直方市議会 2021-03-11
令和 3年 3月定例会 (第8日 3月11日)
令和 3年 3
月定例会 (第8日 3月11日)
令和3年3月11日(木)
1.会議の
開閉時刻 開議 10時00分
閉会 11時03分
1.
議事日程(第8号)
1.出席及び
欠席議員の氏名
1番 安 永 浩 之
2番 三 根 広 次
3番 篠 原 正 之
4番 (欠席) 森 本 裕 次
5番 渡 辺 幸 一
6番 田 代 文 也
7番 野 下 昭 宣
8番 佐 藤 信 勝
9番 那 須 和 也
10番 渡 辺 和 幸
11番 澄 田 和 昭
次は、議案第2号
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正予算(第10号))のうち所管分についてであります。
本案は、
新型コロナウイルスワクチン接種対策事業及び今年度末まで延長する
小中学校給食無償化に係る
予算措置の
専決処分を行ったものであります。
その中で、
新型コロナウイルスワクチン接種対策事業について、
接種場所や
接種管理の仕方等、本会議の質疑を踏まえ、種々議論を交わしたのであります。
我々委員会としては、国の対応が遅れていることから、詳細が未定であるのは致し方ないが、市民に対しては小まめにあらゆる形で情報提供し、速やかに
ワクチン接種が進む努力をするよう要望を付し、異議なく承認すべきものと決定したのであります。
次は、議案第8号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第12号)のうち所管分についてであります。
本案は、事業の進捗を見据えた予算の過不足等の調整や国の
補正予算に採択された事業における
予算措置等であります。
その中でただした点は、歳出3款2項6目
保育事業費における
保育体制強化事業補助金及び
保育士奨学金返済支援補助金の減額についてであります。
保育体制強化事業補助金は、
対象施設14園中3園のみの申請にとどまったための減額であることから、その理由をただしたのであります。
これに対し当局より、この補助金は国の交付金を活用したものであり、アンケート結果から活用しづらい制度であると認識しているとの答弁に接したのであります。
委員からは、活用しづらい補助金を提供するより、
一般財源を使ってでも慰労金のようなものを出すべきではなかったのかとの意見も出たところであります。
また、
保育士奨学金返済支援補助金についても、25名分の
予算措置をしていたにもかかわらず、申請者が1名であったための減額であるとの説明を受け、その理由についてただしたのであります。
これに対し当局より、広報が十分でなかったと考えている。
保育士確保に関しては、大きな課題と捉えており、今後については、さらなる周知に努めたいとの答弁に接し、我々委員会としては当局の答弁を了としたのであります。
委員からは、
債務負担行為補正として計上されている
住民票等受渡し業務委託について、
窓口業務は市が直営で行うべきであり、
当該業務委託については賛成できないとの
反対討論が行われ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第9号 令和2年度直方市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号)についてであります。
今回の
補正予算における歳入の主なものとしては、
保険給付費の増額に伴う
普通交付金の増額のほか、
保険基盤安定繰入金及び
財政安定化支援事業繰入金の額の確定に伴う
増額計上であります。
また、歳出においては、
新型コロナウイルス感染症の影響による
社会保険に移行する人の減少や、被
保険者数が当初の予測ほど減少していないことによる
保険給付費の不足分の追加及び令和元年度に交付を受けた
県普通交付金の精算に伴う返還金を計上するものであることから、いずれも必要な
予算措置であると認め、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第10号 令和2年度直方市
同和地区住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
本案は、
財政調整基金から発生した利子を基金に積み立てるほか、前年度の収入増により繰越金が増額となったため不要となった
基金繰入金を減額する
予算措置であることから、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第11号 令和2年度直方市
介護保険特別会計補正予算(第3号)についてであります。
本案は、
介護給付費準備基金から発生した利子や前年度繰越金を同基金に積み立てるほか、
新型コロナウイルス対策としての特例的な取扱いに伴う
審査会委員報酬、
主治医意見書作成手数料、
認定調査委託料を減額する
予算措置であることから、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第12号 令和2年度直方市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)であります。
本案は、保険料の
法定減免相当額を補填するために
一般会計から繰り入れる
保険基盤安定繰入金の額の確定に伴う減額のほか、
後期高齢者医療広域連合納付金を追加計上する
予算措置であることから、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第34号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第13号)であります。
本案は、国の第3次
補正予算に伴う
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に対応した事業における
予算措置等であります。
その具体的な内容は、対象者を75歳以上とする
高齢者タクシー料金助成事業、
新型コロナウイルス感染症対策医療機関運営支援補助金、
小・中学校におけるICTを活用した
補充学習強化事業及び学びの
デジタル化事業等に係る経費であります。
我々委員会としては、
ICT教育の推進には賛成であるが、教職員のさらなる負担やついていけない子供が出てくることが危惧されるため、誰一人取り残さないよう要望を付し、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第17号 直方市
手数料条例及び直方市
印鑑登録条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、本年7月から
個人番号カードを利用し、住民票や
印鑑証明書等の
各種証明書を
コンビニエンスストア等設置の多
機能端末機で交付する
サービスの開始に伴い、市民の
利便性向上や窓口の
混雑緩和、
個人番号カードのさらなる普及と
活用推進のため、
各種証明書の
交付手数料を
期間限定で減額する
条例改正であります。
委員からは、
個人番号カードを普及させようという趣旨は理解できるが、窓口で交付を受ける方と比べ不公平ではないか、また、決して人員削減が理由ではないとの本
会議質疑答弁はあったものの、雇用の場が減っていくことや
マイナンバー制度そのものに賛成できないとの意見もありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第18号 直方市
介護保険条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、
介護保険法規定に基づき、第8期
介護保険事業計画期間である令和3年度から令和5年度までの第1号被保険者の保険料を定めるほか、
給与所得控除及び
公的年金等控除が引き下げられたことに伴う不利益を回避するため、
