越前市議会 2004-12-08
12月09日-03号
旧
武生市議会 平成16年12月第 6回定例会 平成16年第6回
武生市議会定例会(第3号) 平成16年12月8日の会議に引き続き、平成16年12月9日午前10時から会議を再開した。 =======================================1
議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│ 平成16年第6回
武生市議会定例会議事日程 ││ 平成16年12月9日午前10時
開議 ││ 第 3 号 ││ 第1 一般質問 │└─────────────────────────────────────────┘ =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第1 一般質問 日程追加 意見書案第13号 平成17年度
地方交付税所要総額確保に関する意見書の提出について =======================================3 出席議員(27人) 1 番 関 利英子 君 2 番 小 形 善 信 君 3 番 安 立 里 美 君 4 番 川 崎 悟 司 君 5 番 城 戸 茂 夫 君 6 番 宮 川 隆 君 7 番 西 野 与五郎 君 8 番 佐々木 富 基 君 9 番 中 西 眞 三 君 10番 欠 番 11番 北 野 光 夫 君 12番 池 田 芳 男 君 13番 田 中 祐 治 君 14番 増田 太左衛門 君 15番 関 正 美 君 16番 前 田 修 治 君 17番 長谷川 仙一郎 君 18番 福 田 修 治 君 19番 上 田 忠 男 君 20番 嵐 等 君 21番 蔭 山 千代治 君 22番 玉 村 正 夫 君 23番 伊 藤 藤 夫 君 24番 金 子 芳 巧 君 25番 玉 川 喜一郎 君 26番 山 本 清 内 君 27番 片 粕 正二郎 君 28番 宮 本 義 利 君4 議 事 開議 午前10時00分
○議長(
福田修治君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議の遅刻届が
西野与五郎君から参っておりますので、御報告いたしておきます。 ================
△日程第1 一般質問
○議長(
福田修治君) 日程に入ります。 日程第1一般質問を行います。 昨日の会議に引き続き一般質問を続行いたします。 まず、発言順位5番、
関利英子君。
関利英子君。
◆(
関利英子君) おはようございます。
関利英子でございます。きょうは本当に最高にいいお天気になりました。さわやかに質問をさせていただきたいと思いますので、さわやかな御答弁をよろしくお願いいたします。 まず、
市民バスについてお伺いいたします。 この
市民バスは、
高齢化社会を迎えまして、車を運転できないそういう方たちのために、移動手段を提供するために導入いたしました。でも、残念なことに利用される方が余りにも少ない現状でございます。 どうして利用してくださらないのかということで、私も大変心配いたしまして、何回か
市民バスに乗ってみました。一生懸命考えましたけども、やはり不便なんだなということがわかりました。そして、余りおもしろくない。それで、私、去年の3月の議会で提案をさせていただきました。質疑のときに、たくさん提案したんですけれども、まず停留所を
ショッピングセンター何とか前とか、そういうわかりやすい名称にしてはいかがでしょうかっていうのも言わせていただきましたね。それから、大型店舗とか病院などはルートに入れまして、そして協賛という形でコースの停留所になっていただくっていう、そして何々病院においでの方はここでおおりになると便利でございますという、そういうアナウンスを流してはどうでしょうかっていうのを提案いたしました。それから、回数券も発行したらどうでしょうっていうのを提案いたしまして、回数券の販売場所もあちらこちらの商店で販売すれば、周知徹底するのによいのではないでしょうかっていうことを御提案申し上げたわけです。 部長はそのとき、検討させていただきますというふうに御回答くださいまして、お待ちしておりましたけども、提案は一つも実現しなかったですね。 それで、再びまた去年の9月に一般質問で、今度はそのときは静岡県の掛川市の例を引きまして御提案申し上げました。そこも
中心市街地の活性化を考慮に入れた循環バスなんですけども、やはりどこも高齢者がいるということで、車に乗れない方がたくさんいらっしゃるということで、バスを考えていらっしゃいました。 それで、新しい考えだなと思ったのは、企業とか市民とか商店、そういう方々がみんなでサポートするという、そういう形の循環のバスなんですね。ですから、
サポートパスといって会社、企業とか家族がたくさんいらっしゃるお宅とか、そこが
サポートパスというのを買うんです。そうすると、定期券みたいなんですけれども、家族だれが使ってもいいというそういうパスとか、また回数券、当然発行していらっしゃいました。1,000円券とかそれから5,000円、1万円という回数券。それもお売りになる場所も各所の商店です。 停留所にいたしましても、やはりそういう商店とかそういう企業が入っていまして、それからもう一つ言いましたのは、コースのマップですね、地図。これは本当にわかりやすくて、白黒の地図の上にコース2コースあるんですけど、色つけて、それを私は部長に、こんなコースの地図をつくっていただきたいということをお渡ししたかお見せしました。 運行時間も違います。朝7時スタートで夜は最終8時まで走っています。 そんなんでたくさん御提案申し上げました。その後、御研究されたのかどうかっていうことをまずお聞きいたします。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君)
市民バスの運行の中でのいろんな利用の促進も含めながら、どういった研究をしてきたかということでございますが、
議員お話しのように、私たち武生市としての
コミュニティーバスとしての役割の平成12年度から福祉バスというもので運行を開始いたしまして、その中で市民からいろいろと利用に対する要望やら御意見をいただき、そういった中での名称、また
運行ルートの内容、それから運行方法、それから停留所の位置ということで各関係機関とも相談をして取り組んできたとこでございます。 そういった中で、
随時利用者の立場からそういった改善を加えながら、平成15年度の、昨年でございますけども、4月から
市民バスとして本格的に運行を開始いたしました。先ほど議員さんがお話しのように、掛川市、いろんな全国の事例のお話もお聞きしておりまして、私たちもできるだけわかりやすく、また利用しやすい方法ということで、その
マップづくりにつきましても、ちょっと工夫が必要だろうということを認識で、実は仁愛大学の
コミュニティー科の先生、またその学生さんの協力のもとで、
一つ市民バスの路線図の
マップづくり、また学生さんにそういったものを利用した方法論をとりながら、昨年度、本年ですが、3月にそのマップをつくりまして、公民館また市民の皆様にこのマップをお渡ししているとこでございます。 いろいろと掛川市さんのいろんな参考事例を私たちも十分熟知したところでございますが、今後も市民にわかりやすい方法で、
市民バスにできるだけ
公共交通機関も含めながら利用するようなことを努めていきたいと思っておりますし、利用者が増加する方法を今後も十分研究してまいりたいなと思っているとこでございます。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) 今ほどたくさんおっしゃいましたけれども、結局私が申し上げた中で取り上げてくださったのはこの地図ですね。これは仁愛大学の学生さんにつくっていただいたということですけども、これ校正の段階で私、見せていただきたかったなと思ったんですね。一生懸命つくってくださって申しわけないんですけど、私が掛川市のお見せしたのと全く違うんですね。幾何学的なものはわかりにくいから、だめだから、掛川のああいう市内の地図が白黒でなっている中へ色ついたのでつけていただくとわかりやすいですよと言って提案申し上げたんです。ですから、ああいうのができてくると思ってましたら、もうできましたって見せていただいたのがこれだったんですね。これでは全く前と変わりません。 それで、あとたくさん申し上げました。回数券のこととかいろいろ、そこら辺まだ全然改善がされてないんで、またお願いしたいなと思うんですけども、今回それで次は島根県の安来市のバスのことを申し上げます。 安来市、ここはそれまで民間のバス会社が走らせてたんですけども、このバス会社がバスを撤退いたしました。路線バスがなくなる。それで、ほかのバス会社に運行管理を委託しまして、平成12年4月1日から、1市2町の広域で
コミュニティーバス運行を開始しています。 そのバス会社が自社のノウハウを生かし、地域密着型の効率的な運行をしております。病院への通院、通院バス、それから
買い物バス、そして通学バス、そして
観光ループバスなどがあります。全区間200円で、小学生が半額で未満児は無料でございます。 バスのデザインもすごくかわいらしい絵がかいてありまして、これ名称、愛称が
イエローバスっていいます。こういうデザインとか名称も一般公募で決めたそうです。ダイヤ表が全戸配布なんです。そんなに費用はかかりませんとおっしゃっていました、数十万円ていうことで。
ダイヤ改正が年に2回も行われるんです、市民の御意向を生かして。定期券とか回数券も当然あります。各所で販売されています。また、この回数券は特に全郵便局で販売されてるっていう。 このバス、
イエローバスですけども、市民の9割から支持をされているという、そのように物すごい人気のあるバスで、年々乗降人数がふえているそうであります。 このように、安来市のようなそういう皆様から愛される、そういう便利な運行が武生市でも可能なのかどうか、不可能なのかどうか、そこら辺をちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) 今ほどの安来市の
地域密着型バスというお話でございますけども、先ほど議員のお話のように、安来市の
コミュニティーバスの取り扱いについては、
交通空白地区においての
道路運送法の80条の許可を得る中で、みずからがバスを所有して、200円というような有償での運行するといった形態のようでございます。 私たちは、武生の地区におきましては、この路線バス、武生を起点にしながら越前海岸から南条郡、それからまたは今立郡の方に拠点として走っている路線バス、または私たちのこの
市民バス、または今年度の特区の中で全国展開しましたNPO等による有償輸送などもうまく組み合わせていくといったことも今後本市の
公共交通機関のあり方ということでの検討をすべきでないかなということも考えておるとこでございます。 本年11月に、総務庁の方へコースの空白地区の、言うなれば白山地区に
自治振興会でも有償の輸送を認めていただきたいということでの一応今提案もしているとこでございまして、できるだけ
公共交通機関に市民の皆さんが利用する方法を講ずるならば、路線バスの路線もふえてくる可能性も十分考えられますので、今後とも
市民ともどもがこのバスを、
コミュニティーバスを含めながら利用する方法を今後十分普及推進に、周知に図っていきたいなと思っているとこでございます。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) 武生市は80条でっていうことでされるっていうお話をお聞きしましたけど、これたしか21条だったと思うんですけども、それはよろしいですけれども、今白山の方にも自治振興で有償バスをって。つまり、
合併特例法に規定されている協定項目の中に、
交通関係事業っていうのがございますね。この2のところに、
コミュニティーバスについては現行のとおり新市に引き継ぎ、住民の利便性の向上を目指して3年をめどに調整すると、そのようにあります。ですから、このままの状態で3年間お続けになるっていうおつもりはないっていう、そのように私は今受け取りました。3年後の調整に向けて、今後どのような計画をしておられるのかとも、今部長が言われたそれがそのお答えかなと、そのように思います。 この
市民バスの目的は、たくさんの市民の方の足となることでございます。市がやることですので、営利目的ではございませんが、今の武生市の
市民バスの状況ですと、民間のバスでしたら採算がとれないということで、休止にするか廃止をせざるを得ないという、そういう状況かなって、そのように思います。この
市民バスは、市民の大切な税金で運行されているわけでございます。そんなんで、知恵を絞って、ぜひとも皆さんが利用していただけるような、そういうバスにしていただくのは当然であると思いますが、最後にこの件に関して、市長のお考えをお聞きしたいなと思いますが、よろしくお願いいたします。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 今、武生市で運行しております
市民バスは、初めから採算は考えておりません。いわゆる交通弱者の方々のために便宜を供与しようという目的で始めました。そして、その中で随分我々は我々なりに工夫して運行しているつもりでありますけども、まだまだ今おっしゃったように、先進的な試みもたくさんあると思いますので、これらを参考にしながら、さらに使いやすいものにしなければならないと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) ぜひともよろしくお願いいたします。 質問を次に行きます。 私は、2年前に議員にならせていただいて、2回目の一般質問でエイズ、HIV感染問題について取り上げました。HIVというのは
ヒト免疫不全ウイルスといいます。つまり
エイズウイルスのことなんですけれども、
厚生労働省の
エイズ動向委員会のまとめによりますと、昨年1年間の日本の
エイズ患者と
HIV感染者、これが合わせて976人に達したっていうことですね。ことしは9月26日の時点で既に821人に達しています。これは、年内に1,000人を超えるのはほぼ確実と言われているわけでございます。国連の
合同エイズ計画の報告によりましても、先進国で日本だけが増加に歯どめがかかっていないって、そのような報告がなされています。 前回も申し上げましたけども、福井県もエイズの前に若い女性、高校生とか中学生もです、性感染症である
クラミジア感染者、これがどんどん出てきているっていう、そういう事実がございます。これは、性体験の低年齢化に加えて、無防備な性交渉の背景があると、そのように報告が出ております。 それで、私が申し上げましたのは、予防教育を中学生や高校生で徹底する必要があると、そのように申し上げました。それで、ぜひエイズの講演会を開催していただきたいと、そのように要望したわけでございます。そして、私みずからも言うだけじゃなくて、昨年エイズの講演会を講師を招いて行いました。ことしも夏休みに入る前とそれから10月に、講師をお連れして高校に出かけまして、高校生の皆さんにエイズの講演会を開催したわけでございます。 夏休みの前の講演会は大変でした。暑くて500人を超える
高校生たち、体育館は蒸しぶろのようでしたけども、でも本当に1人も漏れなく真剣に最後までお話を聞いてくださいまして、そして感想がすばらしかったです。 エイズの知識は余り持っていなくて、自分には関係がないと思っていたが、きょうの講義を聞いて、自分には関係ないと思っていることが実は一番危険なんだということがわかりましたという、そういうすばらしい感想を下さいました。だから、本当に講演会をやってよかったなと、そのように実感いたしました。 それで、本当に子供たちに対する正しい予防教育が大事でございます。市長及び教育長は、今後この問題に対してどのようなお考えをお持ちかをお聞きしたいと思います。
○議長(
福田修治君)
眞目教育長。
◎教育長(眞目秀昭君) ただいま議員が御指摘のとおり、
教育委員会といたしましても、この
エイズ予防に関する教育につきましては、大変重要な教育の一つであると認識をしている次第でございます。 したがいまして、市内の各小・中学校では、保健学習がございますが、それの
年間指導計画の中に位置づけまして、エイズに関する正しい理解とかあるいは
エイズ予防に関する内容を取り上げている次第でございまして、今後とも重要な教育内容の一つとして指導してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) お答えします。 議員御指摘のような低年齢者の性教育については、やはり私どもは
教育委員会に専らお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) ぜひとも力を入れていただきたいと思います。 そして、9月に
NPO祭りが開催されました、たけふまつりにあわせて。そのときに、私、エイズに関するクイズを来られた皆様方にしていただきました。そしたらだれ一人として全問正解の方がいらっしゃらないんです。つまり、やっぱりエイズに関するそういう簡単なわかりやすいチラシを例えば、これはそのとき提案したんですけども、成人式なんかで若い人たちに配るとか、または広報に入れるとか、そのように普及啓発、情報提供をもうこの時期してもいいのではないかと、そのように思います。 先日、ある新聞に載っておりました。エイズには教育と啓発が重要なワクチンと、そのように書かれていました。そういうことに関して、担当部長のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) 現時点で武生市での患者数については公表されておりませんが、県ではエイズの患者数が9人、
HIV感染者数が23人とお聞きをいたしております。そういったことから、エイズに対する予防策としての教育啓発は重要ということで認識をしております。 そこで、性感染症の事業、これは県の事業でございますけれども、市でも重要ということで位置づけまして、その啓発事業といたしましては、10月に仁愛大学の大学祭で学生を対象にエイズ、
性感染予防講演会を実施したほか、11月25日から12月1日まで、性の健康週間ということでうたわれているんですが、その中では
福祉健康センターのロビー内で
パネル展示をいたしまして、またあわせてパンフレットを配布し啓発するように努めていった経過がございます。 またあわせて、来年2月には
福祉健康センターで市民を対象にこういった性感染症や性についての講演を実施する考えでいるところでございます。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) ぜひともよろしくお願いいたします。この2月に行われるのは私もお聞きしております。
健康増進課とそれから
男女共同参画、そこでされるということで、それはまた
教育委員会の方もまた協力していただきたい、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。 南地区に県の施設である
丹南健康福祉センターがございます。エイズに関するチラシも置いてありませんでした。ないのですかとお聞きいたしましたら、
エイズ担当の職員が、ありますけれども出してありませんとおっしゃいました。ぜひ並べていただきたいと要望しておいたのですけれども、またエイズの検査もそこで行われてますが、第2と第4の月曜日のみなんですね。しかも、時間帯もお昼の1時から2時まで。こんな状況なんです、エイズの検査。これではお勤めの方、若い人たち、受けられませんて。何とかなりませんかとお聞きいたしました。そしたら、その担当の方が、12月1日
世界エイズデー、これにあわせてことし初めて12月1日と12月2日に県内のその
福祉センターで初めて夜間の検査をしますということでした。夕方5時半から夜の8時まで、武生の場合は12月2日です。私は、このことは周知はどのようにされますかって、市民の皆さんにどのように周知をされますかと、そのようにお聞きしましたら、多分新聞に載るでしょうと、そのようにおっしゃいました。いつの新聞ですかとお聞きしましたら、わかりませんということです。ですから、私は毎日気を張って新聞を見ていました。そうしたら、県内の2社の新聞に載りましたけど、1社は11月28日、もう1社はぎりぎり、11月30日でした。そして2日にあるんですからね。それで、もう一回あったそうですけども、それは私見逃してしまいました。 それから、
月刊URARA、これにも載せましたと言いましたんで、
URARAも見てみました。12月号。でもこれ、一体どれだけの方がごらんになったかなと、そのように疑問に思いました。これは夜間検査のポスターが
健康増進課の方に県の方から2枚来たと思いますけども、たった2枚では一体これ何人の市民の方がごらんになることができたのか。あそこのアル・プラザの4階に2枚張られています。あそこへ一体何人の方がこの期間に行かれたか。だから、本当に今回の夜間の検査は、夜間に検査を受ける人数が多いかどうかを見るための試験的な検査なんですけども、周知徹底が十分にされてないままに行われたんでは全然意味がない。案の定、武生の
丹南健康福祉センターにお聞きしましたら、武生へ来たのはゼロでした。1人もおられませんでした。そして、電話相談が1件あっただけなんですね。この結果に対して、
福祉保健部長はどのように判断されますでしょうか。
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) 今ほど県内の患者数について述べさせていただいたところでございますが、こうした県内の患者数等から不安を感じている方がまだ少ないかなと、そんな感じを持っております。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) そういう考え方は本当に甘い考え方だと思うんですね。決して、そしてゼロだったからといって武生には該当者がいないんではないかと、それも私は間違ってるんじゃないかなと思います。よその市のセンターに行って受けたかもしれません。夜間検査のことを知らなかったということも考えられるんです。 感染症に関することは県の仕事でってさっき言われました。でも、武生市民を守るのは県でなくて市なんです。市の仕事です。市も何らかの形でこういうことに関しても県と連携して取り組んでいただくことが大切だと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) 県との連携は当然のことだというふうに思っておりますし、県が実施しますそういったいろんな関係、事業については、その周知啓発に私どもは進めたいと、そのように考えております。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) ことしは本当に周知徹底が市の方としても十分ではなかったと思います。これからよろしくお願いいたします。 ことしの8月に石川県の七尾市に行ってまいりました。県の
保健福祉センターがわくわく
健康福祉センター祭りというのを開催しておりましたので、行ってまいりました。玄関前には薬物防止の
キャラバンカーがありまして、バリアフリーの車も設置されていました。そして、屋内では高校生を対象にたばこやエイズの講演がありました。高校生や地域の人たちでいっぱいあふれておりました。これがあの武生にある丹南
保健福祉センターと同じ県の機関だろうかと、そのように余りの違いに驚きました。 チラシには、
保健福祉センターの仕事って何だろうとか、たくさんの方の御来場お待ちしていますと書かれていたわけです。それで、私も行ってきたわけでございますが、本当に住民の皆さんの健康のために、地域に密着して一生懸命努力しておられました。感染症に関することは県の仕事というのですから、市としてはエイズに関しての対応が十分にはできないのかしれませんけれども、でしたら県に対して丹南
保健福祉センターのあり方を要望することはできないのかということをお聞きいたします。
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) 県においても、先ほどから議員がいろいろとおっしゃるとおり、感染予防とか感染不安解消のために電話相談を開設したり、その検査の無料化をやったり、あるいは月2回の定例エイズの相談をやったり、そういったことで取り組んでいただいていることでございますが、そうしたことの周知徹底、あるいは早期発見のための検査等より充実していく方針で要望はしてまいりたいというふうに思っております。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) もう一方、やはり七尾市のセンターのようなそういう取り組みを丹南のセンターもしていただきたいっていうことを要望していただきたいと、そのように思います。 それから、赤十字の献血についてですけれども、健康な新鮮な血液を必要としておられる方々のために、御自分の大切な血液を提供されることは大変とうといことで、本当に心から敬意を表します。しかし、大変残念なことに、このような善意の方たちにまざって献血をエイズの検査がわりに利用する心ない人がいるそうでございます。これはとても危険で、というのはエイズの抗体というのは心配な行為から3カ月経過しないとできません。ですから、3カ月以内はまだエイズの抗体ができていないので、HIVに感染している血液なのに、それがわからないまま献血の検査では陰性と出てしまうんです。もしHIVに感染している血液が検査を通過して、そのままその血液を必要としている患者に使われてしまったら、大変なことになるわけでございます。 この問題に対して、武生市はどのような対策をとられておりますか、お聞きします。
