平成23年12月第 6回定例会 平成23年第6回
越前市議会定例会(第1号) 平成23年11月30日午前10時、平成23年第6回
越前市議会定例会が
越前市議会議場に招集されたので会議を開いた。┌─────────────────────────────────────────┐│ 告示第140号
││ 平成23年第6回
越前市議会定例会を次のとおり招集する。
││ 平成23年11月21日
││ 越前市長 奈 良 俊 幸 ││ 1 日 時 平成23年11月30日午前10時 ││ 2 場 所
越前市議会議場 │└─────────────────────────────────────────
┘ =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────
┐│ 平成23年第6回
越前市議会定例会議事日程 ││ 平成23年11月30日午前10時
開議 ││ 第 1 号 ││ 第 1
会議録署名議員の指名 ││ 第 2 会期の決定 ││ 第 3 議案第44号 平成22年度越前市
水道事業会計決算 ││ 第 4 議案第45号 平成22年度越前市
工業用水道事業会計決算 ││ 第 5 議案第46号 平成22年度越前市
一般会計歳入歳出決算 ││ 第 6 議案第47号 平成22年度越前市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算 ││ 第 7 議案第48号 平成22年度越前市
下水道特別会計歳入歳出決算 ││ 第 8 議案第49号 平成22年度越前市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算 ││ 第 9 議案第50号 平成22年度越前市
霊園事業特別会計歳入歳出決算 ││ 第10 議案第51号 平成22年度越前市
老人保健特別会計歳入歳出決算 ││ 第11 議案第52号 平成22年度越前市
駐車場特別会計歳入歳出決算 ││ 第12 議案第53号 平成22年度越前市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 ││ 第13 議案第54号 平成22年度越前市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 ││ 第14 議案第55号 平成22年度越前市
介護保険特別会計歳入歳出決算 ││ 第15 議案第56号 平成22年度越前市
今立工業団地事業特別会計歳入歳出決算 ││ 第16 議案第57号 平成22年度越前市
ガス事業清算特別会計歳入歳出決算 ││ 第17 議案第58号 平成22年度越前市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 ││ (以上15案
決算特別委員会審査結果報告) ││ 第18 議案第78号 越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について ││ 第19 議案第71号から議案第77号まで、及び議案第79号から議案第86号まで
││ (提案理由の説明) │└─────────────────────────────────────────
┘ =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1
会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 議案第44号 平成22年度越前市
水道事業会計決算 日程第 4 議案第45号 平成22年度越前市
工業用水道事業会計決算 日程第 5 議案第46号 平成22年度越前市
一般会計歳入歳出決算 日程第 6 議案第47号 平成22年度越前市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算 日程第 7 議案第48号 平成22年度越前市
下水道特別会計歳入歳出決算 日程第 8 議案第49号 平成22年度越前市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第 9 議案第50号 平成22年度越前市
霊園事業特別会計歳入歳出決算 日程第10 議案第51号 平成22年度越前市
老人保健特別会計歳入歳出決算 日程第11 議案第52号 平成22年度越前市
駐車場特別会計歳入歳出決算 日程第12 議案第53号 平成22年度越前市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 日程第13 議案第54号 平成22年度越前市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 日程第14 議案第55号 平成22年度越前市
介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第15 議案第56号 平成22年度越前市
今立工業団地事業特別会計歳入歳出決算 日程第16 議案第57号 平成22年度越前市
ガス事業清算特別会計歳入歳出決算 日程第17 議案第58号 平成22年度越前市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 日程第18 議案第78号 越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について 日程第19 議案第71号から議案第77号まで、及び議案第79号から議案第86号まで 議案第71号 平成23年度越前市
一般会計補正予算(第4号) 議案第72号 平成23年度越前市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第73号 平成23年度越前市
下水道特別会計補正予算(第2号) 議案第74号 平成23年度越前市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議案第75号 平成23年度越前市
介護保険特別会計補正予算(第2号) 議案第76号 平成23年度越前市
水道事業会計補正予算(第1号) 議案第77号 平成23年度越前市
工業用水道事業会計補正予算(第1号) 議案第79号 越前市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について 議案第80号 越前市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部改正について 議案第81号 越前市
老人福祉施設設置及び管理条例の廃止について 議案第82号 越前市児童館設置及び管理条例及び越前市
コミュニティーセンター設置及び管理条例の一部改正について 議案第83号 財産の処分について 議案第84号 財産の取得について 議案第85号 越前市越前てわざ工房の
指定管理者の指定について 議案第86号 越前市いまだて芸術館の
指定管理者の指定について =======================================3 出席議員(22人) 1 番 安 立 里 美 君 2 番 吉 田 慶 一 君 3 番 三田村 輝 士 君 4 番 川 崎 俊 之 君 5 番 題 佛 臣 一 君 6 番 小 形 善 信 君 7 番 関 利英子 君 8 番 城 戸 茂 夫 君 9 番 川 崎 悟 司 君 10番 西 野 与五郎 君 11番 中 西 眞 三 君 12番 大久保 恵 子 君 13番 前 田 一 博 君 14番 福 田 往 世 君 15番 伊 藤 康 司 君 16番 佐々木 富 基 君 17番 玉 村 正 夫 君 18番 前 田 修 治 君 19番 福 田 修 治 君 20番 玉 川 喜一郎 君 21番 片 粕 正二郎 君 22番 嵐 等 君 ───────────────────────────────────────4 議会事務局の職員 事務局長 山 口 孝 次長 三 好 昭 副課長 瀧 見 尚 是 主幹 川 邉 俊 博 ───────────────────────────────────────5 説明のための出席者 市長 奈 良 俊 幸 君 副市長 藤 原 知 朗 君 企画部長 西 藤 浩 一 君 総務部長 青 柳 和 男 君
市民生活部長 細 井 清 治 君
福祉保健部長 伊 藤 修 司 君
産業環境部長 河 瀬 信 宏 君 農林審議監 佐々木 哲 夫 君 建設部長 水 上 博 美 君 水道部長 西 島 克 己 君
今立総合支所長 酒 田 文 幸 君
会計管理者 國 定 博 司 君
企画部理事 塚 崎 正 巳 君
企画部理事 吉 村 裕 寿 君
総務部理事 清 水 俊 行 君
福祉保健部理事 金剛丸 仁 君
建設部理事 藤 井 信 夫 君
建設部理事 齊 藤 重 人 君
水道部理事 前 田 照 二 君
秘書広報課長 今 村 祐 之 君 財務課長 田 中 英 夫 君
教育委員会 教育長 中 島 和 則 君 事務局長 橋 本 弥登志 君
事務局理事 川 本 豊 子 君6 議 事 開会 午前10時02分
○議長(嵐等君) 皆さんおはようございます。 ただいまから平成23年第6回
越前市議会定例会を開会いたします。 ここで、会議に先立ち、市民憲章を全員で唱和いたしますので、よろしくお願いいたします。 前文は事務局長が朗読いたしますので、以下各項目について全員で御唱和をお願いいたします。〔全員起立の上、唱和〕──越 前 市 民 憲 章── わたしたちは、恵まれた自然と輝かしい伝統にはぐくまれた越前市民です。 この郷土を愛し、心と力をあわせ、なおいっそうの発展をめざすため、次のことを誓います。1 わたしたちは、日野の峰のように、高い理想をいだき、豊かな未来をきずきます。1 わたしたちは、日野の流れのように、うるおいと安らぎのある環境をつくります。1 わたしたちは、桜の木のように、力強くすこやかに成長します。1 わたしたちは、菊の花のように、やさしさと思いやりをもって助けあいます。1 わたしたちは、国府の文化と匠の技を生かし、学びの輪をひろげ、世界にはばたきます。 ================ 開議 午前10時03分
○議長(嵐等君) これより本日の会議を開きます。 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者は、奈良市長、藤原副市長、
西藤企画部長、
青柳総務部長、
細井市民生活部長、
伊藤福祉保健部長、
河瀬産業環境部長、
佐々木農林審議監、
水上建設部長、
西島水道部長、
酒田今立総合支所長、國定
会計管理者、
塚崎企画部理事、
吉村企画部理事、
清水総務部理事、
金剛丸福祉保健部理事、
藤井建設部理事、
齊藤建設部理事、
前田水道部理事、
今村秘書広報課長、
田中財務課長、
教育委員会中島教育長、
橋本事務局長、
川本事務局理事、以上であります。 次に、平成23年第5回定例会以降に開催されました議長会その他の諸会議等の概要につきましては、お手元に配付いたしてあります諸
会議等報告書のとおりであります。 なお、これらの関係書類につきましては、事務局に保管してありますので、ごらん願います。 次に、監査委員から送付されました
例月現金出納検査及び行政監査の結果報告につきましては、お手元に印刷配付いたしてありますので、ごらん願います。 次に、市長から、報告第21
号賃貸借契約の締結の報告について、報告第22号専決処分の報告について、以上2件の報告が提出されており、お手元に送付いたしてありますので、ごらん願います。 ================
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(嵐等君) 本日の日程に入ります。 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において題佛臣一君、小形善信君、関利英子君を指名いたします。 ================
△日程第2 会期の決定
○議長(嵐等君) 日程第2会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期につきましては、去る11月21日の
議会運営委員会において協議いたしました結果、本日から12月20日までの21日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 異議なしと認めます。 よって、
今期定例会の会期につきましては、本日から12月20日までの21日間と決定いたしました。 なお、
