鯖江市議会 > 1995-06-16 >
平成 7年 6月第290回定例会−06月16日-03号

  • 野中広務(/)
ツイート シェア
  1. 鯖江市議会 1995-06-16
    平成 7年 6月第290回定例会−06月16日-03号


    取得元: 鯖江市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-21
    平成 7年 6月第290回定例会−06月16日-03号平成 7年 6月第290回定例会            第290回鯖江市議会定例会会議録   …………………………………………………………………………………………        平成7年6月16日(金曜日)午前10時18分開議   …………………………………………………………………………………………   〇出席議員(28人)            1 番   田中茂一郎                         2 番   橋本勇                         3 番   玉邑哲雄                         4 番   高島哲夫                         5 番   吉田寿幸                         6 番   牧野清治                         7 番   山本利春                         8 番   菅原義信                         9 番   大森松栄                         10番   島川一男                         11番   橋本常夫                         12番   岩野甚四郎                         13番   田中実                         14番   笹川希                         15番   吉村慶治
                            16番   佐々木治                         17番   宮下善隆                         18番   山口導治                         19番   増田光                         20番   田中敏幸                         21番   福田敏夫                         22番   服部辰男                         23番   平野佳宥                         24番   福岡善信                         25番   佐々木左市                         26番   青山幸治                         27番   松村憲正                         28番   大艸清   …………………………………………………………………………………………   〇欠席議員(0人)   …………………………………………………………………………………………   〇説明のため出席したもの    市長          西沢省三                   助役          藤本武司                   収入役         竹内武                   市長室長兼世界体操部長 清水武士                   総務部長        浅野勲                   民生部長        長谷川繁                   産業部長        一力光男                   水道部長        杉本忠義                   鯖江広域衛生施設組合事務局長                               青山信一                   教育長         植田命寧                   教育委員会事務部長   品川隆朝                   消防長         山本岑次   …………………………………………………………………………………………   〇説明補助者として出席したもの                   総務部次長       惣宇利尚                   総務部次長       山本順一                   民生部次長       田中勝見                   産業部次長       古村正史                   建設部次長       窪田貢                   水道部次長       出口義和                   世界体操部次長     山本久一                   監査事務局長      菱川節雄                   秘書課主幹       伊東幹夫   …………………………………………………………………………………………   〇職務のため出席したもの    議会事務局長      川端昭栄                   議会事務局次長     手鹿忠昭                   議会事務局主幹     斎藤久義                   議会事務局係長     米田康宏                   議会事務局主事     山口達哉               開会 午前10時18分 ○議長(田中敏幸君) これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。   ………………………………………………………………………………………… △日程第1.陳情の審査結果 ○議長(田中敏幸君) 日程第1、陳情の審査結果を行います。  先般所管の委員会に付託いたしました陳情第1号、定住外国人地方選挙への参政権について、陳情第2号、寒冷地手当見直しに関する意見書の提出について、陳情第3号、坂本弁護士等失踪事件の捜査に関する意見書の提出について、および陳情第4号、学習指導要領抜本的見直しについてを議題とし、委員会の審査の結果について報告を求めます。   初めに、総務委員長から報告を求めます。  11番、橋本常夫君。              〇11番(橋本常夫君)登壇 ◎11番(橋本常夫君) 総務委員会に付託されました陳情3件につきまして、審議の結果をご報告申し上げます。  まず、陳情第1号、定住外国人地方選挙への参政権についてであります。  本件につきましては、福井市や小浜市ほか全国で400近い地方議会で採択しており、また、去る2月28日最高裁判所が地方参政権訴訟の判決において、「地方選挙権を法律で付与することは憲法上禁止されていない」との判断を示しておりますので、国際化社会の進展を配慮し、採択すべきものと決しました。  この件につきましては、後ほど市会案としてご提案いたしますので、よろしくご賛同賜りますようにお願いを申し上げます。  次に、陳情第2号、寒冷地手当見直しに関する意見書の提出についてであります。  本件につきましては、理事者の説明によりますと、国家公務員寒冷地手当地方公務員にも影響することは間違いないと思われるが、その見直し云々ということは、県に照会しても、聞いていないという実情でありますので、継続審査とすべきものと決しました。  最後に陳情第3号、坂本弁護士等失踪事件の捜査に関する意見書の提出についてであります。  本件につきましては、全国の一大関心事となっておりますオウム真理教疑惑にかかわる弁護士拉致事件から、そういう不可解な失踪事件について、より一層の捜査、真相究明を求めるものでありますが、事失踪事件に限らず、またオウム真理教にかかわらず、各種事件の適正、迅速な捜査は言うまでもないという観点から、趣旨採択とすべきものと決しました。  以上、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(田中敏幸君) 次に、教育民生委員長から報告を求めます。  14番、笹川希君。              〇14番(笹川希君)登壇 ◎14番(笹川希君) 本委員会に付託されました陳情第4号、学習指導要領抜本的見直しについて、審査の経過並びに結果をご報告を申し上げます。  まず、この陳情に対する理事者の意見を求めたところ、学校5日制が完全になる場合には、指導要領の見直しが必要だが、隔週実施の現在は特に必要ではないと考える。また、去る4月には文部省で第15期の中央教育審議会を発足し、将来に向けた教育のあり方等検討が既に進められているとの説明であり、委員からは、陳情の趣旨はわかるとの意見のほか、学習指導要領の内容を十分に把握しないまま、軽々にその見直しを主張すべきではないとの意見が出されました。  