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平成25年 3月第390回定例会−03月22日-04号

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  1. 鯖江市議会 2013-03-22
    平成25年 3月第390回定例会−03月22日-04号


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    平成25年 3月第390回定例会−03月22日-04号平成25年 3月第390回定例会              第390回鯖江市議会定例会会議録    …………………………………………………………………………………………          平成25年3月22日(金曜日)午前10時00分開議    …………………………………………………………………………………………    〇出席議員(20人)              1番  福 原 敏 弘                           2番  佐々木 一 弥                           3番  山 本 敏 雄                           4番  佐々木 勝 久                           5番  帰 山 明 朗                           6番  林   太 樹                           7番  小 竹 法 夫                           8番  遠 藤   隆                           9番  石 川   修                           10番  奥 村 義 則                           11番  高 田 義 紀                           12番  丹 尾 廣 樹                           13番  木 村 愛 子                           14番  平 岡 忠 昭
                              15番  末 本 幸 夫                           16番  山 崎 文 男                           17番  水 津 達 夫                           18番  蓑 輪   昇                           19番  玉 邑 哲 雄                           20番  菅 原 義 信    …………………………………………………………………………………………    〇欠席議員(0人)    …………………………………………………………………………………………    〇説明のため出席したもの  市長           牧 野 百 男                  副市長          池 田 達 昭                  総務部長         千 秋 冨 秀                  政策経営部長       宇 野 徳 行                  健康福祉部長       加 藤 泰 雄                  産業環境部長       辻 本   正                  都市整備部長       田 中 憲 男                  会計管理        窪 田 育 男                  教育委員会事務部長    酒 井   誠    …………………………………………………………………………………………    〇説明補助として出席したもの                  総務部危機管理監     加 藤 重 光                  総務課長         伊 部 雅 俊                  秘書広報課長       斉 藤 幸 治                  政策経営部情報統括監   牧 田 泰 一                  企画財政課長       友 永 英 宣                  社会福祉課長       東 井 忠 義                  産業環境部次長      水 島 秀 夫                  商工政策課長       中 村 修 一                  都市整備部次長      川 上 義 秀                  道路河川課長       三 谷   清                  教育政策課長       辻 川 哲 也                  監査委員事務局長     田 中 一 男    …………………………………………………………………………………………    〇職務のため出席したもの  議会事務局長       棚 池 義 治                  議会事務局次長      八 田   宏                  議会事務局参事      山 口 達 哉                  議会事務局主任      橋 本 由美子    …………………………………………………………………………………………                開議 午前10時00分 ○議長(平岡忠昭君) 皆さん、おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。  本日、議会運営委員会が開かれておりますので、その結果について委員長から報告を求めます。  議会運営委員長 小竹法夫君。            〇議会運営委員長小竹法夫君)登壇 ◎議会運営委員長小竹法夫君) おはようございます。先ほど開催をいたしました議会運営委員会の審議の結果につきまして御報告を申し上げます。  理事から提案されます人事議案6件、また本委員会から提出します市会案2件を追加し、本日の会議において審議することで意見の一致を見た次第であります。  本委員会決定どおり議員各位の御賛同と御協力をお願いを申し上げまして、御報告とさせていただきます。    ………………………………………………………………………………………… △日程第1.請願の審査結果 ○議長(平岡忠昭君) 日程第1、請願の審査結果を行います。  所管の委員会に付託いたしました請願2件について、各委員会の審査結果の報告を求めます。  最初に、産業建設委員長の報告を求めます。  産業建設委員長 佐々木勝久君。            〇産業建設委員長佐々木勝久君)登壇 ◎産業建設委員長佐々木勝久君) おはようございます。産業建設委員会に付託を受けました請願について、3月15日に行いました審査の主な概要および結果について、御報告を申し上げます。  請願第1号 食料自給率50%達成目標の設定およびTPP環太平洋連携協定)参加を行わないことを、政府に強く求める意見書の提出についてでございますが、安倍首相TPP交渉参加正式表明を数時間後という間近に控えていることから、状況的に考えると、今、政府の動向を無視して一方的に参加に反対する内容の意見書を提出するべきではないという意見。また、鯖江市議会ではTPP交渉参加に反対する意見書として、平成22年に既に国へ意見書を提出しているが、これは例外を認めない関税撤廃であるTPP交渉参加に反対する内容であった。一方、今回は先月の日米首脳会談において例外容認する共同声明を発表し、政府は農産物への関税維持を目指す考えを示している。しかし、おくれて交渉に参加する日本が、交渉で聖域を確実に守ることが可能かについては確約されておらず、条件等の情報がない現状では国の動向を見守る以外ないなどの意見がありました。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、全員の賛成をもって、今後も継続して審査すべきものと決しました。  以上、産業建設委員会に付託を受けました請願についての御報告といたします。 ○議長(平岡忠昭君) 次に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長 林 太樹君。             〇総務委員長(林 太樹君)登壇 ◎総務委員長林太樹君) 総務委員会に付託を受けました請願1件について、3月15日に行いました審査の主な概要および結果について、御報告申し上げます。  