令和 2年 3月 定例会 令和2年3月・第417回
定例会 会議録(第5日) 令和2年3月24日(火) 午前10時 開 議1.議 事 日 程 第1.議案第1号から議案第9号まで、 議案第16号から議案第18号まで 及び議案第20号から議案第25号まで 18件 陳情1号及び陳情2号 2件 陳情3号(継続分)、陳情5号(継続分)及び陳情9号(継続分) 3件 (
委員長報告、質疑、討論、採決) 第2.
特別委員長報告 第3.議案第26号
人権擁護委員候補者の推薦について2.出 席 議 員(18名) 1番 廣 瀬 浩 司 君 2番 木戸屋 八代実 君 3番 林 順 和 君 4番 ダニエル 益 資 君 5番 白 﨑 貴 之 君 6番 伊 東 由起恵 君 7番 松 本 嘉 彦 君 8番 廣 田 憲 徳 君 9番 堀 田 昭 一 君 10番 髙 田 育 昌 君 11番 野 村 勝 人 君 12番 梅 林 厚 子 君 13番 永 田 正 幸 君 14番 松 田 元 栄 君 15番 川 端 義 秀 君 16番 髙 岡 和 行 君 17番 畑 中 章 男 君 18番 榮 正 夫 君3.説明のため出席した者の職・氏名 市 長 石 山 志 保 君 副 市 長 田 中 雄一郎 君 教 育 長 久 保 俊 岳 君 企 画 総務 畑 中 六太郎 君 部 長 政 策 局長 川 端 秀 和 君 民 生 環境 坂 井 八千代 君 部 長 産 経 建設 朝 日 俊 雄 君
産経建設部 齊 藤 清 英 君 部 長 理 事
教育委員会 清 水 啓 司 君 消 防 長 飯 田 裕 人 君 事 務 局長 総 合 政策 真 田 正 幸 君 総 務 課長 加 藤 嘉 一 君 課 長 財 政 課長 吉 田 克 弥 君
福祉こども 山 田 徹 夫 君 課 長
商工観光振興 上 藤 正 純 君 建 設 整備 伊 戸 康 清 君 課 長 課 長
会計管理者 本 多 充 君 教 育 総務 横 田 晃 弘 君 課 長 消 防 本部 鳥 山 智 之 君 監 査 委員 堂 下 昭 仁 君 次 長 事 務 局長 財 政 課 小 林 則 隆 君 課 長 補佐4.
事務局職員出席者 局 長 岸 田 尚 悟 次 長 山 田 明 美 次 長 補佐 岡 吉 男 企 画 主査 松 川 正5.議事 (午前10時36分 開議)
○議長(
梅林厚子君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。 これより日程に入ります。 日程第1、議案第1号から議案第9号まで、議案第16号から議案第18号まで、及び議案第20号から議案第25号までの18議案並びに陳情2件及び継続分の陳情3件を一括して議題といたします。 3月11日、
委員会に付託いたしました各案件の審査結果について、各委員長より報告を求めます。 最初に、
産経建設常任委員長、
髙岡和行さん。 髙岡さん。 (
産経建設常任委員長 髙岡和行君 登壇)
◎
産経建設常任委員長(
髙岡和行君)
産経建設常任委員会は、3月11日の本会議において付託を受けました案件について、12日及び13日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過について、ご報告申し上げます。 まず、議案の審査結果について申し上げます。 議案第25号 字の区域の変更については、
全会一致で
理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 また、 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案のうち、当
委員会付託分については、賛成多数で、
理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました、主な点について申し上げます。 はじめに、
越美北線等利用促進事業について申し上げます。
越美北線の
利用促進について、
理事者から令和元年度からの新たな
取り組みとして、
越美北線を利用してお越しになられた方に
イベント会場などで利用できる
買い物補助券を配布しており、今後とも
越美北線の
利用促進と
イベント来場者の増加につなげられるようにしたいとの説明がありました。 委員からは、今年度で食べ歩き・見て
歩きマップの配布が終了する中、
イベントとタイアップした
利用促進を図るのであれば、市主催の
イベントだけでなく、市が発行するおでかけガイドに掲載する
イベントについてもタイアップの対象とし、それぞれの
イベントチラシに
越美北線利用に関する助成について掲載していただくなどの連携が必要との意見が出されました。 次に、水への
恩返し事業について申し上げます。 委員からは、
東ティモールへの水支援が令和元年度をもって終了するが、これまでの水支援は多くの市民からの貴重な寄付により行えたものであることを認識し、
東ティモールへの水支援の意義や活動を通じて醸成されたものを市民に還元し、健全な水循環の
まちづくりにつなげてもらいたいとの意見が述べられました。 これに対し
理事者からは、今月22日にオープンする越前おおの水のがっこうを活用した水に関する講座などの開催を予定しており、またイトヨの里とも連携を図りながら、これまでの
取り組みの成果などを市民に伝えていきたいとのことでありました。 次にワクワク
まちなか遠足事業について申し上げます。
理事者からは、この事業は市外の小学生などの遠足を越前おおの水のがっこうで受け入れ、希望する学校には水の講座を行うとともに、1,500円の
商品引換券を配布し、商店を回ってもらいながら、
まちなかやイトヨの里などへの回遊性も高めたいとのことでありました。 これに対し委員からは、
まちなか遠足の
スタート地点を水のがっこうに限定するのではなく、イトヨの里も
まちなか遠足の
スタート地点とし、川の流れとともにまちを歩くような仕掛けも必要でないかとの提案がなされました。 また水のがっこう、イトヨの里、どちらの施設が
スタート地点となっても、それぞれの施設の説明だけを行うのではなく、大野の水の歴史などを含め、水に関するまち歩き全体をイメージした統一的な説明ができるよう、職員の
スキルアップに努めるとともに本市の
湧水文化や水循環に関する意識の醸成につなげてもらいたいとの意見が述べられました。 次に、
株式会社平成大野屋と
一般財団法人越前お
おの農林樂舎について申し上げます。 委員からは、インターネット上の独自のウェブサイトにおいて商品を販売する
ECサイトの活用については、今後の
販路拡大の方向性を含め、戦略的に考えなければならないとの意見が出され、
理事者からは、全国的に
通信販売が伸びている現状を捉え、
平成大野屋と
農林樂舎の
ECサイトについては一体的にリニューアルすることで、消費者に興味を持っていただき売り上げの増加につながるよう努力していきたいとのことでありました。 さらに
平成大野屋と
農林樂舎については、設立当初の
基本理念を今一度十分に認識し、
地元商業の発展、
農家所得の向上に努めるべきであるとの意見が述べられました。 次に、施設の統廃合や
補助金等の適正化、財源の確保について申し上げます。
商工観光振興課が管理を行う施設については、
維持管理に多額の経費が掛かっている施設が非常に多く見受けられますが、
行政経営の視点が足りないと言わざるを得ません。 経費の縮減に努めることはもちろんのこと、施設の
設置目的や
維持管理経費と
入館者数の現状を直視し、施設の統廃合についても検討していくのが必然であるとの意見が出されました。 また
農業林業振興課が所管する事業には、補助金などを交付する事業が多いことから、その支出に当たっては、
事務事業内容を十分に検証し適正に執行するように指摘がありました。 なお
建設整備課が所管する
普通河川の管理、
河川改修費の財源については、
一般財源がほとんどであることから、国や県の支援を受けられるよう努力するようにとの意見が出ました。 次に、
中部縦貫自動車道の
整備促進について申し上げます。
理事者からは、
大野油坂道路の令和4年度末までの
全線開通に必要な
予算確保が令和2年度における課題である旨の説明がなされました。 市議会としても、これまで
中部縦貫自動車道の
整備促進については、あらゆる機会を通じ
要望活動を実施してきたところであり、引き続き
要望活動に注力するところではありますが、全体事業費が約800億円増額した実情を十分に踏まえ、事業の進捗(しんちょく)や今後の見通しに関する市民などへの説明に当たっては、現実を直視し、市民が理解しやすい説明に努めることとの意見が述べられました。 併せて
中部縦貫自動車道の
インターチェンジの名称については、今後、
観光マップをはじめ、あらゆる地図に掲載され本市のPRにつながること、道の駅を含めた回遊性を強化するためには市内外を問わず
供用開始前の
事前周知が大変重要になることから、
インターチェンジの
名称決定に至るプロセスやタイミングについて適切な
情報収集と対応に努められたいとの意見が述べられました。 次に、
地域交通の
利用促進について申し上げます。
地域交通について、
理事者からは大野市
