越前市議会 > 2020-12-07 >
12月17日-06号

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  1. 越前市議会 2020-12-07
    12月17日-06号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    令和 2年12月定例会          令和2年12月越前市議会定例会(第6号) 令和2年12月7日の会議に引き続き、令和2年12月17日午後2時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           令和2年12月越前市議会定例会議事日程           ││                        令和2年12月17日午後2時開議 ││  第 6 号                                  ││ 第 1  議案第121号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第13号)      ││      (提案理由の説明)                          ││ 第 2  議案第107号 越前市防犯隊設置条例の廃止について           ││      (総務委員会審査結果報告)                      ││ 第 3  議案第108号 越前市国民健康保険税条例の一部改正について       ││ 第 4  議案第109号 越前市老人福祉センター今寿苑設置及び管理条例の廃止につ ││            いて                           ││ 第 5  議案第110号 越前市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正につい ││            て                            ││      (以上3案 教育厚生委員会審査結果報告)               ││ 第 6  議案第111号 越前市社会福祉センター指定管理者の指定について    ││ 第 7  議案第112号 越前市児童館の指定管理者の指定について         ││      (以上2案 教育厚生委員会審査結果報告)               ││ 第 8  議案第113号 越前市越前和紙の里紙の文化博物館、越前市越前和紙の里卯 ││            立の工芸館、越前市越前和紙の里体験工房パピルス館」、越 ││            前市越前和紙の里コミュニティ広場及び越前市越前てわざ工房 ││            指定管理者の指定について                ││ 第 9  議案第114号 紫式部と国府資料館指定管理者の指定について      ││ 第10 議案第115号 越前市金華山グリーンランド指定管理者の指定について  ││ 第11 議案第116号 越前市八ツ杉森林学習センター指定管理者の指定について ││      (以上4案 産業建設委員会審査結果報告)               ││ 第12 議案第117号 財産の取得について                   ││      (教育厚生委員会審査結果報告)                    ││ 第13 議案第 99 号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第11号)      ││ 第14 議案第120号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第12号)      ││ 第15 議案第121号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第13号)      ││      (以上3案 各委員会審査結果報告)                  ││ 第16 議案第100号 令和2年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ││ 第17 議案第101号 令和2年度越前市介護保険特別会計補正予算(第2号)   ││ 第18 議案第102号 令和2年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1  ││            号)                           ││      (以上3案 教育厚生委員会審査結果報告)               ││ 第19 議案第103号 令和2年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)     ││ 第20 議案第104号 令和2年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)  ││ 第21 議案第105号 令和2年度越前市下水道事業会計補正予算(第1号)    ││      (以上3案 産業建設委員会審査結果報告)               ││ 第22 議会活性化に関する取り組みについて                   ││      (議会活性化特別委員会調査報告)                   ││ 第23 意見書案第4号 75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見 ││            書の提出について                     ││ 第24 意見書案第5号 停止中原発を再稼働しないことを求める意見書の提出につい ││            て                            │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第121号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第13号) 日程第 2  議案第107号 越前市防犯隊設置条例の廃止について 日程第 3  議案第108号 越前市国民健康保険税条例の一部改正について 日程第 4  議案第109号 越前市老人福祉センター今寿苑設置及び管理条例の廃止について 日程第 5  議案第110号 越前市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正について 日程第 6  議案第111号 越前市社会福祉センター指定管理者の指定について 日程第 7  議案第112号 越前市児童館の指定管理者の指定について 日程第 8  議案第113号 越前市越前和紙の里紙の文化博物館、越前市越前和紙の里卯立の工芸館、越前市越前和紙の里体験工房パピルス館」、越前市越前和紙の里コミュニティ広場及び越前市越前てわざ工房の指定管理者の指定について 日程第 9  議案第114号 紫式部と国府資料館指定管理者の指定について 日程第10 議案第115号 越前市金華山グリーンランド指定管理者の指定について 日程第11 議案第116号 越前市八ツ杉森林学習センター指定管理者の指定について 日程第12 議案第117号 財産の取得について 日程第13 議案第 99 号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第11号) 日程第14 議案第120号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第12号) 日程第15 議案第121号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第13号) 日程第16 議案第100号 令和2年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第17 議案第101号 令和2年度越前市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第18 議案第102号 令和2年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第19 議案第103号 令和2年度越前市水道事業会計補正予算(第1号) 日程第20 議案第104号 令和2年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 日程第21 議案第105号 令和2年度越前市下水道事業会計補正予算(第1号) 日程第22 議会活性化に関する取り組みについて 日程第23 意見書案第4号 75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書の提出について 日程第24 意見書案第5号 停止中原発を再稼働しないことを求める意見書の提出について 日程追加  意見書案第6号 北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書の提出について  =======================================3 出席議員(21人)     1 番 中 西 昭 雄 君         2 番 砂 田 竜 一 君     3 番 清 水 一 徳 君         4 番 桶 谷 耕 一 君     5 番 近 藤 光 広 君         6 番 橋 本 弥登志 君     7 番 小 玉 俊 一 君         8 番 吉 村 美 幸 君     9 番 加 藤 吉 則 君        10番 大久保 健 一 君    11番 吉 田 啓 三 君        12番 川 崎 俊 之 君    13番 題 佛 臣 一 君        14番 安 立 里 美 君    15番 大久保 惠 子 君        16番 川 崎 悟 司 君    17番 城 戸 茂 夫 君        18番 小 形 善 信 君    19番 前 田 一 博 君        20番 前 田 修 治 君    22番 三田村 輝 士 君  ───────────────────────────────────────4 欠席議員(1人)    21番 片 粕 正二郎 君5 議  事        開議 午後1時59分 ○議長(三田村輝士君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議の欠席届が片粕正二郎君から参っておりますので、御報告いたしておきます。  ================ △日程第1 議案第121号 ○議長(三田村輝士君) 本日の日程に入ります。 日程第1議案第121号令和2年度越前市一般会計補正予算第13号を議題といたします。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 大蔵企画部長。 ◎企画部長(大蔵稔雄君) 〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第121号令和2年度越前市一般会計補正予算第13号について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、令和2年度越前市一般会計におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,482万円を追加し、予算総額を460億9,572万7,000円にいたそうとするものであります。 その内訳といたしましては、歳出予算におきまして、国の新型コロナウイルス感染症対策の追加に伴い、生活への影響が大きい低所得のひとり親世帯に対し臨時特別給付金の速やかな再支給を実施するため3,482万円を計上し、歳入予算におきましては、国庫支出金3,482万円を計上いたしました。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(三田村輝士君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 本案については、お手元に配付の予算付託表により各委員会へ付託をいたします。 暫時休憩いたします。 休憩中に各委員会を開催し、議案に対する審査をお願いをいたします。 再開は、委員会終了後お知らせをいたします。        休憩 午後2時01分        再開 午後2時25分 ○議長(三田村輝士君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第2 議案第107号 ~ 日程第5 議案第110号 ○議長(三田村輝士君) 日程第2議案第107号越前市防犯隊設置条例の廃止についてから日程第5議案第110号越前市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正についてまでの4案を一括して議題といたします。 本4案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 小形総務委員長。 ◆総務委員長(小形善信君) 〔登壇〕 ただいま議題となりましたうち、総務委員会に付託されました 議案第107号 越前市防犯隊設置条例の廃止についてにつきまして、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましては、去る11日に委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査いたしました。 審査に当たりましては、委員から、越前市防犯隊は現在255名の隊員で構成されており、これまで特別職の非常勤職員としての身分から有償ボランティアに移行することに対し、隊員の中には十分納得がなされていないのではないかと考えるが、防犯隊の方々にきちんと周知は行えるのか、またなぜこのタイミングでの条例廃止となったのかただされました。 理事者からは、防犯隊については戦後から続く歴史ある福井県独自の防犯団体で、本市の隊員も防犯活動に熱心に取り組んでいただいていることから、特別職の非常勤公務員としての身分を引き続き保証していくことが望ましいと考え、県内各市と連携し、県に対してその職の取扱いについて見解を求めてきたところである。しかしながら、昨年12月に県から防犯隊は特別職の非常勤職員とすることができない旨の通知があり、本市においても職の整理を進め、有償ボランティアへ移行するということで条例廃止の提案に至ったものである。防犯隊に対しては、今年の3月及び8月の防犯隊隊長会議で説明を行ってきており、本案の議決が得られた後には、市防犯隊の隊長と協議する中で全隊員に対して周知を行い、御理解いただくよう努めてまいりたいとの答弁がなされました。 また、別の委員からは、防犯隊の活動内容や報酬額は変わらないのかただされました。 理事者からは、有償ボランティア移行後もこれまでと同様の活動と現行の報酬額を維持したいと考えているほか、永年勤続等の県及び市の表彰制度も継続するなど、士気低下を招かぬよう対応を進めたいと考えているとの答弁がなされました。 さらに、別の委員からは、防犯隊については各地区隊が募集することとなっているが、定員の確保が長年困難な状況にある。有償ボランティアに移行することで今後各地区で定員を確保することがより難しくなると考えられるため、隊員の確保については市が積極的に支援を行うよう検討いただきたいとの要望がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、本案につきましては原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 吉田教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(吉田啓三君) 〔登壇〕 ただいま議題となっておりますうち、教育厚生委員会に付託されました 議案第108号 越前市国民健康保険税条例の一部改正について 議案第109号 越前市老人福祉センター今寿苑設置及び管理条例の廃止について 議案第110号 越前市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正について 以上3案につきまして、本委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましては、去る12月9日に委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりましては、議案第108号越前市国民健康保険税条例の一部改正について、委員からは、基礎控除の基準額を33万円から43万円に引き上げることに伴う減額世帯への影響及び税収への影響についてただされました。 理事者からは、今回の改正で、減額世帯は新たにフリーランスなどの方々にも及ぶこととなり、国民健康保険税全体で約1,800万円の減収となるとの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、本3案につきましてはいずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告といたします。 ○議長(三田村輝士君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 本4案については委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よって、議案第107号、議案第108号、議案第109号及び議案第110号の4案はいずれも原案どおり可決されました。  ================ △日程第6 議案第111号 ~ 日程第11 議案第116号
