現在、ネット予約するには予約登録が必要になっております。お名前、住所、生年月日、電話番号、メールアドレスを登録していただいております。その後は予約画面から利用日時、サイト、
利用者数を登録し予約となります。1サイト10名までの予約が可能であります。予約が完了すると予約確認のためにメールアドレスに利用許可証を送信しております。
利用についてですが、開庁日は都市計画課、閉庁日は警備員室に携帯画面の利用許可証を提示していただき鍵を渡すようにしております。
また、トラブルについてですが、サイト上では予約が入っているのに横を通ると利用されていないなど、キャンセルをしていない方をどうにかしてほしいという要望は上がっております。
この点につきましては、今後、この方たちにメールでキャンセルの指導をしていく予定であります。以上です。
○13番(紫村博之)
ネット予約を始めて
直方オートキャンプ場が利用しやすくなり、市外、県外からも
直方に来てくださる方が増えている状況はうれしいことです。この方たちがオートキャンプ場を利用しただけで帰ってしまわれたのでは残念な気がします。オートキャンプ場以外にも
直方の魅力をもっと知っていただく取組を付け加えれば、
直方の商業や観光がもっと活性化するのではないかと思われます。そのため、許可証に合わせて観光パンフレット等を一緒に送るなども一つの方法ではないかと思います。
直方オートキャンプ場を有効活用することについての見解をお尋ねします。
○
産業建設部長(田中克幸)
直方オートキャンプ場の有効活用についてでございます。議員御案内のとおり、市外、県外からも多くの方々に
直方に来ていただいていることは認識しております。
直方市内の観光や
飲食店などに訪れてもらうせっかくの機会でありますので、
直方の魅力をもっと知っていただけるような取組を関係各課で協議しまして、どのような手法で
情報発信ができるのか。また、有効な手法はどのようなものなのかを検討を行っていきたいと考えております。以上です。
○議長(
中西省三)
ここで10分間程度休憩いたします。
───── 10時36分 休憩 ─────
───── 10時46分 再開 ─────
○副議長(松田 曻)
休憩前に引き続き会議を再開します。
14番 宮園議員の発言を許可します。
(14番 宮園議員 登壇)
○14番(宮園
祐美子)
14番 公明党の宮園
祐美子でございます。通告に従いましてマイナンバーカードについてと
観光案内板についての2点を質問させていただきます。
マイナンバーカードについては、令和3年6月議会にて篠原議員も
一般質問されており、今回も同じような質問とはなりますけれども、いまだマイナンバーカードについては様々な誤解をされている市民の方も多く、インターネット上、
SNSなどでまだまだネガティブキャンペーンも横行しているのでおさらいの意味を含めて質問させていただきます。
マイナンバーカードについて、現段階ではマイナンバーカードの普及や
利便性については過渡期であると認識しております。必要性を感じない、申請が面倒という声を多く聞いてまいりました。また、先ほども申し上げましたけれども、インターネット上などで不安をあおった事実無根な
情報も多くあり、不信や不安が払拭できていないなどといったことが要因で普及がなかなか進まなかったという面もあったかと思います。
マイナンバーカードのメリット、デメリットやセキュリティーについて、国が個人
情報を一元化し管理しているのか否か、健康保険証として使う場合、
直方市内の医療機関は現在どの程度対応できているのか。また、現在申請中の医療機関を含めた場合の普及率などを順次質問してまいります。
では、まず初めに本市のマイナンバーカードの交付状況について教えてください。
○市民・
人権同和対策課長(
長田正志)
令和5年1月末現在におきます
直方市での交付件数、件数のほうからですけども、交付件数は3万1,243件、交付率は55.8%で、昨年3月末時点の38.1%より17.7%増加をしております。
当市におけるマイナンバーカードの取得も過半数を超えまして、それ以降の現在も徐々に上昇しておりますけれども、令和5年1月末現在の全国の交付率は60.1%、福岡県については61%となっておりまして、本市はまだ全国より4.3%低く、福岡県より5.2%低い状況となっております。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
では、市民の方々が心配されている幾つかの項目のうち、マイナンバーカードの安全性やセキュリティーについて質問いたします。2点質問いたします。
まず1点目、カードを紛失、盗難に遭った場合の対応、マイナンバーカードからの漏えいやなりすまし対策、カードの偽造防止対策などはどうなっているのか。
2点目、マイナンバーカードを紛失し、再発行する際の手続や手数料がかかるかなと思うんですけど、そういったことを教えてください。
