越前市議会 2023-02-17
02月21日-02号
令和 5年 3月定例会 令和5年3月越前市議会定例会(第2号) 令和5年2月17日の会議に引き続き、令和5年2月21日午前10時から会議を再開した。 =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────
┐│ 令和5年3月
越前市議会定例会議事日程 ││ 令和5年2月21日午前10時開議 ││ 第 2 号 ││ 第 1 議案第13号 越前市土地開発基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部
││ 改正について ││ 第 2 議案第14号 越前市
社会基盤整備基金条例の一部改正について ││ 第 3 議案第15号 越前市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について ││ 第 4 議案第17号 越前市
自転車置場設置及び管理条例の一部改正について ││ 第 5 議案第18号 越前市手数料条例及び越前市印鑑条例の一部改正について ││ 第 6 議案第19号 越前市
国民健康保険条例の一部改正について ││ 第 7 議案第20号 越前市
コミュニティーセンター設置及び管理条例の一部改正に ││ ついて ││ 第 8 議案第21号 越前市こどもまるごと応援基金条例の制定について ││ 第 9 議案第22号 越前市
企業誘致基金条例の制定について ││ 第10 議案第23号 越前市
企業版ふるさと納税基金条例の制定について ││ 第11 議案第24号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
条例 ││ の一部改正について ││ 第12 議案第25号 越前市
附属機関設置条例の一部改正について ││ 第13 議案第26号 越前市公民館設置及び管理条例等の一部改正について ││ 第14 議案第27号 越前市総合計画2023基本構想の策定について ││ 第15 議案第28号 財産の無償貸付けについて ││ 第16 議案第 1 号 令和4年度越前市
一般会計補正予算(第9号) ││ 第17 議案第 2 号 令和4年度越前市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ││ 第18 議案第 3 号 令和4年度越前市
介護保険特別会計補正予算(第2号) ││ 第19 議案第 4 号 令和4年度越前市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) ││ 第20 議案第 5 号 令和4年度越前市
下水道事業会計補正予算(第2号) ││ 第21 議案第 6 号 令和5年度越前市一般会計予算 ││ 第22 議案第 7 号 令和5年度越前市
国民健康保険特別会計予算 ││ 第23 議案第 8 号 令和5年度越前市
介護保険特別会計予算 ││ 第24 議案第 9 号 令和5年度越前市
後期高齢者医療特別会計予算 ││ 第25 議案第10号 令和5年度越前市
水道事業会計予算 ││ 第26 議案第11号 令和5年度越前市
工業用水道事業会計予算 ││ 第27 議案第12号 令和5年度越前市
下水道事業会計予算 │└─────────────────────────────────────────┘ =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1 議案第13号 越前市土地開発基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について 日程第 2 議案第14号 越前市
社会基盤整備基金条例の一部改正について 日程第 3 議案第15号 越前市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について 日程第 4 議案第17号 越前市
自転車置場設置及び管理条例の一部改正について 日程第 5 議案第18号 越前市手数料条例及び越前市印鑑条例の一部改正について 日程第 6 議案第19号 越前市
国民健康保険条例の一部改正について 日程第 7 議案第20号 越前市
コミュニティーセンター設置及び管理条例の一部改正について 日程第 8 議案第21号 越前市こどもまるごと応援基金条例の制定について 日程第 9 議案第22号 越前市
企業誘致基金条例の制定について 日程第10 議案第23号 越前市
企業版ふるさと納税基金条例の制定について 日程第11 議案第24号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 日程第12 議案第25号 越前市
附属機関設置条例の一部改正について 日程第13 議案第26号 越前市公民館設置及び管理条例等の一部改正について 日程第14 議案第27号 越前市総合計画2023基本構想の策定について 日程第15 議案第28号 財産の無償貸付けについて 日程第16 議案第 1 号 令和4年度越前市
一般会計補正予算(第9号) 日程第17 議案第 2 号 令和4年度越前市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第18 議案第 3 号 令和4年度越前市
介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第19 議案第 4 号 令和4年度越前市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 日程第20 議案第 5 号 令和4年度越前市
下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第21 議案第 6 号 令和5年度越前市一般会計予算 =======================================3 出席議員(21人) 1 番 能 勢 淳一郎 君 2 番 土 田 信 義 君 3 番 畑 勝 浩 君 4 番 近 藤 光 広 君 5 番 佐々木 哲 夫 君 6 番 橋 本 弥登志 君 7 番 清 水 一 徳 君 8 番 中 西 昭 雄 君 9 番 桶 谷 耕 一 君 10番 砂 田 竜 一 君 11番 大久保 健 一 君 12番 小 玉 俊 一 君 13番 川 崎 俊 之 君 14番 題 佛 臣 一 君 16番 安 立 里 美 君 17番 大久保 惠 子 君 18番 小 形 善 信 君 19番 川 崎 悟 司 君 20番 城 戸 茂 夫 君 21番 前 田 修 治 君 22番 吉 田 啓 三 君4 議 事 開議 午前9時59分
○議長(吉田啓三君) 皆さん、おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議の遅刻届が清水一徳議員、小形善信議員から参っておりますので、御報告いたしておきます。 ここで御報告いたします。 去る2月17日の
公共交通対策特別委員会において、委員長の辞職許可に伴いその互選を行いました結果、同
特別委員会委員長に前田修治議員が当選されましたので、御報告いたします。 ================
△日程第1 議案第13号 ~ 日程第13 議案第26号
○議長(吉田啓三君) 本日の日程に入ります。 日程第1議案第13号越前市土地開発基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正についてから日程第13議案第26号越前市公民館設置及び管理条例等の一部改正についてまでの13案を一括して議題といたします。 この際、申し上げます。 これより行います理事者への議案質疑につきましては、一問一答方式により1議題につき質疑、答弁を含めて一般会計当初予算を除き30分以内の時間制限により行います。 質疑は議題に供されている案件について議員が賛否等を態度決定できるよう疑問点を問うことが目的でありますので、議員各位には、その範囲を逸脱することなく、簡明簡潔な発言に努められますようお願いをいたします。 また、申合せにより、各議員が所属する委員会の所管事項については、施策の大綱に関わるもの以外の詳細な事項に関しては避けることを例としておりますので、申し添えておきます。 理事者におかれましても、質疑の趣旨に沿った適切な答弁をされますよう、ここで改めてお願いいたしておきます。 なお、一般会計当初予算の議案質疑の時間制限等については、議題に上がった際に改めて申し上げます。 それでは、本13案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) おはようございます。よろしくお願いいたします。 私からは1点お聞きしたいんですが、議案第22号の越前市
企業誘致基金条例の制定についてをお聞きします。 こちらの企業誘致基金について、内容を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 企業誘致基金の内容ということでございますが、企業誘致基金は、産業集積を目的としまして本市に誘致した企業に対して交付する
企業立地促進補助金の財源に充てるというものでございます。 今後、越前たけふ駅周辺を中心に企業誘致の進展が見込まれるという状況の中で必要となる原資を計画的に積み立てまして、負担の先送りを回避して
企業立地促進補助金を一括で交付できるよう、基金を今回設置したというものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 内容については理解いたしました。 といいましても、これまでも本市としましては企業誘致に関わる事業というのは幾つか行われてきたところではあるんですが、今回なぜこの基金を新しく制定しようと提案されることになったのか、またこの基金を制定することでどういった効果が期待できるのか、その想定されているお考えを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君)
企業立地促進補助金は、これまでは財政の平準化を図る目的で、例えばでありますが3億円の交付決定を行った補助金の場合、年間3,000万円を10年間、債務負担行為を設定して分割交付にて対応してきたというものでございます。 これを令和5年度の補助対象指定分、これからはこの基金設置によりまして
企業立地促進補助金を一括で交付しようというものでございます。 また、この基金設置によりまして基金積立額との見合いを考慮した制度の内容としたり、積立額に見合う誘致のスケジュールにしたりするなど、財政健全化も考慮した戦略的な企業誘致が可能になるというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 理解いたしました。 この基金ですが、積み立てるに当たりまして毎年どれぐらいの規模の金額が積まれていくのかなと気になるところです。今後どういうふうな判断の下でこの積立てをされるのか、参考までに教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 企業誘致基金には、今後補助対象となる企業が土地や建物の取得または設備投資による償却資産の取得による固定資産税増収額の相当分、これを上限としまして一定割合で積み立てていこうという考えでございます。 補助金の交付見込みに対する基金の積み立てのシミュレーションというものを行った中ではですが、令和8年度からは大規模投資による固定資産税の増収を見込んでおり、令和7年度までは1億円から2億円程度を例えば積み立てまして、令和8年度以降については固定資産税の増収分相当額を加味して積み立てていきたいということを想定をしております。 この基金を設置することによりまして、基金への積立額と
企業立地促進補助金の制度のバランス、こういったものを慎重に見極めた上で、財政健全化も考慮して適切に
企業立地促進補助金を運用していきたいというふうに考えています。
○議長(吉田啓三君) ほかにございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) それでは、引き続きお願いをします。 議案第21号、議案第22号の議案の共通部分でお聞きをしたいと思います。 私も所管委員会ということで、個別のことは質問しないでおきたいと思ってますので、財政運営としてどのようにこの基金の設置に至ったのかというところでお聞きしたいと思います。 現在越前市では、令和3年の決算を見ますと17の基金が設置をされていまして、令和2年度決算でいくと残高が40億円ぐらいですか、それぐらいになるというところでありますが、この基金をさらに増やしていくというそういった考え方かなと思いますが、増やすというところの財政運営としてどのように考えての提案なのか、お教えください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 今回新たに3つの基金を設置させていただくということで議案として条例案を出させていただいたところでございます。 まず、そのうち一つの基金につきましては、
企業版ふるさと納税ということで、国のほうから
企業版ふるさと納税についてはしっかり別に基金をつくって対応をするべきという御指導を受けたところで、それに基づいて新たに設置をするというものでございます。 今ほど議員お尋ねの一つは、こどもまるごと応援基金、そして企業誘致基金といったところでございますけれども、この2つの基金につきましては、今回策定しております総合計画におきまして5年間で特に優先的、重点的に取り組む
チャレンジプロジェクトとして取り組むことでございまして、特に子育て環境整備といたしましては、令和5年度から子ども医療費の完全無料化をはじめとし、所要額を計上したところであります。 また、認定こども園の整備に加え、子供の遊び場や居場所の整備など、今後財政支出が見込まれるといったところで、国のほうでも異次元の子供、少子化対策ということを打ち出ししてきているということもございますので、本市においても子育て支援、少子化対策に積極的に取り組むための、そのための財源確保として基金を設置することとさせていただきました。 一方、企業誘致のほうに関しましては、本市の補助制度は非常に手厚く、交付に当たっての財源確保が課題としてございました。この課題解決のためにこれまで
企業立地促進補助金の制度見直しをしてきておりまして1回当たりの交付限度額を引き下げてきたところですが、さらなる措置が必要であろうと考え、今回新たに基金を設けることといたしました。 昨年度、関西学院大学の小西教授のほうから財政診断を受けた際にも、この企業誘致関係につきましては基金を設置して対応していくことが望ましいという御助言もいただきましたので、それに基づき今回基金を設置をさせていただくというものでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 国の指導であったり、そして義務化されていくものであるというところについては理解ができるかなと思います。 一方、今ほど言われた越前市の特性である企業誘致の部分、企業立地補助、誘致補助ですか、これは随分前からやられていて相当な金額も突っ込んでいるというそういった状況の中で、なぜ今というところもありますけど、ということは、それぞれ基金を設置して財政運営していくということになれば、それぞれ基金のほうにうたわれている事業については財源が一定、毎年改革をされていると、そういった事業になってくるのではないかなと思います。 しかし、この基金がなくて、例えば農業振興であったり公共交通であったり、今後のさらに支出が見込まれる、負担が見込まれるところの部分については確保がされてないというか、担当課、担当部としたらこの基金があるんだからこれを活用してとかというところが言えるというところがあって、それ以外のところはなかなか何とか財政のほうで財源確保してほしいとか、そういったところから始まってくるのはいささかいかがなものかなというふうに思うんですが、いかがですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 基金をつくった事業については比較的有利に事業が進捗できるのに対して、基金がない事業についてはなかなか財源確保が難しいのではないのかという御指摘かと思います。 確かに議員が言われるように、私どもも基金をせっかく設置をいたしましても、結局その裏づけとなる原資、基金のほうにもしっかり回さなくてはいけませんし、それ以外の事業を進捗していく上での財源確保、これは私ども財政の命題というんでしょうか、課題としてずっと取り組んできた、毎年予算の中でも大変苦慮している部分でございます。そのために、特に
チャレンジプロジェクトとして強く取り組んでいくものについては今回2つ基金をつくらせていただきました。 そのまず基金の原資の考え方でございますけれども、こどもまるごと応援基金の原資といたしましては、ふるさと納税で子育てや子供の環境整備に充ててほしいという御希望をされて寄附されるような方、そういった寄附金を充当をさせていただきたいと考えているところでございます。 また、そのために、市のほうでは子育て政策をしっかりアピールをする中でその寄附金の増加、これを目標としていきたいと考えているところでございます。 企業誘致基金は、先ほど産業部長のほうも御答弁いたしましたけれども、企業の設備投資によって固定資産税が一定割合増えて入ってきます。その増える中の、それを上限といたしまして、そのうちの一定割合をその基金の財源としていきたいということで、別に少し確保するような形を取れないかという判断をして、今回この基金の運用をこれからしていきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) それぞれの趣旨は理解できるところもあります。 しかし、全体的に見てその
チャレンジプロジェクトが今回2つだけの部分で基金を設置したとかって言われてますけど、ほかにもたくさんプロジェクトはあるはずなので、プロジェクトを展開する上でどう財源を確保して事業を進めるかというところがそれぞれの担当部のほうでは非常に苦慮するところがあるのかなと思います。そういった意味で、個別の基金をどんどんつくっていくというやり方がいいのかどうか、増やしていくのがいいのかどうか、どういう整理をしていくかというのはその時代時代でいろいろ変わってくるかなと思っております。確かに土地開発基金というのは、半世紀前はすこぶる利用が幅広いものだったんですけど、それがそういうほうでなくなってきたという、時代で縮小していくという、そんなところもありますけど、それは財政運営も含めて行政運営するに当たってしっかり見定めて、全体的な目でそれぞれの事業を見ていってほしいなと思っています。 以上です。
○議長(吉田啓三君) ほかにございませんか。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 議案第13号から議案第15号及び議案第17号の4案については総務委員会に、議案第18号から議案第21号及び議案第25号、議案第26号の6案については教育厚生委員会に、議案第22号から議案第24号の3案については産業建設委員会にそれぞれ付託いたします。 ================
△日程第14 議案第27号 ・ 日程第15 議案第28号
○議長(吉田啓三君) 日程第14議案第27号越前市総合計画2023基本構想の策定について及び日程第15議案第28号財産の無償貸付けについての2案を一括して議題といたします。 それでは、本2案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 1点、よろしくお願いします。 議案第27号越前市総合計画2023の基本構想の制定についてお聞きします。 この基本構想の制定につきまして、内容を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 市総合計画2023では、2040年までのおおむね20年間の中・長期的な視点に立って総合的かつ戦略的な市政運営の指針を示しております。 基本構想では、ふるさとづくりの理念を「幸せを実感できる
ふるさと~ウェルビーイングの越前市~」としております。これは、経済成長や物質的、全国一律、標準的な幸福だけを考えるのではなく、時代によって変化し地域によっても異なる幸福の実感、ウェルビーイングという視点を重視すべきと考えているところであります。 目指す姿としては、1つ目に10万人の元気と活力、2つ目に100年人生の幸福実現、3つ目に1000年未来につなぐふるさとづくりの3つの姿を掲げております。 また、2040年に向けて取り組むテーマとして、地域の宝をブランドに、活力あふれる地域産業、健やかで幸せな暮らし、未来へ続く子育て・教育、安全で安心して住み続けられるまち、つながりが心地よいふるさとの6つのテーマを示しております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 理解いたしました。 質疑なのであまり深掘りせず、どういうふうに制定されたのかについて幾つかお聞きしたいんですが、今回提案される基本構想を制定するに至りましては、市長自らが地域ミーティングを開催されましたり議会で細かい説明をいただきまして、幅広く市民の声を聞いていただいたというふうに認識しているところです。 この新しい越前市基本構想につきましては議会の議決案件となりましたので改めてお聞きしたいんですが、今回この制定案を作成するに当たりまして、これまでどのような段階を踏んで市民の方、そして議会の声を聞いてきたかというのは、これは市民の方も興味があるんじゃないかなというふうに思うので、これまでの意見聴取、そしてその都度行われてきた内容の修正について、概要でいいのでその実績を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 市民の皆さんが抱える課題や意見については
市総合計画審議会や市議会をはじめ市民意識調査、高校生や大学生へのアンケート、8回の地域ミーティング、各種団体との
ふるさとミーティング、またワークショップとして市内高校で4回、仁愛大学、子育て世代、若手の経営者や労働者の方々との議論を通し、幅広く意見を聞いてまいりました。 市民の皆さんからの課題を集約分析し、本市の現状と抱えている課題を市総合計画に記載し、その対応策を基本構想の2040年に向けて取り組むテーマや政策の取組方針としてまとめました。 市総合計画案を策定後も審議会や市議会、
パブリックコメントなどで意見をお聞きし、適宜検討し計画に反映してきたところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 本当に数多くの市民の方の声を聞いてつくり上げてきたのだなというふうに理解するところです。 こちらの内容ですが、本市の課題解決のための政策を積み上げた課題解決型の総合計画というふうにお聞きしているんですが、この課題解決型とした理由について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 人口減少と少子・高齢化の進展、地球温暖化の進行と自然災害の激甚化、頻発化、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、本市を取り巻く高速交通網の整備など、社会経済情勢が大きく変化しているところであります。市民が抱える様々な課題やふるさとづくりの課題を解決し、中・長期的に本市の活力と元気を維持、拡大させていくことが必要であります。その結果として市民の幸福実感が高まるものと考えております。 そのために、市民の皆さんが抱える課題をお聞きし、様々な統計データなどを収集分析し、課題解決のための政策を積み上げた課題解決型の総合計画としたところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 分かりました。 最後にお聞きしますが、この基本構想を作成するに当たりまして、特にこだわった点というのがありましたら参考に教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 2040年に向けてのふるさとづくりの理念として「幸せを実感できる
ふるさと~ウェルビーイングの越前市~」としたところであります。 総合計画の事業に取り組む中で、何を行ったかではなく、何が市民にもたらされたかが大切というふうに考えております。 そのためには、市民の幸せの実感を高めていく必要があり、それに幸福実感、ウェルビーイングという考え方を取り入れることとしました。 幸福実感、ウェルビーイングを総合的に把握し、政策にフィードバックしながら市民の幸福実感の持続的な向上を図っていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 理解いたしました。 幾つかお聞きしましたが、こちらの新しい総合計画基本構想につきましては、市民の方もかなり期待しているところがあるというふうにお伝えしまして質問を終わります。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 本案については総務委員会に付託いたします。 ================
△日程第16 議案第1号
○議長(吉田啓三君) 日程第16議案第1号令和4年度越前市
一般会計補正予算第9号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) お願いいたします。 補正予算書45ページ、46ページ、教育費につきましてお伺いさせていただきます。 その中の学校建設費、小学校と中学校の施設営繕事業でございます。これにつきまして内容を御説明いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。
◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 小学校の施設営繕事業、それから中学校の施設営繕事業でございますが、こちらにつきましては市公共施設管理計画を上位計画として策定いたしました教育施設等長寿命化方針第1期、こちらは令和2年度から令和8年度としておりますが、その実行方針に基づきまして計画どおりに進めているものでございます。 令和5年度当初予算で予定をしていましたものでございますが、令和4年度の国の第2次補正予算が実行されることになりましたので、そちらを活用して3月補正として計上させていただいたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) このたび施行予定というんですか、それにつきまして若干説明いただけますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。
◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 今回、小学校といたしましては武生南小学校の屋内運動場の改修工事、また大虫小学校の空調機器の改修工事、それから武生西小学校のブロック塀の改修工事を予定をしております。 また、中学校におきましては、武生第一中学校の空調機器工事、万葉中学校の校舎照明のLED化の工事、また武生第五中学校の同じく校舎照明のLED化の工事、万葉中学校のトイレの改修工事、それから武生第五中学校のトイレの改修工事というふうに予定をしております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 理解いたしました。 それで、幾つか工事が分かれて実施されるわけなんですけれども、今まで認定こども園の場合、入札のときに資材高騰により折り合わなかったということがあったんですけれども、そういうことの懸念とか、そういうことに対しての対応とかというのは何か考えていらっしゃいますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。
◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 予算編成に当たりまして、県の情報であったりそれから市場調査、こういったものを参考にして資材等の高騰を一定程度見込んだ予算の確保、また資材を確保するために余裕を持った工期の検討を行い、対策を講じているところでございます。今後、社会情勢による影響がどのように及ぶかについては不透明な部分も多く、予断を許さない状況であると認識をしております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 学校施設でございますので、子供さんの安全を、継続してしっかりと対応していっていただきたいと思います。心配事というんですか、これから経済的にも厳しい状態なんで、またそういったところを注意しながらやっていただきたいと思います。 それでは5番目の、同じページの45ページ、46ページの地区公民館費、これの1番、放課後子ども教室推進事業でございます。これにつきまして御説明いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本教育委員会事務局理事。
◎教育委員会事務局理事(橋本美帆君) 放課後子ども教室推進事業のうち、合宿通学事業委託料のほうを減額させていただきました。 委託料につきましては泊数に応じて上限額を定めておりますが、令和4年度は
新型コロナウイルス感染対策のため、従来より宿泊数を減少させていただきまして1泊2日または日帰りに限定させていただいたことから、実施地区のほとんどが日帰りの体験学習に変更され、委託料が減少いたしました。 また、コロナ禍などの理由により事業の実施を見送った地区が6地区あったことや、実施団体様が無償ボランティアの活用や有料施設を使わないなどの工夫をしていただいたことから、委託料が当初の予定より少なくなったため、減額補正をさせていただいたことでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) そうしますと、各地区のこの合宿通学事業、これについても日帰りでという対応がコロナ禍の中で多かったということで、実施されなかったところというのは実際おありなんですか、地区というのは。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本教育委員会事務局理事。
◎教育委員会事務局理事(橋本美帆君) 実施しなかった地区は、先ほど申しましたが6地区ございました。そのうち3地区は何とか実施しようと模索をされていたわけですけれども、タイミング的に合わないとかいろんな理由がございまして中止をされたというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) この合宿通学につきまして、保護者の方とか子供たち、どのような評価というんですか感想を持っておられるか、そこら辺、もし分かれば教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本教育委員会事務局理事。
◎教育委員会事務局理事(橋本美帆君) 学校や実施していただいております自治振興会などへのアンケートを実施しておりますけれども、そちらのアンケートによりますと、合宿通学に参加した子供たちには協調性が出てきた、あるいは積極的になった、たくましくなった、お手伝いをするようになった、リーダーシップを発揮する子が増えたなどの変化があったとの御意見をいただいておりまして、お子さんの自主性や社会性、生きる力の向上が図られたものと認識をしております。 また、地域独自の自然や文化を体験する活動を行っている地区もございますので、子供がふるさとに愛着を持つきっかけにもなっていると思っております。 地域にとりましても、地域の方々がボランティアとして事業に参画し交流をすることで子供たちとの絆が深まり、地域ぐるみで子供を育てようという意識の醸成が図られているものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) メリットが非常に高い、大きいと思います。それで子供さんが大人になって、その経験が非常にいい体験ということで、地域に対する思いというものも根づくというふうに思います。市長が言われるウェルビーイング、これ子供の時代からそういう体感をしっかりとしていただきたいということで、コロナ禍もまだ厳しい状況ではございますが、しっかりとコロナ対策をして運営していただければ、子供の育ちというんですか、そういうふうな教育も含めて、しっかりとこの事業というのはやっていただきたいと思っています。 以上で、お願いします。
