直方市議会 > 1999-09-17 >
平成11年 9月定例会(第4日 9月17日)

ツイート シェア
  1. 直方市議会 1999-09-17
    平成11年 9月定例会(第4日 9月17日)


    取得元: 直方市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-28
    平成11年 9月定例会(第4日 9月17日)                平成11年9月17日(金) 1.会議の開閉時刻  開議 10時00分            散会 15時54分 1.出席及び欠席議員の氏名          1番      中 村 幸 代          2番      松 田   曻          3番      田 代 文 也          4番      友 原 春 雄          5番      石 田 一 人          6番      松 田 英 雄          7番      有 田 忠 之          8番      橋 本   長          9番      田 代 英 次         10番      村 田 武 久         11番      貝 島 悠 翼         12番      安 武 俊 次         13番      大 島 九州男
            14番      松 尾 大 策         15番      太 田 信 幸         16番      澄 田 和 昭         17番      宮 近 義 人         18番      那 須 昭 生         19番      今 定   正         20番      渡 辺 和 幸         21番      堀   勝 彦         22番      安 田 周 司         23番      吉 田 利 憲         24番      村 上 圭 吾         25番      青 野   一 1.職務のため議場に出席した事務局職員職氏名         議会事務局長   宮 地   寛         次    長   坂 田 耕 作         係    長   毛 利 良 幸         書    記   武 内 信 也 1.説明のため出席した者の職氏名         市    長   有 吉   威         助    役   向 野 敏 昭         収入役      其 田 浩 和         教育長      飯 野 良 治         企画財政部長   山 上   浩         総務部長     草 野 京 作         市民福祉部長   石 橋   到         生活経済部長   則 松 正 年         建設部長     森   定 行         教育部長     青 柳 剛 機         消防長      藤 永 誠 一         水道局長     井 上 勝 治                 各 課 長 省 略 1.会議事件  一般質問 ┌───────┬──────────────────────────────┐ │ 議 員 名 │        質   問   事   項         │ ├───────┼──────────────────────────────┤ │ 村田 武久 │1.直方農業行政の今後の施策について            │ │       │2.200号バイパスの下り線一部供用開始はできないか    │ ├───────┼──────────────────────────────┤ │       │1.介護保険に関する疑問点、特に直方市独自に対処できそうな要│ │ 貝島 悠翼 │ 件について                        │ │       │2.「歴史資料館」づくりの見通しとその考え方について    │ │       │3.多賀公園の現状と今後の整備方針について         │ ├───────┼──────────────────────────────┤ │ 堀  勝彦 │1.交通基盤の整備について                 │ │       │2.中泉地区周辺整備について                │ ├───────┼──────────────────────────────┤ │       │1.介護保険制度について                  │ │ 渡辺 和幸 │(1)要介護認定について                  │ │       │(2)保険制度の市民への周知について            │ ├───────┼──────────────────────────────┤ │       │1.本市の公共事業のあり方について             │ │       │(1)歳時館の建築を通して                 │ │ 中村 幸代 │2.よりよい介護保険制度にするために            │ │       │(1)高齢者生きがい対策づくりとしてミニミニデイサービス  │ │       │   「生き生きサロン」の設置ができないか         │ │       │(2)介護保険に対する不服申し立て機関の設置について    │ └───────┴──────────────────────────────┘ ○議長(青野 一)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、お手元の日程表のとおり進行を図りたいと存じますので、御了承願います。  昨日に引き続き、一般質問に入ります。  質問の順序といたしましては、昨日同様議長より順次発言を求めますので、御了承願います。  10番 村田議員の質問を求めます。              (10番 村田議員 登壇) ○10番(村田武久)  おはようございます。10番の村田です。通告に従いまして、2点ほど質問いたします。  1点目の直方農業行政の今後の施策についてであります。昭和38年に農業基本法が施行されて、新農業基本法がいわゆる食料農業農村基本法がことしの7月12日に国会にて成立しております。基本的な施策は、今後国の方で計画されて、来年くらいに実施されるかと思っております。  一方、昭和36年に旧農業基本法が制定され、その後38年間たっておりますが、農業就業者が第2次、第3次産業へ労働力を吸収され、農業の就業者は約1,200万人から350万人と3分の1に、約70%以上の方々が離農されたという現象を起こしております。特に、若者の担い手不足農業専業従事者の40%近くは高齢化となり、日本農業はまさに崩壊のふちに立たされているのが、今日の状況でないかと思われます。こういう中にあって、新農業基本法が成立したわけでございますが、この法律の第1条には、食料農業農村等なる事項を定め、並びに国及び地方公共団体の責務を明確にすることにより、食料農業及び農村に関する施策を総合的、かつ計画的に推進して、もって国民生活の安定、向上及び国民経済の健全な発展を図ることを目的とする。  第2条には、食料安定供給の確保。第3条で多面的機能の発揮。第4条にて農業持続的発展。第5条に農村の振興と明記されていますが、2条、5条の基本的計画は今後施策委員にて検討し、実施計画が発表されるそうです。特に、第8条には地方公共団体の責務について述べてあります。地方公共団体基本的理念にのっとり、食料、農業、農村に関して、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の自然的、経済的、社会的条件に応じた施策を策定及び実施する責務を有すると書いてあります。また、9条にて、農業者及び農業団体の自主的な努力も要望されてるところであります。  我が直方市におきましても、平成3年農業基本法活性化事業により、直方においても土地の利用型、高収益型、観光型(ふれあい型)等々の類型農業の方向性が示されているところでございます。  そこで、質問いたします。1点目、現行農業基本法と新農業基本法の相違点を簡潔に説明してください。  2点目、1965年度、要するに昭和40年度と1995年度の平成7年度の農業センサスによる直方の農家戸数と、専業農家、兼業農家、第一種、第二種との違いの条件、経営耕地面積別の農家戸数はどのように変化してますか。  3点目、直方市の現況の販売農家の種類別の戸数を教えていただきます。  以上、3点について質問いたします。  第2点目の200号バイパス下り線の一部供用開始についてであります。昭和40年ころ、200号バイパス開通予定線法線の検討を含めて、早くも30年の歳月が経過し、日本全国でも長期にわたった、計画路線と言わざるを得ないようであります。昨年の今ごろは、平成11年4月までに頓野の臼杵まで、供用開始と県当局はゴーサインを出していましたが、諸般の事情により延期となり、地元地区、交通渋滞に巻き込まれていますニュータウンの堀江地区、浦田地区の区民もうんざりと苦渋に耐えている状況であります。議案70号の市道認定路線は、バイパスの側道として建設された道路であります。市道馬場線よりこの側道を利用して、臼杵インターに入り、浦田インターを通り、田川バイパス交差点の橋梁も供用して、下り線のみの飯塚方面の直接通過されることはできませんか。以上、質問いたします。 ○生活経済部長(則松正年)  10番 村田議員の第1点目、直方農業行政の今後の施策についての1回目の御質問に、私の方から御答弁申し上げます。  まず、1点目でございますが、新農業基本法食料農業農村基本法が7月12日の参議院本会議で可決成立いたしまして、16日に公布施行されました。この基本理念は1番目に、食料の安定供給の確保、2番目に農業農村の持つ多面的機能の発揮、3番目に農業の持続的発展、4番目に農村の振興であります。この食料の安定供給の確保といたしましては、水田利用を自給率の低い麦、大豆、飼料作物の作付けに積極的に誘導していく方針が示される見込みとなっております。また、国内農業の持続的発展を目指すために、第1に農業担い手の確保と経営の確立、第2に優良農地を確保し、担い手への農地利用集積を進める農地政策の推進、第3は産業としての農業面での担い手、農地など地域資源の維持管理面での担い手、地域の活性化面での担い手など、多様な面での担い手の確保。第4は経営安定対策の充実が掲げられておるところでございます。こういったことから、新基本法につきましては、旧基本法の生産政策、それから所得政策、こういったことから、食料の確保、農業の経営、農村地域の暮らし、環境問題などを対象といたしました総合性の高い新法となっておるところでございます。  次に、2点目の1965年と1995年の農業センサスにおける農家の経営形態の変化ということでございます。  まず、農家数総数でございます。直方におきまして昭和40年、65年センサスでございますが、農家数は1,659戸、これが95年のセンサスでは899戸ということで760戸減りまして、マイナスの46%となっております。このうち専業農家につきましては、312戸が159戸ということで、153戸が減少いたしましてマイナス49%。それから次に第1種兼業でございますが、これが496戸から91戸ということで405戸減っております。82%のマイナスという形になっております。また、第2種兼業につきましては851戸が649戸ということで、202戸の減少、マイナス24%ということで、専業農家が半分近くに減っており、1種兼業が8割も減ってきておりますけども、2種兼業につきましては2割強の減少と、比較的減少率が低いという状況でございます。  次に、経営耕地面積別の農家数の増減でございます。昭和40年の1965年のセンサスでは3反未満の農家が339戸でございました。これが95年のセンサスでは209戸ということで、マイナスの124戸、マイナス37%となっております。それから3反から5反の農家につきましては、320戸の数がこの95年センサスでは199戸ということで、121戸の減少、マイナスの38%となっております。それから5反から1町につきましては、594戸が261戸ということで、マイナスの339戸、マイナス56%という形になっております。  次に、1町以上2.5町未満ということで、この農家については396戸が199戸ということで、マイナス197戸、マイナス50%となっております。  一方、2.5町以上の大規模農家でございますけれども、これは8戸が26戸にふえておりまして、プラスの18戸ということで、2.25倍という形になっております。  こういったことで、5反以上の耕地面積を持つ農家が半数近くに減少しておると、また、5反未満の農家では、37から38%の減少率でございますけれども、2.5町以上については、18戸ふえて2.25倍になっておるというふうな状況になっております。  続いて最後に、市内の販売農家の種別でございます。これにつきましては、95年センサスでございますけれども、稲作農家が544戸、それから雑穀、芋、豆類が1戸、路地野菜が5戸、施設野菜が17戸、果樹類が40戸、花卉、花木が22戸、その他の作物、これは竹の子とか、レンコンとか、枝豆とかいうことでございますが、これが1戸、それから酪農が9戸、養鶏が4戸となっております。以上でございます。 ○都市整備室長(古田晋作)  10番 村田議員の御質問のうち、2点目の200号バイパスに関する御質問について御答弁申し上げます。  御質問の内容といたしましては、田川・直方線、通称田川バイパスですが、の交差点から境口・頓野線との交差部までを現在供用開始されておりますんですが、これをさらに延長しまして、頓野・臼杵地区までの間を下り線のみ一部供用開始はできないか。また、田川バイパスを横断する橋梁についても、下り線のみを一部供用開始はできないかとの御質問であったかと思います。  議員御承知のように、一般国道200号バイパスは、国道200号を中心にして、市街地に滞留する通過交通を排除し、北九州方面への交通アクセスの確保をするための重要な路線としまして、早期完成、早期供用開始は本市のみならず、沿線市町村からも切望される重要な事業となっておるわけでございます。基本的には完成しました区間から随時供用開始をしてもらいたいとは考えておるわけでございます。しかしながら、過ぐる議会でも御説明をいたしておりましたように、臼杵地区までの区間を上下とも供用開始すれば、この地区を中心に一般の市道に通過車両の流れ込みが集中することが予測され、現状の市道だけでは、これだけの負荷に対応できない状況と、さらには星ケ丘団地の問題等も含めまして、県とも協議検討してきましたが、根本的な解決策は出てないのが現実でございます。  そこで、議員御提案の臼杵地区から田川バイパスを横断する橋梁までの間の下り線のみの一部供用についてでございますが、さきに述べましたように、田川バイパス交差点から境口・頓野線との交差部までの一部供用開始による地元浦田地区、あるいは臼杵地区等の一般市道への通過車両の交通混雑問題の解消に関しましては、多少の効果はあると思われるわけでございます。しかしながら、臼杵地区から境口・頓野線までの区間につきましては、本線は開通しておりますものの、現在200号バイパス工事の頓野地区の掘割区間の土砂の運搬車両の専用道路として、本年度末ごろまで使用されることから、一般車両の進入には危険性が伴い、バイパス本体の工事の進捗にも影響が懸念されるわけでございます。  そういうことから、こういう状況の中で、県とも協議したわけでございますけれども、基本的には全線の供用開始が近いということから、現状のままの状況が望ましいという見解であります。ただ、田川バイパスを横断しております本線の橋梁区間につきましては、これらの問題点等はないと思われますことから、飯塚方面への通過交通の支障と現状を調査した上で、本線橋梁区間の下り線のみの一部供用開始について、今後県の方にも要望してまいりたいと、そのように考えております。以上でございます。 ○10番(村田武久)  2回目の質問に入ります。先ほど経済部長の方から説明ございましたですね、旧農業基本法と、新農業基本法の大まかな相違点は、今、説明されておると思います。特に、新農業基本法では、食料の安定供給ということは、要するに安全保障ですね、そういうものを基本的に考えてあるそうでございます。特に、我々農民が一番関心持っとるのは、食料の自給率の問題でございます。これ皆様多分いろいろマスコミ等でお聞きだと思いますけれども、一応、日本の今ですね、自給率がカロリーペースでいきますと、昭和35年が79%、今日では41%というような、半分くらいに下がっているのが現実でございます。
     なお、穀物ペースでいきますと、37%というような本当に日本の台所がおかしくなってるのが現実でございます。特に、3食、朝、昼、晩ですね、夜を含めまして1食分が日本の農産物で食べているというような状況が今日の状況でございます。特に、はっきりしたことは言えませんけれども、農業生産法人の問題とか、出ておるわけでございますけれども、これもいろいろな問題が起こってくるかなと思っておりますが、農業生産法人のみで一形態としての株式会社にするということになれば、どうかなあという気もいたします。  それと特に今から先、先ほどから申し上げましたように、農村の多面的な機能ですね、要する自然環境、あるいは水源の涵養とかですね、それから間接的な関係ですか、そういうものを含めまして、行政は打ち出しておるわけでございます。  2点目の農業センサスによるところの農業の変化数でございますけど、昭和38年から約38年間におきまして、専業農家戸数が半分になったわけでございますね。1,200万人おったのが約350万というような形で現在なってるわけでございます。特に、第1種兼業が減ってるのが、ちょっと気にかかるところでございます。昭和40年代、50年代ですね、におきましては、中核農家といえるような農家の人たち、要するに1町、2町5反までの方たち、8割近くも減少してるということは、大変なことやなかろうかというような気がいたします。もちろんこれにつきましては、いろいろな旧農業基本法ができまして、農業構造改善事業とか、農地合理化保有案、あるいは農村基盤総合整備事業と、あるいは農地利用権等設定事業は、認定農家というような、いろいろな実は事業がされてきたわけでございますけれども、そういう中で中核農家が80%以上も減ったというのは、これは大変なことだと思います。ただ、直方市におきまして、言えることは望みとするならば、先ほどちょっと部長が言われましたように、2町5反以上の方が18戸ですか、ふえたですね。今現在約26戸の農家が専業農家としてはおられるわけですが、こういうふうな直方すら、こういうふうな現実の姿になったのが農家の実態でございます。  こういうふうなものを踏まえまして、いろいろ先ほどから販売農家のことをちょっとお尋ねしたのでございますが、その中でこれは販売別で書いておりますけど、稲作農家が544戸と実は書いてます。実際これは先ほどからちょっと申しましたように、2町5反以上の方が26戸おらっしゃるわけですが、その方たちが専業農家として、稲作専業農家としてやっておられるのかなあという気がいたしますし、その他果樹農家、あるいは花卉農家、酪農農家、養鶏農家という形で、合わせまして専業農家といえるのが直方市におきまして100件未満じゃなかろうかというような気がいたします。私もたまたま農業青年会、あるいは農業青年会OB会ということで実は出席して、そこそこの農家の顔は大体わかってるわけでございますけど、こういうふうに直方の農家実態がこういうふうな実態になってることを前もって知っておいていただきたいと思っております。  こういう中で、新農業基本法ができたわけでございますけれども、平成7年に策定されました直方市の農業経営基本構想の見直しの必要になろうかと思っておりますが、市はこれについて、どういうふうな考えを持っておられますかを第2回目の質問といたします。  それと、バイパスの件でございますけど、先ほど都市計画室長の方から、るる説明がございましたけど、これ実は一昨年、私も実は県の方に会いに行きまして、いろいろな話をしておったわけでございますけど、昨年の8月、9月ごろまで、何とか4月に開通いたしますよというような話を担当もしておったわけでございます。  なお、頓野地区におきまして、いろいろ200号問題には諸問題について、そこそこの組織団体がございますので、いろいろ話を聞いておるわけでございますけれども、たまたま先ほどちょっと説明されておりました臼杵線からずっと飯塚方面に流れるわけでございますけど、その臼杵線のとこにですね、臼杵インターのとこから入ります工事車両が実はおるわけでございますけど、この工事車両も実はもう一昨年からわかっとったような状況なんですよね。地元の方でいろいろ工事入る場合には、いろいろな工事車両をどうするのかというようなことで、実は再三協議した中で、それはあくまでも200号バイパスの供用開始した部分を通るというようなことで、再三県当局と話してきたわけでございますけど、こういうふうなことでちょっと使ってはならんというようなことを実は県当局は話してるそうでございます。ちょっと矛盾してるなあということを実は考えるわけですが、実は、県の方の職員の方は皆さん御存じのように、大体2年でほとんど転勤してますよね。そういうことでなかなか私どもちょいちょいいろいろ条件で行くわけでございますけど、職員の人がかわると、話が変わってくるというようなことが往々にして多いんですよ。今回もそういう形でやられたかなあというような気がいたしますけど、それは致し方ないと思います。  それで、先ほど境口線から要するに田川バイパスの橋梁のところ、あすこまで何とか開通する方法はできないかというような気がいたします。これは私もある人から聞きまして、朝の7時50分ごろ、実はあそこに立ったわけでございますけど、やはり通勤時間帯にはかなりの車がやっぱりあそこは混んでおります、約200メートルぐらいですかね、インターに並んでる車がですね。たまたまそこで交通信号の変わるのをよく見ておりましたけど、30秒ぐらいですかね、直線方向は、要するにランプから飯塚さい行く、ランプのぼるわけでございますけど、そこはやっぱり30秒ぐらいの間隔しかないで、約10台ぐらいいけるんかなと思ってます。10台の中で8割近くは飯塚方面に行ってますよね。あと2割ぐらいが田川かなあというような形でございますから、やはりそういう意味合いでも、できるだけあそこの下境インターになりますけど、橋梁を早く整備していただきまして、飯塚方面の下り線を開通していただけるようにどうか県の方に要望していただきますよう要望しておきます。以上で200号線のことは終わります。以上でございます。 ○生活経済部長(則松正年)  10番 村田議員の1点目の直方農業行政の今後の施策についてに関します2回目の御質問の中で、直方市農業経営基盤強化基本構想の見直しが必要となるのではないかということでございました。今回、新基本法の制定及び農業経営基盤強化促進法の改正等によりまして、平成7年の2月に策定されました本市の直方市農業経営基盤強化基本構想の内容の見直しが必要となってきておるわけでございます。  本市では、去る8月26日に農業委員会の選挙と農協の新体制に伴いまして、新しい委員構成によりまして、直方市農業構造政策推進会議を新たにスタートしたところでございます。この推進会議では、直方市農業の将来を見据えました土地利用型農業の展開、高収益型農業の展開、ふれあい型農業の展開の三つの専門委員会を設置いたして、この専門委員会において、この直方市農業の基本的な方向につきまして、今年度末までにこの見直しを図るということで、作業に入ることにしております。  