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12月17日-委員長報告、質疑、討論、採決-04号

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  1. 大野市議会 2020-12-17
    12月17日-委員長報告、質疑、討論、採決-04号


    取得元: 大野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-18
    令和 2年 12月 定例会       令和2年12月・第421回定例会 会議録(第4日)                              令和2年12月17日(木)                              午前10時  開 議1.議 事 日 程    第1.議案第65号から議案第77号まで       及び議案第79号から議案第94号まで     29件       陳情9号から陳情11号まで           3件        (委員長報告、質疑、討論、採決)    第2.特別委員長報告    第3.議案第95号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第10号)案2.出 席 議 員(18名)     1番   廣 瀬  浩 司 君    2番   木戸屋  八代実 君     3番   林    順 和 君    4番   ダニエル 益 資 君     5番   白 﨑  貴 之 君    6番   伊 東  由起恵 君     7番   松 本  嘉 彦 君    8番   廣 田  憲 徳 君     9番   堀 田  昭 一 君    10番  髙 田  育 昌 君     11番  野 村  勝 人 君    12番  梅 林  厚 子 君     13番  永 田  正 幸 君    14番  松 田  元 栄 君     15番  川 端  義 秀 君    16番  髙 岡  和 行 君     17番  畑 中  章 男 君    18番  榮    正 夫 君3.説明のため出席した者の職・氏名   市   長  石 山  志 保 君    副 市 長  田 中  雄一郎 君   教 育 長  久 保  俊 岳 君    企 画 総務  川 端  秀 和 君                        部   長   政 策 局長  真 田  正 幸 君    民 生 環境  坂 井  八千代 君                        部   長   産 経 建設  朝 日  俊 雄 君    産経建設部  齊 藤  清 英 君   部   長                理   事   教育委員会  清 水  啓 司 君    消 防 長  飯 田  裕 人 君   事 務 局長   財 政 課長  吉 田  克 弥 君    財 政 課  小 林  則 隆 君                        課 長 補佐4.事務局職員出席者   局   長  岸 田  尚 悟      次   長  山 田  明 美   次 長 補佐  岡    吉 男      企 画 主査  嶋 田  幸 代5.議事 (午前10時30分 開議) ○議長(梅林厚子君)  おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。 これより日程に入ります。 日程第1、議案第65号から議案第77号まで及び議案第79号から議案第94号までの29議案並びに陳情3件を一括して議題といたします。 12月8日、委員会に付託いたしました各案件の審査結果について各委員長より報告を求めます。 最初に、産経建設常任委員長髙岡和行さん。 髙岡さん。 (産経建設常任委員長 髙岡和行君 登壇) ◎産経建設常任委員長髙岡和行君)  産経建設常任委員会は、12月8日の本会議において付託を受けました案件について9日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過について、ご報告申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第65号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第9号)案のうち、当委員会付託分 議案第87号 指定管理者の指定について(大野市立農村集落多目的共同利用施設) 議案第88号 指定管理者の指定について(大野市特用林産物生産加工施設) 議案第89号 指定管理者の指定について(大野市麻那姫湖青少年旅行村) 議案第92号 指定管理者の指定について(大野市都市公園) 議案第93号 冷凍冷蔵ショーケース売買契約の締結についての以上6議案については、いずれも全会一致で理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 最初に、道の駅越前おおの荒島の郷について申し上げます。 建築工事について屋根や外装などの工事が完了し、工事の進捗(しんちょく)率が約83㌫になったことから常任委員会に先立ち、所管調査を実施し、建物の規模や配置、来場者の動線などを確認いたしました。 また審査の中で委員から、開駅まで4カ月余りに迫ってきたことから直売所のアイテム数はもちろんのこと、出店テナントモンベルカフェで提供される地元食材を利用したメニュー、地元高校生が考案したレシピといったアピールポイント季節ごとの旬の情報を整理し、適宜、適切に提示、発信されたいとの要望が出されました。 発信される情報について申し上げれば、多くの人々に道の駅に来ていただくために開駅前から発信しておくべき情報と、道の駅を起点に市内へ周遊していただくための開駅後に発信する情報があります。 理事者は、3月下旬に産直の会会員が開発する新商品の展示会を開催し、新商品のPRと開駅に向けた機運醸成につなげたいとのことですが、市民の方にも道の駅に足を運んでいただけるよう、また道の駅の情報を口コミで広げていただくためにも開催場所の工夫とともに早急に情報を把握、整理し、発信する必要があると考えます。 さらに道の駅越前おおの荒島の郷の優れた特徴としてモンベルの出店が挙げられます。 開駅となる4月22日は荒島岳も春の装いとなり、ゴールデンウィークも間近となることからモンベルの持つ集客力や広報力を活用できるようモンベルと連携したオープニングイベントや四季を通じたイベントが企画されることを要望しておきます。 次に、中部縦貫自動車道について申し上げます。 大野インターチェンジから(仮称)和泉インターチェンジまでの区間が、令和4年度に開通する見通しであると発表されております。 その見通しを実現するためには確実な予算確保が大変重要であります。 また本市にとっては、油坂までの県内全線が開通することで市民の安全、安心や生活の質の向上、産業団地への企業誘致など雇用拡大や生産性の向上といった大きなストック効果が得られます。 今後のまちづくり観光戦略、道の駅への集客にとっても油坂までの供用開始年度の公表が非常に大事になってきますので、早期公表に向けて引き続き全力で取り組まれたいと存じます。 次に、観光戦略ビジョンについて申し上げます。 理事者からは、来年度で計画期間が終了する観光戦略ビジョンについてコロナ禍を含め今後の観光戦略をどのようにしていくかを決めることが重要であり、来年のできるだけ早い時期に改訂できるよう取り組んでいきたいとの説明がありました。 これに対して、委員からはコロナという不確定要素の今後を見定めるのではなく、短期間の計画でも構わないのでwithコロナアフターコロナを見据え、スピード感を持って方向性を示す必要があること、第六次大野市総合計画前期基本計画の中で観光業を位置付けたのであれば、生業(なりわい)として稼ぐ力につながる民間事業者との連携、行政の役割などをしっかり描いたビジョンとなるよう求めるとの意見が出されました。 次に、水循環基本計画と水のみえるまちづくりについて申し上げます。 現在、策定作業を行っている大野市水循環基本計画について理事者からは、大野市水循環湧水文化再生推進連絡協議会計画原案について審議を重ね、今月25日からパブリックコメントを実施するとの説明がありました。 