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  1. 越前市議会 2024-02-21
    02月26日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-29
    令和 6年 3月定例会            令和6年3月越前市議会定例会(第2号) 令和6年2月21日の会議に引き続き、令和6年2月26日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           令和6年3月越前市議会定例会議事日程            ││                        令和6年2月26日午前10時開議 ││  第 2 号                                  ││ 第 1  議案第24号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 2  議案第15号 越前市個人番号の利用に関する条例の一部改正について    ││ 第 3  議案第16号 越前市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例等の ││           一部改正について                      ││ 第 4  議案第18号 越前市国民健康保険税条例の一部改正について        ││ 第 5  議案第19号 越前市介護保険条例の一部改正について           ││ 第 6  議案第20号 越前市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正に ││           ついて                           ││ 第 7  議案第21号 越前市水道事業給水条例の一部改正について         ││ 第 8  議案第22号 越前市工業用水道事業給水条例の一部改正について      ││ 第 9  議案第23号 市道路線の認定及び変更について              ││ 第10 議案第 1 号 令和5年度越前市一般会計補正予算(第10号)       ││ 第11 議案第 2 号 令和5年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  ││ 第12 議案第 3 号 令和5年度越前市介護保険特別会計補正予算(第2号)    ││ 第13 議案第 4 号 令和5年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) ││ 第14 議案第 5 号 令和5年度越前市水道事業会計補正予算(第2号)      ││ 第15 議案第 6 号 令和5年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)   ││ 第16 議案第 7 号 令和5年度越前市下水道事業会計補正予算(第2号)     ││ 第17 議案第 8 号 令和6年度越前市一般会計予算               ││ 第18 議案第 9 号 令和6年度越前市国民健康保険特別会計予算         ││ 第19 議案第10号 令和6年度越前市介護保険特別会計予算           ││ 第20 議案第11号 令和6年度越前市後期高齢者医療特別会計予算        ││ 第21 議案第12号 令和6年度越前市水道事業会計予算             ││ 第22 議案第13号 令和6年度越前市工業用水道事業会計予算          ││ 第23 議案第14号 令和6年度越前市下水道事業会計予算            │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第24号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 2  議案第15号 越前市個人番号の利用に関する条例の一部改正について 日程第 3  議案第16号 越前市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例等の一部改正について 日程第 4  議案第18号 越前市国民健康保険税条例の一部改正について 日程第 5  議案第19号 越前市介護保険条例の一部改正について 日程第 6  議案第20号 越前市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程第 7  議案第21号 越前市水道事業給水条例の一部改正について 日程第 8  議案第22号 越前市工業用水道事業給水条例の一部改正について 日程第 9  議案第23号 市道路線の認定及び変更について 日程第10 議案第 1 号 令和5年度越前市一般会計補正予算(第10号) 日程第11 議案第 2 号 令和5年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第12 議案第 3 号 令和5年度越前市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第13 議案第 4 号 令和5年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 日程第14 議案第 5 号 令和5年度越前市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第15 議案第 6 号 令和5年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 日程第16 議案第 7 号 令和5年度越前市下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第17 議案第 8 号 令和6年度越前市一般会計予算  =======================================3 出席議員(20人)     1 番 能 勢 淳一郎 君         2 番 土 田 信 義 君     3 番 畑   勝 浩 君         4 番 近 藤 光 広 君     5 番 佐々木 哲 夫 君         6 番 橋 本 弥登志 君     7 番 清 水 一 徳 君         9 番 桶 谷 耕 一 君    10番 砂 田 竜 一 君        11番 大久保 健 一 君    12番 小 玉 俊 一 君        13番 川 崎 俊 之 君    14番 題 佛 臣 一 君        16番 安 立 里 美 君    17番 大久保 惠 子 君        18番 小 形 善 信 君    19番 川 崎 悟 司 君        20番 城 戸 茂 夫 君    21番 前 田 修 治 君        22番 吉 田 啓 三 君4 議  事        開議 午前9時59分 ○議長(吉田啓三君) 皆さん、おはようございます。 これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 議案第24号 ○議長(吉田啓三君) 日程に入ります。 日程第1議案第24号専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 この際、申し上げます。 これより行います理事者への議案質疑につきましては、一問一答方式により1議題につき質疑、答弁を含めて一般会計当初予算を除き30分以内の時間制限により行います。 質疑は議題に供されている案件について議員が賛否等の態度決定をできるよう疑問点を問うことが目的でありますので、議員各位にはその範囲を逸脱することなく、簡明簡潔な発言に努められますようお願いを申し上げておきます。 また、申合せにより、各議員が所属する委員会の所管事項につきましては、施策の大綱に関わるもの以外の詳細な事項に関しては避けることを例としておりますので、申し添えておきます。 理事者におかれましても、質疑の趣旨に沿った適切な答弁をなされるよう、ここで改めてお願いをいたしておきますので、よろしくお願いします。 なお、一般会計当初予算の議案質疑の時間制限等については議題に上がった際に改めて申し上げますので、お願いします。 それでは、本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 異議なしと認めます。 よって、本案については委員会への付託を省略することに決定しました。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案についてはこれを承認することに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 異議なしと認めます。 よって、議案第24号は承認することに決しました。  ================ △日程第2 議案第15号 ~ 日程第8 議案第22号 ○議長(吉田啓三君) 日程第2議案第15号越前市個人番号の利用に関する条例の一部改正についてから日程第8議案第22号越前市工業用水道事業給水条例の一部改正についてまでの7案について、一括して議題といたします。 本7案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 議案第15号及び議案第16号の2案については総務委員会に、議案第18号から議案第20号までの3案については教育厚生委員会に、議案第21号及び議案第22号の2案については産業建設委員会にそれぞれ付託いたします。  ================ △日程第9 議案第23号 ○議長(吉田啓三君) 日程第9議案第23号市道路線の認定及び変更についてを議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 本案については産業建設委員会に付託いたします。  ================ △日程第10 議案第1号 ○議長(吉田啓三君) 日程第10議案第1号令和5年度越前市一般会計補正予算第10号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 畑勝浩、誠和会、質疑いたします。 補正予算書の38ページ、地方バス路線活性化推進補助金についてお伺いいたします。 この補助金ですが、支給の基準はどうなっているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 地方バス路線活性化推進補助金でございますが、路線バスの赤字補填を補助するというものであります。 本市を走る対象路線でありますが、市の単独路線2路線のほか、複数市町にまたがる広域的路線が5路線ございます。広域的路線につきましては、路線バス事業者の経常損益に国県補助金を補填し、その補填後の赤字分を本市と沿線3町、池田町、越前町、南越前町、それぞれ走っている路線バスの元の延長距離で案分して支援するというものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) なるべく支給はないほうがいいんですけれども、限度額というものは設定されているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 現時点では限度額というものは設定してございませんが、それは路線バスの安定運行を維持するためということでありますけれども、今後でありますけれども、来年度、地域公共交通の計画を策定するという予定でありますが、その議論の中で、この路線バスの再編等も含めて、また限度額等も含めて、地域公共交通の全体の最適化といいますか、そういったものを検討していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) では、次の質問に移ります。 予算書52ページ、伝統工芸職人塾補助金、この補助金ですが、減額になっております。どのような理由で減額になったのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 伝統工芸職人塾の補助金の減額の主な理由につきましては、長期研修で11人を当初予定しておりましたが、8人の受講となり予定人数に達しなかったための減額であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) せっかく予算組みされたので、途中での追加募集というものはお考えにならなかったのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 研修生につきましては、随時募集をしております。研修生と事業者が合意すればいつでも研修生として受け入れるというふうに制度としてなっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 分かりました。 かなり前からなんですけれども、外国からの希望者も多いと聞いております。しかし、市のホームページは国外からはなかなかアクセスできないと、セキュリティー上できないと聞いております。そうしますと、募集なんですけれども、多言語対応にいたしまして外国からの入塾希望者の要望にも応えているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 職人塾への募集につきましては、外国人の方も対象となっておりまして、県がホームページにて募集しております。県のほうでは、16か国語で自動翻訳で対応し、外国人に対しての募集もかけているという状況であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 分かりました。 外国の方もどんどん入っていらっしゃるみたいで、個人的なんですけれども、今日も御希望の方が日本に到着されてすぐに越前市に来ると聞いております。 次に、予算書100ページになります。 水道事業のほうです。ここに水道事業特── ○議長(吉田啓三君) 畑議員。 ◆(畑勝浩君) はい。 ○議長(吉田啓三君) 水道事業はまだ。 ◆(畑勝浩君) (続) 失礼しました。訂正いたします。 ○議長(吉田啓三君) ほかにございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 市民ネットワーク砂田です。よろしくお願いいたします。 補正予算書の37、38ページをよろしくお願いします。 2款1項7目企画費の説明6で、紫式部プロジェクト事業5,000万円というふうにあります。この事業につきまして、財源としましては、越前三国競艇企業団、いわゆる越前三国ボートレースから本市の紫式部プロジェクトに対して特別事業交付金があったというふうに伺っています。5,000万円ということで、金額も大きく、本市にとって大変ありがたいなと思うところです。 ここでお聞きしますが、今回、なぜ越前三国ボートレースから特別事業交付金が交付されることとなったのか、その経緯を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 本年度は、越前三国競艇企業団の収益状況によりまして、4億円と紫式部プロジェクト特別事業交付金として5,000万円が交付されることになったということでございます。 本市では、大河ドラマ「光る君へ」が放送されることから、この機会を千載一遇のチャンスとしまして、県や関係団体と紫式部プロジェクト推進協議会を立ち上げ、市の魅力を発信する様々な取組を行っておるところでございますが、この一層の充実を図るべく、越前三国競艇企業団に対しまして、昨年11月でありますが、特別事業交付金の要望を行ったところ、賛同を得ることができまして、今回の特別事業交付金5,000万円が本市に交付されることになったというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) ボートレースの収益が結構あったということで、こういう特別事業の交付金につながったということで、越前三国競艇企業団の議会のほうに所属している本議会の同僚議員もいらっしゃって、恐らくその議員の御尽力もあったのかなというふうに思うところなんですが、この5,000万円というのは大変大きな金額ですので、ありがたいなというふうに思います。 この5,000万円分の交付金につきまして、紫式部プロジェクトに使ってほしいと使い道が指定されているというふうに思うんですが、ここでお聞きしますが、本市の紫式部関連の事業を通じて越前三国ボートレースが見返りのようなものを期待されていることがあるのか、またそれにどういうふうに応えようとしているのか、そのことを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 越前三国競艇企業団からは、紫式部プロジェクトに協賛をいただいていることが分かるように、大河ドラマ館の会場となる武生中央公園に協賛看板の設置をはじめ、紫式部プロジェクト推進協議会のホームページへの掲載などによりまして、ボートの収益金が地域や社会のために役立てられているということを周知しているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) この予算5,000万円は、全て本市の紫式部推進協議会の負担金へ充てられるということで今後の活動に期待するところなんですが、この協議会に負担金として充てられる5,000万円についての協議会の使い道について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 紫式部プロジェクト推進協議会、この中の予算でありますが、まず「光る君へ」越前大河ドラマ館の運営、そしてNHKと連携したトークショー、それから紫式部の旅の再現事業、こういったことの財源として活用、充当していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 5,000万円というと結構大きな金額と思いますので、ぜひとも効果のある充実した取組、事業につなげていただきたいなというふうに思います。 次の質問に行きます。 次、予算書の41ページ、42ページをお願いします。 2款7項1目生活安全対策費の説明1で、危機対策管理事業819万5,000円というふうにありますが、こちらの事業につきましては、能登半島地震への支援に係る事業だというふうに認識しています。ここ最近まで行われた、本市が行った支援の内容と今後行う支援の予定について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 職員の派遣状況といたしまして、福井県からの要請を受けまして、珠洲市に避難所運営支援の職員や健康相談支援のための保健師を派遣しております。 また、災害時相互応援協定を結んでおります七尾市に対しましては、災害廃棄物仮置場の運営支援や給水支援、水道管路応急復旧支援の職員を派遣しております。 そのほか、穴水町、中能登町、羽咋市には、被災建築物応急危険度判定下水道管渠点検、応急給水、被災宅地危険度判定などの業務に専門の技術職員を派遣しているところでございます。本日、2月26日までに合計145名、延べ411名の職員を派遣しているところでございます。 また、物資の支援についてでございますけれども、本市と都市連携協定を結んでおります高岡市に1月1日に2回にわたって毛布や飲料水、ブルーシートなど、市の備蓄物資を搬送したほか、七尾市に対しましては、市内外の市民や企業、団体から御寄附いただきましたものも含めまして、ブルーシートと飲料水を搬送している状況でございます。 これにつきまして、既決予算予備費で対応しているほか、3月補正予算計上分といたしまして、危機対策管理事業819万5,000円のうち、職員派遣に係る予算として職員手当514万3,000円、普通旅費221万3,000円、被災地の応援職員宿泊費負担金としまして31万円の合計766万6,000円を、また物資輸送のための経費といたしまして12万9,000円を計上しているところでございます。 4月以降、今後も県や関係機関と連携いたしまして、要請に応じて被災自治体に対して継続した支援を行ってまいります。 申し訳ありません。先ほど、高岡市についてでございますけれども、物資輸送につきましては1月2日に2回にわたって物資を輸送しているところでございます。失礼いたしました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 石川県で起きた災害ということで、応援に派遣されている本市の職員の皆さんには隣の県民としても心より感謝をいたします。 ただいま御説明いただいたたくさんの支援、お聞きしましたとおり、今後も支援の継続をお願いしたいところでございますが、ただいま説明がありましたように、災害見舞金40万円、物資の輸送代12万9,000円、そのほか派遣された応援職員の方の手当などが766万6,000円というふうに御説明いただいたんですけど、地震発生から今年度末となる3月末までの派遣の人数は合計でおおよそ600人を想定されているということですが、1人当たり5日ほど派遣されているとお聞きしていますし、そうした場合に、1人1日当たりの日当手当というのはあまり高くないのではないかなというふうに私個人的には思います。 ここでお聞きしますが、派遣される職員の手当の金額の根拠について教えていただきたいです。また、派遣される応援職員の選定というのはどういうふうにしているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 手当額の根拠についてのお尋ねでございますが、職員の給与に関する条例に規定する特殊勤務手当で、災害応急作業などに従事した場合に日額500円を支給することとなっております。また、時間外勤務が発生した場合は、関係規定に基づいて超過勤務手当を支給することとなります。そのほか、派遣出張に係る日当は、職員の旅費支給に関する条例及び旅費支給基準に基づき、日額1,100円を支給することとなっております。 なお、応援職員の選定は、特定の部署に偏ることなく各部局の職員数に応じて派遣人数を割り振りし、それぞれの部署で業務調整を行いながら派遣可能な職員を決定しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 最後にお聞きするんですが、今後も応援職員を派遣される予定ということで、応援職員のメンタルヘルス、心の健康が気になるところです。応援職員で派遣される職員の中には家庭を支えている方もいらっしゃることですから、こういったイレギュラーな災害の応援については、できればやりがいを感じる手当の額にしたり、代休などを充実させたりするなど、職員へのケアも必要ではないのかなというふうに思います。 特殊勤務手当ということで決まっていることで、他県に行ってる方からすれば当たり前やということになるかもしれませんが、ここでお聞きしたいんですが、災害の応援の場合に手当の金額というのは本市単独で決めることができるものなのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 被災地での活動は職員にとって大変貴重な経験となっておりますが、今後、中・長期的な派遣も控えており、派遣職員の心の健康につきましては十分配慮したいと考えております。 職員の手当については条例で定めることとしており、今回の派遣につきましても条例で定められた特殊勤務手当を支給することとしています。 なお、職員の給与は、地方公務員法において国や他の地方公共団体の職員の給料や手当などを考慮して定めなければならないと規定されております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 応援職員、派遣された方、大変頑張ってほしいなと思うところですが、ただいまの心の健康ですね、中・長期的な派遣も考えてられるということなので、そういったケアのほうもどうぞよろしくお願いいたします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) よろしくお願いいたします。 予算書の41ページ、42ページですね。 今ほど砂田議員の御質問にありました危機管理事業でございます。 ただいま小嶋危機管理幹から、1月1日、震災直後、これは、災害協力協定を結んでおります高岡市から1月1日に要請が入り、1月2日に物資の支援を行っていただいたと。そして、1月2日に石川県の中能登町への給水支援、これが1月4日から6日まで合計3,000リットル、これは日本水道協会からの要請だと。それから、1月4日には県の要請で珠洲市の避難所に支援員を派遣したということと、11日からはまたこれも災害協力協定を結んでおられます七尾市さんに物資と人的支援を行っていると、かような経緯だというふうに思っております。 これは、直後のことでございます。いろいろな要請も入ってきておりますけれども、まだこれから長期的な支援が必要だと思っております。甚大な被害を受けた被災地の支援について、今後、急な対応も起こることもあるかと思います。今回の補正予算、これだけで十分かどうか心配なところでありますので、そこのところの御見解をよろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 被災地への職員派遣に係る経費につきましては、県からの派遣要請のほか、災害時相互応援協定を結んでいる七尾市からの要請が3月末までであることから、現在の派遣を継続して行えるよう今回の補正予算で職員手当や旅費などを計上しているところでございます。 また、そのほか既決予算予備費で対応しているものもあり、十分対応できるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 今の御説明で安心はしましたけれども、また急なことがありましたらしっかりと対応をよろしくお願いしたいと、我々議員もしっかりとそれに対してはサポートしていくつもりでございますので、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) それでは、何点かお願いします。 まず、補正予算説明書25、26ページです。 今回、歳入のところで補正が市税全体で4億3,550万円ですか、これまでですと3月補正のところに法人市民税という形でプラスがずっと近年はあったかなというふうに思いますが、企業の業績もということで法人はマイナスの1億円ということでありますが、それを穴埋めというんではないんですけど、市税全体の増額の要因として固定資産税の増額が出ているかなと思いますが、この内訳をお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 今回の固定資産税補正額の内訳でございますが、土地が200万円の減額、家屋が1億4,050万円の増額、償却資産が3億700万円の増額、合計4億4,550万円の増額となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 固定資産税のこのような近年にない大きな金額かなというふうに思っておりますが、これまでの過去の固定資産税のほうの補正額がどうかお伺いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 過去3年間の固定資産税の補正額でございますが、令和2年度は1億6,000万円の増額、令和3年度は1億5,000万円の増額、令和4年度は1億6,000万円の増額となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 大体1億五、六千万円で推移をしているというところです。 過去も、こちらのほうに住まわれるということで、結構団地の造成もあったりして家屋の固定資産税が増えたという経緯はあったかなというふうに思っておりますが、今回の近年より大きい金額の補正の理由がありましたらお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 今回の補正の主な要因でございますが、償却資産につきましては、新規投資額が企業へのアンケート結果から見込んだ額より多かったことや、償却資産の入替えに伴う廃棄分が見込みより少なかったこと。また、設備投資等に係る軽減額を多く見込んだことなどが要因となっております。 家屋につきましては、新築家屋建築数が見込みより多かったことや新築家屋に係る軽減額を多く見込んだことが要因となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 今回の大きくなった理由として償却資産というお話がありました。 償却資産というと、企業、事業所、そういった方々の設備投資がどうなるかとか、そういったところで結構見込みが難しいものではないかなというふうには思っておりますが、今回このような増額というのはなかなかないということでありますが、これまでの相手の方、企業とか事業所の方とのやり取りが大変重要になってくるというふうに思っております。 今回、本当に大きな金額になったわけでありますが、市全体としてはありがたい話であろうと思います。今後ともこういうやり取りをするというのはかなり職員のほうにも負担もかかったり、訪問をしながらいろいろ相手の懐を探っていくというところも出てくると思いますので、そういったやり取りが大変なところはあるかなと思っておりますが、ぜひ今後ともそういった親切丁寧なやり取りを企業の方とやり取りしながら、そしてまたこちらの推測も一定程度しっかりとした推測も必要になるかなというふうに思っておりますので、そういったところをしっかりこれからもお願いしたいと思います。 また、こういうことをやり過ぎると市民の方の苦情というのも来るかもしれませんが、それは親切に丁寧な対応をすれば相手方もしっかりと受け入れてくれるかなと思いますので、そういったところ、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 次に、33、34ページです。 ごめんなさい、これは先ほど砂田議員が聞かれたので飛ばします。 37、38です。 ここで在来線の支援事業の補助金が2億5,900万円出ていますが、この内容についてお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) ハピラインふくいが畷町に設置するしきぶ駅の整備に係る工事費ですが、国、県と共に支援していくため、ハピラインふくいに補助金を交付するという内容でございます。 駅施設工事費の10億8,000万円のうち、国の補正予算の採択を受けまして、7億7,700万円、この事業費につきましては、県と一緒に3月補正予算に前倒しを行いまして、国庫補助金を除いた分を県と市がそれぞれ2分の1の2億5,900万円を支援するという内容であります。残りの3億300万円につきましては、令和6年度の当初予算で県と市がそれぞれ2分の1の1億5,150万円を支援するということで、当初予算のほうにも計上をさせていただいています。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 前倒しの計上というところでありますが、当初予算でもあるということですが、今回前倒しをすることによって若干完成が早くなるのか、いつ頃なのかというのがあったらお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 国の補正予算に応じて県も越前市も3月補正予算に前倒しをして、有利な補正予算債等で対応していきたいというふうな考え方であります。 工期については、ハピラインふくいのほうからは、令和6年度に工事を行いまして令和7年度の竣工というふうな形でお聞きをしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 分かりました。 できるだけ早くの発注といいますか、こちらのほうでするわけでないので、ハピラインのほうにもそういったお願いをしていけたらなというふうに思っております。 続きまして、41、42ページです。 ここで、安全安心まちづくり事業ということで減額が出ております。