• 離農抑制(/)
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  1. 越前市議会 2017-11-29
    11月29日-01号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成29年12月第 5回定例会          平成29年第5回越前市議会定例会(第1号) 平成29年11月29日午前10時、平成29年第5回越前市議会定例会越前市議会議場に招集されたので会議を開いた。┌─────────────────────────────────────────┐│ 告示第117号                                 ││  平成29年第5回越前市議会定例会を次のとおり招集する。            ││   平成29年11月22日                           ││                            越前市長 奈 良 俊 幸 ││ 1 日 時  平成29年11月29日午前10時                 ││ 2 場 所  越前市議会議場                          │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│          平成29年第5回越前市議会定例会議事日程           ││                      平成29年11月29日午前10時開議 ││  第 1 号                                  ││ 第 1  会議録署名議員の指名                          ││ 第 2  会期の決定                               ││ 第 3  議案第47号 平成28年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定に ││           ついて                           ││ 第 4  議案第48号 平成28年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の ││           認定について                        ││ 第 5  議案第49号 平成28年度越前市一般会計歳入歳出決算          ││ 第 6  議案第50号 平成28年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算       ││ 第 7  議案第51号 平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算    ││ 第 8  議案第52号 平成28年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算      ││ 第 9  議案第53号 平成28年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算   ││      (以上7案 決算特別委員会審査結果報告)               ││ 第10 議案第76号から議案第95号まで                    ││      (提案理由の説明)                          │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  会議録署名議員の指名 日程第 2  会期の決定 日程第 3  議案第47号 平成28年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 4  議案第48号 平成28年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 5  議案第49号 平成28年度越前市一般会計歳入歳出決算 日程第 6  議案第50号 平成28年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算 日程第 7  議案第51号 平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第 8  議案第52号 平成28年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第 9  議案第53号 平成28年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 日程第10 議案第76号から議案第95号まで  議案第76号 平成29年度越前市一般会計補正予算(第5号)  議案第77号 平成29年度越前市下水道特別会計補正予算(第1号)  議案第78号 平成29年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  議案第79号 平成29年度越前市介護保険特別会計補正予算(第1号)  議案第80号 平成29年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第81号 平成29年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)  議案第82号 平成29年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)  議案第83号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  議案第84号 越前市国民健康保険税条例の一部改正について  議案第85号 越前市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正について  議案第86号 越前市コミュニティーセンター柳荘指定管理者の指定について  議案第87号 越前市社会福祉センター及び越前市老人福祉センター今寿苑の指定管理者の指定について  議案第88号 越前市児童館の指定管理者の指定について  議案第89号 越前市行松会館の指定管理者の指定について  議案第90号 越前市金華山グリーンランドの指定管理者の指定について  議案第91号 武生中央公園総合体育館、水泳場、庭球場及び多目的グラウンド、越前市武道館並びに越前市武生体育センター指定管理者の指定について  議案第92号 武生東運動公園ソフトボール場、庭球場及び陸上競技場、白崎公園屋内ゲートボール場並びに瓜生水と緑公園体育館指定管理者の指定について  議案第93号 家久スポーツ公園庭球場、温水プール及びソフトボール場指定管理者の指定について  議案第94号 今立南部公園庭球場、越前市今立体育センター及び越前市粟田部体育館指定管理者の指定について  議案第95号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度越前市一般会計補正予算(第4号))  =======================================3 出席議員(21人)     1 番 大久保 健 一 君         2 番 清 水 和 明 君     3 番 吉 村 美 幸 君         4 番 小 玉 俊 一 君     5 番 加 藤 吉 則 君         6 番 霜   実 男 君     7 番 佐々木 哲 夫 君         8 番 吉 田 啓 三 君     9 番 安 立 里 美 君        10番 川 崎 俊 之 君    11番 三田村 輝 士 君        12番 小 形 善 信 君    13番 城 戸 茂 夫 君        14番 川 崎 悟 司 君    15番 中 西 眞 三 君        17番 伊 藤 康 司 君    18番 佐々木 富 基 君        19番 福 田 往 世 君    20番 前 田 修 治 君        21番 片 粕 正二郎 君    22番 前 田 一 博 君  ───────────────────────────────────────4 欠席議員(1人)    16番 西 野 与五郎 君  ───────────────────────────────────────5 議会事務局の職員 事務局長    川 上 浩 司      次長      瀧 見 尚 是 副課長     田 中 綾 子      主査      清 水 健 太  ───────────────────────────────────────6 説明のための出席者 市長      奈 良 俊 幸 君    副市長     河 瀬 信 宏 君 企画部長    谷 口 良 二 君    総務部長    鎌 谷 武 美 君 市民福祉部長  小 森 誠 司 君    産業環境部長  藤 下 利 和 君 農林審議監   五十嵐 達 哉 君    建設部長    芹 川   進 君 今立総合支所長企画部理事        企画部理事   大 蔵 稔 雄 君         敦 賀 武 美 君 危機管理幹   刀 禰 孝 則 君    市民福祉部理事教育委員会事務局理事                              渡 辺 亜由美 君 産業環境部理事 小 泉 治 和 君    建設部理事   伊 藤 邦 明 君 建設部理事企画部理事          建設部理事   長谷川 勝 也 君         辻 岡 雄 樹 君 会計管理者   佐々木 敏 彦 君    財務課長    宮 田 尚 喜 君教育委員会 教育長     中 島 和 則 君    事務局長    西 野 茂 生 君 統括理事    福 島 孝 之 君7 議  事       開会 午前10時00分 ○議長(前田一博君) ただいまから平成29年第5回越前市議会定例会を開会いたします。 ここで、会議に先立ち、市民憲章を全員で唱和いたしますので、よろしくお願いいたします。 前文は事務局長が朗読いたしますので、以下各項目について全員で御唱和をお願いいたします。〔全員起立の上、唱和〕──越 前 市 民 憲 章──わたしたちは、恵まれた自然と輝かしい伝統にはぐくまれた越前市民です。 この郷土を愛し、心と力をあわせ、なおいっそうの発展をめざすため、次のことを誓います。1 わたしたちは、日野の峰のように、高い理想をいだき、豊かな未来をきずきます。1 わたしたちは、日野の流れのように、うるおいと安らぎのある環境をつくります。1 わたしたちは、桜の木のように、力強くすこやかに成長します。1 わたしたちは、菊の花のように、やさしさと思いやりをもって助けあいます。1 わたしたちは、国府の文化と匠の技を生かし、学びの輪をひろげ、世界にはばたきます。  ================       開議 午前10時02分 ○議長(前田一博君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議の欠席届が西野与五郎君、遅刻届が川崎悟司君から参っておりますので、御報告いたしておきます。 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者は奈良市長、河瀬副市長、谷口企画部長鎌谷総務部長小森市民福祉部長藤下産業環境部長五十嵐産業環境部農林審議監芹川建設部長敦賀今立総合支所長大蔵企画部理事刀禰総務部危機管理幹渡辺市民福祉部理事教育委員会事務局理事小泉産業環境部理事伊藤建設部理事辻岡建設部理事企画部理事長谷川建設部理事佐々木会計管理者宮田財務課長教育委員会中島教育長西野事務局長福島事務局理事、以上であります。 次に、平成29年第4回越前市議会定例会以降に開催されました議長会そのほかの諸会議等の概要につきましては、お手元に配付してあります諸会議等報告書のとおりであります。 なお、これらの関係書類につきましては事務局に保管してありますので、ごらん願います。 次に、平成29年第4回越前市議会定例会で可決されました地方財政の充実・強化を求める意見書及び「全国森林環境税」の創設に関する意見書につきましては、それぞれ関係行政庁に送付いたしましたので、御報告いたしておきます。 次に、監査委員から送付されました例月現金出納検査定期監査、随時監査及び財政援助団体などの監査の結果報告につきましてはお手元に配付いたしてありますので、ごらん願います。 次に、市長から報告第12号損害の賠償について、報告第13号損害の賠償について、以上2件の報告が提出されておりお手元に送付いたしてありますので、ごらん願います。 次に、議案第91号武生中央公園総合体育館、水泳場、庭球場及び多目的グラウンド、越前市武道館並びに越前市武生体育センター指定管理者の指定につきましては理事者から議案差しかえの申し出がありましたので、本日お手元に配付いたしました議案と差しかえをお願いいたします。 次に、今期定例会におきまして本日までに3件の請願を受理いたしておりますが、お手元に配付してあります請願付託表のとおり、それぞれの所管の委員会に付託いたします。  ================ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(前田一博君) 本日の日程に入ります。 日程第1会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において中西眞三君、伊藤康司君、佐々木富基君を指名いたします。  ================ △日程第2 会期の決定 ○議長(前田一博君) 日程第2会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期につきましては、去る11月22日の議会運営委員会において協議いたしました結果、本日から12月20日までの22日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期につきましては本日から12月20日までの22日間と決定いたしました。 なお、今期定例会の運営につきましては、お手元に印刷配付いたしました会期日程により進めたいと思いますので、議員各位の御協力をお願いいたします。  ================ △日程第3 議案第47号 ~ 日程第9 議案第53号 ○議長(前田一博君) 日程第3議案第47号平成28年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてから日程第9議案第53号平成28年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算までの7案について一括して議題といたします。 