請願第2号 日本軍慰安婦」問題の1日も早い法的解決、謝罪と補償を求める意見書の提出についてでございますが、日本政府としては、慰安婦問題が多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題であると認識している。官房長官談話などで、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、おわびと反省の気持ちを申し上げてきた。この問題を含めて、先の大戦に係る賠償や財産、請求権の問題は法的に解決済みであるが、政府は既に高齢になられた元慰安婦の方々の現実的な救済を図るため、元慰安婦の方々への医療・福祉支援事業や償い金の支給等を行うアジア女性基金の事業に対し最大限の協力を行ってきた。アジア女性基金は平成19年3月に解散をしたが、今後ともアジア女性基金の事業にあらわれた日本国民および政府の本問題に対する真摯な気持ちに理解が得られるよう引き続き努力していくとしている。  また、尖閣諸島や竹島、さらに核実験問題や北方領土問題など、国においてさまざまな外交問題を慎重に議論しているこの時期に、地方議会において、このような意見書を出すことは差し控えるべきであるなどとの意見が出されました。  一方で、意見書の提出ということは考えなくてもよいが、請願の趣旨には賛同できるとの意見も出されました。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、賛成多数により、不採択にすべきものと決しました。  以上で、総務委員会に付託を受けました請願1件についての報告といたします。 ○議長(平岡忠昭君) ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  20番 菅原義信君。               〇20番(菅原義信君)登壇 ◆20番(菅原義信君) おはようございます。  ただいま、2件の委員長報告があったわけであります。その最初に行われたのが、いわゆるTPPへの参加を行わないことを求める意見書を採択してほしいと、こういう内容でありました。ただいまの委員長報告によりますと、委員会審議の場におきましては継続だという結論が出されたようであります。しかし、その委員長報告の中にもありましたけれども、今月の15日に安倍首相TPPへの交渉参加を表明をしたわけであります。守るべきものは守るんだと、こういうことを安倍首相はおっしゃっておられるわけであります。しかし、守るべきものが守れないのが、実際にはTPPの現実だと言わざるを得ないところであります。関税撤廃でありますとか、あるいは非関税障壁、こうしたものが取っ払われてしまう、そういう可能性が非常に高まってきたと言わざるを得ないわけであります。  先ほどの委員長報告の中におきまして、先月の日米会談首脳会談のことについても触れられておられました。安倍首相は聖域なき関税撤廃が前提でないことが明らかになった、こういうぐあいに表明されていたわけであります。しかし、その共同声明本文そのものが和訳されているわけでありますけれども、その中におきましてはTPPのアウトラインに沿った高い水準の協定を達成すると、こういう文言が含まれているわけであります。高い水準といいますのは、ほかでもありません、関税と非関税障壁を限りなく取っ払っていってしまう、このこと以外に解釈の余地はないわけであります。農産物や食の安全、そして医師会の方々が心配されているような国民皆保険制度、あらゆる分野で、そして、そればかりではなしに日本が長年培ってまいりました慣行とも言えるような助け合いの制度、共済制度でありますとか、そういうものが市場原理に反するとして、このTPPの枠内から出されようとしているわけであります。  また、昨年の総選挙におきましては、実に自民党候補の7割がTPP参加に対して反対をする、あるいは聖域なき完全撤廃が前提のTPP参加には反対だと、こういうことを表明していたわけであります。そうしますと、今回の安倍首相TPP交渉参加への表明というのは、国民に対しての全くの裏切りだと言わざるを得ないわけであります。  また、日本の食料自給率は39%しかありません。これを引き上げるというのが今日までの政府の公的な立場であったわけであります。しかし、TPPにもし参加をするとするならば、政府の試算によりましても、この食料自給率は13%に激減するだろう、こういうことが言われているわけであります。将来的には食糧危機の到来というものが予測されるような事態も進行しているわけであります。  こういう中でTPPへの参加に反対をする意見書を出すというのは、まさに時宜にかなった最もふさわしい時期の適切な対応の仕方だと思うのであります。そういう点で、ただいまの継続審査という結論については大変残念だということを申し上げておきたいというぐあいに思います。  それと、2番目の総務委員長の報告にありました従軍慰安婦の問題であります。いろいろな経過につきましては、ただいま総務委員長がおっしゃったとおりの経過をたどってきているわけであります。しかし、一つには韓国の国内におきまして憲法裁判所憲法判断を行って、韓国政府に対しまして、日本政府とこの問題についての交渉を継続するようにという結論を出しているわけであります。それに基づいて韓国政府は日本に対して引き続き従軍慰安婦たちへの賠償と謝罪、このことを求めるということに今日なってきているわけであります。  一方で、安倍首相になりまして、先ほど触れられておりました河野官房長官談話、これの見直しをするんだと、こういうことがあちこちで言われているわけであります。そういう中で、こうした意見書を採択してほしいと、これが請願の趣旨であるわけであります。  したがって、私は今日までの政府がとってきた河野洋平官房長官談話に沿った対処の仕方というものを継続をするべきだ。したがって、そういう継続を求める意見書については採択をすべきだと、こういう立場から、ただいまの委員会の結論に対しては反対を表明するものであります。  以上でございます。 ○議長(平岡忠昭君) ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより、採決いたします。  最初に、請願第1号 食料自給率50%達成目標の設定およびTPP環太平洋連携協定)参加を行わないことを、政府に強く求める意見書の提出についてを採決いたします。  産業建設委員長の報告は継続審査であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。  よって、請願第1号は継続審査と決しました。  次に、請願第2号 日本軍慰安婦」問題の1日も早い法的解決、謝罪と補償を求める意見書の提出についてを採決いたします。  総務委員長の報告は不採択であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。
     よって、請願第2号は不採択と決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第2.議案の審査結果 ○議長(平岡忠昭君) 日程第2、議案の審査結果を行います。  先般、所管の常任委員会に付託いたしました議案第1号 平成25年度鯖江市一般会計予算ほか28件についてを議題とし、各常任委員長から委員会の審査結果について報告を求めます。  最初に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長 林 太樹君。             〇総務委員長(林 太樹君)登壇 ◎総務委員長林太樹君) 総務委員会に付託を受けました議案6件につきまして、3月14日および15日の2日間にわたり行った、審査の概要ならびに結果について、御報告申し上げます。  初めに、平成25年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算歳入全般、歳出、款1議会費、款2総務費交通対策費のうち北陸新幹線対策事務諸経費・北陸新幹線建設促進同盟会負担金等)、款3民生費(交通災害共済費)、款9消防費、款12公債費、款14予備費、第2表債務負担行為、第3表地方債について、まず歳入についてでありますが、地方交付税歳入見込みでは、人件費分、約7.8%削減を見込んでいるとのことであるが、本市の給与水準は、国家公務員と比較してどのくらいに当たるのかとの質疑に対し、平成24年のラスパイレス指数は96.2、国家公務員については、既に7.8%の引き下げがなされているので、それで計算すると104.1となるため、地方交付税で、その分の減額があるものと見込んだとの答弁でありました。  