令和 2年 6月
定例会 令和2年6月・第419回
定例会 会議録(第4日) 令和2年6月18日(木) 午前10時 開 議1.議 事 日 程 第1.議案第28号から議案第46号まで 13件 陳情3号及び4号 2件 (
委員長報告、質疑、討論、採決) 第2.
特別委員長報告 第3.議案第47号
教育委員会委員の任命について 第4.市会案第2号
大野市議会議員に対する
政務活動費の交付に関する条例の一部を 改正する条例2.出 席 議 員(18名) 1番 廣 瀬 浩 司 君 2番 木戸屋 八代実 君 3番 林 順 和 君 4番 ダニエル 益 資 君 5番 白 﨑 貴 之 君 6番 伊 東 由起恵 君 7番 松 本 嘉 彦 君 8番 廣 田 憲 徳 君 9番 堀 田 昭 一 君 10番 髙 田 育 昌 君 11番 野 村 勝 人 君 12番 梅 林 厚 子 君 13番 永 田 正 幸 君 14番 松 田 元 栄 君 15番 川 端 義 秀 君 16番 髙 岡 和 行 君 17番 畑 中 章 男 君 18番 榮 正 夫 君3.説明のため出席した者の職・氏名 市 長 石 山 志 保 君 副 市 長 田 中 雄一郎 君 教 育 長 久 保 俊 岳 君 企 画 総務 川 端 秀 和 君 部 長 政 策 局長 真 田 正 幸 君 民 生 環境 坂 井 八千代 君 部 長 産 経 建設 朝 日 俊 雄 君
産経建設部 齊 藤 清 英 君 部 長 理 事
教育委員会 清 水 啓 司 君 消 防 長 飯 田 裕 人 君 事 務 局長 財 政 課長 吉 田 克 弥 君 財 政 課 小 林 則 隆 君 課 長 補佐4.
事務局職員出席者 局 長 岸 田 尚 悟 次 長 山 田 明 美 次 長 補佐 岡 吉 男 企 画 主査 嶋 田 幸 代5.議事 (午前10時37分 開議)
○議長(
梅林厚子君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。 この際、諸般の報告をいたします。 去る5月27日に、榮 正夫さんが
全国市議会議長会の議員45年以上の
特別表彰を受賞されました。 6月12日に私から伝達いたしましたので、ご報告しておきます。 これより日程に入ります。 日程第1、議案第28号から議案第46号までの19議案並びに陳情2件を一括して議題といたします。 6月9日、
委員会に付託いたしました各案件の審査結果について、各
委員長より報告を求めます。 最初に、
産経建設常任委員長、
髙岡和行さん。 (
産経建設常任委員長 髙岡和行君 登壇)
◎
産経建設常任委員長(
髙岡和行君)
産経建設常任委員会委員長報告。
産経建設常任委員会は、6月9日の本会議において付託を受けました案件について、10日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過についてご報告申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第28号 令和2
年度大野市
一般会計補正予算(第4号)案のうち、当
委員会付託分については、
全会一致で
理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 初めに、
中部縦貫自動車道の
開通見通しに関連した
取り組みについて申し上げます。 国は、4月17日に
中部縦貫自動車道大野油坂道路の
大野インターチェンジから(仮称)
和泉インターチェンジの区間が、令和4年度に開通する見通しとなったと発表しました。 これにより、これまで要望していた令和4年度末の
県内全線開通による人の流れをイメージして計画してきたさまざまな施策に変化が生じると考えられることから、
産経建設部が
整備スケジュールをしっかりと把握して、全庁的に関連する
取り組みの見直しを図るべきとの意見が委員から出されました。 また、
中部縦貫自動車道の残る和泉・
油坂区間や国道158号の
早期整備に向けての
要望活動については、関係する自治体や団体との連携を強化するとともに、インターネットを活用して市民の声を直接伝えられるような新しい形の活動を展開してはどうかとの提案がなされました。 次に、
観光戦略について申し上げます。
理事者からは、春の観光入り込み客数については、1月から4月までの入り込み客数が前年同月比で57.4㌫減となったことや、おおの
城まつりなど
集客イベントの中止に関する説明がありました。 今、
観光事業者は、
新型コロナウイルス感染症の影響を受け大変な状態に陥っています。 加えて、先ほども申し上げた
中部縦貫自動車道県内全線の
開通見込みなど、現在の
観光戦略では想定されていない課題も生じてきていることから委員からは、向こう3年、5年を見通した
観光ビジョンの見直しが早急に必要であるとの意見が出されました。 これに対し
理事者は、国や県、市において取り組む
新型コロナウイルス感染症対策の
各種支援策の活用を促すとともに、
観光戦略ビジョンの改訂の中で検討していきたいとのことであります。 さらに委員からは、
新型コロナウイルス感染症の影響で、
観光施設をはじめとする
公共施設の利用が
福井県民に限定されている実情を踏まえ、奥越や嶺北に限らず県内他市町との連携を図りながら
県内観光の推進を図るなど、
事業者目線に立った施策の企画とともに
観光事業者支援に取り組まれたいとの要望がなされました。 また、
新型コロナウイルス感染症の影響は、観光に関連した
事業者だけでなく、あらゆる業種の
事業者や
市内商店街のさまざまな店舗にも及んでおります。
大野商工会議所や
まちづくり会社とさらなる綿密な連携を図りながら、
商店街振興支援にも積極的に取り組まれたいとの要望がなされました。 次に、
企業誘致について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が、分譲を開始した
富田産業団地への
企業誘致活動に影響しないのか心配する声が出され、
理事者からは、現在、
企業訪問は自粛しているとの報告がありました。 また企業からは、多くの
雇用人数を確保してもらいたいとの要望が変わらずあり、さらに
米中貿易戦争や
新型コロナウイルス感染症の影響による
設備投資の抑制の動きがある一方で、
国内回帰に向けた動きもあるとの報告を受けました。 委員からは、新たな
産業団地への誘致に向け、これまでにも申し上げているように、当市のトップを先頭として全庁体制でしっかり
取り組み、一日も早い完売に結び付けてもらいたいとの強い要望が述べられました。 次に、
水環境、
湧水再生について申し上げます。 現在、
産経建設部が所管する(仮称)水循環・
湧水文化再生計画の策定と
民生環境部が所管する第三期
環境基本計画の策定が進められています。 この両方の計画は、来年度からの10年間を
計画期間として策定される第六次大野市
総合計画の
くらし環境分野のベースになることから今後、本市の環境や
水環境をどうしていくのかといった本質的な部分を見据えながら、両計画の連携を図るべきとの意見が委員から出されました。 これに対し
理事者からは、これまでの
環境基本計画に位置付けられていた水に関する分野については
関係部局との調整を図りながら、本年度中に(仮称)水循環・
湧水文化再生計画に位置付け、策定を終了させると断言されました。 第六次大野市
