◎市長(岡田高大君) 第395回
大野市議会定例会の開会にあたり、最近の諸情勢や市政の
重要課題の
取り組み状況について申し述べますとともに、提案致しました各議案の概要についてご説明を致します。 本年は、先の大戦の終結から70年の節目の年にあたり、本市におきましても、この8月27日、学びの里めいりんにおきまして、ご遺族や
議員各位をはじめ、国・県の
関係機関、
区長連合会、そして小中学生の代表や経済・教育・
福祉関係の方々など約320人のご参列のもと、大野市
戦没者追悼式を挙行致しました。 戦争を体験した世代が少なくなっている中、多くの戦没者の皆さまの尊い犠牲の上に、現在の私たちの平和な社会が築かれたものであることをあらためて心に刻み、深く哀悼の意を表したいと思う次第であります。 次に、白寿者・米寿者の
訪問事業について申し上げます。 昨日に、99歳の白寿を迎えられた19人と88歳の米寿を迎えられた257人のご自宅などを訪問して、長寿のお祝いの言葉を申し上げさせていただきました。 郷土の発展に尽くされました方々に心から敬意を表しますとともに、白寿、米寿の節目をもってお祝いさせていただくことができましたことを、大変うれしく、ありがたく感じたところであります。 今後とも高齢者の方々がいつまでも生き生きと暮らすことのできる生涯
現役社会を目指し、
各種施策に取り組んでまいりたいと考えております。 さて、春先の相次ぐ
台風発生に続き、
全国各地で
異常気象による猛暑や、
ゲリラ豪雨、突風、落雷などが多く発生しております。 特に全国的に雨の降り方が局地化、集中化、甚大化しており、記録的短時間
大雨情報が頻繁に発表されるなど、
土砂災害の発生に結び付く危険性をはらんでおります。 また、
東日本大震災の発生以降、
全国各地で地震が発生する回数が増え、
日本列島は
地震活動期に入り、近い将来、
南海トラフを中心とした
巨大地震の発生する確率が高いといわれております。 これらの災害に備え、被害を最小限に抑えるためには、日頃の備えはもちろんのこと、市民一人一人が「自分の命は自分で守る。地域の安全は
自分たちで守る」という
防災意識を持ち、自助、共助、公助それぞれが
災害対応力を高め、連携することが必要であると認識しております。 このような中、大規模な
自然災害に備え
災害発災時に迅速かつ的確に
応急対策が実践できるよう、去る8月9日、
髙岡議長をはじめ
議員各位にもご出席をいただき、
阪谷小学校グラウンドを主会場として平成27年度大野市
総合防災訓練を実施致しました。
奥越地域を震源とするマグニチュード7.0の
地震発生により「市内で
最大震度6強を観測。
土砂災害危険区域周辺地域において、がけ崩れや
土石流等が多数発生し、これらの
土砂災害により甚大な被害が発生した」との想定で、消防や警察など
防災関係機関のほか、
自主防災組織や消防団、
近隣住民、
災害協定団体など約1,050人の方々に参加いただき、情報の伝達や
避難所開設と
運営訓練、
土石流排除訓練等、実践的な訓練を実施することができました。 暑い中、本訓練にご参加いただきました
関係各位に対し、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げる次第であります。 私は、これまで「市民の生命と財産を守る」を政治の基本として、各施策に取り組んでまいりました。 今回の訓練での課題や反省点を検証し、市民のさらなる
防災意識の高揚と災害に強い安全で安心な
まちづくりを目指し、
防災危機管理体制の充実を図ってまいる所存であります。 このような中、去る7月25日に開催されました第64回福井県
消防操法大会に、
上庄地区を管轄する第5分団並びに結の
故郷女性分団が出場し、日頃の訓練により培った
消防操法技術を披露致しました。 特に結の
故郷女性分団は、福井県大会はもとより、全国的にも
都道府県大会レベルでは初めてとなる
女性単独チームでの出場を果たし、全国の女性に勇気と希望を与えるとともに、輝く女性のリーダーとして
地域防災に新たな旋風を起こしました。 今後とも女性の特性を生かした活動を推進し、
男性団員との連携を図りながら、
地域防災力の向上に努めてまいりたいと考えております。 次に、わが国の経済と国政の情勢などについて申し上げます。 まずわが国の
経済情勢でありますが、先般発表されました内閣府の
月例経済報告によりますと、日本の景気の
基調判断は「景気は、このところ
改善テンポにばらつきもみられるが、緩やかな
回復基調が続いている」とし、先行きについては、雇用・
所得環境の
改善傾向が続く中で、
各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されるが、
中国経済をはじめとした
海外景気の下振れなどわが国の景気を下押しするリスクや
金融資本市場の変動に留意する必要があるとのことであります。 特に中国を発端とする市場不安が増幅する中、政府がさらなる
経済対策として、今後、
補正予算を検討しているとの報道もされているところであります。
景気回復が地方にも波及し実感できるよう、経済の脆弱な部分に的を絞るとともに、
地方創生のためのまち・ひと・し
ごと創生基本方針などに基づき、引き続き
経済財政運営を進め、経済の好循環の実現に向け全力で取り組むよう強く要望するものであります。 また、国におきましては、財務省から平成28年度予算の
概算要求に当たっての基本的な方針が示され、地方に関する内容では、予算の重点化を進めるため、各省庁に新しい日本のための
優先課題推進枠を設け要望するよう求めるとともに、総務省は
地方交付税交付金等について、経済・
財政再生計画との整合性に留意しつつ要求することとしております。 このような中、まち・ひと・し
ごと創生本部では、平成28年度に創設する
新型交付金に関する
統一的方針を決定し、来年度の
予算概算要求で各府省の
地方再生以外の
裁量経費から財源捻出して1,000億円を要求すると致しました。
全国市長会では
地方創生推進のため、地域の実情に応じたきめ細かな施策が実施できるよう、まち・ひと・し
ごと創生事業費の拡充を図るとともに、
新型交付金については自由度が高く継続的な交付金とするよう強く要望しているところであります。 このような状況のもと、国の
概算要求額は2年連続100兆円を超える規模になる見通しで、これから準備を進めることになります本市の平成28年度当初予算の
編成作業につきましては、国や県の今後の動向に注視しながら、的確な対応を図ってまいりたいと考えているところであります。 こうした
地方創生に向けた新たな
取り組みを推進する中、
西川福井県知事は、マニフェストである
福井ふるさと元気宣言において、次の4年間で実行する施策の一つとして、「
中部縦貫自動車道延伸にあわせ、奥越の新
産業団地を
