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  1. 越前市議会 2022-08-31
    09月02日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    令和 4年 9月定例会         令和4年9月越前市議会定例会(第2号) 令和4年8月31日の会議に引き続き、令和4年9月2日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           令和4年9月越前市議会定例会議事日程            ││                         令和4年9月2日午前10時開議 ││  第 2 号                                  ││ 第 1  議案第42号 令和3年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定につ ││           いて                            ││ 第 2  議案第43号 令和3年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認 ││           定について                         ││ 第 3  議案第44号 令和3年度越前市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定に ││           ついて                           ││ 第 4  議案第45号 令和3年度越前市一般会計歳入歳出決算の認定について    ││ 第 5  議案第46号 令和3年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に ││           ついて                           ││ 第 6  議案第47号 令和3年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につい ││           て                             ││ 第 7  議案第48号 令和3年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定 ││           について                          ││ 第 8  議案第49号 越前市職員の定年等に関する条例の一部改正について     ││ 第 9  議案第50号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について      ││ 第10 議案第51号 越前市手数料条例の一部改正について            ││ 第11 議案第52号 越前市子ども医療費の助成に関する条例及び越前市ひとり親家 ││           庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について       ││ 第12 議案第53号 工事の請負契約について                  ││ 第13 議案第54号 工事の請負契約について                  ││ 第14 議案第55号 市道路線の認定について                  ││ 第15 議案第56号 財産の取得について                    ││ 第16 議案第41号 令和4年度越前市一般会計補正予算(第4号)        │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第42号 令和3年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 2  議案第43号 令和3年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 3  議案第44号 令和3年度越前市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 4  議案第45号 令和3年度越前市一般会計歳入歳出決算の認定について 日程第 5  議案第46号 令和3年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第 6  議案第47号 令和3年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第 7  議案第48号 令和3年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第 8  議案第49号 越前市職員の定年等に関する条例の一部改正について 日程第 9  議案第50号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 日程第10 議案第51号 越前市手数料条例の一部改正について 日程第11 議案第52号 越前市子ども医療費の助成に関する条例及び越前市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程第12 議案第53号 工事の請負契約について 日程第13 議案第54号 工事の請負契約について 日程第14 議案第55号 市道路線の認定について 日程第15 議案第56号 財産の取得について 日程第16 議案第41号 令和4年度越前市一般会計補正予算(第4号)  =======================================3 出席議員(22人)     1 番 能 勢 淳一郎 君         2 番 土 田 信 義 君     3 番 畑   勝 浩 君         4 番 近 藤 光 広 君     5 番 佐々木 哲 夫 君         6 番 橋 本 弥登志 君     7 番 清 水 一 徳 君         8 番 中 西 昭 雄 君     9 番 桶 谷 耕 一 君        10番 砂 田 竜 一 君    11番 大久保 健 一 君        12番 小 玉 俊 一 君    13番 川 崎 俊 之 君        14番 題 佛 臣 一 君    15番 三田村 輝 士 君        16番 安 立 里 美 君    17番 大久保 惠 子 君        18番 小 形 善 信 君    19番 川 崎 悟 司 君        20番 城 戸 茂 夫 君    21番 前 田 修 治 君        22番 吉 田 啓 三 君4 議  事       開議 午前10時00分 ○議長(吉田啓三君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 議案第42号 ~ 日程第7 議案第48号 ○議長(吉田啓三君) 日程に入ります。 日程第1議案第42号令和3年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてから日程第7議案第48号令和3年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの7案について一括して議題といたします。 この際、申し上げます。 これより行います理事者への議案質疑につきましては、一問一答方式により1議題につき質疑、答弁を含めて30分以内の時間制限により行います。 また、今会議も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、対策といたしまして、マスク着用の上、演台、一般質問席以外での答弁については自席に着席したままで実施しますので、御理解、御協力をお願い申し上げます。 また、申合せにより、各議員が所属する委員会の所管事項については、施策の大綱に関わるもの以外の詳細な事項に関しましては避けることを例としておりますので、申し添えておきます。 理事者におかれましても、質疑の趣旨に沿った適切な答弁をなされるよう、ここで改めてお願いをしておきます。 それでは、本案に対する質疑に入ります。 質疑はどなたかありますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) おはようございます。土田ですけれども、質疑をさせていただきます。 議案第45号、ページ数にしますと72ページから73ページにかけて、越前市の一般会計歳入歳出決算のことについて御質問させてください。 款2の総務費、項の諸費の中で、73ページでございますが、7番、安全安心まちづくり事業について、その概要を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。 ◎危機管理幹(見延政和君) 安全安心まちづくり事業の概要でございますけれども、市民の安全・安心を守るための事業ということで、大きく分けまして、空き家等対策に係る事業と、あと安全安心まちづくり運動といいまして、各市町で警察等で構成する推進協議会の予算等の内容で事業を進めているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) ありがとうございます。 それでは、越前市内の空き家対策の状況、空き家の数、廃屋の数等を教えていただきますとありがたいです。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。 ◎危機管理幹(見延政和君) まず、安全安心まちづくり事業246万7,352円のうち空き家対策に係る支出は、市空家等対策協議会委員7人分の報酬5万円、老朽危険空家解体撤去事業補助金4件、210万3,000円、合計で215万3,000円でございます。 次に、空き家数の現状でありますけれども、危険空き家も含めまして越前市で把握している数につきましては、令和4年8月末時点で1,351戸となってございます。 次に、空き家に対する主な取組でございますが、令和3年度の相談対応の状況は、防災危機管理課で受けた空き家の管理や解体支援などに関する相談、これが102件、建築住宅課で受けたリフォーム等利活用に関する相談、これが47件ということでございます。 また、市の空家等対策協議会の中で弁護士や建築士、不動産鑑定士など有識者から空き家対策に関する適切な助言も受けているところであります。 なお、今年度からは、新たな取組として市政出前講座を開催し、住民や地域の協力により、危険な空き家にならないよう適正管理などの啓発や意識づけを強化してまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 回答ありがとうございます。様々な取組をしていただいているということで、感謝申し上げます。非常に分かりやすい回答をいただきました。 私、この選挙で越前市内、何遍も回らせていただきましたが、そういった中で、空き家に対する心配の声をたくさんいただきました。野生動物のすみかになっているんじゃないかとか、もう家屋として現状は維持されていないようなものも多々ありました。 そういった中で、制度上少し問題があるのでないかなというようなところを実感しているわけでございますが、家屋、住宅が建っていると固定資産税の住宅用地に対する課税制度の減免があるかと思いますが、そのことについて教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 住宅用地の特例に関するお尋ねかと思います。 これにつきましては、地方税法という法律のほうで定められているところでございます。この内容でございますが、面積に応じて負担軽減を定めるというものでございます。 まず、固定資産税課税標準額におきましては、土地の面積が200平米──60坪ですね──以下の部分につきましては6分の1になります。そして、200平米を超える部分につきましては3分の1に軽減されるというものでございます。 また、都市計画税につきましてもこのような同様の減免がございまして、課税標準額におきまして、200平米、60坪以下の部分については3分の1に、200平米を超える部分については3分の2に減額されるというものでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 説明ありがとうございました。 その固定資産税の減免があるからなかなか家屋を壊せないんでないかというようなお声も多々聞こえてきます。この住宅用地という判断、住宅の認定ですけれども、それは市町村に任せられた裁量なんかはあるのか、お伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 住宅を建てられる際にどのようになるかというところが一番大きいのかなというふうに思いますけれども、建築確認申請等を出される場合でございますけれども、そういった場合に居宅として出すのかあるいは車庫、倉庫、そういったもので出すのかということでおおむね判断ができるかなと思います。 実際に家屋評価をさせていただいた際に、住居と認定する際には台所であったりトイレであったり、そういったものがついていれば家の評価として住宅という形で評価をさせていただくと、そのようになっているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 住宅の根拠はよく分かりました。 それが、経年経過とともに屋根が落ちている、雨漏りどころか、これが住居と言えないのではなかろうかというような危険家屋、廃屋なんかも多々見受けられますが、時間の経過とともに劣化して、とてもこれは住める住宅ではないのではなかろうかというような住宅用地について、どのような判断があるのか、市町村の裁量があるのかどうかお尋ねします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 先ほど申し上げましたように、地方税法において課税される標準額の減免というものが定められておりますので、それに準じた形で全国の市町が運用しているというところでございます。 それで、今議員お尋ねの、非常に傷んだ空き家があるような場合はその減免措置というものが住宅に評されてないということを考えると不適切ではないのかというお尋ねかと思います。実は、そういった事例が全国でも多々、平成に入ってから見られるようになってまいりまして、平成27年度の税制改正が行われまして、空家等対策の推進に関する特別措置法という法律がございます。それはどういうことかと申しますと、非常に傷んでいて周辺に危険を及ぼすとか、そういったことで、法律の用語では、それを特定空家等という言葉で表現してございます。特定空家というものに指定をされまして、そうしますと、市のほうではいわゆる指導、助言をしっかり、このままにされておきますと非常に危険で周辺にも御迷惑をおかけいたします。例えば災害のときに道路を塞いでしまう、そういったこともいろいろございますので、そういったものに指定された場合には助言、指導を行います。それでも、思っても改善がされない場合、勧告という措置になります。勧告を受けた家屋につきましては、先ほど申し上げました税の特例措置が受けられなくなると、そういう制度がございます。それは国のほうの空家等特措法のほうで定められたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) よく分かりました。ありがとうございます。 特定空家に認定された段階で十分その資格があるんでないかなと思いますが、そういった制度改革なんかも今後は望まれるのではなかろうか、そういった機会を見て全国のほうに持ち上げていただけるとありがたいなって思います。 以上でこの質問は終わりまして、次の質問に移らせていただきます。 次の質問は、今の決算書74ページ、75ページでございますが、款民生費、1、社会福祉費、1、社会福祉総務費の2番、社会福祉一般事務社会福祉法人監査員報酬等について御質問させていただきたいと思います。 まず、この科目であります社会福祉一般事務について御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 社会福祉法人監査の概要につきまして、決算のことを御説明させていただきます。 まず、社会福祉法人とは、高い公益性、非営利性を備えた社会福祉事業を行うことを目的として設立される特別な法人となっています。国民から信頼される適正な運営が確保されるための内部統制が求められていることから、所轄庁である県または市が監督することになっております。 社会福祉法第56条の第1項の規定により監査を実施しているもので、こちらの決算では、令和3年度において市が所轄する15法人のうち8法人の指導監査を実施したことでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 御説明ありがとうございました。 決算書では社会福祉法人監査員報酬55万円が計上されていますが、どのような体制で監査をしているのか御教示ください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらにつきましては、武生税理士会、税理士の皆様に会計監査員を委嘱させていただきまして、そこに事業課でございます市民福祉部の職員が一緒に行きまして、法人の運営と法人会計につきまして指導監査、助言していただいているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 説明ありがとうございました。非常に丁寧にやっているんだなというようなことがイメージとして分かりました。 社会福祉法人ばかりでなく、最近では福祉のほうの補助金、委託料等々が他の法人、一般社団法人とかにも法改正の中で行ってるかと思いますが、そちらのほうの対応はどのようになってるかお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 事業を委託している場合につきましては、法人や団体に対して事業課が検査することはもちろんでございますが、財政的援助団体である場合には、法人に対しても市監査委員による監査の対象となっております。 この目的につきましては、被援助団体を通じて支出される公金が公正かつ能率的に生かされているかどうかを監査する、そういった体制を取らせていただいております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) ありがとうございます。 財政援助団体としての監査は委託料なども含まれているのかお尋ねします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 地方自治法によりますと、監査委員につきましては、必要と認められるときには普通公共団体の長が要求するときは普通地方公共団体の事務または普通地方公共団体の機関の権限に属する事務のみならず、当該普通地方公共団体が補助金、交付金などの財政的援助を与えるものの出納、その他の事務の執行で当該財政的援助に係るものを監査することができるとされておりますので、補助金、交付金、そういった類いのものにつきましてを監査させていただくことになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) ありがとうございました。 社会福祉法人についてはきちんと担当課のほうで監査をしてらっしゃる。だんだん福祉のほうも多様な受け手、そういったところにも財政援助というような立場で委託料なんかが出されている。しかしながら、そういったところについて、一般社団法人なんかは十分な監査体制ができていないのではなかろうかというふうに推察するわけでございますが、できましたら市の監査委員さんなんかに、この「など」を適用しまして財政援助団体の監査なんかの対象にしていただくと、より安心して任せられるんじゃないかなと思いますが、そういうふうな意見で終わらせていただきます。 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) では、お願いします。 全体の決算認定に係る監査委員の意見書の、最初は3ページからお聞きをします。 3ページのほうにありますが、予算の執行状況とありますが、ここで言う収入率、そして執行率の意味するものを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) この3ページ中ほどにございます表の右側にございますが、対予算収入率、対予算執行率、この率の表すものでございますけれども、それぞれ一般会計、特別会計におけます予算総額に占める歳入または歳出の決算総額の割合、これをこの率として表しているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 予算の数値からという、執行率、収入率ということなんですが、近年は、その年度の3月の補正の中で不用額等をかなり執行率100%に近い数字に補正をしていくという傾向ではないかなというふうに思ってるんですが、それをしてもこのような収入率、執行率になるのかお聞きをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 100%ということは予算全額を支出したということになるわけでございますが、実際これが100%になっていないということは、予算で持った歳出予算を全額使っていないということは、その分市民サービスが十分に行われなかったのではないのかというような、市民の方から御心配をされる、そういう懸念もあるわけでございますけれども、私どもといたしましては、基本的に当初予算の時点で年間所要額をしっかり見込みまして、補正予算につきましては、やむを得ず緊急的に持つものを持たせていただいているところでございます。 しかしながら、例えば予算で持っていても入札により差額が生じるような場合等がございますので、そういった差額が生じたりするような場合には、今橋本議員おっしゃられましたように、3月の補正予算にて減額等の措置をするというものを行っている。しかしながら、100%にはなかなかなっていないというような現実でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 全て100%にしたらという意見じゃなくて、100%にする努力を、3月補正も含めてやっているわけですね。その中で、このように令和3年は90.7の執行率、一般会計で言えば。特別会計で言うと96%ということです。 それが、なぜ3月補正という順序を踏みながらこういう数字になるのかなというのがなかなか理解できないところもあるというところですが、収入率、執行率についての近年の状況が分かったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 令和3年度につきましてはここに書いてございますように、収入率93.3%──一般会計で申し上げますが──執行率90.7%、令和2年度が、収入率93.5%、執行率91.2%、そして令和元年度が、収入率97.2%、執行率94.4%でございます。 なお、少し申し上げさせていただきますと、地方公共団体、私ども越前市の予算もそうなんですが、歳入歳出の予算総額が同額ということで組まなくてはいけないということがございます。この収入率と執行率を比べまして、収入率のほうが高くなっているかと思います。これがもし執行率のほうが収入率よりも高いということになるとどのようになるかというと、いわゆる赤字決算という形になってしまいますので、私ども財政を担保している者といたしましては、歳入の状況を鑑み、歳出超過にならないように、しっかり執行管理といいますか、そういったことを会計等々も一緒に行っているという状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 赤字になるほど執行せえという話じゃなくて、そんな話はしてないので。 令和元年が94.4%、特会でも94.2%の執行率があるということです。 収入は、令和元年ですが97.2%あるということなので、これが両方とも率が高ければ高いほど、その年度で理事者の提案した、議会が承認した予算を有効に使いましょうというようなところに近づけていくという、そういう努力が見えてくるようにならないといけないかなと思うんですが、令和2年、令和3年を見ますと低くなってきてるのではないかなと思いますが、この数字はどういう理由がありますかね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 執行率が確かに、令和元年度は今ほど申し上げましたように94%、それに対して令和2年度、3年度は91%、90%ということで3ポイントほど低くなっているというところでございます。それの要因でございますけれども、実際に令和3年度に本来やろうと思っていて予算を計上させていただきましたけれども、実際には令和3年度にできずに繰越ししたような例がございます。例えて申し上げますと、西こども園なんかもその例かと思いますけれども、そういった事業がありますと、そのような執行率が低くなってしまうという、そういう影響が出てくるというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 今の例えの西のこども園については、3月補正でできませんよということではなかったよね、繰越しをしてという、そういうところでの執行率の算入のほうではなかったんですかね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 西こども園につきましては、たしか2年間の継続費で組ませていただいていたかと思います。それを今回3年間に変更したという形になっていたかと思いますけれども、その3月のときに入札がまだ行われていなかったということだというふうに認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 執行率が90%近くなっていくというか1割近く減ってくというのはいかがなものかなと思うので、今のような繰越しする、繰越ししない、そういったところも一つの要因としてはあるんでしょうけど、そこら辺どを説明してもらって、今回は執行率はこうなりました、次回は執行率を上げていきますというぐらいの意気込みというか気持ちが欲しいなというところを私は言ってるので、まず100%に絶対せえという話じゃなくて、より100に近い数字に持っていくのが、お互いが承認し合った予算をうまく執行するという、そういった気持ちがあったほうがいいなと思うので、今後もそういう気持ちで進めていただきたいと思います。 続けて、今度は越前市財政健全化判断比率等審査意見書のほうからお聞きをします。 資料の2ページの2番で財政健全化判断比率等の分析とありますが、令和元年から令和3年まで記載をしてあります。 今回の令和3年度の数値が実質公債費比率、将来負担比率が相当変わってるかなと思うのですが、これまでの公表数値を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) まず、実質公債費比率から申し上げさせていただきますと、3年分につきましては令和3年度が10.2、令和2年度が11.1、令和元年度が11.6、その前の平成30年度は11.3ということでございますので、今年、令和3年度につきましては10.2ということでございますが、その前3年間につきましては11%台で推移してきたといったところでございます。 