○市民・
人権同和対策課長(
長田正志)
個人カードの紛失、盗難に遭った場合は、24時間365日対応しております国のコールセンターに電話で連絡すればカードの一時利用停止がすぐにできるようになっております。同時に、警察署に遺失届と市役所に紛失等の届出を行っていただくことになります。万が一、盗難に遭った場合ですけども、カードの券面に運転免許証と同様に顔写真が載ってありますので、他人がなりすまして使うことはできません。カードの券面を偽造しようとしても、券面の文字をレーザーにより彫り込んでいたり、複雑な彩紋パターンを施したりしておりまして、カードの券面を偽造することは困難であります。
紛失・盗難等、いずれにしましても、カードの利用に際してパスワードを一定回数間違えるとロックされるという
仕組みになっておりまして、他人が勝手に利用することはできないようになっております。
カード内の情報ですけども、カードに搭載されているICチップの中に格納されておりまして、ICチップにはセキュリティーがかかっておりますので個人で勝手に書き換えをすることはできませんし、ICチップの中ですけども、これはもう基本的に住所、氏名、生年月日、性別といった基本4情報と言われる情報が入っているだけで、税情報であるとか、年金給付情報、健康保険
情報、福祉
情報といったプライバシー性の高い個人
情報は記録はされておりません。不正に、このICチップの
情報を盗み取ろうとする場合には、自動的に記録
情報を消去するなどの対抗措置が施されております。
最後に、カード紛失等による再発行についてですけども、市役所でカードの再交付の手続を行っていただきます。その際、自宅以外でマイナンバーカードを紛失等をした場合には、警察署で発行される遺失届の受理番号等も必要になります。カード再発行の手数料は1,000円です。なお、電子証明書を必要としない場合は800円となっております。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
今ですね、マイナンバーカード自体に入っているのは住所、氏名、生年月日、性別といった基本4
情報ということで、あの中にいろんな
情報が入っているわけではないということでした。ということで、安全性やセキュリティーについては分かりました。
しかし市民の方々が不安に思っているように、マイナンバーを用いた個人
情報が、要するに集積され外部に漏えいしたり、国から個人の様々な
情報を一元管理されてしまうのではないかといった不安を持たれている方も多いです。
そこで、二つの視点でお尋ねいたします。まず1点目、
制度面における保護措置。2点目、システム面における保護措置を教えてください。
○市民・
人権同和対策課長(
長田正志)
まず、1点目、
制度面での保護措置としましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法の規定によるものを除きまして、特定個人
情報の収集、保管、特定個人
情報ファイルの作成が禁止をされておりますし、罰則も規定されております。各個人におきましては、御自身の特定個人
情報の何らかの提供等がなされた場合には、マイナポータルでその記録を確認することができるようになっています。
2点目、システム面での保護措置としましては、特定個人
情報を国等において一元管理するのではなく、各行政機関等で分散管理を行う
仕組みとなっております。また、
情報連携をするに当たって、通信の暗号化はもちろんでございますけども、各機関を結ぶネットワークには専用回線が用いられているとともに、アクセスできる人の制限、あるいはアクセス管理ログを記録する
仕組みもございます。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
それでは、違反に対しての罰則規定について教えてください。
○市民・
人権同和対策課長(
長田正志)
マイナンバーカードだけでなくてマイナンバー
制度では、マイナンバー法において15条にわたる様々な罰則が規定されております。例えば、マイナンバーカードに関することであれば、偽りその他不正な手段によりマイナンバーカードを取得した場合には、6月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金となっておりますし、私ども公務員に対しましても、
情報提供ネットワークシステムの事務に従事する者が
情報連携や
情報提供ネットワークシステムの業務に関して知り得た秘密を漏らしたり、または盗用した場合には3年以下の懲役、または150万円以下の罰金となっております。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
先ほどの御答弁で、様々なひもづけがなされていても特定個人
