令和3年 2月
定例会(第1回)議 事 日 程 (第9号)
令和3年3月25日(木曜日)
予算特別委員会終了後
開議(開 議) ○ 諸
報告 1
請願・
陳情の
付託について第1
議案第59号
令和3年度
北九州市
一般会計補正予算(第1号)(散 会)
会議に付した
事件日程第1
議案第59
号出席議員 (57人) 1番 大 石 仁 人 2番 三 原 朝 利 3番 吉 村 太 志 4番 佐 藤 栄 作 5番 田 中 元 6番 吉 田 幸 正 7番 宮 﨑 吉 輝 8番 田 仲 常 郎 9番 鷹 木
研一郎 10番 村 上 幸 一 11番 井 上 秀 作 12番 中 島 慎 一 13番 中 村 義 雄 14番 岡 本 義 之 15番 成 重 正 丈 16番 本 田 忠 弘 17番 木 畑 広 宣 18番 松 岡 裕一郎 19番 冨士川 厚 子 20番 金 子 秀 一 21番 中 島 隆 治 22番 渡 辺 修 一 23番 渡 辺 徹 24番 村 上 直 樹 25番 山 本 眞智子 26番 木 下 幸 子 27番 世 良 俊 明 28番 三 宅 まゆみ 29番 森 本 由 美 30番 河 田
圭一郎 31番 浜 口 恒 博 32番 白 石 一 裕 33番 大久保 無 我 34番 奥 村 直 樹 35番 小 宮 けい子 36番 森
結実子 37番 泉 日出夫 38番 出 口 成 信 39番 高 橋 都 40番 永 井 佑 41番 伊 藤 淳 一 42番 大 石 正 信 43番 藤 沢 加 代 44番 山 内 涼 成 45番 荒 川 徹 46番 渡 辺 均 47番 日 野 雄 二 48番 戸 町 武 弘 49番 香 月 耕 治 50番 西 田 一 51番 有 田 絵 里 52番 松 尾 和 也 53番 篠 原 研 治 54番 井 上 純 子 55番 井 上 しんご 56番 村 上
さとこ 57番 本 田 一
郎欠席議員 (0人)
説明のために出席した者の
職氏名 市長 北 橋 健 治 副
市長 梅 本 和 秀 副
市長 鈴 木 清 副
市長 今 永 博
会計室長 桝 尾 美栄子
危機管理監 中 野 正 信
技術監理局長 村 上 純 一
企画調整局長 大 庭 千賀子
総務局新型コロナウイルス感染症対策室 総務局長 高 松 浩 文
担当理事 山 本 浩 二
市民文化 財政局長 小 牧 兼太郎
スポーツ局長 久保山 雅 彦
子ども家庭 保健福祉局長 永 富 秀 樹
局長 福 島 俊 典
環境局長 富 高 紳 夫
産業経済局長 鮎 川 典 明
建設局長 東 義 浩
建築都市局長 橋 口 基
港湾空港局長 辻 誠 治
消防局長 月 成 幸 治
上下水道局長 中 西 満 信
交通局長 池 上 修
公営競技局長 上 野 孝 司
教育長 田 島 裕 美
行政委員会 事務局長 櫻 江 信
夫職務のために出席した
事務局職員の
職氏名 事務局長 村 地 史 朗 次長 馬 場 秀 一
議事課長 香 月 隆 久 ほか
関係職員 午前10時50分
開議
△
日程第1
議案第59号
○
議長(
鷹木研一郎君) ただいまから、本日の
会議を開きます。 本日の
議事は、お
手元配付の
議事日程により進行いたします。
日程に入る前に、諸
報告をいたします。
請願2件及び
陳情13件を
所管の
常任委員会及び
議会運営委員会にそれぞれ
付託いたしました。 以上、
報告いたします。
日程第1
議案第59号を
議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
市長。
◎
市長(
北橋健治君)
皆様おはようございます。 ただいま上程されました
議案について御
説明いたします。 今回の
補正予算は、
新型コロナの
感染拡大の
影響で
困窮する
子育て世帯や非
正規労働者等を
対象とした国の
緊急支援策を活用し、低
所得の
子育て世帯に対して、
子育て世帯生活支援特別給付金を
支給いたします。 さらに、
児童扶養手当受給者等に対する
高等職業訓練促進給付金の
給付対象の
拡充や就労に取り組む
児童扶養手当受給者等に対する住宅の借り上げに必要となる
資金への手当てを実施するため、その
所要経費を
補正するものであります。 今回
補正いたします
予算額は、
一般会計で18億7,700万円の増額を行うこととしており、
補正後の
予算規模は、
一般会計で6,439億7,200万円、全
会計で1兆3,147億4,040万円となります。 以上、上程されました
議案について
提案理由の
