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  1. 福岡市議会 2019-12-18
    令和元年第5回定例会(第5日)  本文 開催日:2019-12-18


    取得元: 福岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                         午後1時10分 開議 ◯議長阿部真之助) これより本日の会議を開きます。  日程第1、議案第94号ないし議案第149号、以上56件を一括して議題といたします。  この際、委員長の報告を求めます。総務財政委員会委員長打越基安議員。 2 ◯9番(打越基安) ただいま議題となっております議案中、総務財政委員会に付託を受けました議案11件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 3 ◯議長阿部真之助) 教育こども委員会委員長稲員稔夫議員。 4 ◯1番(稲員稔夫) ただいま議題となっております議案中、教育こども委員会に付託を受けました議案13件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 5 ◯議長阿部真之助) 経済振興委員会委員長、はしだ和義議員。 6 ◯41番(はしだ和義) ただいま議題となっております議案中、経済振興委員会に付託を受けました議案6件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 7 ◯議長阿部真之助) 福祉都市委員会委員長大坪真由美議員。 8 ◯16番(大坪真由美) ただいま議題となっております議案中、福祉都市委員会に付託を受けました議案23件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。
    9 ◯議長阿部真之助) 生活環境委員会委員長、田中しんすけ議員。 10 ◯61番(田中しんすけ) ただいま議題となっております議案中、生活環境委員会に付託を受けました議案7件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 11 ◯議長阿部真之助) 本案に対し、討論の通告があります。順次これを許します。倉元達朗議員。 12 ◯49番(倉元達朗)登壇 私は日本共産党市議団を代表して、本議会に提案されております諸議案のうち、議案第94号ないし102号、104号ないし109号、111号、113号、120号ないし122号、129号、131号、132号、135号ないし139号、142号ないし145号に反対し、討論を行います。  まず、議案第106号、福岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議案第113号、福岡市立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案及びこの改定に伴う一連の補正予算案についてです。  今回の改定は、人事委員会の勧告などに基づいて、一般職員給料月額及び住居手当の改定などを行うものです。給料月額は平均で243円、わずか0.06%引き上げられておりますが、1999年度と比べ平均給与額は年額で66万3,000円もマイナスになっており、それと比べれば今回の改定はまさにスズメの涙です。さらに、今回の増額は40歳未満に限定され、それ以上の年齢には全く恩恵がありません。40歳以上は住宅ローンや子どもの学費がはね上がるとともに、この間の給与削減の影響を最も受けてきた人たちであり、その世代を置き去りにすることは許されません。住居手当の改定についていえば、対象家賃額の下限と上限を引き上げるもので、比較的低廉な家賃の住宅に住んでいる若い世代が対象から外されることになります。これではスズメの涙の給与改定など、あっという間になくなってしまいます。今回の議案は政令市で最も少ない人員で住民のために奮闘している本市職員の生活を守るには余りにも不十分であり、我が党は賛同しがたいものであります。  次に、議案第120号及び121号、早良、西の市立障がい者フレンドホームに係る指定管理者の指定について、議案第122号、市立障がい者スポーツセンターに係る指定管理者の指定についてです。  今回の議案は、当該施設指定管理者の指定について議会の議決を求めるものです。これらの社会福祉施設は長らく市が直営で行い、その後、社会福祉事業団が管理を担ってきました。しかし、市は公募にかければ競争原理が働くようになるなどとして、事業団潰しを念頭に、現場の反対を押し切って公募を強行してしまいました。ところが、その結果、今回これらの施設の指定管理について公募に応じたのは、いずれも1者しかありませんでした。競争原理が働いてサービスがよくなるなどという市の言い分は無残に破綻し、社会福祉施設競争原理になじまないことが明らかになったのであります。社会福祉施設公的責任を後退させる一連の議案に我が党は反対いたします。  次に、議案第135号ないし139号、中央区、早良区、博多区、城南区、西区の市民センターに係る指定管理者の指定についてです。  今回の議案は、来年度から5年間、市民センターの管理を行わせる指定管理者を指定することにについて議会の議決を求めるものです。2012年度に市民センターの管理を市直営から指定管理者制度に切りかえて以降、利用者の気持ちに沿った施設管理がなされていない、自主的な活動への理解がない、サービスが低下した、使い勝手が悪くなったなどの苦情が相次いでいます。指定管理契約の前提となる管理運営仕様書及び業務一覧には、業務の遂行に当たっては、当該業務の目的を十分に理解し、善良なる管理者の注意を持って利用者の安全に留意し誠実かつ確実な業務遂行に努め、利用者に対しては、懇切丁寧を旨とし、不快の念を抱かせないようにしなければならない、と定められております。ところが、我が党が審議の中で明らかにしたように、楽屋のコンセントに電気が通っていない、楽屋通路にロッカーが常設され通行の妨げになる、バリアフリーになっていない、舞台道具搬入用大型トラック駐車スペースがなく、上演中は自分たちで探した駐車場にトラックを駐車しなければならなかったなどの苦情が放置されていました。市民局長指定管理者定期モニタリングを行い、市から必要な指示を受けるとか、苦情には迅速に対応するものとしているなどと答えましたが、手洗い場が壊れたままで2カ月近くたった今でも放置されている証拠写真を突きつけられ、反論不能になりました。