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03月08日-03号

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  1. 越前市議会 2006-03-06
    03月08日-03号


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    平成18年 3月第 2回定例会          平成18年第2回越前市議会定例会(第3号) 平成18年3月6日の会議に引き続き、平成18年3月8日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│          平成18年第2回越前市議会定例会議事日程           ││                        平成18年3月8日午前10時開議 ││  第 3 号                                  ││ 第 1  議案第48号 越前市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定につ ││           いて                            ││ 第 2  議案第49号 越前市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例 ││           の制定について                       ││ 第 3  議案第50号 越前市職員の給与に関する条例の一部改正について      ││ 第 4  議案第51号 越前市職員の退職手当に関する条例の一部改正について    ││ 第 5  議案第52号 越前市国民健康保険税条例の制定について          ││ 第 6  議案第55号 越前市介護保険条例の制定について             ││ 第 7  議案第61号 越前市幼稚園入園料保育料徴収条例の一部改正について    ││ 第 8  議案第53号 越前市国民保護協議会条例の制定について          ││ 第 9  議案第54号 越前市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例制定 ││           について                          ││ 第10 議案第57号 越前市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について  ││ 第11 議案第58号 越前市越前の里味真野苑設置及び管理条例の一部改正について ││ 第12 議案第59号 越前市営農飲雑用水施設整備事業経費賦課徴収条例の一部改正 ││           について                          ││ 第13 議案第60号 越前市営住宅条例の一部改正について            ││ 第14 議案第62号 越前市今立体育センター設置及び管理条例の一部改正について ││ 第15 議案第63号 越前市立図書館設置及び管理条例の一部改正について     ││ 第16 議案第74号 越前市ガス事業、水道事業及び工業用水道事業の設置等に関す ││           る条例の一部改正等について                 ││ 第17 議案第64号 しきぶ温泉湯楽里の指定管理者の指定について        ││ 第18 議案第65号 越前市中山間地域農村活性拠点施設の指定管理者の指定につ ││           いて                            ││ 第19 議案第66号 越前市農村環境改善センターの指定管理者の指定について   ││ 第20 議案第67号 越前市農村環境改善センターの指定管理者の指定について   ││ 第21 議案第68号 越前市八ツ杉森林学習センターの指定管理者の指定について  ││ 第22 議案第69号 越前市文化センターの指定管理者の指定について       ││ 第23 議案第70号 越前市ふるさとギャラリー叔羅の指定管理者の指定について  ││ 第24 議案第71号 越前市今立体育センターの指定管理者の指定について     ││ 第25 議案第72号 丹南地区障害者給付認定審査会の共同設置について      ││ 第26 議案第73号 丹南地区介護認定審査会共同設置規約の一部変更について   ││ 第27 議案第56号 越前市特別会計条例の一部改正について           ││ 第28 議案第75号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部改正に ││           ついて                           ││ 第29 議案第 2 号 平成18年度越前市一般会計予算              ││ 第30 議案第 3 号 平成18年度越前市簡易水道事業特別会計予算        ││ 第31 議案第 4 号 平成18年度越前市土地区画整理事業特別会計予算      ││ 第32 議案第 5 号 平成18年度越前市下水道特別会計予算           ││ 第33 議案第 6 号 平成18年度越前市国民健康保険特別会計予算        ││ 第34 議案第 7 号 平成18年度越前市霊園事業特別会計予算          ││ 第35 議案第 8 号 平成18年度越前市老人保健特別会計予算          ││ 第36 議案第 9 号 平成18年度越前市駐車場特別会計予算           ││ 第37 議案第10号 平成18年度越前市農業集落排水事業特別会計予算      ││ 第38 議案第11号 平成18年度越前市林業集落排水事業特別会計予算      ││ 第39 議案第12号 平成18年度越前市介護保険特別会計予算          ││ 第40 議案第13号 平成18年度越前市今立西部工業団地事業特別会計予算    ││ 第41 議案第14号 平成18年度越前市障害区分認定審査会事業特別会計予算   ││ 第42 議案第15号 平成18年度越前市水道事業会計予算            ││ 第43 議案第16号 平成18年度越前市ガス事業会計予算            ││ 第44 議案第17号 平成18年度越前市工業用水道事業会計予算         ││ 第45 議案第18号 平成17年度越前市一般会計補正予算(第2号)       ││ 第46 議案第19号 平成17年度越前市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1 ││           号)                            ││ 第47 議案第20号 平成17年度越前市下水道特別会計補正予算(第1号)    ││ 第48 議案第21号 平成17年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ││ 第49 議案第22号 平成17年度越前市介護保険特別会計補正予算(第1号)   ││ 第50 議案第23号 平成17年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)     ││ 第51 議案第24号 平成17年度越前市ガス事業会計補正予算(第1号)     ││ 第52 議案第25号 平成17年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)  ││ 第53 議案第76号 平成17年度越前市一般会計補正予算(第3号)       │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第48号 越前市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について 日程第 2  議案第49号 越前市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について 日程第 3  議案第50号 越前市職員の給与に関する条例の一部改正について 日程第 4  議案第51号 越前市職員の退職手当に関する条例の一部改正について 日程第 5  議案第52号 越前市国民健康保険税条例の制定について 日程第 6  議案第55号 越前市介護保険条例の制定について 日程第 7  議案第61号 越前市幼稚園入園料保育料徴収条例の一部改正について 日程第 8  議案第53号 越前市国民保護協議会条例の制定について 日程第 9  議案第54号 越前市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定について 日程第10 議案第57号 越前市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程第11 議案第58号 越前市越前の里味真野苑設置及び管理条例の一部改正について 日程第12 議案第59号 越前市営農飲雑用水施設整備事業経費賦課徴収条例の一部改正について 日程第13 議案第60号 越前市営住宅条例の一部改正について 日程第14 議案第62号 越前市今立体育センター設置及び管理条例の一部改正について 日程第15 議案第63号 越前市立図書館設置及び管理条例の一部改正について 日程第16 議案第74号 越前市ガス事業、水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部改正等について 日程第17 議案第64号 しきぶ温泉湯楽里の指定管理者の指定について 日程第18 議案第65号 越前市中山間地域農村活性拠点施設の指定管理者の指定について 日程第19 議案第66号 越前市農村環境改善センターの指定管理者の指定について 日程第20 議案第67号 越前市農村環境改善センターの指定管理者の指定について 日程第21 議案第68号 越前市八ツ杉森林学習センターの指定管理者の指定について 日程第22 議案第69号 越前市文化センターの指定管理者の指定について 日程第23 議案第70号 越前市ふるさとギャラリー叔羅の指定管理者の指定について 日程第24 議案第71号 越前市今立体育センターの指定管理者の指定について 日程第25 議案第72号 丹南地区障害者給付認定審査会の共同設置について 日程第26 議案第73号 丹南地区介護認定審査会共同設置規約の一部変更について 日程第27 議案第56号 越前市特別会計条例の一部改正について 日程第28 議案第75号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部改正について 日程第29 議案第 2 号 平成18年度越前市一般会計予算 日程第30 議案第 3 号 平成18年度越前市簡易水道事業特別会計予算 日程第31 議案第 4 号 平成18年度越前市土地区画整理事業特別会計予算 日程第32 議案第 5 号 平成18年度越前市下水道特別会計予算 日程第33 議案第 6 号 平成18年度越前市国民健康保険特別会計予算 日程第34 議案第 7 号 平成18年度越前市霊園事業特別会計予算 日程第35 議案第 8 号 平成18年度越前市老人保健特別会計予算 日程第36 議案第 9 号 平成18年度越前市駐車場特別会計予算 日程第37 議案第10号 平成18年度越前市農業集落排水事業特別会計予算 日程第38 議案第11号 平成18年度越前市林業集落排水事業特別会計予算 日程第39 議案第12号 平成18年度越前市介護保険特別会計予算 日程第40 議案第13号 平成18年度越前市今立西部工業団地事業特別会計予算 日程第41 議案第14号 平成18年度越前市障害区分認定審査会事業特別会計予算 日程第42 議案第15号 平成18年度越前市水道事業会計予算 日程第43 議案第16号 平成18年度越前市ガス事業会計予算 日程第44 議案第17号 平成18年度越前市工業用水道事業会計予算 日程第45 議案第18号 平成17年度越前市一般会計補正予算(第2号) 日程第46 議案第19号 平成17年度越前市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 日程第47 議案第20号 平成17年度越前市下水道特別会計補正予算(第1号) 日程第48 議案第21号 平成17年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 日程第49 議案第22号 平成17年度越前市介護保険特別会計補正予算(第1号) 日程第50 議案第23号 平成17年度越前市水道事業会計補正予算(第1号) 日程第51 議案第24号 平成17年度越前市ガス事業会計補正予算(第1号) 日程第52 議案第25号 平成17年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)  =======================================3 出席議員(38人)     1 番 関   利英子 君         2 番 城 戸 茂 夫 君     3 番 題 佛 臣 一 君         4 番 宮 川   隆 君     5 番 小 形 善 信 君         6 番 山 部 忠 宏 君     7 番 川 崎 悟 司 君         8 番 椿 原   惠 君     9 番 安 立 里 美 君        10番 山 田 芳 則 君    11番 前 田 一 博 君        12番 福 田 往 世 君    13番 田 中 祐 治 君        14番 西 野 与五郎 君    15番 佐々木 富 基 君        16番 中 西 眞 三 君    18番 伊 藤 康 司 君        19番 木 野 勘 治 君    20番 北 野 光 夫 君        21番 上 山 直 行 君    22番 林   忠 男 君        23番 山 崎 隆 敏 君    24番 関   正 美 君        25番 嵐     等 君    26番 上 田 伸 治 君        27番 福 田 修 治 君    29番 長谷川 仙一郎 君        30番 玉 村 正 夫 君    31番 上 田 忠 男 君        32番 高 橋 良 光 君    33番 前 田 修 治 君        34番 玉 川 喜一郎 君    35番 山 本 清 内 君        36番 金 子 芳 巧 君    37番 前 田   眞 君        38番 伊 藤 藤 夫 君    39番 片 粕 正二郎 君        40番 宮 本 義 利 君  ───────────────────────────────────────4 欠席議員(2人)    17番 池 田 芳 男 君        28番 蔭 山 千代治 君5 議  事       開議 午前10時00分 ○議長(片粕正二郎君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議の欠席届が池田芳男君、蔭山千代治君から参っておりますので、御報告を申し上げておきます。 次に、本日市長から補正予算案1件の追加送付がありましたが、お手元に配付いたしてありますので、御了承願いたいと思います。  ================ △日程第1 議案第48号 ~ 日程第4 議案第51号 ○議長(片粕正二郎君) 日程に入ります。 この際申し上げます。 議案質疑につきましては、一問一答方式により1議題につき質疑、答弁を含め30分以内を上限とする時間制限により行いたいと思います。 なお、質疑は議題に付されている案件について疑問点を問い、提案者の考え方をただすことを通して議案そのものに対する論議を深めることが目的でありますので、議員各位にはその範囲を逸脱することなく、簡明簡潔な発言に努められるよう御協力をお願いいたすとともに、理事者におかれましても質疑の趣旨に沿った適切明瞭な答弁をなされるよう、ここで改めてお願いをいたしておきます。 日程第1議案第48号越前市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定についてから日程第4議案第51号越前市職員の退職手当に関する条例の一部改正についてまでの4案を一括して議題といたします。 4案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私はただいま議題となっております議案第51号越前市職員の退職手当に関する条例の一部改正について質問をいたします。 この一部条例改正については職員の方々の問題であると思いますが、この条例改正によってのその運用の仕方によっては私ども住民にも大きく影響すると思いますので、質問をするわけでございます。 まず一点お聞きしますが、在職中の貢献度に応じた調整額の支給、それから退職手当の支給構造の見直しとなっておりますが、これまでの体系とどのようにこの制度が変わることによって職員の方々に影響が出てくるのか、その点まず一点お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) ただいまの議員の条例に関する一部改正の骨子でございますけども、今回改正をしようとする内容でございますけども、公務員制度の改革または給与改革を背景としておるわけでございまして、在職期間中の貢献度を的確にやっぱ反映をし、なおかつその貢献度においた調整額を支給するというのが一点ございます。 それからまた、中期退職者に基づく場合の方につきましては、自己都合ということで従来どおりの手当額を少し変更しようと、増額にしようという、基本的にございます。 それから、役職にかかわっているということでのその貢献、それから在職年数においての取り扱いを勘案していきたいということが大きいねらいでありまして、年功序列型から今回は貢献度重視型ということに注視を置いているところの内容でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 貢献度といえば、平たく言えば成績主義を導入するっちゅうことですね。私はこの成績主義というのが果たして私どもの住民に対してどんな影響を及ぼしていくかというのを非常に心配しているわけでございます。今この成績主義の評価制度、これは民間の中でも非常にこの点に関しては問題が出ていると、そういう私は情報を得ております。と申しますのは、民間でも成績主義の評価制度が導入されてまして、そこではチームワークが阻害されていると、それからモラルハザードチャレンジ精神、この減退にもつながっていると言われております。そして、今職員の皆さん方の仕事の内容によっては余り目立たない地味な仕事があると思いますね。この地味な仕事は成績主義に余り影響がないというか、評価されないということから、そういう目立たない部署が敬遠されると、こういう弊害が民間においては起きてるし、これが、この成績主義が導入されれば、もちろん市職員の方々の間でもこういうようなことが起きてくるとも限らない、こう思います。 そういう点で私は今部長の答弁は貢献度と言いましたが、この貢献度をどう今後はかっていくのか、職員の方々の。ここんところが非常に大事だと思います。この点、具体的にお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 今ほど例を述べられまして、民間といったとらえ方の着眼をされてお話しいただいたと思います。私たちの公務員につきましても、実はそういった評価制度を取り上げながらということはきょうまでもやってございます。それは一つの期末勤勉手当に関するというところがございまして、きょうまでの歴史がございますけども、今回17年度の、今年の18年2月に総合評価ということをさらに充実をするということで考えを直しまして、今まで上司からということと下部職員からということで共通的に、またそういうようなものの評価制度の内容を取り上げ、評価をしていきたいと。それはひいては今回の人事異動にも反映していきたいということで、今回評価制度のあり方も工夫をし、さらに改革、改善する必要があるならば、そういう評価の仕方についても工夫をしていきながら、より純度の高い評価制度を取り上げて、職員のあるべき姿の適材適所配置を考え、総合評価して今後の人事評価に値する事業に取り組んでいきたいということで、今回の総合評価制度、再評価制度というものの考え方を取り入れながらの考え方を進めているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 市長、お聞きしたいと思います。 この評価については最終的には市長が判断をするということだと思いますが、先ほど私述べました市職員の方々の仕事というのは、先ほど申しました非常にチームワークが大事な、一人ではできない、こういう仕事の内容ですね。そこでもって、果たしてどうしてその一人一人の貢献度というのをはかっていくのか、私そこ非常に心配なんですよ。その運用の仕方によっては、もう個々の職員のまた仕事に対する意欲も減退しかねない、こういう状況も起きると思います。そういう点で、そのような心配は市長、しないんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 今回の条例改正の目的につきましては、先ほど総務部長から御答弁させていただきましたとおり、年功序列型から在職期間中の貢献度をより的確に反映する退職手当の支給構造へと改革をするということでございまして、私自身はしっかりと貢献度の高い職員が市民サービスの向上につながっていくわけでございますから、そういう方向性というのは妥当なものだというふうに考えております。 しかしながら、玉村議員御指摘の件は制度上の問題ではなくて運用上の課題だというふうに受けとめておりますので、いかに適切に対処するかという課題でございまして、このことについて私の立場からすれば、今回条例の改正を議会でお認めいただければ、しっかりと総務部長、職員課長以下担当において、その御指摘も踏まえながら的確な運用に努めるべく取り組みを進めていくことが必要だというふうに考えておりますので、そういうふうな御疑念にこたえていくためにも、しっかりと他の自治体の取り組み等、もちろん国の取り組み等踏まえて十分な検討のもとで進めていくように、適切な対応を改めて強く指示をいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 前段に、私この質問の冒頭に申しましたが、運用の仕方によっては本当に私は住民が受けるサービスが後退する場合もある。そういう点で、私はこの評価制度、議案が通れば進んでいくのですが、その場合でも繰り返しますが、その評価が客観性、合理性、それから公平性、そして透明性、納得性が完全に確保されなきゃならないと私は思うんです。そして、その上で職員全体の納得、もちろん労働組合の関与もそこでは必要だと思います。そういう点で私は最終的には労使の交渉の中からの合意が必要であると、こういう点について最後にこの質問の答弁を、私が今指摘した内容を踏まえてどう進めていくんか、もう一度市長の答弁をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 先ほども申し上げましたとおり、私は方向性とすればこの方向性は間違っていないというふうに思っております。しかしながら、運用上の課題については適切に対応することが必要だというふうに考えておりますので、今ほど玉村議員も御指摘ございましたように、客観性だとか、合理性だとか、透明性だとか、いろんな観点からよく担当課を中心に内容を詰めてもらう必要がありますし、労使の間でも話し合う必要があるというふうに思っておりますので、しっかりと運用上の課題が伴わないような、目的に沿った形でこの仕組みが運用できるように、私ども精いっぱい取り組んでいきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私は今提案されております議案第50号につきまして若干のお尋ねをしたいと思います。 今ほど玉村議員が議案第51号の中で退職手当等についての御質問があって、これにもいささか関連するわけでございますけども、議案第50号に関しましては給与に関する条例の一部改正ということで、その中につきまして職員の昇給は規則に定める日に同日前1年間におけるその者の勤務成績に応じて行うというふうにあるかと思いますけども、だれがどのように成績を評価し、だれが昇給を査定し決定するのか、この仕組みについてお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 今ほどの議案第50号の職員の給与に関する条例一部改正でございますが、これは基本的に議員のお話がありますように、先ほど申し上げましたように、私たちの公務員の労働基本権の制約の代償ということで従前から職員に対しましては人事院勧告並びに県の人事委員会においてのその状況をとらえながら、市といたしましてその行政運営を維持するための必要な措置ということで基盤づくりができているこの制度でございまして、今回公務員の改革、大きく給与構造を改革しようということでの取り組みから、今回条例を出させていただいてる議案でございまして、そういった意味で先ほどの仕組みの中での職員の士気を確保する並びに能率的な人事管理を推進するといったことの中から、年功序列型からそういった貢献度を取り上げる職務、職責に応じてそういうような給与構造の改革をするといった大きい仕組みの改革があるわけでございます。 その中で、その職員の適正な人事評価をどのようにするかということでございますが、私たちも先ほど市長が申し上げましたように、総合評価をする中並びに定期昇給も1年に1回と、従来どおり年4回の定期昇給がございましたけども、年1回の4月1日ということを考えます。その中で1年間の職員の状況並びに先ほどの能率、それから並びに総合評価の項目に基づきながら上司とそれから下部職員の職員の総合評価をお互いにやりながら、それは共通の中で特定の者が特定のことを評価するんじゃなしに、ある職責の職員に対しまして共通に確認する、ある一定の市長から命令を受けた職員が共通的に確認をし、その評価点をとれて、その中で合意的に確認またはその状況を見て評価に取り組んでいきたいと。必ずその評価の精度はあらわれてくるものと私たちは思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 適正に運用の課題としていただきたいと思うんですが、その中で先ほど玉村議員さんも言われましたが、市民へのサービスっていうものは一過性のものじゃなくて、チームワークでもって単年度でなく複数年度でやはり継続的に市民サービスの中でその職員の貢献というものが評価されてもいいんではないかなというふうに思うんです。 そういった意味において、単年度っていったものじゃなくて、やはりその複数のやっぱり評価っていうものをして、適正に給与並びに昇給といったもの、また格上げ、昇級ですか、そういったところも含めて成績評価をすべきでないかなというふうに思うんですが、この点どういうふうにされるのかお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 先ほど勤務評価というその内容でございますけども、今現在考えておりますのは先ほど申し上げましたように、評定項目といたしましてはまずは勤勉性というものは、これは当然一項目ございますし、それから並びに仕事に対する積極性の取り組み方、意気っていうんでしょうかね、そういうもの、それから責任感並びにグループ制というもので省力主義で業務をつかさどるということがございますので、責任感と協調性というものもございます。それから、私たちの市の行政というのは市民のニーズにこたえる部分のものがたくさんございまして、そういった交渉能力と申しましょうか、そういう仕事の創意工夫が見えるかといった評定もございます。それから、何も隠さず市の公務員として信頼性並びにその統率する、または幹部職員であれば当然部下の育成能力というものも備わっているかということもございますので、そういった項目を詳細の部門等つくりまして、その評価点をつくっていきたいとこう思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) そういったさまざまな観点から職員に適した評価をしていただいて、適正に給与等を支給していただくようにお願いしたいというふうに思います。 ただ、答えがなかったんですが、単年度の評価でなくて複数年度の評価といったものを適正に評価できるように、やはり一過性のものじゃなくて、やっぱり市民サービスっていうのは継続っていったものが前提となっているかと思いますので、職員の皆さん一生懸命毎年毎年その職責に応じて頑張っておられると思うんですが、そういった意味において単年度じゃなくて複数年度の評価っていったものも適正に配慮されるよう、ひとつ強く要望して質問を終わりたいと思います。 ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本4案につきましては総務委員会に付託をいたします。  ================ △日程第5 議案第52号 ~ 日程第7 議案第61号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第5議案第52号越前市国民健康保険税条例の制定についてから日程第7議案第61号越前市幼稚園入園料保育料徴収条例の一部改正についてまでの3案を一括して議題といたします。 3案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 私ただいま議案となりました3案のうち、議案第61号越前市幼稚園入園料保育料徴収条例の一部改正についてお聞きをしたいと思います。 今回の改正につきましては、過日も説明ありましたけれども、合併に基づく料金の統一という、金額を統一するためとしているわけでありますけれども、その中身については実質的な値上げであります。それで、旧今立町地域の方々につきましては、これまで無料であった入園料が今後1万1,000円払わなきゃいけない、こういう状況もありますし、そしてまた旧武生地域においては保育料が5,900円だったものが、月ですね、1人につき6,100円ということで200円のアップとこういう状況で、統一というその名のもとに実質的な値上げが行われるわけでありますけれども、一つはまずお聞きをいたしますけれども、旧今立町地域の方々でこの入園料の1万1,000円を4月からお支払いにならなきゃいけない世帯、これは園児数でもいいですけれども、何名になるのか、そしてまた今回の料金改正において増収はどのくらいを見込んでおられるのか、まずこれ一点お聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 土井学校教育課長。 ◎学校教育課長(土井修二君) 入園料、それから保育料の徴収条例の一部改正についてのお尋ねでございます。 議員御指摘のとおり、旧今立町につきましては、入園料は今まで徴収されておりませんでした。それから、旧武生市におきましては、入園料はここで位置づけさせていただいております1万1,000円という形で徴収をさせていただいたわけでございます。保育料につきましても、旧今立町は6,500円、月、それから旧武生におきましては5,900円という形で今まで適用しておったわけでございます。 これ合併協議の中で武生市の例によるということの協議もございました。それから、一応国の財政計画がございまして、地方交付税の措置の基準額の改定が何年かに1遍ございまして、その関係と連動させていただくという形で従来も改定をさせていただいた経緯がございまして、それに合わせましての改定ということでまた御理解をぜひいただきたいと思います。 それから、旧今立町につきましても、現在あそこは4歳児就園という形で3歳児は今ございませんけれども、4歳児に入ってこられる方につきましては入園料をいただくという形で負担がふえるわけでございますけれども、先ほど申しましたことの経緯もございまして、ぜひこれは御理解を賜りたいということでございます。よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 私が聞いておりますのは、旧今立町地域の皆さん方でこの1万1,000円の負担を今後強いられる方は園児では何名おいでになるのか、それからこうしたこの一連の値上げによって増収額はどのぐらい見込んでおられるのか、このことをまず明らかにしていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 土井学校教育課長。 ◎学校教育課長(土井修二君) 新しく今園児の募集が終わったところでございまして、今4歳児に新たに入ってこられる方が49名、それから5歳児の方が69名。そのうち旧今立町地区におきましては4歳児20名、それから5歳児につきましては五十五、六名の数が今ございますので、それに1万1,000円、新たに入ってこられるという方でございますので、それに1万1,000円を乗じた数ということで考えてございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 増収額はどのぐらい見込んでおられるんですか。 予算の中で使用料の見直しで941万2,000円の増っていうのがありますけれども、ほぼこれがそうかなと思うんですけれども、いいですわ。 この料金の統一ということで金額を設定される場合、そもそも合併の理念の一つにあったと思いますけれども、サービスは高い方に、そして負担は低い方にということで、これほかの部分にもいろいろありますけれども、今幼稚園のこの問題に限って申し上げているわけですけれども、そういう理念の一つとしてやってこられたわけですが、合併してその料金の統一ということで直ちに安い方ではなくって高い方に合わせると、そして新たにこれまで無料であった入園料を、今立町の皆さん方はそういうこれまで何ていいますか、少子対策の一環としてか、多分そういう方向でしょうけれども、子育て支援の一環としてそういう政策をとっていただいたわけですね、住民の方々が。それが旧武生市と合併をした途端に負担がふえると。これでは何のための合併だったのかと。住民向けのパンフレットの説明の中にも暮らしやすさの向上とか、あるいは人口減少、少子、高齢への対応とか、そういううたい文句があるわけですが、これらに背くような今回の条例改正、値上げではないかというふうに思うわけであります。 その点について市長のお考え、これで本当に市民の皆さん方のそういう合併に対するその願いにこたえておいでになると思われるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) まず保育料の件につきましては、合併協議会において武生の例によるということで確認をされたように報告を受けております。前田さん、聞いておられますか。武生の例によるというふうに確認をされております。 それから、入園料のことばかりをおっしゃられますけれども、今立の園児さんはこれまで月6,500円の保育料を払っていたわけでございます。これが6,100円に400円引き下げられるわけでありますから、2年、3年と幼稚園へ通っていただく中では、総額とすれば今立の園児さんに対しては負担が減るわけであります。このことについても冷静に私は分析をいただきたいと思っております。 ちなみに、武生の保育料については本来1年前に引き上げをすることを国から指導を受けておったわけでございますが、合併の時期でもありまして、1年それを先送りしたということでございますので、この観点からも私どもは今少子対策非常に重要な時期で精いっぱいの取り組みをしてきたというふうに考えておりますので、総枠的にこういう取り組みを御理解いただいた上で私は評価をいただければ幸いだと思っております。 以上であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 合併でのその料金を金額を統一するということと値上げの問題っていうのは、また別な問題だというふうに私も理解はしております。ただ、値上げについても当然こういう少子とか、また定率減税の廃止とか等々で非常に住民負担がふえている中で、今自治体がこういう子育て費用に係る部分について値上げをするべきでないということが一点。 それから、今市長は長い目で見れば今立町の方々については安くなるみたいなことをおっしゃいましたけれども、しかし現実問題としてやはり入園料っていうのは今まで要らなかったわけでありますから、これは明らかにここで合併したことによって負担がふえるという、この問題があるわけですから、その辺については私は納得できない部分がありまして、本来合併してサービスは高い方に、負担は低くというのであれば、やはりその入園料については廃止をしていくと、全体的にですね。こういう方向でこそ、初めて合併のそういう何ていいますか、市民のそういう思いにこたえるべき方向であったというふうに思うわけであります。そのことについては答弁要りませんけれども、そのことを指摘して質問を終わりたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 私は議案第52号越前市国民健康保険税条例の制定についてを質問します。 今回の改定理由についてまず質問をします。 なぜ改定の提案をされるのかお伺いをします。 今回値上げすることによってどのくらいの財源確保になるのか、また国民健康保険の滞納分は平成14年、そして15年、16年、どのぐらい残っているのかお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 改定の提案でございますが、合併協議に基づきまして新しい越前市になりますと独自の保険の税条例を制定することが必要になります。そのために10月1日の合併でございましたので、17年度分につきましてはそれぞれ武生市、今立町の税率で運用をさせていただきます、途中でございますので。新しい市になりますので、来年度18年度からは新しい税制で運用したいと、そういうことで御提案をさせていただきます。 また、改定によりましてどのぐらい増収になるかというような御質問でなかったかなと思いますので、約1億5,000万円増収を見込んでございます。 それから、滞納の件でございますが、10月現在で言いますと、7億2,000万円ほどあろうかなと思うんです。14年からとかって今おっしゃったと思いますので、手元に今資料ございませんので、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) ただいま御答弁いただきましたが、私は武生、今立合併協議会の一員として合併協議会における、前田議員も今おっしゃいましたけど、基本哲学というのはサービスは高い方に、負担は低い方にということが基本原則でありました。合併協定項目の中ではそういうことについてはしっかりとうたってますし、また合併協議会だより、ここに第9号を持ってまいりました。これ合併協議会だより9号ですけど、こん中に国民健康保険税の税率、住民の皆さんに一部ずつこう分けてありますね、この中で国民健康保険税の税率は新市において速やかに統一するって書いてあります。と明記して、住民の皆さんに報告しているわけですけど、統一ということはアップするということではないのではないかというふうに考えてます。 私は合併協議会の一員として、そのときに多分24名の合併協議会の委員は統一ということは当然このままどちらかに合わせるんだろうという考え方をしていました。それが今回改定をするということは当然増収部分が1億5,000万円上がるということですから、上がるわけですね。 そうしますと、今ほど保育料の話が出てましたけど、保育料は今奈良市長が答弁されたように5,900円を6,100円、だからその中でトータル的にさほど入園料を取られても大体長年するともとになるということで、私はこのことについてはアップしているというふうには思っていません。 なぜ保育料については、ほとんどの項目を見ますと、合併協定項目を見ますと、調整する、統一するっていうのは全部据え置きですね。それが今回は合併協議会の統一することでなくて改定をするということですから、何で今回料金改定をするのか。私は合併協議会で住民の皆さんに説明をしてきた背景から見れば、もう少し時間を置いて提案をすべきではないかというふうに考えてますけど、この点について市長どう考えますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 国保の現状につきましてはよく御存じだと思いますけれども、今基金を取り崩す中で大変厳しい国保の運用状況というふうになっております。そういう中で先般から協議会を開いていただいて、今後の国保税のあり方について御議論をいただいたところでありますけれども、それに当たりまして私はやはり健全な財政運営、国保の運営を行っていかなければ著しく国保加入者の方にもサービス低下を来す危険性もございますので、しっかり中・長期的に安定した国保財政っていうものを確立してほしいということが一つ。 それから、もう一つは合併した新市とすれば、やはりほかの市よりも合併による効果が出てこなければなりませんから、8市の比較の中では必ずその平均以下に据え置く努力がなされて当然であると。そういう中で、よく委員の皆様方に御議論いただきたいということを担当にも指示をして御議論いただいた結果、今回御答申もいただいて提案をさせていただいたところでございます。 今回の提案内容について御理解をいただければ、国保の運営についても安定した運営にもう少し基盤が強化をされることが一つと、その保険料については8市の中では平均以下ということで、全体的に見れば厳しい中でも私は合併効果を発揮してその引き上げを最低限に抑えることができたのではないかというふうには考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 市長は合併を進めてきた経過というのを御存じだろうと思いますけど、私は各地区で行われた合併の住民説明会で私も出席をさせていただきましたし、合併協議会の委員さんもみんなそれぞれ旧武生、旧今立で参加をして住民の皆さんに説明をされました。そこで説明をしたことは、合併すれば財源が10年間で234億円の財源が出てきますよと。これは行財政改革と国からの合併による特例債のメリット。多少合併しても、今回三位一体の改革で国からの交付税は減るということは聞いてますけど、行政改革による10年間で100億円ということは、1年間10億円というのは出てくるわけですね。そういう合併におけるメリットがあるということでサービスは高い方に、そして負担は低い方にということで住民の皆さんに、そして市民の皆さんまたは町民の皆さんに御理解を賜ってまいりました、合併のことでね。 そして、そん中で名前を変えましたし、そして庁舎の場所も変更をしようということですし、議員定数も28名の議員を人口が7万3,000と1万4,000合わせまして約8万8,000になりますけど、議員定数28名からことしの7月からは24名ということになります。そういうことになりますと、そんな苦労をして今合併を進めてきた、そして住民の皆さんに説明をしてきた。私はその説明責任を果たすことができないんじゃないかというふうに思ってます。私はひょっとしたら住民の皆さんに、私以外の説明された皆さんも自分が説明したことがひょっとしたらうそをついたことになるんじゃないかなというふうに考えています。 合併協議会では国民健康保険税の税率、所得割を旧武生市は6.5%、今立は5.8%、それを今回7.0%、そして均等割、武生は1万8,000円、今立は2万400円、これが今回は1万9,800円。これは大体統一っていうことになりますね。そして平等割、旧武生が2万円、旧今立が2万1,600円、これを2万4,000円というんですから、平等割はかなり上がりますね。旧武生ですと4,000円、旧今立ですと2,400円。だから、基本的には両方ともが平等割上がるんですね。っていうことは、合併協議会の決定事項ということですから、これを変更されるということですね、この項目をですね。 確かに新市においては新市長が変えるという提案権はあります。しかし、決めるのは議会であります。この権限からそこまで協定項目を変更されるっていうことは仕方ないですけど、そういう考え方で変更をされる。今市長の方から8市の中では安い方であるけど、しかし今回合併のメリットを考えてほしいっていうけど、合併のメリットはこれでは出てこないですよね、上げるっていうことは。だから、私は今回の料金は、今回の改正は統一ということでやってほしい。もうしばらく時間を置いてから、改めて提案をしていただきたい、こんなふうに思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) この問題を考えるときに、ぜひ私どもは議会の皆様方にも御議論いただいても結構ですし、ぜひ御理解いただきたいと思っておりますのは、一般財源を突っ込むことの妥当性なんですね。国保の加入者は国保の加入者でございまして、他の保険加入者もいらっしゃるわけなんですね。そこへ一般財源を基金が底をついた、じゃあ一般財源を振り向けますっていうことになったときに、他の保険加入者との合理性といいましょうか、公平性を欠くわけなんです。そういうことを考えますと、国保としての運営上の財政基盤をしっかり整えるということが公平性という観点からも大事ではないかというふうに考えております。ですから、そこのところを、いや、国保のところに一般財源を突っ込むことが妥当であるというようなことを議会で確認されて、そういうことを私どもに投げられれば、私どもは再度そういう検討もいたしますけれども、果たしてそのことが市民にとって公平な行政運営かということにかんがみますと、私は課題が残るように感じております。 ちなみに、合併効果という観点から考えますと、例えば今回乳幼児医療費の助成を大幅に拡充をしたり、児童手当を小学校6年まで拡充をするとか、いろんな他の取り組みについては厳しい中でも随分私どもは取り組んできたという思いもあります。ですから、それぞれの中で一般財源をそこに突っ込めるのかとか、あるいはそこは多少御負担いただいても他の部分で合併効果を発揮するような取り組みができたかというような、全体で御議論いただくことも大事だと思っております。厳しい中でも、仮に合併をしなければもっと私どもは旧武生も旧今立も厳しい立場に置かれていたのではないかと。そういう中では、合併をした中でむだな部分を克服し、あるいは合併をした私どもの取り組みに対して、国や県からも支援をいただく中で精いっぱいの取り組みをいたしているつもりでございますので、そういう意味では合併してよかったというふうに思っていただける方向に予算案を提案したつもりでございますので、この点についても御理解をいただければ幸いでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 今奈良市長から国民健康保険税っていうのは目的税なんで、一般会計から、納めている方と、国民健康保険に入っている方、入ってない方おられますから、それを一般会計から国保会計に入れるということはその恩恵を受ける方と恩恵を受けない方がおられる。これは当然ですね。私は合併協議会の中で当然このことは議論してまいりました。だから、統一するということはその時点で議論してれば、そのことはわかって暗黙の了解の中で、しばらくの間は一般会計からも補てんをしてもいいやろう。今までも国民健康保険のことについては一般会計から補てんをしてますよ。はい。例えばこれいろんな会計ありますね、たくさん。そん中で一般会計から補てんしてることたくさんあります。 今国民健康保険というのは自営業者の方とか、またはサラリーマンを退職した退職者の方とかいろんな方ありますから、その方がどのぐらいいるのかということも当然一遍試算しなければいけない。人口が8万8,000人の中で何万人の方、ちょっと市民生活部長お伺いしますけど、何人の方が国保会計に入っておられて、その恩恵を受けるのが妥当なかどうかっていうことを、奈良市長は議会で議論してほしいっておっしゃいましたけど、このことは一遍も提案ないですよね、まだ。今回はいきなり国民健康保険税を改定しますよという提案ですから。 もう一つ聞きますけど、統一ということと改定をするということはどういうことなんか。私は違うと思ってます。それは奈良市長は統一と改定は一緒だというふうに考えているのか、そのこともお伺いしたいと思いますし、私が申し上げているのは今回は見送っていただきたい、もう一回議論をしていただいて再度提案してほしい、このことを申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 国保加入者の人数でございますけれども、18年度の予定といたしまして、一般の方が1万4,690人、それから退職者が6,200人、それから老人の方が8,100人と今予定をしてございます。合計いたしまして3万人近くになろうかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 基本的に統一をするということについては、別々で走っているものについて一緒にするということが考えであります。ただ、その中でやはり合併をした効果を発揮していくためには、できるだけそれを低く抑えていく必要があるという認識は持っております。しかしながら、統一をするというときに必ずしも全部が全部、じゃあ下の方に統一をしてやっていきなさいという形になれば、そこで決めたものについてはそれを守っても、他の部分で財政が賄えないわけですから、じゃあどういうふうにその部分を克服するかという課題が残るというふうに思っております。 ですから、私どもは12月議会の中で例えば負担のあり方についても御質疑いただいて、今厳しい中ではやはり健全な財政運営をしてしっかりやっていくために、私ども自身も身を削る必要があると、そういう思いで今回私どもあるいは議員の皆様方も、特別職の方についてはその報酬審議会からの給与なり報酬の引き下げの御答申もいただいて、今回議会にも御提案させていただいておりますけれども、あるいは職員も給与の引き下げを行っておりますけれども、そういうこともやりますと。その上で、ぜひ市民の皆様方にも適切な負担のあり方については御理解をいただきながら進めていく必要もあるということを申し述べさせてもらいました。 そういう考えのもとで国保の審議会の中で御議論いただいて、有識者の方初め、いろんな方の御協議の中でこのぐらいの金額というのが全体的な今の置かれた財政状況なり、あるいは他の市との比較の中では妥当ではないかということで御提言をいただきましたので、そういう審議を踏まえて今回提起をさせていただいたというのが私どもの考えでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 基本的に今8万8,000の市民の方の中で約3万人の方が国民健康保険税に入っておられる。この会計が厳しいということは今までもありましたし、何度となくそれぞれ旧今立、旧武生では改定をして上げてきたこともあります。旧武生に言いますと、ここしばらく上げていませんでした、基盤安定基金がありましたからね。私はそういうことで少し安心してました。しかし、高齢率ということで、かなり老人の方がふえてまいりますということで、そのことはわかります。しかし8万8,000人の中で3万人の方がおられる。約50%までは行きませんけど、四十数%になるだろうと思いますが、その方に対して私は合併協議会の中で今回については統一ですから上げませんよというようなことを申し上げた、改定しないっていうことも。国民健康保険の運営協議会の中にも合併協議会の宮本さんもおられましたので、そのことも十分おっしゃったんだろうと思います。 しかし、私は住民の皆さんに対して、合併の説明をするときには合併のメリットということをしっかりと明確に打ち出してまいりました。今今回の提案は合併のメリットが見えないっていう提案なんですよね。だから、私は今回の改定はもうしばらく見送っていただいて、改めて本当に大変なんなら、今回の統一とは別に、合併協議会による改定とは別に改めてもう一度少し時間を置いてから提案をしていただきたいと、このことを思っています。 これ以上言ってもあれですから、基本的には合併のメリットを明確に打ち出した提案ということをいま一度考えていただきたい。このことを要望して、そして総務委員会の皆さんに再度このことについて審議していただくことを要望して質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私は、今議論になっております議案第52号越前市国民健康保険税条例の制定について質問したいと思います。 私は先ほどの玉川議員と市長との議論を聞いてまして、どうしても押さえておかなければならない問題点が浮かび上がりましたので、お聞きしたいと思います。 まず担当部長にお聞きしますが、国民健康保険法第1条にはどのようなことが書かれているでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) まことに申しわけございませんが、第1条、覚えておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私もうろ覚えなんで間違ったらごめんと謝りたいですが、1条にはきちんとこれは社会保障であると、国民の保健に寄与するという意味のことが書いてあったと思います。私は先ほど玉川議員と市長の議論を聞いてまして、ここのところの議論が抜けているなと。私は国保事業が大変なのなら、一般財源から繰り入れてでも市民負担をふやしてはならないと、こう思っているわけでありますが、その点市長どうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 私はまず負担能力のある方がその負担をしないっていうことは、今全体で社会保障を支えるという仕組みの中では合理性がないっていうか、長続きがしないというふうに思っております。ですから、国保の厳しい財政状況をかんがみたときには、やはりその加入者の皆様方にその状況を御説明した上で応分の負担をお願いすることは当然だと思っております。 しかしながら、払いたいけれども払えない方に対する対応をどうするか、これは別の問題であります。これは別の問題。しかし、一般論として当然それぞれのサービスを享受をされて、当然私どもはそのサービスを維持する義務もございますし、そういう中で市民サービスが粛々と継続をされるわけでありますから、そういう中でサービスを享受される皆様方にそれに見合う負担をお願いしていくことは当然だと、そういう観点の中から国保の引き上げについても、大変申しわけないですけれども、この現状を見たときにはお願いせざるを得ないと思っております。そのことと玉村議員が指摘をされる社会福祉という観点からの払いたいけど払えないっていう方の対応はまた別途考えさせていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 議論は議論として、対立は対立として先へ進めます。 提案の理由の中に、先ほどの論議の中にありました中期的視点に立って財政の健全な運営を図れると、これでもって。こういうふうな理由ですね。 ほんで、私はこれ根本問題は全国的にも大変なんです、この国保事業というのは。これは国庫負担を引き下げたことにあると、一番の原因が。こんなことを言ってもどうしようもないんで、だったらこの地方自治体でどうしなければならないかと。私はこの税率を上げて負担を上げても、国保財政が健全するとは全く思っていない。ますます滞納者がふえて、そしてますます悪化の一途をたどると。 先ほど市長言われましたね、払いたくても払えない人をどうするのかと。これは真剣に考えなければならない、非常にいい答弁をされました。そういう点で私はここんとこを本当に市長考えてくださるなら、保険税を1年間滞納しますと基本的には資格証明書が発行され、正規の保険証がとられるわけであります。こういう事態が発生するんですよ。だから、私はこの値上げは少なくてもやめて、現状のまま行ったらどうかと、武生市について言えば。こういうことを強く言っているわけでございます。 先ほどの資格証明発行についてはまた次の機会に議論をするといたしまして、そういうところを私は非常に、これでは健全財政もますます悪化するということの私は理解なんですよ。どうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) ただいま健全財政悪化とかどうとかって、国の施策が変わればどうか知らんですけれども、この状態で行きますと、現在医療費が非常に年間2%以上伸びております。そして、老齢者がふえてございます。そういうことを勘案いたしますと、3年ぐらいを予定いたしまして今回の改正をさせていただいたつもりでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 国保の議論はこれで終わります。 次に、議案第55号越前市介護保険条例の制定についてお聞きしたいと思います。 ここでは旧市町の保険税率を統一するためと、こういうところで保険料の基準年額を5万4,000円として7区分にすると、こういうことですね。 私はまず申し上げたいのは、この介護保険料を滞納しますと、滞納期間に応じて利用料が1割から3割負担に引き上げられると、こういう規定があるんです。そしてまた、保険給付も差しとめられる。もう特に低い低所得者にとっては非常に過酷な制度であるわけですね。そういう点で今回の介護保険の条例の制定に当たって、これ特に私は低所得者に対する配慮をどうしたのか、この点をまず一点お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) まず保険料でございますけれども、2期の保険料は基準額の第3段階、旧武生市では3,600円でございます。また、旧今立町では3,400円でございます。今回は3期の保険料につきましては、この基準額を4段階設けたわけですが、月額で4,200円になっております。 この保険料の算定、手順について御説明申し上げますと、まず一つには高齢者の人口の伸び、それから一つには要介護認定者の伸び、それらに基づいた介護給付費の伸び、そういったものを想定しながら保険料を算定してきております。 その保険料の基準となりますのは、もう給付費の伸びというのが主になるわけでございますが、それをいかに抑えるかという観点からいいますと、あくまで介護給付費が伸びないようにそれぞれが介護予防に努めて、要介護状態にならないように努力する、そういったものは究極のことでございますので、基本的には今後はそういったものの運動を進めていきたいというのが私どもの願いでございます。 それで、低所得者の配慮をどうしたかということですが、今回保険料を6段階から7段階に設定した、この流れの中で旧2段階の方が非常に多く占めているわけですが、それも所得がばらつきがある。そういったものをできるだけ低所得者の方には負担を少なくしようということで、その部分を2段階にしました。そういったことが基本的な流れになっておりますので、御理解をいただきたい。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 今の部長の答弁、この点は今回の介護保険の改定で保険料段階の設定方法の3つの点について改められた点、その一つだと思いますね。これは非常に評価したいと思います。しかし、あと2点あるんですね。 その前に1点目の先ほど部長答弁された中で、ちょっと私はこの点要望したいと思うんですが、年間80万円以下の生活保護基準以下で暮らす高齢者は、生活保護受給者との公平性からも私は保険料は免除すべきだと思います。生活保護世帯は免除されているけども、それ以外の80万円以下の方は保険料を払わなければならない。公平性からいっても妥当性がないと、こう思います。これはぜひ検討していただきたい、今後。 それから、あと2点の改定がありました、保険料の段階の設定方法についてね。2点目は課税層の保険料設定の弾力がありました。どういうこといいますと、市民税を課税されている層、新しく言えば新第5段階以上の方ですね、の保険料段階がこれまでは2段階だったけども、自由に課税層の保険料段階を分ける基準を設定して細分してもよいということになってますね。こういう保険料の負担の軽減のためにこういう措置をとったところもあります。この点が越前市の場合、なぜこの設定方法の2番目の点で改善されなかったのか。 それから、3番目の改定点ですね。保険料段階ごとの保険料負担率も自由に設定できるようになったといいます。これによって、理屈上では高額所得者により多くの負担を求めることで低所得者の保険料負担を軽減することが可能になったということも、今回の改定の大きな事柄であります。 そういう点、この2点、検討されなかったのかどうかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) ちょっと先ほども触れましたが、保険料の算定の段階で6段階から7段階に設定したというふうに御説明をさせていただきました。その中で、全体の2割方を占めるのが旧2段階の方でございました。