鯖江市議会 > 2002-12-19 >
平成14年12月第331回定例会−12月19日-05号

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  1. 鯖江市議会 2002-12-19
    平成14年12月第331回定例会−12月19日-05号


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    平成14年12月第331回定例会−12月19日-05号平成14年12月第331回定例会  第331回鯖江市議会定例会会議録    ──────────────────────────────────       平成14年12月19日(木曜日)午前10時02分開議    ──────────────────────────────────   〇出席議員(26人)            1 番  山 田 利 信                         2 番  加 藤 拓 雄                         3 番  若 林 政 幸                         4 番  佐々木 敏 幸                         5 番  山 崎 文 男                         6 番  山 田彦左衛門                         7 番  岩 佐 常 守                         8 番  黒 田 重 治                         9 番  水 津 達 夫                         10番  末 本 幸 夫                         11番  蓑 輪   昇                         12番  蓑 輪 安兵衞                         13番  小 林   太                         14番  石 橋 政 之
                            15番  田 中 茂一郎                         16番  玉 邑 哲 雄                         17番  橋 本   勇                         18番  高 島 哲 夫                         19番  吉 田 寿 幸                         20番  大 森 松 栄                         21番  橋 本 常 夫                         22番  菅 原 義 信                         23番  岩 野 甚四郎                         24番  山 口 導 治                         25番  笹 川   希                         26番  増 田   光    ──────────────────────────────────   〇欠席議員(0人)    ──────────────────────────────────   〇説明のため出席したもの  市長           辻  嘉右エ門                 副市長          若 林 みや子                 副市長          岸 本 秀 治                 副市長          瓜 生 守 幸                 収入役          梅 田 幸 雄                 教育長          田 中 榮 一                 特命監          飯 嶋 信 次                 特命監          岡 山 和 市                 特命監          森 本   茂    ──────────────────────────────────   〇説明補助者として出席したもの                 未来政策課長       五十嵐 嘉 也                 市長課長         福 田 栄 喜                 総務課長         天 谷 武 博                 監理課長         山 本 信 英                 税務課長         福 岡 敏 男                 地域づくり課長      千 秋 冨 秀                 市民課長         紫   順 英                 福祉課長         斎 藤   勉                 おじいちゃん・おばあちゃん課長                              平 井 勝 治                 健康課長         米 田 康 宏                 環境課長         福 田 末 隆                 ファッションタウン課長  伊 部 孝 幸                 産業と生活課長      田 中 憲 男                 農林課長         末 本 勝 志                 道路建設課長       夏 梅 孝 夫                 道路維持課長       宮 川 敬 一                 公園住宅課長       田 中 伯太郎                 土地開発課長       小 柳 秋 生                 上下水道課長       西 澤 義 明                 下水道課長        笠 島 宗 雄                 こども課長        堀   勝 子                 教育委員会事務局長庶務課長                              三田村   勉                 生涯学習課長       小 泉 昭 一                 文化課長         山 川 光 雄                 スポーツ課長       塚 崎 明 男                 出納課長         松 村 里 見                 監査委員事務局長     金 子 善 庫                 デザイン推進室長     宇 野 徳 行                 地場産業振興支援室長   軽 部 利 宣                 IT推進室長       竹 内 秀 博                 市民広聴室長       加 藤 政十司                 男女平等推進室長     友 兼 由紀子                 市町村合併推進室長    塚 崎 明 男    ──────────────────────────────────   〇職務のため出席したもの  議会事務局長       神 戸 勝 則                 議会事務局次長      齋 藤 久 義                 議会事務局参事      丸 田 時 雄                 議会事務局参事      高 尾 副 次                 議会事務局主任      笠 島 一 芳                 議会事務局主査      宮 田 幹 夫              開議 午前10時02分 ○議長(岩野甚四郎君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。    ────────────────────────────────── △日程第1.請願・陳述の審査結果 ○議長(岩野甚四郎君) 日程第1、請願・陳述の審査結果を行います。  各委員会の審査結果の報告を求めます。  