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  1. 福岡市議会 1992-02-29
    平成4年第1回定例会(第3日)  本文 開催日:1992-02-29


    取得元: 福岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2020-06-26
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                  午前10時12分 開議 ◯議長(大神研裕君) これより本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち、この際、報告いたします。人事委員会から地方公務員法の規定に基づき議案第63号、議案第64号及び議案第67号、以上3件に対する意見が提出されましたので、その写しをお手元に送付いたしておきました。  以上で報告を終わります。  これより日程に入ります。日程第1ないし日程第73、以上73件を一括して議題といたします。この際、市長から提案理由の説明を求めます。桑原市長。 2 ◯市長(桑原敬一君)登壇 本日、ここに平成4年度予算案を初め、関係諸議案の御審議をお願いするに当たり、まず、市政運営の方針について所信を申し上げますとともに、予算案を初め、提出議案の概要を御説明いたします。議員各位の深い御理解と御賛同を賜りたいと存じます。  1991年は、ソ連邦の崩壊に象徴されるように、国際情勢は激動の1年でありました。また、国内状況を見ますと、昨年秋以降、景気は、減速傾向が顕著になってまいりました。まさに今、世界の政治、経済の枠組みが大きく変革しつつあると申し上げていいかと思います。このような時代の潮流を踏まえ、私は、21世紀という新たな時代へ向けて、本市の発展と豊かな市民生活の実現のために揺るぎない信念を持って踏み出さなければならないと、決意を新たにいたす次第であります。私は、豊かな自然と歴史、伝統を大切にしながら、本市を思いやりと安らぎに満ちた生きがいのある都市として、また、住みやすく活力と魅力に満ちた風格ある国際都市としてさらに飛躍させるべく、諸施策を推進してまいりました。本年度の市政運営に当たりましては、全市民的立場に立ち、清潔で公平な市民本位の市政を進め、市民の創意工夫を積極的に取り入れ、市民と協働して魅力ある福岡市づくりに努めてまいる所存であります。本年5月には、ローマ・クラブ福岡会議イン九州を開催いたします。環境問題は、身近なごみ問題から温暖化など地球規模のものまで、今や1人1人が真剣に考えなければならない時代であります。市民の環境に対する思いを結集して、ごみ減量や自然環境保全のために、市民運動の展開を図ってまいりたいと考えております。この意味で、平成4年度を環境元年と位置づけたいと考えております。また、1995年に開催されますユニバーシアード福岡大会に向けて、本年度から本格的な準備を開始いたします。世界の若人が集う平和とスポーツ文化の祭典として、また、市民が来訪者を温かく迎え入れる心をはぐくむなど、国際都市づくりの契機として、ぜひ成功させなければなりません。市民の皆様の御協力をお願いする次第であります。高齢化の進展は、市民生活を初め、都市そのものにも大きな影響を及ぼすものであります。私は、生活者である市民の視点に立ち、市民の皆様が安心して、また生きがいを持って生活していけるよう、福祉、健康医療住宅など総合的な施策を推進し、福祉社会の形成を進めてまいります。社会経済のあらゆる分野でボーダーレス化が進み、都市間競争も激化しております。このような中で、本市の中枢都市としての機能をさらに高めていくことが、豊かな市民生活を実現していく上からも極めて重要であると考えます。そのため、国際的な、人、物、情報が交流するコンベンションシティーづくりを積極的に進めてまいります。今後とも、時代の潮流を踏まえ、長期的視点に立って福岡市独自の都市戦略を的確に展開することにより、健康で思いやりのある人づくり、地域づくり、海に開かれたアジアの交流拠点都市づくりに向けて努力してまいる所存であります。  平成4年度の予算案について御説明いたします。  本年度の地方財政計画においては、財政の健全化を引き続き進めるとともに、自主的、主体的な地域づくり、生活関連社会資本の整備、高齢化の進展への対応に重点を置くこととされております。本市の財政状況については、市税収入の大幅な増収は見込めず、また地方交付税交付金は、前年度の予算を下回る見込みとなっております。