沿線市町と選定する」ことを掲げられたところであります。
人口減少に歯止めを掛けるため、働く場を確保することは、本市にとりまして非常に重要なことであります。
中部縦貫自動車道開通による効果を最大限に取り込むため、企業を誘致し、
雇用創出につながるよう新たな
産業団地の整備に向け、今後、県と協議を進めてまいりたいと考えております。 次に、
福井しあわせ元気国体等について申し上げます。 平成30年に開催されます第73回
国民体育大会につきましては、
日本体育協会の理事会において、福井県での開催が正式決定され、全体会期を平成30年9月29日から10月9日までの11日間とされたところであります。 県ではこれを受けて、8月17日に
福井しあわせ元気国体・
障害者スポーツ大会準備委員会の総会を開催し、
実行委員会へと組織を移行し、年度内をめどに
競技会期を決定することとしております。 また、当日は
福井県知事から大野市での
正式種目の
自転車ロードレース、相撲、カヌーのスラロームとワイルドウォーター、
公開競技のパワーリフティング、
デモンストレーションスポーツのサイクリング、そして聴覚に障害のある方のバレーボールの開催市とする決定書を授与されたところであります。 本市におきましても、これを受けて、この27日に
福井しあわせ元気国体等大野市
準備委員会の総会を開催し、
実行委員会へと組織を移行したところであります。 今後は、
専門委員会で具体的な協議を進め、細部にわたりご審議をいただきながら実施に向けた
取り組みを進めてまいりたいと考えております。 それでは、市政の
重要課題の
進捗状況や経過について、越前お
おの元気プランの「人が元気」「産業が元気」「自然が元気」「
行財政改革」に沿って申し上げます。 初めに「人が元気」について申し上げます。 まず第五次大野市
総合計画について申し上げます。 第五次大野市
総合計画は5年目を迎え、
前期基本計画であります越前お
おの元気プランの
目標達成に向け、引き続き努めているところであります。 また、平成28年度からの
後期基本計画については、その素案を
人口減少対策会議において議論をいただいたところであります。この素案では、計画の根本となります平成32年の
目標人口を
前期基本計画では3万3,000人としておりましたが、
社会保障・
人口問題研究所の大野市における将来の
推計人口などを勘案して3万2,000人と設定し、ふれあい
交流人口については観光入り込み客数の増を図り、これまで同様の3万8,000人を目指すこととしております。 また、
大野市人口ビジョン及び
総合戦略につきましては、これまで4回の大野市
人口減少対策会議と2回の
意見交換会を開催し、
人口減少対策についての論議を重ねてまいりました。第4回の
人口減少対策会議では、これまでの論議を踏まえた
人口ビジョンと
総合戦略の素案についてご検討をいただき、意見の集約を図ったところであります。 今後は、第五次大野市
総合計画後期基本計画とともに、
議員各位のご意見を反映し
追加修正等を行い、
パブリックコメントを実施し、本年10月末までに
大野市人口ビジョン及び
総合戦略を策定してまいりたいと考えております。 次に、越前お
おのブランド大使について申し上げます。 去る8月17日、本市の6人目の
ブランド大使として、新たに指揮者の
齊藤一郎氏を委嘱致しました。 今回の
ブランド大使の就任を記念し、来年1月に、齊藤氏が
音楽監督を務められます
京都フィルハーモニー室内合奏団の
ニューイヤーコンサート実施に向けて、現在、準備を進めているところであります。 国内外での齊藤氏のご活躍は、市民、とりわけ
子どもたちに夢と希望を与えるもので、今後はさらに音楽を通して市民との交流を深めていただくとともに、本市の知名度や魅力度のアップにご協力をいただきたいと考えております。 次に、キャリングウォータープロジェクトにつきましては、国外ではパリで開催されました
ジャパンエキスポで、同プロジェクトの周知を図ってまいりましたが、今後も10月に開催されます
ミラノ国際博覧会において、大野市のPRの中で理念やイメージを発信してまいりたいと考えております。 一方、国内においては、
越前大野名水マラソンに合わせて事業のスタートを宣言し、おおの
城まつりでPRを図るとともに、現在、専用の
WEBサイトを立ち上げ、
各種イベントとの連携による
PR活動なども掲載し、周知を図っているところであります。 今後も九頭竜紅葉まつり、越前お
おの冬物語などのイベントにおいて、さらなる
情報発信に努めてまいりたいと考えております。 さらに水に恵まれない国への支援につきましては、その支援先の選定や寄付を集める方法、
寄付活動を実施していく
活動母体の構築など、今後の
事業推進に係る
取り組み内容についての検討を重ねております。 なお本定例会において、
補正予算案に寄付の受け皿となる
一般財団法人設立のための経費を計上させていただいておりますので、ご審議くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 次に「大野へかえろう」事業について申し上げます。 去る8月3日からの4日間、「大野へかえろう」事業の一環であります
市内店舗の
ポスターを制作する
大野ポスター展ワークショップを実施致しました。 当日は、
大野高校や
奥越明成高校の生徒、そして
大野出身の大学生など36人が参加し、一人が一店舗を担当して、
自分たちで取材から
キャッチコピー、デザインの企画、写真撮影までを行っております。 お店の
ポスターを制作する過程で、そこで働く方々から普段聞くことのできない貴重な話をお聞きするとともに、普段は見られないお店の裏側まで見せていただくことができ、大野の魅力を再発見していただけたものと感じております。 仕上がった
ポスターは、今後、各店舗へ贈呈した後、約2カ月間にわたり展示会を開催し、市民の皆さまや観光客に見ていただく予定をしております。 また「大野へかえろう」専用の
WEBサイトやフェイスブックページを立ち上げ、活動に直接参加していない
高校生たちにも、「大野へかえろう」というメッセージを発信するとともに、その活動に触れた周囲の大人自身も大野の魅力にあらためて気付き、
自分たちが住むまち「大野」を誇りに感じていただけるような情報の提供に努めてまいりたいと考えております。 次に、子ども・
子育て支援について申し上げます。 本年度から
市内居住の結婚及び
出生世帯に対し、年額10万円の商品券、結の故郷すこやか・ゆめみ
らい応援券の交付を行っております。 これまでに結の故郷ゆめみ
らい支援事業の
対象世帯として、結婚で24世帯、出生で96世帯が申請をされ、既に商品券を交付致しました。このうち市外で結婚・出生された世帯で本市に転入された世帯は、結婚で9世帯、出生で3世帯となっております。 また、結の