また大鋸町(おがまち)から正膳町にかけて複数の行政区を流れる背割水路については、一斉清掃の効果を高める目的から市において関係する行政区に呼び掛けを行い、9月27日に背割水路の一斉清掃を実施したとの報告がなされました。 市からの呼び掛けは今年が初めてであり、その後行われた協議において来年は回数を増やして継続していきたいとのことであります。 社会奉仕などの地域環境の保全や背割水路の一斉清掃を継続していくためには、地域を守る市民意識をさらに高め、市民の方々の手で取り組んでいただくことが原則であると考えます。 一方で高齢化が進んでいることから、地元の声を把握しつつ行政として継続できる仕組みを検討されたいと存じます。 次に、六呂師高原の活性化について申し上げます。 理事者からの説明では、県が主体となり六呂師地域に関係する団体等で組織する六呂師高原活性化検討会において検討が重ねられた結果、環境共生を目指す姿と位置付け、日本一の星空ブランドの磨き上げや自然科学の価値を学べるガイドセンターの整備など主なプロジェクトが示されたとのことであります。 また今後は県の示す方向性を見極め、市としての方針を出していきたいとのことであります。 これに対し、委員からは、六呂師高原の活性化についてはこれまで継続して県へ要望してきた経緯もあるので、県の主体性を確保しつつ市としてどのように取り組んでいくのか確立した方針を早急に取りまとめ議会に説明してもらいたいとの要望がありました。 次に、農業者支援について申し上げます。 委員からは、コロナ禍での外食産業の低迷による米や野菜などの需要の低下に加え、今年は台風による被害がなく、秋を迎えても天候に恵まれ野菜や果物が豊作となっており、需要と生産のミスマッチが生じるなど農業者を取り巻く厳しい状況を危惧する意見が出されました。 これに対し、理事者からは、国や県の補助制度を活用しつつ市の単独による支援を含め対応していきたいとの説明がなされました。 水循環における農業の果たす役割や道の駅の直売所における魅力づくりなど農業者の力は欠かせませんので、しっかり取り組まれたいと存じます。 次に、住宅施策移住定住について申し上げます。 理事者からは、転入者や多世代同居世帯による住宅取得等に対する助成について11月末までの補助受け付け件数は12件で、このうち市外からの転入は4世帯、多世代同居は8世帯であり、定住促進のための一定の役割を果たしているとの報告がありました。 これに対して、委員からは、新たな総合戦略の推進や人口減少対策として移住、定住施策を推進していくことが大変重要であり、補助制度のPRはもちろん、市外からの転入は20歳代から40歳代であったことから、若い世代のより一層の移住促進に向けた拡充など成果を見据えた制度としていくべきとの意見が出されました。 担当課としては、現在の補助制度中古住宅の取得がメインとなっているものの、中古住宅を借家としたいというニーズが増えてきており、そのニーズにどのように応えていくかを考えていきたいとのことでありました。 さらに、今回の補正予算では住宅の耐震診断に係る費用を増額したいとのことであります。 委員からは、耐震改修までとはいかずともまずは耐震診断を実施し、住宅の耐震の現状を把握することで生命を守る行動につながると考えられるので、耐震診断の推進を図られたいとの意見が出されました。 次に、大野商工会議所から提出された補助金の算定方法見直しに関する要望について申し上げます。 この補助金について理事者からは、平成29年度まで県の補助金を基準に算定していたものを、平成30年度からは商工会議所の会員数をベースとした算定にする一方で、商工会議所が取り組むさまざまな事業に対して支援が必要なものについては個別に判断して補助する形に変更したものであり、今後もその考え方を継続していきたいとの意見が述べられました。 これに対し、委員からは、コロナ禍の中でイベントの中止が相次いだことも要望書提出の要因になっているのでないかとの意見が出されました。 大野商工会議所は本市の商工業の振興の推進役でもあり、本市事業の委託先でもありますので、その運営が安定して行えるようしっかりと協議を行い、検討されたいと存じます。 最後に、事業の執行と目標管理について申し上げます。 各種計画に掲げられました目標の達成状況や目的を持って設置されている基金の残高といった数値を的確に把握し、課題と成果を分析することで次の改善につながります。 今一度、現状を捉えてPDCAサイクルをしっかりと回し、事業の効率性、効果性に十分留意した上で事務事業の執行に当たっていただきたいと存じます。 また今後、第六次大野市総合計画数値目標も設定されることから分かりやすい設定に努められたいと存じます。 以上であります。 議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、民生環境常任委員長永田正幸さん。 永田さん。 (民生環境常任委員長 永田正幸君 登壇) ◎民生環境常任委員長永田正幸君)  民生環境常任委員会委員長報告。 民生環境常任委員会は、12月8日の本会議において付託を受けました各案件について10日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過について、ご報告申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第65号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第9号)案のうち当委員会付託分 議案第66号 令和2年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案 議案第67号 令和2年度大野市和泉診療所事業特別会計補正予算(第2号)案 議案第68号 令和2年度大野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案 議案第69号 令和2年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)案 議案第70号 令和2年度大野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)案 議案第71号 令和2年度大野市水道事業会計補正予算(第1号)案 議案第72号 令和2年度大野市簡易水道事業会計補正予算(第1号)案 議案第73号 令和2年度大野市下水道事業会計補正予算(第1号)案 議案第80号 大野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案 議案第81号 大野市介護保険条例の一部を改正する条例案 議案第82号 大野市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例案 議案第83号 大野市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例案 議案第86号 指定管理者の指定について(大野市健康保養施設)の、以上14議案については、 いずれも全会一致で、理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 まず、 議案第65号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第9号)案に計上されております保育所管理運営経費について申し上げます。 これは、阪谷保育園幼稚園舎部分耐震診断を実施した結果、極めてまれに発生するような大きな地震が起きた場合、倒壊する可能性が高いという診断が出たため、阪谷保育園を令和3年以降、保育園舎部分のみで運営していくための改修工事を行う費用であります。 9月の委員会では、耐震診断の結果、今年度末をもって阪谷保育園を廃園とする方針であると説明を受けましたが、どういう経緯で保育園舎部分のみで存続することに変更したのかとの委員からの質問に対し、理事者からは、保護者や区長会にご意見をお伺いし耐震診断問題のあった幼稚園舎部分を使用せず、阪谷公民館の2階の一部を借用し、保育園舎のみで阪谷保育園の運営を継続していくこととしたとの説明がありました。 理事者におかれましては、今後も保護者や子どもたちに不安を与えないよう丁寧に対応されたいと存じます。 次に、環境保全対策事業について申し上げます。 今回、風力発電所建設計画に係る環境保全対策審議会の開催数を増やすため審議会委員報酬増額補正が計上されております。 