    ○議長(三田村輝士君) 日程第6議案第111号越前市社会福祉センター指定管理者の指定についてから日程第11議案第116号越前市八ツ杉森林学習センター指定管理者の指定についてまでの6案を一括して議題といたします。 本6案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 吉田教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(吉田啓三君) 〔登壇〕 ただいま議題となりましたうち、教育厚生委員会に付託されました 議案第111号 越前市社会福祉センター指定管理者の指定について 議案第112号 越前市児童館の指定管理者の指定について 以上2案につきまして、本委員会の審査の結果を御報告いたします。 本2案につきましても、去る9日の委員会において、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりましては、議案第112号越前市児童館の指定管理者の指定について、委員からは、職員体制及び連携体制についてただされました。 理事者からは、今年度から児童館の館長を専任1名とし、2名の統括児童厚生員と連携する中で運営するようにしている。また、主任児童厚生員の会議に市が適時参加し、子供の現状や気がかりな子供のSOSへの気づきなどを協議をしている。 これに対し、委員からは、児童館での子供の様子をしっかり把握しつつ、市、児童館と学校が密接な連携を取ってほしいとの要望がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、本2案につきましてはいずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題となっておりますうち、産業建設委員会に付託されました 議案第113号 越前市越前和紙の里紙の文化博物館、越前市越前和紙の里卯立の工芸館、越前市越前和紙の里体験工房パピルス館」、越前市越前和紙の里コミュニティ広場及び越前市越前てわざ工房の指定管理者の指定について 議案第114号 紫式部と国府資料館指定管理者の指定について 議案第115号 越前市金華山グリーンランド指定管理者の指定について 議案第116号 越前市八ツ杉森林学習センター指定管理者の指定について 以上4案につきまして、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本4案につきましては、去る12月10日、委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりまして、委員からは、施設の指定管理を継続していくに当たり、施設利用者や市民の声を基に施設管理をよりよいものにしていくことが指定管理者の責務の一つであると考えるが、この点について市と協議がなされているのかただされました。 理事者からは、評価委員会からの評価を受けることになっており、その指摘事項について所管課との間で協議を行っている。また、利用者の声については、アンケートによって意見を聴取しており、改善点等があれば随時所管課と連携して改善してきているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、同一の管理者が継続して施設の管理を行うことにはメリットはあるものの緊張感が失われるなどデメリットも感じられる。競争原理が働かなくなればなおさらのことであるので、産業環境部所管施設に限らず市全体として厳しい視点で選考に当たられたいとの要望がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、4案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、産業建設委員会の審査結果の御報告といたします。 ○議長(三田村輝士君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 本6案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 本6案については委員長の報告どおりに決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よって、議案第111号、議案第112号、議案第113号、議案第114号、議案第115号及び議案第116号の6案はいずれも原案どおり可決されました。  ================ △日程第12 議案第117号 ○議長(三田村輝士君) 日程第12議案第117号財産の取得についてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 吉田教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(吉田啓三君) 〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第117号につきまして、教育厚生委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましても、去る9日の委員会において、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告といたします。 ○議長(三田村輝士君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案については委員長の報告どおりに決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よって、議案第117号は原案どおり可決されました。  ================ △日程第13 議案第99号 ~ 日程第15 議案第121号 ○議長(三田村輝士君) 日程第13議案第99号令和2年度越前市一般会計補正予算第11号及び日程第14議案第120号令和2年度越前市一般会計補正予算第12号及び日程第15議案第121号令和2年度越前市一般会計補正予算第13号の3案を一括して議題といたします。 本3案に関し、各委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 吉田教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(吉田啓三君) 〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第99号令和2年度越前市一般会計補正予算第11号のうち、教育厚生委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正の第1表歳入    歳出予算補正  歳出第2款 総務費中1項11目多文化共生推進費、14目新型コロナウイルス対策費のうち2ひとり親世帯臨時特別給付金事業及び5小中学校修学旅行支援事業、3項戸籍住民基本台帳費並びに7項1目交通安全対策費のうち2交通災害共済事業及び3消費者対策事業    第3款 民生費    第4款 衛生費(ただし、1項4目環境対策費、5目合併処理浄化槽費及び2項清掃費を除く。)    第10款 教育費 第2条 債務負担行為の補正の第2表債務負担行為補正(ただし、道路施設等維持管理業務包括委託料を除く。)及び議案第121号令和2年度越前市一般会計補正予算13号のうち、教育厚生委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正の第1表歳入歳出予算補正  歳出全部につきまして、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本2件につきましては、去る9日及び本日の本会議休憩中に委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりましては、議案第99号について、まず歳出第2款総務費中、3項戸籍住民基本台帳費、1目戸籍住民基本台帳費に計上された庁用備品費について、委員からは、自動証明書交付サービス普及のためのマルチコピー機の導入とのことだが、本来コンビニに設置されている。コンビニ交付をPRしないのかただされました。 理事者からは、コンビニでの機械の操作方法が分からないという声を聞く。庁舎内にマルチコピー機を設置することで、庁内手続の効率化を図りつつ、職員やコンシェルジュが操作方法を支援し、今後はコンビニにて取得できることを教示することで、ひいてはコンビニ交付の促進につなげたいとの答弁がなされました。 次に、同じく1目戸籍住民基本台帳費に計上されたマイナンバーカード交付・予約管理システム構築委託料について、委員からは、マイナンバーカードの交付率についてただされました。 理事者からは、11月30日現在の交付率は、市が19.58%、県が20.15%、国が23.03%であるとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、国の動向を見据え、数値目標を持ってマイナンバーカードの普及に取り組んでいただきたいとの要望がなされました。 次に、歳出第3款民生費中、2項児童福祉費、2目保育園費に計上された施設整備設計等業務委託料について、委員からは、武生西幼稚園の用地に建設予定の新公立認定こども園に関し、地元との協議についてただされました。 理事者からは、11月に武生西公民館長と西地区自治振興会長及び立地区長に個別に説明し、12月4日に西地区自治振興会役員と区長会に対して説明会を行い、意見を伺ったとの答弁がなされました。 