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平成16年 3月第341回定例会−03月26日-04号

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  1. 鯖江市議会 2004-03-26
    平成16年 3月第341回定例会−03月26日-04号


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    平成16年 3月第341回定例会−03月26日-04号平成16年 3月第341回定例会            第341回鯖江市議会定例会会議録    ──────────────────────────────────        平成16年3月26日(金曜日)午前10時03分開議    ──────────────────────────────────    〇出席議員(26人)            1 番  木 村 愛 子                          2 番  林   太 樹                          3 番  空   美 英                          4 番  丹 尾 廣 樹                          5 番  福 岡 宏 明                          6 番  平 岡 忠 昭                          7 番  水 津 達 夫                          8 番  岩 佐 常 守                          9 番  黒 田 重 治                          10番  山 崎 文 男                          11番  加 藤 拓 雄                          12番  山 田 利 信                          13番  末 本 幸 夫                          14番  佐々木 敏 幸
                             15番  若 林 政 幸                          16番  石 橋 政 之                          17番  蓑 輪   昇                          18番  蓑 輪 安兵衞                          19番  玉 邑 哲 雄                          20番  高 島 哲 夫                          21番  山 本 又一郎                          22番  岩 野 甚四郎                          23番  菅 原 義 信                          24番  山 口 導 治                          25番  笹 川   希                          26番  増 田   光    ──────────────────────────────────    〇欠席議員(0人)    ──────────────────────────────────    〇説明のため出席したもの  市長           辻  嘉右エ門                  副市長          若 林 みや子                  副市長          岸 本 秀 治                  副市長          瓜 生 守 幸                  収入役          梅 田 幸 雄                  教育長          田 中 榮 一                  特命監          飯 嶋 信 次                  特命監          岡 山 和 市                  特命監          森 本   茂                  特命監          福 田 栄 喜    ──────────────────────────────────    〇説明補助者として出席したもの                  未来政策課長        五十嵐 嘉 也                  市長課長         友 永 英 宣                  市町村合併推進課長    塚 崎 明 男                  総務課長         天 谷 武 博                  監理課長         山 本 信 英                  IT推進課長       中 村 修 一                  地域づくり課長      千 秋 冨 秀                  民間活力(NPO)推進課長藤 井 勇 二                  男女平等推進課長     友 兼 由紀子                  ユニバーサルデザイン課長 宇 野 徳 行                  市民課長         堀   勝 子                  福祉課長         野 村 かよ子                  こども課長        酒 井   誠                  おじいちゃん・おばあちゃん課長                               平 井 勝 治                  健康課長         斉 藤   勉                  環境課長         福 田 末 隆                  ファッションタウン課長  伊 部 孝 幸                  産業と生活課長      辻 川 哲 也                  地場産業振興支援課長   軽 部 利 宣                  農林課長         末 本 勝 志                  道路建設課長       夏 梅 孝 夫                  道路維持課長       宮 川 敬 一                  公園住宅課長       田 中 伯太郎                  土地開発課長       山 川 光 雄                  上水道課長        田 中 憲 男                  下水道課長        横 田 繁 一                  教育委員会事務局長兼庶務課長                               三田村   勉                  生涯学習課長       竹 内 秀 博                  文化課長         竹 内 信 夫                  スポーツ課長       佐々木 繁 樹                  出納課長         松 村 里 見                  監査委員事務局長     齋 藤 久 義                  市民広聴室長       加 藤 政十司                  ファッションタウン2005                  ファッションタウンメモリアル推進室長                               辻 本   正                  環境政策室長       加 藤 泰 雄    ──────────────────────────────────    〇職務のため出席したもの  議会事務局長       笠 島 宗 雄                  議会事務局次長      米 田 康 宏                  議会事務局参事      丸 田 時 雄                  議会事務局参事      高 尾 副 次                  議会事務局主任      宮 田 幹 夫                  議会事務局主事      笠 島 一 芳               開会 午前10時03分 ○議長(高島哲夫君) これより本日の会議を開きます。  初めに欠席の報告をいたします。  税務課長、福岡敏男君から都合により欠席の届けが出ております。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定めます。  議事に入ります前に、加藤拓雄君から3月17日の本会議における発言について、関連質問においては不適当な発言であったので、会議規則第65条の規定により、その全部を取り消したいとの申し出がありました。  お諮りいたします。  取り消しの申し出を許可することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  加藤拓雄君からの発言の取り消しの申し出を許可することに決しました。  本日、議会運営委員会が開かれておりますので、その結果について、委員長の報告を求めます。  議会運営委員長、加藤拓雄君。            〇議会運営委員長(加藤拓雄君)登壇 ◎議会運営委員長(加藤拓雄君) おはようございます。今日は本当にたくさんの傍聴の方がいらっしゃるので力が入りますので、どうかひとつしっかりと聞いてください。  先ほど、開催しました議会運営委員会の審議の結果について、ご報告を申し上げます。  理事者から当初予定の追加議案のほかに条例改正案1件、人事案件1件および市会案1件が追加提出されました。これら3件も本日の会議において審議することとし、なお市会案1件、市長不信任決議案につきましては、本日の冒頭に審議することで意見の一致を見た次第でございます。  以上で報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 議事に入ります。    ────────────────────────────────── △日程第1.市会案第1号 辻 嘉右エ門鯖江市長不信任決議案について ○議長(高島哲夫君) 日程第1、市会案第1号 辻 嘉右エ門鯖江市長不信任決議案についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  提出者、玉邑哲雄君。
                 〇19番(玉邑哲雄君)登壇 ◎19番(玉邑哲雄君) おはようございます。  辻市長が市政を担当されまして7年目を迎えられました。公約はワーストワン鯖江ファッションタウンの推進、また、行政改革での我慢と選択、着実に実施をされてこられました。しかし、結果は、市民の目には全く見えないどころか、反対に着実に財政は悪化を来しております。極めて危険的な状況であると言わざるを得ないのであります。しかも、市民や産業界のニーズと市長の考えは、確実に大きくかけ離れ、市民の間で不満と行政不信が蔓延をし、また、加速度を増してきているのであります。  このような状況のなか、今回、合併問題と合併協議における失政であります。ならびに平成16年度の予算における市民感情無視の大いなる誤り、また、一貫して住民無視の強引な政治手法がこれだけで辻市長の政治責任を問うのに十分であると思うところでございます。しかし、さらに結果が見えないファッションタウンを財政悪化のなかで改めることなく、ファッションタウン関連大型ソフト事業等、また、大型箱物行政を継続しようとされております。さらにそれを推進されようとしているわけであります。市長は、職員が鯖江市の将来を憂う気持ちと、また、市民や職員の声なき悲痛な声を、また、失望感、鯖江市におけるこのような最大の危機を察知できないのでしょうか。そういうような意味におきまして、我々は決断をした次第であります。鯖江市の再興と職員の相互信頼と、そして、対外的な行政信頼回復を願って鯖江市長不信任決議案をここに提出いたす次第であります。  賛成議員といたしまして、増田 光議員、山本又一郎議員菅原義信議員蓑輪安兵衞議員黒田重治議員、林 太樹議員、丹尾廣樹議員福岡宏明議員の勇気あるご賛同を得まして提案の理由を説明させていただきます。  まず、合併に関しましては、丹南広域圏の重要な枠組みを独断で離脱をし、福井市等への合併へ、トップダウンの手法で独走されたところであります。7割を占める市民の心配をよそに、全く説明責任を果たすことなく、職員の労力と膨大な出費は市民の血税がゆえに結果なきときの責任は極めて重大であると言わなければならないのであります。総合的判断と慎重さを欠いた今回の政治判断であったと言わざるを得ないのであります。辻市長の合併の手法は、スタートの段階から間違っていたと言わざるを得ません。明治の大合併や昭和の大合併は行政主導の合併でありましたが、今回の合併は住民主導であり、トップとしての役割は、住民の立場に立ち、住民の意思を確認し、いろいろな枠組みを選択できますように、情報を市民に的確に提供し、市長としては謙虚さと真心を持って進めるべきであったと思います。しかし、今回の合併は、住民の意思を未確認のままで市長の私情優先と隠密外交が裏目に出たのであります。その間、住民に説明責任を果たすことなく、暗礁に乗り上げてからもトップとしての責任を果たすことなく、信頼関係を損ない、トップ外交の破綻を市民の前に表出したのであります。合併の破綻の最たる原因は、人を相入れない政治姿勢そのものにあると断言できるのであります。また、今議会で我々の議会や法定協のメンバーにすら全く相談なく実質的な結論を出された次第であります。一般的な常識を無視した行為からも、独断先行のワンマン行政と説明責任が全くないトップダウンで、いわゆる市民無視、議会無視は明白であります。合併の最初から終わりに至るまで一貫してトップダウンそのものであり、トップダウンがゆえに責任はトップの市長、あなたしかないのであります。鯖江市が失ったものは有形無形計り知れないものがあります。市民に与える財政的な影響は膨大であります。しかし、政治責任をも微塵も感じさせない市長の態度に驚愕と驚嘆を覚えるのであります。日本文化である恥の文化は忘れられてきた今日でありますが、鯖江市の大いなる恥であると思います。鯖江市始まって以来の最大の失政であると言わざるを得ないのであります。また、このような状況におきましても、市長は反省の弁は一切語らず、他人への責任の転嫁をするばかりであります。福井市長への責任の転嫁、また、住民投票の署名への責任の転嫁、それを支えた市会議員への責任の転嫁の言葉を市長の口から聞くとき、脱力感とともにまことに情けない限りであります。責任は福井市長ではなく、鯖江市長のあなたにすべての責任があるのです。また、住民投票の署名が過半数を超えたことは、辻市長の住民無視の政治姿勢に責任があるのです。また、住民投票を支えた市会議員の責任ではなく、辻市長の住民無視の政治姿勢を安易に支え続けた市長派の議員にあると言わざるを得ないのであります。教育界、産業界、農業界、そして、女性の会、市民の悲痛な声が聞こえないのでしょうか。極めて残念でなりません。合併特別委員会に市長は出席され、合併の予算で修正の指摘を議員から受け、予算を通すためか、市長自ら合併を市長派議員の力をかりて再度見直してもよいなどと不謹慎極まりない発言をされたと聞き、言行不一致、口から出任せ、これでは相手に信用されないばかりか、不信を増幅するばかりであります。このことは、相互信頼を旨とする合併協議の大いなる支障になったばかりでなく、言行不一致の政治手法は合併破綻の最大の原因であると断言せざるを得ないのであります。  次に、事業見直しについて申し上げますと、今議会でも合併が白紙となった現状で、さらに厳しくなる財政を憂い、新規事業の見直しを求めますと、市長の欲望的な行政主導の事業を改めるどころか、聖域とも言える学校建設や市民密着の事業を見直す考えを示唆され、敵意的な感情論むき出しで恐怖さえ感じたのであります。  問題点を幾つか申し上げますと、ミラノ事務所は福井県でさえ撤退したのであります。しかし、鯖江市長は今なお見直す考えは毛頭ないと言っておられます。また、市民の理解が得られないファッションタウン計画はまだこれからさらに進めようとされておられます。地域自治組織、そして、公民館の問題は、いわゆる公民館の職員の、また、区長会が大変混迷をされ心配をされているなか進めようとされておられます。また、ファッションタウンメモリアル事業2億8,000万の環境センターの大型事業、22億円の福祉総合施設の事業、10億円を要する石畳の回遊道路等々、大型事業は今のこのような厳しい財政状況のなかで必要ではないと市民が思うのは本当に私どもも思う次第であります。行政主導の箱物行政は、市民は全く望んでいないのであります。また、職員の採用は、計画の3倍にもなり、19人が採用される予定であります。生涯賃金3億円と試算いたしますと、60億円の出費がこれから先行投資となるわけであります。