委員から補正内容の詳細な説明を求めたところ、風力発電環境アセスメントについて市の意見を述べるため環境保全対策審議会の意見を伺う手続きが生じたとのことであります。 また意見書等の手続きについての質問に対しては、環境アセスメントには4段階あり、1段階目の手続きである計画段階環境配慮書に対する市の意見書は9月に提出済みである。 また事業者からの聞き取りによると現在、事業者は第2段階の手続きである環境影響評価方法書の策定を進めており、方法書の公告縦覧は令和3年1月の予定であることのほか、計画を変更し、風車は池田町のみでの設置予定であるとの回答がありました。 次に、債務負担行為補正に計上されております大野市健康保養施設管理委託について申し上げます。 これは、大野市健康保養施設管理委託に係る債務負担行為を限度額4,110万円、委託期間を令和3年度から令和7年度までとするものであります。 委員からの、これまでと比較し委託料は削減されているのかとの質問に対し、理事者からは平成28年度から比較すると単年度当たりの委託料は増加しているが、感染対策費84万円を見込んでいるためであり、感染対策費を除けば削減されているとの説明がありました。 次に、陳情について申し上げます。 まず、 陳情10号 75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情について申し上げます。 この陳情は、現在原則1割である75歳以上の高齢者の医療費の窓口負担一定所得以上の人を対象として2割とすることの検討中止を求める意見書を国に提出することを求めるものであります。 この陳情に対する意見を理事者に求めたところ、理事者からは、政府は、現役世代負担上昇を抑制するために後期高齢者のうち一定以上の所得がある患者の負担を2割に引き上げる方針を示しており、来年の通常国会に、関係法改正案が提出される見通しとされている。 後期高齢者医療保険制度は、低所得者に十分配慮しながら、持続可能な制度となるよう、検討を進めていく必要があるものと認識しているとのことでした。 委員からは、国が全て負担するものであり採択とすべき、継続審査とし国の動向を注視すべきとの意見や、適切な施策により、高齢者の健康を維持しつつ、持続可能な制度にする必要があり、不採択としたいとの意見が出されました。 慎重に審査を行った後、まず継続審査を諮った結果、賛成少数で否となり、引き続き採択を諮った結果、当委員会としては、賛成少数で不採択と決しました。 次に、 陳情11号 泉町地区下水道管敷設工事による「地下水環境への影響調査」の実施を求める陳情について申し上げます。 この陳情は、泉町地区下水道管敷設工事詳細設計を始める前に工事による地下水環境への影響調査の実施を求めるものであります。 この陳情に対する意見を理事者に求めたところ、理事者からは、平成21年度から令和元年度にかけて、工事による地下水への影響について想定されるさまざまな調査を終えたことから工事による影響はないものと考えている。 また下水道管を敷設する際には、現地の地盤と同等の透水性を持つ材料による埋め戻しを行うことを予定しており、地下水の流れが変わることはないと思われるとのことでありました。 また強制的に地下水をくみ上げるウエルポイント工法による水位の低下を調査するため平成30年度と令和元年度に試掘調査を行い、結果として、ウエルポイント工法を用いた場合でも工事の際の地下水への影響がないものと考えている。 この試掘調査結果については、適宜、議会へ報告するとともに、泉町1区、2区、3区及び清瀧区の住民の方々にも説明している。 これまでの調査結果を市民の皆さまに分かりやすく公表するための資料を鋭意作成中であり、資料が整い次第、早期にホームページ等で公表いたしたいとのことであります。 これに対し委員から、先の定例会での当委員会委員長報告にて、これまで幾度も同様の陳情が出されている背景に、調査結果の公開が十分でないことがあるとの指摘をしましたが、いまだ公表されていないことは遺憾であり、早急に対応されたいとの意見が述べられました。 委員からの泉町地区の進捗(しんちょく)状況の質問に対し、理事者からは、泉町2区、清瀧区は既に10月から、泉町3区は11月から詳細設計業務を開始している。 泉町1区に関しては、汚水処理をどう進めていくか等の話し合いを進めている段階であるとの回答がありました。 また委員からの、ほかに実施できる調査はあるのか、との質問に対しては、考えられる必要な調査は全て行ったとのことであります。 ほかにも委員からは、調査を終えたことと理解し、調査結果の早急な公表は求めるが、陳情に関しては不採択としたいとの意見や、調査結果の公表があるまで継続審査とすべき、陳情の趣旨を理解し、採択とすべきである、などの意見が出されました。 このように議論を尽くし、慎重に審査を行った後、採決を行いました。 まず継続審査を諮った結果、賛成少数で否となり、引き続き採択を諮った結果、当委員会としては賛成少数で不採択と決しました。 最後に、大野の水環境ネットワークから提出された、仮設上水道敷設ルートなどを問う泉町地区公共下水道整備工事について民生環境常任委員会での詳細なる説明及び審議を求める要望について申し上げます。 この要望に対する理事者の意見は、工事の際の仮設上水道敷設の配水には側溝等を活用するため地下水への影響はない。 詳細設計の結果については、住民の方に説明をして、ご意見をお聞きした上で、事業を進めていきたい、とのことであります。 理事者におかれましては適宜、適切な結果の公表に努め、これまで以上の丁寧な対応に努められたいと存じます。 以上であります。 議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますよう、お願い申し上げまして、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、総務文教常任委員長髙田育昌さん。 髙田さん。 (総務文教常任委員長 髙田育昌君 登壇) ◎総務文教常任委員長髙田育昌君)  総務文教常任委員会委員長報告。 総務文教常任委員会は、去る8日の本会議において付託を受けました各案件について、11日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 以下、委員会での審査の結果及び経過について申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第65号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第9号)案のうち当委員会付託分 議案第75号 大野市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例案 議案第76号 大野市部設置条例の一部を改正する条例案 議案第79号 大野市諸収入金に対する督促及び滞納処分に関する条例の一部を改正する条例案 議案第84号 指定管理者の指定について(大野市立集会所) 議案第85号 指定管理者の指定について(大野市体育施設) 議案第90号 指定管理者の指定について(大野市元町会館) 議案第91号 指定管理者の指定について(大野市駐車場) 議案第94号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度大野市一般会計補正予算(第8号))の、以上9議案については、全会一致で、また、 議案第74号 大野市和泉地域交流センター設置条例案 議案第77号 大野市和泉情報通信施設の設置及び管理運営に関する条例等の一部を改正する条例案の2議案は賛成多数で、それぞれ理事者の説明を了とし、原案を可決、承認することに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 最初に、真名川憩いの島の多目的グラウンドについて申し上げます。 議案第65号、85号に、真名川憩いの島の管理委託に関する債務負担行為補正指定管理者の指定が上程されております。 その内容は令和3年度から7年度までの期間に7,691万9,000円の限度額で、一般財団法人大野公共施設管理公社指定管理者の指定を行うものであります。 委員から、真名川憩いの島多目的グラウンドは現在土の状態が荒れているようなので修繕されたいとの意見や、アスファルトが陥没している部分が多くあり、散歩やランニング、サイクリングを楽しむ市民に危険が及ぶ恐れがあると思われるので現場を確認した上で、適正に判断し対処されたいとの意見がありました。 