それと同時に、私は、この
感染症がもたらす影響が長期化することを視野に入れた対応が、何よりも必要であると考えております。市民の皆様、
事業者の皆様は、
感染症の影響が続く中、先が見通せない
不安感に襲われています。その
不安感を払拭するためには、市民の皆様の生活や
事業の
持続性を常に意識しながら、一時的ではない中長期的に継続する
支援を的確に実施することが必要であると思います。ここは重要なのでもう一度申し上げますが、一時的ではない中長期的に継続する
支援を的確に実施することが必要であると考えております。
そのためには状況に応じて
既存事業の凍結や見直しも行いながら、
久留米市が有する財源や資源を有効的に活用することが必要不可欠でございます。
市民の皆様には、重ねて御不便をおかけすることになると思いますが、この点におきましても、さらなる御理解、御協力をお願いするものでございます。
次に、本日提案させていただきました、第49
号議案 令和2年度
久留米市
一般会計補正予算(第1号)、第50
号議案 令和2年度
久留米市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、及び第51
号議案 久留米市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の
提案理由を説明申し上げます。
今回の
一般会計補正予算案は、
新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中、市内の
医療機関の機能を維持確保し続けるため、逼迫する
医療現場を
支援すること、売上げの減少などにより厳しい
経営環境にある
事業者の方々を
支援すること、
休業等に伴い収入が減少し生活に困っている方々を
支援すること、さらに、現在のように
感染症の影響がある事態や災害時などにもテレワークや
遠隔授業への対応が可能となるような
ICTを活用した
サービスへの
ニーズに対応することなどを目的とし、337億6,801万円の追加をお願いするものでございまして、補正後の
予算総額は1,680億3,801万円となります。
以下、主な
事業について御説明いたします。
まず、
医療現場の
支援に必要な経費といたしまして、
帰国者・
接触者外来の
体制強化費用4,228万円、
院内感染を防ぐための高
機能マスクを初めとした
医療用備品などの
購入費用2,762万円、
事業者への
支援としまして、
中小企業緊急経営資金の融資並びに利子及び
保証料補填金16億6,656万円、
社会保険労務士など
専門家による
経営相談の
機会拡充費用2,007万円、生活に困っている方への
支援といたしまして、
就学援助受給世帯の
児童生徒一人一人へのお
こめ券の
支給費用5,964万円、
子育て世帯への
臨時特別給付金の費用4億4,313万円、
ICTを活用した
サービスニーズへの対応といたしまして、国の
GIGAスクール構想に基づく
児童生徒の
学習用端末の
整備費用4億9,010万円、それらを支えるための
光インターネット回線の
整備費用2億円、さらに、住民1人につき10万円を支給する
特別定額給付金の費用307億363万円など、13
事業、計337億6,801万円の追加をお願いいたしております。
これらの
補正予算の計上に必要な財源は、
国庫支出金317億3,305万円、繰入金4億1,896万円、及び諸収入16億1,600万円で措置いたしております。
次に、
国民健康保険事業特別会計補正予算につきましては、
新型コロナウイルス感染症に
感染あるいは
感染の疑いがあり、労務に服することができない方に対し、
傷病手当金を支給することができるようにするものでございまして、1,100万円の追加をお願いしております。
この
補正予算の計上に必要な財源は、
県支出金で措置いたしております。
なお、第51
号議案 久留米市
国民健康保険条例の一部を改正する条例は、ただいま説明いたしました
傷病手当金を支給するために必要となる規定を整備しようとするものでございます。
以上をもちまして、各議案の
提案理由についての説明を終わりますが、何とぞ慎重なる御審議の上、満場の御賛同を賜りますよう、お願いを申し上げ、
提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
=〔降 壇〕=
○議長(
永田一伸君)
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入りますが、通告があっておりますので、質疑を許します。
2番
金子むつみ議員。
〔2番
金子むつみ君登壇〕
○2番(
金子むつみ君) おはようございます。
2番、
日本共産党議員団、
金子むつみです。
