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平成25年 9月第393回定例会−08月28日-01号

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  1. 鯖江市議会 2013-08-28
    平成25年 9月第393回定例会−08月28日-01号


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    平成25年 9月第393回定例会−08月28日-01号平成25年 9月第393回定例会              第393回鯖江市議会定例会会期日程           会期 平成25年8月28日(水)開会                   9月20日(金)閉会 24日間  ┌──────┬─┬────┬───────────────────────┐  │ 月  日 │曜│  時  │       内       容       │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │ 8月28日│水│ 10時 │ 本会議(提案理由説明)           │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   29日│木│    │ 休 会                   │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   30日│金│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   31日│土│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │ 9月 1日│日│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    2日│月│ 12時 │ 休 会  一般質問通告〆切         │
     ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    3日│火│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    4日│水│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    5日│木│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    6日│金│ 10時 │ 決算特別委員会               │  │      │ ├────┼───────────────────────┤  │      │ │ 11時 │ 議会改革推進特別委員会           │  │      │ │    │ 総合交通まちづくり特別委員会       │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    7日│土│    │ 休 会                   │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    8日│日│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │    9日│月│ 10時 │ 本会議(質疑、一般質問)          │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   10日│火│ 10時 │ 本会議(一般質問)             │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   11日│水│ 10時 │ 本会議(一般質問)             │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   12日│木│ 9時30分│ 常任委員会                 │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   13日│金│ 9時30分│ 常任委員会                 │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   14日│土│    │ 休 会                   │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   15日│日│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   16日│月│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   17日│火│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   18日│水│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   19日│木│    │  〃                    │  ├──────┼─┼────┼───────────────────────┤  │   20日│金│ 10時 │ 本会議(委員長報告・採決)         │  └──────┴─┴────┴───────────────────────┘              議 案 審 議 結 果 一 覧                            市長提出 (9月20日議決) ┌─────┬───────────────────────┬─────┬────┐ │ 議案番号 │       件       名       │付託委員会│ 結 果 │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第59号 │平成25年度鯖江市一般会計補正予算(第2号) │総務・産建│可 決 │ │     │                       │教民   │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第60号 │平成25年度鯖江市介護保険事業特別会計補正予算│ 教育民生 │〃   │ │     │(第1号)                  │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第61号 │平成24年度鯖江市一般会計歳入歳出決算の認定に│ 決  算 │継続審査│ │     │ついて                    │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第62号 │平成24年度鯖江市国民健康保険事業特別会計歳入│  〃  │〃   │ │     │歳出決算の認定について            │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第63号 │平成24年度鯖江市後期高齢医療特別会計歳入歳│  〃  │〃   │ │     │出決算の認定について             │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第64号 │平成24年度鯖江市介護保険事業特別会計歳入歳出│  〃  │〃   │ │     │決算の認定について              │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第65号 │平成24年度鯖江市農業集落排水事業特別会計歳入│  〃  │〃   │ │     │歳出決算の認定について            │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第66号 │平成24年度鯖江市総合開発事業特別会計歳入歳出│  〃  │〃   │ │     │決算の認定について              │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第67号 │平成24年度鯖江市下水道事業特別会計歳入歳出決│  〃  │〃   │ │     │算の認定について               │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第68号 │平成24年度鯖江市水道事業会計決算の認定につい│  〃  │〃   │ │     │て                      │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第69号 │鯖江市子ども・子育て会議条例の制定について  │ 教育民生 │可 決 │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第70号 │字の区域の変更について            │ 産業建設 │〃   │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第71号 │環境衛生センター改築工事(第13901号)請負│  〃  │〃   │ │     │契約の締結について              │     │    │ ├─────┼───────────────────────┼─────┼────┤ │ 第72号 │財産の取得について              │ 総  務 │〃   │ └─────┴───────────────────────┴─────┴────┘                             議員提出 (9月20日議決) ┌──────┬────────────────────────────┬────┐ │ 市会案番号 │          件       名          │ 結 果 │ ├──────┼────────────────────────────┼────┤ │ 第 7 号 │森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する地方の財源確保│ 可 決 │ │      │を求める意見書について                 │    │ └──────┴────────────────────────────┴────┘             陳 情 の 審 査 結 果 一 覧 ┌────┬────────────┬───────────┬─────┬───┐
    │ 番 号 │   件    名   │   提 出    │付託委員会│結 果│ ├────┼────────────┼───────────┼─────┼───┤ │ 陳 情 │地方財政の充実・強化を求│自治労福井本部   │ 総  務 │ 趣旨 │ │ 第1号 │める意見書の提出について│執行委員長      │     │ 採択 │ │    │            │ 見 世 重 毅   │     │   │ └────┴────────────┴───────────┴─────┴───┘             第393回鯖江市議会定例会会議録    …………………………………………………………………………………………          平成25年8月28日(水曜日)午前10時00分開会    …………………………………………………………………………………………    〇出席議員(20人)              1番  福 原 敏 弘                           2番  佐々木 一 弥                           3番  山 本 敏 雄                           4番  佐々木 勝 久                           5番  帰 山 明 朗                           6番  林   太 樹                           7番  小 竹 法 夫                           8番  遠 藤   隆                           9番  石 川   修                           10番  奥 村 義 則                           11番  高 田 義 紀                           12番  丹 尾 廣 樹                           13番  木 村 愛 子                           14番  平 岡 忠 昭                           15番  末 本 幸 夫                           16番  山 崎 文 男                           17番  水 津 達 夫                           18番  蓑 輪   昇                           19番  玉 邑 哲 雄                           20番  菅 原 義 信    …………………………………………………………………………………………    〇欠席議員(0人)    …………………………………………………………………………………………    〇説明のため出席したもの  市長           牧 野 百 男                  副市長          池 田 達 昭                  教育長          辻 川 哲 也                  総務部長兼危機管理監   加 藤 泰 雄                  政策経営部長       斉 藤 幸 治                  政策経営部情報統括監   牧 田 泰 一                  健康福祉部長       伊 部 雅 俊                  産業環境部長       中 村 修 一                  都市整備部長       辻 本   正                  教育委員会事務部長    友 永 英 宣                  会計管理        東 井 忠 義                  監査委員事務局長     田 中 一 男    …………………………………………………………………………………………    〇説明補助として出席したもの                  総務課長         軽 部 利 宣                  政策経営部次長      河 上 重 春                  秘書企画課長       高 尾 副 次                  財政課長         中 嶋 誠 一                  社会福祉課長       畠 中 則 幸                  商工政策課長       青 山 英 彦                  農林政策課長       西 村 郁 夫                  都市整備部次長      安 原 俊 憲                  土木課長         辻 岡 雄 樹                  教育審議官        柴 田 直 昌    …………………………………………………………………………………………    〇職務のため出席したもの  議会事務局長       棚 池 義 治                  議会事務局次長      八 田   宏                  議会事務局参事      山 口 達 哉                  議会事務局次長補佐    笠 嶋 忠 輝    …………………………………………………………………………………………                開会 午前10時00分 ○議長(末本幸夫君) おはようございます。  ただいまから、第393回鯖江市議会定例会を開会いたします。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。    ………………………………………………………………………………………… △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(末本幸夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第86条の規定により、本定例会の会議録署名議員に、14番 平岡忠昭君、16番 山崎文男君、17番 水津達夫君、以上3名を指名いたします。    ………………………………………………………………………………………… △日程第2.会期の決定 ○議長(末本幸夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  議会運営委員会が開かれておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。  議会運営委員長 帰山明朗君。            〇議会運営委員長(帰山明朗君)登壇 ◎議会運営委員長(帰山明朗君) 第393回定例会の運営につきまして、去る7月30日、8月21日ならびに本日8月28日に開催いたしました議会運営委員会における審議の結果につきまして御報告を申し上げます。  