最初に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長 蓑輪 昇君。             〇総務委員長(蓑輪 昇君)登壇 ◎総務委員長(蓑輪昇君) おはようございます。  さきの第327回定例会で、総務委員会に付託を受け、第327回および330回定例会継続審査といたしました、陳情第3号 有事法制反対に関する意見書の提出についてご報告を申し上げます。  本件につきましては、前回の審査状況を踏まえ、審議に入ったところでありますが、委員会からは、憲法第9条の戦争放棄を守ってもらいたいとのことで、趣旨採択との意見もありました。これに対し、他市では再度継続審査としており、国会でも継続審査で終えていることなどから、継続審査でよいではないのかという意見もございました。  以上の経過を踏まえ採決いたしました結果、賛成多数で継続審査にすべきものと決しました。  以上で、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(岩野甚四郎君) 次に、経済企業委員長の報告を求めます。  経済企業委員長 山田利信君。            〇経済企業委員長山田利信君)登壇 ◎経済企業委員長山田利信君) おはようございます。  経済企業委員会に付託を受けました、請願2件の審査の概要および結果についてご報告申し上げます。  まず、請願第4号 国民の主食、米の生産を守り国民に安定供給を図る米政策の実現に関する意見書の提出についてでありますが、この請願は、水田農業政策、米政策の見直しを進めてきた農林水産省の生産調整に関する研究会が公表した中間とりまとめに基づき提出したものである。しかし、国は先般12月3日に米政策改革大綱を決定しており、これも考慮し研究を重ねるべきという意見があり、採決いたしました結果、全員の賛成をもって継続審査にすべきものと決しました。  次に、請願第5号 雇用確保中小企業の経営と地域経済振興の諸政策を求める意見書の提出についてでありますが、非常に景気低迷がしている現状で、理解し得る事項もあるが、あまりにも多岐にわたっている事項のため、今結論を出すのは難しい、さらに慎重審議すべきではとの意見の一致を見て採決いたしました結果、全員の賛成をもって、継続審査にすべきものと決しました。  以上で、経済企業委員会の報告を終わります。 ○議長(岩野甚四郎君) 次に、教育民生委員長の報告を求めます。  教育民生委員長 田中茂一郎。           〇教育民生委員長田中茂一郎君)登壇 ◎教育民生委員長田中茂一郎君) おはようございます。  本委員会に付託を受けました請願3件について、審査の経過および結果につきましてご報告申し上げます。
     最初に、請願第1号 医療制度の充実に関する意見書の提出について、理事者から、高齢者人口が増えていく中で、医療費の伸びも相当なものがあり、来年4月から保険医療費3割負担になり、老人医療該当者を含め、受益者に応分の負担を求めていかないと、医療制度そのものが破綻してしまう。  また、国庫負担については、今まで医療費の4割だったが、来年4月から医療給付費の4割になり、市や保険制度会計を相当圧迫するものと説明がありました。  1項目の高齢者の窓口負担増については、老人医療費が10月1日以降、75歳にならないと適応されないことになった。男の平均寿命は78歳程度であり、そうすると、老人医療の対象にも当てはまらないことになる。  また、国は、健康保険の体制だけでは国民のために保っていかなければならないという大きな方針があるが、会計は破綻寸前であり、この制度を維持していくにはやむを得ない改正であり、次の新しい政策へいくまでの、段階としての改正であるとの意見が出されました。  以上の経過で採決いたしました結果、賛成多数により、趣旨採択すべきものと決しました。  次に、請願第2号 障害者支援費制度の改善に関する意見書について、理事者から、事業所の経営が確保できる水準に設定することは当然だと思うが、その反面、高いサービスを受けられるということで、逆に自治体の負担が増えるというものであり、適切な規準額は望みたい。また、支援費と処置費との差はそんなにはないが、ランクづけが難しいと思われるとの説明がありました。  これに対し、障害者、障害児を抱えている家族は、財政的には重い負担になるわけで、一定の負担を求め、残りの部分について支援するという制度になり、その負担割合障害者本人扶養義務者のうちで最多納税者となる。また、今後、福祉サービスをみずからが選択する制度になり、適切なサービスを選択できるという問題が生じるので、今までやってきた処置制度の水準から下げないようにするべきとの意見が出されました。  以上の経過で採決いたしました結果、請願項目4項目のうち、  「支援費制度周知責任説明責任情報提供責任の全うと共に、自治体が専門性を発揮できる相談支援体制を確立できるよう財政支援を行うこと」と、  「自治体が数値目標を持った基盤整備を推進できるよう十分な財政的援助を行うこと」  以上2項目については、意見書を提出することで、全員の賛成により一部採択にすべきものと決しました。  次に、請願第3号 年金制度の拡充に関する意見書について。理事者から、先行き不透明な不況の中、物価スライドの凍結を解除し、年金の減額は若年層を中心とした減資世代の不安感、不信感が大変強まってきている。公平でかつ適正な負担と給付を考えると、ある一定の度合いは仕方がないが、国民の多くは年金に頼っている感が強く、引き下げないでほしいという声は強い。年金制度への不安感、不信感の解消、恒久的に安定した制度化保険料の安定化が大切である。  最低保障制度年金制度については、個人の負担額に応じて支給額が決まる社会保険方式になっている日本ではなじまない。  また、無年金者の救済については、現在の年金制度の安定化が図られた後の問題であると思うとの説明がありました。  委員からは年金支給額引き下げや、保険料の引き上げなどを行い、さらに、物価スライド凍結解除は、今後の年金の制度への不安感、不信感を抱かせる原因になる。  また、最低保障年金制度を認めると、保険料の納付率に悪影響が出ることもあり、無年金者を救済することも理解できるが、きちんと線引きをする必要であるなどの意見が出されました。  以上の経過で採決いたしました結果、請願項目3項目のうち、  「年金給付額引き下げにつながる物価スライド凍結解除を行わないこと」と、  「2004年の年金改定に当たっては、保険料の引き上げ、給付の引き下げを行わない」  以上2項目については、意見書を提出することで、全員の賛成をもって一部採択をすべきものと決しました。  なお、後ほど、障害者支援費制度の改善に関する意見書および年金制度の拡充に関する意見書を、市会案として提出させていただきますので、何とぞご賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。  以上で、教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(岩野甚四郎君) ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  22番 菅原義信君。              〇22番(菅原義信君)登壇 ◆22番(菅原義信君) どうも皆さん、おはようございます。  ただいま常任委員長の報告がありました陳情、請願の中で、陳情第3号 有事法制反対に関する意見書の提出についてであります。  委員長の報告は継続審査、こういう結論であります。これについては、三たび継続をしているわけであります。私、せんだって9月の議会におきましても、継続審査という対応は適当ではない、こういう立場で反対討論に立ちましたので、あまり多言は擁しないでおきたいと思いますけれども、しかし今、イラクの情勢をめぐりまして戦争が起きるかもしれないと、こういうような状況下にあるわけであります。そして、ついせんだってもイージス艦が派遣をされる、後方支援が名目だということであります。しかし、常識的に見ても後方と前線との境目がない、これが大方の識者の声であります。したがいまして、もし、そこで一たん戦争となれば日本自身が当事国となるわけであります。