他方、義務的経費に要する一般財源は増加しており、今後さまざまな分野の施策の実施のために多額の財政需要が生じることや、経済状況の変化を考えあわせますと、厳しい状況にあります。このため、本年度の予算編成に当たっては、引き続き事務事業の見直し、職員定数、機構の抑制に極力努め、行財政の簡素効率化と経費の節減合理化を推進するとともに、限られた財源の重点的かつ効率的配分に努め、財政調整基金などの積極的な活用を図ることにより、行政水準、市民サービスの向上に格段の配慮をいたしたところであります。都市行政を取り巻く環境は厳しいものがありますが、健やかで安らぎのある社会を築く福祉・健康・文化施策の充実、環境の保全、ユニバーシアード福岡大会関連事業を初めとする都市基盤の整備の推進を重点に予算を編成した次第であります。  予算規模につきましては、一般会計5,448 億8,900 万円、特別会計6,775 億500 万円、公営企業会計2,288 億6,000 万円、総計1兆4,512 億5,400 万円となっております。これを前年度と比較しますと、一般会計において312 億6,100 万円、総計において3,798 億9,800 万円の増加となっております。なお、実質的な増加率は、一般会計、総計のいずれにおいても7.0 %となっております。  以下、本年度の重要施策について、その概要を御説明いたします。  豊かな長寿・福祉社会を目指す福祉・健康施策について申し上げます。来るべき21世紀の超高齢社会を迎えるに当たって、健やかで安らぎのあるまちづくりを推進するため、福岡市高齢化社会対策長期指針に基づき、福祉、保健医療住宅・環境整備など、広い視野に立って総合的な施策を積極的に推進するとともに、福祉施策の中長期的な目標、方向を具体的に示す福祉総合計画を策定いたします。  まず、高齢者福祉については、地域全体で支え、助け合う市民参加型の福祉システムをつくってまいります。特に、幅広い市民参加のもとに設立した市民福祉サービス公社の機能をさらに充実し、保健医療部門との連携を図りながら、在宅の高齢者などに対して家事・介護サービスの提供を一層充実してまいります。また、ホームヘルプサービス事業、デイサービス事業及び短期入所事業の充実を図るとともに、特別養護老人ホーム建設に対し助成をいたします。特に、痴呆性の高齢者のためのデイサービス事業を本年度から新たに開始いたします。老人保健対策については、健康の保持、増進のため、ミニドックやがん検診の受診の促進を図るとともに、特に本年度からは在宅ケアホットライン及び痴呆性老人支援ネットワークづくりを全市で実施してまいります。さらに、高齢者の社会参加を促進し生きがいを高めるため、生きがいと健康づくり推進事業や老人いこいの家の整備を積極的に推進するとともに、シルバー人材センターの事業開拓、就業機会の拡大に努めてまいります。高齢化に対応する住宅政策については、シルバーモデル団地としての青葉市営住宅が竣工いたします。また、シルバー市営住宅整備計画を策定し、高齢者向け住宅供給促進を図ってまいります。  次に、心身障害者福祉については、シーサイドももちに障害者フレンドホームと身体障害者、精神薄弱者の通所授産施設をあわせた施設の建設に着手いたします。さらに、福祉作業所への助成、精神薄弱者福祉訓練事業の拡充、聴覚障害者のための字幕入りビデオライブラリーの新設により障害者の社会参加の促進を図るとともに、ガイドヘルパー派遣事業の充実など、在宅福祉対策を積極的に進めてまいります。福岡都市圏の共同事業としてときめきフェスタ福岡を昨年に引き続き開催し、第1回全国障害者ボウリング大会を実施するなど、障害者スポーツ・レクリエーションの振興に努めてまいります。  児童福祉については、保育所の整備を進めるほか、延長保育など特別保育の拡充、民間保育所に対する助成の拡大により保育内容の充実を図るとともに、母子寮の整備を行うなど、児童の健全育成に努めてまいります。  母子福祉については、母子家庭及び寡婦の自立促進を図るため、母子福祉センターを拠点として、技能習得講座を引き続き実施してまいります。  以上の福祉施策とあわせて市民参加による地域福祉を一層推進するため、地域福祉活動振興基金の積立金を増額するとともに、社会福祉協議会を核として校区社会福祉協議会を育成するなど、民間福祉活動の振興に努めてまいります。また、福祉活動の拠点として情報提供などを行う市民福祉プラザの建設に向け、基本構想、基本計画を策定いたします。