今期定例会に付議されます案件は、議案として補正予算2件、各会計決算8件、そのほか鯖江市子ども・子育て会議条例の制定など4件で計14件、そして報告2件であります。また陳情1件であります。さらに議会等改革特別委員会の報告、そして議会等改革特別委員会の廃止と議会改革推進特別委員会、総合交通・まちづくり特別委員会、ならびに決算特別委員会の設置につきまして、議題とすることといたします。  さて、議会等改革特別委員会の廃止については、当面の目標でありました鯖江市議会基本条例の制定について、平成24年度に条例策定の作業を実施し、平成25年6月に開催されました第391回定例会で、この基本条例が制定されたことに伴い、議会等改革特別委員会を廃止することとし、今後は議会改革推進特別委員会と新たな名称での特別委員会を設置し、議会改革や議会基本条例のより一層の推進に向けて活動を行っていくところであります。  また、総合交通・まちづくり特別委員会につきましては、平成24年6月に北陸新幹線金沢・敦賀間の工事着工が認可され、新幹線建設工事が本格的に始まりました。工事が進められていく中で、工事に係る地元地区の用地対策や環境問題はもとより、並行在来線や福井鉄道の問題、仮称南越駅の問題、またコミュニティーバスの運行など総合的な交通体系の整備や、それに伴う総合的なまちづくりの課題を専門的に審議する特別委員会の設置が必要であり、これまで新幹線問題について調査研究を行ってきました北陸新幹線整備を考える会を発展的に解消いたしまして、新たに専門の特別委員会といたしまして、総合交通・まちづくり特別委員会を設置することといたします。  これら二つの新たな特別委員会については、会期中において正副委員長の互選を行い決めることといたします。さらに、議案の中で、決算につきましては、決算特別委員会を設置し審査することといたしまして、会期中においては、正副委員長の互選および審議日程を決めることとし、内容の審査につきましては、閉会中の継続審査とすることといたします。  さて、これら案件の審査に要する日程でありますが、本日は議会等改革特別委員会委員長の報告、そして議会等改革特別委員会の廃止、引き続きまして議会改革推進特別委員会、総合交通・まちづくり特別委員会ならびに決算特別委員会を設置し、委員の選任を行います。引き続いて、市長の市政所信表明ならびに各議案等に対する提案理由の説明を行い、散会といたします。明8月29日から9月8日までは休会とし、9日、10日、11日に本会議を開き、各議案等に対する質疑の後、一般質問を行います。これらの質問に対する発言通告書の提出期限は、あす9時から9月2日月曜日の正午までといたします。各常任委員会の審査の日程につきましては、9月12日および13日の両日といたします。また決算特別委員会議会改革推進特別委員会、ならびに総合交通・まちづくり特別委員会は、9月6日に行うことといたします。そして9月20日を最終日として本会議を開き、委員会における審査結果の報告を行い、質疑・討論の上、採決をいただきたいと思います。また最終日には、当議会運営委員会からも、森林吸収源対策および地球温暖化対策に関する地方の財源確保を求める意見書の提出を市会案として提出し、採決をいただきたいと存じます。  以上のとおりの議会日程をもちまして、本定例会の会期は、本日から9月20日までの24日間とすることで意見の一致を見た次第であります。本委員会の決定どおり、議員各位の御賛同と御協力をお願い申し上げまして御報告といたします。 ○議長(末本幸夫君) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、議会運営委員長の報告のとおり、本日から9月20日までの24日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、会期は、本日から9月20日までの24日間と決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第3.諸般の報告 ○議長(末本幸夫君) 日程第3、諸般の報告を行います。  お手元に配付してあります議会報告(第3号)をもって報告といたします。
       ………………………………………………………………………………………… △日程第4.陳情の受理 ○議長(末本幸夫君) 日程第4、陳情の受理について報告を行います。  本日までに受理いたしました陳情1件については、お手元に配付いたしました陳情文書表のとおり、所管の委員会に付託をいたします。    ………………………………………………………………………………………… △日程第5.議会等改革特別委員会の報告 ○議長(末本幸夫君) 日程第5、議会等改革特別委員会の報告を議題といたします。  議会等改革特別委員会委員長 山崎文男君。         〇議会等改革特別委員会委員長(山崎文男君)登壇 ◎議会等改革特別委員会委員長(山崎文男君) 皆さん、おはようございます。  冒頭で恐縮でございますけれども、お許しをいただきましたので、議会等改革特別委員会の報告を申し上げたいと存じます。  今ほど委員長のほうからも御報告ございましたけれども、皆様御承知のように、改選されました議会運営委員会におきまして、私どもの議会等改革特別委員会は一旦廃止をするとの方向性が示されました。これを受けまして、去る8月21日、緊急議会等改革特別委員会を開催いたしまして、議会運営委員会の方向性を確認しながら、特別委員会の一時廃止を確認させていただいたところであります。  申し上げるまでもないことでございますが、特別委員会の設置は一つの目的を持って設置されるものでありまして、地方自治法第110条第2項には、特別委員会の委員は付議された案件が審議されている間は在任をするとなっております。私ども議会等改革委員会に与えられた使命・役割とは何かということでありますが、それは市民に開かれたわかりやすい議会のあり方を議論し、議会改革を進め、そして一定の成果を見たとき、その役割を終えるものと承知をいたしております。しかしながら、そういう意味では、我が市議会の改革の道は発展途上、志半ばであると申し上げざるを得ないと存じます。  では、なぜ廃止・解散かということでありますが、議会運営委員会でも熱い議論を交わされたようであります。最終的には、発展的解消とでも申しますか、委員会名も議会改革推進特別委員会として、新たなるスタートを切りたいというお考えのようであります。  御承知のように、私どもの委員会では2年間をかけまして議会基本条例を議論し、このほど6月定例会に上程、議員各位の御理解のもとに可決・成立を見たところであります。この基本条例が制定を見たことによって、改革への道筋が示されました。あとは、この基本条例に沿っていかに取り組んでいくかであり、このたびの議会運営委員会の考え方は、改革を基本条例に沿って着実に推進していこうという強い意志のあらわれと理解をいたしておるところであります。  それでは、総括に入りたいと存じます。  私どもの議会等改革委員会は平成23年9月の議会で組織され、2年間の活動を続けてまいりました。さかのぼりますと、平成18年の議会活性化研究会に始まり、翌19年に議会等改革特別委員会として誕生いたしまして以来、改選もありメンバー構成こそ変遷をいたしましたが、私どもが第3次に位置づけされた委員会でありました。1次から3次まで、それぞれ各委員の御努力もあって、今日までに一定の成果を上げてまいりました。少なくとも、絶えず改革にかかわってきました私としましては、そう自負をいたしておりました。  しかしながら、今日なお市民理解には至っていないことを実感いたしましたのは、先般、市区長会連合会正副会長と議会の一部関係との意見交換がございました。議会改革につきましても議題に上がったところでありますが、区長会側からは、改革をやっているとは聞いているが、何をやっているか形として見えてこないという御指摘をいただきました。  努力をしてきたにもかかわりませず、市民評価に至っていないのはなぜか。それは一つには、これまでの改革が内向け、つまり議会内の改革に終始し、市民に向けての改革を怠ってきたあかしではないかと受けとめております。また、改革をやっても、市民に理解を求める広報活動が不足をしていたのではないかと存じているところであります。  もちろん、私どもの第3次改革委員会におきましては、そうした反省の上に立って、議会改革の指針とも言える議会基本条例を策定することを、委員の総意で決めました。2年間にわたって取り組んできたところであります。基本条例は、議会のあり方、活動原則を8章26条にまとめ上げましたが、これらを着実に推進していくことによって、必ずや市民理解に結びついてくるものと存じております。  議会基本条例の取り組みの経緯につきましては、昨年9月議会におきまして中間報告をいたしておりますので、重複を控えまして、議会基本条例のポイント、議論をしてきた要点について御報告を申し上げます。  第5条では、議会活動の公開をうたわせていただきました。議会は市民に対し、議会活動に関する情報の公開を積極的に行うものとするといたしております。議会の改革度をあらわす一つの指標として、全国市議会改革ランキングというものがございます。