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平成30年12月定例会 (第7日12月14日)

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  1. 直方市議会 2018-12-14
    平成30年12月定例会 (第7日12月14日)


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    平成30年12月定例会 (第7日12月14日)                  平成30年12月14日(金) 1.会議の開閉時刻  開議 10時00分            閉会 10時36分 1.議事日程(第7号) 1.出席及び欠席議員の氏名           1番       安 永 浩 之           2番       三 根 広 次           3番 (欠席)  松 田   昇           4番       野 下 昭 宣           5番       岡 松 誠 二           6番       渡 辺 克 也           7番       澄 田 和 昭           8番       那 須 和 也           9番       渡 辺 和 幸          10番       ( 欠 員 )          11番       田 中 秀 孝
             12番       阪 根 泰 臣          13番       矢 野 富士雄          14番       貞 村 一 三          15番       渡 辺 幸 一          16番       佐 藤 信 勝          17番       田 代 文 也          18番       中 西 省 三          19番       友 原 春 雄 1.職務のため議場に出席した事務局職員職氏名          議会事務局長    則 末 幹 男          次長        宮 近 博 之          係長        河 村 隆 志          書記        川 原 国 敬 1.説明のため出席した者の職氏名          市長        壬 生 隆 明          副市長       三 原 ゆかり          教育長       豊 嶌 慎 司          総合政策部長    増 山 智 美          市民部長      大 谷 和 彦          産業建設部長    小 川 祐 司          教育部長      秋 吉 恭 子          上下水道・環境部長 松 崎 裕 史          消防長       毛 利 正 史                    各課長省略 1.会議に付した事件  日程第1 議案第85号から日程第25 議案第111号まで  日程第26 意見書案第8号  日程第27 会議録署名議員の指名 諸報告   1 付託議案の審査結果について  第1 議案第85号 直方市議会議員及び直方市長の選挙における選挙公報の発行に関す           る条例の制定について  第2 議案第86号 直方国民健康保険給付費等支払基金条例の一部を改正する条例に           ついて  第3 議案第87号 直方介護サービス事業等の人員、設備及び運営に関する基準等           を定める条例の制定について  第4 議案第88号 直方下水道事業設置等に関する条例の制定について  第5 議案第89号 飯塚市と直方市との間の電子情報処理組織による戸籍事務の委託に           関する協議について  第6 議案第90号 市道路線の認定について  第7 議案第91号 市道路線の廃止について  第8 議案第94号 平成30年度直方一般会計補正予算(第3号)  第9 議案第95号 平成30年度直方国民健康保険特別会計補正予算(第3号)  第10 議案第96号 平成30年度直方同和地区住宅資金貸付事業特別会計補正予算(           第1号)  第11 議案第97号 平成30年度直方介護保険特別会計補正予算(第2号)  第12 議案第98号 平成30年度直方後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)  第13 議案第99号 平成30年度直方公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)  第14 議案第100号 平成30年度直方農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号           )  第15 議案第101号 平成30年度直方水道事業会計補正予算(第2号)  第16 議案第102号 福智山ろく花公園指定管理者の指定について  第17 議案第103号 直方市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について  第18 議案第104号 平成30年度直方一般会計補正予算(第4号)  第19 議案第105号 平成30年度直方国民健康保険特別会計補正予算(第4号)  第20 議案第106号 平成30年度直方同和地区住宅資金貸付事業特別会計補正予算           (第2号)  第21 議案第107号 平成30年度直方介護保険特別会計補正予算(第3号)  第22 議案第108号 平成30年度直方後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)  第23 議案第109号 平成30年度直方公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)  第24 議案第110号 平成30年度直方農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号           )  第25 議案第111号 平成30年度直方水道事業会計補正予算(第3号)  第26 意見書案第8号 消費税増税の中止を求める意見書について  第27 会議録署名議員の指名            ───── 10時00分 開議 ───── ○議長(友原春雄)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、お手元の日程表のとおり進行を図りたいと思いますので、御了承願います。  