総合計画のスタートに合わせて、必ず実行していただきたいと思います。 さらに委員からは、今後、市民に対して
湧水文化を伝えていこうとする場合、これまでの
産経建設部の水に関する
取り組みをしっかりと
環境基本計画の中に位置付けることも重要であるので、所管する
民生環境部との連携を十分に図られたいとの意見が出されました。 次に、
鳥獣害対策について申し上げます。 最近は、サルやシカが多く出没しており、サルに関しては大型の
捕獲おりを設置するなど、引き続き猟友会の協力を得ながら捕獲に努めているとのことでありますが、委員からは、捕獲だけでなく里山を工夫することで動物の
生息区域を山へ戻すなど、動物との共生についても検討するとよいのではとの意見や、すみかとなる河川敷の浚渫(しゅんせつ)を行うことも有効であることから、強く県への要望を行ってもらいたいとの意見が出されました。 また、先日から複数の地区でクマの出没が確認されておりますので、保育所、小中学校へ通う子どもをはじめ市民の安全の確保を図るため適時、適切な早期の
情報発信に注意されたいとの意見が出されました。 最後に、道の駅越前お
おの荒島の郷(さと)の開駅に向けた
取り組みについて申し上げます。
理事者から、3月以降の
施設整備や産直の会の
取り組みについての進捗(しんちょく)状況、今後の
スケジュールに関する説明がありました。 開駅の時期を含めた詳細は、9月
定例会に
提出予定の
設置条例議案や、
指定管理者指定議案において説明したいとのことでありましたが、
施設等利用者の声を反映させた什器(じゅうき)、備品の選定や、
指定管理予定者と
入居予定の
モンベルやテナント、産直の会等を含めた施設全体の
管理運営基本方針やデザインなど、大野を代表する道の駅となる売り場の充実などについて、確認しておくべき多くの事項が残されていることから、あらゆる点について不安を払拭(
ふっしょく)できる十分な説明を9月
定例会に求めたところであります。 以上であります。
議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、
民生環境常任委員長、
永田正幸さん。 (
民生環境常任委員長 永田正幸君 登壇)
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君)
民生環境常任委員会委員長報告。
民生環境常任委員会は、去る9日の本会議において付託を受けました各案件について、11日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過についてご報告申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第28号 令和2
年度大野市
一般会計補正予算(第4号)案のうち当
委員会付託分 議案第29号 令和2
年度大野市
国民健康険事業特別会計補正予算(第1号)案 議案第30号 令和2
年度大野市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)案 議案第32号 大野市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例案 議案第33号 大野市
手数料条例の一部を改正する
条例案 議案第34号 大野市
子ども医療費の助成に関する条例等の一部を改正する
条例案 議案第35号 大野市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例案 議案第36号 大野市
介護保険条例の一部を改正する
条例案 議案第37号 大野市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する
条例案 議案第46号
専決処分の承認を求めることについて(大野市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)の、以上10議案については、いずれも
全会一致で
理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 議案第28号の
一般会計補正予算案には、
新型コロナウイルス感染症対策として、
和泉児童センターを除く各
児童センターに冷風機を設置することにより、夏季の子どもの居場所の環境を改善する
放課後児童クラブ事業経費が計上されています。 委員からの、冷風機とはどのようなもので、
エアコンと併用して使用するのかとの質問に対して、冷風機は二つあるタンクに水を入れ風を送るもので、
エアコンがない遊戯室に各
センターに2台ずつ合計8台の導入を予定しているとのことでありました。 また委員からの、今後気温が高くなり熱中症などマスクを着用することでかえって危険なこともあると聞くが、
児童センターでのマスクの着用についてどうするのかという質問に対しては、各部屋には
エアコンがあるので基本的にマスクを着用いただくが、外で遊んだり遊戯室などの広い場所で間隔を空けて遊んでもらうときなどについては、安全を確保した上で臨機応変に対応したいとのことでありました。
理事者におかれましては、この事業を含め夏季の子どもの
安全確保に向けた十分な対策を講じていただきたいと存じます。 次に、
下水道事業会計の令和2年度当初予算に計上されている
公共下水道の管きょ整備に係る
詳細設計業務委託について申し上げます。
理事者の報告では、泉町2区、3区及び清瀧区の3地区においては、3月25日及び4月1日に各区長へ
詳細設計に係る説明を行い、昨年実施した説明会で示した
スケジュールのとおり今年度、
詳細設計を実施することで了解をいただき、5月21日に3地区の
詳細設計業務委託に係る
指名競争入札の通知を行ったとのことであります。 また泉町1区については、今後の進め方について区長と協議を重ね、
御清水周辺の
汚水処理方法について多くの住民が集まる
意見交換会を3月下旬に開催する予定しておりましたが、
コロナ禍により開催が見送られました。 そして、現在あらためて6月25日に開催する予定をしているとのことであります。 これに対して複数の委員から、泉町2区、3区及び清瀧区の3地区における
詳細設計の実施の了解に不安を感じるとの意見が出されました。 先の3月
定例会における当
委員会の
委員長報告の中で、
詳細設計の前にしっかりと地元と
合意形成を図り、またその協議された内容については議会にも報告をいただきたいと申し上げております。 しかしながら、当
委員会が報告をお聞きしたのは入札の通知後であります。 遅滞なく適切に報告をいただいていれば、今回のように問題視する声も出なかったと思われますので、今後は厳重に注意した対応をいただきたいと存じます。 次に、
ポイ捨てなどのごみの
不法投棄について申し上げます。 委員からの、ごみの
不法投棄について
周知啓発などで善意に訴え掛けても、どうしても無くならない部分があるため、何かしらの拘束を掛けないと無くならない時期にあるのではないかという意見に対して、
理事者からは、
ポイ捨てへの対策については、今年度、第三期
環境基本計画を策定する中でより有効な方法についても検討していきたいとのことでありました。 また
監視カメラの設置に対する質問に対しては、県が所有するものをレンタルして設置することを検討していきたいとのことであります。 ほかにも委員からは、環境を見守るという視点と防災、防犯の視点から、公用車にドライブ・レコーダーを搭載する