○議長(吉田啓三君) ほかにございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) では、お願いします。 補正予算説明書の31、32です。 公共交通対策事業についてですが、この地方バス路線活性化推進補助金から路線バス安定運行支援金についての当初予算を見ましたら、事業がないんですね。昨年度もたしか質問をしましたけど、不思議だなとは思っていたのですが今回もそうだったので、1つあるのがタクシー事業者持続化補助金、これは当初に載っていました。 当初に載せずに3月でここに上げるという、そういった理由があったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 今回3月補正でバスの活性化補助金を計上させていただきまして、5,875万2,000円という多額の補助金でございます。 本市におきましては、本市が誕生いたしました平成17年度からこのバスの補助金につきましては額が確定する3月補正予算で計上した経緯があり、今回も同様の計上としたところでございますけれども、当初予算で一定額を見込んで計上し、その後確定した部分を補正していくという、後で一部修正するという補正の持ち方、こういった予算の持ち方もありますので、今後予算計上の仕方についてはまた検討していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 分かりやすいほうがいいので、よろしくお願いします。 では、中身に入ります。 まずは、地方バス路線活性化推進補助金と路線バス安定運行支援金、この違いを言ってください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) まず、1つ目の地方バス路線活性化推進補助金5,875万2,000円についてでございますけれども、これは、バス路線の維持のため、福井鉄道のバス事業の経常損益、これから国県補助金を差し引きました残りの額を沿線3町、池田町、南越前町、越前町と本市とで分担して支援しようというものでございます。 その分担の仕方といたしましては、それぞれの市町を走っている路線の距離、これで分担をしようという、そういう趣旨の支援金でございます。 2つ目の路線バス運行継続支援金878万2,000円でございますけれども、この補助金は国の基準額がございますが、これと実質的な経費との差額を支援しようというものでございます。特に燃料費の高騰により国の基準との差が大きくなったため、これを沿線3町、先ほど申し上げました3町と本市とで分担して支援をしようというものでございます。 なお、財源といたしましては全額国の新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を充当させていただいたところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 地方バスも路線バスも1市3町という、それは負担ですね。 地方バス路線、同じ路線のところを走っているバスのことを言ってるんですか、2つとも。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 路線としては同じところになります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 先ほど国の基準額のお話が出ましたけど、基準額が低いというところで、低いならそれを増やしていくという動きも大事かなと思っていますけど、これは国のほうに要望というところになるかなと思いますが、この地方バス、路線バス、いつまで続けるのかという、路線の見直しとかそんな話は事業者とはしていますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) この路線バスの本数といいますと、大体1日5本から6本、特に朝とか夕方、通勤通学の時間帯には2本ずつぐらい走って、昼間は1本から2本程度というパターンが多いです。 私も昨年4月に企画部長に就任いたしまして、できるだけ通勤をできる日はバスでしようということで、これまで月1回程度で申し訳ないんですけれども、月1回はバスに乗って帰ったりしております。 そういった中で、実際に、でもふだんはバイクで通勤してくることから考えると、やっぱり時間がかかってしまうとかということがありますし、乗ってらっしゃる方を見てもお買物されて帰られる方、あるいは高校生の方が学校を終わられて帰られるような方、そういった方が中心に乗ってらっしゃって、いわゆる交通弱者の方が利用されているなというふうに思っております。 じゃあいつまでこの支援を続けていくのかというところかと思うんですけれども、この支援がもしないということになりますと、恐らくバスの運賃をかなり高くしなくてはいけなくなってしまうので、その本数維持、そして皆さんに御負担いただく運賃、これらを考えると、今までこういった支援をしてきたところでございます。 しかしながら、コロナに入りましてバスのほうの乗車がかなり落ち込んでおります。電車はかなり、コロナ前の9割方戻ってまいりました。しかしながら、バスについては6割、7割とか、その程度にまで落ち込みまして、なかなか回復してきていないという現状もございまして、今回いろんなこのような形での補助金を出させていただいておりますけれども、今後いろんな交通の在り方というもの、デマンド交通であったりいろんな交通の在り方を考えていく中で、路線バスの在り方あるいは市民バスの在り方、そういったものもトータル的に見直していく時期がやってくると考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) おっしゃるとおり、その時代時代によって、どこを走るかとか、どういう人たちを対象にするかというのは変わってくると思うし、ほかの交通体系も整備されたり、そういったことが出てくるかなというふうに思うので、これについては事業者等含めてしっかりと協議をしながら、毎年の改善といいますか見直しをお願いしたいなと思っています。 続きまして、42ページ。 本来ならその前の福祉の部分であるんですが、当該委員会なので避けますので、42ページの原油・原材料等高騰対策支援事業、マイナス7,150万円ですか、内容と、なぜこういうふうになったかというのを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 原油、原材料の高騰による企業活動への影響が懸念される中、市及び武生商工会議所、越前市商工会で実施しましたアンケートの調査結果、これからは仕入価格の増加に対し十分な価格転嫁ができず利益が減少している現状が明らかになったことから、これらの影響を緩和するため、一定の基準に達している事業者に対して支援を行うものでございます。 令和4年4月から12月の任意の連続する3か月間の利益が前年同時期の比較で30%以上減少した事業所に対し10万円を上限に支援するものでございます。対象件数を1,200事業所と見込み、1件10万円の支給で1億2,000万円と、事務費の事業費の5%を見込み、合わせて1億2,600万円を9月補正にて予算計上いたしております。 なお、減額の理由でございますが、こちらはこういったコスト増による価格転嫁が困難で利益が減少した、こういった事業所を支援する目的で制度設計を行いましたが、企業からの聞き取りでは価格転嫁を進めたほか仕入先の変更、そういった事業コストを抑える企業努力もあったことから利益減少の要件を満たさなくなり、当初想定していた1,200件から実績の見込み500件と、700件申請が少なくなったというふうに分析をしてございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) せっかく9月補正で事業者の皆さんにはいい提案というか、いい事業ができてきたのかなと思ったところ、開けてみると半分以上減額していくという。これ、もうちょっとこの減額を抑えられるというんか、もうちょっと幅広くたくさんの業種の方、事業者の方、商業者も含めてそういった方々にしっかりと申請してもらう、そういう手だてはなかったのですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 事業の推進に当たりましては、まず周知及びPRの対策といたしまして、市や武生商工会議所、越前市商工会の各広報紙、ホームページ等で周知を行ったほか、12月16日には市内の福井新聞、日刊県民福井等にチラシの折り込み、1月6日には市内の主な会計・税理士事務所に、いわゆる事業者に対して補助金を御案内いただくように依頼をしてございます。 また、申請書の手間を減らすため、決算書や通帳の写しの提出を省略、そういった形で提出書類は極力少なくするように努めた上で、武生商工会議所や越前市商工会に書類の審査を委託し、書類の作成が難しい方へのサポートも実施いたしております。 このような中で、和紙製造業などいまだ価格転嫁が難しい業界もございまして、そのような事業者からは補助金があって助かったという声も商工会等を通じて聞いているところでございます。 結果としまして、市内事業者への原油、原材料等の高騰に対する影響は少なかったというふうに分析をしておりますが、特に利益が減少している事業者に対し補助金の交付ができており、支援を必要としていた企業には行き渡ったというふうに考えております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 今お答えの中で、何か少なかったとあったでしょう。それはどういうところからの判断ですか。影響は少なかったと言われたと思うんで。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 最終的には、周知不足はしっかりと補ってPRの強化もしっかりやっておりますので、その結果として申請数が少なかったということは、十分な補助金の交付ができていたというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 想定の半分以上を残しながら事業の効果があったとかって、ちょっとそれはないんじゃないかなと思うんですが。 それと、この周知は再度1月、また今年に入ってされて、これ締切りはいつだったんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 申請の期間は10月10日から2月10日でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 今年度はまだまだあるのと、中小零細の事業者はなかなか価格転嫁が難しいんですよね。半年ぐらいとか、そんなサイクルでできるという事業者は本当に少ないと思います。そんなことは感じてませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) まず、6月頃の企業訪問の中ではそういった価格転嫁はこれからやっていかざるを得ないというふうな感じを受けましたし、そういった利益が減少していく中でコストを抑えるためにいろいろな取組をされているということも聞いておりますので、そのような中での補助金の制度設計でございました。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) これだけ半分以上も残るということは、その制度設計が至らないところがあったんじゃないかという反省点はないんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) あくまで400余りのアンケートの調査結果あるいは企業訪問の中でその当時感じていたことと、併せてその時点では今後仕入価格がどう上がっていくかというのも先行き不透明な部分もございましたので、その想定の上での制度設計でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) この10月10日から2月10日までの間に申し込んだ人が非常に少なかったと、半分以下だった。そういう結果を踏まえて、この制度の見直しとかそんなことは考えなかったんですかね。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 制度の見直しを行うよりも事業のPR強化あるいは様式の簡素化などによる事業の推進を図ることに重点を置いて進めてまいった次第でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 進めた次第は分かりました。この制度設計に問題があるかないかという反省点はなかったのかということを聞いてるんですけど。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 先ほども申し上げましたが、アンケートの調査結果あるいは企業訪問からは、この想定というか制度設計は間違っていなかったというふうに感じております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 行政のほうが企業訪問と言いますけど、そういった訪問できる企業は、補助金10万円でしょう、どこまで必要としてるかというところがあると思うんですよ。これ本当に10万円を必要としている事業者は訪問している事業者ですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 企業訪問先に当たりましては、コロナに負けない事業所応援補助金、いわゆる一律で10万円を補助するものでございますが、そちらの申請をされている方を重点的に回っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) まだまだこれから回っていったり周知したりというところで、この締切り期間を延ばしてでも、翌年度のほうに繰越ししてでも取り組もうというそういった気持ちはないんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 先ほどからの説明でもありますが、予算を繰越ししても申請件数が増えるという事業効果が想定できないことから今回7,150万円の減額補正をいたしているところでございます。 なお、12月の補正予算で物価高騰の影響を受けた市内全世帯、事業者の水道料金を減免するために計上した、いわゆる水道事業補助金7,811万8,000円に財源の更正をしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) そういった工夫もしてるということをもうちょっとアピールすればいいんじゃないかなと思いますけど、まずこの10月から2月という正味4か月ですか、それとこの時期に価格転嫁をしてマイナス30%でしょう。そこまでのものが事業者というか、どこまで拾えるかというところがあると思うので、制度設計自体がちょっと無理があったところがあるかもしれないし、またこれ越前市の裁量権があるような交付金なんでしょう。もうちょっとマイナス30%をマイナス10%とか20%とか、そういったところのものであれば十分そういった対応も含めてできたのではないかなと思うんですが、いかがですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) まず、マイナス30%につきましては、県内他市の事例とかあるいは県の事業支援金、そういったものを参考に制度の設計をしております。 また、10万円につきましても県や県内他市の動向を見て、そういったものを参考に設計をいたしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 3月補正と当初予算の5年度の予算が出されてますが、5年度のを見ると、晴れやかな部分というんか、結構大型のプロジェクトで何億円という支出もしてるところがあるので、結構これ目立つんですよね。福祉のほうの困窮者のところも含めて。そういった、どういうところが困窮してるというのを、やっぱり制度設計するときにしっかりと状況を把握とか、いろんな部門、団体の聞き取りをする中で、しっかりと制度設計を含めて見直しをする、少なかったら見直しをかけるという、そういった取組が大事かなというふうに思っていますので、あまりこれだけで突っ込むと申し訳ないのでここで置きますけど、これは全体的に5年度の予算も含めて生活困窮者、中小零細の事業者の方、そういった方々も非常に苦労してるというところもかなりあると思うので、そこら辺を把握しながらやっていただきたいなと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 36ページです。 電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業についてお聞きをいたします。 これも今橋本議員がおっしゃったような感じのマイナスでございます。4,335万円の▲の予算ということで出ておりますが、この事業の内容、読んで字のごとくということでございますが、いろんな条件等、昨今のコロナ等々のいろんな状況、情勢ありますので、少し詳しく教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業につきましては、まず内容を御説明いたしますと、電力、ガス、食料品等の価格高騰による家計の負担増を踏まえまして、特に家計への影響が大きい低所得者世帯となる住民税非課税世帯、こちらの方や家計急変世帯、そういったところに対しまして1世帯5万円を給付したものでございます。 受付期間は令和4年10月末から令和5年1月末まで受付をさせていただいているところでございまして、2月末まで審査をさせていただいているところでございますので、決算的なところでまた確定値は御説明したいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 1世帯、非課税世帯等に5万円というような説明でございましたが、その給付の実績につきましてはどのようになっておるのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) まず、給付実績でございますけれど、令和4年1月1日時点で本市に住民登録がございまして非課税世帯と確認できた4,328世帯、また1月2日以降9月30日までに本市に転入した世帯などのうち非課税と確認できた728世帯、そして家計急変世帯として申請のございました47世帯、合計5,103世帯につきまして支給実績がございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 数字をいろいろ、5,100を超える世帯の方に給付と、そういう数字でございますが、その減額補正の理由、大変高額な大きな予算になってるんですけれども、その理由についてお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 減額補正の理由でございます。 転入世帯及び家計急変世帯の給付対象を当初、約1,500世帯と見込んでおりました。こちらにつきましては予算計上時に転入世帯や家計急変世帯といった、市のほうでは税情報が確認できていない世帯につきまして給付対象となる可能性があるとしまして、十分に対応ができるよう準備した数字でございます。 実績としましては775世帯となったために、このたび精算し減額補正するものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) それでいろいろ気になるのは、家計急変世帯であるとか申請が必要な対象者の方、こういった方は一応市としては把握をされているというような状況だというふうに思うわけでありますけれども、なかなか十分にその方々に届いているのかどうかという、当然これ申請して初めて事柄が進む話でありますので、申請がなかったらそのままスルーするというか、そういうことになるわけであります。 本当にこの支援が必要な方々、こういったことにしっかり目配り、気配りができていたのかどうか、様々な事業、企業であるとか福祉の分野であるとかいろいろあるわけでありますけれども、しっかり今の時代といいますか、今こそそういったことが自治体に求められる姿勢でないかなというふうにも思います。 市長も現地現場主義と常におっしゃられております。そういった意味合いも含めて、十分にそういったことが周知できていたのか、この辺についてはどのようなお考えなのか、実情、これどうなのかをお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 対象者の方への周知でございますが、まず申請が必要な方、転入された方などにつきましては、まず御家庭のほうに申請書を全員の方に送らせていただいております。こちらにつきましては申請者が実際分かるわけで直接声かけさせていただいているものでございますが、市ホームページや市広報などで家計急変世帯、こちらの方につきましては周知をしておりまして、まず市の税務課や福祉分野などの各窓口、また市社会福祉協議会における生活困窮相談窓口などで把握をしておりますお一人お一人個別に御案内もしております。 必要に応じては、その職員が同行しまして2階の社会福祉課のほうで申請をしているところなんですけれど、そこで手続を職員も支援したところでございますので、こちらとしましては精いっぱいさせていただいた考えでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) それで、対象者の中には様々な家庭の環境の方やらいろいろいらっしゃると思うんです。障害者の方もいらっしゃるだろうし外国人の方もいるんではないかなというふうにも、転入というような中にはいるんかなというふうにも思うんですよね。そういった方々一人一人にしっかり向き合って対応ができていたのかどうかというのは少し気になるところがあるんですけれども、今の答弁ですとしっかり対応したというような答弁でありますけれども、もう一度お聞きしますが、いろいろな方がいらっしゃいます、本当に。これからもそういうことが想定をされるわけでありますので、しっかり市としての対応、こういったことが再度できるのかどうかしっかり検証もしてほしいんですが、その考え方についてお聞きいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 市では重層的な支援体制としまして、つなぐ・つながる支援会議というのを立ち上げまして、そこで生活困窮者はもとより障害者やひとり親世帯、また高齢者、そういった支援に関わる方々の情報を共有する会議を開いておりまして、まずそこでこのような制度ができたときには皆さんで共有し声を掛け合うという体制を取っております。 また、外国の方につきましては、会社、企業などからお声かけもしてくださいまして、グループで申請に来てくださったところもございましたので、かなり周知されたと、こちらとしては手応えを感じているところではございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 周知のやり方、仕方について、例えば企業の方々とも連携するとか学校関係者とも連携するとか、当然福祉部でありますので福祉のいろんな方々、いろんな組織団体の方と連携するいろんな道筋があるんだろうなと思いますけれども、その分野以外の方々というか、そういったこともしっかり一元的にといいますか、市の中でできる限りのネットワークの構築をする、使用するというか、そういう取組をぜひ早急にやるべきではないかなと。必ず漏れる人というか、声が出せない人というんか、そういう方々をしっかり目配りするというのが自治体の役割、最後の、要するに命と暮らしを守るという、そういう視点でしっかり取り組むというべきではないかなというふうに思うんですけれども、再度そのことについてお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 議員のおっしゃるとおり、市として精いっぱいさせていただいても漏れる方がいるのではないか、そういった視点を大事にしながら、ネットワークを使って漏れなく、取りこぼしのない社会をつくっていきたいと思っておりますので、今後もネットワークを強めていきたいと思います。御意見ありがとうございました。
○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 本案については各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分についてはお手元に配付いたしてあります予算付託表のとおりであります。 ================
△日程第17 議案第2号 ~ 日程第20 議案第5号
○議長(吉田啓三君) 日程第17議案第2号令和4年度越前市
国民健康保険特別会計補正予算第2号から日程第20議案第5号令和4年度越前市
下水道事業会計補正予算第2号までの4案を一括して議題といたします。 本4案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 本4案については各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分についてはお手元に配付いたしてあります予算付託表のとおりであります。 暫時休憩いたします。 再開を11時10分といたします。 休憩 午前11時03分 再開 午前11時09分
○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 ================
△日程第21 議案第6号
○議長(吉田啓三君) 日程第21議案第6号令和5年度越前市一般会計予算を議題といたします。 この際、申し上げます。 本案の質疑につきましては、去る2月10日開催の議会運営委員会での協議により、予算科目に沿って3つに区分して質疑を行うことといたします。その区分については、お手元に配付いたしてあります質疑区分表により行いますので、議員各位におかれましては議事進行に御協力をお願いいたします。 なお、この議案の質疑につきましては、一問一答方式により1議員につき答弁を含めて3区分を合計して40分以内の時間制限により行います。 また、質疑に当たっては、該当ページを述べてから質疑に入ってください。 それでは、本案に対する質疑に入ります。 まず、区分1、歳入及び歳出、第1款議会費から第4款衛生費までの質疑を行います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 質疑させてください。 予算書78ページでございますが、中ほどにあります企画費、移住・定住化促進事業について概要をお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) この事業につきましては、総合計画におきましても移住・定住の倍増プロジェクトということで特に力を入れて進めているところであります。 予算概要書の中にも書かせていただきましたけれども、その中で特に取り組みたいところが移住相談のワンストップ窓口であります。この窓口につきましては、本市への移住を検討されている方が最初に相談する際の窓口として令和5年度から設置するものであります。この相談窓口では、子育て、教育、住まい、移住支援金など各部門の移住に向けた支援制度の情報提供を一元的に行ってまいります。 さらに、本市に居住する親御さんが県外に居住する子供のUターンを促す情報提供にもしっかり取り組んでいきたいなというふうに考えているところであります。より気軽に相談ができ、相手にとっても分かりやすい説明ができる相談窓口となるよう、絶えず見直しを行い窓口の充実を図っていきたいというふうに思っております。 また、窓口で来られる方を待っているんではなくて、県のUターンセンターや東京、大阪などの県の事務所などともしっかり連携しながら積極的に情報発信をしていきたいと考えております。さらに、東京とか大阪、名古屋などで開催されます移住フェアにPRブースを設置するとともに職員がしっかり出向き、積極的にアピールしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 理解いたしました。大切な事業なのでしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 次の質問に移らせていただきます。 次、予算書80ページでございますが、中ほど8番の北陸新幹線開業記念事業600万円について概要をお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 北陸新幹線、いよいよ1年後に開業が迫ってまいりました。 その開業記念事業といたしまして、主に4つの取組を行うことを考えております。 まず1つ目でございますが、新幹線車両が初めて試験走行する際及び開業当日の歓迎やセレモニー、こういったイベントの開催、2つ目に駅舎見学会の実施、3つ目に武生商工高校の生徒によりますカウントダウンボードの制作及び展示、4つ目にオリジナルノベルティーグッズや越前手仕事プレミアムボックスなどPRをしていくツール、こういったものの制作に取り組んでいきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) ありがとうございます。 今御説明のオリジナルノベルティーグッズというのはどのような開発を想定しているのかお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) このオリジナルグッズでございますけれども、大きく分けますと2つの取組をしていきたいと考えております。 まず1つ目でございますが、越前手仕事プレミアムボックスの企画、制作であります。 この新幹線の新しい駅は丹南地域の玄関口というふうになります。この地域には、越前和紙、越前打刃物、越前箪笥、あと鯖江の越前漆器、越前町の越前焼、こういった半径10キロ以内に伝統工芸品が非常に集積している地域、この特性を生かしまして、この新幹線開業の記念品といたしまして、それらをいろいろいい物取りというんでしょうか、いいとこ取りというんでしょうか、そういったのをしっかりグッズとしてまとめ、例えば木工ですとどこかにこの新幹線開業記念と入れたり、包丁にも何かそのようなロゴというんでしょうか、そういったものを入れたりしながら記念グッズとして作っていきたいなと。 御存じのとおり、これはふるさと納税寄附金、これの返礼品として使わせていただくことで、ふるさとの納税というんでしょうか、寄附金もたくさん集まることになりますし、さらに全国的に越前市の新しい新幹線開業というものもPRできるとともに、丹南エリア全体の伝統工芸のPR、こちらにも取り組めるかなということで、こういったことを考えております。 もう一つはノベルティーグッズということで、特に、どちらかというと小さいものになるかと思います。 例えば越前和紙でメモパッドなんかを作って新幹線のイラストとかいろんなロゴを入れたりとか、あるいは紫式部を、今、大河ドラマ等もありますので、それと例えば新幹線とかそういったものをコラボしたような、いろんな小さなグッズとか、そういったものをいろいろこれから考えていく中で、たくさん皆さんに買っていただける、あるいはプレゼントとして買っていただける、お土産品として買っていただける、そのようなものをたくさん作っていきたいなと考えているところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 理解いたしました。 越前市の特産品ばかりじゃなくて、丹南地区なんかのPRなんかもこういったことを通じてしていきたい、あるいは手軽なノベルティーグッズというのは理解いたしました。ぜひとも進めていただけるといいかと思います。 続きまして、予算書の82ページ、総務管理費の15番、紫式部プロジェクト事業2億4,200万円について、その概要について御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 今回、紫式部プロジェクトとして令和5年度の当初予算に計上させていただきましたのは2億4,200万円でございまして、全額推進協議会への負担金として計上をさせていただきました。 この推進協議会につきましては、来月22日に県や市内外の経済団体、文化団体などで構成いたしまして発足をする予定でございます。 この協議会におきまして、大河ドラマ館の整備による観光誘客やNHKと連携したPR、紫式部など5人のキャラクターを活用したVチューバーなどによる様々なプロモーションを行う予定でございます。 また、関連商品の開発や機運醸成など市民や企業の皆さんと一体となって進めていきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 理解いたしました。 それに伴いまして、さらに今御説明のあったVチューバー、バーチャルユーチューバーの開発とか大河ドラマ館とかプロモーションの機運の醸成とか、そういったことについての予算の配分等、この2億4,200万円の内訳等について教えていただけるとありがたいです。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) まず、大河ドラマ館につきましては、令和5年度と令和6年度の2か年で予算を計上したいと考えているところでございます。 大河ドラマ館の2年間の総額といたしましては3億円を考えているところでございます。その年度の割り振りで申し上げますと、令和5年度が1億5,500万円、令和6年度が1億4,500万円でございます。それで合計3億円となるわけですが、そのうち1億円はいわゆる入場料収入、これで賄っていきたいと考えております。したがいまして、2億円が実質の推進協議会へ交付する負担金、それが2か年に分かれてということになります。 じゃあその1億円の歳入というのの年度割を申し上げさせていただきますと、令和5年度は2月から3月までと非常に期間が短うございますので、大体収入としては1,000万円程度を考えております。これに対し、令和6年度は残りの1億円から1,000万円を引きました9,000万円、こちらを入場料収入として考えているところでございます。 次に、Vチューバーの活用プロモーションでございますが、これは令和5年度におきまして1億円の事業費を考えているところでございます。 この財源といたしましては、国の補助金も活用させていただきたいと考えておりますが、半分は国の補助金を活用させていただき、残りの半分につきましてはこのVチューバーのいろんなグッズ販売であったりあるいはコンサートのチケット収入、こういったもので5,000万円を確保していきたいと考えているところでございます。したがいまして、一般財源として市の税金というんでしょうか、市民の皆様からいただいた市税としては充当していない事業ということになります。 あと、プロモーションの周知、機運醸成につきましては、令和5年度におきまして4,700万円を考えております。 これらを合計いたしますと、令和5年度分といたしましては3億200万円という金額になりますけれども、先ほど申し上げました大河ドラマ館の1,000万円の収入、そしてVチューバーの5,000万円の収入、こちらを差し引きまして2億4,200万円、こちらを令和5年度の予算として計上させていただいている。令和6年度分といたしまして、今回債務負担行為で追加をさせていただきたいというお願いを先般させていただきました。これが5,500万円でございます。先ほど申し上げました大河ドラマ館の令和6年度の事業費1億4,500万円、こちらから入場料収入9,000万円を差し引きまして5,500万円を債務負担行為として計上させていただいている、そういう事業費の内訳でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 大分分かってきましたが、もう少しお知らせください。 大河ドラマ館、入場料収入をかなり当てにしているということが分かりました。一般の方ではどれぐらいの入場料で何人ぐらいを予定していらっしゃるのか。 あわせて、このVチューバーについてもどれぐらいの売上げを見込んでいるのか、どれぐらいのコンサート入場料を見込んでいらっしゃるのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 大河ドラマ館の入場料収入、2年間を通して1億円というふうに申し上げさせていただきました。 実際にお越しになられる方々の人数といたしまして、25万人を想定しております。これは、これまで大河ドラマ館を全国各地で実施をされてきているところでございますけれども、そういった人数、そして大河ドラマの視聴率、大体25%ぐらいが視聴されているということもございますので、そういった方々の一定割合の方が、10%程度はこちらにお越しいただけるだろう等々の計算をいたしまして、県内外、もちろん市外の方もお越しになられると思いますが、25万人という試算をいたしました。 そして、実際に入る価格でございますけれども、入場料の料金の設定といたしましては一般的に500円とか1,000円とかそういった料金設定が多いんですけれども、旅行会社等に契約をする場合にいわゆるリベートといいまして、そういった分を差し引いて実際の実入りというのが決まってまいります。それらの大体平均を全国的に見てみますと、大体400円ぐらいが各団体で入っているという試算ができました。したがいまして、25万人掛ける400円、これで1億円という数字を出したわけでございます。 次に、Vチューバーのコンサート収入でございます。 これは、Vチューバーのコンサート自体がまだ全国的にそんなに多く行われているといった状況ではございません。ごく一部のアニメーションなんかで非常に有名な、名前は申し上げませんが、いろいろ活躍されておりますけれども、そういった方々の実際にコンサートの収入を聞くと、大体1回当たりで二、三千万円程度が実際収入を得てらっしゃるという情報を今回お聞きをさせていただいております。 しかしながら、今回全てをコンサート収入で賄うというよりも、むしろいろんなグッズ販売、ノベルティーグッズというんでしょうか、いろんなグッズを作っていく中でそういった販売収入も見込んでおりますし、コンサートの収入につきましても、基本的にまずは10月をめどに楽曲も何曲か作った中で1回目のコンサートを行い、そして秋、大河ドラマが放映される直前、年末、そういったところにもまたコンサートを開き、2回くらいコンサートを開く中でその収入を見込んでいるといったところでございます。 ですから、この5,000万円の収入というものも、しっかり収入が見込めるという時点に立って事業を立てながら進めていこうという考えでおりますので、先行して先にお金をかけてしまうというふうにならないように、そこら辺どにつきましては事業者とのしっかり連携というんでしょうか、協力体制というんでしょうか、そういったものをしっかり確認しながら進めていこうというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 大河ドラマ館についての収支計画、理解いたしました。 もう一つのVチューバーの開発のそちらのほうなんですが、1億円予算をお聞きしましたが、予算ありきではなくて、随時そこら辺で検討しながら執行していくというような趣旨、理解いたしました。 しかしながら、基本的にこのVチューバーのコンサートというのはどのようなイメージでどんなことをなさるのか、会場はどこら辺をイメージしているのか、何人ぐらい入るのか、そのコンサートは単価をどれぐらいで設定していらっしゃるのか、分かりましたら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) まだこれから、歌もまだ作っておりませんし、紫式部をモチーフにした3D化もまだされておりませんので、どの精度でできるかとか、あと実際に歌われる歌手というんでしょうか、あまりこういう言い方をしては、中に入る人というんでしょうか、そういった方がまだ決まっていないという状態でございますので、そういった方々との状況によっても変わってくると思っておりますが、これまでの例を申し上げさせていただきますと、会場は例えば武道館であったり東京ドームであったりそういったところでやられることもありますけれども、例えば1つの、ただ人が集まるだけの会場であるという形ではないパターンが多いです。 人が集まるところは、例えばうちですと越前市文化センターとかサンドームとか施設がありますので、そういったところで人が集まるコンサートをやりますけれども、こういうパソコンを使って、それでオンラインでお金を払って見るというようなことも、実は今やっている方が全国にたくさんいらっしゃる。