大野市議会 > 2021-03-24 >
03月24日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号

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  1. 大野市議会 2021-03-24
    03月24日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号


    取得元: 大野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-18
    令和 3年  3月 定例会       令和3年3月・第423回定例会 会議録(第5日)                             令和3年3月24日(水)                             午前10時  開 議1.議 事 日 程    第1.議案第2号から議案第10号まで       及び議案第19号から議案第46号まで            37件       請願1号                           1件       陳情1号                           1件        (委員長報告、質疑、討論、採決)    第2.特別委員長報告    第3.議案第47号 副市長の選任について    第4.議案第48号 農業委員会委員の任命について    第5.議案第49号 農業委員会委員の任命について    第6.議案第50号 農業委員会委員の任命について    第7.議案第51号 農業委員会委員の任命について    第8.議案第52号 農業委員会委員の任命について    第9.議案第53号 農業委員会委員の任命について    第10.議案第54号 農業委員会委員の任命について    第11.議案第55号 農業委員会委員の任命について    第12.議案第56号 農業委員会委員の任命について    第13.議案第57号 農業委員会委員の任命について    第14.議案第58号 固定資産評価審査委員会委員の選任について    第15.議案第59号 人権擁護委員候補者の推薦について    第16.議案第60号 人権擁護委員候補者の推薦について    第17.議案第61号 人権擁護委員候補者の推薦について    第18.市会案第2号 大野市議会会議規則の一部を改正する規則案2.出 席 議 員(18名)     1番   廣 瀬  浩 司 君    2番   木戸屋  八代実 君     3番   林    順 和 君    4番   ダニエル 益 資 君     5番   白 﨑  貴 之 君    6番   伊 東  由起恵 君     7番   松 本  嘉 彦 君    8番   廣 田  憲 徳 君     9番   堀 田  昭 一 君    10番  髙 田  育 昌 君     11番  野 村  勝 人 君    12番  梅 林  厚 子 君     13番  永 田  正 幸 君    14番  松 田  元 栄 君     15番  川 端  義 秀 君    16番  髙 岡  和 行 君     17番  畑 中  章 男 君    18番  榮    正 夫 君3.説明のため出席した者の職・氏名   市   長  石 山  志 保 君    教 育 長  久 保  俊 岳 君   企 画 総務  川 端  秀 和 君    政 策 局長  真 田  正 幸 君   部   長   民 生 環境  坂 井  八千代 君    産 経 建設  朝 日  俊 雄 君   部   長                部   長   産経建設部  齊 藤  清 英 君    教育委員会  清 水  啓 司 君   理   事                事 務 局長   消 防 長  飯 田  裕 人 君    財 政 課長  吉 田  克 弥 君   財 政 課  小 林  則 隆 君   課 長 補佐4.事務局職員出席者   局   長  岸 田  尚 悟      次   長  山 田  明 美   次 長 補佐  岡    吉 男      企 画 主査  嶋 田  幸 代5.議事 (午前10時20分 開議) ○議長(梅林厚子君)  おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。 この際、諸般の報告をいたします。 市長から報告第3号 専決処分の報告について(工事請負契約の変更) が提出されております。 お手元にお配りしておきましたからご覧いただきたいと思います。 これより日程に入ります。 日程第1、議案第2号から議案第10号まで、及び議案第19号から議案第46号までの37議案並びに請願1件及び陳情1件を一括して議題といたします。 3月10日、委員会に付託いたしました各案件の審査結果について、各委員長より報告を求めます。 最初に産経建設常任委員長、松田元栄さん。 松田さん。 (産経建設常任委員長 松田元栄君 登壇) ◎産経建設常任委員長(松田元栄君)  産経建設常任委員会は、3月10日の本会議において付託を受けました案件について、11日及び12日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過についてご報告申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案のうち当委員会付託分、 議案第41号 大野市地下水対策審議会設置条例及び大野市食育推進会議条例の一部を改正する条例案 議案第42号 大野市 バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例案 議案第43号 大野市企業立地促進条例の一部を改正する条例案の以上4議案については、いずれも全会一致で理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 はじめに、特産作物のブランド力強化をはじめとする本市の農業について申し上げます。 委員から、このほどインターネット・メディアが実施した全国のそばの人気投票で福井県が1位となったが、福井県の中でも大野在来そばは評価が高いと聞いており、これを契機に大野在来そばをさらにPRする方策について検討してもらいたいとの意見が出されました。 これに対し理事者からは、農林業、商工業、観光業などの民間事業者グループによるキャンペーンなどの実施を支援する事業を活用したり、本市をはじめ県や麺類組合などの関係団体が加盟する団体とも連携を図り、大野のソバをしっかり振興し広くブランド力を高めていきたいとの方針が述べられました。 また里芋に関しては、新年度において新たに里芋栽培に使用される生分解性マルチの購入費用の補助を開始し、環境に優しいことや生産コストと生産に掛かる労力の抑制を図ることで、サトイモの生産拡大につなげブランド力強化に取り組むとともに、道の駅という新たな販路を活用することで、利益率の向上につなげていきたいとの理事者からの説明がありました。 これに対し委員からは、環境王国である 本市において地球環境に優しい生分解性マルチを使用して栽培されたサトイモを、安全・安心という付加価値を高めた売り方をすることで販売の促進につながり、本市が進めるSDGsの推進にも寄与するのではないかとの意見や、消費者に選んでもらえるためには福井県特別栽培農産物としての認証や環境調和型農業など環境といったメッセージを付加し他の産地との差別化を図らなければならないとの意見が出されました。 理事者の説明では、農業は商工業や観光業とも関わることができ、関わることによってブランド力が高められ、さらには安全・安心でおいしいものとして、おのずと高く売れるように取り組んでいきたいとのことでありました。 また本市の農業については、市として 農家所得を下げないことが第一であると捉えているが、今後、転作率が増え、米の価格が下がることが予測されるので、これからは園芸作物の生産にシフトしていかざるを得ないと考えており、国や県と共に園芸作物生産へのシフトに対する支援を行うことで農家の所得の向上につなげていきたいとのことでありました。 次に、道路や橋りょうなどのインフラ資産の維持管理について申し上げます。 委員からは、道路や橋りょうの維持管理に掛かる経費が膨れ上がっているが、公共施設等総合管理計画に基づいたものとなっているのかとの質問がありました。 これに対し理事者からは、インフラ資産をはじめ施設全体の老朽化が進む中、昨年度は消雪施設と橋りょうの長寿命化計画を、本年度は道路舗装や歩道、街路樹等の長寿命化計画を策定し、今後もこの個別施設計画に基づき維持管理していきたいとの説明がありました。 さらに理事者からは、今までは施設の 維持管理と共に新たな投資としての整備を 行ってきたが、今後は予算を整備費から維持管理費へ配分していくことになり、一般財源を縮減させるために交付税措置のある公共施設等適正管理推進事業債を活用していきたいとの方針が示されました。 次に、大雪となったこの冬の除雪について申し上げます。 理事者からは、早朝除雪に加え日中の除雪、バス路線を含む幹線道路の圧雪おこし、道路拡幅を優先的に実施するなど、生活道路の交通確保に努めたとの報告がありました。 委員からは、大雪となったこの冬の除雪に関する反省点や除雪業者からの意見を吸い上げる機会があるのかとの質問がなされました。 これに対し理事者の説明では、県が主催する除雪業者との意見交換会に行政側として 参加するとともに、3月18日には市と除雪業者との意見交換会を行い、業者からの意見や要望を把握し今後の除雪に生かしていきたいとのことであります。 また新年度は、除雪業務の効率化を図るため、除雪車デジタル運行管理システムを導入するとの説明がありました。 除雪車へのGPS端末の搭載について、委員からは、除雪作業の管理だけでなく他の 用途への活用事例を研究し、有効な活用方策についても検討されたいとの意見が出されました。 これに対し理事者の説明では、他自治体の活用方法と通信費用について研究した上で、有効性を判断していきたいとのことであります。 次に、中部縦貫自動車道の全線開通に向けた機運醸成について申し上げます。 理事者からは、荒島第一トンネルの掘削工事で採取した安山岩と県立奥越特別支援 学校の生徒たちが手織りした布袋を使い、安産祈願のお守り200個を作成し、出産を迎える市民へ配布していることや同トンネルの貫通石を使った合格祈願お守りを作製し、市内の中学3年生278人に贈ったとの報告がありました。 委員からは、道路構造物が完成していくことで事業の進捗(しんちょく)を感じることができるが、もう一方で、お守りの作製と配布などの取り組みについて、一人でも多くの市民に関わってもらうことが全線開通に向けた機運の醸成につながるので、継続して取り組まれたいとの要望がなされました。 次に、大野市富田産業団地の分譲と企業誘致について申し上げます。 理事者からは、新年度からは全区画12㌶の分譲を開始し、引き続き企業の動向を注視し情報収集に努めるとともに本市ゆかりの企業や個人へ情報提供を行い、県などと連携して誘致活動を進めていきたいとの報告がありました。 委員からは、先の一般質問において借入額が売却益を上回らないよう、できるだけ早期の分譲に努める、本年9月に設置予定の県の名古屋事務所とも連携を密にして誘致活動を進めていきたいとの答弁があったが、ぜひとも5年以内に分譲ができるよう取り組まれたいとの強い要望がなされました。 