今期定例会の運営につきましては、お手元に印刷配付いたしました会期日程により進めたいと思いますので、議員各位の御協力をお願いいたします。 次に、本日の会議運営につきましては、お手元の議事日程第1号にありますとおり、まず継続審査の各会計決算について
委員長報告を経て採決を行います。引き続き、職員給与の改正条例案について提案説明及び質疑をし、休憩中に
所管委員会で審査し、再開後、
委員長報告を経て採決を行います。その後、各補正予算、各条例案及び一般議案について一括して提案説明を求めることで議事を順次進めてまいりますので、議員各位の御協力をお願いいたします。 ================
△日程第3 議案第44
号 ~ 日程第17 議案第58号
○議長(嵐等君) 日程第3議案第44号平成22年度越前市
水道事業会計決算から日程第17議案第58号平成22年度越前市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算までの15案を一括して議題といたします。 本15案に対する委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
題佛決算特別委員長。
◆
決算特別委員長(題佛臣一君) 〔登壇〕ただいま議題となりました平成22年度越前市各会計決算15案につきまして、
決算特別委員会の審査の結果を御報告いたします。 本15案につきましては、去る9月定例会に提案され、本委員会に付託の上、閉会中の継続審査となっていたものです。
決算特別委員会では、10月4日、17日、24日及び11月4日の4日間にわたって委員会を開き、
会計管理者ほか
関係理事者の出席を求めて審査を行いました。 まず、議案第44号平成22年度越前市
水道事業会計決算、議案第45号平成22年度越前市
工業用水道事業会計決算、議案第47号平成22年度越前市
簡易水道事業特別会計決算、議案第57号平成22年度越前市
ガス事業清算特別会計決算、以上2事業会計、2特別会計の決算につきまして、審査の結果を御報告いたします。 本4案のうち、
水道事業会計の決算審査に当たりましては、委員からは、ライフスタイルの変化や水需要の低迷化などで使用料の増加が見込めない中、効率的な施設の運用管理が求められているが、そのための施策としてどのようなものがあるかとただされました。 理事者からは、県水の受水量の逓増に伴い、市の水道施設を計画的に縮減してきている。夏場や冬場の需要増を補うためと県水がとまった場合の
危機管理対策として一定程度の水道施設は残すが、それ以外は順次縮小していく。また、昨年度策定した
経営健全化計画に基づき、人件費の縮減を図っていくとともに、高金利債の繰上償還や遊休地の売却を進めるほか、工事においても計画的に事業を進め、年間工事費を抑えるなど、事業の経営効率化に努めていきたいとの答弁がなされました。 さらに委員からは、今後の
経営健全化の具体的な目標年次と方策についてただされました。 理事者からは、平成25年度を目指して
包括的民間委託による浄水場からの職員の引き揚げに取り組むほか、平成23年度と24年度に5%以上の高金利債の繰上償還を行うこと、さらに第5次拡張の事業期間を平成31年度までに延伸するとともに、投資額の縮減などの見直しを行うことなどを
経営健全化計画に掲載されているとの答弁がなされました。 一方、水道料金について、委員から、本年3月定例会での平成26年度以降の
料金引き下げ要請に対する実現性についてどう考えているのかとただされました。 理事者からは、平成22年度末で累計1億9,000万円の赤字があり、これをまず解消していく必要がある。平成23年度から県水の受水単価を1立米当たり97円としても、経営状況は非常に厳しい状況にあり、平成25年度に水道料金を改定しても赤字の早期解消は厳しいところであるが、
経営健全化計画に基づき、浄水場の
包括的民間委託も含めた効率的経営をしながら、可能な限り料金の低廉化に向けて計画的に努力していきたいと考えていると答弁がなされました。 さらに委員からは、受水単価の引き下げは、県に対して強く働きかけていかなければならないが、加えて市として近隣の関係市町と連携して、
日野川浄水場に職員を派遣して運営するなどの展望があるのかとただされました。 理事者からは、県に対する重要要望のほか、
日野川水道事業の経営分析の会議などでも、さらに効率化をお願いして、少しでも単価を下げる努力を求めていく。関係3市2町の中では、最も受水量の大きい越前市が中心となって呼びかけを行い、強力に県に要望していきたいと考えている。 また、水道事業の広域化については、相手もあることから、今後研究し、関係市町とも協議を進めていきたいと考えているとの答弁がなされました。 以上、
公営企業関係決算審査において、特に論議のあった点につきまして申し上げましたが、審査の結果、議案第44号、議案第45号、議案第47号、議案第57号の4案につきましては、いずれもこれを認定すべきものと決しました。 次に、議案第48号平成22年度越前市
下水道特別会計決算、議案第49号平成22年度越前市
国民健康保険特別会計決算、議案第50号平成22年度越前市
霊園事業特別会計決算、議案第51号平成22年度越前市
老人保健特別会計決算、議案第52号平成22年度越前市
駐車場特別会計決算、議案第53号平成22年度越前市
農業集落排水事業特別会計決算、議案第54号平成22年度越前市
林業集落排水事業特別会計決算、議案第55号平成22年度越前市
介護保険特別会計決算、議案第56号平成22年度越前市
今立工業団地事業特別会計決算、議案第58号平成22年度越前市
後期高齢者医療特別会計決算、以上10
特別会計決算につきましては、審査の結果、10案いずれもこれを認定すべきものと決しました。 次に、議案第46号平成22年度越前市
一般会計決算について審査の結果を御報告いたします。 審査の中で論議のあった主な内容につきまして御報告をしますと、まず歳出決算のうち、総務費の審査に当たりまして、
総務管理費に計上された
職員研修事業について、委員からは、職員研修はどのように実施されているのか、職員が自主性を持ち、市の特徴を生かした研修がなされているのかとただされました。 理事者からは、研修の内容としては、
民間企業研修も含む市独自の研修や
県自治研修所委託研修、そして職務に関連する専門的知識などを習得するための民間などの機関が行う専門研修がある。また、各部署が抱える課題に対して必要な研修を職員が自主的に考え、職員課でその要望を聞いた上で、年間計画を立てる研修があり、その研修実施に当たっては、予算の範囲内で各部で優先順位をつけて行っているとの答弁がなされました。さらに、研修の意義に触れて、委員からは、予算を増額するなど、もっと研修内容を充実させてはどうかとただされました。 理事者からは、23年度には要望に応じた研修を実施できるよう各部署の状況を把握し、22年度の約2倍の予算を計上している。また、23年度から研修後は職場内研修を実施して、研修成果を関係職員や部署に伝える体制を強化しているとのとの答弁がなされました。 これに対して委員からは、越前市の将来の課題をしっかり考え、積極的に研修を行い、まちづくりに生かしてほしい。また、研修成果の報告にとどまらず、議員に情報を提供するなどして、研修成果を生かすよう努力してほしいとの要望がなされました。加えて委員からは、市民の意識が多様化し、専門性が高まる中、福祉や農業などの専門分野への実地研修を実施してはどうかとの要望、意見がなされました。 理事者からは、研修内容について各部で十分に研究、検討し、予算の範囲内で臨機応変に対応するよう周知していきたいとの答弁がなされました。 次に、同じく総務費中、企画費に計上された
総合計画推進事業について、委員からは、現在の
事務事業評価制度に対しての現在までの
取り組み状況についてただされました。 理事者からは、
事務事業評価については、内部で当該年度の事業の進捗状況、事業の効果がどの程度あるのか評価して、翌年度予算につなげていくためのものである。
事務事業評価は、市の細かい事業すべてを対象にしており、多岐にわたるのでその個別事業についての達成率は把握せず、複数の事務事業を束ねた
実践プログラムの中で進捗管理をしていると答弁がなされました。 さらに委員からは、事務事業の改善をしようということで評価を行っていると思うが、
実践プログラムに対して行った内部評価をもとに外部評価をしてもらうという
実践プログラムありきの
外部評価委員会になっているのではないかと委員会の運営体制を含めてただされました。 理事者からは、まず市において内部評価を行い、その結果について外部評価をいただき、次年度以降の事務事業の改善につなげているほか、
行財政構造改革推進委員会や
指定管理者の
評価委員会、市監査委員の行政監査などにおいてもチェックをいただくなど、いろいろな角度から御意見をいただけるような
チェック体制となっている。
事務事業評価のあり方については、今後とも議会の意見も組み入れながら、よりわかりやすいシステムとなるよう改善していきたいと答弁がなされました。 次に、同じく総務費中、
自治振興費に計上された
地域自治振興事業について、委員からは、
地域支援員の22年度の活動状況についてただされました。 理事者からは、地区からの要望、質問などについての
ワンストップサービス的な窓口として、また
自治連合会に設置されている専門部会への支援を目的として、平成22年度から4人の
地域支援員を配置している。
ワンストップサービスは、ある程度地区に浸透してきていると思っているが、
自治連合会専門部会への支援については、各課の事業と振興会の事業が重複している場合があったことから、それぞれの事業について、
地域支援員が間に入って調整をしているところであるとの答弁がなされました。 さらに委員からは、
地域支援員制度はよいと思うが、地域によっては
地域支援員の活動にばらつきが出ないよう、また地域の実情を把握できるよう、
地域支援員は各地区の
自治振興会の理事会などに参加をして、地区の雰囲気や状況を把握しておく必要があるのではないかとただされました。 理事者からは、昨年度は
地域支援員を配置した最初の年であったので、とにかく地域へ出向くことを進めてきた結果、地域へ出向いた回数は、4人合計で延べ300回ほどになっている。
地域支援員は、1人当たり3から5地区の担当を持っており、そのほかにも業務を持っているため、地区の理事会などには参加していないのが現状だが、
地域支援員の設置から1年半がたったことから、来年度に向けて、その業務面での見直しを検討していきたいとの答弁がなされました。 次に、
地域自治振興事業交付金のあり方について、委員からは、地区に対する交付金の算定方法の見直しについて検討は進められているのかとただされました。 理事者からは、交付金は基礎事業、協働事業、特別事業と構成されており、22年度当初予算で1億700万円を計上している。そのうち、協働事業については一定の算定割合があり、21年度において連合会、振興会と協議した中で、均等割30、人口割60、面積割10の割合として、22年度から適用しているところである。3カ年は固定することで合意を得ており、24年度中には見直しの協議をしたいと考えているとの答弁がなされました。 さらに委員からは、狭隘道路の除雪単価について、市は幹線道路の融雪を優先して予算をつけているが、狭隘道路の除雪単価をもっとふやすことは考えていないのかただされました。 理事者からは、狭隘道路の交付金については、除雪に対して一定額を補助するもので、現在の単価は市道除雪に係る経費をベースとしている。今のところ、現在の単価を適用するが、まず課内で検討していきたいとの答弁がなされました。 次に、衛生費の審査に当たりましては、保健衛生費に計上された地域医療活動支援事業について、委員からは、特定疾患特別見舞金について適正な支給実態とするため、対象者の入院先、通院先の把握をしているのかどうかとただされました。 理事者からは、平成22年度の対象者374名に対して、見舞金を通院の場合は3万円を359人の方に、入院の場合は5万円を15名の方に支給している。対象者の利用病院先の把握については、受給者証などを交付する県に対して調査を実施したいとの答弁がなされました。 重ねて委員からは、特定疾患に係る通院諸費用がかさむことから、市独自の手厚い支援がなされるよう要望がなされました。 次に、同じく衛生費の環境対策費に計上されました自然環境保全対策事業におけるコウノトリが舞う里づくり事業について、委員からは、まずコウノトリが定着するために必要なえさ場についてただされました。 