大牟田市議会 > 2019-12-18 >
12月18日-02号

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  1. 大牟田市議会 2019-12-18
    12月18日-02号


    取得元: 大牟田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和 元年 12月 定例会(第506号)          令和元年度大牟田市議会第4回定例会会議録---------------------------------------             令和元年12月18日---------------------------------------        令和年度大牟田市議会第4回定例会議事日程(第2号)             令和元年12月18日             午前10時00分 開議日程第1 議案第48号~同第69号上程(22件)     (質疑質問)---------------------------------------本日の会議に付した事件     (議事日程のとおり)---------------------------------------出席議員名             1番  古庄和秀議員             2番  平山光子議員             3番  北岡あや議員             4番  崎山恵子議員             5番  山田貴正議員             6番  江上しほり議員             7番  山口雅夫議員             8番  桑原 誠議員             9番  平嶋慶二議員             10番  森田義孝議員             11番  山田修司議員             12番  塩塚敏郎議員             13番  城後徳太郎議員             14番  中原誠悟議員             15番  島野知洋議員             16番  森 竜子議員             17番  松尾哲也議員             18番  大野哲也議員             19番  三宅智加子議員             20番  平山伸二議員             21番  森  遵議員             22番  光田 茂議員             23番  徳永春男議員             24番  境 公司議員欠席議員名             なし---------------------------------------説明のため出席した者             関 好孝   市長             甲斐茂利   副市長             藤井利幸   副市長            企画総務部             井田啓之   部長             吉田尚幸   調整監             鴛海 博   契約検査室長             藤丸直也   総合政策課長             高口雅実   財政課長             木村真一   人事課長            市民部             黒田省二   部長             井口英則   調整監            市民協働部             中島敏信   部長             冨安 徹   調整監            産業経済部             副枝 修   部長             川村活弘   調整監            都市整備部             末藤隆生   部長             米崎好美   調整監            環境部             岡田和彦   部長             伊豫英樹   調整監            保健福祉部             岩成寿美   部長             池田武俊   健康福祉推進室長             桑原正彦   子ども未来室長            消防本部             馬場邦弘   消防長             甲斐真治   消防署長            企業局             松田雅廣   企業管理者             弘島和則   調整監            教育委員会             安田昌則   教育長             中村珠美   事務局長---------------------------------------事務局職員出席者             城戸智規   局長             前田浩孝   次長             谷川秀和   主査             松尾英樹   書記             戸上和弘    同             牛島義夫    同             内野 明    同---------------------------------------                              午前10時00分 開議 ○議長(境公司)  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。御了承を願います。--------------------------------------- △日程第1 議案第48号~同第69号(22件) ○議長(境公司)  日程第1、議案第48号から同第69号までの22件を一括議題として、本日の質疑質問を行います。 発言通告の順に従い、発言を許可します。 最初に、松尾哲也議員。     〔17番 松尾哲也議員 登壇〕 ◆17番(松尾哲也)  関好孝市長におかれましては、厳しい選挙戦を戦われ初当選、12月3日から第29代市長に就任されました。まずは、心からお祝い申し上げます。二元代表制のもと、大牟田市の発展と住みよいまちづくりを目指し、一緒に努力してまいりたいと思います。 市長は、今回の提案理由説明で、大牟田には大きな発展可能性があると述べられました。充実したインフラ整備は県内トップクラス、大企業に加え多くの中小企業の頑張りで働く場所がある、文化・観光資源も豊富、ESDなど特色ある教育、何といっても大牟田には、大牟田をもっと盛り上げよう、大牟田をもっとよくしようと考え、行動されている多くの市民がいる、このような大牟田のすぐれた財産、発展可能性を最大限に生かし、市民や企業の皆さんとともに、全力で行動し、住みよいまち、元気なまち大牟田をつくってまいりたいと述べられています。 関市長におかれましては、大牟田市民のために健康に留意され、職務に専念されることをお願いいたします。 また、12月4日、アフガンで襲撃されてお亡くなりになりましたNGOペシャワール会現地代表で、医師の中村哲先生のこれまでの御功績に敬意を表しますとともに、哀悼の意をささげ、心から御冥福をお祈り申し上げます。 それでは、発言通告に従い、市長の市政に対する考え方を基本とし、社民・国民民主・護憲クラブを代表して質問いたします。 大きな1、市長の政治姿勢について。 小さな1、市長の市政に対する抱負。 まず、今回、市長選挙に初当選されましたが、率直な感想をお尋ねいたします。 あとは質問者席で、質疑質問いたします。 ○議長(境公司)  関市長。     〔関 好孝市長 登壇〕 ◎市長(関好孝)  松尾議員の御質問にお答えいたします。 私は、さきの大牟田市長選挙におきまして、多くの市民の皆様を初め、各方面からの温かい御支援と御厚情を賜り、第29代大牟田市長として市政運営を担わせていただくことになりました。大変光栄であると同時に、身の引き締まる思いであります。市民の皆様方からいただいた信頼と期待をしっかりと受けとめるとともに、その負託に応え、全身全霊で職務を務めさせていただく所存であります。 さらに、松尾議員御指摘のとおり、二元代表制のもと、議員の皆様方とともに力を合わせ、地域の振興・発展に全力で取り組んでまいる所存でございますので、議員の皆様方の御支援・御協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ありがとうございました。 今までは、県の環境部長を3月いっぱいまでされて、半年ぶりに行政に帰られたということですけど、今までは県議会では答弁側、当局としての答弁側ですけど、今回は市長としての議会であれば、質問やりとりやるわけですけど、そこら辺、少し気持ちの切りかえというか、変化とかはありますか。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  御質問にお答えいたします。 私自身、3月までは県庁の職員として、幹部職員として議会の皆様方、議員の先生方にお答えをしてきたわけでございます。 今回、市長ということで、やはり市民からの負託を受けた責任者の一人として、しっかりと議会の皆様方と向き合って、そして、ともに力を合わせてやっていきたい、そういう思いでございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  県議会では環境部長としての答弁でしょうけど、市政全般での市長の考え方も含めて、県議会はよくわかりませんけど、大牟田市議会は一問一答制ということで、こうやってやりとりをさせていただきますので、ぜひ今後も、議会24名、質問は23名ですけど、しっかり議論を交わしながらやっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それから、市長が、倉永小学校、そして、甘木中学校を卒業されて、ラ・サール高校、そして、早稲田大学に進学をされておりますが、幼少期を過ごされた大牟田市への思いといいますか、幼少期と、離れた時代と、それから、今、帰られてからというふうなことで、大牟田市に対する市長の思いというのをお尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  子供のころ、私、大牟田で過ごしてまいりました。子供のころは、この大牟田は、活気にあふれた元気なまちでございました。倉永に住んでおりました私は、市の中心部に出るたびにわくわくしていた、そういうことを覚えております。 大学卒業後は、県庁で長く働いてまいりましたけれども、炭鉱閉山後、人口が減っていくふるさとを寂しく感じておりまして、ふるさとのために何か貢献できることはないかと考えてきております。 今回、市長就任に当たりまして、我がまち大牟田を考えてみますと、充実したインフラなど、先人たちが残したすぐれた財産がありますことから、大きな発展可能性のあるまちだというふうに、私は考えております。 また、大牟田をもっと盛り上げよう、大牟田をもっとよくしようと考え、行動されている皆さんとともに、大牟田の発展に向けて全力で取り組んでまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  選挙戦では、若者が夢を持って働くまちづくり、それから、子育て世代に魅力的なまちづくり、で、安心して元気に暮らせるまちづくり、この三つを柱として国、県、市、市民の力を総結集して大牟田市の未来を拓きますと、訴えられております。 具体的な政策についてのお考えをお尋ねします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  御質問にお答えいたします。 大牟田市は、人口減少、厳しい財政など、大変厳しい環境に置かれておりますが、大きな発展可能性を持っているまちだというふうに考えております。 私は、これまで三つのまちづくりについて訴えてまいりました。その具体的な内容についてでございますけれども、まず、若者が夢を持って働くまちづくりでございます。若者が有する知識や技術、能力を大牟田で発揮することができるための環境づくりが必要であると考えております。 そのため、イノベーション創出の拠点づくりやそのネットワーク化に取り組みますとともに、AI、IT企業や研究開発型企業を積極的に誘致してまいりたいと考えております。さらには、中小企業が抱える後継者不足や人材確保に対応し、持続的に発展できる環境を整えてまいります。 次に、子育て世代に魅力的なまちづくりでございます。若者が本市に住んでいただくためには、安心して子育てができる環境づくりが不可欠であると考えております。これまで以上に子育て世代の声に耳を傾けながら、待機児童ゼロや大牟田市子育て世代包括支援センター「はぐはぐOomuta」、子ども医療費助成といった取り組みを継続・発展させるとともに、各家庭や地域の皆さんとともに地域ぐるみで子育てを支援する環境づくりに取り組んでまいります。 あわせまして、ESDやユネスコスクールの取り組みのさらなるブランド化を進めるとともに、小中一貫校の開設に向けた取り組みを進めてまいります。 最後に、安心して元気に暮らせるまちづくりでございます。フレイル予防に取り組むとともに、地域資源を活用した広域観光振興やスポーツを活用した交流人口の増加にも取り組んでまいります。また、自助・共助・公助、それぞれの役割に応じて必要とされる支援を行い、十分な災害対応体制を整えてまいります。 現在、来年度の予算編成や、今後4年間に取り組むアクションプログラムの検討を行っており、こうした政策について、具体的事業としてできる限り予算へ反映していきたい、そのように考えております。 私としましては、これからもみんなが笑顔で安心して働き、豊かな生活を送ることができるふるさと大牟田をつくるため、全身全霊をもって取り組んでまいりたい、そういう決意でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。
    ◆17番(松尾哲也)  最後については、後ほどまた、御質問させていただきたいと思いますが、まず、喫緊の課題として、市長は、市民との対話を通じて政策を進めていくというふうに言われておりますが、具体的にどのような形で市民との対話をされるおつもりなのか、お尋ねいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  私は、このたびの市長選挙に立候補表明しましてからこれまで、たくさんの市民の皆さんとお会いし、お話をさせていただきました。市民の皆様からは、大牟田を変えてほしい、大牟田を発展させてほしいという声をたくさんいただいたところでございます。 このような市民の皆様の期待にお応えするためにも、市民に寄り添った市政を実践していくことが重要であると考えております。 市政のさまざまな課題につきましては、方向性を示し、市民1人1人の御意見を聞きながら進めてまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  これまでも、例えば古賀元市長、それから、中尾前市長も、8月ですかね、あれは市民懇談会という形で市民の意見を聞く場を設けておりました。具体的にどういった形でというのは、構想はありますでしょうか。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  今御指摘のあった市民とのいわゆる対話集会とか、これについてはしっかり継続をしていきたいと思っております。 また、その中で、市民の皆様の声を聞く時間、それをさらに延ばした形で改善していきたい、よく聞いていきたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  私ども議会も議会報告会を8月に行っておりますが、さまざまな意見が当然出されるわけでありますので、ぜひ今までの継続というよりも、もう少し幅広く、どういった形で市民の意見を聞けるのか、ぜひそういったことで取り組んでいただきたいなというふうに、これは要望をしておきたいと思います。 さらに、12月3日、職員に対して、市民へ寄り添い、できない理由ではなくどうしたらできるのかを考え、仕事にスピード感を持って進めてほしい、一緒に大牟田の未来をつくりましょうと、市長は就任時に訓示を述べられております。それを実行していくためには、職員が働きやすい職場、それから、職員の意見を吸い上げる、取り入れやすい環境が、私は求められているんだろうと思います。 市長が職員に対する思いがあれば、お尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  私は、市長就任時に、職員に対しまして三つのことを伝えております。1つ目は、市民に寄り添った行政を進めること、2つ目は、できない理由を考えるのではなくどうしたらできるかを考えること、3つ目は、スピード感を持って仕事を進めることでございます。 この三つを一番に実施しなければならない、やらなければならないのは、市長である私自身であると思っております。 また、これらのことを実行していくためには、議員からも御指摘ありましたけれども、職員1人1人が生き生きと働ける職場環境づくり、これが大切だと考えております。また、職員が意見を言いやすい風通しのよい職場づくり、これも大変重要であるというふうに考えております。 今後、私自身がそういったことを実現するために、しっかり取り組みを行い、職員と一緒になって考えながら、大牟田の発展を、未来をつくっていきたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  福岡県もそうでしょうけど、やっぱり職員が、政策に対して提言できる、しやすい環境というのは、市民から見てもよく見える大牟田市役所になるんじゃないかなというふうに思っております。今までがどうのこうのというのはあれなんですけど、ぜひ、職員からそういう意見とか、提言とか、そういったことを酌み取りやすい、吸い上げやすい職場づくりといいますか、人間関係も含めてつくっていただきたいというふうに、御要望をさせていただきたいと思います。 それから、甲斐副市長、4年目でありますし、ことし4月就任されました藤井副市長、お二人が今、奮闘されております。 お二人を選任されたのは、中尾前市長でありますが、副市長に対する市長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  甲斐副市長、藤井副市長におかれましては、これまでも市政のさまざまな課題に真摯に取り組まれ、実績を上げてこられております。引き続き、市の各種施策の推進とまちづくりの課題解決に向けて取り組んでいただき、私をサポートしていただきたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  市長からお二人の副市長に対しては、継続という、多分、初めて聞いたんじゃないかなと思います。 それを受けて、お二人の副市長からお言葉があればお尋ねしたいと思いますが、甲斐副市長から。 ○議長(境公司)  甲斐副市長。 ◎副市長(甲斐茂利)  ただいま、市長から大変ありがたいお言葉をいただいたところでございます。 私も4年目ということで、任期は来年の3月までというふうに、もともと議会からも御承認いただいておりますので、中尾市政、そして今、関市政ということで、まだまだ市政に関しては課題がいっぱいあるというふうに思っておりますし、議会の皆さんとも一緒になって、庁舎問題もそうなんですが、さまざまな課題については、本当に、市長ではないんですが、全身全霊をもって私自身もしっかりと関市長をサポートし、かつ役職員と一緒になってよりよい大牟田のまちづくりに向けて、まだまだやることはいっぱいあると思っておりますので、頑張っていきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。 ○議長(境公司)  藤井副市長。 ◎副市長(藤井利幸)  同じく市長からありがたいお言葉を頂戴いたしました。私も8カ月、就任してからたちますが、この間、いろいろ大牟田における課題を感じております。 その中で、やはり再開発の問題とか、あと、産業経済の中心市街地の活性化の問題とか、そういったところにいろいろ課題を感じておりますが、一方で、やっぱりまちなかで大牟田を盛り上げようというふうに感じて頑張っていらっしゃる皆様方がいらっしゃるというのも、非常に感じておりまして、そういったところでは、大牟田のさらなる発展の可能性というのを感じているところでございます。 就任して8カ月たったところでございますが、これまでの8カ月の経験、それ以前の行政の経験を生かしながら、しっかり市長をお支えして、大牟田の発展に尽くしていきたいと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  済みません、いきなりの副市長の二人、申しわけありませんでした。 ぜひ市長を支えていただいて、それと同時に、餅は餅屋の政策について、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っております。 さらに、市長は、提案理由説明の中で、子育て世代に魅力あるまちづくり、その中で、学力向上やいわゆる中1ギャップの解消に向けた小中一貫校の開設に向けた取り組みを進めてまいりますというふうに発言をされております。 大牟田市立学校適正規模適正配置計画の第2期実施計画では、今後、小中一貫教育をさらに推進するとともに、小中一貫校についても市内全小中学校、原則併設型ですが、とする方向で検討するというふうに書かれてあります。 市長の進めるという言い方と、教育委員会の検討とは意味が若干違う感じがいたしますが、市長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  小中一貫校の開設に向けた取り組みにおける私の考え方について、御答弁させていただきます。 現在、全国で実施されております小中一貫校のメリットとして、学力向上や中1ギャップの解消等があるというふうに承知いたしております。 私としましては、今後、本市の教育の特色としてESDやユネスコスクールのさらなるブランド化とともに、教育の充実を図る一つとして、小中一貫校の導入が大切であるというふうに考えております。 議員御指摘されましたとおり、教育委員会では、小中一貫校の開設については、大牟田市立学校適正規模適正配置計画第2期実施計画において、今後、小中一貫教育をさらに推進するとともに、小中一貫校についても市内全小中学校を小中一貫校とする(原則「併設型」とする)方向で検討するとされたところでございます。 現在、教育委員会では、実施に向けた検討がなされており、小中一貫校の開設を進めるということについては、私と教育委員会は同じ考えだというふうに考えております。 具体的な進め方については、十分、教育委員会と協議しながら取り組んでまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひ教育委員会と十分協議をしながら進めていただきたい。 後ほど、また、夜間中学については質問させていただきたいと思います。 小さな2点目です。市庁舎整備であります。 これまで市庁舎問題は、昨年からのモデルケースの設定、市民説明会の実施、市民アンケート市庁舎整備検討委員会の開催、本会議での質疑質問、3月の議会での2019年度予算案の修正、条例案の否決、総務委員会での議論、8月の議会報告会での市民からのさまざまな御意見など、議会としてもいろんな角度から議論をしてまいりました。 