介護保険料率の算定に関する基準に特例を定めるとともに、
租税特別措置法の改正による
譲渡所得の特例を追加するものであります。
委員からは、保険料は若干下がることにはなるが、高額な
介護保険料や
給付費抑制といった
介護保険制度そのものに問題があり、賛同しかねるとの意見もありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第19号 直方市
国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、
給与所得控除及び
公的年金等控除が引き下げられたことにより、今までの
軽減措置が受けられなくなるといった不利益を被る被保険者が出てくることから、
軽減判定所得を引き上げ、その不利益を回避するための
条例改正であることから、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第20号 直方市
美術館条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、美術館の運営に関し館長の諮問に応じて意見を述べる直方市
美術館協議会について、その役割や委員の任命基準、任期等の規定上の定めが条例になく運用されていたことから、その組織を明確に位置づけるため、条文の整備を行うものであり、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第26号 令和3年度直方市
一般会計予算のうち所管分であります。
本案について、本会議での質疑を踏まえ、種々議論を交わしたのでありますが、その中でただした主なものの1点目は、
通学区域の見直しや
小・中学校の再編及び
中学校給食についてであり、今後どのように進めていくのかただしたのであります。
これに対し当局より、
通学区域の見直しや再編については、令和3年度は、研究と方向性について内部検討をしていく。
中学校給食については、令和4年2学期からの全員喫食、
食缶方式という方向性は決定しており、令和3年度は、中学校との協議や
公会計化の準備、
調理事業者の選定、学校の
工事等準備をしていくとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、学校再編と
中学校給食については、これまでの反省を踏まえ、様々な角度からの考え方も入れながら十分検討するよう要望を付したのであります。
2点目は、3款1項1目
社会福祉総務費における
保健福祉センター基本設計業務委託料についてであります。
保健福祉センターについては、スケジュールの遅れにより
基本構想が未完成にもかかわらず、次の段階である
基本設計に関する予算を提案することについてただしたのであります。
これに対して当局より
基本構想案の概要の説明を受け、全議員に対しては、近日報告会で示す予定であるとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、長年の課題であり、市民の関心も高く、多くの市民の意見が反映された施設になるためには、しっかり手順を踏むべきであり、全議員に対し、質疑のできる報告の場を設定するよう要望を付したのであります。
委員からは、全体としては必要な
予算措置とは認めるが、
窓口業務の委託や、多額の公費を投入しているにもかかわらず、普及が進んでいない
マイナンバー制度そのものに賛成できないとの
反対討論が行われ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第27号 令和3年度直方市
国民健康保険特別会計予算であります。
本案については、いずれも必要な
予算措置であるとの意見が多数を占める中、他の保険に比べ所得に対する負担率が非常に高いことや、努力しているにもかかわらず、
保険者努力支援制度といった市町村間で競わせる
制度そのものに問題があり、賛成できないとの
反対討論が行われ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第28号 令和3年度直方市
同和地区住宅資金貸付事業特別会計予算であります。
本案については、いずれも必要な
予算措置であると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第29号 令和3年度直方市
介護保険特別会計予算であります。
本案について、種々議論を交わしたのでありますが、高額な
介護保険料や
サービス利用料の負担増、給付費の削減、
保険者努力支援金や
保険者機能強化交付金といった市町村間で競わせる
介護保険制度そのものに問題があり、賛成できないとの
反対討論が行われ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
最後は、議案第30号 令和3年度直方市
後期高齢者医療特別会計予算であります。
本案については、いずれも適正な
予算措置であるとの意見が多数を占める中、対象者を75歳以上に限定する
後期高齢者医療制度の
仕組みそのもの、さらに令和4年10月以降に予定されている
窓口負担増により、
受診抑制、
医療給付費の増が懸念されるため、賛成できないとの
反対討論が行われ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
以上で、我々
教育民生常任委員会に細部の審査を付託されました
議案審査の経過及び結果の報告を終わります。
○議長(
中西省三)
委員長の報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対する質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
質疑なきものと認め、質疑を終結いたします。
次に、
総務常任委員長にお願いします。
(9番
那須議員 登壇)
○9番(
那須和也)
去る2日及び4日の本会議におきまして、我々
総務常任委員会に細部の審査を付託されました議案第2号
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正予算(第10号))のうち所管分、外7議案について、当局より詳細なる説明を聴取し、慎重審査いたしました経過及び結果の報告をいたします。
まず、議案第2号についてであります。
本案については、
新型コロナウイルスワクチン接種対策事業及び
小・中学校給食の
無償化事業を本年度末まで延長することに伴う
専決処分でありますが、そのうち
小・中学校給食の
無償化事業については、その財源を
ふるさと応援基金より繰り入れることから、異議なく承認すべきものと決定したのであります。
次は、議案第3号
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正予算(第11号))のうち所管分についてであります。
本案については、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者への
支援措置や、
経済対策として、
プレミアム率20%の
商品券発行事業を実施することに伴う
専決処分でありますが、その財源を
ふるさと応援基金より繰り入れることから、異議なく承認すべきものと決定したのであります。
次は、議案第8号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第12号)のうち所管分についてであります。
本案について、第2条、
繰越明許費のうち2款1項
勤怠管理システム構築委託料において、その
システムの内容についてただしたのであります。
これに対して当局より、時間
外勤務申請や
休暇申請等について