見直しの内容といたしましては、今後10年間の基本的な方向、集落への組織など、今後地域を支える農業構造のあり方、目標とすべき所得水準、労働時間等の考え方、人材育成の考え方や育成すべき経営体に対する農用地の利用集積に関する目標の設定、認定農業者の経営改善計画のフォローアップと新計画の策定等の推進の考え方と具体的支援を柱に考えておるところでございます。本市の立地条件等を考えますと、この土地利用型農業を中心とした農業は、難しい面が多々あるわけでございます。現在本市の圃場整備率は平成7年度末で66%ということでございますが、今後機械利用組合等を活用いたしました集落営農体系の確立は、本市の重要な課題であります。また、花卉、果樹、そさいの生産など、比較的自給率の高い農業部門もございます。  一方で、市内各所の直売所の展開など、直方の地の利を生かした農業の展開も見過ごすことはできないわけでございます。本市の地域性を見据えました農業の展開を図りまして、直方市農業の振興に向けて、農業者及び関係機関、団体一体となりまして、新基本法の理念実現に向けて、努力してまいりたいと考えております。以上です。 ○10番(村田武久)  先ほど部長の方から説明ございましたですね。いずれにしても直方におきましては、農地の利用型とか、あるいは高収益型、観光型というような大体三つぐらいに分類されていくような格好になっております。  なお、これにつきましても、複合経営がほとんどなんですよね。例えば稲作、イチゴ、あるいは稲作と果樹とか、稲作と酪農とかいうような、いろいろな形で直方の農家の人は経営してるわけでございます。  なお、この中で特に土地利用型のことでございますけど、先ほどから土地の集積あるいは若い者の担い手の不足という形が出ておるわけでございますけど、直方の土地面積は600町歩ぐらいかな、と思いますけど、それの約66%近く、360ヘクタールが圃場整備されとるというような地域になっております。  なお、この土地、圃場整備されても、なおかつ現在の社会情勢、あるいは米の単価の問題とかにつきまして、そこでもやはり休耕なり、放棄しようかというようなことが出ている話もちらちら聞くわけでございますけど、こういう中で5町とか、10町とかいうことはちょっと直方の場合望めないかなあと思いますけど、5町の人が何人か、1人か2人おらっしゃるような気がいたしますけど、こういうことはなかなか難しいと、先ほどからちょっと農業形態の中でちょっと言いましたように、2町5反以上は約26件かでけておるわけですが、その形は何とか集積して土地利用型大豆、あるいは麦ですか、あるいは米という形になっておりますが、そういうものができていくんだと思います。そういう人たちも実際言うて、それだけじゃ生活ができないんです。先ほどからちょっと申しましたように、やっぱり複合経営型、それにイチゴを植えたり、メロン植えたりやっとるんが現実ですよ。たまたまいろいろ話聞く中で、稲作の労働時間ちゃ、割と今、機械化しておりますんで、時間が余り変わりませんよね、極端に言うたら悪いかしれませんけど、1反6時間か8時間かければ大丈夫だというような時代がきとると思います。ところが、こういうような高収益型のイチゴとか、あるいは花、バラにしてもそうでございますけど、少なくとも稲作の労力から比べますと、約10倍、20倍あるいは30倍というような形になっとるわけでございます。だから、稲作とイチゴ、あるいはそのような複合経営をされとる人たちは、米にかける労力が惜しいということを言ってますよね。時間がないというような話をちょろちょろ聞きます。  そういうふうな中で、何とかライスセンターですか、そういうもの、あるいはカントリーエレベーターとまでいきませんかどうか、そういうものも何とかできないかなあというような実は、話がちょこちょこ出てくるわけでございます。そういうことにつきまして、これはあくまでも農業者、あるいは農協を含めまして、農業組織団体ですか、含めまして、あるいは行政の指導、あるいは支援をいただきまして、何とかこういうふうなものを直方にもひとつ設置できないかなあというふうな声が多分に挙がってるようなことでございます。何とかこういうものをひとつ今後考えていただきたいと思っておりますが。  それと高収益型のことでございますけど、これも私どもがたまたまいろいろなことで農地の今現在あるところを見てみますと、農振地域と用途地域と、また、要するに混住化地域ですかね、そういう形で分けていますと、やはり混住化地域にも結構用途地域ですね、地域にも結構農地が残ってるんですよね。少なくとも百五、六十町歩ぐらい残ってるかなあという気がするんですけど、そういうところで農家を営んでる人たちは、いずれにしても高収益型の農業が対応しなきゃならないんじゃないかというふうな気がいたします。ところが行政なかなか厳しいですね。農振地域でなければ補助事業にのせませんとか言いよるし、なかなか厳しい面がありますけど、それはいいにして、そういう形でこういうふうな用途地域内で高収益型の農業を営むにつきましては、やはり今のところは、どうしてもやっぱり下水問題がいつも頭にのしかかってるんですね。昔から早く用水と一般雑排水の分離できないかなあということを再三問題にしてきとるわけでございますけど、なかなかそれが今日いってないというようなことでございます。できましたら、建設の方で取り組んでおられます都市下水ですか、いうものを早くつくっていただきまして、そういうものが分離できるような状態になったらいいなあというような気がいたします。そういうことで、高収益型をそういうふうな地域もあるということをひとつ頭に入れてもらいたいと思っております。  なお、観光型ということでございますけど、これはふれあい型ということで、実は私もちょっと理解しとるわけでございますが、これは結構果樹園関係には、観光型で経営されとる方が直方にも何人かあるなというふうな気がいたします。しかし、これ結構大きなマイクロバスなり、バスなんかが入ってくるわけで、周辺のやっぱり道路整備というのが、市道ですが、そういうのが必要になってくるなあというような気がいたしますので、そのこともひとつ考えていただきまして、何とか行政の支援をお願いしたいということを思っております。  それからふれあい型で、特に直売所の件でございますけど、そこそこ私、ちょっと見学なんか行ってみますと、高齢者農業者にものすごう生きがいを与えていますね。これは私はびっくりしました。この前、たまたま皆さん御存じと思いますが、宗像やったですかね、あんずの里というのがありますよね。あそこのあんずの里のスポーツ公園の横に、そこで直売所らしきものがでけております。これは本来ならそこの文化センターらしきものに直売をちょっと寄せとるような形でやっておりますが、現在、当初はそんなとこで売ったらどうなるかちゅうなことで、旦那さん方が言いよったらしいんですけど、今現在はたった当初15坪ぐらいの売り場面積だったのが、今、申しわけないが、ロビーを占領しちゃって、会議室まで占領しちゃってですね、いうような大々的な直売所になっております。そういう中で、たまたまその地域は農村地帯でございますけど、年寄りの方はほとんどゲートボールですか、ゲートボールを実は老後の楽しみでやっとったそうでございますけど、その直売所ができて、物が売れるようになって、ゲートボール場に草が生えてしまったというくらい年寄りの方が生きがいを感じちゃって、野菜づくりやってるんです。そういうふうなことも言えますので、できましたら直方もそこそこに細かいふれあい直売所とかできておりますから、そういう意味でいろんな形で年寄りの方に生きがいを与えるような場所になるかなあというような気がいたしますので、こういうこともひとつ考えていただきまして、要望事項にかえていきますけど、ただ、今年度も皆さん御存じのように、新聞等大変米の作柄がよくて、103%あるいは104%という形になっております。  また、米の在庫はたくさんになって、政府もやきもきしてるのが現状でございます。そういう中で、来年度また改めて減反面積がふえてくるんかなあというようなことが実は予想されるわけでございますけど、そういう中、少なくとも直方も約3割近くぐらい耕作面積の田を休耕させてると思います。3割といいますと150か180町歩ぐらいの田が休んでるのかなあという気がいたしますけど、こういうふうな休耕田あるいは耕作放棄地がございます。この利用法を何とか考えられないかというようなことを私ども昔から考えておったわけでございますが、これはどっちかといいますと、市民農園とか、あるいはふれあい農園とかいう形も一つの流れだと思いますし、また、あるいはグリーンツーリズムとして滞在型の農園ですか、そういうものも一つの方法かなというようなことを思っておるわけでございますけど、なかなかそういうこともとりにくい面もありましょうけど、だから、できましたらこういうふうな耕作放棄地あるいは休耕田を利用しながら、ひとつ教育の場に使っていただいたらどうかなあというような気がいたします。昨日も実は、ヒラクチの話とか、イノシシの話が出ておりました。また、教育の現場のあり方ちゅうことも実は出ておりましたですね。特に、教育の現場では学級崩壊の問題、あるいは切れる子がいるとか、シンナー遊びとかいろいろなことが今日起こってるわけでございます。特に、私どもマスコミを賑わしておりますスーパーで買ってきたカブトムシが死んだから、お父さん電池を取りかえてちょうだいと、こういう話が実はあるんですね。それから若い嫁さんに、畑の大根とってきてちょうだいというようなことを言いますと、スーパーの棚に行った方が大根はきれいなのがありますよというような、こういうような実は笑い話もあるようなことが本当自然から遠ざかると、こういうことかなあというような気がいたします。  それで、こういうふうな休耕田を何とか教育の場で生かしていただきたいというような気がいたしますので、農業後継者の育成、あるいは学校教育の場で児童の情操教育、耕作放棄地農地を活用した学童農園、児童農園を小学校のカキリュラムの中に入れることはできないかということをお尋ねいたしまして、最後の質問といたします。以上でございます。 ○生活経済部長(則松正年)  10番 村田議員の御質問の中で、ライスセンターの設置について、どう考えているのかということに関しまして、私の方から御答弁申し上げます。  ライスセンターにつきましては、この運営方法による分け方、また、乾燥方式による分け方と、いろんなやり方がございます。また、一番問題になりますのが、特に経営の主体をどうやっていくのかという問題がございます。こういった中から、やはり集落営農体系の確立と、こういった形の中でやはり利用される方が中心となりまして、こういった集落営農体系等を確立していく中で、今後ライスセンター等の必要性について、研究してみたいと考えております。以上です。 ○議長(青野 一)  進行いたします。  11番 貝島議員の質問を求めます。              (11番 貝島議員 登壇) ○11番(貝島悠翼)  おはようございます。貝島でございます。3点の質問をいたします。  第1点目は、介護保険に関する疑問点、特に直方市独自に対処できそうな要件について、第2点目は、歴史資料館づくりの見通しとその考え方について、第3点目は、多賀公園の現状と今後の整備方針についてという質問内容ですが、客観情勢の変化も御勘案の上、市民の立場に立った明快なお答えを期待するものです。  第1点目、介護保険について3点ほどお尋ねいたします。現在ホームヘルパーの派遣を受けて暮らしていらっしゃるお年寄りが来月から始まります要介護認定で、自立とされた場合、直方市はその方たちに対して、どのように対応されるのかという質問は、これまで過去の議会におきましても、諸議員から重ねてお尋ねになっておりますが、大方の市民にとって、切実な不安がここにあるということは、当局におかれましても、十分に御認識のことかと思います。直方市におきましても、およそ200件くらいの自立認定が見込まれるのではないかという私の試算ですが、その不安に対し、これまでの行政当局の御答弁では、一貫してこれからの議論、これからの検討というテーマとして先送りにされてきております。確かに自立認定の方たちの救済は、その財源確保の困難性の実情からも、全国各市町村の重要課題になっていますことは、否めない実際のようです。しかし、この3月の朝日新聞のアンケートによりますと、回答した2,534市町村のうち、26%が一般会計の福祉サービスとして救済を実施するとの方針を、残り74%が未定と、その3月時点で明らかにしております。介護サービスの直方らしさを損なわないようにという思いから、単独への決断をくだされた直方市ゆえにこそ、そこまで踏み込んだ施策の展開があってもいいのではないかと思いますがいかがでしょうか。  介護問題の2点目は、介護サービス基盤の体制についてであります。これまで当局はいつもおおむね施設、ヘルパーともに十分な体制であるとのお答えですが、そのうち介護支援専門員、すなわちケアマネージャーについてお尋ねいたします。介護保険事業が始まりますと、その根幹の仕事とも言えるケアプランの作成を担われますケアマネージャーの直方市での必要数と、現在直方市に確保できていると思われる、その人数について教えてください。  法律上は、居宅介護支援事業者に必ずケアマネージャーはいなければならないとされてもいますが、直方市での福岡県指定事業者全体で抱えられているケアマネージャーは何人おられるのかについてもお答え願います。  さらにまた、介護認定申請者の見込み数は、約2,100名とさきの議会で明らかにされておりますが、そのうち予想される要介護認定者数、介護が必要だと認定される方々の数は、どれほどになる見込みなのか教えてください。  介護問題第3点目、市民への説明会についてのあり方であります。率直にお尋ねしますが、市民の大方が今まで開かれた当局説明会によって、介護保険について最少限度必要な知識を持たれたと考えられますか。行政当局はどんな手法、方針で説明会の設営、設定をなされたのか。詳しく御説明ください。あわせて18回ないし20回分の説明会の市報での案内広報がなかった、そのわけも御説明願います。以上、介護保険です。  第2点目は、歴史資料館づくりについてであります。川原市長の時代から、諸先輩議員がこの件について、本議会で再三取り上げられていることからも、実に20年以上の長きにわたる課題でもあろうかと思います。主に財政不如意により、市民の思う方向に運ばなかったと言い切れるかどうか疑問符もつきましょうが、ここへきて歴史資料館開設の客観情勢が熟してきたやに思われますがいかがでしょうか。新たに歴史資料館としての箱をつくるということから発想するのではなしに、まずはとりあえずどこかで歴史資料館を発足させた上で、順次整えていくというのも一つの考え方かとも思われます。去る7月9日の直方郷土研究会、商工会議所直方ロータリークラブ歴史ボランティア団体とおれんじなど、7団体からの要望に対し、重要課題として検討したい旨の市長コメントがありましたことも前向きなスタンスとして評価申し上げるものです。  もとより私が機が熟したのではないかと、ただいま申し上げましたのは、次の事実によることからなのです。この8月11日、感田にお住まいでした故人で、元市議会議員紫村一重さん収集の貴重で資料としては非常に価値の高い近代史資料が直方市に受け皿がないため、御家族より県立図書館に寄贈されたという直方市にとりまして、我々にとりまして、情けなくも残念な事実があります。この事実こそが機は熟したりと言わしめているように思えてなりません。このいきさつにつきまして、教育長もよく御承知であるとも聞き及んでおりますが、歴史資料館開設の方向性に合わせまして、教育長の御見解もお願いいたします。  第3点目は、多賀公園です。この整備については、周期的に諸議員からこれまでにも質問が出されております。行政はこの多賀公園、どうされるおつもりですか。かつて本議会の行政当局の御答弁で、この多賀公園のことを古くから直方市民はもとより、周辺市民の人たちにも親しまれた歴史のある憩いの場所として、本市の都市公園として位置づけしているとまで言われた公園にしてはひどい。とにかく荒れ放題です。周辺市民どころか、直方市民も行けないのではないのですか。多賀公園の現状をどのように把握されていて、今後どのようにしようと思われるのか、お示し願います。  以上、1回目の質問といたします。 ○議長(青野 一)  当局の答弁を保留し、10分間程度休憩いたします。                              10時50分 休 憩                              10時58分 再 開 ○副議長(宮近義人)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  当局の答弁を求めます。 ○市民福祉部長(石橋 到)  11番 貝島議員の介護保険に関する疑問点、特に直方市独自に対処できそうな要件についてで、そのうち3点ございまして、直方らしさということの単独ということであったと、施策の展開をどう考えておるか。さらには基盤体制が十分であるということであるけれども、ケアマネージャーの体制がどうなっとるかという点。さらに市民説明会の折の周知徹底方がどういうことであったかというお尋ねであったというふうに思ってます。  そこで、直方らしさという部分で申し上げますと、いわゆる介護保険にかかわります部分で申し上げますと、認定における部分で、自立などと判断をされた部分での取り扱いについては、福祉施策、もしくは医療施策、いわゆる介護保険に適用できない方々についての部分について、お答えをさせていただきたいと思ってます。  これにつきましては、私ども今、方向づけとして所管でございます福祉課と健康増進課の方での対応になろうかと思います。対応につきましては、今後基盤といいますか、体制と申しますか、ここの部分を介護保険課の中に取りまとめていくか、それとも福祉課の中に、福祉課は福祉課、健康増進課は健康増進課の方でやるか、今、内部でいろいろ検討をいたしております。  そこで、具体的なことになるわけでございますが、まず、福祉施策の部分で申し上げますと、いわゆる健康づくり含めまして、福祉の部分で申しますと、サービスの事例といたしまして、生きがい対策から高齢者のスポーツ活動とか、園芸とか、手芸、工芸、それから日常動作、遠足、社会奉仕、こういった部分を一つのとらえ方といたしまして、身体の状況に応じたきめ細かなサービスが考えられております。これがいわゆる生きがい対応型デイサービス事業というようなことになろうかと思ってます。  さらに、健康増進課で行います部分で申し上げますと、いわゆるこれも具体的な事業例といたしましては、高齢者生きがい対策事業ということで、健康体操教室とか、ワープロ教室、花づくり、アウトドアレクリエーション教室等々がございます。  そこで、私どもといたしましては、今度はこれを具体的にどうしていくか。例えば寝具乾燥とかいうのが具体的にございますけれども、介護保険事業の中で、介護保険の保険料にどう上乗せをしていくか、どう横出しをしていくか、いわゆる上乗せ、横出ししてる部分がございます。これの内容につきましては、今、介護保険事業計画並びに老人福祉計画、これを策定委員会の中で具体的に真に検討をいたしております。1号被保険者、いわゆる65歳以上の方々にすべてはね返らせてくるのか、それとも一般の財源の中から、どう出していくか。こういったところが大きな論点になるのではなかろうかと、そうなりますと、負担をし、かつまた1割負担ということもございまして、ここのところが、今からの事業計画の中で、非常に問題になる点ではなかろうか。  そこで、1点目の中で議員申し上げられましたように、直方らしさ、いわゆる特徴といいますか、特性といいますか、これをどう反映していくかというのは、一つにはやはり介護保険事業計画の中での委員の皆さん方の意見を聴取し、そしてしかる後に本市としてどう対応していくかということになるのではなかろうかというふうに思ってます。  次に、基盤体制が十分であるかということでございます。私どもこの部分申し上げましては、平成6年から平成11年に最終年度といたします直方市長寿社会行動計画、いわゆる新ゴールドプランの中で、ほぼ所期の目的を達しておるというふうに考えておるところでございます。しかしながら、この介護保険制度がスタートする中で、住民の皆様ほか含めて、本当にこれは大丈夫なのかとか、保険あって介護なしなどの状況に陥るのではないかとの御心配からの御質問と思っております。先ほども申し上げましたように、介護保険事業計画策定委員会の中で、対象者による利用希望に基づく個々のサービス、必要量の精査をはかる一方、算入が予想されます民間サービス事業者の供給量についての調査等を行っているところでございます。あくまで予想でございますが、その結果につきましては、今しばらく時間をいただきたいと思ってます。  そこで、具体的にケアマネージャーの点でございます。今、現在老人福祉保健施設、それから老人福祉施設、加えて7施設、本市にはございます。この施設には、100人の1人のケアマネージャーが必要というふうになっております。  さらに、在宅介護支援センターの関係でございますが、現在本市には7施設ございまして、ケアマネージャーにつきましは7人。さらに在宅にかかわりますもので、私ども今、想定していますのは1,350人、これにつきましては50人に1人のケアマネージャーが必要だと、したがいまして27人。施設の7施設と在宅の関係で足しまして34人現在必要と、そこで直方市にケアマネージャーの資格を持ってある方は何人かということにもなるわけですが、これにつきましては88人、今、資格を持っておる方がおられます。したがいまして、私ども今、心配するといいますか、心配はないというふうに考えておるところでございます。  さらに、市民の説明会の関係でございます。この説明会につきましては、去る6月14日の日に全員協議会の中で皆様方に介護保険の内容について、るる御説明をさせていただいたわけでございます。そこで、担当課含め、私どもといたしましては、どのようにどう周知徹底をやっていくかということで考えたわけですが、時間的な問題がございまして、7月が同和啓発強調月間、それから8月が盆踊りとか、地域活動がメジロ押しでございましたことから、要介護認定が10月に始まるという点を踏まえまして、8月20日から実施をするというふうに考えたわけでございます。  さらにまた、方法につきましては、地域に密着した活動を実施されております自治区長会に日時とか、会場とかの設定をお願いをいたしまして、8月21日から9月6日までの間、18会場で約920人の方々の御出席をいただきました。  なお、地域での説明会に出席できなかった方のためにも、9月の27日と28日、27日は時間が昼から、1時半から市役所の8階の会議室、28日は夜の7時から市民会館第3会議室で説明会を開催するようにいたしています。  そこで、市報のおがたに載っていなかったのはどういうわけかというお尋ねでございます。この分につきましては、内部でも内容をいろいろ検討したわけですけれども、先ほど申し上げましたように、南校区と感田校区については、地域社協、いわゆる社会福祉協議会の中に地域社協というのがつくられておりまして、そこでの対応ではいわゆる会員の皆様全体ではなくて、まず、委員の方々が周知徹底をし、その上から対応していくというようなことになりましたものでございまして、私どもといたしましては、住民の皆様に対応すべてと考えておりましたので、若干の考え方が違いました関係から、市報のおがたには掲載をいたしておりません。ただ、地域社協の意味合いというのは、今後育て上げていく必要部分もございまして、今後は御指摘の部分につきまして、さらに地元での住民の皆様から説明会の要請がございますれば、検討させていただきたいというふうに思っております。  また、個別で問い合わせ等がございますれば、介護保険課の方においでいただけば、窓口での対応も可能でございますので、そういうふうにきめ細かな対応というふうなことは、まだ十分ではないかもわかりませんが、そういうふうに考えております。