実際入る方というのはその会場の大きさによって変わってまいりますので、それによって料金設定も変わってまいると思います。 例えば越前市文化センターだったら1,000円とか2,000円とかそういった金額が考えられますし、サンドームみたいな非常に大きな規模でしっかり作り込みをしようと思うと、例えばもっとその倍以上とか、そういった単価が設定されてくると思いますが、それも実際にどれだけお客さんが入る見込みであるとか、そういったものもしっかり試算をした上で、見越した上で形を進めていくということになりますので、今必ずこれをやりますから1億円というそういった話と、普通の予算とちょっと変わってくると思いますので、そういったふうに御理解をいただければというふうに思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 理解いたしました。 理解しましたといってもVチューバーについては十分理解してるかどうかは分かんないんですが。 次の質問なんですけれども、私どもの感覚では、NHKの「光る君へ」の主演の女優がこちらに来ていただけるとか、あるいはNHKのプロデューサーがこんな企画で話してくれるんだなんていうような講演会とか、そういう招聘活動は非常に理解がしやすいんですが、そういったことはしないのか、この予算の中に入っていないのか、お尋ねします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 4,700万円の予算を令和5年度で持っている、そういうプロモーション関係をやっていこうということで持った予算でございます。 NHKさんと一緒に協力していく中で、NHKさんのほうも非常に、本市と紫式部のゆかりが深いということも御理解いただいて、協力的に進めているところでございます。 今現在、私が知っている限りでは、大河ドラマの配役として分かっているのはまだお二人だけ、いわゆる紫式部役と道長役と、そのお二人しかない。実際に越前市に来られた方でいうと紫式部のお父さんである藤原為時、こういった方がじゃあ実際誰になるのか、実際こちらにお越しいただくということをNHKさんと話をする中では、本当に1,000年前に越前市にお越しいただいた藤原為時と紫式部の役の方にお越しいただけるのが一番いい感じというんでしょうか、1,000年前にまた戻ってという形でのそういったストーリー仕立てもできるかと思います。そういったこともしっかり、これまだ配役が発表されておりませんで私存じ上げておりませんが、そういった方々との調整なんかも今度NHKさんの協力を得ながら進めていく必要があると考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 理解いたしました。ぜひそのような方向で御検討していただきますようにお願いします。 続きまして、予算書84ページでございますが、自治振興費の地域自治振興費、地域自治振興事業について質問させてください。 この地域自治振興事業、区長への事務あるいは自治振興会への交付金等々についての予算かと思いますが、この予算の中に総合計画でうたっているゼロベースで検討するんだというようなことが入っているかと思いますが、そういったことを含めながら検討していくのか、その計画についてお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 自治振興事業のゼロベースの見直しといったことでございますが、まずこの背景といたしましては、人口減少ですとか核家族化の進展、また価値観の多様化や外国人市民の増加など社会情勢が変化をしているといったことに伴いまして、町内や地域における市民の協働意識、連帯感が薄れつつあるのかなと感じているところでございます。 こういった中で、現在各区長さんにおかれましては市広報物の配布や福祉事業、各種附属機関の委員選出など非常に多くの行政協力業務を担っていただく中で、自治振興会の理事としても地域づくりに参画いただいており、区長や自治振興会に対する負担が年々大きくなっているというふうに考えてございます。 こういったことから、市総合計画2023では市から地区区長さんに協力をお願いをしている行政協力業務、こういったものですとか、市が自治振興会へ委託をしている事業、こういったものの見直しを図る中で、各区長さんや地区振興会の負担を軽減をする、こういったことを図っていきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) ゼロベースで見直す中で、社会情勢が確かに変わってきている、そういったところが背景にあると感じておりますが、今現状の中でどのようなことが具体的に課題なのか、自治振興事業を進めるに当たってどのように課題があるのか、今の区長さんなんかへの行政事務委託料に伴う課題なんかも含めまして、改めて教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず振興会へのお願いをしている事業は大きく分けて2つございます。協働事業と基礎事業というものに分かれておりまして、ここで基礎事業といいますのが、例えば町内防犯灯、この管理ですとか狭隘道路の除雪、こういったようなことで全ての振興会に共通していただいているものがございます。 一方で協働事業、これは各地区振興会が3か年計画を立てながら、自分たちの地域の課題ですとか現状を見直す中でいろんな事業を展開されているというものでございます。 我々が考えてますのは、この協働事業については地区振興会の色合いなりやり方なり特性が出ているわけでありますから、これについては尊重すべきだと。一方で、基礎事業として捉えているもの及び委任をしている、委託をしている、こういったものについて負担になってるんじゃないかなといったことから、この部分について今連合会とも協議をしながら見直しを図っていきたいと考えてるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 理解いたしました。 予算に関連してなんですが、今負担になっていること、協働事業なんかは尊重していく、基礎事業とか委託事業なんかについては改めて検討したいというようなことでしたが、大切なことで、ぜひそんな方向で御検討いただけるとありがたいと思います。 一つ参考までになんですけれども、自治連合会、発足してもう随分たちますけれども、平成31年2月、令和元年の年ですけれども、ちょうど10周年を迎えました。そのときに、10周年の記念事業の中で講師の先生をお招きしてレクチャーを受けた。講師の先生は地方自治なんかに明るい東京大学の元先生の大森彌先生でしたが、なかなか示唆に富むいい講演だったなって私は思っています。 その講演の中で、越前市の区長会連合会、非常に立派な組織だ、さらに自治連合会、どこの自治組織も非常によくやっていらっしゃる、すばらしいことだとお褒めをいただきました。まさにそのとおりだな。何よりもびっくりするのは区長会といいますか、各町内会にほぼ100%の加入率、自治振興会なんかもほぼ100%の加入率、こんなすばらしい団体は日本中探してもそう多くはないぞ、そんなすばらしい活動です。こんなことをやってるすばらしい団体だからこそ心配しなければならないことがある。行政が使いやすい団体なんだって。この使いやすいことで行政があれしてくれ、これしてくれというようにかかると、自治は一挙に衰退しちゃうよ、そこが心配だというふうなことをおっしゃっていました。 その頃からそういった危惧はされていましたが、一段とそこら辺どが最近心配になってきたんではないかと思います。そのことについて、御所見ありましたらお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 今ほど土田議員がおっしゃった大森先生の講演会、私も出席をしておりました。 確かに越前市の特性として、ほぼ100%の町内会、また自治連合会についてもございます。これにつきましては非常に我々も誇りに思っておりますが、一方で御指摘のとおり、お願いをしやすい環境といいましょうか、区長業務としてこれまでもいろんな業務をお願いをしてる、これがだんだん減ることはなく増えていっているのかなというのは現実にあると思います。 さきの地区ミーティングにおいても、地区の課題として後継者不足、またこの振興会事業についての負担感、こういったものを多くお聞きをしています。そういったことから、いま一度、この市からお願いをしている部分、これについてゼロベースで見直す、これが重要だと思っておりますので、このことについて今後取組を進めていきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 御所見ありがとうございます。そういった方向で、ぜひともこの予算事業なんかも見直しを始めていただけるとありがたい。 もう一つなんですが、この課題の中で、今るる御説明いただきましたが、区長さんなんかは市長さんのお褒めの言葉を、5年よう頑張ったな、えらかったなと表彰制度がある、10年頑張ったらえらかったなって表彰制度がある。自治連合会、自治振興会なんかも設立してもう19年ぐらい早いところではたちます。そういった中で、5年以上頑張っている方、10年以上頑張ってる方、多々出てきています。表彰制度なんかが必要なんではないか、市長さんからえらかったな、ありがとうのというようなお褒めの言葉が必要なんではないかと思いますが、そこら辺どもこの見直しの中に、自治振興事業の中に入れられないのか、御所見をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 確かに区長さんにつきましては永年勤続の表彰ということで、毎年連合会の総会の中でお礼をさせていただいています。一方で、自治連合会、この役に対する表彰なりお礼をすればという、今現在においてはないということでありますので、今後連合会とも協議をしながら必要に応じて対応していきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 次、86ページのほうへ移らせていただきます。 総務管理費の3番目、2番の中ほどにあります地域活性化企業人負担金、このことについて御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず、地域活性化企業人でございますが、本年度10月から庁内DX推進の相談窓口として各課の課題解決に向けた情報収集ですとか解決策の提案などをサポートしていただいているものでございます。 具体的には市ホームページ更新に向けた課題の洗い出し、またアクセスデータの分析、観光イベントでのキャッシュレス決済の導入の支援、市管理職向けのDX研修会、こういった様々な支援を行っていただいているものでございます。 それで、この制度につきましては、市とソフトバンクの間におきまして地域活性化企業人制度による派遣に関する協定、これを令和4年10月1日に締結をしまして、現在ソフトバンクの社員の方が市に派遣をされています。この受入れをする中で、国の地域活性化を図る制度、総務省でございますが、この制度を利用して派遣元企業に対する負担としてお支払いをしているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) この予算の中で何を行おうとしているのか、何を市民にもたらせようとしているのかをお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず、DX推進といいますのは、基本的には市の業務、これを少しでも改善をし業務を短縮する一方で、その分を市民サービスのさらなる向上につなげるといった目的があると考えてございます。 そういったことから、現段階におきましても各課のヒアリングをする中で課題把握また解決策の提案、こういったものをいただく中、業務効率化、そしてさらなる住民サービスの向上実現に向けた取組、こういったことに結びつけていきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 了解いたしました。 続きまして、98ページのほうへ移らせていただきます。 98ページ、総務費の7、諸費の中の地域防災対策事業について、その概要をお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 地域防災対策事業でありますけれども、当初予算では総額2,084万8,000円を計上いたしております。 当事業は行政、つまり市が主体となって取り組む防災対策に関する事業でございます。事業の、新規事業など特に主なものだけ申し上げますと、広域避難場所のネットワーク環境の整備、水防倉庫の整備工事、そのほか例年どおり災害用備蓄品の更新や追加購入等の事業でございます。これらの事業に要する予算を今回計上いたしたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) ありがとうございます。 今御説明の中で、さらに施設整備工事費について750万円計上されていますが、もう少し概要を御説明お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 施設整備工事費の内容でありますけれども、水害による被害を防ぐため、河川沿いを中心に複数あります水防資機材を備えた老朽化した水防倉庫を適地に集約するとともに、水害発生時の初動対応が強化できるよう計画的に整備をしようとするものでございます。 令和5年度当初予算では、日野川左岸の堤防付近にあります堀川町地係の老朽化した2棟の倉庫を中消防署の敷地内に集約し、水防倉庫1棟を整備するための工事費として750万円を計上したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 土田信義議員。
◆(土田信義君) 理解いたしました。 以上で私の質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(吉田啓三君) ほかにございますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) よろしくお願いいたします。 予算書77ページ、78ページ、企画費の中で、説明2の移住・定住化促進事業でございます。そこのところを御質問させていただきたいと思うんですが、その中に移住・定住化促進事業補助金がございます。360万円です。この支援メニューの内容につきまして御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 移住・定住化促進補助金での移住・定住の支援メニューについては3つの補助制度があります。 まず1つ目でありますけれども、移住に向けての下見活動への補助として、都市部で開催しております移住フェアで移住相談をした県外在住者を対象に、移住を前提とした下見活動に係る経費と交通費とか宿泊費、市内での移動費に対して最大4万5,000円を補助しております。 2つ目は、移住の初期支援として、下見の補助を活用した方が県外から本市に移住された際に移住の初期支援金として一律10万円を支給しております。 3つ目は、東京圏からの移住に対する支援として、国の制度を活用し、東京圏からの移住など一定の要件を満たす移住者に対して、単身の場合は60万円、世帯の場合は100万円を支給します。また、世帯の場合、帯同する18歳未満の子供に対しては令和5年度から100万円を加算するというふうな制度の見直しも進めているところであります。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) これからの移住ということのテーマとして、こういうお金をというか、補助を出すというのは非常に大切なことだと思うんです。 それで今度は、今まで移住を受けた人の推移、この辺はどのような状況になってるか、そこを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 県や市の移住支援を受けて県外から本市へ移住された人は、令和2年度153人、令和3年度は121人となっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 令和2年度が153人、3年度が121人ということで、人数的に、目標がどれぐらいかということもあるんですけれども、これに対して何かお考えはありますか。この数字に対して何か。もうちょっと上げたかったとか、目標に対しての数字というのは何か捉えることができますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) この移住者数については、県内ほかの自治体と比較して、一番多いのはやっぱり福井市で4割近く、越前市は県内で2割近くを占めているということで、県内の中では2番目ということで、悪い成績ではないと思います。 ただ、年度によっても若干の変動がありまして、直近の令和3年度は120人で令和2年度と比べれば減ってるという状況ですけれども、令和4年度は今のところ、この令和3年度よりもいい調子でいますんで、昨年度よりはちょっといいかなという状況であります。 そういった意味で、今回総合計画の中で倍増プロジェクトという取組を今進めていることもありますんで、しっかりまず倍増していきたいと。そのためにはしっかり積み上げながら事業を展開していって、先を見越しながらしっかりやっていきたいなというふうに思ってるところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 大切なことでございます。そのポイントは。 それで、県内の他市町の移住支援と比較しまして越前市の支援メニューのレベル、金額的な違いとか、そこら辺の説明をお願いしたいんですが。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 本市では、独自の移住支援制度として、下見支援また移住初期支援、それと就職奨励金を設けております。 本市の住宅支援とか子育て支援、これについては県内ではまさにトップレベルでありますし、そのほか就労とか創業の支援なども含め、移住支援としては総合的に高いレベルにあるというふうには考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 総合的には高いということで理解はしました。 そこで、先ほどの説明の中で、移住者に対して東京圏と、それから東京圏以外の方との金額の差が大きいんですよね。東京圏から来られた方は単身で60万円で、世帯で100万円、東京圏以外は世帯10万円ということなんですけれども、ここら辺の違いというんですか、やはり東京圏以外でも移住、越前市に住みたいと言われる、思っておられる方はいらっしゃると思うんですけれども、そこら辺の補助というんですか、市長も人口10万人に向けてといううたい文句がございますし、そういったことやら新幹線開業に向けてプラス材料を移住者に向けて図っていくという、そういう、私この10万円に対してもっと上げてほしいというんですか、そういう考え方を私は持ってるんですけれども、これに対してどのようにお考えでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 東京圏からの移住の補助金について、非常に高額であります。これについては、国が東京への一極集中、これを是正する、地方への移住を促進するために国が大きな補助金をつけているところで、相対的に高い補助額となっております。 ただ、移住で本市を選んでもらうためには他市町との差別化が必要であり、東京圏以外からの移住の初期支援と下見支援は県内他市町にない本市独自の制度として考えております。 移住相談者からは、移住支援補助金に加え、生活、子育てなどの環境を重視したとのお声ももらっているところであります。 本市の魅力である県内トップの住宅支援制度、子育て応援、就労・就業支援など様々なメニューもしっかりアピールしながら本市への移住を働きかけていきたいというふうに思います。 ただ今後は、移住の現状、東京圏よりもやはり関西とか中京からも多くの方が移住されているという現状も考えながら、移住支援金を含めて、トータルでこの支援制度を改めて検討していきたいなというふうには考えているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) トータルで考えていただきたいと思いますので、また十分に検討していただきたいというふうに思います。要望とします。 それでは次に、ページが85、86ページ、2番の説明2の庁内情報システム管理事業についてお尋ねします。 この庁内情報システム管理事業とはどういうものか、先ほど土田議員の質問の中にも答弁ありましたけれど、再度お願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) この庁内情報システム管理事業でございますが、本市の行政事務ですとか住民サービスを支えるシステム環境、この環境を安定的に維持管理する事業となってございます。 市役所内の事務効率化などの自治体DXを進める中で市民へのきめ細かな対応ですとか現場に出向く時間を増やす、こういったことを目指しているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 分かりました。 それでは、その対象施設とその業務内容、これについて説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず、市庁舎と学校、公民館などの公共施設をつなぐネットワーク回線の使用料、また庁内システムを安定的に稼働させるための保守点検や障害対応のサポート業務、この委託料、サーバーやネットワーク機器、パソコン端末などの賃貸借料が含まれているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 金額がかなりの高額な金額、毎年この予算がついてるわけなんですけれども、それはまた後ほどお話ししますけれども、国が自治体DXを推し進めておこうというふうな計画でございますけれども、それに対して本市はどのような対応をお考えか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 国の示す自治体DX推進計画、これに基づきまして、本市では昨年の4月から市長をトップとするDX推進本部、こういったものを設置をし、各関係部局長を推進員とした体制で対応する中、先ほど申し上げたソフトバンク社からのアドバイザー等、こういった方の協力を得ながら取組を進めています。 こういった中で、デジタル技術を用いた業務効率化、また住民サービスの向上、こういったものを実施しやすいように作業自動化やオンライン会議、簡易電子申請作成などの機能を持つ組織共通デジタル基盤、これにつきましてはマイクロソフト365でございますが、9月補正の中で議会のほうの御承認をいただく中で既に今導入を行っており、3月20日からの稼働を目標に整備をしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 分かりました。 この庁内情報システムという管理業務の効果というのはどういったポイントであるのか、そこらをもうちょっと詳しく御説明いただきたいんですが。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) このシステムにつきましては、本市の業務を行う上で欠かせない業務の基盤というふうに考えてございます。 効果としての例を挙げるとすると、例えば本庁舎と外職場をネットワークで結ぶことで職員の移動時間の削減、迅速な情報共有等が可能となってございます。 また、電子掲示板で通知することにより、災害などの緊急情報、注意喚起等を速やかに、また全庁的に周知ができる、こういったことも可能となってございます。 このような庁内情報システムの活用によりまして事務に係る時間を短縮し、繰り返しになりますが住民サービスのさらなる向上、これを目指していきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 住民サービスの向上ということで、この効果というのはなかなか見えづらいは見えづらいんですよね。高額なお金を費やす割に見えてこないというんですか、ここら辺が非常に悩ましいところがあります。そしてまた、企業的にこういうソフトを扱うとか、そういう企業もやっぱり少ないのかな、そこら辺の競争力というのがないのかなというところが課題はあるのかなと思います。 そういうふうな情報システムですけれども、これからの計画というものが何かあればお答えください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 御指摘のように、これまでシステムの安定的な稼働、これを維持するためにコストも含め性能、こういったもので検討して、なかなか外には見えにくい内部のシステムでございますから、そういった課題はあろうかと思います。ただ、システムに係るコストの縮減ですとか住民サービスの向上を目指す、こういったことは努めてきたと思ってございます。 例えば、昨年度におきまして、ネットワーク構成の変更による回線費の縮減ですとか、今年度は自治体DXを推進するため、先ほど申し上げましたが9月議会でお認めいただいたマイクロソフト365、これを導入することにより、今後もシステム更新の時期に合わせコストまた機能、そういった両面からシステム構成の見直しを図っていきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) いつまでこういうような形で続くのかというのが我々としては見えてこないというんですか、エンドレスなのかどうなのかというところなんですけれども、ほぼほぼこの予算というのは国庫支出金が少ない、一般財源から出してるということでございますので、これは各自治体とも一緒なんですけれども、自治体ごとでそれを賄っていくと。ただ、国の方針も従わなくてはいけない、そのネットワークをつくるためにも必要なことはよく理解はするんですけれども、民間ですとどうしても人の代わりにそういうものを使うとかという、そういうことでコストの削減というんですか、そっちのほうに応用していくんですけれども、これ一般市民もそんなん入れるんやったらもっと人を減らせるやろというふうな単純なお考えというか、それは市民感情としたらやはりそういったところはあると思いますので、しっかりと、この内容も市民に分かりやすく伝えていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 じゃあ次、お願いします。 99ページ、100ページでございますが、説明4の自主防災組織育成事業でございます。 ここの中に、手数料って158万2,000円になっておりますね。これにつきまして、内容を説明いただけますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 自主防災組織育成事業の役務費の手数料158万2,000円のうち、その大部分の157万8,000円が避難行動要支援者の個別避難計画作成に係る福祉事業所への業務手数料として計上したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) そういうことで、福祉事業所への計画作成手数料ということで157万8,000円と。これ、手数料の算出する根拠というのはどのような形で算出されたかお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) まず、今の業務の内容を若干説明させていただきますと、ケアマネジャーや相談支援専門員など福祉専門職の業務としまして、本年度見直した個別避難計画の項目の中で心身の状況あるいは経口薬、かかりつけ医、アレルギー情報など要支援者本人や家族からの確認、情報の追記などに関することを業務としてお願いしております。 こうした業務を担っていただくことで、より実効性のある計画づくりを進めるという前提がございまして、その手数料の内訳でありますけれども、福祉専門職による個別避難計画の作成や更新の業務で、1つ目は新規、新たに作成する分として、市内の要介護度5、障害者手帳1級の要支援者、特に優先すべき要支援者と白山地区の要支援者を1人当たり上限単価3,300円の470人分。2つ目として、計画更新分としまして、本年度モデル的に試行しまして既に計画が作成されている千福町の要支援者で1人当たり上限単価1,320円の20人分で、合計、先ほど言いました157万8,000円となります。 単価の考え方につきましては、介護保険、要介護認定調査に係る業務時間を参照しまして、新規作成業務は同程度、更新業務は4割程度の時間として算出したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 理解しましたけれども、このモデル地域として千福町を選ばれたというのは、何か特別な意味がおありでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) まず、モデル地域の選定の御質問でありますけれども、千福町は庁内の防災、福祉関係の各課で協議した結果、比較的人口も多く、避難行動要支援者が20人ということで多い状況で、また支援をなされる方も確保できているというような状況であります。加えて、福祉事業所の協力が得やすい状況にあったため、令和4年度から新規個別計画の作成、これについて試行しまして避難行動要支援者の洗い出し、避難行動に必要な、先ほど言いました情報の充実化など試行を行ったというものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 分かりました。 それでは、個別避難計画、これを作成する、その上で福祉専門職が関わるというのはよく分かりましたけれども、地域や自主防災組織、こことの関わり、これはこの組織はどのような形で連携して、どういうふうな運用をしていくのか、そこら辺を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 近年の災害では、非常に高い割合で高齢者でありますとか障害のある方がいわゆる要支援者、犠牲者となるケースが極めて多い結果が示されています。 今回、市では避難行動要支援者ごとの個別避難計画の見直し、福祉専門職の参画を得て、より内容を充実し、今年度からモデル的に取組を始めまして、実効性ある計画づくりの取組を新年度ではさらに拡大していくということにしたところです。 そこで、区長を中心とする自主防災組織や民生委員など、地域では個別避難計画の中で最も大きな課題であります支援者の確保、また支援が必要な一人暮らしの高齢者の洗い出し、漏れがないかどうか、支援が必要かどうか、そうした対応、そうした関わりで福祉専門職との連携を強化していただき、共助による減災対策の協力をお願いしたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) ただいまの御説明の中で自主防災組織、町内で区長さんがおられます。そしてまた、自警消防隊とか、それから班長さんとかいらっしゃいます。いろんな方にその情報をどのような形で共有するというのが、プライバシー、個人情報の部分がありますので、そこら辺のポイントはどういうふうな形で考えているのか教えてください。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 本年度、個別避難計画の様式を見直す中で、各要支援者に対して個人の情報を提供していいかという同意書を取ってます。 今回、その同意書の中で関係者、今の福祉専門職でありますとかそうした方々に対しても情報を提供していいかということで、この2月15日、全ての要支援者に対しまして再度通知を出しまして、改めて同意書をいただいた上で地域と連携ができるような仕組みづくりといいますか、環境整備に取り組んでいるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 個人情報でございますので、しっかりと責任を持って皆さん対応していただきたいというふうに思いますし、やはり非常時に対してはきっちりとした対応が、組織が動くという形のことが大切でございますので、そこら辺のポイントをしっかりと押さえていただきたいと思いますし、一人暮らしの方の洗い出しというんですか、どんどんまた増えてきますので、そこら辺をきっちりと町内を通じて吸い上げていただきたいと。 それと、危険区域にお住まいの方の、特に要支援者の方、そこら辺の方の、まだ漏れがないか、要するに漏れがないかというのは、まだ支援を断ってるというんですか、情報をいただけてないとかそういう方がおられるんであれば、しっかりとまたそこもサポートしてほしいと思います。 その件について、今、見延さんのほうから何かございますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 実は、背景としまして令和3年5月に災害対策基本法が改正されまして、個別避難計画作成の努力義務が市町に課せられました。そこで、市としましても今のように計画の見直しでありましたり、モデル地域を指定してさらに拡大していく取組を進めているところでございます。令和6年度以降は全市内を対象に事業を進めていく考えで、計画的な整備の中で、ただ議員がおっしゃる優先度も踏まえながらの対応をしてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 近藤光広議員。
◆(近藤光広君) 優先度もしっかりと考えながら、より早くこういうサポートが全市民に行き届くような形をよろしくお願いしたいと思います。 以上で結構です。
○議長(吉田啓三君) 暫時休憩します。 再開は午後1時といたします。 休憩 午後0時07分 再開 午後0時59分
○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 質疑を続行します。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) よろしくお願いします。 77ページ、78ページ、企画費の移住・定住化促進事業について、土田議員やら近藤議員がお聞きになられましたけど、それ以外で一、二、お聞きしたいと思います。 まず、移住・定住化促進業務委託料の中で、先ほどワンストップ窓口をつくられるというお話をされたんですが、どこにつくられるのか、それからその窓口ではどのような方が対応されるのかをまずお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 新たな移住相談ワンストップ窓口につきましては、移住・定住業務を担当する政策推進課内に設置いたします。来庁者が分かりやすくするために、しっかり案内板を設置し、市ホームページでも案内してまいります。 相談に対しては、子育て、教育、住まい、仕事など、庁内の関係する部署としっかり連携しながら政策推進課全体で相談していく体制を整えていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) ワンストップ窓口をつくろうというお話は10年前ぐらいから出ていたと思うんですが、ようやく設置をするということで、あちこちの自治体をちょっと見せてもらうと非常に分かりやすいところにある。しかも、観光相談窓口などと一緒のところにあるところが非常に多いんです。いかに気軽に移住相談に来れるか。 そこで、議論の中であったのかどうか分からんのですけど、JRの駅前に匠の技案内所がありますよね。ああいうところでちゃんと分かった職員がおられて対応するほうが、市民だと恐らく東京や関西へ行っておられる御子息やら友人やらのそれの相談にまず来られて、その後本人が来られると思うんで、そういう議論はなかったのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 移住の相談については数多く受けております。その中で、やはり県外にお住まいの方の相談が多いんで、電話とかメールでのやり取りが非常に多いという状況があります。ただ、総合計画の中で倍増プロジェクトというタイトルで取り組む中で、いろんな方を対象に、もちろん親御さんの関係の中で移住をあっせんするとかそういったところもあると思いますので、市役所の中の窓口については基本的には政策推進課に置きますけれども、状況をお聞きする中で満足できる御相談ができるように場所を変えることも検討していきたいなというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) ぜひ、市民の方もそれから相談に来られる方もなかなか役所の3階というと足が重くなるというふうに感じてますので、まずはぜひ気軽に来れる場所、そしてそこに来られた人をちゃんとつないでいただければいいんで、各課へ、ぜひその検討をお願いします。 それから、その次ですけど、移住・定住化促進事業補助金、これも先ほど質問がありまして近藤議員もおっしゃっていたけど、東京圏域とそれ以外であまりに支援に差がある。この理由は国の支援事業があるというのをお聞きしたんですけど、例えば単身で東京であれば60万円、世帯だと100万円なんです。自治体は、市は4分の1負担してると。だから、単身だと15万円、世帯だと25万円市が負担してるんです。関西になると両方とも10万円になるということで、下見支援は同額支援をしてるんだけど、途端に移住になると差がつくということで、少なくとも4分の1負担してるなら同じように単身で15万円、世帯で25万円の議論がなかったのかどうかお聞きしたい。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 諸山企画部理事。
