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平成12年 9月定例会(第1日 9月 8日)

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  1. 直方市議会 2000-09-08
    平成12年 9月定例会(第1日 9月 8日)


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    平成12年 9月定例会(第1日 9月 8日)                平成12年9月8日(金) 1.会議の開閉時刻  開議 10時00分            散会 11時02分 1.出席及び欠席議員の氏名          1番      渡 辺 和 幸          2番      今 定   正          3番      那 須 昭 生          4番      中 村 幸 代          5番      安 武 俊 次          6番      貝 島 悠 翼          7番      堀   勝 彦          8番      安 田 周 司          9番      松 田   曻         10番      村 上 圭 吾         11番      吉 田 利 憲         12番      宮 近 義 人         13番      村 田 武 久
            14番      田 代 英 次         15番      橋 本   長         16番      有 田 忠 之         17番      松 田 英 雄         18番 (欠席) 石 田 一 人         19番      友 原 春 雄         20番      田 代 文 也         21番      大 島 九州男         22番      松 尾 大 策         23番      澄 田 和 昭         24番      太 田 信 幸         25番      青 野   一 1.職務のため議場に出席した事務局職員職氏名         議会事務局長   丸 本 直 彦         次    長   坂 田 耕 作         係    長   藤 原   守         書    記   武 内 信 也 1.説明のため出席した者の職氏名         市    長   有 吉   威         助    役   向 野 敏 昭         収入役      其 田 浩 和         教育長      飯 野 良 治         企画財政部長   山 上   浩         総務部長     草 野 京 作         市民福祉部長   石 橋   到         生活経済部長   則 松 正 年         建設部長     森   定 行         教育部長     青 柳 剛 機         消防長      舌 間 英 規         水道局長     竹 松 大次郎                 各 課 長 省 略 1.会議事件 報告第13号 専決処分事項の報告について(交通事故に係る損害賠償の額を定めるこ        とについて)                        報告 報告第14号 専決処分事項の報告について(交通事故に係る損害賠償の額を定めるこ        とについて)                        報告 議案第67号 平成11年度直方市水道事業会計決算の認定について      上程 議案第68号 直方市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について  上程 議案第69号 昭和37年11月30日以前に給与事由の生じた退職年金等の年額の改        定に関する条例の一部を改正する条例について         上程 議案第70号 訴えの提起について                     上程 議案第71号 公園内の事故に係る損害賠償の額を定めることについて     上程 議案第72号 平成12年度直方市一般会計補正予算             上程 議案第73号 平成12年度直方市公共下水道事業特別会計補正予算      上程 議案第74号 平成12年度直方市農業集落排水事業特別会計補正予算     上程 議案第75号 第4次直方市総合計画基本構想を定めることについて      上程 ○議長(青野 一)  おはようございます。ただいまより9月定例市議会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  議事進行上必要と認め、市長、その他説明員の出席を求めました。  市長より報告第13号及び第14号をもって交通事故に係る損害賠償の額を定めることについての専決処分事項の報告があっておりますので、報告をいたします。  本日の議事は、お手元の日程表のとおり進行を図りたいと思いますので、御了承をお願いいたします。  会期決定の件を議題といたします。  本定例市議会会期等について、審査いただきました経過並びに結果の報告を議会運営委員長お願いをいたします。               (21番 大島議員 登壇) ○21番(大島九州男)  おはようございます。9月定例市議会が開催されるに当たり、去る5日、議会運営委員会を開催し、会期、その他議事運営等について審査いたしました経過並びに結果の報告をいたします。  今回、付議が予定されています案件は、報告2件及び議案第67号 平成11年度直方市水道事業会計決算の認定について、ほか8件並びに意見書案3件で、本定例会の会期は、本日から22日までの15日間と決定したのであります。  次に、本会期内における会議といたしましては、お手元に配付いたしております議事日程表のとおり、本日、まず会期を決定した後、議案第67号から第75号を一括議題として説明を受けて散会。  