直方市議会 2018-09-27
平成30年 9月定例会 (第7日 9月27日)
平成30年 9
月定例会 (第7日 9月27日)
平成30年9月27日(木)
1.会議の
開閉時刻 開議 10時00分
散会 10時40分
1.
議事日程(第7号)
1.出席及び
欠席議員の氏名
1番 安 永 浩 之
2番 三 根 広 次
3番 松 田 曻
4番 野 下 昭 宣
5番 岡 松 誠 二
6番 渡 辺 克 也
7番 澄 田 和 昭
8番 那 須 和 也
9番 渡 辺 和 幸
10番 ( 欠 員 )
11番 田 中 秀 孝
報告第21号の
平成29年度
直方市
教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の
状況についての点検及び評価についての17ページ、点検及び評価シートの9というのが掲載されているんですけども、主要施策名としては生徒指導の充実ということで、実はこの7番になるんですけど、施策の自己評価とその理由ということで、総合評価にはBになっているんですけど、実は⑥がちょっと気になったんですけども、⑥ちょっと読みます。
「不登校防止の取組を行ったが、不登校児童生徒数を減少させることはできなかった。」、Cですから、目標達成できなかったと。これは以前にも
教育長のほうが全国平均よりも高いんだという話もされておられた経緯があろうかと思います。そこで、不登校の全国、また福岡県、それから
直方市の現状と、
平成29年度の
直方市の不登校児童生徒の欠席日数の内訳と不登校の要因はどのように分析されているのかをお尋ねいたします。
○学校教育課長(川原国章)
小学校不登校児童は、
平成27年度18人、
平成28年度13人、
平成29年度27人でした。中学校不登校生徒は、
平成27年度81人、
平成28年度76人、
平成29年度78人です。
不登校児童生徒の発生率は、
平成28年度全国が1.35%、福岡県が1.21%、
直方市が2.02%です。
平成29年度は、全国、福岡県、まだ公表されてません。本市は29年度は2.37%で、全国、県と比較すると2倍程度の不登校児童生徒がいます。
欠席日数の内訳として、
小学校27人のうち30日から59日欠席している児童が6人、60日から99日欠席している児童が10人、100日以上欠席している児童が11人です。中学校78人のうち30日から59日欠席している生徒が12人、60日から99日欠席している生徒が19人、100日以上欠席している生徒が47人です。
要因として、
小学校では学校生活に起因する要因は少なく、家庭の子供の登校への関心の低さ、家庭自体の生活リズム等、家庭生活に起因する要因がほとんどであります。
中学校では、
小学校に比べ人間関係、学業の不振、学校の決まり等をめぐる問題など、学校生活に起因する要因が多かったのですが、ここ数年、家庭の子供の登校への関心の低さ、家庭自体の生活リズム等、家庭生活に起因する要因が多くなり、
平成29年度は不登校生徒の約70%を占めています。
家庭生活に起因する要因が多くなっているため、学校だけで不登校にならないようにする、不登校を解消することが難しくなってきている現状があります。以上です。
○12番(阪根泰臣)
はい、わかりました。苦労されているんだなという感じがわかりました。そこで、この1年間、どのような取り組みを行ったのかをお尋ねいたします。
○学校教育課長(川原国章)
不登校対策の三つの視点、未然防止、早期発見・早期対応、不登校児童生徒への支援に分けて学校で重点的に取り組むべきことを整理し取り組みました。
また、生徒指導巡回訪問により取り組み
状況の把握、取り組みの改善について学校教育課、担当指導主事より指導・助言を行いました。しかし、早期対応のアクションとして、家庭訪問等を行うものの欠席に歯どめをかけることができなかった事例が多くありました。以上です。
○12番(阪根泰臣)
わかりました。それでは、具体的に生徒や保護者へ働きかけをやられていると思いますけども、実例を含めてどういうものがあるかを、ちょっと御紹介いただきたいと思います。
○学校教育課長(川原国章)
各学校では、朝の会での児童生徒の出席確認後、欠席等の連絡が入っていない児童生徒の家へ担任外の教員が電話連絡、または家庭訪問を行い、子供の
状況を把握します。子供の
状況によっては、担任外の教員が迎えに行き一緒に登校したり、放課後、担任が家庭訪問したりしています。
昨年度、不登校の解消及び改善の事例があった学校の取り組みの根底には、きめ細かな家庭連絡、家庭訪問があります。家庭の
状況、子供の
状況により対応の仕方はさまざまですが、効果のあった事例を三つ紹介します。
不登校状態にあった
小学校3年生の事例では、担任が児童に「頑張りカード」というカードを渡し、学校に来ることができた日にシールを張るという取り組みを行いました。児童自身の登校への励みとなるとともに、登校しないことを心配する保護者が、シールがふえるごとに喜びを感じ、より一層担任と保護者が連携ができ、欠席日数が減りました。
小学校4年生児童の事例では、学校の勉強がわからず、友達との関係が気になり学校に行きたくないと訴えるようになり、欠席がふえるようになった児童に対し学校が行った取り組みは、スクールカウンセラーの活用と学校での居場所の確保でした。中学校に配置されたスクールカウンセラーが家庭訪問し、悩みを聞き、段階を追って登校を促すようにしました。また、登校しても母親の車からおりることができなかった児童に対し、別室を設け学校に来てからの居場所を確保しました。その結果、学校へ登校できる日がふえました。
中学校3年生の生徒の事例では、2年生のとき、父親を亡くしてから体調不良を理由に休むことが多くなった生徒に対し、担任が毎週金曜日に配付物等を持って家庭訪問を行いました。保護者と会い、生徒の心のエネルギーが充電できるまでは登校刺激を与えず、生活のリズムを変えないこと、そっと見守っていくことなどを確認しました。
