鯖江市議会 2004-12-24
平成16年12月第348回定例会−12月24日-04号
平成16年12月第348回
定例会−12月24日-04
号平成16年12月第348回
定例会
第348回
鯖江市議会定例会会議録
──────────────────────────────────
平成16年12月24日(金曜日)午前10時00分開議
──────────────────────────────────
〇
出席議員(26人) 1 番 木 村 愛 子
2 番 林 太 樹
3 番 空 美 英
4 番 丹 尾 廣 樹
5 番 福 岡 宏 明
6 番 平 岡 忠 昭
7 番 水 津 達 夫
8 番 岩 佐 常 守
9 番 黒 田 重 治
10番 山 崎 文 男
11番 加 藤 拓 雄
12番 山 田 利 信
13番 末 本 幸 夫
14番
佐々木 敏 幸
まず、
反対の理由を申し上げる前に、いささか
介護保険法ができたときの経緯について思いをいたしてみたいと思うわけでありますが、そもそも
介護保険法というのは、急激に加速をする
少子高齢化に対応すべく、
介護の必要な老人の
負担を本人や家族だけでなく、社会全体で補っていこうという理念に沿ってつくられましたものでありますが、当時は、共産党が
反対をし、
野党欠席の中で成立をしてきたという経緯がありまして、生まれたてのこの
介護保険という言葉に連日新聞やテレビがにぎわしていたことを実に記憶に新しいことであるわけであります。そして、2000年の4月からスタートをいたしたわけでありますが、いささか消化不良といいますか、見切り発車的なところがございまして、法のなかでも5年をめどに
見直しをするというふうにされてきたものであります。
見直しそのものの
必要性につきましては、今日のように、問題が山積をいたしております現状を見ましても、論を待たないものであるというふうに思うわけであります。
さて、そこで、私が
趣旨採択に
反対をする理由でありますが、まず、第1点は、国の
財政的状況から考えますに、
請願者の
請願要旨には若干の無理があり、また、国が議論の
対象としていないものも3点含まれるなど、今後の
見直しの成り行きを見守る
必要性がありますこと。第2点といたしましては、
全国自治体の状況を見ましても、若干の
自治体で
継続審査といたしておりますものの、お隣の武生市をはじめ、その大半の
自治体が不
採択と決しているわけであります。第3点でありますが、昨年の12月の
議会におきまして、同
請願者から
同様趣旨による
請願が出され、
理事者からの
意見を求めましたうえで、理想的ではあるけれども、財政的な根拠が不明確であって、現実に乏しいという
意見が圧倒し、
全員一致でもって不
採択を見ているわけであります。
以上のような観点から眺めましても、不
採択にすべき
請願であると感ずるものでありますが、私は、
紹介者の
立場も考え、百歩譲って
継続審査を主張いたした次第であります。
議会の
意思決定は、最終的には
採択であるか不
採択である。便宜的にとられる
趣旨採択は最も
採択に近い
意思判断でありますことを考えますと、
反対せざるを得ないことを明確に申し上げておきたいと思うわけであります。
また、
委員長の同数時の判断でありますが、
会議規則集の諸原則の中で必ずしも拘束されるものではありませんが、
可否同数のときは、現状維持するため否とするのが望ましいというふうにされているわけであります。いったん
機関決定がなされましたものを方向転換するにはそれなりの大義がなければなりません。全面不
採択としたものを
趣旨採択された
委員長判断の
意思判断に疑問を呈し、
反対の意の表明をいたします。
以上であります。
○
議長(
高島哲夫君) ほかに
討論はありませんか。
23番
菅原義信君。
〇23番(
菅原義信君)登壇
◆23番(
菅原義信君) ただいま各
常任委員長の
報告があったうち、
先ほど反対の
立場から
討論がなされましたけれども、まず、
請願第6号
介護保険の改悪に
反対しという
趣旨採択の
委員会の決定に対して
賛成の
立場から、そしてまた、第5号の
年金制度の
抜本的改善を求める
意見書の
提出について、不
採択という
報告でございましたけれども、これにつきましては
反対の
立場から若干の
意見を述べて
討論に参加をしたいというぐあいに思います。
まず、第6号のほうから先に述べさせていただきたいというぐあいに思います。
確かに財源問題が十分に語られていなかったという
先ほどの
討論者の発言もありますけれども、しかし、もともとは、この
介護保険制度につきましても、
国庫負担割合を30%にするべきだと、こうした
意見が大勢でありました。これが20%に抑えられてしまっているというところに大きな
地方負担が課せられている最大の原因になっているわけであります。仄聞するところによりますと、
全国市長会をはじめとした地方6団体のせめてこの割合を25%に引き上げるべきだ、こうした
意見を具申をしているような次第であります。そういう点から申しましても、財源問題というのはひとえに国の責任というものは非常に大きいということであります。そしてまた、
請願の中に述べられております8項目の
意見というものは、それぞれ
介護保険の
負担者、また、
利用者、こうしたものの
負担を軽減をする。そうした現在の実態から見まして、あまりにも高
負担のなかで
介護保険そのものも存続が危ぶまれる、こういう事態を解決をするために国に対して
意見書を
提出しようとするものであります。極めて妥当なものだと思うんであります。そういう点から申しまして、
趣旨採択という結論ではありましたけれども、本来は
採択すべきものだと私は思っております。また、他市町村の結果についても触れられておりましたけれども、やはり鯖江は鯖江独自としてこうした
議会という
立場の中で決定をしていく、これが当然の仕方だと思うんであります。そういう点からを申しまして、私は、
趣旨採択というものが当然この本
会議においても決定されるべきだというぐあいに思っております。
また、第5号の
年金制度の
抜本的改善を求める
意見書の
提出について、不
採択という結論でございました。しかし、その理由となっているのは、
先ほどと同じように、財源が明らかでないと、この一言でありました。私は、1つは手続上の問題として、もし、そうした点で不明な点があるならば、まずは
請願者を
参考人として招致をして、
意見を十分に聞く、そういう機会を与えるべきだというぐあいに思うんであります。せめて私が
紹介議員となっておるわけでありますから、私の
意見を聴取をすると、そのぐらいの手続を
委員会としてとられてもよかったのではないかというぐあいにまずは思うわけであります。