9日、10日の2日間は休日のための休会。  11日は議案考査のための休会。  12日、13日、14日の3日間は、いずれも午前10時に会議を開き、一般質問を行って散会。  15日、16日、17日の3日間は休日のための休会。  18日は、午前10時に会議を開き、議案第67号から第74号を一括議題として質疑の後、細部の審査を願うため各常任委員会に付託を行い、続いて議案第75号を議題として質疑の後、委員会付託を省略して即決を願って散会。  19日、20日、21日の3日間は付託議案審査のための各常任委員会を開催。  最終22日は、午前10時に会議を開き、議案第67号から第74号を議題として、各常任委員長より付託議案審査の経過並びに結果について報告を願い、質疑、討論、採決を行い、続いて意見書案第3号から第5号を一括議題として説明を受け、質疑の後、委員会付託を省略して即決を願い、最後に会議録署名議員の指名を行って閉会とするものであります。  以上で、我々議会運営委員会において審査いたしました経過並びに結果の報告を終わります。 ○議長(青野 一)  委員長の報告は終わりました。  お諮りをいたします。  本定例市議会会期等については、ただいま議会運営委員長より報告のとおり決定をいたしたいと思います。これに御異議はございませんか。               (「異議なし。」と声あり)  御異議なしと認めます。  よって、本定例市議会会期等については、ただいま議会運営委員長より報告のとおり決定をされました。  議案第67号 平成11年度直方市水道事業会計決算の認定について  議案第68号 直方市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について  議案第69号 昭和37年11月30日以前に給与事由の生じた退職年金等の年額の改定に関する条例の一部を改正する条例について  議案第70号 訴えの提起について  議案第71号 公園内の事故に係る損害賠償の額を定めることについて  議案第72号 平成12年度直方市一般会計補正予算  議案第73号 平成12年度直方市公共下水道事業特別会計補正予算  議案第74号 平成12年度直方市農業集落排水事業特別会計補正予算  議案第75号 第4次直方市総合計画基本構想を定めることについて を一括議題といたします。  これより各議案について、当局の説明を求めます。  議案第67号について、当局の説明を求めます。               (有吉市長 登壇) ○市長(有吉 威)  平成11年度直方市水道事業会計決算を御説明申し上げます。  本市水道事業は、清浄な水を安定して供給するため、水道諸施設の整備等に努めるとともに、効率的な経営を行うため組織の見直しを行い、2名減員して41名体制といたしました。  それでは、平成11年度の事業内容について概略を申し上げます。  まず、新設改良事業におきましては、原水及び浄水設備改善のため、尾崎浄水場急速ろ過池改良工事等を行ったのであります。さらに、有収率向上配水管維持管理のため、配水設備新設改良及び配水管整備事業として、市内配水管総延長6,331.6メートルにわたり老朽管、増口径及び石綿管対策による布設と布設がえ等を行ったのであります。  第5期拡張事業は、福知山ダム建設の福岡県への負担金等1億1,494万円を執行しております。さらに、継続事業尾崎水源地浄水施設改良工事として10億6,432万5,000円の執行をいたしております。  以上、事業の概略について御説明申し上げましたが、次に決算の内容について御説明いたします。  最初に、損益勘定について御説明いたします。  収入総額14億8,278万3,380円、支出総額13億6,762万1,933円で、前年度と比較いたしますと、収入において3,245万7,751円、2.24%の増、支出ににおきましては1億1,737万3,211円、9.39%の増となっております。
     収入及び支出の主なるものを前年度と比較いたしますと、営業収益3,167万398円、2.23%の増で、主なものは給水収益工事負担金等であります。営業外収益160万1,915円、6.47%の増で、主なものは受け取り利息国庫補助金などであります。  一方、支出におきましては、営業費用1億524万5,964円、10.38%の増、支出のうち、その主な項目の増減につきましては、人件費退職給与金を1,000万円増、その他1,863万3,428円現、差し引き合計863万3,428円、1.97%の減、委託料3,639万2,361円、53.28%の増、動力費386万5,540円、6.39%の減、薬品費365万687円、13.90%の減、修繕費357万618円、3.15%の増、減価償却費198万6,571円、0.71%の増、資産減耗費6,863万162円、209.22%の増、営業外費用1,207万3,941円、5.13%の増となっております。他会計負担金1,183万4,179円の増となっております。  この結果、収支差し引きにおいて、税抜きで1億1,516万1,447円の純利益を計上しました。この金額を減債積立金6,516万1,447円及び利益積立金5,000万円といたして処分する予定であります。  次に、資本勘定について御説明いたします。  まず、収入におきましては、企業債11億3,910万円、国庫補助金2,532万8,000円、工事負担金2億748万2,423円、出資金3,970万円、他会計補助金3,290万9,000円、産炭地域振興特別交付金862万8,000円、収入総額14億5,328万6,755円となったのであります。  これに対する支出といたしまして、新設改良事業費4億6,991万1,011円、10年度に比べて1億7,174万650円の増、第5期拡張事業費1億1,494万円、10年度に比べ1億7,866万1,825円の減、尾崎水源地施設改良事業費10億6,432万4,882円、10年度に比べ8億1,841万5,321円の増、平成10年度より平成13年度までの予定で計画の改良工事を平成10年度より平成12年度までに変更したため、大きな増加となっております。施設改良費2,819万2,500円、平成11年度より新規計上分でございます。