これまで
次世代育成に力を入れてきたことから、
子育て支援を最重点に考え、中学生以下の
子どもに1人6万円を給付するかつやまっ
子元気応援臨時給付金事業を4月13日に実施を表明し、4月中にほぼ
振り込みを完了しております。
この
支援策につきましては、いち早く
市民に届ける
スピード感を重視したことから、
所得制限は設けずに、また
財政調整基金を財源とする予算についても、
市議会の御理解のもと、
専決処分とした対応は、その迅速さと内容において、
市民はもとより全国から高い評価をいただいております。
次に、
市内在住、出身の高校生・
大学生に1人12万円の
奨学金を給付し、卒業後、6万円は返還を免除する
育英資金特別奨学金については、
アルバイト収入で学費や
生活費を工面する
大学生が多い中、収入がなくなり、学問を放棄せざるを得ないということになれば、今まで市が築き上げてきた
子育て支援策が
最終段階で無駄になってしまうことを回避しなければならないとの思いから、この半額を
返済免除とする
奨学金によって支援する
事業として実施いたしました。
5月7日から
申請受け付けを開始し、6月5日現在で535件の申請があり、
市出身者を含め
対象者は約1,000人と見込んでおりますので、かなり高い
申請率となっております。
この
特別奨学金についても高い評価があり、
週刊朝日5月29日号の
特集記事、
独自支援実施の地方
自治体50の中で、個性が光る
独自支援策の一つとして紹介されております。
次に、国の1人当たり10万円を支給する
特別定額給付金について申し上げます。
国の
補正予算成立直後の5月1日から
申請受け付けを始め、
連休明けの5月11日には1回目の
振り込みを行いました。以降4回目の
振り込みであった6月4日までに約7,700件、率にして約97%の
振り込みが完了しております。
大都市の
自治体では、申請から
振り込みまでのトラブルが少なくないとも聞いておりますが、このような迅速な支給ができたのは、
小規模自治体のフットワークのよさを生かせたことと、
市民の皆様の正確かつ冷静な申請によるものと考えております。
次に、
市内飲食店を下支えするための施策として実施した出前・
持ち帰りクーポン券と10%の
プレミアム付お
食事券について申し上げます。
4月23日に勝ち山飯お
持ち帰り・
出前キャンペーン第一弾として、市内46の
飲食店で5月末まで使える
クーポン券を発行いたしました。6月7日までの
換金額は337万6,900円となっています。
第二弾として、5月23日から販売を開始した10%の
プレミアム付勝ち山飯お
食事券の
売上げは、6月7日までで1,412万5,000円となっております。この
食事券は、各
飲食店で販売を行うこと、
使用期間を6月から8月までの3か月間としていることから、今後、
売上げが大きく伸びることを期待しております。
次に、
県立恐竜博物館の再開と道の
駅オープンについて申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が完全に終息するには、相当の時間がかかると思われます。その一方、
勝山市の
観光誘客の中核である
県立恐竜博物館の再開は、
観光推進の
正常化に欠かすことができません。
5月の時点では、
県立恐竜博物館では、再開後、
感染予防対策として、
予約システム導入などによる準備は伝えられておりましたが、具体的な
再開日程の発表はありませんでした。そのため、道の駅の
オープン期日については、
恐竜博物館再開日に合わせることが望ましいことではありましたが、道の
駅オープンまでには、出品や仕入れの準備などを初め
出品者や
店舗側も
開店日をターゲットにした
タイムスケジュールを合わせて、様々な準備をしなければなりません。
そのため、
恐竜博物館の
オープン日が分からないままに、その日を待って道の駅を
オープンするとなると、この時間的余裕がなく、特に
農産物出品者に不安や
戸惑い等、御迷惑をかけることになると判断して、
恐竜博物館との同日
オープンを断念し、道の
駅単独での
オープンを6月20日としたものであります。
そうしたところ、6月2日に福井県より、
恐竜博物館6月15日再開の知らせが入り、
勝山市民はもとより全国の
恐竜ファンや
子どもたちにとって、待ちに待った再
開発表となりました。結果といたしまして、道の駅の
オープンは、その5日後の週末の土曜日、6月20日ですから、タイムラグは最小に抑えられたと考えております。
また、
恐竜博物館再開に合わせ、6月15日には、かつやま恐竜の森の
ディノパーク、
恐竜化石発掘体験、ジオターミナルについても、
感染対策を万全に実施して
オープンいたします。
さらに5月15日から7月13日までの期間を対象に、
恐竜博物館へ来られたお客様に対し、
勝山市内を周遊してもらえるよう、お
食事券や
水芭蕉入浴券、
ディノパーク入場券など、総額2,200円相当のチケット4枚をセットにして無料配布する
キャンペーンを実施し、
市内経済の
活性化と
観光の復活へ向けた第一弾の取組を予定しております。
さて、本日の
定例市議会に提案いたしますのは、国の
補正予算に伴う
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源として実施する
各種新型コロナウイルス感染症対策のほか、
