越前市議会 > 2021-12-07 >
12月17日-06号

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  1. 越前市議会 2021-12-07
    12月17日-06号


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    最終取得日: 2023-05-20
    令和 3年12月定例会        令和3年12月越前市議会定例会(第6号) 令和3年12月7日の会議に引き続き、令和3年12月17日午後1時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│                                         ││           令和3年12月越前市議会定例会議事日程           ││                                         ││                        令和3年12月17日午後1時開議 ││  第 6 号                                  ││ 第 1  議案第76号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第7号)        ││      (提案理由の説明)                          ││ 第 2  議案第71号 越前市国民健康保険条例の一部改正について         ││      (教育厚生委員会審査結果報告)                    ││ 第 3  議案第72号 武生中央公園屋内催事場指定管理者の指定について     ││      (産業建設委員会審査結果報告)                    ││ 第 4  議案第64号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第6号)        ││ 第 5  議案第76号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第7号)        ││      (以上2案 各委員会審査結果報告)                  ││ 第 6  議案第65号 令和3年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  ││ 第 7  議案第66号 令和3年度越前市介護保険特別会計補正予算(第1号)    ││ 第 8  議案第67号 令和3年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ││      (以上3案 教育厚生委員会審査結果報告)               ││ 第 9  議案第68号 令和3年度越前市水道事業会計補正予算(第2号)      ││ 第10 議案第69号 令和3年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)   ││ 第11 議案第70号 令和3年度越前市下水道事業会計補正予算(第1号)     ││      (以上3案 産業建設委員会審査結果報告)               ││ 第12 議会活性化に関する調査について                     ││      (議会活性化特別委員会調査報告)                   ││ 第13 公共交通対策に関する調査について                    ││      (公共交通対策特別委員会調査報告)                  ││ 第14 請願第 2 号 政府の新型コロナ禍での米価格暴落対策が皆無の中自治体独自 ││           稲作農家への直接支援策を求める意見書提出を求める請願   ││ 第15 常任委員会視察報告について                      ││      (産業建設委員会)                          ││ 第16 議会運営委員会及び議会活性化特別委員会視察報告について        ││      (議会運営委員会及び議会活性化特別委員会)              │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第76号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第7号) 日程第 2  議案第71号 越前市国民健康保険条例の一部改正について 日程第 3  議案第72号 武生中央公園屋内催事場指定管理者の指定について 日程第 4  議案第64号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第6号) 日程第 5  議案第76号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第7号) 日程第 6  議案第65号 令和3年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第 7  議案第66号 令和3年度越前市介護保険特別会計補正予算(第1号) 日程第 8  議案第67号 令和3年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第 9  議案第68号 令和3年度越前市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第10 議案第69号 令和3年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 日程第11 議案第70号 令和3年度越前市下水道事業会計補正予算(第1号) 日程第12 議会活性化に関する調査について 日程第13 公共交通対策に関する調査について 日程第14 請願第 2 号 政府の新型コロナ禍での米価格暴落対策が皆無の中自治体独自の稲作農家への直接支援策を求める意見書提出を求める請願 日程第15 常任委員会視察報告について 日程第16 議会運営委員会及び議会活性化特別委員会視察報告について  =======================================3 出席議員(22人)     1 番 吉 村 美 幸 君         2 番 中 西 昭 雄 君     3 番 砂 田 竜 一 君         4 番 清 水 一 徳 君     5 番 桶 谷 耕 一 君         6 番 近 藤 光 広 君     7 番 橋 本 弥登志 君         8 番 小 玉 俊 一 君     9 番 加 藤 吉 則 君        10番 大久保 健 一 君    11番 吉 田 啓 三 君        12番 題 佛 臣 一 君    13番 三田村 輝 士 君        14番 安 立 里 美 君    15番 大久保 惠 子 君        16番 川 崎 悟 司 君    17番 城 戸 茂 夫 君        18番 小 形 善 信 君    19番 前 田 一 博 君        20番 前 田 修 治 君    21番 片 粕 正二郎 君        22番 川 崎 俊 之 君4 議  事        開議 午後0時57分 ○議長(川崎俊之君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 議案第76号 ○議長(川崎俊之君) 本日の日程に入ります。 日程第1議案第76号令和3年度越前市一般会計補正予算第7号を議題いたします。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小泉企画部長。 ◎企画部長小泉陽一君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました議案第76号令和3年度越前市一般会計補正予算第7号について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、国の新型コロナウイルス感染症経済対策として、子育て世帯臨時特別給付金先行給付及び追加給付並びにえちぜんしクーポン追加発行のため必要なる予算を計上し、補正額を13億2,700万円し、補正後の予算総額を394億5,105万9,000円にいたそうするものであります。 歳出予算の内訳いたしまして、民生費では、子育て世帯臨時特別支援事業先行給付に6億5,390万円、追加給付に6億5,310万円を計上いたしました。 商工費では、新型コロナウイルス対策事業に2,000万円を計上いたしました。 これらの財源いたしまして、国庫支出金13億700万円、繰越金2,000万円を計上いたしました。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(川崎俊之君) 本案に対する質疑に入ります。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) ただいま議題なっております追加補正予算子育て世帯臨時特別給付金についてお聞きをいたします。 本件に関しましては、当初国は年内の先行分を現金で、追加分を確実に消費につなげるべくクーポンで給付するの方針でございました。 