その細分をしたというのが一つの基本にありますけれども、この負担割合につきましても現在第1段階、これにつきましては旧武生市がその基準額の0.4、旧今立町が0.5であったものが越前市におきましてはこれを0.35というような形に、それから2段階につきましても旧武生市が0.725、今立が0.75というようにあったものを越前市においては0.5と、3段階が0.7ですが、これに分けさせていただきました。この流れの中で低所得者の方には配慮をしたという考え方で御理解をいただきたいというふうに。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 今の部長と私のやりとりというの聞いてても、一般市民の方なかなかわかりにくいと思いますよ。私は簡単に言いますけど、いずれにしてもほかの自治体では今回の介護保険の改定で3つの点について非常に考慮をいたしまして、とにかく所得の低い方々に保険料の負担がかからないように、先ほど前段で申しました、滞納すれば大変なことになるわけですよ。だから、私は非常に重視していただきたいと。自治体によってはさらに細分して、今度の介護保険の改定によって3つの基準を全部取り入れて、8段階にも9段階にもして負担の軽減を図っているところがあるんですよ。そういう点で私はこの点をぜひ、これからまだ時間があるんでございます、特に65歳以上の第1号被保険者の方々の保険料というのは自治体が責任を持って決める権限を持っているわけであります。どうかその点、低所得者対策をぜひ進めていただきたいと思いますが、最後に市長その点どうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 先ほど部長からも御答弁申し上げましたとおり、今回負担割合を従来の6段階から7段階に細分して、しかも基準額となります第4段階前の1段階、2段階、3段階、それぞれ従来の武生、今立の負担割合よりも引き下げておりますので、随分そういう意味では低所得者の方に対する配慮を厚くさせていただいたと思っております。 今回改定をお認めいただければ、また今後の運用とか、以後の対応については、さらに現状を確認しながら進めていきたいと思いますけれども、今回そういうことで随分私どもも玉村議員御指摘の思いにこたえて提案させていただいた次第でございますので、その点御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私は今ほど議論になっておりました議案第52号につきまして再度、玉川議員の引き続きですけれども、質問させていただきたいと思います。 まず、国民健康保険税の基金残高は現在どのぐらいあるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(片粕正二郎君) 中西君は総務委員会でしょう。 ◆(中西眞三君) (続) 関連して市長に── ○議長(片粕正二郎君) 市長に聞くんならいいですが……。 ◆(中西眞三君) (続) はい、お伺いしたいと思いますので。 ○議長(片粕正二郎君) 部長にはちょっと控えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) ほんなら市長にお尋ねしたいと思います。 国民健康保険税、私の得ている情報では基金は約4億6,000万円ほどあるというふうに認識をしております。 今回、この議案第52号の目的が、先ほど旧武生市と旧今立町の合併協定に基づき速やかに統一するということでございます。今回ある意味では負担増の改定が今回出されている。 しかしながら、基金が4億6,000万円あるという状況において、値上げ改定の中で1億5,000万円の先ほど部長から増収があるということでございますので、やはり基金が4億6,000万円あるという状況において、今回については速やかに統一という形で合併の協定に基づいて運営を図り、今後やはり基金等も含めてここの国民健康保険がどうしてもやっぱり適正に運営できない、一方において滞納が先ほど幾らですか、7億2,000万円あると。今議会において市長はこの滞納解消のためにコンビニ等を利用して振り込みもしていただくようにするというふうな御答弁もあったんですよ。 一方において滞納が解消し、運営されるような状況であれば、その中で市民の皆様に説明し、どうしても運営ができないと、だから値上げ改定をお願いしたいというふうなこともあってもいいのではないかなというふうに思いますので、今回の条例制定についての値上げっていったものは一度見直していただきたいなというふうに思うのですが、市長の御答弁をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 今年の基金の取り崩し額が2億9,000万円、約3億円だというふうに聞いております。今の現状ではもう確実にその基金が底をついていくということで、負担の統一を図る際に今年上げましたと、またじゃあ来年上げましたっていう形よりは、一時にその整理を図った上で、できるだけこの状況をもう上げなくて済むような努力を続けることの方が、私どもは妥当ではないかという思いは持っております。 非常に今厳しいっていいましょうか、想定を超えるような金額で基金の取り崩しを行っているのも事実でございますので、そういう見通しをもって今回提案をさせていただいたということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) そこはわかってるつもりで質問をさせていただいているわけですが、今言ったように滞納に対しても7億2,000万円の、今回市長は丹南組合の中でコンビニ等を利用して滞納回収を図ると、運用を促進させるということなんですけども、やはり基金も一部あるという状況の中において、合併の目的、協定に基づき速やかに統一するための今回の制定でございますので、今回についてはやはり値上げせずに速やかな統一の中で、暮らしやすさといったものをまた求めた合併でございますので、サービスは高い方に、負担は少ないという原則に基づいて値上げせず、基金等の大変厳しい状況等を市民に説明した上、やはりしかるべき時期において値上げ改定をするといった形の中で、今回についてはやはり速やかな統一っていう上において値上げ改定をしないといった形でお考えいただけないでしょうか。再度お答えいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 理由や経過については先ほど来お答えしたとおりでございます。よくまた一般質問や委員会等でも御議論いただきたいと思っております。 ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本3案のうち、議案第52号については総務委員会に、議案第55号、議案第61号の2案については教育厚生委員会にそれぞれ付託いたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時30分ごろを予定といたします。       休憩 午前11時13分       再開 午前11時30分 ○議長(片粕正二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第8 議案第53号 ・ 日程第9 議案第54号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第8議案第53号越前市国民保護協議会条例の制定について、日程第9議案第54号越前市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定について、以上2案を一括して議題といたします。 2案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) ただいま議案、国民保護条例につきまして何点かお聞きをいたしたいというふうに思います。 まず武力攻撃事態等における国民の保護とは、どのような事態を想定をされておられるのかお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 国民の保護に関する基本方針によりますと、着上陸侵攻とか、ゲリラ特殊部隊による攻撃とか、弾道ミサイル攻撃、航空攻撃、そういう4攻撃を想定しておりまして、それから国民をいかに安全に避難させるかということがうたってございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 非常に大規模といいますか、非常に国民の生命、財産等を揺るがすような大変大きなものであるなというふうに思いますが、市長が提案説明の中で述べられております越前市における国民保護計画の策定ということについて、どのように具体的にお考えなのかお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) あくまでも法律に基づきまして、ことしの1月に消防庁の国民保護室から示されました市町村国民モデル計画というのがございます、その計画に基づきまして、越前市の方では計画をつくりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) そのスケジュール、それにつきまして、ちょっと具体的にあればお聞かせをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) この条例2案が御承認いただければ、4月に入りまして協議会の委員の委嘱をしたいなと、それからその後事務方の方で計画書の素案をつくりまして、9月ごろに第1回目の協議会を開催したいということで、年度内に計画書をつくりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 国民保護の実働訓練等や避難誘導、さらにそういった情報等の伝達及び手段と、いろいろ今後考えなければならない点たくさんあるのではないかというふうに思うわけでございますが、そういう中で非常に専門性っていいますか、地域の特性っていいますか、そういうものもいろいろ重なってくる部分があるのではないかなというふうにも思います。 非常に県との連絡パイプも大変大切だというふうに思いますが、越前市としまして、そういったことに関してどのようなお考えなのかお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 計画の方に取り入れる予定でございますが、市民をいかに安全に避難させるかということが大前提でございますので、当然情報は県並びに国の方からいろんな方面で入ってきますし、また市民からいただいた情報はすぐに県の方へ持っていくというように、情報を多岐にわたって収集また報告をして、早急に対応できるような計画になろうかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 今までこういった要するに経験っていいますか、そういうことが、事態が想定はされてきている状況の中で、これからの非常に大きな課題でもあるかなというふうにも思いますが、具体的に住民がどのような状態のときにどのように対処をすればよいのかわからないというのが、これはもうそういった状況ではないかなというふうに思うわけでございますが、市民がとるべき行動、そういうものをやはり明らかにするということがこの条例に関する一番大切なことでないかなというふうにも思います。明らかにする行動、そういうものについて具体的にあればお聞かせをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 一応国から示していただきましたモデル計画に従いまして協議会でいろいろと検討していただくわけですけれども、その検討した結果をまた市民の皆様に公表をして、正確にどういう行動をとっていくべきかということを周知していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 全国で初めて本県で実施された国民保護実働訓練というものがあったわけなんですね。それの方の検証、それから精査をしながら、そういうことも踏まえまして市民にわかりやすい、また効果、実効性のあるものをつくっていただきたいというふうに思います。これは要望にしておききます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私も今議題となっております議案第53号越前市国民保護協議会条例とそれから議案第54号越前市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例について、私も質問いたしたいと思います。 私はまず最初に対策本部ですけども、これは知事や越前市でいえば市長が中心となって、有事対策センターという位置づけがあるようであります。そして、その越前市でいえば市長のもとで応対に当たるのは、そのスタッフは職員であると、すなわち自治体労働者ですね。いざ有事というときには、職員の方々はこの有事状況を理解していかなければ何も動けない、こういうことが起きるわけであります。そういう点で、その対策は今何を考えているのかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 一応計画の中で職員の位置づけというものも含まれると思います。そういう中で、職員はどういうときにはどう対処しなければならないかというようなことを明示する予定でございますので、それで職員は十分動いてくれるものと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) それは聞き置くだけにしといて、次に進みます。 私は政府の答弁内容をちょっと披露しますね。有事と災害の国民保護、救援計画の相違点は何かという問いがあるわけであります。有事の場合と災害の場合の国民保護、救援計画のその違いは何かと、こういう質問に対して、災害は地方が主導するのに対し、有事法制は国が主導をすると、こう説明しているんですね。つまりのところ、有事法制に基づく国民保護や避難計画というのは、アメリカ軍や自衛隊が主導をするというところに大きな特徴があるわけであります。そういう点で、この国民保護法のもとで武力攻撃事態が続いている場合は、住民保護は優先されるかどうか、非常に重要な事柄なのでお答え願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 当然日本国憲法にも基本的人権の尊重とかいろんなことがうたってございますが、当然市といたしましても、住民をまず第一に安全なところに避難をさせるということが第一でございますので、そういうことで計画をしようと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) それちょっと認識は甘いと思いますし、これは2004年12月の県議会で共産党の佐藤県議が質問をしております、知事に対して。国民保護法のもとでは、武力攻撃事態が続いていると判断される間は消防や救急は国民を助けに行くことができない、国民がすぐ助けてもらえない事態が想定されると。それで、現在よりも国民救援が後退するような国民保護計画には大きな問題があるというふうに、この佐藤議員は指摘したわけであります。そして、知事はこの指摘に対して、それを否定できなかったわけであります。こういう点で、私は今回の国民保護条例の問題につきましては、私は国民保護とは名ばかりと私は思うんですが、市長はどういう見解なんかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 12月議会でも同様な答弁をさせていただいたと記憶いたしておりますけれども、もちろん御指摘のとおり国を先頭に平和外交を推進し、自治体でもそういう取り組みを積極的に進めていくことは大事だと思っております。ただ、そのことと今回私どもが国の法律に基づいてきちっとした対応を進めていくこととは、これは両立することであって、決して矛盾することではなくて、平和外交の上にこういう取り組みを進めていくことが大切ではないかというふうに私は考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 今の市長の答弁は当然のことですね。平和外交を進めて、有事がないようにしなければならないと。これは当然そう。今私の質問に対する直接答えられない、非常に悩みがあるというふうな気がするね。 私はそういう点でもう少し言いたいと思うんです。これはみんな住民が聞いておるんでありますから。先ほどちょっと触れましたけれども、政府が有事として想定しているのは、1着上陸攻撃、2番目航空攻撃、3番目弾道ミサイル攻撃、4番目ゲリラ特殊部隊攻撃、加えてテロ攻撃という規定があるそうであります。そして、政府はこれをただすと、これは本当に可能性があるんかと聞くと、ほとんど想定されない、こういうことを言っているわけですね。 こういう点では、非常に今回の国民保護条例の問題につきましては、この業務が煩雑して、大変忙しい職員の方々にまたこのような仕事を押しつけるわけであります。それも国民保護になるならいいけども、先ほど言うたように武力攻撃事態法が続いている間は国民保護は後回し、自衛隊やアメリカ軍の行動が優先するわけであります。 私はそういう点でもう一点言いますと、これさらに矛盾したことを言います。原子力発電所、この有事はどうかと。福井県は敦賀市に世界最大級の原発2基の増設を認めましたね。そこの中では地震によるリスクは考えたわけですね。しかし、武力攻撃のリスクは全く考えていない。これを考えたら、原発建設計画なんては全くできない。当たり前ですね。そういう点で、私は今奈良市長私の質問に対して答えましたね、武力攻撃への備えに執着するよりも、私は憲法に基づく平和外交こそ政府に求めるべきであって、そして私はもう一点言うならば、大震災や大災害というのは人間の力では防げないけども、戦争は外交政治の力で抑えることができるわけであります。そういう観点で、上から言われたといってうのみにこういう計画をつくる、進むべきでない、こう指摘して終わります。 ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本2案については総務委員会に付託いたします。  ================ △日程第10 議案第57号 ~ 日程第13 議案第60号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第10議案第57号越前市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部改正についてから日程第13議案第60号越前市営住宅条例の一部改正についてまでの4案を一括して議題といたします。 4案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 議案第60号越前市営住宅条例の一部改正について質問をいたします。 今回の条例改正ですが、市営住宅の入居者の世帯構成また心身状況に応じて、公募によらないで入居ができる条例改正というような趣旨だというふうに思いますが、公募によらない入居条件というのは、具体的にどのような条件が該当してくるのか、またこの法改正に当たりましての経緯とあわせまして、2点質問させていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) ただいまの議員の御指摘の公営住宅施行令というのが、昨年の11月2日ですが、一部改正によりまして主に議員御指摘の2点、入居者の世帯構成の状況の変化、例えば子供の成長によりまして現在の間取りでは狭ければ、これが不適当であると認めた場合に、市長が認めれば公募によらずに他の市営住宅に入居ができるという項目と、もう一点は知的障害者、既存入居者に対する利便性を考慮し、勤務する作業所等に近い市営住宅への入居も可能というような規制緩和によるものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 今具体的に子供が大きくなった場合だとか、知的障害者の福祉施設、そういった近いところに、今までは原則市営住宅から市営住宅への転居と申しますか、こういったのは原則的にできなかったのが、いろんな規制緩和の中でできるといった中では非常にいい改定方向だというふうに思うわけなんですけれども、昨年の9月まで私も住宅選考委員会の一メンバーとしてチェック機能、いろんな方のそれぞれ守秘義務がありますからあれなんですけども、いろいろな条件を含めて審議してきたところがございます。いろいろとこういう中で、市長の方の判断によるというような御答弁でございましたけれども、やはり昨年10月から住宅選考委員会がなくなりまして、公開抽選というような形の中で今昨年10月から3月まで進められてきてるわけなんですけども、公募によらない市営住宅入居の判断基準と申しますか、こういったことに対しまして御所見をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) これらの公募の例外についての対応につきましては、資格要件等の事項も含めまして的確な資格判断を行いまして、適切な運用を図っていきたいとこのように考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 適切な資格の判断ということですが、どうもぼんやりしてわかりにくいところがあります。やはり今資格判断をなされる中で、やはり今住宅選考委員会がなくなった中で、いろんな運営規定だとか、判断の基準、こういったやつは今まで昨年の選考委員会の中では我々議員も含め、市民の方の代表の方もこういったような中でいろいろ判断をなさってきたと。この選考委員会の中で、これなくすのに当たりましては建設委員会とか、選考委員会の中でいろいろ論議が醸し出されたかというふうに思っております。やはり一定のチェック機能と申しますか、こういったやつも必要になってくるかと思います。やはり庁内の判断だけで終わって、これがどういった形で、公開っていうのもなかなか難しいところもあるかと思いますけども、やはりチェック機能だけは我々知っとくべきことだというふうに思うわけなんですけども、その辺につきまして再度御質問をいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 基準でございますが、この判断基準につきましては早急に作成をいたしたいとこのように考えてございます。適正かつ公平になるようにしてまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 佐々木富基君。 ◆(佐々木富基君) 最後要望にさせてもらいますけども、この制度自体は非常に障害者自立支援法とか、こういった動きに基づいた中での障害者の方が近いところの施設へ移転するだとか、子供さんがだんだん大きくなってきたとか、そういったところで住居がそれに適さないところでもこれができるようになったということ自体は本当にいい制度だというふうに思いますので、この辺運用基準、またチェック機能を議会の方にも示されて、この制度が十分に生かされるような体制で運営をしていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(片粕正二郎君) 要望か。要望やの。(「はい。」と呼ぶ者あり) 質疑を終結いたします。 本4案のうち、議案第57号については教育厚生委員会に、議案第58号、議案第59号の2案については産業経済委員会に、議案第60号については建設委員会にそれぞれ付託いたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後1時をめどといたします。       休憩 午前11時52分       再開 午後 1時00分 ○議長(片粕正二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第14 議案第62号 ~ 日程第16 議案第74号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第14議案第62号越前市今立体育センター設置及び管理条例の一部改正についてから日程第16議案第74号越前市ガス事業、水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部改正等についてまでの3案を一括して議題といたします。 3案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私は議案第74号越前市ガス事業、水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部改正等についてお尋ねしたいというふうに思います。 今回この議案はガス事業の民営について事業廃止ということでございますが、今回関係者の大変御努力をされた結果の先般報道がされました。多くの市民の方からお尋ねがありましたので、そこで私も確認したいと思いまして、何点かお尋ねしたいと思います。 まず、都市ガス業者が今回の決定によって今後5年間料金は値上げしないということにつきましては確認されておられるのかどうか、まずこの点からお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) ただいま中西議員の5年間の値上げはされないのかという御質問でございますが、募集要項に沿った事業提案の中で5年間は料金を引き上げないことを確認をいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 5年間は料金は値上げしないということは確認されているということで、改めて確認をさせていただきました。 続きまして、この値上げはしないといったことでございますけども、たくさん多くの資金が提供されるわけでございます。この件に勘案しまして、財務諸表等の整合性の中で、貸借対照表及び損益計算書等、収支計算書などきちんと精査された上で、この値上げはないというふうな形での実効性のあるものの内容になっているのかどうか、その点をお尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 審査会で財務諸表の整合性については確認をされておりますし、また増額分につきましては自己資本の増強を前提とした提案を受けているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 財務諸表等の裏づけがあるということでございますので、それも確認をさせていただきました。 それで、今回ガス事業者の将来に及ぶ利益保護の観点から、越前市は一定の関与を行う意味において事業者に市が資本参加、今回の資本参加というのは株式の無償譲渡を受けるといったことが書いてあったかと思うんですが、この場合における資本参加はどの程度なのか、あわせまして報道はされておりませんが、また先般の全協でも説明はありませんでしたが、市より役員派遣といったものはあり得るのかどうか、あわせてお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) ガス利用者の利益の保護のための、無償による資本参加の合意は得ております。 また、具体的な内容や役員の派遣につきましては、今後協議することになっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今後協議するといったところが問題でありまして、資本の参加の程度、それはやはり議決を有する権利を持っているのか、また役員派遣においても取締役という立場において派遣する可能性もあるのかどうか、ここは大きな問題だと私は思います。つきまして、これ市長どういう方向で資本参加または役員派遣といったものについて、私はあえて役員派遣をする必要がないというふうに思いますが、この点どう御認識されておられるのかお尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 山岸企画部長。 ◎企画部長(山岸文男君) 先ほど公営企業部長が言いましたように、今後の検討という、協議ということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今後具体的に6月には改めて出されるんかなというふうに思いますけども、私はこの越前市にとって民営に向けて今積極的に取り組んでおられるわけですから、やはり一定の責任ある企業でございますので、役員派遣等につきましては、大きな将来課題を残すようなことに結びつくおそれがあるという意味において、慎重にひとつお考えをいただきたいというふうに思います。 再度それにお聞きしますが、資本参加並びに役員派遣は検討中ということでございますので、この事業者が赤字経営になった場合、市として増資に応じるか応じないのか、当然もちろん応じないと思いますし、そのための資金援助等にも当然臨まないというふうに思いますが、この民営の一つの条例廃止の中で今後そういうふうな有償における増資とか、資金援助等についてはしない、今後もあり得ないというふうに理解してよろしいのでしょうかお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 先ほどから申し上げておりますように、ガス利用者の利益保護のための資本参加でございまして、今後の増資や資金の援助は一切考えておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 消費者保護といった立場での利益保護者の観点からということでございますので、確認ということで増資とか資金援助はしないといったことで認識をさせていただきました。 ただ、会社形態の場合は資本参加といった場合において、その資本参加の中において責任を問われることは多々あるんですね。例えば初年度1億円なら1億円のスタートをしたと。ところが、会社運営できなくなった場合に増資をする。例えば10倍の増資をする。10億円にしますといった場合に、そのときに有償でその資本増資に応じるのかどうか。 当然10倍になった場合、例えば1割無償において、当初1億円の資本で10%を無償でいただいたと、1,000万円の無償資本という形で受け皿になっていたと。それが10倍になった場合、それに応じないと資本参加っていう、利益者保護のための発言が、応じなかった場合10分の1になってしまうと。影響力が少なくなるというふうな形になるわけです。 そういった上において、私はあえて今回資本参加、たとえ株式の無償譲渡であっても資本参加という形よりも、今ガス基地における土地、建物、設備または道路等の埋設管、こういったガス事業運営にかかわる大きな要素があるわけです。