次に、 請願1号 高齢者が多く住む街なかの市道認可外の生活道路の除雪に関わる請願書について申し上げます。 本請願は、市道認定と除雪に関わる規定の見直しと高齢者が多く住む沿線道路又は通路を洗い出し、地元自治会との話し合いから その道路の除雪問題の解決を願うものであります。 まず、請願に対する意見を理事者に求めたところ理事者からは市道などの除雪について建設業者に限らず適切な業者との委託契約の推進を図ることや、自治会等との協力方法について他市の事例を研究するなど、市民にとってより安心できる道路除雪となるような方策を検討していきたいとの意見が出されました。 また委員からは、除雪に関しては市民からの要望も多く、今後ますます高齢化が進展していくことを考慮すると、市道の認定について基準だけで判断することも難しくなるので、理事者における研究を求め、請願については継続審査としたいとの意見や、街なかについては、高齢者のひとり暮らしが多く除雪に関して大変苦労される方が増えていると思われる一方で、今すぐに除雪問題を解決することも難しいと思われるので、今後、理事者においての検討を要望した趣旨採択としたいとの意見。 またこの冬の大雪における除雪に関しては、既存の市道ですら除雪が間に合っていないという現状において、除雪路線を増やすことは難しいと思われる。 今回の大雪への対応における自助、共助、公助を考えると、現在の大野市においては共助という仕組みがしっかりと根付いていないように感じられる。 今回の機構改革においても、地域づくりを推進するのであれば、地域コミュニティーの中で、道路除雪問題が解決できる仕組みをしっかりとつくれるよう仕組みづくりに対する支援を行うべきであり、採択できないとの意見が述べられるなど、さまざまな意見が出され、議論を尽くし慎重に審査を行ったのち採決を行いました。 まず、継続審査を諮った結果、賛成少数で否となり、次に趣旨採択を諮った結果、賛成少数で否となり、引き続き採択を諮った結果、当委員会としては全会一致で不採択と決しました。 最後に、 陳情1号 新型コロナ禍による米の需給悪化の改善と、米価下落の歯止め策を求める陳情 について申し上げます。 本陳情は、新型コロナウイルス感染拡大の 影響による米の需給環境を改善し今年産米の過大な生産調整の回避と国内消費に必要のない外国産米の輸入を当面、国産米の需給状況に応じた輸入数量に調整することについて、政府関係機関への意見書提出を求めるものであります。 まず、陳情に対する意見を理事者に求めたところ、理事者からは、コメの需給バランスを改善するには生産を抑えるとともに需要を増加させる必要があり、またコメの需給調整については、今後も県やJAと連携し安定した米価を維持できるよう、国の需給見通しを踏まえた生産調整に取り組んでいきたい。 ミニマムアクセス米の輸入は国の外交に 関することであり、本市としては国産米の流通に影響が出ていないか、政府の対応や今後の動きを注視していきたいとの意見が出されました。 また委員からは、JAによると在庫米を多く抱えており、生産者として生産調整を 回避することは難しいと考えるが、生産者の 気持ちを考えた場合、本陳情の趣旨については理解できる。 コロナの非常態下において山積みされた在庫米に手を付けないのではなく、在庫米をそれぞれの自治体が知恵を出して消費するべきであり、趣旨採択としたいとの意見や、コロナ禍において政府は、需要を高めるためにGotoイートに取り組まれ、また持続化給付金において農業者の支援も行っていることから、過剰在庫の政府の買い入れについて政府には求められない。 コロナ禍で影響を受けているのは、農業に限らず繊維関係などもたくさんの在庫を抱えて苦しんでいる。 他の業種とのバランスを保つ意味で、持続化給付金という形で政府は支援をしているので、不採択としたいとの意見が出されるなど、議論を尽くし慎重に審査を行ったのち採決を行いました。 まず、趣旨採択を諮った結果、賛成少数で否となり、次に採択を諮った結果、当委員会としては全会一致で不採択と決しました。 以上であります。 議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、民生環境常任委員長、廣田憲徳さん。 廣田さん。 (民生環境常任委員長 廣田憲徳君 登壇) ◎民生環境常任委員長(廣田憲徳君)  民生環境常任委員会は、3月10日の本会議において付託を受けました案件について、15日及び16日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過についてご報告申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第3号 令和3年度大野市国民健康保険事業特別会計予算案 議案第4号 令和3年度大野市和泉診療所事業特別会計予算案 議案第5号 令和3年度大野市後期高齢者医療特別会計予算案 議案第6号 令和3年度大野市介護保険事業特別会計予算案 議案第7号 令和3年度大野市農業集落排水事業特別会計予算案 議案第8号 令和3年度大野市水道事業会計予算案 議案第9号 令和3年度大野市簡易水道事業会計予算案 議案第10号 令和3年度大野市下水道事業会計予算案 議案第32号 大野市立保育所設置条例等の一部を改正する等の条例案 議案第33号 大野市児童デイサービスセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案 議案第34号 大野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例案 議案第36号 大野市介護保険条例の一部を改正する条例案 議案第37号 大野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例案 議案第38号 大野市指定介護予防支援等の事業に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案の以上14議案については、いずれも全会一致で、また、議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案議案第35号 大野市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案議案第39号 大野市指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案議案第40号 大野市指定地域密着型介護予防サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案の以上4議案については、いずれも賛成多数で理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 はじめに、議案第2号の大野市一般会計 予算案について申し上げます。 まず、児童福祉費に計上されている結婚新生活支援事業について申し上げます。 これは新規事業で、令和3年4月1日から令和4年3月31日までに入籍した夫婦を対象に、賃貸住宅の家賃、結婚に伴う引っ越しに係る経費等を補助するものです。 委員からの福井県の令和3年度事業である結婚支援市町応援事業との違いは何かとの質問に対して理事者からは、市の事業は国の地域少子化対策重点推進交付金を活用して県が婚姻世帯に対して立ち上げたモデル事業に大野市が取り組むもので、対象者は39歳以下、かつ二人の所得合計が400万円未満の新婚世帯で補助額は上限30万円で、夫婦ともに29歳以下の場合は上限60万円である。 県の結婚支援市町応援事業は、対象者を25歳以下に絞って、市の事業に上乗せして10万円が支給されるものであるとの説明がありました。 理事者におかれましては、国や県と連携して、よりよい事業展開を行われたいと存じます。 次に、老人福祉費に計上されている老人クラブ活動補助について申し上げます。 この事業について理事者から、老人クラブの活動に対する補助で、会員数が30人以上の老人クラブを対象に国からの補助を行う事業である。 国の補助対象外である会員数が30人以下のミニクラブについては、会員数を伸ばすことを目的として、市独自で平成30年度から3年間の期間限定での補助を行ってきたが会員数を伸ばすことができず、また令和2年度で期限を迎えたため令和3年度は廃止としたとの説明がありました。 事業廃止について、委員からのもっと市民の気持ちに寄り添いながら取り組んでいただきたいとの意見に対して理事者からは、ミニクラブの事業としては期限を持って終了したが、今後のよりよい方策について老人クラブとも話し合いながら考えていきたいとの回答がありました。 高齢者が住み慣れた地域で、安心して生きがいを持って暮らしていくことができるよう配慮して、事業を推進されたいと存じます。 次に、保健衛生費に計上されている健康づくり応援事業について申し上げます。 これは新規事業で、令和2年度の健康づくり応援事業ヘルスウオーキングプログラム事業を拡大し、京都府の南丹市、兵庫県の西脇市、岩手県の金ヶ崎町との4市町で飛び地連携をして健康づくりの事業を進めていくもので、医療費の削減を最終目標としているとの説明を受けました。 医療費はもとより、介護保険事業の給付費も年々増加傾向にあり、理事者におかれましては、これに歯止めをかけるためにも健康づくり事業にさらに力を注いでいただきたいと存じます。 議案第2号と関連して、議案第35号大野市 母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案について申し上げます。 これはひとり暮らしの寡婦への医療費の助成を廃止するもので、委員からは福井県も助成を終了するが、市として継続すべきとの意見が出されましたが、慎重に審査を重ねた結果、賛成多数で可とすることに決したことを申し添えます。 次に、議案第3号の国民健康保険事業特別会計予算案及び議案第5号の後期高齢者医療特別会計予算案について申し上げます。 国民健康保険後期高齢者医療保険においては、被保険者の数は令和2年度と予算ベースで比較して国民健康保険では341人、後期高齢者医療保険では92人減少しているが、一人当たりの医療費は、年々増加傾向にあるとの理事者からの説明がありました。 委員からの、このような状況が続くとなると制度維持が困難になることも考えられるが、今後どう対処していくのかとの質問に対し理事者からは、人間ドックや健康診断を推奨し、病気を早期発見して重症化を予防することや、ジェネリック医薬品の推奨などで医療費を削減する、いわゆる医療費の適正化に取り組んでいるとの回答がありました。 理事者におかれましては、健康づくり、介護予防事業など、各課が連携して医療費の適正化を推進し安定した制度運営を図ることで、市民が健康で安心して暮らせるよう努めていただきたいと存じます。 次に、議案第10号の下水道事業会計予算案に計上されている水洗化普及促進費について申し上げます。 この予算には、ご近所接続奨励金が新たに計上されています。 これは、同一町内などで単独浄化槽やくみ取り槽の建物2件以上が、公共下水道の接続工事を市内の同じ指定工事店で行った場合に、指定工事店にではなく個人に対して1件当たり5万円が支払われる制度にしたいとの説明がありました。 この奨励金により、理事者による普及促進に加えて市内の指定工事店のご協力を得て、加入率を向上させたいとのことであります。 市民の皆さまが汚水処理の必要性に対し高い意識を持っていただき、公共下水道に接続いただけるよう、指定工事店の方と共に理事者には啓発に努めていっていただきたいと存じます。 