空家解体の補助金の減額なんですが、これについての内容、なぜこうなったかをお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 空家解体費補助金225万5,000円の減額につきましては、当初、480万円、7件分の老朽危険空き家等解体補助金を計上しておりましたが、年度内での解体が見込まれる5件分の254万5,000円を必要額と見込みまして、不用となる225万5,000円を減額したところでございます。 空き家解体に関する相談ということで1月末現在52件ありましたが、そのうち2割ほどが補助対象となる空き家でありました。しかしながら、長期間放置されていた、そういった状況などから相続関係などが複雑になりまして、全ての相続者の同意を得ることができない、そういった同意を得ることに時間を要するなどの理由で解体申請に至らなかったケースもございました。 なお、出前講座等の実施によりまして相談も増えてきている状況ではございますけれども、補助の対象とならない空き家において自己資金での解体も多く見られたというような状況もございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 金額が結構あるので補助要件に合わないのがたくさんあるのかなと思ったら、工期が間に合わないとかそんなこともあるというお話ですが、52件の相談の中で2割ぐらいしか該当しないという、そういったことというのは、補助要件としてそれが現段階では適切かどうかという、当然、国とか県の補助があるというところですが、そういった内容も十分に満たす必要があるとは思いますが、この52件のうち本当に危険なところをさらに市が援助してやっていくという、そんなこともできるのかどうかお伺いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 今回の対象となる老朽危険空き家等については、約2割が対象となるということで申し上げました。こちらについては、52件のうち9件ということなんですけれども、それ以外につきましては、まだ老朽危険空き家ではないというような状況でございまして、補助の対象とならないということでございました。 また、今回減額が大きくなった状況としまして、令和5年度から老朽危険空き家、準老朽危険空き家ともに補助金の上限額を20万円ずつ引上げいたしまして、70万円と50万円という上限額になりました。さらに、加算額も10万円引き上げまして30万円にしたというところで、最大で100万円の補助金を受けることが可能な補助制度にしたというところでございまして、当初予算では、老朽危険空き家につきましては上限額の70万円を2件、また準老朽危険空き家で50万円を5件、加算額30万円を3件で計上いたしました。 しかしながら、空き家によっては解体に要する費用がかさまず補助対象となる解体費用の3分の1である補助金額が満額に達しないケースがございました。また、加算要件に該当しないケースもあったことから、件数に対しまして補助金が多額にならないというような状況もございまして減額分が多くなったというような状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 分かりました。 次に、47、48ページです。 合併処理浄化槽設置整備事業、この補助金が1,000万円ほど減額になっておりますが、この理由をお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 合併処理浄化槽設置整備事業補助金につきましては、過去の実績から各人槽、いわゆる浄化槽の大きさごとに積み上げまして予算計上しているところでございます。 今回、令和5年12月現在の実績と残る期間の設置数を見込みまして、その結果、当初の合計60基が47基となったもので、このため減額するものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 合併処理浄化槽というと、公共下水道区域とか農業集落とか、集合処理でできない地域をカバーする下水の処理の重要な設置事業かなというふうに思っています。 減るというのが、この合併処理の設置が進まないと越前市全体の下水道の処理率が伸びないのではないかなというふうに思いますが、この件数が減ることによって合併処理地域のエリアの割合が、伸びが鈍化するという、そんなことになっていくのですかね、お聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 合併処理浄化槽の区域につきましては、令和3年度にアンケート等で把握した範囲でございますけれども、高齢者世帯とか低所得者世帯などの合併処理浄化槽への切替え困難である世帯というのが約4%ほどあるというところもございます。 現在改定中の下水道基本構想の中では、令和17年度の汚水処理人口普及率96%というところを目指しているところで今計画を予定しておりまして、人口減少もありますけれども、合併処理浄化槽につきましては、普及促進については引き続き図っていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) あと、この合併処理の設置の戸数というか、計画をしている戸数というのはどれぐらい、何年でカバーできるかというのは、何かそういった数字はありますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) なかなか切替えが進まない世帯というのが一定数ございますので、例えばいつ解消できるかというところについては今のところ見込めない状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 今回、下水道基本構想を改定するということでありますので、そういったところにもしっかりと位置づけしながら、合併処理の浄化槽についても計画をしっかり立てて、推進をするためにいろんな施策を打つという、そのことが必要かなと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 続いて、49、50ページのところで、農地の集積協力金、人・農地プラン推進事業でありますが、以前から私も何回か聞いてるところでありますが、今回のマイナス300万円の理由がありましたらお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 農地集積協力金でございますけれども、こちらは中間管理機構という組織を通じまして、地域の中核的農家、担い手と申しますけれども、そちらのほうに農地を集積すると、そのための奨励金という性格でございます。これは、農地を出した地域に対して交付されるものでございます。 今回、全額国費ということもございまして、武生地区で1つ、それと今立地区で1つを見込んでいたわけでございますけれども、要件でございます地区の1割の農地を集積すると、その基準に満たなかったということで今回減額をさせていただいたところでございます。 この事業、以前から活用いたしまして、越前市の担い手の農地集積率約7割と、全国的にも高い率を示しております。そろそろ伸び代を欠いているような状況もございます。あと残りの3割、こちらのほう恐らく中山間地の条件不利地かと思います。こちらが大きな課題でございます。どうやって地域の森を守っていくかというのがございます。来年度は人・農地プランの策定に着手をいたしますし、食と農の創造ビジョンの策定もございます。一つの大きな課題として検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
    ◆(橋本弥登志君) 近年、こういった集積がかなり難しくなっているという状況が、いつも補正でこういう結果が出てきます。 この300万円、多分当初がそのままマイナスになったかなというふうに思っていますが、前も言ったんですけど、担い手に農地を集積するということが困難な時代になってきた。担い手の人が頑張ってはいますけど疲弊してきてるという、そういった状況になっているんですね。ですから、今年、改定の年と聞いていますけど、その中で小っちゃい小規模の農業者、家庭農業といいますかね、小規模農業者を手助けする手だてがないと、担い手はいっぱいいっぱいになってきている状況だと思います。 そういったことをうかがわせる今回の当初をそのまま丸々落とすという、なかなかない予算かなと思っておりますが、そういう結果をしっかり受け止める必要があるというふうに思っていますので、この農地集積というのは出した方に出す補助金だろうと思いますけど、担い手とか個人農業をどう続けるかという、小規模農業をどう続けるかというところも一つの大きな視点に今後していっていただきたいなというふうに思っていますので、またよろしくお願いをしたいと思います。 続いて、51、52ページです。 工業振興費で、越前発新事業チャレンジ支援事業なんですが、これは当初予算を補正して今回落とすということになったかなと思っていますが、その理由といいますか、内容がありましたらお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 大河ドラマの放送開始に合わせて、紫式部に関連した商品開発を進めるとともに市民の機運醸成を図るため、当初予算で400万円を計上し5月から公募を開始したところであります。交付申請や事前相談が多数寄せられた。また、紫色をメインにした新商品開発に取り組んだパープルハートプロジェクトとの連携も視野に入れながら、9月補正で2,100万円を追加補正したところであります。 10月から2次募集を行ったものの、事業化に至らなかった案件が幾つかあった。また、個々の事業費が少額であったということから不用額が生じ減額したというものであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 補正をするときにまだまだ足らないんで、応募があるのでって聞いていたんですけど、それに足らなかったかなと思いますが。 この間も大河ドラマ館のオープニングで、最後の出口のところで紫色のパッケージがあったり、結構にぎやかに出ているし、道の駅でも目立つ色になってきていますね。そういった意味ではすごくいい事業だなというふうに思っています。 これは、少し広域的にも、丹南エリアとかにもどんどん出していくという、そういった手だても今後必要かなと思っています。せっかくいい取組があったので、これを広げるということがこれから求められるのではないかなと思っています。大河ドラマ館は1年で終わりますけど、広域で連携していく観光事業は1年では終わりませんので、ぜひそういった視点で今後も継続した取組をお願いをしたいなと思っています。 ちょっと飛ばしてしまったのがその上のほうにありますね。鳥の子紙研修場の整備事業、これは減額になっていますが、この理由があったらお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 越前鳥の子紙研修場の整備事業についてでありますけれども、財源として国のデジタル田園都市国家構想交付金の活用を予定していましたが、不採択となったため、事業内容やスケジュールにつきまして、和紙組合、また越前生漉鳥の子紙保存会と再度協議しまして、今年度での事業実施を見送ったことに伴いまして、設計業務委託料と地質調査の委託料の予算を減額するものとなったところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) この減額によっていろんなところに影響があるかなと思いますが、そういった影響はないんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 今回、ユネスコで越前鳥の子紙が新規で追加されるという見通しができたというところもありますので、ぜひともやりたいという需要が非常にあります。 生産者の組合のほうにおきましても、今、学校の空き教室を使って鳥の子をすいているということで、特別な材料を使いながらやっておりますのでなかなか後片づけとかにも非常に手間がかかっているところもあります。そういった意味で、鳥の子紙をすくための拠点というのは非常に需要が高いところでありますので、引き続きこれについては6年度で取り組みたいというふうなところで今考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) しっかりとした対応をお願いしたいと思います。 最後になりますが、55、56ページです。 住宅整備費の住宅支援事業でありますが、金額が、委託料以下、補助金が結構マイナスになっているかなと思いますが、この住宅支援事業については、越前市議会令和3年度決算を受けて提言をした唯一の事業でありますので、マイナスになっているという理由があったらお願いをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 住宅支援事業につきまして減額となった要因としましては、建設資材や原油価格、労務単価の高騰などによりましてさらに建築費用が高額となったため申請件数が伸び悩んだものと考えているところでございます。実際に、本年度の新築住宅の着工件数につきましては、過去5年間におきまして最低の件数となっているところでございます。 また、空き家等リフォーム支援事業におきましては、前年度に補助見込額の大きい共同住宅のリフォームの相談がありましたが、中止となったため690万円の減額となったというところでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 提言の中ではエリアについて要件を緩和してほしいとかというところもあったと思うんですが、そういうなのを緩和してもなかなか応募が少なかったというところと受け止めないといけないのかなと思うんですが、いかがですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 昨年提言がありました内容につきましてですけれども、新住宅取得推進事業補助金につきましては昨年より増加しております。特に、移住者につきましては、居住誘導区域から市内全域に要件を緩和したため大幅に増加しているところでございます。 令和4年度の移住者加算数につきましては40件でございましたが、これに対しまして令和5年度は、2月22日時点でございますけれども、57件でございます。予算規模につきましても、令和4年度予算額は8,200万円に対しまして、令和5年度は9,380万円でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 今回、移住者とかエリアを替えたことについてはいい方向に行ったかなと思いますが、このように減額をしていくというところの課題が見えているなら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 課題としましては、こういった支援事業補助金につきましてはこれまでにも幅広くPRをしているところでございますけれども、引き続きPR等工夫しながら、使っていただけるように努力してまいります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 最初の導入がどのようにするかというところとか、こういう補助金がどういうふうに周知されているかとかというところもあると思いますし、知らない人もまだいるかもしれません。しっかり不動産屋さんとか建築業界とか、そういったところへのPRとか、きめの細かい周知方法も必要ですし、要件も1つだけエリアを広げたというところでどっと来たとかというところがあると思うんで、要件をどうするかというところも課題としてあるのかなと思っていますので、そういったところも含めて研究をしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 本案については各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分につきましては、お手元に配付いたしてあります予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第11 議案第2号 ~ 日程第16 議案第7号 ○議長(吉田啓三君) 日程第11議案第2号令和5年度越前市国民健康保険特別会計補正予算第2号から日程第16議案第7号令和5年度越前市下水道事業会計補正予算第2号までの6案を一括して議題といたします。 本6案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) すいません、先ほどフライングいたしました。 予算書100ページになります。 水道会計、収益的支出の中にその他特別損失として612万6,000円が上げられております。被災地支援となっております。これはどういった内容の支出になるのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) その他特別損失でございますが、今回の能登半島地震に係ります被災地支援としての支出でございますけれども、このような突発的な支出につきましては、公営企業会計の経理上、特別損失として計上することになっているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) そうしますと、先ほど砂田議員の中にありましたが、総務費の中の危機対策管理事業とまた別のことということで、そうしますと、水道のほう、被災地での支援の業務というものはどういうことをされてきたんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 被災地支援活動につきましては、日本水道協会中部地方支部からの要請によりまして、発生翌日の1月2日から6日にかけまして、中能登町におきまして、給水車による応急給水活動として職員6名を派遣したところでございます。 また、2月12日から16日にかけまして、七尾市におきまして、水道管の応急復旧活動として職員4名、それから越前管工事業協同組合の組合員13名を派遣したところでございます。今後も継続的に支援を行う予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) こういう専門の技術を持たれた方の派遣というのは、派遣するこちらの納税者としても非常にうれしく、ありがたく思っております。 引き続き、下水道会計106ページをお願いします。 下水道会計の財布が3つあるとか言われていましてなかなか簡単に理解しにくいんですけれども、額が大きいのでお尋ねいたします。 収益的収入他会計補助金で2億9,659万2,000円、資本的収入出資金で3億2,401万2,000円出ております。これが振替のようなんですけれども、なぜここで振替が行われているのでしょうか。一般会計からの繰上げがあると思われます。振替の理由をお伝えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 下水道事業会計につきましては、令和2年度の地方公営企業法適用から3年が経過しておりますが、下水道事業の厳しい経営状況に対しまして純利益が多額となっていることが課題となっておりました。 そこで、今年度に総務省の経営・財務マネジメント強化事業を活用しまして専門家アドバイザーに相談を行ったところ、資本的収支不足額を収益的収入である他会計補助金として受け入れていることが原因であるというふうに助言を受けまして、資本的収入の出資金に振替を行う見直しをするものでございます。この見直しを行うことで、より正確な損益計算が可能となりまして、収益構造の分析や経費削減等の経営改善につなげていくことができるというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) ちょっと複雑な会計が分かりやすくなるということで、また予算書、これから見せていただくのを楽しみにしております。 以上です。 ○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 本6案については各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分についてはお手元に配付いたしてあります予算付託表のとおりであります。 暫時休憩いたします。 再開は11時5分といたします。       休憩 午前10時57分       再開 午前11時04分 ○議長(吉田啓三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 それでは、質疑を続行いたします。  ================ △日程第17 議案第8号 ○議長(吉田啓三君) 日程第17議案第8号令和6年度越前市一般会計予算を議題といたします。 この際申し上げます。 本案の質疑については、去る2月14日開催の議会運営委員会での協議により、予算科目に沿って3つの区分にして質疑を行うことといたします。その区分についてはお手元に配付いたしてあります質疑区分表により行いますので、議員各位におかれましては、議事進行に御協力をお願いいたします。 なお、この議案の質疑につきましては、一問一答方式により1議員につき答弁を含めて3区分を合計して40分以内の時間制限により行います。 また、質疑に当たっては、該当ページを述べてから質疑に入っていただきますようお願いいたします。 それでは、本案に対する質疑に入ります。 まず、区分1、歳入及び歳出、第1款議会費から第4款衛生費までの質疑を行います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 質疑させていただきます。 予算書132ページ、133ページを御覧ください。 そちらのほうの4款衛生費、1項保健衛生費の斎場費です。 斎場施設管理事業の中の新斎場整備事業で1,139万1,000円が計上されていますが、その概要、内訳についてお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 当初予算書133ページの新斎場整備事業1,139万1,000円の概要でございます。 まず、謝礼4万7,000円につきましては、火葬炉及び基本設計業者の選定プロポーザルにおきます学術専門員への謝礼を計上しております。 次に、地質調査委託料638万8,000円につきましては、新斎場建設に伴う建築基準法に基づく地質、地盤の調査費用を計上しております。 次に、アドバイザー委託料495万円につきましては、火葬場という特殊な建物を建設整備する上で、業者選定、設計等に関して技術的、専門的な助言を得るための業務支援委託を計上しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 理解いたしました。 特殊な施設なので、そういったアドバイザーなんかも必要だ。理解いたしました。 このアドバイスはどこから得ようとしているのか。あわせまして、このようなアドバイスを基に、基本設計委託料は今回計上されていませんが、どのように考えていらっしゃるのかお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 全国で火葬場整備に係るコンサル業務、これを数多く請け負っており、斎場に関する豊富な情報、知見がある一般社団法人火葬研に委託を予定しております。こちらは、昨年度の調査のほうも委託をしている業者でございます。 今回の業務内容につきましては、主に火葬炉業者、基本設計業者の選定プロポーザルに係る仕様書、要求水準書などの作成を支援。それと、プロポーザルに係る企業からの技術提案書の審査支援。そして、斎場建設に当たり、関連法の規制や専門的技術に関して調査、情報提供。それと、設計内容の専門的見地からの審査、監督支援を予定しているところでございます。 そして、基本設計委託料、こちらにつきましては、予算書の7ページに記載をさせていただいておりまして、令和6年度の夏以降に業者選定、発注を行いますので、基本設計業務期間が年度をまたぐことから、令和7年度の債務負担行為として所要額1,848万8,000円を計上しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 理解しました。 大きなプロジェクトなので、アドバイスをいただきながら、さらに令和6年から令和7年にかけて執行額は債務負担行為で計上している。理解いたしました。 さて、この火葬炉ですが、れんがなんかが特殊なもので、何年かに一遍は更新しなければならないってお聞きしていますが、その状況について、あるいはどれぐらいの頻度で交換しなければならないのか御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 現在使用しております火葬炉につきましては、れんがで造られています。このれんが炉につきましては、おおむね25年から30年に1度取替えというようなこととなっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 理解しました。 といいますと、この建物は昭和46年に建てられた築51年が経過している旨、お聞きしていますが、これまでにれんが炉の改修なんかをなさっているのではないかと思いますが、いつ行ったのか、どれぐらいの内容で行ったのか、費用はどれぐらいかかったのかお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 現斎場の火葬炉につきましては、平成11年から12年度にかけまして大規模改修工事を行っております。 これは、昭和47年6月に供用開始して28年稼働した火葬炉の入替え工事、それと収骨庫、冷却室の改修工事も併せて行ったところでございます。工期につきましては、平成11年6月22日から平成12年5月31日まで、工事費は総額2億1,605万円でございます。 内訳でございますが、火葬炉入替えに係る工事費が1億5,203万円、改築等に係る工事費が6,402万円でございます。なお、工事期間中は、常時火葬炉を稼働させるために工期を2回に分けて実施をしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 御説明ありがとうございます。 前回の改修はおおむね2億1,600万円、2億2,000万円弱ぐらいで行われた。今回の御提案を聞きますと14億円余りの計画とお聞きしましたが、そこらの積み上げについてお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 今、議員からいただきました14億円につきましては、昨年の6月に、現斎場を更新するに当たって、長寿命化工事もしくは建て替え工事、その概算費用を算出したときに14億1,000万円ということでした。 今回、来年度に基本設計の予算を計上させていただきまして、令和10年度に供用を開始を目指したいというふうな中で工事の着工が令和8年を予定しております。この令和8年度の着工に関しての工事費の積み上げにつきましては、建築コストが年々上昇しておりますので、それを踏まえまして約18億1,000万円というふうに今試算をしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 18億円、今何とおっしゃいました。18億1,000万円。この間聞いたよりまた上がりましたね。 すいません。そういった中で、そこまで費用が上がっているのはどういったところに原因があるのか教えてください。質問の意図としては、今回もこういったれんがが傷んでいるところだけの修繕、2億2,000万円程度の規模で修繕ができないかといった趣旨です。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 昨年、現斎場を更新するに当たって検討させていただきました。当初は、建築コストが安く済む長寿命化工事、これを念頭に置いていたわけですけれども、新型の火葬炉、これを現斎場に導入するに当たってスペースが少ない、屋根のほうを解体して設置をする、それに伴って3基しか入らないことから増築をする必要があるという中で建築費を比較したところ、新たに新築する工事と変わらない金額であったというところがございます。 その結果、今回、新斎場につきましては、建て替えという方針で当初予算を計上させていただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 今回の工事の概要は分かりましたが、なぜ屋根から外して、そういった大規模な改修に至らなければならないのか、前回のような傷んだところだけを改修するような工事ではいけないのかということをお伺いしたいんですが。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 現斎場でございますが、もう供用開始してから築50年以上が経過しております。かなり壁のほうにもクラックが入っていますし、雨漏り箇所も見られます。中の火葬炉につきましても、もう25年以上経過している中でかなり設備的に修繕が必要、入替えが必要な状況に来ているという中で今回提案させていただいています、建て替えについては。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 理解いたしました。 現在の建物のクラックが進んでいる、建物の劣化が進んでいる旨、理解しました。 ついては、斎場の建物、耐震のほうはどのような調査結果なのか、耐震の調査をしているのか、しているのならばどのような結果だったのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 現斎場につきましては昭和46年に竣工したもので、昭和25年に制定をされました旧耐震基準を基に建てられております。この基準では、震度5程度の地震で修復可能、倒壊しないというものでございます。これまで現斎場につきましては、耐震診断は受けておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 耐震の診断は受けていない、平家なのでそう心配したものではないかもしれないけれども、あくまでも建築基準法が改正された、耐震基準なんかがクリアされた以前の建物だからそういった心配があるというようなことで理解させてもらってよろしいでしょうか。 次なんですが、人口減少社会、超高齢社会の中で、これからいましばらくは高齢者が増える、つまり斎場の利用者が増える、そういったときに、お伺いすると、今現在5つ炉があるのを4つに減らす、そういった計画である。さらには、広域なんかも望まれている方もいますが、丹南は1つという中で広域的な行政なんかも求められていますが、そういったところについての御検討の状況をお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) まず、火葬炉4基についての状況でございますが、昨年実施しました調査におきまして、現在予約が集中しているのが午前中の4枠でございます。この4枠を維持しつつ、1日に火葬炉を2回稼働することで1日8枠受入れが可能であるということから、4基での火葬炉導入をすることに至ったところでございます。 広域化につきましての御質問でございますが、6月議会で御意見をいただきました広域化について改めて調査を行いました。 まず、池田町でございますが、新たな斎場を今建設予定ということで広域化の予定はない。鯖江広域衛生施設組合、こちらは鯖江市と越前町が利用されている斎場でございますが、今のところ、現斎場を修繕しながら継続していく予定であると。南越前町につきましては、新斎場建設に向け、旧今庄地区、こちらの住民の受入れについて昨年の10月に正式に要望をいただいたところでございます。 斎場につきましては、市民生活に不可欠な施設でございますので、これから火葬需要のピークを迎えます。これを安定して事業運営していくためには、斎場の計画的な更新が必要であるというふうに考えております。まずは、財政に有利な起債を活用できる今庄斎場との統合により南越前町全域との広域化を図っていきたいというふうに考えています。 今後、人口減少が見込まれる中、将来への負担軽減、これは大事なことでありますので、火葬場のピークを越えた後の広域的な受入れを検討していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) 理解いたしました。 これから火葬の、我々も含めてなんですが、ニーズが増える中で、火葬炉を減らしても市民への迷惑がかからないというようなことで進めている。火葬時間なんかもある程度短縮されるのか、そういったこともお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 新たな新型火葬炉を導入しますと、これまで大体2時間10分ほどかかっていた時間が1時間50分、20分短縮されることになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) ありがとうございます。 これからの超高齢社会に市民に迷惑をかけないようなことで安心いたしました。 故人、活躍されていた方の最後の施設、尊厳を与える施設ですのできちんとした整備が必要ですが、ともすると過大投資にどうしても公共施設はなりがち、これから大切なのは少子化対策なんかじゃないか、そういったところにもきちんと手当てができるように、無理がないように、無駄がないように、そういったところで再度視点を保ちながら調査設計なんかを進めていただきたいと思いますが、御所見ありましたら。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(前田博士君) 新斎場建設に当たりましては、まずは周辺住民の生活環境保全、こちらに配慮しながら、維持管理費などの長期的な視点も含めまして、過度な設備とならないよう令和6年度に実施します基本設計の中でしっかり検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。 ◆(土田信義君) ありがとうございました。 そんな方向でぜひとも御検討いただきますようにお願いしまして、終わらせていただきます。ありがとうございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 予算書89ページ。 庁内情報システム管理事業のうちの地域活性化起業人負担金1,120万円、かなり額が大きいのですが、この事業内容を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 地域活性化起業人制度につきましては、民間企業等社員を地方自治体が一定期間受け入れまして、そのノウハウとか知見を地域で生かす総務省の制度ということでございます。 令和6年度の地域活性化起業人、これはデジタル政策課で受け入れようとしていますが、2名体制を予定をしております。 そのうちの1人は令和4年10月から既に庁内のDX相談を担っていただいておりまして、令和6年度からはLINEなどを使った町内会活動の課題解決に向けた自治体業務、このデジタル化を担っていただきたいというふうに予定をしているところであります。 2人のうちもうお一方は、手のひら市役所の実現、これを実現ということで、市民がいつでもどこからでもスマートフォンやタブレットを通しましてオンラインで申請できるよう、市ホームページに掲載の全ての申請のオンライン化を目指していきたいというふうに考えています。その申請のオンライン化及びそのバックアップ、作業の自動化などの業務をもう一人の方には担っていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) そうしますと、総額からいきますと、お一人560万円の人件費ということで思っておけばよろしいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 仰せのとおり、2分の1、お一人560万円というふうな、総務省の基準という形の中での予定算出であります──(畑勝浩君「議長。」と呼ぶ)