憲法第9条が規定をしております、戦争をしない、あるいは戦力を持たない、こういう規定に明確に違反をしているのがこの有事法制の考え方だと言わざるを得ないところであります。  国に対して地方の議会といたしましては、唯一こうした意見書を提出するというのが権限としてあるわけです。これをやはり最も有効に活用する、しかも、鯖江市といたしましても非核平和都市宣言を上げている自治体として、一番やらなければならない手続だと思うわけであります。こういう点で、ただいま常任委員長が報告いたしました継続審査というものは適当でない、直ちに採択をすべきだと強く求める次第であります。  なお、請願第4号、第5号についてですが、これは、今回の議会におきまして初めて請願として提出されたものでありまして、おそらく、この内容について習熟をされてなくて、いま一度研究、検討したいという趣旨のものだと思うものであります。そういう点ではやむを得ない面がないわけではありません。しかし、とりわけ第5号の中で、リストラの問題でありますとか、あるいは、今広く言われておりますサービス残業の根絶の問題等々、喫緊の課題があるわけであります。こういうものについて、やはり当議会といたしまして速やかに採択をする、これが市民の福祉にとりましても最上の策だと思うわけであります。そういう点で、ただいま常任委員長はこれについても継続審査と、こういうことで報告なさいましたけれど、これについても直ちに採択をすべきだと、そういう意見を申し上げて討論といたしたいと思うわけであります。  以上であります。 ○議長(岩野甚四郎君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、陳情第3号 有事法制反対に関する意見書の提出についてを採決いたします。  総務委員長の報告は継続審査であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、陳情第3号は、継続審査と決しました。  次に、請願第1号 医療制度の充実に関する意見書の提出についてを採決いたします。  教育民生委員長の報告は趣旨採択であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第1号は、趣旨採択と決しました。  次に、請願第2号 障害者支援費制度の改善に関する意見書の提出についておよび請願第3号 年金制度の拡充に関する意見書の提出についてを採決いたします。  教育民生委員長の報告はいずれも一部採択であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第2号および請願第3号は、一部採択と決しました。  次に、請願第4号 国民の主食・米の生産を守り、国民に安定供給を図る米政策の実現に関する意見書の提出についておよび請願第5号 雇用確保中小企業の経営と地域経済振興の諸施策を求める意見書の提出についてを採決いたします。  経済企業委員長の報告は、いずれも継続審査であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第4号および請願第5号は、継続審査と決しました。    ────────────────────────────────── △日程第2.議案の審査結果 ○議長(岩野甚四郎君) 日程第2、議案の審査結果を行います。  議案第68号 平成14年度鯖江市一般会計補正予算(第3号)から議案第78号 福井県市町村非常勤職員公務災害補償組合を組織する地方公共団体の数の増加、および同組合規約の変更についてまで、以上10件を議題とし、各委員会の審査の結果について報告を求めます。  最初に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長 蓑輪 昇君。             〇総務委員長(蓑輪 昇君)登壇 ◎総務委員長(蓑輪昇君) 総務委員会に付託を受けました議案6件につきまして、審査の経過および結果についてご報告を申し上げます。  初めに、議案第68号 平成14年度鯖江市一般会計補正予算(第3号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳入)全般、(歳出)款2総務費(デザイン振興費を除く)、第3表地方債補正についてでありますが、本件につきまして主な質疑を申し上げます。  まず、歳入では、広域保育所入所受託事業収入として1,190万円余り計上されているが、これは市外の児童を受け入れている収入とのことであるが、現在、市外から何名入所しているのか。との質疑があり、これに対しまして、現在市外から19名が入所している。その内訳としては、福井市から3名、春江町から1名、清水町から1名、武生市から5名、それに朝日町から5名である。との答弁でありました。  次に、歳出では、コミュニティバス利用状況について、利用が少ないように聞くが、現在の利用状況は。との質疑があり、これに対しまして、コミュニティバス運行状況については、14年4月に昨年のコースを大幅に見直し、新しいコースでスタートした。昨年と比較して、4月から11月まで8カ月間の利用状況は、昨年が4万8,938名、ことしが6万1,034名で、約25%利用客が増加している。このまま1年間を推計すると最終的には約9万1,500人となり、昨年が約7万2,500人であったので、約1万9,000人余り増加すると見込んでいる。  また、利用料金については、昨年は200円と100円の2段階であったのを、14年度は100円統一と値下げしたにもかかわらず、利用客の増加により、トータルでは13年度の料金収入792万5,600円を約80万円上回る、約870万円となる見込みである。との答弁でありました。  次に、企画費の21鯖江の華推進事業費として250万円計上されているが、その内容はどのようなものか。との質疑があり、これに対しまして、財団法人自治総合センターが、宝くじ協会から委託を受け、宝くじ広報宣伝事業の一環として、コミュニティ関係支援事業を行っており、自治体あるいは自治会の行う事業に対して助成されるものである。今回の250万円は、河和田地区の区長会に交付されるもので、地区内で古くから行われている、やんしきおどりを子供たちに楽しめるように、現代風にアレンジして活動していく事業に対して、助成が認められたものである。この助成金は自治体をとおして助成するシステムのため、今回の補正予算で計上したものである。との答弁でありました。  次に、議案第70号 鯖江市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、本件につきましては、主な質疑を申し上げますと、今回の人事院勧告の中で、配偶者手当が1万6,000円から1万4,000円に減額、扶養親族3人目以降が3,000円から5,000円に増額となるが、それに伴う鯖江市の状況はどのようなものか。との質疑があり、これに対しまして、今回の人事院勧告により、現時点で配偶者手当が2,000円減額に該当する職員は85名で約200万円の減額となり、扶養親族3人目以降は、該当者が65名で156万円の増額となる。との答弁でありました。  次に、議案第71号 鯖江市税条例の一部改正について、  本件につきましては、特段申し上げるべき質疑はありませんでした。  次に、議案第72号 鯖江市手数料徴収条例の一部改正について、  本件につきまして主な質疑を申し上げますと、手数料の徴収については、地方税法による強制的なものか、あるいは市長の判断にゆだねられているものなのか。また、手数料の額については、どのように定めたのか。との質疑があり、これに対しまして、地方税法による強制的なものではなく、市長の判断にゆだねられているものである。また、手数料の額については、6市との調整により定めたものである。との答弁でありました。  次に、議案第77号 町および字の区域の変更について、および議案第78号 福井県市町村非常勤職員公務災害補償組合を組織する地方公共団体の数の増加および同組合規約の変更についてでありますが、これら議案2件につきましては、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえまして、議案第68号、議案第70号、議案第71号、議案第72号、議案第77号および議案第78号の議案6件を採決いたしました結果、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(岩野甚四郎君) 次に、建設委員長の報告を求めます。  