マスクが本当に邪魔になるなと思っていますけど、仕方がありません。
久留米市では、45人の方の
感染が確認をされております。一日でも早い回復をお祈りいたします。そして、
コロナ感染拡大防止のために日々奮闘されている職員の
皆さん、関係されている
皆さんに心からの感謝、そして敬意を表したいと思います。
ただいま提案がありました議案のうち、第49
号議案 一般会計補正予算について、順次質問をいたします。
1つ目、経済的に厳しい
子供たちへの
支援についてであります。
就学援助受給世帯支援事業についてであります。20キロのお
こめ券を
就学援助世帯に支給するということでございますが、要保護は含まれるのか。そして、その
対象人数を示してください。また、支給を
現金にしなかった理由について
お答えをください。
2つ目、国の
緊急経済対策活用についてです。
特別定額給付金給付事業について。いわゆる国民に対して一律
現金10万円
給付の件であります。国民多数の声が政府に届いたということで本当にみんな喜び大歓迎であります。一日でも早く届けないといけないと思いますが、どういう流れと、そしてどういう日程で市民に
現金が届くのかお尋ねをいたします。
2つ目、
保育所等への
助成事業についてです。
この
事業内容はどういうものなのか
お答えください。そして、「
保育所等」と書かれておりますが、
保育所以外にどういう施設が対象なのか
お答えください。1回目を終わります。
=〔降 壇〕=
○議長(
永田一伸君)
秦教育部長。
○
教育部長(
秦美樹君)
金子むつみ議員の御質問、1
項目め、第49
号議案 令和2年度
久留米市
一般会計補正予算(第1号)、(1)経済的に厳しい
子供たちへの
支援について、ア.
就学援助受給世帯支援事業について回答いたします。
まず、1点目、要
保護世帯につきましては、
生活保護の中で
教育扶助を受けておりますので、現時点では対象としてはおりません。要
保護世帯へお
こめ券を支給いたしますとその支給した分の額が
収入認定とされ、その分の
生活保護費が減少するという国が定める
生活保護制度との兼ね合いがございますので、国や県の情報を現在収集しているところでございます。
2点目の
対象者でございますが、準要
保護世帯ということで小学生3,930名、中学生1,840名の合計5,770名を見込んでおります。
3点目、なぜお
こめ券なのか、
現金支給じゃないのかということかと思いますが、
就学援助受給世帯につきましては、従来、
給食費の援助を行っておりますが、学校が
臨時休校となり給食がない中では
昼食代が新たな家計の負担となっております。その
家計負担を軽減するとともに
学校給食の代替としてできるだけ
子供たちの食事につながるものになること、また
久留米市が
県内有数の
農業都市であるということから、お
こめ券を配布するものにいたしました。なお、お
米現物の配布につきましても検討いたしましたが、調達や配布の面で課題があり、早急に対応するため、お
こめ券といたした次第でございます。以上です。
○議長(
永田一伸君)
黒岩総合政策部長。
○
総合政策部長(
黒岩竹直君)
金子むつみ議員の
議案質疑2
項目め、国の
緊急経済対策の活用についてのア.
特別定額給付金給付事業について
お答えいたします。
まず、
特別定額給付金の支給の流れについてでございますが、
特別定額給付金の
申請手続は、
感染拡大防止の観点から
郵送申請と
オンラインによる申請の2つの方式を基本としております。
まず、郵送による申請でございますが、市から全
世帯主宛てに郵送します
世帯員の情報が記載された
申請書に
振込先口座情報を記入いただいた上、
本人確認書類及び
通帳等の写しを添付いただきまして
返信用の封筒で市に送り返していただきます。
次に、
オンラインでの申請は、
マイナンバーカードをお持ちの方を対象としたものでございます。政府が運営するマイナポータルの
申請画面から
世帯員の情報や
振込先口座情報を入力いただきまして、
口座確認書類の
画像データ等を添付して申請を行っていただくことになります。
その後、郵送または
オンラインで申請された情報を市のほうで確認した上で
支給決定を行い、指定の口座に
世帯全員分の
給付金を振り込むものでございます。
また、
日程等についてでございます。この
特別定額給付金は、できるだけ早く支給すべきものというふうに認識しておりますが、システムの改修や
申請書等の印刷に一定の日数を要しますことから、
補正予算を御承認いただきましたならば、5月中の
支給決定を目指しまして、本日より鋭意作業を進めてまいる予定でございます。以上でございます。
○議長(
永田一伸君)
大久保子ども未来部長。
○
子ども未来部長(
大久保隆君) (2)のイ.