    ○議長(吉田啓三君) ちょっと待って。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) (続) さらに、この560万円については、全額特別交付税ということで措置をされるというルールでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) そうしますと、そういう優秀な方、専門家に来ていただいて、1日ずっと働いていただいて、365日働いていただいて560万円ということでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 越前市への派遣日数等については、今ここで即答できませんので、また後ほど確認してお伝えをさせていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) ありがとうございます。 フルタイムの出勤じゃないということで、理解いたしました。ありがとうございます。 続きまして、103ページ。 防災行政無線管理事業についてお尋ねいたします。 越前市全てをカバーしていると聞く防災無線でありますが、実際、工事とか、あとまた屋内にいた場合なかなか聞き取りにくいということで、昨年度だったと思うんです、今年度ですけれども、防災無線をスマホ、タブレット、PC等を末端にする通信に移行すると聞いております。そういう中で、無線機器保守委託料というのが計上されているのですが、これはどういう目的でしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 防災行政無線につきましては、SNSへ移行するということではなく、そのほかの、防災行政無線をはじめ、テレビ、ラジオ、またメールとか市のホームページ、SNSなども含め、あらゆる媒体で複合的に行うことが可能であると考えておりまして、SNSへ移行していくということではなく、並行して情報発信をしていくという予定でございます。 なお、保守点検委託料につきましては、防災行政無線の保守点検委託料ということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) すいません、デジタルトランスフォーメーション、DXといろいろ聞いていたもので、聞き間違えをしていたみたいです。失礼いたしました。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) よろしくお願い申し上げます。 予算書81ペースでございますが、移住・定住化の促進事業でございます。 予算の概要書でいきますと、14ページ、36ページになりますかね、この移住・定住予算1,130万5,000円、これの主な事業内容を御説明ください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 当初予算の概要の14ページを御覧いただいて、そこに基づいて御説明させていただければなというふうに思います。 まず、移住・定住の内容でありますが、県外からの移住者に対する移住・定住化促進事業補助金に810万円を計上させていただいています。 補助金の内訳としましては、東京圏からの移住者に対する支援制度、それ以外、東京圏以外の地域からの支援制度、この2つに区分をしております。 東京圏からの支援制度については、単身の場合は60万円、2人以上の世帯の場合は100万円、また18歳未満の子については100万円の加算があるというふうな内容であります。 そして、東京圏以外からの支援制度について、この予算の概要のところで特出しで書かせていただいています。子育て世帯に最大120万円の支援、県内トップクラスというふうな見出しを書かせていただいていますが、ここの内容については、基本額としまして、2人以上の世帯の場合は10万円、単身の場合は5万円の支援を行います。この基本額に加算をしまして、移住前に下見をされた方が移住した場合には3万円、Uターン者に5万円、結婚後5年以内の方には10万円の加算、さらに18歳未満の子供1人について20万円、その子供については上限100万円の加算というものでございます。県の制度を活用し、トータルで最大128万円の県内トップクラスの支援としたところでございます。 このほかに、移住施策としまして、(2)の見出しでありますが、LINEを活用した移住相談、情報発信でありますけれども、移住後の働き方や暮らし、子育て環境をイメージしてもらえるようにホームページのコンテンツの充実やSNSを活用して、そういう経費に約200万円、それからメタバースの移住相談として、メタバースを活用した相談や交流会約28万円ほどを予算計上させていただいている内容でございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 分かりましたが、細かくいろいろと区切られておりますので、これ、移住・定住される方に、越前市は県内のトップクラスだというふうに今御説明ありました。このトップクラスというのは微妙な表現でして、トップとは言っていない、そこら辺説明いただけますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 県内の他市の状況を御説明しますと、坂井市と大野市が少し大きくて、坂井市は2人以上の世帯で基本額40万円、中学生以下の子供1人につき20万円で上限100万円の加算があり、トータルで最大140万円というふうになっております。 大野市は、2人以上の世帯で基本額が20万円、18歳未満の子供1人につき30万円で上限90万円の加算がありまして、引っ越し費用の半額の上限10万円とか、大野市認定の企業に就職した場合には10万円の加算とか、トータルで130万円という内容でございます。 このほかでありますが、敦賀市は最大80万円、福井市とあわら市は最大30万円、勝山市は最大15万円というふうな状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 金額だけで申し上げると今のそういうことで、128万円ということは、坂井市が140万円で大野市が130万円と、総額でいきますとそういうふうな違いがあるんですけれども、微妙な違いというとあれなんですけれども、これは、移住・定住とかUIJターン、これにつきまして、これから新幹線も開業しますし、こちらのほうの利便性も考えますと、越前市、もっとこれを有効に活用していただきたい。 こういう移住・定住を増やしていかないと、逆に外へ出ていってしまう、東京圏へ逆に行ってしまって戻ってくる人やら入ってる人が少ないと、これはプラス・マイナス、マイナスになってしまうということでございますので、ここの活用をしっかりとやっていただきたいなというふうに思っております。 それでは、次なんですが、紫式部プロジェクトということで、予算書の87ページ、それから予算の概要書でいきますと3ページと38ページでございます。 すいません、順番でいきますとデマンド交通を先にやったほうがよろしいですかね。ごめんなさい。 そうしますと、84ページと85ページ、予算書。 このデマンド交通についてお伺いさせていただきたいと思っております。令和6年度予算におけるデマンド交通の内容の御説明をまずお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) デマンド交通の実証実験の委託料について御説明をさせていただければというふうに思います。 今、令和6年度は、4月1日から9月30日まで、第1次実証実験としまして、北新庄、北日野エリア、そして味真野、粟田部、岡本エリア、これは昨年度もやっているエリアでありますが、そのエリアにつきまして、週4日、月、火、木、土、午前8時から午後5時までをまずはデマンドの実証をやろうということでございます。これに約2,600万円であります。 そして、10月1日から来年の3月31日までですが、同エリアにおいて、さらに曜日を2日、週4日から週6日に増加しまして運行をしたいということで約3,400万円を予定をしています。 それからもう一つ、第2次の実証実験としまして、新たに令和6年10月から31日については、週2日、これまでやっているエリアとは別のエリアで行っていきたいというふうに考えています。約1,300万円ですが、そのエリアにつきましては、令和6年度に開催される地域公共交通会議等で検討していきたいというふうに考えております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 今の御説明分かりましたけれど、たしか令和5年度、本年度、この実証実験は終わるやにお聞きはしていたんですけれども、これは違いますか。6年度もずっと引き続きやるということでしたかね。確認です。ごめんなさい。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 4月以降ももう少し実証実験をさせていただきたいということであります。 令和6年度に地域公共交通計画をつくっていろんな議論を重ねていきたい。総合的な、先ほどシャトルバス等の御意見等もありましたが、越前市の全体の公共交通の最適化を図るという意味で、もう少し実証実験を様々な形でさせていただく中で今後対応していきたいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 分かりました。 それで、この予算書の中にありますデマンド交通実証実験委託料、この事業の委託料って書いてありますけれども、これはどこに委託する予定でございますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) これまでもやっておりますプロポーザルで公募した事業所でありまして、ごめんなさい、今手元にペーパーがなくて、また後ほど説明させていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 分かりました。 それじゃ、先ほど失礼しましたけれども、引き続き紫式部プロジェクトに移らさせていただきたいと思います。 予算書の87ページ、予算の概要の3ページと38ページでございます。 この件につきまして、令和5年度、そして6年度で大河ドラマ館、展示施設にどれぐらいの費用がかかっているか、まずここをお聞きしたいんですね。 私も、先日、大河ドラマ館を拝見しました。非常に内容は濃かったんですけれども、ちょっと小さいかなという、(笑声起こる)内容は充実してたんでしっかりとしているんですけれども、これはどれぐらいの費用がかかっているのか。またそれで、当初予算の負担金8,000万円を計上しているんですけれども、どんな事業を計画されているか、そこら辺を御説明いただきたい。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 最初に、先ほどのデマンド、アイシンさんのほうへ委託しているということで、すいません、失礼しました。 ごめんなさい。大河ドラマ館でありますが、令和5年度、6年度を合わせまして、大河ドラマ館だけ、ほかに中の物販とかは別として、NHKエンタープライズとして契約してお支払いする分については約1億円、5年度、6年度かけてということであります。そのほかにミュージアム全体を運営する費用、近畿ツーリストさんに委託しておりますが、そういった費用等も該当をしております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 私、産業建設委員会として静岡のほうの「どうする家康」、あれの大河ドラマ館、視察に行きました。たしか、あのときは建設費1億5,000万円ぐらいかかっていると。広さからいったら越前市の1.5倍ぐらいあったのかなと思いますのでそれぐらいはかかっているのかなと思うんですけれども、その予算に対しまして費用対効果をしっかりと出せるように頑張っていっていただきたいなというふうに思っております。 それで、今年度の事業の中で、紫式部の旅、これは、たしか1996年、紫式部が越前市に来られたというんですかね、来たらしきその年の1000年後に下向の旅を再現したと、大変すばらしい内容だったかと思います。 今回、大河ドラマを含めて、これはもう日本中、そして世界中にも発信できる、そういうすばらしいものになるよう期待しておるわけでございますけれども、この紫式部の旅、この事業費はどのぐらいなのか、その内容を簡単に説明をいただければと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 紫式部の旅についてでありますけれども、今年度、令和6年10月18日金曜日から20日の日曜日、この日程でできないかなということで今計画をしているというところであります。宇治市、大津市、敦賀市などで、行列とか儀式を再現をしていきたいというふうに考えております。 衣装の着つけなどの移動費とか宿泊費、交通規制、また警備、設備等の運営費、広報記録費、こういったもので約3,400万円ほどを見込んでいるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 分かりました。 それで、最後に、昨年の予算の中にでも、紫式部プロジェクトに対しまして、Vチューバーの開発、活用事業と、これは今年度の予算のときの説明にあるんですけれども、紫式部のキャラクターを3D化し、本市オリジナルのバーチャルユーチューバー──これをVチューバーというんですね──の開発に官民連携で取り組み、プロモーションに活用していきますということで、令和6年度、しっかりとそれを活用していくというふうには聞いているんですけれども、このVチューバーによる情報発信というのはどのようなことを展開していくのか、これを御説明いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) Vチューバーによる情報発信でありますが、今年度制作したVチューバーによるSNSの投稿とか動画配信、音楽配信などを行っているというところであります。 1月に活動を開始しました越前クロニクル、ここには3名の方と、2月に活動を開始した紫式部の合計4人のVチューバーにSNSでいろんな情報を発信していただいているというところでありますが、現時点での総フォロワー数は4,700人を超えているというふうな状況でございます。 また、3月22日から24日にかけまして、最新ゲームの見本市とかVチューバーとの交流会などを北陸で初めて越前市に誘致しまして、道の駅で約3万人を目標にデジタルエンタメフェスしきぶきぶんまつり、これを道の駅で開催をしていきたいというふうに考えています。令和6年度もSNSの投稿とか動画配信、音楽配信などを継続して行って、若者層に向けたエンターテインメントを活用した本市の情報を発信していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。 ◆(近藤光広君) 非常にこれは私たち高齢者にはなかなか分かりにくいところの部分があるんですけれども、今4,700人ですか、フォロワーがいるということで、今度イベントに際して道の駅で3万人を見込んでいると。これがさらに倍々増えていくような形でしっかりと増やしていっていただいて、越前市というものをしっかりと理解できるような形をつくっていただきたいなと思っております。 ほかの情報媒体もいろいろとあると思いますけれども、これにつきましては一般質問等も含めましてまたいろいろ質問させていただきたいと思いますので、以上で終わります。ありがとうございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。 ◆(清水一徳君) 一志会の清水です。よろしくお願いいたします。 私は、88、89の男女共同参画推進費というところで、男女共同参画推進事業、本年度の予算の計画、事業内容についてお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 来年度の計画内容でよろしいでしょうか。 来年度の計画内容でございますが、男女共同参画センターの出前講座であるとか、6月の男女共同参画月間、3月の国際女性デーに合わせた講座、センターでの図書の貸出しのほか、男女平等オンブッドによる事業所訪問や男女共同参画推進会議の開催などを予定しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。 ◆(清水一徳君) 例年ですとこの中に委託料というものが毎年入っとったわけですけれども、本年度その委託料がないのはどういう理由なのか教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 現在、男女共同参画センターの運営につきましては、市が直営で入っていることから、委託料については計上しておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。 ◆(清水一徳君) この予算書を見ますと、例年は大体予算的には1,100万円から1,300万円ございましたけれども、今年度は675万7,000円というところでございます。前年度、前々年度と見ていきますと、要するに予算的には900万円何がしかの委託料というものがあったわけですけれども、今回、市が直営ということで、今まで委託をしていた分、その分職員に負担がかからないのかどうかお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 現在、男女共同参画センターにおきましては、会計年度任用職員と職員1名が交代で事業運営に当たっておるところでございます。おっしゃるとおり、特定の職員に過度な負担がかからないように、必要に応じて市民協働課全体で協力して取組を進めておるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。 ◆(清水一徳君) そうしますと、今年度そういった形で事業を遂行していくというところでございますけれども、これは今後ずっと市直営でやっていくということで考えてよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 来年度につきましては、市男女共同参画センターの運営をはじめ、男女共同参画推進のための取組につきましては、本年度に引き続き市が直営で行ってまいります。 しかしながら、行政だけで事業に取り組むよりも、市と一体となって男女共同参画を推進できる市民団体と協働して取り組むことでより効果的な事業推進につながるものと考えております。今後、市民団体との連携を図りながら、男女共同参画プランに基づく施策を推進してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。 ◆(清水一徳君) 越前市というものは、男女共同参画、非常に取組が早い、条例も規約も全国に先駆けてやっている行政でございます。そうした全国に先駆けて、先頭に立ってやっているような行政でございますから、ぜひとも市民を巻き込んだ形で広めていっていただきたい。そのためにも、市民の任意団体とかそういったものを参画させていただいて、今まではやっていたんですけれども、何せああいう問題がございましたんで、今回はそういうところでまず行政がというところでございましょうけれども、あと、これをずっと続けるのか、それともまたそういう団体が出てくれば委託という形で進めることも考えていらっしゃるのかお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 先ほどもお答えをしましたが、現段階では市直営でございますが、そういった市民と一緒になっていくところというところが大事だと思っておりますので、今後そういったことについては検討してまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。 ◆(清水一徳君) 市で直営できるものであれば予算的にも市で直営していただければ結構かというふうに思いますけれども、市民を巻き込んだという形になれば、おいおいまたそういう団体が出てくれば協議していただいて、また採用していただけるような形になるのがいいのかなというふうにも思いますので、今後を見守りたいというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。私は以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 砂田です。よろしくお願いいたします。 予算書82、83ページをよろしくお願いします。 2款1項7目企画費の説明5で大学連携事業というのがありまして、その中に仁愛大学観光特設コース負担金200万円があります。恐らく事業名そのままだろうなというふうに思うんですが、こちらの事業は新規事業ということで、この事業内容について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) この事業につきましては、昨年、仁愛大学、県、県観光連盟、本市との4者連携協定に基づき、来年度から仁愛大学が設置する観光専門人材の養成を行う観光学特設コースに対しまして、県、県観光連盟が600万円を、本市が200万円の負担金を支出し、仁愛大学が800万円の事業を実施するものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) この観光特設コースの設置を支援するということで、県とか大学など、4者協定に基づいて新規のコース設置の支援をするという理由では理解できるところです。 お聞きしますが、このコースですけど、来年以降も継続して設置されるというふうに思うんですが、今後も毎年このコースへの負担金として支援することを想定されているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 人材の育成につきましては一定の時間を要することから、令和5年8月に締結した協定では令和11年3月末までを協定期間としております。そのため、県、県観光連と共に歩調を合わせながら、その期間内支援を実施していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) コースについてお聞きしますが、コースに参加される生徒の数というのはどれくらいを考えられているのか教えていただきたいのと。また、どういった学習をどの程度行われると想定しているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 仁愛大学からは、15人から20名程度が受講すると聞いております。 コースでは、社会学、経済学の見地から、観光経済論、観光社会学、ホスピタリー論、地域の特性を理解し地域活性化につなげる地域研究概論、文化とまちづくり、異文化交流を進める異文化理解、多文化共生学などを学ぶと聞いております。 学生は修了のために7~8科目の履修が必要であり、修了者に対しては県観光連盟と大学の連名による修了証が発行されるとも聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 県の観光連盟との関わりもあるということで今後の展開に期待するところでありますが、この観光特設コースの設置を支援することで本市へどのような効果があるとお考えなのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 大河ドラマ「光る君へ」の放送や北陸新幹線県内開業、国道417号冠山峠道路の開通など、100年に一度のチャンスを生かすためには、本市における観光地域づくりや観光産業の活性化が必要でございます。 一方、本県には観光を学べる大学がなく、稼ぐ観光を推進する観光専門人材が十分ではございません。このような観光専門人材は、本市の越前和紙、越前打刃物、越前箪笥などの手仕事の価値を生かした観光振興に必要なだけでなく、本市唯一の高等教育機関である仁愛大学の魅力向上により若い世代の本市への定着にもつながると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 本市の強みであります産業に比べれば観光はちょっと薄いのかなというところを思うんですが、この観光特別コースを新しく仁愛大学に設置されるということで本市の観光推進について大変効果があればいいなと期待するところです。今後とも注目していきたいと思いますので、恐らく市も大学と連携して今後いろんな事業を展開すると思いますので、注目したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 予算書102、103ページになります。 7款7項1目生活安全対策費の説明4の自主防災組織育成事業というのがあって、その7つぐらい下に手数料235万5,000円というふうにあります。こちらの事業につきましては、災害時に避難困難者である方の個別避難計画を新しく作成する事業に係る予算だというふうに聞いております。 この予算の内容について聞きたいんですが、個別避難計画の作成に協力する福祉専門職の方への手数料ということでよろしいでしょうか、教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 手数料235万5,000円のうち、避難行動要支援者の個別避難計画の作成及び更新に要する福祉事業所等への手数料として234万6,000円が該当してまいります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) よろしいということで、計画シート作成に係る福祉専門職の方の人数というのは大体どれくらいを想定されているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 個別避難計画の作成に係る福祉専門職の人数といたしましては、約100名を考えております。また、対象者約800人分の計画作成に関わっていただくということで見込んでおります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) これまでの経緯としましては、要支援者としている方にアンケートを実施されて、個別避難計画作成に賛同してくれる方に対して個別避難計画のシートを作成する予定だと認識しておりまして、ただいまの御説明ではその対象が800人おられるということで理解いたします。 作成に協力する福祉専門職の方が、これから計画シートに入力していく作業は大変なのかなというふうに思います。800人に対して想定される福祉専門職の方が100名、これは1人当たり8人というわけじゃないと思います。恐らく福祉専門職の方1人が担当している対象になる要支援者の方の人数をシートに入力していく作業になるというふうに思うんですが、福祉専門職への手数料、新年度計画シート作成に係る手数料について、福祉専門職1人当たりに支払われる手数料の算定の仕方というのはどういうふうになっているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小嶋危機管理幹。 ◎危機管理幹(小嶋雅則君) 個別避難計画の作成に係る手数料ということでございますけれども、こちらは、先ほど議員おっしゃられましたように、福祉専門職1人当たり8人ということではなくて、その福祉専門職が関わっていらっしゃる対象者の方によって人数はばらつきがあるかと思います。 この計画作成に係る福祉事業所の手数料につきましては、令和4年度にモデル地区といたしまして千福町のほうで試行実施をいたしております。その試行実施した際の福祉専門職が計画作成にかかった平均時間、正規の作業時間と国の労務単価等を参考に、新規作成につきましては1件当たり3,190円、また更新に係る費用といたしまして1件当たり1,320円と算出したところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。 ◆(砂田竜一君) 個別避難計画シート作成の事業は国から下りてきて、今は努力義務じゃないかなというふうに思うところで、本市はしっかり対応、事業を進めていくということで、具体的には4月から、新年度からシート作成の業務が始まるんじゃないかなというふうに思います。 この事業につきましては、議会のほうでも、市民との語る会とか各地区でいろんな声を聞いておりまして、もっと早く進めるべきだという声もあれば、負担がすごい気になると、うちの町内ではすぐシートを作成できますよという町内もあれば、こんなのはなかなか大変だぞというようなところもありますので、新しく始めた事業で、毎年、1年ごと見直して更新するということで、そういった意味では各地区に負担、プレッシャーを与えるのもあれかなと思いますので、少しずつ完璧なものにするような感じで、市の職員の負担もすごい心配するところがありますので、市の職員、地区、両方ともプレッシャーをあまり感じないように進めていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(吉田啓三君) 暫時休憩いたします。 