さらに、委員会審議でこの点をただされた市側は指定管理者指定管理料修繕費を使い果たした、つまりお金をやりくりしない指定管理者の責任だと開き直ったのであります。指定管理料では条例や仕様書が求める市民サービスの水準を全く満たせないということを自分で白状したようなものではありませんか。返答に窮した市側は、手洗いが1つくらい壊れていても、ほかに手洗い場はあるなどという愚にもつかない答弁までするありさまでした。余りにも無責任な言いわけです。今の仕組みでは指定管理者は改善できない、市側は責任を一切とらない、機能不全に陥っていることが明らかになりました。  市民センターは条例で、市民の教育、文化の振興、社会福祉の増進に寄与するとともに、地域の連帯意識の高揚に資する、と定められ、教育委員会からも専門的な社会教育施設として位置づけられています。ところが、指定管理者制度に切りかえられてから、市民センターの管理は社会教育施設に対するそれではなく、もはや単なる箱物の管理に変質しつつあり、コストカットによる利潤追求の場に成り下がっています。本議案はこれを大企業の関連会社などに明け渡し、この傾向に一層の拍車をかけるものであり、我が党は賛同できません。  以上をもちまして我が党の反対討論を終わります。 13 ◯議長阿部真之助) 森あやこ議員。 14 ◯45番(森 あやこ)登壇 私は緑と市民ネットワークの会を代表し、本議会に提案されている諸議案のうち、議案第94号、100号、102号、104号、125号、132号、135号ないし139号及び議案第142号に反対し、討論を行います。  まず初めに、議案第94号、令和元年度福岡一般会計補正予算案についてです。  本議案の一部にスタートアップ支援施設運営事業債務負担行為補正額7,233万円余が上げられています。旧大名小学校の校舎を活用した企業のスタートアップ支援施設を運営する事業の一環として外壁改修工事が行われているのですが、外壁改修工事に係る今年度当初予算額は約6,690万円で、執行額が約6,770万円。この外壁改修工事はことしの8月までに完了予定とされていましたが、想定よりも著しく劣化し、改修箇所も多かったことなどから作業に時間や費用がかかったために予算を上回り、しかも、南面の工事は着手できなかったということです。残る南面は年度内には着手するけれども、工事完了が令和2年度になることから、外壁3面の工事執行額よりも上回る額の債務負担行為となっております。  校舎は築90年以上の建物で、想定以上に劣化していたとの説明でしたが、当初予算の2倍を超える事態は極めて問題であると考えます。全面にわたる目視確認もされたとのことですが、外壁南面は日射による老朽化がほかの外壁3面よりも劣化しやすいということは、専門家であれば事前にわかっていることです。日射による影響が大きい南側だけでも打診調査は足場を組んだもので行うべきではなかったかと考えます。利用者の利便性や安全性を確保しつつ、施設運営を継続しながら施工される工事であり、施設運営を継続しながら適切に施工していくとの荒木議員の質問への御答弁がありましたが、施設利用と並行した改修をするとしたことでの工事だからこそ安全性確保は重要で、それなりに時間がかかることも予測できることです。ほかの外壁3面合計の改修工事を上回る費用がかかることが今事業の運営や工事計画に反映されておらず、結果的に費用がかさんでいます。  人工島への都市高速道路延伸工事においてでも、当初予算額が250億円であったものが既に400億円を超えており、西鉄大牟田線高架化事業でも事業期間が延長される事態が起こっています。いずれも工事をやってみないとわからないという、ずさんと言える事業が立て続いており、今回の外壁改修も同様なずさんな事業と言われても仕方がありません。事業推進に前のめりになり過ぎることが事前調査の慎重さを欠くことや判断を鈍らせた改修計画となり、結果として市民負担増を生み出しています。一旦利用をとめて短期間で集中して改修工事をしたほうが利用者の安全を図れるとともに、費用削減につながるなどと考え、私どもは反対する考えです。  また、本議案の一部の議会費補正予算案についてですが、議員に係る特別職職員期末手当の0.05%の支給月額増が上げられております。議員報酬を削減すべきという当会派の視点から、0.05%という少額であっても増額に反対するものです。  また、本議案の一部であるマイナンバーカードの利活用推進に係る経費の追加に関して、国民の監視社会につながることとして反対をいたします。  また、本議案の一部であるモーターボート競走事業会計の増額及び議案第104号に対しても、日本は27兆円と世界一の賭博社会になっています。射幸心をあおり、依存症の問題もあり、これからの厳しい社会にとっては心身ともに健全な社会形成が重要です。よって、今議案に反対いたします。  議案第125号、福岡市立児童心理治療施設に係る指定管理者の指定について及び議案第135号ないし139号の各市民センターに係る指定管理者の指定についてですが、まず、児童心理治療施設に関しては新たに開設する施設で、子どもたちの成長、発達に関しても、とても重要な役割を持つ施設であること、そして、各センターにおいても、市民サービスの観点、福祉の増進を図る点においても、本市が責任を持ち直営で行うことが重要であると考え、反対するものです。  次に、議案第123号、福岡市立あゆみ学園に係る指定管理者の指定について及び議案第124号、福岡市立めばえ学園に係る指定管理者の指定についてですが、これは結果に対しては賛成をし、意見を述べさせていただきます。  以前、保護者の方々からの請願もあったように、特にさまざまなハンディを持つ子どもたちを保育するに当たり、成長、発達を継続して見守る施設である、こういった施設に関して指定管理者制度という競争原理を持ち込むことが問題であると考えます。  以上の意見を述べ、私どもの反対討論を終わります。 15 ◯議長阿部真之助) 高山博光議員。 16 ◯52番(高山博光)登壇 議案第143号、博多区新庁舎整備等事業に係る契約の締結について反対の討論をいたします。  当ビルは地下なし、地上10階建てのオフィスビルです。そして、現庁舎の解体と造園整備工事が一緒に伴っております。当ビルは分譲マンションみたいに詳細な間仕切りや仕上げを要するものではなく、純粋な事務所ビルです。この3つの工事の設計と施工をゼネコン1社に発注したのです。外部の独立した設計者に工事を3区に分けて設計させて、施工業者に順次発注すれば、工期も5年間あるのだから十分可能なんですが、大きく3ブロックに分けられる工事を施工会社ゼネコン1社に──ゼネコンにですよ、設計、施工を一括発注しました。