理事者からは、コウノトリ1羽当たり無農薬、無化学肥料の田んぼが4ヘクタールほど必要であるとの答弁がなされました。 委員からは、親鳥のつがいを兵庫県から借り受けて飼育、産卵させ、生まれた幼鳥を放鳥する計画があるが、飼育ケージがある白山地区は冬になると雪が多いため、十分なえさ場を確保できるのか心配しているところであり、コウノトリが定着する可能性についてただされました。 理事者からは、親鳥については人工給餌を行う予定であるが、冬のえさ場対策については課題がある。市としては、コウノトリが舞う里づくり構想を進める中で、自然界の中でえさを確保できる対策をつくっていきたい。えさの量については、県などの調査では白山・坂口地区はえさ場として適した場所であるとの報告がなされている。また、親鳥が近くにいることで帰巣本能がより働き、定着の可能性が高いとされているとの答弁がなされました。 委員からは、コウノトリの定着が事業の目的ならば、えさ場対策について、さらに検証が必要と考えるが、この事業目的をどのようにとらえているのかとただされました。 理事者からは、コウノトリは自然再生のシンボルである。コウノトリがすむ環境は人間にとっても住みやすい環境であり、私たちの子孫、未来のためにもそのような地域環境をつくっていきたいという思いで事業を進めているとの答弁がなされました。 さらに委員からは、コウノトリのえさ場確保に関連し、有機農業の推進に対する市の取り組みと親鳥の借り受けの話がある中、白山地区だけでなく、市内全域にえさ場環境を整備するための取り組みについてただされました。 理事者からは、有機農業については県でマニュアルを作成中であり、今後これを活用しながら市内全域に周知し、県、農協とも連携を図りながら推進していきたい。また、えさ場環境の整備については、過去にコウノトリとゆかりのある市内の各地域とネットワークを組み、情報交換をしながら市内全域へ取り組みを進めていきたいとの答弁がなされました。 さらに理事者からは、コウノトリに関して新聞報道がなされているが、現在コウノトリの定着の取り組みについては、県が主体となって兵庫県や文化庁と協議している段階であり、事業の方向性については、まだ具体的になっていない。方向性が決まれば、今後県から正式に発表がなされると思われる。市としては、県の取り組みをチャンスととらえ、県と市の役割分担の中で、コウノトリが舞う里づくりについて、有機農業や環境調和型農業の推進も含め、取り組みを進めていきたいと答弁がなされました。 次に、商工費の審査に当たりまして、商工費に計上された観光・匠の技案内所運営事業について、委員からは、年間約630万円の建物借り上げ料を支払い、なぜ観光・匠の技案内所をセンチュリープラザ内に設置しているのか。町なかの活性化を図るため、まちなかプラザやセルプショップえちぜんと場所を集中させる中で、空き家や店舗を利用することはできないのかとただされました。 理事者からは、もともと武生駅構内にあった観光案内所とあわせて、伝統産業をPRする場として、駅近くのセンチュリープラザ内に設置した。観光・匠の技案内所は、武生駅の県外利用者が駅を出て最も近い場所にあり、越前市のみならず、丹南地区の観光の玄関口という位置づけで設置している。一方、まちなかプラザは、主に町なかを散策する観光客や商店街の支援という位置づけであるとの答弁がなされました。 さらに委員からは、施設の位置づけについては理解はできるが、この案内所に係る借り上げ料が高いことから、事業の見直しを真剣に考えられたいとの要望がなされました。 次に、同じく商工費に計上された観光客増加促進事業について、委員からは、この事業による経済効果についてただされました。 理事者からは、22年度は名鉄バスが約300台、約1万人の観光客を町なかに送客し、1時間散策するという企画があった。しかし、語り部による案内が1時間かかり、フリーの時間がとれないという課題があったため、23年度の企画では、語り部による案内を30分にしたところ、町なかのお土産屋や飲食店に観光客が訪れるようになってきており、これらの観光客に対して積極的に商いをする場面も見られるため、市としても商店街全体が積極的な対応をするよう働きかけていきたいとの答弁がなされました。 さらに委員からは、語り部による案内と観光PRに力を入れ、商店街と連携しながら、リピーター観光客を確保する体制づくりをして、さらに町なかの活性化を図ってほしいとの要望がなされました。 次に、土木費の審査に当たりまして、道路橋梁費に計上されました雪寒地域道路事業費について、委員からは、これまで生活道路融雪と幹線道路融雪の予算について産業建設委員会で論議がなされ、少なくとも2割は生活道路の整備のために予算を確保するよう要望してきたが、実際の比率はどのようになっているのかただされました。 理事者からは、平成22年度については幹線道路が施行延長で1,430メートル、金額ベースで全体の約9割となっている。融雪施設の整備に当たっては、費用対効果の高い幹線道路を主として整備を行っている。幹線道路と生活道路の割合に配慮するように要望、意見をいただいていることは承知している。平成23年度は、融雪施設の整備に1億円近い予算を計上しており、生活道路については既設の水源に余裕がある路線の中から、できるだけ要望にこたえていきたいとの答弁がなされました。 重ねて委員からは、生活道路の融雪については、市民からいろいろな意見を聞き、審査をした産業建設委員会として
委員長報告も行ってきた重要な案件である。予算の振り分けには適正な判断をしてほしいとの要望がなされました。 次に、教育費の審査に当たりましては、委員からは、児童・生徒が学習しやすい教育環境づくりを進める上で、部活動を含め、学校での会議や授業方法の見直しなどによって効率化を図り、現場を預かる教職員の多忙化や過重負担を解消していくべきではないかとただされました。 理事者からは、学校の先生の多忙化を少しでも少なくするため、コンピューター関連機器を活用した授業を進めて負担軽減に努めるとともに、学校適応支援や外国人児童・生徒支援、教育補助員の配置、運動部指導強化について外部指導員制度の取り入れなどを行うことで多忙感を減らせるよう、今後とも適切に対応をとっていきたいと答弁がなされました。 最後に、歳出の教育費及び歳入の審査に当たって、委員からは、現在公園を初めとした施設使用料の減免制度の見直しがされているが、その見直しの基本的な考え方についてただされました。 理事者からは、使用料の減免については、原則5割の負担を統一基準として設け、公共的な団体の使用については、2割の負担となるよう考えている。しかし、施設ごとにいろいろなケースがあるので、統一基準をもとに施設の所管各課で具体的な案をまとめているところであるとの答弁がなされました。 委員からは、基本的に有料化されていく中で、市民の理解がどのように得られているのか、市民にどのような説明をしながら進めていくのかとただされました。 理事者からは、使用料について市監査委員の行政監査を受けて、負担の公平の観点から見直しをさせていただいている。使用料の見直しについては、各種団体にも参加をしていただいた市使用料検討委員会からの報告に基づき、統一基準化を図ったところであり、今後この統一基準などをどう市民に説明していくかについては、関係団体などと協議していきたいと考えていると答弁がなされました。 続いて、繰越金について、委員からは、予算審議の中で毎年繰越金を少しずつ分けて歳出補正に計上されているが、今後の繰越金の計上方法についてどのように考えているのかただされました。 理事者から、繰越金については、その都度の歳出補正の財源とするため、繰越金の計上については、23年度の9月補正から補正予算の概要において全体の繰越額を明示し、繰越額の計上額と未計上額に分けて説明させていただいている。また、県や他市において越前市と同様に必要財源分について繰越金を分けて計上しているという答弁がなされました。 さらに委員からは、慎重に取り組んできた結果として、翌年度に繰り越せる財源が出てきたわけであるが、予算編成時に十分な精査を行い、しっかりとした予算を組んでほしいとの要望がなされました。 以上、
一般会計決算審査に当たり、特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、議案第46号につきましては、これを認定すべきものと決しました。 以上、
決算特別委員会の審査の結果の御報告といたします。
○議長(嵐等君)
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本15案に対する委員長の報告はいずれも認定であります。 本15案については委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 異議なしと認めます。 よって、議案第44号、議案第45号、議案第46号、議案第47号、議案第48号、議案第49号、議案第50号、議案第51号、議案第52号、議案第53号、議案第54号、議案第55号、議案第56号、議案第57号、議案第58号の15案はいずれもこれを認定することに決しました。 ================
△日程第18 議案第78号
○議長(嵐等君) 日程第18議案第78号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
青柳総務部長。
◎総務部長(青柳和男君) 〔登壇〕ただいま議題となりました議案第78号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正につきまして提案理由を御説明申し上げます。 本案は、人事院及び県人事委員会勧告の内容に基づき、一般職の職員に対する給料表の改定等をいたすため、越前市職員の給与に関する条例等の一部を改正いたそうとするものであります。 また、附則において、4月から11月までの期間にかかわる給与の差額相当分を本年12月に支給する期末手当の額で減額調整をいたそうとするほか、所要の改正をいたそうとするものであります。 なお、この条例は、平成23年12月1日から施行いたそうとするものです。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(嵐等君) 以上をもって提案理由の説明を終了いたします。 この際、申し上げます。 理事者への議案質疑につきましては、一問一答方式により、1議題につき質疑、答弁を含めて30分以内の時間制限により行います。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 前田修治君。
◆(前田修治君) ただいまの議題となっております議案第78号についてお聞きをいたします。 過日の説明会の中でも一部お聞きをいたしましたが、改めて確認をさせていただきたいというふうに思います。 今回の条例改正案は、今提案説明であったように、国の人事院及び県人事委員会の勧告の内容に基づいて、市の一般職員らの給料を平均0.2%引き下げること、また減額調整として、ことしの4月からにさかのぼって4月から今日までの給料や諸手当の総額の0.4%、また6月に支給されている期末手当などの0.4%を今度の12月支給の期末手当から差し引こうと、こういうことをしようとするものであります。 そこで、お聞きをいたしますけれども、過日の説明会でもありましたけれども、今回の改正によって、給料や手当等の引き下げ対象となる職員は、職員総数の中で何名になりますか、まず人数を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
青柳総務部長。
◎総務部長(青柳和男君) お答えします。 今回の減額調整の対象となる職員は378人でございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 前田修治君。
◆(前田修治君) 378名ということで、大変大きな数字だというふうに思いますけれども、この引き下げられた給与分の総額というのは幾らになるんでしょうか、また平均では1人当たり年間どのくらいの減収になるのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
青柳総務部長。
◎総務部長(青柳和男君) 先ほど378人と申し上げましたが、これは年代別にいきますと40代後半から50代、若手職員については給料をそのまま保障しようというものでございます。 そこで、お尋ねの今回減額改定での影響額はということでございますが、378人で年間、4月から来年3月までの年間でございますと1,256万9,000円になります。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 前田修治君。