建設委員長 水津達夫君。             〇建設委員長(水津達夫君)登壇 ◎建設委員長(水津達夫君) 建設委員会に付託を受けました議案2件について、審査の概要ならびに結果についてご報告申し上げます。  最初に、議案第68号 平成14年度鯖江市一般会計補正予算(第3号)中、第2表債務負担行為補正につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  鯖江市土地開発公社事業資金借入金債務保証のうち、安心ハウス建設用地についてでありますが、土地の選定に当たっては、国の軽費老人ホーム設置運営要綱に基づき、利便性、安全性、快適性を考慮し、上鯖江1丁目地係に決定した。この施設は、介護保険のサービスも受けられ、高齢者が安心して暮らせる住まいを提供するものである。との説明がありました。これに対しまして、安心ハウスの建設用地価格はいくらか。との質疑があり、総面積5,229平方メートル、平米単価が約2万6,800円で、総金額1億4,000万円である。との答弁がありました。  また、この予定地の隣に生コン工場があるが、騒音の支障はないのか。との質疑があり、これに対して、必要があれば、事業者公募の際に対策を取り入れたい。との答弁がありました。  次に、議案第76号 市道路線の認定および廃止についてでありますが、議案の審議の前に、市道路線について現地視察を行っておりますが、現地調査の中では特段問題のある路線はありませんでした。  なお、審議の中で、開発行為により築造された道路は現在市道の認定を受け、市が維持管理をしているが、市はどうしても業者から引き継がなければならないものなのか。との質疑があり、これに対して、以前は3,000平方メートル以下の開発行為でできた道路は、開発業者が維持管理をしていた。しかし、下水道管の設置工事をするときに、管理者である業者の同意が得られず工事ができなかったり、開発業者の倒産等が生じて維持管理に支障を来すなど問題が生じたため、1,000平方メートル以上3,000平方メートル未満の開発行為に対して、鯖江市独自に開発事業に関する指導要綱を定め、これに基づき指導している。そして、検査に合格した道路については、市道として認定の上、引き継ぎ維持管理している。このことにより、住みよいまちづくりに寄与していきたい。との答弁がありました。  以上のような審議を踏まえて採決いたしました結果、議案第68号および議案第76号は、いずれも全員の挙手をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、建設委員会の報告を終わります。 ○議長(岩野甚四郎君) 次に、経済企業委員長の報告を求めます。  経済企業委員長 山田利信君。            〇経済企業委員長山田利信君)登壇 ◎経済企業委員長山田利信君) 経済企業委員会に付託を受けました議案4件について、審査の主な概要ならびに結果についてご報告を申し上げます。  それでは、最初に議案第68号 平成14年度鯖江市一般会計補正予算(第3号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)、款2総務費(デザイン振興費)、款6農林水産業費、款8土木費(下水道費)につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  まず、総務費のデザイン振興費でありますが、ユニバーサルデザインの取り組み状況はどうか。との質疑があり、これに対して、10月4日に川崎和男先生をユニバーサルデザイン実践都市鯖江づくりの顧問に委嘱し、嚮陽会館でセミナーを開催。庁内では、10月21日に33名の職員による推進員会議を発足し、現在までに勉強会を2回実施。各種事業では、例えば越前漆器伝統産業会館改築にユニバーサルデザインを取り入れるよう所管課に要請したり、また、JR鯖江駅では車いす用昇降機が設置された。今後も、川崎先生の指導を仰ぎ、さらに推進したい。との答弁がありました。  次に、議案第69号 平成14年度鯖江市下水道事業特別会計補正予算(第3号)および次に、議案第73号 鯖江市企業職員の給与の種類および規準に関する条例の一部改正については、特段申し上げる質疑はありませんでした。
     最後に、議案第74号 鯖江市水道事業給水条例の一部改正についてでありますが、条例改正で管理者と設置者の責務が追加されたが、この管理者と設置者は、具体的にだれを指すのか。との質疑があり、管理者とは上水道事業者である鯖江市であり、設置者は貯水槽が設置してある建物の所有者のことをいい、今回の改正によって貯水槽水道の維持・管理に市が関与することとなる。との答弁がありました。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第68号、議案第69号、議案第73号および議案第74号については、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、経済企業委員会の報告を終わります。 ○議長(岩野甚四郎君) 次に、教育民生委員長の報告を求めます。  教育民生委員長 田中茂一郎君。           〇教育民生委員長田中茂一郎君)登壇 ◎教育民生委員長田中茂一郎君) 教育民生委員会に付託を受けた議案2件について、審査の経過ならびに結果について、主な点をご報告申し上げます。  それでは、最初に議案第68号 平成14年度鯖江市一般会計補正予算(第3号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)、款3民生費、款4衛生費、款10教育費につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  まず、健康・医療システム事業費の遠隔医療システムの導入についての審査で、本市のように市域面積が狭く、医療機関へのアクセスが比較的容易であること。市が在宅患者宅に貸与する1件あたりの機器単価が、パソコン一式と生体測定器で約70万円という高価格であること。10台の機器を患者宅へ設置する選考基準や、機器の貸与について、重病や難病の在宅患者に限定することの公共性、公平性の面について、また、財政難のこの時期に始める必要があるのか。と質疑があり、これに対して、このシステムは市民の安全安心を得るために、IT機器を活用し有効な健康医療サービスを提供しようとするもので、市内の末期がんや難病の在宅患者を対象とした遠隔医療システム、訪問看護を受けている方々を対象とした訪問看護支援システム、そして、広く市民を対象とした健康チェックシステムで構成しており、昨年5月から検討委員会で検討し、医師会と十分協議を重ねてきた結果である。  特に、難病の方は長期的経過の観察が必要であり、日ごろから通院するのに不自由を来していた患者の方々については非常に役に立つシステムである。また、機器の操作性にも配慮し、患者本人や家族の方のだれにでも簡単に使用できることや、パソコンの画面を通して患者と医師が確認でき安心感があり、患者の患部の状況も画像で見ながら話ができる。  市から貸与する機器としては高価ではあるが、今後何年間もの患者や家族の苦労を考慮し、患者の選考については医師会と協議のもとに細心を払うつもりである。  このシステムは、国の補助や県費補助を受けて行うモデル事業であり、今後の状況を見ながら、さらに有効的に活用していきたい。との答弁があり、これを受けて、先進地視察など、実際の医療現場でその機器を使って医師と患者のやりとりを見ているのか、また、重病や難病の方の数はどれくらいなのか。との質疑があり、これに対して、医療現場ではないが、この機器を使って実際に会話等は体験した。  先進地については、実際に視察をしたわけではないが、兵庫県の五色町では平成7年から患者宅と診療所とで行っていて、まさにテレビでの診察であり、そのほかに滋賀県の近江八幡市などでも行っている。  難病の指定を受けている方が市内に約210名で、うち在宅の方は約100名であり、この事業の対象になる方の人数である。との答弁でありました。  次に、私立保育所運営事業費について、175人の定員増との説明だったが、定員増はどのようにしているのか。