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平成30年第2回定例会(第1日 6月 7日)

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  1. 久留米市議会 2018-06-07
    平成30年第2回定例会(第1日 6月 7日)


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    平成30年第2回定例会(第1日 6月 7日)              平成30年6月7日(木曜日)               会    議    録                  (第1日)              平成30年6月7日(木曜日)                      =午前10時00分開会=   〇出席議員(37名)    1番 金 子 むつみ 君    2番 緒 方 正 子 君    3番 山 田 貴 生 君    4番 田 住 和 也 君    5番 山 村 太 二 君    6番 早 田 耕一郎 君    7番 松 岡 保 治 君    8番 佐 藤 晶 二 君    9番 森 﨑 巨 樹 君
      10番 田 中 貴 子 君   11番 太 田 佳 子 君   12番 秋 永 峰 子 君   13番 甲 斐 征七生 君   14番 権 藤 智 喜 君   15番 吉 冨   巧 君   16番 石 井 秀 夫 君   17番 田 中 良 介 君   18番 市 川 廣 一 君   19番 原     学 君   21番 原 口 和 人 君   22番 塚 本 篤 行 君   23番 山 下   尚 君   24番 塚 本 弘 道 君   25番 古 賀 敏 久 君   26番 藤 林 詠 子 君   27番 永 田 一 伸 君   28番 原 口 新 五 君   29番 別 府 好 幸 君   30番 森   多三郎 君   31番 八 尋 義 伸 君   32番 大 熊 博 文 君   33番 石 井 俊 一 君   34番 甲斐田 義 弘 君   35番 栗 原 伸 夫 君   36番 田 中 多 門 君   37番 田 中 功 一 君   38番 坂 井 政 樹 君 〇欠席議員(1名)   20番 堺   陽一郎 君 〇地方自治法第121条に基づく出席者  市 長              大久保   勉 君  副市長              橋 本 政 孝 君  副市長              森     望 君  企業管理者            萩 原 重 信 君  教育長              大 津 秀 明 君  総合政策部長           國 武 三 歳 君  総務部長             徳 永 龍 一 君  協働推進部長           井 上 謙 介 君  会計管理者            土 屋 尚 之 君  市民文化部長(兼)久留米シティプラザ統括部長                   松 野 誠 彦 君  健康福祉部長           窪 田 俊 哉 君  子ども未来部長          甲斐田 忠 之 君  環境部長             今 田 利 満 君  農政部長             山 口 文 刀 君  商工観光労働部長         鵜 木   賢 君  都市建設部長           志 賀 浩 二 君  田主丸総合支所長         井 上 益 規 君  北野総合支所長          豊 福 和 行 君  城島総合支所長          平 田   茂 君  三潴総合支所長          松 藤 康 彦 君  上下水道部長           豊 福 高 弘 君  教育部長             大久保   隆 君  契約監理担当部長         石 原 純 治 君  総務部次長            竹 村 正 高 君  財政課長             黒 岩 竹 直 君  総合政策課長           重 石   悟 君 〇議会事務局出席者  事務局長             野 口   正 君  次長(兼)総務課長        大 野   誠 君  議事調査課長           本 松 寿 史 君  議事調査課課長補佐(兼)主査   古 賀 裕 二 君  書 記              樺 島 健 太 君 〇議事日程(第1号) 第 1 会期の決定 第 2 諸般の報告 第 3 第50号議案 久留米市市税条例の一部を改正する条例制定専決処分について 第 4 第51号議案 小学校における児童の負傷事故による損害賠償専決処分につい            て 第 5 第52号議案 自動車破損事故による損害賠償専決処分について 第 6 第53号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第 