再開を午後1時といたします。       休憩 午前11時59分       再開 午後 0時59分 ○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 区分1に対する質疑を続行いたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) では、よろしくお願いします。 まず、予算書1ページに令和6年度越前市一般会計予算第1条に、歳入歳出予算の総額は379億6,400万円と定めるというところで記載をしてありまして、国の地方財政計画では、越前市の当初予算の編成方針もそうだろうと思いますが、コロナの5類が地方財政構造を平時に戻したというふうにあります。しかし、平時に戻したということで、さらにこれまで以上の歳入対策が、拡大策が必要かなというふうに思っております。 今年度の379億6,400万円、令和5年度の補正の最終補正後の予算が409億円というところであります。ずっとここ近年400億円を超えた予算総額かなと思います。平成30年に371億円という、そういった予算の額があるわけですが、今回は地方債の割合が大きく、経常経費を5%削減などの方針も出されておりました。ここのところで、この予算編成に当たって、この第1条の金額を定めるに当たってかなり当局の皆さん、担当の方の御苦労、御腐心があったかなと思っておりますが、どこら辺どに腐心といいますか、苦心といいますか、したのかを最初にお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 昨年10月に、令和6年度予算編成方針を発出する際でございますが、国が概算要求時に示しました地方財政収支の仮試算を用いまして、令和6年度の本市の歳入歳出予算を試算いたしますと、一般財源ベースで約17億円の財源不足が見込まれました。そのため、予算編成方針の中で予算要求する段階で義務的経費──人件費、公債費、扶助費でございます──あと投資的経費を除きました一般行政経費につきましてマイナス5%のシーリングを設定し、一般財源の圧縮を図りました。また、予算編成過程におきましても、引き続き財源不足が生じていたことから、事業のスクラップや先送り、新たな財源確保を行い、財源を確保してまいりました。 このほか、国県補助金や基金繰入金、交付税措置が有利な起債を活用した結果、最終的な財源不足は昨年を下回る5億9,800万円となったため、同額を財政調整基金から取り崩しました。 令和6年度につきましては、歳入予算の中で市税の特に法人市民税関係の落ち込みが見込まれたため、財源確保につきまして苦心して予算を編成させていただきました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) これまでは、法人市民税がぐぐぐっと伸びてくるという、そういった状況も受けて、ですが、かなりの投資も行ったというところだったんですが、それを今年は財調を6億円弱に抑えたという、そういった編成はかなり御苦労されたかなというふうに思っております。その中で、先ほど申し上げましたように、これまで以上の歳入対策といいますか、そんなのが重要になってくるかなと思っております。 当然、いろんな事業を行いながら国の補助、そしてまた起債を受けながらと、そういった事業を行うことが必要かなというふうに思っておりますが、その中で56、57ページのところへ行きますと、財産収入で普通財産の売払収入という9,900万円余りの金額が計上してありますが、この普通財産の今後の売上げ可能額、そういったものを把握しているんなら教えていただけますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 今回、予算に計上させていただきました普通財産売払収入9,920万円の主な内訳でございますが、宅地の売払いとして公募型一般競争入札による売却見込み収入として5,500万円を計上いたしました。 そのほか、粟田部町63字などの土地売払収入として4,420万円を計上いたしました。この土地につきましては、令和5年度に松ヶ谷鉄工建設株式会社と契約を締結したものであり、現在この土地は造成工事中であり、工事完了後、所有権移転登記などの手続が終わり次第、土地売買代金が納入されることから、当初予算に計上したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 現状の金額は分かりますが、越前市土地開発公社が解散をしたというところで、そこが保有している財産も越前市の所有になっていて、それが相当程度残ってるんかなというふうに思っておりますが、これをすぐ売れるかどうかというのはまだ分からないという状況かなと思っています。 そういうような意味で、この普通財産の売払収入を確保するといった意味ではそんな土地を、どういうふうに有効活用できるかどうか分からないんですが、いろんな近接者なり事業者にどうやって売り込みをするかと、そういうところが問われてくるのかなと思ってますので、こういったところについてもぜひ今後とも対策を進めていただきたいというふうに思います。 ふるさと納税寄附金が14億円という、これは5年度の補正の最後の数字になってるかなと思いますが、ここの点もこれは悩まれたんじゃないかと思うんですが、この数字、大丈夫かなという気持ちもありますが、いかがですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) ふるさと納税の寄附額につきましては、本年度においては、昨年度約9億8,000万円と比較しまして順調に伸びておりました。こういったことから、令和5年度の12月補正予算において当初予算の12億円から14億円に増額補正を行いました。令和6年度の当初も14億円とさせていただいたというところでございます。 しかしながら、年が明けまして能登半島地震の発生が大きな変動要因となり、これまでの増加傾向を見込むことが難しくなってるというふうに考えております。 1つ紹介しますと、この2か月弱で石川県と富山県内の自治体に対する能登半島地震のふるさと納税寄附額、これは返礼品がない制度ということでありますが、約52億円が2か月弱で集まっている現状であります。こういったことから、本市としては本市のふるさと納税も心配なんでありますが、被災された自治体に対するふるさと納税額が増加するほうがむしろいいんではないかというふうにも考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 隣の大変なところはそういった給付額が増えてるという現状は知っていますが、この14億円が越前市として現時点で妥当かどうかという、そういった判定はなかなか難しいかもしれませんが、全体的な歳入の確保の中でこういった数字になったのかなと思いますが、返礼品も含めていろんな対策をしながらしっかりと歳入確保をお願いしたいと思っています。 次に、62、63ページですが、ここで収益事業収入、競艇事業収入2億円という、これは令和5年度も2億円の当初予算で、先ほどの5年度の補正の中では相当の金額が増えたということですが、この2億円についてはどのような経緯でこういう金額になったのかお聞かせ願います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 競艇事業収入につきましては、貴重な財源であることから令和5年度当初予算におきまして一部計上しております。交付決定額と当初予算との差額が発生した場合には、令和5年度のように3月補正予算での対応を考えております。 額につきましては、近年の決算状況を踏まえまして適切に見込みの額を計上しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) この2億円は一部というふうに今お聞かせいただいたんですが、今後とも競艇というと、私も年末何回も行かせてもらって、収益は上がりませんでしたけど若干の貢献はしたかなと思ってますが、かなり最近伸びてるということを聞いています。そういったことで、これまでの経緯もあろうかなと思いますが、適切な収入を事業者とも協議しながら確保をお願いをしたいと思っております。 次に、歳出のほうに移ります。 70、71ページのところで、財政一般事務費の地方公会計制度関連委託料とありますが、この内容についてお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 地方公会計制度の委託料でございますが、地方公会計制度とは発生主義の観点より自治体が所有する資産、負債や資金の流れに関する情報を総体的、一体的に把握し、地方公共団体が現金主義で行ってきた予算、決算の制度を補うことを目的として整備するものでございます。 本市では、平成28年度の決算の財務書類から国の統一的な基準モデルを用いて作成することとしまして、5月に市ホームページで公表してるところでございます。その作成支援や相談の委託料を平成29年度から計上しているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) この制度をどのように活用するのか、活用できるのか、全国の統一のシステムの中と比較できるということなので、他自治体との比較が容易になってくるんじゃないかなと思うんですが、どのような活用とかをしてるかを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 地方公会計制度のポイントといたしましては、1番目といたしまして発生主義、複式簿記の導入、2番目といたしまして固定資産台帳の整備、3番目といたしまして統一的な基準による財務書類の作成でございます。 この制度により、従来では把握できなかった資産情報や減価償却費など経費全体の観点から決算情報が把握できるほか、ほかの自治体との比較も可能となります。 本市でも財務書類を活用し、施設の老朽化の状況や事業全体の費用把握、他市との比較を行っており、施設の改修などの事業の参考としております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) いろんなところで活用して、参考にできるということであれば、いいシステムかなと思ってますが、毎年9月で決算が出てきますが、その折に決算カードが出てきまして、またそれに付随して今市のホームページでも出てるかと思いますが、5年ぐらいのそれぞれの費目なりの推移と比較、そしてまた類似団体との比較も出てるのではないかなと思いますが、それとさらに見やすいというか、一般的にはどのように活用の方法を違わせているというか、違った方法でやってるのか伺います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 公会計制度のポイントといたしましては、現金主義会計の決算のような歳入歳出の差引き、比較だけではなくて、建物のフルコストといいまして、できてから償却するまで、それまでの単年度間の費用を分析することも可能となります。また、有形固定資産台帳を作ることによりまして、市にどのような施設があるのか一体的に把握することが可能となります。この観点が決算と比べて違うところでございまして、建物の現状、そういうのを把握するという一つの手段として利用しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 越前市は、固定資産といいますか建物等の老朽化の比率が県内では一番いいというか、そういうふうに老朽化の判断比率が県内では1という、悪くないほうで、いいほうになってるという、そういったところを用いてやることもあるのかなと思うんですが、それでいいんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 越前市の建物の状況につきましては、直近の施設整備によりまして、庁舎等の施設につきましては建物の資産状況が新しくなってる状況でございます。 越前市の状況を見させていただきますと、教育施設とか公民館施設につきましては今まで整理が後送りになってきたということもございますので、老朽化が高い状況になっております。今後、そういうふうな施設の老朽化対策とかをしていく必要がある、そういうところに固定資産台帳とかを使いまして、全国の類似団体との比較をしながら整備を検討していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) そのような活用を精いっぱいしていただいて、越前市の運営といいますか、建物等も含めたしっかりとした運営をお願いをしたいというふうに思います。 次に、84、85ページ、地域交通対策事業中、公共交通再編検討調査業務委託料という、これは先ほど奥山部長の回答にありました令和6年度に再編、計画をするというようなのうちの委託料だと思うんですが、これはどこにどのような内容で委託するのか伺います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 予算書の公共交通再編検討調査業務委託料944万9,000円の内容について御説明をさせていただきたいというふうに思います。 今ほど議員からもお話がありました、令和6年度に地域公共交通計画の策定を予定をしております。ただ、この策定自体は市職員が自前で行いたいというふうに考えています。 この委託料の内容はといいますと、基礎的調査についてのみ再編の検討業務を委託するという内容でありまして、その基礎調査の内容としましては、本市の公共交通の現況や地域特性を把握または整理するための市民アンケートの調査をはじめ、市内公共交通の利用実態を把握するための市民バス、デマンド交通、シャトルバス等の利用形態や利用者の意識調査を行うものでありまして、その委託料としましては565万4,000円を計上しております。 この調査委託につきましては、令和5年度に債務負担を設定しておりまして、本年の1月に公募型プロポーザルを実施しました。そして、株式会社ケー・シー・エス北陸支社、新潟にあるんですが、そこを契約相手方としました。 また、残りの379万5,000円になりますが、この内容としましては、今年度に県が未来技術活用プロジェクトにおいて越前市における交通人流分析事業を実施をいただいてるというところであります。令和5年度であります。それを、令和6年度においては市が独自で新幹線開業後の人流データの調査分析を行うため、調査業務委託料として379万5,000円を計上したと、これについては4月からの委託になりますので4月1日以降にまた業者を選定していくということになります。 このデータについては、この計画策定のための資料としても活用していきたいというふうに考えています。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 今お聞きしましたら、基礎調査とアンケート等ということで、この一部の500万円程度を使うということですが、あとは自前で職員でというところですが、ここが大変かなって思うので、基礎調査も全国とかいろんな類似のところを調べようと思うと大変でしょうけど、その後の策定が自前職員でというとかなりまた職員に負荷がかかるのではないかなと思うんですが、今の時代ここらも含めた委託のほうが私としては適切じゃないかなと思うんですが、いかがですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 本市の中でたくさんの個別計画がありまして、いろんな個別計画を行って策定をしております。これまでもこれからもでありますが、その中では策定自体は基本的にあまり委託業務を行わずに、それに付随する調査、データ、分析、そういった専門的なデータを活用するために必要なことについては職員ではなかなか難しいので、そういった内容について業務委託を行って計画を策定しているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 策定のところにおいても、専門的にとかというところも出てくるのではないかなと思うし、全国的に先ほど会社の名前を言われましたけど、幾つかの案件もずっとやってこられてる、そういったところが策定をしていくというほうが今の計画、自前でほとんどほかの計画もやっているとお聞きしましたけれど、そこが職員のほうに負荷がかかってる部分が多いんじゃないかなって思っています。 だから、もう基礎調査含めた策定計画を委託をする、そこに職員とか職員のグループワーキングとかグループなどでやり取りをしていく、業者を含めてつくり上げていくって方法がいいんじゃないかと思うんですが、いかがですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 今回、こういう形の中で当初予算は560万円の中で計上させていただいたということであります。 今後の計画の策定の在り方については、他の個別計画もありますし、この公共交通については、今どうしてもそれが必要であるとなれば今後補正ということにもなりますけれども、今この段階ではそんなことを申し上げるつもりはなくて、基礎的調査の中でデータを活用して、その中で精いっぱいトライをしていきたいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 意欲はよく分かりましたので、意欲はあまり職員のほうに押しつけないで、柔軟に考えていただくといいかなと思ってます。よりよい計画を市民も含めて望んでますので、そういった点をよろしくお願いします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) 私からは2件お願いいたします。 まず、予算書の86、87ページの2款の総務費、項1総務管理費の8目自治振興費の中で、87ページの一番下にあります地域振興事業の中の行政協力交付金5,790万8,000円、これについての内容をお知らせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 行政協力金につきましては、自治振興会と市が行政協力項目につきまして協定をいたしまして、それを町内会にお願いするためにお支払いをしているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) もう少し丁寧に御答弁いただければと思うんですけれど、(笑声起こる)それだけでは一般の方が全く分からないんですよ、もう一度。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 行政協力交付金は、先ほどもお答えしましたが、市と市自治連合会、各地区自治振興会との行政協力に関する協定に基づく業務について区長の協力を得るために町内会に交付するもので、その協定内容につきましては、例えば防災、防火、防犯、交通安全、その他の安全確保対策に関することですとか、越前市広報紙、広報物の各世帯への配布に関すること、また市が主催する各種事業、行事、会議等への参加、協力に関すること、審議会附属機関の委員の選出に関すること、その他市民生活の向上、地域の発展及び市政の円滑かつ効率的な運営を図るために必要な事項に関すること、こういったことを委託をしております。 お支払いにつきましては、1町内当たり均等割として2万3,000円、世帯割として日本人世帯1世帯当たり1,750円を乗じた額を交付しているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) 今蒲部長から御答弁いただいたとおり、これは2つがありまして、均等割が1町内2万3,000円、世帯割として1世帯1,750円。この交付金は、平成30年度より増額になったと理解をしておりますが、増額になる前は均等割が1町内1万5,000円、それから1世帯割が1,500円だったと思うんです。増額になった理由としましては、自治連合会からの御要望もあったと思うんです。そういった中で、当時の担当常任委員会の中でも議論をしながら行政に提案をしてこの結果になったんじゃないかなと思っております。 そこで、近年各町内の事業は、今部長がおっしゃったようにたくさん行政協力業務があるわけです。特に、小さい町内、1軒とか3軒とか4軒という町内もあろうかと思います。そこで、今の本市の全町内270台だったと思うんですけれど、全町内の数と20軒以内の町内の数を教えてほしいんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 行政協力交付金の交付対象町内会数は、現在252町内でありまして、そのうち20世帯以下の町内会数は37となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) この小さい町内、もうほとんど山際が多いわけですから、当然この行政協力業務、この負担はかなり世帯も少ない、人数も少ない、高齢化になっているというところで非常に大変な思いをしてると思っておりますし、そういう声も聞いております。 一番多い市内の世帯になりますと、800から900ぐらいかなと思ってるんです。当然、この協力交付金も高い、大きな差が出ているわけで、こういったことを考えるとそろそろこういう均等割と世帯割以外に、さっき私が言いましたように、20軒以下とか15軒以下でもいいんですけど、別途の行政協力交付金というのを設定をしていく時期になってるんじゃないかなと思っております。というのは、各町内、小さい町内がなくなっていく、福井市なんかも隣の町内に組み込まれて1町内になってるというのもお聞きをしております。そういったことを考えると、やはり1町内で独立をさせてあげて、しっかりとその町内で行事をしていくということが将来大切だと思うんで、そういう交付金の在り方について何か将来考え方があれば、最後にお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) その前に、すいません、先ほど行政協力交付金について「日本人世帯」と申し上げましたが、今年度より外国人世帯のほうも含んでおりますので、訂正をさせていただきます。 今ほど、小さい世帯にもということでおっしゃられましたが、30年に見直しをした際に、そのときに考慮したものでありますが、少数世帯の町内にも増額の実感が持てることということで、そのときに世帯割を8,000円増額をさせていただいた経緯があります。また、今後必要があればそういった見直しというのも研究をしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) ひとつこの辺は、部長、よろしくお願いしたいなと。そして、またいろいろ自治振興会の声とか各町内の声、特に小さい町内の意見、要望を聞いていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。 もう一点は、136、137にかけて、款4衛生費の項1保健衛生費の中で、137の8番目、脱炭素社会実現事業のうち、下のほうの公共施設LED照明リース料1,587万円、これを御説明いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 当該事業でございますけれども、市公共施設の照明用のLED化を進めるといったものでございまして、調査、施工、維持管理を含めた10年間のリース事業として令和5年度から3か年事業で行っているものでございます。 対象となる施設でございますが、市の公共施設のうちLED化も既に済んでいるものですとか、もう廃止が予定されているもの、あるいは大規模改修の予定をされていてその際に整備をしようとする、こういったものを除いた全80施設が対象でございます。 令和6年度につきましては、武道館、いまだて芸術館など25施設を整備する予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) 川崎部長からおっしゃった80施設というのは、3年間で取り組む分ですよね。それで、今部長おっしゃったように、新年度は武道館、いまだて芸術館などということで、私が聞いてるのは25施設ということだと思うんです。 昨年までの取組状況、どれぐらい数字が上がってるのかお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 令和5年度でございますけれども、エコビレッジ交流センター、金華山グリーンランドをはじめとしまして、3つの児童館、3つのこども園、6つの小学校、2つの中学校、幼稚園1の全29施設でございます。 工事費、メンテナンスに係る費用も含めまして、総額1億5,869万400円を令和6年度から令和15年度の10年間リース料として支払っていくものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) これは、3年間の公共施設照明ということで私も理解をしておりますが、この3年間であと残りの施設が全てこの時期で終了できるのか、見通しをお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 先ほど申しました令和7年度までは公共施設のLED化は全80施設でございます。ただ、地区公民館など今回リース対象外になった施設につきましては、今後大規模改修に併せてLED化をする予定でありまして、これによりまして全ての公共施設のLED化を進めるという予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) この質問が最後ですが、LED化が3か年計画なのでずっと遅れていくと、今まで使ってる水銀灯で対応している施設がかなりあります。そういったところで負担がかかってくるわけでありますが、特に水銀灯は皆さん御存じのとおり販売は終了しているということで、若干在庫があるとはお聞きをしております。そういったところで、水銀灯を使用している施設の電気の球が切れた場合の対応を、私も結構聞きました、対応してほしいと。結構対応してたみたいなんですけど、そういった場合、これからこの後2年間かけてまだやりますよね、LED化。そのときに、水銀灯しか対応できない場合、これをどういうふうに今後市として対応していくのか、最後にお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) ナイター照明など水銀灯を使用しております施設につきましては、令和7年度までの事業でLED化が完了する予定でございますが、今議員御指摘のとおり、その工事が完了するまでの間、小・中学校のナイター照明で特に先にLED工事の際に取り外した水銀灯、これを保管しておきまして、他の場所でもし切れた場合には対応すると、こういった運用で一時的な使用をしていきたいと考えております。 ○議長(吉田啓三君) よろしいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) よろしくお願いをいたします。私のほうも2点ばかり質疑をさせていただきます。 先ほども質疑に出ました、まず初めは予算書85ページ、概要版で30ページです。 地域交通対策事業ということで、この事業の内容も分かりました。そこで、もう一度確認だけしたいんですが、これは実証実験ということで、拡大の中にも第2次実証実験の開始ということで進められるということも分かりました。これは、実証実験がいつまで続くのか、そしてもう一遍改めてお聞きしたいんですが、地域公共交通計画の策定、先ほど言われたと思うんですが、この実証実験がどこまで続き、そしていつをめどにこの計画の策定がされるのかということをもう一度お願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) まず、デマンド交通については、ここ3年間で第1次、第2次、第3次というふうにエリアを分けて実証実験をやっていきたいというふうに考えています。ですから、最終年度はもう少し、現在やっているのが第1次ですので、第2次の実証実験が今年の10月から始まりますので、第3次は来年の10月からまた別のエリアでさせていただけたらなというふうな形での全体計画になっております。 地域公共交通計画の内容については、令和6年度において1年間かけて、今ほど御質問のあった様々な調査等を行って、分析を行って越前市の地域公共交通の全体で最適化、何が一番いいのかというものを地域公共交通会議や様々な議会等の御意見もいただきながら議論をしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 理解をいたしました。 それで、今シャトルバスの運行ということで、越前たけふ駅から大河ドラマ館、12月30日まではやろうという、今年いっぱい考えているということで、この中で大河ドラマ館に行った後、どうしても例えば式部公園のところに行きたいよとか、紫ゆかりの館に行きたいよっていった方々が、若干もうスタートをしておりますので何とも言えないんですが、そういった方も実際もう出てきているので、こういった方の考えはないのか、お聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 今現在シャトルバスは、大河ドラマ館がスタートした2月23日から新幹線が開業する3月15日まではJR武生駅と大河ドラマ館をピストンでさせていただくというふうな話であります。3月16日の新幹線開業からは、新幹線越前たけふ駅と越前ハピラインの武生駅、この中、それと大河ドラマ館を、そこの3点を結ぶ中で運行していきたい、ただその途中で主要なホテルについても、新幹線を利用した方がホテル等へ宿泊するとか、食事をしたいというふうな御希望等がある場合に対応するために、例えば国高地区の飲食店がたくさんあるような場所に泊まったり、武生駅前まちなかへ誘導して利用していただくというふうなことを考えて、今そういうコースを計画しているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 分かりました。 計画をしているということなので、よろしくお願いをしたいので、これはもう始まっておりますので、そういった方々がせっかく大河ドラマ館に来て、今回たくさんの方が来ておりますが、その後市街地へ行きたいとか、今現在もそれでは式部公園に行きたいとか、そういった方も行けるようなことを、歩いていってくれよというんではなくて、そういったシャトルバスが使えるような計画をしっかりとしていただきたいなというふうに思っております。そういうことをよろしくお願いをいたします。 それと、次行きます。 予算書87ページ、これも先ほど川崎議員のほうから質疑がありました地域自治振興事業、行政協力交付金、この内容も先ほどお聞きをいたしました。区長の交付の行政協力の内容であるとか、そういった町内の数とかいろんなことをお聞きしましたが、今回気になるのは、町内会加入の外国人世帯、これは今どれぐらいおられるのか、未加入世帯がどれぐらいおられるのか、そういったことをお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 現在、町内会に加入していらっしゃる外国人世帯については市では把握しておりませんので、来年度から算定に入れる際には区長さんからの申告により算定に含めていくということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) ということは、今回町内会に加入する外国人世帯ということもプラスになってるので、今現在何町内の方が登録されているのか、町内に登録されているのかをお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) それにつきましても、こちらのほうでは。 外国人のほうですよね。外国人世帯がどれだけあるかという、今どれだけあるかということですか。(題佛臣一君「両方。加入してるか。」と呼ぶ)加入してらっしゃる方は把握をしておりませんが、外国人世帯ということでよろしければ、対象となる世帯は2,425世帯ございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 世帯はたくさんあるのは分かってるんですが、今現在町内会に加入している、外国人の世帯を面倒見ている町内はどれぐらいあるのかなということをお聞きしてる。分かりませんか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 町内会にどのくらい加入しているかとおっしゃられるのは、多分区長さんが町内会費を徴収してらっしゃる外国人世帯だと思いますので、市のほうではその点については把握できてないというのが現状でございます。(題佛臣一君「今年度の加算分だけ。」と呼ぶ)(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。