システムを通して申請から承認までの業務を行うものであるとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、当局の答弁を了とし、その他の予算についても必要なものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第34号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第13号)のうち所管分についてであります。
本案についてただした点は、1点目として、歳出2款1項15目
電子計算機費における委託料について。2点目として、歳出9款1項1目
常備消防費における修繕料についてであります。
まず、1点目の委託料についてでありますが、計上されている三つの委託料の内容についてただしたのであります。
これに対して当局より、
ネットワーク構築業務委託料は、
行政手続オンライン申請受付システム導入やDXに対応するため、
庁内ネットワークの再構築及び設定変更を行うものであること、
メールサーバ構築業務委託料は、
庁内ネットワークの再編に伴って、必要となる
メールサーバの再構築を行うものであること、
財務会計システム電子決裁導入業務委託料は、押印義務の廃止に対応するため、
財務会計システムの
電子決裁機能を導入する
システム改修経費であるとの答弁に接したのであります。
次に、2点目の修繕料についてでありますが、
新型コロナウイルス感染症対策として、
消防庁舎内の
トイレ等の
水栓蛇口を非接触型の
自動水栓蛇口に取り替えようとするものであることから、その
交換場所及び個数についてただしたのであります。
これに対して当局より、
消防庁舎内の1階から3階の
トイレ等を中心に12か所の
水栓蛇口について、非接触型の
自動水栓蛇口に取り替えるとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、以上2点について当局の答弁を了とし、その他の予算についても必要なものであると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第39号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第15号)のうち所管分についてであります。
本案については、今年1月に発令された
緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛により、売上げが50%以上減少した中小法人・
個人事業主等に「
緊急事態宣言の
影響緩和に係る一時支援金」が国から給付されることにより、既に実施している
国県等支援金申請サポート業務の
サポート期間を延長する必要が生じたことに伴い、その財源として
ふるさと応援基金より繰り入れることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第15号 直方市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、令和3年4月に行う組織改編で、部局間を横断する形での業務移管に伴い、教育委員会が所管していた母子及び父子並びに寡婦福祉法による給付金事務、母子保健法による養育医療の給付事務、児童扶養手当の支給事務、母子保健法による妊娠届出に関する事務、費用の徴収に関する事務を市長部局へ所管替えを行うための所要の改正を行うものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第16号 直方市
職員定数条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、令和3年4月に行う組織改編で、部局間を横断する形での業務移管に伴い、市長部局及び教育委員会の職員数が変更となっており、その変更を踏まえた職員数を職員定数とするために所要の改正を行うものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
最後は、議案第26号 令和3年度直方市
一般会計予算のうち所管分についてであります。
本案についてただした点は、1点目として、歳出2款1項1目総務管理費について。2点目として、歳出2款3項2目選挙常時啓発費についてであります。
まず1点目の総務管理費についてでありますが、市制90周年記念事業について、事業により所管がまたがり予算書では見えにくいことから、今後のスケジュールについてただしたのであります。
これに対して当局より、今年の1月1日で市制90周年であり、記念式典は関連事業も含め秋頃に予定しているとの答弁に接したのであります。
次に、2点目の選挙啓発について、今年4月に行われる県知事選挙における高校生への啓発についてただしたのであります。
これに対して当局より、今回の選挙における期日前投票の立会人について、今年度筑豊高校で選挙啓発のための授業を行った関係から、同校の卒業生から立会人をお願いできないか学校と協議しており、選挙の立会人を若い方で行えるよう検討しているとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、当局の答弁を受け、さらに議論を深める中、通常の選挙啓発についてただしたのであります。
これに対して当局より、今年度については、投票率の向上のため市内の高校に選挙啓発のための授業依頼を行い、筑豊高校で授業を行った。また、小・中学生に対しては夏休みの宿題で選挙に関わるポスター等の作成を依頼し、コンクールに応募してもらっているとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、以上2点について当局の答弁を了とし、その他の予算についても必要なものであると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
以上で、我々
総務常任委員会に細部の審査を付託されました
議案審査の経過及び結果の報告を終わります。
○議長(
中西省三)
委員長の報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対する質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
質疑なきものと認め、質疑を終結いたします。
次に、産業建設
常任委員長にお願いします。
(5番 渡辺幸一議員 登壇)
○5番(渡辺幸一)
去る2日及び4日の本会議におきまして、我々産業建設常任委員会に細部の審査を付託されました議案第3号
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正予算(第11号))のうち所管分、外17議案について当局より詳細なる説明を聴取し、慎重審査いたしました経過及び結果の報告をいたします。
まず、議案第3号及び議案第39号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第15号)のうち所管分についてであります。この2議案は、
新型コロナウイルス感染症対策関連事業であることから一括議題とし審査いたしましたが、議案第3号は、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者への
支援措置や、
経済対策として、
プレミアム率20%の
商品券発行事業を実施するための所要の
予算措置を行ったものであります。
また、議案第39号は、今年1月に発令された
緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛により、売上げが50%以上減少した中小法人・
個人事業主等に「
緊急事態宣言の
影響緩和に係る一時支援金」が国から給付されることにより、既に実施している
国県等支援金申請サポート業務の
サポート期間を延長する必要が生じたことに伴う