7 第54号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第 8 第55号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第 9 第56号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第10 第57号議案 久留米市公共施設等保全基金条例 第11 第58号議案 平成30年度久留米市一般会計予算 第12 第59号議案 福岡県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関する協議につ            いて 第13 第60号議案 財産(消防ポンプ自動車)の取得について 第14 第61号議案 自動車破損事故による和解契約締結について 第15 第62号議案 市道路線の廃止について 第16 第63号議案 市道路線の認定について 第17 第64号議案 久留米市教育集会所条例の一部を改正する条例 第18 第65号議案 久留米市市税条例等の一部を改正する条例 第19 第66号議案 久留米市敬老祝金条例の一部を改正する条例 第20 第67号議案 久留米市介護保険条例の一部を改正する条例 第21 第68号議案 久留米市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する            条例の一部を改正する条例 第22 第69号議案 久留米市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の            一部を改正する条例 第23 第70号議案 久留米市自転車競走実施条例の一部を改正する条例 〇議事の経過 ◎ 開     会 ○議長(佐藤晶二君) 皆様、おはようございます。
     ただいまから平成30年第2回久留米市議会定例を開会いたします。 ◎ 開     議 ○議長(佐藤晶二君) これより本日の会議を開きます。 ◎ 日 程 第 1 ○議長(佐藤晶二君) まず、日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期、定例会の会期は、本日から29日までの、23日間といたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、会期は23日間と決定いたしました。 ◎ 日 程 第 2 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第2、諸般の報告をいたします。  まず、緊急を要し、議長において決定いたしました議員派遣につきまして、お手元に配付のとおり御報告いたします。  次に、去る5月30日開会の第94回全国市議会議長会定期総会において、晴れの表彰を受けられました方々の御報告を申し上げます。  議員25年の特別表彰として、八尋義伸議員栗原伸夫議員、議員15年の表彰として、塚本篤行議員原口和人議員藤林詠子議員石井俊一議員がそれぞれ表彰されました。  本席から、皆様とともに心から慶祝の意を表したいと思います。 おめでとうございました。(拍手)  次に、市長から議案とともに送付されました、報告第1号から報告第10号までの10件の報告が行われております。  以上の報告について質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) それでは、これをもって諸般の報告を終わります。 ◎ 日程第3~日程第23 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第3、第50号議案から日程第23、第70号議案までを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  大久保市長。  〔市長大久保勉君登壇〕 ○市長(大久保勉君) 皆様、おはようございます。  平成30年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多用中にもかかわりませず御参集を賜り、まことにありがとうございます。  本日、ここに提案いたしております各議案の提案理由を説明申し上げますが、初めに、「久留米アリーナの完成」と「西日本鉄道株式会社との包括連携協定」について御報告申し上げます。  福岡県と連携して進めてまいりました複合スポーツ施設久留米アリーナ」がいよいよ6月から開館し、先日、2日に関係各位をお招きしての開館記念式典、そして翌3日には、有名スポーツ選手を招いてのオープニングイベントを開催いたしました。佐藤市議会議長を初め市議会議員の皆様、そして、多くの市民の皆様にも御来場いただき、久留米市の新たなスポーツ拠点施設の門出をお祝いいただきました。ここに改めて、市民の皆様、市議会の皆様を初め、関係各位に対し御礼を申し上げます。  