コロナ禍で落ち込んだ
地域経済の
活性化を図るため、前倒しして実施する道路、水路、公園及び
土地改良などの
建設事業費、当初
予算編成以降に
事業採択もしくは
事業実施が明らかとなった国・県等の
補助事業のうち、早期に実施をしたい
事業費などを計上した
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第3号)を含む12件であります。
これら12件につきましては、後ほど
関係課長からそれぞれ
提案理由を
説明させますので、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願いを申し上げます。
――――――――・――――――――
○
議長(
松山信裕君) 次に、
日程第3、
議案第7号
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第3号)
日程第4、
議案第8号
令和2
年度勝山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第5、
議案第9号
令和2
年度勝山市
育英資金特別会計補正予算(第1号)
日程第6、
議案第10号
令和2
年度勝山市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
日程第7、
議案第11号
勝山市
国民健康保険条例の一部
改正について
日程第8、
議案第12号
勝山市
後期高齢者医療に関する
条例の一部
改正について
日程第9、
議案第13号
勝山市
手数料条例の一部
改正について
日程第10、
議案第14号
勝山市
介護保険条例の一部
改正について
日程第11、
議案第15号
消防ポンプ自動車(
CD-1型)の
購入契約の締結について
日程第12、
議案第16号
消防緊急通信指令システムの
購入契約の締結について
日程第13、
議案第17号
勝山市
水道水源保護条例の一部
改正について
日程第14、
議案第18号 字の区域の変更について
以上の12件を
一括議題といたします。
○
議長(
松山信裕君)
提案理由の
説明を求めます。
○
議長(
松山信裕君)
小沢財政課長。
(
財政課長 小沢英治君 登壇)
○
財政課長(
小沢英治君) 上程されました
議案第7号、
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第3号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正の主なものは、国の
補正予算に伴う
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源として実施する
各種感染予防対策のほか、当初
予算編成以降に
事業採択もしくは
事業実施が明らかとなった国・県等の
補助事業のうち、早期に着手が必要な
事業について、
所要額を計上しております。
第1条は、
歳入歳出予算の総額を定めたもので、既定の
歳入歳出予算の総額に3億5,677万4,000円を追加し、総額を145億8,743万6,000円とするものです。
第2条は、
地方債について、その
限度額を8億7,540万円に追加、変更するものです。
以上です。
○
議長(
松山信裕君)
河野市民・
税務課長。
(
市民・
税務課長 河野 誠君 登壇)
○
市民・
税務課長(河野 誠君) 上程されました
議案第8号、
令和2
年度勝山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正は、
新型コロナウイルス感染症に感染した
国民健康保険加入の
被用者に対し、
傷病手当を支給するため計上するものです。
第1条は、
歳入歳出予算の総額を定めたもので、既定の
歳入歳出予算の総額にそれぞれ100万円を追加し、総額を23億9,070万6,000円とするものです。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
鳥山教育総務課長。
(
教育総務課長 鳥山健一君 登壇)
○
教育総務課長(
鳥山健一君) 上程されました
議案第9号、
令和2
年度勝山市
育英資金特別会計補正予算(第1号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正は、
新型コロナウイルス感染症対策として、学生を支援することを目的に
特別奨学金制度を創設したため、その
貸付金を増額するために、所要の
補正をするものです。
第1条は、
歳入歳出予算の総額を定めたもので、既定の
歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億2,000万円を増額し、総額をそれぞれ1億5,416万円とするものです。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
山本上下水道課長。
(
上下水道課長 山本典男君 登壇)
○
上下水道課長(
山本典男君) 上程されました
議案第10号、
令和2
年度勝山市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正は、
伊知地・坂東島
地区農集排処理施設の