さらに、広く市民の相互交流の場としての福祉ふれあいの森についても、引き続き調査研究を進めてまいります。  生活保護については、保護基準の改定を考慮して所要額を計上するとともに、医療費助成制度については、老人、乳幼児、重度心身障害者及び母子家庭などに対して引き続き助成を行うことといたしております。  国民健康保険事業については、国民健康保険運営協議会の答申の趣旨を尊重し、1人当たり保険料を据え置くとともに、助産費及び葬祭費について給付額を引き上げることといたしております。また、一般会計からの援助につきましても、引き続き実施していくことといたしております。  次に、市民の健康づくりについては、市民が自主的に健康づくりに取り組むシステムをつくるとともに、その中核となる健康づくりセンターと中央保健所、消費生活センター、婦人会館とをあわせて生活文化の創造拠点として整備するため、施設の建設に着手いたします。また、精神保健については、老人精神保健相談窓口の拡大を初め、精神障害者の社会復帰のための事業の充実により、支援体制の強化に努めてまいります。保健衛生、環境問題などの新たな課題に対応するため、衛生試験所を発展させて保健環境に関する研究所を設けることとし、建設に向け、実施設計を行ってまいります。医療対策については、市立病院の医療機器や施設の整備を行うとともに、保健医療の基本となる福岡市地域保健医療計画を策定いたします。シーサイドももち地区に移転整備を進めてきました市立急患診療センターについては、施設内容を充実して、本年4月に開所いたします。
     次に、豊かで思いやりのある人づくり、地域づくりのための教育、文化、スポーツ等の施策について申し上げます。  21世紀に向けて、健やかで国際感覚豊かな子供を育てるとともに、市民文化、市民スポーツの振興を図るなど、豊かで思いやりに満ちた人づくり、地域づくりのための各種施策を展開してまいります。  まず、学校教育については、21世紀を担う児童生徒の心豊かな国際社会の一員としての人間形成を目指し、教育の充実が図られるよう、学校教育施設の整備に積極的に取り組んでまいります。本年度は、学校の適正規模について調査研究を行うとともに、過大規模校の解消に鋭意努め、小学校1校を建設いたします。また、情報機器の整備や老朽化した校舎の改築、大規模改造及び講堂兼体育館の整備を行うなど教育環境の充実に努めるほか、英語指導助手の増員などにより、国際性豊かな児童生徒を育ててまいります。  障害児教育については、大濠養護学校の移転改築に着手するとともに、特殊教育センターをその隣接地に整備するための設計を行ってまいります。  福岡女子高等学校については、将来の発展を展望し、新しい時代、新しい学科にふさわしい施設、設備とするため、移転改築事業に着手いたします。  私学教育の振興については、私立幼稚園の運営費への助成を充実するとともに、私立学校の設備費に対しても助成を行ってまいります。  社会教育については、市民の生涯にわたる学習活動の振興を図るため、生涯学習に関する調査研究を行うとともに、学習情報の提供や学習機会の拡充に努めてまいります。新図書館については、映画やビデオなどの映像や公文書、古文書などの資料情報、とりわけアジアを中心とする資料情報をも豊富に備えた新しい型の総合図書館として、また、広く市民に利用される魅力ある施設として、建物や情報システムの設計を行ってまいります。  次代を担う児童生徒、青少年の健全育成については、家庭、学校、地域並びに関係団体との緊密な連携により非行、いじめの未然防止に努めるとともに、学校適応指導教室を設置するなど、登校拒否問題に積極的に取り組んでまいります。さらに、青少年相談センターにおける相談、生活指導の充実強化に努めてまいります。また、子供を中心に生活環境を見直し、創造的、個性的な子供環境を整備するため、こども21世紀夢プラン策定の調査を引き続き行ってまいります。  次に、文化については、本市のすぐれた歴史と伝統を大切にし、個性と創造性のある市民文化をはぐくむ都市づくりを進めてまいります。このため、演劇専用ホール建設の調査に着手するとともに、福岡文化会議の創設など、福岡の新しい文化創造のための施策を展開いたします。さらに、貴重な文化遺産の保存のため、本市が古来国際貿易文化都市であった歴史を物語る鴻臚館跡の調査を行うほか、板付遺跡の整備を進めてまいります。  市民スポーツの振興については、スポーツを通しての健康・体力づくりやコミュニティーづくりを推進するため、市民総合スポーツ大会やシティマラソンを開催するほか、体育館、プールの建設など、身近なスポーツ施設の整備充実を図ってまいります。