◆
福祉民生委員長(
北野光夫君) 特に、この署名簿を
委員会の場に提出されまして、いろいろと審議いたしましたが、その数に対する審議というのは特に議論はなかったように思います。ただ、たくさんの署名が集まったということで、これから慎重にやっぱり審議をしなければならないという意見があったように思います。 以上です。
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君)
前田修治君。
◆(
前田修治君) 〔登壇〕
日本共産党の
前田修治でございます。私は、ただいま議題となりました
丹南社会保障推進協議会が4,700名余りの市民の署名を添えて提出をいたしました請願第4
号小学校就学前までの
医療費無料化制度の創設を求めることについてのこの
請願書につきまして、討論を行います。 ただいまの
委員長報告では、閉会中の
継続審査ということでございましたが、私は、市民の切実な願いであり、直ちに議会として採択すべきとの立場で
継続審査に反対の討論を行います。
無料化制度の拡充、
対象年齢の拡大は、
少子化対策の一環としてや、またアトピー、
アレルギー症などの子供に係る
医療費負担の一定の軽減策として、今日まで市民から強く望まれてきたものでございます。 全国的に、子供の
医療費助成制度が広がり、2003年4月1日現在では、
小学校入学前まで無料化を実施している
市町村数が、通院で1,082、入院で1,859、小学校以上が、通院で107、入院で152あり、合わせて通院で1,189、これは全
市町村数の約37%、入院では2,011、同じく約63%と、このようにふえてきており、これは時代の流れとなってきているわけであります。 また、
義務教育修了までの
乳幼児医療費助成も、
市区町村も年々増加してきているわけであります。通院、入院のいずれか一つも含むと、
中学卒業までが82、
小学卒業までは28自治体に広がっており、
高校卒業までも3町で実施しています。 一方、現在の武生市のように、
医療費助成が3歳未満までという
市町村数は、通院で1,085、約34%、入院で418、同じく13%となっており、市町村の格差が大きくなってきています。 県内では、福井市や敦賀市、小浜市、大野市など多くの自治体で、就学前までの無料化あるいは
対象年齢の拡大が実施されており、県内人口の過半数が既にこのような自治体で暮らしているわけであります。 こうした制度の格差が広がるもとで、市民が武生市でも就学前までの
医療費無料化制度を求めていく、これはしごく当然の要求であります。長引く不況と不安定な雇用のもとで、若い世代は収入の低い世帯も多く、子育ての中で子供の医療費は大きな負担となっています。アトピーなど治療費の高い慢性の病気もふえています。
医療費負担の軽減を求める市民の切実な願いに、三木市長もできることから考えていきたいと述べられておられますが、市民の代表である議会として、この請願に寄せられた4,700名を超える方々の署名の重みを真剣に受けとめるならば、本請願は
継続審査という先送りや棚上げで市民の願いに背を向けることなく、今議会において直ちに採択して、行政に対して段階的にでも早急な制度の拡充を促していくべきではないでしょうか。 本請願を党派を超えた市民の立場で、
継続審査ではなく採択していただくよう、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の討論を終わります。
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 お諮りいたします。 本件に対する
委員長の報告は、閉会中の
継続審査であります。 本件については、
委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔
賛成者起立〕
○議長(
福田修治君) 起立多数と認めます。 よって、請願第4号は
福祉民生委員会において閉会中の
継続審査とすることに決しました。 ================
△日程第5 議案第127
号 ~日程第9 議案第130号
○議長(
福田修治君) 日程第5議案第127号武生市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてから日程第9議案第130号武生市
都市公園条例の一部改正についてまでの5案を一括して議題といたします。 5案に関し、各
委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 蔭山総務文教
委員長。
◆総務文教
委員長(蔭山千代治君) 〔登壇〕ただいま議題となりましたうち、総務文教
委員会に付託されました 議案第127号 武生市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について 議案第131号 武生市
ふるさとギャラリー叔羅設置及び管理条例の一部改正について 以上2案につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本2案につきましては、去る12月15日に
委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、2案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務文教
委員会の審査の結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 長谷川産業経済
委員長。
◆産業経済
委員長(長谷川仙一郎君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、産業経済
委員会に付託されました 議案第128号 武生市働く婦人の家設置及び
管理条例の一部改正について 議案第129号 武生市
勤労者研修施設設置及び
管理条例の制定について 以上2案につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本2案につきましては、去る12月13日に
委員会を開き、関係理事者の出席を求め、審査をいたしました結果、2案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、産業経済
委員会の審査の結果を御報告いたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 佐々木建設
委員長。
◆建設
委員長(佐々木富基君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、建設
委員会に付託されました 議案第130号 武生市
都市公園条例の一部改正について
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましては、去る12月15日に
委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査をいたしました結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、建設
委員会の審査の結果を報告いたします。
○議長(
福田修治君) 各
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 5案に対する各
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本5案については、各
