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令和元年第6回定例会(第3日12月 9日)

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  1. 久留米市議会 2019-12-09
    令和元年第6回定例会(第3日12月 9日)


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    令和元年第6回定例会(第3日12月 9日)              令和元年12月9日(月曜日)               会    議    録                  (第3日)              令和元年12月9日(月曜日)                      =午前10時00分開議=   〇出席議員(34名)    1番 小 林 ときこ 君    2番 金 子 むつみ 君    3番 古 賀 としかず 君    4番 轟   照 隆 君    5番 南 島 成 司 君    6番 松 延 洋 一 君    7番 中 村 博 俊 君    8番 堺   太一郎 君    9番 吉 武 憲 治 君
      10番 井 上   寛 君   11番 田 中 貴 子 君   12番 秋 永 峰 子 君   13番 山 田 貴 生 君   14番 田 住 和 也 君   15番 権 藤 智 喜 君   16番 石 井 秀 夫 君   17番 早 田 耕一郎 君   18番 松 岡 保 治 君   19番 原     学 君   20番 原 口 和 人 君   21番 森 﨑 巨 樹 君   22番 太 田 佳 子 君   23番 山 下   尚 君   24番 藤 林 詠 子 君   25番 吉 冨   巧 君   26番 原 口 新 五 君   28番 市 川 廣 一 君   29番 永 田 一 伸 君   30番 大 熊 博 文 君   31番 石 井 俊 一 君   32番 甲斐田 義 弘 君   34番 佐 藤 晶 二 君   35番 塚 本 弘 道 君   36番 田 中 功 一 君 〇欠席議員(2名)   27番 田 中 良 介 君   33番 栗 原 伸 夫 君 〇地方自治法第121条に基づく出席者  市 長              大久保   勉 君  副市長              中 島 年 隆 君  副市長              森     望 君  企業管理者            徳 永 龍 一 君  教育長              大 津 秀 明 君  総合政策部長(兼)シティプロモーション担当部長(兼)広報担当部長                   國 武 三 歳 君  総合政策部理事東部地域振興担当)(兼)田主丸総合支所長                   山 本 修 司 君  総合政策部理事西部地域振興担当)(兼)三潴総合支所長                   松 野 誠 彦 君  総務部長             楢 原 孝 二 君  協働推進部長           秦   美 樹 君  会計管理者            井 上 益 規 君  市民文化部長(兼)久留米シティプラザ統括部長                   宮 原 義 治 君  健康福祉部長           窪 田 俊 哉 君  子ども未来部長          大久保   隆 君  環境部長             甲斐田 忠 之 君  農政部長             山 口 文 刀 君  商工観光労働部長         吉 田 秀 一 君  都市建設部長           長 友 浩 信 君  北野総合支所長          豊 福 和 行 君  城島総合支所長          平 田   茂 君  上下水道部長           井 上 秀 敏 君  教育部長             井 上 謙 介 君  契約監理担当部長         石 原 純 治 君  総務部次長            境   克 浩 君  財政課長             黒 岩   章 君  総合政策課長           白 石 浩 之 君 〇議会事務局出席者  事務局長             野 口   正 君  次長(兼)総務課長        柴 尾 俊 哉 君  議事調査課長           古 賀 裕 二 君  議事調査課課長補佐(兼)主査   下 川 広 明 君  議事調査課事務主査        新 村 利 恵 君  書 記              野 田 匡 昭 君 〇議事日程(第3号) 第1 一般質問 〇議事の経過 ◎ 開     議 ○議長(永田一伸君) 皆さん、おはようございます。  これより本日の会議を開きます。 ◎ 日 程 第 1 ○議長(永田一伸君) 日程第1、一般質問を行います。  順次、質問を許します。  9番吉武憲治議員。(拍手)  〔9番吉武憲治君登壇〕 ○9番(吉武憲治君) 皆様おはようございます。  9番、緑水会議員団の吉武憲治でございます。通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。  第1項目め、教員間いじめについてであります。  皆様も御承知のとおり、ことしの10月に教員による同僚の教員に対するいじめが神戸の小学校で発覚し、新聞やニュースで大きく報道されましたことは皆様御承知のことだと思います。また、この教員間いじめは1年以上も前から続いていたということであります。  子供たちに「いいか、いじめは絶対にしちゃいかんぞ」と指導する立場にある学校の先生が、何と平気で同じ学校の先生を寄ってたかって、おもしろがっていじめていたわけであります。まさに、子供たちいじめパターンと全く同じであります。もう唖然とするしかありません。  この中の加害教諭2名は、子供たちの悪さやいじめを指導する生活指導担当でもあったと言いますから、これまたびっくりでございます。いじめを受けていた20代の男性教諭は、女性を含む30代から40代の4人の教諭たちから悪質ないじめを受けて、精神的に不安定となり、ことし9月から休んでおられます。その悪質ないじめは、実に50種類にも及んでおり、そのいじめの実態は、たたく、ける、熱湯入りのやかんを顔につける、激辛カレーを羽交い締めにして食べさせる、かばんに氷を入れてびしょびしょにする、車の屋根に土足で上がる、「反抗しまくって学級を潰したれ」と子供の前で被害教諭の悪口を言う、「ぼけ、かす」と平気で呼び捨てるなどの暴行や暴言、器物損壊は、もはや、学校の先生のすることではなくて、一人間としても最低の恥ずべき行為をしていたという事実であります。  さらに問題なのは、校長や他の同僚教諭らが事態の異常さを把握していたにもかかわらず、4人の暴走をとめることができなかったという点であります。  さて、私も元教員でしたので、教員という職業の実態について説明したいと思います。  まず、学校という場所は、子供の親や一般の人々から見れば、一種の独特な雰囲気が漂っていると思います。そして、一般の人から見れば、教員は意外と世間知らずであり、井の中のカワズのようなところもあります。ある意味で、教員は教員の中の世界しか知りません。  また、子を預ける親からすれば、学習や生活全般の全てを学校の先生に委ねているわけですから、自然と低姿勢な形で接しがちとなります。そうしますと、徐々に教員のおごりに満ちたものが発生しがちとなります。  公立学校の教員は、御存じのとおり、上命下服の地方公務員ではありますが、組織体の長である校長や教頭に対しても、長年教員生活を続けていますと、ため口で話す教員もおりますし、強く自分の主張を押し通す教員も出てきます。また、教員同士のイデオロギーの対立も確かにそこには存在しております。このように、教員は公務員の中でも身分を保証された非常に自由な職業でもあるのであります。  ところで、教員の精神疾患はまじめ過ぎる人に起こっており、鬱病になる人が結構多い職場です。その原因は、やはり人間関係が多く、子供たちが担任の言うことを聞かなくなる学級崩壊やモンスターペアレンツ出現で行き詰まったり、教員間トラブルの悩みなどが挙げられます。  今回の事件の加害教諭4人組は子供を引っ張っていく力があり、手に負えない子供がいても、先生の言うことを聞かせる指導力もあり、職員室の中でも中心的な存在であったと思われます。しかし、この4人の教員たちは、遊び感覚で堂々と信じられない教員いじめをしていたのであります。  校長も学校経営でこの4人組に助けられていたので、見て見ぬふりをしています。そして、この学校の他の周りの教師たちも、教育現場でその4人組の恩恵にあずかっていたということになります。だから、今回の事態の異常さがわかっていても何も言えなくなる。いや、わかっていても、何も言えない雰囲気がそこにはあったのです。  皆さんいいでしょうか。ここがポイントです。私は、ここに今回の目に見えない隠れていた事件の本質があると考えております。  そこでお伺いします。  1つ目、神戸の小学校の教員間の暴力的な同僚いじめ事件について、どのようにとらえられているのかお尋ねします。
     2つ目、久留米市内の学校から市教委に対して、このような教員同士の暴力的ないじめの事案の報告が挙がってきていないかどうか、お尋ねします。  第2項目め、学習漫画の効果について。  (1)中央図書館学習漫画の蔵書数についてであります。  国際学習到達度調査、PISAの結果が、先週の12月3日に発表されております。日本の15歳の読解力、読んで理解する力は前回の8位から15位へと大きく順位を下げ、読解力の低下は深刻な状況にあるということです。  さて、久留米の中央図書館がことし4月に発表しました子供の読書アンケートの結果を拝見しましたところ、不読率、1カ月に1冊も本を読まなかった割合でありますが、小・中・高校は不読率が全て増加傾向で、悪化をしております。  そこで私は、子供たち読書率向上のためには、その方法の一つとして、取り組みやすい学習漫画などの在庫をもっとふやすべきだと考えます。漫画は、勉強嫌いな子供も抵抗なく読めますし、学習のきっかけにもなり、漫画は活字離れをくいとめ、読書への入り口にもなると言われています。  そこで、一般的に学習漫画と言えば、「日本の歴史」とか「世界の歴史」などが目に浮かびます。織田信長や豊臣秀吉、キュリー夫人などといった人物伝を扱った歴史漫画もあります。しかし、最近では、広い意味で学習漫画に対する認識が変化してきていることを皆様は御存じでしょうか。  NHK総合テレビが、ことし8月21日放送の「あさイチ」という番組では、「楽しみながらためになる今どきの学習漫画」という特集を組み、大学教授や有名な漫画家たち5名が「学べる漫画100冊」を選出し、紹介しております。学習漫画では、ストーリー漫画の中にも、まさに学習すべき知恵と知識がぎっしりと詰まった秀作がたくさんあるのであります。今からその漫画の数冊をお見せします。  1枚目、お願いいたします。  〔ディスプレーに資料を表示する〕  まずこれは、この写真ですが、左側2枚の「日本の歴史」や「織田信長」の人物伝は、図書館や小・中学校には大抵、必ず置いてあります。しかし、右側の「名探偵コナン」などの主人公を使った学習漫画の在庫は、まだまだ少ないのではないでしょうか。  2枚目、お願いします。  次に、この写真のような「ブラックジャックによろしく」とか、「のだめカンタービレ」のような漫画本は学校の図書館にはほとんど置いてありません。しかし、私はここで発想の転換が必要だと考えております。漫画を読むことは悪いことで、小説を読むことはよいことというある種のレッテルが存在していますが、本当に漫画はよくないのでしょうか。  私たちは、「美味しんぼ」という漫画で料理に興味を持ったり、「キャプテン翼」や「SLAMDUNK」でサッカーやバスケなどのスポーツ選手に憧れたり、「弁護士のくず」という映画で法律家を、手塚治虫の「ブラック・ジャック」で医学を、「のだめカンタービレ」で音楽を、そして、これらの本を読み、法学部や医学部、音大を目指した人がたくさんいるではありませんか。  私は「巨人の星」を読み、努力と根性を学びました。また、「キャプテン翼」の影響を受け、サッカーを始めた子供は多く、その影響が日本にとどまらず、海外では、フランスのジダンが、キャプテン翼がきっかけでサッカーを始めたと聞いたことがあります。日本でも本田、中村俊輔、岡崎などの選手がこの漫画で大きな影響を受けたそうです。  ディスプレーありがとうございました。  〔ディスプレーでの資料表示を終了する〕  そこで、いろいろと学習漫画の効果を説明しましたが、それらを踏まえましてお伺いします。  1つ目、中央図書館が実施しましたアンケート結果でありますが、不読率の割合が増加した原因をどう認識しているか、お尋ねします。  2つ目、中央図書館にはどのようなジャンルの学習漫画が所蔵されているのか、お尋ねします。  3つ目、今後の学習漫画の対応について、お尋ねします。  (2)朝読書の学習漫画取り組み状況について。  今回、私が一般質問で「学習漫画の効果」についてという項目を取り上げた理由は、私が当時在職していた中学校で、私のクラスと隣のクラスで、学校の教室の後ろに「漫画文庫」なるものを設け、朝読書ならぬ漫画読書を推進し、それなりの教育効果を上げたからであります。「ブラック・ジャック」、「SLAM DUNK」、「宇宙兄弟」、「ドラゴン桜」、「火の鳥」あるいは「あしたのジョー」など、実は、これが今どきの学習漫画なのであります。  