水中撹拌機の取替
工事費の増額に伴い、所要の
補正をするものです。
第1条は、
歳入歳出予算の総額を定めたもので、既定の
歳入歳出予算の総額に151万8,000円を追加し、総額を1億7,776万6,000円とするものです。
第2条は、
地方債について、その
限度額に160万円を追加し、
限度額を3,940万円とするもので、利率、起債及び償還の方法については変更ございません。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
河野市民・
税務課長。
(
市民・
税務課長 河野 誠君 登壇)
○
市民・
税務課長(河野 誠君) 上程されました
議案第11号から
議案第13号までの3
議案について御
説明申し上げます。
最初に、
議案第11号、
勝山市
国民健康保険条例の一部
改正について御
説明申し上げます。
本案は、
新型コロナウイルス感染症に感染した
国民健康保険加入の
被用者に対し、他の
健康保険と同様に
傷病手当金を支給するため、所要の規定の整備を行うものであります。
次に、
議案第12号、
勝山市
後期高齢者医療に関する
条例の一部
改正について御
説明申し上げます。
本案は、福井県
後期高齢者医療広域連合の
条例改正に伴い、市において、
新型コロナウイルス感染症に感染した
後期高齢者医療保険に加入する
被用者に対し、
傷病手当金の
支給申請書受付業務を行うため
改正するものでございます。
最後に、
議案第13号、
勝山市
手数料条例の一部
改正について御
説明申し上げます。
本案は、
個人番号通知カードの
交付廃止措置に伴い、同
手数料の規定を廃止するものでございます。
なお、これらの三つの
条例は、いずれも公布の日から施行します。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
櫻井健康長寿課長。
(
健康長寿課長 櫻井陽子君 登壇)
○
健康長寿課長(
櫻井陽子君) 上程されました
議案第14号、
勝山市
介護保険条例の一部
改正について御
説明申し上げます。
本案は、
介護保険法施行令の一部
改正及び
新型コロナウイルス感染症の影響による
保険料の
減免申請書の
提出期限の特例を定めるため、
条例の
改正を行うものです。
なお、この
条例は公布の日から施行し、
新型コロナウイルス感染症の影響による特例の規定は
令和2年2月1日から、
施行令の一部
改正によるものは
令和2年4月1日から適用します。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
本田消防長。
(
消防長 本田康雄君 登壇)
○
消防長(
本田康雄君) 上程されました
議案第15号から
議案第16号までの2
議案について御
説明申し上げます。
最初に、
議案第15号、
消防ポンプ自動車(
CD-1型)の
購入契約の締結について御
説明申し上げます。
本案は、
勝山市
消防団第3分
団車両として現在使用している、平成14年に配備された
消防ポンプ自動車(
BD-1型)が、長年の使用により経年劣化したことから、新たに
消防ポンプ自動車(
CD-1型)購入するため、その
購入契約を締結いたしたく、
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき
契約及び財産の取得又は処分に関する
条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。
契約の目的は、
消防ポンプ自動車(
CD-1型)の
購入契約締結です。
契約の方法は、
条件付一般競争入札。
契約金額は2,365万円。
契約の
相手方は、福井市大手3丁目11番4号、
暁産業株式会社、
代表取締役 荒木伸男です。
次に、
議案第16号、
消防緊急通信指令システムの
購入契約の締結について御
説明申し上げます。
本案は、平成22年度に導入した
消防緊急通信指令システムが経年劣化したことから、新たに
当該システムを購入するため、その
購入契約を締結いたしたく、
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき
契約及び財産の取得又は処分に関する
条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。
契約の目的は、
消防緊急通信指令システムの
購入契約締結です。
契約の方法は、
条件付一般競争入札。
契約金額は8,745万円。
契約の
相手方は、石川県金沢市南町4番47号、
沖電気工業株式会社北陸支店、
支店長 杉岡亮輔です。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
山本上下水道課長。
(
上下水道課長 山本典男君 登壇)
○
上下水道課長(
山本典男君) 上程されました
議案第17号、
勝山市
水道水源保護条例の一部
改正について御
説明申し上げます。
本案は、水道水源の保全に関し、水源保護地域において、その設置に係る届出が必要となる対象
事業場の範囲を規定するため、及び水道水源である地下水位の低下が認められる場合に、
市民等に節水への協力を要請するため、
条例の
改正を行うものです。
なお、この
条例は公布の日から施行します。
説明は以上です。