企業債償還金2億925万3,968円、10年度に比べ1,128万3,616円の増、支出総額18億8,662万2,361円となったのであります。  この結果、収支差し引きで4億3,333万5,606円の資金不足が生じましたので、当年度損益勘定留保資金から2億6,469万7,716円、当年度消費税資本的収支調整額7,852万3,927円、過年度損益勘定留保資金9,011万3,963円をもって補てんしたのであります。  以上をもちまして、平成11年度水道事業会計決算概要説明を終わらせていただきますが、尾崎水源地浄水施設改良を初めとする老朽施設の整備の第5期拡張事業に多額の資金が必要なため、財政運営は今後とも厳しい状況が予測されるところでございます。これからも職員一同努力を重ねてまいる所存であります。何とぞ議員各位の一層のご理解と御協力をお願いお願い申し上げます。  終わりに当たり、長期間にわたり決算審査に当たられました監査委員の御労苦に対し、心から感謝申し上げます。なお、細部につきましては、別に関係資料を添付いたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(青野 一)  議案第68号について当局の説明を求めます。 ○総務部長草野京作)  議案第68号 直方市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。  本案は、直方市職員の給与に関する条例中、給与から控除することできる項目に勤労者財産形成促進法に係る財形貯蓄積立金を追加させていただこうとするものでございます。  この財形貯蓄制度については、昭和46年に制定されました勤労者財産形成促進法に基づきまして、利子に対して非課税という優遇措置により、勤労者財産形成を促進しようとする制度であります。本市におきましては、年金制度の改正に伴い、現行60歳から支給されている共済年金が、将来的に65歳から支給となることや、職員の要望も考慮し、一般財形住宅財形年金財形貯蓄の3種類について、職員本人金融機関との契約に基づきまして、届け出があった一定額を毎月の給与及び期末勤勉手当から引き去り積み立てることとしております。なお、今議会で議決いただきました折は、本年11月からこの制度を実施する予定としております。  それでは、今回の改正の改正の内容につきまして、新旧対照表により説明させていただきますので、3枚目の1ページをお開き願います。左側が改正案で、右側が現行でございます。  第5条の2におきまして、職員の毎月の給与及び期末勤勉手当から一定額を引き去り積み立てることに伴い、第3項の「給与から控除できる項目」に「勤労者財産形成促進法に係る財形貯蓄積立金」を追加させていただこうとするものでございます。  以上、議案第68号について説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(青野 一)  議案第69号について当局の説明を求めます。 ○総務部長草野京作)  議案第69号 昭和37年11月30日以前に給与事由の生じた退職年金等の年額の改定に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。  今回の主な改正点は2点であります。第1点目は、年金額算定の基礎となります仮定給料年額の改定であります。2点目は、条例第5条の関係で、いわゆる年金の最低保障額を引き上げようとするものであります。  内容といたしましては、3枚目以降の新旧対照表により御説明申し上げます。左側が改正案で、右側が現行であります。  まず、1ページの第2条では、退職年金等の年額の改定であります。平成12年3月31日において、現に年金を受けている者に対しましては、平成12年4月分以降、年金年額の計算の基礎となります給料年額を別表の仮定給料年額のように改正しようとするものであります。この別表でありますが、これは2ページに掲げております。3ページの現行を2ページの改正案のように改めようとするものです。例えば2ページの別表改正案の左側の一番上で、現行352万4,300円の給料年額となっておりますものを、今回2万4,700円引き上げまして、354万9,000円の仮定給料年額に改めようとするものであります。以下、別表改正案に掲げております内容で、それぞれ年金計算基礎額を引き上げようとするものでございます。  次に、1ページに返りまして、第5条の改正です。本条は、いわゆる年金の最低保障の引き上げに関する規定であります。平成12年4月分以降、第2条の規定に基づいて算出された年金年額が、この第5条に規定する額に満たない場合には、この額をもって年金年額とするというもので、長期在職者年金年額についての特例として最低保障をしようとするものでございます。現行79万円を2,000円引き上げて79万2,000円に改めようとするものでございます。なお、この最低保障の規定に該当する方は2名おられます。  最後に、4ページの附則において、第1項でこの一部改正条例は公布の日から施行し、本年4月1日から適用することにいたしております。第2項では、本年4月1日から一部改正条例の施行の日の前日までに支払われた遺族年金は、改正後の条例の規定により、遺族年金の内払いとみなすという規定であります。  以上が条例改正の内容ですが、今回の条例改正に伴います必要経費3,000円は、今議会、議案第72号 一般会計補正予算お願いしているところであります。  以上、議案第69号について御説明いたしましたが、よろしくお願いいたします。 ○議長(青野 一)  議案第70号について当局の説明を求めます。 ○建設部長(森 定行)  議案第70号 訴えの提起について御説明申し上げます。  本案は、直方市大字山部市道山部59号線敷地内の工作物の撤去について、次のとおり訴えを提起するものであります。  1、事件名でございますが、工作物等収去土地明渡等請求事件、2、訴訟の相手方としましては、直方市大字山部691番地の33、中村勇氏でございます。3といたしまして、訴訟遂行の方針といたしましては、判決の結果、必要がある場合は上訴するものといたしております。