学校はこのような漫画本を持参することを禁止しておりますが、「自宅で読みなさい」ということです。そういう意味でも、漫画は禁止という固定観念の強い学校や教育委員会に一石を投じるものであります。問題行動のある生徒や無気力の生徒たちも、朝読書では真剣にこれらの漫画を読書しており、教室は静まり返っておりました。  それでは、今から、生徒が書いた感想文を読んでみます。「2年生のクラスには、普通の漫画本が置いてあるので、僕も漫画を読む機会がふえました。でも、不思議なことに、漫画を読むようになってから、漢字の本もよく読むようになりました。漫画を読んでから普通の小説を読むと、頭の中で映像が流れるような感じがして、とても内容が理解しやすい。だから、これからも漫画本を読んで、自分の想像力をますます高めたいと思います。僕は漫画本を学校に置くことに賛成です。僕自身、漫画本を集中して読むことで、勉強するときの集中が高まりました。成績もかなり上がったし、最近では、小説なども読めるようになりました」。皆さん、どう思われたでしょうか。この感想文から読みとれるように、漫画本の効果がしっかりとあらわれております。  私は、漫画を学校で読むことはいけないことだという固定観念にとらわれず、子供たちに人気があり、これも学習漫画と評価されている漫画類ならば、ルールや約束事を決めて、朝読書や総合の時間などで積極的に取り入れてもいいのではないかと考えるものであります。  そこでお伺いします。中学校では朝読書を取り入れる学校が多いと思いますが、その実態について、具体的にどんな状況か、お尋ねしたいと思います。  第3項目め、河川のしゅんせつについて。  地球温暖化の影響で世界的に異常気象が発生し、自然災害が各国で多発しております。我が国でも数十年に一度と言われる記録的な豪雨災害が発生していることは御存じのとおりであります。これから、ディスプレーでお見せしますのは、ことしの豪雨による荒木町野添川の内水氾濫の様子や上津町上津荒木川の土砂が堆積している河川の状況です。  それでは1枚目、お願いします。  〔ディスプレーに資料を表示する〕  この写真はことし8月28日の豪雨で、JR荒木駅南西部付近を流れている野添川が内水氾濫した状況であります。このときは雨が小康状態となった午前7時ごろでありますが、ごらんのような状態で、校区の消防団も出動しました。  2枚目お願いします。  この写真は、川の水が引き始めた午前8時ごろで、どうにか橋のところまで行くことができて、撮影することができました。午前5時ごろは橋の上には物すごい濁流の状態であったと聞きました。  3枚目お願いします。  この写真は翌日の野添川の同じ追敵橋の写真ですが、土砂や岩が川底に堆積しております。  4枚目お願いします。  この写真はちょうど1カ月前の11月にとった上津町二軒茶屋付近の上津荒木川の土砂堆積の様子です。この付近は川幅が狭いために、今までに放置されていた川底の土砂堆積によって、ことしもこの場所は内水氾濫が起こりました。ごらんのとおり、土砂堆積や、その上には植物が生えており、川幅は半分程度になっております。  ディスプレーありがとうございます。  〔ディスプレーでの資料表示を終了する〕  そこで、本年7月、8月の豪雨を受け、久留米市は具体的にどのような対応を取られたのか、お尋ねします。特に、土砂や岩が堆積し、内水氾濫が発生した場所は緊急性、重要性にかんがみ、一刻も早く、その場所をしゅんせつすることが2次災害を防ぎ、被災者の心情を和らげることにもつながるものと私は考えますが、市長の思いをお聞かせください。  第4項目め、まちづくり振興会について。  私は教員を定年退職後、昨年6月まで、荒木校区まちづくり振興会の事務局長として、約3年3カ月、振興会会長の下で、校区のまちづくり活動に携わってまいりました。まちづくり振興会は46校区全てに組織されており、自治会や各種住民団体とのネットワークによる連携・調整・支援を行っております。  私は校区の諸行事である野球大会や運動会、祭りや文化祭、敬老会や成人式などに携わっていく中で、自治会長、公民会長、体育部長、女性部長、育成会長、その他委員になった方たちが一生懸命に校区行事に参加され、活動されている姿に接し、何度ともなく感謝の念が、心底沸き上がることを禁じ得ませんでした。  そして、このような校区行事や諸活動のほかに、市からはさまざまな参加依頼や推薦依頼、市の補助事業などの業務がまちづくり振興会に舞い込んできております。市からの依頼業務はほとんどまちづくり振興会事務局を通して、校区内の各自治会や公民館長、各種住民団体などに依頼されていくことになります。近年では、支え合い推進会議やコミュニティタクシー制度子ども食堂などが挙げられるかと思います。  確かに、市からの依頼業務や提案事業などは、各部局で綿密に企画、検討されたもので、すばらしいものばかりだと考えます。  しかし、以前からまちづくり振興会で声が上がっているものに、コミセン運営や校区行事などに追われている日々の中で、市からの依頼業務が近年多くなり、特に、事務局職員は土曜、日曜の業務も結構多くなり、多忙をきわめているということです。来訪者や電話などによる応対事務から予約受付、管理、庶務、会計処理、自治会や各種住民団体の構成団体との連携、連絡調整及び組織の運営管理、その他行政との連絡調整など、多岐にわたって活動しております。  また、市からの参加依頼業務などに際して、振興会事務局だけの活動ではなく、ほとんどボランティア活動に近い状態で従事されている役員や地域の方たちが少なからず、それらの業務には携わっておられるということを忘れてはなりません。このように、多忙化は振興会事務局だけではないということであります。  そこで、まちづくり振興会へ市からの依頼業務が増加し、事務局の業務負担が非常に多くなっている現状をかんがみ、市当局は、市からの依頼業務についてどのように認識しているのか、お尋ねいたします。以上で、1回目の質問を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) おはようございます。  吉武憲治議員の質問にお答えしたいと思います。  2の学習漫画の効果について。(1)中央図書館学習漫画の蔵書数について。こちらに関しましては、宮原市民文化部長より、そして3.河川のしゅんせつについては森副市長より回答させていただきます。  まちづくり振興会についての御質問がございました。  特に、市からの依頼業務が増加し、事務局の業務負担が非常に大きくなっておりますが、市からの校区への依頼業務についてどのように認識しているか、こういった内容の御質問がございました。  校区コミュニティ組織は、地域における防犯、防災、社会福祉の増進、環境の保全など、みずからの地域をみずからが住みよくするためのまちづくり活動に主体的に取り組まれていると承知しております。  久留米市では、そのようなまちづくり活動を促進するため、各種事業への参加依頼や補助事業活用の提案などを行っているところでございます。具体的には、暴力団壊滅市民総決起大会や人権啓発推進事業総合防災訓練久留米オリンピックなどの参加、避難所の協働運営や青パトの防犯パトロールコミュニティタクシー制度の活用などがございます。また、民生委員・児童委員やスポーツ推進委員の推薦など、協力もお願いしているところでございます。  こうした中、このような市の依頼業務補助事業等が校区にとって過度な業務依頼や押しつけの支援ととらえられているものと認識しております。また、さまざまな部局からばらばらに依頼されたり、申請書等のフォームが統一されておらず、記入や添付書類の準備に時間を要していることについても把握しているところでございます。私からは以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 森副市長。 ○副市長(森望君) 吉武憲治議員の3項目め、河川のしゅんせつについて回答させていただきます。  本年7月の豪雨では、観測史上最大の雨量、それから、8月には、それに近い雨量を記録しており、市内複数の河川において護岸が崩壊するなど、多くの被害が発生いたしました。久留米市では、市が管理する河川の被害状況や土砂などの堆積状況を速やかに確認し、被災箇所の応急措置に努めたところでございます。  現在、被災した河川護岸の復旧工事について国の災害査定を受け、来年の出水期までに完了するよう準備を進めております。あわせて、河川のしゅんせつにつきましても、年度内完了に向けた取り組みを進めているところでございます。  なお、国や県など河川管理者においても現地調査が行われ、堆積した土砂のしゅんせつにつきましても、その調査結果を踏まえて、必要な箇所から取り組んでいただいておりますが、久留米市では、河川に堆積した土砂のしゅんせつは、河川の流下能力確保という観点から重要と考えており、国や県に対しまして、引き続きしゅんせつについて要望を行ってまいります。  ただいま申し上げましたけれども、河川のしゅんせつにつきましては、必要な流下能力の保持を主な目的として実施しており、今後も河川パトロールにおいて、土砂の堆積状況を確認し、必要に応じて河川のしゅんせつに取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 大津教育長。 ○教育長(大津秀明君) 1項目め、教員間いじめについての御質問にお答えいたします。  神戸市の事案に対する認識についてでありますが、教員は、児童生徒を指導し、いじめをなくすための取り組みを進める立場にあり、今回の神戸市で発生したような暴力的ないじめは、職場環境を害するだけでなく、児童、生徒、保護者、地域に大きな動揺を与え、学校教育全体に対する信頼を失墜させてしまう、決してあってはならない重大な問題であると認識をしております。  久留米市の現状でありますが、学校で発生した事件事故については、速やかに市教育委員会に対して報告することになっておりますが、現在、同様の暴力的ないじめについての報告は受けておりません。  続きまして、2項目め、学習漫画の効果についての(2)朝読書での学習漫画取り組み状況についての御質問にお答えをいたします。  朝読書とは、学校の授業開始前の10分程度の時間を利用して行う読書活動のことで、生徒が選んだ本を読む学習活動です。その主なねらいは、「日常的に読書をすることで読書に対する意欲を高めること」、「落ちついた雰囲気で1日のスタートを切ることで、授業への集中度合いが増すこと」にあると考えております。  久留米市では、中学校17校のうち、14校において朝読書が実施されております。その14校のうち、歴史上の人物や古典、科学等の内容を漫画で描いた学習漫画を朝読書に取り入れている学校は8校であります。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 宮原市民文化部長。 ○市民文化部長(宮原義治君) 2項目めの学習漫画の効果について。(1)中央図書館学習漫画の蔵書数についての御質問にお答えいたします。  まず、本年実施いたしました小・中学生、高校生の読書アンケートにおきまして、不読率が悪化した原因としましては、スマートフォンやタブレット、キンドル等の普及により、情報の収集や小説・漫画などの読書の方法が紙媒体から電子媒体に移行していること、中学生までの読書週間の形成が不十分であること、高校生になり、読書への関心の度合いが低下していることなどが大きな原因だと分析をしております。  また、アンケート結果からは、読書をする子供としない子供の二極化が見られるとともに、「本を読むことが好き」と回答した子供や保護者の割合が低下している、このような結果となっております。  次に、市立図書館における学習漫画の状況と今後の対応についてでございますが、学習漫画は、内容を文章ではなく漫画によって表現することで、読書が理解しやすくした本でございます。現在、市立図書館6館におきましては、歴史や伝記、科学、産業など、さまざまなジャンルにおいて、約3,100タイトル、冊数で約9,500冊の学習漫画を所蔵しております。学習漫画子供たちが読書に親しむきっかけになるものと考えられるため、今後も蔵書の充実を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 9番吉武憲治議員。  〔9番吉武憲治君登壇〕 ○9番(吉武憲治君) 2回目の質問をさせていただきます。  1項目め、教員間いじめについてであります。  この事件につきましては、久留米市内の学校にお子さんを通学させている保護者の中には、まさか、学校の中で先生同士でいじめがあっているなんて信じられないと不安がっておられる方が多数おられるかと思います。  そこで、今回の神戸での教員間いじめ事件を受けて、市教委は市内の学校に対してどのような対応をとられたのか、お尋ねいたします。  また今後、どのような取り組みをしていこうと考えておられるのか、お伺いいたします。  2項目めの学習漫画の効果について、(2)朝読書での学習漫画取り組み状況についてであります。  全国学力・学習状況調査結果を見ますと、久留米市は全ての教科区分で全国平均を下回っており、目標値は未達成となっております。私は読書力が向上していけば、自然と学力の向上につながっていくものと考えております。  しかし、中央図書館アンケート結果の中にもありましたが、本を読む子供と読まない子供が二極化しているということですから、本などを読むことが苦手で、勉強苦手な子供たちに「もっと本を読みなさい」とか、「新聞も読みなさい」と言っても無理があるのではないでしょうか。  そこで私は、学習漫画を朝読書や図書室に数多く取り入れることは、学力向上のための一つの有効な手段であると考えますが、どう思われるかお伺いいたします。  