市長は、当選後の記者会見で、市の方針案が出されているが、議会や市民からさまざまな意見が出ている、市が示す案についても、もう一度意見を聞きながら早急に検討したい、今の庁舎は高齢者や障害者にとって不便で迷路のようだとも聞く、新庁舎はフラットで窓口がわかりやすく、明るい庁舎をつくりたい、登録有形文化財である市庁舎本館については、維持費用の検証、民間の活用により、市の負担を減らすことができないかも検討し、議会や市民の声を聞きながら考えていきたいとの発言をされております。 また、3日の市長就任記者会見では、国の登録有形文化財である本館を解体するか保存するかについては、現時点では確たる方向性はないとし、アンケートで市民の意見を聞きたい、また一方で、選択肢を考えていく中で、民間活用も考えていくべき、保存した上で民間活用する方策を検討し、議会側と協議する考えと報道されています。 アンケートも、本館をどう活用するのかは含まれる内容、その考えを議会に示し、協議したいとされています。 市庁舎整備に対する市長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  庁舎整備に関しましては、平成28年の熊本地震を契機といたしまして、前倒しで検討を始め、これまでさまざまな調査を行い、市民や各種団体を対象とした説明会、意見交換会などを開催してまいりました。また、市議会におかれましても、3年間にわたり熱心な議論をいただいてきたところでございます。 これまでに、市民の皆様からは、事業費をできるだけ抑えてほしい、現在地以外の場所も検討すべきではないか、窓口や駐車場などの機能性を改善してほしいなど、さまざまな意見をいただいております。とりわけ、国の登録有形文化財であります本館につきましては、保存・活用に関する意見も出されております。 このため、私としましては、まずは、現在論点となっている本館の取り扱いや庁舎の位置等に関する市民の意向を十分に把握するためのわかりやすいアンケートを、できるだけ早期に実施したいと考えております。なお、アンケートの内容につきましては、議会の御意見を踏まえながら内容を検討してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  市長が言われる民間活用という言葉ですが、具体的に何か手法とかがあれば、お尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  今、私自身がこういう手法というのを持っているわけではございませんが、いろいろな御提案があっております。そういうことについても、市民の方の御意見をアンケートの中で聞いていければというふうに考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  アンケートの中身を含めて、多分総務委員会での議論になるかと思いますが、きのうも本館の保存と活用をめざす会から署名が提出されたというふうに、新聞報道でされておりますが、そういった市民の5,000筆弱の署名も重く受けとめていただいて、今後、総務委員会を中心としてでしょうけど、議会とそういった議論をさせていただきたいというふうに思いますので、ぜひ真摯に、副市長もそうですけど、お願いをしたいというふうに思っているところです。 小さな3つ目です。人口減少対策。 市長は、大牟田市の課題として、人口減少を挙げています。 大牟田市人口ビジョン骨子案によりますと、大牟田市の人口減少が続いていますが、自然動態においては、高齢者数の増加に伴い、死亡者数・率も増加傾向にあるものの、合計特殊出生率は、国の1.43、福岡県の1.51より高い高1.69となっております。出生数は、ほぼ横ばいにとどまっています。 また、社会動態においても、10年前は1,000人を超える転出超過が見られていましたが、2018年は197人と200人を下回っています。明るい兆しは見えていると思います。若年層の流出に歯どめをかけ、総合プランに掲げる2025年での人口の10万5,000人を上回らなければならないと思います。 市長が目指す人口減少対策をお聞かせください。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  本市ではこれまで、子育て支援の充実や教育の向上、企業誘致による雇用の場の確保などに取り組んできております。こうした政策なども相まって、今、議員も御指摘されましたけども、近年、合計特殊出生率の上昇や転出超過の縮小など、改善傾向が見られているところでございます。こうした中、引き続き人口減少対策についてはしっかり取り組んでいく必要がある、そのように考えております。 特に、10代後半から20代前半の若年層の流出が顕著でございまして、若年層の流出は将来の出生数や、年少人口にも影響を及ぼしますことから、これを課題として捉えております。こうした課題も踏まえながら、私としましては、若者が夢を持って働くまちづくり、子育て世代に魅力的なまちづくり、安心して元気に暮らせるまちづくりに取り組んでまいりたい、そのように考えております。 若者が安心して働ける雇用の場をふやし、子育てや教育環境を充実させていくことで、人口減少の抑制につなげてまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  市長は、将来を担う子供たちやお孫さんたちが、この豊かな大牟田で安心して仕事をしながら生活できる未来を目指す。また、提案理由説明の一つに、若者が夢を持って働くまちづくりを掲げられました。中小企業が抱える後継者不足や人材確保に対応し、持続的に発展できる環境を整えてまいりますと述べられています。まさに、私はそのとおりだというふうに思います。 具体的な取り組みがあれば、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  先ほども申し上げましたように、やはり働く場の確保、そして、若者がこのまちで安心して生活できる子育て環境の充実、そういうことが非常に重要なポイントだろうというふうに考えております。 その具体策につきましては、先ほども申し上げましたけれども、今、予算編成等の作業を行っておりますので、その中で少しでも具体化をしていきたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  これまでも本会議で、私だけじゃなくて何人も質問しておりますが、先ほど言われました10代後半から20代前半が大牟田市で働ける環境をどうつくっていくか、これが私は一番重要だろうと思います。 そういった意味では、働く場の確保というのは、私はあると思っているんですね、中小企業も含めて。先ほど言いましたよね、人材不足もありますし、人手不足、要するに求人かけても来ないという中小企業の厳しさがあると思います。 そこら辺を担当部局と連携をしながら、ぜひ大牟田市で例えば高校を卒業して大牟田市に就職できる環境、そういったシステムをつくっていただきたいということを、以前から私も本会議で申してまいりました。ぜひそこを含めて検討いただきたいと思いますが、高校、大学を卒業して大牟田で就職する、そこら辺に対する市長の何か思いといいますか、これをしなくちゃ人口減少はとめられませんよ、若い人たちが大牟田市で働けなければ税収もふえませんよと。 それは循環だろうと思いますので、そこら辺、何か思いがあれば、ぜひ政策というか、トップセールスでそういったこともできるのかと思いますがいかがでしょうか、そこら辺は。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  今、松尾議員も指摘されましたように、大牟田市内にはすぐれた中小企業もたくさんございます。やはりそういうところに、大牟田市で学校を卒業した若者がぜひ就職していただきたいという思いがございます。 現在も、若者に対して市内の企業を紹介するという取り組みを進めておりますけれども、その部分をしっかりと強化し、子供たちに大牟田のいい企業を知ってもらう、雇用の場を知ってもらうということを進めてまいりたい、そのように思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひお願いしたいと思います。私も、就職年ごろの子供が3人おりますので、やっぱりどうしても大牟田市に就職をして、地元にいていただきたいという思いは十分ありますので、一緒に--これが人口減少対策の一番の方法だろうというふうに思いますので、ぜひ担当部局と連携をとりながら、高校・大学新卒の大牟田市の就職を最重点でやっていただきたいなというふうに思っております。 それから、先ほど言いました中小企業の振興を図るために積極的な企業誘致を行い、そして、安心して働ける場所を拡大しますと、そして、トップセールスをやっていくということをおっしゃっておりますが、具体的にそのトップセールスというのをお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  企業誘致におきましては、やはりその地域の思いといいますか、そういうことをしっかり伝える必要があると思っております。 もちろん大牟田市が持っておりますインフラの充実であるとか、また災害が少ないことであるとか、そういう大牟田の有利な点をしっかり企業に伝えることは大事でございますけれども、ぜひ大牟田市に来てもらいたいと、そういう思いを伝えるためには、ぜひトップセールス、私自身が出かけていって熱意を持ってお話しすることが大事だと思っておりますので、機会があるたびに、ぜひ出ていってお話を企業さんにしていきたい、そのように思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  大牟田には、企業誘致の土地がかなり厳しくなっていると思いますが、新大牟田駅の南側、産業団地開発、それから、もっともっとやっぱりそういったニーズに応えるためにも、土地の開発も必要かなというふうに思います。その辺も含めてぜひ御検討・御活躍をいただければありがたいなというふうに思います。ぜひ、トップセールスというのが、やっぱり一番大事だろうというふうに思いますので、市長にはぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 それから、小さな4つ目です。財政問題についてお尋ねをしたいと思います。 大牟田市財政構造強化指針が昨年8月に改定をされました。経常収支比率や実質公債費比率等の財政指標は、依然として財政構造強化指針で目標としていた数値に達しておらず、今後においても、市税収入の大幅な増加は望めず、扶助費等の増加が続くとともに、老朽化している公共施設の維持改修、更新等に多額の財源が必要となるなど、今後の財政状況はより厳しくなることが想定をされます。 2019年度が実質収支、単年度収支がマイナス7億6,300万円、財政調整基金の残高が11億4,100万円とされています。さらに、2020年度は、実質収支、単年度収支がマイナス8億9,100万円、財政調整基金の残高が2億5,000万円、2021年度には、実質収支、単年度収支がマイナス9億5,400万円、財政調整基金残高がゼロになるというふうに試算をされております。 この試算には、市役所の庁舎、それから、体育館、高泉市営住宅等は含んでいなくて、今後、これらの大型工事を全て行った場合、2023年度の実質収支が約40億円近い赤字、2029年度には70億円を超える赤字になることも見込まれています。 このほか、学校再編整備事業、それから、ごみ処理施設建設事業等を含めると、これ以上の財源不足が見込まれるため、本市の財政事情から、これらの大型事業を5年から10年という短い期間で実施していくのは非常に困難というふうに言われております。 市長は、厳しい市の財政状況について、財政が破綻しないように進めることは絶対に必要、その上で、さまざまな施設の建設や課題の解決に、市だけではなく国の補助、県の支援も使いながら、市の負担を減らして投資を行う道を探りたいと、発言をされています。 本市の財政事情についての市長の認識と、財政が破綻しないような市長の今後の進め方についてお尋ねいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  本市の財政状況につきましては、人口減少や少子高齢化の進展により市税収入の減少や社会保障費の増加が続くことが想定され、今後も厳しい状況が続くものと考えております。 昨年8月に改定いたしました財政構造強化指針における財政収支試算は、何ら対策を講じなかった場合に大きな財源不足に陥るということを示したものであります。こうした事態とならないよう、これまで以上に財源確保の取り組み、経常経費の抑制、スクラップアンドビルドなど、財政健全化に向けたさまざまな取り組みを行うことといたしております。 中でも、国や県との連携を図りながら、さまざまな財源確保の手段を検討してまいりたい、そのように考えております。 こうした取り組みを行いながらも、お子さんやお孫さんといった次の世代が、本市で働きながら安心して暮らし続けることができる魅力的なまちづくりのために、未来に向けた投資についても行っていく必要があると考えております。 市民の皆さんの声をしっかりと聞きながら、ニーズを的確に捉えるとともに、選択と集中の考えのもと、優先順位や事業効果を踏まえ、限られた資源をより有効な事業に重点投下し、地域全体の発展につながるよう、施策展開を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  事業の選択とは、市長は、例えば今、強化指針の中で5年、10年で、今までであれば全てをやっていくことは困難というふうに書かれておりますが、そういった意味では、今、計画をされている大型事業については、縮小や先延ばしというのも視野に入っているのかどうか、お尋ねします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  御質問の庁舎等の大型事業につきましては、事業費のさらなる精査、それから財源の検討、それに加えまして、基本的には全体の財政状況や公債費の推移等も見ながら、事業の取捨選択、事業費の縮減並びに平準化などについて十分検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  また今後、大きな事業については、議論をしてまいりたいなというふうに思います。 大きな2点目、夜間中学の設置についてお尋ねをいたします。 11月1日の市民教育厚生委員会で、松原中学校に夜間中学を設置する方針が示されました。誰一人として取り残さないというSDGsの理念をもとに、幾つになっても学び直しが可能なリカレント教育や、学習者の年齢、それから、国籍等を問わない多様な学習機会の提供を推進するために、夜間中学を設置するとされています。 全国夜間中学研究会によりますと、ピークは1950年代で全国で89校あり、5,000人余りの生徒が在籍していたそうです。現在は、全国の9都府県で33校が夜間中学を行っていますし、文科省が、札幌市、静岡県など8県市で新設の構想があると明らかにしました。 大牟田市が実現すれば、九州初の公立夜間中学となりますが、現在の進捗状況をお尋ねいたします。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  夜間中学の設置に向けた現在の進捗状況についてお答えをいたします。 夜間中学は、正式には公立中学校夜間学級といいまして、市町村が設置する中学校において夜の時間帯などで授業を行う学級のことでございます。夜間中学につきましては、平成28年12月、国におけるいわゆる教育機会確保法等によりまして、多様な学習機会を確保・提供することが地方自治体に求められております。 議員御案内のとおり、夜間中学の設置につきましては、大牟田市立学校適正規模適正配置計画第2期実施計画の中で、松原中学校に設置を検討することを明らかにしたところでございます。 設置に向けた現在の進捗状況としましては、11月に教育委員会内に関係課長による準備委員会を立ち上げ、先進地の教育委員会や先進校視察を行い、課題などの把握に努めました。現在、夜間中学の運営や周知啓発などの課題解決に向け、調査研究など、検討を進めているところでございます。 また、本市の夜間中学設置につきましては、福岡県はもとより、九州でも最初の事例となり得ることから、具体的な検討事項などにつきまして、県の教育委員会とも連携・協議を図りながら進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  福岡県としては、2021年度、再来年度に設置する方針を明らかにされておりますが、大牟田市の考えはいかがですか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  先ほど申しました11月に第2期の実施計画を公表したときに、新聞各社のほうからは取材がありましたけども、教育委員会としては、明確な年度等につきましては答えておりません。 可能な限り早い段階で開設できればというような願いも込めてお話をしましたけれども、どうしても新聞各社のほうは、具体的な年度を書かれましたところで、そういうようなことが、今、早い段階でということが、この近々の年度で開設をするというふうに発表されたようになっているところでございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  県議会の質疑質問というのは、教育長、見られていますか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  先日、情報として提供いただきました。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  この中で、はっきりと2021年度というふうに、県議会の質疑ですけど、そういったふうに、これは議事録に載っておりますし、この中には、大牟田市教育委員会の取り組みは、年齢・国籍等を問わず教育を受ける機会を確保するものとして高く評価すると。 県については、国の情報や都道府県の夜間中学の情報を適切に提供するとともに、設置に向けた具体的な検討事項の相談に応じると。支援してまいりたいということもおっしゃっていますし、国においては、令和2年度の概算要求に、夜間中学新設準備、それから、運営に係る補助金が計上されているというふうに、これは県議会の教育長の答弁で明らかにされておりますが、そこら辺はいかがですか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  現在、全国の夜間中学につきましては、先ほど議員御案内のとおり九州、福岡についても、まだ公立の中学校はないということでございます。 文部科学省の方針としては、できれば各県で最低一つということでの開設を、今、求めているということで、そういう面では、現在、福岡県には公立の夜間中学はないということでございますので、大牟田市が11月に表明したときに、県としても、ぜひさまざまな面で強い支援をしていきたいということでございました。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  この夜間中学ですが、基本的には、市内在居住者だろうと思いますが、近隣市町村からの通学者受け入れというのは可能なんでしょうか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  先日、先進地からの取り組み状況も情報提供をいただいたわけですけども、そこの市は、近隣にはない市町村については、市と協定を結びながら受け入れをしているということでございました。 今後、まずは大牟田市というふうに考えておりますけども、これも県と協議をしながら、どのように拡大していくのかということも含めて検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  大牟田市は定住自立圏構想の中では中心市でありますし、近隣市町村も、ぜひこれ、受け入れが可能ならば受け入れるべきだろうと思います。定住策にもなるでしょうし、じゃあ、大牟田に住んで夜間中学に通いましょうかということも出てくるのかなというふうに思っておりますが、そこら辺は定住策と同時に夜間中学は、考えができないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  やはり教育の特色として、教育内容、このように教育のシステムとして夜間中学が設置されるならば、近隣になければ一つの魅力であろうというふうにも考えております。 そういう面で、多くの方が大牟田市に訪れていただきたいし、また、できるならば住んでいただきたいということはございますけども、夜間中学も含めて、特色ある教育を進めていかなければならないというふうに考えております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひ検討していただきたいなというふうに思いますので、要望させていただきたいと思います。 さらに、松原中学校のPTAも含め、周辺の方でしょうけど、夜間中学の設置に絡んで風紀が悪くなるとか、そういったことを心配されている方がいらっしゃるというふうに聞いておりますが、ここに「こんばんはⅡ」というDVDの映画は御存じですか。(資料を見せる)じゃあ、ちょっとお尋ねします。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  やはり先ほど地域の方の御心配といいますか、まず、夜間中学ということについて十分に御承知ないということであろうかというふうに思います。そういう面では、近隣の校区も含めて大牟田市民の方にも、周知啓発をしていかなければならないということで、この夜間中学の内容等についても、しっかりこれからさまざまな方に、ニーズに応じながら周知啓発していきたいと。御理解いただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  御存じだったら早いんですけど、見られましたか。だから、PTAも含めて、地域の方も含めて、誤解をされている方もいらっしゃると思うんですよ。だから、こういったDVD、これは40分ぐらいですので、ぜひDVDで映像を流していただいて、理解を深めるという取り組みも必要だろうと思いますが、そこら辺は開設まで、2021年度っていうと2年ちょっとですよね。ということになろうかと思いますが、そこら辺はいかがお考えでしょうか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  先ほど申しましたように、さまざまな誤解を生じないように、この内容については丁寧に周知啓発をしていかなければならないというふうに思います。 今、御紹介いただきましたように、国からも、チラシ、それから、このようなDVDもありますので、やはり具体的に、体験がないという方だからこそ誤解が生じたり、理解が進まないということもございますので、映像というのは非常にわかりやすいということもありますので、このような資料、映像を使いながら周知をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひ誤解のないように、こういったDVDも使いながら、誤解を招かないようにぜひお願いしたいなというふうに要望させていただきたいと思います。 