◆(前田修治君) 平均で1人当たりの減収というのは年間幾らになりますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
青柳総務部長。
◎総務部長(青柳和男君) 失礼いたしました。今の1,256万9,000円を378人で割りまして、平均ですと減額3万3,251円となります。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 前田修治君。
◆(前田修治君) そうしますと、今度の12月の期末手当から差し引かれるこれまで受け取った分の0.4%分の金額、理事者は調整というふうに言っておりますけれども、これは既に支給されている分について戻せという、いわゆる不利益の遡及にほかならないと思いますけれども、この分については今説明ありました年間減収分と一致するのかと思いますけれども、今度の12月の一時金で差し引かれる金額の総額と今の数字というのは一致しますか。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
青柳総務部長。
◎総務部長(青柳和男君) 先ほども御答弁の前に申し上げましたように、1年間、4月から向こう来年3月までの影響額が先ほど言った金額でございまして、今回の期末手当で調整される額は約660万円ほどでございまして、これも1人当たり平均額にしますと約1万7,610円になります。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 前田修治君。
◆(前田修治君) いずれにいたしましても、人事院勧告というのは昨年ですね、これは昨年と同じような同じ議案なので、同じこと言わなきゃいけないんですけれども、人事院勧告というのは、これは公務員に労働争議権がないと、そのかわりに人事院が勧告をして給料を上げてきたと、こういうものなんですね。労働争議権というのは、当然労働者が待遇改善を求めて行うものであって、待遇を悪くしようと思って争議する労働組合はありません。 したがいまして、この人事院勧告についても、労働者また公務員に不利益となるようなこうしたことを勧告するということは、全く余計なお世話と言わなければいけないと思いますけれども、こうした勧告に沿って唯々諾々と公務員の給与を引き下げてきたと、このことについて市のトップとして、市長は本当にこれどういうふうに思われておられるのか、お聞かせいただきたいなというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
青柳総務部長。
◎総務部長(青柳和男君) 御質問の件は、不利益不遡及の原則という言われ方をいたしますが、このことについては、公務員の給与については民間の給与、4月時点で比較して均衡を図ると、年間で均衡を図るという原則でございます。 このことについては、国家公務員の人勧制度がずっと行われまして、2002年に初めてマイナス勧告が出た、このときにも国会論議の中でもそういうことが論議になりましたが、そのときの大臣、当時の総務省の局長のほうからは、先ほど言いましたように年間給与で均衡を図る観点から所要の調整を行う、そういうようなことで地方公務員法の14条に定めます情勢適用の原則にもかなうんだというような答弁をされておりまして、合理性があるというふうに答弁をされておりますので、その答弁のとおり、今我々は国の勧告並びに県の人事委員会勧告に基づきまして、これまでも給与改定を行ってまいりますし、調整を行ってきたところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 前田修治君。
◆(前田修治君) 無理やり違法ではないということで押しつけようとしているというふうにしか思えませんけれども、今、市の職員の方々、大変な忙しい状況だというふうに思うんです。この間、合併後の職員削減等々もありますし、そして今日では市の行政業務はもちろんですけれども、家に帰って、地域に帰ってもその地域の行事に積極的に参加せよというふうな、そういうこれも勧告と言えば勧告なんでしょうけれども、こういうことを言われて大変御苦労されてると、地域の行事に参加するかどうかというのは一般の人たちもそうですけども、自主的なそういう思いだというふうに思いますね。ですから、もちろん参加していただくにこしたことはないんですけれども、そういうことまでが何か押しつけられてきてるような感を私は否めないというふうに思っているんです。 そうした中で、市役所では住民サービスの向上に努めながら、またその地域では地域のそういう活動に邁進していくと、そういう職員の大変な中で、こういう給与削減というのは私は絶対やってはいけないと、ますます職員の働く意欲をなくす、表立ってはそういうことはないかもしれませんけども、そういうことにつながっていくんではないかというふうに私は懸念をいたしております。 そうした点で、こうした給与の引き下げというのは絶対にやってはならないということを私申し上げて、質問を終わります。
○議長(嵐等君) 質疑を終結いたします。 本案については総務委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。 休憩中に委員会を開催し、議案に対する審査をお願いいたします。 再開は委員会終了後、お知らせいたします。 休憩 午前10時49分 再開 午後 1時15分
○議長(嵐等君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第78号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正についての審議を続行いたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 大久保総務委員長。
◆総務委員長(大久保恵子君) 〔登壇〕ただいま議題となっております議案第78号につきまして、総務委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましては、本会議休憩中に委員会を開き、
関係理事者の出席を求めて審査いたしました。 審査に当たりましては、委員より、毎年公務員賃金の引き下げを繰り返すことは民間労働者の給与引き下げにもつながることになり、ひいては地域経済を低下させることになるという意見もありましたが、賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会の審査結果の御報告とさせていただきます。
○議長(嵐等君)
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 前田修治君。
◆(前田修治君) 〔登壇〕私は、ただいま議題となっております議案第78号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について、日本共産党議員団を代表いたしまして反対の立場で討論を行います。 本議案は、民間賃金との比較を根拠にした人事院及び県人事委員会の勧告に基づき、職員の給料や期末手当等の引き下げを行おうとするもので、職員1人当たり年額にして平均3万3,251円の引き下げ、また現行との差額を4月からにさかのぼって12月支給の期末手当から削減しようとするものであります。 今回の給与の引き下げは職員の士気の低下を招き、ひいては住民サービスの低下につながりかねません。また、公務員が下げたからと、さらに民間賃金の引き下げを呼び込み、購買力の低下で消費を冷え込ませるなど、地域経済に悪循環をもたらすおそれがあります。景気悪化の悪循環を断ち切るためにも、民間が下がったから公務員も下げる、こういう考えは改めて、民間も公務員も賃上げの方向で努力すべき局面であります。 今回の改正案は、人事院勧告とそれに実質倣っている県人事委員会勧告に基づいてということでありますが、公務員から労働基本権である争議権を奪っていることの代償措置として勧告があるわけですが、争議権で闘うかわりに労働者としての利益を守る代償である勧告がこの間、マイナス、マイナスで逆に利益を損なってきている。また、昨年に続いて公務員に賃金引き下げと、これまで支給されてきた分まで返せという、事実上、不利益の遡及という原則違反の勧告をいたしました。このような問題がある勧告に従って実施しようとする引き下げや減額は容認することができません。 私たちは市職員が憲法を遵守し、市民の利益を守る全体の奉仕者として働きがいが持てるように、労働条件と職場環境の整備を改善していくことが市民の目線に立った市民本位の越前市政につながることだと考えます。 以上の理由から、職員給与、手当等の引き下げや不利益の遡及となる12月期末手当の減額をしようとする本議案に対して反対をいたします。
○議長(嵐等君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 ただいま議題となっております議案第78号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正については起立により採決します。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案については委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔賛成者起立〕
○議長(嵐等君) 起立多数であります。 よって、議案第78号は原案どおり可決されました。 ================
△日程第19 議案第71号から議案第77号まで、及び議案第79号から議案第86号まで
○議長(嵐等君) 日程第19議案第71号平成23年度越前市
一般会計補正予算第4号から議案第77号平成23年度越前市
工業用水道事業会計補正予算第1号まで、及び議案第79号越前市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定についてから議案第86号越前市いまだて芸術館の
指定管理者の指定についてまでの15案を一括して議題といたします。 本15案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 奈良市長。
◎市長(奈良俊幸君) 〔登壇〕提案理由の説明に先立ち、去る11月22日の新庁舎建設に関する新聞報道について、先般議長、副議長より厳しい抗議をいただいたところであり、市民の代表である議会に多大な御迷惑をおかけしたことを深くおわびを申し上げます。今後、庁舎問題については、慎重に発言をしてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。 本日ここに平成23年第6回