以上です。 ○教育部長(青柳剛機)  11番 貝島議員の2点目の歴史資料館づくりの見通しとその考え方についてということを私から御答弁申し上げます。御質問は、20年以上にわたっての課題でありながら、今日まで実現はしてないと、財政的な面での取り組みがおくれておるのかということと、今日歴史資料館の客観情勢が出てきたと、どこかでスタートさせてはどうかと、機は熟したのではないかと、また、7月の7団体からの要望書の市長の回答を踏まえて考えられないかということでございます。  若干御説明いたしますと、御承知のように平成2年度に第3次マスタープランにおいて、この歴史資料館の建設構想が出ております。これを受けまして、庁内で複合文化施設検討委員会を設置して、平成8年に歴史民俗資料館は、約2,000平米程度の単独施設として建設すべきだと、また、地域的には高取焼きやら、鷹取城、水町遺跡の周辺というようなところの文化財を生かした場所でということ。いろいろそういう内容的なことが出されまして、歴史資料館は中期的な展望の中で設置を検討していくと、報告されております。  このような経過の中で、この歴史資料館の建設につきましては、過去に御質問のように議会で何度も御質問があっております。現在市では、収蔵いたしております各種の発掘品やあるいは収集いたしました資料の保管状況や、文化財行政の一層の充実を図るためにも、この資料館の建設の必要性は十分認識しているところであります。しかしながら、現在ユメニティのおがたの大ホール、図書館等の建設など、新たな事業の転換も見られる中、この歴史資料館の建設については、具体化にまで至っていないのが状況であります。今後もこれまでの経緯を尊重しながら、さらには今後第4次のマスタープランの策定も計画されておりますところから、この資料館の建設に多大の経費がかかることも予想されますが、この中で再度中長期的にどう取り組むべきかということ、それから御質問のように、その間とりあえず既存の施設の活用ができないかということを含めまして、今後慎重に取り組みについては検討していきたいと考えております。  それから御質問の中にありました紫村さん、感田の紫村さんの貴重な民俗資料の点でございます。これにつきましても、図書類については県立図書館の方に寄贈されるということで、これは随分前から県の方と御家族とのお話し合いで、そういうような結果になったということで、私の方も途中でお話を聞きまして、いろいろ紫村さんとも折衝させていただきましたけど、最終的には紫村さん方、家の中にある倉庫の2階に数百点の貴重な民俗資料いうのがあります。これにつきましては、家族の御了解を得まして、できましたら年内に私の方にこれらを御寄贈という形でいただきたいということで、御了解を得ているところでございます。このような資料も今後ふえてきますので、今、市内には3カ所に貴重な民俗資料というのを保管しております。これらの資料も今後どのような形で市民の皆さんに展示公開していくのかということも含めまして、私の方としては施設の建設にならないとしたら、既存の施設をどう活用していくかということも、今後十分内部的に検討して、これらいただきます資料も含めて活用を図っていきたいと考えております。以上です。 ○都市整備室長(古田晋作)  11番 貝島議員の3点目の御質問の多賀公園の現状と今後の整備方針について、私の方から御答弁させていただきます。  多賀公園は、議員御承知のように昭和3年に開設されまして、そして周辺には多賀神社、それから体育館、石炭記念館、それから福智山と遠賀川を一望できる市街地に位置しておりまして、桜あるいはツツジの名所として、また、動物のいる公園として、古くから直方市民に親しまれ、歴史や文化を持った都市公園として位置づけをしておるわけでございます。敷地面積は、約2万5,000平米で、園内には緑豊かな樹木が茂り、散策路、芝生公園、それから動物とのふれあい広場、野外ステージ、動物園舎、管理人小屋等を配置いたしておるわけでございます。現状の維持管理につきましては、低木、あるいは草花等の剪定、それから草刈り等をやっておるわけでございます。さらには、ごみ等の収集、それから動物園舎には毎日2名の方の管理人の方が、それぞれ清掃等を行っておるわけでございます。小動物の園舎等の施設は、老朽化したものもありまして、十分な環境とは言えないわけでございます。そうした中で、現在ファラベラ、ヤギ、ウサギ等、約40頭、それから近年では生後間もない子犬あるいは子猫等が捨てられまして、非常に園の中におるわけでございます。そうした中で、非常に議員御指摘のとおり特に、遊歩道の樹木の剪定、あるいは草刈り等が行き届いてない面から、非常に利用しにくい状況になっておるというのは、十分認識いたしておるわけでございます。  それで、今後の維持管理といたしましては、こういうのを随時やってまいりまして、特に、捨て犬、あるいは捨て猫等の里親探しとか、あるいは今後どういうふうに処理していくかということにつきましては、十分検討してまいりたいと思っておりますし、良好な環境を維持していくように努力してまいりたいと、かように思っているわけでございます。  次に、今後の整備方針としましては、基本的な構想を策定して、事業化することが求められるわけでございまして、本市におきましても、平成5年の3月に直方市緑の基本計画が策定されております。その中で多賀公園の位置づけとしましては、議員申されましたように、万葉の森や俳句の小道などの文学をテーマにした公園としての整備を目標といたしております。具体的には現在の管理棟とか、トイレ、あるいは動物園舎、さらには緑地整備、遊歩道等を整備する必要があると思っておるわけでございます。多賀公園がこれまで歴史のある公園として、また、動物のいる公園といたしまして、戦前戦後を通じまして、多くの市民に親しまれて利用されているということから、事業実施に向けましては、整備計画の策定に当たり、広く市民の皆様方の意見もお聞きして、事業化してまいりたいと、そのように考えておるわけでございます。現段階では事業計画としまして、平成13年度から、まず、用地の方の買収から計画をいたしておりまして、今後引き続き年次計画を立てまして、整備をやってまいりたいと、このように考えておるわけでございます。以上でございます。 ○11番(貝島悠翼)  第1点目の介護保険の件から、2回目の質問をいたします。全国の市町村でこの介護保険導入ということによって、頭を痛めてらっしゃる要件、かなりいろいろあるわけですけれども、テレビだとか、新聞の報道を見てましても、一番頭痛いのは自立認定された方の扱いと、それから低所得者層の、きのう澄田議員がいろいろお尋ねになってた、あの部分ではなかったかと思うんです。  先ほどの福祉部長のお答えは、何のことはない、まだ要するに直方もまだ決まっていないと、審議会等でいろいろと検討中であるということで、この御答弁は、実は去年の12月議会ぐらいから、同じ御質問が出されてきてるわけです。来月から介護認定が始まるわけですね。遅くともこれは来年の4月以降は、もうでき上がっとかなければいけないという状況で、財政の状況、財政難というか、これ全国どこでも同じだろうと思うんですけれども、その中でどうして捻出していくのかという大変さももちろんわからないではないんですけれども、ことしの厚生大臣が4月14日の新聞なんですが、在宅高齢者保健福祉推進支援事業というのが始まってますね、今年度から。それによりますと、国が、要するに自立認定をされたりとか、先ほどおっしゃった横出し、上乗せですか、そういうのを含めて、要するに介護では面倒見切れない部分について、国が2分の1、県が残りの2分の1ですから4分の1、あとを自治体で、つまり25%を自治体で、どうかならないのかという、そういう事業をやってますけれども、今年度はたったそれが100億しかなかったんですね、国の予算が。  そうすると三千幾ら市町村ありますので、割り算してみますと非常に微々たるものではありますけれども、来年度からはこれを拡充したいということも言っておりますので、ひょっとしたらこの辺も使っていけるのではないかと、これは財政のことですから、いろいろな要素が絡んできますので、そう簡単には結論は難しいのかもしれませんけれども、介護保険が始まったことによって、高齢者の方の福祉が後退したということになるのは、何としても避けたい、私が直方らしさと申し上げたのは、直方はかなり他市町村に先駆けまして、24時間ケアも始めたとかいうことと、また、それ以上に広域に入らなかったということもありますので、ぜひその辺をお考えになる必要があるんじゃないか、つまり財政の状況を何とかクリアできるように、これは全国市長会でもその旨の、きのうかおとといのどなたかにも出てたと思いますけれども、市長会でも出されるテーマだというふうにも聞いております。  だから、ぜひこれは自立認定された方に対して、ホームヘルパーの方に聞きますと、今、介護保険が始まる前夜の今、皆さんが心配してますのは、皆さんは介護されてる方が心配されてるのは、自立認定されたらという、やっぱりすごい不安をお持ちだそうです。ですから、ぜひ直方でもその辺をお考えになる必要があるんじゃないか。それは今、申し上げたような、なかなか簡単ではありませんけれども、100億が300億ぐらいに先ほどの事業がもしなれば、1,000万ぐらいはどうかなるというような計算もできそうな気もいたしますので、その辺について、ぜひ御考慮いただきたいと、これは要望いたします。  次のケアマネージャーの問題なんですけれど、先ほどお答えでは88人、直方市内に。去年63人でしたね、そうするとことしは25人ということですか。随分減ったことになりますけれども、88人いらっしゃって、全部34人必要だと、その34人確保できてますか。つまり資格をお持ちになっていましても、その資格をお持ちになってる方がお医者であったり、薬剤師であったり、看護婦さんであったり、別の仕事をお持ちになってらっしゃるわけですね。そうすると今回の介護保険体制の中で、ケアマネージャーとして専従できるというか、従事できる方というのは、実は全国的にも3分の1以下だと聞いております。そういう意味において、直方はクリアできているんだろうかということをちょっと心配しまして。  それとちょっと解せないのは、さっき1,350人とおっしゃった。これが要介護、いわゆる介護が必要になられる方の見通し数ですか。もう一度その辺明確にしていただきたいと思います。私自身の見込みでは、ケアマネージャー1人に在宅の場合は50人までしか持てません。そうしますと2,000人全部じゃないにしても、1,350が在宅だけということであれば、それでも34人要るわけですね。そして事業所、それぞれの事業所お一人だとさっきお答えになったんですけれども、その事業所が実は今、すごくケアマネージャーを欲しがってますよね。直方にもあります名前申し上げるわけいきませんが、某事業所は1億円使って、ケアマネージャーの募集を全国的にやったそうです。どなたもおいでにならなかったと、1億円の広告代です。だから、それほどにケアマネージャーという存在というのが、今、少ないということで、実はよその市町村も、そこで随分頭を痛めてるということですから、もう少し今の34人必要ということについて、直方市が資格をお持ちの方は88人でしょうけれども、直方市がちゃんと確保できてるのかどうか、お願いします。  それから説明会なんですけれども、ちょっとよくわからないんですがね、南校区と感田校区は、地域社協の意向があってどうのこうのと、これはこの説明会というのは、行政が主体になってやるべきことなんでしょう。それを地域社協がどうのこうのと、ここでぽんと言われたって、ちょっとぴんと来ないんですね。実は私、南校区に住んでおります。ちょうど南校区でもありましたときに、この8階で例の石炭六法もダブっちゃったわけですね。私は行けなかったんで、どっちかに行きたいと、でも六法の方がちょっと気になったもんですから、六法の方に伺ったんですが、それで別の人の出席できないかと、つまり介護保険の説明会に、頼んだんですね。そしたらきょうの南校区の説明会は、役員の方とか、町内会の、いうことだけで一般の方に門戸が開かれてないということまではちょっと言いにくいんですが、役員の方中心だと、さっきそういう意味のことをおっしゃったんですけれども、行きたいとおっしゃってる方が行けなかったような実際があります。そうすると今、おっしゃった感田校区も似たようなことなんでしょうか。ところが、ほかの校区でもこれきちっと皆さんに連絡をされて、皆さんというのは市民の皆さんです。やられたのかどうかというのはちょっと疑問に思いますね。  北九州市が要介護認定をもう9月1日から前倒しでやっておりますね。その北九州市の説明員、説明に行かれる方ですね、説明に行かれる方の感想としては、お年寄りが何のことかよくわかってないのが非常に多いと、それから東京の東久留米市でも、6割ぐらいの方がおわかりになってないと、そのために随分時間をとってしょうがないというようなことを、私、見ております。それで、これは前回6月議会に渡辺議員が1人4分ぐらいじゃないかというような御質問になってますね。これ4分じゃ済まないですよ。そうするとできにくいんじゃないかと、やはり説明会というのは、もう私はいやというほど、行政のやります説明会については、痛い目にあっております。あんまりこんなこと言うと時間がないんですけども、校区改定のときに全然なかったとか、それから去年のごみのときもそうですね、ごみのときもあれだけ90カ所、100カ所とおやりになったにもかかわらず、いざごみの有料化が始まったら、随分噴き出したと、だから、この介護保険も1号保険者、2号保険者ともに、実際にこれはほとんどの方が徴収されるわけです、保険料を。今のような構え方では、もっと混乱が起こってくるんじゃないかと危惧しておりますが、そこでもう1回立て直して、おやりになる、時間がないということをおっしゃってますけども、おやりになるおつもりを考えられませんか、これについて御答弁願います。  それから大体介護保険それぐらいで、歴史資料館なんですが、これ先ほど結局部長のお答えは、検討していきたいと、おおむね20年間同じような回答をいただいているような気がしてなりません。それでさっきの紫村さんの話を聞いて、あっこれはまずいなあという、さっきもおっしゃったです、こういうのがあります。グラフふくおかというんですか、これ2カ月に1回出てるんですけど、その中にここに御存じでしょう、これ。近代の胎動期に発生した大規模な一揆、ロマン福岡、紫村さんのことが出てるわけですね。これで直方に結局県の方も目を向けて、さっき部長おっしゃったんだけども、蔵書類全部福岡の県立図書館、そして生活用品というか、生活器具みたいなものが直方にと、紫村さんにしろ、県の方にしましても、歴史的な価値というのは、断然書籍類にあるんだそうです。これは専門家の話です。それであとの生活用品云々というのは、これは家々探れば、もっと転がってるようなものもあるんだそうです。しかもこれはかさばるし、場所をとるわけですね。言ってみれば、表現は悪いんですけれども、あんまり大して受ける側もあんまり要らないようなものだけを直方が今、もらおうとされてる。これが実際じゃありませんか。だから、特に筑前竹槍一揆云々という、この資料は全国的なレベルで見て、第一級の本当によだれの出るようなすばらしいものだそうですね。そういうものが全然直方に来ないと、なぜ紫村さんがそれを直方に譲られなかったのか、何か姿勢としてはほとんど直方にはやっても、やっぱり先ほど申しました受け皿の問題としてあった。そこで、歴史資料館つくるということで、もともと昔からいろんな議員が御質問になってる中では、新しくつくるというようなことが想定された部分もありましたけども、そうじゃなくって、どういう歴史資料館というのが、歴史資料館というのは一体何なのかというようなことについて、専門家のよくわかってる人が直方市内にもいらっしゃいますので、お聞きになって、例えばミュージアムという部分だけじゃないんですね、博物館みたいなことだけじゃないんですね。やはり生涯学習の場として、市民の皆さんを含めて、一緒に勉強していこうと、この地域のことを。それがまたまちづくりにもつながっていくじゃないかと、そういう意味で今、お金のかかってるところもありますけれども、飯塚、田川、鞍手町、中間、持ってますね。それは決して新しい器とかだけ、そういうのにこだわるんじゃなくて、どういうものが必要なのかをちゃんと行政の皆さんも専門家にお聞きになって、だから、その意味で今、歴史資料館の必要性はもう十分にお認めになってますので、この辺で専門家をどなたか、いろいろお考えになって、お招きになって、そういう準備室みたいなものでもつくられたどうでしょうか。決してお金をかけてやるということではないと思います。できるだけお金かからない方がいいことわかってますので、そういうふうな観点で専門家の皆さんに知恵を借りる、だって、お金がないことはわかってますんで、ならばどうするかというのは、いつも市長おっしゃってるところです。ぜひその方向での御検討をいただきたいと思いますが、お聞かせいただきたいということと、私が実は一番言いたかったのは、紫村さんのあの件に関しまして、行政と紫村さんとのやりとりが本当に歴史資料館の必要性だとか、おわかりになってるのだろうかと、これは直接私はそこにいたんじゃないから、軽々に言えませんけれども、そういう危惧をするもんですから、教育長のお考えをお聞きしたいということを申し上げたわけです。だから、2回目でお願いします。  それから多賀公園、これも室長のお話、重々わかってますし、どうかせないかんということなんですね。それで、実は私、これ9月1日の日に歳時館で市長初め皆さんお集まり、おいでいただいた例の南校区のマップ、ワークショップの件で、そのときにも出てましたので、もう質問はやめようかと実は思ったんです。  ところが、市民の皆さんが今、言ってるのは、例えば平成13年までに土地を今、おっしゃったですね。あそこの土地を多賀神社との交渉をどうのこうのと、そんな次元じゃないんです。そんな次元じゃないんです。2点あります、一つはいろいろ公園を公園として、他市にも誇れるような公園として御用意いただくというのは、もちろん結構なんですけれども、今の状況というのも、そんな状況までとてもいってない。上がっていきますと、猫が四、五匹おりましてね、大抵猫というのは逃げるものですよ、人間が行けば。逃げません、じいっと見てます。塀まで見てます、だから、あれじゃいけませんので、まず、こういう公園という理想の姿がありましょうけども、その前にどうかする必要あるんじゃないかと。  それともう一つは、不思議なことに私がずうっと歩いて、あの回り回ってみたんですけれども、猫ですか、あれは犬ですか、えさがずうっと置かれてるんですよ。そうすると近所の方からのクレーム来てるわけです。あのえさをまくから、猫がうろうろどうのこうの集まってくることがありましょうね。だから、あの辺どうかしてほしいと、そうすると聞くところによりますと、管理人の方が随分動物を大事にされる非常に心おやさしい方だそうなんですけれども、行政はそういうふうにあれの動物園でもない、公園でもない、ただ、猫やら犬の置き場みたいなに今なってますけどね、あれは直方市の方針としてお認めになってることなんですか。これは何とかしないと、とても恥ずかしいことのような気がします。それが実は実際にあったことなんですけれども、御館橋を渡りますと、ぱっと東側から西側に渡っていきますと、あそこに大きな道路表示板がありますよ。あれに左側、右側行くと、あっちの方ですね、今度の新しい文化ホールの方です。左側に多賀公園、それから石炭資料館と出てますよ、あれ知らない人みんな行きます、私でもよそのまち行っても、ああいうふうなのがあって、公園に行こうかと思ったら行きますもんね。行くでしょう、そうすると多分上がるところもよくわからないんですけれども、行政が今、お考えになってるのは、あの例の太鼓橋の球場の所から太鼓橋の所から上がっていくんでしょう。上がっていって、上がっていけないんですよ。よその人に対しても、言ってみれば、50か60の、ああこういう言い方すると、まずいんですね。非常に着飾ったきれいな御婦人が指の先だけあかがたまってる、そんな感じがします。それで、今、直方は花のまちとして、あそこの花公園にしろ、それから中の島公園にしろ、かなりのお金を投入してやっておられますけれども、先ほどおっしゃった直方の都市公園として位置づけしてる、古くからの伝統のある公園として、おっしゃるんなら、もうちょっと直方の多賀公園、そんなに基本的なことでなくていいです、せめて市民が行ける公園にしてもらいたいと、これが素朴な市民の皆さんの声なんです。もう1回お考えをお聞かせいただけませんか。よろしくお願いします。 ○市民福祉部長(石橋 到)  3点あったわけでございますが、在宅支援事業というようなお話でございます。これは現在も福祉事業ということで、今、やってますし、これが今後どういうふうな国が支援するか、それから内容についての部分が明確でございませんもんですから、なかなか答えにくかったということで、御理解いただきたいと思います。  それからケアマネージャーの関係でございます。先ほど申し上げましたように、議員御心配な点もございましょうが、現在施設に7人のケアマネージャーがおります。特別養護老人ホームに3人、老人保健施設に4人の7人。  それから在宅でのケアマネージャーに対応する人が1,350人で、大体27人必要だと、先ほど申し上げたとおりでございます。そういう中から88人の根拠を申し上げますと、平成10年に49人、本年11年度で39人の合格者がございます。確かに御心配のようにお医者さんとか、歯医者さんとか、薬剤師さんとかの中にもおられます。ただ、私どももこの先ほど御質問の中にもヘルパーさんのお話が出ましたけれども、介護支援事業者にかかわります者で、既にいろいろ取り組んでおった関係から、確保はできておるというのが偽らざる気持ちでございます。そういう意味で、この点御理解いただきたいと。  そういうことから、今、直方が今後要介護を要するであろうという人が1,350人と450人を足した1,800人になろうというふうなことでございます。  さらに、地域社協からの問題でございます。確かに地域社協の考え方というのは、どこまで触れていいかというような問題があるかもわかりませんけれども、今から育てていくということが基本的に持ってます。というのが1点目の問題の中にもございますが、いわゆるおむつとか、それから家を修繕をするとかいったものが福祉施策の中にございます。これは補助事業になるわけです。これが今、国からはっきり示されてないもんですから、なかなかわからない。ここで地域社協というのは、どういう位置づけになるかといいますと、隣組長さんとか、民生委員さんとか、そういった方々が加入をされてます。そういう中からきめ細かく地域で対応できるんではなかろうかと、こういう部分から地域社協を育てる必要もあろうといったことでございます。  そこで、議員御指摘の説明会に行ったけども、行けなかったと、この点については私どもとしても、不十分であったなあというふうに反省をしてますし、今後先ほど第1回目の答弁で申し上げましたように、今後はどう言いますか、要請がございますれば、検討させていただくということで御理解を賜りたいと思います。  なお、9月15日号でこういうふうなチラシを再度裏表印刷をしてますが、発行することによって、できるだけ周知徹底を図りたいと、不十分な部分もあろうと思いますけれども、この点については、市役所の介護保険課の方にお尋ねいただけば、丁寧に対応していきたいというふうに思ってます。以上でございます。 ○教育長(飯野良治)  11番 貝島議員の御質問の2点目の歴史資料館の関係につきまして、私から御答弁させていただきます。認識の問題でございますけれども、先ほど部長から御答弁申し上げましたように、十分認識をいたしておるつもりでございますし、ただ建物新設という部分につきましては、これは多額の経費がかかりますことから、先ほど部長が言いますように、既存の施設を利用する中で、活用を図っていきたいというふうに思っております。  また、紫村氏の御遺族からのいろんないきさつ、私どもも中に入りまして、県立図書館とも協議をしましたけれども、この大変貴重な文献であるということから、広く県民の多くの方にごらんいただきたいというようなこともあります。また、御遺族からのお申し出で、確かに直方市が申し受けたいということも強く申し上げましたけども、県の方でどうしても展示をしていきたいということから、そういう結果になりました。私ども多くの文化財等を市内3カ所で保存をいたしております。今後そういった部分も含めまして、十分保存、展示ができるようなものを検討してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