本7案に対し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 三田村決算特別委員長。 ◆決算特別委員長(三田村輝士君) 〔登壇〕ただいま議題となりました平成28年度越前市各会計決算など7案につきまして決算特別委員会の審査の結果を御報告いたします。 本7案につきましては、去る9月の定例会に提案され、本委員会に付託の上、閉会中の継続審査となっていたものであります。 本委員会は議長、監査委員を除く20名の議員で構成し、決算審査において専門的見地から議論を深めるため各常任委員会の所管に応じた3分科会を設け審査を行うことといたしました。9月27日には教育厚生分科会、10月3日には産業建設分科会、10月12日には総務分科会を開催し、佐々木会計管理者ほか関係理事者の出席を求めて審査を行い、11月10日の全体会において最終審査を行いました。 まず、議案第47号平成28年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議案第48号平成28年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について審査の結果を御報告いたします。 本2案のうち、越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての決算審査に当たり、委員からは、ねずみ鋳鉄管更新の進捗とアセットマネジメントの状況並びに水道施設更新計画の内容についてただされました。 理事者からは、ねずみ鋳鉄管の更新については平成28年度末で約70%進んでいるが主要幹線道路の整備が多く残っていることから当初は29年、30年の2年間での実施予定であったものを県との協議において平成31年までの3年間で実施し工事を分散させる予定とした、またアセットマネジメントについて今後40年間で水道施設と管路を全て更新することとなると、その費用は約600億円になると試算した、一方平成28年に策定した水道施設更新計画においては漏水が多いエリアや漏水による影響が大きい路線を優先して水道管を更新することとし、これにより費用は約300億円程度になる見込みである、しかし事業の収益が減少傾向にあることから本計画については今後見直す必要が出てくると考えられるとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、地区によっては人口や商業、工業が流動化していることを踏まえて事前に情報を収集できるよう努め水道施設更新計画の考えに基づき適正に更新を進めるよう要望がなされました。 以上、決算審査において特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、議案第47号及び議案第48号の2案につきましてはいずれもこれを原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。 次に、議案第49号平成28年度越前市一般会計歳入歳出決算について審査の結果を御報告いたします。 まず、歳出決算のうち総務費の審査に当たりまして、総務費中一般管理費に計上された職員研修事業について、委員からは、職員の大量退職が続いているが事業を継続するためのスキルアップはどのような方策をとっているのか、ただされました。 理事者からは、事業継続のためのスキル向上策については職員の知識を継承するための研修に努めているほか、職員の専門性を高めるための奨励金を交付することで職員みずからの各種資格取得につながっている、あわせて退職職員の再任用制度を活用し円滑な技術の継承に努めているとの答弁がなされました。 次に、同じく財産管理費に計上された公有財産管理事業について、委員からは、固定資産台帳システムの導入が公共施設等総合管理計画策定にどのように生かされたのか、ただされました。 理事者からは、固定資産台帳システムについては平成27年度においては市が所有している資産を洗い出し評価額等を設定し固定資産台帳の整備を行った、28年度においてはその台帳を活用して公共施設等総合管理計画を策定したほか、新しい地方公会計制度による財務諸表を公表するため公会計システムによる調整を行った、そのことにより今後公共施設の地元への譲渡を検討する場合には施設の譲渡額を算定する資料として活用できるとの答弁がなされました。 次に、同じく自治振興費に計上された地域自治振興事業について、委員からは、区長は本来の区長業務が増加しているだけではなく自治振興会の業務を行っているため負担が増している現状である、そのため行政協力交付金について現行金額の値上げを検討する時期に来ているのではないかとただされました。 理事者からは、行政協力交付金については現在行政協力業務の内容や業務量、県内各種の交付状況などを調査しており、この調査を踏まえて今後精査していきたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、自治連合会とも協議を行いながら行政協力交付金について調査検討をしてほしいとの要望がなされました。 次に、同じく男女共同参画推進費に計上された男女共同参画推進事業について、委員からは、主要な施策の成果と決算報告書に記載されている第2次市男女共同参画プランにおける男女共同参画推進のための5つの数値目標の中で女性起業者の育成の人数を平成33年度目標で28人としているが、その目標を実現するためにどのような企画を行っているのか、ただされました。 理事者からは、女性起業者の育成については市総合戦略の中でも女性の起業、就業支援を掲げており、今後も関係各課等と連携して女性起業者を育成するセミナーの開催や女性起業を支援するための各種補助金制度などの紹介を行っていきたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、数値目標の達成に向け女性起業者が市内にふえるよう効果的な施策を実施するよう要望がなされました。 次に、同じく国際交流推進費に計上された国際交流推進事業について、委員からは、市広報紙をポルトガル語と中国語に翻訳しているが、最近はベトナム出身者も市内にふえてきている、今後はベトナムの方が読める言語への翻訳も検討していくのか、ただされました。 理事者からは、市広報紙の翻訳について企業の受け入れ実習生としてベトナム人がふえてきている状況にあることは把握している、一方ブラジル人や中国人は越前市に定住されている方が多いなどの理由から市ではそういった方に対する市広報紙の翻訳作成などを行っている、今後ベトナム人の数の動向などを注視し、その支援に関するあり方を考えていきたいとの答弁がなされました。 次に、民生費の審査に当たりまして、民生費中社会福祉総務費に計上された、しきぶ温泉湯楽里管理事業について、委員からは、湯楽里の利用状況についてただされました。 理事者からは、湯楽里の利用状況については指定管理期間が5年から10年になり新しい指定管理者となった平成28年度は前年度に比べて日帰り客が約1万6,000人増加し家族連れや若い客の利用もふえているとの答弁がなされました。 また、委員からは、施設の管理修繕に関する今後の見通しについてただされました。 理事者からは、指定管理者との役割分担も踏まえて施設整備を計画的に行うこととしており、今後見込まれる大規模な改修としてはエレベーター等の改修が必要になると想定しているとの答弁がなされました。 次に、同じく社会福祉総務費に計上されたコミュニティセンター柳荘管理事業について、委員からは、従来の減免規定の見直しに関する今後の方針についてただされました。 理事者からは、減免規定については指定管理者評価委員会からも施設利用者に対し料金体系や減免規定についても周知するなど利用者の公共施設利用に対する意識向上を図っていただきたいとの指摘を受けており、減免規定の見直しについては今後検討課題としたいとの答弁がなされました。 次に、同じく障害者福祉費に計上された社会参加等促進事業について、委員からは、手話言語条例に関する現在の市の考え方についてただされました。 理事者からは、手話言語条例については県議会が策定中と聞いており、障害者差別解消法にあわせて条例をつくり細やかな対応を目指すことや民間に対してPRしていくことには大きな意味があると考えているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、県議会での条例の策定時期とそれを受けた市の方向性についてただされました。 理事者からは、策定時期については県からは年度内の策定を目標としているものの団体からの要望やタウンミーティングで得られた生の声を受けて試行錯誤しているとの話を聞いており策定時期が延びるかもしれないと考えている、また条例の中に市の役割を組み入れる予定と聞いていることから、その内容とあわせて市の方向性を今後検討したいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、手話は耳が聞こえにくくなってきたお年寄りのコミュニケーションにも役立つという話を聞いており、聴覚障害者だけではなくみんなが手話を学び準備しておくということが共生社会につながるので、そういった面からもPRしてほしいとの要望がなされました。 次に、同じく児童福祉総務費に計上された次世代育成支援対策推進事業について、委員からは、「夢をはぐくむはじめのいっぽ」ブックスタート事業に関し絵本の配布率が93.6%であることについて、100%に達していないが配布されていない家庭について把握しているのかとただされました。 理事者からは、絵本の配布状況について、この事業は5カ月児セミナー会場にて絵本を配布するものだがセミナーに参加し配布した世帯が64.2%、子育て支援センター一陽または図書館までとりにきた世帯が15.1%、一陽が家庭訪問を行い配布した世帯が14.3%であり、合計が93.6%、残りの6.4%については市外への転出者などであり対象となる全家庭を把握しているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、家庭訪問をするよい機会でもあり児童虐待の予防、早期発見につながることから今後も継続してほしいとの要望がなされました。 また、同じく次世代育成支援対策推進事業中、結婚相談事業に関し、委員からは、事業の具体的な内容と成果についてただされました。 理事者からは、結婚相談事業については越前市婦人福祉協議会に委託をし武生地区は月4回、今立地区は月3回相談を受け付けていること、また平成28年度実績は相談件数延べ1,982件、お見合い件数151件、結婚が成立した件数は9件であったとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、一つの成果として見受けられるので今後も継続し機運を高めてほしいとの要望がなされました。 次に、同じく保育園費に計上された職員人件費について、委員からは、現在臨時職員などの体制をどのように考えているのか、ただされました。 理事者からは、保育園の臨時職員などについては臨時職員、パート、調理員や外国籍児補助員を含めて延べ125人雇用している、臨時職員については特に賃金において課題があると認識しており、臨時職員の働きやすい環境づくりに向けてアンケートをとることを予定しているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、現場を見ると職員に余裕がないように思えるので職員からの意見を吸い上げて職場環境の改善につなげてほしいとの要望がなされました。 次に、農林水産業費の審査に当たりまして、農林水産業費中農林振興費に関し、委員からは、市の農業6次産業化の現状についてただされました。 理事者からは、6次産業化については例えば市内で多く栽培されているトマトについて規格外のものを水煮にし次の食材として加工して商品化できないかと考えており、その活用方法を検討している、まだ現段階では商品化には至っていないが今後どのように展開していくのか調査をしていると答弁がありました。 これに対し、委員からは、市内に水稲を中心とした農業法人ができているが、その方たちに水稲だけではなく6次産業化の推進に取り組んでもらうなど農業法人の方たちのパワーを生かせるような取り組みをされたいとの要望がなされました。 また、委員からは、現在新規就農者に対する支援に関し就農当初は支援があるが、その後5年後、10年後といった長いスパンの支援のあり方について市の考え方をただされました。 理事者からは、新規就農者に対する支援については農地中間管理機構で担い手に農地を集積し集落営農法人化することによって手厚い支援が受けられるが、まずは経営を継続していくため5年ごとに経営改善計画を確認することにより効率的な営農を考える組織に変わってもらうことが第一歩であると考えているとの答弁がなされました。 また、同じく農業振興費に計上された農作物鳥獣害防止対策推進事業について、委員からは、農業公社の活動実態や集落ごとの鳥獣害対策の取り組みについて現状をただされました。 理事者からは、農業公社については現場での指導や有害鳥獣駆除の申請があった場合のおりの設置及び立ち会い、またアライグマやハクビシンなどの中獣類駆除のための建物の確認、被害状況の確認を通年4名体制で行っている、また集落ごとの鳥獣害対策については集落ぐるみでの防除体制をつくってもらえる集落に対し支援を行っている、現在57の集落が取り組んでおり目標としては100集落に近づけるよう公社も現場で指導し市職員も各地区の区長会等にお願いしながら集落ぐるみでの防除体制をとってもらっているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、集落ごとの体制づくりは進んではいるが目標には至っていない、現在は公社の職員が各町内へ行って組織づくりのお願いをしている状況だと思うが、やはり市の職員が公社の職員と一緒になって現場に足を運び町内の方々に説明、説得をすべきではないかとただされました。 理事者からは、鳥獣害については現地現場を知った上で対策をとることが望ましく、できる限り市職員が同行したいと考えるが現状は人員が不足している、したがってまずは公社の職員に行ってもらい、その報告を受けた上で連携しながら対策をとっているとの答弁がなされました。 次に、土木費の審査に当たりまして、土木費中道路橋梁維持費に計上された道路維持改修事業について、委員からは、平成30年の福井国体に向けた道路維持改修計画についてただされました。 