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  1. 越前市議会 2017-09-01
    09月06日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成29年 9月第 4回定例会          平成29年第4回越前市議会定例会(第2号) 平成29年9月1日の会議に引き続き、平成29年9月6日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│          平成29年第4回越前市議会定例会議事日程           ││                        平成29年9月6日午前10時開議 ││  第 2 号                                  ││ 第 1  議案第58号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 2  議案第47号 平成28年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定に ││           ついて                           ││ 第 3  議案第48号 平成28年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の ││           認定について                        ││ 第 4  議案第49号 平成28年度越前市一般会計歳入歳出決算          ││ 第 5  議案第50号 平成28年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算       ││ 第 6  議案第51号 平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算    ││ 第 7  議案第52号 平成28年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算      ││ 第 8  議案第53号 平成28年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算   ││ 第 9  議案第54号 越前市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する ││           条例の一部改正について                   ││ 第10 議案第55号 越前市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及 ││           び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定め ││           る条例の一部改正について                  ││ 第11 議案第56号 市道路線の認定及び変更について              ││ 第12 議案第57号 工事の請負契約について                  ││ 第13 議案第46号 平成29年度越前市一般会計補正予算(第3号)       │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第58号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 2  議案第47号 平成28年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 3  議案第48号 平成28年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 4  議案第49号 平成28年度越前市一般会計歳入歳出決算 日程第 5  議案第50号 平成28年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算 日程第 6  議案第51号 平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第 7  議案第52号 平成28年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第 8  議案第53号 平成28年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 日程第 9  議案第54号 越前市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部改正について 日程第10 議案第55号 越前市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について 日程第11 議案第56号 市道路線の認定及び変更について 日程第12 議案第57号 工事の請負契約について 日程第13 議案第46号 平成29年度越前市一般会計補正予算(第3号)  =======================================3 出席議員(22人)     1 番 大久保 健 一 君         2 番 清 水 和 明 君     3 番 吉 村 美 幸 君         4 番 小 玉 俊 一 君     5 番 加 藤 吉 則 君         6 番 霜   実 男 君     7 番 佐々木 哲 夫 君         8 番 吉 田 啓 三 君     9 番 安 立 里 美 君        10番 川 崎 俊 之 君    11番 三田村 輝 士 君        12番 小 形 善 信 君    13番 城 戸 茂 夫 君        14番 川 崎 悟 司 君    15番 中 西 眞 三 君        16番 西 野 与五郎 君    17番 伊 藤 康 司 君        18番 佐々木 富 基 君    19番 福 田 往 世 君        20番 前 田 修 治 君    21番 片 粕 正二郎 君        22番 前 田 一 博 君4 議  事       開議 午前10時00分 ○議長(前田一博君) これより本日の会議を開きます。 今期定例会におきまして、さらに1件の請願を受理いたしましたので、お手元に印刷配付してあります請願文書表のとおり、議会運営委員会に付託いたします。  ================ △日程第1 議案第58号 ○議長(前田一博君) 日程に入ります。 日程第1議案第58号専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 それでは、本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 質疑を終結いたします。 本案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 異議なしと認めます。 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案についてはこれを承認することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 異議なしと認めます。 よって、議案第58号は承認することに決しました。  ================ △日程第2 議案第47号 ~ 日程第8 議案第53号 ○議長(前田一博君) 日程第2議案第47号平成28年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてから日程第8議案第53号平成28年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算までの7案について一括して議題といたします。 それでは、本7案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) おはようございます。 私は監査委員意見書から質問させていただきます。 8ページのラスパイレス指数の推移から質問いたします。 ラスパイレス指数とは、全地方公共団体の一般職員の給与月額を同一基準で比較するための国の行政職俸給表の適用職員の俸給月額を100として計算した指数です。これに対し、今回市は100.3と、28年度は大きく伸びています。全国平均を1.2ポイント上回っていますが、100を超える具体的要因とは何なのでしょうか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 鎌谷総務部長。 ◎総務部長(鎌谷武美君) ただいまラスパイレス指数、100を超えているとの今回のお尋ねでございますけれども、一番大きな要因として考えられますのが、私どもの市におきましては職員構成、現在非常に多くの団塊の世代の大量退職期を迎えております。そうしたことで、職員構成におきまして高年齢層の職員の構成比率が高いといったことが一つの要因かなと考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今説明されたような高年齢層の構成比率の高さということをあげられましたけれども、県内ほかの自治体が坂井市では97.5、敦賀で97.4、鯖江で98.4となっています。福井はもともと多いですけれども。それらの市の構成を考えたときに、果たして越前市だけが本当に多いのかなと。それから、団塊の世代と言いましたけれども、もう団塊の世代の退職は何年か前に終わっております。そのことを考えたときに、どうしてもちょっと理解できないんですが、やはり何か理由があるのか、いま一度説明していただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 鎌谷総務部長。 ◎総務部長(鎌谷武美君) まず、今回100を超えておりますけれども、確かに100.3ということでございますけれども、先ほど議員もおっしゃったように、福井市は100を超えている状況ですけれども、他市のラスパイレス指数を眺めてみましても、ほとんどの自治体で昨年度よりは市でいいますと平均0.7ポイント上昇している現状にございます。こうしたことで、我が市においても同様に、国との比較の中でひとつ上げたのかなと考えております。 あわせまして、例えば鯖江市をとらせていただきますと、鯖江市は毎年退職者数が数名しかないと、こういった現状だというふうにお聞きしております。こういったことで、私どものほうにおいては、やはり鯖江と比較してもその給与構成の中にどうしても高くなる要因があるのかなと考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 何で今回この質問をさせていただいたかといいますと、臨時職員との格差が余りにもひどいなというのを感じているんです。ある臨時職員の方は、社会保険がつかない程度に抑えられて働いている方もいる。ある一定数を超えると社会保障がつくから、それにいかないような形で時間構成をしてくれと言われているということと、あとは保育園なんかで見てますと、同じ仕事をしながら正職員の方と臨時職員の方の給料が全く違うというのを見ております。ですから、やはりこれからこのような形で上げるのでしたら、賃金格差を少しでも改良できる方向に持っていただきたいと思いまして質問させていただきました。これに関しては、また後日一般質問でもさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 次に、意見書12ページの市債借入利率の状況から質問いたします。 市債の借入時期と年間の借入回数がどのようになっているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 今お尋ねの市債のほうの借入時期と回数でございますが、借り入れの時期につきましては、前年度の繰越事業分につきましては3月の末に、また現年度分につきましては翌年度の5月末に基本的に借り入れを行っております。建設事業が完了して事業費というのが確定すれば借り入れすることは可能でありますが、借入時期についてそういった規定はされておりませんが、今申し上げましたように年2回の償還金の償還月を固定するといったようなことによりまして、借入事務、また償還事務の効率化を図っているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) この12ページの表なんですけれども、見せていただくと、市内金融機関財政融資資金地方公共団体金融機構と借入先が書いてありまして、借入金額と借入利率が示されています。市内金融機関は0.2から0.33、財政融資資金が0.03であるのに対して、地方公共団体金融機構は0.6と高くなっています。この大きな金利の差がなぜなのか。金利の極端に低い財政融資資金と倍以上の金利を出している地方公共団体団体金融機構のこの借り入れの違いというのを教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) まず、市債の金利につきましては貸し付けの期間ですとか償還の方法などによってまず違ってきております。御指摘のありました借入利率0.6%の金融機構の市債につきましては、事業としては下水道事業の市債でありまして、この金融機構のほうでは固定金利の元利均等の30年償還といったようなもので借り入れたものでございます。先ほどの0.03の財政融資資金につきましては、国債の発行によりまして最も有利な条件で資金調達を行うことが可能だといったようなことから、低利の資金の供給が可能となっております。また一方で、公共団体金融機構の利率につきましては、同一の償還条件における今の財政融資資金利率を下限というふうにしておりますので、基本的にはこの金融機構財政融資資金の利率については、同じような条件で借り入れた場合には同程度の利率になるといったようなことで、基本的には、最初に申し上げました借入期間とか償還の方法によって変わってくるといったようなところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今説明いただきましたけれども、20年償還、財政融資のほうが、団体金融のほうが30年償還、それが固定か変動かによってそれだけ違うのかと、かなり違いますよ、0.03と0.6。これはやはり今の説明ではちょっと理解しにくいなというのがあります。これだけの金利の差があることを考えたとき、借入先、これはどのように決めているのか、その辺をちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 起債の借り入れに関しましては、その起債の対象となる事業ごとによって基本的に借入先が決められているということでございまして、例えば臨時財政対策債につきましては財政融資資金のほうを活用しております。また、減収補てん債がございますが、これについては今の財政融資資金とか地方公共団体金融機構、こういった公的資金は借り入れすることができないということでございますので、民間等の資金しか借り入れができないということで、市内金融機関からの借り入れになっております。また、建設事業などに充当しているそういった普通債につきましては、市内金融機関からの借り入れを行っているといったようなところでございまして、こういった場合にはどこの金融機関からの借り入れとするかといったようなことにつきましては、その借入利率等について市内金融機関の入札を行いまして決定しているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今のこういう金利の高いところですね、これが何の事業に充てられているのかというのは、先ほど下水道とおっしゃってましたけれども、そのほかにも高いのがちょっとありますけれど、何かここで借りなければいけない理由とか指定とかはあるんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 今ほど申し上げましたように、財政融資資金のところでは臨時財政対策債を借りてますし、地方公共団体金融機構については下水道事業のほうの借り入れを行っているといったようなところでございます。その下水道事業におきましては、長期の経営計画を立てるといったような上で、変動の少ないものとするために長期の30年の固定金利、元利均等、そういった方式で借り入れを行っております。先ほども申し上げましたように、ここで0.6という利率が高くなっているのは、そういった借り入れの期間、償還の方法によって決まってくるわけなんですが、もしこの財政融資資金で借りた場合でも金利についてはおおむね同じような金利になるというふうに考えております。 また、そのほか市内金融機関のほうでの借り入れの状況を少し御説明しますと、20年償還というのが、主に施設建設になりますが、公園関係ですね、瓜生緑と水の公園、または武生中央公園、体育館の改築、庭球場あるいは東運動公園ソフトボール場等を20年で借りておりますし、15年につきましては、河濯線ですとか本田線といった道路整備事業、あるいは土地改良事業等に借りております。10年は、機械設備といったようなところで、住宅の改善事業ですとか、中学校の電話設備、5年については機械等の設備というところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 長い説明ありがとうございます。 