4項目め、まちづくり振興会についてであります。  本年3月の定例会で、別府好幸議員から、校区コミュニティ組織について質問をされております。議事録によりますと、当時の井上協働推進部長は、「校区コミュニティ組織は協働の最大のパートナーであり、今後とも校区コミュニティ組織の活性化に向け、しっかりと支援を行ってまいりたいと考えております」と答弁されております。  そこで、校区事務局の負担軽減についてでありますが、例えば、市からの依頼業務について、多忙化が予想される日時には、所管部局の職員あるいは臨時職員を派遣するなどの方法もあるかと思いますが、市当局はどのように取り組んでいこうと考えているのか、お尋ねします。以上で、2回目の質問を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) 吉武憲治議員の2回目の質問にお答えします。  まちづくり振興会についての質問がございまして、具体的には、市から所管部局の職員を派遣するなど支援をしたらいかがかといった提案でございました。  現状の取り組みといたしましては、市職員等の派遣については御提案がありましたが、補助事業を進める際には、所管の職員がより実効性のある事業となるよう、事業目的を丁寧に説明し、共通認識を図るとともに、運営方法や体制づくりなどについて協力、助言を行っているところでございます。  また、多忙な事務局の負担軽減を図るため、電子化を一層進めるとともに、業務を依頼する際の配慮等について、部長級会議等で全庁的に周知し、依頼方法の統一や簡素化に向けた改善を進めているところでございます。  今後につきましても、校区コミュニティ組織の事務負担の軽減等について何ができるか、久留米市校区まちづくり連絡協議会がことし10月に設置した業務改善プロジェクトの中で、意見交換を重ねながら、しっかりと検討を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 大津教育長。 ○教育長(大津秀明君) 1項目め、教員間いじめについての2回目の御質問にお答えをいたします。
     事件発生後の市教育委員会の対応と今後についての考えについて御質問がございました。  市教育委員会においては、神戸市の事案の報道を受けて、市立学校の校長及び教頭宛てに、神戸市の事案を取り上げた不祥事防止の情報提供のメールを発信し、注意喚起を行いました。また、11月の定例校長会においては、職員面談時に、職員の悩み等の現状把握を行うことや、学校における教職員のハラスメントの防止に努めること、教職員としての使命や自覚を促すことなどについて具体的に指示をしたところでございます。  市教育委員会としましては、今後も、さまざまな機会を通じて、教職員の服務規律の保持や倫理意識の向上を図るとともに、職員面談や相談環境の充実など、学校における風通しのよい職場環境づくりの支援に努めていきたいと考えております。  続きまして、2項目め、学習漫画の効果についての(2)朝読書での学習漫画取り組み状況についての2回目の御質問にお答えをいたします。  読書による読解力や想像力、語彙力の育成は学習の基盤として重要であり、令和3年度から中学校で全面実施となる新学習指導要領においても、読書活動等を通して語感を磨き、語彙を豊かにすることが強調をされています。  現在、久留米市の小・中学校の図書館には学習漫画が置かれ、朝読書や日々の読書活動に活用されております。市教育委員会としましては、学習漫画は活字に苦手意識を持つ生徒に対しても、読書習慣へ導くためのきっかけとなり、歴史や古典、科学等の新たな知識獲得の機会として効果があると考えております。今後とも、児童生徒の読書への関心が高まるような蔵書の選定に努めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 9番吉武憲治議員。  〔9番吉武憲治君登壇〕 ○9番(吉武憲治君) 3回目は要望とさせていただきます。  まず、教員間いじめについてであります。  教員間のいじめですけども、これは教師自身の人間性が問われるものでありますが、学校長のリーダーシップと市教委の監督責任をしっかりと果たしていってもらいたいと思います。  先ほど、大津教育長が言われましたように、ぜひとも、学校の先生方がいじめで学校に来なくなる、学校の先生方の不登校とか、あるいは悲しいことが起きないようにしっかりと監督責任をお願いしたいと思っております。  2つ目、学習漫画の効果についてです。  中央図書館では、学習漫画の特設コーナーを設けるなどの取り組みを、今後ぜひともお願いしたいと思います。  それから、学校には、これも学習漫画と思える取り組みを、朝読書にどんどん広げていってほしいと思います。特に、市教委には、ぜひとも学習漫画の研究指定を要望したいと思います。できる範囲で結構ですので検討してください。お願いしておきます。  次に、河川のしゅんせつについてであります。  上津荒木川のしゅんせつは、今期ももし未完了ですと、内水氾濫の災害が繰り返されることは必定であります。一刻も早いしゅんせつを希望いたします。よろしくお願いします。  最後に、校区まちづくり振興会と行政がウイン・ウインの関係であることを希望しまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございます。(拍手)                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 21番森﨑巨樹議員。(拍手)  〔21番森﨑巨樹君登壇〕 ○21番(森﨑巨樹君) 皆様おはようございます。  21番、緑水会議員団、森﨑巨樹でございます。まず冒頭、令和元年即位の礼が10月22日、そして、大嘗宮の儀が11月15日に行われ、12月4日、宮中三殿の賢所に天皇陛下が参拝され、ことし5月から続いた天皇陛下の即位に関する一連の儀式は全て終了いたしました。本来であれば、吉武議員がこの件につきまして話すところでしたけれども、お時間がなかったようで、緑水会を代表しまして、天皇陛下に対しまして、まことにおめでとうございますとお言葉をと思います。  それでは、通告に従い、順次質問をさせていただきます。  1項目め、東京2020オリンピック・パラリンピックについて。  いよいよ来年、東京にてオリンピック・パラリンピックが開催されます。メディアでは、各種競技において、予選を兼ねた世界大会が開催され、開催国枠を含み、柔道、水泳、陸上、セーリング、カヌー、クライミング、サーフィン、レスリングなど、多数の競技において出場選手が決まっております。  また現在、アジア大会などにおいて、オリンピックの切符を獲得すべく、多くの選手が準備を進めており、ぜひ1人でも多くの日本人選手に本大会への出場を獲得してほしいものです。  そして、本市においても、本格的にオリンピック事前キャンプのケニア共和国並びにカザフスタン共和国の受け入れが近づいてまいっております。  そこで、キャンプの状況についてお伺いいたします。  昨年の段階では、複数の競技が強化キャンプを、ことし行う予定だったかと思います。実際に、複数競技において、相手国の要望事項などのヒアリングも、昨年行われておりました。しかし、新聞報道にもあったように、ことし実施予定だったレスリングの選手団が急遽キャンセルとなったような状況です。  そこで、他も含めた強化キャンプの競技はどのようになっていたのか、状況を教えてください。  また、来年実施される事前キャンプのケニア共和国及びカザフスタン共和国との交渉状況と受け入れに対する体制についての現状はどのようになっているのでしょうか。  続いて、機運醸成事業の現状について、お伺いいたします。  昨年と比べ、多少、市内のさまざまな場所で、ケニア共和国とカザフスタン共和国の国旗を見る機会がふえております。しかし、まだまだ市民への浸透は薄いように感じております。そこで、機運醸成事業の実績とこれからの方向性について、お伺いいたします。  2項目め、公共施設及び設備について。  全国的に、公共施設の適正管理が厳しさを増し、施設の長寿命化と統廃合の推進を国は求めております。平成26年4月、総務大臣名にて、「公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進について」の通達があり、内容には、「地方公共団体においては、厳しい財政状況が続く中で、今後、人口減少等により公共施設等の利用需要が変化していくことが予測されることを踏まえ、早急に公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点をもって、更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減・平準化することとともに、公共施設等の最適な配置を実現することが必要となっています」とあります。  この通達を受け、本市においても、久留米市公共施設総合管理計画が策定され、その中では、市が保有する施設は558施設、延床面積は約109万平米で、面積で見ますと、学校教育系施設が最も大きく、全体の4割を占めています。  そこで、今回の質問では、「小学校について」と「その他の公共施設について」、質問を進めていきたいと思います。  1点目、小学校校舎及び設備について。  小学校施設においても全体の21%あり、義務教育を行うための重要な施設であります。46校区の地域コミュニティの上でも重要な公共施設です。  市の公共施設総合管理基本計画においても、「1.小学校は子どもたちの学校・教育の場であるとともに、地域コミュニティの拠点でもあることから、学校を中心とした他の公共施設の複合化、共有化、学校施設への集約化を図ることで、地域の核となる施設として活用することを基本とします。2.長期的な児童数の予測をもとに、学校小規模化による教育的課題を解決し、子どもたちの育ちにとってよりよい教育環境を実現することを主眼に置き、通学区域審議会の答申も踏まえ、学校統合を含めた取り組みを検討します。3.学校改築や大規模改修事業を実施する際には、長期的な児童数の推移などを見据え、改築規模や改修範囲を検討し、効率的に事業を実施します」とあります。また、現在の小学校の建築物569棟のうち、旧耐震基準時に建てられたものが43%で、築30年以上となっている建物は59%と、耐用年数50年を考えますと、今後、10年から20年には大規模改修や新築校舎建設が多数の学校で必要となってまいります。  そこで、まず基本的な観点からお伺いいたします。  建物など、施設の耐用年数を初め、改修などの管理はどのように行っているのでしょうか。また、施設や設備の標準仕様は統一されているのでしょうか。建物の改修や設備の更新について、耐用年数などに応じ、計画的に実施されるべきだと思いますが、現状と今後の考え方はいかがでしょうか。  2点目、その他の公共施設及び設備について。  小学校同様、公共施設においても、市の公共施設総合管理基本計画において、6年後には、築30年を超える施設が全体の65%となるとされております。教育施設と違い、多くの施設がだれでも利用でき、市民生活に必需的な要素を持つものから文化振興を図る中心的な施設、生きがいや多目的な用途で利用することができる施設、健康増進や社会福祉に寄与する施設など、多種多様な施設があります。  市民一人一人にとって大切な意味合いを持つ公共施設ですが、小学校同様、基本的な観点からお伺いいたします。  建物及び施設、設備の耐用年数を初めとし、改修などの管理はどのように行っているのでしょうか。また、施設や設備の標準仕様は統一されているのでしょうか。建物の改修や設備の更新について、耐用年数などに応じ計画的に実施されるべきだと思いますが、現状と今後の考え方はいかがでしょうか。  3項目め、情報政策について。  統計データの取り扱い、アンケート調査手法に関して、市政運営において、情報は政策策定、計画変更、政策評価において最も重要で根拠あるものであります。この情報取得は、やり方によっては信用度が低く、また、誘導的な回答を得ることも可能であり、市の状況を正確に把握するためには、丁寧に取り扱う必要があります。  このテーマについては何度か議会において質問をさせていただきましたが、改めてお伺いいたします。  1点目、市民の意識調査手法について。  各部署において、施策を進めるに当たりさまざまな調査事項、調査内容、手法が用いられています。その手法の正当性と正確性はどのように管理されているのか、お伺いいたします。  また、広聴において、市民意識調査とともに「くるモニ」を行っていますが、市民意識調査では、対象者が無作為抽出において2,000人のサンプルであることに対し、くるモニにおいては、モニターを募集し、300人程度がインターネットを介し回答する形であり、市民意識調査の結果と同様に、政策評価や計画策定時に用いるのは適当ではないと考えておりますが、執行部としてはどのようなお考えをお持ちなのか、見解をお伺いいたします。  2点目、情報の一元管理について。  情報取得において、調査内容が類似していたり、他部署でも活用可能な情報も、縦割り行政の弊害で共有が不十分なのではないでしょうか。市長もそうでしょうが、政策の方向性や評価を行うに当たり、正確な情報を根拠に行っているはずですが、情報収集のコストは、人的にも金銭的にもコストがかかるものだと思っております。  そのような中で、コスト削減のためにも、業務の効率化のためにも、部署横断的にデータの共有を行う必要があると思いますが、現状と今後どのように行うのか、お伺いいたします。  