• 在日米軍(/)
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  1. 越前市議会 1990-12-10
    12月11日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    旧武生市議会 平成 2年12月第 7回定例会           平成2年第7回武生市議会定例会(第2号) 平成2年12月10日の会議に引き続き、平成2年12月11日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程          平成2年第7回武生市議会定例会議事日程                    平成2年12月11日午前10時開議  第 2 号 第1 議案第114号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 第2 議案第115号 市長等の給料その他の給与に関する条例の一部改正について 第3 議案第116号 武生市企業管理者の給与に関する条例の一部改正について 第4 議案第117号 教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正について 第5 議案第118号 武生市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について 第6 議案第119号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について 第7 議案第113号 武生市雪対策条例の制定について 第8 議案第120号 武生市印鑑条例の一部改正について 第9 議案第121号 武生市土地改良事業および農地、農業用施設災害復旧事業経費賦課徴収条例の一部改正について 第10 議案第122号 丹南都市計画事業武生北部土地区画整理事業施行規程を定める条例の制定について 第11 議案第123号 字の区域及び名称の変更について 第12 議案第124号 損害の賠償について 第13 議案第102号 平成2年度武生市一般会計補正予算(第3号) 第14 議案第103号 平成2年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 第15 議案第104号 平成2年度武生市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 第16 議案第105号 平成2年度武生市下水道特別会計補正予算(第1号) 第17 議案第106号 平成2年度武生市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 第18 議案第107号 平成2年度武生市農業共済事業特別会計補正予算(第1号) 第19 議案第108号 平成2年度武生市霊園事業特別会計補正予算(第2号) 第20 議案第109号 平成2年度武生市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 第21 議案第110号 平成2年度武生市水道事業会計補正予算(第2号) 第22 議案第111号 平成2年度武生市ガス事業会計補正予算(第2号) 第23 議案第112号 平成2年度武生市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 第24 一般質問  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第1 議案第114号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 日程第2 議案第115号 市長等の給料その他の給与に関する条例の一部改正について 日程第3 議案第116号 武生市企業管理者の給与に関する条例の一部改正について 日程第4 議案第117号 教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正について 日程第5 議案第118号 武生市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について 日程第6 議案第119号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について 日程第7 議案第113号 武生市雪対策条例の制定について 日程第8 議案第120号 武生市印鑑条例の一部改正について 日程第9 議案第121号 武生市土地改良事業および農地、農業用施設災害復旧事業経費賦課徴収条例の一部改正について 日程第10 議案第122号 丹南都市計画事業武生北部土地区画整理事業施行規程を定める条例の制定について 日程第11 議案第123号 字の区域及び名称の変更について 日程第12 議案第124号 損害の賠償について 日程第13 議案第102号 平成2年度武生市一般会計補正予算(第3号) 日程第14 議案第103号 平成2年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 日程第15 議案第104号 平成2年度武生市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 日程第16 議案第105号 平成2年度武生市下水道特別会計補正予算(第1号) 日程第17 議案第106号 平成2年度武生市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第18 議案第107号 平成2年度武生市農業共済事業特別会計補正予算(第1号) 日程第19 議案第108号 平成2年度武生市霊園事業特別会計補正予算(第2号) 日程第20 議案第109号 平成2年度武生市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 日程第21 議案第110号 平成2年度武生市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第22 議案第111号 平成2年度武生市ガス事業会計補正予算(第2号) 日程第23 議案第112号 平成2年度武生市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 日程第24 一般質問  =======================================3 出席議員(27人)    1番 上 田 忠 男 君        2番 嵐     等 君    3番 長谷川 仙一郎 君        4番 玉 村 正 夫 君    5番 橋 本 亮 一 君        6番 伊 藤 藤 夫 君    7番 前 田 修 治 君        8番 山 本 清 内 君    9番 高 森 保 治 君        10番 玉 川 喜一郎 君    11番 江 指 傳兵衛 君        12番 金 子 芳 巧 君    13番 山 影 忠 裕 君        14番 片 粕 正二郎 君    15番 光川 利右衛門 君        16番 道 上 利 美 君    17番 玉 村 和 夫 君        18番 宮 本 義 利 君    19番 桶 谷 昭三郎 君        20番 夏 梅 治 隆 君    21番 芦 田 盛 治 君        22番 井 上 幹 夫 君    24番 石 本 幸 夫 君        25番 尾 形 清 孝 君    26番 岩 瀬 信 雄 君        27番 西 生 和 秀 君    28番 堀 江 藤一郎 君4 議  事       開議 午前10時02分 ○議長(宮本義利君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 議案第114号~日程第6 議案第119号 ○議長(宮本義利君) 本日の日程に入ります。 日程第1議案第114号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてから日程第6議案第119号職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてまでの6案を一括して議題といたします。 6案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) ただいま議題となっております114号から117号についてお尋ねをいたしたいと思います。 今回、この議案提出までの経過に至って市長が諮問をされた報酬審議会、このような審議会が開催されて、その中で各界各層の方々の御意見を集約されたものと理解はいたしておる次第でございますが、その審議の際いろいろ御議論が出たものと想定をされるわけでございますが、私たち議員も含めて、また三役についてもこの報酬についていろいろな御意見の中で安過ぎるとか、高過ぎるじゃないかとか、また今回のアップは妥当であったとか、いろんな御意見が出たんじゃなかったかというふうに思うわけでございますが、この際、この審議内容について概要を明らかにしていただきたいというふうに思うわけであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野義信君) ただいまの御質問でございますけれども、武生市特別職報酬等審議会というものにつきましての問いだと思いますが、これは平成2年11月19日に市役所の方で会議いたしまして、これは特別職の報酬審議会の条例に基づきました審議員さんが9名おられます。その人たちの御出席をいただきまして審議したわけでございますけれども、今ほどありましたように市長職、それから助役職、収入役職、それから議員につきましての諮問をいたしました。 いろいろ御意見が出まして、個別には市長の場合ですと大変激務だから安いんじゃないかというふうな一部の御意見もありましたし、当然だろうというふうな形の御意見もありました。議員につきましても、大体類似都市を参考にいたしまして、いろいろ御意見出ましたけれども、大体妥当な線だというふうなことで最後には市の答申案に沿ったもので理解をいただきましたわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 11月19日に審議会が開会をされましてと、いろいろ御答弁があったわけでありますが、今後報酬の改定につきましては審議の中で安ければよい、また高ければいいんじゃないかとかというものでは私はないというふうに考えているわけでありまして、やはり妥当なものじゃなければならないじゃないかというふうに考えるものでありますが、いつも私この報酬アップの件につきましてはそのたびに武生が他市より先駆者的な役割を果たしているんじゃないかというふうに考えるわけでありますが、非常にそのことが一つの市民に対するイメージダウンというようなことにもつながってくるんじゃないかというふうに思っているわけでありますが、決して福井県下7市の、今ほどの説明の中では類似都市をいろいろ勘案した結果ということでございますが、武生が福井県の一つのバロメーターというのも十分配慮していただいたというふうに理解はいたしております。 報酬審議会の答申の中では、市長を交えた議員までが少しは安いんじゃないかというような審議の内容であったというふうにお聞かせを願ったわけでございますが、私ども議員といたしましては目いっぱい働いてきたというふうに自負はいたしておりません。しかし、市民の間にそのような声があったということはもう間違いございませんので、今後やはり審議会に諮問する場合にそれらの点を十分考えていただきたいことを要望いたしておきます。 以上でございます。 ○議長(宮本義利君) 質疑を終結いたします。 本6案につきましてはいずれも総務委員会に付託いたします。  ================ △日程第7 議案第113号・日程第8 議案第120号 ○議長(宮本義利君) 日程第7議案第113号武生市雪対策条例の制定について及び日程第8議案第120号武生市印鑑条例の一部改正についての2案を一括して議題といたします。 2案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 上田君。 ◆(上田忠男君) 雪対策条例についてお伺いをいたします。 雪対策条例は長年の間検討されてきたというふうに聞いておりますし、県内でも最初の提案ということで敬意を表しながら、二、三点の御質問をさせていただきます。 まず、この条例の骨格をなすのは第6条の基本計画であろうというふうに考えております。この中の2項の(2)、雪対策の基本方針でありますけれども、アについてはよく理解ができるわけでありますけれども、イの「雪に親しむ心豊かなまちづくり」という表現でありますけれども、これについては若干理念的なことを指しているのか、それとも具体的な施策を示しているのか、その辺について1点お伺いしたい。もし具体的な施策等であれば、例題としてこういったものがあるんだということを若干お示し願いたいということであります。 さらに、ウの「雪を利用し活力あるまちづくり」という表現でありますけれども、これにつきましてもちょっと雪を活用するということは我々今までの常識から見てなかなか考えが及ばないわけでありますけれども、果たして具体的にどういうものがあるのか、現段階での事例をお示し願いたいということであります。 それから、この条例の中でさらにもう一点骨格をなすものは第9条の対策会議でありますけれども、新聞報道等によりますと会議の構成は40名程度ということが出ておりますけれども、今回の条例の中にはそういったことは明記されておりませんし、果たしてその真偽につきましてお伺いをしたいということであります。 さらに、その会議の設定につきましては時期的にいつごろのめどをもってつくられようというふうにされているのかお聞きをしたいということであります。 3点目は、当然ながら今回の提案でありますので、今回の補正予算の中には予算措置が講じられてないということでありますけれども、もしこれが可決をするならばこの予算的な措置につきましてはどういうふうにされるのか、今年度については不要なのかどうか、その点を含めながら御回答を願いたいということであります。その3点につきましてお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野義信君) それでは、まず第1点の第6条第2項のイ「雪に親しむ心豊かなまちづくり」ということでございますけれども、いずれにいたしましてもこういうものとか、それからウの「雪を利用した活力あるまちづくり」、いずれにいたしましても具体的にここでどうのこうのというんではありませんので、こういうものをどういうようにして活用していったり、また親しんでいったりするのに具体的に何があるかというふうなことを基本計画の中に織り込んでいこうと、こういうふうなことで、今現在ここに手持ちとしてこういうものがありますよというふうなものはありません。ただ、ウの活用の場合ですけど、毎年やっております、例えば雪祭り、そういうようなものでやっとりますけど、ここ二、三年雪がありませんので何もやってませんけども、そういうものとかいろいろ皆さんのお知恵を拝借しながら、どういう形でこういうものがこれから進められていけるかどうか、こういうふうな基本的な構想をこれからつくっていきたいということでございます。 それから、そういう意味で第9条の会議でございますけれども、これはこの条例が制定されますと、それを受けまして新しく雪対策会議というものをつくっていきますんですが、これの構成でございますけれども、大体30人から50人という考えを持っておりますが、これには区長会の代表とか経済界の団体の代表さん、それから社会団体の代表、建設業会等の代表、公共交通機関等の代表、県関係、有識者、市の職員というふうな、全般的にいろんな形の人たちに網羅をしていただきまして、その中でこの会議をやっていきたいということでございますし、時期につきましてもそういうことで今回の議会でこの条例が議決されますとそれを受けまして、今後の一応の日程でございますけれども、来年年明けますと大体上半期の間に雪対策基本計画の素案をつくってまいりたいと思います。これを、例年5月ごろに区長と語る会が各地区でございます。そちらの方へ持ち上げまして、各地区の区長と語る会で皆さんの御意見等をお伺いをしながら、その後雪対策基本計画の案を策定をしていきたい。それを受けまして、雪対策会議委員の委嘱をいたしまして同会議に諮問をしていきたいと。それが大体3年の下半期に入りますと雪対策会議の答申が出てまいるだろうと思いますので、それを受けまして答申に基づく雪対策基本計画を公表し具体的に予算計上していくというふうな形になりますので、本年度はあくまでも雪条例の制定ということで御理解願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 上田君。 ◆(上田忠男君) この雪条例に対しましては、富山、それから長野、新潟方面が先行して条例をつくってるという事例もございますので、十分にその辺の経過等も御参考にされまして、今後とも息の長い運動を進めていただきたいというふうに1点要望し、さらに今後の活動の中で3点ばかりひとつ要望をしておきたいというふうに思います。 1点は、来年4月からスパイクタイヤの「粉じん発生防止法」というのが公布されるわけでありますけれども、こういう雪条例と関連して大変スパイクタイヤの問題が今後大きく取り上げられてくるというふうに思っております。特に、この条例の中心は除雪と雪を克服するということにあるわけでありますから、そういう面でもこのスパイクタイヤの問題が大変大きな問題になってこようというふうに思っておりますので、たしか以前宮城県では全県でスパイクタイヤの使用禁止というふうなことの環境庁への要望といいますか、それも出ておりましたし、私も先日宮城に行きまして町を見ますとそういう看板が、自粛しようというふうな看板も至るところに見たわけでございますので、このスパイクタイヤの使用についてのやはり強力な自粛と指導をお願いをしておきたいというのが2点目であります。 さらには、高齢化現象の中でやはりお年寄りと雪との関係、または身障者と雪との関係、大変この辺は当事者にとっては大きな問題になってこようというふうに思いますし、特にそういった面ではそういう人たちへのボランティア活動といったものも組織の中に、やはり条例の中ではなくても対策会議の中にそういうものを織り込んでいただきたいというのが2点目でございます。 さらに、雪に関しては最近大変やかましくなっております路上駐車、この点についての対策も十分にとれるようにお願いをしておきたい。 以上3点、特にこの中でも県内スパイクタイヤの問題につきましてはそれほど大きな啓蒙が出てないというふうに考えておりますので、ぜひともこのスパイクタイヤの問題については入れていただきたいということを要望し、私の質問を終わります。 ○議長(宮本義利君) 質疑を終結いたします。 本2案につきましては、いずれも総務委員会に付託いたします。  ================
    △日程第9 議案第121号~日程第11 議案第123号 ○議長(宮本義利君) 日程第9議案第121号武生市土地改良事業および農業用施設災害復旧事業経費賦課徴収条例の一部改正についてから日程第11議案第123号字の区域及び名称の変更についてまでの3案を一括して議題といたします。 3案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉川君。 ◆(玉川喜一郎君) まず議案第121号につきまして、これは公共下水道ですね、農業集落排水の受益者負担を均衡に持っていこうというようなことでの今回すばらしい御提案だと思いますが、実際公共下水道の受益者負担は平米当たり幾らで、今実際大体300平米ぐらいで平均1戸ぐらいになると思いますが、どのぐらいになっているのか。 そして、今回この第121号が可決された場合農村集落排水として大体1戸当たりどのぐらいになるのか、その点についてお伺いをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 酒井産業部長。 ◎産業部長(酒井義之君) お答えいたします。 私ども集落排水で計算をいたしております、現在、塚町地域につきまして事業を進めておるわけでございますけれども、大体22万円ないし23万円ぐらいの1戸当たりの平均負担というような形で計算をいたしております。 公共下水道につきましては、これは平米当たりの単価で出てまいりますので、それぞれ150平米の場合、200平米の場合、また300平米の場合というような形の中で出てまいりますのでちょっと私どもの方では計算ができにくいわけでございますけれど、集落排水につきましては、大体地元の負担につきましては今申し上げましたように二十二、三万円、今のところは最終的な計算ができなければ最終的な数字が出てまいりませんけれども、大体そのような数字で計算をいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉川君。 ◆(玉川喜一郎君) 今の御答弁であれですけど、今回の内容は補助対象外の事業が100分の95を市の方が起債を起こすことができるということで、これ100分の5だけを地元が持つということで理解をさせていただければよろしいんですか、まずそれが第1点。 それと、今部長の方から御答弁を賜った件でございますが、私の方で計算をさせていただきましたら、公共下水道の場合は1平米で約384円、300平米ですと約11万5,200円ということで、先ほど部長から御答弁を賜りました約22万円との差額、前まで38万円くらいだったんです。だから、3倍から約2倍に変わったということで、今までから見るとかなり農業集落排水も今後そういう意味で地元の負担というのは軽減をされていくんではないかと思っています。ただ、今話を聞きますと、この前10月に国高の方で──公共下水道かどうかはあれですが、下水道の期成同盟会が持たれたと聞いています。それで、これから東部の下水道、今まで大きな課題でございました。日野川流域下水道とかいろんな話もありましたが、なかなか経費が多大なこともありますので、その中で国高の方からこういう新しい自主的な動きが出てきたということは市にとっても大きなこれから東部の下水道について前向きな方向性が出てきたのではないかと思います。そういう意味で、市長の今後の東部の公共下水道に対してその方向性をお伺いをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 酒井産業部長。 ◎産業部長(酒井義之君) 最初のお尋ねの100分の5の件でございますが、集落排水につきましては、これは1戸当たりの負担というふうな形で計算をさせていただきます。負担につきましては、各町内の方からの負担をいただくという形に相なると思いますが。 下水道の場合は、先ほどもお尋ねのように面積で計算をいたします。100分の5でいいのかというお尋ねでございますが、今申し上げましたように1戸当たりということになりますと、例えば大きな団体、例えば企業というような考え方になってまいりますと、この分につきまして補助対象事業外にしているということになりましても、ただ1戸のみの負担金ということではちょっと済ませられないと思いますが、そういうようなことでその状況に応じました中での負担金の計算になろうかと思います。ということで、条例の中では100分の100以内と。極端な話になりますと、100分の100負担をいただかなならない場合も生ずるということでございますので、そういうことで御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 東部の下水の将来の計画でございますが、後ほどきょうは一般質問の中にも出てまいろうかと思いますが、先般の国高地区での自発的な促進協議会につきましては非常に私どもも感謝をいたしております。ただ、これらの諸事業はすべてと言ってもいいほど地元地権者の皆さん方の御理解が大前提でございますので、将来構想につきましても御相談をさせていただきながら進めるということが基本になろうかと思いますし、現在西部の方でその基本計画にのっとって第2次計画をやっておりますのでこれらの進捗状況も合わせながら計画を立てていきたいと思っております。 ○議長(宮本義利君) 質疑を終結いたします。 3案のうち議案第121号、議案第122号の2案はいずれも総務委員会に、議案第123号は建設委員会にそれぞれ付託いたします。(7番 前 田 修 治 君 除斥)  ================ △日程第12 議案第124号 ○議長(宮本義利君) 日程第12議案第124号損害の賠償についてを議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 質疑を終結いたします。 本案は教育厚生委員会に付託いたします。(除   斥   解   除)  ================ △日程第13 議案第102号 ○議長(宮本義利君) 日程第13議案第102号平成2年度武生市一般会計補正予算第3号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 江指君。 ◆(江指傳兵衛君) 一般会計の補正予算につきまして二、三点御質問いたしたいと思います。 