次に、令和2年度末に策定予定の第三期 環境基本計画について申し上げます。 計画策定をゴールとせず、市民への周知、啓発に注力されたいとの委員の意見を受け、理事者から市民レベルでの取り組みが成果に結び付いていくと考えている。 令和3年度新規事業のゼロカーボン推進事業など、あらゆる手段で市民に浸透するよう推進していく。 また計画策定と同時にゼロカーボンシティ宣言をする予定であるので、循環型社会の推進や脱炭素化へも市全体で取り組んでいきたいとの説明がありました。 環境に対する大野市民の意識の底上げを図ることは、汚水処理の推進やごみのポイ捨て防止などに直接つながるため、理事者におかれましては計画に基づいた啓発に努めていただきたいと存じます。 また上下水道課と市民生活課の環境関連事業については、このたびの機構改革で当委員会の所管を離れることになりますが、新たな所管委員会においても、理事者・議員ともに引き続き、九頭竜川の最上流地域である大野市に住む者として、環境に配慮する意識のもとで議論を深めていただきたいと存じます。 次に、子ども・子育て関連事業について申し上げます。 4月から福祉こども課の所管事業が、福祉課とこども支援課の所管に分割されることに対し、委員から運営への支障はないのか、ワンストップサービスに対応できるのかなどの質問がありました。 これに対し理事者からは、運営に支障はなく子どもに関する教育と福祉の支援が一つの部で連携できるというメリットがあるものと考える。 特に放課後の子どもの居場所づくりについては、目に見えて分かりやすくなると考えている。 またワンストップサービスについては、教育委員会部局のこども支援課の事務室は、結とぴあ内の現在のスペースに置かれ、市民の皆さまに、これまでと変わらないワンストップサービスを提供していくとの説明がありました。 理事者におかれましては、4月からの機構改革で小学校入学時のギャップなどの解消を図るとともに、さらなる部局の連携を図り全国でも突出した子育て支援策である大野ですくすく子育て応援パッケージのPRにも努められたいと存じます。 最後に、新型コロナウイルスワクチン接種について申し上げます。 ワクチン接種について理事者から、集団接種会場におけるワクチン接種が、安全かつ円滑に実施できるよう、3月14日に新型コロナウイルスワクチン集団接種会場運営訓練を実施した。 また同じく3月14日に新型コロナウイルスワクチン接種の最新情報を届けるため、新聞折り込みチラシを配布した。 3月15日に大野市ワクチン接種コールセンターを開設したところ、翌日午前中までに8件の問い合わせがあった。 ワクチン接種は、4月中には高齢者施設の入所者及び従事者に行う予定であり、5月以降にワクチンの供給時期や供給量が決まり次第、高齢者の集団接種の予約受け付けを行うこととなるとの説明がありました。 また広報おおの4月号の紙面でも、ワクチン接種に関する最新の情報が掲載される予定であるとのことです。 理事者におかれましては、市民の不安を払拭(ふっしょく)するために、今後も国の情報をいち早く捉えて、最新の情報を市民の皆さまへ迅速に周知できるよう努められたいと存じます。 以上であります。 議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、総務文教常任委員長、髙岡和行さん。 髙岡さん。 (総務文教常任委員長 髙岡和行君 登壇) ◎総務文教常任委員長(髙岡和行君)  総務文教常任委員会は、去る10日の本会議において付託を受けました各案件について、17日、18日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 以下、委員会での審査の結果及び経過について申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第24号 大野市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例案 議案第25号 大野市特別職報酬等審議会条例等の一部を改正する条例案 議案第26号 大野市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例案 議案第27号 大野市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案 議案第28号 大野市教育振興基金設置条例の一部を改正する条例案 議案第29号 大野市立学校設置条例の一部を改正する条例案 議案第30号 大野市幼稚園設置条例の一部を改正する条例案 議案第44号 大野市火災予防条例の一部を改正する条例案 議案第45号 大野市合併振興基金設置条例を廃止する条例案 議案第46号 不動産の譲与についての以上10議案については、全会一致で、また、 議案第19号 越前大野城設置条例案 議案第20号 武家屋敷旧内山家設置条例案 議案第21号 武家屋敷旧田村家設置条例案 議案第22号 和泉郷土資料館設置条例案 議案第23号 笛資料館設置条例案 議案第31号 大野市スポーツ推進審議会設置条例等の一部を改正する条例案の以上6議案については、賛成多数でそれぞれ理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決した次第であります。 そして、 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案のうち、当委員会付託分については、民俗博物館整備事業に掛かる経費の全額5,135万円を除く形で修正すべきとの意見が出され、その修正について採決したところ全会一致で可とされ、修正部分を除く原案については賛成多数で可とすることに決しました。 よって議案第2号の当委員会付託分については、修正可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 最初に、 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案について申し上げます。 まず、民俗博物館整備事業について申し上げます。 民俗博物館整備事業は、現在、柳廼社内に建っております大野市民俗資料館を旧大野簡易裁判所跡地へ移転・整備するものです。 令和3年度当初予算に計上されている内容は、旧大野簡易裁判所建物解体工事費3,900万円、大野市民俗資料館解体移設工事に係る実施設計委託料1,142万円、旧大野簡易裁判所解体工事に係る監理業務委託料58万円、そのほか収蔵している資料の運搬経費など35万円であります。 当委員会として、この事業に関しては土地所有者との協議を引き続き誠意をもって行われること、経費を最大限削減すること、市民への事業内容の周知についても市政に関心を持ってもらうことを念頭に置いて行うことを求めております。 理事者から、これまでに旧簡易裁判所跡地の取得と、その建物の解体工事に係る実施設計業務を終えているものの土地所有者との協議は交渉を担ってきた副市長が解職されたことから、職員が面会を希望するも副市長でなければ取り合わないとのことで、現在、中断しているとの説明がありました。 委員からは、現在、土地所有者の承諾をいただけておらず、いついただけるのかも分からない状況の中で予算を認める訳にはいかないとの意見や、協議が中断している状況で、今、拙速に採決して土地所有者との協議に影響が及ぶのではないかとの意見、土地所有者との協議ができていない中で強引に進める手法は認められない、民俗資料館の元の建物は文化的な価値のあることや移築が必要であることをしっかり示すべきであるなどの意見が出されました。 議論を尽くし慎重に審査を行った結果、当委員会では、議案第2号の当委員会付託分については修正可決すべきものと決定し、今回、減額修正という結論に至りました。 なお修正案は、お手元に配布させていただいたとおりであります。 次に、第六次大野市総合計画と令和3年度当初予算の編成方針等について申し上げます。 令和3年度当初予算については、全ての事務事業について前例にとらわれることなく ゼロベースで見直しを行い、限られた財源の中で予算の重点化・効率化に取り組むとの基本方針に基づき編成されたことと存じます。 しかしながら、第六次大野市総合計画の将来像である「人がつながり地域がつながる 住み続けたい結のまち」の実現に向けた各新規事業の目的など、理事者の説明をお聞きしましてもゼロベースで予算を組まれたのかと懸念されるものです。 全ての事務事業について、まずは職員がしっかりと理解し、市民の皆さまへ説明責任を果たし、最終的には市民福祉の向上につなげていかなければなりません。 当計画は市民の皆さまからの貴重なご意見をいただいて一緒に手作りで策定された計画だと強調されておりますが、絵に描いた餅とならないよう着実に施策を実施し、効果につなげるよう求めておきます。 次に、和泉地域交流センターについて申し上げます。 今月21日に和泉地域交流センターが供用開始されました。 委員から、センターは和泉公民館の機能も持つことから歳入にそれぞれの使用料が計上されており、納付書の発行に支障が出ないか心配であるとの意見が述べられました。 同様に学びの里めいりんも生涯学習センターと大野公民館を併せた施設であることから、理事者におかれては、事務処理に誤りのないようしっかりと対応されるよう求めておきます。 また和泉地域交流センターでは、地域づくりの核として行政との協働が図られ、地域コミュニティーの先進的な取り組みが展開されることを期待するとともに、和泉地域の住民の皆さまの憩いの場としても幅広く利活用いただけるよう努められたいと存じます。 次に、請負工事に係る設計変更について申し上げます。 委員からの工事の設計変更の決裁区分等の内容に関する質問について、理事者から現在の取り扱いについて説明がありました。 その内容は、当初契約時、契約額の2割以内の増減ならば課長が決裁権者であり、2割を超える増減ならば当初契約時と同じ者が決裁権者となっている。 今後は契約区分に応じた決裁権者とするため、事務決裁規程見直しを行う準備を進めているとのことであります。 不正な事務処理につながることのないよう、しっかりしたチェック体制を整えられるよう求めておきます。 次に、公用車の管理について申し上げます。 委員から、市の公用車は自動車整備組合の無償での点検を受けていることに対し点検結果の対応について質問があり、理事者から、指摘を受けたものは予算で対応しているとの説明がありました。 しかしながら、一部の課で予算がないことを理由に、そのまま放置した結果、故障し 多額の費用が掛かる修理となった事例があると聞いております。 早め早めに修理などの対応を行うことで、経費も少額で済むものと思われます。 公用車は税金で買い求めた本市の大切な財産でありますので、職員の意識改革とともに日々の点検を含め、車の清掃を含む管理をしっかり行うため、車両管理責任体制と管理状況を今一度確認するよう求めておきます。 次に、市の税収入について申し上げます。 コロナウイルス感染症による経済・雇用への影響等により、令和3年度当初予算における本市の税収等、歳入は大きく減少が見込まれており非常に懸念しております。 理事者におかれては、日々の徴収に努力されていることと思いますが、税負担は公平であることの大原則を踏まえ、滞納や不納欠損が生じないよう努められたいと存じます。 次に、大野市のホームページの活用について申し上げます。 現代社会では、インターネットを介して 一瞬にして全世界へ情報が発信される環境にあります。 また、あらゆる分野においても情報の周知は重要なものと位置付けられております。 