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) 私どもが考える以上に、日赤におきましては万全を期してその対応をしていただいているというふうに考えておるところでございますし、赤十字社によりますと、検査により感染が判明した場合は当然そういった血液は使用されておりませんし、あわせて感染が判明するまでの潜伏期間がありますので、感染症の方の献血を事前に防ぐために、問診を実施しながら、該当する項目があればお断りしていると、そういったことでございます。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) わかりました。 じゃあ次の質問に入ります。 次に、介護予防について質問いたします。 武生市も要支援者や要介護者が非常な勢いでふえております。それで、サービス費用額がふえ、それに伴い介護保険の財政負担は膨張しております。そうなりますと、国も当然介護保険料を上げざるを得なくなってしまいますし、特別養護老人ホームも待機者であふれてしまいます。そして、介護保険制度の崩壊という問題に行き着いてしまうわけでございます。 これらの問題を解決するためにはどうしたらいいかと申しますと、結局要介護者を減らすということになるわけでございます。何回も私、この問題取り上げてまいりましたけども、結局早急に発想の転換をいたしましょうと申し上げました。つまり、老人介護なんか受けなくても、いつまでも元気に働けるお年寄りをつくると、そういう方向に切りかえていけばいいということを申し上げました。 明年は、介護保険制度改革の年でございます。政府は、持続可能な介護保険制度を確立するために、介護予防の方向に転換いたします。要介護高齢者に向けて新設される新予防給付、それから要介護になる前の高齢者に保険料財源を投入して、市町村が行う地域支援事業の2本立てで総合的な予防システムを構築するわけでございます。これによって、10年後の要介護認定者数を40万人抑制しようという、そのようにすばらしい計画でございます。 介護度の改善に大きな効果を上げているパワーリハビリについて、私は調べまして、効果の大きさからすると費用対効果は極めて高いという、そういうことを御報告させていただきました。そして、ぜひパワーリハビリの導入に向け調査研究をしていただきたいと要望いたしました。 そういたしましたら、市長がお忙しい中、福井のパワーリハビリをごらんになりに行ってくださいました。いかがでございましたでしょうか。市長の御感想をお聞きしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 先般、十分時間をかけて自分も試してみました。それは、それなりに効果的な部分が大きいと思います。しかし、今議員がおっしゃった費用対効果ということで考えるならば、我々がもっと先に進めておりますパワーアップ貯筋教室、このやり方の方がずっとよいと思っております。 以上です。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) また同じような答弁になりまして、私もまた同じようなことを話さなくちゃいけなくなりますけれども、きちっとしたプログラム、それに基づいて、それに沿って、理学療法士にきちっと指導されて、そしてぐんぐん介護度が改善されている。この力強さ、これによってお年寄りは自分の体がどんどん若返っていくという、この実感にやめたくなくなるパワーリハビリ、もうやめられないって、そのように変わってきてるんです。 そして、ある雑誌に、私も行ったんですけども、世田谷区のきたざわ苑という、これについての記事が載っておりました。これを書かれているのは科学ジャーナリストです。この方が私と同じです、本当にこのパワーリハビリの驚くべき効果について書いてますね。タイトルが「介護要らずのパワーリハビリ」というんです。すばらしいです。そんなんで、どんなんかといいますと、このパワーリハビリの力というのは、老化現象で動作性や体力が低下した人はもちろんのこと、パーキンソン病、それから痴呆、うつ病、それから更年期症状、糖尿病、頻尿、失禁、便秘といろんなものに効果があるっていうんですね。これは、活動していない筋肉を目覚めさせるという理学的な効果が1つと、それと済みません、ちょっと静かにしていただけますか、大事ですので。神経の伝達物質が分泌されることによる薬理学的な効果、生理学効果と薬理学効果、この2つがあるんです。ですから、筋肉を使うと体から薬が出るってことなんですね。市長はよく御存じと思いますけど、とりわけドーパミンとか、ノルアドレナリンとか、セロトニンとか神経伝達物質の分泌がされることで、パーキンソン病とかうつ病に対して効くようです。それから糖尿病、これも運動でまず糖が消費されます。でも、その軽い運動によって血糖値を下げる酵素が出るそうであります。 何よりすばらしいのは、体の弱かった人や介護の必要な高齢者に大きな達成感をもたらすということです。ですから、コースがありますけども、このコースを終えた後がすばらしいんです。自分の介護度が改善されたその喜びで、OBになって、そして初心者の、新しく入ってこられた方のお世話をするボランティアになりたいといって残るんです。そんなふうにして、人生の生きがいを見つける。このパワーリハビリというのはそこまで行くんですね。 ですから、私は貯筋教室、だめだと一切申し上げておりません。本当に介護になる前の、要支援になる前の方には本当にいいことで、私も今から始めなくちゃいけないなと思うぐらいすばらしい、私も見させていただきましたけども、すばらしかったです。でも、その後どうするかというとこに武生は手がつけられていないんです。ですから、そこを私は口が酸っぱくなるほど申し上げているわけでございます。 そこまで1回申し上げて、いかがでしょうか、市長。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) パーキンソン病や、うつ病や、糖尿病にも効くということでありますけども、これらにはもっと効くものが幾らもありますので、そういう辺縁のこういうことにも効く話なら大抵の医療器械にそのように備えられています。新聞を見ていると、今はいろんなサプリメントだの、いろんな民間療法の記事が出て、何にでも効くんでびっくりするほど広範な効能があるわけで、余りにも効能を拡大し過ぎると、何だろうなという気持ちになります。 それから、パワーリハビリをやっていると余りにもいいので病みつきになるとおっしゃいました。これが問題なんです。あれは大変高い器械で、しかも理学療法士がついて、きちっとしたメニューのもとにやらなきゃいけない。これは病みつきになっても、いつまでも1人の人にやっててもらうわけにいかない。やめてもらわなきゃいけないんです。ですから、病みつきになってもらっては困る。その点、武生がやっているパワーアップ貯筋教室は自宅でもできるような運動です。そして、特別に器械器具も要らない。これがはるかに広い底辺を健康に導くという大きい意味があるわけです。 以上です。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) そうなんです。病みつきになってもらって残ってもらっては困ります。だから、ボランティアで残っていただくか、御自宅でもできるトレーニング用のゴムがあります。そのパワーリハビリの次は市長がおっしゃったような貯筋教室でお習いするような、あるいは御自宅でやっていただくという、そのようにつなげていくとおっしゃっておりました。 このきたざわ苑で、今いろんなところまで、いろんな効能まで広げるのはどうかなとおっしゃいましたけど、これは後でわかったことなんです。初めはそういうように筋肉のアップ、筋力を呼び覚ますそういう運動だけでいいのかなと思いましたら、余りにもいろんな効能が出てきてしまったんで、その発明された先生御自身が、うわ、こんなに効力があったんだってびっくりされてる話で、初めからそこを目指してやったわけじゃないんです。後で出てきたことなんで、こんなにすごいことなんだってわかったことなんです。ですから、一度やってみていただきたいと思うんですね。やらずにそんなどうのこうのとおっしゃらずに、1回やってみるべきではないかなと、そのように思います。 この器械も高いっておっしゃいますけども、リースもございますし、そして費用対効果、長い目で見れば必ずあると思います。お年寄りは本当に寝たきりなんかなりたくないんです。若い人に迷惑かけたくないんです。本当に負担になります、若い人、面倒見なくちゃいけないし、そしてまた介護保険料がまた若い世代からももらわなくちゃいけなくなってしまったら大変だっていうんで、私たちは元気でいたいんです。そのようにお年寄りはおっしゃるんです。ですから、その声をやっぱり一番効果的な方向でやっていただきたいと思います。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 熱心におっしゃるのでよく考えますけども、結果的にわかる効果、わかった効果だとおっしゃいましたので、我々もパワーアップ貯筋教室、どんなに広範な効果があるかもしれないっていうよりもむしろあるでしょう。今言ったような大抵の慢性疾患には多分効果があると思いますので、我々は我々のやり方を確かめたいと思います。 それと、今我々は今立町との合併を目指しております。今立町の
福祉センターには、このセットがあると聞いております。そして、専門家もいらっしゃる。ですから、今後武生市と一緒になれば、我々は新市の中でその設備を持って専門家もいるという状態になりますから、お望みの状態が実現するわけであります。 以上です。
○議長(
福田修治君)
関利英子君。
◆(
関利英子君) 今立、行かせていただきました。あれはもうちょっと元気な方の器械でございました。私がさっきから申し上げているのは、時間まだございます、済みません、市長のおっしゃっているのは元気なお年寄りのための対象なんです。私が前から何回も言わせてもらっているのは、その後なんですよ。転がり落ちてしまう。要支援になって、要介護度1になったら、後は転がり落ちるばっかりですよ。そこを食いとめようっていうんです。それから後がお金かかるんですよ。ですから、介護保険制度を壊すわけにいかないです。ですから、国もそれに取り組むんですよ。だから、武生市もおくれを取らずにやりましょうって何回も申し上げてるんです。 ですから、平成15年度から国は
厚生労働省の介護予防事業に、高齢者筋力向上トレーニングとして採用した。これなんです、パワーリハビリ。国、県から4分の3の補助金が出るんですね。そして、マシンがリースがあるっていう。それから、10月現在で全国で700施設に、いや、今はどうでしょう、もっと多いでしょうね。導入されていますが、毎週ふえてるんです、このパワーリハビリやりたいっていう施設が。そんなんで、市内の医療機関とか介護機関へぜひとも奨励していただきたい。これを要望いたします。いたして質問を終わらせていただきますかね、はい、よろしくお願いいたします。
○議長(
福田修治君) 以上で
関利英子君の質問を終了いたします。 次に、発言順位6番、伊藤藤夫君。 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) それでは、私も質問通告に従いまして、きのうからそれぞれ各議員が質疑や一般質問で、台風や地震などに対する防災対策について多く質問をしておられますので、私もそれらについて、もう少し細かな点について質問させていただきたい、このように思います。 さて、昨日の質疑の中で、今回の台風23号による避難所は全部で16カ所が開設をされて、避難された方は1,635人だというふうにお聞きをいたしました。 最初に、この避難勧告と避難場所に関してお尋ねをしたいんですけれども、避難勧告を出すわけですから、当然それと同じ時期にどこどこに避難をしてくださいという避難場所の指定もあわせて出されたと思います。その勧告を出した時点で、武生市が、対策本部が避難場所として指定したのは最初何カ所であったのか、お聞きをしたいと思います。 それから、きのうの答弁の中では、この避難をお知らせする方策としては、防災無線とか広報車、マスコミの活用あるいは身障者の方々あるいはお年寄りの方々、いろいろ対策をされておりましたけれども、その中に外国人の方に対する周知ですね、これらについてはなされていたのかどうかもお聞きをいたします。よろしくお願いします。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 避難勧告を出した時点で、私どもは広域の避難所であります小・中学校、大虫小学校、それから吉野小学校、それから西小学校というところを想定をして出したわけです。 それから、活用の方法でありますが、外国人の方も当然そういった周知が行くものと、特別にそういった人を対象にしたということはございませんので、同じ住民としての周知だったというふうに理解しております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 最初に避難を考えられたのは、いわゆる防災計画の中で示されている公益的な施設ということですから、小・中学校をされたのだと思います。しかし、現実にはきのう部長答弁されましたように、全部で16カ所のところへそれぞれ住民の方が避難をされていたわけですね。そのことを言いますと、例えば武生商業高校ですか、それから家久の公民館とか、吉野小学校とかあるいは大虫の方でも奥の方にもありましたけれども、そういったところは、実は武生市が避難勧告を出すときには、住民の皆さん方が避難をするというふうに想定を最初はしなかったっていうんか、できなかった場所に現実的には多くの市民の皆さんが避難をされていたと、こういう状況が出ているわけですね。 ですから、これについて、私は一番最初に市役所がいわゆる地区担当班という職員を配置をしていこうとしたのは、それぞれの小・中学校、いわゆる施設だった。しかし、後からあそこにも住民の皆さんが避難をされている、あそこにも避難をされていると、こういうことで結果的に後追い的に職員を配置をしたり、状況確認に行ったという、こういう状況があるわけです。 ですから、そういう点を考えますと、対策本部と地域の皆さん方との最初の避難勧告を出す時点、出した時点での連絡体制が果たしてどうであったのかという気がするんですけども、その辺についてはどうでしたか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 私ども、初めて避難勧告を出したという時点で、今までやはり机上で我々は想定をしていたという点で、今回実践に入ったという形で、多くの教訓を得たということでございまして、今回の避難のそういった住民の方の行動については、後追い的になったというのは、そういう事態になったというのは、これからの教訓で生かしていきたいというふうに考えております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) じゃあこれからの教訓ということで言えば全部一言で終わってしまうんですけれども、例えば武生商業高校ですね、これ行った職員の話を聞きますと、最初に行けといって言われて車からおりたら、そこは水がある程度たまっていて、じゃぶじゃぶとしている、そういう状況の中で避難所を開設をせざるを得なかった。そして、例えばばたんと体育館の入り口のドアを閉めてしまうと、外等は一切見えないという状況があったようです。 それから、家久公民館も、これはかなり吉野瀬川に近かったと思うんですけれども、本当にこの前の福井豪雨のような状況が起きたときに、あの場所で水害の避難場所として適切だったのかどうかっていうと、これはまた少し心配な状況も私は思います。住民の皆さん方なりあるいは区長さんは、吉野小学校と言われても、国道、道を分けていくんですから、大変遠い。そして、住民が早く避難をするためには、そういった近くの方がいいと、こういうことで避難場所、いろんなところで展開をされたと思います。 それは当然の考え方であって、今回の場合はそれでよかったわけですけれども、もし福井豪雨のような状況になった場合は、それらの避難所が多数の住民を抱えたまま孤立をしてしまう。そして、そこに対しては、きのうから言われているように、ほとんど情報が入らないっていうんですか、武生商業高校に限って言えば、地元の議員さんもいらっしゃいますけれども、船岡山周辺の地区はいつも一番最初に冠水があるわけですから、ですからそういうことを考えると、やっぱり日ごろから大雨の場合の第1次の避難場所、地震の場合は第1次の避難場所はそれぞれの集会所とか公民館ってなってますけれども、大雨の場合の第1次の避難場所はどこなのか、たとえそれが公共施設であったとしても、それが地形的にいいのかどうか、この辺については日ごろから地域の区長さん方やそれぞれの皆さん方と意思統一をしておくことが必要でないかなと、こういうふうに思うんですね。 ですから、そういう点でこれまでの間に区長さん方や地域のそういった方々と武生市が防災の問題について話し合われてきたような経過があったのか、あるいはまた10月以降もそういったことについて話し合われてきているのかどうか、お聞きをしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 今回、教訓ということはもう言いませんけども、こういった避難の実際の行動が本当にいろんなところへ住民の方が行かれるんだなというのが初めてわかりました。しかし、この災害の避難場所で、災害ちゅうのは大きくあったので水害と、それから震災のときいる施設も必要なんでありまして、例えば商業高校、さきに出ておりましたときには、商業高校1階の体育館の部分は恐らく水がついた場合は観覧席、そこに避難を誘導しなきゃいけないだろう、そういうふうなことは頭に置いたり、それからまたそういったときの応援体制ですね。そういったとこも少し頭には置いときました。 ただ、今回、その後、これから恐らく各避難所で対応したそういった職員関係、それから関係者の方の意見を個別に今聞いて、それぞれにおいて対応しているということでございます。実際的に、こういう何々で打ち合わせをやりますということじゃなしに、それぞれ個別に聞いて歩いて、今対応しておりますし、今回の避難の動向を見まして、私ども今どのようにこれから避難所を指定していったりすればいいのか、また住民の方にどう周知していけばいいだろうかというのが大きな問題として残っているということで、ここを系統的に一遍対応をとっていかなきゃいけないというふうに考えております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 総括的な答弁としてはいいんですけれども、私がお聞きしましたのは、これまでにそういった災害の問題について、地元の皆さんと話し合いをされたかということでした。やはりこれはぜひやっていただきたいと思うんですよ。いつも1年に1回区長さん方と市長と語る会とかはありますけれども、それはいろんな問題を含めてやられておりますので、時間も余りないと思います。ですから、今回のことを契機として、やはり地元の区長さんや地域
自治振興会の皆さん方と一緒に、それぞれの地域の防災のあり方とかあるいは地震の場合の避難のあり方、避難所の指定、雨の場合のやり方とか、こういったことについて、ぜひ話し合う場所を持っていただきたいと、こういうふうに思いますが、いかがですか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 今回の件もあれでありますし、これからの災害のとき、やはり地元の方の協力、また自治振の方の御協力を得てそしてやっていかないと、避難という問題は、災害という問題は解決しないということで、こういったことを総合して、避難の問題もありますし、それから地域に住まわれている高齢者の方とか、そういった方の避難の方法とか、それから災害に応じての対応とか、そういうのがいろいろありますので、課題を整理してきちんとした形で入っていきたいというふうに考えております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) ぜひ地元の皆さんとそういった防災の面についての意思統一をできるような場所をつくっていただきたい、要望しておきます。 それから次に、きのうもたくさんの方が防災無線のあり方について話をされておりました。重複しますけれども、やはり区長さんのおうちに配置をされている、あるいは公民館や保育所や学校に配置をされておりますけれども、区長さんのおうちにありましても、留守であったりあるいは本当に先日なんかほとんどの人が見回りに出歩いていたと思います。ですから、そういう意味では必ずしも防災無線の情報がたくさんの人に早く伝わるかどうかについては疑問な点もあると思います。 私どもも、後からお聞きをいたしますと、やはり区長さんのところだけでなしに、例えば自警隊の隊長さんのところとか、あるいは区長さん以外の区の役員のところとか、やっぱり町内に複数配置といいましょうか、複数配置。そういったものについて考えてもらった方がいいんじゃないか、こういう声もお聞きをいたしました。 このことについて、大きさとしてはこのA4よりもちょっと、今市役所側にありますが、ちょっとまだ一回り小さい、B4とA4の間ぐらいのちょっとちっちゃいぐらいの大きさだと思いますし、重さもそれほど重くはありませんから、そして携帯用にもなっているようですから、将来の複数配置あるいは自警隊とか、そういったところの配置についても一度検討していただいて、配置をふやしてほしいと思うんですが、これについての見解いかがですか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 今の防災無線でありますが、これはいろいろ屋外で聞こえるのが皆さん広く聞かれるのは一番いいんではないかなというところで、そういったところの検討も必要ですし、今議員御指摘のように、そういった個別的にもう少し広げるという方法もありましょうし、それから各公民館にはそういった遠隔装置があるんですが、それをもう少し活用できないかというところ、今ちょっと総合的にそれを見ておりまして、点検考えておりますので、一つはそういったことも検討しているということで御理解いただきたいです。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 次に、ケーブルテレビの活用ですけれども、きのうも出ておりました。私もケーブルテレビは地元のケーブルテレビ、地元のテレビということで、より積極的な活用をしていかなければいけないんじゃないか、このように思っております。最近、市長選挙やあるいは議会の議員の選挙がありますと、丹南ケーブルテレビはその場所から、開票所から生中継をやると。私どもも、選挙のときにはケーブルテレビなんだなと、情報強いなと、こういうことを思いまして、大変評価をしております。 そのことから考えますと、こういった災害の事態こそそういった対応が望まれるというふうに思うわけです。例えば、市役所の対策本部から生の声や対応策をケーブルテレビを通して直接市民に周知をする、これは私は不可能ではないというふうに思っているんです。そうすれば、今防災無線は総合的に考えていただくとしても、今ケーブルテレビは大体55%ぐらい武生市内に普及をしてるんだということもお聞きをしておりますから、直接対策本部から市長が、あるいは担当者が、実はこういったことで今避難勧告を出しました。避難場所はどこどこですと、こういうことでやっていただくならば、一度にかなりの家庭に入るというふうに思うんですね。 そういったことから考えますと、今回の台風23号のときに、ケーブルテレビに対する活用っていうのか現状はどうであったのか、お聞きしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) ケーブルテレビも各社の報道機関と同じように、市の方から情報は流しまして、文字放送で流していただくようにということで依頼をいたしました。 選挙とかそういったことであれば、時間をあらかじめ何月何日の何時から何時までという枠が取ってあるんですけども、こういう災害になると、非常事態でございますので、そういった点ちょっとこれからも協議をせなあかんかと思っております。 それから、一番今回のあれで効果あった点、やはり公共放送であるところのニュースとか民放なんかのあれ、一挙に流したという、あれが一番効果があったように聞いております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 実は、私は丹南ケーブルテレビはほかのテレビ局とは違うと思ってるんですよ。御承知のとおり、武生市はこの丹南ケーブル設立のときに、出資金は2,000万円出しております。それから、この設立に当たっての取り組みとしては、武生市の地域情報化計画というのを策定をいたしまして、郵政省のたしかテレトピア計画だったと思うんですけども、その上にのせる中で大変たくさんの国からの補助を受けられるような段取りや支援をしてまいりました。そして、市内のケーブル敷設工事についても、旧市街地までが1期とか、それからもう少し郊外部分が2期とかということで分けられましたけれども、その敷設工事についても余り情報、テレビのアンテナがうまく入らないとか、そういったところに対しての敷設工事は大体5,000万円近く、武生市は敷設工事費としてこのケーブルテレビには出してるんですね。なぜ出したのかといえば、こういった災害情報とか行政情報をより早く皆さんに知ってもらおう、こういうことで第三セクターの会社にもなり、地域情報化計画にものせ、敷設工事の工事費まで出しているんですよ。ですから、私はほかのテレビ局とは違うと思うんです。 そういったことから考えれば、やはり先ほど選挙の例を申し上げましたけれども、災害が発生したらまずケーブルテレビを見よと。ケーブルテレビを見れば、武生やこの地域の災害状況はいち早くテロップに流れたり、そこに対策本部長が登場して指示をしたり、このことはやっぱりやっていただかなければいけない。私はそう思うんですね。ですから、これについてはぜひ、ほかのテレビと同じように記者クラブへ出すような資料を提供して、それをケーブルテレビが下にテロップで文字だけ流すという、これではちょっと行政側の活用の仕方としても、ケーブルテレビ側の、これ中継されてるで後から怒られると困るんですけども、認識の問題としても、なぜケーブルテレビがあるのか、どこに一番その役割を求められているのか、両方が少し認識をもう一回きちっとやっていただきたい、こう思うんですよ。 実はこのケーブルテレビ、答弁は部長からですけども、このケーブルテレビの取締役という方がそこに、福塚助役さんがケーブルテレビの取締役という方になっております。それから、株主総会には武生市長あての株主としての出席も求められて、多分総務部長ですか、企画ですか、どなたかが出ていると思うんですが、そういった声をきちっと反映をして、次からの災害のときにはやっていただきたいというふうに思うんですが、いかがですか。
○議長(
福田修治君) 福塚助役。
◎助役(福塚昭雄君) 今、議員の御指摘もっともだというふうに拝聴しておったわけですけども、実はケーブルテレビの会社の方も、地域情報をいかにうまく的確に伝えるか、またそれを利用してくれるかということに骨を折っております。ですから、こういう議会の放映とかいろんな面に使っていただいているわけですけども、今の災害の方も、恐らくそういうことになりますと、我々の要求もしなきゃならんと思いますけども、向こうの方でも十分活動してくれるというふうに期待をして、今度の取締役会でもそういうことはぜひひとつ提案をして、可能な限り実現できるような方向で持っていきたいというふうに思っております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 取締役が言われるのですから、期待をしたいというふうに思います。なかなか技術的な問題もあるかもしれません。しかし、例えばこうして今議場で私が話す、理事者が話すことは今すぐ家庭に入ってるんです。じゃあもし災害のときに、どうしても機械的に難しいということであれば、ここで市長が言われてもいいんですよ。対策本部ってやってね。それは可能だと私は素人的には思うんです。ですから、それは助役、取締役としての活動にもぜひ期待をさせていただきます。 次に、避難所での情報の伝達について、きのうもいろいろありました。なかなか入ってこない。必要な情報が入ってこないというふうな中で、一番今回活躍した情報機器は何かというと、そこに配置をされた職員個人の携帯電話だったんですね。職員個人の携帯電話、その携帯電話に頼らざるを得なかった。そこへはどんどん情報は入ってくる。返事はせえっていうんですけれども、携帯電話ですから、電池にも限りがありますし、職員の数にも限りがあるというようなことだったんですが、この辺について、例えば携帯電話の使用の仕方にしても、個人のもそれなりにあると思いますけれども、そういったものに頼らない伝達方法っていうのを市としては考えなければいけないというふうに思うんですけれども、それらについて、今の時点でお考えはありますか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 確かに、避難所から本部への連絡が携帯電話でしかなかったと。どういうふうに避難所と本部とをつなぐのかということも考えておりますが、当面なければ携帯電話を公用で確保して、そして各避難所へ持たすということは考えられますけども、それ以前にもう少し何か効果的な方法がないかということで検討はしております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 例えば、今部長は携帯電話を少し余分に準備をしながらということもおっしゃいました。今回なんかも、1つ余分の方法としては、今武生市は例えば選挙のときに、各選挙所に1台ずつは職員に携帯電話を持たせていると思うんです。その電話は今回活用されなかったのかどうか、いかがですか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 本部から指示を出したときには、そういった携帯電話の携行は具体的に指示はいたしませんでした。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 実は、選挙投票所は市内で25カ所あると思うんですが、その選挙をする際には、会場の責任者に対して携帯電話ですか、1台ずつは持たせていると思います。そういった意味では、今後そういった速やかな対応もぜひお願いをしたいというふうに思います。 それから、双方向で使える情報機器については今検討していくということですから、これについてもぜひ検討いただきたいというふうに思います。 次に、避難をされた市民に対する対応について、きのうもいろいろ頑張っていたとか、まだ足らなかったとかという論議がありました。それらの配布状況についてですけれども、当日は毛布と乾パンとそれから飲料水などが、それから缶詰ですか、配られたようです。 その際にお聞きしたんですけども、武生の備蓄基地は今の消防署の前のところにあるというふうにお聞きをいたしましたけれども、福井の日赤にも毛布などの支援物資を取りにいったというふうに聞いています。武生市の備蓄基地では不十分だったのかなというふうに思うんですけども、武生市としてどの程度の備蓄がされているのか、簡単にお知らせください。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 武生の場合、毛布の量としては3,500枚ということでございます。 