    ◎総務部長(蒲久美子君) 今回の予算に見ております世帯数で答えさせていただいてよろしいでしょうか。(題佛臣一君「はい。」と呼ぶ)1,200世帯分を予算に見ております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) そういうことなんですね。今回予定してるのは、1,200。そこで、じゃあ、1,200以外の世帯をこれからどういうふうに見ていくのか、加入するための方法というのは何か考えておられるのか。 越前市は、外国人の方も非常に多いということで、多文化共生の越前市として進める中で、外国人の方に対して例えば配り物であるとか、町内の方々、町内の区長さんがどこに外国人の方がいるか分からない状態では、こういった多文化共生も進まないと思うんです。加入していない外国人の方々の調査というものは今後考えていかれる考えがあるのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 区長さんのほうに1月1日現在の住民台帳というのをお渡しすることができますので、その中には日本人世帯も外国人世帯も含まれておりますので、そちらのほうで把握していただきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 最後になります。 外国人の方がどこに暮らしておられるのか、どういった形で生活をされておられるのかもきちっと把握して、区長さんにしっかりと説明をして、納得していただいて、そういった事業展開をしていかないといけないと思いますが、何かほかに答弁あります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 昨年の外国人加算の実績をお伝えさせていただきますと、令和5年度は2,664世帯のうち646世帯、令和4年度は3,023世帯のうち868世帯、令和3年度は3,038世帯のうち805世帯、コロナ前であります令和元年度でありますと2,584世帯のうち1,048世帯が加算分として交付をさせていただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) ありがとうございます。理解をしました。 徐々に世帯の中でもちゃんと面倒見ていかれる町内さんも増えてきているし、世帯も増えてきているということで理解をいたしました。 これから、少しでも多くの外国人の方々の支援というんではないけれども、日本人と一緒な形でそういう配り物であるとか、行政のそういったものをお願いしたり、いろいろこれから町内の中で交わって生活をされるんですから、早い段階のうちに全世帯にそういった理解をしていただくようにお願いをして終わります。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) お願いいたします。 83ページ、新幹線・並行在来線利用促進事業の並行在来線新駅駅前広場整備工事費1億2,100万円について質問いたします。 まず、事業内容を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 並行在来線新駅の駅前広場の整備の概要についてであります。 これは、図面をお開きいただければと思いまして、当初予算の概要の29ページの下段の平面図、これを見ていただいて少し御説明させていただければというふうに思います。 まず最初に、1つ目に、駅前ロータリー及び送迎用駐車場として約4,800万円見ております。これは、ロータリー内において車の停留を防ぐため、5台のキス・アンド・ライド駐車場と、ロータリー2台の乗降場所を整備し、安全かつ円滑な交通を確保していきたいというところであります。 2つ目としまして、歩行者用の通路でありますが、約1,000万円、駅前広場に接する市道1807号線、旧国道365号ですが、ここは交通量が多くて路肩が狭いということで、学生とか高齢者、障害のある方、ベビーカーを利用する人、全ての人が安全に運行できるよう、この駅西口から南交番につながるよう線路沿いに歩行者用通路を設けたいというふうに考えています。 もう一つ、3番目は駐輪場ですが、約400万円ですが、駅へのアクセス方法として自転車利用が多く予想されることから、この緑色の図面なんですが、40台分を2か所に分けて整備をしたいというふうに考えています。 それから、消雪設備に約4,000万円なんですが、これはこのロータリーは市道の一部ということでありまして、形状的に堆雪場所がなくて機械除雪が困難であるということから、消雪設備を整備して降雪時の安全かつ円滑な交通を確保したいというふうに考えております。 それから、交流スペース約1,700万円ですが、待合広場としてベンチや植栽をはじめ地元から要望があった多目的トイレを整備をしていくというものであります。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) 分かりました。 今の交流のところのトイレに関しては、約1,200万円から1,300万円かかるんじゃないかというのはお聞きしてます。そこで、駐輪場とかトイレ、これから先は維持管理が必要になってくると思うんですけれども、今後のランニングコストはどのように考えているのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) トイレの管理をどうするのかという御質問でございますが、駅前広場のトイレや駐輪場などの管理については、市のほかの施設の管理状況を参考に今後検討していきたいというふうに考えてます。 例えばでありますが、王子保駅でありますけれども、これはJRから委託されてまして、トイレが駅の施設として構内にあるということから、トイレや駅舎の清掃を地元の王子保管理協会へJRが委託しているというものであります。しきぶ駅周辺の安全対策とか美化活動などについては、地元南地区に協力をお願いしたいというふうにも考えておりまして、今後協議を行って皆さんが安心して利用できるよう努めてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) ランニングコストはこれから市の単独予算でいくことになると思うんですけれど、令和7年度からですね、多分。(「まだ。」と呼ぶ者あり)まだよう分からない。 じゃあ、令和7年度以降には予算として市単独でやっていくというふうに取ればよろしいですか。(「もうちょっと。」と呼ぶ者あり)まだ分かんない。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 含めまして、今後どうするかを考えてまいります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) 今この駅のトイレができることが皆さんの中にいろいろ伝わってきてるんですけれど、女性の声の中でトイレに対してはとても不安だという声をたくさん聞くんです。その中で、危機管理に関してのこれからの対策というのを考えているようでしたら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) ごめんなさい、すいません、もう一度お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) 結局、終電後は無人になるんです、完全に。それで、女性の中からトイレが無人で夜中ずっと開いてることとかに関してとても不安だということで、危機管理に関してはどのように考えているのかというのをお聞きしたんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) トイレ設置については、多目的トイレでありますので、公衆トイレということであります。どのような時間帯に、どのような形で活用していくかというのも今後検討していきたいというふうに思いますが、そういった安全管理も含めまして、安全対策、美化環境、そういったことを地域の皆さんと市も一緒になって、今後何が一番ベストなのかを考えていきたいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) ぜひ、きちっとした形で進んでいくといいなと思ってます、地元ですけど。 次に、85ページの地域交通対策事業についてお聞きします。 これは、タクシー事業者の持続化補助金5,000万円なんですけれども、事業内容をお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) この500万円、全体の事業について先に御説明させていただきますと、まずタクシー事業者が車両入替えすることに対する購入補助を240万円持っております。また、2種免許取得に対する補助についても100万円持っております。それから、タクシー運転手の就労助成金について160万円持ってるというふうな状況であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) すみません、500万円でしたね。 この中で気になるのが、1年目の奨励金に対して正規社員よりも非正規社員のほうが補助金が多くなってるんです。この理由というのは何でしょう。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) タクシー運転手の就労奨励金について御説明させていただきますと、市内タクシー事業者に就労した運転手に対して就労1年目と就労3年目の2回に分けて奨励金を支給をしたいと、これは運転手確保を目的としているということであります。 奨励金額は、就労1年目は正規社員は10万円、非正規社員は15万円、そして3年目は正規社員と非正規社員ともに10万円を支給するというものであります。 また、特にタクシー需要が最も高い朝夕の時間帯の運転手確保を目指して、潜在的な労働者である女性や外国籍の方の就労を促進するため、女性や外国籍の方には奨励金を5万円加算をしたいということでありますが、この非正規職員に関しては短時間の方、特に朝夕、そういった短時間の方でもぜひ働いていただきたいというふうな思いがありまして、通常は10万円ですが15万円という形で大きくしたということであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) このことに関しては、タクシー業者が何回か会合を開くというか説明会を開いて、もう就職を決めた方もいるよというのをお聞きしてるんです。そうすると、周知していく、業者が開催するだけではなくてもっとこちらのほうでも、職安とか事業者だけではなくて行政としても広報していく必要があるんじゃないかなと、女性の就労に関してはなかなか自分からタクシー会社に応募していく人はいないと思うんです。けれども、こういう形の補助金があるよということが分かれば、職安に対してでも声を上げる人がいるのではないかなと思うので、その辺行政として広報にどのような力を出されるかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 制度周知については、関心のある方に広く知っていただきたいということで、ハローワーク、県タクシー協会、それから県と協力しながら制度の内容を広報していきたいというふうに考えてますし、令和5年度もタクシー協会、タクシー事業者、県、ハローワークと一緒にタクシー事業者の運転手の就業説明会というものをやっています。また、新年度早々にも市が協賛してタクシー事業者の就職説明会を開催して女性とか外国籍の方、そういった方も多く参加できるような取組を行っていきたいと、採用につなげていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) これは、誰にでも分かるような形で、ショッピングセンターにポスターを貼るとか、要するに保育所のお母さんたちにチラシを配るとか、そんなような形も市のほうとして力を入れてくれたらいいかなと思うので、この辺は要望しておきます。 次に、109ページ、住民税非課税世帯等支援給付事業、これは6月の住民税が確定した時点で新たに非課税となる世帯に交付金を渡す事業としてお聞きしてるんですけれども、対象は何世帯ぐらいを予定しているのかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 令和6年度住民税情報に基づきまして、給付する世帯は900世帯と見込んでおりまして、その内訳といたしましては、令和5年度の住民税が課税されていた世帯のうち、新たに令和6年度住民税が非課税となった世帯が約700世帯、あわせまして、新たに令和6年度住民税の均等割のみが課税となる世帯が約200世帯と想定しております。 この1世帯当たり10万円が9,000万円、さらにこれらの世帯において扶養している18歳以下の子供がいる場合は、子供1人当たり5万円の加算の対象となりまして、その子供の数を約250人と想定し、1人当たり5万円の1,250万円、合わせて1億250万円と想定しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) これらの世帯には、どのような形で周知していくのか、その辺お聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 既に把握している日常生活に支援が必要な方に対しましては、市や地域包括支援センター、ケアマネジャーなどの支援者がまず声かけをいたします。必要に応じ、支援のサポートを行っていただくようこれまでも取り組んでまいりました。7月上旬にお知らせを発送いたす予定となっておりますので、支援が求められているときには必要なサポートをするよう地域包括支援センターやケアマネジャー、自立相談支援機関などに依頼して周知も併せてしていく予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) 確認書を送るんですよね。そうすると、今みたいに確認書に対して自分から申請しなくちゃいけないので、なかなか自分から申請するのが困難な家庭とか困難な方がいると思うんです。その中で、地域包括とか、それから民生委員さんでもいいですし、福祉推進員でもいいですし、分かってる方が声をかけてあげるというのは必要かなと思います。理解できない方への対応、今お聞きするとしっかりとやられるようなので、ぜひその辺は漏れる方がいないようにしていただきたいと思います。 今までいろいろとやってきた中で、給付率というのがどのぐらいだったかお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 転入者や所得が不明な方も含めた分母となりますので、ここについて踏まえていただきたいのですが、給付率を計算いたしますと令和3年度は75.9%、令和4年度は80.8%、令和5年度は83.1%と増えてはきております。 しかし、給付が必要な方にはほぼ給付できていると考えておりますので、こちらで税情報をつかんでいる方にはほぼ確保させていただいていると思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) なかなか給付率もすごく高いというわけではないので、これから先不公平感が生じないような形で進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、119ページ、児童相談事業、自立相談支援事業委託料835万2,000円、この事業内容の予算の内訳がどのようになってるかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 児童相談事業のうち、自立相談支援事業委託料835万2,000円の内訳としまして、大きく3つでございます。 1つ目に、児童相談システム関連の委託料としまして345万2,000円、この児童相談システムといいますのは、児童相談業務におきまして相談受付から経過記録、支援履歴の管理までを行うシステムでございます。この内容としましては、年間保守業務と、それからシステム改修、ライセンス追加の費用となってございます。 それから、2つ目としまして、生活困窮世帯の子供に対する学習、生活支援を行う事業の委託料として240万円、3つ目としまして、要保護児童対策地域協議会の調整支援業務の委託料としまして250万円を計上いたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) 最初のシステムのところが、いろいろ国でも言われているこども家庭支援センターだと理解すればよろしいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) おっしゃるとおりでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) これは、こども家庭センター設置というのが予算概要書に載ってたんですけれども、この設置というのは別に場所をきちっとするというわけじゃなくて、システムをつくるというふうにお聞きしてるんですけど、そのシステムというのがサポートプランを作成して、その中にアカウントを増やしていくというのをお聞きしてるんですが、それでよろしいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 今のシステム改修と、それからライセンス追加というところで御説明をさせていただきます。 児童相談システムにつきましては、今申し上げましたとおり、相談受付から経過記録、支援履歴の管理まで行うシステムでございまして、支援に関わる各課の担当職員が利用しております。 こども家庭センターの設置に伴いまして、新たに行う業務としましてサポートプランの作成というものがございます。今後、児童相談システムを使いましてこのサポートプランを作成していくためシステム改修を行うものでございます。このサポートプランでございますが、支援が必要な方に作成するものでございまして、課題やその解決のために利用できるサービスや制度といったものを提示するとともに、状況変化に応じ随時プランの内容の見直しを行いながら活用していくものでございます。 市では、支援が必要となる方とこのサポートプランを共有しまして、具体的な支援内容を御理解いただくことでスムーズに支援ができるようになるというふうに考えております。 それから、ライセンス追加でございますが、この児童相談システムは現在活用頻度が高い子ども・子育て相談室の職員と、それから健康増進課の母子保健担当職員等が利用しているところでございます。こども家庭センター設置による組織体制の強化に伴いまして、支援に関わる担当職員全員がシステムを利用できるようにライセンスを追加していこうというものでございます。このことによりまして、相談及び支援内容の情報を担当者間で迅速かつ正確に共有し、チームによる支援体制を構築する中で、より効果的な支援につなげていきたいというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) このことによって、多分対応がスムーズにいくようになるんじゃないかなというのは期待してるんですけれども、現在の職員体制のまんまでいくのかどうか、これから先職員を増やしていくのか、専門職を増やしていくのか、その辺お聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 今現在、子ども・子育て総合相談室のほうで会計年度任用職員を含めまして8名の職員が相談業務に対応しております。新しくこども家庭センター設置に伴いまして業務も増えていくことになりますので、専門職員、保健師などを含めまして職員を増やしていく想定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。 ◆(安立里美君) 人数的にはまだ分からないですね、何人増やすかは。 でしたら、ぜひきちっとした形で専門職の方を置いて、対応を進めていっていただきたいと思いますので、これからの事業を期待したいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(吉田啓三君) 暫時休憩いたします。 再開は午後2時10分といたします。        休憩 午後2時03分        再開 午後2時11分 ○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 区分1、質疑を続行いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) よろしくお願いいたします。 予算書86、87ページの地域自治振興事業、8の自治振興費の3自治振興事業費1億7,046万7,000円の中の一番下に書いてあります行政協力金5,790万8,000円についてお伺いいたします。 先ほど、川崎議員と題佛議員の質問で、交付金の性格とか5,790万円の予算の内容が分かりましたので、それを踏まえた上で質問させていただきます。 そこで、改めて確認をしたいのですが、この予算5,790万8,000円の内容ですが、町内は252町内とお伺いしました。これは、何世帯分の予算なのか改めてお伺いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) こちらの世帯数ですが、日本人世帯については2万8,835世帯分、外国人世帯については1,200世帯分を計上しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) すいません、日本人世帯が2万8,000……。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 2万8,835世帯です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) 了解いたしました。ありがとうございます。 この予算は、要するに日本人世帯の2万8,835世帯分と外国人世帯の1,200世帯、そして町内割分が入ってる予算というふうに理解すればよろしいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 均等割2万3,000円分の252町内会です。 先ほど、川崎俊之議員の質問に2万3,000円は「世帯割」を8,000円増額したと申し上げましたが、「均等割」のほうに8,000円増額したというところでお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) 了解いたしました。 この予算については、今年度、議会が長年の課題でありました決算を次年度の予算に反映させるという決算サイクル検討会がスタートして、その中の外国人の世帯もカウントするという総務委員会からの提言であり、それはすごい時代に合ったすばらしい提言だなというふうに私も評価しています。そして、その総務委員会の提言を受けて市がこのたび予算化したわけですが、その市の考えをお聞きいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 今回、議会からの提言を受けて見直した内容について御説明をさせていただきますと、今年度までは外国人世帯に対し、2以上の町内行事等の案内をしている場合に、区長からの申請により交付金の対象世帯として加算というふうなことをしておりました。令和6年度からは、議会の提言を受けまして交付金の算定方法について見直すこととしたものでございます。 具体的には、町内会活動に参加している町内会加入外国人世帯については、既に日本人住民との交流が図られていることから、区長申告により日本人世帯と同様に基礎数値に含めることといたしました。また、町内会未加入外国人世帯については、これまでと同様2つ以上の行事等の案内をしている場合に区長からの申請により対象世帯とすることといたしました。 また、外国人世帯への行事参加案内等の実施方法については、これまでチラシのみの案内というふうになっておりましたが、新たにSNSによる情報発信を加えるよう見直したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) ありがとうございました。 これまでは、町内の2事業以上を広報した場合のチラシに加算されたということです。その加算はともかくとして、これは外国人市民の数も日本人世帯と同様に入れるということで、非常にいい事業だなというふうに私は思ってるわけですけれども、越前市は県内で外国人の数が一番多い市です。そして、外国人市民と日本人市民の共生を標榜しています、一生懸命になっています。そういう市において、外国人市民も同列にという予算化は遅きに失したなって私は思ってるぐらいなんです。私ももっと早く気がつくべきだったなというふうに反省しているところです。 町内会においても、まだまだ地域の外国人市民との共生は課題がいっぱいあると考えますが、この予算を契機にしてさらなる共生の実現を期待したいと思っています。担当課においても、この越前市の趣旨が広く市民に伝わるようにしっかり努力していただきたいなということを期待いたします。 では、次ですけれども、毎年2月1日現在、さっき部長が1月1日というふうにおっしゃいましたけれど、この地域自治の手引き、これには2月1日というふうに書いてありますので、多分2月1日だというふうに思いますが、2月1日現在の住民基本台帳による世帯数によって交付金が決まるということです。この事業の実施時期と実施までの手順を教えていただけますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 来年度からは2月1日現在でなくて、1月1日現在を基準日とさせていただきたいというふうに考えております。 今回の見直しした内容や手続につきましては、5月に開催予定の新区長研修会にて説明をさせていただくとともに、市自治連合会理事会や各地区自治振興会理事会等の機会に説明を行っていきたいというふうに考えております。 区長からの申告に基づき交付金の算定を行うため、5月下旬頃に現区長に対し依頼文を発送し、対象となる外国人世帯数の申告をいただく予定をしております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) 今の御答弁ですが、新年度から1月1日でということで理解いたしました。 共生社会に向けて、越前市は越前市のこの方針、今の予算づけの方針ですけれども、共生に力を入れている越前市としてしっかり町内に伝わるように説明していただきたいと思います、あらゆる機会を通じて。 それで、さきの質問で日本人世帯が2万8,835世帯で外国人が1,200世帯ということでしたが、当初予算の39ページ、この間頂きました予算概要の説明書を見ますと、36ページですけれども、世帯割が1世帯1,750円、さっきお聞きしたとおりです。そして、その下に日本人世帯プラス町内会加入の外国人世帯数という記載があります。この外国人にだけ町内会加入外国人とのことでありますが、その意味するところをお伺いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 町内会加入外国人世帯数と書かせていただいておりまして、町内会に加入している外国人世帯数と町内行事を呼びかけていただいている外国人世帯数、両方含めた数というふうに理解をしていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