次に、財産運用収入の利子および配当金について、市で運用している金額はどれくらいあるのか、また、その運用は、どのように行っているのかとの質疑に対し、現在運用しているのは、財産基金で約47億円あり、そのうち約17億円は繰り替えにより歳計現金で運用し、残り約30億円は、市内の銀行やJAなどに対し、入札により半年定期で預け入れをし運用を行っているとの答弁でありました。  次に、歳出についてでありますが、市債の繰上償還2億9,600万円余について、どれくらいの効果が見込まれるのかとの質疑に対し、現行の金利2.3%で計算すると約3,500万円の効果があると思うとの答弁でありました。  また、今、繰上償還を行うことで、今後の行政サービスを行う上で支障はないのか、特に災害などが発生した場合の対応はできるのかとの質疑に対し、現在、財政調整基金が約21億円ある。これは行政改革プログラムの目標としている7億円を超えているため、一定の基金積立はできているので、大規模な災害等が発生しない限り行政運営に支障を来すことはないと考えているとの答弁でありました。  次に、夢みらい債の発行事業費450万円について、この事業の目的はとの質疑に対し、豊小学校運動場改築事業と中学校の空調設備整備事業等に充てるため、12月に4億円の市債を発行するもので、行政への参加意識の醸成を図るとともに、政府系資金市中金融機関資金で市債を発行するよりも約3,000万円の経費が削減できるためとの答弁がありました。  次に、議案第14号 鯖江市地域の元気交付金臨時基金条例の制定につきましては、今回の国の大型補正に伴う地域経済活性化雇用創出臨時交付金交付見込み額の約2割に当たる1億6,000万円を、平成26年度の施設整備の財源とするために基金として積み立てるという理事の説明を了とし、特段申し上げる質疑はございませんでした。  次に、議案第24号 鯖江市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の一部改正についてでありますが、今春の春闘の結果を見ると、大企業においてはボーナス満額回答が出されている中で、再び引き上げる可能性はないのかとの質疑に対し、この退職手当引き下げについては平成23年の人事院の調査結果に基づき、他の団体と同様に段階的に引き下げを行おうとするものである。退職手当の調査は、これまで数年ごとに行われており、次回の調査結果に応じ対応したい。なお、今年の春闘による民間の給与、ボーナスなどの状況は、今年の人事院勧告に反映されてくるものと思っており、それに応じて対応していきたいとの答弁でありました。  次に、議案第25号 鯖江市防犯隊設置条例の一部改正についてでありますが、今まで防犯隊の隊員は消防団の団員と兼務していたと思うが、それを防犯隊員として専門化したいとの説明だが、専門化することは時期尚早ではないのか。また、各地区の区長会に出向き説明を行ったとのことであるが、地区によっては十分な理解が得られていないのではないかとの質疑に対し、区長会への説明は、市職員と現在の支隊長と一緒に出向き、職務の内容等は支隊長から説明をしていただいた。地区内の防犯パトロールを中心に実施するため、隊員は公募ではなく地区推薦による選出をお願いした。新たな人を選出するのは人材不足もあり難しいと言われた地区もあったが、おおむね御理解をいただいたと思っているとの答弁がありました。  また、現在、推薦が出てきている状況はとの質疑に対し、鯖江地区3人、新横江地区3人、神明地区2人、中河地区8人、片上地区11人、立待地区2人、吉川地区7人、豊地区9人、北中山地区8人、河和田地区12人の合計65人の推薦がきているとの答弁でありました。  これに対して、最終的に地区からの推薦が出てこない場合は、どのように対処するのかとの質疑に対し、最終的には、消防団員の方に防犯隊員を兼務していただくこともいたし方ないと考えているとの答弁でありました。  これに対し、兼務をする形をとるのであれば、わざわざ専門化させる意味がないのではないかとの質疑に対し、3.11の東日本大震災や近年の社会状況などから、今後ますます防犯に対する業務量の増大が考えられること、また消防団からの強い要望もあり、今回の提案とさせていただいたものであるとの答弁でありました。  また、防犯隊の職務などは、市内の治安を確保し、市民の安全を図り、防犯思想の普及、犯罪の予防および防犯上必要な警察の施策に協力するためとなっているが、具体的な業務内容が明記されていないので、職務について理解しにくく、何をしたらいいか不安に感じる人もおられるのではないか。行方不明の捜索などの業務は高齢の方には無理があると思うので、年齢的な制限もつけたほうがいいのではないか、また報酬や出動手当についても他市と比較するとばらつきがあるのではないかとの質疑に対し、具体的な業務内容は、運用マニュアルなどで定めていきたい。ただし、年齢などを制限することは難しいと考える。報酬については、お隣の越前市の報酬、手当に準じ、出動した場合には1回につき2,500円支給するとの答弁がありました。  次に、議案第26号 鯖江市税条例の一部改正について、および議案第34号 福井県丹南組合規約の一部改正については、理事の説明を了とし、特段申し上げる質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、議案第1号、議案第14号、議案第24号、議案第25号、議案第26号および議案第34号の6件は、いずれも全員の賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(平岡忠昭君) 次に、産業建設委員長の報告を求めます。  産業建設委員長 佐々木勝久君。            〇産業建設委員長佐々木勝久君)登壇 ◎産業建設委員長佐々木勝久君) 産業建設委員会に付託を受けました議案15件について、3月14日、15日の両日に行いました審査の主な概要ならびに結果について、御報告申し上げます。  最初に、議案第1号 平成25年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算、歳出、款2総務費、款4衛生費および款5労働費の当委員会所管部分、款6農林水産業費、款7商工費、款8土木費および款11災害復旧費についてでございますが、まず款4衛生費環境管理費について、許佐羅江清水にトミヨを呼び戻すとのことだが、魚が住めるとは思えないヘドロで汚れた市内の河川に、環境保全の取り組みと思われる人工の魚巣が放置されている光景を見ると、この事業も同様の顛末となることが懸念されるが、今後の管理の見通しはとの質疑があり、これに対して、この事業は許佐羅江清水に希少種のトミヨを呼び戻し、新たな自然のシンボルとすることで、住民の自然保護意識を高め、自然環境保全活動を活性化することを目的としている。また、指定文化財である許佐羅江清水を地域の宝として復活させたいという地域住民の要望を受けて今年度から行っており、既にきれいな湧水池があることや地元が管理を希望していることから、新年度は専門家による遺伝子解析や環境整備に向けた専門的な知見をもとに十分に調査・準備し、地元と協力して引き続き推進していきたいとの答弁がありました。  これを受けて、放流後に天敵の魚などからトミヨなどの稀少種を守る維持管理が非常に難しいと聞いたが、これらに係る将来的に必要となる予算等も見込んで計画的に事業を行ってほしいとの要望がございました。  同じく、款4衛生費、清掃総務費について、小型廃家電リサイクル事業について、回収する品目や持ち込み費用と、予算の内容はとの質疑があり、これに対して、この事業は、平成25年4月1日に施行される使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律に基づき、現在家庭から不燃ごみとして排出されている小型廃家電を、公共施設などに回収ボックスを設置し、国が認定する再資源化業者に売却することで、さらなるごみの減量・資源化を推進するものである。ボックスへの持ち込み費用は無料で、対象品目はノートパソコン、携帯電話端末、ゲーム機、ファクス、ラジオなどを初めとする小型家電28品目である。予算については、市内17カ所を予定している回収ボックスの設置費用と西番の集積場および再資源化の業者への運搬費を歳出として、また再資源化業者とキロ当たり売却単価を契約して得る対価を見込んで歳入として計上しているとの答弁がありました。  