これらすべて住民無視であるばかりか、見直しをしない政治姿勢に対しまして、我々は我慢ができないのであります。今回の不信任の大きく動かした原因はこれらの点であります。将来の鯖江市と市民のさらなる痛みと我慢を考えるとき、我々議員の我慢も限界であります。市民の負託を受けて選ばれてきた我々議員として、市民のために真剣に考え、市民の負託に誠実にこたえるためにも、議員各位の誠意ある判断と勇気ある決断を心からお願い申し上げ、鯖江市議会始まって以来の鯖江市長不信任決議案と提案の理由の説明といたします。重ねて議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(高島哲夫君) 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題になっております市会案第1号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、市会案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。  10番 山崎文男君。              〇10番(山崎文男君)登壇 ◆10番(山崎文男君) ただいま玉邑議員のほうから辻市長の不信任決議案が提出されたところでありますけれども、私は反対の立場から討論に参加をさせていただきまして、議員各位のご賛同を得たいと思うところでございます。  まず、市町村合併についてでありますが、国におきまして、平成12年4月にいわゆる地方分権一括法が施行されました。地方行政を担う市町村の自主自立が求められるようになったのを機にいたしまして、市町村合併の動きが全国的にクローズアップをされてまいりました。  鯖江市におきましても、合併に関する研究会が設置をされまして、幾つものパターンを想定し、鯖江市にとって最も望ましい選択を模索をしてきたところであります。その過程のなかにはいろいろございましたが、最終的には全国的にも極めて珍しいとまで言われました2つの住民投票によりまして市民が選択をした形が、今回の福井市との合併であったということであります。この住民投票は、合併に対する方向性を市民に直接選んでいただくことが目的であり、住民自らの投票によって武生市とは合併をしない。枠組みを問う三択によりましては、福井市等との合併を進める。という結論であったわけであります。確かに数字的には圧倒的なものではありませんでしたが、民主主義における投票におきましては、その中の最多数を選択することは当然のことでありまして、その決定に疑問を挟む余地のないものであり、逆に、もし、この投票結果を無視することができたのか。という疑問を私は投げかけたいと思うのであります。  そして、この投票結果を受けまして、我々鯖江市議会も福井市等との法定合併協議会の設立を認めてまいったわけであります。ここに至るまで、辻市長が一段一段階段を上るようにして手続を踏みながら市民と対話し議会と相談をしながらやってこられたわけであります。今ほど言われましたような、市民の意見を無視して強行したようなことは全く当てはまらないというふうに私は思うわけであります。また、辻市長は、協議にあたっては、何が何でも合併という合併ありきの姿勢ではなくてし、鯖江市の発展が目的であり、鯖江市民の幸せなくして合併する意味がない。常々おっしゃってこられたわけであります。それが生命線であり、鯖江市にとっての合併に対する理念であったと思うのであります。また、我が市の市民に最後まで根強く残っておりましたのは、吸収への不安であり、対等への疑問であったと思うのであります。私たち議会もまた、そうした真の対等合併への市民不安を担保するものとして、目に見える形のものを辻市長に求めてまいったことも事実であります。合併を推進する人も、また反対をしてこられた人も、一様に辻市長に実質的な対等合併を迫ってまいりました。辻市長はそれにこたえる形で双子都市構想、あるいはまた地域自治組織を主張してこられました。しかも、それを生命線としてまで頑張ってこられた結果が福井市に受け入れられなかったということでありまして、むしろ、我が市の立場を守ろうとして頑張ってこられた結果であり、市長にその責任はない。むしろ、市長も幹部職員もよく頑張ってこられたと敬意を表するものであります。合併が不調に終わったからといって、その責任を市長に問うということは、まことに的を得ないというふうに考えるものであります。  次に、ファッションタウンについてでありますが、平成12年3月に産業界、市民、行政が一体となりまして「元気さばえ」の実現を目標に基本構想、基本計画実施事業によるファッションタウン計画を策定したものであります。その後は、ものづくり・まちづくりくらしづくりを連携しながら、地域資源を生かした特色あるまちづくりのために、167の実施事業についてそれぞれの実施主体において真剣に取り組んでおりました。着実に一歩一歩前に進んでいるものと感じておるわけであります。これらの取り組みは目先の成果でなくしてその積み重ねがこれからのまちづくりにおける大変重要なことだと思うのであります。例えば、漆器産業における軒下工房、あるいはまた、漆のれん会の取り組みやお菓子の若手職人によります房の夢菓房の「さばえの夢」の菓子開発の取り組みなど、その成果がうかがえるものもありまして、また、買さばえ運動など、地域資源の再発見など、市民運動としても一つ一つ着実に盛り上がってきているわけであります。  次に、辻市長の市政に対する取り組みの方法について言及をされておられるわけでありますが、右肩上がりの高度成長時代のときのように何をしても波に乗れるたようなときとは違うわけであります。低迷をいたしますなか、強力なリーダーシップがないと波に飲み込まれてしまう時代においては、時にはまたトップダウンによる手法も必要であったと思うのであります。PFIによる民間活力の導入や「21鯖江の華」に見られる住民自治の成熟、そしてまた、TTの配置や少人数学級などは、その後、他の自治体が追随するなど、先進的な取り組みは大いに評価をされているところであります。また、生活者の立場に立った組織として、国や県の縦割りではなく、市民の利便性を優先して児童関連事業の窓口の一本化で事務を集約したこども課や高齢化福祉の業務を取り扱うおじいちゃん・おばあちゃん課、それらに代表される機構の改革など、市民の方にとって極めてわかりやすいというふうに好評であるわけであります。また、鯖江市は、従来から少数精鋭主義を堅持いたしており、聞くところによりますと、県内6市における人口当たりの職員数の数値は、鯖江市の人口に置き換えましても、鯖江市の職員数はほかの自治体の7割以下の職員で業務されているとのことであります。  最後に、平成16年度の予算についてでありますが、今回、理事者から提案されました予算案は、国、地方を通じたまことに厳しい行財政環境のなかで編成をされました緊縮型の予算でありまして、市民にとって必要な事業に重点的に予算配分が図れたものでありまして、社会情勢の変化や多様化する市民ニーズを的確にとらえたものであるというふうに考えるわけであります。また、ファッションタウンメモリアル事業は、今までの先人の偉業を受け継ぐことでさらなる飛躍を目指し、今後の「元気さばえ」の実現につながっていく大切なものであり、そのほかにつきましても、市民サービスの向上に配慮した大切な事業であります。  本市の財政を取り巻く環境は引き続き大変厳しいものであると聞き及んでおりますが、予算全体としては、現時点において市民のニーズにこたえた計画的な施策や事業が盛り込まれているというふうに考えるものであります。  以上のような観点から今回提出されました辻市長の不信任決議案は適当ではないと考えておりますので、この不信任決議案に反対するものでありまして、議員各位のご賛同を心からお願いを申し上げるところでございます。  以上でございます。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。  26番 増田 光君              〇26番(増田 光君)登壇 ◆26番(増田光君) 辻鯖江市長不信任決議案に賛成の立場で討論をいたします。  今後幾つかの事務手続を終えて合併白紙になるであろう変化を見ましたが、先ほど提出者の玉邑議員のほうからまずはいろいろと意を尽くされているわけでございますが、そもそもこの起因を振り返れば、平成14年7月に開催された広域丹南11市町村の管理者会において、自分一人の見解、すなわち独見をもって丹南地域の合併を断念、福井市等との合併に加わることを9月市議会定例会でもその意向を示し、その理由として丹南地域との合併では、合併後15年間の財政指数は、普通建設費40%近くが落ち込み、この合併は最悪と決めつけ、丹南市町村のそれぞれの温度差こそあれひんしゅくを買い、いくつもの一部事務組合を構成する広域行政、広域議会の先行きに危惧を覚えたところであります。その後、昨年4月の合併特例法に基づく2つの住民投票では、選挙妨害ともとれる受任者への圧力など、市長の軌道を逸した行動のみに走り、肝心な法定協議会に入る前の段階で既に明らかに協議の場でしておかなければならない鯖江市としての確約もとらず、新市まちづくりの素案や重要項目のすり合わせなど、中核市の理念とともに広く市民に知らすべきであったと思っております。それにもかかわらず、市議会改選直前の5月臨時会で法定協議会設置の決議がなされたわけでございます。これは、ご案内のとおりでありますが、今日に至った経過の中には合理的理念もないまま中核市の総論のみで決議した議会もまた大きな責任の一端を負わなければならないと思っております。  改選前の議会の一員として今日の事態になりましたことを市民の皆様に深くおわびをいたす次第でございます。しかし、一切の権限は市長にあると説明責任の義務を忘れ、ツインシティ構想や地域自治組織の確立など、詰めの段階に入り、その場その場で合併促進の足かせになるような課題を福井市等に突きつけ、言葉のうえでは鯖江市民のための生命線と位置づけてはいますが、こうした重要問題はさきに申したとおり、法定協議会立ち上げの前にするべきであり、市長自らが進め自らが断念されたこの合併は、真摯に中核市構想に取り組まれた福井市等との信頼関係に大きな汚点を残す結果になったことへの反省の言葉さえなく、今や合併を模索するにも隣接市町村との「信頼」の二文字をなくした鯖江市は、事合併に関しては、宙に浮いた存在であると言わざるを得ません。かかる失政の責任はまことに大であると断じなければならないと考えております。  また、合併を白紙に戻さざるを得ない理由に、合併協議会の審議中に住民投票条例設置を求める署名が2万7,000余あったことが一つの要因であるような発言でありますが、これら数多くの市民の皆様方の署名は、福井市等との合併に反対する人も数多くあったと思いますが、また反面では、合併ではなく、市民無視の行政に対する政治不信の署名であったと私は思っておるところでございます。  私は、合併に関してのみ申し上げましたが、市長の市政全般にわたる独断先行、市民不在の市政運営に強く抗議いたしまして討論といたします。ご賛同のほどよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。  13番 末本幸夫君。              〇13番(末本幸夫君)登壇 ◆13番(末本幸夫君) 私は、ただいま提案された市長に対する不信任決議案について反対の立場から討論をいたします。  この不信任案の理由として、市町村合併ほか3点について理由を述べられておりますが、まず、市町村合併については、鯖江市百年の計を見誤らないために、現在、鯖江市が置かれている現状および今後の国の施策や福井県の現状をかんがみ、よりベターな選択として福井市等との合併を辻市長は選択され、また、その選択にあたっては、住民投票および我々議会に諮って進められてきたことでありますので、決して強行したということではないと私は考えております。また、この合併協議については、福井市等との合併がありきではなく、協議を通じて鯖江市のよさを残し、さらに鯖江市が今後も地場産業のまちとしてまた、活力ある地域となり、輝かしい将来が保障されるもののように最善の努力をされてきたものであると私は考えております。しかしながら、今回の主張が、すなわちツインシティや住民自治が時間的な制約があり、福井市に理解されずにまことに残念ながら白紙にせざるを得ない状況に至ったものであります。  さらに、住民運動に関しても、法定手続に従い、市長として粛々と見守ってきたことを今議会においても表明されております。  このように、市長としての責任を十分に果たし、今もなお説明責任を果たすべく、区長会や業界団体等に対し、説明を行っておられると聞き及んでおります。政治責任を問うのであれば、市長のみならず、我々市議会および議員も等しく責任を負うべきものと考えております。  次に、ファッションタウンについて成果が上がっていないとのことでございますが、SSIDでも従来からとは比較にならないほど進展し、現在では大阪大学のe−ラーニング等のその内容も格段に充実してきており、地場産業の育成、活性化に十分にその成果を上げているものと私は考えております。産業の育成には相当の時間を必要とし、今、その芽が育ち、今後大きく花開こうとしているところであります。その出発点として、今までのファッションタウン事業を集大成し、今後のファッションタウン事業を花咲かせようとするもので、16年度予算編成も厳しい財政のもと、対前年度との比較でも0.3%の緊縮予算を組むなかで、住民の要望を最大限に取り入れたものであると私は思っております。さらに、トップダウン手法と批判をされているようですが、それは市長のリーダーシップというべきであり、また、リーダー不在の時代と言われる昨今において、俗にお役所仕事と言われてきたように、決定するまでには時間が相当かかっていた時代と比べると、むしろ歓迎すべきところであり、批判をするものではないと考えております。さらに、職員の自主性、自発性が損なわれているとの指摘についても、それは市職員に対して大変失礼な発言ではないかと思っております。市の職員は、よりよい行政サービスを提供しようと努力し、日夜、土日を問わず働いておられることを私は拝見しております。私は、この難局の時代において、市および市議会は車の両輪のごとくまさに一体となって住民サービスに取り組むべきと思っております。  よって、以上のことを踏まえたうえで不信任案の理由がいずれも当たらないので、この提案された不信任決議には反対をするものであります。議員各位の賛同を心からお願いを申し上げまして討論を終わります。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。  23番 菅原義信君。              〇23番(菅原義信君)登壇 ◆23番(菅原義信君) 今議会に提案されました辻鯖江市長の不信任決議案に対して賛成の立場から討論に参加したいというぐあいに思います。  大体2つの点について申し上げておきたいというぐあいに思います。  1つは、今も末本議員のほうから言葉の中にありましたけれども、市長のリーダーシップとは一体何かという問題についてであります。自らもおっしゃっておられますけれども、トップダウンという手法でもって今日まで市政運営を行ってこられたわけであります。しかし、そのトップダウンという手法は民意が集約をされる、そのことが前提だと思うのであります。合併問題について申し上げますと、この市民の意思、民意と申しますか、これが確認をされた最初の機会は、昨年4月に実施されました住民投票であります。その三択の住民投票におきまして、多くの報道機関が報じましたとおり、市民の意思は3つに分かれたと言われたわけであります。ここにおられる多くの議員の方々もそのことについてはいたく心配の向きがあったはずであります。当然、こうした場合に、この3つに分かれた市民の意思を集約をする、ここにこそ市長としてのリーダーシップが発揮されるべきであったと強く思うわけであります。確かに福井市を支持された市民の皆さん方の数は多数でありました。しかし、これは、いわば比較多数と言われているものであります。2位との差はわずか2%しかなかったわけであります。しかし、それを今日まで民主主義だといって福井市との合併を進めてきたわけであります。しかし、民主主義とは一体何でありましょうか。読んで字のごとくでありますけれども、民が主となる思想、あるいは原理、制度であります。その民の意思が3つに分かれたわけであります。ここにこそ、先ほど申したとおり、市長としてのリーダーシップが最も発揮をされるそういう場であったと思うわけであります。比較多数を根拠にするのは民主主義とは全く相入れない独断以外の何ものでもないと断ぜざるを得ないところであります。  ましてや今日まで進めてまいりました住民自治、民主主義のルールにのっとって住民意思を問うための署名運動、これを合併が壊れたことに対しての最大の要因として主張されていることについては、私は残念ではありますけれども、市長の見識、民主主義に対する感覚、こういうものを疑わざるを得ないと申し上げなければならないと思うところであります。  2つ目は、議会の問題であります。