情報は国などに一元管理されるのではないということは分かりました。
では、マイナンバーカードと健康保険証をひもづけして保険証として利用する場合、今現在、利用できる医療機関は
直方市内にどのくらいあるか教えてください。
○保険課長(石井博幸)
マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局については、厚生労働省がホームページで公開しております。本年2月5日現在で全国で10万7,889件、
福岡県内では5,007か所の医療機関と、
直方市内では60か所の医療機関等が利用対応機関として掲載されております。
直方市内の医療機関等は九州厚生局が公表している
情報で、医科が63、歯科が39、薬局が43、合計で145ございましたので、これは大きな総合病院も1、地域の診療病院も1とカウントしてでのことではございますが41.37%に相当いたします。
なお、同じく厚生労働省のホームページに掲載されている
情報によれば、昨年12月31日現在での状況でございますが、
直方市内の医療機関等の顔認証付カードリーダーの運用開始率は35.8%でございます。ですが、顔認証付カードリーダーの申込み率につきましては、既に90.5%に達しているとのことでございます。市内の医療機関等においても順次機器の整備がなされる予定と認識しております。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
申請自体は90.5%ということで、順次これからどんどん増えていくことになるのかなと思っております。
それでは、従来の保険証は今年の4月1日より使用できなくなるのでしょうか。まあ、そんなことはないと思いますけど、一応この場でお答えいただきたいと思います。
また、マイナンバーカードと保険証の併用はいつまであるのか教えてください。
○保険課長(石井博幸)
デジタル庁によりますと、マイナンバーカードと健康保険証の一体化について、ホームページでマイナンバーカードは市民の申請に基づき交付されるものであって、この点に変更はございません。今までと変わりなく保険診療を受けることができますとしております。
この点に関しましては、岸田首相が昨年10月24日の衆議院予算委員会で健康保険証とマイナンバーカードを一体化させる方針について、カードを持っていない人でも保険診療を受けられる
制度を用意すると表明しております。
また、先週、政府は、マイナンバーカードを持たない人向けに新たに資格確認証を無料で発行する方針であり、マイナンバーカードを紛失した人、取得していない人に配慮したという新聞報道がございました。
したがいまして、今後もマイナンバーカードを申請していない市民の方、あるいはマイナンバーカードを取得していても保険証として利用する申込みをなされていない方、また、カードを紛失した方も従来どおり医療機関等を受診していただくことになるのではないかと考えております。
○14番(宮園
祐美子)
保険証とマイナンバーカードの併用についてはちょっと今お答えがなかったんですけど、実際問題、先ほど御答弁でありましたように、まだ令和5年1月末現在で普及率が55.8%ということもありますし、医療機関も実際問題、まだ半分もいってないということなので困るわけですから、それがちゃんと整うまでは併用は当然あるものかと思っております。
それでは、今後、マイナンバーカードを利用した
サービス展開についてお尋ねいたします。
国は令和4年度末にほぼ全員、全国民にマイナンバーカードの普及を目指すとの方針を出しておりました。
直方市の今後の普及促進についてはどう取り組まれるかを教えてください。
○市民・
人権同和対策課長(
長田正志)
まず、
サービスですけども、来年度以降に予定されているものとしましては、マイナンバーカードの国立大学での利用促進やハローワークでのカード活用、
スマートフォンにマイナンバーカードの機能を搭載、運転免許証との一体化などがございます。
直方市での今後のマイナンバーカード普及促進でございますけども、まず現在、実施中の取組といたしましては、月に1日から2日、土曜日・日曜日の休日開庁を実施をしております。また、昨年12月から今月2月末までの期間限定ではございますけれども、木曜日の窓口延長とは別に、毎週水曜日にも午後7時半まで窓口を開庁いたしまして、マイナンバーカードの交付を行ってまいりました。
そのほか、公民館、市内高校、企業や商業施設等へ出向き、マイナンバーカードの申請受付を実施をしておりまして、今後も年齢層や地域等、ターゲットを検討して庁外施設へ出向いての申請受付を行いまして普及を促進してまいりたいと考えております。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