次に、款7商工費、商工振興費について、昨年11月に第1回目を開催したものづくり博覧会の来場が少なかったと聞いているが、今年度から丹南産業フェアを脱退し単独開催を選択した経緯から、もっと鯖江市民が来場する工夫をすべきではないか。新年度も今年と同額の予算を計上しているが、例えば今年のようにテレビなどでの広告宣伝費に多額の予算をかけるのではなく、市の広報誌上での広告回数をふやせば予算も削減できる上、広報誌を見た市民の来場もふえるのではないかとの質疑がありました。これに対して、第1回目のものづくり博覧会には11月16日から18日までの3日間で市内の方々を中心に、延べ1万5,300人の方に来場をいただいた。もみじまつりと合わせた開催による相乗効果での集客を狙ったが、時期的に悪天候のため来場が伸びなかったことも考えられることから、来年度は開催時期の見直しや、より大きな費用対効果を上げる広告方法を検討したいとの答弁がありました。  同じく、款7商工費、商工振興費について、中小企業の融資制度と利用状況はとの質疑があり、これに対して、市内産業の振興を図るため中小企業等の支援を目的とした協調融資として、市内金融機関に前年末の融資残高の3分の1を無利子で預託し、広く企業に低金利で利用していただいている。今年度、全額利子補給とした制度の拡充やセーフティーネットの対象業種の見直しなどの影響もあり、平成23年度は170件、約8億2,800万円であったのに対し、平成24年度は12月末現在で既に224件、約14億円を超え、利用状況は大きく増加している。  さらに、市が認可しても経営状況などの理由により金融機関で融資を断られる場合があると聞いたが状況はとの質疑があり、これに対して、申請手続きは、代行する金融機関が経営状況や経営計画等添えて市に申請し、市は要件を審査し認定しているが、その後の信用保証協会が行う審査で、既存の保証残高などを勘案し申請額満額の保証が得られない案件も何件か生じているとの答弁がございました。  関連して、現在大企業中心の景気回復感はあるものの、中小零細企業はいまだ大変厳しい状況であることは変わらず、さらに今月、金融円滑化法の延長期限が終了することで一層厳しさを増しているが、市の施策はとの質疑があり、これに対して、今後は猶予されていた元金の返済について金融機関とも緊密に情報交換しながら、利用可能な支援策等を紹介するなど企業が困らないよう支援していきたいとの答弁がありました。  次に、款8土木費、道路維持費について、市道の除雪を行う自治会に除雪機械購入費を補助するとのことだが、市道に限るなど申請に当たり条件はあるのかとの質疑があり、これに対して、現在ボランティアで通学路等の除雪をしていただいているが、各公民館に1台ずつ設置している除雪機械では台数不足のため、自治会での購入需要を見込んで実施するものである。地域ぐるみ除雪機械整備費補助事業は、道路河川課の事業であることから、市道の除雪を行うことを補助の要件とした。新規事業のため、区長会等で制度を周知し申請を募集する予定である。補助率2分の1、限度額50万円を3台分という予算枠があるため、一定の延長を除雪していただけることを初め、申請時に提出していただく除雪計画により優先順位を決め、助成したいとの答弁がありました。  これを受けて、2町内合同での申請は可能か、また機械を保管するための車庫にも助成する考えはとの質疑があり、これに対して、合同での申請は可能だが、機械の適切な管理や除雪箇所などについて計画書を作成し申請していただきたい。また計画には保管場所も記載していただく予定だが、今回は機械の購入が対象で、車庫への助成予定はないとの答弁がありました。  同じく、款8土木費、住宅管理費について、市営住宅平井団地の浄化槽の維持管理委託の予算が計上されているが、平井団地は合併処理浄化槽を設置しているのかとの質疑があり、これに対して、平井団地建設は平成7年から工事を始め、平成8年には入居を開始しており、全体計画の120戸分の浄化槽を設置をしている。一方、農業集落排水事業は、平成11年に計画し、平成12年度から事業を開始している。そのため農集落排水事業計画は既に浄化槽を設置済であった平井団地を外して進んできた経緯がある。管理については、市が清掃や点検を業者に委託し、入居からはこれらの管理費用を負担していただいているとの答弁がありました。  これを受けて、平井団地は農業集落排水事業の区域内ではあるが建設年度の関係から除外しているとのことである。処理場に余裕があるなら、維持管理費のかかる合併処理浄化槽から下水処理に早急に移行すべきではとの質疑があり、下水道への移行だが、現在入居には1戸当たり年間約2万円の負担をいただいているが、下水につなげば、平均的な家庭の使用量50立法メートルで試算すると、年間4万3,000円程度となり負担増となる点と、吉川東地区農業集落排水事業は3,400人分のし尿および生活排水の処理を行う計画で施設を建設しており、平井団地の入居64戸分を下水につなぐことで処理計画に影響を及ぼすおそれがある点から、移行していく方向ではあるが、数年の検討期間を要するとの答弁がありました。  次に、議案第5号 平成25年度鯖江市農業集落排水事業特別会計予算、議案第6号 平成25年度鯖江市総合開発事業特別会計予算については理事の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  次に、議案第7号 平成25年度鯖江市下水道事業特別会計予算について、合併処理浄化槽の法定点検の実施率が低いと聞くが、浄化槽の維持管理や水質・衛生面からも、法に沿った点検を行うべきと考えるが市の取り組みはとの質疑があり、これに対して、昨年10月の新聞報道によると、平成22年度の法定点検の実施率は、8.9%とかなり低い現状である。これを受け、県は保健所を通じて改善を指導し、悪臭対策についても地元と協力して実施していく方針とのことである。現在、市では具体的な対策は行っていないが、今後は県とタイアップし、法定点検および年3回の点検・清掃を要請するなど適正な維持管理に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  次に、議案8号 平成25年度鯖江市水道事業会計予算、議案第18号 鯖江市森林・里山保全条例の制定について、議案第19号 鯖江市道路の構造の技術的基準等に関する条例の制定について、議案第20号 鯖江市高齢、障害等の移動等の円滑化の促進に係る道路の構造の基準に関する条例の制定について、議案第21号 鯖江市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について、議案第22号 鯖江市高齢、障害等の移動等の円滑化の促進に係る特定公園施設の構造の基準を定める条例の制定について、議案第23号 鯖江市景観条例の制定について、議案第30号 鯖江市中小企業資金融資条例の一部改正について、議案第31号 鯖江市都市公園条例の一部改正について、議案第32号 鯖江市水道事業給水条例の一部改正について、および議案第33号 鯖江市下水道条例の一部改正については、理事の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第1号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、および議案第33号は、いずれも全員の賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、産業建設委員会の報告を終わります。 ○議長(平岡忠昭君) 次に、教育民生委員長の報告を求めます。  教育民生委員長 帰山明朗君。            〇教育民生委員長(帰山明朗君)登壇 ◎教育民生委員長(帰山明朗君) 教育民生委員会に付託を受けました議案10件につきまして、3月14、15日の2日間にわたって行いました審査の主な概要、そして結果について、御報告を申し上げます。  最初に、議案第1号 平成25年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算、歳出、款4衛生費および款5労働費の当委員会の所管部分、款3民生費、款10教育費、第2表債務負担行為についてです。  まず、民生費の定年齢認知症検診事業についてです。これについて、理事からは、平成25年度から行う県の補助事業であり、一定の年齢において認知症の早期診断を行う機会を設けるものであるとの説明がありました。  これに対して委員からは、市内における認知症の実態は把握しているのかとの質疑があり、理事からは、対象を把握するための別の事業において65歳以上の方に介護予防の取り組みが必要かどうかの基本チェックリスト調査を実施している。