ただ、時間がなくなるのでもうやめときますけれども、外郭団体を育てるために国から指定されているのかと、うがった考えがありましたんで、ちょっと質問させていただきました。 次に、72ページの結びを見てきますと、経常収支比率が2.6ポイント悪化し、89.8になっていると示されている。まさしく90%の一歩手前まで来ているというすごい危機感を感じました。また、実質公債費比率が類似団体に比べるとやや高く、今後さらに厳しい財政状況を危惧されるので、計画的、効率的、効果的財政運営に努められたいと書かれておりますけれども、これらの状況を考慮するとき、やはり金利の低い借入先にするための努力をしていただきたいと私は思っております。 それから、監査委員の意見書の中で、市民1人当たりの市債残高が83万円であり、一般財源は52万円と、少し減っているというふうなことを書いてありますが、これは本当に少ないと思われてるのか。今後、市債に対してどのような考えがあるのか、ちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 今御紹介ありましたように、1人当たりの残高につきましては、一般会計では52万円ということで、少しずつふえてきております。しかし、下のほうにありますが、後年度に交付税措置のある有利な市債を積極的に活用しているといったようなところから、交付税の措置のない普通債については16万円と、少しずつ減少してきているという状況でございます。今後につきましても、後年度に交付税措置があるような有利な市債を積極的に借り入れするとともに、低い金利での市債の借り入れができるように研究して、市民の負担の軽減に努めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、公営企業会計決算書の15ページ、業務量と監査委員意見書11ページの結びから質問させていただきます。 前にもこれは質問させていただいたんですけれども、ちょっと視点が変わってますので、もう一度上水道について質問いたします。 上水道事業における有収率の悪化が示されています。まず、有収率は何か、ちょっと説明していただけますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) まず、有収率とは、配水池から配水管へ供出される年間配水量に対する各需要家の給水メーターを通過する年間給水量の割合でありまして、平成28年度実績で申し上げますと、年間給水量868万615立方メートル、年間配水量942万5,799立方メートルで割って計算した率は92.09%となります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 有収率が昨年より1.4ポイント悪化してると報告書には書いてあるんですけれども、悪化した原因が何だと思われますか、ちょっと教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) 有収率の低下につきましては、管の老朽化による漏水が主たる原因と考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 6ページのところの、意見書を見せていただくと、有収率の年次推移表というのがあるんですけれども、ここのところで24年から25年にかけて大きく悪化してるんですけれども、この大きな悪化の原因というのは何だったのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) 平成25年度にはねずみ鋳鉄管等の老朽化した配水管からの漏水が例年のおよそ1.5倍に当たります34件発生しました。このことにより有収率が低下したものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 要するにねずみ管とか、今工事もう始まっておりまして、いろんな道路とめておりますけれども、この有収率が今回1.4ポイント悪化したことによって、無収水量というのが74トンになったと書かれているんですね。そこで1億3,283万円もの売り逃しがあったように書いてあるんですけれども、これってコスト意識が薄いからこうなったんではないかなというふうにとれるんです。監査委員さんの意見書の中にも、一層の収入確保と経費削減に努め、経営の合理化や効率化を推進するようと書かれてるんですけれど、そのことに関してはどのように考えてますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) 漏水は、貴重な県から受水した水資源が地中に漏れ出ていると認識しております。常にコスト意識を念頭に漏水対策に取り組んでいるところであります。 また、漏水の多くは管の老朽化が主な原因となると考えられまして、水道施設更新計画に基づきまして、過去に漏水が多く発生したエリアを優先して計画的に漏水管更新を実施しております。今後も長期的な財政収支見通しを踏まえ、水道施設の最適化と延命化による更新費用等の抑制及び経営のさらなる効率化を進めてまいりまして、現行の水道料金を維持しながら安全で安心な水道水の安定供給に努めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今おっしゃってましたけれども、そのために職員の方がどのぐらいの努力をして、どのぐらいの計画をきちっとされているのか、もうちょっと聞かせてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) 今現在、市内全域の水道管等について漏水調査等をやっております。また、そこにつきましては早急に対応すべく漏水対策をしております。そしてまた、老朽管につきましても計画的に整備更新をしている現状でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 無収水量を減らす努力で一円でも市民の負担を減らすということは、これから先考えていっていただきたいというのは強くお願いしたいと思います。 さきに水道料金の値上げを議決したときに、議会として附帯決議をつけたと思うんですね。それは御承知だと思うんですけれども、その中に、県には県水受水単価の引き下げを強く求めていくこと、それから水道料金を下げる努力をしていくということが書いてあったと思うんです。今後に向けて、先ほどちょっとおっしゃってましたけれども、取り組みとかスケジュールがもしありましたら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) まず、県水の受水単価の引き下げにつきましては、毎年国、県に対する重要要望事項による重要項目として、県に対し水価引き下げの要望を行っております。今後も継続して実施していきたいと考えております。 そして、水道経営につきましては、水道ビジョンまたは更新計画によりまして、最低限のコストで最大の水供給を図ってまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ぜひ経営努力をしていただきたいと。要するにコスト意識をもうちょっと持っていただいて、一般経営のような形で経営努力していただきたいなと思います。監査意見書の結びの中でも、県水に関しては、ほかの市町と連携して単価のさらなる引き下げを求めていくということが書かれておりますし、その中には的確な情報発信をするようにと示されてます。やはり市民の中にきちっとした形で情報を流していただくことは必要だと思いますので、この辺は強くお願いしたいと思います。 続きまして、下水道特別会計の監査意見書の55ページのところから質問させていただきます。 下水道特別会計の結びからちょっと聞きたいんですけれども、平成32年度の地方公営企業法の適用に向けての基本計画策定等の取り組みと書かれているんですね。これはどのようなものなのか。また、今後の取り組みと、それからスケジュールがどうなっているのか、ちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) 下水道事業の公営企業法適用に向けた取り組みにつきましては、平成28年度に市下水道事業経営戦略と公営企業会計移行のための基本計画を策定いたしました。本年度は固定資産の台帳作成や管理方法の検討等に入り、平成30年度以降、企業会計システムの導入、条例改正等を行い、平成32年度に公営企業会計へ移行する予定であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ぜひきちっとした形で進めていっていただきたいと思います。 もう一つ質問があるんですけれども、公共下水道の水洗化に関して、東部処理区が71.1%、今立処理区が61.9%と、かなり低い数値が出てるんですね。これが昨年度とそんなに大きく変わっていないんですけれども、どのような対策をとられているのか。今後、加入促進を考えているんでしたら、どのようにしてされるのか、ちょっとお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 長谷川建設部理事。 ◎建設部理事長谷川勝也君) 公共下水道の水洗化率についてですが、全体では84.9%です。特に今立処理区の61.9%、東部での71.1%という数値がございますが、東部地区につきましては、平成21年9月の供用開始でありまして、現在65.9%の面整備率であります。一方、今立処理区は、17年3月に供用開始をし、面整備率で96.9%と、ほとんど整備が進んでいる中で、低い接続率については解決すべき課題だと考えております。 その原因としましては、借地、借家の割合が多い、または高齢者世帯等が多く、子供との同居が望めないという理由があるようでございますが、国の緊急雇用創出臨時特例基金事業等によりまして、戸別訪問や広報活動等を行って水洗化の啓発に取り組んでまいりました。今後も特に水洗化率の伸び悩んでいる地区を特定しまして、地域ぐるみ接続促進を積極的に働きかけるとともに、市広報や市ホームページ並びに丹南ケーブルテレビ等を活用しまして接続促進を積極的に行いまして、水洗化率を上げてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) どんなに広報しても、要するにお年寄りが住んでいる、年金で暮らしている方が、あれ本線のところから自分の家の中まで引くのに自費なんですよね。かなり大きなお金を使って果たしてできるか。年金生活の方があと何年生きるかわからないぞと言っているような方たちができるかなということを考えたとき、やはりもうちょっと、最初のうちだけ補助金が出てましたけれども、ちょっとおくれた方たちはもう自費でやらなければいけないというのがあるんで、ぜひその辺もうちょっと、啓発するだけではなくて、補助金のあり方等も考えていかなければ、これは絶対に伸びていかないのではないかなと。新しく家を建てかえるときにやる方がいっぱいいますけれども、今いる住宅に対して、さあやりましょうというのには結構ハードルが高いかなというのを感じています。ぜひその辺いま一度補助金のあり方等を考えていただきたいと思いますので、強く要望して質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) おはようございます。 最初に、議案第49号の平成28年度越前市一般会計歳入歳出決算について1点お伺いをしたいと思います。 決算書の129ページの上から3番目、単独公園整備事業の(4)工事請負費1,812万4,640円についてまず内容をお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 今ほどお尋ねの単独公園整備事業の工事費1,812万4,000円でございますが、主に繰越工事を含めた紫式部公園藤棚改修等へ929万3,000円、それと東運動公園便所改修へ665万3,000円、武生中央公園モニュメント再整備等へ217万8,000円を支出したところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 今、紫式部公園とかいろいろおっしゃってました。私、この中で武生の東運動公園、これの便所改修ということで、今部長おっしゃったように、665万3,000円ということですよね。これは多分ソフトボール場の東側、西側というところを改修されたのかと確認をしておりますけれども、この事業は当然平成30年に開催されます福井しあわせ元気国体並びに福井しあわせ元気大会に向けての改修ということであります。 私も、完成しまして、これを見に行ったんですけれども、非常に粗相というんですかね、余り立派な改修をしていただけないというのがもう目に見えてきました。というのは、これ東運動公園には今ぐるりと陸上競技場の周りに5カ所あるんですけれども、今回はソフトボールがあるから両側にしたということは理解します。そういう面で、まず東側になりますね。この東側には多目的トイレが1つ、それから男子トイレの小便器が2つ、女子トイレの和式が1つと洋式が1つとなっているんですね。いわゆる男子の大便器はないと。これがまず欠点。それから、西側のトイレですね、ここには男子トイレの小便器5つと和式が1つと女子トイレでは洋式が2つと和式2つ。ここには何と多目的トイレがないんですね。こういった改修をされるということについて、非常に多くの方が福井国体へ来られるということなんで、部長何かお考えがあればお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 今ほどお尋ねの東運動公園の東側トイレにつきまして、男子用の大便器がないということでございますが、これに関しましては、現在あるトイレの基礎の建物の中の改修という工事でございまして、今までも男子用大便器に関しましては多目的トイレで利用していただいたという部分でございまして、今回もトイレの中の多目的トイレは全面的に改修をいたしましたので、引き続き多目的トイレを男子用トイレとして利用していただきたいという部分でございますので、よろしくお願いいたします。(「西側。」と呼ぶ者あり)(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) ちょうどソフトボール場の北側、駐車場のトイレになる部分でございます。(「グラウンドゴルフやってるところの隣。西尾町の神社の裏側。」と呼ぶ者あり)ソフトボール場の北側、駐車場トイレの部分に関しましても、先ほど言いましたが、男子トイレが大便器、ここには洋式を1基変更しました。それと、女子トイレは和式4基のうちの2基を洋式に変更したというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 部長、私今ただしてるのは、その西側のトイレのところに多目的トイレがないということなんです。だから、車椅子とか体の悪い方がそこへ来てできないでしょということですね。だから、せっかく改修されたのに、やはりトイレというのは一番大事だと思うんですね。そこを根本的にやはり改修していただきたいということで、今部長にお願いをしてるわけなんですね。これ平成28年度から、今後もそういった方向でやっていただくという考えはあるのかないのかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 東運動公園のトイレにつきましては、先ほど議員さんおっしゃったとおり、全体で5カ所と、東運動公園の陸上競技場内の北側と南側にございますが、なお本年7月に東運動公園の陸上競技場の中の北側のトイレでございますが、これに関しましては全面改修を行いました。特に大きな特徴といたしましては、今まで洋便が1基なのを7基にふやしました。それと、多目的トイレにつきましても、手すり、あと、今まではね上げ式の手すりがなかったので、車椅子の方が非常に便利に使えるようなはね上げ式の手すりをつけました。そのような部分もあって、東運動公園の国体に向けてのトイレの改修は計画的に行っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 一度会場へ行っていただいて、いろんなスポーツする方の意見も聞きながら、まだ間に合いますので、ぜひともいい方向でやっていただきたいなと、そのように思います。 次、議案第51号平成28年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてまずお伺いいたします。 これも私も監査委員の審査意見書の中から幾つか、監査委員が御指摘をされたことに対して理事者に対してお聞きをしていきたいと思います。審査意見書の中では57ページから60ページほどに載っていると思います。 最初に、国民健康保険被保険者の推移でありますけれども、平成20年度末で1万7,636人から比べると、平成28年度末では894人減少して1万6,740人という加入率ということですね。この減少した主な原因は何なのかまずお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) ただいま国民健康保険の被保険者が減った、なぜかというふうな御質問でございますけれども、毎年でございますが、年齢によりまして後期高齢者のほうへ移行される方が非常に多いと。平成28年度につきましては806人、さらに加入者のほうが95人。またあと、出生また転出等がございまして、そういうふうな関係で今回894人の減というふうになっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 理解しました。