独立の設計事務所に設計を任せて、それをその都度施工会社に入札させるのが常道でしょう。繰り返します。なぜ突然3ブロック巨大工事施工会社へ設計、施工を一括発注するのか、理解できません。しかも、63億円の超大型事業、工事です。  また、今回の発注はその手法、やり方がおかしくないかと思います。福岡市が要求水準書をつくり、民間事業者に対して設計、施工を一括発注して、建築もさせる方式です。ゼネコンへ設計、施工を一括して発注したのです。異例です。一括発注施工業者の技術等を設計に反映できると、また、総事業費が削減できると福岡市は称していますが、本当でしょうか。そんなことはないでしょう。今回のビルは最も単純なオフィスビルです。しかも、今回のビルは地下がないのです。地上10階建てです。最もオーソドックスなプリミティブな建築仕様です。今までの例でいくと、独立したプロの外部の設計士が設計し、厳しい予算内で施工会社ゼネコンへ施工をさせるのが常です。今回のような巨大な事業には誰もが飛びついてきます。しかし、当初から本命業者が決まっていると飛びついてきません。今回はたった4業者の応札です。通常は設計事務所設計図面を確定した後、建設業者、いわゆるゼネコン競争入札で、入札価格の安い会社を施工会社と決めます。博多区役所新庁舎等は設計、施工を一括して大手ゼネコンに発注し──設計、施工をですよ、概略設計のまま発注しました。とても異例のケースです。市によると、博多区新庁舎の施工期間24カ月、区役所ビルの解体12カ月、造園、藤田公園の整備は9カ月、合計45カ月しかかかりません。これに設計その他を入れても、60カ月あるんですから十分分離発注ができるはずです。世間ではまず設計事務所に設計をつくらせ、それをゼネコンに入札させる、最も安い業者に発注する、今日ではこれが常識です。今回は突然、官庁工事ゼネコンの設計、施工に一括で発注です。驚くばかりです。しかも、63億円の超大型工事です。  次は業者を選定する事業者検討委員について申し述べます。  応札した関連業者を選考する事業者検討委員会は6人の委員がいますが、おかしくありませんか。6人が選考するんですが、そのうち3人の委員が造園の専門家です。造園業者を監督します。花と緑の専門家です。あとの3人が建築担当大学教授たちです。わずかな造園に3人、建築関連3人と、この人員構成も全くおかしいんです。ほとんどが建築関連工事費なんです。造園は工事費はたった2億円ですね。3%しかないんです。この人員の配置も全くアンバランスな人選であり、いいかげんさを象徴しているのではないでしょうか。63億円という超巨大な入札になぜ4グループしか応札しなかったのか。世間ではこういう場合は本命が決まっているので、他業者は皆つき合い入札と言われています。このケースはまさに真剣な応札がなされていないのではないでしょうか。この現場から300メーターくらいの至近距離に発生した博多駅前地下鉄現場陥没事故、まさに大事故でした。地下鉄で大事故を起こしました。その現場が完成が大幅におくれているときに、またなぜ同じ会社を使うのかわかりません。地下鉄のすぐ横の現場です。地下鉄陥没事故地下鉄工事の着工前9カ月に、ここに地下鉄技術専門委員がいるんですが、この土地は悪くて陥没しますよと予告していたんです。そのところが陥没したんです。地下鉄陥没事故の借りを返すために、今回、大成建設JVに特命で出したのとは違いますか。これは推測ですが。  もう一度その選考委員についてですが、選考委員のメンバーがたった2億円のところに西日本短期大学緑地環境学科の先生や九大の芸術工学の先生3人が当たっている。たった2億円弱の造園工事に3人の選考委員です。97%の61億円に建築担当者3人の選考委員です。このアンバランスはどう説明されるのでしょうか。選考委員がいかに形式のみで実態がないかがわかります。  最後に、63億円の大事業をゼネコン1社に丸投げで任せずに、厳しい管理下で施工させるべきだと思います。地下鉄陥没事故は原因をうやむやにしたまま終わっております。こんな安直なおかしい発注をされては困ります。しかも、またその同じ業者に。  以上、討論いたします。 17 ◯議長阿部真之助) 以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  まず、議案第103号、議案第110号、議案第112号、議案第114号ないし議案第119号、議案第123号、議案第124号、議案第126号ないし議案第128号、議案第130号、議案第133号、議案第134号、議案第140号、議案第141号、議案第146号ないし議案第149号、以上23件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 18 ◯議長阿部真之助) 全員賛成であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第125号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 19 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第95号ないし議案第99号、議案第101号、議案第105号ないし議案第109号、議案第111号、議案第113号、議案第120号ないし議案第122号、議案第129号、議案第131号、議案第144号及び議案第145号、以上20件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 20 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第143号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 21 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号、議案第100号、議案第102号、議案第104号、議案第132号、議案第135号ないし議案第139号、議案第142号、以上11件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 22 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第2、議員派遣の件を議題といたします。  本件につきましては、お手元に配付いたしております議員派遣一覧表のとおり議員を派遣しようとするものであります。  お諮りいたします。  