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平成 7年 3月第289回定例会−03月24日-04号

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  1. 鯖江市議会 1995-03-24
    平成 7年 3月第289回定例会−03月24日-04号


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    平成 7年 3月第289回定例会−03月24日-04号平成 7年 3月第289回定例会            第289回鯖江市議会定例会会議録   …………………………………………………………………………………………         平成7年3月24日(金曜日)午前10時25分開議   …………………………………………………………………………………………   〇出席議員(26人)            1 番   田中茂一郎                         2 番   橋本勇                         3 番   玉邑哲雄                         4 番   高島哲夫                         5 番   吉田寿幸                         6 番   牧野清治                         7 番   山本利春                         8 番   菅原義信                         9 番   大森松栄                         10番   島川一男                         11番   橋本常夫                         12番   岩野甚四郎                         13番   田中実                         14番   笹川希                         15番   吉村慶治
                            16番   佐々木治                         17番   宮下善隆                         18番   山口導治                         19番   増田光                         20番   田中敏幸                         22番   服部辰男                         23番   平野佳宥                         24番   福岡善信                         25番   佐々木左市                         27番   松村憲正                         28番   大艸清   …………………………………………………………………………………………   〇欠席議員(2人)             21番   福田敏夫                         26番   青山幸治   …………………………………………………………………………………………   〇説明のため出席したもの    市長          西沢省三                   助役          藤本武司                   市長室長世界体操部長 清水武士                   総務部長        浅野勲                   民生部長        長谷川繁                   産業部長        一力光男                   建設部長        小林美智雄                   水道部長        吉末勲                   鯖江広域衛生施設組合事務局長                               青山信一                   教育長         植田命寧                   消防長         山本岑次   …………………………………………………………………………………………   〇説明補助者として出席したもの                   市長室次長       品川隆朝                   総務部次長       惣宇利尚                   総務部次長       山本順一                   民生部次長       田中勝見                   産業部次長       古村正史                   建設部次長       杉本忠義                   水道部次長       出口義和                   世界体操部次長     山本久一                   教育委員会次長     酒井正三                   監査事務局長      菱川節雄   …………………………………………………………………………………………   〇職務のため出席したもの    議会事務局長      川端昭栄                   議会事務局次長     手鹿忠昭                   議会事務局主幹     斎藤久義                   議会事務局係長     米田康宏                   議会事務局主事     山口達哉               開会 午前10時25分 ○議長(田中敏幸君) これより本日の会議を開きます。  市長室長清水武士君より発言を求められておりますので、これを許可します。  市長室長、清水君。 ◎市長室長清水武士君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、議案の一部に誤りがございますので、深くおわび申し上げ、追加訂正をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、議案の34ページ綴でございますが、議案第28号、福井県丹南広域組合規約の一部変更についてでございますが、議案中、規約の第3条に次の1語を加える、第6号でございますが、電子計算組織管理運営に関することということでございますけれども、電子計算組織広域電子計算組織と、広域の2文字を追加していただきたいというふうにいたすところでございます。大変事務の不手際がございまして、まことに申しわけありませんが、お許しをいただきまして、追加訂正をお願いいたします。  以上であります。 ○議長(田中敏幸君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。   ………………………………………………………………………………………… △日程第1.議案の審査結果 ○議長(田中敏幸君) 日程第1、議案の審査結果を議題といたします。  議案第1号 平成7年度鯖江市一般会計予算ほか22件について、各常任委員長並びに世界体操特別委員長から、委員会における審査の結果について報告を求めます。  最初に、総務常任委員長から報告を求めます。  11番、橋本常夫君。              〇11番(橋本常夫君)登壇 ◎11番(橋本常夫君) 総務委員会に付託されました議案第1号ほか5件の議案について、審査の経過並びに結果についてご報告いたします。  いずれの議案についても、初めに理事者から詳細に説明を受け、質疑に入りました。まず議案第1号、平成7年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算歳入全般、歳出の1議会費、2総務費(交通対策費生活環境費世界体操競技選手権大会準備費戸籍住民基本台帳費を除く)9消防費、12公債費、14予備費、第2表債務負担行為、第3表地方債でありますが、本件は、議案第28号 福井県丹南広域組合規約の一部変更についてに関連しますので、あわせて審議いたしました。その中で、電子計算費と企画費の福井県丹南広域組合負担金丹南広域組合規約の変更について論議され、先の武生市下水道浄化センター建設の件をどのように考慮しているのかとの質疑に対し、助役の出席を求めたところ、今回の件は、地方拠点の指定ゾーンということからも、遺憾以上のものを感じている。