    都市整備室長(古田晋作)  多賀公園の現状と今後の整備方針の2回目の御質問の中で、現在犬やら猫が捨てられて、それにえさをやるために非常に近所の方に御迷惑をおかけしてるということにつきましては、非常に私どもとしましても、申しわけなく思っておるわけでございます。そうした中で、過去には新聞紙上にも2回ほど掲載されましたし、うちの方としましても、看板等を設置して、そういう捨て犬あるいは捨て猫をしないように、そしてさらには里親探し等にも努力してきたわけでございますけれども、なかなかその効果が発揮できてないというのが現状でございます。今後どうするかということでございますけれども、この点につきましては、今後飼い主の方のそういう捨てたりとかすることのないように、さらに呼びかけていき、さらには捨て猫等の里親探しにも努力をしてまいりたいと思っております。いずれにしましても、これらの環境は非常に私どもとしましても、困っておるわけでございまして、今後非常に環境づくりにつきましては、努力してまいりたいと思っております。  それと2点目の現段階で市民が気楽に行きやすいような環境づくりといいますか、管理をすべきではないかという点でございますけれども、これにつきましては、議員申されましたように、公園内の整備、あるいは今後の管理につきましては、十分御指摘の点を考慮しまして、随時やってまいりたいと、かように考えております。 ○11番(貝島悠翼)  3回目です。市民に周知徹底させる介護保険の説明会の件なんですけど、私の言葉足らずだったら、ちょっとこれは御迷惑をおかけする向きも出てくるとまずいんで、よく申し上げておきますけれども、地域社協がどうのこうのということを私は言ってるのではありません。地域社協がそういうことをおっしゃったので、直方市がそういうことを、そういうことというのはお願いしたというか、さっきも設営等についてお願いしたという、あのですね、直方市民がそういう説明会をやっていることを知らないということ、いっぱいあるわけですよ。そういうというのは今度の介護保険について。そのことを申し上げているんですよ。  だから、多分ここにいらっしゃる議員の皆さんも介護保険について、どげんなるんかいなということをお尋ねになられた、尋ねられた方いらっしゃると思います。だから、そうじゃなくて、例えばよその町の件もちょっと私、調べたんですけれども、大体町内会ごとに入っていってますよ、説明会。そしてだれだれさんが今、おっしゃった役員の方がわかって、それを徹底してもらうとか、私はその役員に聞きました、とてもじゃないけど、そんなことできっこないよって。それは本音で語ってますよ。だから、そうじゃなくって、行政がやっぱり主体的にやるべきでしょう。そのことを申し上げたんです。それは地域社協は地域社協のお立場で、御協力をされてるわけです。だから、それについてどうこう申し上げる筋合いは全然ありませんけれど、そうじゃなくって、やはり行政が主になってやっていただかなければ、そういうふうに私、思いますが、今後もうこれ時間がありませんので、お答えいただく時間がありませんので、何らかの形でお考えいただきたい、もう少し市民にお聞きになりたい方どうぞおいでください、これはだめです、来ませんよ。そのことをしっかりおいていただいて、今後のことについてお考えいただきたいということまでしか申し上げられません。  それから歴史資料館と公園については、状況は私はわかっております。なんですけれども、市民の大方はなかなかおわかりになってないんで、早急に特に、公園については例えば、何か道をつけるとか、もともとあったところがふさがってますんで、そういうので必要であれば、私も出向いていきますので、何とかその辺までお考えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  それともう一つは、歴史資料館も大体そういう先ほどの専門家に知恵を借りてほしいということについては、お答えありませんけれども、ぜひその対策、そういう体制をとっていただきたいということを切に要望しておきまして、今後の推移を私どもはよく見守らせていただきます。            (「議事進行について。」と声あり) ○12番(安武俊次)  ただいまの貝島議員の質問のうちの介護保険の説明会の件でございますけれども、1回目、2回目とも、説明会を行政の方から直接市民の方に呼びかけて、説明会を開いてもらいたいという趣旨で発言されてるんですね。それに対しての答弁はあってないんですよ。市民皆さん介護保険どうなるのか、大体おれたちどれぐらい保険料をどんな方法で払うのかという、こんな疑問を持っていらっしゃるし、そういった説明会も必要で、実際に介護が必要な方だけを対象にしたような説明会じゃないんですね。それに対しての答弁があってないんで、多分議員皆さん、その介護保険の説明会、市民に対する説明会は必要だと思ってらっしゃるし、それについて明確に行政としての方針が今、明らかになってないんですね。検討しますで終わってますので、市民から要請があればしますというレベルで終わってますので、それじゃ今の貝島議員の質問に対しての十分納得できる答弁にはなってないと思うんですね。そこをもう時間がこれだけしかありませんけど、ちょっと当局側で話し合って、どのようにするという、私たちは議員として方針の答弁を聞きたいと思いますけどどうでしょうか、議長に要望。 ○副議長(宮近義人)  当局は、質問議員の質問に対して、答弁を的確にお願いいたします。答弁を求めます。 ○市民福祉部長(石橋 到)  住民の周知徹底の件ですが、今、私が申し上げてましたのは、感田校区と南校区については、地域社協の関係でこういうことでございましたと、しかし、他の地域については、私ども職員がそれぞれ参りまして、地元で説明をしてますので、その点の御理解が私の方の考え方と12番議員さん、それから11番議員さんの見解と違うようなんですけれども、私としては南校区、感田校区につきましては、不足の部分があれば、検討させていただくというふうな意味で申し上げましたので、念のため申し上げます。以上です。            (「議事進行について。」と声あり) ○11番(貝島悠翼)  今、おっしゃったね、部長、南校区と感田校区が地域社協云々ということで、ほかの地域はそうではないんだとおっしゃったんですね。つまりほかの地域は行政が今、安武議員が先ほど出しましたように、入っていかれたという意味ですか。入っていかれてないでしょう。ほかの校区は挙げようと思えば挙げられますよ。私はその今の答弁正確じゃないと思います。だから、だから、一番欲しいのは、もう1回立て直してほしいと、説明会をきちんと。市民に直接いくようにということです。よろしくお願いします。            (「議事進行について。」と声あり) ○18番(那須昭生)  議長の方にちょっと話ししたいんですがね、議事進行で、いいですか、議事進行の場合には、議長に議事進行を促す場合に議事進行をかけるんです。当局に答弁させるための議事進行であってはならんのです。それは質問時間内でしなくちゃいかん。ですから、もし、議事進行で今みたいな慣例を残すと、いつまでも時間内であれば、議事進行、議事進行で、どんどんとやられますよ。問題は議長の方で判断をして、議長の方から必要と認めれば、それは答弁をさせるなり、何なりというやつをすることができるんですけど、今みたいなやり方でどんどん議事進行、議事進行で答弁をどんどんどんどん求めれば、できるという悪い慣例を残すことになるんですよ。ですから、そこらあたりは間違いのないように、運営としてやってもらわんと、聞いてる方ではとまどいが起きます。あのときもやったやないか、このときもやったやないかという悪い慣例を残してはいけないと思いますので、議事進行上申し上げておきたいと思います。 ○副議長(宮近義人)  ただいまの議事進行につきまして、時間内でありましたので、認めたわけでございます。  進行いたします。  21番 堀議員の発言を求めます。               (21番 堀議員 登壇) ○21番(堀 勝彦)  21番 堀 勝彦でございます。通告に従いまして、2点ほど質問をさせていただきます。時間の都合上、まず、1点目、交通体系についてですが、200号バイパス4車線は現在の経過はどうなっていますか。境橋のかけかえについて、私もこの問題は何回か質問しておりますが、現在の状況はどうなっておりますか。勘六橋及び周辺整備、これも何回か質問をいたしております。その後の状況はどうなっていますか。  次に、福地地区幹線道路、これは地元の方たちと議員二十数名の陳情書が出てると思いますが、その後の経過について、お尋ねをいたします。  次に、外町・新出線についてですが、これはさきの議会で宮近副議長も平成8年3月議会で質問をいたしております。その後の経過についてお尋ねをいたします。直方・芦屋線との交差部、歩道改良及び御館橋、その後の経過についてお尋ねをいたします。  次に、知古感田大橋その後の経過と完成年度は早くならないかと。  次に、知古・感田線その後の経過と完成年度は早くならないかと。  次に、福岡・直方線と山部・高木線との交差部、歩道改良及び御館橋について、現在の状況についてお尋ねをいたします。  次に、直方市駅前道路及び津田町の信号について、現在の状況をお尋ねいたします。  次に、直方・行橋線の状況、中央橋から200号バイパス、その後の状況についてお尋ねをいたします。  2点目に、中泉の周辺整備についてですが、まず、200号バイパス道路変則道路及び変則五差路とその信号の現在の状況について、お尋ねをいたします。  次に、中泉駅の裏の花のまちづくりについてですが、6月ごろこの件は地元より市長あてに、陳情書が出ていると思います。地元の方たち、特に老人会、婦人会の方たちが中泉の駅の裏を見て、みんなであの雑草を美しい花にかえてはどうかと、何もない中泉をまず花のまちに、そして花の中でお年寄りがゲートボールでもできれば、お年寄りも喜ぶし、平成鉄道のお客も喜ぶし、また、お客もふえるのではないかと、JRの回答はどうなりましたか。  次に、中泉小学校プールの件ですけど、これもさきの議会で質問をいたしております。その後どうなっていますか。  次に、中泉市民球場その後の経過についてですが、この件もさきの議会で質問しておりましたが、どうなっておりますか。中泉B団地の件、この件もさきの議会で質問いたしておりましたが、雇用の問題、地元発展の問題、いろいろな問題が含まれておりますので、現在どう取り組んでおりますか。  次に、中泉・赤地線道路新設についてですが、その後どうなっておりますか。  次に、中泉・八反田池も中泉水利委員会より市長あてに陳情書が出ていると思います。農家にとって、本当に大事な農業用水がない、また、上からの土砂が流れ込んで、農業関係者が非常に困っていると、そして今度の大雨で200号道路が地すべりを起こし、今、片側通行で県も関連があろうかと思いますが、どう対処しているのか、お尋ねをいたします。  次に、中泉工場団地住宅用地の浸水の件ですが、これも地元から陳情書が出ていると思います。どう対応しているのか、お尋ねをいたします。  最後に、中泉駐在所移設の件ですが、これは地元の人たちが交通事故をなくすと、また、青少年の育成の問題で非常に中泉駐在所移設の件は地元の方たちが一生懸命動いております。また、これに対して、一尾県議も県警、また、直方署にお願いして、これは実現性が高いと思いますが、大事なのは市の考え方も必要だと思います。その点はどうでしょうか。お尋ねをします。  以上、お尋ねをいたしまして、1回目の質問といたします。 ○副議長(宮近義人)  当局の答弁を保留し、暫時休憩いたします。午後は1時ごろより再開の予定でありますので、あらかじめ御了承願います。                              11時58分 休 憩                              13時00分 再 開 ○議長(青野 一)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  11番 貝島議員より、午前中の一般質問にかかわる議事進行の発言について、取り消しの申し出があっておりますので、これを許可したいと存じます。これに御異議ございませんか。              (「異議なし。」と声あり)  異議なしと認めます。  よって、11番 貝島議員の議事進行の発言の取り消しの申し出は、許可することに決しました。  なお、この議事進行に関連する発言の取り扱いについては、議長に御一任をお願いいたします。  なお、当局に申し上げます。当局は議員の質問の要旨を的確にとらえ、簡潔明瞭に発言をしていただきたい、答弁をしていただきたい、このように注意をいたしておきます。  進行いたします。  当局の答弁を求めます。 ○建設部長(森 定行)  21番 堀議員の御質問のうち、交通基盤の整備についてと、中泉地区周辺整備についてのうち、200号バイパス変則六差路の関係、それから中泉・赤地線道路新設についての事業の進捗状況及び現状について、及び中泉工場団地の浸水の件について、私から御答弁申し上げます。  それでは、御質問の中に出ました事業の箇所ごとに、今までの経過、現状、今後の予定等について、御説明をさせていただきます。  まず、200号バイパスの4車線化でございますが、これにつきましては、県施工及び国施工の分がございます。暫定2車線で供用開始予定を本年度末に控え、引き続き4車線化に関しましては、本市としても県及び国に強く要望をしておるところでございます。県につきましては、引き続き4車線化の予算要求をするということで確認しております。建設省、国の関係でございますが、これにつきましては、市長を初めとし、北九州と歩調を合わせながら、要望活動を実施しておるという現状でございます。  次に、境橋のかけかえについてでございますが、御存じのとおり本橋梁は、老朽化が進んでおり、毎年県の方には早期着工をお願いしておりますが、予算の都合で平成9年度から着手しております用地買収の進捗状況が思わしくなく、現状の予算では計画のおくれが予期されますことから、県へ予算の確保について、今後とも強く要望してまいりたいと思っております。  次に、勘六橋でございます。本件に関しましては、周辺整備を含めた多くの諸問題があり、これらの課題を総合的にとらえた一体的な整備構想の策定が必要となるため、多分な時間を要することになりますが、今後とも県との協議を精力的に実施し、努力してまいりたいと、こういうふうに考えております。  次に、福地地区幹線道路でございますが、昨年度市の方へ陳情をいただいております。市としましても、整備促進の可能性について、何分大きな事業でございますので、県を含めて協議を進めてまいりたいと思っております。  次に、外町・新出線でございますが、仮称知古感田大橋の完成も間近に控え、今後交通体系を考える中で、本路線については本市としましても、認識しているところでございます。しかしながら、補助事業での整備を切望することとなるため、今後このことも含め、検討してまいりたいというふうに考えております。  次に、直方・芦屋線でございます。これ直方・芦屋線の交差部についてでございますが、知古の直方・芦屋線との交差部については、仮称感田大橋の完成までには、完了することをめどに現在県とも定期的に協議を進めておりまして、来年度当初には計画の見通しができるというふうに予定をいたしております。  次に、感田大橋でございますが、順調な進捗状況でございまして、本年度は下部工の工事がなされるということで、平成14年度完成予定と聞いております。  次に、知古・感田線でございますが、これは本市で施工しております。本路線は感田堤防から、現200号までは街路事業で、現200号から現在建設中の200号バイパスまでは道路事業で実施しておりまして、本路線につきましては、さきに述べました仮称感田大橋の完成までには完了予定といたしております。  次に、福岡・直方線と山部・高木線の交差部及び御館橋の現状と経過ということでございますが、福岡・直方線につきましては、宮田町の粥田橋より鴨生田までの区間が4車線化で予定されておりますことから、御館橋のかけかえを含め、鴨生田から市内に向けての全体構想を踏まえ、福岡・直方線と山部・高木線との交差点改良について、県と協議を重ねております。しかしながら、文化センター、図書館の完成を間近に控え、交通量が増加することが認められますことから、本交差点の改良が急務となることから、現在県と協議を重ね、本交差点の改良を先行して、文化センター、図書館完成にあわせ実施することで計画をいたしております。  次に、直方・行橋線駅前につきましてでございます。これ古町入り口から津田町改良を含めた日の出橋の区間を平成7年度より、県から用地交渉の委託を受け、用地買収、家屋移転等の業務を進行中であります。しかしながら、予算の縮小等でおくれが出ている状況であることから、早期着工に向けた予算確保の要望を行っておるのが現状でございます。  なお、完成につきましては、平成15年と聞いております。  次に、直方・行橋線、中央橋から200号バイパスまでの間の状況でございますが、現在着工されております200号バイパスの供用開始に伴い、交通量増大による渋滞等の諸問題が心配されることから、平成9年から用地補償関係に着手し、現在中央橋のかけかえ工事がなされております。200号バイパスの暫定2車線の供用開始を間近に控え、県に対して早期完成を要望しているのが現状でございます。  次に、2点目の中泉地区周辺整備についてのうちの200号バイパスの道路変則六差路についてでございます。これにつきましては、現在県と協議する中、交差点の改良については、県の方で施工すると、それに関連する市道につきましては、本市で補助事業等を活用する中で、実施したいと考えております。  なお、今後計画につきましては、市道の変更等の関係から、地元調整も踏まえた上で、早期着工に努力してまいりたいと考えております。  次に、中泉・赤地線の道路新設の件でございます。本路線につきましては、平成9年度に調査を実施し、検討しておりますが、大事業となりますことから、現在対応に苦慮しておるという状況でございます。今後とも継続して検討をしてまいりたいと考えております。  次に、中泉工場団地の浸水の件につきましては、先日12番議員からも水害の件で一般質問があっておりますが、これらの兼ね合いもございますので、今後浸水対策等検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上、国、県、特に県の事業が多いことから、今後とも県との協議を密に行い、事業の推進に努力してまいりたいと、かように考えております。以上でございます。 ○生活経済部長(則松正年)  21番 堀議員の2点目の中泉地区周辺整備の御質問の中で、中泉駅裏JR用地を活用した花壇の設置、次にB団地のその後の経過、最後に中泉・八反田池の浚渫について、3点について、私から御答弁申し上げます。  まず、中泉地区周辺整備の中の中泉駅裏、JR用地を活用した花壇等の設置についてでございます。御質問の趣旨は、平成筑豊鉄道の中泉駅裏の遊休地について、有効活用を行い、この地域のいこいの場として花壇等の設置ができないかという御質問であったと思います。本年6月に中泉地区から直方市に対しまして、当遊休地の活用につきましての陳情書が提出されておるところでございます。  市といたしまして、この遊休地の所有者であります、この九州旅客鉄道株式会社との話し合いを行ったところでございます。この中でJR九州といたしましては、この遊休地の管理方針については、既に決まっておって、民間団体への無償での貸与といった方針の変更はできないといったようなことでございました。しかしながら、市といたしましては、この花のまちづくりを進めているといったこともございますので、今後地元の花壇設置に向けましたJR用地活用といったことにつきまして、市としてできる範囲でJRの仲介等を行ってまいりたいと考えておるところでございます。  次に、B団地その後の経過でございます。地域振興整備公団により、平成4年に造成が終了いたしました中泉B団地につきましては、このB区画の2.9ヘクタールについては、この平成8年の12月にコゲツフーズが購入されたところでございますけれども、残っておりますA区画の6.2ヘクタールにつきましては、地域振興整備公団並びに本市で企業の誘致に向けまして、これまで精力的に取り組んでまいりました。しかしながら、現在のところ企業の進出を見るところまでは至っておりません。今後も引き続きまして、地域振興整備公団、さらには福岡県との協力を強めまして、企業誘致に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、八反田ため池の浚渫工事についてでございます。八反田ため池の浚渫につきましては、本年6月3日に中泉地区の水利組合から陳情書をいただいておるところでございます。一方、市内には市で管理しておりますため池だけで106カ所ございます。この中には古いものでは、幕藩時代の300年前に築造されたものもあるわけでございます。こういった中で、ため池浚渫を必要とするため池が各所にあるわけでございますけれども、補助制度等がない中で、市単独での事業実施については、大変難しい状況であるわけでございます。こういう状況の中でしたけれども、本年の6月29日の記録的な豪雨の際に、八反田池を挟んだ200号バイパスの擁壁が崩壊した際に、この当該ため池に土砂が流入したといったこともございまして、200号バイパスを管理しておられます県の土木事務所と八反田浚渫について、現在協議をいたしているところでございます。今後県との調整結果等を受けまして、市としての対応を考えてまいりたいと考えております。以上です。 ○教育部長(青柳剛機)  堀議員の中泉地区周辺整備についての中の3点目、中泉小学校のプールの整備について、私から御答弁申し上げます。  中泉小学校のプールの整備につきましては、昨年の議会におきまして、御質問があり、できるだけ早い時期に取り組みたいとお答えしておりました。御承知のように小、中学校の施設の中で、この小学校のプールを含めまして老朽化した施設が多く見受けられることから、緊急性等を勘案する中で、取り組んでいきたいと考えておりますが、御質問の中泉小学校のプールは、老朽化が進んでいるため、できるだけ早い時期に整備できるよう鋭意取り組んでまいりたいと思っております。  次に、4点目の中泉市民球場のその後の経過についてでありますが、当球場は御承知のように昭和60年に制度事業により完成しました軟式野球場でございます。過ぐる議会におきましても、議員から硬式野球場への転換、それから2点目で本塁側の擁壁スタンドのひび割れが生じておるので、大変危険な状態である、このままでよいのかというような趣旨の質問がなされております。これに対し、当時の教育長より、1点目についてはスタンドを反対側に持っていかなければならないような工事施工が必要となり、これに伴う用地の買収等もありまして、財政上の問題等も含めまして、難しいという旨の答弁がなされております。  