先ほど来、市長は、ひとり言であるのか、あるいはやじと申されるのであるのか、ときどき言葉を発せられているわけであります。私は、今日まで議会の機会あるごとに、特に鯖江市の行政におきます議会と理事者との関係、この問題について訴えてまいりました。地方行政、地方自治の仕組みと申しますのは、先ほどの言葉の中でも車の両輪であると、こういう言葉が出されております。しかし、車の両輪であると言われるゆえんは、執行権者である理事者と審議権を持つ議会が対峙をする、そして、チェックを行っていく、そこにこそ成り立つ原理であるはずであります。今日までここにおられる私を含め26人の議員の方々が、幾度となく市長が委員会審議、委員会審議ばかりか、この本会議の議事運営にまで介入をする、そういう場面を目の当たりにされてきたことであると思うんであります。私は、市長として、行政の最高責任者として最も手を出してはいけない禁じ手だと思うのであります。こういう点からも、私は、今回提案をされております不信任決議というものが妥当なものであり、これは、多数の議員の皆さん方のご賛同を得て成立をさせていかなければいけない案件だと思うわけであります。  また、最後に一言だけ触れておきたいと思いますけれども、来年度、平成16年度の予算についてであります。先ほども末本議員の中で触れられておりました。しかし、一般質問の中におきましても、市長を今日まで支えてきた議員の方々でさえ、このメモリアル事業でありますとか、あるいは幾つかの箱物事業に対しては、この財政厳しい折に疑問を呈しておられたではありませんか。私は、そういう点からも今回4つの点にわたって市長不信任の理由が述べられておりますけれども、いずれも妥当なものであり、多くの議員の皆さん方が賛同いただきますことを心からお訴え申し上げまして、討論への意見とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(高島哲夫君) 傍聴者に申し上げます。  拍手はやめてください。もし、今後、静粛にされない場合は退場を命じますので、ご注意ください。  ほかに討論はありませんか。  18番 蓑輪安兵衞君。             〇18番(蓑輪安兵衞君)登壇 ◆18番(蓑輪安兵衞君) おはようございます。ご苦労さまでございます。  私は、賛成の立場で意見を述べたいと思います。  ただいま提案されました辻 嘉右エ門鯖江市長不信任決議案に対しまして賛成の立場から意見を表明したいと思います。  辻市長は、本会議の冒頭に行われた辻市長の施政所信で、平成16年度の鯖江市の根幹をなす一般会計予算の提案理由の一つに、福井市等との合併を前提とした予算編成となっていることを表明されました。しかるに、そのわずか1週間後の代表質問に対する答弁の中で、唐突に合併の白紙撤回を表明されたわけでございます。本来、このような所信と全く異なる施政の方向転換を表明する場合には、当然、事前に議会への説明があってしかるべきでありますが、一言の説明もなく、しかも、福井市等との合併の是非を問う住民投票の実施を求める署名が2万7,000筆余りあったことにその原因を求めるなど、辻市長の責任を回避する態度は言語道断であります。許しがたいと言わざるを得ません。また、不要不急となったミラノ事務所の設置を継続し、あるいは副市長三人制、政策監の導入など、財政が逼迫している今日に至っても、全く投資効果のない事業を展開していることは、市民の支持を得られないばかりか、市の財政を破綻に導くばかりであります。さらに、部長制を廃止し、完全課長制を導入して、絶大なる権限を市長に集中するなど、独裁体制を確立し、市政を私物化するなど、多くの市民の鯖江市を思う気持ちを全くないがしろにしてきたことは、市長としてあるまじき姿であります。これ以上、辻市長が鯖江市長としてとどまることは鯖江市民にとって最大の不幸であります。したがいまして、この辻 嘉右エ門鯖江市長不信任決議案に対しまして、議員各位が賛成をされるよう訴えまして、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  市長不信任の表決については、地方自治法第178条の規定により、議員数の3分の2以上の者が出席し、その4分の3以上の同意を必要といたします。出席議員は26名でございます。議員数の3分の2以上であります。  本件は、この決議案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(高島哲夫君) 出席議員の4分の3は20人です。ただいまの起立者は11名であります。所定数に達しません。したがって、市長不信任の決議案は否決されました。    ────────────────────────────────── △日程第2.請願・陳情の審査結果 ○議長(高島哲夫君) 日程第2、請願・陳情の審査結果を行います。  所管の委員会に付託いたしました請願・陳情について審査の結果の報告を求めます。  最初に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長、玉邑哲雄君。             〇総務委員長(玉邑哲雄君)登壇 ◎総務委員長(玉邑哲雄君) 総務委員会に付託を受けました請願第2号 米軍支援法案、国民保護法案など、有事法制関連7法案に反対する意見書の提出について、審査の主な概要および結果についてご報告申し上げます。  本件につきましては、国の防衛問題に主とする市に関することであるとの意見や、国の推移を見ながら判断すべきである。との意見も出されたところであります。  以上のような経過を踏まえ採決をいたしました結果、賛成多数をもって継続審査とすべきものと決した次第であります。  以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 次に、経済企業委員長の報告を求めます。  経済企業委員長、黒田君。            〇経済企業委員長(黒田重治君)登壇 ◎経済企業委員長(黒田重治君) 経済企業委員会に付託を受けた請願第1号 吉川東地区農業集落排水処理施設の建設地変更についての審査の概要および結果についてご報告申し上げます。  現在、市を交え石田3町と吉川東地区農業集落排水事業推進協議会それぞれの代表者による協議が始まったばかりであり、やはり円満に解決することが望ましく、協議の行方を見守りたい。との意見の一致を見て、採決いたしました結果、全員の賛成をもって継続審査すべきものと決しました。  以上で経済企業委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 次に、教育民生委員長の報告を求めます。  教育民生委員長、若林政幸君。            〇教育民生委員長(若林政幸君)登壇 ◎教育民生委員長(若林政幸君) 教育民生委員会に前定例会で付託を受けまして継続審査といたしました陳情第4号 し尿収集料金の改定についての審査の概要および結果についてご報告申し上げます。  陳情第4号 し尿収集料金の改定についてでありますが、理事者からし尿収集料金は、平成8年度から現行のままの18リットル当たり150円となっている。また、県下7市の平均的な料金は18リットル当たり150円となっており、最低で丹生郡の135円、最高で美山町の160円となっている。との説明がありました。この陳情の背景には、取り扱い件数が減少し、経営が厳しくなってきていることを訴えております。しかし、企業努力もすべきであり、住民生活に直接影響を及ぼす公共料金であるため、要望の200円という料金が妥当であるとは言えない。さらに、鯖江市の料金が特別に安価、安いということではなく、現状でよいとの意見が大半を占めました。また、今回の陳情は、福井県環境保全協会から統一した形で提出されており、7市では当市と勝山市に提出があり、それ以外の市では要望書扱いや未提出となっている。勝山市では、3月議会において趣旨採択で決定を見ている。  以上の経過で採決いたしました結果、賛成多数により不採択すべきものと決しました。  以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。
     討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、陳情第4号 し尿収集料金の改定についてを採決いたします。  教育民生委員長の報告は不採択であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、陳情第4号は、不採択と決しました。  次に、請願第1号 吉川東地区農業集落排水処理施設の建設地変更についてを採決いたします。  経済企業委員長の報告は継続審査であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成ご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第1号は、継続審査と決しました。  次に、請願第2号 米軍支援法案、国民保護法案など有事法制関連7法案に反対する意見書の提出についてを採決いたします。  総務委員長の報告は継続審査であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第2号は、継続審査と決しました。    ────────────────────────────────── △日程第3.議案の審査結果 ○議長(高島哲夫君) 日程第3、議案の審査結果を行います。  先般、所管の委員会に付託いたしました議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算ほか14件についてを議題とし、各委員長から各委員会の審査の結果について報告を求めます。  最初に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長、玉邑哲雄君。             〇総務委員長(玉邑哲雄君)登壇 ◎総務委員長(玉邑哲雄君) 総務委員会に付託を受けました議案6件につきまして、審査の主な概要と結果についてご報告申し上げます。  はじめに、議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳入)全般、(歳出)款1議会費、款2総務費(財産管理費、コミュニティセンター費、市町村合併対策費、戸籍住民台帳費を除く)、款9消防費、款10公債費、款14予備費、第4表地方債につきまして主な質疑の内容を申し上げます。  まず、はじめに、委員会として市長が合併を白紙とせざるを得ないという発言を受け、合併を前提においた当初予算であり、合併白紙が確実な状況での当初予算は、今後の財政運営に極めて影響を及ぼしてくるのではないか。また、今回市長の答弁の中でも財政状況も厳しくなり、見直しも必要であると発言をされている。環境が大幅に変化した以上、歳入全般の総務委員会として慎重に審議すべきとの考えから、瓜生副市長の出席を求め意見を聞いた次第であります。そこで、副市長は、現段階では合併白紙が正式に決定したものではなく、法定合併協議会においての離脱もしくは解散を決定したうえで議会の議決など手続を終え初めて正式に決定されることとなり、その後、合併関連予算を補正などの修正または対応をしたいとのことでご理解をいただきたいとの答弁でありました。当初予算がゆえに、事実上合併ができないことが確実になった今、新規事業の見直しをして抜本的な予算の見直しはできないのかとの問いに対し、今、提案をしている議案を認めていただいたうえで、変更があれば議会と相談をしたいとの答弁でありました。その後、付託を受けました議案の審議に入った次第であります。  初めに、まず、歳入でありますが、市民税について平成15年度に比較して、個人市民税は1億7,500万の減額、法人市民税は3,700万の増額計上しているが、その根拠はとの質疑があり、これに対し市民税の前年度対比であるが、まず、個人市民税は1億7,500万円の減額となり、これは、リストラ等で企業状況の変化と税務署による15年分の各事業所源泉徴収額の納付状況を参考にした結果、減額となったものである。また、法人市民税については、3,700万円の増額は、これは、平成16年2月現在で5億4,000万円余の収入があり、それらを参考に予算計上したものであるとの答弁がありました。  次に、施設の使用料について、収入増を図ることは非常に大切なことであると考えるが、どのように対応しているかとの質問があり、これに対し、査定の段階で過去の使用料実績をもとに収入を見込んでいる。施設の利用促進については、各所管課に指示したいとの答弁がありました。  次に、今回の予算編成で財政調整基金、減債基金等全体で約9億円を取り崩しているが、基金の取り崩しや起債を起こすときの判断はどういう考え方でするのかとの質疑があり、これに対し、まず、起債事業については、できる限り市債を充当し、基金については取り崩しを最小限に努めたとの答弁がありました。  次に、歳出でありますが、はじめ嚮陽会館の施設整備費として1,000万円計上されているが、どのような整備をするのかとの質疑があり、これに対し、まちなかキッツルーム設置促進事業として県の補助2分の1、50万円の補助を受け、事業費100万円で1階女子トイレに託児室と授乳コーナーを設け、乳幼児用トイレを設置する。また、残り900万円は、レストラン不用の跡にNPOのパイロット事業として障害者や高齢者の雇用の場として地産地消に努め、市民や地域の企業と行政が協働して行うコミュニティレストランを開設し、自動ドアの設置やクロスの張り替えをするものであるとの答弁でありました。  次に、「21鯖江の華」コンクール事業について、地区によってはまちづくりの価値観が全く異なり、不評である。地区の取り組みには一過性のものや長い期間を要するものなど一概に判定しにくい。このような観点から地道な活動が報われない方向でのコンクールは今後考え直すべきであるとの指摘があり、それに対し、区長会連合会の役員会にそのような意見を提示し、昨年のコンクールの事業、成果を振り返り、今年度のあり方を検討していきたいとの答弁でありました。  次に、NPOセンターへかなりの業務を委託しているが、市内のNPO団体はNPOセンターだけではないと考えるがとの質疑があり、これに対し、今後はほかのNPOについても、NPOセンターと同様の機能を持つようになれば、どこを協働相手にするかを今後考えていきたいとの答弁でありました。  次に、市制50周年記念式典について、50周年の節目の年を迎え、一定の記念式典をすることは理解できるが、基金を取り崩してまでむだな事業をすることはない。17年度の予算が厳しいなかでイベントとしてのあり方については慎重を要するとの強い指摘がありました。  次に、SSIDのデザイナー養成は重要であり、今までの方向はひとづくりにあったと思うが、費用対効果は図られているのかとの質疑があり、これに対し、ひとづくりの部分で費用対効果というのは非常に難しいが、デザイン講座の修了生の中には、グッドデザイン賞の受賞者もいるなど、地場産業の発展に貢献している。との答弁があり、これを受け、デザイン振興というのは、産業や企業が求めているものであれば、商工会議所の事業として側面から支援すべきではないか。今後の対応はとの質疑があり、これに対し、従来どおり人材育成は重要であり、今後も地場産業の支援策として継続したいとの答弁でありました。  次に、福井県その他の自治体の職員削減計画は厳しい。新年度19名を採用するが、職員数の増加が財政を圧迫するのではないか。採用規模の削減、職員数の適正化が極めて必要ではないかとの質疑があり、これに対し、来年度の採用については、地方分権による県からの事務移譲や市町村合併等により業務の増加によるものであるが、今後、採用については、中期的に考慮することや定員適正化計画の策定も考えやっていきたいとの答弁でありました。  次に、新規事業の見直しについて、合併が事実上破綻をしたなかにおいて、翌年度以降の予算を見通した場合、さらに厳しい財政状況が想定されるが、メモリアル事業を含め、新規事業の見直しを大幅に行うべきではないかとの質疑があり、これに対し、ファッションタウン計画が今年度5年目となる節目の年であり、同時に鯖江市が50周年にわたり合併のことを前提にメモリアル事業をやっていく考えではないとの答弁があり、これを受け、再度合併前提のもとでのメモリアル事業は、合併が崩れた以上、年間を通しての事業は当然見直すべきであるとの強い意見がありました。  次に、事業計画の中に予算管理が機能していないところに問題がある。マスタープランを作成し、そのうえで年次計画の中長期プランを立て、財政計画と現状と照らし合わせ予算をつくられるものだと思う。今回の予算からは全く見えず理解できない。また、人件費の観点から、職員の新採用については、職員の適正化計画策定によるべきである。計画に沿った予算の編成が重要であり、財政健全化のためにも徹底的に見直すべきであるとの意見がありました。  