本件は、議員派遣一覧表のとおり派遣することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、本件は議員派遣一覧表のとおり派遣することに決しました。  次に、日程第3、議案第150号を議題といたします。  お諮りいたします。  本案については、提案理由の説明、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  議案第150号を採決いたします。  本案は、原案に同意することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 25 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案は原案に同意することに決しました。  次に、日程第4、意見書案第10号を議題といたします。  職員をして案文を朗読いたさせます。       〔職員朗読〕 26 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、提案理由の説明、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  意見書案第10号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。
          〔賛成者挙手〕 28 ◯議長阿部真之助) 全員賛成であります。よって、本意見書案は原案のとおり可決されました。  次に、日程第5、意見書案第11号を議題といたします。  この際、綿貫英彦議員から提案理由の説明を求めます。綿貫英彦議員。 29 ◯44番(綿貫英彦)登壇 私は福岡市民クラブ、緑と市民ネットワークの会、日本共産党福岡市議団を代表いたしまして、被災者生活再建支援法の見直しを求める意見書案を提案いたします。  以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とします。                被災者生活再建支援法の見直しを求める意見書  北海道胆振東部地震や度重なり九州を襲った豪雨に続き、今年も台風第19号など、大規模災害による被害が続いています。被災地域では、今なお多くの被災住民が避難所や仮設住宅などでの避難生活を余儀なくされており、早急な住宅再建に向けた支援の強化が求められています。  一方、「生活再建を支援し、被災地の速やかな復興に資する」ことを目的とした被災者生活再建支援制度では、「10世帯以上の住宅が全壊する被害が発生した市町村」、「100世帯以上の住宅が全壊する被害が発生した都道府県」などといった対象要件が設けられ、支援金の支給については、住宅が全壊した世帯に最大300万円、大規模半壊世帯に最大250万円に制限され、それ以外の半壊や一部損壊は支給対象外となっており、住宅の自力再建への大きな困難をもたらしています。  2019年6月に全国市長会が提出した「国土強靭化、防災・減災対策等の充実強化に関する重点提言」では、被災者生活再建支援法について、同一災害により被災したすべての地域で支援を受けられるよう基準を緩和すること、適用について、「半壊・一部損壊」及び「床上浸水」等の世帯にも対象を拡大するなど、被災者の実態にかんがみ、財政措置の充実を図ることを求めています。  よって、福岡市議会は、国会及び政府が、被災者生活再建支援法を抜本的に見直し、適用対象を拡大し、支給金額を増額されるよう強く要請します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。                                           令和 年 月 日  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、国土交通大臣、  内閣官房長官、復興大臣、内閣府特命担当大臣(防災) 宛て                                           議  長  名  議員各位の御賛同をよろしくお願いします。 30 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  意見書案第11号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 32 ◯議長阿部真之助) 賛成少数であります。よって、本意見書案は否決されました。  次に、日程第6、意見書案第12号を議題といたします。  この際、堀内徹夫議員から提案理由の説明を求めます。堀内徹夫議員。 33 ◯43番(堀内徹夫)登壇 私は福岡市民クラブ、緑と市民ネットワークの会、日本共産党福岡市議団を代表しまして、後期高齢者の医療費窓口負担に関する意見書案を提案いたします。  以下、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。                後期高齢者の医療費窓口負担に関する意見書  後期高齢者の窓口負担の在り方については、2018年12月20日の経済財政諮問会議に提出された「新経済・財政再生計画改革工程表2018」において、「世代間の公平性や制度の持続性確保の観点から、団塊世代が後期高齢者入りするまでに、早期に改革が具体化されるよう関係審議会等において検討」することとされました。加えて、本年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2019」では、2020年度の「経済財政運営と改革の基本方針」において、「給付と負担の在り方を含め社会保障の総合的かつ重点的に取り組むべき政策を取りまとめる」とされています。これらを受け、年金、医療、介護だけではなく、働き方を含めた改革をパッケージとして検討している政府の全世代型社会保障検討会議では、現在、後期高齢者の窓口負担割合について現行の原則1割を2割に引き上げることなどが議論されており、今月中旬にも中間報告をまとめると報道されています。  後期高齢者医療制度における被保険者の収入の多くが年金収入のみであり、福岡県においては、2018年度の1人当たり所得額は77万1千円と低い水準となっています。  このような中、現在、段階的に行われている保険料軽減特例の縮小・廃止等が多くの被保険者に影響を与えており、これに加え窓口負担が2倍に引き上げられることになれば、その経済的負担が被保険者の生活だけでなく、受診や治療の機会にも大きな影響を与えることが懸念され、医療関係団体や高齢者団体から負担増に反対する意見が出されています。