取り組みを行ったらどうかという意見もありました。 第三期
環境基本計画策定においては、実効性のある施策をご検討いただき、それを実行していただきたいと存じます。 最後に、
新型コロナウイルス感染症について申し上げます。
理事者から、今後、第2波を警戒しながら
社会経済活動を行っていく新しいフェーズへ移った。 本市においても、三つの密を避ける、人と人との距離を保つ、外出時のマスクの着用など、
感染防止対策を取りながらできるところから事業を再開していきたいとの説明を受けました。
理事者におかれましては、今後も引き続き
感染拡大の状況を注視するとともに、
社会経済活動を含む、国、県の動向なども十分に注視し、適時、適切に対応することにより、市民の
安全確保と不安の払拭(
ふっしょく)に努めていただきたいと存じます。 以上であります。
議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますよう、お願い申し上げまして、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、
総務文教常任委員長、
髙田育昌さん。 (
総務文教常任委員長 髙田育昌君 登壇)
◎
総務文教常任委員長(
髙田育昌君)
総務文教常任委員会委員長報告。
総務文教常任委員会は、去る9日の本会議において付託を受けました各案件について12日及び15日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 以下、
委員会での審査の結果及び経過について申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第28号 令和2
年度大野市
一般会計補正予算(第4号)案のうち当
委員会付託分 議案第31号 大野市
税賦課徴収条例の一部を改正する
条例案 議案第39号 高
規格救急自動車売買契約の締結について 議案第40号
消防ポンプ自動車売買契約の締結について 議案第41号
専決処分の承認を求めることについて(令和元
年度大野市
一般会計補正予算(第5号)) 議案第42号
専決処分の承認を求めることについて(令和2
年度大野市
一般会計補正予算(第1号)) 議案第43号
専決処分の承認を求めることについて(令和2
年度大野市
一般会計補正予算(第3号)) 議案第44号
専決処分の承認を求めることについて(
大野市長等の給与に関する条例及び教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例) 議案第45号
専決処分の承認を求めることについて(大野市
税賦課徴収条例等の一部を改正する条例) の、以上9議案については、
全会一致で、また、 議案第38号 第六次大野市
総合計画基本構想については、賛成多数で、それぞれ
理事者の説明を了とし、原案を可決、承認することに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 最初に、本
定例会に上程されている 議案第38号 第六次大野市
総合計画基本構想について申し上げます。
理事者から、この
基本構想は、第一章の将来像、第二章の将来の見通し、そして第三章の将来像実現のための
基本目標で構成しているとの説明がありました。 そしてSDGsの考え方を取り入れ10年後のまちの将来像を、人が
つながり地域がつながる住み続けたい結のまちとし、今後10年間に
人口減少と少子化、高齢化が進むという状況下でも、ずっと住み続けたい持続可能なまちでありたいという強い気持ちを込めているとのことであります。 委員から、将来像実現のための
基本目標には、
人口減少対策への
取り組みが明文化されていない。 同時に策定する
前期基本計画には、きちんと明示されたいといった意見や、
コロナ禍により、人の価値観や
生活様式、
社会様式も大きく変わったことを見据えた
前期基本計画とされたいなどの意見が述べられました。 第六次大野市
総合計画は
市民参加型の計画であると認識していますので、
前期基本計画には市民からいただいた意見や思いに的確に応え
市民目線に立った分かりやすい計画とされるよう求めておきます。 また
理事者の説明によりますと、11月ごろには
前期基本計画素案の
パブリックコメントを行う予定とのことですので、当
委員会での
委員各位から出た意見にも十分に留意されたいと存じます。 次に、
教育関係について申し上げます。
コロナ禍により
学校休業が終わり、今月1日から授業が再開されました。 3カ月の長期にわたる休業となり、夏休みが13日間に短縮されるなど、児童・生徒にとって初めて経験することばかりの状況がとても気掛かりであります。 この夏も暑くなるようですので、気温の高い時期での
授業実施による
熱中症対策や
水分補給、
アルコール消毒液の設置、
エアコンの整備をはじめ、
長期休業後の
学校再開における
メンタル面のケアなどに細心の注意を払うなど、想定されるさまざまな出来事に万全を期すよう配慮されたいと存じます。 次に、
財政調整基金について申し上げます。 ここ数年の当初予算での
財政調整基金からの繰り入れの様子を見ますと、平成30年度が8億2,000万円、平成31年度が6億9,000万円、そして令和2年度が5億5,000万円という状況であります。 そして今回の
新型コロナウイルス感染症対策に繰り入れたことから、現在の
基金残高は約7億8,000万円とのことであります。
理事者の説明では、令和元年度の繰越金が約6億4,000万円あるため、その半額となる約3億2,000万円を
財政調整基金に積むことができるとのことです。
新型コロナウイルス感染症対策のため
財政調整基金を取り崩してさまざまな施策に取り組まれておられますが、水害などの
自然災害も心配な季節を迎えますので、いざというときのためにも
財政調整基金をしっかりと備えられたいと存じます。 併せて令和3年度の予算を組まれるに当たっても、
財政調整基金を取り崩すことなく予算編成されたいと存じます。 次に、
文化会館整備基本設計事業について申し上げます。 平成31年度当初予算に計上された
文化会館整備基本設計事業については、平成31年3月
定例会において、この事業における委託料7,000万円の
予算執行に当たっては、当
委員会の承認を得るまでは執行しないことなどの決議を可決しております。 そのため当
委員会といたしましては、先の3月
定例会までの間に5回説明をお聞きするなど
理事者との協議を実施し、委員間での協議を5月25日と6月8日の2回開催いたしました。 しかしながら、
附帯決議に対する
理事者からの説明を聞いている中で、特に建設費や
ランニングコストの削減について新たな変更点は示されなかったように存じます。 現在の
文化会館については、昭和41年竣工のため、ここ数年で
耐用年数の60年が経過することから新築で建て替える必要があることは理解いたしておりますが、
文化会館整備基本構想、
文化会館整備基本計画が策定された当時とは世の中の事情が違ってきております。 先ほど第六次大野市
総合計画基本構想のところでも述べましたように、
新型コロナウイルス感染症がまん延したことにより、
社会情勢も
経済情勢も変わったことから、
参入業者や
建設スケジュールへの影響が懸念されます。 市民にとってより良い
文化会館の