理事者からは、国体には多くの方にお越しいただくことから県と協議して道路、市道の中で重要な路線を選定し、その選定路線については計画的に道路景観の向上を進めていくこととしている、またことし9月には郵便局との間で協定を結び道路の破損箇所があれば市に情報提供してもらえることになった、市では常日ごろパトロールを行っているが国体に向けてより一層道路の維持改修などに取り組んでいきたいとの答弁がなされました。 次に、同じく住宅管理費に計上されたアスベスト調査事業について、委員からは、この事業はアスベストがあるかどうかを調査するための費用に対して補助するものであるが、調査の結果アスベストがあった際に、その撤去などに係る費用に対しても補助すべきではないかとただされました。 理事者からは、住宅政策の課題に関してはアスベストのほか耐震や空き家問題などがあることも踏まえ市、県の指導や他自治体の動向を見ながら今後の課題として引き続き考えていくとの答弁がなされました。 また、同じく住宅管理費に計上された市営住宅管理営繕事業について、委員からは、老朽化した木造市営住宅の解体が進む中、取り壊し後の土地の取り扱いについて考え方をただされました。 理事者からは、用途廃止後の土地は市有地については宅地として売却したいと考えている、借地については基本的に地主の方に返すことを考えているが近隣との関係など個別の事情の中でより有効に活用できるような形で対応していきたいとの答弁がなされました。 次に、同じく住宅整備費に計上された住宅取得等に対する補助金に関し、委員からは、用途地域で取得する住宅に対してのみ補助を受けられる制度があるが、用途地域外の市民にとっては不公平感があるのではないかとただされました。 理事者からは、現在市ではコンパクトシティという一つの概念のもと居住誘導エリア内に住宅を誘導するということで住宅取得の支援をしている、一方で子育て、空き家問題などに対する支援については全エリアを対象に行っている、市民の幅広いニーズと市が直面している諸課題を踏まえながら今後とも支援について考えていきたいとの答弁がなされました。 次に、教育費の審査に当たりまして、教育費中教育指導費に計上された夢ある子ども育成事業について、委員からは、事業の成果や総括検証の有無、事業成果の発信状況についてただされました。 理事者からは、この事業により全国学力・学習状況調査の質問において夢や希望があると回答する子供がふえていることや、また当該事業は公益財団法人日本サッカー協会と3年ごとに協定を締結しており、毎年度末の事業検証はもとより協定締結時に協定内容の見直しを行っていること、そして市ホームページで事業の経過、概要をアップし情報の発信にも努めているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、市ホームページでの記事を取りまとめた冊子の作成など記録を残していくことも取り組んでほしいとの要望がなされました。 次に、同じく教育振興費に計上された就学援助事業について、委員からは、昨年度と比較すると被援助者が小・中学校合わせて100名近く増加していることについてただされました。 理事者からは、被援助者の数については平成28年度から入学準備金の前倒しを開始し29年度入学予定者の一部が数字に含まれるようになったためであり、全体の数としては微増にとどまるとの答弁がなされました。 また、委員からは、就学援助費の援助の認定基準の設定についてただされました。 理事者からは、就学援助の認定基準を生活保護基準の1.0倍未満から1.3倍未満に緩和し教育費負担の軽減を図ったところであるとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、生活保護世帯にはほかの補助制度もあることから実質的に準要保護世帯の人たちも救済すべきであるとして1.5倍基準により援助を行っているところもあることから、今後基準について検討してほしいとの要望がなされました。 次に、同じく地区公民館費に計上された放課後子ども教室推進事業について、委員からは、合宿通学授業に関し参加人数に制限を設けている地区があることについてただされました。 理事者からは、合宿通学授業については地区ごとに特色があり公民館での実施を基本とする地区については受け入れ人数に限りがあるため抽せんにより参加者を決定せざるを得ない状況となっている、また希望者全員の参加を基本とする地区については受け入れ人数に制限をかけないよう研修施設等で実施しているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、地区ごとの裁量については理解するものの、抽せん漏れで参加できなかった児童への配慮など工夫ができないか、ただされました。 理事者からは、この事業はもともと身近なお寺や集会所で近所の子供たちと宿泊していたところから発展したこともあり、中央で集合して実施するだけではなく分散型も含めて検討していきたいとの答弁がなされました。 次に、同じく生涯学習センター等費に計上された、かこさとしふるさと絵本館管理運営事業について、委員からは、ふるさと絵本館らくの所管が図書館ではなく生涯学習課になっていることなどに関し、中央図書館との連携を念頭に所管の見直しができないか、ただされました。 理事者からは、ふるさと絵本館らくのあり方については今後関係部署とも協議しながら研究していきたいとの答弁がなされました。 次に、諸支出金の審査に当たりまして、諸支出金中土地開発基金繰出金に計上された土地開発基金事業について、委員からは、供用開始されている物件は市が一般会計で買い戻しをしているということだが供用開始していない土地については買い戻ししないのか、ただされました。 理事者からは、事業用地として活用しなくなった土地については今後別の事業に活用する方法を検討していきたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、監査からも供用してない土地について買い戻すよう指摘されており、今後計画的に買い戻すよう対応してほしいとの要望がなされました。 次に、歳入決算の審査に当たりまして、市債について、委員からは、国は臨時財政対策債については後年度以降地方交付税で全額補填すると言っているが、国の債務がふえている中、今後も全額交付税措置があるとは考えづらい、越前市として起債のあり方を検討していかなければならないのでないかとただされました。 理事者からは、税収は現在低迷しているが企業の業績としては好調に推移していると聞いているので、税収がふえた場合は基金に積むなど少しでも一般財源をふやし健全財政に努めていきたいと考えている、起債の活用については市にとって有利と言われている交付税措置がされる起債のほうから借りていかざるを得ないと考えているとの答弁がなされました。 また、委員からは、越前市には旧武生市、旧今立町から続く多くの事業があるが、越前市にとって優先順位の高く、また非常に緊急を要する事業に十分な予算をつぎ込んでいく必要がある、何十年もやっている事業の中には予算がついていないような事業もあると思うが、それらの整理はしていないのかとただされました。 理事者からは、一般財源が限られ普通交付税も今後減っていく現状の中で、職員一人一人が越前市の財政状況をしっかり認識し、事業についてはスクラップ・アンド・ビルドを行い、その財源において新しい事業を行うよう今後しっかりと職員に周知していきたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、個々の事業を精査し全体の事業をしっかり管理してもらいたいとの要望がなされました。 以上、一般会計決算審査に当たり特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、議案第49号につきましてはこれを認定すべきものと決しました。 次に、議案第50号平成28年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算、議案第51号平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、議案第52号平成28年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算、議案第53号平成28年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上4特別会計の決算につきまして審査の結果を御報告いたします。 本4案のうち、まず議案第51号平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、委員からは、平成27年度の越前市国民健康保険税条例の改正により歳入である国民健康保険税が引き上げられており、市民負担が増大していることから認定に反対するとの討論がなされ、採決の結果、賛成多数をもって議案第50号、議案第52号、議案第53号の3案につきまして全会一致をもって4案いずれもこれを認定すべきものと決しました。 以上、決算特別委員会の審査の結果の御報告といたします。 ○議長(前田一博君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、議案第51号平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算に対して日本共産党議員団を代表して反対の立場で討論を行います。 本決算案につきましては、その歳入においての国民健康保険税が27年度の条例改正によって平均10%引き上げが行われたことにより市民負担がふえてきていることから反対するものであります。 国民健康保険制度は相互扶助などではなく、社会保障としての皆保険制度であります。加入者のほとんどが低所得者のため、国保会計はもともと保険税負担で賄う制度設計にはなっておりません。国民健康保険税の28年度からの改定によって、世帯当たりの平等割額が改定前の3万1,800円から3万3,600円へと1,800円の増額、また1人当たりの均等割額は3万4,200円から3万8,100円と3,900円の増額、また所得割も7.9%から8.9%へとふやされました。応益割としての1人当たりの均等割と世帯当たりの平等割、これら収入にかかわらずの引き上げは低所得者層を直撃するものであります。40歳以上の4人家族ならば、これだけで年間1万7,400円の増額となっています。特に均等割改定後の40歳以下に係る3万円は、生まれたばかりの当然収入のない赤ちゃんにもかけられますから、少子化傾向にある今日においてはますます子供を産めない、育てられない環境になってまいります。18歳未満の被保険者の均等割を軽減している自治体もあります。高過ぎて払えないという声が強まっており、滞納世帯も多い状況のもとで保険税が引き上げられたことにより、これまでは何とか納めてきた人も払えない状況に、また納められなかった人はますます払えなくなるという事態が生じてきているのではないでしょうか。収納率向上のためとしての滞納処分の手続、財産差し押さえなどの実施も強権的に行われているのではないかと危惧をいたします。 来年度からは国民健康保険制度が広域化されますが、県への納付金100%完納を目指すためや国保事業の安定的かつ継続的な実施のためとして被保険者の負担をふやす国保税の8%の引き上げ、そして2年ごとに改定するという提案が今議会にされております。市民にさらなる負担増が強いられようとしてきております。市は国に対して国庫負担分の増額を強く求めるとともに、広域化されても国も認めている一般会計からの法定外繰り入れを行うことや財政調整基金の活用などで税を引き上げることなく市民の税負担の軽減を図ることを強く求めて、本決算案に反対をいたします。 ○議長(前田一博君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 ただいま議題となっておりますうち、まず議案第51号平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 本案については委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔賛成者起立〕 ○議長(前田一博君) 起立多数と認めます。 よって、議案第51号はこれを認定することに決しました。 次に、ただいま議題となっておりますうち、議案第47号、議案第48号、議案第49号、議案第50号、議案第52号及び議案第53号の6案を一括して採決いたします。 本6案に対する委員長の報告はいずれも認定であります。 委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 異議なしと認めます。 よって、議案第47号、議案第48号、議案第49号、議案第50号、議案第52号及び議案第53号の6案はいずれもこれを認定することに決し、あわせて議案第47号中の平成28年度越前市水道事業会計の利益の処分及び議案第48号中の平成28年度越前市工業用水道事業会計の利益の処分については原案どおり可決されました。  ================ △日程第10 議案第76号から議案第95号まで