予算措置であることから、いずれも必要な
予算措置であると認め、異議なく承認及び原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第4号 直方市
宿泊税交付金基金条例の制定についてであります。
本案は、福岡県の施策として県下の市町村に対し宿泊税を活用した財政的支援を行う宿泊税交付金事業が令和2年度から開始されたことにより、直方市
宿泊税交付金基金条例を制定しようとするものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第5号 直方市
市民公園条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、字図で全ての市民公園の所在地を確認したところ、山伏谷子ども広場の所在地に錯誤が見つかったため訂正しようとするものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第6号
直方市営住宅条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、建物の老朽化に伴って閉鎖していた第一光田市営住宅について解体が終了するため、供用を廃止し、別表から削除するものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第7号
市道路線の認定についてであります。
本案は、感田404号線ほか1路線の認定について、いずれも道路用地の寄附を受け認定しようとするものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第8号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第12号)のうち所管分であります。
本案は、事業の進捗を見据えた予算の過不足等の調整、及び基金の運用から発生する運用益等の各基金への積立予算の計上と、国の
補正予算に採択された事業の計上を主として編成されたものであり、いずれも必要な
予算措置であると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第13号 令和2年度直方市
下水道事業会計補正予算(第2号)についてであります。
本案は、国の第3次補正を活用し、早期の下水道整備を推進するものと、予算の過不足等の調整を行うための予算を計上しており、必要な
予算措置であると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第14号 令和2年度直方市
水道事業会計補正予算(第4号)についてであります。
本案は、既決の水道施設台帳の整備費用に対して、県補助金の交付決定を受けての予算を計上しており、必要な
予算措置であると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第34号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第13号)のうち所管分についてであります。
本案は、国の第3次
補正予算に伴う
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に対応した事業を計上しており、いずれも必要な
予算措置と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第35号 令和2年度直方市
下水道事業会計補正予算(第3号)についてであります。
本案は、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、デジタルトランスフォーメーションを推進するため、下水道事業会計事務の電子決裁導入費用とその財源を計上しており、いずれも必要な
予算措置と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第36号 令和2年度直方市
水道事業会計補正予算(第5号)についてであります。
本案は、
新型コロナウイルス感染症対策として減額した水道料金に対して、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を収入する
予算措置と、同交付金事業において、デジタルトランスフォーメーションを推進するため、水道事業会計事務の電子決裁導入費用とその財源を計上しており、いずれも必要な
予算措置あると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第21号 直方市
附属機関設置条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、令和3年度において、本市の観光振興施策の指針となる「直方市観光基本計画」の策定に向けた取組を開始するに当たり、その調査及び審議を行う「直方市観光基本計画策定委員会」を設置するための一部改正であることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第22号 直方市
都市公園条例の一部を改正する条例についてであります。
本案は、議案第5号と同様に、字図で全ての都市公園の所在地を確認したところ、打向児童遊園ほか7公園の所在地に錯誤が見つかったため、その所在地の訂正をするものと、植木桜づつみ公園パークゴルフ場において令和2年8月から10月にかけて「一日使用券」の社会実験を実施したところ、利用者の増加と収支の改善に期待できる結果となったことから使用料等の改正を行おうとするものと、その他、文言の整理を行うものであることから、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第26号 令和3年度直方市
一般会計補正予算のうち所管分についてであります。
本案については、まず、令和3年度に稼働する汚泥再生処理センターについて、今後は運営委託することとなるが、その在り方については継続的な検討が必要といった意見もあり、我々委員会としても、課題をきちんと引き継ぎながら検討を継続していくよう要望したのであります。
次に、歳出6款1項5目13節山田川水利使用料、8款5項1目12節山田川塵芥処理委託料、同18節山田川塵芥処理負担金について、山田川水利組合との協議を行っているのかただしたのであります。
これに対して当局より、塵芥処理委託料についてはごみの量が減っており以前よりは減額されているが、使用料及び負担金については交渉しているものの減額するまでには至っていないとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、当局の答弁を受け、さらに議論を深めたのでありますが、実際にどこがどのぐらい使っているのかきちんと把握することや、別の場所からの管路の敷設などといった代替方法の検討なども行いつつ、支出を抑えるための交渉をすべきであるとの意見があり、山田川関連事業については調査を行うなど実態把握をした上で費用軽減に努めるよう要望したのであります。
次に、歳出6款1項5目12節ため池劣化状況評価業務委託料、ため池耐震性調査業務委託料について、毎年環境整備を行っているが、農業用水機能を失ったため池については埋めるという方向性を模索していくべきではないかといった意見があり、我々委員会としては、そういった今後の方向性を検討していくよう要望したのであります。
次に、歳出6款1項3目有害鳥獣対策関連について、猟友会の方と密に情報交換をすべきではないかという意見があり、我々委員会としては、猟友会に限らず、市民
サービスにとって必要であれば各種団体との情報交換ができる場を設けるよう要望を付し、その他についても必要な