次に、議案第23号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律による地方公営企業の労働関係法の一部改正に伴う関係条例の整理について、また、議案第24号 鯖江市課設置条例の一部改正について、議案第25号 鯖江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について、および議案第26号 字の区域の変更について、これら議案4件につきましては、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  次に、議案第27号 福井県丹南広域ふるさと市町村圏基金に係る権利の一部を放棄することについて、本件につきまして主な質疑の内容を申し上げますと、合併しないこととなった場合、コスト以外の機器更新についての対応はどうなるのかとの質疑があり、これに対し、合併しないこととなった場合、電算システムについて丹南広域組合の現システムを利用するかを含め丹南広域組合との協議が必要であるが、そのまま利用することとなれば、市町村と同様に基金の取り崩しが必要となるとの答弁でありました。  以上の経過を踏まえ議案第4号を採決いたしました結果、可否同数により委員長の決するところにより否決すべきものと決した次第であります。また、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号および議案第27号の議案5件を採決いたしました結果、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 次に、建設委員長の報告を求めます。  7番 水津達夫君。              〇7番(水津達夫君)登壇 ◎7番(水津達夫君) 建設委員会に付託を受けました議案3件につきまして、審査の概要ならびに結果についてご報告を申し上げます。  議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳出)款2総務費(財産管理費)、款6農林水産業費(農道維持費)、款8土木費(都市計画総務費、下水道整備費を除く)、第3表債務負担行為、鯖江市土地開発公社事業資金借入金債務保証につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  土木費の街路事業費についてでありますが、現在進めている石畳風で回遊性の道路整備費として5,100万円計上されている。平成16年度は朝日町5号線のうち、駅前線から国道417号に向かって北へ延長約150メートルを整備する予定である。との説明を受けたが、全体計画のうちどの程度進むことになるのかとの質疑があり、これに対して、平成16年度末において事業費ベースで約2億円となり、1期工事の総事業費約6億3,000万円に対し、約3分の1進むことになるとの答弁がありました。これを受けて、当初の予定どおり進んでいるのかとの質疑があり、これに対して、平成14年度から5カ年計画で進めているが、今の財政状況を考えると、計画どおりの実施は厳しい現状で、今後は、できる限り予算確保に努め、事業推進を図りたいとの答弁がありました。  次に、総務費の普通財産管理諸経費886万5,000円のうち、約820万円は、地方分権一括法の施行に伴い、法定外公共物に係る国有財産が申請によって市に移譲されることを受け、その調査、申請に要する費用であるとの説明を受けたが、総務費はどれだけになるのかとの質疑があり、これに対して、主に公図の作成委託料であり、平成12年度から5カ年分の事業で、総額約3,500万円になるとの答弁がありました。これを受けて、払い下げを受けた後は、法定外公共物の適正な維持管理をしてほしいとの意見がありました。これに対して、国・県と十分協議をし、管理規定等を設け維持管理をしたいとの答弁がありました。  続いて、議案第10号 平成16年度鯖江市総合開発事業特別会計予算、議案第11号 平成16年度鯖江市土地区画整理事業特別会計予算、以上につきましては特段申し上げる質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえて採決いたしました結果、いずれも全員の挙手をもって議案第4号、議案第10号および議案第11号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で建設委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 次に、経済企業委員長の報告を求めます。  経済企業委員長、黒田重治君。            〇経済企業委員長(黒田重治君)登壇 ◎経済企業委員長(黒田重治君) 経済企業委員会に付託を受けた議案5件について審査の主な概要ならびに結果についてご報告申し上げます。  それでは、最初に、議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳出)款4衛生費(合併処理浄化槽費)、款5労働費(労働総務費、ふれあいみんなの館・さばえ費)、款6農林水産業費(農道維持費を除く)、款7商工費、款8土木費(都市計画総務費、下水道整備費)、款11災害復旧費につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  労働費の労働総務費についてでありますが、勤労者生活安定資金として労働金庫に対する預託金が2億円計上されているが、どのような利用状況かとの質疑があり、これに対して、平成14年度の実績は、貸付件数171件、金額1億9,160万円余り、15年度は12月までで111件、1億1,990万円余りであり、多くの勤労者の方に利用いただいていると答弁がありました。  農林水産業費の農業振興費についてでありますが、農業生産操業推進対策費1,048万円計上されているが、どのような事業かとの質疑があり、これに対して、直販事業および家庭から出た生ごみを堆肥化して農地に還元する事業で、現在、堆肥化したものを追肥として田んぼ1ヘクタールに散布しているとの答弁がありました。  商工費の商工振興費でありますが、ファッションタウンメモリアル事業に関連する予算が1億500万円計上されているが、国・県の助成などはないのかとの質疑があり、これに対して、メモリアル事業全体に対する国・県の直接の補助はないが、国の関係機関などからの支援を求められないか探っている。また、厳しい経済状況である企業ではあるが、企業からの協賛もお願いしていきたいとの答弁がありました。  また、このような予算で実施されるのであれば、市民や産業界にどれだけ波及効果があるのかが大事である。来客数など経済効果の目標値を上げて取り組むべき。との質疑があり、これに対して、メモリアル事業の目的から難しいものはあるが、イベントの内容によっては、数値を出すことも検討しており、できるものについては、目標をもって取り組みたいとの答弁がありました。  ミラノ事務所の運営事業費が1,868万円余り計上されているが、開設以来5年を経過しており、どのような効果があったのかとの質疑があり、これに対して、業界の要望により、眼鏡では、北欧での市場調査、繊維では、生地を持参した企業訪問による商品評価、漆器では、有名ブランドへの橋渡しなど、現地でしかできない活動をしており、協会や組合等から評価を得ている。福井県の事務所が撤退することとなり、ヨーロッパで唯一の事務所としてその必要価値がますます高まると考えており、今まで以上に現地への生きた情報を発信していきたいとの答弁がありました。これを受けて、効果を上げている点は十分理解できるが、費用も含め、今後の事務所のあり方や方向性については十分精査していただきたいとの意見がありました。  空き店舗対策費として883万円計上されているが、これまでの実績と現在の貸賃規模の空き店舗の数はどうかとの質疑があり、これに対して、この事業は平成14年度から始めており、空き店舗を利用した新規開店、これについては、14年度は4件、15年度は5件となっている。現在の貸賃規模空き店舗の登録は6店舗であるとの答弁がありました。  土木費の都市計画総務費でありますが、景観絵画コンクール事業費が計上されているが、今後、毎年実施する予定であるのか。ある程度で区切りをつけるべきとの質疑があり、これに対して、前回は高い水準の作品が数多くあり好評であったため、市制50周年にあわせて2回目を行うものである。今後は今回の状況を踏まえて検討したいとの答弁がありました。  次に、議案第8号 平成16年度鯖江市農業集落排水事業特別会計予算についてでございます。今定例会に吉川東地区農業集落排水処理施設建設予定地の隣接する石田3町から建設地変更の請願が提出されている。予算では施設建設の事業費が計上されているが、合意は得られているのかとの質疑があり、現在、市も交え、石田3町と吉川東地区農業集落排水事業推進協議会それぞれの代表者による協議が行われており、今後も協議を進め、地元の理解を求めていきたい。処理場建設予算の執行は、協議が煮詰まるまで差し控えたいとの答弁がありました。  次に、議案第9号 平成16年度鯖江市ラポーゼかわだ特別会計予算につきましては、特段申し上げる質疑はございませんでした。  次に、議案第12号 平成16年度鯖江市下水道事業特別会計予算について、公共下水道の今後の整備計画はとの質疑があり、これに対して、平成16年度に片上、北中山地区の事業認可の採択を目指し事務を進めている。事業認可となれば、全体の整備計画の練り直しを行い、平成18年度以降に整備改正したい。また、市東部全域の整備は、平成28年度末には完了したいとの答弁がありました。  最後に、議案第13号 平成16年度鯖江市水道事業会計予算について、現在で進められている石綿管を鋳鉄管への入れ替え工事についてであるが、石綿管の耐用年数は何年か。また、耐用年数が過ぎるものから入れ替えを行っているのかとの質疑があり、これに対して、石綿管の耐用年数は25年である。入れ替えについては、下水道等の他工事との整合を図るなど、計画的に実施しているとの答弁がありました。  なお、付託を受けた議案全般にわたりまして、今後、国からの支援もだんだん期待できなくなり、収入の伸びも見込めない厳しい財政状況になることが考えられ、今予算の執行やそれ以降の予算については、費用対効果などを視野に入れて事務事業の徹底した精査見直しを図るべきである。とのかなり厳しい意見が全委員から出されたところでございます。  以上のような経過を踏まえ採択いたしました結果、議案第4号、議案第8号、議案第9号、議案第12号および議案第13号は、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で経済企業委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 次に、教育民生委員長の報告を求めます。  教育民生委員長、若林政幸君。            〇教育民生委員長(若林政幸君)登壇 ◎教育民生委員長(若林政幸君) 教育民生委員会に付託を受けました議案4件について、主な審査の概要および結果についてご報告申し上げます。  初めに、議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳出)款2総務費(コミュニティセンター費、戸籍住民基本台帳費)、款3民生費、款4衛生費(合併処理浄化槽費を除く)、款5労働費(夢みらい館さばえ費、勤労青少年ホーム費)、款10教育費、第2表継続費、款10教育費、第3表債務負担行為、戸籍システム導入事業費につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  老人福祉で徘回高齢者家族支援事業とは、具体的にどのような事業かとの質疑に対し、在宅の痴呆性高齢者の方で徘回癖がある方の事故防止を図ることを目的に、NTTドコモのPHS電波を利用し、徘回高齢者に発信機をつけて、その電波で位置を検索するシステムである。この発信機を該当する徘回高齢者の家族に無料で貸与する事業であるとの答弁でありました。これに対し、大変便利なシステムで家族の方も安心できると思うが、このシステムのことを知らない該当者がいるように聞いているが、PR等は考慮しているのかとの質疑があり、高齢者福祉事業ハンドブックや広報等で利用の促進をPRしているが、今後も該当する方の利用促進と利便性のよい発信機の利用に努めていきたいとの答弁でありました。  王山保育所の改築工事については、幼保一体化の考えで行っているとのことで、当初は、保・幼・小一貫の複合施設整備事業ということで、惜陰小学校敷地内に改築するとのことだが、小学校の校舎とのつながりはどのようになっているのか。また、小学校とどのような連携を行っているのか。さらに、今後、この事業は全市的に進めているのか。との質疑に対し、当初、構造的に小学校とつなげる計画であったが、小学校の壁自体が耐力構造になっており、既存の建物に影響があることと、その工事に膨大な費用がかかるためとりやめ、幼稚園と保育所が合築した形のものになった。問題は教育であり、幼稚園は今までも小学校とのつながりがあったが、一方、保育所はつながりがないため、今後1年間保育所、幼稚園、小学校の3者が一緒に実践研究を行い、17年4月の開園に備えたい。今後については、施設整備が伴うことから一緒くたにはいかないが、小学校区での地元のご理解を得ながら機会があれば前向きに考えていきたいとの答弁でありました。  乳幼児医療費については、3歳未満児までが対象になっているが、3歳児以上で小学校就学前までの乳幼児を対象としている市町村があるようだが、その実態はどのようになっているのかとの質疑があり、現在は3歳未満の子供もしくは3人以上の子供がいる世帯は、小学校就学前まで県の補助を受けて医療費の助成をしている。福井市は7月から、敦賀市は今年4月から、小学校就学前まですべて無料化。また、小浜市は昨年4月から4歳まで、今年度中に5歳児まで引き上げ、大野市は歯科医療のみ小学校就学前まで無料化を実施、もしくは予定と聞いている。また、三国町および嶺南の三方町、美浜町、上中町、高浜町、大飯町が小学校就学前まで無料化を行っている。鯖江市も補助枠を超えて小学校就学前まで行うことになると、約5,300万円の単独費用の持ち出しとなる。毎年7市の福祉事務所長会で県に対して強く要望を行っており、今後も機会がある都度要望していきたいとの答弁でありました。それを受けて、今後、県への働きかけをなお一層強め、前向きに検討するよう要望がありました。  環境まちづくり推進事業費の1,000万余の事業内容および環境まちづくり推進事業費補助金の490万円については、どのような内容のものか。との問いに対しまして、まず、環境まちづくり推進事業費の内訳は、環境情報学習事業の委託料400万円、環境フェアで150万円、メモリアルプレイベント関係で219万余が主なものであり、これ以外には環境デザイン大賞を決める事業や環境まちづくり委員会の運営事業等がある。  次に、環境まちづくり推進事業費補助金については、国際交流事業として市民の方が環境推進国へ視察、研修を行うための補助として1人20万円で13名分、合計260万円、環境モデル町内会づくりに1町内10万円を限度に10地区で100万円、環境に対する民間団体活動支援に10万円を限度に5団体およびこどもエコクラブ40団体に限度額2万円等々の補助金であり、トータル490万円であるとの答弁がありました。これを受けて、国際交流事業として、環境先進国(ドイツ等)へ市民13名の方が視察研修を行うための補助が260万円とのことだが、むしろ国内の類似した環境先進都市を視察場所として選考すべきという要望がありました。  環境配慮型交通システム対策事業費の6,000万円余については、地域づくり課から所管が変わったものだが、前年度と比較して変わりないかとの質疑に対して、環境配慮型バスシステムの昨年度の予算は、コミュニティバス運行経費として5,728万円余となっており5,700万円が福鉄バスの委託費で端数の28万円余については、バス停等の修繕費である。今年度についても同様であるが、新システムの検討委員会の費用は298万円で、内訳は委員会報償費40万円余、旅費21万円余、ワーキング委託費、これは市民の意識調査啓発費等をNPOに委託予定するものでございますが、200万円を予定し、その他合計で298万円であるとの答弁があり、それを受けて、鯖江市は、環境国際都市を目指すと言っているが、京都議定書以来CO2削減が叫ばれているが、今回の事業では、市民の利便性も考慮して小型バスを導入し、台数を増やす考えのようだが、CO2削減との整合性は図れるのかとの質疑があり、京都議定書の関係で、現在、日本は現状の増加率も含め、1990年比11%の削減をしなければならず、また、次第のCO2で事業系、家庭系、運輸系といった排出量分類の計測は困難で、計測値が出ていないためお示しできないが、今回の環境配慮型バスシステム事業により公共交通機関として有効利用を図りながら、自家用自動車等の通行料を削減することによりCO2削減につながると思うとの答弁でありました。  環境教育支援センターは、中河小学校の敷地内に予定しており、建設事業費2億8,400万円とのことで、一部批判的な声も入ってきている。地元地区民との話し合いは円満に解決し、そのような問題は払拭されているのか。また、この施設の管理運営はどのように考えているのかとの質疑に対して、地元区長会との調整も進んでおり、期成同盟会の方々にも了解を得ている。