当施設は、機能、規模とも九州最大級であり、延べ床面積は1万8,847平方メートルとなっております。1階にはメインアリーナや武道場が、また、2階にはトレーニング室や弓道場が整備されています。これらは国際基準をクリアする設備も有しており、国際大会などあらゆる大規模大会の誘致も可能となってまいります。  久留米市は、交通の利便性はもとより医療環境も充実するなど、スポーツコンベンションを誘致する条件も整っております。昨年は、ケニア共和国に、2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ地として、選定いただいたところでございます。  今後とも、久留米シティプラザや久留米市美術館などのにぎわい・交流の拠点施設文化芸術関連拠点施設とも緊密に連携しながら、スポーツコンベンションの誘致を図り、市民・地域のスポーツ振興のみならず、地域経済の活性化やまちの新たなにぎわい創出を図ってまいりたいと考えております。  次に、地域活性化に積極的に取り組まれている西日本鉄道株式会社との包括連携協定についてでございます。  久留米市が人口30万人を擁する県南最大中核都市として、持続的発展を目指す上では、市議会の皆様や市民の皆様との意見交換を基本としながら、民間企業が有する専門的な技術や知見をまちづくりに生かす必要があると考えております。久留米市の交通拠点としての機能や福岡都市圏に近接するすぐれた住環境は大きなポテンシャルの一つですが、その一翼を担っていただいている西日本鉄道株式会社との間で、持続的な発展に向けたまちづくりに関する包括連携協定の締結について協議を重ねており、今後の地域活性化に結びつけようとするものでございます。  現在は具体的な内容について協議を進めているところですが、来月上旬にも、協定を締結できる見込みとなっており、久留米市発展のパートナーとして協力いただけるよう、同社との協議に力を注いでまいりたいと考えております。  次に、平成30年度の市政運営について、述べさせていただきます。  私が市長に就任し、4カ月が経過しました。この間、校区コミュニティセンターや4総合支所などに出向き、地域の皆様のさまざまな御意見を拝聴させていただきました。また、移住・定住キャンペーンの参加、国土交通省など中央省庁への要望活動、あるいは首都圏企業訪問による誘致活動など、トップセールスに精力的に取り組みました。こうした活動を通して持続的な信頼関係を構築し、また、スピード感を持って課題の解決を図り、成果を導き出したいと考えております。  私は、市長就任に当たり、市民一人一人が主役となり、社会的に弱い立場にある方々を含む全ての市民が元気に明るく暮らせるまちづくりを進め、「夢と希望を実現する生活空間」をつくり、その集大成として「住みやすさ日本一」の久留米を目指すこととしております。その上で、3つのまちづくりに力を入れてまいります。  その一つ「暮らし・教育のまちづくり」では、子育て支援貧困対策の充実、学力向上に向けた教育環境づくり認知症高齢者への支援を初め、障害者や生活困窮者など社会的支援が必要な方への施策の充実、人権教育・啓発の推進、女性の活躍促進などに取り組んでまいります。  次に「安心・快適・都市力のまちづくり」では、幹線道路都市基幹公園の整備や自転車利用の促進、生活支援交通の充実、セーフコミュニティの推進や防災対策のさらなる強化、低炭素社会の構築などを進めてまいります。  そして「地方創生経済成長・雇用のまちづくり」では、新産業団地の整備や地域企業育成支援企業誘致の推進、農産物のブランド化による販売力強化支援久留米シティプラザや久留米市美術館、久留米アリーナを活用した交流人口の拡大や全国に向けた久留米の魅力発信による移住定住の促進などに取り組んでまいります。  こうした中で、既に、それぞれのまちづくり主要課題に対応していくためのプロジェクトチームを発足しています。  西鉄久留米東口周辺の再開発に向けた検討プロジェクトでは、老朽化した再開発ビル等の現状や課題の整理を行うとともに、本市の交通結節点であり、多くの市民が行き交い、にぎわいの中心となる駅周辺のポテンシャルを生かすため、再整備に向けた方策の検討を進めております。  久留米市都市づくりプロジェクトでは、20年後から30年後の将来を見据え、「旧久留米市域都市計画のあり方」「鉄道駅周辺の活性化」「既存集落コミュニティの維持」を視点に、久留米市の都市づくり構想をまとめております。  久留米シティプラザ検討プロジェクトでは、同施設の運営のあり方について検証し、安定運営とさらなる稼働率向上に向けた新たな取り組みを検討しております。  これらのプロジェクト活動を初め、さまざまな施策において民間事業者が有するノウハウを取り入れ、より柔軟な発想による規制緩和や新たなまちづくりを進めようと考えております。  また、効率的な行政運営市民サービスの質の向上を図るため、行財政改革の推進に努めるなど、行政運営の見直しに取り組んでおります。