まず説明書の39ページでございますが、そこに大豆作付奨励特別補助金ということで1,200万円出ておりますが、聞くところによりますと当初2,000円の助成金をいただきまして、今回の補助金が非常に被害があったということで反当6,700円、これは鯖江、福井に比べましても高額であったということで、産経の委員の皆さん、また市長に対しまして農業に携わる者といたしまして深く深甚の意を表するものであります。 さて、しかしながら、実は共済金の問題でございますが、聞くところによりますと大豆の作付140町歩のうち11町しか共済金が掛けられていないということで、6ないし7%ということでございますが、事務局といたしましてこの共済金の加入ということにつきましてどのような指導をなされたのか。いわゆる災害は忘れたころにやって来るというようなことで共済ということは非常に大事な問題だと思いますが、どのような指導体制をとられたのか、まず1点お伺いいたしますし、また今後大豆、または小麦等につきまして不意の災害等が発生した場合にこのような手当をまた考慮されておられるのかどうか、まず1点お伺いいたしたいと思います。 次に、43ページ、ここに委託料として400万円、工事請負費の中から400万円を委託料、測量設計に振りかえがなされておりますが、これは村国山遊歩道設置の工事費ということをお聞きいたしておりますが、この点につきまして当初予算には遊歩道設置工事費として4,633万8,000円、それから立木補償金として442万7,000円載っておるわけでございますが、400万円を測量の方に回したという根拠は何か、ひとつこの辺をお伺いいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 酒井産業部長。 ◎産業部長(酒井義之君) お答えいたします。 第1点の大豆の件でございますが、お尋ねのとおりでございまして、大豆の共済につきましては10%切れているような本年度の共済の状況でございました。大豆につきましては、これは任意加入ということになってございますので、水稲のように強制加入でございませんので、それぞれの耕作者の皆さん方の任意で掛けていただく制度になってございます。ただ、私どもといたしましてはここ数年来大豆の奨励をいたしておりますので、各農家組合長さん等を通じましてパンフレット等によりましてその加入の促進は図ってきたわけでございますけれども、今回このような形の中での加入率しかなかったということでございます。 なお、今回の被害ということで奨励金の計上をさせていただいたわけでございますけれど、これにつきましては今後は共済に加入をしていただくと、そういうことをいわゆる私どもの方では強制はできませんけれども、任意加入という立場から強制はできませんが、そういうことは十分お約束をいただくというような形の中で、今年度限りでございます。今後一切こういうような措置はいたさないということでの今回の奨励措置でございますので、そういうことでひとつ御理解を賜りたいと思います 次に、2点目の観光費にございます委託料400万円の振替更正の件でございます。実は、当初予算を御決定いただきました4月以後、計画をいたしております帆山町の方へ参りまして順次話を煮詰めてきたわけでございますけれども、やはりほとんどが地権の絡む山でございます。そういうようなことで、地権者の方の御同意をいただくという前提で町内の方へお願いに上がりました。もちろん、測量ということにつきましては第1段階での作業でございますので、測量につきましてお願いをしてきたわけでございますが、春先でもございましたし、青葉の茂るころなかなか測量は困難性があるというようなことから、その間いろいろ事情がございまして、ようやく11月に入りましてから測量の話の御了解を得たというような状況になってございます。 ただ、当初260万円ほどの予算計上でございましたので、今回地元等の御要望を入れました中での幅員、大体約250メートルで計算をいたしますと委託料が不足というようなことから工事費の中から400万円の振替更正をさせていただいたということでございまして、今年度は申しわけないんですが測量段階で終了させていただくということで進めてまいりたいというように考えておりますので御理解を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 江指議員。 ◆(江指傳兵衛君) 大豆の共済金の問題につきましては、今後とも事務局の方の強力な指導のもとにひとつやっていただきたいと思うわけでございます。 次に、遊歩道のことでございますが、何か聞くところによりますと最初は遊歩道ということで歩く道という考え方だったらしいんですが、車道にして2メートル50ですか、これぐらいの道にしてつくるというふうなことで設計変更されたというようなことを私お聞きしておるんですが。そもそも、村国山の開発につきましては今まで各議員からも一般質問等でいろいろ出されておるところでございましたが、そのたびに市長また事務局の方は、あれは個人の所有であるから開発をできないというような御答弁をたびたびいただいていたわけでございます。 ところで、今度の問題でございますが、遊歩道ならば小学校の児童が行っても野外の観察とか、また野鳥の観察ということで、また体力の増進にもなるということで非常にいいことだと私は思います。しかしながら、これを車道にいたしますと──いや、まだ車道にするという御返事は聞いてはいないんですが、私が聞いたところではそういうふうに聞いておるからこう言ってるんですが、車道にいたしますと遊歩道というふうな性格は薄れてくるんじゃないかと。また、2メートル50では一方通行しかできないと、途中で、道の狭いところで自動車が会ったらどうするかというようなこともございますし。 また、もう一つお聞きしたいのは2メートル50のこの敷地というものは地権者から市が買収するのかどうか。もし買収するのであれば、遊歩道ならば少ない地面で済むわけでございますが、2メートル50の車道ということになるとその分と、それから山でございますから斜面を切りますと相当の面積が出ると思うんですが、私考えますにこれは最終的には地権者の林道的なものになるんではないかと、こういうふうな考え方をするんでございます。それならば、その土地ぐらいは地権者に無料提供してもらってもいいのではないかという考え方がするんですが、この点についてお伺いいたします。 それからもう一つ、市長は常々選択集約型というようなことで言っておられますが、これは重点的なことを、重要なものをその場所場所によって張りつけて整備していくというふうに私は解釈しているんでございますが、今後「福祉の苑」とか、また「イーストコア21」といろいろな大きな問題を抱えておりますし、また中学校の改築問題でたくさんの金が要ると思うんですが、今ここへ最終的にどれぐらいの金になるかわかりませんが、継続事業でこれをやった場合にどれぐらいの金がかかる予定をなさっているのか。それならば、私は選択集約型というふうな意味からいってもあそこへ車道をつけるのはちょっと意味がわからないわけでございますが、どういう点でこういうふうな、遊歩道ならば結構でございますが、2メートル50の車道をつけられるようになったのか、その辺をひとつお願いいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 酒井産業部長。 ◎産業部長(酒井義之君) 私どもは、あくまでも遊歩道という設定の仕方をいたしております。2メートル50、今おっしゃられます車ということでとらえますと大体軽自動車が入れるような幅員になるかと思いますが、私どもはあくまでも遊歩道という考え方でございますけれど。 ただ、御存じのように地形的に非常に急峻な場所でございまして、測量に入らなければどのような線形が計画できるか、非常に今のところ入ってございませんので未知でございます。一応測量をさせていただきまして、そういう形の中で、もし仮にお尋ねの自動車ということになりますとそういうような避難場所もやはり計画していかなければいけないというようなことでございますけれど。ただ、従来行っております林道形式ということになりますと、これは非常に幅員が狭うございまして管理もなかなかはかどらないというのが現状でございますが、村国山という一つの武生市のメーンになる山でございますので、これにつきましてはある程度の計画が必要じゃなかろうかなというように考えましてこういうふうな形で取り組みたいなということでございます。 今、それと関連いたしまして林道的にということと、もう一つ土地の問題でございますけれども、これにつきましてはあくまでも従来村国山にございます遊歩道に連結をしていきたいというような考え方が前提でございますので、市の方の直轄でやはり手をつけさせていただく必要があるというように考えます。土地の問題につきましても、やはりそれなりの補償はしていく必要があるというような考え方でございます。そういうことで、ひとつ御了解賜りたいと思います。 予算につきましては、今ほど申し上げました説明の中で非常に山の形態が急峻であるというようなことから、予算的なことはのり面の補強、またのりじりの補強、それに水路の設定、こういうものが加わってまいりますのでこれらも含めました一つの総合的な総額ですか、これらが今非常につかみにくい状態でございますが、測量をいたす中で出てくるんじゃないかというように考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 江指君。 ◆(江指傳兵衛君) では最後に、市長にお伺いしたいと思うんですが、今産業部長のお答えを聞いておりますと相当な費用がかかるような懸念をいたすわけでございますが、もし市長が村国山の開発に本腰を入れてやろうというふうなお気があられるんならばそれだけの自動車道をつけても私非常に結構だと思うんです。しかしながら、ただあそこへ遊歩道、2メートル50の軽車両が通る遊歩道でございますが、それをつけたところでそれだけをつけるならばどれだけのメリットがあるんかお尋ねしたいと思いますし、何か今聞くところによりますと地権者の方は余り歓迎していないというふうなことも今聞いておりますので、一体この発想は本当の遊歩道ならば結構ですが、どういうところから車道に変更になって、また最初の遊歩道の──これは当初予算のときに聞くべきであったかもしれませんが、どのような発想でなされたのか、この点だけひとつ市長の方からお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 村国山の開発の問題は、今日まで過去の議会にありましても総合的な調査、あるいは計画について取り組めというような御提案も何回かあった経緯がございます。私の考えておりますのは、最近の武生市の全体的な位置づけを見ますと、かつては日野川を挟みまして西の方が武生市の中心街でございましたが、最近道路網の整備等を含めまして東部に大きな躍進の跡が見られますのと将来の発展が期待をされるというようなことを考えてまいりますと、当然武生市の地図の中で村国山はそのちょうど中心に当たるわけでございます。したがいまして、今日までの過去の議会にもありましたように村国山の総合開発をすべきではないかという御提案の中で何回かコンサルタント等に依頼をし、また調査をしてはそれぞれの成果表をいただいておるわけでございます。それらの経過を踏まえまして、私は村国山の総合的な将来のあり方というものは当然考えていかなければならない。したがって、今日まではほとんどが村国山の北部の方にその整備網がなされてまいりました。今回は、あそこには御案内のとおり芦山荘であるとか螢山禅師誕生の地であるとか、またそれに類する附属施設もあるわけでございまして、そこを拠点といたしまして今度は既存の道路、遊歩道等に連結ができるような道路網の整備をひとつ図っていきたいということから、今回村国山の南の方に芦山荘から今度は頂上に向けての遊歩道の建設を考えてまいったところでございます。 したがいまして、全体的な構想はまだ将来のことでございますので何とも申し上げられませんけれども、私なりの考えといたしましては将来は、今回は北の方へ伸びますが、今度は南の方に伸びて村国山を一周することができるような遊歩道は将来ぜひ必要であろうというような考えもございます。ただ、それを遊歩道にするのか、車道にするのかということもこれは将来の課題でございます。今回、遊歩道が車道に変更したのではないかという御提案でございますが、当初は森林浴等を含めて遊歩道的な発想でおったわけでございますが、地元の皆さん方との懇談の中で、どうせやるのならばこのぐらいまでをしてはどうかというような御提案もございましたのと、遊歩道とはいいながら当然使用をいたしてまいりますと、例えばごみが発生をしたり、あるいは修理をしなければならないというようなことがあって、どうしてもただ歩いて通るだけでは空き缶の回収であるとかいろんなことで不便を来すだろうというようなことから、せめて軽自動車ぐらいが通れてそうしたものの便宜を図れるような幅員にしてはどうかというようなことから最小限度の幅員に考えを改めてまいったというのが現状でございます。 また、当然のことながら地元でございます帆山町の皆さん方との十分なコンセンサスも必要でございますので、先ほど部長からお話ありましたとおり、ことしの春以来、回を重ねまして懇談をさせていただきました経過の中では、最終的には私どもも協力してやろうという積極的な御同意もいただきましたので今回測量調査に入らせていただくということでございまして、まずは測量調査をすることによって設計の費用、あるいはその線形等も決められてまいりますので今回の予算の補正に相なったわけでございます。長期展望に立ちながら、選択集約型とは相反するではないかという御指摘もございますが、選択集約型は御案内のとおり選択集約そのものでございますけれども、市政全体を眺めてまいりますとそういうものと、一方には長期的展望に立って物を進めるということの行政も必要であろうというように考えております。お隣の鯖江市の西山公園、あるいは福井市の足羽山公園等もその例に漏れず長い時間をかけて整備された成果が今日のものになっているというような判断をいたしますと、村国山の総合的な考え方も及ばずながら少しずつでもそうした計画を立てていくべき時期に来ているという判断で提案をさせていただいておりますので御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 上田君。 ◆(上田忠男君) 57ページの教育振興費につきましてお伺いをいたしたいと思います。 これは560万円減額になっているわけでありますけれども、一中、二中のパソコンの価格が大変安い価格で入札をされたということをこの間の9月の本議会の中で確認をされたところでありますけれども、この560万円はその安い価格にさらに値引きがされたのかどうか、この1点ひとつお伺いをしたいということであります。 さらに、若干関連をいたしまして、先般6日付の新聞に松原教育長が突然辞任をされるということが報道されていたわけでありますけれども、この件については市長にお伺いをしたいわけでありますけれども、以前からそのような話があったのかどうか。この点につきまして、我々としては任期をかなりの期間残しながら突然辞任をされるということにつきましては非常に市民として奇異に感じるわけでありまして、その辺の辞任に至った正式な受理についてと理由につきまして、市長が知っておられる範囲内でお教えを願いたいというのが2点目であります。 3点目は、これは要望でありますけれども、先ほど江指議員から大豆問題につきまして質問がありましたけれども、これは要望として私も1点申し上げておきたいと思います。畑作物の共済につきましては福井県の加入、特に武生の加入率が大変悪いということはデータ上はっきりしているわけであります。この近辺の県内の加入率をちょっと見てみますると、富山県が68.2%、京都府が27.9%、石川県が26.3%、新潟県が23.7%、滋賀県が18.8%に岐阜が13.3%、福井県が11.7%と、これは平成元年度の実績でありますけれども、2年度は推定でありましてほぼそのような状態、よく似た状態が来ていると。福井県はことし12.4%と、現時点ではそういうふうになっているわけでありまして、この近県から見ると大変悪い加入率になっているということであります。全国的な傾向で見ますると25番目ということでございまして、こういった面ではやはり今までの取り組み方、甘い一面があったというふうに考えておりますので、共済の加入につきましては今後とも広範な指導をお願いをしておきたいということであります。 以上、3点でありますけども、2点につきましての御回答をお願いをしたいということであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 水上教育次長。 ◎教育次長(水上真澄君) パソコンの購入の件でお答え申し上げます。 当初2,500万円の予算額でございまして、パソコンの購入がせんだっての議会で御承認いただきました1,810万8,000円で契約されたわけでございます。その差額等による560万円でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) お尋ねのこのパソコンの減額補正と教育長の辞任との関係につきましては、全くそういうような経緯はございません。したがいまして、私も再三留意のほどはお勧めをいたしましたけれども、そういうかたい御意思ということを判断いたしまして経過を終えましたので、一切そのようなことではございませんので御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 上田君。 ◆(上田忠男君) 教育長の問題につきましてはパソコンとの関連を聞いたわけではございませんので、もう一度お答えをいただきたいと思いますけど。 まずパソコンの問題につきましては、前回の9月議会で私が質問をいたしましたときに、今後三中、四中というふうに拡大をしていく中では、そのおのおのについて新たに業者を選定をしながら入札をしていくというふうなことで御回答があったと思うんです。ということは、あのときに決まりましたナショナルの製品以外のものも入り得る可能性があるというふうに我々は理解をしたわけでありますけれども、その後に開かれました教育厚生委員会の中では、今後ともこの1機種でずっといくんだというふうに議題が出たというふうに聞いております。ということで、非常に初め当初予算を組んだ値段よりもはるかに安い価格で購入をされたのではなかろうかというふうに考えるわけでありますけれども、この点についての御回答をひとつお願いをしたいということであります。 それから、教育長の問題につきましては突然の辞任に至った経過と、その理由について把握されているんであればお教えを願いたい、こういうことでありますんで、パソコンと全く関係はございません、教育関係として関連があるということでお伺いしただけでございますので。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 水上教育次長。 ◎教育次長(水上真澄君) 今後のパソコンの購入の件につきまして、教育厚生委員会の中でやはりことし初年度でございまして、今の機種を使いながらいろいろ考えていきたいというようなことを申し上げたわけでございます。価格等につきましては、やはり4社の指名競争入札の中での金額でございます。特別、それが妥当な価格かどうかということはちょっとわかりませんが、やはり競争の中で得た金額ということで、私どもとしましては正当な額と考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 先ほどは失礼をいたしました。教育長の突然の辞任ということについての市長の取り組みのお尋ねでございますので申し上げたいと思いますが、先般教育長御本人から辞任の申し出がございまして、私も仰せのとおり任期途中でもございますので留意に努めたわけでございますが、御本人の意思もかたく、その伺いました状況の中で意思を尊重いたしまして、今後引き続き教育行政に支障の来さない範囲内を十分心しながらそれをお受けをしているという状況でございまして、私は御本人の意思尊重をさせていただいた結果、今日に至っているということでございますので御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 上田君。 ◆(上田忠男君) どうも私がお聞きをしてる質問に十分なるお答えがないようでございます。大変、甚だ不満でございますけれども、まずパソコンについては、本議会と委員会とでの内容が違うということについて、どうもその辺に価格が安くなった関連があるのではなかろうかという私の、これは疑惑ではございませんけども、質問をしてるとこでありまして、ということは今後に展開をする場合には委員会で話が出ました、いわゆる機種を一本化していくということではないということをもう一度明確にお答えを願いたいわけであります。その都度、機種を広くとりながらメーカーを選定をしていくと、業者を選定していくということでいくのかどうか明確にお答えを願いたいということであります。これが基本でありますんで、それを1つお願いをしておきたいということであります。 それから、教育長の辞任につきましては、その辞任に至る経過もいま一つわからないんですけれども、その理由がいま一つわからないということでありますけれども、ここで押し問答しても仕方がございませんので、──────────────────────────────────────────。 ○議長(宮本義利君) ここで暫時休憩いたします。       休憩 午前11時00分       再開 午前11時21分 ○議長(宮本義利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 上田君。 ◆(上田忠男君) 私の質問に不当な質問もございましたので、ここで訂正しおわびをしておきたいと思います。教育長の後任問題につきましての質問につきましては、取り消しをさせていただきます。 ただ、私の気持ちとしましてはやはり大変立派な教育長が任期を途中にして辞任をされるという、この問題についてやっぱり市民感情として大変不審な面が一面あるということでございましたので、この辺についてできればその理由をお聞きをしたかったというのが本音でございますので、その点の意を酌んでいただきまして、後任問題にまで触れましたことをここに深くおわびを申し上げておきたいと思います。 バソコンの問題につきましては、もう一度最終的なお答えをいただきたいということでございます。 ○議長(宮本義利君) この際、お諮りいたします。 先ほどの上田君の人事についての発言について取り消したい旨の申し出がただいまございました。この申し出に対し、許可することに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 異議なしと認めます。 よって、上田君からの発言の取り消し申し出を許可することに決しました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 水上教育次長。 ◎教育次長(水上真澄君) 先ほどの上田議員のパソコンに関しての御質問に関しましては、教育委員会としましても再度調査させていただき御報告させていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村君。 ◆(玉村正夫君) まず38ページの、先ほど江指議員からも質問のあった大豆作付の奨励特別補助金についてお伺いします。市の財政が非常に苦しい中、農業に対しての格別の補助を出したということについては高く評価し、また大豆の被害農家に少しでもの励みになると私は思います。 それで、具体的に聞きますが、この大豆作付奨励特別補助金を被害農家にどのように具体的に補助を行っていくのか、それを聞かせてほしいなと。 それと、これは一部の市民の中にありますが、農業だけになぜこのような補助金を出すのかと、会社で非常に苦しくなったときに補助しないのになぜかという率直な意見もあります。私の考えで言いますと、会社で物を生産するということは、これは自然に何ら影響されないと。社長が頑張ればどんどん増産できるし── ○議長(宮本義利君) 発言者にお願いいたします。 質問は簡略にお願いいたします。 ◆(玉村正夫君) (続)農業というのは、自然を相手の大変難しい作業であります。そういう点で、市長の農業に対する補助の考え方、これを伺いたいと思います。 それからもう一点ですが、28ページの寝たきり老人の入浴事業についてお伺いします。月1回は、寝たきり老人の方への入浴サービスが行われているようでありますが、実態を聞きますと必ずしもそうでない。といいますのは、その指定された日に入浴サービスで行った場合、その方が健康状態がすぐれない、具体的に聞きますとうれしさの余り血圧が高くなりまして、そのときに入浴サービスを御遠慮願うと、こういう場合があるようであります。それはそれとして、そうしますと明くる月にその入浴サービスがその方受けられるというとそうではないと、1カ月飛んでしまうとか、そういう場合があるようであります。その点では、その状態が運悪く2カ月も3カ月も続く場合があると、こういうことも聞いております。その点で、福祉部長に伺いますが、この点どう認識されておられるのか伺いたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小田島福祉部長。 ◎福祉部長(小田島慎一君) 2点目の、入浴サービス事業からお答えしていきたいと思います。 現在、入浴事業は市内の特別養護老人ホームなどで無償で利用させていただいてございます。この入浴する場合に、8人ほど動員してやってるものでございます。