私立保育所等運営費助成事業についての御質問に
お答えいたします。
まず、
事業の概要でございますが、
保育所等におきまして
新型コロナウイルスの
感染拡大を防止する観点から、
保育所等の消毒や
備品等の購入などに必要となる経費について国の
補助金を財源として助成するものでございます。
対象の施設でございますが、国の
実施要綱におきまして
対象施設が定められておりまして、具体的には
私立保育所のほかに
幼保連携型認定こども園、
居宅訪問型保育事業を除く
地域型保育事業を行う
事業所及び
児童福祉法第59条に基づく届け出を行っている
届出保育施設とされております。
久留米市内では98施設が補助の対象となっております。
なお、補助の金額につきましては、令和元年度に実施した
補助事業分と今回お願いする
補正予算分を合計しまして、1
施設当たり50万円以内としております。以上でございます。
○議長(
永田一伸君) 2番
金子むつみ議員。
〔2番
金子むつみ君登壇〕
○2番(
金子むつみ君) 2回目の質問をいたします。
経済的に厳しい
子供たちへの
支援についてであります。要保護は収入になるということでありますが、一律10万円については
対象外ということで
収入認定にはしないということになっておりますので、特に
子育て、
子供たちの問題ですから、ぜひともそれは国に
収入認定しないよう要請をしていただきたいというふうに思っております。
お
こめ券のことですけれども、食事につながるようにと、そういうことでありますが、やっぱり
現金がいいに決まっているんです。食事はもちろんです。食事に使ってもらうというのも大事なんですけれども、今、明日にでも
現金が必要だという人は少なくないわけです。シングルで
子育てをしている方々、特に私が知っている
ダブルワークをしている方だとかは、今、もう仕事が1つだと。家賃や食費やさまざまな出費が容赦なく出ていくと、ここにお
こめ券が配られてもお金に換えようとしか思わないというふうに言っています。それだったら最初から
現金のほうが喜ばれるわけです。もちろんお
こめ券を喜ぶ人もいると思いますけれども、万人が納得するのが
現金給付ではないでしょうか。
国の対策も
子育て世帯臨時特別給付金給付事業、今回出ますけれども
児童手当を受給する世帯に対して1人1万円の
現金給付なんです。やっぱり
現金給付が何にでも使えるということ、これが一番私は必要だというふうに思っております。
しかも、
就学援助世帯でありますから、
銀行振込口座はもう市としては承知していると思います。郵送でお
こめ券を配るより、こうやって
銀行振込をしてもらったほうが安全で、間違いなく手元に届くのではないかと思います。
今回は本当いろいろ考えられて出した中身だとは思いますけれども、第1弾ということでしょうが、今からでも
現金に換えるということにはならないでしょうか。お尋ねします。
2つ目です。国の
緊急経済対策の活用についてであります。もう
皆さん、本当に期待をしております。テレビの報道だとか見ますと、先に
給付をしているとか、やっぱり手続ができない
高齢者には
現金を持っていくと、小さな町、村ではそういうことをされています。やっぱりとても
皆さん喜んであるわけです。本当に一刻も早く届くようにお願いしたいと思います。
オンラインといっても
マイナンバーカードをつくったけれども、どうやって
オンラインするんだという方、多いと思います。ですから、この
申請書に沿ってきちんとできるように工夫をしていただきたいと思います。
それで、この
申請書には、この
申請書を見ましたけれどもわざわざ
特別定額給付金を希望されない方につきましては以下の
チェック欄に印をつけてくださいというようなことを、これはうちの