予算措置と認め、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第31号 令和3年度直方市
上頓野産業団地造成事業特別会計予算についてであります。
本案は、主に市債の元金償還であることから、いずれも必要な
予算措置であると認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
次は、議案第32号 令和3年度直方市
下水道事業会計予算についてであります。
本案については、主として、新町地内汚水管渠築造工事ほか2か所の工事や、芝原ポンプ場計画策定業務委託料などであり、いずれも必要な
予算措置と認めるものの、雨水については所管課が下水道課と土木課で分かれており市民からすると分かりにくいといった意見もあり、今後は内部で整理し市民が相談しやすい体制を整えるように要望したのであります。
また、汚水管渠築造工事において雨水工事も必要になった場合にどう対応するのかただしたのであります。
これに対して当局より、今回計上している工事については、事前調査では雨水工事は必要ないという結果であるが、工事をしていく中で必要が生じれば関係課等と協議しながら対応するとの答弁に接したのであります。
我々委員会としては、当局の答弁を了としつつも、予算編成の際に調査等をしっかりと行い必要な予算については当初から措置しておくのはもちろんのことであるが、不測の事態にも早急に対応できるような見通しを立てて予算計上を行うよう要望を付し、原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
最後に、議案第33号 令和3年度直方市
水道事業会計予算についてであります。
本案は、主な建設改良事業として、配水管布設替工事で小野牟田野添線関連や下新入地内汚水管渠築造関連等、その他の工事で尾崎浄水場ろ過設備更新工事等であり、いずれも必要な
予算措置と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定したのであります。
以上で、我々産業建設常任委員会に細部の審査を付託されました
議案審査の経過及び結果の報告を終わります。
○議長(
中西省三)
委員長の報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対する質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
質疑なきものと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許可します。
(9番
那須議員 登壇)
○9番(
那須和也)
9番 日本共産党の
那須和也でございます。
日本共産党会派を代表して議案第26号に対する
反対討論を行います。
成立が確実となった政府の2021年度予算案には、具体的な使い道が決まったコロナ対策予算はほとんどありません。国立感染症研究所や全国の保健所の人員増や小学校の35人学級など、コロナを契機として実施が決まった施策の予算はありますが、これらは今後何年もかけて段階的に実施していこうというもので、足元のコロナ対策ではなく、
新型コロナウイルス感染症対策予備費の5兆円しかないと言ってもよい状況です。
こうして政府は
新型コロナウイルス対策での不十分さや社会保障や暮らしの予算を削る中、直方市の予算はどうなっているでしょうか。
従来どおり、障がい者や子育て世代への支援策、病児保育、そして子供医療費助成制度では中学生の通院が拡大されました。市民生活においては、課題であった火葬炉の改修事業が2か年で全面改修されます。また、来年2学期からの
中学校給食については、全員喫食に向けて具体的作業が進むことなどは評価されます。また、
保健福祉センターについては、現時点で
基本構想が確定していない中で新年度予算に
基本設計業務委託料が予算計上されており、年度内の成果品が出来上がるかどうか不安があります。
こうした中、承認しかねる歳出もあります。まず、市民課窓口、し尿・清掃業務、給食調理業務などの民間委託が今後も継続します。安定性、継続性とともに市民
サービスに直結する業務は直営で行うべきであることを指摘しておきます。
次に、2款についてです。
自治体デジタルトランスフォーメーションに関わる問題です。実際には、対人
サービスは民間化して、資源を制約しようとするのがデジタル化の狙いと思われます。特に、公共私の連携論は公務労働縮減論であり、公務員の縮減に行き着くと言われています。
そもそも自治体の役割や仕事は生産性や効率性を優先できない、あるいはしてはいけない行政
サービスの提供であって、基本的人権保障行政であると考えます。生産性や効率性を高め、最大利益を追求する企業の
サービスではありません。地域の人づくりや自治づくりが基本です。生産性や効率性を最優先させ、競争に勝つためのデジタル化を進めることが本当に私たちの命や暮らしを守る仕事、地方自治になるのでしょうか。デジタル化は市民にとって、利便上、有益な部分も多々あると思いますが、今述べたような観点も重要ではないでしょうか。
次に、3款のマイナンバーに関わってです。政府は2020年度末までに6,000万枚から7,000万枚まで普及することを目標にしていましたが、普及は目標の半分でしかありません。今年3月から健康保険証として利用を開始、運転免許証との一体化も計画しています。直方市でも利用可能となるコンビニなどでのマイナンバーカード利用による住民票の写しの交付が可能となったある自治体では、このことを理由に窓口が減らされています。直方市でもこういう事態が起こることが危惧されます。多様で多面的な住民ニーズに応えるには対面
サービスの向上、住民の身近な窓口である自治体業務の拡充こそ求められています。
また、マイナンバー制度やカード発行を担う地方公共団体情報
システム機構が契約した97件のうち、8割以上に当たる72件が同制度創設に向けた政府の検討会議メンバーの大手電気企業6社と、その関連企業が契約相手だったことが分かりました。国民の税金が原資の支出が委員企業によるお手盛りの疑いがあります。さらに、入札不調を繰り返し、7回の契約変更で、当初予定価格の10倍以上にも膨らみました。直方市はこの機構に負担金として204万6,000円を支出しようとしています。
続いて、4款の保育事業についてですが、来年度も待機児童が出る見込みで保育士不足が最大の要因です。保育実施義務者としての責任が果たされていないことにあります。保育士奨学金支援制度を今年度新設しましたが、25人分のうち僅か1人の利用にとどまっています。あらゆる手だてをとって保育士を確保する努力を行い、少しでも待機児童を出さない努力を求めます。
10款についてです。施政方針の中で、少子化による変化を見据えて、
通学区域の見直しや
小・中学校の再編について検討を始めると表明されました。保護者や地域の理解を得ることは当然ですが、広く市民の声を聴き、基礎学力向上や教育学上の観点からも慎重な検討を強く求めるものです。
終わりになりますが、本年度も早期退職者を含めて13名の方が退職されます。長期にわたり公務労働者として市民の暮らしと福祉の増進に努めてこられました。会計年度任用職員として市役所に残られる方もおられますが、今後はさらに健康に留意され、市政発展への御協力をお願いするとともに、地域での御活躍を祈念いたします。大変御苦労さまでした。
以上で、議案第26号 令和3年度直方市
一般会計予算に対する
反対討論を終わります。
○議長(
中西省三)
以上をもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第1号
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正予算(第9号))から、議案第3号