ただ、武生の場合、県の備蓄基地がありまして、そこに要請すれば毛布等はまだ、たしかあそこは1万1,000枚ですか、3,800枚です、まだそれだけありまして、そういったところで、今回急遽本部を立ち上げたという、ちょっと混乱して、あるところへ担当者の方がそういったところで先駆けていろいろな情報、自分なりの情報でもって行ったのじゃないかということでして、これから職員にもこういった今回のあれを踏まえて、もう一度そういう研修とか、それからまた情報交換やらなきゃいけませんので、そういった中でそういった備蓄基地の配布物の内容、それから実際備蓄している備品ですね、物品ですね、これについてまた周知を図りたいというふうに思っております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 武生の備蓄基地には、毛布は、防災計画、古いのかどうか知りませんけれども、これには820枚、それから県は3,800枚ほど持っているわけですね、東運動公園の備蓄基地に。ですから、そういった意味ではお互いの市役所内での連携をきちっとやっていただきたいと思います。 それから、今回避難された方が一番欲しいというふうに言われたのは、毛布もさることながら、飲料水、すぐ飲める水だったんですね、どうもお聞きをいたしますと。実は、この備蓄基地の保有一覧の中には、さっき言いました毛布や乾パン、それから非常食のアルファ米、水を入れるポリタンクなどはあるんですけれども、水がないんです。これね、水はないんです。乾パンを食べるとすぐにのどが渇いて水が飲みたくなるそうなんですけれども、避難された方からはすぐお茶が欲しいと、水が欲しいと、こういう話が出たようです。 そこで、担当の職員は、やっぱり言われた以上水かお茶用意せなあかんと思いまして、買いに走ったそうですけれども、なかなかそれだけ大量のものを一遍に得ることができない。JAさんにお願いしたり、あいてるスーパーにお願いしたり、あるいは酒屋さんへ行って、ともかく市役所ですけど水下さいと言って買い求められたらしいんですね。この点について、県の備蓄基地のあれも私聞いたんですけども、県も水はないんですね。浄水器とか給水タンクはあるんですけども、こういった点で果たして備蓄基地に今すぐ飲める水とかお茶っていうのは備蓄しておかなくてもいいのかどうか、私非常にこれ、ちょっと迷うんですけども、その辺についての御見解は今回の経験を通していかがですか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 議員の御指摘のとおり、我々もそういったところでありましても、県の会議なんかでもそういったとこ、ちょっとあれしてんですが、まだちょっと今検討中ということで、今回備蓄品目の見直しの中にも、乳幼児の、子供さんのおむつとかそれから高齢者の方のおむつ、そういったのは追加されるんですけれども、水となりますと、なかなかちょっと今その辺がまだ考えがまとまっていないというところが現状なんで、今度どうしようかなというふうに、現状はそういうところであります。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 私ね、やっぱり最近はこういう扱うところへ行きますと、何年間ももつ水も出されております。それから、その備蓄についてはまた検討してください。 それからもう一つは、今回のような状態が起きたときに、やっぱり避難された方は欲しいというんです。今のような話もありますし、ほかのお茶も欲しいというような場合もあります。きのうの議員さんは、とても足らなかった。茶碗が20個ぐらいしかなかったとかと言ってましたけれども、欲しいって言われるんですよ。ということになると、そのときに必要なものをすっと届けられるような、そういった事前からの仕組みっていうんですか、それをつくった方がいいんじゃないか。 それを持っているのがどこかというと、水とかお茶をする卸の商店さんですか、あるいはJAさんとか、あるいはさっき言ったような大きなスーパーですとか、そういったところと事前から協定を結んでおいて、水が必要だといったときには、市役所の対策本部から、悪いけどもどこどこ避難所へ水とかお茶を何箱というんか、を持っていってくれっていう、こういった体制を事前につくっておいた方がいいんでないか。備蓄基地で置くことが難しければ、その対策もやった方がいいんじゃないかなと思うんですけれども、それについてはいかがですか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 今、議員の御指摘のような点も、この物資も同じなんですが、土のうなんかもそういったところでそういったことを今考えておりまして、いろいろ全部常にそういった、いかにあれするかということは今検討しております。全く考えてないんじゃなしに、そういった方法がないかということをいろんな面で今考えているというのは事実であります。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 今回の答弁は、みんな考えておく、検討するで全部済んでいってまうんで、私も何か非常に物足りないんですけども、今輸送の話が出ましたよね。これもやっぱり問題だったわけです。って申しますのは、市役所の車、この中にありますけれども、大型の車というのは非常に少ないんです。例えばこうやってお茶をどんと運ぶ、それから毛布も入っている箱は物すごく大きいんですね。物すごく大きいんです。そして、これを避難所、400人も何百人もいる。そこへ運ぶとなると、とても普通の市役所にある乗用車みたいなとか軽とかは全然乗らないんです。それを探して持ってくるにもなかなか車が不足をするというようなこともありました。 ですから、そういう点でも今の水の問題とあわせて、やはりそういった輸送会社ですか、ところと常日ごろから協定をしておくということが大事だと思うんですね。ぜひそれはこれからの協定をしていく中身の中に加えてください。そうでないと、何遍も何遍も運ばなければいけない。そのうちに道路事情が込んでくる。きのう言ったように、周辺の駐車場は満杯になって、物資を運ぶ車もそこまで行けないという状況が実際出ているわけですから、その辺についてもぜひ一度協定の中に加えておいてください。 それから、たくさんあるんですけれども、今の土のうの話も出ましたよね、土のうの話。私も地元で自警隊やら区長さんやら区の役員さんと一緒に自警隊の詰所へ詰めておりました。そしたら、どんどんどんどん町内を流れる大塩谷川が水位が上がってきて、あと30センチぐらいのところまで来て、これはちょっとやっぱり土のうを用意した方がいいんじゃないかって。この土のうが一体どこにあるんやろうっていうから、それは市へ言えばあるでしょうって、こういうふうになったんですけれども、後から聞きますと、やっぱり日ごろからはそれほどありませんから、一生懸命建設部関係の職員の方が市の除雪基地へ行って、土のう500個をそのときにつくったっていうんですね。そのときにつくったっていうんですよ。そして、ある程度できたって言いましたけれども、やはり土のうについても、先ほど言われましたけれども、じゃあ土のうは絶対必要になるわけですから、その土のうをどう確保しておくのかっていう、そういう現実的なことについて、やっぱりきちんとした対応を立てていただきたいと思います。 それからあと、市役所内の体制についてちょっと触れたいと思うんです。 当日は、かなり時間が早くから雨が降るということがわかって、災害対策本部は早くに開設をされましたよね。ほんで、職員に対して全員待機しなさいと、こういうことでほとんどの職員が待機をしたように聞いています。しかし、待機をしている職員に対して、対策本部からの指示がきちんと伝わったのかどうか。私、いろんなところを聞いて回りました。聞いて回ると、必ずしも十分ではなかったなというふうに私は感じました。対策本部には、多分ここにいらっしゃる方、部長さん以上の方が詰めていらっしゃったけれども、今対策本部が何をしようとしているのか、これからどうするのかということについて、決めるまでというよりも、今何をしているのかという状況など、あるいは対策本部に集まっている情報などを含めて、市役所の中に出てこなかったんじゃないか。庁内放送も最初は十分に機能しなかったんじゃないか。機能って出なかったんじゃないか。対策本部の中に一定の情報はありますけれども、対策本部の中から市役所全体に情報が出なかったんじゃないか、そんな話もあったわけですけれども、それについて現状はいかがでしたか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 対策本部からの庁内は、各部の方でそういった雰囲気的には大変になるだろうということで、職員も感じ取ってあったんですが、庁内へ連絡を始めたのは恐らくちょっと時間がおくれて、庁内放送はかかったように思っております。 そういうことで、実際的にどのような動きをまず第何班にどのような指示を出そうかと、的確に出すためにちょっと時間がとまったというのは事実であります。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 住民への情報周知も、それは一番大事ですから大変ですけれども、まずはそこへ行かせる、仕事をさせる職員に対しての指示がやっぱりきちっと対策本部から素早く出なければいけないと思う。ぜひ注意をしながらその対策についても考えていただきたいと思います。 それから、これも聞いたんですけれども、各職場の中に防災備品の整備がほとんどないという実態も明らかになりました。例えば、夜の出動に備えた電灯やサーチライトは各課にはほとんどない。それから、職員が身につける作業服ですね、これも建設部関係の職員はあります。しかし、ほかのところは制服自由化になってしまいましたから、とても今すぐに行けっていってそのまま行ったら、避難してきた人か、市役所の職員かわからない。こんな服装で行かざるを得ないでは困るんですね。しかし、現実的にはそうなるんですよ、現実的には。ですから、そういった意味でこれから市役所の職員の職場の中での防災備品の整備、それから職員の服装の問題とか、すぐ出て災害に対応したり住民に対応できるような、そういった体制についての改善はいかがお考えですか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 本当に、本部に詰めておりましても、本部の職員か、どこか一般の方かわからないような状況で混乱していたのもありまして、何かこれは必要だなというふうに私も思っておりますし、今回の補正予算の中でも、避難所で使うそういった備品をまずそろえて、それから将来これから出てくる数をどれだけまた確保しようかということで、整備は順次行っていきたいなというふうに思っております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 今回の補正予算の中にも、若干被服関係とかあるようですけれども、今私が申し上げたようなこと、大事だと思うんですよ。ねえ、今市役所の職員がどこか災害のところへ行きなさい、避難場所へ世話しに行きなさいと言って、電池もなければ、ヘルメットもなければ、服は男性はそれなりにあれですけど、女性はスカートはいてというような格好では行かれませんよ。行ったらなおさらひんしゅく買いますから。ですから、そういう意味ではやっぱり一番初歩的なことを含めて、予算の問題はあると思うんですけれども、ぜひ対応していただきたいというふうに思います。これは大事なことなんです。 それから次、自主防災のところの質問をちょっとしたいと思うんです。 今、地域振興課のホームページを見ておりましたら、先般東地区で大変総合的な防災訓練をされておりまして、そのことがホームページで紹介をされておりました。私、大変すぐれた防災訓練だというふうに感心をいたしました。 しかし、現実的に武生市内の各地区、13地区ありますけれども、そういう防災訓練を小まめにやっていらっしゃる地域と余りやっていられない地域との温度差があるように思います。そういう意味では、総合防災訓練について、ぜひ地域
自治振興会とかそういったところの活動として、統一的な対応をしていただいた方がいいんじゃないか、それを行政としてもお願いをしていった方がいいんじゃないか、こういうふうに思うんですけれども、いかがでしょう。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) これも地域でぜひ防災訓練を市としてもお願いをしていきたいというふうに感じております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) それに関連しまして、実は武生市の防災計画の中には自主防災組織育成計画という項目があります。この中に何が書いてあるのかっていいますと、それぞれの町内が自主防災組織の備蓄品等を購入をするときには助成をすると、こういうことが書かれているのがあります。ほんで、どんなものを買ったら助成があるのかっちゅうのも書かれてあります。例えば、連絡用のメガホン、携帯無線機、ラジオ、消火器、シャベル、スコップ、掛矢、ジャッキ、のこぎり、はしご、チェーンソー、エンジンカッターあるいはテント、救急箱、保存米、こういった場合を購入した場合、その費用の一部を助成をすると、こういうふうに書かれておりまして、助成の額は事業費の2分の1以内で最高10万円を限度とする。こういう規定がありますね、防災計画の中に。 これは、消防の方では、私も自警隊に入っておりましたから、ホースが破れたからとかあるいは消防ポンプを買いますからという助成を受けた覚えがあるんですけれども、各町内がこういった自主防災をするための備品を買うということについては余り知られていないんじゃないか、こう思うんですね。現実的に、今私が紹介しましたようなことは、ぜひ必要なものであるし、町内としてもあったら大変役に立つ、こういうものばかりです。ですから、私はこれを機会として、各町内に対して、広報とかでなしに区長さんとか地域自治振興の役員さんのところあるいは自警隊とかそういうところに対して、実は武生市ではこういう制度がありますと。そして、おたくの町内で今こういったことを必要とされているのなら、この際に装備されたらいかがでしょうか、こういった周知を1度していただいたらどうか。最高10万円ですから、大したことはないんですね。ですから、その点についてはぜひ周知していただきたいと思うんですが、いかがですか。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) これは先ほど各地域とかそういったところでこれからずっと話し合いをやっていく中で、こういった制度があるということは周知していきたいと思います。この制度は平成8年につくりまして、それから何団体か、皆さん各町内で、幾つかの町内は利用されておりますので、そういった周知も図っていきたいというふうに思っております。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) これについては、ただ漠然とした周知でなしに、確実にわかるように周知をしていただくようにお願いをしたいというふうに思います。 時間ありませんから、最後にきのう西野議員も日野川とか、吉野瀬川とか、各市内の河川の川底の問題について触れておられました。これについては、答弁としては県に調査するように要望するとかという答えだったと思うんですけれども、これについて、私は管理は県かもしれませんけれども、あの河川がはんらんをしたり、水がオーバーフローしたりして被害を受けるのは武生市民なんです。ですから、それは県に任せることなく、武生市としても主体的に危ないところはやっぱり調査をする必要があるというふうに思うんです。その点について、武生市として今現在、市としてですよ、どこどこが河川に大変土砂がたまってるとか、木が多いとか、これは危ないなという危険箇所についてチェックしていますか、お答えください。
○議長(
福田修治君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) お尋ねの件につきまして、先般の豪雨のそういった河川につきまして、調査をしているとこでございますが、実態としまして、吉野瀬川あるいは日野川の一部についてそういったことがあるわけでございますが、何せこれ河川管理者である県に対しまして、先般もいろいろと協議をしたところでございまして、今後そういうようなところにつきましては、先般西野議員に答弁申し上げましたように、自然の生物の……(「自分でも県へ言いに行っているんや、おもっしぇ。市がもっと動かなあかんということを言っているんや。」と呼ぶ者あり)もちろん市の方も先般もそういった会議の中でやっておりますし、今後もそういうふうなことに努めていきたいということでございますので、よろしくお願いします。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) 今も後ろから声がありましたけれども、やっぱり被害を受けるのは市民なんです。管理は県でも被害受けるのは市民なんですよ。私も朝、日野川堤防通ってきますけれども、あの松森から姫川町、それから帆山に至るまでのあそこを上の堤防から見てるだけで、この前以降すごいですよ、堆積。土砂がぐわっとなって、川の水の流れもおかしな流れに変わってきてますよ。あれは調査せんかて一目で見ればわかるんです。それから灌木もすごいですね。何年か前に1回切っただけですね。ですから、そういった意味では実際にいろんな河川を武生市としてやっぱり目で見ていただく。そうすれば、これは早くしなければいけないということはわかると思うんですよ。県は、恐らく答えは、今は堤防壊れたところを直すので、そんなとこまで手が回らんて多分言うでしょう。しかし、現実的に何かあったら被害を受けるのは武生市民なわけですから、こういうところについてはぜひとも早急にやってもらいたいということをやっぱりきちっと場所を指定づけしながらやってもらいたいと思うんですよ。これは部長だけでなしに、こちらも含めてやっていただきたいと思いますが、市長いかがですか。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 先ほどからお伺いしておりますと、対策本部におられたわけでもなし、避難所におられたわけでもないのに、よくそんだけ知恵が回るもんだって感心して聞いておりました。我々十分に考えているつもりでも、まだ気がついていないものが幾らもあります。今指摘されたこと、それからなおそれ以上に我々として十分に対応していきたいと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君) 伊藤藤夫君。
◆(伊藤藤夫君) それで、今たくさんのことを申し上げましたけれども、きのうも市長言われたとおり、災害は忘れずにやってくるということでありますから、やはり終わればそのうちに、そのうちにってなってしまうんです。うちも災害で防災グッズ、買わな、そろえなあかんなと思って、いまだリュック買うてラジオ入れた程度ですから、しかしそれはいいですけども、武生市として今申し上げたことはやればすぐできることを私かなりたくさん申し上げたと思います。ですから、その点については速やかな対応をしていただくように心から要望をいたしておきます。 終わります。
○議長(
福田修治君) 以上で伊藤藤夫君の質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 休憩 午前11時28分 再開 午後 0時59分
○議長(
福田修治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続いたします。 次に、発言順位7番、安立里美君。 安立里美君。
◆(安立里美君) 安立里美です。通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず、12月2日に施行されました改正DV防止法に関連した質問をさせていただきます。 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律です。それの改正に関し、今回の改正では特に国と地方公共団体の責務が明記されました。武生市では、
男女共同参画に対し条例もつくられ、そして拠点としてセンターもでき上がっております。ですから、DV防止に関する啓発事業は他市に比べ物にならないほど充実していると思います。 しかし、そこに参加している方々というのは、やはり意識のある方々ばかりで、意識ある市民がさらに意識向上のために啓発事業が行われているのではないかと思うような節もちょっと感じられます。市民の中では、まだ加害者だけではなく被害者自身が、自分自身がDVの被害者であるということを自覚しないまま家庭内で生活している方がたくさんいらっしゃいます。自分の置かれている立場がどういう立場であるのかを理解できない、それらの人たちが本当はその講演会などに来て、自分の状況を知るのが一番いいのですけれども、やはりそれは不可能です。それで、DVなどの暴力を根底から防止していく、なくしていくためには何が必要かと考えましたところ、やはり予防のための教育が今は一番望まれるのではないかと思いまして、今ぜひ武生市でも予防教育を取り入れていただきたいと思いまして、質問をいたします。
男女共同参画室では、センター開設当初からさまざまな啓発事業を行ってきておりますけれども、どのような啓発事業が今までされてきたか、その辺ちょっとお聞かせください。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) 今現在、DVに関しますいろいろと啓発、また学習の場ということで
議員お話しのとおりでございまして、昨年度は県と市と連携でタイアップいたしまして、「DVのない社会を目指して」ということで講演会も持ちました。また、並びにそういった支援サポーターの講座というものも開設する中、できるだけそういったものの連携、また内容を深めるといったことでのカウンセラーの講座もやって取り組んできたところでございます。 また、本年度に入りましてから、DV被害者の自助グループと申しましょうか、自分たちが企画をいたして、家庭の中に見えない暴力を考えるシリーズといったようなテーマも講座として開催いたしまして、市民の参加を得ているところでございます。 また、私たちのセンターといたしましても、市内の各地区、また各町内のところへ出向きまして、いろいろとそのDVに関する説明並びにそのオンブッドの相談の啓発カードも地域の中で啓発を進めてまいりました。そういった踏まえる中で、今後も改正防止法のお知らせを含めながら、地区住民また市民の皆さんにDV防止の啓発に努めてまいりたいと思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今お聞きしましただけでも、かなりの事業をされている。県内だけではなくて、ほかの県外の市町村に比べても、武生のこの事業というのはかなり進んでいますし、充実しているものが行われていると思うんですけれども、もう一つちょっとお聞きしますけれども、その中に子供に対するDV予防とか防止に関する講演なり学習会などをしたことはございますでしょうか。子供というのは、エンゼルプランで言いましても、18歳までを一応子供と定義づけておりますので、そういう形の事業がされているかどうか、ちょっとお聞きします。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) そういった子供を対象にした啓発事業でございますけれども、確かに暴力防止とかそういった教育は幼児期とかそれから思春期、また青年期といった、そういうふうなものの大人に向けてのDVの問題の発生に対する予防というものは非常に大切ということを理解しながら、今後市内の小・中学校並びに高等学校もございますけれども、そういった暴力予防教育につきまして、市の
教育委員会、県並びに県の
教育委員会へも強く働きかけながら協議を進める中で、こういった啓発活動を取り組んでいきたいなと思っているとこでございます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今部長の答弁で、今現在は多分やってないからこれから取り組んでいきたい、
教育委員会と連携を組みながらとか、県の方と連携を取りながらとかとおっしゃっていましたけれども、じゃあお聞きしますが、今
教育委員会の中で、学校の現場でどれぐらいのDV防止とか暴力に対する子供への意識づけの学習会なり授業なりしてますでしょうか、その辺をお聞かせください。
○議長(
福田修治君)
眞目教育長。
◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 学校におけますDV防止あるいは暴力防止のための予防教育につきましては、基本的には学校の教育活動全体を通じまして、すべての人の人権が尊重されるような社会を築いていこうとする意欲や態度、あるいは知識や技能を育成すること、あるいは武生の
男女共同参画プランに基づきました男女平等教育の推進など、学校で行っておりますのは人権教育というのがございますが、この人権教育がDV防止または暴力防止教育に相当するというふうに考えております。 以上です。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今の教育長にもうちょっとお聞きしたいんですけれども、人権教育をなさっているとおっしゃいましたが、具体的にどなたがどういう形でどのぐらいの時間、子供たちにその人権教育をなさっているか。その人権教育をなさった先生なのか、それとも専門家なのか、その辺ちょっとお聞きします。
○議長(
福田修治君)
眞目教育長。
◎教育長(眞目秀昭君) 御存じかと思いますが、学校では人権教育に関しましては、学校全体を通じてどのように人権教育を進めるかという全体的な基本計画を立てまして、そしてその全体計画と呼んでおりますが、それに基づきまして、年間の人権の推進計画というのを立てております。その推進計画の中で、年間にどの程度の例えば人権に関する特別な指導を、あるいは行事等を行うかというようなことも決めておりまして、それを学校として、全体として取り組む場合と、それからそれぞれの教員が個々の指導、例えば毎日授業、教科の指導を行っておりますが、そういった指導を通じて行うもの、あるいは学級担任が自分の学級に対して行うもの等いろいろあるわけでございますが、そういった形で年間を通じてあらゆる場面で人権教育に配慮しながら指導を行っているという現実でございます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今お聞きした中では、今いらっしゃる先生方がプログラムを組んで、基本計画を組んで、全体的な取り組みをしている。いわゆる専門的に知識のある方ではなくて、普通に教員としていらっしゃる方が人権の教育をしていらっしゃるということですね。 それでは、
教育委員会に再度お聞きしたいんですけれども、今年度DV法が改正するに先立ちまして、10月に児童虐待防止法、いわゆる児童虐待の防止等に関する法律、これも改正されました。御存じだと思いますけれども、その中の第1条目的の中に、我が国における将来の世代の育成にも懸念を及ぼすことにかんがみ、児童に対する虐待の防止、児童虐待の予防及び早期発見という項目が入れられました。それで、これは地方公共団体、国の責務として明記しています。 それでは、児童虐待予防のため、先ほどは人権の教育をなさってますっておっしゃいましたけれども、児童虐待予防のために何か取り組んでいらっしゃることがございましたらお願いいたします。
○議長(
福田修治君)
眞目教育長。