理事者の説明によりますと、修繕については今後、計画的に順次、行っていきたいとのことでありますが、施設の管理状況を所管課においてしっかりと把握し、できるところから修繕されるよう求めるものであります。 次に、民俗資料館の移設整備について申し上げます。 理事者から、民俗資料館の移設先である旧大野簡易裁判所建物の解体に向けた実施設計と土地開発基金からの用地購入手続きを進めているとの説明がありました。 民俗資料館の移設に関する柳廼社との協議については、当委員会でも昨年度より足掛け2年にわたり説明をお聞きしてきた案件でありますが、なかなか進展しないように見受けられます。 いよいよ旧大野簡易裁判所建物の解体工事が迫っていることを考慮し、移転については期限を設けて対応されたいとの意見が述べられました。 次に、小学校の給食調理業務委託について申し上げます。 議案第65号に、小学校5校の給食調理業務委託に関する債務負担行為補正が上程されております。 今回の委託には、パート調理員の時間単価の賃上げや、代替え調理員の新規設定を盛り込み、管理体制の強化を図られたようなので、所管課として委託した給食調理業務の遂行について契約どおりなされているかしっかりとチェックされたいとの意見がありました。 次に、児童虐待等に関する連携について申し上げます。 現在、コロナ禍の影響もあると思われますが、児童虐待やいじめの問題が以前にも増して全国的にクローズアップされております。 本市でも児童虐待等に関する事例はあるとのことで、教育委員会や福祉こども課等の間で互いに情報を共有し対応に努めているとの理事者からの説明がありました。 委員から、コロナ禍の収束の兆しが見えない中で気掛かりな情報やケースも生じるのではと危惧されるので、関係部署がしっかりと連携して対応されたいとの意見が述べられました。 次に、ふるさと納税について申し上げます。 議案第65号に、ふるさと納税寄附金3,500万円の増額と、その返礼品等に係る経費1,887万7,000円の増額が計上されております。 今回の増額補正は、返礼品目を増やすなど、大野市に興味関心を持ってもらえるよう、さまざまな努力をされたことが功を奏したものと存じますが、現在のシステムでは、例えば子育て分野に役立てて欲しいと選択して寄付いただいたお金が、そのように使われているのかが寄付者にとって分かりにくいように思われます。 ふるさと納税は、その使い道が具体的に明示されることで、ふるさと納税で、大野市に寄付をしてよかった、という寄付者の納得感と、事業に参画しているという共感を得ることが大切だと考えますので、理事者におかれてはそのような仕組みの構築に取り組まれ、さらなる次の寄付につなげられたいと存じます。 またふるさと納税額が増えることにより、近い将来には地元の意欲ある企業に運営を委託できるようになることを望むものであります。 次に、固定資産税について申し上げます。 11月末現在の本年度分市税の調定額は、昨年同時期に比べ0.5㌫増加したとのことで、その主な理由は固定資産税の増加によるものであるとの説明を受けました。 また収納額についても昨年同時期の収納率に比べて0.85㌽増加したとの報告がありました。 委員から、本年度の固定資産税が増額となった要因を尋ねたところ、昨年10月に消費税率が10㌫となったことから、その増税前に必要な設備投資を行ったことによるものと考えられるとの説明がありました。 コロナ禍により歳入確保が一段と厳しくなるものと思われますので、今後とも市税の収納確保に努められたいと存じます。 次に、地域・企業防災連携推進事業について申し上げます。 想定を超える大規模浸水被害等に対応するための一時避難所として、企業の屋内スペース等を使用する災害時応援協定を今月9日にホテルサンレア21と月美町区が締結したとの理事者からの報告がありました。 今回の事例は8月の山二工業株式会社と下据区との協定締結に続き、本市で2例目となるものであります。 近年、災害が頻発、激甚化していることや、高齢化が進むことによる災害発生時の迅速な避難が課題となっていますので、地域住民の安全安心の確保を図るためにもこの連携推進を今後とも進められたいと存じます。 次に、和泉地域交流センターについて申し上げます。 今定例会に、 議案第74号 大野市和泉地域交流センター設置条例案が、上程されております。 いよいよ令和3年3月21日にオープンすることが決まり、地域住民の新たな活動拠点の場として、地域づくりの推進に期待を寄せるものであります。 また公民館機能と支所機能が一つになることで、住民の皆さんがより一層、足を運びやすくなるものと思われますので、理事者におかれては、さらなる住民サービスの向上に努められたいと存じます。 次に、機構改革について申し上げます。 今定例会に、令和3年4月1日からの機構改革に関わる議案第75号、76号が上程されております。 公民館が教育委員会事務局から市長部局へ移るなど、近年にない大規模な改革となるものであります。 当委員会としては、このコロナ禍の中において、今回の機構改革に伴う各種システムの改修や課名等の表示変更など、財政面での負担が発生すること、そして年度末に向けて、職員に掛かる負担が増加すること、また新年度の各種事業の開始が、スケジュール的に大丈夫であるのかなど、非常に気掛かりであります。 理事者におかれては、市民に焦点を当てた市民ファーストの行政運営を行うことを肝に銘じ、これまで培ってこられたワンストップサービスの低下を招かぬよう対応されることを求めておきます。 次に、組織としてのガバナンスの強化について申し上げます。 先日、本市の職員が、令和元年に本市が発注した工事に絡む収賄罪で起訴されました。 このことを受けて、委員から、令和元年度と2年度における工事の請負契約締結後の増額、減額変更契約の状況について質問したところ、両年度ともに、いずれの変更契約も行っていると理事者からの説明がありました。 工事発注後に、地中に構造物が埋まっていることなどが発覚して増額変更になることは理解できるものの、本市の工事請負契約において、事務手続きやその決裁過程における一連の流れの中で本市のガバナンスに不備はないものかと、当委員会としては今回の事件も含めて監理体制に疑問を持たざるを得ないものがあります。 また委員から、工事の契約等に変更があった場合には、その理由などを常任委員会にて報告がなされるとよいのではないかとの意見も述べられました。 理事者におかれては、これから今回の事件を受けた対策に取り組まれることと存じますが、そのことと共に事務事業の執行に係る管理及びチェック体制に関する仕組みについても見直しを行うなどガバナンスの強化を図ることについて強く求めるものであります。 次に、 陳情9号 日本政府に「核兵器禁止条約」への賛同と批准を求める意見書の提出に関する陳情について、申し上げます。 本陳情は、国連、核兵器禁止条約への賛同調印と批准の手続きを進めることを求める意見書を、政府及び関係機関へ提出するよう求めるものであります。 世界平和を願う本陳情の趣旨は十分理解できることから、全会一致で趣旨採択と決し、意見書の提出は見送ることといたしました。 最後に、提言書について申し上げます。 今定例会において、令和3年度税制改正に関する提言が提出されております。 この提言は、税制改正に関し政府、政党、関係省庁等に対して建設的な意見を提言し、その実現のため格別の配慮を求めるものであります。 これについて理事者からは、地方自治体の裁量では判断しがたい問題であり、今後の税制改正等の動向を見守っていきたいとの意見がありました。 以上であります。 議員各位におかれましてはよろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  これよりただ今の各委員長の報告に対する質疑に入ります。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 最初に、野村勝人さん。 (11番 野村正人君 登壇) ◆11番(野村勝人君)  日本共産党の野村勝人です。 12月議会の最終日に当たり日本共産党大野市議団を代表して 議案第74号 大野市和泉地域交流センター設置条例案 議案第77号 大野市和泉情報通信施設の設置及び管理運営に関する条例の一部を改正する条例案 議案第93号 冷凍冷蔵ショーケース売買契約の締結について 陳情10号 75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情 陳情11号 泉町地区下水道管敷設工事による「地下水への環境調査」の実施を求める陳情この三つの議案と二つの陳情について各常任委員会委員長報告に対して反対討論を行います。 