管理運営については、今後、検討委員会の中でカリキュラムや環境に関する教材等を作成し、管理運営について煮詰めていただき、できれば法人格を取得した環境NPOの団体に委託を考えているとの答弁があり、それを受けて、環境教育支援センターは、環境国際都市を目指す鯖江市において極めて重要な全市的な施設という位置づけであるため、この施設の管理運営は、NPO団体に任せるようなレベルのものではなく、環境行政を目玉としている当市では、市が直接かかわらないといけない。このようななか、予算を審議し認めるにあたっては、非難が出ないよう責任を持って進めるよう強く要望がありました。  体育施設整備費1,100万円については、中央中学校にナイター設備が整備されるとのことだが、鯖江中学校や東陽中学校とは周辺の住環境が違うが、周辺住民の理解は得られるのか。関連して鯖江中学校や東陽中学校での苦情はないのか。また、同じく体育施設整備費単独1,040万円については、日野川河川敷のマレットゴルフコース付近にトイレを設置するとのことだが、今まで河川法の関係で設置できなかったが、問題はないのかとの質疑に対して、中央中学校のナイター照明施設は、周辺の住環境に配慮し、照明灯を4基設置する予定で、高く上がったボールは見えないが、サッカー、野球、ソフトボール、陸上等の練習ができるようにしたい。使用については、コイン式で1回当たり1時間30分とし、中央中周辺は住宅地であり、最終午後9時30分で自動的に切れる方式でご理解を得たいと考えている。また、鯖江中学校や東陽中学校からは今のところ苦情は来ていない。  日野川河川敷のマレットゴルフコース付近のトイレ設置につきましては、以前から利用者からの要望があり、河川を管理する鯖江土木事務所との事前打ち合わせでは、日野川河川堤防の堤内地の住宅側、土手の住宅側の上に土を盛るということですが、に盛土をして設置することで了解を得ているとの答弁でありました。  教育振興費についてでありますが、今年度パソコンリース契約を更新しないとのことだが、市長は財政難の折、削る、送る、崩すと言っており、むだなものは削っていくべきだが、IT化社会に対応すべきこれからの子供たちに極めて重要な教育であり、必要性がないという判断かという質疑に対して、パソコンの更新整備はIT教育を推進するうえで大変重要と考えている。リース契約期間は5年となっている。河和田小学校は本年2月末にリース期限が切れており、5つの小学校は9月末に、残り半数の6つの小学校は来年9月末で期間満了を迎える。また、3中学校も本年2月末にリース期間が切れており、更新する際、小中学校それぞれのリース開始期間がずれていたことから、今後、契約期間の統一を図るため、10月から3中学校と6小学校で同時更新する予定でいたが、財政的理由からやむを得ず先送りした次第である。文部科学省では、平成17年度を目標に、第3次コンピューター新整備計画を開始している。計画内容は、小学校のパソコン室は現在の21台から42台に、普通教室等に2台、特別教室等に6台、また、中学校においては、パソコン室は現在の42台と変更はないが、普通教室ごとに2台、特別教室等に6台を配置することとしている。国の新整備計画と整合性を図りながら、今後、教育委員会としては適切な時期に対応できるように努力してまいりたいとの答弁でありました。  通学路安全施設整備事業費の1,400万について、延べ15キロで205カ所に20ワットの防犯灯を通学路のなわて部分に設置するとのことだが、この防犯灯の設置にあたり、照度基準はあるのかとの質疑に対して、照度の基準は原則として20ワットの自動点滅装置がついたもので、電柱の間隔は50ないし60メートルであり、既存の通学路を基準として約100メートル間隔で設置を考えている。設置箇所は田んぼ付近が多く、稲の発育や病害虫などの問題もあり、一般の防犯灯と同様の20ワットのものにしたとの答弁があり、それを受けて、その小中学校は、部活動で下校時間が遅く、特に自転車通学の生徒にとっては100メートル間隔で20ワットの電灯では意義がないものになり、道路幅は6メートルで電柱は片側しか設置してないことで逆に危ない状態である。特に、最近、小中学校の生徒の連れ去り事件等が多発しており、安全・安心の観点からこの事業を考えないと、事件等が起きてからでは遅いがどうかとの質疑があり、原則的には、先ほどの説明のとおりだが、ケース・バイ・ケースで設置場所等も今後研究しながらでき得る方策を検討するとの答弁でありました。  文化センターのコンフォートさばえ補助金2,900万円の内訳で、事業費2,200万円、人件費700万円とのことだが、事業費2,200万円の詳細は何かとの質疑に対して、文化センターの事業費2,200万円の詳細については、第3回になるオペラ開催費に700万円のほか、主なものとして、演劇鑑賞、クラシック講座の開催、第九定期演奏会など13本の事業に1,500万を計画しているとの答弁でありました。  公民館自主運営事業費を地区公民館管理運営交付金として(仮称)住民自治組織連合会を通じて(仮称)まちづくり推進協議会に交付すると言うが、(仮称)住民自治組織連合会は、10地区の(仮称)まちづくり推進協議会の代表がそろって成り立つのか。どこか1つの地区が入っていない場合でも立ち上げるのかとの質疑に対して、住民自治組織連合会を立ち上げるときには区長会連合会、各地区の(仮称)まちづくり推進協議会、婦人会、老人会、体育協会など、市を代表するいろいろな団体に声をかけ、そのなかで賛同をいただき、代表者の方を出していただく形を考えている。そういう意味で、どこか1つの地区が立ち上がっていない場合でも住民自治組織連合会は立ち上げられるとの答弁があり、それを受けて、地区公民館運営交付金は、(仮称)住民自治組織連合会を通じて各地区へ入るわけだから、地区の(仮称)まちづくり推進協議会が立ち上っていない地区の交付金はどういう扱いになるのかとの質疑があり、7月の全地区の(仮称)まちづくり推進協議会の立ち上げに向け、これからも最大限の努力をしていく。万が一立ち上げができない地区があった場合は、全体の予算の中で管理し、公民館運営に支障のない方向で対応していきたい。なお、現在、各地区を回り、説明をさせてもらうなかで、7月の立ち上げの趣旨はどの地区でも理解していただいている。との答弁でありました。  また、関連して、社会教育専門員制度は、平成6年4月から11の公民館、勤労青少年ホーム、夢みらい館さばえ、文化の館に、社会教育を推進する専門職として社会教育専門員制度を設けた。以前は、社会教育嘱託員で臨時職員であったが、平成6年4月から平成9年10月までの間に配置し、現在、男性5名、女性21名の26名と、文化の館専門員は女性11名となっている。今回、地公法に一部抵触するおそれがあるということで、社会教育専門員および文化の館専門員を今年9月をめどにNPOセンターの職員に移行するというが、どのような問題があるのかとの質疑に対して、地公法上に問題があるということについては、身分が臨時職員であることから、制度開始からの連続雇用について、法に一部抵触するおそれがあるということであり、今回、まちづくり推進協議会を立ち上げるなかで、地公法に問題のない形で従来どおり継続的な勤務をしていただくということで踏み切るに至ったとの答弁がありました。これを受けて、社会教育専門員の処遇は、NPOセンターの職員にかわっても、賃金・手当等を含め、勤務条件は今のまま保証されるのか。また、今後の予算の持ち方はどうなるのかとの質疑があり、社会教育専門員がNPOセンターへ雇用となっても、処遇については変えるつもりはない。市が職員一人一人の賃金等の計算をし、そのトータル的なものをNPOセンターとの委託契約の中に盛り込むことになるので、そういう意味で職員は保障される。また、予算については、従来どおり生涯学習課で計上し、生涯学習課とNPOセンターの委託契約によってNPOセンターから公民館へ職員を派遣することになるとの答弁でありました。  次に、議案第5号 平成16年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算、議案第6号 平成16年度老人保健特別会計予算および議案第7号 平成16年度鯖江市介護保険事業特別会計予算につきましては、特段申し上げる質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、議案第4号は、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと、また、議案第5号、第6号および第7号は、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 次に、市町村合併対策特別委員長の報告を求めます。         〇市町村合併対策特別委員長(山口導治君)登壇
    ◎市町村合併対策特別委員長(山口導治君) 市町村合併対策特別委員会に付託を受けました議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳出)款2総務費、項1総務管理費、目21市町村合併対策費につきまして、審査の主な概要と結果についてご報告を申し上げます。  今回は、重要な時期であり、市長も出席をいたしました。  初めに、付託されている合併関連の予算の取り扱いについての考えはあるのかとの質疑があり、これに対し、現在は法定協議会に議会の議決を経て参加をしている状況である。したがって、関連する経費については認めてほしい。今、合併が仮になくなるのであれば、議会の議決を必要とする。その後、補正を組ませてほしいとの答弁でありました。  次に、電算システム統合費については、過日の一般質問の中で執行しないとの答弁であったが、今後、合併協議会を踏まえて市の議決がされれば、その時点で減額補正をすればよいとの意見がありました。  次に、本会議での白紙とせざるを得ないという局面、そして、マスコミも事実上断念しているとか、合併については破綻をされているとの報道、市民も大概は認識している。しかし、市長は、可能性が残っていると言われる。本会議での発言は何であったのかとの質疑があり、これに対し、完全にやめたわけではない。市長の認識を申し上げたものであり、市長が最終決定できるものではない。本会議もあり、市民の声を聞くスケジュールも組んでいるとの答弁でありました。  次に、白紙への正式な手続が残っているから予算を認めてほしいというのか、あるいは、可能性がまだあるというのかとの質疑があり、これに対し、両方ともあるとの答弁でありました。  次に、マスコミは「白紙」と報道し、福井市も同様に認識しており、私もそう認識しているが、合併の白紙について再度答弁をいただきたいと求めましたところ、厳しい状況だと認識している。この場で協議をいただきたい。それを尊重したいと考えているとの答弁でありました。  次に、本会議の発言の前に協議会の委員に相談をしたのかとの質疑があり、それに対して、政治的決断をする要衝であった。福井市長や福井の議員とも話をし、当日9時過ぎまで話をしていた。緊急性もあり、政治性もあり、まず議会にお話をすべきと考えた。その後、協議会に議員や産業界、区長会等にも相談し、首長会に出席したいとの答弁でありました。  次に、首長会での対応はとの質疑があり、それに対し、話が終わらないとスタンスが決まらない。この場所や区長会、市民の声を聞いて首長会に臨みたいとの答弁でありました。  次に、「白紙」という発言を受けて、早急に行財政の改革を進め、予算も見直すべきである。それでいて議会にゆだねると、そのような段階ではないと考えているとの質疑があり、それに対し、市民の声を聞いて尊重して進めていきたいと考えている。その一番の場所がここであるとの答弁でありました。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、議案第4号は、賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で市町村合併対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) 休憩いたします。なお、本会議再開は午後1時を予定しております。               休憩 午後0時02分               再開 午後1時01分 ○議長(高島哲夫君) 再開いたします。  午前中の各委員長の報告に対する質疑はありませんか。  10番 山崎文男君。 ◆10番(山崎文男君) 総務委員会にお尋ねをしておきたいと思うのでありますが、総務委員長の報告では、総務委員会に付託されました予算案については否決をすべきであるというふうに決したとの報告があったわけであります。大変多くのことを述べられましたので、触れておられたのかもしれませんが、いかなる審議をもって否決されたのか、非常に大事な当初予算の否決でありますので、いま一度理解に苦しむものでありまして、詳細を確認しておきたいと思うわけであります。  まず、第一に申し上げたいことでありますが、総務委員会に付託をいたしました予算につきましては、その歳入全般が含まれているわけであります。歳入予算を否決するということになりますと、当初予算そのものすべてを否決するということにつながってくるのではないかと思うわけです。ご案内のように、当初予算につきましては、市民生活に欠かせない1年間の市民の福祉の向上や、安全・安心を確保してそれを担保する重要な案件が計上されているわけであります。したがって、予算の審議につきましては、私情を捨てて大所高所から眺めた毅然とした態度で臨むべきであったのではないのかと私は思うのであります。あくまでも市民サイドに立った審議を十分に尽くされたうえで、採決をされるべきものでありまして、その意味では今回の総務委員会委員長の報告は、残念ながら市民への十分な説明責任を果たしているとは思えない、このように思うのであります。  もう一点申し上げることは、先日の新聞でございますが、総務委員会の否決の結果について委員長としてのコメントが載っておりました。それによりますと、本会議では否決されるかもしれないが、問題提起をする意味を込めて反対をしたと、このように書かれておるわけであります。委員長はコメントとして載せておられるわけであります。そこには、市長の合併白紙に関係をいたします一連のご答弁、つまり、合併が白紙になった場合に予想される将来の財政事情の悪化を見越した市長のご発言を逆手に取った政治的な意図といいますか、そういうものが見え隠れするような採決だったと、私はそういうふうに受けとめているわけであります。政治的な怨念を大事な当初予算を決める委員会審議に持ち込むようなことがあっては私は断じてならない、そういうふうに思うわけであります。また、いたずらに混乱だけを招くような採決であってはならない、そういうふうな思いでありまして、そういうような観点からいま少し委員長さんにお尋ねをしておきたいなと思うわけであります。  まず、予算案の否決につきましては、最終的に委員長の一票で採決されたということでありますけれども、その否決をされた理由ですね。再度お尋ねをしておきたいと思うわけであります。その予算案が否決されるに至ったその根拠、具体的な審議の内容についてお聞かせいただきたいとこのように思うわけであります。先ほども申し上げたとおりでありますが、総務委員会に付託いたしました予算案というのは、今後1年間の市民生活に重大な影響を及ぼす案件でありますし、採決に至ります審議の中で、どれほど市民生活への影響が生じ、市民に不安と混乱を与えるのか、また、市民生活に与える影響を考慮すれば、行政サービスの停滞は、これは一日たりともあってはならないと、許されるべきではないと、こういうふうに私は思うわけであります。そういう観点からのご発言やその質疑というものがなかったのかどうか。非常に大事な当初予算の審議でありますので、そういう経過があったのか、なかったのか、それをお尋ねをいたしておきたいと思います。  また、最後にもう一点は、否決の理由でありますけれども、合併に係る予算ということであるならば、それは市町村合併対策特別委員会に付託をされた案件であります。したがいまして、判断そのものが適当でないというふうに考えざるを得ないわけであります。そういうような質疑が委員会の中でなされたのかどうか。その辺も質疑が交わされたのであれば、あわせてその内容等についてもお尋ねをしておきたいと思います。  以上であります。 ○議長(高島哲夫君) 総務委員長、玉邑哲雄君。 ◎総務委員長(玉邑哲雄君) 4点のご質問をいただいたところでございます。  山崎議員もご存じのように、歳入全般が総務委員会でございまして、歳出は一部、各常任委員会がそれぞれご審議をされ、我が総務委員会は3日間を擁して各常任委員会の最後に判断をしたところでございます。今回、今ご指摘のように、当初予算というのは、大変重要な予算であることは重々承知をいたしております。それと同時に、合併が今回このような状況になったときの当初予算は、将来にわたって大変厳しい予算であるということも、また、各常任委員会の中でもるるご質問また議論がされたことと思うところでございます。そういうなかで、冒頭、瓜生副市長に来ていただきまして、そういう意味の部分を十分お話を聞いたところでございます。