そして、将来負担比率でございますけれども、令和3年度が書いてございますように118.1、令和2年度が132.3、令和元年度が126.2、平成30年度が107.4%といったところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 私の言ってるのは、令和3年度の数値がこれまでの公表数値とは大幅に変わったのかなと思うんですが、その説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 令和3年8月時点にお示しして予測しておりました中期財政計画等でお示ししていた数値が、令和3年度につきましては10.8%、そして将来負担比率が133.4%といったところでございましたが、それがそれぞれ10.2%、118.1%というふうに改善といいますか、いい方向になったということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) その要因を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) まず、実質公債費比率はどういったものかというものを御説明させていただきたいと思うんですけれども、標準財政規模に占めます公債費などの割合、これを実質公債費比率と申し上げます。そして、将来負担比率は標準財政規模に占める地方債残高など将来本市が負担すべき額、この割合を表す指標としてなってございます。 また、その中で標準財政規模という言葉を今ほど出させていただきましたけれども、標準財政規模と申しますのは、その地方公共団体の標準的な収入の規模を表すというものでございまして、標準税収入額と普通交付税、臨時財政対策債発行可能額、これの合計があるわけでございます。 なぜ、令和3年度がよくなったのかということでございますけれども、まず市税収入が当初予定していたものよりもコロナの影響を受けずに好調であったということが一つ要因に挙げられます。また、国におきましても国税の収入が令和3年度非常によかったということもございまして、12月に普通交付税の追加交付が5億2,000万円ありました。これによりまして、先ほど申し上げました標準財政規模が大きくなったということで、実質公債費比率、将来負担比率ともに改善したというところでございます。 また、将来負担比率の減少要因につきましては、これまで発行してきた市債の償還の減というんでしょうか、そういったこともあって、数値が一時的ではございますけれども令和3年度改善したといったところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 改善したことは率直に言って喜ぶべきことなんでしょうけど、これまでは50年に一度のまちづくりで大きく借金が増えますよということで、市民の間にも不安とか動揺があったということは否めないことかなと思うんですが、それが急に今ここになって、実践プログラムで令和3年が133.4が118.1になったという、これはかなり大きい。部長の説明では標準財政規模とか市税収入とかという説明ありましたが、これ実質公債費比率については5ページに算定式があって、そこにそれぞれ入れていくとそういう数値になるんでしょうけど、かなりの改善があった大きな要因というのは、市民に分かりやすく言うとどういうことなんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 分かりやすく言ったのが前の説明だったつもりでいたので、それをさらに崩すということになりますと、越前市における標準的な収入の規模、これが予想していたよりも去年よりも大きくなったというのが結果かなというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) ということになると、標準財政規模が大きく影響するというところなんでしょうけど、その標準財政規模の額については普通交付税額も入っているといったことなんですが、今回の補正でマイナス5億円ぐらいが普通交付税。具体的に言うと、普通交付税がマイナス5億円になると、どのぐらいのポイントになるんですか、この将来負担比率については。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 大体1.6億円程度で1%ぐらいというふうに考えておりますので、3ポイントぐらい前後というふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 西こども園とかそういったところの起債のほうが伸びたというところも影響するところなんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 交付税に影響するかといったところでしょうか。ではなくて、将来負担比率のほうにですね。 将来負担比率は、実際起債を起こすということは、工事が全て終わってから借金を許されるという制度になってございますので、実際には全て工事が終わってから借金をして、そして2年程度利子を先に返して、3年目ぐらいから元金の償還が始まるというような形になりますので、実質的に数字をぐっと押し上げてくるのは3年後とかという形で出てくるというものが、まず実質公債費比率はそのようになってまいります。 将来負担比率というのは借りた時点で将来全ての返済額ということになりますので、借りた時点で影響が出てくるというものになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) あまり細かく言うことは差し控えますけど、今先ほどの部長の説明でこんだけのポイントの改善は市税の伸び、それと交付税が増えたと。だけど、今回交付税はまた減るんで、それはどう変わるかなというのは分かりませんが、そういったところが大きな要因というふうな説明ということでいいんですかね、市税が伸びていくという。そういった説明を市民の人に私はするつもりでいるので、分かりやすい説明と丁寧な説明が今回はあってもいいかなと思いました。 特に、中期財政計画の説明の中で、最終ページの中に将来負担比率とか公債費比率の数値がくくっと載ってて、部長は軽やかに説明してましたけど、その変わり方があまり説明がなくて、何でかなという、ほういったことでこういう質問になったんですけど、そんなことは大事なことかなというふうに思っています。 最後に、その将来負担比率が中期財政計画の中では示されていますが、今後どのように推移するか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 中期財政計画につきまして今議会前に議会の皆様方にお示しをさせていただいたところでございますけれども、先ほど申し上げましたように、令和3年度におきましては実質公債費比率、将来負担比率とも改善したということでございます。しかしながら、これからまだ先に返していく借金などなどをしっかり計算をいたしますと、令和5年あたりに将来負担比率がピークを迎えるのではないのかなというふうに考えてございますし、実質公債費比率につきましては令和5年、6年あたりがピークを迎えるのではないのかというふうに考えているところでございまして、その将来負担比率のピーク時の見込みといたしましては135.3%、実質公債費比率につきましては11.7%程度になるのではないのかと、これ現時点での試算でございますけれども、このように試算をしている。それをピークにまた改善をしていくであろうというふうに見込んでいるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) これまでの計画では令和5年度がピークで139.1の将来負担比率が予想されていたのが、今回の財政計画では135.3で改善できるだろうと。そういったことで、それがピークで今後下降していくという、そういった計画ということでよろしいですね。 今後とも、やはりこういう数値は単年の捉え方だけでいくと非常に誤解を生みやすいので、長年にわたって、財政健全化判断比率だけでなくて、ほかの財政指標もしっかりと、それぞれの決算のときに押さえて、長期にわたった財政運営をしていくということが大事かなと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) おはようございます。よろしくお願いいたします。 まず、監査意見書から、12ページのラスパイレス指数についてお聞きします。 このラスパイレス指数についての説明をまずお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) お尋ねのラスパイレス指数でございますが、これは国家公務員の給与水準を100として、それぞれの自治体の給与水準、これが国家公務員と比較して高いか低いか、これを表す指標となってございます。単純に100を超える自治体、これは国よりも給与水準が高いということになるものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今回この質問をさせていただいたのは、今越前市では99.4%とか6%を推移してるんですけれども、同じような国内の類似団体では98.5%とか、それから全国平均が98.8%とか、越前市が上回っている。以前からこういう状況については、要するに高年齢の方の職員が多いと比率が上がるんですよというのを理由として聞いてたんですけれども、もう団塊の世代の方も退職されてるし、年齢層もかなり下がっているという中で、なぜこのような状態で推移しているのかお聞きしたかったので質問させていただきました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 今御指摘のとおり、本市のラスパイレス指数が高止まりといいましょうか、押し上げているこれらの理由といたしましては、まずこのラスパイレス指数は学歴を4つの分類に分けて、おのおの対比、比較をして出すものになります。この中で、学歴区分が高卒及び短大卒である高年齢層の国家公務員、この給与水準につきましては上位の管理職、こちらに任用されることがまれであることから本市の給与水準より低くなっているということがまず考えられます。 次に、団塊の世代の大量退職後に今議員御指摘のとおり職員の若返りが進んだことで、逆に管理職への登用年数、年齢、これが下がっています。 そして、本市におきましては社会人経験者を多く採用していることから、経験年数での比較となりますと給与水準が高くなるというようなことで、これらのことが高止まりをしてる理由として考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 新卒だけじゃなくて社会人採用ということで、経験者をたくさん入れてらっしゃるというのは越前市最近多いなというのを感じてますので、このことによって優秀な経験者という形で職員が増えていくのかなというのも理解できますので、できたらきちっと100を超えないような状況で、これからも考慮していただければいいかなと思っています。これに関しては理解できましたので、ありがとうございます。 次に、87ページの子育て一時支援事業からお伺いいたしたいと思います。 この中の、すみずみ子育てサポート事業委託料というのがあるんですけれど、この事業内容について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 里帰り出産サポート事業でよろしいでしょうか。(安立里美君「すみずみ。」と呼ぶ)ごめんなさい、すみずみ。 すみずみ子育てサポート事業につきましては、保護者の就職活動や病気などを理由といたしまして、おうちでの保育ができない場合に市が指定する認可外保育施設などで一時預かりや生活支援を利用する際に、利用料の一部を市が負担する事業でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) この預かり事業をしてらっしゃる事業体が今3つあると思うんですけれども、調べさせていただくと、NPO法人とか、それから生協さん、野尻さんと3つの団体がやってらっしゃるんですけれど、登録料とか、それから1時間当たりの利用料が施設によってかなり違うというのがあるんですけど、この違う理由というのは何ですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) おっしゃるとおり、3つの団体、法人でしていただいておりますが、こちらにつきましては、例えば子育て支援センターピノキオはNPO法人でございまして、登録しているボランティアの方が実際に利用されるお子さんの保育などを行う場合には、登録されている方を呼んでさせていただくので、その方のボランティア謝礼がそのまま反映されてきますので、利用料が600円でございます。 それに対しまして、医療法人野尻さんがされているてまりにつきましては、利用料につきましては400円でございますが、こちらは病児・病後児のデイサービスのところの4人の体制の余裕の中でしてくださっているというところから400円と聞いておりますので、事業母体の規模によりまして利用料が変わってくるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 料金の差についてはちょっと理解できました。 あと、この中で一時預かりは皆さんされてるんですけれども、生活支援という部分、学校への送迎とか家庭への家事援助とかの利用者の数がとても少ないと感じるんです、1年間で。これというのは、やはり周知方法とかがきちっとなっていないのか、その辺お聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらのすみずみ子育てサポート事業を含む在宅で育児をされるお父さん、お母さん、御家庭の応援につきましては、出産届や、出生児の応援のところの出生パックと言われるものにチラシを入れさせていただいて御案内をしています。ただし、今回令和2年、3年につきましてはコロナの影響もございまして、利用につきましては利用控え、そういったところもあったと聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 理解できました。 この生活支援の中に、小学校1年生から3年生までの学童に関しての送迎も入ってると思うんですけれど、この部分に関してはどのような形で周知されてますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらにつきましては、園や学校、そういったところの保育園やこども園、また学校につきましても、御相談があったときに子ども相談室からお知らせするほか、その施設からお知らせしていると聞いておりますので、御相談があったときに対応しているという点では一人一人の状況に合った対応をさせていただいていると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 相談のあった方のみへの対応というふうに捉えればいいということですね。ということは、相談をすることもできなかった方に関しては対象になっていないというふうに取ればいいということですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらにつきましては、子育て応援誌というのを毎年作っておりまして、そういったところを周知させていただいているところ、それと出生と妊娠のときにお知らせしているんですが、確かに学校に対する周知につきましては弱い部分があったかもしれません。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ひとり親の方とかでどうしてもできない時間帯とかがある方がいると思うんです。そういう方に関してもきちっとした形で周知できたらよかったのかなって今聞いてて思いました。 同じ支援事業の中の里帰り出産サポート事業、これは以前とは変わって、利用対象者が越前市から市外へ嫁いだ方というのは以前してたんですけれども、今は市外から市内へ嫁いだ方が里帰りするときに支援しているというふうになりましたよね、何年か前に。そういうことによって、越前市内にあるサービス事業だったらいいんですけれども、里帰りした場合のサービス事業をどのような形で皆さん把握されているのか、その辺をまずお聞きしたいのと、それからこの事業内容をきちっとした形で出産される方に周知されているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) おっしゃるとおり、28年までは里帰りで市内に帰っていらっしゃる方、29年度からは市外に里帰り出産する方に変わりました。ただし、市外の利用者につきましては市内の一時預かり事業委託料の対象としておりますので、除外したわけではございません。 ここにつきましては、こちらも利用者は現在コロナ禍で少ない状況ではございますが、状況につきましてはチラシを、やはり市ホームページ、子育て応援誌、また里帰り出産サポート事業のチラシによる周知、また産院などにも周知をさせていただいております。妊娠届の際にも周知を行っているほか、今後は今現在進めております市の公式LINEの普及による効果を期待しておりますので、若い方に対する周知を強化していきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今の周知は、こちらに住んでいる方に対する市内の支援事業に対しての周知なんです。でも、市内から市外へ里帰りする方に関しては、サービスを受けるのは市外のサービスなんです。そうすると、市外のサービスは里帰りされる方は御自分でお探しくださいという形と、それからそちらの事業に対する支援はこうしますよというのがあるわけですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 子供に関する一元的な相談窓口は子ども・子育て相談室ではございますが、妊娠期の包括支援センターというのもございまして、妊娠期からの応援がございます。そういったところで、気がかりなところにつきましては保健師のほうで把握しておりまして、気がかりなところにつきましての情報をさせていただいております。 また、産院などにつきましてもこちらで情報を出させていただいておりますので、その段階での御相談は、例えば御本人以外の御家族からもいただいておりますので、対応させていただいていると思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 質問がちょっとずれたんで、もうよろしいですけど、里帰り出産、今回かなり人数的には減ってるんです、いつもより。ということは、里帰りできなかった方がたくさんいらっしゃるのかなということで、今部長がおっしゃったように、里帰りできなかった場合には市内の支援事業を周知させていただきましたよって、その部分は理解できました。 でも、今私が気になるのは、里帰りを今しようかなと考えている方にとって、近くならまだいいんですけど、遠いところに里帰りされる方は、まず病院を探すことから全部あるんです。そうすると、上の子を連れてったときに、その子を一時預かりしてくれるところを探すとか、その辺は自分でやらなくちゃいけないんでしょうねという話を今お聞きしたんです。 その辺が、これは質疑とずれてしまうので、また後でお聞きしますけれども、結構大変なんです。里帰りしたときに、今まで自分が出産の手続も何もしてない病院に入るということと、それから連れてった子供を保育園なりに、越前市の場合はどっかから来た場合には保育園で一時的に里帰りの子供さんを預かってくれるという制度があるんですけれども、その辺もきちっとした形で皆さんにこうなるんですよというのを周知していただけると里帰りするときも安心かなというのがあったのでお聞きしたんで、その辺はよろしいです、もう。 それともう一つ、91ページの療育相談謝礼、これは保育カウンセラーの配置事業だと思うんですけれども、事業内容についてお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 保育カウンセラー事業につきましては、市が委託する保育カウンセラーが、発達障害や不適切な養育等が原因で落ち着きがない、集団活動ができない、こだわりが強い、衝動的であるなどの気がかりな行動があり特別な配慮が必要である子供さんの専門的な把握をさせていただくこと、またそういった子供さんに対しまして、保育者または保護者への専門的な助言や援助をすること、また保育所などの機関内の支援体制を構築するためにアドバイス、また体制づくりに力を貸すこと、また児童福祉、医療、母子保健、障害児保育等の関係分野との連携、調整など、そういったところを定期的に巡回をしながら業務を行っていただいているものです。 保育カウンセラー事業の連絡会や担当課、市の関係機関も含めて、よりよい在り方を随時検討しまして、質の向上研修として合同研修会を年2回開催いたしまして、気がかりな子供さんや保護者からの一人一人の相談、希望に応じているところでございます。 令和3年度の実績は188人に対しまして、保護者に対する面談も59件行っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 事業内容は理解できました。 今4人のカウンセラーの方が、全保育園と認定こども園、幼稚園ですから、31園を回ってらっしゃるということで、この4人の方で31園回るとなると毎月という形にはならないと思うんですけれども、その辺はどのような形にされているのかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 一人一人の状況に応じまして頻度は変わってまいりますので、180人の方に対しまして657回させていただいているところではございます。1回で済む方もあれば数回、毎月のように行かせていただいてる方もいるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 保育カウンセラーの配置事業は、たしか小学校のカウンセリングが、もっと幼児期のときからきちっとした形で把握してないと小学校からでは無理ですよということで始まった事業だったと思うんですけれども、それによって保育園、幼稚園を終わって小学校に入るときの小学校との連携はどのようにされているのかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 小学校への連携でございますが、まずは保育者、保護者、そういった方が子供さんの状況を把握することによりまして、保護者の不安軽減を図った上で子供さんへの理解と支援を小学校のほうに引き継いでいくという形にしておりますので、つなぎとして有効に活用していると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) とてもいい形でつながってるんじゃないかなって、小学校のクラス分けのところとかを見せていただくと、結構配慮されてクラス分けされてるなというのを、保育園のときの子供さんと、それから学校へ行ってるときの子供さんのクラスの状況を見たときになるほどというのを感じてますので、やはり保育カウンセラーの配置事業は大切な事業なんだなというのを感じています。 でも、もうちょっと頻度を多くしていただけると、もっといろんな事情が分かってくるのかなというのと、あとは保育園、幼稚園の中だけではなく、家庭への連携をこども家庭課と連携しながら深くしていっていただけたらなと思います。その辺も考慮してやられてるのかどうかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 子ども・子育て相談室には健康増進課の保健師も兼務をしておりまして、子育て世代包括支援センターというのをつくっております。そこの中では妊娠期から成長、乳幼児期からまた学齢期につながるというところでさせていただいておりまして、そういったところで母子保健と子ども・子育て、保育と、また療育、そういったところをつないでおりますので、さらにここにつきましては強化していけたらと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) よろしいです。ありがとうございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) それでは、監査意見書の中から、35ページの民生費についてお聞きいたします。 民生費の決算額は、この表によりますと135億円を超える歳出総額の33.5%を占めている。そうした中でも社会福祉費、児童福祉費、生活保護費の増加率はいずれも対前年比で2桁の伸び率となっております。 このような傾向は今後も続くのか、含めてお答えをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 民生費についてでございますが、こちらの対前年比で伸びたということにつきましては、新型コロナウイルス感染症対策に係る予算が令和2年度が総務費で一括計上していたところ、令和3年度は各費目別に計上したことも背景にございます。 内容につきまして、大きなものとして社会福祉費及び児童福祉費の増なんですけれど、こちらは国10分の10の臨時特別給付金がございまして、こちらは継続するものではございません。 もう一つの生活保護費についてでございますが、こちらは令和3年度設置いたしました福祉総合相談室、こちらを設置したことにより、人件費約2,000万円、生活保護受給世帯への扶助費は対前年比1,368万円ではございますが、近年の生活保護受給世帯は190世帯前後で推移しているところでございまして、今後の変動幅は小さいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 生活保護費の介護扶助費が一時的にでも増えると、翌年から戻すというのは受けるほうにとってはなかなか受け入れ難いところがあるのかなという観点もあってお聞きいたしましたが、保護世帯の扶助費に関しては大きな変化がないということで理解をいたしました。 お聞きしましたけれども、歳出総額の3分の1を占める大きな民生費ですけれども、監査意見書の31ページの不用額の表を見ますと、社会福祉費のところで社会福祉総務費、5億円を超える不用額が出ております。これについてお聞かせいただけますでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらの社会福祉総務費の不用額、主な理由といたしましては、住民税非課税世帯等に対しまして1世帯当たり10万円を支給する国の臨時特別給付金事業に関するものでございます。 これが5億743万円でございまして、この原因につきましては、支給対象世帯の算定段階におきまして見込み数に誤りがあったことが原因でございます。こちらにつきましてはおわび申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 算定の段階で見込み違いがあったということですけれども、この予算は、この時点で計算間違いを起こさなければ、もっとコロナで苦しんでる越前市民に対して手厚く、他市のように商業者支援、いろんなところに予算が振り向けられたんじゃないかなと思います。十分精査して、こういう不用額で流してしまうということがないように、今後これについては委員会等でしっかり議論を深めていただきたいと思います。 