まず議案第74号について申し上げます。 今回の和泉地域交流センターの新設に伴う設置条例そのものに反対するものではありません。 しかし平成の大合併の号令の下で行政改革が実行されて、旧和泉村と大野市の合併を余儀なくされ、今の大野市和泉地域になったのです。 ですからそこには住民への丁寧な説明の努力が求められています。 この条例案は、議案第75号、76号も絡めています。 議案第75号 大野市教育に関する事務の職務権限の特例に関る条例案は、2018年12月21日に文部科学大臣に提出された中教審答申、人口減少時代の新しい地域づくりに向けた社会教育の振興方策について、社会教育に関する事務については今後とも教育委員会が所管することを基本とすべきであるが、として議務付け、枠づけの見直しとしての公立社会教育施設の市長部局への移行を特例として認めることで可能にした法律の改正に基づくものであり、また令和3年度からの第六次大野市総合計画基本構想に基づく機構改革のための議案第76号大野市部設置条例の一部改正も関連するものです。 次に、議案第77号については旧和泉村ケーブルテレビ9チャンネルを廃止する条例案であります。 この9チャンネルは和泉地域の独自性として、地域住民に貢献してきた施設を費用が掛かるからとの説明で切り捨てる手法と、議会が認めたからと住民に押しつける手法になっています。 よって、委員会でも反対をいたしました。 議案第93号については、道の駅荒島の郷について出発段階から調査不足を指摘して反対をしてきた経緯があり反対いたします。 次に、 陳情10号 75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情について採択するべきとの立場から討論を行います。 政府は75歳以上の高齢者の医療費窓口負担で患者本人に2割負担を導入することを閣議決定いたしました。 決定といってもあくまで引き上げの方針を決めたものですが、この陳情は、自民、公明両党の血も涙もない政策をやめてほしいとの願いから意見書を国に提出してほしいとの陳情であります。 かつて70年代に、革新自治体が東京、京都、大阪に誕生した時代、老人医療の無料化運動は自治体から生まれたものでした。 高齢期になれば、身体とともに精神にも衰えをきたし、社会的医療に世話になる必然性を持っています。 高齢者自身が損得勘定だけで医療を受診するものではありません。 同時にお年寄りが医療に世話になることは医学の発展にも貢献するという側面も備えています。 今回の自民党、公明党による談合政策は、単身世帯で年収200万円以上、夫婦とも75歳以上の世帯で年収320万円以上としました。 約370万人が該当します。 開始は2022年10月から23年3月までの間としました。 2014年に70歳から74歳の窓口負担を2割にした際は、新たに70歳になった人から引き上げる措置がありましたが、今回はそのような段階的手法は取りません。 実施されたとたんに、対象となる年収の75歳以上は全員窓口負担が膨らみます。 90歳であろうと100歳であろうと容赦ありません。 血も涙もないやり方です。 外来患者で3年間は負担の急増を抑える配慮措置を設けるとしていますけれども、負担増になることに変わりありません。 3年すれば負担は跳ね上がります。 細る年金収入のために暮らしを切り詰めている高齢者が受診を我慢し、早期発見、治療が遅れて症状が悪化すれば、病状回復は困難になり命にも関わります。 政府自身が掲げる人生百年時代の看板にも逆行しています。 菅政権は2割負担の最大の口実に、若い世代の保険料上昇を少しでも減らすことを挙げますが、これは議論のすり替えであり、政府の責任放棄です。 高齢者の医療費を若い世代に肩代わりさせる後期高齢者医療制度の仕組みをつくったのは自公政権です。 高齢者の医療費に占める国庫負担分は、老人保健制度が始まった1983年の45㌫から35㌫に減少しました。 公費負担を減らすことを目的に75歳以上を無理やり一つの独立した制度に押し込み、年齢で差別する後期高齢者医療制度の害悪は明白です。 2割負担の押し付けに道理はありません。 若い世代の負担軽減というのなら少なくとも国庫負担を45㌫に戻し、国としての公的役割を果たすことは当然のことではないでしょうか。 高齢者は病気になる確率が高い条件にあることを逆手に給付が多すぎるかのように描く政府、財界の主張は誤りです。 日本の高齢化率は世界トップなのに国内総生産、GDP比でみた社会支出は高齢化率が日本より低い欧州諸国より下です。 高齢者に必要な給付が行き届いていないことこそ問題です。 高齢者を含めた全ての世代の社会保障を拡充させることが必要なのです。 今の状況を見ますと、すでに一定以上の収入がある人は現役並みの3割負担になっています。 高齢者は病気になりやすく、けがもしがちです。 慢性疾患を複数抱える人も少なくありません。 高齢者の医療を受ける基本的人権を保障することこそ政治の役割ではないでしょうか。 長年にわたり働き続けて税金を納め、地域に貢献してきた高齢者が住み続けられる地域社会こそ大事ではないでしょうか。 それを国が責任を投げ捨て、お荷物扱いにしてよいのかが今、地方議会、私たち議員に問われているのです。 高齢者医療の在り方の観点から陳情10号は採択するべきと主張します。 次に、 陳情11号 泉町地区下水道管敷設工事による「地下水への環境調査」の実施を求める陳情について、採択するべきとの立場から討論を行います。 名水百選御清水は、地域住民が大切に守ってきた大野市民なら誰もが認める大野の宝であり、市民の命の源を象徴するものであり、国内外の観光客にもお薦めのスポットです。 その御清水周辺の下水道工事は、地下に張り巡らされている全国でもまれな水循環としての地下水脈が掘削、開削により遮断されること、そのことにより水脈が変わることや水脈が崩壊されることが心配されます。 さらに工事施工の最大の問題である地下水を大量に揚水することにより井戸枯れや水質の汚濁、地盤沈下等の障害が起こるのではないかと地域住民や観光業など多くの市民が心配しています。 下水道課は、試掘調査を行い、工事後は元に戻る、水脈に問題はないと断言をしていますが、試掘調査は全エリアで7地点のみであり、しかも御清水周辺の調査箇所は1カ所のみで終わっています。 全地域を掘削し、下水道管を埋設するために大量の地下水を揚水しないと工事ができない。 このような自然に逆らった工事、そして試掘調査のように点ではなく、工事は面であり、この視点からさらに地下水の状態がどのようになるのか危惧されます。 そのようなことから、住民は工事前に戻るのか、今の生活を続けられるのかを心配しているのです。 陳情11号は、そのようなことを心配する大野を愛し、名水で作られた大野のおいしいお酒をずっと飲み続けたいとする団体からであり、地下水に何かあってからでは遅いとのことで、工事後、地下水が元に戻ることを立証する調査を求めているものであります。 担当課は、これ以上調査することはないと自信をもって答弁をしています。 やるべき調査は全て行ったとの発言はあまりにも住民を落胆させる言葉であると感じます。 ここに住民と一緒になって安心できるためにほかに何ができるかを考える姿勢がなく、誠に残念です。 課題山積の泉町周辺の下水道整備に対してこれまで下水道の専門家や水文学(すいもんがく)の専門家、実際工事を行う施工の専門家などの意見を聞いたことがありますか。 調査とはコンサルが行うものだけを指すのではありません。 専門家の私見はとても重要です。 特に環境問題に関しては、研究者の意見は無視できません。 住民に安心していただくためには、まだしていないことやまだできる調査を検討すべきです。 できることは全てした、もうすることはないとの発言は重大発言です。 水をキーワードに、市の継続的な発展、子どもへの教育等にも力を入れているのであれば、商工観光課、湧水対策室等との連携はもっと早くからすべき問題であると思います。 地下水へのダメージ、アクシデントはそれらと密接に関係してくることです。 住民は自分達の代表である私達にサインを送ってくれているのだと解釈いたします。 このような問題が多々ありながら環境調査を求める陳情書を不採択にしてよいのか今、議員、議会に問われているのです。 