○議長(
山崎利昭君) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、委員長の報告のとおり18日間と決定いたしました。 日程第3「議案第40号から議案第51号まで」の12議案を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 市長、岡田君。 (市長 岡田高大君 登壇)
◎市長(岡田高大君) おはようございます。 平成29年9月第404回
大野市議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や市政の重要課題の
取り組み状況について申し述べますとともに、提案いたしました各議案の概要についてご説明申し上げます。 昨日、秋篠宮ご夫妻のご長女、眞子さまと国際基督教大学の同級生で
法律事務所勤務の小室圭さんが、初めてお二人でご婚約内定後の記者会見に臨まれました。 会見に先立ち、
宮内庁長官がご婚約の内定を発表し、当日は眞子さまが小室さんを伴って皇居を訪れ、天皇、皇后両陛下に小室さんを紹介されたとのことであります。 天皇、皇后両陛下、秋篠宮家、お関係の方々のお喜びはいかばかりかと慶賀に堪えません。 今後は、ご成婚に向けて日程どおり滞りなく運ばれるよう願うものであります。 さて、北陸地方では平年より13日遅く6月25日ごろに梅雨入りし、8月2日ごろに梅雨明けをいたしました。 この間、7月2日に発生した台風3号と活発な梅雨前線は、5日から6日にかけて、局地的に猛烈な雨をもたらし、福岡県朝倉市、大分県日田市、島根県浜田市では、最大24時間降水量が統計開始以来、最高値を更新する
記録的大雨となりました。 特に、福岡県と大分県の両県で被害をもたらした平成29年7月
九州北部豪雨では、河川の氾濫による浸水や土砂崩れなどにより、36人の死者が出ております。 お亡くなりになった方々に対しましては、心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げ、一日も早い復興を願うものであります。 本市では、台風3号や8月8日未明に通過した台風5号による大きな被害の報告はありませんでしたが、本格的な
台風シーズンを迎えるに当たっては、
関係機関からの情報収集と、市民の皆さまへの迅速な災害情報の広報に努め、緊急時には必要に応じて迅速に対応してまいりたいと考えております。 次に、大野市
戦没者追悼式について申し上げます。 8月29日、学びの里「めいりん」におきまして、戦没者のご遺族の方々をはじめ、
議員各位、国・県の
関係機関、
区長連合会、経済・教育・福祉関係の代表者や小中学校の児童・生徒代表など約300人の皆さまにご参列いただき、大野市
戦没者追悼式を挙行いたしました。 本追悼式は、先の大戦の犠牲者に思いをはせ、哀悼の意を表するとともに、平和への思いを新たにするものであります。 戦争を体験された世代が少なくなっていく中、多くの戦没者の皆さまの尊い犠牲の上に、現在の
ふるさと大野が築かれていることを心に刻み、戦争の歴史を正しく後世に伝えていく責任の重さをあらためて痛感したところであります。 さて、国におきましては、7月20日に平成30年度予算の
概算要求に当たっての基本的な方針が示され、経済・
財政再生計画の枠組みの下、手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組むとして、8月末には各省庁の
概算要求案が提出されております。 総務省は、
地方交付税に関し、経済・
財政再生計画との整合性に留意するとして、
概算要求で
地方交付税を本年度当初より4,000億円少ない15兆9,300億円とし、減少分は
臨時財政対策債で賄うとしております。 また同日、日銀は
金融政策決定会合において、2㌫の
物価上昇目標の達成時期を、これまでの平成30年ごろから平成31年ごろに先送りすることとし、
物価上昇率が2㌫を安定的に超えるまで、
金融緩和策を継続する方針を示しております。 景気の先行きにつきましては、緩やかな拡大を続けると見られるとしておりますが、地方が景気の回復を実感するに至っていない現状におきまして、日銀の金融政策に加えて、政府が実効性のある成長戦略を推進することで、景気回復が地方にまで広がることを期待するものであります。 次に、
大野市民が待ちに待った
中部縦貫自動車道永平寺大野道路、延長26.4㌔㍍が7月8日に全線開通いたしました。
北陸自動車道と本市が直結し、これまで以上に交通量が増加していると実感しており、観光客も増加し、さらなる観光振興、地域振興が図られてきているものと考えております。 なお7月8日の開通式典には、正副議長をはじめ、関係する各委員会の正副委員長の皆さまにご出席を賜り、深く感謝申し上げます。 また、
大野油坂道路の早期整備には、予算の確保が不可欠であることから、7月には議長と
特別委員会の皆さまの
要望活動、加えて議長には、8月に経済団体で組織します
大野油坂道路整備促進連絡協議会及び郡上市との合同要望、さらには中部縦貫・
北陸関東広域道路建設促進同盟会との
要望活動に同行していただきました。 また、
中部縦貫自動車道建設促進福井県協議会による、
国土交通省や
近畿地方整備局、
県選出国会議員に対する新年度の予算確保に向けた
要望活動を行いました。 本市といたしましては、今後とも安定的な予算確保に向け、積極的に取り組んでまいりますので、ご支援、ご協力をお願いいたします。 次に、7月22日に開催されました第66回福井県
消防操法大会について申し上げます。
本市消防団を代表して、乾側地区を管轄する第3分団が
小型ポンプ操法の部に、阪谷地区を管轄する第7分団が
ポンプ車操法の部に出場いたしました。 両分団とも日ごろの訓練の成果を遺憾なく発揮され、見事に第7分団は優勝、第3分団は準優勝という成績を収められました。
ポンプ車操法の部においての優勝は、昨年の富田地区を管轄する第6分団に続いての連覇であり、あらめて地域防災の要である消防団員の士気の高さを感じ、敬意を表しますとともに、本市全体の防火意識の向上につながるものと、非常に喜ばしく思っているところであります。 次に、開催まであと390日となりました
福井しあわせ元気国体について申し上げます。 8月には、
プレ大会を兼ねて二つの競技が開催されたところで、20日には
エキサイト広場総合体育施設におきまして、第56回
全国教職員相撲選手権大会を、26日には
結ステーションをスタート・
フィニッシュ地点とする
特設コースにおきまして、第52回