後期高齢者のほうへ移られたのが八百何人ということで、例年ですと大体500人台だったと思うんですね。はい、理解しました。 次に、これも監査委員のコメントなんですけれども、今後も被保険者数の減少から、国保税収の増加が期待できない上に、保険給付費については平成28年度は微減したものの、今後も増加の傾向にあるものと考えられる。国保税の現状や医療費の実態について市民の理解を得るため、積極的に情報を提供をし、なお一層国保財政の経営安定を図られたいとの審査意見書であります。ここで、この市民の理解を得るための情報提供をどのように浸透させてきたのかお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 国保税の情報提供でございますが、これまでも広報紙のほうに掲載をさせていただいておりますし、あと保険証の更新時にチラシを同封させていただいております。また、高齢者のいきいきふれあいサロンがございまして、そちらのほうに出前講座というふうな格好で、こちらのほうから赴きまして現状等について御説明をさせていただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) いろいろ広報紙とかチラシとか、いきいきシニアクラブに対しての出前講座をされているということであります。このことについては理解をしました。 そこで、この収納率についてお聞きをしていきたいんですけれども、前年度より3.3ポイント上昇しまして、初めてこれ70%を超したんですね。71.4%となりました。これはやはり市の職員の皆様、特に市民福祉部の職員、ここにも書いてありますように、戸別訪問を熱心にされてきたんだなと、これはわかります。 そこで、この数字が上がった、71.4%となった理由ですね。ただ単に個別的に訪問をふやして上がったのか、また他の理由があるのか、あればそれをお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 収納率がなぜ上がったかというふうな御質問でございますけれども、毎年度5月と12月に特別強化月間ということで、市税等特別徴収班の取り組みは行ってきておりましたが、今議員のほうからも御紹介がありましたように、昨年度は年間を通じまして独自に市民福祉部内に国保税徴収班12班を設置いたしまして取り組みを行ったというふうな特徴がございますので、何がというふうなところはまだ分析はできておりませんが、特にこれまでと変わった点についてはそこの部分であるというふうなことでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) もう5月、12月の強化月間、それから12班に分かれて訪問されたということで、大変努力していただいているなと思います。 ところで、この収納率が今約70%に上がりましたけれども、まだまだではなかろうかなと思うんですね。今後、収納率の目標をどのように持っていかれるのかお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 収納率につきましては、100%を目指すというのが本来でございますけれども、市としての目標値というふうなのは今設けてはおりませんが、今県のほうで今度新しい運営協議会ができて、財源等は県のほうで運営されるという新制度が始まるわけですけれども、そちらのほうの運営方針の中では、加入者別に目標数値を上げておりまして、93%というふうな数字を上げておりますので、これは現年度分でございますけれども、その数値に向けてきっちりと取り組みを行っていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 93%というところで、目標に近づけるように今後ともよろしくお願いしたいなと思います。 次に、この収入未済額ということで、合計で前年度に比べますと5,422万円減少しておりまして、トータルでいくと5億7,000万円ちょっと超えてるという大きな額であります。 ところで、これについていろいろ監査委員の所見にもありますように、やはり初期対応の対策の強化を含め、保険料の収納率向上に努められたいとしてると意見書では述べられております。ところで、その対策の強化に対して、これからどのように取り組んでいかれるのかお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 収納対策の強化でございますけれども、意見書のほうにも書かれておりますように、初期の対応が非常に重要だというふうに思っております。そのため、昨年度市民福祉部内に特別徴収班を設置いたしましたが、今年度も引き続き特別徴収班を設置いたしまして、初期の滞納者の方に対しまして臨戸訪問、徴収を行ってきております。今後もそういうふうな対応をしていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) わかりました。 この質問の最後ですけれども、これも審査意見書の中で不納欠損についてですね。市民の納付意欲を阻害しないために、滞納者の財産調査を積極的に行うとともに、安易な不納欠損処分を行うことのないように努められたいということで、この中で財産調査というのはどのようにされてきたのか。さらには、この滞納者の財産範囲のいわゆる基準というものがあるのかないのかお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 国保税のことでございますので、私のほうからちょっとお答えさせていただきますけれども、通常督促を行いまして、さらに催告、呼び出し、それから財産調査を行って差し押さえというふうな流れでございますけれども、安易に差し押さえを行うのではなくて、個別の被保険者の状況等を勘案し、御相談させていただきながら対応しているというふうなことでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 今の段階でいくということで、本当に大変な方もいらっしゃいますので、この辺は慎重に対応していただいて、やはり今後も収納率のアップと、収入未済額の減少についてさらなる努力をしていただきたい、そのように思っております。 次に、決算書の233ページ、特定健康診査等事業ということであります。これは233ページの右側の3番目の決算書であります。3,567万9,000円についてお伺いをしてまいりたいと思います。 まず、この事業について教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 特定健康診査事業でございますが、こちらは国民健康保険の40歳から74歳の被保険者を対象といたしまして、県内の医療機関及び地区の公民館などで特定健診を実施していただく事業でございます。生活習慣病の早期発見を行い、それに基づいて早期治療、さらには医療費の削減につながるような事業でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 40歳から74歳の被保険者が対象ということでありまして、これも今の数字見ますと、28年度は受診者がいろいろ医療機関健診とか集団健診、人間ドック、情報提供事業で4,104人の方しか受診をされていない。全体は1万6,742人ですから、非常に低い数字、24.5%ということですね。このパーセント数字がずっと続いているわけなんですけれども、ところで、その意見書の中にもありましたように、この医療機関健診と集団健診、人間ドック、情報提供事業別の受診された方、さらには年齢別とか男女別の受診者がおわかりになれば教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 資料的には、特定健診受診者ということで、医療機関と集団健診を合わせた数字を持ち合わせております。これによりますと、男性が1,415人、女性が2,028人ということで、大体4対6の割合でございます。年齢的には、5歳刻みで数値が出ておりますけれども、つかみで言いますと、66歳から74歳までの方が2,308人と、大体7割近くでございまして、また若い方については受診率が低いというような状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) わかりました。圧倒的に女性の方が多い、4対6ということでおっしゃってましたんで、これはそういうことなのかなと思います。 ところで、この特定健康診査の受診率の目標率は、先週も国民健康保険特定健康診査実施計画の中で立てられているんですね。これの計画が平成25年度から今年度の29年度までということで、ちょっと調べますと、27年度が45%の目標、それから28年度が50%、29年度が60%と、非常に高い数字。これはそういうふうな感じで国から言われて、これの数字だろうなと思ってるんですけれども。本市は非常に低いというわけでありまして、当然現在まで原因を調査をされ、改善すべきものは対応されてると思いますが、なぜこの受診率が上がらないのか、その理由をお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) ただいま議員のほうから御紹介ありましたように、この目標数値につきましては、国のほうから指定された目標値というふうなことで、越前市だけがこの目標値ではないということだけお願いしたいと思います。 また、数値については、県内と同様の数値で推移しておりまして、なぜ受診のほうに行かないのかというふうなことでございますけれども、若い方が非常に多いということで、なかなか行くのがおっくうだというような状況であるというふうに聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 若い人といえども、結構年齢があるということで、結構一般的に地区公民館なんかでやっておりますし、またそういった年配の方に聞くと、私はもう怖くて行けないんやと、何言われるかわからないからという方もいるよね。こういうアンケートも多分とってらっしゃると思うんですよね。そういうのを全部とってこれから対応していかないといけないなと思うんですね。 それで、今部長おっしゃったように、福井県内もみんな低いんだということで、多分越前市は県内の中の市町に比べても多分低い数字ではないかなと思ってるんですね。本市では休日の健診日とか設けていらっしゃいますし、また受診しやすい環境づくりにも取り組んでおられるということで、その辺は評価していきますけれども、やはり医療機関とか地区の公民館だけですと、高齢者というか、74歳近くの方ですね、足がないということも考えられますし、そういったところでもっときめ細やかなところで今後やっていただくと非常にありがたいなと思いますし、またそれについては、やはり市の国民健康保険運営協議会などでしっかりと検証して、皆さんが受診できるように見直しをしていただきたいので、最後にこの質問に対しての部長からの答弁をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) ただいま高齢者の方の受診率を促すようにというふうな対応をとっていただきたいというような御質問でございますけれども、実は高齢者の方はほとんど、病院には行っていらっしゃいますので、受診のときに健康診査を受けるように、医療機関を通じまして周知を今しております。しかし、先ほど議員のほうからありましたように、受けると怖いんやというふうなのはあるのかもしれませんけれども、今後はこういったところ、他県に比べまして数値が低いというのは、こういった個別健診の受診率が低いというのが原因でございますので、かかり医での受診を促していきたいというふうに考えておりますし、現在運営協議会の中でもそういうところで上げていきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 本当に医療費、非常に加算されるということで、やっぱり当然高齢者の方が医療費が高い、使っているということなんで、国の設定はなかなか難しいんですけれども、やはり少しでも、数字をもっと上げていただくような、もう一踏ん張りの努力をしていただきたいと思いますので、これは要望としておきます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 監査意見書の4ページでございます。 ここに実質収支等々のグラフといいますか、表があるわけであります。過去最大の実質収支となったと。13億6,700万円強ということであります。これがその構造上適切なのかということになりますと、少し疑問を感じるところであります。もちろん赤字決算というのでは話にならないわけでありますし、これが何年も続くということでは決してあってはならないことでございます。特に今回は予算の執行率が89.8%ということでございます。これちょっと後で述べますけれども、執行できなかった予算は11.8%、約18億円を超える大きな数字ということになります。この点から見ますと、黒字化を念頭に支出というものを抑制するのは少しおかしいところだなと思いますし、予算の組み方や運営面で課題があると言われても仕方ないように思うわけでありますけれども、こうした日常の財政運営面での甘さについて指摘をいたしたいと思いますが、まず御見解をお伺いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 今回、実質収支という中で0.8%ふえて、実質収支比率もふえるという中で、総額的には過去最大となったというところでございますが、今ほど議員からお話ありました予算の執行率が非常に低かったといったようなところについては、課題があるのかなというふうにも思いますが、今回の実質収支の中身を少しお話をさせていただくと、通常実質収支には27年度の実質収支、いわゆる繰越金が含まれておりますので、そういった27年度繰り越しを引いた、いわゆる単年度収支で見ますと、単年度収支としては1億5,400万円余りというふうなことで、28年度単年度収支でも黒字といったようなことになっております。そういった中で、財政調整基金への積み立ても行っておりますし、繰上償還も若干行っております。また、財政調整基金を取り崩して繰り入れているといったようなことがありますので、そういったものを見ると、いわゆる実質単年度収支、こういったものでは27年度に比べて3億円減少して2億3,000万円余りの赤字となったといったようなこともございます。 そういった中で、28年度の予算を執行したわけでございますが、不用額があった、繰り越しが多くあったと、そういったところについては、今後はしっかりと予算編成というか、補正予算なりの編成の中で対応していきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) こうした多くの繰り越しといいますか、黒字化ということでありますと、実際には行政というか、自治体というのは黒字化を目指すという、民間の企業とは違うわけであります。民間のコスト意識といったものは見習う点はあるというふうに私は強く思うわけでありますけれども、そういったお金といいますか、そういうものを市民生活の福祉の向上に役立てるという視点ということはなお大事なことではないかなというふうにも思うわけであります。 それで、68ページに財政調整基金等のことが書いてございます。要するに基金の状況ということでございます。そこに9億2,964万円を積み立てたと書いてあるんですけれども、この余剰金を繰り入れるというだけでは説明に少しならないのではないかなと。将来のためにというだけの説明では、貴重な一般財源を繰り入れをして予算調整を図る必要性を市民に納得してもらうという、そういうお考えなのか、まずお伺いをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) ちょっと今ほども申し上げましたが、実質単年度収支が実際には赤字になったというふうなところをちょっと先ほど申し上げましたが、今回につきましては、27年度と比べまして市税のほうで4億4,000万円余り、また普通交付税でも8億8,800万円余り、また臨時財政対策債のほうで5億1,500万円余り減少するといったようなことで、総額では21億2,000万円余りの歳入の減少といったようなことになりました。そういった中で、歳入の減少に伴いまして歳出を抑制したわけでございますが、市税などの一般財源が減少したといったようなことで、今回財政調整基金を取り崩して、財政運営上必要なものであったというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それで、こういった大きな繰り越しといいますか、執行上の不用額といいますか、こういったものがあるのであれば、市は少額の事業やソフト事業についていろいろ市民から、または議会からも提案がなされているわけでありますけれども、担当者は総じて、ちょっと予算がないんです、ちょっと厳しいんですというようなことを言って、実現が難しいというような感じなんです。年度当初からそういうことを見越してというわけではありませんけれども、せめて12月議会等でのまたいろんなお金の使い方、こういったことも私は検討する余地があるのではないかなというふうにも思います。実際には議員としてしっかり市民の声を反映するというような仕事をする上において、補正予算などを組むなどして素早い対応といったことも必要ではないかというふうに思うんですが、その点についてお考えをお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 今、予算の執行に当たりましては、先ほども申し上げましたが、歳入のほうの確保はもちろんでございます。