新築建て替えを行うためにも、
コロナ禍の影響により急激な
歳入減少が予測される中において、この
コロナ禍がある程度おさまるまでは、先ほど
財政調整基金のところでも述べましたように、
財政調整基金を備えるためにも
経費削減に向けて計画を見直すなどの新たな提案がなされなければ、この7,000万円の執行について、当
委員会として承認することはいたしかねます。 次に、 陳情3号 特急「
サンダーバード」「しらさぎ」の存続のための協議を県に求める陳情について申し上げます。 本陳情は、
大野市民の関西、中京への交通の最大限の利便性を確保するため
特急サンダーバード、しらさぎを現行どおり存続させるため、県がJR西日本とJR東海と協議することを求めるものであります。 慎重に審査を行い、まず
継続審査を諮った結果、
賛成少数で否となり、次に
趣旨採択を諮った結果、
賛成少数で否となり、引き続き採択を諮った結果、当
委員会としては、
賛成少数で不採択と決しました。 最後に、 陳情4号
大野地区内の行政区の見直しに 関する陳情について申し上げます。 本陳情は、
人口減少等による
大野地区における行政区の編成について、市において積極的に見直しに協力するとともに、
市街地中心部とその周辺の各地区の実情を踏まえ、市と
大野地区区長会とが協議を重ねた上で適切な規模の行政区に再編成を行うことを求めるものであります。 委員からは、行政区、すなわち
自治会組織を再編する基本は、住民の合意によるものであると考えるので、住民の意見を尊重し、市が協力するということであるならば賛成であるとの意見や、
全国市議会議長会でも出ている課題である、住民の
合意形成ができた上で市が関わるということであるならば賛同する、陳情の趣旨には賛成できるなどの意見が出されました。 また当
委員会としても、先の3月
定例会において
委員長報告で述べましたとおり、本市の自治会はその活動を担う人材不足などにより活動を継続していくことが困難になってきている現状があることから、令和2年度の新規事業である住民自治活性化検討事業をきっかけとして、
自治会組織の再編についても住民とともに考えていただくことも併せて検討されたいと求めたところであります。 慎重に審査を行い、まず
趣旨採択を諮った結果、
賛成少数で否となり、引き続き採択を諮った結果、当
委員会としては
全会一致で採択と決しました。 ただし、
自治会組織の再編は市が主導するものではなく、あくまでも地元の
合意形成が基本であります。
理事者におかれては、
合意形成に必要となる情報提供などの側面支援をされるよう申し添えます。 以上であります。
議員各位におかれましてはよろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) これより、ただ今の各
委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次、これを許します。 最初に、榮 正夫さん。 (18番 榮 正夫君 登壇)
◆18番(榮正夫君) 榮 正夫です。
委員長報告に対する質疑を行います。
民生環境常任委員長が報告されました、
公共下水道の管きょ整備に係る
詳細設計業務委託報告のくだりで、先の3月議会における当
委員会の
委員長報告の中で、
詳細設計の前にしっかりと地元と
合意形成を図り、またその協議された内容については議会にも報告いただきたいと申し上げています。 しかしながら、当
委員会が報告をお聞きしたのは、入札の通知後であるとのこと。 あまり感心できることではありませんが、
委員長報告で地元
合意形成を図りとあるのは、地元とはどこを指されていますか。 質疑するものであります。
○議長(
梅林厚子君) 榮さんの質疑に対する
委員長の答弁を求めます。
民生環境常任委員長、
永田正幸さん。 (
民生環境常任委員長 永田正幸君 登壇)
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君) 榮議員の質疑にお答えいたします。 3月
定例会の
委員長報告における
詳細設計の前に、地元との
合意形成を図りの地元とはどこを指すのかでございますが、これは泉町1区、2区、3区、清流区全てに対してと認識しています。 加えて、3月
定例会の
委員長報告で述べたとおり、
理事者の説明では、泉町1区については、本年2月の
試掘調査結果の説明会において、泉町1区の整備については区民がよく話し合って方針を出し、それを市に示す必要があるとのご意見があり、汚水処理の方法などを地元とよく話し合い、それが決まるまでは
詳細設計を行わないことを、その説明会で申し上げたとのことであります。 また、泉町1区に係る 陳情1号 泉町地区の
公共下水道整備工事にかかる
詳細設計策定を急がないことを求める陳情を賛成多数で採択したところです。
○議長(
梅林厚子君) 榮さん。
◆18番(榮正夫君) ただ今の
委員長の質疑でのお答えをいただきました。 私は、
委員長に対する質疑を通じて、今回の
委員長報告に対して二つの問題を感じるわけです。 一つは、
理事者の行政の進め方の問題。 もう一つは、
委員会審議を通じての、
委員会が叱咤(しった)激励の手法を駆使していく上で大事な点が欠落しているのではないかと思うんですが、
委員長のお考えはどうでしょうか。
○議長(
梅林厚子君) 永田さん。
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君) 今ほどの榮議員の再質疑にお答えいたします。 すでに3月
定例会の
委員長報告においても、
詳細設計の前に地元の
合意形成というくだりがございますし、そしてまた今回においても
委員長報告の中で、当
委員会としては今後その辺のところは慎重に配慮いただきたいということを申し上げている次第でございます。
○議長(
梅林厚子君) 以上で、榮 正夫さんの質疑を終結いたします。 次に、
髙田育昌さん (10番
髙田育昌君 登壇)
◆10番(
髙田育昌君) 私からも民生常任
委員会委員長に質疑するものであります。 案件は、5月21日に
指名競争入札を公告し、6月1日に入札執行した管きょ
詳細設計等業務委託について、
委員会の中での審査の経過について地元議員として質疑させていただくものであります。
委員長報告では、3月25日、4月1日に各区長へ
詳細設計に係る説明を行ったと報告されたが、事実確認はされたか。 ということですが、泉町2区の区長は、継続しておりますが、泉町3区と清瀧区におきましては、3月、4月のときに区長が入れ代わっております。 そんな中、そのことに関しての事実確認はされたのか、質疑をさせていただきます。
○議長(
梅林厚子君) 髙田さんの質疑に対する
委員長の答弁を求めます。
民生環境常任委員長、
永田正幸さん。 (
民生環境常任委員長 永田正幸君 登壇)
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君) 髙田議員の質疑にお答えいたします。 まず、髙田議員の
理事者の報告に対する事実確認についてでございます。 6月11日の
委員会で
理事者から、泉町2区、3区及び清瀧区の3地区においては、3月25日及び4月1日に各区長へ
詳細設計に係る説明を行い、昨年実施した説明会で示した
スケジュールのとおり、今年度、
詳細設計を実施することで了解をいただいたと報告がありました。 なお、この件につきましては、 陳情1号 泉町地区の