    ○議長(前田一博君) 日程第10議案第76号平成29年度越前市一般会計補正予算第5号から議案第95号専決処分の承認を求めることについてまでの20案を一括して議題といたします。 本20案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 〔登壇〕本日ここに平成29年第5回越前市議会定例会が開会され、提案いたしました平成29年度12月補正予算案を初め各種案件の御審議をいただくに当たり、当面する市政の重要課題について御説明を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 まず最初に、このたびの市長選挙におきまして多くの市民の皆様方の温かい御支持を賜り引き続き市政運営を担わせていただくことになりました。身に余る光栄と存じ衷心より御礼を申し上げますとともに、その責任の重さを強く感じているところでございます。 平成17年11月の市長就任からこれまでの12年間、私は初代の越前市長として武生と今立の融和を図りながら自立都市の基盤づくりを市民との協働により推進してまいりました。また、政治信条である現地現場主義をモットーに市民との対話を重視し市民の目線に立った市政運営を職員と一丸となって進めてまいりました。 1期目の市政運営においては、三位一体の改革が進む中、持続可能な自立都市を目指して市総合計画の策定、企業立地の促進や行財政の改革、コンパクトなまちづくりや学校施設の耐震化などに取り組みました。 2期目の市政運営においては、人と人とのきずなづくりや自然との共生を重視し夢を育む教育の推進、市子ども条例の制定、コウノトリをシンボルにした環境調和型農業の推進、地域防災力の充実強化、戸谷片屋線の整備などに取り組みました。 3期目の市政運営においては、半世紀に一度のまちづくりとして武生中央公園の総合体育館とだるまちゃん広場の整備、新庁舎の建設工事の着工、文化センターの改修や弓道場、サッカー場、河濯線の整備、地方創生に向けた市総合戦略の策定と推進などに取り組みました。 4期目の市政運営においては、北陸新幹線(仮称)南越駅の周辺整備として広域高次都市機能の誘導、第3期市中心市街地活性化基本計画の推進、越前和紙、越前打刃物、越前箪笥の振興など市工芸の里構想の推進、吉野瀬川ダムの着工等治水対策などマニフェストえちぜん元気プログラムⅣの実現に努めてまいる決意でございます。今後も長期的な視点に立った人づくり、物づくり、まちづくりを推進し元気な自立都市越前の創造に全身全霊を傾けてまいりますので、なお一層の御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、本市を取り巻く諸情勢について申し上げます。 まず、8月22日に起工式を行った本庁舎の建設については、10月から基礎工事に着手をしたところであり、平成31年10月末の完成に向け着実に工事を進めてまいります。 一方、今立総合支所が入居する複合施設については、平成30年8月末の完成に向け多目的ホールを除く施設全体の躯体工事を終え、現在配管、配線の設備工事を進めているところです。 なお、複合施設の愛称については全国から553件の応募があり、11月16日に南越中学校の全校生徒による投票を実施し、あいぱーく今立に決定をしました。広く市民が親しみを持ち大いに利用されるあいぱーく今立となるよう、10月31日に設置をした利用者団体会議や議会での御意見を踏まえ来年3月議会に設置及び管理条例案を上程してまいります。 次に、北陸新幹線の整備については、92%の用地を取得し北陸新幹線本体の土木工事も本市地係の7工区のうち6工区で契約を終え工事が本格化しています。 (仮称)南越駅の周辺整備については、用地測量を終え11月4日と13日に地元関係者に用地説明会を開催し、個別協議に着手をしました。引き続き、関係町内や地権者の御協力を得ながら事業を進めてまいります。 駅舎の基本デザインについては、11月9日に鉄道運輸機構から3案の提案を受け第2回(仮称)南越駅駅舎デザイン選定会議を昨日開催したところです。議会を初め市民の御意見やデザイン選定会議での御議論を踏まえデザインの選定を行い、来年2月末に鉄道運輸機構に回答する予定です。 次に、福井鉄道福武線への支援については、平成20年度から実施をしている福井鉄道福武線鉄道事業再構築実施計画に基づく支援により、昨年度は年間利用者200万人の目標を達成したところです。しかし、設備更新や維持修繕に関する支援が引き続き必要であることから、沿線3市による協議を行った結果、北陸本線の第三セクター化を見据え平成30年度から5年間の支援を継続することで合意をしました。そこで、11月20日に沿線3市の市長が西川知事に対し県の支援継続を要望したところです。 次に、(仮称)市民センター整備については、6月議会の所信においてハローワーク武生の市福祉健康センターへの移転に伴いアル・プラザ武生3階の利用を提案するとともに、9月議会ではアル・プラザ武生の賃借料等の目標や今後の行財政改革の取り組み、同3階に計画をしている屋内子ども広場の監修を本市出身の絵本作家かこさとし氏に依頼したことなどを御説明しました。今議会ではアル・プラザ武生3階、4階の基本的なゾーニング案と賃借料の交渉結果などを御説明の上、来年3月議会に設計等の予算案を上程したいと考えています。 次に、人口減少への対応については、平成27年11月に策定をした市総合戦略に掲げる5つの基本目標を着実に推進するため全庁挙げて人口減少対策、定住化促進対策の取り組みを進めています。住民基本台帳に基づく11月1日時点の本市の人口は8万3,106人で、1月1日時点の人口と比べて159人の増加となりました。県内で1月以降の人口が増加をしている自治体は越前市と鯖江市のみであり、増加数は本市が1位となっています。市内企業の雇用拡大を受け、居住促進のための住宅支援施策を充実し、おうちナビによる空き物件の情報発信等を実施するとともに、企業訪問によるヒアリングなど企業との連携強化を図ってきた効果があらわれたものと分析をしています。 また、本市へのUターン者やIJターン者の増加に向けた取り組みについては、10月9日と29日に県が主催をしたふくい移住・就職フェアin大阪、in東京に本市のブースを設置し移住等に関する相談を行いました。今後も移住フェア等への参加や大学訪問など、積極的な取り組みを進めてまいります。 次に、10月22日から23日にかけて本市を通過した台風21号への対応については、22日の午後に暴風警報が発表された後、いち早く庁内連絡会議を開催し災害対策本部の設置を決定するとともに、市内11カ所の広域避難場所の開錠を指示しました。その後、吉野瀬川及び服部川流域の世帯に対し避難準備、高齢者等避難開始や避難勧告を順次発令するなど市民の安全確保に努めたところです。本市では大規模な被害はありませんでしたが、農地への土砂流出や堆積、山林では倒木や林道の崩壊など多くの被害を確認しています。そこで、災害復旧に係る所要額を12月補正予算案に計上したところであり、早急な復旧に努めてまいります。 次に、経済雇用情勢については、内閣府が11月15日に発表した7月から9月期の国内総生産GDPの速報値によると、成長率は実質0.3%、年率換算では1.4%の増と7・四半期連続のプラス成長となりました。 一方、10月31日に福井労働局が発表した9月の県内有効求人倍率は1.98倍で前月を0.12ポイント下回っていますが、前年同月を0.12ポイント上回っており東京都の2.07倍に次いで全国2位となっています。武生公共職業安定所管内では1.79倍と前月を0.07ポイント下回っていますが、前年同月と比べると0.23ポイント上回っています。今後も引き続き関係機関と連携し、経済雇用対策の推進を図ってまいります。 次に、新年度当初予算案の編成に向け、10月31日に平成30年度当初予算編成方針を決定しました。同方針では平成27年11月に策定をした市総合戦略に掲げる施策を着実に展開し、定住化の促進を図るため本年度当初予算と同様に人口問題・定住化対策の推進を初め、まちづくり基盤整備の推進、次世代を育む施策と健康づくりの推進、環境や文化と調和した産業の育成、地域防災力の充実強化の5項目を重点項目に位置づけたところであり、めり張りのある予算編成を行いながら事業の推進を図ってまいります。 それでは、順次まちづくりの5本の柱に沿って主な取り組みを御説明いたします。 まず最初に、1つ目の柱である元気な産業づくりについて申し上げます。 内閣府が10月25日に発表した10月の月例経済報告では、景気の基調判断を5カ月連続で景気は緩やかな回復基調が続いているとし、先行きについては雇用所得環境の改善が続く中で各種政策の効果もあって緩やかに回復していくことが期待をされる、ただし海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとしています。 こうした中、10月16日に県が公表した平成28年経済センサスでは、本市の平成27年製造品出荷額等は5,627億633万円となり、平成26年と比べ18.8%増加をし、県内に占める割合も25.0%から27.6%に増大をしました。市内では、9月1日にアシックスアパレル工業株式会社の新工場が竣工し、平成30年にかけて30人以上の新規雇用が計画をされています。 また、中国やインドなどの新興国市場で電子部品の需要が拡大をする中、株式会社福井村田製作所が高機能機器の需要増加に対応するため建設していた新生産棟D棟が11月6日に竣工し、平成30年度中の操業に向けて150人以上の新規雇用が計画をされています。 このほか従業員数が20人以下の小規模3事業所を含む6事業所において、本年度内に市企業立地促進補助金の設備投資要件や新規雇用要件等が整うことから12月補正予算案に所要額と債務負担行為の補正を計上いたしました。 また、11月7日に新事業チャレンジ支援事業後期審査会を開催して新たに2件を認定し、本年度は計4事業所に新商品開発等の補助を行っています。市では引き続きアタック100による企業訪問や各支援機関との連携を図り、企業の設備投資や雇用情勢などの情報収集を行い中小・小規模事業所の動向を注視しながら地域経済の活性化を図ってまいります。 市総合戦略の取り組みとして、7月29日に開講した女性のための創業支援セミナーについては、16人が受講して10月28日に全日程を終了しました。セミナー受講生により昨年設立をされた紫姫舞会が女性創業者のネットワークの中心となり、女性の創業が促進されることを期待しています。 伝統産業の振興については、市工芸の里構想に基づき産地の振興や産業観光による地域の活性化に取り組んでいます。 越前和紙においては、10月2日に越前鳥の子紙が国の重要無形文化財に正式指定されるとともに、紙の文化博物館において9月30日から11月5日まで特別展和紙の真髄、越前奉書の世界を開催し、4,236人の来館者がありました。平成30年は岡太神社、大瀧神社が建立1300年を迎えることから来年5月の大祭や関連イベントに大きな集客を図っていくため、和紙の里観光施設の改修に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 越前打刃物においては、タケフナイフビレッジ協同組合と市工芸の里構想に基づき組合の将来像について協議を行った結果、共同工房の増設、改修及び独立工房ゾーンの整備に対する要望書が11月15日に提出をされたところであり、支援の検討を行っています。 10月5日から11月5日まで開催をされた2017たけふ菊人形については、前半は比較的好天に恵まれ10月8日と9日は1万5,000人、11月3日は1万7,000人を超える来場者を迎え近年にない大にぎわいでしたが、後半は秋雨前線や週末の2度にわたる台風来襲のために伸び悩み、来場者は約16万人と大幅に増加したものの約1,400万円の赤字となりました。 一方で、会場入場料を無料にしたことに加え、だるまちゃん広場の完成と週末のグルメイベントの開催などにより、若い世代や子育て世代の来場者が大きくふえたことは成果であったと考えています。 また、菊人形館の面積を従来の約2倍に拡大をし、千輪菊や七本仕立てなど見応えのある菊花の展示を行うとともに、各場面の菊人形のつくりを大きくし人形の数も昨年の1.5倍にふやしたことで来場者から好評を得ました。 OSK日本歌劇団のレビューショーもOSKシンフォニーと題して使用楽曲を26曲に倍増し、歌詞には越前市や福井県の観光名所をPRするイッチョライ節をヒップホップ調で紹介をするなど歌とダンス中心の構成でファンを魅了しました。 運営方法の変更に伴う成果や会場周辺の駐車場不足などの課題については、実行委員会で十分に総括を行い引き続きたけふ菊人形の発展に努めてまいります。 ちひろの生まれた家記念館については、9月15日に絵本ライブラリーをオープンしセルフカフェやミニシアターを設置しました。また、武生公会堂記念館の企画展いわさきちひろと母文江が過ごした武生と連携して両館に訪れた人に抽せんでちひろグッズをプレゼントするキャンペーンを実施し、両館への誘客につなげました。来年のいわさきちひろ生誕100年に向け、来館者の増大をさらに推進してまいります。 越前げんきフェスタについては、9月24日にいまだて芸術館及びその周辺で開催し、お笑いつるつるイッパイと商工会マルシェに加え伝統産業品やジオラマの展示、今立4地区の自治振興会や公民館、若者グループ、南越中学校によるステージイベントなどを行い、にぎわいの創出を図りました。 農業の振興については、11月4日、5日にAW-Iスポーツアリーナを中心に市まるごと食の感謝祭を開催しました。2日間に市内外から約1万3,000人の来場者があり、本市の農畜産物や加工品、かまど炊き体験を通して御飯食の大切さを伝えるごはん塾など本市ならではの食の取り組みをPRし、地産地消や食育の推進を図る機会となりました。 鳥獣害対策については、市職員や鳥獣対策班4人が防護柵の設置施工時に住民による施設の維持管理に関する説明を行い集落ぐるみの取り組みを指導しました。捕獲実績は4月から10月末にイノシシを484頭捕獲し、昨年の同時期に比べて114頭の増、カラスは315羽で昨年の同時期に比べて130羽の増となっています。鹿については、くくりわなにより76頭を捕獲し、昨年の同時期と比べて34頭の増となっています。引き続き防護と捕獲の2つを両輪として対策の強化を図り、農作物被害の減少に努めてまいります。 次に、2つ目の柱である元気な人づくりについて申し上げます。 児童福祉の推進については、16回目を迎える地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム2017が本市において9月30日、10月1日に開催をされました。県内外から約400人の参加者があり、子ども・子育て支援のあり方や子供に優しいまちづくりなどに関して議論を深めました。 保育行政については、民間保育士等の処遇改善のため国の基準に基づく所要額を12月補正予算案に計上いたしました。また、平成30年度からは保育園の入園に関して、母が育児休業中の上の子に対し産後6カ月以降の保育部入園の継続を実施してまいります。 国民健康保険については、被保険者の高齢化や医療の高度化等により医療費が年々増加をしている一方、被保険者数の減少等により医療費を賄う主な財源である保険税収入が減少し、財源不足が常態化をしています。また、平成30年度からの制度改革により県が財政運営の主体となり各市町には赤字削減、解消を段階的に進めることが求められているため、市国保財政の健全化に向け今議会に保険税の改定案を上程いたしました。あわせて現在策定中の第3期市特定健康診査等実施計画において、平成35年度までの特定健診や特定保健指導の受診率の目標値を設定し、健康づくりの取り組みによる医療費の抑制と収納率の向上に取り組んでまいります。 障害者福祉については、現在策定中の第5期市障がい福祉計画及び第1期障がい児福祉計画において、これまでの実績と国の基本指針を踏まえ平成32年度末における目標値を設定し、福祉サービスの必要量を見込むとともに、本市の実情に応じたサービスの提供体制や推進方策を定めてまいります。 高齢者福祉については、4月から新しい介護予防・日常生活支援総合事業がスタートする中、11月には市内3カ所目の住民主体の生活支援サービスサポートしらやまが結成をされ、これまでの公のサービスに加え市と地域が一体となって住民主体の助け合い、支え合いによる互助の広がりを推進しているところです。