また、別の委員からは、移転について保護者は納得しているのかただされました。 理事者からは、保護者を対象とした説明会では、保育の内容や送迎時の安全対策の質問が中心になった。今後も相談や質問、要望があれば、随時回答を幼稚園や保育園に掲示配布するなどし、見える化に努めていくとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、市は施設を減らしていく方向性を出しているのかただされました。 理事者からは、施設の数を減らす目的ではなく、各施設それぞれの機能を集約化することで複合的な保育メニューが受けることができる。子供にとって何が最善か、この視点で実施するものであるとの答弁がなされました。 また、別の委員からは、障害のある子供の受入れについて、統合後はどのようにしていくのかただされました。 理事者からは、統合後も医療的ケアのための看護師を配置し、先進的な障害児対応モデルとして位置づけ、その後他園にも波及させたいと考えているとの答弁がなされました。 次に、歳出第10款教育費中、3項中学校費、3目学校建設費に計上された中学校施設営繕事業について、委員からは、校舎のトイレ洋式化工事は小学校でも実施するのかただされました。 理事者からは、小学校校舎のトイレ洋式化は耐震化及び大規模改修工事のときに実施をしている。その洋式化率は約7割だが、子供の数が減っていることもあり、今後は必要に応じて改修をする。中学校校舎については順次実施していく予定であるとの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、本2件につきましてはいずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題になっております議案第99号のうち、産業建設委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正の第1表歳入歳出予算補正  歳出第2款 総務費中1項7目企画費、14目新型コロナウイルス対策費のうち3観光誘客促進事業及び4越前和紙産地支援事業    第4款 衛生費中1項4目環境対策費、5目合併処理浄化槽費及び2項清掃費    第5款 労働費    第6款 農林水産業費    第7款 商工費    第8款 土木費    第13款 諸支出金 第2条 債務負担行為の補正の第2表債務負担行為補正中、道路施設等維持管理業務包括委託料につきまして、委員会の審査結果の御報告をいたします。 本件につきましても、去る10日の委員会において、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりましては、まず歳出第2款総務費中、1項14目新型コロナウイルス対策費に計上された越前和紙産地支援事業について、委員からは、越前和紙には今まで何度も補助を行ってきたように見受けられる。本市にはほかにも伝統工芸が存在しているが、市として和紙のみ特殊なものとして扱っているのか、その考えをただされました。 理事者からは、市内には3つの伝統的工芸品があり、これらを用いて産業育成と市のイメージアップ、活性化を図るべく工芸の里構想を実施してきた。伝統的工芸品として国から指定を受けている産業でもあり、市としても支援してきた経緯もあることから、本市の特性として理解を賜りたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、趣旨は理解できるが、補助に対する成果が出ていないように見受けられる。各種展示会などの販売戦略に取り組んでいるところは承知しているが、生産者、産地としての取組評価は行われるべきであり、市としても指導や助言を行っていくべきであると考える。事業がプラスに展開されていくよう、支援と併せて生産者との十分な協議をなされたいとの要望がなされました。 次に、歳出第6款農林水産業費中、1項3目農業振興費に計上された園芸振興対策事業における園芸重点振興作物緊急支援交付金について、委員からは、しらやま西瓜というブランドの保護、振興のための補助を行うということだが、生産者の中にはブランドとしての条件である共同選果にかけずにしらやま西瓜として販売している者がいると聞いている。ブランドの保護、振興として市の補助金を出す以上、何らかの規制や指導は実施されないのかただされました。 理事者からは、市でブランド化しているのは、しらやま西瓜、紅しきぶ、緑しきぶの3つで、共同選果、共同出荷体制を構築したときに生産の出荷奨励金を出す仕組みとしている。あくまでも共同選果、共同出荷の取組であることから、これを厳守するよう農協を通じ生産組合には指導していくとの答弁がなされました。 次に、歳出第8款土木費中、5項2目住宅整備費に計上された住宅支援事業における危険ブロック塀除去事業補助金について、委員からは、対象となる危険ブロック塀の修繕箇所は全面的に直す必要があるのか、危険な部分だけでよいのかただされました。 理事者からは、危険ブロック塀に当たるかどうかは、国の指針により判断することになる。全体を直すのか、その部分だけを直すのかというのは、対象となるブロック塀の状況によって異なるとの答弁がなされました。 また、ほかの委員からは、危険ブロック塀の修繕、撤去に係る年間計画についてただされました。 理事者からは、国及び県の補助事業が令和4年までとなっている。危険ブロック塀の除去等に係る工事費は所有者が負担することから、所有者に制度の周知を行い、令和4年度までに重点的に実施していくとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、市が危険箇所を指定した以上、その達成に向けしっかり計画を立てて実施されたいとの要望がなされました。 次に、債務負担行為補正中、道路施設等維持管理業務包括委託料について、委員からは、包括委託する事業者はどのように決定するのかただされました。 理事者からは、総合評価落札方式を予定しており、入札参加資格として市内の共同企業体または組合を構成する事業者を検討しているとの答弁がなされました。 また、ほかの委員からは、公の施設である道路について、そのよしあしの是非について判断することは市の重要な業務であり、それを民間に任せることに不安を覚えることから、本業務の委託は時期尚早ではないかとの意見がなされました。 理事者からは、舗装修繕などの小規模修繕以外は市が判断することになる。包括委託に対する課題について、今年度の業務委託を通して整理し、来年度の包括委託につなげていきたいとの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に議論のあった点について申し上げましたが、審査の結果、本件につきましては原案どおり可決するものと決しました。 以上、産業建設委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 小形総務委員長。 ◆総務委員長(小形善信君) 〔登壇〕 ただいま議題となっております議案第99号のうち、総務委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正の第1表歳入    歳出予算補正  歳入全部  歳出第1款 議会費    第2款 総務費(ただし、1項7目企画費、11目多文化共生推進費、14目新型コロナウイルス対策費のうち2ひとり親世帯臨時特別給付金事業、3観光誘客促進事業、4越前和紙産地支援事業及び5小中学校修学旅行支援事業、3項戸籍住民基本台帳費並びに7項1目生活安全対策費のうち2交通災害共済事業及び3消費者対策事業を除く。)    第9款 消防費 第3条 地方債の補正の第3表地方債補正 第4条 繰越明許費の補正の第4表繰越明許費補正及び議案第120号及び議案第121号のうち、総務委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正の第1表歳入歳出予算補正  歳入全部につきまして、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案件につきましては、去る11日及び本日の本会議休憩中に委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました。 審査に当たりましては、議案第99号について、第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第2款総務費中、1項10目情報化推進費に計上された広域電算事業における印刷アウトソーシング封入封緘業務委託料に関して、委員からは、これまで職員が手作業で封詰めしていた通知物等の業務を、機械化による封入封緘を一貫作業で行う業者に委託するとのことだが、どのような通知物が対象となり、どれくらいの費用対効果を見込んでるのかただされました。 理事者からは、年間では、個人住民税などの税関係や福祉関係、住宅使用料関係など6業務43種類の帳票が対象となり約19万枚分、費用対効果としては年間約16万円の削減を見込んでいる。かなりの時間が割かれていた職員や会計年度任用職員による発送業務が減ることで、市民との対応や本来的な業務の質の向上など、職員の働き方の転換につながると考えているとの答弁がなされました。 