◎企画部理事(諸山陽一君) 今、議員おっしゃられたとおり、国の施策として東京一極集中を是正するためということで、そこと比較するというのもなかなか単独の自治体では非常に難しいところでありますけど、ただ現状を見ながら、先ほど申しましたけれども、関西、中京から非常に多くの方が来られてる、そこにしっかりターゲットを絞りながらもう少し考えていこうかなということで来年に向けて引き続き検討していきたいなというふうには思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 市の負担を同じにしておいたほうが市のメッセージとしては強いなと。あえて分ける必要は、国は東京に力を入れてますけど。ぜひ検討していただきたいというふうに思います。先ほどおっしゃったように、関西、中京圏からも転出も多いですけどUターンも多いということなんで、同じように力をいただきたいと。 次に、これも先ほど議員が質問されましたけど、81ページ、82ページ、企画費、15の紫式部プロジェクトです。かなり力を入れて、越前市を大々的に売り出そうという気迫が伝わってきます。幾つかお聞きしたいことがあります。 さっき言った大河ドラマ館、3億円かけてかなり力を入れるということなんですが、いつからいつまで、どれぐらいの期間このドラマ館が開館をされるのかというのをお聞きしてなかったので、それを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 大河ドラマの放映時期に合わせてでないと基本的に大河ドラマ館というのは設営できないということもあります。本市の特徴といたしまして、1月から大河ドラマが始まるわけなんですけど、1月はどうしても降雪期に入りますとお客さんのスタートもちょっと鈍くなるかなというふうに考えておりまして、比較的雪が落ち着くちょうど今頃、2月の中下旬、この頃になってくるともう降ってもそんなに積もらないということもありますので、こういったところから12月の終わりの頃まで、ドラマが終わるまで、ここら辺での範囲を今考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) ということは、10か月ということですね。 それで、設営も運営もかなりお金をかけるということなんですが、まずこの設営、展示設営を担当されるのは今のところどういうところになるんでしょうか。加えて、さっき入場料の話もあったですけど、入場のための会場の管理運営等々はどういうふうに考えておられるんかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) まず、大河ドラマ館、いわゆるお客様が来て御覧になられる建物のことでございますけれども、これを大河ドラマ館といいますが、これの展示の設営についてはNHKの系列会社でございます株式会社NHKエンタープライズ、こちらのほうが専門にやられる業者ということになりますので、そちらとの契約といいますか、そちらのほうにお願いをしてやっていくということになります。 次に、大河ドラマ館に入場料をいただいたり御案内をしたりそういうアテンドとかいろんな説明をしたり、そういったところにつきましては、これまでの例でいきますと、こちらの大河ドラマ館に全国からたくさんのお客様を誘客したいというところで全国の自治体がお願いしているのがいわゆる国内の大手旅行会社、名前は申し上げませんが幾つか頭の中に思い浮かべていただけると思うんですけれども、そういった代表的な会社のほうに運営をお願いしているというそういったのがほとんどでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 10か月の中で越前市を大々的にPRするということで今のお話を聞きました。それで、先ほど議員に回答もされましたように、期間中10か月で25万人の入場者を見込んでおられるということなんですが、紫式部といえば恐らくテレビの中心で皆さんが注目するのは京都、滋賀がメインになると思うんです。1年間、越前市にいたということでこの認知度をさらに上げるという取組をされると思うんですが、これまで各地の大河ドラマ館を御覧になって調査されたということなんですが、この20万人というのを確保しようとするとかなりの取組をする必要があるかなというふうに思います。 実は、旧今立町で平成元年に大河ドラマ「宮本武蔵」、このときに佐々木小次郎をやりました。NHKエンタープライズとの交渉もありました、実際に。だから、相当にそこら辺との事前の対策というのは必要かなと思うんですが、目標に立てられる25万人、今さっきいろいろ説明ありましたけど、相当収入対策というか、入場対策をしないとあかんなと思うんですが、そこら辺どの、今のところの取組の工夫というのはありますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) したがいまして、多くの送客をいただけるようにそういった国内大手の旅行会社というところの何社かからプレゼンというんでしょうか、そういったのをしていただきながら一番ふさわしいと思われる会社に、市が直接契約するのでございませんので推進協議会、こちらのほうで選定をしていただいて契約相手ということになろうと思います。 どうしてもこういう旅行会社さんが絡んできたりしますと、比較的こういうのはバスでの誘客というものも多く行われております、今現在も実際に。車の移動が中心に今コロナになってはなってるんですが、実際に大河ドラマ館をやってるところを見てきましてもかなりバスでの団体客が今増えてきております。そういったことを考えると、広い駐車場がやっぱり必要になってくるなと。それで、場所をいろいろ考えた際に、一番いいのは中央公園、こちらが一番越前市内の公共施設の中ではたくさんの駐車台数を確保することができますから、こちらの中のまさかりどんの館、これを使ってやっていくのが一番いいのではないのかというところで、今場所の最有力候補としてまさかりどんの館を考えていると、そういった状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 10か月余りたくさんの人に来ていただくということなんですが、恐らく大河ドラマの影響でその後もツアー客がかなり来ると思うんです。実際に、小次郎の取組をしたときも終わった後かなり来ました。大河ドラマ館そのものは10か月で終わるんですけど、そういうたくさんその後も余波として来られる人たちの対策、紫式部公園とかゆかりの館も含めて、そこら辺どの対策というのは今どういうふうに取られる予定でしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 大河ドラマ館、10か月やりますけれども、その後引き続き来られる方というのは必ずいらっしゃると思っております。昨日もちょうどNHKの夕方のニュースで武生南地区の取組なんかが紹介をされておりました。ふるさとを偲ぶ散歩道を南地区の方が清掃されていたり、あと歌とか書とかそういったものに取り組まれている取組が紹介されておりまして、地元の盛り上がりもだんだんヒートアップというんでしょうか、盛り上がってきているなあというのを私も非常にうれしく思ったところでございます。 令和5年度の当初予算におきましても、ふるさとを偲ぶ散歩道あるいは紫式部公園、そういったところの再整備を行う予算を計上させていただいております。もし大河ドラマ館に来られても、その後歩いて紫式部公園のほうに行っていただいて、式部の館とかそういったところを御覧になって、またそういった展示なんかも例えば見直していく中で、大河ドラマが終わっても、じゃあもう一回あそこへ行ってみようか、非常にきれいやった公園やったし、もう一遍あそこを秋の行楽とかで歩いてみようかとか、そういったリピートにつながるような取組というのが非常に大事だというふうに考えておりますので、そういったところをしっかり市もそして推進協議会も大河ドラマ館だけではなくて、本市のそういったいろんなまちなかにある神社仏閣であったり、そういった魅力と一緒にお伝えをしていくということが非常に大事だと思います。特に、食の部分というのは本市においても強い部分であるというふうに思っておりますので、そういったアピールもしっかりしていくべきかなと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) ぜひお願いします。 それで、今お話あったように、開催中もつないでいく、紫式部公園とかゆかりの館へ、その後もつないでいくことを考えていくというお話だったです。ぜひ、1億円近いお金をかける大河ドラマ館、いろんな制作物があると思うんです。それをその後も使えるようなものを今の段階で協議をしながらやっていく考えで取り組まれているのかというのが1つと、最後ですけど、既に京都が母体になると思うんですけど、滋賀の石山寺とかを含めてそことの連携というのも非常に重要になるかなあと。越前市そのものは知名度が向こうに比べるとちょっと弱いですから、そことの連携の取組の交渉みたいなのがあったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 大河ドラマ館には実際にドラマで役者さんが着られる衣装とか、あと役者さんの撮影の中でのエピソードとか場面場面の背景であったり、そういったものがたくさん展示されてくるわけなんです。実際に、衣装とかそういったものはエンタープライズさんは終わられたら基本的にお持ち帰りになられるというのが基本でございます。しかしながら、本市と一緒にこちらオリジナルのものをつくっていただけるような場合は、その後例えば持って帰っても向こうでは使い道がないというんでしょうか、そういったこともございますので、そういったものは一緒にできるだけ企画の中に入れていただいて、終わった後、式部の館あるいは公会堂記念館などなどいろんな文化施設での展示ということも考えられますので、そういった活用ができるように企画の段階からNHKエンタープライズさんとは打合せをしっかりしていきたいなというふうに考えております。 あと、どうしても紫式部の時代といいますとそのときの時代の中心は京都でございます。おっしゃられますように、じゃあその関係都市との連携といったところでございますけれども、源氏物語の後半の舞台となったところは御存じのとおり京都の宇治市でございます。そして、紫式部が源氏物語の執筆を始めたと言われている石山寺、これは滋賀県の大津市のほうにございます。したがいまして、この宇治市、大津市とは一緒に取り組んでいきましょうということで、特に宇治市のほうにはうちの山田市長も行っていただきまして、連携した取組をしましょうという約束を先般していただいたところでございます。本市を含めたこの3市が共同のホームページとかをつくりましょうよとか、あるいはSNSでの情報発信、あるいはスタンプラリーによる相互の誘客、こういったことに取り組みましょうという約束を今既にしているところでございます。また、今回のドラマのメイン舞台となるであろう京都、こちらのほうにつきましては京都文化交流コンベンションビューロー、こちらのほうにうちの山田市長も行っていただきまして、11月1日が古典の日というふうになっていて、これは紫式部日記の中に源氏物語というのが初めて登場した日が11月1日ということで、それが古典の日となって法で定められた日なんですけれども、こういった日に例えば連携した京都とうちで連携したイベントができないかとか、そういったところを市長レベルでの協議、そういったところも今進めていただいているところですので、十分連携をしてやっていきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) ぜひ、頑張っていただきたいと思います。期待をしています。 それでは次に、ページ101、102、7の諸費、生活安全対策費、安心安全まちづくり事業についてお聞きしたいと思います。 空き家解体の問題は、いろんな議員の皆さんがこの議場でも提案をされ、いろいろ対策をされてるということであります。私たちの周りにもどんどん空き家が増えてきまして、その対策に皆さん苦慮されてると思うんです。今年の予算で見ると新しい事業が幾つか出ていますので、その新しい事業についてまず教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 今年度当初予算で計上しました新規事業及び拡充した事業について私のほうから説明をさせていただきます。 まず、老朽危険空家解体撤去事業補助金についてでありますけれども、令和5年度からは老朽危険空き家の解体補助の補助上限を通常ベースの50万円を70万円に、準老朽危険空き家の解体撤去補助事業30万円を50万円にそれぞれ引き上げました。また、特殊加算は20万円を30万円としました。その特殊加算といいますのは、延べ床面積が200平方メートル以上の比較的大きい空き家、また主たる構造が非木造、木造でない空き家の場合の解体撤去に係る加算を30万円といたしました。これにつきましては、市民からの相談でありますとか空家等対策協議会の中で、今現在解体費等もかなり値上がりしているということで、そうした御意見も踏まえながら拡充したというような事業でございます。 あと、もう一件ございまして、空き家適正管理促進事業、これを令和5年度から新規事業として1件当たり年額上限3万6,000円の10件分、36万円を計上いたしております。この事業内容でありますけれども、特に遠方に住まわれまして所有者自身で管理が難しい空き家を管理代行サービスを利用して適正管理をしながら空き家の利活用や売買など流通促進を図ることを目的とするものでございます。 補助金の制度の内容でございますけれども、県の制度設計を基に市の補助要綱によりまして管理代行サービスを利用した空き家の所有者、具体的には外観調査でありますとか建物内部の確認、通水、郵便物確認、敷地内の草刈りなどのサービスですけれども、こうしたサービスを利用した空き家の所有者等に対しまして、費用の3分の1以内で年額上限3万6,000円を3年間支援するというようなものでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 非常に増えている空き家解体について、今年度予算を増加して対策をしようという意気込みがよく分かります。 今お話があった新しい取組、増加した取組を踏まえて、予算を増加するだけでこの空き家の問題、前進していくだろうなというのをお聞きしながら感じてたんですけど、最も大きいのは所有者の問題、相続の問題、いろいろ絡んでくると思うんです。その件はどんな議論があって、どういう対処をされようとしているのかというのが一つ。 それから、管理促進事業の補助金、これ県との連携もあるんでしょうが、それを代行サービスをする事業所、それはどういうところにお願いをして、今お話があったいろんな情報、10件ぐらい今見てるんでしょうけど、きめ細やかな体制ができるのかなというのを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 空き家対策につきましては、予防でありますとか利活用でありますとか解体支援でありますとか、あらゆる面の総合的な対応が空き家の抑制につながると思います。今回、空き家の適正管理事業につきましては、なるべく早期の段階で利活用ができる空き家を管理することで流通につなげていく、これが1本。2本目は解体撤去事業補助金ということで、もう老朽化しまして放置された空き家をどう処分していくのか、それが1点。あと、ソフト面で本年度から始めた事業で市政出前講座、これを実施しております。こうしたことで地域の皆さん方の協力も得まして、地域ぐるみでといいますか、総合的な空き家対策を進めていくということを考えております。 次に、空き家の管理代行サービスについてでありますけれども、これは県の登録制度による登録事業者がサービスを提供するということになります。サービスの内容は、先ほど言いましたけれども、外観調査などの管理を行うものでございます。また、サービス事業者は空き家所有者等と契約を締結し、定期的に状況確認などを所有者のほうに報告することとなっております。 なお、本市を管理代行サービスの対象エリアとしている登録事業者、これは今の段階で6社ということになってございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) ありがとうございます。空き家がどんどん増えている地域ではその解決に非常に悩んでるという状況がありますので、市のこれらの取組、しっかりPRをしていただいて地域の悩み解決につなげていただきたいなというふうに思います。 これで質疑を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 私から1点だけ質疑をさせていただきます。 80ページの下のほうの9番目の地域公共交通対策事業、この予算の中のうち、新年度予算案で地域交通対策事業の1,595万1,000円というのが計上されてます。それが、82ページになりますが、82ページの上のデマンド交通実証実験事業委託料、さらには自家用有償旅客運送実証実験事業委託料、さらには自動車借り上げ料、この3つで1,595万1,000円という事業だと思うんです。この新しい事業を簡潔に御説明ください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 今回、予算計上させていただいております事業について御説明をさせていただきます。 まず、デマンド交通の実証実験事業でございますが、これは北陸新幹線たけふ駅周辺の地域と今立地域の2つのエリアにおきまして、交通事業者と連携いたしまして予約制の乗り合い交通、この実証実験を行おうというものでございます。何しろ本市の特徴といたしまして新駅、新幹線が新しく別の場所にできますので、そこら辺ど一体と、あと今立地域、こちらの2つのエリア分けをいたしまして実際に実証実験を行おうというものでございます。 次に、自家用有償旅客輸送実証実験事業、これは御案内のとおり、坂口地区におきまして自家用車を利用いたしまして地元の方々が乗り合い交通の運転手となられて、その実証実験を行おうというものでございます。 3つ目でございますが、市民バスの再編業務委託料、これにつきましては令和5年度から6年度にかけまして市民バスの乗り込み調査あるいはアンケート調査、市民バスのルートやダイヤ、デマンド型交通との最適な組合せ、こういったものを検討していこうというものでございます。実際には、令和5年、6年度と2か年の作業になりますけれども、支払い時期が令和6年度となりますので、債務負担行為で設定をさせていただいた取組といった内容でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 今、部長から御説明いただきまして3パターンということでございますが、最終的には最後御説明いただいた市民バスとかデマンド交通それから自家用の車でやる、そのデマンドを併せたのを今後考えていくための実証実験を今からやっていくということですね。 それで、我々、地域
公共交通対策特別委員会が2月9日に坂井市へ視察に行ってまいりました。坂井市はすごく取組が早いんです。2年間で仕上げちゃったんです、素早い動きで。3地区に停留場がたくさんできてそこが増えたと。そして、あと一地区は山のほうです。坂口地区みたいな、竹田地区、これは今自家用でやるということ。これ2年間でしちゃったんです。越前市は、今特にさっき部長がおっしゃったように、坂口地区の事業の展開が遅いと思うんです。本格的に運行するのがたしか令和6年の後半ぐらいだと聞いております。もうちょっとスピードアップして全部この3つをやれないものか、お聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) ありがとうございます。実際に坂井市のほうで私もどういった感じで取り組んだのかというのをお聞きをしたところでございます。実際に、一部の地区で実証実験をして、それを一気に全市的に広げたというのが坂井市のやり方であったかと思います。うちのほうも今令和5年度の予算におきまして実証実験の予算を持たせていただいておりますが、できる限り早く本格始動すべきだというふうに考えております。今ほど議員から言われましたデマンドであったり有償であったり、あるいはバス等のそんないろんなミックス、一番適したものをチョイスしながら実行に移せるものは素早く実行に移していくというのが大事であると考えておりますので、年度末まで待つことなく、可能であったらゴーという形でやっていきたいと考えておりますので、そのときはまたよろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 部長に意気込みを語っていただいたのでなるべく早くやっていただきたいと思いますし、新幹線は来年ですから、それから福井県内、かなりデマンド交通が進んでます、自治体。越前市は若干遅れてるんじゃないかなという気がしておりますので、北陸新幹線が来ると、駅ができるということなので、しっかりとリーダーシップを取って進めていただきたい、そのように思っております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) お願いします。 私のほうからは105、106ページの民生費の社会福祉費の中で11番、社会福祉センター管理事業、この指定管理の委託なんですけれども、この内容を教えていただけますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 社会福祉センター管理事業の指定管理につきましては、旧今立町にございます社会福祉センターを指定管理で運営していただいているもので、現在令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間、越前市社会福祉協議会に委託しているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) 3年に一度精査するということなんですけれども、今回予算の中で4年度の予算が3,100万円やったのが4,200万円という1,000万円近く金額が上がってるんですけれども、この理由について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 令和4年度当初予算と比較いたしまして約1,000万円の増額につきましては、燃料価格高騰による灯油代、電気料等のエネルギー価格の著しい高騰による管理運営経費の増大に対応することが主な理由でございます。これにつきましては、令和4年度委託料については補正予算で対応いたしましたもので、令和5年度委託料につきましては当初予算で対応するものでございます。あわせまして、次年度の管理体制に合わせて人件費等を見直したものでございまして、合わせまして約1,000万円ということになっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) 12月補正で600万円ほどの補正がございました。ほかの管理委託もそういう金額で増額をされておるところでございますけれども、そうやって高騰したということはもうこれは否めない事実ですし、ほかの管理者においても非常に困惑しているところであろうとは思いますけれども、そういった中で同じようにしきぶ温泉ですとかいろいろな管理ありますけれども、補正予算でそのような金額が上がってきたと。じゃあ、次の当然今年の予算の中に反映されて上がった分は当然上がるということで補填されてくるんだろうと思いますけれども、ほかの管理の上がり具合を見てみましても割合的に非常に抑えてあると。ここの社会福祉センターのみが補正予算以上の1.5倍のまたアップになってるというその理由を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 1,000万円の内訳につきましては700万円程度が光熱水費、管理費によるものでございまして、あと300万円につきましてはほかの管理運営の経費の増大も含めまして人件費を見直したものでございますので、先ほどの説明のとおりでございます。あわせまして、今先ほど一つの例としてしきぶ温泉以外の管理事業がございましたが、こちらも803万円の増とさせていただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) そういう高騰のところはございます。そうした中で、今度公共施設のLED化という中でこの社会福祉センターもLED化になるんでしょうか、もうなってるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) すみません、もう一度言っていただいてもよろしいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) 今回、また予算で77か所の公共施設のLED化ということで、公共施設の電気代を抑えるために施策をされるという中でございますけれども、そうした中で社会福祉センターはもう既にLED化されてるのか、今度されるのか、お尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 公共施設のLED化につきましては、議員おっしゃるとおり、77か所について今後やっていくというふうな話でありますが、その中には社会福祉センターについては入っていないというふうなところでございます。各事業において既にやってるところもございますし、例えば学校施設とか計画に基づいてやるようなところについてはしっかりと所管課においてLED化をやっていくと。それ以外の場所について今後LED化を3年間かけてやっていこうというふうな内容でございまして、社会福祉センター、今77か所の一覧表を私持ってますが、再度確認させていただきますが、今の手持ちをざっと見る限りは入っていないのかなあというところでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) であるならば、なるべくそういう予算というものを抑えるためにもそういう省エネ化、そうしたものも今後考えていっていただきたいなというふうに思うんですけれども、そうした考えはあるのかお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 社会福祉センターにつきましては、こちらのデマンド管理やLED化につきましては順次計画的に進めていただいていますので、ここにつきまして完了してるかどうかにつきましては今手元にないんですが、順次進めていると考えております。また、ここにつきまして社会福祉センター使用につきましては、光熱水費につきましてはここを利用している団体からも実費徴収として光熱水費などはいただいていくことになっておりますので、あわせまして歳入のほうも連動して増額とする見込みとなっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) 分かりました。3年、3年という見直しの中で、ずっと続いてきた予算が急激に上がったもんですから、いかがなものかなというふうに思いましたので質問をさせていただきました。今後は、鋭意省力化という形で少しでも経費を抑えるようにしていただければなというふうに思います。 続きまして、125、126ページ、民生費の中の児童福祉費でございます。 2番の児童発達支援事業、この中で支援センター業務委託料というものが今期新たに出てきましたけれども、この内容についてお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) この児童発達支援センター業務委託料につきましては、越前市児童発達支援センターなないろの委託の部分でございます。 なないろにつきましては昭和51年から身体障害者の療育を実施するための事業として開始し、平成12年からは武生市福祉健康センター、アル・プラザ武生4階のほうに場所を移して事業を継続し、発達障害の子供や診断はないが個別に支援が必要な子供への療育があったことからグループ療育を開始しているところでございます。児童福祉法改正によりまして、平成25年からは児童発達支援センターなないろとして子供のグループ療育のほか、地域における発達障害の子供や診断がないが個別に支援が必要な子供とその子供への支援の中核的な役割を担ってまいりました。このたび一部を民間に委託いたしまして、これまでは就学前、小学校に入るまでの子供さんの療育を中心としてまいりましたが、学齢期、小学校以降の子供さんに対しても事業を拡大するためにその一部の拡大する分を委託料として2,610万円計上したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) このなないろという施設ですけれども、発達障害ということで私ども身近にいる子がいなければなかなか分からないところなんですけれども、そうした中で現在なないろに従事されている方というのはどういった方で、何名おられるのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 今現在対応しておりますのは、保育士2人、言語聴覚士1人、臨床心理士1人、理学療法士が2名おります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) ということは、今ここには職員3名、そして会計年度職員ということで上がっておるわけですけれども、合計6名の方で運営をされているということでよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 正規職員3人と会計年度3人となります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) そうなりますと、今までは就学前の子供たちを見ていたということで、この業務を委託する範囲が18歳までって聞いてるんですが、それでよろしいんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) はい、18歳までとなります。高校3年生相当になりますので、18歳を迎えましたその後の3月31日を大体めどとしております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) 就学前の子供たちであるならばまだこのメンバーで対応できるんだろうというふうに思いますけれども、それが就学後18歳までということになりますと、今度は発達障害とかいろいろな障害の内容というものが多岐にわたってくるんじゃないのかなという懸念があるわけですけれども、そうしたときにそれに対応できる職員といいますか、そうした人員の確保というものはどのようにお考えになってるのかお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 先ほど市が6人体制ということでお話ししましたが、それに加えまして民間事業所に委託している部分としまして5名の体制をお願いしているところでございます。保育士1人と児童指導員3人また責任者1人という5人体制で拡大した部分、市の6人とそこに新たにまた地域連携推進マネジャーとして調整役を担う職員として活躍させていただく予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) 今、保育士1人とか増員がありましたけれども、就学前であれば保育士という形、保育士という業務の内容ですよね。それが18歳までのもう大人になろうというような人たちに対して、カウンセリングですとかそういったものがしっかりとできるのかどうかをお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) そこにつきましては臨床心理士や保健師といったところの職員もおりますので、こちらの有資格専門職で対応してまいります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 清水一徳議員。