県も武生市も本市の意思は十分理解されていると思っておりますので、今後なお努力してまいりたいとの答弁がありました。  また、共同電算化については、今まで積み重ねてきた鯖江市のシステムを生かしてもらうことを前提に進めてほしいとの意見に対し、丹南地域11ブロックを対象に調整していくが、鯖江の今のシステムを基本にして移行するということで約束されているとの答弁がありました。阪神大震災を教訓としたマニュアルづくりを進行中とのことだが、その進捗状況はとの問いに対し、現在、担当部門から総務に出されたものを土台にして、全庁的に調整中である。市域防災計画を国や県との整合性を諮りながら見直していくのとあわせて、平成7年度末までに作成するとの答弁がありました。完成を待っている間にも災害が発生しないとも限らないんだから、初動体制づくりは早急につくり、周知徹底を図るべきとの意見が出されました。また、防災に関係して、火災時には、消火栓は開栓して使用してよいのか、消火栓の使用不能の場合、小型ポンプを使用してはどうかとの質疑に対して、出席を求めた消防次長から、ホースや開栓ハンドルはそのために置いてあるのだから、初期消火をやってもらって結構であるが、消防隊が出動して来たら、消防隊に引き継いでほしい。可搬式小型ポンプ維持管理に経費を要することもあるが、今後は操法の訓練等も行って、自警消防に力を入れていきたいとの答弁がありました。  次に、総合計画や行政改革の今後の見通しはとの質疑に対して、総合計画策定については、要綱の決定を見ていると。内部で策定委員会を構成し、審議会の人選を10月ごろにし、最終答申は平成8年8月を予定している。また、行革については、推進委員会を4月に発足させ、10月末までに答申をという計画であるとの答弁でした。  議案第21号 鯖江市使用料徴収条例の一部改正については、河和田で温泉が出れば、入湯料の改正はあるかとの問いに対して、温泉が出た場合には料金改正をすることになりますとの答弁でありました。  議案第18号 鯖江市職員の勤務時間に関する条例の全部改正について、議案第19号 鯖江市の議会の議員および長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例および鯖江市選挙公報発行に関する条例の一部改正について、議案第20号 鯖江市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、特段申し上げる質疑もなく、理事者の説明を了といたしました。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第1号、第18号、第19号、第20号、第21号、第28号は、いずれも賛成全員で可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 ○議長(田中敏幸君) 次に、建設常任委員長から報告を求めます。  4番、高島哲夫君。              〇4番(高島哲夫君)登壇 ◎4番(高島哲夫君) 建設委員会に付託を受けました議案第1号 平成7年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳出)3民生費の老人福祉センター費、5労働費の勤労者野外活動施設費、8土木費(下水道費を除く)、議案第7号 平成7年度鯖江市総合開発事業特別会計予算、議案第8号 平成7年度鯖江市土地区画整理事業特別会計予算、以上3件の議案につきまして、審査の経過および結果について、ご報告を申し上げます。  まず、委員会の冒頭で、平成6年度一般会計補正予算(第4号)で補正しました鯖江中学校の借地買収について理事者より経過説明がなされ、その後議案説明を受け、質疑応答に入りました。  最初に議案第1号につきまして、理事者から詳細な説明を受け、広範囲にわたり質疑を行い、その都度適正な答弁を得ておりますが、この中で特に論議になりました点について申し上げます。  土木費関係では、平成7年度道路除雪費に5,268万8,000円計上されているが、その内訳はとの問いに対し、除雪委託料で3,000万円、施設の点検・電気料で645万円、あとは除雪機械保険料等であるとの答弁がありました。  また、融雪装置の設置について、どのような経緯で設置しているのか。また、山間部においては、都市部より積雪が多く、山間部にも融雪を設置してはどうかとの問いに対し、国庫補助事業による融雪装置の取りつけには、まず雪寒道路の指定が必要であり、また、山間部では表流水を利用する方法があるが、この水は水温も低く、水量も限られるので、あまり融雪効果も期待できないとの答弁がありました。  浅水川の改修がおくれているようだが、おくれることによって、上流の河川の堤防の強度が心配だが、特に今回のような大地震が起きた場合に大丈夫なのかとの質疑に対し、今までは地震を想定した基準はなく、新たに耐震構造を加える方向で建設省では検討に入ったとの答弁がありました。  砂防費の急傾斜地崩壊防止事業の中で、長泉寺地係、戸ノ口地係の事業が予算計上されているが、現在でも受益者負担金を取っているのか、また、急傾斜地は市内で59カ所と聞くが、これくらいの数ならば、負担金を取らずに全額市で負担してはどうかとの質疑に対し、いましばらく現在のやり方で進めていくが、今後の検討課題としたいとの答弁がなされました。  都市計画費関係では、西山公園整備の中で、小さい子供が遊べるような遊園地の計画はないのかとの質疑に対し、現在ある冒険の森と将来のピクニック広場の整備の中で考えたいとの答弁がありました。  また、駐車場事業費の中で、世界体操シャトルバス乗り場として整備するため、駅東の自転車駐車場の改造費としては480万円計上されているが、体操終了後はどうするのかとの問いに対し、体操終了後は再整備し、駐車場を拡張する計画であるとの答弁がありました。  労働費の勤労者野外活動施設費維持管理費が計上されているが、スーパースライダーが草でおおわれている。この管理体制はどうなっているのか、また、この施設の利用状況はとの質疑に対し、スーパースライダーができた当初は珍しさもあったためか利用が多かったが、現在では年間数千人で、年間使用料は12万から13万円の利用状況であり、この施設は、雇用促進事業団から管理委託を受けているもので、大がかりな改修修繕はできないが、草刈り等維持管理には十分行っていきたいとの答弁がありました。  次に、議案第7号につきましては、土地売却で4億9,000万余の収入があるが、売却可能な土地はどれぐらいあるのかとの質疑に対し、保有している土地は約2万5,000平米あるが、道路の下や墓地になってるものが約6,000平米、売却不向きなものもあるとの答弁でありました。  次に、議案第8号については、吉江地区区画整理事業の問題は、長年にわたっており、今回の平成7年度で1,000万の事業費が予算計上されているが、事業を遂行できる見込みはとの質疑に対し、昨年、区画整理事業準備委員会が構成され、地元との協議の中で、区域が山であることから、のり面が多く、減歩率が高くなっていること、岩盤の処理方法、のり面の工法等、現在検討中であり、補助事業の導入の可能性、大谷公園整備との関連性など、考えられる要素を十分検討し、前向きに事業を推進したいとの答弁がありました。これに対し、地元と十二分な協議を行い、円滑に事業を進めることができるよう、また、今回の予算執行に当たっては、むだにならないようにとの強い意見が出されたわけであります。  以上のような経過を踏まえて採決をいたしました結果、議案3件とも全員の挙手をもって原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、報告といたします。 ○議長(田中敏幸君) 次に、経済企業常任委員長から報告を求めます。  9番、大森松栄君。              〇9番(大森松栄君)登壇 ◎9番(大森松栄君) 経済企業委員会に付託されました議案第1号 平成7年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳出)の本委員会所管費目、議案第4号 平成7年度鯖江市農業共済事業特別会計予算、議案第5号 平成7年度鯖江市農業集落排水事業特別会計予算、議案第6号 平成7年度鯖江市農林業体験実習館特別会計予算、議案第9号 平成7年度鯖江市下水道事業特別会計予算、議案第10号 平成7年度鯖江市水道事業会計予算、議案第17号 鯖江市農林業体験実習館設置および管理に関する条例の制定について、議案第22号 鯖江市特別会計設置条例の一部改正について、議案第23号 鯖江市農業集落排水処理施設の設置および管理に関する条例の一部改正について、議案第24号 鯖江市下水道条例の一部改正について、議案第25号 農業共済事業事務費の賦課について、議案第26号 農作物共済無事戻し金の交付についておよび議案第27号 園芸施設共済無事戻し金の交付について、以上13件につきまして、委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告を申し上げます。  