赤旗新聞なんですけれども、ここに要らない人はチェックするというような欄があるんです。わざわざこんなことをしたら間違ってチェックしちゃうわけですよね。こういうことが起こり得るわけなんです。ですから、こういうことも含めていろいろ問い合わせがくると思いますので、その窓口など設置する予定があるのかどうか、それを伺います。
また
DV被害者への
給付についてであります。政府は詳しい対応を示しているというふうに思いますけれども、
加害者に振り込まれた場合、逃げているのに
加害者に振り込まれた、逃げているから
加害者がもう申請してしまったといった場合、
被害者への
給付金はどうなるのか、そこら辺を
お答えください。
それから
2つ目、
保育所等への
助成事業についてです。
マスクや
消毒液、こういう
お答えもありました、1つの園に
当たり50万円ということですが、今、自粛で保育をする子供も少なくなっているというふうに聞いておりますが、それでも小さな命を預かっているわけです。
感染対策の一環として
保育士さんなどに
危険手当などを支給するということはこの
事業の対象になるのか、ならないのか、そこをお尋ねいたします。以上です。
=〔降 壇〕=
○議長(
永田一伸君)
秦教育部長。
○
教育部長(
秦美樹君)
金子むつみ議員の御質問、1
項目め、(1)のア.
就学援助受給世帯支援事業についての2回目の御質問に
お答えいたします。
今から
現金に換えられないのかという御質問でございましたが、今回の
支援策につきましては、
教育委員会といたしまして休校が長期化し、給食がなくて困っているであろう
子供たちに早急に食につなげたいという思いで組み立て、お
こめ券という形をとらせていただきました。この趣旨をお
こめ券を発送する際には
保護者の方々に周知をし、御理解をいただきたいと考えております。
また、このお
こめ券につきましては、店舗の
サービスによってはお米以外のものも購入できるようですので、お米以外のものが購入されたといたしましても
家計負担の軽減にはつながるものと考えております。以上でございます。
○議長(
永田一伸君)
黒岩総合政策部長。
○
総合政策部長(
黒岩竹直君)
金子むつみ議員の2
項目め、国の
緊急経済対策活用についてのア.
特別定額給付金給付事業についての2回目の御質疑に
お答えいたします。
まず、
特別定額給付金の手続に
当たりましては、その申請方法や支給時期などに関するさまざまなお問合せに対応していく必要があると考えております。そういったことから、
特別定額給付金につきましては、総務省のホームページやコールセンター並びに内閣府に設置のマイナポータルに関するコールセンターを御案内しつつ、それにあわせまして
久留米市におきましても今後の
事業の進捗に合わせ、できるだけ速やかに相談窓口体制を整えながら、市民の皆様からのお問合せに対応し、
給付金のスムーズな支給に努めていく必要があるというふうに考えているところでございます。
また、御案内のありましたそれぞれの市民の皆様が置かれている事情によりまして、いろんな形での
給付が考えられるところでございますが、
被害者への
給付金のほうが優先をされる、一言で申しますとそういう取扱いになっております。そういったことから、仮に二重での交付となった場合、
被害者のほうへの
給付が優先され、相手方の分につきましてはそれぞれの自治体のほうで対応するというような形で制度上は整理をされておるところでございます。なお、その旨を郵送する
申請書のほうには事前に記載をするというような形で対応することになっております。以上でございます。
○議長(
永田一伸君)
大久保子ども未来部長。
○
子ども未来部長(
大久保隆君) (2)のイ.