委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、議案第127号、議案第131号、議案第128号、議案第129号、議案第130号の5案はいずれも原案どおり可決されました。 ================
△日程第10 議案第132号 ・日程第11 議案第133号
○議長(
福田修治君) 日程第10議案第132号武生市
武生駅東駐車場の
指定管理者の指定について、日程第11議案第133号武生市
トレーニングセンターの
指定管理者の指定について、以上2案を一括して議題といたします。 2案に関し、各
委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 佐々木建設
委員長。
◆建設
委員長(佐々木富基君) 〔登壇〕ただいま議題となりましたうち、建設
委員会に付託されました議案第132号につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましても、去る15日の
委員会におきまして関係理事者の出席を求めて審査をいたしました結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、建設
委員会の審査の結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 蔭山総務文教
委員長。
◆総務文教
委員長(蔭山千代治君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、総務文教
委員会に付託されました議案第133号について、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましても、去る15日の
委員会において関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務文教
委員会の審査の結果の御報告といたします。
○議長(
福田修治君) 各
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 2案に対する各
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本2案については、各
委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、議案第132号、議案第133号の2案はいずれも原案どおり可決されました。 ================
△日程第12 議案第134
号 ~日程第16 議案第138号
○議長(
福田修治君) 日程第12議案第134号武生市斎場を南条郡南越前町の住民の一部に使用させることの協議についてから日程第16議案第138号
公立丹南病院組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同
組合規約の一部変更についてまでの5案を一括して議題といたします。 5案に関し、各
委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 蔭山総務文教
委員長。
◆総務文教
委員長(蔭山千代治君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、総務文教
委員会に付託されました 議案第134号 武生市斎場を南条郡南越前町の住民の一部に使用させることの協議について 議案第135号
南越消防組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同
組合規約の一部変更について 以上2案につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本2案につきましても、去る15日の
委員会において関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、2案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務文教
委員会の審査の結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君)
北野福祉民生委員長。
◆
福祉民生委員長(
北野光夫君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、
福祉民生委員会に付託されました 議案第136号
南越清掃組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同
組合規約の一部変更について 議案第137号
公立丹南病院組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同
組合規約の一部変更について 議案第138号
公立丹南病院組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同
組合規約の一部変更について 以上3案につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る13日の
委員会において関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、3案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、
福祉民生委員会の審査結果の御報告といたします。
○議長(
福田修治君) 各
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 5案に対する各
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本5案については、各
委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、議案第134号、議案第135号、議案第136号、議案第137号、議案第138号の5案はいずれも原案どおり可決されました。 ================
△日程第17 議案第139
号 ~日程第19 議案第141号
○議長(
福田修治君) 日程第17議案第139号工事の
請負契約についてから日程第19議案第141号工事の
請負契約についてまでの3案を一括して議題といたします。 3案に関し、
委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 蔭山総務文教
委員長。
◆総務文教
委員長(蔭山千代治君) 〔登壇〕ただいま議題となりました 議案第139号 工事の
請負契約について 議案第140号 工事の
請負契約について 議案第141号 工事の
請負契約について 以上3案につきまして、総務文教
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る15日の
委員会において関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、3案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務文教
委員会の審査の結果の御報告といたします。
○議長(
福田修治君)
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 3案に対する各