越前市議会定例会が開会され、提案いたしました平成23年度12月補正予算案を初め、各種案件の御審議をいただくに当たり、当面する市政の重要課題について御説明を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 さて、本年は3月11日の東日本大震災を初め、7月の台風9号による新潟・福島豪雨、9月の台風12号による近畿・中国・四国地方の大水害など非常に多くの災害が発生をしました。 被災地への支援については、東日本大震災はもとより、他の災害に対しても義援金の受け付けを継続して実施をしており、特に新潟・福島豪雨の被災自治体である新潟県三条市に対しては、同市からの要請により、9月26日から来年3月末まで市職員1人を派遣をし、災害復旧の支援を行ってるところであります。今後も市民の御理解と御協力をいただきながら、被災地の復旧、復興の支援に取り組んでまいります。 次に、原子力防災については、11月17日の原子力安全委員会において、原発から半径10キロメートル圏内としている緊急時計画区域──EPZを、緊急時防護措置区域──UPZとして半径30キロメートル圏内に広げる見直し案が了承されました。半径30キロメートル圏内に拡大をされた場合、本市のほぼ全域が緊急時防護措置区域──UPZに入ることから、原子力災害対策を含めた市地域防災計画の全面的な見直しを図り、市民の安全・安心を早急に確保することが求められます。 そこで、10月14日には原子力災害に備え、石川県七尾市との間で災害時総合応援協定を締結しました。七尾市は、北陸電力志賀原発から市域の半分近くが20キロメートル圏内、ほぼ全域が30キロメートル圏内に含まれ、越前市と日本原電敦賀原発との位置関係に似ている上に、両市は100キロメートル以上離れ、同時に災害を受ける可能性が非常に低く、協力体制がとりやすいことから、越前市が七尾市に協定締結を申し入れたものであります。万一の際は、被災した児童・生徒の受け入れや食料、生活必需品の供給、被災者の一時避難施設の提供、応急復旧に必要な資機材の提供、職員派遣などを行うこととなります。さらに、11月13日には京都府宇治市との間で観光や歴史・文化、災害発生時における総合応援等に関する都市連携協定も締結いたしました。 次に、新庁舎の建設については、8月3日の市議会全員協議会において、市民の間にさまざまな意見があり、半年間との限られた期間では十分な合意形成を図ることが極めて困難な状況にあることから、あくまでも市民の融和を第一に考え、合併協定を尊重し、健全財政を維持しつつ、コンパクトなまちづくりにも配慮しながら市民の合意形成を図り、着実に基金を積み立てながら将来的に新庁舎を日野川東部の適地に建設するとの従来の方針を引き続き堅持することを表明しました。しかし、その後、東日本大震災の被災地以外の自治体においても、合併特例債の発行可能期間を延長するとの方針が示され、現在国会において法案が審議中であることから、その動向を注視しているところであります。 同法案が可決をされれば、本年4月からの起債制度の変更に加え、合併特例債の発行期間が5年間延長され、新庁舎建設に係る財政的、時間的な制約が大幅に緩和をされることになるため、この期間の確実な庁舎建設に向け、庁舎とまちづくりの関係、特に人口減少社会や少子・高齢社会を見据えたコンパクトなまちづくりとの整合、情報化の進展に伴う庁舎機能のあり方などの課題について十分に時間をかけながら、慎重かつ総合的に検討を深め、市民の合意形成を図る必要があると考えております。 次に、10月25日に、市は武生商工会議所、越前市商工会とともに、地域発展を目的に人づくり、物づくり、まちづくりの各分野において、長期的な視点に立った相互協力を進めるため、福井工業大学との間で地域連携協定を締結しました。平成17年の福井工業高等専門学校、平成19年の仁愛大学に続く協定締結となります。今回の協定により、産学官連携の新たな枠組みができたことに大きな意義を感じており、これを契機として、子供たちの夢をはぐくむ教育の推進など人づくり、地域産業の活性化など物づくり、中心市街地の活性化などまちづくりに関する3分野10項目について、行政並びに産業界と大学との連携を密にし、地域発展に向けた取り組みを展開していきたいと考えております。 次に、野田首相が10月28日の所信表明において震災復興、原発事故の収束、日本経済の立て直しの3点を加速させるため、早期成立を訴えた平成23年度第3次補正予算が11月21日に成立をしました。 第3次補正予算には、復興対策として9兆2,438億円、円高対策として約2兆円が盛り込まれ、総額は12兆1,025億円と、補正予算の規模としてはリーマン・ショック後の平成21年度第1次補正予算の14兆8,000億円に次ぐ過去2番目の規模であり、これにより本年度一般会計予算の総額も106兆3,987億円と過去最大になりました。今後、東日本大震災の復旧、復興が本格的にスタートしますが、野田内閣に対しては、被災自治体はもとより、国民に最も身近な基礎自治体の意見に真摯に耳を傾け、現場を重視したスピード感のある対応を行うことで、国民の期待にこたえることを願い、今後の国政の動向を注視してまいります。 次に、経済・雇用情勢については、11月14日の内閣府の発表によると、7月から9月期の国内総生産──GDPの成長率は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.5%の増、年率換算で6.0%の増となり、1年ぶりにプラス成長となりました。東日本大震災後に落ち込んだ自動車生産等の回復で輸出がふえたほか、個人消費が伸びたことが主な要因です。しかし、歴史的な円高や欧州の債務危機、タイの洪水被害など、景気を悪化させる要因が多いことから、10月から12月期以降は一転して厳しい状況に陥る可能性があるとしています。 一方、雇用情勢については、11月29日に福井労働局が発表した10月の県内雇用情勢によると、有効求人倍率は前月比で0.03ポイント上昇して1.12倍となり、4カ月連続で改善をしました。全国平均は0.67倍で、福井県は17カ月連続で全国トップにあります。武生公共職業安定所管内でも1.05倍と、前月より0.05ポイント上昇しており、同労働局は、県内の雇用情勢は依然として厳しい状況にあるが、持ち直しているとしております。 こうした状況を踏まえ、12月補正予算案には、平成24年度当初予算とあわせて切れ目のない予算執行を図るため、きめ細かな地域経済・雇用対策事業として、道路整備事業や小・中学校の施設改修など市単独事業を中心に前倒しを行うとともに、企業立地促進補助金やまちなか事業・地域助け合いビジネス支援事業補助金などを追加計上しました。 きめ細かな地域経済・雇用対策事業の主な内容としては、学校教育環境の整備を図り、児童の安全を確保するため、早期の対応が必要な武生西小学校体育館の屋根改修工事と王子保小学校のプールサイド改修工事について所要額を計上しました。また、災害発生時に中学校体育館を広域避難場所として指定をしていることから、武生第一中学校、武生第三中学校、南越中学校のバリアフリー化工事についても所要額を計上しました。あわせて、本年度に実施をした学校樹木調査の結果、児童・生徒の安全や交通の妨げ、地域の景観上に問題となる樹木が多くあったことから、樹木の伐採や剪定などの業務委託費を計上しました。 さらに、地域の人づくりや
地域自治振興事業等の拠点である地区公民館を快適かつ安全に利用するため、南中山公民館の空調設備改修工事に所要額を計上するとともに、地域支え合い体制づくり事業県補助金を活用して、武生東公民館と坂口公民館のトイレ等のバリアフリー化工事に所要額を計上しました。 このほか、市民生活に最も身近な生活道路の整備や維持改修工事を初め、排水路改良工事や市営住宅改善工事に所要額を計上し、市民の安全・安心の確保や快適な環境づくりに努めてまいります。 次に、平成24年度当初予算の編成については、10月11日に平成24年度当初予算編成方針を決定し、東日本大震災や国内で頻繁に発生をする集中豪雨等による災害を教訓とした「地域防災力の充実強化」並びに世界的な金融経済危機を背景とした激しい円高等による企業の不安感や危機感の広がりに対する「経済・雇用対策の推進」の2点を最重点項目と位置づけました。また、市総合計画基本計画の改定のポイントである4つの重点を中心とする施策への取り組みを重点項目とし、市民生活や地域経済に目配りをした、めり張りのある予算編成を進めているところであります。 それでは次に、当面する市政の重要課題について、まちづくりの5本の柱ごとに、その取り組みの一端を御説明いたします。 まず、1つ目の柱である元気な産業づくりについて申し上げます。 欧州の債務危機や歴史的な円高等に伴い、企業を取り巻く環境は不透明感を増しているため、市としては、引き続き企業立地促進補助金や越前発新事業チャレンジ支援事業、産業人材育成支援事業など多様な施策を実施してまいります。 また、中小企業等振興資金利子補給制度及び中小企業緊急経営安定資金の信用保証料や利子に対する補給金を通して中小零細企業への支援に努めており、本年度中に要綱を改正して制度化した東日本大震災復興緊急保証支援分については9件を認定し、そのうち5件に対し、利子補給金等の申請がありました。 中小企業緊急経営安定資金については、県が10月3日に円高対策として要件を緩和したことから、市においても中小企業緊急経営安定対策利子補給等交付要綱により、信用保証料や利子補給を実施することといたしました。 市産業活性化プランについては、独立行政法人中小企業基盤整備機構北陸支部、武生商工会議所、越前市商工会と市が平成21年に締結をした業務提携に関する覚書に基づき、同プランの実現に向けたえちぜんプロジェクトを立ち上げ、11月14日に市内の事業者を対象にパワーアップセミナーを開催しました。このセミナーの開催を皮切りに、商品開発やブランドコンセプトの策定などについて、本年度から来年度にかけ、同機構の支援を受けて事業の展開を図ってまいります。 新規高等学校卒業者等の就職については、武生公共職業安定所によると、9月末における管内の新規高等学校卒業者等の求人倍率は1.30倍で、昨年同期と比べて0.38ポイント上昇しており、引き続き支援に努めてまいります。 伝統産業については、和紙の里のパピルス館が10月1日のリニューアルオープンを機に広報活動を強化した結果、来場者数が前年同月と比較して約3割ふえ、順調な伸びを示しています。また、東京えちぜん物語事業については、本年度から新宿パークタワー内のリビングデザインセンターOZONEのサテライトショールームに常設展示ブースを設け、首都圏のバイヤー等への情報発信を行っていますが、新たに東京ビッグサイトで開催をされるギフトショー春2012への出展に向け、準備を進めています。 観光の振興については、「親しまれて60年。つながる未来へ」をキャッチフレーズに、第60回たけふ菊人形を10月1日から11月6日までの37日間にわたり開催をしたところ、昨年より1万1,000人増の11万人の入場者を迎え、成功裏に閉幕することができました。たけふ菊人形まつり実行委員会を初め、関係者の御尽力に深く感謝申し上げます。 ことしの菊人形館は、「江姫と戦国の女たち」をテーマに、江姫の3メートルのメガ菊人形でお客様をお迎えするなど、華やかな菊人形の展示を行うとともに、菊人形回顧展で60年の歴史を振り返りました。また、噴水の周りには30体を超える菊の動物や4メートルのクマのジャンボトピアリーを配置し、写真撮影の絶好のポイントとして好評を博しました。さらに、お土産横町の一角に「がんばろう!日本 東日本支援コーナー」を設け、東日本大震災の被災地の物産品販売や観光PRを行ったほか、野外ステージでは、岩手、宮城、福島3県の伝統芸能の披露も行いました。このほか、ことしの秋も市内各地で多数のイベントが開かれ、たけふ菊人形の最終日の11月6日には、昭和の花嫁行列やタンス町屋台まつり、壱の市が、11月20日には花筺もみじまつりや蔵の辻での参の市、秋の収穫祭などが開催をされたことから、11月20日に各イベント会場やリニューアルをされたパピルス館等をつなぐ無料回遊バスを運行するなど支援に努めたところ、両日ともに各会場は多くの人でにぎわいました。 市観光振興プランについては、現行の「訪れてよし、住んでよし、出会いと感動のある越前市」の理念に基づき推進を図っていますが、同プランの改定に当たり、現行の理念を推進するキーワードを「来訪者の心をつかむのは、まちを愛する人たちの説明や案内である」とし、新たな状況等を踏まえた組織論を加え、素案をまとめたところです。今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、本年度末のプラン改定を目指してまいります。 農業の振興につきましては、国の戸別所得補償制度の一環として、本市が既に取り組んでいる施策を後押しする形で、本年度から新たに導入をされた環境保全型農業直接支払制度について、水稲への冬期湛水の取り組みに対する市独自の上乗せ支援を創設した結果、県認証の特別栽培米の作付面積が県内作付面積の4割強の約430ヘクタールとなる見込みであります。そのうち、来月までに現地確認を行う予定の冬期湛水の申請面積は230ヘクタールを超え、環境に優しく生き物と共生する農業の着実な進展に大きな手ごたえを感じてるところであります。 また、食に関する知識や健全な食習慣を広く市民に啓発をするとともに、地域の農産物をPRして、地産地消の推進を図るため、開学10周年を迎えた仁愛大学と連携し、大学学園祭が開かれた10月22日と23日に仁愛大学で市食育フェアを開催したところ、3,000人を超える来場者を迎えることができました。特に、初日のオープニングセレモニーには、武生第五中学校での夢の教室のために来越をされた貴乃花親方と財団法人日本サッカー協会の小倉純二会長にも御出席をいただきました。 貴乃花親方には、貴乃花部屋の力士によるもちつきやちゃんこなべの振る舞いを通して、来場者との触れ合いに気軽に応じていただくとともに、インタビュー等では本市のコウノトリが舞う里づくりやコウノトリ呼び戻す農法に対して温かいエールと協力、支援の言葉をいただいたところであります。 農業生産基盤の整備については、これまでの農地・水保全管理支払交付金の共同活動支援に加え、新たに集落共同で農業用施設の長寿命化を図るための向上活動支援交付金制度が10月より本格的に始まり、集落が立てた計画に基づき、整備を行ってるところであります。 また、8月22日から23日の豪雨及び9月20日から21日の台風15号により被災をした農業施設の災害復旧工事については、国の支援を受け、早急に対応してまいります。 次に、2つ目の柱である元気な人づくりについて申し上げます。 障害者福祉については、市障害者計画に基づき、障害者を取り巻く社会情勢の変化や関連法制度の改正等を踏まえ、平成24年度から26年度までを計画期間とする市第3期障害福祉計画の策定を進めており、障害のある人が地域の中で安心して暮らすことができるまちづくりを推進してまいります。 高齢者福祉については、住みなれた地域で高齢者が安心して生活できるよう、介護保険サービスや介護予防事業、認知症対策、高齢者の生きがいづくりなどの施策の総合的な推進を目指して、市第5期高齢者福祉保健計画・介護保険事業計画の策定を進めています。今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、本年度末の計画策定を目指してまいります。 養護老人ホーム越前市寿楽園については、完全民営化の方針に基づき、建物及び事業を移譲する社会福祉法人を、公平性の観点とサービス向上の観点に立ち、第1種社会福祉事業の入所施設を市内において現に運営をしている社会福祉法人を対象に公募し、専門的知識を有する第三者による選考会議を経て、移譲先を決定したところです。来年4月1日からの移譲に当たり、施設の廃止条例等の議案を今議会に提出をするとともに、