私立保育所等運営費助成事業についての2回目の御質問に
お答えをいたします。
補助の対象経費につきましては、国の
実施要綱におきまして
新型コロナウイルス感染症対策として実施するために必要な消耗品や印刷製本費などの需要費、役務費、委託料、備品購入費、リース料などが対象経費とされておりますので、御質問の人件費につきましては
対象外となっております。
なお、子ども・
子育て支援法に基づきます
保育所運営委託費や施設型
給付費につきましては通常どおり
給付を行い、施設の収入は保証することといたしております。以上でございます。
○議長(
永田一伸君) これをもって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております各議案については、お手元に配付いたしております議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
この際、
委員会審査のため、暫時休憩いたします。
=午前10時31分 休憩=
=午後 1時00分 再開=
○議長(
永田一伸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎ 日程第5
~日程第7
○議長(
永田一伸君) 日程第5、第49
号議案から日程第7、第51
号議案までを
一括議題といたします。
以上の各議案に対する
委員会審査の結果報告書は、お手元に配付のとおりであります。
委員長の審査の経過、及び結果の報告は、この際、会議規則第39条第3項の規定により、省略することにいたしたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告は、省略することに決定いたしました。
これより委員会報告に対する質疑に入りますが、通告があっておりませんので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。通告があっておりますので、討論を許します。
2番
金子むつみ議員。
〔2番
金子むつみ君登壇〕
○2番(
金子むつみ君) 2番、日本共産党市議団、
金子むつみです。
私は、第49
号議案 令和2年度
久留米市
一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場から討論をいたします。
昨日、国会で
緊急経済対策に基づく
補正予算が成立をいたしました。私はこの中身では全く不十分であるというふうに思います。なぜ新型コロナ収束後に1.7兆円の観光需要を喚起するキャンペーンを予算の中に計上するのか。国民の誰もが不安と怒りで震えたのではないかというふうに思っています。諸外国から見ても経済状況や国民の生活を見てみても全く不十分であり、国難であると言いながら、この程度の補償しか国がやらないということに心底怒りを覚えております。予算の桁が違いすぎます。
今回、この国の予算について急がなければならないということで、私どもも承諾し、賛成をいたしましたけれども、このままでは本当に厳しい状況が続く中で、国民の暮らしも、そして経済も大変な状況になる。
緊急事態宣言は延長せざるを得ないということは安倍さんが言わなくても誰が見ても明らかな状況であります。経済活動、日常活動、自粛が延長されます。大変厳しい状況、今後も続くことになると大変不安を覚えております。
久留米市においては、
クラスターが発生し、関係する方々の
感染が毎日のように報告がされております。あらゆる手段を講じて市民の命と暮らし、なりわいを守ることこそが私たち議員に問われていることだと改めて思っております。
今回、
久留米市の
補正予算では医療体制の強化としてPCR検査強化のための措置が計上されました。PCR検査を受けたくても受けられない、
高齢者や
子供たちに
感染が広がり重症化するのではないかとの不安を多くの方が持っておりました。安倍首相はPCR検査を1日2万件に増やすと繰り返し言っていますが、1万件にも満たない数字が推移しております。
そんな中で当市において、新型コロナ地域外来検査センターを設置するとの発表があり、よかった、これで
久留米市民として年寄り、孫とも安心して暮らせますと、こういう歓迎の声も寄せられております。保健所とかかりつけ医の判断で検査が受けられるという2段構えの体制は心強いものです。また、
軽症者の速やかな隔離のためのホテルや、病床の確保についてもスピード感があったと思います。まずはこのような提起が市民の不安を少しでも和らげたことは大いに評価できるというふうに思っております。
ただ一方で補償の問題については課題が山積しております。経済的に厳しい
子供たちへの
支援について、
現金での支給が必要ではないかと思っています。
教民の委員会でも
現金での支給、これが必要だという意見もありました。また、
就学援助世帯だけではなく、全ての
子供たちにお
こめ券並びに
現金の支給をすべきだという意見がありました。私もそう思います。
子供たちは全てに同じような支給が必要ではないか。第2、第3の手だてを進めていただきたい、このように思います。