我が市の議会が今日まで改革に力を入れてきたにもかかわりませずランキングが上がらないのは、市民公開が不足をしているせいではないでしょうか。行政は、市長の交際費など積極的に公開に努めているのですから、議会としても何らやましい支出はなく、積極かつ前向きに公開を検討すべきであります。  第8条では、議会報告会や市民団体との政策討論会を開催することができるといたしております。私たち議員は市民の代弁、その役割を果たしていくためにも、住民の声をしっかりと吸収をしていくことが大事であります。条文は努力目標的な表現となっておりますが、以後は開催に向けた運用規定等の検討を急ぎ、積極的に市民との意見交換の場の拡大に努めたいものであります。  第9条では、議会モニターの設置をうたっております。その条文は、必要に応じて議会モニターを設置し、市民から議会運営等に関する要望・提言・意見を聴取し、議会運営に反映することができるとしました。常設をうたったものではございませんが、議会の外部から考え方を聞く有効な手段として、積極かつ前向きに取り組んでいきたいものであります。  第10条では、議会広報の充実をうたいこみました。開かれた議会、わかりやすい議会という観点からも、議会広報の役割は極めて大きな意義を持っております。議会では、今日、定例会ごとの年4回の議会報と元旦号、合わせて5回を発行いたしておりますが、その内容の充実はもとよりとしまして、情報技術の発達を踏まえた多様な広報手段を利用して、より多くの市民の皆様に、議会と市政に関心を持っていただくように努めることといたしております。広報活動は、議会のありようを市民に伝える数少ない手段であります。今後、より一層の充実を図っていきたいものであります。  また、市長との関係では、反問権について議論をいたしました。御承知のように、反問権とは、議会の審議の場で理事が議員に対し問い返すことができる質問権であります。先進事例では、議員からの修正決議や条例の提案に当たって、理事側から反対の意見を述べる反論権に踏み込んでいる議会もありますが、我が市の議会におきましては、我が市の基本条例では、第11条第3項において、本会議・常任委員会特別委員会において、市長等は議員の質問等に対して発言の趣旨を確認する場合に限り反問することができると表現させていただきました。さらに、既に実施中でありますが、一問一答方式を明記し、常に緊張関係を保持しながら活発な議会活動を目指すことといたしております。  また今日、地域主権、地方分権改革によって自治体の自己決定、自己責任の範囲が拡大をされ、当然のことながら議会の役割も拡大をいたしております。つまり、これまで以上に行政監視能力を高め、政策立案能力の向上を図っていかなければなりません。そういう意味合いからも、第5章では、議会の機能強化をまとめさせていただいております。  第14条では、議員間の自由闊達な討議・討論を深めることとうたっております。既に委員会によりましては、委員会審議の過程で、採決前に理事を排斥し、議員だけで議論をする時間をとっているケースも見受けられます。議会は合議制の機関、議員個々と理事との質疑・討論の場から、これまでなかった議員同士の自由闊達な討論の場を深め、積極的に政策立案提言を行っていくべきと存じます。  議員定数・議員報酬の件につきましても、第23条、第24条でうたわせていただきました。その基準は、人口、面積、財政力および事業課題、ならびに類似市と比較検討して決めるというふうにいたしております。我が市は、かつての平成の合併の際、住民投票によりまして合併をしない道を選択いたしました。合併が白紙となって厳しい単独生き残りをかけた行政運営をも見越して、26名の議員定数をいきなり6名減員をしまして20名といたしました。それでも今なお一部の市民から、さらなる定員の削減を求める声が寄せられております。定数を削減し続け、報酬や議会費を引き下げることが、議会の改革でありましょうか。条例でもうたいこみましたように、自治体の規模や住民の声を正しく反映できる定数は一体何名がよいのか。報酬につきましても、信頼に応えられる議員活動には、幾らの額が保障されるべきであるのか。若い世代が議会に参入できる環境づくりも必要であり、そうした議論こそ必要であって、何でも減らすことがイコール改革ではない、このように市民に理解を求めていくべきであります。要は、胸を張ってこれだけは必要ですと言えるような、市民が見える議会活動を推進していくことが大事ではないでしょうか。  以上、私ども議会等改革委員会が2年をかけまして取り組んでまいりました議会基本条例のポイント、ならびに議論の要点について申し上げました。  この基本条例は、6月の議会におきまして可決、既に8月1日より施行に入っておりますが、市民への周知期間、方法等に至っても、極めて不十分であったことを率直に認めざるを得ません。これが最終形とするのではなく、これからも市民意見をいただきながら修正・改廃されること、やぶさかではないと申し上げておきたいと存じます。  最後に、改めて申し上げますが、議会の基本条例は、あくまで活動の道筋を定めたものであって、議会報の市民周知版でも記しておりますように、条例制定はゴールではなく出発点であります。やるかやらないかはこれからでありまして、これよりは末本新議長のもと、新たなる組織、新たなるメンバー構成によって、成立した議会基本条例に沿って議会改革が一層推進をされ、文字どおり開かれた議会、市民に信頼される議会に近づくよう、大いなる期待感を示すものであります。  最後になりましたけれども、2年間にわたって、この基本条例の策定に向けて汗を流していただきました議会等改革特別委員会の議員各位に心から御礼を申し上げ、議会等改革の最終総括報告といたします。ありがとうございました。(拍手)    ………………………………………………………………………………………… △日程第6.議会等改革特別委員会の廃止 ○議長(末本幸夫君) 日程第6、議会等改革特別委員会の廃止を議題といたします。  お諮りいたします。  議会等改革特別委員会については、議会運営委員長の報告のとおり廃止とすることにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、議会等改革特別委員会については、廃止とすることに決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第7.議会改革推進特別委員会の設置 ○議長(末本幸夫君) 日程第7、議会改革推進特別委員会の設置を議題といたします。  お諮りいたします。  議会改革推進特別委員会については、議会運営委員長の報告のとおり設置することといたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、議会改革推進特別委員会については設置することに決しました。  ただいま設置されました議会改革推進特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっております。  お諮りいたします。  議会改革推進特別委員会の委員の選任については、議長において指名いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、本委員会の委員の選任は、議長において指名することに決しました。  議会改革推進特別委員会の委員には、1番 福原敏弘君、3番 山本敏雄君、5番 帰山明朗君、7番 小竹法夫君、9番 石川 修君、10番 奥村義則君、11番 高田義紀君、以上7名を指名いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、今ほど指名しました7名の議員を、議会改革推進特別委員会委員に選任することに決しました。  お諮りいたします。  議会改革推進特別委員会については、委員会の性格上、地方自治法第109条の第8項の規定により、閉会中も継続して調査および審査することにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、議会改革推進特別委員会は、閉会中も継続して調査および審査することに決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第8.総合交通・まちづくり特別委員会の設置 ○議長(末本幸夫君) 日程第8、総合交通・まちづくり特別委員会の設置を議題といたします。  お諮りいたします。  総合交通・まちづくり特別委員会については、議会運営委員長の報告のとおり設置することといたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、総合交通・まちづくり特別委員会については、設置することに決しました。  ただいま設置されました総合交通・まちづくり特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっております。  お諮りいたします。  総合交通・まちづくり特別委員会の委員の選任については、議長において指名いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、本委員会の委員の選任は、議長において指名することに決しました。  総合交通・まちづくり特別委員会委員には、6番 林 太樹君、13番 木村愛子君、14番 平岡忠昭君、16番 山崎文男君、18番 蓑輪 昇君、19番 玉邑哲雄君、20番 菅原義信君、以上7名を指名いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、今ほど指名しました7名の議員を、総合交通・まちづくり特別委員会委員に選任することに決しました。  お諮りいたします。  総合交通・まちづくり特別委員会については、委員会の性格上、地方自治法第109条の第8項の規定により、閉会中も継続して調査および審査することにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、総合交通・まちづくり特別委員会は、閉会中も継続して調査および審査することに決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第9.決算特別委員会の設置 ○議長(末本幸夫君) 日程第9、決算特別委員会の設置を議題といたします。  お諮りいたします。