こういったものにおいて一部賃貸をするというふうな条件の中で消費者保護といったものをとらまえた方が、非常にリスクが少ないんじゃないかなというふうに思うんですが、どう考えられるかお尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 当初から事業譲渡方式による民営を設定をいたしておりますし、それの中には当然先ほど議員さんがおっしゃられますように機械、土地、建物、全部含まれておりますので、賃貸方式は考えておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 前提条件が確かにそういうような形での募集だったので、それはある意味では仕方がないわけですけども、私が言いたいのは資本参加と、たとえ無償譲渡であっても資本参加はリスクが大きいといった意味において、何か違った形での新会社への利益者保護のための影響をどう残すと、リスクがないような形での影響を与えるような参加ができるように、一度越前市としてもお考えいただきたいというふうに思うんですが、この点市長どうでしょうか、何かお考えありませんか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 山岸企画部長。 ◎企画部長(山岸文男君) すべてがこれからの協議ということでございますので、御了承いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) なら、これまでの質問はここでやめさせていただきますが、越前市民にとってリスクのないように、ひとつまた利益者保護においてできるだけの利便供与ができるように、負担のかからないようにひとつそういった形での民営を強く推し進めることを要望いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 私もただいま議題となっておりますうち、議案第74号越前市ガス事業、水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部改正等についてお尋ねをしたいと思います。 今ほどもお話しありましたが、今回の議案はガス事業の民間への譲渡に伴う条例の改正についてということでございますけれども、これまでガス事業においては多額の税金を投入してきた、いわば市民の貴重な財産でもありますわけですから、この事業の民営に対するいろんな疑問について若干お尋ねいたしたいと思います。 最初に、今回譲渡先が決まりまして35億1,000万円ということでありますけれども、これまでガス事業全体に投入されてきた資本、あるいはまた現在のその資産価格、さっき言いましたこれまでの投資額、こういったものを勘案しまして、もちろんその減価償却分もあると思うんですけれども、今回のこの譲渡価格というものが大体どういったものであるのか、これまでのそういった金額に見合う価格となっているのか、あるいはまたそれ以上なのかどうか、この点まず一点お聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 当初24億円を下回らない価格ということで設定をさせていただきました。それは当然現在の資産価値、減価償却後の数字と考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) この24億円を下回らないということは、24億円相当の資産であるというふうに理解をするわけでありますけれども、それが今回のその譲渡においてはこれをもうはるかに上回る35億1,000万円ということでありますけれども、この辺の差っていうのはどういうとこからこうした金額が提示されたというふうに考えておられるのかお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) あと残りにつきましては、それぞれ新会社の価値の評価っていうんですか、営業権というのは今まで我々の資産の中には入っておりませんので、そこらも含めてかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 一般に企業というものは利益を生むというところにしか資本は投下をしないというふうにいうのが、今の資本主義社会の鉄則でありますけれども、こうしたこれまで行政が、越前市が、これまで武生市がやってきて、なかなか赤字でどうにもならないという、そういうガス事業を今回そういう企業が受けるということについては、やはりやっぱり採算が考えられるからこういう状況になってきてるんだろうというふうに思うんですね。ですから、言うと、これまでどおりのまた企業努力、公営企業としてそういう中でやっていくことによって、やはり今回譲渡される企業が考えておられるような一定の利潤、利益を見ながら、またそういう市民サービスを確保していけると、こういう状況になるということも考えられるんではないかと思うんですけれども、その辺のところはどういう御認識かお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 新会社におきましてはそれぞれ我々でできない営業活動とか、そういうようなのがございますので、その辺も踏まえての提案かというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 先ほど質問の中でも行政がどこまで関与できるのかというような趣旨の質問あったと思うんですけれども、やはり行政が行う住民サービスの公平さ、こういう点から見て、現在でも都市ガスが入っているところとそうでないところ、そういう格差があるわけですね。そして、また今原油の値上がりのもとでプロパン等を利用しているところでは非常に高くなってきていると。 そういう意味では、非常に入っているところと入っていないところのサービスの不公平があるわけですけれども、行政としてやはり取り組む上ではそういう格差をなくすような取り組みっていうのは当然市民のニーズにこたえて求められてやっていくわけでありますけれども、今回民営して民間に譲渡した場合、それはもうその企業の何ていいますか、経営方針によって区域拡大とか、するとかしないとかっていうのは企業任せになると。そういう意味では住民に対する、言いました住民サービスの公平さという点で行政の責任、公共サービスの公平性を保つという行政の責任放棄というふうになるというふうに思うんですけれども、その辺のところは市長のお考えはいかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) そもそもの自由の必要性に対する投げかけだというふうに理解をいたしましたけれども、私どもは今エネルギーの自由がどんどん進む中で、公営企業がいつまでもこの事業にかかわっていくことの方が将来非常に大きな負債という形で市民に御迷惑をおかけするのではないかという懸念も一つ持ちながら、よりこの自由の中でしっかりとした経営をしていただけるような民間企業に経営をお願いしていった方が時代の流れにも即し、結果としてガス使用者初め、市民の皆さんの利益に沿った方向性につながるだろうということで自由を進めようということを提案をし、この間議会でも御議論をいただいてきたところでございます。 したがいまして、そもそも論ということで投げかけをいただければ、そういう大きな流れの中でこの取り組みは決して間違っていないというふうに考えておりますし、先ほどもお話しございましたように、今回庁内検討会からいただいた報告の中ではガス使用者の利益保護等も含めて資本参加、これは決して経営のイニシアチブをとるということではなくて、しっかりとした市民の意見を新会社に伝えるという観点からの無償での資本参加という提起もいただいておりますので、今投げかけられた御懸念には、こうした取り組みの中でも市としての発言権が確保できるのではないかなと、私の認識としては受けとめているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 最終的に譲渡されることになった場合に、やはり今申し上げましたような同じ市民でありながら片やガスが入っているとこ、入ってないとこ、そういうところが未来永劫続くのではなくて、やはり順次そういう公平性が保てるような、そういう行政としての何ていいますか、その企業に対する一定の指導っていいますか、そういうことが可能だというふうに認識すればよろしいんでしょうか、もう一度お聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 今までも公営でやっておりましたように選択はお客様にあるわけでございまして、それ選択をされるように新会社もそれぞれ努力をされるというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 選択しようにも管が入ってなければ選べないわけでありますから、やはり管を入れていただいて、一定のニーズ調査というのは当然必要でしょうけれども、やはり管がないところで幾ら頑張っても都市ガス入らないわけですから、ぜひそういう不公平さがないような、やっぱり行政としての責任はしっかりと持っていただきたいというふうに思います。 それから、もう一点は検討会の報告書も見せていただきましたけれども、民営とか民間委託などによって最も懸念されるのが安全性の問題であります。言うまでもなく、昨今の鉄道事故でありますとか、あるいは耐震偽造問題、これなどもやはり民間委託とか、そういう中で安全性がおろそかになってきたということでありますね。ですから、先ほど言いましたように企業はどうしても利益を重視する余り、安全性とかそういったものが後回しにされてきたと。その結果が最近何年もたってぼつぼつと出てきているわけであります。そうした点で、今後行政の手から離れた場合に安全性の面で本当に心配がないのかどうか、あるいはまた事故が万一起きた場合のその対応を迅速にとることができるのかどうか、その辺についてはっきりとした御見解をお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 近藤公営企業局長。
    ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 事業提案書の中にもそれらについては、検討会の報告書の中にもそれらについては追加の提案ということで御報告をさせていただいておりますが、保安につきましてはそれぞれ監督官庁がございますので、監督官庁のまた監査もございます。そういうような面もありますので、安心かというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) JRの事故にしても何にしても、事故が起きたところでは当然安全性の面という面では基準もあるし、それを当然守っていれば起きなかったということも実際あるわけですね。ところが、それが守られていないと。それはさっきも言いましたように、もうけが先に来るからだというふうに思うんですね。ですから、やはり住民のそういう安全性の問題、特にガスという危険物等を扱う場合にはこういうふうに配置をしたからとか、こういうふうに書いてあるとか、こういうふうに決めたからというふうじゃなしに、やはりそのとおり実行されているかどうか、守られているか、そのことがやっぱり非常に大事だというふうに思うわけであります。したがいまして、今回民営されるについては、非常にそうした心配が私は払拭されないというふうに思いますし、そのことを指摘して質問は終わります。 ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本3案のうち、議案第62号、議案第63号の2案につきましては教育厚生委員会に、議案第74号についてはガス水道特別委員会にそれぞれ付託をいたします。  ================ △日程第17 議案第64号 ~ 日程第24 議案第71号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第17議案第64号しきぶ温泉湯楽里の指定管理者の指定についてから日程第24議案第71号越前市今立体育センターの指定管理者の指定についてまでの8案を一括して議題といたします。 8案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本8案のうち、議案第64号、議案第69号、議案第70号、議案第71号の4案については教育厚生委員会に、議案第65号、議案第66号、議案第67号、議案第68号の4案については産業経済委員会にそれぞれ付託をいたします。  ================ △日程第25 議案第72号 ・ 日程第26 議案第73号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第25議案第72号丹南地区障害者給付認定審査会の共同設置について、日程第26議案第73号丹南地区介護認定審査会共同設置規約の一部変更について、以上2案を一括して議題といたします。 2案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 議案第72号の丹南地区障害者給付認定審査会の共同設置について質問をいたします。 ここでの共同設置についての提案の内容では、障害者自立支援法第15条に規定する介護給付等の支給に関する審査会の事務を本市を含め、近隣の2市3町で処理すると、そして審査委員は15名、任期2年、職員は2名体制で行うというような説明がなされました。 私がここで聞きたいのは、一つは御承知のとおり自立支援法では福祉サービスを利用したい障害者の方が介護保険と同じように障害程度区分が6段階、そして認定審査を受けなければならなくなったと。ここで厚生労働省のモデル調査の内容を知ったわけでありますが、障害程度区分の認定に際してコンピューター処理による第1次判定の結果が市町村の審査会の2次判定で変更された事例が50%以上にも上ったと、こういう結果が出ているようであります。 私はここで言いたいのは、障害を持つ人の生活状況、それからそれらの障害者の支援の中身、これを正しくやっぱり把握をするための積極的な聞き取り調査や、それから専門性を持ったスタッフの配置が必要だと思います。そういう点で十分な調査、認定審査会の体制を整える、こういう点ではどういう構えを持っておられるのか、まず最初にお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) ただいまお示しの中で厚生労働省のモデル調査の結果がお示しあったわけですが、この調査につきましては旧武生市でも行ってきた経緯がございます。その試行事業の中では、この事業では46.4%がこの2次判定で重い方に変更になったという結果が出てきております。この変更の理由はと申しますと、認定調査の特記事項を加味したからということでございます。そういう意味で、今後のこの認定調査に当たりましては、当然本人とか家族、そういったところの状況、あるいは現在のサービスの利用、さらには日中活動の状況とか、生活環境とか、そういったものも十分実態を的確に把握できるような、そんな事業所等にその調査を委託したいというふうに考えております。 また、この審査会につきましても同じように専門家でそういったことが十分把握できるような方々で構成しながらということで、今構成市町と協議をしているということで御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 今部長答弁非常に積極的な、本当に障害者の認定に当たっては非常に重要視されているという答弁内容でありました。 私はやはり介護保険の認定の中でも、私も何人も訴えられて、介護度が重くなっているのに何で認定が下がるんだと、何件も私どもへも強い不満の声が寄せられました。改善されたわけですが、いずれにしても正確に障害者の状況をやっぱり把握して、そして事に当たるということが大変重要であると思いますので、改めて質問しているわけでございます。 それから2番目、障害者の方とか家族の方から障害程度区分によって支給されるサービス量に制限が加えられるのではないかという、こういう大きな不安の声も上がっていると聞いております。自立支援法では今までのこれまであります介護保険の状況とは異なりまして、障害程度区分により受けられるサービスの量の上限はないんですね。しかし、障害区分に応じて国庫補助基準、こういうものが決められることから、市町村の財政難を理由によって、この補助基準を超えるサービスは認めないという、こういう可能性が出てくるのではないかとこういう懸念。私はここで言いたいのは、長時間介助などを必要とする、こういう障害者の方に対して十分にサービスを保障すると、そういう考え方が非常に必要だと思いますが、その点でのお答えを願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 障害程度の区分、これにつきましては全国統一の基準に基づきまして今ほど申し上げました専門家で構成される審査会で認定されるものでございますが、これはサービスの制限を与えることを目的としているものではございません。その障害程度に合った適正なサービスを判定するシステムでございます。その上に立って、そのサービスの支給に当たりましては当然障害者本人とか家族とか、そういったものの意向を十分にお聞きをしながら、その利用計画が作成されますので、御懸念のようなことはないというふうに認識をしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 財政のことなので市長に質問したいと思いますね。 先ほど申しましたように、自立支援法では障害の区分によってサービス量をここまでしかだめだということはないけども、障害区分に応じて国からのお金の出てくる基準が決められているわけですね。それ以上にふえると市町村の負担になると、こういうことがあるわけなんです。私が言いたいのは、長時間介助とか、こういう非常にたくさんの障害者の方に対する援助が必要に人の場合、ここが壁となって必要な援助が受けられないことがあってはならないと。そういう点で、そこの辺の保障するための市の財源の持ち出しも必要ではないかと、こういうことを言っているわけであります。市長、お答えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 確かに国の補助基準というものはございますが、あくまで今これからスタートする事業でございます。今、議員が御懸念されるようなことがあるかどうかは実情を見きわめながら対処をしていく、そういうような考えでおりますので、御理解ください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君──(玉村正夫君「市長。」と呼ぶ)(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 今ほど加藤部長答弁いたしましたとおり、これから始まる事業でありますから、よくその実情を確認して市としてさらに付加する部分があるのかどうか、その内容を見てから検討すべきであろうと思っております。十分法の趣旨に沿った適正な運営を強く担当部局には求めて、その結果を見て、改めて必要があれば、その時点で考えさせていただきたいと存じます。 ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本2案については教育厚生委員会に付託をいたします。  ================ △日程第27 議案第56号 ・ 日程第28 議案第75号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第27議案第56号越前市特別会計条例の一部改正について、日程第28議案第75号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部改正について、以上2案を一括して議題といたします。 2案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本2案のうち、議案第56号については教育厚生委員会に、議案第75号については総務委員会にそれぞれ付託いたします。  ================ △日程第29 議案第2号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第29議案第2号平成18年度越前市一般会計予算を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) ただいま議題となりました一般会計のうち、133ページ、道路除雪対策事業についてお尋ねをいたします。 平成18年度豪雪と命名され、各地に甚大な被害のつめ跡を残した今冬の雪害ですが、越前市におきましても死者や屋根のひさしが折れる等、あちこちでこういった状況、中には1月分の年金を超える除雪費を使ってしまったと悲鳴を上げている市民も多くいます。その他の被害も数多く、まず雪害に対し心からのお見舞いを申し上げます。 ところで、12月中旬に国道8号線や、あるいは高速道路の麻痺状態、さらにはJRダイヤの乱れ等々、こういった報道をマスコミが報じたのに合わせて、都会に出ておられる家族であるとか、あるいは友人から心配の電話が多く入ってきたということを多くの市民から聞いているわけでありますが、このような雪国の暗くて悪いイメージを払拭しなければ、市長が目指される北陸一の産業都市であるとか、あるいは技術都市構想、これらにも大きく影響を与えるかと思います。こういったことをまず払拭するという意味においての市長の所感をお伺いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 御指摘のとおり、今回の大雪の中で、北陸自動車道や国道8号が通行どめあるいは大渋滞を来したことは、イメージばかりではなく大変市民生活にも大きな影響を及ぼし、私ども深刻にとらまえているところでございます。 したがいまして、これは12月の議会の中でも触れさせていただきましたとおり、12月16日には県選出の国会議員の皆様方に議会の休憩中に市長室から強くその対応をお願いをいたしましたし、また関係機関にも速やかに対応の改善を求めました。さらには、市長会に私も出席をしまして、8市の市長として連名で強く改善を求めるべきだということを主張いたしまして、その結果、1月24日に福井県の市長会としまして、国と中日本の高速道路株式会社に対して要請をいたしましたし、1月30日には、同じく市長会で西川知事に冬期間の道路確保に強い要請をさせていただいたところでございます。 もちろん私自身も北側国土交通大臣にお目にかかりましたときにもこの点強く申し上げましたし、松村副大臣にもお願いいたしました。今後とも議会の皆様の御協力もいただきながら、関係機関に強く改善を求めて、冬期間の道路確保をしっかり進め、地域のイメージアップや、あるいは企業活動の積極的な体制強化、支援に努めていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今市長の方からそういった払拭するための方向性を示していただきましたが、ところで除雪対策本部では不眠不休の状態で頑張っていただきました職員の皆様、さらにはそれらを支えられた御家族の皆さんの御苦労は大変なものであったかと推察をいたします。私のもとへも、毎年雪のシーズンになるとかなりの苦情が届けられるわけでありまして、それらはおおむねほかの議員も聞いてみるとそうであると。市役所の苦情電話も鳴りっ放しのような状況だったって聞いているわけでありますがね。 そこで、先般の所信の中でも市長は、除雪に対する市民のニーズは多岐にあることから、そのすべてに対応することは困難であると、いみじくも仰せでございました。そこで、今冬のいわゆる除雪に対するそういった措置は、おおむね市民ニーズにこたえることができたとお考えになっているかどうかをお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 今回の除雪に対しましては、建設部全員で対応いたしまして、対応できる限りの対応はしたつもりでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) 部長の方からは、でき得る限りの対応をされたということでありますが、ここで二、三、苦情の事例をちょっと挙げさせてもらいますと、ある団地では中央の公園を挟んでV字型の道路があるんですね。片方は4メートル50、片方は4メートルで、除雪につきましては、その後除雪車が入った後はもう天国と地獄の状況で、非常な苦情が寄せられたわけですね。区へお願いしても、これは市の指定だからこれはできないと取り合ってもらえない。または、あるところでは除雪区域内に病院があって、その病院の敷地までは病院が除雪しなければお客さんが来れないということでやるんですが、真ん中辺へ行くとアルプスのような状況で、救急車もバックして入ってきたと、このように言っているわけなんですね。また、昨年までは除雪をしてもらえたのに、この年はやってもらえなかったと、そういう恨み節も聞こえるわけなんですね。 そういうことで、今までの御報告を聞いてますと、いろんなことを庁舎内では検討しながら、来年度はそういったことでしっかりと苦情も取り入れたいと、こういうことも答弁でございましたがね。ですから、来年度からの雪に対しては、こういった苦情とか住民の声を十分に聞いた体制であってほしいと思うんですが、そこらあたりのお考えをお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 代表質問の中でも佐々木議員の御質問にお答えさせていただきましたが、やはり狭隘道路の除雪のあり方については、今回の大雪の課題というものをやはり私ども率直に検証しながら、各地区の皆様方にももちろん御協力いただいた上で、もう少し制度の見直しをしなければならないというふうに考えているところでございます。ぜひ少し御猶予をいただく中で、今回の反省点が次回の雪までの時期にしっかりと克服できるように鋭意検討を深め、また地域の皆様とも議論をさせていただこうと思っておりますので、よろしくこの点御理解賜りますようお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、市長の方からそういったことを教訓にした体制づくりをしたいって、これおっしゃっていただきましたけれども、雪につきましてはこれ毎年のことなんですね。ですから、例えば今、税の公平、不公平という論じ方をすると、融雪が設置されてある道路でしょう。それから、4メートル50以上で除雪車が入っていく対象の道路、その他の道路については、先般の代表質問の市長の答弁では、狭隘道路の除雪については旧武生では地域振興事業にのせて取り組んでいると、このようにお答えでしたね。しかし、この地域振興事業にのせられて各町内に振られてくると、そこでもまた除雪の対象になる道路は1本か2本なんですね。そこらでメートル22円の補助金を使うのでも足らないので、私どもの町内では1戸2,000円の負担金で除雪をお願いしたんですけどもね。それでもやれるところは1本か2本。それに外れた道路というのは、もう空き家も多くて、あるいはまた高齢者が多くて手も足も出ないような状況なんですね。 私、市長も本当に現地現場主義ですから、雪が大変なとき、私の住んでいるところを一遍視察に来てほしいってお願いしましたら、部長が近くにいるんで部長からしっかりと報告は来てるって。(笑声起こる) 本当にこんなときに風があったり、あるいはまた急病人が出たらと、もう心配の日々を送るだけで、非常に厳しい状況なんですね。ここらにやっぱり行政の指導が入っていかなければ、地域振興事業に任せたといっても、これは除雪は非常に厳しいと思いますが、そこらに対する対応についてのお考えを再度お尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 先ほどお答えいたしましたとおりでございますけれども、やはり狭隘路線の確保については、もう少し実態を確認する必要があるだろうと思っております。そのすべてを除雪することは到底不可能でございますけれども、4.5メートル以下とか、幾つかの基準未満であっても、緊急性とかいろんな観点から、やはり行政としてどういうふうな取り組みが必要か、もう少し内容を精査する必要があると思っておりますし、その際にどういうふうに住民の皆様にも協力いただいたらいいのかとか、いろんな課題があると思っておりますので、そういった点をよく整理をしながら、行政と住民の皆さんとの協働作業の中で、ことしの冬の課題点をどのように克服するか、十分検討させていただこうと思っておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今、市長の方から御答弁いただきましたけど、ちなみに私どもの町内でも、地域振興事業のそういった対応する役員会に出席するのはもう私よりも一回り以上も大きい人ばっかが行って、本当にもう痛々しいような状況なんですね。ですから、そういう状況の中で、やっぱり空き家が多い、高齢者が多いって、今町内でそれはやるべきだと、こう言うても、1メートル22円の補助金ではとってもじゃないけど太刀打ちできないような状況なんですね。そこらあたり、市長も今、来年度からの検討課題にしたいということでございますので、しっかりとここらは対応していただきたいと思うんですが。 そこで、特に困ったのは、空き家からずり落ちる雪がほったらかしのような状況で、もう本当に天まで届かんばかりの状況で積まれたまんまなんですね。(笑声起こる)笑ってらっしゃるけど、まあ大変な状況で、屋根の際まで届くほどに積まれた雪が放置されている状況の中で、これそういったところでも家主とか地主がいるわけですからね。そこらあたりはしっかりと行政に指導をお願いしたいと思うんですわ。 こないだもちょっとうちの町内の総会で空き家に対する問題が出て、行政というのは何か事故とか事件が起こらなければ動いてくれんと、こういう声が出たんですね。私すぐ防災課長に言いましたら、即駆けつけていただいて、やっぱりそれに対する説明だけは果たしてくれたんですわ。しかし、十何年も前から懸案事項になってる問題ですから、解決の方法というのは一歩どころか一ミリも動いてないんです。けれども、行政から市役所の課長がうちへ来てくれたということで、もう市民は納得するわけですね。 ですから、そういうことは、市長の言われている現地現場主義、非常にこれは大事な問題ですので、ここらの特に雪に対しては、そういった空き家等に対する行政の指導、大事だと思うんですが、そこらあたりのお考えをお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 前田課長が寄せていただいたということでございますので。実は今後の雪の状況を見ながら、1メートル以上になれば災害対策本部を置くとか、いろんな状況はございます。