故郷すこやか家族応援事業の対象となる昨年度以前に結婚・出生された世帯に対しましては、9月1日に本市に
住民登録がある方に事業のご案内と申請書をお送りする予定であります。 引き続き、これらの事業をはじめとする本市の充実した子ども・
子育て支援施策を市内外へ積極的に
情報発信することにより、
子育て世帯の市外流出の抑制と市外からの
子育て世帯の
移住促進を図り、
人口減少対策につなげてまいりたいと考えております。 次に、
世代間結づくり事業について申し上げます。 この事業は、地域の集会所や
集落センターを
活動拠点として、自治会の自主性を発揮し、世代間の
コミュニティーを強化することで地域での
結づくりを促進するものであります。 本年度は、新規の
モデル事業として
取り組みを募集したところ、7自治会から応募があり、地域に伝わる伝統文化を継承する事業、ソバ打ち、
しめ縄づくりなど高齢者の持つ知識・技能を伝授する事業、区民総出による
社会奉仕作業など、それぞれの地域性を生かし、子どもから高齢者までの世代間の交流を通し、さらなる
コミュニティーの強化を図る事業に取り組んでいただいているところであります。 次に、
夏休み期間中の
市内児童・生徒の
全国大会などでの活躍について申し上げます。 まず
スポーツ部門においてでありますが、小学校では卓球の第33回全国ホープス大会において、有終南小学校5年生の大藤沙月選手の素晴らしい貢献により所属するフェニックス卓球クラブAが優勝されました。 次に、中学校では全国中学校体育大会男子砲丸投げにおいて、和泉中学校3年生の奥村仁志選手が大会新記録で優勝され、併せて男女各1人の優秀選手に贈られる文部科学大臣表彰も受賞されました。 また、B&G全国ジュニア水泳競技大会において、開成中学校1年生の土本夕愛選手が女子50㍍自由形と同背泳ぎの両種目で3位に入賞されました。 さらに文化部門におきましては、第7回全国高校生観光プランコンテストにおいて、奥越明成高等学校が準グランプリの日本観光振興協会会長賞の栄冠に輝いたところであります。 これらの快挙は出場した選手のみならず、指導者、関係者にとりましても非常に喜ばしいことと感じるとともに、今後も関係団体や指導者等との連携を密にして文化・スポーツの育成と向上に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 次に、全国学力・学習状況調査について申し上げます。 本年4月に国語と算数・数学に、新たに理科を加えた3教科の学力・学習状況調査が、小学校6年生及び中学校3年生の児童・生徒を対象に行われ、今月25日に文部科学省から全国と都道府県別の平均正答率が公表されました。 本市では総合教育会議において、全国学力・学習状況調査の公表について協議し、3教科のみの調査結果が全ての学力を表すものと誤解される恐れがあることや、過度な競争につながることが懸念されることなどから、市の平均正答率を数値ではなく記号化して公表することとし、学力や学習状況における課題や今後の対応策及び生活や学習に関する調査結果と合わせて10月に広報紙や大野市ホームページなどで公表することとしております。 次に、ICT機器の整備について申し上げます。 小学校5・6年生の全ての学級に導入する電子黒板機能付き大型テレビと実物投影機、国語、社会、算数、理科の4教科のデジタル教科書につきましては、2学期中に各学校に配置することとしております。 また、今回、中学校におきましても来年度に教科書が改訂されることから、小学校と同様に1年生から3年生までの全ての学級に電子黒板機能付き大型テレビと実物投影機を配置し、合わせて国語、社会、数学、理科、英語の5教科のデジタル教科書を導入致したく、本定例会の
補正予算に係る経費を計上させていただいております。 今後もICT機器を活用して学習効果を上げるための研究と実践に努めてまいりたいと考えており、ICT機器の活用による情報活用能力の向上が図られることを期待しております。 次に、今月21日に開催されました第1回大野市子ども議会について申し上げます。 この子ども議会には、市内10小学校から10人の子ども議員にご出席いただき、大野市政について小学生の目線で種々質問をしていただきました。 学校設備や大野の名水、風習など、われわれ大人の目線では思いつかないような、また見過ごしてしまいがちな質問をしていただき、議長が講評でも申されましたように、まさに原点に帰ったような気持ちで真摯に答弁をさせていただきました。 本市の未来に明るい希望を持つとともに、ふるさと大野を思いやる
子どもたちが育つ環境をこれからも守り続け、将来も大野に住み続けていただけるような施策を展開してまいりたいと考えております。 今回、この子ども議会の開催のためにご尽力いただきました議長をはじめ、大野市議会に対しまして心から感謝申し上げます。 選挙権年齢が満18歳に引き下げられる今こそ、こうした機会を通じて
子どもたちの政治に関する興味を深めてもらう絶好の機会であり、今後もこうした企画をご提供いただくことをお願い申し上げます。 次に、結の故郷奨学金制度について申し上げます。 本年4月の申請者のうち奨学金を貸与することに決定した38人に対しましては、7月に第1回目の貸与を行ったところであります。 また、貸与条件の緩和をして追加募集したところ、現在11人の方からの申請を受け付けております。 今後は、奨学金の貸与を受けた学生が卒業後、結の故郷越前おおのに定住することを期待するところであります。 次に、任期付き職員の採用について申し上げます。 平成30年に開催されます
福井しあわせ元気国体、福井しあわせ元気大会に向けた事務局体制の強化をはじめ、公務の能率的な運営等に資するため、一定期間内に業務終了が見込まれる場合や一定の期間に限り業務量の増加が見込まれる場合に、任期を定めて職員を採用することができるよう、大野市一般職の任期付職員の採用に関する条例案を本定例会に上程しているところであります。 本条例の制定により、時限的な行政需要に応じた多様な任用、勤務形態が可能となるため、即戦力につながる人材の確保を目指したいと考えております。 次に、空き家対策について申し上げます。 完全施行されました国の空家等対策の推進に関する特別措置法を運用するにあたり、増加する空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため、関係9課・1室で構成します大野市空き家等対策庁内検討委員会及び具体的な事項を調査・研究します庁内ワーキンググループを設置したところであります。 今後、多分野にわたる空き家問題に対し、適正な管理を進めていく一方で、国の基本指針に沿った協議会の組織化や空き家等対策計画の作成、空き家等及び跡地の活用方策などについて、スピード感を持って