また、保育士は適正に配置されているのか。との質疑があり、これに対し、定員増については各園の申請により県へ申請もし、それにより認可を受けております。定員の増による保育士の数も、法に基づいてきちんと配置しています。との答弁があり、これに対し、私立保育所運営事業費定員175名増で8,700万円ということですが、国、県、市の補助割合はどのようになっているのか。との質疑があり、これに対して、支弁額から国の保育料徴収基準額を引いた額の2分の1が国であり、県と市がともに4分の1です。との答弁がありました。  次に、議案第75号 鯖江市スポーツ振興審議会条例の廃止については、特段申し上げる質疑はありませんでした。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第68号については款4衛生費、項1保健衛生費、目2予防費の健康・医療システム事業費、9公立丹南病院組合費の公立丹南病院組合負担金につきましては、当委員会が先進地の視察を行った後、教育民生委員会協議会に諮って、合意を得る時点まで予算の執行を見合わせることとし、その他の部分については原案どおり可決するものと賛成多数により決しました。  議案第75号は、全員の賛成をもって原案のとおり可決いたした次第であります。  以上で、教育民生委員会の報告を終わります。 ○議長(岩野甚四郎君) ただいまの各委員長の報告に対し、質疑はありませんか。  12番 蓑輪安兵衞君。 ◆12番(蓑輪安兵衞君) 68号の建設に関係して、ちょっと質問させていただきますけど、この安心ハウスの敷地でございますが、この件につきましては、辻市長さんの関係する会社が10年程前に持っておられたということで、今回また、市長になられてこれを買い求められたというところに、非常に私、疑問を感じるんですが、特にこれは、この件について公募がなかったことについて、1つ質問しておきたいと思います。 ○議長(岩野甚四郎君) 建設委員長 水津達夫君。 ◎建設委員長(水津達夫君) 建設委員会におきまして、安心ハウスの土地の件につきましては、高齢化に向けまして必要な用地の確保であるとの理事者の説明を受けた次第でございます。そこで、各委員に諮りまして、最適であるというような全員の委員の了承をいただきまして可決をいたしたところでございます。 ○議長(岩野甚四郎君) ほかに質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  22番 菅原義信君。              〇22番(菅原義信君)登壇 ◆22番(菅原義信君) ただいま、各常任委員長が報告された議案の中で、第68号および第71号について、私の所感を述べて討論に参加をしたいと、こういうぐあいに思います。  まず、第68号のことでありますけれども、ただいま蓑輪安兵衞議員から質疑の中で若干触れられたわけでありますけれども、いろいろ巷間そうしたうわさが出されているわけであります。中国の故事に、「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」こうした例えがあるのは御存じの方も多いと思うのであります。君子たる者が犯してはならない姿勢を述べたものだと思うのであります。そういう点で、ある程度こうしたささやきが書かれるということもやむを得ない事態だと思っております。ただ、私がこの問題について述べたいことは、この当該土地というものが、土地開発公社が取得をし、後に市が買い戻しをする、そして近い将来、そこに安心ハウスの用地に供すると、こうした説明が今日なされているわけであります。  問題は、当の安心ハウス自体が、議会に対しては正式に提案としてはまだなされていないということであります。したがって、これ自体の審議は議会としてはまだ行っておらないわけであります。しかも、この安心ハウスの建設あるいは運営、こうしたものについてはプロポーザル方式をもって選定をすると、民間業者に委託をするということであります。であるならば、なおさら不確定要素というものは大きいわけであります。施設の中身に、その本体となる中身に不確定要素が多分に残っておいて、それをその土地取得についてこれを議会として承認をするというのは、そうした論理が果たして成り立つのか、懸念があるところであります。  あるいは、こうした行為というものが執行権者と議会との信義則と申しましょうか、信頼関係、こういうものの範囲のうちなんだと、今日までこうしたことはやられてきたことだということも言えるのかもしれませんけれども、なお疑問としては残るところであります。したがって、今後こうした施策の具体化にあっては理事者側に対して公明正大、かつ懇切丁寧な説明を求めるものでありますし、議会としても審議権を大いに発動し、発揮をし、審議に当たらなければならないと、私自身もそうした立場で今後とも臨んでまいりたい、こういう意見を述べましてこの議案に対しては賛成をするというぐあいにいたしたいと思います。  次に、第71号であります。  これは、市の税制の条例の一部改正だということでありますけれども、もともと所得税法ならびに地方税法の改正に伴って、それに附帯をして条例の改正をなされようとするものであります。しかし、もともとの改正自体が株式譲渡の譲渡益に対する税率を引き下げるという内容のものであります。つまり、株式譲渡をしやすいように、株式の投資をしやすいようにというような内容になっているわけであります。ほとんどの庶民にとりましては、あまり縁のない、あるいは金持ちだけが優遇をする、そうした中身になるのではないかと言われているものであります。いずれにしましても、こうした投資減税を行うことによって投資を活発にさせていこうということでありますけれども、今日の日本経済あるいはアメリカ経済なんかを見てみましても、むしろ投機経済といわれているような中身になってきているわけであります。ますますルールなき投資というものが日本経済を覆ってしまう、そうしたおそれを持たれる内容のものであります。したがいまして、やむを得ない条例改正であるとは申しましても、私としては反対をいたすつもりであります。  以上であります。 ○議長(岩野甚四郎君) ほかに討論はありませんか。  9番 水津達夫君。              〇9番(水津達夫君)登壇 ◆9番(水津達夫君) 私は、議案第68号 平成14年度鯖江市一般会計補正予算(第3号)について、健康・医療システム関連予算を含め、原案のとおり賛成の立場から討論に参加し、意見を述べさせていただきたいと思います。  高齢化が世界に例をみないスピードで進み、健康が非常に重要な問題とされる中にありまして、健康、医療の分野におきましても従来どおりでなく、行政がどうかかわれるか、どう積極的にかかわっていくかが求められてきていると思うのであります。地方が自立し、自治を進めていく中で、市民の健康や医療の施策を一歩進んでいくことは大変重要なことであります。その意味におきまして、今回提案されました鯖江市健康・医療システムは、ITを推進をいたし、本市といたしましてIT機器を活用する中で、在宅で長期に闘病生活をしておられる患者の方々や、ご苦労の中でその方を介護しておられるご家族の方々に対しまして、主治医と顔の見える安心を得てもらうとするものであり、また、市内には数多くの訪問看護を受けておられる方がいらっしゃると思いますが、これらの方々のための支援策である訪問看護支援システムや、一般の市民の方に健康を守る手段を提供しようとする、健康チェックシステムと合わせて、これらはいずれも医師会との協議のもと、一歩踏み込んで市民の健康医療にかかわって支援していこうとするものであります。この事業が市民の安心、安全を進める市の今後の方向性を示すものだと思われるものでありまして、システムの速やかな実施を推進することを求めまして補正予算の原案のとおりの賛成討論といたします。  以上であります。 ○議長(岩野甚四郎君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、議案第68号 平成14年度鯖江市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する各委員会の報告のうち、教育民生委員長の報告は、款4衛生費の健康・医療システム事業費および公立丹南病院組合負担金については、委員会の合意を得るまで予算の執行を見合わせることとしておりますので、まず、このことについて採決いたします。  