過し、北九州市若松区のグリーンパーク入口までの全長34.5キロメートルの道路になります。福岡県が管理する遠賀川沿いの自転車道は、遠賀川の上流から順に、飯塚
直方自転車道線、
直方北九州自転車道線、遠賀宗像自転車道線の3路線があります。
令和元年に
直方北九州自転車道線が開通したことにより、飯塚から宗像までのロングライドを楽しむことができる自転車道として利用されております。以上です。
○16番(
渡辺克也)
かなり長いようですね。昔は飯塚
直方間だったけど、これからずっと延びて、かなり北九州まで行っていると。先まで行ったことないので、今お聞きして、そんなに延びているのかと驚いたところです。
ただ、私はこの自転車道に反対しているわけではありません。カヌー乗り場はチューリップのメインを壊した割には成果がないというように思いますが、自転車道はある程度、整備すれば河川整備には役立つというようには思っています。
ただ、
先ほども言いましたように、自転車道、私はあまりああいうふうな自転車に乗ったことがないので、いわゆるママチャリしか乗ったことがないので分からないんですけど、この平坦なところでそれほどの利用があるんでしょうか。
マラソンだったら、やっぱりアップダウンが欲しいんですよね。私はどっちかといえば、上りのほうが好きなんですよ。上りはとにかく根性根性、また根性、手を振りながらきついということを考えずにただひたすら上っていけばいい。下りのほうはちょっとセンスが要りますからね。あまり足を広げると、後でぐっと足腰に負担がきて、そして平坦な道が上りに感じる。ですから、上りのほうが好きなんですけどね。マラソンだったら、そういうふうにしながら、ここでこのぐらい差がついてもいい、次の上りで絶対抜かしてやるとかいろいろな作戦を練りながら走るんですけど、この自転車道はほとんど平坦ですよね。本当に、それでこれが観光施設になるのかとちょっと疑問に持ちます。
ところで、この
計画書には、昨日、篠原
議員の
質問にもありましたけど、紅葉の森、1行だけしか載っていないんですけど、私は紅葉の森もかなりの観光資源になるんじゃないかというように思います。
では、この紅葉の森について、面積や樹木、詳しくちょっと教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○商工観光課長(細川貴文)
紅葉の森ですが、面積3万2,018平方メートルの敷地内にイチョウやモミジ、ケヤキ、クヌギなど約300本があります。例年11月中旬頃から紅葉が見頃となります。園内は、園路や仮設トイレも
設置しており、紅葉の時期には赤く染まった木々の中を散策するため、たくさんの方に訪れていただいております。また、紅葉の森では、先日実施しましたモニターツアーでもフラワーレストランの会場となりました。紅葉に囲まれた中での食事は非日常を味わうことができるすばらしいツアーとなりました。福智山ろく花公園など、ほかの観光資源と同様、紅葉の森も魅力ある観光資源であるという認識でございます。以上です。
○16番(
渡辺克也)
この紅葉の森、私、ちょっと実は最近行っていないんですけどね。でも、もともと高い位置にありますよね。標高でいえば約100メートルぐらいじゃないですかね。ですから、50メートルぐらいのうちのモミジと違って、かなりきれいなモミジ、それからイチョウの黄色、とても色鮮やかな森だと私は感じるんですけどね。これを、今、別々になっていますから、花公園と何らかの形でセットにすれば、相乗
効果でもっとお客さんが来られるんじゃないかというように思います。これにはいろんな道路の問題なんかがあるから、そう簡単にはできないかもしれませんけど、そういうこともやっぱり
検討されたほうがいいんじゃないかと私自身は感じます。
先ほど言いましたように、
計画書では1行しかなかったのに、かなりまた別の方法で活用されているということで、多少安心はしています。
では、次の
質問ですけど、
観光基本計画書の資料の中で、市民意識調査結果では
直方市の観光施設が
直方市民には知られていないという結果となっています。知られていない原因は何なのか。観光施設の魅力不足なのか、
直方市の宣伝不足なのか、このことについて市はどのように分析されておられるのでしょうか。お願いします。
○商工観光課長(細川貴文)
観光基本計画策定時の
令和3年度に行った市民意識調査におきまして、市の指定管理施設についての利用
状況についても調査をしております。
福智山ろく花公園の利用経験・回数についての調査では、
直方市民の約25%が利用したことがないとの結果、竜王峡キャンプ村での同様の調査では、
直方市民の約60%が利用したことがないという結果になっております。