これについてはこの辺にとどめて、次、監査意見書から続きまして、30ページの土木費、繰越明許費で北陸新幹線南越駅周辺整備事業で4億3,500万円を超える額が繰越明許費となっております。この繰越しの内容と、繰越しした理由について御説明をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 繰越明許費、都市計画費の中の繰越し4億3,500万円ほどの内容でございますけれども、北陸新幹線越前たけふ駅周辺整備事業について、新幹線開業の遅れによりまして駅西交通広場、それと駅東パーク・アンド・ライド駐車場の整備を予定しておりましたが、新幹線駅舎の内装資材の搬入路として利用している足場が設置されておりまして、その足場の撤去が遅れたことによりまして市の工事ヤードの確保ができなかったため、約3億円を繰り越しております。 また、道の駅南側にあります多目的広場の場所と周回道路、県道から分岐して道の駅周辺を周回する市道がございますけれども、その工事につきましては、駅舎の現業事務所がその南側に位置するというところで今建築工事がございまして、それの作業進入路として利用されたことで工事着手できなかったため1億3,500万円を繰り越したもので、合計で約4億3,500万円ほど繰り越したということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 内容と理由は御説明のとおりだと思います。 隣の31ページで、土木費も都市計画費の中で都市計画総務費、5,700万円を超える不用額を出しております。これについても不用額となった内容と理由について御説明をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 都市計画総務費の不用額についてございますが、北陸新幹線越前たけふ駅周辺整備事業におきまして、令和4年1月に駅西交通広場におきます県公安委員会との安全対策協議を行いまして、その結果、車両の停車位置に変更が生じたためシェルターなどの構造物の一部を見直しまして、工事費約4,900万円が不用となりました。 また、道の駅の建設工事につきまして、現場管理業務の委託というところをしているわけでございますが、その内容を精査した結果、委託料約400万円が不用になったことです。 加えまして、四郎丸町にございます王子保駅西団地、そちらの汚水処理場の跡地整備工事を行いましたが、地元四郎丸町隣接地権者と協議した結果、ごみステーション移設が不要になりました。当初は予定をしていたわけなんですけれども、それが不要になったというところで工事費約100万円が不用となりました。 以上、3点の主な要因によりまして、総額で5,724万9,000円が不用になったというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) それを踏まえて、土木費の最後に監査意見書40ページのちょうど真ん中の表、ここに項目別の決算額が出ておりますが、これを見ますと昨年度、令和2年度で比較して、都市計画費を別にすればほぼ全ての項目で金額が大幅に減少しております。 特に我々議員が建設部に道路橋梁費、いろいろ各地区の道路の不備とか消雪とかいろんなことで各地区の要望を出しております。 ここで、昨年に対して2億円以上の減少となってるわけなんですけれども、各項目別で御説明いただけるんであればお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 項別決算書の前年度比較でマイナスのところというところで順番に説明させていただきます。 まず、土木管理費が638万5,000円減額になった理由につきましては、令和3年4月の定期異動によりまして職員を1名減と、それに伴いまして年齢構成の若返りがございまして職員人件費が減少したものでございます。 続きまして、道路橋梁費が2億円ほど減額となりました主な理由につきましては、まず補助道路整備事業におきまして、令和3年4月の本庁舎グランドオープンに向けまして本庁舎周辺の道路整備が完了したというところもございまして、令和2年度と比べまして令和3年度の事業費が約9,400万円ほど減少しました。 また、雪寒地域道路整備事業につきましては、令和2年度に比べまして令和3年度の国費内示率が低くなりまして、事業費において、比較で約7,500万円の減額となったものです。 また、単独道路整備事業、これにつきましては市道3路線におきまして地権者協議とか河川協議が難航しまして工事が着手できなかったことから、事業費を約9,500万円ほど繰り越したため、比較しまして3,500万円の減額となりました。 なお、単独道路維持改修事業、それと道路除雪対策事業につきましては増額比較しまして増額となったことから、総額で2億41万5,000円の減額となったものでございます。 続きまして、河川費でございます。 河川費が減額となった主な理由につきましては、単独河川改修事業におきまして、平成24年7月の東部集中豪雨を踏まえました中津山町地係の白狐保川などの河川改修が令和2年度に完了したため、令和2年度と比較しまして2,218万3,000円の減額となったものです。 なお、河川維持管理事業、こちらについては比較しまして増額となったことから、総額で1,468万2,000円の減額となりました。 最後に住宅費でございますが、住宅費が減額となった主な理由につきましては、市営住宅改善事業におきまして春日団地A棟、武生南団地1号館について改善工事を計画しておりました。しかし、令和3年度の国の交付金が十分に配分されなかったため、武生南1号館の改善工事費5,500万円を3月補正で減額をした。それと、コロナ禍の影響もございまして、春日団地A棟の外壁改修工事約2,700万円を契約したわけなんですけれども、令和4年度へ繰り越した。これによりまして、令和2年度と比較しまして約6,000万円の減額となりました。 なお、住宅支援事業につきましては新住宅取得支援事業補助金や従業員用共同住宅建設支援事業補助金、それと空き家等リフォーム支援事業補助金が好調であったということもございまして、令和2年度と比較しまして約3,000万円の増額となりました。 それと、職員人件費におきまして、令和2年度でございますが庁舎等建設費にて職員人件費の一部1,740万円を計上していたため、令和3年度は約1,600万円の増額となったというところです。 以上、主に3点の理由にございまして、総額で1,422万8,000円の減額となりました。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 先ほどの道路橋梁費の説明の中で、令和3年度の国の内示が減少したという説明ありましたけれども、国の内示の額がどれくらい減少したんでしょうか、お分かりでしたらお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 内示率でいいますと、令和2年度と比較しますと25%ほどに減ったというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 25%減ですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 25%の内示率ということで、75%減になったというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) このような極端な、4分の1になってしまうという内示というのはこれまでにもあったことがあるんですかね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) この雪寒地域道路整備事業につきましては、令和元年、令和2年につきましては予算要求額ほぼ満額に近いところがついたんでございますが、令和3年度は極端に落ちたというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 決算から外れますけど、今年度、令和4年度はどうなんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 今年度につきましては、令和3年度が低い内示率ということもありまして、当初予算の額を多少減額して要求をしておりました。その後、国の内示がうちの要求している事業費よりもちょっと多くついたこともありまして、先般6月議会で補正をしていただいたというところでございまして、現在、鋭意発注しながら対策を進めているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 特に2番の道路橋梁費については我々議会もはいそうですかと簡単に引き下がる項目ではありませんので、この辺に関しては事前に、大きな動きがあるときには議会にも説明をしていただく、そういう必要があるかと思います。 最後に、田中代表監査委員がせっかくお見えでございますのであえてお聞きするんですけれども、64ページの最後の監査の結びなんですが、今年度の監査意見書を見ますと例年の半分ぐらいの分量でないかなと思うんです。なぜこんな結びの字数が少ないのかなと。 それと、この3年度の監査意見書をまとめられるとき、3年度の監査に当たる、監査の事務局としての基本的な根拠といいますか、幾つかあると思うんですけれども、特に田中代表監査委員が重きを置いておられる項目があったらお知らせいただきたいと思います。 付け加えまして、この64ページの上に土地開発基金の運用明細という表があります。4つ出ておりますけれども、この区分が全て未供用となってますけれども、なぜ未供用になっているのかと、いつから供用されるのかと、こうただすのが監査じゃないかなと思うんですけれども、表を載せればいいというものではないと思います。買い戻すものはしっかり買い戻していく、それも含めて田中代表監査委員にお答えがあればいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 田中代表監査委員。 ◎代表監査委員(田中英夫君) それでは、お答えさせていただきます。 ではまず、土地開発基金に関しましてお答えをさせていただきますけれども、土地開発基金に関しましては、昨年度の審査の意見書の中で用地の再評価に伴います含み損相当額に対する一般会計の補填ですとか当初の取得目的を失った用地の普通財産としての買戻しを必要とするという指摘をさせていただきました。これに対しまして令和4年度、今年度中に土地開発基金条例の改正やあるいは廃止を検討するという、また取得目的を失った用地を普通財産として買い戻す旨の回答がございましたので、今年度につきましてはその対応を見極めるということで、現状のこの表を載せさせていただいたという経過でございますので、御理解賜りたいと思います。 それから、結びの件でございますけれども、ここに結びを載せておりますのは決算状況の概観でございますけれども、例えば令和2年度で申しますと、令和2年度の決算の結びでは、令和2年度はコロナとかいろいろございましたんで過去最大の予算になったことですとか、あるいは合併から15年たちまして普通交付税の激変緩和が終了したことなどについて触れておりましたので、これらは令和2年度特有のものでございましたので、令和3年度に関しまして触れておりませんので減少したものでございますけれども、決算の状況は年度年度といいますか、年によって違いますので、その年の特徴を十分に踏まえまして今後対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それから、決算の審査に当たりまして、私ども監査委員は地方自治法に基づきまして審査をさせていただきましたけれども、今日の議場でいろいろ議員さんの御質問を聞く中で、不用額ですとか予算の執行率ですとか、そういったことも、いろいろ不用額が出るのは理由があるかとは思いますけれども、そういったものをしっかり分析していただいて、次の予算編成ですとか予算の執行に当たっていただきたいというふうに考えているのが一番今現時点では大事かなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(吉田啓三君) 暫時休憩します。 再開を11時25分とします。       休憩 午前11時18分       再開 午前11時26分 ○議長(吉田啓三君) 再開いたします。 質疑を終結いたします。 お諮りします。 議案第42号から議案第48号までの7案については20人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 異議なしと認めます。 よって、本7案については20人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、能勢淳一郎君、土田信義君、畑勝浩君、近藤光広君、佐々木哲夫君、橋本弥登志君、清水一徳君、中西昭雄君、桶谷耕一君、砂田竜一君、大久保健一君、小玉俊一君、川崎俊之君、題佛臣一君、安立里美君、大久保惠子君、小形善信君、川崎悟司君、城戸茂夫君、前田修治君、以上20名の諸君を指名いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました20人の諸君を決算特別委員会委員に選任することに決しました。 暫時休憩いたします。       休憩 午前11時28分       再開 午前11時29分 ○議長(吉田啓三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第8 議案第49号 ~ 日程第11 議案第52号 ○議長(吉田啓三君) 日程第8議案第49号越前市職員の定年等に関する条例の一部改正についてから日程第11議案第52号越前市子ども医療費の助成に関する条例及び越前市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正についての4案を一括して議題といたします。 本4案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 議案第49号越前市の定年等に関する条例の一部改正についてお願いいたします。 この条例は、令和5年度からの国家公務員の定年引上げに伴い、地方公務員の定年年齢が60歳から65歳まで2年に1歳ずつ段階的に引き上げられ、令和13年度に定年が65歳になるというものかと思います。 まず確認させていただきたいんですが、60歳の定年時に、もともと非管理職だった職員はそのまま非管理職で65歳まで運用される一方で、60歳の定年時に管理職だった職員は降任して非管理職として65歳まで雇用される。その場合の給料は60歳前の7割というふうに理解してよろしいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 今議員さんがおっしゃったとおりでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) ありがとうございます。 では、管理職だった場合は通常非管理職に降任しての引き続きの雇用となりますが、例外として、公務の運営に著しい支障が生じる場合は降任されることなく引き続き管理職として勤務させることができるとありますが、この場合の著しい支障とは具体的にどのような場合が想定されるのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 例えばでございますが、特別なプロジェクトを継続する場合、特殊技能を要する職務、こういうふうなものを職務の特殊性、こういったものを勘案をして、そのポストの欠員補充が困難である場合、こういったことにその職を留任させるというものであります。 また、例えば、分かりやすく言いますと保育職場の園長先生が退職をされると。しかし、後任の園長になるべき職員が、まだ1年、2年早いというか、まだ経験が不足をしていると。こういった場合に、園長がいなくなることで保育事業ですとか保護者に多大な影響があるということも想定されます。こういった場合にその園長先生に1年ないし2年、その職にとどまっていただくことで、スムーズな次の体制への移行ができるといったことも考えられると考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 了解いたしました。 これって、では例外的な措置なんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 役職定年制の例外として、引き続き管理職として勤務をさせる特例任用制度というものでありまして、これにつきましては非常に特例、極めて限定的かつ例外的な措置であるというふうには考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 極めて限定的というふうな御答弁だと思いますが、ではまた確認させていただくんですが、60歳のときに管理職だった職員は、61歳からは非管理職へ降任、役職定年として雇用される職員と、61歳からもそのまま管理職として雇用される職員の2パターンの雇用が生まれるということでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 役職定年が60で導入されますから、仮に定年延長が61になったとした場合1年間、これは本人の選択、意思によりまして、7割の給料でフルタイムもしくはパートタイムでいくと、この2種類どちらか選択ができるというふうなものになってます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) そうしますと、継続管理監督職、要するに管理職のまま雇用される場合ですけれども、給与体系は60歳と変わらないのか、また勤務体系はどうなるのか、60歳のときと変わらないのか。そしてまた、職務権限がどうなるのか。そして、その対象なんですけれども、理事級か部長級か、それとも副課長以上の管理職全員が対象になるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) まず、引き続き管理職の職で任用される場合でありますが、給与、勤務体系、職務権限につきましては60歳時点のもの、これがそのまま引き継がれることになります。 また、対象となる職員でございますが、部長級や理事級に限るものではなく管理職全体、これを対象とするものとなってございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 権限はどうなりますか、権限。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 権限につきましても、そのまま引き続き60歳時点のものが引き継がれるということになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 給与体系も勤務体系も権限も60歳のままということで理解いたします。 では、その状態で定年まで雇用されるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
    ◎総務部長(西野孝信君) この権限につきましては1年を超えない範囲で規定をし、更新により最長3年までとなってございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 1年更新の3年までということですね。 そこで問題となるのは、管理職から降任になる雇用と引き続き管理監督職員として雇用される場合の2パターンできるんですが、その場合の任用の線引きはどのように考えていらっしゃいますか。この場合、基準はどうなるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 引き続き管理職として勤務させる特例任用制度、これは先ほども申し上げましたが、恒常的に行うことは想定していません。このことから、具体的な任用基準は設けてはいないということになります。 一方で、60歳で役職定年になり、年度年度の定年までの期間、これにつきましては、この新しい条例の施行に伴いまして7割保障でフルタイムを選択もしくはパートタイムで選択と、このどちらかをできるということになってございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 引き続き管理職としての雇用は例外的だというふうにおっしゃいましたので安心しましたが、でも2つの雇用の違いが出る場合もありますよね。その場合、ほかの職員に与える影響も大きいんではないかなというふうに思います。対象の職員だけじゃなくて若手の職員を含む組織全体のモチベーションにも影響してくるんではないかなというふうに私なんかは懸念するわけですけれども、どういう場合に例外措置を認めるのか、またどの職員が該当するのかという問題はいかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 先ほどもお答えしたことと重複しますが、特別なプロジェクトの継続ですとか、その職に就く者が持っている、例えば免許ですとか特殊技能、こういったものを要する特殊な場合ということでありますから、このことにつきましては他の職員も理解をするような職員がこの対象となるというふうに考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) その理解を、どのような基準、みんな納得するかということを私は懸念します。それで、この公務員の任用については地方公務員法で客観的な成果主義だとか能力実証主義によるのが基本だというふうに書いてありますので、この点についてはいかがお考えですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 今ほど議員おっしゃったとおり、客観的な評価等が前提となります。その上で、先ほど来申し上げたとおり、一大プロジェクトですとか、その者がいないとどうしても支障を来すといった場合に限り特例で限定的に行うものでありますから、ぜひこの分については御理解をいただきたいと考えてます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) 公務員を取り巻く雇用環境は今大きく変わろうとしてますが、その中で求められてる人材像を明確にするためにも、また継続する管理監督職員の任用基準を私は、しつこいようですけど、定めたほうがいいというふうに思ってます。その理由は、非管理職と管理監督職の線引きが恣意的にならないかすごく心配してます。以前、再任用制度の中で特命監という採用がありました。今はそういう方はいらっしゃらないんですけれどもいらっしゃるんですか。職員の中にもこの制度に非常に違和感を持たれた方いらっしゃいます。私は、今回の制度がそのような不透明なものにならなければいいがなと心配してるわけです。それらのことを考えても、何らかの基準が必要であるのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野孝信君) 今ほど御指摘のとおり、以前あったようなものと全く今回のものは違うというふうに我々は考えてございます。本当に恒常的に、例えば今年度は2人、来年度は3人と、こういったものでは全くなく、大きな事業ですとかプロジェクトを行うに当たり、そのものの存在、これは極めて重要かつ必要であるといった場合のみこれが適用されるということでございますので、重ね重ねでありますが、御理解を賜りたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保惠子君。 ◆(大久保惠子君) そういう特別な場合なんですけれども、それも含めて恣意的なものにならなければいいと考えてます。あわせて、今後とも人材育成の強化とか、中・長期的な人事管理の検討も必要であるというふうに思います。 以上です。 ○議長(吉田啓三君) ほかにございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) お願いします。 議案第51号の越前市手数料条例の一部改正についてお尋ねをいたします。 この条例改正に至った内容をまずお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今回、手数料条例改正の内容につきましては、令和4年12月1日から令和7年3月31日までの間、個人番号カードを利用し、コンビニ等に設置されている多機能端末機により住民票などの交付を受ける際の交付手数料を150円減額することによりまして、さらなる個人番号カードの普及促進と身近なDXであるコンビニ交付の利用促進を図るため、手数料条例を改正するものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) この条例を改正するに至った根拠というか、理由というか、そういったものがありましたらお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) マイナンバーカードがいよいよ2人に1人持つ段階に来ております。こういった状況におきまして、最も身近な利用方法の一つでございますコンビニ交付、こちらを促進することでマイナンバーカードの利便性を多くの市民に実感していただく契機、また市民サービスの向上と行政の効率化、そういったものを図っていくために本議会に上程させていただいたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) この利用というか、証明書発行、何種類かあると思うんですけれども、それを発行するに当たって、昨年の実績でもどれぐらいの御利用があったのか、その中で窓口に来られて発行された方、またはコンビニで発行された方、割合がありましたらお教えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 令和3年度の実績について申し上げますと、市役所窓口とコンビニ交付を合わせた合計の交付件数は8万5,272件、そのうちコンビニ交付は1万1,633件で13.6%でございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) 8万5,000という多いそういう発行数というものがあるわけですけれども、その中でコンビニは1万1,000。それを普及しようと思うと、当然これよりも多い数になるわけですけれども、金額的に現在ではほとんど300円が手数料、一部450円という手数料があるわけですけれども、その150円、全体的に見ると半額、そういったものというのはほかの自治体ではこういう減額とかそういったサービスを取り入れてる自治体はあるのかどうかお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 全国的な先進事例といたしましては、藤沢市や長崎市などで100円の減額を行っている自治体が全国的にも多いです。150円の減額、越前市と同様の減額は熊本県の宇城市、宮崎県の都城市などで事例がございまして、こちらは進んでいると聞いております。ただし、東京都の港区や埼玉県入間市では手数料を10円とする事例も見られている状況です。