また、別の委員からは、国がデジタル化を推進する中で、丹南広域組合での電算処理のシステムは今後も続けていくのかただされました。 理事者からは、次のシステム更新の予定である令和7年度が大きな検討の時期と考えており、令和7年度に向けて更新の在り方を関係自治体で協議していく。Society5.0では、全てを各自治体単独で行うという方法ではなく、経費節減のため広域化という考え方も示されていることから、国の方向性も踏まえながら、広域で進めるべきもの、また自治体単独で行うべきものを更新時期である令和7年に向け関係自治体と検討していきたいとの答弁がなされました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、本案件につきましてはいずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会の審査結果の御報告といたします。 ○議長(三田村輝士君) 各委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 本3案に対する各委員長の報告はいずれも原案可決であります。 本3案については各委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よって、議案第99号、議案第120号及び議案第121号は原案どおり可決されました。  ================ △日程第16 議案第100号 ~ 日程第21 議案第105号 ○議長(三田村輝士君) 日程第16議案第100号令和2年度越前市国民健康保険特別会計補正予算第2号から日程第21議案第105号令和2年度越前市下水道事業会計補正予算第1号までの6案を一括して議題といたします。 本6案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 吉田教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(吉田啓三君) 〔登壇〕 ただいま議題となりましたうち、教育厚生委員会に付託されました 議案第100号 令和2年度越前市国民健康保険特別会計補正予算第2号 議案第101号 令和2年度越前市介護保険特別会計補正予算第2号 議案第102号 令和2年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号 以上3案につきまして、委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る9日の委員会において、関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、3案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、教育厚生委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 小玉産業建設委員長。 ◆産業建設委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕 ただいま議題となっておりますうち、産業建設委員会に付託されました 議案第103号 令和2年度越前市水道事業会計補正予算第1号 議案第104号 令和2年度越前市工業用水道事業会計補正予算第1号 議案第105号 令和2年度越前市下水道事業会計補正予算第1号 以上3案につきまして、委員会の審査結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る10日の委員会におきまして、関係理事者の出席を求め審査をいたしました結果、3案いずれも原案どおり可決するものと決しました。 以上、産業建設委員会の審査結果の御報告といたします。 ○議長(三田村輝士君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 本6案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 本6案については委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よって、議案第100号、議案第101号、議案第102号、議案第103号、議案第104号及び議案第105号の6案はいずれも原案どおり可決されました。  ================ △日程第22 議会活性化に関する取り組みについて ○議長(三田村輝士君) 日程第22議会活性化に関する取り組みについてを議題といたします。 議会活性化特別委員会に付議中の議会活性化に関する調査研究について報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 橋本議会活性化特別委員長。 ◆議会活性化特別委員長(橋本弥登志君) 〔登壇〕 ただいま議題となりました議会活性化に関する取り組みについて議会活性化特別委員会の御報告をいたします。 本特別委員会は、7月22日、8月21日、9月25日、10月22日、11月18日及び本日12月17日の計6回開催いたしました。 本委員会では、今後取り組むべき調査内容、スケジュールの決定に基づき、制定から10年を経た越前市議会基本条例の課題の整理、見直しを中心に行うグループと災害発生時の議会をオンラインで開催するための調査研究を行うグループに分かれ活動を行いました。 市議会基本条例の見直しについては、条文ごとの課題の洗い出しを行い、他市の研究や専門家の意見を聞きながら見直しを図ってまいります。 オンライン会議の調査研究につきましては、実際にオンラインを利用しての会議を重ねる中で、課題や運用方法の整理を行うこととし、各常任委員会後に全議員によるオンライン会議の体験も行いました。また、議会モニターとの意見交換会により、議会に対する意見の聴取も先日行ったところです。 今後とも議会活性化に向け、研修会や市民との意見交換等を通して調査研究を重ねてまいります。 以上、当特別委員会における調査研究経過、活動の一端を報告し、議会活性化特別委員会の報告といたします。 ○議長(三田村輝士君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議会活性化に関する調査研究について委員長の報告はこれを了承願います。  ================ △日程第23 意見書案第4号 ○議長(三田村輝士君) 日程第23意見書案第4号75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書の提出についてを議題といたします。 本案は教育厚生委員会から提出されたものであります。 本案に関し、委員長の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 吉田教育厚生委員長。 ◆教育厚生委員長(吉田啓三君) 〔登壇〕 ただいま議題となりました意見書案第4号75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書の提出について提案理由の説明をさせていただきます。 令和元年12月19日に発表された政府の全世代型社会保障検討会議中間報告で、現在原則1割の75歳以上の高齢者の医療費窓口負担について、一定所得以上の人を対象とした2割負担を導入することを盛り込みました。今後、団塊の世代が75歳以上になり始める令和4年度までに実施できるよう法制上の措置を講じるとしています。 同中間報告は、負担能力に応じたものへと改革していくとしておりますが、高齢者のこれ以上の負担増は大幅な受診抑制を引き起こし、生存権が脅かされかねないことになります。 以上のことから、国に対し、75歳以上の医療費窓口負担2割化についての検討中止を求めるものであります。 以上、よろしく御審議いただきますとともに、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(三田村輝士君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 本案については電子表決システムにより採決いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いをいたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案については委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は賛成のボタンを押してください。 表決漏れはありませんか。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 表決漏れなしと認め、表決を終了いたします。 事務局は集計作業をお願いをいたします。 結果表示をお願いをいたします。 賛成多数と認めます。 よって、原案どおり可決されました。 