先般は、久留米市議会行財政改革調査特別委員会からの提言を踏まえ、石橋文化センター共同ホールサンライフ久留米の今年度末での廃止を決定し、利用者の方々への説明会を開催いたしました。引き続き、丁寧な説明を行い、関連する施設への誘導策の策定に努めてまいりたいと考えています。今後とも、二元代表制の趣旨を生かし、市民の代表である久留米市議会の皆様からの御意見を十分に尊重させていただきながら、速やかに行政運営に反映してまいります。  さらに、久留米市のポテンシャルである豊かな自然や農産物、高度な医療技術などのほか、埋もれた地域資源を活用し、付加価値を加えたブランド化を行い、ICTを活用した情報発信を強化してまいります。高度な情報処理技術を活用したe市役所の実現に取り組み、業務の効率化とともに市民サービスの質の向上に努めてまいります。  次に、特に重点的に取り組む8項目の施策について、平成30年度に実施する主な事業を説明申し上げます。  まず、1点目は、「こどもの笑顔があふれるまちづくり」です。  ことし4月1日時点における久留米市の保育所等待機児童数は44人となりました。前年度と比べますと15人の減少となりましたが、保育士不足や1・2歳児の申し込みの増加、あるいは希望する地域や保育所等との受け入れ体制の不整合等から、完全解消には至っておりません。そこで、受け入れ施設の整備や保育士人材の確保、保育士の雇用安定対策に引き続き取り組みますとともに、新たに、送迎保育ステーション事業医療的ケア児保育支援事業保育士進学支援事業保育所等巡回支援事業に取り組んでまいります。  さらに、こども子育てサポートセンターにおける妊娠期から子育て期までの母子保健や子育てに関する切れ目のない支援、ひとり親家庭等の子供の居場所づくり、子供の貧困対策などに取り組みます。  また、学校教育では、小学校学力向上支援員中学校学力向上コーディネーターの配置、小中学校における英語教育の充実、タブレットパソコンなどのICTを活用した教育環境の整備など、学力の向上に向けた取り組みを充実し、学校と家庭・地域が連携した学習習慣定着支援を進めます。さらに、学校の小規模化に際し、よりよい教育を続けていく上で直面する課題に対応してまいります。  2点目は「健康でいきがいがもてるまちづくり」です。医療の進歩により平均寿命は延びてまいりましたが、生涯をできるだけ充実して過ごすためには、健康上の理由で日常生活が制限されることのない期間である「健康寿命」を延伸させることが重要です。このため、生活習慣病予防対策や健診受診率の向上に取り組みます。  また、介護予防認知症施策の充実に取り組むとともに、認知症の方やその家族を支援する認知症高齢者等支援事業に、新たに取り組みます。  さらに、医療的ケアが必要な在宅の重症心身障害児・者等への支援の充実や、地域における障害者の相談支援の充実を図ってまいります。  生活困窮者自立支援につきましては、自立相談支援社会資源活用促進事業の実施など、体制の強化や施策の充実を図ります。  また、自殺予防につきましては、心の相談カフェ相談窓口の拡充や、学校と連携した子ども・若者自殺対策事業の実施など、総合的な自殺対策を進めてまいります。  3点目は「人権の尊重・男女共同参画まちづくり」です。部落差別解消推進法障害者差別解消法などの法施行を踏まえ、同和問題を初めとするさまざまな人権課題の解消を目指し、市民の皆様への啓発や人権・同和教育及び市職員・教職員への研修の充実・強化を図ります。  また、女性のための起業支援セミナーや女性のまちづくり参画講座など、女性が活躍できる環境づくりを推進しますとともに、DV対策性暴力被害者への支援の充実を行います。  4点目は「快適な都市生活を支えるまちづくり」です。今後、高度経済成長期に建設された施設が次々と老朽化を迎えることから、限られた財源の中で中長期的な視点に立った予防的な保全や整備を総合的に進めることが必要になっております。そこで、道路や橋梁、農道や用排水路など老朽化した公共インフラ長寿化対策取り組みます。  また、快適な生活環境整備として、広域幹線道路網の整備や基幹公園等の整備、老朽化した市営住宅の建てかえ、さらには、自転車走行空間の整備やコミュニティサイクル利用促進放置自転車対策の強化など自転車利用の促進を進めます。  5点目は「都市開発地域開発まちづくり」です。住みたいと思える、住み続けられる地域社会を将来にわたって計画的かつ着実に推進していくため、鉄道駅などを中心とした地域の生活拠点形成JR久留米駅前市街地再開発事業への支援などコンパクトな拠点市街地の形成に取り組みます。  また、中核都市にふさわしい都市づくり構想の検討や西鉄久留米東口周辺の再整備に向けた検討を長期的な視点を持って進めてまいります。  さらに、鉄道や路線バスの利用が不便な地域において、日常生活の移動を支援する取り組みとして、コミュニティタクシー事業の拡充を図ります。  6点目は「安全・安心なまちづくり」です。熊本地震九州北部豪雨を初めとした大規模自然災害の発生や社会環境の変化に起因する犯罪の発生など、安全に安心して暮らせるまちづくりへのニーズが高まっています。