公共下水道整備工事にかかる
詳細設計策定を急がないことを求める陳情の処理経過並びに結果についての中でも報告を受けております。 それらの
理事者の報告を事実として受け取っております。
◆10番(
髙田育昌君) それではちょっと2点目の質疑をさせていただきます。
委員会当日、委員から、各区長は市からの説明を受けていないと聞くがどうなのか、との発言あったようですが、
委員長はその真偽の確認をされましたでしょうか。
○議長(
梅林厚子君) 永田さん。
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君) 今ほどの髙田議員2点目の、委員からの発言に係る真偽の確認についてでございますが、委員からのその発言に対して、改めて
理事者からは、区長に説明し了承を得たと思っているとの回答がありました。 この説明を事実として受け取っております。 以上でございます。
○議長(
梅林厚子君) 髙田さん。
◆10番(
髙田育昌君) それでは、私も地元議員といたしまして、地元の区長さんに確認をさせていただきました。 泉町2区及び3区及び清瀧区でございます。 泉町の区長、それから泉町3区の区長、新旧お二方、そして清瀧区の新旧の区長お二方というところでございますが。 泉町2区の区長と、清瀧区の旧区長、前区長ですね。 聞き取りをさせていただいたところで、
詳細設計に係る説明は受けていない。 住民の説明会をさせていただきたいと話であったと聞いております。 また、
詳細設計を実施することを了解した覚えはないとのことであります。
委員長報告との意見の食い違いがある中、執行された管きょ設計等業務委託入札の報告及び落札、この案件に対しまして
委員長として、今後どのように対応されていくのかお伺いいたします。
○議長(
梅林厚子君) 永田さん。
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君) 私どもは、
理事者ではございませんので、現地へ入ってございませんけれども。 やはり
理事者の方の説明を得てですね、こちら手元にちょっと取り寄せた資料がございますけれども。 令和2年3月
民生環境常任委員会に係る泉町2区、3区及び清瀧区長への経過についてっていう報告をいただいております。 それに対して、令和2年3月13日には
委員会、それから25日が泉町3区の区長さん、それから2年3月25日には清瀧区の区長さん、それから4月1日には、泉町2区の区長さんということでございます。 私はその間ですね、区長さんが代わられたとかそういうことは認識してございませんので。 そういうことでございます。 そういう資料をいただいてございます。
○議長(
梅林厚子君) 以上で、
髙田育昌さんの質疑を終結いたします。 次に、ダニエル益資さん。 (4番 ダニエル益資君 登壇)
◆4番(ダニエル益資君) ダニエル益資です。 質疑をさせていただきます。 民生環境
委員会としては、地元との
合意形成がなければ、御清水エリアの泉町1区のみならず、泉町2区、泉町3区、清瀧における下水道事業も進めるべきではないという姿勢か伺いたいと思います。 確認のために質疑をさせていただきます。
○議長(
梅林厚子君) ダニエルさんの質疑に対する
委員長の答弁を求めます。
民生環境常任委員長、
永田正幸さん。 (
民生環境常任委員長 永田正幸君 登壇)
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君) ダニエル議員の質疑にお答えいたします。 3月
定例会の
委員長報告の中で、委員からは、
詳細設計を実施したが、工事に入れないというような事態にならないよう
詳細設計の前にしっかりと地元
合意形成を図り、またその協議された内容については、議会にも報告をいただきたいとの意見が述べられましたと報告をいたしております。 これは泉町1区、2区、3区、清瀧区全ての下水道事業の
詳細設計に対してと認識しております。
○議長(
梅林厚子君) 以上ですか。 (4番 ダニエル益資君 うなずく)
○議長(
梅林厚子君) 以上で、ダニエル益資さんの質疑を終結いたします。 以上で、通告による質疑は終わりました。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次、これを許します。 最初に、榮 正夫さん。 (18番 榮 正夫君 登壇)
◆18番(榮正夫君) 日本共産党大野市議団の榮 正夫です。
総務文教常任委員長の報告にありました 議案第38号 第六次大野市
総合計画基本構想についてを定めるための議決について常任
委員会で反対をいたしましたので、反対の討論を行います。
基本構想案を作成するまでの市民へのアピールの努力を、各地区8カ所でのワーキンググループによる検討、それ以前には2回の学習会を開催し、審議会4回、幹事会6回の審議経過を経た担当課の努力には評価を惜しむものではありませんが、現在の地方自治体を取り巻く状況は、国、県の地方創生政策に翻弄(ほんろう)されながら、また新自由主義政策による構造改革、公共の民営化、規制緩和、不安定雇用増大、消費税10㌫の増税などの困難を住民と末端の自治体に押し付けてきました。 今だけ、金だけ、自分だけの風潮も現れていた矢先に、
新型コロナウイルス感染症のパンデミック一色に覆われて、政治は住民の命と暮らしを第一義にさまざまな視点からの転換が求められる事態になっている現状では、
新型コロナウイルス感染症の問題を抜きに10年先を展望する
基本構想を議決することは、従来を踏襲する形式だけが先行し、チェック機能を発揮すべき議会の機能の指針が欠落することから反対を表明して、反対討論とするものであります。
○議長(
梅林厚子君) 次に、松田元栄さん。 (14番 松田元栄君 登壇)
◆14番(松田元栄君) 未来おおのの松田でございます。 議案第38号 第六次大野市
総合計画基本構想についての
委員長報告に賛成討論をいたします。
総務文教常任委員会委員長報告の中で、 議案第38号 第六次大野市
総合計画基本構想について
理事者から、この
基本構想は、第1章の将来像、第2章将来の見通し、そして第3章の将来像実現のための
基本目標で構成されている。 そしてSDGsの考え方を取り入れ、10年後のまちの将来像を、人が
つながり地域がつながる住み続けたい結のまちとし、今後10年間に、
人口減少と少子化、高齢化が進むという状況下でも、ずっと住み続けたい持続可能なまちでありたいという強い気持ちを込めているとしています。 しかしながら、
総務文教常任委員会の委員からは、
人口減少対策への
取り組みが明文化されてないことや、
コロナ禍により人の価値観や
生活様式、社会の様式も大きく変わることを見据えた
前期基本計画になるように求めています。 私は、
委員会の傍聴者として参加させていただきましたが、この
基本構想の審議が極めて慎重になされて引き付けられる思いで参加させていただきました。 特に、将来の見通しをなぜ人口と土地利用にしたのか、
コロナ禍の中で今後、価値観が変わることのも見極め、2次感染が発生しても対応できるものを求める議論でした。 今回の私の一般質問で、
基本構想の中で
コロナ禍についてなぜ触れていないのか、いつどこで反映させるのかの質問には、