全国都道府県対抗自転車競技大会ロードレースが開催されました。 相撲競技には61人の選手が参加し、観覧席からも大きな声援が飛ぶ中で、気迫あふれる
取り組みが続き、
自転車競技には男女合わせて124人の選手が参加し、さわやかな青空の下で、まちなかや郊外の豊かな自然環境の中を駆け巡り、沿線の市民からも熱い声援が送られました。 この結果、
相撲競技個人戦では本県代表の宮下選手が優勝し、
自転車個人ロードレースでは、男子は中島選手、女子は中村選手が福井県勢として初優勝を飾るなど、本国体に向けて弾みをつけたところであります。 また、市内全域で花いっぱい運動を展開したり、市内の小学生が作成したのぼりを掲出するなど、市民によるおもてなしが行われ、特に
自転車競技では、立哨員741人をはじめ、約800人のボランティアの方々のご協力を得て、競技を運営いたしました。 今後は、
プレ大会の課題を検証するとともに、
実行委員会などにおいて、さらにご意見をお聞きしながら、来年度の元気国体・大会に向け、準備に万全を期してまいりたいと考えておりますので、引き続き
議員各位のご支援、ご協力をお願い申し上げます。 次に、
過疎地域自立促進計画について申し上げます。
過疎地域自立促進特別措置法、いわゆる過疎法の一部改正が4月1日に施行されたことに伴い、これまで和泉地区のみの一部過疎であった本市は、市域の全てが対象となる全部
過疎地域となっております。 このため、
大野市過疎地域自立促進計画を、市全域を対象にした内容とする所用の改正を行う必要があることから、本定例会に計画変更についての議案を提出させていただいております。 次に、
立地適正化計画について申し上げます。 これからの
人口減少や少子化、高齢化に対応し、まちを持続可能なものとしていくため、
立地適正化計画の策定に取り組んでおります。
住民説明会や
パブリックコメントにより、計画案に対するご意見もお聞きしながら、年度内の策定に向けて現在、
取り組みを進めております。 次に、児童・生徒の全国大会などでの活躍について申し上げます。 まず、
スポーツ部門においてでありますが、
バドミントンの
大野ジュニア男子チームが、京都府長岡京市で開催されました第33回
若葉カップ全国小学生バドミントン大会において、全国からの代表48チームが参加する中、見事3位入賞を果たしております。 さらに、文化部門におきましては、2017年
全国高等学校観光選手権大会において、
奥越明成高等学校が、奥越の宝である七間朝市を将来につなぐために、観光客に農産物の収穫や販売の体験を行うプランを発表し、見事銀賞に輝いたところであります。 これらの快挙は、出場した生徒のみならず、指導者、関係者、さらには市民にとりましても非常に喜ばしいことと感じるとともに、今後も関係団体や指導者などとの連携を密にして、文化・
スポーツ部門の育成と向上に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 それでは、市政の重要課題の進捗(しんちょく)状況や経過について、越前お
おの元気プランの「人が元気」「産業が元気」「自然が元気」「
行財政改革」に沿って申し上げます。 初めに「人が元気」について申し上げます。 まず、
連携中枢都市圏構想について申し上げます。
連携中枢都市圏構想とは、相当の規模と中核性を備える圏域の
中心都市が近隣の市町村と連携し、社会経済を維持するための拠点を形成する国の政策で、平成26年度から全国で展開されております。 本県で
中心都市になり得るのは、平成31年度に中核市への移行を目指す福井市のみでありますが、
連携中枢都市圏形成の検討について、福井市から本市を含む嶺北の全ての市町に対し呼び掛けがありました。 現在、各政策の分野別に、連携の可能性について調査研究しているところであり、連携に関するメリット、デメリットなどを見極め、今後の方針を検討してまいりたいと考えております。 次に、
地域資源再
発見事業について申し上げます。
地域資源再
発見事業につきましては、6月定例会の
提案理由でも申し上げましたが、このたび、
学校法人関西大学と連携して実施することが決定いたしました。 この事業では、空き家を活用して大学生が滞在し、活動できる拠点の整備と、住民との協働による拠点場所の運営方法の検討、本市の
地下水データを活用した調査などを行う予定となっております。 そのため、大学生と市民が一体となって
まちづくりに関わっていけるよう、
中心市街地にあります日吉町の空き家を関西大学が借り受け、拠点場所が設けられたところであります。 この拠点を利用し、9月14日から17日には、ゼミ合宿で30人近い学生らが本市を訪れる予定となっているなど、今後、教員や学生などがこの拠点を活用し、事業を進めていくと伺っております。 これを契機といたしまして、関西大学の教員や学生が、地域と連携して、継続して
まちづくりに取り組める
環境づくりを進めてまいりたいと考えております。 次に、
大野ポスター展について申し上げます。 大野へかえろう事業の一つとして、市内の高校生を対象にした市内店舗の
ポスター制作ワークショップを8月1日から4日まで開催いたしました。 3年目となる本年度におきましても、ご協力をいただける事業所を広く募り、
サービス業、製造業、
電気設備業、建設業など20事業所に大野高校と
奥越明成高校の生徒20人それぞれが一事業所を担当して、自分たちで取材から
キャッチコピーやデザインの企画、写真撮影までを行っております。 出来上がったポスターにつきましては、9月23日に各事業所への贈呈式を行い、その後は、まちなかでの展示やウェブサイトでの掲載を行い、
大野ポスター展として人気投票を行うとともに、広く情報発信を行ってまいります。 今後も、
大野ポスター展を通して高校生の大野へかえろうという意識を高めるとともに、周囲の大人自身も本市の魅力にあらためて気付き、自分たちが住む
まち大野を誇りに思う意識の醸成に努めてまいりたいと考えております。 次に、水への
恩返しキャリングウォータープロジェクトについて申し上げます。 8月1日の水の日に、このプロジェクトに懸ける思いを日本経済新聞の意見広告として掲載し、大きな反響がありました。 本市が誇る
地域資源である水のありがたさを結の心で世界の人たちと分かち合い、助け合うことを通じ、誰もが水のありがたさを感じられる世界にするため、世界の先頭に立ち、さまざまな活動を展開していくことを宣言いたしました。 この活動を続けていくことを通じ、社会への貢献を果たすだけではなく、本市の知名度の向上や関係人口の増加、賛同者の輪の拡大につなげ、中長期的には