今、御答弁で木曜日の窓口延長、これは常時されているんですけれども、とは別に、毎週水曜日にも期間限定ではあるけど午後7時半まで窓口を開庁されているという、マイナンバーの交付を行ってまいりましたということでしたけど、これ申請自体は両方とも可能かどうかを教えてください。
○市民・
人権同和対策課長(
長田正志)
木曜日の窓口延長につきましては、これはもう通常の窓口機能全般の延長でございますので、マイナンバーカードの申請も可能でございます。
水曜日につきましては、マイナンバーカード交付のために特設した窓口でございますので、現在、交付のみとさせていただいております。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
ありがとうございました。それでは、最後に、もう一度だけ確認させていただきます。マイナンバーカードを用いた個人
情報は、決して1か所に集められて一元管理されるわけではない。必要な手続を受け付ける行政職員だけが必要な
情報を取り出すのみで、その手続に限ってアクセスすることが許されている。なので、行政職員であったとしても、マイナンバーカードを使って個人の
情報全てを取り出すことはできないし、銀行口座番号や健康保険証のひもづけをしていたとしても、その履歴など不要な
情報を閲覧することはないという認識でよろしいでしょうか。
○市民・
人権同和対策課長(
長田正志)
現状では、私どももそのとおりの認識でございます。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
はい、ありがとうございます。
マイナンバーカードについて様々な憶測やデマも多く流れておりますので、市民の皆様に安心してもらうためにもホームページや市報などで、例えばQ&A方式などを使って誤解を解いていただくようお願い申し上げます。
それでは、次の質問に移らせていただきます。
観光案内板について質問させていただきます。
現在、
直方駅に
観光案内板がなく、市外から
直方市に来られた方が観光しようと思っていても観光場所が分からなかったという声をよく聞くことがあります。インターネットなどで
直方市内の魅力あるところをキャッチして観光に来られても、その魅力ある場所が数か所あった場合、分かりやすい地図などがないと位置関係が分かりにくいと思います。実際、私もインターネットを使って調べたりするんですけど、土地勘がないとどういうふうに行っていいのかというのが分かりにくいということもあります。
なので、
直方駅に今の時代に合った
観光案内板を設置したらいいのではないのかと思います。質問なんですけど、
直方市内で
観光案内板がある箇所はどれくらいあるのか、教えてください。
○
商工観光課長(水ノ
江秀子)
観光に特化した
観光案内板は設置しておりませんが、平成10年から11年にかけまして整備されたサインや総合案内板が市役所前や
福智山ろく花公園、須崎町公園など市内各所に約10か所程度設置されております。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
今後、
観光案内板を設置する予定はありますか。
○
商工観光課長(水ノ
江秀子)
直方駅周辺地区都市再生整備計画事業の1事業としまして、
直方駅周辺地区への来訪者の
利便性向上を図り、点在する誘導施設や生活利便施設を一体的に利用してもらうことで、
中心市街地の回遊性を高めることを目的として、新しいサインや総合案内板の設置を計画しております。
この事業は計画上では令和6年度の予定でございまして、設置に当たっては、観光案内も可能となるような
仕組みも取り入れることを検討してまいります。以上です。
○14番(宮園
祐美子)
今、令和6年の予定で
観光案内板の設置計画をしていただいているということでした。
観光案内板も可能となる
仕組みということでしたので、デジタルな部分も取り入れられるのではないかと思います。現段階では、課長も具体的には言及できないかなとは思いますけれども、答弁はされなくて結構なんですけど、先ほど市内10か所程度設置されているとおっしゃられてました。平成10年から平成11年ということは年数も25年ほどたっておりますので、必要に応じて修繕などをしていただきたいと思います。
また、できれば長崎街道の歴史などが分かる看板などがあると歴史が好きな観光客の方が
直方市に訪れてくれると思いますので、その辺りもぜひ考慮していただきたいと申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○副議長(松田 曻)
これをもって
一般質問を終結します。
本日の日程は全部終了しました。
25日、26日は休日のための休会。
27日は議案考査のための休会。
28日、午前10時より会議を再開することとし、本日は散会します。
───── 11時07分 散会 ─────...