前期基本計画の中で示すとの答弁がありましたが、人口の都会一極集中から地方への波が加速する可能性や、さまざまに地方に有利に働くことを見据えた
前期基本計画になることを求めます。 また、この計画は
市民参加型の計画であり、
市民目線に立って分かりやすい計画になることを求めています。 現在、
前期基本計画策定中であると伺っていますが、この中にさまざまな角度で、例えば産業、経済、社会、環境面から、まさにSDGsの物差しで将来を見通した大野市の姿を分かりやすくデザイン化し、形に表現して市民の皆さまにお示しして一緒に力強く歩み出せる
前期基本計画にしていただきたいと切に希望いたします。 この構想の策定に当たり、地区別ワークショップやアンケートの実施、そして市民代表の皆さまによる合計10回以上の幹事会と審議会で検討されて、各方面からの知識が集約された極めて重要で重い計画であることを重ねて申し添えます。 以上、 議案第38号 第六次大野市
総合計画基本構想についての
委員長報告の賛成討論とします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、野村勝人さん。 (11番 野村勝人君 登壇)
◆11番(野村勝人君) 日本共産党の野村勝人です。 私は、 陳情3号 特急「
サンダーバード」「しらさぎ」の存続のための協議を県に求める陳情について、採択するべきであるという立場から討論を行います。 ただ今、
総務文教常任委員長の報告は不採択であります。 しかしこの陳情は、
特急サンダーバード、しらさぎを利用する県民、そして
大野市民が不便にならないようとの願いから出されたものでございます。 新幹線が敦賀駅まで開業になった後、北陸本線の金沢から敦賀間の特急が廃止になった場合、県民が関西・中京方面へ行くには、新幹線敦賀駅ホームに降り20㍍下の2階へエレベーター等で移動し、改札を済ませ、1階ホームの特急に乗り換えなければならなくなります。 下りの場合は、その逆行程になります。 乗客は、相当のストレスを感じます。 特に高齢者や体に障害を持つ人々には、困難な乗り換えになると考えられます。 私は、一昨日15時40分に、県の新幹線建設推進課に問い合わせしましたところ担当者林さんの話では、国交省の試算を基に計算すると、福井から京都、新大阪、名古屋間の所要時間や利用料金は、現行の
特急サンダーバード、しらさぎを利用した場合と新幹線敦賀駅で新幹線かがやきから、特急に乗り換えた場合とを比較すると、福井・京都間は、所要時間1時間19分から1時間16分で3分短縮されますが利用料金は5,030円から5,900円になり870円高くなります。 福井・新大阪間の場合、所要時間は1時間42分から1時間39分で3分短縮になりますが、利用料金は6,140円から7,000円になり860円高くなります。 福井・名古屋間では、1時間37分から1時間29分で8分短縮になりますが、料金は6,230円から8,410円になり2,180円高くなるとの事です。 乗り換えに要する所要時間を10分としているそうですが、大幅な時間短縮は望めず、利用料金は高騰します。 このように
特急サンダーバード、しらさぎが存続されなければ、敦賀駅での乗り換えという利用者の負担が長く続くことになり、市民の関西や中京圏への移動はもとより、これら地域とのつながり、観光やビジネスでの交流人口の利便性が確保されなくなります。 わずか3分、8分の短縮で、面倒な乗り換えを余儀なくされ、さらに乗車券の値上げという負担を鉄道利用者に負わせることになるのです。 議員は、市民が何を望んでいるのか考えて採決すべきではないでしょうか。 よって、 陳情3号 特急「
サンダーバード」「しらさぎ」の存続のための協議県に求める陳情は、採択するべきであると主張して討論とします。
○議長(
梅林厚子君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 最初に、討論のありました 議案第38号 第六次大野市
総合計画基本構想について電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております議案第38号に対する
委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第38号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員 表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人 反対2人)
○議長(
梅林厚子君) 賛成多数であります。 よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 陳情3号 特急「
サンダーバード」「しらさぎ」の存続のための協議を県に求める陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております陳情3号に対する
委員長の報告は、不採択でありますので、原案について採決いたします。 お諮りいたします。 陳情3号を採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員 表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成5人 反対12人)
○議長(
梅林厚子君)
賛成少数であります。 よって、陳情3号は不採択と決しました。 引き続き、一括採決いたします。 お諮りいたします。 議案第28号から議案第37号まで、議案第39号から議案第46号までの18議案、及び陳情4号については、いずれも
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、18議案及び陳情1件については、いずれも
委員長報告のとおり決しました。 日程第2、「
特別委員長報告」を行います。 最初に、
人口減少対策特別
委員長、伊東由起恵さん。 (
人口減少対策特別
委員長 伊東由起恵君 登壇)
◎
人口減少対策特別
委員長(伊東由起恵君)
人口減少対策特別
委員会委員長報告。
人口減少対策特別
委員会は、去る15日に
委員会を開催し、3月
定例会委員長報告に対する対応方針の確認、夏休み期間中の実施が予定されていた事業、小中学校の授業再開後の状況と、夏季休業中を含めた放課後や休日の過ごし方について、
理事者を含め意見交換と議論を行い、慎重に審査を行いました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 初めに、放課後の子どものより良い居場所づくりについて申し上げます。
理事者からは、4月以降、
教育委員会と福祉こども課が協議を行った旨報告があり、今後は、放課後子ども教室、放課後児童クラブそれぞれの受け入れ状況等を確認しながら、市全体の子どもの放課後の居場所づくりについて、制度上の違いはあるものの、課題を整理し、引き続き協議していきたいとの説明がありました。 これに対し委員からは、放課後の子どもの居場所については、地域ごとに事情が異なること、また
新型コロナウイルス感染症への対応など、さまざまな課題に対し、十分な協議を行っていただき、保護者の気持ちにしっかりと届くような方策を模索してもらいたいとの意見が出されました。 なお今年は、
新型コロナウイルス感染症の影響で、夏休み期間が変更になり、例年実施していない時期に放課後子ども教室を実施することになりますが、