また、モバイルワークを市長は進めておりますが、その上でも、データをいつでもどこでも、安心に一元的な管理が必要だと思いますが、いかがでしょうか。  4項目め、鬼夜について。  ことしも年の暮れとなり、大善寺では、来年の鬼夜に向け、役割分担や準備が進んでいるさなかであります。市長も昨年、さらし姿で御参加いただき、市にとっても重要な文化だと思っております。  周知の事実ではございますが、毎年、市内外はもとより、県外や海外からも多くの来場者があり、久留米市で唯一の重要無形民俗文化財であり、日本三大火祭りの一つでもあります。鬼夜について改めてではありますが、その重要性をどのように御認識か、市長のお考えをお伺いいたします。これで1回目の質問を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) 森﨑巨樹議員の質問にお答えします。  1問目、東京2020オリンピック・パラリンピックについての御質問がございました。前年の強化キャンプと事前キャンプの進捗状況についての御質問がございました。  久留米市では、東京2020オリンピック・パラリンピックのケニア共和国、カザフスタン共和国のキャンプ実施に向けて準備を進めているところでございます。本番1年前の強化キャンプにつきましては、カザフスタン共和国から複数の競技について申し入れがございました。最終的にはレスリングフリースタイル競技の実施に向けて準備を進めてまいったところでございますが、結果的に、これもカザフスタン側の都合により中止となりました。残念なことでございますが、カザフスタン側の都合ということでございます。  また、来年の事前キャンプにつきましては、両国ともオリンピックは7月初旬、パラリンピックは8月初旬の2週間程度を想定し、協議しているところでございます。この事前キャンプを成功させるため、産学官の50団体からなる実行委員会を設立し、オール久留米体制で支援することとしているところでございます。  具体的には、練習会場の確保、各競技団体を通じた練習相手の調整を行うほか、久留米大学病院などと連携し、医療サポート体制についても協議を行っていく予定でございます。また、選手の宿泊、食事等についても市内のホテルと調整を進めているところでございます。  続きまして、機運醸成についての御質問がございました。  機運醸成につきましては、これまで水の祭典や農業まつりのほか、民間団体が主催します、例えば、ポレポレ祭りなど、市内のさまざまなイベントを通じPRを行ってまいったところでございます。  また、街頭PRの実施や市内の公共施設等に横断幕等を設置してまいりました。  今後の予定でございますが、今年度、オリンピアンをお招きしたオリンピック競技を体験するイベントや、少年健全育成駅伝大会へのケニア出身の陸上選手の参加等を計画しているところでございます。  さらに、来年5月には、久留米市内にて聖火リレーも実施される予定でございます。そのほか、現在、Tシャツなど応援グッズの販売も計画しており、今後はさらに機運を高めてまいりたいと考えております。  続きまして、2.公共施設及び設備について、(2)その他の公共施設及び設備については、長友都市建設部長より、さらに、3.情報政策については、中島副市長より回答をさせていただきます。  4.鬼夜についての御質問がございました。  鬼夜の重要性についてでございますが、鬼夜は、毎年1月7日に大善寺玉垂宮で行われており、鬼払いの伝統行事で、その始まりは古く、1600年以上前の仁徳天皇時代、4世紀、368年にさかのぼると伝えられております。大変歴史のある伝統行事でございます。  このように、伝統ある鬼夜が、大善寺玉垂宮や鬼夜保存会、地域の方々の御努力によって今日まで脈々と受け継がれていることは、大変重要な意義があると考えております。  また、大松明廻しを含めた鬼夜の一連の神事は、非常に特徴的なものでございまして、平成6年度に、久留米市では唯一の国の重要無形民俗文化財に指定され、貴重な地域資源であると認識しております。  鬼夜は、国内外から多くの観光客が訪れる久留米市にとって大変重要な観光資源でございまして、しっかりと支援していく必要があると考えております。  こういったこともございまして、ことしは、市長、議長一緒に神事に参加しておりまして、そういう意味では、私ども、イベント行事をしっかりと支援し、そして観光行事としても生かしていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 中島副市長。 ○副市長(中島年隆君) 森﨑巨樹議員の3項目めの御質問、情報政策について御回答を申し上げます。  まず、市民の意識調査手法についてでございますが、政策の立案などに必要な調査につきましては、各部局が必要に応じて実施を行いまして、その調査方法につきましても、それぞれの目的に応じて、全数調査、また標本調査などを行っております。また、調査員による調査や郵送による調査など、適切な調査結果が得られる手法を選択しているところでございます。  御指摘の市政アンケートモニター「くるモニ」につきましては、想定サンプル数が380人ぐらいのインターネットを活用した調査でございまして、市民意識の傾向を見るには有効であるというふうに考えております。一方、市民意識調査につきましては、想定サンプル数が約2,000人でございまして、年齢別や地域別のクロス集計も可能でございます。くるモニと比較いたしまして、精度がかなり高い調査方法であるというふうに認識をいたしております。  このようなことから、計画策定等に必要な調査には、市民意識調査のような精度の高い調査を活用するなど、調査の目的、その結果の活用方法を考慮した調査方法の使い分けを徹底をしてまいりたいと考えております。  次に、統計情報の一元管理についてでございますけれども、各調査から得られる統計データにつきましては、地域の現状や傾向を的確に把握するための客観的な基礎資料として重要であり、また効果的な施策の立案等に欠くことのできないものであるというふうに考えております。  現在、人口、農業、商業、工業などに関する大規模な統計調査の結果につきましては、庁内のイントラネット内で一元的に管理するとともに、各部が実施した調査につきましても、調査の概要、また対象者、サンプル数などの情報を集約いたしまして、部局間で情報を利用できるよう、職員がパソコンからアクセスできる環境を整備しております。  また、情報の活用に関しましては、情報アクセスの利便性向上のため、庁舎内のWi-Fi化やモバイル端末の導入などを行いまして、モバイルワークの環境整備を行っているところでございます。  今後につきましても、このシステムをさらに使いやすくしていくため、一層の工夫を凝らしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 大津教育長。 ○教育長(大津秀明君) 2項目め、公共施設及び設備についての(1)小学校校舎及び設備についての御質問にお答えをいたします。  建築物の建築年度については公立学校施設台帳にて、また、改修履歴については工事台帳にて管理をしています。  近年建設した学校をもとに、基本的な仕様の統一をしておりますが、改築など大規模な事業については、地域の意見なども参考にしながら設計を行っているところでございます。また、設備についても、学校としての仕様の統一化を図っております。  計画的更新についての現状と今後の考え方でございますが、本市の小学校は、築30年以上経過した建物棟数で全体の6割を占めており、経年劣化による建物の老朽化対策が不可欠となっております。  また、既に耐用年数を超えた空調機や電気設備等につきましても、更新の時期を迎えております。  現在、校舎等を建てかえる改築事業や建物の長寿命化を図るための屋上防水や外壁改修、また、トイレ改修、空調機の設置や更新、照明のLED化など、計画的な改修を実施しています。  これらの整備には、多くの財源を必要とすることから、国庫補助等の有利な財源を有効に活用しながら取り組んでいるところでございます。  今後につきましても、国の本予算や補正予算に対して、本市の小学校の老朽化対策予算が盛り込まれるように強く要望していくとともに、限られた予算の中、安全かつ快適な教育環境の改善を図るため、効率的かつ効果的な施設整備を行っていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 長友都市建設部長。 ○都市建設部長(長友浩信君) 2.公共施設及び設備について、(2)その他の公共施設及び設備について御回答します。  1点目、施設の耐用年数や改修履歴の管理につきましては、建築物の建築年度については、公有財産台帳にて管理しており、経過年数の把握はできております。また、改修履歴については、工事台帳にて管理しております。
     2点目、仕様の統一化につきましては、学童保育所や消防分団格納庫など、同一種類の施設については、仕様に関する基準を整理し、仕様の統一化を図っております。  3点目、耐用年数等での計画的な改修実施についての現状と今後の考え方につきましては、設備改修の現状としまして、受電設備や大型の空調設備、昇降機など、機能停止による施設運用への影響が大きい設備につきましては、耐用年数と専門家による点検結果や劣化状況などを考慮し、計画的に改修を実施しております。  今後につきましても、引き続き計画的な改修に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(永田一伸君) 21番森﨑巨樹議員。  〔21番森﨑巨樹君登壇〕 ○21番(森﨑巨樹君) 2回目の質問をさせていただきます。  1項目め、東京2020オリンピック・パラリンピックについて。  先ほど市長からも御答弁いただきました機運醸成につきましては、各部署横断的に広げていただいているなと思います。  しかし、もう一工夫していただきたいものと思います。例えば、答弁にもありましたように、市ゆかりのオリンピアンの活用です。市ゆかりのオリンピアンは多数いらっしゃると思っております。私が知っているだけでも10人程度はいるのではないでしょうか。実際にオリンピックに携わった人から話を聞いたり、行政として意見を聞くなど、機運醸成を一層進めるものだと思います。  そこで、市としてゆかりのあるオリンピアンの活用についてはどのようにお考えでしょうか。また、その情報収集には、体育協会から各種団体に情報収集を行わなければならないとも思います。体育協会との連携はどのようになっているかも、あわせて御回答をお願いいたします。  さらに、オリンピックの事前キャンプについてですが、近隣の自治体でもさまざまな国の競技を受け入れる準備を進めております。みやま市、柳川市では、オセアニアの選手団を受け入れる予定になっているそうですが、そのうちのトンガの選手が久留米においてトレーニングを行うという話を耳にしております。トンガのピタ・タウファトファ選手は、リオデジャネイロオリンピックにてテコンドーの競技で出場し、昨年の平昌冬季オリンピックでは、クロスカントリー競技で出場しました。皆様の御記憶にあるかどうかと思うんですけれども、開会式と閉会式で裸の上半身に油を塗ったトンガの伝統衣装で旗手を務め、世界的な注目を集めた選手であります。東京オリンピックでは、テコンドー競技に加え、カヌー競技でも出場を目指していると、ロイター通信でも報じられています。  話では、テコンドーのトレーニングは、みやま市にて行う予定ですが、カヌーのトレーニングを行う施設がなく、城島町にある三潴高校カヌー部の漕艇場を使用する見込みだとの話もあります。事前キャンプ主体はみやま市ではあるとは思いますが、三潴高校出身の桐明選手もカヌーでオリンピックを目指しており、広域的な機運醸成もそうですが、西部地域、城島地域の活性化にも寄与するものだと思っております。  そこで、この件を含めた機運醸成や選手のサポートを広域的に連携できないのか、お考えをお伺いいたします。  2項目め、公共施設及び設備について。  1点目、小学校校舎及び設備について。  小学校において、小規模校は全体の43%であり、ますます少子化が進む昨今、校舎の改修等を含め、計画的に考えていく必要性があるのではないでしょうか。文科省の補助において、現在は3分の1の補助で学校の改修、新築を行っておりますが、昭和31年から小学校の統廃合に対しても多額の予算措置がなされておりました。  しかし、国の財政再建の考え方もあり、予算額は昭和時代より大幅に減少し、最近の動きはますます厳しくなっております。また、本市でも取り組まれていますが、学童保育所や地域の施設と複合的施設化し、建てかえを行っているケースもありますが、今後の小規模校対応も踏まえた、小学校校舎の更新計画はどのようにお考えか、お尋ねいたします。  2点目、その他の公共施設及び設備について。  施設の改修や施設整備の更新は一元的に管理し、公共施設の統廃合を含め、計画的に進める必要性があると思いますが、今後はどのように進めていくのか、お考えをお伺いいたします。  3項目め、情報政策について。  調査手法の統一性と正確性を担保するためにも、資格を有する政策統括官の配置が必要なのではないでしょうか。  国では、総務省に配置され、省庁横断的に統計業務を行っています。市において専門職の配置ができれば理想ではありますが、社会調査士など情報収集分析を担う資格を有する兼任の職員を採用、育成していくべきだと思いますが、いかがでしょうか、お考えをお伺いいたします。  4項目め、鬼夜について。  鬼夜についてもそうですが、多くの無形民俗文化財は、これからの継承を考えていくと、実際に担ぎ手などの確保が今後の課題になってくるのではないでしょうか。