この
年金制度についても、同様の
趣旨でありますけれども、ついせんだって、この年金問題につきましては、閣僚でありますとか、あるいは
国会議員でありますとか、そうした方々が自らが滞納をしておったということで、国民の大きな怒りを生んだことは記憶に新しいところであります。そういうなかでさらに国民に大きな
負担を求めるような改悪がなされた、こういうものに対して地方の
議会として国民の
立場に立って
意見を述べるというのは当然のことだと思うんであります。そういうものが不
採択となってしまったことについては、甚だ残念ではあります。ぜひこの本
会議におきまして、
採択、もしくは違った結論が出されることを心から望む次第であります。
以上であります。
○
議長(
高島哲夫君) ほかに
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
最初に、
請願第1号
吉川東地区農業集落排水処理施設の
建設地変更についてを採決いたします。
建設委員長の
報告は
継続審査であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
請願第1号は、
継続審査と決しました。
次に、
請願第3号
食料自給率の
抜本的向上を求める
意見書の
提出についてを採決いたします。
産業経済委員長の
報告は
趣旨採択であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
請願第3号は、
趣旨採択と決しました。
次に、
請願第4号
日本郵政公社としての
経営形態堅持を求める
意見書の
提出についてを採決いたします。
総務委員長の
報告は
採択であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
請願第4号は、
採択と決しました。
次に、
請願第5号
年金制度の
抜本的改善を求める
意見書の
提出についてを採決いたします。
総務委員長の
報告は不
採択であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議あり」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議がありますので、起立により採決いたします。
請願第5号
年金制度の
抜本的改善を求める
意見書の
提出についてを採決いたします。
総務委員長の
報告は不
採択であります。
委員長の
報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○
議長(
高島哲夫君) 起立多数であります。
よって、
請願第5号は、不
採択と決しました。
次に、
請願第6号
介護保険の改悪に
反対し
改善を求める
意見書の
提出についてを採決いたします。
教育民生委員長の
報告は
趣旨採択であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議あり」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議がありますので、起立により採決をいたします。
請願第6号
介護保険の改悪に
反対し
改善を求める
意見書の
提出についてを採決いたします。
教育民生委員長の
報告は
趣旨採択であります。
委員長の
報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○
議長(
高島哲夫君) 起立多数であります。
よって、
請願第6号は、
趣旨採択と決しました。
次に、
陳情第5号
三位一体改革における
農業農村整備事業に関する
意見書の
提出についてを採決いたします。
産業経済委員長の
報告は
採択であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
陳情第5号は、
採択と決しました。
次に、
陳情第6号
三位一体改革における森林・
林業施策に関する
意見書の
提出についてを採決いたします。
産業経済委員長の
報告は
趣旨採択であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
陳情第6号は、
趣旨採択と決しました。
次に、
陳情第7号
小学校就学前までの
医療費無料制度の創設を求める
陳情についてを採決いたします。
教育民生委員長の
報告は
採択であります。
委員長の
報告のとおり決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
陳情第7号は、
採択と決しました。
──────────────────────────────────
△日程第2.議案の
審査結果
○
議長(
高島哲夫君) 日程第2、議案の
審査結果を行います。
先般、所管の
委員会に付託いたしました議案第76号 平成16年度鯖江市一般会計補正予算(第8号)から議案第89号 公立丹南病院組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合規約の変更についてまで、以上、14件を議題とし、各
委員会の
審査結果について
報告を求めます。
最初に、
総務委員長の
報告を求めます。
総務委員長、
加藤拓雄君。
〇
総務委員長(
加藤拓雄君)登壇
◎
総務委員長(
加藤拓雄君)
総務委員会に付託を受けました議案4件につきまして
審査の主な内容および結果について、ご
報告申し上げます。
はじめに、議案第76号 平成16年度鯖江市一般会計補正予算(第8号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳入)全般、(歳出)款1
議会費、款2総務費(福井豪雨災害対策本部費を除く)、款4衛生費(保健衛生総務費の国民健康保険事業特別会計職員給与費等繰出金・国民健康保険事業特別会計その他繰出金)、第3表地方債補正についてであります。
本件につきまして、はじめに歳入でありますが、合併処理浄化槽設置整備事業費補助金について、5人槽が24基、10人槽が1基の計25基分補正計上されているが、この補助金に対する個人
負担は。また、当初予算ではどれだけ計上したのかとの質疑があり、これに対し、合併処理浄化槽設置費用総額に対して5人槽は37万5,000円、10人槽は55万5,000円を上限に補助するものであり、残りのすべてが個人
負担となる。また、当初予算では5人槽を16基、6人から7人槽を10基の計26基、1,038万円を計上しているとの答弁がありました。