採決しました結果、多数をもって、不採択とすべきものと決しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの各委員長の報告に対し質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  8番、菅原義信君。              〇8番(菅原義信君)登壇 ◆8番(菅原義信君) ただいま各常任委員長の報告された中のうち、陳情第4号、学習指導要領抜本的見直しを求める陳情書の不採択という結論に対しまして、私は反対の立場から意見を表明し、討論に参加をしたいと思います。  今、教育をめぐるそのゆがみ、あるいはその結果もたらされておりますさまざまな問題というものが広く議論をされているところであります。この陳情趣旨の中でも述べられておりますけれども、特に小学校、中学校等義務教育過程の中で子供たちが置かれている状況というものが、過去の私たちが経てきた期間から見ますと、大変大きな重い課題を背負わせておるわけであります。その根本には、文部省の定めました学習指導要領というのがあるわけであります。そしてその中で、ゆとりということが強調される一方、中身については、そのゆとりとは全く反する内容というものが行われているわけであります。そういう中で週休2日制、学校5日制というものが今年度より1日拡大をされ、月2回にふやされているわけであります。そういう中で一層学校行事等の中でも今までとは違った対応をせざるを得ない状況にももたらされているわけであります。  こういう中で学習指導要領を抜本的に見直しをしろというのは、いまや専門家ばかりではなく、広く国民の声になっているわけであります。そういう点から申しまして、今議会においてこうした趣旨の陳情を速やかに採択をし、関係機関に対して意見を述べるということは、市民の負託にこたえる議会人としては当然のことだと思うわけであります。そういう点から、今回不採択となったものに対して反対の意見を表明させていただくものであります。  以上であります。 ○議長(田中敏幸君) ほかに。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に陳情第1号、定住外国人地方選挙への参政権についてを採決いたします。  総務委員長の報告は採択であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。  よって、陳情第1号について採択と決しました。  次に、陳情第2号、寒冷地手当見直しに関する意見書の提出についてを採決いたします。  総務委員長の報告は継続審査であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。
     よって、陳情第2号については、継続審査と決しました。  次に、陳情第3号、坂本弁護士等失踪事件の捜査に関する意見書の提出についてを採決いたします。  総務委員長の報告は趣旨採択であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。  よって、陳情第3号については、趣旨採択と決しました。  次に、陳情第4号、学習指導要領抜本的見直しについてを採決いたします。  教育民生委員長の報告は不採択であります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。  よって、陳情第4号については、不採択と決しました。   ………………………………………………………………………………………… △日程第2.議案の審査結果 ○議長(田中敏幸君) 日程第2、議案の審査結果を行います。  先般所管の委員会に付託いたしました議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)ほか6件についてを議題とし、各委員長から委員会の審査の結果について報告を求めます。  最初に、総務委員長から報告を求めます。  11番、橋本常夫君。              〇11番(橋本常夫君)登壇 ◎11番(橋本常夫君) 総務委員会に付託されました議案3件につきまして、審議の経過と結果を申し上げます。  最初に、議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳入)全般(歳出)生活環境費世界体操競技選手権大会準備費を除く総務費、第2表地方債補正であります。  本件につきましては、  1、ハイビジョンソフト作成費2,060万円が計上されているが、まだ一般家庭において普及していない状況下、具体的にどういうソフトをつくり、どう活用するのかとの質疑があり、これに対し、アジアで初めて開催される世界体操大会を機会に1995年の本市のまちづくり産業文化などの情勢を21世紀へ残すとともに、本市を内外に発信PRするため、映像の鮮明なハイビジョンの15分間動画ソフトを作成したい。  活用としては、NHKハイビジョン放送による全国放映、また全国39のハイビジョンモデル都市を中心とするソフト交換によるPR、市内施設としては、文化の館構想の中でハイビジョンシアターの設置を計画しているとの答弁でありました。  2つ目に、歳入に繰越金2億3,580万円の計上があるが、これ以外の繰越金増の見通しとその要因について質疑があり、これに対し、総額では7億円強と見ている。要因としては、市税、世界体操の寄附金、交付税、地方譲与税利子割交付金等であるが、歳入は確実なものを計上するので、どうしてもそれらが繰越金の要因となるとの説明でありました。  3つ目に、世界体操大会を開催することによって税金が上がるのではないかという市民の不安があり、それに対して、それは税法上の問題であり、あるはずがないとの答弁を聞いているが、現に国民健康保険税を上げるのではないか。それなら一般会計の繰越金を国保会計に繰り出すことはできないのかとの意見があり、これに対し、国保会計には毎年人件費等既定のものは繰り出しており、それ以上のことになると国の指導もあり難しいが、今回の場合は8年間据え置いたという経緯を勘案してほしいとの答弁でありました。  次に、議案第37号、平成6年度鯖江市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることにつきましては、特段申し上げるべき質疑等はありませんでした。  次に、議案第39号、鯖江市税条例の一部改正の専決処分の承認を求めることにつきましては、本当に景気が悪く、また先行きの不透明なこのとき、都市計画税を廃止することを考えてもよいのではないかという意見もありましたが、まだまだ施行しなければならないことが山積しているという答弁にとどまりました。  以上の経過を踏まえまして採決いたしました結果、3議案ともいずれも全員一致で原案のとおり可決、または承認すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 ○議長(田中敏幸君) 次に、建設委員長から報告を求めます。  4番、高島哲夫君。              〇4番(高島哲夫君)登壇 ◎4番(高島哲夫君) 本委員会に付託されました議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)8土木費、議案第36号、市道路線の認定及び廃止について、以上2件の議案につきまして、審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  主な質疑を申し上げますと、小黒町16号線の道路幅員構成と、隅切進行は、水と緑の公園整備の事業の水路沿いの植栽計画についての質疑に対し、道路構成は、全幅員12メートルで、そのうち車道は7メートル、歩道は両サイドに2.5メートル設けてあります。隅切は停車帯用地の確保のため交渉を重ねております。当事業は今年度で完了いたしたい。  水路沿いの植栽は、山ぼうしを計画し、全体事業は今年度で完了するとの答弁がなされ、なお次に、片上、落井線事業についての質疑に対し、乙坂今北地係用地交渉を進め、平成12年には県道鯖江美山線まで完了したいとの答弁がなされました。  さらに西山公園の噴水の1日の稼働料金はとの質疑に対し、概算の電気料金は、1時間2,000円程度、夜間のライトアップは1時間400円、5月の実績はまだ出ておりませんけれども、1日2万1,000円から2,000円かかるとの答弁がありました。  次に、都市計画用途変更調査費新規事業の中で330万円計上しているが、この具体的な説明をとの質疑に対し、水落町をモデル地区とし、今年度、住民と国、県、市一体となって地区計画を練る新たな制度で、ほかに県内では丸岡町があるとの答弁がなされました。  次に、議案第36号、市道路線の認定および廃止については、特段申し上げるべきことはなく、採決の結果、議案第34号、第36号いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(田中敏幸君) 次に、経済企業委員長から報告を求めます。  9番、大森松栄君。              