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本3案については、
委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、議案第139号、議案第140号、議案第141号の3案はいずれも原案どおり可決されました。 ================
△日程第20 議案第117号
○議長(
福田修治君) 日程第20議案第117号平成16年度武生市
一般会計補正予算第3号を議題といたします。 本案に関し、各
委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君)
北野福祉民生委員長。
◆
福祉民生委員長(
北野光夫君) 〔登壇〕ただいま議題となりました議案第117号平成16年度武生市
一般会計補正予算第3号のうち、
福祉民生委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正中 歳出第3款 民生費 第4款 衛生費(ただし1項3目斎場費を除く部分)につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本件につきましても、去る13日の
委員会において関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、
福祉民生委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 長谷川産業経済
委員長。
◆産業経済
委員長(長谷川仙一郎君) 〔登壇〕ただいま議題となっております議案第117号のうち、産業経済
委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正中 歳出第5款 労働費 第6款 農林水産業費(ただし1項2目農業総務費のうち28節繰出金を除く部分) 第7款 商工費 第14款 災害復旧費中1項農林業施設災害復旧費につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本件につきましても、去る13日の
委員会において、関係理事者の出席を求め、審査をいたしました結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、本件の審査に関連して、さきの本会議の
一般質問で論議された企業誘致の対応策について、本
委員会において、重ねて委員から、新たな企業がこの武生市に拠点を置いて活動を始めようとする意欲がより強くなるよう、市の特性や各種の優遇措置制度について積極的にPRし、企業にとって武生市がその拠点として魅力あるような受け入れ体制の整備を図り、企業誘致に万全の努力をされたいとの強い要望意見が出されましたので、ここであわせて御報告いたしておきます。 以上、産業経済
委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 佐々木建設
委員長。
◆建設
委員長(佐々木富基君) 〔登壇〕ただいま議題となっております議案第117号のうち、建設
委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正中 歳出第6款 農林水産業費1項2目農業総務費のうち28節繰出金 第8款 土木費 第14款 災害復旧費中2項土木施設災害復旧費につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本件につきましても、去る15日の
委員会におきまして、関係理事者の出席を求め、審査をいたしました。 審査に当たりましては、歳出第8款土木費5項住宅費に計上された市営住宅修繕工事費の追加補正に関し、委員からは、古い市営住宅の建てかえ計画について、新たに市営住宅を建てるか個人の住宅建設に補助をするかなど、今後の市営住宅整備に対する本市の基本的な考え方がただされました。 これに対し、理事者からは、平成12年に策定した武生市公共賃貸住宅再生マスタープランに基づき、所要の建てかえ計画をしたところであるが、現在、武生市・今立町合併協議会策定の新市建設計画の中で、新市の総合的な住宅政策により、建てかえ事業や計画的な供給事業の推進と快適な生活環境の形成が示されたことから、新たに中心市街地への市営住宅建設や今立町営住宅の建てかえも含めて見直しを行っている。市としては、基本的に低所得者層を対象とした市営住宅を整備していくとともに、高齢者優良賃貸住宅の建設費や家賃の補助なども考えているところから、民間への助成制度の活用も視野に入れながら、今後の市営住宅政策については、新市において、現在の本市の再生マスタープランとの整合性を図りながら、合併後の新市におけるよりよい住宅環境が整備できるよう、全体バランスをとって進めていきたいとの方針が示されました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、本件につきましても原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、建設
委員会の審査の結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 蔭山総務文教
委員長。
◆総務文教
委員長(蔭山千代治君) 〔登壇〕ただいま議題となっております議案第117号のうち、総務文教
委員会に付託されました 第1条 歳入歳出予算の補正中 歳入全部 歳出第1款 議会費 第2款 総務費 第4款 衛生費中1項3目斎場費 第9款 消防費 第10款 教育費 第2条 債務負担行為の補正 第3条 地方債の補正につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本件につきましても、去る15日の
委員会において関係理事者の出席を求めて審査いたしました。 審査に当たりまして、特に本会議においても論議のありました歳出第2款総務費7項1目生活安全対策費に計上された防災施設設備工事費や備品購入費など防災対策費用の追加計上に関して、委員から、今回の福井豪雨や台風災害時の対応を振り返ってどう考えているのかがただされ、理事者から、今回の対応に当たっては、過去本市においては
避難勧告発令の経験がなかったことから、避難所開設時の対応やその後の情報収集、情報伝達等において教訓とすべき点が多々あったところである。また、災害対策本部の立ち上げを通じて、災害時における人的対応のあり方や物資の輸送といった点で貴重な経験や教訓を得ることができた。今後、防災計画の見直しや防災体制の充実に今回の経験を生かしていきたいとの答弁がなされました。 重ねて、委員からは、災害には風水害や地震災害だけでなく、さまざまなものがある。今回の教訓を十分生かして、あらゆる災害に対応できる万全の庁内体制整備など防災対策の充実に努められたいとの強い要望が出されました。 また、債務負担行為の補正に計上された中学校給食調理業務の委託事業に関して、委員から、中学校給食における「IT給食ソフト」は多額の経費をかけて構築したものであり、武生市の知的所有権として速やかに登録し、保全措置をとるべきではないかとただされ、理事者からは、この12月ですべての中学校で試行が始まったことを契機に、ソフトの保全のため知的所有権としての登録や販売の可能性も含めて、今後検討・研究を進め、適切な対応をしていきたいとの答弁がなされました。 以上、審査に当たって特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、本件につきましても原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務文教