次に、歳出についてでありますが、総務管理費の退職手当についてでありますが、これは、前市長等の退職金で、さらに条例に基づいて支出したものを補正予算で計上しているが、問題はないのかとの質疑があり、これに対し、一般職の場合、退職すると、条例で1カ月以内に支給することになっており、それに準じて既決予算で執行したものである。しかし、支給にあたり、事前に説明すべきであり、今後、このようなことのないように適切に処理したいとの答弁がありました。
なお、組織の機構改革をしたことについて、職員間の意思疎通が図られ、庁内の円滑な運営が執行されるよう、不協和音が起きないようにすること。また、今後に向けて、今まで実施してきた事業をすべて見直すのではなく、市民にとって有益な事業は継続していくなど、所管課で十分な精査を行い、市民にマイナスとならないような政策
見直しをすべきであるとの要望がありました。
次に、議案第77号 平成16年度鯖江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、本件につきましては、滞納者の増加により、国保会計の運営が一層厳しくなることが予想されるので、保険税徴収についても、一層の努力をすべきである。また、医療費軽減に向けての予防や健康管理での政策についても検討すべきとの要望がありました。
次に、議案第85号 町および字の区域の変更についておよび議案第87号 鯖江丹生消防組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合規約の変更について、これら議案2件につきましては、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。
以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第76号、議案第77号、議案第85号および議案第87号は、いずれも全員の
賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で
総務委員会の
報告を終わります。
○
議長(
高島哲夫君) 次に、
建設委員長の
報告を求めます。
建設委員長、
佐々木敏幸君。
〇
建設委員長(
佐々木敏幸君)登壇
◎
建設委員長(
佐々木敏幸君)
建設委員会に付託を受けました議案5件につきまして、
審査の概要および結果につきましてご
報告を申し上げます。なお、議案の
審査の前に市道路線について現地視察を行っております。
最初に、議案第76号 平成16年度鯖江市一般会計補正予算(第8号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)款4衛生費(合併処理浄化槽費)、款8土木費につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。
衛生費の合併処理浄化槽費についてでありますが、合併処理浄化槽設置補助金は、当初26基分に加え、今回25基分の補正をしているが、これは、新たな要望によるものであるとの説明があったが、農業集落排水を利用できないのかとの質疑があり、これに対して、農業集落排水事業は、法規制により、認可申請時に区域を設定することになっており、それ以外の場所は認められない。このために、区域外の地域において住宅を設置する場合は、合併処理浄化槽で対応することとなっているとの答弁がありました。
なお、今年度申請分の合併処理浄化槽は何人槽かとの質疑があり、これに対して、5人槽および6人から7人槽ならびに10人槽であるとの答弁がありました。
また、開発行為等で宅地造成が増え、それに伴い、合併処理浄化槽設置の増加が予想されている。今後、農業集落排水の利用促進も視野に入れ、できる限りの対応をしてほしいとの
意見が出されました。
土木費の都市計画総務費についてでありますが、今年度の景観絵画コンクール事業を中止することになったが、関係者への支障はなかったのかとの質疑があり、これに対しまして、広報などにより、広くその旨を周知し、また、既に応募のあった方に対しては、十分説明をし、了解を得ているとの答弁がありました。
また、昨年度の優秀な作品については、多くの方に鑑賞してもらうような企画も検討してほしいとの
意見もありました。
次に、議案第83号 鯖江市下水道(特定公共下水道)事業基金条例の廃止についてでありますが、従来、基金をもとに東工汚水中継所の維持管理を行ってきたが、使用料の減少に伴い、基金への積み立ても困難になった。このため、平成15年度から経費削減を図る目的でこの施設の維持管理、運営業務を福井県染色協同組合に委託し、基金を廃止することにしたとの説明があったが、委託内容はどうなのかとの質疑があり、これに対しまして、委託業務の主なものは、機械の点検、修繕、汚泥の搬出であるとの答弁でありました。
さらに、福井県染色協同組合にすべてを任せることはできないのかとの質疑があり、これに対しまして、東工汚水中継所については、排水基準に適合できるような処理能力を向上させ、すべてを任せる方向で、現在、福井県染色協同組合と協議中であるとの答弁がありました。
なお、議案第80号 平成16年度鯖江市下水道特別会計補正予算(第3号)および議案第81号 平成16年度鯖江市水道事業会計補正予算(第2号)ならびに議案第84号 市道路線の認定については、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。
以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第76号、議案第80号、議案第81号、議案第83号、および議案第84号について、いずれも全員の
賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもちまして、
建設委員会の
報告を終わります。
○
議長(
高島哲夫君) 次に、
産業経済委員長の
報告を求めます。
産業経済委員長、
蓑輪安兵衞君。
〇
産業経済委員長(
蓑輪安兵衞君)登壇
◎
産業経済委員長(
蓑輪安兵衞君)
産業経済委員会に付託を受けました議案2件について、
審査の主な概要ならびに結果についてご
報告を申し上げます。
それでは、最初に、議案第76号 平成16年度鯖江市一般会計補正予算(第8号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)款5労働費、款6農林水産業費、款7商工費、第2表債務
負担行為補正についてでありますが、農林水産業の農業生産総合推進対策費の減額について、直播事業の拡大が思うように進んでいないようだが、県は直播を推奨しているのか、採算は合うのかとの質疑があり、これに対し、収穫期が異なるため、カントリー等の農協の施設が使えないという点があるが、通常の移植による稲作と直播による稲作とでは田植えや収穫の時期がずれることになり、労力を集中せず分散でき、合理化が図れる。特に設備を備えた大規模農家では、経費的にも割高にならないと考えているとの答弁がありました。