理事者におかれては、4月からの機構改革を機に、これまで以上に市民の皆さまにより分かりやすい情報発信をされるよう全庁的な対応を求めておきます。 併せて本市の企業をPRし稼ぐ力の一助となるよう、それら企業の情報先をリンクするなど、経費負担の掛からない情報提供について検討されたいと存じます。 次に、大野市文化芸術交流施設COCONOアートプレイスについて申し上げます。 令和3年度当初予算にCOCONOアートプレイス管理運営経費として1,146万9,000円が計上されております。 平成30年3月21日のオープン以来、観覧者が増えるよう企画展の開催など、鋭意努力されておられます。 しかしながら、歳入の使用料見込みが115万円となっており、武家屋敷旧田村家入館料185万円より低い見込みであります。 旧田村家では風車棚がインスタ映えするとの評判が広がり、多数の若い方たちが訪れ、土曜日・日曜日などは入館を制限していたと聞き及んでおります。 COCONOアートプレイスにおいても、本市を訪れる若い方を旧田村家から誘導する方策など、これまでのやり方にこだわらず 柔軟な姿勢で取り組まれ、年間目標観覧者数の達成に向けて創意工夫されるよう求めておきます。 次に、消防関係車両の更新について申し上げます。 消防署に配備の各種車両は約20年で更新し解体廃棄処分としており、県内では更新期間の長い方であるとのことですが、他の自治体では40年、50年と使用されている車両や、廃棄せず官公庁オークションに出品されている事例もあるようです。  当委員会では、車両の更新等について大野市独自の指針を作成し、市民及び議会に疑念を抱かすことのないよう求めたものであります。 最後に小中学校再編について申し上げます。 理事者から、小中学校再編計画の改訂に向けて大野市小中学校再編計画検討委員会を開催し、検討委員会から報告書が提出され、今後、その報告書を基に今月末までに再編計画(案)を作成し、令和3年度において保護者や地域住民の皆さまへ説明する予定であるとの報告がありました。 理事者におかれては、小中学校の再編を行うに当たっては学習環境に配慮した上で、子どもたちのことを第一に考え取り組まれたいと存じます。 以上であります。 議員各位におかれましてはよろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  これよりただ今の各委員長の報告に対する質疑に入ります。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 最初に榮 正夫さん。 (18番 榮 正夫君 登壇) ◆18番(榮正夫君)  日本共産党の榮 正夫でございます。 私は、総務文教常任委員会で審議されました提案議案のうち、 議案第19号 越前大野城設置条例案 議案第20号 武家屋敷旧内山家設置条例案 議案第21号 武家屋敷旧田村家設置条例案 議案第22号 和泉郷土資料館設置条例案 議案第23号 笛資料館設置条例案 議案第31号 大野市スポーツ推進審議会設置条例等の一部を改正する条例案の6議案について反対討論を行います。 以上の6議案の提案理由の説明によりますと、今回の機構改革に伴い所要の改正を行うもの、また教育委員会所管の施設を市長部局に所管替えするための条例案であるとのことであります。 戦後、民主的な国家として蘇生したわが国は、新しい憲法を制定したのに引き続いて教育の基本基礎を確立するために、教育基本法をはじめとする一連の教育関係法律を制定することによって、民主的で文化的な、そして世界の平和と人類の福祉に貢献するための具体的な目標と道筋を明らかにしたのであります。 社会教育法も、その主要な一翼を担うものとして個々の声を上げたのであって、以来、今日まで幾多の荒天波浪にもまれながらも、よく航路を導く明かりの役割を果たしてきたということができるのであります。 教育権思想の高まりや地方自治思想の定着などに支えられて、法文の解釈が単に国家だけにあるのではなく、憲法、教育基本法の筋道に照らし、あるいは教育科学の研究成果に基づき、地方自治体はもちろん、国民の側からも進んで創造的に解釈し、実践を深めていくという第3の段階を迎えるまでに発展していけるのではないか。 一般に、人は進路に迷い、つまづいたときに、あるいは前方に光を発する明かりに導かれ、あるいは出発の原点、起点に立ち戻っての道を求める。 このことは社会教育の場にあっても同じであって、立法の原点に立ち戻ることによって新たな意向を進める必要が、これまでもあったし、またこれからも到来するであろうと、横山 宏、小林文人の社会教育法成立過程資料集成は述べています。 社会教育法1949年制定後からほぼ30年後に横山 宏は、以上のように述べています。 荒天波浪の中においても、進路導く明かりとしての役割を果たしてきた社会教育法の原点に立ち戻る必要を述べていました。 制定後から70年を迎える今日、荒天波浪はなお続き、2019年5月31日、第9次地方分権一括法が成立し、公民館、図書館、博物館など公立社会教育施設を市長部局に移管することが可能となったものであることは、昨年の12月議会の提案議案75号の討論でも、日本共産党の大野市議団の野村勝人議員が明らかにしたことでありました。 今回の大野市の機構改革は、基本的には、2019年3月8日の地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案に、すなわち第9次地方分権一括法を根拠にされたものであります。 市長と教育委員会の意見が対立した場合には、教育委員会が市長の意向を変更させたり、抑制させたりできるのかとの畑野君枝議員の質問に対し、教育委員会が市長に提出する意見に法的拘束力はないと当時の柴山文科大臣は答弁をしています。 このことからも、教育委員会の市長部局からの独立性は脆弱(ぜいじゃく)になっていることが読み取れます。 ひいては、地方自治権そのものが国からの独立性を財政的にも制度的にも担保措置が危うくなっているのではないかを述べて6議案に反対の討論とするものであります。 次に、産経建設常任委員会で審議され、委員長報告では、わずか3対2の1人による不採択に対し反対し、 陳情1号 新型コロナ禍による米の需給悪化の改善と、米価下落の歯止め策を求める陳情の正当性を主張して、賛成の討論を行います。 令和2年度の大野市の稲作農家の水稲作付面積は2,722町歩。 農業林業振興課調べによるものであります。 実に100㍍四方の面積が2,722枚あるということです。 このことが大野市の自然と新陳代謝を通じて、水を浄化し地下水を潤している現実を直視するとき、米づくりはかけがえのないものであります。 大野市は、まず林業を営む山村が崩壊の危機に直面しています。 そして農業農村が、さらにまた中小企業が危機に直面している状況ではないでしょうか。 日本の稲作は封建制社会を支え、戦後日本の出発は小作農業を農地解放によって自作農を創設する政策により、食糧管理制度のもとで戦後日本の飢えをしのいでまいりました。 その歴史を持っています。 米の生産価格が安定することによって家族農業を支え、戦後日本の食料危機を救ってきたものであります。 1980年代後半から、日本農業にも新保守主義、新自由主義規制緩和、民営化、市場主義、競争主義という概念が導入されることにより、家族農業に貨幣の流入が困難をもたらしてきたのが、農業の高齢化を招き後継者難をもたらして、農業生産の停滞が食料自給率の低下を招いていることは明らかです。 私は、農業人からではなく地方自治体自身の機関意思の決定として、国言いなりの農政の下請け機関ではなく、大野産コシヒカリに確信を持って国及び関係機関に意見書を提出して、2,722町歩を鼓舞することは自治体としても当然であることを主張して、陳情1号を採択することに賛成の討論とするものであります。 以上です。 ○議長(梅林厚子君)  次に、野村勝人さん。 野村さん。 (11番 野村勝人君 登壇) ◆11番(野村勝人君)  日本共産党の野村勝人でございます。 私からは、提案議案の中から、 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案 議案第35号 大野市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案 議案第39号 大野市指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案 議案第40号 大野市指定密着型介護予防サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について、反対の討論を行います。 まず、 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案について述べます。 デジタル政策推進事業についてです。 私は、効率化やペーパーレス化そのものに反対するものではありませんが、マイナンバー制度の押しつけに反対し、幾度となく質問、討論等を行ってきました。 今、政府はマイナンバーカードの普及を一気に進めようとしています。 政府は、流通するデータの多様化、大容量化が進展し、データの活用が不可欠であることなどを理由として、デジタル改革関連6法案を本年2月から閣議決定し国会に提出し、審議入りしました。 この6法案の改正内容は極めて広範にわたっており、特にデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律案では、個人情報関係3法を1本の法律に統合するとともに、地方公共団体の個人情報保護制度についても全国的な共通ルールを設定し、所管が分かれていたものを個人情報保護委員会に一元化する等としています。 しかし、デジタル改革関連6法案は、流通するデータの多様化、大容量化への対応による利便性を強調する一方で、自己情報コントロール権を明記しておらず、情報の主体である個人の権利利益への配慮が十分になされているとは言いがたく、プライバシーや個人情報の保護を後退させる恐れが強く危惧されています。 そのような中で、税、社会保障、災害対策に限定されていた利用範囲を、行政手続、年金や公金の給付、学校教育での活用、各種免許や国家資格証など、生活のあらゆる分野でマイナンバーカードを使ったデジタル化を進めようとしています。 住民基本台帳や地方税などの自治体の基幹事務に関わる情報システムの標準化や、国がつくる全国規模の共通クラウドの利用を押しつける法案も含まれています。 地方自治を侵害し、住民サービスの低下を引き起こす危険があります。 地方公共団体が運営する組織として、マイナンバーカードの発行管理など、自治体の情報システムに関する事務を担ってきたJ-LISを事実上、国機関化する規定も盛り込んでいます。 給付金の支給などを口実に、マイナンバーと預貯金口座のひも付けを促す法案も盛り込みました。 マイナンバーカードの利用を国民生活のさまざまな分野に拡大することは、個人情報の集中や国家による一元管理の危険が指摘されています。 役所に行かずに、あらゆる行政手続ができると利便性を強調しますが、しかし、デジタル機器を使いこなせない人は行政サービスから取り残される恐れがあります。 住民が役所に行くのは事務手続のためだけではありません。 効率化を口実に窓口が廃止、縮小されれば、相談も難しくなります。 政府が進める行政のデジタル化の結果、所得や資産、医療、教育など、膨大なデータが政府に集中し、国家による個人情報の管理が進むことになります。 個人情報を分散管理し、なるべく集約できないようにして保護を図ってきた流れを変える危険な動きです。 