公共交通活性化協議会において、
地域バスや
地域タクシーなど
地域コミュニティーを活用した
地域交通の在り方の検討についても話題になっているとの説明がありました。 委員からは、道の駅越前お
おの荒島の郷(さと)の整備を契機に道の駅からの回遊性を促進し地域を訪れる観光客を誘客するため、地域が自らの力で交通を担おうとすることなども考えられることから、実際に
地域交通を担おうとする地域を募集してみてはどうかとの提案がなされました。 また
路線バスや
まちなか循環バスの運行に当たっては、採算が取れない部分が非常に多くあることは理解するものの大野市
公共交通活性化協議会において十分に協議し、費用対効果の面においても有効的なアイデアが出されるようにとの要望がなされました。 次に、令和元年度をもって廃止となる事業について申し上げます。 まず越前おおのみずコトアカデミーについては、国に先駆けて実践してきた事業で、これまでのつながりや水のがっこうを通した新たな
関係人口の創出など、今後、市としてどのようにしていくかについて庁内で十分議論し国の支援等を受けながらしっかりと進めてもらいたいとの意見が述べられました。 また令和元
年度交付対象者をもって終了となる結の故郷はたらく
若者応援事業をはじめ、
市内経済の活性化に一定の効果があった給付型の事業が相次いで廃止となります。 昨年の
消費税増税や暖冬による影響、そして
新型コロナウイルスの
感染拡大防止に向けた
不要不急の
外出自粛措置など市内の経済、市内にお金が回る
取り組みが弱くなっていることを認識いただき、ぜひとも市内の事業者に人が集うような施策を前向きに、かつ、早急に検討いただきたいとの意見が述べられました。 最後に、 陳情2号
御清水エリアの
湧水汚染の
風評被害の防止に関する陳情について申し上げます。 本陳情は、
御清水エリアの湧水に関して、観光客や地元の人々による
風評被害を防止する方策をお願いしたいとのものであります。 当
委員会としては採択すべきとの意見もありましたが、陳情者の趣旨とする部分については理解できるもののその趣旨は
御清水エリアの湧水だけに限らず市内に点在する全ての湧水地が対象とされるべきであり、観光客にとってより良いものとなるよう
理事者は
旅館組合との連携を図る必要があるとの意見が述べられるなど、慎重に審査し採決した結果、賛成多数で
趣旨採択とすることに決しました。 以上であります。
議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、
民生環境常任委員長、
永田正幸さん。 永田さん。 (
民生環境常任委員長 永田正幸君 登壇)
◎
民生環境常任委員長(
永田正幸君)
民生環境常任委員会は、去る11日の本会議において、付託を受けました各案件について、13日及び16日の2日間にわたり
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 その結果及び経過について、ご報告申し上げます。 まず議案の審査結果について申し上げます。 議案第2号 令和2年度大野市
国民健康保険事業特別会計予算案 議案第3号 令和2年度大野市
和泉診療所事業特別会計予算案 議案第4号 令和2年度大野市
後期高齢者医療特別会計予算案 議案第5号 令和2年度大野市
介護保険事業特別会計予算案 議案第6号 令和2年度大野市
農業集落排水事業特別会計予算案 議案第7号 令和2年度大野市
水道事業会計予算案 議案第8号 令和2年度大野市
簡易水道事業会計予算案 議案第20号 大野市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例案 議案第21号 大野市
印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例案 議案第22号 大野市
水道給水条例の一部を改正する条例案の、以上10議案については、いずれも
全会一致で、また、 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案 議案第9号 令和2年度大野市
下水道事業会計予算案の以上2議案については、いずれも賛成多数で
理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 初めに、
公共下水道事業について申し上げます。 議案第9号の
下水道事業会計予算案には、泉町及び
清瀧地区において、
公共下水道の管渠(かんきょ)整備に係る
詳細設計委託料が計上されております。
理事者は、昨年6月に
御清水周辺の関係5地区で説明会を開催し、その説明の中で令和2年度に
詳細設計に入り、その後、工事に入りたいということを申し上げているとのことであります。 今後、
現地測量を行い、管の深さやルート、
マンホールポンプが必要かどうか、またその深さにおける管が震度7レベルの地震に耐えられるかどうかの
構造計算を行い、それらを取りまとめる
詳細設計を行った後、工事の発注に入りたいとのことであります。 なお昨年11月に
御清水周辺で実施した
試掘調査の結果について、泉町1区で先月2月17日に説明会を開催したところ、泉町1区の整備については、区民がよく話し合って方針を出し、それを市に示す必要があるとのご意見を頂いたとのことであります。 これを受け、
汚水処理の方法などを地元とよく話し合い、それが決まるまでは
詳細設計を行わないことをその説明会で申し上げたとのことであります。 委員からは、
詳細設計を実施したが、工事に入れないというような事態にならないよう、
詳細設計の前にしっかりと地元と
合意形成を図り、またその協議された内容については議会にも報告をいただきたいとの意見が述べられました。 これに対して
理事者からは、
公共下水道に関しては平成29年に大野市
汚水処理施設整備構想が策定され
公共下水道を整備するエリアなども認めていただいている。 その中で住民の方に安心していただくこと、御清水は本市のシンボルであることを念頭に置き、しっかりと
地元住民の皆さんとの
合意形成を図ることは必要だと考えている。 今後は、まずは区長と相談をさせていただいた上で
説明会等の開催について検討したいとの説明を受けました。
理事者におかれましては
公共下水道を円滑に進められるよう、今後も
地元住民に対して丁寧な説明に努めていただきたいと存じます。 次に、大野ですくすく
子育て応援パッケージについて申し上げます。
パッケージには、本市の若者が大野で結婚したい、大野で子育てしたい、大野に住み続けたいと思ってもらえるように、
新規事業や、拡充して取り組む事業など、
各種施策が盛り込まれております。
理事者は、啓発用のパンフレット、広報おおの、SNSなどを活用して、さまざまな機会を捉えて広く周知していくとのことであります。 委員からの広報が若い人の目に留まりやすくする工夫についての質問に対し
理事者からは、低年齢児の保護者の方に一番知ってもらいたいので、保育園を通じての周知や市の窓口に
母子手帳を取りに来られた方へ周知していくとの回答がありました。 また委員からの、
パッケージには良い事業がたくさんあるが、内容を詰め込み過ぎた説明になると逆に面倒に思われて伝わらなかったりするのではないかとの質問に対しては、簡略化して分かりやすい説明に努めたいとの回答がありました。 次に、
新型コロナウイルス感染症について申し上げます。 先般、改正された
特別措置法に基づく
緊急事態宣言が発令された場合の命令権について
理事者に説明を求めたところ、
緊急事態宣言が発令された場合は、知事が住民に対して学校や
公共施設の使用を制限したり、催し物の中止を指示することができる権限を持つこととなり、市長は知事の指示等に基づき市民への適切な対応を行うことになるとの説明を受けました。
理事者におかれましては、
感染拡大の状況や、国、県の動向などを引き続き十分に注視し、適時、適切に対応するとともに、市民の
安全確保と不安の払拭(ふっしょく)に努めていただきたいと存じます。 次に、 陳情1号 「
泉町地区の
公共下水道整備工事にかかる
詳細設計策定を急がない」ことを求める陳情について申し上げます。 本陳情は、
泉町地区に係る
詳細設計の策定については、
公共下水道とそれ以外の
汚水処理方法の財政的な比較を示すこと、そしてその上で市民の合意を得てから実施するよう求めるものであります。 審査に当たり
理事者の意見を求めたところ、財政的な比較を行い
公共下水道で整備していく方が良いと判断しており、市民の合意を得てから
詳細設計を実施するということについては、泉町1区における区の方針が決まるまでは同区での
詳細設計は行わないとのことであります。 委員からは、住民の意向はしっかりと聞いた上で
詳細設計に入るべきであり採択とすべきとの意見や、今後、地元への説明を行いしっかりと協議をしていくということなので、その協議を見守るため
継続審査とすべきであるなどの意見が述べられました。 慎重に審査を行い、当
委員会としては、まず
継続審査を諮った結果、
賛成少数で否となり、次に採択を諮った結果、賛成多数で採択と決しました。 次に、昨年の3月