なお、ただいま意見書案第4号75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書の提出についてが可決されましたので、さきに教育厚生委員会に付託してあります請願第3号75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書の提出についての請願につきましては、これをみなし採択とすることにいたします。  ================ △日程第24 意見書案第5号 ○議長(三田村輝士君) 日程第24意見書案第5号停止中原発を再稼働しないことを求める意見書の提出についてを議題といたします。 本案は議会運営委員会から提出されたものであります。 本案に関し、委員長の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 近藤議会運営副委員長。 ◆議会運営副委員長(近藤光広君) 〔登壇〕 ただいま議題となりました意見書案第5号停止中原発を再稼働しないことを求める意見書の提出について提案理由の説明をさせていただきます。 現在、関西電力の全ての原発が停止している中、定期検査中の高浜3、4号機、大飯3、4号機及び老朽原発高浜1、2号機と美浜3号機の再稼働を考えていると報じられています。 経済産業大臣は、再生可能エネルギーを他の電源に比べ上位の主力電源にしていくと表明している一方で、原発についても再稼働を進めると発言しています。 国の原子力政策は、軽水炉原発の使用済燃料を再処理し、プルトニウムを取り出して高速増殖炉で再利用し増殖するという核燃料サイクルを掲げて推進されていますが、この政策を続けてきた延長線上に、行き場を失った使用済み核燃料の問題があります。 超長期にわたる環境負荷、放射線被曝による健康被害リスクなどの負の面だけでなく、原発立地自治体に新しい産業の芽を育てるためにも原子力発電所から脱却する必要があります。 以上のことから、国及び県に対し停止中原発を再稼働しないよう関西電力に申し入れること、老朽原発についての住民説明会を開催すること及び県内で原発に賛成と反対の双方による対話の場をつくることを求めようとするものであります。 以上、よろしく御審議いただきますとともに、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(三田村輝士君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可をいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 〔登壇〕 市民ネットワークの小玉でございます。 意見書案第5号停止中原発の再稼働に関する意見書を採択とする委員長報告に反対の立場から討論を行います。 我が国におけるエネルギー政策の基本は、S+3Eすなわち安全を大前提に安定供給、経済の効率、環境適合を同時に達成することであり、国内でエネルギーを賄うことができない日本において様々なエネルギー源を効率的に活用し、バランスの取れた電源構成を構築することが極めて重要と考えております。そのような考えの下、第5次エネルギー基本計画、第五次環境基本計画、またパリ協定に基づく成長戦略で、原子力発電は十分な安全性の確保を大前提に今後も活用すべき存在と位置づけております。 菅政権が掲げる2050年温室効果ガス実質排出ゼロ、すなわちいわゆる2050年カーボンニュートラル、排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同じ量に向けて、再生可能エネルギーを主力電源化するとともに原子力発電も最大限利用していくとしております。 国のエネルギー政策に貢献してきた立地県、また福井県の一員である越前市といたしましても、客観的な事実と科学的また現実的な視点を持ってこの意見書を取り扱うべきと考えております。 福井県の知事は、電力会社に対し放射性廃棄物の県外への中間貯蔵施設の特定を求められておられます。そうした観点の下、福島第一原発原子力発電事故、津波、テロ対策などを踏まえ、原子力発電のような安全性向上対策を講じ、運転期間40年を超える発電所においても20年を超えない一回限りの延長できる運転期間延長認可制度の下、高経年化技術評価に基づき、最新の基準に適応した長期保守管理方針により、原子力規制委員会の厳格な審査により安全が確認された原子力発電所の再稼働を進めることは、日本のエネルギー需要を踏まえれば必要と考えております。 現在、自動車産業においても、世界的な電気自動車へのシフトから、日本最大の基幹産業も産業構造の転換が迫られております。 電力業界におきましても、再生可能エネルギーの主力電力化を踏まえ、産業構造の転換に向けて23万人の従業員、関連会社を含めて全力で取り組んでいかれるものと思っております。 現時点では天気により発電量が左右され、貯蓄機能のない太陽光はじめ再生可能エネルギーは、現時点では主力電源にはなり得ず、不安定な中での系統接続の問題や固定価格買取り制度による賦課金年間24兆円の国民負担にも上り、いろいろ問題が出ているところであります。今後、ITや最新の技術、世界の先進地域の技術移転なども含め、再生可能エネルギーの主力電源化が進んでいくものと思っております。 最後に、国民生活や経済産業の基本インフラとも言える電気の真の安定供給につなげるためにも、少なくとも原子力発電に代替えできるエネルギー源が担保できるまでは、国より安全が確認され、原子力発電が再稼働を進めるべきであるとの考えから、本意見書案に反対するものであります。 以上、本意見書案に対する私の考え方を申し上げ、委員長報告に反対の立場で討論をいたします。議員各位には、私の主張の御理解をいただければ、賛成のほどをよろしくお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 題佛臣一君。 ◆(題佛臣一君) 〔登壇〕 ただいま議題となっております意見書案第5号停止中原発を再稼働しないことを求める意見書に賛成の立場で討論をいたします。 先ほどの委員長報告にも重なりますが、国の原子力政策は軽水炉原発の使用済み燃料を再処理し、プルトニウムを取り出して高速増殖炉で再利用し増殖するという核燃料リサイクル、プルトニウムリサイクルを掲げて推進されております。しかし、この核燃料リサイクルはもんじゅの廃炉で明らかに破綻をいたしております。この破綻した施策を無反省に続けてきた延長に行き場を失った使用済み核燃料の問題があります。いわゆるトイレなきマンションであります。 これに対して、福井県杉本知事は、関西電力が協力を求める運転40年超原発の再稼働に対しては、中間貯蔵施設の県外候補地を年内に示すことが前提としております。また、関西電力は、大飯3号の定期検査で8月31日に見つかった深刻な配管ひび割れを放置したまま運転を再開し、次の定検まで運転しようとしました。10月19日に断念し、ひび割れた配管を取り替えると公表をいたしました。この問題は、安全性より経済性を優先させる関西電力の体質が金品授受問題で経営陣が刷新された後も変わっていないことを示しております。このような姿勢で、40年超運転を含めた老朽炉の運転を追求することを見逃すことはできません。 福島第一原発事故から9年、今なお帰還困難区域が続き、忘れてはならない悲惨な原発事故、超長期にわたる環境負荷、放射線被曝による健康被害リスクなど負の面ではなく、先ほども言われましたように、原発立地自治体に新しい産業の芽を育てるためにも、原子力発電所から脱却する必要があると思います。そのためにも行うべきことは、今こそ停止中の原発を再稼働しないことであります。そして、福井県内においても原発に賛成される方、反対される方を交えた対話の場をつくり、今こそ積極的に行うことであります。 今回の停止中の再稼働に関する意見書に、議員各位の御賛同をよろしく切に、切にお願いをいたしまして、私の賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 本案については電子表決システムにより採決いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いをいたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案については委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は賛成のボタンを押してください。 表決漏れはありませんか。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 表決漏れなしと認め、表決を終了いたします。 事務局は集計をお願いいたします。 結果表示をお願いをいたします。 賛成少数と認めます。 よって、意見書案第5号は否決されました。 なお、ただいま意見書案第5号停止中原発を再稼働しないことを求める意見書の提出についてが否決されましたので、さきに議会運営委員会に付託してあります請願第5号停止中原発を再稼働しないことを求める意見書の提出についての請願については、これをみなし不採択とすることにいたします。  ================ △日程追加 意見書案第6号 ○議長(三田村輝士君) ただいま総務委員長から、北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書の提出についての議案が提出されました。 