デジタル化で便利になるといっても、個人の尊厳やプライバシーを侵さない仕組みやルールをはっきりさせた上で進めなければ身も凍えるような行政になりかねません。 個人情報が民間企業等に不用意に流れないように、個人情報を自己コントロールできるようにすることが不可欠です。 国が地方をリードするデジタル化ではなく、地方が国をリモートすることができる情報主権、デジタル主権の確立が必要です。 そのためには、地方自治体が自治の砦となって、住民を守る、住民は自分たちのことを自治体と一緒になって考え行動する。 それが本来の住民自治です。 今、政府が進めるデジタル政策には、数々の問題点があり、国が進めるからとそのまま進めることには賛成できません。 コロナ禍の中で今、政府が今なすべきことは医療と暮らし、営業に対する抜本的な支援ではないでしょうか。 次に、母子父子家庭等医療費助成事業についてです。 これは、議案第35号との関連から一括して討論します。 議案第35号 大野市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案についてです。 この議案の問題は、長年続けてきた寡婦の医療費助成を廃止することです。 寡婦への医療費助成は、かつて、ひとり親家庭として、児童扶養手当を受給しながら子育てをしてきた母親が、子どもが独立した後も少ない所得でひとり暮らしをしている場合、また子どもと一緒に暮らしていても十分な所得がない場合、医療費を助成するというものです。 福井県が廃止するため、大野市も10月末で廃止するとのことですが、これにより大野市では7人の医療費助成が廃止されます。 予算は、4月から10月末までの7カ月で見込み額27万2,040円削減とのことですから、廃止後は、単純計算で1人平均年間当たり約6万6,600円の負担が増えることになります。 子どもの貧困が問題になっていますが、子どもの貧困が子育て家庭の貧困です。 独立行政法人労働政策研究研修機構の第5回、2018年子育て世帯全国調査の結果、可処分所得が厚生労働省公表の貧困層を下回っている世帯の割合は、母子世帯では51.4㌫、父子世帯では22.9㌫、二人親世帯では5.9㌫となっています。 離婚や死別などで、ひとり親となり、一人で子育てを、仕事も担うため正規で働けず、パートで働きながら子育てをされ、子どもが独立した後も年齢的にも正規社員として雇用されず、結果として少ない年金で暮らしている寡婦が大勢おられます。 決して、ひとり暮らしの寡婦に対しての医療費助成の役割は終わっていないし、老後まで安心して暮らせるよう、これからも必要とされています。 4月から廃止する自治体もある中、大野市は10月までの7カ月間は独自で継続するということで、その点は高く評価したいと思いますが、県内には廃止しない自治体もあります。 寡婦の方がこれからも安心して医療機関にかかれるよう、大野市独自で医療費助成は継続すべきではないでしょうか。 また寡婦の対象にもならない方との不公平感を感じるというのであれば、全ての人が安心して医療を受けられるように、低所得者への医療費助成制度を充実するべきではないでしょうか。 次に、 議案第39号 大野市地域密着型サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案 議案第40号 大野市指定地域密着型介護予防サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案についてであります。 関連がありますので一括して討論いたします。 いずれも高齢者虐待防止体制の整備の義務化、業務継続計画策定の義務化、感染症対策の義務化、ハラスメント防止体制の整備の義務化など、必要な改正が盛り込まれています。 ところが、通所介護事業所、小規模多機能型居宅介護施設事業所、認知症対応型共同生活介護事業所など、さまざまな事業所において、管理者、介護職員、看護師、オペレーター、栄養士、生活相談員などの配置基準の緩和も盛り込まれているのです。 これが全て人手不足の問題を抱える経営サイドからの要請に応えるものですが、人員配置基準の緩和について話し合われた厚生労働省の社会保障審議会介護給付費分科会では、多くの委員から、職員の負担が増える、サービスの質の低下につながるなどの懸念の声が相次ぎ、否定的な立場が表明されています。 特に問題なのは、認知症対応型のグループホームの夜勤職員の配置基準の緩和です。 現在、グループホームの夜勤の人員配置基準は1ユニットごとに1人です。 かつては、2ユニットに夜勤職員1人も認められていましたが、火災で悲惨な事故を招いたことから、その反省の上に、2012年度に1ユニットごとに1人と厳格化されました。 これを三つのユニットがある事業所において、夜勤職員を事業所全体で2人以上でよいと変更するとのこと。 そのため社会保障審議会介護給付費分科会では、職員の負担がさらに重くなり、離職にもつながってしまうといった反対意見も続出しました。 また大雨など自然災害が増える中、利用者の安全を守る観点からも、緩和すべきではないとの指摘も出されました。 このように職員の負担が増え、ますます人員確保が難しくなるという面からも、利用者の安全安心の面からも、夜勤職員を緩和し削減することには賛成できません。 よって、 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案 議案第35号 大野市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案 議案第39号 大野市指定密着型サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案 議案第40号 大野市指定地域密着型介護予防サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案に対し、反対します。 今、国が行うことが本当に市民のためになるのかが問われています。 そのためには、各市町からも声を上げていくことが必要ではないでしょうか。 議員各位には、良識ある採決を求めて討論とします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、髙田育昌さん。 髙田さん。 (10番 髙田育昌君 登壇) ◆10番(髙田育昌君)  新風会・公明の髙田育昌です。 令和3年3月第423回定例会最終日に当たり、提出されております 議案第2号、令和3年度大野市一般会計予算案のうち、総務文教常任委員会における減額修正に対して、賛成の立場から討論いたします。 今回の修正は、款10教育費、項5社会教育費、6億2,861万6,000円のうち、目5博物館費、民俗博物館整備事業に係る節12委託料、1,235万円及び節14工事請負費、3,900万円の合計5,135万円を減額するものであります。 この事業は、令和元年6月第414回大野市議会定例会において、大野市民俗資料館を柳廼社境内から大野簡易裁判所跡地へ移築整備する民俗博物館整備事業の実施設計費用及び用地購入費用が計上され、議会として議決しております。 その際、移築に当たっては、昭和46年に指定された大野市指定文化財として価値を損なわないような工法を用いることなどを求めたところで、しかしながら土地所有者との協議が合意に至っていないことから、令和2年3月議会において予算を繰り越すに至り、その後、協議は継続中であることを総務文教常任委員会において報告を受けてまいりました。 その協議を担当されていたのが、前副市長であります。 今定例会における予算審議の過程において、前副市長が本年1月に解職となって以降、土地所有者との協議が中断されているとの報告がありました。 土地所有者の瑕疵(かし)ではないことで、協議の中断が余儀なくされているにもかかわらず予算が計上された場合、今後、再開される土地所有者との協議において、悪影響が出ることは想像に難くありません。 強引な手法に踏み切らなくてもよいように、まずは相互の信頼関係の回復と、市民の皆さんが納得、安心してもらえるような文化財の移築体制を整えていただくための協議の時間をとっていただく必要があると判断し、本修正案に賛成し、討論といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、廣田憲徳さん。 廣田さん。 (8番 廣田憲徳君 登壇) ◆8番(廣田憲徳君)  清風会、廣田憲徳です。 令和2年度3月第423回定例会の最終日に当たり、提出されております 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案の修正案に対して賛成の立場から討論を行います。 平成30年3月定例会において、大野市民俗資料館保存活用計画の策定、大野市民俗資料館保存活用基本計画及び耐震診断業務の実施を目的とした民俗博物館(仮称)検討事業、予算額550万円の予算を総務文教常任委員会で全会一致、本会議で賛成多数で可決され、平成30年2月に大野市民俗資料館保存活用計画が策定されました。 また令和元年度6月定例会において、大野市民俗資料館実施設計業務、耐震診断補強計画の実施、移転用地旧大野簡易裁判所敷地の土地開発基金からの買い戻し、旧大野簡易裁判所解体工事の実施設計を目的とした民俗博物館整備事業、この際の予算額4,992万1,000円の予算においても、総務文教常任委員会において全会一致、本会議において全会一致で可決され、事業の執行が行われないまま、令和2年度3月定例会において、民俗博物館整備事業の事業費4,989万1,000円の繰越明許が3月11日の本会議にて賛成多数で可決され、12月に旧大野簡易裁判所用地の買い戻しを執行したと聞いております。 議会としましては、これまで大野市民俗資料館の歴史的な価値を後世に残すため、保存を目的とした移転及び耐震改修と今後の活用方法について、理事者の計画に対し承認を行ってまいりました。 今定例会で提出された実施設計業務委託費1,142万円は、実質2度目の繰越明許費であり、柳廼社との協議が中断している現時点で、令和3年度の事業執行に確証がなく、いまだに執行可能性の低い民俗博物館整備事業に係る5,135万円の予算案については、賛成をいたしかねますが、これまで同様、大野市民俗資料館の歴史的な価値を後世に残すため、柳廼社との協議が再開され、事業執行に対する確証が得られた際には補正予算を計上していただくよう要望し賛成討論とさせていただきます。 ○議長(梅林厚子君)  次に、ダニエル益資さん。 ダニエルさん。 (4番 ダニエル益資君 登壇) ◆4番(ダニエル益資君)  ダニエル益資です。 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案の修正案に対する賛成討論をいたします。 私が所属する総務文教委員会において、これまで継続して審議されてきた民俗資料館整備事業について、令和3年度一般会計予算案には5,135万円の予算が計上されております。 しかしながら今年に入って、副市長の突然の解職が決まり、土地所有者との話し合いが進んでいない中、5,000万円を超える巨額な支出を議会として認めるのは大変拙速であるとの判断が総務文教委でなされました。 当委員会の委員の1人としては市民の貴重な税金を使うがゆえに高額な案件であればあるほど慎重審議が必要であるとの考えであり、よって議員の皆さま方には、委員長報告のとおり、この5,135万円の予算案を削除した修正案にご賛同いただけますようよろしくお願い申し上げます。 続いて反対討論に移ります。 