4、訴えの概要でございますが、中村勇氏が市に無断で市有地にコンクリートブロックの基礎を築造し、コンテナを設置するなどし、これを不法に占拠しており、このためコンテナ等の撤去を再三にわたり勧告いたしましたが、応じてもらえないので、市有地保全のためコンテナ等を撤去し、市有地の返還を求める訴えを提起するものでございます。次のページの5といたしまして、物件の所在でございますが、直方市大字山部691番地の2、地目山林、地積が1,805平方メートルのうち20平方メートルでございます。なお、2枚目に位置図、3枚目に詳細図を添付しております。  以上、議案第70号について御説明申し上げました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(青野 一)  議案第71号について当局の説明を求めます。 ○建設部長(森 定行)  議案第71号 公園内の事故に係る損害賠償の額を定めることについて御説明申し上げます。  本案は、公園内の事故に係る損害賠償の額を次のように定めようとするものであります。  1としまして、損害額は14万7,920円であります。2としまして、損害賠償の相手方は、直方市大字山部1439番地の4、毛利紗恵さん。親権者の父、毛利信之氏でございます。2ページ目の参考資料の事故の概要といたしましては、平成12年3月24日、午後5時ごろ、直方市大字山部1439番地の4に居住する毛利紗恵さん11歳が、新町西児童遊園で友人とブランコに乗って遊んでいたとき、腐食していた座板がブランコの金具から外れたため、後ろに転倒し、体を支えようとしたとき左手の中指、中節骨を骨折したものであります。治療の内容は、3月27日に骨折部の徒手整合をし、銅線で固定し、以後、外来通院にて傷の処置を行い、4月18日に固定した銅線の抜去を行い、4月28日に完治しました。その後、被害者の父親でございます毛利信之氏と協議し、示談の内容につきましては、治療関係費治療費が1万4,720円、診断書が2,000円の1万6,720円、慰謝料としまして、治療通院日数16日掛ける1日8,200円、13万1,200円、合計の14万7,920円でございます。なお、3枚目に位置図、4枚目に公園内の見取り図を添付いたしております。  以上、議案第71号について御説明いたしました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(青野 一)  議案第72号について当局の説明を求めます。 ○企画財政部長(山上 浩)  議案第72号 平成12年度直方市一般会計補正予算について御説明いたします。  第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ14億568万9,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ273億3,586万3,000円に改めようとするものでございます。  第2項では、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるといたしております。その内容につきましては、事項別明細書の歳出より御説明いたしますので、22ページをお開きください。  歳出2款1項1目一般管理費57万6,000円は、昭和50年4月10日告示の市の花、市の木について、今回、検討委員会を設け見直しをしようとするもので、その報償費でございます。  5目財産管理費81万2,000円につきましては、11節は庁舎修繕料、18節は公用車のタイヤ購入料でございます。  9目恩給及び退職年金費は、議案第69号に係る経費でございます。  13目財政調整基金費194万2,000円は、基金から生じます積み立てでございます。  3款1項1目社会福祉総務費206万6,000円、8節から9節、11節につきましては、国からの委託事業として、国民生活基本調査を行うもので、調査員手当ほか所要の経費でございます。13節につきましては、県弁護士会との契約により無料法律相談を行うものでございます。25節につきましては、基金より生じます利子の積み立てでございます。  24ページをお願いします。3款2項1目児童福祉総務費13万2,000円は、少子化対策として児童健全育成計画アンケートを行うもので、その集計作業等委託料でございます。  3目児童福祉施設費26万円は、保育園の冷暖房機の取りかえでございます。  4款1項5目火葬場費60万円は、粉じん処理が必要なために新たに換気装置を取りつけようとするものでございます。  26ページをお願いします。4款3項3目公害対策費50万円は、環境啓発事業として小学校児童たちと近津川の総合調査を行うもので、アドバイザーへの謝金や報告書等の作成に要する事務経費を計上いたしております。  6款1項3目農業振興費2,519万2,000円は、説明欄記載補助事業による補助金でございます。活力ある高収益型園芸産地育成事業費補助金につきましては、イチゴ、キャベツについて機械を導入するための補助金でございまして、補助基本額の1割が市の負担でございます。それから、下の地域営農組織高度化促進事業費補助金、これにつきましては、県が3分の1、市が3分の1、組合として組織されたものが3分の1の負担で、大豆専用のコンバインを購入する、そういう補助事業でございます。  5目農地費5,785万2,000円を計上いたしておりますが、11節は通常の修繕料でございます。13節及び19節につきましては、上新入夏峰地区ほ場整備にかかわるもので、ほ場整備県事業として行われますが、その経済効果の算定は市の負担で、調査設計業務は市の負担金でございます。15節工事請負費は、大谷池取水口改良工事ほか9件の工事費、25節は基金利子積み立てでございます。  7目農業振興地域整備促進費10万5,000円は、農地推進協議会において今回法律改正に伴う勉強会を行うもので、その報償費でございます。  28ページをお願いします。6款1項9目農業施設整備費3,278万円は、13節に委託料につきましては、下野原池に係る調査費でございます。15節につきましては、頓野鳥越池にかかわるもので、200号バイパスにかかわる事業として行われる国の事業にあわせ、漏水対策を行うものでございます。19節県営事業の地元負担金でございます。  