委員会におきましては、ラポーゼかわだと、温泉掘削地であります尾花グラウンドおよび環境衛生センター水処理施設の増設箇所の現地視察を踏まえ、付託されました13議案の審議を行ったわけでありますが、以下それぞれの議案における主な質疑を申し上げたいと思います。  まず、議案第1号 一般会計予算につきまして、商工費の商店街振興補助金120万円は、駅前B棟の外壁を清掃するとのことだが、具体的にどういう事業をするのか、外壁清掃の割に金額が大きいように思うが、積算基礎の根拠は何か、公共施設でもないこのB棟の清掃になぜ補助をするのかとの質疑があり、これに対し理事者から、B棟の東側と北側の壁面を洗剤で清掃するもので、これは、B棟の管理組合地元商店街から、駅前広場の整備が進む中、その前の建物が汚いままでは意味がないので、その清掃に補助をとの要望があり、市としても、駅前再開発を行った経緯や駅前という特殊性から、今回限り2分の1の補助を行うことにしたものである。積算根拠は、業者の見積もりを基礎にしたものであるとの答弁がありました。なお、事業主体がB棟の管理組合であるにもかかわらず、見積もりのあて先が市長になっており、関係課でチェックもされなかった事務処理への指摘を行い、理事者から今後十分注意したいとの答弁がありました。  次に、観光振興についてであります。  委員から、交流人口をいかにふやすかがこれからの都市発展に重要な視点であり、その意味からも観光開発に真剣に取り組むべきとの意見が出され、理事者から、本市は全国に誇れる三大地場産業があり、これらを貴重な資源として観光に結びつけたい。企業秘密とか作業上の支障といった点もあるが、それぞれの課題を解決することが業界の発展にもつながるということで、積極的に働きかけていきたいとの答弁がありました。  次に、デザイン講座の運営について、受講生の関係業種はどこが多いか、受講生数はどうかとの問いが出され、これに対し、関係業種は、当初地場産業関係が多かったが、最近はパソコン使用に役立つということから、建築や印刷関係が多くなっている。受講生数は平成6年度末までのトータルで、申し込み数278人、合格者数167人、終了者数は99人となり、ここ数年横ばいの状況との答弁がありました。委員からは、講座自体が立ち行かなくなるとの危機感を委託を受ける側にも持たせ協議をすべきとの意見が出され、これに対し、カリキュラムの設定など、講座の中身についても協議をしており、福井テレビFM福井を通じてのPRも行っているとの答弁がありました。  また、情報デザイン学園構想はどうなっているのかとの問いがあり、設立検討委員会で検討してきてもらったが、諸般の状況を踏まえ、いま少し内部検討を続けたいとの答弁でありました。  次に、鯖江市ウエルカムセンター事業概要をただしましたところ、JR鯖江駅の旧小荷物扱い所を地場産品の展示、紹介、さらに観光案内といった業務を行うインフォメーションコーナーや、市民ギャラリー等に整備をするもので、総事業費1,850万円であるとの答弁でありました。  次に、森林組合について、その組合員数は。また、補助金がふえているように思うが、ただ補助を出すのではなく、組合が自立できるよう、人材の確保等への指導を行政はすべきとの意見が出され、これに対し、理事者から、組合員数は890人だが、十分でないと思われる組合の内部のコミュニケーションの強化など、その体質改善を指導し、活性化につなげたいとの答弁がありました。
     次に、議案第5号、農業集落排水事業特別会計予算につきまして、宅地のミニ開発が進む中、農村下水の計画規模で不足することはないのかとの質疑があり、これに対し、計画段階で過去10年間の人口や戸数の伸びを勘案し、将来10年間の予想を行っており、当初の計画で大丈夫と考えているとの答弁がありました。  また、吉川地区の計画人口は3,650人ということで、相当大きい規模になるが、現行の処理方式で行うのかとの質疑に対し、現行方式では計画人口が多い分、処理系列をふやす必要があり、建設費や維持管理の面から問題が多いので、現在適切な処理方式を検討中であるとの答弁がありました。これに対し、委員からは、コストだけを考えるのでなく、放流水質やにおいといった環境面への配慮を重視すべきとの意見が出されたわけであります。  次に、議案第6号、農林業体験実習館特別会計予算につきましては、入館や宿泊の見込み数をただしましたところ、宿泊者数は年間3,200人、入館者数は7,400人で、それぞれ大人8、子供2の割合、また、昼食は入館者数の1割740人を見込んでいる。ただ、7月から供用ということで、それまでの月分は減少することになるとの答弁でありました。  次に、議案第9号、下水道事業特別会計予算につきまして、公共下水道受益者負担金で、猶予申請が出された場合や、借地人の扱いはどうなるのか、さらに土地の一部を転売した場合はどうかとの質疑があり、これに対し、猶予申請は主に農地に多いが、これは宅地になるまで猶予をしている。借地については、その土地の所有者に対し賦課をし、また、一部転売については、その名義変更の時点でその分の賦課を変えることになるとの答弁がありました。委員からは、そうしたルール、基準に従い、市民に不公平のないよう厳正な事務執行に今後も努めてほしいとの要望が出されました。  なお、この議案審議においては、環境衛生センター現地視察で確認した最終沈殿池の漏水について、日本下水道事業団大阪支社福井工事事務所所長の出席を要請いたし、その原因や検査基準、対応等について説明を求めました。  その説明を要約いたしますと、漏水は確かにある。しかし、コンクリートは本来収縮するもので、必ずヘアークラックが入り、これもそれが原因だと思う。施工の際、漏水による水張り試験において、24時間で水位低下が5ミリメートル以内なら漏水ではないという下水道事業団検査基準にも合致していたものである。今後の対応は、この漏水がかわかず、とまらない場合は、塗布防水でとめるようにしたいといった趣旨のものでありました。委員からは、基準に合致していても、現に漏水の事実は存在するわけで、現実に即した対応を求める意見や、確認した漏水箇所はセンターの南側だが、目に見えない北側の部分も保証はない。さらには今後下水道事業団が委託を受け、新たに建設するものも漏水があると思わざるを得ず、処理水が衛生上問題はないとの説明でも、その影響への不安が消えるわけではないとの意見が出されたわけであります。委員会としては、これからも続いていく下水道事業について、コンクリートの水密技術をできるだけ高めるなど改善努力を要請いたしました。  次に、議案第10号、水道事業会計予算につきまして、上水の料金を含めた将来展望をただしましたところ、平成5年度から取り組んでいる石綿管の入れ替えは、20年間で約56億円かかる見込みで、また平成15年度完成、16年度供用開始と県から聞く桝谷ダムからの上水受け入れもあり、そうした要素を踏まえ、今後の料金体系を検討しているところであるとの答弁でありました。  なお、ただいま申し上げました以外の議案につきましては、特段申し上げる質疑はなかった次第であります。  以上の経過で、採決いたしました結果、議案第1号、第4号、第5号、第6号、第17号、第22号、第23号、第25号、第26号および第27号は、全員の賛成により、議案第9号、第10号および第24号は賛成多数により、いずれの議案も原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、ご報告といたします。 ○議長(田中敏幸君) 次に、教育民生常任委員長から報告を求めます。  14番、笹川希君。              〇14番(笹川希君)登壇 ◎14番(笹川希君) 教育民生常任委員会に付託をされました議案4件につきまして、審議の概要および結果についてご報告を申し上げます。 本委員会は、委員会の開催前に、完成間近の健康福祉センターおよびスポーツ交流館の現地視察を実施し、審議の参考といたしました。審議は、各議案いずれも理事者の説明を受け、質疑や意見、要望を行い、答弁を得ながら進行いたしまして、丸2日間を要しました。  それでは、最初に、議案第1号、平成7年度鯖江市一般会計予算中の第1表歳入歳出予算、歳出、総務費の交通対策費生活環境費、戸籍住民台帳費、老人福祉センター費を除く民生費、衛生費、労働費の働く婦人の家費、勤労青少年ホーム、体育センター費であります。  本件につきましては、当初予算でもあり、審議内容は多岐多様にわたり、慎重に行われまして、数多くの論議がなさましたが、その中で特に必要と思われます主な事項につきまして、ご報告をいたします。  