しかしながら、クーポン支給に要する事務費が約940億円巨額に上ること、全国の自治体からはクーポンが使える店がないとか事務が煩雑になるとか、そして何よりも当事者の子育て世帯のほとんどが現金給付を望まれているということで、政府方針が転換された経緯は御存じのとおりであります。 その中で越前市は、市民の声を受け、いち早く現金給付を主張し、県内の自治体をリードしてきたという感じにも思えます。これは山田市長の強いリーダーシップがあったこそというような判断を私どももするところでございます。 当時、追加給付クーポンを原則しながらも自治体裁量を認める、しかし基準は曖昧で、全国の自治体のほとんどが困惑し、国の様子見。このような段階において、市長は全額現金の主張をされたということでございます。こういった思いは、どのように決断をされたのか、まず市長にお尋ねをいたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 今回の事業でございますけれども、コロナ禍の中で、子育て世帯家計支援が一つ、もう一つは地域経済対策消費喚起が重要だということでございます。いずれも緊急性が高く、少しでも早くというふうな考えでございます。特に2回目の追加給付クーポンにいたします5月の連休明けになりそうだということでございました。現金であれば、1月末には給付が可能ということでございます。 事務のコストも現金だ700万円ですが、クーポンにします6,000万円、職員の負担も非常に大きいということで、できるだけ子育ての家庭に早くお届けし、地域経済活性化に寄与すべきだというふうに考えたところでございます。このことは、多くの子育て家庭の皆さん、あるいは地域で事業をしておられる方々も望んでいることであろうというふうに考えた次第でございます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 多くの市民の声、これは家計であるとか地域経済、こういったことについては様々な御意見があったかなというふうにも思います。 紆余曲折があって、結局、政府は全額現金、しかも年内一括も可するというような、急転直下というような判断をしたということでございます。しかしながら、国民、自治体にとっては、二転三転をしたという、そういう感も否めないなというふうにも思うところでございます。 まさに、年内一括支給を除けば、市長が主張された全額現金給付の結果ということになったわけであります。これを受け、全国の自治体が軒並み現金給付を言い出し、中には年内一括支給というところまで出てきたということであります。 報道でもありましたけれども、越前市はどこよりも早く現金給付の準備をしていたというふうにも思います。年内一括をやろう思えばできたのではないか実際にそういう声も子育て世帯の方からはあるわけであります。物入りの時期でもありますので、そういった声は否定できないなというふうにも思うわけではありますけれども、しかし当初の方針どおり、2月に2回目、分割給付を決定したわけであります。そういった考え方の根拠、こういったものは何なのかお聞かせをください。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 今ほどおっしゃいましたように、今回の給付は子育ての応援もう一つは地域経済対策でございます。 子育てを応援するということであれば、年内の一括給付というものも十分選択肢思います。ただ、給付によります消費喚起を通した地域経済対策ということを考えます今回の給付ができるだけ消費に連動し、少しでも持続するような仕組みのほうが大事ではないかというふうに考えたわけでございます。子育て世帯は、新学期を控えまして、進学ですとか進級に備えて学用品を中心にした需要が確実に見込めます。1月末に追加を給付することがこれに見合っているのかなというふうに思います。 また、年末年始は非常に消費が拡大しますけれども、1月を過ぎます消費が落ち込むこういう季節になります。そこで、この給付金えちぜんし割の増額、この2つの相乗効果を狙って、それによって少しでも市内の消費に結びつけたいというふうに考えたところでございます。年末年始の消費、どうしても市外あるいは県外に出向いていって消費される可能性が高い思いますので、極力市内で消費をしていただきたいということでございます。また、えちぜんし割です、周辺の市町からも消費効果を誘引することも期待できるというふうに考えているところでございます。 国の給付金、それからえちぜんし割、あるいはそれを通したそれぞれのお店キャンペーン活動、そういったものを全体として、年末年始、1月、2月、持続的な息の長い経済対策を併せて行うことが本市にとって望ましいのではないかこのように考えた次第でございます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 今ほど答弁にありましたように、消費の山を2ついいますか、持続していくという、そういう経済対策ということも考えたというような答弁であったか思います。地域住民経済双方への目配りをし、検討されているもの理解をいたしました。 暮れから正月、2月までのスパンでの対応ということですが、実際には今新たな変異株の脅威、こういったことへの対策、第3回目のワクチン接種、こういったことも喫緊の課題というふうにも考えます。こういった給付金有効活用ということも当然ですし、地域の経済振興策、これも当然ですが、市民の命健康を守る、こういったことの両面をにらみながら、しっかり対応していっていただきたいというふうに思います。 以上です。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) お願いします。同じく補正予算説明書11ページのところであります。 商工費のところでありますが、えちぜんし割クーポン発行事業業務委託料、この金額2,000万円ということですが、これ委託料ということで委託先がある思います。その委託先その委託先選定理由、その内容そしてこの金額が妥当なのかどうかということ、なぜこの金額になったのかということを教えてください。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 諸山産業環境部理事
    産業環境部理事諸山陽一君) この委託先企業名については、福井市にありますウララコミュニケーションズさんに委託しております。 この2,000万円の根拠でありますけれども、今のところクーポン券を発行しておりますけれども、毎週2,000枚発行できているという状況がありますんで、それを12月24日から2月23日まで、その期間発行していくおおむね1,600万円程度の金額が必要になるそれ、事務費については、事務局御相談させていただいたらこの程度ということで、合計で2,000万円という根拠になっているところであります。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) もう一度聞きますが、いいですか。はっきり言ってもらえばいいので。委託先……。(「議長呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 奥山産業環境部長。(橋本弥登志君「いいですか。はい。」呼ぶ) ◎産業環境部長奥山茂夫君) すいません。委託先につきましては、ふくいデジタルバウチャー推進協議会いいまして、福井商工会議所内にありますふく割等々行っている、県とか福井の商工会議所等々が一緒になってやっている事務局で行っているということですので、よろしくお願いします。 その一点だけ、私からの答弁ということでよろしくお願いします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) その委託先の会社というのか、その団体の選定理由ですね。それもう一度、事務費のことをあまり聞いていないんですけれども、なぜこの金額なのかまず、取りあえずそれです。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 諸山産業環境部理事。 ◎産業環境部理事諸山陽一君) すいません。選定理由についてでありますけれども、ふく割クーポン券を発行する事業については、今年の1月頃から県がやっていた事業であります。県のほうで予算を持ちまして、3億円程度の予算の中で執行している事業であります。それを昨年度から今年度にかけて行いながら、ほかの自治体でも、鯖江市とか福井市とか敦賀市が連携して、この事業を県一緒にやっているという経過があります。そういったところから、委託先についてはこの協議会にお願いしているというところであります。 金額の根拠については、先ほど申したとおり、これまでの利用状況を見る8週間で1,600万円になる。事務費については、事務局に相談するこの程度の金額ということで、合計で2,000万円の金額を弾いたというところであります。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) この団体の選定理由というのは、えちぜんし割もふく割の中に入るシステムにしているということで、そのふく割システムを活用するので、ここへ入るということですね。なぜ僕が説明せなあかんかようわからん。(笑声起こる) ということなんですが、単独でするかなりすごい経費がかかってくるということだろう思います。それはそれで、利用する側もふく割の中で利用するということで利用しやすい、利用の可能性が広がるということでいいかな思いますが。 事務費は、事務局に相談すればそんでいいんですけれども、2,000万円ということで、今回の12月の提案の補正の法人市民税もかなり多かったというところであって。 