また、各種の国際スポーツイベントの開催や姉妹都市等とのスポーツ交流を行い、スポーツの普及、振興に努めてまいります。  次に、女性の地位向上を図るため、ふくおか女性プランを積極的に推進してまいります。より多くの女性に審議会委員になっていただくことや、地域に根差した女性の意見を市政に反映させるいきいきレポーター会議の実施など、女性の市政参加に努めてまいります。また、女性の自立と社会参加の促進のため、各区の女性団体への支援並びに女性センターを核として、婦人会館、市民センターなど関連施設のネットワーク化を促進するため、女性白書の作成や国際女性フォーラムの開催により、啓発に努めてまいります。  同和対策事業については、同和問題の早期解決を図るため、本市の重点施策として位置づけ、関係施策の推進に鋭意努めてまいったところであります。引き続き同和問題解決のための重要な課題となっております教育の充実、職業の安定、市民啓発等の事業を中心として、行政各般にわたる諸施策を推進してまいります。  次に、生活環境基盤の整備及び安全な市民生活の確保について申し上げます。ごみ対策や自然保護など環境問題に積極的に取り組むとともに、快適で魅力ある都市空間をつくり出すために、水、交通対策を初め公園、河川、住宅下水道の諸事業を引き続き積極的に推進してまいります。また、消防、交通安全対策、消費者対策等についても、積極的に取り組んでまいります。  本市の豊かな自然環境を次の世代に伝え、人と自然が調和した緑のまちづくりを進めるため、福岡市第2次環境プランの策定に着手いたしますとともに、自動車交通公害防止計画の策定等を進めてまいります。本年5月には「地球環境と地域行動」をテーマに、国際会議ローマ・クラブ福岡会議イン九州が開催されます。これを契機に、市民と行政とが一体となって、環境の保全に関する諸施策の推進に努めてまいります。その実践活動として、玄界灘に面する海岸の一斉清掃や河川などのクリーンキャンペーン事業を実施するほか、環境デーを設けてマイカー自粛に毎月継続して取り組むなど、地域に根差した環境保全活動を展開してまいります。  清掃事業については、ごみを将来にわたり安定的かつ適正に処理するため、西部清掃工場の建てかえに続いて西部破砕選別処理施設及び新西部埋立場の本体建設に着工するとともに、新清掃工場建設に向けて調査を進めるなど、ごみ処理施設の計画的整備を行ってまいります。また、ごみ処理・減量基本計画に基づく実践活動を推進するため、市民、事業者、行政が一体となったごみ減量・リサイクル推進会議を設置し、家庭、事業所のごみ減量、リサイクルに努めるとともに、区役所での空き缶、空き瓶の回収、空き缶回収車による巡回回収や地域の清掃活動を活発に行い、清潔で美しいまちづくりに努めてまいります。  水資源開発については、今後の水需要に対処し、安定給水を確保するため、多々良川取水事業など近郊水源の開発及び筑後川水系からの広域利水の推進について関係各位の協力を得ながら取り組んでまいりますとともに、不測の渇水にも対処するため、五ケ山ダムの建設について、県と協力して積極的に推進してまいります。さらに、海水淡水化などの新しい水資源についても、導入の可能性を含め、調査研究を行ってまいります。また、節水型都市づくりについても積極的に推進し、水の安定供給に努めてまいります。  次に、交通対策について御説明いたします。  地下鉄については、1号線博多から福岡空港までの建設について、平成5年3月の開業に向けて最大の努力を重ねてまいりますとともに、企業の健全な経営にさらに努めてまいります。都市高速鉄道3号線については、早期実現を目指し、地下鉄での事業化に向けた調査検討を進めてまいります。また、都心部ウオーターフロント計画等各種の開発プロジェクトに対応するための交通施設計画についても、調査検討を進めてまいります。道路については、外環状道路、都市高速道路の整備を進めるほか、西南部地区幹線道路について、第2期道路整備10カ年計画に基づき交通渋滞箇所の改良などに積極的に取り組むとともに、ユニバーシアード福岡大会及び空港の関連道路整備を推進してまいります。また、大牟田線連続立体交差事業を推進するとともに、新たに薬院駅前に交通機関の複合拠点を整備する事業の調査を行ってまいります。鹿児島本線連続立体交差事業については、本格的に事業に着手し、筥崎土地区画整理事業とあわせて総合的なまちづくりに積極的に取り組んでまいります。  