まずその第1点は、老人や身体障害者にやさしいまちづくりであります。このやさしいまちづくりのため、近年、点字ブロックの布設や歩道の段差解消等の整備を進めてきておりますが、そのことがかえって歩きにくくなったという事例も見られ、また改良した歩道がまちの美観を優先するあまり、素材や施工方法の配慮に欠けているために思わぬ弊害が生じているという箇所もありますので、今後工事に当たっては、関係機関、団体ともよく協議するよう、工事施工所管に対し要請すべきであるとのことであります。  第2点目は、舟枝町にあります保健センターおよび西山公園内にあります老人福祉センター、そして、このほどオープンをする健康福祉センターであります。  まず、名称でありますが、名称ほど大事なものはないので、だれでも区別がつくよう工夫してほしい。  また、予算計上と所管部課でありますが、施設を運営、予算管理する所管部課と、施設を設置した目的に沿って所管すべき部課とが異なり、本来の目的が達成されていないと思われるので、行政改革を進める中で整理されたいとのことであります。  第3点は、建物の設計理念であります。  健康福祉センターの一例で申しますと、これは視察の際、判明したものでありますが、ロビー内には樹木が植栽され、壁面上部には自動給水装置付のツタが植え込まれております。これは維持管理が難しく、反面あれだけ立派な建物にもかかわらず、しかも日本人特有の愛着のある畳はきわめて不ぞろいであります。近年の施設のグレードアップ化はわかるとしても、維持管理や施設目的のバランスを考慮すべきであり、いかに設計理念はあるとしても、認識をもって対処されたいとのことであります。  第4点は、文化の館であります。  今回、実施設計の委託料などが計上され、平成10年の開館に向けて、さらに一歩前進をしております。そして、狭隘な図書館からゆとりのある多機能の立派な施設へと生まれ変わるわけであります。  そこで、  (1)夏休み、冬休みのことはもちろん、近年夜型社会になっていることをかんがみ、他の施設との連携をも配慮して、思い切って開館時間を工夫すること。  (2)不用本の市民への払い下げや閉館後の返却などのほか、生まれ変わったという実感が持てるようにユニークな新規ソフト事業を取り込むこと。  (3)多くの機能を使いこなし、サービスの向上を図るためには、専門的な司書など、今から人材の確保、養成に当たり、適正配置することなどの要望がありました。  第5点は、公民館専門委員の待遇改善であります。  本件について、その内容をただしましたところ、病気休暇30日を60日に、産前産後休暇の明文化と育児休業の導入、年次有給休暇の繰り越しの導入、慶弔休暇の導入等を新年度から実施したいと説明がありましたが、地区の核としての公民館であり、業務も多種多様化し、増大している。安心して勤務できる体制を考えてほしいと発言があり、これに対し、法的な雇用機関は1年であるが、試験採用の職員でもあり、勤務が良好であれば、定年まで雇用したいので、公民館、本来の仕事とそうでない仕事の精選も含めて検討したいとの答弁がありました。  第6点は、町内公民館の敷地問題であります。  今回柳町3、4丁目と、三六町1、2丁目からの要望で予算計上し、いずれも町内にある公園敷地内に建設するとの説明がありました。  今日までケース・バイ・ケースはあったにしろ、公園敷地内に建物を建てることは、すべてまかりならないというのが鉄則であり、各町内の希望はあっても、別の方策を考えるか、断念するしかなかったという経緯があります。  そこで、その理由を追及をいたしましたところ、昨年6月の都市公園法の改正により規制緩和されたことに伴い、本市の公園条例第8条により本市の実情を考慮して、公園管理者以外の者の公園施設の設置許可基準を関係部課協議の上、設定したとの説明があり、これに対し、それでは今まで不許可となった町内をどう救済するのか。公園以外の市有地はどう対処するのか。まちの景観や災害時の避難場所としてのかけがえのない空間に建てることに問題がある。こういう大事な基準は事前に議会に図るべきであるなど指摘がありました。  そして、公園担当である建設部長等の出席を求めて、改めて基準の説明を受け、質疑応答を行いました。ちなみに基準の骨子を申し上げますと、適用範囲は、新設の施設で用地取得が極めて困難かつほかに適地がなく、近隣区長等の同意が得られる2,000平米以上の児童公園に限られること、施設の計画は、建ぺい率10%以下、最高約250平米以下の建築面積で、施設の位置は公園の角地とし、公園の機能を阻害しない場所で、景観に配慮をした建築物とすること、それにより、公園の緑化面積率が従前の率を下回ってはならないと明示されております。しかし、この基準に合致するからといって、むやみに許可することはせず、その点は慎重に対応していきたいとの答弁がありました。  次に、議案第2号、平成7年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算および議案第3号平成7年度鯖江市老人保健特別会計予算であります。  本件につきましては、一括して審議をいたしましたが、特に健康保険事業特別会計について、理事者から、新年度は財政難のため、税率改正が必要となる。幾らアップするかは、国会の法改正や6年度の繰越金の状況によるが、決算の段階で決めたいとの説明があり、あわせて県下7市の税賦課状況表が示されました。これに対し、本市は他市に比べ、税収が多い方であるにもかかわらず財政難に陥るのはどうしてかとの質疑があり、1人当たりの医療費が増嵩しているからであり、医療費の通知や啓発、PR等を行っているが、残念ながら効果が上がっていない。また、7年間税率を据え置いてきたこともあるとの答弁がありました。これに対し、医療費を減らすよう、市民に認識してもらうことが大事であり、かつ健康福祉センターをフルに活用しての市民の健康づくりが、予防が最大の解決策である。1世帯あたりや1人当たりでも7市の中で一番多い税額であり、今後積極的に健康づくりを展開し、その実効を図られたいとの要望がありました。  最後に、議案第29号、土地の取得についてであります。  本件につきましては、協議会や補正予算の委員会でも民間の土地取り引きや他の借地に影響を及ぼすことのないよう特段の努力を要請しておりましたが、当初の権利割合、地主7、借主3が、6.6対3.4と改善されたものであります。  努力の経過については尊重いたしますけれども、今後ともに今日までの経過を尊重して対処していっていただきたいという委員会の意見があったこともつけ加えておきたいと思います。  以上が審議の概要であります。最終的に各議案ごとに採決をいたしました結果、議案第1号、第2号、第3号は賛成多数により、議案第29号は全会一致により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、ご報告を終わります。 ○議長(田中敏幸君) 次に、世界体操特別委員長から報告を求めます。  18番、山口導治君。              〇18番(山口導治君)登壇 ◎18番(山口導治君) 世界体操特別委員会に付託されました議案第1号、平成7年度鯖江市一般会計予算中、第1表歳入歳出予算(歳出)2総務費の世界体操競技選手権大会準備費について審査の経過並びに結果についてご報告いたします。  初めに、理事者から詳細に説明を受け、質疑に入りました。  その中で、今回計上された予算以外に、今後の必要経費はどれくらいあるのかとの質疑に対して、サンドーム北側駐車場の復旧費と、主会場などの使用料については、復旧条件並びに使用料金に不確定要素がありますので、計上を見送っており、今後確定次第、予算計上をお願いしたいとの答弁がありました。  それでは、会場使用料については幾ら見積もっているのかとの問いに対し、サンドーム福井の使用料は、3階の仮設スタンドの取りつけから撤去まで80日間を要し、その間の使用料と仮設建物に要する敷地用などを合わせて9,400万円余が考えられます。また、その他の県営体育館やフェニックスプラザ等の使用料も必要となるので、今後関係機関と協議をしながら、むだのないよう、努力していきたいとの答弁がありました。  次に、2年目になる花いっぱい運動は、地区により取り組み方もさまざまであるが、本年も6年度と同様の方法で取り組んでいくのかとの質疑に対して、当初からの基本的考え方である花の拠点づくりを市民にお願いするということで、10地区へ助成している。確かに実践面で多少の差はあるが、効果はあったと思う。世界体操選手権鯖江大会後も一過性に終わらせることなく、花のまちづくりをしたいとの答弁がありました。