議案第2号 修正部分を除く令和3年度大野市一般会計予算案 請願1号 高齢者が多く住む街なかの市道認可外の生活道路の除雪に関わる請願書の委員長報告に対する反対討論を行います。 議案第2号には、令和3年度の一般会計予算案が書かれておりますが、私がまず一番気になったのは、日中友好協会に対する支出55万円であります。 現在、中華人民共和国は欧米先進国から国内の人権状況について厳しく糾弾を受けている状況です。 米国ではトランプ前政権、バイデン現政権共に中国国内のウイグル族に対する扱いが民族浄化であるとの認識を示し、英国、カナダ、EUヨーロッパ連合も本年3月22日に、ウイグル族への人権侵害を理由に中国に対し制裁を発動したと報道されております。 このほかにも中国はチベットや南モンゴル、香港における自国民に対する扱いについて、世界中から厳しく批判をされている状況です。 大野市の日中友好協会への支出は昨年60万円だったのに対し、今年度は5万円の減額となったようでありますが、このような深刻な人権問題を抱える中国に対し、市税を使って友好関係を深めるというのは人道上問題があり、到底市民の理解を得られるとは思いません。 長年大野市が、同協会を支援してきたことは私も知っておりますが、市税ではなく、日中間も民間交流に関心のある有志の寄付によって活動が支えられるべきだと思います。 さらには、大野市の予算が大変厳しいと言われる中、今回の予算案は、公共施設の再編について努力した形跡が同予算案には見当たりません。 財政が厳しいのであれば、本来市民からあまり利用されていない公共施設は縮小か廃止か、また統廃合すべきだと思うのですが、今回の予算案にはそのような形跡が十分なかったように思われます。 水のがっこうは1日何人の人が来ているのか、農林樂舎は十分にその機能を果たしているのか、COCONOアートプレイスはなぜ当初の予想より来館者がはるかに少なかったのか。 そういった検討がなされているようには思えません。 4月から道の駅「越前おおの 荒島の郷」が開駅し、それ自体はめでたいことではありますが、同時に、大野市民は毎年税金によって維持費を払うことになっております。 箱物建設を推進すれば、建設費だけでなく、維持費が毎年掛かります。 県内でも人口減少が著しい大野市において、これまで多くの公共施設を建設してきましたが、その費用対効果は果たしてどうなったのか。 この件に関しては市長のみならず、われわれ議会も真剣に再検討すべき時だと思います。 続いて、 請願1号 高齢者が多く住む街なかに市道認可外の生活道路の除雪に関わる請願書の委員長報告について反対の立場で討論いたします。 大野は昔に比べれば降雪量が少なくなったとはいえ、数年おきに大雪が降ることがあり、市民の多くが除雪のために汗を流します。 地域によっては若い人材がおらず、かなりの高齢の方まで手作業で除雪をしております。 しかしながら、道幅の狭い道路は市道認定されないが故に、市役所の除雪作業の恩恵にあずかれないケースが多いと聞いております。 現在、市道に面していない住民の多くが自らのお金を捻出し、業者に除雪を依頼しているという状況であります。 こういう状況では、最終的に大野市に継続して住みたいと思う人が年々減っていくのではないかという懸念を私は持っております。 住民の福利厚生を第1に考えるのであれば、狭い道路であっても市道認定することにより、市役所が除雪に入るよう取り計らいをすべきだというのが私の意見です。 残念ながら今回の産経建設委員会での審議において不採択という結果になりましたが、今ここで議員の皆さま方におきましては、いま一度ご再考の上、同請願を採択していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 これで私の討論を終わります。 ○議長(梅林厚子君)  以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 最初に討論のありました 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案の修正案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いいたします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第2号についての各委員長の報告のうち、総務文教常任委員長の報告は、修正可決であります。 お諮りいたします。 議案第2号に対する修正案について、可決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
    ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成17人、反対0人) ○議長(梅林厚子君)  全員賛成であります。 よって、議案第2号に対する修正案は可決されました。 次に、 議案第2号 令和3年度大野市一般会計予算案の修正部分を除く原案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第2号の修正部分を除く原案に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第2号の修正部分を除く原案について、可決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成14人、反対3人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第2号の修正部分を除く原案は可決されました。 これにより議案第2号は修正可決されました。 次に、討論のありました 議案第19号 越前大野城設置条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第19号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第19号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第20号 武家屋敷旧内山家設置条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第20号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第20号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第21号 武家屋敷旧田村家設置条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第21号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第21号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第22号、和泉郷土資料館設置条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第22号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第22号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第23号 笛資料館設置条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第23号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第23号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第31号 大野市スポーツ推進審議会設置条例等の一部を改正する条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第31号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第31号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第35号 大野市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第35号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第35号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第39号 大野市指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について、電子採決により決定いたします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第39号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第39号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第40号 大野市指定地域密着型介護予防サービスに関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第40号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第40号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 請願1号 高齢者が多く住む街なかの市道認定外の生活道路の除雪に関わる請願書について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております請願1号に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 お諮りいたします。 請願1号を採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成3人、反対14人) ○議長(梅林厚子君)  賛成少数であります。 よって、請願1号は不採択と決しました。 次に、討論のありました 陳情1号 新型コロナ禍による米の需給悪化の改善と米価下落の歯止め策を求める陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております陳情1号に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 お諮りいたします。 陳情1号を採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成5人、反対12人) ○議長(梅林厚子君)  賛成少数であります。 よって、陳情1号は不採択と決しました。 引き続き、一括採決いたします。 お諮りいたします。 議案第3号から議案第10号まで、議案第24号から議案第30号まで、議案第32号から議案第34号まで、議案第36号から議案第38号まで及び議案第41号から議案第46号までの27議案については、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、27議案については、いずれも委員長報告のとおり決しました。 会議の途中でありますが、暫時休憩をいたします。 (午後0時07分 休憩) (午後1時00分 再開) ○議長(梅林厚子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第2、特別委員長報告を行います。 最初に、人口減少対策特別委員長、伊東由起恵さん。 伊東さん。 (人口減少対策特別委員長 伊東由起恵君 登壇) ◎人口減少対策特別委員長(伊東由起恵君)  人口減少対策特別委員会は、去る19日に委員会を開催し、委員会の冒頭に委員の交代に伴う副委員長の互選を行い、木戸屋八代実委員が副委員長に選任されました。 また今回の定例会では、大野市総合戦略に掲げられております施策の方向性のうち、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」と「新しいひとの流れをつくる」の 二つをテーマとして、令和2年度の取り組みの評価と令和3年度の新規事業や拡充事業などについて理事者より説明を受けた後、委員間で令和3年度当特別委員会の取り組みの方向性について協議を行いました。 以下、審査の過程で論議になった点や委員間協議で出された意見の主なものについて申し上げます。 初めに、戦略的な施策の推進について申し上げます。 委員からは、子育て支援の取り組みについては、大野ですくすく子育て応援パッケージにより施策がまとめられ取り組みが進められているが、移住定住や若者支援に関する施策については国や県の事業を活用するがために要件などの縛りを受け、統合的な視点が不十分であると思われるとの意見や、本市に定住される地域おこし協力隊の方の意見などを十分に生かし、戦略的に施策を立案してもらいたいとの意見が出されました。 これに対し理事者からは、地域おこし 協力隊の新しい制度として統括的な業務を 担う方を採用することも可能になるので、  そのような人材が見つかった場合は積極的に活用していきたいとの説明がなされました。 理事者におかれましては人口減少対策の 突破口が見い出せるよう、国や県との連携を 図りつつも既成概念にとらわれることなく新たな感覚で先駆的な事業に取り組んでいただきたいと存じます。 次に、子育て支援に関する問い合わせについて申し上げます。 委員からは、子育て支援に関する問い合わせが市に直接入るだけでなく、認定こども園に直接入るケースもあると聞く。 認定こども園においても市の子育て支援に関する問い合わせに対応できるような仕組みを検討してみてはどうかとの意見が出されました。 これに対し理事者からは、月に一回開催される民間保育園、認定こども園の園長会議において連携を深め、協力をいただきながら子育て支援に関する問い合わせに対応していきたいとの説明がなされました。 また子育て支援などの施策を取りまとめた、大野ですくすく子育て応援パッケージを令和3年度においては全戸配布し、さらなる周知につなげていきたいとの説明もなされました。 理事者におかれましては、大野ですくすく子育て応援パッケージを多くの市民や大野を離れて暮らす大野出身の若者にも広く知っていただき、大野は子育て支援に重点を置いていることをしっかりと伝えてもらいたいと存じます。 また若者世代や子育て世代に向けての情報発信や、大野市から離れて暮らす方に対しては、SNSなどを活用するリモート対応が有効でありますので、市の公式LINEの登録者数の増加についても十分取り組まれたいと存じます。 次に、雇用の確保について申し上げます。 委員からは、最終的に仕事がなければ 大野市に住み続けることができないので仕事を増やすアイデアが必要との意見や、農業や中小企業などを見ても、稼ぐことが難しく過疎や人口減少につながっている状況の中、理事者と共にどうすべきかを特別委員会としても考えていきたいとの意見が出されました。 これに対し理事者からは、全区画の販売が開始となる富田産業団地への企業誘致を進めることが重要である、また若い人から「大野に就職しても休暇が取得しづらい」との意見もあり、地元企業の働き方改革を推進し、雇用の確保につながる施策を引き続き進めていきたい、また同時に、幹線道路である中部縦貫自動車道や国道158号の整備を進め、自然豊かな大野で暮らしながら市外企業で働くといったベットタウンとしての取り組みも重要であるとの説明がなされました。 次に、空き家の活用について申し上げます。 委員からは、新年度において空き家を 売りたい人と空き家を買いたい人のマッチングを積極的に行いたいとのことであるが、  コロナ禍においては空き家の取得を目的とした物件の下見も難しい状況であるため、動画を活用したリモートによる下見にしてはどうかとの意見が出されました。 これに対し理事者からは、不動産業者と 行政とのそれぞれの役割を踏まえつつ、協力し合いながら進めていきたいとのことでありました。 理事者におかれましては空き家を多く抱えている本市の状況にも鑑み、既定の手法にとらわれない積極的な取り組みを期待したいと存じます。 次に、6月定例会のテーマについて申し上げます。 これまで当特別委員会では、働きながら 子育てをする世代が住みやすいまちづくりに軸足を置き議論を重ねてまいりましたが、地域おこし協力隊や移住された方などの意見を収集するなど、移住・定住に軸足を移し、議論を深めていきたいと存じます。 以上であります。 特効薬がないと言われる人口減少問題でありますが、当委員会といたしましては調査や研究を行い、人口減少により市の活気が失われていくといった危機感を持ち続けながら市民の負託を受けた議員一人一人が、市民の声をしっかりと代弁し、理事者からの適宜適切な情報提供をいただきながら、委員間の闊達(かったつ)な議論や意見交換を行い、委員会として積極的に提言を行ってまいります。 議員各位におかれましては、今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、未来へつなぐまちづくり特別委員長、川端義秀さん。 川端さん。 (未来へつなぐまちづくり特別委員長 川端義秀君 登壇) ◎未来へつなぐまちづくり特別委員長(川端義秀君)  未来へつなぐまちづくり特別委員会は、去る19日に委員会を開催し、中部縦貫自動車道 及び幹線道路などの整備促進施策、重点道の駅の整備推進及び新たな土産品などの商品の生産・開発支援などの関連施策、体験メニューの開発やインバウンド対応などの観光振興施策の三つの項目について、所管課に対し、進捗(しんちょく)状況及び今後の計画等についての説明を求め審査を行いました。 審査に入る前には、空席となっていた副委員長の互選を行い白﨑貴之議員が副委員長に選出されました。 また当特別委員会では、審査に先立ち、来る4月22日に開駅となります道の駅「越前おおの 荒島の郷」の現状を確認するため所管調査を実施し、現地にて担当課からの説明を受け、施設整備は、建築工事、設備工事ともに完了し、残る工事も順調に進捗していることを確認いたしました。 また建物内部は、これまで示されたイメージ図どおりの内装となっており、テナント部分、飲食コーナー部分、直売所部分には、棚やテーブル、椅子などの備品やポスレジシステム、冷凍冷蔵庫などの機器類も搬入されており、あとは商品が並ぶのを待つばかりであるという状態となっておりました。 最初に、中部縦貫自動車道の進捗状況等について申し上げます。 工事の進捗状況については、大野インターチェンジでは、令和4年度の開通に向けて中津川高架橋の橋脚工事が行われており、大野・大野東区間においても、清滝川に架かる清滝橋の橋台工事が中津川・横枕地係で進められているとのことであります。 ほかに、(仮称)大野東インターチェンジ近くでは、県道五条方松原出勝山線をまたぐ七板橋の橋台工事が進められているほか、環状交差点と言われるラウンドアバウトの整備が行われているとの説明がありました。 大野東・和泉区間においては、(仮称)勝原インターチェンジの造成工事、(仮称)下山インターチェンジ付近でののり面補強工事、(仮称)和泉インターチェンジでのインターチェンジ造成工事が鋭意進められているとのことであります。 和泉・油坂区間では、新長野トンネルの長野地係側からの掘削工事が完了するなど、この区間に数多いトンネルや橋の工事もそれぞれ進捗(しんちょく)しているとの説明を受けました。 委員から国の令和3年度当初予算が確定した時点で、市民の皆さまへ周知されたいとの意見が述べられ、その手法として他自治体で 四半期に一回の頻度で発行されている中部縦貫自動車道国道158号改良通信が紹介されました。 そこには、工事や予算の状況、要望活動などが掲載されているとのことであります。 理事者におかれては、今ほど紹介のありました通信などを参考とされ、本工事には大きな予算が掛かっていることや、令和4年には(仮称)和泉インターチェンジまで開通することなどを市民の皆さまに随時お知らせされたいと存じます。 また国土交通省への中部縦貫自動車道の整備促進と予算確保に関する要望活動については、2月12日付けで、石山市長、梅林議長、そして郡上市長、郡上市議会議長の連名で、コロナ禍のため、郵送により要望書を提出したところであります。 中部縦貫自動車道の1日も早い全線開通を迎えるためには、予算確保と順調な工事の進捗が最重要課題であることを念頭に、今後とも国等に対し積極的に強く要望されたいと存じます。 次に、国道158号について申し上げます。 国道158号境寺・計石バイパスにつきましては、羽生川に架かる4号橋が完成したほか、3号橋では橋台が完成、2号橋では雪解け後に橋台工事が進められるとの理事者からの説明がありました。 本工事区間は福井市でありますが、令和5年度の供用開始を目指し、積極的に要望活動を行われたいと存じます。 次に、重点道の駅整備推進及び新たな土産品などの商品の生産・開発支援などの関連施策について申し上げます。 大野市道の駅産直の会会員数は、3月10日時点で301人になったとの報告がありました。 また産直の会への支援としては、農林産品部門では、今後、ほ場指導や相談会、時季に合った野菜栽培講座の開催を予定しているとのことで、加工品部門では商品開発に取り組み、約80アイテムが完成したとの説明がありました。 そして今月22日には、会員の成果発表やマスコミに向けた新商品のPRを行ったとのことであります。 委員から、観光バスの乗務員に対するサービスが立ち寄るか否かの判断材料として大きく影響すると聞いている。 例えばコーヒー一杯をサービスするなど、このあたりに来た時には荒島の郷へ寄ろうと常務員に喜ばれるような対応についてもしっかり考えられたいとの意見が述べられました。 大型観光バスが立ち寄ることにより大勢の人が来られることは、大きな集客と購買につながりますので、荒島の郷のPRとともに乗務員に対するサービスについても考慮されたいと存じます。 次に、体験メニューの開発やインバウンド対応などの観光振興施策について申し上げます。 国内大手旅行会社じゃらんに委託し制作した体験メニューのフリーペーパーとサイクルツーリズム事業などについて、理事者からの説明がありました。 委員からの体験メニューの大半は事前予約とのことだが、荒島の郷へ来て気軽に参加できるものは何があるのかとの質問に対し、理事者からは文化財課と連携して文化伝承室での化石に関する講演会やパネル展示のほか、化石の発掘体験を簡単にできるような形にして磨き上げようと考えている。 化石以外のことについては今後、検討したいとの説明がありました。 理事者におかれては、体験メニューに掲載されている1時間から2時間くらいでできるジュエリー作りなどを荒島の郷の文化伝承室などで行えるよう企画されたいと存じます。 以上であります。 当特別委員会におきましては、いずれの事業も所期の目的を達成するため、理事者に対し積極的に協力してまいりたいと存じます。 