日程に入る前に諸報告を行います。  各常任委員長から付託議案の審査に係る委員会報告書が提出されました。その結果を一覧表にし、お手元に配付しております。以上で報告を終わります。  これより日程に入ります。  日程第1 議案第85号から日程第25 議案第111号までの25件を一括して議題とします。  これより各常任委員長付託議案に係る審査の経過並びに結果の報告を求めます。  まず、総務常任委員長にお願いします。               (8番 那須議員 登壇) ○8番(那須和也)  去る10日の本会議におきまして、我々総務常任委員会に細部の審査を付託されました議案第85号 直方市議会議員及び直方市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の制定について、外3議案について審査いたしました経過並びに結果の報告をいたします。  まず、議案第85号についてであります。  選挙公報は、候補者の氏名、経歴、政見、写真等選挙人に広く伝え、選挙人が投票する際の判断に資するものでありますが、本市においては、選挙公報を発行するために必要な公職選挙法に定められた条例を制定しておらず、市議会議員選挙及び市長選挙選挙公報をこれまで発行していません。  しかし、福岡県内29市のうち、議員及び長の選挙について選挙公報を発行していない市は、本市を含めて2市、また、議員のみ発行していない市は1市のみであり、その他26市においては議員及び長について選挙公報を発行していることから、県内において広くこの選挙公報制度が定着しているものと思われます。  そこで、来年4月に予定されている本市市議会議員選挙及び市長選挙において選挙公報制度を施行するため、条例の制定を行うものであります。  我々委員会としては、以前から候補者の市政に対する考え方がわからないといった声があることや、告示日から投票日前日までという短い期間の中でも市内全域選挙公報が行き渡るように計画を立てて実施するよう要望を付し、可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第94号 平成30年度直方一般会計補正予算(第3号)のうち所管分についてであります。  本案については、当局より詳細なる説明を聴取し、慎重審査を行ったのでありますが、その中でただした主な点は、歳入14款2項5目土木費国庫補助金における直方駅前イベント広場整備事業費補助金についてであります。  本会議において質疑もあったように、歳出8款7項2目公園整備費において、この補助金を活用した事業費が計上されていることから、今回、この補助金を申請するに至った経緯についてただしたのであります。  これに対して当局より、旧直方駅舎車寄せの復元については、市民の要望等もあり、本市にとって懸案の事業であるものの、復元ということであれば市の単独事業として整備しなければならない。しかし、平成26年度から今年度までの5カ年事業である社会資本整備総合交付金事業によれば、補助金を活用できる可能性があるということから、今年度より関係各課補助金充当可能性や工事の内容等について協議を行ってきた。その結果、駅前イベント広場として整備するのであれば、旧駅舎車寄せの復元に補助金を活用することができることから、今回、予算を計上しているとの答弁に接したのであります。  我々委員会としては、当局の答弁を受け、さらに議論を深める中、委員からは、本会議での質疑に対する答弁を含め、当局の説明を聞いても、市民の声や旧駅舎車寄せの価値を考慮しているとは思えない。また、この事業の内容や、今後、どう活用していくのかなど将来的なビジョンが見えてこないといった意見も出たところであります。なお、採決に当たっては、今回の事業のほか、各事業が単独で終わるのではなく、相互に関連し、また、継続して取り組んでいくよう要望を付し、可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第103号 直方市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてであります。  本市の給与改定については、社会情勢に適応した適正な給与の運用を確保するため、人事院勧告に準じた措置を行っているところでありますが、本年8月になされた人事院勧告の主な内容としては、公民格差を反映し、月例給を平均0.2%増額するとともに、勤勉手当を0.05月分引き上げることとなっています。このことを受け、本市一般職員を初め、市長、副市長、教育長の給与や議員の報酬についても、勧告に準じて改定するものであります。  当局より、以上のような説明を受けた後、種々議論を交わしたのでありますが、我々委員会としては、今回の給与改定の意義を意識し、しっかりと市民ニーズに応えていくよう要望を付し、可決すべきものと決定したのであります。  最後は、議案第104号 平成30年度直方一般会計補正予算(第4号)のうち所管分についてであります。
     本案については、さきの議案第103号を受け、必要な人件費などを計上したものであることから、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  以上で、我々総務常任委員会に細部の審査を付託されました議案審査の経過並びに結果の報告を終わります。 ○議長(友原春雄)  委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑はありませんか。                (「なし。」と声あり)  質疑なきものと認め、質疑を終結します。  次に、教育民生常任委員長にお願いします。               (11番 田中議員 登壇) ○11番(田中秀孝)  皆さんおはようございます。  去る10日の本会議におきまして、我々教育民生常任委員会に細部の審査を付託されました議案第86号 直方国民健康保険給付費等支払基金条例の一部を改正する条例について、外12議案について審査いたしました経過並びに結果の報告をいたします。  まず、議案第86号についてであります。  