理事者からは、しっかりと対応していくとの説明がありました。 これに対し委員からは、夏の暑い時期の実施になるので、暑さ対策にも十分対応していただくとともに、
新型コロナウイルス感染症対策を十分に行い、新しい
生活様式について、施設ごとに確認しながら進めてもらいたいとの意見が述べられました。 さらに、放課後子ども教室や放課後児童クラブに携わっている職員への、新型コロナウイルス
感染防止対策についても、第2波が来る前に具体的に検討してもらいたいとの意見が述べられました。 次に、スポーツ推進計画の改訂について申し上げます。
理事者からは、計画の改訂に当たりスポーツエリートの輩出といった視点での競技スポーツの底辺拡大もあるが、生涯スポーツの推進と健康づくりといった視点での年代や目的に応じたさまざまなスポーツの形についても考えていきたいとの説明がありました。 これに対し委員からは、年代や目的に応じた
取り組みを推進することは非常に重要であり、そのためにもスポーツ推進計画策定
委員会の公募委員をはじめスポーツ活動に関わる指導者や保護者などの現場の声を十分に聞き、スポーツ人口の増加機運を高めてもらいたいとの意見が述べられました。 次に、中学校の部活動について申し上げます。
理事者からは、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による
学校再開の遅れから、1年生が部活動に合流するのが6月下旬から7月にかけてとなることから、まずは1年生が部活動に慣れることを優先して考えたいとのことでありました。 また、県や奥越地区の中体連の夏季大会については、いずれも中止となっており、対外試合についても、現時点においては県民行動指針に沿って当面の間は自粛となっているとの説明を受けました。 これに対し委員からは、中学校の3年間という短い期間を考えると、新型コロナウイルス感染防止の対策が求められる中においても最終学年となる3年生が真剣勝負の試合をし実績を残したいという思いに配慮して、われわれ大人がそのステージとなる試合機会をつくることも重要でないかとの意見が述べられました。 また、対外試合の実施に向けては、6月19日以降、県が新型コロナウイルス対策のステップ2に移行すると示していることから、市としても他市町の
教育委員会と協議し、早急に方針を示してもらいたいとの要望がなされました。 次に、学校や保護者への連絡体制について申し上げます。 委員からは、
コロナ禍の中での
教育委員会と学校、あるいは学校と保護者との連絡体制について質問が出されました。 これに対し
理事者からは、
教育委員会と学校との連絡体制については、定期的な校長会だけでなく、臨時の校長会を幾度となく開催し、連絡を密にしていることや、常に情報共有を図っていること、また学校と保護者との連絡体制については、保護者に対し、緊急メールを活用して早く伝え、文書をもって詳細に伝えるなどの対応をしているとの説明がありました。 保護者への
情報発信に関連して、委員からは、市のホームページにある子育て応援パッケージのページと子育て応援ナビのページが混在していて情報が整理されておらず、情報を得たい人にとって分かりにくいものとなっているとの指摘がありました。 本年度から新たに、大野ですくすく子育て応援パッケージを打ち出したのであれば、パッケージに合わせた情報の整理を行うとともに、
民生環境部と
教育委員会とが連携を図り、分かりやすく伝わりやすい
情報発信に努められたいとの要望が出されました。 これに対し
理事者からは、
教育委員会やホームページを担当する秘書広報室との連携を図り、見やすく分かりやすい
情報発信に努めたいとの説明がありました。 次に、夏休み期間中の実施が予定されていた事業について申し上げます。 まず
理事者から、今回の
新型コロナウイルス感染症拡大により中止となった事業を含め、15事業の参加対象者や参加者の募集手法などについて説明を受けました。 委員からは、学校を通じて参加者を募集する事業については、子どもや保護者が全体の事業の中から選択して申し込みができるように、また学校にも過度な負担をかけないよう、関係課同士の連携や調整を図った上で、学校に依頼してはどうかとの意見が述べられました。 これに対し
理事者からは、今後は夏休み期間中の事業を一度にまとめて案内できるようにしていきたいとの説明がなされました。 最後に、9月
定例会における議論のテーマについてについて申し上げます。 3月
定例会の
委員長報告でも申し上げたとおり、引き続き小学生の子を持つ保護者に対する支援策について議論を深めるとともに、現在、改訂作業に取り掛かっている、大野市人口ビジョンや大野市総合戦略の進捗(しんちょく)状況を確認することといたしました。 以上であります。 当
委員会といたしましては、働きながら子育てをする世代が住みやすいまちづくりや若者の定住、移住の促進に向け、市民の声をしっかりと聞き、市民の抱える不安に丁寧に対応していきたいと考えております。 そのためにも、議会と
理事者との闊達(かったつ)な議論や意見交換を基に随時、
委員会としての提案を行ってまいります。
議員各位におかれましては、今後とも、ご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、未来へつなぐまちづくり特別
委員長、川端義秀さん。 (未来へつなぐまちづくり特別
委員長 川端義秀君 登壇)
◎未来へつなぐまちづくり特別
委員長(川端義秀君) 未来へつなぐまちづくり特別
委員会委員長報告。 未来へつなぐまちづくり特別
委員会は、去る15日に
委員会を開催し、
中部縦貫自動車道 及び幹線道路などの整備促進施策、重点道の駅の整備推進、及び新たな土産品などの商品の生産・開発支援などの関連施策、
産業団地の整備など積極的な
企業誘致による雇用促進施策の三つの項目について、所管課に対し進捗(しんちょく)状況及び今後の計画等についての説明を求め、審査を行いました。 最初に、
中部縦貫自動車道の進捗状況等について申し上げます。 工事については、本年度、大野・大野東区間において、真名川橋の橋脚工や、県道五条方松原出勝山線と交差する七板橋の橋台工などの工事に着手するとのことであります。 大野東・和泉区間においては、荒島第一トンネル全長2,561㍍のうち2,183㍍を掘り進んでおり、5月末現在の掘削進捗率は約85㌫とのことです。 また勝原インターチェンジ付近では、年内に現国道158号の付け替え工事が終了予定など、各種工事が鋭意進められているとの説明を受けました。 委員から、工事に伴い仮設となった農地の用排水路について、いつ頃きちんと整備されるのか説明を求めたところ、現地を確認し農作業に影響の出ないよう国土交通省とも協議を行い対応したいとの
理事者からの説明がありました。 農業は、本市の基幹産業でありますので、
理事者におかれては、道路工事の進捗と合わせて農作業等にも支障の出ないように対応されたいと存じます。 また、4月17日には国土交通省から
中部縦貫自動車道大野油坂道路の
大野インターチェンジから(仮称)
和泉インターチェンジ区間の19.5㌔㍍について、令和4年度に開通するとの発表がありました。 これにより、全長35㌔㍍の6割近くが完成するとのことであります。 次に、国道158号について申し上げます。 国道158号境寺・計石バイパスにつきましては、令和5年度の供用開始を目指し、用地取得及び各種工事が進められていることや、その事業費について