大きな3点目です。小中学生のSNS問題についてお尋ねいたします。 子供がSNSを通じて見知らぬ人と無防備に接点を持つリスクが、改めて浮き彫りになりました。大阪市の小学6年生が11月17日に行方不明になり、430キロ離れた栃木県小山市で無事保護された事件で、容疑者と女児をつないだのは会員制交流サイト、いわゆるSNSだったことがわかりました。11月10日ごろ、SNSを通じて知り合ったと見られています。 ツイッターで家出という言葉で検索すれば、子供と見られる書き込みがずらりと表示されるそうです。12歳の女子小学生です。親とけんかして家出しました。また、中学生です。今すぐ家を出たい、誰か泊めてなどと書かれているそうです。同じような事件が、ことし3月には福岡県に住む小学生の女児が男に誘われ、大阪市のホテルで保護、8月には愛知県で女児が男の自宅に連れ込まれ、性的暴行を受ける被害もありました。 また、2017年10月には、神奈川県座間市で男女9人が殺害された事件では、これもSNSに自殺願望を書き込んだ若者を狙った犯行でした。 内閣府の調査では、スマートフォンの利用率は、高校生で93.4%、中学生で62.6%、小学生では34.8%が使っているそうです。 警察庁によると、2018年にSNSを通じて犯罪被害に遭った18歳未満の子供は1,811人、うち高校生が991人、中学生が624人、小学生が55人に上り、低年齢化が懸念されています。 SNSなど特定サイトへの接続を制限するフィルタリングサービスも使用率は3割強、昨年義務化されたが解除方法を知る子供も少なくないそうです。スマホの使用時間や閲覧履歴などを自宅のパソコンからチェックできるアプリもあるそうです。 大牟田市の小中学生のSNS問題に対する取り組みをお尋ねいたします。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  議員お尋ねの小中学校におけるSNSなどの対応についてお答えをいたします。 議員御案内のように、全国的にSNSなどを通じて見知らぬ人と無防備に接点を持ち、事件などに巻き込まれる事案が起きております。教育委員会としましても、この現状を憂慮し、危機意識を持って未然防止に努めているところでございます。 具体的には、小中学校において、児童生徒の発達段階に応じてインターネットの適正な利用の仕方についてなど、教育課程に位置づけて指導をしております。また、福岡県の事業であります保護者と学ぶ規範意識育成事業を活用し、保護者と児童生徒を対象に、福岡県警やメディアなどの専門家の外部講師を招聘しまして、SNSやスマホなどの危険性や正しい使い方に関する学習も行っているところでございます。 教育委員会としましては、児童生徒の携帯電話等の利用に関する指針を策定して、全家庭へリーフレットを配布し、携帯電話やスマホなどの正しい利用についての啓発に取り組んでおります。今後も、児童生徒がSNSなどの危険性を認識し、正しい判断ができるよう、学校の指導を充実させるとともに、地域、保護者との連携を継続していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  この事件が起きた後でしょうか、11月28日、荒尾市は、熊本県警ゆっぴー安心メールというのが、メールで入ってくるんですけど、残念ながら大牟田市は、福岡県警からはこれは入らなかったんですけど、子供のSNS利用に注意しましょうという題で、お子さんにSNSの危険性を周知させるとともに、五つありますけど、SNS上で知り合った相手とは会わない、SNS上に個人情報を載せない、IDやパスワードは他人に教えずに保護者が管理する、年齢に応じて適切にフィルタリングを設定する、家庭でのルールづくりを行いそのルールを守るとされております。 大牟田市に対するこういった--熊本県警ではこういったメールを流されていますが、具体的なそういった対策は打たれていますでしょうか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  具体的に福岡県警からというような情報というのは、今、ないように思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  この熊本県警のやつは、見られていますか。 ○議長(境公司)  安田教育長。
    ◎教育長(安田昌則)  見ておりません。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  啓発するためには非常にいいメールだなあというふうに私は思いましたので、そういったメールでやりとりする方法も、県警と連絡をとりながらやっていただければありがたいなというふうに思っております。 さらに、12月5日、第34回人権フェスティバルが開催をされまして、全国ICTカウンセラー協会の代表理事、安川雅史先生から「インターネットと人権」という演題で講演がありました。SNSの怖さをひしひしと感じたところでして、入場者が文化会館小ホールで少なかったというのは残念でしたけど、先生はもとより、生徒、保護者にもぜひ聞いていただきたかった講演だったと、私は思います。 教育長も参加されていたと思いますが、どう感じられたでしょうか。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  当日、私は別の公務でおりませんでしたので、申しわけございませんがこの参加はしておりません。ただ、担当者から報告を聞いておりまして、やはりこの問題につきましては、学校だけでの指導というのはやはり限界があろうというふうに思います。そういう意味では、家庭、そして、地域、さらには、関係団体との連携を図りながら、子供たちへ幾重にも指導していかなければならないだろうというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  もちろん、関市長は挨拶をされ、ちょっと私、おくれて行ったもので市長の挨拶は聞いていないんですけど、市長も参加されていましたけど、御感想があればお尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  私も講演を聞かせていただきました。その中で、子供たちにしっかりSNSの危険性を伝えていくこと、そういうことが非常に大切だということを実感した次第でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  教育長が不参加です。中村事務局長、参加されていましたけど、感想をいいですか。 ○議長(境公司)  中村教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(中村珠美)  当日、私も講演を聞かせていただきました。 新聞報道で事実だけを知るということは、このSNSの犯罪についてはよく聞くんですが、講師のほうからは、結局、その被害に遭った子供たちのその後ということで、いかに追い込まれていくかというその過程についても詳しく教えていただく機会となりました。 その中では、本人だけではなくて、家族はもちろんですけれども、学校にも被害が及ぶようなケースもあるというふうな事例のお話もありましたので、やはり先ほど市長のほうもお答えになりましたように、その怖さを実感する機会ということでは、非常に貴重な機会であったかと思っております。 以上です。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  いきなり済みません。甲斐副市長も参加されておりましたが、感想があれば。 ○議長(境公司)  甲斐副市長。 ◎副市長(甲斐茂利)  私、公務が重ならない限りは、できるだけ人権フェスティバルは毎年出させていただいております。皆さんも御記憶かと思いますが、2年前、落語の関係の人権フェスティバルの講演も非常によかったと記憶しております。 今回は、私もSNSでの最近のいろんな事件をニュース等々で見るたびに非常に胸を痛めておりまして、そういう意味もあったのでぜひちょっと聞きたいということで拝聴いたしました。 先ほど、教育長、市長、そして、中村事務局長からもお話がありましたが、大変インパクトのあるというか、衝撃的な内容でございまして、というのはなぜかというと、実際の事例を、実際その投稿された映像を、いろんな事例を出されて、そして、通常の報道ではその一面しか報道はされないんですよね。こういう変な投稿があって、そして、炎上してとか、そこだけが切り取られたニュースでしか、我々は通常見ないんですが、実は、その先で何が起きているか。 それは、その本人だけではなくて、家族とか、親族とか、例えば学校とか、会社とか、そういったことまで非常に実例をもとにした大変衝撃的な内容でございました。 あの内容について、終わった後すぐに、中村事務局長がいることはわかっておりましたので、翌日だったですかね、翌週だったかな、すぐ彼女と話をしまして、非常に内容はよかったと。かつこれは教育とか保護者の方とかですね。 というのは、子供は残念ながらそういう心の備えというのがなかなかまだまだというところがあるので、これはやはり、今お話があったとおり、親とか、周りの方とか、地域の方というのが、そもそも我々もSNSはある意味では、接する機会が多いわけですけど、その親というか、大人自身が実際にちゃんと運用できていないのではないかという、非常に耳の痛いあの先生のお話もあったものですから、そういったものも含めてどれぐらいその親の方とか、先生方が来ていたんですかねという話を聞いたら、実は、教育委員会のほうもかなりいろいろと啓発のほうは努力していただきまして、結構それなりの方がいらっしゃっていたという報告を受けたんで、ちょっとその点で安心したところでございます。 いずれにせよSNSの怖さというのは、我々も情報発信、私もシティプロモーションの担当をしているので、SNSは役所としても積極的に使うようにはしているんですけど、ただ、よく炎上という話もいろんなところで聞きますし、発信のメリットはいっぱいある一方で、やっぱりデメリットのほうも気をつけながら、プロモーションについてもやっていかないといけないのかなというのを改めて肝に銘じた、非常に有用な講演であったというふうに感じました。 以上でございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  済みません、本当にそれぞれありがとうございました。 先ほど、事件の話ばっかりをしましたけど、先ほど甲斐副市長がおっしゃったように、簡単に大学生が騒いでいたのをね、動画を撮って、それをツイッターとかで流したやつが炎上をして、本人の就職とか、家族まで特定をされて、被害に遭うという事例ですね。 あと、最近では、例えばコンビニで冷蔵庫に、何か寝そべって、それを動画に撮って、それを流したり、本人の将来と家族が、それこそ社会的に生きていけない状態、ひきこもりになる状態、そこまで広がっていくんだというのを、私はこの講演の中でひしひしと感じたところです。 ぜひそういったことを、非常にいい、私は講演だったと思いますので、ぜひ、先ほど副市長がおっしゃられましたけど、PTA、父兄へ、こういったことが起きるんですよというのを広げていただければな、啓発をしていただければなあというふうに思っておりますので、ぜひ御検討を、それぞれ来ていただいていますので、内容についてはわかっていらっしゃると思いますので、ぜひ全庁的にもお願いをしたいというふうに思っているところです。ぜひよろしくお願いいたします。 大きな4つ目です。大牟田市あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例について、お尋ねいたします。 2016年に、差別を解消するための三つの法律が施行されました。いわゆる障害者差別解消法、部落差別解消推進法、ヘイトスピーチ解消法です。また、福岡県は、2019年3月に福岡県部落差別の解消の推進に関する条例を施行しました。 これを受けて、今議会の議案第53号で、大牟田市あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例から大牟田市部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例に、題名及び内容が改正をされる条例が提出されています。これは、部落差別の解消の推進に関する法律等の施行に伴い、部落差別を初めあらゆる差別の撤廃を目指す相談体制の充実及び部落差別の実態調査への協力を行うことが主な目的です。 今回の改正による市の役割を教えてください。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例の一部を改正する条例の制定に伴う市の役割について、お答えをさせていただきます。 今回の条例の改正につきましては、部落差別の解消の推進に関する法律等の施行に伴いまして、部落差別を初めあらゆる差別の撤廃を目指すため、条例の改正を行うものでございます。 今後、本市といたしましては、これまで同様、人権に係ります教育啓発を行いますとともに、これに加えまして、市の役割として求められます相談体制の充実を図るため、職員等のスキルアップなどに努めてまいることとしております。 また、国が実態調査を行う際には、円滑に調査が実施できるよう協力をしてまいりたい、そういった役割を果たしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  先ほどの人権フェスティバル、これは市民協働部なんですけど、それも含めてですけど、啓発強化という意味では、具体的にどういうふうに。条例改正をして、題名だけ変えて、やります、やりますということでも、大牟田市の独自の取り組みが、私は、先ほど申し上げました人権フェスティバルの講演だとか、こういったことも含めて必要だろうと思いますが、そこら辺は、今から検討しますと多分答弁されるんでしょうけど、いかがお考えですか。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  今後の啓発活動についてでございます。 先ほどから話題として取り上げていただいております人権フェスティバル、こういったものを代表例としながら、この中身の充実を図るというのはもちろんのことでございますが、地域での学習会についても取り組みを進めております。こういった地道な活動も大変必要ではないかなというふうに思っております。このあたりをしっかりと取り組むということで、まずは、着実に進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  戻しますけど、人権フェスティバルはどうお考えですか。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  主催者として、あちらの主催は大牟田市人権・同和問題啓発推進協議会になります。そことして、私どもは参加させていただいております。 今回、ことしの内容については、先ほど市長初め皆さんに御発言いただいておりますけども、大変インパクトのある内容であったというのは間違いございません。 やはりニュースで見聞きする、例えば炎上であるとか、そういったものがいかに断片的に切り取られた情報であるか、その先にやはり本来守られるべき人権が、やはりこのインターネットの世界ではなかなか取り返しがつかないということも理解できた、大変、そういった意味では、時期を得たテーマ設定ではなかったかなと、振り返っているところでございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  いや、本当に、また言いますけど、いい講演でした。本当にありがとうございました。 そして、これをぜひ生かして、教育委員会とも連携をとりながらそういう啓発活動に取り組んでいただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 それから、相談体制の充実ということで書いてありますけど、具体的にお尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  これまでも、差別、人権に係ります相談対応につきましては、女性の問題でありますとか、それから、児童虐待でありますとか、それぞれ庁内の相談窓口において対応いただいておりますし、それをより解決に近しい関係機関につないでいくといった連携を図っているところでございます。 今後、相談体制の充実といたしましては、そういった連携をより一層強固なものとするような関係を、各関係機関とつくってまいりたいというふうに思っております。 それから、それぞれ窓口には職員がまずは対応することになってまいりますので、職員のやはり対応能力の向上、こういったところに向けた研修をやってまいる必要があるというふうに思っております。 あわせまして、従来から人権相談につきましては、人権擁護委員の皆さん、それから、法務局の御協力をいただいているところでございますことから、こういった連携についてもしっかりとっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  相談員の配置というのが必要だと思うんですけど、そこら辺はどうお考えですか。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  相談員の配置というところでございますが、現状においては、幸いなことに大牟田市において人権侵害に係る相談を寄せられている例というのは、ここ数年ないという状況にございます。そういったことからも、まずは、やはり職員の対応能力を強化すべきというふうに思っておるところでございます。 その上で、より専門性の高い内容が出てきたところには、その関係機関に速やかにつなげる。で、解決の道筋を探していく。そういった対応を図ってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。 あと、部落差別に関する国の実態調査への協力ということですが、具体的には、国がやるから大牟田市は協力するということでいいんですかね。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  今、お話をいただいた法律に基づく国の実態調査、これは国の役割としてやられる実態調査ということになります。したがいまして、私どもとしましては、それに向けて協力をするということになってまいります。 現時点では、国において調査の内容、手法などについて検討されているというふうに伺っております。具体的な協力を求められる内容についても、今のところ明らかにされておりませんので、今後の動向について注視をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  国の実態調査に協力をするという、当然それはあるかもしれませんけど、じゃ、それをどう大牟田市は実態調査を生かしていくのかというのが必要だろうというふうに思うんですけど、まだ国の方針が決められていない中で、なかなか答弁もしづらいかと思うんですけど、大牟田市独自での例えばそういった実態調査、アンケートとかというのはとる考えはないですかね。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  現状におきまして、私どもは毎年、まちづくり市民アンケートということで各施策についての市民の満足度でありますとか意向を伺う、そういった仕組みをとっておりますが、その中で「人権が守られていると感じるか」といった設問を設けさせていただいております。そういった数値の動向について注視をし、大牟田市における人権の保護がどうなっているかというのを把握してまいるということとしているところでございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひ、その国が行うアンケート調査、実態調査と連動して、市の独自の取り組みをしていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。 大きな5点目、交通問題についてお尋ねをいたします。 小さな1、公共交通に対する市長の思い。 2013年12月に交通政策基本法が施行された後に、地域公共交通網形成計画を2018年3月に大牟田市では策定。本市の実情や将来の動向に対して持続可能な公共交通を確保するとともに、高齢者等交通弱者を含めた市民生活の向上を図るため、計画を策定されています。 時代は刻々と動いているわけで、市民からの要望も多様化していると思います。8月の議会報告会でも、バスの空白地域解消、交通体系の充実、交通弱者対策などが出されました。確かに、私が指摘していた動物園の道路渋滞緩和策として、西鉄バスの路線バス乗り入れ、これを2018年度に実施をしていただきました。それには感謝を申し上げたいというふうに思います。 市長に就任されての大牟田市の公共交通に対する所見をお尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  大牟田市の公共交通に対する私の所見についてお答えをさせていただきます。 まず、本市は、有明海沿岸道路や三池港といった道路や港湾に加えまして、鉄道路線が3路線、JR九州新幹線、JR鹿児島本線、西鉄天神大牟田線、そして、島原等を結ぶ高速船、さらには8路線41系統のバス路線が整備されております。いわゆる公共交通サービスの人口カバー率、これは8割を超えておりまして、近隣市町村と比べますと交通インフラが比較的整ったまちだと言えるというふうに考えております。 公共交通施策におきましては、公共交通利用者の減少、そして、人口の減少・高齢化、都市のコンパクトシティ・プラス・ネットワーク化への対応を図るために、平成30年3月に地域公共交通網形成計画を策定しまして、市内路線バスの維持確保や、公共交通空白地域の解消に向けた検討、待合環境の改善などの10事業を推進していくことといたしております。 この中で、特に高齢化が進む中で、高齢者等の移動手段の確保についても早急に検討していく必要がある大きな課題であると認識しているところでございます。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  質問冒頭でも尋ねましたけど、市長が、小学・中学卒業された時代と、今の人口は半分ぐらいには落ちているわけでありますけど、特に倉永、今、コミュバスも走っていますし、特に中心部以外の公共交通、移動する手段というのが、多分厳しくなっているんだろうと思います。 そこら辺は、市長の目から見た今の大牟田市の公共交通、例えば倉永でしたらどうあるべきだ、上内でどうあるべきだ、要するに、バスが走っていない地域も含めて、そういったことをどういう、思いで結構ですから、感想をお尋ねできればと思いますが。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  私が子供のころは、例えば倉永で申しますと、バス路線もございまして、大変多くの方がバス路線を利用されていたという記憶がございます。 そういう中で、バス路線が廃止になり、大変厳しい状況になったわけでございますけれども、地域の皆さんが工夫をされて、今御指摘されました倉永に循環バスという新しい取り組みも始まっており、地域の方からは大変ありがたいというお声を私も直接聞いております。 