その中には、社協の職員さん2人と家庭奉仕員さん3人、日赤奉仕団が2人とうちの市の職員が1名、このような形で現在まで続けておるものでございます。特に、家庭奉仕員さんが3人出ていただいているんでございますが、これを回数をふやすとなりますと家庭奉仕員さんが本来の業務を遂行するのに支障を来すというようなことが1点ございます。また、入浴をさせていただいております施設、そこらが入浴スケジュールを変更してもらわなあかんというようなことでございます。こういう点から加味いたしまして、私どもの方では今「福祉の苑」の構想を考えて整備計画をつくって構想の中で打ち出していきたいというようなことでございます。そういう点から、多くの入浴していただけるような実施体制を「福祉の苑」の整備の中で考えてまいりたいと、このように考えておるものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 酒井産業部長。 ◎産業部長(酒井義之君) 第1点お尋ねの件でございますが、本年度の大豆の作付面積が180ヘクタール、これで割り返しますと予算措置は1反について10アール当たり6,700円という計算をさせていただいておりますので、これはあくまでも生産組合の方へ交付をさせていただきます、そういう形でいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 農業に対する考え方でございますが、今日までも武生市の農業行政につきましては極めて堅実に、しかも着実な成果を治めてると私なりに評価をさせていただいております。したがいまして、今後にありましても生命産業、基幹産業でございます農業の健全な育成と、それにかかわります諸情勢につきまして今日までとりました農政の政策をさらに推し進めていくということで今後も対応させていただきます。 農業補助に対します考え方も同様に、今日までありました経過を十分踏まえまして、今後も同様な姿勢で取り組みをさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村君。 ◆(玉村正夫君) 今、農業補助に対する考え方、ちょっと市長、もう少し私の発言を正確にとらえてもらえてないなと、こう思いましてちょっと質問しますが、さっきも例を出しましたね、会社が非常に苦しくなって、そしてそんなことに補助をしないでなぜ農業だけを補助するのかと、こういうふうな一般市民の声があります。しかし、農業に対しては先ほど私の見解を述べました。自然に非常に左右されやすい。しかし、自然というものは私たちの手に負えない。こういう点で、農業に対する補助に対しての考え方を、今後のこともありますし市長の自身の考え方を聞きたいと。 それから、福祉部長、先ほど寝たきり老人入浴サービス、この問題ですが、なるほど体制上非常に困難を伴うということも私何回か事務当局にお伺いしましたところ、理解はある程度できます。しかし、今、月1回外れると2カ月も3カ月も入れない。夏など大変で介添えの方がもうどうしようもないと、こう言ってます。そういう点では、今の体制の中でも最低月1回はできるように頑張っていただけないかなと、こういう気持ちです。再度、市長と福祉部長の答弁を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小田島福祉部長。 ◎福祉部長(小田島慎一君) 入浴事業も清潔な体にしていただこうということでやっておりますんで、こういう点につきまして健康状態を無視してまではすることがこれはできないだろうというのは御理解いただけると思います。なお、私どもの方、できるだけ施設につきましては御協力をいただきながら回数はふやすよう努力しているものでございます。御理解のほどお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 農業の補助に対する基本的な考え方でございますが、農業は御案内のとおりこれは国策にのっとって私どももその施策を施しているわけでございます。したがって、今回の大豆につきましては、これは本当に災害的な要素がありますので、今回に限りこういう措置をとらせていただきましたが、今後にありましては、そのほかの補助施策にありましては今日までとってまいりました補助施策を踏襲しながらその時代に即応、対応できる対策はまた考えられることがあろうというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村君。 ◆(玉村正夫君) なかなか私の意思が市長に通じないと、こういうようでありますが、先ほど申しましたように自然相手の農業ですから、先ほど産業部長の答弁では今度の大豆補助はこれ限りと言いましたが、これはそういう発言は取り消していただきたいと。今後、何があるかわからない、どのようなことがあるかわからない農業ですから、引き続き農業の補助に対しては多大な力を注いでいただきたいと思います。 以上、要望します。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) まず、50ページの街路事業費の中で委託料13番測量設計等委託料追加分ということで、お聞きをしますと駅北の沿道区画整理事業ということでございますが、これのどういうふうな計画なのかお伺いをまずしたいと思います。 次に、53ページの住宅管理費の中で、三極構想の中で蓬莱の中で市営住宅を50戸ぐらい、そういう計画がありましたが、今蓬莱もなかなか難しいということで市営住宅の数も最近だんだん足らなくなってきたのではないかというような市民の声がたくさんあります。そんな中で、市営住宅の改築ということでございますが、今後新たな計画をお考えであればお伺いをしたいと思います。 続きまして、同じく53ページ、今回消防費ということで消防職員さんの給料の改定ということでございますが、9月の議会で条例改正があったと思いますが、武生市の消防団の副団長さんが2名になられました。私は、東と西ということで当然1名ずつぐらいになるんじゃないかなと、こう思っていたんですけど、聞きますと東の方でお二人ということでございます。そういうことが本当に適当なのかなというようなことも一つお伺いしたいと思います。 それと、各地区の消防団の報酬がどういうふうに支給されてるのか、それについてもお伺いをいたします。 続きまして、ちょっとページが戻りますけど、36ページで衛生費があるわけですが、これは西尾の火事の場合にも大変お世話になりまして、ただ今回焼却施設の補修ということでございますが、私が産業廃棄物、ここであれかどうかわかりませんけど、実際衛生の関係で、いろんなごみがたくさん出てきてる。実際、武生にある処理場、なかなか値段的に、例えば1キロ当たり2円、鯖江の場合は1キロ当たり4円ということで、実際例えば豆腐屋さんが日に豆腐のかすがたくさん出るんです。前までは、皆さんあれをおからにしてたくさん食べられたんです、また豚のえさであったんですけど、実際にもう最近そういうものを、もう豚が食べるといい肉ができないということやらそういうようなことで飼料業者がそういうものを皆さんに豚のえさとしてなかなか使用できないというような状況になってきたと。ある業者は、例えば1日に大体2,500キロぐらい出るんです、2トン500ぐらい。そんなことで、たくさん困ってる状況があります。そんなことで、これ産業廃棄物になるのか商業廃棄物になるのかちょっとわかりませんが、そういう場合にこれから市としてもそういうふうなものに対して何か考慮をいただきたいなと市民の声が私のとこにありまして、それについてもどういう対処をしていったらいいんか考え方をお聞きをしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 辻開発部長。 ◎開発部長(辻信義君) 委託料の件でございますが、範囲といたしましては駅前通りの武生新から武生の駅前にかけましての東の区域、駅前通りからいわゆるJRの区域、1.5ヘクタールを街路と沿道地域を一体的に整備する必要があろうかというようなことで今回調査費を盛らさせていただきました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 松村建設部長。 ◎建設部長(松村貞夫君) 2点目の、住宅改善事業でございますが、これにつきましては入居者の方にも非常に好評でございますので、今後も緑住宅を現在実施中でございますが、これが完了後引き続き今後も推進していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮本義利君) 玉川議員に申し上げます。 消防費の補正は、負担金及び補助金、交付金となっておりますので人件費については消防議会の方でお聞きいただきたいと、こういうふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 田中総務部理事。 ◎総務部理事(田中栄三君) 豆腐のかすの件でございますが、これは正式に申し上げますと産廃取り扱いとなるわけでございます。しかし、議員からも言われましたとおり以前は家畜が食べておったわけでございますが、最近に至りましては人間も食べない、家畜も食べないということで、その処理に豆腐業者が非常に苦慮しているわけでございます。そういった観点から、当組合といたしましてテスト的に今4件の豆腐屋さんの方からおからを持ってきていただきまして、汚泥乾燥の中にまぜまして肥料として出しているわけでございますが、これがメーカーに聞きますと目詰まりがする場合があるという懸念がございますので、現在テスト的にやっておりますが、今のとこ順調にいっております。ただ、産廃でございますので、今後の取り扱いをいかにするかということはまたいろいろと協議をする中でこういう問題点を解消したいと思いますので、よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) まず50ページの、駅の北の沿道計画はわかったんですけど、実際今蓬莱、駅南と「シピィ」という3極構想がずっとありましたが、都市開発にしても職員さんがいろいろかわられまして、そんな中でなかなか難しい状況というのはわかりますけど、実際駅南は大成建設がデベロッパーであったし、蓬莱については熊谷組さん、今まで例えば蓬莱の中で広小路の蓬莱駐車場が90万円掛ける100坪ですね、9,000万円、そしてイベントホールも約1億円ぐらいと、両方で約2億円ぐらい市が土地を買われています。また、そういうふうな今まで使ったお金、今後そういう意味で蓬莱のそういう再開発の中で今まで進行が難しいというのはよくわかりますが、今後そういうものを今までの中で買ってしまったやつがたくさんあるわけです、またお金を使ってしまったと。そういう中で、駅北の沿道計画というのはすごくわかりますが、今ある現在の計画、それとあわせてどういうふうにしておかれるのかというのが新たな問題として、やっぱり今の問題を残したままというわけにはいかないんじゃないかなと思うんです。そういう意味で、そこらあたり市長のこの問題について御見解をお伺いをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 蓬莱再開発につきましては、私も昨年就任以来、本当に地元の皆さん方と再三にわたりまして懇談をさせていただきました。いかんせん、これは最終的には市の土地がどれだけ持とうとも地元の地権者の皆さん方の御同意が最優先でございますので、それらの同意をいただくには今まだその段階には至っていないというような判断をいたしております。今日まで投資をいたしました金額がございますので、そのまま見捨てておくわけではございません。ただ、御同意をいただくのにはそれなりの段階が必要でございますので、いましばらくその経緯を見守るより方法がないということでございます。 それで、そちらの方が決着をしてから北なりほかのところにというような御提案もわかるわけでございますけども、市全体的に考えますと今、駅前等を含めまして面的整備をするにありましては、当然可能性の高いところについてはやはり考えていかなけりゃならないというような方向性も持ちまして、今回駅北の方の状況を今調査をさせていただきたいということでございますので、私は並行しながら市民の同意をいただくべく今後もなお一層の努力をしていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 夏梅治隆君。 ◆(夏梅治隆君) ちょっと重複するかもしれませんので、御了承願いたいと思います。 まず、39ページの大豆の補助金でございます。江指議員並びに玉村正夫議員の方から種々出ておるわけでございます。今年度、暖冬異変という形の中から転作を奨励した大豆が壊滅的打撃を受けたということに伴う補助金でございます。 私、ちょっと疑問に思いますのは共済加入が実は6.2%しかない。こういう中で、先ほど玉村議員も言いましたように、農政に対する保護というような形になってくるわけでございますが、これも10月19日緊急要望書が武生市農協長の名前で出てきているわけです。それで、天候不順が、こういう異常気象がこう起きてきますと商業の中におきましてもやはり長靴も売れませんし、スコップも売れませんし、もちろんコートも売れません。考えますと、農業保護、これはよくわかります。しかし、弱者は商業にもいるわけです。これを国、または県の対策を見ますと国は共済加入に対するものだけです。県は融資制度です、低利融資でこの大豆の被害に対してやっているわけです。ところが、武生市も福井市、鯖江市がしたというようなことで1,200万円の市費を、市税というのは農家もあります、しかし商家もあります、サラリーマンもあります。その大金1,200万円をそのために払っていくわけです。 私の考えるのは、こういう補助金政策が本当の農業行政の進展になるのか、それが1点。 そのほかに、一部の皆さん方を救済されるのか。商業者も、力を合わせてこういう暖冬異変に伴う緊急要望書を商工会議所あたりから出された場合、市はどういう対応をとろうと、また先ほどのお話の中では今回限りという産業部長のお話でございますが、やはり一つの団体となりますとこういうふうに出す、ところがばらばらですと見向きもしない、これは公平の原則じゃないと思います。これについての市長のお考えを、商業者に対する市長のお考えをお聞きしたいと思います。 それから、同じくまた絡みますが42ページの観光費の中の委託料でございますが、これはもう大変心から感謝を申し上げます。議員になって8年間、村国山開発を論じてきた私といたしまして大変うれしい予算がついたなと思うわけでございます。おかげさまで、どうにか大屋口からの林道、これはまた観音谷の横にあります芦山荘からの道のようでございます。しかし、ただ江指議員の方から出ましたように総合的な計画がない。ただ、ある一部のとこへ行って、これちょっと、道をつけなあかん、だからつけてくと、こういうことじゃなくって、将来の財政を見込みながら村国山の開発計画を明確にしていくべきじゃないかなと思うわけです。武生市は大きいプロジェクトを抱えていると思います。「福祉の苑」の問題にしてもしかりです。いろんな総合計画もこれ出てくるわけですが、そういう中でやはり財政を裏づけした中での予算措置をしていかなければ、ある集会に行って、それじゃこれだけつけようと、そういうふうなばんそうこうを張ったような計画というものは将来において後悔をするんじゃないかと、このように思うわけです。 ですから、どうせここまで来た村国山でございます。先ほど市長の答弁の中にありましたように、武生市の今や中心に位置する、いろんな問題を踏まえた村国山じゃないかと思います。道路問題、そしてまた環境問題、また子供たちの問題、やはり今武生市が村国山をやらなければ将来においてやはり後悔をするんじゃないかと思うところでございます。そういうふうな問題を踏まえて、今後もちろん村国山が市有地じゃなくって私の地面であることもよく存じております。その中から、今後どういうふうに村国山に対して財政問題を踏まえながらの開発計画を進めていかれようとするのか、お聞かせを願いたいと思います なおかつ、何年にできましたか、村国山総合開発計画が前の笠原市長のときに出ております。むだな金だと私が言いましたが、1,000万円もかけましてすばらしい本ができております。これとの絡みも、今度の遊歩道、2.5メートルが遊歩道か車道かはこれはまた論議の的でございますが、それを含めながらそれとの絡みもお聞かせ願いたい、このように思います。 それから、次は50ページの、先ほど玉川議員の方から若干出ました駅北に対する委託料でございますが、駅北、これは都市計画によりまして第1回目の道路拡幅を行っております。今回、引き込み線跡地を伴います2遍目の都市計画決定をさせていくための委託料だというふうに理解をするわけでございます。また、市長が先ほどいいましたようにできるところからやるべきではないかという考え、これは大変賛成をするとこでございますが、駅南ですね、今武生市の交通、要するに車等の進入を見ますと馬場線の拡幅ができましたから公会堂から市役所までの道はでき上がりました。今、武生市へよそからおいでになる皆さん方は高速道路を通りながら市街地へ入ってき、市役所前で曲がっているわけです。駅へ行くのに、駅北も大変でございますが、駅南ですね、駅南がやはり手つかずのまま現在いるわけでございます。駅南開発に伴う── ○議長(宮本義利君) 質問は簡略にお願いいたします。 ◆(夏梅治隆君) (続)わかりました。 駅南開発に伴う中で、この道路区画の件がありましたから現状のまま来たわけでございますが、駅南開発が頓座し、その中でやはり先にやらなければならないのは、駅南の道路区画ではないかなと、このように思うわけでございます。これにつきまして、いまだかって──ちょうど中西ビルの前は今年度委託料がついたわけですが、それから後が全然委託料がつきません。それで、当市にとって先にやらなければならない道、優先順位というものをやはり明確にすべきじゃないかなと、こういうふうに思うわけですが、これに対する市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 以上、3点よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 第1点の大豆の補償でございますが、これは大豆は御案内のとおり転作奨励品目といたしておりまして、本来ならば先ほども産業部長からもありましたように、こういうものに対しては保険制度がございますので、その整備を十分しておくことが前提でございましたけれども、たまたま今回こういうような不慮の災害に見舞われたということで対応させていただきました。 ただ、一方では商業が手落ちではないかという御指摘でございますが、そういう考え方もあろうかと思いますけれども、商業振興に対しましても市政にありましては、別段農政と差別をいたしておるというような考えは毛頭ございません。当然のことながら、商工会議所を中心にいろいろ商業行政をお願いをいたしておるわけでございますが、市にありましても商業振興に対しまするそれぞれの補助制度は持たせていただいておりますし、また融資制度にありましても便宜を計らっていく方向を持っております。したがいまして、今後にありましても、さらに商業、農業バランスのとれた振興策というものは当然考えていかなければならないというように考えておりますので、ひとつ御理解をいただき、また商業の活性化についての御提案もいただきたいというふうに思います。 それから、村国山の総合計画について、前回からあります計画をも見ながら整合性を持てというような御提案でございますが、そのとおりでございまして、かって村国山の総合計画が策定された経緯もございます。それらの計画を十分参考にしながら、これからの村国山のそうした開発についての小計画を考えていきたい。ただ、私なりに考えますのは、こういう事業は長い時間と予算を必要といたしますので、できることならば県及び国の政策にのっとった事業がここに組み込まれることを実は期待をいたしておりますので、今後もさらに研究を進めながら整合性を持っていきたいというように考えております。 なお、最後の駅北の開発に絡みまして、駅南を優先順位をつけてやるべきでないかという御提案でございますが、そのことにつきましても私も本当に気になっておるところでございまして、先ほど申し上げましたとおり、これらの本当に基本的な問題は地権者の同意をいただくということが大前提でございますので、道路の拡幅は当然のことながら、再開発の事業と連携をともにいたす事業でございますので、それらの事業に関しましては当然地権者の皆さん方、それからそこに住んでおいでになります、商業を営んでおいでになりますそれぞれの権利者の総合的な御理解をいただくことが基本でございますので、それらにつけて今後もなお一層努力を進めてまいりたい。できるところからと申し上げましたのは、そういう意味で地権者の御同意をいただくことが可能なところをまず、優先順位を強いて申し上げますならば、そういうようなところからさせていただくより方法がないというような考え方も一方にはありますので、今回もこういう対応をさせていただいておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 夏梅君。 ◆(夏梅治隆君) もう一点だけお聞かせ願います。 これ産業部長に聞きますが、大豆作付のこの補助金の算定基準の出し方ですね。結局算定基準というのは、1,206万円補助金で出るわけですが、これ加入者と被加入者があるわけですね。加入者に対しては幾ら、被加入者に対しては、先ほど全体での平米が出てたと思うんです。一律にするわけですんけね。一度聞かせてください。 これ一つと、それから市長に聞くわけですが、今ほど同じに考えているとおっしゃったわけですが、今回も暖冬異変でございます。間違いないと思います。 今ここで、先ほど産業部長は今回限りというふうに農政問題についてはおっしゃったわけですが、商工会議所あたりが緊急要望書あたり等を出して、そういうものを持って来た場合にどういう対応をされるのかお聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 酒井産業部長。 ◎産業部長(酒井義之君) 算定基準でございますけれども、種子代、肥料代、農薬代、それに燃料代というものを大体基準値を出しまして、それの3分の1ということで計算をさせていただいております。 それと、共済関係でございますが、これは共済に加入しておられる方はあくまでその方の意思でお入りになっておられるということで、今回の場合はあくまでも作付面積に対しての助成ということで考えておりますので、共済とは関係ございません。 なお、今回限りと申し上げましたのは、今後につきましては共済に加入をいただくということを、十分御理解をいただくということでの今回限りでございます。これにつきましても御理解賜りたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 商業者が、暖冬異変によって思うような利益をこうむることができない場合に要請があった場合どうするのかというお尋ねでございますが、先ほど申し上げましたとおり今回の大豆につきましては、これは政府の政策によりまして転作奨励品目として指定をし、武生市もそれを推進をしているという立場から、その責任の一端を担わせていただいたということでございまして、本来は共済制度を活用していただくのが必要でございますので、これは任意加入でございましたのでこのような状況でございますが、今後は今ほど部長申し上げましたように、共済制度を義務づけるぐらいの方向づけはしていかなけりゃならんということでございまして、今商店街の皆様方に対するところの、ことし雪が降らないからスコップあるいはその他の類について陳情があれば補償をするのかという対象には、基本的に対象が異なりますので、その意思はございません。 ○議長(宮本義利君) 暫時休憩いたします。        休憩 午後0時01分        再開 午後1時33分 ○議長(宮本義利君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村和夫君。 ◆(玉村和夫君) 午前中に引き続きまして、補正予算の説明書に従って二、三質問をいたします。 まず、18ページ、19番ですね、国際交流推進費でございますが、110万4,000円を追加をしまして全体で4,000万円というふうな形になっていますが、これ最終的にこれで終わりなのか、どのぐらいまで考えておられるのかお聞かせ願いたい。 それに合わせて、国際交流協会というふうなものをつくるというふうなことのようですが、その辺の内容について少しお示しをいただきたいと思います。その場合に、従来あります単位協会といいますか、どんなのがあるかわかりませんが、その辺の扱い、会員とか会費なんかの関係なんかはどういうふうに整理をされるのかお聞かせを願いたいと思います。 それから、それに関連をいたしまして、先日北京の方からお客さんがお見えになりまして、ありがたいんかありがたくないんかはわかりませんが、鳥をやるというふうに言われたようであります。どのように扱うのか、その辺についても方針をお聞かせを願いたいと思います。 それから、2つ目ですが、43ページ、6番の越前の里管理費でございますが、これは何か事業団の方で1人増員をしてもらったようでありますが、現在何人でどういった仕事をやっておられるのか、ちょっと私勉強不足でわかりませんので、ちょっと説明をしていただきたいというように思います。 それに合わせまして、今市長の言われるような選択集約型というようなことで、一つに絞っていろんなところを集中的に開発をしていくというふうな考え方もわかるわけでありますが、この長期構想なんかのアンケートのところを見ましたら、あなたの気に入っているところを選んでくださいというようなアンケートに対しては、越前の里「味真野苑」というのがトップに出ています。式部公園とかいろいろあるんですけども、こんなような市民の考え方もあるということでございますが、今後越前の里に関してはどのような方針で臨まれようとしておられるのか、市長の方針をひとつお聞かせを願いたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 西野総務部長