説明をいたしました。よろしく御審議いただきまして、御承認賜りますようお願いを申し上げます。
○
議長(
鷹木研一郎君) ただいまから
質疑に入ります。
一般質疑を行います。56番
村上議員。
◆56番(
村上さとこ君)
村上さとこでございます。 ただいまから、
令和3年度
一般会計補正予算についての
質疑を行います。 初めに、この
補正予算のうち、
子育て世帯生活支援特別給付金事業について
お尋ねいたします。 この
事業の
対象は、
児童扶養手当受給者など低
所得の
独り親とそれ以外の
住民税非課税の2人
親世帯を
対象としています。
給付額は、
児童1人
当たり一律5万円で、
本市では16億円が計上されております。
財源は、
全額国庫負担です。 また、
児童扶養手当を受給していない
独り親世帯も、
直近で
収入が
減少した
世帯は、
申請に基づき
給付対象になるということです。 長引く
新型コロナウイルス感染症の
影響で、低
所得の
子育て世帯の
生活は大変に厳しく、また、進級、進学の
準備期間でもあり、出費がかさみます。速やかな
支給が待たれるところです。 そこで、お
伺いいたします。
子育て世帯生活支援特別給付金の
支給スケジュール及び
支給対象世帯数、また、全
子育て世帯に占める
支給世帯の
割合を教えてください。 次に、
支給対象外となる
子育て世帯に対する
本市の
独自支援策についてお
伺いをいたします。 低
所得の
子育て世帯への
給付は、
児童扶養手当受給者などの
独り親世帯に向けて、昨年からこれまで2度にわたり実施されてきました。3度目となる今回は、
住民税非課税世帯の2人親にも
拡充をされます。 しかし、
新型コロナウイルス感染症の流行により、
子育てに係る
経費の
増加、
収入の
減少などの
影響は、
児童扶養手当受給者や
住民税非課税世帯以外の
子育て世帯にも及んでいることは明らかであります。
子供の
貧困の原因は、親の
貧困です。
コロナ禍という災害、国難の中、私は国が
責任を持って
財政出動を行い、
国民生活を守るべきと考えますが、今のところ
支援は十分に行き渡ってはおりません。 例えば、
北九州市を代表するような
企業に勤務する
家庭からも、残業がなくなったため、夫の給料が月10万円減り、手取りは10万円前半になった。
子供が2人いるが、
生活は本当に厳しい。
中間層への
子育て支援や
給付も必要であるといった
市民からの声が届いております。そこで、このような中、各
自治体も
工夫を凝らし、
子育て世帯に対する独自の
現金給付、または、
商品券、
図書カード、
地元農産品などの
現物支給といった
独自支援を行ってきました。 そこで、お
伺いをいたします。
子育てしやすい町、
北九州市として、この機会に
子育て世帯全般に対して、見える形での
支援が必要だと考えます。今回の
子育て世帯生活支援特別給付金事業に併せて、
児童扶養手当受給者や
住民税非課税世帯以外の
子育て世帯に対しても、
本市独自の
支援が必要ではないでしょうか。
市長の御見解をお
伺いいたします。 以上で私の第1
質疑を終わります。
○
議長(
鷹木研一郎君)
市長。
◎
市長(
北橋健治君)
村上さとこ議員の御
質問にお答えいたします。
スケジュールなど
実施要領につきましては、
担当局長からお答えいたします。
本市独自の
支援ができないかという御
質問にお答えします。
新型コロナ感染症による
影響が長期化する中、
収入の
減少や
食費などの
支出の
増加などによって、低
所得の
独り親をはじめ
子育て世帯は経済的に厳しい
状況にあります。そこで、国におきましては、低
所得の
子育て世帯に対する
子育て世帯生活支援特別給付金の
支給を決定し、
本市におきましても速やかに
支給していくため、
補正予算の
追加議案をこのたび提出させていただきました。
本市では、
子育て世帯の
ニーズや
状況を踏まえ、
コロナ禍におきまして、
児童手当受給者に対し、
対象児童1人について1万円の
子育て世帯への
臨時特別給付金を
支給しております。 加えて、
本市独自の
支援策であります。 まず、
飲食店で
デリバリーサービス等を利用した場合に
食費を助成する
食事デリバリー事業による
支援、また、
市民や
企業から寄贈いただいた
食料品を
支援が必要な
世帯に提供する
フードパントリーを実施する団体への
補助、また、
子供が気軽に参加することのできる
子ども食堂の開設や
運営の
支援、このように様々な取組を行っております。 来年度からは、