議員各位におかれましても、今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  以上で特別委員長報告を終わります。 日程第3、 議案第47号 副市長の選任についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、石山さん。 (市長 石山志保君 登壇) ◎市長(石山志保君)  ただ今上程されました 議案第47号 副市長の選任についてご説明申し上げます。 現在空席となっております副市長につきまして、福井市花堂中2丁目11番9号、南谷憲児氏を副市長に選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。 第六次大野市総合計画の各施策を推進するに当たり、トップマネジメント機能、また関係機関との調整機能の強化は喫緊の課題であります。 南谷氏は長年にわたり福井県職員としてご活躍されており、地方自治に精通するとともに幅広い行政経験をお持ちであり、本市の副市長として適任であると思われますので何とぞよろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりでありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(梅林厚子君)  お諮りいたします。 本案は人事に関する案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただ今議題となっております、 議案第47号 副市長の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第47号は、これに同意することに決しました。 日程第4、 議案第48号 農業委員会委員の任命についてから日程第13、 議案第57号 農業委員会委員の任命についてまでの10件を会議規則第35条の規定により、一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、石山さん。 (市長 石山志保君 登壇) ◎市長(石山志保君)  議案第48号から議案第57号までの農業委員会委員の任命についてご説明申し上げます。 現委員の任期が令和3年6月30日で満了となりますので、その後任といたしまして、次の10人の方を任命いたしたく、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により議会の同意を求めるものです。 候補者は議案番号順に、大野市横枕第20号3番地11、石田幸男氏、大野市森政領家第4号4番地、上田てるみ氏、大野市貝皿第9号7番地1、久保田眞由美氏、大野市下麻生嶋第68号5番地、竹田善和氏、大野市篠座町1番52号、田中豊実氏、大野市牛ヶ原第95号34番地、中村雅実氏、大野市右近次郎第28号32番地、松田長太郎氏、大野市国時町701番地定住促進住宅国時団地2号棟403号、三嶋香代子氏、大野市橋爪第13号11番地、宮腰與吉氏、大野市平澤領家第11号19番地、吉村信夫氏です。 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(梅林厚子君)  お諮りいたします。 ただ今議題となっております議案第48号から議案第57号までの10議案については、人事に関する案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第48号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第48号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第49号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第49号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第50号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第50号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第51号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第51号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第52号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第52号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第53号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第53号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第54号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第54号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第55号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第55号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第56号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第56号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第57号 農業委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第57号は、これに同意することに決しました。 日程第14、 議案第58号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、石山さん。 (市長 石山志保君 登壇) ◎市長(石山志保君)  ただ今上程されました 議案第58号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてご説明申し上げます。 現委員の池端 保氏の任期が令和3年3月31日で満了となりますので、その後任として引き続き、大野市牛ヶ原第87号6番地、池端保氏を固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものです。 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(梅林厚子君)  お諮りいたします。 本案は人事に関する案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただ今議題となっております 議案第58号 固定資産評価審査委員会委員の選任について、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第58号は、これに同意することに決しました。 日程第15、 議案第59号 人権擁護委員候補者の推薦についてから日程第17、 議案第61号 人権擁護委員候補者の推薦についてまでの3件を会議規則第35条の規定により、一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長石山さん。 (市長 石山志保君 登壇) ◎市長(石山志保君)  ただ今上程されました議案第59号から議案第61号までの人権擁護委員候補者の推薦についてご説明申し上げます。 議案第59号は、現委員の萩原勢子氏の任期が令和3年6月30日で満了となりますので、その後任として引き続き、大野市泉町8番13号、萩原勢子氏を、議案第60号は現委員の木下守弘氏の任期が令和3年6月30日で満了となりますので、その後任として新たに大野市新町2番7号、山本則子氏を、議案第61号は現委員の山内愼吾氏の任期が令和3年6月30日で満了となりますので、その後任として新たに大野市稲郷第73号9番地、脇本正信氏を人権擁護委員候補者に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものです。 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(梅林厚子君)  お諮りいたします。 ただ今議題となっております議案第59号から議案第61号までの3議案については、人事に関する案件でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第59号 人権擁護委員候補者の推薦については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第59号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第60号 人権擁護委員候補者の推薦については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第60号は、これに同意することに決しました。 次に、 議案第61号 人権擁護委員候補者の推薦については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第61号は、これに同意することに決しました。 日程第18、 市会案第2号 大野市議会会議規則の一部を改正する規則案を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 お諮りいたします。 ただ今議題となっております 市会案第2号 大野市議会会議規則の一部を改正する規則案については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、市会案第2号は、原案のとおり可決されました。 この際、申し上げます。 地方自治法第100条第13項及び大野市議会会議規則第167条の規定により、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣したいと思います。 お諮りいたします。 本会議は、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することに決しました。 次に、議会運営委員会から地方自治法第109条第3項の各号に定める事項について、委員の任期の間、閉会中においても調査、審査等の活動が行えるようにしたいとの申し出がありました。 お諮りいたします。 本議会は、申し出のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議会運営委員会からの申し出のとおり、地方自治法第109条第3項の各号に定める事項について、委員の任期の間、閉会中においても調査、審査等の活動が行われるように決しました。 以上で、本定例会の日程は、全て議了いたしました。 これをもちまして、令和3年3月第423回大野市議会定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでございました。 (午後1時40分 閉会)...