2学期になると、進路等について話すことが多くなり、友人と図書館へ行って勉強することを薦めました。次第に自分の進路について前向きに考えるようになり、友人と勉強することがふえ、友人との人間関係も深まっていきました。その結果、毎日登校できるようになったと
報告を受けています。
こうした指導、支援により、
平成29年度は不登校児童生徒105人中28人が学校復帰しています。以上です。
○12番(阪根泰臣)
先生方の御努力が非常に伝わってきました。それで、最後なんですけども、課長さんも今年度着任されて、大体、私の経験的に見ると、大体2年ぐらいで、また学校にお戻りになるのかなという気がいたしますけども、
平成30年度の取り組みを今やられていると思いますけども、課長さんになられて、ぜひこれをやるんだというそういうものを御紹介していただいて、私の
質疑を終わらせていただきます。
○学校教育課長(川原国章)
子供が不登校にならないために、小中学校ではソーシャルスキルトレーニングという、人間関係づくりのコツを教えるグループ体験学習や縦割り班での活動などを通して、自己有用感、自尊感情、自信を高める取り組みを行っています。子供同士の力は大きいものがあって、子供同士のつながりを強くする、このことは不登校だけでなくいろんな面でプラスに影響するというように考えています。学校行事等を通して子供たちのつながりを強くする意識した取り組みをするように、今お願いしております。
それと、本年度は、不登校傾向や月平均4日から5日欠席する年間60日未満の不登校児童生徒への働きかけに焦点化し、各学校の不登校児童生徒支援教員等の役割を明確にし、家庭訪問、児童生徒との人間関係づくりを行い、不登校解消に向けた取り組みを行っています。
また、夏季休業中、本年度は1学期15日以上欠席した児童生徒の家に家庭訪問を行い、関係づくりを深める取り組みを行ってもらいました。学校生活に起因する、また不登校児童生徒については、生徒指導巡回訪問により
直方市の学校適用指導
教室等を紹介して入級を働きかけています。
あと、60日以上を超える不登校児童生徒に対しては、学校との関係が切れないようにするため、担任及び加配の教員等による家庭訪問を計画的に行うように指導し、必要に応じて児童相談所や
教育委員会、
こども育成課家庭支援係を初めとする関係各課と連携し対応しております。以上です。
○議長(
友原春雄)
通告による
質疑は終わりました。
ほかに
質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
以上をもって
質疑を終結します。
日程第23
議案第79号を議題とします。
提案理由の
説明を求めます。
○市長(壬生隆明)
それでは、
議案第79号の御
説明をいたします。
本
議案は、
直方市
監査委員の選任につきまして御同意を求めることについてでございます。
これまで
直方市の
監査委員3期12年にわたって
監査委員を務めていただきました青柳
監査委員が本年9月30日をもって任期満了となります。そこで、今回の任期満了に伴い、新たに人格高潔で財務管理、その他行政経験、運営に関しすぐれた識見と豊富な経験を持っておられます小林康雄氏を
監査委員として選任いただきたく同意を求めるものでございます。
なお、小林氏の略歴につきましては、添付の資料の裏のほうに記載しておるところでございます。よろしく御審議の上、御承諾いただきますようにお願いいたします。以上です。
○議長(
友原春雄)
これより
質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
質疑なきものと認め、
質疑を終結します。
お諮りします。
議案第79号は、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし。」と声あり)
異議なしと認めます。
よって委員会付託を省略することに決定しました。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし。」と声あり)
討論なきものと認め、討論を終結します。
これより
議案第79号の採決に入ります。
議案第79号
直方市
監査委員の選任につき同意を求めることについては、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし。」と声あり)
異議なしと認めます。
よって、
議案第79号は、原案のとおり同意されました。
日程第24
議案第80号を議題とします。
提案理由の
説明を求めます。
○市長(壬生隆明)
それでは、
議案第80号について御
説明申し上げます。
本
議案は、
人権擁護委員の推薦に関するものであります。
人権擁護委員8名のうち、本年12月31日をもって丸本直彦氏が任期満了となります。それに伴いまして、再び丸本氏を再度御推薦いただきたく提案するものでございます。丸本氏の略歴につきましては、お手元の資料に添付いたしております。何とぞよろしく御審議いただくようにお願いいたします。以上です。
○議長(
友原春雄)
これより
質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし。」と声あり)
質疑なきものと認め、
質疑を終結します。
お諮りします。
議案第80号は会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし。」と声あり)
異議なしと認めます。
よって委員会付託を省略することに決定しました。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし。」と声あり)