    ◎総務部長(西野義信君) まず、第1点の国際交流の基金についてでございますけれども、今回補正をお願いしておりますのは基金の満期予定の利息分が出てまいりますので、これを110万4,000円計上しております。来年以降につきましては、また当初予算に組んでいくわけでございますけれども、今のところ金額的については確定しておりません。 それから、協会でございますけれども、現在日中友好協会というのがございますが、今後はそれを発展的に解除いたしまして、国際交流協会というふうなものをつくって、その中に総括していきたいというふうなことで、準備に今入っておるところでございますので、もうしばらくお待ち願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 越前の里の管理状況につきましては、担当の方から説明させていただきますが、最初の北京市の、ことしは北京市政府のカン林局の次長さん一行4人がお見えになられまして、これは菊の栽培あるいは情報交換、御指導ということで、苗もいただきまして交流をさせていただきましたのに引き続いて北京動物園の園長さんがおいでになられまして、その表敬を受けた折に、今ほどの鳥の話が──鳥といいましても、これはいろいろございますけれども、話が出てまいりました。コウノトリを初め、冠鶴であるとか九官鳥であるとかというようなもののお話が出たわけでございますが、これは園長さんに越前の里、その他武生市の公園、諸施設を御視察をいただきました。そのときに越前の里へ行きましたときに、かってあそこに鳥を飼育いたしておりました施設が大分くたびれておりますけれどもありますので、それもごらんになられまして、これはもったいない施設だと、ここで飼育できるものがあれば何かお送りをしたいというようなことが発端でございましたので、そういった申し出があったわけでございますが、私といたしましては、やはり動物を愛護しながら親しむ、また情操教育の中でも動物であるとか花であるとか、こういうものに触れながら、そうしたゆとりある教育の教材にできれば非常にありがたいし、また一般市民の皆さん方も動物を通して、またそうした環境を通じて思いやりのある生活の育成ということも非常に大事なことであろうと思いまして、将来できれば積極的な取り組みをしていったらどうかというように考えておりますが、いかんせん相手が生き物でございますので、これは専門家も必要でございます。飼育をするには、取り組みの準備も大変必要でございますので、十分検討をいたした上で方針を決定をしていきたいというように考えております。 なお、越前の里につきましては、これは今お説のように玉村議員も近いところでございますので十分御存じかと思いますが、非常にいい施設でございまして、皆さんも関心の深いところでありますので、私はこの越前の里というのは単に味真野苑だけを指していうのではないというように判断をいたしております。味真野に古く伝わります歴史伝統というものを含めまして諸施設、それから無形文化財的なものもございます。そうしたものも含めまして、味真野という地の利を十分、今後研究、助成をしていかなけりゃならないというように思っておりますので、越前の里「味真野苑」に限らず、総合的な越前の里の構想というものも将来は皆さんも期待をしているのではないかという考え方を持っております。今後もそういうことを踏まえながら、対応していきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 中嶋総務部理事。 ◎総務部理事(中嶋仁君) ただいまの越前の里の管理のことでございますが、4月から10月まで季節の方4名、雇用してございます。そして、11月から所長とそれから通年雇用者と私どもは言っているわけですが、2名残りまして3月いっぱい管理するわけでございます。それの人件費の不足分でございます。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村君。 ◆(玉村和夫君) まず、コウノトリのことですが、市長もおっしゃいますように非常に生き物というのは非常に難しゅうございまして、動かんような木やら花でさえ枯れてしまって、なかなかもっと専門家が必要やというふうな意見が出るぐらいでございまして、ちょっと簡単にはいかんのでないかというふうな気がいたします。そういう意味では、かなり長期的なきちんとしたやっぱり考え方というのを持って進めないと、非常に情操教育に使うというようなことについてはいいことやと思いますが、そう簡単にはいかんのではないかと。例えば、鯖江が園舎だけで6,000万円ぐらいかかったちゅうんです。現在、獣医さんを含めて4人が張りついていると、レッサーパンダというやつに。そういう意味では、そう簡単にそんな態勢がとれないんではないかというふうな気がしますし、実際越前の里へ例えば置くとすると、そういった気候なんかに合うんかどうか、かなりな空調設備なんかも要ったりして非常に難しい面があるんではないかというふうに思います。 それからもう一つは、これはただほど高いものはないという言葉がありますように、菊なんかについてもちょっと疑問を持ったわけですが、今後こういうような形でいろいろ向こうもあげましょうとか来ましょうとかというような話になりますが、必ずその答礼といいますか、お返しが必要になってくる。そのときに、それじゃ武生としては何をあげるんだと。あるいは、将来的にそういう人的な交流とか、必ず今度は経済的な交流というふうになっていくんですが、そういうふうなときにどこまでそういうおつき合いをしていくんかってなことが非常に問題になってくるだろうというように思います。そういう意味では、中国の人たちというのは、言葉をかえますとかなりしたたかなところがございまして、そう簡単に一方的に出すてなことは決してありません。そういう意味では、かなり大きな貸しをつくるようなことにならんとも限りませんので、その辺非常に難しいとこがあるんではないかと。 それともう一つは、今回いろいろ北京を通しての交流になってますが、これはもう既にたくさんの国内でも友好都市なんかを結んで交流をやっているわけです。そういう意味では、例えば友好関係を結ぶっていうふうになってきたとしても、余り武生のイメージアップとか、武生市にとってのプラスにはならんのではないかというふうな気がします。それでは、もっともっと例えば菊なんかを通してその交流をするのであれば、中国の中にも菊づくりをもっと派手にやっていたり、あるいは菊をほかの特産化してお茶やとかお菓子てなことをやっている町もあります。そういうふうなところと、やっぱり特徴のあるところと提携をするというふうなことの方がいいのではないかというふうな気がしますので、その辺についてもう一遍市長の方からお考えをお聞かせを願いたいというように思います。 それから、越前の里のことですが、今ちょっと名のある方がお客さんがお見えになったり団体の方が来られると、地域の観光協会の役員さんとか、たまたまあの辺の歴史に詳しい先生がここにいらっしゃるので、その先生にお願いをして案内をしていただくというふうなことをしております。これでは、せっかくあれだけのものがあっても、すべて越前の里のよさというものをなかなかわかってもらえない。ほとんどは1人や2人でお見えになったお客さんにはもうほったらかしで、看板を見ていただくしかないと。ずうっと奥の方にもいろんないいものがあるんですが、その辺のことについて全く説明をするような手だてがないというふうな状況でございまして、もっともっとその辺については人的な配置なんかについても考える必要があるんではないかというふうに思いますし、まだまだ取り上げなければいかん遺産といいましょうか、例えば武生には紫式部だけではなしに、もっともっと歴史上大きな足跡を残した、例えば継体天皇みたいな方もいらっしゃるわけです。そういうふうな方については、今後将来的にはどのように市長としてお考えになっておるのか、その辺についてもお聞かせを願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 前段の北京市との交流でございますが、今玉村議員の御心配もあろうかと思いますが、私はことしの6月に北京市を訪問をいたし、菊の原産地が中国であるということの歴史的な背景を踏まえて、いろいろと御指導を仰いだ経緯がございます。御案内のとおり、北京市の花も菊でございます。また、私どもと共通する歴史的なものもございますので、今ほどの考えも十分念頭に置きながら、広い国際的な視野もひとつ持っていくべきであるという判断をいたしております。 また、お互いにこれは信頼関係でございますので、疑えば切りがございませんので、私は今回御訪問をいただきましたカン林局の次長さんも、これは北京政府ではきってのリーダーでございますし、高官としての力量を十分発揮をしておいでの方でございます。今回のアジア大会における花に関する責任は全部張さんがとっておいでになられたことの経験もお聞きをいたしましたし、私はまたその後の李園長さん──動物園長さんにおかれましては、御案内のとおり世界の三大動物園の園長さんとしては世界的にも有名な方でございまして、国連の動物関係の常任理事を務めておいでになるほどの非常に経験豊かな方でございまして、こないだおいでをいただきましたときも、日本では武生市ほか岡山、東京、それぞれの一流の動物園の顧問をしておいでになられますので、そういった方々の御指導をいただくこともやぶさかではなかろうということで、今ほど取り組みを申し上げたところでございます。まして、味真野の里にそれがふさわしいかどうかということは私どもも専門家でないのでわかりません。今ほど鯖江の例がありましたが、鯖江市におかれましても今日まで大変御苦労をされて今の動物園といいましょうか、ミニ動物園があると聞いております。非常に金がかかることも事実でございますので、即取り組みというのは非常に難しいかと思いますけれども、金がかかるからそれじゃもう手を引こうかということも一面ではあるかもわかりませんが、私は先ほど申し上げたような、また動物を通して経験をすることの貴重なもの、大きいものがあるというようにも期待をいたしておりますので、せっかくのお申し出でもありますのでコウノトリ、これは珍鳥でございます。したがって、専門家のお話を聞くと非常に難しいことも重々理解をいたしておるつもりでございますけれども、取り組みについては研究をしながら、前向きにやっていきたいというのが私の基本的な考えでございます。 また、越前の里につきましては、今ほど御提案ありましたとおり、せっかくあれだれのいい施設があるわけでございますから、どう生かすかということは私は広域的な考え方も入れて、ひとつ考え方をまとめていきたいと思っております。特に、味真野には有名なお寺もございますし、また名園もございます。また、味真野の神社等を通して昔からのそういうものがありますので、無形文化財の越前万歳であるとか、そういうものも総合しながら観光事業の一面から、それから教育文化的な面からも開発保存をしていかなけりゃならないと思っております。 ただ、これらについては私はやはり地元の地域住民の皆さん方の御協力をいただくこともこうした事業を発展させ、また維持保存をしていく上においては非常に重要な要素がございますので、ただ単に人的配置をすればいいというものではないというようにも思っておりますので、今後地元の商工会あるいは観光協会等の皆さん方とも十分相談をしながら、その地域に合った方策も考えていかなければならないというように思っております。 いずれにいたしましても、広域的に今立の越前の里──和紙の里でございますか、こういったところも連携を深めながら紫式部公園、武生市全体の観光事業の意味からも対応していくべく時期にあるというふうな考え方を持っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村君。 ◆(玉村和夫君) コウノトリにつきましてはよくわかりましたので、ただコウノトリほか2つ3つぐらいのたとえ珍しいものでもあっても、それだけがいただけではなかなかわざわざ見に行くというふうなことにはなりませんので、やるとするならば総合的にやっぱり全体的な計画をつくった上で、着手をされるというふうな形で、ぜひやっていただきたい。どうも地元の方では、そんなもんは困ると、今のニワトリの小屋でさえももう撤去せよというふうな声があるぐらい非常に管理が難しいというふうなことがありますので、ひとつその辺は十分慎重にお考えの上、対処していただきたいというふうに思います。 それから、越前の里ですが、紫式部というのは、これはもちろん武生の看板としてどんどん顕彰をしていけばいいわけですが、よく考えなければいかんのは、これは紫式部は来たということはそれだけ武生がかつての中心である国府があったんだと、そういうやっぱり幅の広い歴史の上から立って物を考えてやっていかないと、どうも式部、式部と言うだけではちょっと片手落ちになるんではないかと。これは、大事な遺産というものが埋もれていってしまうんではないかというふうなことも懸念をされますので、そういった幅の広い総合的な立場から進めていただくように要望をしておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 片粕君。 ◆(片粕正二郎君) 歳入についてひとつお尋ねをしたいというふうに思います。 予算書の3ページ、今回法人、個人税、法人税が1億8,500万円の補正が組まれたわけでございますが、ちなみに昨年、いわゆる元年度の12月補正を見てみますと、2億8,700万円組まれているわけでございます。この差額、1億円ほど補正、今回の補正で少なかったわけでございますが、この件についてどのような現象が今起きてるのかということをまずお尋ねをいたしたいわけですが、ちなみにお隣の方をいろいろ聞いてみますと、当初予算で武生は1億4,000万円ほど当初予算で計上が少なかったと。鯖江の方が逆に多かったというようなことになろうかと思いますが、今その累計の中で、やはり武生の財政の見通しというのが非常に正しかったんじゃないかなというふうに私は評価をいたすわけでございますが、昨年の補正予算から見ますと1億円ほど減額されるような形になるわけです。これについては、当初との誤算というようなことがなかったのかどうか、その辺をひとつお尋ねをいたしたい。 また、法人税につきましては、やはり非常に景気というんですか、利益がダウンしているというような面が多々あるというふうなことを聞いております。それには、要因としては幾つかあろうとは思いますが、やはり要因ばかしを探っていてもどうしようもないので、現実出た数字に対してのひとつ御説明をいただきたいなというふうに思うわけであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 野尻財政部長。 ◎財政部長(野尻暉二君) 法人市民税につきましては、これはほかの税と違いまして現年課税ということでございます。したがいまして、ほかの個人市民税等につきましては、前年の所得に対して課税されるわけでございますが、法人市民税につきましては今年の所得が課税対象になるということで、極めて把握の難しい状況にあるわけでございます。今年におきましても、大体予測を立てていたわけでございますが、国におきましてもなかなか法人市民税につきましては把握が難しいわけでございまして、今回の議会におきましても提案理由の御説明の中にも景気の調整局面を迎えてきておるというふうなことで、なかなか非常に厳しい状況が予測されるということでございます。 法人市民税、現在まで4月から11月までの期間でございますが、前年と比べまして97%という──前年対比にしまして97%、大体3%の落ち込みでございます。こういう状況でございますけれども、一応は現在のこの補正については確実にいけるだろうという見通しを持っております。 なお、法人市民税につきましては、武生市と同規模の市と比べますと非常に豊かであるということは言えるわけでございます。武生市の場合、15億円程度の見込みを立てているわけでございますが、武生市の規模でございますと8億円から9億円程度が大体ほぼ普通の状況でございます。そういった意味では、法人市民税につきましては、武生の場合に極めていいということは言えるかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 片粕君。 ◆(片粕正二郎君) 今、御説明をいただいたのでそれなりに私も理解をいたしているわけでございますが、3%という数字につきましては、これはやはり当初予算の中で市税と申しますとやはり五十五、六%ですか──を占めるような状況で、非常に3%といっても非常に大きい額になるんじゃないかというふうに思うわけであります。3月で、一応財政部長の今お話だと大体見通しはついてるというようなことでございます。私も当初3月の中で、非常に甘い計算をされているんじゃないかというような御指摘もさせていただいたんですが、今振り返ってみるとやはり財政当局の非常に的確な数字を把握しているということは高く評価をいたしまして、今後できるだけ景気の動向を的確に掌握して新年度予算に反映をさしていただきたいと、かように要望いたしておきます。 ○議長(宮本義利君) 質疑を終結いたします。 本案につきましては、各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分については、お手元に配付いたしました予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第14 議案第103号~日程第23 議案第112号 ○議長(宮本義利君) 日程第14議案第103号平成2年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算第1号から、日程第23議案第112号平成2年度武生市工業用水道事業会計補正予算第1号までの10案を一括して議題といたします。 10案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 質疑を終結いたします──(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 石本議員。 ◆(石本幸夫君) 議案第111号平成2年度武生市ガス事業会計補正予算第2号につきまして御質問をいたします。 補正予算の145ページでございますが、支出の原料費、ブタンの購入費でございますが、2,404万8,000円の追加になっております。これにつきましては、いわゆるイラクを中心とした湾岸情勢等によりまして原材料が高騰をしたのではないかというふうに推測がされるわけでありますが、2,400万円の増加ということになりますと年間利益の相当数のパーセントになるという意味に私は考えております。したがいまして、ガス企業に及ぼす影響、そういうものがどういう格好で出てくるのか、この際御説明をお願いをいたしたいというふうに思います。 それと、ブタンの価格の推移につきましてなかなかの予測はできないと思いますが、今後さらに高騰するような要因というものがあるのか、それとも円高によって下降線をたどるというふうな見通しがあるのか、今後の見通しについてももしおわかりでありましたら御説明をいただきたい、このように思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 吉沢企業管理者。 ◎企業管理者(吉沢巖君) お答えをいたします。 湾岸情勢で非常に原油高、それに伴うLPGの値上がりということで、10月分から1キロ12円の値上がり、それから11月が5円値上がりということで、当初から見ますと約20円近くアップしてまいりました。12月には、二、三円程度下がるんではないかという新聞等での報道で出ておりますが、現在FOBも下がっておりますので、ある程度期待できるんではないかというふうに思っております。 今回の補正予算で2,400万円程度計上させていただいたんですが、その中には簡易ガスを2カ所やっておりますが、簡易ガスはプロパンガスを使っております。プロパンガスは大体10円程度値上がりをいたしておりますので、その両方でこれだけの金額になったということでございます。 大体ガスの原料につきましては、今まで1億円程度と踏んでいたわけですが、今回の値上がりで50円ということになりますと、大体1億2,000万円程度要ります。今までよりは大体年間を通しますと5,000万円程度の減益になるんではないかというふうに考えられるわけですが、10月分からの値上がりでございますので、約二千四、五百万円の減益になるであろうという見込みでございます──2,500万円程度の減益になるであろうということでございます。 それで、ガス料金の値上げにつきましては、都市ガスについては通産省も現在のところ認めないというような方針でございますので、内部留保資金で補うというようなことでございますので、値上げは期待をできない。けど、湾岸情勢が大分好転をいたしておりますので、急激に上がった値上がりは急激に下がるんではないかというような予測も出ておりますので、平成3年度の予算編成時期までには何とか目鼻がつくんではないかというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 石本君。 ◆(石本幸夫君) 大体今の説明でわかりましたが、いわゆる2,400万円の具申については10月、11月の値上がりを考慮して決めた金額であって、今後例えば12月か1月とかに、ある程度下がるということを予測した数字ではないというふうに理解すればいいんですね、そうですね。そうしますと、例えば──これは補正予算でございますから10月からの値上げということになりますが、来年度は当初予算からと、およそ4月からの例えば20円値上げをしたままということになりますと年間約5,000万円程度の減益になると。そうなると、従来ガス会計の剰余金というのは4,000万円から6,000万円ぐらいの間でなかったのかと思いますが、そうなりますと現在の状況が続く限りにおいては、来年度のガス会計というのは非常に厳しいものになるというふうに私たちは考えざるを得ないというふうに思いますが、その場合には値上げをしないで乗り切っていくという今、企業管理者の御答弁がございましたが、ぜひともこれは市民生活に直結をしたものでございますので、値上げについてはひとつ慎重に対処していただきたいというふうに私は思いますので、これは企業管理者、市長ともどもに十分配慮していただくように要望いたしておきます。 ○議長(宮本義利君) 質疑を終結いたします。 本10案につきましては、各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分については、お手元に配付いたしました予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第24 一般質問 ○議長(宮本義利君) 日程第24一般質問を行います。 所定の日時までに10人の諸君から発言の通告がありました。 発言は、お手元に配付いたしてあります発言通告要旨一覧表により順次行いたいと思います。 発言順位1番、高森保治君。 発言の要旨、  選択集約型行政について 答弁を求める者、市長、関係部長。 高森君。 ◆(高森保治君) 〔登壇〕ただいま議長より紹介のありました選択集約型行政について、その成果の兆しが見え始めたと思われる事柄と、これから実施していただかねばならない事柄とを列挙いたしまして、あわせて御所見を承りたいと思います。 まず、小泉市長誕生以来「きれいなまちづくり」を提唱され、その第1実施目標でありますごみのない運動を政治課題として実践されていることは、まさに現代日本社会の精神的恥部の高揚運動でもあり、かつまた環境浄化の改善運動の展開にもなり、これぞまさしく物質社会より精神社会へと政治、政策大綱の変換が求められている今日的行政のあるべき姿であると賛意を表します。 生活汚水、原発処理、産業廃棄物、日常ごみ、ゴルフ場汚水問題など目に見える環境汚染対策から、目に見えない精神的道徳教育の発揚を包含したごみのない運動実践は傾聴に値する現代的集約行政の大切な仕事であるというように考えまして、この事業推進を高く評価するものであります。 さて次に、新しく政治課題といたしまして市民の関心を集めてまいりました丹南プラザ建設、イーストコア21構想、そして福祉の苑建設などは小泉市長の新しい仕事といたしまして丹南住民に広く完成を要望されている施設であり、これらも順番の差こそあれ、どれ一つとしておろそかにできない施設ばかりであります。そして、これら建設には土地、建物、内容、運営とすべて新規事業であるがために、初期の計画プランいかんによりましては、建設以後無用の長物になるおそれなしとは断言できないのであります。 私が申し上げたいのは、選択集約とはただ箱物をいつつくるかという時間的見解のみを問題にするのではなく、その内容、運営が将来にわたって効果あらしめるための比較検討問題の選択を誤ってはならないことを指摘したいのであります。