これを受け、平成25年度に取得している国際認証セーフコミュニティ」の認知度向上取り組み裾野拡大、再認証の取得に向けた取り組みを進めます。  また、市民との協働のもと、地域全体で、地域のきずなづくりやともに支え合う共助の仕組みづくりを進めるため、地域コミュニティ組織等活動支援の充実や連携の強化に取り組みます。さらに、学校周辺等安全対策、防犯灯や道路附属照明灯の設置、暴力団排除・壊滅に向けた取り組みなどを引き続き実施してまいります。  防災・減災対策として、地域と連携した避難所の設置運営自主防災組織育成支援、建築物の耐震改修補助など、自助・共助による防災対策の充実・強化に取り組みます。  また、国際的に対応が求められている環境施策につきましては、地球温暖化の緩和につながる家庭用省エネルギーシステム普及促進ごみ減量分別リサイクルなど、環境に配慮した取り組みを進め、環境学習環境教育の浸透を図ります。  7点目は「地域経済を支えるまちづくり」です。まず、農業につきましては、県内最大農業都市であることの特性を生かし、メディアを活用した久留米産農産物の情報発信による農産物のブランド化農商工連携・6次産業化の推進などによる久留米産農産物の販売力の強化と収益性の確保に取り組みます。  さらに、次世代を担う青年就農者女性農業者を育成するとともに、集落営農組織の法人化と経営力の強化に取り組んでまいります。  一方、商工業につきましては、地域経済を支える産業の集積や雇用の創出を図るため、福岡県・うきは市と連携し「(仮称)久留米・うきは工業用地」の整備を進めるとともに、企業研究施設コールセンターデータセンター等、戦略的な企業誘致取り組みます。  また、ものづくり企業情報発信や国内外への販路開拓の支援など地域企業の育成・支援、産学官金労で連携した若者の地元就職の促進、働きやすい職場づくり女性労働者活躍促進に取り組んでまいります。  8点目は「文化・芸術・スポーツにぎわいのあるまちづくり」です。久留米シティプラザや久留米市美術館を拠点に、市民の皆様への上質な文化芸術を鑑賞する機会の提供や、活動・発表する場の充実を図ります。  また、久留米シティプラザ久留米アリーナを活用したMICE誘致など、交流人口拡大によるまちなかのにぎわいづくり取り組みます。久留米シティプラザでは、企業経営及び劇場運営文化芸術MICE・教育などの専門的知見を有する委員からなる運営委員会の設置を行い、各種イベント企画検討利用者負担のあり方、受付・日程調整あり方等について意見を伺うなど、施設の効率的・効果的な活用及び市民の満足度の向上を図ります。  さらに、地域おこし協力隊の活用やDMO設立などによる地域資源を生かした観光振興やインバウンドの推進、首都圏や福岡都市圏をターゲットにした移住・定住の促進、知名度や魅力向上のための情報発信力の強化などを進めます。  このほか、効率的な行政運営のための取り組みとして、庁内ネットワーク環境のWi‐Fi化やICTを活用したe‐市役所への推進、公共施設管理の最適化に取り組んでまいります。  以上、平成30年度における市政運営について申し上げましたが、正副議長を初め市議会議員の皆様、そして市民の皆様におかれましては、どうぞ格段の御理解と御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。  ここで、本日提案いたしております議案の審議をお願いするに当たりまして、各議案の概要を説明申し上げます。  初めに、第58号議案は、平成30年度一般会計予算案でございます。  一般会計予算規模は、対前年度比3.8%減の1,307億9,000万円となっております。  まず、歳出予算の内容について説明申し上げます。  目的別の主要費用としましては、民生費が 590億3,372万円で構成比45.1%、公債費が129億4,152万円で構成比9.9%、教育費が128億7,930万円で構成比9.9 %、土木費が119億5,949万円で構成比 9.1%となっております。  性質別では、普通建設事業が、久留米アリーナ上津クリーンセンターの整備等が完了したことに伴いまして、対前年度比27.2%減の130 億780万円となっております。  扶助費は、前年度と同程度の397億 4,633万円を見込んでおりまして、人件費と公債費を含めた義務的経費は、合計で672億 5,911万円となり、歳出総額に占める割合は51.4%となっております。  平成30年度は、事業の厳選と重点化を図りながら、先ほど説明申し上げました重点事業を中心に、子育て支援や教育、福祉の充実、地域経済・産業の活性化やにぎわいづくりなど、久留米市の住みやすさをさらに向上させる施策を着実に進めていくための予算としております。  次に、歳入について申し上げます。  まず、市税につきましては、個人市民税や法人市民税の増収等によりまして、対前年度比0.6 %増の400億1,300万円を見込んでおります。  地方交付税は、合併算定替の逓減などを踏まえまして、対前年度比2.3%減の195億 1,200万円を計上いたしております。  繰入金は、さまざまな行政課題に対応するため、主要4基金から40億円を計上いたしております。  市債につきましては、久留米アリーナなど大規模事業が完成したことに伴う借入額の減少によりまして、対前年度比19.4%減の111億 4,310万円となっております。