委員会の審査結果の御報告といたします。
○議長(
福田修治君) 各
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案に対する各
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本案については、各
委員長の報告どおり決することに異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、議案第117号は原案どおり可決されました。 ================
△日程第21 議案第118
号 ~日程第29 議案第126号
○議長(
福田修治君) 日程第21議案第118号平成16年度武生市
土地区画整理事業特別会計補正予算第2号から日程第29議案第126号平成16年度武生市
工業用水道事業会計補正予算第1号までの9案を一括して議題といたします。 9案に関し、各
委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 佐々木建設
委員長。
◆建設
委員長(佐々木富基君) 〔登壇〕ただいま議題となりましたうち、建設
委員会に付託されました 議案第118号 平成16年度武生市
土地区画整理事業特別会計補正予算第2号 議案第119号 平成16年度武生市
下水道特別会計補正予算第2号 議案第122号 平成16年度武生市
農業集落排水事業特別会計補正予算第2号 以上3案につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る15日の
委員会におきまして関係理事者の出席を求め、審査をしました結果、3案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、建設
委員会の審査の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君)
北野福祉民生委員長。
◆
福祉民生委員長(
北野光夫君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、
福祉民生委員会に付託されました 議案第120号 平成16年度武生市
国民健康保険特別会計補正予算第1号 議案第121号 平成16年度武生市
老人保健特別会計補正予算第1号 議案第123号 平成16年度武生市
介護保険特別会計補正予算第2号 以上3案につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましても、去る13日の
委員会において関係理事者の出席を求めて審査いたしました。 審査に当たりましては、特に議案第123号の
介護保険特別会計補正予算の質疑において、委員から、
介護保険制度が2000年にスタートした後、給付費の
大幅増嵩が課題となっている現状において、来年度の
制度見直しに当たって方向性を変えていこうとする状況の中、
介護保険サービス事業者に対する
保険給付費の支払い時における請求内容の審査方法など、
保険給付費用支出の厳正化、適正化等に関してただされ、理事者からは、本市における
介護保険利用者へのアンケート調査の折、
利用者からの相談を受けて当該事業者に対して県の指導を求めた事例もあり、今後ともケアマネジャーを含めた事業者連絡会の充実を図り、県とタイアップしながら、なお一層
保険給付の適正化に向けた取り組みを進めたいとの答弁がなされ、重ねて委員からは、介護認定作業は武生市を含めた周辺の7市町村共同で行っており、武生市だけの問題ではないため、他市町村にも呼びかけ、連携を深めながら関係している事業者に対する適切な指導を強められたいとの要望意見も出されました。 以上、審査に当たり特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、議案第120号、議案第121号、議案第123号の3案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、
福祉民生委員会の審査結果の御報告といたします。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 城戸ガス水道特別
委員長。
◆ガス水道特別
委員長(城戸茂夫君) 〔登壇〕ただいま議題となっておりますうち、ガス水道特別
委員会に付託されました 議案第124号 平成16年度武生市
水道事業会計補正予算第2号 議案第125号 平成16年度武生市
ガス事業会計補正予算第1号 議案第126号 平成16年度武生市
工業用水道事業会計補正予算第1号 以上3案につきまして、
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本3案につきましては、昨16日に
委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、3案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、ガス水道特別
委員会の審査結果を御報告いたします。
○議長(
福田修治君) 各
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 9案に対する各
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本9案については、各
委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、議案第118号、議案第119号、議案第122号、議案第120号、議案第121号、議案第123号、議案第124号、議案第125号、議案第126号の9案はいずれも原案どおり可決されました。 ここで、報道機関から議場の写真撮影の申し出があり、議長においてこれを許可いたしますので御了承願います。 ================
△日程第30 議案第142
号 ~日程第34 議案第146号
○議長(
福田修治君) 日程第30議案第142号武生市及び今立郡今立町の
廃置分合についてから日程第34議案第146号武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う
農業委員会の選挙による委員の任期に関する協議についてまでの5案を一括して議題といたします。 議案に関し、
委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 蔭山総務文教
委員長。
◆総務文教
委員長(蔭山千代治君) 〔登壇〕ただいま議題となりました 議案第142号 武生市及び今立郡今立町の置分合について 議案第143号 武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う
財産処分に関する協議について 議案第144号 武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う議会の議員の定数に関する協議について 議案第145号 武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う議会の議員の在任に関する協議について 議案第146号 武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う