日本水大賞を受賞しているまちとして過信することなく、住民の声に真摯(しんし)に向き合う必要性と、壊したものは元に戻らない、このことを最後に付け加えておきます。 以上、議案第74号、議案第77号、議案第93号、陳情10号、陳情11号について各議員におかれましては、適正かつ真摯なるご判断をお願い申し上げ、討論といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、伊東由起恵さん。 伊東さん。 (6番 伊東由起恵君 登壇) ◆6番(伊東由起恵君)  公明党の伊東由起恵でございます。 陳情9号 日本政府に各核兵器禁止条約への賛同と批准を求める意見書の提出に関する陳情における趣旨採択に対し、反対討論をさせていただきます。 陳情にもありますように、政府与党は核兵器禁止条約への不参加を表明し、その理由として世界で唯一の戦争被爆国である日本こそ中立的な立場から、核保有国と非保有国との橋渡し役を果たしていくべきとの方針を示しております。 公明党は来年1月22日の発効が決まった核兵器禁止条約に関しては、核兵器を違法とする初めての国際法規範であり、大きな意義があると考えております。 そのため日本政府に対し、条約発効後の締約国会合にオブザーバー参加を訴えるとともに、被爆地である広島、長崎への同会合の招致を求めています。 一方、陳情においては条約への賛同と批准を求めていますが、条約採択の過程やその後の各国の批准において核保有国が条約に署名しておらず、結果として核保有国と非保有国の間で溝が深まり、分断が大きくなったことも現実です。 政府与党の方針に沿って日本が核保有国と非保有国との真の橋渡しの役割を担い、核軍縮を進め、核廃絶に向けた国際社会の取り組みをリードする重要な使命を有しているものと考えます。 核のない世界を構築するという目標は共有するものの、廃絶に向けたアプローチが異なることから反対することが適当と考えます。 ○議長(梅林厚子君)  以上で、通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 最初に討論のありました 議案第74号 大野市和泉地域交流センター設置条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第74号に対する委員長の報告は原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第74号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第77号 大野市和泉情報通信施設の設置及び管理運営に関する条例等の一部を改正する条例案について、電子採決により決定いたします。事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第77号に対する委員長の報告は原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第77号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は、賛成ボタンをお押し願います。 ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人)
    ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第93号 冷凍冷蔵ショーケース売買契約の締結について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第93号に対する委員長の報告は原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第93号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって議案第93号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 陳情9号 日本政府に核兵器禁止条約への賛同と批准を求める意見書の提出に関する陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております陳情9号に対する委員長の報告は趣旨採択であります。 お諮りいたします。 陳情9号を趣旨採択とすることに賛成の諸君は賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成14人、反対3人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。よって、陳情9号は趣旨採択と決しました。 次に、討論のありました 陳情10号 75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております陳情10号に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 お諮りいたします。 陳情10号を採択とすることに賛成の諸君は賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成2人、反対15人) ○議長(梅林厚子君)  賛成少数であります。 よって、陳情10号は不採択と決しました。 次に、討論のありました 陳情11号、泉町地区下水道管敷設工事による地下強い環境への影響調査の実施を求める陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております陳情11号に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 お諮りいたします。 陳情11号を採択とすることに賛成の諸君は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成3人、反対14人) ○議長(梅林厚子君)  賛成少数であります。 よって、陳情11号は不採択と決しました。 引き続き一括採決いたします。 お諮りいたします。 議案第65号から議案第73号まで、議案第75号、議案第76号、議案79号から議案第92号まで及び議案第94号の26議案については、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議あり」の声あり)) ○議長(梅林厚子君)  会議の途中でありますが、暫時休憩をいたします。  (午前11時48分 休憩) (午後0時05分 再開) ○議長(梅林厚子君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案第76号 大野市部設置条例の一部を改正する条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備) ○議長(梅林厚子君)  ただ今議題となっております議案第76号に対する委員長の報告は原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第76号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れはありませんか。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成16人、反対1人) ○議長(梅林厚子君)  賛成多数であります。 よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。 引き続き一括採決いたします。 お諮りいたします。 議案第65号から議案第73号まで、議案第75号、議案第79号から議案第92号まで及び議案第94号の25議案については、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、25議案についてはいずれも委員長報告のとおり決しました。 日程第2「特別委員長報告」を行います。 最初に、人口減少対策特別委員長、伊東由起恵さん。 伊東さん。 (人口減少対策特別委員長 伊東由起恵君 登壇) ◎人口減少対策特別委員長(伊東由起恵君)  人口減少対策特別委員会委員長報告。 人口減少対策特別委員会は去る14日に委員会を開催し、3月定例会から継続して議論してきた項目ごとの理事者としての総括と来年度に向けての取り組みの方向性について、また第二期大野市総合戦略(素案)についての説明を受けた後、委員間で協議を行い、特別委員会としての総括を行いました。 