定例会からの
継続審査となっております、 陳情3号
御清水エリアの
公共下水道事業の見直しに関する陳情書について申し上げます。 本陳情は、
御清水エリアの
公共下水道の計画を根本的に見直すこととし、エリアの特異性を十分に考慮した
汚水処理方法を再検討して、新たな
汚水処理計画の策定を求めるものであります。 先の
定例会で当
委員会としては、昨年11月に実施した再調査の結果をしっかりと検証する必要があるとして、賛成多数で
継続審査といたしました。 その
水質検査の結果について
理事者から、御清水の上流側と下流側の地点に
観測井戸を6カ所設置し、掘削前、掘削中、埋め戻し後の3回、水道法の基準による12項目についての
水質検査を実施した。 他にも
御清水周辺の民家の井戸や庭で自噴している池をお借りして
水質検査を実施した。 検査を実施した日に雨が降ったり、
検査期間中、市全体の
地下水位が低下していたことなどによる影響で一部の項目で基準値を超える結果となったが、1月に入って再度、
水質検査を実施したところ、いずれも基準値内となった。
観測井戸の深さが浅いこと、土質が粘性土で細かい土砂が混ざりやすいことなどにより、色度と濁度が基準値を超えたが、埋め戻し後には、いずれも基準値内となった。との説明を受けました。 また工事を行う際は、細心の注意を払うとともに不測の事態に備え
仮設給水設備を設置し、緊急時には一時的に水道を利用していただけるよう、極力、生活に支障が出ない対応を行うとのことであります。 委員からの、浅い井戸を使っている家では水質などに影響するのではないかとの質問に対しては、影響はゼロとは言わないが、もし濁りなどが出た場合には、市へご連絡いただければすぐに対応する。 また工事中は、
工事関係者が現場を定期的に巡回しているので、すぐに知らせていただきたいとの説明を受けました。 他にも委員からは、
御清水周辺に関しては
公共下水道を整備しない方が良いので採択とすべきとの意見や、今回の調査結果を基に地元への説明を丁寧に行うことを前提として不採択とすべきなどの意見が出されました。 慎重に審査を行い採決した結果、当
委員会としては
賛成少数で不採択と決しました。 最後に、昨年の9月
定例会からの
継続審査となっております、 陳情5号 名水百選「御清水」(
殿様清水)を残すための陳情について申し上げます。 本陳情は、
大野市民の宝、福井県の宝でもある名水百
選御清水の現状の水環境を後世に残すこと、
御清水周辺地域の
公共下水道整備のための工事を中止すること、
都道府県構想策定マニュアルの見直しに即した新たな
汚水処理構想の策定を求めるものであります。 先の
定例会において当
委員会としては、本陳情については賛成多数で採択と決しましたが、本会議において引き続き慎重に議論を行う必要があるとして
継続審査と決しております。 委員からは、
御清水周辺での
公共下水道整備のための工事は中止するという立場から採択とすべきとの意見や、現状の水環境を後世に残すということは実現しなければならないことであるが、平成8年から進めている計画に基づいて整備を進めているものであり、新たな
汚水処理構想については
地元住民と一緒になって考えていただきたいという思いを込めて不採択とすべきであるなどの意見が述べられました。 慎重に審査を行い採択した結果、当
委員会としては
賛成少数で不採択と決しました。 以上であります。
議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますよう、お願い申し上げまして、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、
総務文教常任委員長、
髙田育昌さん。 (
総務文教常任委員長 髙田育昌君 登壇)
◎
総務文教常任委員長(
髙田育昌君)
総務文教常任委員会委員長報告。
総務文教常任委員会は、去る11日の本会議において付託を受けました各案件について、16日、17日、及び19日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 以下、
委員会での審査の結果及び経過について申し上げます。 まず、議案の審査結果について申し上げます。 議案第16号 大野市
附属機関の設置に関する条例案 議案第18号 大野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案 議案第23号
大野市史編さん委員会設置条例を廃止する条例案の以上3議案については
全会一致で、また、 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案のうち当
委員会付託分 議案第17号 大野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例案 議案第24号 大野市
過疎地域自立促進計画の変更についての3議案については賛成多数で、それぞれ
理事者の説明を了とし、原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 まず文化会館整備基本設計事業について、申し上げます。 平成31年度当初予算に計上された文化会館整備基本設計事業については、平成31年3月
定例会にて、この事業における委託料7,000万円の予算執行に当たっては、当
委員会の承認を得るまでは執行しないことなどの決議を可決しております。 これまでに当
委員会といたしましては、
総務文教常任委員会協議会を開催するなど5回に渡って説明をお聞きし対応いたしてきたところでありますが、文化会館の整備については協議をさらに深めてまいりたいと考えております。 次に、
新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。 福井県でも、
新型コロナウイルス 感染者が3月18日に確認されたとの報道がありました。
理事者におかれては、大野市
新型コロナウイルス対策本部を設置され、県内で感染者が出たときなどを想定して諸準備をされてきたことと存じます。 本日で3月
定例会は最終日を迎えることとなりますが、今後の
新型コロナウイルス感染症対策には、予算措置など柔軟に対応されるよう求めておきます。 次に、第六次大野市総合計画について申し上げます。
理事者から第六次大野市総合計画の基本構想案は、計画期間を令和3年度から12年度までの10年間、将来像を、人がつながり地域がつながる住み続けたい結のまちとし、将来像実現のための基本目標を六つの分野に定めたとの説明がありました。 今後4月1日から基本構想案のパブリックコメントを実施し、本年6月定例会に議案として提出を予定しているとのことであります。 委員から、本市の将来にかかわる重要な計画であるため、われわれ議会側としても、共に知恵を出していきたいとの意見が述べられました。 次に、乾側小学校について申し上げます。 令和元年12月
定例会において、乾側小学校の耐震対策として、玄関、給食室を除く現校舎を解体し、その跡地に軽量鉄骨校舎を整備する経費に掛かる補正予算案を減額し、先行再編も視野に入れて再検討するよう求めたことに対して、
理事者から乾側小学校の今後について、乾側小学校児童保護者及び乾側地区内の未就学児保護者を対象としてアンケートを実施したとの報告がありました。
理事者の説明では、耐震対策希望とされた方が小学校児童保護者のみで23㌫、先行再編希望とされた方が小学校児童保護者69㌫、未就学児保護者93㌫、耐震対策反対とされた方が未就学児保護者のみで7㌫という結果であったとのことでした。 今後は、このアンケート結果を基に乾側地区と協議を進めていくとのことであります。
理事者におかれては、真に子どもたちのためにどうあるべきかという視点に立ち、計画を示されたいと存じます。 次に、防災緊急告知について申し上げます。 冬季においては閉め切った屋内で暖房器具の音等もあり、防災行政無線からの音声がはっきり聞き取れないという現状があるようです。 このような状況では実際に災害が発生したときに、大切な情報が住民に正確に伝達されるか否か、とても気掛かりであります。 防災行政無線での音声告知放送は、音声により一斉に市内全域へお知らせすることができるとても良い手段だと認識してはおりますが、冬季においては家にこもりがちになる高齢者や聴覚に障害がある方などに対する手立ても必要だと思われます。 例えば光を点滅させて告知するなどの、新たな防災緊急告知の手法についても考慮されたいと存じます。 次に、本願清水について申し上げます。 令和2年度の予算に本願清水の汚泥除去に係る経費が計上されております。 本願清水の環境維持については、地元の方々の並々ならぬ協力があって今日に至っておりますが、文化庁の補助を得て整備された後、約20年が経過し、池の底に汚泥が厚く溜まっているとのことであります。 汚泥の除去の実施に当たっては、子どもたちの環境問題への関心が高まることも期待できますので、ボランティアを募るなどの検討をされるよう求めておきます。 次に、期日前投票について申し上げます。 近年の選挙を見ると全体の投票率は下がっているものの、期日前投票が増加していると認識しております。