◎教育長(眞目秀昭君) 学校におけます児童虐待法に関する啓発としましては、今御指摘の例えば児童虐待防止法の一部改正がございましたが、そうした通知を受けたときに、学校に対しまして、その改正の趣旨とかあるいは概要についての周知徹底を図ってまいったり、あるいはふだんから子供たち、児童生徒の一人一人の理解を深めるための具体的な例えば日記指導とかその他、いろんな活動を学校でやっておりますが、そういった活動を通しまして、児童虐待の早期発見に努めたりするように、教職員の意識といいましょうか、啓発に努めているところでございます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今、意識啓発に努めているということと改正されたのでそれを徹底する、要するに研修とかなさってるんだと思いますけれども、今回の改正で児童虐待防止法の第2条を見ていただいたと思うんですが、児童虐待の定義というのが今回変えられました。その中に、第4項に、家庭内におけるDVを目の前にすることで起きる心理的外傷、これが入ったんですね。ということは、DVの被害を受けているお母さんたちは、児童虐待防止法からいうと、加害者になるんですね。子供にとっての児童虐待の加害者になるっていうことが言えるんです。要するに、DVを見ている子供たちに与える心理的外傷、この面からいくと、今回の改正法からいくと、DV被害者は児童虐待の加害者になる。そういうことが起きている。 なぜかといいますと、DVが起きている家庭の80%以上の家庭で児童虐待も起きているということが言われています。学者の中には、専門家の中には、今言いました心理的な外傷を入れると、100%ではないか。将来の子供のトラウマとかすべてを考えると100%ではないかという専門家もいる時代です。それがさらに高齢者の虐待にもつながっている。いわゆる家庭内同時暴力という言葉が今学校の先生というか大学の先生たちの間では問題になっている家庭内同時暴力という言葉があります。 それで、もっと怖いのが、先ほど言いましたように、被害者自身が被害者だと気づいてない家庭ということは、子供に自分が加害者になっているということをわからないで毎日生活している家庭が今はたくさんあるんじゃないか。そこで児童虐待が思わぬ数でふえている。それで、児童虐待に対する対策を学校にしなさいというのは、国は言ってきていますけれども、それにはやはり予防教育が必要じゃないかなと思うんです。 なぜかといいますと、子供が暴力に対するきちんとした専門的な知識を持つことで、自分の家庭の中の状態が普通ではないと気がつく。そこで、子供によって初めて家庭の中に暴力はいけないんだという意識が生まれてくるのではないかなというのが今予防教育で、アメリカとかカナダでは何年も前から取り組まれている予防教育ですけれども、日本ではまだなかなかその方向へは行ってないというのが現状です。 それで、何が予防教育かなといいますと、やはり小学校の高学年、それから中高生に向けてはきちんとした性的な暴力、DVに関する予防を学習してもらう。それで、子供、要するに幼児とか小学校低学年には、暴力はいけないんだという暴力に対する予防の教育をする。その辺をやっていかなければ、要するにDVに対しても、児童虐待に対しても、根底からはなくすことができないんじゃないか。意識改革がまず必要じゃないかと思うんですけれども、その予防教育の実施を提案しましたが、それに対して市長と教育長の御見解をお聞きしたいと思います。
○議長(
福田修治君)
眞目教育長。
◎教育長(眞目秀昭君) 学校教育におきましては、先ほど申しましたように、人権教育というのが大きな位置づけをされているわけでございますが、特にDVとか暴力だけに特定した教育プログラムというのは現在持っておりません。しかしながら、この人権教育を通じてこういったDV予防教育、あるいは暴力予防教育がさらに充実されるように、今後とも努力してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) ただいま一部始終というか、詳しくお話承りまして、繰り返すのを避けますけども、そのとおりだと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 予防教育がいかに大切かっていうのをわかっていただいたんですけれども、それではちょっと企画部長にお聞きしたいと思います。 予防教育を実施するに当たっては、やはり専門的な知識が要るのではないか、専門知識を持ったアドバイザーがいて初めてきちっとしたプログラムがつくられるのではないかと思うんですけれども、
男女共同参画室には専門相談員が今度入りましたし、それからオンブッドも先日決まりました。 そこで、
男女共同参画室としては、どこまで予防にかかわる予防教育に対してのプログラムにかかわることができるか、ちょっとお聞かせください。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) 私たちの
男女共同参画推進室といたしましては、小・中学校の学校での教材に伴う情報提供とか、またはそういった学校側で求められようと、また求めようとする学習プログラムの作成に当たってのいろんな相談等にも対応を進めているところでございますし、そういうものに対応していきたいと思っています。 それから、直接学校とかまたはそういった地域ですね、出前講座的な開催にも積極的に参加しながら、またそういった予防学習での講師の派遣、またそういった紹介も図りながら連携を進めていきたいと、こう思っているところでございます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今の答弁聞きますと、
男女共同参画室、いわゆる企画の方では幾らでも連携してやっていく方向があると受けとめてよろしいんですね。 それでしたら教育長にお聞きします。 今ほど部長が答弁してましたように、予防教育に対しては幾らでも連携するし協力させていただきたいという答弁が出てるんですけれども、
教育委員会としては
男女共同参画室、要するに企画部の提案を受ける方向というのはお持ちでしょうか。
○議長(
福田修治君)
眞目教育長。
◎教育長(眞目秀昭君) 今ほどの企画部長の説明のとおり、学校等におきましても、人権教育を進める上ではぜひとも参画室等との連携は今後とも深めてまいりたいと。例えば、人権教育の計画を立てる場合も、必要な情報についての提供を受ける必要がございますし、あるいはまた教職員等もさらに意識啓発をしていくためには、そういった参画室が計画するような研修会等へ積極的に参加して、さらに自分たちを高める中で子供たちに対する人権教育に関する計画作成、あるいは指導に当たっていくという必要がございますので、今後とも必要な連携は進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今、連携していきたいという答弁をいただきました。現実には、今全然連携はされてないんですね。
男女共同参画室が企画した、先ほどいろんな事業言ってましたけれども、学校の先生は余りおいでにならない。しかし、児童家庭課なり児童家庭支援センターも同じように企画されてます、いろんな人権問題とか暴力に関する研修会とか。保育所の先生はいらっしゃるんですね。保育所の先生は、
男女共同参画室の企画にもいらっしゃいますし、自分たちも結構企画しているところに参加している。しかし、学校は多分お忙しいのかなっていうのと、市長部局と
教育委員会とがちょっと離れている部分があるのかなとは思うんですけれども、なかなか参加していらっしゃらない。ですから、今の教育長の答弁にありましたように、これからきちんとした形で
男女共同参画室を連携しながら予防教育に関するプログラムはつくっていっていただきたい。なるべく両方が連携して、お互いに協力しながら事業を進めていくということを必ずしてほしいと思いますので、これは要望いたします。 それではもう一つ、改正DV法に関しての質問をさせていただきます。 今回、法律が変わりまして、もう一つ市の責務というのが1つ加えられました。それは、配偶者暴力相談支援センターの機能を設置できるという項目です。これは、支援センターというのは今県の方にありますけれども、それを機能の部分を市へおろせというような方向が出てきております。それで、現在
男女共同参画センターの方では、専門員も置いてますしオンブッドもおりますので、6項目その中にはあったんですけれども、まだ多分2カ所ぐらい、その6項目の中の機能で機能できてない部分が
男女共同参画室の機能にはあると思うんですけれども、今後その不足している部分に関しては充実していくおつもりがあるのかどうか、その辺をお聞かせください。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) 今ほど議員がお話しのように、今回の法改正の中で、県は必置というものと市は任意ということでございますが、私たちのセンターの今までの機能の中で、ある程度そういった機能を果たしていると、そういった意味では先ほどお話しのように2点ばかりという中の2点でございますが、カウンセリングというものがあるわけでございますが、きょう現在も
健康増進課、また私たちの武生市にございます仁愛大学の心理臨床センターといったところの今後の連携を深めていきたいということで、このカウンセリングの機能を果たせるかなと思っておりますし、それから一時保護のシェルターでございますが、これは県の施設でございますが、一時保護的には県の総合福祉相談所と十分協議をしながら、本日までもかかって、また協議して、連携を進めているとこでございます。 そういった意味で、きょうまでの機能充実をさらに深めるということも、また連携し合うということでその専門機関、また連携関係機関とのかかわりを深めながら、そういったものの機能を果たしていきたいなと思っているとこでございます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 多分武生でしたら、センターもありますし意識も高いので、国の出している方向には近づけると思うんですね。けれども、先ほどからDVと児童虐待はそれこそ同じテーブルの上で協議しなくちゃいけない問題だというのを話させていただいていますけれども、なぜか同じ時期に、国は児童虐待に関しても、今まで児童相談所というのは県の中に2カ所ありますが、県ではなくて市のレベルに落とすという方向が児童虐待防止法の方でも出てきております。だから、児童虐待の方も市におろして相談機能をきちっとした形で救援するための機能をつくってくださいっていうことを言ってきてるんですね。ということは、同じ形でおりてきていると。やはりその2つは連携しなければいけないのではないかな。児童虐待に関する方の機能も、それからDVに関する方の機能も、お互いに連携していかなければ解決できない部分がたくさんあるのではないかなと思うんですけれども、その連携することに関しては、できるでしょうか、できないでしょうか、その辺ちょっと両方の方からお聞かせ願います。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) 今ほどのDVと児童虐待の家庭内暴力に関するそういった総合の相談機能でございますが、さまざまなケースがございますので、そういった関係機関と緊密な連絡体制はきょうまで取っておる中をさらに深めていくということで、そういった保護に努めていきたいと、また連携を進めていきたいと思っているとこでございます。(安立里美君「
教育委員会は答え一緒ですか。」と呼ぶ)
○議長(
福田修治君)
眞目教育長。
◎教育長(眞目秀昭君) ただいまの企画部長の考えと同じように、
教育委員会としてもできるだけ連携を深めてまいりたいと思います。 実際に、これまで児童虐待はおっしゃるとおりDVとの関連もあるかと思うんですが、そういったものの対応は各学校でいろんなそういう機関と極めて密接な連携を取りながらその解決に当たっているわけでございまして、今後ともそれを進めてまいりたいと思います。 なお、ついでながら、先ほどの企画室等が企画しますのには比較的学校の教員の参加が少ないという御指摘でございましたが、私どもとしてはかなり積極的にそういったところへ参画するように努力をしておりますし、最近も何種類かのそういった研修会等へ各学校が、少なくとも例えば担当者を1名以上は送り出すようにとか、そういったことで、かなり出席はよくなっているという認識を持っておりますので、現場の教師にかわって一言御説明を申し上げます。 以上です。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今わかりました。1人ではなくて、それこそ保育所が結構団体組んで、5人とか10人とか1つの保育所からぼんて入ってきたりするんですよ。ですから、そういう形で
教育委員会の方も1人でも多くの方が参加することを希望しまして、先ほど言わせていただきました。 それから、市長に要望したいんですけれども、お聞きしたいんですが、やはり今連携しますっておっしゃいましたけれども、今
教育委員会が言った児童虐待の方はほとんど県とのつながりの中からDVを解決していらっしゃるんですね。ですから、それがやはり市の方との連携を組んでいくためにも、拠点、要するに縦割りになっている部分を人の拠点でもいいですから、つくっていく方向を連携のための拠点づくりというのが可能かどうか、ぜひつくってほしいんですけれども、つくる方向を出せるかどうかだけちょっとお聞かせください。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) お言葉の意味を十分に理解できない部分があります。人の拠点というのは、そのような人を配置するという意味なのでしょうか。それがそれ専門の人という意味でなければ、できることはしていこうと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) やはり専門的な方を置いていくことがベストじゃないか。今いる方でも結構ですけれども、そういう方を拠点として動いていくということを要望いたします。 それでは続きまして、低所得高齢者や障害者の居住の確保に関しての質問に移らせていただきます。 現在、武生でもし高齢の方とか障害を持った方が民間のアパートなり賃貸の住宅を借りようと思いますと、かなり厳しい条件を出されてなかなか入居できないという状況があります。そこで、ぜひそれら高齢者とか障害者に対して、安心して借りることのできる公営住宅の建設、これを考えていただきたいと思いまして、質問させていただきます。 まずお聞きしますが、現在武生市で公営住宅幾つかありますけれども、高齢者とか障害者のためにどのような対策がされているか、また現在何人ぐらいの方が公営住宅を利用されているか、お聞かせください。
○議長(
福田修治君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) お尋ねの高齢者あるいは障害者に対する構えでございますけれども、今までにも身障者に対しましては身障者のスロープを設けるなどの住宅、あるいは最近になりまして、住宅の改修のときに段差を解消するとか、それから手すりをつけるとか、そういったことはふろ場、それから階段、それから便所というようなところでは施しているところでございます。(「何人ぐらい、何人ぐらい利用してますか。」「数はわからんな。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) ひとり暮らしの高齢者の方、市営住宅に入居している方、平成15年度の数字しか今つかんでおりませんが、54人いらっしゃいます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 65歳以上の方が今市営住宅に2人とか、3人とかという、各市営住宅にいらっしゃるのは、65歳以上の方で54人、これはたしか市の高齢課の職員の方が公営住宅の中から全部1人ずつ引きずり出して勘定したその努力はすごいなと思うんですけれども、そういう形で現状を把握なさった。 それでは、高齢者や障害を持った方が民間でどのような居住状況を持っているか、その辺は把握していらっしゃるでしょうか。
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) ひとり暮らしの高齢者、それから高齢者のみの世帯、そういった居住状況につきましては、常に民生児童委員さんとか在宅介護支援センター、ケアマネジャー、そういった方々によって実態把握をしていただいているところでございます。 その中で、居住環境に問題があったり、在宅の生活ではなかなか営めないと、そんな判断された場合には養護老人ホームとか、それから市営住宅の入居、あるいはまた民間の賃貸アパートへの入居、そういった個別の対応をさせていただいているところでございます。 以上です。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今の部長の答弁なんですけれども、現実には先日伺ったら把握はなさってないんですね、市自身では。ただ、民生委員なり地域型の在宅支援センターが把握してるんじゃないんですかというお返事はいただいたんですけれども、それから今問題があるとか、居住に対してとても困っていらっしゃる方は養護老人ホームに入っていただくとか、公営住宅を提供してますっておっしゃいましたけれども、今2カ所養護老人ホームが武生市内にはございますが、ほとんどあいていないのが現実です。養護老人ホームというのは、認定を受けた方ではないので、健康な、それこそ体は元気だけれども、1人では生活できない、所得がないとか身寄りがないという形で入っていらっしゃる方がほとんどですので、あきがあってそこに入れるという状況の施設ではないんですね。そうすると、今2カ所あるそこもほとんどあきがないという、民生委員が必死になって探して、あそこは清水町にまで話を持っていって入ってもらったという例も幾つか聞いています。ですから、現実はそのような状況ではないというのはわかっていただきたいなと思います。 それで、結構町中にトイレも要するに水洗じゃないような、おふろもないような、それこそ老朽化した建物に住んでいらっしゃるのって大概高齢者なんですね、借りて住んでるのが。それも結構生活保護ももらわずに、少ない年金で住んでいるっていうのが西とか、東とか、南地区の旧市街地にけっこういらっしゃるという現実は御存じだと思いますけれども、そのような状況の中で、やはり公営住宅が必要ではないかなと思いますので、今、今立との合併に向けての中に、まちづくり主要事業というのが計画の中に入ってまして、そこに公営住宅建てかえ事業推進という項目があったんですけれども、それに関して、具体的な取り組みとか、具体的な案とか持っていましたらちょっとお聞かせください。
○議長(
福田修治君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) 住宅の建てかえでございますが、12年度に公営住宅の最新マスタープランというような形でお示しをしているところでございますが、今合併論議がございますので、そういったことにつきましても、合併した後に新市の中でまた見直しをいたしたいというような形で考えているとこでございます。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) 今、合併ができ上がった時点で考えていきたい、公営住宅建設については新しく考えていく方向というのが出ましたので、ここで1つ提案させていただきます。 公営住宅には、今先ほど答弁いただきましたけれども、高齢者とか障害者に向けたバリアフリーをきちっと考慮した部屋なりをつくっている方向が示されましたけれども、ここでさらに高齢者用の公営住宅のシルバーハウジングというのがあります。それに対して、建設を計画の中にぜひ入れていただきたいと思いますので、シルバーハウジング建設に関して、シルバーハウジングというのはおわかりになってますよね。部長、福祉部長ならおわかりになると思うんですけれども、シルバーハウジングに関してちょっと。
○議長(
福田修治君)
加藤福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(加藤進君) 今手元にある資料で概要を御説明申し上げたいというように思いますが、シルバーハウジングとは手すりを設置をして、住宅内の段差をなくし、緊急通報装置などを備え、トイレ、浴室、寝室などが高齢者にあわせてつくられた高齢者仕様の住宅、こういった位置づけがなされていると。
○議長(
福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) ちょっとつけさせていただきますけど、シルバーハウジングは県と国が補助金を出してくださいまして、60歳以上の方を対象とした公営住宅なんですね。今、全国には1万あるんですけれども、福井県はとても取り組みがおくれていまして、昨年福井市に1つだけできました、26戸部屋のついたシルバーハウジングが。それには生活援助員というのが入りまして、生活援助員が生活相談を受ける中、見守りといいまして、高齢者でちょっと生活が不安だという人たちを朝晩見回ってあげたりとかする生活援助員を置くんですね。その生活援助員に関しては、市と国から補助金が出る。そういうような形の福祉対応の高齢者住宅なんです。 それで、先日、10月に入りましてから、
厚生労働省がそのシルバーハウジングに対しては介護保険対象の施設として位置づけましたので、多分17年度からは介護保険からの補助金が入ると思うんですけれども、そのシルバーハウジングの建設、これに対して方向性を持っていただけるかどうか、市長。新市合併。今、後ろからいろんな声聞こえてますけれども、計画を立てるのにはでき上がってからではなくて、ある程度きちっとした目標を持って、合併して動き出すっていうのが私はベストだと思うんですね。ですから、今ここであえてシルバーハウジングは今回提案させていただきました。 新市計画の中にシルバーハウジングを入れることができるかどうか、その辺だけちょっとお聞かせください。
○議長(福田修治君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) お尋ねの件でございますが、これにつきましては、確かにシルバーハウジングの設置等につきまして、福井市にも26戸あるというようなことも承知しておりますし、私どもの住宅の高齢者の実態というのも、正直な話、今入っている高齢者の方の実態もつかんでおりません。したがいまして、今後につきまして、新市の住宅の計画の中で、住宅の建設計画があるわけですが、これらにつきましては、高齢住宅はもとより低所得者の住宅でございます。その中の高齢者という中になろうかと思いますが、これらについては、シルバーハウジングにつきましては、生活の援助者というようなものも福祉の方から派遣をしていただくというようなこともございまして、福祉との連携が大事なことでございますので、今後福祉と協議をしながら、連携を取りながら進めてまいりたい、研究してまいりたいと思います。
○議長(福田修治君) 安立里美君。
◆(安立里美君) ぜひ前向きに検討して取り入れていただきたいと思いますけれども、ここでもう一つ、山口県由宇町というのがあるんですね。ここが昨年シルバーハウジング事業計画というのを2003年につくりまして、ことしの4月から住宅の供給を始めているんです。ここの計画というのが、同じ敷地の中に一般向け公営住宅とシルバーハウジングと知的障害者グループホームというのをつくってるんですね。こういう形で、すべての方の本当のバリアフリーの居住空間をつくるという、この辺のことを要望したいんです。 知的障害に関しては、多分グループホーム、とても武生市は取り組みがおくれてまして、知的の障害を持ったお子さんを持つ親、この子が自立していくためには将来どうしたらいいんだろうという不安を皆さん持っていらっしゃいます。自立していく場所がないんです。どうすればいいんですかというと、施設へ入れてくださいって言うんですけれども、子供自身は自立して生活できる状況を持っています。けれども、お母さんたち、自分たちでグループホームをつくったらどうですかという方向も出てますし、国からも補助金は出る方向はありますけれども、やはり市として、新市で新しい市ができ上がるんでしたら、ぜひこの山口県由宇町のシルバーハウジング事業計画を参考に取り組んでいただきたいと思いますので、ここで要望して終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(福田修治君) 以上で安立里美君の質問を終了いたします。 次に、発言順位8番、玉川喜一郎君。 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) まず3項目質問をさせていただきますけれど、まず3番目の予算の査定、予算査定のシステムについて質問をさせていただきます。 予算査定の時期になりますと、連日市長、助役におかれましては、長時間にわたる査定の時間を費やしている。3月、6月、9月、12月と毎回議会があるわけでございますが、その2カ月前になりますと、その査定ということで夜遅くまで査定をされる場合もあります。そういう中におきまして、市長、助役におかれましては、査定でどのぐらい時間を費やしているのか、お伺いをしたいと思います。
○議長(福田修治君) 真木財政部長。
◎財政部長(真木成元君) 新年度の査定におきましては、例年1月の中旬ごろから2月の上旬までが一応査定日程とさせていただいております。本年度、16年度の査定日程につきましては、途中公務で抜けるときもありましたけれども、1月19日から2月5日までを査定日程となっておりました。 以上です。
○議長(福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 財政部長にお伺いしたんじゃなくて市長、助役にお伺いしたんで、市長、助役の方から御答弁をお願いします。
○議長(福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 私ども、その査定の時期になると、大変きつい仕事だなと思いながらも、この査定の経過で重要な事業について詳しく聞き取ることができるので、それはそれなりにいい機会だと思って、きつくはありますけれども、そんなふうに考えて取り組んでいます。 以上です。(玉川喜一郎君「助役はよろしいですか。」と呼ぶ)
○議長(
福田修治君) 福塚助役。
◎助役(福塚昭雄君) 日程っていいますと、大体部長が言ってましたけど、そのあれの中で10日ぐらいがかかってるんじゃないかなという思いでいます。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 今、市長の方から、ちょうどいい時期であると。要するに、その期間において、各課の状況がわかるということも一つの考え方ではあるというふうに理解はしています。 しかし、最近全国的に査定システムを改めるという自治体がふえてまいりました。どういうことかと申し上げますと、基本的には例えば100%の予算に対して、各部に7割から8割、例えば80%から70%は任せる。簡単に言いますと、部長にその責任を持ってもらう。そして、その予算については市長方針に基づいて部長が予算を組むという、そういう制度が導入されている自治体がたくさんあります。この制度について、今後武生市として導入していく考え方があるのかどうか、お伺いします。
○議長(
福田修治君) 真木財政部長。
◎財政部長(真木成元君) 予算査定の方式につきましては、今ほど言われた方式もございますし、一件査定方式もございまして、各自治体が独自のやり方で進められているのが現状でありますけれども、予算編成につきましては、全体を見渡す視点が必要っていうこともありまして、枠配分方式の額の決定につきましては、いろいろと課題もあるように伺っております。 御指摘の予算査定の具体的な方法につきましては、行政評価を推進していく中、また事業別予算の執行を図っていく中で、各部局とも創意と工夫を持ってより効率的な予算編成とかあるいは予算執行ができるように、これから種々検討させていただきたいと思っております。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 財政部長の答弁は普通の今までのあり方ですけど、私が今提案しているのは、やはり部長というのは副市長というような考え方を持ってやるべきではないかというようなことを考えています。それにおきまして、やっぱり人に任せず、例えば自分の部の予算が例えば10億円だと。その10億円について常に査定をしてもらうということは、やはり責任を持っておられる方もおられますでしょうけど、基本的にはやっぱり任せて、そういう中での予算執行をしていただく。そして、将来的にも責任を持つ。こんな制度に切りかえるべきじゃないかって思いますけど、市長、どうでしょうか。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 権限を部長に与えるということは、大切な考えであると思いますし、今言われたような枠査定方式、これらも十分に考慮しながら今後の方法を求めていきたいと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) ありがとうございました。 きょう、壇上におられます部長は、そういう意図を感じていただきながら、3月の、12月から、もう今始まるだろうと思いますけど、査定に臨んでいただいて、しっかりとした市民の皆さんの負託にこたえる行政運営をお願いしたいなと思います。 続きまして、2番目の質問に入ってまいります。 生活基盤の確立とコミュニティーづくりということでございますけど、まず今合併の時期に入ってまいりまして、やはり一番大きな要素というのは自主財源の確立ではないかというふうに思っています。 それにおきまして、まずここで市長にちょっとお伺いしますけど、今なぜ市町村合併が大きな全国3,000余りの自治体に国からそういう合併の働きがあったのだろうかと。国の合併の推進に対する考え方をお伺いします。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 市町村合併にはいろんな要因があると思いますけども、どう考えても最大の要因は、国及びそれに引きずられて地方の財政問題が一番大きい問題だと思っております。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 簡単に申し上げますと、国が借金が多くなって、その中におきまして、各自治体に対する交付税または補助金、そういうものをだんだん減らしていきたいってはおかしいですけど、出しにくくなってきた状況があるということだろうというふうに思っています。そういう中におきまして、1つは行革ということもあるんではないかと思っていますが、ただここで武生市としての市町村合併に対する考え方、これをお伺いしておきます。必要性ですね。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 武生市はもともと広域的な行政を推進してまいりました。丹南広域組合という形で広域行政が必要であると考えておりましたし、それが住民の利便にもつながるっていうことで、これまで進めてまいりました。それと同じ延長上でやはり合併っていうことも考えなければなりませんし、そしてその上に財政問題、これが急激に大きく降りかかってきたわけであります。 そういうことで、今回の合併もそれら広域行政、地方分権、そしてまた財政問題、これらを総合して合併に踏み切っていったわけです。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 基本的には、国のそういう考え方とは別に、武生市としてはやはり財政基盤の確立、そして行財政改革の推進、そして暮らしやすい市民の皆さんに対する応援、武生市役所として本当に市民のための役所となっていく、こんなことではないかと思っていますし、自分たちの町は自分たちでつくっていくんだ、こんなことが大きな要因ではないかというふうに思います。 そこで、先ほど申し上げました財源の確保ということで、生活基盤の確立ということは自主財源の確立、その大きな柱でありますのが市民税、市民税は基本的には法人市民税と個人市民税に分かれます。そして、2番目に固定資産税、そして3番目に都市計画税ということでありまして、平成15年度の武生市の個人市民税が25億円、法人市民税が12億円、そして固定資産税が50億円、都市計画税が6億5,000万円、約ですね、たばこ税が約4億4,000万円、トータルしますと約100億円の自主財源であるということです。 そこでお伺いしますけど、平成10年度または平成元年はその自主財源がどういう状況であったか、お伺いします。