13目農業集落排水事業費5万8,000円は、農業集落排水特別会計への繰出金で、口座振替手数料分でございます。  15目ふるさと農道緊急整備事業費6,903万7,000円は、14年度までの事業として行われますが、本年度は植木坪原地区につきまして、工事長700メートルの整備を行うものでございます。9節、11節は事務経費を、13節は測量委託を計上いたしております。15節工事費、17節は用地費を計上いたしております。  30ページをお願いします。7款1項2目商工業振興費3,300万円を計上いたしております。19節300万円につきましては、6月の古町での火災につきまして、アーケード等の被害に対し、その復旧の一部を補助しようとするもので、商店街組合に補助しようとするものでございます。24節出資金3,000万円につきましては、TMOとして設立されました株式会社まちづくり直方について、国の補助基準に準じ2分の1の出資をしようとするものでございます。  3目観光費354万6,000円は、11節需用費につきましては、花公園内の水中ポンプや水車等の修繕料でございます。15節につきましては、竜王峡施設整備において工事量の増によるものでございます。  8款1項1目土木総務費におきまして2,038万8,000円の減額を行っております。人件費につきまして、11款1項1目へ組み替えを行っております。  32ページをお願いします。8款2項2目道路維持費8,730万円を計上いたしております。11節から16節まで通常の維持費として計上いたしております。  3目橋りょう維持費531万6,000円は、12年度、13年度事業として行われます県営事業の鷹取橋の工事にかかわるもので、地元負担金でございます。  5目地区道路整備費で3,466万9,000円を計上いたしております。県費補助事業中泉88号線道路改良舗装工事にかかわるもので、15節工事請負費1,271万3,000円、17節の土地購入費910万円、22節の補償費1,030万円が主なものでございます。  8款2項6目道路新設改良費3,768万円につきましては、知古感田線道路改良工事にかかわるもので、工事に伴い排水工300メートルを行うもので、13節から17節まで、その経費を計上いたしております。22節につきましては、本工事において矢板を打った際、軟弱地盤のため隣接の事務所と倉庫に被害を与えておりますので、その補償費でございます。  7目交通安全施設整備費4,231万5,000円を計上いたしております。15節につきましては、山部高木線の工事量の減による減額が主なものでございます。さらにここでは、高板・内ケ磯線の200号線ガード下につきましては、さきの議会でも懸案でございましたが、今回そのガード下の改良を行うもので、測量の委託や土地購入費及び補償費を計上いたしております。  35ページをお願いします。8款3項1目河川総務費5,842万1,000円は、県営事業に伴う地元負担金でございます。  3目砂防費760万円も県営事業に伴う地元負担金でございます。  36ページをお願いします。8款4項1目都市計画総務費3億6,602万円を計上いたしております。主なものは19節の県営事業負担金3億5,383万3,000円で、8節につきましては、(仮称)知古感田線につきまして、その景観検討委員会をワークショップ方式により行うもので、その報償費でございます。13節では、説明欄記載の各委託料を計上いたしておりますが、ビデオテープ作成委託料につきましては、チューリップフェアのビデオ作成でございます。都市計画決定業務委託料につきましては、感田東地区区画整理事業につきまして、補助事業として採択を受けようとしており、そのため都市計画の決定をしようとするもので、その業務委託でございます。19節のうち直方川づくり交流会運営補助金につきましては、交流会が12月にC.W.ニコル氏を迎え、シンポジウムを行うもので、今回、自治総合センターの補助を受けて行いますので、センター100万円、直方市50万円として補助をするものでございます。  8款5項1目下水道路整備費4,449万円は、通常の維持経費として11節に修繕料を計上いたしております。15節費工事請負費3,000万円、5件の工事を予定いたしております。  4目地区下水路整備費447万4,000円は、地区下水路1件の工事請負費が主なもので、その所要の経費でございます。  38ページをお願いします。8款6項1目住宅管理費4,099万円は、11節におきまして通常の修繕料として4,000万円を計上いたしております。  8款7項1目公園管理費におきまして1億2,858万5,000円を計上いたしております。11節需用費710万円は通常の経費として、13節委託料のうちチューリッププランター植えつけ管理委託につきましては、来春のチューリップフェアのためのものでございます。  17節公有財産購入費につきましては、直方土地開発公社に先行取得をいたしております下境の南公園用地につきまして、これまで年次計画で買い戻しをいたしておりましたが、公拡法の取り扱いにおいて国の通達が出され、既に供用しているものについては、公社として保有することは望ましくないとのことであります。今回、県の指導のもと、この用地につきましては、検討を重ねました結果、南公園という用地目的ではありますが、既に不燃物捨て場として用地として供用したという観点に立ち、今回残り全額を買い戻しをしようとするものでございます。  22節14万8,000円につきましては、議案第71号にかかわるものでございます。  40ページをお願いします。8款8項1目下水道整備費2,351万2,000円は、合併処理浄化槽設置費補助金で、申し込み者の増によるものでございます。  2目公共下水道費3,944万6,000円の減額をいたしております。公共下水道事業において、流域下水道になったことから一部減工いたしておりますので、特別会計への繰り出しも減額をいたすものでございます。  9款1項2目非常備消防費81万8,000円は、5分団2部の消防格納庫の雨漏りに対する修繕料でございます。  42ページをお願いします。10款3項1目学校管理費54万1,000円は、校舎改築に伴う学校警備委託料でございます。  10款4項11目文化青少年対策費1,108万3,000円を計上いたしております。