理事者によりますと、本市の期日前投票所 設置の現状は、市役所庁舎と和泉支所の2カ所とのことであります。 福井市など他の市では、ショッピングセンターや高校、大学など若者や女性が出入りする場所に期日前投票所が設けられている様子を見受けます。 ショッピングセンターなど、多くの人が行き来する場所に期日前投票所を設置することは、投票率を上げることにつながると思われますのでぜひ積極的に検討されたいと存じます。 次に、ふるさと納税について申し上げます。 ふるさと納税につきましては、本年2月末現在の寄付額が2,275件、4,711万1,446円で、前年度同時期と比べ、件数、金額ともに大きく上回っているとのことであります。 また
理事者によりますと、本市の選べる寄付金の使い道は市長におまかせの一点だけという全国的にも数少ないケースであるため、令和2年度における課題として寄付金の使用目的の設定を挙げ、寄付者のここに使ってほしいという気持ちに応えるためにも、目的を指定できるよう令和元年度から検討を始めているとのことであります。 委員からは、寄付者の思いを反映するためにも、なるべく早期に使用目的を設定するよう努められたいとの意見が述べられました。 併せまして、引き続き、寄付額の増加と必要経費の削減に努められたいと存じます。 次に、広報おおの等の情報発信について申し上げます。 最近発刊されている広報おおのの紙面構成が、写真やイラストを上手く使い柔らかい雰囲気でとても読みやすく分かりやすくなっているとの市民からの声をお聞きいたします。 また委員からも、ホームページの更新など決算特別
委員会での指摘事項を全て取り入れており、高く評価したいとの意見がありました。 全庁的に努力された成果、そしてどうすれば伝わるかという職員の市民目線に立った意識改革の一端が表れたものであると思われますので、今後とも幅広い世代の方々に読んでいただける広報紙となるよう、また引き続き全職員が市民目線で行政運営をされるよう、さらなる研さんと職員の意識改革に努められたいと存じます。 次に、自治会の活性化について申し上げます。 令和2年度の予算に、
新規事業として住民自治活性化検討事業経費40万円が計上されております。
理事者によりますと、本事業は学習会や先進地視察などを通じて集落の自治会や地域といった住民自治組織の活性化に向けた
取り組みを区長連合会に委託する経費とのことであります。 本市の自治会は、その活動を担う人材不足などにより活動を継続していくことが困難になってきている現状があることから、これをきっかけとして自治会組織の再編についても住民とともに考えていただくことも併せて検討されたいと存じます。 次に、地域おこし協力隊について申し上げます。 令和2年度予算に地域おこし協力隊事業として、継続隊員2人と新規隊員4人に係る経費2,450万2,000円が計上されております。 本市では、これまで7人の隊員を雇用し、1人は退任後地元に帰り、3人が退任後も本市に居住、残る3人が現在活動中で、そのうちの1人が今月末で退任するとのことであります。 令和2年度には新規隊員4人に協力隊業務を委嘱するとのことですので、隊員としての活動時から地域に入りやすいようサポートをしっかり行い、退任後の定住につなげられたいと存じます。 次に、市税の収納率の向上について申し上げます。
理事者から令和元年度の市税の収納状況については、昨年に比べて徴収率は下がっているとの報告がありました。 今月初めに催告書を送付し電話催告や夜間納税相談を実施するなど、収納の確保に努めているとのことであります。 また本年4月から市税等のコンビニ収納を開始するとのことです。 コンビニ収納は、納税者にとって納付の機会が増えることとなりますので、徴収率の向上が期待されます
理事者におかれては、今後とも徴収率の向上に努められたいと存じます。 最後に、12月
定例会からの
継続審査となっております、 陳情9号 関電原発にかかわる不正資金還流の真相究明をもとめる陳情について申し上げます。 本陳情は、関西電力幹部に3億円を超える金品が高浜町元助役から提供されたことについての全容解明と関係者の厳正な処分、再発防止策の策定と実施を国の責任で行うことを求める意見書を国へ提出するよう求めるものであります。 併せて福井県職員の金品受領問題についても、行政判断に影響がなかったのか、全容解明と再発防止を実施するよう求める意見書を福井県へ提出するよう求めるものであります。 当
委員会としては、先の
定例会において慎重に審査した結果、今後事件が広がる可能性もあるので現時点で判断せずもう少し様子を見る方が良いとして賛成多数で
継続審査といたしました。 その後、今月14日には、この問題を調査した第三者
委員会からの報告があったほか、16日には経済産業省からも関西電力に対し、電気事業法に基づく業務改善命令が出されたところであります。 委員からは、いわゆる公益事業者である電力会社、業者、そして元助役らが金品の受け渡しを通じておのおのが有益になるよう事業を行い官製談合的なことをやってきたことから発展していったもので、いろいろなことがこの第三者
委員会報告で明らかになった。 今後捜査の手がどこまで伸びていくか分からないが、大野市議会としては公正な判断をするということで採択とすべきであるとの意見や、この第三者
委員会の報告を機に徹底した全容解明と再発防止を願いたいので、意見書は提出せず
趣旨採択とされたい、杉本福井県知事も新しい事実があれば適正に判断したいとコメントされていることから、
趣旨採択とすべきなどの意見が出されました。 陳情の趣旨である本件の全容解明と関係者の厳正な処分、再発防止策の策定と実施については、第三者
委員会が調査報告書を公表し、経済産業省が業務改善命令を出したこと、そして関西電力も再発防止対策を取りまとめ対処していきたいとしていることから慎重に審査した結果、賛成多数で
趣旨採択と決しました。 以上であります。
議員各位におかれましてはよろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) これよりただ今の各
委員長報告に対する質疑に入ります。 まず各委員長の報告に対する質疑に入ります。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 最初に榮 正夫さん。 榮さん。
◆18番(榮正夫君) 日本共産党大野市議団の榮正夫です。 2020年3月議会の最終日における討論は、政策委員長の野村勝人議員に代表でお願いする手はずでありましたが、 陳情9号 継続分関電原発にかかわる不正資金還流の真相の究明を求める陳情については、私が所属させていただきました
総務文教常任委員会で審議された陳情でありました。 陳情9号継続分を
趣旨採択で留めるのでなく採択を行い、大野市議会の自主権を発揮した機関意思の決定としての意見書を提出すべきであるとの立場から、委員長の報告にあった、賛成多数で
趣旨採択の結論には反対の立場から反対討論を行うものです。 2011年3月11日に発生した宮城県沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大大地震とその後の大津波による死者、行方不明者は、震災関連死も合わせて、1都1道10県で2万2,200人以上に達し、戦後最悪となりました。 最大時47万人だった避難者は、原発事故が起きた福島県を中心に今も4万8,000人に上るといわれています。 私たちの大野市議会は、毎年3月11日の市議会の冒頭に議長の先導による黙祷で被災者の方々に対する哀悼の誠を捧げてきた誇りある経緯を有しています。 令和2年3月14日、関西電力は森山マネーに関する第三者
委員会の報告書を提出しました。 それによると、関西電力の役員ら23人が総額3億2,000万円相当の金品相当を受け取ったとして、2018年の社内調査から関電幹部が75人へと52人が増え、金額は4,000万円の増となっています。 総額3億6,000万円の金品の授受があったことが報道されています。 巨額資金の不透明な流れと引き換えに元助役の関わる建設会社に工事発注していたことは、買収、強要としか考えられません。 この資金は、国民の納めた電気料金であり、国民のお金が不正に使われたことになります。 さらに資金を受け取った関西電力幹部が国税局の指摘を受け、課税、納税分を幹部退職後に補てんすることを約束していることも明らかになっています。 国民は、福井県、県議会議員、国会議員等に資金が流れていなかったのかなど、電力会社、原発では同様の事案がないのか等の疑念が晴らされていません。 国の責任で全容解明と関係者の厳正な処分、再発防止策の策定と実施を求める意見書を、内閣総理大臣をはじめ、衆参両議院議長並びに福井県知事宛てに
大野市民の負託を受けた大野市議会の責任として提出することは当然であり、それを拒む何らの理由もないことを主張して降壇するものであります。
○議長(
梅林厚子君) 次に、野村勝人さん。 野村さん。
◆11番(野村勝人君) 日本共産党大野市議団の野村勝人でございます。 令和2年3月議会第417回