○議長(
福田修治君) 真木財政部長。
◎財政部長(真木成元君) その10年間の間には大きな税制改正もございましたけれども、元年度の市税につきましては85億3,000万円、そのうちの個人市民税につきましては26億7,000万円、それから法人市民税につきましては16億2,000万円、固定資産税につきましては33億2,000万円、それから平成10年ですけれども、市税収入が113億4,000万円、そのうちの個人市民税が31億7,000万円、それから法人市民税が18億4,000万円、固定資産税が50億7,000万円という形になっております。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) ありがとうございます。 今、平成10年度と平成元年度ですね、それぞれ個人市民税、法人市民税、固定資産税の数字をいただきましたけど、基本的に平成15年が100億円ということですから、平成10年度は113億円ということですから、基本的に法人市民税が18億円あった。しかし、昨年度は法人市民税が12億円、もっといいときには多分法人市民税は20億円ぐらいあったと思いますけど、一番最高の時点では、法人市民税はどのぐらいあったんでしょうか。
○議長(
福田修治君) 真木財政部長。
◎財政部長(真木成元君) 平成13年度の26億円と記憶しております。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 今ほど平成13年度に法人市民税が26億円ですから、昨年に比べますと約倍以上あります。倍、2.ちょっとありますよね。ということは、これはまさに法人市民税が15億円もふえるということは、自主財源が大きく幅をふえる、増大する。この要因は、基本的にはきょうまで当時の中西市長または笠原市長が築いてきた、そういう企業誘致の大きな支えがあったから、こういう法人市民税、または個人市民税の大きな要因だったというふうに考えています。 そこで、やはり私たちの町のこれから大きな財源を確保する場合、やはり企業誘致しかない。こんな思いを持っていますが、きのう中西議員が企業誘致の質問をされました。しかし、私が今思うのは、まさに働く場所、そこに働きますと、例えば1,000名の方が働く。そして、個人市民税をいただきます。または企業から今申し上げました法人市民税が入ってまいります。そして、例えば企業が誘致されますと、そこに10ヘクタールの土地を用意していただきますと、当然固定資産税が入ってくる。一石三鳥ということになりますが、そういう意味におきまして、企業誘致に対する本当に大きな自主財源であるという考え方に対して、市長の企業誘致またはその自主財源を生む考え方についてお伺いしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) きのうも詳しく論じましたけども、大規模な、特に大規模な企業というのは大変な大きい市にとっての存在となります。それほどの大きいのっていうのはめったにある話ではありませんけども、我々もこれについて、各部門が協力して、そしてまた県とも連携して、最大限努力してきたわけであります。それはつまり、そういう大きな企業の誘致っていうものが将来の武生市の発展に必須であるという考えで全力投球したわけであります。今後もその考えは変わりませんし、規模の大小を問わず、やはり企業が進出することは市の元気のもとだと思っています。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 元気の源であるっていうことですけど、基本的に今行財政改革、そして自主財源の確立ということで、将来、後で申し上げますけど、今この10年間、合併してスタートを切っても、10年以後はどうするんかというようなことが一番大きな課題です。今からしっかりとした手当てをしとかないと、その先が見えない。今この10年はいいでしょう。しかし、本当に新しい市になって、その市民の皆さんのやっぱり財源、そしてそのための福祉を応援していく、生活を応援する市役所としていく場合には、その大きな支えが必要であります。それにおきましては、やはり今からしっかりとした誘致活動をしていかねばいけない。 だから、きのうも服部部長が、今後も計画性を持ってやっていきたいということでありますし、また三木市長は宝くじに当たるようなというようなお話がありましたけど、そういう考え方ではなくて、やっぱり真剣にそういう実践をつくっていくという方法を見つけていかねばいけない。そういう意味で、新生電子が来てからここ二、三年たちましたけど、新生電子に働いています武生市の方はどのぐらいおられますか。
○議長(
福田修治君) 服部産業経済部長。
◎産業経済部長(服部秀一君) 従業員の数についての御質問かと思いますが、ことしの春でございますが、60名程度であったわけでございますけれども、現在は七十数名というふうにお聞きをしております。そのうち約半数が市内の方だというふうにお伺いしております。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 約70名のうちの半数ということで、35名ぐらいの方がその企業に働かせていただいている、働いているということですから、我々としては喜ばしいことであるというふうに思っていますし、ただここでもしお伺いしてよければ、固定資産税とか法人市民税、数字、もしわかればお伺いしたいと思います。もしわからなかったらいいですよ。
○議長(
福田修治君) 真木財政部長。
◎財政部長(真木成元君) 詳細は把握しておりませんので、申しわけございません。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 多分固定資産税、法人市民税、そういう意味では武生市の自主財源に大きな貢献をしてるんじゃないかというふうに推測を今いたします。 そういう意味におきまして、残念ながら土地を武生市はこの前の熊本に誘致が決定しました企業に対しまして、約20ヘクタール近い土地を用意して、農業委員会の会議にちゃんと諮って土地を用意したわけですけど、そういう残念な結果にはなりました。改めて今後の企業誘致計画を、例えば3年、5年、10年スパン、やはり毎年そういうことをやってるけど、例えば産業部において、その工業誘致にかける熱意、これを一遍お伺いしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 服部産業経済部長。
◎産業経済部長(服部秀一君) 企業立地施策につきましては、御指摘のとおり大変重要な事業だというふうに私どもは認識をいたしております。 先ほど市長からも御答弁申し上げましたが、県の施策などとタイアップをしながら今後努力をしていきたいと思います。特に、工場の適地調査といいますか、そういったことなどは手がけているわけでございますけれども、今後もさらに迅速に対応するという意味からも必要かというふうに思っておりますので、また情報等も取りながら、また市内の企業の方々とコンセンサスも取りながら、増設と立地に向けて努力をしてまいりたいと思います。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 担当部の力強い御意見いただきましてありがとうございます。 ここで市長にも、本当に財源の確保ということで再度企業誘致のほかにもまだ財源確保があれば教えていただきたいと思いますけど、そういう中での自主財源の確保という対策案、何かありましたらお伺いしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 財源の確保ということでありますけども、1つは今我々が進めている合併、これは大変な大きな財源を生んでいきます。それから、これまでも確かなものとして言えるのは、今言われておる企業の誘致もあります。それからまた、今大変市が苦しんでおりますけども、税の徴収率の上昇、これらが大きいものかと思っております。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 例えば、今、これは私の考え方でありますけど、坪埋め立てしまして大体5万円の土地というのはなかなかないですね。やっぱり10万円ぐらいだと思いますけど、ところで10万円の土地に対して市の方で5万円の負担をした場合、例えば100反、ですから坪に直しますと100掛ける300坪、そして5万円、約15億円のお金が必要になります。10ヘクタールの土地を市が3万円から5万円の埋め立て代を出した場合、15億円かかりますけど、しかしそこで例えば30年間その会社がこの武生市に在住して、そこで500名の方が働いた場合、そして大体平均賃金年収で400万円ぐらいとしますと、トータルしますと大体600億円ぐらいになります。それは、個人の家に入るお金もありますし、税金で返ってくるお金もありますし、固定資産税で改めて入ってくる場合もあります。だから、例えば市が15億円の支出をしても、30年間で今私が計算したのは個人の皆さんがもらうお金が大体600億円ということですから、法人市民税または固定資産税ということを考えれば、例えば市が坪3万円から5万円のお金を出して埋め立てしても、私は十分な大きな将来的な財源の価値になる、こういうような考え方をしていますけど、市長どうですか。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 随分思い切った発想だと思います。企業誘致、企業といってもやはりこれは私的な存在でありますから、これにこれほどの財源を投入というか、支援をするというのは、これは本当に発想を変えなきゃいけないような大きなことであります。 しかし、リスクが大きいというのは、今お話ししておる企業については、当面の、来年あたりの需要も見込んでの急速な展開です。来年もう創業したいと、それくらいの話です。それについて、その需要が将来10年、20年続く保証は全くありません。ですから、企業が当面巨大な投資をする、それについてそのまま何十年も続くかどうかは保証、決して企業はするわけでもありません。それは、ちょうど今議員の質問の中にあった平成10年以降の法人市民税、これの大きな上下を見ても、企業の業績というのは大変な変動があります。それを一番いいときだけを見込んで何十億円という話をして話を進めるわけにはいかない部分が大きい、リスクが大きいと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 市長の考え方も一理あると思いますけど、ただ私は今例えば500名の方、または1,000名の方が武生で働く。例えば、武生にもたくさん1,000名、2,000名の会社があります。これっていうのは、そこに働く場所があるから安心して生活ができるという、市民の生活の支えになってるわけですね。そこで、市長がいつも提案されてます住民自治基本条例、地域振興条例というのは、地域振興事業もそうですけど、そこに働く場所があるから安心して地域の中でボランティアをしたり、そこで地域活動ができるという大きな要素があるわけですね。 そういう中で、私は次に地域振興事業について質問をしていきたいというふうに思います。 地域振興事業の目的の第1は住民自治の実現であります。今までは要望または陳情型でありましたが、地域振興においては市民参加やパートナーシップを重視する地域振興事業交付金と自己財源によって地域振興計画に基づいた提案協働型へと変わっていこうということが武生市の地域振興事業であります。 そこで、1つお伺いしますけど、昨年地域振興事業として武生市が交付されました各地区のそれぞれ金額、トータルでいいですけど、各地区6地区に交付されました金額、どのぐらいあったかお伺いします。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) 昨年度10月に吉野地区の第1地区、吉野地区が発足いたしまして、6地区ございまして、交付金額は1,090万円でございます。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 多少多いとこ、少ないとこありますけど、ここで各地区の状況を発表すると、何であこが多くてここが少ないんやというようなことがあるんで、多少これは控えておきますけど、多いところで例えば315万円、少ないところで107万9,000円、こんなバランスもあります。これについてはハード、ソフト、セミハードということですから、そういう意味においてセミハードの部分が多かったという部分もあって、そういうふうな差が出てきたんではないかというふうに思っています。 そこで、この地域振興事業に対して、私も各地区の地域振興会と区長会との位置づけですね、区長の役割と当時議長をさせていただきましたので、区長会連合会長の方から区長の事務委託料、区長としてお願いしてある仕事に対する交付金というのは直接支払うべきであろうという要請をいただきましたが、私もやはり地域振興事業ということはすごく大事なことでありますけど、しかし区長に委託をしている業務については、やはり直接区長に支払われるべきであろうというふうに思います。 そこで、区長に直接お願いしている業務というのは今現時点どういうものがあるのか、そして私が申し上げました来年度から区長に対する事務委託料については、地域振興会ではなくて、直接区長さんに払われるのかどうか、お伺いをいたします。
○議長(
福田修治君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 今、議員さんの方から区長会に対してということで、我々町内会に求めているのは、先ほどから問題にされている防災とか防犯、こういった一番住民に密着したところを地域と同じように、行政と同じようにやっていくという、そういったパートナーという形、そういう形の役割をこれからお願いをするし、またそういった形で協議をしていきたいと。また、直接に広報を配布していただいたり、募金のそういった協力をいただいたりということはこれまでもお願いをしていきたいというふうに思っています。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 私の質問していることと全然答弁が違いますね、助役。助役の方からもしそれで答弁ありましたらお願いします。
○議長(
福田修治君) 福塚助役。
◎助役(福塚昭雄君) 前々から申しておりますように、区長会には区長会に我々が委託っていいますか、お願いしている事務が非常に多うございます。それはちょっと言いましたような防犯とかいろんなことがあります。それから、直接住民に市が伝えたいこと、これやっぱり区長さんなんです。地域振興とは全然違う。ですから、区長さんの今の事務委託っていいますかね、そういう意味でいいますと、事務委託ならば、これは直接交付するという仕組みに、今のはちょっと違うような格好になったように見えますけども、もともとこれは別々に我々は考えてたんですけど、予算科目がただ一緒になったもんですから、どうもちょっと取り方が変わったんかなという思いがあります。だから、来年はきちっと分けてやりたいというふうに思っております。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 基本的には、地域振興事業と区長にお願いをしている業務については分けて来年からは直接支払うという御答弁をいただきましたので、私はそういう意味では区長さんもやっとそういう今まで頑張ってこられたことが再度認識を得るんではないかというふうに思っていますし、やはりお互い地域振興会、そして区長さん、連携をしながら行政、そして市民の幸せのために頑張っていただきたいというふうに思っています。 次に、地域振興事業と生涯学習、どちらも公民館を拠点に進められています。市役所の観点では、地域振興課と生涯学習課に分かれています。住民の観点では、どちらも公民館であります。社会教育、地域づくり、地域振興、人づくり、自分たちの町は自分たちの手で、住民自治の拠点である、こういう考え方で地域振興を進めていますけど、私がここで確認をしたいのは、いま一度住民の目線に立った、やはり市役所は生涯学習課、地域振興課だけど、住民の皆さんは同じ公民館だという考え方を持っているわけですね。 こういうような中で、例えば今地域振興課と生涯学習課のすり合わせという部分はうまくいってるのかどうか、お伺いします。
○議長(
福田修治君) 小
東企画部長。
◎企画部長(小東勇士君) 昨年度から一応そういったことでの
教育委員会等と協議をしてきたところでございまして、そういった役割の分担の連携の中で、ようやく本年度スタートする中で、地域、各地区の
自治振興会が実践的に、またその地区性、また特性を生かしながら、その実情を踏まえた多種多様な事業が展開してきたな、そういった意味では、そういった
教育委員会並びに私たちの地域振興課が連携しながらということで、地区の中でそういった混乱が起きないようにということで、昨年度1年間十分協議してきたところでございます。 そして、ことしの3月に地区の公民館条例、設置条例も一部改正しながら、そういった問題の展開を進めるといったところで、
教育委員会の方もそういった改正をされて、その事業に公民館主事、また公民館の皆さん、市民と皆さんともどもその地域振興事業、また生涯教育を進めようとする公民館活動事業にも連携しながら事業進んでるんじゃないかなと思っているとこでございます。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) ちょっと余りわかりませんけど、私はっきり提案しますね。地域振興課と生涯学習課、私はやっぱり兼務した方がいいなというふうに思っています。基本的に新しい新社会教育基本法によりますと、公民館の館長さんはおられてもおられなくてもいい。または、公民館運営審議会も、基本的には地域振興連絡協議会というような形に変わってもいいというような形に今なってますけど、これ生涯学習からどうですか。
○議長(
福田修治君) 関本
教育委員会事務局長。
◎
教育委員会事務局長(関本邦夫君) 公民館の館長は今も必置だというふうに思っております。公民館の運営協議会、これ3月に条例を改正しまして、公民館の運営協議会につきましては、
自治振興会の役員さんも15人のうち約半分ぐらいはこちらの方へ入っておられるというふうに思っております。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 今、そういう答弁でありましたのであれですけど、基本的に今後の運営のあり方ということを考えますと、やはり地域振興課にそういうふうな一本化をしていった方がいいんではないかというふうに私は考えていますけど、市長の考え方をお伺いします。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) おっしゃるような趣旨よくわかります。ただ、急に一本化って、また十分な議論を経ないと無理がかかってくると思いますので、十分に協議しながら考慮します。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 公民館主事さんにおかれましては、本当に今までの業務のほかに地域振興事業の業務もあって大変だろうと思ってますけど、やはり大きな地域の担い手として、または指導者としてサポートしていただきたいなということをお願いして、この地域振興事業については質問を終わります。 それでは、丹南11市町村の市町村合併ということで質問してまいりたいと思いますけど、丹南は一つということでスタートした市町村合併も、平成14年7月の丹南広域組合において福井市との合併を当時の鯖江の市長が表明をされました。そういう状況の中で、南条郡は南条、今庄、河野の3町村で、南越前町として平成17年1月1日にスタートをされる予定でありますし、また丹生郡においては、朝日、織田、越前町、宮崎村は新しく越前町という名前で平成17年2月1日にスタートをされるところであります。 その中におきまして、我が武生市は今立町との合併ということで、2月6日の第1回法定協議会を皮切りに、きょうにおいては12月13日に武生・今立の合併の調印を迎える予定であります。当時、私も議会の議長として今立町との合併推進に全力で取り組んできた一人でありますし、また武生・今立法定合併協議会の一員としてでありますけど、ただあえてなぜここで質問するかというのは、市民の私も代弁者である、そして市民の皆様に対する説明責任がある、議会も行政もそういう意味においては同じような役割を担ってるんじゃないか、こういう思いを持って質問していきたいというふうに思います。 新市の名称についてですけど、11月29日の第15回の合併協議会において、越前市というふうに決まる。まだ正式には決まっていませんけど、その法定協議会においては決まりました。その経過について、市長の考え方をお伺いしたいと思います。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 私ども、今立町との合併については、当初から対等合併という考えで進めてまいりました。つまり、新市を創設するということであります。そういうことですから、新市としての名前が必要であると。そこでは、市民、町民に名前を求めるわけでありますけども、市民、町民から広く県内に移住しておられる方もおられるだろうちゅうことで、県内一円に対して新市名を募集いたしました。これがことしの3月22日から4月30日の期間内に公募したことでございます。 その結果、239種類の名称が寄せられました。この段階で、つまり市民に対して新市の名称を募集するっていうことですから、新市の名称は必ずしも武生になるとは限らないっていうことを公示したのと同じだと私は思っております。 そしてその後、合併協議会の中に新市の名称等候補選定小委員会っていうのが設けられまして、ここで239の中から絞り込みが行われたわけです。そして、大変会議も熱い議論が繰り返されたように聞いておりますけども、その結果11にまで絞り込まれたわけです。この段階ではもちろんまだ武生ってのは、まだっていうのはおかしいかもしれません、武生は入っておりました。 そしてその後、この11点の中からさらに絞り込みをしなければならないってことで、今度は合併協議会自体で論じられました。そこで11の中から4点が選ばれたわけです。つまり、ここで選ばれた4点というのは越前市、越前武生市、それから武生市、それから南越市とありました。 そして、この段階で我々は市民に対する説明に入ったわけです。そこでは、今この4つまで絞られていること、それからそれぞれの合併協議会における投票の得票数もお示ししました。それは、越前市が12、13でしたか、4点の……(「12。」と呼ぶ者あり)4点のとき越前市が12です。そして武生市が9点ありました。それから越前武生市が4点、南越市が12票といいますか、あった、そのこともお示ししました。ということは、その市民説明会の中では、武生市が最有力ではない状態だっちゅうこともお知らせしたつもりであります。そしてまた、この中のどれかが選ばれるだろうということで問いかけをいたしました。 そしてその中で、各地区での説明会ではいろいろな議論、市名というのは大変市民の関心を呼ぶものでありますから、いっぱい議論がありました中で、いろんな中で最も多いのがこの市名についてと庁舎の移転と跡地利用、これらについてだったと思いますけども、私らの印象からいうと、市庁舎移転及び名称については地域の特性がよくあらわれていたように思います。地域によって反応が大変違った。つまり、市名について言えば、旧武生町というのか、
中心市街地と今言うてる地域の人たちは、もとから武生であったことからかどうかは想像するわけですけども、武生にこだわる方が多かったように思います。しかし、昭和30年の前後に新しく合併された地域の方々は、余り武生にこだわらない方が、むしろ違う名前のことを積極的に発言する方もおられました。 そんな状態で、第15回合併協議会っていうのが先月29日に行われたわけです。そこでようやく新市の名称が決まったわけですけども、全国のどこを見ても、この点が最も合併の関門であります。そして、もっと早い段階で合併協議会が分かれてしまう場合もありますし、我々の場合は最後になりました。 そして、そこでの投票の結果でありますけども、そこの投票の前にあらかじめ過半数で決めることはやめよう、それではちょっと、わずか1票の差でどれかに決まるのは市民として、町民として納得しにくいだろうから、せめて3分の2以上取った候補に決めようという態度を最初に決めました。そして、第1回目の投票が行われたわけですけども、この際は1票白票があったために16対8という状態でありました。これでは3分の2にいきません。そこでもう一度投票して、その結果が17対8で越前が17になったわけです。そこで、決められた手順どおりこれを採用することについて全員の同意を求めました。そして、全員が一致して越前市ということに決まっていったわけです。これがこの一連の市名選考についての経過です。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 説明はそういうことでございますけど、今なぜ越前市という名前になったのかという声があちこちで聞かれる、私も聞かれます。南越前町があって、越前町があって、そして越前市、非常によく似た名前、同じ名前で都合が悪いのではないかという声を聞きます。これに対してもまた、僕もあれですけど、今市長にお伺いしますし、またこういう手紙も来ています。越前町の方からです。 11月30日の新聞を見て、武生・今立の合併協議会で越前市と決まったと書かれているのを見て、握ったこぶしが震えて何とも言えなかったとか、本当に何で武生が越前市になったんだろうという、私たちの町が頑張ってきたのにという、聡明なる委員の方にいま一度考えてほしいという、何かそういう内容のことが合併協議会の委員会の方に来てますし、また今越前町の皆さんが、越前ガニ、越前水仙を全国にアピールしてきた越前町が何か越前市になると紛らわしい、混乱する、再考してほしいっていう集会をされて、12月8日に越前町の住民の方35人が集まって、新越前町の将来を考える会をつくったとかっていうようなことも聞いています。 しかし、今武生市が今立との合併の中で、なぜ越前市にしたのかということに対する、市長の方でお願いします。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 なぜ越前市にしたか、これは先ほど申しましたように、地方自治法及び