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第1号は、賛成多数で可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの各常任並びに特別委員長の報告に対し、質疑はありませんか。  23番、平野君。 ◆23番(平野佳宥君) 経済企業の委員長さんにちょっとお尋ねと申しますか、お聞かせをいただきたいんでございますが、私、総務委員会に属しておりまして、総務委員会の方では、議案第21号で審査をさせていただきました件であります。経済企業で恐らく議案第6号の平成7年度鯖江市農林業体験実習特別会計予算か、の箇所でご審査というか意見が出たと思うんですが、報告の中では宿泊者、入館者数の数の審査があったことだけしかお述べになりませんでしたが、もっとほかに意見交換と申しますか、された経過があろうと思うんですが、その辺をちょっとお聞かせをいただきたいなというふうに思っております。 ○議長(田中敏幸君) 9番、大森君。 ◎9番(大森松栄君) それは、報告のほかにいろいろあったと思いますが、具体的にどういうことが知りたいのか、お教えいただきたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) 23番、平野君。 ◆23番(平野佳宥君) 漏れ伝わるというか、私どもが耳にしましたことにつきまして、それだけ突っ張られるということになりますと、もうすかんと申し上げますが、先に申しましたように、徴収条例は総務委員会で金額的なことについて審査されてきました。ただ、その審査の中で、経済企業では入浴料については温泉が掘削されて出た場合にどうするんやと。料金はどうするんだというふうな意見があったというふうに承っております。そして、理事者の方からは、今、総務委員会で審査いただいているその料金体系で何とか処置したいというふうな答弁がなされたと。ところが、御存じのように、今、総務委員会の委員長の報告をお聞きいただきますとですね、そのときには料金改正をするんだということを私どもも委員会の席上で耳にしているわけでございます。そうしますと、原課、農林課ですか、これは。そこでおつくりになったときの考え方が違ってくるんですね。委員長報告だけを今お聞きしていますと、どちらが正しいんかなということで今私はお尋ねをさせていただいているんですが。総務委員会では担当の理事者の方が農林課の方に尋ねをして調べますということで、ご回答いただいたのがその時点で料金改正をする。ところが、経済企業委員会のこの審査の中で、その範囲内で改正はしなくて、範囲内で置くんだというふうな理事者の答弁であったというふうに私は漏れ伝わって聞いておりますので、どちらの方を信じていいのかわからなくなってきましたんで、今、お尋ねをするわけです。 ○議長(田中敏幸君) 9番、大森君。 ◎9番(大森松栄君) ラポーゼかわだの入浴料についてでございますが、これも私たちの方で一部話が出ました。それで、入浴料が500円だということでございます。そうすると、その入浴料は、温泉が出たときも含めての考え方かということをただしましたところ、いや、これを決めるときには温泉ということは考慮していなかった。それで、宿泊者に対しては入浴料をもらっていないんですね。ですから、温泉が出た場合、宿泊者には入浴税だけを追加していく。そして、お湯にだけ入りに来られた方は、今のところ500円の内税で考えているが、その内部的には温泉が出たときに協議をしたいというような答えであったと思います。 ○議長(田中敏幸君) よろしいか、ほかに。 ◆23番(平野佳宥君) 内部的に協議したいということは聞いてない。だから、この辺一遍はっきりしてほしいな。料金改正をするという方針か、もう初めからもうそれは、温泉が出ようが出まいが、入湯税を含めた料金でいくちゅうんか。それは、温泉旅館に泊まったかてね、湯入らんかって入湯税は取られるんやし、とにかく温泉となりゃ、だから各県下にいっぱいあるでしょう。平成の湯じゃ、漁火じゃ、あそこで温泉は温泉として料金価格が違うんやから、休憩して一遍処理してくれ。 ○議長(田中敏幸君) 休憩いたします。               休憩 午前11時20分               再開 午前11時21分 ○議長(田中敏幸君) 再開いたします。  松村君。 ◆27番(松村憲正君) この、今、委員長に質問が出てますけど、総務委員会経済企業委員会とはニュアンスが違うんで、委員長の報告だけで済む話でもないと思いますので、これは理事者がこのことについて答弁をしても構いませんので、ひとつ理事者の方で意見を統一して、ここで報告をいただきたいと思います。  以上、終わり。 ○議長(田中敏幸君) ただいまのご提案がありましたけれども、そういうことで、答弁をきちんと理事者の方でしていただきたいなというふうに思います。  若干、休憩いたします。               休憩 午前11時22分               再開 午前11時27分 ○議長(田中敏幸君) 再開いたしまして、ただいまの議事進行についての発言にありましたように、それぞれの常任委員会の理事者の答弁が食い違いますので、理事者の方から統一した見解をいただきたいと思います。  助役、藤本君。 ◎助役(藤本武司君) 温泉が出た場合にどうなるか、入湯税がどうなるかという問題が両委員会で食い違ったような答弁がなされたようでございますが、この件につきまして事情を聞きましたところ、まだ内部での協議が全然なかったわけでございますが、その場でそれぞれの担当が担当者としての意見を申し述べたようでございます。そういったことから、ご迷惑をおかけした結果になったと思います。  見解といたしましては、温泉が出まして、そのラポーゼかわだに接続工事をして、実際に市民の皆様にご入浴いただけると、そういう時点でこの問題は一遍内部協議をしまして、また議会ともご相談をさせていただきまして対応をいたしたいというふうに、現在のところは統一見解をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中敏幸君) ほかに。  18番、山口君。 ◆18番(山口導治君) 今の助役の答弁とね、私ども所管している一力部長の答弁とは全然違うんですよ。同じ委員会にいるから質問できないかもしれませんけれども、そのときの議事録と違いますよ。 ○議長(田中敏幸君) 基本的に統一見解を示すということですから、それぞれ所管委員会のあれが違うということですが、今、助役からあった報告で了としたいと思いますが。 ○議長(田中敏幸君) 助役、藤本君。 ◎助役(藤本武司君) 出ることを十分にこれは期待はいたしておりますけれども、結果を見なければ、これは何とも人間の知恵では判断できないところでございますので、委員会で申し述べましたことは、今、結果的によくご指摘のことはわかりますけれども、今、このことで、仮定の問題を前提にしまして論議しましても余り実益がないんではないかというふうに思いますので、出た時点で十分に検討しまして、また近辺に大変類似施設もございまして、営業を開始しましてお客さんのおいでになっていただく状況、あるいは近辺の類似施設とのやっぱり入館料、あるいは入浴料の状況、いろんなことを総合的に判断をしてやはり決めていかなければいかん様相を多く含んでおると思いますので、そのようなことでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) 理事者の方にもその旨ひとつお願いいたしたいと思います。  ほかに。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  8番、菅原君。              〇8番(菅原義信君)登壇 ◆8番(菅原義信君) それでは、今回の議会に提案をされました議案に対して、議案第1号、第2号、第3号、第5号および議案第9号、10号の議案に対しまして、反対の立場から討論に参加をしたいと思います。  今回提案をされました第1号議案、平成7年度鯖江市一般会計予算を中心としまして、要点に絞って意見を述べさせていただきたいと思います。  確かに、今回の提案をされました予算案等々を見ますと、福祉や保健行政の点で、今日までよりも一層充実、前進をさせる、そういう点も多々含まれております。そういう点については大いに評価すべきだと思うわけであります。しかし、今回の予算の中で大きな柱となっております文化の館や世代間交流施設建設に向けました予算案については、確かに市民の中には文化、スポーツ、あるいは家族ぐるみで終日憩うことができる施設の充実を求める要望というものは大変大きいものがあることは私も異論がございません。しかし、そうした点で、今日の構想がこうした要望にこたえる施設になるだろうということについても異論がないわけであります。