商工費で日野川地区工業用水道水源建設
負担金が計上されているが、施設が完成すると、鯖江市も工業用水を責任受水量により受水しなければならないと思うが、需要はあるのかとの質疑があり、これに対して、技術革新により、水を再循環して使用したり、業態変化などにより工業用水の需要は大幅な縮小を余儀なくされている。これを踏まえ、責任受水量の削減や水価の抑制などを県に強く要望しているとの答弁がありました。
中小企業県営健全化支援資金融資に係る損失補償に対する債務保証につきましては、福井豪雨災害により設けた融資支援策の取り扱い期限が県も含め12月末であることから、今後の影響を考えたとき、一日も早い経営の安定化・健全化を図ってもらうため、1月からの中小企業の資金需要、特に運転資金に対し、新たに市の損失補償による無担保、無保証人とする制度を設けたいとのことであるが、これは非常にありがたいことであり、企業者への周知徹底を図るべきとの
意見があり、これに対して、多くの企業の方々に利用してもらうよう積極的に啓発に努めていくとの答弁がありました。また、来年度も実施するのかとの質疑があり、中小企業の経営健全化のため、引き続き実施したいとの答弁がありました。
次に、議案第79号 鯖江市ラポーゼかわだ特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、災害復旧のための補修費が計上されているが、すべて市の持ち出しになるのか、国・県からの支援などはないのかとの質疑があり、これに対して、補助にならないが、起債の活用など、有利な制度の適用を考えているとの答弁がありました。
先般、通算来客数が150万人を達成し、年間でも20万人の来客数があるとのことだが、現在の経営状態はどうかとの質疑があり、これに対して、景気低迷や近隣に類似施設ができたことなどによる
利用者の減少に加え、本年は豪雨災害のため営業できなかった期間があったことや、風評被害により客足が鈍っており、経営的にも厳しいものがあるとの答弁がありました。
これを受け、経営
改善に向けて集客力を向上するような対応をしなければならないのではないかとの質疑があり、これに対して、厳しい中でもピザ作りやハーブリース作りなど体験メニューを増やしたり、フォレストサポーターの指導による林業体験学習などを企画したりするなど努力しているとの答弁がありました。
また、ラポーゼかわだから西側に向けてドングリやカシなどを植樹した緑地公園などをつくるなど、長期的な視点に立った周辺整備を検討してはどうかとの
意見がありました。
以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第76号、議案第79号は、いずれも全員の
賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で
産業経済委員会の
報告を終わります。
○
議長(
高島哲夫君) 次に、
教育民生委員長の
報告を求めます。
教育民生委員長、
岩佐常守君。
〇
教育民生委員長(
岩佐常守君)登壇
◎
教育民生委員長(
岩佐常守君)
教育民生委員会に付託を受けました議案6件について、
審査の概要および結果について主な点を、ご
報告申し上げます。なお、議案の
審査の途中、王山古墳群および王山保育所と鯖江幼稚園の合築現場の現地視察を行っております。
はじめに、議案第76号 平成16年度鯖江市一般会計補正予算(第8号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)款3民生費、款4衛生費(保健衛生総務費の国民健康保険事業特別会計職員給与費等繰出金ならびに国民健康保険事業特別会計その他繰出金、合併処理浄化槽費を除く)款10教育費につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。
最初に、乳幼児医療費について、3歳
未満児と3人以上の
兄弟姉妹がいる児童が
対象者となっているが、現在の
対象者を除く
小学校就学前まで拡大した場合の医療費は試算しているのか。また、県内ほかの
自治体で
小学校就学前まで医療を無料にしていると聞いているが、どのような状況かとの質疑に対し、乳幼児医療費の
対象者拡大については、3歳児以上で就学前までの児童は2,250名で、そのうち3人以上
兄弟姉妹の乳幼児医療の
対象者は750名であり、残りの1,500名を
対象者として計算すると、約5,300万程度の経費が新たに必要となる。医療費は、若い保護者や恒常的な治療を必要とする保護者にとっては大きな
負担となっている。
また、県内の状況については、現在、福井市、敦賀市は既に導入しており、小浜市は5歳
未満児までとして半額のみ補助している。町村では三方町、美浜町、上中町、高浜町、大飯町などで
小学校就学前まで
対象者の拡大を行っている。福井市では出産祝い金をとりやめたものを財源として、今年7月診療分から
小学校就学前まで
対象者を拡大しているとの答弁でありました。
次に、身体障害者福祉費の補装具交付(修理)費については、市全体で補装具を必要としている
対象となる方の人数は、また、どのような補装具の申請があり、その申請には所得制限等の基準があるのかとの質疑がありました。補装具の
対象者は、昨年1年間で100名程度で679件の支給があり、修理も23件あった。補装具の内容では、車いす、義眼、義足、ストマ用の装具、歩行器、補助つえ、補聴器などがあり、その中で多く申請があるのは、ストマ用の装具、車いす、補聴器等であり、高価なものでは電動車いす、義眼、義足等であり、今年度は昨年より多い1,650万余りを見込んでいる。また、補装具の交付については、
対象者の身体状況により、複数の補装具が必要な場合もある。さらに所得税等の課税状況により自己
負担があり、自己
負担分を除いてすべて補助しているとの答弁でありました。
次に、文化財保存整備事業費について王山古墳群の整備事業はどのような内容なのか。また、市民生活に直接かかわる事業を中止してまで早急に行う必要があるのかとの質疑に対し、王山古墳群には51基の古墳があり、以前、整備を行った経緯があるが、昔の人が古墳を築いた状態をそのまま見学できる古墳にすることを主眼に、再度整備を行うもので、埋没部分を埋め戻し、さらに盛土をしてタマリュウなどの植栽をし、古墳をめぐる園路を全面的に再舗装する計画である。また、古墳群内のベンチ、水飲み場、案内板等も整備し、さらに危険個所の防護さくを新たに設置するもので、総工費8,044万円で4年間の継続事業である。また、現地付近に小学校や高等学校があり、児童・生徒の遊び場となっており、危険個所も多く、以前より検討