また、現在策定中の第7期市高齢者福祉保健計画・介護保険事業計画においては、団塊の世代が後期高齢者となる2025年度を見据え高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止を図るため支援を必要とする方に必要な支援が行える方策を定めてまいります。 なお、第7期市高齢者福祉保健計画・介護保険事業計画については、改定案に関して今議会で御意見をいただくとともに、12月15日からパブリックコメントを実施した上で本年度末の計画策定を目指してまいります。 市民の健康づくりの推進については、第2次市健康21計画に基づき市医師会や市歯科医師会との共催による市民公開講座や市食生活改善推進員会による健康食ランチバイキング、市運動普及推進会による運動普及市民講座などを開催するとともに、地域における健康づくり活動に市保健師など専門職が積極的に参加をすることで心と体の健康づくりを着実に推進をしています。 また、本年度は健康21計画の改定の年であり第3次計画では健康に関心が薄い市民や健康情報が届きにくい市民に対する健康づくりを一層推進するとともに、新たな指針として禁煙を加えるなど、策定作業を進めています。 なお、市健康21計画については改定案に関して今議会で御意見をいただくとともに、12月15日からパブリックコメントを実施した上で本年度末の計画策定を目指してまいります。 教育行政については、老朽化した味真野小学校屋内運動場の改修工事並びに大虫幼稚園解体に伴う大虫小学校グラウンドのトラック整備工事を平成30年度当初から実施するため、12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 歴史文化を生かしたまちづくりについては、武生公会堂記念館において10月6日から11月5日まで、いわさきちひろ生誕100年プレ企画展として、いわさきちひろと母文江が過ごした武生を開催し、ちひろの生まれた家記念館と連携してちひろの代表作である赤ちゃんの絵を中心にちひろの魅力を伝えるとともに、生誕の地である越前市とのかかわりを紹介しました。 また、12月8日からは地域連携企画展として開創1300年記念粟生寺展を開催し、粟生寺が所蔵する仏像や仏画など貴重な文化財を展示してまいります。 読書活動の推進については、中央図書館で現在求道の詩人宮崎童安の展示を行っています。本市出身の宮崎童安の自筆書簡など中央図書館が所蔵する貴重資料を展示するとともに、11月24日には馬田昌保氏による知られざる詩人宮崎童安と題する講演会を開催しました。引き続き中央図書館が所蔵する多数の貴重資料の整理公開を進め、まちどくを推進してまいります。 また、としょかん冬の本まつり2017と題して来年1月に毎年好評の本の福袋、12月から1月にはかこさとしふるさと絵本館らくや武生中央公園の飲食施設はぐもぐと連携し、もみの木を使ったクリスマスイベント、人形劇、からすのパンやさんのパンづくりなど多彩なイベントを実施してまいります。今後も幼少期から本に触れる機会を数多く提供し、子供から大人まで読書活動の推進を図ってまいります。 第36回菊花マラソンについては、4年ぶりに好天に恵まれ白バイに先導されたハーフの部を皮切りに5種目28部門にエントリーをした3,512人のランナーが市内を駆け抜けました。本市最大の市民参加型のスポーツ大会として、引き続き多くのランナーに親しまれる大会を目指してまいります。 8月に完成をしたAW-Iスポーツアリーナの完成記念イベントについては、12月10日の大阪桐蔭高等学校吹奏楽部演奏会でフィナーレを迎えます。当日は、市内の中学校吹奏楽部が指導を受け合同演奏も行われます。 福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会については、来年9月29日の開幕に向け本市で行われるフェンシング、ソフトテニス、軟式野球、ソフトボールの4競技の円滑な実施を目指し準備を進めています。 国体運営のリハーサルとなるプレ大会については、9月16日から18日まで武生東運動公園ソフトボール場で第69回全日本総合女子ソフトボール選手権大会が開催されました。会場には小学校の児童や中学校、高校の生徒たちが作成したのぼり旗と花の装飾物が飾られるとともに、受け付けや飲み物提供などに従事をしたボランティア、競技の補助に活躍した高校生などの協力を得て成功裏に開催をされました。 引き続きプレ大会として、12月15日から17日にはAW-Iスポーツアリーナで第70回全日本フェンシング選手権大会団体戦が開かれます。今後も市民と一丸となり、福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会の成功に向け着実な準備を進めてまいります。 また、来年以降もする、みる、ささえるの3つの視点でスポーツを推進する好循環を目指すとともに、市スポーツ施設再配置計画に基づき施設の効率的、効果的な管理運営を図り生涯スポーツのまちづくりを推進してまいります。 次に、3つ目の柱である快適で住みよいまちづくりについて申し上げます。 武生中央公園の再整備については、8月11日のだるまちゃん広場の供用に続き、9月10日には多目的施設かみなりちゃんのおうちと飲食施設はぐもぐが入居する複合施設がオープンし、連日多くの市民に利用されています。 そこで、利用者のさらなる利便性向上を図るため9月28日より飲食施設の出店者募集を公募型プロポーザル方式で実施した結果、受託候補者としてスターバックスコーヒージャパン株式会社を選定しました。来年9月の国体開催までに、同施設はオープンをする予定です。 中心市街地の活性化については、JR武生駅前から市役所前の道路、商店街、蔵の辻において11月1日から2月28日までの4カ月間約2万個のLEDライトが彩るたけふ冬のイルミネーションを実施しています。 北陸新幹線の(仮称)南越駅周辺の土地利用については、市都市計画マスタープランに基づく広域高次都市機能の誘導を図り新幹線開業によるインパクトを生かしたまちづくりを効果的に推進するため将来の一体的な開発や周辺環境を阻害する建築物の建築を制限する特定用途制限地域の指定を平成30年度中に行い、当面は無秩序な開発を抑制してまいります。その後、民間活力の機運や熟度の高まりを見定め広域交流及び連携拠点としてふさわしい広域高次都市機能の誘導に必要な手法の検討を着実に進めてまいります。 また、平成35年春の開業に向け北陸新幹線の(仮称)南越駅周辺エリアの汚水処理施設の整備手法を位置づけた市下水道整備基本構想の素案をまとめたところであり、今議会で御意見をいただき本年度末の策定を目指してまいります。 吉野瀬川の放水路については、一般県道福井鯖江線・石田家久停車場線の開通式とあわせ11月12日に通水式を挙行しました。放水路の完成により吉野瀬川下流域における治水効果が高まり、住民の安全・安心な生活の確保につながるとともに、両県道の完成により国道8号と丹南総合公園や越前市街地が安全で円滑に結ばれ、さらなる地域発展が図られるものと期待をしています。 2017コウノトリが舞う里づくり大作戦については、10月7日に白山地区のふくい農業ビジネスセンターで農産物のブランド化をテーマに開催し、公園や地元企業、団体による自社ブランドのPR発表、意見交換会を通じてブランディングに関する理解を深めました。 また、5月に誕生したコウノトリかけるくんとほまれくんの2羽については、安養寺町で10月8日に放鳥されました。一昨年に菖蒲谷町で放鳥されたゆめちゃんは現在、白山地区に滞在をしており、2羽も市内に定着することを期待しています。引き続きコウノトリの野外定着と自然繁殖を目指し、環境調和型農業の推進や水田退避溝、休耕田ビオトープの整備などを行ってまいります。 市内の環境美化については、9月19日に日本郵便株式会社武生郵便局及び市内郵便局と地域における協力に関する協定を締結しました。協力内容はごみの不法投棄箇所を発見した場合や不法投棄をしている現場を目撃した場合に市へ情報提供を行うもので、昨年度に導入した監視カメラとあわせて不法投棄に対する監視体制の強化を図ってまいります。 なお、この協定では道路の損傷を発見した場合も市へ情報提供いただくことになっています。 ごみの減量化やリサイクルの推進については、県内9市で最も少ない市民1人当たりの家庭系ごみの排出量を維持するため、金属類、電化製品の拠点回収を継続して行っており、その中から再資源化された有用金属を東京オリンピック・パラリンピックのための都市鉱山からつくるみんなのメダルプロジェクトに提供しています。 次に、4つ目の柱である安全で安心なまちづくりについて申し上げます。 地域防災力の充実強化については、国の指導に基づく防災行政無線のデジタル化に向け現在建設中の複合施設今立総合支所の敷地内にデジタル兼用屋外拡声器を設置するため12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 地域における防災活動の指導的役割を担う防災士の育成については、10月から12月にかけて開催をされる県地域防災リーダー養成事業を市民44人が受講し、資格取得後は市防災士の会へ入会することが予定をされており、引き続き市防災士の会の充実強化を図ってまいります。 市防災訓練については、9月24日に万葉中学校を主会場として南越消防総合訓練との合同開催により実施をしました。訓練は地震災害を想定して行われ、北日野地区の約1,000人が町内一次避難場所への避難訓練や起震車による地震体験、初期消火、煙体験等を実施しました。また、各町内の自主防災組織や自治振興会の安全防災部が市消防団等と協力して倒壊家屋救出訓練や火災防御訓練を実施し地域住民への防災意識の高揚を図るとともに、災害時における初動活動を確認しました。 危機管理体制の充実については、災害時等における被災現場の状況把握を迅速に行うため11月20日に一般社団法人福井県ドローン協会と小型無人航空機ドローンを活用した情報収集等に関する業務協力協定を締結しました。これにより、危機管理体制に関する民間事業者との協力協定の締結数は40となりました。 雪害対策については、降雪期を間近に控え都市機能の維持確保と市民生活の安全を図るため関係機関による市雪害対策連絡会議を11月20日に開催し積雪時の除雪や災害応急対策などの確認を行いました。 東日本大震災の被災地に対する中・長期的な職員派遣については、平成24年10月より宮城県塩竈市へ延べ11人の職員を派遣しており、引き続き10月から新たな職員1人を派遣し、被災地の早期復興を積極的に応援をしています。 空き家等の対策については、市空家等の適切な管理に関する条例に基づき危険度の高い空き家の所有者等に適切な管理の指導を行ったところ、10月までに3件の空き家が解体をされました。12月27日には市空家等対策協議会を開催し、老朽危険空き家の解消に向けた平成30年度以降の取り組みを協議する予定であり、市空家等対策計画及び条例に基づく施策を総合的かつ計画的に実施をしてまいります。 防犯対策については、越前警察署や市防犯隊と連携し市内各所で警戒パトロールなどに取り組んでおり、12月8日に県下一斉の年末特別警戒を実施します。 交通安全対策については、特に高齢者が関係する交通事故の防止を目指し越前警察署や市交通指導委員会など関係団体と連携して12月11日に県下一斉の街頭指導を実施します。 消費者行政については、平成21年度に創設をされた国の財政支援が本年度末で終了するため新たな支援制度の創設を国、県に強く要望してきました。その結果、国が新たな支援制度を創設する方針を打ち出したことから、この制度を活用し長年の経験や豊富な知識を必要とする消費者相談員の資質の向上と人材の育成を図り市消費者センターを核に消費者行政をさらに推進してまいります。 次に、5つ目の柱である市民が主役のまちづくりについて申し上げます。 丹南地域唯一の大学である仁愛大学との連携については、学生に越前市への理解を深めてもらうことを目的とする集中講義ふくい総合学越前市版を10月28日と11月4日に開講しました。15回の講義のうち10回を越前市が担当し、私を初め職員が講師となり学生に市の施策に関する講義を行いました。仁愛大学の学生には本市の取り組みや歴史文化について理解を深めてもらうことを期待しており、今後も大学のあるまち越前市として仁愛大学との連携を一層図り本市の活性化と大学の発展を目指してまいります。 平成22年度から南地区自治振興会が取り組んでいる紫蘭街道の整備については、公益財団法人日本花の会が主催する第27回全国花のまちづくりコンクールにおいて応募総数1,851件の中から大賞4件に次ぐ優秀賞8件の中の1件に選ばれ、10月26日に表彰を受けました。地区の特色や活動の継続拡大を目指した先進的な取り組み事例として評価をされたところであり、今後も各地区自治振興会と市が協働して地域の個性を生かした自立的なまちづくりを進めてまいります。 人権擁護の推進については、人権の花運動として花の苗の贈呈を11月1日、2日に吉野小学校と服間小学校の2校で実施をしました。多くの児童が協力しながら花を育てることを通じ、相手の気持ちを考えることや思いやることの大切さを学び人権への理解を深めました。 次に、地方分権に対応した行財政運営について申し上げます。 公の施設の指定管理者については、本年度末をもって指定期間が終了する施設の管理運営状況に関して外部の有識者等から成る市指定管理者評価委員会より提出をされた評価結果や意見を踏まえ、部局ごとに設置をしている市指定管理者選定委員会での手続を経て今議会に指定議案を上程いたしました。今後も指定管理者制度の趣旨に沿って、適正な施設管理を行い市民サービスの向上を図ってまいります。 ふるさと納税については、本年度の11月21日現在の寄附額は1,803万円で前年同期比273%と順調にふえています。寄附の返礼品を58種類ふやし寄附者の選択の幅を広げたことが大きな要因と分析をしており、その中でも越前和紙や越前打刃物、越前箪笥の技術が使われた指物などの伝統的工芸品や若狭牛、コシヒカリ、押し寿司等の食品が人気を集めています。11月22日からは本市生まれの天皇の料理番秋山徳蔵氏のトリビュートセレクションや越前打刃物、料亭のおせち料理、越前ガニなど125種類を返礼品に追加をし、計200種類としました。 また、いわさきちひろ生誕100年の機運を醸成するため、ちひろの生まれた家記念館のオリジナルグッズを製作すること等を目的としたクラウドファンディング形式による寄附募集も11月22日から開始をしています。今後も本市を応援していただく方をふやすとともに、本市の魅力を発信し市内の産業振興等を図ってまいります。 以上、当面する市政の重要課題への対応について、その取り組みの一端を述べさせていただきました。今後も元気な自立都市越前の創造を目指して、市民との協働によるまちづくりを職員と一丸となって推進してまいる決意でございます。