合併特例法という法律に裏打ちされた合併協議会で決まったことですから、なぜっていうことは皆さんの委員の方々の意見が3分の2以上あったっていうことであります。 しかし、決まって直後から市民からもたくさんみんなの掲示板へ書き込みがあります。そして、その中の多くの意見は、大切なことですのであえて言いますと、例えば人口が5分の1にすぎない今立町に対して、なぜ武生市のままでいけないのかっていう意見もたくさんあります。それから、25人で勝手に密室で決めたんだろう、そんな言い方もあります。それから、市名が変更になったら市民の負担、行政ももちろんコストがかかるけど、市民のコストを考えたのかっていう意見もあります。それから、今言われた隣接した越前町とか南越前町、先に決めているのに対してどういう態度だっていうものがあります。それから、中には発言の機会が一切なかったのにこんなことになってっていうような言い方もされます。 しかし、この方々にはちょうどこの機会に申し上げたいけども、新市の市名を募集した段階で、武生以外のものになる可能性をお示ししたわけです。そのときに、どうせ武生になるんだけど募集するなんてことは、これは市民を、町民をだますことになります。どの名前になる可能性もあって募集しているわけですから、これは決まった途端に何で武生でなかったんだというのは、私は責任ある市民の態度だとは思いません。その1点で1つ。 もう一つは、市民への説明会で詳しくこの名前についてもお話ししました。武生がどういう意味であるか、いつから武生であったか、それから越前がどういう意味があるか、越前武生、南越市も含んで話しました。その時点で4つに絞られている。しかも武生は最も優勢な数を得ていない。これがわかっているはずですから、その時点でもし武生以外は考えられないっていう意見があったら、その時点で申し述べる、発言しなければならないと思います。決まってから、今武生以外のものはとんでもないっていうのは、これは困ります。(「そのとおり。」と呼ぶ者あり)きちっと法律に基づいた協議会できちんとした法律の手続に従って決めてきたことですから、決まった途端に反応してそれまでは反応しないっていうのは、私はおかしいと思います。 それともう一つ、合併説明会へ来られた方々は、最も多いのが60歳代の方でした。そして、50歳、70歳、40歳代うんと減って30歳、20歳代、ほとんどおられませんでした。女性も少なかったし、特に女性はおられても発言しない方が大部分でした。しかし、不思議なことに、今メールでどんどん掲示板へ寄せられている方々が、匿名ですからわかりませんけども、自分で年齢やら性別を唱えておられるのでは、20歳代が大変多い。女性が大変多い。非常に私にとって不思議な気がいたします。そんなに関心があって、決まってからじゃんじゃんメールを寄せるんなら、説明会に来てほしかったし決まる前に寄せてほしかった、そう思ってこのごろ拝見しています。とにかく完全に法律にのっとって、公開の場で行われて決められた名前であることを十分に理解していただきたいと思います。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) 時間も4分ちょっとになりましたので、質問全部まとめて申し上げますけど、要するに将来の合併を踏まえた形の中で越前市ということを、要するに南越前、越前町、そして簡単に申すと南条郡、丹生郡、そして鯖江市、今武生と今立、将来的なことを踏まえた中での選考もあったんではないかというふうな思いが私はあります。それはあくまでもまだこれからのことですから、しかし名前というのはやはり変えるんであれば1回でおきたいと。名前を変えることによって、皆さんがおっしゃっている経済的な波及効果で大変なお金がかかるということもありますし、しかしそのお金よりはやはり合併して合併特例債、全部で147億円ありますよね。そういう効果の方が大きい。それと、10年間で全部で、人件費を含めますと96億円の、市長はワンセットでいい、町長もワンセットでいいし、議員も減ります。議員も24名になるっていうことですから、今28名ですからね、24名になる。(「いや、42名や。」と呼ぶ者あり)済みません。それはよそを含めてですね。だから、全部足しますと28と、そして14名ですから42名、それが最終的には24名になる。そういう意味では大きな行革と特例債、2つ足しますと、96億円と147億円ですから、236億円になるかもしれませんけど、そういう要素が大きいから今合併をするんだということだろうと思います。 そして、名前についても、やはり将来的な丹南11市町村のことを考えた形の中で今進めてるんだ、こういう考え方を市長からいただきたかったんですけど、時間もないので私の方で申し上げますが、最後に鯖江の牧野市長がせんだっての議会で、鯖江市も平成17年から平成22年にかけての新
合併特例法に基づいて合併を進めていきたいという考え方を持っておられます。それに対して、今私が申し上げたことを踏まえて、合併のメリット、そして今後の丹南の方向性、お答えください。
○議長(
福田修治君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 越前町にしても、南越前町にしても、今独立の歩みを始めたばっかりですから、我々が今そこに何だかんだ言えませんけれども、私どもの構想は最初から丹南一円を視野に入れて、越前ブランドで結ぶ自立都市という構想で参りました。したがって、勝手ではありますけども、私どもはちゅうか私は丹南全体を一つづりにすることを目指すべきだと思っております。 そして、今おっしゃった2回名前を変えるよりは1回で済ませたい。これについて特に申し上げたいわけですけども、我々は合併で新しい1つの市を形成するわけですから、合併相手の今立町の方々のことも考えなきゃいけない。今、武生市を例えば貫いたら、向こうの方は一たん武生市に変えなきゃいけない。そして、もう一度将来変える可能性を含んだ選択ということになります。我々はやはりそのような相手方にだけ負担を強いるようなことで新市名を決めるべきではないと思います。しかし、私自体について言えば、武生市にこだわるたくさんの人の声を聞いておりますから、私は武生にこだわった行動を最後まで貫いたことを申し添えておきます。 以上です。
○議長(
福田修治君) 玉川喜一郎君。
◆(玉川喜一郎君) いずれにせよ、市町村合併というのは、そこに住んでいる皆さんは武生に住んでいようが、今立に住んでいようが、どこに住んでいようが一緒である。そういう中で、本当に皆さんの幸せを願った合併であるべきだろうと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
福田修治君) 以上で玉川喜一郎君の質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 再開は2時40分をめどといたします。 休憩 午後2時29分 再開 午後2時43分
○副議長(中西眞三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次に、発言順位9番、玉村正夫君。 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) 日本共産党の玉村正夫でございます。発言ですが、順番を変えまして、地震災害における防災対策と武生市地域防災計画の役割についてから質問をさせていただきます。 私は、まず最初に市長にお伺いしますが、随分昔の事柄ですが、東京の革新都政時代の東京都震災予防条例をちょっと紹介します。 地震は自然現象ではあるが、地震による災害の多くは人災であると。人間の英知と努力により、地震による災害を未然に防止し被害を最小限に食いとめることができるはずと、こういう規定がされています。この点について、まず最初、市長、どういう印象を持っておられるのか、お伺いいたしとうございます。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 今のお言葉のように、地震によって起こる災害の中でも人災と言えるものもかなりあると思います。しかし、例えば今回の中越地震における土砂崩れによって川がせきとめられて、大きなダムができてしまって、それがいつ決壊するかわからない、こういうようなのは人災とは言えない地震そのものによる危険でありますから、今の言葉であっさり大部分が人災だっては私は言えないと思います。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) それで、人災にならないような対策こそも今の時点で必要なことではないかなと。それで、私は近くは先日の議会でも言ったように、新潟における中越地震の教訓とか、さらにずっとさかのぼったいろいろな地震災害における教訓等も私は大事にしなければならないと思うわけであります。 それで、実はこの議会で市長は現在の市庁舎の耐震性について非常に危険な建物になっていると、そういう指摘をされました。私は、ここが災害が起きれば、対策本部となるわけですね。合併の云々は別としまして、合併をして新庁舎ができるとなっても、5年、10年後ですね。地震というのはいつ起こるかわからない、こういう状況の中で、そういうのんきなことは言っておられない。その場合のところも考えておかなければならないなと、こう思いますので、その点今どう考えているんか、災害対策本部、もしそのことを予測しながらその対策も立てなあかんと思うんですが、どうでしょう。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 我々が予想している災害は地震ばかりではありません。いろんな災害があって、それらについて災害対策本部っていうものを立ち上げるわけですけども、今地震に弱いから直ちに対応しなきゃならんと言っても、今いきなりここに市役所を建て直すわけにはいきません。やっぱり時間がかかるものはあります。ですから、もし今おっしゃられるように、今この直後にでも大地震があって、市役所がもし倒壊するようなことがあったら、市役所でなくて違う場所に対策本部を立ち上げなきゃならんていう状態になるわけです。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) 私は、その違うところはどこかというふうに聞きたかったんですが、まあいいですわね。 それで、地震というのは当然のことながら、予期なしに襲ってくるわけですね。そういう点で、私は対策本部の指揮命令系統ですね、そこもちょっと触れたいと思うんですが、水害関係のところと違って、地震というのはそういうふうに予告なしにやってくるんですから、その準備なしに対策本部を設置しなければならないと。そういう点におきましては、その何かも言っておれない。即座に本部は活動しなければならない。こういう事態が起きるわけです。そういう点で、私はそういう認識が日ごろから必要でないかと、こう思うわけであります。そういう点で、対策本部へ入られる幹部の方々自身が災害対策業務に精通していないことから、場合によっては2次災害に及んでいくような、そういう危険な内容もはらんでいくと思います。 そういう点で、私は災害発生時の対策本部のあり方につきまして、その本部が単なる情報収集部だけであってはならないと、そういう点では情報を的確に判断して、そして柔軟かつ敏速に職員の配置、応援体制などをとっていく、そういう各部を指揮する能力を持つ対策本部が必要であると。そういう点で、その点の考え方、どうでしょうか。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) おっしゃるとおり、災害対策本部は情報を的確に収集して、柔軟にそれに対応して、必要な対応をしなきゃならん。そして、それがいつ起こってもその体制がとれるようにしなければならないと思います。今ここでそれが起こったら、申しわけないけど、我々たっと行ってしまいますから、お許しください。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) それで、私はその議論は……(「まさか起こらんよな。」と呼ぶ者あり)いやいやいや、言わんとしているところは一緒なんですよ。 それで、私はそういう点で、今現在の武生市の公共施設等もやはり地震が起きたらどうなるんかと、こういうところも視野に入れていかなければならない。 そういう点では、私決算委員会で問うたところがございます。先ほど安立議員も少し触れましたが、市営住宅の問題ですよ。決算委員会での部長の答弁は、お金がないということで、当初計画したけども建てかえできないって、こういうことですね。実は、私の住んでおります五分市町、池泉町、味真野町、中の市営住宅ですね、もうとっくに耐用年数が過ぎてしまっている。また、18年度には南にある市営住宅すべて耐用年数が過ぎてしまうわけです。そういう点で、そういう現存している施設の危ない施設、これもやっぱり視野に入れて、直せるものはどこからでもお金を生み出して対策をとらなければならんと私は思います。もし地震が起きて、住宅に住んでおられる方が下敷きになって亡くなったということが起きれば大変なことですよ。 それからもう一つ、私言いたいのは、これも言いましたけども、災害時には主に小・中学校が避難所となるわけです。ここの耐震診断とともに対策も必要だと。耐震補強対策も必要じゃないかと。実は、新潟県の中越地震で、聞きましたら、耐震補強をやった避難所は何ともなかったと、こういう実態もあるわけです。そういう点も私は視野に今入れなければならない。 もう一つ、随分前の話ですけども、これはどこやったかな、1983年5月26日に発生した能代市での地震ですね。ここは大体6万程度の人口。ここで、旧市街地は余り倒壊とか、地盤が液状化しとか、そうならなかったけども、新興住宅地で大変な被害が出たと、こういう記録を私、見たわけであります。この点も今どうのこうのと言えないけども、そういうことも起きるんだということも市長は頭に入れて常々考えていかなきゃならない問題じゃないかと、こう思うんですが、その点述べましたことを答弁願いたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) おっしゃる市の施設の耐震性能はどうか、考えていくと怪しいものばかりです。恐ろしくなるような状態であります。その中で、特に避難所に指定しておいて、そこが耐震性が低いってことはとんでもないことであると、そんなとこへ市民を入れることはできませんから、我々は例えば建設部長にここを確かめましたけども、今我々が主にしているところは学校の体育館など、これらについては、ほかの同時期に建てられたとしても、校舎よりはずっと耐震度はいいっていうお話でありましたので、少し安心しております。しかしながら、だからといって十分ではない。これらについて、耐震調査も進めていって、あわせて改築ないしまた補強なりは進めていかなきゃならんと思います。(「市営住宅も含めてですか。」と呼ぶ者あり)市営住宅もそうです。そして、味真野地区の市営住宅のこと言っておられましたけども、まだ古いけども、平家建てだから、外へ出れば安全だと。それだけまだましって言いませんけども、高層の住宅よりは地震についてはまだましかなとは思います。 それから、能代市で起きた1983年の地震ですが、それで旧市街地よりも新興住宅地の方が被害が大きかったっていうお話ですけども、それは新興住宅地だから被害が大きかったのか、直下型地震というのは本当に局地的な被害が出る地震でありますから、いわゆるプレート型の地震と全く違います。ですから、この地域がどうだったからという場合は、そこの地点の地盤の問題であって、新興住宅地だったからっていう結びつけ方ができるのかどうか、古いうちだったからよかったのか、それは私にはわかりません。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) 私、数々のそういう危険性があるところを指摘しましたんですが、これもやはり常日ごろ対策を立てて、地震が発生した場合でも、これは人災と言われても仕方ないなと、こう言われないような対策はいつでも立てる必要があるという意味で言ったわけであります。もう一度。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) もちろん人災から2次災害を起こすようなことはあってはならないと思います。しかし、それにしても時間と財源を考慮しなけりゃならないし、そうなると、財源の話になると、市町村合併を進めなきゃいけないし、企業誘致を進めなきゃいけないし、また税収をきちんと確保しなきゃいけないということにつながっていくと思います。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) それで、ちょっと私、きのうの質疑の中でもう少し指摘できなかった面があるんで、これも新潟の例を聞きましたんですが、避難所が小・中学校ですね。教育長、聞きますが、避難所、夜ですと警備保障会社が施錠しているわけですね、小・中学校。だれでも入れない。そういうことも新潟等もありまして、避難所としたいんだけれども、かぎがかかってどうしようもないと、入れなかったと、こういうことがあって、たしか長岡市ではその後改善しまして、例えば味真野小学校で言えば、近くに住んでいる市職員にかぎを渡すようになったと、こう対策を立てたというんですね。この点どうでしょう。あした起きるかわからん地震ですから、今言うんです。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) そういう対応も必要かと思います。そしてまた、もし今言ったようにかぎがかかってるんだったら、それもかち壊してもらって結構だと思います。(玉村正夫君「いやいや、そういう問題じゃない。そういう問題じゃなくて。わかってるからいいですけど。」と呼ぶ)
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) かち壊す。まあいいです。率直な答弁ですから、だけどそういうあれではないんですって。実態はね、やっぱりかぎを、だから長岡市も市の職員にかぎを渡して、起きればすぐ走っていって施錠を解くと。検討するっちゅうことですから、それではい。 それで私は、今いろいろ申し上げましたが、要は今度の議会の提案説明の中で、市長は台風23号で対策本部設置して、そのときの検証過程では、やはり地域防災計画の見直しに着手しなければならないと、こういうふうに思ったというふうに答弁しておられたわけですが、私、この地域防災策定についてですが、やはり地域の実態調査は欠かせないものであると、これは当然のことですね。そういう点で、私は調査とか診断、これは無論防災計画の中で非常に重要な内容ですが、その災害による危険性について、私は行政だけでなくして市民もそこへ参加して、そして市民と行政がともに地域防災計画の見直しに参加していくと、こういうことも今非常に欠かせない問題であるんじゃないかなと思いますので、その点の考え方をお伺いしたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 山岸総務部長。
◎総務部長(山岸文男君) 災害での基本的な考え方といいますか、今回いろいろ見直しとかありますが、やはり今回は自助・公助・共助といいますか、ここを明確に何かやっていくという基本線はやはり踏まえて計画ですね。今回見直しというのは、今までの阪神・淡路の大震災を踏まえた震災対策を今度我々が避難勧告をやりましたので、そういった点で見直していくということでございますので、お願いいたします。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) ちょっと私の質問に答えていなかったですね。市長、そうでしょう、今の部長の答弁は。市長どうですか。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 御質問の趣旨は、地域防災計画の見直しに当たって、地域の人々の知恵も入れてはどうかという御意見であった……(玉村正夫君「一緒に、一緒に。」と呼ぶ)一緒に。これは入れるんだから一緒になりますけども、そのように思います。 以上です。 それと、私が防災対策本部でつくづく思いましたのは、本当にマニュアルを幾ら立派にしても、本当にみんながそれを身につけていなかったらマニュアルの意味がない(「そのとおりよ。」と呼ぶ者あり)とつくづく思いました。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) 今、市長いみじくも言われましたように、だからこそ地域防災計画の見直しに当たっては、やっぱり市民の方々も参加してともにつくるということが大事だと思うんです。これ以上言いません。 それであと、次に質問を移りたいと思います。 市ガス事業の民営化についてお聞きしたいと思います。 平成16年3月26日に、武生市ガス事業の経営形態検討委員会が三木市長に対して、ガス事業の経営のあり方について答申を行って、答申の内容は民営化が望ましいと、民営化の時期は平成17年度以降が一番望ましい時期だと、こういうふうに言われて、そして市長はこの答申を受け入れると、こういう新聞報道もありました。 私は、そこでお聞きしますけども、公営ガス事業であれば、ガス事業につきまして、議会が開かれるごとに事業について予算、それから決算について、審議が行われるわけですね。その過程では、当然のことながら市民の意見がガス事業に反映していくと、こうなるんですね。しかし、民営化されれば、その機構が全くなくなるわけであります。 そういう点では、私は非常にこの民意を反映するというか、市民の意見が事業に反映していく、こういう機構こそ非常に大事な、特に公営企業にとっては、これがなくなるということは、私は認めることができないという立場であります。そういう点で、市長はそれでも民営化の答申を受け入れていくつもりなのかどうか、再度お聞きしたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 今の御意見は、民営化ということが基本的に好ましいことでないっていうような御意見のように聞こえます。そして、安全とかそこら辺についてとか、議会を通じての市民の意見の反映っちゅうことで言われましたけども、私は一般的にこの種の事業を公営でやることがもともと必要ないことであったことを武生市はやってきましたけども、それはプロパンガスでも同じです。民営で十分に安全が確保されている。それは、この種のガソリンだの、ガスだのというのは、厳格に法律上安全義務が課せられていますから、業者がやろうが、市がやろうが、それは安全については絶対の措置がなされております。ガソリンスタンド、皆さん町中で営業しておられるけど、例えば阪神大震災でガソリンスタンドからの事故は一つもありませんでした。それだけの厳格な規制が行われているわけです。 そしてまた、民営であるからこそ、お客様の意見を敏感に経営に反映させて経営しているんだと思っております。 ですから、武生市のガス会社が不能率だとは私は言いませんけども、一般に企業の能率、企業っていうか、事業の能率は民営の方がすぐれていると言われている。これは私もそのように、言いたくありませんけども、民営の方がすぐれた経営をするように思います。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) 議論が平行線になりますけど、あえて言いますけども、市長は私の質問に対してまともに答えてくれなかったですね。私は、そういう市民の意見が反映するという機能が民営化になればなくなると。そこが一番私は民営化の反対する最大の理由であります。 そういう点を私は指摘していきたいと思いますが、私、やはり民営化になれば利潤本位、利潤追求をしなければならない、もうけなければならない、そういう点ではいろんな市民からの要求があっても、その会社がこれは幾ら要求でも採算がとれないとなれば、その要求は無視する。当然ですね。民営の企業であるから。そういう点でも、やはり市民の要望があれば、たとえ採算が合わないなと思っても公営事業というのはそこにこたえていく、そういう立場にあるわけです。そういう点で、私は住民の要望とはだんだんだんだんかけ離れていってしまうと、私はそういう心配をしているわけであります。 私、そういう点で、1つこれは経営形態検討委員会も非常に心配しての答申の附帯意見だと思います。ちょっと紹介しますと、譲渡後3年間は値上げをしないことを確約したとか、それから事業譲渡が地元の観光事業者に大きな影響を与えないようにしようとか、そういう附帯意見がつけられたわけです。これは非常に心配する内容だからこそこういう附帯意見がついたと思います。 そういう点で、その辺の市長のこの附帯意見の実効性について、どう考えておられるのか。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) お答えします。 3年間は値上げをしないこととか、民間業者に圧迫を加えることのないように、これは当然のことであって、これはこの附帯意見があるから心配だというのでなくて、地元、公営のものを譲渡するからには当然の要請であると思っています。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) これも意見が大分合わんね。合うわけないね。推進の立場と反対の立場ですから、しかしそういうことは、やはりそういう市民も非常に心配している方が多いということから、私は取り上げているわけです。 それで、私ども実は議会のガス水道特別委員会で、公営で頑張っている大津市のガス事業を行政視察してまいりました。ここは、規模の大きい、小さいは、私はこれからの議論は全然関係ないと思います。そういう立場で言いますから。 実は、大津市では20年前にガスの大事故が発生しましたんですね。市長、えらい疲れてそうやね。それで、安全確保、また料金等の面から、民営化が望ましいという答申が出たわけであります。そして、市当局は答申が出たから民営化しようと思ったら、住民から大反対のね、これは観光事業者が大分中心になっとるようですけども、それに住民の方々が合流しまして、物すごい反対運動が起きまして、結局公営で頑張っていこうという結論で今やってるわけであります。 私、そこでいろいろ聞きましたです。そしたら、そこの当局の私たちの質問に対して、公営企業としての自己努力、また保安の強化、経営の強化、また大阪ガスのノウハウ、これは民間企業ですね、そこのノウハウを身につけて、そして職員の研修をやったと。そしてまた、これは工夫したと思うんですが、民間と公営の共同出資による器具販売会社もつくっていった。あわせて修繕会社、修繕専門会社ですかな、これもつくっていったと聞いたんですが、そして設備投資を少なくして、職員の配置についても情報網を張りめぐらせて、営業面に非常に力を入れていったと。そして、公営が持つ利点も生かしながら、その大口需要家の拡大で5億円以上の利益を上げていったと。ここは、大津市では最近ガス料金の値下げをやったんですね。武生は逆ですね。 そういう点で、私は行政視察に行った印象では、公営企業でいろんな工夫すれば、公営の利点も生かしながらすれば、決して赤字続きの公営企業にならないと確信しました。 私は、ここでもう一つ言いたいのは、公営企業の長所の面ですね、これは民間企業では絶対張り合えない、競争できないっちゅうことです。そして、公営における民間との比較での短所というのは、やはり対応の仕方では十分張り合うことができるという実感も私はその大津市の当局の方の話を聞いて思いました。 そういう点で、私はまず公営企業の長所っていうんですね、では、やっぱり何が何でも市民本位であることということ、こういう利点を最大限に生かして、公営企業としての存続を頑張っていくことが必要であると私は思います。これは答弁は要りません。もう一度実際大津市へ市長も出かけられて、どうして公営事業として存続しているのかなと、こういうところを勉強していただきたいなと。これだけ聞こうかな。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 勉強します。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) 最後ですね、質問の最後は、国の三位一体の改革のもとでの市の財政運営についてであります。 今、きのうのニュースによりましても、多くの自治体の反対を無視して交付税の3兆円削減をまた強行しようとしている、こういう状態がありますね。私は、そういう点でますます地方自治体の財政運営は厳しさが強まっていくと、こういう認識であります。市長もここの議会におきまして、定率減税廃止や三位一体の改革に伴って地方財政は非常に厳しさを増すと、次からはちょっと私は意見が違うんですが、だから合併ちゅうんですが、それはまた14日に議論したいと思います。 それで、私はそういう点ではやはり今、こういう言い方は悪いですが、幾ら反対していっても、だめだ、だめだと言っても、今のあの小泉首相のやり方では、無視してどんどんどんどんと地方財政を苦しくしていく一方だと思います。だから、私はそれに対応したことも現実的にやっていかにゃならんと思いますね。そういう点で、私は市民に対するサービスは低下させない、こういうところをどういうふうに工夫してやろうとしてるんか、市長、聞きたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 我々の考え方の筋道は、市民サービスは低下させない、むしろ向上しなきゃいけない。そして、市民負担は上げたくない、むしろ下げなきゃいけない。そのためのいろんな工夫をしている。その第1が合併であります。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) 先ほども言うたように、合併のその問題は14日にやるって言ってたでしょう。またそこで議論したいと思うんですが、私やはりやる場合に、いつも私もこの議場で言っておりますが、地方自治体の役割、住民の暮らし、福祉を守っていく、そういう仕事は何をおいても最優先しなければならない。そのための財政運営をやっていくべきだと私は思います。そのために公共事業の見直しとか、行政改革の機構を合理的な方法にやるべきだと私は簡単に言いますが、その点で市長にもう一度お聞きしますが、そういう自治体本来の仕事をどう果たしていくか、この点どのように努力をしていこうとするか、お聞きしたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 自治体本来の仕事の第1は、市民の安全を守ることだと私は思っています。そしてまた、それに続いて暮らしを豊かにする。そうすると、大変結局財源が要ります。これを我々が何とかして工夫していくのが我々の仕事でありますけども、また公共事業とおっしゃいましたけども、市民の暮らしの中では社会資本というものに類するものがたくさんあります。道路とか、下水道とか、そういうものをきちんと整備しながら暮らしを守っていかなきゃならない。ですから、公共投資を抑制といっても、必要最低限のことを今は進めているわけですから、なかなか抑制できないのが実態です。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) それで、こういう点で私、最後に市長の意見を聞きたいんですが、市民の方々も、私らも含めて、そういう地方交付税を大幅に削減して大変なことになるなと、こういう思いは共通しております。そういう点で、私は先ほど言いました行政の果たすべき仕事、これをどうやっていくかということについては、行政だけではだめだと私は思うんです。そういう点で、私はそれこそ住民の方々がそのところへも参加していく、そういう機会もつくる。 それから、一番大事なのは何といっても今の実態をよく知っている職員の方々の意見を聞いて、そしてどうしていこうかと、自分らの本当に本来の仕事を守っていき、住民サービスをせめて落とさないようにする、どうしていったらいいかっちゅうことも職員の方、もう一回言いますけども、職員の方、住民の方が参加してやっていく、こういう機構もつくっていくべきだなと思うんですが、その点どうでしょう。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) まことにおっしゃるとおりだと思います。我々は、その意味も含めて市民参加を求めています。そうした中で、地域自治基本条例というものを設けて、これによって市民参加を確保したい。市民の責任ある参加を確保したい。そして、そのためにさらに市民自治基本条例という形で市民参加を呼びかけているわけです。そうした形で、住民の意見は反映するというよりも直接市民に動いてもらいたいと思っていますし、先ほどおっしゃった職員の意見も十分に聞きとめよということでありますけども、もちろん職員の意見も大切であります。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 玉村正夫君。