福智山ろく花公園や竜王峡キャンプ村は、地元の方々に長年愛されている大切な施設ではございますが、施設の老朽化やニーズとの乖離などの理由で認知度及び集客力が低下している
状況にあります。こういったことが市民意識調査の結果としても表れているものと考えております。
市民の方々が足を運びたくなるような施設運営を目指すとともに、施設の老朽化については必要な手当てをしつつ、ニーズを捉えながら整備・改修に向けた
検討を行う必要があると考えております。以上です。
○16番(
渡辺克也)
今の
答弁、それからこの
計画書の中では、
直方市民の認知度ばかりが取り上げられています。しかし、観光客というのは、
直方市民だけではないでしょう。
だって私自身、チューリップ、アジサイ、それから竜王峡にいろいろと携わってきました。そこで見かけたナンバーは、一番多いのはやっぱり北九州ですね、そして福岡ナンバー、人口が違いますからね。筑豊ナンバーにしても、どうも
直方市民じゃなく、よその町の方が多く来られているというように感じています。ですから、こういう観光施設、市民だけをターゲットにしても、本当には発展しないんじゃないでしょうか。
この
計画書を見て、ちょっとそういうところが弱いなと思うんですけど、それから、またこの
計画書の中でいろんなことを書かれていますけど、じゃあ、実際に実施してみたというのがあったら、その辺も教えてください。
○商工観光課長(細川貴文)
市で実施した施策としましては、昨年度から観光PR動画制作及び観光ガイドブックのリニューアル、そして新規にインスタグラムを開設しました。そして、今年6月から「ココロミチルのおがた」をキャッチコピーに、動画配信、ガイドブックの配布などプロモーション活動を実施しております。また、本市と共に観光施策を行う
直方市観光物産振興協会では、同じく6月に観光ポータルサイトを開設、運用を開始しております。これらの施策は、
観光基本計画の施策1から4に該当するものでございます。
また、今年度の事業につきましては、施策9及び施策14に該当する花映えメニュー開発プロジェクト、フラワーツーリズムの造成といったプロモーション後の展開として、実際に
直方へ来ていただいた際に、食や体験など楽しんでいただけるコンテンツの開発を実施しているところでございます。以上です。
○16番(
渡辺克也)
この
観光基本計画書に基づいていろんな取組をなされたとのことですけど、じゃあ、その結果といいますか、成果はどのようになったのか、お願いします。
○商工観光課長(細川貴文)
観光PR動画制作及び観光ガイドブックのリニューアルなど、プロモーションでは、認知度の向上やこういったものが結果、成果になるかと考えます。動画再生回数は24万回を超えました。ガイドブックの配布は1万冊を予定しております。また、観光物産振興協会のホームページアクセス数は現在約1万9,000件という
状況でございます。このような
データの推移を把握しつつ、認知度の向上につながるような広報・
情報発信を引き続き
検討してまいります。
また、今年度実施中の施策につきましても、来訪者満足度の向上、
市内における域内消費額の向上という計画の
目標を
達成できるよう、施策の進捗管理を実施し、内容の検証を行いながら事業を進めてまいります。以上です。
○16番(
渡辺克也)
いろいろと今、
答弁されましたけど、実際に私自身が感じるのには、それほど観光客、
直方市を連なって観光されている方、そういうのを見ないんですよね。どっちかといったら、私は今、駅前のイルミネーションのほうが、皆さん喜ばれているような気がするんですけどね。
本当に、もうかなり昔のことになりますけど、私がチューリップを担当しているとき、こんなことがありました。篠栗から年老いた御両親をタクシーで
直方まで連れてきたと。驚いてですね、タクシー代、大変でしょうと。そしたら、その奥さんが言われるには、いや、今、どこの園に行っても入場料は高いですよ、大人3人いればかなりの額になります。だったら、タクシーでここまで来たほうが、それにちょっと早起きしてお弁当を作れば、食事代も浮くと。ああ、そういうこともあるのかなと私は驚きました。何かありますかと言ったら、父が車椅子なので、何かテーブルみたいなのがあればお弁当を食べやすいんですけどと言われたので、早速、4人がけのプラスチック製のああいうやつを河川敷にばあっと並べたら、もう親子連れからみんなで奪い合いするぐらい喜ばれたこともあります。
何かもうちょっと観光客の方の気持ちになれないのかなと。あまりコンサルは実践がないから、ほとんど納品して、それがどうなっているかというのを確認することがないから分からないこともあると思います。