款4衛生費の健康・医療システム事業費および公立丹南病院組合負担金については、委員会の合意を得るまで予算の執行を見合わせることに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 少 数) ○議長(岩野甚四郎君) 起立少数であります。  よって、款4衛生費の健康・医療システム事業費および公立丹南病院組合負担金については、委員会の合意を得るまで予算の執行を見合わせることについて否決されました。  それでは、原案であります議案第68号について採決いたします。  本件は、原案のとおり賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第68号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号 平成14年度鯖江市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する経済企業委員長の報告は、可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第69号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号 鯖江市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についておよび議案第73号 鯖江市企業職員の給与の種類および規準に関する条例の一部改正についてを一括して採決いたします。  総務委員長および経済企業委員長の報告はいずれも可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第70号および議案第73号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号 鯖江市税条例の一部改正についておよび議案第72号 鯖江市手数料徴収条例の一部改正についてを採決いたします。  22番 菅原君。              〇22番(菅原義信君)登壇 ◆22番(菅原義信君) さきほど私討論に立ちましたけれども、議案第71号について私は反対をするという態度表明を行いました。しかし、72号については反対であるということは言わなかったわけであります。したがって、切り離して採決をしていただきたい、ご要望申し上げます。 ○議長(岩野甚四郎君) それでは、議案第71号 鯖江市税条例の一部改正についてを採決いたします。  本案のとおり賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(岩野甚四郎君) 起立多数であります。  よって、議案第71号は、原案のとおり可決されました。  続きまして、議案第72号 鯖江市手数料徴収条例の一部改正についてを採決いたします。  本案について、総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第72号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第74号 鯖江市水道事業給水条例の一部改正について採決をいたします。  本案に対する経済企業委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第74号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号 鯖江市スポーツ振興審議会条例の廃止についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第75号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第76号 市道路線の認定および廃止についてを採決いたします。  本案に対する建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第76号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第77号 町および字の区域の変更についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第77号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第78号 福井県市町村非常勤職員公務災害補償組合を組織する地方公共団体の数の増加および同組合規約の変更についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、議案第78号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第79号 武生市・鯖江市合併協議会の設置について、市町村合併対策特別委員会の審査の結果について報告を求めます。  市町村合併対策特別委員長 高島哲夫君。         〇市町村合併対策特別委員長(高島哲夫君)登壇 ◎市町村合併対策特別委員長(高島哲夫君) 市町村合併対策特別委員会に付託されました、議案第79号 武生市・鯖江市合併協議会の設置についての審議の経過および結果についてご報告申し上げます。  審議の中で、特に議論されましたことを申し上げますと、最初にこの議案に添付されている合併協議会規約は、だれがいつ武生市と調整をしたのか、また、その内容は福井市等との規約と同じものか。との質疑があり、これに対して、事務レベルで調整し、お互いに市長決裁を得て制定した。規約内容は、基本的に同じである。との答弁がありました。  次に、9月議会の後、住民発議により1万3,500余の署名が出されたという新たな変化が生じたことについて理事者はどう考えているのかと質疑があり、これに対して、その署名は重く受けとめているが、9月議会で認められて、既に福井市との協議会を設置して進行している中でのことであり、さらに武生市と協議会を設置することは適当でないと考えており、時期を見て市民の意思を賜りたい。との答弁がありました。  次に、基本的に合併ありきではなく、市民サービスの安全、安心と将来のビジョンにおいて、満足感が見えることが重要であって、合併論議を政争の具にしてはならないとしながら、現在、福井市等との協議会が設置されているとき、署名を重く受けとめ、本議案が可決されれば法定協議会を立ち上げることになるが、そうなると、どちらに比重が置れるのか、今までにそういうことを検討しているのか。との質疑があり、これに対して、協議会が2つに設置された場合、すり合わせ事項がどうなるかなど、事務的に検討はしているが、可決されれば1カ月以内に設置する必要はあっても、どちらが重いというものではない。ただ、福井市等との協議が進んでいるので市民への周知にはずれが出てくる。との答弁がありました。  次に、武生市との協議会を設置することが適当ではないということは、署名者の気持ちを重く受けとめていないのではないか、合併の進め方が民意主導ではなく、偏っているからであり、協議会を2つ設置してでも早い時期に住民投票を行うべきである。また、2つの協議会を立ち上げるのでは意味がない。請求代表者の意見陳述でも、最終的には民意を問う住民投票に持っていければと述べているように、住民投票をすることが1万3,500余の署名となったとの意見が出されたわけであります。  ここで、市長の出席を要請し、意見を求めました。  市長は、署名は規定の50分の1をはるかに超えているものであり、重みのあるものである。9月議会で福井市等との方向づけを認められて、現在協議中ではあるが、何らかの方法で、しかるべき時期に民意を諮りたいと常々考えていたので、住民投票も視野に入れて、丹南市民の会や署名者に理解のいただける形で行いたい。との発言がありました。これに対して、住民投票も視野に入れると言われるが、この大事な部分の微妙な言い方では判断しにくい、住民投票条例をつくってほしい。との意見があり、これに対して、住民投票も視野に入れ、了解される形で行うつもりである。