取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に、消防行政の
取り組み状況について申し上げます。 去る7月5日には学びの里めいりんにおきまして、常備消防設立60周年記念大会を開催し、多くの市民の皆さまとともに半世紀以上にわたる先人のご労苦に感謝しながら常備消防の60周年を祝ったところであります。 さらに防災講演会を通じて防災に対する認識を深め、あらためて災害に立ち向かう決意の機会にもなり、今後も行政と地域や住民が一丸となった災害に強い
まちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、2番目の柱であります「産業が元気」について申し上げます。 まず中部縦貫自動車道について申し上げます。 中部縦貫自動車道大野油坂道路の早期整備に向けて、7月には
髙岡議長と特別委員会の皆さまに国土交通省と県選出国会議員に対し要望活動を行っていただいたところであります。 また、議長におかれましては、大野油坂道路整備促進連絡協議会にもご同行いただき、新年度の予算確保に向けた要望活動を行っていただきましたことに、あらためて感謝、お礼を申し上げます。 本市と致しましては、今後も予算確保に向け積極的に取り組んでまいりたいと存じますので、ご支援、ご協力をお願い申し上げます。 次に、大野油坂道路大野・大野東間の
進捗状況について申し上げます。 本年度事業化となりました本区間につきましては、現在、沿線地区の皆さまにご理解とご協力をいただき、路線測量及び地質調査を行っているところであります。 本市と致しましても、一日も早い用地取得に向け、国、県に対して全面的に協力してまいりたいと存じます。 また、大野東・和泉間につきましては、残る下山地区の全ての用地取得に向け、鋭意交渉を進めますとともに、蕨生地区におきまして現在、国道158号を横断する本線の橋台工事等が行われているところであります。 次に、和泉・油坂間につきましては、去る7月28日に川合地区におきまして境界確定の押印を行い、9月の用地補償説明会に向け、準備が進められております。 また、他の地区につきましては、順次用地測量を行っており、境界立ち会に向けた準備を進めているところであります。 次に、永平寺大野道路永平寺東・上志比間につきましては、平成28年度の供用開始に向け、予定どおり整備が進んでいると聞いており、引き続き真に必要な道路として一日も早く全線供用開始するよう求めてまいりたいと存じます。 次に、重点道の駅「(仮称)結の故郷」の
進捗状況について申し上げます。 去る7月23日に基本設計を作成するため、大学の教授をはじめ、国土交通省、農林水産省、防衛省などの
関係機関や観光、農業、商工業などの関係団体77人で構成致します計画協議会と、その専門部会であります三つのワーキンググループ会議を開催し、重点道の駅が目指すコンセプト、基本方針を確認させていただいたところであります。 今後は、全国でも類を見ない魅力ある道の駅の平成32年度の供用開始と中部縦貫自動車道の一日も早い全線供用開始につきまして、引き続き
議員各位をはじめ、関係者の皆さま方のご協力とご支援をよろしくお願い申し上げます。 次に、自転車を活用した
まちづくり事業について申し上げます。 大野市自転車を活用した
まちづくり計画に基づき、昨年度からサイクリングコースや駐車場等周辺施設の整備を進めてまいりましたが、このたび真名川左岸の富田大橋付近から君ヶ代橋上流までの約2㌔㍍の区間において整備が完了致しましたので、11月1日に開通式を行い供用開始することとしております。 当日は、福井工業大学の協力を得て、小学生を対象にした自転車安全教室や、市内を散策するサイクリングやピクニックなどのイベントを行う予定であります。 今後も平成30年の福井国体で本市が
自転車ロードレースの競技会場となることも見据え、安全で快適な自転車利用に向け、残る区間につきましても整備に努めてまいりたいと考えております。 次に、農業行政について申し上げます。 まず北陸農政局より発表されました8月15日現在の平成27年産水稲の作柄概況によりますと、本年は4月中旬まで低温・日照不足でしたが、下旬以降一転し、5月からは高温で日照も十分である状況が続き、その後も台風などの大きな被害もなく生育は順調で、本県の作柄概況は「やや良」と見込まれております。 本市におきましても順調に生育しておりますが、今後も台風などの影響がないことを願うものであります。 次に、農地の集積・集約についてでありますが、現在、農地中間管理機構に指定されたふくい農林水産支援センターと各市町が連携して、農地中間管理事業に取り組んでいるところであります。 本年度は7月21日から第1回目の借り受け農家の募集を行うとともに、出し手農家につきましては随時募集を行う予定と聞いております。 市と致しましては、地域での話し合いによる人・農地プランの見直しを図りながら、農地中間管理機構に協力してまいりたいと考えております。 次に、有害鳥獣対策について申し上げます。 本年7月に静岡県西伊豆町で発生致しました電気柵事故を受け、本市では直ちに市内の関係区長に対して、電気柵使用者への安全管理と、地域住民がむやみに電気柵に近づかないように声掛けをお願いするとともに、各小中学校長に対して夏休み中の児童・生徒への注意喚起を依頼したところであります。 また、市ホームページや広報紙に注意を喚起する記事を掲載し、重大な事故の発生防止に努めているところでもあります。さらに市内に設置された全ての電気柵について、現地での確認や設置者への聞き取りによる点検、調査を実施しましたところ、いずれも電気柵専用の電源装置が使用されており、重大な事故につながる施設は見られませんでした。 しかしながら、設置基準を満たしていない電気柵も見受けられましたので、必要な改善を指導したところであります。 今後も安全かつ有害鳥獣対策に効果的な使用がなされるよう情報提供してまいりたいと考えております。 次に、結の故郷越前おおのプレミアム商品券につきましては、国の平成26年度
補正予算による地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用し、3,000円分のプレミアムが付いた結の故郷越前おおのプレミアム商品券を6月13日から販売し、1万2,000セットが完売致しました。 現在の利用状況でありますが、8月20日現在、約78㌫、1億2,000万円分が使われております。 今後、商品券を購入された方が、商品券の有効期限までに忘れずに使っていただけるよう、広報紙などで周知を図ってまいりたいと考えております。 次に、六呂師エリアの状況について申し上げます。 六呂師高原スキー場を経営しておりました六呂師高原協業組合が平成24年12月に自己破産の申請を行い、その後、破産の手続きが進められてまいりましたが、本年7月7日に開催されました債権者説明会において、六呂師ハイランドホテルと妻平ヒュッテについて、株式会社六条メディカルシステムズと売買契約を結んだとの報告がございました。また、抵当権の設定されていた土地についても別途売買が行われたとのことであります。 このように債権の問題が解決したことから、市と致しましても、うらら館の再開を検討するとともに、今後の六呂師エリア全体の活性化について、株式会社六条メディカルシステムズや、県、関連施設、地元の方々と具体的な協議を進めてまいりたいと考えております。 次に、本市最大のイベントであります第48回おおの