◆(玉村正夫君) それでわかりましたけど、やはり具体的に私が聞きたいのは、そういう住民自治基本条例に基づいてやっていきたいというんですが、何か市民の方々なり職員の方々も、それはそういう条例ができたんですから当然のことですが、もう少し具体的に、だったらこういうふうに今後そういう地方財政が厳しさを増す中で、こういう点で新しいことをやっていきたいな、こういう答弁を聞きたいんですが、もう一度。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 住民自治基本条例、市民自治基本条例は、これ基本条例ですから、余り具体的なことを事細かに述べておりません。これからそれを具体的に進めていく仕事が待っているわけです。これは、多分時間がかかることだと思います。 以上です。(玉村正夫君「どうもありがとうございました。」と呼ぶ)
○副議長(中西眞三君) 以上で玉村正夫君の質問を終了いたします。 次に、発言順位10番、関正美君。 関正美君。
◆(関正美君) 関正美でございます。一般質問させていただきます。 里地里山保全再生構想についてお尋ねをいたします。 日本の国土の約4割を占める里地里山の消失や質の低下が懸念されていることから、平成14年3月に新生物多様国家戦略が策定され、里地里山の荒廃を位置づけ、重点施策として里地里山の保全と持続可能な利用が掲げられました。国は、武生市を含めた4つの地域をモデル事業実施地域に選定しましたが、この事業の概要についてお尋ねをいたします。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) お尋ねの事業についてでございますけれども、本年の6月29日に里地里山保全再生モデル事業の実施地域の一つとして武生市が選定を受けたものでございます。 事業の中身でございますけれども、国の関係省庁、それから県、市、専門家、NPOの方、それから地元住民の人たちが連携を行いまして、そして保全再生のための体制の確立、それから保全管理の実践とか、それから普及啓発、環境学習などなど里地里山保全再生に係る地域戦略を策定、そして実践をしようとする内容の事業でございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) ただいまこの事業の概要を御説明いただきましたが、このような国の方向性を受けまして、福井県では平成15年に西川知事のマニフェストにも盛り込み、武生西部地域を里地里山重要保全地域のモデル地区に指定いたしました。 そこで、こういった流れを受ける中で、住民代表やあるいはNPO、学識経験者等による人とメダカの元気な里地づくり検討会を立ち上げ、里地里山保全計画策定を武生市とともに進めていると、このように伺っております。 そこで、検討会ではこれまでどのようなことが検討されてきたのか、お尋ねをいたします。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) 御指摘のように、検討会は今ほど申されましたような形で開催をし今日に至っているわけですけれども、地元の方が地元のことをまず再認識していただくために、モデル町内での地元学の実施を初め保全活動案の問題、それから課題について、現在熱心に検討していただいているところでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 今、この会の取り組みの姿勢を御報告いただきましたが、では今後の開催予定についてはどのような状況になっているか、お尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) お答えをいたします。 現在までに4回の検討会を開催をいたしておりまして、本年12月下旬に5回目、それから翌年の3月に6回目、最終になろうかと思いますけれども、検討会を開催していただく予定になっております。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 何度も会合を持たれているようでございますが、さらに全体ビジョンがどのようなものになっていくのか、わかっている範囲内でお答えください。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) お答えをいたします。 ビジョンの中身についてでございますけれども、里地里山の保全活用のイメージがどんなものか、それから自然環境の保全管理の方針を定める、それからその保全再生に取り組む新たな価値づけ、それからシステムの構築などを中身といたしたいというふうに考えられているところでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) このような流れの中で、三木市長は県の後押しを受けつつ希少野生生物が多く生息している白山地区一帯を環境省に平成16年度の里地里山保全モデル事業実施地域に選定してほしいと、このように陳情をなされております。その結果、今部長がお答えされたように、6月下旬に全国4地域のうちの一つに、本格的に武生市が選ばれているわけなんですね。 そこで、武生市は選定を受けた以降は、これまでどのように取り組まれてこられたのか、お尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) お答えをいたします。 武生市の取り組みにつきまして申し上げます。 ビジョン策定のために、県と共同並びに普及啓発のために地元の小・中学校へ環境学習の実践を行っておりますし、地元の人たちに対しましては、出前講座を行っております。それから、生物観察会なども実施をいたしまして、延べ1,000名くらいの参加をいただいているところでございます。 加えまして、地元の
自治振興会におきましても、総合文化祭の際に里地里山特別展を開催をしていただくなど、積極的な取り組みを行っているところでございます。 以上でございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 今、いろいろな取り組みをされてるっていうことを報告していただきましたが、今後はどのようにこれが進められていくのか、お考えをお尋ねしたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) お答えをいたします。 今後についてでございますけれども、翌年の1月中旬ころに開催をできるよう準備を進めております環境省主催の里地里山保全再生モデル事業懇談会並びにそれを補う形で、県と市の主催のネットワーク会議を開催する中で、地元住民の方々、NPOの方々、専門家の方々の御意見を十分にお聞きをしてまいりたいと考えております。 また、環境学習も大事ですので、実施をしてまいりたいというふうに思っております。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 今、今後の取り組みの姿勢もお尋ねいたしましたが、ことしの3月の当初予算で、これに関連して280万円の予算が計上されてまして、おおむねそれは希少動物保存推進員を雇用されるための人件費であると、このように伺っております。 この推進員が担った仕事の一つに、絶滅のおそれがある野生動植物等リストアップして、分布や生息状況を知らせるデータ、すなわちレッドデータブックの作成があると思いますが、その進捗状況についてのお尋ねをいたします。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) お答えをいたします。 お尋ねの中にもございましたように、非常にたくさんの希少野生生物が生息していることがだんだんわかってきております。そういった中ではございますが、今お尋ねになりましたレッドデータブックにつきましては、今後の検討課題と、こんなふうに考えているわけでございます。現在は、その希少野生生物調査を継続して、その記録を行っているという状況にあることをお知らせしたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) そこで、白山地域の人の考え方が伝わってきたわけですね。里地里山を保全再生することが重要だと、このように突然に言われて、地域の人たちはこの事業について十分に理解をされておられるのでしょうか。県や市が考えていることをどのようにして伝え、納得をしてもらおうとされているのか、わかりやすく説明をしてください。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) そんなふうなことになってはまずうございます。一番大事なのは、地元の地域の人たちが参画をして、その考え方などを率直に述べていただけるような機会を設けること、とても大事だと思っています。したがいまして、地元住民の方や地元活動団体の方には、環境省主催の里地里山保全再生モデル事業の懇談会並びにネットワーク会議に積極的に加わっていただく中で、御意見を十分にお聞きする。そうすれば、そのようなことはないだろうというふうに考えているわけでございますし、あわせて小・中学校の環境学習が住民の方々への、先ほども申し上げましたけれども、出前調査を継続して実施していくことが肝要だと、こんなふうに思います。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 私、このお声を届けていただきましてから、先般の決算委員会でもちょっと具体的な事例を挙げながら聞かさせていただいたわけでありますが、地域住民は机上の高邁な理論を述べるよりも、ここで生活をしている私たちの意見の方が大切だっていうことをやっぱり言うわけなんですね。言われてるわけでしょう。ですから、そこを環境省から来たという名刺を出されて高邁な理論を述べようとした。決算委員会で二、三紹介させていただきました事例につきましては、後ほど担当課の方はもっとそれ以上いろいろなトラブルのことが起きているっていうメモを私、ちょっと見せていただきましたけど、事実そういったことがあったわけなんですね。 そうすると、私は地域住民は先祖代々そこに根づいて、そして朝な夕なその地の生態系をしっかりと見ていらっしゃる。1年365日を700日以上の感覚でその地をしっかりとつかんでらしてるわけなんですね。そうすると、私はだれよりも愛着を感じて、その地で生活をされている地域住民の声が、この事業を進める上におきましては、その切実な声こそ最も尊重されるべきではないかと、このように思いますが、お考えをお尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) 里地里山保全事業に取り組むっていうことについて、私は白山地区で生息、それから分布が確認されているアベサンショウウオなどを初めとする希少野生生物と共生がなされている地域なんだと、その白山地区及びその周辺はですね。そういうふうなことをもちろん地域の方にも理解してもらう必要がございますけれども、地域外にもアピールできるチャンスになると、こんなふうに考えたいわけですね。そうすれば、もともとそうなんですけれども、安全でおいしい地元産品を消費者の方々に訴えることができるっていいましょうか、情報を発信することができるきっかけになりますので、そういったことを住民の人たちと考え方を共有してやっていくことが将来のグリーンツーリズムなどの一つのきっかけになって、地域の活性化につながっていくんですよということが期待されるなと、そうあってほしいなというふうに考えているところでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 私の今質問させていただいていることは、今のところ国と県が先行するような形で進められてきているこの事業の中で、最も尊重されるべきことは地域住民の声でないでしょうかっていうことを聞いてるわけですね。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) 私もそのとおりだというふうに思っておりますので、十分注意をして接触をしてまいりたいなと、こんなふうに思います。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 今、部長の方からそういう御答弁いただきましたので、そうするとこの里地里山が保全再生されることで、白山地域、具体的にどのようなメリット面があるとお考えでしょうか。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) 先ほど申し上げた内容が白山地区の方々として十分そのメリットを享受できる内容だというふうに考えて説明をさせていただいたつもりでございますけれども、そのように御理解いただきたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 先般の新潟地震で壊滅的な打撃を受けた山古志村も、あそこでとれるお米は本当に通常の価格よりも1万円ぐらい高い米やけど、全国的においしい米だとね。ですから、この地域の農民たちも本当に自分たちのつくっている米、本当においしいんだって、一遍試食に来てほしいって農民の方は言われているわけですね。ですから、そういった意味で白山地域のこういった再生保全の運動がそういった産地の大きなメリットにつながっていくように、事業の展開なされていくべきじゃないかと、このように思いますね。 私、話は変わりますが、先月「世界は変わる日本も変わる」と題した国際フォーラムに参加させていただきました。有名な野生のコウノトリを育てていらっしゃる豊岡市の市長が、野生のコウノトリがすめる環境を取り戻すことは人間にとっても最善の住みよい環境づくりであると、このような話をされておられたわけですね。非常に私も感銘を受けまして、持続可能な自立した都市づくりを目指すことは、破壊されつつある生態系を回復させて、あるいは地球温暖化等を防止させて、野生の動植物と人間が共生共存できる社会を目指すことにほかならないと、このように話を聞いておったわけです。国や県の考え方にあわせて、武生市としてのグランドデザインをしっかりと定めるべきでないかと、決めていくべきでないかと思いますが、そのことについてのお考えをお尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 前野環境部長。
◎環境部長(前野政治君) お答えをいたします。 持続可能で、それから取り組んでいけることが可能なものでなくてはいけないと思うわけですけれども、そういうふうなものも含めまして、グランドデザインを考え、そして地域戦略を考えつつ里地里山保全再生モデル事業懇談会の中で共同して策定をし、必要に応じて試行的に行えるものは実施をしていく。そして、住民の方と行政との役割分担などの社会的合意を得た上で、協力し合って保全活動実践につなげていくことがすなわちグランドデザインの構築になっているというふうに考えたいわけでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) この項の最後は市長にお尋ねしますけど、ここ最近の地元シーンでも、この白山の里地里山の回復事業がかなり新聞で紹介されてるんですね。例えば水田、湿地、小動物の楽園、武生白山周辺とか、あるいはまた住民とメダカの共存であるとか、あるいは何十人もの子供さんが見つけた自然の宝物っちゅうことで、里地を、里山を探検したと、種々のこういった模様が伝えられております。ですから、こういった状況を踏まえて、市長は関係省庁に陳情されたと思うんですね。新幹線の問題等でも、市長が何遍も何遍も陳情されて、それを大事なことはいかに宣揚し発信するかっていうことが大事じゃないかと思うんですね。武生市が、白山地区が全国の4カ所の中に選定されているということを、これは武生市にとっても大きな財産であると、このように意義をつけられて、そして持続可能な生態系の維持と自然の息づく里地里山としての白山地区を全国に宣揚すべきでないかと、このように私は思いますが、市長のお考えをお尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 私が返答しようとしていたことを全部おっしゃってしまわれたので、それを繰り返すことになります。どちらにしろ、希少生物の保全活動自体はこの地域をアピールするためのものではありません。しかし、この保全活動それ自体は、それそのものが地域の住民にとって自然との共生、それからよい自然を享受する大きい意味がありますし、また先ほどの部長の答弁にありましたように、そこの
農業生産物などを全国的にアピールするには、これはまた非常によい機会となりますので、最大限に活用していきたいと思います。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 今、市長の御答弁にありましたように、せっかくこのような全国で4カ所という、そういう選定を受けての事業の展開でございますので、国、県の方向性にあわせながら、また武生市としてのビジョンをしっかりとらえながら、この事業を進めていっていただきたいと要望しときます。 次に、景観法によるまちづくりについてお尋ねをいたします。 ことしの6月、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律及び都市緑地保全法等の一部を改正する法律の3つの法律、景観緑三法が国会で成立し、公布され、一部を除き今月の17日から施行されることになっております。これまでに条例を持っている自治体では、景観を整えていくのには限界があるとされていました。施行される景観法では、今までの条例や要綱に法的な根拠を与えるとして注目されております。 現在、全国で景観条例を有している自治体は500を超え、27都道府県が何らかの景観条例を定めています。武生市でも、まちづくりの核として景観条例を速やかに制定すべきであると提案をさせていただきますが、お考えをお尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) お答えをいたします。 議員御指摘のとおり、平成16年6月18日に公布になりました景観緑三法が今月の17日に一部を除きまして施行になるという予定でございます。景観に関する法制度といたしましては、これまでも都市計画法に基づく美観地区、風致地区及び伝統的建造物群保存地区といった地域地区や地域計画制度等があります。それらは景観そのものを整備、保全を目的とする我が国初めての総合的な法律でございます。 しかし、武生市においては、平成4年度に武生市景観づくり基本計画を策定をしております。これをベースにいたしまして、将来的には自治法による条例の検討をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 将来的にっていう言葉をはめ込まれておりますけれども、この将来が一体いつを指すのか、この目安となるのが私、ここに持っている冊子ですけども、2002年7月に発行された町並みを生かした環境まちづくりの提案書、この中で景観条例づくりの項目がありまして、だれがっちゅうところは、条例は市がつくると。何をするかっていう、以下のことを内容とする景観条例を策定する。目標は2年目に市民の理解を深め条例の制定を目指すと、このような提案が既に出されているわけですね。そうすると、目安的に今部長がお答えになった近い将来っていつごろのことかと私は思うんですがね。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) 私どもといたしましては、平成18年度をめどに条例づくりの調査をやっているというようなところでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) そうすると、ことしの2月に策定された環境基本計画、第2次実行計画でも18年度と、このように設定して市は景観条例を制定されて、そしてモデル地区の指定と環境保全活動支援制度を検討すると、このようにうたわれているわけですね。ですから、当然こういったことが検討されていると思いますが、そこらあたりのお考えはどうでしょうか。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) 私どもといたしましては、16年度に景観条例の制定に向けた調査研究をさせていただく。そんな中で、市民への理解あるいは制定について調査研究をしていきたいというところでございます。そして、17年度に行政と市民との共同による協議会を設置しながら、そういった景観条例の制定の作業に入っていきたい。そして、18年度に景観条例の運用規定に向けた作業に入り、制定に向けて努力をしたいということでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 今、部長の御答弁の中で明確に18年度の策定ということを想定されて、ことしの当初予算で、都市計画費の中で報償費49万3,000円が計上されておりますね。これは、お聞きしますと、もっと大きな予算を要求されておったとね、当初の計画としては。しかし、今三木市政の中で、5万円、10万円の予算でも先ほど予算のいろいろな査定に10日間ほど日にちを要するっていうこともお話しでございましたが、そういう流れの中で5万円、10万円の予算をつけるにもなかなか三木市長、助役を説得するのは厳しいということをお聞きしている中で、当初予算で49万3,000円がついたわけなんですね。そうすると、ちょうど部長が目指されておられた18年度に向けての計画って、このようなことと符合してくるわけでございますが、この予算がこのとおり執行されているような状況でしょうか。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) 予算計上につきましては、16年度当初予算におきまして、報償費ということで景観の行政の推進というようなことで、そういった検討を行うということで予算づけをしたものでございます。したがいまして、今現在景観行政に向けた資料収集をしているということでございますので、そんな中で今後の推進方針あるいは今後考えられます合併がありますので、そういった動向を見ながら考えてまいりたいということでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) いずれにしましても、当初予算の折衝のときには、建設部長もかなりの勢いでもってこの予算をかち取られたということをお聞きしてますし、私も武生市のこれからのまちづくり、この条例を18年に制定したいという、そういったことでございますので、合併の問題もあるかと思いますが、やはりしっかりとこれはこの条例を制定していただきまして、武生市のそういったこれからのまちづくりの核にしていただきたいと、このように思っております。 ところで、先ほど紹介させていただきましたように、これまでに何らかの形で条例を策定している自治体の考え方としましては、景観とは個人の所有に帰属するものではなく公共的なものであると、こういった景観公有論を前提とした取り組みがなされているわけですね。定めた条例に基づいた新築、増改築に基準を満たしていれば、助成をして、大きな経済効果を上げています。国の法律の施行にあわせて、今後のまちづくりをしっかりと進めるべきじゃないかと思うんですね。 私、ここに持っている事例ですと、景観施策で74億円の経済効果が出てるって、これは山形県金山町、特に金山大工で有名な大工さんの力をかりながら町並みを非常にきれいに整備されて、そして例えば私、自分のちょっと体験を言わさせていただきますと、こないだお借りした選挙事務所を遠くに住んでおられる方が武生に転勤になったっちゅうことで、借家でありながら相当のお金をかけて、昔の町並みを残したまんま、そういったいいところを残しつつ新しく住まいにされて、改良されて生かしているというようなことがやっぱりあるんですね。 こういった方面で、もし景観条例をもって助成金が出れば、そういった流れの中で武生の町並みが残されつつ、また経済効果もあらわれていくんじゃないかと、このように思うんですね。そこらあたりでこういった政策を生かしていくっていう方途、ここら辺についてのお考えはどうでしょうか。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) お答えします。 ただいま議員さんがおっしゃっているように、今までも今おっしゃっている町家をそういった形で保全しながら残すということにつきましても、そういった国の法律施行にあわせるような形で、私どもが今設定をしております武生市の景観づくり基本計画、それに照らし合わせながら対応をしていきたいということでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) そういう方へも対応していきたいという御答弁でございますので、いずれにいたしましても、この景観法、新しい法律におきましては、条例に基づく勧告などが強制力がなかったとね、今までは。