     議案第61号 平成24年度鯖江市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、議案第68号 平成24年度鯖江市水道事業会計決算の認定についてまで、以上8議案については、決算特別委員会を設置し、付託の上、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、決算関係8議案については、決算特別委員会を設置し、付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。  ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっております。  お諮りいたします。  決算特別委員会の委員の選任については、議長において指名いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、本委員会委員の選任は議長において指名することに決しました。  決算特別委員会委員には、議長を除く全議員を指名いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、議長を除く全議員を決算特別委員会委員に選任することに決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第10.議案第59号 平成25年度鯖江市一般会計補正予算(第2号)から △日程第25.報告第11号 平成24年度資金不足比率の報告について まで ○議長(末本幸夫君) 日程第10、議案第59号 平成25年度鯖江市一般会計補正予算(第2号)から、日程第25、報告第11号 平成24年度資金不足比率の報告についてまで以上16件を一括議題といたします。  理事の提案理由の説明を求めます。  牧野市長。               〇市長(牧野百男君)登壇 ◎市長(牧野百男君) 第393回鯖江市議会定例会の開会に当たり、平成25年度補正予算案を初め各議案の御審議をいただくに際し、市政運営に当たっての所信の一端を申し述べますとともに、市政の諸課題につきまして、その概要を御説明申し上げます。  初めに、今年の夏も局地的なゲリラ豪雨が発生し、全国各地で甚大な被害が発生しました。被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。先月末には、九州から北海道の広い範囲において、局地的に非常に激しい雨に見舞われ、特に山口・島根両県では甚大な被害となりました。本市においても30日未明に吉野瀬川が危険水位を超え、下司橋下流の下司町地係りにおいて土のうを積み上げる事態となりましたが、それ以降雨が小康状態となり大事には至りませんでした。  これまで市では、福井豪雨の教訓をもとに、国や県の御支援をいただきながら、河川改修や通常砂防事業、雨水幹線の整備、田んぼダムの推進、農村環境の整備など総合的な治水対策に取り組んでまいりました。  また、ことしは6月末に、中河地区の浅水川河川敷において、市の総合防災訓練と水防訓練を同時に開催し、市民の皆様の防災意識の高揚と技術向上を図る訓練を実施いたしました。さらに先日25日には、鯖江中学校において、県の総合防災訓練と吉川地区総合防災訓練の合同訓練を実施いたしました。震度6強の地震と集中豪雨による水害の複合災害を想定した訓練であり、会場の鯖江中学校体育館において実施された避難所開設運営訓練では、加賀市との防災市民交流の一環として、NPO防災ネットワークみらいの皆様に、避難所開設や住民みずからの手による運営のポイントを御指導いただき、昨年策定いたしました避難所管理運営マニュアルの検証も行ったところであります。  引き続き市民生活の安全を守るため、治水対策事業に継続的に取り組むとともに、大地震や集中豪雨、台風などの自然災害に備えるため、市民の皆様の参加と協働で災害に強いまちづくりに努めてまいります。  次に、ことしも鯖江の子どもたちが、全国の舞台で躍動した夏となりました。体操競技では、インターハイで鯖江高校男子体操部が伝統の力を発揮し、団体で3位に入り、4年連続の表彰台となりました。また北信越中学校総合競技大会では、卓球女子団体で中央中学校が初優勝を飾るとともに、中央中学校の体操男子が14連覇、同女子が3連覇、東陽中学校の新体操男子が12連覇を飾り、全国大会でも中央中体操男子が見事3位に輝きました。また、なぎなた競技においても、全日本少年少女錬成大会の試合競技2年の部で鯖江中学校の堀 奏恵さんが、演技の部中学生Cブロックでは中央中学校の岩佐・山本組が見事優勝し、平成30年の福井国体開催にはずみをつける大会となりました。  吹奏楽部門では、北陸大会において惜陰小学校と中央中、鯖江中学校が見事金賞を獲得し、特に惜陰小学校は北陸代表として東日本大会への出場を決めました。ほかにもユニバーシアード大会の体操男子に本市出身の石川大貴選手が出場し団体3位に輝くなど、多くの子どもたちが日ごろの鍛錬の成果を存分に発揮し、今後のさらなる飛躍に期待を抱かせる夏となりました。  次に、今年で9年目を迎えた河和田アートキャンプが8月1日にキャンプインし、京都精華大学の学生を中心とした約80人の学生による創作活動が、現在佳境を迎えています。このキャンプ期間中、日本地図づくりワークショップの開催や、古い蔵を活用した蔵バーなどにおいて、地元の子供たちや地域住民の皆さんとの交流も行われています。9月1日から8日にかけて、河和田地区内の各展示会場において創作物展示やさまざまな催しが開催されますので、ぜひ1カ月間のキャンプの成果をごらんいただきたいと思います。  この河和田地区では、今年で4年目となります金沢大学のまちづくりインターンシップや、明治大学の鯖江ブランド創造プロジェクト、さらに東海北陸7県の8高専生が参加する第3回小水力発電コンテストの現地合宿など、多くの学生がフィールドワーク活動を展開しています。  また9月21日と22日には、今年で3回目となりますうるしの里中道アートが、河和田町の中道通りや大門通りを中心に開催されます。漆器の販売や実演、商店等での工夫を凝らした特色ある展示、さらにはアートキャンプに参加した学生の皆さんによる個性的な作品が展示されるなど、中道通りを中心にまち一帯が生きた美術館に変身します。同日には、うるしの里会館で越前漆器協同組合設立110周年を記念した式典や山車の引き回し、漆器販売などの事業も開催されるとともに、明治33年の創立以来110年余の長きにわたり、産地の振興と河和田地区の活性化に寄与してきた組合の関連イベントとして、うるしの匠展や越前漆器展覧会の開催も予定されております。御来場いただいた皆様に、まち歩きを楽しみながらゆっくりとした時間を過ごしていただくため、地域住民による多彩なおもてなしの催しも企画されるなど、地域と漆器業界、そして学生の三が一体となった協働事業となっていますので、1人でも多くの皆様にうるしの里河和田に足を運んでいただきますよう、地域の皆様とともにお待ち申し上げております。  このほか、学生連携事業として、今年で6回目となります鯖江市地域活性化プランコンテストが、9月7日から9日までの3日間開催されます。多数のエントリーの中から選考により選び抜かれた大学生など24名が、本市の活性化策を提案いたします。最終日の9月9日に本山誠照寺で行われる発表プレゼンテーションにおいて、学生らしい斬新なプランが発表されることを、今から楽しみにしております。  さて、国政では、去る8日の閣議において財政健全化への道筋を示します中期財政計画が了解され、この中期財政計画の中で、2015年度までの財政健全化目標達成のために、国と地方で17兆円もの収支改善が必要と指摘されており、今後、我々地方自治体にも一段の歳出削減が迫られるものと思われます。ただし、その具体策は示されておらず、消費税増税についても、今後の国の指針や秋以降の政府の最終判断を注視していく必要があります。