しかし、幾ら国による支援策があるとはいえ、この事業は総額80億を超えるものになるわけであります。しかもその大部分を起債により賄わなければならないという事情になっております。現在でも平成7年度末を見ますと、起債残高は240億を超える予定となっているわけであります。そういうことを考えますと、今回提案をされています全体の構想が将来への市民負担に大きな不安を残すものと言わざるを得ないと思うんであります。私はいま一度、市民が市に求める文化とは何か。あるいは世代間の交流とは何か、じっくりと考える必要があるのではないかと、強く思うわけであります。  第2点目は、国民健康保険の問題であります。  ご承知のとおり、全県的には、市民負担の軽減をという立場から、国保税の引き下げが幾つもの自治体で行われております。こうした中で、年度中ではありますけれども、先ほどの委員長報告の中にもありましたとおり、実質的な増税を見通しなければならないといった予算、しかも、私の一般質問も、市長答弁の中で明言されましているとおり、応能割と応益割の割合を見直すことが予定をさているわけであります。現下の市民生活の現状、とりわけ国保加入者の多い地場産業関連の中小零細業者の実態を見たときに、こうした負担を近い将来に強いることが、現在の不況を一層ひどいものにすることは明らかだと思うんであります。やはり増税を解除し、負担の軽減をし、市民生活を守る立場からも一般会計からの繰り入れを大幅にふやすべきだと考えるわけであります。その他の議案の中で、例えば第5号、第9号、第10号については、歳入部分で消費税の賦課を見込んでいる点について反対であります。そういう点で、今回提案をされました中で、第1号、第2号、第3号、第5号、第9号、第10号について、反対の立場から意見表明をさせていただきます。 ○議長(田中敏幸君) ほかに。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、討論を終結いたします。
     これより採決をいたします。  最初に、議案第1号、平成7年度鯖江市一般会計予算を採決いたします。  本案に対する各常任並びに特別委員長の報告は可決であります。  本案は、各常任並びに特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、議案第1号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第2号、平成7年度鯖江市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生常任委員長の報告は可決であります。  本案は、教育民生常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、議案第2号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号、平成7年度鯖江市老人保健特別会計予算を採決いたします。  本案に対する教育民生常任委員長の報告は可決であります。  本案は、教育民生常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、議案第3号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号、平成7年度鯖江市農業共済事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第4号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号、平成7年度鯖江市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、議案第5号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号、平成7年度鯖江市農林業体験実習館特別会計予算を採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第6号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号、平成7年度鯖江市総合開発事業特別会計予算および議案第8号、平成7年度鯖江市土地区画整理事業特別会計予算を一括して採決いたします。  本案に対する建設常任委員長の報告は可決であります。  本案は、建設常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第7号および議案第8号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号、平成7年度鯖江市下水道事業特別会計予算を採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、議案第9号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号、平成7年度鯖江市水道事業会計予算を採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、議案第10号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号、鯖江市農林業体験実習館設置および管理に関する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第17号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号、鯖江市職員の勤務時間に関する条例の全部改正について、議案第19号、鯖江市の議会の議員および長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営化に関する条例の一部改正について、および議案第20号、鯖江市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを一括して採決いたします。  本案に対する総務常任委員長の報告は可決であります。  本案は、総務常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第18号、議案第19号および議案第20号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号、鯖江市使用料徴収条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する総務常任委員長の報告は可決であります。  本案は、総務常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第21号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号、鯖江市特別会計設置条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第22号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号、鯖江市農業集落排水処理施設の設置および管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第23号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号、鯖江市下水道条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第24号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号、農業共済事業事務費の賦課について、議案第26号、農作物共済無事戻し金の交付について、および議案第27号、園芸施設共済無事戻し金の交付についてを一括して採決いたします。  本案に対する経済企業常任委員長の報告は可決であります。  本案は、経済企業常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第25号、議案第26号および議案第27号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号、福井県丹南広域組合規約の一部変更についてを採決いたします。  本案に対する総務常任委員長の報告は可決であります。  