〇9番(大森松栄君)登壇 ◎9番(大森松栄君) 経済企業委員会に付託を受けました議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)6農林水産業費につきまして、審査の経過および結果についてご報告を申し上げます。  まず、理事者より詳細な議案説明を受け、質疑応答に入りました。  今回の補正予算は、県単の林道事業の内定によるもので、林道の改良に地獄谷線500万円、荒谷線400万円、舗装に上戸口線500万円、椿坂線500万円、それに安全施設の設置等に尾花線100万円の補正をしようとするものとの説明を受けました。  これに対し、委員から今回の県単林道事業費に対する市の持ち出し分は幾らか。また、林道が整備されると人の出入りが少ないためか、ごみの不法投棄が目立っているが、この対策はとの質疑に対し、市の負担分は2分の1、また不法投棄の対策としては、生活環境課と協議しながら、不法投棄を禁止する看板の取付けなどを行っているが、個人のモラルにも関係があるのではないかとの答弁がなされたほかは、特段申し上げるべきものはなく、採決をいたしました結果、議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)につきましては、全員の挙手をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告といたします。 ○議長(田中敏幸君) 次に、教育民生委員長から報告を求めます。  14番、笹川希君。              〇14番(笹川希君)登壇 ◎14番(笹川希君) 本委員会に付託をされました議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)中第1表歳入歳出予算補正(歳出)2総務費の生活環境費、3民生費、議案第35号、鯖江市税条例の一部改正について、議案第38号、専決処分の承認を求めることについて(平成7年度鯖江市老人保健特別会計補正予算(第1号))および議案第40号、専決処分の承認を求めることについて(鯖江市環境保全条例の一部改正について)、以上4件の審査の経過並びに結果についてご報告を申し上げます。  まず議案第34号、一般会計補正予算につきまして、主な質疑、論点を申し上げたいと思います。  まず第1点、生活環境費環境調査費1,900万円であります。本会議の論議にもありましたように、この環境調査を行うことは、武生市の公共下水道計画を容認してしまうことになるのではないか。また、こうした調査は、本来、公共下水道を計画しているところがやるべきではないか。何ゆえ本市が調査をするのかとの質疑が出されました。  理事者からは、この調査は、武生市に下水道計画があるということで行うものではあるが、それは、容認するとかの意味ではなく、あくまでも本市の上水道水源や環境への影響調査を行い、その現状を把握しておきたいためのものである。また、本来、武生市においてするべきものではとの点については、武生市においても調査を行うと風聞しているが、鯖江市としても鯖江市が責任を持てる調査把握をしておきたいため行うものであるとの答弁がありました。  委員からはさらに、両市がばらばらに調査をすればデータに食い違いが出、比較できない恐れもある。調査機関を同一にするといったことはできないのかとの意見が出され、これに対し、同一の調査機関の場合、万が一にも数値を操作される可能性が生じる。また、別々による調査でも、それらはJIS規格等にのっとって行われるわけで、客観的に保証されたデータが得られ、比較できるものになると考えているとの答弁がありました。この調査の実施に際しては、看板を立てるなどして、こうした調査を行っていることをアピールすべきとの意見も出されました。  次に第2点、民生費の福祉手当費145万円であります。世界体操選手権大会へ10月2日から10月4日にかけて高齢者等を招待するとのことだが、送迎のバスは用意するのかとの質疑があり、これに対し、送迎は家族の方々などでお願いをしたいとの答弁がありました。委員からは、招待日が平日であり、家族の送迎は困難である。せっかくの企画を生かすよう、送迎や会場誘導などの手当てを考えるべきだし、例えば対象者を絞ってでも最後まで世話のできる形を考えるべきとの意見が出されたわけであります。理事者からは、この企画の際、例えば招待者に1カ所に集まっていただき、バスで送迎するといったことなど、種々の形を検討いたしましたが、相当多くのバスや人手の必要性が生じ、その確保も困難で、また招待者のあらかじめの出欠確認などに時間がかかった場合、入場券自体の確保も難しくなる恐れもあるので、結論として、招待券をお送りすることにしたものである。招待券を本人が使用できない場合には、その関係の方でもやむを得ないと考えているとの答弁でありました。  次に、議案第35号、市税条例の一部改正につきまして、今回の改正により、国保税の賦課割合はどうなるのかとの問いが出され、これに対し、所得割と資産割を合わせた応能割は4%下げて、78.6%に、また、均等割と平等割をあわせた応益割は4%上げて21.4%に改正しようとするものとの答弁がありました。さらに国では、この応能割と応益割をそれぞれ50対50になるよう指導しているとのことだが、本市の今後の方針はとの質疑が出され、理事者からは、国では毎年毎年医療費が増大していることなどから、平成9年度には国保制度抜本的改正を行うとしており、本市としては、それらの改正等に準じた対応をしていくことになるとの答弁がありました。  なお、議案第38号、老人保健特別会計補正予算専決処分および議案第40号、環境保全条例一部改正の専決処分につきましては、特に申し上げる質疑はなかった次第であります。  以上の経過で採決しました結果、議案第34号は全員賛成により、第35号は賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと、また、議案第38号および第40号は、全員の賛成により、原案のとおり承認すべきものと決しました。  以上、ご報告といたします。 ○議長(田中敏幸君) 次に、世界体操特別委員長から報告を求めます。  26番、青山幸治君。              〇26番(青山幸治君)登壇 ◎26番(青山幸治君) 世界体操特別委員会に付託されました議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳出)2総務費の世界体操競技選手権大会準備費について、審査の経過並びに結果についてご報告いたします。  審議に入る前に理事者から詳細な説明を受け、議案審査に入りました。その中の主な質疑といたしましては、これまで県はいろんな面で体操開催については支援をいただいていることはよく理解できるのでありますが、今回の補正での使用料負担については、基本的に組織委員会で負担すべき性格のものであって、体操部で負担すべきものではないと思うとの問いに対しまして、過去いずれの大会におきましても、会場などの施設について、開催都市において準備しているとの経緯があるのでご理解を願いたいとの答弁でありました。  次に、入場券のこれまでの販売状況総売上額、また県内外の販売内訳はどのようになっているかとの問いに対しまして、入場券の販売状況は非常に好評で、10月の2日、3日、4日の3階席の入場券が1,500席程度残っている状況であり、総売上額1億円余りになるとのことであります。  また、県内外の販売内訳につきましては、県内7割、県外2割5分から3割程度であるとの答弁がありました。また、放映権6,000万円、協力金4,000万円との説明があるが、放映するために必要な施設費は、別に必要はないかとの問いに対しまして、国際放映を作成する費用は、組織委員会で負担するのが通常的になっておりますので、その費用4,013万円については負担する必要があるとの答弁でありました。  以上の経過を踏まえまして採決いたしました結果、議案第34号は賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの各委員長の報告に対し質疑はありませんか。  13番、田中実君。 ◆13番(田中実君) 世界体操特別委員会の委員長にご質問申し上げます。  このたびの補正で合計15億4,182万6,000円という計がなされまして、今回の補正で9,240万の会場使用料ということで出ております。そこで、ただいまの委員長の報告の中で、私たちが一番懸念する点についてご回答がなかったので、私が今、申し上げることが審議されたのかどうか、されたのならばその点についてお答え願いたいと思います。  今日までで市が負担する体操関連経費の累計は幾らになったのか。会場使用料、メイン会場のサンドーム、幾ら使用料を払うのか。それから、練習会場の福井市の体育館並びに武生市の体育館、これは幾らお払いになるのか。ウエルカムセンターが設けられたところの福井市のフェニックスプラザ、これは幾ら使用料をお払いになるのか。また市内各場の嚮陽会館等々の使用料はどのようになっていくのか。また、3階の仮設席の設置工事が行われる8月16日から撤去までの11月16日間の約3カ月間の使用料7,431万3,000円というようなことも私は聞いておるのですが、今申し上げたことについてお答えいただきたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) 26番、青山君。 ◎26番(青山幸治君) 世界体操関連補正の予算の内訳でございますけれども、サンドーム福井、これが今おっしゃいましたとおり7,471万3,000円ですか、その内訳がイベントホール6,328万7,000円、イベントホールの諸室ですね。ほかにございます部屋をお借りするのが190万円、会場展示室等、これが480万、施設費としまして255万円、それから消費税217万6,000円と、これを合計いたしまして、サンドーム福井が7,471万3,000円ということになろうかと思います。それと、フェニックスプラザでございますけれども、これが9月22日から10月10日まで1,500万ですね。それに福井県営体育館が60万、福井体育館が95万6,000円、武生体育館が114万7,000円という内訳になってございます。フェニックス福井県営体育館、福井市体育館ですね、それに武生体育館につきましては、地元のご理解を得まして2分の1の計上だそうでございますので、ご報告をさせていただきます。  一番初めの問いでございますけれども、その件につきましては、いろいろうちの委員会でも審議をされておったわけでございますけれども、これは議案外でございますので、休憩中でございました。ひとつご理解を賜りたいと思います。市内は無料であります。 ○議長(田中敏幸君) ほかに。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  8番、菅原君。              〇8番(菅原義信君)登壇 ◆8番(菅原義信君) ただいまご報告のあったうち、議案第35号、鯖江市税条例の一部改正について、反対の立場から意見を表明し、討論に参加したいと思います。  今回の、いわゆる国保税の引き上げについて、私は現在の市民の状態を考えると、実施すべきではないと思うわけであります。もちろん今回の値上げ改正には、第一には国の責任というものが大変大きいものだと思うんであります。当初国庫補助というものは45%ありました。これが行政改革という名のもとで38%に減じられてきたわけであります。その結果、国の社会保障制度、あるいは国民皆保険制度としての国民健康保険制度がいまや大変大きな危機に面していると言わざるを得ないわけであります。第二は、急激な円高と深刻な不況のもとに置かれております市民に一層大きな負担を課し、市民生活を不況に陥れるというものであります。平均6%強、世帯当たり約1万円の引き上げは決して少なくない額だと思うんであります。総務委員長の報告の中でも、制度上義務化されているもの以外に鯖江市は一般会計からの繰り入れが今日まで一切なされてこなかったわけであります。これは、お隣の福井や武生と比べてみるとき、極めて際立った違いだと思うんであります。それも今日までの財政運営上の配慮のなさ、冷たさがあると言わざるを得ないのであります。こうした増税をもたらしたことに断じて容認することはできないと思うんであります。そういう点から、ただいま報告されました議案第35号の市税条例の一部改正案について反対の意見を表明させていただきたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、議案第34号、平成7年度鯖江市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は可決であります。  各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第34号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第35号、鯖江市税条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数)
    ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、議案第35号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第36号、市道路線の認定および廃止についてを採決いたします。  本案に対する建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第36号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第37号、専決処分の承認を求めることについて(平成6年度鯖江市一般会計補正予算(第5号))についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は承認であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第37号は、原案のとおり承認されました。  次に、議案第38号、専決処分の承認を求めることについて(平成7年度鯖江市老人保健特別会計補正予算(第1号))についてを採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は承認であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第38号は、原案のとおり承認されました。  次に、議案第39号、専決処分の承認を求めることについて(鯖江市税条例の一部改正について)を採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は承認であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第39号は、原案のとおり承認されました。  次に、議案第40号、専決処分の承認を求めることについて(鯖江市環境保全条例の一部改正について)を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は承認であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第40号は、原案のとおり承認されました。   ………………………………………………………………………………………… △日程第3.市会案第3号 定住外国人地方選挙への参政権に関する意見書について ○議長(田中敏幸君) 日程第3、市会案第3号 定住外国人地方選挙への参政権に関する意見書についてを議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  11番、橋本常夫君。              〇11番(橋本常夫君)登壇 ◎11番(橋本常夫君) 定住外国人地方選挙への参政権に関する意見書提出につきましては、意見書の朗読をもちまして提案理由にかえさせていただきます。         定住外国人地方選挙への参政権に関する意見書  人権の保障は世界の平和と安全につながるものであり、全人類の願いである。  人権の国際化が叫ばれ、内外人平等をうたった国際人権規約など、国際法の批准により、定住外国人の待遇は、今日まで社会福祉制度等々に改善されている。  しかし、長年地域社会の構成員として納税義務を初め、その役割を果たしているにもかかわらず、選挙への参政権は日本国民と同等になっていないのが現状である。  去る2月28日最高裁判所は、地方参政権訴訟の判決において、「地方選挙権を法律で付与することは憲法上禁止されていない」との判断を示している。  よって、本市議会は、定住外国人に対する地方選挙への参政権付与について、早期に実現されるよう、強く要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出する。  平成7年6月16日                              鯖 江 市 議 会  なお、提出先でございますが、内閣総理大臣 村山富市氏、法務大臣 前田勲男氏、自治大臣 野中広務氏あてでございます。  議員各位のご賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております市会案第3号、定住外国人地方選挙への参政権に関する意見書の提出については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。  よって、市会案第3号は、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、討論を終結いたします。  これより市会案第3号、定住外国人地方選挙への参政権に関する意見書についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、市会案第3号は、原案のとおり可決されました。   ………………………………………………………………………………………… △日程第4.市会案第4号 鯖江市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について ○議長(田中敏幸君) 日程第4.