こういった状況の中で、市税とかいろんな減収が続いている中で、非常に厳しい中でのやりくりになるわけなんですが、そういった歳出に当たりましても、私どもといたしましては、必要な事業についてはしっかりと予算づけをしてやっていくと。そういった中の執行の中で、不用額が出たり、今の入札の差金が出たりといった場合にはそれらについてはしっかりと補正予算という場を通じまして説明責任を果たしていかなければいけないなというふうに思っておりますが、今ほど申し上げた事業については、必要なものはしっかりとやっているという認識でおりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 次に、29ページでございますけれども、歳出決算状況ということで、不用額が出ております。先ほどもちょっと触れましたけれども、実はこれ不用額が27年度の倍ぐらいになります18億円強となっております。それで、次の31ページにその一覧が出ているわけであります。これ保育園費、幼稚園費というものが多いわけでありますけれども、これは新子ども・子育て支援制度での不用額と理解をするわけでありますけれども、なぜ繰越明許費とか事故繰越制度を活用して、次年度に執行する手続ができなかったのか。それとも、そうした補正をしなかったのは、いろいろ情報等が誤っていたため、執行するに至らなかったのか。担当部署及び財政当局のお考えをお聞きをいたしたいと思います。 また、来年度以降の予算措置はどのように進めるのかお伺いをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 渡辺市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事兼教育委員会事務局理事(渡辺亜由美君) 保育園費、幼稚園費に関しましてですので、私のほうからお答えをさせていただきます。 まず、子ども・子育て支援新制度の支援内容、財政面での支援内容についてですけれども、この子ども・子育て支援新制度では、認定を受けたお子さんが公立保育園、公立幼稚園、認定こども園を利用した場合、その費用に対し利用者に給付費が支給されるようになりました。この給付費のことを施設型給付費といいます。この施設型給付費は、国が定めた基準で算定した額から保育料を差し引いた公費による負担額をいいます。ただし、この施設型給付費についてですけれども、利用者である保護者に直接支給するものではなく、法律に従い、市が受領し、施設に支払う仕組みとなっております。 議員御指摘の不用額が出た理由についてでございますが、国の指示において、施設型給付費について予算を見える化するために予算計上したものでございまして、施設型給付費と特定される歳入がないため、会計処理も行わず、支出執行もないため、不用額となっております。 来年度以降の対応についてですけれども、平成28年度、さらに29年度の予算に計上しておりますが、来年度30年度についてはどうするかというその対応につきましては、今後検討したいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 国のいろいろな制度の変更によって自治体としていろいろな取り組みをした結果がこういったことになったというような、1回聞いただけではちょっとわかりにくいところもあるわけですけれども、来年度以降については、検討してしっかりとしていくというようなお答えでございます。そこについては理解をいたします。 次に、69ページですけれども、基金の内訳の表が、基金の状況が載っているわけであります。実は28年度は11億4,779万円減ということで、71億6,120万円となっているということでございます。これは各積み立ての基金、それから庁舎建設基金というものが今後どうなっていくのか、社会基盤整備基金は平成30年で20億円が目標ということの説明を私たち受けているわけでありますけれども、現在約半額程度の積み立てということであります。先ほども言ったように、ただ積み立てればいいというわけではなく、市民からの税金を、血税をお預かりし、市民福祉や教育等に使ってまちづくりに生かしていくという考えを第一に運用しなければ、市民の目線に立ったということの予算とは言えないのではないかというふうに思います。市長はこの結果についてどう認識をしているのかお伺いをいたしたいと思います。 庁舎完成時点での基金の状況は、今後の積み立て方針はどうなのか。何より私たちが懸念しますのは、市民に対して厳しい、厳しいと説明をしながら、これだけの余剰金を生み出す決算ということに結果的になっております。果たしてこの台所事情を市民にどう周知し、理解をいただくことになるのかお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 今お尋ねの各基金でございますが、まず庁舎建設基金につきましては、御存じのように、新庁舎建設の財源として活用しておりますので、庁舎建設終了時にはなくなるといったようなところになります。 また、社会基盤整備基金につきましては、基金創設の目的といたしまして、健全財政を維持しつつ、新庁舎建設以外の半世紀に一度のまちづくりを着実に進めるに当たりまして、必要な社会基盤の整備及び公共施設の長寿命化といったものに要する経費の財源に充てるためといったようにしておりまして、昨年14億円でスタートした基金でございますが、31年度に20億円を目標にといったようなことで、28年度から毎年31年まで1億5,000万円を積み立てる計画でおります。済いません、20億円というのは累計で、最終的には20億円を全部で積み立てるという、総額で20億円を目指しているという基金でございます。 それで、庁舎完成時点での基金の状況でございますが、新市建設計画の財政計画におきましては、32年度末で財調が大体13億円というような見込み、計画というふうになっております。今ほど申し上げました社会基盤整備基金につきましては積み立てを行っていますが、そういった財源に活用していきたいというふうなところでございますので、それへの基金残高がなくなるといったようなことで、そのほかにいろんな基金ございますが、例えばそういった基金、全くほかの基金そのままといったような状況でありますと、財調が13億円というようなことになりますと、31年度末では大体30億円余りになるのかなと、何もしなかったらそうなるのかなというふうに思っております。しかしながら、今後につきましては、今ほどお話あった繰越金とか事業費の精査に努めまして、今後の財政状況を勘案して、基金積み立ては確実に行って財政基盤の強化、そういったものに努めて、健全で安定した財政運営に努めてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 単年度の予算の執行、またそれからこれからの将来に対する基金ですね、こういったこともしっかり短期的また中期的なスパンの中で計画的な位置づけをしっかり明確にしていただいてやっていただきたいなというふうに思うわけであります。 同じく、基金の状況のこの表の中に運用基金というのがありまして、土地開発基金というものがあるわけであります。いわゆる塩漬けといいます土地問題が長年放置されているという課題があるわけであります。相当長期間基本財産となっているものも見受けられるわけでありますけれども、一般会計などにおいて計画的に買い戻しを行い、健全な基金運営に努めるということになっている、市の考えというのはそういうことだろうなというふうに思いますが、はっきりとした目的なしでは、買い戻すということはなかなか困難ではないかなというふうにも思います。通常、短期をめどに基金に充てるといいますか、そういう認識だと思うんですけれども、これ長期的に今なってしまっているということ。これは隠れた借金と言われても仕方ないのではないかなというふうに思います。健全性を損なう観点からも、何らかの対応策が早急に必要というふうに考えるわけでありますけれども、その点についてお考えをお示しください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 土地開発基金でございますが、今ここの表にございますように、土地で保有しておりますのは2,776平方メートルで、供用開始しているのが860平方メートル、未供用が1,916平方メートルというふうになっております。このうち、既に供用開始している土地につきましては、一般会計等での買い戻しを行うというのがルールでございまして、平成28年度におきましても1件、155平方メートルを480万円余りで買い戻しをしておりまして、平成29年度におきましても1件、241平方メートルを747万円余りで一般会計で買い戻しを予定しております。引き続きまして、既に今供用開始している土地につきましては、一般会計等での買い戻しを行っていきたいというふうに考えておりますし、未供用の土地につきましては、今後の運用について検討してまいり、基金の計画的な運用、活用に努めてまいりたい思っております。売却できるものは買い戻して売却する必要があるというふうに考えておりますが、今後の運用とか処分方法について検討してまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) この土地開発基金ですね、これを含み損というんですか、そういった具体的な数字がおわかりでしたら教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) この成果表の69ページにございますように、土地開発基金の額の部分でございますが、ここにありますように、土地につきましては簿価でいいますと、現在2,776平米の部分が1億2,176万円余りでございますので、これが今簿価といったようなことで、70ページにあります固定資産の標準額5,150万8,000円との差が含み損といったようなことで、これの差額でいいますと、7,000万円余りが含み損と言われる額というふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) わかりました。 次、ちょっと時間もあれですので、17ページですね。今回の決算におきまして、法人市民税がこれまた大きく落ち込んでおります。前年比マイナスの19.5%ということでございます。この要因は、税率の引き下げという影響もあるかというふうにも考えるわけでありますけれども、こうした動向を適切に把握できていなかったという問題点もあるのではないかというふうにも感じるところです。それについてと、その影響額はどうなのか、まずこの経緯と、それから今後についてどのように見ているのかお聞きをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 28年度法人市民税が前年に比べて非常に落ちているという要因でございますが、これにつきましては法人税割の税率の引き上げ、これがあったことがまず上げられますし、あわせまして大手企業の26、27年度が非常に業績が好調であったことの反動があったといったようなことも原因であるというふうに考えております。 今後の見込みでございますが、ことしの5月にも大手3社に対して企業訪問して聞き取りを行っております。そういった中で、今年度につきましては、為替の動向が懸念されているが、業績は好調に推移する見込みであるといったようなことをお聞きしております。しかしながら、市の法人市民税につきましては、企業の決算より半年おくれで反映されるといったようなことがありますので、法人市民税の減収の影響というのはまだことしも少し残るのかなというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 大手企業の落ち込みといいますか、大変影響があると。逆に言うと、市にとってもそういった企業のいろいろな動向が大きい影響であるということであります。しかしながら、市内にはさまざま中小のいろんな事業所や企業があるわけであります。いろいろ今国内の状況であるとか、また国際的にはまたいろいろある状況です。経済だけでなくて、政治、そして外交や防衛というようなことでのさまざまな要因があるわけでありますけれども、そういった業績は今後どのように分析をしておられるのか。もし教訓とするならば、市にとっても顧問の公認の会計士等を置くなど、適当な判断を仰ぐ必要性も今後あるのではないかというふうにも感じるところですけれども、そういった点についてのお考えがあればお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 谷口企画部長。 ◎企画部長谷口良二君) 企業の業績をどういうふうに分析していくかということでございますが、今ほど申し上げましたように、本年度についても5月に1回訪問を行って、今年度の状況をお聞きしております。新年度に向けましては、例年ですと10月以降にまた企業訪問、大手の市内ですと30社程度に対しましてその見込み調査というのを行っておりますし、大きいところについては直接訪問してお話をお伺いしているといったようなところで、この業績についての把握をして、分析をしてしっかりと予算の見積もりを立てていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) しっかり情報を聞きながら、またこっちからもさまざまな訪問という形になるんでしょうけれども、しっかりとした把握をしていただいて、影響が少しでも小さいというようなことに努めていただきたいなと思います。 最後に、本日塚崎代表監査委員さんが議場におられますので、72ページに結びがあるわけでありますけれども、今いろいろそういったことも含めまして質問をさせていただいたわけでありますけれども、今回の意見書を読みますと、非常に市民の目線で、立場で書かれており、大変参考にするところであるわけであります。越前市を思う上での適切なアドバイス、また私も何年かこの議会におりまして、大変この意見書というのは評価というものに値するのではないかなというところでございます。 そこで、監査委員としてぜひこのことだけは理事者に実行していただきたいと、そういう思いがあればここでお話をいただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 塚崎代表監査委員。 ◎代表監査委員(塚崎正巳君) 全て意見書のほうに書かせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 大変つれない返事をいただきまして、あれですけれども、今後の決算の審査等ございますので、しっかり私たち議員一人一人がこの審査をさせていただければと思います。 以上で終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 決算書136、137ページの多動傾向等児童・生徒支援事業5,900万円等についてお尋ねしたいと思います。 まず、この支援事業でございますが、実態並びに成果について教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) この多動傾向児童・生徒が近年増加傾向にございまして、通常配置される教員のみでは対応が困難な状況になってきております。多動傾向児童・生徒の支援を行う臨時職員を雇用させていただいて対応しているところでございます。この臨時職員が各小学校に29人、中学校に5人というような配置をさせていただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) それで、どのような成果が今上がっているのか。成果報告書にちょっと見当たらないんですが、この点もあわせていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) 多動児童・生徒の支援を行うということで、通常の授業がしっかりと成立するように、この臨時職員の教育補助職員の方が対応することによって授業の成果が成立というんですか、上がっていると感じております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 小学校に29名、中学校に5人といった形で職員が派遣されているということ、これは適切な対応をされているのかなというふうに思います。 つきまして、この多動傾向の児童さんがふえているという事実において、やはり各小・中学校において実際に教育現場においてお困りになっていると思います。ぜひ今回の決算を踏まえて、実態を調べていただいて、適切な対応を、来年度の予算編成の中で展開していただくことを希望したいと思います。 あわせまして、成果報告書の49ページ、発達障害のことについてお尋ねしたいというふうに思います。 目5の児童発達障害支援事業といった形で、運動や言葉のおくれ、また発達が気がかりの子供さん、児童・生徒は学校または保護者、親御さんにとっても大変気がかりなところでございます。 この成果報告書の49ページを見させていただきますと、利用者の実数が55人となっております。延べ人数が1,134名という形になっております。児童の発達障害支援といった形で、私もあるクラブを通じて発達障害の子供さんをいろんな形で、スポーツを通じて発達障害が気がかりの子供さんをサポートさせていただいているところでございますけれども、この発達障害の実態についてわかっている範囲内でお答えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 今、発達障害等でございますが、私は学校関係しかわからんですが、大体全体の6ないし7%ぐらい今出てきているのではないかなというようなことを聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今、教育長のお言葉にあったとおりでありまして、各小学校、中学校において1クラスまたは2クラスの発達障害の気がかりの子も含めて、そういうふうな子供さんがふえてきているというのは事実であります。