以下、審査の過程で議論になりました主な点について申し上げます。 初めに、放課後の子どもの居場所について申し上げます。 理事者からは、放課後こども教室や放課後児童クラブについて今後は、児童数の減少に伴う利用者数の減少を見込んでおり、自由来館の児童や、児童館のない地区の長期休業中の預かりなどについて教育委員会と民生環境部が連携して検討してきたとの報告がありました。 その検討の中で厚生労働省の制度と文部科学省の制度のアンバランスを解消しようとした場合、事業量が増大し、市の予算の増大や受け入れ場所の不足、地域の協力を含めた人員の確保などが課題になるとの説明でありました。 今後に向けては核家族化や女性の社会進出、少子化が進行する現状で、小中学校再編計画がどのようになるのかも見据え、児童・生徒や保護者にとって望まれる姿となるよう課題の解消に向けて引き続き検討していきたいとのことでありました。 これに対し、委員からは、制度上の違いがあるものの小学校に通う子どもを持つ保護者の不安を解消するためには学校再編計画の状況を見極めるまで待つのではなく、今の子どもたちにとって望ましい放課後の居場所がつくられるよう変えられる部分から変えていけるよう検討してもらいたいとの意見が述べられました。 次に、スポーツを取り巻く環境について申し上げます。 理事者からは、令和3年度に改訂を予定しているスポーツ推進計画と健康おおの21の検討資料とするため共同アンケートを現在実施しており、本年度はアンケート結果の分析と両計画改訂に向けた課題の整理を行うとの説明がありました。 また令和3年度からスポーツに関する所管を教育委員会から市長部局へ移す議案を本定例会に提出していることから、今後は競技力の向上と健康づくりを合わせたスポーツに関する施策を推進していきたいとのことでありました。 委員からの、改訂するスポーツ推進計画の中で学校の部活動はどのように位置付けられるのか、との質問に対しては、ある程度のところまでは計画に盛り込んでいきたいが、受け入れ側の問題もあるので、踏み込んだ内容にはならないと思うとの見解が示されました。 これに対し、委員からは、学校再編計画において中学校の部活動の問題は大きなテーマであり、児童・生徒や保護者にとっても不安に感じている点である。 大野市として県の教育委員会が進める地域の協力を得た運動、部活動の推進に倣うのか、それとも大野市独自の部活動の体制を図っていくのかを教育委員会において検討して改訂する計画の中に位置付けてもらいたいとの意見が述べられました。 今、申し上げました二つの項目や、夏休みなど長期休業中における一元化した保護者への情報提供については、当特別委員会のこれまでの議論の中で出された提案も反映されており、働きながら子育てをする世代にとって住みやすい環境が改善され、一定の成果が認められます。 しかしながら、委員からは、令和3年度からの機構改革でこれまでの取り組みやワンストップサービスが継続されるのかが懸念される、との意見も出されました。 理事者の説明では、児童福祉部門と学校との連携は必要であり、機構改革により相談支援体制の連携が充実されるという利点があるとのことでありますが、これまで以上に市民サービスの向上が図られるよう努めていただきたいと存じます。 次に、第二期大野市総合戦略(素案)について申し上げます。 人口が減少する中において、本市においては中部縦貫自動車道や北陸新幹線の延伸、道の駅越前おおの荒島の郷の開駅などかつてないチャンスを生かせる状況にあり、この先10年の取り組みが今後の本市の方向を決める大事な10年になるものと考えます。 そのチャンスを生かすためには地域力や市民力、そして職員力をうまくかみ合わせていくことが重要であり、行政は市民に分かりやすい総合戦略を作り、市民に伝え、市民に参加してもらえるよう努めなければなりません。 市民、地域、団体、企業、そして行政の総合力で人口減少に取り組むための手法をどうするのかといった点について知恵を出し合う必要があります。 加えて、総合戦略に定める重要業績評価指標、いわゆるKPIについても適切なKPIの設定や、その達成に向けた取り組みを行うのはもちろんでありますが、変化が激しく多様化してきている社会においては、掲げられた施策の改善によるKPIの改定も必要であると考えます。 先ほども申し上げましたが、総合戦略の中で市民や団体、企業が何に取り組めばいいのか理解でき、行政をはじめみんなで何ができるのか、みんなでどこに力を入れて人口減少対策に取り組んでいくのかが描けるような大野市独自の施策の方向性を明確に位置付けた上で、来年1月に予定されているパブリックコメントを実施するよう求めておきます。 最後に、3月定例会における議論のテーマについて申し上げます。 当特別委員会では、策定が進む第2期大野市総合戦略について目指すべき方向性を共有した人口減少対策となるよう市民目線で、市民感覚で提案をしていきます。 また石山市長が重点的に推進する施策の一つと位置付ける、大野ですくすく子育て応援パッケージについては、来年度における新しい制度の部分やこれまで市民に十分に伝わっていない部分、大野市独自の支援策について議論を深め、令和3年度版のパッケージがより充実したものになるよう取り組んでいきたいと考えております。 以上であります。 当委員会といたしましては、市民の負託を受けた議員一人一人が、市民の声をしっかりと代弁し、また市民に寄り添った効果的な 子育て支援や人口減少対策に取り組まれているかについて引き続き評価と監視を行い、理事者から適切な情報提供をいただきながら、委員間の闊達(かったつ)な議論や意見交換を行い、委員会としての提案を行ってまいります。 議員各位におかれましては、今後とも、ご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  次に、未来へつなぐまちづくり特別委員長、川端義秀さん。 川端さん。 (未来へつなぐまちづくり特別委員長 川端義秀君 登壇) ◎未来へつなぐまちづくり特別委員長(川端義秀君)  未来へつなぐまちづくり特別委員会委員長報告。 未来へつなぐまちづくり特別委員会は、去る14日に委員会を開催し、中部縦貫自動車道及び幹線道路などの整備促進施策、重点道の駅の整備推進及び、新たな土産品などの商品の生産、開発支援などの関連施策、体験メニューの開発やインバウンド対応などの観光振興施策、SNSなどを活用した情報発信と、定住サポートなどの施策、本市の財政や人口規模に応じた公共施設の適正配置、施設総量の縮減などについての五つの項目について、所管課に対し進捗(しんちょく)状況及び今後の計画等についての説明を求め、審査を行いました。 最初に、中部縦貫自動車道の進捗状況等について申し上げます。 工事の進捗状況については、大野・大野東区間では、真名川橋の真名川右岸側、下麻生嶋地係での橋台が完成したほか、真名川左岸側の橋台と橋脚の工事が順次進められているとのことであります。 また新たに、下麻生嶋・川上地係では主要地方道大野勝山線と交差する箇所の下麻生嶋橋の橋台工事が始まっているほか、盛土工事などの準備を進めているとの説明を受けました。 ほかに(仮称)大野東インターチェンジと道の駅越前おおの荒島の郷に挟まれる国道158号において、ラウンドアバウトと呼ばれる環状交差点の整備にも着手されているとのことであります。 大野東・和泉区間においては、荒島第1トンネル全長2,560㍍のうち11月末現在、2,511㍍まで掘り進んでいるとのことです。 この荒島第1トンネルについては、今月21日に貫通する見込みであると国土交通省より先日、発表がありました。 また(仮称)勝原インターチェンジでは現在、造成工事などが進められており、造成部分の影響範囲となる国道158号の一部区間は11月9日に新しい道に切り替わり、それに伴う荒島登山口へのアクセスにつきましては、案内看板等で周知、誘導されているとのことであります。 和泉・油坂区間では、石徹白川橋と水谷橋が完成し、現在は(仮称)和泉インターチェンジの造成工事が進められており、片側のランプが形になってきたとのことであります。 このほか、此の木谷橋の橋台と橋脚工事や、新長野、大谷の各トンネルの掘削工事も鋭意進められているとの説明を受けました。 委員から、道の駅近くにできる交差点、ラウンドアバウトについては市内で初めて整備されるものであり、交差点への入り方や出方が分からないと思われるので、しっかりと周知に努められたいとの意見が述べられました。 