討論なきものと認め、討論を終結します。
これより
議案第80号の採決に入ります。
議案第80号
人権擁護委員の推薦については、意見はありませんか。
(「なし。」と声あり)
意見なしと認めます。
よって
議案第80号は、原案のとおり可決されました。
以上をもって、本日の
日程は全部終了しました。
28日は各常任委員会を開催。
29日、30日は休日のため休会。
10月1日、2日、3日は各常任委員会を開催。
4日午前10時より会議を再開することとし、本日は散会します。
───── 10時40分 散会 ─────
平成30年9月
直方市議会定例会
議案付託表
平成30年9月27日
総務常任委員会
┌─────┬───────────────────────────────────────┐
│
議案番号 │件 名 │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第69号 │
直方市職員の
自己啓発等休業に関する
条例の一部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第81号 │
平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第2号)のうち所管分 │
└─────┴───────────────────────────────────────┘
教育民生常任委員会
┌─────┬───────────────────────────────────────┐
│
議案番号 │件 名 │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第70号 │
直方歳時
館条例の全部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第71号 │ユメニティのお
がた条例の全部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第72号 │
直方市立図書館条例の全部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第73号 │
直方市
美術館条例の全部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第74号 │
直方市
石炭記念館条例の全部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第81号 │
平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第2号)のうち所管分 │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第82号 │
平成30年度
直方市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第83号 │
平成30年度
直方市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) │
└─────┴───────────────────────────────────────┘
産業建設常任委員会
┌─────┬───────────────────────────────────────┐
│ 第75号 │
直方市
竜王峡キャンプ村
施設条例の全部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第76号 │直
鞍産業振興センター設置条例の全部を改正する
条例について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第77号 │
直方市
太陽光発電設備設置事業に関する
条例の制定について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第78号 │
市道路線の認定について │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第81号 │
平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第2号)のうち所管分 │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│ 第84号 │
平成30年度
直方市
水道事業会計補正予算(第1号) │
└─────┴───────────────────────────────────────┘
議案第81号
平成30年度
直方市
一般会計補正予算(第2号)所管別の内訳
┌─────┬───────────────────────────────────────┐
│ 委員会 │内 訳 │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│総 務 │第1条中、歳入全款、歳出9款1項3目及び6目 │
│ │第2条 │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│教育民生 │第1条中、歳出3款、9款1項14目、10款、11款2項 │
├─────┼───────────────────────────────────────┤
│産業建設 │第1条中、歳出6款、7款、8款、9款1項7目から20目(14目を除く)、11 │
│ │款1項 │
└─────┴───────────────────────────────────────┘...