また、全国後期高齢者医療広域連合協議会においても、昨年に続き、本年6月にも国に対し「制度の根幹である高齢者が必要な医療を受ける機会の確保という観点から現状維持とし、検討を慎重に進めること」という要望が出されています。  よって、福岡市議会は、国会及び政府が、後期高齢者の医療費窓口負担の引上げを行われないよう強く要請します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。                                           令和 年 月 日  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣、  内閣官房長官、全世代型社会保障改革担当大臣 宛て                                           議  長  名  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 34 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  意見書案第12号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 36 ◯議長阿部真之助) 賛成少数であります。よって、本意見書案は否決されました。  次に、日程第7、意見書案第13号を議題といたします。  この際、松尾りつ子議員から提案理由の説明を求めます。松尾りつ子議員。 37 ◯38番(松尾りつ子)登壇 私は福岡市民クラブ、緑と市民ネットワークの会、日本共産党福岡市議団を代表いたしまして、大学入試共通テストへの英語民間試験及び記述式問題の導入の断念を求める意見書案を提案いたします。  以下、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。        大学入試共通テストへの英語民間試験及び記述式問題の導入の断念を求める意見書  大学入試共通テストへの英語民間試験の導入が延期になりました。英語民間試験の導入は、もともと英語教育の専門家や高校の教育現場から強い反対の意見があったものであり、この制度の欠陥は手直しで解決するものではありません。  まず、経済格差や地域格差の問題があります。大学入試で英語民間試験を利用する制度は、1回の受験で約6千円から約2万5千円という新たな受験料負担を最大2回まで受験生に課すものです。また、試験会場は都市部に偏るため、地方に住む受験生は、長い移動時間が掛かり、試験会場までの旅費や宿泊費も負担することとなります。このように、家庭の経済力や受験生の居住地によって受験機会に格差が生じるため、英語民間試験の導入は教育の機会均等に反するものです。さらに、英語民間試験は、それぞれ目的や難易度が異なり、採点の基準や採点者の資格も統一されておらず、民間事業者任せであるため、入試で最も大切な公平性が保たれないという重大な欠陥を持つことも明らかになっています。したがって、単なる導入の延期ではなく、大学入試への導入そのものを取りやめるべきです。  また、文部科学省が実施するとしている国語及び数学における記述式問題の導入も、採点を民間事業者に丸投げする点では英語民間試験と共通する欠陥を持っています。記述式問題は、多くの大学が個別試験で実施しており、大学入試共通テストに導入する必要性も妥当性もありません。  よって、福岡市議会は、国会及び政府が、大学入試共通テストへの英語民間試験及び記述式問題の導入を断念されるよう強く要請します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。                                           令和 年 月 日  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣 宛て                                           議  長  名  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 38 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  意見書案第13号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 40 ◯議長阿部真之助) 賛成少数であります。よって、本意見書案は否決されました。  次に、日程第8、意見書案第14号を議題といたします。  この際、山口湧人議員から提案理由の説明を求めます。山口湧人議員。 41 ◯37番(山口湧人)登壇 私は福岡市民クラブ、緑と市民ネットワークの会、日本共産党福岡市議団を代表いたしまして、「桜を見る会」をめぐる疑惑の徹底解明を求める意見書案を提案いたします。  以下、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。              「桜を見る会」をめぐる疑惑の徹底解明を求める意見書  内閣総理大臣主催の「桜を見る会」は、税金を使う公的行事ですが、安倍首相が自らの後援会の接待の場として同会を私物化していること、また、自らの後援会が主催する同会前夜祭の収支報告が一切ないことについて、政治資金規正法・公職選挙法違反の疑いが取り沙汰されています。  加えて、疑惑解明を始めた議員の資料要求に対して、政府側は要求当日に招待客名簿を廃棄し、また、国会審議において、政府側は答弁拒否や「わからない」という答弁を繰り返すなど、政府は疑惑の隠蔽を図っています。  首相は招待客の選定に関与しながらなぜそれを認めない虚偽答弁をしたのか、首相枠での招待客が従前の基準に照らし合わせどう違うのか、首相が何を基準に招待してきたのかなどについて、招待客のデータを復元し、疑惑の全容解明を行うことが急務となっています。