また、
感染防止の観点から自粛要請をした飲食店舗等に対して財政補償をすべきではないか、このように思います。これまでも繰り返し言ってまいりましたけれども、経済的観点だけではなく、
感染防止という観点であります。
当市では夜のショーパブで
クラスターが発生しました。昨日、放映された県内の情報番組において、この問題が取り上げられたそうであります。見た方からのお話でありますが、「
感染者が出た店は休業したが、ナイトクラブは開いている。開けていれば客は来る。開けていても赤字だが、従業員に給料を払わないといけない。だから開けている」と述べていたそうであります。そして、大変驚きましたけれども、中洲の休業しているナイトクラブの女性が文化街に流れて来ていると、こういうことも報道がされたというふうに聞きました。
このような報道がありますと開けている店が悪いというふうになるわけですけれども、家賃の支払いや従業員の生活も守らなければならない、経営者自身も
感染のおそれがあるけれども、開けざるを得ないという状況が現実なわけです。自粛と補償はセットでなければ
感染予防を進めることはできません。市をまたいで来ているわけですから、国や県への一層の
支援要請を強化していただきたい、強化をしないといけない、このように思います。
国会で安倍首相も厳しいなら今後考えると言って補償を強くすると、補償を大きくするということを言っておりますけれども、今が厳しいのですから、今やるべきことだということを声を上げなければならない、このように思います。
国に対しても早急に第2、第3の
補正予算を要求すべきです。
本来、市の役割は、国の悪政の防波堤になるべきだというふうに私どもは常々思っております。国がやらなくても本当に急がなければならない問題については、もう以前からも言われておりますが、不要不急のものを取りやめる、そういう覚悟でやるというふうにおっしゃっておりましたが、ぜひ必要であったとしても不急であるものに対しては凍結して、すぐに補償と
支援に急がなければならない、このように思っております。
市としても第2、第3の財政出動を求めまして、討論を終わります。
=〔降 壇〕=
○議長(
永田一伸君) これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、第51
号議案 久留米市
国民健康保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。
本案に対する委員会の報告は、可決であります。
本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
永田一伸君) 起立全員であります。よって、第51
号議案は、原案のとおり可決されました。
次に、第49
号議案、及び第50
号議案の、
一般会計補正予算(第1号)、
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、以上2件を一括して採決いたします。
以上の両議案に対する委員会の報告は、可決であります。
以上の両議案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
永田一伸君) 起立全員であります。よって、第49
号議案、及び第50
号議案、以上2件は、いずれも原案のとおり可決されました。
次に、お諮りいたします。
本日、大熊博文議員外10人の議員から、発議第1
号議案 新型コロナウイルス感染症対策に関する決議が提出されました。
発議第1
号議案は、緊急を要しますので急施事件と認め、この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、発議第1
号議案は、急施事件と認め、この際、これを日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
◎ 追 加 日 程
○議長(
永田一伸君) 発議第1
号議案 新型コロナウイルス感染症対策に関する決議を議題といたします。
まず、事務局に議案を朗読させます。
なお、議案の朗読は、件名、提出者、
提案理由までにとどめます。
○
議事調査課課長補佐(兼)主査(長内理早君)
発議第1
号議案
新型コロナウイルス感染症対策に関する決議
上記の議案を提出する。
令和2年5月1日
市議会議員 大 熊 博 文
同 山 田 貴 生
同 田 中 貴 子
同 石 井 秀 夫
同 早 田 耕一郎
同 森 﨑 巨 樹
同 吉 冨 巧
同 原 口 新 五
同 石 井 俊 一
同 佐 藤 晶 二
同 田 中 功 一
提案理由
新型コロナウイルス感染症対策について決議しようとするものである。
新型コロナウイルス感染症対策に関する決議
新型コロナウイルス感染症は、世界各国に
感染が拡大し、20万人以上の死者が報告され、世界経済も著しく停滞するなど、リーマンショック以上の景気後退が予測されている。
国は
新型コロナウイルス感染症の
拡大防止に向け、令和2年4月7日に福岡県を含む7都府県に
緊急事態宣言を発令したが、国内の