    ◆(大久保惠子君) これは、総務委員会の提言ですけれども、これだけ共生社会を標榜して頑張ってる越前市ですので、越前市市民と同様に扱うということで、このようなこれから予算のつけ方をすると、私はすごくそれを評価してるわけですけれども、先日から担当課といろいろ話をさせてもらったときには、将来的には日本人市民と外国人市民の区別なく全ての世帯を基礎数値として算入していくというふうにおっしゃいましたが、現時点では町内によって温度差があって、まずは町内会に加入していただいて、一緒に事業に参加していただく外国人を増やしていただくということで、多文化共生を進める第一歩として町内会に加入した外国人の数を数えるということでした。共生意識が十分高まった時点で外国人世帯数の算入を新たに検討するというふうなことをおっしゃってました。 さらなる共生を目指して、町内会の行事に参加していただきたいという役所の気持ちは分かります。私もそういうふうになっていただきたい。外国人の方と一緒に活動ができるようになったらいいなというふうに思ってますけど、町内会の活動をしたら予算をつけるというレベルの話ではないのじゃないかなというふうに思います。同じ地域に住む外国人住民を、越前市民と同列に扱うという趣旨は、これはどのように反映されてるんでしょうか、そことの整合性はどうなんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 町内会に加入されている方は、日本人と同様既に町内行事にも参加されているというところで、そのまま日本人と同じ基礎数値に含めさせていただくんですが、外国人との関わり方というのは町内によって温度差があるというふうに感じておりますので、その町内会に未加入の外国人に対しては、まずは外国人市民に身近な町内会の活動への参加呼びかけをしていただいて、共生を進めていただきたい、地域における多文化共生を進めていただきたいというふうに考えております。 このようなことから、町内会に加入していない外国人世帯については、これまで同様2つ以上の町内行事の案内をしていただきながら、町内会の加入についても進めていただきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) そうしますと、外国人にだけ町内会に入って町内会の活動に参加している人という条件を課すわけですけれども、住民というのはそこに住んでいる生活実態のある人のことを言います。本末転倒してるんじゃないかなというふうに思います。温度差があるので、町内会加入の外国人をまず算入するということですが、それは本末転倒してて、まず越前市民と同じように考えて、そこから町内会の加入とか何かが始まるんではないかなというふうに思います。それで、このことについて法的には何も問題はないんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 法的には何も問題ないというふうには思っておりますが、これまでは町内会に加入している外国人世帯も加入してない外国人世帯も全て2つ以上の町内行事への参加の呼びかけをしていただくということを条件としておりました。既に、外国人世帯においても、町内会に加入して日本人と同様にいろんな例えば奉仕作業に参加をしていたり、活動をしていらっしゃるという方もいらっしゃると思いますので、その方たちはあえて例えば多言語でそういうチラシをお渡ししたりとか、そういうことも必要なく町内会の活動に参加をしておられるということから、そういった条件は外して、そういう方たちには日本人世帯と同様にというようなことで区分けをさせていただきました。でも、町内会に加入をしていらっしゃらなくて、町内行事にも何かアクションを起こさなければ参加をしないというような方については、これまでどおり2つ以上の呼びかけをして町内行事に参加していただき、町内会に加入を目指していくという、そういうふうな考えでこういうふうな制度設計にさせていただきました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) 市の考え方は分かりました。でも、行政協力に関する協定書というのが今お見せしたこれにありますね。その中には、その役割として、業務の遂行として1番目に防災とか防火、さっき部長もおっしゃいましたけれども、犯罪、交通安全対策とかその他安全確保に対することというのを明記されてます。広報物の配布も書いてあります。そうしますと、町内会に加入してない外国人住民はこれらを除外するというのは非常に人権問題にもなるのではないかなという懸念があります。越前市に住む外国人も日本人も等しく──新年度から1月1日ですね──1月1日の基準日の世帯数として検討すべきではないか、再検討をお願いしたいと思います。 次に、2番目の質問に入ります。 2番目に、86、87ページの3自治振興事業、1億7,046万7,000円のうち、地域自治振興事業交付金の9,172万円についてお伺いいたします。この事業の内容を簡潔にお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 地域自治振興事業交付金は、自治振興会が策定する地域自治振興計画に基づく事業の実施に必要な財源として各地区自治振興会に交付しているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) この自治振興会事業ですけれども、近年地域からやらされ感とか役員不足などの声が聞かれるようになって、最近議会でも再三取り上げられるような議題になっております。自治振興会の在り方について、昨年の当初で市長はゼロベースで見直すというふうにおっしゃいましたが、その進捗状況はどのようになってますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 自治振興会事業及び区長の協力依頼業務について、現在見直しに取り組んでいるところでございます。 見直しに向けた主な内容を申し上げますと、今年度は実際に地域で活動されている方々と各地区が提案したテーマで地域ミーティングを実施し、地域が課題と感じていることや地域が力を入れている事業について意見交換を行わせていただきました。 また、自治振興会事業や区長業務で負担に感じていることなどを把握するため、昨年10月にアンケート調査を実施しました。その結果を基に、本年2月には市自治連合会との勉強会を実施しまして、意見交換を行ったところでございます。 引き続き、各地区自治振興会、区長へのヒアリング結果を基に関係課と協議を進め、できるところから負担軽減を図っていきたいというふうに考えております。 また、令和6年度には市自治振興会との協働による自治組織の在り方研究会を開催予定でありまして、それに要する費用として講師謝礼等の予算を計上させていただいております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) いろいろ見直しの事業を進められてるということですが、この事業の発足当初の趣旨というのは、折からの地方分権一括法の施行で地域の課題は地域で解決しようということで、越前市においてもこの自治振興事業がスタートしました。平成16年でした。そして、議会も理事者と真剣に地域は決して行政の安価な下請でないということを議論し合いました。極端に言えば、地域に課題がないところは無理に事業をする必要はないというほど地域の自主性を尊重したものでした。 それから、市長もお替わりになり、基礎事業の部分が増え、少子・高齢化や働き方の変化など社会情勢の変化とも相まって、自治振興会に行政の下請感ややらされ感が募り、住民自治から現在はかけ離れたものになっています。地域の振興事業をサポートする職員の活動も縮小してきました。内容も変化しているという現状ではないかと思います。 そこで、自治振興とは何か、そして新しい時代の市民自治の目的や在り方の課題などについて、地域と十分話し合う中で新しい方向性を探っていただきたいと思います。のんびりしていると、市長の任期も終わってしまいます。頑張っていただきたいと思います。市長、よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問です。(笑声起こる) すいません、3番目に男女共同参画推進事業、88ページ、89ページです。 男女共同参画推進事業の675万7,000円の内容についてお伺いしたいのですが、まず新年度の事業の内容の説明をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 男女共同参画推進事業の予算についてでございますが、市男女平等オンブッドの報酬や男女共同参画センターの会計年度任用職員の人件費をはじめ、各種講座や講演会の講師謝礼、講演会の動画配信に係る委託料など男女共同参画推進に向けた取組に必要な費用を計上しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) 新年度の事業をもうちょっと具体的にお願いできますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 新年度の男女共同参画推進に係る事業としましては、地域や企業に対する男女共同参画意識啓発のための出前講座、6月の男女共同参画月間や12月の人権週間に合わせた講演会やパネル展示、11月の女性に対する暴力をなくす運動期間や3月8日の国際女性デーに合わせた啓発事業などを予定しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) 男女共同参画事業というと、もうこの件は済んだという意見をよく耳にしますが、20年前と比べると確かに進んできた部分はありますが、まだまだ課題はあります。世界のジェンダー指数も何位でしたっけ、百六十何位中百四十何位だったと思います。女性の賃金格差とか、女性の貧困とか、政策決定の場への女性の数とか、この間議会で研修したときには人口問題と女性の参画ということで講師からお話がありました。これらも重要な課題です。 まだまだ課題はいっぱいですので、市としてますますジェンダーの視点で問題意識を持って事業展開をしていただきたいと思うのですが、さきの清水議員の答弁で職員に負担がかからないよう考えますみたいな答弁がありましたが、それはセンターがお荷物のように聞こえてしまいますので、職員に過度な負担がかからないのではなくて、今年度は直営ということですので、しっかり市として対応していただきたい、するべきだというふうに思います。場当たり的な仕事の仕方ではなく、しっかり市として方向性を持ったアウトカム評価が得られるような事業展開を私は期待します。そして、新年度に向けては専門性を持った人材の配属を望みますがいかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 蒲総務部長。 ◎総務部長(蒲久美子君) 現在、会計年度任用職員と市の職員とで市の直営でやっていってるわけですが、専門性というか、採用の際に当たってはそういうふうな意欲を持った方、そういったところの方を採用をしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。 ◆(大久保惠子君) もちろん意欲は必要ですけれども、場当たり的にただ事業をこなすんではなくて、一貫性のある仕事の仕方をしていただきたいと思うし、後で評価が得られるような事業展開を望みます。 最後の質問です。 ページの136、137、脱炭素社会実現事業ということで2,514万円、この事業についてお聞きしたいのですがお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 議員お尋ねの件につきましては、住宅の太陽光発電の件でよろしゅうございますでしょうか。これは、総額544万5,000円でございます。 こちらのほうでございますが、住宅に自家用の消費型の太陽光発電を設置をする、そして蓄電池を設置をすると、こういうことに対して一定の支援をするものでございます。 特に、太陽光発電設備につきましては、蓄電池とセットの場合、キロワット当たり単価が7万円でございます。5キロワットまでですので、最高35万円でございます。太陽光発電のみの場合は5万円のキロワットアワー当たりになります。そうなりますと、上限が25万円ということでございます。一方、蓄電池につきましては、総工事費の3分の1ということで上限額が25万5,000円でございます。したがいまして、太陽光発電設備と蓄電池設備を合わせますと60万円余りという形となっております。 ただし、こちらを県にお尋ねをしましたところ、国の再エネ推進交付金を使っていると、その要綱では蓄電池のみというのは今回補助事業に認められてないということでございまして、蓄電池のみの補助事業というのは今回除外をされているような、そんな状況でございます。 ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員に申し上げます。 担当委員会でありますので。 ほかによろしいですか。 ほかに質疑ございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) 83ページでございます。大学連携事業ということで、お願いをいたします。 先ほど、午前中、砂田議員のほうからも質問があったわけでありますけれども、まだ分からないところがありますのでお願いをいたします。 これは、観光特設コース負担金というふうに書いてあるんですけれども、この観光特設コースというのは一体何ぞやということなんですけれど、学部とは違う訳があると思ってます。それから、定員が15名から20名ということになっておりますが、これは1年間の話なのか、その辺も分からないんですけれど、教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 観光特設コースでございますが、学部ではなくて学部に通ってる学生が専門的に履修する履修コースという形になっております。 15名から20名につきましては、1年につきまして15名から20名ということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) それで、その負担金ということになっておると思うんですけれども、これの200万円、この根拠についてお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 観光特設コースにつきましては、県と県観光連盟が600万円、市が200万円を負担し、合計で800万円の事業を実施するものでございます。 コースでは、専任の講師1名、非常勤講師2名を雇用し専門的な講座を開催するほか、本市との連携により、外部講師を招き、越前和紙や越前打刃物、越前箪笥などの手仕事を深く理解し、観光資源に対する理解を図る講義も想定しております。この講義に要する経費につきまして、本市が負担する形になっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) それでは、4者が設置をするということで協議をしたということで、新年度からの取組ということになるんだと思いますけれども、このコース設置のいきさつ、これは背景といいますか、砂田議員の質問の中にも少し出てきたんですけれども、本市に若者を誘引するとか定住促進、地域の誇りの醸成というようなことも書いてあるんですけれども、それがどういう意味合いなのか、改めてお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) コース設置の経緯につきましては、北陸新幹線福井-敦賀開業に向け、県や県観光連盟では、今後働く観光を展開していくためには地域において理論と実務能力を併せ持つ観光専門人材が必要だと考えておりました。また、仁愛大学におきましても、魅力的な学部やコース設置を検討しており、県、県観光連盟の話を受け、これまでのコミュニケーションやビジネスなどの分野が観光分野にも活用でき、地域に貢献できると考えたとのことでございます。 本市におきましても、観光専門人材は観光振興に役立つだけでなく、仁愛大学の魅力向上は若い世代の本市への定着にもつながると考え、仁愛大学、県、県観光連盟、本市の4者で連携協定を締結し、今回の観光特設コースの設置につながっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) それで、このコース後、修了証というような形でのことで、いずれといいますか、勉強したことをしっかり社会の中で発揮をしていくということになるんだろうと思いますけれども、本市にとってのメリットであるとか、観光の磨き上げに対するやり方とか、いろいろ専門的な見地で今後活躍が期待されるわけでありますけれども、こういったことについての受皿といいますか、それと本人たち、その方々の活躍の場というのはどういうところに見いだしていくのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 仁愛大学の学生は、地元就職者数が9割と高いとお伺いしております。そのため、本市をはじめといたしました各市の観光協会とか、あと県観光連盟、市役所なり、そういうところに就職することも可能だと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) それぞれの方々の就職ということでの考え方というのはいろいろあるんだろうと思います。そういう中で、地元に残っていただいて、しっかり新幹線開業を契機に新幹線効果が1年でも5年でも続く、そういう取組の中での中心的な役割、こういったことも期待できるのかなというふうにも思います。 それで、過去に仁愛大学を誘致以来、本市としての関わりというのは随分長くなってきております。そういう中で、最近では──最近というと大分前になるんですけれど──大学院の設置であるとか、それからグラウンドの設置についての支援というものも過去にはずっとあったわけですけれども、今回どういうふうな協議の中でこういう話を醸成していったのか、またそういう大学との今後の取組の在り方といいますか、そういうことについてのお考えがあればこの際、お聞きをしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 横川総合政策部理事。 ◎総合政策部理事(横川裕康君) 少し繰り返しになって申し訳ございませんが、県、県観光連盟では、地域において観光専門人材が必要と考えていたと、仁愛大学においても特殊性を求めていたと、そういう中で観光学コースを設置するということは、本市にとりましても必要な人材確保につながる、あと本市に所在しております唯一の高等教育機関である仁愛大学の活性化につきましては、若者の定住にもつながると、そういうふうな事情がございまして、昨年8月に連携協定を結ばせていただきました。 仁愛大学との関係につきましては、昭和54年に当時の笠原市長と大学の理事長が大学の設置につきまして基本的な覚書を締結しております。覚書におきまして、大学の設置に必要な土地とかを無償貸与することとされておりまして、それの関係で大学が存続する期間はずっと貸借期間としまして、土地の使用貸借を締結しているところでございます。 本覚書は、大学への改編時や新学部の設置時にも改定しておりますが、上記取決めにつきましては継続しておりまして、大学が存在する間につきましては土地の提供及び市が賃料を払うことにつきましてやっていく必要があると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) そういう覚書というのもその当時あったわけでありますけれども、今後についても唯一の本市における大学でございますので、いろいろな形の中で協議をしていくということは必要かなと思います。今後、どういうことが想定されるかはまだ分かりませんけれども、しっかり市民の誇りとなるような大学、また我々議会もそういったことについての支援といいますか、一緒になって歩んでいきたいなというようなことも必要かなと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、87ページでございますが、創造都市推進事業の予算でございますが、1,395万1,000円ですけれど、1番目にこの創造都市推進事業の概要と、それと普通旅費というのがあるんですけれども、217万4,000円、これについてお伺いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) まず、創造都市推進事業の概要、まずその目的でありますが、ユネスコ創造都市ネットワークに加盟することで、地域固有の文化を生かして様々な交流により新たな文化を育みまして、付加価値の高い産業を生み出していくということを目的としているということでございます。 普通旅費の217万4,000円でございますが、これはポルトガルのブラガ市で7月にユネスコ創造都市ネットワークの総会が開催されますが、そこに向けて令和7年5月に申請予定の越前市をアピールするということで、職員2名分の旅費約110万円を計上しているという内容であります。 また、もう一つ、ユネスコ創造都市ネットワーククラフト部門に加盟している都市でリーダー的な存在という国が韓国の晋州市、その晋州市と交流するため、職員2名分の旅費約56万円を計上しているというものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) ポルトガル、それから韓国ですか、海外の都市との連携とか総会への出席ということが今御答弁であったんですけれども、そのことがこの創造都市推進ということでの必要不可欠なものであるのかどうかということも含めまして、本市へのいろいろな形、どういうメリットといいますか、今後の展開の中で必要性についてはどのようなお考えなのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) ユネスコに加盟するということでございますが、本市の国際的認知度が高まって、まずはイメージアップやブランド向上につながるというふうに考えております。この加盟によりまして、伝統産業分野でも人材交流が進むことが期待できるということ、そして交流によって相互理解が進んで、多文化に触れることで新たな発想につながって、この発想を伝統工芸品に付与することで高付加価値化、新たな価値が創造されて新たなビジネスが創出されるような、そういった好循環が期待できるというふうに考えています。こういったことから、本市の伝統産業分野において大きな経済効果といいますか、メリットがあるというふうに考えています。 こういった流れを実現するために、ユネスコ創造都市ネットワークに加盟を進めたいというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) それでは、新しい事業ということになるんでしょうけれども、専門家による現地調査等の委託ということが書かれているんですけれども、これについての中身をお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 予算書の創造都市推進業務委託料741万7,000円についての御説明をさせていただきたいというふうに思います。 このうち、約500万円についてはユネスコ創造都市ネットワーク加盟申請に係る調査作成業務委託料として予算を計上しておりまして、申請書作成に当たりまして、本市の素材の調査や申請書の作成に係る支援を実績のある創造都市を専門にする個人または団体に委託して作成してもらうというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) 次に、他分野の伝統産業との連携、展示会の開催というようなことがあるんですけれども、これが今年どういうような形で開催をされるのか、今具体的なものがあればお聞かせをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 他分野ということでございますが、国際木版画会議実行委員会、これについて御説明させていただくということでよろしいでしょうか。 については、200万円を計上させていただいてるというところであります。この会議は、令和6年4月4日から7日まで、いまだて芸術館や越前和紙の里を中心に開催しまして、海外から約100名の木版画アーティストの参加を予定しているというところでございます。 会議では、基調講演とか展示会、ワークショップ、商談会、丹南伝統工芸産地のエクスカーション、視察とか体験型の見学会、また市民交流会等を開催する計画であります。越前市の伝統産業はもとより、丹南地域の伝統産業の魅力をPRして、本市の歴史文化をはじめ豊かな自然食など本市の持てる限りの宝を生かしたおもてなしやPRを行っていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) 4月4日から7日というような木版画会議ということでの答弁であったんですけれども、これはいろいろな意味で産地であるとか今立地域、それから市全体としての関わりというんですか、そういったことへの誘導というのは何かお考えがあればお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山総合政策部長。 ◎総合政策部長(奥山茂夫君) 4日から7日間の中で市民交流会等を開催をしたいというふうに考えています。海外から100人を超えるアーティストが参加するということでありますので、そういった方々とまずは産地での交流はもちろんでありますが、まちなかに誘導といいますか、来ていただいて交流するといったようなことも考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) 初めての取組といいますか、和紙を中心とした取組になるんかと思いますけれども、しっかりとした産地、事業者、そういったことがウィン・ウィンの関係になれる一つのきっかけ、こういったことも大きなことかなと思いますし、新幹線開業に向けての観光という一つのステップにもなるのかなと思いますので、しっかり支援もお願いをいたしたいなというふうに思います。 次に、123ページでございます。 市乳幼児教育保育支援センターの関連の予算ということでお聞きをいたします。 市乳幼児教育保育センターとは一体どういうものなのか、具体的な事業内容、センターの設置目的、それから取組の内容、こういったことの説明をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 市乳幼児教育保育支援センターは、市全体の就学前教育、保育の資質向上を目的としまして4月1日に開園しますにじいろこども園内に設置をいたします。 主な取組としまして、教育、保育の資質向上のための研修の実施、外国籍児や医療的ケア等丁寧な関わりを必要とする子供への支援の研究、就学先の小学校との切れ目ない接続の推進、教育、保育の魅力の発信などに取り組んでまいります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) それで、今後市乳幼児教育保育支援センターの取組については、これまでも市として行ってきた部分というのはあるというふうに認識をしております。このセンターを新しく設置をする、にじいろこども園内に設置する構想というのは以前からあったのかどうか、これまでの保育士等の資質向上に関する取組、それからにじいろこども園内にセンター設置に至る経緯、こういったことを少し分かりやすく説明をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 市乳幼児教育保育支援センターで取り組むこととしている事業のうち、一例を挙げますと、教育、保育の資質向上のための研修──研修につきましてはこれまでも実施してまいりましたが──その取り組み方については主として各園独自の裁量に任せてきたところでございます。しかしながら、市では多忙な保育士等の積極的な研修参加を促し、より効果を高めるため研修内容を体系化し、市全体の就学前教育、保育を牽引する拠点の必要性について令和2年度から検討を重ねてまいりました。 その後、拠点となる市乳幼児教育保育支援センターの設置については、にじいろこども園を外国籍児や医療的ケアが必要な児童の受入れなど多様な保育ニーズに対応する園として、また地域資源の活用や小学校との連携を深める公立及び民間のモデル園として位置づけたことから、同園内へのセンター設置が最も効果的であるというふうに判断したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) 今にじいろこども園の設置の意義といいますか、そういったことについての答弁もあったんですけれども、センターを設置することの効果ということで、非常に重要な役割を担うというような考え方も示されたと思います。 しかし、人の問題といいますか、やはり専門性ということ、それから外国籍の園児に対する支援であるとか、これまでもあったんでしょうけれども今後増えていく可能性が多い状況でありますので、そういったことをしっかり研究もしていくということでは人ですね、人材の確保ということは非常に重要かなというふうに思います。そういったことも含めまして、この園で新たに人員というのはどういうふうなことでお考えになっているのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) センターの職員体制ということでお答えさせていただきます。 センターのほうには、センター長のほかセンター研修や子育て講座の運営や情報発信などを担当します保育教諭、それから専門的知見を要する職員としまして幼小接続コーディネーターといいまして就学前教育、保育から小学校への課題について整理をし、市全体で活用できる幼小接続カリキュラムの研究ですとか作成等を行っていただきます。各園を巡回し、相談対応や指導を行っていく幼小接続コーディネーターというものを配置したいと考えております。 それから、乳幼児教育アドバイザーということで、市内全園訪問とサポート、それからセンター研修、企画などを担当していただくアドバイザー等の配置を想定しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) 非常にある意味専門性が高いということが要求されますし、そういったことが一つずつ積み上がっていくことで、コーディネーターとかアドバイザーの方々の資質向上が園の発展であるとか子供さん方の健やかな成長の土台になるのかなというふうにも思うところであります。 そういうことで、このセンターを設置するということで、にじいろこども園に人の出入りが増えていくことになると思いますけれども、安全管理であるとかセキュリティー、それとかプライバシー、こういったことの確保、こういったことも今までよりも求められると思いますけれども、建物の中身のことにもなるんかもしれませんけれども、そういったことについての管理というものはどのようになっているのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) にじいろこども園のセキュリティー、安全管理ということです。 にじいろこども園の玄関は常時施錠されておりますので、訪問者が来られた際には、その都度、園の職員が確認を行った上で施錠を解除して入館いただくということになります。また、時間外等につきましては、市乳幼児教育保育支援センターの職員が安全管理ですとかセキュリティーの責任を持って対応するということといたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。 ◆(川崎悟司君) にじいろこども園のセンターの設置ということで、新たな取組、これまでももちろんあったんですけれども、一元的に取り組むということでは非常に期待をしているところでもあります。実際、越前市の教育行政がしっかりさらに向上すること、とにかく外国籍の子供たちであるとか、またこの頃親そのものも以前とは大分考え方とかいろいろ変わってきておりますので、しっかり子供さんたちを見守るという、そういうことを地域だけではなくてしっかり専門性のあることで、コーディネーターとかアドバイザー等の方々の資質向上、こういったことも含めてしっかりやっていってほしいなというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(吉田啓三君) 暫時休憩いたします。 再開は午後3時10分といたします。        休憩 午後3時02分        再開 午後3時09分 ○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 引き続き区分1の質疑を続行いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) お疲れさまでございます。 私は、119ページの子育て一時支援事業の中から121ページ目にわたりまして。 この一時預かり事業の委託料4,799万円ですが、これについて、今さらながらですけど、まず御説明をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 一時預かり事業の内容について御説明いたします。 一時預かり事業は、家庭で保育されている就学前の子供を平日の保育園の開園時間中に一時的にお預かりする事業でして、現在、市内の公私立園全園にて実施をしております。保護者の労働、傷病、災害、冠婚葬祭、リフレッシュなど、様々な理由で利用ができまして、家庭で子供を保育する保護者の心身の負担を軽減し、安心して子育てできる環境づくりを目的として実施しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) それで、こういう一時預かり事業で保護者の方が子供さんをお願いしたいという場合に、必要な条件とかあるいはまた雑多な証明書とか書類とか、非常に煩わしいというような、そういう手続的なものはありますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 申請に当たっての手続について御説明をさせていただきます。 申請の方法でございますが、まず利用を希望する園に事前に電話連絡をいただきまして、空き状況の確認とか予約を行っていただきます。また、申請の際には保護者は園に利用申請書を提出し、保護者と園との間でアレルギーや疾病の有無の確認ですとか、子供の保育を行う上での注意が必要な事項や持ち物などの確認を行わせていただいております。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) それで、今御説明がありましたし、市のほうの一時預かりの紹介の中でも、保護者の仕事、病気、冠婚葬祭または私的な理由でということであるんですけれども、通常の開所時間の時間内で一時的にお預かりすると、1日の利用数に限りがあるので必ず事前に予約をしてくださいと、こういうふうにあるわけです。 この中で、病気という項目があるわけですけれども、この病気の場合、朝、急に発熱したとかそういう場合がありますよね。ですから、病気の予約はできませんし、そうした点では事前に予約をするというのは病気の場合は困難じゃないかなというふうに思うんですが、その辺の対応はどうなっていますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 緊急な事情につきましては、市のほうとしましても柔軟な対応に努めているところでございます。お急ぎでお困りのような場合で、市に御相談いただいた場合にはですが、市が別の園に対応の可否を照会したりですとか、あるいは認可外保育施設の一時預かりですとかショートステイ、こういった別のサービスを御案内するなどで、できる限り御要望に沿えるような対応をさせていただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) 今、子供さんを育てる環境を何としても改善していきたいという、いわゆる子育てでのウェルビーイングを保護者の方にも感じていただきたいということから、そういったどんな状況でも行政のほうで子供さんを見てもらえる環境づくり、これは非常に大事だというふうに思いますので、この一時預かり事業というのは重要な事業だというふうに思っております。 それで、必要な保護者の方々に、そういった病気の面も含め、もちろん冠婚葬祭とか事前に分かっている分については予約をしていただくということもあるんでしょうけれども、それでもその予約をしてもできないという場合とか、あるいは緊急の場合に対応できないとか、そういったことなんかもあったんではないかというふうに思うんですが、今までに市として把握をしておられる課題、そしてまたそれらについて対応はどのようにされていくのか、またいきたいと思っておられるのか、お聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 市内全園で一時預かりを行うこととなっているわけでございますが、対応可能な保育士が不足していることによりましてやむを得ず利用をお断りする場合もあるのが現状でございます。