理事者からの説明がありました。 この国道158号は、本市のライフラインとして欠かすことのできない非常に大事な道路ですので、令和5年度の供用開始に向けて、引き続き残る用地の早期取得と工事施工について、県に対ししっかりと要望されたいと存じます。 次に、重点道の駅整備推進及び新たな土産品などの商品の生産・開発支援などの関連施策について申し上げます。 道の駅越前お
おの荒島の郷(さと)では、現在、建物の鉄骨組み立てをほぼ終了し、床の配筋工事を進めているとの説明を受けました。 電気設備、空調設備、給排水設備の工事は、今月から本格化させ、年度内の完了を目指し、屋外交流広場の鉄骨組み立てについては、建物本体と近接するため、8月から取り掛かる予定とのことです。 大野市道の駅産直の会への支援としては、本年度は農林業者の知識、技術の底上げ及び直売に向けた意識の醸成を図れるよう、
コロナ禍の対策を考えながら研修の機会を調整しているとの説明がありました。 また、直売所の売り場全体では約4,000アイテムの商品を見込んでおり、野菜等の出荷量等を把握するため、現在、産直の会において来年度の農産物栽培計画調査を実施し、今月末に取りまとめる予定であるとのことです。 委員から、4,000アイテムもの商品をそろえるとのことだが、先の3月
定例会でも伝えたように市内にこだわらずに商品を充実させることの検討はされたのかとの質問があり、
理事者から、魅力ある売り場となるよう市外、県外も含めて広く商品をそろえたいとの回答がありました。 説明資料の大野市道の駅産直の会加入状況を拝見いたしますと、令和2年5月末時点の加入申し込み数が、2月末時点と比べてあまり変わっていないようですので、商品を充実させるためにも開駅時の加入目標400人の達成に努められたいと存じます。 最後に、
産業団地の整備など積極的な
企業誘致による雇用促進施策について申し上げます。
理事者から、
産業団地の整備状況と福井県大野市企業立地ガイドの説明を受けました。
産業団地の整備については、南側の区画部分の造成が完了し、5月1日から先行して分譲を開始したとのことであります。 残る北側の区画部分については、年度内には完了させ、令和3年度に全区画を分譲していく予定とのことです。 福井県大野市企業立地ガイドは
企業訪問の際に持参し市の助成金制度や工業団地等の情報提供を行っているほか、県の東京・大阪事務所や金融機関など関係機関をはじめ大野市にゆかりのある企業や個人へ送付しているもので、今回、
富田産業団地の一部が分譲開始となったことに合わせて内容を更新したとのことです。 委員から、大野市
富田産業団地の魅力として、どのようなところをPRしているのかとの質問があり、
理事者から分譲価格の安さが魅力の一つである、
中部縦貫自動車道の全線開通による都市圏とのアクセスの良さもセールスポイントにして
企業誘致を図っていきたいとの回答がありました。 ほかに、企業には進出いただきたいが、公害防止についてもしっかりチェックされたいとの意見も述べられました。 以上であります。 当特別
委員会におきましては、いずれの事業も所期の目的を達成するため、
理事者に対し積極的に協力してまいりたいと存じます。
議員各位におかれましても、今後とも、ご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 以上で、
特別委員長報告を終わります。 日程第3、 議案第47号
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、石山さん。 (市長 石山志保君 登壇)
◎市長(石山志保君) ただ今上程されました 議案第47号
教育委員会委員の任命についてご説明申し上げます。 欠員となっております
教育委員会委員に、大野市上野第80号4番地、松田輝治氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものです。 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりでありますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
梅林厚子君) お諮りいたします。 本案は、人事に関する案件でありますので、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議あり」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議がございましたので 議案第47号
教育委員会委員の任命について電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局 電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) お諮りいたします。 ただ今議題となっております 議案第47号について、原案のとおり同意することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員 表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人 反対2人)
○議長(
梅林厚子君) よって、議案第47号は、これに同意することに決しました。 日程第4、 市会案第2号
大野市議会議員に対する
政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する
条例案を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 提出者、畑中章男さん。 (17番 畑中章男君 登壇)
◆17番(畑中章男君) 市会案第2号について、
大野市議会議員に対する
政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する
条例案、これの提案理由を説明いたします。
新型コロナウイルス感染症対策に要する経費の財源に充当することを目的として、
政務活動費の年額相当額の半額を減額、削減するためであります。 よろしくお願いいたします。
○議長(
梅林厚子君) これより、質疑を行います。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、
委員会付託を省略することに決しました。
○議長(
梅林厚子君) これより討論に入ります。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今議題となっております 市会案第2号
大野市議会議員に対する
政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する
条例案について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、市会案第2号は原案のとおり可決されました。 以上で本
定例会の日程は、全て終了いたしました。 これをもちまして、令和2年6月第419回大野市議会
定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでございました。 (午後0時14分 閉会)...