その中に認知症関係の項目があり、集計を行った結果、認知機能低下予防の取り組みを必要とする該当は、平成23年度においては43%であったとの答弁が出されました。  また、委員からは、この新規事業については、どのように進めていくのかとの質疑があり、理事からは、今までの基本チェックリストに新たな認知症に関する質問項目を追加することによって、認知症の疑いのある方を判断をしていく。その後、該当に対して医療機関への受診を促し、早期発見・早期治療につなげるとともに、認知症に対する啓発等も推進するものであるとの答弁がありました。  次に、予防接種費についてです。理事からは、昨年11月から実施している4種混合予防接種の需要増により、また、ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン接種と子宮頸がんワクチン接種が平成25年4月から定期接種となる予定のため、平成24年度の予算より1,000万円を今回増額したとの説明がありました。  これに対して、委員から、平成24年度の子宮頸がんワクチンの接種状況はどうか、また安全性についての考えはどうかとの質疑がなされました。理事からは、任意の予防接種であったが、県の補助もあって自己負担がなかったこともあり、9割近くの接種率であった。これから後、定期化となっても接種率は若干上がる程度であろうと考えている。また、子宮頸がんワクチンも含めた予防接種は発熱などの副反応が認められる場合があり、定期接種において万が一重い副反応が発生したときは、国の救済制度の対象となるとの答弁がありました。  続きまして、教育費の小中学校校務支援システム整備事業についてであります。理事からは、この事業は、現在学校ごとに別々の方法で児童・生徒の成績などを管理しているが、統一したシステムの運用を図ることにより、出席の管理、成績の管理、指導要録や通知表の作成、保健や体力の管理を行うことができるものであり、このシステムの保守作業などについては、5年間の長期継続契約で債務負担行為とするものであるとの説明がありました。  これに対しまして、委員からは、このシステムを導入することによって教員の負担がふえるのではないか、また、導入の必要性はとの質疑が出されました。これに対しまして、理事からは、現在も成績の管理にパソコンを使用しているが、教員の人事異動があると、各学校で様式などが統一されていないため負担が生じることがある。このシステムを導入すれば、その負担は少なくなり、また児童・生徒が市内で転校した場合や中学校に進学した場合においても、円滑に必要なデータの引き継ぎができるようになるものであるとの答弁がありました。  次に、学校生活・学習支援事業についてであります。理事から、平成24年度より予算を増額した理由は、学校生活・学習支援員を33人から36人に増員するためであるとの説明がありました。  これに対しまして、委員からは、今日の学校の教員が多忙を極めている状況を今回の3人の増員で改善できるのかとの質疑があり、理事からは、36人で十分とは言えないかもしれないが、気がかりな児童・生徒の状況に応じて支援が必要な学校を精査した上で配置をしていきたい。また、県からも平成24年度に引き続き3人の支援員を配置してもらえることになるので、合計39人の体制となるとの答弁がなされました。  次に、放課後子ども教室推進事業についてです。理事からは、これは、子供の居場所づくりの一環として、地域の方の協力を得て、小学生児童を対象として学習、文化、スポーツ事業を実施していくもので、この事業には合宿通学事業も含まれているとの説明がありました。  これに対して委員からは、平成21年度から続いている公民館合宿通学について、地元からは、ボランティアを集めるのに苦労している、大変である、地元負担が大きいなどの意見も出ているが、これについてはどのように考えているのかとの質疑がなされ、これに対し、理事からは、地元の方からそのような意見があることは承知しているが、逆に、子供たちの喜ぶ顔が見たい、来年はもっと工夫して子供たちを喜ばせたいなどの意見もあり、保護からは、家の手伝いを子供たちがするようになった、何でも1人でできるようになったなどの意見もある。また、ボランティア参加人数は、4年生のときに合宿通学を体験した児童の保護なども加わることもあり、ふえてきているとの答弁がなされました。  また委員からは、この事業については国・県から補助金が出ているが、今後、この補助金がなくなった場合どうするのかとの質疑もなされました。これに対して、理事からは、地元や学校から続けてもらいたいとの意見が多ければ、市単独の予算であっても続けていきたい。また、地区の意見や事情に応じて1年置きの開催で複数学年を対象とすることなども考えられるとの答弁がなされました。  続きまして、議案第2号 平成25年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算についてであります。  委員からは、基金の積立額が5万円で、平成25年度末の基金保有見込額が68万円となっている。また、一般会計からの繰り入れも法定分しか行っていない。歳出がふえてきたら税額をふやすことを前提としているようなこの予算について、どうように考えているのかとの質疑があり、理事からは、税の一体改革で2,200億円の基盤強化の交付は決まっているが、施行の時期が決まっていないので、早期に交付するよう要望していくとともに、さらなる財政の基盤安定を進めていくために国庫負担の増額交付を行うよう国に要望していくとの答弁がなされました。  次に、議案第3号 平成25年度鯖江市後期高齢医療特別会計予算につきましては、理事の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  次に、議案第4号 平成25年度鯖江市介護保険事業特別会計予算についてでありますが、委員からは、この保険料は平成24年度に改定をしたが、歳入歳出の推移および24年度に基金を4,200万円余取り崩し、平成25年度の基金積立額が70万円という状況を見ると、また3年後に引き上げることになるのではないか。この保険料を最低限に抑えるためには、基金積立額を増額する必要があるのではないかとの質疑がなされました。これに対して理事からは、平成24年度末での基金の残高は2億7,000万円余あり、残りの2年間で基金を取り崩し歳入に充てていくという計画である。介護保険の歳出を抑えるために、介護予防の推進を行っていき、介護認定数を減らしていく努力をしていきたいとの答弁がなされました。  次に、議案第15号 鯖江市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備および運営に関する基準等を定める条例の制定について、および議案第16号 鯖江市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備および運営ならびに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定については、いわゆる地方主権改革一括法が施行され、介護保険法の一部が改正されたことに伴い、国で定めていた基準を地域の実情に合わせて地方自治体の条例で定める必要があるため、今回制定するものとの理事の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  次に、議案第17号 鯖江市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてですが、これは、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき条例を制定していくものであり、新型インフルエンザ等緊急事態宣言が発令された場合において、対策本部を設置しなければならないものであるとの理事の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  次に、議案第27号 鯖江市重症心身障害児()福祉手当条例の一部改正についてです。理事から、この重症心身障害児()福祉手当は、福井県重症心身障害児()福祉手当支給事業実施要綱に基づく県の補助事業部分と市の単独事業部分があったが、今回、市の単独事業部分を廃止し、そのかわり、障がい団体からの要望が強かった福祉タクシーの充実を図っていきたいとの説明がありました。  これに対し、委員からは、今回、事業廃止に伴う所要額は180万円であり、その減額分を福祉タクシー助成の拡大に充てていくとのことであるが、将来的にはそれ以上の金額が削減されるのではないのか。