不動産売払収入等を予算案に計上した次第でございます。 子ども手当については、子ども手当の支給等に関する特別措置法が10月1日に施行されたことから、本市においてもこれに伴う申請受け付けを現在行ってるところであります。 平成24年度から子ども手当を廃止し、従来の児童手当の制度改正で対応するとのことですが、財源や国と地方の負担割合などが依然として不透明であるため、今後も国の動向を注視し、混乱なく移行ができるよう準備をしてまいります。 子ども条例については、昨年度から策定委員会において議論をいただくとともに、市民とのワークショップを開催し、庁内での検討を経て条例素案を策定しました。今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、来年3月議会での条例制定を目指してまいります。 教育の振興につきましては、財団法人日本サッカー協会との夢先生協働事業に基づき、貴乃花親方に夢先生として本市へお越しをいただき、10月21日に武生第五中学校で夢の教室を行っていただきました。授業の後には、財団法人日本サッカー協会の小倉純二会長や武生第五中学校の全校生徒とともに、コウノトリのえさとなるドジョウの放流に参加をいただき、本市で計画をされているコウノトリの放鳥に向けた機運の醸成に御協力いただきました。財団法人日本サッカー協会とは、引き続き夢先生による福井国体に向けた競技力向上支援や卒業生へのお祝いメッセージなどの事業に取り組んでまいります。 次に、3つ目の柱である快適で住みよいまちづくりについて申し上げます。 環境行政につきましては、地球温暖化防止対策の推進のため、県内トップの補助内容に拡充をした住宅用太陽光発電設備導入促進事業について、省エネ設備併設型の通称エコ・ニコニコ補助の申請を64件、太陽光発電設備のみの補助の申請を83件、11月24日現在で受理をしました。平成15年から市の補助を受けて設置をされた住宅用太陽光発電は累計で433件、合計すると1,830キロワットの発電設備となり、年間650トンのCO2削減に相当します。 また、市ではこの夏に市役所の「節電」マイナス15%アクションに取り組んだ結果、3カ月間の市庁舎の電力使用量は対前年比で21.7%の減、その他の市施設では11.6%の減となり、大きな効果がありました。冬も引き続き「節電」電力使用量マイナス10%アクションの取り組みを実施し、無駄を省いた執務体制への転換を図るとともに、省エネルギーに配慮したライフスタイルへの見直しを市民に呼びかけてまいります。あわせて、各家庭においても節電を図るため、夏に実施をした「CO2CO2ダイエット節電大作戦」を冬にも実施し、市民に広く協力を呼びかけてまいります。 自動車部門からのCO2削減については、11月に導入をした2台目の電気自動車を土日、祝日に市内の団体に貸し出し、乗り心地や省エネ性能を体感していただくカーシェアリング事業を11月11日からスタートするとともに、県内の自治体では唯一の電気自動車購入補助金などを活用して、電気自動車の普及促進を図っております。また、12月には電気自動車をさらに1台追加導入し、CO2削減の推進を図ってまいります。 コウノトリが舞う里づくりについては、生き物と共生する越前市を目指し、10月15日に武生パレスホテルで約300人の参加者を得て、昨年に引き続き「2011コウノトリが舞う里づくり大作戦」を開催しました。県が10月に計画をしていた本市でのコウノトリの放鳥については、その後の福井県と兵庫県との協議により、12月10日に兵庫県から本市にコウノトリの親鳥のつがいが移送されることになりました。これに合わせて、しらやまいこい館の中に同日、コウノトリPRコーナーをオープンする準備を進めており、本市のコウノトリが舞う里づくりに関する積極的な情報の提供、発信に努めてまいります。引き続き、県との連携を密にし、白山・坂口地区を初め、市民の御理解と御協力をいただきながら、コウノトリの定着に向けた取り組みを進めてまいります。 景観行政については、10月3日に社団法人福井県建築士会を、県内で初めてとなる景観整備機構に指定をしました。景観整備機構は、景観法に基づき、公益法人等を良好な景観形成を担う主体として位置づける制度であります。今後も社団法人福井県建築士会を初め、多様な主体と連携し、越前市らしい地域固有の景観の保全を図るとともに、市民が主役の景観まちづくりを進めてまいります。 市道橋梁の維持管理については、橋梁の延命化等を図ることを目的に、市橋梁長寿命化修繕計画を策定し、計画的な維持管理に取り組んでまいります。あわせて、主要な市道の橋梁を対象に、地震発生時の落橋を防ぐ耐震化工事を進めてまいります。 下水道事業については、市下水道整備基本構想に基づき、公共下水道、合併処理浄化槽、農業集落排水等のそれぞれの役割分担のもと、市内全域において着実に整備を進めてるところであります。特に、合併処理浄化槽による処理へ整備手法の転換を図った地域を対象に、今回拡充をした合併処理浄化槽の補助制度の説明を行い、御理解を得ながら普及促進に努めております。あわせて、全市的な浄化槽の維持管理体制の構築に向け、市浄化槽維持管理協会の再編を行い、来年4月から協会の利用ができるよう準備を進めてるところであります。今後も水洗化率の向上に向け、地元説明会や市政出前講座の開催、未接続世帯への戸別訪問の実施、下水道展の開催など、下水道接続のPR活動を積極的に行ってまいります。 北陸新幹線については、国の概算要求の状況にかんがみ、11月18日に福井市、あわら市、敦賀市の駅設置市と合同の中央要請を実施するとともに、11月25日には北陸新幹線「南越駅」設置促進期成同盟会として独自の中央要請を実施し、政府や与・野党の国会議員に北陸新幹線の早期整備について要請をしたところであります。今後も引き続き、県を中心に沿線市町や関係機関と連携して、北陸新幹線の最優先の整備を積極的に訴えてまいります。 福井鉄道福武線については、3月に発生した東日本大震災によるイベント等の自粛ムードの影響により、一たんは減少傾向が見られたものの、その後は着実に回復し、本年度上半期の輸送実績は88万4,941人と対前年度比で2.2%の増となっています。今後も市民運動の広がりとともに、福武線に乗る運動を積極的に展開することで利用者が一層増加し、本年度の目標を達成することに大きな期待を寄せるものであります。 市民バスについては、さらなる利用者の利便性向上のため、ダイヤを主とする一部見直しを行い、10月3日から改正ダイヤによる運行をスタートしました。また、これに合わせて3台目となる低公害車の市民バスの新型車両を11月から導入し、車体にはコウノトリのイメージキャラクターを取り入れて、コウノトリ号と名づけました。このバスが市民に愛されるバスとして定着し、環境を基本コンセプトとした持続可能な社会づくりに貢献するとともに、さらなる利用促進につながることを期待しております。 次に、4つ目の柱である安全で安心なまちづくりについて申し上げます。 災害時にひとり暮らしの高齢者や障害のある人など、要援護者が速やかに避難できるよう、本市では災害時要援護者支援システムを平成20年度から導入していますが、自主防災組織や民生委員等が必要に応じて随時最新の要援護者情報を共有し、日常的な見守り活動や災害時の避難支援活動を迅速に行えるよう、12月補正予算案に所要額を計上し、災害時要援護者支援システムの改修を図ってまいります。 市犯罪被害者等支援条例については、9月から3回の策定委員会を開き、犯罪被害者等の置かれている状況を改めて確認し、支援策などについて素案をまとめたところです。今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、来年3月議会での条例制定を目指してまいります。 交通安全の推進については、市交通安全計画の策定に向け、関係各課で構成する策定委員会や市交通安全推進協議会の主な構成機関との懇談会で協議をいただき、その素案を取りまとめたところです。今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、本年度末の策定を目指してまいります。 吉野瀬川ダムの建設事業については、9月26日に開催された国の有識者会議において、基準に沿って適切に検証が実施されたことが確認をされ、10月27日に国土交通省が事業継続との対応方針を発表しました。この間に御支援をいただいた国や県、地元関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。今後も流域住民の安全と安心を確保するため、早期の本体着工に向け、引き続き要請活動を行うとともに、県と連携して吉野瀬川ダム建設事業及び吉野瀬川改修事業の促進に取り組んでまいります。 次に、5つ目の柱である市民が主役のまちづくりについて申し上げます。
地域自治振興事業については、2月に実施した
地域自治振興事業の7年間の振り返りを再び11月に開催し、平成16年当初の理念に沿った視点で振興会みずからの検証を行いました。引き続き
自治連合会と連携し、定期的に検証活動を実施してまいります。 市男女共同参画プランの実施計画の改定については、これまでに4回の審議会を開催し、6月に実施した市民意識調査の結果も参考にしながら、審議会で議論を進め、素案をまとめたところです。今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、本年度末の計画改定を目指してまいります。 外国人市民に係る住民基本台帳制度への一元化については、外国人市民の利便性向上及び市町村の行政合理化を目的として、外国人市民を住民基本台帳法の適用対象に加える法改正がなされ、平成24年7月に施行となります。今後は法改正に伴う準備作業及び外国人市民への周知を徹底し、スムーズな移行を図ってまいります。 本市のイメージアップ事業については、県内で初めてとなる越前打刃物をモチーフとした原動機付自転車のオリジナルナンバープレートの交付を10月3日より開始しました。その際、日本郵政グループの郵便事業株式会社武生支店、郵便局株式会社武生郵便局の御協力をいただき、両社が所有をしている原動機付自転車のナンバープレートを交換する交付式を市役所の前で行いました。今後は、オリジナルナンバープレートをつけた原動機付自転車が市内外を走ることにより、動く広告塔として本市のPRやイメージアップが図られることを期待しております。 次に、地方分権に対応した行財政運営について申し上げます。 公共施設の使用料については、昨年11月の行政監査結果報告や議会での議論を受け、市民利用団体の代表者等で構成する市使用料検討委員会において検討を行い、統一的な基準で一定の負担を求めるべきとの結論を報告いただきました。今後は、来年度からの使用料の見直しに向け、各種団体や各施設等において説明と周知を図ってまいります。 以上、当面する市政の重要課題への対応について、その取り組みの一端を述べさせていただきました。何とぞ議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。 それでは、今回提案いたしました12月補正予算案の概要について御説明申し上げます。 まず、議案第71号