人口減少対策として大きな成果を得られるよう、しっかりと取り組んでまいります。 まず、教育の分野では、世界中が抱える水の問題を
子どもたちが考えながら、水の大切さや、知識を学べる副読本「この水の問題を解いたきみは
ノーベル賞を取るかもしれない!」が完成し、7月4日には議長にもご出席いただき、贈呈式を行いました。 今後、市内の小学4年生全児童に配布するほか、
日本ユニセフ協会を通じて、約4万部を全国の小中高校と
特別支援学校に配布する予定としております。 次に、
まちづくりの分野では、
国土交通省と福井県の後援をいただき、「越前お
おのタウンミーティング 水と歴史と景観をたどるまちあるき」を7月7日に開催し、県内外の関係者50人が水を切り口に、まちの魅力について意見交換を行いました。 また、翌7月8日には「第4回大野の水と未来を語る集い」を開催し、
歴史秘話ヒストリアなどでおなじみの
城郭考古学者、奈良大学の
千田嘉博教授から「湧水を活かした
越前大野城の
魅力~全国のお城と比較して~」と題し、講演をいただきました。 食の分野では、8月1日に「一夜限りの
レストラン 打波古民家の夜」を開催いたしました。 市民有志の
実行委員会が中心となり、本市の食材を使った伝承料理や、新たに開発したメニューなどでもてなしたところ、数十万人の
フォロワーを持つ方々がSNSで本市の魅力を発信するなど、本市の知名度の向上に大きく貢献いたしております。 さらにこの
レストランで開発したメニューは、8月13日に開催しました「水をたべる
レストラン 世界一おいしい水まつり!」で広くお披露目され、
株式会社モンベル製の
限定タンブラーなどとともに、祭りの目玉となったところであります。
東ティモールへの支援では、幅広い
関係機関などとの連携の輪が広がってきております。 まずユニセフを通じた支援についてでありますが、昨年度、
東ティモールに支援した
重力式給水施設が間もなく完成するとの連絡を受けていることも踏まえ、9月下旬から昨年に引き続き現地に代表団を派遣し、施設の状況を視察するとともに、
政府関係者やユニセフなど、
関係機関との意見交換を行う予定としております。 またそれに先立ち、本市の
取り組みに関心を持たれた
独立行政法人国際協力機構、
通称JICA(ジャイカ)から連携の申し出があり、8月下旬に同機構の支援の下、
東ティモールにおける
水利用環境などに関する現地調査を行いました。 加えて、今年の冬をめどに
国立研究開発法人科学技術振興機構、
通称JSTが実施する「日本・
アジア青少年サイエンス交流事業」として
東ティモールの学生が来訪し、本市の特徴的な
水循環環境や水への
取り組みなどを学ぶとともに、市民や
子どもたちとの交流を図るべく、必要な経費を本定例会に補正予算案として計上させていただいております。 さらにこの水への恩返しプロジェクトのさらなる展開を図るべく、8月4日に国際交流員として、フランスからマチルド・クロワさんをお招きいたしました。 マチルドさんには、
東ティモールをはじめとした海外との水を通じた交流の促進や、市民との文化交流、外国人から見た本市の魅力の発掘や、情報発信などに取り組んでいただくこととしております。 次に、小中学校の再編について申し上げます。 小中学校の再編につきましては、現在、
取り組みがとどまっておりますが、7月29日付けで乾側地区の区長会と小学生以下の保護者より、要望書の提出がありました。 その内容は、平成31年4月を目途に小学校を下庄小学校へ、中学校を陽明中学校へ、それぞれ先行再編を要望するものであります。 同様に、8月14日付けで富田地区区長会からも要望書の提出がありました。 富田地区の児童・生徒に、より良い学校規模と教育環境を一日も早く提供するため、再編に向けた協議を推進し、また先行再編も必要に応じて検討してほしいという内容でありました。 今後、こうした要望に沿って、
教育委員会で適切に対応していただきたいと考えております。 次に、第3回大野市子ども議会について申し上げます。 8月18日に、市内全小学校から10人の児童の出席の下、子ども議会が開催され、本市の活性化や公共交通、
福井しあわせ元気国体・大会、中部縦貫自動車道、交通安全、学校再編など、さまざまな質問が出されました。 児童たちは、
大野市民憲章と大野市教育理念の唱和に始まり、質問も大きな声で堂々と発言し、郷土の現状や将来を問う、その元気な様子を拝見しますと、非常に頼もしく感じると同時に、この子たちが将来にわたり、本市に住み続けられるような環境を守らなくてはならないという思いを強くした次第であります。 子ども議会の開催のため、お骨折りいただきました議長をはじめ、大野市議会の皆さまに対しまして、心から感謝を申し上げます。 次に、結の故郷ふるさと教育の推進について申し上げます。 本年度の「ふるさとを知り ふるさとを創る」教育といたしまして、結の故郷ふるさと教育推進計画に基づき、新たに各公民館が連携して、市内の自然や遺跡に触れる体験ツアーを実施いたしました。 体験ツアーには、市内6地区より小学校6年生33人が参加し、戌山城址や大矢戸古墳、宝慶寺を巡り、地元の方々から歴史的な言い伝えなどを学びました。 昼には、大野市食生活改善推進員の方々の手作りののっぺい汁やじゃがいものころ煮、大野市漁業協同組合の方々の指導によるアマゴのつかみ取りやアマゴの塩焼きなど、郷土食を満喫したり、大野市
自転車競技連盟の方々には競技用自転車の操作や乗車体験を指導していただいたりして、ふるさとの人、歴史、文化、伝統、自然環境、食などに存分に触れることができたとのことであり、参加した児童からは「大野をもっと好きになった」との元気な感想などがあったと伺っております。 今後も、さらなる結の故郷ふるさと教育の推進に努めてまいりたいと考えております。 次に、博物館について申し上げます。 本市の歴史や文化の魅力を広く体感することができるよう、本年3月にリニューアルオープンいたしました
越前大野城をはじめ、各博物館施設が、それぞれの行事の開催時期や内容を合わせて実施するなど、効果的なまちなかの周遊に取り組んでいるところであります。 現在、武家屋敷旧内山家では、3月から福井新聞で開始された小説「わが殿」の連載を記念して、企画展を3期に分けて開催することとし、現在第1期として内山良休の人物像をテーマに展示しております。 また、同時に民俗資料館では「昭和の食 ちょっと昔の食事道具展」を、武家屋敷旧田村家では「田村家の馬具展」と題して、各館の所蔵品の特別展示を開催しております。 今後も秋、冬に向けて、郷土料理やお月見、節分などの季節行事と演奏会などを組み合わせた行事を各館が連携して企画し、まちなかの博物館への観光客の誘致に努めてまいります。 次に、大野市総合防災訓練について申し上げます。 大規模な自然災害に備え、災害発生時に迅速かつ的確に応急対応が実施できるよう、8月6日、城下町南広場をメーン会場として、また、学びの里「めいりん」をサブ会場として、平成29年度大野市総合防災訓練を実施いたしました。 「連日の大雨による水害に加え、奥越でマグニチュード7.0の地震が発生した」との想定で、消防や警察などの防災