公園整備及び緑化事業については、福岡市緑地保全・緑化推進基本計画の推進を図るため、南部運動公園、今津運動公園、西部霊園の整備を初め、児童公園、近隣公園及び地区公園の整備や街路の緑化を進めるとともに、自然動物公園の基本構想の策定を行ってまいります。また、ユニバーシアード福岡大会に向けて、東平尾公園において球技場建設工事に着手するとともに、関連施設の整備を図ってまいります。舞鶴公園については、鴻臚館跡調査とあわせて、セントラルパーク構想の検討を進めてまいります。また、油山地域については、貴重な自然を生かした市民の憩いの場として整備を図るため、基本的な調査を実施いたします。さらに、南部地域においては、市民の憩い、安らぎのレクリエーションの場として、地域に応じた個性ある公園づくりを進めてまいります。海の中道海浜公園については、大型魚の展示を特色とする海洋生態科学館の平成6年度全館オープンに向け、一層の整備促進が図られるよう努めてまいります。河川水路の整備については、都市小河川、準用河川の改修事業や御笠川改修受託事業の一層の推進を図るとともに、治水池の整備推進にも引き続き取り組んでまいります。また、潤いと触れ合いのある水辺環境づくりのため、金武川や野間大池などの整備を推進してまいります。  住宅については、第6期住宅建設5カ年計画に基づき、公営住宅建設及び住宅地区改良事業を推進するとともに、住宅取得資金の融資と住宅供給公社による住宅供給を行い、持ち家取得を促進してまいります。さらに、都心部のバランスある定住人口の確保を図るため、民間で建設する賃貸住宅を借り上げ、家賃を軽減して提供する借上公共賃貸住宅制度の実施について調査検討を進めてまいります。  下水道事業については、市民生活をより快適なものにするとともに、博多湾などの公共用水域の水質保全など、自然環境の保全のための重要な都市施設として、鋭意その整備に努めております。本年度は、引き続き普及率の向上と浸水地区の解消を図るため、処理場、ポンプ場及び面整備を重点とした管渠の整備を行ってまいります。また、合流式下水道の改善など、下水道施設の質的向上や下水処理水、下水汚泥の有効利用についての調査研究にも取り組んでまいります。  消防、防災については、新消防本部庁舎の建設、指令管制情報システムの構築及び防災行政無線の更新を進めるとともに、市民防災センターを活用して、広く市民の防災意識の高揚を図るなど、予防体制の充実に努めてまいります。また、救急救命士の養成や高規格救急資器材の整備など、救急高度化に積極的に取り組んでまいります。  交通安全対策及び暴力追放については、安全で快適な市民生活を実現するため、警察など関係機関と密接な連携をとりながら、市民とともに積極的に取り組んでまいります。  消費者対策については、消費生活の安定に資するため、消費者啓発、相談の実施、生活関連物資の価格調査や情報提供を行ってまいります。  次に、本市の重要な都市戦略でありますコンベンションシティーづくりについて申し上げます。  国際化の推進を初め、広域交流拠点機能の整備、コンベンション関連施設の整備、貿易、観光の振興を図りながら、コンベンションシティーづくりを推進するとともに、ユニバーシアード福岡大会開催に向けて、本格的な準備を進めてまいります。1995年ユニバーシアード福岡大会は、本市で開催される初めての大規模な国際スポーツ大会であり、国際的な都市として発展していくための重要なイベントであります。大会運営を行う組織委員会を初め、昨年12月に発足した市民の会、関係機関、団体と緊密な連携を図りながら、選手村、競技会場ほか大会関連施設の整備、市民参加の取り組みなど、大会成功へ向けての諸準備を積極的に推進してまいります。  次に、コンベンションシティーづくりの基本となる広域交流拠点機能の整備について御説明いたします。特定重要港湾である博多港は、定期航路の充実などアジアにおける国際港湾としての地位を着実に高めております。近年の輸送の近代化、貨物の増勢に対応し、さらにアジアにおける拠点港湾としての機能を強化する観点から、香椎パークポートの整備を積極的に推進するとともに、既存埠頭の高度化による港湾施設の整備充実を図ってまいります。アイランドシティについては、自然を生かし、新たな快適環境の創造を図りながら、物流、産業、研究・開発、生活などの多様な機能が融合した新たな港まちづくりを目指して、事業計画の調査検討を行うなど積極的に準備を進めてまいります。都心部埠頭地区については、海の玄関口にふさわしいウオーターフロントづくりを進めておりますが、中央ふ頭においては、博多港国際ターミナル及び博多船だまりの整備を推進するとともに、大型展示場の早期着工に向けて既存港湾施設の再編を推進してまいります。