県内で既に実施している自治体は今ございませんけれど、丹南5市町で情報交換いたしました中でつかんだ情報によりますと、3市町について本市と同様に実施予定であると聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) 全国でそういう先例的に実施している行政があるというふうにお聞きしたんですけれども、これをマイナンバーカードの普及の効果があったのかどうか、もし分かりましたら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今ほど御紹介いたしました150円の減額をしている都城市、こちらが全国トップクラスと聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) マイナンバーカードを普及するためにいろいろな施策、今回もマイナカーというもので先般テレビにも取り上げられておりましたけれども、来る方よりも出向いてこっちから積極的に行くという方策というのはもう十分に考えられて分かるんですけれども、減額することで果たしてマイナンバーカードを取得しようかというようなところまではどうかなという問題があるんですけれども、それよりもこのマイナンバーカードで窓口で発行するのではなくて、コンビニで身近なところで発行できるという、そういうところをもっと推進するための施策だろうというふうに思うんですけれども、そういうところでのPRというか、そういった市民に対しての喚起というものはどういうふうにやられるのかお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらにつきましては、確かにマイナンバーカードの普及促進の側面もございますが、コンビニ交付の利用促進によりましてマイナンバーカードの利便性、そういったものを市民の方、多くの方に実感していただきたい、そういったきっかけにすることを目的としています。コンビニ交付の普及率を50%を目標としまして、来庁不要窓口の強化を行うということを考えておりますので、ここにつきましては、コンビニだけでなく量販店にも置いてありますこちらのマルチコピー機、そういったところのあるところに積極的に出していきたいと思いますし、こちらは全国どちらでも出せるという利点もございますので、そういったところの利便性をPRしていきます。そういった形で進めていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) 半額にすることによって、期間を決めてるわけですよね、7年3月31日という、2年と4か月、その期間を決めているという理由を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) コンビニ交付はマイナンバーカードを使った行政サービスの代表的なものでございまして、カードの普及促進並びにコンビニ交付の利用促進を図るためにあえて期間を設けまして、キャンペーン的にスピード感を持って取り組んでいきたいと考えたため期間を設けました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) そのキャンペーンが終わりました。実際にマイナンバーカードの普及が上がりました。コンビニでの利用促進という形で数値も上がりましたということになりますと、市民にとってこれがよかったということであるならば、もう利用する者にとってみれば当然半額になってるということは非常に利便性もありますし利用しやすいと思うんですけれども、期間を決めることで今後そういう促進が進んだということであれば、期間の延長というか、市民サービスとしてこの期間をもっと延ばすということはあり得るのかどうかお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 現在のところは未定としか言わざるを得ないんですけれど、また状況を見まして御検討させていただきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 清水一徳君。 ◆(清水一徳君) せっかくこうやって施策をやるのであれば、よくなればそのまま継続してやっていただくのがよろしいのかなと。それによってますますこのカードをコンビニで利用する市民の方が増えるのではないかなというふうに思いますので、今後検討していただきたいなというふうに思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 一、二点お聞きしたいんですが、今、清水議員が手数料条例の一部改正について質疑をされましたけれども、私は150円を減額するのが丹南市町一律かなと勝手に理解をしてたんです。それは丹南広域組合としてコンピューターのカスタマイズをしてそして対応するのかなと思ったら、どうも一律じゃないなあというのに今気づいたんですけれども、丹南市町はどこどこなのかということと、このことによるコストというか、カスタマイズ費用というのはどのぐらいかかるものなのか、その点お聞きしたいなと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今、丹南市町のことにつきましては、こちら越前市のほうからは言えない状況かなと思っております。ただ、一緒にしていただければシステムのカスタマイズにつきましては案分をさせていただけるというふうに考えておりますので、比較的安価にできるのではないかと思っております。こちらのカスタマイズのシステム改修費用につきましては、今、丹南広域電算の既決予算の中で検討していただいておりますので、そこでまた諮っていただくことになっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) ということは、今の段階ではそのカスタマイズ費用ははっきりしてないと、今後のことということで理解したらいいわけですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) はい。丹南5市町の状況によりまして変わってまいります。(三田村輝士君「分かりました。」と呼ぶ) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君、よろしいですか。(三田村輝士君「はい。」と呼ぶ) 質疑を終結いたします。 議案第49号及び議案第50号は総務委員会に、議案第51号及び議案第52号は教育厚生委員会にそれぞれ付託いたします。  ================ △日程第12 議案第53号 ~ 日程第15 議案第56号 ○議長(吉田啓三君) 日程第12議案第53号工事の請負契約についてから日程第15議案第56号財産の取得についてまでの4案を一括して議題といたします。 本4案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。 ◆(中西昭雄君) よろしくお願いします。 議案第53号、議案第54号、これは西こども園の建設工事に係ることでありますけれども、令和3年度、入札不調により起債せずに終わったので将来負担比率が落ちたと、そういうふうな御答弁を頂戴しましたが、現実問題、令和4年度の6月の議会で約1億円近い継続費の増額補正をしたわけでありますから、実質の負担比率はそんなに変わらんので、むしろ増額なんだろうなというふうなことを考えながら今回の入札の請負契約の内容について伺いたいというふうに思いますけれども。 まず、増額補正をしている中で、今回の入札の結果がどのような工種がどのように増額に結果的になったのかというのは把握されてるかどうかの質問をさせてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 再入札に向けまして設計額の見直しを行い、6月補正におきまして建設、電気、機械設備工事を合わせて1割以上の増額を見込み予算計上させていただき、1億1,720万円の増額をさせていただいたところでございます。 そこで、再入札の結果でございますが、当初設計額と比較いたしまして、建設工事で約2割の割増しとなりました。機械設備は微増、電気工事は下回ったという結果になっております。そういった形で提案させていただいております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。 ◆(中西昭雄君) やはり、建築本体費が2割以上の増ということで、恐らく鉄骨費とか労務費がかなり増嵩になってるんだろうなというふうなことは推定をされます。これはもう金額もさることながら、次に工期の話ですけれども、今回工事期限というのは令和5年12月8日という形で、約1年ぐらい延びてるのかなというふうに思いますけれども、実際の工期として業者さんとどのように打合せをされているのか。と申しますのは、要するに6月度にそういう工期の変更をしたというところとまた状況が変わっているのではないかなというふうに思いますけれども、そのあたりの最新情報について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今は仮契約の段階でございまして、議決後、本契約を結ぶのに向けて今スケジュール調整をさせていただいておりますが、12月の工期につきましては約束を今いただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。 ◆(中西昭雄君) これは5月の子ども・子育て会議でもこのように事業計画が変更になりますよというようなことで、広く関係者の方、市民の方々に周知をされてるわけですから、そのあたりは建設業者さんに対して要望を強く申していただきたいというふうに思いますし、また建設業者さんにおいても、これだけコロナの問題とかウクライナの問題が長期化している中で、混沌としているところなんです。そんな中で、本当に私は業者さんにも頭が下がる思いでありますので、そのあたり協力しながらやっていただきたいというふうに思いますけれども。 次に、これからの計画ということに対しては、今回のこの工事についてはコロナの関係とかウクライナの突発的な要因があったので誰もが納得はする、子ども・子育て会議の中でもこれは納得されるというふうに思うんですけれども、今後の計画ということについていろんな議論はされていたかと思いますが、今回のこの教訓を受けてどのようにこれから計画を立てていくのかということについて教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今後の計画につきまして、これまで確かに議会や保護者、地域の皆様とも子ども・子育て会議で議論してきた計画もございます。そういったところにつきましては、今後の社会情勢、また今回の契約、それを詳細に打合せをしていく、そういったところを踏まえながら慎重に検討してまいりますので、議会の皆様には都度御相談、御協議、御審議いただく考えでございます。よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。 ◆(中西昭雄君) 分かりました。 この突発的なこれは今回仕方ないとしても、来年、再来年、いろんな計画、具体的に言えば吉野こども園のこともあります。しっかりと計画どおりやっていただくようにお願いいたしたいと思います。 以上で質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 今ほどの中西議員の質疑に続いて同じ議案になりますが、新公立認定こども園(西校区)の建設工事と機械設備、総額については今御説明いただきましたので分かりましたけれども、昨年から今回の入札、不調に終わったのが今回成立してよかったなあというふうに思います。 そこで、工事概要について変更した部分がありましたら御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今回の契約議案を出せたこと、本当にありがとうございます。当初のコンセプトや機能、設計等に変更はございませんが、建築用資材確保が困難である状況や急激な物価高騰により、入札不調、工事期間の延長、開園の1年延期を決定したところを再入札に向けての見直しを行い、1割以上の増額を見込み予算計上し、先ほどお話ししたとおりの結果ではございますが、こちらの当初のコンセプトや機能、設計等には基本的に変更はございません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 分かりました。 この新公立認定こども園は、各保育所そして上太田、なかよし、そして西幼稚園の集約ですので、子育ての拠点ができると、住民なりその子供さん、保護者の皆さんは大きな期待を持っておられる施設になるんだろうなと思いますが、近くに認定西こども園がありますので、名称についても西という名称をつけると混乱しやすいんですが、ここの拠点地の名称についてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今、今議会の議案と予算書における工事名称は建設校区名を入れた仮の名称として新公立認定こども園(西校区)に統一させていただいているところではございますが、園名称につきましては、広く公募を行った結果、多様性あふれる明るいイメージの虹色、「にじいろ」を園名称の候補とすることを5月開催の子ども・子育て会議の中で報告させていただくとともに、6月議会の市長所信にて表明させていただいたところでございます。正式な園名称、例えばにじいろこども園にするのか、認定こども園にじいろにするのか、そういったところにつきましては、認定こども園の認可申請までには決定する必要がございますので、令和5年の春までに市が決定させていただく予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 分かりました。 そこで、今ほど工事期間の話も中西議員のほうからありましたが、工事完了は12月8日になってます。約1年延期になったんですが、令和5年度に卒園をする子供にしてみると、楽しみにしていた新しい保育園に入れないという極めて残念なことになったと思うんです。できましたら、もう少し早く開園ができれば令和5年度の子供たちに思い出ができるんじゃないかなあと思うんですけど、開園の時期はいつ頃を想定されてますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) おっしゃるとおり、建設工事の完了は令和5年12月の予定ではございますが、令和6年4月を開園、ここにつきましてはこのまま通していきたいと思っております。外構工事の残りや引っ越しなど、そういったことも準備が必要でございますし、きちっと今現在の3園につきまして園生活をさせていただく。ただし、開園前年度に卒園する上太田保育園、なかよし保育園、武生西幼稚園の園児さん、こういった方々につきましては、建設工事の進捗状況を踏まえる中で、可能な限り現場を見学したり入っていただく、新園に関わる機会の提供を今後も教育委員会と一緒に検討していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 行政の市民サービスというのは、市民を幸せにするとかあるいは夢を与える、そういうサービスが提供できるとすばらしいと思うんです。ここ1年で延期になったことで、その保護者であったり子供さんの夢がなくなったというか、その期待に応えられてない。もっと言うと、期待を裏切った形になってるんです。なので、開園を早めて思い出をつくるというのは、そこぐらいの配慮は本当はあってもいいんじゃないかなというふうに思います。 近年では、新幹線が1年遅れて大変残念に思ってる人がたくさんいらっしゃるんです。そのことで仕事とか事業に影響した方もたくさんいらっしゃいます。でも、それは工事で盤膨れなりがあって仕方ないなあとみんな理解してます。今回もこの公立の認定こども園(西校区)、これについても物価高であって仕方ないなとみんな思ってるんですけど、でもそこでもう少しの工夫というか、夢を少しでも与えてあげられる、そういうことを本当は考えてほしかったなあというふうに思います。そういうこともありますので、これからは市民の期待を裏切るようなことのないように、ぜひお願いしたいなと思います。 以上で終わります。 ○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 議案第53号及び議案第54号については教育厚生委員会に、議案第55号及び議案第56号については産業建設委員会にそれぞれ付託いたします。 暫時休憩します。 再開は午後1時といたします。        休憩 午後0時04分        再開 午後0時59分 ○議長(吉田啓三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第16 議案第41号 ○議長(吉田啓三君) 日程第16議案第41号令和4年度越前市一般会計補正予算第4号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 令和4年度越前市の一般会計補正予算について御質問させてください。 補正予算書の12ページ、13ページですけれども、歳出、総務費、総務管理費、企画費の公共交通対策事業につきまして概要を御説明お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長
    ◎企画部長(西野吉幸君) 公共交通対策事業の概要について御説明を申し上げます。 この中には2つございまして、まず1つ目が坂口地区におけます公共交通の対策ということで、自家用車を使いました有償旅客運送、こちらのほうを実施するための委託料というものと、もう一つは公共交通の支援という形で福井鉄道さん、こちらのほうを支援する支援金、この2本となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) まず最初に、最初に御説明がありました自家用有償旅客運送実証実験事業委託料につきまして御説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今回補正予算で計上させていただきました自家用有償旅客運送の委託料につきまして御説明いたします。 坂口地区では、令和3年4月から市社会福祉協議会のデイサービスセンターの車を借りられまして、高齢者、ワンボックスカーということで最大で6人までということでございますが、月1回、市内での買物支援を行うさかのくち買い物号ということで運行をされているといったところでございます。そこで、今年の3月の坂口地区のふるさとミーティングにおきまして、高齢者の買物支援であったり通院、あるいは高校生の通学の交通手段が非常に少ないという現状をお聞きし、移動手段の確保について支援をしてほしいという要望がございました。地元では、今ほど申し上げましたさかのくち買い物号を月1回運行しておりますけれども、これを週2回程度まで運行回数を増やしていきたいという意向がございます。それで、その運転手の方が現在1人でやっておられますけれども、これを10人程度地区内で募ったといったところでございます。 地域住民によるこの自家用有償旅客運送の導入を検討していきたいというこういったことを受けまして、今回9月補正予算で計上させていただきましたのは、有償で人を運ぶ場合にはいわゆる二種免許というものを持っているか、もしくは一種免許を持ってらして、さらに国土交通大臣認定の講習を受けていただくということが必要になります。坂口地区の皆様は一種免許をお持ちでございますので、今回その国土交通大臣の認定講習、こちらを受けていただくための経費、大体1人1万6,000円ほどかかるというふうにお聞きしてございます。今、大体10人ほど集まったというところでございますけれども、あと1人、2人増えても大丈夫なように一応12人分で計上をさせていただきました。あと、またいろんな事務費等もかかるかと思いまして、合計で20万円を計上させていただいたところでございます。 なお、今回は実証実験という委託料になってございますけれども、実際に実証実験を行うのは令和5年度から行いたいというふうに考えております。今回補正をさせていただいたのは、準備のための経費ということで20万円計上させていただいたというふうに御理解いただければと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 理解いたしました。 坂口地区ばかりでなく、坂口は特に課題が多いところで、自らそういうようなさかのくち買い物号といいますか、支え合い事業なんかもなさっていた、非常に先進的な取組だなあと思っているところです。しかしながら、越前市内各所に高齢者がいらっしゃいまして、こういった移動についての課題はいろんなところにあります。そこの中で、こういった実証事業を先進的になされるのは非常にいいなあと思いますが、もう少し教えていただきたい。タクシーを使わずにこのような事業、白タク事業にもなりかねない、そういったところで制度がどうなってるのか、もうちょっと教えていただけますようお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 先ほど申し上げましたように、基本的に有料、お金をいただいて人を運ぶ際には、さっき議員おっしゃられましたようにタクシーを使う、いわゆるタクシーの運転手さんというのは二種の免許をお持ちになってらっしゃいますので、そういった方がタクシーの運転手になられて運行するというのが一般的でございます。しかしながら、それだけではどうしてもこういう交通の不便な地域というんでしょうか、交通不利地というんでしょうか、そういったところにおいては地域の支え合いによってこういったのをやっていくべきでないのか。実際に、全国でもこういった地域の方が運転手をされて運ばれているという例が、実はもう県内でもほかの市町でも取り組まれている例というのがございます。そういった方々は二種免許をお持ちでございませんので、一種免許に国土交通大臣指定のそういう講習をしっかり受けていただいた上で運行されていると、そういう状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 坂口で実証実験ができれば、他の地区に広がることができるような事業だなというのを感じました。どこの地域でも高齢者の移動手段、先ほど申し上げましたが、そのほかに高校生であったり交通弱者はたくさんいらっしゃいます。ますます増えてくる高齢者、中でも85を過ぎると免許返納者も増えてきます。こういった制度が求められてくるなあと思いますので、しっかりと実証実験をして、他の地区にも波及できるようにお願いしたいと思います。 次に、同じく公共交通対策事業で説明いただきましたもう一つの路線バスの安定運行事業支援金について御説明お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 路線バス安定運行支援金に関するお尋ねでございます。 新型コロナウイルス感染症の影響によりまして運賃収入の減少、そしてここへ来まして原油価格の高騰、こういったことで経営に大きな影響が生じています。特に、路線バスが影響を受けていて、これを運行されているのが福井鉄道株式会社さんでございますけれども、県や沿線市町と連携して支援をさせていただきたいというふうに考えてございます。それでまず、持っているうちの342万5,000円を計上させていただいたわけなんですけれども、その内訳を少し申し上げさせていただきますと、越前市と周辺の市町を結ぶいわゆる広域路線といいますが、これが5路線ございます。この分とあと市内のみを運行する路線と大きく分けて2種類あるわけなんですけれども、広域路線につきましてはそれぞれの市町とかの負担もしっかりいただきながら一緒に支援させていただくということになりますが、それにつきましては251万5,000円を、市内だけを巡回するというのは越前市だけになりますので、県と合わせて市内の路線については91万円を支援する形で今回補正予算として計上させていただいたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) すみません。この福井鉄道のバス運行に対しまして、当初予算等にもありましたら補足の説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今回、盛らせていただいています分は、いわゆるコロナの影響を受けた、原油の影響を受けた分ということで県と一緒になって負担する分でございますが、今、当初予算の予算書を持ってないんで申し訳ないんですけれども、ほかにどういった支援があるかということだけちょっと申し上げさせていただきますと、実際に経営が赤字になるというんですか、そういったことをしっかり補填するようなことも経営の部分として支える部分というのは別に、これは今回特別な部分ということで、通常の部分としてはまた補正予算等で計上させていただいたりしているという状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 路線バスの安定運行のための助成金、そしてまた当初予算の役割なんかもお聞きしました。そういった中でお聞きしたいのは、市民バスなんかは通常100円かかっていますが、免許返納者に対してはさらに支援をして無料で乗れるんだというような制度がありますが、福井鉄道の場合にはどのようになってるか、路線バスについてはどのようになってるかお教えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) まず、免許返納された方につきましては、市民バスについては無料でお乗りいただけるパスというものをお渡しして御利用いただいているところでございます。実際に、これとは別に実は市のほうで福祉バスというバスの運行をしてございます。それはどういったものかといいますと、65歳以上の方であったり、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者手帳、そういったものをお持ちになられてる方、またその介護者、こういった方が移動する支援といたしまして福祉バスというものを運行してございますが、それを通常の料金よりも安く乗っていただきたいということで、利用料については100円をお支払いいただいてその方々に乗っていただいております。その差額分が必ずありますので、その差額分については市のほうで負担をさせていただいているという制度がございます。そういった方が福祉バスのほうをもし免許返納者の方が利用される場合には、市民バスなら無料なんですけれども、福祉バスを利用される場合には100円の御負担をいただいているというそういう制度になってございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 土田信義君。 ◆(土田信義君) 制度については理解いたしました。しかしながら、免許返納者はこれからますます増えてくるのではないかなあというような心配もあります。なかなか免許返納を免許を持ってる人はし難い。うちの父親もなかなかそう簡単には免許を返納できませんでした。事故を何回か起こして、ようやく免許返納。そういった制度が不十分だからそういったことになったんではないかなあと思いますが、市民バスと同じように免許返納者に限っては0円というような、そういったことも御検討いただきたいというような要望をさせていただきまして、質問を終わらせていただきます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) よろしくお願いします。 補正予算の説明書の12ページ、13ページをお願いします。 2款総務費の3目広報費です。