実際にほかの鬼夜に似たものでは、松明の担ぎ手が年々減少していき、松明の本数を減らして行っているというところも近隣ではございます。  そこで、行事の参加者の確保のためにも、市として動きを見せていただきたく思います。例えば、さっぽろ雪まつりでは、自衛隊が支援をして祭りが成り立っているなどの例もありますように、市長は、日本のウエストポイントとのお考えをお持ちで、たびたび御発言をされていると思いますが、ぜひ久留米に駐屯する陸上自衛隊幹部候補生学校前河原駐屯地、陸上自衛隊久留米駐屯地、航空自衛隊高良台分屯基地の3つの自衛隊に対し、協力の要請をしていただきたく思いますが、いかがでしょうか、お考えをお伺いいたします。  特に、自衛隊に要請することは、陸上自衛隊幹部候補生学校並びに久留米駐屯地の西部方面混成団教育隊においては、久留米で学び、全国各地の部隊に行くことから、隊員の方々が実際に祭りに参加することで、久留米の火祭り「鬼夜」のPRを全国各地に広げていただき、文化振興が図られるとも考えております。  高良台分屯基地においても同じく、全国の基地でも隊員の年齢が若く、これから転属することでこの広がりが出てくるものだと思っております。  また、市の職員に対しても、強制的にではなく、参加の呼びかけをしていただければと思いますが、あわせてお答えをいただければと思います。これで2回目の質問を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) 森﨑議員の2回目の質問にお答えします。  まず、1問目、東京2020オリンピック・パラリンピックについて、特に市にゆかりのあるオリンピアンの活用についての御質問がございました。  先月の国際大会で優勝し、東京オリンピック出場が内定いたしました女子柔道の素根輝選手を初め、引き続き出場が決まった選手等の状態、状況把握に努めながら、特に久留米市にゆかりのある選手については、機を逃すことなく、情報発信するなどを行いまして、機運の醸成を図ってまいりたいと思います。  続きまして、体育協会との連携についての御質問がございました。  国際大会、全国大会等に出場する選手の情報につきましては、従来より久留米市体育協会との連携を行いまして、市内各競技団体からの情報収集をし、トップアスリート支援事業等に生かしているところでございます。  今後も、体育協会との連携に関しましては、各競技団体や関係者から情報収集に努めてまいりたいと考えております。  最後の項目としまして、トンガ選手のキャンプについての御質問がございました。  トンガ選手のサポートにつきましては、御指摘のとおり、トンガ共和国を含むオセアニア各国の事前キャンプ地につきまして、福岡県内の各自治体が受け入れを決定しているところでございます。  まずは福岡県や関係自治体、さらには競技団体で対処すべきと考えております。具体的に関係自治体より支援依頼がございましたら、ケニア並びにカザフスタン等の受け入れに支障を来さない範囲で対応できるか、検討してまいりたいということでございます。  鬼夜について、2回目の質問がございました。担ぎ手支援についての質問と承知しております。  多くの無形民俗文化財と同様に、鬼夜につきましても、伝統行事に携わられる方々の高齢化、人口減少等による担い手不足など、祭りの継承に当たって、さまざまな課題があると承知しているところでございます。  鬼夜は、基本的には大善寺玉垂宮とその氏子の皆様によって、千数百年にわたって継承してこられた神事でございます。中でも大松明の担ぎ手不足につきましては、大きな課題であるということは承知しておりますが、大善寺町の中でも、特定の地域ごとにそれぞれ大松明を担ぐならわしとなっておりますから、伝統の継承を破ることは、別の意味で大きな課題であると承知しております。  お尋ねの市職員や自衛隊への参加協力の要請につきましては、まずは実施主体でございます大善寺玉垂宮や鬼夜保存会等のお考えを十分に踏まえなければならないものでございまして、市としては、言及すべき立場にないと考えております。以上で答弁を終わります。 ○議長(永田一伸君) 中島副市長。 ○副市長(中島年隆君) 森﨑巨樹議員の御質問、3項目め、情報政策についての2回目の御質問にお答えいたします。  国におきましては、政策統括官を配置し、統計及び統計制度に関する基本的事項の企画及び立案などを担わせておられるというところでございます。一方で、地方公共団体におきましては、そのような配置は行われていないものと認識をいたしております。  また、そのため各種調査におきまして、社会調査士を採用して企画立案するような財政援助措置も行われていないという状況にございます。  そうした中で、久留米市におきましては、国から受託する大規模統計調査につきましては、国の事務処理基準に基づきまして実施を行い、また、市独自の調査につきましては、専門的知識、経験を持つ事業者等に業務を委託することなどによりまして、正確性のある調査を実施しているところでございます。  今後、御指摘の社会調査士の資格を持つ方の登用につきまして、その資格の有無についても、委託の仕様の中に反映していけるか否かも含めて、検討をさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 大津教育長。 ○教育長(大津秀明君) 2項目めの(1)小学校校舎及び設備についての2回目の御質問にお答えをいたします。  市教育委員会が策定しています「久留米市立小学校小規模化対応方針」に示しておりますように、小学校の小規模化対応は、子供たちの教育条件・教育環境を整えることを目的としており、学校の統合を基本方針としております。  中でも、複式学級の回避・解消を最優先で対応すべきという考え方から、現在、下田小学校と浮島小学校で統合のための取り組みを進めているところでございます。  少子化が進み、施設や設備の更新を進めるに当たっては、経過年数や使用状況に応じて計画的に進めるとともに、限られた予算の中で効率的かつ効果的な整備を行う必要があると考えております。  今後、少子化がさらに進む中では、小学校の統合は避けて通れない課題だと認識をしており、統合の取り組みを進めていく上では、言うまでもなく、子供たちを中心とした視点を第一に、教育条件・教育環境の整備を図っていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 長友都市建設部長。 ○都市建設部長(長友浩信君) 2.公共施設及び設備について(2)その他の公共施設及び設備についての2回目の御質問、改修・更新については、一元的に管理し、公共施設の統廃合などを計画的に進める必要があるのではという御質問について回答します。  今後、公共施設の老朽化が進行する中で、改修等に要する費用の増大は、将来の行財政運営にかかわる長期的な課題であると認識しております。このため、施設を総合的かつ計画的に管理することを目的に、平成28年1月に「公共施設総合管理基本計画」を策定し、施設の統廃合による保有量の縮減などの取り組みを進めているところです。  今後につきましては、施設の改修や修繕の実施について、ITによるデータの記録や管理を推し進めることを適切に管理するとともに、大規模改修や建てかえの必要性などを見据え、市議会を初め、利用者とも十分に協議を行いながら、施設の集約化や複合化等の取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(永田一伸君) 21番森﨑巨樹議員。  〔21番森﨑巨樹君登壇〕 ○21番(森﨑巨樹君) 3回目は要望とさせていただきます。  まず、1項目めの東京2020オリンピック・パラリンピックについてです。  1点、市長のオリンピアンの活用についての話ですけど、ちょっと私の意図としては、今、オリンピアンになろうとしている方々の活用といいますか、ではなくて、元オリンピック選手、オリンピアン。実際に以前、三潴高校の95周年記念事業で、三潴高校出身のオリンピック選手を10名ほど呼んで講演会がありました。その司会は、NHKでオリンピックの解説をしていた方がMCをやられて、まさにオリンピックで10人ぐらい集まれる、そういうような三潴高校ゆかりで集まれて、久留米市だったらもっと集まれて、もっと啓発ができるのではないかというところで、今後そのような形も考えていただければと思います。  2項目め、公共施設及び設備について。  小学校については、確かに過小規模校の対策と公共施設のところを絡めるべきではないという考え方もあるかもしれませんけれども、過小規模校対策で小学校の環境をよりよくするという観点で1点考えていただきたい。  そして、もう1個考えていただきたいのは、これは過小規模校対策ではなくて、小規模校の対応方針であるために、小規模校と小規模校を掛け合わせることによって、小学校に入れないというケースも多々出てくるかと思います。そういった意味で、長期的な面で考えていただき、国の財政支援がある中で、だんだん減ってきておりますので、その点も考えていただきたいと思います。  その他の公共施設に関しまして、今、市議会のほうでも提言がありましたように、これは財政的には絶対に削らなければいけないところだと思います。  しかしながら、まずは市議会、市民の方々が理解・納得していただけるように、今後進めていただき、そこら辺の細かいところまで気を配っていただきたいと思います。  最後に、鬼夜についてです。  市長の答弁では、要請があれば協議しながらということで、本日、鬼夜保存会の方も来ていただいておりますし、本当に大善寺にとって、久留米市にとって重要なことだと思いますので、ぜひ執行部を含め、市長が音頭をとって対応を進めていただき、また、市長に関しましては、鬼夜にぜひさらしを巻いて出ていただいて、副市長も、そして議長も、ついでに事務局長も出ていただいて、盛大に久留米を盛り上げていただければと思います。これで私の質問をおわります。(拍手)                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) この際、暫時休憩いたします。午後1時から再開いたします。                      =午前11時12分  休憩=                      =午後 1時00分  再開= ○議長(永田一伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  12番秋永峰子議員。(拍手)  〔12番秋永峰子君登壇〕 ○12番(秋永峰子君) 12番、みらい久留米議員団、秋永峰子です。通告に従いまして、順次質問いたします。  1.市営駐輪場における高齢者、子育て世代対策について。  昨年度、快適な都市生活を支えるまちづくりのために、駐輪場環境の改善に取り組まれました。駐輪場バイコレーターの修繕や、東町地下駐輪場整備の改善としての思いやりスペースの整備、JR久留米駅西口駐輪場拡張整備などです。  しかし、「西鉄久留米駅で買い物をしても、駐輪場が遠くて運ぶのが大変だから買い物を控えざるを得なくなった」という声、「東町地下駐輪場には入り口からの斜面が怖くて、とてもとめられない。あの勾配はけがのリスクも高いし、危ない」という声が高齢の方々や子育て世代のチャイルドシートつき自転車利用者から聞かれます。  久留米市としては、改善のための対策を実施していただいているのに、なぜ、こんな声が聞こえてくるのでしょうか。  2つ課題があると思います。  1つ目は、それらの改善策の周知が十分ではないこと。東町駐輪場には駐輪場バイコレーターが設置されておりますし、なおかつ、係員が常置されていて駐輪場入り口から駐輪場までの自転車の上がりおりを手伝う体制がとられています。つまり、自転車を一緒に押してくださる、支えてくださる方がいつもいらっしゃいます。また、高齢者や子育て世代のチャイルドシートつき自転車のために思いやりスペース、いわゆる金にタイヤを挟むのではなくて、平置きのまま、自分の使える広さが広い。そういう平置きのスペースが整備されているということです。しかし、このことがほとんど知られていません。  2つ目の課題は、高齢者や子育て中の人々にとって、買い物をした後、それを自転車まで運ぶには、今の東町駐輪場や高架下駐輪場では遠いということ。高齢者の運転操作ミスによる痛ましい交通事故が後を絶たず、免許返納を考える人もふえてきました。しかし、免許を返納した後も買い物は必要であり、そのための移動手段が自転車となる高齢者もふえることが予想されます。  また、健康のために、あるいは、環境のためにも、久留米市としても自転車の利用を進めており、加えて、西鉄久留米駅周辺のにぎわいづくりのためにも、多くの方々においでいただける場所にしなければなりません。そのためには、より使いやすい、利便性の高い場所に駐輪場があることが求められています。  そこで、市長に質問いたします。  1つ目、久留米市がこれまで取り組んでこられた高齢者、子育て世代対策の結果をどう捉えてありますでしょうか。また、今後、これまでの取り組みのさらなる周知が必要と考えますが、どのように周知を図られるおつもりでしょうか。駐輪場に行けば、思いやりスペースがあるのはわかります。けれども、行くまでに知らなかったら、駐輪場を使わないということ。ぜひ、周知が必要と考えます。  2つ目は、根本的な解決策として、駅や商店街の方に、つまり、事業者の方にお客様向け自転車駐輪場を整備していただくことが必要と考えます。八王子市では、買い物客の駐輪需要に対応する取り組みとして、駅から延びる商店街の所定の位置に自転車駐輪帯やサインラックと呼ばれる可動式、動かすことのできる駐輪器具などの小規模な駐輪施設を整備しています。大阪市では公開空地における公共的自転車駐輪場の設置が進められています。  このように多様な工夫をしながら、高齢者、子育て世代などの買い物に対して、今後、駐輪場対策をとるべきと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。  2.久留米シティプラザの利便性向上について。  (1)託児サービスについて。  久留米シティプラザで、市民会館時代には久留米では見ることができなかったミュージカルやジャズなどを鑑賞することができるようになって、多くの方々が訪れるようになってきました。  しかし、市民意識調査によると、子育て世代である30歳代、40歳代の利用が少ない状況があり、市民から、「シティプラザに託児サービスが欲しい」という声を聞きます。子育てしやすいまちづくりを目指すために、また、久留米シティプラザでの集客率を上げるためにも、久留米シティプラザの託児サービスが必要と考えますが、現在託児サービスはどうしているのか、お尋ねします。  3.3歳児健診における視力検査の改善について。  平成29年4月7日に厚労省から、各都道府県や保健所設置市宛てに「3歳児健康診査における視力検査の実施について」という事務連絡があっています。その中に、「子どもの目の機能は6歳までにほぼ完成するため、3歳児健康診査において異常が見逃されると治療が遅れ、十分な視力が得られないことがあることを周知すること」との記載があります。  3歳児健康診査が終わると、本市では次に行われるのは小学校入学前の就学時健診です。したがって、3歳で目の異常が見過ごされると大切な治療の機会を失うことになりかねません。