本案は、平成29年度まで延長された旧老人保健制度拠出金に係る経過措置適用期限が終了し、拠出金の徴収が不要となったこと、また平成30年度から県が国民健康保険財政運営責任主体となる新たな仕組みが開始され、市町村に介護納付金の納付に要する費用を含む国民健康保険事業費納付金の納付が義務づけられたことから関係条例の改正を行うものであり、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第87号 直方介護サービス事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定についてであります。  本案は、介護保険法の一部改正により、これまで厚生労働省令で定められていた指定居宅介護支援等事業の人員及び運営に関する基準が条例に委任されたことから、関係条例を制定するものであります。  具体的な内容としては、指定居宅介護支援事業所の人員の基準、基本方針及び運営の基準並びに居宅介護支援事業者の指定に係る申請者の資格について、原則として、従来、厚生労働省令で定めていた基準を本市の基準とするものであります。  また、この条例の制定にあわせ、本市が指定及び指導権限を有する事業に関する条例として既に制定している五つの条例を統合し、介護サービスの基準を一元化するものであることから、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第89号 飯塚市と直方市との間の電子情報処理組織による戸籍事務の委託に関する協議についてであります。  本案は、現在使用している戸籍システム契約期間が平成31年2月末で終了することから、長期的な運用コスト削減に向け、他の市町とシステム共同利用をすることを目的に、電子情報処理組織による戸籍事務事務委任に関する規約第1条に定められた事務を飯塚市に委託するための協議であります。  委員会審査では、飯塚市を受託市とする自治体クラウドを選択した経緯について詳細なる説明を求める中、戸籍事務所管課システム運用所管課が異なるため的確な答弁を得るまでに時間を要したことに対して、提案者としての姿勢を指摘する意見があったものの、その経緯については、住民基本台帳の管理に係る基幹系システム運用等を飯塚のデータセンターに委託しており、今後のマイナンバー等の動向により住民基本台帳との連携が必要となることから今回の提案に至ったものであり、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第94号 平成30年度直方一般会計補正予算(第3号)のうち所管分についてであります。  今回の補正予算の概要としては、各事務事業を推進する中で生じた不足額への対応、人事異動に伴う職員構成の変動による人件費の調整のほか、市が管理する施設の修繕料及び31年度に設置を予定していた小学校普通教室空調設備を国の補正予算を受け、前倒しで設置するための工事請負費であります。  議案審査に当たり、当局より詳細なる説明を聴取し、慎重審査を行ったのでありますが、その中で要望した点は、1点目として4款1項5目火葬場費修繕料についてであります。  この修繕料は、火葬場の雨漏りに対応するための防水工事等に要するもので、必要な予算措置と認めるものの、本施設は、平成11年4月1日供用開始から19年が経過し、これまでに発生した燃焼炉制御装置の故障や誘引排風機損傷等により多額の修繕料が支出されてきたところであります。また、修繕工事のため1号炉と4号炉を停止し、2炉で火葬業務を行っていた本年11月25日には、火葬中の2号炉が故障して遺族を初め関係者に多大な迷惑をかけたとの報告を受けたことから、残り少ない火葬場耐用年数及び施設の持つ特殊性を十分考慮した上で、施設そのものをどういった形で維持していくのか早急に検討するよう要望したのであります。  2点目として10款2項4目学校建設費工事請負費についてであります。この工事の概要としては、実施設計が終了した市内5小学校普通教室への空調設備設置受変電設備の改修及び建築改修等を行うもので、いずれも必要な予算措置であると認めるものの、15小中学校の全てに空調設備が設置され、通年で使用される32年度では、電気の使用料が約1,400万円の増となることから、電気の使用量を抑制するために有効である空調設備集中管理最大需要電力を常時監視するデマンド監視システムの導入などを検討するよう要望したのであります。  以上の2点について要望を付し、本案については、原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第95号 平成30年度直方国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてであります。  本案は、人事異動に伴う職員構成変動等による人件費の調整のほか、生活習慣病等で治療中の特定健診未受診者の同意に基づき、医療機関が保有している検査結果データを特定健診データとして収集・集積することにより、特定健診の受診率向上及び保健指導の充実、並びに糖尿病性腎症重症化予防取り組み強化に資することを目的に、福岡県国民健康保険団体連合会が実施する医療情報収集事業における情報提供件数の増に対応する手数料の追加であることから、いずれも必要な予算措置であると認め、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第96号 平成30年度直方同和地区住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。  本案は、人事異動に伴う職員構成変動等による人件費の調整であり、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第97号 平成30年度直方介護保険特別会計補正予算(第2号)についてであります。  本案は、保険事業勘定予算措置された職員及び非常勤職員等人件費の調整のほか、平成29年度に交付された介護給付費負担金地域支援事業交付金の精算に伴う過年度還付金及び高齢者保健福祉協議会の開催に要する経費を追加計上するものであり、いずれも必要な予算措置と認め、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次は、議案第98号 平成30年度直方後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてであります。  