特に、完成期限が承知されております丹南プラザ建設は、よほど慎重に建設内容、運営計画を検討いたさなくては、将来に禍根を残す箱物行政になるおそれ大であると考えられます。 内容策定は福井県の関知するところで、我々地域住民の意向を全く受け入れないとする方針では、いささか心配が募るわけでありますが、事業選択の大事さがこのように将来にわたって存在することを認識する必要がありますが、この点についての市長の御所見を承りたいと思います。 私が、選択集約課題といたしまして第3番目に訴えたいことは、既存の武生市街地の再開発につきまして、どこにそのポイントを定めるかであります。すなわち、選択集約すべきところはどこで、何を、いつから実施段階に持っていくかであります。ずばり他言は要りません。市政40有余年、いまだ完成されておらないところのJR武生駅前開発こそ武生市の数ある事業の中から選択するのに価値ある仕事であると思われますし、丹南住民の集約的希望としてのイの一番に取り上げなければならない問題だと解釈しているのであります。このJR駅前開発に附帯して公会堂、元郵便局を包含した美術館構想、ホテル建設を主にした蓬莱町の開発など、武生市中心部の一大変革に的を絞ることが集約事業の最たる発想であると思うのであります。 さらに、武生の町並みの中に現存している文化財の数々を維持保存し、名水の町としての商店街構想を形成し、「現代武生」との調和を図る都市計画を積極的に推進する方針を選択いたさねばなりません。伝統ある府中の町を再起させ、新しい郊外シティ構想をドッキングさせることが現在の武生市における第一番に手をつけなければならない選択集約の課題ではないかと考えるのであります。 武生をどのような特色を持つ町としてアピールするにせよ、他所からお見えになった人たちは、まずJR武生駅前の姿がいかようなものであるかで第一印象が決定されるのであります。武生の町を今助ける手段はと問えば、JR武生駅前開発に始まる近隣商店街のトータル・デベロップメント、この一大集約事業に命運をかける以外に選択すべき道はないと痛感している次第なのであります。 あなたが2年前、市長に当選されたとき、市長としての脳裏に将来の繁栄している青写真をどのように描かれたのでありますか。都市計画なるものの基本は、果敢に改革への道を切り開いていく政策努力と、行政指導を発揮し、民意を反映して武生市を全責任で計画遂行していくプランナーとしての仕事、このことを何よりもまず集約しなければ、武生市発展のための選択を誤ることになるのではないかと心配するのであります。 平成3年は、市長にとりましても就任3年目であります。ここが市長の正念場であります。市長のお答えいかんが、武生市の将来にとりましては重要な岐路になるわけであります。当然、市長としての評価もこの年で決定されると思います。小泉市長の持論であります選択集約型の武生市10万人を目指すことのできる代表的行政施策が何であるのか、お示しいただく時期が到来したのでありますが、その具体策をお聞きしたいと思います。 選挙の公約が政治、行政の実態の中で、実行の伴わない言葉遊びの言動に左右され、あげくの果てには行き先不明の論法がまかり通り、市民の要望する課題が先へ先へと見送りにされるのでは、小泉新風は評判倒れになってしまうのではないかと心配をいたしている次第であります。 以上、もはや先送りの議論として棚上げにできない武生市発展の最重要項目を申し上げましたが、この壇上からの質問を終わります。よろしく武生市発展のためのよいお知恵を表明していただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 〔登壇〕ただいまの高森議員の御質問にお答えを申し上げます。 非常に格調高い御意見を拝聴いたしまして、本当に敬服をいたしますと同時に選択集約型行政の御理解も適切にいただき、本当に感謝いたしております。 今ほどもございましたように、お説のとおり選択集約型行政の中で、再開発を中心とする市街地につきましては、積極的に取り上げていくということでございますが、中心市街地におけるスプロール化現象の阻止、または消費者の流出阻止といった問題には非常に大きな課題が山積をいたし、前向きで取り組んでいく必要性は十分感じております。 その対策といたしましては、特にJR駅の周辺及び蓬莱地区の再開発が最も重点的な課題でございます。これらの地域にありまして、ホテル等宿泊施設等を初めとするテナントの問題、または権利調整を行いながら、市街地を魅力あるものにしていくべく中心商店街の活性化を図ることが何よりも課題でございまして、今後行政の重点的な課題として私も誠心誠意取り組みをさせていただきたいと思っております。 ただ、これらの諸問題はいずれも地権者、そして地域住民の御理解と御協力が何よりも必要でございますので、私どもの発想に従いましていろいろなプランがありましても、それらを御理解をいただき、そしてその計画に賛同いただくということの準備段階が、今まさにそのさなかでございます。ひとつ私どもも誠心誠意努めてまいりたいと思いますので、議員各位の御協力もお願いを申し上げたいと思います。 なお、それらの現状につきましては、関係部長から答弁をさせていただきます。 また一方、丹南プラザの施設内容、運営等につきましても若干触れておきたいと思いますが、これは御案内のとおり現在、県が基本計画を策定中でございます。今年度末までには、計画が明らかになるだろうというように私どもも期待をいたしておりますが、それに至りましてはつい先般11月に世界体操選手権の開催誘致が決まりまして、それらのメーン会場になるような見込みから、施設内容や施設の運営方法もいろいろと意見が出ておるところでございます。 したがいまして、計画の内容については現在のところほとんど明らかになっておらないのが実情でございまして、武生市といたしましては特に地域振興の拠点となるような施設の規模や集客機能を充実するような取り組み方を県に対しまして積極的に働きかけをいたしておるところでございまして、県のそれらの対応を見ながら、私ども武生市の取り組み方を十分させていただきたいと思っております。 受け入れの態勢は御案内のとおり整えておりますので、今後できるだけ近い将来に県とタイアップしながら、その実現に向けて努力させていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 辻開発部長。 ◎開発部長(辻信義君) 現在の取り組みでございますが、蓬莱地区につきましては当初商業核を中心として誘致したらどうやと、そういうなことでいろいろと折衝をしておったわけでございます。しかしながら、郊外型のショッピングがたくさんできたと、今現在1つまたできつつあるわけでございますが、そういったもろもろの諸情勢を考えまして、現在は商業核中心から核をホテルにしたらどうかと、そういうなことともう一つサブ的に核を持ってきたらどうやと、そういうなことで何回か地元と折衝をいたしております。きょうも4者会談ちゅうようなことで、担当がちょっと今地元の方へ行って折衝をいたしております。 それから、駅周辺でございますが、駅南地区につきましては組合の一部を縮小いたしまして──範囲を少し縮小いたしまして、これもまたホテルを中心にしてやったらどうかと、そういうようなことで現在そういった面の図面をかいているようでございます。いずれまたでき上がり次第打ち合わせに行くと、こういうようなことになっております。 それから、駅北でございますが、沿道区画整理事業で整備したらどうやろうと、こういうようなことで先ほどの予算に若干盛らしていただいたわけでございます。これは、駅前広場も考えまして、あと駐車場が現在ございますが、あそこらの整備も一体とした考えでひとつ整備していったらどうだと、そういうなことで補正で盛らしてもらったようなわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 高森君。 ◆(高森保治君) 私が、ただいま申し上げました選択集約をやっていただきたいという考え方の主なるものは、先ほどの丹南プラザのことでも一応体操選手権の会場であるというような設定でつくられるものと、武生市、特に産業のことにつきまして関係のある皆さん方は、あそこの空間は産業の振興というようなことについて必要な空間であるというように理解をいたしておりますが、体操と産業というものがいかようなるところで、ドッキングすることが可能なのかというようなことにつきましての意思表示が、やはり武生市としては大切なことでないかと思うんです。もちろん、福井県の関知するところでの設計、施行なんだと言われておりますけれども、要は平成7年以降、少なくとも丹南の地域におきまして産業を振興さすための必要な空間というようなことを十二分にお考えいただきたいというようなことでございますので、この利用、その他の運営のことについて誤りなきよう、将来に対してのいろんな計画を私ども武生市の方でも十二分に表現していく必要があるのではないかと、あえて有識者の皆さん方にお尋ねをするわけでございますので、ここのところを間違えのないようにしてほしいと思います。 そうして、選択集約すべき武生市の発展というようなことで、丹南プラザあるいはイーストコア21等々の武生市周辺にできますところのいろんな建物の必要性、これは十二分に認めます。これも必要なんです。しかし、旧来の武生市街地の開発というものが、やはり現在の武生市を表現するのに文化の町である、歴史の古い町であるというようなことをイメージアップの第一番に挙げる以上、やはり武生市内に散在しておりますところのいろんな文化財を利用した、そしてまた商店街を利用した、そういうような大きな開発というものが選択集約的に武生の駅前というようなことで、どうしても実施段階に移っていただくのを一日も早く、旧市街の町うちの人だけでなしに丹南、少なくとも十五、六万人の皆さん方の要望がJR駅前の開発ということに希望を持っておいでになると思いますんで、こういうような方面へ一日でも早い実施段階に踏み切ることができますように、御検討をお願いしたいと、要望をいたしておきます。 ○議長(宮本義利君) 発言順位2番、伊藤藤夫君。 発言の要旨、 1 市総合計画と県の新長期構想との整合性について 2 学校プールの改築について 3 村国山遊歩道計画について 答弁を求める者、市長、教育長、関係部長 伊藤君。 ◆(伊藤藤夫君) 〔登壇〕ただいま議長より御紹介いただきました3点について質問をいたします。 初めに、武生市の第三次総合計画と福井県新長期構想及びその中にも示されております丹南プラザとイーストコア21計画の整合性について質問をいたします。 既に御承知のとおり、福井県は昨年1月に福井県新長期構想「21世紀へのビジョン」を策定しました。この構想は1989年、平成元年から2000年、平成12年までの12年間を計画期間としており、大きく4編に分けながら、それぞれに基本目標を実施するために必要な施策を示しています。 そして、この中の第3編では地域別発展構想を明らかにし、4つの広域圏ごとに主要な施策と基本方向を示しています。 私、ここに示されています武生市の施策について目を通しました。念のため御紹介いたしますと、武生イーストコア21計画、伝統産業(打刃物、かわら)の育成、グリーントピア構想、花と文化の回廊計画、武生リフレッシュパークの計画などが推進する事業として示されてありました。この中のイーストコア21計画は、これまでに何回か名前だけは聞いたことがありますが、花と文化の回廊計画、武生リフレッシュパーク計画などは今までに聞いたことがありませんし、今回策定の基本計画の試案の中にも同じような名称は見当たりません。また、グリーントピア構想についても、数年前には農林省の指定を受け、一定の予算化が行われる中で、大変立派な計画書が発行されたように記憶していますが、その計画どおり実施するには膨大な財政措置や諸条件の整備が必要となるために、現在は一時ストップのような状況ではないかと思います。 そこで、お尋ねいたしますが、まず初めに今申し上げた花と文化の回廊計画、武生リフレッシュパーク計画、グリーントピア構想の3点についてどのような構想の計画なのか、進行状況はどうなっているのか、また県の構想に入っていることによって県と市の関係、整合性にどのような相互関係を持っていくのか御説明をいただきたいと思います。 次に、武生市総合計画にも県の構想にも、同じ名称として示されているものに丹南総合公園というものがあります。双方に同じような名称で出ているということは、県と市の間で一定の共通した認識ができているのではないかと推測をいたしますが、この構想についてもどのようなものか御説明を願います。 続いてお尋ねしますのは、武生イーストコア21計画と、それに関連します丹南プラザについてです。これは、現在注目を集めている広域的産業振興施設、仮称丹南プラザの周辺や予想される北陸新幹線南越駅周辺を含めた新しい地域開発計画のように聞き及んでいます。しかし、これまでの議会における説明などではその名称はお聞きするものの、計画内容になるとほとんど明らかにされておりません。この間に丹南プラザの建設地、またそのために必要な用地面積も明らかにされてまいりましたが、この動きと合わせ武生イーストコア21計画をどのように進めていくのか、その計画策定の構想と今後の具体的な取り組み、また予想される施設の計画などありましたらお知らせいただきたいと考えます。 次に、丹南プラザの用地確保についてです。 市は県からの要請を受け、特別班を設置しながら万全の態勢を整えておられます。しかし、お聞きするところによりますと、丹南プラザと仮称されている当事業や建物の認可などが関係省庁から正式におりていないなどの理由によって、測量や説明は行われても用地確保の具体的な作業には入れないとも聞いております。このような状態では、県が目標としている平成3年度内の用地取得のスケジュールどおりに間に合うのかという気もしますし、認可がおりてからはさあ時間がない、早く早くと市や地元をせき立てるような日程になるのではないかとの心配もあります。この点について、武生市は県からどのような説明を受けているのか、現在までの経過も含めて御報告を願いたいと思います。 なぜこのことをお聞きするのかと申し上げれば、今回の丹南プラザの用地確保が今後に予想される武生イーストコア21計画の用地問題に大きな影響を与えるからです。既に建設予定地の地元では、民間業者やデベロッパーなどが周辺の土地について物色を始める動きもあるやに聞いています。 そこで、私は武生市がイーストコア21計画なるものによって丹南プラザ周辺の整備や開発を行おうとするならば、民間の動きが激しくならないうちに一定の計画を明らかにしながら、市としての主体的な動きを初め、地元の住民や地権者の方々に理解と協力を求めていくべきではないかと思います。この点について、具体的な計画案をいつごろまでに策定されるおつもりか。また、地元に対しての理解と協力をどのような形で求めていかれるのか御答弁をいただきたいと思います。 2番目の学校プールの改築計画について質問いたします。 その第1は、現在の小学校のプールのほとんどは昭和38年から40年にかけて建設されたもので、既に30年近い年月が経過しています。そのために、幾つもの学校プールにおいては老朽化が進み、水漏れ、ひび割れ、コンクリートの剥離などによってスムーズな使用ができない、あるいは子供たちがしょっちゅう手足を切ったり、すりむいたりの傷を負う実情が報告されています。そのため、先般には南小学校や王子保小学校のプール改築を早急にやっていただきたいとの陳情書も出されています。これは、今回が初めてではなく数年前からも陳情が繰り返されています。また、最近には出されていなくても地域の中で話題になっているところとしては、大虫小学校のプールについてもそのような希望があるやに聞いています。 そこで、お尋ねいたしますが、市長並びに教育委員会としては、これら各小学校のプールについてどのような実態の把握をされておられるのかお尋ねいたします。また、今後のプール改築の計画についての御見解をお聞かせください。 また、現在論議されております第三次総合計画の試案の中には、老朽化したプールについて計画的に改善を進めていくとの表現もあり、その中の整備計画表の中には学校プール整備事業として5校と示されてありました。この5校というのは、具体的な学校を想定されているのか、それとも予算的に5校を考えているのかお知らせいただきたいと思います。 続いて、中学校のプールについてもお尋ねいたします。 現在、市内の6つの中学校の中でプールを持っているのは第三中学校だけとなっています。その他の学校には設置されておりません。なぜそうなっているのか、特別の経過があったと推察いたしますが、それはそれとして武生市の中学校は平等な施設整備が基本だと私は考えます。その三中のプールも昭和41年の建設ですから、既に25年が経過しています。そのうちに改築の問題も出てくるでしょうが、そのことも含めながら市内の中学校プール設置をどうするのかも検討すべきではないかと私は思います。中学校の体育教育の中に水泳を取り入れるのかどうかの判断も求められると思いますが、そうしたことも合わせながら中学校のプール設置についてどのように考えておられるのか、将来への展望など御見解をお尋ねいたします。 3番目の村国山の遊歩道の計画について質問いたします。 この問題については、午前中の江指議員、夏梅議員の質問でかなり論議をされましたので、重複する点もあるかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 この遊歩道計画については、今年度の当初予算の中に5,300万円が計上をされ、その具体的な計画内容も私、産業経済委員会の中でお聞きした経過がございます。その際に、明らかになったことは村国山の南側、芦山荘付近から頂上へ向けて1号線、2号線というように2本の遊歩道をつくる。その幅は大体2メートル、延長2,560メートルというように記憶をしています。その計画変更について午前中より論議があるわけですが、現在測量委託されている内容は当初の計画とはかなり異なった内容になっており、測量費だけでも約600万円、その結果出されてくる事業費は3億円近く、あるいは5億円を超えるのではないかとのうわさも聞き及んでいます。このうわさの信憑性については、私確かめておりませんが、この際その内容及び計画の変更、また午前中の答弁では測量しなければ事業費がつかみにくいとのことでしたが、役所のシステムとして測量委託をする場合、その結果についてある程度の予測がされているはずと私は思います。そういうような予測もしないで、やられるようなことはないんじゃないか、推定される事業費がかなり細かく出されているんではないか、こういうふうに理解をするところでありますけれども、これらについてできる限り正確なものをお示しいただきたいと考えます。 さらに、今後どうしていくのか。既に新年度の予算についても、担当部の方ではヒアリングや査定など行われているはずですが、この問題についてどのような方針で臨もうとされているのかお答えください。 以上、よろしく御答弁のほどお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 〔登壇〕ただいまの伊藤議員の御質問にお答えを申し上げます。 市の総合計画と、県が提示されております県の新長期構想との整合性を基本にお尋ねをいただきました。その中で、県の長期構想に挙げられている事業が市総合計画にどのように反映されているか。また、特にイーストコア21計画、リフレッシュパーク計画、花と文化の回廊計画、丹南総合公園の中身はどのようなのか。また、グリーントピア構想も含めましてその内容のお尋ねでございます。また、これらを具体化させていく時期並びに方向性についての考え方の御質問であろうかと思っております。 現在、改定作業を進めております武生市の第三次総合計画の計画案策定に当たりましては、今ほどの国、県の施策に十分留意をしながら計画案を練ってきているところでございまして、特に県の新長期構想につきましては、全体構想や地域別の計画が整理されておりますので、その長期構想の施策と総合計画が連動するような計画を策定していきたい、かように考えております。その中で、長期構想の中に挙げられております武生市の事業は構想策定のときに取り上げられる事業が限られていたことでございますので、今後弾力的に対応できるような含みを持たせた計画名をつけてあるわけでございます。この事業につきましては、改定する総合計画の中にも位置づけをして取り組みを進めていく予定でございます。 お尋ねの丹南プラザ、イーストコア21計画等について若干申し述べたいと思いますが、丹南プラザは午前の御質問の中でも若干ございましたので重複するかと思いますが、現在県にありましてその基本計画を策定中でございまして、それを受けまして私どもがその取り組みをいたすわけでございますが、基本計画策定がなされます段階で、私ども武生市の希望といたしましては、当初から産業振興施設拠点施設としての基本構想を十分踏襲しながら、私どもの要望を組み入れてございます。これは、基本計画では本館図のスペースが5,000平米、それからいわゆるイベントホールスペースが5,000平米というような割合を持ちまして、私どもの方にはいわゆる本館機能スペースを設置をするということでございますが、その後先ほど申し上げましたように、世界体操選手権の開催等が決定をしたというようなことから、若干その基本計画に変動があることが予想され、それが県の段階で現在基本計画策定の中でおくれているというように私どもは承っております。したがって、それらが早急に出され次第、私どもの要望が加味されているかということも確認しながら、その対応をしていきたいというように思っております。 当然のことながら、地元の皆さん方に対しましては用地の買収等の業務がございますので、それらの対応するべく私どもの態勢は整えてございますが、基本計画が示されない限り、そこに手をつけることが今のところ不可能でございますので、その時期を早くしていただくような強力な要請をいたしておるところでございます。 イーストコア21計画は、御案内のとおり県の長期構想の中に今ほどのように入っておるわけでございまして、これは武生市の将来発展するであろう東部地区の開発を一つの目標といたしまして、丹南プラザ等も含めまして核づくり、そして地域の総合的な発展計画を指しているものでございます。 また、リフレッシュパーク計画、これらにつきましては武生市にありましては中央公園、芦山公園の見直しに向けまして、また重要要望事項で県にも要望いたしております県営のドーム球場の誘致であるとか、遊歩道の設置等もこの中に含めて推進をいたしていこうとするものであります。 また、花と文化の回廊計画、これにつきましては越前の里、紫式部公園、緑と自然の村、ふるさとを偲ぶ散歩道などを特殊的な施設を有機的に結びつけていこうとする計画でございまして、緑化道路網の整備を目的といたしております。 丹南総合公園につきましては、これは武生市にみどりと自然の村がございますが、これと宮崎村の陶芸村の一帯を広域的な総合公園として整備していくために、県の公園の誘致をする方向で考えてまいりたいということでございまして、この県の計画にありましては丹南地方に核になるような総合公園ということでの要望をいたしておりまして、県にありましては現在若狭、奥越、そして坂井、そして丹南というような拠点公園になろうかと私は期待をいたしております。 グリーントピア構想は、これも御案内のとおりに農協の放送網を主体といたしました情報ネットワーク化したものでございまして、公共施設あるいは学校、駅、商店等の必要な情報をどこでも提供できるようなネットワークの構想でございまして、これは昭和62年にその構想がなされたところでございますが、市の直接の取り組みはこれからこの中にどのように組み入れられるかということは十分検討をし、参加をしていかなければならないと思っております。 今後にありましては、こうしたものが単発的な事業といった考え方ではなしに、総合的なプロジェクト方式の事業として推進する方向が望ましく、またそれが県の長期構想にもかなうものと考えておりますので、その対応につきましては慎重かつ積極的な取り組みをいたしていきたいと、かように考えております。 次に、学校のプールの改築についてでございますが、これにつきましては武生市の学校の改築事業が順次進められておりますが、建設後二十数年を経過をいたしております。老朽化いたしましたプール改築の問題も課題となっておりますので、校庭の有効利用等も考慮しながら計画的に整備をしていかなければならないと考えておりますが、来年度は御案内のとおり学校そのものの改築整備が急を要しておりますので、武生第五中学校の今年度に引き続き校舎の新改築、それから平成4年度からは武生第四中学校の改築に着手をいたしてまいりたいというように考えておりまして、その準備を今いたしております。ことし、これもつい先般校区の変更等も御承認をいただきまして、地域の皆さん方の意見の集約をしながら、できるだけ早い時期の取り組みを検討いたしておるところでございます。当面、この2校の改築事業に全力を挙げていかなければならないところでございますので、それらの状況を見ながら、老朽化したプールの改築をどのように組み入れていくかという計画をいたしていきたいというように考えております。 改修につきましては、できるだけ早い時期にと思っておりますが、総合的な教育施設の整備、それから予算等の配分も考慮しながら取り組みをいたしていきたいと、かように思っております。 次に、村国山の遊歩道の計画でございますが、これも午前のところで御質問がございました。