直方市議会 2018-12-14
平成30年12月定例会 (第7日12月14日)
平成30年12
月定例会 (第7日12月14日)
平成30年12月14日(金)
1.会議の
開閉時刻 開議 10時00分
閉会 10時36分
1.
議事日程(第7号)
1.出席及び
欠席議員の氏名
1番 安 永 浩 之
2番 三 根 広 次
3番 (欠席) 松 田 昇
4番 野 下 昭 宣
5番 岡 松 誠 二
6番 渡 辺 克 也
7番 澄 田 和 昭
8番 那 須 和 也
9番 渡 辺 和 幸
10番 ( 欠 員 )
11番 田 中 秀 孝
質疑なきものと認め、質疑を終結します。
お諮りします。
意見書案は、会議規則第35条第3項の規定により
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし。」と声あり)
異議なしと認めます。
よって、
委員会付託を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、議長より発言を許可します。
8番
那須議員。
(8番
那須議員 登壇)
○8番(
那須和也)
日本共産党議員団を代表して、
意見書案第8号
消費税増税の中止を求める
意見書について賛成討論を行います。
安倍政権は、2019年10月の消費税率10%への引き上げを予定どおり行うとしています。しかし、税率8%への増税後、国内生産は落ち込み、個人消費や実質賃金の低迷が続いています。しかも、社会保障はよくなるどころか負担は増すばかりで多くの国民から悲鳴が上がっています。そもそも、安倍政権がなぜ増税を延期したのか、言うまでもなく、アベノミクス経済の失敗による低迷する日本経済の動向が背景にあります。
最近、財務省が発表した2016年度法人企業統計の資本金10億円以上の大企業の内部留保は403.4兆円、この1年間で17.6兆円ふやしました。安倍政権が発足した2012年度から2016年度で見ると、大企業の内部留保は56兆円も積み増しとなり、経常利益は35.9兆円から52.8兆円と47.1%も増加し、役員報酬も同じ期間に9.3%の増加をしています。しかし、労働者の賃金はどうでしょうか。
この間の労働者の賃金はわずか3.6%増で、この間の物価上昇5.0%を差し引けばマイナスです。景気は緩やかに回復しているなどと政府や経済界がまことしやかに宣伝しても、国民の中に景気回復の実感が全く感じられないというのはこのためです。国民の中に広がる格差と貧困の連鎖の中で、日本の内需の6割を占める個人消費の冷え込みは続き、景気回復の実感が全く感じられない中、このようなときに消費税10%への増税を強行すればどうなるか。かつて税率8%への増税がもたらしたGDP(国内総生産)の落ち込みは免れません。大企業は生産を縮小し、販売が落ち込んでも大きな利益を確保しています。それはなぜか、経済のグローバル化をてこに正社員を派遣や臨時に切りかえ労働コストを切り下げて利益確保を行っているからです。
しかし、企業の99.7%を占める中小企業はそうはいきません。個人消費の落ち込みは一層日本経済の疲弊を招きます。賃金を切り下げ、働く国民の雇用など生活基盤を奪い、個人消費の下落によってデフレ脱却どころか国民経済の悪循環に拍車をかけることになるでしょう。
消費税増税を社会保障の財源のためなどと言いますが、消費税導入以来の税収はどうなったでしょうか。1989年、消費税が福祉のため、少子高齢化のためといって初めて導入されて以来、これまで消費税の税収額は349兆円です。その一方で、この間、法人3税、すなわち法人税、法人住民税、法人
事業税の減税総額は280兆円にも達しています。
これ以外にも、輸出大企業には消費税
還付金が
事業年度2016年4月から2017年3月期でトヨタ自動車の3,231億円を筆頭に、製造業上位12社で、年間8,311億円もの莫大な
還付金が還元されているのです。まさに、消費税は社会保障の財源ではなく、大企業減税の穴埋めにされたと言っても過言ではありません。
消費税は、子供や各地の災害被害者にもかかります。低所得者ほど重く、高所得者ほど軽い。日本共産党市議団は、憲法にいう応納負担の大原則に反する逆進性な不公平税制であり、そもそも廃止すべき税制だと考えています。
しかしながら、本
意見書の趣旨は、消費税の是非を問うものではなく、個人消費や実質賃金の低下など現下の日本経済の状況のもとで景気悪化を懸念し、住民の暮らし、地域経済、地方
自治体に深刻な打撃を与える消費税10%への増税中止を求める
意見書であり、消費税を是とする議員各位にも御理解いただけると思います。
また、10%への増税にあわせて食料品など8%に据え置く複数税率の導入も準備されていますが、適格請求書(インボイス)が義務づけられることで約500万人の免税業者が商取引から排除される懸念も指摘されています。そのため、日本税理士連合会や日本商工会議所など
消費税増税に賛成の団体もインボイス導入反対の声を上げています。
以上のことから、消費税10%はきっぱりと中止すべきであり、各議員においては、本
意見書を御採択いただきますようにお願いし、賛成討論といたします。
○議長(
友原春雄)
以上をもって討論を終結します。
これより
意見書案第8号
消費税増税の中止を求める
意見書についてを採決します。
意見書案第8号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立少数。
よって、
意見書案第8号は、否決されました。
日程第27
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員として、9番 渡辺和幸議員、14番 貞村議員を指名します。
これをもって、本議会に付議された案件の審議は全部終了しました。
以上で、平成30年12月
直方市議会定例会を閉会します。
───── 10時36分 閉会 ─────
平成30年12月
直方市議会定例会
委員会審査結果
平成30年12月14日
総務常任委員会
┌─────┬────────────────────────────┬─────┬─────┐
│
議案番号 │件 名 │結 果 │備 考 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第85号 │
直方市議会議員及び
直方市長の選挙における
選挙公報の発行に│原案可決 │全会一致 │
│ │関する
条例の制定について │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第94号 │平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第3号)のうち
所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第103号 │
直方市職員の給与に関する
条例等の一部を改正する
条例につい│原案可決 │全会一致 │
│ │て │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第104号 │平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第4号)のうち
所管分│原案可決 │全会一致 │
└─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘
教育民生常任委員会
┌─────┬────────────────────────────┬─────┬─────┐
│
議案番号 │件 名 │結 果 │備 考 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第86号 │
直方市
国民健康保険給付費等支払基金条例の一部を改正する条│原案可決 │全会一致 │
│ │例について │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第87号 │
直方市
介護サービスの
事業等の人員、設備及び運営に関する基│原案可決 │全会一致 │
│ │準等を定める
条例の制定について │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第89号 │飯塚市と
直方市との間の
電子情報処理組織による
戸籍事務の委│原案可決 │全会一致 │
│ │託に関する協議について │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第94号 │平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第3号)のうち
所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第95号 │平成30年度
直方市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第96号 │平成30年度
直方市同和地区住宅資金貸付
事業特別会計補正予│原案可決 │全会一致 │
│ │算(第1号) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第97号 │平成30年度
直方市
介護保険特別会計補正予算(第2号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第98号 │平成30年度
直方市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号│原案可決 │全会一致 │
│ │) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第104号 │平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第4号)のうち
所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第105号 │平成30年度
直方市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第106号 │平成30年度
直方市同和地区住宅資金貸付
事業特別会計補正予│原案可決 │全会一致 │
│ │算(第2号) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第107号 │平成30年度
直方市
介護保険特別会計補正予算(第3号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第108号 │平成30年度
直方市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号│原案可決 │全会一致 │
│ │) │ │ │
└─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘
産業建設常任委員会
┌─────┬────────────────────────────┬─────┬─────┐
│
議案番号 │件 名 │結 果 │備 考 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第88号 │
直方市
下水道事業の
設置等に関する
条例の制定について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第90号 │
市道路線の認定について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第91号 │
市道路線の廃止について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第94号 │平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第3号)のうち
所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│ 第99号 │平成30年度
直方市
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号│原案可決 │全会一致 │
│ │) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第100号 │平成30年度
直方市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1│原案可決 │全会一致 │
│ │号) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第101号 │平成30年度
直方市
水道事業会計補正予算(第2号) │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第102号 │
福智山ろく花公園指定管理者の指定について │原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第104号 │平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第4号)のうち
所管分│原案可決 │全会一致 │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第109号 │平成30年度
直方市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号│原案可決 │全会一致 │
│ │) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第110号 │平成30年度
直方市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2│原案可決 │全会一致 │
│ │号) │ │ │
├─────┼────────────────────────────┼─────┼─────┤
│第111号 │平成30年度
直方市
水道事業会計補正予算(第3号) │原案可決 │全会一致 │
└─────┴────────────────────────────┴─────┴─────┘
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
直方市議会議長 友 原 春 雄
直方市議会副議長 中 西 省 三
直方市議会議員 渡 辺 和 幸
直方市議会議員 貞 村 一 三...