委員長報告の中にもございましたように、歳入歳出、そのような合併の問題を我々が取り上げるべきではないけれども、全体のなかで今後の大事な重要な状況のなかで何らかの方向性は示されないのか。という質問の中で、いわゆる合併に関しては、今後、辞退があれば修正をしたい。と、こういうことで、そのほかの予算に関しては、一切このまま通してほしい。というようなお言葉でございまして、そのようなお話を聞いて、説明に入った次第でございます。そういうなかで、重要案件であるのでなぜ否決したのか。というご質問でございますけれども、大所高所から見た場合に、山崎議員のおっしゃる重要な案件というのも一つでありますけれども、総務委員会も各議員が慎重に将来の鯖江のために進言をしたということも理解をいただきたいと思うところでございます。  また、2点目に、委員長はなぜ否決をしたのか。というようなご発言かと思いますけれども、3対3ということで、各委員の皆さんのご判断のなか、こういう結果に出たわけでありまして、私も各委員の皆さんのお考えは聞いておりませんけれども、私も一人の人間としてやったところでございます。そういう意味では各常任委員会が既に終わったというなかで、いわゆる各常任委員会は可決ということを承っておりますので、いわゆる本会議では通るであろうということを申し上げたところでございまして、その点もご理解をいただきたいと思います。  また、この委員会の採決の前日には瓜生副市長と申し上げればよろしいかと思いますけれども、議会の方々も含めて委員の自宅へいろいろと何回も訪問をされたと聞いております。また、このことは、菅原議員がご指摘されましたように、本当に議会の中で理事者か介入してきたということで、大変私どもも遺憾に思い、また、当日朝、各我々の委員会の開催の招集をかけたにもかかわらずまだ話をされて、私が厳しく注意を申し上げ、再開に至ったと、こういうようなことも私の反対のなかにも一部感情的にあったかもわからないということも申し上げ、その合併の全体を今攪乱をするためにそういうようにしたというご指摘には当てはまらないのではないかと思うところでございます。  以上でございます。 ○議長(高島哲夫君) ほかに質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  4番 丹尾廣樹君。              〇4番(丹尾廣樹君)登壇 ◆4番(丹尾廣樹君) 議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算に対し反対の立場で討論を行います。  16年度当初予算は、合併を前提につくられたものであります。したがって、合併がなくなった今、合併ありきで組み込まれた関連予算の削除、減額、事業の見直しなどを内容とした予算書のつくり直しが行政の当然の責任であり義務であると存じます。また、それが、一応のけじめであります。にもかかわらず、責任の転嫁を図るべく修正処理を先送りし、かたくなに固辞するばかりか、原案のまま押し通そうとする態度は、また、体質は、市民に対し誠実さがあるとは到底考えられません。  では、合併絡みの具体的な件について申し上げます。  まず、市町村合併対策事業費のうち合併対策協議会負担金1,300万円余については、精算の必要性から、法定合併協議会、そして、市議会の正式議決後の補正による減額修正で理解されますが、使うことのなくなった電算システム統合費9,200万円余は削除すべきであると考えます。また、16年度の新規採用については、募集定員6名のところ19名の採用を予定していると伺っております。合併による事務量増大が市長の12月議会での答弁であることから、今や19名の採用は根拠がなく、しかも、職員1人当たり生涯給与は3億円とも言われ、結果、人件費の増大は義務的経費を増やし、将来的な財政の圧迫要因となります。  次に、住民自治組織に関して、地区公民館管理運営交付金としての公民館自主運営事業費1,930万円余は時期尚早であります。平成16年4月開始は市長の独断先行、合併の協定項目に絡んで急づくりする必要性からでありました。制度内容は全くの上からのお仕着せであり、出だしから教育委員会、公民館長会でもめ、議会では合意は得られず、さらに各地区区長会での理事者説明も予想どおり多数の区長から反対意見があったと聞きます。さらに、住民自治組織連合会はもとより、各地区のまちづくり推進協議会も実情が見えない、組織ができない状況のもと、もはや無理をして急ぐ必要性はどこにもありません。地域住民が十分時間をかけて議論し、その必要性を理解し、自発的につくるものでなければもともと必要性がないものと存じます。その意味からも、16年度当初予算に計上すべきものではないと考えます。  最後に、市制50周年記念事業予算および2005年ファッションタウンメモリアル事業予算などについてでありますが、平成16年度は市制50周年記念事業に1,850万円、一方、2005年ファッションタウンメモリアル事業予算関係では、メモリアル実行委員会負担金7,550万円、メモリアル事業準備費1,450万円、ファッションタウンサミット開催費1,500万円で、合計1億500万円、その他、環の国先進都市フォーラムプレイベント開催費などソフトイベントの歳出予算が多過ぎます。費用対効果をどう見ているのか。合併がなくなった途端、厳しい財政見通しを示したこととの整合性は、私は理解できません。2005年ファッションタウンメモリアル事業は、もともと平成17年1月1日から平成17年12月31日までの365日間、合併予定期日2月1日の前後を挟み、1年の長期ランとして企画し、後半11カ月分は新市予算に頼った事業として計画したものでありました。それゆえ現時点における本事業の計画どおり実施実行は財政リスクを無視したものであり、合併がなくなった今日、平成16年度のみならず平成17年度予算をさらに厳しく圧迫します。この際、事業の縮小など再検討すべきものと考えます。やればそれなりの効果がある程度の認識では、市民の血税を使うのです。市民の理解は得られません。  以上が、合併を前提でつくられた当初予算案の反対の主な理由であります。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。  8番 岩佐常守君。              〇8番(岩佐常守君)登壇 ◆8番(岩佐常守君) 私は、今定例会に提案されました議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算について、賛成の立場から討論を行いたいと思います。  まず、平成16年度当初予算でありますが、今年度の予算案は、市民にとりましても記念すべき2005年市制50周年を元気に迎えるための大切な予算であります。しかし、予算編成の当初から既に16億円もの財源不足が見込まれるなど、本市財政を取り巻く環境は引き続き大変厳しいものがあったと聞き及んでおりますが、ともかく予算全体としては、財政健全化の方向に沿ってさまざまな配慮や工夫を図りつつ、市民のニーズにこたえた計画的な施策や事業が盛り込まれていると評価するものであります。  さて、このたびの当初予算にあたっては、市長は、定例会の代表質問に対し、今回の市町村合併については白紙にせざるを得ない状況にあるとの発言がありました。これは、あくまでも市長の熟慮での高度な政治判断であります。さらに、法定協議会はまだ存続しており、今後の合併協議会の正式な期間決定を経た後、再度市議会でその取り扱いを決定することになるのであります。その間、合併関係予算については執行しないだろうとの適切な対応をとるとの答弁がありながらも、総務委員会では付託の予算が否決されるという事態が生じました。  合併に関する予算取り扱いを理由に総務委員会に付託の平成16年度一般会計予算を否決したというならば、それは適当ではないと、極めて独断的な判断と言わざるを得ないと思います。予算が成立しない場合、市民生活の影響は計り知れないものがあると考えますとき、議会としましても、ここに市民福祉を原点に毅然とした対応を望むものであります。  さらに、本年は2005年に行われるファッションタウンさばえメモリアル事業を見据え、その扉を開く節目の年度であり、市制50周年記念事業をはじめ、ファッションタウンサミット鯖江大会など、鯖江に住んでいて本当によかったという幸せ感を覚え、ファッションタウン構想の理念である「元気さばえ」の実現につなげていくための多くの事業が厳しい財政状況にあるなかにおいても予算化されており、国内外も光り輝ける事業展開がなされるものと大いに期待し、また、評価しておるところでございます。  以上、意見を述べてまいりましたが、どうか市当局におかれましては、厳しい財政環境のなかでありますが、節目の年にふさわしく元気の出る効率的な諸施策の実行を要望し、今定例会に提案されている平成16年度鯖江市一般会計予算の原案に対し賛成討論を述べさせていただきました。議員各位のご賛同を切にお願いを申し上げる次第でございます。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。  2番 林 太樹君。              〇2番(林 太樹君)登壇 ◆2番(林太樹君) 私は、議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算に反対する立場で意見を述べさせていただきます。しかしながら、本議案は、新年度の当初予算であり、市民生活にかかわる案件が多々含まれていることから、これらについては適切な予算の執行を強く望むものであります。最初にお断りをさせていただきまして、反対の討論を述べさせていただきます。  そこで、本議案は、3月9日定例市議会の冒頭、辻市長が議会ならびに市民に説明提案をし、理解と協力を求めたものであります。その所信表明の中で、現在、鯖江市政の最も重要案件である市町村合併問題については、合併協議は極めて重要な局面を迎えているが、引き続き最大限の取り組みをしていきたい。とし、また、4月をめどに協議をまとめることで合意をしていることを明らかにし、改めて合併協議を進めていく。との姿勢を示しました。ところが、わずか1週間後の16日の本会議における質問に答えて、突然、合併は、総合的に判断して白紙に戻さざるを得ない状況とし、事実上合併は白紙に戻す。との発言に変わりました。  以上のことから、議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算は、5市町村による合併を前提とした新市建設計画における事業ならびに財政計画に基づいた予算であることは明らかであります。さらに、合併問題について、市長の発言は二転三転し、鯖江市民はもとより関係自治体など多大な不信と混乱、そして損害を与えた結果責任は計り知れないものがあります。しかし、市政を預かる最高責任者としての反省の態度が全く見受けられないどころか、事業や予算の修正に応じようとしない市長の政治的姿勢は到底容認できるものではありません。  そこで、具体的に、私は3点について述べさせていただきたいと思います。  まず、1点目でございますけれども、住民自治組織、まちづくり推進協議会を各地区区長会の理解と同意を得られないまま市内10地区一斉に4月より一方的に立ち上げることは市民からの強い反発を招くおそれがあり、市長が掲げる「市民が主役で人間味豊かなまちづくり」という市政のテーマに反する市民の声を無視した危険な政策と言わざるを得ません。  続きまして、2つ目でございます。新たな鯖江市の単独の財政健全化計画の策定を全く示さずに国の地方交付税の減額や国庫支出金などの見通しが立たないことを理由に、殊さらに財源不足を強調する割には目立った歳出の抑制はほとんど見受けられず、財政調整基金などで穴埋めをする、安易で場当たり的当初予算とか言いようがありません。  最後に、新年度の職員採用内定者の19名は、募集予定者数の3倍以上であり、定員適正化計画を全く無視した非常識なものです。このことは、口では財政の厳しさを強調しているにもかかわらず、議会に納得できる説明もしないで、将来大きな財政負担を市民に負わせる無責任な辻市長特有の典型的政治手法の象徴ともいえる事例です。  以上のことから、議案第4号につきまして反対させていただきます。議員各位のご賛同を求めまして、私の反対討論とさせていただきます。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。  3番 空 美英君。              〇3番(空 美英君)登壇 ◆3番(空美英君) 私は、議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算に賛成の立場から討論をさせていただきます。  最初に、総務委員長の報告に対し、私の意見を述べます。  総務委員長の報告は否決でありますが、特に、同委員会に付託された歳入全般の否決にまず異論があります。歳入なくして歳出はないのであります。歳入全般の否決は市民生活と密接な教育、福祉、衛生、産業の各事業執行の停滞など、その影響は甚大なことであります。  また、ほかの常任委員会での判断を否定することにもなりかねません。また、総務委員会所管の歳出を見ても、議会の開催に関する経費をはじめ、職員の給与や市の借金の元金、利子の返済のための経費などが含まれていることから、これらを否決されますと、4月からの事務の執行を事実上不可能にし、市政運営が困難になるものであります。  この重要な予算案について、真に市民サイドに立った適切な判断をされたのか、私は大きな疑問を持つものであります。合併が白紙になったことで財政上の悪化が予想されることへの単なる問題提起としての否決であるならば、あまりにも市民不在の判断と言わざるを得ません。理事者側は今後の財政健全化の必要性を強く認識しており、また、合併については、法定協議会は市議会の議決を経て設立され、現在も存続しております。合併協議会の正式な期間決定を経た後に再度市議会でその取り扱いを決定すべきもので、その間、合併関係予算については執行しない。との説明がなされております。このことと市民生活のための予算づけとは次元の違う問題であると考えます。  さて、原案の当初予算を見ますと、さまざまな今日的課題への積極的な対応が図られています。  まず、高齢化・少子化社会への対応として、王山保育所の改築による保・幼・小一体化の複合施設の整備、地域における子育て支援なども含めた総合的な支援計画の策定、介護保険サービスの利用者負担軽減制度の創設など、今の時代にふさわしい的確な取り組みがなされております。  次に、国際化・情報化社会への対応として、うるしの里づくり構想の中核として建設を進めている産業振興施設など、産業基盤の整備による鯖江型産業の展開が図られております。また、児童の教育環境改善のための整備や児童生徒の安全対策として行う通学路への防犯灯設備など教育面でも必要な配慮が図られております。市民活動によるまちづくりへの対応を見ても、市民と行政がともに役割を分担し協働して公共サービスを創造していくための取り組みである市民協働パイロット事業制度の創設、また、地域を住民自らがつくり出していく、それを目指して地区の住民と団体が広く参加する住民自治組織、(仮称)まちづくり推進協議会の立ち上げなど、地域や社会の問題を自主的、自発的に取り組むことにより、市民全体のまちづくりを進める新しい仕組みづくりの方向づけがなされております。また、予算額を見ても、総額で226億3,000万円で、減税補てん債の借款を除く実質は、対前年比マイナス0.3%と緊縮型の予算となっております。  このように、国、地方を通じた厳しい行財政環境のなかで編成された今回の新年度予算案は、事務の簡素・効率化のための評価や見直しが行われ、市民にとって必要な事業に重点的に予算配分が図られているものであります。社会情勢の変化や多様化する市民ニーズを的確にとらえた新たな時代にふさわしい市政の展開を期待できる予算であると歓迎し、原案に賛成するものであります。  この時期、地場産業の活性化に向けて、市民、行政、議会が一丸となって取り組んでいく、それが必要であると思います。  議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げまして、私の賛成の立場としての討論を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。  23番 菅原義信君。              〇23番(菅原義信君)登壇 ◆23番(菅原義信君) 今、各議員から反対、賛成討論がなされたわけでありますけれども、私は、若干違った論点からこの討論に参加をしたいと思います。  まず、第4号につきましては、それぞれ触れられましたので、後にいたしたいと思います。  第5号、第6号、第7号につきまして、反対の立場からまず意見を述べていきたいというぐあいに思います。  この第5号、第6号、第7号につきましては、先ほど教育民生常任委員長の報告の中では、特段の質疑なし。と、こうした報告がなされていたわけであります。しかし、この国民健康保険特別会計にいたしましても、そのほかの二号の会計にいたしましても、やはり議会とすれば黙過できない深刻な状況にあることは一見すれば明らかだというぐあいに思うのであります。