     ところが、首相と政府は、国会で説明責任を果たしておらず、真相究明に背を向けています。この疑惑をこのまま放置することは、民主主義の重大な危機につながると言わねばなりません。  よって、福岡市議会は、国会及び政府が、「桜を見る会」をめぐる疑惑について徹底した解明を行われるよう強く要請します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。                                           令和 年 月 日  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官 宛て                                           議  長  名  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 42 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本意見書案に対し、討論の通告があります。順次これを許します。中山郁美議員。 44 ◯50番(中山郁美)登壇 私は日本共産党市議団を代表して、ただいま議題となっております意見書案第14号、「桜を見る会」をめぐる疑惑の徹底解明を求める意見書に賛成して討論を行います。  総理大臣主催の桜を見る会をめぐる一連の疑惑は、民主主義の根幹を揺るがす大問題であります。何しろ税金を使った公式行事を利用して、選挙で自分を応援してくれた後援会の人たちを有名人に会わせて酒食でもてなしたという疑惑ですから、これが事実であれば総理大臣職はおろか、議員職も即刻辞任すべき重大問題であることは明らかです。この問題が大騒ぎになる直前に、菅原一秀経済産業大臣が有権者に高価なメロンやミカン、カニなどを贈って辞任に追い込まれたのに、総理大臣が税金を使って大っぴらに支持者を飲ませ食わせしたら一切おとがめなしかと、こうした疑問の声が上がるのは当然です。元内閣府公文書管理委員会の委員長代理であった三宅弘弁護士は、私どもしんぶん赤旗の取材に対して、国の予算を使わず、自腹を切ってやっていたら買収に当たり、公職選挙法違反になります。総理大臣と官房長官が国の予算を使って公職選挙法から逃れるなどということ自体がおかしい、これは権力の濫用です、罪深い、と厳しい言葉で批判しています。  また、公文書の廃棄も民主主義の基礎を掘り崩す大問題です。ことしの名簿を我が党の衆院議員が資料要求した1時間後にシュレッダーにかけた、各省庁には推薦者名簿が保存されているのに、内閣官房にあるはずの総理、長官等の推薦者、与党による推薦者の名簿だけが廃棄された、これが事実ならば、安倍政権のもとで内閣府と内閣官房は公文書のまともな取り扱いさえできない行政府に成り果てたということではありませんか。やましいところがないならば、首相の責任で電子データを復元させ、全ての名簿を明らかにすべきです。ところが、今度はそのバックアップデータは公文書ではないなどと驚くべき言いわけをする始末でした。国立公文書館には桜を見る会の文書が多数保存されています。岸信介内閣時代の名簿は永久保存です。1957年の名簿は、戦後の引揚者、復興への功績、功労者として招待者の名前が全て開示されています。政府がどのような考え方で、どのような施策を行ったのか、後世においても検証できるよう国民の財産として公文書を保管する、自民党政権のもとでもこうした歴史と伝統、政府としての矜持は受け継がれてきたはずです。安倍政権の7年間で公文書が隠され、改ざんされ、廃棄される、官僚の答弁は総理をかばうために矛盾に矛盾を重ねる、こんなことがどれだけ繰り返されてきたでしょうか。いつまでこんなことを繰り返すつもりなのか、日本の民主主義が壊されていくことを黙認などできるはずがありません。  さらに、安倍首相や自民党、公明党がこの会を私物化して参加者を野放図に広げる中で、反社会的勢力も引き入れることとなりました。そのことを追及された官房長官は、反社会的勢力が入ったのだろうと開き直ったあげく、反社会的勢力を限定的かつ統一的に定義することは困難であるなどとする閣議決定まで行いました。しかも、その決定直後に過去の政府方針で定義を行っていたこととの矛盾を突かれ、定義は変わっていないと答える混乱ぶりをあらわにしました。暴力団を初めとする反社会的勢力の排除に心血を注いでいる市民、民間企業、警察や自治体の現場職員の苦労をあざ笑うかのような振る舞いではありませんか。何よりも安倍首相自身が、行政処分を受けたマルチ商法のジャパンライフ元会長をわざわざ首相枠で招待し、その招待状が同社の資金集めの道具に使われていた問題も浮上しています。招待状が出されたタイミングは、ジャパンライフのマルチ商法被害が問題になり、経営悪化していた時期です。招待状を見て信用し、大きな被害を受けた人たちは数多く存在し、この招待状がまさに同社の最後の荒稼ぎを助けることになりました。ジャパンライフが最後の荒稼ぎで資金を移して破綻させて、もう逃げる準備を始めていたときに出されたのがこの招待状だったのです。これは追い詰められたジャパンライフにとって、まさに錦の御旗、救世主の役割を果たしました。我が党が国会質問で明らかにしたように、消費者庁はジャパンライフの経営状況を把握して、今回見逃すと大変なことになりかねないと認識しながら、突然、謎の方針転換を行い、処分をおくらせ、その間に最後の荒稼ぎが行われてしまったのであります。マルチ商法はみんなそうですが、最後は逃げてしまいます。その前に手を打てるかどうかが決定的なのですが、本件はまさにその逃げてしまうのを手助けしたかのような動きになっております。同庁の内部資料に本件の特異性、政治的背景にある余波を懸念していたことが記されているように、何らかの外からの介入があった疑惑は拭えません。  このような疑惑が全く解明されることなく、安倍首相と自民党、公明党など政権与党は逃げ回り続けております。安倍首相は説明責任を果たさず、野党の追及から逃げ回ったあげくに、国会で政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっているなどと野党のせいにしています。また、桜を見る会前夜祭の不透明な収支についてはホテルのせいにし、招待者名簿の廃棄に時間がかかったのも障がい者のせいにしてきました。こういう無責任な姿勢が国民、市民から厳しく批判を受けているのであります。共同通信が今月14日、15日に実施した電話による全国世論調査では、安倍内閣に対する不支持率は43.0%となって、他方で支持率は42.7%と前々回と比べ11.4ポイントも下落し、不支持率と逆転しました。昨日付の西日本新聞社説ではこのことについて、最大の理由は改めて指摘するまでもあるまい。桜を見る会をめぐる一連の疑惑であり、その疑惑をみずから積極的に晴らそうとしない首相の姿勢に対する国民の怒りや失望であると書いております。まさにそのとおりです。実際、世論調査でも安倍首相は十分に説明しているとは思わないとする回答が83.5%に及んでいます。