本案は、人事異動に伴う職員構成変動等による人件費の調整及び過年度保険料で生じる還付金を見込んだ予算措置であり、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  最後は、議案第104号 平成30年度直方一般会計補正予算(第4号)のうち所管分から議案第108号 平成30年度直方後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)までの5議案についてであります。  この5議案は、本市職員の給料の額及び手当の率を人事院勧告に準じて改定するために提案された関係条例の一部改正に伴う補正予算案であります。  議案審査では、関係条例の改正に関して、本市の財政状況を考慮すべきではないかとの意見があったものの、当委員会に付託された補正予算案については、いずれも必要な予算措置であると認め、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  以上で、我々教育民生常任委員会に細部の審査を付託されました議案審査の経過並びに結果の報告を終わります。 ○議長(友原春雄)  委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑はありませんか。                (「なし。」と声あり)  質疑なきものと認め、質疑を終結します。  次に、産業建設常任委員長にお願いします。               (12番 阪根議員 登壇) ○12番(阪根泰臣)  去る10日の本会議におきまして、我々産業建設常任委員会に細部の審査を付託されました議案第88号 直方下水道事業設置等に関する条例の制定について、外11議案について審査いたしました経過並びに結果の報告をいたします。  まず、議案第88号 直方下水道事業設置等に関する条例の制定についてであります。  本条例制定の背景として、総務省から今後の人口減少等による料金収入の減少や施設・設備の老朽化に伴う更新投資増大等に適切に対応するため、平成27年1月時点の人口が3万人以上の団体については、平成27年度から平成31年度を集中取り組み期間として公営企業会計の適用に取り組むよう強い要請がなされ、同時に、財政上の支援措置も設定されたところであります。  本市の公共下水道事業農業集落排水事業については、財政上の支援措置の期間内である平成27年度から平成30年度までの3年間を移行期間として公営企業会計移行を進め、平成31年度から公共下水道事業農業集落排水事業を対象に財務適用による地方公営企業法を適用するため本条例を制定するものであるとの説明を受ける中、種々議論を交わしたのであります。その中でただした点は、平成27年度から平成31年度の集中取り組み期間内に公営企業会計に移行した場合の財政上の支援措置についてであります。  これに対して当局より、集中取り組み期間中に移行した場合は、移行経費に対する地方財政措置として充当率100%の公営企業債元利償還金に対して充当率50%の普通交付税措置財政支援措置があるとの答弁に接したのであります。  我々委員会としては、集中取り組み期間終了後は、法制化となる可能性があり、この場合の移行にかかる費用は市の単費負担となるため、市の財政負担が大きくなること、また、条例地方公営企業を経営する自治体において制定されていることから、当局の答弁を了とし、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第90号 市道路線の認定について及び議案第91号 市道路線の廃止についてであります。  この2議案については、市道路線に係る議案であることから一括議題に付し、慎重審査を行ったのでありますが、道路用地寄附を受けての認定及び路線の重複が判明したための市道路線廃止であることから、いずれも異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第94号 平成30年度直方一般会計補正予算(第3号)のうち所管分についてであります。  本案については、本会議での質疑を踏まえ、当局より詳細なる説明を聴取し、慎重審査を行ったのでありますが、その中でただした点は、歳出8款7項2目公園整備費工事請負費についてであります。この予算措置は、直方駅前イベント広場整備工事に係るものであることから、補正予算計上に至った経緯についてただしたのであります。  これに対して当局より、現在、道路残地となっている広場整備予定地は、平成25年度の交通結節点改善事業終了後も、ガードレール等で囲ったままとなっており、地元商店街から駅前の空き地を早期に活用することを望まれている。また、旧駅舎車寄せの復元については、活用を求める2万6,048筆もの署名が市に提出され、平成26年12月議会でも一般質問が行われるなど長年の懸案事項であったが、今年度、市民団体との協議を進める中で、予定地での復元についておおむね話がまとまったこと。また、直方駅前イベント広場整備工事の財源としては、国土交通省所管補助事業である社会資本整備総合交付金事業のうち、都市再生整備計画事業という補助事業を活用の予定であり、本補助事業を活用するためには、本年度中の発注が必要であることから、補正予算として計上したとの答弁に接したのであります。  我々委員会としては、当局の答弁を踏まえ、議論を深める中、さらにただした点は、旧駅舎車寄せの復元について、市民運動や裁判に加え約2万6,000筆もの署名が寄せられた中、市民の代表である議会に対する事前説明をどのように考えているかについてであります。  これに対して当局より、説明が足りなかったことについては認め、今後は議会に対して報告の機会を設けるとの答弁に接したことから、我々委員会としては、今後、駅前イベント広場整備工事の施工に当たっては、市民団体地元商店街と連携し、設計図面等の完成後、必ず議会に報告するよう要望を付し、原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第99号 平成30年度直方公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。  本案については、人事異動に伴う職員構成の変動に係る人件費の調整であることから、いずれも必要な予算措置と認め、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第100号 平成30年度直方農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。  