子ども医療費につきまして、
助成対象を通院、入院とも
高校生まで
拡充することとし、出生から
高校生までトータルで見ると、
制度拡充前と比べて、
子供1人
当たり約11万円負担軽減されることとなります。 とりわけ
フードパントリーにつきましては、昨年7月の
事業開始以来、5,300を超える
子育て世帯に御利用いただいております。
子ども食堂につきましても、平成28年度の6か所から、現在は35か所にまで
増加しております。今後も
フードパントリーや
子ども食堂の
活動が広がっていくように、より一層
運営支援を強化してまいります。 また、本年4月から、
子ども食堂を
対象に市内の
直売所で
農林水産物を購入できる
クーポン券、これは、月1回のところは月2万円、月8万円を上限として
クーポン券を発行することにしております。
事業費は3,000万円であります。これを
フードパントリー事業にも活用できることとしたいのであります。これによりまして、より多くの
食料品を確保できるようになり、
子育て世帯へのさらなる
支援につなげてまいりたいのであります。 このように
本市では、
子育て世帯に対する独自の
支援を積極的に行っております。
本市としましては、今回の
補正予算に計上した低
所得の
子育て世帯への
支援策にしっかりと取り組んでいくとともに、今後も
子育て世帯に対する
ニーズを踏まえた効果的な
支援を行い、
生活の
安定向上に努めてまいります。 残余の
質問は、
関係局長からお答えさせていただきます。
○
議長(
鷹木研一郎君)
子ども家庭局長。
◎
子ども家庭局長(
福島俊典君)
支給スケジュール、
支給対象世帯数、
支給世帯割合について御
答弁いたします。
子育て世帯生活支援特別給付金については、これまで2回
支給した
児童扶養手当受給者をはじめとした低
所得の
独り親世帯に加え、今回それ以外の
住民税非課税の
子育て世帯、つまり低
所得の2人
親世帯も新たに
対象となってございます。
給付額は、いずれも
児童1人
当たり5万円でございます。
本市の
スケジュールについて、低
所得の
独り親世帯に関しましては、国が示しております大まかな
実施要領案を踏まえ、現在
支給に向けた
準備を進めているところでございます。4月初旬には、いち早く
コールセンターを設置するとともに、
児童扶養手当受給者に対しまして、国が示す
児童扶養手当の
支給日であります5月11日よりも可能な限り前倒しして
支給したいと考えております。 なお、昨年12月の2回目の
支給の際は、政令市の中で最も早く
支給し、年の瀬で
生活に困っております
独り親世帯へ速やかな
支援を行ったところでございます。 この
給付金は、
独り親世帯のうち、
児童扶養手当を受給していないが家計が急変して
生活が
困窮されている方も
給付対象であり、漏れなく
申請していただくために、
給付金の
案内や
相談窓口につきまして、市政だよりや市のホームページ、SNSや
ウェブ広告などを活用してくとともに、
新聞各紙にも
案内を掲載し、幅広く周知、広報をしていきたいと考えております。 低
所得の2人
親世帯につきましては、現時点では、国からは、
対象は
住民税非課税の
子育て世帯であること、
直近の
所得情報の判明以降、可能な限り早期に
申請に基づき
支給を行うことのみが示されております。今後、国の具体的な
制度設計を踏まえ、速やかに
支給できるように
本市の
対応策を
準備しておきたいと考えております。
支給対象世帯数につきましては、低
所得の
独り親世帯数は、これまで2回の
支給実績を基に算出し、1万500
世帯、
対象児童数は1万6,700人を見込んでおります。低
所得の2人
親世帯数は、
令和元年の
所得の
非課税世帯数を基に算出し、6,900
世帯、
対象児童数は1万3,700人を見込んでおります。 また、全
子育て世帯8万9,300
世帯に占める
支給世帯の
割合につきましては、約20%でございます。 今後もこれらの
対象者に対しまして速やかに
給付金を
支給し、
子育て世帯の
支援に努めてまいります。
答弁は以上です。
○
議長(
鷹木研一郎君) 56番
村上議員。
◆56番(
村上さとこ君) お答えいただきまして、ありがとうございます。 第2
質疑に入ります。 まずは、今
局長からお答えいただきました全
世帯のうちの20%に
支給をされるということであります。 私が
質問したのは、
支給対象外となっている8割の中で、特に、今