自民党支持層でも73.1%、公明党支持層でも実に91.1%に達しており、首相自身の公的行事の私物化疑惑が与党支持層を大きく掘り崩している実態を反映しています。私どももこの間、街頭でこの問題で宣伝をしていますが、その最中に、安倍さんは有権者を心の底からばかにしていると怒る会社員の方、安倍首相は口先だけで真面目に答えていない、自分たちがだまされているように感じる、あの人は森友、加計問題のときから何にも反省していないという年配の男性など、たくさんの方から怒りの声を寄せていただいております。  与党の皆さん、市民のこの声を本当に真摯に受けとめるべきではありませんか。議会人として、市民の圧倒的な世論や声を国に届けるというのは、地方議員の責務です。それに背を向けるのであれば、議員としての職責を果たしていないと言われても仕方がありません。ある自民党の国会議員は、桜を見る会の問題は長期政権による権力の腐敗の問題として受けとめられており、マグマはたまっていると厳しい表情を見せて話しました。安倍離れが始まっております。私ども日本共産党は徹底的な疑惑解明を行うとともに、いよいよ内閣総辞職に追い込む戦いを市民と野党の共闘で進める決意です。  そのことを申し上げて、本意見書案に対する賛成討論を終わります。 45 ◯議長阿部真之助) 荒木龍昇議員。 46 ◯51番(荒木龍昇)登壇 私は緑と市民ネットワークの会を代表し、「桜を見る会」をめぐる疑惑の徹底解明を求める意見書案に賛成し、討論します。  今回、安倍首相が主催した桜を見る会がなぜ問題なのか、それは国家の最高責任者が民主主義を根底から否定する行為を繰り返しているからです。桜を見る会は内閣総理大臣が主催する、各界において功績、功労のあった方々を招き日ごろの労苦を慰労する公的行事であり、桜を見る会の招待者名簿は公文書です。公文書は国民の財産であり、国民が信託した政治を検証するために保存されるものです。公文書等の管理に関する法律では「この法律は、国及び独立行政法人等の諸活動や歴史的事実の記録である公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものであることにかんがみ、国民主権の理念にのっとり、公文書等の管理に関する基本的事項を定めること等により、行政文書等の適正な管理、歴史公文書等の適切な保存及び利用等を図り、もって行政が適正かつ効率的に運営されるようにするとともに、国及び独立行政法人等の有するその諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的とする」と記されています。  今回、桜を見る会では、安倍首相が地元支持者を招待するなど私物化している疑惑があり、また、招待者には反社会的人物や悪徳マルチ商法で甚大な被害を与えた元会長などがいたことが指摘され、安倍首相は説明責任を果たすことが求められています。アメリカでは大統領の会話やメモも記録として保存され、後世の世代が検証できるように公文書管理が厳格になされています。ところが、安倍首相は13日の東京都の講演で、国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっていることを国民の皆さんに大変申しわけなく思っていると、あたかも責任は野党にあるかのような発言を行い、また、名簿の破棄を担当である障がい者雇用の短時間勤務職員等の調整を行った結果と障がい者に責任を押しつけ、国会の場での説明を求めて国会延長が求められても拒否しています。このような安倍首相の言動を見ると、全く説明責任を果たす意思もなく、責任も感じているとは思われません。また、破棄された名簿のバックアップデータがあったにもかかわらず、国会議員の提出申し出を拒否し、データを消去する違法行為を行っています。データは再生ができると見られているにもかかわらず、これも拒否。全く説明責任を果たそうとしていません。このような安倍首相を擁護する自公政権の行為はまさに民主主義を否定するもの以外、何物でもありません。  安倍首相は森友学園、加計学園問題、自衛隊日報隠蔽問題など、これまでも国政の私物化、公文書の改ざん、隠蔽、説明責任を果たさないことを繰り返してきました。安倍首相は問題が起こるたびに、真摯に受けとめ丁寧に説明すると繰り返し言ってきましたが、まさに御都合主義の対応でもみ消しを図ってきました。これまで安倍政権は日本は法治国家と言ってきましたが、憲法にのっとり国会召集を求めても憲法を無視して召集しない、公文書の改ざん、隠蔽、さらに公文書等管理法も無視するなど、無法者の国家になっています。桜を見る会の真相を解明することは、公文書管理のあり方を明確にし、説明責任を果たす政治と民主主義を復権させるためにぜひとも必要です。私たち大人は子どもにうそをつくことは悪いことと胸を張って言える社会にする責任があります。以上をもって桜を見る会をめぐる疑惑の徹底究明を求めるものです。  これで賛成討論を終わります。 47 ◯議長阿部真之助) 以上で討論を終結いたします。  意見書案第14号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 48 ◯議長阿部真之助) 賛成少数であります。よって、本意見書案は否決されました。  ただいままでに議決いたしました意見書の事後処理については、議長に御一任願います。  次に、日程第9、決議案第5号を議題といたします。  案文はお手元に配付のとおりであります。  お諮りいたします。  本決議案については、提案理由の説明、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  決議案第5号を採決いたします。  本決議案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 50 ◯議長阿部真之助) 全員賛成であります。よって、本決議案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  ただいま設置されました議会改革調査特別委員会の委員の選任については、お手元に配付いたしております議会改革調査特別委員会委員一覧表のとおり特別委員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、お手元に配付いたしております請願10件については、各常任委員長及び議会運営委員長から閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  本請願は、各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、今期定例会において、その後受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおりであります。  