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正予算(第11号))までの3件を一括して採決します。
議案第1号から議案第3号までの3件は、
委員長報告どおり、承認することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第1号から議案第3号までの3件は、承認されました。
次に、議案第4号 直方市
宿泊税交付金基金条例の制定についてから議案第7号
市道路線の認定についてまでの4件を一括して採決します。
議案第4号から議案第7号までの4件は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第4号から議案第7号までの4件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第12号)を採決します。
議案第8号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第8号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号 令和2年度直方市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号)から議案第39号 令和2年度直方市
一般会計補正予算(第15号)までの10件を一括して採決します。
議案第9号から議案第39号までの10件は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第9号から議案第39号までの10件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号 直方市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について及び議案第16号 直方市
職員定数条例の一部を改正する条例についての2件を一括して採決します。
議案第15号及び議案第16号の2件は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第15号及び議案第16号の2件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号 直方市
手数料条例及び直方市
印鑑登録条例の一部を改正する条例についてを採決します。
議案第17号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第17号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第18号 直方市
介護保険条例の一部を改正する条例についてを採決します。
議案第18号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第18号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号 直方市
国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例についてから議案第22号 直方市
都市公園条例の一部を改正する条例についてまでの4件を一括して採決します。
議案第19号から議案第22号までの4件は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第19号から議案第22号までの4件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第26号 令和3年度直方市
一般会計予算を採決します。
議案第26号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第26号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第27号 令和3年度直方市
国民健康保険特別会計予算を採決します。
議案第27号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第27号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第28号 令和3年度直方市
同和地区住宅資金貸付事業特別会計予算を採決します。
議案第28号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第28号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第29号 令和3年度直方市
介護保険特別会計予算を採決します。
議案第29号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第29号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第30号 令和3年度直方市
後期高齢者医療特別会計予算を採決します。
議案第30号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第30号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第31号 令和3年度直方市
上頓野産業団地造成事業特別会計予算及び議案第32号 令和3年度直方市
下水道事業会計予算の2件を一括して採決します。
議案第31号及び議案第32号の2件は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第31号及び議案第32号の2件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第33号 令和3年度直方市
水道事業会計予算を採決します。
議案第33号は、
委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、議案第33号は、原案のとおり可決されました。
日程第35 発議第1号を議題とします。
提出者の説明を求めます。
10番 渡辺和幸議員。
(10番 渡辺和幸議員 登壇)
○10番(渡辺和幸)
発議第1号
直方市議会会議規則の一部を改正する規則について、提出者を代表して説明いたします。
本案は、女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、住民が議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席理由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、行政手続等において、原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、市議会に対する請願に係る署名押印の見直しを行うものであります。
改正の内容につきましては、参考資料の規則新旧対照表により説明いたします。
第2条は、本会議における欠席・早退等の届出についての規定であります。
第1項中、「事故のため」を「公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助その他のやむを得ない事由のため」に改めるもので、既に規定されている出産に加え、育児、看護、介護及び配偶者の出産補助を具体的に例示として明文化するものであります。
現行会議規則では、出産以外の具体的な欠席事由を明文化せず、本会議や委員会に出席できない事由を一括して事故と総称しておりますが、法令上の事故概念と一般社会における事故概念に隔たりがあり、事故という言葉の使用に違和感があることから、一般的に欠席がやむを得ないと想定し得る代表的な事由として、公務、疾病を例示するとともに、「事故」を「その他のやむを得ない事由」に改めるものであります。