そういう中で、雪が降る前に家の持ち主の方にも御協力いただくような何か方法を今後とっていきたいなと、そう思っておりますのでよろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) これは市長が言われるように、官民一体でこれは協力しなければできる状況でもないし、市民の皆さんも、最近は車社会の時代ですから、朝起きて自分が車が出せなかったら、除雪に来いって、こういう状況で非常に御苦労もされてるかと思います。そういったことを私どもも重々理解はしておりますけれども、今旧武生市内におきましては、空き家がもう700軒、800軒と、こう言われている中で、やっぱりここらあたりにはしっかりと、条例されてもいいと思うんですが、そこらあたりのお考えをお尋ねして、私の質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井生活市民部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 条例までというのは非常に難しい。個人の財産でございますので、やはり個人の財産は個人で守っていだだくというのは基本でないかなと思うんです。人に迷惑をかけないようにそういうことをしていただくように、何らかまた広報等でお願いをしようと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 私は2点お伺いをしたいと思います。 まず1点目は、177ページになりますが、中学校競技力向上事業委託料120万円組まれております。これは部活動関係の派遣費だというふうに聞いておりますが、例年と比較して額はどうなのか、まずお伺いをいたします。 それからもう一点、83ページの児童健全育成事業費、この中に指定管理者委託料7,240万円、それから学童保育費が180万円組まれております。これは児童館関係の予算だというふうにお聞きしておりますが、この児童館の学童保育では、3年生までは学童保育を受け入れていただいております。先日の代表質問の答弁でもございましたが、4年生以降は施設の規模、それから人員を見て受け入れ体制がつくられば受け入れるという御答弁でありましたが、4年生以降もかなりニーズはあるのではないかなというふうに思っておりますが、そのニーズは把握しておられるのか、お伺いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 土井学校教育課長。 ◎学校教育課長(土井修二君) 中学校の競技力の向上事業の委託料でございますが、合併に伴いまして中学校の校数もふえましたことから、当然増額をいたしておるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 4年生以降の児童についてのそのニーズは把握しているかということでございますが、ニーズの把握というよりも、それぞれ保護者の方と相談をしながら、ニーズに沿って受け入れ体制を整えているという。当然、施設の受け入れ規模、人員体制、そこら辺を配慮しながらの対応となりますが、そういった流れで保護者と協議しながら対応しているという状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 教育費の方ですが、ちょっと聞き方が悪かったんですが、例年と比較してというのは、特別なものが今回はあるのかどうかということです。その点、もう一度お伺いをいたします。 それから、児童館関係ですが、これはニーズというのはかなりあるかというふうに思っております。それで、親御さんの希望としては、児童館で何か指導してほしいということではなくて、とにかく放課後の居場所づくりをしてほしいということだというふうに理解をしております。これは私が実際に部長にもちょっと御相談したこともありますが、新興の住宅地とかですと、同じくらいの私ぐらいの年代の親御さんがずっとお住まいなさってまして、おじいちゃん、おばあちゃんがほとんどいない。共働きで、ほとんどもう昼間大人が町の中にいない状態になるらしいんです。それで、ぜひ放課後の居場所づくりということで児童館を利用したいということを私は聞いておるんですが、いわゆるランドセル来館でもいいという考えだと思うんですね。このランドセル来館、これ問題点は何か、お伺いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 土井学校教育課長。 ◎学校教育課長(土井修二君) 中学校の競技力向上につきまして、これは各学校に委託しているわけでございますが、特に各学校では年度によりまして若干部活動の指導者に異動等もございますし、十分な生徒のニーズにこたえ切れないという、そういう部活もございますので、各学校それぞれ学校体制の中で考えながら、そこらを重点的に指導しているということで御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 御案内のように、今児童の登校、下校の際、その安否確認というのが非常に問題になっている状況にございます。したがいまして、ランドセル来館の問題点は何かという今お尋ねでございますけれども、自宅に保護者のいる方にとっては、いつお子さんが帰ってくるかどうか、その確認に心配される向きが多々ございます。学校に電話し、学校からすぐ帰った、児童館に電話し、児童館にもまだ来ていない、そんな問い合わせが非常に殺到する、そんな状況が正直言って見受けられるというふうに感じます。そういったことで大きな問題があるんかなというふうに感じております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 今回、市長の公約でもありましたロボットアイデアコンテストを実施するということでありまして、この事業については、ものづくりの都市としての越前市としては大変いいことだと思いますし、この事業自体は産経委員会に係るものでありますので、お伺いをいたしませんが、既に取り組んでいる学校もありまして、これは教育長御自身がいろいろと御指導なさっておられましたのでよく御存じだと思いますけれども、昨年市内の中学校が東海北陸大会へ行っておられまして、これは自費で行っておられるように私は聞いております。本年は市を挙げて取り組むからには、こういった遠征費的なものも市の方である程度支援してもいいのではないかなというふうに思いますが、今回予算書の中にその予算があるのか、あるいは補正を組むおつもりか、あるいは昨年と同じ自費で行ってこいということなのか、その辺の考え方についてお伺いをいたしたいと思います。 それから、児童館の方ですが、いろいろと御心配があるのはよく承知をしておるんですが、例えば親御さんの安否確認ということであれば、いろんな方法があると思います。例えば、月初めに親御さんから学校の方に申請書を出していただいて、今月は学校帰りには必ずランドセル来館をしますよという申請書を出していただいていれば、親御さんは、あ、きょうは児童館へ行ってるんだなというふうにわかると思いますので、いろんな方法があると思いますので、ぜひ真剣に御検討いただきたい。これは教育委員会の方とも御協議をなさって検討をいただきたいと思います。ニーズとしては、私は十分にあるように私自身は聞いておりますので、その辺をお願いしたいと思いますので、その考え方についてお伺いをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 今、北野議員の御指摘のアイデアロボットの件でございますが、昨年のことを言いますと、私現場におりましたときに、うちの学校から行きました。全部自費で行ったわけではございません。少し部活動の中で補助という形で、幾らかの受益者負担をかけてというようなことで、頑張って行ってくれたところでございます。 ことしのことは、それぞれ産経予算の方で予算を入れておりますし、その遠征費に関しましては、要するに上がった段階で補正を組んでいただくというようなことで、ありがたいことだと思っております。 それから、今ランドセルの来館のことがありましたが、学校におきましては、登校から、それから下校まで、家から学校へ行って、学校から家へ帰るまでが、要するに学校の責任があります。だから、今ほど議員さんが言われましたように、その申請書とか同意とか、そういう中でのいろんな方法は考えられるかと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 児童館の方につきましては、本当に3年生まで学童保育しておられまして、そこから4年生になったときに、急に環境が変わるわけではないんですね。必要性は3年生のときも4年生のときも同じようにあるわけですから、その辺については十分御検討いただきたいと思います。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 長谷川仙一郎君。 ◆(長谷川仙一郎君) 131ページでございますけれども、県道の帆山大塩停車場線あるいは中小屋武生線のことでございますが、工事は大分進んでいるようでございますが、これは県道でございますけども、開通はいつを予定をされているんか、まず1つよろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 今、県の方で鋭意努力されているわけですが、開通時期につきましてはまだまだわかっておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 長谷川仙一郎君。 ◆(長谷川仙一郎君) 私も北日野地区で関連道路でございますんで、一番ちょっと気になるわけでございますが、何が問題で前へ進まないんか。いろいろ問題はあるんではないかというのがありますけども、わかっとおられたらお教えをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 地権者間のお話し合いと、主に地権者間というお話だけはお聞きいたしております。地権者間のお話し合いがつかないということで御理解をいただきたいんですが。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 長谷川仙一郎君。 ◆(長谷川仙一郎君) もちろんそういうことだと思いますけれども、やはり今、なぜ私このようなことを申し上げますかというと、やはり今365号線が飽和状態ということでございますので、早急にこの道路が開通しなければ、やはり南進に向けた、住民たちはあそこを通ってくる住民は大変迷惑をするわけでございまして、現在365を見ますと、ダンプ街道ではないかと言われるほどトラックが往来して通っている現状でございますんで、ぜひ、これは県道でございますが、武生市の方からも大いにハッパをかけていただきまして、早急に開通ができるように、県からも立派な職員さんも来られてますんで、ひとつ頑張っていただきたいというふうに思いますので、要望だけしておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 今の大塩のトンネルの問題やと思いますけれども、今の説明を聞いておりますと、何か地権者が拒んでいてできないというように聞けるわけですが、これあそこの地権については、実際市、県の方々が真剣になって取り組んでおられるのか、ちょっとその方が地元である私にしては不安でありますので、お尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) ここまではあれなんですが、これ恐らく江戸時代から続いている問題だろうと思うんですが、部落間の境界、それと共有地関係等もございまして、非常に難航しているのが現状でありまして、今県さんにおいて一生懸命説得には当たっていただいていると思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 今の説明聞くと、なおなおこんがらがるんですが、地元の集落というか、今の説明からいくとね、境界でトラブっているというふうに今聞こえましたけれども、これ四、五年前ですかね、これは大塩帆山停車場線の総会等がございます。その席で、現在県会議員をされております美濃さんが、あのトンネルについてはいつごろ開通するんだという当時発言がございまして、その当時では平成13年度には開通をするということを地元の者は聞いております。それで、13年が次に23年になるんか33年になるんか知りませんけれども、今の説明を聞きますと、江戸時代からなんたら、とんでもない話、もちろん今歴史的におっしゃるのは江戸時代からでしょうけども、その当時の、今言うと広瀬のとこにある馬借街道みたいにずっと歴史は残ってきてると思いますけれども、現在の道路はそんな江戸時代の話が今そこに取りつくような道路ではないと、私はそういうふうに考えますし、それから国の方からの予算も毎年毎年設計料にひとしいぐらいの予算は計上されて地元議員の方へは届いております。それを見ますと、一向に前向きに進んでおらないというのが現状でございますので、今この場をかりて、くどいようですがしつこく質問いたすのは、実際動いていると言おうか、話し合いに臨んでいるというのが見当たらないと。それで、もっとてきぱきとしてなかったんならしてなかったんで結構ですで、もうはっきりとしたことをおっしゃっていただきたいと。そうせなんだら、南越前並びに大子保地区では下平吹、中平吹の方々が要望してる関連もございますので、それで今一、二、三の者が反対をしたから、それがてこずって事業が進捗しないというのがおかしいんであって、それではあの話をしてればどのようなことをストップをしているか、とまっているかということがわかるわけですから、理事者はわかるわけですから、いま一度明確な御答弁を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小林建設部理事。 ◎建設部理事(小林五太夫君) 県の土木事務所で話聞きますと、所長初め一生懸命やってますんで、その辺いろんな細かい個人情報等もありますんで、一生懸命やってるということを私は確認してますんで、その辺御理解願いたいと思います。(「いい答弁や。」と呼ぶ者あり)(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 5点質問させていただきます。 まず、43ページ、市民バス運行事業と69ページ、福祉路線バス運行事業についてお聞きいたします。 両方とも住民のためのバス運行事業だと思うんですけれども、違う課で予算されているんですが、この違う課に持って行った理由というのが何かあるんでしたらお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 山岸企画部長。 ◎企画部長(山岸文男君) 両方のバスの予算を持っているかということでありますが、市民バスは、御存じのようにだれでもが利用できるという形で、市街地の循環の南北のルートと、それから市街地から参ります6ルートですか、今立で3ルートという形で運行しているわけであります。それから、福祉バスは、やはり高齢者の方、65歳以上の方という形で利用されるということで、ここで分けてあります。しかし、考え方は同じ1本の市民バスという形で今動いている。予算だけを分けているということで御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 予算だけで分けているということで、今合併によって行政区分が大きくなったということで、公共交通の持つ重要性というのはすごく出てきたと思うんです。その中で、市民が公平に公共交通を利用しようと思ったときに、やはり一つでも大きな路線が欲しいし、一つでも大きなルート、それからいろいろなダイヤを欲しいと思うんですね。そのためには、やはり今公共交通活性プログラムですか、それを17年度から検討中ということですので、ぜひ、予算がどうのというのは、また予算というのは変えられると思います、来年度に関しては。これからは1つにして持っていく方向と、それから小学校のスクールバスというのがあるんですけれども、そういうものとか、あとは仁愛大学がバスを結構走らせているので、仁愛にも要望して、仁愛バスの利用もできないかとか、その辺の全部を含めた形の公共交通のあり方というのは考えられるのでしょうか。その辺ちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 山岸企画部長。 ◎企画部長(山岸文男君) 18年度にプログラムの策定という形で、そういったことで今の言われる福祉バスと、それから市民バスについては、両方共通して考えております。 ただ、先ほど仁愛バスと言われましたけども、あれはいろいろ大学の要綱もございまして、そういったとこはちょっと無理かと思いますが、今立地域で走らせるスクールバス、これについては公共交通の中で当然入ってくるというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今、仁愛大学大学院の評価というのがいろんなとこに出てるんですね。仁愛大学の評価というのが出てまして、市民に開かれたとても市民と結びついた大学院であるという評価が出されているんです。そういうのを見てますと、やはりこちらから要望すれば何らかの、いつもがらがらで走ってるもんですから、何らかの答えはもらえるんじゃないかと思いますので、これは要望ですけれども、多分向こうは民間の大学ですからだめですよではなくて、向こうもこちらに門戸を開こうとしてるのが見えるもんですから、ぜひ声だけはかけていただきたいと思いますので、これは要望いたします。 それでは、次に79ページ、あ、答弁いただけるんですか。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(片粕正二郎君) 山岸企画部長。 ◎企画部長(山岸文男君) 今、大学のことを言われました。開かれた大学ということで、我々も当然バスの検討の中で仁愛大学との折衝は行っております。しかし、それで物理的に無理だという返事が来ておりますので、それだけは御了解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) その辺わかりましたので。 79ページの子育て支援体制推進事業についてお聞きします。 これの中には子育て総合センターの事業委託費が入っていると思うんですけれども、総合センターができましてから3年近くたったと思うんですね。その中で、アルプラザ4階の総合センターですけれども、かなりいろんな効果が見えてきてると思うんですけれども、その辺どのような効果があらわれてきてるか、ちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 子育て総合センターにつきましては、今ほど議員の方からお示しありましたように、平成16年度からゼロ歳から18歳までのお子さんを対象にしまして、いろんな関係機関・団体の連携をもとにして、今子育ての総合的な支援のために設置をした経過がございます。それで、経過としては、17年度にNPO子どもセンターピノキオに委託をしてきた経過がございます。 今どういったことをやってきたかといいますと、相談業務とか講座とか、それから子育て広場とか、あるいは地域での子育て支援とか、そんな活動を展開してきたところでございますが、その中で相談件数につきましては、本年度を見ますと95件を数えますし、子育て広場につきましては1万人を超える方々の利用をしていただいております。これが大まかに言った状況でございます。多く集まっていただくことが大きな効果かなと、そんなふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今お話聞いてましても、要するに小さい子に対する子育て支援の部分のセンター機能というのはすごい成果を上げてまして、県やほかの市町村からもかなりの評価を受けてるんです。武生じゃない、越前市ですね、もう。越前市の子育て総合センターはすごいねという評価は受けてるんですけれど、この2年ちょっとの間でここまで持ってきたというのはやはりすごいなって評価はするんですけれども、やはり先ほど部長がおっしゃったように、18歳までの子供たちが対象だということで、その部分の体制というか支援というか事業というか、ちょっとおくれているんじゃないかなというのがあるのと、あとは、最初にあそこができたときに、子供全体の総合的政策の拠点というのもありましたし、市内すべての総合的な相談のネットワークの拠点というのもあったと思うんですね。その部分がちょっと見えてないんですけれども、その辺に関しては今後どういう形でやっていくおつもりがあるのか、ちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 後段、ネットワークというお言葉が出ましたけれども、御案内のように、行政の方で相談分野を担当する、これは義務づけられております。その担当部署は児童福祉課でございますが、今相談業務は総合センターのみならず、いろんな各地で教育委員会含めて各家族の箇所で相談業務を行われます。そのコーディネート役をするのが児童福祉課の担当でございまして、これをもとにしてそのネットワークを形成し、対処していくという流れを今組んでいるという状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今の相談の拠点が福祉課に持ってこなければいけないというのは、国の方からの指針で出てるんですけれども、それに対して今の部長の答弁だと、総合センターの中に拠点という形はというのに対する答弁になってないんですね。今、福祉課では相談業務を拠点としてやってますと。それで、その方向で動いてますっておっしゃったですけれども、やはり今ある福祉課の中で、かなり狭いですよね、児童福祉課のスペースって。あの中で相談業務をだれがして、兼務しながら職員の方いらっしゃるんですけれども、そのような状況の中で果たしてコーディネート役としてのきちっとした相談業務ができるのか、その辺ちょっと疑問だなというのがあるんです。あれだけの狭いところで、すごい大切な相談もたくさんあると思うんですね。そのとき、もう少しきちっとした形の相談の拠点というのが必要じゃないかと。 そのときに、やはり最初に総合センターがつくられたときに打ち出してますような形の、職員をきちっと、NPOだけに子育て総合センターを任せるのではなくて、きちっとした形の職員が入ることによって、もうちょっときちっとした形の相談の拠点をつくる。そして、政策的な今業務にみんなが動かされてる。職員がもう必死になって業務で動き回ってるのはわかるんですけれども、子供の政策というのはやはり頭の中で物を考えて、どういう形にこれからの越前市の子供たちを持っていったらいいのか、環境をつくってあげたらいいのか、その辺のことはやはり頭で考えて、それを一緒になってコーディネートしながら話し合っていく場がなければ、日常の業務に追われてたんでは物は動かないと思うんです。そのためにも、総合センターの拠点としての総合センターというものに対する考え方というのはだめなんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎建設部長(安達明裕君) お答えをさせていただきたいと思いますが、先ほどもちょっとお示ししましたように、今、法の改正により児童福祉課の方でその担当窓口を置かなければならないという一つの事態が出てきましたので、そういう体制を今整えたと。そこをまず御理解をいただきたいと思います。 そこで、先ほど申し上げましたように、いろんな相談機関がたくさんございます。それぞれの機関に応じた役割がございます。そこら辺の役割分担で対応できればよろしいんですが、そこだけでは対応できない分がございますので、児童福祉課がコーディネートしながら、それからネットワークを組みながら、よりよき処遇を検討していくというのがネットワークだというふうに思っております。 そういう位置づけの中で、今スペースの問題がございましたが、そのスペースは、そこで会議を行わなくてもできる部分もございますので、スペースのことはさておきまして、流れとしてはそういうふうに進めるべきかなというふうに私は思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ちょっと話が食い違ってますので、次のところと関連してやらせていただきます。 85ページの児童家庭支援センター事業の方なんですけれども、これは今言ってらっしゃる相談事業の中の一つなんですね。今回、4月から進修学園が民営されることに伴って、この児童家庭支援センターも民営される。今までかなりの数で児童家庭支援センターの方では重要な子供の関係の相談業務をやっていらっしゃる。実際に動いているという実態があると思うんですね。その中で、これから民間に、今までかなり複雑な問題もあると思うんです、相談の中には。そのようなものを今民間にこのままやってもらっていくつもりなのか。その責任は、要するに民間にそのまま責任を委譲してしまうのか。その辺をちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 児童家庭支援センターにつきましては、養護施設に設置をしてるというのが一つの基本になっておりますので、その流れの中で今後も委託する経過がございますけども、その中で、いわゆる虐待を含めたいろんなケースがあると思いますけれども、行政が担わなければならないことは多々出てこようかと思います。その分野は当然行政が担うべき形で取り組んでまいりたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) その辺がはっきりしてないんですよ。要するに、児童家庭支援センターは民営される、でも虐待とかいろんな障害とか問題を持った子供たちの事例を今児童家庭支援センターの、今度は社会福祉法人の職員になるわけですよね。その方たちが動いて、走り回って、いろんな対応をしている。それがそのまま続くであったら、人の関係はどうなるのですかということを聞いているんであって、本当であったら児童福祉課の中に相談の拠点ができるんでしたら、すべてがそこに行って、そこが把握してて、その上で委託事業というんならわかるんですけれども、今の状況のままで委託事業ですよってなると、何かあったときの責任はだれがとるんですかと。やはり市がきちっとした形で、ここの相談の部分はきちっとうちの方で見てるんですというのが見えなければ、今生涯学習課にもありますね、家庭サロンて相談の部分が。総合センターにも相談の部分がある。そうやってばらばらになってる部分をどこかできちっとコーディネートする拠点がなければ、子供の相談業務はばらばらで、どこかでだれかがやってるよでは済まない部分があると思うんです。DVの方から、男女共同参画室の相談の方から来る例もあるし、学校の方から、こんなのがありますよという事例も来るし、そうなると、本当に拠点としての相談の場というのがこれからは構築されていかなければ見えていかないんじゃないかなというのがあるので、ぜひそのところ、きちっとした形で、それが総合センターの中にきちっとした、さっきスペースが云々とおっしゃってましたけれども、スペース大事なんですよ。みんながいるところで大事な相談を受けて、それをどこにコーディネートしようかという方が、ほかの仕事をしながら兼務でやってたらできませんて。それをきちっとした形で専門の職員をそこに置いて、その方がコーディネートをして、頭の中で考えてというような形をとってくださいということをお願いしてるんです。その辺に対してはもう、多分また堂々めぐりになると思いますので、要望とさせていただきます。よろしいですか。 次にいきます。37ページの職員研修事業についてお聞きします。 きのうの代表質問の中でも答弁されてましたけれども、職員研修費というのが16年、17年、18年とちょっと調べさせていただいたんですけれども、この過去の研修費というのは幾らぐらいですか、ちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) ちょっと予算上、決算的にちょっと数字を今把握してございませんですけども、現実的に16年度は旧武生市、旧今立町へ行きまして、職員に必要とする資質の向上ということで研修費を持ちながら実行予算として至ったと思いますけども、17年度においては、予算上は計上いたしたものの、いろいろと合併協議を進める中で、必要とする研修のみの実行でなかったかなと。ちょっと数字だけ、申し合わせしておりませんので、申しわけございませんけど、後ほど御連絡させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 調べました。 それでは、言います。18年度、今回の予算は、ここに載っている研修費プラスアルファーでほかの部に回っている研修費も入れまして367万6,000円だそうです。それで、17年度、これが全部が執行されなかったということで439万2,000円。それで、16年度、これ3年前ですね、これがきちっとした形で職員研修が行われたということで、これは旧武生市の分だけです。それで858万7,000円。858万7,000円と今年度の367万6,000円。職員がふえて半分以下になっているというこの状況の中で、何でこんだけの予算の大きな違いがあるのか、そこをちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 今、一番大きな原因と申しましょうか、実は課長補佐の管理職登用のですね日本経営協会の研修で旧武生市時代で五十何人の研修がございました。そういった研修のあり方もここ数年続けたわけでございますけども、さらなる新しい試みということで、今回管理職登用の試験といったもののあり方を少し研究しようということから、今回18年度につきましてはそういった日本経営協会に対します今の研修は今回予算上は当初予算段階でのせなかったという原因でございました。 あと、研修等につきましては、委託研修と、それからいろんな必要とする研修は予算計上の中の360万円の中に計上されているかと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) その課長研修だけで500万円かかったということですか、今まで。すごい、要するに500万円かけてそれだけの成果があったんですかっていう感じがするんですけれども。500万円かかってたんですね。本当にそれが500万円かかったのかどうか知りませんけれども、初日の市長の答弁と、それからきのうの市長の代表質問に対するお答えの中に、職員の意識改革と人材育成を図るんだということを何度もおっしゃってた。それで、職員元気プログラムをつくるんです。職員が元気なだけでは役所は回らないんですよね。 要するに、何を言いたいかといいますと、人っていうのはやはり学んで気づきがあって初めて行動に出るんであって、何も学ばない人が、井の中の蛙じゃないですけれども、越前市役所の中にいて、その中でパソコンを見ながらパソコンで勉強して、それで物事が動くかといったら、絶対そうじゃないと思うんです。