また、2点目の質問については、十分調査をし、対処していきたいという趣旨のお答えをしております。  その後この答弁を踏まえまして、昨年度より生涯学習課の方で、盛土部分の地盤沈下の状況等の詳細を現在も水準測量という形で、29のポイントを設定しまして、調査しているところでございます。ここ1年間では、顕著な変化は出てきてませんけど、この調査をもうしばらく続行させていただきたいと考えております。以上です。 ○企画財政部長(山上 浩)  21番 堀議員の2点目の中泉地区周辺整備の中の9番目、中泉駐在所の移設に関しまして、市の考え方はということでございますので、私の方から御答弁申し上げます。議員御承知のように、駐在所そのものは県が所管する県有財産でございまして、県の事業として行われております。先ほども議員が言われましたように、この移設につきましては、地元県議の御尽力により、現在所管の県警本部と昨年度から地元の要望を受けた協議がなされているということも承知をいたしております。現段階では県としましても、この建物が築28年を経過しておることから、建てかえをすべきものと、こういう位置づけをしていると、こういうことも聞いております。ただ、協議の中で、移転に絡みます用地の問題等で種々の問題がまだ残されているということをお聞きいたしております。  そこで、私どもとしましても、県の事業推進に市として地元の要望を答えられるように、1日も早い実現をするように、側面からの要望、また、支援をしてまいりたいと、こういうふうに考えております。以上でございます。 ○21番(堀 勝彦)  2回目の質問をさせていただきます。森部長、いい答弁が聞かれると思うとりましたけれども、なかなか前向きな答弁は少ないようです。何か表情がものすごく固いで、もう少しリラックスして、これ国や県の予算でございますから、ほとんどがね。市が即答はできない面もあろうかと思いますけど、平成13年度石炭六法が切れた後、どうするかということになりますと、いろいろな事業が市、議会、そして市民が一体となって、取り組んでいかねばならないと思うとります。その中で1点目、200号バイパスの4車線について、国、県で活動してると、そして3月の時期に何らかのという話もございましたけれども、今の時期を逃したらね、10年も20年もおくれるんですよ。この予算がよそにいってしまうようになるかと思います。ですから、これも積極的に、来年度の予算にのせていただくようにできないのか、お尋ねをいたします。  次に、境橋のかけかえについてですが、本当に聞くたびに年度がおくれていると、着工でね。これも国、県の予算でございますから、とにかく早く実現できるように対応はできないのかと、次の勘六橋の件、これは大きな問題になろうかと思います。しかし、今、ここで力を入れて運動していかなければ、いつまでたっても実現ができないんではなかろうかと思います。  そこで、調査に入って、私の質問で調査に入ると答弁があっておりましたが、それはどうなりましたかと、そして整備構想の策定、それに沿っていつごろできるのか、お尋ねをいたします。  次に、福地地区幹線道路についてですが、この件は先ほど言いましたように、地元と地元市会議員の陳情書が出ていますし、また、本当に福智山ろく、関係で大事な道路になろうかと思います。現状では何も手をつけていないという状態のようでございますが、これは調査はいつごろ入るのか。  次に、外町・新出線ですか、これは先ほど言いましたように、宮近副議長も質問をいたしております。その中でまちづくり交通計画の中で、都市計画道路の優先順位、すなわち序列を決めたいと、しかし、財政面もあるという答弁でございました。ですから、これも研究を重ねて、国、県の予算を引き出していただきたいと。これは私の考えですけれども、市道外町・新出線を植木堤防犬鳴川左岸までに橋をかけて、県道直方・芦屋線、すなわち津田町から天神橋の手前までを市道にしていただいて、外町・新出線を堤防までをひとつ都市計画道として、県道にしていただければ、簡単な話やないと思うけど、しかし、それが実現すれば、国、県の予算でほとんど行われるのではなかろうかと思います。これ私がなぜ言うかといいますと、今、200号バイパスが開通すれば、今の国道200号ですね、これは同じ地区に国道が走っているということで、国道200号は近いうちに県道に格下げになると聞いております。その例からもして、ひとつ指導を県道に格上げしていただいて、そして外町・新出線、犬鳴川の左岸までをひとつ県道でしていただければ、非常に直方市のためにプラスになるではなかろうかと思います。それをどう考えますかね。  それと直方・鞍手線と直方・芦屋線の交差部分は来年当初に計画の見通しと、直方・鞍手線に新入大橋まで測量調査に入っていると。相当前進しているようでありますけど、これもまだまだ今から難問題もあると思いますから、一日も早く実現するように、これは要望しておきます。
     知古感田大橋について、14年度で完成ということですけど、これもできれば1年でも早く完成するように要望いたします。  それに並行して、知古・感田線ですね、これも平成14年度一緒になろうかと思いますけど、知古感田大橋がもし早く済めば、これも1年でも早く実現するようにお願いをしたいと思います。  次に、福岡・直方線と山部・高木線の交差部分の改良ですがね、これは文化ホール、図書館などの開館が間近となっております。さきの議会で澄田議員も心配して質問をしておりましたので、これも早急にしていただきたい。ですから、その後調査に入りましたかどうかね。  次に、直方・行橋線ですけど、地元の人の話では、今から10年かかると、説明会があったようでございます。200号バイパスまでは200号バイパス開通と同時に当初は説明があったかのようでございます。しかし、今の時点では200号バイパスと開通一緒になるということは困難でございますけど、この件なぜおくれているのか、お尋ねをいたします。  直方駅前道路及び津田町の信号ですね、これも県の予算が少なくなり、おくれていると、15年度完成ということでございますが、少し時間がかかるようでございます。この点も鋭意努力していただいて、一日も早く完成をしていただきますようにお願いをいたします。  それと、地元の200号バイパス、中泉変則六差路と変則五差路と信号の件でございますが、これは最初質問したときは、本当にいい前向きの答弁をいただいておりましたが、その後時間がたっても、前向きには進んでないようでございます。そしてこの変則五差路は、国道だけに信号があり、それも黄色の点滅で、変則五差路ですから、正規のこの点は信号にならないのか、日本全国国道の道路に信号が点滅であるというのは、ここだけではなかろうかと思います。また、その上三つの市道から、この前も言いましたように、国道に入るには見通しも悪く、停止線でとまっても、ボンネットがある車は停止線より前に車の頭が出ます。ですから、本当に危険な道路であるし、また、変則五差路、六差路がカーブミラーだけが頼りでございます。日ごろうまいし、特に雨も降ったときなんか、カーブミラー見えないんですね。ですから非常に危険ですから、ひとつ一日も早く実現していただきますようにお願いしたい。これ国道200号が開通したら、本当に地域の発展にもつながるし、本当にいいことでうれしいんですが、そのために交通事故もふえようかと思いますから、これを一日も早く調査をしていただいて、地元説明会などをしていただきたい。それをいつごろできるのか、お尋ねいたします。  それと、中泉駅の裏の花のまちづくりの件ですが、これ部長ね、どうも形だけの陳情になっているのではないかと思います。直方市は花の都市宣言をしているし、地元の人たち、特に老人会、婦人会の人たちも、ボランティアで花を植えて、何もない中泉、心豊かなまちづくりの先頭になるつもりで一番よいことになると考えて、取り組んでいるわけでございます。  ここに先日平成鉄道が出しましたマップがございまして、これはこの裏に、残念なことに中泉駅、国鉄時代からの場内は雑草に覆われて見る影もありません。本当に残念な記事でございます。ですから、ここにこれだけ載っとるということが事実でございますから、これに花を植えて、そしてしていけば、本当に中泉駅周辺がよくなるんではなかろうか、中泉全体にですね、と思うんですよね。今先ほど言いましたように、本当にボランティアで皆さんが遊休地に花を植えようという、本当に温かい心がございます。これを何とか遊休地でございますから、実現していただきますように努力をしていただきたいと。そうすれば、中泉周辺も本当に花で明るくなりますし、地元の人たちが本当に喜んで、そして直方市の花の都市宣言にもつながります、花のまちづくりにもつながりますし、また、JRも平成鉄道も花を植えれば、そこはきれいになりますし、お客もふえると、そしてその中にもしお年寄りの方々がゲートボールでもできれば、すばらしい場所になるんではなかろうかと思います。これは一石三鳥以上にも効果がございますから、部長、地元の代表の方々とひとつ当局も一緒になって、再度陳情に行ってもらって、実現するようにお願いしたいと思います。その日程は、地元の人たち、JRともとっていただいて、していただきますようにお願いをいたします。  それから中泉小学校のプール、一応わかりました。一日も早く実現するようにお願いをいたします。  中泉市民球場もですね、今の言われることもよくわかりますから、ひとつこれも一日も早く実現するようにお願いをいたします。  中泉B団地の件、これも本当に地域発展、また雇用の問題もあろうかと思いますから、どうか一日も早く誘致をしていただきますようにお願いをいたします。  そして中泉・赤地線、これね、部長ね、平成9年度に当局立派な図面ができとうんですよ、図面がね、ですから、これから先いろいろな問題もあろうかと思いますけど、この対策を早急に練っていただいて、詳細測量に入っていただきたいと、この詳細測量はいつごろ入るのか、お尋ねをいたします。  中泉・八反田池、先ほど部長言われますように、いろいろなかんがい用水がございます。それはわかっております。しかし、ここは今度の先ほど言いますように、大雨で今、片側通行になって、この池にも非常に被害をこうむってございますから、ひとつ県とも調整をとって、早急に調査に入っていただきますよう、これは要望といたします。  中泉工場団地浸水の件ですが、これはきょうここで結論が出るということは、まず無理かと思います。ですから、まず、再調査をしていただきたいと。その再調査の大体目安はいつごろですか、お尋ねをいたします。  それと最後に、中泉駐在所の移設の件です。部長、本当部長の言われるとおり、あと用地問題等もございましょうけど、これもやっぱり市が積極的に取り組んでいただきたいと、そして地域住民のため、また、特に200号バイパス交通事故をなくすために、一生懸命取り組んでおりますから、一日も早く実現するように要望といたします。  以上、2回目の質問を終わります。 ○建設部長(森 定行)  21番 堀議員の2回目の御質問に対しまして御答弁申し上げます。  まず第1点目、交通基盤の整備についての200号バイパスの4車線化でございますが、予算がよそにいくのではないかと、そういうことで4車線化の予算獲得という意味の御質問であったろうと思います。私どももそのとおりでございまして、現在飯塚・庄内バイパスが近々本格化することになっております。これを実施すると、北九国道事務所内の予算がこちらに集中する可能性が強く、200号バイパスの4車線化の予算確保が非常に苦しくなるんではないかと、私どもも非常に危惧しております。こうしたことから、4車線化の予算確保について、本市のみならず起点でございます北九州市さんと連携を組んで、関係機関への陳情等々、市長を先頭に取り組んでおるというような状態でございます。議員御指摘のとおりに今が一番大事なときであると、私どももそのとおりで認識を一つにしております。強力に推進に向けて努力をしてまいりたいと、かように考えております。  それから次に、境橋でございます。境橋につきましては、早期着工に向けて、何か対策という御質問ではなかったかと思います。私どももそれを望むところでございますが、今後状況を見ながら、予算の増額、早期着工に向けて、県に強力に要望してまいりたいというふうに考えております。  次に、勘六橋の件でございますが、勘六橋については、調査をしたのかと、それで構想策定等もしておるのかという御質問であったと思います。この件につきましては、県の方で概略設計とまではいきませんが、その前の段階の調査をしておると聞いております。今後県と現在定例的な協議会を開催しておりますので、この中で検討を行っていくというふうなことになろうかと考えております。  それから福地地区幹線道路の件でございますが、この件に関しても、調査はいつかということでございました。現時点では1回目で申しましたように、整備促進の可能性について、現在検討しておる状況でございますので、そういうことで御理解をいただきたいというふうに思います。  次に、外町・新出線の件でございます。これにつきましては、議員御提案の現行の直方・芦屋線の県道、市道と振りかえて、県事業としての工事はできないかという御提案ではなかったかと思います。御承知のように都市計画変更につきましては、優先順位等いろんな諸問題ございます。今後とも今、議員の御提案を含めまして、県と協議検討させていただくということになろうかと思います。  次に、200号バイパス中泉周辺地区整備の200号バイパス道路変則六差路と五差路の関係でございます。変則六差路につきましては、1回目で私御答弁申し上げましたように、調査を行っておりますし、あとは地元の方々、これは市道の振りかえ等々も出てきますので、現在事業手法の検討をしておる現状でございますので、このめどがつき次第、県と協議、それから地元の皆さん方からの御協力ということになろうかと思います。  五差路の信号につきましては、現在県も含めて、協議検討中でございます。  次に、中泉・赤地線道路新設の件でございます。議員この道路新設について、概略設計はこういう形でしておると、詳細設計はいつごろになるのかという御質問であったと思います。この件につきましても、第1回目で御答弁申しましたように、平成9年度に概略設計を実施いたしまして、現在いろんな障害等もございますので、その可能性について検討をさせていただいておるという状況でございます。  それから中泉工場団地内の浸水の件につきましては、全体的なことで、それはわかると、しかし、再調査をしてくれという御質問であったと思います。この件につきましては、市内全体の浸水地区の関係もございますし、調整を図りながら、調査をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○生活経済部長(則松正年)  21番 堀議員の中泉地区周辺整備の中で、2回目の御質問でございます中泉駅裏のJR用地の活用した花壇等の設置と、これにつきまして、私の方から御答弁申し上げます。  ただいま議員御指摘の平成筑豊鉄道が一日フリー切符のリーフレットの中で、国鉄時代からの広い構内は雑草に覆われて、今は見る影もありませんと、こういった記述をしておりますことにつきましては、議員からの御指摘を受けて、直ちに平成筑豊鉄道の方にも、こういった表現については誤解を与えるといったこともありまして、注意をしておるところでございます。  また、この御指摘の駅の裏の遊休地でございますが、これについてはJR九州の方で管理しております。この部分については、年に2回草刈りをしているということの回答をいただいておりますけれども、非常に年2回では実際かなりの草が生えているという状況もあるようでございます。こういった中で、花のまちづくりを進めていくという市の姿勢もあります。そういったことで地元の皆様がこういった花壇等の設置ということで、JR所有の遊休地を活用したいという御熱意でございますので、この花のまちづくりを主管いたします課と一緒になりまして、私どももこのJR等との話し合いにつきまして、支援をしてまいりたいと考えております。以上です。 ○21番(堀 勝彦)  3回目の質問をいたします。200号バイパス4車線についてですが、来年3月ということで、結論が出ると、いい結果が出るように鋭意努力をしていただきますよう要望といたします。  次に、境橋の件ですが、早く着工するため県と協議するということでございますから、これも一日も早く協議をしていただきますよう、鋭意努力していただきますよう要望といたします。  次に、勘六橋についてですけどね、これは概略もできているという答弁のようであったから、もうこれは調査は終わっていると思っております。ですから、一日も早く協議、検討をしていただきますよう、これも強く要望といたします。  福地幹線道路ですが、これは福智山ろく周辺、特に花公園のためにも、一日も早く整備促進の可能性を早急につくっていただきますよう要望といたします。  次に、外町・新出線の件ですが、これ本当全然宮近副議長が質問したときよりも前に進んでないかと思うんですよね。ですから、まちづくり検討計画の中、優先順位などを早くしていただいて、今後県と協議する、諸問題を含めてですね。という答弁であったかと思いますから、いつごろまでに県と協議するのか、答弁をお願いいたします。  それと中泉周辺整備の中で、変則六差路、五差路、それと信号機ですね、これは本当に危険でございます。それで毎年春と秋に、地元の方々、そしていろいろな団体の方々と約200人以上ぐらい、毎年2回交通セフティをしておるんです。交通事故をなくすためにですね、その中で地元の人たちが赤、青、黄色の3色のもちを、信号機にかたどったもちを各ドライバーに配って本当に運動をしております。警察当局からは日本一の交通セフティだと喜んでいただいております。どうかその中泉、地元の人たちの意も組んでいただいて、取り組んでいただきたい。もちろん市の職員の方々も協力をしてもらっておりますから、ひとつこの点もお願いをいたします。その中、早く結論を出していただいて、地元説明会などできないのか、お尋ねをいたします。  中泉駅裏の花のまちづくり、これは部長言われるとおりで、そのとおりと思います。ですから、早急に日程を組んでいただいて、地元の人たちと陳情に行っていただき、実現できるように強く要望といたします。  中泉・赤地線道路新設ですね、調査は終わってると、これも可能性について検討中だとの答弁のようでございますが、詳細設計など早くしていただいて、これも可能性を一日も早くつくり出していただきますよう、鋭意努力をしていただきたいと思います。  最後に、中泉工場団地内の浸水の件ですが、これ直方市がこの住宅の人たちに土地を20年ぐらい前売ったわけですね。それからずっとこういう問題が起きておりますから、これ普通の災害とはちょっと違うんですよね、用地の関係などで。これは地元の人たちも一日も早く取り組んでいただきたいという要望が強いんです。ですから、そのことも踏まえていただいて、再調査をお願いいたします。  全般的に残念ながら、いい答弁がいただけなかったけど、しかし、これは直方市の将来のため、今、行動起こさないと、いつまでたっても勘六橋とか、いろいろな大事業はできませんので、あえて項目を挙げて質問させていただきました。ですから、いろいろな問題、今後も機会があれば、質問をさせていただきますから、ひとつそれも踏まえて今後真剣に取り組んでいただきますようお願いして、3回目の質問といたします。 ○建設部長(森 定行)  21番 堀議員の3回目の御質問に御答弁させていただきます。  まず、第1点目の外町・新出線でございますが、これは私、2回目の答弁で申しましたように、議員の直方・芦屋線との振りかえを行う等の御提案をいただきました。これらの御提案も含め、県事業としてできる可能性があるか等々について、県と協議をさせていただきたいと、それでいつごろまでにという御質問でございますが、そういうことで現時点ではいつごろまでという、精力的に私どもは県と協議をさせていただくということで、御理解をお願いいたしたいと思います。  それから200号バイパスの変則六差路の件でございます。地元説明会を早くできないかとの質問であったと思います。この件につきましては、1回目、2回目で申しましたように、調査が終わっております。それであとは中は県がすると、周辺整備につきましては、市がやるということでしておりますので、できる限り早い時期に説明会をやりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(青野 一)  進行いたします。  20番 渡辺議員の質問を求めます。              (20番 渡辺議員 登壇) ○20番(渡辺和幸)  20番の渡辺和幸でございます。通告に従い、介護保険制度について質問させていただきます。6月議会に続いての保険制度の質問ですが、今回は要介護認定、目前に迫っております要介護認定を中心に質問をさせていただきます。  来年4月から実施される介護保険制度ですが、実際は10月から始まる要介護申請受付から保険制度が始まるといってよいと思います。ある自治体や地域によっては、9月より前倒しで申請の受け付けを開始したり、申請後の混乱を予想して、苦情などを公平迅速に処理する第三者機関のオンブズパーソン、いわゆるオンブズマン制度を条例で制定するなど、住民の立場に立った施策がとられています。また、最近の新聞、テレビなど、マスコミでも特集などで取り上げられ、国民の関心の高さを反映する状況が見られます。御存じのように介護保険は、医療保険のように保険証1枚あれば、すぐにサービスが受けられるわけではありません。例え本人が介護が必要だと考えても、認定審査を受けて、介護が必要と認定されない限り、介護サービスは受けられません。認定審査は介護保険の実施にとって、非常に重要です。公平、公正であり、納得のいく審査結果でなければ、制度への信頼は得られません。しかしながら、今の介護保険制度の要介護認定は、身体の条件について判定するだけであり、要介護者の経済条件や住宅事情、家族構成を全く考慮に入れていません。これがそもそも大きな欠陥だと考えております。  それでは、6月議会での質問と若干重複しますが、要介護認定の仕組みを述べておきたいと思います。  まず、介護を必要とする人は、市に設置される要介護認定機関へ申し込みを行い、その後調査員が訪問調査を行います。この調査では一人で立ち上がれるか、名前が言えるか、食事ができるかなど、身体の機能を中心に85項目にわたる質問事項があり、チェックされます。しかし、これはあくまで、はい、いいえの二つしか答えのない単純な調査です。微妙な問題は訪問調査員の特記事項に記入されます。これに加えて市はかかりつけの主治医に対して意見書の作成を求めます。この調査票をもとにいよいよ要介護認定審査が行われます。要介護認定審査はコンピューターによる1次判定と、認定審査会の2次判定によって行われます。  まず、1次判定ではマークシートに記入された調査票がコンピューターにかけられ、要介護時間が算出されます。要介護時間が25分未満は自立、25分以上30分未満が要支援、30分以上50分未満が要介護1、50分以上70分未満が要介護2、70分以上90分未満、これが要介護3、90分から110分が要介護4、110分以上が要介護5となります。こうして自立、要支援、要介護1から5のいずれかに機械的に分類されます。  次に、認定審査会で2次判定が行われ、先ほどの自立から要介護5までのランクが最終決定されます。そして認定結果に不服がある場合には、審査請求ができます。このような流れで審査が行われますが、1次判定が機械的な審査になっている以上、2次判定が非常に大切になってきていると言えます。  そこで、要介護認定について何点かお尋ねします。一つ目に、今回初めての制度でありますし、初めての審査となります。よって、この審査会の方々も大変だとは思いますが、現状で十分な実態を反映した審査が行われるのかどうか。大丈夫かどうか、そのために研修などはどのようにしてこられているのか、これをまず1点目にお尋ねしたいと思います。  