定例会の最終日に当たり、 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案 議案第9号 令和2年度大野市
下水道事業会計予算案 議案第24号 大野市
過疎地域自立促進計画の変更については、反対の討論を、 陳情2号
御清水エリアの
湧水汚染の
風評被害の防止に関する陳情 陳情3号
御清水エリアの
公共下水道事業の見直しに関する陳情書 陳情5号 名水百
選御清水(
殿様清水)を残すための陳情は、住民の意見を尊重し採択すべきとの討論を行います。 まず、議案第1号、議案第9号については、陳情2号、陳情3号、陳情5号との関連があります。
民生環境常任委員会で審議されました議案第1号、議案第9号、陳情3号、陳情5号、
産経建設常任委員会で審議のあった陳情2号について申し上げます。 令和2年度大野市下水道事業会計予算、予算に関する説明書、款4資本的支出、項1建設改良費、目1建設改良費、
公共下水道建設事業、当初予算説明資料では、管渠(かんきょ)環境整備、内容は管渠
詳細設計、管渠埋設工事、舗装復旧工事などが計上されています。 泉町1区に関しては、
試掘調査の報告会を開催したとのことですが、出席住民からは説明資料の配布もなく内容がよく分からず意見交換ができるまでに至らないと伺っております。 口頭報告のみでは、
公共下水道工事に対する住民の理解が得られているとは思えません。 また先の泉町2区、3区、清瀧、城町の地域でも報告はしたとして、住民の理解が得られたと
詳細設計を行うことには疑問があります。 陳情2号の内容は、令和元年12月第416回
定例会で出されて採択すべきであると主張しました陳情12号
御清水エリアの下水道敷設工事見直しに関する陳情と同じ内容であり、陳情3号、陳情5号も共に採択を主張するものです。
風評被害を防止する方策については、下水道工事がよいのか、合併浄化槽がよいのか、その他の
汚水処理方法がないのかの議論もされておりません。 それどころか、工事費やその後の
維持管理費が掛かり、財政に悪影響を与えることになります。 しかし生活排水は何らかの方法で処理する必要がありますが、人口の減少や高齢化の本格化、
汚水処理施設を取り巻く環境の変化がある中で、国土交通省の効率的な
汚水処理、施設整備のための都道府県構想の中には、
汚水処理施設の整備については各種
汚水処理施設の有する特性等を踏まえ、建設費と
維持管理費を合わせた経済比較を基本としつつ、水質保全効果、汚泥処理方法等の地域特性や地域住民の意向を考慮してあります。 また上流から流れてくる生活排水の問題も解決する必要があります。 このような幾つかの矛盾を解決せずに
公共下水道工事優先の進め方では、住民の理解は得られません。 それどころか、下水管敷設工事を行っても、地域住民の多くの方が加入できない家族的事情もあり、下水道工事を行って河川をきれいにするという本来の目的を達成することができないばかりか、工事費に併せてその後の
維持管理費が財政を圧迫することになるのではないかと思うのです。 また御清水は、昭和60年当時の環境庁名水百選にも選ばれた味わい豊かな大野の宝です。 古くはお殿様のご用水として使われていたことから
殿様清水とも呼ばれていて、古くから人々に親しまれ生活を支えてきた伝統ある湧水です。 武家屋敷の雰囲気を残した景観の美しさと武家のしきたりが今も受け継がれ、地域の皆さんをはじめ多くの市民が御清水に親しみ、守り、受け継いで水質が保たれていて、県内外から観光客が訪れており、大事な観光資源であり、大野の誇りでもあります。 その地域の合意も得ていません。 また御清水は、大野全体で考えていかなければならない問題でもあります。 その景観を損なわず御清水に影響を与えないようにするという説明の下水道工事には多額の工事費、維持費が掛かります。
公共下水道工事優先の計画を見直し、他の方法で生活排水対策を考えるべきであり、
詳細設計は時期尚早であると思うのです。 次に、 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案の款10教育費の項小学校費の中の要保護準要保護児童・生徒の就学援助事業などは評価し、さらに前進を望むものです。 しかし、乾側小学校に関する問題では、小学校の施設維持補修費のエアコン設置の計画でも、説明によれば現在の乾側小学校の教室に使用されているエアコンを他の特別教室で使用する等の計画や、乾側小学校児童の旧蕨生小学校へ通学するスクールバス運行経費を1年間延長し、その間に地区住民に12月議会後にアンケート調査した結果を基に乾側地区住民に説明会を開き、先行再編とも校区外通学ともとれる混同した手法で納得するように迫ることは、将来に禍根を残すであろうと警鐘を鳴らして反対するものです。 また
新規事業として、大野市学力調査事業として、子どもさんをテスト漬けに追い込むことには賛成できません。 日本共産党が要求している、全国一律休校要請による子ども・国民の混乱と被害に対する責任ある対応と補償を求める政府への申し入れの中にも、子どもの学習権の保障、授業の回復のために学校教員の最大限の裁量による弾力的カリキュラム編成を保障し、4月の全国一斉学力テストは中止することを求めていることからも明らかです。 議案第24号 大野市
過疎地域自立促進計画の変更については、場当たり的変更の感がぬぐえないので反対にしました。 市民に開かれ市民が主人公の市政運営をという観点から現実を見てみると、多くの疑問点があります。 和泉地区の木材工芸品加工施設で行われている木工体験教室の講師に、議会で議決したことでもないのに市職員から契約更新打ち切りをほのめかすような言動があったり、(仮称)和泉地域ふれあい交流センターの建設に関わる説明会では、住民が要求するまで資料を配布しないことや、再説明会を求めても拒否するなどの問題がありました。 今回の
御清水周辺の
公共下水道工事について、地域住民への報告でも資料の配布を行わなかったことや乾側小学校の再編の進め方に何の改善も見られません。 地域住民への丁寧な説明と地域住民の合意が得られる市政に改めるべきであると申し述べて、 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案 議案第9号 令和2年度大野市
下水道事業会計予算案 議案第24号 大野市
過疎地域自立促進計画の変更については反対し、 陳情2号
御清水エリアの
湧水汚染の
風評被害の防止に関する陳情 陳情3号
御清水エリアの
公共下水道事業の見直しに関する陳情書陳情5号名水百
選御清水(
殿様清水)を残す陳情は、採択することを主張して討論とします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、ダニエル益資さん。 ダニエルさん。
◆4番(ダニエル益資君) 大野市議会議員のダニエル益資です。 市民の代表として討論をいたします。 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案について反対の立場で討論いたします。 また、 陳情2号
御清水エリアの
湧水汚染の
風評被害の防止に関する陳情を
趣旨採択とすることについて反対いたします。 陳情3号
清水エリアの
公共下水道事業の見直しに関する陳情書を不採択とすることについて反対いたします。 陳情5号 名水百
選御清水(
殿様清水)を残すための陳情を不採択とすることについて反対いたします。 陳情9号 関電原発にかかわる不正資金管理の真相究明を求める陳情を
趣旨採択することについて反対の立場で討論いたします。 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案について、予算案の全ての項目について反対というわけではありませんが、市民感覚からすると、一部の支出について非常に費用対効果が悪いのではないかと感じられるところがあります。 最初に、一般質問で取り上げた予算に関する説明書37㌻の市内
路線バス等運行事業について6,557万9,000円の支出が計上されておりますが、その中に
まちなか循環バスのための予算が含まれております。 この
まちなか循環バスは1日の乗客数が非常に少なく費用対効果が非常に悪いと多くの市民が感じており、早急に廃止し新しいスタイルの公共交通サービスを市民に提供すべきと考えます。 あわら市で運行されているような比較的成功しているオンデマンド型乗り合いタクシーを参考にし、車を利用できない市民が比較的自由に移動できる公共交通サービスを開始するための予算を計上すべきです。 特に
大野市民が福井市の総合病院に通う際、車がなければ市内のバス停にたどり着くことも非常に困難です。 また週末、休日といった毎日学校に行く必要がない高校生にも、オンデマンド型乗り合いタクシーは低コストで使い勝手の良いシステムと思われます。 運転手の確保も民間のタクシー会社や運転代行業者と協力すれば十分解決可能で市内民間企業の経営にも貢献できる一石二鳥の妙案だと思われます。 大野市役所は、新しいサービスの導入についてできない理由を並べて古いやり方に固執するのではなく、市民の利便性を最優先にしたサービスの検討を速やかに始めるべきだと私は考えます。 そのため、ほとんど誰も乗らない