11節につきましては、NTTドコモの工事の中で文化財発掘調査が必要となりましたので、西光寺遺跡として発掘及び報告書を作成する経費でございます。全額NTTドコモからの歳入でございます。  それ以外の4節から15節までは、旧谷尾美術館の開館に向けた準備のための経費でございます。4節、7節は臨時職員の経費を、8節報償費につきましては、専門家等を招いて美術館のあり方を検討するもので、13節につきましては、説明欄記載委託料でございますが、設計委託につきましては、建物の補修・補強の設計及び美術品収納のラック等の設計でございます。なお、その工事費として15節で780万円を計上いたしております。  44ページをお願いします。10款5項1目保健体育総務費47万4,000円は、体育指導員報酬費の不足による計上でございます。  2目体育施設費で376万円を計上いたしておりますが、11節需用費は体育館トイレの補修でございます。15節工事請負費326万円は、市民球場北側の擁壁を今回鉱害復旧工事にあわせて補修するものでございます。また、体育館の水銀灯につきまして、改良を行うその工事費でございます。  11款1目公共土木施設鉱害復旧費3億1,528万8,000円を計上いたしております。知古一丁目1号線ほか6件の工事で、2節から22節まで所要の経費を計上いたしております。その中で大きなものは、46ページの22節の補償費でございます。今回、山部川の鉱害復旧工事の中で、九州鋳鉄管工場内を山部川が縦断をしており、工事施工のため機械等の移設が必要となり、その補償費が主なもので、NEDOの補助事業で行うものでございます。  47ページをお願いします。11款3項4目農業施設鉱害復旧費2,372万6,000円は、広江川鉱害復旧工事にかかわるもので、15節工事請負費が主なものでございます。  以上、歳出について説明いたしましたが、次に歳入について説明いたしますので、9ページをお開きください。  歳入1款市税におきまして、1項市民税より2項固定資産税まで、説明欄記載のとおり収入を見込み計上いたしております。  11ページをお願いします。3款1項1目利子割交付金におきまして1億5,000万円の収入を見込み計上いたしております。  12ページをお願いします。8款1項1目地方特例交付金におきまして1億1,415万5,000円の収入を見込み計上いたしております。  9款1項1目地方交付税におきまして2億6,515万1,000円の減額をいたしております。平成12年度の普通交付税の額が54億7,614万4,000円で決定をいたしました。昨年度と比較いたしますと1,141万9,000円の減額となっております。普通交付税につきましては、当初予算にて54億4,129万5,000円で計上いたしておりますので、今回2億6,515万1,000円の減額をさせていただいております。基本的には普通交付税は、基準財政需要額と基準財政収入額の差となっており、12年度予算においては、基準財政収入額が下がると想定しておりましたが、基準財政収入額の一部である利子割交付金、地方特例交付金が伸びたということから普通交付税が予算よりも減額となっております。このため普通交付税に減額をいたしておりますが、その反面、利子割交付金、地方特例交付金、減収補てん債が増額するという組み替えを行っております。  14ページをお願いします。13款2項5目土木費国庫補助金におきまして770万4,000円を見込み計上いたしております。  14款県支出金におきまして、2項県補助金から3項委託金まで、説明欄記載のとおり収入を見込み計上をいたしております。  17ページをお願いします。15款1項2目利子及び配当金は、基金利子積み立てでございます。  18ページをお願いします。17款1項基金繰入金で3億13万2,000円を計上いたしております。2番目の少子化対策基金13万2,000円は、3款2項1目の児童健全育成計画アンケート集計作業委託料に充当し、財政調整基金につきましては、当初予算で既に4億円の取り崩しをいたしておりましたけれども、今回、財源不足の対策といたしまして、さらに3億円の追加取り崩しをいたしております。
     18款1項1目繰入金で2億1,567万6,000円を計上いたしております。これは平成11年度からの繰越金の残り全額を計上いたしております。  20ページをお願いします。19款6項4目雑入で2億2,336万円の収入を見込み計上いたしております。内容は説明欄記載のとおりでございます。  20款1項市債におきまして、1目民生債から一番下の13目減収補てん債まで、説明欄記載の各事業に収入を見込み計上いたしております。  以上、第1条について説明いたしました。あと2条、3条について説明いたしますので1枚目をお願いします。  第2条は債務負担行為の補正です。第3条は地方債の補正でございます。  6ページをお願いします。第2表債務負担行為補正、追加といたしまして、地方特定道路整備事業の土地購入費、土地開発公社委託分として、期間、平成13年度から14年度、限度額2,500万円といたしております。これは現在、進めております植木駅西、駅東の道路にあわせて道路改良を行うための用地でございまして、JAからの購入分ということになっております。  第3表地方債補正、追加といたしまして、橋りょう整備事業で390万円の限度額といたしております。起債の方法、利率、償還の方法は記載のとおりでございます。  8ページをお願いします。変更といたしまして、起債の目的、地方改善施設整備事業から一番下の減収補てんまで、それぞれ限度額を右側の補正後の額に改めようとするもので、起債の方法、利率、償還の方法は補正前に同じでございます。  以上、議案第72号について御説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(青野 一)  議案第73号について当局の説明を求めます。 ○建設部長(森 定行)  議案第73号 平成12年度直方市公共下水道事業特別会計補正予算につきまして御説明申し上げます。  まず第1条におきまして、歳入歳出の予算の総額から歳入歳出それぞれ1億2,986万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ25億9,759万7,000円とするものでございます。  