あわせて、来年度の予算編成に向けた平成26年度予算の概算要求基準についても閣議了解されましたが、来年4月に予定される消費税増税が現時点では不透明でございます。正確な税収見積もりも困難なことから、予算規模の上限は示されておりません。また、各省庁は公共事業費や教育費などの裁量的経費を1割削減する一方で、成長戦略や地域活性化、防災などに予算を重点配分する優先課題推進枠として、最大3.5兆円の要求が可能とする方針が示されました。本市の平成26年度当初予算の編成作業については、国の方向性も見きわめながら、これから準備を進めることになります。景況感が改善を続けているとの声も一部にはありますが、同時に示された内閣府の試算では、消費税を予定どおりに引き上げても、2020年度の基礎的財政収支は名目国内総生産比で2.0%の赤字になると予想されており、地方にもさらなる収支改善努力が求められると思います。今後の国の動向を見きわめた上で、活用できる事業を選択し、財源の確保を図り、さらなる財政の健全化に努めてまいります。  それでは、本市の平成24年度の決算状況について申し上げます。  一般会計の決算につきましては、歳入総額251億6,930万円余、歳出総額246億883万円余となり、実質収支は4億2,315万円余の黒字決算となりました。  続いて、平成24年度決算における主な財政指標について申し上げます。  まず、一般会計の赤字の程度を指標化し、財政運営の状況を示す実質赤字比率については、引き続き実質赤字額は生じておらず、黒字の2.98%となりました。また特別会計を合わせた全ての会計の赤字や黒字を合算して、自治体全体としての赤字の程度を指標化し、財政状況を示す連結実質赤字比率につきましても黒字の14.47%と、いずれも早期健全化基準を大きく下回っており良好な状況にあります。  次に、特別会計や一部事務組合を含めた地方自治体全体の実質的な借入金の元利償還額の大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示す指標である実質公債費比率は、普通交付税の増加や元利償還金額の減により、昨年度比1.4ポイント改善し11.2%となっております。この実質公債比率が18%を超えますと、地方債の発行は知事の許可が必要となり、25%を超えますと財政健全化計画の策定が必要となってまいりますが、当面そのような水準に達するものではございません。また、土地開発公社を含めた市全体の借入金や退職手当、債務負担行為のうち将来にわたって一般会計で負担すべき額を財政規模と比較して指標化した将来負担比率は、地方債現在高や債務負担行為に基づく支出予定額の減少により、昨年に比較して12.1ポイント改善し31.6%となり、早期健全化比率の350%を大きく下回っております。  次に、上水道事業や下水道事業などの公営企業の経営状況を、公営企業の料金収入の規模と比較して指標化した資金不足比率につきましては、農業集落排水事業特別会計、総合開発事業特別会計、下水道事業特別会計および水道事業会計のいずれにおきましても資金不足は生じておらず、おおむね良好な経営状況でございます。  また、市債の残高につきましては、平成24年度末の一般会計では、前年度より10億2,046万円余減少し、269億3,077万円余となりました。これに特別会計を含めた市全体の市債残高は、前年度より15億6,326万円減少し、総額で573億1,074万円余となり、市民1人当たりに換算しますと約83万1,000円となりました。  次に、基金の残高についてでありますが、財政調整基金の平成24年度末の残高は、22億1,120万円を確保することができました。これにより、突発的な災害や緊急の行政課題に加え、一定の政策的経費や臨時的経費にもある程度柔軟に対応できるものと考えております。  また、減債基金につきましては、昨年度実施しました10億2,544万円余の繰上償還の財源として7億7,000万円を取り崩したため、平成24年度末の残高は5億5,810万円となりました。今後も小中学校の耐震化や社会保障費等の増加などが見込まれる一方で、景気は回復基調にあるとは言われるものの、まだ先行き不透明であり、税収等の増加も期待できないことなどから、本市の財政運営は引き続き厳しい状況が続くものと予想されますので、効率的で効果的な財政運営に努めてまいります。  次に、当面する市政の諸課題について申し上げます。  まず原子力防災についてでありますが、国の今年2月と6月の指針の改正および6月に実施された福井県原子力防災訓練の検証結果を踏まえ、県は去る7月18日に福井県地域防災計画(原子力災害対策編)を改定いたしました。この改定の主な内容は、原子力災害対策重点区域の設定、緊急事態等の区分および体制、防護措置の基準、広域避難手段の確保、安定ヨウ素剤の予防服用体制、緊急時モニタリングの実施体制などとなっております。  本市においては、本日、第5回目の鯖江市地域防災計画・原子力災害対策編策定委員会を開催し、改定された国の指針および県計画との整合性を考慮した鯖江市地域防災計画・原子力災害対策編の素案を協議いたします。この素案につきましては、現在県と確認調整中であり、市民の皆様からの御意見をいただいた後に、鯖江市防災会議で決定、公表してまいります。  この計画策定に並行し、原子力施設において住民生活に影響を及ぼす事故が発生した際に、屋内退避や避難等の防護措置を、迅速かつ的確に実施するための住民避難マニュアルも作成してまいります。また災害時の生活物資の調達に関し、9月4日に福井県民生活協同組合と一般災害・原子力災害時における生活物資の供給協力に関する協定を締結することになりました。この協定は、市内はもとより市外への広域的避難も対象としており、今後も防災資機材や生活物資等の救援物資に関する協定締結を促進し、災害時の市民生活の安定に備えてまいります。  次に、北陸新幹線について申し上げます。5月15日に吉谷町から開始されました基準点測量が今月23日に完了し、今後は中心線測量の実施に向けた地元区長との協議を経た後、鉄道・運輸機構ならびに測量受託コンサルタント会社による地権同意の手続に入ります。  中心線測量が実施されますと、正式に新幹線ルートが確定することになりますので、その測量結果に基づき、鉄道・運輸機構による構造物等の概略設計が作成され、県や市、関係機関、地元住民の皆様との間で設計協議が開始されることになります。市といたしましては、今後とも地元の皆様の立場に立ち、事業が円滑に進むよう、事業主体である鉄道・運輸機構や県に対しまして、真摯に誠意を持って対応していただくよう、関係調整を行ってまいります。  また、これまで地元からの御要望の多かった騒音振動の現地体験につきましては、鉄道・運輸機構との交渉の結果、10月と11月に3日間、長野県内の長野新幹線沿線を視察することになりました。この視察を通しまして、地元の皆様の不安の解消に努めてまいります。  次に、道の駅西山公園の整備についてでありますが、去る7月10日に、工事関係や地権の方々約30人が出席し安全祈願祭が挙行され、本格的な建設工事に着手いたしました。この施設の管理運営については指定管理制度を導入しますが、7月4日から募集を開始し、8月12日に締め切りましたところ、3団体から応募がございました。昨日の選定委員会で申請によるプレゼンテーション審査が行われ、近く候補を決定し、今議会に御報告するとともに、指定議案を12月議会にお諮りし、来年4月の供用開始に向けて準備を進めてまいります。  次に、鯖江公民館の改築計画につきましては、去る7月24日に、地元住民や公民館利用の代表の皆様による第1回目の鯖江公民館改築委員会を開催しました。今後は、新しい建物についての御意見や懸案事項について御協議をいただきながら、より多くの人が集い、地域に根差した魅力ある公民館となるよう基本計画を策定してまいります。  次に、県のふるさと創造プロジェクト事業についてでありますが、5月29日に第1回目のうるしの里かわだ元気再生プロジェクト計画策定委員会を開催して以来、これまでに3回の策定委員会と、1人でも多くの地区民の御意見を集約したいとの思いから、延べ6回にわたるワークショップを開催し、河和田地区内の地域資源を活用した交流人口および定住人口の増加に向けた計画づくりを進めております。  モノ・マチ・コト・ヒトの四つの軸をもとに、ものづくり見える化事業や、かわだビジネス支援事業など七つの事業に大別し、その中で具体的な個別事業を体系化してまいります。しかしこの事業には、計画策定期間を除きますと2年間という時間的制約があることや、一日も早くにぎわいのあるまちづくりに取り組みたいとの観点から、事業に着手できるものから速やかに実行に移してまいりたいと考えております。  同じく、県の1市町1エネおこしプロジェクトによる再生可能エネルギーの推進を図るため、7月8日に鯖江型持続可能エネルギー利活用推進協議会を設立いたしました。今年度は河和田地区内における水力発電施設の設置箇所の選定や事業採算性の見通しなど基本構想を策定し、今後の事業化に向けた実現可能性を検討してまいります。  