ところが、そういう新しい17日に施行される法律においては、国の支援も不十分であったと。しかしながら、景観緑三法は自治体の取り組みに積極的に応援する国の体制、制度の導入、関連する予算や税制面からの支援も拡充されると、このようになってるわけですね。このようなことをあわせて、来年の6月施行される景観地区の指定を受けるべきであると、これは条例より先に武生がまず景観地区の指定を受けると、このようなことを思うんですが、お考えをお聞きします。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) お答えをします。 景観地区の制定につきましては、都市計画の手続によりまして、打つことになるわけでございますが、したがいまして、建築につきまして、形態、色彩、意匠、そういった認定制度っていいますか、そういった法規制があります。そういった法規制の中では高さ、それから壁面ですね、そういった位置に対する建築確認による建築制限の規制がかかるということでございます。そしてまた、工作物についても形態、色彩、意匠の認定等の申請による法規制あるいは高さ等の規制がかかるわけでございます。したがいまして、市民の協力がなければ設定することがなかなか難しいというようなのが実態でございますので、現時点では地区の設定を法施行までに考えて検討してまいりたいというような形で考えているとこでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 私も今回の質問に当たり、インターネットでこの景観緑三法に関してのありとあらゆる情報を入手させていただきましたけれども、この景観緑三法にあわせたまちづくりを進めたいと、先ほどの景観地区、手を挙げることによって、景観行政団体として指定を受けることができるっちゅうわけですね。そうすると、ここには建築物の形態やデザインを誘導したり、先ほど質問させていただきました棚田や里地里山の保全などを図る景観計画が策定できると、このようにされております。私は、先ほど白山地区のことを端的に言わさせていただきましたけれども、日本の4割がそういった里地里山であると、このようなことを思いますときに、やはりそこらを踏まえた景観のグランドデザイン、描くべきではないかと思うんですが、お考えをお尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) グランドデザインというようなお尋ねでございますが、私ども建設部としての考えでございますが、良好な景観形成といいますか、居住環境の向上、そういった面で密接に関係する事柄でございますので、そういった地域の特色に応じた細かい規制といいますか、規制誘導策が有効であるというふうに思っているわけでございまして、そういった中で、基本的に自治体である我々市町村の役割が大きいということでございまして、その運用面につきましては、市民の意見を取り入れる必要があるというような中で、そういった市民コンセンサスを得ながら武生市がそういった景観の行政団体と、法的に景観緑基本法によります、三法によります景観の行政団体になるためには、都道府県との協議も必要だということでございますので、そういった中で、市民ニーズにこたえるような形の中で、景観団体になるかならないかということは今後検討してまいらなければならないというようなことでございますので、そういった中で今後景観の形成の施策につきまして、いろんな形の中で方向を示す中で、スケジュール等を示しながら市民コンセンサスを得ていきたいというような形で考えております。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 識者の考え方によりますと、この景観緑三法によって町並みを美しく整備していくことによって、都市の再生や自然の再生はもとより、人間そのものが再生できると。美しい町並みを見ていくことによって、それを保存することによって。ですから、ちょっと1週間ほど前の福井新聞の投稿欄にも、昔の武生の用水が川に流れておって、松並木、それがこないだ公会堂建設で、写真展であれされたっちゅうことが述懐として他県の方が投稿されておりましたけども、私もやっぱり今その光景を思い起こすわけですね。今、あれが本当に武生市に残ってたら倉敷どころではないって、そういった評価もされてますわね。ですから、この景観条例によって美しい町並みを残していく、そこにまた人間の気持ちがまた、人間的なものが再生される、こういうことを識者は言ってるわけですね。しかも、今回しっかりとした国の法律が決まっていくことによって、このまちづくりを進めていってほしいっていうことが言われているわけです。 私、以前の質問で武生の役所の仕事として、1つの事業が終わると冊子を残すって、これもさっきの冊子ですけども、これも400万円かかってる冊子ですね。この前には空き家対策の冊子で、それも300万円ぐらいかかってるし、そうこうしているうちに小東部長にもお聞きしたんですけど、企画部がまちなか博物館というところでも300万円の予算を計上して仕事を進められていると。これ、国とか県の補助金をもらうのでこういう体制が必要かと思いますが、私これしっかりと読まさせていただきますと、やはり今回の向かおうとする武生市の美しいまちづくりにもやっぱり相通ずるものがございますので、これもしっかりと生かしていただきたいと要望しておきます。 最後の質問になりますが、景観法が暮らしを豊かにする影響力につきまして、公の利益を優先するため、私権を制限することに踏み込んでいるため、今後は色やデザインが景観を損なうと自治体が判断したときは、建築に規制をかけることができる。 次に、全国的に町並み保存が行き届いていると言われている例えば岡山県の倉敷市、滋賀県の近江八幡市、あるいは北九州の門司区等が有名ですけれども、このように全国で共通に課題を抱えたようなところで発展していくという、そういう可能性も秘めていると。これまで美しい町並みづくりの障害となってきた電柱であるとか立て看板のそういった撤収とか縮小を求めることができると、このように特徴づけられているわけですね。 これらのことを考え合わせると、景観法は美しい町並みが広がり、住民の生活が豊かになるのに大いに役立つことが予測されますね。このようなことに力点を置いたまちづくりのプランをつくっていくことが大切ではないかと思いますが、お考えをお尋ねいたします。
○副議長(中西眞三君) 兵建設部長。
◎建設部長(兵勝君) お答えをします。 まちづくりのプラン作成でございますが、これらには先ほども申し上げましたように、市民とのコンセンサスが必要だというようなことから、住民やNPO法人との提案ですね、そういった中でまちづくりの考えをまとめていくというような必要があると考えているところでございます。
○副議長(中西眞三君) 関正美君。
◆(関正美君) 今、景観法を生かしたまちづくり、いろいろと聞かせていただきましたが、この条例を制定したいという目標年度が18年度ということでございますので、当然これは新しい合併後の新市にゆだねられていくことかと思いますが、またそこはそこで武生市のよさをしっかりと生かした美しい町をしっかりとつくっていく、そのためにこの条例をしっかりと制定していただきたいと要望させていただきまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長(中西眞三君) 以上で関正美君の質問を終了いたします。 次に、発言順位11番、城戸茂夫君。 城戸茂夫君。
◆(城戸茂夫君) 未来の城戸茂夫でございます。一般質問を最後の順番で質問させていただきます。 今回は、合併を冠した質問をするべきか、しないべきか、随分考えたことは今回ほどありませんでした。しかし、つい先日お便りをいただきまして、議員が既に理解していることでも、やはり市民がわからないことが非常に多いと。ですから、公開の場、議場で市民にわからせるように、再度イロハから質問するのが議員の役目ではないかというお便りいただいたときに、非常にもっともだなということで、あえて質問をいたします。 このたびの合併協議が合意を見たことは、三木市長初め各位の多大な努力によるものだと思いますし、多くの住民も一定の評価をしておると思います。私も合併を目指して私なりに努力をしてきたつもりでおりますので、今回のことは私も非常に喜んでおるところでございます。 さて、私の今回の一般質問は、これまでの合併協議の中で市民の意向が反映できたのかという観点から、新市名と新庁舎、この2点についてお伺いしたいと思います。 先ほど玉川議員の一般質問に市長は答えられて、法定協議会の中で、法律にのっとって協議をしてきたと力説をされておりました。これは、法律を守るというのは当たり前のことでありまして、私は法的に遵守してきたということよりも、これまでの合併協議がずっと3月からでしたか、約10カ月踏まえて、市民が望むような形で市民の意向が反映されたかどうかっていうことについて、三木市長にお伺いしたいと思います。 そして、市長にお答えいただく前に、29日の第15回合併協議会で越前市に決まったと、ここから多くの市民が協議会また市のホームページにメールとかファクスとか寄せられてきております。きょうで10日たちますけども、きょうもまだ来ておるようでございます。私は、新聞記事を読んだ市民というのは、ようやく合併が現実的なものとしてとらえて、意見を口に出して言う、これが11月30日の新聞記事からスタートしたというふうに感じております。これについて、市長の御見解をお伺いしたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 市民が合併に関心を持って、そして意見を言う機会は当初からありました。一番基本的な合併についての広報は、合併協議会だよりってのが3月から毎月連続して、その最もホットな情報を載せてあります。そして、これには必ず一番後ろのページに切り取りできるはがきがついていて、これで意見が寄せられるようになっています。 そしてまた、市のホームページにはいつでも市民から、今盛んに来ていますけども、意見が寄せられて、お互いがほかの人の意見も見れるようになっています。これが大変今活発に行われています。 それから、3月には市民アンケートというものもして、合併についての理解を求めています。 それから、もっと詳しいことは4月と10月に行われた各地域の公民館で詳しく説明して、またそこで市民の意見を聞いてお答えしてきました。これは特にどこの公民館へでも、自分の地区の説明会に参加できない方のために、どこへでも行ってくださればいいっていう形で説明会を催して、そのときにも必ずアンケート調査をいたしました。 それから、合併協議会15回行いましたけども、全部公開で行って、そこへ傍聴に来られた方々にもアンケート用紙をお渡しして意見を聞いてまいりました。 こういう形で、常に情報は全開状態、全部開放状態というか、でお知らせしてきましたし、最初から意見を求めて今日まで来たわけです。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 城戸茂夫君。
◆(城戸茂夫君) 今、すべて公開ということでそのとおりだと思います。 質問が説明会その他に行く前に、ちょっと前後しますけども、先ほどたくさんのメールが来ているという中で、玉川議員の質問に市長はお答えになって、若い女性のメールがたくさん来ていると。これは、この前も市長は全員協議会でもおっしゃっておりましたけども、若い人の反対メールが来ているが、若い人のメールは疑わしいと。説明会に来ないで、決まってから反論を言ってくるのは相手にしないと。私は、常々若い人たちが政治に関心を持って、自分たちの町に対する意識をしっかり持つということが大前提でありまして、若い人たちが関心を持たない国っていうのは国そのものが将来が暗くなってくるということを常々私は市民の方にも訴えております。 しかるに、三木市長は、あたかも若い20代とかこの辺の女性のメールを出した人たちを、意見を取り合わないような発言を先ほどなさっておられましたけども、これについて、メールを出された方はきっと私たちがメールを出してもメールを恐らく開いてもくれないんじゃないかなというような気持ちを持たれたんじゃないかなと思いますし、私はこの二、三日、年配の方に取材に行ってまいりました。やはりお年寄りの方はメールという手段を使えない。せいぜい私が機関紙を配って歩いても、年配の方ははがきとか手紙が多いです。ですから、メールの数プラス多くの市民の方が越前市という名前に戸惑っているという認識は、私は持つ必要があるんじゃないかなと、これを若い人たちのメールについての言及されたことについてお答えをいただきたいのと、もう一つ、すべて公開で住民説明会をされたと。私は、住民説明会のところで1つ市長に申し上げたいのは、市民の意見を聞いて市政に反映すると言い続けてこられた市長が、説明会では説明会でなしに説得会と、これはどういうことかなと、この2つについてお答えいただきたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 議員の御質問の中で、私の言葉の一部だけ取り上げて申されますと、私の真意が伝わらないと思うこともあると思いますので、正確に言わせていただきますけども、メールで若い人っていうか年齢が書いてありますから、若い人かもしれませんけど、とにかく匿名の方々が非常に多い。そして、その方々が女性であったり、20歳代の方々が多い。私は、匿名というのはやはり信用できない部分があるわけです。よくメールの話でありますけども、何歳と言おうが言える。文字もわかりませんから、何でも言える。そのような形では本当に責任ある発言とは言えないというところがあるように思うわけです。 ですから、私自身はとにかく若い人に参加してください、説明会でもいつも言っていましたし、司会の方々にもお願いして、女性の方、若い人がいると当てるっちゅうか、本人が手を挙げなくてもむしろ積極的に意見を求めてくださいって司会の方にお願いしたけれども、それでもだれも発言しなかった場がいっぱいあります。ですから、その点では若い人に十分関心を持ってもらえなかったことが残念で、今市名が決まって、そのことだけに反応されるのは、私としてはやっぱりもうちょっと責任持った市民でいてほしいっていう気持ちをあらわしたわけです。 もう一つ、説明会でなくて説得会であったとおっしゃる方がおられるのでしたら、それは私の説明の仕方が悪かったのかもしれません。私は、しかしながら、この際の合併はぜひとも進めなきゃならないという気持ちでこれまでやってきましたので、どうしても口調がそのようにとられる、合併したらいいかどうかを尋ねる言い方ではありませんでした。合併すべきであるがこれでどうかっていうことを私は説明したので、ですからどっちとも言えるような中立的な意見ではないと思います。私の言い方は、合併を市民に認めていただきたいちゅうか理解していただきたいという説明の仕方で、それが説得会という印象になったんかもしれませんけども、それはそういう私の気持ちのあらわれだったかもしれません。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 城戸茂夫君。
◆(城戸茂夫君) 私も丹南広域の合併を目指しております。ですから、将来いろんな自治体が自分の名前を捨てることになるということに関しては、これはどこかで武生市民も我慢をして、明治以来130年ですか、135年の伝統ある名前をどっかで思い切らないかんと、これは市長のおっしゃることはよくわかります。ですから、私に説明するんでなしに、このケーブルテレビを見ておられたり、またそれを通じて私は市民に直接わかりやすく説明をしていただきたいというふうに申し上げているだけです。 質問を続行いたしますけども、説明会のときに、私も東と西は傍聴に、傍聴というよりも出席をさせていただきました。その中で、これもお便りをいただいてぜひ読んでくれということなんで、この方は直接持ってこられた人なんで、読まさせていただきますと、住民の意向調査をどうしてもしてほしいと。住民投票もしない、アンケートもしないのはおかしいという中で、三木市長はアンケートをすると事情のわかっていない人たちにイエス、ノーを聞くことは危険であると、これは民主主義の根本にかかわることじゃないかという御指摘を持ってこられた方がいらっしゃいました。おわかりになりますかね、今の。ちょっと文章もたどたどしいんで、アンケートをとると事情がわかる人もわからん人もみんな押しなべていると。これについてお答えをいただきたい。 それと、私はもう一つの多くの方からいただいたのは、市民から見れば、説明会のときに4つに絞られた時点で、4つの中から今選べるんでまだ決まってませんという説明会よりも、越前市に決まってから、そしてこの合併を逃すとどれだけ大きいかっていうことも説明して、そして今、次に早いか遅いかで武生はいずれ名前が変わるということも説明して、僕は住民の理解を得るチャンスは幾らもあったというふうに思います。でも、あえて三木市長は意向調査をなさいませんでした。アンケートをすると、事情のわからない人たちがイエス、ノーを言うので危険であるという、このことを含めてお答えいただきたいと思います。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 今の言葉、私が言った言葉ですか。(城戸茂夫君「そうです。」と呼ぶ)きょうのこの機会を市民への合併の説明の機会だととらえよっていう言い方、大変私にとってもありがたい発言で、そのようにさせていただきます。特に、今盛んに寄せられているメールなどに対して、一つ一つ、特に匿名の方には返事できませんから、この機会に私どもの考え方を聞いていただくのが一番いい機会だと思います。 そこで、新市名について、決まってから市民に意向を尋ねる。それはできません。やはりこういうことはさっき言った協議会っていうことで進めるものでありますし、相手方を特定して、相手方の意思も確認して、それから後に市民の意向っていうわけにはいきません。やはり先に我々が市民の意向をいろんな機会で確かめながら進めていくことだと思っております。 そして、私は市民の意向を最終的に確認する場がこの議会だと思っています。我々は、合併についての最終的な結論をこの議会へ出して討議していただきます。そして、いろんなほかの市政も皆そうですけども、ここにおられる方々みんな選挙という厳格な手続を経て選ばれて、市民みんなを代表している方々です。ですから、私どもはここで皆さんに討議してもらうことが、つまり背後にたくさんの負託された方々がおられて、そしてふだんから地域の人々の意見もみんながここで聞いてきておられる。その人たちの最終的な討議に付する。それでもって私は完全に民主主義のルールどおり市民の意見を聞きながら進めた合併になる、そう考えております。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 城戸茂夫君。
◆(城戸茂夫君) わかりました。ありがとうございます。 それでは最後に、ちょうど今週月曜日に三木市長がここで提案理由を説明された次の日、鯖江の市議会で牧野市長が同じように提案理由に立たれました。私は、その明くる日の8日に朝刊を見て、きのうケーブルテレビで鯖江市長の話を聞いておりました。 鯖江市は、初めて正式に、交付税の算定のまだ特例措置がある5年以内に近隣市町村、そして丹南を視野に入れた合併っていうことが必要だということを口にされました。これはもちろん住民の合意っていうのが前提になるというただしがついておりますけども、私は越前ブランドで結ぶ自立都市という三木市長の平成14年9月2日ですか、記者会見のA4版のこういうなのがありました。あれには、ちょっと前に鯖江が福井の方へ行かれたということで、鯖江の名前と越前町がなかったんですかね。あと全部書いてありました。鯖江はその対象になるとお考えでしょうか、どうか、ちょっとお答えください。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 対象となるかどうかということですけれども、最も重要な対象だと考えております。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 城戸茂夫君。
◆(城戸茂夫君) 今、武生は庁舎が5年後をめどにという合併の項目に入っておりますが、私は5年というと鯖江が5年以内にっていうのとちょうどかぶってくるんじゃないかなと思うんですが、その場所も国道8号線の北部という、北部ですか、そうですね、ということですから、北部というとサンドームくらいまで含めて北部というんじゃないかなと思うんですが、本当にいいときに鯖江さんが合併についてぎりぎりのタイミングで言っていただいたんじゃないかなという気がしています。 私は、庁舎に莫大なお金をかけて庁舎をつくるんじゃなしに、なるべくなら5年以内に、鯖江さんと話ができれば、広域的な役場ですね、広域的な機能を持った役場だけを建てて、そして鯖江の役所は鯖江の役所、今立の今立の役所、武生はっていうことで、福井県の副知事も言っておられますけど、クラスターといいますか、私は一生懸命コンパクトシティーと言ってますけども、なるべく自然を破壊しないような形でまちづくりができたらなというふうに思ってますけども、この今、今立と武生の合併がやっと合意を見た段階でこういうことを言及するのは、市長としては答弁しづらいかもわかりませんけども、私はその5年の猶予というのをぜひとも絶好のチャンスとして猛烈に鯖江にアタックしていただきたいと、これについて市長、難しいですけど、お答えいただけますか。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) 答弁、難しいわけではありません。私もむしろ今回の鯖江市長さんの発言、大変うれしい発言と取っています。いずれ我々は丹南11市町村、見る間に数が減っていきますけども、一つの地域として考えなきゃならないことを繰り返し申してまいりました。その中で、今おっしゃった市庁舎について御意見、まことに貴重な御意見だと思っております。ただ、1カ所だけ大きなものを建てる必要は私はないと思います。広域的な機能を持ったもの、それが既存の建物であっても構わないぐらいに私は思っております。 そして、各地域、各旧市町村が今おっしゃったクラスターを形成して、広域的な、広域的ってこれは一つの市を目指すわけですけれども、大きな市として発展を目指す。そういうものを夢見ておりますので、既に取りかかっておりますけども、鯖江市さんにはこれからも強く働きかけていきたいと思いますし、向こうさんもそれにこたえてくれる姿勢が見えております。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 城戸茂夫君。
◆(城戸茂夫君) ありがとうございます。今の市長の答弁で、越前市が我慢ならんと言うてる人のかなりが我慢せなあかんのかっていうふうに傾くことを私は祈っております。 最後にですが、きのう市長は上田議員の来年の5月に触れた質問の中で、能事終わる、能事足るですか、私は大体そうやろうなという単語というんですかね、ことわざ辞典で見たことがあったんで思ってましたけども、調べましたら、広辞苑では、なすべきことはことごとく終えた、やるだけのことはやったという満足感というようなことが書いてありました。そして、これは易経から参照されてるっていうことで、今度は易経を調べてみましたら、能事足るというこれは、やるだけのことはやったということで、後はどうなろうと自分の責任ではない、こういう心境をあらわすというふうに書いてありました。これは全く市長、これはね、後は自分の責任ではないっていう、このどっちになるかでこれは5月は大問題になると思います。ですから、まだまだやることはやったと言えるのか、言えないかっていうのは、これは三木市長の年末年始の熟慮にかかっておりますけども、これから鯖江さんを含めて、丹南地区というのは大一番を迎えるわけなんで、まだまだ今立さんと武生が越前市を完成させても、これは序章にしかすぎないと。完成はまだ遠いということで、三木市長、その強い認識を持っていただきたい。もう一度お願いいたします。
○副議長(中西眞三君) 三木市長。
◎市長(三木勅男君) ありがとうございました。易経にそのように、私そこまでさかのぼらなかったので、知りませんでした。しかし、そのまま丸飲みするわけにいきませんので、自分でもう一度調べます。 そして、私が思いますのは、先ほど民主主義という言葉が出ましたけど、民主主義による政治推進というのは、ある個人がいつまでも責任を持つものではないと思っております。だれがなっても、ちゃんとした手続が進むように、議会もあるのであり、選挙もあるのであり、それが保障されている。だれがやってもそんなにぶれないようになっているのが民主主義の基本的な原則だと思っております。ですから、私は自分の振る舞いっていいますか、出処進退が直ちに今易経の中で言われたような、後はどうなっても知らない、そういう意味にはつながらないと思っております。 以上です。
○副議長(中西眞三君) 城戸茂夫君。
◆(城戸茂夫君) よくわかりました。能事終わるについてはまたよく調べていただいて、また議場以外のところで論議をしたいと思います。 これで私の、時間を大幅に余しておりますけど、一般質問を終わらせていただきます。
○副議長(中西眞三君) 以上で城戸茂夫君の質問を終了いたします。 以上をもって一般質問は終了いたしました。 議席番号1番から7番までの議員の方は、議席の移動をお願いいたします。 なお、議長が出席いたしますので、議長と交代いたします。 速やかに議席の移動をよろしくお願いいたします。〔議長交代〕 ================
△日程追加 意見書案第13号
○議長(
福田修治君) ここでお諮りいたします。 ただいま上田忠男君外5名の諸君から平成17年度地方交付税所要総額の確保について、国会及び関係行政庁に対する意見書の提出にかかわる意見書案が提出されました。 この際、本意見書案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、この際、本意見書案を日程に追加し、議題とすることに決しました。 ────────────────
○議長(
福田修治君) 意見書案第13号平成17年度
地方交付税所要総額確保に関する意見書の提出についてを議題といたします。 事務局長に朗読いたさせます。〔事務局長朗読〕
○議長(
福田修治君) お諮りいたします。 本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、提案理由の説明を省略することに決しました。 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案については、原案どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田修治君) 異議なしと認めます。 よって、意見書案第13号は原案どおり可決されました。 ================
○議長(
福田修治君) 本日はこれをもって散会いたします。 なお、あす10日は休会とし、次会は12月14日午前10時から再開いたします。 散会 午後4時36分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│ 平成17年度
地方交付税所要総額確保に関する意見書 ││ ││ 平成16年度政府予算においては、地方交付税及び臨時財政対策債の大幅な削減によ ││ り、地方財政運営に支障を来たすとともに、地方の信頼関係を損ねる結果となった。 ││ 平成17年度政府予算編成においては、平成16年度予算のような大幅な削減が行わ ││ れることのないよう、国は誠実に対応し、国と地方の信頼関係を構築し、住民サービス ││ の低下を来たさないようにすべきである。 ││ よって、国は、平成17年度政府予算編成に当たり、「地方交付税の所要総額」が確 ││ 実に確保されるよう、以下の事項についてその実現を求めるものである。 ││ 記 ││ 1 昨年のような地方交付税等の大幅な削減により、地方公共団体の財政運営に支障を ││ 来たすことのないよう、平成17年度の地方交付税総額は、少なくとも平成16年度 ││ の水準以上を確保すること。 ││ 2 税源移譲に伴い、財政力格差が拡大する財政力の弱い地方公共団体に対しては、地 ││ 方交付税の財源調整・財源保障を強化して対応すること。 ││ 3 地方財政計画上の歳出と決算との乖離については、投資的経費と経常的経費の実態 ││ を踏まえ、一体的に是正すべきであり、一方的な、不合理な削減は絶対認められない ││ こと。 ││ 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 ││ 平成16年12月9日 ││
武生市議会議長 福 田 修 治 │└─────────────────────────────────────────┘...