そういう中、現在、三池地区について新しい取り組みを今、市としても検討いたしております。どういう取り組みが一番有効なのか、各地域の特性もございます。そういうことをしっかり踏まえながら、各地域が交通に困らない取り組みを市としてしっかり検討してまいりたい、そのように思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひとも市長には大牟田市全体を見ていただきながら、そして計画を熟読していただきながら、この地域にはこれが必要なんだ、これはこれが足らないんだというのを、やっぱりつぶさに自分の目で見ていただいて、担当部局と、ぜひよりよい公共交通の充実に向けて行政を進めていただくように要望しておきたいというふうに思います。 それでは、2つ目の地域公共交通網形成計画の見直し状況についてお尋ねをしたいと思います。 地域公共交通網形成計画のほとんどの項目で検討、実施と書いてあり、計画策定から間もなく2年がたちます。見直しの進捗状況をお尋ねします。 ○議長(境公司)  末藤都市整備部長。 ◎都市整備部長(末藤隆生)  お答えいたします。 本市の地域公共交通網形成計画は、平成30年度から令和4年度までの5カ年の計画としておりまして、計画では、中間年に当たります令和2年度に評価を行うということにしております。 その評価の際には、事業の進捗状況を確認し、社会情勢の変化や関連計画の関係等から、事業スケジュールの変化が生じるなど実施に当たっての課題がある場合は、必要に応じて見直しについても検討していくということを考えております。 以上です。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  令和2年度に評価するということですが、あと1年3カ月ぐらいでしょうか。具体的に、計画の事業4、公共交通空白地域の解消に向けた検討が19年度末、要するに今年度末で、2020年度から実施というふうに書いてありますが、これ、進捗状況というのがあれば教えていただきたいと思いますが。 ○議長(境公司)  末藤都市整備部長。 ◎都市整備部長(末藤隆生)  公共交通空白地域の解消に向けた検討ということでございますが、公共交通空白地域で優先性が高いということで、三池校区において令和2年度の解消に向けた取り組みを、今現在、進めているところでございます。 昨年度の取り組みとしましては交通事業者や国などの関係機関と協議を行うとともに、既存の地元の巡回バスがございますので、こちらの関係者とも協議を行うとともに、既存の地元巡回バスの拡充についてもそういった協議を行ってきました。 そして、今年度は、校区まちづくり協議会の皆様と話し合い、三池校区の65歳以上の住民を対象に、ニーズや移動実態の把握を行なうためのアンケート調査を、こちらを6月から7月にかけ取りまとめを行っております。 アンケートの中では、三池校区内の移動のための新たな移動手段の必要性を伺っておりますが、その回答としましては、「大いに必要」が35%、「まあ必要」が30%ということで、合わせて65%の方が「おおむね必要」といった回答があっております。 この集計結果をもとに、現在、交通事業者等とどういった交通がふさわしいかといった検討をしておりまして、今後、地域住民の方とも協議・調整を行いながら、三池地区にとって最適な交通手段の導入、こちらを目指し、令和2年度には、まずは、実証試験をしたいというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ぜひ、地域の皆さんの要望ですね。今言われましたように、65%の方が必要だというふうにアンケートで答えていらっしゃるわけですので、令和2年度というと、先ほど言いましたように1年3カ月ぐらいですので、ぜひスピーディーに、前倒しできれば前倒しでやっていただきたいというふうに要望しておきたいというふうに思います。 同じく事業8、地域間路線バスの維持・確保の(1)荒尾市との広域交通の維持・確保については、拡充が今年度で検討され2020年度に実施としておられますが、進捗状況をお尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  末藤都市整備部長。 ◎都市整備部長(末藤隆生)  先ほど議員のほうからもありましたように、この地域公共交通網形成計画では10の事業を掲げております。 そういった中でスケジュールを立てながらやっているところでございますが、確かに前倒しでできた部分等もありますが、今、議員のお尋ねの荒尾市との広域的な部分の取り組みにつきましては、現時点では、まだ具体的な協議・調整ができていない状況でございます。 今後、隣接する市町や交通事業者と協議・調整を行いまして、大牟田市と周辺市町を結ぶ公共交通の維持確保に努めたいと考えております。 以上です。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  以前からそうですけど、会社自体が二つにまたがるというのもありますし、県境をまたぐというのもありますし、非常に難しい部分もあるだろうと思いますが、計画の中にあるように、荒尾から大牟田市に対して移動される方というのは結構いらっしゃるわけですね。だから、そこも、大牟田市に住んでいただくのも含めて、有効な手段であると思います。 逆に、大牟田から荒尾に行かれる方もいるかと思いますが、そこら辺はぜひ早急に検討をしていただきたいというふうに、これも要望をさせていただきたいと思います。 同じく、南関との広域交通の維持・確保の中では、路線バスと南関町の予約型乗合タクシーの乗り継ぎ拠点としての検討とされていますが、これも同じく2019年度に検討、2020年度実施というふうに書いてありますが、進捗状況をお尋ねしたいと思います。 ○議長(境公司)  末藤都市整備部長。 ◎都市整備部長(末藤隆生)  今、御指摘の部分、地域間路線バスの維持確保という事業8ですか、この部分につきましては、先ほどの荒尾市と同様、この南関町の部分についても、現在、まだ具体的な協議・調整ができていない状況にございます。こちらにつきましても、今後、関係市町のほうと協議をして、公共交通の維持確保に努めていきたいというふうに思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  これは、要するに新大牟田駅の南側の産業団地の開発とも絡んでくると思いますし、交通結節点である新大牟田駅への乗り入れというのが、ぜひ南関町も含めて必要になってくるだろうと思いますし、ホテルも産業団地の中に誘致されるという計画ですし、今の新大牟田駅の手前に民間が経営しているホテルもあります。ここも上内のテクノパーク、それから、南関の工業団地からの宿泊客がほとんどでして、半年後まで予約でいっぱいで埋まっているという状況もあるやに聞いております。 そういった意味では、これもやっぱりスピーディーにやっていかなきゃいけない課題だろうというふうに思っていまして、市長に聞いてもあれでしょうけど、その産業団地と南関のあそこを公共交通の結節点にするということであれば、南関とのパイプは当然必要でありますし、今は路線バス55番と高速バスが乗り入れているぐらいですので、ぜひそこら辺を強化していただきたいと思うんですけど、市長は大丈夫ですかね。大丈夫というか、言い方はおかしいですけど。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  今御指摘された新大牟田駅の交通、これについては、やはり改善が必要だと思っております。 今、南関のところが議論になっておりますけれども、そのことにとどまらず、やはり産業団地を整備するのに合わせて新大牟田駅からの交通をどう改善していくのか。それについては全庁的にしっかり検討してまいりたい、そのように思っております。 ○議長(境公司)  松尾議員。 ◆17番(松尾哲也)  ありがとうございました。市長には大変失礼な質問もさせていただいて、代表質問1発目ですので、御容赦いただきたいと思います。 さらに今後、二元代表制の中でという話もしましたけど、ぜひ議会と真摯に議論をして、明るい、住みやすい大牟田市をお互いにつくっていきたいということを、私も表明し、そして、市長にもお願いをして質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(境公司)  お諮りいたします。 次の質疑質問に入ります前に、ここで暫時休憩したいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(境公司)  御異議なしと認めます。 再開は午後1時10分に予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、暫時休憩いたします。                              午前11時26分 休憩---------------------------------------                              午後1時10分 再開 ○議長(境公司)  会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、質疑質問を行います。 次に、光田茂議員。     〔22番 光田 茂議員 登壇〕 ◆22番(光田茂)  去る12月4日、アフガンで銃撃され亡くなられましたNGOペシャワール会現地代表で医師の中村哲先生のこれまでの功績に敬意を表しますとともに、哀悼の意をささげ、心から御冥福をお祈り申し上げます。 それでは、発言通告に従い、自民・未来クラブを代表して、一問一等方式で質問いたします。 市長は、去る11月17日に行われた大牟田市長選挙に、「おおむた 未来へキックオフ!!」と題し、市政公約として三つのマニフェストを掲げられ、第29代の大牟田市長として見事に当選を果たされました。私ども自民・未来クラブ議員一同、心より歓迎申し上げます。 さて、12月3日、市長が初登庁された日、議場での就任挨拶を聞いておりました。人口減少、財政運営など厳しい状況であるが、九州新幹線、有明海沿岸道路、三池港など都市基盤が整っており、大牟田は発展できるまちだと発言されていました。 また、市政運営に際しましては、一つ、市民に寄り添った行政運営を行うこと、二つ、できない理由でなくどうしたらいつまでにできるのかを考えること、三つ、山積みする課題にスピード感を持って取り組み、市の発展に向かってチャンスを逃さないように取り組むことを職員へ訓示されました。 行政のトップ、リーダーが信念を持って目標を掲げ、地域の発展、まちづくりに取り組む職員へ周知されることは、非常に重要なことだと思います。 本市においては、人口減少や少子高齢化が急速に進む中、厳しい財政運営、市庁舎・総合体育館・ごみ処理場など直面する難しい課題はあるものの、地域の活性化に向け、今こそ市長がマニフェストに掲げられた、国、県、市、市民の力を総結集し、全力で大牟田の未来を開いていくことが大事だと、私は思います。 そこで質問いたします。 大きな1、市長の政治姿勢について。 小さな1、市長の思い描くまちづくり。 市長は、選挙戦で若者が夢を持って働くまちづくり、子育て世代に魅力的なまちづくり、安心して元気に暮らせるまちづくりの三つのまちづくりを掲げられたが、その具体的な内容についてお尋ねします。 以上で壇上での質問は終わり、引き続き質問者席にて質問いたします。 ○議長(境公司)  関市長。     〔関 好孝市長 登壇〕 ◎市長(関好孝)  御質問にお答えいたします。 私は、これまで三つのまちづくりについて訴えてまいりました。 まず、若者が夢を持って働くまちづくりでございます。若者が有する知識や技術、能力を大牟田で発揮することができるための環境づくりが必要であると考えております。そのため、イノベーション創出の拠点づくりやそのネットワーク化に取り組みますとともに、AI、IT企業や研究開発型企業を積極的に誘致してまいります。さらには、中小企業が抱える後継者不足や人材確保に対応し、持続的に発展できる環境を整えてまいります。 次に、子育て世代に魅力的なまちづくりでございます。若者に本市に住んでいただくため、安心して子育てができる環境づくりが不可欠であると考えております。子育て世代の声に耳を傾けながら、待機児童ゼロや大牟田市子育て世代包括支援センター「はぐはぐOomuta」、子ども医療費助成といった取り組みを継続発展させるとともに、地域ぐるみで子育てを支援する環境づくりに取り組んでまいります。 あわせまして、ESDやユネスコスクールの取り組みのさらなるブランド化を進めるとともに、小中一貫校の開設に向けた取り組みを進めてまいります。 最後に、安心して元気に暮らせるまちづくりにつきましては、フレイル予防に取り組むとともに、地域資源を活用した広域観光振興や、スポーツを活用した交流人口の増加にも取り組んでまいります。あわせまして、災害に備えるため、自助・共助・公助、それぞれの役割に応じて必要とされる支援を行い、十分な災害対応体制を整えてまいります。 これらの政策を進めまして、若者が安心して働ける雇用の場をふやし、また、子育てや教育環境を充実させていくことで、このまちに人材が育ち、その豊富な人材によって地場企業が成長し、地域全体がさらに浮揚していく、このような好循環を生み出していきたいと考えているところでございます。 現在、来年度の予算編成や、今後4年間に取り組むアクションプログラムの検討を行っており、こうした政策については、具体的事業としてできる限り予算へ反映させてまいりたいと考えております。 私としましては、これからもみんなが笑顔で安心して働き、豊かな生活を送ることができる「ふるさとおおむた」をつくるため、全身全霊をもって取り組んでまいる決意でございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  答弁ありがとうございました。 就任早々から大きな質問するのは、大変失礼かと思います。しかしながら、関市長が市長になられて、私は、議員13年目でございます。大牟田市が、いろんなことがあるけど足らないのは、県との交流、県との信頼関係、これは、私はやはりよその市町村からも足らないと思います。どうかこの辺を全霊をもって、本当にトップセールスで、冗談半分ではありませんけど、1週間に1回は県に行っていただき、これから困っていることをぜひお願いしたいと思います。 今、お話の中で、若者が夢を持って、もうそのとおりです。ぜひ関市長の目から見て、子育て、いろんなことがあります。やはり僕は、特に、若者が、やはり住めるようなまち、新しいまち、例えば、若者が空き地空き家で、産業経済部で、新栄町駅の前に起業をやろうとした。そういうのがあるのに、2階を希望したら、1階じゃないとだめだと。1階から埋めなきゃと。 この人はわかっていない。まちをどうするか。2階がいいんなら2階でいいと。そういうふうなことを、ぜひこういうことで若者、そして、デザインその他、若者がいろんな進めることをどんどん、どんどん進めていきたいというふうに思っております。 また、子育て世代、これが大事なんですね。若者が、大牟田になぜ住むのかと。やはり一番問題は、子育てである。子育てをしながら働ける、そのためには幼稚・保育園の補完ですね。やはりいろんなことをできるようにしっかりやり、そして、子育て支援等をもっと充実して、今ではなくて、もっと幅広く高齢の先輩のおばちゃんたちも利用して、本当に現在の知恵を出して、若いお母さんたちが本当に相談でき、そして、預けられるような場所をつくっていただきたい。 そして、最後は、やはり若者向けの住宅。市営住宅とかありましたら、ぜひそういうようなことをしていただきたいと思います。 それから、安心して元気に暮らせるまちというのは、やはりこれから一番多いのは高齢者なんです。僕も前期高齢者ですけど、こういうことで、健康づくりをぜひやっていただきたいということと、これをスポーツや文化でやっていただきたい。 そして、何よりも大牟田の力は、年間25万人来る動物園です。話によると、やはりこれから県や国がかかわるような事業に展開する可能性が、私はあると思います。そのとき、大牟田を助けてくれるのは動物園だと思います。ぜひこの辺も、動物園の活性化に向けて頑張っていただき、そして、人が交流するまち、広域観光の推進を、ぜひ大牟田も、荒尾も、みやまも、柳川も一緒になって、この大牟田の観光じゃなくて、この有明の観光としてぜひ打って出ていけるように協力をお願いしたいと思います。 ぜひこれから、関市長の力をおかりして、大牟田を別の角度から考えて頑張っていただきたいと思います。 では、次の項、よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  続きまして小さな2、市庁舎整備と行財政運営についてでございます。 市庁舎につきましては、ことしの2月に基本方針が示され、いろんなことを議会や市民の声で見ますけど、やはりみんな、今現在見ると、どうも基本方針案ありきで、どうも聞く耳持たずじゃないけど、そういうふうに私は聞こえ、見えてきます。 やっぱり市民から、やはり財政が厳しいからと心配して、コストをかけずに市庁舎を進めていただきたいという声が多いです。 私たち自民・未来クラブとしては、総務委員会が試算をお願いしておる企業局庁舎を生かし、そして、笹林公園に建設する計画について、基本方針と比較検討していただくようにお願いしたいと思っております。 また、アンケートについても、基本方針案の是非を問うものでなく、今後の進め方の参考となるための現時点における市民意見調査として、幅広い意見を吸い上げられるよう、また、市民の方々が答えやすいような簡素でわかりやすい形式にしたいと思いますが、市長の御見解をお聞きいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  お答えさせていただきます。 庁舎整備に関しましては、平成28年の熊本地震を契機といたしまして、前倒しで検討を始め、これまでさまざまな調査を行い、市民や各種団体を対象とした説明会、意見交換会などを開催してまいりました。また、市議会におかれましても、3年間にわたって熱心な議論をいただいてきたところでございます。 これまで市民の皆様からは、議員も御指摘になりましたけれども、事業費をできるだけ抑えてほしい、現在地以外の場所も検討すべきではないか、窓口や駐車場などの機能性を改善してほしいなど、さまざまな意見をいただいております。 とりわけ国の登録有形文化財であります本館につきましては、保存・活用に関する意見も出されております。 このため、私としましては、まずは、現在論点となっている本館の取り扱いや庁舎の位置等に関する市民の意向を把握するためのわかりやすいアンケートを、できるだけ早期に実施したいと考えております。 なお、アンケートの内容につきましては、議会の御意見を十分踏まえながら検討してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。もともとこの庁舎建てかえは、市町村役場機能緊急保全事業というのを国がやっておるのに、32年に着手ということで非常に無理したところがあったかと思います。 非常に大事なことでございますので、しっかりと議論をしながら、新しい関市長の目で見られて、そして、方向性を定めていただき、幅広い意見を聞いていただくように要望します。 また、本館の塔屋が、5階が、きのうもテレビであっておりました。非常に壊れていて、Is値が0.06という極めて低い状況でございます。 これから建てかえるにしても建てかえないにしても、まだ、いろんなことで時間がかかります。しかしながら、この塔屋については、やはり早急の対策をすべきと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  御指摘のように、塔屋の部分については特に耐震性が低いということが明らかになっております。その点も含めて、早急に検討し、市民の意見を聞いてまいりたいと思っております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  よろしくお願いします。 続きまして、行財政運営についてでございます。 本市の行財政の適正規模などについて、市長の基本的な考えをお聞かせください。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  お答えさせていただきます。 財政規模につきましては、平成29年度の歳出決算額で申し上げますと、類似団体の平均約470億円に対しまして、本市は約550億円となっております。これは、高齢者が多いことから、生活保護費や障害者福祉サービス給付費などの扶助費が多額となっていることが一つの要因であると考えております。このような状況にはありますけれども、今後、持続可能で安定した財政運営を行うためにも、行財政改革を進め、歳出の削減を図っていく必要がある、そのように考えております。 また、職員数につきましては、類似団体と比較し、依然として多い状況にあることから、限られた行政資源のもと、簡素で効率的な行政運営を行うため、職員配置適正化方針に基づき職員数の適正化を図り、総人件費の抑制を図ってまいります。 また、本市の公共施設は、老朽化が進むとともに、類似団体と比較しまして人口1人当たりの保有面積も多い状況にございます。このため、公共施設維持管理計画に基づき、今後も使い続ける施設の長寿命化を図る一方で、類似する機能を有する施設の統廃合を行うなど、施設総量の縮減を図ってまいりたいと考えております。 これらの取り組みを行いながら、将来にわたって持続可能な行財政運営を進めていく一方で、未来に向けた投資を行い、大牟田発展のためのまちづくりを行ってまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。この件につきましては、先ほど松尾議員からもありまして、数字的にはもう申しません。また、うちの後ほど言う同僚議員の質問でもあるかと思いますけど、非常に厳しい中で、やはり職員の適正規模においても、やはり考えていかなければいけないだろう。それから、財政においても、歳入において非常に考えていかないかん問題であります。 ちょっと話は別になりますけど、昭和39年に準用財政再建団体に大牟田がなって、このときに超過税率が出ているわけですね。固定資産税が0.04のを0.06というふうなことで、大牟田市は税が高いというのがずうっと言われていた。市長さん、おわかりですよね。これがネックだと思います。 しかしながら、今、我々は企業誘致をやって、住宅を建てろと。アクセルは踏んでいるけど、ブレーキもあるわけですよ。 しかしながら、代替財源約9億円がいります。現実的には非常に難しいことでございますが、歳入におきましても、やはりこの超過税率に手をつけるときがいつか来ると思いますけど、この点について市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  超過税率の問題、さまざまな御意見をこれまで伺っていることは十分承知しております。 現実的には、財政運営の中で考えていかざるを得ない問題でございますので、長期的な将来の課題として受けとめさせていただきたいと思います。 ○議長(境公司)  光田議員。