     そこで、市長にお尋ねいたします。久留米市では3歳児健診の視力検査の重要性について、どのように認識されておりますでしょうか。また、久留米市ではどのような検査方法が行われておりますでしょうか。これで1回目の質問を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) 秋永峰子議員の質問にお答えいたします。  まず、市営駐輪場における高齢者、子育て世代対策については、長友都市建設部長より、2のシティプラザの利便性向上については、中島副市長より回答させていただきます。  3.3歳児健診における視力検査の改善についての御質問がございました。  まず、現状といたしまして、3歳児健診は母子保健法に基づき実施しているものでございまして、子供の身体発育や精神面の発達状況、目や耳の異常の有無等、疾病の早期発見や健康の保持増進において、重要な健診であると承知しております。  本市におきましては、市内の小児科医療機関に委託して行う個別健診と保健センター等に行って行う集団健診の2通りで実施しているところでございまして、受診者の割合は、個別健診約8割、集団健診約2割となっております。  3歳児健診の視力検査は、国の通知やマニュアルに基づきまして、家庭で行う、鳥や魚などの4種類の絵が見えるかどうかを測定する視力検査と視力に関するアンケートを踏まえ、医師が健診し、総合的に判断を行っているところでございます。  判定の結果、異常があった場合は、眼科医療機関での精密検査を進めるなど、早期発見・早期治療に努めているところでございます。  子供の目の機能は、生まれてから発達を続ける6歳までにほぼ完成しますが、強い遠視・近視や斜視がある際に適切な治療がなされなかった場合には、十分な視力が得られないとされており、3歳児健診の視力検査は重要だと認識しております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 中島副市長。 ○副市長(中島年隆君) 秋永峰子議員の御質問2項目め、シティプラザの利便性向上について、(1)託児サービスについての御質問にお答え申し上げます。  まず、現状でございますけれども、久留米シティプラザでの託児サービスの現状につきましては、貸し館で使用されている民間や各団体の主催者が、それぞれの御判断におきまして、施設内の会議室やスタジオなどを借りられて、実施をされているところでございます。  また、シティプラザの自主事業におきましては、事業内容に関しまして、まず、次代を担う子供から大人まで、全ての世代の人々に楽しめるようなラインナップの充実に努めているところでございますけれども、特に、子供さん向けの事業といたしましては、感性や個性、創造性を育む企画をしておりまして、今年度は、ゼロ歳児から楽しめるワンコインのピアノコンサートや、親子が一緒になって段ボール工作などを行うワークショップなど、小さな子供さんが参加できる事業を実施したところでございます。  なお、シティプラザ自主事業におきましては、託児を必要とされている方には、隣接しております久留米市児童センターなどが実施している一時預かりを御案内するなどの対応を行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 長友都市建設部長。 ○都市建設部長(長友浩信君) 1項目め、市営駐輪場における高齢者、子育て世代対策について御回答します。  東町地下駐輪場は、西鉄久留米駅周辺の放置自転車解消を目的として、平成5年に西口駅前広場の地下に整備を行ったものです。  しかしながら、近年においては、高齢者などから駐輪場への出入りが不便であるとの御意見や、チャイルドシートつき自転車などの普及により、施設の改修が必要となっており、平成30年度に出入り口部において、駐輪場係員によるサポート体制づくりや、平置きの駐輪スペースを約150台分確保するなど、高齢者や子育て世代の方々が利用しやすい環境整備に取り組んできたところです。このような改修を行ったことにより、平置きスペースについては、ほぼ毎日満車の状態で使用されております。  これらの取り組みについては、広報くるめでの周知を図るとともに、放置自転車指導員による案内、また、出入り口付近におけるサポート体制の表示などを実施しておりますが、さらなる周知に努めてまいります。  買い物利用者の駐輪対策につきましては、駐輪場利用者を対象としたアンケートによると、その利用目的として、通学、通勤、買い物の順に利用が多いことを把握しております。  今後につきましては、商店街、交通事業者、交通管理者などと意見交換を行い、今後もより多くの方に御利用いただけるよう市営駐輪場の改善等を努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(永田一伸君) 12番秋永峰子議員。  〔12番秋永峰子君登壇〕 ○12番(秋永峰子君) 1.市営駐輪場における高齢者、子育て世代対策については、今後も改善、周知に努めていただくということですので、よろしくお願いします。  また、今後、駐輪場口の改善を図る機会があれば、ぜひ、エレベーターの設置なども視野に入れて検討していただきますように要望いたします。  2.久留米シティプラザの利便性向上について。  1.託児サービスについて。  久留米シティプラザでの託児サービスは、今、お答えにあったように、貸し館で使用される民間や各団体の主催者が、それぞれの判断で施設内の会議室やスタジオを借りて実施されているとのことですが、このことは託児サービスの必要性を民間や各団体が認識しているということであり、言いかえれば、行政のほうがおくれているということではないでしょうか。  国が「文化芸術振興基本法」を「文化芸術基本法」に改正する際、文化芸術に関する施策の推進に当たっては、まちづくりや福祉などの分野の施策との有機的な連携が図られるよう配慮しなければならないということが規定されています。子育てに追われて、毎日自分の時間を持つことさえできない保護者にとって、年に1度でもいいから、ほんの数時間、自分の好きな音楽や演劇などの文化芸術に触れることができれば、また、子育てを頑張ろうという意欲が湧いてくる、いわゆる生活の活力を取り戻すかもしれませんし、子供たちもそんな保護者の姿を見ながら、文化芸術を生活の中にある重要なものとして認識しながら成長し、文化芸術の価値を引き継いでいくことと思います。  また、どうしても託児を必要な方には、「隣接している久留米市児童センターなどで実施されている一時預かりを御案内しています」とのことでしたけれども、そのことは、ほとんど知られておらず、託児サービスが欲しいという声が出てきているのが現状です。  春日市ふれあい文化センターのホームページを開くと、1番に書かれているのが「お子様連れでも安心」という言葉が書かれた赤ちゃんを抱いた保護者の写真です。そこをクリックすると託児サービスの案内が書かれています。並行して、「車椅子でお越しのお客様へ」という案内も書かれています。  三重県総合文化センターのホームページには、「託児サービスの御案内」というのがあり、「三重県総合文化センター主催のイベントでは、託児サービスを御利用いただけるものが多くあります」とあって、積極的に託児サービスに取り組んでいる姿勢が伺えます。  三鷹市スポーツと文化財団は「託児サービスについて」という項目の中に「当財団では子育て中のお母さん・お父さんにも、コンサートやお芝居をお楽しみいただきたいとの願いから、託児サービスを行っています」という言葉が託児の様子を示した写真とともにホームページに上げられています。そのほか、サントリーホール、東京美術館、歌舞伎座など、有名な施設も託児サービスを備えているところが多くあります。  福祉対策を積極的に推し進めているこれらの自治体や財団、民間事業者の姿勢は多くの子育て世代に安心感と希望を与えてくれるものと思います。  既に久留米市でも、えーるピアや中央図書館では、生涯学習センターにある託児サービスと連携して、映画の上映などの時間に託児サービスを設けています。さまざまな部署と連携すれば、大きな財源を伴わなくても託児サービスは実現可能と考えます。  そこで市長にお尋ねします。久留米シティプラザでの現在の託児サービスの周知も含めて、自主事業開催に関しては、積極的に託児サービスをするべきと考えます。市長のお考えをお答えください。  3.3歳児健診における視力検査の改善について。  現在日本では、先ほどもお答えがあったように、9割の自治体が本市と同じで、まず家庭で検査をするという検査方法をとっています。きちんと検査できればよいのですが、子供が嫌がってうまくできなかったり、とても大変だったという声も聞きます。  また、特に注意したいのは片方だけの弱視だそうです。一方が見えているともう一方の異常に気づきにくく、保護者も園の先生方も気づけないことが多いということです。  厚労省の事務連絡には家庭で視力検査が適切に実施できたか保護者に確認をすること、できなかった場合は健診時に検査をすることを求めています。本市では集団健診や個別健診で小児科の先生が健診されるのですが、保護者がうまくできなかった場合、正直に伝えれば、注意深く診られ、精密検査にもつながっていくと思いますが、異常なさそうだからと適当に答えてしまった場合は、検査はそこで終わりになるわけです。また、健診で指摘されても大切さを理解していなかったり、さまざまな事情で、その後の精密検査に行かない保護者もいるかもしれません。実際、日本中で年間2万人ぐらいの子供たちの弱視が見落とされているとのことです。  3歳児健診の視力検査の重要性については、「市としても認識しています」ということでしたので、ぜひ、今後重要性についての周知にさらに力を入れていただきたいと要望いたします。  また、視力検査の重要性から、小児眼科学会の提言で、スクリーニング検査機器の導入が進められています。これは屈折異常、いわゆる近視、遠視、乱視など、また斜視などをわずか数秒で検査できる機械で、生後6カ月以降の乳幼児から検査が可能だそうです。福岡県内では、田川市、飯塚市、嘉麻市が導入して実施しています。この機械を導入後、要精密検査となった子が、田川市では2人から27人に、飯塚市では23人から65人になったそうです。  そこで市長にお尋ねいたしますが、このような他市での機械導入の効果から、久留米市でもスクリーニング検査機械などを導入するなど、視力検査体制の充実を図るべきと考えますが、見解をお答えください。これで2回目の質問を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) 秋永峰子議員の2回目の質問にお答えします。  3番の3歳児健診における視力検査の改善について、特にスクリーニング検査機器の導入等に関する御質問がございました。  スクリーニング検査機器は数秒程度で両目同時に検査ができるため、3歳児でも負担なく検査を実施でき、遠視や斜視等の早期発見に有効な機器であると認識しております。  しかしながら、検査機器の導入に対しましては、1台当たり130万円以上の費用がかかる上、本市の個別健診と集団健診を併用する健診体制では、一律的な導入は難しい状況と承知しております。  3歳児健診において、視力検査は、その後の子供の健全な成長を支援する上で重要でございますため、これまでも健診従事者向けの研修会を実施し、乳幼児健診での早期発見の重要性並びに判断基準の周知を行う等、健診の質の向上に取り組んでまいりました。今後も健診のさらなる充実に努めてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 中島副市長。 ○副市長(中島年隆君) 秋永峰子議員の御質問2項目め、シティプラザの利便性向上についての2回目の御質問にお答え申し上げます。  