それでは次に、主要な事業について申し上げます。  まず、産業振興についてでありますが、本市のものづくりの元気と活力を内外に示す絶好の機会として、さばえものづくり博覧会2013が、10月18日から20日までの3日間、嚮陽会館で開催されます。今年は「発信!鯖江ブランド」をテーマに、眼鏡・繊維・漆器の地場産業を初め商業、工業、学校など114企業団体の出展が計画されております。今年は昨年の反省や気候も考慮し、開催期間を約1カ月間繰り上げるとともに、会場周辺の臨時駐車場の数をふやし、駐車台数の確保に努めるほか、シャトルバスの運行も計画しております。さらに昨年好評を得ました市内中学1年生全員による見学会や、出展を紹介する公式ガイドブックの作成についても継続し、事業所の紹介を通した市内産業の振興や後継育成に努めてまいります。  次に、第1回さばえ繊維まつりが、9月1日に開催されます。繊維王国福井の中核を担い、本市の基幹産業として発展してきた繊維産業・鯖江産地のPRを目的に、協同組合鯖江市繊維協会が開催するもので、当日は原糸から製品に至るまでの工程を紹介する「繊維ができるまで展示コーナー」や、石田縞の手織り体験、鯖江で生産された生地や石田縞で製作された小物類の販売など、見て、触れて、学べる企画が数多く計画されており、新たな取り組みとして大きな期待をしております。  また、昨年に引き続き、今月23日から25日までの3日間、東京上野ものづくり商業施設2k540で、めがねのまち鯖江いいもの見本市を開催いたしました。期間中、眼鏡・繊維・漆器といった鯖江を代表する商品や、竹製品・木製品などの地元の隠れた名品を展示・販売いたしました。越前漆器伝統工芸士らによる実演や、めがね型ストラップづくり、石田縞手織り体験などのコーナーも設け、鯖江のものづくり力をPRいたしました。このイベントを通して、多くの来場から鯖江産地の持つ技術を正当に評価していただき、ものづくりのまち鯖江のすばらしさを改めて認識できたとともに、今後も技術力と職人魂が多くの人に伝わるよう情報発信に心がけ、1人でも多くの鯖江ファン獲得につなげてまいります。  次に、本市を舞台とするテレビアニメ「メガネブ!」が10月から放送開始されることを受け、本作品を生かした地域振興の取り組みを検討・実行するため、市の若手職員で構成するプロジェクトチーム鯖江市メガネ部を、近く立ち上げることになりました。本作品は、眼鏡に異常なまでの情熱を持つ男子高校生5人が、本市を舞台に青春ストーリーを繰り広げるもので、放送開始を心待ちにしておりますアニメファンも多いと伺っております。2k540でもPRコーナーの設置や、登場キャラクターの鯖江ブランド大使への任命式を行ったところ、非常に多くのファンが来場され、今後の展開に大きな可能性を感じたところであります。今後、プロジェクトチーム鯖江市メガネ部は、アニメ制作会社と協力し、この作品をきっかけに、本市を訪れた皆様に好印象でお帰りいただけるよう、各種イベントやおもてなし企画を実施してまいります。  次に、商店街の振興についてでありますが、5月から6月にかけて、市と鯖江商工会議所で行ったアンケート調査では、「魅力がない」、「活気がない」といった声が多く聞かれ、住民の商店街離れが進んでいることを裏づける結果となりました。この閉塞感から脱却を図るため、市、鯖江商工会議所、鯖江地区商店街連合会では定期的に会合を持ち、打開策の話し合いを進めております。  このような中、新たな試みとして、10月5日には市内の飲食店・和洋菓子店を舞台として、お客様に食べ歩き、飲み歩き、まち歩きを楽しんでもらえるイベント「ペケーニョさばえバル」が開催されることになりました。これはスペイン語で「気軽な食べ歩き」を意味し、市内約30店の参加店の中から1ドリンク1フードのセットを3店舗分利用できるチケットを購入していただき、好きなお店を食べ歩きできるという企画であり、こうした意欲ある取り組みが、魅力ある店舗のPR、商いへの活気、まちのにぎわいにつながるよう、商店街の活性化策を検討してまいります。  次に、農業政策について申し上げます。今年は6月中旬までの記録的な降水量不足から、6月27日という例年にない早い時期に渇水対策会議を行い、7月には日野川用水からの取水制限も実施され、農作物の成長への影響が心配されましたが、米穀データバンクが発表した7月31日現在の平成25年産福井米の作柄は、水稲作況指数「102 やや良」と見込まれております。今年は昨年度のJAたんなん吉川カントリーエレベーターに引き続き、中河カントリーエレベーターの改修も既に完了し、市内全域においてコシヒカリのタンパク値による区分集荷・販売が実施されます。これを機に、より一層生産の皆様のおいしい米づくりへの意欲が高まり、さばえ米のブランド力が向上することを期待しております。  次に、既に収穫が終了している大麦につきましては、平年並みだった昨年と比較しますと約17%収量増の、10アール当たり296キログラムとなるとともに、全量1等が格付され、品質・収量ともによいできとなりました。また、農地の有効活用を図るため、大豆やソバを麦後の二毛作として推進していますが、今年も昨年並みの大豆60ヘクタール、ソバ150ヘクタールの作付を見込んでおり、経営所得安定対策制度などを活用しながら、農家への支援を継続してまいります。  次に、計画的な園芸振興を推進するため、これからの3年間を見据えた園芸振興プランを策定します。既に8月7日には、生産や販売、消費等の皆さんを委員とした第1回の策定委員会を開催しており、収益性の高い園芸農家の育成・支援につながる計画づくりを進めてまいります。現在、新たな動きとして、電子部品を製造する市内企業が、植物工場での葉物野菜の量産化を計画しております。この企業は、県の企業的園芸確立支援事業の活用を予定しており、来年3月完成を目指して本社工場の一部を改装し、人工透析患者向けにカリウムの含有量を抑えたリーフレタスを中心に生産します。販売先は病院やスーパーマーケット、道の駅西山公園などを想定しており、平成29年度には、約1億円の販売額と16名の新たな雇用創出も計画しております。市ではこうした企業による園芸への参入を県とともに支援することで、植物工場が新たな園芸振興の柱となることも期待しております。  次に、食と農「さばえブランド化」プロジェクトについてでありますが、東京駅グランスタ内の21の飲食店等による吉川ナスを食材としたメニューの提供や、県のアンテナショップ「食の國福井館」での吉川ナスのPR、さらには明治大学レストランでの本市の特産農産物を活用した、ふるさと鯖江フェアの開催など、都市部でのPRを積極的に行い販路拡大を推進しました。  また、農業の6次産業化と農商工連携の推進についてでありますが、今年も市の補助制度を活用し、農家グループによる農産物加工室の設置や、量販店による地場野菜直売コーナーの増設など、鯖江産農産物を使った加工品の開発や販路拡大につながる企画が、既に7件実施されております。今後とも、単に農産物の生産にとどまらず、加工販売までを視野に入れた意欲ある取り組みを支援してまいります。  次に、国の農業基盤整備促進事業を活用した農業用排水路やため池の改修、農道の拡幅改良工事につきましては、既に測量や設計がほぼ完了し、稲の刈り取り終了後に速やかに工事着手ができるよう、順次発注を行ってまいります。  次に、環境政策についてでありますが、市役所における地球温暖化対策につきましては、鯖江市役所地球温暖化対策実行計画に基づき、昨年度電気自動車1台を導入し、イベント会場での啓発や、公用車としての使用によるクリーンエネルギー自動車の普及・促進を図ってまいりました。9月から電気自動車の充電のため、平日の開庁時間において市役所西側駐車場の設置されている急速充電器を、市民の皆様へ開放いたします。利用される方には応分の御負担をお願いすることにはなりますが、地球温暖化対策としての普及や啓発に努めてまいります。  また、市施設におけるLED街路灯等導入促進事業の進捗状況についてでありますが、7月から順次現地調査を実施しており、既設の外灯の規格や容量等の把握をほぼ終えております。今後は9月末までに管理台帳の作成や更新計画の策定等の業務を終了し、10月からLED照明への取りかえ工事を開始し、来年3月までに完了する予定となっております。今後も低炭素社会の実現に向け、市が率先して温室効果ガスの排出量削減に取り組むとともに、家庭や事業所における地球温暖化対策を推進していまいります。  一方、ごみの減量化・資源化に向けた取り組みについてでありますが、本日から新たに小型電子機器等のリサイクルを開始しました。市役所本庁舎を初め、各地区の公民館や量販店など17箇所を拠点に緑色の回収ボックスを配置し、携帯電話やカメラ・ゲーム機などの小型廃家電製品を回収します。今後も市広報やホームページなどにより、市民の皆様の御理解と御協力を得ながら、使用済み小型家電製品に含まれる金、銀、銅などの貴重な金属の有効利用を図るとともに、古紙類等の集団回収や事業系ごみの資源化などに積極的に取り組み、循環型社会の推進に努めてまいります。  次に、都市整備の状況について申し上げます。  