委員会や地域の方々から早急に整備するよう強い要望も出ており、文化財の保護と危険個所の改良とを含めて行うことになった。
事業着手の優先順位の決定は非常に難しいが、学校、社会教育、スポーツ施設、文化財保護などバランスが大切である。王座古墳群の整備は特に要望が強く、かつ危険個所が存在していることから、今回4年間に分けて国の補助を受けることができたので、ぜひとも整備したいとの答弁がありました。
これを受けて、文化財としての一定の価値があれば人を呼べる波及効果もあるし、市民の文化レベルも向上すると思うが、王山古墳群の学術的価値はどれくらいのものか、また、来年開催予定の国民文化祭やその他大きなイベントがあり、全国から大勢の方々が鯖江へ来られると思われるが、PRを含め、何か興していく事業を考えるべきではとの質疑があり、王山古墳群の歴史的、文化的価値については、昭和40年に緊急発掘が行われ、四角い形をした方形周溝墓が発見され、全国的にも珍しく、調査後すぐに国の指定となったもので、北陸地方ではと非常に貴重な古墳群であり、市の観光パンフや文化財マップに出土品等の紹介をしている。今後とも王山古墳群は、鯖江の発祥の地であるという位置づけでPRに努めたい。また、ほかの名所旧跡との連携については、舟津神社、車の道場、松阜神社等を視野に入れたものとするようにとの検討
委員会からの
意見も受けており、JR鯖江駅とも連携し、将来は駐車場も含めて積極的に取り組む必要があるとの答弁がありました。
次に、教育振興諸経費で、北中山小学校をモデル校としてコミュニティ・スクール事業を行うとのことだが、どのような内容のものか。また、保護者と地域と学校代表者からなる地域学校協
議会を設置するとのことであるが、その人選はどのようにするかとの質疑に対して、この事業の目的は、家庭、地域、学校が連携をして、社会全体の教育力の向上をねらいとしたもので、今までの学校の中では行われていたいろいろな教育を是正しようとするものである。県の福井型コミュニティ・スクール事業という中で指定を受けたものであり、地域学校教育協
議会という組織を設置して進めていくもので、このメンバーには、保護者の方、地域の方、学校の代表者で構成し、
意見交換をしたり、地元の人材を生かした授業の展開などをする事業である。
また、地域学校協
議会の人選については、保護者や地域、学校の代表者から校長が推薦し、市教育
委員会が承認することになるとの答弁でありました。
また、王山保育所が鯖江幼稚園と合築されることに伴い、旧保育所の跡地については早急に有効利用の検討をすることおよび学校評議員の人選と男女の構成比率を考慮すべきとの要望がありました。
次に、議案第78号 平成16年度鯖江市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。
ケアプラン指導研修事業で現在市内にケアマネジャーは何人いるのか。また、その方たちは、病院や特養施設に関係している人たちなのかとの質疑に対し、現在、市内のケアマネジャーは約70名で、その多くの方が病院や特別養護老人施設等に関係している方であるとの答弁がありました。
それを受けて、最近、過剰
介護が問題になっていて、被
介護者の自立を阻害することがあるとのことだが、対策は講じているのか。また、ケアマネジャー1人当たり月50件以下でないと十分なケアプランを立てるのは不可能だと言われているが、鯖江市の場合はどうかとの質疑があり、ケアプラン指導研修事業において、実態調査をきちんと行っているか。
利用者にとって一番いい
介護サービスをしているかを専門の医師等で構成するケアプラン評価判定
委員会で判定し、その結果を事業所と本人に通知し指導を行っている。また、ケアマネジャーが1カ月に担当している件数は、約40件前後であるとの答弁でありました。
次に、議案第82号 鯖江市民活動交流センター設置および管理に関する条例の一部改正について、議案第86号 鯖江市広域衛生施設組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合の規約変更について、議案第88号および議案第89号 公立丹南病院組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合の規約の変更についての議案4件につきましては、特段申し上げるべき質疑はありませんでした。
以上の経過を踏まえ採決いたしました結果、いずれも全員の
賛成をもって、議案第76号、議案第78号、議案第82号、議案第86号、議案第88号および議案第89号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で
教育民生委員会の
報告を終わります。
○
議長(
高島哲夫君) 次に、福井豪雨災害対策特別
委員長の
報告を求めます。
福井豪雨災害対策特別
委員長、山口導治君。
〇福井豪雨対策特別
委員長(山口導治君)登壇
◎福井豪雨災害対策特別
委員長(山口導治君) 福井豪雨災害対策特別
委員会に付託を受けました議案第76号 平成16年度鯖江市一般会計補正予算(第8号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)款2総務費、福井豪雨災害対策本部費、款11災害復旧費につきまして、
審査の概要と結果をご
報告いたします。
冒頭に、災害復旧事業の進捗状況の調査確認を行うため、片上、北中山地区から河和田の上河内の旭橋付近までの現地視察を実施した後に議案の
審査を行いました。
まず、農林施設災害復旧費でありますが、農地および農業用施設の災害復旧事業に関して発生する地元
負担は、被災者個人に課せられるのかとの質疑があり、これに対して、事業に着手するために地元の取りまとめをして確約書を
提出した土地改良や農家組合に対して
負担金の納付をお願いするものであるとの答弁でありました。
次に、道路河川施設災害復旧費に急傾斜地崩壊対策費が計上されているが、国・県・市および地元の
負担割合はどうなるのかとの質疑があり、これに対して、国が50%、県が20%、市が26.5%、地元が3.5%となっているとの答弁がありました。
これを受けて、地元の
負担割合は、通常行っている事業の場合と何ら変わりがない。地元は納得しているのかとの質疑があり、これに対して、今回の片上地区の2件、北中山地区の2件は、地元区長等に
負担割合を示し、了解を得たうえで事業申請を行っているとの答弁がありました。
引き続き、前回の
委員会、協