また国土交通省、財務省への中部縦貫自動車道の整備促進と予算確保に関する要望活動については、9月28日付けで、石山市長、梅林議長、そして私の連名でコロナ禍のため郵送により要望書を提出したところであります。 中部縦貫自動車道の一日も早い全線開通を迎えるためには、予算確保と順調な工事の進捗が、最重要課題であることを念頭に、今後とも国等に対し積極的に強く要望されたいと存じます。 次に、国道158号について申し上げます。 国道158号境寺・計石バイパスにつきましては、用地交渉が進展し、今後、境寺町地係側からの第1トンネルや、道路、橋りょうの詳細設計と用地測量が進められるとの理事者からの説明がありました。 また薬師町、野波町地係においては、用地取得に向けた作業が進められているほか、大宮町地係では羽生川に架かる橋りょう工事が鋭意進められているとのことであります。 令和5年度の供用開始を目指し、スピードを上げて事業に取り組んでいただけるよう積極的に要望活動を行われたいと存じます。 次に、重点道の駅 整備推進及び新たな土産品などの商品の生産、開発支援などの関連施策について申し上げます。 道の駅越前おおの荒島の郷の建築工事については現在、屋根や外装工事を終え、床や内装工事の仕上げとともに電気や設備工事を本格的に進めているとの説明を受けました。 また土木工事については、建物前の広場整備や舗装工事、緑地工事などを進めており、建築工事、土木工事ともに一日も早い完成を目指したいとのことであります。 大野市道の駅産直の会への支援としては、農林産品部門では、冬場にできる栽培対策の研修会の開催、加工品部門では、中小企業診断士からのアドバイスを受けて商品開発に取り組まれているとのことで、道の駅の開駅1カ月前には会員の成果発表や新商品のPRを行う予定とのことであります。 委員からは、このコロナ禍で大学生の就職内定率が下がっていると聞き及んでいる。 道の駅で働く人は相当数必要だと思われるので、道の駅での就職について学生の皆さんへ広くアピールし、地元での雇用につなげられたいとの意見が述べられました。 道の駅の開駅が令和3年4月22日と決定したことを思うと、その準備のための時間が数えるばかりでありますので、予定どおり3月には全ての工事を終えて備えられたいとの意見も出されました。 次に、体験メニューの開発やインバウンド対応などの観光振興施策について申し上げます。 売れる体験メニューや受け入れサービスを整えるため、国内大手旅行会社じゃらんに委託し、制作する体験メニュー特集冊子などを二つの道の駅や観光施設等で配布する予定であるとの説明がありました。 委員からは、冊子の配布を来場者の多い恐竜博物館などにも置いてはどうかといった意見や、市内事業者が稼げる仕組みにもつなげられたいなどの意見が述べられました。 次に、SNSなどを活用した情報発信と定住サポートなどの施策について申し上げます。 理事者から越前おおのブランドの発信やイベントの広報推進と誘客拡大などについて説明を受けました。 道の駅越前おおの荒島の郷の開駅がいよいよ間近に迫ってまいりました。 この開駅をきっかけに、多くの方が本市へ訪れてくださることに期待をいたしているところであります。 理事者におかれては、今後ともSNSをはじめさまざまな媒体を駆使して、本市の情報発信に工夫を凝らされたいと存じます。 最後に、本市の財政や人口規模に応じた公共施設の適正配置、施設総量の縮減などの施策について申し上げます。 公共施設再編に係る昨年9月定例会以降の進捗(しんちょく)状況は、306施設から305施設。 その内訳は施設譲渡が2件、新規が1件、合わせて1施設が減少したとのことであります。 大野市公共施設等総合管理計画にのっとり、施設の必要性を見極め、適切に対処されたいと存じます。 以上であります。 当特別委員会におきましては、いずれの事業も所期の目的を達成するため、理事者に対し、積極的に協力してまいりたいと存じます。 議員各位におかれましても、今後とも、ご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 ○議長(梅林厚子君)  以上で、特別委員長報告を終わります。 日程第3、 議案第95号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第10号)案を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、石山さん。 (市長 石山志保君 登壇) ◎市長(石山志保君)  ただ今上程されました 議案第95号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第10号)案についてご説明申し上げます。 今回、歳入歳出予算の総額に524万4,000円を追加し、補正後の総額を225億7,477万1,000円とするものです。 その内容といたしまして、低所得のひとり親世帯に対する臨時特別給付金について1世帯当たり5万円。 第2子以降1人につき3万円を再度支給するものです。 議案の詳細につきましては担当部長が説明しますので、慎重にご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(梅林厚子君)  企画総務部長、川端さん。 (企画総務部長、川端秀和君 登壇) ◎企画総務部長(川端秀和君)  議案第95号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第10号)案についてご説明申し上げます。 本補正予算案は歳入歳出予算の総額に歳入、歳出それぞれ524万4,000円を追加し、補正後の総額を歳入歳出それぞれ225億7,477万1,000円とするものでございます。 歳入、歳出の款項の区分及び当該区分の金額につきましては3㌻から4㌻の第1表歳入歳出予算補正にお示してあるとおりでございます。 4㌻の歳出に沿って歳出からご説明申し上げます。 今回の補正は款3民生費のみで、ひとり親世帯に1世帯当たり5万円などを給付するひとり親世帯臨時特別給付金給付事業524万4,000円の増額を計上させていただいております。 この財源といたしまして3㌻の歳入にありますとおり歳入を見込んでおり、歳入といたしまして、款14国庫支出金において国庫補助金でひとり親世帯臨時特別給付金給付に係る事務費と事業費に対する補助金を合わせて524万4,000円の増額を計上させていただいております。 私からの説明は以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(梅林厚子君)  これよりただ今の提案理由に対する質疑に入ります。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今議題となっております議案第95号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第95号については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (沈黙) ○議長(梅林厚子君)  これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第95号 令和2年度大野市一般会計補正予算(第10号)案については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。 この際、申し上げます。 地方自治法第100条第13項及び大野市議会会議規則第167条の規定により、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣いたしたいと思います。 お諮りいたします。 本議会は、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(梅林厚子君)  ご異議なしと認めます。 よって、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することに決しました。 以上で本定例会の日程は、全て議了いたしました。 これをもちまして、令和2年12月第421回大野市議会定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでございました。  (午後2時36分 閉会)...