まず、この子育て世帯臨時特別支援事業については、一定程度の範囲が限定されているというところで、えちぜんし割については範囲は限定されずに、どなたでもいうところなんですね。 市民は何を望んでいるかいう、消費もどんどんしたいということでありますが、その背景、財政がしっかりしていれば、どんどん消費していくということなので。 だけど、利用しやすいというのか、効率のいいというか、お安いいうか、多くの市民の方にメリットがあるものがこのえちぜんし割の事業じゃないかな思うんですが、この2,000万円にこだわる理由がよく分からないんですが、もう一度お願いします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 諸山産業環境部理事。 ◎産業環境部理事諸山陽一君) えちぜんし割については、今年の10月1日から既に発行しているところであります。週単位でどの枚数ぐらい発行されているかというところについてデータを確認する、最大で週2,000枚出ているというところがありますので。週2万枚です、ごめんなさい、週2万枚発行されているという状況から、そこを1週間で2万枚、それの8週間分、来年の2月23日まで使用するという想定で8週間分想定する……。4,000枚です、ごめんなさい、4,000枚で8週分で3万2,000枚という、そういう計算をしております。それを金額に直す1,600万円という想定をしているというところです。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) なかなか……。言います。えちぜんし割、500円なんですね。そうですね。500円は、今まではそうだったんです。10月から始めたいうか、9月補正のときで始めたというところはそれでいいんですが、今回の越前市の財政状況も含めて、なぜ500円とか2,000万円にこだわるかいう。市民の方の消費を喚起して、越前市全体を盛り上げたいというのならば、まだまだもっと喚起する策もあるんじゃないかということを私は言いたいんですけれども、それはいかがですか。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 諸山産業環境部理事。 ◎産業環境部理事諸山陽一君) ふく割制度については、県のほうでも5,000円買ったときに1,000円給付するとか、小規模割で2,500円で500円給付するという、そういった2つの制度が動きながら、越前市もえちぜんし割制度を整備しているところでありますんで、そういったものを活用しながら、教育を支援するという形で、そういった制度もいろんな制度が入っていますんで、そういったもの連携しながら、消費を拡大していきたいなというふうには思っているところであります。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) これまでの実績もあるんでしょうけれども、実績どおり進んできて、もう足らないからという今回の補正なのか、この状況を見て、さらに喚起をしたいという、そういった補正なのか、それはどちらですか。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 諸山産業環境部理事。 ◎産業環境部理事諸山陽一君) 10月1日からやっておりますんで、これに引き続きという思い、それと今回、国のほうから給付金が支給されるという、そういったところも連動しながらというふうな思いであります。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) ところで、国からも応援があるし、越前市ももっと応援すればいいんじゃないかということを私は言いたいんですけれども、その点いかがですか。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 諸山産業環境部理事。 ◎産業環境部理事諸山陽一君) 今回繰越金で歳入のほうは対応しておりますけれども、そういったところで国の交付金が新たにくれば、そういったところも検討していきたいというふうには思っております。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) その考え方が、国の交付金ありきじゃなくて、越前市のこの財政状況の中で、もうちょっと違う活路を見いだせないかということなんです。いかがですか。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 諸山産業環境部理事。 ◎産業環境部理事諸山陽一君) その辺については、これからの経済状況も見ながら、そういったところが必要であれば、さらにコロナの第6波という可能性もありますので、その辺は状況を見ながら、市内の経済の状況を見ながら考えていきたいというふうに思います。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 市長にお聞きしたいんですが、子育て世代については先行給付追加も両方現金でという決断をされた、ほかの自治体を引っ張ったという御答弁ですね。そうなるそれ以外の方は、今回はこのクーポン割、従来どおり引き続きやっていて、今までの分が少し足らなくなったので今回追加しましたという考え方なら、あまりこれまで市民に寄り添うかというところが見えないのじゃないかという、国の支援があるからやりますか。どうですか。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 国の給付金だけです現金5万円プラス5万円、トータル10万円で終わってしまうわけですけれども、そういったものをきっかけとして、少しでも市内の消費を盛り上げたいということで、別途予算措置を講じて、従来のえちぜんし割を拡大するような形で予算措置をしたということでございます。 それは、もっともっとたくさんすればいいじゃないかという議論はもちろんある思いますし、ただ今回は、これまでの実績を踏まえて、2月までの必要量というものをベースにその金額を設定したということでございます。ですから、おっしゃるように、もっともっと、どんどん2,000万円いわず5,000万円でも1億円でもという考え方はありますけれども、バランスの中で今やれること、給付金だけで終わってしまうんでは市内消費拡大効果ってなかなか出ないんじゃないかという心配がありますので、例えばキャンペーンだけやるという考え方もあったんですけれども、えちぜんし割を追加することによって、少しでも盛り上げたいという考え方でございます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) ふく割制度を活用するというのはいいことだ思うんですけれども、ふく割制度はなかなか使いにくいという人たちもいらっしゃる。iPhoneというかスマートフォンがないなかなかできないとかというのがあったりして、これまでに使われなかった人たちもたくさんいる思うんですね。これまでもクーポン券出しながらという、アナログでやっている取組も町なかの事業ではあるかな思っているんですけれども、そんなことも含めて、今まで使っていた市民の方より多くの方に使ってもらうような、消費を喚起するような考え方はないんですかね。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 今回給付金の予算措置併せて、本日までに間に合わせようということで、今やれるものを早急に手を打ったということでございますけれども、もちろん消費喚起政策というのはいろんなやり方があるわけで、おっしゃるように紙ベースのクーポン券を配るかというのはこれまでもいろんな局面でやられていた思いますけれども、今回は今日に間に合う、今すぐできること、ベースがあるものを予算措置をさせていただいたということでございます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) そういうことでしたら、まだ年度末までたっぷり時間はあるんですけれども、それまでに今日までに間に合わなかった分が、これからはこれまで使われなかった人たちを対象に、これも含めてクーポン割とか消費喚起できるようなことを考えてもいいということで受け止めればいいんですか。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 今日現在で、そのことについてまだ議論しておりませんけれども、年度内なのか新年度なのか、これからのコロナの状況もあるでしょうし、第6波が来るのか来ないのかとか、あるいは地域の経済の状況がどうなるかということも十分見極めて、市役所内での議論というのは当然することになる思います。ただ、直ちにどういうことをやるかということを申し上げる段階ではないか思います。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本弥登志君。 ◆(橋本弥登志君) 市内の声としては、スマホとかデジタルのものがない利用できないという、それしか使えない方以外に、こんな使い方がしたいとか、もっと私たちにもこんな使いやすいものをやってほしいという要望も聞いてますし、またこれまでもバスとかタクシーとか、そういった事業者の方がいろいろ工夫されて、旅行社も含めて工夫して、いろんな県とか越前市とかの支援を受けながらやっている事業も数々ある思うんです。そんなことを、時間がないかもしれませんが精査をしていただいて、より消費を喚起する、越前市が今できることを少し煮詰めていただきたいな思っています。最後は要望で終わります。 ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 本案については、お手元に配付の予算付託表により各委員会へ付託いたします。 