関係機関のほか、自主防災組織や消防団、近隣住民、災害協定団体など約700人の方々にご参加いただき、避難所の開設訓練や、支援物資需給調整訓練、マスコミ対応訓練のほか、今回初となる
国土交通省緊急災害対策派遣隊、通称TEC-FORCE(テック-フォース)の派遣訓練、自家用車で避難生活を行う方々を想定した車中泊避難者対応訓練など、実践的な訓練を実施することができました。 猛暑の中、本訓練にご参加いただきました関係各位に対し、この場をお借りいたしまして、厚くお礼を申し上げる次第であります。 市民の生命と財産を守ることは行政の責務であり、引き続き災害に強い安全で安心な
まちづくりを目指し、市民のさらなる防災意識の高揚、本市の危機管理体制の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、白寿者、米寿者の訪問事業について申し上げます。 8月27日に、99歳の白寿を迎えられた方19人と88歳の米寿を迎えられた方269人のご自宅などを訪問して、お一人お一人に長寿のお祝いを申し上げさせていただきました。 これまで永きにわたり郷土の発展に尽くしてくださり、連綿とつながる結の心を守り育ててくださった方々に心から敬意を表し、白寿、米寿の節目をお祝いできましたことを、大変光栄に感じたところであります。 次に「産業が元気」について申し上げます。 まず平成30年以降のコメ政策について申し上げます。 平成30年から、国によるコメの生産数量目標の配分が廃止されることとなっておりますが、福井県農業再生協議会では、平成30年以降もコメの生産調整を継続することとし、本市といたしましても大野市農業再生協議会とともにコメの生産過剰による米価下落を抑制し、水田利用の直接支払交付金など園芸作物の推進による農業所得の確保を図ってまいりたいと考えております。 このような状況の中、8月30日に北陸農政局より発表されました福井県の8月15日現在における平成29年産米の作柄概況は、平年並みと見込まれておりますが、今後も台風などの影響がないことを願うものであります。 次に、有害鳥獣対策について申し上げます。 本年度8月までのツキノワグマの出没件数は、昨年度並みの14件であり、各地でクマの出没があったことから、去る7月14日にツキノワグマ出没対策連絡会を開催し、クマの出没があった場合に適切な対応が取れるよう、連絡体制や出動体制を確認いたしました。 本市といたしましても、各小中学校を通して児童・生徒へチラシを配布するとともに、市報でもクマの出没に対する注意喚起を徹底いたしました。 また、本年も福井県猟友会大野支部、同和泉支部のご協力をいただきながら有害鳥獣駆除に努めているところでありますが、捕獲した有害鳥獣は、埋設や焼却による処理が必要で、その作業には多くの労力や時間を要し、有害鳥獣駆除隊員の大きな負担となっていることから、捕獲した有害鳥獣の適切な処理を行うため、有害鳥獣分解処理装置の整備について必要な経費を、本定例会に補正予算案として計上させていただいております。 次に、中部縦貫自動車道の事業の進捗(しんちょく)状況について申し上げますと、
大野油坂道路、大野・大野東区間では、7月に沿線9地区において用地の境界立ち会いを実施し、地権者の皆さまからおおむねご理解を得られたことから、本年度中の境界確定の手続き完了に向けて、作業を進めていると伺っております。 本市といたしましても、一日も早い用地取得に向け、国、県に全面的に協力してまいりたいと考えております。 大野東・和泉区間では、荒島第一トンネルの本格的な掘削工事に向け、下唯野側の坑口工事や、蕨生、下唯野地区における改良工事、猿ヶ谷橋の下部工事、下山の九頭竜川橋の下部工事などが鋭意進められており、年度内には、荒島第二トンネルや下山トンネルの工事に着手すると伺っております。 和泉・油坂区間では、長野・下半原間で用地取得が完了し、上半原・東市布間では、用地取得に着手しているとのことであります。 工事につきましては、石徹白川橋下部工事や新長野トンネル工事の着手に向け、準備を進めていると伺っております。 次に、重点道の駅「(仮称)結の故郷」の進捗(しんちょく)状況について申し上げます。 本重点道の駅につきましては、現在、開発行為や事業認定の法令に基づく手続き、指定管理予定者と連携して、施設の企画、管理運営方法の検討、実施設計を進めており、今後とも関係団体などとも協議、連携しながら、平成32年度の供用開始に向け、取り組んでまいりたいと考えております。 次に、国道158号について申し上げます。 国道158号境寺・計石バイパスにつきましては、現在、県において、橋梁(きょうりょう)の詳細設計や縫原・大宮間の道路詳細設計が行われており、縫原地区と大宮地区で用地取得を進めていると伺っております。 本市といたしましては、早期の用地取得と、取得が完了した地区から順次工事に着手するよう要望しているところであります。 次に、産業団地の整備について申し上げます。 富田地区の約17.2㌶の区域において事業を進めております産業団地につきましては、現在、県などの
関係機関や地元の皆さまとの協議を重ね、実施設計を進めているところであります。 また、関係法令に基づく諸手続きを現在進めており、これら法手続きが完了し次第、用地の取得を行う予定であります。 次に、
中心市街地活性化について申し上げます。 平成20年度に認定を受けました第一期大野市
中心市街地活性化基本計画から本年で10年目となり、計画の最終年度を迎えております。 計画の中で、当初より掲載しておりました五番商店街の旧Fマートの解体・再整備の事業につきましては、6月30日に経済産業省の地域商業自立促進事業の採択を受け、本年度中の完成を目指し、工事を進める予定と伺っております。 なお本施設に係る国の補助対象経費が増額されたことから、市の補助金につきましても合わせて増額するため、本定例会に補正予算案として計上させていただいております。 また、旧水本女学校を活用したにぎわい集客施設の整備について、岐阜県に本社を置き鳩ヶ湯温泉を経営しております豊実精工株式会社が、6月末に経済産業省の