そういった状況において、確かに越前市は教育懇話会をされておられるんです。児童発達支援、放課後デイサービスとか、お子様については保育所等の訪問支援とか、さまざまな事業をやられていることは大きく評価するところでございますけれども、やはり発達障害の子供さんがふえているという実態において、やっぱり今回の決算の数字を踏まえて、また事業内容も含めて、平成30年度の事業または予算等において、現状を見る中において予算反映、また事業内容に反映していただきたいと思いますので、要望しておきます。 続きまして、決算書74ページの社会福祉費、障害者福祉費のうち、移動支援事業でございます。多くの身体障害者の方がおられるわけです。身体障害者手帳を発行されている人数が成果報告書によりますと3,448名というふうに成果報告書に記載してございます。ですが、この障害者が円滑に外出できるような介護支援、または介護支援する人が付き添って移動されるといったサービスの利用者が72名というふうに成果報告書に書いてございます。予算的には、今決算書見ますと211万8,000円ほどという形になろうかと思うんですが、これなぜ障害者手帳が3,448名に対して利用者が72名しかないのかということについて、市はどういうふうにお考えになっておられるのか、御認識をお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) ただいま移動支援事業の利用者の件に対する御質問でございますけれども、障害手帳をお持ちの方につきましては、うちのほうでは障害に関する手引というものをお渡ししておりまして、窓口のほうでお一人お一人その手引の内容について、こういうふうなサービスがあるというふうなことで御説明を申し上げております。そういったところで、サービスの実態がこういうふうな件数になったというふうなことですので、またいろいろなほかのサービス等を活用されているのではないかなというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今部長から御返答ありましたけれども、私は、この移動支援につきまして、もう少し優しく障害者の方に、また障害者を持つ家族の方に、外出される場合の支援といったものはこういうものがありますよといったことをやはりPRすべきではないかなというふうに思います。過去においてはかなり手厚い形の中で支援をしてきたという経過はあるわけですけれども、昨今この移動支援については予算も削減されてきている背景もあるわけでございますけれども、やはり障害者の方が円滑に外出できるようになる環境をつくるということはやっぱり行政としての責任は重大かというふうに思いますので、この点につきましても平成30年度予算編成の中でぜひ移動支援事業について、また移動支援の事業内容も含めて適切な予算措置を要望しておきます。 続いてですが、監査意見書の72ページをお尋ねしたいというふうに思います。 この72ページの指定管理者制度についての項目の中で、地方財政法で禁止されている割り当て的給付金に留意されたいというふうに監査委員さんが述べておられます。この内容と、その寄附金の性質等をまず教えていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 鎌谷総務部長。 ◎総務部長(鎌谷武美君) 今ほどの意見書の中の内容でございますけれども、これにつきましては今年度、財政援助団体等の監査を監査委員事務局のほうでしていただきました。この中におきまして、1つの指定管理者のほうにおきまして、施設利用者から、いわゆる清掃協力金といった形の中で徴収をいただいておりました協力金がございました。これがあくまでも任意の寄附金であろうということであるけれども、利用の申請書等にその金額が記載されていたということから、施設の使用料金と受けとめられる可能性があるということから、監査委員のほうから御指導をいただいたと。その辺はしっかりと注意すべきではないかといった御指導をいただいたということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 監査委員さんから指導されたということですけれども、その後どういうふうに処理されたのか教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 鎌谷総務部長。 ◎総務部長(鎌谷武美君) これにつきましては、私ども、早速に事をしっかりと受けとめさせていただきまして、所管課のほうにその旨伝えさせていただきまして、既にそちらの管理者のほうに、あくまでも清掃協力金の徴収に当たりましては、寄附金であると、こういった趣旨、内容をしっかりと利用者の方に御説明させていただく上で、御本人の意思で受け取るようにというような指導をさせていただいたところでございます。もう現在既にそのようにさせていただいています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 速やかに処理をされたということで、それは結構なことかなというふうに思います。 最後の質問をさせていただきたいと思います。代表監査委員さんがおられますので、先ほど川崎悟司議員も質問をされたので、愛想のない回答はひとつ避けていただいて、よろしくお願いしたいと思いますが。 監査委員さんの結びの意見の中にもいろいろと書いてございますけれども、越前市、半世紀に一度のまちづくりということで、大変高額な、また多面的な基盤整備事業を推進しております。多くの建設事業、整備事業、こういった状況において、箱物を建てれば必ず、また公園等を整備すれば必ずその施設の維持管理費、また運営費等が発生いたします。本当にこの半世紀に一度のまちづくりの中で、そういった多くの施設が建設されております。また、現在建設中の本庁舎建設、また工事がホームページ等で見ますと、本当に進んできているなというふうに感じる今立総合支所ですね。合併特例債も来るべきには全額使用してしまうという形になります。さらには、市所有の公共施設、耐震化整備、また維持事業、改修事業と、さらには新ごみ処理施設整備事業、越前市の負担額もかなり高額になってきております。 こういった背景を踏まえて、監査委員さんとして、将来も含めてどのような御意見を持っておられるのか。やはり今からきちっと監査委員さんとしてチェックをしていただいて、我々の代から次の世代にというのか、次の世代を担う若者ですね、15歳から20歳ぐらいまでの若者が成人し、また30代ぐらいまで迎える時期に、その借金の大きなつけ回しが今の若者に賦課されるのではないかなというふうに危惧いたします。そういったことも踏まえて、代表監査委員さんとしてどういうふうな意見をお持ちになり、また監査業務の中でどういうふうに反映されるのかお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 塚崎代表監査委員。 ◎代表監査委員(塚崎正巳君) お答えいたします。 大変恐縮でございますけれども、決算監査でございますので、議員御指摘の点については、監査マターというよりも政治マターだと思っております。恐縮ですけれども、これでお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) 私のほうからは決算書のほうから質疑をさせていただきたいと思います。 まず、決算書の129ページ、先ほど川崎俊之議員からちょっと質問があったと思うんですが、公園整備工事費の部分で東運動公園のトイレの改修を2カ所行ったということでの質疑があったというふうに思います。それは国体に向けてのトイレの改修だったというふうに思いますが、もう一点、東運動公園の遊具の近くにトイレがありまして、西側のほうになるんですが、あれは使用禁止というふうな札も張ってあります。どういうことで使用禁止になっているかよくはわからないんですが、その部分も含めてトイレの改修をやっていただけなかったのかなというふうに思うんですが、その点どうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 今議員お尋ねの東運動公園の遊戯の広場のトイレでございますが、使用禁止にしたという部分に関しまして、故障の原因が何かということを調査をしていました。それで、判明したところが、木の根っこが原因でありまして、それによって排水設備が詰まって機能しなかったということで、当面の間、ちょっとどうするかという方針を立てる間、使用禁止とさせていただきました。現在はそれを改修しまして、その部分の基礎のトイレを撤去しまして、洋式を2基設置しているという部分でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) 現在もう改修されて使えるようになったということでありますが、あのトイレはなかなか昼間も暗くて、虫も多くて、なかなか使用するのにも怖いという意見もあって、なかなか使われてないんですが、そういった部分でも、例えば木を少し切っていただいて明るくトイレの周りをしていただくとか、そういったことも今後少し考えていただきたいなというふうに思っております。 それに合わせて、今回この予算は、当初の予算は3,050万円ほどあったうちで、今回1,812万円が執行されているということで、ある意味執行率は59%であります。そのトイレもそうなんですが、その近くに大きい遊具があるんですが、そこも危険につき使用禁止というふうになっております。東運動公園に遊びに来られるお子さんはその遊戯を大変楽しみに来ているんですが、結構長いこと使用禁止にされております。この遊具については、予算のほうはあったと思うんですが、その改修というか、修理のほうはされないんでしょうかお教えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 今、予算のほうがまだ執行率が59%ということで、まだ予算があるかという部分でございますが、この後残りの部分に関しましては、29年度に繰り越しをいたしまして、その繰り越しの部分で、現在は中央公園の中に越前市ゆかりの人物の碑というのが設置されますが、そちらのほうの工事費として繰り越した部分でございます。 それで、今またもう一点お尋ねの使用禁止をした遊具をまた改修していただけないかという部分でございますが、東運動公園に関しましては、議員おっしゃるとおり老朽化により本当に一部危険な部分がありますので、使用禁止の措置をとらさせていただいております。今後の改修等につきましてはどうかということでございますが、武生中央公園の再整備、市内の全体の公園の施設の長寿命化計画を策定する予定でございまして、その中でまた修繕等も含めて検討していきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) 東運動公園は、来年国体も開催されますし、実際私も散歩等行って、黄色いテープとか張って、ここは使用禁止ですよというふうに書いてはあるんですが、思いっきり子供が遊んでおります。私もそういう危険だなと思いながら、ほかの子供ですが、そこは危ないからだめだよというような話をすると、すごく嫌な顔されて、え、何でやみたいな感じで言われるんですけれども、使用禁止にしてても子供は入れると遊んでしまうんです。それで、事故が起きるとこれは大変な問題になりますし、本当に使用できないようにきちんとするか、絶対中に入れないようにするのか、こういうところはやはり早目にきれいにしていただいて遊べるようにしていただきたいと思うんですが、そのあたりも含めてもう一度回答をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 今ほどの危険な箇所ということでございますので、いま一度こちらのほうで現場を確認した上で、指定管理者等に安全措置を含めて適切な措置をとるよう、こちらのほうからもまた指導をしていきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) 本当、テープも最初張ってあっても、やはり自然とともに剥がれてどこか飛んでいってしまうんですね。本当に危険な状態ですので、至急お願いしたいというふうに思っております。 続きまして、決算書の131ページの住宅費のうちの住宅支援事業、一番下の部分になります。この部分で、当初の予算は9,300万円の予算がついておりました。今回4,900万円ほど使われております。執行率でいうと53%であります。まず、この部分についてどのようにお考えかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 今お尋ねの件でございますが、住宅支援事業負担金補助金及び交付金の平成28年度の予算は、議員おっしゃるとおり9,300万円でございまして、そのうちの28年度中の支出に関しましては、主に多世代同居リフォーム補助金と住宅取得緊急支援事業などで4,901万6,000円でありました。これで約53%ということであろうと思いますが、ここに関しましては、そのほかに住宅取得緊急支援事業で2,850万円を平成29年度へ繰り越しをしております。実際の執行額は7,751万6,000円となる予定ではありますが、こういうなのを合わせますと執行率自体は大体約85%になるかなという部分でございます。 しかしながら、平成28年度の執行額で53%はどうかということでございますが、この住宅支援事業の中身といたしましては、多世代同居リフォーム支援事業、UIターン者空き家住まい事業並びに空き家解体支援事業、住宅取得緊急支援事業、従業員共同住宅建設事業の5項目がございます。これに関しまして、この中で多世代同居リフォームと住宅取得緊急支援は、予定の状況を超えてかなり順調に進んでおります。しかしながら、あとのUIターンとか空き家解体は1区画、1件という少ない状況でありました。そして、住宅共同住宅は申し込みはなかったということで、かなりでこぼこがある、ばらつきがある状態でございますので、ここら辺は平準化して今後ともしていく必要があるかなというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) 今ほど部長がおっしゃられたとおり、多世代同居リフォーム支援事業は14件ということで、すごく予算のほうも上回っておりますし、いいぐあいなんですが、今ほど部長おっしゃられた緊急対策の住宅取得緊急支援事業は消費税が上がる前の駆け込み需要を見越してこういった事業を始めたというふうに思いますが、いろんな議論もされました。40歳以上も対象にしたらいいのではないかというような話もいろいろ議論させていただいたと思うんですが、こういった予算執行も含めてですが、緊急対策ですので、50歳未満に条件を引き上げてもよかったというふうに僕は、思うのですが、そのあたりも含めてどのようにお考えですかお教えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 40歳未満というのを50歳にしたらどうかということでございますが、市としては28年度、また29年度に関しましても、働く世代を中心に支援をしていきたいという考えは変わっておりませんので、また40歳未満ということでやらせていただきたいと思いますが、しかしながら29年度から年齢に関係ないような事業といたしまして、直系親族の近くに新たに住宅を取得するという補助対象、これは多世代近居住まい推進事業並びに子育て支援を対象にして支援をする子育て世帯空き家住まい支援事業、さらに居住誘導区域内の居住を誘導するための空き家リフォーム支援事業など、世代に関係ない新たな事業を3本ほど29年度では追加してやっておりますので、ぜひ御理解をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) 働き盛りを支援するという、50歳未満も働き盛りだと私は思っているんです。そういう意味もあるんですが、今部長いろいろとおっしゃったんですね。今年度に向けてのこともおっしゃったんですが、先ほどの回答の中で、UIターン者の空き家住まい支援事業と空き家解体支援事業は年間でそれぞれ1件ずつであります。こういった事業は、今ほど次年度のことも言われましたが、見直すべき事業だというふうに考えておられるのでしょうかお教えください。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) UIターン者に関しまして、空き家解体といいましても、市としては非常に重い事業でございますので、これが1件しかなかったということは非常に厳粛に受けとめております。我々も、これがどうして1件しかないかということで、1つにはPR不足、また1つには、それによって市民の方々がこの制度についてのまだ認識が少ないのではないかという部分もございますので、29年度に関しましては、おうちナビを使うとか、また、職員が直接いろんなところへ出歩いて、セールスに回るという部分も含めて積極的にやっておりますので、ぜひこれはこのまま制度としては持ちますが、そのやり方をもっと強目にしてやっていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) 最後に、今ほど部長が、今後はこういうふうにやっていきたいと、そういった意見も述べられておられました。