城まつりにつきましては、8月13日から16日までの4日間にわたり、六間通りを主会場として開催致しました。 まず、おおの大花火大会では、会場の真名川グラウンドに市民の皆さんをはじめ大勢の方々がお越しになり、夜空を彩った約6,000発の大輪の花に大きな歓声が沸き上がっておりました。 また「ふるさとを知り、ふるさとを創る」教育活動の一環として取り組んでおります真夏の恒例行事結の故郷中学生みこし・ダンスパフォーマンスを六間通りで開催し、市内5中学校から600人を超える生徒が参加し、力強いみこしの練り歩きや息の合ったダンスパフォーマンスで会場が大いに盛り上がったところであります。 さらに伝統芸能を次の世代へ継承するため実施しております結の故郷小学生ふるさと芸能発表会につきましても、市内6地区から7種類の伝統芸能が披露され、おおの
城まつりの盛り上げに貢献していただいたところであります。 このような活動を通して
子どもたちのふるさとへの誇りと愛着を深めることができるものと確信しております。 また、15日、16日の両日には、おおの
城まつりのメーン行事であります「おおのおどり」が六間通りで繰り広げられ、例年以上の盛り上がりとなりました。 このように各イベントが盛況で、さらに期間中がほぼ好天に恵まれことにより、昨年より約1万6,000人増の10万8,000人の入り込み客数となったところであります。 加えて、越前大野城のイメージアップを図るため、ライトアップのLED化を進めたことによって、城の全容が明るく鮮明になり、おおの
城まつりの来訪者からも大変好評を得たところであります。 4日間にわたった、おおの
城まつりにご来場された皆さまには結の故郷越前おおのの夏を十分に楽しんでいただけたものと考えております。 続きまして、3番目の柱であります「自然が元気」について申し上げます。 まず湧水再生対策について申し上げます。 湧水文化再生に向けては、国や県、関係団体と連携を取り合いながら、越前おおの湧水文化再生計画に基づき、
取り組みを進めております。 こうした中、先般、本市の水道水がおいしい水道水日本一に選定され、テレビにも取り上げられましたが、これは本市の水道水は地下水をくみ上げ、コクとまろやかさがあるためと考えられ、あらためて本市の水道水の原水ともなっている地下水の素晴らしさを認識したところであります。 また、去る7月4日に東京で開催されました日本地下水学会主催のシンポジウム「地下水の保全、涵養及び利用に関する法制化に向けた現状と課題」に参加し、本市の地下水の
取り組みを発表し、名水のまち大野に古来から受け継がれてきた湧水文化を紹介してきたところであります。 次に、木質バイオマス発電について申し上げます。 木質バイオマス発電所の建設工事につきましては、現在、発電の核となるボイラー棟とタービン棟の鉄骨の組み上げとともに機器の据え付けが進められているところであります。 また、発電の主燃料となる間伐材の集積につきましては、昨年から本年7月末までに約3万㌧が集積され、着々と準備が整っていると伺っております。 今後、バイオマス発電所の稼働により、燃料となる間伐材の需要が見込まれる中、一層の供給体制の充実と生産コストの低減を図るため、間伐材を伐採現場でチップ化して発電所まで運搬する高性能林業機械の導入補助を本定例会の予算に計上しているところであります。 次に、森づくり事業について申し上げます。 越前おおのエコフィールドでは、去る7月5日に、エコフィールドの趣旨に賛同する企業や団体の協力を得て、平家平にドングリの苗木を補植する作業を行い、補植後には緑の鮮やかな平家平のブナ林から、谷倉の滝を眺めるなどの散策を実施したところであります。 秋にはどんぐりの里親事業で、市内の小学2年生が中心となり育てたドングリの苗をどんグリーン広場へ植え替え、さらにどんグリーン広場で大きく育った苗木を平家平へ移植することとしております。 続きまして、4番目の柱であります「
行財政改革」について申し上げます。 まず昨年からその在り方を検討してまいりました文化会館につきましては、本年4月にその在り方と今後の方向性に関する報告書を受けたところであります。 その内容は、今後の文化活動や
まちづくりに支障を来すことが予想され、廃止は困難であると判断し、新築による整備を行うべきとのことであります。 この報告を受けまして、庁内で協議を重ねた結果、その建設の手法として民間の資金を活用するPFI方式や、官民が連携して実施しますPPP方式なども視野に入れ、今後、検討してまいりたいと考えております。 次に、春日保育園の休園について申し上げます。 公立保育所の在り方につきましては、平成21年10月に提出されました大野市就学前子ども対策検討委員会報告書及び本年3月に策定致しました大野市子ども・
子育て支援事業計画におきまして、市街地については統廃合、民間への定員移譲を推進することとし、村部については幼稚園・保育所の園児数の推移により認定こども園への移行や統合を推進することとしております。 これに基づき、平成24年3月に義景保育園を閉園し、平成26年4月には富田幼稚園と荒島保育園を幼保一元化してきたところですが、次の段階として、春日保育園を平成28年度末をもって休園することと致しました。 この方針につきましては、これまでに春日保育園の地元区長や保護者の方々、公立・民間保育園園長に説明を行い、ご理解とご協力をお願いしてきたところであります。 今後は、保護者のご希望を最優先させていただきながら、園児が円滑に他の保育園に転園できるよう努めてまいりたいと考えております。 それでは、ただ今上程されました各議案の概要について申し上げます。 まず予算議案につきましては、一般会計と五つの特別会計、そして水道事業会計について、