また、アジア太平洋地域を初めとした航路誘致を進めてまいります。福岡空港は、国際線の相次ぐ就航により、我が国の拠点空港として着実に発展いたしております。今後、さらに増大する航空需要に対応し、現空港を最大限に活用していくため、空港本体はもとより、空港へのアクセス、排水対策を含む抜本的な再整備を、地元関係者などの理解と協力を得ながら、国、県とともに積極的に推進してまいります。また、騒音対策並びに周辺対策事業を一層推進し、空港と周辺地域の調和ある発展を目指したまちづくりを進めるとともに、国内、国際航空ネットワークの整備拡充についても一層努力いたしてまいります。また、広域的な陸上交通については、国との緊密な連携のもとに、福岡外環状道路の21世紀初頭の完成を目指してまいります。都市高速道路については、残りの事業区間の早期完成に向け事業を推進するとともに、九州縦貫自動車道への延伸について、都市計画決定を急ぎ、早期に整備ができるよう、福岡都市高速道路整備促進期成会と一体となって国と協議を進めてまいります。  次に、コンベンション関連施設等の整備について御説明いたします。まず、ユニバーシアード福岡大会の会場となるアリーナとしての機能をあわせ持つ第1期展示場の整備並びにその開館準備を進めるとともに、第2期展示場、国際会議場、ホテルなどから成るコンベンションゾーンの基本計画を策定いたします。また、情報都市づくりを推進するため、情報産業を集積するソフトリサーチパークの整備を進めるとともに、高度情報化の基盤整備を図るため、テレビ受信環境の整備改善及び福岡タワー株式会社への出資を行ってまいります。さらに、コンベンション誘致、支援、開発を行う財団法人福岡コンベンションビューローの機能強化を図ることとし、基本財産増額のための出資を行ってまいります。また、都市間競争の時代に本市の魅力をアピールするため、国内外に対して積極的にシティーセールスを推進してまいります。貿易の振興については、ボルドー国際見本市への出展や外国貿易振興機関の誘致並びに海外駐在員の派遣を行うとともに、国際見本市の開催準備を進めてまいります。観光については、大都市の魅力、博多湾の自然、豊かな歴史、文化、伝統など、福岡の特徴を生かした海と歴史の国際旅遊都市づくりを推進いたします。このため、アジア太平洋地域及び九州各都市との連携を強めるとともに、国際観光都市としての機能整備、国内外への観光宣伝の実施など、積極的に施策の展開を図ってまいります。  次に、国際化の推進について御説明いたします。アジア太平洋の時代と言われる今日、21世紀に向けて活力あるアジアの交流拠点都市として一層の発展を遂げるためには、国際化の推進は重要な課題であります。1995年のユニバーシアード福岡大会の開催を控え、30周年を迎える米国オークランド市、10周年を迎えるボルドー市などの姉妹・友好・行政交流都市や、アジア地域との文化、スポーツ、経済などの多様な分野での交流と国際性豊かなまちづくりを積極的に展開してまいります。特に、アジア太平洋センター構想につきましては、本年秋に事業運営主体となる財団法人を設立し、調査研究を中心に事業を実施するとともに、施設整備計画の策定を行ってまいります。また、アジアマンスについては、福岡アジア文化賞、アジア太平洋フェスティバル並びにアジアフォーカス福岡映画祭とともに、本年度は国際交流基金と共同で東南アジア祭を開催するなど、より一層の充実を図ってまいります。留学生対策については、レインボー留学生基金の充実を図り、留学生奨学金の受給者の拡大を行うなど、留学生及びその家族が安定し充実した生活を送ることができるよう、きめ細かな対応をしてまいります。なお、1995年にユニバーシアード福岡大会のプレイベントとして開催するアジア太平洋蘭会議の準備を進めてまいります。また、市民レベル国際交流、外国人が住みやすく活動しやすいまちづくりを一層推進するため、国際交流協会の事業内容の充実を図るとともに、今後の国際交流のあり方や国際化の進展に伴う諸問題について引き続き総合的に調査研究してまいります。  次に、経済社会環境の変化に対応した商工業、農林水産業の振興について申し上げます。地域の商工業、農林水産業が、時代の潮流に適応して発展していくことが、福岡市産業構造から見て極めて重要であります。そのため、情報産業など新しい都市型産業の育成を図るとともに、中小企業農林水産業の経営基盤の強化や新しい事業への取り組みについて、計画策定の支援、融資、事業費助成などきめ細かく対応してまいります。