◆(清水一徳君) このなないろの業務といいますか、そういったものは非常にいいことだと思いますし、これからますますそういった子供たちというものが増えてくる、まだしっかりと発見されないと言ったら語弊があるかもしれませんけれども、親御さんたちが気づかないうちに発達障害になってる潜在的なお子様もいらっしゃるかもしれません。そういった方々が安心してこういう施設でしっかりと療養を取って、そして社会人としてしっかりと羽ばたけるような施設であってほしいなというふうに思いますんで、そういう点でせっかくこうした委託料という形で予算を取って拡大していくわけですから、これはもう行政がやってる団体というか、施設ですから、しっかりと見守っていきたいなというふうに思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。 私の意見はこれだけです。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) では、お願いします。 85、86ページです。 多文化共生推進費の多文化共生推進事業の部分ですが、これ本議会が昨年から決算審査から提言までというところで取り組んでいる論点を意見として申し上げた部分の一つであります。それが多文化共生推進事業のところでありますが、そこで議論されたのが地域での取組と日本人、外国人との交流を積極的に展開してほしいという意見があったんですけど、その部分でこの予算に何か反映してる部分がありましたら言ってください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 決算審査会の御意見として多くの意見また課題等もお示しをいただいたわけでありますが、この中で多文化共生を進める上での現状として、日本人市民と外国人市民との交流機会が少ない、また外国人市民の地域活動への参加を増やすための啓発活動が十分ではない等の課題も挙げられています。 これらのことから、国際交流協会や外国人雇用企業など関係機関と連携をした多文化共生の地域づくり、これに重点を置き、国際交流協会への補助金、外国人市民向けの行政情報作成委託料など、引き続き多文化共生の意識啓発の醸成に向けた予算を計上したところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) いろんな議員の意見もあり、そしてまた今後、当該団体との意見交換会も積極的にというふうに思っておりますが、そういうなことを踏まえてしっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思っています。 次に、戻ります。80ページのところです。79、80の地域交通対策事業です。 これは昨年までは公共交通対策事業という名称だったかなと思いますが、その変更点というか、変更の理由と変更点がありましたらお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 今回、これまで公共交通対策事業として予算計上していた事業を地域交通対策事業という形でまず事業名を変更させていただきました。その理由でございますけれども、今年度において実証実験を行おうとしておりますデマンド型交通や自家用有償旅客運送など多岐な交通手段、こういったものを今後導入していく必要があるということを考えていくと、これまで公共交通と言っていた電車、バス、タクシー、こういったものに限定することなく、有償旅客とかいろんな様々なことを検討していく必要があるという、広く考えるという視点に立って、地域公共交通のほうがより適した事業ではないのかということで、総合計画でも公共交通というものをこの地域公共交通という名前に変えて、それに合わせてこの予算の事業名も変更をさせていただくことといたしました。 具体的に変わった点を少し申し上げさせていただきますと、先ほど川崎俊之議員の質問にちょっとお答えさせていただきましたが、デマンド交通の実証実験の委託料、あと自家用有償旅客の実証実験の委託料、そして自家用有償旅客運送の自動車を市のほうで借り上げてそれで坂口地区へお貸しして実証実験をいたしますので、その自動車の借り上げ料、こういったことも計上しましたし、あと来月グランドオープンいたします北府駅の鉄道ミュージアム、こちらの管理経費なんかもこの中で一緒に見ておりますので、公共交通というよりもいろんな地域交通をいろいろ知っていただいて、広く周知していこうという考え方からこのような事業名に変更をさせていただいたという趣旨でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 先ほど3月補正の部分でも聞きましたけど、最終的にはここに地域交通ということで路線バスも福武線支援も入ってくるということなんですが、取組をしっかり入れていくという意味では最初から計上のほうが分かりやすいのかなというふうに思います。地域交通、いろんな面でいろんな角度から点検をして、より効率のいい負担の少ないものにぜひしてほしいなというふうに思っているところです。 それと、その前の特急・新幹線対策事業のところです。 ここで並行在来線の会社経営安定基金拠出金、並行在来線新駅設置支援事業補助金とありますが、ここのところで拠出金はいつまでとかいつからかとか、駅の設置支援事業補助金はいつまで、完成はとか、そういった時期とか、それとこの両方に係る在来線にこれから並行在来線の運営が始まってきて相当の赤字が見込まれるんじゃないかなというふうに思いますが、そういったところへの拠出はしっかりと確保というか、考えているのか、そしてここにこそ公共交通の、先ほど基金の設置がありましたけど、公共交通に対する基金などの考え方があるのか、いろんな点でお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) まず、並行在来線に関するお尋ねでございますけれども、2つございます。 まず、1つ目が、資本金という形でこれまでに並行在来線の会社に資本金として支出してきた分がございます。これを越前市の負担額で申し上げさせていただきますと、令和元年度に1,500万円、令和4年度、今年度でございますけれども、3,240万円でございます。そして、あと県内全ての市、あと県等を合計いたしますと、あと民間企業も2億円ほど出していただいておりますので合計いたしますと20億円なんですが、それにあと鉄道・運輸機構も一部負担していただけるというふうにお聞きをしてますので、総額で26億2,000万円が資本金という形で並行在来線の会社の資本金となるというふうにお聞きをしているところでございます。 そして、実際に新幹線が開業をいたしましてこれまでJRであったものがいわゆる第三セクターという形で運行をされていくわけですが、実際にハピラインにつきましても赤字のレーンになるであろうという想定額が示されたわけでございます。その赤字額の合計といたしまして、10年間で70億円という赤字が見込まれると、全体ですけれども。それを県と市町で負担をしてほしいということになっております。半分の35億円をたしか県のほうが負担されて、残りの35億円をその市町のほうで拠出をするというそういうスキームだったかなというふうに思っているんですけれども、それで沿線市町の負担が35億円ですが、それが経営安定基金という形で実は県のほうに各市町からいただいたものを基金として積み立てようというスキームになってございます。それで、一番最初に始まるのが令和5年度からの拠出でございまして、越前市においては令和5年度と6年度で2,300万円、令和7年度から令和11年度までの5年間が毎年4,700万円、そして令和12年度から令和16年度の5年間につきましては、令和12年度から令和15年度の4年間が2,700万円、令和16年度の、最後の年という形になりますけれども、この期間では、2,900万円、合計4億1,800万円が一応拠出する額ということで示されている状況でございます。これに対しては、今、県のほうではこれを基金の中に積み立てていくということになっておりますけれども、これに対してうちのほうで今財源で基金をもってするかどうかというところまではまだ検討はしていない状況でございます。一般的な財源で対応していく予定と考えております。(「補助金は。」と呼ぶ者あり)補助金というのは。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 一遍に2つ言ったんで。並行在来線の新駅設置支援事業補助金、これについても今後の計画を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 並行在来線の新駅設置につきましては、ちょうど武生駅と王子保駅、こちらの中間地点に当たります畷町地係、こちらのほうに新しい駅を設置する予定でございます。その設置につきましては、ハピラインふくいさんのほうで設置をしていただくということになりますので、それに対しての補助金を持たせていただいていると。 なお、完成の予定時期でございますけれども、武生商工高校がワンキャンパス化する令和7年4月、こちらの完成に向けて今実施設計であったり工事のほうを進めていく予定というふうにお聞きをしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) ということは、この事業補助金は令和6年で終わるという考え方ですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) ごめんなさい、今手元に複数年の割り振りの表を持ってなくて、大変申し訳ございません。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) この補助金は駅設置支援事業ということなので、駅設置に関してはそれで終了かどうかというのをまた教えてほしいと思いますが、いずれにしても並行在来線については今後、先ほど越前市が令和16年まで4億1,000万円、それぐらいで済むかどうかというのは非常に不安なところがありますけど、そういった見通しについては随時説明といいますか、決まる前にしっかりと説明をしながら議会とも相談していただきたいなというふうに思っております。 次に、今度、予算書の30ページと56ページのところで、30ページについては総括のところがありますが、市税が前年の決算から比べると、予算でいくと3億円の減ですが、決算でいくと7億円を超える減になるのかなと。また、地方交付税も減っていく中で、逆に寄附金とか繰入れとかで増えていくというところがいろいろ記載をされておりますが、今回の前年と比較して変更点とか特徴のあるところ言ってください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 令和5年度予算の歳入の特徴ということでのお尋ねかと思いますけれども、まず、今、議員が言われましたように、市税につきましては前年度比3億円減額という形での計上をさせていただいたところでございまして、その要因は半導体不足でありましたり光熱水費の高騰、これに加えまして原材料や資材費の高騰が企業経営を圧迫しており、法人市民税を2億8,450万円の減として、その結果、市税全体で3億円の減とさせていただいたところでございます。 ふるさと納税寄附金は好調な伸びを維持しながら推移しているということから、前年度比4億円増の12億円とさせていただきました。 繰入金につきましては、前年度比5億5,000万円の増額をいたしました。主なものといたしまして、財政調整基金から2億8,000万円の増、減債基金からは2億8,000万円の増、この2点が主な要因かなと考えております。 諸収入でございますけれども、越前三国競艇企業団からの事業収益金、これを2億円を見込ませていただきまして計上をさせていただきました。 地方交付税につきましては、前年度比5億円の減額を見込んだところでございます。令和5年度の国の地方財政対策によりますと、普通交付税と臨時財政対策債を合わせましたいわゆる実質交付税、これにつきましては前年度比2.5%の減というふうに示されたところでございます。これをベースといたしまして、本市の公債費に占める交付税算入額などを試算いたしまして、本市の普通交付税と臨時財政対策債を合わせました実質交付税は約1.0%の減としたところでございます。 国庫支出金でございますが、前年度比4億9,000万円の減額となりました。その主な理由は、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金、これが2億4,000万円の減、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種関係の国庫支出金が2億2,000万円の減、こういったことから4億9,000万円の減となったところでございます。 市債につきましては、法人市民税の減収を見込んだことにより減収補てん債を3億円計上させていただきました。前年度比約1億1,000万円の増となったところでございます。 令和5年度全体の予算といたしましては、総合計画に基づく施策の推進を図ることに加えまして公債費がピークを迎えるということも分かっておりましたし、あと
企業立地促進補助金の増、あと電気料などの物価高騰もあり、市税の収入が減少する中、厳しい予算編成が編成の前から見込まれていたところでございます。したがいまして、3月補正予算におきまして減債基金の積立てなどを行うことで対応をさせていただいたところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) 市税などの落ち込みを国からの交付金等で賄い、さらに寄附金と諸収入で賄っていくというそういった歳入の中身かなというふうに思ってます。市税の落ち込みということは、市民も苦しんでるし企業も苦しんでるというそういった状況なんです。ですから、先ほど言ったように、苦しんでる市民を、事業者をどうやって支援するかという取組を今年度の予算で考えなければいけないということなんです。当然それを反映された予算かなというふうには期待はしてるんですけど。 60ページに競艇事業収入で2億円計上してありますが、これ令和4年度は2億5,000万円が3月補正で上げられたというところですが、今回当初で持った理由は何かありますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 近年、競艇事業収入につきましては好調に推移しているというふうに三国競艇のほうからもお聞きしてございます。実際、来年度当初予算、令和5年度の収入として2億円程度は見込めるであろうということで当初予算の中に計上させていただいたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) これボート全体の売上げというか、利益からするとどれぐらいの比率なんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 令和4年度の割合で申し上げさせていただきますと、坂井市のほうには25億円が行っているとお聞きしてございますし、本市のほうには2億5,000万円というふうにお聞きをしております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) ということは、坂井市の1割がこっちへ入ってくると。それはもう決まりのことなんですか。今年、令和5年度で2億円当初で持ったということは、補正でもそれが今後伸びる可能性があるということで当初で持ったということですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 2億円ですよと言われて令和5年度は持ったわけではございません。実際に幾らになるかは、またもし増えればこんなうれしいことはございませんので増額の補正をさせていただきたいと思いますし、実際にその1割と比率のことにつきましては、どの時点からそういったことになっているのか私も過去の歴史を調べておりませんので申し訳ございませんが、どこからかの時点でそのような割合に決まってきたのか、どういった経緯で決まったのかまでは存じ上げておりません。申し訳ございません。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志議員。
◆(橋本弥登志君) これは大事なことなんで、常に坂井市の1割しかもらえないのか、いや、そういう構造じゃないですよと。歴史から見ると、越前市と坂井市は同等のものである、そういう考え方もあるので、できた背景と経過と、そしてなぜこういう割合になってきたかというのをやっぱり精査する必要があるかなと。交渉の問題で行けるなら幾らでも市長同士で交渉してもらって、しっかりと確保してもらえればさらにありがたいし、次の補正に期待するところが多いので、補正に期待するから当初で上げたのかなという期待感も持ってますので。そこらをちょっと、部長、知らないというんじゃなしに、しっかりと経過を調べてしっかりと財源確保をしていくということが大事なので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で終わります。
○議長(吉田啓三君) 暫時休憩します。 再開を午後2時15分といたします。 休憩 午後2時04分 再開 午後2時14分
○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 質疑を続行します。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) よろしくお願いいたします。2点ほどお願いをいたします。 まず初めに、予算書82ページ。 先ほどから紫式部プロジェクトということで企画部長のほうから大変丁寧に説明もいただきました。大体のことは分かってまいりました。今回の山田市政の目玉商品になるのではないかなというふうに思いますし、やはりこれは市民全体を挙げて取り組むべき事業だと思いますので、その観点からこの2億4,200万円をかけてやることに対して、ほの中身についてもう少し詳しく御説明をいただきたいなというふうに思います。 今回のこの紫式部プロジェクト、まさかりどんの館を軸にしてやろうということは分かりました。しかしながら、一過性のイベントで終わってはならない、これが思い。行政も皆一緒だと思うんですが、やはり市民の方々、例えば中心市街地であるとかいろんなところにも波及して、これが起爆剤となってこの事業が終わった後も波及するといった形を取るべきだと思うんですが、この概要説明の中に市内の観光施設や飲食店の波及を図りますということも書いてあるんですが、このプロジェクトをするに当たって市街地に対してのアクションといいますか、そういうものをどのように考えているのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 今回、多額の予算計上をさせていただいております紫式部プロジェクトでございます。この取組は、本市の魅力を市民がまず誇りに思っていただくということが非常に大事であります。そして、それを世界に発信して、文化、芸術、産業の振興など幅広く広げていく、こういったことが大事で、これを紫式部というプロジェクト、そしてひいては文化県都宣言プロジェクトともう一回り大きなプロジェクトに育て上げていく必要があるというふうに考えているところでございます。 紫式部プロジェクトにつきましては、推進協議会というものを来月設置いたしまして事業の運営をしていただくということになりますけれども、実際にこの推進協議会に入っていただきます県であったり経済団体であったり観光団体あるいは文協とかアカデミーといった文化団体、こういったところ等はもちろん推進協議会の中に入っていただきますけれども、実際にこの紫式部プロジェクトに御賛同いただける企業さんとか団体の方、こういった方々に広く継続的に入っていただくような取組をしていく必要があるなと。それによってこの企業さん方たちも一緒に紫式部プロジェクトとか団体さんもこれを盛り上げていただくと。こういったことによって、事業の継続性というものも出てきますし広がりというものも出てきます。したがいまして、この活動が大きくなればなるほど市全体の盛り上がりというものが出てくるというふうに考えておりますので、源氏物語アカデミーをはじめといたしまして各団体が紫式部に関連したイベントをやっていただけると思いますので、そういったところにできるだけ市民の皆さんも団体の皆さん、企業の皆さん、そういった方々が多く御参加いただけるように促していく必要があると考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) いろんな様々な企業とかいろんな団体関係がこれに参画して成功に向けてやろうということは分かるんでありますが、やはり市民の機運といいますか、盛り上がり、これが非常に大事でありまして、開催中に当たり、例えば市街地を外遊するとかいろんな仕掛けをしっかりやっていかないと、この期間中の10か月間で終わってしまって期間中のそのイベントだけで、ああ、よかったねで終わるんではなくて、期間中に市街地を回ってすばらしい市内の町並みが分かったと、それでまた行きたいという流れをつくっていかないと駄目なんで、この期間中の間にこれを機に市街地の活性化でもあったりいろんなところを見ていただくための仕掛けをしっかりとやっていただいて、そしてまた市街地の商店街の皆さんとかいろんな方々にもいろいろと一緒になって取り組み方を説明しながら市民を巻き込んで一緒にやるということをぜひとも考えていただきたいんですけど、もう一度お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) いわゆるまちなかへの波及効果ということでの御提案かと思います。実際に、紫式部公園があるのも南地区、中心市街地から非常に近いところにございます。まさかりどんの館で今、大河ドラマ館をしようと思っております。それも一応中心市街地のエリアということもあります。そちらにお越しになられたお客さんを、先ほど申し上げましたように、ふるさとを偲ぶ散歩道を使ってまた行っていただいたり、あるいはまちなかにはタンス町であったり寺町であったり、あとあるいはお寺にちなんでいろんな料亭文化とか、あと和菓子文化とかそういったお店がたくさんございますので、そういったところと連携しつつ、例えば紫式部何とかセットか分かりませんけれども、今いろんな仕掛けをしていくということが非常に大事であるというふうに考えておりますので、そういった部門におきまして推進協議会の中でも各団体が積極的に協力していきますよという意思表明をしていただいておりますので、そういった連携をしっかり密にしながらやっていく必要があると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) よろしくお願いいたします。 それで、もう一つお聞きしたいのですが、80ページ、北陸新幹線開業記念事業ということでイベントを考えているということなんですが、この内容についていま一度お聞かせいただけますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 北陸新幹線の開業イベントといたしまして、先ほどたしか土田議員の御質問でお答えをさせていただいたかと思うんですが、4つほどイベントを実施したいと考えていると申しました。1つ目は、新幹線車両がもうあと何か月かすると試験走行というのを始めます。本当の運行前に試験走行しますので、そういったときとか、あるいは実際に駅が開業するのは来年の3月ということになろうかと思いますけれども、そういったときの歓迎セレモニー、子供たちが、例えばですけれど旗を振ってするとか、今ダンスも地元の小学校のほうでは練習されておりますのでそういったもので盛り上げるとか、そういったものもあるのかなと。あと、駅舎見学会というのが2つ目にございます。あと、3つ目には武生商工高校の生徒さんによりまして、開幕まであと何日というようなそういうカウントダウンボード、これの制作をお願いしたいと考えています。そして、4つ目といたしましていろんなノベルティーグッズであったり、あるいは手仕事プレミアムといいまして伝統工芸品を詰め合わせたようなそういうグッズ、要は開業記念グッズ、こういったものをつくってアピールをしていきたいというふうに考えているといったところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) ありがとうございます。 それで、これも行政主体でやるわけでもありますけれども、いろんな方々がこのイベントに参加できるということが大事なことで、車社会であるけれどもお年寄りの方はなかなかこんなところにここまで来て参加することはできないということになるんです。一人でも多くの方にこの新幹線を祝ってもらおう、オープンを祝ってもらおう、そういう気持ちを持つためにも、何かいろんな方々、高齢者の方もここに参加できるような工夫をしっかりしていただけるとありがたいと思うんですが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) いわゆる新幹線の新しい駅でやるイベントにつきましては、今後開幕1年前イベントということで、これ産業部のほうで予算を持たせていただいておりますけれども、道の駅を中心といたしまして毎月食のイベントなどを開催をしていきます。交通の便ということでいいますと、今現在JR武生駅を中心とした交通の基点組立てという形でそこから枝状に伸びている形になっておりますが、新幹線が開業するということになりますと、あちらとこちらと二極化して双方に結んでやっていくと、そういったことが必ず必要になってまいります。もちろん本市のJR武生駅で西から止まっていたものが新幹線の駅まで延伸していただく必要がございますし、場合によっては鯖江市さんなんかも鯖江駅で終点となっていたものをこちらまで伸ばしていただくとか、そういったそれぞれの市町の取組というものも必要になってくる。うちの市民だけ中心で考えるというよりも、新幹線の駅は丹南エリアの窓口という感覚を持つことが非常に大事でございますので、そういった移動の確保というんでしょうか、そういったものが必要になってくると思います。ただ、アンケートの結果によりますと、新幹線で来られた方はタクシーやレンタカーを主に使って移動したいというお声が上がっておりますので、そこもしっかり充実していく必要があると考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) ありがとうございます。 今、部長が言われましたように、丹南が一緒になって盛り上げていくということが大事なことなので、越前市としてもこれをやることでありますけれども、例えばいろんなイベント、丹南を中心としてやるというのであれば、ほかの近隣市町村からも一緒の予算的なものがこのイベントに対して何か出てるんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 基本的に駅の予算といいますのは県の補助金もいただけるということなんですけれども、新しく駅を設置いたします、北から順番にいくとあわら市、福井市、越前市そして敦賀市というふうにお聞きしてございますので、そういったところでの予算計上ということになります。ただ、連携して取り組んでいく必要があると考えておりますので、また来年度に向けての今後各自治体との協議とかというのも必要になってくるかなと思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) 繰り返しになりますが、越前市だけでやるのではなくて、丹南地区が盛り上げてやるようにしっかりと取り組んでいただきたいなと。議員、我々も一緒ですけれども、いろんな面で一緒に盛り上げていきたいなと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) お願いいたします。 まず、82ページの紫式部プロジェクト事業。これ、3人の議員の方が大変詳しく質問されてまして答弁もしっかりされてましたので、内容や予算の内訳とか全て理解できました。先ほど、大河ドラマ館の終了後のそれこそリピートにつながる取組というのをおっしゃってましたので、その中で大河ドラマ館から紫式部公園へ行く遊歩道も整備されるとのこと。そうすると、途中にかこさとしさんのらくがあるんです。そうすると、らくには結構県外から人がいらっしゃってる。対象になる方はちょっと違うかもしれないんですけれども、文化に興味がある方は、ああ、こんなところにかこさとしさんのという形になると思うので、その辺の連携はどのようにされるのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 連携につきましてはこれから話し合っていくということになろうかと思います。実際に、大河ドラマの撮影もまだ始まっておりませんで、今日ようやく為時役が先ほど発表になりました、配役が。ようやく発表になったところで6月頃から撮影が始まってきますので、そういった状況を見ながらしっかり、今、議員おっしゃられますように、越前市内にあるそういうPRできるもの、特にかこさとし先生のらくにつきましては非常に県外の方が多いです。私も教育委員会にいて実際よく存じ上げておりますが、大変人気の施設でございますのでそういった方々にも紫式部をしっかりPRできるようにしていく必要があると考えておりますし、またまちなかにはちひろの生まれた家というものもございますので、二大日本の絵本作家が関係ある土地でもございますので、そういったところもしっかりアピールしていきたいと。観光協会とも連携をしていく中でそういったこともしていきたいし、教育委員会ともしっかり連携をしていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) よろしくお願いしたいと思います。 それで、推進協議会の中には源氏物語アカデミーのメンバーも入ってると思うんです。この源氏物語アカデミーに関しましては30年以上前からもう源氏物語と紫式部ということでいろんな事業に取り組んでるんですけれども、今のこの瞬発的な事業だけじゃなくて、これから継続的に今回の大河ドラマをチャンスにきちんと継続していくような形の支援をしていただきたいなと思ってるんですけれども、もともとが80人から100人ぐらい県外から源氏物語に興味を持ってる方がいらっしゃってるという経緯がありますけれども、皆さんだんだん高齢化してきているという現実がありますので、その辺新しくこのチャンスを生かしていただいて支援していただきたいと思いますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。 次に、82ページの創造都市推進事業について事業内容をお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) まず、創造都市推進事業ということで予算を計上させていただいておりますけれども、この創造都市というのが非常に分かりにくい言葉でございますので、少し御説明をさせていただきます。 創造都市とは、地域固有の文化を生かし、市民の誇りや愛着のある付加価値の高い産業、これを活性化することで市民の暮らしを豊かにし町を元気にするという考え方、こういう考え方に基づく都市のことを創造都市と言っております。この考え方に基づきまして、文化県都の発信のシンボルといたしまして、私どもといたしましてはユネスコ創造都市ネットワーク加盟にチャレンジしていきたいということで総合計画にも記載をさせていただいたところでございます。このネットワークに加盟をするといっても越前市役所だけが頑張っても到底無理な話でございまして、市民や伝統工芸などの関係の団体の方々と一緒になって地域を盛り上げていく取組というのが必要になってまいります。具体的に申し上げますと、いわゆるクリエーターと呼ばれる方々、こういった方々の活動拠点に本市が選ばれるようなそういう環境整備というものが必要になってくると考えております。そして、その方々と市民との交流によって新たな文化を生み出していく、そういった場づくり、あるいは様々な取組を通じることで本市の知名度が非常にアップする、そういった地域ブランディングと言っているもの、そういった向上に向けて取り組んでいくというのがこの創造都市ネットワークを利用した取組でございます。 最終的な目標といたしましては、関係人口、交流人口、そして定住人口、移住人口、こういったものを増やしていこうと。この創造都市推進事業というものに取り組みながらそれを目標としてやっていこうと、こういった事業でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 話を聞いてるととてもすばらしい夢のある事業なんですけれども、令和7年にはユネスコ創造都市ネットワーク加盟ですよということなんですね。これに加盟することの、先ほどからいろんなこういうメリットがありますよということなんですけれども、このメリットを実現するためにはかなりの努力が要ると思うんです。そのための努力は今これから考えるというふうに捉えればよろしいんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 実際に、じゃあもし加盟できたとした場合どのようなメリットがあるのかというお尋ねかと思いますので、私どもはメリットというよりもどういった効果があるのかというふうに考えているところでございまして、創造都市相互の連携によって最大限の効果を発揮する枠組みがこのユネスコ創造都市ネットワークということで、世界で295都市、国内では10都市が加盟をしている状況でございます。実際に加盟することによって、恐らく日本でもまだ近畿、東京辺りでは10%しか認知度がない越前市というものが世界に打って出るためにはこういったことを契機としてやっていく必要があるのかなと考えております。そして、都市へのイメージの向上が図られるという効果もありますし、ブランディングによる付加価値の向上、あと観光誘客、交流人口の増大に伴う消費の拡大、相互交流に通じた人材育成、また文化芸術に特化したような新たな産業も生まれる、こういったことが結びつけられるような効果があるのではないのかと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 実際にそのような効果が出てくれば最高だと思うんですけれども、今10都市が加盟してますよね、国内では。見せてもらうと、金沢とか神戸とかかなりもともとが知名度のある地域ばかりのような気がするんです。そうすると、越前市としてはかなりの努力をするか、それとも町中で盛り上がって何かを企画していく、市役所だけが頑張ってやるんではなくて、それこそ市民全体を巻き込むような企画をこれからどんどんしていっていただかなければなかなか難しいんじゃないかなと思うんで、その辺どうですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) まさに議員おっしゃられるとおりでございます。そういった外から見て、ああ、越前市というのはこういう町なんだなという印象を持ってもらえるようにするというこれが非常に大事なことです。そのためにはそこに実際住んでらっしゃる方々たちの意識というんでしょうか、マインドが、うちは伝統工芸が非常に盛んで、古くには国府があって、だからこういった伝統産業がこの地にあって、それが1,000年たっても今も脈々と続いている。その先には先端技術を生かしたモノづくりの町というものがあるんですよとか、そういったしっかりした組立てをした上で、それを皆さんが誇りに持って外から来た人たちにそれをしっかりアピールしていくということが大事だと思います。さらに、それを若い人たち、世代に受けるようにするためには、デザイン性といいますか、そういったことを非常に重要視していく必要があると。そういったことを総体的に取り組む必要があると考えておりますので、これは私ども企画部だけではなくて産業部であったり教育委員会であったり、ある意味越前市、市役所でいうと市役所全体が、そして越前市全体がそのような意識を持ちながらこのような取組を続けていくというのが非常に大事になってくると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 要するに、子供たちから大人まで、うちの町はこんなんなんですよと言えるような体制づくりをするために、もう小さいときから町のよさというのを教えるというか、学んでいくような機会もつくっていただきたいと私は思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、112ページ、高齢者生活支援事業についてお聞きします。 この事業はもう継続している事業なんですけれど、再度事業内容についてお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) この事業の内容につきましては独り暮らしの高齢者や重度の身体障害者で独り暮らしの方を対象にしまして通報装置をお貸しする事業でありまして、仕組みといたしましては利用している方が自分の体調に異常を感じたときなどに緊急ボタンを押すことで市が委託しました業者に連絡が入って安否確認がなされ、緊急性がある場合には救急車等の要請が行われます。さらに、人感センサーによりまして一定期間利用者の方の動きがないと判断された場合には自動的に利用者御本人に連絡が入りまして、その後状況に応じた緊急対応が行われるといった内容になります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 現在の利用状況と、それから今回予算を増やしたんですけれど、予算を増やした内容も教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) まず、予算を増やしました内容につきましては、これまでは固定電話がないと利用はできませんでしたが、新年度からは携帯電話やスマートフォンをお持ちであれば利用できるようになり利便性が向上いたします。予算といたしましては現在171件の利用がございますが、固定電話を持たない方も利用できるという利便性が向上することから、利用者のほうをこれまでよりも2割増強化すると見込みまして当初予算におきまして40件増の211件の予算を計上しております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 今、固定電話を返してる方がたくさんいらっしゃるので、携帯電話でもできるようになるというのはすごいことだなと思います。独り暮らしの方でこれを利用してる方を何人も知ってるんですけれども、定期的に会社からお元気ですかという電話も来るんだそうです。ですから、今動かないでいるとそれを探知して警報が行くということもありましたけれども、定期的に連絡をもらうという安心感というのもお独り暮らしの方の中にはあると思うので、これはとてもいい事業だと思いますのでぜひ増やしていただきたい。今後の増加の見込み、先ほど20件ほど増やす方向ですっておっしゃってましたけれども、これケアマネとか専門職の方を通じないと増やすことができないと思うんですけれども、その辺もうちょっと違う形で周知するということはないんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 周知につきましてはこちらの市の広報紙や市ホームページにも掲載いたしますが、広くPRして御理解いただけるように地域包括支援センター、ケアマネ、民生委員の方にもこの変更内容も併せて御説明をいたしまして周知のほうをしていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) ぜひ、広くお知らせいただきたいなと思います。これ利用料金がたしか非課税の方は要らないんです。課税されてる方に関しては半額負担だと思うんですけれども、御夫婦でいる方に関しては実費負担になってると思うんです。そうなると、本当にやっと生活している老老世帯にとってはとても必要なんじゃないかなと思うので、この辺のところも単身だけじゃなく高齢世帯で気がかりな世帯に関しては声かけをしていただくというような形を考えていただきたいと思いますけど、その辺どうでしょう。