市会案第4号 鯖江市議会議員の定数を減少する条例の一部改正についてを議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  23番、平野佳宥君。              〇23番(平野佳宥君)登壇 ◎23番(平野佳宥君) 市会案第4号として提案させていただきました鯖江市議会議員の定数を減少する条例の一部改正についての提案理由の説明をさせていただきたいと存じます。  民主政治の理想とするところは、政治意思の決定が市民全員によって意思表示されるのが最大最高のものであるという理念は私も十分認識をいたしております。民主政治は市民の代表による議員で構成された議会で決定されるという制度のもと現在行われておるのでありまして、その議会政治の場により多くのいろいろな立場の職業、利益を代表する人々によって構成されているのであります。本市議会もそのとおりであります。削減によって民主政治が覆されるといったことも民主政治が崩壊されることにならないし、なってはならないのであります。削減というと、このような反対の意見が出されるわけでありますが、今回引退される方、身を引かれる方々、またその団体等においては、またその意見に同調をお持ちの方には候補者を擁立すべきであると申し上げたいのであります。立候補者が多数あるから手をつけないでおこう、増員をしよう、少ないから削減するといった思いや考えで今回ご提案申し上げているのではないということをまずもって述べさせていただきたいと思います。  本市においては、健全財政を堅持していると言っても、平成6年度末での一般会計で238億、特別会計農村下水、公共下水で207億、計445億に達する市債の残があるわけであります。市民1人当たり約70万になります。償還に当たっては、4年後、平成11年にはピークを迎えるのであります。バブルの崩壊後の長引く平成不況、昨今の円高ドル安傾向の日本経済は、国内の一流企業、産業界を初め大変厳しく苦しんでおります。本市にあっても基幹産業の漆器、繊維、眼鏡界も同じ状況下の中にあるわけでありますし、そのように思うわけであります。また、思うようにリストラ効果も見ていないのであります。長い長いトンネルに入ったまま、その先の明かりも展望も見通しもないのが現況であります。  このような環境の中、昨年の12月議会で特別職の報酬の改正を我々が承認してまいりました。一般企業においては解雇、昇給のストップ、減給、遅配等があり、市民の皆さん方より、議員さんたちは結構なことやのと言っているのであります。議員として、議会で、行政に対しては経費節約をしなさい。民間企業精神を取り入れ合理化を図れとの意見、要求をするも、これといった実効の見えないところに市民のいらだちを感ずるものであります。本年10月をめどに答申を受けるべく、行財政改革推進委員会を設置し、ご審査を願っているということも大変必要なことであります。  本市においては、市制施行以来職員数を抑え、少数精鋭主義で高い評価を得ているもので、増員の計画を考えていないのであります。このことは、いつの世でも財政を考えるときには、「入るを計って出ずを制す」のことわざにならい、特に現在の経済環境時には必要不可欠であります。議会は聖域と申しますか、議会議員の判断によって意思決定がなされるもので、特別なものでありますゆえに、議員議会みずから決断しなければならないものであり、また模範を示し、血を流すことも必要であります。  御存じのとおり、地方自治法では、人口5万人を超えると議員定数が36名との規定がありますが、条例によって減員、減数することができるとあります。それによって、本市は平成3年に28名にいたしております。過去の本市を振り返りますと、古くは昭和39年に直接請求がなされ、30名を24名にとの6名削減の要望でありました。議会の記録によりますと、今後、本市においては人口増が見込まれる。昭和40年10月1日の国勢調査の結果では36名定員にしなければならない要素があるとのことなので、採決の結果否決いたしております。時は流れ、昭和49年、再び市民の方から定数削減の請願が出されました。審議の経過を見ますと、法的には36名のものを6名削減しており、30名から22名の8名減とするということは14名の削減になるもので、全く削減するに至る理由にならないといった意見と、類似市と比較してみても本市は中間の位置にあって30名が適当である。6万都市では30名が妥当であって、削減は不必要とのことで、これまた否決をいたしているのであります。さらに昭和61年9月、議員4名を削減せよとの直接請求が出されております。審査される中で主たる意見は、行政改革の名のもと削減することは、執行機関と議決機関とのバランスを欠くことになる。また、国や県においても類似市の武生、敦賀両市にあっても賛同を得ていないではないかとの意見、鯖江市施行30年以来、年々有権者も増加している本市では、削減しなければならない理由が不明である。国を挙げての行財政改革と言っているが、国会も県議会も行ってはいないではないかという理由で、これまた否決をいたしておりますが、時の流れが何をどのように変化させたのか。5年前に武生市においては急遽、改選前に2名の削減を行ったのであります。真相については定かではございませんが、本議会議員30人の方々はいろいろと推理、推測いたしたもので、ご記憶のことと存じます。  本市においても、さあ大変だ、どうしようとのことで、避けて通ることができないとのことで、平成3年3月議会で改選の年でございましたが、削減に関する特別委員会を設置し、審査検討いたしました。3回の委員会を開催し、5月に臨時会を開催、2名削減、28名を定員とすることを可決したのであります。  この審議を振り返ってみますに、先に述べました過去の否決の道を歩んできたときの意見も出されておりましたが、初めから過去の経過、結果より、今この時期に至っては、武生市と同じ削減すべきである。追従すべしとの先入観念が先行しておったことを回想いたしております。また、その当時、1名の方は早くから引退を表明し、1名の方は病床にあって不出馬ではないかとの推測もなされました。急にたまたま死去されました。都合2名の方が引退されたのと同じことになり、現職28名となったのが賛同いただける一因であったのであります。現職28名と新人、元議員の2名、計30名で28議席の選挙となり、現職が全員当選されたのであります。当時も今日も同じでありますが、特別な事情のない限り、現職議員においては、引退表明や不出馬表明はなかなかなされないのであります。一方初出馬される方、新人候補の動向にあっては、確定に至らないまでもある程度知ることはできるのであります。現職議員全員が再出馬する。新人候補者も数名あるといった状況の中での定数削減となりますと、それぞれご意見があり、現職議員では、議員は新人候補者を封じ込めするのかといったうがった判断をされます。一方現職では、仲間うちで、同士、仲間が首切りをするのであるのかといったことでなかなか判断、決断しにくいものであります。今回私は4月上旬に削減すべきとの考えを決意いたしました。数名の議員さんに意見を求めてまいりました。議案として要件を満たしましたので、議会運営委員会で取り扱いの審議を願ったところ、本日提案せよとのことで提案になったわけであります。  この間、議員各位からいろいろなご意見を耳にしてまいりました。12月議会か3月議会に提案されたならば考えることもできたとか、なぜ直前の今するのかといったことでありますが、事にはチャンス、時期というものがあるということであります。この機を外しては4年後に果たしてできるでしょうか。私はできないと申し上げたいのであります。  この機になってほぼ確定したようでございますので、理由の1つとして申し上げておきます。現在21ないし2名の現職議員が再出馬されるのであります。定数を2名削減させていただいても、現職議員全員が当選させていただいても、4ないし5名の新人候補の方々にも参画をしていただけるということであります。仲間が仲間の首や席を取るといったことにもならないし、新人候補者の方々の立候補封じ込めであるといった理由にもならないということであります。この時期を外していつできるでしょうか。議員数が多いからいい都市でありましょうか。執行機関と議決機関とのバランスを欠くということになるのでしょうか。いろいろご意見があるようでございます。  日本全国で市と名のつく都市は7,550人の北海道の歌志内市から327万人の横浜市まで663市あるわけであります。議員各位がお持ちの議員手帳をごらんいただければおわかりかと存じます。まずその中で633市の中で人口6万から8万未満の鯖江市と類似市は本市を含めて100市であります。この100市で議員定数は、20名から32名までそれぞれでございますが、20名定数の市が7市、22名定数の市が10市、23名定数市が1市、24名定数市が11市、25名の定数市が4市、26名の定数市が23市、27名の定数市が6市、本市を含め28名定数の市が22市、30名定数の市が13市、31名定数の市が1市、32名定数市が2市でございます。20名から27名定数市は計62市で、28名から32名定数市は38市の割合であります。この類似都市100市の4年前と現在とを調べて見ましたところ、議員定数を2名から4名削減した市がございます。