商工業の振興については、近年市内各地に見られる大規模商業施設の進出や景気の減速傾向など中小企業を取り巻く経営環境の変化に対し、的確に対応できるよう経営基盤の強化を図ってまいります。そのため、経営の診断や指導並びに技術力の向上、雇用の促進などに努めるとともに、経営の安定、近代化に必要な資金需要に対応できるよう十分な融資枠を確保いたします。また、特に商店街の振興、活性化のため、博多商人塾や商店街リフレッシュ事業をより充実いたしてまいります。博多織、博多人形などの伝統産業については、新製品の開発及び販路拡張、後継者の育成を進め、その振興を図ってまいります。農林水産業については、内外の厳しい情勢に対応し、生産基盤の整備、経営の高度化を推進し、市民への新鮮で豊富な農林水産物の安定供給を図るとともに、農漁村の美しい自然と景観を生かした環境整備を総合的に推進し、活力ある農林水産業の振興に努めてまいります。農業については、野菜、花を主軸とした都市型農業の展開を図るため、土地基盤整備、高度園芸団地造成、新技術の導入、担い手の育成などの対策を講じてまいります。また、豊かな農村づくりのため、集落排水事業や集落地域整備を推進するとともに、市民リフレッシュ農園の整備などふれあい農業を推進してまいります。林業については、森林の公益的機能を高度に発揮するため、造林や間伐を推進するとともに、カブトムシの森、蝶の楽園、市民が楽しめる場としてのふれあい松林など、森林レクリエーションの場づくりを進めてまいります。遠洋漁業については、安定した漁場の確保を図るため、漁場が競合する中国、韓国との友好親善、相互理解に引き続き努めるとともに、新技術開発、生産構造の合理化、改善を推進するなど、経営の安定、近代化に努めてまいります。また、博多漁港については、施設整備を進めるとともに、市民に親しまれるウオーターフロントとして都市と調和した漁港づくりを推進してまいります。沿岸漁業については、生産基盤の整備を図るため、漁場造成、種苗放流、漁港整備を積極的に推進するほか、漁業施設の近代化や活力ある漁村づくりのための漁村環境整備を引き続き進めるとともに、漁業協同組合の経営基盤の強化に努めてまいります。中央卸売市場については、流通形態の変化に対応した市場づくりのため、施設の整備拡充を行うとともに、流通の円滑化、適正化を図り、市民への生鮮食品の安定供給に一層努めてまいります。また、市民に開かれたアジア食文化拠点づくりのため、鮮魚市場の再整備を積極的に進めてまいります。  次に、多核分散型の均衡のとれたまちづくりについて申し上げます。本市が地域バランスのとれた発展をするためには、陸域、海域それぞれ地域特性を生かした適正な機能分担により、多核的な都市構造の形成を図る必要があります。そのため、土地区画整理事業及び市街地再開発事業を積極的に推進するとともに、市民参加のもとに各区の特色あるまちづくりを推進してまいります。まず、土地区画整理事業でありますが、姪浜土地区画整理事業については、地元関係者の理解と協力を得ながら用地先行取得を完了させるとともに、換地設計を行い、事業の推進を図ってまいります。また、伊都地区については、引き続き調査を行い、事業化を目指してまいります。さらに、香椎地区については、副都心整備に向け、都市拠点整備のための調査を進めるとともに、操車場地区の土地区画整理事業の事業化を推進してまいります。市街地再開発事業については、土地の高度利用や健全なまち並み形成の観点から、天神地区、下川端地区などの再開発を積極的に推進してまいります。土地利用については、良好な市街地の形成と、住居、商業などの諸機能の適正な配置を誘導していくため用途地域の見直しを行うなど、適正な土地利用に努めてまいります。また、地価対策についても、引き続き監視区域制度などにより、地価の安定、適正化に努めてまいります。また、都心周辺部において拠点的な市街地の整備を図るため、千代・吉塚地区のパピヨン・シティオ21について引き続き市街地住宅の建設と公共施設の整備を進めるとともに、那珂川リバーサイド地区について、まちづくりの整備計画を作成してまいります。シーサイドももちについては、国際化、情報化、市民意識の多様化に対応した、海に親しむ新しい魅力あるまちづくりを進めてまいります。九州大学の移転問題については、その円滑な推進を図るとともに、本市の多核的な都市構造の構築に向けて箱崎・六本松地区や西部地区におけるまちづくりなど、長期的、広域的な視点から積極的な対応を図ってまいります。