まちなか循環バスに予算をつぎ込むことは、税金の無駄遣いとしか言いようがなく、私は予算の計上に反対いたします。 次に、予算に関する説明書79ページに示されているシルバー人材センター補助に2,512万9,000円の予算が計上されていることについて、大野市のサポート事業費がそのうちの1,700万円上げられています。 大野市の人口の3倍を要する坂井市の補助額が806万円であることを考えると、2倍以上の額がサポート事業費に回されていることになります。 これについて産経建設委員全員が納得できるだけの十分な理由が提示されなかったため、補助金の減額が可能なのかどうか再検討すべきだと思い、この部分の予算の計上には賛成出来かねます。 三つ目に、予算に関する説明書85ページに
農林樂舎運営事業4,017万3,000円が計上されています。 費用対効果の観点から、いくら大野市の農家のためとはいえ、年間4,000万円も使ってあのような事業が必要なのか理解に苦しみます。 それだけの大金を使わなくても、効果的に大野の農産物をアピールできる手法があるはずです。 この支出について農産農作物販売の目的が先ではなく、
農林樂舎を存続させることが先にきているように見えるため、この支出には反対です。 万年赤字経営の
平成大野屋と
農林樂舎の合併を含め、費用対効果を十分考慮した財政政策を多くの市民が望んでいることを鑑み、市当局は市民の思いを反映した予算を組むべきだと考えます。 四つ目に、予算に関する説明書127㌻に書かれている小学校スクールバス運行経費について、2,280万7,000円が計上されており、その中に乾側小学校の児童がバス通学をするための費用が779万円という説明を受けました。 しかしながら本年度中に近隣の小学校に先行再編すれば、さらにその費用を節約できるのではないでしょうか。 779万円という支出額についても
教育委員会の中で再度検討する余地があるものと考え今回の予算計上に反対いたします。 仮の話にはなりますが、この四つの予算を仮に執行しなければ、
まちなか循環バス約2,000万円、シルバー人材センター補助約1,700万円、
農林樂舎約4,000万円、旧蕨生小学校へのバス運行費約780万円で、合計約8,500万円の経費が削減でき、8,000万円あれば大野市の全ての小学生の給食費を無償化できると考えます。 早急に費用対効果の悪い行政サービスを停止又は縮小し、市民に直接還元できるようなサービスにお金をつぎ込むべきだと信じます。 次に、 陳情2号
御清水エリアの
湧水汚染の
風評被害の防止に関する陳情を
趣旨採択とする
委員会判断についてですが、私は正式に採択すべきだと考えております。 御清水は大野市最大の観光名所の一つであり、他に代えがたい価値を持っているものであります。 そのため大野市議会としても御清水の
風評被害につながる要素は極力排除していくといった強い姿勢を示すべきであり、
趣旨採択という玉虫色の判断ではなく正式な採択をしていただけますよう議員の皆さまにお願いしたいと思います。 同じく 陳情3号
御清水エリアの
公共下水道事業の見直しに関する陳情書を不採択とする
委員会判断に対して、反対の意を申し上げます。
地元住民が反対の声を上げる中、
御清水エリアにおいて
公共下水道事業を市当局が強行することは将来に禍根を残すことにつながり、住民の意向を最大限優先するといった民主主義の原則に反するものと考えます。 私は議員として、市当局と住民双方が納得のいく
汚水処理の方法を根気強く模索すべきだと考えます。 陳情5号 名水百
選御清水(
殿様清水)を残すための陳情を不採択とすることについて反対をいたします。 市民の思いを代表する市議会が、名水百
選御清水はかけがえのない大野市の財産であることを陳情の採択によって強く意思表明することは、非常に重要な行為であると考えます。 よって、議会の議決として正式にこの陳情を採択するよう議員の皆さまにもお願いしたいと思います。 最後に、 陳情9号 関電原発にかかわる不正資金管理の真相究明を求める陳情を
趣旨採択することについて反対します。 長年にわたって行われてきた関西電力と地元自治体の不正な行為について、大野市は当事者ではないものの大野市議会としても不正行為を糾弾する強い姿勢を示すことは、大野市を代表する議決機関として当然のことと思われます。 従って
趣旨採択というあいまいな意思表明ではなく正式に採択をすることで、市内外の皆さまに対し公正な政治を貫く大野市議会であるぞとアピールすることこそ、今私たち議員一人一人が求められていることだと確信しております。 故に、議員の皆さまにおかれましても、この陳情を
趣旨採択ではなく正式に採択をしていただけるよう、この場をお借りしてお願いを申し上げる次第です。 総括いたしますと、 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案について反対、 陳情2号
御清水エリアの
湧水汚染の
風評被害の防止に関する陳情を
趣旨採択とすることについて反対、 陳情3号
御清水エリアの
公共下水道事業の見直しに関する陳情書を不採択とすることについて反対、 陳情5号 名水百
選御清水(
殿様清水)を残すための陳情を不採択とすることについて反対、 陳情9号 関電原発にかかわる不正資金管理の真相究明を求める陳情を
趣旨採択とすることについて反対、これらの議案1件及び陳情4件の
委員会報告に対する反対意見を大野市議会議員の一人としてこの場で表明いたしたいと思います。 これで私の反対討論を終わります。
○議長(
梅林厚子君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 最初に、討論のありました 議案第1号 令和2年度大野市
一般会計予算案について、電子採決により決定いたします。 事務局は電子採決の準備をお願いいたします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております議案第1号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第1号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成14人、反対3人)
○議長(
梅林厚子君) 賛成多数であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました、 議案第9号 令和2年度大野市
下水道事業会計予算案について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております議案第9号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第9号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成14人、反対3人)
○議長(
梅林厚子君) 賛成多数であります。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 次に、 議案第17号 大野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例案について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いいたします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております議案第17号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第17号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成17人)
○議長(
梅林厚子君) 全員賛成であります。 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました、 議案第24号 大野市
過疎地域自立促進計画の変更について電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております議案第24号に対する委員長の報告は、原案を可決であります。 お諮りいたします。 議案第24号について、原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成15人、反対2人)
○議長(
梅林厚子君) 賛成多数であります。 よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に、 陳情1号
泉町地区の
公共下水道整備工事に係る
詳細設計策定を急がないことを求める陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております陳情1号に対する委員長の報告は、採択であります。 お諮りいたします。 陳情1号を採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成13人、反対4人)