説明のところの1、地域ブランディング事業300万円、こちらにつきまして事業内容の説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今回、予算計上させていただきました300万円の内容について御説明を申し上げます。 本市の認知度を高めるために、越前市の魅力や特徴を1冊にまとめたブランドハンドブック、こういったものを制作していきたいというふうに考えてございます。大体ページ立てで20ページ程度、それで3,000部程度の制作をしていきたいと考えております。ブランディングを高めるためでございますので、表紙には越前和紙を使用するなどの工夫をしていきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) 今、表紙に越前和紙を使われるというふうにお答えいただいたんですが、これまでも伝統工芸とか観光ガイドなどのパンフレットとかポスターなどを発行されたというのは記憶してるんですが、今回制作されるこのブランドハンドブックというのは今まで発行されてきたそういった観光関係のと同じようなものを想定すればいいんか、どういったものを制作されるのか、具体的に教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) どのような中身のものを載せるのかというふうに多分お尋ねかなというふうに思いますけれども、もちろん伝統工芸品とか観光ガイド的なもの、そういった情報も載せていきたいなというふうに思いますけれども、そういったことにとどまらず、例えば本市の特徴として女性の社会進出の高さというものもございますし、あるいは神社仏閣の多さでありましたり、北陸で有数の製造品出荷額、こういったいわゆる本市の特徴的なデータも一緒に載せていきたいなというふうに思います。さらに、本市の歴史であったり名所であったり、食であったり自然であったり、あるいは教育、子育て環境なんかも比較的非常に進んでいるというふうに考えておりますので、こういった越前市を包括的にPRできるような、そういう多岐にわたる魅力、特徴を記載していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) ちょっと私自身勘違いをしておりまして、観光関係のガイドブックを作られるんかなと思ったんです。例えばの紹介をさせてもらうと、隣の池田町に行けば観光地にたくさん置いてあるような、例えばパンフレットを広げると地図状になってていろんな観光地に誘導するような、そういった観光の目的のガイドブックを作られるんかなと勝手に想像してたんですけど、そうではなくて、越前市の幅広いいろんなところを紹介できるような、もっとランクが高いような、そういったブランドハンドブックを作られるのかなというふうに思うんですが、まだできてない状況ですけど、ぜひともこれ私も欲しいなあというふうに出来上がりを期待するところであるんですが、このハンドブックがもし出来上がったとして、その後どういうふうにこのハンドブックを活用されるのか、お考えを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) この今回作成いたしますブランドハンドブックにつきましては、例えば企業誘致でいろんな会社、企業訪問をいたしますけれども、そういった際のセールス資料として活用していくこともあろうかと思います。また、首都圏の移住相談窓口でありますふるさと回帰支援センター、こういったところにも置かせていただきまして、例えば移住希望者にこれを配布していただいて読んでいただいて、じゃあ越前市に一度行ってみようかとか、住んでみようかとか、そういった形で使わせていただきたいなというふうに考えております。 また、別の使い方といたしましては、ふるさとの就職の促進及びUターン志向の形成に仁愛大学さんのほうでも取り組まれておりますが、ふくい総合学でありましたり、武生高校や武生東高校の課題研究の際、こういったところに本市の職員が講師となって行っている授業というんでしょうか、そういったものがございます。そういった中で、このブランドハンドブックなども活用しながら、市のアピールというんでしょうか、そういったことに努めていきたいなというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) 先ほど、欲しいなあと言ったんですけど、市民の方でもし欲しい人がいたらこれはもらえないんですか。今御説明いただいたんでは、ある程度限定された方にこのハンドブックを配布するといいますか紹介するような内容だったんですけど、越前市民の方がもし見たいなあと思ったら、このハンドブックはもらえたりするものなのか、参考にお聞かせいただきたいんですけど。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) まず、当面今回補正予算で持たせていただいておりますのは3,000部の印刷分ということで持たさせていただきました。しかしながら、完成した後は電子媒体というんでしょうか、デジタルで見れるようにしたいなあというふうに思っておりますので、例えば市のホームページの中にばあってデータを取り込ませていただいて、例えばスマートフォンであったりタブレット、パソコンなどなど、そういったところからアクセスしていただいて見れるような措置は直ちに行いたいなというふうに思っております。しかしながら、紙で皆さんが希望されるようなケースがあったら、また作成後、増刷等の検討をしていく必要があるのかなあというふうに思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) 分かりました。 その電子版、デジタル版のガイドブックを作れんかというのも聞きたかったんですけど今お答えいただいたんで、ぜひとも本当に本市の魅力あるブランドをPRできるようなハンドブック制作を期待しておりますので、よろしくお願いします。 それでは、次に行きます。 補正予算説明書の16、17ページをお願いします。 7款商工費、1目商工総務費の2、原油・原材料等高騰対策支援事業1億2,600万円、こちらの事業内容について説明お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。 ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 原油・原材料の高騰により、企業活動への影響が懸念されておりまして、市及び武生商工会議所、越前市商工会でアンケート等による調査を実施しております。その調査結果からは、仕入価格の増加に対していわゆる十分な価格転嫁ができておらず、利益が減少しているという現状が明らかになっております。これらの影響を緩和するため、一定の水準に達している事業所に対し支援を行うものでございます。 中身としましては、令和4年4月から12月の任意の連続する3か月間、例えば「5、6、7」「9、10、11」といったように連続する3か月間の利益が前年同時期の比較で30%以上減少した事業所に対し、10万円を上限に支援するものでございます。なお、対象件数を1,200事業所と見込んでおりまして、1件10万円の支援で1億2,000万円、事務費を事業費の5%と見込み、合わせて1億2,600万円を予算計上したところでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) アンケートを取られたということで、やはり資材とか燃料価格が上がったことで経営がうまくいってないような事業所さんがあるんだなあというふうに思います。そういった事業所さんにとっては本当にありがたい支援事業だなというふうに思うところなんですが、この支援対象につきましてお聞きしますが、この支援対象となる事業所につきまして、規模とか職種についてどういったものか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。 ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 支援の対象となる事業所でございますが、本市に住所を持つ個人事業者などを含む全ての事業者を対象としております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) じゃあ、続けてお聞きしますが、利益が昨年度比3割減、補助の金額が最大10万円というふうに設定されたのはどういった根拠といいますか、どういった理由からそういうふうに設定されたのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。 ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 10万円の支援額及び利益30%以上の減少という補助要件につきましては、まず令和3年度に実施しましたコロナに負けない事業所等応援事業補助金、こちらが同額の10万円の補助額で、約1,100件という多くの事業者から申請がございました。なお、大変助かったという喜びの声など、武生商工会議所などからはお聞きしているところでございます。 また、利益30%以上の減少という要件につきましては、幅広い業種で仕入価格が上昇しており、いわゆる十分な価格転嫁ができない事業者が多くあることから、売上減少ではなく利益の減少に着目して設定したものでございます。さらに、市内企業の調査結果などから対象事業者数を1,200件と見込み、国の臨時交付金、こちらを財源として制度設計をしたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) 分かりました。理解できました。 利益3割減ということなんですが、利益といってもいろんな利益があるというふうに思うんです。今回、この支援事業の申請対象になるのか分からないような事業者さんも出てくると思います。特に、個人事業者さんとかには伝わりにくいところがあるかなと思うんですけど、どういうふうにこの事業の周知とか相談を受け付けようとしているのか、お考えを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。 ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 申請に当たりましては、武生商工会議所及び越前市商工会が窓口になりますので、それぞれで相談ができる体制を整えてまいります。 また、事業の周知方法でございますが、市広報紙やホームページのほか、両商工団体の窓口、会報による周知、各種報道機関に取り上げていただくなど、様々な手段を講じて周知を図っていく予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 砂田竜一君。 ◆(砂田竜一君) 了解しました。しっかりと周知をしていただきたいと、隅々まで周知できるようによろしくお願いしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) 9月補正の14ページ、15ページ。 農林水産業費、農業費、農業振興費、18の負担金、補助及び交付金で、2の農村活性化推進事業の中の地域活性化起業人負担金、これについて事業内容の説明とこの事業を取り組むに至った背景を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 本市におきましては、グリーンツーリズムを推進する中、北陸新幹線県内開業を1年半後に控えまして、その開業効果を十分に反映させることが重要でありまして、この準備を進めるタイミングであるというふうに認識をしております。このため、今回の事業の内容でございますけれども、3大都市圏に所在する民間企業の社員が一定期間私ども地方自治体において、その専門知識、経営感覚あるいは外部の視点を生かしまして、当地農業農村の魅力や価値を向上させ、都市部からの人の流れを創出できるよう取り組むと、こういった内容でございます。こちらは国の制度でございまして、経費は全額特別地方交付税が措置されるということでございます。 具体的にもう少し申し上げますと、やはり当地におきましてはコウノトリを育む自然環境や里地里山、またはコウノトリをシンボルとした食と農、こういったものを都市住民の皆様にお訴えをすると、そしてお越しいただく。さらには、宿泊を伴った滞在を促しまして、しっかりと当地の魅力を体験いただく。こういった本市グリーンツーリズムの推進を図りたいと、こういった趣旨でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) 人材派遣の内容でございますが、どれくらいの人が来られるのか、あるいは勤務される期間、これは今どういうふうに考えておられますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 派遣人員は2名を考えております。本事業でございますけれども、企業派遣の人材を私どもの監督下で雇用するとか、あるいは事業の委託といった性質とはちょっと異なりまして、企業の人的派遣に係る費用を負担金として持ってるということでございます。 勤務につきましては、この事業が6か月以上、3年以内という制度でございますので、その範囲内で考えてまいりたいと思っております。なお、勤務の日数でございますが、国の制度によりますと、月ごとに考えると。月の勤務日の半数を超える日数はいていただくと、こういう内容と聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) この制度は、恐らく今までにはない新しい制度だと思うんです。今お話があったように、コウノトリなり農村滞在型のテーマを持ってると思うんですが、実際に2名来られる方々はどこに勤務されて、どういう勤務状態、どういうような仕事をされるのか、それをまずお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) まず、私どもは都市部への情報発信の基点といたしまして、またコウノトリ、西部地域へのツーリズムのハブ機能として市内の温浴施設でございますしきぶ温泉「湯楽里」を拠点として位置づけているところでございます。したがいまして、勤務場所は今のところこの施設を想定しているところでございます。 具体的な業務内容は主にコンサルティングかと思いますけれども、主に次の5つの視点でコンサルティングを受けたいと思っております。 まず、1点目でございます。外部の専門的な視点から本市の食と農の魅力を掘り起こす、あるいは磨き上げる事業、2つ目にグリーンツーリズム団体の活動支援並びに受入れ体制の強化、3点目に北陸新幹線開業を契機に、市内の農家民泊及び温浴宿泊施設を拠点といたしました滞在型農泊モデルの構築、4点目でございますけれども農業の6次化を推進いたしまして、コウノトリをシンボルとした農産物加工品のブランディング及び販路の拡大、5点目に交流人口増加を目指した地域情報の発信の体制づくり、こういったものを委託していきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) 今、5点お聞きしました。非常に大きな目標を掲げられておられますし、当面は新幹線駅の開業対策ということもよく分かるんですが、御存じのようにコウノトリについては十数年の長い取組がありますし、もちろんツーリズムに関しては約20年の取組が今日まであって紆余曲折を経ております。だから、今おっしゃったように、1から5の取組を期待しますが、半年ではとても無理で、かなり長期的なサポートというのは非常に重要になってくるかなというのが一つと、それから今まで取り組まれてきた農協を中心とした様々な生産団体へのフォローを含めますと、ちょっと長期的な視点が必要かなと思うんですが、その点はどういうふうにお考えでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 今、議員に御紹介いただきましたとおり、このコウノトリを巡る歴史というのは70年余りの当地の歴史がございます。それと、十数年前にコウノトリが初めて飛来してから、地道な地域住民の皆様のお取組がいまだに力強く残されているところでございます。私どもはこういった動きを力強く感じながらも、議員御指摘のとおり、一、二年ではなかなか難しいところは多々あろうかと思います。息の長い取組をしっかりと進めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) ぜひ、企業から来られる人の長期的な体制というのもしっかり考えていただきたいし、これまで取り組んできた様々な成果あるいは課題もしっかりその方々に認識をしていただいて、なかなか成果が十分出なかったことが解決につながるようなサポートを市がしっかりとしていただきたいというふうに思います。 では次に、その同じ項目で食のブランド支援事業補助金というのがございます。それについて事業の説明をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 本市農業の特徴でございますけれども、県内の35%を占めます環境調和型農業、また5割を超えるという有機農業、こういったものが生き物の多様性を育み、安全・安心な食を提供していると考えております。この農産物を6次化で加工し販売する取組をコウノトリブランドとして応援をし、県内外の顧客にアピール、そして販売の実績を上げること、その結果、農家手取りの向上につなげてまいりたいというふうに思っております。 支援のイメージでございますけれども、例えば加工品の企画あるいはネーミング、あるいは包装のデザイン、あるいはお土産としてのパッケージデザイン、あるいは効果的なPRをするためのウェブデザイン、これらを開発するあるいは改良する、このためにデザイナーなどに委託する経費の一部を支援したいというふうに考えておりまして、補助率は対象経費の3分の2、上限を20万円としてるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) 今の話によりますと、かなりしっかりした内容の支援だと思うんですが、これまで農産物のブランド化、当然6次化も含めて様々な取組がなされてきまして、基本的には農協あるいは生産団体と連携してる経過があります。今回の違いは、そういうものとは違って割とピンスポットで取り組まれてるということなんですが、問題はその支援する農産物の加工の選定、これが一つ大きな課題かなと思うんですが、それについてはどういうふうにお考えでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 選定基準のお尋ねかと思いますが、できる限り私どもは幅広く緩やかに柔軟に考えてまいりたいと思っております。そういった中で、市内で生産されました農産物または加工品のうち、その生産の過程におきまして、先ほど申し上げました有機農業等の自然環境の保全、生物多様性の確保に配慮したお取組を行っていただいてるもの、または食品の添加物を使用しないなど、食の安全・安心に資する取組がなされていったもの、こういったものを優先してまいりたいと考えております。なお、1ブランドにつき1回を原則として御支援してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) 今、選定における一つの考え方というのを提示をされたと思うんですが、少なくとも今まで取り組んでこられた様々な方にブランド化に向けたその選定の意義という十分な周知も大事かなというふうにまず思いますのと、今、補正で出されましたけど、今後これ期間的にどれぐらい考えておられるんかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) この事業の期間のお尋ねかと思います。 当然予算を伴いますので、議会の御審議をいただくということが前提でございますけれども、まずは新幹線開業の令和6年3月31日まで、グリーンツーリズム推進と併せ取り組む方針を持ちたいと思っております。その後は状況を見て検討してまいりたいと思っておりますが、グリーンツーリズムと併せて推進しますのは、特に当地へお越しいただける県外のお客様にお土産あるいは食を楽しんでいただくと、こういう取組と連動させてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 佐々木哲夫君。 ◆(佐々木哲夫君) まずは、当面、新幹線駅開業に向けてでありますが、恐らくこれから食のブランド化、6次化というのは越前市にとって非常に重要な課題だと思うんです。だから、当面、新幹線駅開業でいいと思うんですが、ある程度長期スパンでしっかりとした支援体制を考えていかないとなかなか続かない、広がらないというふうな気もしてますので、そこら辺等しっかり検討していただきたいということで質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保健一君。 ◆(大久保健一君) ほんなら、私のほうから予算書15ページ、保健衛生総務費の飼い主のいない猫不妊手術についてお伺いをしたいと思います。 まず、この事業の取組または方針等をお聞かせをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山産業環境部長。 ◎産業環境部長(奥山茂夫君) 飼い主のいない猫対策事業ということでありますけれども、一般的に野良猫と呼ばれる飼い主がいない猫、また地域住民がお世話をしています猫、いわゆる地域猫、そういった猫の繁殖を制限して、殺処分される猫を減らして、市民の生活環境を保持することが目的ということで、野良猫、地域猫の不妊手術の費用の一部を補助するという内容でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保健一君。 ◆(大久保健一君) では、現在までに不妊手術をした猫の頭数並びに補助内容をお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山産業環境部長。 ◎産業環境部長(奥山茂夫君) 今、不妊手術をするに当たりまして、協力病院で一律に雄1万円、雌1万5,000円という手術の費用で行っていただくというものであります。これに対して、市の補助内容が雄5,000円、雌7,000円を補助するという内容でありますけれども、当初予算では19頭について計上させていただいたというところでありまして、今現在19頭の申請があったというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保健一君。 ◆(大久保健一君) この事業は野良猫を対象とした事業でございますけれども、この不妊手術に持っていくまでの市民の対応というのはどんな手順でやってるのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山産業環境部長。 ◎産業環境部長(奥山茂夫君) この手続といいますか、これについてはまず猫を捕獲していただくと。捕獲をされる方というのは市内に住所を有する方、個人または団体、そういった方がまず市に補助金を申請していただいた後に、捕獲した市民の皆さんとか団体の方が自分で協力動物病院に持込みをいただいて不妊手術を実施していただくというふうな手続になります。そういった市民の方が、団体の方が自らボランティア的に避妊手術をすると、そういった費用に対して約半分の費用を補助していこうという内容、そういう手続内容になります。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保健一君。