感染者は依然として増加傾向にある。そのため、4月16日には全国を
対象地域とした
緊急事態宣言が発令され、
事業活動の自粛、不要不急の外出や移動の自粛等が強く求められた。
本市においても
感染予防の行動変容を広く呼びかけているが、集団による
感染者が発生するなど、予断を許さない状況が続いている。
このような中、本日の
臨時会に上程された令和2年度
久留米市
一般会計補正予算(第1号)については、長期化が想定される
新型コロナウイルス感染症対策としては十分な対応とは言えず、特に経済活動等への
支援は急務である。
よって、今後も引き続き速やかな対応ができるよう、市民生活に必要な
補正予算の編成に万全の対策を講じるとともに、国や県に対して、
感染症対策に必要となる幅広い財政
支援を求めるものである。
また、
感染者の急増に備え、万全の医療体制の構築を進めるとともに、国や県に対し検査・相談体制の強化を要請し、併せて、市に対しては、
感染拡大を防ぐために多様な市民を対象とした行動変容を促す取組を強く求めるものである。
我々、
久留米市議会としても、今後予測される事態に対する市民の生命や生活、経済活動を
支援するための一助とするべく、本年度の議会費予算の一部を執行停止とするなど、身を切る覚悟で
久留米市と共に全力で取り組むものである。
以上、決議する。
令和2年5月1日
久留米市議会
○議長(
永田一伸君) 次に、提案者から
提案理由の説明を求めます。
30番大熊博文議員。
〔30番大熊博文君登壇〕
○30番(大熊博文君) 30番、大熊博文でございます。
発議第1
号議案につきまして、提案者を代表して、
提案理由の説明をさせていただきます。
なお、
提案理由の説明は、案文の朗読をもって代えさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症対策に関する決議
新型コロナウイルス感染症は、世界各国に
感染が拡大し、20万人以上の死者が報告され、世界経済も著しく停滞するなど、リーマンショック以上の景気後退が予測されている。
国は
新型コロナウイルス感染症の
拡大防止に向け、令和2年4月7日に福岡県を含む7都府県に
緊急事態宣言を発令したが、国内の
感染者は依然として増加傾向にある。そのため、4月16日には全国を
対象地域とした
緊急事態宣言が発令され、
事業活動の自粛、不要不急の外出や移動の自粛等が強く求められた。
本市においても
感染予防の行動変容を広く呼びかけているが、集団による
感染者が発生するなど、予断を許さない状況が続いている。
このような中、本日の
臨時会に上程された令和2年度
久留米市
一般会計補正予算(第1号)については、長期化が想定される
新型コロナウイルス感染症対策としては十分な対応とは言えず、特に経済活動等への
支援は急務である。
よって、今後も引き続き速やかな対応ができるよう、市民生活に必要な
補正予算の編成に万全の対策を講じるとともに、国や県に対して、
感染症対策に必要となる幅広い財政
支援を求めるものである。
また、
感染者の急増に備え、万全の医療体制の構築を進めるとともに、国や県に対し検査・相談体制の強化を要請し、併せて、市に対しては、
感染拡大を防ぐために多様な市民を対象とした行動変容を促す取組を強く求めるものである。
我々、
久留米市議会としても、今後予測される事態に対する市民の生命や生活、経済活動を
支援するための一助とするべく、本年度の議会費予算の一部を執行停止とするなど、身を切る覚悟で
久留米市と共に全力で取り組むものである。
以上、決議する。
令和2年5月1日
久留米市議会
議員各位におかれましては、何とぞ慎重審議の上、満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
=〔降 壇〕=
○議長(
永田一伸君)
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入りますが、通告があっておりませんので、質疑を終結いたします。
この際、お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議第1
号議案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入りますが、通告があっておりませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
発議第1
号議案 新型コロナウイルス感染症対策に関する決議を採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
永田一伸君) 起立全員であります。よって、発議第1
号議案は、原案のとおり可決されました。
次に、お諮りいたします。
本議会において議決されました案件で、条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その処理を議長に委任されたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