○議長(
梅林厚子君) 賛成多数であります。 よって、陳情1号は採択と決しました。 次に、討論のありました、 陳情2号
御清水エリアの
湧水汚染の
風評被害の防止に関する陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております陳情2号に対する委員長の報告は、
趣旨採択であります。 お諮りいたします。 陳情2号を
趣旨採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め確定いたします。 (採決集計 賛成12人、反対5人)
○議長(
梅林厚子君) 賛成多数であります。 よって、陳情2号は
趣旨採択と決しました。 次に、討論のありました継続分の 陳情3号
御清水エリアの
公共下水道事業の見直しに関する陳情書について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております陳情3号に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 お諮りいたします。 陳情3号を採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成3人、反対14人)
○議長(
梅林厚子君)
賛成少数であります。 よって、陳情3号は不採択と決しました。 次に、討論のありました継続分の 陳情5号 名水百
選御清水(
殿様清水)を残すための陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております陳情5号に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 お諮りいたします。 陳情5号について採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 (沈黙)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 (採決集計 賛成7人、反対10人)
○議長(
梅林厚子君)
賛成少数であります。 よって、陳情5号は不採択と決しました。 次に、討論のありました継続分の 陳情9号 関電原発にかかわる不正資金環流の真相究明を求める陳情について、電子採決により決定いたします。 事務局は、電子採決の準備をお願いします。 (事務局、電子採決の準備)
○議長(
梅林厚子君) ただ今議題となっております陳情9号に対する委員長の報告は、
趣旨採択であります。 お諮りいたします。 陳情9号を
趣旨採択とすることに賛成の方は、賛成ボタンをお押し願います。 (各議員、表決)
○議長(
梅林厚子君) 表決漏れはありませんか。 表決漏れなしと認め確定いたします。 (採決集計 賛成12人、反対5人)
○議長(
梅林厚子君) 賛成多数であります。 よって、陳情9号は
趣旨採択と決しました。 引き続き、一括採決いたします。 お諮りいたします。 議案第2号から議案第8号まで、議案第16号、議案第18号、議案第20号から議案第23号まで及び議案第25号の14議案については、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、14議案については、いずれも
委員長報告のとおり決しました。 日程第2「
特別委員長報告」を行います。 最初に、人口減少対策特別委員長、伊東由起恵さん。 伊東さん。 (人口減少対策特別委員長 伊東由起恵君 登壇)
◎人口減少対策特別委員長(伊東由起恵君) 人口減少対策特別
委員会は、去る11日に
委員会を開催し、空席となっていた委員長の互選を行った結果、不肖、私が委員長に選任されました。 与えられた職務に対する責任は重大でありますが、委員各位のご協力の下、
理事者との闊達(かったつ)な意見交換を行い、互いに知恵を出し合いながら人口減少対策の方策を見い出すため、誠心誠意務めてまいりたいと存じますのでよろしくお願いいたします。 18日に開催した
委員会では、昨年度決定いたしました働きながら子育てをする世代が住みやすい
まちづくりに向けて議論していくことを確認いたしました。 その上で本
定例会を含め、令和2年度において小学生の子を持つ保護者に対する支援策について議論していくことを決定いたしました。 その後、この度、取りまとめられた大野ですくすく
子育て応援パッケージの事業について担当課から説明を受け、小学生の子を持つ保護者に対する支援策について
理事者と意見交換を行い、またより良い事業となるよう提案を行いました。 以下、議論の過程で各委員から出された意見などについて申し上げます。 初めに、放課後の子どもの居場所について申し上げます。
理事者からは、児童センターについては小学1年生、2年生の利用割合が高いことを認識しており、今後、子どもの数の推移をしっかりと把握し、必要に応じた対応を考えていきたいとの説明がありました。 これに対し委員からは小学1・2年生の保護者の放課後の子どもの居場所の確保に関する不安を取り除くためには、地理的な基準により放課後児童クラブと放課後子ども教室とを区別するのではなく、小学1・2年生は放課後子ども教室で、小学3年生は放課後児童クラブでといった、同じ小学校であっても両方をミックスした運用も考えられるのではないかとの提案がなされ、児童センターでの子どもの受入れの在り方について前向きに検討されたいとの意見が述べられました。 また
理事者は、これまで以上に児童福祉部門と
教育委員会との連携を深め学校再編により将来的に小学校がどのようになっていくかも見極めながら、子どもの居場所の在り方を検討していきたいとのことでありました。 これに対し委員からは、現場に携わる人の意見を十分聞き取り、運用面の工夫を行って、今年から取り組めるものがあれば早く取り組んでもらいたいとの意見が述べられました。 次に、夏休み期間中の
取り組みについて申し上げます。
理事者から、小学生を対象とした図書館での夏休みの宿題支援や夏休みに子どもチャレンジ教室の開催、中学生を対象とした学習場所としての公民館の開放など、夏休み特別企画として新たな事業に取り組むとの説明を受けました。 委員からは、子育て支援を充実させていくためには、夏休み特別企画の実施などにより、放課後子ども教室を実施していない夏休み期間中の隙間をどれだけ埋められるのか、その点を十分に精査し、夏休み期間中の子どもの居場所の確保に苦慮している保護者のニーズに応えられるような仕組みを検討してもらいたいとの要望がなされました。 また放課後子ども教室の利用者が長期休業中に児童センターを利用する場合の手続きの円滑化にも取り組まれたいとの意見が述べられました。 さらに地区公民館を利用する事業では、居住地区の子どもに限定しないこと、昼食を取る場所を確保すること、さらには地域の人材やこれまでの地域のつながりを活用した仕組みとなるよう要望がなされました。 また図書館を利用する事業では、飲食を自由にすることや付き添いで訪れる保護者の居場所も確保することなど、弾力的かつ効果的な運用に努められたいとの意見も述べられました。 次に、スポーツを取り巻く環境について申し上げます。 委員からは、少子化によりスポーツ少年団の活動が成り立たなかったり、中学校の団体競技の部活動が成り立たなかったりする現状をカバーするのが生涯スポーツであるとの意見が述べられました。 また大野型のスポーツの推進を発信することにより、大野の魅力を高め、地方創生に寄与することも考えられることから、そのような観点からも5年後、10年後を見据えたスポーツ活動の在り方を検討すべきとの意見が述べられました。 これに対し
理事者からは、令和2年度から3年度にかけてスポーツ推進計画を策定する中で検討していきたいとのことでありました。 スポーツに関して申し上げますと、小学生の子を持つ保護者は、これまで取り組んできた競技種目を中学校の部活動で継続できないことに不安を感じており、また進路を決定する際に悩まれるケースもあるようですので、保護者をはじめ指導者、また総合型地域スポーツクラブみんスポクラブなどからも意見を吸い上げ、取り組んでもらいたいとの要望がなされました。 次に、保護者への情報発信について申し上げます。 大野ですくすく
子育て応援パッケージに掲載されている
新規事業や
パッケージには掲載されていない既存事業において、夏休み期間中の事業の募集をする際は情報を集約し、一元的に情報発信することを検討されたいとの意見が出されました。 一元化することで、夏休み期間中の子どもの居場所づくりに本市が力を入れて取り組んでいることのPRにつながるとともに、数ある事業の中からどの事業に申し込むか親子で話し合いそれぞれの家庭のニーズにあった事業に申し込むことにもつながることと存じます。 また今回拡充された子ども医療費助成制度やインフルエンザ予防接種費用の助成については、市広報やホームページ、市公式LINEだけでなく各医療機関での情報発信も行うなど、拡充した制度がより多くの市民に届くよう医療機関との連携も図られたいとの要望が出されました。 次に、若者の定住などについて申し上げます。