また、その他の課題としまして、一時預かりの申込みには保護者が園に直接行っていただくことになることから、幾つかの園に問合せを行うことで時間がかかってしまう、手間がかかってしまうといったことも課題の一つとして認識しているところでございます。 現在、県が一時預かりや病児保育といった子育てサービスの空き状況が可視化できるシステムを整備し、3月下旬には公開する予定となっております。利用者が空き状況をこのシステムで確認してから予約を行うことができるようになるため、利便性の向上が図られていくものというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) 必要なときに、そういうふうにネットからでも、あるいはスマホからでもそういう状況を見れれば助かるかなというふうに思います。ただ、見ても空きがなかった場合は、もうこれはどうしようもないということもありますので。 一つ、今保育所のほうもなかなか保育士さんが不足をしてるということで、定員まで大変な状況の中でこうした一時預かりのほうもやっていただくというのも大変負担が多いんかなというふうに思いますし、それから2026年度から、生後6か月から3歳未満児を対象とする親の就労要件を問わずに時間帯で柔軟に利用できる制度としてこども誰でも通園制度というのも開始をされると。25年には150ぐらいの自治体で試行をされるそうですけれども、こうした中で設備や保育内容、職員配置の基準、これは一時預かりと同様で様々な問題とか課題を抱えているわけでありますので、ひとつ今後とも保育士さんの確保など、そうしたニーズに応えられるような適切な対応をお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、125ページなんですけれども、これの児童健全育成事業費、これの一番下の放課後児童クラブ事業、これも上の、先ほどの件と関わってるというかよく似てるんですけれども、これは事業内容というのは、働いている保護者が、こちらから言いますけど、子供が保育園から小学校へ入学してと書いてありますが、放課後毎日子供だけで留守番することは大変心配だと、そういうことで主に小学校低学年の子供さんを中心に預かるというのが学童保育だということでございますね。ここでいろんな遊びを通して、兄弟が少なくなった現在、子供たちに縦のつながりや社会性を持たせる貴重な場となっているということでございます。大変いい事業だというふうに思うんですが、これについて、今これが希望者の希望どおり、定員どおりに受入れが可能となっているのか、また申し込んでも受けられないようなそういう状況というのはあるのか、その辺はいかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 放課後児童クラブにつきましては、国の定める設置運営基準に基づきましてそれぞれのクラブごとに定員を設定しているところでございます。利用登録定員を超えるような利用申込みがあった場合には、原則としてひとり親家庭や低学年など、国の優先利用の基本的な考え方に基づきまして受入れを決定することとしております。現在、市内の一部の地区で受入れ数が飽和状態にありますけれども、空きスペースなどを有効に活用しまして利用ニーズに応えられるよう受入れを行っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) それで、ぜひ皆さんこういうところに行きたいという要望が多いというふうに思うんですけれども、やはり児童のそういう生活環境、保護環境によって制約があるということであると思いますけれども、基本的にどのような児童が利用できるのか、または申請に当たっての条件、手続等々、どういったものが必要なのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 放課後児童クラブを利用できる児童は、保護者の就労等の理由によりまして、昼間に家庭で適切な保護を受けることができない市内在住の小学校の児童となります。手続でございますが、それぞれのクラブの運営事業者が定めました申込期間中に指定の申込書等を提出していただくことになります。その際、両親に加えまして同居祖父母の就労状況等や介護等の状況について確認を行うこととさせていただいております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) 家のほうで帰ってきた子供さんをしっかりと見ていけると、そういう御家庭についてはそれでそうなんかなと思いますけれども、祖父母が、おじいちゃん、おばあちゃんが同居をしていても高齢で体が弱いと、あるいはまた診断書をもらうような病気じゃないけれどもいわゆる虚弱体質とか、高齢になってくるとどうしても無理がかかりますから、そういう中で子供を見守れない家庭というのはやっぱりあると思うんです。あるいはまた、おばあちゃん一人で見なきゃいけないと、子供さん、小学校の子を2人見るって、これなかなか大変ですよ、本当に。親でも大変なのにそういう高齢者の方だとなかなか大変だというふうに思うんですけれども、そういった、児童を見るというのは大変な中で、今申請しようと思っても就労証明書とかあるいはまた体の問題であれば病院の診断書であるとか、そういったのは施設によってかなり厳しく追及をすると。それは、本当に必要な人がそういう制度を利用するという上では大変必要なことかもしれませんけれども、そうはいってもなかなか見たくても見れない家庭については何とか見てほしいというふうに思うし、あるいはまたどうしてもおばあちゃん独りで見なあかんといった場合に、あってはならんことですけれども、ストレスによって子供に対する態度もきつくなってきたり、そういうこともあると思うんですが、そういう点で必要な人が受けられるようなそういう制度にしていかなきゃいけないというふうに思うんですが、市がこれまでにそういった要望とかいろいろ聞いて把握している課題とか、その対応について今後どうしていきたいのかというのもあればお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 高橋市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(高橋透君) 今ほどおっしゃいましたように、祖父母等と同居しているということを理由に一律に利用の可否を判断しているわけではございません。各世帯の状況等を考慮し、利用者の調整を行っているところでございます。 また、病気などで子供を見られないといったような、そういう一時的な利用の場合でございますが、そういった場合にも各地区の児童館において自由来館という形で御利用いただくことができるようになっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) いずれにいたしましても、そうした地域の実情、家庭の実情もしっかりと把握をしていただきたいというふうに思いますし、それから国のほうは新年度より放課後児童健全育成事業に基づく放課後児童クラブの安定的な運営を図るとして、常勤の放課後児童支援員の配置促進のための新たな補助基準額を設けるというように聞いてるわけですけれども、それらが活用できればぜひ利用者の願いに沿った制度運営をお願いしたいというふうに思います。これはお願いしておきます。 次に、129ページなんですが、生活保護事業についてお聞きをいたします。 129ページの扶助費、生活保護事業費3億5,847万5,000円、これらに関してですけれども、2023年10月の全国での生活保護申請件数というのが前年同月比6.1%増えて2万9,000件あったと。これが10か月連続で前年同月を上回っており、これは新型コロナや物価高騰の影響が長期化しているためと言われているわけであります。 そこでお聞きをいたしますけれども、越前市の生活保護世帯、保護人数についてまずお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 越前市の生活保護につきまして、令和6年1月末現在の世帯数でございますが、208世帯、被保護者数は239人でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) すると、まだ今年度ですけれども、令和5年度での新たな申請数、そしてまた保護開始の件数、また分かりましたら具体的な申請理由についてお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 令和5年度の本年1月末現在でお答えさせていただきますと、申請件数は34件、開始件数は前年度の3月申請分を含めての繰越分を含めまして34件となっております。 主な申請理由でございますが、高年齢者の就労収入の減少、預貯金などの減少や喪失、また世帯主が傷病などによりまして困窮に至ったものでございます。年齢の内訳を見ますと、70歳以上が一番多くて、次に50代の後半が多い状況でございます。それまで就いていた仕事を続けることが困難となるケースが目立っている状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) そうしますと、そうした中で特にコロナ関連とかこういった形で就労できなくなったとか、あるいは仕事先を失ったとか、そういったことは顕著には見られなかったということでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) はい。今先ほど、全国の比較で昨年度同月と比べまして今年度のほうが多いという結果でございましたが、越前市の特徴といたしましては、本年度の相談件数、1月末現在で50件、昨年の状況でいきますと昨年同月段階で60件ということで、若干減っている状況で、アフターコロナとして落ち着いてきたかなというところでございまして、50代後半以降の高年齢によるというところが大きな要因かなと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) 越前市の生活保護、行政、事業につきましては、これまでも生活保護は国民の権利であるという憲法の精神にのっとった扱いをしていただいているというふうに思っております。 そうした中で、これは行政全般にわたって、関係機関とか役所内の他の部署とか、学校関係とか、いろんなところから、地域の民生委員さんなんかも含めまして、そういうところから連絡があって申請に至ったケースというのはありますか、直接生活保護の申請に来た以外にという意味ですが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 関係機関や庁内、市役所からの申請委任ということでございますが、越前市役所では断らない窓口として庁内、市役所、特に1階窓口職員で相談につなぐということで職員研修に力を入れましたところ、庁内、市役所の中から税務課や下水道課からも生活保護相談や困窮相談につながるケースがございました。 ただし、本年度の関係機関から生活保護申請に結びついた件数は20件あるんですけれど、全てが市社会福祉協議会に事業を委託している自立相談支援センターからのものでございました。この自立相談支援センターでは、本年度1月末現在149件の相談を受けておりまして、就労支援を行うも就労が困難なケース、そういった方々が生活保護申請に結びついている現状でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) 生活相談担当課だけじゃなしに、本当に広い範囲でアンテナを張っていただいているというふうに理解をいたしました。今後ともよろしくお願いしたいと思いますが、いまだに続く物価高騰という中で生活に困窮されている方々を見逃さずに、申請相談にも今後とも適切な対応をお願いしたいというふうに申し上げておきます。 次に、133ページのデジタル地域通貨管理運営業務委託料ですが、これについて説明をお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 大変申し訳ございません。 デジタル地域通貨管理運営業務委託料、こちらのほうにつきましては、出産前、出産後、5万円ずつのトータル10万円の支給をさせていただいているところでございますが、こちらは妊産婦に対する寄り添い支援といたしまして5万円ずつの給付をさせていただいているところでございます。そこの中で、デジタル地域通貨管理ということで、追加の5%分につきましてはデジタル通貨として給付させていただいているということから、この委託料を計算しているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) それをちょっと教えてほしいんですけれども、これは県のあれとはまた違うんですか、ふくはぴコイン、県のデジタル地域通貨を県下全域で使うというようなことで以前聞いたことがあるんですが、これとはまた別物で、これは単に出産・子育て応援事業とのセットの部分というものなんですか。県のあれを見ますと、各市町からの給付金やボランティア活動に伴うポイント受給、県内のサービス加盟店で商品購入に使うことができる、これとはまた別物なんですか、私、訳分からんので聞いてるんですけれども、大体、このデジタルとか横文字とかAIとか、何かよその国の話みたいなんでちょっと分からないんですけど。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 前田議員のお見込みのとおりで、この県のデジタル地域通貨管理運営に合わせた形で、5万ポイントの分を出産・子育て応援交付金といたしまして出させていただいているものでございます。 内容としましては、出産応援、子育て応援で25人ずつの12か月分、上乗せ2,500ポイント分とさせていただいているところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) ちょっとまだ分からないです。 ということは、これはこのいわゆる民生のほうの出産・子育て、これにしか使えないというか、これ専用というわけでもないんですか、何かここで聞いてるのは申し訳ないんで、また後で聞きに行きます。これ、いつになったら理解できるか分からないんで。(笑声起こる) 僕は、ふくアプリというのは、これはダウンロードして、その利用者登録とか利用者になれば、たまたまこの出産・子育て応援のこれも受け取れるけれども、いわゆる商工関係で今までプレミアム商品券だったものがこの中に入ってきたりとか、そういうことで、行政の事務負担を減らすとともに住民の利便性を高めると書いてあったんで、そういうふうに何でも使えるようなものかなというふうに思ってたんですけど、まあいいです。(笑声起こる) それで、この利用者数というのは、このふくアプリをダウンロードした登録者数、こういうのは分かるんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今年度から始まったものでございますので、ここにつきましてはもう少し決算状況の中で見定めていきたいと思っておりますが、少し見込みよりも少ないという感触でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) 少ないと言われましたけど、これは3月の補正で582万7,000円か、減額してましたよね、さっきのやつ。そういうことで、また新たに3,150万円ですか、これを組んだということは、減額した分はきちんと反映をしてその上での予算だというふうに思うんですが、やはりこの3,150万円というお金を委託して使ってる以上は、しっかりと市民の方々がよく理解できて、私みたいな人でも分かるようになって活用できるような、そういう普及の方法に努めていただきたいと思いますが。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) この子育てにつきまして、デジタル地域通貨につきましては、この事業と併せまして訪問型または直接お会いしてということで説明させていただくものでございます。妊娠届または産後の訪問のときに面談でお話をしているところで、理解した上で利用していただいております。 ただし、今ほどありましたとおり、3月補正で想定200件でございましたものが、見込みが89件ということで、ここにつきましては不用が111分あったというふうに見込んでおりまして、この分につきましては現金支給、口座に振り込むんですけれど、そちらのほうを選ぶ方が多いということになります。 以上でございます。 周知につきましては、今後も使いやすさなど進めていきたいと思っておりますし、登録している店舗などもどんどん増えている状況でございますので、ますます使いやすいものになっていくものと理解しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) 分かりました。 ただ、これはちょっと分からないんですが、このふくはぴコインでやられる場合は2,500円のポイントが上乗せされるという、それを利用する人と利用できない人、あるいは利用されない人というので、こういう不公平感があるんじゃないかという気がするんですが、これはこのアプリを使ってもらう上でのそういう報償みたいな感じになるんかなと思うんですけれども、やっぱり使いたくても使えない人というのもいるわけです。そういう点での考えというのはどのように思われます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) このデジタル通貨の仕組みにつきましては、県のほうの事業に乗っかっているものではございますけれど、ますます改善されてきておりまして、以前ございました子育てのポイントよりも使いやすいという声は実際いただいております。 ただし、この5%上乗せ分よりも、最近の若い世代はいろいろなものを使っていらっしゃるので、例えば通信販売などを使っている方にとってみますと、地域のデジタル通貨につきましては使い勝手が悪いというようなところもございまして、個人的な選択によるものかなと思っております。 ただ、市としましては、県と合わせましてより使いやすい、また地域の経済に寄与できるようなシステムにますます育っていっていただけるようにしたいと思っておりますので、まずは子育てからこのデジタル通貨が使いやすくなっておりますが、今量販店に行きましても、いろんな店舗でもはぴコインなどの宣伝もされていますし、店舗でもアプリの導入の仕方など、店舗の従業員の方も親切に教えてくださるなど、新聞にも載せたり、いろいろと周知を県もしてくださっているので、併せて市も分かりやすい制度周知を進めていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 前田修治議員。 ◆(前田修治君) この件については分かりました。 ただ、このデジタル通貨の委託料、これは今は出産・子育て応援金ということで、これでセットになってるのでここにあるんでしょうけど、将来的に商工関係とかいろんなビジネスで使えるようになっていくと、ここに予算として衛生費として置いとくというのは、これはどんなんですか、これはずっとこのままなんですか、いろんな幅広い使い方を考えていこう思うと。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今は、こちら母子保健の分野のところから予算を県からも頂いておりますので、こちらのほうに上げさせていただいております。 ○議長(吉田啓三君) 区分1に対する質疑を終了いたします。 次に、区分2、歳出、第5款労働費から第7款商工費までの質疑を行います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 予算書143ページをお願いします。 ここに、農業総務費で出てます農村婦人の家管理事業、農村環境改善センター管理事業、農村公園遊具管理事業、どれもこれは委託費なんですけれども、少々名前が似てまして区別がつきません。3館それぞれの業務内容を教えていただけますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) それでは、農村婦人の家管理事業から御説明申し上げます。 こちら、地元の農村婦人の家管理協会に当該施設を管理委託する事業でございます。委託料123万7,000円を計上いたしております。特に家久町の住民の皆様を中心に、地域の特色を生かした交流活動を行う場として使用がなされているところでございます。また、農産物加工と料理実習ができる機能も備えておりまして、現在も女性グループによるみそ造りに活用されているところでございます。 次に、農村環境改善センター管理事業でございますが、服間改善センター、しらやまいこい館、月尾サブセンターの3館を管理する事業でございます。それぞれ地域の特色を生かした交流、あるいはみそ造り等々に活用をされているところでございます。 3館の施設委託料421万円、それともう一つ、機器改修工事費98万1,000円につきましては、しろやまいこい館のエアコン取替え工事、これが予定されているところでございます。 3つ目、農村公園遊具管理事業でございますが、農村環境改善事業によりまして整備されました市内農村の公園7か所における遊具点検料を11万円と、西樫尾にございます農村公園、こちらの遊具の改修費22万円が主な内容でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) ありがとうございます。説明を受けまして、分かりました。ありがとうございます。 次に行きます。 予算書145ページになります。 新規就農者支援事業、農業担い手対策事業、人・農地プラン推進事業、この3つですか、これはまとめて見てましても非常に今の時代にマッチしてるというか、今こそこれは必要なときだと思います。それで、予算は別々に出てるんですけれども、業務というのは連携してお互いに助け合うというか補完し合うというか、次の段階へというふうに、そういう関係は持っているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 地域農業を持続可能としていくためには、やはり様々な課題が複合的にございますので、様々な農業施策をパッケージにして有機的な連携の下、進めていくという必要がございます。 まず、農業の基本的な方向性を少し御説明いたしますと、いや、もう古い話ですが、戦後間もなく、戦前に置かれていた地主、小作制度の弊害から小作が土地を持って農業を行う、所有と耕作、こういったものを一体的に進めるというので自作農中心主義でずっと進められてきたわけでございますが、平成20年あたりからでございますけれども、そういった大きな見直しがございまして、どうしても高度成長期に兼業農家が進んだりあるいは高齢化が進んだり、どうしても米価がいま一つ伸びないということで、個々の経営が限界に行き詰まっているということで、地域における中核農家に農地を集めようと、そういうことが始まったわけでございます。いわゆる担い手というところに農地を集めるという事業が展開をされてきたと。その際に、こちらにある農地集積協力金、出し手のほうの方に協力金をお支払いしてできるだけ集めやすくするようにするというのが農地集積協力金でございます。それと、集められてきた担い手の方の経営といったものが安定しませんと地域農業を守れませんので、こういう方々は経営改善計画書という5年間の計画書を市長に提出いたします。それを認定するという制度、認定農業者制度、これがございます。その際に、毎年毎年の経営状況を把握させていただいて、税理士などの専門家による指導といいますか、そういった機関を設けるのが、こちらにあります要は経営診断の事業でございます。さらには、担い手といえども高齢化が進んでございます。そうなりますと、どの産業でも同じですけれども、人材を入れていかなくちゃいけない。その際に、最初からスタートアップというのはどうしても経営的にも耕作的にも非常に不安定であると。特に、園芸におきましては桃栗三年というようになかなか初年度からは成果が上がらないような状況でございますので、そういう方々をスタートアップの3年間、応援するのが先ほどの新規就農の支援制度ということでございまして、今おっしゃっていた3つだけでもこういった連携ができている次第でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) すみません、質問が短くて申し訳なかったです。もうちょっと質問を長くするようにいたします。(笑声起こる)すみません。 ありがとうございます。今のことが実現していけば、越前市の農業の将来もすごく明るいなと思いながら、次の質問に行きます。 155ページになります。 ここの企業誘致事業の中に、空き工場等活用助成金173万円というのがあります。空き工場というのは結構な数があると思うのですが、空き工場というものの定義はどうなっているんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) この空き工場等活用助成金につきましては、製造業や情報サービス業を対象に市内の空き工場を賃借または取得して事業を開始する場合に賃料の2分の1を3年間補助、または取得費の20%を補助するというものであります。 補助の要件としましては、延べ床600平米以上の空き工場を賃借または取得し、3人以上の新規雇用が必要となります。現在の実績につきましては、昨年5月から空き工場を賃借している事例が1件ありまして、その予算を計上させていただいております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) その1件というのは、初めての1件かと思います。正しいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 酒類を製造する企業さんが初めて御利用になられるということであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 地域的にはどちらになるのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 北日野地区になります。はっきり言いますと、越前たけふ駅の周辺のエリアの中をその業者さんが利用されているというところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 分かりました。これで分かりました。ありがとうございます。 引き続き、すいません、もう一つだけお願いいたします。 157ページ、工芸の里構想事業の中の、すいません、補正予算でも質問したんですけれども、伝統工芸職人塾補助金なんですけれども、今年度また2,821万1,000円組まれております。対象とする人員、応募状況、募集方法もまた改めて改善というんですか、変化があったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 伝統工芸職人塾につきましては、県と鯖江市と越前町、本市とあと産地の組合、商工団体などで組織します越前ものづくりの里プロジェクト協議会が実施をしております。伝統工芸品産業の後継者を育成するための研修制度でありまして、1年間の長期研修と2か月以下の短期研修がございます。対象者につきましては、長期研修では将来、産地に定住して対象の工芸品製造業に従事する意思を有して40歳以下であることが要件となっております。また、短期研修では将来製造に従事したいと考える学生などが対象となっております。 それで、来年度の応募状況でありますけれども、越前和紙で4名、越前打刃物で5人、越前箪笥で1人の合計10名の応募があり、ほぼ受け付けているというところであります。募集方法につきましては、県や本市のホームページに掲載しているほか、各産地でも周知しているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) 希望を言えば、また減額にならないようにいっぱいにしていただき、フル活用していただけたらと思います。 同じ工芸の里構想の中で、大阪万博が出ておりまして、この万博に打刃物を出展とあるんですが、たしか何か伝統産業の売り込みをずっと繰り返していただきまして、それで結果的には打刃物のみが出展ということでよろしいのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 令和7年に開催されます大阪・関西万博に対しまして、本市の魅力を世界に発信しアピールしていきたいと考えております。万博へ出展するものとしまして、本市の伝統工芸のシンボリックな造形物であり万博会場での展示にふさわしいものとして越前打刃物の昇竜を選定いたしました。また、全国の市町村から出展を取りまとめる万博首長連合におきまして、複数自治体での合同出展を要件としていることから、兵庫県の三木市で国の伝統工芸品に指定されております三木の金物を活用しまして、金物鷲と言われておりますけれども、それと一緒に展示したいというふうに考えております。今後、展示レイアウトを検討する段階において、2つのこのメインの展示物と共に越前和紙とか越前箪笥の造形物の設置についても検討していきたいなというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。 ◆(畑勝浩君) またぜひ粘ってください。ありがとうございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) では、お願いします。 まず、144、145ページです。 今もちょっとお話がありました新規就農者支援事業のところですが、この内訳をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 本事業でございますけれども、新規に就農した方の営農開始直後の不安定な所得、これを一定程度確保するということ、及び農業経営を確立するまでの資金を支援する10分の10の国の事業ということになっております。本市では、現在2名の新規就農者に御支援申し上げているところでございます。いずれも園芸での御就農でございまして、キュウリとブドウという生産でございます。 具体的には、2つの資金で実施をしておりまして、1名の方には農業人材力強化総合支援事業ということで、就農1年目から3年までは年間150万円、4年目、5年目は120万円支援するというもので、この方は現在4年目でございます。もう1名の方には、新規就農者育成総合対策といたしまして、こちらは就農後から3年間150万円を支援するといったもので、現在3年目ということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 1年目と3年目ですか、ちょっと年数が重なられた方がいらっしゃるんですけど、その方々の経営状況というか、どんな状況になっているかお分かりでしたら。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 特にキュウリは従来から取り組まれている農家も多く、様々な先輩農家の皆さんから経営指導、技術指導をしているところであって順調かと思っています。ブドウについては、これからの販路をしっかりどこに持つかということで、産地としてどれくらい仲間を集めていってブランディングをしていくかということが課題かと思っております。いずれにしましても、一応中断することなく順調には推移しているというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