暫時休憩いたします。 休憩中に各委員会を開催し、議案に対する審査をお願いいたします。 再開は、委員会終了後お知らせいたします。        休憩 午後1時24分        再開 午後2時18分 ○議長(川崎俊之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第2 議案第71号 ○議長(川崎俊之君) 日程第2議案第71号越前市国民健康保険条例の一部改正についてを議題いたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 三田村教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(三田村輝士君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました議案第71号について、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましては、去る9日の委員会において、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました結果、原案どおり可決すべきもの決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案については委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 異議なし認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。  ================ △日程第3 議案第72号 ○議長(川崎俊之君) 日程第3議案第72号武生中央公園屋内催事場指定管理者の指定についてを議題いたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました議案第72号につきまして、委員会の審査結果を御報告いたします。 本案につきましては、12月10日委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査いたしました。 審査に当たり、委員から、イベントがないときに遊具を設置することを指定管理事業者から提案されているということだが、その安全性や建物内外で生じ得るトラブルへの対応について、業者どのように検討しているかただされました。 理事者からは、指定管理者選定委員会の中でエア遊具設置などの提案を受けているが、その中には人を配置しなければいけないものも含まれている認識している。無料休憩所としての運用であっても、設置される遊具によっては必要な人員配置を求めることを契約の中で定めることで、適切な管理運営に努めていきたいの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、原案どおり可決すべきもの決しました。 以上、産業建設委員会の審査結果を御報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案については委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 異議なし認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。  ================ △日程第4 議案第64号 ・ 日程第5 議案第76号 ○議長(川崎俊之君) 日程第4議案第64号令和3年度越前市一般会計補正予算第6号及び日程第5議案第76号令和3年度越前市一般会計補正予算第7号の2案を一括して議題いたします。 本2案に関し、各委員長の報告を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 三田村教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(三田村輝士君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました議案第64号及び議案第76号のうち、予算付託表に従い教育厚生委員会に付託されました部分につきまして、委員会の審査結果の御報告をいたします。 本2案につきましても、去る9日及び本日委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりましては、まず議案第64号令和3年度越前市一般会計補正予算第6号歳出第3款民生費中、2項4目児童健全育成事業費に計上された子どもの遊び場整備事業補助金について、委員からは、この事業は県の補助事業のことだが、補助率他の財源についてただされました。 理事者からは、補助事業費の上限は800万円で、補助率は整備費の3分の1なっており、財源は県の補助金のみで、市の持ち出しはないの答弁がなされました。 また、委員からは、事業内容についてただされました。 理事者からは、武生中央公園の東側に進出する店舗内に全天候型の子供の遊び場が整備予定であり、3歳から12歳までを対象として、店舗内に室内型のツリーハウスや工作コーナーなどを配備する計画聞いているの答弁がなされました。 次に、同じく民生費中、2項6目子ども医療助成費に計上された子ども医療費助成事業について、委員からは、本市の子ども医療費では小学1年生から高校3年生相当の年齢の人に対し自己負担金500円を求めているが、負担金設定の考え方についてただされました。 理事者からは、県が子ども医療費の制度設計の段階で、医療費に対する意識啓発過剰診療の抑制のため、また小児科医の御意見も伺いながら、自己負担金を設定したの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、子ども医療費助成制度は、既に県内17市町のうち10市町が自己負担金を設定していない。本市でも自己負担金の廃止について前向きに取り組んでほしいの要望がなされました。 次に、歳出第4款衛生費中、1項2目予防費に計上された新型コロナウイルスワクチン接種事業について、委員からは、3回目接種の実施に向けたワクチン接種券の配布方法についてただされました。 理事者からは、3回目接種は8か月間隔を空けることになっているため、2回目の接種から7か月後をめどに順次接種券を送付する予定であるの答弁がなされました。 また、委員からは、5歳から11歳までの子供のワクチン接種方法についてただされました。 理事者からは、市内の小児科医の御意見を伺い、武生医師会相談している。県とも協議中であるが、今のところは個別接種集団接種を並行して行う方法を検討しているの答弁がなされました。 また、別の委員からは、11歳以下の子供の接種について、副作用のおそれから保護者が接種を希望しないの話も聞くが、どのような対策を検討しているのかただされました。 理事者からは、市内数か所の小学校の保護者を対象にアンケート調査を予定しており、ワクチン接種を希望するか、希望されない場合はどのようなことを心配しているのかをお聞きし、市教育委員会連携し、対策の参考にしていきたいの答弁がなされました。 次に、歳出第10款教育費中、1項3目教育指導費に計上された外国人児童・生徒支援事業について、委員からは、外国人児童・生徒を支援するための人員は足りているのかただされました。 理事者からは、以前は他県での就学を経験してから本市に来る外国人児童・生徒が多かったが、近年は生活言語の習得が不十分な状態で母国から直接本市に来る児童・生徒が増加し、学習言語だけではなく、生活言語や母国語の支援のための人員も必要なっている。このため、指導体制が十分にとれない状況になりつつある。今後も、より専門的な人も含め、人員の確保のために企業に応援を頼むなど重層的に進めていきたい考えているの答弁がなされました。 次に、同じく教育費中、2項1目学校管理費に計上された小学校管理事業について、委員からは、土地の取得について、武生西小学校プール解体手続の際に底地に民地が含まれていることが判明したためのことだが、土地所有者はこれまでの固定資産税のことなども含めた上で売却することに合意したのかただされました。 理事者からは、全てを含めた上で今回の取得費で合意を得ているの答弁がなされました。 また、委員からは、ほかの小・中学校の民地について再調査を行うのかただされました。 理事者からは、全庁的に調査が行われているところであるの答弁がなされました。 次に、議案第76号令和3年度越前市一般会計補正予算第7号歳出第3款民生費中、2項1目児童福祉総務費に計上された子育て世帯臨時特別支援事業について、委員からは、対象児童は令和4年3月31日までに生まれた者なっているが、新生児に対する給付は一括なるのかただされました。 理事者からは、新生児については、給付は一括考えている。3月31日までに生まれた子で4月以降に出生届の提出なった新生児についても、4月以降に申請を受け付け一括給付する予定であるの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、本2案につきましてはいずれも原案どおり可決すべきもの決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題なっております議案第64号及び第76号のうち、予算付託表に従い産業建設委員会に付託されました部分につきまして、委員会の審査結果を御報告いたします。 