この際、本案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よってこの際、本案を日程に追加し、議題とすることに決しました。 職員に本案を配付いたさせます。  ──────────────── ○議長(三田村輝士君) それでは、意見書案第6号北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書の提出についてを議題といたします。 本案に関し、総務委員長の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 小形総務委員長。 ◆総務委員長(小形善信君) 〔登壇〕 ただいま議題となりました意見書案第6号北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。 今般、国及び鉄道・運輸機構は、北陸新幹線金沢-敦賀間における工事の遅延と建設費の増嵩を公表しました。これに伴い並行在来線の開業が遅れた場合、運賃収入を得られないまま人件費や管理費等のかかり増し経費が必要となるなどの甚大な影響が出ることとなります。 そのため、自治体等の追加負担が必要となる可能性に加え、現在策定中の経営計画についても、運賃水準の維持や赤字相当分に充当する基金の規模等も見直しせざるを得ない事態となります。 よって、万一新幹線開業が延期されることがあった場合でも、遅延によって並行在来線会社に生じる開業準備に係る追加経費を全額国費で措置することなどを国に対し強く求めるものであります。 以上、よろしく御審議いただきますとともに、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(三田村輝士君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 質疑を終結いたします。 本案については会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会への付託を省略することに決しました。 それでは、直ちに討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案についてはこれを原案どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三田村輝士君) 異議なしと認めます。 よって、意見書案第6号は原案どおり可決されました。 これをもって本定例会の日程は全て終了いたしました。  ================ ○議長(三田村輝士君) 〔登壇〕 令和2年12月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては、11月26日から本日までの今期定例会22日間にわたり提案されました多数の重要議案について熱心に審議され、本日ここに無事閉会の運びになりましたことに対しまして深く感謝を申し上げます。 また、理事者各位におかれましては、今期定例会において成立しました諸議案の執行に当たりましては、今会期中に述べられました各議員の意見について十分留意し尊重いただき市民の福祉向上のため万全を期されるよう特に要望いたします。 本年は、新型コロナウイルス感染症の影響で市民生活に大きな変化がもたらされ、迅速な市民サービスの提供が求められた年でありました。まだまだ感染症の終息が見えない状況の中、議会としても様々な感染症対策を施しながら市民のための施策をスピード感を持ちながら進めてまいりました。 今後も本市議会といたしましては、一日も早くコロナ禍を乗り越え、安全で安心な市民生活の回復に向け努めてまいります。 結びに当たりまして、これから年末に向かい寒さが増してまいります。社会経済の諸情勢も誠に厳しい折がらでありますが、議員、理事者の各位におかれましてはくれぐれも健康に留意され、幸多き新年をお迎えいただきますよう御祈念申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶といたします。ありがとうございました。(「議長」と呼ぶ者あり) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 〔登壇〕 令和2年12月越前市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 11月26日に開会されました本定例会において、正副議長をはじめ議員各位におかれましては本会議並びに各委員会において終始熱心な御審議をいただき、令和2年度12月補正予算案をはじめ上程いたしました各議案についていずれも原案どおりに御決議を賜り厚く御礼を申し上げます。 さて、本年を振り返りますと、昨年末に中国武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界中に蔓延し我が国でも感染拡大が続いています。 福井県においては、3月18日に初めて感染者が確認されてから12月17日までに337人の感染者が報告され、越前市においても3月27日に最初の感染者が確認されてから12月17日までに29人の感染者が報告されました。 市では、2月18日に市新型インフルエンザ等対策本部を設置し、これまでに51回の本部会議を開催して全庁挙げて取組を実施しています。今後も、市民の命と健康を守ることを第一に、新型コロナウイルス感染症に対する対策を進めてまいります。 さて、平成17年10月1日に旧武生市と旧今立町の歴史と伝統を受け継ぎ誕生した越前市は、丹南の中心都市として新たな歴史を刻み、本年10月1日に市制施行15周年を迎えました。この15年間、初代の市長として私は多くの市民の御支援と御協力をいただき、旧市町の融和と一体感を図りながら自立都市の基盤づくりを進めてまいりました。 また、政治信条である現地現場主義をモットーに、市民との対話を重視しながら市民と協働のまちづくりを市職員と一丸となって進めてまいりました。引き続き、元気な自立都市越前の創造に向け、先人が築かれた本市のすばらしい環境や文化、産業をさらに磨き上げるとともに、新たな魅力の創造に努めてまいります。何とぞ来年も市政の推進に御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 議員各位におかれましては、本年も市政全般にわたり市民の代表として御活躍され、本市の発展と市民福祉の向上に御尽力をいただき深く敬意と謝意を表する次第でございます。 年末も押し迫り何かと慌ただしい時期を迎えていますが、御家族並びに市民の皆様とともに令和3年の新春を御健勝のうちにお迎えになられますことをお祈り申し上げ、御挨拶といたします。誠にありがとうございました。  ================ ○議長(三田村輝士君) 以上をもちまして令和2年12月越前市議会定例会を閉会いたします。        閉会 午後3時45分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│        予   算   付   託   表 (そ の 2)        ││ 総務委員会                                   ││  議案第121号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第13号)         ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第121号 令和2年度越前市一般会計補正予算(第13号)         ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出全部                                │└─────────────────────────────────────────┘┌─────────────────────────────────────────┐│       75歳以上医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書       ││  令和元年12月19日に発表された政府の全世代型社会保障検討会議中間報告で、現 ││ 在「原則1割」の75歳以上高齢者の医療費窓口負担について「負担能力に応じたもの ││ へと改革していく」と強調し、「一定所得以上」の人を対象とした「2割負担」を導入 ││ することを盛り込んだ。今後、「団塊の世代」が75歳以上になり始める令和4年度ま ││ でに実施できるよう法制上の措置を講じるとしている。               ││  同中間報告は、「社会保障のため」として消費税を10%にまで引き上げながら新た ││ な負担を高齢者に押し付ける内容である。これでは高齢者の生活はますます苦しくな  ││ り、元来、弱い人のためにある社会保障制度が、高齢者を苦しめることになってしま  ││ う。コロナ禍によって困窮が全世代に広がっている。