議会においても要望があった、「福井豪雨について振り返り、発生の状況から問題点、反省点や教訓になったこと、今後しなければならないことの総括、集約について」早く示すべきとの質疑がありました。これに対して、地区基地を設置した河和田、北中山、片上、中河地区において地区連絡調整
会議を開催して、当時の状況についての
意見を聴取しており、今後、これらも含めて市全体のものにまとめ上げ、福井豪雨の記録として集約したいとの答弁がありました。
人命を第一に考え、避難勧告や指示といった情報が市民にいかにスムーズに伝達し、組織だった避難ができるかが大事であり、それを踏まえた防災体制の構築をすべきとの質疑があり、これに対して、自主防災組織の育成、強化や日ごろからの市民の防災意識の高揚について、啓発・啓蒙したい。また、福井豪雨における反省点を踏まえた防災訓練のあり方も検討したいとの答弁がありました。
市内全域で危険個所の調査・把握されているのかとの質疑があり、これに対して、県土木が調査をしており、現在、急傾斜地崩壊危険個所200カ所、土石流危険渓流107カ所、地滑り危険箇所6カ所となっているとの答弁がありました。
また、その他に、
1 把握されている危険個所については、今後の災害拡大を未然に防止するため、できる限りの努力をすること。
2 土砂が流失することになった林道や作業道の今後のあり方については、森林組合と協議すること。
3 災害復旧で土砂が取り除かれた川底に10月の台風23号によって堤防に積まれた土のうからの土が流失して再び堆積して浅くなっている部分があり、この対応を県に働きかけること。
4 河川の上流域で改修が進むと、下流域での
負担増が考えられるため、水害を受けやすい地域に対する対応・対策を充実させること。
などの要望が出されました。
以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第76号は、全員の
賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、福井豪雨災害対策特別
委員会の
報告を終わります。
○
議長(
高島哲夫君) ただいまの各
委員長の
報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
最初に、議案第76号 平成16年度鯖江市一般会計補正予算(第8号)を採決いたします。
本案に対する各
委員長の
報告はいずれも可決であります。
各
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第76号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第77号 平成16年度鯖江市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本案に対する
総務委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第77号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第78号 平成16年度鯖江市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本案に対する
教育民生委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第78号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第79号 平成16年度鯖江市ラポーゼかわだ特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する
産業経済委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第79号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第80号 平成16年度鯖江市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本案に対する
建設委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第80号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第81号 平成16年度鯖江市水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する
建設委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第81号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第82号 鯖江市民活動交流センター設置および管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
本案に対する
教育民生委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第83号 鯖江市下水道(特定公共下水道)事業基金条例の廃止についてを採決いたします。
本案に対する
建設委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第84号 市道路線の認定についてを採決いたします。
本案に対する
建設委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第85号 町および字の区域の変更についてを採決いたします。
本案に対する
総務委員長の
報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第86号 鯖江広域衛生施設組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合規約の変更について、議案第87号 鯖江・丹生消防組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合規約の変更について、議案第88号 公立丹南病院組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合規約の変更について、および議案第89号 公立丹南病院組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合規約の変更についてを一括して採決いたします。
本案に対する