第86条は、委員会における欠席・早退等の届出についての規定であります。改正内容は、第2条と同様であります。なお、本条の見出しの改正については、文言の整備で第2条に合わせるものです。
第124条は、請願書の記載事項等についての規定で、デジタル化政策の一環として、これまで行政手続等において求めてきた押印について、特段の合理的な理由がある場合を除き、原則としてその廃止を広く推進している政府の方針を踏まえ、地方議会においても、議会運営に当たり、押印を求めなくても特段支障がない事項についてはこれを廃止することが適当であるという観点から、会議規則の見直しを行い、請願者に対し提出時に求めている押印を、署名、または記名押印に改める改正を行うものであります。
また、これに併せて、請願者が法人の場合の条文について規定の整備を行うものであります。改正内容として、第1項は、条文中、「押印」を「署名、又は記名押印」と改めるとともに、請願者を個人に限定するものであります。
第2項は、請願者が法人の場合の規定を新たに追加するもので、押印関係については、第1項と同様でございます。また、現行の第2項中、「請願を」を「第2項の請願を」に改め、「同項」を「第3項」とし、「第3項」を「第4項」とするものでございます。
なお、押印の廃止にとどめず選択肢として記名押印を残す理由は、身体的理由により署名が困難な請願者が自署できず、そのことが請願者の要件を満たさない事態は憲法が保障する請願権の行使に反するおそれがあるからであります。
最後に、附則におきまして、この規則は公布の日から施行するといたしております。
以上、発議第1号
直方市議会会議規則の一部を改正する規則について御説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(
中西省三)
ここで議案考査のため暫時休憩します。
───── 11時01分 休憩 ─────
───── 11時01分 再開 ─────
○議長(
中西省三)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
質疑なきものと認め、質疑を終結いたします。
発議第1号は、会議規則第35条第2項の規定により委員会付託を省略します。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし。」と声あり)
討論なきものと認め、討論を終結します。
これより、発議第1号
直方市議会会議規則の一部を改正する規則についてを採決します。
発議第1号について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、発議第1号は、原案のとおり可決されました。
日程第36
意見書案第1号を議題とします。
お諮りします。
意見書案の趣旨は、調整会議で十分に協議されておりますので、説明は省略したいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし。」と声あり)
異議なしと認めます。
よって、説明は省略することに決定いたしました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
質疑なきものと認め、質疑を終結します。
お諮りします。
意見書案は、会議規則第35条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし。」と声あり)
異議なしと認めます。
委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので討論を終結します。
これより採決に入ります。
意見書案第1号
公的年金の毎月支給を求める意見書についてを採決します。
意見書案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数。
よって、
意見書案第1号は、原案のとおり可決されました。
ただいま可決されました意見書の取扱いについては、議長に一任願います。
日程第37
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員として、3番 篠原議員、10番 渡辺和幸議員を指名します。
これをもって、本定例会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
以上で、令和3年3月直方市議会定例会を閉会します。
───── 11時03分 閉会 ─────
令和3年3月直方市議会定例会 委員会審査結果
令和3年3月11日
教育民生常任委員会
┌─────┬────────────────────────────┬───────────┐
│議案番号 │件 名 │審査結果 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┬─────┤
│ 第1号 │
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正│承 認 │全会一致 │
│ │予算(第9号)) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第2号 │
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正│承 認 │全会一致 │
│ │予算(第10号))のうち所管分 │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第8号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第12号)のうち所管分│原案可決 │賛成多数 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第9号 │令和2年度直方市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第10号 │令和2年度直方市
同和地区住宅資金貸付事業特別会計補正予算│原案可決 │全会一致 │
│ │(第2号) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第11号 │令和2年度直方市
介護保険特別会計補正予算(第3号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第12号 │令和2年度直方市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第34号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第13号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第17号 │直方市
手数料条例及び直方市
印鑑登録条例の一部を改正する条│原案可決 │賛成多数 │
│ │例について │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第18号 │直方市
介護保険条例の一部を改正する条例について │原案可決 │賛成多数 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第19号 │直方市
国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例につ│原案可決 │全会一致 │
│ │いて │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第20号 │直方市