    ◆(橋本弥登志君) それぞれが永続的な事業ができるように、いろいろと国の補助とか県の補助とかを含めて、市もここぞというところの、ここは越前市のブランドだというところがあったら応援をしてあげてほしいなというふうに思います。 続きまして、156、157ページです。 説明の6番目、越前鳥の子紙施設整備事業ですが、これは先ほどの3月補正で落とした分が、それは研修所で補助金が落ちたというところでありますが、これの違いがあったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 施設の内容につきましては変わっておりませんけど、名称について、保存会の名称が越前生漉鳥の子紙保存会、それの施設ということで、令和5年度は越前生漉鳥の子研修施設という名前になっておりましたけれども、紙そのものは越前鳥の子紙という名前になりますので、その名前をつけた施設ということで令和6年度は要求させていただいているというところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) それと、先ほど5年の予算補正で落とした部分と上げ方が若干違うのかなと。これは支援事業補助金になっていまして、補正では委託料もあったりして、業務委託料と地質調査委託料ですか、そんなのが落ちてるというところですが、この全体の事業概要が。予算の概要も書いてありますけど、内容説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 改めて事業の内容を御説明させていただきます。 越前鳥の子紙がユネスコの無形文化遺産に認定されている和紙技術の追加登録候補になったことから、手すき和紙技術の継承や後継者育成を促進するために、和紙組合が大滝町で所有しております倉庫を越前生漉鳥の子紙保存会の活動拠点として整備することを支援するということで、補助金として今年度は支出していきたいというところになります。昨年度においては、パピルス館の横へ市が設置するという考えでありましたけれども、今回は和紙組合の建物に補助金を交付するというところです。あわせて、越前和紙づくりを体感できる機能なども整備しまして、越前和紙の知名度向上につなげていきます。 事業費につきましては5,200万円、財源につきましては国のデジタル田園都市国家構想交付金で2分の1、県の新幹線時代の観光地域スケールアップ支援事業補助金で4分の1の補助を受け、予定しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 昨年度とはちょっと考え方が、取り組み方が変わったというところですが、その変更理由をお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 昨年は市のほうできちっと整備をしようというふうな思いでありましたけれども、場所についても改めて見直しをする中で、どこにしようかというのも検討しました。その中で、和紙組合のほうから既にある施設を改修したい、この場所につきましては大滝町の入り口のところにあるという意味で、パピルス館と大瀧神社をつなぐちょうど中間にもありますので、そういった意味での観光の拠点にもなるのかなというところも視野に入れて場所を変えたというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 変えられたところが組合所有というところでありますが、組合所有のものを市が整備するんではなくて組合が補助金を受けて整備するという考え方ですね。その整備事業の費用は、100%市のほうが負担するという理解ですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 今回、国と県の支援もいただきながら、また企業版ふるさと納税での資金もありますので、そういったものを活用しながら支援していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) そこの組合の施設を、事業費については100%、国、県とか市の負担で行うという、そういったことの事業なんですね、今度は。そういった理解ですね。いいですか。 これまでも、民間の所有といいますか、組合が所有しているというところのものを市が100%の事業負担をしていくというところはこれまでもあったのかどうかお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) タンス町通りに箪笥会館というのがございます。これについては、タンス町通りの中にある空き家を活用して指物組合が改修をかけたという補助金もありますので、そういった事例は過去にも1件あったということになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 越前箪笥、そして越前和紙、越前打刃物という、越前市でいうと大きな伝統工芸の3大工芸といいますか伝統工芸でありますが、そういったものをしっかり応援していくというスタンスの下、そんな事業をこれまでやられたという、そして今回もそういった方向でやっていくんだという、そういった方向ですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 今回の改修する施設については、倉庫という使い方をしていたんで、なかなか、材料を置いておくというかそういった使われ方はするんですけれども、そこで何か物販するとか研修するとか、そういった使い方は非常にやりにくくて、水もないという状況もありましたので、倉庫でありながらいろんなものに活用できないかというのも組合としていろいろ検討した流れもありましたので、今回そういった意味で改修しながらしっかり使おうというふうな流れがあるというふうに理解しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 使い方とか、それは理解をしておりますが、この整備に係るものについては組合の所有で100%行政のほうで担うと、そういった理解でよろしいですね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 今回、いろんな支援を受けながら、今回はユネスコの登録という絶好の機会でありますので、そういったものをしっかり目指して支援していきたい、整備していきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 今後のその施設の運営、維持管理は組合が行うと、そういったことでよろしいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) この越前鳥の子につきましては、文化庁の指定する重要文化財でもありますので、そこに対して国からの支援というのもありますので、そういったものを活用しながら運営もしていくということにはなります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 今、運営の主体はどこかと聞いてるんですけど。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) これについては、和紙組合なり保存会のほうが運営の責任を持ってしっかりやっていただくということで考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) 今、ちょっと曖昧になっていて、和紙組合なりとか保存会とかというような言葉になってるんですけど、どっちですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) すいません。和紙組合になります。和紙組合が運営の責任をしっかり持ってやっていくということになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) タンス町の会館についても、今指物協同組合がしっかりと運営をしていくという、活用していくということで運営されてると思うんですが、それと同様なことでということで認識をすればいいということですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) それぞれの組合で対応していただくということになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。 ◆(橋本弥登志君) せっかくこのような費用、補助金をかけるということですので、ほったらかしというのは今後絶対にあり得ないというふうに思いますので、それについては運営についても支援というか、しっかりと連携していくという立場が大事かなというふうに思っています。組合も育ってもらう、和紙のほうも育ってもらう、そんな方向でしっかり確認できるなら一つのいい事業になるかなというふうに思っています。 それで、160、161の観光推進事業と委託料とか強化補助金のことですが、当初予算の概要でいきますと18ページのところで、越前鳥の子紙のユネスコ無形文化財遺産登録を目指しますというところで、総事業費9,643万円、今の施設整備が5,200万円、そして観光推進事業のソフト事業が2,000万円という、道路維持はまた後にしまして、こういった金額をここに集約するということでありますので。 この間、この和紙の里会館とかそういった五箇のそういう通りを通ってきましたところ、せっかくの施設整備とかこういった観光推進というところでするのならば、そういったサインとか看板といいますか、そんな経費がどこにあるのかなと、それをお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) このソフト事業につきましては、県の事業を活用しております。12月補正で計画をつくるということで補助金を頂いて、今業者を選定し、そういった、どういうことをやろうかというのを議論しております。そういう事業者さんからも、看板なりサインがばらついているという御指摘もいただいております。改めてその辺をしっかり確認しながら、計画の中にも必要なものについてはしっかり盛り込んでいきたいなというふうに思っているところであります。 ○議長(吉田啓三君) ほかにございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) 私は1点だけお願いします。 予算書の162、163ページです。 款7商工費、項1商工費、目4の観光費でございます。163ページの上から4行のところの北陸新幹線開業イベント開催事業補助金1,000万円ということで、3月16日に開業をするわけですけど、早くもこういった事業を新年度でやられるということで、まずこの事業内容をお知らせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 北陸新幹線開業イベント開催事業補助金につきましては、新幹線開業の効果を最大限に生かすため、道の駅越前たけふでの開業1周年イベントや、10月から12月まで北陸デスティネーションキャンペーンの期間にイベントを開催し、観光誘客の促進を図るものであります。たけふ菊人形におきましても、新幹線開業を祝うイベントも併せ開催してまいります。また、越前たけふ駅におきましては大麦やソバの収穫前の景観を活用したイベントについても開催していきたいというふうに考えているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) 10月から12月ということで、菊人形も絡めながら大麦、ソバも併せて提供するということですが、この時期なんだろうなと思いまして。 このデスティネーションというのは難しい言葉で、ちょっと調べてみると、旅行目的地、旅行先ということなんですけど、このキャンペーンというのはどういう事業なんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) このデスティネーションキャンペーンにつきましては、JRグループの6社と全国の主要旅行会社、地域の観光事業者、また地方自治体と一体となって地域の新しい魅力を発信し、誘客を図る観光宣伝事業でありまして、国内最大級の観光キャンペーンであります。今年の10月から12月にかけては、北陸地区でこのデスティネーションキャンペーンが実施され、福井、石川、富山の3県へ全国の旅行会社が多くの観光客を送り込んでくるということが期待されているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) 分かりました。 それで、この概要のところにも書いてありますが、補助対象として越前たけふ駅開業イベント実行委員会と書いてありました。この委員会の目的と、もしメンバー構成が分かっていたらお示しいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) まさに、この開業イベントをやるということで、補助金の受皿というところであります。メンバーとしては、市の職員とか観光協会、あと商工団体というところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。 ◆(川崎俊之君) しっかりこの観光誘客につないでいただくということで、多分これは新幹線の駅、4市、4駅ですか、これもやっていかれるのかなと思うんですけれども、まだまだ越前たけふ駅はなかなか開発が進んでいないということで、どんどんこういった誘客、こういった事業を重ねていくことによってどんどん新しいことが生まれていくと思うので、市長を中心に、龍田副市長を中心にしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いをしておきます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) それでは、よろしくお願いします。3点お願いいたします。 それでは、予算書は151ページになります。 森林環境譲与税の事業ということで5,380万4,000円ということです。この内訳といいますか、この事業内容を教えていただけますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 令和6年度の森林環境譲与税事業につきましては、まず従前から実施してまいりました森林整備あるいは森林に従事する人材育成、担い手の確保、こういった事業は継続してまいります。そのほか、新たにウッドチッパーの取得、地域への貸出しに368万円、八ツ杉森林学習センター、金華山グリーンランドなどの森林拠点の活性化事業に300万円、若竹を使用しメンマを製造する事業に150万円、村国山、芦山公園でございますが、こちらの整備工事に310万円を建設のほうで執行するような形の予算計上となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 理解をいたしました。 それで、このウッドチッパー、お聞きするところには140万円ほどかかっていて、2台分を用意するということですね。これの管理体制がどのようになっているのかと、もう一つ、やはりこのウッドチッパーは竹を伐採した後チップにするもんですから、どうしても修理なんかにも結構お金がかかってしまうかなとも思うんですが、この管理と修理の考え方をお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) ウッドチッパーにつきましては、議員が御紹介いただきましたとおり、地域の荒廃した竹林整備のために伐採した竹などを細かく粉砕する機械ということでございます。この機械の導入によりまして、地域ぐるみで行っていただきます荒廃竹林の整備を支援してまいりたいと思っております。令和6年度では、ウッドチッパー2台購入で280万円。この維持管理につきましては、越前福井森林組合武生支所及び南越支所に1台ずつ委託をするという予定でございまして、管理委託料が22万円、修繕料が55万円、保険料11万円を計上しております。 なお、配置におきましてはできるだけ整備工場が近いところに置かせていただいて、住民の皆さんが借りやすい状況を整えたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) そこで、もう一つここでお聞きしたいんですが、荒廃竹林の整備を行う地域のほうへ支援するということなんですが、これは各町内にそういった形で、竹林を伐採しようというところの町内に対しての支援というのは、細かく言うとちょっと申し訳ないんですが、どういった形がありますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎環境農林部長。 ◎環境農林部長(川崎規生君) 森林環境譲与税につきましては、金額がかなりボリュームがあるものですから、地域でそういった森林整備をしていただくことも御支援していくような予算組みはしてございます。それと、このウッドチッパーの活用と併せていただいて、集落ぐるみでやっていただくと、このようなことも期待しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 理解をいたしました。 次に行きたいと思います。確認をしていきます。 次は、予算書159ページです。 たけふ菊人形事業の8,500万円ということで、今回予算が少し上がっているんですが、大河ドラマ館もあるということで、かなり菊人形会場も盛り上がってくるのかなと思いますが、この金額が上がった要素といいますか、この内容についてお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 菊人形実行委員会の補助金として8,500万円を計上し、前年度と比べまして1,795万円の増額となっております。増額の主な理由としましては、12月議会で御承認いただきました市都市公園条例の一部改正に伴いまして、大型有料遊具の使用料等が市の財源となります。これまで、菊人形実行委員会の収入としておりました遊具券の売上分がなくなるということから、補助金にて補填するというものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) といいますと、1,795万円がこの遊具の売上げであったというふうに御理解すればいいんですね。分かりました。 それで、今回たけふ菊人形を10月から11月にかけていつものとおり行うわけですが、今まさかりどんの館は大河ドラマ館になっております。そういった形になりますと、どうしても中の状況がやはり大河ドラマ館で進むと。この予算的に、今まではまさかりどんの館の中にそういった形の菊人形事業の中で、昔は見流し館ということでいろいろやってたんですが、今回予算がこんだけあって、今の大河ドラマ館も終わる状態の中で、ほかにまたこの菊人形事業の中で何か考えておられるのかをお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 今年のまさかりどんの館におきましては、ドラマ館をやっているということで、昨年まであの中できくりん市場をやっていて、イベント用のステージもありました。それを外へ出すということになりますので、そこにまたテントなりそういったものを用意するということになります。あと、イベントとしては紫式部を活用した菊人形を作って、しっかりここもアピールしていきたいなというふうに思っているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 中でやっていたのを外で、テントを張りながらでも盛り上げてやっていこうということですね。分かりました。 それでは、次に行きたいと思います。 予算書161ページ、これもイベント関係なんですが、観光イベント支援事業ということで、これはサマーフェスティバル開催支援ということで、今回は市長が言われるように市全体がミュージアムということで、やはりこのサマーフェスティバルも非常に大事なイベントになりますし、県内外から、いろんなところから訪れたときに数少ない重要なイベントになると思うんですが、今回、今年どういった形でこの事業が行われるのかをお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 来年度のサマーフェスティバルにつきましては、これまでのナイト遊園地とともに大河ドラマ館の夜間営業についても検討していきたい、また浴衣を着た方への割引が受けられる制度とか、そういったものをしっかり活用しながらドラマ館との連携を図っていきたいなというふうに考えているところであります。 また、花火大会につきましては有料観覧席の増加や警備員の増による安全対策、またキッチンカーの出店数の増加などにも取り組んでいきたいと考えております。さらに、ふるさと祭りでの紫式部音頭やVチューバーの出演など、紫式部プロジェクト推進協議会ともしっかり連携していきたいというふうに思っているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。 ◆(題佛臣一君) 以前は13日がふるさと踊り、14日が商店街のイベント、15日が花火大会というのがすごく長く恒例ということで進んでいきました。最近、ちょっと目立つのが、商店街の方々の参加といいますか、そしてまたふるさと踊りへの参加というのが、市民の参加とか商店街の参加が非常に減ってきてるなというふうに思うんですが、今回この紫式部プロジェクトも併せてこういった観光イベントの、商店街が参画できるようなイベントを何か考えておられないんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 諸山産業観光部長。 ◎産業観光部長(諸山陽一君) 先週、23日からドラマ館がいよいよオープンしました。あの中にまちなか回遊を促すということで、大きな地図も展示し、チラシも置いております。そういったところを通して、とにかくまちなかへ入って回遊してもらおうということで、それに伴って商店街の方々との連携も必要になります。そういったことをこれからも引き続きしっかり議論していきたいし、サマーフェスティバル、菊人形または越前下向の旅、そういったイベントともしっかり連携しながらまちなか回遊を促していきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田啓三君) 区分2に対する質疑を終了いたします。  ================ ○議長(吉田啓三君) 本日はこれをもって延会いたします。 次会は明日27日午前10時から再開いたします。        延会 午後4時16分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│            予   算   付   託   表            ││ 総務委員会                                   ││  議案第 1 号 令和5年度越前市一般会計補正予算(第10号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││     歳出第 1 款 議会費                          ││     歳出第 2 款 総務費(ただし、1項10目情報化推進費のうち3個人番号カ ││           ード利用環境整備事業及び11目多文化共生推進費、3項戸籍住 ││           民基本台帳費並びに7項1目生活安全対策費のうち3消費者対策 ││           事業を除く。)                       ││       第12款 公債費                          ││   第2条(地方債の補正)の第2表地方債補正                  ││   第3条(繰越明許費の補正)の第3表繰越明許費補正中             ││     追加第 2 款 総務費中1項総務管理費                  ││  議案第 8 号 令和6年度越前市一般会計予算                  ││   第1条(歳入歳出予算)の第1表歳入歳出予算                 ││     歳入全部                                ││     歳出第 1 款 議会費                          ││       第 2 款 総務費(ただし、1項11目多文化共生推進費のうち1外国人 ││           市民相談事業、3項戸籍住民基本台帳費並びに7項1目生活安全 ││           対策費のうち9交通災害共済事業及び11消費者対策事業を除  ││           く。)                           ││       第 9 款 消防費                          ││       第12款 公債費                          ││       第13款 諸支出金中2項繰出金                   ││       第14款 予備費                          ││   第3条(債務負担行為)の第3表債務負担行為(ただし、新斎場整備事業基本設計 ││     業務委託料、戸籍情報システム標準化対応業務委託料、戸籍情報システム周辺 ││     機器リース等事業、企業立地促進補助金、公共施設照明LED化事業(令和6 ││     年度分)、教育情報化学校ICT環境整備事業及びスクールランチシステムサ ││     ーバ等機器更新事業を除く。)                      ││   第4条(地方債)の第4表地方債                       ││   第5条(一時借入金)                            ││   第6条(歳出予算の流用)                          ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第 1 号 令和5年度越前市一般会計補正予算(第10号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 2 款 総務費中1項10目情報化推進費のうち3個人番号カード利用 ││           環境整備事業及び11目多文化共生推進費、3項戸籍住民基本台 ││           帳費並びに7項1目生活安全対策費のうち3消費者対策事業   ││       第 3 款 民生費                          ││       第 4 款 衛生費(ただし、1項1目保健衛生総務費のうち3公衆浴場振 ││           興対策事業、4目環境対策費及び5目合併処理浄化槽費並びに2 ││           項清掃費を除く。)                     ││       第10款 教育費                          ││   第3条(繰越明許費の補正)の第3表繰越明許費補正中             ││     追加第 2 款 総務費中3項戸籍住民台帳費                ││       第 4 款 衛生費                          ││       第10款 教育費                          ││  議案第 2 号 令和5年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)     ││  議案第 3 号 令和5年度越前市介護保険特別会計補正予算(第2号)       ││  議案第 4 号 令和5年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)    ││  議案第 8 号 令和6年度越前市一般会計予算                  ││   第1条(歳入歳出予算)の第1表歳入歳出予算                 ││     歳出第 2 款 総務費中1項11目多文化共生推進費のうち1外国人市民相談 ││           事業、3項戸籍住民基本台帳費並びに7項1目生活安全対策費の ││           うち9交通災害共済事業及び11消費者対策事業        ││       第 3 款 民生費                          ││       第 4 款 衛生費(ただし、1項1目保健衛生総務費のうち7狂犬病予防 ││           事業及び8飼い主のいない猫対策事業、4目環境対策費並びに5 ││           目合併処理浄化槽費並びに2項清掃費を除く。)        ││       第10款 教育費                          ││   第2条(継続費)の第2表継続費                       ││   第3条(債務負担行為)の第3表債務負担行為中                ││     新斎場整備事業基本設計業務委託料、戸籍情報システム標準化対応業務委託  ││     料、戸籍情報システム周辺機器リース等事業、教育情報化学校ICT環境整備 ││     事業及びスクールランチシステムサーバ等機器更新事業           ││  議案第 9 号 令和6年度越前市国民健康保険特別会計予算            ││  議案第10号 令和6年度越前市介護保険特別会計予算              ││  議案第11号 令和6年度越前市後期高齢者医療特別会計予算           ││ 産業建設委員会                                 ││  議案第 1 号 令和5年度越前市一般会計補正予算(第10号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 4 款 衛生費中1項1目保健衛生総務費のうち3公衆浴場振興対策事 ││           業、4目環境対策費及び5目合併処理浄化槽費並びに2項清掃費 ││       第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          ││       第 8 款 土木費                          ││       第13款 諸支出金                         ││   第3条(繰越明許費の補正)の第3表繰越明許費補正中             ││     追加第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          ││       第 8 款 土木費                          ││       第11款 災害復旧費                        ││       第13款 諸支出金                         ││  議案第 5 号 令和5年度越前市水道事業会計補正予算(第2号)         ││  議案第 6 号 令和5年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)      ││  議案第 7 号 令和5年度越前市下水道事業会計補正予算(第2号)        ││  議案第 8 号 令和6年度越前市一般会計予算                  ││   第1条(歳入歳出予算)の第1表歳入歳出予算                 ││     歳出第 4 款 衛生費中1項1目保健衛生総務費のうち7狂犬病予防事業及び ││           8飼い主のいない猫対策事業、4目環境対策費並びに5目合併処 ││           理浄化槽費並びに2項清掃費                 ││       第 5 款 労働費                          ││       第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          ││       第 8 款 土木費                          ││       第11款 災害復旧費                        ││       第13款 諸支出金中1項公営企業費                 ││   第3条(債務負担行為)第3表債務負担行為中                 ││     企業立地促進補助金、公共施設照明LED化事業(令和6年度分)      ││  議案第12号 令和6年度越前市水道事業会計予算                ││  議案第13号 令和6年度越前市工業用水道事業会計予算             ││  議案第14号 令和6年度越前市下水道事業会計予算               │└─────────────────────────────────────────┘...