シティプラザを利用される方で、託児を御希望される方につきましては、久留米市児童センターなどにつきまして、引き続き御案内をするなど、周知にさらなる充実に努めてまいりたいと考えております。  また、シティプラザでの自主事業開催時の託児サービスの実施につきましては、御質問の中でございましたように、子育て世代の皆さん方のシティプラザの利便性向上の視点もございます。そういったことから、一時保育を実施する場合の費用負担等の考え方や保育士の確保の方法などについて、その必要性等も含めまして、また、他の施設の対応状況等を十分に把握しながら、内容の一層の充実を図るため、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 12番秋永峰子議員。  〔12番秋永峰子君登壇〕 ○12番(秋永峰子君) 3回目は要望とさせていただきます。  久留米シティプラザの利便性の向上についての託児サービスですが、今後検討していただくということですので、ぜひ、充実に向けて検討をお願いいたします。  今回は、久留米シティプラザでの託児に限って質問させていただきましたが、今後の文化芸術に関する施策の推進に当たって、美術館、文化ホールなど、全ての文化施設での託児サービスを提供する方向で、今後進めていただきたいと要望いたします。  3歳児健診における視力検診の改善については、今後充実していただくということで、よろしくお願いします。  3歳児健診の視力検査は、大きな節目だと専門医が指摘されています。適切な視力検査が実施されないと手おくれになることもあり、まれには全盲になることもあるとのことです。ただ、日経新聞の記事には、「弱視は早目の治療が望ましいが、就学時健診や学齢期にわかったとしても治療できることもある。諦めずに、できるだけ早く治療を」とあることも申し添えたいと思います。  ぜひ、3歳児視力検査の重要性の啓発と他の自治体の取り組みも参考に検査がきちんと行われるような視力検査体制の充実を図っていただくよう要望いたしまして、私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 17番早田耕一郎議員。(拍手)  〔17番早田耕一郎君登壇〕 ○17番(早田耕一郎君) 17番、久留米たすき議員団の早田耕一郎でございます。通告に基づきまして、質問をさせていただきます。  まず、1番、西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街の夜間における治安状況について。  西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街は、低迷していた歩行者通行量も底を打ち、まだまだ道半ばながら、一時期に比べれば活気が出てきました。  西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街は従来、日中の人出が多いエリアでしたが、近年では夜間の歩行者通行量が相当にふえてきており、これを牽引材料として、全体の通行量がふえてきているようです。夜間の通行量がふえてきている要因として、中心市街地商店街では小売店を中心とした従来の商店街構成から、深夜帯での営業も含めて飲食店テナントが大幅にふえたこと、西鉄久留米駅周辺においても、ほぼ同様に深夜帯まで営業している店舗が増加してきたことが上げられます。  この傾向の変化に伴い、新たな問題も噴出しています。このエリアは従来から久留米市の商業の中心地であり、また多くの方がマンション等の居宅を構えていらっしゃるエリアです。そのため、このエリアにおけるまちづくりの方針は、主に昼間人口が多い商業地と中高層住宅街としてのものであり、夜間の人通りが多い状態を想定できていません。古くからこのエリアに居住もしくは商売をされている方にとって、現在の状況は戸惑いが多く生じている状態になっています。夜間における治安を害する問題も、少なくない数発生をしております。  具体的な苦情の例を申し上げます。  中心市街地商店街では、先ほど述べましたとおり、夜間帯営業の飲食店がかなりふえてきております。このほとんどは適正な営業をなされ、地域のにぎわいづくりに大いに貢献をしていただいておりますが、一部の店舗で強引な客引きを行う事例が発生しており、商店街の自主的なルールを丁寧に説明しても居直られるケースもあり、商店街としても大変に苦慮している状態です。  また、西鉄久留米駅周辺では街灯が不足しているという苦情が多く寄せられています。ほかのエリアに比べて街灯の数が少ないということはないと思いますが、中心市街地ではビルの影になる街路が多く、街灯の数は少なくなくても、全く光が差し込まない場所も少なくありません。  そういった状況に加え、西鉄久留米駅周辺では深夜帯に営業する飲食店がふえたことや、周辺にもとから深夜帯に利用できる公衆トイレが少ないことから、明治通り沿いや西鉄久留米駅隣接の建物に嘔吐や用便行為を行うなど、迷惑行為が横行する状態になっています。  このような事例からも、西鉄久留米駅及び中心市街地商店街の夜間における治安状況は決して望ましいとは言えない状態にあると認識しております。  同エリアは古くから久留米市の商業の中心となってきたエリアであり、ここが活気づくことによって、久留米全体に活力が波及していくことが期待できるエリアでもありますから、にぎわいが回復しつつあることは大変喜ばしいことでありますし、これからも、同地域のにぎわいづくりに全力を尽くすべきだと認識しております。しかしながら、このエリアは先ほど申し述べましたとおり、古くからの商業地かつ中高層の住宅地であり、新しいマンションも多く建設をされています。なおかつ、これから先、福岡都市圏の方に移住を働きかける際も、福岡市内中心部に通勤が便利な同エリアは具体的な移住先として大変有望なエリアでもあります。  中心市街地の中で質の高い住環境を実現しながら、同時に夜間にも楽しくにぎわいのある環境を実現していくために、市として適切に現状を把握し、旧来からの住民・事業主の方と新しい事業者とのあつれきをできる限り少なくし、バランスのとれたまちづくりを志向していくことが重要です。  まずは、市が把握している西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街の夜間における治安状況の問題についての現状認識と、その認識に基づく対応状況についてお答えください。  続きまして、久留米市の学力状況とその改善策について質問いたします。  (1)児童生徒への施策について。  久留米市では文科省が行う学力調査において、毎回、残念ながら全国平均に届いていない状況が続いております。昨年度の調査では差こそ縮まったものの、平均には今回も届いておりません。  学力調査は学力の一面を調査するものであって、それが教育成果の全てであるとは思っておりませんが、一面を示していることは事実でありますし、また、シティプロモーションの観点から見ても学力調査は対外的に見てわかりやすい数値であるため、学力調査の結果が悪いと、久留米市へ移住を検討している子育て世代に対し、かなりのマイナスイメージを植えつけることも事実でありますから、さまざまな面から見て学力調査の結果は重要でございます。歴代の教育長も、学力調査の結果は重要であるという御趣旨の発言をされております。  学力調査でも特に全国平均と差が大きいのが中学3年生です。中学3年生の結果は、これまでの公教育の集大成があらわれる調査項目であるとも言えるため、ここで差が広がっているのは大変ゆゆしい問題だと考えておりますが、まず中学3年生段階で差が広がっている要因について、どう分析をされているのか、お答えください。  そして、全ての児童生徒に一定の学力を身につけさせることは公教育に期待される大きな役割の一つです。そういった観点からしますと、平均点を上回っている児童生徒にさらなる学力向上を図っていくことも重要ではありますが、公教育の役割を鑑みれば、現状平均点に届いていない児童生徒に標準的な学力を身につけさせることについて、より力を入れていくべきだと私は思っております。  現状、平均点に届いていない児童生徒に対し、久留米市が行っている取り組み、特に学力のギャップが広がりやすいとされる中学生に対して取り組んでいることを教えてください。  (2)家庭及びコミュニティーに対する施策について。  学力が高いとされる自治体では、概して市民の学力への関心も高いとされており、児童生徒の学力とそれに対する市民の関心との間には一定の相関関係が見られます。  学力の向上には、学校での児童生徒に対する施策だけでは限界があると思われます。教育部、教育委員会だけでなく、全庁的に、もっと言えば、全ての市民が児童生徒への学力向上に対して関心を持ち、市民を挙げて子供の学力向上へ応援をしていく雰囲気をつくり上げていくことが大切だと思っております。  その端緒といたしまして、家庭とコミュニティーから児童生徒への学力向上への関心を上げていく取り組みをまずは強化していくべきであろうと考えております。  家庭に対する施策としては、各学校とも工夫を凝らして、保護者に対して学力の大切さを伝えていただくよう力を尽くしていただいていると思いますが、残念ながら伝わり切れていない家庭も多いように感じます。学校が発信する情報が正しく家庭に伝わることは児童生徒の学力向上にも、もちろん重要ですし、学校と家庭が密接にコミュニケーションを保てていることは学校教育の根幹にかかわる部分でございます。  近年、情報通信のあり方が大きく変わっていることを背景に、保護者と連絡がとれないケースも多いと聞いております。家庭と学校の連携を密に保つことは学力向上への重要な前提条件ですが、家庭と学校のコミュニケーションを密接にする取り組みとして、どういったことをされているかお聞かせください。特に、先般、西日本新聞の記事にも紹介されていたとおり、そもそも日本語を理解できない外国御出身の保護者も少なくありません。そういった保護者とのコミュニケーションについては、どういった方法をもってされているのか、お答えください。  また、コミュニティーに対しては、各校区の地域学校協議会を介してさまざま発信を行っていることと思いますが、コミュニティー全体として児童生徒の学力向上への関心を高めるためにどのような取り組みを行っていらっしゃるかについてお答えください。以上1回目、終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) 早田耕一郎議員の質問にお答えします。  1.西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街の夜間における治安状況については、中島副市長より回答させていただきます。  2.久留米市の学力状況とその改善策について。  (1)児童生徒への施策についての御質問がございました。
     市立中学校の学力状況については、久留米市学力・生活実態調査や全国学力・学習状況調査において、全国平均を下回るなど、依然として課題があると認識しております。  この要因としましては、中学校進学とともに学習内容が増加し、難易度も上がることに対し、学習内容を確実に身につけさせるため、授業の工夫や、家庭学習の習慣づくりのための取り組みが十分ではないことにあると分析しております。  学力向上の取り組みについて質問がございました。  このような状況を受け、市教育委員会では、今年度から全ての小・中学校に学力向上プランの作成を求め、学校全体で授業改善や家庭学習の取り組みを計画的に推進する仕組みづくりを進めているところでございます。  各学校の授業では、学習につまずきが見られる生徒へのきめ細かな指導・支援のために、数学や英語等において2人体制で授業を行う少人数授業を可能な限り取り入れているところでございます。  また、授業以外では、学習習慣づくりのために、中学校7校をモデル校とし学習コーディネーターを配置し、放課後等学習会の充実を図っております。  さらに、今年度から、学力向上実践推進校事業を小学校2校、中学校1校で開始しました。これらの推進校では、県の指定を受け成果を上げた牟田山中学校の事例を参考にし、市教育委員会のサポートチームと共同しながら学力向上の取り組みを進めております。  これらの取り組みに加えまして、教職員の意識が一体となった学力向上の組織的な取り組みが進み、授業改善や学習習慣づくりへの成果があらわれるような教育予算の増強や市教育委員会の体制整備などについて、総合教育会議の議論を踏まえて取り組んでいきたいと考えております。  例えば、本日も総合教育会議がございますが、その中で、例えば、学習と睡眠のあり方に関して、医学部の先生のほうから講義もございます。いろんなことを見ながら、できることは何かというのを一生懸命議論しているところでございます。  続きまして、(2)家庭及びコミュニティーへの施策についての質問がございました。  まず、基本的な考え方といたしましては、児童生徒の学力向上のため、学校の教育活動の充実とともに、家庭や地域に対し学力向上の意識や必要性について理解を促し、学校、家庭、地域が協働した取り組みを進めていくことが効果的であると考えております。そのため、市教育委員会では、家庭や地域に対し、学力向上に関する情報提供等を積極的に行っております。  家庭や地域への情報提供等に関する質問ございました。  具体的な取り組みといたしましては、家庭に対しては、各学校が学力調査の結果を児童生徒に返却する際、学校の学力状況や今後の取り組み、家庭学習の留意事項等を記載した文書と市全体の学力状況に関する文書をあわせて配布しているところでございます。  