総務委員長および
教育民生委員長の
報告はいずれも可決であります。
両
委員長報告のとおり決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号は、いずれも原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────
△日程第3.議案第90号 鯖江市助役の選任についてから日程第7.議案第94号 鯖江市固定資産評価
審査委員会委員の選任について
○
議長(
高島哲夫君) 日程第3、議案第90号 鯖江市助役の選任についてから日程第7、議案第94号 鯖江市固定資産評価
審査委員会委員の選任についてまで、以上5件を一括議題といたします。
理事者の提案理由の説明を求めます。
市長、牧野百男君。
〇市長(牧野百男君)登壇
◎市長(牧野百男君) それでは、ただいま追加ご提案いたしました議案につきましてご説明申し上げます。
最初に、議案第90号 鯖江市助役の選任についてでありますが、吉村 治氏を選任しようとするものでございます。
吉村 治氏は、昭和49年に福井県職員となり、福井県名古屋事務所長等を歴任し、現在は福祉環境部地域福祉課において強い指導力と責任感を持ち、県政の発展のため職責を全うしておられました。その卓越した行政能力と公正な人柄は、まことに適任であると考えますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
次に、議案第91号から議案第93号まで3議案は、鯖江市教育
委員会委員の任命についてであります。
はじめに、教育
委員会委員の田中榮一氏が一身上の都合により、11月8日付をもちまして辞職されましたので、同氏の後任として齋藤多久馬氏を、また、同
委員会委員の齋藤隆治氏が一身上の都合により、12月23日付をもちまして辞職されましたので、同氏の後任として福嶋昭二氏を、また、同
委員会委員の歸山美智栄氏が12月23日付をもちまして任期満了となりますので、同氏の後任として今立善教氏をそれぞれ任命しようとするものであります。
いずれの方も人格識見ともに優れた方であり、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
次に、議案第94号 鯖江市固定資産評価
審査委員会委員の選任についてでありますが、固定資産評価
審査委員会委員の角谷徳一氏が一身上の都合によりまして、10月29日付をもちまして辞職されましたので、同氏の後任として山田香代子氏を選任しようとするもので、人格識見ともに優れた方であり、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上ご提案いたしました議案についてご説明を申し上げました。何とぞ慎重にご審議くださいまして、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
高島哲夫君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題になっております議案第90号から議案第94号までの5件については、
会議規則第37条第2項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、議案第90号から議案第94号までの5件については、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
最初に、議案第90号 鯖江市助役の選任について、本案は、原案のとおり同意することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、議案第90号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第91号 鯖江市教育
委員会委員の任命について、本案は、原案のとおり同意することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、議案第91号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第92号 鯖江市教育
委員会委員の任命について、本案は、原案のとおり同意することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、議案第92号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第93号 鯖江市教育
委員会委員の任命について、本案は、原案のとおり同意することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、議案第93号は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、議案第94号 鯖江市固定資産評価
審査委員会委員の選任について、本案は、原案のとおり同意することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、議案第94号は、原案のとおり同意することに決しました。
ここで、吉村 治君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
〇(吉村 治君)登壇
◎(吉村治君) 吉村でございます。お許しをちょうだいしましたので、ごあいさつを申し上げます。
先ほどは、鯖江市助役の選任のご同意を賜りました。まことにありがとうございます。身に余る光栄に存じますとともに、その責務の重大さを痛感しているところでございます。
私、31年余、県の行政に携わってまいりました。その中で特に印象に残っておりますのは、9年前に行われました鯖江の世界体操選手権大会でございます。これは、全世界に大変鯖江を有名にしたといいましょうか、アピールをすることができたいい大会であったというふうに思っております。これからは、牧野市長のリーダーシップのもと、それから議員の先生方、さらに鯖江市の職員の皆さんと心を一つにしまして、鯖江市発展のために全力を尽くしてまいりたいという覚悟でございます。しかしながら、何分にも浅学非才、未熟者でございます。議員の先生方にはどうか温かいご指導とご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、甚だ簡単でございますが、お礼のごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。
──────────────────────────────────
△日程第8.