特に「公的年金だけでは生活でき ││ ない」と非正規雇用で就労収入を得ながら、ぎりぎりの生活をしていた人たちがコロナ ││ 禍によって仕事を失い、瞬く間に困窮に陥っている。さらに、高齢者の貧困化の深まり ││ で、生活保護を受給する高齢者世帯が増えている。これ以上の負担増は大幅な受診抑制 ││ を引き起こし、高齢者の生存権が脅かされることになる。              ││  「負担能力に応じたものへと改革していく」というのなら、高額所得者からの保険料 ││ を能力に応じた負担とすべきである。また大企業や富裕層への課税強化で公費財源を確 ││ 保すべきである。以上の内容により、全世代型社会保障検討会議中間報告にある、「7 ││ 5歳以上医療費窓口負担2割化」についての検討を中止し、撤回することを求める。  ││  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。            ││   令和2年 月 日                              ││                     福井県越前市議会議長 三田村 輝 士  │└─────────────────────────────────────────┘┌─────────────────────────────────────────┐│          停止中原発を再稼働しないことを求める意見書          ││  現在、関西電力のすべての原発が停止している。そうした中、11月12日、高浜町 ││ 議会は高浜原発の再稼働を求める請願及び陳情を採択した。美浜町では、同様の請願を ││ 漁協等が提出している。定期検査で停止中の高浜3、4号機、大飯3、4号機の他、関 ││ 西電力は運転開始から40年を超える「老朽原発」の高浜1、2号機、美浜3号機も来 ││ 年1月からの再稼働を考えていると報じられている。                ││  梶山経済産業大臣は「(再生可能エネルギーを)他の電源に比べ上位の主力電源にし ││ ていく」と表明している。一方で、原発についても再稼働を進めると発言している。原 ││ 発の新設・増設ではなく、既存の原発を再稼働させる姿勢が、安全性をないがしろにす ││ ることであってはならない。                           ││  国の原子力政策は、軽水炉原発の使用済燃料を再処理し、プルトニウムを取り出して ││ 高速増殖炉で再利用し増殖するという「核燃料サイクル(プルトニウムリサイクル)」 ││ を掲げて推進されている。しかし、この「核燃料サイクル」はもんじゅの廃炉で明らか ││ なように破綻している。この破綻した政策を無反省に続けてきた延長上に、行き場を  ││ 失った使用済み核燃料の問題がある。                       ││  令和元年、世界全体の再生可能エネルギーによる発電量が初めて原発を上回ったとの ││ 報告書をフランス、日本、英国などの国際チームがまとめた。原発の発電コストは高  ││ く、世界のエネルギー市場で競争力を完全に失っているとの指摘もある。       ││  超長期にわたる環境負荷、放射線被ばくによる健康被害リスクなどの負の面だけでな ││ く、原発立地自治体に新しい産業の芽を育てるためにも、原子力発電所から脱却する必 ││ 要がある。そのために行うべきは、停止中の原発を再稼働しないこと、そして福井県内 ││ において原発に賛成・反対を交えた対話の場づくりを積極的に行うことである。    ││  関西電力は、大飯3号機の定期検査で8月31日に見つかった深刻な配管ひび割れを ││ 放置したまま運転を再開し、次の定検まで運転しようとしたが10月19日に断念し、 ││ ひび割れた配管を取替えると公表した。この問題は、安全性より経済性を優先させる関 ││ 西電力の体質が、金品授受問題で経営陣が刷新された後も変わっていないことを示して ││ いる。このような姿勢で40年超運転を含めた老朽炉の運転を追求することを見過ごす ││ ことはできない。関西電力の「ひび割れ進展評価の説明」は9月2日から二転三転し、 ││ 今では、法令に定められた13か月以上の判定期間に必要な最小の厚さを担保できない ││ ことが明らかにされている。今回はひび割れ配管が取替えられることになったが、重大 ││ 事故の危険を顧みない関西電力の旧態依然たる安全軽視の姿勢が、改めて問われてい  ││ る。                                      ││  危険性に目を伏せたまま原発を再稼働させることを認めないよう、以下の事項を求め ││ る。                                      ││                    記                    ││ 1 定期検査中の大飯3、4号機、高浜3、4号機および老朽原発高浜1、2号機と美 ││  浜3号機の運転をしないよう関西電力社長に申し入れること。           ││ 2 福井県下の住民に老朽原発について説明会を開くこと。             ││ 3 福井県内で原発賛成と反対の双方が参加して、原発のない福井県にするにはどうし ││  たらよいか対話する場を作ること。                       ││  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。            ││   令和2年12月17日                            ││                     福井県越前市議会議長 三田村 輝 士  │└─────────────────────────────────────────┘┌─────────────────────────────────────────┐│     北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する     ││     財政支援を求める意見書                         ││  令和5年春の北陸新幹線金沢-敦賀間開業に伴い、JR西日本から北陸本線(石川県 ││ 境-敦賀)の運行を引き継ぐため、令和元年8月に福井県並行在来線準備株式会社が設 ││ 立された。                                   ││  準備会社設立に当たっては、福井県と沿線7市町、民間2社が5億円を暫定出資して ││ おり、今後、本格会社移行に伴い非沿線市町も含めて15億円の増資を予定している。 ││  現在、準備会社では県やJRから出向された12人の職員のほか、本年4月に入社し ││ た1期生32人が働いており、令和3年夏には本格会社に移行し、開業時には社員約3 ││ 00人体制でのスタートを目指している。                     ││  今般、国及び鉄道・運輸機構は、北陸新幹線金沢-敦賀間における工事の遅延と建設 ││ 費の増嵩を公表し、その後の国検証委員会での中間報告で若干の遅延期間短縮と費用増 ││ 額の縮減を与党PTに報告した。しかし、これに伴い並行在来線の開業が遅れた場合、 ││ 運賃収入を得られないまま人件費や管理費等の掛かり増し経費が必要となるなどの影響 ││ が出ることとなる。そのため、自治体等の追加負担が必要となる可能性に加え、現在策 ││ 定中の経営計画についても運賃水準の維持や赤字相当分に充当する基金の規模等も見直 ││ しせざるを得ない事態となる。                          ││  よって、国においては、下記事項について確実に実現されるよう、強く要望する。  ││                    記                    ││ 1 北陸新幹線金沢-敦賀間の開業が延期されることがあった場合、遅延によって並行 ││  在来線会社に生じる開業準備に係る追加経費を国の責任において全額国費で措置する ││  こと。                                    ││ 2 並行在来線は開業後も非常に厳しい経営環境が続くため、市民の日常生活に欠かせ ││  ない地域鉄道という観点から、開業後の経営に対しても適切な財政支援を講じるこ  ││  と。                                     ││  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。            ││   令和2年12月17日                            ││                     福井県越前市議会議長 三田村 輝 士  │└─────────────────────────────────────────┘ 地方自治法第123条第2項の規定により上記会議のてんまつを証するため、ここに署名する。  令和2年12月17日      越 前 市 議 会         議   長         副 議 長         議   員         議   員         議   員...