本案については、人事異動に伴う職員構成の変動に係る人件費の調整であることから、いずれも必要な予算措置と認め、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第101号 平成30年度直方水道事業会計補正予算(第2号)についてであります。  本案については、当局より詳細なる説明を聴取し、慎重審査を行ったのでありますが、人事異動に伴う職員構成の変動に係る人件費の調整であることから、いずれも必要な予算措置と認め、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第102号 福智山ろく花公園指定管理者の指定についてであります。  本案は、直方市公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例及び直方市都市公園条例に基づき、引き続き、田丸造園建設株式会社を福智山ろく花公園の指定管理者として指定するものであり、異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第104号 平成30年度直方一般会計補正予算(第4号)についてであります。  本案は、議案第103号 直方市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例に基づく人事院勧告に準じた給料、職員手当の改定及びそれに伴う共済費の予算措置並びに指定管理者の指定に伴い債務負担行為を定めることから、いずれも異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  次に、議案第109号 平成30年度直方公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)から議案第111号 平成30年度直方水道事業会計補正予算(第3号)までの3議案についてであります。  この3議案は、人事院勧告に準じた給料、職員手当の改定及びそれに伴う共済費の予算措置であることから、いずれも異議なく原案どおり可決すべきものと決定したのであります。  以上で、我々産業建設常任委員会に細部の審査を付託されました議案審査の経過並びに結果の報告を終わります。 ○議長(友原春雄)  委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑はありませんか。                (「なし。」と声あり)  質疑なきものと認め、質疑を終結します。  これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論を終結します。  これより採決に入ります。  まず、議案第85号 直方市議会議員及び直方市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の制定についてから議案第101号 平成30年度直方水道事業会計補正予算(第2号)までの15件を一括して採決します。  議案第85号から議案第101号までの15件は、委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立)  起立多数。  よって、議案第85号から議案第101号までの15件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第102号 福智山ろく花公園指定管理者の指定についてから議案第111号 平成30年度直方水道事業会計補正予算(第3号)までの10件を一括して採決します。  議案第102号から議案第111号までの10件は、委員長報告どおり、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立)  起立多数。  よって、議案第102号から議案第111号までの10件は、原案のとおり可決されました。  日程第26 意見書案第8号を議題とします。  お諮りします。  意見書案の趣旨は、調整会議で十分協議されておりますので、説明を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし。」と声あり)  異議なしと認めます。  よって、説明を省略することに決定しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                (「なし。」と声あり)
     質疑なきものと認め、質疑を終結します。  お諮りします。  意見書案は、会議規則第35条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし。」と声あり)  異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、議長より発言を許可します。  8番 那須議員。               (8番 那須議員 登壇) ○8番(那須和也)  日本共産党議員団を代表して、意見書案第8号 消費税増税の中止を求める意見書について賛成討論を行います。  安倍政権は、2019年10月の消費税率10%への引き上げを予定どおり行うとしています。しかし、税率8%への増税後、国内生産は落ち込み、個人消費や実質賃金の低迷が続いています。しかも、社会保障はよくなるどころか負担は増すばかりで多くの国民から悲鳴が上がっています。そもそも、安倍政権がなぜ増税を延期したのか、言うまでもなく、アベノミクス経済の失敗による低迷する日本経済の動向が背景にあります。  最近、財務省が発表した2016年度法人企業統計の資本金10億円以上の大企業の内部留保は403.4兆円、この1年間で17.6兆円ふやしました。安倍政権が発足した2012年度から2016年度で見ると、大企業の内部留保は56兆円も積み増しとなり、経常利益は35.9兆円から52.8兆円と47.1%も増加し、役員報酬も同じ期間に9.3%の増加をしています。しかし、労働者の賃金はどうでしょうか。  この間の労働者の賃金はわずか3.6%増で、この間の物価上昇5.0%を差し引けばマイナスです。景気は緩やかに回復しているなどと政府や経済界がまことしやかに宣伝しても、国民の中に景気回復の実感が全く感じられないというのはこのためです。