2名削減した市が17市、3名の削減した市が1市、4名の削減をしている市が4市ありまして、計22市で、53名の議員の数が削減されているのであります。この22市の中で人口減となっているところは4市でございます。しかしながら、逆に人口増となっているのであります。埼玉県飯能市は、面積が134.6平方キロ、本市の約1.5倍です。人口7万8,421人で、4年前より5,939人増加しておりますが、議員定数は3名削減し27名であります。長野県伊那市にあっては、本市の面積の2.45倍の207.64平方キロあります。4年前より1,644人の人口増があり、6万2,124名でありますが、議員にあっては4名削減され、26名となっているのであります。福井県の近くでは、石川県加賀市においては、人口で4年前で235人増の6万9,236名で、面積151.6平方キロ、本市の1.8倍でありますが、4名削減の24名であります。富山県の氷見市にあっては、4年前より人口が1,504人減少いたしております。しかしながら人口は6万529人でありますが、面積は本市の2.7倍、230.27平方キロもありますが、同じく4名削減して22名となっているのであります。  いまや議員定数問題は、直接請求を受けてからとか、団体、個人からの要望で考えるものではなく、議会が、議員がみずから実情を把握し、判断、決断すべき事柄であって、避けて済まされる問題ではないということを認識しなければならないことを申し上げるのであります。  市民の間では本市での開催される世界体操競技選手権大会の成功を願いつつも、反面、税金は上げないし上がらないといったではないか、しかしながら、今議会では国保税が8年ぶりやらで改正されて上げようとしているではないかとの不満があり、10月の大会後、精算業務をして、赤字というか不足が出たらだれが負担することになるのでしょうか。市と県とで折半するといっても結局我々が市県民税を払っているのだから、我々が負担するのではないか、鯖江市民の負担ではないのかということであります。現況のところ、先行き見通しが明るくないこの時期、確実に節約となる議員定数削減をすべきものであり、大会開催をすることに我々が賛成してまいり、利益を共有した立場から考えるべきと申します。決算に見ますと、議員1人当たり税込みで年間612万の報酬と調査研究費、行政視察費等々で約200万弱の計800万円を使わせていただいております。2名で年間1,600万、1期4年で6,400万、途中改正なしの場合であります。改正があればさらに増額されるものであります。単に6,400万と申しますが、大きな節約軽減、立派な貢献と言わざるを得ません。県下7市との関係とか、執行機関、議決機関とのバランスも必要でありますが、本市には本市にあった行政、市政を考え、取り入れるべきだと思うわけであります。それには、まず議会が率先をし、範を示し、汗も血も涙も流すということが大事であるということを申し添えたいと存じます。  今回28人の定員を26名に改正するという改正案の提案理由にかえさせていただきますが、議員個々の真摯なる良心に基づいた賢明なご判断をいただき、ご賛同賜らんことを切にお願いを申し上げ、私の提案理由の説明にかえさせていただきたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております市会案第4号、鯖江市議会議員の定数を減少する条例の一部改正については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。             (「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議がありますので、起立によって採決いたします。  本件は、委員会の付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、市会案第4号は、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。  8番、菅原君。              〇8番(菅原義信君)登壇
    ◆8番(菅原義信君) ただいま提案がなされました議員定数を減少する条例改正案について、反対の立場から意見を表明し、討論に参加をしたいと思います。  私は、議会のあり方の根幹にかかわる議員定数について、その削減には、議会制民主主義を守り、議員の地位と権限を堅持する立場から強く反対をするものであります。  議会というものは、市民の代表が審議をして、最も重要な事柄を決めていく機関であり、これを考える上で、総合的に議会制民主主義がどう保障されているかということが基本視点として考えなければなりません。現行の地方自治法ではその具体的な保障として法定定数を定めているわけであります。議員定数の削減は、市民が選ぶ議員の数が減らされることにより、市内各地域や各階層からの選出や、あるいは少数会派からの選出を一層困難にし、議員と住民とのパイプを疎遠にするなどの不利益をもたらすわけであります。現在の地方自治法が首長と議会のチェックアンドバランスで成り立っていることを考えるならば、議員定数の削減は地方自治と議会制民主主義の根幹を崩し、住民代表機関としての議会の地位を低め、その力を弱めるものであり、真の行政改革とは無縁のものと考えざるを得ないのであります。ましてや当議会においては、4年前に2議席の定数削減を行い、30名を28名に削減をしているわけであります。法定定数より8名も減じたわけであります。本来は法定定数に戻すことをこそ考えるべきであります。幾ら財政が苦しくても、また経費支出の効率性が叫ばれても、議員の定数問題を論ずるのは最後の最後でなければならないし、第一それをより先に手をつけなければならない改革問題は山積をしている。だから、今議論すべきことは、地方議員の定数問題ではなく、いかにして地方議員に本来の役割を果たさせるべきかでなければならない。この定数削減は一部の人たちの言うような単に経費節減とか、外国制度との比較模倣論では片づけられない民主政治の重要な要素が絡んでいることを関係者に十分認識してほしい。これは数年前に出されましたある自治体関係者の専門誌からの引用であります。  今回の定数削減の提案は、こうした根本問題にはさほど言及されず、しかも最も慎重な議論が求められるべき議題が改選を前にして市民にも周知されず、議会の審議機関も置かれず、全く拙速のそしりを免れない。議会としての自殺行為だと断ぜざるを得ないのであります。私は、地方自治と議会制民主主義の確立、議会の地位向上と活性化を今日まで強く求めてまいりました。その点で議員定数の削減に強く反対するとともに、議会の民主的改革と真の住民本意の行政改革をこそ断行すべきものと強く要求をいたしまして、私の意見表明とさせていただくものであります。  以上であります。 ○議長(田中敏幸君) ほかに討論はありませんか。  2番、橋本勇君。              〇2番(橋本勇君)登壇 ◆2番(橋本勇君) 市会案第4号、鯖江市議員の定数を減らす条例の一部改正についての賛成の立場で意見を申し上げます。  より多くのあらゆる立場や職業を持ったいろんな人々によって構成されなければならないこともよく理解をしております。現に当市の議員はそうであります。また、定数の削減によって、特定の人々によって構成されるようなことも考えられません。また、市民のための政治は、議員が多いからいいとというものでもなく、市民の、議員が民主主義というものをしっかり自覚し、認識することであります。また、現在の市民は見ていないようでしっかり見ており、監視しております。その結果、市民のために、金のかからない、負担の少ない行政を望んでいるのであって、我々が7市の先鞭をつけてまず議会から血を流して模範を示し、少しでも財源を浮かすことは必要であると考えての削減に賛成するものであります。  今、提案理由にありましたように、現職議員が数名引退を考えておられますが、本当にさみしいことと思いますし、また、削減をしても新たに新しい出馬される方の参画する席もあると思います。どうか、この時期をとらえまして、削減すべきと思い、賛成意見といたします。どうぞ議員各位のご賛同をお願い申し上げます。賛成意見にかえさせていただきます。 ○議長(田中敏幸君) ほかに討論はありませんか。  14番、笹川君。              〇14番(笹川希君)登壇 ◆14番(笹川希君) まず出されております市会案に対しまして反対の立場から私の意見を申し上げたいと存じます。  いわゆる議会制民主主義というのは極めて大切でありますし、その根幹であることは否定をいたしませんし、当然だと思います。提案者も盛んに議会制民主主義を訴えられておるわけでありますから、その分については共通をしているのかなとも思われますけれども、何か今回のこの市会案の提出につきましては釈然としないところがありますので、私、所感を申し上げながら、反対をさせていただきたいと思います。  基本的に、今のこの時代の流れ、そしてまた、市民の感情や意見、このことは極めて大切でございます。私も今、議員定数削減に対しては、基本的に頭から大上段にふりかぶって反対をする意思はございません。