困窮している
中間層への
支援ということで
お尋ねした次第です。
市長よりいろいろな
答弁をいただきまして、例えば
フードデリバリーなどをいただきましたが、
フードデリバリー事業も、これは
児童扶養手当の
支給対象者が
対象でありましたし、また、1万円の
特別給付金も国の
事業でございましたので、市独自の
事業についてお
伺いした次第です。 今回、
医療費が
拡充されるというのは、大変にすばらしいことで、市の
努力もあったと思いますが、中学生の
医療費助成が県の市に対する
支出もより
拡充されたということで、市がこれまで県に対していろいろ要望した
活動の成果は現れだと思いますが、これまでも県内でも34
自治体がもう既にそのことには取り組んでおりましたし、私はさらなる
支援が必要と考えております。 今の低
所得者、
フードパントリーとかを利用されるのは、本当に食べ物にも困るような
方々ではありますけれ
ども、
市長、それから外れる、また、
中間層への
困窮具合の今の御
認識について
お尋ねをしたいんですが、よろしくお願いします。
○
議長(
鷹木研一郎君)
子ども家庭局長。
◎
子ども家庭局長(
福島俊典君)
コロナ禍におきまして、
収入の
減少、
食費の
支出の
増加などによって、
中間層におきましても、
子育て世帯については大変厳しい
状況にあると
認識しております。そういった
子育て世帯への
支援、重要だと
認識しております。先ほど
市長から御
答弁申し上げましたように、
子ども医療費支給制度、
フードパントリー、そのほかいろいろ様々な
施策を実施しております。
財源は限られておりますが、今後とも
知恵を絞って、効果的な
施策についてしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
○
議長(
鷹木研一郎君) 56番
村上議員。
◆56番(
村上さとこ君) これまで
北九州市は、
大変事業者に対してもすばらしい
支援をしてきたと思います。例えば、こういった国の
事業や県の
事業への
上乗せの
施策としては、例えば
持続化緊急支援金は、県へ市独自で
上乗せをしてきました。また、
感染拡大防止協力金も、県の
対象外になった方へ市独自で
拡充をするといった、そういった
政策をきめ細やかに打ってきたと思います。私が今回
お尋ねしたのは、このように
制度から外れてしまって、
制度と
制度の隙間に入って
困窮している
方々へのさらなる
支援が必要ではないかということで
お尋ねをした次第です。 今、
局長から、さらに前向きにいろいろ検討をいろいろ考えていきたいというか、効果的な方策について考えていきたいと
答弁をいただきました。例えば、
現物支給といった形では、幅広くどういったことが考えられるでしょうか。
○
議長(
鷹木研一郎君)
子ども家庭局長。
◎
子ども家庭局長(
福島俊典君) 先ほ
ども御
答弁申し上げましたが、これまでも様々な
施策を実施しております。
子育て世帯につきましては、ぜひそういった
施策を御利用いただきまして、
支援につなげていただきたいと考えております。以上です。
○
議長(
鷹木研一郎君) 56番
村上議員。
◆56番(
村上さとこ君)
支援のメニューのさらなる細かい幅広な
拡充を要望いたします。例えば、
自治体によっては、
期間限定で全
児童の
給食費を無償にしたりとかいろいろなことをやっているわけであります。目に見える形で市が
子育て世帯全般に
メッセージを送っていただくということは、
子育てをする
世帯に対しての大変な力強い支えになりますし、希望にもなります。ですので、
市長からはぜひそういった力強い
メッセージを出していただきたいと思います。 私のところに届く声では、いろいろな
施策は必要なんですけれ
ども、例えばスターフライヤー、10億円の
補助金を出していて、こちらは無利子でもなく無期限の貸付けでもなく、
給付事業ということであるのに、なぜ
中間層への
支援はないのかとか不公平ではないかとか、あるいは、今回のこの5万円の
特別給付金支給事業に対しても、
自分たちは税金を払ってきているのに何も見返りがないんじゃないかとか、そういったような声も届いています。そういうふうな声に対して
説明する
責任も市としてあると思いますので、
市長、今後ともそういった
子育て世帯に対する
メッセージや
施策に対して取り組んでいただけますか。ここでお約束をいただきたいんですが、よろしくお願いいたします。