何とぞ議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 なお、議案第76号から議案第95号までの提案理由については関係部局長より御説明申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長(谷口良二君) 〔登壇〕それでは、今回提案いたしました議案第76号から第82号までの補正予算案の概要につきまして御説明申し上げます。 まず、議案第76号一般会計補正予算第5号につきましては、企業誘致事業や防災行政無線管理事業などのほか、さきの台風21号の被害による災害復旧事業に必要となる額を計上し、補正額を5億9,018万9,000円とし、補正後の予算総額を385億5,291万1,000円にいたそうとするものであります。 補正予算の主な内容でありますが、議会費では職員人件費の更正減により71万4,000円を減額し、総務費では早期退職などによる職員人件費や特急新幹線対策事業、防災行政無線管理事業などに1億7,332万3,000円を計上いたしました。 民生費では施設型給付費等支給事業などに1億4,573万8,000円を計上し、衛生費では南越清掃組合分担金や職員人件費の更正減などにより2,966万8,000円を減額いたしました。 労働費では職員人件費の更正減により124万1,000円を減額し、農林水産業費では土地改良一般事務費などに2,518万円を計上いたしました。 商工費では企業誘致事業などに1億2,594万6,000円を計上し、土木費では職員人件費に2,577万1,000円を計上いたしました。 消防費では南越消防組合分担金の更正減により3,153万1,000円を減額し、教育費では小学校施設営繕事業などに1,582万1,000円を計上いたしました。 災害復旧費では農業施設補助災害復旧事業などに1億4,150万円を計上し、諸支出金では水道事業会計事業に6万4,000円を計上いたしました。 これらの財源といたしましては分担金及び負担金933万1,000円、国庫支出金8,280万7,000円、県支出金2,189万1,000円、繰越金3億422万7,000円、市債1億2,630万円などを計上いたしました。 引き続き、各特別会計補正予算案の主な内容につきまして御説明申し上げます。 議案第77号下水道特別会計補正予算第1号につきましては、公共下水道勘定において職員人件費の追加などにより267万8,000円を計上し、補正後の予算総額を37億2,922万8,000円とし、戸別公共浄化槽勘定においては歳入予算の組み替えを行い、農林業集落排水勘定においては職員人件費の追加により6万5,000円を計上し、補正後の予算総額を1億5,701万6,000円といたしました。 次に、議案第78号国民健康保険特別会計補正予算第1号につきましては、事業勘定において予備費などに334万8,000円を計上し、補正後の予算総額を93億9,861万6,000円とし、その財源として繰越金を計上いたしました。 次に、議案第79号介護保険特別会計補正予算第1号につきましては、介護給付費準備基金事業などに所要額を計上する一方、職員人件費や予備費の更正減などにより1億9,497万5,000円を計上し、補正後の予算総額を76億9,395万4,000円とし、その財源として国庫支出金や繰越金などを計上いたしました。 次に、議案第80号後期高齢者医療特別会計補正予算第1号につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金などに289万9,000円を計上し、補正後の予算総額を8億6,765万3,000円とし、その財源として繰越金などを計上いたしました。 次に、議案第81号水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出では修繕費の追加等により3,241万4,000円を計上し、補正後の予算総額を19億9,048万9,000円とし、資本的支出では職員人件費の追加により295万2,000円を計上し、補正後の予算総額を7億4,978万9,000円といたしました。 最後に、議案第82号工業用水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出において職員人件費の追加などにより41万7,000円を計上し、補正後の予算総額を5,667万7,000円といたしました。 以上、補正予算案の概要につきまして御説明を申し上げました。よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 鎌谷総務部長。 ◎総務部長(鎌谷武美君) 〔登壇〕続きまして、議案第83号職員の育児休業等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い非常勤職員または当該非常勤職員の配偶者がその養育する子が1歳6カ月に達する日において育児休業している場合であって、継続的な勤務のために特に必要と認められる場合には当該子が2歳に達する日まで育児休業することができることとするほか、所要の改正を行うため職員の育児休業等に関する条例の一部を改正いたそうとするものであります。 なお、この条例は公布の日から施行いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 〔登壇〕続きまして、議案第84号から議案第88号までの5案につきまして提案理由を御説明申し上げます。 まず、議案第84号越前市国民健康保険税条例の一部改正についてでありますが、本案は被保険者の高齢化等に伴う医療費の増加などにより平成30年度国民健康保険特別会計において歳入不足が見込まれること、また平成30年度からの国民健康保険制度改革に向けて安定的な財政運営を図るため越前市国民健康保険税条例の一部を改正いたそうとするものであります。 改正の主な内容でありますが、国民健康保険税の基礎分及び後期高齢者支援金等分については、それぞれ所得割額、資産割額、被保険者均等割額及び世帯別平等割額の税率を改正し、介護納付金分については所得割額、資産割額及び被保険者均等割額の税率を改正し、収支の均等を図ろうとするものであります。 なお、附則において施行期日及び経過措置を規定いたしております。 次に、議案第85号越前市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正についてでありますが、本案は福井県内の医療機関において中学3年生までの子供を対象に医療費の窓口無料化を実施するため越前市子ども医療費の助成に関する条例、重度心身障害者等医療費の助成に関する条例及びひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正いたそうとするものであります。 なお、この条例は平成30年4月1日から施行いたそうとするものであります。 次に、議案第86号越前市コミュニティーセンター柳荘指定管理者の指定についてでありますが、本案は越前市コミュニティーセンター柳荘につきまして平成30年3月31日で現在の指定管理者の指定期間が満了することから、同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、平成29年7月27日及び10月25日に開催した社会福祉施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定により、募集によらず指定管理者の候補者を柳荘管理協会に選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成30年4月1日から平成35年3月31日までとするものであります。 次に、議案第87号越前市社会福祉センター及び越前市老人福祉センター今寿苑の指定管理者の指定についてでありますが、本案は越前市社会福祉センター及び越前市老人福祉センター今寿苑につきまして平成30年3月31日で現在の指定管理者の指定期間が満了となることから、同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、平成29年7月27日に開催した社会福祉施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条の規定による募集を9月19日から10月19日まで行い、10月25日に開催した当該委員会の結果を踏まえ同条例第4条の規定により社会福祉法人越前市社会福祉協議会を指定管理者の候補者として選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日までとするものであります。 次に、議案第88号越前市児童館の指定管理者の指定についてでありますが、本案は越前市児童館15施設につきまして平成30年3月31日で現在の指定管理者の指定期間が満了することから、同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、当該15施設について同一目的の施設をまとめて募集する考え方により1つの募集単位とし、平成29年7月27日及び10月25日に開催した社会福祉施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定により、募集によらず指定管理者の候補者を社会福祉法人越前市社会福祉協議会に選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日までとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 藤下産業環境部長。 ◎産業環境部長(藤下利和君) 〔登壇〕続きまして、議案第89号越前市行松会館の指定管理者の指定について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、越前市行松会館につきまして平成30年3月31日で現在の指定管理者の指定期間が満了となることから同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、平成29年8月9日及び10月26日に開催した産業振興施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定により、募集によらず越前市行松会館管理協会を指定管理者の候補者として選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日までとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 五十嵐農林審議監。 ◎農林審議監(五十嵐達哉君) 〔登壇〕続きまして、議案第90号越前市金華山グリーンランドの指定管理者の指定についてでありますが、本案は越前市金華山グリーンランドにつきまして平成30年3月30日で現在の指定管理者の指定期間が満了となることから、同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、平成29年8月9日及び10月26日に開催した産業振興施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定により、募集によらず金華山林業振興組合を指定管理者の候補者として選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日までとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) 〔登壇〕続きまして、議案第91号から議案第94号まで武生中央公園総合体育館等の指定管理者の指定について提案理由を御説明申し上げます。 本4案は武生中央公園総合体育館水泳場、庭球場及び多目的グラウンド、越前市武道館、越前市武生体育センター武生東運動公園ソフトボール場、庭球場及び陸上競技場、白崎公園屋内ゲートボール場、瓜生水と緑公園体育館家久スポーツ公園庭球場、温水プール及びソフトボール場今立南部公園庭球場、越前市今立体育センター並びに越前市粟田部体育館につきまして平成30年3月31日で現在の指定管理者の指定期間が満了となることから、同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、当該17施設について施設の特性や配置等考慮し、次に述べる議案第91号から議案第94号までの議案の区分のとおり4つの募集単位に整理いたしました。そして、平成29年8月2日に開催した文教施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条の規定による募集を9月19日から10月18日まで行い、11月6日に開催した当該委員会の結果を踏まえ同条例第4条の規定により議案第91号の武生中央公園総合体育館、水泳場、庭球場及び多目的グラウンド、越前市武道館並びに越前市武生体育センターは公益社団法人越前市体育協会を、議案第92号の武生東運動公園ソフトボール場、庭球場及び陸上競技場、白崎公園屋内ゲートボール場並びに瓜生水と緑公園体育館は公益財団法人越前市文化振興施設管理事業団、議案第93号の家久スポーツ公園庭球場、温水プール及びソフトボール場はゼット株式会社、ゼットクリエイト株式会社、株式会社コパン及びグローブシップ株式会社の共同事業体であるゼット越前市スポーツコモンズを、議案第94号の今立南部公園庭球場、越前市今立体育センター及び越前市粟田部体育館は今立総合型スポーツクラブを、それぞれ指定管理者の候補者として選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成30年4月1日から平成35年3月31日までとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長(谷口良二君) 〔登壇〕続きまして、議案第95号専決処分の承認を求めることについて提案理由を御説明申し上げます。 本案は、平成29年度越前市一般会計におきまして歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,400万円を追加し、予算総額を379億6,272万2,000円とすることにつきまして、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により報告し承認を求めるものであります。 その内訳といたしましては、歳出予算におきまして平成29年10月22日に執行された衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に要する経費として3,400万円を計上し、その財源として県支出金を計上いたしました。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(前田一博君) 以上をもって議案第76号から議案第95号までの提案理由の説明を終了いたします。  ================ ○議長(前田一博君) 本日はこれをもって散会いたします。 次会は12月4日午前10時から再開いたします。       散会 午前11時58分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│           諸  会  議  等  報  告  書           ││  平成29年第4回越前市議会定例会後に開催された議長会関係の諸会議等について  ││ は、次のとおりである。                             ││ 第1 議長会関係の諸会議について                        ││  1 福井県市町議会議員合同研修会                       ││     平成29年10月2日(月)福井市において開催された。          ││     (研修事項) 講  演 演題 「自治体議会改革の課題と活性化方策」   ││                 講師 明治大学政治経済学部地域行政学科長・教授 ││                     牛山久仁彦 氏             ││                 演題 「政治の行方を読む」           ││                 講師 時事通信社解説委員長 山田 惠資 氏   ││  2 第67回北信越市議会事務局協議会定例会                  ││     平成29年10月26日(木)~27日(金)石川県珠洲市において開催され ││    た。                                   ││  3 平成29年度丹南地区市町議会議長会議員研修会               ││     平成29年10月31日(火)鯖江市において開催された。         ││     (研修事項) 講  演 演題 「産学官連携で“稼げる”地方創生へ」   ││                 講師 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 ││                     研究員 大江 貴志 氏         ││  4 全国広域連携市議会協議会第67回理事会                  ││     平成29年11月1日(水)東京都において開催された。          ││      (1)  講  演 演題 「地域力創造に係る施策について」        ││              講師 総務省地域力創造グループ 地域自立応援課長   ││                  鈴木  清 氏                ││      (2)  事務報告                            ││     (協議事項)                              ││      (1)  平成28年度本協議会歳入歳出決算について            ││      (2)  広域連携施策に関する要望(案)について             ││      (3)  要望活動について                        ││      (4)  平成30年度本協議会歳入歳出予算の見通しについて        ││      (5)  今後の運営について                       ││      (6)  その他                             ││  5 平成29年度福井県市議会議長会議員研修会                 ││     平成29年11月6日(月)越前市において開催した。           ││     (研修事項) 講  演 演題 「20~30年後の日本と地方都市の姿」  ││                 講師 (株)日本総合研究所主席研究員      ││                     藻谷 浩介 氏             ││  6 福井県市議会議長会中央要望活動                      ││     平成29年11月13日(月)東京都において行った。           ││  7 福井県市議会議長会事務局長会                       ││     平成29年11月16日(木)福井市において開催された。         ││     (協議事項)                              ││      (1)  福井県市議会議長会平成30年2月定期総会の日程について     ││      (2)  平成30年度全国・北信越市議会議長会負担金について       ││      (3)  平成30年度福井県市議会議長会負担金(案)について       ││      (4)  平成30年度福井県市議会議長会事業計画(案)及び歳入歳出予算  ││        (案)について                          ││      (5)  平成30年度全国・北信越・福井県市議会議長会等役職の割り振りに ││        ついて                              ││      (6)  各種議長会関係の今後の日程について               ││      (7)  その他                             ││ 第2 議会関係の諸会議について                         ││   9 月19日(火)                              ││    議員協議会                                ││     (協議事項)                              ││      1  (仮称)市民センターについて                  ││      2  その他                             ││   9 月25日(月)                              ││    越前市議会・鯖江市議会行政懇談会                     ││     (懇談事項)                              ││      1  福井国体に向けての取り組みについて               ││      2  今後の地域公共交通課題への対応について             ││   9 月26日(火)                              ││    第4回議会モニター会議                          ││   9 月27日(水)                              ││    決算特別委員会教育厚生分科会)                     ││     (審査事項) 平成28年度各会計決算認定議案審査            ││   9 月28日(木)                              ││    総務委員協議会                              ││     (協議事項) (仮称)市民センターについて               ││   9 月29日(金)                              ││    南越消防・清掃組合議会代表者会議                     ││     (協議事項)                              ││      1  議席の指定及び自己紹介について                 ││      2  議長の選挙について                       ││      3  会期及び審議案件について                    ││      4  議員の派遣について                       ││      5  その他                             ││    平成29年第2回南越消防組合議会定例会                  ││     (議決等事項)                             ││      1  議席の一部変更について                     ││      2  議席の指定                           ││      3  会議録署名議員の指名                      ││      4  会期の決定                           ││      5  平成28年度南越消防組合一般会計決算認定について        ││      6  財産の取得について                       ││      7  財産の取得について                       ││      8  専決処分の承認を求めることについて               ││      9  一般質問                            ││    平成29年第2回南越清掃組合議会定例会                  ││     (議決等事項)                             ││      1  議席の一部変更について                     ││      2  議席の指定                           ││      3  会議録署名議員の指名                      ││      4  会期の決定                           ││      5  平成28年度南越清掃組合一般会計決算認定について        ││      6  平成29年度南越清掃組合一般会計補正予算(第1号)       ││      7  工事の請負契約について                     ││      8  専決処分の承認を求めることについて               ││      9  一般質問                            ││     10  議員の派遣について                       ││  10月 3 日(火)                              ││    決算特別委員会産業建設分科会)                     ││     (審査事項) 平成28年度各会計決算認定議案審査            ││  10月 6 日(金)                              ││    議員協議会                                ││     (協議事項) (仮称)市民センターについて               ││  10月12日(木)                              ││    決算特別委員会(総務分科会)                       ││     (審査事項) 平成28年度一般会計決算認定議案審査           ││  10月20日(金)                              ││    議会運営委員会                              ││     (協議事項) 12月定例会の運営について                ││  10月30日(月)                              ││    議員研修会                                ││     演題 「質問力を高める 議会力に生かす」                ││     講師 龍谷大学政策学部教授 土山希美枝 氏               ││  11月 7 日(火)                              ││    平成29年第2回福井県後期高齢者医療広域連合議会定例会          ││     (議決等事項)                             ││      1  福井県後期高齢者医療広域連合副広域連合長の選任につき議会の同意 ││        を求めることについて                       ││      2  福井県後期高齢者医療広域連合監査委員の選任につき議会の同意を求 ││        めることについて                         ││      3  平成28年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計・特別会計歳入 ││        歳出決算の認定について                      ││      4  平成29年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算    ││      5  平成29年度福井県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計 ││        補正予算                             ││      6  債権放棄の報告について                     ││      7  専決処分の承認を求めることについて(福井県市町総合事務組合を組 ││        織する地方公共団体の数の増加及び同組合規約の変更について)    ││  11月10日(金)                              ││    決算特別委員会(全体会)                         ││     (審査等事項) 平成28年度各会計決算認定案審査について        ││  11月15日(水)                              ││    越前市建設業会との懇談会                         ││     (協議事項)                              ││      1  北陸新幹線南越駅について                    ││      2  新庁舎・中心市街地活性化について                ││  11月21日(火)                              ││    