本2件につきましては、去る12月10日及び本日委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりまして、まず議案第64号令和3年度越前市一般会計補正予算第6号歳出第2款総務費中、1項7目の企画費に計上されたふるさと納税推進事業について、委員からは、返礼品の発送状況に遅滞等が生じていないかただされました。 理事者からは、発送可能なものはすぐに発送しており、特に遅延は生じていない。一部伝統工芸品など製作に時間がかかるものについては、商品の紹介ページにおいてその旨を記載し、寄附者の理解を得ながら適切な発送に努めているの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、本市の返礼品に含まれているカニの発送状況について重ねてただされました。 理事者からは、カニの価格高騰や漁獲高が少ないの報道もされているが、委員会開会日までの申込分は全て手配済である。今のところ本市において、発送の遅滞や寄附者からのクレームといった状況は生じていないの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、他市においては、収穫量や漁獲高により、ふるさと納税に係る返礼品発送に滞りが生じているところもある聞いていたので、今のところ大きな影響が生じていないということで安心した。今後返礼品の発送に遅延が生じる見込みができた場合には、事前の連絡による周知を図るなど、適切な対応に努められたいの要望がなされました。 次に、歳出第7款商工費中、1項2目商業振興活性化費に計上された商業活性化支援事業における重点エリア商業活性化補助金及び中心市街地活性化事業におけるまちなか商業にぎわい支援業務委託料について、委員からは、本事業による補助を受けて新規に出店された件数についてただされました。 理事者からは、まちなかへの出店、改装に対する補助は、第3期中心市街地活性化基本計画の期間である過去5年間で、今年度の見込み分も含めて、重点エリア内の出店、改装に対する200万円を上限する補助は15件、中心市街地エリア内の出店、改装に対する75万円の支援が39件なる見込みであるの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、本補助事業は開業時における補助だが、継続的に行われる補助はないのか重ねてただされました。 理事者からは、かつては開業して3年間の運営経費に対する補助を行っていたが、運営費の補助よりも出店時、改装時の経費への支援を要望する声などを受けて制度を変更したため、現在のところ継続的な運営補助を行う予定はないの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、補助を受けた事業者の経営状況は分からないが、追跡調査や業者からの相談を受けることで、事業の継続ができるよう支援に努められたいの要望がなされました。 次に、同じく商工費中、1項4目観光費に計上された北陸新幹線開業機運醸成事業について、委員からは、新幹線の開業に合わせて行う事業であり、様々なイベントを実施するのことだが、越前市民のみを対象として実施するのかただされました。 理事者からは、県の補助金を活用して行う事業であり、近隣市町の連携が要件なっていることから、関係市町を巻き込んで実施することを予定している。来場者についても、広域的に呼び込むことを考えているの答弁がなされました。 また、他の委員からは、北陸新幹線開業2年前での機運醸成ということだが、本事業の持つ意味合いをどのように捉えているのかただされました。 理事者からは、令和6年3月の開業に向けて、県が2年前、1年前、開業当日の3段階に分けて機運醸成をするということを制度化し、新駅のある沿線市町に対し、各市町が主体なった事業の実施を求めている。本市においても、機運醸成のための3段階でのイベントを盛り上げるため、本事業をキックオフのイベントとして捉えている。来年度についても、1年前のイベントとして道の駅で実施することを検討しており、新幹線開業当日のイベントについても、県の支援を受けながら実施することで3年間継続して実施していきたい考えているの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、開業2年前の事業として今回武生中央公園まさかりどんの館で実施する新幹線沿線グルメフェアについて、物販だけでは機運醸成としては不足ではないか重ねてただされました。 理事者からは、春休みの期間ということでもあり、多くの家族連れが武生中央公園に来園することを見込んで、その誘客を含めてイベントを盛り上げていきたい考えている。あわせて、1月から3月にかけても、市内の飲食店での食事や伝統工芸施設での体験などから誘客キャンペーンにつながる仕掛けを実施する予定であり、単発のイベントとしてではなく、継続的な機運醸成につなげていきたい考えているの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、2件いずれも原案どおり可決すべきもの決しました。 以上、産業建設委員会の審査結果の御報告いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小形総務委員長。 ◆総務委員長(小形善信君) 〔登壇〕 ただいま議題なっております議案第64号及び議案第76号のうち、予算付託表に従い総務委員会に付託されました部分につきまして、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本2件につきましては、去る11日及び本日委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりましては、議案第64号令和3年度越前市一般会計補正予算第6号第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第2款総務費中、1項1目一般管理費に計上された職員人件費に関して、委員からは、職員手当等には退職手当も含まれており、今回の補正予算にも計上されているが、職員の早期退職については近年どのような状況なのかただされました。 理事者からは、令和3年度の早期退職者は、12月1日現在で3名届出が提出されている。近年の状況は、令和2年度で15名、令和元年度で7名、平成30年度で9名、平成29年度で13名であり、傾向として20代や30代の若い世代の割合が多くなっているの答弁がなされました。 続けて、委員からは、早期退職者に対する人材の補充はどのように図っているのかただされました。 理事者からは、早期退職については、来年度の職員採用計画に反映できるよう9月末までに行政管理課まで申し出るよう通知している。また、年2回各所属長が行う面談制度等も活用しながら、できるだけ早い時期に早期退職者の意向を把握し、可能な限り次年度に補充できるよう努めているの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、職場内の人間関係等で退職するケースも考えられる。ベテラン職員がアドバイスしたり、協力したりするような体制は取られているのかただされました。 理事者からは、採用後間もない職員が退職するケースもあることから、今年度から新採用など若手職員1名に対し、面倒を見る先輩職員を1名配置するメンター制度を取り入れ、仕事の悩みなどを相談しアドバイスをもらえるような仕組みを取っているの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、年代に関係なく一緒に働ける明るい職場なるようメンター制度を有効に活用していただきたいの要望がなされました。 次に、総務費中、1項7目企画費に計上された市政情報調査事業に関し、委員からは、本事業の目的依頼先についてただされました。 理事者からは、まちづくりに資するため、大学教授や元大手観光施設社員等の有識者を招聘し、意見を伺う中で、総合計画の手法等に関する概要を3月定例会で説明したい考えているの答弁がなされました。 これに対して、委員からは、本会議の一般質問において、市の財政について地方財政の専門家の意見を聞いていくの答弁があったが、その経費についても本事業の予算に含まれているのかただされました。 理事者からは、地方財政の専門家の意見を聞くことについては、外部の専門家に本市の人口規模や財政規模照らし合わせながら財政状況を客観的に見ていただき、御意見をいただく中で、市の予算運営に関し参考なる部分について検証していく予定であり、本予算には含まれていないの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、2件いずれも原案どおり可決すべきもの決しました。 以上、総務委員会の審査結果の御報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 各委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本2案に対する各委員長の報告はいずれも原案可決であります。 本2案については各委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 異議なし認めます。 よって、議案第64号及び議案第76号の2案につきましては原案どおり可決されました。  ================ △日程第6 議案第65号 ~ 日程第11 議案第70号 ○議長(川崎俊之君) 日程第6議案第65号令和3年度越前市国民健康保険特別会計補正予算第2号から日程第11議案第70号令和3年度越前市下水道事業会計補正予算第1号までの6案を一括して議題いたします。 