補正予算案のご審議をお願いするものであります。 一般会計の主な内容と致しましては、キャリングウォータープロジェクトを進めるための経費、結の故郷創生会議への負担金、中学校にICT機器などを整備する経費、そして雪害による公共土木施設災害復旧事業など合計で1億4,800万1,000円を追加し、予算の累計を180億4,484万2,000円とするものであります。 各特別会計につきましては、前年度決算や消費税に伴う補正、そして水道事業会計では消火栓更新に伴う経費などを計上致しております。 次に、条例議案と致しましては「大野市一般職の任期付職員の採用に関する条例案」ほか3議案を、その他の議案と致しましては、「市道路線の認定について」と「字の区域の変更について」を提出致しております。 また、平成26年度大野市歳入歳出決算と水道事業会計の決算の認定についてご審議をお願いするものであります。 各議案の内容につきましては、それぞれ担当部局長から説明致させますので、慎重にご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
髙岡和行君) 企画総務部長、田中君。 (企画総務部長 田中雄一郎君 登壇)
◎企画総務部長(田中雄一郎君) 私からは、 議案第60号 平成27年度大野市一般会計
補正予算(第2号)案 議案第61号から議案第65号までの平成27年度各特別会計
補正予算案5議案、 議案第66号 平成27年度大野市水道事業会計
補正予算(第2号)案の予算議案7件と 議案第67号 大野市一般職の任期付職員の採用に関する条例案 議案第68号 大野市個人情報保護条例の一部を改正する条例案 議案第70号 大野市立集会所設置条例等の一部を改正する条例案 議案第73号 平成26年度大野市歳入歳出決算認定について 議案第74号 平成26年度大野市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について以上12議案についてご説明申し上げます。 まず 議案第60号 平成27年度大野市一般会計
補正予算(第2号)案からご説明させていただきます。 平成27年度大野市一般会計
補正予算(第2号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億4,800万1,000円を追加し、補正後の総額を歳入歳出それぞれ180億4,484万2,000円とするものです。 歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額については、3㌻から5㌻の「第1表 歳入歳出予算補正」にお示ししてあるとおりでございます。 4㌻から5㌻の「第1表 歳出」に沿って、主な歳出から説明させていただきます。 款2総務費では、地域おこし協力隊の受け入れに係る経費186万5,000円、キャリングウォーター事業に係る経費332万7,000円、結の故郷創生会議負担金1,500万円、同報系防災行政無線の子局を増設するための経費700万円など、合計3,548万6,000円の増額を、款4衛生費では、水道事業会計への繰出金142万8,000円、地下水汚染対策事業69万7,000円合わせて229万6,000円の増額を、款6農林水産業費では、下山農村公園の管理に係る経費550万円、中山間地域等直接支払事業補助129万6,000円、中山間地域農業総合対策支援事業補助358万8,000円、畜産経営安定化支援事業補助271万6,000円、間伐材安定供給促進事業補助256万2,000円の増額など、合わせまして1,684万5,000円の増額を、款7商工費では、道の駅九頭竜に電気自動車用急速充電器を設置するための経費810万円、市内各観光施設の修繕に係る経費740万円の増額など、合わせまして1,611万9,000円の増額を、款8土木費では、城下町南広場の整備費の減額に伴う3,500万円の減額と、橋梁補修事業3,500万2,000円、下水道事業特別会計への繰出金1,179万8,000円、住宅取得・リフォームに係る補助金の申請件数の増に伴う越前おおの定住促進事業補助500万円の増額など、合わせまして1,843万円の増額を、款10教育費では、中学校の全学級にICT機器を整備するための経費3,600万円、小学校の維持修繕に係る経費92万円、和泉中学校の除雪機を更新するための経費140万円、中学校の施設営繕に係る経費370万円の増額など、合わせて4,268万1,000円の増額を、款11災害復旧費では、雪崩により流出致しました上若生子11号橋の災害復旧事業に係る経費1,600万円の増額を、それぞれ計上させていただいております。 これらの財源と致しまして、3㌻「第1表歳入」にありますとおり、それぞれ歳入を見込んでおります。 款13国庫支出金では、国庫負担金で公共土木施設補助災害復旧事業負担金933万8,000円、国庫補助金で地域住民生活等緊急支援交付金1,000万円それぞれ増額し、合わせて1,933万8,000円の増額を、款14県支出金では、中山間地域農業総合対策支援事業補助金276万円、若狭牛・高性能乳牛導入支援事業補助金209万7,000円の増額など、合わせて657万8,000円の増額を、款17繰入金では、介護保険事業特別会計繰入金337万5,000円の増額を、款19諸収入では、次世代自動車振興センター助成金750万円など、合わせて750万4,000円の増額を、款20市債では、合併特例債で防災対策事業債660万円の増額と城下町南広場整備事業債1,3350万円の減額、道路整備事業債で820万円の増額、現年発生補助災害復旧事業債440万円の増額、合わせて590万円の増額補正をそれぞれお願いするものでございます。 これらの財源のほかに、款18繰越金で前年度からの繰り越し金1億530万6,000円の増額をお願いし、このたびの補正の収支の均衡を図っております。 なお6㌻にお示し致しております「第2表 継続費補正」につきましては、城下町南広場整備事業の本年度の年割額を3,500万円減額し、補正後の継続費の総額を4億800万円とするものでございます。 また、7㌻にお示し致しております「第3表 地方債補正」につきましては、今ほど歳入の款20市債でご説明申し上げました各市債につきまして借入限度額の追加、変更させていただくもので、起債・償還の方法、利率につきましては、補正前と変更はございません。 次に 議案第61号 平成27年度大野市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第1号)案についてご説明申し上げます。 本会計では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,016万3,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ45億6,555万8,000円とするもので、平成26年度の事業費の確定・精算に伴う国庫負担金等の返還金の増額補正をお願いするもので、その財源と致しまして、前年度繰越金を充当させていただくことと致しております。 次に、 議案第62号 平成27年度大野市介護保険事業特別会計