と発言がありました。この後、休憩に入りましたが、再開し、市長から正月早々に条例を提案し、住民投票を行いたい。との言明がなされた次第であります。  以上の審議経過に踏まえまして、最終的に原案について採決いたしました結果、賛成少数により本件は否決すべきものと決した次第でございます。  以上、ご報告といたします。 ○議長(岩野甚四郎君) ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  22番 菅原義信君。              〇22番(菅原義信君)登壇 ◆22番(菅原義信君) 議案第79号として挙げられております、武生市・鯖江市合併協議会の設置についての問題でありますけれども、この点について意見を述べて、私の態度を明らかにしておきたいというぐあいに思います。  これは、9月の議会の折には私、福井市との合併協議会を設置する300万円の負担金について反対をいたしました。片方に反対をし、片方に賛成をするという立場ではないということをあらかじめ申し上げておきたいと思うのであります。その9月の際にも申し上げましたけれども、第1には今回の合併というものが、国から押しつけられて進められている。住民主体の合併だと言われておっても、決してそんな生易しいものではない、そこが第1の反対の理由であります。その動機となっておりますのは、まず第1には財政上の問題であります。今議会におきまして、たくさんの議員の方々がこの合併問題で質問なさいましたけれども、その答弁の席上で若林副市長などはあからさまにその財政上の将来不安というものを述べられているわけであります。聞いておりますと、強迫観念にかられている、こういうような受けとめ方もできそうな、そういうご答弁の内容でありました。  しかし、果たしてそうした財政上での締めつけと申しますか、将来不安というものが合併の動機となっていいものでしょうか。つい先月、全国市町村長会議というものが開かれました。一番焦点になっておりますのは、そうした市町村の方がむしろこうした合併問題ではより深刻な事態だと言われておるわけであります。この市町村長の会議におきましては、こうした国からの押しつけ合併に対して強く拒否をする、そうした決議が採択をされたということであります。そして、その後、合併をしない、あるいは慌てた合併はしない、こうした対応をされる市町村長が徐々にふえてきているわけであります。鯖江市にとりましても、いま一度この財政問題を理由とした合併には充分な再検討が必要なものだと心から思っている次第であります。  2つ目は、これは規模が大きくなれば、それだけメリットがあるんだという淡い願望にも似た思いであります。この点についても市長をはじめ理事者の方々が何人か答弁をされたわけでありますけれども、しかし、私の質問にも、さほど納得がし得るような回答ではありませんでした。むしろ私は、規模が大きくなることによって、何か都市間のステータスへのあこがれと申しますか、そういうものが語られただけだなというような考えを持った次第であります。しかし、そういう中におきまして、ただいまこの特別委員長の報告の中にもありましたとおり、まずは住民の意思を問う、そういう内容の回答を市長がなされたわけであります。そのことについては、これはそもそも合併問題それ自体が住民一人一人の現在の生活と、将来の生活そういうものがかかっている大事な問題でありまして、住民投票でもって決せられるということについては大いに賛同するところであります。そういう点におきまして、ただいま特別委員長が報告されて、これを不採択をすると、否決をするという事態になったわけでありますけれども、確かに1万を超える方々が、この武生市との合併協議会の設置についてご賛同されたということは、これは一つの市民の意見であるし、大いに受けとめなければならない、そうした一つの世論だということについては私も異論を挟むつもりはございません。しかし、改めてこの合併問題について市民一人一人の方がもう一度熟考していただきたい、心から希望する次第であります。  以上をもちまして、私の意見といたす次第であります。 ○議長(岩野甚四郎君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第79号 武生市・鯖江市合併協議会の設置についてを採決いたします。  本件に対する委員会の報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。  本件は、原案のとおり協議会を設置することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 少 数) ○議長(岩野甚四郎君) 起立少数であります。  よって、議案第79号は否決をされました。  暫時、休憩します。               休憩 午前11時13分               再開 午前11時34分 ○議長(岩野甚四郎君) 再開いたします。    ────────────────────────────────── △日程第3.議案第80号 鯖江市教育委員会委員の任命について △日程第4.議案第81号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ○議長(岩野甚四郎君) 日程第3、議案第80号 鯖江市教育委員会委員の任命についておよび日程第4、議案第81号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを、一括議題といたします。  理事者の提案理由の説明を求めます。  市長、辻 嘉右エ門君。             〇市長(辻 嘉右エ門君)登壇 ◎市長(辻嘉右エ門君) 本日、ここに追加ご提案いたしました議案につきまして、ご説明を申し上げたいと思います。  初めに、議案第80号 鯖江市教育委員会委員の任命についてでありますけれども、教育委員会委員長の福嶋昭二氏が、平成14年10月31日付をもちまして、一身上の都合により辞職されましたので、その後任に末吉洋美氏を任命しようとするものでございます。  末吉洋美氏は、人格、識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。  次に、議案第81号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでありますが、人権擁護委員の禿氏 朝子氏、高島 聰氏、大森 宏氏は、平成15年2月28日をもって任期満了となりますので、引き続き推薦しようとするものでございます。  いずれの方も、人格、識見ともに高く、適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますよう、お願いを申し上げる次第でございます。  以上、本日ご提案いたしました議案につきまして、説明を申し上げました。  何とぞ慎重にご審議をくださいまして、妥当なるご決議を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(岩野甚四郎君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております、議案第80号および議案第81号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第80号および議案第81号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、議案第80号 鯖江市教育委員会委員の任命について、本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第80号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第81号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて採決いたします。  本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第81号は、原案のとおり同意することに決しました。    ──────────────────────────────────  日程第5.