2点目に、申請後、認定の結果等不満や不安、いろんな質問が多く予想されますが、市としてその対応はどうするのか。特別に体制をとろうとしているのかどうか。これを2点目にお尋ねいたします。  3点目に、聴覚障害者等に対する訪問調査の際の対応はどうするのか。認定審査申請の中で、こうした障害者がどれほどおられるか、私も調べてはおりませんが、こうした方々に対する訪問調査の対応、これをどうするのか、お尋ねしたいと思います。  次に、保険制度の市民への周知についてですが、この問題は午前中、貝島議員の方からも質問がございました。この答弁の内容によっては、省くつもりでおりましたけれども、まだ、市民にとって納得いくような答弁が聞けておりませんので、私の方からも質問させていただきます。18カ所で延べ920人程度の市民の方々が参加されたと聞いております。内容は省きますが、まだまだ中身がわからない、保険料が幾らになるか、はっきりしていないなど、まだまだ不安やとまどいがあるように聞いております。  そこで、この保険料も含めて、内容がはっきりした時点で、再度市民向けに説明会を開くべきだと思いますが、どう考えておられますか。午前中のような窓口に聞いてくれ、要請があれば行くということではなく、誠意ある回答をお願いしたいと思います。以上で、第1回目とします。 ○議長(青野 一)  当局の答弁を保留し、10分間程度休憩いたします。                              13時57分 休 憩                              14時05分 再 開 ○副議長(宮近義人)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  当局の答弁を求めます。 ○市民福祉部長(石橋 到)  20番 渡辺議員の介護保険制度のうち、1点目、要介護認定について、2点目として保険制度の市民への周知について、お答えいたします。市民への周知については、担当課長よりお答えをさせていただきます。  20番 渡辺議員の御質問の介護保険制度についてでございますが、介護保険サービスの給付額を決定する要介護認定につきましては、本年御承知のように10月中旬から保険、医療、福祉の学識経験者で構成されました42名の認定審査委員会委員を7合議体に分けまして、毎週火曜日と木曜日に2合議体ずつ全国一律に客観的に定められた基準で審査会を準備してまいります、実施してまいります。審査会の資料は認定調査員が家庭等を訪問し、聞き取り調査を行った結果をコンピューターが判定し、1点目として1次判定結果と、2点目としてかかりつけ医の意見書、並びに3点目として、認定調査員の特記事項のものがございます。1次判定で用いられますコンピューターシステムは、特別養護老人ホーム、老人保健施設に入所されておりました3,400人のお年寄りについて、48時間にわたって、どのような介護サービスがどれくらいの時間にわたって行われたかを国が調査したデーターをもとに、訪問調査の結果を入力すれば、その方にふさわしい介護に要する時間が推計できるようにつくり上げられたものでございます。  すなわち介護に要する時間は5分野ございまして、1点目として直接生活介助、2点目として間接生活介助、問題行動関連介助、機能訓練関連行為、医療関連行為というふうになるわけです。直接生活介助といいますのは、入浴と身体に直接触れて行う介護の時間、また、間接生活介助につきましては、衣服等の洗濯など、日常生活上の世話の時間、それから徘徊、不潔行動等の行為に対する対応に要する問題行動関連介助の時間、さらにまた、機能訓練関連行為の時間、また、医療関連行為というふうになるわけでございます。それごとの時間を計算をいたしまして、合計時間の長さにより、介護サービスの必要度が判定されるわけでございます。  2次判定では、さきに述べました3点の資料をもとにいたしまして、要介護度ごとに示された複数の状態像の例の中から、おのおのの申請者の状態像に最も近い状態像の例を選びまして、それらに応じて最終判定をくだすため、認定審査会委員の責務は重大でございまして、現在県及び市、または医師会等で研修に励んでおるところでございます。  そこで、研修についてでございます。これにつきましては、県が直方市介護認定審査会委員の研修ということで、具体的に県と本市が設けております。8月31日に県が研修をやっております。さらに、本市といたしましては、9月2日、9月7日、9月17日、さらに本日でございますが、さらに10月5日、計4回予定をして実施をし、かつ10月5日の日につきましては、模擬認定審査会の研修会も予定をしておるところでございます。  さらにまた、認定調査員にかかわります部分でございますが、これは訪問調査員になるわけで、16人ほど予定をいたしております。これにつきましては、計9回、予定をいたしております。また、追加の研修としても、2回ほど、あと予定をいたしておりますし、かつまた、県につきましては、8月19日に研修会が行われたわけでございます。  さらにまた、その中で申請の不安、及び特別の体制をとる予定があるかということに言及をさせていただきますと、これにつきましては、予想をはるかに超えた場合の苦情が多く寄せられました場合につきましては、また、この点につきまして介護保険課で対応が難しいといった状態につきましては、機関の設置について等具体的に検討をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。  さらにまた、3点目の中で、聴覚障害者に対する対応でございます。これにつきましては、9月8日の午後7時に、市役所におきまして聴覚障害者の方々にお集まりいただきまして、要介護認定申請にかかわる等の問題や用語について、本市の方で手話通訳者を入れまして、説明会をさせていただいたわけでございます。したがいまして、個々の部分につきましては、訪問調査の折に要請がございますれば、私の方に手話通訳者がおりますので、その方々を通じて、一緒に訪問調査をさせていただくということになろうかと思います。  さらにまた、要介護認定審査会の不服申し立てとか、さらには介護サービスにかかわる利用者からの苦情の問題でございます。要介護認定審査会への審査結果への不服申し立てにつきましては、議員御承知のとおり最終的には県の介護保険審査会に申し立てができる制度になっておりますが、まず、市の窓口においておいでいただきまして、御満足といいますか、御理解いただけない点を御指摘いただけば、介護保険課で判定結果に至った経緯を説明をいたすように考えております。それにしても、どうしても御理解と御納得がいただかなければ、介護保険審査会に申し立てをしていくという手順になっております。  また、さらに今度は事業者にかかわる部分での分ですが、サービスへの苦情についてでございます。厚生省は事業者及び施設へ利用者からの苦情に迅速、かつ適切に対応するため、苦情対応体制の整備等を含み、必要な措置を講じなければならないとの省令を37号から41号で出しております。市町村へも施設等への調査を実施し、適切な指導、助言を行うよう言っております。それでもなお改善が見られない場合は、最終的には国保連合会を経由し、県知事が指定の取り消し等の強制権限を発動することができるシステムとなっております。いずれにいたしましても、介護保険課の窓口で御納得いただけるよう丁寧に対応してまいる所存でございます。  市民周知につきましては、担当課長の方からお答えさせていただきます。 ○介護保険課長(田丸正俊)  20番 渡辺議員の1回目の質問に、私より御答弁申し上げます。  市民への周知について、御答弁申し上げます。御質問は保険料を含め、内容がはっきりした時点で、再度説明会を開く考えはないかと、こういった御質問であったかと思います。介護保険の市民に対する説明につきましては、出前講演を含めまして、既に現在まで83回行っておるところでございます。  今後の市民周知ということにつきまして、御説明をいたします。この地域説明会のフォローといたしまして、9月27日、それと28日、27日は市役所の8階の大会議室、28日は市民会館ということで、説明会を開催するということで、9月1日号、それから15日号、再度2回にわたりまして、市民に市報でお知らせをしているところでございます。今後の市民の対応についてでございますが、要介護認定申請の手続に関しますお知らせを今月の15日号に折り込みを1,000世帯に配布をいたしております。  さらには、現在福祉サービスを受けておられる高齢者につきまして、市から個人あてに通知を出しまして、申請手続についてお知らせをいたしているところでございます。また、これと並行いたしまして、福祉課におきまして、ひとり暮らしや高齢者夫婦世帯については、さらに電話等で個別に申請の仕方などをお知らせをして対応をしているところでございます。またさらには、新しい情報につきましては、市報を十分活用していきたいと考えております。  そこで、再度の地域説明会の開催ということでございますが、今、御承知のことと思いますが、認定審査会が10月中旬から始まるわけでございます。そういったいろいろな事情がございます。再度の説明会につきましては、私ども可能な限り柔軟に対応して地域の説明会に入っていきたいと、こういうふうに考えておるところでございます。できる限り努力をしてまいりたいということで御答弁にかえさせていただきます。以上でございます。 ○20番(渡辺和幸)  2回目の質問です。今の市民への周知についてについては、とにかく内容が、新しい情報が入り次第、あらゆる形で市民の方に周知をしていただくと、午前中の貝島議員の質問の中では、知らなかった、説明会そのものが認識できてなかった市民がおられるという点もひとつ問題になっておったかと思いますので、この点は十分今後も周知を徹底していただきたいというふうに、この点は思います。  逆さまになっていきますが、聴覚障害者等の対応、これは既に役所でも対象者の説明会も行われ、その対策がとられていくであろうというふうに思われますんで、この辺もぜひ心配りいただいて、よろしくお願いしたいと思います。  それと申請後の対応、この点についてもいろいろと詳しく今、御説明いただきましたんで、ほぼいいのかなあというふうに思いますが、ただ、審査請求、これについては最終的には、今、申されましたように、県に設置される介護保険審査会、ここに審査請求するわけですが、これ行政不服審査法の17条でも、市町村、市役所経由でもということにもなっておりますんで、この点についても、多くの市民の方、やっぱりどうしても市役所が身近なところで、窓口になろうかと思いますんで、この辺についても適切な御指導をいただいて、十分納得できるような御説明もいただきたいというふうに思います。  それでは、最初の認定審査会の審査、これについてですが、既に本市、また、県におきまして、何度も研修も行ってきたし、また、計画もされておるということなんですが、この研修の中身、私、当然まだ存じておりませんけども、果たしてこの研修の中身がコンピューターによる1次判定を尊重したような形で進めていくんだということであれば、私、少し問題があるんじゃないかと、これは6月でも申しましたように、2,100件ほどの申請受け付けを予定して、単純に割りますと、1件が4.8分程度と、5分足らずと、これは全国的にもこのような1件当たりの審査の時間になっております。これ厚生省も97年から、この実施に向けてモデル事業をずっとやってまいりました。この中でやっぱり1次判定、このコンピューターによる1次判定が非常に問題があるんだというような指摘もいろんな国会の場でも共産党の国会議員団もいろいろ質問もされております。その点若干触れさせていただいて、いかにやっぱり認定審査会による2次判定がいかに大切かということを少し申したいと思います。  当然申しましたように、1次判定というのは、訪問調査による内容をコンピューターにかけると、これは今、御説明のあったとおりです。しかしながら、コンピューターソフトの問題、これが一つあろうかと思います。前段申しましたように、1次判定は単純にといいますか、介護にかかる時間、これで要介護度を単純に判断するということであります。これがまさしく要介護者の実態を反映してないんではないかという欠陥も今、指摘しました。これは国会でのやりとりの中の問題なんですが、基盤整備のおくれに合わせた操作の危険性さえあるということで、我が党の国会議員が国会で追及してきました。厚生省が示したデーターをもとに、97年度のコンピューター判定の結果と、その同じデーターを98年度に使用したコンピューターソフトで試算した結果を対比してみてます。これによりますと、同じデーターを計算したにもかかわらず、97年度は要介護4、これがピークで右肩上がりになったわけですね。グラフでいいますと、しかし、98年度は逆に要介護1がピークで右肩下がりということで、全く同じソフトを使っていながら、97年と98年の調査では違う分布になったと、つまりこれは厚生省がコンピューターソフトを操作することで、介護サービスの総量を容易にコントロールできるんだということをあらわしたにほかならないと言えると思います。こういう問題がこのモデル事業、この2年間の中で一つ明らかになっています。  さらに、このコンピューターソフトでは、1分間タイムスタディという、これは全国社会福祉協議会が94年に行ったサービス供給指標調査がベースと、特別養護老人ホームなどに入所している約3,500人の高齢者を2日間にわたって1分間ごとにどのような介護サービスを行ったかを全国調査したもの、これは先ほど部長が御答弁いただいた一部だろうと、私も思いますが、厚生省はこの調査をもとに介護に要する時間を算出するコンピューターソフトを開発したと、これをもとに対象者の要介護時間を計算する仕組みになっていますと、これは先ほど部長はこの仕組みはもう間違いないんだと、もうばっちりこれで要介護度がふさわしいと、その方々に、というような答弁でしたが、私は必ずしもそうは認識しておりません。そもそもこれは施設入所者に対する介護サービスのデーターなわけですから、在宅者の要介護度を判定するには、やはり少し無理があるんではないかということもあります。同じ介護の中身でも、施設の職員が行うのと、家族が行うのとでは、介護に要する時間もまた違ってくると。  さらに厚生省によれば、1次判定で算出される要介護時間は実際に行われる介護時間とは異なると、あくまでも介護の必要性をはかる物差しのことであるとしています。だから、無視をする必要は当然ありませんが、一つの物差しなんですよと、これを尊重してすんなり短い時間で判定をされてはちょっと困るんではないかというのをひとつここでも指摘したいと思います。  こういうことで厚生省は97年から今言いましたように要介護認定モデル事業を行ってきましたが、事業のたんびに年々要介護度が低くなってくると、同じ状態で。こうした手法に数多くの批判が高まりまして、厚生省はことしの3月、要介護認定コンピューターソフトの修正を行いました。これはずっと流れを私、話をしておるわけですが、その修正が行われましたけども、やっぱりいまだに問題点は完全に解決されていないと言わざるを得ないと思います。  そして次に、きょう本題であります2次判定の問題になります。この審査会、やっぱりこれが非常に重要になってきたと言わざるを得ません。この2次判定でもこのモデル事業で、2次判定での、1次判定から2次判定に移った際の変更されなかった率、例えばコンピューターで要介護3と出て、認定審査会、2次判定でも要介護3というように変更がなかった場合、このなかった率が大きな地域差があったと、ところによりますと、半分以上変更した審査会から、全く2次判定で修正しなかったフリーパスの審査会もあったと、しかし、多くの審査会はほとんど2次判定での修正をせずに審査を終了させてしまった。これはモデル事業での話です。これは厚生省が昨年のモデル事業の際に、これは御存じのはずですが、変更不適当事例集なるものを全国に配布し、審査会の裁量による2次判定での変更を事実上禁止してしまったということがあるわけです。この事例集には、不適当な事例として、こんなことが挙げられておるわけですが、幻聴、幻覚があるので、重度に変更する、介護を行っている妻に腰痛があるので、重度に変更する。褥瘡、床ずれのことですね、床ずれがあるので、重度に変更するなどの禁止事例が50項目近くも入っておった。このため2次判定がまさしく形骸化して、がんじがらめになって、その結果モデル事業における2次判定での変更率の5%未満の地域が変更率が5%未満ですね、これが97年度にはたったの3地域、これは全体の0.7%、これが98年度には826地域、これ全体の47.2%に急増しています。こういうことでモデル事業は極力コンピューター偏重といいますか、1次判定オンリー、もう2次判定は形骸化というような形で進められてきたわけです。  こうした中で、多くの国民から、さらに批判を浴びる結果となったわけですが、そしてことしの4月19日、医療保健福祉審議会、老人保健福祉部会が厚生大臣に提出した答申書にも、要介護認定の1次判定にはデーターの制約などから、一定の限界があることは避けられないとするなら、介護認定審査会における審査判定、いわゆる2次判定の役割は重要であると指摘されています。まさしくコンピューター偏重型の審査から、2次判定が主役、ここが非常に大切なんだというふうに、モデル事業を通じても流れが変わってきているということです。  そして7月29日に行われた厚生省都道府県等要介護認定担当者会議で配布された文書、要介護認定はどのように行われるかでは、最終判定においては主治医意見書や特記事項の記載内容から、特に介護の手間がかかることが具体的に明らかにされている場合には、それに基づき、1次判定の結果を変更することもできますと、ここで初めて変更すべきでないというところから、変更できますよと明記されたわけです。しかしながら、この会議で新たに示された、先ほどの変更不適当事例集とも言うべき要介護状態区分の変更等の際に勘案しない事項についてというのを、また、新たに出したわけですね。これには本人の意欲のあるなしや、施設入所、在宅の別、住宅環境、家族介護者のありなしなどを理由に、1次判定の結果を変更できないが、ただし、特記事項、または主治医意見書に記載されている内容に基づき、それが原因となって介護に要する時間が延長、または短縮していると判断される場合は、変更を行うことができると大幅な修正がここでも行われたわけです。  厚生省もコンピューターによる1次判定の問題点を補うため、2次判定を重視する方向、軌道修正せざるを得なくなったと、要介護認定の主役は先ほど申しましたように、まさに2次判定に移ってきたわけです。地域により2次判定での変更率に大きな違いがあったということは、先ほど述べました。ということは逆の見方をすれば、2次判定での専門家の意見の反映に努めれば、改善は可能であるということを示しています。まさしく住民や利用者の立場に立った要介護認定審査会の民主的運営、そして監視といったら語弊がありますが、行政側もこの辺をどう見守っていくのか、ただ、お任せじゃなくて、こうしたところもきちっと見ていくと、審査会の審査のあり方も。ということが非常に大切になってきていると思います。
     申しましたように、1件当たりの時間が非常にわずかであります。そんなにかからないところもあるかと思います。しかし、それにしても平均5分弱というのは非常に少ないんでないかというふうに思います。  それでここで2回目の中で、あらかじめ通告はしていなかったもんですから、正確な御答弁いただけるかどうかわかりませんが、お答えできる範囲で結構ですが、主治医の意見書も非常に大切だということは、今、申した中でおわかりいただけたかと思いますが、本市もモデル事業を昨年度やってまいりまして、その調査結果もいただきました。主治医を持っておられる対象の方、これは95%超えておったんじゃないかと思いますが、しかしながら、要介護認定、この申請する方の中で、主治医がいないと、もたないという方は当然わずかでしょうがおられると思います。この2次判定、主治医の意見書が非常に重要にもなってまいります。訪問調査員の特記事項とあわせて主治医の意見書が非常に大切です。ですから、この主治医をもたない方、調査も大変かとは思いますが、この辺もぜひもつようにお勧めいただくとともに、状況を見ていただいて、市の方から御紹介をするなり、その辺の気配りといいますか、心配りといいますか、この辺が真のサービスかと思いますんで、その辺もぜひ件数も私も調べておりませんが、そういう方おられましたら、ぜひ主治医をもつようにということをお勧めいただきたいと、これが1点であります。  それと、もう長々と申しましたように、2次判定が非常に大切だというのはおわかりいただけたと思います。それで、6月議会で先ほど部長申しましたように、42人の7合議体と、これは定数は6月議会で通りました。ただ、この場で改めて人数をふやせというようなことは申しませんが、何とか時間なり、週2回というところを3回とかいう努力ができないものかと、予算とのかかわりも出てきましょうが、若干残業もしていただくというようなことも、現実的にはなろうかと思いますが、認定審査の時間といいますかね、日にちとは言いません、時間を何とか少し余裕をもってとっていただいて、1件1件慎重な審査をしていただくということができないかどうか。主治医の件とこの審査会の時間を延ばせないかと、ちょっと2回目、この2点をお尋ねしたいと思います。 ○市民福祉部長(石橋 到)  いわゆる今、2次判定にかかわる部分での問題点、それらについてお尋ねでございます。いわゆる私どもも一番心配してますのは、かかりつけ医をもってない方々の対応、これにつきましては、かねがねこれは健康増進課の方の係にもございますし、介護保険担当課の係にもございます。したがいまして、ここの部分につきましては、私どもで承知しておる部分、承知してない部分ございます。考え方といたしましては、議員御指摘のように紹介なりを行っていきたいと、そうすることによって、また今後かかりつけ医ができることによって、お年寄りの健康状態もつかめていくというようなメリットもございますので、これは進めていきたいというふうに考えてます。  さらに、介護認定審査会の研修の話を1回目の質問のときにお答えしましたけども、若干内容について触れておきたいと思います。痴呆老人の所見のポイントと、その調査項目について、それからさらに主治医意見書の読み取り方について、また、1次、2次判定の考え方について、さらに10月5日については、模擬認定審査会といったような形で、できるだけ時間をかけないで、そして丁寧に、しかも具体性のあるものにするための努力をさせていただきたいというふうに考えてます。確かに回数とか、時間の延長というのは、御指摘のように私どもも考えてはみたんですけれども、いわゆる介護認定の関係の中で、審査員になられる方は、すべて昼間働いてある方ばかりでございます。さらにまた、お医者さんにつきましては、その時間をさいて、また、出てきていただいてますし、この点につきましては、直方、鞍手医師会の方の全面的なバックアップがございまして、それらも大事なことだから、協力しようということでしていただいてますし、わしらの体のことも考えてくれよというのもございましたし、そういう部分からできれば、何回もというふうに私どもも言いたかったんですけれども、これが最大限かなと、したがって、その前にできるだけ審査にかかわる皆さん方に対して、研修なりをやりまして、そこで先ほど質問といいますか、説明の中でも事例集とかいうお話も出ましたが、そういったものも示す中で、具体的にこういうふうになります、こういうふうになりますというようなことも、今現在夜大体7時ぐらいから、いつも始めておるわけですけれども、そういった体制をとって、落ちのないような考え方でもっております。以上でございます。 ○20番(渡辺和幸)  3回目ですが、とにかく審査会の委員さんも私も冒頭申しましたように、初めてのことであり、お仕事も持ってということで、大変なのは重々承知の上で、こういう御質問をさせていただいたわけです。