次に、2項におきまして歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるといたしておりますので、内容につきましては、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。8ページをお願いいたします。  歳出1款1項1目一般管理費におきまして92万7,000円、これにつきましては、遠賀川中流流域下水道促進協議会負担金でございます。  次に、9ページになりますが、歳出2款1項1目公共下水道建設費におきまして1億3,079万3,000円を減額しております。この主なものとしましては、15節工事請負費におきまして2億100万円を減額いたしております。これは遠賀川中流流域下水道移行に伴う工事量の減によるものでございます。  次に、その上の13節委託料6,840万円を増額しております。これは感田雨水ポンプ場設備等の見直しによります下水道事業団委託事業の増額によるものでございます。  次に、歳入について御説明を申し上げます。4ページをお願いいたします。  3款1項1目、国の下水道事業費補助金として2,308万円を増額しております。これは感田雨水ポンプ場設備等増に伴う補助金の増額でございます。  次に、5ページ4款1項1目、補助金の下水道事業費補助金として500万円を減額いたしております。これは県補助金の補助限度額の変更によるものでございます。  次に、6ページ5款1項1目一般会計繰入金として3,944万6,000円を減額いたしております。これは事業費の減に伴う一般会計からの繰入金の減額でございます。  次に、7ページをお願いいたします。8款1項1目下水道事業債として1億4,410万円を減額いたしております。これは事業費の減に伴う起債借り入れの減額でございます。  次に、8款1項2目流域下水道事業債として3,560万円を増額いたしております。これは起債充当率の変更によるものでございます。  次に、地方債の補正の関係でございますが、3ページをお開き願います。  起債の目的、公共下水道事業及び流域下水事業といたしまして、限度額を公共下水道事業債では16億2,510万円から14億8,100万円に減額するもので、流域下水道事業債では1億660万円から1億4,220万円に増額するものでございます。起債の方法、利率及び償還の方法は記載のとおりでございます。  以上、議案第73号について御説明いたしました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(青野 一)  議案第74号について当局の説明を求めます。 ○建設部長(森 定行)  議案第74号 平成12年度直方市農業集落排水事業特別会計補正予算について御説明申し上げます。  まず第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ420万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7億6,110万9,000円とするものでございます。  次に、2項におきまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるといたしておりますので、内容につきましては、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。5ページをお願いいたします。  歳出1款1項1目一般管理費におきまして420万8,000円を計上いたしております。主なものとしましては、8節報償費で415万円を計上しております。これは農業集落排水事業受益者分担金の一括納付に対する一括納付奨励金でございます。  次に、歳入につきまして御説明申し上げます。3ページをお願いいたします。  1款2項1目農業集落排水事業分担金で415万円を増額しております。これは先ほど御説明いたしました奨励金分の計上でございます。歳出で報償金を計上したため、歳入で同額を増額させていただいております。  次に、4ページ5款1項1目一般会計繰入金5万8,000円を増額しております。これは役務費の増に伴う一般会計からの繰入金の増額でございます。  以上、議案第74号について御説明いたしました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(青野 一)  議案第75号について当局の説明を求めます。 ○市長(有吉 威)  議案第75号につきまして御説明申し上げます。  直方市総合計画の基本構想を提案するものでございますが、地域における総合的かつ計画的な行政運営を図るために基本計画を策定するものでございまして、現在、10年を一区間といたしまして、平成3年より平成12年までが第3次総合計画で存在するわけでございます。前回のそれが職員参加によります取り組みでございましたが、今後、高齢化社会、環境問題、財政問題等々新しい時代の中で、公募によります市民参加を求めますとともに、定点観測的に行っております10年に一度の市民アンケート、これにつきましては議員各位に配付いたしておるところでございますが、公募をいたしまして、去る6月の議会の条例、いわゆる50人でもって審議会を発足いたしましたところでございます。  また、この基本的なことにつきましては、四つの都市づくりの基本目標を掲げております。四つの基本目標を掲げておりまして、一つは、競争・チャレンジ・感動都市を掲げております。さらに、将来の人口目標を7万人といたしまして、将来の都市像の実現のため、安らぎ・快適・美しい都市、またさらに、元気・創造・チャレンジ都市、また、笑顔・生き生き・支え合う都市、輝き・感動・育て合う都市という四つの都市づくりの基本目標を掲げているところでございます。今回のそれにつきましては、50人のメンバーでもちまして、3カ月間、集中的に審議いたしまして、きょうお手元に配付いたしておるところでございます。  また、具体的なこと等々につきましては、企画財政部長の方より御説明申し上げさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○企画財政部長(山上 浩)  ただいま市長より概略的な説明がございましたが、その内容について私の方から説明させていただきます。  