市会案第10号 障害者支援費制度の改善に関する意見書の提出について  日程第6.市会案第11号 年金制度の拡充に関する意見書の提出について ○議長(岩野甚四郎君) 日程第5、市会案第10号 障害者支援費制度の改善に関する意見書の提出についておよび日程第6、市会案第11号 年金制度の拡充に関する意見書の提出についてを一括議題といたします。  提出者の提案理由の説明を求めます。  15番 田中茂一郎君。             〇15番(田中茂一郎君)登壇 ◎15番(田中茂一郎君) 市会案第10号 障害者支援費制度の改善に関する意見書の提出について、提案理由の説明をさせていただきます。意見書の案文の朗読をもちまして、提案理由の説明にかえさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。それでは、意見書の案文を朗読いたします。           障害者支援費制度の改善に関する意見書  支援費制度は、障害者の自己決定を尊重し、利用者本位のサービス提供を基本としたノーマライゼーションの理念の具体化を図るための制度であり、この制度の円滑な移行および構築に全力を挙げて取り組んでいるところである。  先般には、支援費の基準額や利用者負担額など、支援費制度のかなめとなる事項が示されたところであるが、本制度を円滑にスタートさせるうえでの前提である、利用者本位の充実したサービス基盤を構築するため、下記の事項について要望する。                  記  1 支援費制度の周知・説明・情報提供の責任を全うするとともに、自治体が専門性を発揮できる相談支援体制を確立できるよう財政援助を行うこと。
     2 自治体が数値目標を持った基盤整備を推進できるよう、充分な財政的援助を行うこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成14年12月19日  鯖江市議会  なお、提出先でございますが、内閣総理大臣 小泉純一郎氏、厚生労働大臣 坂口力氏であります。  次に、市会案第11号 年金制度の拡充に関する意見書の提出について、提案理由の説明をさせていただきます。意見書の案文の朗読をもちまして、提案理由の説明にかえさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。それでは、意見書の案文を朗読いたします。             年金制度の拡充に関する意見書  医療費の引き上げ、介護保険料の一層の引き上げなどが続き、「利用料が高くて介護保険が使えない」、「身体が悪くなっても医者にいけない」と、高齢者の悲鳴が上がっている。こうした中での年金の切り下げは、今でさえ生活にあえぐ高齢者に耐えがたい苦しみを増すことになる。  また、現在、無年金者が55万人にものぼり、未加入者・未納者・免除者など、やがて無年金になる人は880万人という状態になっている。このような状況を抜本的に改めるためには、掛け金なしの最低保障年金制度の創設が必要である。  国連の社会権規約委員会も日本政府に対して、「年金制度に最低年金を導入すること」を勧告している。  よって、年金制度を拡充するため、下記の事項について要望する。                    記  1 年金給付額引き下げにつながる物価スライド凍結解除を行わないこと。  2 2004年の年金改定に当たっては、保険料の引き上げや給付の引き下げを行わない。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成14年12月19日  鯖江市議会   なお、提出先でございますが、内閣総理大臣 小泉純一郎氏、厚生労働大臣 坂口力氏、以上であります。  議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(岩野甚四郎君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題になっております市会案第10号および市会案第11号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。  これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ご異議なしと認めます。  よって、市会案第10号および市会案第11号は、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岩野甚四郎君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  それでは市会案第10号 障害者支援費制度の改善に関する意見書の提出についておよび市会案第11号 年金制度の拡充に関する意見書の提出についてを、一括して採決いたします。  本案は、いずれも原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(岩野甚四郎君) 起立全員であります。  よって、市会案第10号および市会案第11号は、いずれも原案のとおり可決されました。  市長から発言を求められておりますので、これを許可します。  市長、辻 嘉右エ門君。             〇市長(辻 嘉右エ門君)登壇 ◎市長(辻嘉右エ門君) 議長のお許しをいただきまして、発言をさせていただきたいと思います。  先ほど、蓑輪安兵衞議員そしてまた菅原議員のお二人から、私の関係について質疑がございました。また意見がございました。私自身の名誉にかけてちょっと申し上げたいわけでございますけども、まず事実関係におきまして、10年ほど前というのは全然事実関係になっておりませんので、19年前の話でございます。軽々しくそういうお話をこの場所で申し上げられるということは、非常に遺憾でございます。  それと、当時、私は会社を3つほど持っておりまして、その中で私が関係をしているかどうかについても、もう少し今、見てみなきゃいけないところがございます。願わくばそういう事実関係をしっかりととらえてから、ご発言を賜りたいというふうに思っております。  それから、20年前に、もし、そういうことであったといたしましても、今、安心ハウスが適地としていろんな意味で、最も今それにふさわしいということで上程をさせていただいたところでございます。何十年か前のことがどうかということではなくて、今、市にとって適地だということでお示しをし、上程させていただいたことでございます。その中で事実関係だけはしっかりとひとつとらえて、ご意見をちょうだいいたしたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(岩野甚四郎君) 22番 菅原君。 ◆22番(菅原義信君) 若干、今、市長がそうした意見を述べられましたので、どういう内容のものかはわかりませんけれども、私も名前を挙げられた都合上、発言を許可願いたいと思います。よろしいでしょうか。  蓑輪安兵衞議員とともに私の名前も挙げられましたけれども、私はそうした、今回いろいろと言われているような轍を踏むべきではないと、そういうことを私は申し上げたわけです。したがって、事実関係がどうのこうのということについては、私が責めを負うべき問題ではないということだけ申し上げておきたいということであります。 ○議長(岩野甚四郎君) 12番 蓑輪安兵衞君。 ◆12番(蓑輪安兵衞君) ただいま、市長の方から指名で、蓑輪安兵衞注意しろというふうに、それは大変ありがたいことであると思いますが、私もこの件につきましては、いろいろなおうわさの中で申し上げたことは大変申しわけないと思います。しかし、事実、市長が関係の敷地をもと持っておられたということに対して、非常に市民の感情としては本道でないのではないかなということで申し上げておりますし、これはぜひ公募をしていただきたかったなということでお願いを申し上げたところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。   以上であります。 ○議長(岩野甚四郎君) 以上で、今期定例会に付議されました事件は、すべて議了いたしました。  これをもちまして、第331回鯖江市議会定例会を閉会いたします。               閉会 午前11時50分...