本6案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 三田村教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(三田村輝士君) 〔登壇〕 ただいま議題なりましたうち、教育厚生委員会に付託されました 議案第65号 令和3年度越前市国民健康保      険特別会計補正予算第2号 議案第66号 令和3年度越前市介護保険特      別会計補正予算第1号 議案第67号 令和3年度越前市後期高齢者      医療特別会計補正予算第1号 以上3案につきまして、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る9日の委員会において、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました結果、3案いずれも原案どおり可決すべきもの決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題なっております産業建設委員会に付託されました 議案第68号 令和3年度越前市水道事業会計補正予算第2号 議案第69号 令和3年度越前市工業用水道事業会計補正予算第1号 議案第70号 令和3年度越前市下水道事業会計補正予算第1号 以上3案につきまして、委員会の審査結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る10日の委員会において、関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、3案いずれも原案どおり可決すべきもの決しました。 以上、産業建設委員会の審査結果の御報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本6案に対する各委員長の報告はいずれも原案可決であります。 本6案については各委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 異議なし認めます。 よって、議案第65号、議案第66号、議案第67号、議案第68号、議案第69号及び議案第70号の6案につきましてはいずれも原案どおり可決されました。  ================ △日程第12 議会活性化に関する調査について ○議長(川崎俊之君) 日程第12議会活性化に関する調査についてを議題いたします。 議会活性化特別委員会に付議中の議会活性化に関する調査研究について報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 橋本議会活性化特別委員長。 ◆議会活性化特別委員長(橋本弥登志君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました議会活性化に関する調査について議会活性化特別委員会の御報告をいたします。 本特別委員会は、10月18日及び12月14日の計2回開催いたしました。 10月18日には、京都府宇治市議会のオンラインによる意見交換会を実施し、その後委員会を開会しました。 まず、意見交換会においては、議員に配付されているタブレットの活用方法やオンラインを利用した視察について意見交換を行いました。 本市議会においては、タブレットを利用し始め5年目を迎えて感じる長所や短所を提示し、オンライン委員会を開催するための条例や規則改正を行い、実際に委員会を開催したことなど、本市の取組を例に挙げ、これらに対する意見交換を行いました。 次に、議題に上がった広聴事業について、当市より人口規模の大きい宇治市議会においては、以前大きな集いの場を設け意見聴取を行っていたことや、その後テーマを決め、常任委員会単位でグループディスカッションを行うことなっていたが、新型コロナの影響で中止なっていること、また若い世代の交流として地元の高校の意見交換会を実施していることなど、宇治市議会の取組を聞き、意見交換を行いました。 様々な意見交換を行う中で、若い世代や女性にいかに議会に対する興味を持ってもらい参画してもらうか、また議員活動を行う上でどのようにICTを有効に活用していくかなどの議会として共通の課題が浮き彫りなり、今後も折を見て意見交換の場を設けていく方向で終了しました。 その後の委員会において、長期欠席議員の報酬削減及び逮捕拘束された議員の報酬支給停止等について、今後検討を行っていくことを了承しました。 次に、12月14日の委員会では、当委員会で検討を行うスケジュールについて確認を行いました。 議員改選時前の令和4年6月定例会を目途に、全議員での協議を経ながら、越前市議会議員の議員報酬等の特例に関する条例を議員提案で上程するための素案作りを進めること、及び越前市議会の議員報酬定数について、市民の意見をいただく中で協議を進め、現議員の任期内に方向性を見いだしていくことなどを決定しました。 その後、越前市議会議員の議員報酬等の特例に関する条例について、先進事例を参考に、条例に盛り込む具体的な内容などについて、当市の状況を確認しながら素案の検討を始めました。 本委員会では、今後も十分な議論を行いながら条例素案作成等を行うとともに、議会活性化に向け、議員間協議を重ね、研修会や市民の意見交換等を通して調査研究を進めてまいります。 以上、本特別委員会における調査研究経過、活動の一端を申し上げ、議会活性化特別委員会の報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 ただいま議題なっております議会活性化に関する調査について委員長の報告はこれを御了承願います。  ================ △日程第13 公共交通対策に関する調査について ○議長(川崎俊之君) 日程第13公共交通対策に関する調査についてを議題いたします。 公共交通対策特別委員会に付議中の公共交通対策に関する調査研究について報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 前田公共交通対策特別委員長。 ◆公共交通対策特別委員長(前田修治君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました公共交通対策に関する調査について、公共交通対策特別委員会の御報告をいたします。 本特別委員会では、去る14日に福井鉄道福武線の調査研究のため、関係理事者の出席を求めて委員会を開催いたしました。 まず、理事者から、福井鉄道株式会社設立後、沿線3市による支援スキーム策定に至った経緯平成20年度から平成29年度までの第1期支援スキームの成果課題、次に平成30年度から令和4年度までの第2期支援スキームの進捗状況近年の取組、最後に令和5年度からの第3期支援スキームに向けたスケジュール等について説明を受けました。 委員からは、第2期支援スキームでは国から鉄道事業再構築事業の継続が認められなかったということだが、地方は人口も少なく、今後も運転免許を返納したなど、交通手段を持たない高齢者などの移動制約者が増えていく中、国が地方を支援していかなければならない。第3期においても国の継続的な支援を求めるべきではないかただされました。 理事者からは、国の支援については毎年継続して要望しており、第3期においても国の制度を十分活用していきたい考えているの答弁がなされました。 また、別の委員からは、市の取組として、市民に福井鉄道福武線の必要性を働きかけることも必要ではないか。また、第2期の進捗状況として、キャッシュレス決済可能な自動券売機を稼働するなど、キャッシュレス化が挙げられているが、無人駅でのサービス低下や高齢者の利便性低下につながらないかただされました。 理事者からは、ふだん利用されていない方も抵抗なく利用できるよう、利用の仕方について、高齢者の集いやイベントに出向いて説明を行い、利用促進を図っていきたいの答弁がなされました。 また、別の委員からは、今後並行在来線の運行が開始されることに対し、乗客を取り合うのではなくて、お互いが連携できるような公共交通の在り方についてどのように考えているのかただされました。 理事者からは、並行在来線の経営計画においても沿線市町や県が関わる中で、例えば福井鉄道えちぜん鉄道による資材共同調達等の事業連携の成果を並行在来線にも広げていくなど、他の鉄道の連携について検討されている。3社がどのように連携していけるのか今後も議論していく必要がある考えているの答弁がなされました。 また、別の委員からは、今後地方鉄道の必要性から、赤字が続いても県市町による支援を続けていくのか、第3期に向けて十分に検討いただきたいの要望がなされました。 理事者からは、第1期第2期の15年の期間経過を受け、公共交通に対する考え方も変わってきている中で、第3期においては、市民が何を求めているのかという視点で公共交通を考えていく必要がある認識しているの答弁がなされました。 以上、当特別委員会における調査研究経過、活動の一端を報告しまして、公共交通対策特別委員会の報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 ただいま議題なっております公共交通対策に関する調査研究について委員長の報告はこれを御了承願います。  ================ △日程第14 請願第2号 ○議長(川崎俊之君) 日程第14請願第2号政府の新型コロナ禍での米価格暴落対策が皆無の中自治体独自の稲作農家への直接支援策を求める意見書提出を求める請願を議題いたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました請願第2号につきまして、産業建設委員会の審査結果を御報告いたします。 本案につきましては、越前市当局への意見書の提出を求めるものとして産業建設委員会に付託されたものであります。去る12月10日、委員会において審査いたしました。 審査に当たりまして、趣旨は理解できるが、市場価格の動向への補填に係る意見書を提出する米以外の作物や他の業種に係る意見書についても提出せざるを得なくなるの反対意見が上げられました。 以上、審査に当たり特に意見のあった点を申し上げましたが、採決の結果、賛成少数で不採択すべきもの決しました。 以上、産業建設委員会の審査結果の御報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり)
    ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) 〔登壇〕 政府の新型コロナ禍での米価格暴落対策が皆無の中自治体独自の稲作農家への直接支援策を求める意見書に対し、採択賛成の立場から討論をいたします。 一昨年来、2年にも及ぶコロナ禍によって、この間外食を中心に米需要が大きく減少してきております。そのため、供給が過剰になり、結果として、今年産米価は前年比で軒並み2割から3割も下がっております。 具体的には、福井県産のコシヒカリで1俵60キロ1万500円なり、前年比では2,700円も減少しております。わせのハナエチゼンに至っては1俵9,000円で、前年比3,200円もの大幅な減少なっています。 一方で、生産コストは、農林水産省の調査によれば1俵1万5,000円もします。作れば作るほど赤字幅が拡大することにもなり、大規模農家ほど大打撃を受けることになります。まして9,000円台では到底続けることはできません。 需要減の根底には、コロナ禍による失業などで、まさに食べられない人々が広範に発生している現状があります。また、新自由主義がつくり出した貧困格差の拡大が米需要の減少や米の過剰の背景にあるという指摘があります。 そのような中、各大学や自治体のほか、青年団体による困窮する学生への食料支援運動が今全国各地で取り組まれております。福井市内でも、学生の食料支援を継続している団体があります。昨年9月からスタートし、延べ14回、600人を超える学生たちが訪れたいいます。アルバイト収入が減って、節約のためエアコンをつけなかったり、飲物は水で済ませたり、週1,000円で生活している学生もいるというふうに聞いております。 今このままだ来年から多くの稲作農家が米作りから撤退することにつながりかねない、そのような厳しい状況下にあります。このことは、おいしい地元産米を食べ続けたいという消費者全体にとってもゆゆしき問題になります。 全国では、既に独自の直接支援が始まっている自治体が出てきております。コロナ禍というかつて経験したことのない危機的事態の中で、営農地域経済を守るために、従来の政策的枠組みにとらわれない対策が強く求められております。 中国の古典に登場する言葉に経世済民という語句があります。世を治め、民を救うという意味だそうです。政治や経済は、本来苦しむ民を救うためにこそあります。農家であろうなかろうみんなが一刻も早く以前のような普通の暮らしを取り戻し、なりわいが続けられることを念願しております。食料の生産現場に寄り添った判断を期待いたします。 以上のことを述べまして、政府の新型コロナ禍での米価格暴落対策が皆無の中自治体独自の稲作農家への直接支援策を求める意見書に対し、採択賛成の立場からの討論いたします。 ○議長(川崎俊之君) 討論を終結いたします。 本件については電子採決により採決いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、請願第2号の原案についてを採決いたします。 採決の方法については、請願の原案のとおり採択することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。また、請願の原案について不採択する方はボタンを押さないでください。 それでは、採決に移ります。 本件については原案のとおり採択することに賛成の諸君は賛成ボタンをお願いいたします。 表決漏れはありませんか。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 表決漏れなし認め、表決を終了いたします。 事務局は集計作業をお願いします。 結果表示をお願いします。 賛成少数であります。 よって、請願第2号は不採択することに決しました。 ○議長(川崎俊之君) 日程第15常任委員会視察報告についてを議題いたします。 産業建設委員会の視察研修については、去る10月にオンラインにより実施されたもので、産業建設委員長から視察研修の報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小玉産業建設委員長。 暫時休憩いたします。        休憩 午後3時10分        再開 午後3時11分 ○議長(川崎俊之君) ただいまから再開いたします。 それでは、討論の後からもう一度文章を読んでいきますんで、皆さんしっかり確認をお願いします。 本件については電子採決により採決いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いいたします。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、請願第2号の原案についてを採決いたします。 採決の方法については、請願の原案のとおり採択することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。また、請願の原案について不採択する方はボタンを押さないでください。 それでは、採決に移ります。 本件については原案のとおり採択することに賛成の諸君は賛成ボタンをお押し願います。 皆さん、表決漏れはありませんか。いいですか。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 表決漏れなし認め、表決を終了いたします。 事務局は集計作業をお願いします。 結果表示をお願いします。 賛成少数であります。 よって、請願第2号は不採択することに決しました。  ================ △日程第15 常任委員会視察報告について ○議長(川崎俊之君) 日程第15常任委員会視察報告についてを議題いたします。 産業建設委員会の視察研修については、去る10月にオンラインにより実施されたもので、産業建設委員長から視察研修の報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題なりました産業建設委員会の行政視察の御報告をいたします。 当委員会では、去る10月13日、茨城県常総市のアグリサイエンスバレー構想についてオンラインによる視察を行いました。 常総市では本構想を実現するため、構想段階から完成までを見据えたパートナー企業に戸田建設株式会社を選定し、官民連携プロジェクトとして事業を進めています。越前たけ駅前周辺整備事業におけるパートナー企業においても同社が選定されたことから、本市における官民連携プロジェクト実施に当たっての知見を得るために、このたび視察を実施いたしました。 常総市では、首都圏中央連絡自動車道の開通に伴い、国道294号の交差箇所にインターチェンジ整備が決定いたしました。広域交通性の高まりからインターチェンジ周辺の土地利用について関心が集まりましたが、当該土地は優良農地であったことから、従来型の工業、産業系用地への転換という単純な開発が困難でした。そこで、農業施策を通じたまちづくりとして掲げられたのが、農業の産業化拠点なる産業団地を形成する整備構想であるアグリサイエンスバレー構想であります。 構想の実現に向け、実施計画の策定の企画提案につき公募を行い、事業協力者として選定されたのが戸田建設株式会社であります。 同構想ではエリアを大きく農地エリア、都市エリアに二分し、農地エリアについては、観光農園大規模施設園芸を中心に生産を担う区域しています。一方、都市エリアについては、農産物等の付加価値をつけるための加工、販路開拓を担う区域しています。また、都市エリアでは、農業を生かした新たなまちづくり拠点施設としての道の駅の整備を進めているということでございます。 出席した委員から、官民連携プロジェクトにおける市の役割、関わり方について尋ねました。 常総市からは、行政だからこそできる許認可関係の協議や法的手続を主体的に実施し、民間活力を発揮しやすくする支援を行うことが重要な役割考えている。また、地権者パートナー企業の間に市が入り、理解増進や合意形成におけるつなぎ役として信頼関係を構築することが肝要だ考えているの回答をいただきました。 また、他の委員からは、3者協定を締結し事業を展開する中で苦労した点、課題、問題点について尋ねました。 常総市からは、当該エリアは優良農地であり、農振地域、農用地区域であったことから、国の農政協議が大きな課題なっていた。また、県の理解を得るために、事業規模の適正性、整合性、実現性を説明しなければならなかったことは大いに苦労したところである。そのほかに地元の営農状況や、現担い手の営農意欲をしっかり把握した上で事業を進めてきているところであるの回答をいただきました。 視察を通して、官民連携プロジェクトにおいては、パートナー企業に手放しで任せるのではなく、事業における市民間活力のそれぞれの所掌範囲、負担、責任を明確にし、着実な進展を目指すことが重要である感じられました。 