ちょっと話が変わりますけども、私が職員時代に行った研修の中で一番よかったのは、たしか名前が政策能力開発育成講座だったと思うんです。ちょっと名前が違うかも分からんけど、かなり昔の件なので。ただ、そのときの講師の方、その方は早稲田大学を卒業後、見聞を広めるということで、2年間、ヨーロッパを転々と見て回ったと。その後、日本に帰ってきて、まずは川口市役所に入ったらしいんです。そこで、埼玉県の人と埼玉県のある過疎地に村おこしに一緒に行ったと。そのときのワークショップで、年老いた方が言われたのは、この村はもともと木のまちだと。いや、そうじゃない。この村には、一番新しい即身仏がおられると。じゃあ、何で即身仏になられたのか。もともと、
先ほど言ったように、この村は木の村だったと。ところが、明治政府から村の木を全て切れと命令が出て、通達があって、それに抗議して即身仏になられたということでした。それで、みんなは、若い
人たちは、うちにはそんな歴史があったのかと。じゃあ、もう一度、木で村おこしをしようということで、みんなで取り組んだと。
実際にやられたことですから、成功もあります。しかし、失敗もあります。じゃあ、それをどうやって解決していったか、改良していったか、そういうこともいろいろと述べられました。ですから、実際の体験を基にしゃべられているから、話に展開があります。聞いている我々としたら、じゃあ、次はどうなったんですか、その後はどうするんですか。本当に、ずっともう居眠りなんかする暇はありません。それを機に川口市役所を辞められて、そういうふうなまちおこしの仕事に就かれたということでした。
とにかく感激したのは私だけじゃなくて、3日後の一番最後、その方の挨拶が終わったら、拍手が鳴り止まないんですよ。まるでコンサートのアンコールを求めるように、みんなが拍手。ですから、その方はもう一つ、私の特技をということで、それを披露していただいたんですけどね、そういうふうな実際に体験された方からのアドバイスをもらうのが一番いいんじゃないかと私は思います。
それから、もう一つ、
先ほど課長はいろんなものと言われましたけど、私はもう少し絞り込んだほうがいいんじゃないかと思うんですよね。
直方市は、
平成8年に花の都市宣言を行っていますよね。それを契機にチューリップフェアを行ったんですね。最初は20万球の球根、それから最大のときには35万球。ですから、人も今のような53万人、本部の我々のところには、小嶺のほうまで渋滞していると。あの頃は200号バイパスも開通していなかったから、それもあったんでしょうけど、というような多くの人が来られました。
じゃあ、もう一度、花でまちおこしをしませんか。今、夏がないんですよね。ですから、夏の
直方市の一番観光地は竜王峡。ただ竜王峡は狭いから、少し大型の花、私はカンナがいいんじゃないかと思うんですよ。それを植えれば、春のチューリップ、それから梅雨にはアジサイ、そしてカンナ、そして秋には紅葉の森、あのすばらしい眺望はかなりお客さんが来られるんじゃないかと、そういうふうに考えるんですけどね。本当にそうなるかどうかは分かりませんけど、そうなってほしいと期待しながら、今回の
質問は終わります。
○議長(
田代文也)
ここで10分間程度、休憩いたします。
───── 10時59分 休憩 ─────
───── 11時08分 再開 ─────
○議長(
田代文也)
休憩前に引き続き会議を再開します。
12番 村田
議員の発言を許可します。
(12番 村田
議員 登壇)
○12番(村田明子)
こんにちは。12番 村田明子でございます。それでは、通告に従いまして、休日
等急患センターの現状についてを
質問いたします。
近年、少子高齢化が急速に進展する中、市民の生活様式や思考は大きく変化するとともに、市民の医療に対する要求や健康に対する需要は多様化しており、このような変化に対応するためには、基盤となる地域医療を守ることが不可欠となっていますが、地域医療の中でも初期救急の現状はどうなっているのでしょうか。将来にわたって安心して医療が受けられる体制をつくるためにも、現状と課題を把握することが必要と考えます。
現在、
直方市の初期救急は、休日
等急患センターと在宅当番医で構成されていますが、今回は休日
等急患センターについてお聞きしていきます。
まずは、休日
等急患センターの概要について説明をお願いします。
○健康長寿課長(梅原達巳)
急患センターの概要について御
答弁申し上げます。
急患センターは、地域住民の休日及び夜間における医療を確保するため、直鞍2市2町で構成されます
直方・鞍手広域市町村圏事務組合により
設置されております。場所は