いずれにしましても、私が納得するというよりも、本当に市民の方々、また、そういう申請を受ける方、介護を受けられる方、こういう方が本当に納得できるといいますか、信頼されるやっぱり認定審査会にしていただきたい、今後ともその委員の方を責めるわけではございません。また、プレッシャーをかけるつもりはございませんが、重々やっぱりその辺の認識は持たれておるかと思いますが、その辺も常々介護保険課の方からでも励ましながら、頑張っていただきたいというふうに思います。  それと厚生省が、これ最後ですが、7月26日付で出しました介護認定審査会運営要綱というのがございます。この中で審査会では、必要に応じて審査対象者及びその家族、主治医、調査員及びその他の専門家の意見を聞くことができるというふうに、この要綱でなっております。こういう要綱もぜひ取り入れていただいて、必要に応じて直接御家族なり、御本人が参加できる場合はそうした中で、プライバシーの問題もいろいろございましょうが、そういう努力もしていただいて、正確なといいますか、実情に反映した審査を行っていただきたい、こういうことをやれば、当然ですね、時間もたくさんかかるわけなんで、何とかいう2回目の質問だったわけなんですが、こういう要綱もございますんで、必要に応じて活用していただくということは要望にしたいと思いますが、大変な作業ですが、頑張っていただきたいということを申しまして、質問を終わりたいと思います。 ○副議長(宮近義人)  進行いたします。  1番 中村議員の質問を求めます。               (1番 中村議員 登壇) ○1番(中村幸代)  最後の一般質問をさせていただきます。1番の中村幸代でございます。  まず1点目、本市における公共工事のあり方について、歳時館を通してでございます。筑豊炭田はかつて日本最大の産炭量を誇った歴史を持ち、中でも直方市はその中心地としてにぎわいました。最盛期にもたらした残された近代建築の数々は、次々と姿を消しつつも、往時をしのばせるものとして、また、筑豊の歴史の足跡として、また、数少ない日本の炭都がもたらした日本の文化として貴重な存在であることを認識させられるものがあります。中でも、今回原形復旧されました歳時館におきましては、筑豊に現存する炭鉱王の住宅としては、最も古いものとしての価値などが評価され、可能な限り復元したいという考え方のもとで建設されました。学識経験者や専門家の方々による十分な調査のもとに報告書も出されましたので、それを基本に本市にとって、二度とない本格木造建築がなされるものと思っておりました。この期待は決して私だけではなかったはずです。オープニングセレモニーの折は、選挙の前でもあり、大勢の人がごった返しておりましたので、新建材の廊下やトイレの不自然さに驚いて帰ったほどでしたが、5月15日、ある総会を終えてゆっくりと拝見いたしました折、全く驚きと腹立たしさと悲しみがこみ上げました。これが2億からの建築の技術であろうかと、今、一体日本の建築の技術はどうなっているのかと恐ろしい気持ちにさえなりました。このぶざまな建築の責任はどこにあるのかと日夜考えさせられる毎日の中、数人の専門家の方々に見ていただき、その最大の原因に行き当たりました。一語に尽きます。よく聞いてください。つくる人に愛情がないのです。公共事業とは、工事とは、技術とは、日本の文化とは何なのか。歴史にさかのぼって、よくお考えいただかねばなりません。  そこで、お伺いいたします。当時、私自身所管の副委員長をしていましたことの恥を省みずお尋ねいたします。何とぞよろしくお願いいたします。1点目、この堀三太郎邸を譲り受け、旧中央公民館として使い、今回専門的な調査をし、原形復旧されたこの事業の基本的な考え方、コンセプトをお聞かせください。  2点目、入札制度の中に業者のスタンス、仕事への姿勢、技術力を反映できないものでしょうか。  3点目、最近シックハウス症候群という化学物質過敏症が社会問題化しております。そのような点はどのように排除なさったのでしょうか。  以上、1点目でした。  2点目、よりよい介護保険制度にするためについてをお伺いいたします。先日高齢社会をよくする女性の会全国大会に参加いたしました。その席で厚生省の老人福祉課長の山崎史郎さんは、この介護保険の立ち上げに自治体の職員の皆様は本当によくやっておられますとしみじみと繰り返しおっしゃっていました。本市におきましても、本当にそうだと思わせていただいております。この日の大会でも介護保険の抱える諸問題が次々と明らかになっていったわけですが、樋口恵子代表の介護保険前夜、明けない夜はないと皆でよくしていくことを誓い合い散会いたしました。現在策定委員会において十分に審議されているものと思います。よりよいものが生み出されるであろうと期待もいたしております。  そこで、今回は次の2点についてお伺いいたします。これまでの質問と重複する点もございますが御容赦ください。  まず、1点目、高齢者生きがい対策づくりとして、ミニミニデイサービス生き生きサロンの設置に国は補助金を用意し、手を挙げた自治体に対し、保険から漏れる人の対策として考えています。本市としても、御検討いただけるようですが、ぜひ設置を前向きに健康なお年寄りづくりの重要な施策、そして実施可能な施策として位置づけていただきたいのですがいかがでしょうか。  2点目、介護保険に対する不服申し立て機関の設置について、介護保険の認定が適正に行われるかどうかの最初のかなめは、訪問調査にあると思います。苦情処理相談窓口及び福祉オンブズマンの機能を設置することになっていることは承知いたしておりますが、家族がきちんと対応できるところはまだしものことですが、ひとり暮らしのお年寄りにおいては、甚だ心配な点が多々予測されます。特に、少しぼけが出始めていたり、その日の体調によってなど、調査の結果が本人の意に沿わないものとなってしまっていたりです。実際に介護を受け、納得のいかない場合など、気軽くだれでも相談できる窓口を開設していただきたいと考えますがいかがでしょうか。  重複する点においては、簡潔に御答弁をお願いいたします。1回目を終わります。 ○副議長(宮近義人)  当局の答弁を保留し、10分間程度休憩いたします。                              14時49分 休 憩                              14時57分 再 開 ○議長(青野 一)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  当局の答弁を求めます。 ○教育部長(青柳剛機)  1番 中村議員の1番目の本市の公共事業のあり方についての御質問のうち、歳時館の関係について、どのような趣旨、コンセプトで建築されたのかということについて、私から御答弁申し上げます。  御質問の中にもありましたように、この直方歳時館は、御承知のように明治31年、直方市が生んだ炭鉱王、堀三太郎氏の住宅として建設され、昭和16年に堀氏から直方市に寄贈されたものでございます。その後昭和27年から昭和54年まで、直方市中央公民館として使用され多くの市民に結婚式等の利用がされております。その後昭和54年から平成2年まで、5市競輪組合の事務所として使用されたのであります。  この間鉱害認定申請を行いまして、平成6年2月に鉱害認定を受けまして、平成7年10月に学識経験者、市民を交えた10人による旧中央公民館将来構想策定懇話会を組織しまして、同年12月に提言をいただいております。これに基づきまして、平成8年12月には、懇話会と同じような学識経験者、市民代表からなる旧中央公民館実施設計協議会を組織し、協議内容を実施設計に反映していただくよういたしたところであります。平成9年10月1日にこの歳時館を着工しまして、翌10年の12月に竣工したわけでございます。平成10年の12月議会におきまして、直方歳時館設置条例の議決を議会でいただきまして、ことしの4月から供用開始、今日に至っております。  それでは、その趣旨、建築のコンセプトはどうかということでございます。本事業は文化財としての保存というコンセプトでなく、広く市民の和風文化の活動拠点としての生涯学習施設であるということを建設の理念としております。これは先ほど言いました旧中央公民館実施設計協議会という協議会の中で、そういう基本的なコンセプトが設定されまして、建設理念とされたわけでございます。  また、先ほど言いましたような鉱害復旧事業という状況を勘案しまして、生涯学習施設の機能を損なわないことを第一義的に考えた建設物であります。以上が、この歳時館の建設のコンセプトであります。以上です。 ○総務部長(草野京作)  1番 中村議員の2点目の入札に技術力を配慮できないかということについて、私から御答弁申し上げたいと思います。  この技術力の配慮でございますが、まず、公共工事につきまして、的確な業者の選定をするためには、直方市におきましては、入札参加資格審査格付基準を設けております。いわゆるランクづけということです。まずは、どういう基準の内容で行われておるかということから、御説明を申し上げ、御答弁させていただきたいと思います。どのように格付するかと申しますと、まず、経営に関する客観的事項、及び主観的事項の総合点数に基づく順位により格付をいたします。この総合点数は客観点数と主観点数を合計した点数でございます。客観点数は建設業法に規定された経営事項審査により、算定した点数でありまして、主観点数は直方市の工事を受注施工した際の工事成績評定に基づき算出した点数と、前年度の市工事受注高の順位により算出した点数を合計した点数でございます。この客観点数と主観点数を合計したのが、総合点数となりまして、さきに述べましたように、点数で順位をつけ、格付を行っております。  そこで、建設業の技術力についてでございますけれども、建設業法に基づいて、県が行う経営事項審査の評点の中で、技術職員の状況等で評価されておりまして、この経営事項審査の総合点数が高いということが経営力、技術力も含めて、企業の信頼性が高いということになります。  また、市が評価する技術力につきましては、工事が竣工し、検査の結果を工事成績評定の中で、でき高とか、できばえとか、品質等評価し、評点を出しています。  以上、述べましたことにより、企業の技術力を評価配慮しているということでございます。以上です。 ○建設部長(森 定行)  1番 中村議員の本市の公共工事のあり方についての御質問の中の3点目、シックハウス症候群について、私から御答弁申し上げます。  シックハウス症候群、いわゆるホルモアルデヒド等の化学物質による健康への影響でございます。これらについては、ここ二、三年非常に急増しております。このホルモアルデヒドは刺激臭はあるが、常温では無色の気体で、自然界にも木材等に含まれる形で存在するとされております。ただ、健康障害の原因となっているのは、工業生産されたアルデヒドであると、それでこれらは皮膚の粘膜を通して刺激、皮膚障害、がん障害を招きやすいという問題点を抱えております。  そこで、歳時館についてはこういう対策はどうであったかという御質問であったろうと思います。歳時館については、これら低ホルモアルデヒドの対応の製品を使用しておるということでございますので、私が今、申しました障害等々の影響は全くないという形で御答弁いたします。以上です。 ○市民福祉部長(石橋 到)  2点目のよりよい介護保険制度にするための点について、1番 中村議員の質問に対してお答えいたします。  ミニミニデイサービス「生き生きサロン」の設置はできないかという点についてと、もう一つは、不服申し立てについての機関設置というお尋ねでございます。この言われておりますミニミニデイサービス「生き生きサロン」というのは、今、11番議員の質問の中でございましたが、いわゆるこれは介護認定の中で、自立と判定された方々等々に対する在宅高齢者保健福祉推進支援事業というものに該当しようかと思っております。それで、具体的にこれを申し上げますと、要援護老人及びひとり暮らし老人などに対する生活支援サービスを提供し、これらのものの自立と生活の質の確保及びその家族の身体的、精神的な負担軽減を図るとともに、在宅の老人に対する生きがい活動や寝たきり予防のための知識の普及啓発等により、健やかで活力ある地域づくりを推進し、もって要援護老人、ひとり暮らし老人等の総合的な保健福祉の向上に資することを目的とするというふうにされておりまして、具体的にはサービスの事例として、老人福祉センターとか、公民館とかいったところで、この事業をやると、サービスの事例といたしましては、高齢者スポーツ活動、陶芸、園芸等の創作活動、手芸、木工、絵画などの趣味活動、日常動作訓練、その他例えば遠足とか、社会奉仕活動などとなっております。こういうふうなことでございますが、11番議員にもお答えいたしましたように、現在のところ国及び県より、事業実施等について具体的な説明がいまだございません。しかしながら、今後国、県などの動向を見極め、また、本市が設置をしております直方市老人保健福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会の中で、具体的に検討をさせてまいりたいというふうに思っております。  さらに、不服申し立ての機関設置の件でございますが、これについては、20番議員のお尋ねに答弁しましたように、苦情が多く寄せられた場合につきましては、機関の設置等を含め、具体的に検討をしてまいりたいというふうに思ってます。以上でございます。 ○1番(中村幸代)  1点目についてでございますが、大変恐縮ですけれども、私なりに気づいたところを少し挙げさせていただきます。  まず、階段上がってまいりましたら、あそこには冠木門というのがございますですね。門柱がありますけれども、大きな門柱が、立派な大きな木が使われています、しかしながら、これ外に使う木としては、大変不適切な白いですね、赤みじゃないヒノキが使われているんですね。白い木がどういう性質を持ってるかぐらいのことは、当然おわかりのはずです。雨にさらされると傷んでしまうんですね。木の命を考えて、まずつくられてないというところを指摘したいと思います。  それから門の丁番です、あれだけ立派な大きな門、本当は厚みが薄いと思いますけれども、丁番に金具がばたばたと打ってあるんですよ。ああいう過去の歴史に戸のつくり方をした建物がありますか。勉強が足りません。それほどお金をかけなくたって、あんなに見苦しいことをやらなくたってできる方法があるはずです。  それから入ってまいりまして、屋根をこう見ました、そうすると屋根の大きな鬼がわらがありまして、その下に二列ぐらいかわらが並んでますけれども、ぴゅんぴゅんと、本当にこれおちんちんが下がったみたいな格好になってますよ。これを指摘できない現場監督、一体何してたんでしょうね。  それから入ってまいりますと、実は私、一番先に気がつきましたのが、中のお庭がすばらしいなあと一瞬形のすばらしさと新しい木の香りと畳の香りと、そして庭のすばらしさに感動しますよ。でも、そう思って見てますとですよ、大きな長い丸太がげの下に入ってます。そこを見てましたら、議員の何人かもお気づきかと思いますけれども、波打ってますよね。これが何と5月の中ほどの段階で気づきました。こんな私、日本建築見たことないもんですから、本当に驚きました。えっこれ何ってですね。専門家の方々にもお聞きしましたら、やっぱり今、木が乾燥されてないもの使うから、でも、木の性質よく知ってたら、ここまでならなかったかもしれませんねということをおっしゃる方もいらっしゃいました。  そしてその下に丸太が何本か支えてあります。今、ごらんになってください、あの丸太。どれもこれもひびだらけですよ。あの木に育つまで、木は一生懸命耐えてきたんですよ。たくさんの人がですね、本当に何ですか、枝打ちに何年もかかってですよ、やってきたその木の命を一瞬の間にひび入らせてしまってるんです。こういうこと簡単に考えていいものでしょうか。  それからまあ見てましたら、敷居はあっという間にすき間があいてですよ、オープニングの段階でも何かもう入っていたそうですけれども、すき間に木を埋めて、すき間を隠してあるんです。これって、こんなに一瞬の間に縮むかなって、どういう材料使った、どういう技術なんだろう、もしかしたら、敷居の切り間違いじゃないかと思ってしまいます。それを2カ所発見いたしましたし、まあ柱はすき間があちこちあいてますし、最近の建物だから、やむを得ないかなあと思っては見ておりますけれども、周りに使われている材料です、縁故板に。あれは米松ですね。米松の性質がどういうものかおわかりでしょうか。すぐ、今も歩いたら、やにが靴下の底にあたるんですよ。結局やにの影響によって、どの木よりも早く黒ずんでしまうそうなんです。黒ずみが普通の木の黒ずみと違うそうです。そしてしかも、近い将来靴下なんかにとげがささるんだそうです、米松は。だから、過去の建物やそういうものに使わなかったんだそうですね。  それから古い材料が使われてる縁故板もあるんです、そこへ何と鉄のくぎが打ってありますよ、表からどんどんって。こんなことできます、信じられませんよ。長い歴史を培ってきて、今まで打ってなかった板に、くぎが打たれるなんてこと。  それから屋根、天井を見ましたら、合わせ目が合わさってないんですね。基本の基ですよね、合わせ目を合わせるなんていうのは、日本の建築の。段違いみたいになってる。こっちの幅とこっちの廊下の幅が違うから合わなかったと、そんなの言いわけでしょう。建築士だったら、それぐらいのこと、大工さんだったらそれぐらいのこと気がついて当然だと思いますですね。  それからまずですね、何よりもどなたもお入りになって気がつくのが、残念ながら廊下の合板なんです。合板ということ、だれだってわかります、新建材ということがですね。もうあそこに立っただけで、あの建物のすべての価値ががくんて下がりますよ。庭のよさも、あの縁故板の上に座って、お茶一服いただきたいという気持ちに本当に和風のよさに心引かれて、そんな思いになるでしょうか。化学的なああいう合板なんていうのは、できたときが一番価値があるんですね。あの廊下も10年たったら、随分傷むんだそうです。張りかえようと思ったら、本当の木を使ったよりも、もっとなんかお金をかけなきゃいけないぐらいに手間がかかるんだそうです。ただ、板をとんとんとはぐわけにいかないような最近の建築はなってるそうで、ボンドや何かでくっつけた、ボンドも化学物質過敏症の影響があるわけですけれども、昔のつくりと違って、はごうとすると床の壁まで傷めてしまうんで、はがないと工事ができないと、天井板の合板はまだしも、とんとんとはげるそうなんですけれども、そういうこととかですね、言い始めたら、本当きりがないほど並べているわけですけれども、まさに着物を着て、装って、そして何か本当にビニールのつっかけなんか履いたような雰囲気のものを感じさせられてしまうのがあの廊下なんですね。  そういうことなど考えましたら、とにかく張ったときが一番いいと、やったときが一番いいというのは、日本建築にはふさわしくないんですよね。ときとともに味わいが出てくると、この木は本当にほおずりがしたくなるというようなものが木のよさだと思うんです。なぜそういうものを使えなかったのか、予算を削減されました、随分国の方も削ったという話も聞いておりましたけれども、何で和風建築の基本がきちっとこの建築の中に組み込まれなかったのかというのは、本当に残念でなりません。  歴史ある建物の復元、原形復旧ですから、しっかりしたものを残すいう考え方があるものと、私どもは信じ切っていました。だれの持ち物でもない、公共のものですから、預かりものという考え方、自由勝手にやってよいというわけではないということをきっちりと受けとめていただきたいと思うんです。崩してはつくり、崩してはつくりでは、この直方のまちに何が残りますか。日本でつくられるコンクリートの建物は、ほとんど30年ぐらいたったら使えなくなってしまいます。でも、堀三太郎邸は何年生きてきましたか。19号台風のときに、大事にしとけば、こんなにつくり変えてしまわなくてもちょっと手を入れただけでも使えたというふうに聞いてもおります。大事にしなかったんですよ。でも、和風建築はそうやって大切にしさえすれば、何年も何年もの歴史を培うことができる建物です。  まずですね、本当にあの建物の中に入ってくやしい思いしたときに、一体この時代の市長はだれって、代表はだれって、恥ずかしい思いをなさるんじゃないかというですね、市長は一生懸命石炭六法の苦しみから抜け出そうと努力しておられます。値段はある程度の金額で頑張れって、言われたかもしれません。でも、それにこたえてみんなで力を合わせて、愛情持って取り組めば、あんなぶざまなことにはならなかったと、私は確信せざるを得ないような状況です。  ある業者の社長さんが公共の和風だし、日本建築だから勉強になると思って見に行かれたそうです。冠木門まで行かれまして見るにしのびず、悲しい建築をするなとせせら笑って帰られたそうです。この事実考えてみてください。恥ずかしいでしょう。重く受けとめていただきたいと思います。私も他市からいろんな方々お招きして、それらの方々に直方を御案内いたします。この歳時館も御案内できるものと本当に楽しみにいたしておりました。でも、私は恥ずかしくてお連れできません。まさにですね、あれは構えが構えだけに、期待をいたします。実が伴っていないんです。この姿がまさに私自身でもあるような恥ずかしい思いをするからです。ある私どもの会の折にお越しくださった、少し建物のおわかりになる方だろうと思います、に「ちょっと、ちょっと中村議員来てください。」とおっしゃって参りますと、「議員、これは直方市は恥ずかしいですよ。」とおっしゃったんです。「どこが恥ずかしいですか。」私も来るべきとき来たなあと思いましたよ。もうここあすこ、ここあすこ、ここあすこって、何でこの大きな広間にこんなに薄い建具が入ってるのかと、建具の技術はいいですよと、でも、この薄さは何ですかとかですね、いろいろあります。本当に限りないぐらい。そんなに出てくるというのは、どこに原因があるのか、本当によく考えていただきたいですね。  大体これ一体日当幾らぐらいの大工さんがつくられたんだろうと、本当思いましたですよ。私どもがちょっと頼みましても、あんなに簡単にすき間あきませんからね。恐らく市のことですから、国の基準、県の基準にのっとって、日当2万4,000円強ぐらいのお金は出されてると思うんです。ある大工さんはおっしゃいました。ぼくたちはある棟梁ですが、1万5,000円しかもらえんですよと、でも、こんな仕事はしませんよって。それは仕事が好きだからですって、木が好きだからですとおっしゃったんですよ。もし、2万4,000円に間違いがあるならおっしゃってください。  本当にお気の毒なことは、あれがコンクリートでなくて、木造だもんですからですね、逆にすべてが見えてしまうんですよ。私はあれを通して、本当に直方市の公共工事のすべてがそういうふうな扱いになってるんじゃないかなあと心配がわいてまいります。もう本当にそら恐ろしくさえなってまいります。最近もですね、いろんなところで新幹線のなんかが落ちただの、それから高速の何かがはげただのという問題が起きてきてますですよね。公共工事のあり方にしっかりと魂を入れていただかなければならない時期が来ているんだと思います。  実は、平成9年9月、工事請負契約に関する議案第67号の提案説明に、可能な限り現在の姿に復元とありました。本会議での質問も交わされた後がなく、委員会での報告の中でも審査の結果は、本案について異議はないものの、当初計画が大幅に変更などある場合については、委員会と十分連携を図って取り組まれるよう要望を付し、原案どおり可決すべきものと決定とされた、67号議案の報告でございました。  それから9年度の新年度の予算の工事請負費においても、原形復旧を基本にとおっしゃった市長の施政方針をそれぞれがもとのように価値のある建物になると信じていたのだと思います。