以上、行政視察の概要を申し上げ、産業建設委員会の御報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 ただいま議題なっております常任委員会視察報告について委員長の報告はこれを御了承願います。  ================ △日程第16 議会運営委員会及び議会活性化特別委員会視察報告について ○議長(川崎俊之君) 日程第16議会運営委員会及び議会活性化特別委員会視察報告についてを議題いたします。 議会運営委員会及び議会活性化特別委員会の視察研修については、去る11月にオンラインにより実施されたもので、議会運営委員長から視察研修の報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 大久保議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(大久保健一君) 〔登壇〕 ただいま議題なっておりますうち、議会運営委員会の視察の御報告をいたします。 当委員会では、去る11月9日、議会活性化特別委員会合同で決算審査予算審査を連動させる政策サイクルをテーマとして、三重県四日市市議会にオンライン視察を行いました。 四日市市議会では、令和元年度から8月定例月議会の決算審査での意見を集約し、次年度の当初予算編成に向け市長へ提言を行う取組が開始されました。この取組は、決算審査の際に、委員からの意見、課題を整理し、提言案を取りまとめ、議員間討議を行い、全会一致の上で、議会の提言として議長から市長に提言を行うものでございます。 その後2月定例月議会では、次年度予算を審査する際に、提言内容が反映された内容になっているかという視点で確認を行います。さらに、翌年の決算審査において、前年度に行った提言の実施状況について確認し、何らかの理由で対応に時間のかかるものについては、チェックを継続したり、提言内容を見直し、次年度に向けて改めて提言を行うなど、一過性のものではなく継続的に提言実現に取り組むサイクルなっています。 2年間実施した所感としては、政策に対してではなく、あくまでも予算に関わる提言にするよう議員の意志を統一すること。また、予算編成はあくまでも理事者の権限であることから、議会の提言を反映しないという結論を認め、その場合は理由をしっかり確認することが重要であるということでした。 出席した委員からは、政策サイクルを構築するに当たって、どのような問題意識があって実施に至ったのか質問したところ、過去に決算の認定に当たって附帯決議が付けられることがあったが、既に事業が完了しているものに附帯決議をつけることに疑問があり、より発展的に予算に意見を反映させるために政策サイクルを取り入れたの説明がありました。 また、議会の総意として政策提言を行うのことだが、少数意見への配慮などはなされているのかの質問に対しては、あくまで提言は全会一致で行うからこそ重みが出る考えており、議員間の討論を十分に行うことにより意思の統一が図られるため、無理に提言をまとめるようなことはしていないのことでした。 また、この仕組みをつくるに当たって、理事者側の理解はどのように得たのかの質問に対しては、理事者側は政策を定め、予算を執行することが役割だということを理解し、尊重することが重要であり、長い時間をかけてこの仕組みが議会理事者の両方に浸透していかないうまくいかない考えているの所感を伺いました。 今回の視察を通し、決算審査予算審査を連動させる政策サイクルは、議会の提言が政策にどれだけ反映されているかが明確になる利点がある一方、議会全体として予算編成及び政策への理解を一致させる必要があり、また理事者側も提言内容を理解した上で受け入れ、実施するための体制を整える必要があるなど、十分な土壌形成が必須である感じました。 以上、視察の概要を申し上げ、議会運営委員会視察の御報告いたします。 ○議長(川崎俊之君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 質疑を終結いたします。 ただいま議題なっております議会運営委員会及び議会活性化特別委員会視察報告について委員長の報告はこれを御了承願います。 これをもって本定例会の日程は全て終了いたしました。  ================ ○議長(川崎俊之君) 〔登壇〕 令和3年12月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては、11月26日から本日までの今期定例会22日間にわたり提案されました多数の重要議案について熱心に審議され、本日ここに無事閉会の運びなりましたことに対し深く感謝を申し上げます。 また、理事者各位におかれましては、今期定例会において成立しました諸議案の執行に当たっては、今会期中に述べられました各議員の意見について十分留意し尊重いただき市民の福祉向上のため万全を期されるように特に要望いたします。 本年は、昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響が続く中、ワクチン接種が進み、ようやく市民生活や社会活動が少しずつ前に進み始めました。しかしながら、以前の姿に戻るにはまだまだ時間がかかります。 今後も本市議会としましては、一日も早くコロナ禍を乗り越え、安全・安心な市民生活の回復に向け努めてまいります。 結びに当たりまして、これから年末に向かい寒が増してまいります。社会経済の諸情勢も誠に厳しい折からでありますが、議員、理事者の各位におかれましてはくれぐれも健康に留意され、幸多き新年をお迎えいただきますよう祈念申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶いたします。(「議長」呼ぶ者あり) ○議長(川崎俊之君) 山田市長。 ◎市長(山田賢一君) 〔登壇〕 令和3年12月越前市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 11月26日に開会されました本定例会におきまして、正副議長をはじめ議員各位におかれましては本会議並びに各委員会で終始熱心な御審議を賜り、令和3年度12月補正予算案をはじめ上程いたしました各議案についていずれも原案どおりに御決議を賜り厚く御礼を申し上げます。 さて、本年を振り返ります昨年に続いて新型コロナウイルス感染症への対応に追われました。本市においても、県や武生医師会等の協力の下、感染拡大防止に努めてまいりましたが、感染力の強い変異株の影響もあり、第4波、第5波が発生し、多くの感染者が確認されました。現在感染は落ち着きを見せてはいるものの、オミクロン株の影響や今後発生が懸念されます第6波に備えて、対策をさらに強化する必要があります。市民の命健康を守ることを第一に、ワクチンの接種など新型コロナウイルス感染症に対する対策を鋭意進めてまいります。 先月の6日から越前市政を担わせていただくことになり、1か月半が経過しようしております。この間3つのプロジェクトチームや各部局における課題等について協議を重ね、政策や仕事の進め方について検討を行っているところでございます。 これまで越前市が培ってきた歴史伝統を礎に、さらなる市政発展のため、市民の皆様対話しその声をお聞きしながら、誠心誠意取り組んでまいります。 議員各位におかれましては、来年も何とぞ御指導賜り、市政の推進にお力添えをいただきますよう心からお願いを申し上げます。 年末も押し迫りましたが、御家族並びに市民の皆様とともに令和4年の新春を御健勝のうちにお迎えになられますことをお祈り申し上げ、御挨拶いたします。誠にありがとうございました。  ================ ○議長(川崎俊之君) 以上をもちまして令和3年12月越前市議会定例会を閉会いたします。        閉会 午後3時32分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│                                         ││        予   算   付   託   表 (そ の 2)        ││                                         ││ 総務委員会                                   ││  議案第76号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第7号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第76号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第7号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第3款 民生費                           ││   第2条(繰越明許費の補正)の第2表繰越明許費補正              ││ 産業建設委員会                                 ││  議案第76号 令和3年度越前市一般会計補正予算(第7号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第7款 商工費                           │└─────────────────────────────────────────┘ 地方自治法第123条第2項の規定により上記会議のてんまつを証するため、ここに署名する。  令和3年12月17日      越 前 市 議 会         議   長         副 議 長         議   員         議   員         議   員...