直方市山部で、
直方鞍手医師会館横となります。
急患センターの建物は、昭和53年、1978年に建設されており、45年が経過をしております。
診療日、診療時間及び診療科につきましては、まず夜間診療が土・日・祝日、盆、年末年始の18時から23時まで、診療科は内科と小児科となっております。日曜診療は、毎月第2・第4日曜日の9時から18時まで、診療科は小児科となっております。
急患センターでは、入院や手術を伴わない1次救急を受けておりまして、運営は事務組合が
直方鞍手医師会に委託をしております。以上でございます。
○12番(村田明子)
今の
答弁から、休日
等急患センターの開設日は年間おおよそ145日ぐらいとなりますが、最近、インフルエンザの流行により患者数が増えてきたと思われますが、ここ数年は新型コロナ
ウイルスの影響もあったのではないかと思います。近年の利用
状況を教えてください。
○健康長寿課長(梅原達巳)
年度別の利用者数を申し上げます。
平成29年度1,980人、
平成30年度1,907人、
令和元年度1,644人、
令和2年度500人、
令和3年度667人、
令和4年度730人。新型コロナ
ウイルスの影響を受けました
令和2年度から
令和4年度は利用者数が大きく減っております。しかし、
令和5年度、本年度は10月末時点で747人と、既に前年の利用者を上回っており、利用者は徐々に以前の
状況に戻ってきております。以上でございます。
○12番(村田明子)
やはりコロナ
ウイルス感染症による受診控えが利用者数に大きく影響したんだなと分かりました。
次に、内科と小児科、診療科目別で見ると、利用
状況はどのようになっているのでしょうか。お答えください。
○健康長寿課長(梅原達巳)
内科、小児科と診療科目別で見ますと、約3分の2以上が小児科の利用となっております。具体的には、利用者全体に対して、小児科利用者の割合を見た場合、
平成29年度が74%、
平成30年度72%、
令和元年度73%、
令和2年度77%、
令和3年度86%、
令和4年度82%となっており、近年では、約8割が小児科の利用者となっております。以上でございます。
○12番(村田明子)
さきに申されていました毎月第2・第4日曜日の9時から18時、その時間帯、診療科は小児科のみとなっておりますので、小児科の割合が高くなることは推測できますが、8割ともなりますと、やはり小児科の利用者で8割ということは、
子育て世代にとって初期救急としての必要性、それは強く感じます。
次に、直鞍地区2市2町での市町別に見ました場合、
直方市の利用者はどのような
状況なのか教えてください。
○健康長寿課長(梅原達巳)
利用者全体に対して、
直方市在住の割合を見た場合、
平成29年度が60%、
平成30年度、同じく60%、
令和元年度も同じく60%、
令和2年度が59%、
令和3年度62%、
令和4年度63%となっており、
直方市在住の利用が約6割となっております。以上でございます。
○12番(村田明子)
直方市の利用が6割程度ということは分かりました。
さきにも述べましたが、年度別の利用者に関しては、コロナ禍の影響もあって、大きな変動があっているようですが、
直方・鞍手広域市町村圏事務組合に対する負担金ですね、2市2町合計でどのようになっているのか教えてください。
○健康長寿課長(梅原達巳)
令和元年度から
令和3年度までが1,900万円と同額で続いておりましたが、
令和4年度が2,450万円、
令和5年度が3,100万円となっております。
令和4年度、
令和5年度と大幅な増額となっておりますが、これは新型コロナ
ウイルス感染症の影響による受診控えとコロナの感染対策でインフルエンザが減少したこと、そういったことなどにより利用者が減少、それに伴い診療収入が減り、事業全体に対する2市2町の負担分が増えたことによるものでございます。以上でございます。
○12番(村田明子)
コロナ禍の影響で、休日
等急患センターにも大きく影響があっておりますが、負担金に関しましても、
令和5年度はコロナ禍前の1.5倍と大きく増加しております。
直方市の負担金も、それに伴い大きく増加しているのではないかと思いますが、2市2町の負担割合、どのようになっているのか教えてください。
○健康長寿課長(梅原達巳)
各市町の負担割合は事務組合の規約によって定められており、
直方市の負担割合が50%、宮若市が約24%、鞍手町が約16%、小竹町は約10%となっております。
直方市の具体的な負担額としては、
令和元年から
令和3年度が950万円、
令和4年度が1,225万円、
令和5年度が1,550万円となっております。以上でございます。
○12番(村田明子)