    ◆(大久保健一君) 内容的にはよく分かるんですけれども、捕獲となりますと、一般市民で、地区を挙げてでもなかなか捕まえようと思うと道具も要るし、またはいろんな対応策で対応せんと駄目だと思うんですけれども、そういった場合、市に相談すればそういった対応を取ってもらえるのかもらえんのか、そこら辺をお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山産業環境部長。 ◎産業環境部長(奥山茂夫君) 今申し上げたとおり、原則そういった市民の皆さんがそこに住む中で、地域猫とかそういったことに十分絡んでといいますか、関連してそういう手続をしていらっしゃる方が多いんですが、そうじゃない場合、捕獲が困難な方、困難な猫、そういった場合は福井県の動物愛護センター、ここに相談をして、そこが捕獲おりの借用とか捕獲に対する協力を求めて捕獲するということになります。しかし、県の愛護センターに対してなかなか連絡ができないということであれば、市の環境政策課等へ連絡いただければそういったおつなぎの対応をさせていただければなというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保健一君。 ◆(大久保健一君) 猫をかわいがる人、猫が嫌いな人、極端な状況です、これ。特に、今の若い人なんかは動物を飼うというのはなかなか嫌がる。子供が猫がかわいい、犬がかわいいと言って家へ持って帰ると、また戻してこいというような家庭も結構あるように思います。特に、猫なんて犬と違ってつないでおくということもできませんので、これは本当に放し飼い、飛んで歩くようなものですから、幾ら避妊をしたから、もう子供は産めないかも分からんけれども市にはいると。また、地域で保護するということになると餌もやる。そうなると、その地域からもう離れないといったような状況になると。そういった中で、何遍も言いますけれども、猫の嫌いなところの家へ遊びに行ってふんをこいてくるとか、いろんなほういった問題が出てくるような状態というんが発生するんじゃないんかなというような思いをいたすんですけれども、今まで不妊されて、地域猫といいますか、そういった対応をされたと思いますけれども、その後の市民からの意見というか、反応というのはどんな反応があるんか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山産業環境部長。 ◎産業環境部長(奥山茂夫君) この制度は本年度からスタートさせたということであります。昨年度まではこういった補助制度はございませんでした。そういった中で、過去にもそういった地域猫とか野良猫等々について、そういった市民の皆さんとかよその団体が動物愛護というふうなそういった視点で自費でそういうふうな避妊手術をやっていたというふうなところがありますので、そういったところについて補助制度を行うというところであります。今、議員御指摘のそういった地域猫がたくさんいることに対するそういったまた別の対策等については、また県の動物愛護のセンターにいろんな形で御相談いただく中で対応いただければなというふうなことでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保健一君。 ◆(大久保健一君) 先ほど言いましたけれども、動物愛護センターなんかに頼んで捕獲をすると、捕獲という言葉はいいのか悪いのか分かりませんけれども、そういった形で捕まえてもらうと。そうなると、愛護センターは持って帰ると思います。持って帰らんのですか、これ。多分持って帰ると思うんですけれども、そうなると愛護センターで動物の犬、猫の譲渡会というのをやってますけれども、そういった対応をされるのか、また捕まえて避妊して、またいたところへ持って帰ってくるのか、そこら辺どは分からんのですけれども、多分、県の動物愛護センターが出てくればそっちのほうに持って帰って譲渡会に出していくといった方向になるんでないかなと思うんですけれども、そこら辺どの今までの対応というのはあるのかないのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 奥山産業環境部長。 ◎産業環境部長(奥山茂夫君) こういった地域猫の対応というのは、基本的には県の動物愛護センターが対応ということであります。そのほかにお聞きしてますのは、NPOの団体がそういった譲渡会を野良猫とか地域猫、そういったものをマッチングさせるといいますか、譲渡会を行うというふうなことを聞いておりますのでそういう形になろうかと思います。ただ、この避妊手術をすることに関しては、あくまでも申請者がやっていただいて、その避妊手術をした野良猫についてはまたそこの地域に戻すと。愛護センターで扱うということではなくて、地域にまた戻すというふうな形でお聞きをしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 大久保健一君。 ◆(大久保健一君) よく分かりました。動物保護という観点からそういうような形で取り組むというのはよく分かりました。しかしながら、今後これから秋は猫の発情期に入ってきます。もうそうすると夜中にギャオギャオとか変な鳴き声で鳴きまくるといったようなことが考えられますけれども、避妊したからもう言わんのかどうか分かりませんけれども、そういった苦情というのも今後出てくるんかなと思いますので、市民の方がいろいろとそういった対応策、相談に来られると思いますけれども、きちっとした対応でやっていただきたいと思いますし、また動物愛護の観点から、地域猫というか、そういった言葉がいいのかどうかって言われてますけれども、地域で猫の面倒を見ようといったってなかなか面倒を見れるもんでもないと思いますし、また個人で見ようといっても何匹もいると餌代でもばかになりませんから、よっぽど年寄りで寂しい人がそういった餌やりをして頑張ってるんかなというような思いがいたしますけれども、それらも……(「若い人がやってる。」と呼ぶ者あり)若い人がやってるんけ。だけど、理解があっての事業ですので、やっぱりしっかりと理解を深めていただいてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 補正予算の13ページの企画費、公共交通対策事業の自家用有償旅客運送実証実験事業についてお聞きいたします。 この事業の内容につきましては今お聞きしましたのでそのままでございますが、これは自家用有償旅客運送実証実験と、こういっておりますが、俗に言うデマンド事業と、こういうような考え方でよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 一般的にはデマンド交通事業とかという言い方をしている事業でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) デマンド交通事業と、こういうことになってきますと、今、坂口でなされてる月に1回と、こういうことでございますが、この運行されてるエリアは基本的にどういう範囲で今現在やられてるのかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今、月1回運行しているというところでございますが、これは買物支援ということでございますので、越前市内の量販店でありましたり、あるいはホームセンターとかそういったところを数か所回られているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) そうしますと、量販店、我々の住むところからいうと量販店もいろいろあります。エリアは限定されてないんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 比較的越前市内でも坂口地区に近い西側というんですか、市でいうと、西部、南部辺りです。東部も一部入ってますので、国道8号線辺りまでお越しになられているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 限定はしてるけれども大体常識の範囲でやられてると、こういうような認識でございますが、基本的にデマンド交通ということになってくると、今、坂口地区を想定されておられますが、現在、越前市も山間部がありますので、どういう地域を、ほんなら坂口から楽市まで行けとか、もうちょっと今立町の紙すきのところまで行けと、こういうようなことになってきますと、本当にエリアを限定しないで運行事業がやれるのかなと、こういう感じが私たちはするんです。また、医療関係のそういうようなものを想定されることも多うなってくると思うんです。そういう場合、やはりある程度、地域地域、はっきり言いますと、服間地区からここら地区までとか。いや、白山まで行ってくれと言ったって、これはもうそう簡単に、難しい問題だと思うんです。やっぱりデマンド交通ということになってくると、ある程度の地域の行くところを基本的にエリアを決めてやっていかれるんじゃないかなと、こういう感じがするんですが、どういうお考えをお持ちですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) どこの範囲で運行していくかというところは、今回は坂口地区でございますけれども、地区の運転手の方々、そしてそれを利用されようとする希望する地区住民の方々、これをうまくマッチングをさせて、どう回れば一番効率がいいのだろうか、例えばAさんとBさんとがいいのか、AさんとCさんとを乗せていったほうがいいのが、そういう効率的な運行ということになろうかと思いますけれども。基本的には、やはり普通、市外の例を見ていても、大体市内中心にされていることが多いというふうに聞いてございます。ただ、病院とかが、御自分のかかりつけ医というんでしょうか、そういったものが例えば市外に病院があるような場合には、そういった方々を集めて運行するとか、そういったこともなってくると思いますが、それはまだこれから地元の皆様方と一緒に検討していく課題だというふうに思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 今現在、どこにその予約を申し込むような形になっておられるのかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今現在は坂口地区のほうでやられておりますので、そちらのサポートさかぐちのほうで電話予約で受付をされているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 地区によりまして、人口が坂口地区は大体400人弱、三百七、八十人ぐらいだろうと思うんですが、我々からいうと、私は栄区というところにいるんですが、大体四百七、八十人おるんですが、人口が非常に少ないところで10人集めようというようなことで、今後ずっと継続していけるのかどうか。 永平寺なんか行きますと、基本的に会計年度任用職員というような形で運転手をサポートしてる、そういうような制度をつくっていると。こういうようなことも、今後運転手のありよう、有償ボランティアでしょうけどボランティアばっかりで、基本的にそういうような方だけで運用できるのかどうか、こういうようなことも検討していただかないと継続していけるのかなと、こういうことを私たちは危惧してるわけでございますが。 市民にとりまして、長年デマンド交通というのは本当に要望しておりましたので、この実証実験をしっかりと検討させていただいて、今後ともいろんな地区に広めていただきたい、特にお願いをしていきたいと、こういうふうに思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 私から、3点ほどお願いをしたいと思います。 先ほどからよく出ております、私も一般会計補正予算の13ページの、特にこの自家用有償旅客運送実証実験事業委託料20万円でございますが、これ20万円という予算は非常に重いものがあると感じております。というのは、今いろいろと同僚議員が質問をされました。それから、担当部長からも、令和5年度から実証を始めるということで、これが一番最初のスタートだと感じております。市長は、8月に本市の本年度の最重点事項8つの中の一つを知事に訴えられたと思うんです、これが中に入ってると思います。 ということで、1点だけ、ここはお聞きしたいと思います。 最初は、この運転手の1万6,000円だと、この重要事項の中に車両の提供、さらには有償ボランティア代、保険代、車両維持管理の補助、これも併せて要望されてると思うんですよね。最終的には、ここへ結びつけていくのではないかと思うんですけど、その段階を少し、分かっていれば教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今回補正予算で計上させていただきましたのは、令和5年度から行います実証実験、これの前段階といたしまして、受講料という形で委託料を計上させていただいたわけでございます。 先ほども申し上げましたが、現在月に1回行っている買物支援は、社会福祉協議会のほうから車をお借りしてということでございますので、実際に実証実験をするということになりますと保険等の問題もございますので、社会福祉協議会の車を使ってというわけにはいないかなというふうに考えております。 そこら辺どにつきましては、例えば市のほうでリースをしてお貸しするのかなどなど、今度地元の意向もございますでしょうから、そういったところしっかり要望等をまた細かくお聞きする中で、令和5年の当初予算のほうで計上させていただきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 分かりました。 少しずつ、デマンド交通ということで、これ以前から各同僚議員がいろいろデマンド交通については質疑をされてるということで、一歩前進かなと思っておりますし、非常に評価をしたいと思います。 最終的には、やはり皆さんおっしゃってるように、乗合タクシーというような形になってくるんではないかなと考えております。というのは、やはり高齢になると、体は元気なんですけど玄関まで出てくるのが精いっぱいという方がかなり増えました、この何年間で。となると、やはりのろっさもいいんですけど、最終的にはこういうところへ目標を持ちながら進んでいってほしいと、これは要望としておきます。 続いて、17ページの食の流通基盤安定支援事業、食の流通基盤安定支援事業補助金600万円ということで、これはもう皆さんよく御存じのとおり、報道でよく出ておりますが、まずこの補助金についての概要を御説明をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。 ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 事業の概要について御説明いたします。 矢船町に所在する魚市場が、7月31日をもって廃止されることになります。市内の飲食店や小売店が鮮魚等を仕入れられなくなるという懸念が生じました。そこで、市内の魚屋さん、小料理屋さんなどで構成する2つの魚商組合が出資し、8月1日に鮮魚の仕入れを行う合同会社越前たけふ水産を立ち上げております。 本市としましては、市民の皆様に鮮魚を提供する流通体制の確保は市民生活や観光誘客において極めて重要であると考えまして、新たな鮮魚卸売市場で必要な冷蔵庫、製氷機などの初期投資費用に対し、補助率3分の2で600万円の支援を行うことといたしました。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) ここまで行くのに、相当早い時間で立ち上げられたと思っております。私のところにも何人かの方が来られました。約3週間ほどでこの会社を立ち上げられたとお聞きしておりますし、また市長のほうにも県のほうにも要望を出しているということなんですよね。市の台所でありますし、組合も2つあって、2市2町がこの中に入っておられる、料亭も入ってるということで、ある程度市民の皆さんは安堵したのじゃないかなと思っておりますが。 さらに、この補助金600万円出したからもういいというわけではなくて、市長の所信表明の中にもありましたが、ここを起点として、これからどういうふうにつなげていくか。特に、経営支援、ここをバックアップしていただきたいと思ってるんです。例えば、北陸新幹線の誘客、これも市長がおっしゃってました。さらには、食と農、今度11月にありますね。そういったことを含めながら盛り上げていくというような、ここを支援をしていただきたいと思っておりますが、その総括的な御意見があればよろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。 ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 今回、越前たけふ水産から示された事業計画でございますが、前の卸売市場より規模を約3分の1程度に抑えたものになってございますので、今後包装、生産の簡素化などによるコストの削減を図るとともに、魚商組合による積極的な買い支えが必要だというふうになってきます。 今後の市の支援としましては、商工会議所等が指導を行いながら経営の安定を図っていくほか、従来の本市の企業支援事業である伴走型持続化補助金、こういったものを活用するなどして支援していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) この質問を市長に答弁いただきたいんですけど、直近でも要望に来られてるということで、役員さんが来られてると思うんですよね。そこの内容と、市長の意気込みというのはどう考えているのか、もう一度答弁をお願いしたいと思います、市長に。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 7月の早い時期に情報が入りまして、直ちに武生の商工会議所といろいろ連携しながらお話をお聞きしました。 先ほど申し上げたように、食の基盤として非常に大事だということで、県のほうにも担当の部局の幹部、さらには副知事のほうにも直接、これは越前市の問題でもあるけれども丹南全体の問題なので、ぜひとも県としてもバックアップしてほしいというふうなお願いをしまして、昨日発表になったと思うんですけれども、県のほうも応援をするという制度をつくって応援をしてくれることになったということでございます。 食については、やはり越前と聞けば越前ガニ、福井県でナンバーワンの認知度を誇るブランドでもありますし、新幹線の誘客にとっても食とかグルメというのが圧倒的に訴求力がありますので、その食というものを先ほどのこのたびの関係のものも含めて、食と農といったものを誘客のための最大のポイントとしてやっていきたいと、今回はその一環としてやるということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 市長おっしゃったように、市だけじゃなくて商工会議所、さらに市民の力、協力を得て、やっぱり二度とこういうことがないようにしていただきたいなと、我々もしっかり協力していきたいと思っております。 次、最後の質問ですが、予算書の14から15ページにかけての、特に15ページ、下からですけれども3番目の燃油・肥料高騰緊急対策事業6,057万円です。まず、この事業の概要をお知らせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 本事業でございますけれども、春から後の農作業に係る燃油及び肥料の高騰分を今回支援するというものでございます。 具体的には、本市の主要な作目でございます水稲を基本に、燃油につきましては昨年と比べて、今回100円値上がりしたと、肥料に関しましては3,760円の値上がりが確認できたわけでございますが、一方で県の支援が2,000円入ってまいりますので、この差額1,760円、先ほどの燃油100円と肥料の1,760円、1,860円を10アール当たりの単価として御支援申し上げるものでございます。 また、本事業を春に引き続きまして、市内の2つのJAに事務委託をしながら、円滑に交付のほうを進めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 分かりました。 この支援事業は、6月補正に引き続き行われるものでありますね。他の市町は、6月補正において、ほぼ年間の支援策等を講じてきたと思いますが、当市があえて春と今回2回に分け、段階的に支援した理由は何か、お聞かせをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 春先の段階でございますが、やはりコロナの影響がまだ残るということ、それとウクライナの情勢が深刻化をしてきた時期でもございます。また、円安が非常に進行していたタイミングでございました。こういった予断を許さない状況でございましたので、春の段階で1年間を見通すといったことはなかなか厳しいと感じまして、秋にさらに追加で対策をもうあらかじめ設定をしていたところでございます。 また、この間、国や県の動向といったものがございます。現に、国や県の支援策も出てまいりましたので、この動向を注視してきたということもございます。 そういったことで、現段階、肥料、燃油の高騰対策に関しましては、市場価格がある程度見通しが出たということ、あるいは国や県の動向が明らかになってスキームが明らかになったということでございますので、今回その不足額を支援していこうということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) また、今まで答弁いただいた国や県の支援策は、ここに来て何か示されているんでしょうか。その上で、燃油や肥料の高騰分はきちんと対策が本当にできたのか、見極めた選択は結果として正しかったのか、お聞かせをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 1年間を通して総括をしてまいりますと、水稲に関しましては、昨年と比較いたしまして10アール当たり4,830円高騰しております。このうち、県の補助が2,000円、残りの2,830円でございますけれども、既に6月の補正予算で970円お認めいただいておりますので、今回1,860円ということで対策としてはちょうどでございます。 また、施設園芸に関しましても、おおむね国のほうが1万4,000円、県のほうが1万1,000円ということで、2万5,000円の支援が出ております。高騰分が2万8,000円でございまして、差額が3,000円ということで、私ども2,830円の高騰分の支援といって、ほぼほぼカバーしているのかなと思っております。 他市町におきましては、春の段階で年間の支援額2,000円、高いところでも2,200円と設定をされておられましたけれども、その後資材価格の高騰というのはやはり予想を超えてあったということでございます。本市におきましては、春、秋、合わせて2,830円で対応してきたというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) そこで、今審議監から出ましたね、他市は1反当たり2,000円から2,500円です。そういう面で、改めて他の市町が行っている支援策との違いをお知らせいただければ。この中には、上限を持ってる市と上限を持ってないところがあります。そういうのを比較しながら、数字を言っていただけるとありがたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) まず、今申し上げましたとおり、支援単価が他市町においては2,000円、2,200円といったところでございますが、私どもは2,830円でございます。最も高い単価でございますし、今議員御指摘のとおり、うちどもは支援の上限を設けておりません。他市町におきましては、30万円あるいは50万円の頭打ちでございます。 これ、例えば30ヘクタールの経営をしている農家の場合、他市町では30万円、50万円の頭打ちでございますけれども、当市においては上限ございませんので84万9,000円、さらに50ヘクタール、幾つかこういった農業法人がございますけれども、この場合には141万5,000円と、大きな違いが生じるわけでございます。こういった点が大きな違いかと思っております。 また、通年の対策総額、6月、9月合わせまして9,300万円でございます。これは福井市の1億円に匹敵する規模でございます。こういった点でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) よく分かりました。 そこで、単価設定は県内でも今最高額ということなんですね、水稲の場合。支援の上限をなくしていることの効果は大きいことと、そして特に影響の大きい大規模農家に配慮をいただき、かなり手厚く支援が行き届いているということはよく分かりましたが、支援額も福井市の1億円に匹敵する総額9,300万円という予算規模であることも分かりました。 しかし、それなら、できるだけ早く支援を実施していただきたい。特に、6月の支援に関してはJAに委託したものの、各農家から営農計画書の提出を待って支払いすることとなり、かなり遅れたとお聞きをしており、また現在も続いているのかな、9月いっぱいぐらいかな。少し時間を要したようですが、9月の支援策はスムーズに、また速やかに支援ができるようすべきと思いますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 議員御指摘のとおり、春先には作付の有無、あるいは面積、あるいは作目を把握するといった必要から、営農計画書の提出を待って慎重に事務を進めたと聞いております。したがって、大変遅延したということでございます。大変申し訳なく思っております。 今回、その反省から、緊急対策としての事業指標を改めて両JAの皆様にお伝えをし、速やかな対応を求めてまいりたいと思っています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) ぜひとも今回はスムーズに支払いできるように、やはりJAも委託料を払ってるわけですから、しっかりと取り組んでほしいと思ってます。 次に、円安やウクライナ情勢によってサプライチェーンがいまだに、まだ混乱している状況であります。次年度以降も、こういった燃油や肥料高騰が続くことも、完全にこれはもう相当想定されるわけでありますから、引き続きの支援策を検討しているのか、まずお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 今議員御指摘のとおり、コロナの影響からは徐々に脱しているような感はございますけれども、引き続き国際情勢といって予断を許さない状況でございます。そういった影響から、世界的なサプライチェーンが構造的に、もう既に変化してしまってるのではないかと思われます。 また、円安も基調となりつつございます。燃油や農業資材、飼料などにつきましては、今後とも少なくても高止まりをしていくんではないかということ、あるいはこういったことを受けて、国の財源措置、県の対応、こういったものを注視をしながら、慎重に対応したいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) この質問最後ですが、これ大規模農家は確かにある程度の金額をいただけるというんですけれども、小規模農業の方も含めながら、これは皆さんが喜んでる支援策ではないと思っております。 そこで、やはり飼料、物価、資材高騰の対策を講じられてはきておりますが、それでも今農家の経営は非常に厳しいわけであります。農業は国策なんですね。しっかりと国に米価の安定化は望んでほしいと。 そこで、やはり県を、これを通じて国にしっかりと要望をしていただかないと国策にはならない、国は何をしてるんかなと僕はつくづく思うんですけどね。こういったところの意気込み、国に対しての要望、県を通じての要望、市長はどういうふうに思っておられるのか、最後にお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎農林審議監。 ◎農林審議監(川崎規生君) 昨年の大幅な米価下落、あるいは農業資材の高騰で、議員御指摘のとおり、農業が非常に厳しい状況であると認識をしております。 ウクライナ以降、国際分業あるいは国際流通の分断が各国に、エネルギー、食料に関しては非常に保護主義的な面が出てきていると思っております。 我が国においても、特に米価の下落対策については、食料安全保障の観点から、長期的な国策として位置づけるべきと私ども考えておりますので、このため市長を先頭に、県を通じ、しっかりと国に要望してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 県を通じてはもちろんですし、県選出の国会議員の方を通じて、やはり国策としてしっかりやっていただくように、また御一緒に要請させていただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) ここがポイントで、これ支援したさかいに、これ全部農家が喜んでるわけじゃなくって、これ一部なんですよ、金額的に。ここはしっかりと県を通じて、国会議員、国へしっかりと市長が要望していただくことを約束していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 以上です。 ○議長(吉田啓三君) 暫時休憩します。 再開は14時20分といたします。        休憩 午後2時10分        再開 午後2時19分 ○議長(吉田啓三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行します。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 引き続き、議案第41号の補正予算について質疑をいたします。 15ページ、上のほうです。児童福祉施設等感染症対策事業、物価高騰の補助金ですが、内容の説明をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらの児童福祉施設等感染症対策事業につきましては、市内の私立保育園、こども園の園児の給食の質を保つための給食、おやつ代等の食材費の増額分相当に係る助成を行う予定でございます。 あわせまして、新型コロナウイルス感染症対策により、換気の徹底を図りながら冷暖房設備を適切に使用し、保育環境を快適に保つために電気代が増額されると見込まれておりますので、その増額分相当に係る助成を計上させていただいております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) それの分として711万円ですが、この計算基礎といいますか、積み上げはどのような積み上げをされているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 食材費のほうにつきましては、物価高騰を理由にした給食費の増額をしないという前提の下、補助基準としまして、今在籍する3歳以上児1人当たり、現在は月額4,500円でございます。その8%に当たります360円を考えておりまして、今現在1,250人いらっしゃいますので、7月から3月分まで、9か月分で405万円を計上させていただいているほか、電気代、ガス代といたしまして、こちらを月の電気代実費実績の10%程度の増加を想定いたしまして、月平均約2万円と計算いたしまして17万円分、9か月分で306万円、こちらをそれぞれ想定したものになっておりますが、こちらにつきましても今後の実績を見ながら支援していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 今後の状況というところがちょっと分かりにくかったんですが、この補助金を見てみると、財源を見ると国庫支出金と県支出金になってまして、お聞きすると電気代については国10分の10で、食料費は国と県でということなんですね。ということは、国やら県の基準に合わせているんですが、これで実態に合っているのかどうか。子供さんの給食費の値上げ分にしっかりなっているのか、保育園の電気代の値上げ分に相当しているのかどうかはどのように把握されてますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらの事業につきましては、年度当初から経過を観察しておりまして、食材費につきましても、今回考えています8%程度で抑えられているというところを、地産地消といいますか、近くで食材を調達しているというところもありまして、8%に抑えられているところを把握しております。今後の物価上昇分も見込んだ形にはしてございます。 電気代につきましても、調査した結果、10%程度は必要であるということを試算させていただいているものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 分かりました。 現状の状況をしっかり把握されてたということは分かりました。また、今後の動向もしっかり見ていただきまして、必要な場合には、こういう国、県の支援がなくても市単独ででも、施設、保育園等の負担にならないように考えていただくのがいいのかなと思います。 次、17ページをお願いします。 先ほども質疑がありましたけれども、上のほう、原油、原材料の高騰対策支援事業の補助金1億2,000万円ですが、内容については先ほど説明をいただきましたので理解をいたしました。 そこで、この補助金、商工会議所それから商工会から要望書が出ていたかと思うんですが、それに沿って今回のこの支援策につながったかなと思うんですけれども、その要望の趣旨に合わせられているのかどうか、どうでしょう。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
    ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 先日、武生商工会議所及び越前市商工会から要望を受けております。その内容につきましては、円安、原油、原材料高騰等の影響を受け、利益が悪化している事業所に対して支援してほしいという内容でございました。 市におきましても、市内事業所約100社へ聞き取り等を行いまして、市内事業者が仕入価格等の増加に伴い、利益が減少しているという現状が明らかになっておりますので、今回予算計上したものでありまして、要望に沿ったものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 今、物価高騰の要望に沿ってるということについては理解をさせていただくんですが、もう一つ、その要望の中にはコロナに対してのそういう収益、売上げの減少もありまして、これらに対する支援も要望の中にはあったかと思います。 それで、ここで先ほどの説明では、利益の30%減少した場合にという説明であったかと思うんですが、昨年と今年を比較すれば、確かに物価高騰には対応しているかと思うんですが、コロナに対する支援にはなってないのかなというふうに思うんです。令和2年からコロナが始まってますので、コロナに対する支援にはなってないのかなと思うんで、それは別にお考えなのか、これは含まれてるという認識なのか、どうなんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。 ◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 今回利益が減少している内容としましては、原材料の高騰とか、また国外から、例えばそういった仕入れをしている場合は円安の大きな影響を受けているものとか、あとコロナも今感染症がすごく拡大して感染者数も増えている中で、売上減というのにつながっている部分もあるかと思いますので、全てこの複合的な理由から利益が減少しているというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) そうすると、コロナに対する売上減少も含めた総合的なとか複合的な支援という認識でいると、こういうことですかね。そういう面を考えると、もう少し支援いただいてもいいのかなというふうに思うんですが、次の質問に移ります。 教育委員会の事務局運営事業、謝礼が15万9,000円計上されてますが、これについて内容の説明をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) こちらの予算でございますが、新聞等でも報道されております中学校の部活動の地域移行に関連した予算でございます。 国のほうの動きをちょっと紹介いたしますと、この地域移行に関する方向性につきまして、6月に運動部活動の地域移行に関する検討会議、こちらのほうからスポーツ庁に、また8月に文化部活動の地域移行に関する検討会議のほうから文化庁に対しまして、それぞれ令和5年度から中学生の休日の部活動を段階的に地域移行するようにとの提言がございました。 また、本市の状況でございますが、複数校でチームを編成するなど、少子化により部活動に影響が出始めております。こういったことから、令和5年度から部活動の地域移行を進めるに当たりまして、関係団体等から意見を広くいただきたいと考え、検討会を設置することといたしました。 この予算の内容は、委員16人の謝礼でございまして、今年度は3回の委員会を開く予定をしておりますので、3回分の委員謝礼について計上させていただいたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 今お聞きすると、16人の委員の方に委嘱をして3回会議をするということで、広く意見を聞くということですので、検討をするのではなくて意見を聞いて方向性を出すということなんですか、それとも意見を聞いて検討材料を収集しようとされているのか、具体的に言うと何をどのように検討されようとしているのかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 少子化の進行によりまして、児童・生徒の数が減っていく中で、スポーツや文化に関する活動が学校の部活動だけでは十分に行えなくなっている状況が見られます。このため、本市の子供たちが休日において活動を行える新たな環境の整備につきまして、各団体の代表者等で検討をしてまいります。 本市におきまして、持続可能な環境をどのように整備していくことが可能なのか、そして体験の機会はどうすれば段階的に移行していくことが可能なのかを検討していただく機関でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 分かりました。 それで、国のほうの地域移行については、スポーツ庁、文化庁からそういう考え方が示されてるということですが、来年度から2025年までの3か年間を改革集中期間と定めているということなので、今局長が説明された段階的にというのはそういう意味を指しているのかなと思うんですが。この検討委員会というのは、今回今年3回というのをお聞きしましたが、この3年間というか25年まで続くのか、またもっと続くのかもっと短いのか、検討委員会の期間としてはどのぐらいを想定されてますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 委員会でございますが、現時点では2025年度までは継続をさせてまいりたいと思っております。ただ、委員構成につきましては、年度ごとに課題が変わってきたりすることも考えられますので、それに応じて考えていきたいというふうに思っています。 なお、段階的に移行する中で、課題が様々に発生することも考えられますので、検討委員会の継続期間は状況によって判断したいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 分かりました。 25年まで続くかもしれないし、早く終わるかもしれないということをおっしゃったのかなと思いますけれども。 市長の提案説明の中に、モデル的にスポーツ、文化、芸術活動を選定すると提案があったかと思うんですが、これは具体的にどういうことなんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) まずは段階的に整備をしていくということになると考えておりますが、子供たちのニーズを把握いたしまして、保護者や関係者の方々の意見も集める中で、議論への理解を深めたいと考えています。その上で、まずは休日の活動につきまして、スポーツや文化、芸術の環境を整備していける競技、種目、分野などを具体的に議論する中で、先行モデルとしていけるものは何なのかなど、検討していくということになるかと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) すぐに来年度から始められるものは何か、そして時間をかけて検討、準備しなければいけないものは何かということで選定をしていくと、こういうことですかね。はい、分かりました。 それで、これ中学校の部活の地域移行検討委員会かなと思ったら、そうではないんですね、どうも。子どもの新たな活動環境に関わる検討委員会という名称になってるんで、地域移行以外にも幅広く議論をされるのかなと、何かそういうふうに思ってしまうんですが、そこはどのようにお考えなんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 澤崎教育長。 ◎教育長(澤崎秀之君) その部分について、今現段階で本教育委員会が考えてる考え方をお話をさせていただくと、今議員御指摘のとおり、名称がそのようになっていることは本市の意図的な名称になっております。 3段階で考えていきたいなというふうに思っておりまして、まず少子化の中で本市の状況が変わっていきますので、あえて中学校の部活動だけではない、本市の子供たちにとってどんな持続可能な環境を準備できるかというのが一番大きな視点になっています。 その中で、2段階目ですが、世代を中学校の世代に区切って、今国が3か年で集中的に取り組むというふうな提言等を出しておりますので、そこを集中的に議論をしていきたいと。そして、直近のいわゆる今いろんな、国や県がどんな補助事業であったりとか支援ができるかというのを今年度末を目がけて、今早急に組立てをしているというふうにお聞きをしておりますが、その中での3段階目として、休日をまずどのようにしていくのかというような議論になっていると思います。 そこで、一番大きな取組の視点であるところの名称をもって、本市はこの検討委員会の立ち上げをさせていただきたいなということで、名称もそのようになっているというふうに御理解いただけるとありがたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 分かりました。ありがとうございます。(「以上。」と呼ぶ者あり) 以上。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) よろしくお願いいたします。 3点ほど質問させていただきます。 まず最初に、13ページ、自家用有償旅客運送実証実験事業。これ、たくさんの方が質問されたのでほとんど内容とかは分かりましたので。委託先がサポートさかぐちであり、対象は坂口の住民ということと、それから行き先は市内全域でやられるということと、令和5年より実施するのは、車は一応リースを考えているというところは分かりました。 交通大臣認定講習の受講料、これが1万6,000円で10人ということなのですが、質問ですが、これメンバー10人もうそろわれたということなので、年齢層がどのような方であって、講習はどこで受けられるのか。以前は石川県まで行くとか、最近では鯖江でもできるようになったということなのですが、どこで講習を受けられるのかお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) まず、受講される10名の方々の現在の年齢を申し上げさせていただきますと、60代から70代前半の方というふうにお聞きをしてございます。 議員おっしゃられましたように、これまでは人数が少ないと石川県まで行って講習を受けてきたんですけれども、この10人まとまったということで、大阪から講師がお越しになられて、こちらのほうで講習会を開いていただける、スケールメリットがあるということだと思うんですけれども、そのようになりました。 したがいまして、坂口公民館を使って座学と、あと車に乗り降りする際の介助実習というのがあるそうなんですけれども、そういったことを実際に勉強をしていただくということになってございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) その部分は分かりました。 今回、これ有償旅客運送ということなので、自家用運行ということで協議会を立ち上げなくちゃいけないはずなんですけれど、それはどうなってるのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 現在、サポートさかぐちさんのほうでやられております、さかのくち買い物号というのが運行しているというところでございます。坂口の自治振興会が中心となってやられているところでございますので、それを母体といたしまして、組織のほうを多分地元ともまた今後協議をしながら形成をされていくのかなというふうに思います。 私ども、令和5年度にその実証実験をさせていただきたいという思いはございますのは、委託料として持たせていただいた分には、どうしてもそこにも市民バスでありましたり路線バスでありましたり、そういったものが走っている状態でございますので、そういう公共交通機関との整合性でありましたりとか、あるいはタクシー会社とかもございますので、そういった調整は私ども役所のほうがしっかり間に入ってやっていく必要があるというふうに思っておりますので、委託料という形で、委託事業という形で持たせていただいているという趣旨でございますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 運営は委託運営ということで、普通ある自家用旅客運送とはちょっと違うということに考えればよろしいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) まずは、実証実験を令和5年度に行いますので、実証実験は市の責任においてやらせていただきたいという意味を込めて、委託をさせていただきたいということでございます。 それがどういった形で令和6年度以降というんでしょうか、そちらのほうにつながっていくかということにつきましては、令和5年度にしっかり地元とも協議をしていきたいと、どういった形になるのかまた協議をする必要があると。1年かけていろんなことを考えられますので、地元とも一緒に考えていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 分かりました。 これ、令和5年になってどのような形に動くかというのは見せていただいて、それからの質問ということでいいということですね。 次に、同じ13ページ、個人番号カード交付事業についてお聞きしたんですけど。これ、朝の清水議員の質問で、手数料条例改正のところで、カード発行とそれからコンビニエンスストアでの料金半額、減額についてお聞きしました。これでちょっと気になったのが、コンビニの交付ですけれど、結構今回カードを取得した方がたくさん、47%いらっしゃるということで、高齢の方もいっぱいいるんです、カードもらったよって方が。そうすると、コンビニの交付できますよといっても、なかなか自分ではいけないというのがあるんですけれど、そういう方たちに対しての何か対応策とかというのがあったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 高齢の方ということなんですけれど、まずコンビニが市内各地にあって、朝早くから夜遅くまで開いているというところで使いやすいという点はあったんですけれど、市内、市役所の近くにいらっしゃるという前提であれば、市役所の近くにもコンビニ、またアル・プラザ武生ところにもマルチコピー機がございます。そこでもマイナンバーカードを利用していただいて、減額した金額で使うことができますし、その使い方につきまして御不明な点があれば、こちらのほうで御相談させていただこうと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) なかなかコンビニに入って、自動機の前で自分でやるというのは難しいんです。今回、マイナカーというのを出されるということなので、もしあれでしたら、このカーが行ったときに、そこにいる職員の方が何人か使い方を教えていただけるようになると皆さんやりやすくなるのかなと思うので、その辺はもしできたらやっていただきたいのと、それから役所に行けば多分教えていただけると思うので、その辺も出前講座なり、サロンのところで周知していただければいいかなと思います。 それと、病院の保険証として使えるということなんですけれども、これ現在使えない病院も幾つかあるんですけれど、これについて教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 今、病院で保険証利用ということなんですけれど、これにつきましては令和3年10月から保険証の代わりにマイナンバーカードが使えるということになる前から、市のほうからリーフレットなどを用いて周知啓発は行ってきたんですけれど、それ以降も運用開始後に利用可能な医療機関については、市のホームページで随時更新して周知してまいりました。 国では、初診料に係る診療報酬の改定を準備していまして、来年4月からはマイナンバーカード保険証利用のシステム導入を医療機関等に義務化する方針と聞いておりますので、併用して使っていただける、使える医療機関がまずは来年4月からどんと広がるというところがございます。 そして、この市のほうからの働きかけといたしましては、市のほうが大量に郵送する際、例えば子ども医療費助成受給者証を今年度発送する予定でございますので、そういった機会、またいろんな機会を通じましてリーフレットを送付したり、先ほど議員からの御提案もございましたマイナカーでの申請サポート時や健康すまいる事業所、そういったところとも連携しながら、保険証利用につきましては幅広く市民に積極的に周知していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 病院の端末機の設置に対しては厚労省が補助金を出す方向で動いてらっしゃるので、ぜひその端末機の普及に関してきちっとした形で、市からも医師会のほうに啓発をしていただきたいなと思います。 それで、もう一つなんですけれど、出張サポートでマイナカーというのを出されるということで、この説明の中に重点地区を6地区限定したというのがあるんですけど、この6地区を限定したのがどこで、限定する理由が何なのかちょっと分からなかったので教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 6地区につきましては、市内のマイナンバーカードの普及、交付率を見まして6地区、特に交付率の比較的少ない地区に対しまして積極的に働きかけております。地区につきましては、その地区名を言うのはちょっと控えさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) まだ限定されてないということですね。 普及するために回られるということですけれども、これがいろんな事業所だけでなくて結構いろんな集まりがあるので、そういうところにも要望があったら行っていただけるようになるといいかなと思いますので、ぜひその辺は考えていただきたいと思います。 次に、15ページの児童発達支援事業についてお聞きしたいと思います。 これ、なないろに関しての事業なんですけれど、事業内容を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらの施設改修は、児童発達支援センターなないろの施設改修についてでございますが、こちらのなないろでは運動や言葉の遅れ等、発達が気がかりな子供とその家族を対象に、日常的な基本的動作の取得や集団生活の適応を目的といたしまして支援を実施しているものでございます。 こちらにつきまして、令和5年度から支援体制を強化するための施設改修工事費を計上したものでございまして、現在では主に幼児期の子供さんと御家族を対象にしておりますが、令和5年度からはさらに学齢期まで、18歳まで広げていくこと、また計画相談支援、こういった足りない部分を補強すること、そして市が調整機関をしっかりと担うこと、そういった拡大する業務の一部を民間委託するために、現在の児童発達支援センターなないろの一部にパーティションを設けまして、委託業者専用の療養室、相談室、事務室などを新設する予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 外部委託するということなんですけれども、今度学童期における療育内容を外部の方がされるということで、その外部の方の資格とか専門職をかなり配置しなければ療育内容が充実したものにならないと思うんですけれども、どのようなことを条件に外部に委託されるのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 専門職を置くということは考えておりまして、まずは管理責任者をお一人、また保育士、そして児童指導員の資格要件を持つ者、また機能訓練担当職員としまして理学療法士、言語療法士の配置を必須とするとしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 子供の療育に関しては、理学療法は分かるんです、言語も分かるんですけれども、ここに臨床心理士とかそれから作業療法士とか、結構その辺のほうが重要なんじゃないかなって。保育士に関しては学童期になるわけですよね。そうすると、保育士よりも臨床心理士とか作業療法士が入られたほうが、実際に動くに当たって適格かなと思うんですけど、その辺はどのようにお考えでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) こちらの委託先を選定するに当たりましては、プロポーザルで職員配置、そういったところも提案していただこうと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今の感覚でいくと、5人ほどって考えればよろしいんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 5人を想定した形で提案をいただこうと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ぜひそのような資格を持った方をきちっとした形で出せる事業所に委託していただきたいということと、それから人材も含めて外部委託ということですので、市との連携はきちっとしていかなければいけないんじゃないかなと思うんですけど、この辺はどのように考えてるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 役割としましては、市の役割はこれまでも母子保健や保育園、また教育との連携、気づきの段階からのきめ細やかな対応というところで培ってまいりました療育のノウハウや技術がございますので、そういったところは市が調整機関を担っていく。民間につきましては、専門職による一人一人に応じた支援、丁寧な寄り添い、そういったところを役割分担したいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 責任のある仕事だと思うんですね、これ子供にとっても親にとっても。そうすると、市との連携というよりも、市の責任も大きなものになるんじゃないかなと思うんです。 そこで、定期的にきちっとした形で会議を持っていただくとか、中に入っていただくとかしなければいけないんじゃないかなと思うんですけれど、その辺はきちっとされるというふうに捉えればいいですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) まず、就学前までは市が直接関わっている子供さんたち、親御さんたちです。調整機関として関わり続ける、また一緒に会議を開催していくというところで責任を一緒に果たしていく、そのための委託でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) これが今のなないろの幼児期から継続してという形をお考えだと思うんですけれども、今発達障害の中で、特に学習障害の子が増えてるという現実があると思うんです。そうすると、学習障害というのは学校入ってから見えてくるとかという事例が多いんですけれども、そういう学習障害に対する支援とかというのは今考えているかどうか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 出口市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(出口茂美君) 学齢期の療育につきましては、今考えている状況では、運動や言葉の発達の促進、社会性、コミュニケーションスキルの習得、仲間づくり等をまずは基本的に考えております。保護者にとって子供のまずは特性理解、適切な関わりを学ぶことを目指してまいりますし、学校との連携は、この調整機関というところで市がしっかりと担っていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今、特別に大切な部分だと思うんです、特に。ですから、きちっとした形でやっていただきたいなと思いますので、質疑は今ここで終わらせていただきますけど、この後一般質問の中に入れさせていただきますので、よろしくお願いします。 終わります。ありがとうございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 17ページをお願いいたします。 今ほど三田村議員が質疑いたしました教育委員会事務局運営事業ということでございます。 私は、初めてこれ聞いたときに何のことかなってちょっと思ったんですけど、いろいろ質疑の中で明らかになってまいったので、そこについては理解をいたしました。 それで、今年下半期、会議の回数が3回、それから人数は16人というような御答弁いただいたんですけど、それと教育長のほうからも3点ばかり、会議のテーマがあったかなというふうにも思います。 そういう意味では全国一律ということになるわけでありますけれども、当然それぞれ地域の中で隠れてる課題であるとか背景、そういったものは違うんだろうなというふうに思います。 