この第5号 国民健康保険の会計を見ましても、他の市町村と比べてみましても、極めて少ない基金を取り崩しをして、やっと当初予算が成り立っている、こういうぐあいになっているわけであります。もちろんこの国民健康保険につきましては、制度自体にも大きな欠陥があると言わざるを得ません。しかし、他市と比較しましても、私、何度かこの場から指摘をいたしましたけれども、例えば滞納件数が年々増えてきていることでありますとか、あるいは数百にも上るような事実上の無資格者を生み出してしまっている、こういう事態があるわけであります。これを見ますとき、やはりこうした鯖江市民の暮らし、福祉、健康を保持するための最低限度の一般会計からの繰り入れをしていく、こういうことがどうしても必要な事態になっているのではないかと、強く思うからであります。  また、第7号につきましては、一定の制度改正がなされて、とりわけ低所得者向けの上乗せ措置が講じられると、こういうことになったわけであります。これについては、大変な前進だと評価もするわけでありますけれども、これも大変脆弱な基盤の上にやっと乗っていると言わざるを得ないような事態に至っているわけであります。さらなる私は制度への大きな支援というものが今後必要になってくるのだと強く思う次第であります。  さて、第4号の問題であります。私も総務委員の一人としまして、総務委員会に加わり、議論をしてまいりました。要は、市民だれもが不要不急だと思っているものについては、やはり英断を講じるべきではないか、こういう思いが強かったわけであります。この一般質問の中でも申し上げましたけれども、三位一体改革と言われる、いわば国の地方いじめの締めつけがなされている今、やむを得ずではあっても、やはりそこにこそ大きななたを振るうべきものがあったと思うのであります。これは、他の議員の中からもそういう指摘があったわけであります。そういうものについて、果たして本当に真剣な内部的な討論がなされたかどうか、私は危ういものだと言わざるを得ないわけであります。その具体的なことについては、それぞれ各討論者の中で出されておりましたので触れないでおきたいと思いますけれども、いずれにしましても、予算というものは施政方針、市長の政策の土台をなすものであります。やはり私としましては、反対せざるを得ないと、強く申し上げておきたいと思います。  以上であります。 ○議長(高島哲夫君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  最初に、議案第4号 平成16年度鯖江市一般会計予算を採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は否決。建設委員長、経済企業委員長、教育民生委員長、市町村合併対策特別委員長の報告はいずれも可決であります。  本案につきましては、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(高島哲夫君) 起立多数であります。  よって、議案第4号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号 平成16年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   (起 立 多 数) ○議長(高島哲夫君) 起立多数であります。  よって、議案第5号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号 平成16年度鯖江市老人保健特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(高島哲夫君) 起立多数であります。  よって、議案第6号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号 平成16年度鯖江市介護保険事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(高島哲夫君) 起立多数であります。  よって、議案第7号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号 平成16年度鯖江市農業集落排水事業特別会計予算および議案第9号 平成16年度鯖江市ラポーゼかわだ特別会計予算を一括して採決いたします。  本案に対する経済企業委員長の報告はいずれも可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(高島哲夫君) 起立全員であります。  よって、議案第8号および議案第9号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号 平成16年度鯖江市総合開発事業特別会計予算および議案第11号 平成16年度鯖江市土地区画整理事業特別会計予算を一括して採決いたします。  本案に対する建設委員長の報告はいずれも可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(高島哲夫君) 起立全員であります。  よって、議案第10号および議案第11号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号 平成16年度鯖江市下水道事業特別会計予算および議案第13号 平成16年度鯖江市水道事業会計予算を一括して採決いたします。  本案に対する経済企業委員長の報告はいずれも可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(高島哲夫君) 起立全員であります。  よって、議案第12号および議案第13号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律による地方公営企業労働関係法の一部改正に伴う関係条例の整備についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(高島哲夫君) 起立全員であります。  よって、議案第23号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号 鯖江市課設置条例の一部改正について、議案第25号 鯖江市職員の退職手当に関する条例の一部改正について、議案第26号 字の区域の変更についておよび議案第27号 福井県丹南広域組合ふるさと市町村圏基金に係る権利の一部を放棄することについてを一括して採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告はいずれも可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(高島哲夫君) 起立全員であります。  よって、議案第24号、議案第25号、議案第26号および議案第27号は、原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────── △日程第4.議案第28号 鯖江市特別職の職員の給与および旅費等に関する条例の一部改正について ○議長(高島哲夫君) 日程第4、議案第28号 鯖江市特別職の職員の給与および旅費等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  理事者の提案理由の説明を求めます。  市長、辻 嘉右エ門君。             〇市長(辻 嘉右エ門君)登壇 ◎市長(辻嘉右エ門君) ただいまは平成16年度鯖江市一般会計当初予算をはじめといたしまして、今議会に提案いたしました案件についてお認めをいただき、お礼を申し上げる次第でございます。特に、今回の当初予算は、厳しい財政状況のなかにおきまして、その編成作業におきまして、申し上げておりますように、一つには削る、また一つには送る、一つには崩すというでき得る限りの対応を行いまして、何とか2005年に向けましての絶対にやらなければならないもの、そしてまた、必要なものを精査をいたしまして編成したものでございます。  当初予算の内容につきましては、議会中それぞれの立場から真摯なご議論を賜ったところでございまして、今後、そのご議論を踏まえまして、適正な執行に努め、「元気さばえ」の実現に全力で取り組みたいと考えておりますので、議員各位の特段のご理解とご支援をお願いを申し上げる次第でございます。  さて、このたびの当初予算を見ましても、明らかなように、地方財政を取り巻く状況は極めて厳しいものがございます。国の三位一体改革は緒についたばかりでありまして、引き続き平成16年度末までに補助金の廃止、縮減、それに伴う財源移譲、そして、地方交付税改革が行われようとしているわけでございます。国、地方の財政状況や地方分権時代の対応などから、改革の必要性は認められるものの、全国知事会長の梶原岐阜県知事が今回の改革を、この前にも申し上げましたように、三位一体ばらばら改悪と切り捨てられておるとおり、自治体の声を無視した一方的かつ性急な改革は三位一体の名のもとに財政再建のツケをできるだけ地方に押しつけてしまおうという地方いじめ、締めつけと言わざるを得ないと思っているところでございます。  本市におきましても、置かれた状況は極めて厳しく、今後とも全国市長会をはじめといたしまして、関係団体等との連携をとりながら、地方の立場を強く訴えるとともに、財源確保に努めていきたいと考えているところでございます。  一方、本市では、将来を見据え、中核市の実現を目指して福井市との合併に取り組んでまいりましたが、この合併に関しましては、先般、本会議の答弁の中で他の市町村との調整がつかず、白紙に戻さざるを得ない局面にあるとの認識をお示しをしたところでございます。さまざまなお考えがあろうかと存じますけれども、私といたしましては、議会でのご議論をはじめ、関係各団体や市民の皆様のご意見を踏まえながら、今月30日に5市町村長会議を開催いたしまして、今後の取り扱いを協議してまいりたいと考えております。私は、福井市との合併は現在なおベターな選択であると考え、今日まで全力を挙げてその実現に取り組んでまいったところでございますけれども、これが白紙になれば、それにかわるべき他の選択肢は見当たらず、当分、単独でいかざるを得ないものと考えております。そのため、合併しない場合の財政見通しを税収や地方交付税等の出納の最近の情勢を元に改めて試算いたしましたところ、以前にも増して厳しい結果が出てまいり、2、3年後にそのころから極めて厳しい状況に直面することになるものと見込まれます。これには、国の対応や景気の動向が大きくかかわってまいりますが、いかに住民サービスを低下させることなく財政の健全化を図るかということについて、これまで以上に注意を払う必要があり、新たな財政健全化計画等の策定も必要になるものと思われるところでございます。そのため、今後、国の地方財政に対する動向等をしっかりと見極め、時期を逸することなく適切に対応しなければならないと考えており、本年10月ごろから財政健全化計画への本格的な検討作業に入りたいと考えているところでございます。  もとより常日ごろから簡素で効率的な行財政運営を推進することは当然でございまして、今回の予算編成にあたりましても、歳出削減に努めた所存でございます。しかしながら、さらに今後の財政健全化への取り組みを明確にし、その前段として、まず、出来ることは速やかに行うべきと考えており、そこで、今回、第一弾的な考えから、まず、私自身が率先してするべきことはないかと考え、私の給料を削減することといたしたところでございます。  私の給料は、削減することといたしますと、市長に就任以来、平成11年、平成14年と2度にわたりまして給料を減額させていただきましたが、今回、さらに私自身が率先して身を切らせていただかねばならないと考えまして、今年4月から市長の給料を現在の89万円から10万円削減することといたしまして、急遽今議会におきまして関係条例のご審議をお願いをすることといたした次第でございます。また、あわせまして、副市長の人数の見直しも行うことといたしました。何とぞ私の財政健全化にかける意をお酌み取りをなさいまして、お願いを申し上げる次第でございます。  国・地方を取り巻く財政状況はまことに厳しいものがございまして、こうした状況は今後ますます強くなるものと見込まれます。このため、市議会をはじめといたしまして、関係者すべてが本市の置かれている厳しい状況を十二分にご理解、ご認識をいただきまして、今後の財政健全化のために深いご理解と絶大なるご協力を賜りますればこれにこしたことはないと思っておるところでございます。  なお、ここで、福祉複合施設整備の事業に係る関係企業の役員等をめぐる事件につきまして、ご報告をさせていただきたいと存じます。  当該事件につきましては、一昨日、当該企業の役員を不起訴処分とすることをはじめとする検察庁の処分がなされ、さらに昨日には県におきまして当該企業に対する指名停止解除の措置がなされ、これを受けて、市におきましても同様の措置をとっていきたいと考えており、これで一応の決着を見たものと考えられます。その処分の結果を受けまして、今回の事件の状況について、昨日、当該企業の代表者が報告に参り、市に多大の迷惑をかけたことに対し深く陳謝したところでございます。市といたしましては、公的処分の有無にかかわりませず、今回の事件は極めて遺憾であり、今後二度とこのようなことのないように強く申し入れを行いました。  この福祉複合施設整備は、中心市街地活性化等のために一日も早く実現すべきものであり、現段階では当初の予定どおり進めることといたしまして、平成17年度早々のオープンを目指しまして、全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員各位の特段のご理解とご支援をお願いを申し上げる次第でございます。  それでは、ただいま追加ご提案いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。  議案第28号 鯖江市特別職の職員の給与および旅費等に関する条例の一部改正についてでありますけれども、これは、市長の給料月額を10万円、率にして約11.2%減額をいたしまして、月額79万円にしようとするものでございます。  以上、追加ご提案いたしました議案についてご説明を申し上げました。何とぞ慎重にご審議をくださいまして、妥当なるご決議を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(高島哲夫君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  これより議案の付託を行います。  ただいま議題となっております議案第28号については、総務委員会に付託いたします。  お諮りいたします。  ただいま総務委員会に付託いたしました議案1件については、会議規則第44条第1項の規定により本日午後3時30分までに審査を終えるよう期限をつけることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第28号は、本日午後3時30分までに審査を終えるよう期限をつけることに決しました。  本会議再開は午後4時30分を予定しております。また、あらかじめ時間の延長をしておきます。  それでは、総務委員会で付託議案の審査をお願いいたします。  休憩いたします。               休憩 午後2時00分               再開 午後4時35分 ○議長(高島哲夫君) 再開いたします。  議案第28号に対する審査結果について総務委員長の報告を求めます。  総務委員長、玉邑哲雄君。             〇総務委員長(玉邑哲雄君)登壇 ◎総務委員長(玉邑哲雄君) 総務委員会に付託を受けました議案第28号 鯖江市特別職の職員の給与および旅費等に関する条例の一部改正について、審査の概要および結果についてご報告を申し上げます。  さきの総務委員会では、当初予算の修正は時間もなく困難という答弁でありました。しかし、今回、理事者の問題となると緊急性のない議案を突然出され、議会サイドに対して何の協議もなかった。特別職等報酬審議会の意見もあり、また、他市町村との関係もあり、したがって、継続審査で6月でもよいのではないか。という慎重な意見も出されたところであります。  採決をいたしました結果、可否同数により委員長の決するところにより否決すべきものと決しました。  以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(高島哲夫君) ただいまの総務委員長の報告に対し質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようですので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようですので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は否決であります。  よって、原案について採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数)