しかしながら、ただ今この時期が適当なのか、選挙の1週間余りを控えた中で、どさくさ紛れに十分な基本的な民主主義ルールにのっとった基本的な意思統一を議会の中で論議もせずに具体的に機関もなしに時間もなしに、ただそういった形の中で短絡的発想的な考え方の中で極めて重要な議員定数を振り回すことについては、必ずしも妥当ではない、こういうふうに思うところでございます。  先ほどの提案者の中の皆さん方には、そういった意思はないということを強調されておられましたが、あえて私は申し上げるならば、今年は改選があることは百も承知でございます。そういった市民感情や市民の意見をしっかり受けとめてお考えになるならば、少なくとも12月議会か3月議会にその意思を明確にされながら、そして、議会議員全員が、市民の皆さん方の声がどうあるべきかを考えながら、真剣に検討委員会等をつくりながら論議をしていく。そして、市民に負託をされた議会として妥当な決議をすべきではないのか。あまりにも、繰り返して申し上げますが、短絡的な、もう1週間余りを控えたそういった背景の中でやることは必ずしも適切な方法ではないと思うのであります。  福井市も過般新聞に出ました。改選が終わりました。そして、やはり次の改選に向けてやはり市民背景を受けながら真剣に考えていこうということで、これもやはり36名説が今福井市の議会の中で決められようといたしております。これはある意味で僕は民主的なルールに、ある意味でなっておると。選挙1週間前のどさくさにやるような案件では決してない。繰り返して申し上げておきますが、私は基本的に頭からこの定数削減の、そういう将来展望を否定するものではございません。議会はそのことについては正々堂々と論議をしながら、市民の意見をしっかりとらえながら、やるべき姿については当然の理と考えておるところでございます。  さらにいま一つは、盛んに立候補の予定者を含めながらのお話もございました。これは全く論議をすべきものではないと思います。定数と立候補予定者とは関係ありません。いかにどうであろうが、予定者を含めた数の想定と現職の議員さんが何名おやめになられるとか、そんなことは全く論外であります。議員定数はそういった角度から論議すべきものではないと思います。そのことだけは明確に申し上げておきませんと、大きなはき違えをなさっておられる。新人が出て来ないとか、いや今までの議員がどうだとか、そんなような形の中で議員の定数を振り回す論議は極めて誤りであります。重ねて強調申し上げておきたいと思います。  いま一つは、やはり議員の質とモラルの問題との関係でございます。  先ほどの提案者もおっしゃいました。民主主義にのっとって議員に負託をされ、信頼をされる議会をと、こういうことでございます。私も同感であります。これが議員定数と削減とは直接的にかかわりがあるとは思いません。28名の議員の皆さん方が、もちろん私も改選を受けるわけでありますが、私をも含めて今日までの反省の上に立って申し上げますが、しっかりと市民の良識と市民の負託にこたえて、それぞれが切磋琢磨しながら一生懸命勉強して、市民の代弁者として訴えていく姿が本当に市民の皆さんの目に映れば定数削減はささやかれないんです。ああしっかり頑張っているな、この定数でしっかり支えてくれよ。これが大きなやはりモラルなんです。しかしながら、市民感情は必ずしもそうではない部分もあるかもしれません。その声も大切にする部分は必要でありますけれども、ともすればそういったことが定数の削減と密接に結びつけられてしまう。極めて残念だと思わざるを得ないわけでございます。もちろん新しい議会ができて、この問題を含めて、真剣にやはり議会としてはどうあるべきなのかということを基本的に私をも含めて問い直す。このことも極めて重要な案件だろうと思うところでございます。そういったものがやはり今経費の節減をおっしゃいました。もちろんそのことについての経費は短絡計算をすれば出てくるでしょう。しかし、市民の負託にこたえて、代弁者としてしっかり行政を見据えながら、市民の多くの意見を議会に反映をする、その姿が一生懸命であれば、決して市民の皆さん方はこのことは言わないんじゃないでしょうか。そういったことを私は思うのでございます。したがいまして、そういった論点に立ちまして、まだまだ言いたいことはあるわけでありますが、基本的にはもうこの時期の1週間余りの中でのそういった短絡的発想的次元に立った議員定数削減に私は振り回されてはならないと、このことをしっかり申し上げますと同時に、改めて新しい角度の中から市民の要求、要望、感情を含めて、議会のあるべき姿としっかり並行しながら、時間をかけて市民の皆さんの声を真摯に聞きながら、定数問題を真剣に論じていくことについては、私は頭から否定をしない、このことを私の基本の問題といたしまして、お訴えをいたしながら、今期この出ております市会案につきましては、やはり適当な時期ではないという判断の中で反対をさせていただきたいと思うところでございます。  今日は傍聴者の皆さん方もたくさんおられます。報道の方もおられるわけでありますが、しっかりとその理念だけは抑えていただきまして、局面的な理解だけは避けていただくように心からお願いを申し上げまして、私のこの今期市会案についての反対という立場での意思表明をさせていただき、討論に参加をさせていただきました。ありがとうございます。 ○議長(田中敏幸君) ほかに討論はありませんか。  13番、田中実君。              〇13番(田中実君)登壇 ◆13番(田中実君) 市会案第4号についての反対の立場で討論をさせていただきます。  私は、先ほど笹川議員からも話がありましたように、定数削減そのものに反対する意思は毛頭ございません。提案者の言われたことも本当にこれが鯖江市議会の状況であると、鯖江市の行政の状況であるということはよく考えております。でも、私は、先ほど議員の質とモラルという点も反対討論の中になされましたように、私が考えましても、本当に私も含めてでございますけれども、会社を優先にしたり、組織にあぐらをかいていたり、議会1期4年の間、議会活動を何もしない。そしてまた、いねむりをして批判される。そのような方がおられる以上は、市民の間からこのように削減のことが申し入れられるのは当然、このように私は思います。でも、先日の一般質問におきましても、行政改革推進委員会におきまして、何ら定数削減についての意向は申されなかったわけでございます。私は、理事者にお願いいたしましたけれども、そういった答えもありませんでした。こう考えるならば、鯖江市の行政改革の中に今提案者が申されました5,000なり6,000万の4年間の計上でございますけれど、これがどれだけ我々、または市民のためにプラスになるのか、このようなことも考えるわけでございます。  本当に今回の提案、またそれに対する賛成の方があるならば、選挙を控え、市民と市民の感情を我が身にマイナスにならないよう自分の損得を考えているような感じが私はいたします。なぜならば、地方自治法第6章議会、第1節組織の中に、議会の設置が第89条で書いてあります。  市町村議会の議員の定数第91条でございますけれど、これも先ほど提案者が申されましたけれども、私たちの定数というものは、下げることはできますけれども、今度は人口が15万以上20万にならなければ定数を上げることはできません。やはり第91条に書いてありますところの、この市町村議会の議員の定数については、やはりこの市の情勢を眺めて国が決められたものであります。そうであるなるぱ、法定数36がもっともでございます。そう私は感じるわけであります。  先ほど議会制民主主義の問題に対しても話がありました。また、今回のやり方は、本当に市民不在であります。市民のための政治と言いながら、市民のための政治をだれがやっているんですか。私も含めてだめだと思います、現在の議員は。私はあるところで話を聞きましたら、現在の28名の議員、鯖江市の議会ぐらいは14名ぐらいでいいと、このようなことの声も聞いております。本当に私は恥ずかしいと思います。  6月議会におきまして、私は45回目の一般質問をさせていただきました。やあ、田中さんはすごいなと、こう言ってくれる人もおりますけれども、そうじゃないんです。鯖江の議会においても、鯖江市においても、それだけのことが多くあることです。それを認知していただきたい。このように私、思うわけであります。  それで、提案者が申されました定数等のことでございますけれども、皆さんの中に、地方自治法の第6章議会、第1節組織、今申し上げました議会の設置は89条、そういうことをどれだけ皆さん方認知されているんですか。それを私は議員の方に問いたいと思います。市民の生の声を聞く機会を本当に設けたいと思います。先ほど委員会に付託云々ということで、これは多数でもって入れられませんでした。私も議会運営委員会の委員長として、委員会にもってこれが諮られたときに、なぜ反対を申し上げましたか。そのときには、総務委員会に付託をするということで、一応話が決まりかけたわけでございます。ところが悲しいかな、今回の提案者の中に総務委員が3名もおるわけでございます。7名の定数の中、3名の総務委員がおるならば、これはおのずとわかった答えと、このようなことで、議会運営委員会におきましては、今日の提出に決まったわけでございます。