補正予算(第2号)案につきましてご説明させていただきます。 本会計では、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,501万円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ40億5,375万4,000円とするとともに、介護サービス事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ23万9,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ1,963万2,000円とするもので、平成26年度の事業費の確定・精算に伴い、保険事業勘定の歳出では介護給付費準備基金への積み立て2,132万9,000円、国庫支出金などの返還金2,030万6,000円、一般会計への繰出金3,375万5,000円の増額をお願いし、介護サービス事業勘定の歳出では、保険事業勘定への繰出金23万9,000円の増額をお願いするもので、その財源と致しまして、主に前年度からの繰越金を充当させていただくことと致しております。 次に、 議案第63号 平成27年度大野市簡易水道事業特別会計
補正予算(第1号)案につきましてご説明させていただきます。 本会計では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,733万9,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ1億5,360万7,000円とするもので、消費税額の確定による経費と平成26年度の事業費の確定に伴う剰余金を積み立てるための積立金などの増額をお願いし、その財源と致しまして、前年度からの繰越金を充当させていただくことと致しております。 次に、 議案第64号 平成27年度大野市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第1号)案につきましてご説明させていただきます。 本会計では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ899万円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ3億3,085万7,000円とするもので、消費税額などの確定による経費と平成26年度の事業費の確定に伴う剰余金を積み立てるための積立金の増額などをお願いし、その財源と致しまして、基金繰入金と前年度からの繰越金を充当させていただくことと致しております。 次に、 議案第65号 平成27年度大野市下水道事業特別会計
補正予算(第1号)案につきましてご説明させていただきます。 本会計では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億7,624万8,000円を追加し、補正後の額を歳入歳出それぞれ15億4,890万9,000円とするもので、歳出では公共下水道建設事業に係る経費1億7,300万円、消費税額などの確定に伴う経費324万8,000円の増額をお願いするもので、財源と致しましては、一般会計からの繰入金1,179万8,000円、下水道事業債1億6,440万円などを充当させていただくことと致しております。なお併せまして、5㌻の「第2表 地方債補正」のとおり、地方債の限度額の補正をお願いするものでございます。 次に、 議案第66号 平成27年度大野市水道事業会計
補正予算(第2号)案につきましてご説明させていただきます。 まず本会計の収益的収入及び支出では、支出と致しまして、職員研修に係る経費5万8,000円と消火栓に係る固定資産除却費206万9,000円の補正予定額の増額をお願いし、収入と致しましては、一般会計からの負担金517万5,000円の増額と同じく一般会計からの補助金310万6,000円の減額、日本水道協会からの助成金5万8,000円の増額をお願いするものでございます。 また、資本的支出につきましては、上水道拡張事業90万円、上水道施設改良事業554万円、合わせて644万円の減額と、これに伴う一般会計負担金と国庫補助金の減額をお願いし、同会計の支出予定額総額を2億4,246万6,000円とするものでございます。 以上で予算関係議案のご説明を終わりまして、条例議案についてご説明申し上げます。 まず 議案第67号 大野市一般職の任期付職員の採用に関する条例案につきましてご説明申し上げます。 本条例制定議案につきましては、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律の規定に基づき、大野市一般職の職員の任期を定めた採用に関し必要な事項を定めるもので、専門的な知識、経験が必要とされる業務や、一定の期間内に終了することが見込まれる業務、一定の期間内に限り業務量の増加が見込まれる業務などに期間を限って従事させることが公務の能率的運営を確保するために必要な場合に職員を任期を定めて採用するため、このたび制定をお願いするものでございます。 施行日は、公布の日を予定致しております。 次に、 議案第68号 大野市個人情報保護条例の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。 このたびの改正案は「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」、いわゆるマイナンバー法の施行に伴い、本条例の一部の改正をお願いするもので、
社会保障・税番号を含む個人情報の保護に関する規定を追加するものでございます。 施行日は、一部を除き平成28年1月1日を予定致しております。 次に、 議案第70号 大野市立集会所設置条例等の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。 本改正案は、行政区の名称変更に伴い、所要の条例改正をお願いするもので、このたび幸町が幸町区に名称変更することとなったため、大野市立集会所設置条例、大野市水道事業の設置等に関する条例、大野市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部をそれぞれ改正するものでございます。 施行日は、平成28年1月1日を予定してございます。 次に、 議案第73号 平成26年度大野市歳入歳出決算認定についてについてご説明させていただきます。 この議案は、地方自治法第233条第3項の規定に基づきまして、平成26年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。 なお関連致しまして、主要な施策の成果に関する報告書を添付させていただいておりますので、後ほどご覧いただきますようお願い申し上げます。 