何ら質疑などがないままでございました。  このことは、市長初め皆様方のですね、直方市の事業を信じているからこそ、質疑もなしに可決していけたんだと思うんです。何だか本当にお金に群がる業者たちが心を置き去りにして仕事をしたという感がしてならないんです。本当にそういうやり方に反省を、私だけではなく、皆様とともにしていかなければならないと感じております。一体教育とは何なのか。大人の後ろ姿にあると思うんです。今、これだけ子供たちが荒れています。何を、口だけではだめです、形で示していっていただきたいと思うんです。本物に出会うことが少なくなった今日、子供たちの迷い、大人の迷い、もう一度本物を取り戻す努力を市政より発信していただきたいと切に願うところです。  質問は後ほどいたしますが、次に化学物質過敏症についてです。現代は排気ガスに始まって、建材などから放たれる化学物質などに囲まれ、さまざまな体の障害を引き起こしていることは御存じのとおりです。国民生活センター、消費被害注意情報のこの資料によりますと、先ほども御答弁ありましたように、この1996年から非常に被害状況が高くなってきておりまして、いろんな対応が始まっております。この被害は体調が悪いといった漠然としたものから、目がちかちか、頭痛、のどの痛み、皮膚などの刺激、肌がぴりぴりする、それからアトピーとか、アレルギーですね、それから気管支炎、肺炎、ぜんそく、それから吐き気、鼻がつまる、痛い、精神状態不良、疲労感などですね、いろんな症状が出てきておりますけれども、それほど暮らしができないというほどでもないんで、今まではなかなか病院に行かない人多かったけれども、最近続出しているというような報告もあっております。  そこで、建設省住宅局住宅生産課健康住宅研究会によりますと、平成8年7月に、建設省、厚生省、通産省、林野庁、学識経験者、関連学会などで発足しまして、健康影響を与える可能性のある化学物質に関して、室内空気汚染対策の検討がなされました。室内空気汚染逓減のための設計施工ガイドラインとユーザーズマニュアルを取りまとめ広く公表されました。それを受けまして、住宅生産団体連合会が住宅内の化学物質による室内空気質に関する指針をまとめ公表しました。もともとこれはビルのオフィスから起きてきた問題だそうです。その指針はまず、住宅の部位、部材の中でも、室内のホルムアルデヒド濃度への影響が大きい内装仕上げ材を主として検討し、現在入手可能な建材、施工材を使用して、ホルムアルデヒド放散量の逓減を目指しています。  二つ目、住団連及び構成団体の会員には、平成11年10月着工分からは実施するよう周知の徹底と啓発に努めてまいりますとあります。その結果、普通合板、構造用合板、特殊合板、コンクリート型枠用合板に関するJAS、ホルムアルデヒドの放散量に関する等級をF1、F2、F3に区分しており、最も少ないF1の使用を一本にすると決定しています。  また、MDFとパーティクルボード、塗料、ワックス、接着剤などについては、JISによって、ホルムアルデヒドの放出度の等級が決められており、E0、E1、E2で、できるだけE0を使うように指導していくが、E1で取り決めされており、一部E2も認められていますけれども、そのようにですね、非常に住団連の方でもこのことを重く受けとめて指針を出し、指導をしているということです。これから直方市も次々と建築物が建っていくわけですが、今、このような指針が出されましたので、いずれ本格的にこの問題が社会問題化していくとも思いますし、そういう指針に従ってやっていくことが当たり前になってくることが想定されます。何よりも利用する方々をホルムアルデヒド、いわゆるホルマリンなどから守って、健康への影響を可能な限り排除することは、必然になってくると思います。まだまだ取り組みが始まったばかりですけれども、今後の直方市の公共事業にいち早く取り入れてくださることで、直方市がこういう問題非常に関心が高いということを今ならば、全国に発信ができるんです。なぜかと申しますと、9月6日発行の日経のアーテクチャーとかいう雑誌に北里病院のこの取り組みが書かれているということです。私もなかなかその雑誌を探し得ませんけれども、時期が過ぎてなくなってましたけれども。そういうような状況ですので、ぜひ本市としても、本当に安全で健康的な、そして文化的な建物をつくるという姿勢をお示しいただくためにも、このようなものを取り入れていただきたいと思います。  そこで、質問に入ってまいりますが、この歳時館の建設は、確かに設計金額どおり、また、役所のルールどおりやっておられるのでしょうが、ルールにあらわれないいい仕事をしようという意気込みが見受けられません。検査が通ればいいでは困ります。このような高度な特性のある内容を持った仕事に対し、高度なそれなりの技術力を持った、金額だけでない、業者の指名がされてしかるべきだと思います。一生懸命やる業者も、そうでない業者も、同レベルで評価されていることがこの仕事でよくわかります。仕事の程度が反映されていない現行の入札制度のあり方、先ほど評価など、いろいろおっしゃいましたけれども、私はどういう評価をしておられるのか、そのことを問いたいと思います。評価点が甘過ぎるんじゃありませんか。あれでですね、何点ついてるのかお教えいただきたいと思いますが。現行のですね、仕事の程度が反映されていない入札制度のあり方の大きな落とし穴があると思います。設計の趣旨を反映して、しかも設計で足りないところをせめぎあって、よりよいものをつくる姿勢を持った業者がこの直方市にいなかったのでしょうか。しかも、評価点が入っているというのですから、本当に疑わざるを得ないような直方市の入札制度のあり方であろうと思います。これから入札が始まる図書館についても、大変心配いたしております。  そこで、お伺いいたします。再度お伺いいたします。以上のようなことを勘案した裁量判断を要件判断に加えて、入札制度に取り入れていただきたいと考えますがいかがでしょうか。  2点目、このようなことになったことをどのように受けとめ、対処をなさるのか、お聞かせください。  3点目、化学物質過敏症に対する対応を今から建設される文化ホール、図書館などに早速取り組んでいただきたいと考えますがいかがでしょうか。  それから次に、介護保険をよくするための質問でございますが、ミニミニデイサービスにつきましては、検討するという御答弁でございますが、私どものよくする会で研究の結果ですね、やっぱり社会福祉協議会に置くのが一番経費がかからないと、私ども計算しました結果、100万円程度で十分対応できるものが御用意できるようです。その辺のところを勘案して、ぜひ資料、私はございますのでお持ちいたします。社協の方と本当に話し合っていただいて、御協力を仰いでいただきたいと思います。これは御答弁いただけるのもちょっと難しいと思いますので、強く要望とさせていただきます。  2点の不服申し立てなどについてでございますが、実は、甲府市や武蔵野市では、サービス専門調整員とか、苦情調整員などという方を置くというふうにしております。このことも大切だと思うんですけれども、実は、徳山市の例に、介護保険何でも相談コーナーと何でもダイヤルという0120の電話が用意されました。本市においてこれくらいのことはそれほど難しいことではないと思います。役所まで行ききれないお年寄りに安心して、このまちで暮らしてくださいという愛情の感じられる施策だと思います。何でも相談、0120何でもダイヤルのその設置はいかがなものでございましょうか。  以上で、2回目を終わります。            (「議事進行について。」と声あり) ○18番(那須昭生)  今、話を聞いておりますと、まあとにかくよくもまあ調べて詳しく発言をしとるようにありますが、肝心なことが問題にしなきゃならんというやつは、直方市の公共事業がすべてこういう形でやられてるんじゃないかという発言ですね。これは大問題です。ですから、先ほど1番議員が言うように、歳時館、私も行ってみて、あんまりそういう新建材を使ったとか何とかいうのは経験ないんですが、くだらない建物、こういうやっぱり発言というのは、私はもし、本当にくだらない発言であるとするなら、市の責任は大きいと思う。ただ、点数だけでどうした、こうしたという発言で、事を終わらせてはいけないと思うんです。くだらない建物を市がそのままの状態で受けたとするなら、市の責任は一体どうなるのかというやつにも波及してくるんです。ですから、そういう今の1番議員の発言、いわゆるつくる人の愛情がない、これはまあそのいろいろ見方、考え方で、それぞれ違ってくるんですが、いわゆる専門的な考え方、いわゆる専門的な意見を聞いたというならですね、その専門的な人の内容もやっぱり明らかにしてもらわんといかんと思うんです。  それからまた、技術力、先ほど草野部長が言うように、いろいろ点数がかくがくしかじかでどうのこうのというようなことを言いよりましたが、これも指摘をされております。今、中村議員、いわゆる1番議員の発言を一つ一つ精査してみると、かなり重大な内容の問題発言があったんじゃないかと、もし、このまま放置するなら、直方市の責任は相当大きいものになってくるんではないかというふうに思うんでですね、議長の方で今の発言内容を十分精査していただいて、そしてもし、不必要な、あるいは不穏当な発言があるとするならですね、私はこれは議事録から削除するなり、何らかの方法をとらないと、禍根を残すんではないかということで、議事進行上申し上げておきたいと思います。 ○議長(青野 一)  18番に申し上げます。1番議員の発言につきましては、あくまでも個人的な意見というのは、皆さんお持ちだと思いますし、主観的な問題でもございますので、これはやはり1番議員の思いでございますので、これはこのまま通していきたいと、こう思っております。  進行いたします。            (「議事進行について。」と声あり) ○18番(那須昭生)  今、議長の方が個人的な発言というふうに言っとりますけど、公の場ですよ。しかも、公共工事、役所が少なくとも欠陥工事をしたやつを、今の話を聞いてみると、いわゆるくだらない建物というような話をした内容が直方市が何の根拠もないで受けとったとするなら、直方市の責任は重いというんですよ。ですから、これは個人的な発言はどんな発言をしてもいいという問題じゃないんです。言うていいことと悪いことがあります。直方市がくだらん建物をいわゆる業者に発注して、その業者から直方市はそのくだらない建物を受け取ったというのは、私は責任が大きいというふうに言っとるんですよ。  ですから、議長の方でいや、それは個人的見解だから構わんよというんであるなら、私はあえて言いませんけど、直方市の責任は必ず、これは追及しなければいけないというような内容に発展してくるであろうということを私は注意しときたいと思います。 ○議長(青野 一)  18番に申し上げます。この歳時館につきましては、市の基準できちっと完了検査も行った問題でございますし、その問題について、その上での1番議員の発言でございます。あくまでもこれは主観的な、皆さんそれぞれ思いがあると思いますが、それぞれ個人の自由もありますし、この発言はそのままいきたいと思います。  当局答弁。 ○総務部長(草野京作)  1番 中村議員の2回目の質問でございます。3点ほどあったかと思いますが、評価点を教えてほしいということ。それから2点目は技術、この関係で裁量判断をして加味できないかということ。そして3点目、どのようにこういう工事の内容で受けとめているかということにつきまして、私から答弁させていただきます。  まず1点目、評価点を教えてほしいということですが、評価点の公表につきましては、これを公表することによりまして、今後同種の事業遂行上、公正、かつ適正な実施に著しい支障があるということが生じますので、公表はいたしかねます。
     2点目は、技術の件で裁量判断ができないかということですけれども、これは先ほど申し上げましたように、直方市は指名、それからそういった業者の格付、こういったことは公平平等に、あるいは透明性を持ってやらなければなりませんので、基準にのってあくまでもやっておるということでございます。  それから3点目、どのようにこのようなことを受けとめているかということですが、私の総務部の管財課の契約係という所管でございます。そういう役割があって、その立場上、どう受けとめているかということにつきましては、その立場から申し上げます。私どもの契約係は、工事を発注し、発注する際に業者の方を選定し、指名し、そして入札を行い、契約を行うわけです。あとは施工とそれから監督と、そういったことにつきましては、それぞれの事業課の方でやっております。その工事が完工いたしますと、最終的には竣工検査というものがありまして、その竣工検査は検査員が行いまして、検査調書がつくられて、私どもの方に参りまして、最終的には一連の書類がそろって、支払いがされるということです。こういうことで私どもといたしましては、検査、完了、そういった調査がきちっとなされておりますれば、私どもは立場としては、その工事はすべて完工したということで受けとめて、一連の処理をしておるわけでございます。以上です。 ○建設部長(森 定行)  1番 中村議員の2回目の2点目の御質問に、私から御答弁申し上げます。  どう対応するのかということでございます。私どもといたしましては、検査を行ったわけですが、これにつきましては、検査基準をもとにして検査をいたしております。設計図書のとおり、工事が行われたかどうか、施工業者と現地にて、写真、各資料も参照しながら行っております。  それから今回の歳時館の検査につきましては、このマニュアルどおり平成10年12月3日に行っております。  また、今回の歳時館につきましては、通常の行政の監督のもとに、この建物の設計業者である設計事務所と、管理委託を行っておりまして、工程ごとにチェックも行っております。また、竣工時には委託業者による検査も行っておりますし、工事監理報告書等の提出も受けております。  次に、この工事につきましては、議員御承知のように鉱害復旧の関連もございます。これにつきましては、九州通産局の竣工検査も平成11年1月14日と1月19日にわたりまして受けております。  以上のように各検査を受けておりますが、いずれも指摘事項、手直し事項等はございませんでした。以上でございます。 ○教育部長(青柳剛機)  1番 中村議員の3点目の化学物質関係について、私から御答弁させていただきます。  今後の図書館等の取り組みについて、どう考えるのかということでございますが、図書館等の材料の選定、施工上の主な留意点ということでお答えしたいと思います。  例えば、ラワンとか、木製の建具とか、材料の選定に当たっては、日本農林規格JASのF1等級のものを使用することとか、ビニールの壁紙です、の材料の選定に当たっては、壁層材料協会のガイドラインに基づいたISM規格のものを使用することとか、例えば塗料の使用に当たっては、有機溶剤の含有量の少ない塗料を優先的に選定することとか、また、使用する塗料が含有する成分の安全データーシート、MSDSを提出の上、監督員の承認を得ることとか、ホルモアルデヒドの放出量の少ない化学物質を使用するとか、そういうある一定の基準を今回の設計の監督、実施設計を行った設計事務所と協議し、さらには建設の主管課とも協議して、こういう基本的なスタンスでシックハウス症候群ですか、そういうことが生じないごと、今後留意してやっていきたいというスタンスで、現在のところ考えております。以上です。 ○市民福祉部長(石橋 到)  1番 中村議員のよりよい介護保険制度にするために、高齢者生きがい対策づくりとして、ミニミニデイサービス「生き生きサロン」にかかわります問題と、もう一つは不服申し立てにかかわります問題について御答弁いたします。社協については、これは今、議員も1点目でお示しのように、答弁については差し控えさせていただきます。  それからもう一つ、いわゆる言葉は変わりますが、議員御指摘の何でもダイヤル、何でも相談、こういったことの電話が設置できないかということでございます。この点につきましては、評価はできますが、内部でいろいろ検討した上で、結論を出したいというふうに思ってます。以上でございます。            (「議事進行について。」と声あり) ○6番(松田英雄)  質問の内容は別でございますけれども、1番議員の発言の言葉の中に、不適切な言葉があると思います。1点目といたしまして、お金に群がるといったような言葉、そのほか数点あると思いますが、この点について御配慮いただきたいと思います。 ○議長(青野 一)  ただいま6番 松田議員から議事進行上ございましたが、1番議員 中村議員の発言の中で、一部お金に群がる業者だとか、一部不穏当な発言がございましたので、この発言の取り扱いについては、議長に一任を願いたいと思います。よろしくお願いします。これに御異議ございませんか。              (「異議なし。」と声あり) ○1番(中村幸代)  お金に群がり心を置き去りにしてしまった現代のあり方に反省があるというふうに申し上げたつもりです。  それからもう1点、先ほど那須議員の方から御指摘がございました、何ておっしゃいましたですかね。私が申し上げましたのはですね。 ○議長(青野 一)  中村議員、質問ですか。 ○1番(中村幸代)  すいません、今の議事進行についてですね、ちょっと私からの議事進行でお願いしたいと思います。 ○議長(青野 一)  3回目の質問をしてください。 ○1番(中村幸代)  はい、わかりました。すみません、そうさせていただきます。  では3回目の質問です。3回目の質問の前にですね、那須議員の方から議事進行で御指摘がありました言葉ですけれども、私が申し上げましたのは、このぶざまな建築と申しました。先ほど何とおっしゃいましたですかね、ちょっと言葉が違っていたと思います。  それから私は、直方市の。 ○議長(青野 一)  中村議員、1番 中村議員に申し上げます。質問をしてください。 ○1番(中村幸代)  それでは、御質問をさせていただきます。  実は、私、全くあきれましたことが歳時館に行かれましたかと、市の部課長さん方お尋ねしましたらですね、行かれてない方がたくさんいらっしゃったんです。はあと思って驚きました。直方市を代表する建物が、これからも次々建っていくわけです。現在あるものだけでも、紅葉の森であるとか、花公園であるとか、それからいろんなものございますですよね。そういうところに本当に市の職員の方々お出でになって、自分のですね、所管ではなくても、直方市の税金を使って本当に市民のためにつくろうと思って、一生懸命担当なさった職員の方々の思いを果たしてどれぐらい酌んでおられるのかなあと、自分の仕事さえしときゃいいと、何かサラリーマン的な感覚、もっとやっぱりこれ今、求められてるのは、やっぱり心だと思うんです。心というのは、どうして表現していくかというと、そういう思いだと思うんですね。市民の方々が本当に汗を流して、税金を納めて一生懸命納めて、そして私たちのためにしてくれると思って信頼してお任せしている。それを自分の担当じゃなければ、知らないって、これって寂しいと思いませんか。そうやって職員の部課長さん、上司の方々が見てくださることで、下の職員の人たちも業者と一生懸命闘いながら、携わっていく、その仕事の喜びがまたいい仕事につながっていくであろうと思う。そのことが部下の指導になるんじゃないでしょうかね。あの人が見てくれた、この人が見てくれた、自分を認めてくれたということにつながりゃしませんか、この件に関しては、助役にお伺いいたしますが、今後ですね、そのような御指導をぜひいただきたいと思います。いかがなものでございましょうか。  それから入札制度についてでございますが、評価いわゆるですね、一般的なルールに至っては本当にちゃんとされてると思います。しかしながら、上の方のですね、ねじは既にもう乾燥して緩んでしまってるんですよ、すうっと開いて。結局今どきいろいろ問題になってるのがあれねじが緩んでるから、家ががたがたしていろんな相談するところに一気にいろんな相談が流れてると、あのねじも本当にルールに従ってなさったかと思いますけれども、やっぱりちょっと気をつけてしめよかんといかんとじゃないしょうかねえ。1年間や2年間の保証期間があって、きちんと整備をしていくというふうに、私この事前に御相談申し上げましたら、やっていくというふうに業者の方もおっしゃってるということですので、期待をしておきたいと思いますけれども、入札に関してはですね、いろいろ手を入れたってどうにもならない、やるときにきちんですね、技術力を持ってやっとけば問題のなかったことが多々多発しているわけですから、単なる金額だけではない、そういうふうな会社の姿勢ですね、いいものをつくっていきたいという姿勢をやっぱり買いたい、そう思うわけです。だれしも自分の家を建てるときに、だれでもいい、金額が合ったらいいといってお願いしてますでしょうか。やっぱりこの業者なら信頼できるという姿勢、安心感で仕事を頼んでると思うんですよ。それがなぜ行政に通用しないんでしょうか。そのことをしっかと受けとめていただきたいと思います。本当ならば、前向きな御答弁いただきたいところですけれども、いただけるようでしたら、ぜひお願いしたいと思います。  それから介護保険についてですけれども、非常に前向きにお取り組みいただくという御答弁ちょうだいしました。ぜひ直方市には愛情がありますという表現をやっぱりきちっと0120の電話や何かでしていただきたいと思います。そのことは強く要望いたしまして、3回目の質問を終わります。 ○助役(向野敏昭)  ただいまの1番 中村議員の質問にお答えさせていただきます。歳時館のような新しい施設ができるんだけれども、なかなか職員が行かないというような面があるんじゃないかということでございました。私は、本当にそうなのかなあと思っております。どういうふうな調べ方をされたのか、わかりませんけれども、大多数の職員は私は一度は行ってると思ってます。中には行ってない職員もいるかも知れませんが、それはごく少数派であろうと私はそういうふうに思っております。  それからこの場を借りまして、ちょっと一言言っときたいんですが、冒頭ぶざまな云々と言われました。非常に私ども心外でございます。これは直方市にとりましても、また、業者に取りましても、同じ気持ちだろうと思います。私ども職員、誠心誠意取り組んできたものでございますし、私は業者も同じ思いで取り組んでいただいたものであろうと思っております。たくさんあちこちが悪いという指摘もいただきました。  その中で私、建築の専門家でございませんので、詳しいことはわかりませんが、先日技術職員と一緒に現地に行ってまいりました。その中で例えば、ひさしの波打ち現象、これにつきましては、非常にけたといいましょうかね、柱が長い間隔であると、要するにけたが非常に長いけたになっているというようなことがあって、その木の癖もああいう木造建築の場合は出やすいということがあるんだそうです。したがって、大抵の場合、ああいう建築物については、木の癖なりが大体おさまった1年後ぐらいに再度見直しをして、調整をやるというように聞いております。したがって、ひさしのうねりにつきましても、ことしの末か来年の1月ぐらいには、きちんとした調整をやって、うねりがないように調整をするんだというように聞いております。  ですから、今の姿をもって、永久にそれが直らないということでは決してないということでございますんで、その点はきちんと言っておきたいと思います。材料については、私あんまり詳しいことわかりませんので答えられませんが、以上答弁にかえさせていただきます。 ○議長(青野 一)  以上をもって、通告による一般質問を終わりました。  これをもって、一般質問を終結いたします。  本日の日程は、全部終了いたしました。  18日、19日は、休日のための休会。  20日午前10時より、会議を再開することとし、本日は散会いたします。                              15時54分 散 会...