農業委員会の選挙による委員の任期に関する協議について 以上5案につきまして、総務文教
委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましては、去る12月14日に
委員会を開き、あわせて都市づくり対策特別
委員会との連合審査会を開催し、関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、5案いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務文教
委員会の審査の結果の御報告といたします。
○議長(
福田修治君)
委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君)
玉村正夫君。
◆(
玉村正夫君) 〔登壇〕私は
日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となっています議案第142号武生市及び今立郡今立町の
廃置分合について、議案第143号武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う
財産処分に関する協議について、議案第144号武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う議会の議員の定数に関する協議について、議案第145号武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う議会の議員の在任に関する協議について、議案第146号武生市及び今立郡今立町の
廃置分合に伴う
農業委員会の選挙による委員の任期に関する協議について、以上5議案に対して反対の立場で討論を行います。 私ども
日本共産党は、今、全国的に進められているいわゆる平成の大合併における国による市町村合併の押しつけに対しては、きっぱりと反対の立場であります。 今、平成の大合併では、政府・与党が目指しているのは、自治体のリストラであり地方自治のじゅうりんであります。 自治体リストラというのは、国にとっては金のかからない地方制度づくりであり、財界が望んでいる地方制度づくりでもあります。また、効率の悪い地方の市町村を合併し、そこから財源を引き揚げて都市に集中しようというのが財界の戦略でもあります。そして、総務省などは、市町村合併は画期的な行政改革、市町村合併すれば安上がりになると繰り返し明言しているほどであります。 このような全国で起きている合併の動きは、市町村の側から自発的に生まれたものではほとんどなく、国による都道府県を動員しての合併押しつけが強力に進められているものであり、地域住民や市町村の意思ではなく上から押しつけるという、まさに地方自治のじゅうりんそのものであります。 同時に、私どもは、それぞれの地域の合併はそれぞれの地域で決めるべきという立場であり、たとえその地域の合併が国の押しつけの中で生まれているものであっても、だから反対という単純な立場はとっていません。その地域の合併が、地域住民の利益に照らして一体どういうものであるかを具体的に分析することが大事であると考えています。 私どものこのような立場での合併を考える基準は、基本的には2つあります。1つは、地域住民の利益を守るという地方自治体本来の任務に照らしてどうかであり、もう一つは地域住民の意思を尊重して決めるべきという地方自治の本旨にのっとった立場であります。 今回の武生・今立合併協議会は、50年に一度あるいは百年の一度あるかわからない市町村合併という大問題を、ことし1月29日に発足し11月29日までのわずか10日間の超スピードで、もとい10カ月間の超スピードで協議を終えるという、市民にとってはじっくり考える余裕を与えないというものでありました。 その上、市民の毎日の暮らしにとっては大変に大事な問題である国保税の税率、
介護保険料、保育園、幼稚園の保育料、ごみの収集回数など、住民サービスや負担問題など各種の調整を合併後の検討課題として先送りし、そして新市の名称についても武生市の名前を残してほしいとの武生市民の大多数の声を無視できないという合併協議会委員の方々の反対意見があったにもかかわらず、合併協議会で多数決で決めてしまったというものであります。 そして、今回の合併の進め方は、住民投票も行わず、全住民対象のアンケートもとらないという、合併の是非について住民の意思を問おうとしない、住民不在も甚だしいものであったというのが、私どもの認識であります。 先日、私のところへ武生市を愛する市民の方からはがきをいただきました。その内容は、合併後の名称が武生市ではなく越前市になろうとしているのが、絶対反対です。武生市の名称をなくすことを大多数の市民が望んでいるでしょうか。これを確認するまでは、合併協定調印、議会の議決は延期すべきであります。市会議員の皆様は、その名称が武生市にならないのならこの合併はできないときっぱり決めていただきたいというものです。 今回の合併の相手側である今立町では、今立町の合併を考える会の方々による合併の是非を問う住民投票条例の制定を求める署名運動が展開され、わずか1週間余りの間に直接請求に必要な50分の1の221人を大きく上回り、1,331人の町民の方々がこれに同意をされ、1月中旬にも辻岡今立町長に対し本請求を行うことが確実となりました。 このような武生市民、今立町民の動きは、今回の合併が大多数の住民の合意が得られていないというあらわれではないでしょうか。 先般、国は現行の市町村合併特例法を改定しましたが、その一番のポイントは合併期限の延長であります。それまでは、現行法の期限である2005年3月31日までに合併をし、新自治体としてスタートすることが特例適用の要件でありました。それが、来年の3月の議決と知事への申請でも間に合うこととなりました。 そして、これまでと異なったことは、合併特例債制度をなくすこと、普通交付税の特例期間を段階的に短縮すること、合併特例区、地域自治区制度を設けたことなどであります。 確かに、合併特例債という制度はなくなりましたが、1995年からある地方債については特別の配慮をするという規定は新法でも残りました。この特別な配慮規定に基づく合併市町村まちづくり推進事業という制度は、財政力の弱い地域の場合は算入率が特例債と同じ、約70%の優遇で、全体として特例債と大差のないものであります。 ただ、合併特例債の場合は、庁舎建設にも使えるなど、合併市町村の建設に役立つという大儀が立てば、使い勝手がよいようになっているだけであります。そして、過疎の地域であれば、過疎債や辺地債など、合併債と同じ条件の地方債もあるわけであります。また一方では、地方交付税の算定特例の期間は、合併時期が先になればなるほど短くなりますが、今年度から6年間の間の合併では、いつ合併しても算定特例が切れるのは2014年度か2015年度の違いだけであります。現行法での合併でも新法での合併でも、ほとんど変わらないのであります。 合併特例債があるうちにと、合併の是非を十分に検討しないまま、大事なことを先送りして、とにかく合併申請だけするような進め方は何としても避けなければなりません。その際には、新しい特例法の規定などを踏まえて、現行法に固執せず、新法のもとで慎重な検討をすべきであると考えます。市長が、なぜ合併特例債があるうちにと、合併申請を急ぐのか、理解に苦しむところであります。 現行法の改正での事実上の期限の延長を活用して、慎重な協議を行い、住民不在、議論先送りの協議を改めていくために、いま一度合併協議会を再開して、地域住民の利益を守るという地方自治体本来の任務に照らしてどうか、地域住民の意思を尊重して決めるべきという地方自治の本旨にのっとった立場で再度協議を進めていくべきであります。 