    ◆22番(光田茂)  ぜひこの辺は、現実的には9億円というから難しいんですけど、対外的には、やはり税が高いというまちですので、どこかで調整を図り、そして、やはり企業が来て、この大牟田が豊かになるようなことを積極的にやっていただきたいと思って、この項を閉じます。 続きまして、よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  続きまして、(3)今後の本市のごみ処理についてでございます。 ごみ処理については、市民生活に密着した1日も欠かすことのできない大変身近で重要な取り組みです。このことは、関市長御自身が、県の環境部長を務められたことから、十分に承知のことと思います。 本市のごみ処理については、先日の都市環境経済委員会において、今後のごみ処理のあり方を定める新たなごみ処理基本計画の成案化が報告されました。今後は、ごみ処理基本計画に基づき、さらなるごみの減量化・資源化を進めていかれることと思います。 そこで市長にお尋ねします。 今後のごみ処理のあり方について、市長の御見解をお聞かせください。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  今後のごみ処理のあり方についてお答えをさせていただきます。 ごみ処理につきましては、議員も指摘されましたけれども、市民生活に密着し、1日も欠かすことのできない大変身近で重要な取り組みであると認識しているところでございます。 このため、今般策定いたしました新たなごみ処理基本計画では、本市のごみの現状を踏まえ、「もったいない」で始まるごみ減量、を基本理念に掲げ、排出抑制の推進、資源化の推進、適正処理の推進の三つを基本方針に据え、3R--リデュース・リユース・リサイクルを基本としたさらなるごみの減量化・資源化を計画的かつ継続的に推進してまいることといたしております。 ごみの減量化・資源化を着実に進めることは、ごみ処理経費の抑制、新たなごみ処理施設の建設費の抑制や最終処分場の延命化につながる大変重要な取り組みでございます。ごみ処理基本計画に掲げる燃えるごみ削減の目標数値の達成に向け、着実な推進を図る必要があると考えております。 私といたしましては、ごみの減量化・資源化の推進は、市民・事業者の皆さんの御理解と御協力が不可欠であることから、今後、十分な説明・周知・啓発を行い、市民・事業者・市との協働によってさらなるごみの減量化・資源化に取り組み、持続可能な循環型のまちづくりを目指してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。今、市長さんから話がありましたように、ごみを減らす取り組み、それからリサイクルの徹底などをさらに進めていく必要があると思います。 そのためには、市民の皆様や事業者の皆さんの理解と協力が不可欠です。今後、丁寧な説明と周知徹底に努めていただき、ごみ処理基本計画を着実に推進していただくように要望いたします。 続きまして--。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  新たな処理施設建設の方向性についてお聞きします。 現在の大牟田リサイクル発電事業については、令和4年度で終了することが決定しております。それ以降の燃えるごみの処理については、既存のRDFセンターでの処理を令和9年度以降までの5年間以上は継続利用し、その後に新たなごみ処理施設を整備することとされております。 このため、喫緊の課題であるリサイクル発電事業終了に伴う発電所の解体費用の整理や、その後のRDFの処理委託先の確保、さらには、今後の安定的・継続的なごみ処理を推進していくためにも、ごみ処理施設の建設について計画的かつ着実に取り組んでいく必要があると思います。 そこでお尋ねします。 今後のリサイクル発電事業終了から新たなごみ処理施設建設までの方向性について、市長に見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  今後のリサイクル発電事業終了から新たなごみ処理施設建設までの方向性についてお答えをさせていただきます。 まず、リサイクル発電事業につきましては、昨年度まで私は県の立場から事業に参画しておりました。事業の円滑な終了に向け、整理が必要なさまざまな課題があることについては十分承知しているところでございます。 このような発電所の解体に関する課題、そして、RDFの処理委託先の確保の課題につきましては、令和2年度に各組合と、それから、福岡県との協議・調整を行い、その解決を図る必要がございます。これまでのキャリアも生かさせていただきまして、円滑な事業終了に向けて、大牟田市の立場をしっかり主張し、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 また、新たなごみ処理施設の建設につきましては、ごみ処理基本計画に掲げるごみの減量化・資源化の目標数値を達成することで、施設の規模をよりコンパクトなものとし、施設の建設費やランニングコストの抑制を図る必要があると考えております。 このため今後は、効果的・効率的な施設整備について、荒尾市とも十分な連携を図りながら、着実に検討を進めてまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。 今、ごみ処理にかかわる新しい建設でございますけど、私も所管の委員長をしておりますけど、大きな問題が二つあるんじゃないかと。 一つは、発電事業が終わったとき、その解体。大牟田として、その費用をどうするのかと。この辺につきまして、ぜひとも県のほうのお力をかりて、そして、しなければ、これも現実的にいかないということでありますので、どうか関市長、来られてすぐでございますけど、ぜひ御指導いただいて、4年の解体に向けて御尽力をいただきたいというふうに思います。 また、処理委託先ですね。一般的には、恐らくセメント関係の工場でございます。聞くところによりますと、燃焼するものが多くて、本当にRDFの処理が今後9年まで可能なのかというふうに心配される業者の方もおられます。 この辺について、改めて、確保については9年までは無事であるか、その確認作業についてはどのような結果が出ているかをお聞かせください。 ○議長(境公司)  岡田環境部長。 ◎環境部長(岡田和彦)  リサイクル発電事業の終了後のその後のRDFセンターでの処理委託先の確保の問題でございますが、今現在、福岡県を初めといたしまして、RDFをつくっております県内の各組合、大牟田・荒尾清掃施設組合を含めまして五つの組合、そこで協議をずっと重ねております。 これにつきましては、先ほど議員も御案内がありましたように、処理委託先の候補としてはセメント工場で使用すると。そういう中で、今、説明も行っておりまして、方向性としては次第に出てきている状況にございますので、これにつきましては、先ほど市長答弁にございましたように令和2年度までには整理をしていきたいというふうに考えておりまして、今、そういうところを関係の県と関係組合において最後の詰めを行っている、そういう状況でございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。 私の知人関係で、やはり宇部とか徳山で出入りしている業者がおって、そういう非常に処理するのに今までは順調にいきよったけど、新しく厳しい状況にもあると聞いておりますので、どうか9年度までの確保、また、新しい施設ができるまでのことはぜひ確保していただき、新しい処理施設建設に向けて頑張っていただくように要望いたします。 続きまして、よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  続きまして4番、大牟田3駅を核としたまちづくりということでございます。 その中で、新大牟田駅南側産業団地。 去る12月の10日に、大牟田経済倶楽部や商工会議所など、10団体から、市長さんのほうに、人口減少に対するいろんなまちづくりの提言書が提出されたかと思っております。その提言書は、産業の多様化を初め、大牟田の3駅を核としたまちづくりについて要望しますというようなことがあっております。 まず、その新大牟田駅南側産業団地が、一番駅との関連性がありますので、お聞きします。 大牟田市は、新幹線、有明海沿岸道路、九州自動車道など、他都市にない交通ネットワークにすぐれた都市基盤も有するまちです。要は、地域の発展に向けて、これらの都市基盤を活用していくか、この視点に向けて取り組んでいく必要があるというふうなことであっております。 私自身も、前回も質問しております。今議会で改めて質問させていただきます。 新大牟田駅の南側、単に産業団地を整備するという観点だけでなく、産業の振興、まちづくりの観点を持って、情報関連企業やホテルの誘致など、これまで大牟田市の取り組みが弱かった産業の導入、また、企業誘致を展開したらどうかと考えておりますけど、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  新大牟田駅南側産業団地、約8ヘクタールを予定しておりますけれども、これにつきましては、商業・サービス業の関連施設を集積するにぎわい交流用地と、企業の受け皿としての産業用地の整備に向け、鋭意取り組みを進めているところでございます。 議員も指摘されましたけれども、このエリアは、本市の重要な広域交流拠点であり、九州新幹線はもちろんのこと、九州縦貫自動車道や有明海沿岸道路への交通アクセスも大変すぐれていることから、本市の新たなまちづくりの拠点として高いポテンシャルを有していると考えております。 にぎわい交流用地につきましては、広域交流拠点としての機能を一層高めるため、宿泊施設を初め飲食店や物販などの商業サービス関連産業の導入に取り組んでまいります。 産業用地につきましては、製造業のみならず、情報関連産業や研究開発型企業などの誘致に向け、みずからトップセールスを行い、多くの若者が地元で働いていくことができるような地域になっていくよう、しっかりと取り組んでまいりたい、そのように思っております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。市長トップに、新しい産業の導入、企業誘致に取り組んでいただきたいと思います。 この際、新大牟田駅は、大牟田市の中心から離れております。先ほども松尾議員からありましたように、現状では非常に便の少ないバス路線だけでございます。 新大牟田駅南側産業団地の整備に合わせて、まちづくりを進めるという観点から、ぜひ市長には、新大牟田駅への交通アクセス、また、JRにやはりさくらの停車本数等も含めて増便に、ぜひこれを検討していただくように要望しますけど、いかがでしょうか。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  今、議員御指摘のとおり、やはり新大牟田駅の今度の団地等の発展については、交通アクセスの改善が非常に重要だと思っております。この団地の検討とあわせて、その交通アクセスについても取り組み、検討を進めてまいりたいというふうに思っております。 また、さくらの停車につきましては、毎年要望しているところでございますけれども、地域の熱意、それをしっかり伝えて、少しでも改善ができるよう、引き続きJR九州に要望してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  また、午前中の松尾議員ではないですけど、やはりホテルをですね。今、私の知る限りでは、かなり関西関係から大牟田に、三井企業関係も含めて多くの方が来られています。宿泊がない。せめて200個ぐらいは駅には、ぜひ確保していただきたい。 それが、やはり大牟田の発展の基本となるものでありますので、ぜひそれを含めまして検討していただき、また、バスにありましてもやはり、川下りに柳川に行くとか、南関の温泉に行くとか、そういうことも含めて、広域の観光にぜひ御尽力いただくように要望いたします。 続きましてよろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  続きまして、同じく、大牟田3駅の中で、きょうは三つの中の二つしかちょっと質問いたしませんけど、今度は、大牟田駅周辺の整備についてお尋ねします。 大牟田駅は、JRと西鉄が併設され、市内でも最も乗降客の多い駅であるということでございます。私も、前回も質問をして、西口の利用者の利便性のことを聞き、今回も補正予算を計上されておるところでございます。 ことしの3月に西鉄の観光列車が運行することになり、また、路面電車も西口に設置され、いろんなことで、マルシェ、その他のことで少しにぎわいを取り戻しているようでございます。最近では、大牟田観光協会によりイルミネーションにも取り組まれて、少しずつ、少しずつ明かりが出ているような状況です。そして、令和2年度には、大牟田駅の東西を結ぶ連絡橋の整備も完了するというふうに思っております。 私は、この大牟田駅周辺の整備を、ここもやはりホテルを誘致して、東口を含めて新たな産業の導入をして、やはり新幹線の駅のホテルとまちなかのホテルは違うと思います。何年か前も、ホテルの話があって少し機運が高まったけど、新栄町の中でホテルがありましたので、そこで少しトーンが下がったと思います。 しかしながら、大牟田としても、そういうことがなければ、僕は、大牟田駅前を改装してホテルをつくるべきではないかなというふうに思っております。 これにつきましての市長の見解をお聞かせください。 ○議長(境公司)  副枝産業経済部長。 ◎産業経済部長(副枝修)  御質問にお答えいたします。 これまで経済団体や進出企業などから市内の宿泊施設が不足しているという声が多く寄せられております。 本市といたしましては、交流人口の増加や消費拡大による地域経済の活性化を図っていくためには、新たな宿泊施設の誘致が必要であると考えております。特に大牟田駅につきましては、JRと西鉄を結ぶ交通結節点としての役割を担っており、また、交流拠点として、西鉄の観光列車を初めJRの企画列車やJRウオーク等が実施されております。このため、本市といたしましては、駅西口の整備や路面電車の活用などに取り組んでいるところでございます。 こうした取り組みにあわせ、宿泊施設の誘致につきましては、駅東口の公共施設用地であるシティコート等の活用に向けた関係団体との協議を進めているところでございます。 宿泊施設の誘致につきましては重要な課題と認識しておりますので、早期の実現に向け、全力を挙げ、取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。 私が言っているのは相反することで、今、非常に厳しいから財政をと言いますけど、やはり財政は歳入をふやさなければいけない。やっぱり市税をふやさないけない。これには、一つは、交流人口が多くないといけないというふうなことで、やはり人が集まってから、何かをつくろうというのか、何かがあり、道路があるから人が集まるのかと、非常に難しいところでございます。 財政厳しい大牟田でございますけど、やはり経済を優先にしなければ、このままでいけば人口が7万、8万というふうになると思いますので、ぜひ産業経済部としてもそういうふうなことを頑張っていただきたいと思います。 最後になりますけど、西鉄の柳川駅の前に、西鉄さんはいろんな関係団体と駅の前に堀を導入するというふうなことで、私が聞くと、県も絡んでおるということでございます。柳川は、そういうふうに駅前に堀を引っ張ってきて、今までに考えることができないようなことをやって、そして、柳川を何とかしようということでございます。 どうか柳川市にアイデアその他で負けないように、そして、それこそさっきおっしゃったように、県の力、県の予算を借りて、大牟田をどうするのか、大牟田市の単費をどう減らすのかというふうなことをぜひ考えていただきたいと思います。 最後にちょっと質問外ではございますけど、市長にそういうふうに柳川等において県と一緒にやっている事業で大牟田は非常に弱い。柳川に負けちゃいかんというふうなことでございますけど、何か一言だけコメントをよろしくお願いします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  光田議員から私の決意を聞かれたというふうに理解をいたしております。 柳川の事業、詳細はちょっと承知しておりませんけれども、河川の部分については、県事業で実施をされるという話を伺っております。 これから大牟田が取り組みますさまざまな発展に伴う事業に関して、ぜひ県の支援が得られるように、私自身しっかりと働きかけてまいりたいと思っております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。本当に--十分ですけど、関市長の顔が大きく変わりましたのでよろしくお願いいたします。 では、続きまして、次よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  続きまして、大きな2番。学校教育の充実についてでございます。 平成24年度の市立学校適正規模・適正配置の検討委員会に、私も委員の一人として、子供たちの教育環境の向上に向け、いろんなことで意見も述べさせていただき、また、考え方を述べさせていただいたところでございます。その際、中学校再編において将来の大牟田のまちづくりに向け、松原中学校の存続や役割の重要性について意見も述べてまいりました。 本年11月、教育委員会は、平成29年度の市立学校適正規模・適正配置検討委員会の両論併記の答申を、議会や地域の説明会、またはパブリックコメントの市民意見について3校案プラス松原中学校の継続という第2期実施計画、中間見直し案を提出されたところでございます。 これについて伺います。 松原中学校を継続させるに至った経緯についてお聞かせください。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  松原中学校を継続させるに至った経緯についてお答えをいたします。 これまで、教育委員会では、学校の適正規模・適正配置という二つの観点から学校再編を進めてまいりました。本年7月以降、計画案を公表し、さまざまな御意見をいただく中には、教育環境の充実に加えて、大牟田市のこれからのまちづくりの視点からの学校再編に関する御意見もいただきました。 そこで、これまでの適正規模・適正配置の視点に加え、まちづくりの視点からも検討いたしました。具体的には、まちづくりの視点を考える際に、公共交通機関の利便性が高く、今後も人口密集が続く市中心部の駅西側において、市民が住み続けるための生活に密着した都市機能が大切であると考えました。また、多様な学習機会を提供するための場の確保なども必要であると検討したところでございます。 このような検討の経過を踏まえ、松原中学校を継続する判断をいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  教育長、よくわかりました。これまでの学校再編では、適正規模・適正配置ということで御判断されました。 実は、ことしの春までぐらいは、松原中学校は一応再編にかかるんだというふうなことで、前中尾市長さんもそういう答弁をなさっておられました。 しかし、これにプラスこれからのまちづくりというふうな視点を加えられたことによって見えたものがあって、駅の西側はこれから必ずよくなる、そのあかしとして、天領小学校というのが今一番児童数が多いまちでございます。あれは、小川町やいろんなところが社宅であったのが、民間企業の開発により大きな、若者が家を建てたりするような状況があり、今は銀水を超えて、1番目となりました。 このように、昭和40年代から50年代、みんな南に社宅があったのが全部北に行ったわけです。東に行ったわけです。これが、今、高齢者がいなくなるそういう場所にまた新しい人が、家をそういう校区に建てるかと。 私は、流れからして、やはり駅が便利なところ、駅に近い周辺が、これからも開発されるんではないかというふうに認識。よって、大正、中友は、さらなる、広域化が進み、街なか居住の中に進んでいくかというふうに思います。 その点で、これからのまちづくりの視点を加えられたことは大変よいことだと思いますけど、この半年ぐらいね、何か考え方が変わるような要素があったのか、ちょっとお聞きします。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  先ほど申しましたように、7月に案を出して、それから、さまざまな説明会、それから、パブリックコメント、それから、当然、議会の議員の皆様からも御意見を頂戴いたしました。 先ほど申しましたように、これまでの学校再編については、従来どおり適正規模・適正配置という観点だけで議論をしていたわけでございます。 しかし、これは学校だけということではなくて、やはり今後の持続可能なまちづくりということも考えていかなければ、これは、学校再編というだけの問題ではなかろうということでは、広い視点が必要であろうということで、先ほど、光田議員さんからも御案内のとおり、さまざまなまちづくりの視点ということで、やはり駅西側の今後の発展性、人口移動等も加味しながら検討し、最終的には、松原中学校を存続させるということで結論に至ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  教育長のこれはよくわかりました。 それで、松原中学校を今後継続させるには、ただまちづくりをして再編することだけなのか、教育の特色化を図る必要があるんじゃないかと、私は考えております。例えば学力を中心とした学力アップの学校であるとか、先生がずっと言われている英語教育とか、いろんなことですね。 で、私たちは、いろんなことで、非常に我々はずうっと一貫校、一貫校と言ったけど、市長さんが来てとても心強く思っておりますけど、そういうのも含めて、特色化についての考え方をお聞かせください。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  議員御案内のとおり、教育の内容の特色化は極めて重要なことだろうというふうに考えております。 実は、松原中学校は、平成29年、30年、そして、令和元年度、この3カ年間、福岡県の学力向上推進拠点校として県教育委員会の研究指定を受けて、学力向上に取り組み、先月11月22日にその成果を発表したところでございます。 研究内容として、授業改善による各教科における基礎的/基本的な知識/技能の習得など、大きな成果を上げられ、学力向上推進拠点校として、県の教育委員会や参加者などから高い評価を受けられたところでございます。 このような教育の取り組みを踏まえ、小中一貫教育、小中一貫校をさらに推進することで、学力向上や大牟田の特色であります英語教育の充実を、松原中学校校区で図ってまいりたいというふうに考えております。 また、ESD/SDGsの誰ひとり取り残さないという理念のもと、幾つになっても学び直しが可能なリカレント教育や、学習者の年齢、国籍を問わない多様な学習の機会の提供を推進するための夜間中学などの取り組みを考えているところでございます。 このように、松原中学校の特色ある教育を初め、各中学校の教育の充実に努めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。 教育の特色ということで、小中一貫教育ですね。