また、該当する障がいの方の助成額は減額になっていくのではないかとの質疑がなされました。これに対して、理事からは、激変緩和措置として、既に受給権のある方については当分の間支給を行っていくものであること、今回の事業廃止の大きな理由は、市の福祉手当の対象のほとんどが高齢の方で、経済的支援が必要な若い障がいの方の割合が少ない制度となっており、障がい施策としての効果が薄いという、この制度の矛盾がある。今回、この矛盾を解消し、廃止による財源を他の有効な福祉施策に充てていき、当事者にとって喜ばれる新たな施策の展開を図っていきたいとの答弁がありました。  次に、議案第28号 鯖江市重度障害(児)医療費の助成に関する条例の一部改正についてですが、これは来年度から障害自立支援法の題名が改正されることに伴い条例改正するものとの理事の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  次に、議案第29号 鯖江市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正についてであります。理事からは、今までは小学4年生から中学3年生までの助成対象は、所得税非課税世帯の児童、そして生徒であったが、今回の改正で小学6年生まではすべての児童が対象となり、中学1年生から3年生までは所得税課税世帯の生徒であっても入院療養に係る費用については助成対象とし、子ども医療費助成対象の範囲を拡大をしていくものであるとの説明がありました。  これに対し、委員からは、他市の状況はどうであるのか、また子育ての支援を行う上で、将来的に拡充の方向にあるのかとの質疑がなされ、理事からは、県内においては既に中学校3年生まで所得制限なしで助成対象としているところもある。対応は県内においても、また県外を見てもさまざまであるのが実情である。将来的には国が一律の対応をとることが望ましいと考えているとの答弁がなされました。  以上のような経過を踏まえ採決を行いました結果、議案第1号から議案第4号までの4件は、いずれも賛成多数により原案のとおり可決すべきものと、また、議案第15号から議案第17号まで、および議案第27号から議案第29号までの6件は、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、教育民生委員会の報告といたします。 ○議長(平岡忠昭君) ただいまの各常任委員長の報告に対し、質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  菅原義信君。               〇20番(菅原義信君)登壇 ◆20番(菅原義信君) それでは、幾つかの議案に対しまして反対をする立場から討論に参加をしたいと思います。  まず第一には、第1号議案 鯖江市一般会計予算に対して反対の立場を表明したいと思うものであります。  安倍首相が誕生いたしまして、アベノミクスという経済対策を行ってきているわけであります。その緊急経済対策が追い風となりまして、各地方に対してもさまざまな財源措置が講じられるようになりました。鯖江市におきましても3月補正予算を加え15カ月予算としては過去最高の予算額になっているわけであります。  一般質問の折にも、まさに鯖江市にとっては奇貨だということを申し上げましたけれども、この財源措置に対しまして牧野市長は大変手がたい財政運営を行ったということについては申し上げておきたいと思うのであります。そのほとんどにつきましては、特に普通建設事業などにつきましては、既設事業に手当てをするということになってきているわけであります。  しかし、やはり私は苦言を呈しておきたいと思うのでありますけれども、牧野市長の財政運営というのは財政至上主義だということについて申し上げておきたいと思うのであります。一つは臨時職員の待遇改善、これについては言及されておられたわけでありますけれども、現実には鯖江市の職員配置を見た場合に、圧倒的に臨時でもって担われているわけであります。その実態の改善をどう図っていくかということは、やはり鯖江市にとっては一つの大きな課題だと言わざるを得ないと思うのであります。この点についての言及はさほどありませんでした。その点についてであります。  もう一つは、先ほどの委員長報告の中にも触れられておられましたけれども、国保会計、先ほどの委員長報告の中では25年度末の基金残高は68万円であるというようなことを言われておられました。これを見れば、確実に新年度につきましても税率改定を行わざるを得ない、こういう懸念が強くなってくるわけであります。介護保険事業会計についてもやはり同じことが言えると思うのであります。こうした点におきましては、鯖江市は確実に財政状況というのは改善がなされてきているわけであります。やはり市民に温かい市政を行おうとするのであるならば、こういうところについても当然、基金の積立について一般会計からの繰り入れを行って、そして値上げを抑制させていく、そういう措置が必要だったと思うわけであります。そのことを申し上げておきたいというぐあいに思います。  そういうような理由におきまして、先ほどの一般会計予算第1号、そして第2号の国民健康保健事業会計、そして第3号の後期高齢医療制度特別会計、これにつきましては制度そのものが高齢に対する差別医療を温存するものだと、こういう点から反対を申し上げておきたいと思います。それと、第4号の介護保険事業特別会計、これらに対して反対を表明するものであります。  それと、先ほどの報告にありました第24号 鯖江市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する、この議案に対しましても反対を表明させていただきたいというぐあいに思います。今回の場合には、普通の給与の減額ではなしに、退職手当の減額だということになっているわけでありますけれども、一般的には職員の長期間の継続した勤務に対しまして、退職する場合に支払われる報償金、こういうような意味合いが強いと言われておりますけれども、しかし原理的には給与の後払い制度にほかならないわけであります。長年勤めてきまして、そしてその手当として受け取っております給与、こういうものが積み立てられまして退職金という形に変わるわけであります。これを減額するということは人件費そのものが、やはり減額されるものだと言わざるを得ないと思うのであります。  それと、先ほどの委員長報告の中にもありましたけれども、今日一番求められているのは何といっても賃金が復活すること、上昇すること、これ以外はないわけであります。アベノミクスということでもって3本の矢については、せんだって私の一般質問の中でも申し上げておきましたけれども、やはり消費を喚起すること、そして消費の原資となります可処分所得をいかに引き上げていくか、このことが今日の日本経済にとっては喫緊の課題だと思うのであります。そういうものに、まさに逆行する制度だと言わざるを得ません。  そういう点から、議案第24号に対しましても反対だということを申し上げたいと思うのであります。  以上であります。 ○議長(平岡忠昭君) ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより、採決いたします。  最初に、議案第1号 平成25年度鯖江市一般会計予算を採決いたします。  本案に対する各常任委員長の報告はいずれも可決であります。  各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。
     よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第2号 平成25年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。  よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号 平成25年度鯖江市後期高齢医療特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。  よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号 平成25年度鯖江市介護保険事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。  よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号 平成25年度鯖江市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号 平成25年度鯖江市総合開発事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号 平成25年度鯖江市下水道事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号 平成25年度鯖江市水道事業会計予算を採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号 鯖江市地域の元気交付金臨時基金条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号 鯖江市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備および運営に関する基準等を定める条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号 鯖江市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備および運営ならびに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号 鯖江市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号 鯖江市森林・里山保全条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号 鯖江市道路の構造の技術的基準等に関する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号 鯖江市高齢、障害等の移動等の円滑化の促進に係る道路の構造の基準に関する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号 鯖江市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号 鯖江市高齢、障害等の移動等の円滑化の促進に係る特定公園施設の構造の基準を定める条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号 鯖江市景観条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号 鯖江市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。  よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号 鯖江市防犯隊設置条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号 鯖江市税条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号 鯖江市重症心身障害児()福祉手当条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号 鯖江市重度障害(児)医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号 鯖江市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号 鯖江市中小企業資金融資条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号 鯖江市都市公園条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第32号 鯖江市水道事業給水条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第33号 鯖江市下水道条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第34号 福井県丹南広域組合規約の変更についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第3.議案第35号 鯖江市副市長の選任についてから日程第8.議案第40号 鯖江市固定資産評価員の選任についてまで ○議長(平岡忠昭君) 日程第3、議案第35号 鯖江市副市長の選任についてから日程第8、議案第40号 鯖江市固定資産評価員の選任についてまで以上6件を一括議題といたします。  理事の提案理由の説明を求めます。  牧野市長。               〇市長(牧野百男君)登壇 ◎市長(牧野百男君) それでは、ただいま追加御提案いたしました議案につきまして御説明申し上げます。  最初に議案第35号 鯖江市副市長の選任についてでありますが、副市長の池田達昭氏が3月31日をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものであります。  池田達昭氏は人格、識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第36号および議案第37号は、鯖江市教育委員会委員の任命についてであります。  初めに、新たな教育委員会委員として辻川哲也氏を、また教育委員会委員の吉村明美氏が3月31日をもちまして任期満了となりますので、同氏の後任として二木佐緒里氏を任命しようとするものであります。  いずれの方も人格、識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第38号および議案第39号は鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。  初めに、固定資産評価審査委員会委員の内田英雄氏が3月31日をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を、また同委員会委員の福岡敏男氏が同じく3月31日をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものであります。  いずれの方も人格、識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第40号 鯖江市固定資産評価員の選任についてでありますが、固定資産評価委員の西澤義明氏が一身上の都合により3月31日をもちまして退任されますので、その後任として馬場 一氏を選任しようとするものであります。  馬場 一氏は人格、識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  以上、追加御提案いたしました議案について御説明を申し上げました。何とぞ慎重に御審議くださいまして、妥当な御決議を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(平岡忠昭君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題になっております、議案第35号から議案40号までの6件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第35号から議案40号までの6件については委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。  20番 菅原義信君。               〇20番(菅原義信君)登壇 ◆20番(菅原義信君) ただいま提案されました人事案件の中で、議案第36号 鯖江市教育委員会委員の任命について、この点について幾つか疑義があって、それで討論に立ちたいというぐあいに思っております。  今回の人事、人選といったものが大変理解しがたいと、まず申し上げておきたいというぐあいに思います。先に教育長をされておられました藤原教育長が任期満了に伴って昨年の12月に退職をされたわけであります。以来、3カ月が経過をしているわけであります。時間的には新しい人選をすることが可能な、時間的な余裕はあったと思うわけであります。
