これを受けて、
概略設計と比較して約9,000万円の
増額は余りに多額過ぎるのではとの
質疑があり、これに対して、当初、
ロープ構造を予定していたつり橋を再検討した結果、揺れや振動の少ない
剛構造に変更し、また車椅子とのすれ違いをスムーズにできるよう幅も広げた。さらにエレベーターの定員をふやし
大型化をしたことや、低圧から
高圧受電への変更、東北の大震災による資材の高騰などの
プラス要因が重なり、
増額となったとの
答弁がありました。
これを受けて、揺れの影響などは当初の
設計段階で検討すべきではとの
意見があり、これに対し、
実施設計段階で内容や
材料単価を見直した結果、このような大幅な
増額となってしまった。今後は
概略設計の段階から、
資材単価の動向や構造的な面も含めて慎重に検討した上で、
実施設計・
予算計上していきたいとの
答弁がありました。
次に
議案第70号 字の区域の変更について、および
議案第71号
環境衛生センター改築工事(第13901号)
請負契約の締結については、
理事者の
説明を了とし、特段申し上げるべき
質疑はありませんでした。
以上のような結果を踏まえ、採決いたしました結果、
議案第59号、
議案第70号および
議案第71号の3件は、いずれも全員の
賛成をもって、原案のとおり決すべきものと決しました。
以上で、
産業建設委員会の
報告を終わります。
○
議長(末本
幸夫君) 次に、
教育民生委員長の
報告を求めます。
教育民生委員長 福原敏弘君。
〇
教育民生委員長(
福原敏弘君)登壇
◎
教育民生委員長(
福原敏弘君) おはようございます。
教育民生委員会に
付託を受けました
議案3件について、9月12日に行われました
審査の主な概要および結果について御
報告申し上げます。
最初に、
議案第59号
平成25年度
鯖江市
一般会計補正予算(第2号)中、第1
表歳入歳出予算補正、
歳出、款3
民生費、款10
教育費についてでございます。
まず
民生費の
私立保育所保育士等処遇改善臨時特例事業費について、これは国の
保育士人材確保対策推進の一環であり、
保育士等の
処遇改善に取り組む
民間保育園へ資金の
交付を行うものであり、県の「
安心こども基金」を活用するものであるとの
説明がありました。これに対し
委員から、この
事業はどのような方法で行い、またどのような
改善になるのかとの
質疑があり、
理事者から、各
民間保育所において、
賃金改善の内容について記載した
処遇改善計画を作成し、それを添付して市に
交付金申請するが、
保育士等の
基本賃金の
かさ上げか一時金として支給するかなどは、各
民間保育所で決定することとなっている。この
事業は今年度限りとなっており、今後どうなるかの情報は入っていないとの
答弁がありました。
次に、
教育費の
小学校施設整備費について。
一つ目は、
教室等の
エアコン整備について。
子供たちの
教育環境の
改善を図るため、中学校は
整備しているが、
小学校については未
整備のため、今回
実施設計をするものである。
二つ目は、
惜陰小学校の
外壁タイルが
経年劣化等で落下しているところがあるため、
改修工事のための調査・
実施設計を行うものであるとの
説明がありました。
これに対し
委員から、
エアコン整備のスケジュールはどのようになるのかとの
質疑があり、
理事者から、
小学校12校182教室があり、
事業費を試算すると4億数千万円となり、
財産確保が大きな問題となる。現在、
教育振興基金を積み立てているが、
整備費が高額であるため、国の有利な
補助メニューを活用していきたいと考えており、順次
整備を進めていくために、今回
実施設計をしておくものであるとの
答弁がありました。
続いて、
惜陰小学校の
外壁改修について、
委員から、20年経過しているとはいえ、
タイルが落下したということは、当時の工法が間違っていたのではないかとの
質疑があり、
理事者から、子供の学びの場である学校に
タイルを張ることがいいのか悪いのか、落下の
可能性も考慮して、どの工法がいいのか今後考えていく必要がある。外観上の問題もあるが、簡素で管理運営しやすく安全な学校を基本として、今後検討していきたいとの
答弁がありました。
次に、
議案第60号
平成25年度
鯖江市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、
理事者の
説明を了とし、特段申し上げるべき
質疑はございませんでした。
次に、
議案第69号
鯖江市
子ども・
子育て会議条例の制定について、この
会議は、
子ども・
子育て新制度の中で、
市町村の実情に応じた
子ども・
子育て支援事業計画の策定や、その
実施状況について調査・審議することが目的であるとの
説明がありました。
この
説明に対し
委員から、今までは
児童福祉法における一律の基準において、保育所運営されているが、この新制度において地域の実情に合った
計画を策定するのであれば、弾力的に一定の指針のもとで運用されるものなのかと
質疑がありました。
理事者から、国のほうでも、現在
子ども・
子育て会議において議論されており、今後
法改正があると考えられる。
市町村は、
法改正に基づき、地域の実情に合った対応をとっていくことになると思うとの
答弁がありました。
また
委員から、この
子ども・
子育て支援の今後の予定の
財源は、どのようになるのかとの
質疑があり、
理事者から、国において
子ども・
子育て新制度が検討されているが、この
財源は今後予定されている
消費税の
増税分であり、その中の約7,000億円とその他の
財源を合わせて約1兆円で、
待機児童の解消や
子育て支援事業の充実を図るとのことであるとの
答弁がありました。
以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、
議案第59号および
議案第60号の2件は、いずれも全員の
賛成をもって原案のとおり可決すべきものと、また
議案第69号は、
賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、
教育民生委員会の
報告といたします。
○
議長(末本
幸夫君) ただいまの各
常任委員長の
報告に対し、
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(末本
幸夫君) ないようでありますので、
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(末本
幸夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。
最初に、
議案第59号
平成25年度
鯖江市
一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する各
常任委員長の
報告は、いずれも可決であります。
各
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(末本
幸夫君) 起立全員であります。
よって、
議案第59号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第60号
平成25年度
鯖江市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本件に対する
教育民生委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(末本
幸夫君) 起立全員であります。
よって、
議案第60号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第69号
鯖江市
子ども・
子育て会議条例の制定についてを採決いたします。本案に対する
教育民生委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○