    ○議長(高島哲夫君) 起立多数であります。  よって、議案第28号は、原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────── △日程第5.議案第29号 鯖江市助役の選任についてから日程第10.報告第3号 株式会社さばえいきいきサービスの経営状況についてまで ○議長(高島哲夫君) 日程第5、議案第29号 鯖江市助役の選任についてから日程第10、報告第3号 株式会社さばえいきいきサービスの経営状況についてを一括議題といたします。  理事者の提案理由の説明を求めます。  市長、辻 嘉右エ門君。             〇市長(辻 嘉右エ門君)登壇 ◎市長(辻嘉右エ門君) それでは、ただいま追加ご提案いたしました議案につきましてご説明を申し上げたいと思います。  まず、初めに、ご報告をさせていただきます。  昨日、若林みや子、岸本秀治両副市長から、一身上のご都合により、本年3月31日付をもちまして辞職したい旨の申し出がございました。彼らはまさに私の右腕でございまして、強く慰留を申し上げたところでございますけれども、その意は強く、私といたしまして断腸の思いでございますけれども、申し出を受けることといたしたところでございます。  若林副市長におかれましては、本市の初めての女性の副市長といたしまして、福祉、それから教育などの分野を中心といたしましてご活躍をいただくとともに、県職員だった経験をフルに生かし、県庁とのパイプ役も果たすなど、その活動に多くの女性の方が勇気づけられたものと存じているところでございます。  また、岸本副市長におかれましては、市の一般職としての経験や人脈をフルに活用いただきまして、産業の振興や建設、都市計画の分野で職員を適切に指導いただき、庁内をよく取りまとめていただいたところでございます。  これまでの労苦に対しまして、心から感謝をするところでございます。  さて、後任の人事についてでございますけれども、市では、これまで部長制を廃止をいたしまして、それにかわるべき機能を持つ3副市長制をとることによりまして、行政の機構のスリム化と行政運営のかつてなかった効率化、スピード化を図ってきておりまして、一定の成果も随所に出てきているところでございます。引き続きこの体制は必要と考えており、本来ならば速やかに2名を選任いたしたいところではございますけれども、厳しい財政状況等にがんがみまして、当面1名の専任にとめることとしたいと存じるところでございます。  それでは、議案第29号 鯖江市助役の選任についてでございますけれども、若林、岸本両副市長の辞職に伴いまして、新たに飯嶋信次氏を選任しようとするものでございます。  飯嶋信次氏は、昭和40年に市職員となり、道路の維持課長、教育委員会理事等を歴任いたしまして、現在は特命監として強い指導力と責任感を持ち、市政の発展のために職責を全うしてもらっております。  その卓越した行政能力と明朗闊達な人柄は、まことに適任であると考えますので、よろしくご賛同賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。  次に、議案第30号でございますけれども、鯖江市公平委員会の選任についてでございますけれども、公平委員会委員の笹本吉一郎氏が3月31日付をもちまして任期の満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものでございます。  笹本吉一郎氏は、人格識見ともに優れた方でございまして、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。  次に、議案第31号でございますけれども、鯖江市公平委員会の選任についてでありますが、公平委員会委員の樫尾美法氏が一身上の都合によりまして、2月6日付をもちまして辞職をされましたので、同氏の後任といたしまして、酒井雅子氏を選任しようとするものでございます。  酒井雅子氏は、人格識見ともに優れた方でございまして、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますように、お願いを申し上げるところでございます。  次に、議案第32号でございますけれども、鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますけれども、固定資産評価審査委員会委員の角谷徳一氏が3月31日付をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものでございます。角谷徳一氏は、人格識見ともに優れた方でございまして、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げる次第でございます。  次に、議案第33号でございますけれども、鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますけれども、固定資産評価審査委員会委員の橋本亮二氏が3月31日付をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものでございます。橋本亮二氏は、人格識見ともに優れた方でございまして、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。  以上、追加ご提案いたしました議案につきましてご説明を申し上げました。何とぞ慎重にご審議をくださいまして、妥当なるご決議を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(高島哲夫君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。  23番 菅原義信君。 ◆23番(菅原義信君) ただいま市長から助役人事の提案がなされたわけです。ここで提案をされているお方については、私、12月の議会の折にも緊急質問という形でもって幾つかの点で問題があると、幹部職員としてふさわしくないと、こういう点を申し上げたいきさつがございます。そして、その気持ちというのが、せんだって一般質問の折にも私は述べさせていただきましたけれども、いまだに釈然としないそういうものを持っているわけであります。それは明確な、これは市長ご自身に対してもそうでありますけれども、謝罪、責任の問題、そういうものが答えられなかったということであります。先ほど市長のご説明の中では、同人をして明朗闊達な人柄だと、こういうようなご評価をなさっていたわけでありますけれども、私にはその市長のお言葉が到底がえんずることができないと申しますか、そういう気持ちを持っているわけであります。12月の問題とあわせて市長ご自身がどういう理由でもってこの同人を提案をされてきたのか、いま一度整合性あるご返答をお願いを申し上げたいというぐあいに思います。 ○議長(高島哲夫君) 市長、辻 嘉右エ門君。             〇市長(辻 嘉右エ門君)登壇 ◎市長(辻嘉右エ門君) この問題につきましては、今日までお答えをしてまいったことでございます。考えとしては何ら変わっておりません。  それから、総合的に判断いたしまして、副市長として適任だという確信をいたしまして、今上程をさせていただいているわけでございますから、そのなかで議員各位におかれましてそれぞれご判断をいただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高島哲夫君) ほかに質疑はありませんか。  5番 福岡君。 ◆5番(福岡宏明君) 議案第29号 鯖江市助役の選任についてお伺いをいたします。  私のところに選任につきましての連絡が入りましたのは、昨夜の遅くでございました。  私は、この経過におきましては、やはり全協の場におきまして、3名が妥当なのか、2名が妥当なのか、1名が妥当なのか、そういったことを協議したうえで決めるべきであると私は思っております。その点についてお伺いいたします。 ○議長(高島哲夫君) 副市長、瓜生守幸君。 ◎副市長(瓜生守幸君) ただいまのご質問でございますけれども、今、この鯖江の条例の中では3名ということで副市長の数というのを定めているところでございます。その範疇におきまして、市長が総合的に勘案しながら、その状況等を踏まえまして判断をしているところでございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長(高島哲夫君) ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号および議案第33号の5議案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第29号ほか4件については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  23番 菅原義信君。 ◆23番(菅原義信君) 通常ですと、人事案件については、異議ありかなしかということで採決がされるわけでありますけれども、25号については、私、先ほど異議を申し上げたとおりであります。したがって、起立採決でもって採決をすることがこうした場合には妥当なやり方だと思うんであります。ぜひそれを採用していただきたいと思います。 ○議長(高島哲夫君) 異議がありますので、起立により採決をいたします。  議案第29号 鯖江市助役の選任について、本案は原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(高島哲夫君) 起立多数であります。  よって、議案第29号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第30号 鯖江市公平委員会委員の選任について、本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第30号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第31号 鯖江市公平委員会委員の選任について、本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第31号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第32号 鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任について、本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第32号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第33号 鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任について、本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第33号は、原案のとおり同意することに決しました。  ここで、若林みや子君、岸本秀治君、飯嶋信次君から発言を求められておりますので、順次発言を許可いたします。  若林みや子君。             〇副市長(若林みや子君)登壇 ◎副市長(若林みや子君) お疲れのところ大変恐縮でございますが、このたび一身上の都合により副市長を辞任させていただくことになりましたので、一言ごあいさつをさせていただきたいと存じます。  まず、高島議長をはじめ議員の皆様方にはこれまで大変お世話になりました。心から厚くお礼を申し上げます。  私が議会のご同意をいただきまして副市長職を務めさせていただくようになりましてから今日まで、市政のテーマでございます「市民が主役で人間味豊かなまちづくり」を基本理念といたしまして、ファッションタウン構想に基づきまして、もの・まち・くらしの豊かな「元気さばえ」づくりに向けまして全力を傾けてまいりました。来年2005年は市制50周年という大変記念すべき年となっております。この年をメモリアルイヤーといたしまして、これまで取り組んでまいりましたファッションタウン計画の総括と集大成を行うこととなっておりますが、これを契機といたしまして鯖江市はさらに飛躍を遂げていくものと確信をいたしております。私は、今後とも副市長として経験してまいりましたことを生かしまして微力ではございますが、鯖江市政発展のために微力を尽くしてまいりたいと感じている次第でございます。  最後になりましたが、これまで市民の方々をはじめ多くの皆様方から数々のご指導、ご鞭撻を賜ってまいりましたことに対しまして、心から深く感謝とお礼を申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、辞任にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(高島哲夫君) 岸本秀治君。              〇副市長(岸本秀治君)登壇 ◎副市長(岸本秀治君) 一言ごあいさつを申し上げます。  このたび3月末日をもちまして一身上の都合により退任させていただくことになりました。  私は、平成14年4月に副市長を拝命いたしまして2年、また、職員を通算いたしますと40年にわたり市役所に勤務させていただきました。その間、浅学非才のゆえ、いろんな面で反省すべきことがたくさんあるわけでございますが、職員としてまた副市長としての職務を進めることができましたのは、これひとえに議長さんをはじめ議員各位、そして、辻市長さんをはじめ特別職の方々、職員の皆様方の本当に並々ならぬご指導、ご支援があってのことと心から感謝を申し上げる次第でございます。今後は、副市長として学ばせていただきましたことを生かしまして、鯖江市の発展につながるよう一市民として自ら力を尽くしてまいりたいと考えているところでございます。また、皆様方から賜りました数々の教訓を心の糧といたしまして、新たな人生を有意義に過ごしてまいりたいと考えております。今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。  最後になりましたが、鯖江市のますますのご発展と各位のご健勝、そして、ご活躍をご祈念申し上げますとともに、辻市長のもと、ファッションタウンメモリアル事業により市民の皆様とともに「元気さばえ」が構築されますようご祈念申し上げまして退任のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(高島哲夫君) 飯嶋信次君。              〇特命監(飯嶋信次君)登壇 ◎特命監(飯嶋信次君) 一言御礼を申し上げます。  ただいま副市長の選任にあたりまして、ご同意を賜りまして、まことに心から厚く御礼を申し上げます。 私は、市民の皆様方、そして、議会の皆様方、そして、市長と職員、この接着剤としてつたない38年間の経験でございますが、これを生かして一生懸命務める所存でございますので、よろしくお願いをいたします。今後とも皆様方の温かいご指導とご支援をいただきまして務めてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼のあいさつとさせていただきます。よろしくお願いをいたします。    ────────────────────────────────── △日程第11.鯖江市選挙管理委員会委員および同補充員の選挙 ○議長(高島哲夫君) 日程第11、鯖江市選挙管理委員会委員および同補充員の選挙を行います。  お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議長において指名することに決しました。
     鯖江市選挙管理委員会委員および同補充員を指名いたします。  鯖江市選挙管理委員会委員に鯖江市中野町第58号3番地、飛田文夫君。鯖江市西大井町第33号1番地、藤原幸子君。鯖江市鳥羽三丁目3番26号、斉藤啓介君。鯖江市戸口町第11号17番地、小林清美君。  選挙管理委員会委員補充員に第1順位、鯖江市有定町二丁目8番26号、藤枝英子君。第2順位、鯖江市神明町一丁目3番2号、松本豊彦君。第3順位、鯖江市川島町第73号162番地の1、木戸洋子君。第4順位、鯖江市下野田町第31号51番地、紫雲哲英君。  お諮りいたします。  ただいま発表いたしました諸君を鯖江市選挙管理委員会委員および同補充員の当選人と定めることにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高島哲夫君) ご異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました諸君が、鯖江市選挙管理委員会委員および同補充員に当選されました。  以上で今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。  これをもちまして第341回鯖江市議会定例会を閉会いたします。               閉会 午後5時05分...