これは、基本的な取り組み方は御案内申し上げたとおりでございますが、ことしの取り組みにつきましては、この4月より地元の区長さんに対しまして考え方を御説明を申し上げながら、現実に向かってお願いをいたしてまいったところでざいまして、地権者の説明会をお願いをする中で、小型自動車等が通行できて、その周辺のごみであるとか、そういったものがスムーズに回収できたり整備ができるような、有機的に活動できるような道路幅員というものを確保してほしいという要望がございましたので、それらについての必要性を認め、さらに今後にありましてもそれを基本としたものになろうかというように考えております。一応了承が得られまして、11月に入りまして現地測量がお願いできたという段階でございます。これらの現地の測量を経まして、今度は正式な設計をいたす段階になるわけでございますが、その設計のあり方につきましては、私の方では今詳細はつかんでおりませんけれども、若干といいましょうか、当初の計画とはかなり変わったところも出てくるのではないかということが予測されております。現時点では測量調査までの了解でございますので、なお今後の現地立ち会い等の作業の了解を取りつけながら、測量を完了した時点で測量図をもって地権者説明会等を行い、工事着工につけての了解を得てまいらなければならない手順がございます。 工事の着手に際しましては、これは継続的な事業になりますので、予算を十分配慮しながら、その取り組みを的確にいたしてまいりたいと思っております。 以上でございますが、私で漏れております分については、関係部長から答弁をいたさせますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 酒井産業部長。 ◎産業部長(酒井義之君) 〔登壇〕ただいま市長がお答え申し上げました中で、漏れている分ということでございますが、事業費等につきましては午前中の市長の御答弁の中にございましたように、ただいま御議決を賜りました中で測量をしてまいりますので、その時点までしばらく、また委員会等で御説明を申し上げてまいることになります。よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 松原教育長。 ◎教育長(松原政一君) 〔登壇〕第2点目の御質問の学校プールの改築でございますが、ただいま市長から御答弁のあったとおりでございますけれども、具体的な問題として幾つか御質問があったわけでございます。確かに二十数年、30年近くになっているところもございますので、補修につきましては全力を挙げているわけでございます。大体毎年現状では補修をやって、足の切れ等がないような方向でやっているわけでございます。 第三次総合計画の中の5校ということでございますが、先ほど市長のお話にございました、校庭が非常に狭隘であるとか、そのプールがそれと一緒に老朽化が進んでいるというようなところを重点に置きたいとは考えておりますけれど、現在どの学校という決定はまだしておりません。 次に、中学校プールでございますが、第三中学校だけはプールを持っております。聞くところによりますと、地元の多大の御寄附等がありまして、それをもとにつくったというふうに承っております。 市内の中学校のプールはどうかというお話でございますが、現在におきましては放課後のプール使用は各小学校の方を使っていただく、あるいは市のプールを使っていただく。クラブ等では温水プールを使っていただくというようなことを実際にはやっているわけでございまして、中学校のプール建設につきましては、先ほど御質問の小学校プールの老朽化の改築が進む時点で改めて検討しなければいけないだろう、このように考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 伊藤君。 ◆(伊藤藤夫君) 最初の長期構想と県の構想の関係ですけれども、イーストコア21計画を除くものについては、それぞれこれから進めていただくと、または具体的になればその時点で御説明いただきたいと思います。 ただ、かなり詳しくお聞きをしたつもりのイーストコア21計画でありますけれども、先ほどの市長の御答弁によれば何一つ具体的なものが答弁をされていないと思うんです。私はその施設の中身もどのようなものかとか、いつごろまでに計画案を策定をするつもりなのかとか、そういうこともお聞きをしたつもりですけれども、ほとんどお答えがないわけです。ということは、イーストコア21計画なるものがそもそも存在をしているのかどうか、それさえ疑いたくなるんです。名称はあるけれども、計画内容そのものが存在をしているのかどうか。先ほどからの御答弁を聞きますと、そんな気がするわけでありますので、あるならあるとしてもう少し具体的なものをお示しをいただきたいというふうに思います。 それから、この問題、さらにもう少しお聞きをしたいと思うんですけれども、丹南プラザとイーストコア21の関係について先ほどいろいろと御質問をいたしました。丹南プラザは、県の説明では平成3年に用地取得をやって、平成4年には用地造成と実施設計、平成5、6年に建設というようなことを言っているわけです。そのようなこととあわせますと、今度イーストコア21計画も、この丹南プラザの建設予定地となったあの周辺は、現在は用途地域としては工業地域としての指定を受けているわけです。そうすると、その用途地域の指定変更も一つは問題になりますし、それを申請してからおりるまでは、今までの例ですと1年ぐらいかかるんじゃないかというようなこともちょっと聞いております。 あるいはまた、その周辺丹南プラザへの取りつけ道路、イーストコア21計画による道路も予想されるわけですが、それら道路の計画と確保についても、そのもととなる基本計画がなければ、周辺整備計画が明らかにならなければその作業は進められない、道路もつけようがないんじゃないかと、こういうふうに思うわけです。ですから、丹南プラザの建設スケジュールに合わせて初めに道路を確保しようとするならば、その部分だけを直売方式でやるという方法もありましょうし、またその一帯を区画整理方式によってする整備方法もあると思いますけれども、その場合ですと、用途区域の設定とか、先ほどの用途の変更とか、借換地の指定などなど、短くても3年、長ければ5年からもっとかかる場合があるわけですから、そういったスケジュールでやった場合、丹南プラザの建設スケジュールとかなりずれが生じてくるんではないか、具体的な面でいろんな問題が起きてくるんではないかと、こういうふうに思います。 ですから、こういう点から考えても、私は丹南プラザを中心としたイーストコア21計画の具体的な対応が急がれているというふうに思うんです。その辺について、今用途地域の変更の問題、道路確保の問題、区画整理方式の問題など含めて、いろいろどういうふうに考えておられるのか、期限の問題も含みながら御答弁をいただきたいというふうに思いますし、またあわせて、こうした大きな事業や複雑な手続を必要とする事業には、それに適応する態勢や必要な職員の配置の問題、また予算の裏づけが求められるわけでありますけれども、新年度の中ではこういったことについてどう配慮をされていかれるのか、お聞きをしたいと思います。 それから、学校プールの問題ですけれども、大体予想された御答弁やったんですけれども、当面は五中と四中の校舎建設など学校建設最優先をしていって、プールはその後だというふうに聞こえたわけでありますけれども、私はその考えもそれなりに理解はいたしますけれども、ただ予算的なとらえ方だけでなく、もう少し現実を直視した考え方をお願いをしたいと思うんです。 先ほども申し上げましたように、幾つかの学校ではもう数年前から現実的な障害がいっぱい出てきている。そのために学校の先生方、児童、父兄がいろんな負担を強いられております。この前陳情したから、今始まったことではないわけです。数年前から陳情も出されていまして、地元では我慢して待ちに待ったと、もうぎりぎりだということで、プールという問題ですけれども期成同盟会をつくってぜひ早期の実現をお願いをすると、こういうことを言っているわけでありますから、その点ぜひ御理解をいただきたいと思いますが、1点だけちょっとお聞きをしたいと思うんです。 それは、新年度には、先ほどお答えありましたような学校校舎建設の予算がかなりの額になろうかと思いますが、これまでのいろんな事業を見てまいりますと、大きな事業になればなるほど当初の計画どおりにはなかなか進まずに、完成までの期間がかなり延びるといった実態も見受けられるわけです。四中建設に当たっては、そうしたことのないよう御努力をされると思いますが、スムーズに進んだとしても5年ぐらいの期間が想定をされますし、中には何か障害があることも予想されないことでもありません。そういうことになりますと、場合によっては新年度に大きな予算をつけたとしても完全に執行されない、予算を使い切れない、そういった状況も想定をできるわけです。このような場合に順番待ちをしているプールの方が、それに合わせてずんずんと後ろの方に待たされるのならたまったものではないというふうに思うんです。むしろ、そのような場合はプールを先行をさせていく、そうした考えも持つ必要がある。そのために、新年度にもプール建設があると、こういうことを想定した準備、計画も同時進行させておくべきではないかと、こういうふうに思いますが、この点についても御見解をお尋ねしたいと思います。 それから、村国山の問題ですけれども、余り多くは私言いませんが、先ほどの事業費の問題ですね。私はやっぱり、あれだけ618万円もかけて測量委託をするわけですから、それはそれに当然一定の試算があると思うんです。普通、道路をつけるにしても、例えば2.5メートル幅であの山をこうやっていくということになれば、自動車道でありますからそれに伴う諸工事とか安全対策も必要でありますし、大体1メートル当たり幾らとか、単価がある程度想像されるというふうに思うわけです。 私は午前中からの論議をお聞きをいたしますと、道幅も拡張して自動車も通るということでありますから、かなり自然も破壊をされますし、遊歩道というイメージがかなり変わってしまう。道路そのものをつくる目的と意義が変わっているんではないかというふうに思うんです。ですから、市の計画、最初の──私どもが3月議会で認めたのは、5,300万円という予算での遊歩道だったんです。その計画と、地元の要望によってかなり予算的にも食い違いが生じるということになれば、一度計画を凍結したり、改めて計画を見直すなり、村国山総合開発計画との全体的な整合性を再検討すべきだというふうに思いますが、御見解をお尋ねしたいと思います。 さらに、こうした大規模な事業として工事を進めていく場合、果たして現実的に進むのかという心配もあるんです。1つは、市長も御存じのように、村国山は古墳でもありますし、工事の進行によりましてかなり多くの埋蔵文化財が発掘される可能性もあります。そうしますと、工事費は一時ストップされ、文化財の調査が行われて、またその後に工事再開となるわけです。 さらにもう一つ、今回の工事が予定されている地域周辺の地盤はかなり固い岩盤ではないかというふうに言われているんですけれども、そこでの工事の際には当然岩盤を削ったり、ダイナマイトでの破砕も予想されるわけですけれども、こうした場合破片の飛散、落石など、工事現場下の住宅地に対する被害なども想定をされ、それに対応する防災対策なども必要になるんではないか。このようなことを考えますと、この工事費は、先ほど私3億円、あるいは5億円といううわさもあるというふうに申し上げましたけれども、それほど遠くない数字になるんではないかと思うんですけれども、その辺は長年行政に携わっておられる専門家の方の御意見も含めて御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(宮本義利君) 暫時休憩いたします。        休憩 午後3時03分        再開 午後3時19分 ○議長(宮本義利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野義信君) それでは、武生市イーストコア21について御説明を申し上げたいと思います。 まず、計画があるんかないんかわからんというふうなお問い合わせがありましたけれども、実はイーストコア21の考え方でございますけれども、これは福井県が平成元年に新長期構想を策定いたしまして、その中に武生市の方といたしまして、こういう武生の東部地区の開発を目指したイーストコア21というふうな長期構想の考え方を織り込んでいただいたわけでありまして、これは東部地区の近年の活発な開発状況とあわせて、新幹線南越駅の計画、国道8号バイパス、北陸自動車道といった広域基幹交通網の整備が進められてまいっておりますので、市といたしましても東部地区に県立の複合施設を誘致し、その施設の核としてその周辺を整備していきたいというふうな一つの構想の考え方があります。 まず、イーストコア21構想における周辺整備の方向性でございますけれども、これはいわゆる産業プラザを核といたしまして一定のエリアを設定し、その中に産業振興性質の高い機能を持った各種の施設を張りつけていきたいということで考えておりますが、この場合でも、あくまでもこれは民活を導入していきたいというふうなことで、面整備をまずしなければならないということでございます。 あそこはたまたまバイパス沿いに用途地域が指定されてございますが、東部開発、いわゆる300ヘクタールについては将来構想の中には区画整理事業というようなものもございますし、そういう意味で今度のプラザの周辺につきましては、いわゆるどういうふうなものを設定するかということになりますと、まずコンベンションゾーンというようなもので、これは具体的に申し上げますと、ホテルとか、国際交流研究センターというふうなものが考えられるわけでございます。 また、コミュニティゾーンとなりますとショッピングセンター、それからカルチャセンター、レジャーセンターというふうなものも考えられます。また、オフィスゾーンということで各事務所、各種専門学校とか研究開発センターというふうなものもここを一つのゾーンとして考えていけるわけであります。 また、最近はやりのテクノパークゾーンというのになりますと、これは高付加価値の、いわゆる工場団地というようなものも考えられるわけであります。 また、ハイグレードタウンゾーンということになりますと、これは高機能住宅とか分譲マンション、賃貸マンションというようなものも、これも一つの考え方ではないかというふうに考えております。 それから最後に、アメニティタウンパークゾーン、これは水と緑を生かした公園化された道路とか、水と緑に親しむレクリエーション公園と、こういうふうな、いわゆる総合的な面の張りつけを考えるわけでございますけれども、いずれにいたしましても、これは面の整備がまず第1段階でございますので、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、用途地域がかぶっておりましても、これは例えば区画整理事業でやれば幾らでもできますし、その後その機能に合わせて用途の変更をしていくということもできます。具体的には、今後こういうものを踏まえて具体的な施策に取り組んでいきたいというふうに考えておるわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 先ほどの御質問の中で、プールの改築についての御質問でございますが、現在教育事業が、本当に今大型事業が進行中でございます。今年は吉野小学校、第五中学校、引き続きまして第四中学校というように移行するわけでございますが、予算の許す限り内においての配分をいたしておるところでございますが、プールの改築に当たりましては、今ほど御指摘のように大型事業であるから、その事業の推進に延びることがあった場合にはというような御指摘でございます。これは仰せのとおり、そういう時期が想定されるというようなことを私ども今から考えてるわけではございませんので、あくまでも基本計画どおり年次を追ってやっていく予定をいたしております。そういう考え方からプールの改築が、その第四中学校の整備を最優先にいたしておると申し上げたところでございます。当然その必要性も感じておりますので、先ほど教育長から申し上げたように、さしあたっては子供たちにけがのないように、安全なものにということの補修については徹した補修をやらせていただき、その状況を見ながらプールの計画を立てていきたいというように考えております。 それから、村国山の遊歩道でございますが、これもいろいろと御心配ありましたように、今からこの遊歩道を設置をいたしてまいりますと、開設をいたしてまいります上においてはいろいろな問題がございます。御指摘がありましたように、文化財の問題もございましょうし、また地元にあってのいろいろな問題もあろうかと思います。ただ、この2メートル50という幅員は、あくまでもこれは遊歩道計画でございますので、自動車道ではございません。これは先ほど御説明申し上げたように、そこを遊歩道として活用する上においてどうしても環境が汚れてはならない、地元の皆さん方に迷惑をかけてはならないということで、常に清掃であるとか、管理上の問題を解消するためにも、軽自動車ぐらいが通れるような程度という地元の御意見等を尊重しながら、そういう幅員を計画をいたしたところでございます。 また、将来の予算につきましては、今年度は御案内のとおりの予算でございますが、これは長い計画になろうかと思いますので、年を追って進捗状況を踏まえながら次年度の予算編成をいたしてまいりたいというように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 伊藤君。 ◆(伊藤藤夫君) 最初のイーストコア計画の方ですけれども、中身をお聞きをいたしました。非常に夢のあるいろんなのが出てまいりまして大変なもんだなと思うんですけれども、これについて今後総合的に検討されていくということですから何も申し上げませんけれども、先ほど私が申し上げたのは、丹南プラザの建設スケジュールとイーストコア計画21を進めるそういったスケジュールの中でずれが生じないのかどうかということもお聞きをいたしましたから、その辺の日程といいますか、スケジュールというものが今お示しをいただければありがたいというふうに思います。1点質問いたします。 それから、プールの問題ですけれども、先ほど申し上げたとおりでありますから、もう実態はいろいろおわかりだと思いますので、ぜひ早急にお願いをしたいということを重ねて要望しておきたいと思いますし、もう一つあわせて、大変地元のことで恐縮なんでありますけれども、現在のプールはその近くの林から木の葉や小っちゃな枝が落ちて困るというようなことも指摘をされておりますから、今度新しくしていただく場合にどのようなところへされるのかまだわかりませんけれども、そういうような状況が変わらないとすれば、幸いに文部省の公立の学校プール補助金交付要綱の中には、プール補助実施要綱とともに水泳プールの利用期間の延長等、効率的利用を図るための水泳プール上屋であることというなどを条件としたプール上屋の補助実施要綱というものもプール建築と同じような補助率があるわけでありますから、そういった点もぜひ活用いただきながら、画一的なものでなく、それぞれ地域の実態に合ったようなプールの改築計画というものをお願いをしたいと、これは要望をいたしておきます。 それから、村国山の問題ですけれども、先ほどから何回もお聞きをいたしておりますけれども、どうしても計画変更に伴う工事費の額は言われないようでありますから、これ以上はお聞きをいたしませんけれども、申し上げておきますけれども、実際には先ほど私が申し上げた額は当てずっぽうの額ではないと私は思っているんです。ということになれば、果たして5,300万円の予算と何億円という費用がかかる、それが同じ事業として、ただここに計画変更ということだけで通していいのかどうか、その点を私は非常にこう疑問に感じるわけです。 ですから、例えば先ほどこれは遊歩道だというふうに市長は言われましたけれども、遊歩道ならば歩いていくだけですから、どんな急な道でも、急な道ができたり階段つくったり、こうしていくわけですけれども、軽自動車であれば、やはり軽自動車が登るだけのなだらかな曲線を描いた道をつけなければいけないわけですから、これは私は根本的に性格が違ってくると思うんです──根本的に性格が違ってくると思うんです。そして、先ほどは管理道だというふうに言われましたけれども、じゃその道をいつも市民が自由に通れるようになるのかどうかも非常に問題だと思うんです。通れるようになればなったで、じゃそんな2.5メートル程度の道でいいのかという問題も起きますし、管理道なら、それぐらの道に何億円という金をかける必要があるのかどうかと。非常に私は、これ中途半端な計画になるんではないかなと思うんです。ですから、その辺について、やはりただ計画変更ということでなしに、そういうことでいくんではなしに、それなりにやっぱしこれは再検討をすべきだというふうに思いますから、その辺についてもう一度御答弁をいただきたいというふうに思います。 それから、さっき午前中に江指議員も申し上げましたけれども、このような計画変更、地元や有権者の対応、先ほど申し上げましたような幾つかの問題点など多くの混乱性があるわけですから、果たしてこの事業が緊急性を持った内容かどうかっちゅうのは僕も非常に疑問に感じます。こんなこと言うと笑われてしまいますけれども、それよりはやはりプールとか、(笑い声起こる)福祉の苑とか、そういった方が緊急性もあり、市民もたくさん喜ぶんではないかというふうに思いますので、その辺についてもあわせて御見解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 今ほどの御質問でございますが、この遊歩道につきましてはいろいろな問題を抱えておりますが、これは前半にも申し上げたとおり、この村国山総合的な観点から考えてまいりますと、どういう形で突破口を持つかということにもいろいろ論点もあろうかと思いますが、私は今回のこの遊歩道を設置をすることがまず出発点でございまして、どういう成果がおさめられるかも不安な面もございます。 しかし、長い将来を見ますと、非常に問題があるからということでこれを見送りをいたしておりますと、またその次のときにも同じような疑問があり、また問題点もあろうかと思います。今回の見直しについては、非常に調査不足ということの御指摘は十分私どもも反省をいたしておりますが、今回の5,000万円余の予算につきましては、本年度の予算として計上させていただきましたので、将来設計をいたしてまいりますとどのような数字が出るか、私も正確ではございませんけれども、長い予算編成を見ながら、将来着実な村国山の遊歩道の設置をしていきたい。そのことによって市民の皆さん方が十分御利用をいただきながら、森林浴道として、あるいはレクリエーションの道路として、そして村国山総合的な散策道として御活用いただけるときが必ず来るということを期待しながら、今回初年度に入らせていただきました。もちろん福祉の苑も大事でございますし、ほかのプールも大事でございますので、それらのことをさておいてこのことという考えではございません。相並行しながら進めていきたい事業として取り組ませていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 西野総務部長。 ◎総務部長(西野義信君) 丹南プラザとイーストコア21のスケジュールがどうなるかというふうなことでございますけれども、丹南プラザにつきましては、いわゆる平成7年度というタイムリミットがございますので、どうしてもそちらの方が先行するだろうという考えを持っております。 いわゆるイーストコア21の計画につきましては、これは地元の御理解とか、また民間の進出とか、いろいろな問題が考えられますので、そういうふうな全体的なことを考えながら進めていきたいということでございますので、多少のずれは、これはいたし方がないんではないかというふうに考えております。 ○議長(宮本義利君) 発言順位3番、尾形清孝君。 発言の要旨、 1 丹南地区の運転免許更新センター誘致について 2 丹南広域産業振興施設の用地取得について 3 市公共施設用地の借地料について 答弁を求める者、市長、助役。 尾形君。 ◆(尾形清孝君) 〔登壇〕ただいま議長から御紹介のありました丹南地区の運転免許更新センター、2番目に丹南広域産業振興施設の用地取得について、3番目に市が借り上げている公共施設用地の借地料ということで、これ3点について質問をいたしたいと思います。 まず第1番目の、丹南地区に免許更新センターの誘致設置をしたいということは、市長自身も、あるいはまた助役も御承知のとおりだと思いますが、このことは昭和61年5月から6月にかけて2市11カ町村の議長13人が丸こまって、(笑声起こる)丹南地区の2市11カ町村で20万7,000人の人口があるというようなことで、その中で軽免許あるいはバイクの免許をみんな合わせますと10万7,000人の免許の所持者があるというようなことで、ぜひ丹南地区に免許の更新センターを設置していただきたいというのが強い要望でございました。このことは、そのときの、今は亡き市長でございますが、笠原市長もいついつもそのことについては私も関心を持っとったというようなことで、非常に前向きでこのことに取り組んできていただいた経緯がございます。 と申しますのも、若い人は別といたしましても、50歳以上あるいは60歳過ぎになりますと、軽自動車に乗って福井を過ぎて春江のセンターまで行くのは非常におっくうだと、そしてまた交通事故にもつながるというようなことで、いろいろ調査しましたところ、市長も御承知だと思いますけれども、嶺南には7万3,000人しか免許所持者がいないのに更新センターがあると。