美術館条例の一部を改正する条例について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第26号 │令和3年度直方市
一般会計予算のうち所管分 │原案可決 │賛成多数 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第27号 │令和3年度直方市
国民健康保険特別会計予算 │原案可決 │賛成多数 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第28号 │令和3年度直方市
同和地区住宅資金貸付事業特別会計予算 │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第29号 │令和3年度直方市
介護保険特別会計予算 │原案可決 │賛成多数 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第30号 │令和3年度直方市
後期高齢者医療特別会計予算 │原案可決 │賛成多数 │
└─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘
総務常任委員会
┌─────┬────────────────────────────┬───────────┐
│議案番号 │件 名 │審査結果 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┬─────┤
│ 第2号 │
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正│承 認 │全会一致 │
│ │予算(第10号))のうち所管分 │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第3号 │
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正│承 認 │全会一致 │
│ │予算(第11号))のうち所管分 │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第8号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第12号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第34号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第13号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第39号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第15号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第15号 │直方市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の│原案可決 │全会一致 │
│ │一部を改正する条例について │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第16号 │直方市
職員定数条例の一部を改正する条例について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第26号 │令和3年度直方市
一般会計予算のうち所管分 │原案可決 │全会一致 │
└─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘
産業建設常任委員会
┌─────┬────────────────────────────┬───────────┐
│議案番号 │件 名 │審査結果 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┬─────┤
│ 第3号 │
専決処分事項の承認について(令和2年度直方市
一般会計補正│承 認 │全会一致 │
│ │予算(第11号))のうち所管分 │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第4号 │直方市
宿泊税交付金基金条例の制定について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第5号 │直方市
市民公園条例の一部を改正する条例について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第6号 │
直方市営住宅条例の一部を改正する条例について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第7号 │
市道路線の認定について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第8号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第12号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第13号 │令和2年度直方市
下水道事業会計補正予算(第2号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第14号 │令和2年度直方市
水道事業会計補正予算(第4号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第34号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第13号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第35号 │令和2年度直方市
下水道事業会計補正予算(第3号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第36号 │令和2年度直方市
水道事業会計補正予算(第5号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第39号 │令和2年度直方市
一般会計補正予算(第15号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第21号 │直方市
附属機関設置条例の一部を改正する条例について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第22号 │直方市
都市公園条例の一部を改正する条例について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第26号 │令和3年度直方市
一般会計予算のうち所管分 │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第31号 │令和3年度直方市
上頓野産業団地造成事業特別会計予算 │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第32号 │令和3年度直方市
下水道事業会計予算 │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第33号 │令和3年度直方市
水道事業会計予算 │原案可決 │全会一致 │
└─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
直方市議会議長 中 西 省 三
直方市議会副議長 松 田 曻
直方市議会議員 篠 原 正 之
直方市議会議員 渡 辺 和 幸...