全体的にこの住宅支援事業ですが、この28年度の反省を踏まえて、もう一度新年度に向けてこのように対策を行った、このように進めていきたいというのをまとめてお教えいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) まず、28年度の事業を振り返ってみますと、住宅取得緊急支援事業については、当初130件という予想でしたが、それを若干ですが上回り、132件の申し込みを達成することができ、結果、市外からの転入件数が20件につながったと考えております。 また、少子・高齢化が進む中で、子育てや介護がしやすい住環境を整備支援することで定住化を促進する多世代同居リフォーム支援事業については、当初予算では5件分というふうに見込んでいましたが、結果、14件の支援をすることができ、市民のリフォームのニーズに応え、定住化の促進につながったものと考えている次第でございます。 一方、従業員用の共同住宅建設支援については、問い合わせが幾つかあったにもかかわらず、申し込みを成約することには至らなかったことについては、企業者へのPRや方法、また企業ニーズ等の把握の方法、こういうようなのが一つの課題かなというふうに考えているところでございます。 こういうのを踏まえまして、今年度29年度の施策への反映でございますが、住宅支援事業に関しましては、住宅取得の支援については事業名称を今までは住宅取得緊急支援事業から住宅支援事業に変更し、引き続き大企業などの旺盛な求人要請があり、さらにまた宅地造成の動きもここしばらく見えてきた部分もありますので、住宅需要が望めるということから、引き続きこの事業は積極的に推進していくつもりでございます。 また、補助対象エリアを用途地域から居住用途地域にというふうにも変更しております。 さらに、市内の業者を使うと有利な制度というのをつくりまして、このことにより、地元の建設業者等の育成の施策とも連携させるなどの加算制度を設けた住宅の制度といたしているところでございます。 さらにまた、子育てや介護がしやすいという住環境のさらなる促進を図るための多世代同居リフォーム支援事業については、リフォームだけではなく、直系親族の近くに新たに住宅を取得する場合も補助対象に加え、多世代近居住まい推進事業として、子育て支援と連携した事業としております。 なお、子育て支援については、新たに子育て世帯空き家住まい支援事業を追加し、既存ストックの有効利用の推進とも連携し、子育て支援を重視した住宅支援事業を展開しているところであり、あと半年でございますが、これらの事業を、積極的に推進していきたいという所存でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 吉田啓三君。 ◆(吉田啓三君) ありがとうございました。以上で質問を終わりたいと思いますが、ぜひお願いというか、先ほどの住宅支援事業でも、用途地域から居住誘導地域に変更されるなど、結構範囲は狭まってきておりますし、もともとこういった議論も、40歳未満という議論も上げたらどうですかという議論も私たちはしているわけであって、そういったものもやはり少しは耳を傾けていただいて、こういうふうな対策に持っていきたいというような話もされたらいいかなというふうに思っております。絶対もう40歳未満でなければだめなんですというような話を押し通しておりましたので、そういったのも含めて、今後はぜひいろいろな話し合いの場で議論させていただいて、そういったことも受け入れていただけるように、耳を傾けていただけるようにお願いして質問を終わりたいと思います。 ○議長(前田一博君) 暫時休憩いたします。 再開は午後1時30分といたします。       休憩 午前11時52分       再開 午後 1時30分 ○議長(前田一博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第47号から議案第53号までの7案に対する質疑を続行いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) それでは、一般会計歳入歳出の決算書の105ページです。農産物鳥獣害防止対策推進事業についてお尋ねします。 今年度の予算につきましては6,090万8,000円となっております。決算につきましては4,633万2,782円ということで、相当開きが出ておりますが、この理由をお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 五十嵐農林審議監。 ◎農林審議監(五十嵐達哉君) お答えいたします。 農林業関係の事業につきましては、主に国などの補助金を財源としているものが非常に多うございまして、国の追加補助などが3月補正などにつきますと、事業実施が翌年度にまたがるという、いわゆる繰り越しをさせていただくものがまれにございます。これにつきましても、平成28年度においては鳥獣害対策でいいますと、ワイヤーメッシュとか、それから大規模緩衝帯といいまして、林地と、それから農地の境を10メーター幅で伐採をするような事業でございますが、例えばそれが400万円ほど繰り越されていたりとか、そういった繰越事業も少なからずございまして、実際には29年度に入りまして実施をされるという場合もございます。こういったものの積み重ねであろうかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 繰り越しの金額があるということでの予算が出ているということをお聞きしました。 それでは、その中の390万円の集落または近隣町と連携し、管理組織を結成して集落のみの体制づくり及び支援をする事業を新規事業ということで28年度に予算を組んでいる事業があると思いますが、この進捗状況についてお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 五十嵐農林審議監。 ◎農林審議監(五十嵐達哉君) ただいまの予算につきましては、1町内3万円の補助事業を用意しておりまして、ワイヤーメッシュでありますとか、それから電気柵といったものを町内ぐるみで管理していただくところにお支払いをするということ。その予算が80集落分予算を見させていただいておりまして、その実績としましては、平成28年度は初動ということもありまして、余り取り組まれる集落が少なかった。29年度に入りまして、現在で54集落ぐらいかと思います。ちょっと手持ち、現在の細かい数字を持ってないんですが、50集落は超えているというふうに報告いただいています。こういった取り組みをしていただく中で、ポイント、線的に守っていくということで、山と農地の境をイノシシであるとか鹿のほうから守っていくという取り組みがその事業でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 今年度については54集落が申し出ていると。そうしますと、この28年度は手元に持っておられますですかね。何集落申し込んだんでしょうか。そこがちょっとわからなかったもんですから。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 五十嵐農林審議監。 ◎農林審議監(五十嵐達哉君) 失礼しました。 またきちんとした数字については今議会中に改めて報告させていただきたい、ちょっと今手持ち、忘れまして、申しわけございません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) わかりました。後から御報告いただければ、よろしくお願いいたします。 それで、28年度の成果報告書の中で、イノシシ、鹿、猿、アライグマ、ハクビシン、カラスの捕獲頭数が出ているわけでございますが、猿について12頭という数字が出ております。この数字はどういうふうに理解したらよろしいんでしょうか。今後、12頭以上とっていくというような方向で進めておられるのかどうか、ちょっとお尋ねします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 五十嵐農林審議監。 ◎農林審議監(五十嵐達哉君) 主要な施策の成果の63ページをごらんいただいているかと思いますが、この中で表中、真ん中に猿12頭というこの数字でございますが、実は猿の場合には、7メートル四方のおりを、わなを準備しまして、あらかじめ餌づけをしまして、十分なれたところに10頭、20頭と入ったところでゲートを閉めるという捕獲方法をとっております。28年度はこれを始めた当初でございまして、まずは年度末に向けて12頭の捕獲があった。ただ、やみくもに入ったものを全て屠殺したわけではございませんで、従来御説明申し上げておりますが、雌については放獣をして、今後その群れが散逸しないようにというような研究成果に基づいた駆除の仕方をしていると。結果的に28年度は12頭であったということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 現実にまだ猿の農家の農作物への荒らしというのは続いておりますので、やはり今後とも捕獲を進めていただきたいというように思っておりますが、この中に需用費というものがあるわけですが、これが猿並びにカラスの餌というふうに捉えたらいいんでしょうか。餌についての項目はどこに入っているんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 五十嵐農林審議監。 ◎農林審議監(五十嵐達哉君) 恐れ入ります。餌につきましては、それほど大量に必要としているものでございませんで、例えば猿ですとピーナツとか大豆とか、地元に委託をしている中で、その委託の謝礼の中で少し分けていただくというようなことを現状としてはやっておりました。実際、需用費といいますのは、事務経費の中で消耗品を買わせていただいたりとかという予算でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 28年度、予算執行が非常に少ないということで、29年度に引き続きやっておられるということでございます。29年度のワイヤーメッシュの実行予算、メーター数については、28年度の予算のメーター数よりも多くなっているのではないかと思うんですが、メーター数については28年度の予算よりも実数について、決算書についてはワイヤーメッシュについてはメーター数が多かったんではないかと、こういうふうに思いますが、どういうふうになってますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 五十嵐農林審議監。 ◎農林審議監(五十嵐達哉君) ワイヤーメッシュにつきましては、取り組まれる集落に対して県補助金10分の10のいい事業がございまして、これを随時現物支給をして、どんどん延長を延ばしていっていただいているということでございます。電気柵等と違いまして、1回設置しますと、後は補修でどんどん延長が延びていくものでございますので、毎年毎年その距離は延びていっているものでございます。先ほど申し上げました繰り越しの中にもそのワイヤーメッシュの予算も少しございますので、29年度の分と合わせてさらにワイヤーメッシュの支給といいますか、現物支給はたくさんできるものと認識をしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) ありがとうございました。 それでは次に、131ページの市営住宅の解体工事費についてお尋ねいたします。 今年度410万円何がしということで金額が出ておりますが、五分市団地、曙団地と、ここの解体事業が進められたと、このように考えてよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 市営住宅の解体工事、28年度410万円でございますが、内訳といたしましては、畷団地並びに佐山団地、五分市団地の3団地において解体工事を行いました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) この中に借地はありましたでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 済いません。市の所有地のちょっと明確な資料を持ってございませんが、借地に関しましては、解体した場合は返還を基本としております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 我々のところの議員にも質問があるわけでございますが、住宅団地を返しますと、借地の場合、そこに対して道路がなくなるというような事案も出てきていると、こういうように聞いておりますが、そういうことに対してはどのような考え方で進めておられるのでしょうか、ちょっとお尋ねします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) 1つ例を申しますと、畷団地におきましては、28年度で全部きれいになくしまして、その部分に関しましては今後市が扱うに当たって道路がないということで、畷団地に関しましては新たにまた市で、道路の拡幅工事というのを別途行った次第でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) 畷団地は大変よくわかりました。そういうような形で、団地そのものは基本的に新しく拡幅してやられると。しかし、そこにつながっている住宅がありますよね。そういう場合に、借地が、私有地が全部もとへ戻りますと、道も借地になっている場合がありますので、そういうような場合は、よく精査されて、基本的に既存の住宅をお持ちの方々が迷惑をこうむらないような形での政策を出していただきたいと思います。よろしいでしょうか、部長。答弁してください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 芹川建設部長。 ◎建設部長(芹川進君) いろいろな状況があろうかと思いますので、その状況に応じて的確で必要な措置をとっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 小玉俊一君。 ◆(小玉俊一君) ありがとうございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) 決算書の67ページ、款2役務費、項7諸費、目1生活安全対策費の8番、県丹南地域防災基地管理事業96万5,782円のところでお尋ねいたします。 先般も近所の町内で市政報告会をさせていただいた折に、その御参加者のある方から、地域にそういう施設があるんだけれどもということで、幾つかの御質問をいただきました。それに関連して、この事業についてお尋ねしたいと思います。 まず、事業の概要及び各施設、需用費とか役務費とか書かれておりますが、これについて内容をお伺いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) これ県の丹南地域防災基地の管理事業ということでございまして、県が丹南地域を対象といたしまして一定の備蓄物資を保管するために、越前市の東運動公園の敷地内にその防災基地を設置しているものでございます。本市は施設の管理委託を受けているという形になってございます。 決算の中身ということで、需用費については33万9,000円余り、役務費については5万9,000万円余りということになっておりますが、内容的には、需用費のほうが燃料費、これは非常用の発電機の燃料の入れかえに係る費用9万4,500円。それから、光熱水費が、丹南地域の防災基地の電気料ということで24万4,839円でございます。役務費につきましては、通信運搬費、丹南地域防災基地の電話料ということで5万9,313円ということになってございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) それで、今御説明にもありましたように、市が委託を受けているということですが、その項目の中に(3)委託料というのがまたございまして、ということは、市がさらにほかの業者に委託をしているということかと思われますが、その委託先とか委託の内容、どういうことを委託されているのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) 委託料ということですが、議員おっしゃるとおり、再委託という形での内容になってございます。内容につきましては、防災基地の設備全体の委託ということになりますが、内容的には電気保安業務の委託については6万4,800円、委託先については山田電気管理事務所というところでございまして、内容については、受電設備、それから付加設備、発電設備の保安業務ということになってございます。それから、機械警備委託につきましては16万3,296円、株式会社アイビックスということで、施設警備と施設入退室の管理等を行っていただいているというものでございます。それから、浄化槽の維持管理業務委託は北陸環境保全株式会社、2万9,376円。それから、浄化槽の清掃のほうの業務委託については株式会社ダイエイ、14万1,372円でございます。それから、貯水槽がございますが、そちらの清掃業務委託については北陸環境保全株式会社、5万7,000円でございます。それと、清掃業務委託ということで、株式会社ナショナルメンテナンスのほうに6万1,714円。内容につきましては、床の洗浄、ワックスの塗布でありますとかトイレ等の洗浄、風除室のガラス清掃という内容でございます。軽油貯蔵タンクの清掃作業委託ということで、これは藤井防災エネルギー株式会社ということで、軽油の入れかえでありますとかタンクの清掃、4万9,572円ということでございます。 