基本構想につきましては、地方自治法第2条第4項におきまして「その地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るため策定する」と定められております。御承知のように、現在の基本構想は、平成3年から平成12年までの10年間を計画期間といたしておりますので、新たに平成13年を起点として平成22年を目標年次とする基本構想を作成したところでございます。  それでは、まず第4次直方市総合計画基本構想の構成について御説明いたします。  基本構想は、大きく将来都市像と施策の大綱の二つの構成になっております。  21世紀の直方市の方向性を決める重要な位置にあることを踏まえ、将来都市像では、都市づくりの基本理念から将来都市像、将来人口の想定、そして都市づくりの基本目標を掲げ、これらの施策に展開する上での大綱を四つの都市づくりの基本目標に沿って定めると同時に、この構想の推進に当たって共通する基本的な取り組みを掲げております。  それではまず、1ページに掲げております都市づくりの基本理念について御説明いたします。  ここでは、第3次総合計画に掲げた基調テーマと五つの都市像実現のための取り組みを継承するとともに、昭和56年に定められた市民憲章に改めて光を当て、あえてまちづくりの基本理念とするものであります。その上で第4次総合計画では、石炭関係諸法が期限切れを迎えることや地方分権が推進される中で、自己決定・自己責任の原則が打ち出されたこと、参加と連携によるまちづくりが新しい国土のグッドデザインを描く上でキーワードともなっていることなどを踏まえ、20世紀に本市の盛衰に大きくかかわった石炭からの自立を掲げ、第3次で掲げた自立の考え方をさらに進めることといたしました。  そこで21世紀という新しい時代環境の中で、直方市が発展を目指していくため、本市が持つ立地条件と歴史や伝統に支えられた文化や産業など、石炭産業が残した活用すべき資源に光を当てようとするものであります。また、21世紀の直方市の発展には、次の世代が郷土に自信と誇りと愛着を持てるような都市づくりが欠かせません。そのため社会環境変化のスピードが増す中で新しい時代を開くという気概が強く求められています。こうした状況を踏まえ、市民一人一人が豊かな感性を持ち、手を取り合い、新しいことに勇気を持って取り組むことを目指すため、競争・チャレンジ・感動都市を将来都市像として掲げているものであります。  次に、将来人口として平成19年には日本の人口はピークを迎えると言われる中、現実として近年の本市の人口は減少傾向にありますが、地域の活力を維持し、発展を期していくためには、どうしても目標として平成22年の人口を7万人としたところであります。さらに、これらの都市像や人口の目標を達成するため、都市づくりの基本目標として四つの目標を定めたところであります。この四つの目標につきましては、3ページから4ページにその要点を記載いたしております。内容につきましては、施策の大綱に沿って順次説明いたしますので、5ページをお開きください。  まず、やすらぎ・快適・美しい都市につきましては、(1)発展を目指した交通網の整備から(5)安全なまちまで5項目を掲げ、本市の基盤整備の基本的考え方を取り上げております。ここでは、交通の要所として、さらに発展を期すと同時に、快適で美しい都市空間の創出や、やすらぎと潤いのある生活環境、安全なまちづくりを目指そうとするものであります。  続いて9ページから元気・創造・チャレンジ都市として、自立した地域経済確立のため、変化の激しい技術や経済環境の中で、直方の商業や工業、農業が今後も発展を続け、貴重な雇用機会や富の創出を目指そうとするものであります。  12ページの笑顔・いきいき・ささえあう都市では、差し迫る高齢社会への対応として、市民の健康づくりからノーマライゼーションの理念に基づく福祉の増進、とりわけ次代を担う子育て支援の取り組み等、支え合いながら、いきいき、笑顔でもって人生を全うできる社会づくりを目指そうとするものであります。  そして13ページから14ページでは、輝き・感動・育てあう都市として、今、社会でも論議がなされております教育問題を取り上げ、子供たちが21世紀を生き抜くため教育の推進を図ることといたしております。また、青少年から社会人までいきいきとした生活を送れるよう、生涯学習の推進と同時に、男女共同参画社会の実現など人権尊重社会の推進を目指そうとするものであります。  こうした四つの都市像実現のため、共通するものとして15ページ以降にこの構想の推進に当たって取り組む基本的姿勢を掲げております。御承知のように、今日、行政運営においては、自己決定・自己責任のもと自立した行政運営が求められております。第3次総合計画で掲げた自立の考え方をまちづくりにおいて実践するため、参加と連携を基本に取り組みを行うとするものであります。  また、21世紀は情報技術が大きく社会経済環境を変えると言われております。こうした潮流に本市もおくれることなく対応していくことが極めて重要なことから、情報化の視点を行政運営や産業振興など、あらゆる面で取り組むことを目指そうとするものであります。そして、これらの取り組みを具現化する上で行財政の効率化は避けて通れない状況にあり、非営利組織との協働なども進めようとすると同時に、行財政改革を推し進めようとするものであります。  以上、基本構想の内容について概略を説明申し上げましたが、これは今後の直方市の基本的な方針であり、基本構想の議決をいただきました後に早急に具体的な基本計画を定めまして、各種の施策を進めてまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(青野 一)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  9日、10日は休日のための休会、11日は議案考査のための休会、12日、午前10時より会議を再開することとし、本日は散会いたします。                              11時02分 散 会...