やはり私は一貫校、これを、市長さんの訓示の中にもありましたように、できる方向が定まったならばスピーディーにやっていただくということと、やっぱり学力ですね。 やっぱりいろんなことを言っても、子供は、僕が、体育系が言うのもおかしいけど、やはり勉強して、学力は最低でも上げていかないかんというふうに私は思って、それから、夜間中学、決して反対ではないんですけど、僕の認識では、まだ夜間中学に対して議論とか話はあんまり聞いたことがないように思い、現実のほうが先に進んでいるような感じもします。 福岡県で一番、大牟田が手を挙げているのは、それは、私も一番初めに聞いたときはすばらしいなと思うけど、よそが手を挙げないということは、リスクもあり、やはり慎重にやらないかんところもあり、また、そういう業務がふえることによって教員、教育委員会の業務もふえ、本来の大牟田の教育委員会のやらないかん業務プラスアルファになるかというふうに考えておりますので、どうか慎重な態度で、これもスピーディーに進めていただきたいというふうに思います。 最後になりますけど、学校再編というのは、やはり先生方や皆さんのためにあるんじゃないですね。将来を担う子供たちのために、お金を使い、予算を使うわけでございます。そのためには成果として、やはり多くの市民が思う学力アップ、そして、一般的な教育であり、挨拶ができ、いろんな子供に育っていただきたいと思いますので、慎重に進めていただけるように要望いたします。 じゃあ、次、よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  じゃあ、続きまして大きな3、今後の介護予防事業の展開と「ケア・トランポリン」事業の可能性についてでございます。 僕が発言するのもちょっとね、ケア・トランポリンは何じゃろうかということでございます。 まず、ケア・トランポリンというのは、実は、僕はスポーツをやっておってから、ちょっと偉い先生から、福岡県にこういうことですごい人がおってということで、トランポリンがあるということで、実はテレビで見たことあるんですよ。テレビでですね。何かの話やけど、小さなこれぐらいのトランポリン、手をこうしてから、こうやって踊りながら、体もいいし、筋肉もよくなるし、脳の体操にもいいということで、そのトランポリンでございます。 福岡県では、今年度よりふくおか健康づくり県民運動の一環として、県民の運動習慣の定着のため、ケア・トランポリン事業を推進しているということをお聞きしました。 ケア・トランポリンは、こういうふうな小さなもので、そういうふうなものを使って上下運動、それとか、いろんな、跳ぶことによってふくらはぎとか太もも、背中の筋肉、こういったことを抗重力筋というらしいんですけど、これを鍛えることが非常に脳の活性化とかということで、県が前向きに進めておるわけでございます。 特に、この大牟田市は、これから進む中において健康寿命をいかに伸ばすか、それから、このことによって医療費の削減につながるということでございます。 近隣では、柳川市、みやま市も本年度から実施されると思いますけど、まず、本市のケア・トランポリンの事業についての可能性についてお伺いいたします。 ○議長(境公司)  岩成保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岩成寿美)  本市における今後の介護予防事業の展開とケア・トランポリン事業の可能性について答弁いたします。 本市では、これまで平成15年度にはマシンを使った筋力向上トレーニング事業を開始いたしまして、平成18年度からは帝京大学の理学療法士の方、またフィットネス・インストラクターの御協力を得まして考案いたしましたよかば~い体操、これを広く市民に周知するなど、さまざまな介護予防事業に取り組んでまいりました。このよかば~い体操は、町内公民館、それから、地域交流拠点等において実施されておりまして、年間延べ約2万人の高齢者が参加しておられます。 このほか、口腔機能の維持向上を図る歯にかみ教室、排せつの自立を支援する排せつケア推進事業などに取り組みますとともに、市内45カ所の地域交流施設の介護予防事業の展開をしてまいりました。 本市といたしましては、市民の皆様が高齢になってもできる限りお元気で豊かな人生を送っていただけるよう、今後ともさまざまな形で、健康づくり、また、介護予防施策を推進してまいりたいと考えております。 議員に御紹介いただきましたケア・トランポリン事業につきましても、介護予防や認知症予防への効果が期待されること、また、膝などへの負担が少なく、高齢者の運動に適していると考えられること、さらには、県の財政支援を受けまして県内での導入事例がふえつつありますこと、こういったことに鑑みまして、既に取り組まれている他都市の状況等を調査し、検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。実は、私も、この方が見えて、この方が世界で、アメリカのほうに修行をされて、NASAに行って、宇宙飛行士が帰ってきたときにリハビリで運動を入れたのがトランポリンだそうです。ところが、やれば、やはりもっとそういうふうな広域で筋力がない人の回復に向けて、世界的に実証されているようなところでございます。 まして、今度は、お話ししているのは、今のところ国の試算があって10分の10でやれるような予算の中で、やはり私は一番に岩成部長を訪ねました。ところが、知っていらっしゃったけど、動きはなかったということに対して、一つちょっと疑問を持つんですけど、今、とってもよいことだとおわかりで、また、県の指導でもあるというのに、一歩進められなかったことについて、部長、答弁をお願いいたします。 ○議長(境公司)  岩成保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岩成寿美)  お答えいたします。 今、御指摘がございましたように、県のほうからこの事業についてやってみないかという働きかけが一度ございました。他都市の取り組みというのを、今、注視していたというのが実情でございます。 ただ、議員からも御案内ありましたように、これは当初の導入経費につきましては市の負担がないというふうに伺っておりますので、現在、これの導入に向けて検討を進めているところでございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  私もいろんなことを見てきまして、これはかなりいい結果が出るんじゃないかというふうに思っております。やはりもう動けない人は無理ですけど、今動ける人がさらなる筋力に戻すことができ、それから、脳の活性化ということから、非常に効果を持たれます。ぜひ導入のほう、よろしくお願いします。 最後になりますけど、小川県知事が、市町村が効果的に介護予防を実施できるように、県内4カ所に予防センターを設置し、いろんなことで指導に向けて支援をしているということで、国も予算化をして、いろんなことをやっているのに、小川知事もコメントの中で--省きますけど、ぜひこれを推進していただくようにと言ってございますので、岩成部長、ぜひこれの推進を早急にしていただくようにお願いいたします。で、この項を閉じます。よろしいでしょうか。 じゃ、次、いいですか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  続きまして、大きな4番。本市のスポーツ振興についてでございます。 その小さな1でございます。(仮称)大牟田市総合体育館整備基本計画についてお聞きいたします。 (仮称)総合体育館の整備については、今年度中に基本計画を策定されるとのことで、体育館の機能、規模、整備手法などを検討されているというふうに思っております。中でも整備費は、本市にとって大きな負担となります。 先日、私は、同会派の森遵議員、島野議員と3名で、東京都立川市に、民間がローコストで建設された立飛アリーナを視察しました。その施設は、建設に係る費用はローコストで、派手さは全くないが、アリーナとして使い勝手のいい、コンパクトに必要なものだけに絞り込み、整備費を抑えてありました。 また、バスケットボールリーグの大会をメーンに考えられたアリーナではあるが、コンサートイベントなどにも対応できる、かなりの集客力を持てるような施設でございました。 ただ、これをそのまま大牟田市の体育館にとは言えないが、今までの従来手法には余りなかった建設手法を導入することにより、ローコストで短期間に建設ができるということ、これは大牟田市も検討すべきだと思います。こういったローコストで短期間で建設できるもので、それをベースに考え、建設費用を少しでも安く、ぜいたくではなく、市民にとっての使いやすさ、そして、健康づくりの拠点となるような施設整備を行っていくべきというふうに私は思っております。 そこでお尋ねします。 今年度策定予定の(仮称)総合体育館整備基本計画の進捗状況についてお答えください。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  (仮称)総合体育館整備基本計画策定の進捗状況についてのお尋ねでございます。 今年度策定に向けて取り組んでおります基本計画につきましては、将来に向けたさらなるスポーツの振興を図るため、スポーツ大会の開催を初め、市民の皆様のスポーツ活動、それから、健康づくりの新しい拠点となるような体育館を整備することとしております。 また、将来の人口減少を踏まえた適正な公共施設の規模に整合させるために、他の施設との複合化についてもあわせて検討させていただいているところでございます。 これらを踏まえながら、新しい体育館が備える機能や規模、また、整備手法などについて、現在、課題の整理を行っているところでございます。 さらには、財政負担を少しでも軽減させるため、国の補助制度の活用も検討しておりまして、その採択に向けた課題の整理などについても、現在、行っているところでございます。 以上です。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。体育館の建設で、今までのただ従来のやり方は、私もこの話を聞き、ある国の方からの紹介でしたけど、今までは、やはり絵を描くとするならば、従前の感覚しかないわけですよね。やはりこれをこうしようということで、そういうふうなことで考えておったけど、新しい工法をやっぱり見て、そのときに思ったんです。これはすごいなというふうに感じました。 こんなふうなことを、新しい工法を検討すべきということで、改めてそういうふうな考えをお持ちかをちょっとお聞きしたいというふうに思っております。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  議員が御紹介いただいておりますこういったローコストの工法、こういった工法につきましては、アリーナに特化して規格化されたコストや工期の縮減に効果があるというようなものとして、現在、専門的な部分も含めて調査・確認をさせていただいております。 総合体育館の整備につきましては、多大な事業費を要することになりますことから、事業費の圧縮につながる工法については検討に入れながら、慎重に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。ぜひ検討お願いします。 先ほどからローコスト、ローコストと言っておりますけど、実際どのくらいかということですね。これ、直接は、今2年前のことですから合いませんけど、今、私が言っているローコストというのは、同じものを今までの従来したときに、2分の1とは言わないけど、3分の2はかからないというぐらいにかなり安い。それをベースに考えてすれば、先ほど言う財源が厳しい中でも、福祉としてスポーツの場をつくるのが行政の義務でございます。1円でも安くできるようなことをというのがローコストのぐあいでございます。1割とかではありません。 そういうことで、体育館の整備において、こうしたローコスト、コスト縮減を考慮しながら、スポーツ活動のみならず、高齢者の方々を初めとする多くの市民の健康づくりの拠点となるよう、例えば温水プールのような施設もあわせて検討していただくように要望いたします。 次、よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆22番(光田茂)  では、最後でございます。東京2020オリンピック・パラリンピックについてですね。 私、6月議会でもこの質問をさせていただきました。きのう、テレビに、東京2020オリンピックの聖火リレーのコースの詳細コースがあって、いろんなことを聞いて、かなり関係する人について話題性があるかというふうに思っております。 そこで、大牟田の聖火リレーについてお尋ねします。 大牟田市では、来年の5月の12日に、大牟田市役所から諏訪公園まで聖火リレーされるとのことでございました。この聖火リレーを契機に、スポーツ都市宣言をしている本市としてもスポーツの振興をもっと進めていく必要があるというふうに考えて、今後、聖火リレーについてどのように対応されているのかをお伺いいたします。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  東京2020オリンピックの聖火リレーへの対応についてのお尋ねでございます。 大牟田市におきましては、来年、2020年の5月の12日に福岡県のスタート地として、オリンピックの聖火リレーを実施いただくことになります。 聖火リレーの走行ルートにつきましては、昨日、公益財団法人でございます東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会より、大牟田市役所玄関前をスタートし、国道208号線を南下、そして、大牟田警察署の交差点を右折して諏訪公園をゴールとする、そういう走行ルートが、発表されたところでございます。 あわせまして、聖火リレー福岡県実行委員会からは、大牟田市在住で大牟田高等学校3年生、柔道部の森健心さんが、聖火ランナーの一人として発表をされております。森健心さんは、ことし8月のインターハイ、柔道個人戦で優勝をされ、今後の活躍が期待される選手でございます。 議員お尋ねの今後の対応についてでございますが、現在、聖火リレーの実施に向けまして、走行ルートの安全確保や警備計画、こういったものについて、大牟田警察署を初め関係機関との協議を進めているところでございます。大牟田市は、先ほどもありますけど、繰り返しになりますが、福岡県の出発の地ということになりますことから、関係の機関との協議を進め、万全の体制を整えてまいりたいと考えております。 また、本市といたしましては、今回の聖火リレーが本市のスポーツ振興、さらには、まちの活性化につながるよう、多くの市民の皆さんとともに盛り上げていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。私の知るところによると、10人だというふうに思っております。 あとは、スポンサー枠というのがありまして、そこがお持ちで、私もできる限りのことでスポンサー関係には、できるだけ大牟田関連の方を推薦してくれと言っておりますけど、そのスポンサー枠についての現在のいろんな見解、また、情報等がありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  せっかくのお尋ねなんですけれども、私どもも福岡県や組織委員会の動きから情報をとるよりほかなくて、今、現状、持ち合わせているものはございません。済みません。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。 ちょっとここで最後に、聖火リレーについて、教育長に全くしておりませんでしたけど、聖火リレーまであと5カ月になっております。これをやっぱり大牟田市民で盛り上げて、やはりお祭り、50年に1回というふうなことでございます。 教育長に何を言いたいかというと、大変難しい中において、そこを統合する近隣の小学生の学年ぐらいをしっかり沿道に応援をしたり、盛り上げたり、また、いろんな市民団体でも応援したりというのを、ぜひ、あと5カ月ございますけど、検討していただきたいというふうに思いますけど、急に振って申しわけないですけど、その見解をちょっとお聞かせください。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  実は、天領小学校は、オリンピック・パラリンピックの研究指定校でございます。 そういう面で、先ほど大牟田市が福岡県の出発ということでございまして、市役所を出発ということでございますので、できるならば、子供たちが経験するということは、非常に、本当にない貴重な経験となるというふうに思いますので、ぜひ、近隣の学校等、子供たちが直接応援するというようなことで、来年の教育課程を今から検討いたしますので、可能な範囲で何とかできないか、学校長等とも検討しながら、近隣の学校で応援をしっかりできるように、ちょっと検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。ぜひ教育長、前例のないことはなかなか教育委員会さんはやらないけど、50年の祭りでございますから、できる範囲で協力をお願いします。 最後にもう一つ、ジョージアの柔道チームのオリンピックキャンプ地誘致について、現在の取り組みについてお伺いいたします。 ○議長(境公司)  中島市民協働部長。 ◎市民協働部長(中島敏信)  ジョージア柔道チームのキャンプ地誘致の取り組みについての現状の報告をさせていただきます。 大牟田市では、東京2020オリンピックにおきますキャンプ地の誘致活動を、福岡県と連携をとりながら行ってきたところでございます。 ことしの7月には、誘致の交渉を行っておりましたジョージア国の柔道チームの役員の皆さんに大牟田市を訪れていただきまして、市内の施設などを視察いただき、キャンプ実施に向けた確認書を取り交わすことができております。その後、8月になりまして、ジョージアのオリンピック委員会との覚書を締結することができました。さらには同月、8月には、ジョージアを相手国といたしましたホストタウンとして、国のほうに登録をいただいたところでございます。 10月、これらの動きを踏まえまして、市内の各種団体により構成をされました東京2020オリンピック・パラリンピック事前キャンプ等支援実行委員会を立ち上げていただきまして、ジョージア柔道チームのキャンプを支援し、地域のスポーツの振興、観光の振興及び国際交流の推進などを図ってまいることとしたところでございます。 また、この実行委員会には、事業を効果的に実施するために作業部会を設けることとしており、先日、12月13日に第1回目の交流・広報部会を開催し、今後のスケジュールや交流内容などについて検討を始めたところでございます。 今後につきましては、ジョージアの柔道連盟とキャンプの実施時期や交流内容についてさらに協議を進めまして、キャンプの実施に向け準備を進めてまいることとしております。 あわせまして市民の皆様並びに関係各位の御協力を得ながら、ホストタウンとしての交流事業についても取り組みを進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(境公司)  光田議員。 ◆22番(光田茂)  ありがとうございます。本市のスポーツ振興、特に国際交流人口の増加はかなり期待ができると思います。 また、これからマスコミ等ありますので、どうかキャンプに引き続き、皆さん方の御尽力をお願いいたしまして、私の質問をこれで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(境公司)  お諮りいたします。 次の質疑質問に入ります前に、ここで暫時休憩したいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(境公司)  御異議なしと認めます。 再開は午後2時35分に予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、暫時休憩いたします。                              午後2時21分 休憩---------------------------------------                              午後2時35分 再開 ○議長(境公司)  会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、質疑質問を行います。 最後に、平山伸二議員。     〔20番 平山伸二議員 登壇〕 ◆20番(平山伸二)  質問に入ります前に、二つのことについて、申し上げます。 まず1つ目は、非政府組織ペシャワール会現地代表で医師の中村哲様が、アフガニスタンで凶弾に倒れ、お亡くなりになりました。1986年から、医師がいないアフガニスタンの山岳部で医療支援の活動を進められ、多くの地域で汚れた水しか飲むことができないアフガニスタン人のため、薬よりきれいな水をと、井戸掘りやかんがい水路の建設支援事業に取り組まれました。この場をおかりして、中村哲様の御冥福を心よりお祈り申しますとともに、御家族と関係者の皆様にもお悔やみを申し上げます。 2つ目は、関市長におかれましては、大牟田市長選挙を勝ち抜かれ、第29代大牟田市長に御就任されました。御就任おめでとうございます。市民から選ばれた市長として、大牟田市民のために全力で取り組まれるものと思います。よろしくお願いいたします。 今議会の質問も3人目でありますので、重複することがありましたら御容赦ください。 それでは、質問に入ります。 発言通告に従い、公明党議員団を代表して、質問いたします。 大きな1、市長の政治姿勢について。 小さな1、就任挨拶に対する市長の思い。 初めに、12月3日、関市長が初登庁され、議場において職員の皆さんに訓示をされました。1、市民に寄り添った行政を進めていただきたい、2、できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを考えていただきたい、3、スピード感を持って仕事をやっていただきたいの3点を要請されました。そして、一番にやらなければならないのは市長である自分とした上で、職員の皆さんに協力を要請されました。 そこでお尋ねいたします。 以上3点に対する市長のお考えや思いを、改めてお聞かせください。 以上で壇上での質問を終わり、あとは質問者席より質問させていただきます。 ○議長(境公司)  関市長。     〔関 好孝市長 登壇〕 ◎市長(関好孝)  御質問にお答えさせていただきます。 12月3日の市長就任の挨拶におきまして、市職員の皆様に次の三つのことをお願いいたしました。 1点目は、市民に寄り添った行政を進めていただきたいということでございます。市民の方々からはさまざまな相談がございますが、一つの部署だけでなく、複数の部署にまたがるものも多くございます。市民の立場に立って、相談を受けた職員が他の部署と調整したり、また、一緒に相談に応じるなど、責任を持って対応していただきたい。 すぐに対応できない課題の場合については、どこまで進んでいるのか、見通しはどうなのかということを市民にもお伝えしながら、信頼される市の行政を、私と一緒にやって進めていただきたい、そのようにお話ししたところでございます。 2点目でございますけれども、できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを考えていただきたいということでございます。