だから、私たち議会としては、または議会運営委員会としては、一つも無理はしておりません。  まず私は、最後に申し上げたいのは、行政改革推進委員会の中で、このことが取り上げられなかったということが一番肝心な要素である、このように思います。今、市民の方は、眺めるならば、鯖江の市議会議員なんて我々の血税を食っているんだから半分でいいという人もあれば、このようなせっかちの事の決め方を見るならば、今、市民は何を言っておられるのか、我々市民を本当に不在にしているじゃないかと、私たちの意見をどれだけ取り入れてくれているんだ、それがまた、現在鯖江市は10月に世界体操選手権を控えております。本当に猫の手も借りたいような現状であります。我々議員も本当に10月1日の開会式ぐらいはこれは来賓として迎えていただいても、あとの9日間はボランティアとして一人一役を買う、そういうことになれば、今現在の28名でも足らないような状況ではないかと、このように私は感じる次第であります。  本当に私は、提案者の名前を見られてもわかりますように、本当に提案者自体が何を考え、本当に先ほど提案されたことを申されておるのかどうか、これを私たちはここにおる議員が一人一人が胸に手を当て、本当に市民のための私たちは活動をしているのかということをいま一度考えていただきたい、このように思うわけでございます。  それで、鯖江市に行政改革推進委員会がないのならば私はこのようないき方で議員が賛否をとるのも結構でございますけれど、やはり行政推進委員会10名の中に、いまひとつ行政からも議員からももう少し多くの賛同者を迎えて、そして1年ぐらいの期間を経て、そして市民の生の声を聞きながら、このよう措置を取りたい、このように私は考えるわけでございます。そのような立場から、今、やはり地方自治法第6章議会、第1節組織、議会の運営第89条、市町村議会の議員の定数第91条の上から申し上げまして、これは私たちはもっと考えなくちゃならない、機関を設けなければならない、このようなことを痛切に感じるのでございますので、この市会案第4号について、反対の立場で討論申し上げます。よろしく。 ○議長(田中敏幸君) 1番、田中茂一郎君。              〇1番(田中茂一郎君)登壇 ◆1番(田中茂一郎君) 前もって感謝申し上げることは、我が町内が非常に皆さん先輩の方々のお力添えをいただきまして、見事完成してまいりましたことについて、前もってありがたく厚く御礼を申し上げます。  私は、定数削減の賛成の立場から一言申し上げたいと思います。  現在28名でこの市政に取り組んでおりますが、26名でもよろしいんじゃないかという私の意見でございますが、ほかの市と比較され、また、我が市の立場もあろうかとは思いますが、非常に今現在農業問題が行き詰まってまいりました。ウルグアイラウンドが施行されて2年目になります。新食糧法が今年の11月の米穀年度から始まってまいりまして、強制減反があくまでも続いていく中、非常に農家の先行きが心配されます。そして地場産業の不振、これがやはり我々は地元にこういう繁栄をもたらしていただきましたその裏にはこういう犠牲があるということを踏まえて、今後とも26名で十分市民の負託にこたえていけるものと確信し、提案者の1人となりました。  以上、時期尚早ではあるとは思いますが、一言賛成の意見を申し述べさせていただきました。以上、ありがとうございました。 ○議長(田中敏幸君) ほかに討論はありせんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより市会案第4号、鯖江市議会議員の定数を減少する条例の一部改正についてを採決いたします。            (「議会運営について」の声あり) ○議長(田中敏幸君) 13番、田中実君。 ◆13番(田中実君) 今、傍聴者もおられます。また、賛成、反対ともに討論が出されたわけでございますので、今回の採決に当たって無記名投票をお願いいたします。           (「必要なし」「起立」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) 起立で採決をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしでありますので、起立で採決をいたします。  これより市会案第4号、鯖江市議会議員の定数を減少する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、市会案第4号は、原案のとおり可決されました。  以上で、今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。  ただいま西沢市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、西沢省三君。              〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 一言お礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。  去る2日に開会をされました第290回定例市議会にご提案申し上げました平成7年度鯖江市一般会計補正予算を初め各議案につきまして、慎重なご審議をいただきまして、妥当なるご決議を賜り、まことにありがとうございました。一般質問、あるいは各委員会を通じましてお寄せいただきましたご意見、ご要望等につきましては、その趣旨を謙虚に受けとめまして、十分検討の上対処していきたいと存じます。  さて、今回の任期満了に伴う市議会議員の選挙も目前に迫っておりますが、議員各位におかれましては、再び立候補されます方々、あるいは今回を最後に勇退をされます方々がおられるやに承っております。  今回ご勇退になられる方々におかれましては、今後ともますますご健勝でご活躍いただきますようご祈念申し上げますとともに、ご在任中、市政に対し、多大のご指導とご支援を賜り、ここに深く感謝申し上げる次第であります。  また、再び市議会議員に立候補される皆さん方には全員がおそろいでご当選の栄を得られ、この議場で再び親しくお会いできますことを心からお祈りを申し上げます。そして、鯖江市の限りない発展にご尽力賜りますよう念じてやまない次第でございます。  終わりに当たり、議員各位のご健勝とご多幸を衷心よりお祈り申し上げまして、一言お礼のごあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。          (議長 田中敏幸君 席で起立の上あいさつ) ○議長(田中敏幸君) ただいまは、我々議員に対し、市長からまことに丁重なるごあいさつを賜り、心から厚く御礼を申し上げます。  閉会に当たり、議会を代表いたしまして一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。  本定例会に付議されました案件は、議員各位、理事者のご協力によりましてすべて議了いたし、ここに任期最後の議会の閉会の運びとなりましたことは、まことにご同慶にたえない次第であります。  さて、顧みますと、平成3年7月第267回臨時市議会以来本日まで市民の皆様を初め理事者各位の特段のご協力、ご支援によりまして、その間市民の福祉の増進、市政発展についての責任の一端を果たし得ましたことはまことに感慨深く、ひとしお喜びをかみしめているところであります。  関係各位のご尽力によりまして、この4年間、鯖江市も丹南地域の中核都市といたしまして大きく発展してまいりました。そして、この10月にはアジアで初めての世界体操競技選手権鯖江大会が本市で開催されるわけであります。この大会を一つの契機として、来るべき21世紀の大きなステップとして、社会資本の充実、活性化を図り、鯖江市が世界の鯖江市と大きく発展することを期待するものであります。任期満了に伴う選挙も7月2日に執行されることが決定しております。本日ご出席の議員の方々におかれましては、ほとんどの皆様がこの選挙に出馬されると存じますが、大いにご健闘いただきまして、全員そろって、再びこの議場でお目にかかれますことを心からお祈りを申し上げます。  また、今期限りで勇退になられます議員各位におかれましては、今後ともご健康に十分ご留意をいただきまして、市政発展のために今後ともにお力添えを賜りますように、心からお願いを申し上げます。  最後になりましたが、不肖私、佐々木左市前議長から引継ぎ、議長の要職を務めさせていただきました。各位からの今日までの賜りましたご厚情、ご指導に対しまして、心から厚く御礼を申し上げまして、簡単でありますが、閉会に当たりまして一言ごあいさつといたします。ありがとうございました。 ○議長(田中敏幸君) これをもちまして、第290回鯖江市議会定例会を閉会いたします。ご苦労さまでした。               閉会 午後0時04分  地方自治法第123条第2項の規定により上記会議録のてん末を証するためここに署名する。             議     長             副  議  長             署 名 議 員             署 名 議 員             署 名 議 員...