また、日本語のコミュニケーションが難しい保護者に対しては、各学校の状況に応じ配置している介助員や翻訳機を活用し、面談や家庭訪問等を通じて伝えているところでございます。  地域に対しましては、各学校に設置する地域学校協議会で、児童生徒の学力面の課題について協議し、地域学校協議会としての提言や、家庭、地域の役割を発信するなど、学校、家庭、地域が一体となった学力向上の取り組みの推進を図っているところでございます。  今後に関しましては、例えばでございますが、文部科学省等が進めておりますICT教育の手法の一つでございます、Google for Education等のシステムを導入することによりまして、教員・児童生徒・保護者間の意思疎通や連携強化等を図ることが可能になると考えられています。  今回、文科省が進めておりますのは、1人の生徒も取り残すことがないということで、その生徒の習熟度において、さまざまな手当てができると。また、そういったシステムを使いまして、先生と保護者のコミュニケーションもよくするということで、さまざまなことができるんじゃないかと思って、一生懸命研究しているところでございます。  今後、このような新技術を積極的に取り入れていくことも、総合教育会議で議論していきたいと考えているところでございます。私からは以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 中島副市長。 ○副市長(中島年隆君) 早田耕一郎議員の御質問1項目め、西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街の夜間における治安状況についての御質問にお答えいたします。  西鉄久留米駅周辺や中心商店街におきましては、「夜になると一部に暗い箇所があり不安を感じる」、また、「夜間使えるトイレがない」、さらに「飲食店等への悪質な客引き行為が行われている」、こういった御意見、御相談を周辺の自治会や商店街関係者の皆様からいただいているところでございます。  西鉄久留米駅周辺の良好な環境と安全・安心に関する対応といたしまして、現在、防犯灯の増設や防犯カメラの設置などについて、自治会と協議を行っております。  また、悪質な客引き行為につきましては、福岡県迷惑行為防止条例に定める禁止行為の対象となる場合もあるため、御相談の都度、その内容を警察へ情報提供するとともに、商店街関係者の皆様と意見交換を行い、現状の把握に努めているところでございます。私からは以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 17番早田耕一郎議員。  〔17番早田耕一郎君登壇〕 ○17番(早田耕一郎君) 2回目の質問をさせていただきます。  まず、西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街の夜間の治安状況についてです。  お答えいただきましたとおり、やはり、市のほうといたしましても、望ましくない事態が発生していることについては、把握されているということが確認をできました。  全体的な要望については3回目に回すことといたしまして、2回目は客引きや迷惑行為に対しての条例制定についてお聞きをしたいと思います。  1回目の質問において、悪質な客引きについての例示の際、商店街の自主ルールでは対処が厳しい旨を申し上げました。注意をしても、「法令事項ではないから」と居直られるケースもあるようです。  先ほど御回答の際、県条例について御回答いただきましたけれども、風俗営業の客引きについては、福岡県迷惑行為防止条例で規制の対象になりますが、居酒屋などの飲食店の客引きについては福岡県条例の規制における射程に含まれておらず、県内他都市でも問題になっており、独自条例制定の動きがあります。  隣接する熊本県も福岡県とほぼ同内容の条例を制定していますが、熊本市でも居酒屋の客引きが問題となり、熊本市では居酒屋の客引きについても射程に含めた罰則つきの市独自の迷惑防止条例を制定しています。久留米市においても、西鉄久留米駅周辺や中心市街地商店街の夜間の良好な治安状況の実現のため、独自条例の制定を前向きに考えていくべきと思いますが、いかがでしょうか。  続きまして、学力状況についてです。これも要望事項は3回目に回させていただきます。  平均点に届いていない点数の児童生徒に対する施策について、GoogleforEducationの利用など考えていらっしゃる取り組み等を述べていただきました。  さまざまな取り組みをされる中で、原因分析も当然行っておられると思いますが、やはり、子供たちそれぞれによって、平均点に届かない原因はさまざまであろうと思います。  その中でも、特にそもそも落ちついて学習に取り組むことが苦手な児童生徒、こういった児童生徒に対して、どういう取り組みをされているでしょうか。そういった児童生徒には、画一的なアプローチではなく、特に個人に応じたきめ細やかな対応が必要であると思いますし、発達に課題がある児童生徒に対しては、適した対処をとることによって、驚くほど才能を輝かせることが少なくありません。こういった児童生徒に焦点を当てた上で、取り組み状況についてお聞かせください。                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) 大久保市長。 ○市長(大久保勉君) 早田耕一郎議員の2回目の質問にお答えします。  2の久留米市の学力状況の改善策について。  落ちついて学習に取り組むことが苦手な生徒へのきめ細かな指導、支援のためにどのような取り組みをすべきか、こういった趣旨の御質問がございました。  市教育委員会では、落ちついて学習に取り組むことが苦手な児童生徒には、学習ルールの明確化、学習の見通しの提示、シンプルで読みやすい板書など、誰もがわかりやすく安心して参加できる授業への改善を進めています。また、これらの取り組みを進めながら、教職員への研修の充実を図っているところでございます。  今後、学習への集中力が続かない、一斉指示では内容の理解が難しい等の個性や特徴を持った児童生徒だけではなく、より多くの児童生徒に適応するため、ICTを利用した先進技術の導入や早寝早起きによる生活習慣の改善等により、児童生徒が意欲的に学習に取り組めるようにすることも、総合教育会議で議論してまいりたいと思っています。  先ほど御説明したんですが、本日の総合教育会議の中で、明善高校の昼寝の導入などで有名な久留米大学医学部の内村先生の講演もございまして、その資料を見ておりますと、睡眠時間と学習の集中力という関係は非常に関係が深いと、こういったことも、しっかりと研究していきたいと思いますし、また、一斉指導では内容の理解が難しい子に対して、さまざまなことが考えられますが、その一つとしましては、ICTを利用して、その子に応じたさまざまな指導ができるようなことも、現在は技術的に可能になっております。こういったことも積極的に取り入れていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 中島副市長。 ○副市長(中島年隆君) 早田耕一郎議員の2回目の御質問。まず、1項目めの西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街の夜間における治安状況についての2回目の御質問にお答え申し上げます。  悪質な客引き行為への対応に関しまして、新たな規制につきまして、同じ課題を抱えております福岡市、北九州市の3市で福岡県と協議を始めておりまして、既に条例を制定している自治体からの効果や課題等の情報を収集して、さまざまな意見交換を行っているところでございます。  今後は、福岡県迷惑行為防止条例の改正や福岡県による新たな条例制定の要望、実情に応じた対策などを協議する予定となっておりまして、久留米市といたしましては、市内の現状をこの場を通じまして、しっかりと伝えて協議を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(永田一伸君) 17番早田耕一郎議員。  〔17番早田耕一郎君登壇〕 ○17番(早田耕一郎君) 3回目は要望とさせていただきます。  まずは、西鉄久留米駅周辺及び中心市街地商店街の夜間の治安状況についてです。  現状、新たな規制については、福岡県や県内政令市等と意見交換を行っているということでしたけれども、商店街からも早急な規制を望む声が多数上がっておりますし、特に今は忘年会シーズンでございまして、年末年始のいわゆる書き入れどきを控えていますから、ルールを逸脱した客引きによる被害対策は喫緊の課題であるというふうに思っております。市としても、条例制定に向けて早急に検討を進めると同時に、ぜひ、ルール違反が疑われる店舗には1日も早く是正を呼びかけるような措置をとってほしいと思っております。  また、条例制定の検討の際には、客引きと同様に、嘔吐や用便行為など度が過ぎた迷惑行為も射程に入れた規制にしてほしいと思っております。  用便行為はそもそも軽犯罪法違反ですが、取り締まりが難しく、保健所から店舗や屋台に対して、衛生面を理由にしての規制を入れることも法令上困難です。理念的な規定にとどまったとしても、新たな規定を策定して注意喚起を図ることには意味があると思っておりますので、ぜひ、検討していただきたいと思っております。仮に条例に盛り込むことがないとしても、店舗や屋台にポスター掲示等を行って、嘔吐や用便行為を初め、迷惑行為に対して注意を喚起する策を講じてほしいと思います。  西鉄久留米駅周辺・中心市街地商店街は久留米市の顔となり得る場所ですから、ここの治安や衛生状態が悪いと久留米市全体のそれが悪いと思われかねず、シティプロモーションの面でマイナス面は計り知れません。良好な住環境と健全なにぎわいの両立に向け、ぜひ、地元とスクラムを組んでワンチームで知恵を絞っていただきたいと思っております。  続きまして、久留米市の学力状況とその改善策についての要望です。  学力向上を重要な政策課題として、きょう御説明をいただいた事柄を含めまして、これまで、さまざまに取り組んでいただいておりますけれども、思うような結果が出ているかと言われれば、平均点を上回っている年度がないわけですから、出ていないというふうに評価せざるを得ないと思っております。  2回目で、発達段階において問題が見受けられる子に対する対応についてお尋ねしましたけれども、こういった児童生徒に対しては、まずは正確な診断をすることがまずは対策の第一歩でありまして、非常に大切だと思っております。WISC検査という検査手法がありますけれども、そういった新しい検査技法等を導入して専門的で実効性の高いアプローチをぜひ実現させていただいて、取り入れていただきたいと思っております。  学力の高い自治体は、市民全体の教育に関する関心が高いと言われておりますが、きょう学校における施策については、数多く説明をしていただきましたが、教育委員会や教育部だけではなく、執行部、市が全体として子供の学力、ひいては健全育成について考えていかなければならないというふうに考えております。  特に、今回、家庭とコミュニティーに対する施策について質問をさせていただきましたが、家庭とコミュニティーに対しては、特に執行部が全体でアプローチをする必要があると思っております。  質問にも上げさせていただきましたように、そもそも日本語を理解できない保護者に対して日本語を教える取り組み、その取り組み自体はあるものの、まだまだ不足している状態です。また、保護者全体に向けて、保護者に対しての学力向上の啓発も不足しているように見受けられます。  先ほど市長から、本日、内村教授による睡眠のお話があるということですが、私も、子供の早寝早起きは学力向上に向けて大変重要であると思っておりますし、その認識は市長も同様にお持ちだと思っております。しかしながら、最近、深夜帯にもかかわらず、市内の居酒屋やファミリーレストランで小さい子供さんを連れた若い親御さんを目にする機会が大変多くなっているように思います。もちろん働き方が多様化し、それぞれの家庭の事情があるということは承知をしておりますが、それを考慮に入れたとしても、深夜に子供を連れ出すことは子供の健全な心身の成長にとっても、学力の向上にとっても大きなマイナスであることは論を待たないと思います。しっかりと啓発をしていかなくてはなりません。日本語に不安のある保護者に日本語を教えること、保護者に子供の深夜の連れ出しを控えるよう啓発すること、これらの事象は問題となる事象のほんの一部でありますけれども、あまたある問題に対応していくには、教育委員会、教育部だけではなく、全庁的、全市民的なアプローチが必要になると思います。  包括的なお願いになりますけれども、詳細については次回以降の質問機会に譲ることにいたしまして、教育部、教育委員会のみならず、児童生徒の学力について、その向上に向けて全庁的な取り組みを期待いたしまして、質問を閉じさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)                      =〔降 壇〕= ○議長(永田一伸君) お諮りいたします。  本日は、これにて一般質問を打ち切ることにいたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(永田一伸君) 御異議なしと認めます。よって、本日は、これにて一般質問を打ち切ることに決定いたしました。  あす10日、午前10時から本会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                      =午後 1時57分  散会=...