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 現在の制度では独り暮らしの高齢者世帯、重度の身体障害者で独り暮らしの方ということになっておりますが、確かに今、議員おっしゃいますとおり、高齢者御夫婦の世帯も増えておりますので、今後またそういった点、検討していきたいと思います。 課税世帯につきましては、自己負担は1,000円ということになっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 気がかりな高齢世帯に対してもぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、126ページの児童発達支援事業。 先ほど、清水議員が質問していましたなないろについて、事業内容は分かりました。今までは幼児から小学生までの未就学児に対して親子同伴で今70人ほど見てらっしゃるはずなんです。そうすると、これから小学生から上の子たちも発達障害の子とか学習障害とかいろんな形の、一人の子供が多数の障害を持ってるというのが今の現状だと思うんですけれども、その子たちを受け入れることになるんですけれども、それに対して今プロポーザルで会社を募集したはずですよね、高学年のほうに関しては。そのプロポーザルに対して何社ほどの応募があったんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 県内に本社を有する指定障害児通所支援事業所を参加要件として公募しましたところ、応募は1件でございました。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) お名前をお聞きしたんですけれども、相談業務もされると思うんです。計画相談とか全部されると思うんですけれども、それに対処できるだけの人員を配置されるのかなって、資格を持った方を。先ほど、市の職員が6名でそれから民間事業者が5名という話を聞いたんですけれども、その5名の方たちがきちっとした形で対応できるのかどうか。相談業務に関しては市の職員がするんですよとか、その辺はどうなってるんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) なないろにつきましては、保護者が子供の発達に不安を感じたり育児不安を抱えているような早期の段階から発達に関するあらゆる相談を担う部分を市が担います。委託事業所につきましては障害福祉サービスの利用に係る計画相談のみを委託することになっておりまして、この計画相談とはサービス等の利用申請者につきまして一定の期間のサービスの利用計画の作成、またサービス受給決定後の利用計画の見直しを行うもの、その部分について担っていただくことになっております。また、専門職につきましては経験のある方をということで配置をお願いしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) ということは、民間業者は相談業務だけを担うということですか、計画相談だけ。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 民間の役割につきましては、業務内容の拡充に伴いまして役割として幼児期から18歳までの個別の療育、そして家族からの相談対応ということで、今の個別療育に係る相談になります。また、中高生の仲間づくりやソーシャルスキルトレーニングなどの実施、そしてサービス利用に係る計画相談ということになっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 発達障害の小学生以上の子供たちに関してはそれこそ運動療法とかいろんな機能訓練とかも必要になってくるんですけれども、その辺は市の理学療法士とか臨床心理士の方たちが担うというふうに取ればよろしいんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 市の役割といたしましては、幼児期から小学生までのグループ療育と家族からの相談対応、そして市民や園、学校など支援者からの発達に関する幅広い相談に対応させていただくとともに、まず大事なこととしては関係機関との連携を行う調整機関、ここを中核として担わさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) ということは、学校とかの連携をしっかりとしてくださるということで、結局17の小学校とそれから8か所の中学校と、18歳までですよね。ということは、高校との連携とかをこのほっとリハビリさんがされるというふうに取ればよろしいんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 市が調整いたしまして一緒に入っていくことになると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 分かりました。何をするのかがちょっと分かったんですけれども、小学生から高校生となると、それこそ今は幼児期ですから親子同伴なんです。個別療養ですから普通は親も同伴ですよということになってるんですけれども、これひとり親とかどうしても仕事を抜けられない方たちが自分の子供をここに預けたいと思ったときにはどうすればいいですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) なないろでは原則、議員もおっしゃったとおり、保護者同伴としておりまして、その方針は継続する考えでございます。保護者等の家族に同行いただくことで療育が必要な子供への関わり方につきまして学んでいただきまして、家庭生活の中でも実践していただいているところでございます。 そこで、今御質問のございました同行できない方ということになりますが、まずは御相談いただきまして、電話でまず保護者からの相談になないろ職員が対応させていただきまして、発達に不安を感じるアドバイスなどを行わせていただいた上で、療育の時間帯やいらっしゃる時間帯につきましては個別に御相談に応じたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 個別に相談されるということで、働いている方のお子さんたちに対しても対応されますよということですよね。ということは、時間的に何時から何時までされるということですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 9時から17時までとなっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) ということは、完全に送迎をしていただかなければいけない場合、これは放課後だと思うんです、平日ですね、月曜から金曜日までの平日。となると、学校に行っている子供たちが自分では行けない、親は働いている、ひとり親であるとなると、全くその子たちは利用できないということになるんですよ。そうすると、その子たちにとっては、こういう施設ができても、こういう事業が始まっても、利用できない子供が出てくるというふうに取ればよろしいんですね。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) なないろの大きな役割としましては、子供が通う園や学校、市内の児童発達支援事業所など、地域のどの場所においても一定水準以上の支援が受けられるよう、地域の事業所等への助言や援助を行う取組も進めているところなんですけれど、こういった、家族から同行できない、あるいは送迎してほしいという相談があった場合は、送迎つきのサービス、放課後等デイサービス事業所の利用も選択肢の一つとして紹介することもございます。 4月から、小学生から高校生までの療育を開始した後も、本人や御家族のニーズを聞き取りまして、他自治体の事例も参考に、よりよい支援体制を構築したいと考えておりますので、なないろが地域の中核施設として地域全体の発達支援の質の向上を目指せるよう、少し長い目で見ていただけたらと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 安立里美議員。
◆(安立里美君) 本当に必要な人が福井とか敦賀の支援センターに行っている事実があるんです。ってなると、その辺のこともきちっと考えて、幅広い形で支援していただきたいなと思いますので、その辺またいろいろとお聞きしようと思いますので、今回はこれで終わります。ありがとうございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) まず、84ページの男女共同参画推進費926万円についてお聞きしますが、まず今年度の事業費に関係してくると思いますので、協会の不正流用についてお聞かせいただきたいと思います。 昨年の夏、9月ですが、協会の職員が男女共同参画センター市委託料を横領した事件が明らかになりました。そして、4か月後の今年の1月13日ですけれども、全員協議会で部長が、今年度の委託料のうち、事業に執行されなかった余剰金を調査して、あわせて同協会に返還を請求するとされたのですが、この件について、13日の全協で部長が言われた不明金は61万8,000円でしたが、これはどこに入っているんでしょうか、歳入の。まず、お聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 歳入、まだどこにも入っておりません。 その金額につきましては、1期目、つまり4月から9月末までの委託料を含む、協会の会費も含む全体のお金です、それついて、この金額、60万円余りが不明金だというふうに申し上げました。この中には、委託金も入っていますが、会費、協会独自の資金も入っておりますので、改めて今2期目、10月から1月までの委託について調査を進めておりますので、これらを全て合わせて、俗に言う未納金と言いましょうか未収金と言いましょうか、執行残があれば、それを請求をして返金をいただくということになりますので、今のところ歳入としては設けてはございません。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) 今、2期目を調査中ということだったと思うんですが、2月20日に2期目の事業報告を出してもらうことになっているようです。20日だから昨日ですね。当該職員は10月で懲戒免職になってるんですけれども、9月の段階でもう会計事務には一切関わらなくなっています。2月20日を待たなくても不明金は分かるんではないかなというふうに思うんですが、いかがですかね。 余剰金と不明金は、私はまた性格が違うと思うんで、このことはまた後で話させていただきたいと思うんですが、不明金に関してはもう今の時期までに調査をしていれば分かっていると思うんですが。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 1期分、4月から9月分の調査は既に終了をして、1月13日の議員説明会でお話をしたとおりです。 その後、10月から1月分の第2期分の委託料、これは既にお支払いをし、この中には、人件費等は先払いになっております。今、既に、事務局の方は1月末までいらっしゃったわけでありますから、その方に係る人件費及び施設の管理費、これはこれに含まれておりますので、1月末をもって締めた段階で今やっと調査に入れたというのが現状でございます。
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員に申し上げます。 予算の範囲を超えておりますので、まとめて質疑をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) すいません、ごめんなさい。 余剰金は年度末ということは分かるんですけれども、これは会計処理の言葉とかいろいろあると思うんですが、私はこれは余剰金ではないと思っていますので、私が思うだけですけれども、余剰金というなら余剰金でもいいですけれども、よくはない。これは絶対に使途不明金だというふうに思っていますので、そういうふうに私は思っています。 それと、今、市は、部長が全容解明というふうに以前おっしゃったんですが、全容解明というのは何をもって全容解明と言われているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず、令和4年度、今年度分の委託料につきましては、1期分及び2期分、これは既にお支払いをしていますので、これにつきましては全容解明をしていくと。あわせて、過年度分につきましても、できる限りの範囲の中で調査をし、改めて3月末までに議会のほうにお示しをするというふうに申し上げたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) それと、協会の使途不明金と市が調べた使途不明金が金額が違っているんですけれども、52万円ほどずれが出ているんですが、このことについてですが、実際のところは私は分かりませんけれども、このことについて、調査の段階で協会と本人と聞き取りをしたんでしょうか。(「止めなあかん、止めな。」「いいかげんにせなあかんわ。」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員に申し上げます。 当初予算の範囲内で質疑をよろしくお願いします。もう一度お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) これは当初予算に大きく関わってくると思っているので私は質疑させていただいているんですけれども、では、これは一般質問に譲りたいと思います。 そうしますと、余剰金の考え方と使途不明金の考え方は、私はちょっとずれがあるということはお伝えしておきたいと思います。 ここから改めまして、歳出について聞きます。 今年度の男女共同参画推進事業の予算926万円についてお聞きします。 昨年の当初予算は1,107万5,000円で、今年180万円減少しているんですけれども、その理由を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 昨年度、つまり今年度につきましては、今、協会のほうに約1,000万円委託をして実施をしておりました。 令和5年度から、新年度からにつきましては、市が直営で行うといったことから、会計年度任用職員、これを2名配置をし、市民協働課の職員とともにセンターの運営に当たるといったことから減額になっているといったのが現状でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) では、男女共同参画の運営管理事業は、平等協会には委託せず、今年度から市直営で運営するということでいいでしょうか、確認させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 1月13日の議員説明会の中でも私申し上げましたが、令和5年度については直営でというふうに考えております。 ただ一方で、今、協会については、県のほうの指導、こういったものが今後入ってき、これを注視をしながら、新しい形になって改めて体制が整う、そういったことに鋭意努力をされるとお聞きをしていますので、これについて支援をして、できることであれば、近い将来、また車輪の両軸という形で、人権、そういったものに取組ができればというふうに考えてはございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) 了解です。 この会計年度職員の346万6,000円についてお聞きします。 この報酬は、何人分で、どのような雇用体系で、勤務場所はどこになるのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず、お二人の分でございまして、パートタイムとして週4日間、場所につきましては、先ほど申し上げましたが、男女共同参画センター、こちらのほうでの業務となります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) パート2人分で、勤務体系は週4日、そして勤務場所は男女共同参画センター、今あるところですよね。 そのことについてですけれども、これまでは、経験とか積み上げがある協会の職員お二人が男女共同参画を推進する上で市と協働の事業の中核を担ってきましたというふうに私は思っています。今後は、この新たな会計年度任用職員がその担い手になるのでしょうか。専門性のある職員に対しての報酬としては少し低いように思いますが、いかがなんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず、今の会計年度任用職員のお二人については、今年度、つまり新年度のときの事業、業務の支援というふうに考えてございます。 今の協会でこれまで従事されていた方、この方にもできればこのような形で一緒にという話もさせていただきました。最終的にお決めになるのは御本人であり、今回この会計年度任用職員というものには応募はなされなかったというものがございますが、我々としては引き続き、今、新しい改善計画、改善点を示す中で、協会が3月の末に臨時総会を開催する中で、これらの取組をして新しく出発をするとお聞きしています。ですので、この分について支援をする中で、また違う形であっても共に働ければいいとは考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) 3月の総会でというふうに、これまでの職員がまたそのようであればまた一緒にというようなことだったと思うんですけれども、そうなればそれはそれでいいんですけれども、そうならなかった場合には男女共同参画の施策の停滞を招きかねないというふうに思うんですが、それについていかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 1月28日に協会のほうの理事会がございまして、私や課長、室長が出席をさせていただきました。この中で今回の事案について御説明をし、改めて理事の皆様には引き続きの協力をお願いをしているところございます。ですので、はっきり言って市だけでこれらの事業を展開するはなかなか困難であるといったことも認識をしていますので、引き続き協会及び役員、理事の方には御協力いただければと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) 市の考え方は分かりました。 この推進事業なんですけれども、今後、市の直営になると、ダイバーシティ推進室の所管になるというふうに思うんですが、ダイバーシティ推進室の正規職員の増員のための人件費とかというのは措置されているんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) 基本的に市民協働課の中のダイバーシティ推進室、こちらが担当になっているのは事実でございます。ただ、新年度に向けた人員確保並びにそういったものにつきましては今後協議をしていくことでありますので、現段階ではお答えすることは何もございません。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) これまでの男女共同参画センターの運営とか来年度計画が予定されている外国人の施策など、現在の職員体制ではこれまでの水準を確保できるのかというのは私はすごく疑問に思っています。 以前、私、議会でダイバーシティ推進室の職員の不足を質問して、その充実を訴えたことがあります。でも、その後増員した気配がありません。今回、直営にすることで、また男女共同参画事業もそこに入ることになるんですね、また負担が増えるということになるんですけれども、これで大丈夫なのか。本当に事業費ベースでは十分に確保できるとお考えになっているんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) センターの運営や管理につきましては、既に2月から市民協働課の職員が対応しています。この対応につきましては、何もダイバーシティ推進室の職員のみが対応しているわけではなくて、市民協働課の管理職を含め、全員で今対応していますので、こういった形を今後模索をしていきたい。ただ、必要に応じて人事配置は今後検討していきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) 了解です。 今現在、協働課の職員がそっちのほうに行っていることは私存じてますが、言葉は悪いかもしれませんけれども、そこで何か施策を一緒にとかではなくて、ただ留守番のような状態でいらっしゃるというふうに私は認識しています。 それで、非常にこの後のことが心配なので今こんな質問をさせていただいたんですけれども、いずれにしても、センター業務の継続性とかレベル低下を招かないか、そしてこれで穴を埋めることができるのか非常に心配しています。 今年度、多文化共生予算、86ページですけど、これを見たら、会計年度職員の報酬が、ここはもう半分になっているんですね。このことで、ダイバーシティ室のほうでカバーする予算も持っていないなというふうに思ったわけです。 そして、最後になりますが、3月末をめどにして余剰金を算出して返還を求めるというふうに言われていましたが、私は、使途不明金を含めるところの余剰金の額を把握した上で新年度の予算を計上すべきではないかと考えているものです。来年度の事業費の算出の根拠を教えてください。きちっと精査しないで来年度の事業の算出は無理なんではないかなというふうに思うんですが。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長兼デジタル統括幹(西野孝信君) まず、先ほどの繰り返しに若干なりますが、今年度は協会に対する約1,000万円の委託をしていました。この委託の中には、人件費及び管理部分、これにはコピーのリース料やらいろんなものが含まれています。この委託がなくなったことにより、市が直営で、例えばコピーのリースにしても契約を結び直します。これらの経費と会計年度任用職員2名の報酬、こういったものを足した金額で、結果として若干今年度より落ちていますが、その積み上げの金額をここに計上しているのが926万円になっているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) 去年のと比べて、協会の2人分を減らして、それでこっちのほうに会計年度職員を入れて、そして事務経費、コピー機とかいろいろおっしゃいましたけど、それは当然分かることで、その予算は出ると思うんですが、少なくとも着服した全容を調査して、正当な運営事業を市民や議会に示さないで新年度予算を先に承認を求めるというのは、順番が逆でないかなというふうに私は思うんですが。議会軽視とも映りかねないというふうに私は思っています。 以上で男女共同参画推進事業の質疑を終わります。 次に、前後しましたが、82ページの15、予算書、紫式部プロジェクト事業についてお聞きします。 市長は、提案理由説明で、新幹線開業の年に大河ドラマの主人公に本市ゆかりの紫式部が選ばれたことはまさに千載一遇のチャンスで、好機でと発言されました。私も本当にそのように思います。 そして、初日に、市長はそのPRのために紫のネクタイもされて、すごく意気込みを感じた次第ですけれども。意気込みを感じました。頑張っていただきたいと思うんですけれども、このことについて先ほどから何人もの複数の議員が質問をされていたんで、そこで概要の説明もありましたので重複は避けたいと思うんですが、そこで一言なんですけれども、残念ながら私にはそのドラマ館のイメージも湧きづらいし、そのほかVチューバーとかコンサートもよく見えてこないんですね、イメージが。これは私が若者ではないからかななんて思っているんですけれども。 それで、分かったことというのは、大河ドラマ館の説明はNHKエンタープライズが担って、そして運営は大手旅行代理店だということと。そして、大河ドラマ館はまさかりどんの館で10か月間、そして入れ込み数が25万人を見込んでて、1人400円ということで収入は1億円ということは分かりました。それで、そこでまた、理事者の方の答弁もまだ不透明なところが多くて、先行投資にならないようにしっかり検討していくという答弁があったので、少し私もほっとした次第です。 それで、これだけの予算をつぎ込むのですから、決して一過性のお祭り騒ぎで終わらせてはいけないと、それは皆さんも思っていらっしゃることで、市長もよくお分かりのことだというふうに思います。それで、このことに危惧をする市民の声も非常に多いです。一過性のものにならないようにしっかりお願いしたいわけですけれども、この取組については、次の時代に、次につながるような地に足のついたしっかりした取組をしていただきたいというふうに期待しています。もしよろしければ。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) しっかり地に足をつけて取組をしていきたいと考えておりますけれども、大河ドラマ館というのは、大河ドラマをやっているときにそのゆかりのあるところでしかできないものというふうに考えてございます。だから、したがいまして、今回、源氏物語、京都とか滋賀県の大津とかうちとか、限られたところしかできないという一つの、それとそのタイミングもあるいったところです。 しかしながら、大河ドラマの視聴者の年齢というのは、どうしても比較的中年から後年と言われている年代の方が多いんですね。若い世代にも、私どもとしては、新幹線開業、そして大河ドラマもあるし、紫式部というものをしっかり文化として訴えていくために、それで何がいいのだろうというふうに考えて、今いいだろうというふうに結びついたのが、若い人たちの意見等も聞いて、Vチューバーというものが出てきたというものでございます。 しかしながら、Vチューバーというのは、私どももあまりなじみが薄いものですから、できるだけ税金をかけずに取り組んでいきたいという考え方で、そういう予算の仕立てをした。そういったところで、しっかり地に足のついた運営をしていきたいと考えておりますが、ただ一過性でないようにする必要も十分承知しております。 短期的な1年限りの入場者数といたしましては、大河ドラマ館で25万人で1億円というのもございますが、実際に5年後を見据えた目標数値というのも今回出させていただいております。それは、移住人口を年500人まで倍増させようというプログラムもあります。そして、首都圏における認知度、現在10%程度しかないものを20%まで倍増したいという思い。そして、観光客の入り込み数を350万人程度まで伸ばしたいという思い。そして、県外からの観光客をそのうちの40%まで伸ばす。それを5年後の目標数値としてずっと絶え間なくやっていくことで、継続して着実に伸ばしていくというんでしょうか、そういった取組をしていくという目標を立てておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 大久保惠子議員。
◆(大久保惠子君) 先ほどからいろんな議員への答弁も聞いていますので、その趣旨は分かりました。 伝統文化、伝統工芸をはじめ、いろんなところと協働したり、まちの中のいろんな施設と協働したり、地域との協働とか、また宇治とか滋賀県とかの協働もありますでしょうし、そういうことをしっかりして、次に続くような取組にしていただきたい、有効な取組にしていただきたいと思います。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 暫時休憩いたします。 再開は午後3時25分とします。 休憩 午後3時14分 再開 午後3時22分
○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 引き続き区分1の質疑を行います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 106ページをお願いします。 コミュニティーセンター柳荘管理事業の予算につきましてお聞きをいたします。 これは、条例におきまして、別館というんですか、これを廃止するというような条例も出ております。それで、別館が廃止されたということで、予算上の影響というのはどうなるのか、昨年よりは減っているというような認識でございますが、そこら辺の中身についてまずお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) コミュニティーセンター柳荘管理事業の令和4年度指定管理委託料のうち、別館に係る委託料は81万2,604円と見込んでおりまして、こちらは光熱水費などで40万円強、また清掃管理経費などで残りというふうなものでございます。それで、令和5年度指定管理者委託料につきましては、これらに係る費用を減額したものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) それにつきましては、了解いたしました。 それで、要は別館の今後についてということが少し心配されるんですけど、軽運動場みたいなものもあります。そういった中では、多くの市民の方もそこでいろいろスポーツとか、またいろいろなことに使用しているかというふうに思うわけでありますけれども、そういったことで、まず地元の方であるとかあそこの利用者の方、こういった方々にはどういうふうに周知をし理解をいただいているのか、現状をお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらにつきましては、現時点でコミュニティーセンター柳荘の別館につきましては、耐用年数は経過しているものの適切な維持管理を行える、今後おおむね10年は使用できると考えておりますので、令和5年度以降は軽運動場のみ残して使えるかなと思っております。そこで、その部分のみを地元に貸し出す予定となっております。このため、軽運動場につきましては、使用を今できる状況で、普通財産として使用いただく予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) そうしますと建物の管理というものがどうしても必要かというふうに思うわけであります。そういったことに対する市の考え方であるとか、柳荘を管理されている地元の方というんですか、そういった方々との関わりというんか、そういうのはどうなっていくのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 別館を現在利用している団体や個人の多くは家久町町民でございますので、普通財産とすることから、使用用途は制限する形で家久町民に限定して貸出しをさせていただくということで、軽運動場以外を使用することはないと思っております。こちらにつきましては、ほかに今まで利用されていた方についてはもう既にほかのところに案内しております。こちらの廃止後の建物は、財産管理課の普通財産となる予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) そうしますと、5年か10年というような数字を切られて使用していくということでありますので、喫緊の解体とか使用中止とか、そういうことはないという認識でいいのか、お聞きをします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 現時点では、別館を直ちに解体する予定はございません。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) とはいいましても、なかなかしっかり管理がされていて何ともないという建物というような認識であるかというふうに思いますが、使用される方にもしっかりと周知をしていただきながら、健康の増進であるとかコミュニティの場、そういったことを継続していけるような新たな建物としての役割、こういったこともしっかり見いだしながら進めていってほしいなというふうに思います。 次に、118ページです。 次世代育成支援対策推進事業の中で、一つ、結婚相談事業委託料についてお聞きをいたします。 非常に、結婚をしないというんですか、晩婚化というんですか、男女が出会う場が少ないといいますか、どういう時代背景がどういうふうに関係しているのかというのは私ら分からんところもあるんですが、いつの時代もそういったことはいろいろと言われてきたわけでありますが、特に少子化ということに拍車がかかる、結婚をしないというんですか、それぞれ個人の自由でありますのでそれを行政がどうのこうのと言える部分というのはなかなか難しいところがありますが、しかしながら、しっかり男女が出会う場をつくり出していくとか、そういったことのお手伝いがもしできるのであれば、いろんな形でサポートしていくという姿勢は必要かなというふうにも思います。 それで、結婚相談事業委託料の内容をまずお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちら、結婚相談事業委託料につきましては、市婦人福祉協議会に委託しているものでございます。 この内容につきましては、結婚相談を毎月第1、第3水曜日、第4土曜日に実施していただいているほか、結婚を望む子を持つ親同士の交流会を実施しております。また、結婚を望む子を持つ親のためのセミナーの開催もしているほか、結婚を望む者の交流もしております。 主に親の方の不安を最初は受け止め、そして本人の結婚相談に持っていき、個別に応援していくという形になっておりますが、結婚相談は、旧武生市エリアで29回、旧今立町エリアで34回実施され、実績としましては、相談件数が1,269件、そのうち見合いができましたのが53件で、実際結婚に結びついたのが3件となっております。なかなか成婚に結びつくことが難しい事業ではございますが、結婚支援の取組は今後も地道に続けていく考えでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) それで、今いろいろ御苦労をいただいております婦人福祉協議会という会の中身というんですか、内容と、何人ぐらいの方がこういう事業に携わっているのか、教えてほしいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらは、会員につきましては50人もいない状況ではございますけれど、婦人福祉協議会につきましては、結婚相談が一番の発起ではなく、婦人の福祉を向上するという目的で活動をされている団体でございまして、今でも大きな事業としましては、結婚相談を県と市から委託を受けて実施しているものでございます。 ただし、今立地区のほうで今立支部というのがございましたが、今、今立支部というのはなくなり、越前市で統一された一つの団体となっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 分かりました。 1組でも成婚ということに結びつくような、また市としてできることがあればしっかり支援もしてほしいなというふうに思います。 それともう一つ、その下にふくい婚活サポートセンターマッチングシステムという、よく似た、これも結婚に対して、1組でも成婚させていこうという、そういう予算だと思うんですけれども、これの内容と実績をお伺いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらのふくい婚活サポートセンターマッチングシステム利用登録者負担金につきましては、まずこのふくい婚活サポートセンターというものは、県と県内の全ての市町で構成する福井結婚応援協議会が運営主体となって運営しているものでございまして、市のほうも負担金を払っているものでございます。 マッチングシステムを利用するために、個人の方から1人当たりシステム利用登録料として2年間で1万円を支払っていただいているもので、そのうち半分の金額、5,000円を市のほうから登録者に対しまして負担をさせていただいているものでございます。市で直接協議会のほうに負担をしていますので、本人さんは会のほうに5,000円で登録することができます。 令和4年度の新規登録実績数は24人でございますが、今現在、令和5年1月末現在で、越前市の市民は142人の方が登録していらっしゃいます。本市の登録者数142人のうち、令和4年度の成婚者数は5人というふうに聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 男女の比率なんかは分かりますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 登録者数につきましては、男性2に対しまして女性が1というふうに、大体そのような割合でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) これは、県と市というんですか、公がしっかりサポートをしているというかやっておりますので、登録するとかそういったことについては非常に安心感があるわけでありますが、いかんせん先ほどの結婚相談事業の委託料の関係、それからふくい婚活サポートセンターの関係も、なかなか周知というんですか、そういうものが非常に弱いんかなというふうに思います。 