中心市街地再興戦略事業に申請し、7月26日に採択を受けております。 本事業につきましても、本年度末の完成を目指して工事を進めると伺っており、本市といたしましても施設整備を支援するため、本定例会に補正予算案として計上させていただいております。 次に、企業誘致について申し上げます。 小山工業団地において、タニコー株式会社が流通センターに続く第2期工事として、ステンレス加工センターの建設に着手する予定と伺っております。 ステンレス加工センターは、鉄骨造り平屋建てで、建築面積は約5,219平方㍍で、来年度中の完成を予定しております。 また、豊実精工株式会社が堂本の空き工場を取得して、産業用ロボット部品や半導体部品の製造及び表面処理を行う工場を開設するため、7月から改修工事に着手しております。 工場は鉄骨造り3階建て、延床面積は約4,400平方㍍で、年内の操業開始を予定していると伺っております。 次に、おおの城まつりについて申し上げます。 昭和43年に亀山に
越前大野城が再建されたことを記念して開催されたおおの城まつりは、本年で第50回の節目を迎えました。 本市の夏の一大イベントとして、昨年と同じく8月12日から16日までの5日間にわたり、例年より規模を拡大して開催いたしました。 初日の12日には、五番商店街において越前おおのおどりを開催いたしましたところ、近隣の住民の方々をはじめ、多くの方々のご来場をいただきました。 13日の大花火大会の会場となった真名川グラウンドには、日曜日と重なったこともあり、市民の皆さまをはじめ、約4万人の方々から夜空に打ち上げられた約6,000発の大輪の花に大きな歓声が沸き上がっておりました。 14日の午前には、市内の小学生が伝統芸能を発表する結の故郷小学生ふるさと芸能発表会と、結の故郷中学生みこし・ダンスパフォーマンスが、
結ステーションや六間通りで行われました。 15日と16日の両日には、おおの城まつりのメーン行事でありますおおのおどりが、六間通りで繰り広げられました。 15日には、越前おおのおどりパレードと題して、アイドルグループのAKB48のチーム8のメンバーが参加してのパレードを実施し、パレード終了後のミニライブコンサートに来られた方がおおのおどりにも参加し、踊りの輪が一部で三重になるなど、例年以上の盛り上がりとなりました。 また本年度は、市内の若者による越前おおのおどり全4曲の生演奏が行われ、2日間を通して全ての曲が生歌と生演奏となり、会場に響き渡る歌声と演奏により、一層の盛り上がりとなりました。 50周年記念のまつりで、好天にも恵まれたことから、まつり期間中の全体の入り込み客数は、昨年より約9,900人多い、12万5,000人となりました。 ご来場いただいた皆さまには、結の故郷越前おおのの夏を十分に楽しんでいただけたものと確信しております。 次に、観光プロデュースコンテスト事業について申し上げます。 本事業は、隠れた
地域資源を発掘し、光る素材とするため、全国の高校生・大学生のグループによる本市の観光に関するコンテストを開催し、企画提案を受けるものであります。 5月31日から7月3日まで募集を行いました結果、全国から12団体、21提案の応募がありました。 7月に一次審査を行い、二次審査に通過した高校生の部3団体、大学生、専門学校の部3団体が8月18日から22日まで本市に滞在し、本市の新たな観光素材の発掘を行いました。 21日に行われた審査会では、各団体から提案に関するプレゼンテーションが行われ、若者の新たな視点からの観光に関する企画提案をいただいたところであります。 宿泊施設をはじめ、観光に関連する事業者にもプレゼンテーションをご覧いただき、事業化に向けたヒントを得ていただけたものと感じております。 今後、施策に反映できるものにつきましては、事業化について検討してまいりたいと考えております。 次に、「自然が元気」について申し上げます。 まず森林施業の推進について申し上げます。 昨年4月に本格稼働しました木質バイオマス発電所は、現在、順調に稼働していると伺っております。 同発電所の安定した稼働には、燃料となる間伐材などの木材確保が不可欠であり、県内の森林組合などで組織する福井県木質バイオマス燃料安定協議会が、本年4月から7月までに供給した木材は、計画量に対し、約2割増となる1万9,400㌧余りとなったところであります。 今後も間伐材の利用促進、安定供給を図るためには、森林の集約化や林内路網の整備を推進し、森林施業の一層の効率化を進めることが重要であるため、森林組合が導入する高性能林業機械の整備に対する補助を行うこととし、必要な経費を本定例会に補正予算案として計上させていただいております。 次に、湧水再生対策について申し上げます。 湧水文化再生に向けては、国や県、関係団体と連携をとり、越前おおの湧水文化再生計画に基づき、
取り組みを進めております。 本年1月に、内閣官房が認定する流域水循環計画の第一弾として、越前おおの湧水文化再生計画が全国の17計画の一つとして選定されたところであり、6月16日には内閣官房水循環政策本部が平成29年度先進的な流域マネジメントに関するモデル調査の実施団体を発表し、本市が全国の6団体の一つとして選ばれました。 7月25日に開催しました大野市水循環・湧水文化再生推進連絡協議会におきまして、各機関における平成29年度の地下水保全の
取り組み状況報告を行うとともに、今後は国の技術的な支援をいただきながら、越前おおの湧水文化再生計画の改訂作業を行っていくことを報告させていただいております。 併せて、水への
恩返し財団では、7月16日に森づくり事業の一環として森づくりイベントを開催し、会員約20人の参加の下、平家平に植樹した苗木の林床整備と補植作業を行いました。 こうした
取り組みを進めることによりまして、本市の森林、河川、農地、都市などにおける健全な水循環の維持、回復に努めてまいりたいと考えております。 次に、新しく発見された化石について申し上げます。 今回、福井県立恐竜博物館と本市との共同調査により、東勝原に分布する約1億3,000万年前の手取層群、伊月地層から鳥脚類恐竜の歯の化石を新たに発見いたしました。 県立恐竜博物館の東洋一特別館長は、「伊月層の化石は、恐竜が日本で生活し始めたころを知る手掛かりとなり、大野と勝山両市の恐竜を合わせて、初めて福井県の恐竜を語ることができ、今回の発見は大きな意義がある」と述べられており、今後、福井県の恐竜進化の研究につなげるとともに、観光客の増加にもつなげてまいりたいと考えております。 次に、化石発掘体験センターの整備について申し上げます。 現在、化石発掘体験センターの整備を進めており、九頭竜紅葉まつり初日の10月28日にオープンを予定しております。 また、本施設が多くの方々に愛され、親しまれるよう、センターの愛称募集を8月1日から31日まで実施し、市内外から応募をいただいており、今後は選定委員会を開催し、愛称を決定してまいります。 本市では、化石発掘体験センターを中心に化石の魅力を市内外に発信するとともに、市内観光施設と連携しながら、交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えており、本定例会に施設の設置条例案と、運営に必要な経費に係る補正予算案を提出させていただいております。 最後に、「