     また、諸収入のうち、競輪事業収入につきましては、1億5,000万円を計上いたしております。  以上が、一般会計の予算の概要でございます。  次に、第50号議案から第56号議案までの専決処分に係る議案並びに第59号議案から第63号議案までの一般議案について、各議案の提案理由を説明申し上げます。  第50号議案は、地方税法の一部改正に伴い、法人市民税の申告納付に係る規定等を整理し、土地に係る固定資産税の特例を延長するため、条例の一部を改正する必要が生じましたが、緊急を要し専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものでございます。  第51号議案から56号議案までは、久留米市立東国分小学校で発生した負傷事故や公務遂行中の交通事故等による損害賠償額の決定について、緊急を要し専決処分をいたしましたので、報告し、承認を求めるものでございます。  第59号議案は、平成30年10月1日から筑紫郡那珂川町が那珂川市となることに伴い、福岡県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関し関係市町村と協議することについて、市議会の議決を求めるものでございます。  第60号議案は、消防ポンプ自動車の老朽化に伴い、新たな消防ポンプ自動車を取得しようとするものでございます。  第61号議案は、久留米市消防団の格納庫敷地内において発生した自動車破損事故による和解契約締結について、市議会の議決を求めるものでございます。  第62号議案及び第63号議案は、百年公園ほか3町内の市道路線を廃止し、百年公園ほか17町内の市道路線を認定しようとするものでございます。  続きまして、第57号議案並びに第64号議案から第70号議案までの条例議案について、各議案の提案理由を説明申し上げます。  第57号議案は、公共施設等の維持及び更新に必要な資金を積み立てる基金を設置しようとするものでございます。  第64号議案は、新たに市内3カ所の教育集会所等の管理を指定管理者に行わせ、並びに開所時間を変更しようとするものでございます。  第65号議案は、地方税法の一部改正に伴い、償却資産等の特例措置、市たばこ税の見直しに係る規定の整備等を行おうとするものでございます。  第66号議案は、敬老祝金の受給権者の年齢の区分及び支給額を改めようとするものでございます。  第67号議案は、介護保険法施行令の一部改正に伴い、条文中の用語の整理を行おうとするものでございます。  第68号議案は、国が定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員の資格要件を拡大し、及び条文中の用語の整理を行おうとするものでございます。  第69号議案は、国が定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、代替保育に係る連携施設の確保に関する適用除外規定及び食事の搬入施設に係る規定を追加し、並びに食事の提供に係る経過措置を延長しようとするものでございます。  第70号議案は、災害等の理由により久留米競輪場が使用できない際、久留米競輪場以外の競輪場において久留米市営競輪を開催することができる規定を設けようとするものでございます。  以上をもちまして、各議案の説明を終了いたしますが、何とぞ、慎重なる御審議の上、満場の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。                      =〔降 壇〕= ○議長(佐藤晶二君) 提案理由の説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  各議案の質疑は、議事の都合により、本日はこれを取りやめ、後日に行いたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、本日は各議案の質疑は取りやめ、後日に行うことに決定いたしました。  以上で、本日の議事日程は、全部終了いたしました。  お諮りいたします。  議案研究等のため、あす8日から10日までの3日間、休会いたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、あす8日から10日までの3日間、休会することに決定いたしました。  来る6月11日、午前10時から本会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                      =午前10時33分  散会=...