議長(末本
幸夫君) 起立多数であります。
よって、
議案第69号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第70号 字の区域の変更についてを採決いたします。
本案に対する
産業建設委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(末本
幸夫君) 起立全員であります。
よって、
議案第70号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第71号
環境衛生センター改築工事(第13901号)
請負契約の締結についてを採決いたします。
本案に対する
産業建設委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(末本
幸夫君) 起立全員であります。
よって、
議案第71号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第72号 財産の取得についてを採決いたします。
本案に対する
総務委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(末本
幸夫君) 起立全員であります。
よって、
議案第72号は、原案のとおり可決されました。
…………………………………………………………………………………………
△
日程第3.市会案第7号 森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する
地方の
財源確保を求める
意見書について
○
議長(末本
幸夫君)
日程第3、市会案第7号 森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する
地方の
財源確保を求める
意見書についてを議題といたします。
提出者の提案理由の
説明を求めます。
議会運営
委員長 帰山明朗君。
〇議会運営
委員長(帰山明朗君)登壇
◎議会運営
委員長(帰山明朗君) 市会案第7号 森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する
地方の
財源確保を求める
意見書について、提案をさせていただきます。
意見書の案文の朗読をもちまして、提案理由の
説明にかえさせていただきたいと思います。
森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する
地方の
財源確保を求める
意見書。
地球温暖化のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊の課題となっており、森林の持つ地球温暖化の防止や国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など、「森林の公益的機能」に対する国民の関心と期待は大きくなっている。
また、我が国は
平成25年度以降においても、京都議定書目標達成
計画に掲げられた第1約束期間における温室効果ガス排出削減義務6%のうち、3.8%を森林吸収量で確保し、さらにそれ以上の取り組みを推進するとしている。
このような中、「地球温暖化対策のための石油石炭税の税率の特例措置」が
平成24年10月に導入されたが、その使途は二酸化炭素排出抑制対策に限定されており、森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する
地方の
財源確保については、「早急に総合的な検討を行う」との方針にとどまっている。
もとより、地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林の
整備・保全等の森林吸収源対策や、豊富な自然環境が生み出す再生可能エネルギーの活用などの取り組みを、山村地域の
市町村が主体的・総合的に実施することが不可欠である。
しかしながら、これら
市町村では、木材価格の暴落・低迷や、林業従事者の高齢化、後継者不足など厳しい情勢にあり、その結果山林そのものが荒廃し、自然災害等の脅威に脅かされるといった事態が発生している。
森林吸収源対策などの地球温暖化対策に取り組むための、恒久的・安定的な
財源確保を講ずることが急務である。
よって、下記事項の実現を強く求めるものである。
記。
自然災害などの脅威から国民の生命、財産を守るための、森林・林業・山村対策の抜本的な強化を図ることに加え、二酸化炭素吸収源としても最も重要な機能を有する森林の
整備・保全等を推進する
市町村の役割を踏まえ、「石油石炭税の税率の特例」による税収の一定割合を、森林面積に応じて譲与する仕組みの構築を強く求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
平成25年9月20日、福井県
鯖江市議会。
なお、
意見書の提出先は、衆議院
議長、参議院
議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、農林水産大臣、環境大臣、経済産業大臣、以上8名であります。
議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○
議長(末本
幸夫君) ただいまの
説明に対し、
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(末本
幸夫君) ないようでありますので、
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題になっております市会案第7号については、
会議規則第37条第2項の規定により、
委員会の
付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(末本
幸夫君) 異議なしと認めます。
よって、市会案第7号については、
委員会の
付託を省略することに決しました。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(末本
幸夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。
これより、市会案第7号 森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する
地方の
財源確保を求める
意見書についてを採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(末本
幸夫君) 起立全員であります。
よって、市会案第7号は、原案のとおり可決されました。
…………………………………………………………………………………………
△
日程第4.議員の派遣について
○
議長(末本
幸夫君)
日程第4、議員の派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件につきましては、
地方自治法第100条第13項および
会議規則第165条の規定により、お手元に配付したとおり、議員を派遣したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(末本
幸夫君) 異議なしと認めます。
よって、配付のとおり派遣することに決しました。
ただいま決しました議員の派遣について、派遣の期間、場所等に変更があった場合の取り扱いについては、
議長に一任いただきたいと存じます。
…………………………………………………………………………………………
○
議長(末本
幸夫君) 以上で、今期
定例会に付議されました事件は、すべて議了いたしました。
これをもちまして、第393回
鯖江市議会
定例会を閉会いたします。御苦労さまでございました。
閉会 午前10時40分...