市民みずからが自然や歴史、文化など、各区の美しさを発見し、各区の市民がそのまちに愛着と誇りを持てるまちづくりを進める1区1美運動を今後さらに推進してまいります。  以上の施策を推進するための運営体制について御説明いたします。本市を取り巻く社会、経済の変化に的確に対応し、活力と魅力ある都市づくりを進めるため、基本構想、基本計画に基づき、総合的、計画的な行政運営に努めてまいります。多様化する市民ニーズを的確に把握し、市民参加の市政を積極的に推進するため、住みよい区市民会議を初めとする各種懇談会を実施するなど、広聴活動の充実に努めるとともに、市民にわかりやすい情報提供を行うなど、広報活動の充実にも努めてまいります。職員定数につきましては、ユニバーシアード大会の開催準備、高速鉄道3号線の建設推進及び高齢者対策を初めとする福祉行政の推進などに伴う増員並びに事務事業の見直しなどに伴う減員のため、定数を改めることといたしております。職員研修につきましては、海外派遣など国際化に対応する研修や政策立案能力の向上のための政策課題研修の充実を図り、幅広い人材の育成に努めてまいります。市民サービスの向上を図るため、区役所庁舎の整備を進めてまいります。  次に、歳入について説明いたします。各般の財政需要にこたえるため、国の地方財政対策等を考慮し、極力財源の確保に努めているところであります。まず、市税収入については、現下の経済情勢及び地方税収全体の見通し並びに本市における納税実績等を勘案し、2,278 億8,300 万円を量定いたしております。次に、地方交付税は520 億円、市債は518 億6,400 万円を計上し、競艇益金の一般会計繰り入れは126 億円、財政調整基金繰り入れ50億円、市債管理基金繰り入れ50億円、庁舎等建設資金積立金繰り入れ34億円を計上いたしております。使用料、手数料につきましては、受益者負担の適正化を図る見地から、道路占用料等の使用料等について改定することといたしております。市民各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。  最後に、条例案及び一般議案について御説明いたします。今回提出いたしました条例案は31件、一般議案は17件であります。その主なものについて御説明いたします。  まず、条例案といたしましては、職員の定数を改めるための職員定数条例の改正案、地方公務員の育児休業等に関する法律の制定に伴い、職員の育児休業等の取り扱いに関し、所要の事項を定めるための職員の育児休業等に関する条例案、市債の円滑な管理とその適正を図るための市債管理特別会計条例案、筥崎土地区画整理事業の円滑な運営とその経理の適正を図るための筥崎土地区画整理事業特別会計条例案、助産費等の保険給付額を引き上げるなど所要の改正を行うための国民健康保険条例の改正案、急患診療センターを移転整備するための市立急患診療所条例の改正案、その他使用料及び手数料の改定に関する条例案を提出いたしております。  次に、一般議案といたしましては、周辺の町から委託を受けて実施している、し尿終末処理事務の委託期間の延長について協議するための議案、福岡北九州高速道路公社の基本財産の額の増加に伴う定款の変更について同意するための議案、財団法人福岡コンベンションビューロー及び福岡市緑のまちづくり協会に追加出資するための議案等を提出いたしております。  以上をもって、重要施策並びに提出議案の概要に関する説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、満場の御協賛を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 3 ◯議長(大神研裕君) 以上で市長の提案理由の説明は終わりました。お諮りいたします。ただいま議題となっております議案73件の審議については、3月9日の会議にこれを繰り延べたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(大神研裕君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。次の会議は、3月9日午前10時に開きます。本日はこれをもって散会いたします。                                  午前10時52分 散会 Copyright (c) FUKUOKA CITY, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...