やはり物を見て、それで動きを持って初めて行動ができるんであって、机上の空論じゃないですけれども、厚生労働省がおかしなことばっかり言ってますけれども、やはり机の上だけで物事を決めてたら間違った方向へ行きますって。でしたら、やはりつけるところにはつけなくちゃいけないんじゃないかなって、職員に研修費つけてっていう文句言う人いるかもしれませんけれども、やはりどんな場でも学びがあって初めて気づきがあるということで、外へ出て物を見てくる、そして現地現場主義じゃないですけれども、現地現場というのは越前市の中だけじゃないですって。いろんな先進的な事例をその目で見て、肌で感じてきて初めてここで生きるんじゃないかなというのを感じますので、この辺ちょっと市長、何かありますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) まさしく研修と申しますのも、当然そういったいろんな研修の仕方あるかと思っていますし、もちろん机上だけが職員の研修じゃないということはもちろん職員自身もそのように思っておりますし、さらにこの庁内の中でいろんなグループ制を取り入れながら自主研修も取り入れて、また提案等のいろんな評価制度の報酬を出しながらといった取り扱いもやっております。 今ほど議員御指摘のように、予算計上がどうしても研修上不足するということの実態が生まれるというなれば、またそれは一つの検討課題かなと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) やはりいい市役所であっていただきたいので、これから先、本当にお金を使わなくてもできる研修もたくさんあるかもしれませんけれども、職員の中から、こんなのが見てきたいんだというときには、お金をつけてあげられるような体制をつくっていただきたいと思いますので、これは要望いたします。 それで、最後の質問ですけれども、今回市長の提案の中に、総合計画とか都市計画とか障害者福祉計画とか観光振興プランとか、何かすごいたくさんいろんなプランとか計画とか委員会設定しなければいけないような事業が盛り込まれているんですけれども、今これ人選を、たくさんの委員会が一遍に立ち上がったときに、どのような方にどのような形でお願いするのか。多分市民公募すると思うんですけれども、その公募してくる市民の方ってそんなにたくさんはいないと思うんですね。それをどのような形で市民公募の幅を広げてって人を選んでくるか。やはりいい人に入ってほしいし、市の方は今までずっと言っていらっしゃるように、1人1員制ですよとか、1人1委員会・審議会なんですよという形をおっしゃっている。その辺で、どういう形で人選びをしてくるつもりなのか、その辺ちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 今ほど、18年度に総合計画を柱とする各個別のいろんなプランニングをするわけでございまして、今回も越前市のそういった審議会の委員の選任並びにそういった公募等の取り扱いということで、実はせんだって庁議、部長会などで確認いたしまして、その趣旨を申し上げますと、できるだけ審議会の委員の選任に当たりましては、1人1委員ということは従来どおり取り組んでいるところでございますし、これも一つの努力規定という分野もあるかと思いますし、それから資格的なもの、それから一定の期間を求めなくちゃいけないということがございますので、努力規定の中では取り上げていきたいと。 それから、公募の委員のあり方につきましては、その都度じゃなしに、年2回、前期と後期の中に一般市民の皆さんにこういった審議会また協議会の委員を公募しますよということを広報等に掲示し、その中から皆さんの市民の応募を求めていきたいと。できるだけその審議会の委員の数につきましても、相当の数というんじゃなしに、その内容に応じたそういった人選をしていただくということで確認をしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ぜひ今の市民公募の部分に関しては前期、後期で、やはり人数を集めなければ、幾ら前期、後期をやっても人が集まらなかったらだめですので、その辺はきちっとした形で、学生を入れてもいいですし、いろんな形を考えていただきたいと思います。 それで、充て職の方が、いつも何かいろんな会議に出ると同じような方の名前がぼんと前に出てるんですけれども、やはり充て職の部分に関しても、同じ何とか会から選ぶんでしたら、その中でも重複しないような形をこちらから要望するとか、それからやはり男女共同参画の視点からも、女性の委員は必ずその委員会の中には入れるというような視点、その辺もぜひ忘れないで入れていただきたいと思いますので、その辺はよろしいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 先ほど申し上げましたのはちょっと不足しておりましたですけども、男女共同参画の推進と、こういうことも中心に、できるだけ女性の委員の方を選任してほしいということはもう当然当初から推進しているところでございます。 それから、必ず委員選任に当たる前に、私たちの行政管理課の方でそういった把握をするという責務がございまして、所管課、またその必要とする委員会を求める所管部におきまして、それを確認しながら推進するということが規定づけされておりますので、御理解いただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) わかりました。よろしくお願いいたします。 ○議長(片粕正二郎君) 暫時休憩いたします。 再開は午後2時45分といたします。        休憩 午後2時31分        再会 午後2時45分 ○議長(片粕正二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第2号に対する質疑を継続いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 予算書89ページ、衛生費、保健衛生総務費の4の地域医療のうち、庁用備品費94万5,000円についてお尋ねしたいと思います。 これはAED購入というふうにお聞きしているわけですが、何台で、どのようなところへ配備される御計画なのか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 3台予定しておりまして、配備先につきましては、湯楽里、それから福祉健康センター、社会福祉センターを予定をいたしております。 考え方としては、人の出入りが多い場所で、救急車の到着等におくれがあるような場所、それから運動など体を動かす機械が多い場所、そんなことを考えてこの配置を考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今回、越前市は3台ということですが、旧武生、旧今立町、越前市の中に国、県のいろんな施設があろうかと思うんですが、この国、県におけるAEDの配備状況、そういったものは越前市はつかんでおられるのか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 県の関係では、武生高校、東高校、工業高校、それから商業高校がございますし、南越養護学校がございます。加えて、サンドーム福井にもあるように聞いておりますし、若越みどりの村にも配備をされている、そんなふうに聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 県のそれぞれの各高等学校や県養護学校等お聞きしましたが、今後の国、県の施設についての配備等の情報は得ておられるのでしょうか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 現時点で把握しているのは、ただいま申し上げたとおりでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今ほどお聞きしますと、確かに県の施設としての各学校、養護学校、それからサンドームとのお言葉があって、それから市としては湯楽里、社協、今立という形になってるわけです。やはり今部長から御答弁ありましたように、人の出入りの多いところ、こういったものを中心に配備するといったことですが、越前市としては、そのほかたくさんの出入りするところがあろうと思うんですね。1つに、例えば家久にありますコミュニティーセンター柳荘、ここにおいては入浴中における心臓の病気等によって2人の方が亡くなられているという事実があります。こういったところ、ほかにもいろいろあろうかと思うんですが、配備予定はどのようになっておられるのか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 今回、あくまでもAEDの整備の初年度ということでお考えいただきたいと思います。先ほど部長が御答弁させていただいたような基準で、旧武生地区に2カ所、それから旧今立地区に1カ所と整備をしました。しかも、県立高校に県の方で整備いただいておりますから、大体そういう配置状況も踏まえながら、こういうような整備がいいだろうということで今回3台の設置をお願いしたいと考えております。 今後はできるだけ人の利用のあり方とか、17地区ありますから、そういうような状況も勘案しながら、どういうふうな形で整備していったらいいかということについては、十分私ども検討し、計画的に整備を進めていきたいというふうに今思いを抱いておりますので、ぜひとも御理解いただきたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 越前市においては、このAEDの使用について講習会を開催されているというふうに聞いております。つきまして、せっかくAEDが施設にありながら、本当にそこの施設にあるかのがわからないというふうなことがあろうかと思うんですね。つきまして、そういうふうに自動体外式除細動器をやっぱり使うというふうな状況が、そういった場合近くに施設があるよといった形の目印といいますか、サインといいますか、こういった、ここの施設についてはAEDの機械が整備されていますよというふうな表示ステッカー等なんかを張り出す、またはそういったものを整えられている施設のしかるべき場所にきちっと表示するといったことは市としては考えておられるのかどうか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 現時点で想定はしてないわけでございますけれども、要は、先ほど申し上げましたように、救急車等が呼んでもおくれるようなところ、というのは、その場ですぐ処置をしなければ効果がないわけでございます。効果のある場所ということでの設定をさせていただいた考え方でございます。 あわせて、本年度、寄附として1台いただくことになっております。これにつきましては、これも福祉健康センターにおきましていろんな取り組み、催しがあるときに貸し出しをするという形で、保管をするような形で今考えておりますので、現時点ではそういう活用のあり方を考えたいと。 ステッカーを張ることによって効果が得られるようなものであれば、それはまた検討したいと思いますが、効果について見定めていきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 状況を見ながら講習会等、これからどんどんAEDについて取り扱える方がふえてくるかと思います。そういった意味において、ここにあるよということを表示できるような、また周知徹底するような方策を考えていただきたいと、これは要望しておきます。 続きまして、予算書139ページ、商工総務費、産業支援並びに工業振興費の企業誘致事業についてお尋ねしたいというふうに思います。 奈良市長を初め関係部長等のお力によって県内トップクラスの企業支援策を作成していただいたと。これについては敬意を表します。特に企業立地促進に係る補助制度については、本当に特筆されてるかというふうに思います。 しかしながら、私も何回か講習会等出させていただいておりますけども、そういった方々からお聞きする声の中で、まず1点目、今回の補助交付要件について、新規雇用が10人以上というふうな条件になっております。ところが、地元の中小企業、零細等も含めて、この一定の猶予期間はあるんですが、10人以上採用というのは非常に難しいという声を聞きます。ここらについてお隣の鯖江市では新規雇用が2人以上とかになっておりますし、越前市の10人以上とはかなり人材の確保要件が緩和されております。この点について、まずどうお考えになっておられるのか。また、こういった声に対して越前市は今後見直しする方針があるのかどうか、あわせてお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 企業誘致促進補助制度についてのお尋ねかと思いますが、初めに今回の制度の考え方についてちょっとお話をさせていただきたいと思います。 今回の制度は、昨年の秋の産業活性戦略会議で御提言をいただきました。それに基づきまして、県の制度に準じる形で組み立てをしたわけでございます。そして、他市と比較をいたしまして、大規模の立地の場合、あるいは中・小規模の立地の場合、いろいろ想定をいたしまして、検証をしてまいったところでございます。 そこで、鯖江市との違いの御指摘でございます。これにつきましては、御存じかと思いますが、旧武生市の区域は、武生市の区域まではと申し上げておきますが、国の電源立地の企業立地補助金がございます。ここでは3人以上の新規雇用があれば対象になるわけでございまして、そういったことも勘案をいたしますと、決して鯖江市には遜色がないというふうなことで、今回の制度を、要綱を制定をさせていただきましたので、御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 確かに電源立地の補助横には3人以上という形になっております。ですから、確かにそういった意味ではカバーできるといったことでございますけども、越前市の補助金要綱について、やはり10人といったものは、確かに電源というのはありますけども、やはり多過ぎるんじゃないかなというふうな気がいたします。特に越前市における既存の企業のうちで、この10人以上の要件というのはやっぱり引っかかってしまいまして、ある越前市のかなり大きい、地場としての大きい企業ですけども、残念ながら隣の市へ行ってしまったと、進出してしまうという声もこの学習会の中でお聞きをしております。そういった意味において、ぜひきめの細かい補助交付要件、特に雇用10人ということに関しては一度御検討いただきたいというふうに強く要望しておきます。 続きまして、この企業支援策について、大手企業といったものが非常に進出しやすくなって出てくるといったときに、地元の中小企業は、今までせっかく育ててきた人材がその大手企業にヘッドハンティングされてる、ヘッドハンティングならトップ、経営幹部等になるんでしょうけども、人材がどうしても大手に流れてしまう。また、そういう魅力ある企業にどうしても流れがちになってしまうといった形での不安を地元企業の方は持っておられます。この声に対してどう対応されるのか、お尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) ただいまの議員御指摘の点は、私の方でも特に地場の企業の役員の方々からそういった話もお聞きをいたしております。最近の雇用情勢をちょっと調べてみますと、昨年の春までは悪い方で御指摘を受けてきたわけですが、有効求人倍率ですか、1.5幾らということで、技術専門職は1.44ぐらいだったと思います。特に製造過程の業種の方ですと1.89というようなことで、これは喜んでいいのかどうか、御指摘の点から見ますとあるわけでございますが、今後は商工会議所などと連携を取りながら、そういった大手の企業の方々と地場の企業の方々の懇談会を通して対応策、お話をさせていただきたい。それが1つ。 それから、私どもといたしましては、今回当初予算にも計上させていただいたわけでございますが、これは今立の方でやっていただいた事業を拡充する形で進めさせていただきたいと思っておりますが、中小企業の退職金共済制度、これらの助成金制度も設けて対応策をとってまいっておりますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今のとおり、有効求人倍率が非常に高いという、これは本当に景気がよくなってきたということもあるんかもしれませんが、やはりこれの裏づけの中で、地場の中小企業の長年培った社員がそういった大手の方へ流れてしまう。確かに武生商工会議所と、また今立商工会等の活動の中で、確かに情報交換の中でやれるんかもしれませんが、でもそこに働く方がリクルートによって行ってしまうということは、どうしてもこれは経営者が幾ら頑張って、また商工会議所、商工会が頑張ったって、それはそれぞれ個人が判断してしまうという形の中で、やはり中小企業のトップの方は不安を感じてると、これはもう実態であります。 また、確かにいろんな施策もできるかもしれません。でも、そこら辺が大きな課題だと私は思うんですね。有効な手段が、商工会議所の我々の仲間においてもそこら辺でよくお話をするわけですが、やはり打てないといったとこが実態です。ここら辺をやはり真剣に市としても行政の立場でできること、また民間でやらなあかんことはやらなあかんわけですが、ここら辺をどう対応されるのか。1つには、雇用開発センター等の連携とか、またハローワークの皆さんとの連携とか、ポリテクセンターとの技術更新とか、そういったもののきめの細かい労働対策といったものを考えてもいいんかなという気はいたします。ここら辺をどうお考えになられますか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) これも先般の市長の所信の表明の中でも申し上げましたように、ENISという組織をつくって、その中でそういった問題も考えていきたいと。特に2007年問題という方もいらっしゃいますが、団塊の世代の世代がこれからリタイアをしていきますので、中期的にはそういったことも視野に入れながら対策が講じられるのではないかなというふうに思っておりますので、その辺今後研究をしていきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) よろしくお願いしたいと思います。 続いて、169ページ、図書館につきましてお尋ねしたいというふうに思います。 昨年の12月議会にもこの図書館につきましていろいろ議論があったところでございますが、まず8月1日に図書館がオープンされるという状況において、まずこの庁舎の前にあります本館をどうされるのか。そのときの私の記憶では、部長より、市全体での活用を吟味し、考えておられるというふうなお言葉があったかと思うんですが、どうされるのかお尋ねしたいと思います。 あわせまして、らく並びに児童館、キッズ館ですね、これらをどう活用されるのか、お尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(前野政治君) ただいま越前市におきましては、行政財政構造改革プログラムの策定中でございます。この中で重点課題としまして、行政経営刷新チームというものが設置をされまして、その中身を策定をされているところでございます。このチームは6部門に分けて設置をされているわけですけれども、そのうちの1部門で、今御指摘のそのような施設ですね、そういうようなものの施設の利用計画も含めまして検討をされていますので、その内容を待ちたいなと、こんなふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 経営刷新チームの中において検討中と。これもう空くのはわかってあったんですね。以前、部長から、この図書館については資料館に使うとか、それから古文書等の貯蔵とかと、いろいろな案があったかと思うんですけども。確かにそれは経営刷新チームで合理的に利用計画をつくるというのもわかるんですけども、もう空くのがわかっている状況において、やはり今本館をどうするのかといったものを、またそのお隣のキッズ館、それかららくですね。やはりいっときの空間もあってはならないと思うんですね。特にらくとかキッズ館らは有効活用ができるんじゃないかなと思うんで、この辺ほんなら見通しをちょっとお尋ねしたいというふうに、いつごろまでに策定できるのか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(前野政治君) ただいま議員が御案内にございましたように、さきの議会で私が教育委員会としての利用の考え方を御説明をしたことがございます。それとあわせまして、今ほど私が御説明いたしましたように、そのような状況だから、その内容、結果を待ちたいと、そういうふうにもお答えをいたしております。確かに、もう空くことが決まっているわけですね。新図書館、中央図書館におきましては、8月1日のオープンを目指しているわけですから、その間は休館という形で御案内をいたしているところでございます。新しい図書館は、今のところ6月20日ごろにはでき上がるだろうというふうに見込んでおります。でき上がりますと、検査がございますわね。検査を受けた後、本格的に新しい図書館で準備をするということになります。それまでの間は、今御案内の本館、キッズ館、それかららく、それぞれのところで移動するためのもろもろの準備作業業務を行うわけでございます。ですから、即空くということにはならないことを御認識いただきたいなというふうに思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 御返答としては私は非常に不十分なんですけども、やはり利用する上において、移動の話はわかりました。8月1日オープンというのもわかりました。でも、その後どうするのかということをお尋ねしているんで、やはり越前市として耐震性にすぐれた立派な図書館、また立派な劇場も備えたといいますか、小ホールも備えたらく、それからいろいろ条件があって購入した経過があったキッズ館、やはり例えば地元の、本館があっちへ行きますので、この周辺の高齢者向けの雑誌等を含めたそういう情報発信の館に例えばキッズ館を利用するとか、これはどこかに出てたかと思うんですが、やはり一つの方向性をやっぱり早く出していただきたいと思うんで、見通しだけちょっと、いつごろできるのかをお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 今、中西議員は、新図書館の建設に伴って現施設をどうするかということに絞ってお尋ねでございますけれども、私ども昨年の秋に合併をいたすことによりまして、たくさんの施設が重複をして、改めて越前市全体の施設をどう有効に活用するかという問題に今差し迫った課題として取り組みが必要だというふうに考えております。 他方、こういう中でいろんな民間団体の皆さんが、合併をして一つの組織として大きく活動するに当たっては、ぜひ民間活動団体がしっかり活動するための拠点を提供いただきたいという要望もいただいております。そういうことをかんがみますと、一図書館という問題に絞るのではなくて、市全体の施設の有効活動を十分に検討することの方が市民の皆さんの期待にこたえられるということで、行政経営刷新チームの中で既存施設の利活用、それから住民の皆さんからの要望を踏まえた上での活用策を今検討中だということでございます。 したがいまして、春には行財政構造改革プログラムが取りまとまりますし、そういう過程を通して、当然もう近日中にその方向性というのを指し示すことが必要だというふうに考えておりますので、そういう全体を今にらんで検討中だということを御理解いただきたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今の市長の言葉を待っとったんですが、ぜひひとつ幅広く市民の皆さんに、こういう施設が空くよとか、こういうふうなものが市民の皆さんに開放できるよという情報を幅広く越前市民の皆さんに情報を提供していただいて、そしてその施設を利用したい、また活用したいというふうな要望等の意見を投げかける場をぜひつくっていただいて、その中で経営刷新チームとあわせて、市民の皆様に活用できるような制度づくり、システムづくりをぜひお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 山岸企画部長。 ◎企画部長(山岸文男君) 現在、刷新チームの中で公共施設のそういった再配置計画をやっておりますので、そういった視点、ただし、やはりこういう公共施設をどうするかと、やはり市の全体の問題をまず考えるということから進めたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) ひとつ強く要望しときます。 最後に、予算書4ページ、歳入、市税についてお尋ねしたいと思います。 先般、合併協議会の結果を踏まえて、18年度から市県民税普通徴収、固定資産税等の前納奨励金制度を廃止しますという状況において、各一括納付をされている方に対して調査をされたかというふうに思います。それで、その調査をされて、継続する人、または継続しない人といった形で、どのようなデータになったのか、お尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奥山総務部理事。 ◎総務部理事(奥山靖彦君) ただいまの議員の御質問でございますが、調査の件数が1万1,000件ございまして、8,400件、約80%の方が今までどおり前納をしたいというような結果でございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私は総務ですので、これは総務所轄ですので、市長にだけちょっとこの点だけお尋ねしたいと思って質問させていただいているわけですが。 今回の前納奨励金廃止、確かに近隣の市でも廃止しているところがございますし、全国的にも廃止されているところがあります。ところが一方、段階的な廃止をしている市町村もあるわけなんですね。それは税金の滞納、この前納奨励金廃止によって滞納がますますふえるおそれがあるという状況で、前納奨励金を段階的に縮小する方向で、一度に廃止しない、段階的に廃止というふうな形にある市町村もあります。 確かにこれは合併協議の結果を踏まえて、我々議会も承認しているわけですから、これについてとやかく言えることはないかと思うんですけども、でも今回の調査によって、今ほどお話ありましたように、1万1,000のうち8,400といったことで、1,700世帯は恐らく分割という形になろうかと思います。分割といいますと、固定資産税等でしたら4回の納付、また国民健康保険とかそういったものについては8期分の分割納付期かと思うんですが、それをやりますと手数料がかかる。当然市が負担するんだと思うんですけども、新たな負担という形になっていくんかなという気はいたします。そういった負担もかかる、または納税に対して滞納のおそれもある。また、滞納の方については督促の新たな手続も必要やっといったこと── ○議長(片粕正二郎君) 中西議員に申し上げます。残り時間あと2分でありますので、簡潔にお願いいたします。 ◆(中西眞三君) (続) そういった意味において、前納奨励制度を一度廃止というのを再検討するお気持ちがないのでしょうか。市長、ひとつよろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 私ども、今廃止を考えております理由でございますけれども、まず市県民税におきましては、特別徴収をされている会社員にはこの恩恵が受けられないという税負担の不公平の問題がございます。それから、財政負担の増加ということで、御案内のとおり、このように低金利の事時代においては、金利が逆転をして非常に市の財政負担がふえてくるという課題もあります。さらには、先ほども答弁ございましたように、既に福井市、大野市、鯖江市、小浜市で廃止をされているということで、そういう流れの中では、特にこの前納による優遇が受けられますのは財政的に余裕のある人ということの状況も踏まえて、やはり廃止をせざるを得ないという判断の中で、今回お願いをしているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 委員会の方でまた質疑をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) じゃあ、89ページをごらんください。目保健衛生総務費の区分18備品購入費94万5,000円と、もう一点は同じページの不妊治療の助成金40万円について質問いたします。 この備品購入費は、今ほど中西議員も取り上げられましたけれども、これは昨年の12月の定例会の一般質問で私が取り上げましたAEDのことでございます。これは体外式除細動器のことでございまして、早速実現していただきまして本当にありがとうございます。 それで、これは94万5,000円ということで3台分という、そのようになっております。そしてまた、ある団体から1台寄附されるというお話で、その設置場所も先ほどお聞きいたしました。 最近、新聞とか都会の公共施設などでAEDというこういう文字がよく見かけられるようになりました。私も気をつけて見ておりますと、新聞にもたくさんAEDのことが載っております。1月30日の新聞には、福井市が昨年の8月に全小・中学校にこのAEDを設置したと、そのように載っておりましたし、また2月24日の新聞には坂井町の取り組みが載っていました。これは昨年の夏に中学生が心臓発作で倒れましたことを受けまして、部活動中の生徒の心停止など万一の事態に備えるために、坂井町では全小・中学校にこのAEDを配備、そして各学校の教員を対象に講習会を開いたという、そのような記事でございました。今回は初年度ですから、全部で4台ということですけれども、3台と1台寄贈ということですけども、越前市でもある高校生が、前回の一般質問でも取り上げさせていただきましたけれども、福井の方の高校でそういう事態になって、そしてAEDで助かったという、そういう越前市の高校生のそういう問題もございまして、越前市の場合は、先ほどもおっしゃられましたように、各高校には県の方から設置がもうできております。今回は、何回も申しますけれども、先ほど市長もおっしゃったように、初年度ということで、これからという、今後ということですけども、小・中学校に対してどのようにお考えかということをお聞きしたいなと思います。貸し出すという方法もございますが、もうこの4台では到底全小・中学校というのは対応できないと思いますので、今後のお考えをお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 先ほども申しましたとおり、全体的なエリアもにらみながら、費用対効果を考えながら計画的な整備が必要だというふうに思っております。