お諮りいたします。  本請願は、所管の常任委員会及び議会運営委員会に閉会中の審査を付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、各常任委員長及び議会運営委員長から、お手元に配付いたしております申出書に記載の事件について閉会中の調査の申し出があります。  お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の調査に付することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  この際、人事委員会委員に就任されます飯田光夫さんから挨拶したい旨の申し出がありますので、これを許します。 55 ◯飯田光夫 ただいま御紹介いただきました飯田でございます。このたびは人事委員会委員の選任に当たりまして、皆様方の御同意をいただきましたことに厚くお礼申し上げます。  もとより、微力ではございますが、一生懸命、誠心誠意努めてまいる所存でございますので、皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  簡単ではございますが、お礼の挨拶とさせていただきます。本日はどうもありがとうございました。 56 ◯議長阿部真之助) 次に、高島市長から挨拶したい旨の申し出がありますので、これを許します。高島市長。 57 ◯市長(高島宗一郎)登壇 本日ここに、本年最後の議会の終わりに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る12月10日から一般会計補正予算案を初め、総計57件の提出議案につきまして、議員各位の終始御熱心なる御審議をいただきましたことを深く感謝申し上げます。  さて、福岡市では、市制施行130周年の節目を迎えた本年におきましても、都市の成長と生活の質の向上の好循環を確固たるものとするため、さまざまなチャレンジを進めるとともに、都市の成長の果実を市民の皆様のさらなる生活の質の向上に振り向けてまいりました。今後とも、多くの市民の皆様とともに策定をした福岡市総合計画を着実に推進し、現在の成長の勢いをとめることなく、「FUKUOKA NEXT」の取り組みを加速させ、人と環境と都市活力の調和がとれたアジアのリーダー都市を目指して全力でチャレンジをしてまいりますので、皆様方のなお一層の御指導と御協力を心よりお願いをいたします。  最後になりますが、皆様方におかれましては、御家族ともども希望に満ちた新年を迎えられますよう祈念いたしまして、私の挨拶といたします。1年間ありがとうございました。 58 ◯議長阿部真之助)登壇 本年最後の議会を終えるに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る5月の臨時議会におきまして第73代目の議長に御選任を賜り、楠正信副議長を初め、議員の皆様方の温かい御指導、時には厳しい御指導もございましたが、御協力のおかげをもちまして大過なく議長職を務めることができましたことをここに厚く御礼申し上げます。  議会は市長とともに本市を支える二元代表制の一翼を担っており、執行機関に対する監視機能を果たすとともに、多様化する市民ニーズを的確に捉え、市政に反映することを大きな使命としております。私ども議員一人一人はそうした責務をしっかりと認識し、議会の権能と自律性をさらに高め、市民に開かれたより透明性の高い議会運営を確立していかなければなりません。そのような中、本市議会におきましては、議会の意見を翌年度の予算編成により一層反映させるため、来年度から決算審査の時期を早めるとともに、今定例会において議会改革に関する協議機関として特別委員会を設置し、今後、議会基本条例などの調査を進めていくこととしております。また、本年はこの本会議場を使用して小学生に議員の仕事を体験してもらう福岡市議会社会科特別授業を拡充して実施いたしました。今後とも、議会改革の取り組みを市民にわかりやすく進め、さらなる議会の活性化に取り組んでまいります。  さて、本年を振り返りますと、全国的に記録的な大雨や台風が多く発生した年でありました。特に8月、佐賀県など九州北部を襲った集中豪雨、10月の台風19号では各地で甚大な被害が発生し、多くの方々が犠牲になられました。改めてお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、御遺族と被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。  本市におきましては、博多コネクティッドの始動、そして、天神ビッグバンの進展、福岡市美術館のリニューアルオープンなど、都市機能の向上に向けた動きが加速しております。また、IoTを活用した子どもの見守り事業、そして、小中学校における医療的ケア支援体制の整備など、誰もが安心して生み育て、そして、全ての子どもが安全に健やかに成長できる環境づくりも着実に進んでおります。さらに、G20、ラグビーワールドカップの開催などを通して、国際都市としてのポテンシャルを日本内外に広くアピールできたことは非常に意義深いものであったと考えています。  我がまち福岡市は今日まで活力あるアジアの拠点都市としてまちづくりを推進してまいりました。令和という新たな時代を迎えた今、さらに日本の成長を牽引するモデル都市として、寄せられる期待に応えていかなければなりません。今後も持続的に発展しながら、安全、安心で住みやすく活力と魅力にあふれる福岡、そして、何より市民の皆様方が誇りを持てるまち福岡を築いていくため、我々議会としましても、より一層の努力をしてまいりたいと決意をいたしております。  最後になりますが、議員の皆様方、そして、市長以下理事者の皆様方におかれましては、御家族ともども健やかな新年を迎えられますことを心から祈念申し上げまして、挨拶にかえさせていただきます。1年間ありがとうございました。 59 ◯議長阿部真之助) 以上で今期定例会の議事は全部終了いたしました。  これをもって令和元年第5回福岡市議会定例会を閉会いたします。                                         午後2時33分 閉会 Copyright (c) FUKUOKA CITY, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...