特に問題点ということについては報告を受けておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) 細かにありがとうございます。 近くにいても、建物は大きいので目立つわけですが、一体あそこに、万が一というか、発生時というか、果たして一体何が入ってるんかのうというふうな地元の方も御意見もいろいろとありまして、私もちょっと明確にはお答えができませんでした。一般的な防災に関するそういう物資ということしか、ちょっときちっと説明が私はできなかったのですが、一体この建物には具体的にそういう備わっている備品というか、そういうようなものはどういうふうな種類のものがどれくらいあるのか。そしてまた、重大な、昨今も非常にあちらこちらで豪雨災害初め地震とか、いろいろと頻発していっているわけなんですが、具体的にそういうようなものが発生したときに、避難所へどのようにしてそういう備品などが搬送されていくのか。そういう際のまた手順とか、それに対するかかわる方々の行動のマニュアルというようなものができているんだと思うんですが、その辺についてお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) 丹南地域防災基地ということで、先ほど御説明しましたとおり、県の施設ということになりますので、内容につきましては全て県のほうが直接的な管理権を持っているということになります。 備蓄品については、県のホームページのほうでも公表をされておりますが、それによりますと、アルファ米などの非常食、それから給水タンク、防水シート、毛布など、18品目の資機材が保管されているということになってございます。 それから、重大災害発生時にどのように備品が搬出されるのかということでございますが、これにつきましても県が直接的に管理をいたしますので、それぞれの市町と結んでおります災害協定に基づきまして、それとトラック協会とも協定を結んでおりますので、その協定に基づきまして、トラック協会のほうに依頼をして搬出をするということになります。配備につきましては、基本的に県の防災計画に基づいて行うという形になろうかと思います。 それから、搬出マニュアルについてということですが、これも県のほうで作成をしているというふうにお聞きをしております。その内容についての訓練につきましても、先日南越前町で実施をされました県の総合防災訓練におきまして、県より搬出訓練のほうが実施をされているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) ありがとうございます。 たしか今月の24日ぐらいにも万葉中で市の防災訓練もあるようにも聞いております。また注目をしていきたいと思います。 ちなみに、近場にそういう建物、施設があるということで、今県の管理ということで、県がメーンでいろいろと対応するということだったと思うんですが、例えばの話なんですが、市としては、もしものとき、万が一のときには、この防災の建物あるいはその周辺の土地であるとか、そういうようなものを直接地元あるいはまた被災者の方のために何か利用とか活用ができないものなのでしょうか、お尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) お尋ねの県の丹南地域防災基地については、防災基地を避難所として利用をというふうな、利活用というふうな御意見かなと思うんですけれども、県の丹南地域防災基地ということで、丹南地域全体を対象とした県の防災基地ということになります。災害時には支援物資等の配送拠点ということでの運用になるということでございますので、この施設について避難所としての利活用は困難であろうというふうに私ども考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) 理解をいたしました。 なお、先ほどの地元の方からのお尋ねの中にこういうようなものもありました。あそこの立地場所、置かれている周辺を御存じの方はよくおわかりかなと思うんですが、あそこの南側に浅水川というか、地元では文室川と呼んでおりますが、そういうようなものが流れております。直線にして多分50メーターか100メーターまでの距離かなと思われますが。それで、地図なんかでも確かめますと、標高差というか、日野山側がもちろん標高が高くなって、そしてなだらかにあの北側、東運動公園のほうに向かって、そしてその北側がもう田んぼ地帯になりますが、低くなっていきます。そうすると、例えばなんですが、その立地場所が、今文室川、浅水川が時間雨量で100ミリあるいはそれ前後の豪雨に見舞われたときに、今常日ごろ非常に水なんかほとんど流れてない時期が長いわけですが、それがあっという間に増水して、いわゆる堤防を越えていくような場合、オーバーフローしていくと、やはり水は御存じのとおり高いところから低いところへ流れていくといった場合に、その立地しているあそこの建物、本当に大丈夫なのかという、素朴なこともちょっと寄せられました。 そういった面で、これ県の施設なんで市が直接どうのこうのということではないかもしれませんが、ただあるのはやはり、私たちは常に地域の住民の方のそういう安心・安全を気にとめて、それに対しての回答を一定出すことが必要かなというふうにも思いますので、その辺のところもできましたらちょっと御所見だけお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) この丹南地域防災基地につきましては、おっしゃられるとおり県のほうの丹南地域全体を対象とした防災拠点ということで、本市は施設管理を受けているということについては御理解いただけたのかなと思いますが、河川判断による施設の対応などにつきましても、県の要請により市のほうが対応していくという形になっていくのかなと思います。 今、御懸念されておられます立地の問題ですが、ちなみにということになりますが、洪水のハザードマップのほうが平成25年版が皆様のお手元等にあるものでございます。こちらで浸水予想のほうがこの場所、0.5メートル以下というふうな区域の中に所在をしているということになります。また、土砂災害等のハザードの範囲にも入っていないというところになります。こういったところにつきましては、そのもともとの今申し上げたデータというのは県のほうが平成15年ごろに完成をしたデータということになりますが、防災基地の建設の際にもそういった判断に利用されているのかと私ども考えておりますので、そういったところで県は適切な判断をしてこちらのほうを選定されているというふうに理解をしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) 了解いたしました。また、そういう形で自分たちも地元住民としてもまた注意深く見守っていきたいと思います。 それから次に、前のページになりますが、65ページの、3番、地域防災対策事業3,787万6,794円のところであります。今、県のほうということで、今県のほうがずっといろいろと前面に出ましたが、今度は市独自のそういう防災対策事業についてお尋ねしたいと思います。 災害時使用のそういう備品保管の体制が今現在どういう形になっているのかということが気になります。相当の予算が昨年も使われております。そういった面で、具体的な備品の配置の場所、そして保管されている品物あるいは数など、概要をお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) お尋ねの独自の災害使用の備品保管というふうな体制のことでございますが、本市では災害時の備蓄物資及び資機材につきましては、市内7カ所で分散配置を行っておりまして、状況に応じて、最も至近の備蓄倉庫より配送するというふうな計画になっております。 なお、備蓄の資機材につきましては、発電機でありますとか投光器、毛布など、いわゆる資機材と言われるものが126品目、それから非常食については14品目といったものが保管をされている形になってございます。内容につきましては、市の地域防災計画の資料編、こちらをごらんいただきますと資機材のほうの一覧が出ておりますので、ぜひ御確認いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) 今ほど、いろいろと備えがされているということで、品目も多くあるということも今お聞きをいたしました。 それで、そういう非常食とか資機材などの更新について、以前もちょっと防災関係で一般質問で絡んでさせていただいたことがありましたが、平成28年度、昨年の非常食とか資機材などの更新についてどういう状況だったのか、ちょっと気になりますので、更新の内容と、実際その経費というところではどれくらい要したのかお願いしたいと思います。 そして2つ目には、例えば非常食といってもいろんな種類はあるかと思うんですが、主なそういう備品、資機材の、更新の時期というか、対応というのか、賞味期限とか、いろいろ機材によっては対応、使える年数も限られてくるかと思いますので、そういうことについて。 さらに3番目として、そういう更新対象になるものということで、ちょっと普通に考えると、例えば賞味期限というか、消費期限が3年間、3年が終わったらもう全部破棄されてしまうのかなと。資機材についても、10年、15年は使えるけれども、それ以降はだめよといった場合、その期限が来た場合にそのまま破棄されてしまうのかなというちょっと考えもありますが、その点などについてお伺いをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) 平成28年度に購入をいたしました備蓄物資の内訳につきましては、災害用備品、いわゆる資機材につきましては559万674円ということで、毛布を730枚、それからブルーシートを400枚というようなものを購入しております。 それから、災害用備品につきましては、備蓄品ということで非常食ですが、94万9,752円。これについてはアルファ米を700食、ハーベストといいまして、シリアルのようなものになりますが、こういったものを580食、そのほかということで購入をいたしております。そのほか、一般事務費等がこれに計上されておりますので、消耗品全体で合計いたしますと748万円余りということになってございます。 昨年度の非常食の更新内容ということについては今ほどのとおりでございますが、非常食の消費期限というようなことでございますが、食品の内容によって微妙に違うものでございますが、主に主食類については5年間というふうになってございます。消費期限が近い非常食でありますとか、あるいは過ぎてしまったものは当然使えないんですけれども、消費期限が迫っているというものにつきましては、地区の防災訓練でありますとか、あるいは合宿通学での訓練とか、そういったものでぜひ利用していただきたいということでお声かけをしておりまして、そういった利用に使われているというのが実態でございます。有効に活用させていただいているという状況でございます。 それから、資機材につきましては、これは機械類につきましては、いわゆる耐用年数といいますか、大蔵省令耐用年数といいますと非常に短い期間になりますが、実際の使用期間については、定期的な点検を行いつつ、県との立ち会いのもとですけれども、定期的な点検を行いつつ、利用が使えるものについては長期にわたって利用していくということになっていくのかなと思っております。したがいまして、それでふぐあいが出るようなものについて、ほかのところに転用するということは基本的に考えておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 加藤吉則君。 ◆(加藤吉則君) 私もちょっと意識の中で、いや、これもったいないな、何とか、リサイクルなり活用できないのかなという思いがありまして、ちょっとそういう面もあったわけですが、今地区の防災訓練であったり、あるいはまた合宿のそういうふうな場面で特に食品類なんか使われていっているということも今お聞きしまして、非常にそういう何らかの形でやはり活用、そしてみんなのためになるといいなと確かに思っております。ぜひ今後ともお願いしたいと思います。 それで、最後になりますけれども、やはり防災というと、1つは、後の一般質問でもまた行いたいと思うんですが、自助、共助、そして公助という観点が常に今あちらこちらでなっているんですが、やはり一般的には、よく自助が最近あちらこちらからその大切さ、重要さ、そしてしっかり皆さん頑張りましょうというようなことが声高に聞こえてくるわけなんですが、その大前提として、やはり恒常的なもの、いわゆる行政側のところで、やっぱりもう個人ではどうにもならないような、例えば大きな公共施設であったり、あるいはまた道路、橋も含め、そういうようなものに対する備えというのは一方で非常に基盤として大事なものがあります。そうは言っても、やはりこの場で発生した場合に、誰がどう身を守るの、自分を守るのとなったら、やはり常日ごろからの私たちの意識次第で、じゃあちゃんと備えをして、防災グッズとか備えがしてあるのかどうかの点検も含め、あるいは町内でそういうふうな持ち寄っての点検確認とか、ちょっとした避難訓練もされているのかというようなところが非常に今後ますます求められてくるんかなというふうにも思います。そういった面で、課題ということで最後にちょっとお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 刀禰危機管理幹。 ◎危機管理幹(刀禰孝則君) お尋ねの資機材についての課題というようなことですが、非常食などの備蓄につきましては、先ほど申しましたとおり、県の防災計画に基づきます想定がございます。これに基づきまして備蓄基準のほうが定められているというようなことでございます。本市においては、一応この県の防災基地のほうに入っているのは4,000人分ということで、その3日分ということで、食料でいいますと1万2,000食の主食分を備蓄をしているという内容になってまいります。 家庭の防災グッズの周知等に関しましては、平成26年度に家庭防災対策ガイドというものを私ども全戸配布をさせていただいております。また、地区の防災訓練でありますとか、町内への出前講座など、あらゆる機会を通じて周知を図ってきているところでございますが、課題といたしましては、地区の防災訓練等において、例えば非常持ち出し袋なんかを入れた、防災グッズを入れた非常持ち出し袋なんかを持って避難をされるという方がまだまだ実は少ないというような状況が感じられるということで、今後とも各家庭における防災意識の向上ということで、特に非常用の持ち出し袋をぜひ準備していただきたいというようなこと、防災グッズを各家庭のほうでも備蓄をしていただきたいというようなことが大変重要なことかなというふうに考えているところでございます。ぜひともこのあたりにつきましては皆様方の御協力をいただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 霜実男君。 ◆(霜実男君) じゃあ、1点だけよろしくお願いします。 決算書の81ページの児童相談事業の中の自立支援事業委託のほうでお聞きします。 自立支援事業委託ですけれども、どのような内容で、どこへ委託されているのかお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 渡辺市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事兼教育委員会事務局理事(渡辺亜由美君) お尋ねの自立支援事業委託料1,118万5,600円の内訳でございますが、主要な施策の成果等決算報告書の46ページをごらんください。 こちらの(9)生活困窮者自立支援事業、子供の学習支援事業、これは生活困窮世帯等の子供に対する学習支援、日常生活支援、教育支援等を実施しております。個別支援のほうでございますが、委託先が社会福祉法人越前自立支援協会ということで、委託料が240万円となっております。また、集団支援は委託先、地域ボランティアということで、北日野地区のほうです。委託料34万円となっております。また、下のほうにあります11番、越前市子ども条例発達自立支援システム導入は28年の繰越事業になっております。子ども条例に基づき、支援の必要な子供に対し、妊娠期からの切れ目ない支援を行うために、情報を一元管理する児童相談システムを導入いたしました。導入委託料が844万5,600円となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 霜実男君。 ◆(霜実男君) メーンとなる子供さんは、生活困窮者の家庭の子供さんがメーンになっているというふうに考えてよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 渡辺市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事兼教育委員会事務局理事(渡辺亜由美君) 議員の申されたとおり、生活困窮者というふうになっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 霜実男君。 ◆(霜実男君) この子供さんが来られる時間帯というのは、学校終わってからの時間帯になっているんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 渡辺市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事兼教育委員会事務局理事(渡辺亜由美君) 個別支援については放課後というふうになっておりますし、集団支援のほうにつきましては、月に一、二回でしたでしょうか、済いません、というふうに、放課後ではなく、月だったと思います。