どういうふうな形で整備をしていったらいいのか、よく担当の方で詰めてもらいたいということで、今指示もいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) エリアのことを考えていただくということですけども、これは発作が起きまして3分以内にAEDを使用すれば70%助かるんですね。3分以内というと大変な短い時間です。そして、その後1分ごとに10%ずつ救命率が下がってしまうんです。ですから、よほど手近なところにこのAEDがないと、どんどん救命率が下がっていくということなので、ぜひ今後、市民また子供たちの安全・安心のためにこのAEDを各小・中学校等、またたくさんの方がお集まりになるところを勘案しまして、そういう方向で、設置をするという方向でお考えの中に入れていただきたい、そのように思います。 もう一点は、講習会のことです。せっかくこのように今回4カ所に設置されるわけですけれども、市としてはこの講習会を計画を立てないとむだになると思います。というのは、使い方がわからなかったら、やはりとっさの場合にためらってしまっては元も子もないと思いますと思いますので、ぜひ市民向けのそういう講習会を計画していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) この研修会につきましては、幸いに南越消防組合の方で行っていただいておりますので、今後調整しながら対処してまいりたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) そうですね。まず、3月26日に9時から消防署の方で行います。私も参加させていただきますけども、これは3月の広報誌に載りますので、ぜひともたくさんの方に参加していただきたいと、そのように思います。 じゃあ、今回は初年度ですので、今後期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それから、下にあります不妊治療助成金40万円です。これも私も4年前に議員にさせていただいて、初めての議会で少子の観点から取り上げさせていただいんですけど、相当な力を入れてお話ししたんですけども、全く取り上げていただけませんでした。理事者との考え方がかみ合わなかった。これは不妊治療というのは個人的な問題だから、これはちょっとという、そういうお話で取り上げていただけなかったんですけども、その後県の方が取り上げまして、そして県では平成16年4月から助成をするようになりました。今回、このように不妊治療に助成金がついたということで、本当に私はうれしく思っております。ありがとうございます。 ところが、この金額が40万円、この余りの少なさにびっくりをしまして、一体この40万円は何人の方に対する助成金なのかということをまずお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 正直申し上げまして、該当者の方がどれだけいるのかというのは私ども把握できないのが実態でございます。したがいまして、当座はこういう形で予算編成させていただきましたが、状況に応じて対応させていただくということで御理解いただきたい。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 何年間というそういう助成の期間、その辺も教えていただきたいと思いますけれども、治療を受ける対象者がなかなか把握できないというそういうお話ですけれども、統計によりますと、10組に1組は不妊のお悩みを持った御夫婦がいらっしゃるという統計が出ておりますので、相当な数の方がお悩みを持ってらっしゃると思います。ですから、ここら辺の把握をしっかりとお願いしたいと思いますが、これに対するお考えをお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 助成の期間でございますが、無制限でございます。それで、形の上では1年1回当たり10万円を限度2回という形で設定しておりますが、この期間については制限なしということでございます。 それで、あとは何やったかな。ちょっとお聞きいただけますでしょうか。実態の把握でございますが、この対象はあくまで県の制度を利用した方を対象にしてますので、それにて状況把握したいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) いただいてまいりました、県の助成金の対象者、助成を受けることができる人ということで。この説明書がありますけども、これと同じでよろしいですね。これったってわかりませんね。助成を受けることができる人、法律上の婚姻をしている夫婦であることとか、福井県内に所在地を有する方とか、それから県知事が指定する医療機関で特定不妊治療を受けた方とか、それから夫婦の所得の合計額が650万円未満であるという、そこら辺でよろしいわけでございますね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) はい、今お示しにあったとおりでございます。ただ、表現は越前市という形になりますけども、その点は。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 済みません、先ほどもうちょっとわからなかったんですけども、助成の期間、これが無制限とおっしゃいますけども、1回10万円で2回受けられるけれども、期間が無制限だから、何年間それを使ってもいいということになるわけでしょうか。県の方では4年間までとなってますけれども。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 県は別にいたしまして、越前市の場合にはそういう。県も今まではそういう4年という制限があったかと思いますが、今回の制度改正で外されたというふうに私どもは認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) はい、わかりました。私は一番新しい資料をもらってきたのを見て言ってますんで、4年間で、それが外されたということで無制限ということになったという、そのようにお聞きいたしました。わかりました。 それで、これ周知徹底はどのようにするのかということをお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) まず、基本となるのは広報だというふうに思いますが、広報以外にも福祉健康センター等でいろいろPRできる部分等には対処してまいりたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) じゃあ、ぜひ産婦人科等にもその広報を並べていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 もう何十万、何百万という高額な治療費がかかる不妊治療です。大抵の人は資金が続かずに途中であきらめてやめてしまうという、そういう場合があります。ですから、ぜひこのようにしっかりと周知を徹底していただいて、今回40万円という一応つけていただいた助成金の金額ですけども、枠を広げるべきそういう対象者がふえましたら、ぜひともそれに対応していただいて手を差し伸べていただきたい、そのように要望させていただきまして、質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 山崎隆敏君。 ◆(山崎隆敏君) 私、決算のときに質問しようと思ってたんですが、債務負担行為額について、それに関連して質問したいと思います。 国は一般会計以外の借金を透明しようということで、平成18年から土地開発公社への債務負担とか公営企業への繰り出しの一定額を入れた実質公債費比率ですか、こういうものを導入しようというふうに聞いていますが、公営企業に関しては、この間のガス事業の民営、こういう形で重しも取れていったというふうに思いますし、それから旧今立町ではなかった都市開発公社について、きょう資料をもらって見てみますと、これも例えば、最初私は10年以上の塩漬けの土地がかなりあるんではないかなと思ってたんですが、それもないし、それから標準財政規模に占める債務保証の割合ですか、これも割合低いということで安心はしているんですが、さっき言いましたように、今年度の予算を編成するに当たって、この債務負担行為について実質公債費比率を意識して予算を組まれたのか、あるいは債務負担行為というのは支出なく、この程度でもまだまだ大丈夫だとか、平成16年度から比べるとかなりふえてはいるということで、そのあたり考えをお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 今ほどの市債に関する考え方でございますが、基本的にできるだけ公債費比率というものをやっぱりどうしても下げて、起債制限比率を守っていきたいということで基本的にございます。そういった意味で、今回18年度の当初予算の組み方につきましても、歳出の削減効果をあらわして、やっぱり合併に伴ったものの事業につきましては当然組んでいかなくちゃいけないという認識と、経済効果があらわれるような、またあわせて予算を市民にサービスが少しでも低下しないようにという基本理念の中での当初予算の歳出の考え方にしました。 あわせまして、債務負担行為でございますけども、今回の18年度の債務負担行為が前年度よりふえると申しますのも、今回のいろんな長期の事業でございますけども、日野川用水関係の事業とか、それからまた開発公社につきまして申し上げますと、先行取得事業をするに当たって、ある一定の事業の資金確保をしなくちゃいけないという、そういったいろんな長期的な市の政策事業で進めなくちゃいけないというその事業目的に応じたことでの債務負担を組んでいくということで、基本的理念は御理解いただけたらと思っておるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 山崎隆敏君。 ◆(山崎隆敏君) さっき言いました実質公債費比率ですか、新しく導入されるという、これについては18年度の来年の決算のときに出てくるわけですか、こういう数字は。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 小東総務部長。 ◎総務部長(小東勇士君) 公債費比率も、今おっしゃいますように、実際の起債を借り入れするというその時点の決算が出ないと公債費比率は出てこないと思いますけども、基本的には、先ほど申し上げました基本理念の当初予算の組み方、そういったものを理念に置いて取り組んでいるということで御理解いただけたらと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 1つお伺いしたいんですが、教育費の中学校費の中に予算がないという話をしなきゃならないわけですが、実は今立の南越中学校で毎年中学生の海外派遣というのを行ってきたわけですが、今回予算書を見ますと、その費用が出ていないわけですが、これは取りやめになったのか、どういういきさつがあったのか、ちょっと教えていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 土井学校教育課長。 ◎学校教育課長(土井修二君) 中学校の部活の派遣費とかにつきまして南越中学校が持っていたと、町で持っていたということは十分承知いたしております。合併協議の中で、やっぱり校数、旧武生、分校入れて7校ございまして、そこの中での均衡といいましょうか、そういうところというところで予算的には計上できなかったわけでございますが、ただ先ほど申しましたように、部活動の指導者派遣事業の中でも十分に予算、十分とは言えませんけど、予算確保していただくやら、また今県の指導者派遣事業というものも今ちょうど越前市に来ましたので、南越中学校に重点的に配分をする中で、そういうところの補てんもさせていただくということもございましたが、そういう経緯がございました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 中学生の2年生が夏休みを利用して毎年、おととしまでは中国ですか、昨年からオーストラリアに派遣をされているというふうに記憶しているんです。これも一部は親御さんが一部負担する中で、20名ほどの派遣をしていたという経緯がございます。これが突然なくなったということで、今の1年生の子供たちにすれば、当然2年生になったら期待をしてると思うんですね、行けるんじゃないかというふうにですね。これをそういった希望に満ちていたものの芽を摘むような話にならざるを得ないんじゃないかなというふうに思います。 ほんで、合併をして、今立町の場合は、三大スポーツと言われるバレーボール祭、綱引き、それからマラソンという、これらもなくなる。何か合併したとたん、何か今立に今まで根づいたあったものが一つ一つなくなっていく寂しさみたいなものは当然個々に町民は持っているわけです。だから、国際時代の中でそういった子供たちを外国へ派遣すると、非常に意義のある、いわゆる事業だったというふうに思うんです。だから、それを今回なくしてしまったということ、これが例えば南越中学校だけに偏っているからだめなんだというようなことであれば、越前市から各学校、南越中学校が例えば20人派遣したなら5人に減らすとか、ほかの一中、二中、三中からも集めて派遣するというような気持ちですね、そういったものも考えられなかったのかどうか、答弁をひとつお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 今議員さんの御指摘の問題、非常にいいことだと思うんですけど、越前市全体というような物の考え方で今こういうような形になったんかと思います。これから後精査しまして、また検討させていただきたい、そういうぐあいに思います。 それから、バレー、綱引き、マラソン、要するにそれぞれ町での大会が行われたというようなことでございますが、これも越前市全体の中でそれぞれのもし地区で必要やったらそれを残していただくというような形でまた考えていったらいいんじゃないかなと、そんなぐあいに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 今、教育長の方から前向きの御答弁をいただきましたんで、ぜひそのような方向で、余り子供たちにがっかりさせるようなことのないよう十分配慮されることを希望します。どうかひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(片粕正二郎君) 要望やな。 ◆(伊藤康司君) ええ。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 2点ほどお尋ねいたします。所管の委員会になろうかと思いますので、市長にお答えをいただきたいと思います。 今ほども旧今立町さんの方から、今までやられた事業がどんどん後退してるというふうな話がありましたが、私は市民バスの運行事業について過日全協の中で資料を示されました料金改定についてお尋ねをしたいと思います。 今回、コミュニティーバス、いわゆる市民バスについては、旧今立町と旧武生市との運賃基準が異なっており、統一を図る必要があるため見直しを行い、運賃基準を統一するためと、このようにして理由としておりまして、その中身については、旧武生市については運賃がこれまでどおり100円と変わらず、児童が学校管理のもとで利用する場合も無料になるというふうになったわけでありますが、旧今立町の方々については、これまで65歳以上の高齢者の方とか身体障害者の方とか、いわゆる最も必要とされるそういう方々について無料であったものが有料になるということに、いわば改悪されました。されようとしています。 これも先ほど申し上げましたが、何回も言わなあかんのでつらいんですけども、やっぱりサービスは高い方に、負担は低い方に合わせるという、こういう理念からやっぱりこれも外れてると。統一ということで考えるのであれば、旧今立町さんがやってこられたこういう、いわゆる社会的弱者と言われる方々に対する暖かいそういう配慮、こういうものはやはり新市に引き継いで、いわば旧武生市の方でもこれを見習うべきでないだろうかと、そういうふうに思うわけであります。そうした点で、これも合併に期待をされた旧今立町さんの皆さん方を裏切るようなことになるんではないかというふうに思うんですが、市長の御所見を承りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 福祉バスにつきましては、昨年合併をした機会に旧今立から武生に向かう路線が1回100円で乗れるようになったということで、非常に今立地区の方からはよかったという声をいただいております。今回、その取り組みを2回にふやすということで、従来は今立の中の循環しかありませんでしたけれども、越前市全体になりまして、やはり今立の皆さんも、特に医療機関などは旧武生の中心市街地にたくさんございますので、こういった御活用などもいただいているわけでございますので、4月から2回にふやさせていただくということを考えております。 全体的な計画につきましては、これまでも何度も答弁させていただいてますとおり、ことしの秋から試行運転をしっかり新市全体のことをにらんで始めたいと思っておりますので、ぜひ旧今立、旧武生それぞれの地区からいろんな市民バスに対する、あるいは福祉バスに対する御意見も出ておりますので、そういったものも含めて、担当課の方で秋の試行運転に向けてさらに準備を進めてもらいたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 利便性が高まるからお金を取ってもいいということには必ずしも私はならないというふうに思うんですね。先ほども言いましたように、特に65歳以上の高齢者の方だとか、いろんなそういう、いわゆる交通手段を持たない方々にとっては、やはりこうしたものは本当に使いやすくという上では、無料にしてもいいんじゃないかというふうに思いますし、特にこれまで住民の方々に喜ばれてきた施策については、やはり合併後も当然引き継いでいくんだろうというふうに思っていた方々もおいでになるし、引き継いでいくべきだろうというふうに思いますので、ひとつ今後そういう方々についてはぜひ便宜を図っていただける方向で考えていただきたい。要望しておきます。 次に、2点目ですけれども、市長の所信表明の中で、提案説明の中でも述べておられる安全で安心なまちづくりについてですが、現在越前市地域防災計画に取り組んでいるところと、そういうふうに述べておられますが、特に福井県は原子力発電所の密集地であるということでありまして、原発事故を想定した取り組みというのも非常に重要だというふうに思うんですが、そこでお聞きをするわけですが、旧武生市においては、平成8年から昨年の9月まで原発事故災害での大気中への放射性物質が放出された場合に備えて、防護対策の一つとしての沃素剤の配備がされておりました。旧今立町さんでもそうだというふうに思いますけれども。ところが、旧武生市においては、昨年の9月以降はこれが配備されなくなったと。そしてまた、現在備え置かれております旧今立町地域でも、現在のものの効能期限が切れた3年たった段階で配備を取りやめるというふうに聞きました。これまで住民の安全対策として行ってきたものをなぜ奈良市長になってからおやめになるのか、ここをひとつお聞かせいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 直井市民生活部長。 ◎市民生活部長(直井彌右衛門君) 沃素剤の件でございますが、薬事法上、沃素剤は劇薬に指定されているということがございまして、過去に市も町も取り入れたわけですけれども、その管理ですね、非常に医師の指導のもとで服用させなあかんと、非常に難しいことがあるということで、いろんなことを勘案いたしまして、武生市の場合は9月いっぱいで配備をしない。今議員言われますように、今立町は薬効が来年の9月に切れますので、そこまでは今保管をしておりますが、後については廃止をしようということで、合併になるという話の中でそういうことになりました。 なお、ちなみに県の方では、10キロ以内ということで嶺南の保健所に沃素剤を配備しているとお聞きしておりますので、そういうことで御理解を願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 今の部長の答弁ですけど、県の方は配備してると。今、劇薬とおっしゃって、大変危険やと、取り扱いがあれやと、県の方は配備しておりますと、変な言い方だというふうに私は思います。 御承知のように、この福井県は原発密集地で、世界最大の原発の1基も含めて、これまで15基というそういう集中があって、実際問題としてこれまで美浜原発とか、あるいはもんじゅ事故等、現実問題としてもう事故が起きてるんですね。幸いなことに、放射能が大気中に広がるというところまで来てませんけれども。やはりこれで見ますと、先ほどの国民保護計画のあれよりも、まさに現実的な災害、そういうおそれがある部分だというふうに思うんですね。 それで、今県が敦賀と小浜に配備をしてますと。それから、原子力委員会でもそういう指導をしているというふうに私は思うんですけれども、やはり原子力災害が発生して大気中に放射性物質が放出されるおそれがある場合、これはやっぱり早く飲むと、そして甲状腺がんのリスクを少なくするというふうなことで、旧武生市においても旧今立町においても実際これまでやってきたんだというふうに思うんですね。ですから、いきなり劇薬だからだとか、あるいは取り扱いが難しいからとか、そういうことでやめますというのはちょっと私は納得ができないというふうに思いますね。取り扱いが難しいのであれば、どうしたら皆さんがそういう万一の場合に直ちにそういう服用ができるのか、そういう手だてをこそやっぱり考えていくべきでありまして、これまでは区長さん宅に保管されてて、いろいろ区長さんからもいろんな御意見もあったと思いますし、それぞれの各戸に配布した方がいいんじゃないかとか、いろんなあったと思うんですが、そういう手だてこそやっぱり考えるべきでないかというふうに思うんで、ぜひやっぱりこういうことは市民の安全を守る上でもやるべきでないかというふうに思うんですが、市長の御見解をお聞かせいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) まず、なぜ奈良市長のときにやめたかという御質問でございますので、改めてお答えをさせていただければ、これは合併協議会の場で今の沃素剤の配備については更新をしないということを確認をしたというふうに報告を受けております。したがいまして、その協議での確認を尊重したということでございます。 私自身、非常にやはりこの問題での課題としますと、その管理方法として区長宅という話がございますけれども、この問題とか、医師の処方のもとで服用しなければならないという幾つかの課題があるのは事実でありまして、やはりこういう課題を踏まえて、国や県からしっかりとした指針を示していただくことが大事ではないかというふうに考えております。現在、県の方からは、10キロ圏内ということで県の方が対応すると、それ以外のところについてはその対応を求められないという形の中では、合併協議で確認をされたその方針を尊重することが妥当だということをかんがみまして、今御指摘のように、越前市としては更新をしないということを決めさせていただいた次第でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 合併協議ということを前提にされてますけども、その合併協議で、さっきから言ってるように、サービスは高く、負担は低くというところはなかなか守れないけれども、こういうところについてはしっかりと守って、もう配備をしないんだというのは、私はちょっと納得できなくて、これはやっぱり市長の意向、考え方が本当に住民の安全を守るんだと、あってはならんけれども、やっぱり万一に備えるんだという点では重要な施策の一つだというふうに思いますし、いわゆる原発を推進するかそうではないかは別にしても、現実に原子炉ができてあるわけですから、やっぱりそれに備えるという限りは、ぜひ今後とも重要な課題として位置づけていただきたいというふうに思いますが、再度市長のお考えを聞いて終わります。やっていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 万が一にも原子力発電所で大きな災害が起きたときには、これはもう非常に大変な事態になるわけでございまして、私どもからすれば、これは粛々と安全運転をしっかりとやっていただくことがまず第一義的な課題といいましょうか、条件だというふうに考えております。そういう意味で、今国及び県の段階でしっかりこのことを原子力事業者に対して指導あるいは指示を行っていただいているというふうに考えております。 今の御指摘については、私はそこのところが大事な問題であって、もうこれは前田議員がよく御案内のとおり、沃素剤を配備したからこの問題を克服できるという問題ではなくて、そこのところにやはり私ども県にも強く安全確保をさらに強く事業者に求めていくということをお願いしなければならないと思っておりますし、あわせてきちっとした万が一の対応については、国や県の責任で私ども自治体にどういう対応をすべきかということをしっかりと方針を示していただく必要があると考えております。私どもは、少なくとも国や県から示された対応については、これはもう十二分にその方針に基づいてやらねばならないというふうに考えておりますので、このことは国や県から原子力発電所に伴う対応でこういうことをやれと言われれば、しっかりやって住民の皆さんの生命、財産を守る取り組み、越前市としてはおろそかにすることなく対応していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) もう少し言わせていただかなあかんようになったんですけれども、確かに原子力発電所が安全を守ってもらわなきゃいけないのは当然であります。しかし、当然安全を守っているべきはずのいろんなありますね、交通の問題とかありますけれども、そういうところが実際事故が起きているわけ。そしてまた、今言いましたように、美浜原電にしてももんじゅにしても事故隠しとかいろいろあったり、事故が発覚したり、実際に被爆したり、そういう事故も起きてるわけですよ。ですから、当然そういう原発に対しては安全指導は国、県やっていただかないけないけれども、しかしそこが漏れた場合に、やっぱり最終的に住民の生命、健康を守るのは地方自治体の私は果たすべき役割だというふうに思いますから、今10キロ圏内という話がありましたけれども、実際10キロ来たらここで放射能とまってくれるわけでないんですから、やっぱりそういう壁はないわけですから、10キロであろうと20キロであろうと30キロであろうと、やっぱりそういう危険性が伴う場合においては自治体独自の裁量でそういう安全な配備をしていただきたいし、そのことをこれまでやってきたわけですから、それを引き続きやっていただきたいということをお願いしているわけでありまして、このことについては要望しておきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 133ページの予算書の土木費の中で小型除雪機があります。まず、553万円はどのようなものを買われるのか、お伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) これにつきましては、歩道設置のロータリ等を買うつもりをいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 昨年の12月から降った雪で大変な平成18年の大豪雪ということなんで、そういう意味では、もうこれはこの福井県だけでなくて全国的な豪雪ということで、大変であったというふうに思っていますが、そういう中で通学の歩道の除雪機を買われてくると、すごくそういういい対策を練っていただいたなと思っていますが、ただ、今基本的に除雪というのは大きな道、県道、市道、国道を含めて車が通れる道を除雪される。そして、その雪がほとんど歩道に行くわけですね。そうしますと、除雪がなかなか間に合わない。 そういうことで、私は各御父兄の皆さん、または保護者の皆様、そして子供たちからいろいろ御意見を聞きました中で、やっぱり1週間たっても2週間たってもなかなか歩道の除雪が間に合わない。これは今回こんだけ雪が降るとどうしても大変だなというふうに思ってますので、そういう中におきまして、私は土木行政と教育行政、この観点が実際に除雪に対して毎年12月を前にどういう話し合いをされて、ちゃんとした各学校に対する通学道路の除雪を連絡を取り合ってるのか、そこらあたりが、10年たつと一遍忘れたころにやってきて、それがどうしてもこういう形になってくるということで、そうするとそのときにいろんな御意見をいただく。そこらあたりの経過をまずお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 歩道除雪につきましては、降雪期がある程度落ち着いた時点、建設部といたしましてはその時点で対応を図ると。教育委員会の方から通学路に対しましては報告は受けております。その対応を図っているんですが、どうしても車道除雪の方に力が行ってしまいますので、もし今後対応ができるんであれば、地域振興の方で学校とPTA等が上がっていただいてやっていただくのも一つの方法かと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) この点について教育委員会の方は、私も学校へ電話しますと、これは学校で対応するということになってる。本来は、やっぱり教育委員会が全部まとめてその対応を練るべきだろうと思いますけど、教育委員会はどういう考え方を持っているのか、お伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 今それぞれ歩道の除雪、通学道の除雪のことでございますが、今建設部長おっしゃっていただきましたように、まず車道、そしてその次にどうしても歩道のところがおくれてきます。その辺には十分安全にということでの指導をさせていただいております。幾らか落ち着いた中で、建設部の方が歩道に入っていただきます。