行財政改革」について申し上げます。 本年3月に策定いたしました大野市公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設の適正配置を促進するため、平成25年度に策定いたしました大野市公共施設再編計画の見直しに着手し、現在、行政改革戦略会議のご意見をいただきながら、各公共施設の現状把握と分析作業を進めているところであります。 併せまして、総合管理計画に基づき、公共施設の種類や、インフラ資産などの施設類型ごとに適正な維持管理や保全、長寿命化、耐震化などについて、個別施設計画を策定するため、国の各関係省庁が示す策定指針や、本市の策定方針を関係各課に周知したところであります。 再編計画の見直し、個別施設計画の策定のいずれも本年度内に完了し、財政や人口規模に応じた施設総量の縮減、予防保全による安全性の確保、ライフサイクルコストの縮減、施設の複合化や効率的な運営、長寿命化の推進と併せて、継続的、定期的なマネジメントの実施とともに、財政負担の軽減、平準化を図ってまいりたいと考えております。 次に、大野市職員の働き方改革について申し上げます。 5月から全庁で「やり方をカエル」「仕組みをカエル」「意識をカエル」といった「カエル運動」に
取り組みましたところ、これまでの1人当たり1カ月の平均残業時間が、前年同時期と比べて約3割減少したところであります。 今後も引き続き、この「カエル運動」の実践と合わせて業務能率や質の向上を目指しますとともに、職員力、組織力の強化とさらなる市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 それでは、ただ今上程されました各議案の概要についてご説明申し上げます。 まず予算議案につきましては、一般会計と五つの特別会計の補正予算案のご審議をお願いするものであります。 一般会計の主な内容といたしましては、収益性の高い水田農業経営確立支援事業補助や、日本・
アジア青少年サイエンス交流事業など、合計で1億3,707万3,000円を追加し、予算累計額を176億9,704万3,000円とするものであります。 各特別会計の主な内容といたしましては、介護保険事業特別会計では、平成28年度の保険給付費などの額の確定に伴う国、県への返還金や、制度改正に伴うシステムの改修経費など。 下水道事業特別会計では、公共下水道建設事業の節間組み替えなど、そのほかの各特別会計では、前年度の決算や消費税に伴う経費などを計上いたしております。 次に、条例議案といたしましては、大野市化石発掘体験センター設置条例案を提出いたしております。 そのほかの議案といたしましては、
大野市過疎地域自立促進計画の変更についてと市道路線の認定について、専決処分の承認を求めることについて、また平成28年度大野市歳入歳出決算認定についてと平成28年度大野市水道事業会計の決算認定についての5議案を提出いたしており、合計12議案についてご審議をお願いするものであります。 各議案の内容につきましては、それぞれ担当部局長がご説明いたしますので、慎重にご審議の上、妥当なるご決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
山崎利昭君) 副市長、今君。 (副市長 今 洋佑君 登壇)
◎副市長(今洋佑君) 私からは、 議案第47号
大野市過疎地域自立促進計画の変更についてについて、ご説明申し上げます。 本議案は、本年4月1日付けで本市の過疎の指定区域が和泉地区から市全域に拡大されたことに伴い、
大野市過疎地域自立促進計画を市全域を対象とした内容とする所要の改正を行う必要があることから、
過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項の規定で準用する同条第1項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 ご説明は以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山崎利昭君) 企画総務部長、畑中君。 (企画総務部長 畑中六太郎君 登壇)
◎企画総務部長(畑中六太郎君) 私からは、議案第40号から議案第45号までと議案第49号から議案第51号までの9議案についてご説明申し上げます。 最初に、 議案第40号 平成29年度大野市一般会計補正予算(第3号)案について、説明させていただきます。 本会計は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,707万3,000円を追加し、補正後の総額を歳入歳出それぞれ176億9,704万3,000円とするものでございます。 歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、3㌻から4㌻の「第1表 歳入歳出予算補正」にお示ししてあるとおりでございます。 4㌻の第1表歳出に沿って、主な歳出から説明させていただきます。 款2総務費では、結の故郷づくり地域協議会経費50万円、日本・
アジア青少年サイエンス交流事業607万4,000円など、合わせて1,027万1,000円の増額を、款3民生費では、子ども医療費助成事業518万4,000円、地域密着型サービス拠点等施設整備費補助432万円など、合わせて1,455万5,000円の増額を、款5労働費では、勤労青少年ホーム管理運営経費64万8,000円の増額を、款6農林水産業費では、鳥獣害のない里づくり推進事業5,409万9,000円、収益性の高い水田農業経営確立支援事業補助812万5,000円、農業用水利施設耐震性点検調査事業450万円など、合わせて7,300万2,000円の増額を、款7商工費では、まちの魅力再