そういったことで、しっかりそれぞれの対象者というんですか、関係者というんですか、そういった方々にもしっかり知っていただけるというか、そういうやり方というものを少し考えてほしいなと思うんですけれども、周知ということについてはどのように今後考えていらっしゃるのか、お尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらのマッチングシステムにつきましては、企業に御紹介をしておりまして、企業の方の人事担当のほうもこれに対してはすごく関心が高く、従業員の方に周知をしてくださっているということで、そこにつきましては、周知が若い方たち、特に20代、30代、また40代の方を中心に広がっているところでございます。 一方、こちらの市福祉協議会のほうの結婚相談事業につきましては、市広報や人づて、口コミで成婚に結びついた方なんかも、ここに相談したらよかったよということで、口コミやそういったネットワークの中で広がっている事業でございまして、こちらは親の方が子供さんの不安、結婚をする気配がないということで相談することでスタートすることが多く、親と子の結婚観のミスマッチによるところの解消もさせていただくことで、スムーズな結婚観を、今の時代の若者の結婚についての親の理解を進めるといった二重の効果があると考えておりますので、そういったところを含めて、周知につきましてはそれぞれの特性に応じた周知の仕方ができていると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 周知についても、企業とか地域のコミュニティなんか、いろんな形、人間関係もコミュニティなんかも生かしていただきながら、しっかりやっていただきたいというふうに思います。1組でも結婚につながって、越前市に住んでいただいて、人口増につながっていただく、そういったことがいいかなというふうに思いますので、ぜひ役所としても支援体制というものもしっかりやっていただきたいというふうに思います。 次に、同じページの8番の子どもの未来応援事業についてお聞きをいたします。 子どもの居場所づくり事業委託ということでございますが、この事業の内容についてお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 子どもの居場所づくり事業につきましては、子供たちの生活圏域に居場所を設置いたしまして、地域の人たちと関わる中で、子供たちの基礎学力の定着や学習への意欲づけ、また学習習慣の確立の支援、多様な体験活動に資する事業等でございまして、実際には、具体的には、地域の公共施設や地区集会所などで、地区ボランティア、教員OB、学生ボランティア、主任児童委員さんなどが勉強を見てあげたり、多様な体験活動をしていただいているものでございます。 基本的にボランティア活動でございますが、委託先でありますのは笙ネットでございまして、これは市内全ての20の社会福祉法人で構成するネットワークでございまして、この笙ネットが居場所の立ち上げ支援や運営コンサルタント、また教員OBの実費弁償や会場使用料、保険料などの支出を担っていただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 笙ネットに委託をしているということでございますが、いろいろな子供さん方の宿題等を見ていると、いろんなボランティアの方、教員であるとかいろんな方のボランティアによって支えられてるというような認識でいいんかなと思うんですけれども、これは10か所ということになるんですけど、それが近くにない地区の方なんかもいるんかなと思うんですけれども、そういった方々にはどういうような支援というんですか、市としては考えていらっしゃるのか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらにつきましては、各小学校区に1つずつつくっていきたいということで、働きかけや相談があったときの御相談もさせていただいているところでございます。地区をまたいで通っている方もいらっしゃる状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) それで、令和4年の実績というんですか、こういったことがどういったものがあるんかということと、令和5年の、新年度の取組の変わった点というんですか、内容があれば教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 先ほど議員もおっしゃったとおり、9地区で10か所実施しております。そこにつきましては、令和4年4月1日現在の児童数ではございますが、登録は、153人の子供さん、また教員OBが42人の応援をいただいております。12月末現在でございますけど、実施状況が、延べ261回、参加児童数も延べにしますと2,561人となっております。 令和5年度なんですけれど、こちらも新規で2拠点開設を見込み、予算を計上しているところでございまして、この2拠点をどこにするかということにつきましてはまだ決定している状況ではございません。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) あと2拠点を予定しているということでございますが、子供さんについては地元の方ということになるんだと思いますし、放課後になるんだろうと思うんですけれども、しっかり居場所というようなことはつくってあげてほしいなと思いますけど、それを応援するボランティアの方というのについてのめどというんですか、こういったことはついていらっしゃるんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) ボランティアにつきましては、地域のボランティアの方の力が大きいです。その中心となっていただくのは、主任指導員の方であったり地域の方、ボランティアの方だったりするんですけれど、実際に勉強を見るとなったときには教員OBの方のお力も必要になってきますので、ここにつきましては教育委員会のほうからのお力もいただいて、御紹介をいただいたりしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 子供たちの集まりの中で、また新たな展開というんですか、仲間づくりであるとか今後の活動の様々な連携というんですか、そういったことができればまたそれはそれで非常に大きなこの子たちの財産にもなるんかなと思いますし、地域との関わり、そういったことについてもしっかりこの場を利用していきながら、自分自身の糧というんですか、なっていってほしいなというふうに思います。 次に、122ページです。 122ページの3番の保育充実促進事業の保育士等就労助成金ということの項目があるんですけれども、これの事業内容についてお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらは、保育人材の確保が大きな課題でございますので、就労支援金などの給付などによる対策の強化と処遇改善を引き続き行うための事業でございます。 保育士職を目指す人が増えない主な理由の一つとしては、就労時間や賃金が希望と合わないということも挙げられていますので、ここで、令和4年度から越前市独自で始めた保育士確保のための助成金として大きく4つの給付金がございます。 まず一つ目として、就労奨励金といたしまして、市内の私立園に正規職員として採用されたら、1年目の保育士に対しまして、お一人20万円を支給しております。御本人にお渡ししております。 2つ目としまして、県外から雇用された方に対する支援金でございますが、基本として、これは市内の公私立に正規職員として採用された1年目の保育士を対象に、就労のために県外から転居された場合の引っ越し代金や賃貸住宅の礼金に対しまして、20万円を上限に実費をお支払いさせていただいております。またさらに、越前市内に移住された場合には、その方に5万円を加算させていただいております。 今までは1年目の方ですが、次に、継続して3年目の保育士に対しまして、市内の私立園に正規職員として採用された場合ですが、この方にお一人当たり10万円を支給しております。 そして次、学生に対してです。実習支援金を1万円出しております。市内の保育施設で保育士資格取得のために保育実習を行っておりますが、いらした方に対しまして、1人1万円を支給しております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) そういった非常に手厚い状況が見てとれるんですけど、そこまでしないとなかなか保育士が確保できないという現実があるというふうに思います。 免許は持っているんだけど今はしていない方とか、県外からでもスカウトして越前市のほうで就労していただくというか、そういうことをいろいろ考えてもなかなか足らないということだろうと思うんですけれども、令和4年の実績、またはそれに対する評価というのもしっかり市としてもしていると思います。それをお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 令和5年1月末時点の支給件数でございまして、また決算は変わると思いますが、まず就労奨励金、1年目の方に対しまして、15件、15人の方に奨励金をお渡しできました。また、県外から引っ越された方がお二人。そして、3年目の方に、7人の方に継続奨励金をお渡しできました。そして、学生さんですが、実習支援金としまして、27件ございました。この実習支援金につきましては、まだ3月中にも保育実習がございますので、件数はこれからも増える見込みでございます。 本年度の実績について、民間園では、新卒者の採用活動が活性化して、令和5年度はさらに正規職員の新規採用が進み、民間園全体で20人近い採用が見込まれているといううれしいお話も聞こえてきました。 事業評価としましては、民間の園、私立園からは支給された保育士の喜びの声もいただいておりますし、この助成金によって採用活動がしやすくなったという制度継続の御希望を園からいただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 予算の中で、非常にいろんないいお声をお聞きしているという御答弁でありました。 それなら、令和5年、新年度の保育士の確保をするための目標数や今後支援のさらなる拡大というんですか、こういったことの考えがあればお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) まだまだ採用を確保していきたいと思っておりますので、令和5年度の当初予算では、民間園の積極的な採用活動を期待いたしまして、さらに20名程度の新規採用を見込んで予算を計上させていただいているところです。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 新規の就労、これも大事ですけれども、しっかり定着していただくということももっと大事だと思いますので、それは市のいろんな施策の中でのメニューというんですか、いろんな考え方もあるでしょうし、民間の保育園との連携、協調、市との関係、こういったこともいろいろ複雑に絡んでくる部分もあると思いますので、しっかり定着をして、越前市にもしっかり住んでいただくという、そういったことも見据えながらこの取組をしっかり強いものにしていってほしいなというふうに思います。 次に、同じページの10番の新公立認定こども園整備事業についてお聞きいたします。これは、事業費です。この内容をお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらの新公立認定こども園整備事業の内訳でございますが、西校区の新公立認定こども園整備に係る経費としまして、施設整備工事費7億5,000万円、工事監理業務委託料1,000万円、備品購入など、その他開園に係る費用として4,217万8,000円を計上しているところでございます。 また、吉野地区の新公立認定こども園整備に係る費用としまして、開発行為に係る許認可申請手続のための委託料を430万円、不動産等評価鑑定委託料37万9,000円を計上しているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 予算についての説明はあったんですけど、西校区の保育園については、資材の高騰であるとか人件費が上昇したというようなことでの1年延期ということの説明は議会にもありました。 それで、実は、吉野地区の公立園の整備についての進捗というんですか、今ほどいろいろ四百何十万円の予算の中ということでの説明はあったんですけど、一体、今、状況、進捗がどうなっているのか、知らんのは私だけかもしらんのですけど、分からないんで教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) 吉野地区の新公立園整備につきましては、吉野幼稚園と家久保育園を新認定こども園ということで計画しておりまして、こちらにつきましては、西校区の新公立こども園整備事業が、期間が、今おっしゃったとおり、1年延長したことに伴いまして、こちらの吉野につきましても、事業期間を延長することを区長ほか地元関係者に説明しているところでございます。 令和5年度は、用地取得に向けた取組として先ほどの費用を計上させていただいて取組を進める予定となっておりますので、進捗につきましては、また御相談させていただきながら議会に御相談させていただこうと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) こういったいろんな項目、特に子供さんの項目については、市の子ども・子育て会議の中での議論を踏まえて決定をして、予算立てて議会に提案するということの順番だと思うんですけれども、積み上げてきた議論がしっかり生かされているのかどうかというんか、西校区の保育園については非常に丁寧な説明があったんですけれども、実は吉野地区の公立保育園についての遅れるというのも、しっかり、今の会議の委員さんへの説明であるとか地元の家庭への説明も、そこへ入園させようと思っていた保護者の方もたくさんいると思うんですけれども、それが遅れるというただ一言だけで済む話ではないんではないかなと思うんですけれども、その辺についての、今、現況どうなっているのか、お聞きいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) おっしゃるとおり、こちらの西校区につきましては、全く想定できなかった社会的な情勢に基づきまして、1年延長を余儀なくされました。これにつきましては、今後も予断が許さない部分もございまして、はっきりと皆さんに御相談できるタイミングというのを図りながら御相談している状況でございます。今年度の予算を進めていく中でさらにはっきりしたスケジュールが見えてくると思いますので、また御相談をきちっとさせていただこうと思っております。 また、保護者に対しましても、予定されている方がいると思いますので、そこにつきましてもしっかりと説明できるタイミングで説明をさせていただこうと思っております。御意見ありがとうございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 西校区については、確かに今おっしゃるように、予断を許さないという、急激な社会の変化があったわけで、ロシアがウクライナに侵攻するというの、誰も予想もしていなかったんですけど、現時点では、ある程度資材の高騰というものは、落ち着いたとは言いませんけど、今後も人件費の上昇等もあるんだろうというふうに思いますし、近々様々な分野で値上がりも予想されますし、電気代が上がるというのも、これもほぼほぼ確定している状況ではあるんですけれども、西校区のそのときの状況と比べればある程度読めるという状況の中でありますので、そこら辺も含めてしっかり精査していただいて、市民に対する説明、特に地元の方に対する説明、そして何より議会に対する説明というのは早急にやるべきではないかと思うんですけれども、その点についてもう一回お聞きいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。
◎市民福祉部長(出口茂美君) こちら、計画していたとき、先ほどの社会的な情勢のこともさることながら、建設に関する契約で週休完全2日制というなのの導入もございましたので、計画した当時には工期を1年程度と見込んでいたものが西校区で2年になったということもございまして、はっきりと今後の、例えば吉野地区につきましても、大規模な工事については1年で終わらないということが見えている状況でございますので、今現在でも1年確実に延長されることはあると思います。 そこにつきまして、どのタイミングで御説明できるかということにつきましては、今回の当初予算で出している開発行為の許認可、そういったところが一つのきっかけになるかなと思っておりますので、それを見まして説明させていただけると思っております。また、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司議員。
◆(川崎悟司君) 分かりました。 しっかり説明していただきたいというのだけもう一回言っておきます。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 区分1に対する質疑を終了いたします。 次に、区分2、歳出、第5款労働費から第7款商工費までの質疑を行います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) 簡潔に1点質問いたします。 款7項1商工費、目3工業振興費、節7工芸の里構想事業の14番目、伝統工芸職人塾補助金2,821万円、予算書158ページです。 伝統工芸職人塾、事業内容を御説明ください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) この事業は、県とともに国指定伝統的工芸品の越前和紙、越前打刃物、越前箪笥の技術伝承と後継者育成及び産地の振興を図るため、産地事業所で職人の指導を受けながら技術を習得する研修生の生活費や指導する事業者に対する謝金、材料費等、こういったものを支援する事業の内容でございます。 就業に向けた本格的な実習を行う長期の研修、これは1年から4年、産地ごとに異なります。それと、インターン研修的な短期研修、こちらは2週間から2か月、この2つのコースを設定いたしているところです。 補助率につきましては、県2分の1、市2分の1で、補助対象経費の10分の10の補助となってございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) 運用状況はどのようなものでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 令和4年度で申し上げますと、産地の枠としまして、越前和紙が3名、越前打刃物が5名、越前箪笥が3名で、合計11名、枠としてございますが、令和4年度につきましては、越前和紙が2名、越前打刃物が5名、越前箪笥が3名の10名ということで、1人少ない状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) 2,821万1,000円の予算なんですけれども、この根拠を簡単に説明していただけますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 丹南の伝統産業の産地である越前市、鯖江市、越前町、それと福井県で越前ものづくりの里プロジェクト協議会というのを組織いたしまして、こういった職人塾生の受入れ等を調整をいたしております。その中で、各市の人数枠、それと助成単価をまとめているところでございます。 算出の根拠は、県が算出した丹南5産地の塾生の受入数21人分、総額が5,385万6,000円となっておりまして、そのうち、越前市の産地受入枠11人分で案分したものでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) 越前市にとって非常に大切な事業であることが確認できました。 先ほど多くの議員からも発言がありましたが、世界情勢の変化により物価高になっていると、そういう認識は共通認識として持てばよろしいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) そういう認識でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) そういう認識の下、今年度、令和4年度の予算書を見ていただきたいと思います。 款項目同じですが、節4、やはり同じように伝統工芸職人塾補助金とあります。この金額は2,821万1,000円でよろしいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) そうでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) ということは、令和4年度と令和5年度、同じ金額、2,821万1,000円という当初予算でよろしいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 御指摘のとおりでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) 私は、朝、目玉焼きを2つ食べておりました。98円の卵がもう今235円です。もう毎日2つ食べられず、目玉おやじ1個を食べています。そういう物価高の中です。同じ金額、これを組むということは合理性がないように思いますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 先ほども説明をさせていただきましたとおり、県と越前市、鯖江市、越前町でものづくりの里プロジェクト協議会というのを組織いたしまして、その支援額については県のほうでまとめていただいているところでございます。 先ほどの物価高という部分を検討いたしますと、年数回、越前ものづくりの里プロジェクト協議会の会議をする場がございますので、そういった場で議論をしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 畑勝浩議員。
◆(畑勝浩君) 県が絡んでいても、越前市も発言をできるはずです。 もう一つ前のページのモノづくりフェスタ開催事業1,200万円、これも全く去年と同じ数字が並んでおります。県任せでなく、越前市もお金を出すわけですから、税金を出すわけですから、きちっとそこで発言していただけますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) しっかりと議論していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(吉田啓三君) ほかにございますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) お願いいたします。 135ページ、136ページ、4の環境対策費、8の脱炭素社会実現事業についてお聞きしたいと思います。 今年度、初めて800万円の調査委託料を出されたと思うんですが、それについてお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 衛生費ですが、せっかくですので御回答させていただきたいというふうに思います。ちょっとお待ちくださいね。
○議長(吉田啓三君) そうですね。衛生費は区分1になりますので、今、区分2になりますので、佐々木哲夫議員、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 区分2のほうで、次に行きます。 157ページ、観光費、10の越前たけふ駅誘客プロモーション業務委託料についてお聞きしたいと思います。 まず、この事業概要についてお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 脱炭素については、また後ほど個別に御説明させていただきます。よろしくお願いします。 越前たけふの駅の誘客プロモーション業務委託料の事業概要ということでありますが、新駅となる越前たけふ駅及び道の駅周辺は、丹南の地域住民にとって新しいエリアというふうなことでございます。新幹線駅の開業まで、年間を通して北陸新幹線開業の機運醸成や駅周辺認知度、そして集客の強化、こういったことのために、新幹線駅や道の駅周辺を拠点とした誘客イベントやプロモーションによりまして、新幹線開業や道の駅を県内外に広く周知したいというふうに考えております。 この業務委託料の主な内容でありますが、誘客イベントをはじめ、プロモーションとなる広告宣伝費、イベントを行う際の駐車場整備や清掃費などでございます。 まず、誘客イベントについてでありますが、道の駅周辺における誘客イベントを年9回実施をしていきたいというふうに考えています。その内容でありますが、食と掛け合わせた音楽とかスポーツとかキャンプ、そういったいろんなイベント、また新幹線開業200日前など、節目に合わせた新幹線開業の機運を高めるイベントなどを実施していきたいというふうに考えています。 もう一つ、プロモーションとしてでありますけれども、団体観光バスの誘致を図るサービスでありますとか、中部縦貫道路や国道417号を見越して、中京、岐阜方面へのPRとか、旅行雑誌やコマーシャル、SNSでの広告の出稿、テレビ、ラジオ、そういったメディアの取材、そういったことによりまして、新幹線駅と道の駅を合わせたPRを一生懸命やっていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 事業概要、よく分かりました。 それで、この事業の業務委託先はどちらになりますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 委託先につきましては、イベントのテーマ、例えば食とか伝統工芸とかスポーツなど、そういったテーマに応じて、またターゲット、連携先など、それぞれの要素を十分に考慮して選定していく必要があるなというふうに思っています。 その発注方法の一つでありますけれども、食を生かした誘客イベントにつきましては、新幹線開業後の集客効果に生かせるよう、新幹線駅周辺の拠点となる道の駅の飲食、物販業務に関わる各事業者、こういったところをはじめ、市の観光協会とかJR、こういったもので構成する越前たけふ駅機運醸成実行委員会、こういった実行委員会を立ち上げて業務委託することも一つとして検討しているというところでございます。 この委託に当たりましては、市は適切な指導、助言、管理、監督を行うほか、道の駅利用者のニーズや消費傾向を的確に把握して、新幹線利用者の取組にも生かせるよう、万全を期したいというふうに考えておるところです。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) これから協議会をつくって、みんなが力を合わせてということですが、1年前から道の駅もスタートします。なかなか開業までの集客をどういうふうに盛り上げていくかというのは大変だと思うんですね。大体、協議会をつくると主体がなかなか難しいということで、今おっしゃっている、1年前から食やら音楽イベントをきちっとやっていくには、相当企画プランナーを選ばないといけないと思うんです。 だから、協議会がそういうしっかりした企画プランナーを選ぶのか、あるいは市がちゃんとそこら辺をサポートするのか、そこら辺はどういうふうにお考えでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 委託事業でありますので、市は、先ほど申し上げたとおり、しっかりとどういったことをやるかということに関しても、責任を持って助言であったり指導であったり管理、監督を行っていきたいというふうに考えています。そういった中で、民間の方の様々なアイデア、そういったものをいただきながら事業を進めていきたいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) ぜひ、いろんな人たちが集まってやる方式はいいんですけど、どうしても主体がはっきりしない、いわゆるいい企画がなかなか出てこないというのは今までの経験だと思うので、しっかりした中心的な企画プランナーというのをちゃんと決めていただいて、責任ある体制というのをお願いしたいというのと。当然、山田市長、ここずっと見てますと、丹南地域近隣の首長さんとしっかり連携を取っておられるんですが、この誘客プロモーション業務委託料を進行するに当たって、丹南地域、近隣の地域との連携というのはどういうふうに取り組んでおられるかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 丹南市町との連携の現状とか今後のこの事業における連携というふうな話がありますが、まず道の駅の観光案内所について御紹介させていただきますと、市観光協会の職員が丹南市町の案内とか丹南の他市町のポスターやパンフレット、各市町の動画、こういったものによって丹南地区全体のものをPRしていきたいというふうに考えております。 もう一つ、越前たけふ駅を発着する観光の二次交通であったり、丹南地区の観光地からの観光客の開発、こういった越前というブランドを生かすという、そういった視点、観点からも本市が積極的に丹南市町、また丹南市町に絡む観光協会等に働きかけて、連携して一緒に取り組んでいきたいというふうに考えています。 3月18日の道の駅のオープンと同時に北陸新幹線の開業1年前イベントをこの道の駅の周辺で行うということでありますが、また来年度、開業のときにもこういったイベントを行いますが、そういったイベントにおいては、丹南5産地の伝統工芸品の販売であったりとか体験コーナー、こういったものを設けまして、市民の参加を呼びかけて、丹南の玄関口、そういった意識で越前たけふ駅を周知していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 取組の丹南の連携をお聞きしましたが、先ほどからお聞きしている誘客プロモーション業務、この協議会の中には近隣丹南市町村は入っておられますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) ここの中では、今後いろいろと、まだ設立していない内容でありますけれども、今の段階では道の駅のそういう関連する出店業者とか観光協会とかJR西日本、そういったところを考えていますので、今後どういう形でするかさらに検討していきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) いわゆる主な事業の一つですので、ぜひ近隣との連携を呼びかけていただきたいというふうに思います。 次に移ります。 ページ143、144、農業振興費、6の人・農地プラン推進事業についてお聞きしたいと思います。 久々ぶりに人・農地プランという名前の予算が出てきたので、10年近く前にこの事業、国の主導でありましたが、今回、この事業の狙いとこの事業そのものは市独自のものなのか、国、県に連携しているものかを含めてお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 10年来、この人・農地プランを推進してきたわけでございますけれども、このそもそもの目的でございますけれども、持続可能な地域農業、こういったものを目指したときに、どうしても人の問題、担い手をどうするか、それから後継者をどうするか。それと、農地の問題、小さい農地をどうやって集約していくかとかというような問題、この2つの問題を地域で話し合って、それで合意をし、解決に向かって進んでいこうというようなことでございます。 現在、この10年間で約70%の農地が担い手に集積をしているということでございまして、10年前からすれば恐らく40%ぐらい集積が進んでいるものと考えております。 今後、どの産業も同じでございますけれども、人口は減少していく、しかも高齢化をしていく、したがいまして担い手がいないと、こういったものをさらに10年先まで見据えてどのように地域農業を守っていくかということ。 それと、農地の集積が進んだわけでございますが、なかなか固まっていない、ばらばらになっているといったものをどうやって集積するか、この第2段階にするべきものと思っておりますし、それと70%以外の30%、これは主に条件の不利地域になってくると思います。これはなかなか担い手の皆様に担っていただけないような、条件が不利という、これをどうするかといった問題もございます。こういった問題を集落単位でお話合いをいただく、そして我々も入って向かうべき方向性というのを定めていきたい、こういった狙いでございます。 これは、ほとんどが国の事業のスキームがございます。ほとんどが国の予算でございます。今のところ、市の単独の予算を発動してまでということは考えておりませんが、もし必要とあればそういったことも考えていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 今、審議監、お話があったように、残り30%、これはかなり厳しいです、現実はね。だから、コーディネーターの予算をつけるとしてもなかなか進まない。かなり本気で地域に入らないとまとまらない状況というのはなかなか進まないと思うので、コーディネーターの専任も含めて、これは本気で取り上げていただく事業にしていただきたいということですが、今後の展開をお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 人・農地プランですが、令和5年と令和6年、この2か年において制定することになっております。 今、中山間地の条件不利地でございますけれども、条件不利地と一くくりで言いましても、それぞれ経緯も違いますし形状も違ってまいりますので、集落、集落の皆様とまずは対話を重ねていく、そして恐らく専門家を交えた今後の在り方といったものを考えていかざるを得ないと思います。 そしてまた、我々としましても、水稲ばかりをメインにするというよりは、いろんな可能性を探っていきたいというふうにも考えております。御案内のとおり、白山地区では様々な園芸作物が栽培され、それによって循環をしている状況もございますし、新たな作目、ブドウ、イチゴ、こういった園芸作物も最近振興させていただいておりますので、いろんな可能性を探りながら、中山間地の持続可能性、こういったものを探っていきたいと思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 少しでも前に行くために、ここにアドバイザー予算ありまして、これは国の制度でしょうけど、何年かかけてしっかりと地域と取り組む人が必要だと思うんです。だから、今年度、あれでしょうけど、ぜひ本格的にちゃんと向き合うようなアドバイザー、地域専属のアドバイザーをつくる方向性で頑張っていただきたい。 最後に、149ページ、150ページ、林業振興費の森林環境譲与税事業についてお聞きします。 今回、新しくようやく森林環境譲与税が入っていまして、事業に着手するということで、意向調査、現地調査、マスタープラン、この3つに取り組まれると思うんですが、その中で一番大きいマスタープラン、このことについて、もう時間がないのでお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) マスタープランでございますが、今、森林環境譲与税という形で国からいただいているお金がございます、まとまったお金になっております。それと、令和6年からは、森林環境税という形で皆様から1,000円ずつ頂くような仕組みになっております。それも恐らく半恒久的な財源になると、しかもまとまったお金であるということでございますので、まずR5年に、しっかりといろんな御意見をいただきながら、専門家の意見を入れて原案をつくらせていただく。それを市民の皆様、そして議会の皆様の議論をいただいて、皆さん合意の下でプランをつくって、長期的な展望でやっていきたい、こういうようなマスタープランでございます。 現在、特に専門的な見地を有するかなり大手の林業業者さんとお話をさせていただいておりますので、そういった方々も踏まえて、しっかり委託をしながら、我々も一緒に考えて、議論をいただきながら来年の成案を見たいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) この事業委託先というのは、もう考えておられるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 過去に同種のプランを他の自治体でつくった経験がおありになるということと。それと、どうもお聞きしますと、森林によっていろいろと木材も違ってくると、山も違うんだということでありますので、広く国内の山林の知見を有している方、あるいはそういった企業、そういった方と今御相談をしているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 今年度、マスタープランをつくるということで、プランがどう生かされていくのかというのが一番大きい問題だと思うんですね。今、全国の事例も知っている人が入るというのも重要ですけど、プランを踏まえて、これから環境税をどう生かしていくかというので、長いスパンでアドバイザーなり専門家をつけるという発想も必要だと思います。そういう点は検討されていますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) プランの期間は、議員おっしゃいますとおり、森林でございますので、通常の計画のプランよりどうしても長くなってしまいます、20年とか30年、そういう期間になりますので。そういった期間をしっかりとウオッチしてフォローいただけるような方々、そういった方々を検討していくと、それもマスタープラン中で検討していきたいと思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫議員。