このことを強く求めまして、私の反対討論にかえさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 〔登壇〕ただいま議題となっております議案第142号から議案第146号までの武生市と今立町の合併に関する各案について、私は合併協議会に参画をした者の一人としても、そしてまた議員の一人として、賛成の立場で討論をしたいと思います。 武生市の将来を左右する大事な議案でありますので、丁寧に時間をかけて述べさせていただきたいと思います。 私は、今回の合併は、現在の武生市が、将来の長きにわたって、今日までの先人たちが営々と築いてきた歴史ある文化や産業や当地域としての底力を今後とも継続、発展させるために必要不可欠なものであると考えています。 近年の地方自治体を取り巻く状況は、加速する地方分権の動き、ますます顕著となる少子・高齢化社会、それらと関連する地方財政の厳しさなどですが、この動きは武生市にも確実に迫っています。 それらに対応し、これまで以上の活力ある武生市とするためには、行政と市民がみずから自分たちの地域づくりにこれまで以上に目標と希望を掲げて、より主体的に、能動的にかかわらねばなりません。 その一つとしては、武生市自治基本条例に基づきながら、市内13地区における地域振興事業の展開や幅広い市民活動の活性化などが求められていますが、行政としての責任は、市民の安全と暮らしを守り、当地域の継続ある発展のために大胆な行財政改革を行うことだと考えます。 私が述べる行財政改革は、行政サービスや職員を削減するだけの狭い範囲の施策ではありません。むしろ、今日の複雑多様化する時代に合わせた市民サービスの充実を図るために、自治体の機構や行政サービスのあり方を改革をしようという方向であります。 さて、五十数年前、市内の多くの人々のこの動きは、例えば歩くとか自転車とか荷車でした。やがて自動車が走り、今では家族の数だけ車を持つ家庭も少なくありません。情報も、ラジオからテレビ、そして世界を数秒でつなぐインターネットの時代になり、電話も集落に数件であったものが、今は一人一人が携帯電話を持つ時代です。人も物も経済も、速く、広く、あらゆる境界を難なく乗り越えて動くボーダレスの時代、自治体の境界だけがいつまでも過去の枠の中で物事を処理する時代ではありません。 行政も、それに合わせた機動性と広域的なサービスを提供する仕組みが必要です。合併は、その対応策の一つでもあります。 合併によって、武生の特色が薄くなると心配される方もいますが、それは今後の具体的な施策の展開と地域に住む私たち自身の生き方と活動によってカバーされるものではないでしょうか。 現在の武生市も、昔の武生町に加え、近隣の多くの村々と合併することにより今日の武生市となり、県下第2の都市としての地位を築き、発展をしてきています。もし、今も近隣の村々が合併せずに存在した場合と今日の武生市を比較した場合、どちらがよかったのか。私は合併したことを後悔をしている地区はほとんどないと思います。合併しても地区名は残り、地域の特色ある文化も催しも続いていると思います。それらの歴史は、合併によって左右されるものではなく、そこの地域に住む人々の生き方によってこそ、続いたり消えたりするものだと私は考えます。 まして、今回、武生市と地理的にも歴史的にも社会活動も、極めてつながりが深く、パートナーとしては申し分のない今立町との合併です。細かな日常生活に関する行政上のサービスや税金や料金などの仕組みについては、さきの合併協議会で現状よりマイナスとならないようにきちんと私ども確認をしてまいりました。 次に、財政的な問題です。 御承知のとおり、国は三位一体の改革と言いつつ、現実的には地方への交付税などを削減するだけで、財源移譲や権限の移譲には消極的です。この結果、地方自治体は、さらなる厳しい財政運営を強いられ、町村の多くでは来年度の予算も組めないという悲痛な声さえ上がっています。さらに、経済動向の回復がおくれ、法人市民税、さらには固定資産税の伸びも期待できる状況ではありません。幸いに、武生市では多くの企業や市民の活躍により一定の税収が確保されているものの、今後の厳しさという点では情勢を正しく見きわめた認識が必要です。 合併協議会の試算では、今回の合併に対し、国や県の交付税や補助金で147億円の財政支援、歳出面でも今後10年間で人件費63億円、その他経費33億円等の削減が見込まれ、あわせて当面の財政的な合併効果は約250億円と示されています。これらの財政効果を有効に活用するならば、市民の皆さんから寄せられている多くの要望や地域整備も、合併しない場合に比べ、より早く達成できる道が開けます。 先ほど、今回の合併特例法と新規の合併特例法について、余り変わりはないという意見でありましたが、これは事実上、法律を見て計算をすれば、現在の合併特例法の方が数段有利であるということは明らかだということもつけ加えておきたいと思いますし、この点も合併に賛成する理由の一つであります。 次に、今回の合併で市民の皆さんから多くの御意見や御心配あるいはおしかりも受けております新市の市庁舎の位置や新市名などについても、私の意見を申し上げ、各位の御理解をお願いしたいと思います。 今回の合併に当たり、三木市長は当初から「越前ブランドで結ぶ自立都市」を掲げ、いわゆる丹南地域の大合併を近隣市町村に呼びかけました。議会でもその方向を支持し、これまでに河野村や鯖江市、そして今立町との合併協議会設置の議案に賛成をした経過があります。そのうち、河野村は南越前町への合併を選択し、鯖江市は福井との合併を目指したものの、市長リコールなどの経過がありました。現実的には、今立町との合併という今日の状況です。 しかし、私は、先日の鯖江市長の発言にもあるように、今もなお、丹南地域の各市町村はいずれ同じ地域の仲間として大同合併の日が来るであろう、またその方向が正しいと思っている人が圧倒的に多いと肌で感じています。それゆえに、今回の武生市と今立町の合併は重みを持ち、新庁舎の位置も新市名も、その将来の姿を展望したものとして考えることが大事であり、そのことも含めた総合的な判断が現在のこの政治の場にいる私たちに与えられた責務の一つだと考えます。 庁舎移転による中心市街地の衰退も心配されていますが、それは今後の行政としての具体的な施策とこの地域に住む人たちの取り組みで克服すべき課題だと思います。今後、跡地利用策を地元と一緒になって研究する中で、古い文化的歴史を持つ武生市の財産であるこの市街地の活性化を図ることこそ重要です。幸い、新庁舎建設は、合併後5年をめどにすることになっています。時間はあります。その具体的な内容を煮詰めていくのは、これからです。合併による庁舎移転を新たな市街地活性化のばねとすること、そして移転しても窓口サービスなどの利便を確保していくことは、行政の責任として当然のことだと思います。 その上で、新庁舎は、将来の丹南地域すべての自治体の多くと市民がアクセスしやすく各種交通拠点の近くに位置する場所である国道8号線沿いの北部地域に建設する協議会の案は、将来を見据えた新庁舎としての役割を十分に果たし得るものと考えています。 次に、新市名は、合併協議会の中で「越前市」と決まりました。今も市民の方々から武生市を残せとの意見も聞いています。しかし、合併という大きな作業は相手方との合意が原則です。今回の今立町との合併は対等合併です。吸収合併ではありません。双方が互いによく話し合い、意見が対立することがあっても、最終的には相手の立場や将来の行く末を第一に考えてこそ成り立つものだと考えます。 