本案は、総務常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第28号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号、土地の取得についてを採決いたします。  本案に対する教育民生常任委員長の報告は可決であります。  本案は、教育民生常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第29号は、原案のとおり可決されました。   ………………………………………………………………………………………… △日程第2.議案第31号 鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてから日程第4.議案第33号 鯖江市教育委員会委員の任命についてまで ○議長(田中敏幸君) 日程第2.議案第31号 鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてから、日程第4.議案第33号 鯖江市教育委員会委員の任命についてまで、以上3件を一括議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。  市長、西沢省三君。              〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 本日ここに追加ご提案いたしました議案につきまして、ご説明申し上げます。  議案第31号および議案第32号は、鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、固定資産評価審査委員会委員であります木戸正治氏と小竹寛氏が、いずれもこの3月31日をもちまして任期満了となりますが、木戸正治氏は再任を、また、小竹寛氏の後任として、新たに牧田昭夫氏を固定資産評価審査委員会委員にそれぞれ選任いたしたいと存じます。  いずれの方も人格識見ともに高く適任と考えますので、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第33号は、鯖江市教育委員会委員の任命でありますが、教育委員会委員長の野村一榮氏が、平成6年12月22日付をもちまして一身上の都合により辞職されましたので、その後任に小山泉氏を任命しようとするものであります。  小山泉氏は、人格識見ともに優れた方であり適任と考えますので、よろしくご賛同賜りますようにお願い申し上げます。  以上、本日ご提案いたしました議案につきましてご説明申し上げました。  よろしくご審議くださいまして、妥当なご決議を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。  13番、田中実君。 ◆13番(田中実君) 31、32、33に通用するかどうかわかりませんけれども、今、これご質問申し上げたいのは、私または議員各位かもわかりませんけれども、この選出方法について、鯖江市を東西南北に分けまして、そこの地域から順番的にというようなことを承っております。今回、教育委員会におきましても、私たちが昨年からお聞きしてますのは、今度は西の番だと、こういうようなこともお伺いいたしております。今回立待が西に当たるのか北に当たるのか、私は知りませんけれども、そういうようなこと自体の私は前任の市長が在任されているときにお聞きしまして、現在12年でございます。だから、このような申し合わせ事項的なものが条例でまとめられているのか、または申し合わせそのものの書類的な残しがあるのか、その点をお伺いいたします。  それから、また市長は、そういうような申し合わせがあるないにかかわらず、鯖江市全域の中から人材を登用されるのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(田中敏幸君) 市長、西沢省三君。              〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) それぞれの選任につきましては、今日まで地域的なことも勘案しながら、選任をしてまいった経緯がございます。しかしながら、前々回より今日まで、全市的な立場に立って選任をいたしたい、そういう基本的な考え方を持っております。しかしながら、今日いろいろな経緯がございますので、できるだけ西側、立待、吉川、豊から選任をしたい、こういう考え方で、後任の候補者にお願いをいたしまして、本日ご提案を申し上げたところでございます。  選任につきましては、人格識見いろいろその候補者につきましては、いろんな今日までの活動状況を勘案しながらお願いをいたしておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) 13番、田中実君。 ◆13番(田中実君) これの結果がいいか悪いかということで、また私は6月でいろいろな、鯖江市と名のつく委員会委員に関しての、また、質問は6月にさせていただきたいと思いますけど、今、ここで私申し上げたいのは、今度は地域的な経緯ということでわかりました。まず、やはり全市的にそういうような人材を登用されることはやぶさかではないと思います。ところが私たちは、今ここで出されている方自体が、まず市長からの提案理由の中に、人格識見そろっておられるという、こういうような言葉一つを守って、市長を信頼の上でこれを受けるような格好になっております。まあ市長もこれ四六時中この方と一緒におられるわけでないと思うんです。これはもう人格識見ともにそろってという言葉しかないのかあるのか、私はわかりませんけれど、私たちはそれ以上に困るのは、今ここに出されている方が、自分の地域内ならばまあ日常お会いすることもありますけれども、なかなかお会いする機会もないわけなんです。それで、もし仮に人格識見そのものがそろっているというその言葉だけでお受けいたしておりますので、何か不都合があったときにはどうされるかということも一応回答の中でしていただきたいと、このように思います。 ○議長(田中敏幸君) 市長、西沢省三君。              〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) いろいろな経過がございますし、その方それぞれがいろんな不始末をされた場合には、それなりのそのとき、あるいはその不始末の状況によっては、いろいろと対応があろうかと思っております。そういう点をご理解いただきたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) ほかに。  8番、菅原君。 ◆8番(菅原義信君) 今回提案をされております鯖江市教育委員として、小山泉氏が提案されておりますけれども、この方の職業欄の中で、国家公務員という記載がなされているわけであります。国家公務員ならば、当然、国家公務員法の中で兼業禁止の規定があると思うわけであります。そういう点で、教育委員といえども特別職の公務員になると思うんでありますけれども、兼業禁止の規定には当たらないのかどうか、その点についてご見解を承りたいと思います。 ○議長(田中敏幸君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) 教育委員の場合は、いわゆる国家公務員という、郵便局長の場合は、ほかにもそういう委員の方に就任されている例もございますし、その所属の長の許可があればいい。届け出をして許可を得るということが、手続が済めば可能でございます。ほかの市町村でも、郵便局長をなさっていて、教育委員をなさっている方は前例がございます。  以上でございます。 ◆8番(菅原義信君) 許可をとられているということですね。 ◎教育長(植田命寧君) はい、一応手続はしております。ご本人から、これは仮定の上でです。もし就任の同意をされたらということで。 ○議長(田中敏幸君) ほかに。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第31号、鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてから、議案第33号、鯖江市教育委員会委員の任命についてまでを、会議規則第37条第2項の規定により、常任委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。  よって、議案第31号から議案第33号まで、常任委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、議案第31号、鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。  