一般会計補正予算第4号につきましては、地域経済・雇用対策などに必要となる額を計上し、補正額を8億9,150万円とし、補正後の予算総額を319億3,620万円にいたそうとするものであります。 まず、歳出予算の主な内容でありますが、各費目において人事院及び県人事委員会の勧告による職員給与の引き下げなどによる職員人件費の更正減により4,092万5,000円を減額したほか、議会費では、職員人件費の更正減により99万円を減額し、総務費では、早期希望退職による職員人件費やコミュニティー会館整備支援事業などに6億4,485万1,000円を計上いたしました。 民生費では、寿楽園管理事業や介護・訓練等給付事業などに2億1,638万4,000円を計上し、衛生費では、南越清掃組合分担金や職員人件費の更正減などにより2,664万円を減額いたしました。 労働費では、労働者福祉施設管理事業や職員人件費に709万7,000円を計上し、農林水産業費では、農業生産総合対策条件整備事業や職員人件費の更正減などにより3,572万8,000円を減額し、商工費では、中心市街地活性化事業や企業誘致事業などに5,808万3,000円を計上いたしました。 土木費では、道路維持改修事業や単独河川改修事業などに4,681万8,000円を計上いたしました。 消防費では、南越消防組合分担金に1,197万2,000円を計上し、教育費では小学校施設営繕事業などに1,908万5,000円を計上いたしました。 公債費では、長期借入金利子の更正減により5,415万3,000円を減額し、諸支出金では、水道事業負担金などに22万1,000円を計上いたしました。 災害復旧費では、農業施設補助災害復旧事業に450万円を計上いたしました。 これらの財源といたしましては、地方交付税7億4,662万円、国庫支出金5,014万7,000円、県支出金2,040万8,000円、繰越金4億8,946万1,000円などを計上いたしました。 引き続き、各特別会計補正予算案の主な内容につきまして御説明申し上げます。 議案第72号
簡易水道事業特別会計補正予算第1号につきましては、施設維持管理事業などに1,127万5,000円を計上し、補正後の予算総額を5,348万1,000円とし、その財源として繰越金などを計上いたしました。 次に、議案第73号
下水道特別会計補正予算第2号につきましては、公共下水道勘定において管渠築造工事費を計上するとともに、人件費の更正減により641万9,000円を減額し、補正後の予算総額を25億5,824万1,000円とし、特定環境保全公共下水道勘定においては、職員人件費の更正減により232万9,000円を減額し、補正後の予算総額を3億7,591万9,000円とし、農業集落排水勘定においては、職員人件費の更正減により67万9,000円を減額し、補正後の予算総額を3億4,388万5,000円といたしました。 次に、議案第74号
国民健康保険特別会計補正予算第1号につきましては、事業勘定において過年度療養給付費等国庫負担金返還金などに1億157万1,000円を計上し、補正後の予算総額を76億2,819万8,000円とし、その財源として繰越金を計上いたしました。 次に、議案第75号
介護保険特別会計補正予算第2号につきましては、職員人件費などに36万1,000円を計上し、補正後の予算総額を63億692万8,000円とし、その財源として繰入金などを計上いたしました。 次に、議案第76号
水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出では職員人件費の更正減などにより2万円を減額し、補正後の予算総額を16億7,131万4,000円といたし、資本的支出では職員人件費の更正減により735万円を減額し、補正後の予算総額を7億765万2,000円といたしました。 最後に、議案第77号
工業用水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出では、退職手当負担金などに126万6,000円を計上し、補正後の予算総額を4,417万9,000円といたし、資本的支出では、職員人件費の更正減により120万6,000円を減額し、補正後の予算総額を8,141万8,000円といたしました。 以上、補正予算案の概要について御説明を申し上げました。よろしく御審議をいただき、妥当な御決議を賜りますようお願いを申し上げます。 なお、議案第79号から議案第86号までの提案理由につきましては、関係部局長より御説明申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
青柳総務部長。
◎総務部長(青柳和男君) 〔登壇〕続きまして、議案第79号及び議案第80号の2案につきまして提案理由を御説明申し上げます。 まず、議案第79号越前市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定についてでありますが、本案は行政の高度化、多様化など、これらの進展に的確に対応していくため、有為な人材を5年を超えない範囲で任期を定めて採用できるようにいたし、特に高度な専門的知識、経験等を有する者については、その専門性等にふさわしい給与を支給することができるようにいたそうとするものであります。 なお、この条例は、平成24年4月1日から施行いたそうとするものであります。 次に、議案第80号越前市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部改正についてでありますが、本案は職員の1週間当たりの勤務時間を国家公務員の勤務時間に準じ、「40時間」から「38時間45分」にいたそうとする改正、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴う所要の整備をいたそうとする改正、災害発生時における他自治体からの応援職員に係る赴任など職員の赴任時における移転料等についての改善を図る改正、その他所要の改正をいたそうとするものであります。 なお、この条例は、平成24年4月1日から施行いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
伊藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(伊藤修司君) 〔登壇〕続きまして、議案第81号から議案第83号までの3案につきまして提案理由を御説明申し上げます。 まず、議案第81号越前市
老人福祉施設設置及び管理条例の廃止についてでありますが、本案は越前市寿楽園を社会福祉法人わかたけ共済部に譲渡するに当たり、その老人福祉施設としての用途を廃止するため、越前市
老人福祉施設設置及び管理条例の廃止をいたそうとするものであります。 なお、この条例は、平成24年4月1日から施行いたそうとするものであります。 次に、議案第82号越前市児童館設置及び管理条例及び越前市
コミュニティーセンター設置及び管理条例の一部改正についてでありますが、本案は吉野児童センターを廃止し、吉野児童館及び北日野児童センターを設置するのに伴い、越前市児童館設置及び管理条例の一部を改正するとともに、廃止する吉野児童センターをコミュニティーセンター柳荘の別館に位置づけて、その利活用を図るため、越前市
コミュニティーセンター設置及び管理条例の一部を改正いたそうとするものであります。 なお、この条例は、平成24年4月1日から施行いたそうとするものであります。 次に、議案第83号財産の処分についてでありますが、本案は越前市寿楽園に係る建物を社会福祉法人わかたけ共済部に譲渡するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
水上建設部長。
◎建設部長(水上博美君) 〔登壇〕続きまして、議案第84号財産の取得について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、越前市瓜生水と緑公園の用地を越前市土地開発公社から取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 今回取得いたそうとする土地は、越前市瓜生町7字5番ほか8筆、地目は田、地積は5,368.43平方メートルで、取得予定価格は1億5,300万円であります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君)
河瀬産業環境部長。
◎
産業環境部長(河瀬信宏君) 〔登壇〕続きまして、議案第85号越前市越前てわざ工房の
指定管理者の指定について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、越前市伝統産業体験施設設置及び管理条例の規定に基づき設置する越前市越前てわざ工房につきまして、平成24年4月1日から
指定管理者に管理を代行させるに当たり、
指定管理者の候補者を選定いたしましたので、その指定について地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、平成23年10月11日、11月7日に開催した
指定管理者選定会議での結果を踏まえ、越前市公の施設に係る
指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定により、募集によらず、
指定管理者の候補者を福井県和紙工業協同組合に選定いたしました。 なお、
指定管理者の指定期間は、平成24年4月1日から平成28年3月31日までとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(嵐等君) 橋本
教育委員会事務局長。
◎
教育委員会事務局長(橋本弥登志君) 〔登壇〕続きまして、議案第86号越前市いまだて芸術館の
指定管理者の指定について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、越前市いまだて芸術館設置及び管理条例の規定に基づき設置する越前市いまだて芸術館につきまして、平成24年3月31日で現在の
指定管理者の指定期間が満了となることから、平成24年4月1日からの
指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、平成23年7月25日、8月5日に開催した
指定管理者選定会議の結果を踏まえ、越前市公の施設に係る
指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条の規定による募集を9月21日から10月21日の期間行い、11月2日に開催した
指定管理者選定会議の結果を踏まえ、財団法人越前市文化振興・施設管理事業団を
指定管理者の候補者として選定いたしました。 なお、
指定管理者の指定期間は、平成24年4月1日から平成29年3月31日までとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(嵐等君) 以上をもって議案第71号から議案第77号まで、及び議案第79号から議案第86号までの提案理由の説明を終了いたします。 ================
○議長(嵐等君) 本日はこれをもって散会いたします。 次会は12月5日午前10時から再開いたします。 散会 午後2時20分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│ 諸 会 議 等 報 告 書
││ 平成23年第5回