まず、県事業の県道福井今立線の道路改良工事につきましては、現在トンネル本体の舗装工事を施工しており、引き続きトンネル内の電気設備工事を行うことになっております。トンネルへの取りつけ道路の工事につきましては、大規模な地盤改良の施工が必要となったことなどから、平成26年度のできる限り早い時期の開通を目指して工事が進められているとお聞きしております。  また、土砂災害防止対策として、長年事業採択を要望してまいりました四方谷町の西出川の砂防事業が今年度新規採択され、7月16日に地元説明会が開催されたところでございます。この後、全体計画の作成や測量・設計および砂防指定地の指定に向けた手続が進められるとお聞きしております。  一方、河川事業についてでありますが、浅水川下流部と鞍谷川・河和田川下流部につきましては全面的に改修工事が進められており、治水安全度が向上してまいりました。現在、浅水川では平成26年度完成を目標に低水護岸の整備が、鞍谷川につきましては取水堰の整備が進められております。これらの事業が一日も早く完成し、住民生活の利便性ならびに安全性が確保されるよう、引き続き国や県に要望してまいります。  次に、西山公園の整備についてでありますが、パンダらんどの拡張整備として、既存の大型複合遊具の山側に、新たにレッサーパンダをテーマとした遊具広場を整備いたします。この広場に、「バウンドスライダー」や「ふわふわのトランポリン」など複数の遊具を配置することで、幼児から小学生までが楽しめる夢のある遊び場となるものと確信しております。  また、西山動物園では、今年もミンファが1頭、新しく2月に来園したキラリが2頭の赤ちゃんを出産し、順調に子育てをしております。西山動物園は、平成28年に開園30周年を迎えます。西山動物園将来構想検討委員会の御提案にもありました、上水道配水池跡地を利用した園舎の拡張計画をまとめてまいります。  次に、平成9年度から整備を始めた大谷公園についてでありますが、今年度は未整備であったエントランス北側広場の整備を行い、これにより国から認可をいただいた全区域の整備が完了いたします。9月21日には市民植樹祭を開催するとともに、多くの市民の皆様に御利用いただけるよう、誘導看板の設置などPRにも努めてまいります。  次に、JR鯖江駅において、かねてから要望してまいりましたホームにエレベーターを設置するバリアフリー化事業についてでありますが、既に事業設計については国の予算内示を受けており、現在はJR西日本が国への事業申請に向けて手続中であります。本年度に事業設計、平成26年度には工事着工の予定であり、完成後には高齢や障がいの方にとって、より利便性の高い駅になるものと期待しております。9月14日には「京都祇園花月の旅」と銘打ち、恒例となりました鯖江市民号も企画されており、引き続きJR鯖江駅の利用促進に向けた運動を実施してまいります。  次に、神明苑のサウナの新設工事が今月11日に完了しました。今回新設しましたサウナは温熱方式の低温ドライタイプで、体への負担も軽く、高齢の方や小さな子供さんにも安心して御利用いただける施設となっています。これを機会に、神明苑の利用がますます増加することを期待しております。  次に、先にも申し上げましたが、現在、市管理の街路灯など屋外の照明器具をLED器具に切りかえる事業を進めておりますが、新たに町内会が所有する全ての防犯灯についてもLED化に取り組むことになりました。今後、各地区区長会の賛同を得た上で、来年度の実施に向け準備を進めてまいります。これにより町内会の経費削減と維持管理の負担の軽減、ならびに温室効果ガスの削減効果が図られるとともに、鯖江のまちが明るくなり安全・安心なまちづくりに寄与するものと考えております。  次に、市民主役条例の推進についてでありますが、地域コミュニティーで活動する人材の養成を目指した市民まちづくり応援団事業の第2期の講座が6月に開講したのに加え、新規事業として地区版の養成講座もスタートしました。この地区版講座は、地区・町内単位で、より地域のニーズや課題に沿った内容で実施するもので、本年度は豊地区と中河地区で開講します。今月8日に豊公民館で開講式および第1回目の講座を開催しましたが、各町内から50人以上の参加が集まり、熱心にまちづくり講座・実習に臨まれました。今後、約3カ月間、ワークショップ形式で豊地区の宝を探し、まちづくりに生かしていくための実践的な講習を予定しております。今後実施予定の中河地区の参加も含めて、講座修了による自発的なまちづくり活動の実践に期待しております。  次に、オープンデータの推進についてでありますが、国においては、去る6月14日に世界最先端IT国家創造宣言が閣議決定され、オープンデータ・ビッグデータの活用推進は革新的な新産業・新サービスの創出と全産業の成長を促進する社会の実現策として掲げられました。オープンデータは、総務省の平成25年度版情報通信白書でも鯖江市が大きく取り上げられ、本市の取り組みも御紹介いただきました。他の地方自治体からの関心も高く、横浜市議会や京都府、岐阜県など全国からの視察が相次いでおり、こうしたことから、今年のIT推進フォーラムは、11月16日に、全国各地で取り組まれている関係の皆様に御参加いただき、オープンデータの推進をテーマに開催したいと考えております。  次に、指定管理の更新手続についてでありますが、現在33ある指定管理施設のうち、16施設につきましては来年3月末で指定期間が満了となりますので、更新手続を行っており、次の12月議会には、道の駅西山公園とともに指定管理の指定についてお諮りしたいと考えております。  それでは、本日御提案いたしました主な議案について申し上げます。  初めに、議案第59号 一般会計補正予算について、主なものを申し上げます。  まず総務費では、地方自治体では全国初の導入となる、ウエブ上で口座振り込みの申し込みができる「Web口座受付サービスの導入経費として65万円余、県のふるさと創造プロジェクト補助金を活用した、うるしの里かわだ元気再生プロジェクト事業経費として、工房や古民家、空き家の改修支援、ならびにミニ越前塗山車の製作補助に950万円を計上しました。  民生費では、子ども・子育て支援法の成立に伴う関係経費として、子ども・子育て会議の委員報酬や施設利用に係るニーズ調査費などに130万円、私立保育士の処遇改善のための補助金等に3,150万円余を計上いたしました。  衛生費では、合併処理浄化槽の設置補助金の要望が増加していることから、上乗せ補助金分も含め、20件分1,764万円を追加しました。  農林水産業費では、無農薬・低カリウムレタスの生産工場の整備に係る費用に、企業的園芸確立支援事業補助金として4,870万円を計上いたしました。  次に、土木費では、市内道路の街路樹の補植、危険木の撤去のための費用に1,000万円、都市再生整備計画事業費として、公園整備事業からの振りかえによる大谷公園の整備事業費および道の駅西山公園の緑化駐車場の整備費として2,340万円、道の駅西山公園の厨房設備や太陽光発電設備、電気自動車の充電設備などの整備費として2,000万円を計上しました。  次に、消防費では、前年度繰越金の精算等により、消防組合負担金を5,485万円余減額しました。  次に、教育費では、今後の小中学校の耐震補強やエアコン整備等の資金に充てるため、教育振興基金積立金に2億円、小学校および幼稚園のエアコン整備工事の実施設計委託の費用に950万円、文化センターの空調整備改修工事に1億4,000万円などを計上しました。  また、6月補正予算にて調査費を計上しました、LED街路灯等導入促進事業の次年度以降10年間のリース代として、5,682万円余の債務負担行為を設定しました。  これらの結果、一般会計の補正額は4億9,480万円で、補正後の予算総額は236億1,940万円となり、昨年の9月補正後と比べ3.1%の減となっております。  特別会計におきましては、介護保険事業特別会計において所要の補正を計上しました。  これにより、特別会計を含めた平成25年度の予算総額は413億1,760万円となり、昨年の9月補正後と比較して1.2%の減となりました。  次に、議案第61号から議案第68号は、平成24年度の各会計の決算の認定を求めるものでございます。
     次に、議案第69号 鯖江市子ども・子育て会議条例の制定については、平成27年度から予定されています、子ども・子育て新システムに向け、支援事業計画の策定や施策の実施状況について点検・評価し、必要に応じて改善を行うため、子ども・子育て会議を設置するものであります。  その他の議案につきましては、それぞれの理由に基づき御提案をいたしました。  以上、私の市政に対する所信の一端と、今回提案いたしました議案につきまして申し上げました。何とぞ慎重に御審議の上、妥当な御決議を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(末本幸夫君) 以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。  次の本会議は9月9日午前10時から開議することとし、これをもって散会いたします。  御苦労さまでした。                散会 午前11時15分...