丹南地区には10万7,000人の免許所持者がありながらセンターがないというようなことから、この丹南地区に免許更新センターをぜひ設置していただきたいということで、このことについてはちょうどその折、武生が武生・鯖江広域圏の担当でありましたので、そのことを踏まえていろいろと県に陳情を重ねました。 その当時、知事も、あるいはまた副知事も面接していただきましたし、また県警の本部長、あるいはその当時の刑事部長でございました今庄出身の宮越刑事部長も、このことについては丹南地区としては非常によいことに取り組んでくれましたと。私もこのことについてはぜひ実現に向けて頑張りましょうというような力強い言葉をいただきました。そういった中で、今日まで進んできているわけでございますけども、特に前議長の岩瀬議長にもこのことを私が去るときに強く申し入れをし、また申し送りをしたわけでございますが、今現在61年から3年、4年も経過いたしましたのに、現在では免許更新センターの場所すらここだということは決まっておりませんし、それでそういった中で第2番目に関連いたしますが、あわせて申し上げたいと思いますが、丹南プラザの誘致ということが沸いてまいりました。そのことが、問題が始まりましてから何かどこかで免許更新センターの設置、あるいはそのことに取り組む姿勢といいますか、そういったものが宙に浮いてしまったというような現在は現況でございます。 私たち武生の議員さんは、このことについてはまずは丹南プラザの誘致も結構ですけれども、免許更新センターが三、四年前から強く叫ばれているし、我々13地区の丹南地区の議長もきょうかあしたかと待っているのに、そのことが何ら音さたないということであっては、丹南プラザに対する協力をしないと言うんじゃないけれども、免許更新センターが先に優先しなけりゃならんじゃないかというようなことをお互いに話が出るわけでございますが、このことについて免許更新センターの一日も早い実現、そしてまた土地の確保ということについて市長は市長の立場で、助役は助役の立場で、ひとつはっきりとしたお答えをいただきたい。特にこのことについては、助役は県の関係並びに知事、副知事とは特に密接な関係を持っておられると聞いておりますが、その辺について助役が県の方へ出向かれたときに、このことについてどういうふうに今後丹南地区への免許更新センターの設置要綱について、あるいは土地の取得についてどこまでお聞きになっておられるんか、あるいはどこまで県が考えておられるのか、そのことについて助役からはっきりこの際お聞きしたいと、このように思います。 なおまた、丹南プラザのことにつきましては、先ほど来伊藤議員からも、あるいはまた高森議員からもちょっと関連したことで話が出ましたけれども、ただ私が申し上げたいのは、その丹南プラザの誘致、あるいはまた場所の決定というものは話には聞いておりますけれども、図面に示してここでこうなるんだ、ああなるんだと、あるいは鯖江はこういうふうなものを建てるし、武生はこういうものを考えているというような具体的な問題は一つも提示してないというようなことで、これも何か宙に浮いてしまうようなことを私は考えるんですが、この丹南プラザの設置関係については、もう既に御承知のように新聞あるいはテレビ、ラジオ等でも報道をしたことでございますが、もうあすにでも用地取得をせにゃならんような、またせざるを得ないような新聞紙上で発表されましたけれども、その後もう2カ月も、やせ3カ月も経過しますけれども、何ら音さたがないと。そしてまた、武生市においては、これは市長自身も真剣に取り組んだ姿だと思いますが、13人ないし15人の用地取得の担当職員を配置されまして、何時でも用地取得にかかられるというような態勢をとっておられるやに聞いておりますけれども、その点について県の方からどういうふうな姿で用地取得をされるのか、あるいは県が直轄して武生市が窓口というふうな関係か、あるいは県がそのことについては責任を持つけども、武生市が一応立てかえながら用地を取得していくというのか、その辺をひとつ市長にはっきりしたお答えをお願いしたい、このように思うわけでございます。 また3番目には、公共施設の借地料の件でございますが、これは既にもう市長、助役も御承知のように、年々物価の上昇によってそのときの決められた借地料というものが変わります。特に、皆さんも御承知のように、武生市全体では公民館の新設、あるいは学校の改築、あるいは武生市全体を考えておられるところのミニ体育館の設置とかというようなことをあわせますと、その貴重な田んぼを提供していただいて、年貢を話し合いの中で決めてこられたという経緯がございますけども、その当時は田んぼと。田んぼということになると、もうということが優先しますが、最低では坪1升とか、あるいは最高では坪2升とかというような価格を決めながらお互いに話し合いのもとで話を進めるんでございますけども、いつまでたってもそのことについては見直しも何もないと。その当時は田んぼであって、やはり埋め立てをして建物を建てますと宅地化というようなことで、宅地の評価をするということになると、年々再々その宅地の評価が上がっていくと。甚だしいことになりますと、市の固定資産税を納める立場になると、固定資産税の方が市の方からの借地料をいただく金で足りないと、またそこへ追金を出さなけりゃならないような実態があるやに聞いております。 そんなことで、地権者の方から私は5人も6人も、そういうくどき話を聞いているんですが、そのことについて苦情は一遍も財政部の方へ来ておらないのか、あるいはそのことについては市長や助役がそういう借地料を払わなければならない人から、そういった見直しをしていただきたいというふうな声を聞いておられないのか、その辺をひとつお聞きしたいと、このように思います。 いろいろ幅広い話でございますけども、この場での質問は終わらしていただきまして、後ほど自分の場所でまた、いろいろとお聞きしたいと、このように思います。よろしくお願いをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 佐部助役。 ◎助役(佐部欣弘君) 〔登壇〕ただいま御質問の、まず最初の免許センターの設置についてでございますが、61年からいろいろと議会が一丸となりまして誘致ということで取り組んでおるということは、私ここへ昨年来たときもお聞きしております。議会側の御支援もございまして、県の関係者の方も現地調査も行われましたし、候補地につきましても特別支障のある場所ではないというふうにお聞きをしております。県としましては、今年度当初で調査費を100万円つけまして、施設の規模とか、そういうものについて今検討が進められている段階でございます。 我々としましても一日も早くと思っておりましたが、御承知のように丹南プラザとの件で決定がおくれた点もございます。現在丹南プラザが、御承知のとおり体操の件につきまして最終的な面積が、今のところは丹南プラザとしては5万平米ということで出ておりますが、これプラスアルファの土地が必要じゃないかということも出ておりまして、まだ確定がしておりません。そういうことで、これが決まった段階でこの免許センターの話も出てくるんじゃないかというように聞いておりますし、私どもとしましては来年度の当初予算または6月の肉づけ予算でもって用地代の要求が出されるように警察当局、または県の財政当局にいろいろとお願いしているところでございますんで、積極的にまた働きかけていきたいというふうに考えております。 それから、丹南プラザの件でございますが、先ほどから市長もいろいろ答弁しておりますが、建設までの作業としましては、事業の計画書の作成がまず必要でございます。建設大臣に認可の申請を行うわけでございますが、認可後正式に県の方から用地に対しまして委託を受けるという格好になりまして、市としましてはそれから用地交渉に入るという格好になっております。県としましても、公社が取得しましてそれを県がまた買い取るというような格好にしてほしいというような要望も聞いておりますが、とにかくその事業認可のための作業が今ちょっとおくれております。それも、先ほど言いましたように体操の絡みもありますし、そういうことですが、県の商工労働部としましては一日も早くそれを決定して、早く両市に対しましての用地の確保をお願いしたいというふうに聞いておりますので、私たちもできるだけ県に早い対応をされるようということで、今要望をしておるところでございます。 あと3番目の公共用地の借地につきましては、担当部長からお答えをいたします。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 野尻財政部長。 ◎財政部長(野尻暉二君) 〔登壇〕市の公共施設の年貢料の件でございますが、現在武生市が公共施設用地として賃借しております土地は、学校、公園地など39.7ヘクタール余りでございまして、これを300人余りの地権者から借り受けております。これらの借地料は、米価立てで固定資産評価基準、定額といろいろの定め方をいたしておりますが、このうち米価立ての契約は面積比で約92%であります。米価立ての借地料につきましては、昭和59年以降米価が据え置き、あるいは引き下げられたことから、地権者の方々にとりましてはまことに不本意な状態で推移しているところであります。 このことから、武生市では昭和60年度以降、固定資産税と借地料の差が年々縮小する状況を踏まえ、課税額が支払い借地料の80%を超える物件については固定資産税評価額の3%を土地借地料とする算定方式に改める一方、借地料算定に係る米価については昭和61年基準に据え置く措置をしたところであります。その後、算定方法改善の基準とする支払い借地料に占める固定資産税の割合を昭和61年度以降につきましては70%、平成元年度以降については60%とする改善を逐次実施してきたところでございます。今後につきましては、この算定方法を踏襲する中で、借地料の適正水準の維持に努めてまいりたい所存でございますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 尾形君。 ◆(尾形清孝君) ただいまの助役の答弁でございますけども、免許更新センターのことについては、もう前の岩瀬議員もそうでしょうし、私自身も特に顔を見るとせがまれるんですが、「尾形君、免許更新センターはどうなったんや、武生はもうする気はねえんけの」というようなことで、非常に私たちも困り、「ほんなことねえ、これはもう近々できるんじゃぞ」というよりほかねえし、(笑声起こる)ほうやったって何も別にするような気配もねえしと。ほんで、もう御承知のように私たちは政治関係でそういう、やると、やりましょうというとこまではこぎつけられるけども、あとはやはりそれ以上議員が、先の話じゃございませんが立ち入りするわけにはいかんと。やはり用地の取得、あるいはどういう規模でやるかは、県のもちろん理事者、あるいは市が窓口であれば市の理事者が取り組まなきゃならんと。それには、やはり市長が陣頭に立ってその采配をしなきゃならんというふうなことは今さら申し上げるまでもございませんが、私たち議員としては、あくまでも先ほども申し上げましたように来年度には400万円の調査費をつけるんじゃとか、もう何時でも使えるようになっているとかと。 特に、市長は御承知のように、今度やめられましたけども、中井先生が県議会議員の議長をしとられたときに、「これは僕が判を押したんやで間違いない」というようなことで、そういう詳細を出しながら、結局場所が決まらんから更新センターの問題がだんだん遠のいてしまうと。そこへもってきて、先ほどの話じゃございませんが、丹南プラザの話が出て、鯖江はそれにもう度真剣になってるというようなことで、免許更新センターが何かこう宙に浮いてしもうたような、後には免許更新センター、もう消えてしまうような私たちは心配をしているというようなことで、特に65歳以上を出られたような方が、この前の話が出ましたときには、「ほんではここ二、三年にできるんなら、今度は3年後の免許更新やったら、おら行かんでいいの」と、「どっか武生の周辺でできるの」「ほうなるじゃ」と、私は言うたもんの、(笑声起こる)そんなもんまだ場所も何もできてんので、やっぱりもう一遍春江まで行ってもらわなあかんわのというようなことで、くそでもねえこっちは弁解せなあかんので、そこらあたりが非常にまあ物事が進まんというようなこともございまして、私も本当にきょう一般質問言うとなかったんじゃけども、(笑声起こる)やっぱり言わんことには始まらんというようなことで、きょうは一般質問方々、理事者にお願いをしているというようなことでございますが、何はともあれ免許更新センターと産業プラザの誘致は、もうおのずと申すまでもなく性格が違います。もう免許更新センターはあくまでも丹南地域の、先ほど申し上げましたように10万7,000人の免許の所持者の待望でございますので、そのことも今さら申し上げるまでもなく、県の知事も副知事もよくわかっていらっしゃるし、せんだっても市長も御承知のように知事が来られて、いろいろ話をしておられましたけども、そんなもんに私は言うわけにいかんので黙って聞いておりましたけども、知事はまたおもしろい、うそついているなと思うて私聞いてましたんですけれども、何らその進展がないと。ただそのときそのときの場面で物を言うとるだけで、全然免許更新センターをこうしてああしてというような気迫がないというふうに私は感じ取れるんですが、それではだめなんで、何とかひとつそういうことを、助役は県で長年奉職されて、特に副知事とはじっこんの間柄だそうでございますので、「武生の議員は免許更新センターが早急にできんことには丹南プラザは宙に浮いてしまうぞ」というぐらいの話もひとつしていただいて、一日も早い丹南地区の免許更新センターを実現に向けてほしいというのが、私の切なる願いということもひとつ助役の念頭に深く刻み込んでいただきたいと、このように思います。 特にまた、丹南プラザのことにつきましては、果たして丹南プラザが、先ほど総務部長からもいろいろ絵にかいたようなぼたもちの話を聞きましたけども、そんなもん実際できるかなというふうに私は思います。 と申しますのは、ここで名前は私差し控えますけども、ある県会議員が、「今度県で決まった場所は、あんなもんはとてもじゃないが用地買収はできんぞ」と。「何でやの」って言ったら、「そんなもん坪30万円以下でだれも売る者はないんや」と、「どっか場所変えなあかんざ」と言うて鯖江の市長に建議したとかというようなことも聞きますし、何か不穏定な言葉をいろいろと世間話聞くんで、特に私は、皆さんも御承知だと思いますが鯖江の大艸議員さん、あるいは山本又一郎、あるいは福岡善信は私の隣でございますが、鯖江と武生は違いますけども、(笑声起こる)そんなんでいろいろと鯖江市議会の流れ、あるいはいろんな風評といいますか、話し合っていることを率直に私聞くんですが、そんなことを鯖江がまだ言うているんでは、「とてもじゃないが、あんなもん平成7年度に世界体操選手権できるはずがねえが、そんなもん恐らくできんやろう」と言うぐらいのことを鯖江の議員さんが言うているというような実態もあって、そうなるとこれは武生の産業プラザのいろんな絵をかいたかって、これも何かいつの間にしか夢に消えてしまうんじゃないかなというふうな暗示もいたします。で、実際これは笑い話でねんで、実際そのことが知事、あるいは副知事が丹南プラザを平成7年度までには何とか実現に向けて実行したいというような真剣な取り組みがあるんだろうかということになると、非常に私は疑い深いというようなふうに私は考えているわけでございますが、だから私は声を大きくして市長の考え方、あるいは助役の考え方を私はただしておるわけでございますけども、本当に丹南プラザはなかなかほど遠い話でねえかなというふうに私は思います。 そして、中井先生やら美濃先生に聞くと、「こういう話を聞くんやがどうなっているんや」と、「ほんなばかなことがあるか」と、「県では坪20万円、宅地造成費も全部含めて、20万円の枠内で用地を取得せよと聞いているが、そんなもん坪30万円なんて、そんなばかなことがあるか」と。ほんなら私は、鯖江の議員さんではこう聞くんやが、どっちが本当やっちゅうて、私この間も中井さんと、それで美濃さんに責めたことあるんですが、そういうようなことで非常に話が、丹南プラザの話になりますと、みんなあっち逃げこっち逃げで、確信のある答えを出す人がだれもえんというようなことが今現状でございますので、その辺は私はそういうことは余り望みませんが、市長、特に助役さんは県とのつながりも深いんでございますから、そういった面をひとつ、余り武生の議員さんを愚弄せんように真剣な取り組み方をしていっていただきたいなというのが私の意中でございますので、その辺もあわせてお願いをしておきます。それで、そのことについて今後の助役の、知事並びに副知事に対する対応については、ひとつ助役が、そんなら、私はこういった面で一遍折衝してみるというふうな腹構えをひとつ聞かしてほしいなと、(笑声起こる)こういうように思います。 なおまた、もう再度しませんので、先ほど野尻部長から固定資産税のことについてはいろいろ話ございましたけれども、実際の話、宅地化の評価替えは、市はちょっとも遠慮せんと、基準ちゅんか、基準ちゅうことになるともうそんな言葉は出ませんのですが、そういったことを見直していくと。だがしかし、支払う年貢代、借地料についてはちょっとも手直さないというようなことが現実にあるから、そういう買ってる人から、「あんなものはよう弱った、うら、出さんときゃよかった、市に貸したら、ちょっと少しぐらい得なことがあるんかと思ったら、損しても得したことねえ」というようなことを率直に私たちが聞くと、その場で本当に返答に困るというのが実態でございますので、そういった面はやはりその地域、地域によって、北新庄、あるいは国高、あるいは吉野というふうに、その地域、地域において違いますけども、そういった面をひとつ踏まえて、やはり不均衡でない正しい、固定資産税は固定資産税でもらわなきゃなりませんが、やはり借地料として払うべきものは払うというふうな態勢をとっていっていただきたいというふうに私は考えますので、その辺もひとつ今後、特に念頭において大まかな見直しをひとつ実現していただいて、市に対して貸している土地についてのそういう不満を、一早くぬぐい去るような方法をとっていただきたいと、これを要望して私の質問は終わります。 ○議長(宮本義利君) 発言順位4番──(「議長、関連質問。」と呼ぶ者や、「議長」と呼ぶ者あり)佐部助役。 ○議長(宮本義利君) 佐部助役。 ◎助役(佐部欣弘君) ただいまの尾形議員さんがおっしゃいました免許センター並びに丹南プラザにつきましては、私も真剣でございます。毎日頭から離れません。そういう意味で、私なりに一生懸命頑張ってまいりたいと思いますんで、ひとつ御了承願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 岩瀬君。 ◆(岩瀬信雄君) 今、同僚議員の尾形さんの方から、丹南運転免許センターの建設についての質問があったわけでございますけれども、これは実は丹南の議長会といたしましては非常に大事なことなので、この際議事進行ということで御意見を聞かせていただきたいと思います。 実は先月、御案内のようにこの丹南地区、特に武生市と今立町の議会並びに河野村の議会と慣例的に、いろんな関連問題につきまして行政懇談をやっておるわけなんですが、その席でも強く今立町並びに河野村の方からも、いろいろと現在、南越地区で体操世界選手権大会とか丹南プラザのことが問題になっておりますけれども、我々町村民とすると、その問題よりも十何万人の運転免許資格者がはるばる春江まで行くということはもう大変なことなので、これを概算いたしますと1日に約七、八十名の方が春江まで行かなければならんということで、その危険性とかなんとかということよりも、とにかくもう現在は春江の免許センターが車も置けないというような状態になっております。そういうようなことやらいろんなことで、丹南ではぜひひとつもっと身近なとこへ運転免許センターをつくってほしいという強い要望が出ておったわけでございます。 なお、今月の6日にも栗田知事が武生へお見えになりまして、南越地区の県政報告会の席上におきまして、南越地区の当面の問題点は世界体操選手権大会を開くための準備と丹南プラザという大きな事業が問題になっとりますというお話がありまして、私もこれに誠心誠意努力したいと、おっしゃったわけでございますけれども、なお武生の皆さん方の問題といたしましては、運転免許センターの建設を強く要望されておるというようなお話があったわけでございますけれども、ここで助役さん、並びに市長さん、認識をひとつ県の方にも改めていただきたいと。というのは、決してこの丹南運転免許センターにつきましては、武生だけが願望しとるのでなくしまして、先ほど尾形議員も言われましたように、丹南地区どこへ行きましても越前町であろうと、今立町であろうと、池田町であろうと、今庄町であろうと、全部どこへ行きましても一刻も早く免許センターをつくってくれという要望が強く議会に出ておるということは事実でございます。議会が先頭に立ってくれておるんだから、当然早くこれは実現できるんであろうという期待論があったということは事実でございます。 先ほども、尾形さんが会うたんびに、いつできるんや、いつできるんやと言われておるというようなお話ございましたけども、これは初めが昭和61年に議長会が取り上げた問題のために、余り理事者の方には要求がないようにお聞こえかもしれませんけれども、これは地区の資格者全員が願望しておるということでございますので、この点ひとつ強く要求をしていただくようにお願いしたいと思います。 なお、場所等につきましては、私たち特別に固執するつもりはないんで、やはりできる場所はもう既に、地権者の地域の人も、その地域を挙げて協力してやろうというような雰囲気が現在までありましたし、なお亡くなられた笠原市長のときには、議会が一々地権者と土地交渉まではできないので、それはひとつ理事者の方でお願いをしたいということで、武生市も理事者の方でいろんなその土地折衝をしていただいたという経緯もございます。 ただ、御案内のように、丹南議長会は1年ごとに武生と鯖江が議長会の会長席を交代をいたしますので、たまたま武生のときには非常に積極的にこの話をするんですが、鯖江へ行きますと、今んとこ世界体操選手権の方に頭が全ていってまいまして、そこへもってって先ほどの県議会議員云々の話がございましたけれども、丹南プラザの位置決定等といろんな複雑なことを問題にされまして、非常にちゅうちょをしておるということが事実だろうと思います。栗田知事にも、これは武生だけの要求でなくして、全丹南地区の全員の要求であるということで、現在はその丹南地区町村会長も鯖江であろうと思いますし、議長会も江かもしりませんけれども、この際ひとつ武生市が言い出したんですから、武生市にやはりみんなは期待をいたしております。どうか、議会も、理事者の市長さんを初め先頭に立たれまして、これが一日も早い実現のために努力をしていただきたいと強くお願いをいたしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。 また、市長さんの所見だけ、できましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) ただいまの切なる御要望につきましては私も同感でございまして、尾形議員、岩瀬議員さんの御趣旨を十分踏まえまして、議会の総意として県当局に強く要望を申し上げていきたいと思います。 ことしの武生市の重要要望事項の中にも組み入れてございますし、それから福井県丹南広域組合の方からも来年度さらにこの問題を提起をいたしてまいりたいと思いますので、また力強い御支援をお願いをいたします。 ○議長(宮本義利君) 発言順位4番、玉村正夫君。 発言の要旨、 1 自衛隊の海外派兵について 2 農業委員会の事務局体制について 3 ごみ焼却場からのダイオキシン発生対策について 4 地下水汚染の発生源対策について 5 国民健康保険税について 答弁を求める者、市長、関係部長。 玉村君。 ◆(玉村正夫君) 〔登壇〕では、早速質問をさせていただきます。 まず、自衛隊の海外派兵についてお伺いをいたします。 さきの国会では、国連平和協力法案という名の米軍戦争協力自衛隊海外派兵法案が国会に提出されましたが、御承知のようにこの法案は、あの軍国主義日本の侵略戦争の悲惨な経験の上に立った日本国民の平和と民主主義を願う大きな世論によって廃案となりました。 しかし、自民党は国会で廃案となったその日に、公明党、民社党を取り込んで新たな法案を提出することを決めました。それは、今自衛隊を丸ごと海外に派兵するわけにはいかないので迂回作戦をとり、別の部隊、さしあたって第2自衛隊のようなものをつくっておこうというのが自・公・民の合意であります。自民党などは、ものや金だけでなく、人の派遣も当然だ。それが国際的貢献だ。血も流し、汗もかくと言ってます。とんでもないことであります。憲法第9条は、「国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」と明記しています。国際的な軍事行動に自衛隊を派遣しようとすることが、憲法のこの原則に照らしても絶対に許すことができないことは明白であります。 さらに、自民党は自衛隊を海外に派遣しなければ国際的に孤立すると言っていますが、これは事実に反しています。自衛隊を出せ、国民の血を犠牲にした支援をと要求しているのはアメリカのブッシュ政権だけであります。かつて、日本軍国主義によって2,000万人を超える人々が殺されたアジア各国からは、今日本に対して強い不安と抗議の声が一斉に吹き出ているのであります。反戦平和の68年の歴史を持つ日本共産党は、再び侵略の銃はとらない。愛する人々を戦場に送らないと願う圧倒的多数の皆さんとともに、海外派兵の根を断ち切るために全力を挙げています。 