申しわけありません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 霜実男君。 ◆(霜実男君) 先ほど予算のほうを言われましたけれども、これ最初の予算書に上がってる金額が274万円の金額だったんですけれども、決算で一千何百万円等の決算が上がってるんですけれども、その差額をちょっと説明してください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 渡辺市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事兼教育委員会事務局理事(渡辺亜由美君) 先ほど御説明させていただきました240万円、それから34万円、このシステム導入の844万5,600円を合計いたしますとその額になると理解しておりますが。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(前田一博君) 霜実男君。 ◆(霜実男君) このシステム導入で八百四十万円幾らかが導入されているとなってますけれども、これは最初からの予算には上がってなかった分でしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 渡辺市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事兼教育委員会事務局理事(渡辺亜由美君) これは28年度への繰り越しの事業の分になりますので、27年度の予算を28年度に繰り越した分です。 ◆(霜実男君) はい、わかりました。以上です。 ○議長(前田一博君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 議案第47号から議案第53号までの7案については、20人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 異議なしと認めます。 よって、本7案については、20人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、大久保健一君、清水和明君、吉村美幸君、小玉俊一君、加藤吉則君、霜実男君、佐々木哲夫君、吉田啓三君、安立里美君、川崎俊之君、三田村輝士君、小形善信君、城戸茂夫君、川崎悟司君、中西眞三君、西野与五郎君、伊藤康司君、福田往世君、前田修治君、片粕正二郎君、以上20名の諸君を指名したいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました20人の諸君を決算特別委員会委員に選任することに決しました。 暫時休憩いたします。        休憩 午後2時15分        再開 午後2時15分 ○議長(前田一博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第9 議案第54号 ・ 日程第10 議案第55号 ○議長(前田一博君) 日程第9議案第54号越前市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部改正について及び日程第10議案第55号越前市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正についての2案を一括して議題といたします。 本2案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 質疑を終結いたします。 議案第54号については総務委員会に、議案第55号については産業建設委員会に付託いたします。  ================ △日程第11 議案第56号 ・ 日程第12 議案第57号 ○議長(前田一博君) 日程第11議案第56号市道路線の認定及び変更について及び日程第12議案第57号工事の請負契約についての2案を一括して議題といたします。 本2案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) ただいま議題となっております議案第57号工事の請負契約について中身をお尋ねさせていただきたいと思います。 契約そのものについては、それで入札の結果でございますので、全く異議はないわけでございますが、その中身について確認を含めてお尋ねしたいというふうに思います。 今回のこの議案ですが、旧今立歴史民俗資料館部分と、今立図書館2階の一部を改修するということになっております。その中身について、金額の配分も含めて教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) 金額の配分についてのお尋ねでございます。 旧今立歴史民俗資料館と今立図書館の工事をするわけでございまして、旧今立歴史民俗資料館の展示室及び収蔵庫を国重要有形民俗文化財の専用収蔵庫として改修し、事務室はその他の文化財専用の収蔵庫とするということでございまして、旧今立歴史民俗資料館には国の重要有形民俗文化財に指定された越前和紙の製作用具2,523点を収蔵し、今立図書館2階の一部には古文書を収蔵するというものでございます。 今回の1億6,200万円は案分いたしますと、旧今立歴史民俗資料館の部分が1億3,500万円、今立図書館の改修の部分が2,600万円というような感じになります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) その中において、今一部御説明がありましたが、国重要有形文化財23点を含めるということでございますが、今回収蔵能力を高めるというのか、機能を高めるような御説明であったかと思いますが、改めてその収蔵能力、また収蔵庫の機能について御説明いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) 平成26年3月に重要有形民俗文化財として国の指定を受けました和紙製作用具及び製品2,523点を適切に保存活用するため、旧今立歴史民俗資料館と今立図書館の一部を専用の収蔵庫として改修をするものでございます。資料館の改修内容は、主に和紙関係の重要有形文化財を保管するほか、現在資料館において保管している文化財を収蔵するため、温度、湿度を適正に管理するための設備を完備するものでございます。 文化財の展示につきましては、和紙関係は紙の文化博物館で行うほか、その他の文化財については、武生公会堂記念館やいまだて芸術館で展示をいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 大量の資料が寄贈されたり、また収蔵するという形になろうかというふうに思います。非常に期待しているところではございますが。 それで、今回改修に当たりまして、特に和紙関係の資料が多いという形で、和紙関係の方の意向、また専門家等の御意見もいただいたかと思いますが、どのような点で配慮をされたのか、その点あれば教えていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) 改修の決定に当たりまして、和紙組合関係者との協議を十分行いまして、紙の文化博物館をあわせた要望書の提出をいただいているところでございます。改修はその要望書の趣旨に沿って行っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) その趣旨に沿って改修するというお言葉でありました。 それで、さきの質問にお答えいただいたその他の専用の収蔵庫ということですが、その他の収蔵、例えば具体的にどんなものがその他の項目に上がっているのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) 旧今立歴史民俗資料館にはいろんな和紙関係の製品のほかに、三田村家の古文書とか、今まで歴史民俗資料館で保有していたそういったものがございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今、三田村家の古文書というふうなお話が一つの事例としてありましたが、三田村家の古文書の中には織田信長、また豊臣秀吉、徳川家康等の歴代の、本当に日本を支配された方の朱印状等があるのかなというふうに思っておりますけれども、ぜひ今回完全な形でそういったものが傷まないように収蔵を完璧なものにしていただきたいというふうに強く要望しておきますけれども。 この収蔵庫ですけれども、図書館の2階を一部改修するというお話がございます。今立の図書館は、たくさんの方が利用されますし、たくさんの収蔵の本等があります。今回改修する部分については、読み語り、読み聞かせのスペース、またライブラリー等、そして会議室がないということで、2階の会議室がなくなってしまうわけですけれども、この点はどういうふうにされるつもりなのか教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) 今ほど今立図書館2階の読み聞かせや視聴覚室、会議室とか、そういった機能がどうなるのかとのお尋ねでございます。 今立図書館の2階で行っていた読み聞かせなどは、今立総合支所完成後の複合施設の中で行われます。複合施設の中に市民利用機能がございまして、250人収容できる多目的ホールとか、そこはパーティションで仕切ることもできますし、子供と遊びの広場、カフェ、オープンライブラリーとか、地域活動の場、ふれあい広場等、それに複数の会議室もございます。そこを利用していただくという形になります。 また、その内容につきましては、平成29年3月に市民説明会を開催させていただいておりまして、利用者団体に対しても説明を行わせていただきました。 そこで、今立図書館の2階の工事は、ことしの1月から工事の準備に入りまして、9月末まで工事を行い、10月からという形になりますけれども、今立総合支所のそういった市民利用機能がある複合施設ができるまでの間の工事期間中につきましては、視聴覚室等御利用いただいておりました読み聞かせのボランティア団体などは、いまだて芸術館の中にもいろいろ北側のほうにもロビー等、いろんな部屋もございますので、そちらを御利用いただくという形になっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 安心しました。ぜひ市民の方の利便性に不都合がないように、特に子供さんの読み語り、読み聞かせ、こういった楽しみにしているゾーンを確保して、いまだて芸術館等を利用されるということでございますので、十分な配慮をよろしくお願いしたいというふうに思います。 それで、今回紙の文化博物館がいよいよ今月19日にフルオープンされるという形になっております。それで、国宝級といいますか、国の重要有形文化財を今回収納するわけですけれども、この文化財ですけれども、紙の博物館のほうとは距離があるわけですね。この距離があるわけですけれども、そういう場合に、今回工事の中でトラックヤードも工事して、雨風に当たらないという形にされるんだと思うんですが、どのような手段で運ばれるのか。また、学芸員さんなんかもついて回ると思うんですけれども、こういった国宝級と言ったら失礼かもしれませんけれども、国の重要有形文化財をどのような手段、どういうようなこん包をして、どういう形で運ばれる、または収納するのか、この点ちょっとお考えがあれば教えていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野茂生君) お答えいたします。 紙の文化博物館、それと今回の議案に上がっております収蔵庫への文化財の移動はどうするのかというお尋ねでございますけれども、これも文化庁と十分に協議を行う中で、学芸員の立ち会い指導のもと移動を行うということで、文化庁からそういう了解を得ているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 学芸員の指導のもと搬送するということ、また収納するということだと思うんですが、そこら辺とやっぱりきちっと、せっかく重要な文化財でございますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 最後の質問になりますけれども、今回改修される旧今立歴史民俗資料館及び図書館の収蔵庫、これ味真野に越前の里郷土資料館があるわけですね。こことの関連ですね、機能、役割といったものがもし今現時点で決まっているものであればお教えいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 藤下産業環境部長。 ◎産業環境部長(藤下利和君) 味真野のほうの万葉館の所管は私どもになりますので、私のほうでお答えしたいと思うんですが。 今、収蔵庫のほうで保管するのは和紙関係のものが主になります。実際には万葉館のほうで和紙関係のものは展示するという計画はございませんが、企画とかそういった形で展示の期間を合わせるとか、そういったことで整合性といいますか、協調を図っていきたいというふうに考えています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 味真野にある越前の里郷土資料館、今回できる重要文化財の収蔵庫、それぞれの機能、役割がありますし、また今回フルオープンされる紙の文化博物館、ここら辺の3館を、近い距離にございますので、それぞれの機能、役割を改めて見直していただいて、それぞれの持っている機能を有効に活用できるようにしていただきたいと強く要望して、質問を終わりたいと思います。 ○議長(前田一博君) 質疑を終結いたします。 議案第56号については産業建設委員会に、議案第57号については教育厚生委員会に付託いたします。  ================ △日程第13 議案第46号 ○議長(前田一博君) 日程第13議案第46号平成29年度越前市一般会計補正予算第3号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(前田一博君) 質疑を終結いたします。 本案については各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分については、お手元に配付してあります予算付託表のとおりであります。  ================ ○議長(前田一博君) 本日はこれをもって散会いたします。        散会 午後2時31分〔 参 照 〕請 願 文 書 表受理 番号請願第7号件 名「共謀罪」(テロ等組織犯罪準備罪)の廃止を求める請願平成29年 8 月29日受理請願者南越革新の会  代表  元 山 章一郎紹介 議員前 田 修 治 君付 託 委員会議 会 運 営 委 員 会請 願 の 要 旨 〔請願趣旨〕  「共謀罪」(テロ等組織犯罪準備罪)の廃止を国に求めることを請願する。  安倍政権はテロ対策を口実にして「共謀罪」を先の国会で野党と国民の反対の声を無視し強行可決した。「共謀罪」は実行犯がなくても「話し合ったり」「相談しただけ」でも処罰を可能にするものである。これは国民の内心の自由、思想、信条の自由を抑圧するものである。日本にはすでに「ハイジャック防止法の予備罪」などがあり、ことさらに「共謀罪」を作らなくても、十分なテロ捜査が可能である。  「共謀罪」の本当の狙いは、警察にフリーハンドを与えて国民の自由な言論や活動を盗聴・監視して、悪政及び戦争する国づくりをさらにすすめようとするものである。  戦前は「治安維持法」によって思想、言論弾圧が行われ、政党、労働運動などの社会運動だけでなく、文化人、宗教者、学生など多くの市民が弾圧され、ものが言えない戦争国家がつくられた。歴史の過ちを繰り返してはならない。  以上により、越前市においては、市民の思想信条の自由、平和を守る立場から、「共謀罪」の廃止を国に求めることを請願する。 〔請願事項〕  1 「共謀罪」(テロ等組織犯罪準備罪)の廃止を求める意見書を政府に提出すること。┌─────────────────────────────────────────┐│            予   算   付   託   表            ││ 総務委員会                                   ││  議案第46号 平成29年度越前市一般会計補正予算(第3号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││     歳出第 2 款 総務費                          ││   第2条(地方債の補正)の第2表地方債補正                  ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第46号 平成29年度越前市一般会計補正予算(第3号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 4 款 衛生費                          ││       第10款 教育費                          ││ 産業建設委員会                                 ││  議案第46号 平成29年度越前市一般会計補正予算(第3号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          │└─────────────────────────────────────────┘...