本案は原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第31号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第32号、鯖江市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。  本案は原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第32号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第33号、鯖江市教育委員会委員の任命についてを採決いたします。  本案は原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、議案第33号は、原案のとおり同意することに決しました。   ………………………………………………………………………………………… △日程第5.市会案第1号「地方分権推進法」の早期制定に関する意見書について ○議長(田中敏幸君) 日程第5、市会案第1号「地方分権推進法」の早期制定に関する意見書についてを議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。  11番、橋本常夫君。              〇11番(橋本常夫君)登壇 ◎11番(橋本常夫君) 市会案第1号「地方分権推進法」の早期制定に関する意見書についてを提案させていただきます。  提案理由は、意見書の朗読をもって説明にかえさせていただきます。           「地方分権法」の早期制定に関する意見書  永年の地方団体の念願であり、強く要望してきた地方分権の推進については、地方分権推進法案が閣議決定され、国会に提出されている。  このことは、地方分権の推進が具体化に向け、大きく前進したものであり、喜ばしい限りである。  特に、地方分権を推進していく上で中核となる独自の事務局を持った地方分権推進委員会の設置が盛り込まれ、政府が作成する地方分権推進計画について、具体的な指針の勧告や推進計画の実施状況について監視し、意見を述べることができることとされている。  よって、政府においては、地方の意見を反映した、この地方分権推進法を早期に成立させ、地方6団体の意見書を踏まえた地方分権の推進を具体化するよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  平成7年3月24日 鯖江市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣 村山富市氏、総務庁長官 山口鶴男氏、自治大臣 野中広務氏あてに出させていただこうと思っております。どうか議員の皆様のご賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの説明に対し質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております市会案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により、常任委員長会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。  よって、市会案第1号は、常任委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。  8番、菅原君。              〇8番(菅原義信君)登壇 ◆8番(菅原義信君) ただいま提案をされました地方分権推進法の早期制定に関する意見書についての提案に対しまして、基本的に反対を表明させていただきたいと思います。  文面を拝見いたしますと、その中には地方の意見を反映をした推進法を制定すべきだと、こうした中身も盛られているわけでありますけれども、現在政府が提案を予定しようとしておりますこの地方分権法というものが、憲法でも規定をされた国の権限、義務というものを大幅に削減をし、それを地方自治体に任せようというものが非常に多いわけであります。また、財源の上でも大変不安を残すものだと思うんであります。地方自治法による地方自治の本質という立場もありますけれども、地方自治というものが真に住民自治を基本とし、そして地方の権限が真の意味で強化をされる、そうした中身とははなはだかけ離れたものが、この地方分権推進法だと考えざるを得ないわけであります。そうした点から、ただいまの意見書の提出については、反対を表明するものであります。  以上であります。
    ○議長(田中敏幸君) ほかに。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、討論を終結いたします。  市会案第1号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(田中敏幸君) 起立多数であります。  よって、市会案第1号は、原案のとおり可決されました。   ………………………………………………………………………………………… △日程第6.市会案第2号 円高対策の早急実施に関する意見書について ○議長(田中敏幸君) 日程第6、市会案第2号 円高対策の早急実施に関する意見書についてを議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。  9番、大森松栄君。               9番(大森松栄君)登壇 ◎9番(大森松栄君) 市会案第2号、円高対策の早急実施に関する意見書についてを提案させていただいたわけでありますが、これは、最近の急激な円高が、本市の基幹的地場産業に大きな打撃を与えている現状を憂慮し、その対策と支援を関係機関へ意見書で要請いたしたいと提案するものでございます。  それでは、意見書を朗読させていただきます。            円高対策の早急実施に関する意見書  最近の国際的な金融市場不安や通貨不安から外国為替市場における円相場の急騰は、輸出関連の地場産業および中小企業の経営に深刻な影響を与えており、ようやく明るさの見えてきた景気の先行きにかげりが見え、多大な懸念材料となっている。  特に、本市の基幹的地場産業で輸出依存度の高い眼鏡や繊維などの関連企業にとっては、今回の急激な円高は、安価な海外製品輸入に弾みがつき、企業経営の収益がさらに悪化し、不況と地場産業の空洞化などによる雇用不安を一層加速させかねない情勢である。  よって、政府におかれては、緊急な円高対策を諸外国と協調して講じるとともに、厳しい状況に置かれている本市地場産業に対し、早急に経済支援策を実施されるよう、強く要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  平成7年3月24日 鯖江市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣 村山富市、大蔵大臣 武村正義、通商産業大臣 橋本竜太郎、自治大臣 野中広務、内閣官房長官 五十嵐広三、経済企画庁長官 高村正彦でございます。  議員各位のご賛同よろしくお願いをいたします。 ○議長(田中敏幸君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております市会案第2号については、会議規則第37条第2項の規定により、常任委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ご異議なしと認めます。  よって、市会案第2号は、常任委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中敏幸君) ないようですので、討論を終結いたします。  市会案第2号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(田中敏幸君) 起立全員であります。  よって、市会案第2号は、原案のとおり可決されました。  以上で、今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。  これをもって第289回鯖江市議会定例会を閉会いたします。               閉会 午後0時08分  地方自治法第123条第2項の規定により上記会議録のてん末を証するためここに署名する。             議     長             副  議  長             署 名 議 員             署 名 議 員             署 名 議 員...