そこで、市長に伺います。先に行われた沖縄知事選挙でも、自衛隊海外派兵問題が大きな争点となり、全国の知事でただ一人自衛隊の海外派兵に賛成していた現職の知事が、大差をつけられて落選をいたしました。 武生市内には、たくさんの自衛隊員の家族の方がおられると思います。ある家族の方は、国を守るということで自分の息子を自衛隊に入れたが、外国へ戦争に行かなければならないとなると大変心配であると私たちに訴えられておられました。この問題は、決して国政の問題であるといっては済まされないと思います。非核平和都市宣言を行った武生市の市長として、当然のこととして自衛隊の海外派兵には反対をしなければならないと思いますが、市長の考え方を伺いたいと思います。 次に、農業委員会の事務局体制について質問をいたします。今、武生市農業委員会では、さきの9月議会で予算化された農業委員会活動推進事業の内容に基づいて、先般の農業委員会定例会ではその具体化が決められたわけであります。それは、この事業の趣旨に沿って21世紀に向けての農業、農村の活性化を図っていくため、農業委員会に農地部会、農政部会、活性部会の3つの部会を設置し、そこへそれぞれの農業委員が配置され、農地の有効利用を初めてとして長期の展望に立った振興目標の策定、実現方策等を樹立するための活動を開始しようとしているわけであります。 そして、これまでは歴代の市長が市長職との兼務で農業委員会の会長をやられていたわけでありますが、これでは農業委員会本来の活動が思うようにできないということで、小泉市長みずからの意思で農業委員会会長の兼務をやめられたのではないかと私は思います。そして現在は、みずからも農業経営をやっておられる尾形さんが農業委員会会長に専念されておられるわけであります。 このように、ここまでは農業委員会本来の姿となりつつあるようでありますが、しかしながら日常的に農業委員会活動に大きな役割を果たさなければならない肝心の農業委員会事務局が、市農政課の日常業務と兼務となってるため、農業委員会独自の業務もなかなか困難になっているのではないかと思います。それに、これからはさきに述べた事業を推進していくのですから大変だと思います。私はこの機会に、農業委員会事務局を市の業務から外し、事務所も独立させて専任の職員を配置し体制をとらなければならないと思います。農業委員会会長経験者としての市長の答弁を求めるものであります。 次に、ダイオキシンの発生対策についてお伺いします。これは、さきの9月の定例会にも私発言をしましたが、続いて発言をさせていただきます。 御承知のように、ダイオキシンは強い奇形性、発がん性のある塩素化合物で、毒性が強いことで恐れられております。さきの定例会での市当局の答弁では、排出されているダイオキシンの量は微々たるもので問題はないとの答弁でした。また、厚生省が各自治体に最近出した通知では、今なお周辺住民には影響がないと述べているようであります。しかし、今直ちに人体に影響がないとしても、蓄積性の強いダイオキシンが環境に出てくることを放置することはできないことではないでしょうか。ガス漏れを知って、まだ危なくないといってほっておく人はいないと思います。直ちに対策をとるべきだと思います。 そこで、伺いますが、横浜国立大学環境科学研究グループは、ダイオキシンの主要な発生源が焼却炉ではなく、公害防止のためにつけられた電気集じん機だったことを突きとめています。このグループの調査によれば、電気集じん機の運転温度を200度以下にすれば、ほとんどダイオキシンがつくられないことが明らかになったようであります。武生市のごみ焼却場の電気集じん機の低温運転によってダイオキシンの発生を食いとめる考えがあるのかどうか、関係当局に答弁を求めます。 次に、地下水汚染の発生源の問題についてお伺いします。これも9月議会に述べましたが、昨年12月に地下水汚染が明らかになってから1年が経過をしています。同時期に問題となった大野市ではその発生源が明らかになり、汚染された土地の撤去作業などがやられたようであります。それなのに、武生市では発生源の究明が進まないのか、市民の皆さんからは大きな不満の声が出ております。 地下水汚染が明らかになっているある町の豆腐屋さんは、あれ以来豆腐の売れ行きが悪くなり、水を浄化するため100万円以上もする機械を入れた。早く発生源を明らかにし、対策をとってほしいと私たちに強く訴えられました。生活環境課長の話によれば、他市と比べてみても、武生市ほど公害問題に真剣に取り組んでいるところはないのではないか、市としても県に対し、早く発生源の究明をやるよう何度も申し入れていると言っておられました。私たち日本共産党も、県の環境保全課に出向いていろいろと聞いてまいりました。 そこで、明らかになったのは、既に県は地下水汚染発生源と見られる事業所敷地でのボーリング調査をやったようであります。さらに、県の課長の話によれば、この事業所付近の地下水は南から北の方へと流れをつくっているようであります。そうしますと、昨年県が発表した地下水汚染地域は、その事業所の北側一帯となっており、しかもその事業所はその使用が禁止されるまでの長い期間、トリクロロエチレンを大量に使っていたと聞き及んでおりますが、まだ発生源の特定ができないのでしょうか、お伺いをいたしたいと思います。 また、市の生活環境課は県の要請を受けてその事業所での県のボーリング調査に立ち会ったようでありますが、そのときの状況と調査結果はどうであったのか、そして今後武生市としてどのように対応をしていくのか、そしてその事業所が発生源として特定された場合、事業所に対しどのような対策を求めていかれるのか、市長及び関係部長の答弁を求めます。 最後に、国民健康保険税について質問をいたします。今、全国各地で余りにも高過ぎる国民健康保険税に対する値下げ運動が大きくなってきています。この値下げ運動の高まりの中、自治体によっては一般財源からの大幅な繰り入れや、積立金を取り崩して国保税の値下げを実施し、住民の値下げ要求にこたえるという自治体が数多く生まれております。私たちも、市民の武生市内の地域の皆さんに市政に対する要望などを聞いて回りますと、必ず毎回のように出されてくるのが国保税の値下げ問題であります。 先日も、年金生活者や零細企業に働く人たちから、「国保税何とか安くならないやろか、毎月の家賃より高いんですよ、毎日の生活を切り詰めて何とか支払っているが、議会に出たら市長さんに私の気持ちをぜひ伝えてほしい」と強く訴えておられました。 1988年の統計を全国的に見ますと、国保の加入状況は、60歳以上の国民で見ると、その70%近くが加入しているようであります。また、加入者を職業別に見ますと、無職者が29.6%、自営業者が29.1%、零細企業に働く労働者が27.2%、農林水産業者が10.2%となっており、年々無職者の割合が高くなっているようであります。そして、加入者を所得階層別に見ますと、所得がない方から100万円以下が43%、所得が200万円以下の世帯で見ますと、実に7割近くを占めているようであります。武生市にはこの種の統計資料がないので、やむなく全国的なものを紹介しましたが、このことからもわかるように、高齢者の割合が高く、低所得者層が多いのが特徴であります。 また、88年の保険税調査によると、所得に占める保険税の割合は低所得者ほど大きく、高い保険税が低所得者の生活そのものを苦しくしているようであります。生活費に食い込まない払いやすい国保税にするため、国保税の思い切った値下げを実行することこそ、市民生活の安定を第1に考えなければならない市長の任務だと思います。市長の明快な答弁を求めるものであります。 また、武生市は国保税が高過ぎて払いたくても払えず、やむなく滞納している人たちに対し保険証を交付せず、悪質滞納者として資格証明書を発行しているようでありますが、悪質滞納者の判断をどのように行っているのか、関係部長の答弁を求めます。 次に、国保税の市独自の減免規定の問題でありますが、平成元年の第2回定例会で我が党の関本議員が、病気とか大幅な減収が出たときにも減税の対象となるよう、減免規定の幅を見直すよう検討を要望したことに対し、当時の財政部長は、火災については武生市国保税条例第13条の減免規定で定められており、その他の理由については近く規則を整備して早い時期に実施したいと答弁していますが、その後どのように検討をされて規則を整備してきたのか、関係部長の答弁を求めます。 以上で、私の質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 〔登壇〕ただいまの玉村議員の御質問にお答えを申し上げたいと思います。 まず第1点の、自衛隊の海外派兵についての市長の考え方でございますが、この問題が現在の社会問題としてクローズアップされております今日でございます。非常に関心の高いことを認識しながら今の政府の対応を慎重に見守っていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 次に、農業委員会の事務局体制でございますが、農業委員会の事務局につきましては、農業委員会の総意のもとに農地法等の関係法令に基づきました事務局職員の専任、併任を問わず厳正に処理されるべきものでございまして、武生市の農業委員会におきましても現在の併任体制の中で適正に事務が処理されているものと思っております。したがいまして、御質問の趣旨につきましては、農業委員会とも十分協議をいたしてまいりたいと考えております。 次の、ダイオキシンのごみ焼却炉からのダイオキシン発生対策についてでございますが、蓄積されて住民の健康が害され、危険性があると言われておりますダイオキシンに対する対策についてどう考えるかということでございますが、ダイオキシンに関する厚生省等の答申を受けまして、十分検討しながら住民の皆さん方の不安が解消されるように、国、県の指導を受けながら、必要な対応措置を講じてまいる、そのことによって、市民生活の不安解消に努めてまいりたいと、かように思っております。 地下水汚染の発生源対策でございますけれども、地下水汚染があることが公表されて以来、県においては積極的にこれを取り組まれました。私どもも武生市といたしましても、それに協力しながら事業所の調査等を続けておるところでございました。現在も土壌調査やボーリング調査を行っております。 ところで、この当該調査は県が実施するものでございまして、市がそれを側面的な形で協力をしながらその実態を掌握しようと進めているところでございますので、公表につきましては県の当局によって行われることになっております。 ただし、御指摘のように事業所の調査等が進んでいるものの、トリクロあるいはテトラ等の汚染源については今のところ特定するには至っておらないという現状でございます。 なお、特定された場合におきましても本調査の所管でございます県と十分協議をしながら、その対応をしてまいらなければならないと考えております。 それから、国民健康保険税について引き下げをする決断を持ってはどうかということでございますが、国民健康保険税につきましては、御案内のとおり医療費が極端に増大をいたしておりまして、非常に会計そのものが厳しい状況でございますので、その運営の基本となるのも税の収でございます。したがいまして、収支両面の経営努力が求められております今日でございますので、健全運営のためにも現行の制度を踏襲していかなければならない使命もございますので、税の引き下げについては今のところ考えておりません。 それからもう一つのところで、部長に答弁を求められた以外のところで、資格証明書交付の件についての御質問がございましたが、これにつきましては負担の公平化と、健全な運営を図るために措置されてきておりますが、発行に際しましては十分な納付指導、あるいはその実態等も十分調査をいたしながら対応してまいってきておりますので、発行数も減少しつつある現状でございます。今後にありましても、適切な判断を行いながら、調査をしながら資格証明書の発行制度については持続、継続をさせていただくつもりでございますので、よろしくお願いいたします。 あとは、関係部長で答弁をいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 野尻財政部長。 ◎財政部長(野尻暉二君) 〔登壇〕ただいまの御質問のうち、国民健康保険税の減免規定の点につきましてお答えをさせていただきます。 平成元年3月の定例議会におきまして、国民健康保険税の減免につきましては御指摘のとおり御質問がございまして、前年の10月より検討いたしておりましたところにより、災害による被害者に対する市税の減免に関する規定を廃止いたしまして、武生市賦課徴収条例施行規則を同年の同月31日に制定公布いたしました。 国民健康保険税につきましても、市民税の減免規定を準用することとし、減免対象の拡大を図っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小田島福祉部長。 ◎福祉部長(小田島慎一君) 〔登壇〕国民健康保険の被保険者証の返還に基づきまして、被保険者証の資格証明書というのを出すのですが、その判断基準というのはどこにあるんかという御質問のお答えをしていきたいと思います。3点ほどあろうかと思います。 まず、1点でございますが、納付相談、指導に一向に応じないというような場合、2点目、納付相談、指導の結果、所得、資産を勘案すると十分な負担能力があると認められる場合、3点目でございますが、納付相談、指導において取り決めた保険税、この納付を誠意を持って守っていただけないと、この3点に絞って基準を定めたもんでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村君。 ◆(玉村正夫君) 保険証の未交付問題と国保税の減免申請について、再度質問いたします。 まず、減免のことですが、どういう場合に国保税が減免の対象になるか、そして国保税の減免申請はどのようにすればよいのか、なかなか市民には知らされてない、こういう点で私は市の広報紙等で広く知らせて、そして市民の減免要求に少しでもこたえていく必要があるんじゃないかと思いますが、この市の広報紙に減免規定とか減免の申請のやり方を市民に知らせることについては、市長の考え方を伺いたいと思うんです。そして、前年より実質所得が下がっている場合とか、借金で大変国保税の支払いが困難な場合、そのほか国保税が高いと思われるような人など、広く減免申請に対応できる措置も今後とも検討をしていってほしいと思いますが、市長の答弁求めます。 そして次に、保険税の未交付の問題でありますが、滞納を理由に保険税を交付しないということは、皆保険制度にも反すると私は思います。また、国民健康保険法施行規則第6条には、「市町村は世帯主に対し、被保険者証を交付しなければならない」として、被保険者証の交付を義務づけております。また、保険税の滞納を理由として保険証を交付しないというのは違法であると、これは厚生省も自治省も認めていますし、国会での何度かのそのような答弁を国会でも行っているわけであります。この点について、市長の答弁を求めるわけであります。お願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 野尻財政部長。 ◎財政部長(野尻暉二君) 国保税の減免措置についてのPRと申しますか、広報の件でございますが、これにつきましては、納税意識の高揚を図るというようなことと同時に、それらのことにつきましても逐次、「広報たけふ」等を通じてPRに今後努めていきたいということで考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小田島福祉部長。 ◎福祉部長(小田島慎一君) 保険証の交付関係でございますが、私どもも納付相談というのを第1原則として、お話し合いの中で納めていただこうというのを原則としております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 玉村君。 ◆(玉村正夫君) 国民健康保険税法の第1条には、社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的として規定をしています。社会保障制度というのは、だれもが人間らしく健康で文化的な生活をする権利を持っているという、生存権を保障するための重要な私は制度だと思います。社会保障は、国民一人一人の人権を守ることこそが大前提であると私は思います。私たちが事務当局に対し、滞納している人も含めて全員に保険証を交付するよう要望しますと、それに対する答えは、生活に大変な人でも払っているのに、滞納している人まで交付するのは不公平な運営と思うと言って、こういう未交付についての合理化をしているといいますか、そういう答弁であります。このような答えというのは、全国的に共通しているようであります。本当に公平な国保の運用というなら、生活に食い込むような国保税をやめて、負担能力のない人からは徴収せず、能力のある人から所得に応じて税金を納める、これが私は公平というものであると思います。 保険証の未交付によって治療が受けられずに手おくれとなって亡くなる事件は、もう全国的には後を絶たないようであります。昨年中にも、保険証の未交付での死亡者が4月には大阪、5月にはいわき市、6月には福井市、7月には新居浜市、12月には神戸市と、後を絶たない状況であります。このようなことから、全国的には保険証を全員に交付するという措置が各自治体でとられ始めているようであります。近くの金沢市では、全員交付を実施し出しましたし、未交付者をなくすまでは至らない間でも、県内の敦賀市では調べによりますと、未交付者数がたった4名となっているようであります。それに比べて、調べてみますと、武生市は実に49名、余りにも私は差が大き過ぎると思います。その辺、もう少し検討をしなければならないんじゃないかと。法と規則に従えば、資格証の対象となる、いわゆる悪質者と言われる人は、もう各自治体に数名ではないかと言われてます。どのような理由であれ、被保険者の人間としての尊厳と生きる権利、人権を踏みにじるようなこの保険証の未交付というのは、直ちにやめるべきだと思いますが、再度市長の答弁を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(宮本義利君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 税には、その基本原則といたしまして税の公平化、それから権利、当然義務がついて回るわけでございまして、この健康保険税につきましてもそれらの趣旨にのっとって人権を守り、さらに擁護していく法の趣旨が貫かれております。したがって、この武生市にありましても49名の方とはいいながら、先ほど部長が申し上げましたように十分相談指導を得ても、さらにそれに対応できない、してもらえないという方に対しての措置でございますので、十分この趣旨を御理解をいただきながら、今ほど議員のおっしゃるような趣旨を貫かなければならないというように思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。  ================ ○議長(宮本義利君) 本日はこれをもって延会とします。 次会は明12日午前10時から再開いたします。        延会 午後4時40分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│            予   算   付   託   表            ││ 総 務 委 員 会                                 ││  議案第102号 平成2年度武生市一般会計補正予算第3号            ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││     歳出第 1 款 議会費                          ││       第 2 款 総務費(ただし3項戸籍住民基本台帳費を除く)       ││       第 4 款 衛生費中1項4目斎場費及び5目環境保全対策費       ││       第 9 款 消防費                          ││       第13款 諸支出金                         ││   第2条(債務負担行為の補正)の第2表債務負担行為補正            ││   第3条(地方債の補正)の第3表地方債補正                  ││  議案第108号 平成2年度武生市霊園事業特別会計補正予算第2号        ││                                         ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第102号 平成2年度武生市一般会計補正予算第3号            ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 2 款 総務費中3項戸籍住民基本台帳費              ││       第 3 款 民生費                          ││       第 4 款 衛生費(ただし1項4目斎場費及び5目環境保全対策費を除く)││       第10款 教育費                          ││  議案第106号 平成2年度武生市国民健康保険特別会計補正予算第2号      ││                                         ││ 産業経済委員会                                 ││  議案第102号 平成2年度武生市一般会計補正予算第3号            ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 5 款 労働費                          ││       第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          ││       第11款 災害復旧費中1項農林業施設災害復旧費           ││  議案第107号 平成2年度武生市農業共済事業特別会計補正予算第1号      ││  議案第109号 平成2年度武生市農業集落排水事業特別会計補正予算第1号    ││                                         ││ 建 設 委 員 会                                 ││  議案第102号 平成2年度武生市一般会計補正予算第3号            ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 8 款 土木費                          ││       第11款 災害復旧費中2項土木施設災害復旧費            ││  議案第104号 平成2年度武生市土地区画整理事業特別会計補正予算第2号    ││  議案第105号 平成2年度武生市下水道特別会計補正予算第1号         ││                                         ││ 公営企業特別委員会                               ││  議案第103号 平成2年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算第1号      ││  議案第110号 平成2年度武生市水道事業会計補正予算第2号          ││  議案第111号 平成2年度武生市ガス事業会計補正予算第2号          ││  議案第112号 平成2年度武生市工業用水道事業会計補正予算第1号       │└─────────────────────────────────────────┘           一 般 質 問 発 言 通 告 要 旨 一 覧 表                         (平成2年第7回武生市議会定例会)順位通告者発 言 の 要 旨答弁を求める者1高 森 保 治選択集約型行政について市長 関係部長2伊 藤 藤 夫1 市総合計画と県の新長期構想との整合性について 2 学校プールの改築について 3 村国山遊歩道計画について市長 教育長 関係部長3尾 形 清 孝1 丹南地区の運転免許更新センター誘致について 2 丹南広域産業振興施設の用地取得について 3 市公共施設用地の借地料について市長
    助役4玉 村 正 夫1 自衛隊の海外派兵について 2 農業委員会の事務局体制について 3 ごみ焼却場からのダイオキシン発生対策について 4 地下水汚染の発生源対策について 5 国民健康保険税について市長 関係部長5長谷川 仙一郎1 外灯の電気料負担について市長6片 粕 正二郎1 平成3年度予算編成について 2 市の財政運営について市長 企業管理者 関係部長7金 子 芳 巧1 市観光行政のあり方について 2 市公共施設の整備計画について市長 関係部長8前 田 修 治1 義務教育費の父母負担軽減について 2 国高診療所の診療体制について 3 区画整理事業に伴う保留地処分について市長 教育長 関係部長9山 影 忠 裕農業行政の推進について  (1) 直まきコシヒカリの普及について  (2) 広域農道の促進について市長 関係部長10桶 谷 昭三郎1 交通安全対策について 2 国際交流について市長 関係部長...