率直に申し上げて、私は、協議会の多くの議論の中で、新市名以外でも何度かこの合併協議会を振り出しに戻そうかとの気持ちに揺れ動いたこともありました。しかし、この合併協議会は何のために設置されたのかを思い、議会や市民の皆さんが武生の発展のために合併は必要だという合併への期待の大きさを考えたとき、私はやはり前に進むべきだ、こう思って、思い直してまいりました。それはほかの委員さんも同じだったと思います。まさに、三木市長の言われる将来を見据えながらの「節度と度量」、そして「信頼と協調」の精神でした。 私は、自治体の名前は、府中から武生へ変わったように、今の武生も今後ずっと永遠に変わらないものではないというふうに思っています。50年前に武生市へ合併した幾つもの近隣町村、村々は、みんな名前を変えてきました。当時、その村の人たちも長年にわたってなじんできた名前を惜しみ、大きな反対運動もあり、県庁まで押しかけた歴史も聞いています。それでも、未来を見据え、将来の大きな発展を願って合併をしたのです。その痛みと希望の上にこそ、今日の県下第2の都市武生市があるわけです。 私は、できるならば武生市を残したいと努めてまいりましたけれども、現実的に武生の名前を守ることと将来を見据えた合併というこの2つのものの重さと大きさを考えた場合、名前にこだわって合併そのものを壊してしまうことは、今の武生市にとっても将来の武生にとってもプラスにはならないと自分の気持ちを静めました。 新市は、現在の武生市民と今立町民の双方が同じ立場と権利をもって力を合わせてつくり上げるものです。今立の人も武生市民と同じように今立を愛し、今立町という名前に愛着を持っているでしょう。そのことに思いをはせず、ただ数の力で「武生だ、武生だ」と押し切っていくことが、新しい都市づくりにプラスの力として作用するでしょうか。私はそうは思いません。 この地域の人々が「越前」に執着するには、それだけの魅力と大きさがあるからだと思います。全国的に通用する名前であることも一つの理由でしょう。そして、市長が言ってきた歴史に裏打ちされた越前ブランドの伝統や文化、特産品などが地域全体に根づいているからだと思います。古来、北陸地方の総称にまで使われていた「越の国」、その越前の首都は国府であり府中であり武生と名前を変えたこの地でありました。そのことから考えれば、新しい市がこの地域の中心地として「越前市」と名乗っても特に不自然ではなく、「古きを学び、新たな歴史をつくる」意味も込めて、相当の理由と意義があると私は考えます。 また、今回の新市が越前市と名乗ることによって、南越前町、新越前町、越前市、名実ともに越前ブランドによる「越前グループ」として一体感が強まるものと考えます。このグループは、排他的な競争関係になるのではなく、互いの協働と連帯の関係で一体化した情報発信をしながら、ともに発展を目指すべき地域です。そして、鯖江市も含めた「大越前市合併」への一里塚にもなる願いを込めた名前であることも御理解をいただきたいと思います。 これらの件について、私はこれまでに協議会委員や議員として、市内何カ所かの説明会でも説明をさせていただいたり、私の周辺の方々にも今回の経過を幾つかの会合で報告をしてまいりました。新市名について御意見はありますけれども、総体としては合併に賛成と理解をいただく方が圧倒的に多かったことも最後につけ加えさせていただきたいと思います。 以上、多くの意見を申し上げましたが、結論は各議案に対して賛成の立場であります。議員各位の御理解と御賛同を切に願いまして、私の賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本5案に対する
委員長の報告は、原案可決であります。 本5案については、各
委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます〔
賛成者起立〕
○議長(
福田修治君) 起立多数と認めます。 よって、議案第142号、議案第143号、議案第144号、議案第145号、議案第146号の5案はいずれも原案どおり可決されました。 ================
△日程第35 議案第147号
○議長(
福田修治君) 日程第35議案第147号
人権擁護委員の
候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 なお、議案はお手元に配付のとおりであります。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 〔登壇〕ただいま議題となりました議案第147号
人権擁護委員の
候補者の推薦につき意見を求めることについて、提案理由の御説明を申し上げます。
人権擁護委員の
候補者として推薦いたしたく提案いたしました山田洋三氏は、昭和39年に慶応義塾大学経済学部を卒業された後、山兵株式会社に入社され、取締役を経た後、平成11年6月に同社代表取締役に就任されるほか、株式会社アイエスを設立し、同社の代表取締役に就任されるなど、実業家として御活躍をされている方でございます。 人格識見とも高く、広く社会の実情に通じておられることから、まことに適任であると存じまして御提案をいたしたものであります。 よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
福田修治君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案については、これに同意することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、議案第147号は原案どおり同意することに決しました。 これをもって本
定例会に付託された案件の審議はすべて終了いたしました。 ================
○議長(
福田修治君) 〔登壇〕12月定例市議会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位におかれましては、本議会の運営に絶大なる御協力を賜り、また市民の期待を担って住民福祉の向上と武生市発展のため御活躍いただいておりますことに対して、深甚なる敬意を表するものであります。 また、理事者におかれましては、厳しい行財政の中で住民の多様なニーズと市勢発展のため御尽力いただきましたことを、改めて敬意を表し感謝を申し上げます。 特に、武生市・今立町の合併調印式が先日13日にとり行われたところでございますが、振り返りますと、平成13年に関係議会議員で構成された市町村合併等研究会での研究、引き続き本市議会に設置した市町村合併対策特別
委員会での調査研究に始まり、周辺自治体との間で幾多の変遷を重ねながら、組織体制づくりの中で最も困難な一つに上げられる合併に向けて、議会の立場において調整を図ってきたところであります。 そして、法定合併協議会設置のこの1月から、各般の数々の貴重な論議を経て今日に至り、具体的な道筋が立ったことは御同慶にたえないところであります。 また、国内に目を転じれば、ことしは災いが多く降りかかった1年でありました。大型台風が幾度となく上陸し、特に10月20日の台風23号に伴う豪雨によって、各地で家屋や農作物などに数多くの被害をもたらしました。そして、その直後の新潟県中越地震により、今なおそのつめ跡が残っているところであります。これら被災地の一刻も早い復興、復旧を願ってやまないところであります。 武生市においても、この間、程度の差はあれ、同様に豪雨災害は免れなかったところであり、また災害対策本部体制の中で