新規事業として若者のビジネススキルの向上と交流の促進に関する事業の実施に取り組むとの説明があり、委員からは、事業の実施に当たっては、より効果的なものとなるよう参加者から事前に悩みなどを吸い上げ、働き続けるためのモチベーションの維持向上にも努められたいとの意見が述べられました。 それに対し
理事者からは、参加する若者の意見やニーズを事前に把握して事業を行うとともに、リラックスした雰囲気の中で若者同士の交流が促進されるよう配慮したいとの説明がなされました。 次に、今後の議論の方向性について申し上げます。 冒頭で申し上げましたとおり、令和2年度当特別
委員会では小学生の子を持つ保護者に対する支援策について議論を深めますが、新年度において人口ビジョンや地方版総合戦略の改訂が予定されていることから、若者の出会いの場や移住につながる方策についても併せて議論していくことといたしました。 そして次回6月
定例会におきましては、夏休み期間中の子どもの居場所づくりや若者の出会いの場創出に向けた
取り組み方について議論していくことを確認いたしました。 以上であります。 当
委員会といたしましては、働きながら子育てをする世代が住みやすい
まちづくりに向け、また若者の定住や移住の促進に向けて、議会と
理事者とが闊達(かったつ)な議論や意見交換を行い、随時、
委員会としての提案を行ってまいりたいと考えておりますので、
議員各位におかれましては、今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 次に、未来へつなぐ
まちづくり特別委員長、川端義秀さん。 川端さん。 (未来へつなぐ
まちづくり特別委員長 川端義秀君 登壇)
◎未来へつなぐ
まちづくり特別委員長(川端義秀君) 未来へつなぐ
まちづくり特別
委員会委員長報告。 未来へつなぐ
まちづくり特別
委員会は、去る18日に
委員会を開催し、
中部縦貫自動車道 及び幹線道路などの
整備促進施策、重点道の駅整備の推進及び、新たな土産品などの商品の生産・開発支援などの関連施策の二つの項目について、所管課に対し進捗(しんちょく)状況及び今後の計画等についての説明を求め、審査を行いました。 また当
委員会では審査に先立ち、道の駅と産業団地の工事の現状を確認するための所管調査を実施し、現地にて担当課からの説明を受けました。 最初に、
中部縦貫自動車道の進捗状況等について申し上げます。 大野・大野東区間においては、真名川橋の麻生嶋地係における橋りょうの下部工事が既に契約を終え、工事に着手しているとの説明がありました。 また用地の取得状況については、大野・大野東区間での残る用地取得を2月に終えて、
大野油坂道路の用地補償契約は全て完了したとのことであります。 委員から、地盤が脆弱(ぜいじゃく)なため、昨年、事業費が増額となったことによる工事の詳細について説明を求めたところ、トンネル工事では地盤を薬剤で固めたりするための補助工法を行う必要があること、また高架橋の土台となる下部工事での想定よりも大掛かりな基礎を行う工法変更の必要があることなどについて、
理事者から説明がありました。
理事者におかれては、全体事業費の増額はそれに伴う工事の手間も増えることから、事業に遅れが生じることのないよう工事の進捗状況を注視されたいと存じます。 また2月4日には
中部縦貫自動車道 建設促進福井県協議会による国土交通省への
要望活動を行ったとのことですが、中部縦貫 自動車道の一日も早い
供用開始を迎えるためには
予算確保と順調な工事の進捗(しんちょく)が最重要課題であることを念頭に、今まで以上に国等に対し積極的に強く要望されたいと存じます。 次に、国道158号について申し上げます。
理事者の説明によりますと、国道158号境寺・計石バイパスにつきましては、大宮地区において羽生川に掛かる2カ所の橋りょう工事に着手したとのことであります。 また縫原地区と大宮地区では、用地取得を進めており、境寺・計石バイパス全体の用地取得率は約50㌫であるとの
理事者からの説明がありました。
理事者におかれては、県が目指している令和5年の
供用開始に向け、残る用地の早期取得と工事施工について県に対ししっかりと要望されたいと存じます。 次に、重点道の駅整備の推進及び新たな土産品などの商品の生産・開発支援などの関連施策について申し上げます。 道の駅越前お
おの荒島の郷(さと)では現在、建物の基礎工事のほかカヌー池などの整備が着々と工程に沿って進んでいることを所管調査でも確認いたしました。 今後5月ごろから建物本体の鉄骨組み立て工事に入り、屋根や床、外装・内装工事と順次進め、6月ごろから電気・空調・給排水設備工事を本格化し、令和2年度内の完成を目指す予定であるとの説明を受けました。 なお建物周辺の調整池や、RVパークなどの土木工事については今月中に着手し、秋ごろには完了する予定とのことであります。 また大野市道の駅産直の会への支援としては、農林産品部門では多品目少量栽培などの研修を、加工品部門では商品づくりや商品開発などの勉強会を開催したとのことであります。 委員からは、開駅までの時間がもう一年しかない中ではあるが着実に商品開発を進めてヒット商品の出る道の駅とされたいといった意見や、道の駅越前お
おの荒島の郷(さと)は、福井県の東の玄関口に位置することから、県内の海産物なども販売することで荒島の郷へ行けば海産物が購入できると評判になり、市内はもちろん県内や岐阜方面からの集客も期待できると思われるので考慮されたいとの意見が述べられました。 最後に、産業団地の整備について申し上げます。 産業団地の整備については、南側の区画部分の造成が完了したこと、また北側の区画部分についても残る造成地への土砂の搬入が進められていることを所管調査において確認いたしました。 造成が完了した南側の区画については、令和2年度から分譲を開始するとのことでありますので、積極的な企業誘致に努められたいと存じます。 以上であります。 当特別
委員会におきましては、いずれの事業も所期の目的を達成するため、
理事者に対し積極的に協力してまいりたいと存じます。
議員各位におかれましても、今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告といたします。
○議長(
梅林厚子君) 以上で、
特別委員長報告を終わります。 日程第3、 議案第26号
人権擁護委員候補者の推薦について を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、石山さん。 (市長 石山志保君 登壇)
◎市長(石山志保君) ただ今上程されました 議案第26号
人権擁護委員候補者の推薦についてご説明申し上げます。 現委員の三足義光氏の任期が、令和2年6月30日で満了となりますので、その後任として引き続き、大野市花房第1号14番地、三足義光氏を
人権擁護委員候補者に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものです。 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりですので、よろしくお願いいたします。
○議長(
梅林厚子君) お諮りいたします。 本案は、人事に関する案件でありますので、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 お諮りいたします。 ただ今議題となっております、 議案第26号
人権擁護委員候補者の推薦については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第26号は、これに同意することに決しました。 この際申し上げます。 地方自治法第100第13項及び大野市議会会議規則第167条の規定により、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣いたしたいと思います。 お諮りいたします。 本議会は、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、別紙「議員の派遣の件」のとおり、議員を派遣することに決しました。 次に、議会運営
委員会から地方自治法第109条第3項の各号に定める事項について、委員の任期の間、閉会中においても調査、審査等の活動が行えるようにしたいとの申し出がありました。 お諮りいたします。 本議会は、申し出のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
梅林厚子君) ご異議なしと認めます。 よって、議会運営
委員会からの申し出のとおり、地方自治法第109条第3項の各号に定める事項について、委員の任期の間、閉会中においても調査、審査等の活動が行えるように決しました。 以上で、本定例会の日程は、全て議了いたしました。 これをもちまして、令和2年3月第417回大野市議会
定例会を閉会いたします。 大変、ご苦労さまでございました。 (午後0時30分 閉会)...