だけども、十分ではありませんので、そのときには十分PTAの方というか保護者の方の協力をいただくというようなことで学校の方にお願いしておるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 基本的に、あのぐらいたくさん、1メートル五、六十センチ降ると、そういうのは一遍にやれといってもできないというのも十分私も認識しますし、本当にそれぞれの土木部初め教育委員会、その除雪に対して本当に力いっぱいのお仕事をされていることも十分理解してますけど、市民の皆さんというのは、そういう時期になるとすごくそういうことがあるということで、これからそういう体制をしっかりと整えながら進めていただきたいというふうに、これについてはそういう要望をさせていただきます。 それとあわせまして、例えば今回土木費の中で単独予算がまずどのくらい、道路改修の予算はどのぐらいあるのか、お伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 133ページに書いてございますが、単独ではこの金額でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 3,000万円ですね。そうしますと、毎年1年間、例えば昨年はまだ合併してなかったのであれですけど、旧武生と旧今立の足せた分でいつも年度当初は大体どのぐらい予算立ててますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 武生市単独で申し上げますと、昨年までは単独費では約3億円程度当初にいただいております。それと、今立にいきますと、大体全部合わせまして4,000万円程度というお話はお聞きはいたしております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) そうしますと、3億4,000万円が今回は約10分の1ということで認識をする、あ、トータルで今回の予算はどのぐらいかお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 10分の1ではございませんで、うち純然たる道路改良が単費の中に入ってまいりますんで、修繕費と合わせますと、今組み替えておりますのは、普通通常でいきますと2億円程度のお金はいただいておるわけですね。2億2,000万円。ここではありますが、単費、単独ではですよ。修繕費で、今でいきますと……。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 大体3億4,000万円に対して2億円ということだろうというふうに思いますけど、私が申し上げたいのは、別に安達部長にこのことをどうやということでなくて、トータル的にやはり、先ほどから申し上げてますけど、合併をした場合にやっぱり、今の奈良市長がおっしゃってるのは、常にすごく財政的に厳しいということをおっしゃっておられますけど、本来はメリットがあるという説明をしてきた中で、やはり今回2億数千万円とか、やっぱりメリットがあるというような御答弁もありましたが、基本的にはそういう予算を比較するとかなり落ちてる。これはこれから9月、12月補正で持たれる可能性もありますから、トータル的にはどうなるのかはわかりませんけど、このあたりも私はもう少し予算を持ってもいいのかなと思います。市長の考え方をお伺いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 私はこれ、予算編成の中で非常におかしいと思ったんですけれども、従来は当初予算は頭出しだけであったと、それで9月に必要な分を足すというような説明を聞きましたので、それはおかしいと。通年しっかり持った道路予算なり必要な予算について、建設部としての考えを示した上で、そのことを財政全体の中でどう位置づけるかということを議論すべきだということで、やり方を変えました。決して削減もしておりませんし、むしろ私は建設部から、よく思い切ってそういうような予算要求をさせてくれたというふうに、多分内部では感謝をしてくれてると思っておりますけれども、そういうような今回議論のもとでやりましたので、決してそのあたりは先送りでなくて、1年間かけたときにこの越前市全体の中でどれぐらいの道路予算が必要かと、そういうことを考えた上で、今回の分としてまずきちっとお出しをするという形での今回予算編成の仕組みというふうに位置づけたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 市長の考え方は、もう本当に年度当初から精いっぱいの予算を持たれたということですけど、そういうことで安達部長の顔も笑顔が見えたかなと今思っていましたけど。基本的に精いっぱい、そういう意味ではこれからの道路行政の観点をお願いしたいと思います。 ただ、そこで1点お伺いしたいのは、例えばこれは市道ではありませんが、県道菅生武生線があります。今まで余り気になってなかったんですけど、例えば今回の雪でやっぱりすりかえができない。庄田町のところに、ほんでこちらから、矢放の方から見まして味真野街道までもうすらっとすばらしい道がありますが、1カ所だけ拡大できない。これは奈良市長も県会議員時代からもう御努力をいただいたところでありますが、これについても本当に多くの皆さんから、何であっこは広がらんなという。私も率直に思ってますけど、なかなか議会でこのことがどうだということが、一遍質問してみたいなと思って、今質問させていただきますけど、御答弁をお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) 御指摘の道路の部分なんですが、先般も県さんの方で一生懸命努力していただきまして、お話し合いの中でやっているわけなんですが、いかんせん相手があることでございますので、なかなかお互い双方が歩み寄ることはちょっとまだできていないというのが現状でございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 大変皆さんが御努力をいただいているというのは十分私も理解をしてます。しかし、結果が目に見えないと、本当に行政とか県は一体この道路の拡張をどうしてるんだろうと、地元の方からも皆さんおっしゃられますし、本当にこれに対してやっぱり速やかな解決をお互いに努力をしていただくことを要望して、質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 予算書のまず71ページから、障害者福祉策定事業169万円が予算されました。これは各自治体が地域での障害者のサービスの必要量を見込んだ障害者福祉計画を2006年度中に策定するということが義務づけられた上での予算かと思います。私、その点で、まず障害者の参画を得た上での計画づくりが必要だと。そして、その地域の障害者の生活実態、それから利用意向を十分反映した私は障害者福祉計画をつくるべきだという点を聞きたいんですが、この点の配慮はどうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 計画の策定に当たりましては、まず障害を持つ方は当然でございますが、学識経験を持つ方、福祉施設に従事される方等々、障害者の生活実態をよく把握されてる方、そういった方々を対象にして10名の方に策定委員として就任していただき、その中で検討していただくことになっておりますし、また障害者等に対するアンケート等も実施する中で、十分意向を反映していきたい、そんなふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) それで、この障害者福祉計画につきましては、サービスの必要量とともに、その整備についても具体的な方向性を盛り込むことが求められると言われております。それで、これは昨年の12月26日に障害者保健福祉関係主管課長会議というところで基盤整備の基本的な考え方が述べられているようでございます。1つは、全国どこでも必要なホームヘルプサービスの保障、2番目には、希望する障害者に日中活動サービスを保障、それから3番目には、グループホーム等の充実を図って、施設入所、入院から地域生活への移行を推進と、4番目には、福祉施設から一般就労への移行を推進するための計画的整備を進めるよう、こういう示唆をしているわけですね。 それで、やはりこういう示唆はしているものの、今現在非常に地域で利用できるサービスが圧倒的に不足していると。こういう中で、こういうサービス利用につながるかどうか、私は疑問を持っているんですが、この点での主管課長会議の基本的な考え方についてどう実践というか、方向性を持っていくんか、その点をお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) ただいまのお示しの内容、私自身は拝見はしてないんですが、今お示しいただく中で拝聴しますと、基本的には、今障害者計画を策定する中で、現にあるサービスが不足しているのか足りないのか、そして施設が足りないんかどうか、そういったものは当然かんがみながら計画が策定されるものと、そういうふうに思いますし、あくまでこれからの作業ということで、そんなことを含めながら検討してまいりたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私はこの点は事前の質問の前の打ち合わせの中身には入れていかなかったので、ちょっと突然の質問になるんですが、やはり今後こういう政府の主管課長会議の内容ですから、できないところ、できるところははっきりと私たちにも明らかにしていただいて、そして事を進めていくのが非常に重要だと思っております。 次に、予算書73ページ、これも障害者関係ですが、身体障害者生活支援事業、これ500万円。これにつけ加えますと、つけ加えるというか、自治体が地域生活支援事業、その内容はガイドヘルパー、手話通訳派遣事業、地域活動支援センターというのが対象になってるというんですが、この利用料の問題ですね。これは各自治体が独自に条例等で定められることになっておるわけでありますが、私は現行どおり無料、または少なくとも応能負担による低廉な利用料とすべきと思いますが、この点どうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) ただいまの利用料につきましては、今計画を策定する中で十分検討してまいりたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) ぜひ、特に午前の質疑の中でも私何回も言いましたが、やっぱり所得の低い方、また障害者の方、そういう社会的に弱い立場の方の立場を十分考慮した施策の展開を要望しておきたいと思います。 それで、私その点でもう一点、この4月1日より障害者の方の福祉サービスの利用料が定率1割負担となるわけであります。そしてまた、その上に施設やグループホームの利用者はそれに食費と住居費も全額負担、こうなるわけですね。もう障害者の方にとっては耐えがたい負担増となるわけであります。例を申し上げますならば、通所施設の場合、現在はもう95%以上の人が無料ですね。しかし、平均で1,000円から1万9,000円、何と19倍もの値上げとなるわけであります。そのことを政府も少し配慮しまして、低所得者に対する自己負担のことで、4段階に分けて月額の上限額を設けているわけであります。 ちょっと簡単に言いますならば、生活保護世帯はゼロ、低所得1の場合は、これは非課税で年収80万円以下ですね、この障害者の方は1万5,000円。それから、低所得2では、非課税世帯で年収300万円以下が2万4,600円。一般の方は月3万7,200円、これを上限額として定めているわけであります。しかし、例えば低所得1の場合、障害基礎年金2級で月6万6,000円というわずかな収入があるわけでありますが、低所得1が適用されまして、結局1万5,000円、2割にも上る負担がかかるわけであります。 そういうことから、全国の自治体では自治体独自の軽減策をつくっております。横浜市では、低所得者に対しては利用者負担全額助成。東京の荒川区では、激変緩和策として10%を3%に、食費は50%減に、サービスの利用料が多い場合は上限額を50%にすると。また、京都では、国基準の負担額を半分にする独自の軽減策をとって低所得者に対する負担軽減をやっているわけでありますが、この点で市長お答え願いたいんですが、ちょっと疲れてますね、市長。私も疲れてます。ぜひこの点の答弁、市長よろしくお願いします、軽減策について。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 現在、何らかの形でサービスを受けておられる方四百数十名を数えます。在宅で受ける方、通所される方、入所される方、いろいろサービス体系が違うわけですが、その中でも一定の負担をされてる方、それなりに何も負担しなくて済む方もいらっしゃいますし、それぞれの家庭の収入状況も多々状況は異なります。そういったものを当然個々の状況を把握しなければ、今その実態として個々の負担が重過ぎてサービスを受けられるかどうかという判断ができないわけでございますが、そういった状況はよくわかりますが、今鋭意そういった部分を調査している部分もございます。ただ、現時点におきましては、議員の中でお示しのありましたように、制度上の中にいろんな各種の減免措置等がございますので、今後につきましては、今相談支援体制を充実する中で、こういった支払いとかそういった部分も相談を受けるような体制整備を十分進めながら対処していきたいと現時点では考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 市長にもう一度要望しますが、お答え願いたいんですが、今言ったように、負担額が多くてサービスが受けられない障害者の方が出たために、この障害者の方がどんどん症状が重くなったりしてはならん、そうあってはならないと思います。そういう点で、全国では非常に財政が厳しい中でもこの辺のところを力を入れてる自治体があるわけです。さっき言った京都の例とかね。そういうところも私は必要な財政投入だと考えられないですか。市長、お答え願います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 今ほど加藤部長がお答えいたしたとおりでございますけれども、一定の制度上配慮がなされているとは考えております。 そこで、議員が御指摘のような懸念が本当に発生するのかどうか。制度が始まってから私ども実態をよく確認する必要があるというふうに思っております。仮に課題があれば、その時点で課題に即した対応というのは越前市として考える必要があると思っておりますけれども、本当にそういう懸念が出るかどうか、まずその実態を十分確認する必要があるということを思っておりますので、現時点ではそういう私どもの取り組みということで御理解をいただきたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 今の答弁ですが、それはそれなりに納得はするようなしないような私感じですが、やっぱり利用が受けられない、サービスの利用が受けられないということがもう目に見えてるわけですよ。だったら、私はそういう実態が出る前に、わかり切ってることはやらなければならない。これ要望いたします。 あと、141ページ、まだ10分しかたってないやないか。141ページ、高齢者向け優良賃貸住宅供給促進事業6,960万円。私、この予算書見る中で、実は国庫負担金の内容を見てみましたら、今度の予算書の中に地域住宅政策交付金4,070万7,000円が記載されておるんですね。私、これどういうことかと調べましたら、この制度は、この地域住宅政策交付金ですね、この制度は、自治体が高齢者住宅不良住宅地の改良、密集住宅地の整備などを行ったときに補助されるものと、こういうことですね。こういうことを考えますと、いやあ、いよいよ奈良市長も老朽した住宅の建てかえに取りかかるんかなというふうに思いました。 それで、具体的にお聞きしますが、これはずっと以前に議会から言っておりますけども、もう既に耐用年数がとっくに過ぎた南の方にある市営住宅、それから私の地域にも、もう木造の古い、今にも壊れるような、もう直しも直せないそういう住宅がいっぱい建っているわけであります。こういう点で、この地域住宅政策交付金を使ってこれらの市営住宅の建てかえを計画する気持ちがあるんかどうか、お聞きしたいと思います。(「ない。」と呼ぶ者あり)金子さんでなしに市長に聞いたんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 安達建設部長。 ◎建設部長(安達明裕君) これは議員御指摘のとおり、今まで交付金事業というものの対応であったものが、あ、ごめんなさい、補助金の対応であったものが交付金事業にかわったものでございまして、御案内のように、今単独基幹事業と提案型事業の組み合わせの中で対応していく、まちづくり交付金事業にかわったんと同じ考え方で、今後補助事業から交付金事業にすべてかわっていくだろうということなんですが、これもかわったわけでございまして、当然地域住宅交付金事業につきましては、地域住宅計画の策定が義務づけがされるわけでございまして、本市におきましても18年3月末までにある程度の対応を考えなければならないということになってまいります。今後、予算の中にもありますように、高齢者向け優良賃貸住宅供給事業、それも含めまして既存の住宅改修事業、これらも交付金事業に入ってまいります。今後、十分活用をしまして対応してまいりたいと、このように考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 市長お答え願いたいんですが、先ほど、老朽した市営住宅の改良につきまして、この交付金を活用してやっぱりやっていくべきだと思うんですが、総合計画も来年度中に策定するというふうに聞きましたが、そこへぜひ入れて、計画の中へ明確に入れていただくべきと思いますが、その点どうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 合併特例債の活用が可能だというふうにも聞いておりますので、総合計画を初め各種計画を新年度いろいろ策定する中で、どういうふうに位置づけたらいいかは十分検討させていただこうと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) じゃあ、質問の最後でございます。149ページ、就学援助事業3,390万9,000円、この事業は保護者の経済危機によってこの就学援助受給者が非常にふえてると。全国的に言いますならば、この4年間で4割増、4年前は35万人おられたわけですが、4割増の113万人までふえてると。私はそういう点で、この就学援助制度というのは経済的な理由によって就学困難な児童及び生徒に対して、学用品などに対して一定の補助をすると、そしてそれに対して、自治体がしたことに対して国が必要な援助を与えると、こういう制度ですね。 それで、私は担当者に聞きましたら、もうこの予算するだけでも大変だったと。なかなか厳しい査定があったようですね。私はそういう点で、私は今の就学援助事業ですね、私はもっともっと充実していかなならんと、こう思うわけであります。この文部省の初等中等教育局長の話でも、市町村は保護者の申請の有無にかかわらず、本当に就学援助を必要とする者については援助を行う必要があると、ここまではっきり言い切っているわけであります。 そういう点で私、この国の基準に越前市がどういう対応をとってるんかなといいましたら、残念ながら国の基準を満たされていないところがあると。まず、学用品費とか、それからそういう点はそのようになっているんですが、体育実技用具費、スキーにおいては小学校2万5,000円、中学校3万6,300円と、こうなってるけども、越前市はこの支給がされてないと、こういう実態がわかりました。そしてまた、自治体によっては子供さんの眼鏡代まで国の基準に上乗せしてやってるとこもあるんですね。こういう点で、所得の低い世帯のお子さんに対する就学援助というのは非常に大事な時期じゃないかなと、こう思うんで、その点お金持っている、どうでしょうか、教育長。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 土井学校教育課長。 ◎学校教育課長(土井修二君) 本市におきまして、17年度から国庫の補助事業から外れておるわけでございますが、支給の従来行っていました支給額、それから給付対象項目というものにつきましては削減は一切行っておりません。 ただ、今御指摘の体育の備品のことでございますが、これにつきましてはは、当市では学校の体育の授業で使用する用具等につきましては学校の備品として一応充実をしているという、そういう考え、限度はございますけれども、そういう考えに立ってございますので、一応保護者には御負担をかけていないと、その部分についてはという考えをとっておりますので、そういうことで就学援助費の支給対象としては従前からもいたしていないということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 時間もたちましたので簡潔に言います。 それで、私は今、ことしの税制改正から配偶者特別控除がなくなり、65歳以上の年金控除がなくなり、老齢者控除もなくなって、合計108万円の控除がなくなったと。こうなりますと、この分だけ非課税世帯が少なくなって支給対象も減っていくという実態も現にあらわれてくるわけです。そういう点で、この越前市の場合の非課税世帯、均等割のみの世帯に対しての対象について、私はもう少し就学援助が拡大できるような制度の改正も必要でないかと、こう思うんですが、これは最後に市長に答弁願いたいと思います。 市長、幾らこっち答弁させたってまた言うんやて。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 今議員御指摘のことは大事なことだとは思うんですが、すべてに援助していくということは非常に難しいことだと思うんです。本当にどうしてもあげんとあかん方々もいっぱいおられると思うんです。そういう点、地区、要するに民生委員さんにお願いしたり、またいろんな申請をいただいて十分その辺を精査させていただいて援助をしているというような現状でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 具体的に言いますと、私は全国の就学援助制度の各自治体の支給対象の一覧表を見たんですよ。越前市は、税務課に聞きましたら、ちょっとうろ覚えですが、非課税世帯の年間収入と、4人世帯で、それからお父さんだけが働いててお母さんは専業主婦と、子供さん2人いると、大体210万円だったかな、収入。これ正確かどうかわかりませんよ。それから、均等割の世帯ですと260万円、収入が。そういうふうに聞きました。全国の支給対象を見てみますと、越前市最低ですよ。ほかのところは年間300万円、多いところで500万円だったかな。そこまで支給対象を拡大しているわけです。子供さんの教育の問題ですから。そういう点で、最後に市長、立っていただいてるんですが、ぜひこの点の支給対象の拡大を含めて、今後検討課題ぐらいはしていただけないでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中島教育長。 ◎教育長(中島和則君) 今、十分に議員さん資料をお持ちですので、またその辺見せていただきまして十分検討させていただきたいと思います。 ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本案については各委員会に付託いたします。なお、付託する区分については、お手元に配付をいたしました予算付託表のとおりであります。 暫時休憩いたします。 再開は午後4時45分といたします。        休憩 午後4時28分        再開 午後4時45分 ○議長(片粕正二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第30 議案第3号 ~ 日程第44 議案第17号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第30議案第3号平成18年度越前市簡易水道事業特別会計予算から日程第44議案第17号平成18年度越前市工業用水道事業会計予算までの15案を一括して議題といたします。 15案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本15案については各委員会に付託いたします。なお、付託する区分については、予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第45 議案第18号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第45議案第18号平成17年度越前市一般会計補正予算第2号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私、31ページ、工業振興費のうち日野川地区工業用水道建設負担金事業の8,500万円の件についてお尋ねしたいというふうに思います。 この日野川工業用水道事業でありますが、先般福井新聞にも大きく報道されたのでも話題になってるとこでございますけども、需要のないまま起債償還といった形で、今回も県と市と、鯖江市と越前市ということだと思うんですが、予算案に計上して今回起債償還といった形で処理し、また今後も30年にわたって償還するというふうな記事が出てたわけでございますが、この件について越前市としてこの日野川工業用水道事業をどのように考えているのか、お尋ねしたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) この工業用水道事業につきましては、桝谷ダムの建設当初から計画がされていたわけでございまして、当初の計画といたしましては、企業団を設立をいたしまして、これは通常の企業庁といいますか、企業会計で運営をする予定であったわけでございますが、当時と比べまして経済情勢が非常に変わってまいりまして、現時点では企業団の設立が見込めない状況に陥っていると。そういうことで、これは当然国の指導もあるわけでございますが、企業団の設立の見込みが立ってない、そういう状況でございますので、県と協議する中で、いわゆる企業団が負担すべき建設費の25%の分、起債で県の方で今日まで処理をしておったわけでございますが、その償還が始まりましたので、県と協議をする形でそれぞれ負担をするということで、今回予算を計上させていただいている次第でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) それでは、具体的に越前市が負担する起債負担分は幾らなのか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 起債でございますが、これはこれから17年度から約38年間でございますが、起債の償還は、これは越前市、鯖江市、それに県も負担をしていただくわけでございますが、越前市の分につきましては合計で23億6,000万円ぐらいになると見込んでおります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 38年間にわたって、これ17年度を起算日という形の中で23億6,000万円。需要のないままというんか、収入がないのに借金返しが始まると、端的に言うとそうなるかというふうに思うんですが。確かに経済環境の変化、水、工業用水需要の変化といったものがあろうかと思うんですけれども、これも大変難しい問題とは思うんですが、市として収入のない借金返済、どういうふうに対応されるのか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 先ほどからも申し上げておりますように、経済、産業構造ですね、特に水需要関係について非常に当初の計画とは大幅に異なってくるために、企業団が設立できない状態であるわけでございまして、将来にわたってはどういった変化によって需要も変わってくると思います。それまでの間は、これは県と2市で、立てかえという考え方ではございませんが、これは負担しなけりゃならない償還金でございますので、そういう形で償還をしていきたい。そして、将来企業団設立に向けて、もちろんそういった企業等も誘致をして水需要の増になるように努力をしていきたい、そういう考え方で今長期的戦略で考えておるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 大変苦心した御返答だというふうに思います。これは正直なところそうだと思います。 ただ、新聞等によりますと、例えば工水の利水権を治水分に振りかえられないのかというふうなことも県会議員の方が述べられているみたいです。また、違う県会議員さんは、既存の農業用水のパイプラインを活用して消雪等に利用できないかというふうなことも提案されているみたいでございます。越前市として、何か工業用水のつけかえといったのを、もちろん事業団といったことも当然設立を強く今後も展開していただくんだろうと思いますけども、収入がないという状況において、やはり幅広く市民に負担をかけるのもいささかどんなものかなというふうに思いますので、そこら辺についての対案といったものはお考えがあるのかどうか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) いろいろなことを私どもも検討をしているわけでございますが、現時点では非常に困難な状況にありますんで、その点は御理解をいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私どもの同僚議員も一般質問においてこれを取り上げるということをお聞きしておりますので、この辺で質問を終わらさせていただきます。 ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本案については各委員会に付託いたします。なお、付託する区分については、予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第46 議案第19号 ~ 日程第52 議案第25号 ○議長(片粕正二郎君) 日程第46議案第19号平成17年度越前市土地区画整理事業特別会計補正予算第1号から日程第52議案第25号平成17年度越前市工業用水道事業会計補正予算第1号までの7案を一括して議題といたします。 7案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(片粕正二郎君) 質疑を終結いたします。 本7案については各委員会に付託いたします。なお、付託する区分については、予算付託表のとおりであります。  ================ ○議長(片粕正二郎君) 本日はこれをもって延会いたします。 次会は明日9日午前10時より再開いたします。        延会 午後4時53分...