難しい課題も多うございます。すぐにできないこともございます。何が課題なのか、どうしたらそれがクリアできるのか、いつまでにそれができそうなのか、そういったことを私も一緒に考えていきたい、そのようにお話しいたしました。 3点目でございますけれども、スピード感を持って仕事を進めてほしいということでございます。山積する課題につきましては、計画的に進めていくことも大事でございますけれども、タイミングを逃すとますます難しくなっていく面もございます。チャンスを逃さず、スピード感を持って取り組み、大牟田の発展の芽を伸ばしていきたい、そのようにお話をさせていただきました。 そして、今申し上げた三つのことを、市長である私自身が一番にしっかりと行い、そのことを職員の皆さんにも共感していただくことで、市役所が一丸となって大牟田の未来をつくっていきたい、そう考えております。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  答弁ありがとうございます。 この三つの訓示に込められた市長の思いというのが、本当に私も共感できることでございますし、実際に、例えば私ども議員が市民の皆様からいろんな御相談、かれこれ伺うことがありますけども、やっぱりそういったときに、一番私どもが最初に担当部署の職員の方に話を聞いていただいて、そして、それができるのかどうか、また、できるためにはどうしたらいいのか、いろんな相談をするわけでございますけども、そういった思いをやはり行政経験者として、今までの経験上、この三つの視点について、職員の皆さんに訓示として述べられたものだなというふうに、私自身感じました。 やはり市民の皆さんのことを真剣に考えての市長の御発言であったのかなというふうに感じております。 このやはり途中で、途中経過も御報告するとかいうことは非常に大事なことでありまして、私どももやっぱり相談を受けて、途中の経過の報告がおろそかになったりすることもあるので、そういったときには、市民の皆さんから多少苦言をいただくこともあるわけでございまして、やはり市民の皆さんというのは、自分の困っていることに関しては、途中経過でも知らせてほしいというのが、やはり皆さんあられますので、そういった思いをしっかりわかってある市長だなというふうに、私自身、本当に感じました。 また、職員の皆さんもその市長からの訓示をしっかりと受けとめていただいて、これからの行政のお仕事を頑張っていただきたいと、そのように思った次第でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 次に行きます。 市長の政治姿勢についての小さな2、市政運営の抱負と決意。 関市長は、甘木中学校卒業後、高校、大学と大牟田を離れておられましたが、大牟田をどういう思いで見ておられたのかお聞きします。 また、12月3日より市長として市政のかじ取りを開始されました。そこでお尋ねいたします。市長としての抱負と決意を改めてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  お答えさせていただきます。 私は大牟田市で育ちまして、大学卒業後は県庁で長く働いてまいりました。その間、炭鉱閉山後、人口も減っていくふるさとを寂しく感じ、ふるさとのために何か貢献できることはないかと考えておりました。 今回、市長就任に当たりまして、我がまち大牟田を考えてみますと、人口減少、厳しい財政運営など、大変厳しい環境に置かれていることは認識しておりますけれども、一方で、私は、このまちはもっともっと発展できるまちであるというふうに考えております。 大牟田市には、JR鹿児島本線、九州新幹線、西鉄天神大牟田線の三つの鉄道と、九州縦貫自動車道、国道208号、有明海沿岸道路の広域幹線道路、さらには、県の重要港湾であります三池港がございます。広域的な交通ネットワークに恵まれているまちでございます。これだけのインフラが整っているまちというのは、福岡市・北九州市を除きますと、県内では我が大牟田市がトップクラスであるというふうに考えております。 この発展可能性を生かしまして、しっかりとした産業政策を行い、子供たちやお孫さんがこのまちで働きながら安心して暮らしていける、そういうまちづくりを進めてまいりたい、そのように考えております。そのためには、若い人に住んでもらえるように、子育て支援を充実することが重要でございます。子供を安心して預けて、女性も男性もその能力が十分に発揮できる、そういうまちをつくっていきたいと考えております。 また、子供たちがこのまちですくすくと育っていくためには、教育も重要でございます。今行われているユネスコスクールなどの特色ある教育に加えまして、子供たちが学力の面で向上していけるよう、小中一貫教育、その中身をしっかりと充実させ、たくさんの人材が育つまちを目指してまいります。 人材の豊かなまちでは、企業も成長・発展してまいりますし、本市への企業進出もふえていくはずだと考えております。そういう好循環を生み出すまちにしていきたい、そのように考えております。 また、高齢者が元気で安心して暮らせるまちづくりのために、新しくフレイル予防にも力を入れてまいりたいと考えております。 これらの政策を進めまして、誰もが住みやすく、元気なまち大牟田の実現に向けて全力で取り組んでまいります。 ○議長(境公司)  平山議員。
    ◆20番(平山伸二)  どうもありがとうございます。 私は平成15年に立候補いたしまして、市議会議員になりました。 約17年目に入っているわけでございますけども、当時は大牟田市の財政も本当に赤字続きでよくない状況だったんでございますけども、それから、財政も一度は回復をしてよくなってきておりますけども、また将来的に今から財政が、また少し危なくなってくるんではないかというふうに予想されます。 これからも、行政の安全運転というとおかしいですけども、安全運転も心がけながら、しかし投資もしていかなきゃいけない難しいかじ取りを関市長は担われるわけでございますけども、行政を県のほうで経験をされておられたんで、その点について財政をうまくかじ取りをしていかなきゃいけないんですが、もちろん国や県の支援も受けながら、いろいろとやっていかなきゃいけないというふうに感じておりますが、その点については市長はどのようにお考えですか。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  議員御指摘のとおり、大牟田市の財政は非常に厳しい状況にございます。やはり歳出の削減、それから、不断の見直し、そういうことを進めていく必要があると思います。 そういう中で、一方では、未来への投資が欠かせませんので、やはり財源をしっかり確保していく。そのために国や県の支援も検討してまいりますし、繰り返しになりますけれども、市自身の見直しを進めながら、しっかりと未来への投資ができる、かつ、その財政が破綻しないような財政運営、それについて、難しいかじ取りという御指摘がありましたけれども、それをしっかり検討して進めてまいりたい、そのように思っております。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ぜひ、よろしくお願い申し上げます。 また、市政運営の抱負と決意について幾つかお伺いいたしますが、市長は12月3日のホームページに載せてある市長のメッセージの中で、本市は三つの鉄道と、それから、九州縦貫自動車道、国道208号、有明海沿岸道路、さらには、重要港湾三池港があり、広域的交通ネットワークに恵まれているとして、充実した都市基盤を生かした産業政策をなお一層推進し、雇用の創出を図ると言われております。 そこでお尋ねいたします。 人口減少に歯どめをかける方策としての企業誘致についての市長のお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  お答えいたします。 本市は、一定の産業集積がございまして、それに加えて九州縦貫自動車道や有明海沿岸道路、九州新幹線、三池港など、県内でもトップクラスの広域交通ネットワークを有しております。さらには自然災害が少ないなど、企業誘致にとって大変すぐれた投資環境を備えていると考えております。 企業誘致に当たりましては、私自身が先頭に立って、本市が持つこうした強みやポテンシャルなどすぐれた投資環境についてトップセールスを行い、全力を挙げて企業誘致の実現に取り組んでまいります。 特に、仮称でございますけれど、新大牟田駅南側産業団地につきましては、新大牟田駅に近接する利便性を生かしまして、製造業だけでなく、情報関連産業や研究開発型企業などの誘致にも積極的に取り組んでまいります。 こうした取り組みを通じまして雇用の創出を初め、地域企業との取引拡大、税収の向上、さらには、移住・定住の促進につなげてまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。午前中の松尾議員、それから、お昼からの光田茂議員の質問の中でも、御答弁の中に、AIやIT企業の誘致を新駅南側に予定される産業団地に誘致をしたいというような御答弁であったかと思いますが、何かそのような見通しといいますか、そういったものが何かあられるならば御紹介していただければ助かりますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  企業誘致情報というのは、なかなか公の場では明らかにしにくい面もございます。 ただ、先ほど申し上げたようなポテンシャルがありますので、そこの部分をぜひ、これまで産業経済部も取り組んできておりますけれども、私自身も一緒になってお伝えをしていきたいと。今、ちょっとそういう状況でございます。よろしくお願いします。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  済みません、そうですね。こういった場では、余り発言するとよくないこともありますので、わかりました。 次に参ります。 このメッセージでは、子育て支援とか、それから、教育環境の向上に取り組むとともに、高齢者や障害のある方の支援を拡充・強化するなど、市民サービスの向上を図り、誰もが住みやすく、元気なまち大牟田の実現に向けて、誠心誠意努めていくと言われております。 そこでお尋ねいたします。 子育て支援や高齢者や障害のある方への市民サービスに対する市長のお考えや思いをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  お答えさせていただきます。 まず、子育て支援につきましては、先ほどの決意で述べましたように、若者に本市に住んでいただくためには、安心して子育てができる環境づくりが不可欠であると考えております。子育て世代の声に耳を傾けながら、待機児童ゼロや大牟田市子育て世代包括支援センター「はぐはぐOomuta」、子ども医療費助成といった取り組みを継続・発展させるとともに、各家庭や地域の皆さんと地域ぐるみで子育てを支援する環境づくりに取り組んでまいります。 次に、高齢者が生き生きと安心して暮らせるように、フレイル予防等の健康づくりを進めるとともに、介護が必要になっても住みなれた地域で暮らし続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される地域包括ケアシステムの構築について、引き続き、関係機関と連携しながら取り組んでまいります。 最後に、障害のある方への対応につきましては、それぞれの方が置かれた状況に寄り添うことを基本とし、障害福祉サービス給付等による自立した生活支援を行うとともに、広く市民が障害の特性や合理的配慮等の必要性を理解し、障害の有無にかかわらずお互いを尊重し合えるまちとなるよう、さらなる意識啓発や社会参加の促進に取り組んでまいります。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。寄り添うという、そういった思いが伝わってまいりました。 また、その方々の個々の状況がやっぱり違いますので、やっぱりしっかりとした、その方にマッチングした支援策を考えて実行していただきたい、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、私は、本年の9月議会で、我が会派の塩塚議員が、前市長の中尾市長に対して、次期市長に期待されることがあればお伺いしますということで聞いてあるんですね。 その問いに答えられましたのが、人口減少対策、それから、庁舎問題、それから、体育館の建てかえ、それから、新栄町駅前地区の市街地再開発など、多くの課題を積み残すことになっており、まちづくりの観点からしっかりと検討を重ねていただき、事業を進めていただくことを期待していると言われていました。 そこでお尋ねいたします。 市庁舎整備と体育館整備は後ほどお伺いしますが、新栄町駅前地区の市街地再開発の推進に関しての市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  新栄町駅前地区市街地再開発事業に対する私の考えについて、お答えをさせていただきます。 当再開発事業につきましては、昨年度の再開発準備組合と建設業務代行者の基本協定の解除により、予定しておりました事業進捗は図れない状況となっております。 そういう状況ではございますけれども、現在は、準備組合を初めとして、市、商工会議所、西鉄グループなど、この再開発事業の関係者が、事業再構築に向けた取り組みを進めているところでございます。 当再開発事業は、本市にとって、街なか居住の推進や交流人口増加によるにぎわいの創出など、中心市街地の活性化に大きく寄与する重要な事業であると認識しております。このため、引き続き事業に対する市の支援を行うとともに、再開発事業の実現に向けて関係者と一丸となって全力で取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  まさしく重要な案件でございますので、今、市と、それから、商工会議所、それから、西鉄グループ、また新たな再構築をしてあるということでございますので、しっかりとした再構築をされるとともに、準備組合さんともしっかりと連携をとっていただいて、1歩でも2歩でも前に進むように取り組んでいただきたいと、そのように要望いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 次に参ります。 市庁舎整備について伺います。 市庁舎整備に関しては、相次ぐ災害や、それから、熊本地震があり、それにより市庁舎機能が果たせない自治体も発生した経緯もあり、大牟田市においても市庁舎の耐震診断を行った結果、耐震性に問題があることがわかったことがスタートであります。 そこでお尋ねいたします。 市庁舎整備の検討の進め方について、関市長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  庁舎整備に関しましては、今、御指摘もありましたけど、平成28年の熊本地震を契機といたしまして、前倒しで検討を始め、これまでさまざまな調査を行い、市民や各種団体を対象とした説明会、意見交換会などを開催してまいりました。また、市議会におかれましても、3年間にわたって熱心な議論をいただいてきたところでございます。 これまで市民の皆様からは、事業費をできるだけ抑えてほしい、現在地以外の場所も検討すべきではないか、窓口や駐車場などの機能性を改善してほしいなど、さまざまな意見をいただいております。とりわけ国の登録有形文化財であります本館につきましては、保存・活用に関する意見も出されているところでございます。 このため、私としましては、まずは、現在論点となっている本館の取り扱いや庁舎の位置等に関する市民の意向を把握するために、わかりやすいアンケートをできるだけ早期に実施したいと考えております。 なお、アンケートの内容につきましては、議会の御意見を十分踏まえながら検討してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。わかりやすいアンケートをもう一度とり直すということでございますけども、私もそのように思います。 市民の皆さんがやっぱり読んでわかりやすいアンケートじゃないと、的確な回答が得られないんじゃないかなというふうに思っておりますので、まず、市民の皆さんがわかりやすいアンケートですべきであること、そして、本館をどうするかを含めたものにすべきであること、それから、スピード感を持って進めていただきたい。 この三つを、市長に要望したいと思いますので、しっかりと取り組んでいただいて、また、市民の御意見も、これによってまた--私たちも議会報告会とかでも、おいでいただいた皆様には説明をしておりますが、またスタートに戻ったと言うとおかしいですが、新たな今回のアンケートできっちり決めるぞみたいな内容にしっかり取り組んでいただきたい。そのように思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。 よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆20番(平山伸二)  じゃ、次に参ります。 市長の政治姿勢についての小さな4、市民体育館整備建てかえについて伺います。 大牟田市民体育館も昭和49年建設より45年が経過し、老朽化が顕著であり、また、災害時の避難所機能を果たすためにも、建てかえの時期が来ているものと考えます。 そこでお尋ねいたします。 市民体育館の整備建てかえについての市長の見解をお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  市民体育館の建てかえについてお答えをいたします。 市民体育館は、外壁の剥離や給水管の漏水など、施設の老朽化が著しく、また、旧耐震基準による建物であることなどから、早期の建てかえが必要であると認識いたしております。 また、新しい体育館におきましては、競技スポーツや生涯スポーツの振興はもとより、健康づくりの場としても活用するものにしたい、そのように考えております。私としましては、スポーツを通じた市民の皆様の健康づくりなど、新たなまちづくりの拠点となるような総合体育館を整備してまいりたいと考えております。 しかしながら、課題として、建てかえに伴う財源の確保というものがございます。これにつきまして、国の補助制度などをできる限り活用し、財政負担の軽減に努めていく方策を検討してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  健康づくり、それから、いろんな競技ができるようにということと、それから、新たなまちづくりの拠点にもなるようなそういったものであるということでございます。 国のいろんな補助、予算というか、ぜひ、関市長、国だけじゃなくて県からもいただけたらいいなというふうに思っておりますが、大牟田市だけの単費では、なかなか、市庁舎問題もありますし、難しい面があるのかなというふうに思っております。この財政的なものが一番でしょうから、しっかりとそういった財政面での支援体制の整備をお願いしたいと思います。 地域防災計画では、指定避難所に位置づけられておるんですね。避難所機能も考えての設計も必要と考えますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  私たちの大牟田は、比較的災害が少ないまちではありますけれども、やはり昨今の国内の状況等を見ますと、やはり災害に十分備えていく必要があるというふうに認識をいたしております。 そういう中で、やはり指定避難所になっている体育館というものについては、引き続きそういう役割を十分果たしていけるような検討が必要である、そのように考えております。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。 それから、建てかえに当たっても、先ほどの指定避難所ということになりますと、もし避難所が開設された場合に、大きな災害があった場合に、3日間ぐらいはしのげるような備蓄というか、そういったこともやっぱり一つの検討にしなければいけないんではないかなというふうに思っておるわけですね。 だから、もし建設が決まった場合には、体育館の中なのか、体育館の近くにするのか、備蓄倉庫のことも考えなければいけないんじゃないかなというふうに思っておりますので、その辺も検討の材料の中に入れていただきたいと要望いたしますので、よろしくお願いいたします。 それから、次に参ります。よろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆20番(平山伸二)  市長の政治姿勢についての中の小さな5、ごみ処理について伺います。 ごみは、日々の暮らしの中で必ず発生するものでございます。その処理を適正に行うことは、市民の皆さんが快適で衛生的な生活を送る上で大変に重要なことであります。 大牟田市の燃えるごみの処理は、関市長は県の環境部長を務めておられましたので御存じのことと思いますが、これまで長年にわたって大牟田・荒尾清掃施設組合で取り組んできており、現在はリサイクル発電事業に参画する中で、RDFセンターにおいて燃えるごみの処理を行っております。 今後は、リサイクル発電事業が終了した後のRDFの処理委託先の確保や、新たなごみ処理施設の建設に向けて、さまざまな課題を解決しながら、着実に取り組んでいかねばなりません。 私は、さきの9月議会でも、中尾前市長に対し、令和5年度以降のRDFの処理や新たなごみ処理施設の建設に向けては、今後も現在の大牟田・荒尾清掃施設組合の枠組みで取り組んでいかれるのかをお尋ねいたしました。 前市長からは、今後も大牟田市と荒尾市の両市がさらなる連携を図るとともに、一致協力しながら、広域的な燃えるごみの処理に取り組んでいくという答弁をいただいたところです。 そこで、関市長に改めてお尋ねをいたします。 今後のごみ処理に関するさまざまな取り組みについて、現在の大牟田・荒尾清掃施設組合の枠組みで取り組んでいかれるのか、お聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(境公司)  関市長。 ◎市長(関好孝)  大牟田・荒尾清掃施設組合の枠組みについてのお尋ねにお答えさせていただきます。 本市のごみ処理につきましては、隣接する荒尾市と連携・共同しまして、大牟田・荒尾清掃施設組合において、長年にわたって広域的なごみ処理を効果的かつ安定的に行ってきているところでございます。 このため、今後も燃えるごみの処理につきましては、引き続き大牟田・荒尾清掃施設組合の枠組みにおいて、RDF処理委託先の確保や、新たなごみ処理施設の整備に向けた検討を一緒に、着実に進めてまいりたいと考えております。 私は、大牟田・荒尾清掃施設組合の管理者となりますけれども、荒尾市長が副管理者でございます。引き続き、一致協力して広域的な燃えるごみの処理に取り組んでまいる考えでございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。ごみ処理は、市民の皆さんの日常生活に密接にかかわる大変重要なものでございます。安定的で確実な処理を行う必要があることから、荒尾市とこれまで以上にしっかりと連携をして、計画的、また、着実に取り組んでいかれることを要望いたします。 次に、ごみの減量化、それから、資源化の取り組みについてお尋ねをいたします。 