越前市議会定例会後に開催された議長会関係の諸会議等について ││ は、次のとおりである。 ││ 第1 議長会関係の諸会議について ││ 1 平成23年度丹南地区市町議会議長会議員研修会 ││ 平成23年10月3日(月)越前市において開催した。 ││ (研修事項) 講 演 演題 「災害対応に係る危機管理 -地方議会の役 ││ 割-」 ││ 講師 同志社大学大学院総合政策科学研究科 教授 ││ 新川 達郎 氏 ││ 2 福井県市議会議長会中央要望活動 ││ 平成23年10月17日(月)東京都において行った。 ││ 3 広域行政圏市議会協議会第60回理事会 ││ 平成23年10月25日(火)東京都において開催された。 ││ (協議事項) ││ (1) 平成22年度本協議会歳入歳出決算について ││ (2) 広域行政圏施策に関する要望(案)について ││ (3) 実行運動の方法について ││ (4) 第43回総会の運営について ││ (5) 今後の運営について ││ (6) その他 ││ 4 福井県市町議会議員合同研修会 ││ 平成23年11月2日(水)福井県自治会館において開催された。 ││ (研修事項) 講 演 演題 「地方議会改革の現状と求められる議会のあり ││ 方」 ││ 講師 早稲田大学大学院公共経営研究科 教授 ││ 北川 正恭 氏 ││ 5 第61回北信越市議会事務局協議会定例会 ││ 平成23年11月9日(水)~10日(木)新潟県村上市において開催され ││ た。 ││ 6 福井県市議会議長会事務局長会 ││ 平成23年11月17日(木)福井市において開催された。 ││ (協議事項) ││ (1) 福井県市議会議長会平成24年2月定期総会の日程について ││ (2) 平成24年度全国・北信越市議会議長会負担金について ││ (3) 平成24年度福井県市議会議長会負担金(案)について ││ (4) 平成24年度福井県市議会議長会事業計画(案)及び歳入歳出予算 ││ (案)について ││ (5) 平成24年度全国・北信越・福井県市議会議長会等役職の割り振りに ││ ついて ││ (6) 各種議長会関係の今後の日程について ││ (7) その他 ││ 第2 議会関係の諸会議について ││ 9 月28日(水) ││ 議会だより編集委員会 ││ (協議事項) 越前市議会だより(第26号)について ││ 議員協議会 ││ (協議事項) 「市民と議会との語る会」について ││ 9 月30日(金) ││ 平成23年第3回武生三国モーターボート競走施行組合議会定例会 ││ (議決等事項) ││ 1 平成22年度武生三国モーターボート競走施行組合一般会計歳入歳出 ││ 決算認定について ││ 2 一般質問 ││ 10月 4 日(火) ││
決算特別委員会 ││ (審査事項) 付託案件の審査(水道部・建設部の所管) ││ 10月 7 日(金) ││ 南越清掃組合議会代表者会議 ││ (協議事項) ││ 1 議席の指定及び自己紹介について ││ 2 議員選出監査委員の選任について ││ 3 会期及び付議案件について ││ 平成23年第2回南越清掃組合議会定例会 ││ (議決等事項) ││ 1 議席の指定 ││ 2 平成22年度南越清掃組合
一般会計決算認定について ││ 3 監査委員の選任につき同意を求めることについて ││ 4 一般質問 ││ 5 議員の派遣について ││ 平成23年第3回南越消防組合議会定例会 ││ (議決等事項) ││ 1 平成23年度南越消防組合
一般会計補正予算(第2号) ││ 2 平成22年度南越消防組合
一般会計決算認定について ││ 3 一般質問 ││ 4 議員の派遣について ││ 10月17日(月) ││
決算特別委員会 ││ (審査事項) 付託案件の審査(総務部・今立総合支所・産業環境部の所管) ││ 10月18日(火) ││ 高山市議会・越前市議会議員行政懇談会 ││ (研修事項) ││ 1 議会改革について ││ 2 その他 ││ 10月24日(月) ││
決算特別委員会 ││ (審査事項) 付託案件の審査(
教育委員会・福祉保健部の所管) ││ 10月27日(木) ││
議会運営委員会 ││ (協議事項) 12月定例会について ││ 議員協議会 ││ (協議事項) 「市民と議会との語る会」について ││ 議会だより編集委員会 ││ (協議事項) 越前市議会だより(第26号)について ││ 10月31日(月) ││ 議員研修会 ││ (研修事項) 講 演 演題 「公民館とまちづくりについて」 ││ 講師 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 教授 ││ 末本 誠 氏 ││ 11月 1 日(火) ││ 平成23年第2回福井県後期高齢者医療広域連合議会全員協議会(福井市) ││ (協議事項) ││ 1 議事日程について ││ 2 会議予定について ││ 3 議長の選挙について ││ 4 副議長の選挙について ││ 5 議席の指定について ││ 6
会議録署名議員について ││ 7 福井県後期高齢者医療広域連合副広域連合長の選任につき議会の同意 ││ を求めることについて ││ 8 平成22年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計・特別会計歳入 ││ 歳出決算の認定について ││ 9 平成23年度福井県後期高齢者医療広域連合
一般会計補正予算につい ││ て ││ 10 平成23年度福井県後期高齢者医療広域連合特別会計補正予算につい ││ て ││ 11 一般質問について ││ 平成23年第2回福井県後期高齢者医療広域連合議会定例会(福井市) ││ (議決等事項) ││ 1 議長の選挙について ││ 2 議席の指定について ││ 3 副議長の選挙について ││ 4 福井県後期高齢者医療広域連合副広域連合長の選任につき議会の同意 ││ を求めることについて ││ 5 平成22年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計・特別会計歳入 ││ 歳出決算の認定について ││ 6 平成23年度福井県後期高齢者医療広域連合
一般会計補正予算につい ││ て ││ 7 平成23年度福井県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計 ││ 補正予算について ││ 8 一般質問 ││ 11月 2 日(水) ││ 「市民と議会との語る会」 ││ (福祉健康センター) ││ 11月 4 日(金) ││
決算特別委員会 ││ (審査事項) 付託案件の審査(市民生活部・企画部の所管) ││ 11月 8 日(火) ││ 「市民と議会との語る会」 ││ (生涯学習センター今立分館) ││ 11月 9 日(水) ││ 「市民と議会との語る会」 ││ (国高公民館) ││ 11月21日(月) ││ 全員説明会 ││ (協議事項) ││ 1 12月定例会提出議案について ││ 2 パブリック・コメントの実施について ││ (1) 市子ども条例(素案)について ││ (2) 市犯罪被害者等支援条例(素案)について ││ (3) 市交通安全計画改定(素案)について ││ (4) 第5期市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(素案)について ││ (5) 市男女共同参画プラン実施計画改定(素案)について ││ (6) 市観光振興プラン改定(素案)について ││ 3 防災対策について ││ 4 公共施設の使用料について ││ 5 その他 ││
議会運営委員会 ││ (協議事項) 12月定例会の運営について ││ 11月22日(火) ││ 仁愛大学との懇談会 ││ 各派代表者会議 ││ (協議事項) 新庁舎記事について ││ 11月24日(木) ││ 平成23年第4回南越消防組合議会臨時会 ││ (議決等事項) ││ 1 南越消防組合一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について ││ 第3 陳情書等の受理 ││ 9 月 7 日(水) 平成24年度越前市における緑化関係予算編成に関する要望書 ││ を越前造園協会会長中山重市から受理した。 ││ 9 月22日(木) 「魚あら処理施設建設反対」に係る陳情書を越前市魚あら処理 ││ 施設建設反対期成同盟会会長角裕幸から受理した。 ││ 10月12日(水) 地球社会建設決議に関する陳情書を荒木實から受理した。 ││ 11月 8 日(火) 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書採択を求める陳 ││ 情についてアジアと日本の平和と安全を守る福井県フォーラム会 ││ 長田村康夫から受理した。 ││ 11月14日(月) 「原発の永久停止」決議の要請について特定非営利活動法人日 ││ 本消費者連盟共同代表天笠啓祐ほか3名から受理した。 ││ 11月22日(火) 平成24年度税制改正に関する提言について社団法人南越法人 ││ 会会長三田村俊文から受理した。 ││ 第4 行政視察について ││ 1 行政視察 ││ 10月19日(水)~21日(金) ││ 教育厚生委員会 ││ 新潟県新潟市 ││ (視察事項) 地域福祉茶の間助成事業について ││ 山形県尾花沢市 ││ (視察事項) ノーマライゼーションと障害者福祉計画について ││ 山形県東根市 ││ (視察事項) 子育て支援のまちづくりについて ││ 10月25日(火)~26日(水) ││ 南越消防組合議会 ││ 兵庫県姫路市 姫路市消防局ひめじ防災プラザ ││ 兵庫県三田市 株式会社モリタ三田工場 ││ (視察事項) 地域防災、最新型はしご付消防ポンプ自動車について ││ 11月 7 日(月)~ 8 日(火) ││ 福井県丹南広域組合議会 ││ 岐阜県岐阜市 財団法人岐阜県市町村行政情報センター ││ (視察事項) 電算事業の取組内容について ││ 11月10日(木)~11日(金) ││ 公立丹南病院組合議会 ││ 岐阜県美濃市 美濃市立美濃病院 ││ 岐阜県郡上市 郡上市民病院 ││ 11月14日(月)~15日(火) ││ 産業建設委員会 ││ 岐阜県各務原市 ││ (視察事項) パークシステムによる都市再生の取組みについて ││ 三重県桑名市 ││ (視察事項) 地域密着型商店街について ││ 11月17日(木)~18日(金) ││ 南越清掃組合議会 ││ 愛知県刈谷市 刈谷知立環境組合クリーンセンター ││ 静岡県磐田市 磐田市クリーンセンター ││ (視察事項) ごみ焼却施設整備事業、ごみの分別収集について ││ 2 行政視察来庁者 ││ 10月 4 日(火) 北海道北見市議会議員一行4名来庁 ││ 10月 5 日(水) 千葉県富里市議会議員一行11名来庁 ││ 10月12日(水) 岡山県玉野市議会議員一行4名来庁 ││ 10月20日(木) 神奈川県南足柄市議会議員一行9名来庁 ││ 10月26日(水) 徳島県吉野川市議会議員一行9名来庁 ││ 10月28日(金) 千葉県市川市議会議員一行14名来庁 ││ 11月 1 日(火) 新潟県十日町市議会議員一行10名来庁 ││ 11月 9 日(水) 埼玉県所沢市議会議員一行10名来庁 ││ 栃木県那須塩原市議会議員一行7名来庁 ││ 11月11日(金) 沖縄県沖縄市議会議員一行9名来庁 │└─────────────────────────────────────────┘ 平成23年第6回
越前市議会定例会会期日程 (会期21日)日次月日曜日区分開議時刻開議場所事 項第1日11月30日水本会議午前10時議 場 開 会
諸般の報告
会議録署名議員の指名
会期の決定
平成22年度各会計決算認定案
(委員会審査結果報告、質疑・討論・採決)
即決議案の審議
平成23年度各会計補正予算案、条例制定・改正・廃止案、一般議案
(提案理由の説明)第2日12月1日木休 会 議案調査第3日12月2日金休 会 第4日12月3日土休 会 第5日12月4日日休 会 第6日12月5日月本会議午前10時議 場 代表質問第7日12月6日火休 会 議案調査第8日12月7日水本会議午前10時議 場 議案に対する質疑・委員会付託
一般質問第9日12月8日木本会議午前10時議 場第10日12月9日金本会議午前10時議 場第11日12月10日土休 会 第12日12月11日日休 会 第13日12月12日月本会議 議 場 一般質問第14日12月13日火委員会午前10時第1委員会室 教育厚生委員会午前10時第2委員会室 産業建設委員会第15日12月14日水委員会午前10時第1委員会室 総務委員会第16日12月15日木委員会午後2時第1委員会室 都市(まち)づくり対策議会活性化特別委員会午後2時第2委員会室 特別委員会第17日12月16日金委員会午後2時第1委員会室
議会運営委員会第18日12月17日土休 会 第19日12月18日日休 会 第20日12月19日月休 会 第21日12月20日火本会議午後2時議 場 委員会審査結果報告
(質疑・討論・採決)
即決議案の審議
閉 会※ 委員会開催は、この日程をもって招集通知にかえさせていただきますから、ご了承願います。...