そういう意味では、本市としてはどのようなことが課題となるのかというのを、今現時点での認識をお聞きをしたいなと思います。 私としても、指導者の確保であるとかその場所、練習場所というんですか、様々あるかなと思うんですが、その辺についてはどのようなお考えなのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 本市での課題は何かということでございますが、どこの自治体でも同じような課題をお持ちになると思うんですけれども、今のところ私どもで課題であると感じておりますのは、指導者の確保であったり、活動の拠点となる施設をどうやって確保するか、また会費や保険の在り方、これは部活動から外れますので、そういったところも重要な部分になってくるかなと思います。また、その活動の先にあります大会、こういったものの在り方もどうしていけばいいのかというふうないろんな課題があるというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 課題はたくさんあるというふうに、まあまあ今の認識はお聞きをいたしました。 そういう意味では、この会議を行う16名の方の人選というものも私は大事でないかなというふうに思いますし、それをリードしていく教育委員会事務局の役割、こういったことも非常に重要ではないかなというふうにも思うわけであります。そういった意味では、この16人の人選というのは、今何かあるのであれば少し教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 藤原教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 今現時点で考えております案でございますけれども、学識経験者の方に1名入っていただきまして、また保護者の代表者の方を1名、スポーツ団体関係者、こちらを6名、文化団体関係者、こちらを4名、それから教育関係者2名、外部指導者、これは実際に中学校の部活動の指導に関わってらっしゃる方でございます。それから、民間でクラブを運営している関係者1名、こういった構成での16名を考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) そこで、本市にも随分前からといいますか、地域スポーツクラブがございます。それから、中学校の今ほどありました外部指導者の取組、こういったことも今現在やられているわけであります。こういったことの現況が知りたいのと、そしてこのことを精査、しっかり検証をした上で、新たな展開ということになるのかなというふうにも感じるんですが、教育委員会としては取組をする上でのこの検証についてはどういう御見解なのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 澤崎教育長。 ◎教育長(澤崎秀之君) 今議員御指摘のとおり、この今の仕組みを今後検討していくときに、一つ中学校の部活動という観点で捉えますと、休日ですと例えば土曜日の午前中の3時間の勤務をどうするか、指導者をどうやって確保するかというところが非常に大きくなります。 それから、先ほど私がお答えさせていただきました3段階で考えていくときの2段階目に相当する部分で、休日から全体の平日も視野に入れていこうとすると、平日の4時前後から6時までに指導していただける方が、どの場所でどうやって指導が可能になるのかということを、やはり考えていくところは非常に重要になってくるかなというふうに思っております。 それから、実際に子供たちが休日にどのような希望を上げているのかというところがやはり一番のスタート地点になると思いますので、今後教職員だけで指導していくというところの体制から、地域の方に応援いただいて大きな仕組みを今後検討していきたいなというのが現在の考え方でございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それでは、今ほど私お聞きをしたこれまでの経緯、地域スポーツクラブとか中学校の外部指導者、こういったことへの考え方であり、今後検証はどのようになっているのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 澤崎教育長。 ◎教育長(澤崎秀之君) すいません。今御質問の部分の回答が漏れてしまいまして、失礼いたしました。 現段階の検証として1つ例を挙げますと、既に出来上がっております総合型地域スポーツクラブを1つ例に取って検証させていただきますと、県内にも幾つもこのような総合型の形があるんですけれども、それが十分に指導者が確保されて、活発に活動していただいている地域と、なかなか指導者の世代交代で非常に今は指導者の確保に苦慮されているというのがあるというのは十分に本市の場合も把握をしております。 ですので、こういう一つ一つの御協力をいただく団体の検証については、教育委員会のほうで今現段階のものは把握はしておりますので、その中で見えている課題を今後どのように生かしていくかということは、十分に議論の中に含めていきたいというふうに思っております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それと、昨今言われている教員の働き方改革、こういった部分も私はこれは含まれているんかなというふうに思うんですけれども。実際、教員の休日の必要の在り方ということもいろいろあると思うんですけれども、こういったことがこの会議の中のテーマになっているのかどうかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 澤崎教育長。
    ◎教育長(澤崎秀之君) 今御指摘のとおり、教員の場合ですと、新聞等の報道でもありますように、いわゆる兼職、兼業の許可をどのようにやっていくかというところが一つの大きなポイントになっておりますので、教職員の働き方改革の部分は法解釈の部分と制度設計あるいは関連法案をどのように運用していくかというのは、本市だけでなくて国全体も含めて大きな課題の一つになっているというふうに認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) この検討会のテーマというのは非常に重く、そして強いというか、あるかなって思います。 子供と地域のつながり、こういったことを強化していくということ、それから競技力の向上ということも期待をしていきたいなというふうにも思います。 家庭、学校、地域、そして行政が一体となった取組、こういったことが重要かなと思います。そういった意味では、しっかりこの会議をリードする事務局の役割というものも非常に大きいもんがあるなって感じるところでありますので、しっかり検証をしながら、新しい段階、次のステップにつなげていってほしいなというふうに思います。 以上です。 次に、12、13ページ、企画費の紫式部プロジェクト事業という予算についてお聞きをいたします。 まず、今回のこの議場で、初日に紫色のマスクをつけて、全員が出席をして議論をしたということでございます。それぞれお似合いの方も、ちょっと似合ってない方も二、三人いたかなというふうに思うんですが、自分が似合ってると思えばそれでいいわけでございますので、他人がどう言おうがいいんですが、質問をさせていただきます。 6月議会で、この紫式部プロジェクト事業の予算を340万円計上したと記憶をしておりますが、6月から今日までの間、その進捗状況について、まずお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) NHKから、2024年の大河ドラマで紫式部の生涯が描かれるというふうな発表をされましたのが5月11日のことでございました。これを受けまして、直ちに6月の市議会に340万円という予算を計上させていただいたわけでございます。 これまで、この予算を活用してどのようなことを取り組んできたかについて御説明を申し上げます。 市役所の庁舎及びあいぱーく今立、武生楽市のほうに懸垂幕を設置をさせていただいております。そして、駅前通りにタペストリーの掲出、公共施設や観光施設に設置するのぼりの制作。また、こののぼりはいろんなイベント等にも持っていって、飾りつけをさせていただいているところでございます。また、JRの武生駅、線路の東側に看板を設置するスペースがございますが、こちらのほうに看板を設置させていただいてPRをさせていただいております。また、紫式部公園等のリーフレットの改定や、先般行われました千年未来工藝祭、こちらのほうにブースを設置するなどいたしましてPRに努めてきたところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それで、今回の318万7,000円というような予算でございますが、この予算でどのような取組を予定をしているのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 6月の補正予算でも、まず周知活動及び機運醸成ということに取り組まさせていただいたわけでございますけれども、今回9月補正予算でも機運醸成の経費を持たせていただいております。それに加えまして、来年度から行いますプロモーションあるいは観光客受入れの準備費用、こういったものを計上させていただいております。 主な内容を申し上げますと、ロゴマークとキャッチコピーを制作するデザイン委託料、それとかイベントの運営委託料、公園の整備費といたしまして、これは後ほど建設部のほうの、もっと後のほうのページに載ってございますけれども、紫式部公園の修景整備に係る費用500万円、こういったところを計上させていただいたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) その中で、ロゴマークというんですか、デザインの制作委託料、こういったことも入ってるかと思うんですけれども、このことについて少し詳しく教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 紫式部が本市ゆかりの人物であることを一目で印象づけるようなロゴ、キャッチコピーというものを作りたいと思っております。いろんな紫式部の字体とかいろいろ使ってしまいますと、どうしてもデザインに統一性がないというんでしょうか、そういったことになりかねませんので、しっかり統一したものを作って、民間の人たちとも一緒にやっていきたいと、そういう思いでございます。 その優れたデザインを広く募集していきたいと考えておりますので、その募集の方法といたしましては公募型プロポーザル方式、こういった形で広く募集していきたいなというふうに思っているところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 確認ですけど、これの完成というんですか、そういったことはスケジュール感はどのように考えればよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今回、9月補正予算で持たせていただいております趣旨といたしまして、今年度中にしっかり完成をして、来年度の皆様方の活動に使っていただけるようにしていきたいというふうに考えておりますので、今年度中の完成を目指してまいります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) そうしますと、今年度中ということでええわけね。(企画部長西野吉幸君「はい。」と呼ぶ) それで、ロゴマークやキャッチコピーというものは何に基本的に使用するのか。当然、紫式部と本市の関わり、それから広く広報するということには分かるんですけれども、ほか具体的なものがあれば教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 今ほど議員がおっしゃっていただきましたように、いろいろな広報にも使っていきたいと思いますけれども。それ以外にも、民間事業者におきまして、こういう大河ドラマをされるということで、いろんなグッズ制作とかお土産制作、そういったことに取り組んでいっていただきたいなというふうに考えております。そういったものに統一のロゴというんでしょうか、例えば包装パッケージ、いろんなものにそういったものを使っていただくことで統一感を出していくという、そういったことでブランド力を上げるというのも一つの売り込みの仕方だというふうに思いますので、そのような形で活用を私どももしてきますし皆さんにもしていただくと、そういった形を考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 次に、イベント運営委託料200万円ですか、この予算が出てるんですけれども、この委託の内容についてお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 10月8日から、今23日を予定してございますけれども、えちぜん紫式部まつりと題しまして、紫式部公園及び紫ゆかりの館において、このような祭りを予定しているところでございます。 そのイベントの委託料という形で、今回200万円持たせていただいたのはイルミネーションの設置でございます。実は、昨年この祭りの際に、式部像や池がある北側のほう、こちらのほうにイルミネーションを設置してやったんですけれども、今回この200万円は、その南側に藤棚がございますけれども、そちらのほうに電飾で藤の花をイメージできるようなイルミネーション、これをずっと設置することで、春になればこんな藤棚が見えますからまた来てくださいねという、そういうアピール、そういったものにも使っていきたいなというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) このイベントというのは、機運醸成というのは当然分かるんですけど、実際放映は再来年というようなことになるんですかね。(企画部長西野吉幸君「はい。」と呼ぶ) だから、今年はこういうこと、それから来年とか再来年に向けての、まあイベントだけが機運醸成ではないということは分かるんですけれども、そういう考え方というのは今どのようになっているのか。イベントということに限定するわけではないんですけど、そういう考え方があるのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 実際、イルミネーションを昨年実施いたしましたけれども、このときに8,000名の方が来場されております。どうしても、私どもイルミネーションの集客イメージといいますと、若い年齢層が中心というふうに考えがちなんですけれども、意外にも幅広い年齢層の方にお越しいただきました。そして、お越しいただいて、さらに紫ゆかりの館のほうを初めて見てみたい、ああ、こんなのが大分昔のとは変わったんですねというような感想もいただいておりました。 こういったことで、歴史でありましたり、源氏物語にあまり縁のなかった方々にも、紫式部あるいは国府の歴史を知っていただく機会にもなったのかなと、こういう意味での機運醸成の役割というものも果たしてくれたかなというふうに思っておりますので、さらにそれを広げるような取組という形で、今回イルミネーションを拡充していきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 先ほどの答弁の中にありました式部公園のイルミネーション、今の話もありましたし、この修景の整備、こういったことはどのようになっていくのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村英行君) 紫式部公園の修景整備でございますが、式部公園につきましては寝殿造り庭園を再現した公園としまして、昭和61年に整備を行いました。整備から36年が経過しまして、樹木が成長しているというところもございますので、枝打ちや剪定などを行いまして、庭園にふさわしい樹形としてまいります。また、日野山を借景にしている庭園であるというところとか紫式部銅像も設置してございますが、それを遮っている樹木もありますので、それらを伐採するなど、修景整備を行うというところでございます。 既決予算の中で470万円充用するとともに、今回の補正500万円を計上したというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 当然、市内外の方にたくさん来ていただきたいなと思います。そういう意味では、一つのシンボルである紫式部公園、こういったこともしっかり整備をするということ。もちろん、今市内の方にももう一度訪れていただく、さらにもう一回訪れていただくというような取組の中ではしっかりとした公園整備、こういったこともしっかりやってほしいなというふうに思います。 それで、まだ放映までには当然時間あるわけでありますけれども、その間しっかりとしたPR活動といいますか、NHKに対する要請、こういったことも今までもされているというふうにも思うわけでありますけれども。実際、NHK側の反応というんですか、それはどういうふうなことですか、ちょっと教えてほしいなと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) NHK側には、これまで副市長等に行っていただきまして、紫式部と本市のゆかりでありますとか、当時の越前市での暮らし、越前で過ごした時間がどれほど紫式部に大きな影響を与え、源氏物語の執筆にも記されているという状況、そういったこともしっかり情報提供いたしまして、ぜひともドラマに取り上げていただきたいという要望、依頼をしてきたところでございます。 これまで具体的な返答のほう、NHK側からはないんですけれども、引き続き情報提供を行いながら、ドラマの中で本市が魅力的に描かれるように、継続的に要望等に努めていきたいと考えているところでございます。 なお、これ昨日、県の9月補正予算のほうが発表をされまして、昨日の夜、県のほうから、こういう形で県のほうも予算を持ちましたので一緒に頑張っていきましょうという連絡をいただいておりますので、少し御紹介をさせていただきます。 非常にありがたい予算計上でございますが、県は大河ドラマを活用した情報発信事業ということで、新たに1,910万9,000円の予算を計上していただいております。そのうち、2023年、家康関係で358万4,000円、2024年、光る君へ、紫式部関係で1,552万5,000円の予算を今回計上していただいたという御連絡をいただきました。 どういった中身か教えていただけますかというふうに確認いたしましたところ、営業活動用の紫式部関連エピソード集の作成、これも100万円余りかけてやっていきたい、あと歴史雑誌へのタイアップ記事、こういったものにも掲載していきたい、あと全国紙への新聞広告、こういったものも検討していくということで、私ども市のほうではどうしても担い切れない部分を県さんのほうが、市長、副市長の多分御協力、要請もあってということだと思うんですけれども、しっかりこういった形でやっていただいたということで、私大変うれしく思っております。御報告させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 県のほうのバックアップというんですか協力というか、そういったこともいただいたということは少し心強い感じがいたします。それも生かしていただくということでは、当然市の全庁体制もしっかりしていただいて、この取組を進めていってほしいなというふうにも思うところであります。 最後に、今後の事業展開についてはどのように考えているのか。今の県のこともございましたので、そういうことも含めまして、お考えをお聞きいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) ありがとうございます。 県のほうとも連携をしっかりするとともに、あと県の観光連盟でありましたり市の観光協会、そういったところともしっかり連携をしていきたいなというふうに考えてございます。 なお、今後の事業展開を具体的に検討していきたいというふうに考えておりますので、そこにつきましては源氏物語アカデミー、こういった文化団体、そして商工会議所といった経済団体、先ほど申し上げましたように、お土産品の開発などなどもしていきたいと考えております。あと、多くの誘客をしていきたいということで、観光協会などの観光団体、こういった方々にお集まりいただきまして、準備組織というものを組織していきたいと考えております。そこで、来年度以降の具体的な取組内容について検討をしていきたいと思います。 具体的な内容でございますが、例えば大河ドラマを衣装や映像などで紹介いたします大河ドラマ館の設置でありましたり、観光誘客、周遊観光への取組、あるいは国府の特定に迫る発掘調査、いろいろ来年度の当初予算に向け、どういったことを効果的にやっていくのがいいのかと、こういったことをトータル的に全庁を挙げてということはありますけれども、民間の皆様方の力、知恵も拝借いたしながら、全力で取り組んでいきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) いろいろ長年にわたって、紫式部、源氏物語アカデミー、そういった文化団体等、うちはしっかり根づいてる部分ございますので、そういった方々を中心にということになるんだろうと思いますけれども、しっかり民間、そして行政がスクラムを組んで取り組んでほしいなというふうに思います。 それから、大河ドラマ館ですか、こういったことの何か具体的なことがお示しできるんであれば少し教えてほしいなと思うんですが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。 ◎企画部長(西野吉幸君) 大河ドラマ館といいますのは、大河ドラマを放映する際に、そのモデルといいますかもともとベースとなる土地柄、土地。そのステージとなる都市です。そちらのほうに、大河ドラマを紹介するために設置されるようなテーマ館でございます。 これにつきましては、ある意味フルオーダーという形で申し上げたほうがいいと思うんですけれども、その決まったものがあるわけではなくして、もしやる場合に関しましてもNHKさんと一緒に、じゃあどこまでつくり上げていきましょうねということになってまいりますので、ある意味金額に合わせてやるというところも若干あるのかもしれませんけれども、そういった形で一緒にやっていきたいなというのがあるんです。それも、やるかやらないかについても、しっかり検討を今後していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 最後に、いろいろ観光面であるとか、また本市の歴史やそういったものが詰まった取組ということになると思います。 そういった意味で、副市長、トップセールスということではどのような取組を今後考えているのか、お気持ちがあればお知らせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田啓三君) 龍田副市長。 ◎副市長(龍田光幸君) 御質問でございますが、今ほど県のほうの話もございましたけれども、取りあえず今当面の紫式部の大河につきましては、脚本家と吉高由里子さんという主演が決まっただけでございまして、その後追加のキャストとかいろんな節目節目が出てまいりますので、その時期を捉えまして、私なり、また必要に応じて市長なりに出向いていただいて、きちんと我々の気持ちを伝えていくというのが、NHKに対してはまず大前提かなと思っております。 また、大河ドラマ館につきましても、少し補足しますと、鎌倉殿の13人を今やってますけれども、あれは鶴岡八幡宮のところに何億円ってかけて、あそこだからできるというようなものもやってるんですが、その今フローだと言ったのは、そのレベルをどこにするかということと、それが誘客に結びつくのかということと、先ほどから言ってます我々の財政負担等との会計、そこら辺も踏まえながらしっかりと検討していくということになると思います。 最後に、そこはNHKだけでもなくて、今新幹線開業に合わせて放映していただくというのが非常に重要なので、それがしっかりとした誘客なり観光なりに結びつきを、そこに関しましてもしっかりと営業してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(吉田啓三君) 質疑を終結いたします。 議案第41号については各委員会に付託します。 なお、付託する区分についてはお手元に配付いたしてあります予算付託表のとおりであります。  ================ ○議長(吉田啓三君) 本日はこれをもって散会いたします。 次会は9月7日午前10時から再開します。        散会 午後3時22分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│            予   算   付   託   表            ││ 総務委員会                                   ││  議案第41号 令和4年度越前市一般会計補正予算(第4号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││     歳出第 2 款 総務費(ただし、3項戸籍住民基本台帳費を除く。)     ││       第 9 款 消防費                          ││   第2条(債務負担行為の補正)の第2表債務負担行為補正中           ││     内部情報系システムクラウド利用料                    ││   第3条(地方債の補正)の第3表地方債補正                  ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第41号 令和4年度越前市一般会計補正予算(第4号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 2 款 総務費中3項戸籍住民基本台帳費              ││       第 3 款 民生費                          ││       第 4 款 衛生費中1項1目保健衛生総務費のうち1ちひろのおくりもの ││           事業                            ││       第10款 教育費                          ││   第2条(債務負担行為の補正)の第2表債務負担行為補正中           ││     外国人市民相談事業及び児童発達支援事業                 ││ 産業建設委員会                                 ││  議案第41号 令和4年度越前市一般会計補正予算(第4号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 4 款 衛生費中1項1目保健衛生総務費のうち2飼い主のいない猫対 ││           策事業                           ││       第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          ││       第 8 款 土木費                          │└─────────────────────────────────────────┘...