越前市自治連合会と越前市議会との意見交換会                ││     (協議事項)                              ││      1  自治振興会の現状と課題について                 ││       (1)  各地区の地域自治振興事業(平成28年度決算の状況)      ││       (2)  行政協力に関する協定の概要                  ││      2  全般的な意見交換                        ││  11月22日(水)                              ││    全員説明会                                ││     (説明事項)                              ││      1  12月定例会提出議案について                  ││      2  福井鉄道交通圏地域公共交通網形成計画の改定及び福井鉄道次期支援 ││        スキームについて                         ││      3  北陸新幹線南越駅(仮称)駅舎デザイン3案について        ││      4  (仮称)市民センター整備について                ││      5  国民健康保険税の改定について                  ││      6  工芸の里構想事業タケフナイフビレッジ共同工房観光拠点化支援事業 ││        について                             ││      7  パブリック・コメントの実施等について              ││    議会運営委員会                              ││     (協議事項) 12月定例会の運営について                ││  11月27日(月)                              ││    第5回議会モニター会議                          ││  11月28日(火)                              ││    議員説明会                                ││     (説明事項)                              ││      1  パブリック・コメントの実施等について              ││       (1)  越前市国民健康保険特定健康診査等実施計画(第3期)(案)   ││       (2)  越前市障がい福祉計画(第5期)(案)             ││       (3)  越前市高齢者福祉保健計画・介護保険事業計画(第7期)(案)  ││       (4)  越前市健康21計画(第3次)                 ││       (5)  越前市下水道整備基本構想(案)                ││ 第3 陳情書等の受理                              ││  11月15日(水) 越前打刃物の産地振興、後継者育成及び産業観光の振興に関す ││           る要望書をタケフナイフビレッジ協同組合理事長加茂詞朗から受 ││           理した。                          ││  11月20日(月) 平成30年度税制改正に関する提言を公益社団法人南越法人会 ││           会長米岡房直から受理した。                 ││ 第4 行政視察について                             ││  1 行政視察                                 ││   10月10日(火)~11日(水)                      ││    公立丹南病院組合議会                           ││     愛知県春日井市 春日井市民病院                     ││     滋賀県彦根市 彦根市民病院                       ││     (視察事項) 先進保健医療施設視察                   ││   10月24日(火)~26日(木)                      ││    議会運営委員会視察                            ││     岩手県久慈市                              ││     (視察事項) 災害時におけるタブレット端末の活用について        ││     埼玉県戸田市                              ││     (視察事項) 常任委員会所管事務調査の充実について           ││   11月 8 日(水)~ 9 日(木)                      ││    南越清掃組合議会議員行政視察                       ││     三重県松阪市 松阪市クリーンセンター                  ││     滋賀県近江八幡市 近江八幡市環境エネルギーセンター           ││     (視察事項) 新ごみ焼却施設整備に係る調査・研修、新施設運営事業に係る ││           調査・研修                         ││   11月13日(月)~14日(火)                      ││    福井県丹南広域組合議会                          ││     京都府宇治市 京都山城地域振興社                    ││     (視察事項) 先進地域広域行政施策等視察                ││  2 行政視察来庁者                              ││   10月24日(火) 富山県魚津市議会議員一行9名来庁            ││   10月24日(火) 福井県議会議員一行24名来庁              ││   11月 2 日(木) 東京都足立区議会議員一行9名来庁            ││   11月 8 日(水) 福岡県みやま市議会議員一行6名来庁           ││   11月14日(火) 和歌山県橋本市議会議員一行8名来庁           ││   11月16日(木) 新潟県小千谷市議会議員一行11名来庁          │└─────────────────────────────────────────┘請 願 文 書 表受理 番号請願第8号件 名政府への「種子法廃止に伴う万全の対策」を求める請願平成29年11月16日受理請願者福井県農民連  会長  玉 村 正 夫紹介 議員加 藤 吉 則 君付 託 委員会産 業 建 設 委 員 会請 願 の 要 旨[請願趣旨]  先の通常国会で主要農作物種子法(種子法)を廃止する法律が成立した。  種子法は、国や都道府県の種子に対する公的役割を明確にした世界に誇るべきものであり、同法のもとで、稲、麦、大豆の原種の生産、優良品種指定のための検査などを義務付けることにより、都道府県と農業協同組合が協力し、地域にあった優良銘柄を多く開発し、安価に販売するなど、農民の生産・販売活動に大きな役割を果たしてきた。  種子法が廃止されたことにより、これまでの種子法に基づいた都道府県の取り組みが後退することがないよう予算措置の確保等、万全な対策が求められている。  あわせて、種子法の廃止で、地域の共有財産である「種子」を民間企業に委ねた場合、改良された新品種に特許がかけられ、農家は特許料を払わなければ種子が使えなくなることが強く懸念される。  以上により、「種子法廃止に伴う万全の対策」を政府に対し求めることを請願する。 [請願事項] 1 都道府県の取り組みが後退することのないよう予算措置等の確保を行うこと。 2 地域の共有財産である「種子」を民間に委ねることのないよう対策を講じること。請 願 文 書 表受理 番号請願第9号件 名政府への「米の生産費を償う価格下支え制度」の創設を求める請願平成29年11月16日受理請願者福井県農民連  会長  玉 村 正 夫紹介 議員加 藤 吉 則 君付 託 委員会産 業 建 設 委 員 会請 願 の 要 旨[請願趣旨]  不作や大震災の影響による変動はあるものの、生産者米価は連年にわたり下落し、生産費を大きく下回った状況で推移している。  平成27~28年度産米は、「飼料用米」の作付増などにより、若干の価格回復が見られるものの、実態は「集落営農法人・組織の8割が赤字もしくは収支がぎりぎり均衡」(2017年日本農業新聞景況感調査)に示されているように、担い手層でさえ経営を維持する見通しが立たない価格水準になっている。  平成22年に始まった「農業者戸別所得補償制度」は、生産調整の実効性確保と「直接支払交付金(10アールあたり15,000円)」により、稲作農家の経営を下支えする役割を果たした。しかし、平成26年産米から10アールあたり7,500円に半減され、稲作農家の規模拡大意欲が一気に収縮し、離農も加速し、地域がますます疲弊している。しかも平成30年から交付金の廃止が打ち出されており、大規模農家では数百万円も減収するなど、稲作農家の経営の困難に拍車がかかることは避けられない。平成30年からの政府による生産調整の廃止も、米価の不安定要因になりかねない。  今こそ欧米では当たり前になっている、経営を下支えする政策を確立することが必要である。そうした観点から、当面、生産費を償う岩盤対策を行い、国民の食糧と地域経済、環境と国土を守ることを求める。 [請願事項] 1 米の不足払いなどで生産費を償う米価下支え制度を確立すること。請 願 文 書 表受理 番号請願第10号件 名日本政府に「核兵器禁止条約」への賛同と批准を求める意見書の提出に関する請願平成29年11月21日受理請願者原水爆禁止福井県協議会  代表委員  平 澤   孝  代表委員  山 川 知一郎紹介 議員加 藤 吉 則 君付 託 委員会議 会 運 営 委 員 会請 願 の 要 旨[請願趣旨]  広島・長崎の原爆から72年目のことし平成29年7月7日、ニューヨーク国連本部で開催された「核兵器禁止条約交渉会議」において、122ヶ国の圧倒的多数(国連加盟国の63%)の賛成で「核兵器禁止条約」が採択された。 採択された「核兵器禁止条約」は、核兵器が破滅的な結末をもたらす非人道的兵器であり、国連憲章、国際人道法に反するとして、歴史上初めて核兵器を国際条約で明確に「違法化」した。  また条約では、「Hibakusya(ヒバクシャ)」の用語を使って、被爆者と核実験被害者の「受け入れがたい苦痛と損害」に留意し、その被害への援助、支援の責任についても触れ、さらに核兵器廃絶を推進する「市民的良心の役割」の担い手として、市民社会とともに被爆者を明記していることは、「再び被爆者をつくるな」という被爆者の願いを大きく評価したものである。 条約は、開発、生産、実験、保有、貯蔵などと合わせて、使用とその威嚇に至るまで、核兵器にかかわるあらゆる活動を禁止している。  この核兵器禁止条約の採択は、被爆以来長い間、自らの被爆体験を語りながら核兵器廃絶を訴え続けてきた被爆者たちの命と人生をかけた切実な願いと、核兵器のない平和な世界を求めてきた被爆国日本国民と世界の世論に誠実に応えるものであり、歴史的な大きな前進であると言える。  条約は50ヶ国が批准した90日後に発効する規定になっており、発効後は、条約に反するあらゆる活動が国際社会の非難の対象となり、核兵器を違法とする法的規範が確立する。  核保有国とその「核の傘」の下にある同盟国は、条約への不参加を表明しているが、この条約が発効すれば、それらの国々も、政治的、道義的な拘束から逃れることはできない。  唯一の戦争被爆国である日本政府が、核兵器禁止条約への参加を拒んでいることに対して、被爆者をはじめ、国内外の平和を願う多くの国民、市民の中に批判と失望が広がっている。  日本政府は「核保有国と非保有国の橋渡し役を果たす」「核保有国の参加しない条約は意味がない」と言っているが、唯一の戦争被爆国、広島・長崎での被爆の惨状を経験している国として、率先して核兵器禁止条約に参加し、条約不参加を表明している核保有国などを説得することが日本政府の役割である。核兵器禁止条約の批准を広げて、核兵器廃絶・核兵器のない世界を実現するためには、唯一の戦争被爆国日本政府が禁止条約に参加してその先頭に立つべきである。  日本政府が、唯一の戦争被爆国にふさわしく、国是である「非核三原則」を堅持するとともに、アメリカの「核の傘」からの離脱を決断し、核兵器禁止条約への賛同と批准の手続きを進めるよう求めるために、以下の項目を請願する。 [請願事項] 1 国連「核兵器禁止条約」への賛同と批准の手続きを進めることを日本政府に求める意見書を、日本政府と関係機関に送付すること。           平成29年第5回越前市議会定例会会期日程                                  (会期22日)日次月日曜日区分開議時刻開議場所事   項第1日11月29日水本会議午前10時議  場開 会 諸般の報告 会議録署名議員の指名 会期の決定 平成28年度各会計決算等 (委員会審査結果報告、質疑・討論・採決) 平成29年度各会計補正予算案、条例改正案、一般議案 (提案理由の説明)第2日11月30日木休 会    議案調査第3日12月1日金休 会    第4日12月2日土休 会    第5日12月3日日休 会    第6日12月4日月本会議午前10時議  場代表質問第7日12月5日火休 会      第8日12月6日水本会議午前10時議  場議案に対する質疑・委員会付託第9日12月7日木本会議午前10時議  場一般質問第10日12月8日金本会議午前10時議  場第11日12月9日土休 会      第12日12月10日日休 会      第13日12月11日月休 会      第14日12月12日火委員会午前10時大会議室教育厚生委員会第15日12月13日水委員会午前10時大会議室産業建設委員会第16日12月14日木委員会午前10時大会議室総務委員会第17日12月15日金休 会      第18日12月16日土休 会      第19日12月17日日休 会      第20日12月18日月委員会午後1時第1委員会室議会運営委員会第21日12月19日火休 会      第22日12月20日水本会議午後2時議  場委員会審査結果報告 (質疑・討論・採決) 閉 会※ 委員会開催は、この日程をもって招集通知にかえさせていただきますので、ご了承願います。...