国民の中に広がる格差と貧困の連鎖の中で、日本の内需の6割を占める個人消費の冷え込みは続き、景気回復の実感が全く感じられない中、このようなときに消費税10%への増税を強行すればどうなるか。かつて税率8%への増税がもたらしたGDP(国内総生産)の落ち込みは免れません。大企業は生産を縮小し、販売が落ち込んでも大きな利益を確保しています。それはなぜか、経済のグローバル化をてこに正社員を派遣や臨時に切りかえ労働コストを切り下げて利益確保を行っているからです。  しかし、企業の99.7%を占める中小企業はそうはいきません。個人消費の落ち込みは一層日本経済の疲弊を招きます。賃金を切り下げ、働く国民の雇用など生活基盤を奪い、個人消費の下落によってデフレ脱却どころか国民経済の悪循環に拍車をかけることになるでしょう。  消費税増税を社会保障の財源のためなどと言いますが、消費税導入以来の税収はどうなったでしょうか。1989年、消費税が福祉のため、少子高齢化のためといって初めて導入されて以来、これまで消費税の税収額は349兆円です。その一方で、この間、法人3税、すなわち法人税、法人住民税、法人事業税の減税総額は280兆円にも達しています。  これ以外にも、輸出大企業には消費税還付金事業年度2016年4月から2017年3月期でトヨタ自動車の3,231億円を筆頭に、製造業上位12社で、年間8,311億円もの莫大な還付金が還元されているのです。まさに、消費税は社会保障の財源ではなく、大企業減税の穴埋めにされたと言っても過言ではありません。  消費税は、子供や各地の災害被害者にもかかります。低所得者ほど重く、高所得者ほど軽い。日本共産党市議団は、憲法にいう応納負担の大原則に反する逆進性な不公平税制であり、そもそも廃止すべき税制だと考えています。  しかしながら、本意見書の趣旨は、消費税の是非を問うものではなく、個人消費や実質賃金の低下など現下の日本経済の状況のもとで景気悪化を懸念し、住民の暮らし、地域経済、地方自治体に深刻な打撃を与える消費税10%への増税中止を求める意見書であり、消費税を是とする議員各位にも御理解いただけると思います。  また、10%への増税にあわせて食料品など8%に据え置く複数税率の導入も準備されていますが、適格請求書(インボイス)が義務づけられることで約500万人の免税業者が商取引から排除される懸念も指摘されています。そのため、日本税理士連合会や日本商工会議所など消費税増税に賛成の団体もインボイス導入反対の声を上げています。  以上のことから、消費税10%はきっぱりと中止すべきであり、各議員においては、本意見書を御採択いただきますようにお願いし、賛成討論といたします。 ○議長(友原春雄)  以上をもって討論を終結します。  これより意見書案第8号 消費税増税の中止を求める意見書についてを採決します。  意見書案第8号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立)  起立少数。  よって、意見書案第8号は、否決されました。  日程第27 会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員として、9番 渡辺和幸議員、14番 貞村議員を指名します。  これをもって、本議会に付議された案件の審議は全部終了しました。  以上で、平成30年12月直方市議会定例会を閉会します。           ───── 10時36分 閉会 ─────        平成30年12月直方市議会定例会 委員会審査結果                                  平成30年12月14日  総務常任委員会 ┌─────┬────────────────────────────┬─────┬─────┐ │議案番号 │件               名           │結 果  │備 考  │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第85号 │直方市議会議員及び直方市長の選挙における選挙公報の発行に│原案可決 │全会一致 │ │     │関する条例の制定について                │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第94号 │平成30年度直方一般会計補正予算(第3号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第103号  │直方市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につい│原案可決 │全会一致 │ │     │て                           │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第104号  │平成30年度直方一般会計補正予算(第4号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │ └─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘  教育民生常任委員会 ┌─────┬────────────────────────────┬─────┬─────┐ │議案番号 │件               名           │結 果  │備 考  │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第86号 │直方国民健康保険給付費等支払基金条例の一部を改正する条│原案可決 │全会一致 │ │     │例について                       │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第87号 │直方介護サービス事業等の人員、設備及び運営に関する基│原案可決 │全会一致 │ │     │準等を定める条例の制定について             │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第89号 │飯塚市と直方市との間の電子情報処理組織による戸籍事務の委│原案可決 │全会一致 │ │     │託に関する協議について                 │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第94号 │平成30年度直方一般会計補正予算(第3号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第95号 │平成30年度直方国民健康保険特別会計補正予算(第3号)│原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第96号 │平成30年度直方市同和地区住宅資金貸付事業特別会計補正予│原案可決 │全会一致 │ │     │算(第1号)                      │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第97号 │平成30年度直方介護保険特別会計補正予算(第2号)  │原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第98号 │平成30年度直方後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号│原案可決 │全会一致 │ │     │)                           │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第104号  │平成30年度直方一般会計補正予算(第4号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第105号  │平成30年度直方国民健康保険特別会計補正予算(第4号)│原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第106号  │平成30年度直方市同和地区住宅資金貸付事業特別会計補正予│原案可決 │全会一致 │ │     │算(第2号)                      │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第107号  │平成30年度直方介護保険特別会計補正予算(第3号)  │原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第108号  │平成30年度直方後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号│原案可決 │全会一致 │ │     │)                           │     │     │ └─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘  産業建設常任委員会 ┌─────┬────────────────────────────┬─────┬─────┐ │議案番号 │件               名           │結 果  │備 考  │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第88号 │直方下水道事業設置等に関する条例の制定について   │原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
    │ 第90号 │市道路線の認定について                 │原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第91号 │市道路線の廃止について                 │原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第94号 │平成30年度直方一般会計補正予算(第3号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │ 第99号 │平成30年度直方公共下水道事業特別会計補正予算(第2号│原案可決 │全会一致 │ │     │)                           │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第100号  │平成30年度直方農業集落排水事業特別会計補正予算(第1│原案可決 │全会一致 │ │     │号)                          │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第101号  │平成30年度直方水道事業会計補正予算(第2号)    │原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第102号  │福智山ろく花公園指定管理者の指定について        │原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第104号  │平成30年度直方一般会計補正予算(第4号)のうち所管分│原案可決 │全会一致 │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第109号  │平成30年度直方公共下水道事業特別会計補正予算(第3号│原案可決 │全会一致 │ │     │)                           │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第110号  │平成30年度直方農業集落排水事業特別会計補正予算(第2│原案可決 │全会一致 │ │     │号)                          │     │     │ ├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤ │第111号  │平成30年度直方水道事業会計補正予算(第3号)    │原案可決 │全会一致 │ └─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。            直方市議会議長      友 原 春 雄            直方市議会副議長     中 西 省 三            直方市議会議員      渡 辺 和 幸            直方市議会議員      貞 村 一 三...