◆(佐々木哲夫君) 譲与税が始まって、国民からも頂きますので、プランを基にしてしっかりとした足のついた政策にしていくには、それをサポートする人、いわゆるアドバイザーを含めて、それから長期的な展望があると思うんで、このプランをつくる中で対応していただきたいというふうに思います。 これで終わります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) もうお疲れと思いますが、お聞かせをお願いします。 予算説明書の155、156ページになります。 7款の商工費から2つの事業についてお聞きしたいと思います。 まず一つ目ですが、156ページの2、越前たけふ駅周辺整備推進事業500万円ですね。こちらの事業につきまして内容を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 越前たけふ駅周辺整備推進事業の500万円の事業でありますけれども、まず事業内容としまして、北陸新幹線越前たけふ駅周辺の企業、人材の集積に向けまして、トップセールスをはじめとする企業誘致、研究者やクリエーター等とのネットワークの形成を積極的に行っているというところでございます。これらの新幹線駅周辺に集う企業や人材の交流、発信、活躍の場としまして、(仮称)越前たけふ未来創造基地の商業施設との一体整備を視野に入れた検討を庁内の職員の研究会等で行ってきたというところでございます。本事業では、機能や整備手法に関する具体的な方針を示すため、事前調査や有識者からの意見聴取などを行い、今後基本構想を策定するという内容でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 予算の概要にも説明は書いてあるんで改めてお聞きしたわけでございますが、交流拠点ということで、企業、人材の集積の受皿となるような交流拠点というような内容がありまして、私としましては、拠点となるような施設を新しく造るのかなと勝手にイメージするわけでございますが、この拠点となる施設というのは将来的に建てる予定があるのか、もし建てるとしたらどの場所に建てようとお考えなのか、この拠点となる場所についてお考えをお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 拠点という建物というか空間といいますか、そういったものを造っていきたいということでございます。未来創造基地でありますけれども、越前たけふ駅周辺に集う企業や人材の交流、発信、活躍の場として、そういった拠点となるものとして整備をしていきたいということでございます。 建設の場所でございますが、にぎわい、コスト等の観点から、商業施設との一体整備の可能性とか企業の研究開発の施設等との関連性、そういったものを踏まえた上で、企業の進出状況を見極めて今後選定していく必要があるというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 理解しました。 具体的な名前を出すんですけど、越前たけふ駅周辺には、福井村田製作所さんが進出の意欲を示しているというふうに聞いているんですが、この拠点の場所に福井村田製作所さんは関係してくるのか、お考えを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 拠点は、新幹線の越前たけふ駅、道の駅の前のそういうところに造っていきたいというふうな考えであります。 市は、福井村田製作所の先端施設の研究施設と一体的に整備するものではないと、物理的に関係するものではない。ただ、商業施設等としては一体的に建設できないかというものは模索をしているということで、場所について、今現時点でこの場所だというふうなことは特定できませんが、おおむねそういった駅周辺の前でしたいというふうな思いではあります。 建物の場所は今断定できないというところでありますが、ただソフト面でありますけれども、未来創造基地が整備された場合には、進出企業との相乗効果が期待できるということがありますし、商業開発とか新たなビジネスを生み出すことに意欲的に取り組む企業、また研究機関、研究者、クリエーター、エンジニア、学生、そういった方が交流によってその場所に活力と元気を創造する活動拠点として考えているというところでありますので、村田製作所の先端研究施設、ここで働く研究者の方も利用いただいて、ここでいろんな交流とか活動とかというものはできるといいなというふうには考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 現時点のお考えにつきまして理解いたしました。 こちらの事業ですが、提案されています基本計画12の
チャレンジプロジェクトの中の5番目、越前たけふ駅開発プロジェクトというこのプロジェクトに深く関わる事業かなというふうに思うんですが、このプロジェクト、そしてこの事業を進めることで今後期待できる効果につきましてお考えを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 市の総合計画の重点プロジェクトに位置づけたというところの越前たけふ駅周辺開発プロジェクトでありますけれども、これは、半径1キロの圏内に新幹線の駅とか武生インターチェンジ、国道8号が集積するという、そういう交通結節点、そういった特徴を生かしまして、産業の高度化や人材の集積、本市に新たなにぎわいの創出、そういった若年層の定着などを企業誘致によって実現していきたい、行っていきたいというふうに考えているものであります。 それに向けまして、先端研究施設や商業施設など、短期、中期で誘致できる産業を設定しまして、企業や人材の受皿となる、仮称でありますけれども、越前たけふ未来創造基地の整備、検討を今後行っていく、今、研究を行って、今後もさらに引き続き検討を行っていくというところあります。 この施設が実現すればでありますが、その効果でありますが、企業誘致による働く場の創出、またUIJターンの推進、観光やビジネスによる交流人口の増大、そういったことが市が総合計画において目指す10万人の元気と活力に寄与する競争力のある産業の集積地の実現が図れる、そういったものにつながっていくというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 分かりました。 越前たけふ駅の周辺はそういったポテンシャルを持っているところかなと思うんで、このプロジェクトを成功させれば、もう間違いなく市の発展につながるというふうに思うところなんですが、まだ地権者交渉とか、施設を建てるとかとなるとなかなか厳しい面も出てくると思うんで、ぜひとも頑張ってやっていただきたいなというふうに思います。 それでは、次の質問に行きます。 ページをおめくりいただきまして、158ページのほうになるんですが、10番、越前発新事業チャレンジ支援事業725万2,000円ですね。こちらも予算概要には書いてあるんですが、改めてこの事業内容について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) この事業につきましては、今年度、大きく内容のほうを見直しております。 まず、その背景といたしまして、紫式部が主人公の大河ドラマが放映される令和6年は、越前市の観光客を大幅に増やすことができる大きなチャンスであることから、限られた予算の中で、これまで新商品や新サービスなどの研究開発、販売促進、知的財産の取得に対して支援をしてきました従来のものづくり補助金を、次の3つの事業に見直しております。 まず一つ目が、令和5年度、6年度につきましては、紫式部にちなんだ商品、あるいはサービスの開発や商品のパッケージデザインへの支援に特化しまして、多様な産業、商品、サービスの発展を促してまいりたいと考えております。 2つ目といたしまして、経済産業省が推進するデザイン経営の企業への導入及びクリエーターの人材育成を図っていくため、鯖江市と共同でシンポジウムやセミナー、商品開発のプロジェクトなどを行う越前鯖江デザイン経営スクール(仮称)を開催をする事業となります。 3つ目が、商品開発やサービスに取り組む事業者が、資金調達などのためにクラウドファンディングを活用する際の支援も新たに設けたところでございます。 以上、3つの事業内容に修正とか変更をいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 理解しました。 今、御説明いただいた中のデザイン経営スクールということにつきましてお聞きするんですが、なぜこの事業内容の中身でデザイン分野に特化させたデザイン経営スクールというのを取り入れたのかなというふうに思うところなんで、デザイン分野に特化させた経営スクールを入れた理由について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 所信でも申しましたが、物やサービスがあふれ、商品の機能、あるいは価格による差別化が容易ではない現状がございます。企業が消費者から選ばれるためには、自社のブランド価値をしっかり明確にして、顧客に受け入れられる商品、あるいはサービスづくりを行うことが求められております。 そこで、経済産業省が導入を推進しております、デザインの力をブランドの構築、あるいはイノベーションの創出に活用し、企業競争力の向上を目指すデザイン経営の企業への導入を取り組んでいきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 理解をしました。 先ほど御説明にもありましたが、鯖江市と連携して行うということなんですが、越前市と鯖江市で事業費を案分するのか、どういうふうになっているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 事業費につきましては、越前市と鯖江市がそれぞれ300万円ずつ負担をいたしまして、デザイン経営スクール協議会というのを設立する予定でございます。 また、事務局は、鯖江市、越前市、交互に持ち回っていくと。現在、各種産業団体、電算組合等を含めまして、協議会の構成メンバー、あるいは事業展開を検討しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) 事業費案分ということで、しっかり連携してやられるんだなというふうに思うところですが、この事業について最後にお聞きします。 この事業名、越前市発というふうに書いてあります。越前市発新事業チャレンジ支援事業というふうになっているんですが、この活動の拠点につきまして、越前市発と書いてあるとどうしても越前市になるんかなと思うんですが、この活動の拠点につきまして、越前市になるのか鯖江市になるのか、どちらになるのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 現在検討しておりますのは、サンドーム福井にある福井ものづくりキャンパス、こちらのほか、越前市や鯖江市、両市にある物づくり関連施設、こういったところで開催を予定しているところでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 砂田竜一議員。
◆(砂田竜一君) すいません、越前市じゃない、越前発でしたね、理解いたしました。申し訳ございません。 新しいチャレンジをされるということなので、ぜひとも成功につなげていただきたいと思うところですので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 私からは2点お願いいたします。 まず、予算書の152ページですけれども、ちょうど真ん中に水産振興事業ということで、78番の予算案がありますが、数字は少ないのですが、15万円ということで、これは今までにない水産振興事業だと思うんですね。そういう意味で、この15万円の事業内容についてまずお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 手数料15万円でございますけれども、こちら、地元産のアユを学校給食に導入するための経費でございまして、そのためには、アユの頭、あるいは内臓を除去すると、あるいは冷凍すると、そして学校へ納入すると、こういった手数料が内容でございます。今現在のところ、アユ170匹分を予定してございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) ありがとうございます。 次に、地元のアユを学校給食に導入するというもの、初の試みであると、非常にこれは評価するわけですが、どうしてそこまでに至ったのか、経過や背景などをお示しいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 実は、昨年来、日野川漁協の皆様から、ぜひとも子供たちに地元のアユを食べさせたいと、ついては学校給食に導入できないかということで、市長に熱心な要望をいただいておりました。 これを受けまして、私ども、教育委員会と幾度となく協議を重ねまして、その結果、衛生上の課題、あるいは調理技術上の課題、こういったものがクリアできると見通しが立ったものですから、アユの学校給食への導入と至ったわけでございます。 初めてのことではございますので、日野川流域の南小学校、あるいは北日野小学校の小学6年生の子供たちにまずは食べていただきたいなと思っております。170匹を子供たちに食べていただくと。なお、アユにつきましては、日野川漁協様から無償で提供いただくことになってございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 珍しい、初めての試みということで、子供たちもびっくりして食べられるんじゃないかなって思います。福井県内では、越前ガニを給食でかなりの自治体が今出しておりますので、カニに比べればまだいいかなと思っております。 この質問の最後ですけど、地元の鮮魚であるアユを子供たちに提供する、その前にしっかりと子供たちにアユと地元河川に対する説明をすれば、食育や自然環境保全の観点からも大いに意義がある取組だと私は考えております。15万円という比較的少額な予算ではありますが、大変大きな効果があると考えております。 今後の取組は、拡大を期待するわけですが、その点、何かお考えがあればお示しいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 地元のアユを学校給食に提供するという初めての取組でございますので、まず実際やってみて、どのような結果になったかということをしっかり見させていただきたいと思っております。 しかしながら、議員も御指摘のとおり、この企画につきましては、食育、あるいは環境教育、地元の河川へ目を向けるきっかけといったことも考えられますので、効果があるものと考えております。したがいまして、日野川漁協、あるいは教育委員会とも御相談の上でございますけれども、できる限り継続、あるいは拡大をしていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) ぜひ、これは新年度の取組ということで、学校の先生とかまた子供たち、どういったことを喜んだとか、アンケートというか、いろんなことを聞いていただきたいなと思いますし、またこれが継続的に連なっていく、そしてまたいろんな小学校につながっていくんじゃないかなと思いますので、非常に期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 そして、もう一点は、162ページになります。 162ページの上から8番目の観光推進事業1億4,834万5,000円、このうちの真ん中ほどの観光推進業務委託料6,250万円、これの委託先、さらには、かなり事業があると思いますが、大まかな事業で結構ですが、お示しいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 観光推進業務委託料でありますが、6,250万円につきましてでありますが、これは、越前市の観光協会のほうに委託をして、観光協会のほうで様々な事業を展開しているというところでございます。若干、3つほど事業を御紹介させていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 まず、越前おろしそばと秘密のごちそう、そして御朱印巡りという事業について御紹介させていただきたいなというふうに思います。実績と併せて答弁させていただきます。 まず、越前おろしそば三昧につきましては、21店舗が参加をしていると、昨年の7月1日から9月30日のお盆期間を除く丸3か月実施したと、令和4年度のことについて御説明させていただいています。越前おろしそば三昧のチケットにつきましては、1,500円で1,869セット販売をさせていただいて、特典の500円のクーポン券、これが63か所の市内の飲食店とか体験施設などで使用可能というものでありまして、活用いただいたと。そばの食べ歩きのほか、市内の観光施設の回遊が図られたというものであります。 秘密のごちそうセットにつきましては、本市の3大グルメと言われています、越前おろしそば、ボルガライス、そして武生駅前中華そば、この3つのメニューを組み合わせて食べられるセットで、11店舗で23種類、3つ一遍に合わせたり2つだけ合わせたり、23種類の組合せがありまして、提供店では通年で定番化されておりまして、お店でメニュー化されておりまして、好評を得ているというものであります。 そして、3つ目の越前国府の御朱印巡りというものでありますが、通年で紹介するお寺は、20社寺から、令和4年度におきましては35のお寺、社寺に増えたというものであります。35の社寺と公会堂記念館、菊人形におけるデジタルスタンプラリーを実施しまして、来訪者の市内回遊の促進を図ったということであります。このスタンプラリーには、388名、総スタンプで5,684個となる場所を回遊していただいたということで、これはさらに令和3年度よりも参加実績が増えて、市内の回遊促進につながった。こういった事業を観光協会のほうではやっているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) いろいろと調べさせていただきましたが、このほかにもかなり大きな事業があるわけですね。今、部長がおっしゃったのは3つということで、観光ポスターのパンフレット作成とか情報発信、宣伝広告費、さらには観光ガイド事業、ちひろの生まれた記念館事業とかたくさんありますね。 それは、3つはそれでよろしいんですけれども、かなり大きな金額が越前市観光協会に行くわけですね。これは非常に大きな事業だと思っておりますし、片方は北陸新幹線周辺もたくさんの予算がついている、こっちは越前市全体でないかなと思っているんですね。観光誘客に関しては両方大事でありますから、ここらはどういうふうにして持っていくかというのが非常にこれから問われるところだと私は思っておりますし、またこの予算の中でどれぐらいの方の誘客数を見込んでいるのか、また観光客をどれぐらいこの予算の中で見込んでいるのか、お示しいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 本年度、越前市の観光プランを、改定案でありますけれども、先日、議会にも御説明させていただいたというところでございます。 今後の目標、今現在は観光誘客年間300万台でありますけれども、今後、350万人に持っていきたいというふうなことでございますので、そういったところ踏まえながら、具体的に観光誘客の数字については、今お示しすることは、データを手持ちで持っていませんが、そういった方向の中で取り組んでいきたいというふうに考えているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) この3大グルメの中で、市の職員の方、一生懸命やっておる方がたくさんいらっしゃるんですけど、非常に結構なことだなと思っております。 また、こういう食のイベントというのはたくさんのお客さんが見えられる、県内、県外からも来られる、こういったことを、PRをもっともっとすべきじゃないかなと思っております。福井県の県議会なんかでは、越前おろしそば、これを何かブランド化して頑張っていこうじゃないかというような兆しも見えているわけでございますが、越前市も負けずに、越前おろしそばは府中、武生から出たんですよね、こっから出ているんです、間違いなく。そういった意味で、もっと自信を持っていただいて、観光協会の皆さんにしっかりとPRし、そしてお客さんを呼び込む、こういったことを市のほうからも強く要請をいただきたいと思っていますが、その件についてお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 令和4年度に御紹介させていただいた越前おろしそば三昧、好評なんですが、越前市民の方が特にたくさん御利用いただいているということであります。 令和5年度につきましては、そのターゲットを、県外の方に対して強くPRをしていきたいと、越前おろしそばは越前市が発祥の地であるというようなことも踏まえながらPRをしていきたいというふうに考えていますので、そういった取組を特に令和5年度は行っていきたいというふうに考えているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 先ほど言いましたが、全国からお客さんを呼び込むというのは、食というのはすごく大事なことで、同じおろしそばを持っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃるのかなと思うし、中華そばにしても、そういった全国でやっているB級グルメとか、そういうなのを関係各位と協力しながら持ってきていただきたいなと思っております。これは要望でございます。 もう一点は、この予算の中に建物借り上げ料というのが637万9,000円、当初案でありますね。これは、以前、私も議員になってから質問をしてきたわけですけれども、異常に何か高いなと、もっと違う場所でできないのかなと思っているんですけど、このお考えについてはどうでしょう。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) この建物借り上げ料637万9,000円につきましては、駅前にあります観光・匠の技案内所に係る建物の借り上げ料ということであります。ここで越前武生駅に降りていただいた方等々に、まずは玄関口といいますか、そういった中で、御覧のとおりでありますけれども、議員も御覧いただいているとは思いますが、そういった中で観光案内とかPRを行っているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 今のところは変えるつもりがないというような部長の考え方かなと思いますね。あそこに今も自転車は置いてありましたっけ。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 観光協会がやっているレンタサイクルについては、ここにもしっかり、パピルス館等々にも、何か所か市内で置いておりますので、この場所にも置いております。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 越前市観光協会さん、かなりたくさんの委託を受けているところがあります。 これからできる道の駅もそうですし、観光案内が2つあって、それはそれぞれでやるんだろうなと思うんですね。何か無駄な予算を、何か重複しないで、何かできるところはコンパクトにまとめてやると、そういう姿勢も私は必要だと思うんですね。そのことについてのお考え方はないでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 今、ここに1つ観光案内、JR武生駅前にあるということと、3月18日に道の駅がオープンするというところで、ここにも観光案内所を3月18日からスタートさせると。1年後の新幹線の開業を見据えた上で、道の駅オープンと同時に先行して観光案内所を開けて丹南エリア全体のPRをやっていこうというふうな、道の駅の前の観光案内所ではそういう戦略の中でやっているというところであります。 観光・匠の技案内所についても、さらにブラッシュアップしながら、今後、どういった形が一番ベストなのかを含めて検討を深めていきたいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 川崎俊之議員。
◆(川崎俊之君) 来年、北陸新幹線、敦賀までの開業ということで、知事も一生懸命力を入れております。100年に一度だとすごい力量で力を入れている、市長も当然だと思うんですね。駅周辺にはたくさんの方が降りていただいて、そしてお金を落としていただく、そしてこちらへ入っていただく、中心市街地へ入っていただいて、そこでもまたいろんなところを見ていただいてお金を置いていただく、こういった仕組みづくりというのをもう一度しっかりと洗い直しながら、まだ時間がありますので、考えていただきたいなと思っております。 以上で質疑を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) ありがとうございます。 今、観光については大まかに川崎議員が質問されたので、私は1点だけお願いをしたいと思います。 商工費のまちなか観光サインの整備について、162ページ、これは修繕費ということで、まちなかのサインを少し改修しようと、修繕しようということなんですが、これはどれぐらいの数があって、どういうふうに修繕されるのかをいま一度お聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) まず、新幹線開業に向けまして、本年度は、武生まちなかと味真野、今立の3つのエリアに設置されています観光サインの現況調査を実施をさせていただきました。計563か所の現況を把握をしたというところであります。 その中で、本年度の現況調査を踏まえて、取り急ぎ新幹線開業までに、古くなって誤った記述とか、もう建物がなくなったり、そういう古い状態のものが、情報が掲載されていましたので、まずは武生のまちなかエリアの大型地図の案内看板、そういったところから至急修繕をしてしまいたいということの予算内容でありまして、そういった大型地図の案内看板15か所を修繕するというものに対して430万円の予算を修繕料として計上させていただいたということであります。 今後でありますけれども、令和5年度の、今年度、予算はゼロ予算でありますけれども、今年度やりたいということでありますが、観光協会が実施するまち歩き企画、そういったものと連携した施設サインの検証というものを令和5年度には検討して、6年度以降、その検証を基に設計とか整備をやっていきたいというふうに考えております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) 私、提案なんですが、ウォーカブルなまちということで、ふらりと回った観光客の人が、今回、紫式部ということで非常にうたって、まちを挙げてやっているということなので、紫式部が暮らしたまちとか、何かそういったイメージ、中心市街地を歩くとそういったものがどんと何かある、駅へ降りたらそういったイメージがあるとか、考えていると思うんですが、できるだけそういったイメージを出して、まちの中で非常に盛り上がっているという、まちの中心市街地の、例えば、今、国府の発掘調査なんかもスタートするわけですが、そういった中で、国府で紫式部が一時的でも暮らしたんだというような一つの看板のようなものがどこかにあると、すごくイメージがあって、そこもいいポストになるのではないかなというふうに思われるんですが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎産業環境部長(奥山茂夫君) 今、この予算については、間違った情報を至急修正させていただきたいということであります。 その後でありますけれども、今いただいた御意見等々を十分、令和5年度においていろいろ検証、検討を行っていきたいというふうに考えていますので、そこはしっかりとどういうものがいいかというものを、観光誘客だけではなくて、全庁的に連携しながら検討を深めていきたいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(吉田啓三君) 題佛臣一議員。
◆(題佛臣一君) よろしくお願いをいたします。ふらっと歩いてそういう看板があると非常にほっとするなというイメージもありますので、どうか期待をしておりますので、よろしくお願いします。 以上であります。
○議長(吉田啓三君) 区分2に対する質疑を終了いたします。 ================
○議長(吉田啓三君) 本日はこれをもって延会いたします。 次会は明日22日午前10時から再開いたします。 延会 午後4時50分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│ 予 算 付 託 表 ││ 総務委員会 ││ 議案第 1 号 令和4年度越前市
一般会計補正予算(第9号) ││ 第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正 ││ 歳入全部 ││ 歳出第 1 款 議会費 ││ 歳出第 2 款 総務費(ただし、1項7目企画費のうち1ふるさと納税推進事 ││ 業及び3項戸籍住民基本台帳費を除く。) ││ 第2条(地方債の補正)の第2表地方債補正 ││ 第3条(繰越明許費の補正)の第3表繰越明許費補正中 ││ 追加第 2 款 総務費 ││ 議案第 6 号 令和5年度越前市一般会計予算 ││ 第1条(歳入歳出予算)の第1表歳入歳出予算 ││ 歳入全部 ││ 歳出第 1 款 議会費 ││ 第 2 款 総務費(ただし、1項7目企画費のうち3ふるさと納税推進事 ││ 業及び4
企業版ふるさと納税推進事業、10目情報化推進費のう ││ ち4個人番号カード利用環境整備事業、11目多文化共生推進費 ││ のうち1外国人市民相談事業、3項戸籍住民基本台帳費並びに7 ││ 項1目生活安全対策費のうち9交通災害共済事業及び11消費者 ││ 対策事業を除く。) ││ 第 9 款 消防費 ││ 第12款 公債費 ││ 第13款 諸支出金中2項繰出金 ││ 第14款 予備費 ││ 第2条(債務負担行為)の第2表債務負担行為(ただし、総合保育業務支援システ ││ ム更新事業、公共施設照明LED化事業(令和5年度分)、企業立地促進補助 ││ 金及び除雪機械賃借料(その2)を除く。) ││ 第3条(地方債)の第3表地方債 ││ 第4条(一時借入金) ││ 第5条(歳出予算の流用) ││ 教育厚生委員会 ││ 議案第 1 号 令和4年度越前市
一般会計補正予算(第9号) ││ 第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正 ││ 歳出第 2 款 総務費中3項戸籍住民基本台帳費 ││ 第 3 款 民生費 ││ 第 4 款 衛生費(ただし、1項4目環境対策費及び5目合併処理浄化槽 ││ 費並びに2項清掃費を除く。) ││ 第10款 教育費 ││ 第3条(繰越明許費の補正)の第3表繰越明許費補正中 ││ 追加第 3 款 民生費 ││ 第 4 款 衛生費 ││ 第10款 教育費 ││ 議案第 2 号 令和4年度越前市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ││ 議案第 3 号 令和4年度越前市
介護保険特別会計補正予算(第2号) ││ 議案第 4 号 令和4年度越前市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) ││ 議案第 6 号 令和5年度越前市一般会計予算 ││ 第1条(歳入歳出予算)の第1表歳入歳出予算 ││ 歳出第 2 款 総務費中1項10目情報化推進費のうち4個人番号カード利用 ││ 環境整備事業、11目多文化共生推進費のうち1外国人市民相談 ││ 事業、3項戸籍住民基本台帳費並びに7項1目生活安全対策費の ││ うち9交通災害共済事業及び11消費者対策事業 ││ 第 3 款 民生費 ││ 第 4 款 衛生費(ただし、1項1目保健衛生総務費のうち7公衆浴場振 ││ 興対策事業、8狂犬病予防事業及び9飼い主のいない猫対策事 ││ 業、4目環境対策費並びに5目合併処理浄化槽費並びに2項清掃 ││ 費を除く。) ││ 第10款 教育費 ││ 第2条(債務負担行為)の第2表債務負担行為中 ││ 総合保育業務支援システム更新事業 ││ 議案第 7 号 令和5年度越前市
国民健康保険特別会計予算 ││ 議案第 8 号 令和5年度越前市
介護保険特別会計予算 ││ 議案第 9 号 令和5年度越前市
後期高齢者医療特別会計予算 ││ 産業建設委員会 ││ 議案第 1 号 令和4年度越前市
一般会計補正予算(第9号) ││ 第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正 ││ 歳出第 2 款 総務費中1項7目企画費のうち1ふるさと納税推進事業 ││ 第 4 款 衛生費中1項4目環境対策費及び5目合併処理浄化槽費並びに ││ 2項清掃費 ││ 第 6 款 農林水産業費 ││ 第 7 款 商工費 ││ 第 8 款 土木費 ││ 第13款 諸支出金 ││ 第3条(繰越明許費の補正)の第3表繰越明許費補正中 ││ 追加第 6 款 農林水産業費 ││ 第 7 款 商工費 ││ 第 8 款 土木費 ││ 第11款 災害復旧費 ││ 第13款 諸支出金 ││ 議案第 5 号 令和4年度越前市
下水道事業会計補正予算(第2号) ││ 議案第 6 号 令和5年度越前市一般会計予算 ││ 第1条(歳入歳出予算)の第1表歳入歳出予算 ││ 歳出第 2 款 総務費中1項7目企画費のうち3ふるさと納税推進事業及び4 ││
企業版ふるさと納税推進事業 ││ 第 4 款 衛生費中1項1目保健衛生総務費のうち7公衆浴場振興対策事 ││ 業、8狂犬病予防事業及び9飼い主のいない猫対策事業、4目環 ││ 境対策費並びに5目合併処理浄化槽費並びに2項清掃費 ││ 第 5 款 労働費 ││ 第 6 款 農林水産業費 ││ 第 7 款 商工費 ││ 第 8 款 土木費 ││ 第11款 災害復旧費 ││ 第13款 諸支出金中1項公営企業費 ││ 第2条(債務負担行為)第2表債務負担行為中 ││ 公共施設照明LED化事業(令和5年度分)、
企業立地促進補助金及び除雪機 ││ 械賃借料(その2) ││ 議案第10号 令和5年度越前市
水道事業会計予算 ││ 議案第11号 令和5年度越前市
工業用水道事業会計予算 ││ 議案第12号 令和5年度越前市
下水道事業会計予算 │└─────────────────────────────────────────┘...