先ほどの答弁にもありましたけども、新たなごみ処理施設の建設については、ごみの減量化・資源化に取り組むことが、施設の建設のコストや、それから、ランニングコストを抑えることにつながるものと考えます。 今回策定された新たなごみ処理基本計画では、さらなるごみの減量化・資源化を推進するために、さまざまな取り組みを実施することにより、燃えるごみの減量などの目標達成を目指してあります。 また、計画の策定に当たっては、市民、それから、事業所アンケートや校区まちづくり協議会などでの意見交換も実施して市民意見も聞かれております。 そこでお尋ねいたします。 市民意見を聞かれて、今後、計画に掲げる施策にどのように取り組まれ、目標を達成されるのか、お聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(境公司)  岡田環境部長。 ◎環境部長(岡田和彦)  御質問にお答えいたします。 大牟田市ごみ処理基本計画の策定に当たりましては、パブリックコメントや市民・事業所アンケート、こちらに加えまして、全校区での校区まちづくり協議会等における意見交換を実施いたしまして、幅広く市民意見をお聞きしたところでございます。 その中で、市民・事業所アンケートの結果では、食品ロスの削減や、その他の紙類の分別の徹底などが十分に実施されていないという状況が明らかになったところでございます。 また、校区まちづくり協議会等との意見交換におきましては、プラスチック製容器包装分別品目の追加の早期実施や、新たな施策の推進に当たっては、十分な周知啓発を求める意見が多く出されたところでございます。 このような結果を踏まえまして、ごみ処理基本計画に掲げます三つの基本方針に基づく食品ロス削減などの排出抑制や、資源物の分別の徹底などの資源化の推進、こちらを初めとした施策に、計画的かつ着実に取り組む必要があるというふうに考えております。 このようなごみの減量化・資源化を着実に推進するためには、市民・事業者の皆さんの御理解と、また御協力が不可欠でございますことから、十分な説明と周知啓発を行い、市民・事業者の皆さんと市がしっかりと協働しながら、目標達成に向けまして取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  いわゆる紙類の資源化が、まだまだできるんじゃないかというふうに、行政のほうも捉えて、それから、生ごみ、そういったことにもしっかり取り組んでいくということでございますけども、食品ロスに関しましては、我が会派でも質問をこれまでもしていたことでございますけども、食品ロスも相当のやっぱり量があるんではないかなというふうに思っております。 私どもも、これから盛んになると思いますが、忘年会、新年会、そういった中にも、たくさんの食品が出て、だけども、それを全部食べ切れない量の食品がたくさん出るわけでございますけども、そういった中で、しっかりと食品ロス削減のことも訴えていきながらやらなければならないんじゃないかなというふうに思っております。 ごみの減量化・資源化に当たって、この大牟田市の新しいごみ処理基本計画の中に、持続可能な開発目標のSDGsとの関係ということでも、41、42、43ページのところに載っておりますけども、具体的にこれを実践するに当たっては、市民や事業者の皆さんに本当に理解をしていただいて、御協力をしていただかないことには実現できないというふうに思っております。 そういったことをしっかりと、今、御答弁いただきましたけども、ごみの減量化・資源化というのは、ごみ処理の経費とか、新たなごみ処理施設建設費の抑制だけでなくても、最終処分場の延命化にもつながると。 最終処分場の写真も載っております。現在の状況もね。最終処分場が今まで延命化されたのは、RDF発電事業があって、ごみの埋め立てが少なかったから、まだ継続して使えるというふうに思っております。 今、埋め立てごみが少なくなっているので、延命できているんですけども、最終処分場に関してはあと何年ぐらい使えるというふうに今のところ推察されますか。 ○議長(境公司)  岡田環境部長。 ◎環境部長(岡田和彦)  御質問にお答えいたします。 最終処分場ということでございます。第三大浦谷でございますけれども、現状におきましては、令和13年度までは埋め立て可能ということを推計しておりますけれども、今年度策定いたしましたこのごみ処理基本計画に基づきまして、最終的な目標といたしましては、令和11年度までに燃えるごみを20%削減すると、そういう目標を掲げております。 こういう20%の削減の目標が達成できたといたしますと、先ほど申し上げました令和13年度までの埋め立てが、令和20年度までということで、さらに7年間延命化できると、そういうふうな試算をしておるところでございます。これにつきましては、ごみ処理基本計画の中にも記載をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。今回のごみ処理基本計画で、ごみの削減を20%できたならば、令和20年まで最終処分場も使えるということでございますので、しっかりと私どもも日々のごみの排出のときには、できるだけ減らすように努力してまいりたいと思います。ぜひともその新たなごみ処理基本計画に掲げる取り組みを着実に実施していただきたいと思います。 また、こうした取り組みを推進するためには、市民と、それから、事業者の皆さんに関心を持って積極的に取り組んでいただけるよう、十分な周知啓発を行いながら、目標に向けて取り組んでいただきますよう、要望して終わりたいと思います。 次に、大きな2に行ってよろしいでしょうか。 ○議長(境公司)  はい、どうぞ。 ◆20番(平山伸二)  夜間中学について伺います。 中学校夜間学級、いわゆる夜間中学について質問をいたします。 夜間中学に関しては、本年9月定例議会におきまして、我が会派の塩塚議員が代表質問をいたしました。 9月定例議会での安田教育長の御答弁の中では、平成28年12月に教育機会確保法が成立し、地方公共団体に、夜間その他特別な時間において授業を行う学校における就学機会の提供などの措置を講ずることとされております。 夜間中学は、病気や不登校、外国籍などや、戦後の混乱期の中でさまざまな事情により義務教育未修了のまま超過した方、さまざまな事情により十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した方などの教育を受ける機会を保障するための重要な役割を果たしているものという認識であるということでありました。 公明党の下野六太参議院議員も、夜間中学の重要な役割を果たすべく設置推進に尽力をされております。 本市が、九州の公立学校での初の設置ができるよう期待しております。 そこで質問いたします。 中学校夜間学級、いわゆる夜間中学に関して、市民の皆様はよく御存じない方も多くいらっしゃると考えます。今後、どのような方法で市民の皆様への周知啓発をされていくのか、お尋ねいたします。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  夜間中学設置に向けた市民への周知啓発についてお答えをいたします。 議員御案内のとおり、夜間中学設置につきましては、11月に大牟田市立学校適正規模適正配置計画第2期の実施計画の中で、松原中学校に設置を検討することを明らかにしたところでございます。 現在、市民の皆様や福祉団体、市内企業等からの夜間中学の開設についての問い合わせも多数受けており、市民の皆様の関心も高まっているところでございます。 今後の市民への周知啓発につきましては、12月より順次各小・中・特別支援学校、PTAや各校区まちづくり協議会などにおいて学校再編の説明会を開催いたします。その中において、夜間中学についても周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。 これに加え、関係団体との意見交換や広報紙による周知など、幅広い年齢の皆様への丁寧な周知を心がけていきたいと考えているところでございます。 さらに、教職員や市職員などの学習会などを開催するなど、ニーズに応じた啓発を図っていきたいと考えているところでございます。 今後も適宜、県教育委員会との連携も図りながら、広く周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。先ほどの光田議員の質問の中でも、リスクがあるんじゃないかとかいうこともございまして、誤解を生じないようにしっかりとした市民周知をすることが、何よりも大事ではないかなというふうに思っております。 私ども公明党議員団も、会派視察におきまして、大阪の守口市立さつき学園、夜間学級というところに行ってまいりました。いろいろ御説明を受けて、そして、その内容をお伺いすると、非常に夜間学級の生徒さんが生き生きと勉強されて、そして、教える先生方も、生徒さんのほうが先生より年上という、ああいうところもあるようでございますが、本当に生き生きとされて、生き生きと本当にすばらしい笑顔で学んである姿を、映像とかそういったものでも見せていただきました。 本当にすばらしいなというふうに思いました。 また、「学び」というこの冊子もいただきまして、その生徒さんが夜間学級で学べたことのすばらしさを、切々と感想文みたいにして書いてあるんですけども、夜間学級のすばらしさというのを学ばせていただきました。 ぜひ大牟田でも、設立まではいろんな障害が、乗り越えなきゃいけないことがたくさんあると思いますが、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。 この夜間中学の設立に関してのさまざまな設備とか機材などの費用が必要であると考えます。今後予想される、ハード面・ソフト面での必要予算はどのようなことが想定されるのか、お尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  夜間中学設置に向けた、今後想定されます必要予算についてお答えをいたします。 基本的な考え方としましては、昼間の中学校と同様の準備が必要となります。具体的には、ハード面の一例としては、教室や机、椅子など、学習できる環境の整備に係る予算が必要となります。ソフト面では、事業で使用する生徒用の補助教材、教師用の指導書などについても予算が必要となります。 ただ、夜間中学は義務教育でありますことから、小中学校と同様に生徒の授業料は無料であり、教科書については無償配付となります。夜間中学は、法的には義務教育段階の学校であり、設置者は市区町村となります。したがいまして、夜間中学でも、これまでの小中学校と同様、国の補助金を活用することが可能となります。 また、教職員については、県の教育委員会から県費負担教職員の配置があります。 一方、さまざまな事情から中学校の学び直しを希望される方が就学されることから、個別の対応なども必要となり、非常勤講師の任用等も含め、今後の検討課題と考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  授業料は無料ということで、それから、教材に関しては無償配布であると。ああ、済みません、教科書ですね。で、国の補助金を活用すると。 教職員さんに関しては、県の予算。ただ、非常勤講師さんに関しては、市の予算になるということですかね。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  非常勤講師の場合には二つありまして、県での非常勤講師と、それから、市負担での非常勤講師ということになります。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  国や県からの予算以外に、これは市で出さなきゃいけないというふうなものは何かあるんですかね。 ○議長(境公司)  安田教育長。 ◎教育長(安田昌則)  先ほど申しました、例えば教室等の整備、机・椅子等、これは市の負担ということになります。それから、先ほど申しました教師用の指導書等については、市の負担ということになります。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  わかりました。ありがとうございます。ぜひ、財政当局におかれましては、ただいま教育委員会からの答弁をお聞きになられておられますので、ぜひ御協力をお願いしたいと思います。お願いいたします。 何か答弁があれば。ないですか。ぜひ財政の御協力のほうをよろしくお願いしたいと思います。夜間中学の設立から安定期に入るまで、ぜひともどうぞよろしくお願いしたいと、そのように申し上げますので、よろしくお願いいたします。 先ほど、松尾哲也議員が県議会でのお話もされましたけども、公明党の浜崎県議会議員も質問を数日前にされておりますけども、大牟田市で夜間中学設置の動きが始まりましたと。 大牟田市の動きに関しては、参議員下野六太と、我が会派公明党の大牟田市議団が協議を重ねたということで書いてありますけども、県においては、ぜひとも大牟田市の夜間中学の設置に協力をいただきたいと考えておりますが、夜間中学は、対象が年齢制限がなく学べる制度であり、大牟田市以外の市町村からの就学希望が寄せられると思われることから、市町村の境を越えた調整が必要になってくると考えられますと。 こういったことも含め、県はしっかりと大牟田市を支援していただきたいと思いますが、教育長のお考えをお伺いしますということで、福岡県の教育長の答弁が、大牟田市の夜間中学の設置の支援についてということで、大牟田市では夜間中学設置に向けた検討を進めておられると承知していると。 大牟田市に対して、国の予算の情報や他都道府県の夜間中学の情報を適切に提供するとともに、設置に向けた具体的な検討事項の相談に応じるなど支援をしてまいりたいと。 また、大牟田市から近隣の市町村への調整について協力要請があれば、県としても広域調整を図ってまいりますという答弁がなされておりますので、御紹介をしておきます。 ぜひ夜間中学の設立から安定期に入るまで、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 それでは、次に参ります。 ○議長(境公司)  はい。 ◆20番(平山伸二)  大きな3、市民の健康維持対策についての小さい1、フレイル予防についてお尋ねいたします。 関市長は、就任挨拶の中でも、高齢者が元気に暮らせるまちづくり、そのためにもフレイル予防について力を入れてまいりたいと言われております。そして、選挙運動期間中にも、フレイル予防について語っておられました。 フレイル予防について、今後どのような推進をされようとお考えなのか、お尋ねいたします。 ○議長(境公司)  岩成保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岩成寿美)  フレイル予防についてお答えいたします。 フレイルと申しますのは、加齢に伴い心身の活力が低下した虚弱な状態を指すものでございますが、多くの高齢者がフレイル段階を経まして要介護状態に陥るということから、フレイルへの早期かつ適切な介入により、健康寿命を延伸する取り組みが重要であると考えております。 本市では、これまで市民の皆さんが高齢になっても、できる限り体力を維持することができるよう、筋力向上トレーニングや、よかば~い体操の介護予防事業を実施してまいりました。 今後は、運動に加えまして、社会性、また、栄養など、フレイル予防に重要なものとして指摘されておりますこれらの要素を含む多面的な取り組みとして、より一層の展開を図ってまいる必要があると考えているところです。 このため現在、大牟田医師会及び帝京大学と連携をいたしながら、新たなフレイル予防事業の構築に向け、協議を進めるところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ありがとうございます。非常に大事なことだというふうに思っております。 午後からの光田議員さんからの質問の中でも、トランポリンを活用した予防法というか、そういったことも説明があっておりましたけども、フレイル予防は、私もいろいろ読ませていただいて、先ほど、医師会、それから、帝京大学と本市の三つで連携して、新たなフレイル予防を構築していくというふうに御答弁があったというふうに思いますが、フレイル予防の中には、いわゆるフレイルというのが、体力や気力の余力が減ってくると。 また、心や体、社会的機能が低下した状態のことというふうに定義されているみたいですけども、長期間放っておくと、要介護状態になるということで、そういう危険性があるということで、その予防3カ条ということで、一つは、体重減少に注意をすることです。それから、しっかりとかめるお口をつくると。それから、三つ目に、1日3回、三つの皿をそろえて食べる。これは、栄養をしっかり管理するという意味だと思うんですが、そういったことが言われております。 しっかりかめるということで、これは、医師会とおっしゃったんですけど、歯科医師会も要請をして、しっかりかめるお口をつくるというのを、一緒に加わっていただいたらどうかなというふうに思いますけども、その点に関してはいかがですかね。 ○議長(境公司)  岩成保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岩成寿美)  ただいま、平山議員から御指摘がございましたように、栄養というのはフレイルに大変重要なことでございます。医師会と今、事業の構築に向けて組み立てを進めておりますけれども、必要に応じまして、歯科医師会等の助言もいただいてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ぜひよろしくお願いいたします。 この中には、いろんな大牟田市もしっかり介護予防に取り組まれておりますので、それをこのフレイル予防にまた転換していくということになるのかなというふうに思いますが、虚弱の状態をつくらないようにすることが一番大事だというふうに言ってあります。 厚生労働省は、2020年から75歳以上を対象にした新たな健診をするというふうになっておるようでございますが、本市の場合は、その点はどんなふうになっておるんでしょうか。 ○議長(境公司)  岩成保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岩成寿美)  ただいまの御質問がございましたのは、高齢者の健診と保健指導の一体的な実施ということなのかと推察いたします。 これにつきましては、各保険者、また、市の介護・福祉事業の部局と連携してやっていくことにいたしております。具体的には、私どもがやっております介護予防事業等をやっているいわゆる通いの場において保健指導を組み合わせていくとか、そういったふうなイメージを国も示しておりますので、今後、検討していくことになると考えております。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  ぜひよろしくお願いいたします。 大牟田市の場合は、先ほど市長答弁の中にもありましたけども、そういった医療費といいますか、介護費といいますか、扶助費とか、そういったものも含めまして、やはり歳出的なものも、今回のこのフレイル予防に真剣に取り組むことで、将来的に抑制ができるのではないかなというふうに思いますので、ぜひ一番大事なものではないかなというふうに思いますので、しっかり頑張っていただきたいと思います。 それから、次に参ります。 市民の健康維持対策についての小さな2。高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種の再通知についてお尋ねいたします。 公明党は、予防医療の重要性を訴え続けてきました。高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種制度も、我が党が推進して実現させた制度の一つであります。 国は、本年度から5年間、2023年、令和5年度まで経過措置を延長することを決めました。厚生労働省の検討委員会では、制度が十分に知られていないのではないかという指摘も出ており、2019年1月11日に発表された厚生労働省の事務連絡には、経過措置延長の決定の通知とともに、さらなる接種率向上のための取り組みを自治体に求める内容の記載も見られております。 65歳の対象の方にも、年度末ごろに制度を利用していなければ、未接種であれば、再度通知を実施することが、周知の公平性の観点からも、また、接種率向上の取り組みとしても必要不可欠なことと考えます。市の見解をお伺いいたします。 ○議長(境公司)  岩成保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岩成寿美)  高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種における65歳の未接種者に対します再通知について答弁いたします。 まず、これまでの接種率向上の取り組みについてでございますが、ことし5月の初めに、新たに対象となる65歳になる方、こちらには個別の通知を行いますとともに、広報おおむたにおきましては、5月15日号と10月1日号で定期接種の記事を掲載いたしております。また、ホームページへの掲載のほか、医療機関、また、地区公民館へのポスター掲示等によりまして周知啓発を図ってまいったところです。 しかしながら、65歳の方の接種率は、ことしの12月1日現在で16.2%と、これは昨年度と比べましても低い状況にございます。 このような状況に加えまして、定期接種の対象となるのは1年間のみでございますことから、来年1月中旬ごろをめどに、65歳以上の未接種の方への再通知を行うことといたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(境公司)  平山議員。 ◆20番(平山伸二)  対象者には直接通知が行くというふうに理解してようございますか。はい。ありがとうございます。 肺炎予防に有効なワクチン接種率を高めるためには、やっぱり丁寧な周知が必要であります。国は、制度の周知徹底のために送付する方法で周知することを求めておりますので、一人でも多くの対象者の方にワクチンを接種していただくことで御本人が肺炎になりにくい。ならないんじゃないんです。なりにくい。なりにくくなると。それから、市の保健医療費の削減にもつながるというふうに思います。 国が、5年間延長した背景を考慮した上で、今後とも十分な周知と、再通知ができますことをよろしくお願いいたします。以上、要望いたします。 これで私の質問は終わりましたので、これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(境公司)  お諮りいたします。 以上で本日予定の議事を終わりましたので、本日はこれにて散会したいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(境公司)  御異議なしと認めます。 つきましては、あすも午前10時から会議を開き、質疑質問を行うことになっておりますので、御承知おき願います。 それでは、本日はこれをもって散会いたします。                              午後3時38分 散会---------------------------------------...