さきの
答弁の中でも、
令和5年度の利用者数が上回ってきているとのことでしたが、診療収入も増えてくるのではと予測できます。そのほかにも、負担金の額に影響してくるであろうと考えられますのが建物や設備でございます。
最初の
答弁で、建物の建設が昭和53年、建築から45年経過しているとのことでした。老朽化もかなり進んでいると思われます。建物の現状を教えてください。
○健康長寿課長(梅原達巳)
議員御指摘のとおり、老朽化はかなり進んでおりまして、毎年何らかの建物の修繕が発生しております。ここ数年は年間100万円から200万円の修繕費がかかっており、さらに今後は空調設備や受水槽などの大きな設備の修繕が必要になることが予想されております。以上でございます。
○12番(村田明子)
老朽化も進み、今後、大きな修繕等が予想される中、昭和56年に建築基準法施行令が改正され、新耐震基準となっています。現在、建物はこの基準を満たしているのかどうか、教えてください。
○健康長寿課長(梅原達巳)
事務組合に確認したところ、耐震診断は未実施とのことであります。改正前の旧耐震基準で建てられたものであることから、現在の基準を満たしていないということも考えられます。以上でございます。
○12番(村田明子)
これまでの
答弁の中にも、様々な
検討すべき事案があると思います。今後の休日
等急患センターと地域の医療について、
直方市としてはどのように考えていますでしょうか。お答えください。
○企画経営課長(山中伸朗)
御
答弁申し上げます。急患センターにつきましては、利用者の半分以上が
直方市在住者であること、また、新型コロナ
ウイルス感染症の影響で減少していた利用者が再び増加傾向を示していることから考えましても、
直方市民にとって必要な施設と認識をしているところでございます。
また、小児科の利用者割合が多くを占めている実情から見ましても、
子育て中の世代、あるいはこれから
子育てをスタートする若い世代にとっては、
直方市の持つまちの魅力に直結する大切な施設であると考えるところでございます。
直方・鞍手広域市町村圏事務組合が運営する施設でありますので、今後の方針につきましては、直面する諸課題を踏まえた上で、事務組合側で決定していくこととなりますが、本市としましては、引き続き地域医療に必要な施設という認識の下で、施設が継続運営していけるよう働きかけを行ってまいりたいと考えるところでございます。以上です。
○12番(村田明子)
直方市としては、地域医療に必要な施設という認識の下、施設が継続運営していけるよう働きかけを行っていきたいとの
答弁でした。これまでのやり取りの中でも、今のままの継続運営には課題があるのではと思われたのではないでしょうか。
各市町の負担金の増加は、診療収入の減少が要因と考えられ、現在、回復傾向であるとのことでしたが、ずっと回復し続け、安定した運営ができる確証はありません。また、負担金の額に影響する建物や設備の修繕費などが今後も必要となってくるであろう。
質問では触れませんでしたが、抜本的な改革として、建物の建て替え、大規模改修が必要かどうかの
検討も必要となってくるでしょう。それが難しいとなると、じゃあ、運営はどうするか。今後の地域医療の必要性から、2次医療病院に運営委託の依頼も
可能性がないわけではない。
また、小児科の利用が8割程度なのも、小児医療の必要性が高いわけであって、診療科の
検討も必要であろう。加えて、2024年度から
厚生労働省が医師等の働き方改革関連法を施行開始するに
当たり、医師の派遣等において、医師不足となることも考えられます。もちろん、派遣依頼をしています大学病院や
直方鞍手医師会との協議、協力依頼も必要となるでしょう。
私は、負担金の増額を問題視して、この
質問をしているわけではありません。私も、自分の子供の急な体調不良で何度も休日
等急患センターにお世話になっていました。具合の悪い子供を長い時間車に乗せなくても済む近くの病院で診察してもらえることの安心感、これは
直方市にとって
子育てしやすいまちの魅力であるとおっしゃっていましたが、そのとおりだと思っております。
住民が安心して住み続けるための地域医療に必要な施設という認識であるのならば、様々な
検討課題がある以上、
直方・鞍手広域市町村圏事務組合を構成しております2市2町でしっかりと協議が進められるよう、
直方市として働きかけをしていくことを要望し、
質問を終わります。
○議長(
田代文也)
以上をもって、本日の
一般質問を終わります。
本日の日程は全部終了しました。
明日29日、午前10時より会議を再開することとし、本日は散会します。
───── 11時29分 散会 ─────...