決算書の内容等につきましては、別に説明の機会をいただけますので、ここでは平成26年度大野市歳入歳出決算書の総括表でご説明させていただきます。 平成26年度福井県大野市歳入歳出決算書の3㌻をお開きください。 まず一般会計ですが、予算現額は227億1,521万1,000円、歳入決算額は219億1,631万7,859円、歳出決算額は208億8,311万5,852円、差引残額は10億3,320万2,007円となりました。 また、特別会計については、7会計全体で申し上げますと、予算現額は100億3,875万8,000円、歳入決算額は99億4,568万1,092円、歳出決算額は96億7,876万823円、差引残額は2億6,692万269円となっております。 各特別会計の内訳は、表にお示ししてあるとおりでございます。 一般会計と特別会計の合計額では、最下段にありますように予算現額は327億5,396万9,000円、歳入決算額は318億6,199万8,951円、歳出決算額は305億6,187万6,675円、差引残額は13億12万2,276円となりました。 いずれの会計におきましても、歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支額は、黒字又はゼロとなっており、繰越財源を差し引いた実質収支額におきましても同じく黒字又はゼロとなっております。 なお各会計の歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書なども付してございますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。 続きまして、 議案第74号 平成26年度大野市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてご説明申し上げます。 剰余金の処分につきましては、地方公営企業会計制度の制度改正に伴い平成26年度決算から適用されるもので、施設整備に伴い交付される補助金等の減価償却相当分を未処分利益剰余金として計上し、この剰余金の使途を今後の施設整備のための建設改良積立金として積み立てることにつきまして、地方公営企業法第32条第2項の規定により議決をお願いするものでございます。 また、決算認定につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づきまして、平成26年度大野市水道事業会計の決算について、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。 決算書の1㌻、水道事業決算報告書をお開きください。 収益的収入及び支出のうち収入、第1款水道事業収益につきましては、予算額の合計は1億6,633万2,000円、その決算額は1億6,143万6,643円となっており、予算額に対し489万5,357円の減となっております。 収益的収入及び支出のうち支出、第2款水道事業費用につきましては、予算額の合計で1億5,380万2,000円、その決算額は1億4,567万1,169円となっており、813万831円が不用額となっております。 次に、2㌻をお開きください。 資本的収入及び支出のうち収入、第3款資本的収入では、予算額の合計は5,751万2,000円、その決算額は5,696万480円となり、予算額に対して55万1,520円の減となっております 資本的収入及び支出のうち支出、第4款資本的支出では、予算額の合計は1億1,886万4,000円、その決算額は1億1,729万5,949円となり、156万8,051円が不用額となっております。 なお欄外に記してございますとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額6,033万5,469円につきましては、現年度分及び過年度分の消費税及び地方消費税資本的収支調整額511万1,210円と過年度分損益勘定留保資金5,522万4,259円で補填致しております。 3㌻以降には損益計算書、貸借対照表などの関係調書を付してございますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。 企画総務部所管の12議案のご説明は以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
髙岡和行君) 民生環境部長、齊藤君。 (民生環境部長 齊藤嘉代君 登壇)
◎民生環境部長(齊藤嘉代君) 私からは、民生環境部が所管致します 議案第69号 大野市
手数料条例の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。 この条例案は「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」の施行に伴い、所要の改正を行うものでございます。 改正内容と致しましては、手数料の種類及び金額に通知カード及び個人番号カードの再交付手数料を追加し、住民基本台帳カードの交付手数料を削除するものでございます。 施行期日は、通知カードについては、平成27年10月5日、個人番号カード及び住民基本台帳カードについては平成28年1月1日としております。 以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
髙岡和行君) 産経建設部長、朝日君。 (産経建設部長 朝日俊雄君 登壇)
◎産経建設部長(朝日俊雄君) 私からは、産経建設部が所管致します 議案第71号 市道路線の認定についてと、 議案第72号 字の区域の変更についての2議案についてご説明申し上げます。 最初に、 議案第71号 市道路線の認定についてご説明致します。 今回上程しております次のページの市道路線認定調書の9路線につきましては、いずれも市民の日常生活に重要な役割を担うため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、 議案第72号 字の区域の変更についてご説明申し上げます。 国土調査法に基づき、大野市が実施致しました森山地区における地籍調査事業によりまして、一部字の区域を変更する必要が生じたため、地方自治法第260条第1項の規定により、次のページの字の区域の変更調書のとおり、議会の議決をお願いするものでございます。 以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
髙岡和行君) ただ今議題となっております議案に対する質疑を含め、
一般質問は9月7日、8日に行います。 質問通告は、明後日9月2日の午前10時までにお願い致します。 以上で本日の日程が全部終了致しました。 本日はこれにて散会致します。 大変お疲れさまでした。 (午前11時32分 散会)...