発見事業補助910万1,000円、化石発掘体験センター管理運営経費1,250万円など、合わせて2,440万8,000円の増額を、款8土木費では、下水道事業特別会計繰出金102万5,000円など、合わせて132万9,000円の増額を、款10教育費では、旧橋本家住宅保存整備事業847万6,000円など、合わせて1,286万円の増額を、それぞれ計上させていただいております。 これらの財源といたしまして、3㌻第1表の歳入にありますとおり、それぞれ歳入を見込んでおり、主な歳入といたしまして、款13国庫支出金では、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金432万円、国宝重要文化財等保存整備費補助金552万5,000円など、合わせて1,072万3,000円の増額を、款14県支出金では、鳥獣害のない里づくり推進事業補助金2,984万9,000円、収益性の高い水田農業経営確立支援事業補助金625万円、農業用水利施設耐震性点検調査事業補助金450万円など、合わせて4,467万7,000円の増額を、款17繰入金では、介護保険事業特別会計繰入金564万6,000円、商業振興基金繰入金864万8,000円、合わせて1,429万4,000円の増額を、款19諸収入では、科学技術振興機構支援金574万円など、合わせて603万8,000円の増額を、その他款11分担金及び負担金では29万円、款12使用料及び手数料では76万5,000円、款15財産収入では62万5,000円のそれぞれ増額を、款20市債では50万円の減額を計上させていただいております。 これらの財源のほかに、款18繰越金で前年度繰越金6,016万1,000円の増額をお願いし、このたびの補正の収支の均衡を図っております。 5㌻の「第2表 継続費補正」につきましては、旧橋本家住宅保存整備事業について、総額に変更はございませんが、各年度の年割額を補正し、平成29年度1,295万3,000円、平成30年度2,593万円とするものでございます。 併せまして、6㌻の「第3表 地方債補正」のとおり、地方債の限度額の補正をお願いするものでございます。 議案第40号のご説明は、以上でございます。 次に、 議案第41号 平成29年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)案について、説明させていただきます。 本会計では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ621万7,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ44億5,823万7,000円とするもので、平成28年度会計の精算に伴い、国庫負担金等償還金の増額をお願いするもので、その財源といたしまして、繰越金を充当させていただくことといたしております。 次に、 議案第42号 平成29年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)案について、説明させていただきます。 本会計では、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,709万5,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ39億6,007万5,000円とするもので、制度改正に伴うシステム改修委託料、平成28年度事業費の確定、精算に伴う国庫支出金等返還金などの増額をお願いし、その財源といたしまして、前年度繰越金などを充当させていただくことといたしております。 次に、 議案第43号 平成29年度大野市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)案について、説明させていただきます。 本会計では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,801万4,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ1億6,294万8,000円とするもので、平成28年度事業費の確定に伴う各簡易水道管理運営経費の剰余金積立などの増額をお願いし、その財源といたしまして、前年度繰越金を充当させていただくことといたしております。 次に、 議案第44号 平成29年度大野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)案について、説明させていただきます。 本会計では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ975万7,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ3億4,667万8,000円とするもので、消費税額の確定による経費、平成28年度事業費の確定に伴う各処理区管理運営経費の剰余金積立などの増額をお願いし、その財源といたしまして、前年度繰越金などを充当させていただくことといたしております。 次に、 議案第45号 平成29年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案について、説明させていただきます。 本会計では、歳入歳出の増減はございませんが、歳出では公共下水道建設事業の節間組み替えなど、歳入では歳出補正に伴う財源の補正と併せまして、5㌻の「第2表 地方債補正」のとおり、地方債の限度額の補正をお願いするものでございます。 次に、 議案第49号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度大野市一般会計補正予算(第2号))について説明させていただきます。 本議案につきましては、台風5号による被災施設の復旧に係る経費について、所要の補正措置を行うため、平成29年度大野市一般会計補正予算(第2号)を平成29年8月18日に専決処分させていただきましたので、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、これを議会に報告し、承認を求めるものでございます。 本補正予算では、歳入歳出それぞれ300万円を追加し、補正後の総額を175億5,997万円とさせていただいたところでございます。 歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、3㌻から4㌻の「第1表 歳入歳出予算補正」にお示ししてあるとおりで、4㌻第1表の歳出の款11災害復旧費で林道施設単独災害復旧事業300万円の増額をお願いし、その財源といたしまして、3㌻の歳入の款繰越金で前年度繰越金を充当させていただくことといたしております。 