避難勧告発令など、緊急事態に直面したところであります。市民の財産と生命を守らなければならない自治体の基本的な役割について、改めて自覚し、これを教訓として今後の防災体制づくりが緊要であります。 さて、政府は、景気現状について、一部に弱い動きはあるが回復基調にあるとしております。しかし、いまだ地方においては低迷が続いている感が強いのであります。そのような中で、国にあっては来年度予算編成の基本的な考え方として、構造改革を一層推進するための改革断行予算を続行するとし、公共投資関係費などを抑制する予算制度改革を本格化させるとしております。 一方、国と地方の役割を見直し財政面での自立を図るとともに、真の地方自治の確立を目指す三位一体の改革については、よりよい方向づくりため、国と地方が対等の立場で真剣に協議を重ねておりますが、多くの課題が先送りされており、地方はさらに国民の幅広い理解が得られるよう協調し、強力な運動展開をしていかなければならないところであります。 市の財政状況についても、本年度の市、個人市民税を初め税収の落ち込みから、引き続き大変厳しい状況になっており、今後はなお一層財政運営に厳しさが増すものと見込まれております。 このような困難な状況にあってこそ、市議会の機能を十分に発揮し、地域住民の声を市政に反映させることが重要であると考えております。 このように、本市は将来の命運を分ける重要な課題が山積しておりますが、理事者におかれましては、さきの9月
定例会で可決された自治基本条例のもとに、今後自立した地方自治をさらに進化させるとともに、市民と行政の協働によって市民本位のまちづくりを目指され、市民が安全で安心して心豊かに暮らしていける市政運営に努められるよう期待する次第であります。 いよいよ厳しい寒さに向かう時節となってまいりましたが、議員、理事者、市民の各位におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、御健勝のうちに幸多き新年を迎えていただきますことを御祈念申し上げ、簡単ではございますが、本年最後の
定例会の閉会に当たってのごあいさつといたします。どうもありがとうございました。(拍手)(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 〔登壇〕平成16年第6回市議会
定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 去る6日に開催されました
定例会におきまして、正・副議長を初め議員各位におかれましては、本会議並びに各
委員会を通じ、慎重かつ熱心な御審議をいただき、追加提案させていただきました今立町との合併に伴う
廃置分合関係諸議案並びに平成15年度の各会計決算認定、平成16年度各会計補正予算、条例改正など、上程案件をいずれも原案どおり御決議を賜り、厚くお礼申し上げます。 諸案件の審議を通じて賜りました議員各位の御高見につきましては、今後の予算執行あるいは政策立案の中に積極的に反映させるよう努めてまいる所存でございます。 さて、この一年を顧みますと、議員各位の温かい御支援、御協力を賜り、諸事業が順調に進展しましたことに、まずもって厚くお礼申し上げますとともに、ここでその幾つかについて触れさせていただきたいと存じます。 まず初めに、地方分権時代に呼応しつつ、いわば半世紀に一度の究極の行財政改革の好機ととらえ取り組んでまいりました今立町との合併問題についてでありますが、今日に至るまでには議会はもとより市民の中で多くの論議をいただき、ようやく明年10月1日に越前市が誕生する運びとなりましたことは、まことに感慨深いものがあります。 今回の今立町との合併は、平成14年に「越前ブランドで結ぶ自立都市」構想を提唱して以来、ようやく構想実現のための第一歩を踏み出したところとも言えるかと思います。今議会でも御論議いただきました新市の名称につきましては、近い将来必ず論議されるであろう「丹南は一つ」を目指す再編成も視野に入れたものであることを今後も市民に十分説明するとともに、周辺自治体とも将来のこの丹南地域の発展を真剣に論議してまいりたいと考えております。 次に、防災対策についてでありますが、本年は、福井豪雨のほか、全国的には幾つもの台風、地震と未曾有の大きな災害が多発し、住民に密着した基礎的自治体である市の最も重要な仕事としての安全・安心のまちづくりについて、多くの教訓を得た年でもありました。 武生市においては、幸いにも大きな被害には至らなかったものの、行政は言うに及ばず、地域並びに市民一人一人の非常時における心構えと日ごろからの訓練の重要性を再認識したところであり、市といたしましても、市民の貴重な生命と財産を守るため、今後の備えに万全を期してまいりたいと存じております。 ところで、6月に、武生市西部地域が里地里山再生モデル事業の実施地域として全国4地域の一つとして選定されて、地元住民と連携し、里地里山再生に係る地域戦略の策定に向けた取り組みが始まったほか、私の公約の一つに掲げておりました新図書館についても、平成18年7月オープンを目指して、中央公園内での建設が始まります。また、全国刃物サミット、めだかシンポジウム、スポーツレクリエーション祭など、ことしは全国から多くの人をお招きし、武生の歴史、伝統、文化の一端を堪能していただくとともに、全国に情報発信できた年でもありました。 また、直近の話題として、県並びに関係機関とともに長年要望してきました北陸新幹線の早期整備につきましては、昨日発表されました政府・与党整備新幹線検討
委員会申し合わせにより、福井駅部の認可と新幹線予算による17年度着工が決定し、ようやく福井の地にも力強いつち音が響くこととなりました。 また、南越-敦賀間については、所要の手続を経て、直ちに工事実施計画の認可申請を行うことが明示されたことは、南越駅以西への延伸に一歩を踏み出したことと喜んでいるところであります。 これも、今日までの長年にわたる運動の成果であり、御支援、御協力いただきました議員各位並びに経済界など各界各層に対し、厚く感謝申し上げます。 今後にあっては、県並びに経済界はもとより、沿線住民の総意を結集して、新幹線(仮称)南越駅までの早期着工を継続して強く要望しなければならないと決意を新たにいたしており、引き続き御支援を賜りますようお願いいたします。 このように、本年は将来の創造的な発展を願い、新市に向けての都市基盤の整備に加えて、武生市自治基本条例の制定など、新たな社会システムの構築の礎を築いた大きな変革の一年でありました。 今後にありましても、民主主義の基本である住民自治をどう進展させるのか、そしてどう進展させるのかの視点に立ち、さきにスタートした地域振興事業における、地域でできることは地域での考え方のさらなる定着を図りつつ、諸施策の推進に全力を傾注してまいりたいと考えております。 最後に、議員各位には、この一年間、市政全般にわたり市民の代表としてその重責を果たされ、本市の発展と市民福祉の向上のために御尽力賜りましたことに、深く敬意をあらわし、心から感謝申し上げます。 師走も半ばを過ぎ、何かと慌ただしい時期ですが、議員各位にはくれぐれも御自愛いただき、御家族ともども、平成17年の新春を御健勝のうちにお迎えになられますよう御祈念申し上げ、あいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) ================
○議長(
福田修治君) 以上をもちまして平成16年第6回
武生市議会定例会を閉会いたします。 閉会 午後3時49分
地方自治法第123条第2項の規定により上記会議のてんまつを証するため、ここに署名する。 平成16年12月17日 武 生 市 議 会 議 長 副 議 長 議 員 議 員 議 員...