     今回、辻川氏につきましては、皆さん方もよく御存じのとおりでありまして、教育委員会の職員であります。辻川氏については、私は議員と職員という関係ではありましたけれども、二十六年余のつき合いがあるわけであります。市長提案の中で人格、識見とも適任だと、こういうお話はされました。しかし、その一言でもって片づけられる問題では私は決してないというぐあいに思うわけであります。  もとより彼の人格、識見について何か疑いを抱くものではありません。むしろ財政ですとか、その他の分野におきましては類いまれな能力や見識を持っていると。私も彼にさまざまな点で教授を願ったこともあるぐらいであります。そうした職員を教育委員会の委員に任命をするということが、しかも退職までまだ数年の時間があるわけであります。そのことに対しまして大いに違和感を抱かざるを得ません。これは、私ばかりではないと思うのであります。  そして、昨今の鯖江市の教育の現状を見た場合に、やはり現場にこそ精通した人選が求められたのではないか、このことを強く感ずるわけであります。また、日本全体がそうでありますけれども、教育界全体をとってみると教育委員会の存在理由というのが問われている時期でもあるわけであります。独立した行政機関として、その矜持を示されるような、そういう人選こそ示されるべきであったと思わざるを得ないわけであります。  私は、そういう点で本人はどう思っているかわかりませんけれども、この人選については大いに疑義があるという立場を申し上げて反対をしたい、同意すべきではないと、同意に対して反対をするということを申し上げておきたいというぐあいに思います。  以上でございます。 ○議長(平岡忠昭君) ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより、採決いたします。  議案第35号 鯖江市副市長の選任について。  本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第35号は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第36号に対しては討論がございましたので、起立により採決をいたします。  議案第36号 鯖江市教育委員会委員の任命について。  本案は原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(平岡忠昭君) 起立多数であります。  よって、議案第36号は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第37号 鯖江市教育委員会委員の任命について。  本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第37号は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第38号 鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任について。  本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第38号は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第39号 鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任について。  本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第39号は原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第40号 鯖江市固定資産評価員の選任について。  本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第40号は原案のとおり同意することに決しました。  ここで池田副市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。  池田副市長。              〇副市長(池田達昭君)登壇 ◎副市長(池田達昭君) 一言御礼申し上げます。  ただいまは、私の副市長再任につきまして、皆様の御同意をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。改めて責務の重大さを痛感しているところでございます。  思えば、4年前の3月23日になりますが、私が副市長の就任につきまして、ここで御挨拶させていただきましたことが、本当に昨日のような出来事で思いめぐらせているところでございます。  この4年間、私としましては、牧野市長の手となり足となり、市政運営に邁進してきたつもりではございますが、思い返せば、やはり初めての環境の中、至らぬ点が多々あったと考えているところでございます。  牧野市政も昨年の10月には3期目のスタートを切りました。3期目は牧野市長の理念でございます、みんなでつくろう みんなのさばえ、市民主役のまちづくりの集大成を図る大切な時期だと私は考えております。さらに行財政改革のさらなる推進、それから地場産業の活性化、北陸新幹線問題、原子力防災対策など懸案事項が山積みにされております。このような中、牧野市長から、また一緒に頑張ってくれという仰せをいただきまして、微力ではございますが引き続き市長の補佐役として鯖江市政発展のために頑張ってまいりたいと考えております。  議会と行政は市政運営の両輪でございます。今後も皆様の御意見を頂戴し、議論の輪を深めまして、市政発展のために職務を全うしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  本日はどうもありがとうございました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第9.市会案第2号 鯖江市議会会議規則の一部改正について △日程第10.市会案第3号 鯖江市議会委員会条例の一部改正について ○議長(平岡忠昭君) 日程第9、市会案第2号 鯖江市議会会議規則の一部改正についておよび日程第10、市会案第3号 鯖江市議会委員会条例の一部改正について議題といたします。  理事の提案理由の説明を求めます。  議会運営委員長小竹法夫君。            〇議会運営委員長小竹法夫君)登壇 ◎議会運営委員長小竹法夫君) 市会案第2号 鯖江市議会会議規則の一部改正についておよび市会案第3号 鯖江市議会委員会条例の一部改正について、提案理由を説明させていただきます。  市会案第2号 鯖江市議会会議規則の一部改正につきましては、平成24年の地方自治法の改正によりまして、本会議においても公聴会の開催、参考人の招致ができるようになったことなど所要の改正を行おうとするものであります。  また市会案第3号 鯖江市議会委員会条例の一部改正につきましても、地方自治法における委員会に関する規定が簡素化され、条例に委任されたことに伴う所要の改正を行おうとするものであります。  何とぞ議員各位の御賛同をよろしくお願いを申し上げまして、提案理由とさせていただきます。 ○議長(平岡忠昭君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題になっております、市会第2号および市会案第3号ついては、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) 御異議なしと認めます。  よって、市会案第2号および市会案第3号については委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶあり) ○議長(平岡忠昭君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより、市会案第2号 鯖江市議会会議規則の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、市会第2号は原案のとおり可決されました。  次に、市会案第3号 鯖江市議会委員会条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。               (起 立 全 員) ○議長(平岡忠昭君) 起立全員であります。  よって、市会第3号は原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… ○議長(平岡忠昭君) 以上で、今期定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。  これをもちまして、第390回鯖江市議会定例会を閉会いたします。                閉会 午前11時40分...