次に、 議案第50号 平成28年度大野市歳入歳出決算認定について説明させていただきます。 本議案は、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、平成28年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付けて議会の認定をお願いするものでございます。 なお関連いたしまして、主要な施策の成果に関する報告書を添付させていただいておりますので、後ほどご覧いただきますようお願い申し上げます。 決算書の内容等につきましては、別に説明の機会をいただけると存じますので、ここでは総括表で説明をさせていただきます。 平成28年度福井県大野市歳入歳出決算書の3㌻をお開きください。 まず一般会計ですが、予算現額196億691万1,000円、歳入決算額189億8,294万5,095円、歳出決算額181億1,552万2,810円、差引残額8億6,742万2,285円となりました。 また、特別会計について7会計全体で申し上げますと、予算現額111億8,241万6,000円、歳入決算額109億292万8,918円、歳出決算額105億5,092万3,483円、差引残額3億5,200万5,435円となり、各特別会計の内訳は、表にお示ししてあるとおりでございます。 一般会計と特別会計の合計額では、最下段にございますように、予算現額307億8,932万7,000円、歳入決算額298億8,587万4,013円、歳出決算額286億6,644万6,293円、差引残額12億1,942万7,720円となりました。 いずれの会計におきましても、歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支額は、黒字またはゼロとなっており、翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支額におきましても、同じく黒字またはゼロとなっております。 なお、各会計の歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書なども付してございますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。 続きまして、 議案第51号 平成28年度大野市水道事業会計の決算認定について説明させていただきます。 本議案は、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、平成28年度大野市水道事業会計の決算について、監査委員の意見を付けて議会の認定をお願いするものでございます。 平成28年度大野市水道事業会計決算書の1㌻、水道事業決算報告書をお開きください。 収益的収入及び支出の収入、第1款水道事業収益につきましては、予算額合計1億5,027万1,000円、決算額1億4,781万6,665円、予算額に比べ245万4,335円の減で、同じく支出、第2款水道事業費用につきましては、予算額合計1億3,916万6,000円、決算額1億3,253万2,772円、不用額663万3,228円となりました。 次に、2㌻をお開きください。 資本的収入及び支出の収入、第3款資本的収入では、予算額合計8,487万7,000円、決算額8,181万円5,287円、予算額に比べ、306万1,713円の減で、同じく支出第4款資本的支出では、予算額合計1億4,895万7,000円、決算額1億4,305万496円、不用額590万6,504円となりました。 なお欄外に記してございますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額6,123万5,209円につきましては、現年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額386万5,893円、過年度分損益勘定留保資金5,736万9,316円で補填(ほてん)いたしております。 3㌻以降には損益計算書、貸借対照表などの関係調書を付してございますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。 私からのご説明は、以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山崎利昭君) 産経建設部長、朝日君。 (産経建設部長 朝日俊雄君 登壇)
◎産経建設部長(朝日俊雄君) 私からは、産経建設部が所管いたします 議案第48号 市道路線の認定についてご説明申し上げます。 本議案は、市道路線認定調書のとおり、新規認定路線として、西部アクセス道路の整備に伴います現国道476号の一部422㍍を市道亀山橋犬山線として引き継ぐとともに、日常生活に重要な道路であります2路線、田野4号線の延長を10.5㍍、青島工業団地線の延長を536㍍延伸して、終点変更いたしたいので、道路法第8条第2項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山崎利昭君)
和泉支所長、三嶋君。 (
和泉支所長 三嶋政昭君 登壇)
◎
和泉支所長(三嶋政昭君) 私からは、和泉支所が所管いたします 議案第46号 大野市化石発掘体験センター設置条例案について、ご説明申し上げます。 この条例案は、化石発掘体験の場を提供し、化石を観光資源として活用することにより、地域の活性化を図るとともに、学術的に貴重な化石を収集することを目的として設置するものでございます。 名称は、大野市化石発掘体験センター、位置は大野市角野第14号3番地で、センターの管理や開館時間、休館日、使用料等を定めております。 本条例の施行は、平成29年10月28日からとしております。 併せて、平成29年10月28日から大野市国民休養地の野外レクリエーション施設の一つであるプールを廃止するため、大野市国民休養地設置条例の一部を改正することとしております。 以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山崎利昭君) ただ今議題となっております議案に対する質疑を含め、
一般質問は11日、12日に行います。 質問通告は、明後日6日の午前10時までにお願いいたします。 以上で、本日の日程が全部終了いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 大変ご苦労さまでございました。 (午前11時17分 散会)...