市会案第9号
日本郵政公社としての
経営形態堅持の
意見書について
○
議長(
高島哲夫君) 日程第8、
市会案第9号
日本郵政公社としての
経営形態堅持の
意見書についてを議題といたします。
提出者の提案理由の説明を求めます。
11番
加藤拓雄君。
〇11番(
加藤拓雄君)登壇
◎11番(
加藤拓雄君)
市会案第9号
日本郵政公社としての
経営形態堅持の
意見書についてを提案させていただきます。
意見書の案文の朗読をもちまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。
日本郵政公社としての
経営形態堅持の
意見書
郵政事業は、平成15年4月、国営の
日本郵政公社へと移行し、全国に設置された約2万4,700の
郵便局ネットワークを通じて生活インフラとしての機能を果たし、ユニバーサルサービスを提供しつつ、民間的手法も多く取り入れ企業努力をしている。
しかしながら、9月に強引に閣議決定した「基本方針」の冒頭で、「明治以来の大改革である
郵政民営化は、国民に大きな利益をもたらす」と記述され、国民が大きな利益を受け、日本経済が再生されるかのような主張が見られる。
郵政民営化と日本経済の再生と直接的な因果関係は全くなく、むしろ
郵政民営化によって国民・
利用者が受けてきた生活の基礎的サービスと恩恵が減少することから、国民には逆に不利益を及ぼすことになり、将来的に不安が一層強まることは明白である。
また、
民営化されれば、一般企業と同様に「利益優先」が最重要課題となり、不採算の名のもとに閉鎖や統廃合に追い込まれるに違いない。福井県においても、約半数に減少するであろうと試算されている。この結果、ユニバーサルサービスは維持されず、過疎化や地方・弱者の切り捨てに一層拍車がかかるのは間違いない。
130年を超える歴史の中で築かれてきた大きな公共のネットワーク、長い間培われてきた「国民共有の財産」を国民不在のまま失うことは決して許されるものではない。
世論調査でも、「公社のままで、時期尚早、実績を見て検討」の
意見が80%以上あることから、郵政三事業一体で国営の現経営形態「
日本郵政公社」を堅持することを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により、
意見書を
提出する。
平成16年12月24日
福井県鯖江市
議会
なお、
意見書の
提出先でございますが、衆議院
議長 河野洋平氏、参議院
議長 扇 千景氏、内閣総理大臣 小泉純一郎氏、内閣官房長官 細田博之氏、経済財政政策・
郵政民営化担当大臣 竹中平蔵氏、総務大臣 麻生太郎氏、財務大臣 谷垣禎一氏であります。
議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
○
議長(
高島哲夫君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題になっております
市会案第9号については、
会議規則第37条第2項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
市会案第9号は、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、
討論を終結いたします。
これより
市会案第9号
日本郵政公社としての
経営形態堅持の
意見書についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、
市会案第9号は、原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────
△日程第9.
市会案第10号
三位一体改革における
農業農村整備事業に関する
意見書について
○
議長(
高島哲夫君) 日程第9、
市会案第10号
三位一体改革における
農業農村整備事業に関する
意見書についてを議題といたします。
提出者の提案理由の説明を求めます。
18番
蓑輪安兵衞君。
〇18番(
蓑輪安兵衞君)登壇
◎18番(
蓑輪安兵衞君)
市会案第10号
三位一体改革における
農業農村整備事業に関する
意見書についてを提案させていただきます。
意見書の案文の朗読をもちまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。
三位一体改革における
農業農村整備事業に関する
意見書
農業・農村は、安全・安心な食料の供給を担うとともに、自然環境や良好な景観の保全など、多面的機能の発揮を通じた国土保全をはじめとする国民生活の安全の確保という重要な役割を担っている。農業・農村が今後ともその役割を適切に発揮できるよう各般の施策を講じることは国の責任である。とりわけ農業・農村整備事業は、食料の安定供給や多面的機構の維持保全に寄与する重要な事業であり、鯖江市が目指す「豊かな農林業の活性化」に寄与するものである。
現在、国全体の経済財政構造改革や
三位一体改革、農業行政の改革に向けて、さまざまな議論がなされ、一定の方向が出されたところであるが、今後の改革においても、「国の礎」とある「農」や「食」にかかわる施策については、引き続き国の責務として実施されるよう、次の事項について強く要望する。
記
1
農業農村整備事業については、国の礎となる「農」や「食」にかかる重要な事業であることから、必要な事業が必要なときに重点的に実施できるよう、引き続き国の責務として確実に実施すること。
2
農業農村整備事業は、稲作農業を主体とし、良質米の生産地である福井県内にとっても必要不可欠な事業であり、今後とも積極的に推進すること。
以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を
提出する。
平成16年12月24日
福井県鯖江市
議会
なお、
意見書の
提出先は、衆議院
議長 河野洋平氏、参議院
議長 扇 千景氏、内閣総理大臣 小泉純一郎氏、内閣官房長官 細田博之氏、経済財政政策・
郵政民営化担当大臣 竹中平蔵氏、総務大臣 麻生太郎氏、財務大臣 谷垣禎一氏、農林水産大臣 島村宣伸氏であります。
議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○
議長(
高島哲夫君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題になっております
市会案第10号については、
会議規則第37条第2項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、
市会案第10号は、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ないようでありますので、
討論を終結いたします。
これより、
市会案第10号
三位一体改革における
農業農村整備事業に関する
意見書についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することに
賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○
議長(
高島哲夫君) 起立全員であります。
よって、
市会案第10号は、原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────
△日程第10.委員の派遣について
○
議長(
高島哲夫君) 日程第10、委員の派遣についてを議題といたします。
本件につきましては、地方自治法第109条第6項および
会議規則第97条の規定により、お手元に配付したとおり、委員を派遣いたしたいと思います。これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
高島哲夫君) ご
異議なしと認めます。
よって、配付のとおり、派遣することに決しました。
以上で、今期
定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。
これをもちまして、第348回鯖江市
議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
閉会 午前11時35分...